米テネシー州シェルビー郡で、飼い犬のピットブルに襲われた子ども2人が命を落とした。襲撃から子どもを守ろうとした母親も全身を噛まれ入院中だという。WKNRなどが報じている。8年間何ごともなく共に暮らしてきたピットブルのチーチとミアは、先週2歳のリリー・ベナードちゃんと生後5カ月のホレスちゃんに突如襲いかかった。母親のカースティさんは犬を止めようと間に入ったが攻撃は止まず、3人は噛まれ続けた。通報により駆けつけた救急隊員は、その場で子ども2人の死亡を確認。カーティスさんは一命を取り留めたものの、頭を含む全身に数え切れないほどの噛み傷が残され、病院に緊急搬送されたという。2匹のピットブルは、翌日安楽死処分された。今回の痛ましい事件を受け、「ピットブルはペットとして飼うには危険すぎるのではないか」という議論が再燃していると、New York Postが伝えている。今年8月に公表された調査結果によると、2010年から2020年までの10年間で、628人の子どもが犬に関連したケガで入院していた小児医院もあったと、New York Postは報じている。被害にあった子どもの平均年齢は5歳で、加害した犬種で最も多かったのがピットブルで10.3%、次いでラブラドール(8.5%)、ロットワイラー(6.8%)となっていたという。ソーシャルメディア上には、子どものいる家で犬を飼うことについて意見が飛び交っている。《子どものいる家でピットブルを飼う選択をした人たちは、愚かだと思う。本当に悲しい話だけれど、ピットブルが良くないと学ぶには想像しうる限り最悪の方法でしたね》《ピットブルは”殺し屋“だよ》《どんな犬種であれ、子どものそばに置いて完全に信頼できる犬はいません。私はフレンチブルドッグを2匹飼っていて愛していますが、それでも孫に近づけさせることはできません》米国では、犬種を特定して飼育を制限する法整備には慎重な姿勢をとる政治家が多い。バラク・オバマ元大統領は、2013年にピットブルを筆頭とする特定の犬種の所有を制限する法案に反対する声明を出している。その一方オーストラリアでは、アメリカンピットブルテリア、ドゴ・アルヘンティーノ、ブラジリアン・ガード・ドッグ、ペロ・デ・プレサ・カナリオ、プレサ・カナリオ、土佐犬の飼育が制限されているという。
2022年10月11日買い物中にトラブルに巻き込まれ、モヤモヤしたことはありませんか?今回は実際に募集した買い物中のトラブル体験談「スーパーでイタズラする子ども」を漫画にしてご紹介します!「スーパーでイタズラする子ども」出典:lamire幼い子どもがウロウロ…出典:lamireトレイのラップに穴を開けはじめて!?出典:lamire親はいないみたい…どうしよう…出典:lamire母親が電話しながら登場!出典:lamire笑いながら文句を言っていて…出典:lamire子どもは知らん顔…出典:lamire思わず真実を告げると…出典:lamire母親は赤面!謝罪してくるけど…出典:lamireスーパーに謝って!出典:lamire自分のやりたいことを優先しがちな幼い子ども…。だからこそ、親はしっかり見ていなければいけないですよね…。以上、買い物中のトラブル体験談でした。次回の「買い物中のトラブルエピソード」もお楽しみに♪※こちらは実際に募集したエピソードを記事化しています。※作者名含む記事内の情報は、記事作成時点のものになります。(lamire編集部)(イラスト/crono)"
2022年09月24日高齢となった親の身を案じるのは、自然な子供心。体調不良などにいち早く気付けるよう、映像をスマホやパソコンに送ってくれる『見守りカメラ』を家に設置する人も少なくありません。ともぞお(@k1m1h4nYO)さんも、電話に出ないことが増えた母親のことを心配していました。試しに、購入したまま放置していた『見守りカメラ』を家に設置してみたのですが、期待とは違う結果になってしまったといいます。なぜ『見守りカメラ』が機能してくれないのか…状況が分かる画像をご覧ください。「家に急に現れた、これはなんなのかニャ?」母親が電話しても出ないことが増えたので、買ったまま寝かせてた見守りカメラをつけてみたのだが、見守りカメラ見守り係が積極すぎて機能しない pic.twitter.com/WoJaegZxXA — ともぞお (@k1m1h4nYO) September 7, 2022 画面のほとんどを占めているのは、猫のさくらちゃんの顔!どうやら『見守りカメラ』が気になって、ずっと覗き込んでいるようです。これでは、母親ではなく、さくらちゃんの様子しか見えません…。まさかの事態に「かわいい誤算」「これはこれで、あり」などのコメントが相次いでいます。・優秀なセキュリティ。・任務に忠実だ。お疲れ様です。・いや、お母さんを映して~!・『見守りカメラ』の見守り係をずっと眺めていたい。・猫ちゃん、真面目すぎるほど見守ってくれていますね!不審物への警戒を怠らない、さくらちゃんの姿勢は、『番犬』ならぬ『番猫』のよう。家の平和を守ってくれる、頼もしい一面が見れたのでした![文・構成/grape編集部]
2022年09月09日買い物中にトラブルに巻き込まれ、モヤモヤしたことはありませんか?今回は実際に募集した買い物中のトラブル体験談をご紹介します!子どもが落とした惣菜スーパーのお惣菜売り場で買い物中。横にいたのは親子連れで、子どもはお惣菜売り場の台にやっと手が届くくらいの身長でした。母親はお惣菜選びに集中しており、子どもは若干飽きている様子。子どもはお惣菜のパックを触ろうと手を伸ばしていたのですが、それを「◯◯君やめなさい」と、子どもの方を見ずに注意。すると「ガシャ」と音がして、揚げ物が入っていたパックが地面に落下…。子どもが誤って落としてしまいました。母親が「だから言ったでしょ!」と怒ると同時に、子どもは大泣き…落としたパックは少し揚げ物がはみ出しており床についていました。母親はそのパックを売り場に戻すと、子どもの手を引っ張りその場を去ろうとしたのです…!「あの、すいません。このパック買い取った方がいいんじゃないですか?1度落として中身も出てましたし」と声を掛けると「子どものやったことだからしかたないでしょ!」と逆ギレ。出典:lamire余りの声の大きさに周りに居たお客さんもこちらを見ています。気まずかったのですが、さすがにこのままではよくないと思い「はい、子どものやったことはしかたありません。しかしそれをなんとかするのが親の責任ではないのですか?大人だからこそ、しかたないことを解決できるんじゃないですか?」と言うと、顔を真っ赤にしてその落とした商品を持ってその場を去りました。(男性/会社員)あなたの周りでもこんなこと、ありませんか?何かとストレスを抱えがちな現代ですが、周りに迷惑をかけるような人とは距離を取りつつ、トラブルのない日常を送りたいものですね。以上、買い物中のトラブル体験談でした。次回の「買い物中のトラブルエピソード」もお楽しみに♪※こちらは実際に募集したエピソードを記事化しています。※作者名含む記事内の情報は、記事作成時点のものになります。"
2022年09月01日米フロリダ州フォートマイヤーズで、生後18カ月の我が子を栄養失調で死に至らしめたとして、母親のシェイラ・オリアリー被告(38)に終身刑が言い渡された。NBCなど米国の複数のメディアが報じている。シェイラ被告と夫のライアン被告は厳格な菜食主義者。肉や魚を食べない“ベジタリアン”と違い、卵や乳製品さえも口にしない“ヴィーガン(完全菜食主義者)”だった。2人の間に生まれた息子エズラくんは、離乳食期になっても母乳しか与えられず、2019年9月に脱水と栄養失調のために生後18カ月でその短い生涯を閉じたという。亡くなった当時、エズラくんの体重は8キロ弱しかなかった。これは一般的な生後7カ月の赤ちゃんの体重と変わらない。地元ニュースサイト「Fort Myers News-Press」が入手した検視報告書によると、死因は「脱水症を含む栄養失調の合併症」で、肝機能が低下し、四肢は浮腫んで腫れ上がっていたという。母親の911通報で駆けつけた救急隊員は、「エズラくんの3歳と5歳のきょうだいも極度の栄養失調状態にある」と報告していたと同サイトは伝えている。体は年齢に見合わないほど小さく、顔は青ざめていて黄疸も出ていたという。オリアリー夫妻が食べるのは生の果物と野菜のみで、その食生活を子どもたちにも強いていたことが裁判を通して判明している。シェイラ被告は第一級殺人、加重児童虐待、加重過失致死、児童虐待、2件の育児放棄で起訴され、6月に有罪判決を受けた。シェイラ被告の弁護士は地元テレビ局WFTXの取材に応え、「子どもの死は悲劇的だが、故意でもネグレクトでもなく事故だった。死亡診断書にもそのように記載されている」とコメント。シェイラ被告の量刑は終身刑で、彼女は今後死ぬまで刑務所に収監されることになる。同じ罪状で起訴されている夫のライアン被告は、判決を待っている状況だ。
2022年08月31日@モナ・リザの戯言さんの『【#5】育児放棄してギャンブルにハマるママ友』を紹介します。公園で会った姉妹は、有名な放置子でした…!2人の母親から子どもの世話を押し付けられた人もいるようで…?子どもたちを見ていたけど…?出典:lamire子どもを置いてやっていたのは…!?出典:lamire思わず声をかける出典:lamire子どもをほっておくなんて…出典:lamire注意すると…?出典:lamire信じられない言い分出典:lamire2人の母親がやっと帰ってきました…!子どもをほっておいて、パチンコをしていたんですね…!!(lamile編集部)(イラスト/@モナ・リザの戯言)本文中の画像は投稿主様より掲載許諾をいただいています。"
2022年05月12日皆さんの周りに、ちょっと厄介なママ友さんは居ませんか?そんなママ友とは距離を取って接したいですよね…。 今回は実際に募集したママ友の言葉にモヤっとしたエピソードをご紹介します!「外遊びについての考え」「私、子どもを外で遊ばせちゃうお母さんを結構軽蔑してるんだよね。もしも転んだりぶつけたりして怪我でもしたらゾッとしない?母親としてそう考えるのって当然だと思うよ」と、ママ友からの指摘。あまりにも極端な考え方に納得できず、なんだかモヤっとしてしまいました。(会社員)「子どものアレルギー」娘には卵アレルギーがあり、改善してきたものの、なるべく卵が入っていないものを食べさせるようにしています。そのことをママ友に話したら「アレルギーなんて別に死ぬわけじゃないでしょ、好き嫌いしているとちゃんと育たないよ」と言われました。今どきアレルギーに対してこんな考えをしている人がいるのか…とビックリしてしまいました。(会社員)こんなママ友だと距離を取って接したいですよね…。狭いコミュニティだからこそ、付き合う人は選びたいと思えるママ友トラブル体験談でした。次回の「トラブル体験談エピソード」もお楽しみに♪※こちらは実際に募集したエピソードを記事化しています。"
2022年05月08日今回はモナ・リザの戯言さんの投稿をご紹介! 「育児を義母に任せる嫁の末路」第11話です。嫁は今まで子どもの面倒も見ずにいたため、子どもが全然懐いてくれず泣き出します。しかし、やっぱり母親として子どもに求められたい…。母親として、子どもに求められたい…出典:lamire少しずつ子どもに歩み寄ろうと…出典:lamire義母はというと…
2022年05月07日博報堂こそだて家族研究所が発表した調査レポート「子どもの疲れとその理由」(2016年)によると、小学生の子どもをもつ母親の4割が「自分の子どもは疲れている」と答えています。学校、塾、習い事に加え、ゲームやスマホの長時間利用など、子どもたちの脳は常にフル回転。疲れがたまってしまうのも無理はありません。しかし、発達期の子どもにとって、疲労蓄積はかなり悪影響。なんと、疲れが脳にダメージを与えるらしいのです。今回は、子どもの「脳疲労」についてじっくり考えてみます。「脳疲労」とは?子どもも脳疲労になるの?脳疲労とは、脳がどんな状態になっていることを意味するのでしょう?京都御池メディカルクリニック院長・村西寛実氏は、脳疲労について以下のように説明しています。脳というのは非常に特殊な臓器ではあるので足や腕の筋肉痛のように脳疲労を簡便に説明するのは非常に難しいですが、簡単にかみ砕いて言いますと我々の脳は「理性」、「本能」、「自律神経」を司る大きく3つの部位があってそれぞれがうまく調整し合うことで入ってくる情報を次々と処理をしていますが、それがいわゆるキャパオーバーの状態になってくるとそれぞれが絡み合うカタチで脳の動きが鈍くなってきてしまいます。(引用元:京都御池メディカルクリニック|あなたの脳疲れていませんか?)村西氏はこの脳疲労の状態を、「パソコンで一気にいろいろなことをしすぎて、処理量が多すぎて固まってしまい、画面がフリーズしてしまうイメージ」と例えています。また、『脳と疲労』の著者で、理化学研究所ライフサイエンス技術基盤研究センター センター長の渡辺恭良氏によると、疲労には「肉体的疲労」と「精神的疲労」の2種類があり、どちらの疲労も脳疲労につながるとのこと。肉体的な疲れがなぜ脳の疲労につながってしまうのか?その理由について渡辺氏は、「肉体を使う場合も、無意識のうちに脳を使っているので脳も疲れます。肉体的疲労と精神的(脳)疲労は密接な関係にあり、脳と肉体の疲労は切り離せないから」と説明しています。とはいえ、子どもの肉体的疲労は回復が早いため問題ないとのこと。深刻に考えなければいけないのは、精神的な疲労が原因の脳疲労のようです。次項で詳しく見てみます。子どもの脳疲労の原因は「過度なストレス」「目の使いすぎ」日本予防医薬株式会社HPによると、脳疲労の原因となるのは「過度なストレス」や「不規則な生活」とのこと。そしてストレスが脳疲労につながるメカニズムを以下のように説明しています。ストレスは自律神経を刺激し、身体を常に緊張状態にさせます。すると、自律神経をコントロールしている脳に負荷がかかり、脳は大量の血液と酸素を欲し、酸素消費量が増加します。それに反応して活性酸素が大量に発生し、体内の神経細胞が傷つくのです。これによりパフォーマンスが低下、これこそがストレスが疲労につながるメカニズムなのです。(引用元:日本予防医薬株式会社|あなたの知らない「疲労のメカニズムと回復法」)現代は、大人だけでなく子どももストレスフル。教育臨床心理学が専門の東洋大学名誉教授・中原美恵氏は、子どものストレス原因として次のことを挙げています。学校の勉強がわからない友だち関係で悩んでいる自由な時間がない(習い事や塾があるため)両親との関係(「勉強しろ」と言われる) また、習い事や塾などで就寝時間が遅くなるなど、不規則な生活をしているお子さんも少なくないでしょう。睡眠不足も、脳疲労の原因のひとつです。そして、睡眠不足とあわせて渡辺氏が問題視しているのが「目の使いすぎ」。目を酷使して脳を情報過多の状態にしてしまうと、脳疲労が起こります。では、脳疲労が起こると、子どもにどのような不調が現れるのでしょう。脳疲労が引き起こす子どもの不調実際に脳疲労が起こった場合、子どもには以下のような不調が現れます。不調1:学習意欲が低下する渡辺氏は、「睡眠不足が原因の脳疲労」は学習意欲の低下につながると指摘。睡眠は、起きているあいだに脳に入ってきた情報を整理してくれますが、睡眠が十分でない場合、脳は情報を整理しきれないため、頭がスッキリしません。また『脳を休める技術』著者で脳神経外科医の奥村歩氏は、スマホやPCなどの電子機器を使いすぎると、脳内が情報過多になり、脳疲労を引き起こすとしています。脳疲労になると脳の情報処理機能が低下してしまうので、「思考力、判断力、集中力、意欲」が落ちてしまうのです。不調2:キレやすくなる脳疲労が起こると、「つまらないことに固執する」「イライラする」「キレやすくなる」など、感情コントロールが効きにくくなります。脳生理学者の有田秀穂氏は、その原因が「セロトニン欠乏脳」にあると話します。理性をつかさどる前頭前野の機能を促進するのが脳内神経伝達物質セロトニンですが、脳疲労が起こるとセロトニン神経の働きが弱ってしまうのです。すると、セロトニンが分泌されにくくなるため、欲望や感情を抑える働きをする前頭前野がうまく働かなくなってしまい、キレやすくなるのだそう。不調3:休んでも疲れが抜けない「脳疲労への対処が遅れた場合、脳のダメージにつながる恐れがある」と言うのは渡辺氏です。脳が疲労している状態が続くと、脳がダメージを受け、休んでも疲れが抜けない「慢性的な疲労」となってしまうこともあるのだとか。そして脳科学者の水野敬氏も、子どもの脳疲労は早めに回復させるべきと主張するひとり。なんと、脳疲労を放置してしまうと、全身の疲労が続く「小児慢性疲労症候群(*)」を引き起こす可能性もあるとのこと。渡辺氏によると、脳疲労を感じている子どもは「自発的に言葉を発しなくなる」「笑顔がなくなる」などのシグナルを必ず発するのだそう。子どもの脳疲労の症状が悪化する前に正しく対処するのはもちろん重要ですが、日頃から脳疲労の予防にも気を配りたいですね。次項ではその方法について見ていきましょう。*・・・小児慢性疲労症候群(CCFS)は3か月以上の持続する疲労・倦怠感および睡眠・覚醒リズム障害などの症状が現れる病気であり、不登校児童・生徒に多く発症が見られる。子どもの脳疲労を回避する3つの方法脳を疲れにくくさせ、 “スッキリ脳” を手に入れるための、すぐに実践できる方法を3つご紹介します。脳を疲れにくくする方法1:正しい睡眠習慣をつける発達脳科学者で睡眠の専門家でもある成田奈緒子氏によると、子どもの理想的な睡眠時間は、5歳児で11時間、小学生で10時間。これは脳をしっかり休ませ、発達させるために必要な時間です。前述したように、睡眠には脳を休ませるだけでなく、情報を整理する役割があります。ですから、しっかりと寝ている子どもの脳は、学習した内容が整理され、学習記憶が定着するのです。また、子どもの睡眠障害に詳しい小児神経科専門医の三池輝久氏は、「夜ふかし習慣が、小児慢性疲労症候群の引き金になる」と断言しています。睡眠不足は脳疲労を引き起こしやすいーーだからこそ、子どもが小さいうちに「正しい睡眠習慣」をつけることが大切としています。脳を疲れにくくする方法2:ゲームは20分に1回休憩を入れる渡辺氏が指摘する「目の使いすぎ」による脳疲労も、日常の習慣を変えることで予防できるはず。人は、情報収集の9割を視覚に依存しているそう。そして得た情報はすべて脳で処理されるため、情報過多は脳疲労を引き起こします。ゲーム・PC・テレビ視聴時間が1時間以上の子どもは要注意です。疲れていないように見えても、子どもの脳は疲労しています。大好きなことをしているときはドーパミンが出ているので、疲労感が麻痺しているだけなのです。渡辺氏いわく「人が集中できる時間は20分」なので、20分に1回は休憩を入れましょう。しばらく目をつむり、脳への情報を減らすことで、脳疲労が回復するそうですよ。脳を疲れにくくする方法3:マインドフルネス多くの脳科学者や精神科医が、脳疲労対策に「マインドフルネス」をすすめています。マインドフルネスとは、「心を “いま” に向け、ただ目の前のことに集中している状態」です。精神科医で禅僧の川野泰周氏も、マインドフルネスを推奨するひとりです。Googleが社員研修に取り入れたことで、ビジネスパーソンのあいだでマインドフルネスが話題になりましたが、じつは子どもにもマインドフルネスは効果あり。イライラや不安が落ち着き、ストレスが軽減するのです。欧米ではすでに教育現場に取り入れられていますが、2021年5月、ついに日本でも科学的なアプローチに基づいたマインドフルネスプログラムを提供する株式会社Melonによって、全国複数の小学校で導入が開始されました。プログラムの実践前後の子どもたちのメンタル状態を比較したところ、全体の約71%の子どもに「ストレス反応の改善効果」が確認されたそうなので、効果はあると言えるでしょう。最後に川野氏が提案する「子どもに最適なマインドフルネスの方法」と、「子ども向けのマインドフルネス書籍」を紹介します。子どもは吸収が早いので、2週間程度で効果が出るそうですよ。■子ども向けマインドフルネス1:雲を眺める瞑想形が変わっていく雲をぼーっと眺めながら、「あの雲は猫に似ている」「車の形みたい」などのように、心が赴くままの連想を頭のなかで表現します。川野氏は「できるだけひとつの情報に注力して観察すること」が、脳を休めることになると言っています。お子さまと一緒にひたすら雲を眺めてみてくださいね。■子ども向けマインドフルネス2:呼吸を感じる瞑想仰向けになり、お腹の上にぬいぐるみやクッションを載せます(大きめでふわふわしたものが◎)。ぬいぐるみが上下する様子を観察しながら呼吸を繰り返しましょう。お腹がよく見えるように、低めの枕を使うといいそうです。呼吸のみに意識を集中してくださいね。■『学校と家庭でマインドフルネス!1分からこころの幸せ・安心を育む63のワーク』EQ(感情の知性)を伸ばす63ものワークが掲載されています。また1分から取り組めるというのも嬉しいかぎり。EQを育てるために、マインドフルネスはとても効果があるのです。ぜひ親子でトライしてみてくださいね。■『心が落ち着き、集中力がグングン高まる! 子どものためのマインドフルネス』心と体を上手にコントロールする方法を身につけるためのマインドフルネス書。雲や木になってみたり、クマさんの呼吸をまねしてみたり、いつでもどこでも簡単にできるエクササイズがつまっています。***川野氏によると、じつは「脳疲労」は正式な医学用語ではないのだそう。しかし、メンタルヘルスの専門家の多くがその存在を想定しているとのこと。脳疲労を甘く見ず、さっそく、生活習慣の見直しから始めてみませんか?(参考)博報堂 広報室|こそだて家族の「ママが実感する子どもの疲れとその理由」レポートベネッセ教育総合研究所|第57回「ゆとり」がない子どもたちの放課後―多忙な子どもたちの生活時間を考えるーROHTO|小学生の4割がお疲れモード 精神的疲労による脳ダメージに要注意?!チャイルド・リサーチ・ネット|子どもとストレス理化学研究所|小児慢性疲労症候群は報酬の感受性低下を伴う日本予防医薬株式会社|あなたの知らない「疲労のメカニズムと回復法」プレジデントオンライン|キレる人は、なぜキレるのか?NHK|“スマホ脳疲労”記憶力や意欲が低下!?大正製薬|脳疲労に要注意!「スマホ脳疲労」は集中力や記憶力にも悪影響!NIKKEI STYLE|慢性疲労、子供も注意 不登校の原因かも産経ニュース|「脳の働きすぎ」画像診断で判明J-STAGE|知っておきたい子どもの睡眠STUDY HACKER こどもまなび☆ラボ|子どもの脳をきちんと育てる「正しい睡眠」STUDY HACKER|「疲れすぎた脳」が休まる最高の習慣はあるのか? 精神科医の禅僧に聞いてみた。NHK|慢性疲労、子供も注意不登校の原因かもNHK|「マインドフルネス」とは?めい想の方法・効果と「呼吸のめい想」のやり方MELON|日本初、子供向けマインドフルネスプログラムを全国の小学校に無償提供戸塚真理奈(2020),『感情の知性(EQ)を伸ばす 学校と家庭でマインドフルネス!1分からこころの幸せ・安心を育む63のワーク』, 学事出版.
2022年03月11日イングランドとウェールズで、乳児を育てる母親のための法律が成立する見込みだ。母親が赤ちゃんに公共の場で授乳している姿を、母親の同意なしで撮影することが今後犯罪になるとBBCなどが報じている。「自己満足であれ、嫌がらせ目的であれ、女性が苦しめられることを抑止できるだろう」とドミニク・ラーブ司法相はメディアに対してコメント。法改正を訴えてきた活動家グループは「母乳育児をする母親のための勝利」と喜びの声を挙げた。事の発端は2021年4月、マンチェスターに住むデザイナー、ジュリア・クーパーさんが授乳する様子を無断撮影されたことだった。「娘に授乳するためにベンチに座ったのですが、別のベンチに座っていた男性がこちらを見つめていることがわかりました。視線に気づいていますよ、と知らせるために見つめ返したのですが、彼はカメラを取り出し、望遠レンズを付けて私たちを撮影し始めたんです」とクーパーさんはBBCの取材に対して語った。Guardianによると、男に写真を撮っているのかと尋ねると、「ここは公共の場だから、写真を撮ったってかまわないだろう」と言われ、クーパーさんはひどくショックを受けたという。警察に相談したが「犯罪にはあたらないから、何もできない」と門前払いされてしまったそうだ。クーパーさんはBBCに対して、「私の行為を撮影する権利があると彼が思っていることにひどく腹が立ちました。そして自分が無力だと感じ、何か行動に起こすべきだと思ったんです」とその思いを明かした。クーパーさんは、地元選出の労働党庶民院議員ジェフ・スミス氏に陳情。スミス氏は、同じく電車内で10代の若者に笑いながら授乳を盗撮された経験を持つステラ・クリーシー議員と「Stop the Breast Pest(授乳への有害行為を止めさせよう)」というスローガンを掲げて法改正運動を展開。2021年6月、庶民院に「警察、犯罪、判決および裁判所法」の修正法案を提出した。クリーシー議員は、地下鉄車内での授乳中に盗撮被害に遭って以来、同じような体験をしたたくさんの母親との対話を重ねてきたという。じろじろ見られたり、盗撮されたりしたことはもちろん、「次は俺の番だよな?」と下品な声かけをされたケースもあり、こうした嫌がらせが英国内における母乳育児率の低下を招いているのではないかとクリーシー議員は考えているという。2021年11月には、貴族院議員のデビッド・ウルフソン卿が「同意なしに授乳中の画像を記録すること、その他の方法で授乳を観察することを新たな犯罪と規定し、有罪とするには『加害者が性的満足を得るため、もしくは被害者に屈辱を与え、驚かせたり苦しめたりすること』が目的でなければならない」とする修正法案を提出。この法案は今月4日に議会を通過した。授乳の盗撮には最高で2年の禁固刑が科されることになるが、授乳のために母親が服を自ら脱いだ場合は今回の法律は適用されないという。
2022年01月05日このお話は作者ちなきちさんに寄せられたエピソードを漫画化しています。■前回のあらすじ借りたゲーム機を壊した母親。翌日男友達とその両親に謝ると許してくれて…。反応の違いに驚き、母親がどうしたいのかわからなくなるのでした。これまで我慢を続けてきた娘が、母親にようやく本音をぶつけた瞬間でした。ところが、「あなたもお母さんを捨てるのね」という言葉が、重くのしかかって…。次回に続く「母親だけど、捨ててもいいですか?」(全10話)は17時更新!
2021年10月30日ネット上には、時におもしろく、時に驚かされる父親や母親のエピソードが多数投稿されています。現在(@genzai_)さんがTwitterに投稿したのは、母親の発想力に困惑してしまったというエピソード。Facebookの『いいね』に使用されるアイコンデザインの付箋を母親にあげたところ、投稿者さんが予想だにしなかった使い方をしたといいます。母親の付箋の使い方に子供が困惑Facebookの『いいね』に使われるアイコンといえば、親指を上に立てるグッドサインのマーク。母親は、付箋に伝言したい内容を記して貼り付けるという、一般的な使い方をしていたものの、投稿者さんを困惑させたのは『向き』でした。これは普通に洗えないやつだよ。洗濯かごに入れないで。コロコロで、ほこり落として!ほかの黒物についちゃうよー。フェイスブックの付箋紙もらったんだけど俺は使わないから母親にあげたら想像と違う使われ方をされて困惑している pic.twitter.com/xsUPmzEpaP — 現在 (@genzai_) September 27, 2021 グッドサインを上下逆にすれば、不満や批判の意を伝えるブーイングのサインに。書かれている内容も、洗濯物を出す際の注意点がつづられています。向きを逆にして使うだけでなく、伝言内容もサインにあったものとは…ある意味、母親の使い方は正しいのではないかとすら思わされます。とはいえ、付箋の本来の向きを知っている投稿者さんが困惑してしまうのも仕方ありません。母親の意外な付箋の使い方に「これは、『よくないね!』の意味だ」とコメントが寄せられるなど、多くの人の笑いを誘った様子。もしも正しい洗濯物の出し方をすれば、親指の向きが上になって、誉め言葉がもらえるのでしょうか…![文・構成/grape編集部]
2021年09月28日【母親は常に味方で、何かあった時は必ず助けてくれる】存在ではありたいと思うのですが、【母親はなんでもやってくれる】存在ではない。…ということを子どもたちには伝えたいと思っています。※今回はあくまで私個人の意見であり、特定の誰かや何かを否定するつもりは一ミリもありませんので、そのうえでご覧いただけましたら幸いです。母親という立場って、子育てをしていくうえで子どもの見えない部分で色んな苦労をしていると思うんですが、それらを【当たり前】と思わせてはいけないと思っていて、すごく極端な例ですが、例えば彼らが結婚してそして子供が生まれたときに、『え?そんなことうちの母親は当たり前にやってたけど? 母親だったらやって当たり前なんじゃないの?』って思ってしまわないように(見えない部分で苦労していたら必ずこうなってしまうってことではなく、あくまで極端な例としてです。)これは男女関係なくですが、ある程度自分のことできるようになってきた子ども達には【普段の当たり前は実は当たり前ではない】という事を伝える意味でも…お手伝いをさせたり、家事などとは別に、女性には生理があって、それに伴って不調が出てくるということも話すようにしています。(特に性教育については早い方が望ましいと思っていて、今からこういったことを隠すのではなく、フランクに話せる環境にしておくことも大事だと思っています。)うちは2年ごとに次々子どもが生まれたので、上の子達は赤ちゃんが生まれた直後の大変さも見ていますし、夫が家事育児を積極的に手伝ってくれるタイプなので、口で説明しなくても幼いころから目で見て学んでいる部分は結構あると思っています。(たぶん 笑)子ども達が大きくなりパートナーができたとき、相手の立場を思いやり、気持ちに寄り添えるようになってほしいといつも思っています。
2021年09月15日■前回のあらすじ息子が少女・ひなちゃんと出会ったという公園に向かうと、何かを見つけ突然走り出すひなちゃん。一体何が…!?突然走り出してしまったひなちゃん。その先に待っていたのは…。もやっとした気持ちを残したまま、ひなちゃん親子を見送るしかありませんでした。つい公園の前を通りがかると、ひなちゃんの姿を探してしまうようになった私。よく知りもしない親子に立ち入ることなどできないのはわかっていましたが、ひなちゃんに何事もなければいいなと思っていました。そんなある日、夕食後に啓太から学校で必要なものを用意してないことを伝えられ、夫に息子のことを頼み、買い物に出ることに。これまでの癖でつい公園に目を向けると、なんとそこにはひなちゃんがいたのです!次回に続く(全10話)毎日8時更新!※この漫画は実話を元に編集しています脚本・ なせもえみ /イラスト・ ちゃんこ
2021年09月05日出ました、この【しぬ】という単語。(今回はあえてひらがな表記にしています)正直なところ、あまり使ってほしくない単語です。夫が僧侶なこともあって、【しぬ】という言葉の意味を折に触れて話しています。簡単に使ってはいけない単語だという事は子どもたちも分かってはいるようです。しかし子どもたちがハマっているカードゲームやテレビのアニメなどでも【しぬ】という単語はわりと頻繁に出てきます。この言葉の意味を理解したうえで、遊びの中であれば口うるさく注意はしていないのですが…戦いごっこが大好きな兄弟。特に次男は敵役になった時のやられ方がうまくて(笑)、弟たちに演技指導をしながら【しぬ】という単語を使ったりしています。当然、3歳の末っ子も覚えるわけですよ。本人的にはもちろん遊びのつもりで使っています。大好きなおじいちゃんと、いつもしている大好きな遊びをしたいだけ。しかし…夫のお母さんや夫が『いやいや、子どもの遊びやから』と言っても頑なに譲らない夫のお父さん。焦る私。私が末っ子に『母ちゃんと遊ぼう!』と誘っても、なぜか『いやや!じいちゃんと遊ぶんや!』とこちらも頑なに譲らない末っ子。焦る私。結局、他の兄弟の協力を得ながらおじいちゃんとの戦いごっこは諦めてもらったんですが…いくら子どもの遊びのなかの言葉とは言え、やはり人によっては敏感に反応する単語。兄弟同士ならまだしも、コレが外で使われていたら…と思うと、今一度この単語について話さなくてはいけないなと思った出来事でした。
2021年04月21日「もしかしたら私、お母さんのことが嫌いかもしれない」子どもが生まれて自分が親になってみると、「こんなに大変な思いをして育ててくれたんだ」と母親に感謝する気持ちが生まれる一方で、なぜか母親の言葉や行動にイライラしてしまう…。しかし、そんな自分に罪悪感を覚え、さらにイライラする悪循環に陥り落ち込むママは少なくありません。どうして自分が子どもを持った途端、母親に嫌悪感を感じてしまうようになるのでしょうか。■味方のはずの母親をなぜ「敵」と感じてしまうのか?例えば、「そんな抱っこの仕方で大丈夫?」「そろそろミルクの時間ね」など些細なことから、「子どもが小さいうちは母親の手元で育てたほうがいい」「赤ちゃんのうちからいろいろ話しかけたほうがいい」など子育て論にいたるまで、出産後の娘に母親はいろいろ言ってしまうものです。しかし、同じことを医師や看護師など第三者に言われれば素直に従えるのに、なぜか母親から言われるとカチンとしてしまう、鬱陶(うっとう)しく感じてしまう。それは、「もう私は大人なのに未だに子ども扱いして信頼されていない」と、あなたが感じているからかもしれません。医療や育児の専門家という他人ならば、あなたという人間に対してなにも先入観がないため客観的な対応をするでしょうから、素直に意見を受け入れられるものです。一方、母親の場合は「あなたはできないから私の言うことを聞きなさい」という無言の圧力のように感じてしまうのかもしれません。母親としては初めて子育てをする娘を心配して、少しでも役に立とうと声をかけているので悪気はありません。そういった気持ちもわかるからこそ、イライラする自分に罪悪感を覚えるママもいるでしょう。でも、出産したばかりのママが自分の母親に対してそういう反応をするのは当然で、自分を責めたり落ち込んだりする必要はありません。おそらく、ほとんどの方が思春期の頃は親を「うるさいな」「鬱陶しいな」と感じた経験があると思います。例えば、勉強しなさいと口うるさかった、進学先を指図された、友だち付き合いに口を出されたなど、子どもの頃は親からいろいろ言われたと思います。でも、社会人になって結婚して…と大人になると、親もそこまで言わなくなりますし、あなたも波風立てないようにある程度そういった言葉を流せるようになるでしょう。しかし、親になって育児を始めると、自分が子どもの頃に親にどう育てられてきたかを思い出す「追体験」が始まります。そのため、「小さい頃、こんなことを言われて嫌だった」「あんなことをされて悲しかった」という、かつて母親に感じていた不安や不満が吹き出してしまうのです。昔のことを思い出し、「お母さんだって完璧じゃなかったのに、私の育児に口を出すの?」と、イライラしたり鬱陶しく感じたりするのです。■母親の子育て干渉をつらく感じた時の対処法子育ての先輩として、いろいろアドバイスをする母親に悪気はないからこそ、それに対してイライラする自分に「なんてひどい娘なんだろう」と落ち込むこともあるでしょう。でも、母親に対するそういう感情にフタをして我慢をする必要はありません。母親からのアドバイスに従ったり生真面目に実行することもありません。子育てのことで何か言われたら「そういう意見もあるよね」「子育ての常識も昔と変わっているからね」と聞き流してやり過ごしましょう。自分で「これは育児に役立ちそうだ」と思うものだけ取り入れればいいのです。もし、それもつらいと感じるのなら、距離を置いてもいいと思います。そして、自分が子どもの頃に母親からやって欲しかったことを、自分の子どもにしてあげてみましょう。例えば小さい頃、友だちみんなが持っていたおもちゃが欲しいとねだっても買ってもらえず、仲間はずれにされて悲しかった思い出があるとします。もし、同じように子どもからねだられたら、自分はそのおもちゃを買ってあげるようにすればいいのです。そこで、母親から「おもちゃをすぐ買い与えるのは教育上良くない。将来、我慢のきかない性格になるわよ」など言われたら、「そんなの将来になってみないとわからないよね。私はすごく嫌だったから自分の子どもにはしてあげたいの」と言ってもいいと思いますよ。もし、子育てを通して母親との関係が一時的にこじれてしまっても、無理に仲良くしようとしたり、母親への怒りを抑える必要はありません。あなたの怒りは、子どもの頃にこうして欲しかったのにしてもらえなかった思いから沸き上がっている怒りです。これまで我慢してきたことを、ようやく怒りという形で母親に伝えられているわけです。お互いケンカはしたくないし、関係がこじれるのも不快に感じるでしょうが、怒りという形であっても立派なコミュニケーションです。人間としては無視が一番つらいものですから、ネガティブなアプローチであっても必要な過程です。実際、自分が親からやって欲しかったことを我が子にやるようになると、その時の親の気持ちが理解できるようになってきます。何でもかんでもおもちゃを買い与えてくれなかった代わりに工夫して遊ぶ方法を教えてくれた、習い事をさせてくれなかったのは経済的に厳しかったのかもしれないなど、当時の親の気持ちが想像できるようになるのです。親は親なりに考え、大変な思いをしながら、頑張って子育てしてくれたことに気づくこともあります。ですから、いろいろ育児に口を出してきたんだと理解でき、でもそれに従う必要もないこともわかってくるのです。正しいかどうかは別にして、育児への口出しは母親の愛情からつい出てしまう言葉。あなたのことを否定してるわけでも、今の子育てが間違っていると言っているわけでもないのです。 エキサイトお悩み相談室で佐藤先生に相談する
2020年12月30日子供の頃に、周囲の大人から受けた教えが、その後の人生を大きく左右することはあります。ちゃんへん.(@CHANGHAENG)さんがTwitterに投稿した、母親の教えが「素晴らしい」と話題です。すぐに習いごとを辞める息子を、母親が叱らなかった理由子供の頃に、何かに興味を持つたびに、習いごとをさせてもらったという投稿者さん。いつも興味が続かず、ほとんどの習いごとをすぐに辞めてしまいました。しかし、そんな息子を、母親は一度も叱らなかったといいます。ある日、投稿者さんが「どうして怒らないの?」と尋ねると…母親から返ってきたのは、こんな言葉でした。「好きと思えなかったら、100%の力出せへんやろ?私の役割は、お前が興味を持ったことをなるべく体験させて、心から好きと思えることに出会えるまで投資することや」母は僕が興味を持った習い事を全てやらせてくれた。殆どすぐに辞めてしまったけど、母は一度も怒らなかった。理由を聞くと「好きと思えなかったら100%の力出せへんやろ?私の役割は、お前が興味を持ったことをなるべく体験させて、心から好きと思えることに出会えるまで投資をすることや」だった。 pic.twitter.com/wByUCnibCp — ちゃんへん. (@CHANGHAENG) November 28, 2020 母親は、息子が心から好きだと思うものに出会えるまで、適した環境を与え、見守り続けることが大事だと考えていたのです。投稿者さんいわく、実家はとても貧乏だったため、息子にいろいろな経験をさせるお金は、母親が自力で稼いだものだとか。母親の教えによって、投稿者さんは2020年現在、プロのジャグリングパフォーマーとして世界を舞台に活躍しています。エピソードに対し、ネット上では「なんて素晴らしいお母さん!」「読んでいて泣きそうになった」「自分もそんな親になりたい」といったコメントが続出しました。人生の中で「これぞ」と思える好きなことと出会い、その道を極めることは誰にでもできることではありません。子供の意思を尊重し、然るべき環境を与え、そっと見守ってきた母親の深い愛情に、心を打たれますね。[文・構成/grape編集部]
2020年11月30日大好きな彼との付き合いが安定してきて、“結婚”の話が出始めるころ、頭をよぎるのはお互いの両親への紹介ですよね。特に「彼ママ」―彼の母親との対面を考えると、ちょっとドキッとする人も多いのではないでしょうか。では、彼ママと良好な関係を築けるか否かに、彼との恋愛の運命がかかっているも同然と言ったら、あなたはどうしますか?今回は、なぜ彼ママとの関係づくりが大切なのか、そしてどうすれば彼ママといい関係を築けるのか、じっくり考えてみましょう。■男も女も、「ママ大好き!」が自然な姿思い出してみてください。あなたは子どもの頃、自分の母親に対して「ママ大好き!」と自然と思っていませんでしたか?考えてみればごく自然なことです。母親は自分の体と時間、生活のすべて、あらゆる犠牲をいとわず自分の子どもを愛し、守り育てます。あなたや彼がこうしてここで生きて恋愛できているのも、子どもの頃の親の献身的な愛があったからこそ。一緒に過ごす時間が長く、つながりの強い母親に対して、私たちは自然と深い愛着を抱くようになっています。大人になってから母親との関わり方の形は変わったとしても、そんな親子の愛情は変わらず気持ちの奥底にあるのではないでしょうか。何らかの理由で親との関係が疎遠になっている人を除き、男も女も本当は母親が大好き。自分の母親を大切に思うのが、ごく自然な姿なのです。そしてあなたにとっての大切な母親を、彼も大切にしてくれて、良好な関係性を維持してくれたら、とても嬉しいし安心すると思いませんか?■《男性の意見》「彼女と母親」・「結婚」は切っても切れない関係「彼女と結婚を考えるとき、自分の母親とうまくやっていけるかどうかというのは、正直大きなプラスポイントになりますね。結婚するなら、特に母親との付き合いは避けて通れないから、どうせなら仲良くやっていける方がいいと思います。もちろん、自分も彼女の母親と仲良くなれるよう、最善を尽くしますよ。」(29歳男性/営業)「実は、彼女とうちの母親があまりにうまくいかず、結局彼女と別れた経験があります。同棲して、将来の結婚の約束もしていたんですけど・・・彼女とうちの母親のケンカが絶えず、そのことで自分たちも揉めてばかり。長い間悩みましたが、その間にも関係性は悪くなる一方。これでは家族になっても、幸せな家庭は築けないと、泣く泣く別れました。最後にはお互い疲れ切って、とにかくショックでしたね・・・。」(30歳男性/医療関係)愛し合う2人が将来結婚を考えるとき、それは双方の家族も含めたつながりを作ることになります。その時に、あなたが自分の親と彼との相性を気にするように、彼も彼の親、特に発言力の強い「彼ママ」との相性を重要視します。あなたが彼を愛し、一緒に未来を生きていきたいのなら、彼ママと良好な関係を作ることが、幸せへの鍵になるのです。■《彼ママの心理》実は、とても寂しいだからといって、完全に彼ママの言いなりになったり、とにかく気に入られるように振舞い続けることをおすすめしているわけではありません。私は、あなたと彼ママが心から話し合って理解し合い、人と人としての関係を築くことが大切だと思います。なかには、すでに彼ママとあまりうまくいっていないという人もいるかもしれません。「嫁姑問題」というくらい、彼ママと彼女がうまくいくのはわりと難しいのが現実。時に彼ママは、彼女側の気持ちを考えずにものを言ったり、行動したりすることもあります。これはなぜなのでしょう?実は、彼ママは、とてもナイーブで寂しい部分を持ち合わせているのです。「寂しいなんて、大人げない!」と思うかもしれませんが、息子と母親の関係は、娘と母親のそれとは大きく異なります。愛情を注いで大切に育てるのは同じなのに、いつまでも仲良くいることもできる娘と違い、息子はある日突然母親から遠ざかっていくのです。大っぴらに仲良くしたり愛情表現をしようものなら「マザコン」と言われることもあって、男の子は母親に冷たくなりがちです。加えて、男の子は母親のそんな寂しい気持ちをいまいち理解してはくれません。かわいい子どもに気持ちを理解されず、息子は彼女とばかり仲良くしている・・・しかもタイミングの悪いことに、彼ママの年代は更年期障害なども相まって、精神的にとても不安定になりがち。こんなとき、非常に人間ができている一部の彼ママを除いて、いろいろな悔しさからいじわるになったり、彼女に対してきついことを言ったりすることが多いのです。■《彼ママの意見》あなたが良好な関係を築く方法ではここで、そんな彼ママと友好関係を築くにはどうすればいいのか、実際の彼ママたちに聞いてみました。やりやすいものから、ぜひ取り組んでみてください。1彼のことを、とにかく大切にする彼ママたちに、「どんな彼女なら、息子のパートナーとして応援したくなる?」と尋ねたところ、最多の回答が「自分の息子を大切にしてくれる人」でした。親としてどんな恋人なら嬉しいか、認められるかというと、自分の子どもを大切にし、愛してくれる人が一番なのです。彼のことをしっかり幸せにしようとする愛情深い姿勢が、もっとも心をうつのです。そして、そのことは自分からアピールしていかなくても、日常のささいなエピソードで現れてきます。あなたといて、彼が幸せになることが一番大切なのだと覚えておいてください。2彼と彼ママの関係づくりを助けるあなたといて彼が幸せなのだということを分かってもらうには、彼が彼ママと日常の出来事や自分の気持ちについて話し合う機会を持たせることが必要です。彼に対して、彼ママに電話やメールをしたり、一緒に過ごす時間をもっと持つよう提案するのはどうでしょう?誕生日、母の日やクリスマスにカードを送るよう促してみるのもいいですね。彼と彼ママの関係がよりよくなることで、彼ママの気持ちも安定し、彼女の存在を受け入れやすくなるかもしれません。3年上の女性の友だちを持とう彼ママとの友好関係を築くうえで頼りになるのが、年上の女性の友だちの存在です。特に自分にも息子がいる女性や、彼ママと年齢が近い女性の友だちがいると、彼ママとの接し方に関していいアドバイスがもらえます。そして、年上の女性と友人関係を持つことが、彼ママと臆せずに仲良くなる練習にもなります。「そんな年上の友だちなんていないけど・・・」と思う人は、たとえば行きつけのカフェやお店の店員さんや、習いごとなどを通じて、年上の女性たちと仲良くする練習をしてみましょう。4自分の母親のように扱おう実際に彼ママに紹介されたり、何度か会う段階になったりしてきたら、自分の母親にするように彼ママを大切に扱いましょう。彼ママが興味を持っていることや、体調などに気を配り、一緒にいるときに彼ママがちゃんと楽しめているかどうか気遣うことも大事です。でも決して卑屈にはならず、自分の考えや気持ちもしっかり伝えて、あなたがどんな人間なのかを理解してもらうようにしましょう。あなたとの関係が深まるにつれて、特に男の子しか子どもがいない母親の場合、娘ができたようで嬉しいと思ってくれることが多いですよ。5彼ママの気持ちになって考えてみようそれでもうまくいかない場合、こちらが心を開いても、彼ママがまったく受け入れてくれない場合は、ひと呼吸おいて考えてみましょう。もし自分が彼ママの立場で、息子がいたら、どんな風に反応するでしょうか?彼ママがそんな態度をとるのには、何かこちらが知らない事情があるのかもしれません。最善を尽くした後は、いつか理解してもらえると信じ、彼を大切にすることに力を注ぐことで、最終的には彼ママのペースで歩み寄ってきてくれることでしょう。■彼のすべてを愛し、受け入れる愛を育もう彼を愛し、将来を一緒に考えるということは、彼のいろいろな面やそれにまつわる人間関係も引き受けるということ。彼ママも、今の彼を作ってくれた大切な存在です。できれば、いい関係を築いて、全員が幸せになるようにしたいですよね。あなたのそんな気持ちがあれば、最初は難しくても、いつかは彼ママにも愛が伝わります。彼ママの難しさや寂しさまで、すべてを大きく温かく包み込めるような、優しい愛を育んでみてくださいね。(恵理世/コラムニスト)(ハウコレ編集部)
2020年05月28日平成が終わり、令和時代が幕を開けた2019年。日本のどこかにあるベッドタウン「あさひが丘」を舞台にくり広げられる、3人のママたちの日常ストーリー。 前回 からのあらすじ子どもに「普通」であることを望んでいる自分の気持ちに気が付いた ちさとは…■第25話 ちさとの気持ちが理解できない…夫ゆうすけの思いあれ…? そういえば、子ども産む前はちさとも…発達検査の結果かぁ…。ちさとは心配しすぎじゃないのかなぁ…。 (次回につづきます)>> 「谷口ちさと」のエピソード一覧
2020年02月21日夏休みのある日、息子とその友人が遊びながらしているかわいい会話に聞き耳を立てていました。■子どもの「やさしい」のハードルが低すぎる!?「ふ〜ん?」←まぁそういう反応になるよね!一瞬「どんなかわいいことをいってくれるんだろう」と期待しましたが、「おなかが空くとすぐ食べ物をくれる」って、それ当たり前じゃない…?っていうか「やさしい」のハードルが低い!!■息子がほめてくれた料理は、手抜き料理…またある日、両親にふるまったパスタの高評価になぜか息子が大はしゃぎしたとき、「料理上手」とは…?「卵かけご飯」「素うどん」…おいしいですよね〜! でもそんなに出していないはず。それなのに、なぜよりによってそんな手抜き飯のレジェンドみたいな2例をあげるのか…。あまり凝った料理は作らないが、それでも毎日いろいろ考えながら料理している身としては「もっとあるだろ、ほかに〜!」と言いたくなるような息子の反応にガックリ。私にとっては当たり前の(なんならちょっと適当な)ごく普通の日常。しかし裏を返せば、息子にとってはその小さな「満腹感」や「おいしい」の積み重ねが多幸感につながっていて、私に対する「やさしい」の評価に結びついているのかなと思うと、おざなりにはできないなとあらためて思います。ささいことで「お母さんやさしいな〜」なんて感じてくれる息子を「かわいいなぁ」と思うと同時に、記憶には残らないかもしれない「いつもの日常」の積み重ねの大切さを感じました。
2019年09月10日「子ども欲しいけど、実際どうなの?」人気コラムニスト犬山紙子が育児体験者の話を聞いて考える「出産・育児」のリアル。保活、育児分担、二人目問題…母親の本音炸裂! 『私、子ども欲しいかもしれない。』より(全19話 連載)Mちゃんは勇気を出して2人の友人に相談した。2人とも「別れたほうがいい、そいつおかしいよ」と言ってくれ、それで自分の判断が正しいと信じられたという。 別れ話は数日に渡ったが、「私が本気だってことが分かったら、『それなら、もう金輪際連絡しない!』って急変。そこから連絡は一切なくなったの。向こうは子どもは堕ろしたと思ってるから、もう関わってこないと思うけど、いまでもあいつがストーカーみたいになったらどうしようとか、実はすごく怖い」と話す。別れられて本当に良かった。でも彼は、Mちゃんがどうして別れたかったのか、その理由には絶対に気づいていないだろうな。そしていまでもMちゃんに後遺症を残していることが、腹立たしくてならない。「別れ話の最後の方は頭がパニックになってた。堕ろすのは本当に嫌だったけど、とにかく何もなかったことにしたくて、この子がいなければ、あいつのこともなかったことにできるし、私は元の生活に戻れる。それで中絶しようって、実際に病院の予約もしたの。でもその日の夜、いままででありえないぐらい、寝られないぐらい骨盤が痛くなって……。その時に初めて、この子は生きたがってるんだなって思ったの。昔から子どもは好きだったけど、結婚して産んで育てるのは、人の人生を背負うって考えちゃってなんか怖かったんだよ。でもできちゃって、その子どもの生きたいって意思を感じたら、自分が育ててあげるなんて、おこがましいなって思った。自分の分身とかそんなんじゃなくて、1人の人間として、私はこの子のサポートをしていきたいって思ったの」Mちゃんの出した結論に私はハッとした。そうだった。赤ちゃんというのはお母さんの分身とか、お母さんの所有物とかじゃなくて、違う人間なのだ。母親と子どもの人生はセットじゃない。当たり前のことにびっくりしてしまった。つづく 私、子ども欲しいかもしれない。:妊娠・出産・育児の〝どうしよう〟をとことん考えてみました』 犬山紙子著(平凡社)
2019年06月09日子どもの忘れ物対策、どうしていますか?今の時期は、新調しなくてはならないものや、サインして提出しなくてはならないものも多いですよね。これらすべてを母親がひとりで管理して、忘れ物がないようにするのは、かなりの労力だと思います。ちなみに現在10歳の娘と、7歳の息子は、ほとんど忘れ物をしません。それは筆者が「ダメ母」であるがゆえなのです。娘の幼稚園スタート、あれもこれも忘れてしまう…新しい生活が始まった4月。入園した娘はたくさんの手紙を持ち帰ってきました。筆者は、それらの手紙をきちんと読み込まず、スタート時から数々の忘れ物をさせてしまいました。幼稚園での芋掘りで軍手忘れる大失敗数々の忘れ物のなかでもいまだに話題になるのが、芋掘りの軍手のこと。園バスから、開口一番「軍手がなかった!」と叫びながら降りてきた娘。その日は、園内の小さな畑で、小さなお芋を1人ひとつ掘るイベントがありました。入園説明会で先生から「ほんの少し土を触るだけなので、砂場遊び用のプラスチックのシャベルを持参してほしい」と聞いていました。しかし、その後の園からのお知らせの手紙に別途持ち物として、「軍手」が書かれていたのです。話を聞いていたのですっかり油断して手紙を見ていませんでした。娘は悲しんでるわけでも、怒っているわけでもなく、ただただ、初めての集団生活で自分だけ必要なものを持っていなかったことに、とても衝撃を受けていました。そして、「私の持ち物を確認する意識はここから芽生えた」と、娘は言います。明日の持ち物を私に伝えて来るようになった娘その後も、忘れ物やミスをちょいちょい犯してしまう母。遠足の際には体操帽子と麦わら帽子を間違えて持たせ、工作で使用する牛乳パックを用意し忘れ、園に提出しなければいけない手紙を忘れ…。その様子を見ていた娘の中で、何かが芽生え、育っていったのでしょう。年中になったある日のこと、私に明日の持ち物を伝えてくるようになりました。今では提出物とともにボールペン、ハンコを持ってくるように幼稚園時代から「持ち物の管理は母に任せておけないのでは?」と気がつき始めた娘。現在は、必要な道具は自分で準備し、家の中にないものは私にメモを書いてくれるようになりました。提出しなくてはならないプリントは、持ち帰ったその日にボールペン、ハンコとともに私のところへ持ってきます。そして息子は、それをずっと見てきて、母はまったく信用ならないと思っていたのでしょう。幼稚園入園直後から持ち物を告げてくるようになりました。最近では朝の支度で慌ただしくしている私を見て、前日に学校の準備だけでなく、着ていく服まで並べてあるときがあります。ダメ母を育てたのは完璧主義のお母さん私はなぜ忘れ物やうっかりミスが多いのか?その始まりを考えると、私を育てた母に行き着きます。彼女はすべて先まわりして準備してくれるタイプでした。そのせいなのか、私は自分自身で予定の把握をしたり、持ち物の準備などをするのが、いまだに苦手です。誰かがやってくれると心のどこかで考えてしまうクセが抜けないのです。そんな私を見て、子どもたちは自分自身で考え、準備を整えるようになりました。忘れ物をさせないよう管理するのは親の役目だと思いますが、最近は結果オーライで、こんなパターンがあってもいいのではないかなと思っています。子どもの自立心を育みたいなら、ほんの少し手を抜いて、少しだけ困った体験、失敗した体験をさせていくのもありなのかもしれませんよ。<文・写真:フリーランス記者あんぱんだYO>
2019年05月10日大好きな彼との付き合いが安定してきて、“結婚”の話が出始めるころ、頭をよぎるのはお互いの両親への紹介ですよね。特に「彼ママ」―彼の母親との対面を考えると、ちょっとドキッとする人も多いのではないでしょうか。では、彼ママと良好な関係を築けるか否かに、彼との恋愛の運命がかかっているも同然と言ったら、あなたはどうしますか?今回は、なぜ彼ママとの関係づくりが大切なのか、そしてどうすれば彼ママといい関係を築けるのか、じっくり考えてみましょう。■男も女も、「ママ大好き!」が自然な姿思い出してみてください。あなたは子どもの頃、自分の母親に対して「ママ大好き!」と自然と思っていませんでしたか?考えてみればごく自然なことです。母親は自分の体と時間、生活のすべて、あらゆる犠牲をいとわず自分の子どもを愛し、守り育てます。あなたや彼がこうしてここで生きて恋愛できているのも、子どもの頃の親の献身的な愛があったからこそ。一緒に過ごす時間が長く、つながりの強い母親に対して、私たちは自然と深い愛着を抱くようになっています。大人になってから母親との関わり方の形は変わったとしても、そんな親子の愛情は変わらず気持ちの奥底にあるのではないでしょうか。何らかの理由で親との関係が疎遠になっている人を除き、男も女も本当は母親が大好き。自分の母親を大切に思うのが、ごく自然な姿なのです。そしてあなたにとっての大切な母親を、彼も大切にしてくれて、良好な関係性を維持してくれたら、とても嬉しいし安心すると思いませんか?■《男性の意見》「彼女と母親」・「結婚」は切っても切れない関係「彼女と結婚を考えるとき、自分の母親とうまくやっていけるかどうかというのは、正直大きなプラスポイントになりますね。結婚するなら、特に母親との付き合いは避けて通れないから、どうせなら仲良くやっていける方がいいと思います。もちろん、自分も彼女の母親と仲良くなれるよう、最善を尽くしますよ。」(29歳男性/営業)「実は、彼女とうちの母親があまりにうまくいかず、結局彼女と別れた経験があります。同棲して、将来の結婚の約束もしていたんですけど・・・彼女とうちの母親のケンカが絶えず、そのことで自分たちも揉めてばかり。長い間悩みましたが、その間にも関係性は悪くなる一方。これでは家族になっても、幸せな家庭は築けないと、泣く泣く別れました。最後にはお互い疲れ切って、とにかくショックでしたね・・・。」(30歳男性/医療関係)愛し合う2人が将来結婚を考えるとき、それは双方の家族も含めたつながりを作ることになります。その時に、あなたが自分の親と彼との相性を気にするように、彼も彼の親、特に発言力の強い「彼ママ」との相性を重要視します。あなたが彼を愛し、一緒に未来を生きていきたいのなら、彼ママと良好な関係を作ることが、幸せへの鍵になるのです。■《彼ママの心理》実は、とても寂しいだからといって、完全に彼ママの言いなりになったり、とにかく気に入られるように振舞い続けることをおすすめしているわけではありません。私は、あなたと彼ママが心から話し合って理解し合い、人と人としての関係を築くことが大切だと思います。なかには、すでに彼ママとあまりうまくいっていないという人もいるかもしれません。「嫁姑問題」というくらい、彼ママと彼女がうまくいくのはわりと難しいのが現実。時に彼ママは、彼女側の気持ちを考えずにものを言ったり、行動したりすることもあります。これはなぜなのでしょう?実は、彼ママは、とてもナイーブで寂しい部分を持ち合わせているのです。「寂しいなんて、大人げない!」と思うかもしれませんが、息子と母親の関係は、娘と母親のそれとは大きく異なります。愛情を注いで大切に育てるのは同じなのに、いつまでも仲良くいることもできる娘と違い、息子はある日突然母親から遠ざかっていくのです。大っぴらに仲良くしたり愛情表現をしようものなら「マザコン」と言われることもあって、男の子は母親に冷たくなりがちです。加えて、男の子は母親のそんな寂しい気持ちをいまいち理解してはくれません。かわいい子どもに気持ちを理解されず、息子は彼女とばかり仲良くしている・・・しかもタイミングの悪いことに、彼ママの年代は更年期障害なども相まって、精神的にとても不安定になりがち。こんなとき、非常に人間ができている一部の彼ママを除いて、いろいろな悔しさからいじわるになったり、彼女に対してきついことを言ったりすることが多いのです。■《彼ママの意見》あなたが良好な関係を築く方法ではここで、そんな彼ママと友好関係を築くにはどうすればいいのか、実際の彼ママたちに聞いてみました。やりやすいものから、ぜひ取り組んでみてください。1彼のことを、とにかく大切にする彼ママたちに、「どんな彼女なら、息子のパートナーとして応援したくなる?」と尋ねたところ、最多の回答が「自分の息子を大切にしてくれる人」でした。親としてどんな恋人なら嬉しいか、認められるかというと、自分の子どもを大切にし、愛してくれる人が一番なのです。彼のことをしっかり幸せにしようとする愛情深い姿勢が、もっとも心をうつのです。そして、そのことは自分からアピールしていかなくても、日常のささいなエピソードで現れてきます。あなたといて、彼が幸せになることが一番大切なのだと覚えておいてください。2彼と彼ママの関係づくりを助けるあなたといて彼が幸せなのだということを分かってもらうには、彼が彼ママと日常の出来事や自分の気持ちについて話し合う機会を持たせることが必要です。彼に対して、彼ママに電話やメールをしたり、一緒に過ごす時間をもっと持つよう提案するのはどうでしょう?誕生日、母の日やクリスマスにカードを送るよう促してみるのもいいですね。彼と彼ママの関係がよりよくなることで、彼ママの気持ちも安定し、彼女の存在を受け入れやすくなるかもしれません。3年上の女性の友だちを持とう彼ママとの友好関係を築くうえで頼りになるのが、年上の女性の友だちの存在です。特に自分にも息子がいる女性や、彼ママと年齢が近い女性の友だちがいると、彼ママとの接し方に関していいアドバイスがもらえます。そして、年上の女性と友人関係を持つことが、彼ママと臆せずに仲良くなる練習にもなります。「そんな年上の友だちなんていないけど・・・」と思う人は、たとえば行きつけのカフェやお店の店員さんや、習いごとなどを通じて、年上の女性たちと仲良くする練習をしてみましょう。4自分の母親のように扱おう実際に彼ママに紹介されたり、何度か会う段階になったりしてきたら、自分の母親にするように彼ママを大切に扱いましょう。彼ママが興味を持っていることや、体調などに気を配り、一緒にいるときに彼ママがちゃんと楽しめているかどうか気遣うことも大事です。でも決して卑屈にはならず、自分の考えや気持ちもしっかり伝えて、あなたがどんな人間なのかを理解してもらうようにしましょう。あなたとの関係が深まるにつれて、特に男の子しか子どもがいない母親の場合、娘ができたようで嬉しいと思ってくれることが多いですよ。5彼ママの気持ちになって考えてみようそれでもうまくいかない場合、こちらが心を開いても、彼ママがまったく受け入れてくれない場合は、ひと呼吸おいて考えてみましょう。もし自分が彼ママの立場で、息子がいたら、どんな風に反応するでしょうか?彼ママがそんな態度をとるのには、何かこちらが知らない事情があるのかもしれません。最善を尽くした後は、いつか理解してもらえると信じ、彼を大切にすることに力を注ぐことで、最終的には彼ママのペースで歩み寄ってきてくれることでしょう。■彼のすべてを愛し、受け入れる愛を育もう彼を愛し、将来を一緒に考えるということは、彼のいろいろな面やそれにまつわる人間関係も引き受けるということ。彼ママも、今の彼を作ってくれた大切な存在です。できれば、いい関係を築いて、全員が幸せになるようにしたいですよね。あなたのそんな気持ちがあれば、最初は難しくても、いつかは彼ママにも愛が伝わります。彼ママの難しさや寂しさまで、すべてを大きく温かく包み込めるような、優しい愛を育んでみてくださいね。(恵理世/コラムニスト)(ハウコレ編集部)
2019年01月08日子どもの発達が遅かったり、食が細かったりすると、「母親である自分が悪いのかも」と不安になりますよね。筆者も1人目はとても食が細く、離乳食の作り方を工夫をして30〜40分かけてあげても、食べてくれるのは3分の1ほどで悩みました。7歳長男、3歳次男、1歳長女と3兄妹をもつ今では、それぞれの発達や食欲、気質がバラバラな様子を見て、「母親が悪いのではなく個性が強い」ことを知りました。どれほど3人が違うのかをご紹介します。乳児期の発達・気質・食欲我が家の3兄妹は、寝返り・ハイハイ・一人歩きなどの発達が、平均と比べて上の子から「2〜3ヶ月遅い、平均と同じ、2ヶ月早い」状態でした。たとえば寝返りを始めたのは上から「7ヶ月、5ヶ月、4ヶ月」、一人歩きを始めたのは「1歳4ヶ月、1歳、10ヶ月」です。気質や性格は、上の子から「神経質でとても慎重・ヤンチャで後先を考えない・おてんばでマイペース」。長男は「石橋を叩いて壊してしまう」と例えられるほど慎重ですが、次男は「まず行動してから考えるタイプ」、長女はその中間です。離乳食に対する食欲は、上から「食が細い、食欲旺盛、普通」といった状態。長男はどんな調理法を試しても離乳食を食べてくれませんでしたが、次男は何でもすぐに食べてしまいました。今でも長男は食が細く、水分もあまりとりたがりません。ちなみに長男には数々の食物やハウスダスト、動物のアレルギー、花粉症や軽いアトピーがあり、次男にはありません。幼児期の遊び方もバラバラ幼児期の遊び方も、それぞれ異なります。長男は文字を書いたり、迷路や間違い探しが好きでした。集中力が高く、一つのことをやり続けるタイプです。一方でブロック遊びなど、立体的なものを自分で考えて作るような遊びはしませんでした。反対に次男は、ブロックや粘土で自由に物を作ったり、プラレールが好きです。好奇心旺盛ですが、集中力のないタイプ。迷路や文字を書くということは苦手なようで、嫌がります。長女は現在1歳4ヶ月ですが、長男と次男の間をとったような遊び方をしています。乳児期の発達だけでなく、妊娠中のつわりや食の好み、体調も3人共異なりました。「3人育てるとそれぞれの子がバラバラで、子どもに親の期待を押し付けなくなる」という話を聞いたことがありますが、それを実感しました。それでも1人目のときは、発達が遅いのも、食が遅いのも自分のせいかもと落ち込んだものです。親のせいではなく子どもの個性と捉え、どんなタイプの子なのか、その子らしさを観察することをお勧めします。PHOTO/Fotolia
2018年08月20日『義母と娘のブルース』(TBS系)第2話が7月17日に放送された。描かれたのは、宮本家にやってきた亜希子(綾瀬はるか)が、みゆき(横溝菜帆)の“理想の母親”になるべくひたすら努力を重ねる姿。はたして母親は、子どもにとっての“理想の母親”であるべきなのか。そもそも“理想の母親”は“良い母親”なのか。ドラマの“義母と娘”が私たちに示した、その答えとは?■“良い母”が選択するテレビのチャンネルは?「みゆきちゃんの求める母親像と、私の提案する母親像にギャップがあるということ。それはクライアントのニーズをキャッチできていないということです」。宮本家での生活をスタートした亜希子は、接待の鉄板ネタ“腹芸”がウケなかったことで、みゆきと自分が思う母親像のギャップを痛感していた。そこをなんとか埋める方法を模索してきた亜希子だったが、そんな彼女に良一(竹野内豊)がかけたのは「亜希子さんのイメージするお母さんでいいと思います」という言葉だった。さっそく亜希子は、みゆきが見ていたテレビをアニメから野球中継に変更し、「良い母親なら、野球中継をサジェスチョンするのではないかと推測しました」と勝負に出る。しかし「みゆきのママはアニメ大好きだったけど、悪い母親だったってことなんだ」と口を尖らせる娘に撃沈。このやりとりが、早くもそれぞれが思い描く“理想の母親”は十人十色であること、そして“理想の母親=良い母親”でもなければ、“理想の母親=悪い母親”でもないことを明示していた。■理想の母のコピーは=良い母? 家族はクライアントなのか自分も母親と幼いうちに死に別れたことから、「母親はこうあるべき」というイメージがないという亜希子。たしかに、多くの人にとって「母のような母になりたい」「母がああだったから、自分はこうになりたい」など、自分の母親が基準となって“理想の母親像”が作られていくものだろう。ゆえに、みゆきにとっては亡くなったママが“理想の母親”の基準となるのは当然のこと。けれども、みゆきは“ママのコピーのママ”になろうと努力する亜希子に、「それはそれでヤダ」という。母に供えるものとは違う色のカーネーションを差し出しながら、「同じ色じゃないから」というみゆき。自分の“理想の母親”は亡くなったママ。けれども、自分のために一生懸努力する亜希子もまた、“母親”として受け入れることを決めたのだ。ビジネスのように、何を達成したら“良い母親”という具体的な数値があるわけではなく、理想の関係は、あくまで心が決めるもの。家庭では、“相手の意向”を汲んでプレゼンを繰り返すことではなく、自分をさらけ出しながら互いを認めていくことが大切なのだろう。だって家族は、クライアントではないのだから。■理想は理想! 忙しい母親たちの現実みゆきには、亡くなったママという具体的な“理想の母親”がいるが、一般に子どもが思い浮かべる“理想の母親”は、「怒らない」、「お菓子やお小遣いをくれる」、「ほしいおもちゃを買ってくれる」…表面的には、そんなところかもしれない。だが、子どものことを思えば思うほど、親の思う“理想の母親像”は、子どもが思う“理想の母親像”から遠ざかっていくものだ。宮本家に限らず、親子に必要なのは、そんな母子間にある“理想の母親像”のギャップを埋める努力ではなく、その家族だけの新たな“母親像”を築いていくこと…なんてカッコイイことを言ってみたが、あくまで“理想は理想”。実際には、そう割り切らなければ務まらないのが“母親の現実”である。いままではみゆきに気に入られるべく忖度を繰り返してきた亜希子だが、今後は“母親”として新たな壁にぶつかることになりそう。キャリアウーマンの亜希子が仕事と育児を両立していく姿も見てみたかったが、「専業主婦は新たな武器になる」と自信をみせる彼女の主婦姿にも期待大。これから、亜希子がどのような“母親”になっていくのか楽しみだ。■父親は体調不良!? 再婚に隠されたヒミツとは物語のラストでは、優しくて素敵なパパとして視聴者を癒やしてきた良一が倒れてしまうという衝撃的な展開も。幼い頃に母親を亡くし、母親になろうとする亜希子。母親を失い、義母を受け入れようとするみゆき。そして体調の優れない良一…。この再婚に隠されたヒミツが表面化するに連れて切ない感情も湧くが、ここに麦田章(佐藤健)が一体どう絡んでくるのか。まだまだ謎は深まるばかりだ。次回は、亜希子がPTAを廃止しようと乗り出す。実際、このPTA問題に頭を悩ませているママたちは多いだけに、亜希子が“不動の組織”にどう立ち向かっていくのか注目したい。『義母と娘のブルース』第3話は7月24日よる10時から放送。TBSテレビ 火曜ドラマ『義母と娘のブルース』火曜よる10時から
2018年07月24日メディアで話題の心理カウンセラー、心屋仁之助さんとその一門があなたの相談に答える「凍えたココロが ほっこり温まる、心屋仁之助 塾」。今回は、「子どもに苦労させてばかりで、母親失格です」という、かおぽんさん(43歳・派遣社員)に、心屋塾上級認定講師の小野美世さんからアドバイスをいただきました。■かおぽんさんのお悩み10年前に離婚をし、二人の子どもを育ててきました。長女は温和で優しくてしっかり者です。高校卒業後、1年間働いたお金をためて現在は短大へ進学し、実習でも褒められているようです。 私は彼女に今まで何ひとつ「親らしいこと」をしてあげられませんでした。お金にも苦労し、かわいそうな思いばかりさせてきました。成人式も彼女が自分ですべて支度し、私を食事へ招きました。私は親として恥ずかしく、一緒に写真を撮ることも、食事も断ってしまいました。娘は「一生の思い出だから来て!」と泣いていました。 この先、車の免許も取らせてあげたいし、就職祝いもしてあげたいし、結婚祝いも……。苦労をさせた分、幸せになってもらいたい気持ちはあるのに、今も金銭的には自分と長男が生きていく分でやっとです。やがては長男にも同じ思いをさせてしまうであろう恐怖に、最近は「いなくなりたい」と思う日も。自分の価値をちっぽけに感じ、何をしても楽しくなくなりました。どのように気持ちを切り替えて頑張ればよいかがわかりません。子どもを愛しているのに。母親失格です。※一部、質問内容を編集しています。■心屋塾上級認定講師の小野美世さんよりかおぽんさん、初めまして。心屋塾認定講師の小野美世です。ご相談ありがとうございます。離婚されて10年、二人のお子様を育ててこられたのですね。読ませていただいて、娘さんは、かおぽんさんのことをとても好きなのだなと思いました。温和でやさしく、しっかり者に成長され、自分で希望して選んだ道を、自分にできる資金の計画をして楽しく進んでいる。そして、これまでずっとお世話になったお母さんへの感謝を伝える場を自分で計画され、かおぽんさんを招待された…。かおぽんさんが「お母さん」としてお子さんたちの心にいつもいたから、娘さんはこのようにすてきに成長されたんだなあと感じました。「今まで何ひとつ親らしいことをしてあげられなかった」と書いてくださっています。かおぽんさんが家計を担われていたとすれば、仕事でお子さんたちの側にいてあげられる時間は短かったのかもしれません。「普通の家庭なら、もっとこういうふうにしてあげられるはずなのに、私にはそれができない」というつらさも常に感じておられたのかもしれません。 「親らしいこと」って、なんでしょうか。広い家に住まわせることでしょうか。毎日立派な食事を作ることでしょうか。子どもが欲しがるものを、不自由なく買い与えることでしょうか。周りの子と同じような習い事をさせることでしょうか。確かにそういうことも必要なのかもしれません。かおぽんさんは「自分は、娘さんの愛情を受け取るに値しない」と思っておられるのかもしれません。でも、食事会への招待をお母さんに断られた娘さんは、「お母さんは、私のことが好きじゃないんだな」「お母さんは、私と一緒に楽しい時間を過ごしたくないんだな」と、思ってしまうかもしれませんね。私も母親にプレゼントを快く受け取ってもらえなかったときに、そう感じた経験があります。「何もできなかった」と思っている自分のまま、娘さんからの感謝を受け取ってみてはいかがでしょうか。「何もできなかった」と思っているのは、かおぽんさんだけ。子どもにとっては、親は「そこにいてくれるだけでいい」ものです。お母さんが家にいてくれるだけでいいのです。その存在だけでいいのです。「いいえ、私は仕事で子どもたちのそばにいられなかった」とおっしゃるかもしれません。でも、かおぽんさんが仕事で家にいない間も、子どもたちの心のなかにはいつもお母さんの存在があっただろうと思います。それで十分なのです。それが十分、親らしいことなのです。そして、「私はこんなにできなかった」とご自身を責めたり、愛してるのに素直にその気持ちを表せなかったり。そういったことも「親らしいこと」ですよね。かおぽんさんは、十分、母親らしい素敵なお母さんです。かおぽんさんにプレゼントしたい言葉は次の通りです。「私十分、いい母親だったらしい」「私がいるだけで、子どもたちは幸せ」「今度は自分が受け取ってもいい」「なーんにもしていないけど、受け取ってもいい」娘さんにとっては、車の免許や就職祝いなどの「この先の経済的な支援」よりも、「今ここにお母さんが自分と一緒にいてくれること」のほうがうれしいはず。ご自分を少し、許してみてください。そうすれば、息子さんのときにもまた同じようになるのではないか…という恐怖も和らぐはずです。これからは、お子さんたちに助けてもらってくださいね。応援しています。・このカウンセラーのブログ (編集/外山ゆひら)
2018年05月17日結婚して子どもを持ち、毎日育児や夫のワイシャツにアイロンがけをしていたりすると、ふと、「私ってなんだろう?」と感じることもあるはず。母親として子どものお世話をするのも、妻として夫をサポートするのも“幸せだ”と思うけど、どこか“本当の自分”ではない気がする…。母親でもない、妻でもない、もうひとりの自分になりたいと感じたら、どうすればいいのでしょうか?世のママたちの声を調べてみました。正社員でもパートでも仕事をして社会とつながりをもつ前述のような悩みをもつママたちのなかには、仕事をしてもうひとりの自分をみつける人が多いようです。そもそも仕事をするのが好きな人であれば、正社員として働き、自身のキャリア形成を大切にしている人もいます。パート勤務のママでも、家から外に出て、気持ちを“仕事モード”に切り替えることで、家庭のストレスや悩みをいったんリセットできるのだとか。また、自分が働くことで収入が増えるため、家事代行サービスやロボット掃除機などを活用して、家事時間を短縮させ、自由時間を増やして自分のやりたいことを楽しむという人もちらほら。つまり、母親でもない、妻でもない自分になりたいときには、家庭と距離をおき、自分の時間を大切することが重要といえそうです。仕事をしなくても、もうひとりの自分になれる「母親でも妻でもない自分になりたいけど、働くのはちょっとこわい…」そんなママもいると思いますが、仕事以外にも方法はあります。もっとも簡単かもしれない方法は、独身時代の友人たちと遊ぶこと。週末に子どものお世話を夫に頼み、数時間だけでも友人たちと過ごす。こうするだけでも、ひとりの女性としての自分を再確認することができるのだとか。友人たちと過ごす時間を作れないのであれば、日ごろから自分の好きなものを収集してもよさそうです。母親でも妻目線でもなく、完全に自分の好みに合わせたものを考え・集めることでも、自分らしさに気づけるきっかけ作りになるといいます。毎日休む暇なく、子どもや夫の生活を支えていると、自分のことは後回しになりがちで、気づくと「私って…?」と悩むこともありますよね。でも焦らずに、ゆっくり自分のペースで、自分を大切にしてあげる時間を設けるようにしてみましょう。(文・山手チカコ/考務店)
2018年03月08日*画像はイメージです:離婚が成立して、子どもの親権が母親にある場合、その子どもと会わせてもらえないことで悩み、時にはうつ状態になってしまう父親が意外に多いことがマスコミで取り上げられるほど目立ってきました。どういう事情から会わせてもらえないのかは、ケースによって異なりますが、離婚後に別れた子どもと会う権利は、親権を持たない側に認められないのでしょうか。親権問題に詳しい三宅坂総合法律事務所の伊東亜矢子弁護士にお訊きします。 ■離婚後も面会交流の権利は認められている「面会交流について、現在の裁判例の多くがその権利性を認めており、平成24年4月に民法766条が改正され、協議離婚に当たっては“父又は母と子との面会及びその他の交流”について協議で定める旨が盛り込まれました。この場合、“子の利益を最も優先して考慮しなければならない”とされています(民法766条1)」(伊東弁護士)民法の改定で、離婚後も別れた親との面会やなんらかの交流が行われることを話し合って決めてから別れる、ということが法律上明確化されたわけです。注意したいのは「協議離婚」という、いわば夫婦で話し合って円満に離婚するケースについて定めていることです。離婚裁判となると、子どもとの面会についても争うことになります。しかし、協議離婚の場合でも、面会の権利があるとしても、離婚後は会わせてくれない場合もあります。権利を主張しても会わせてもらえないのでは、訴えざるを得ません。それでは、なんのために協議離婚をしたのか、子どもを思って穏便に済ませたはずが、結局裁判になってしまうのでは意味がありません。そこで、せめて協議離婚の際は、夫婦間での合意内容を公正証書として残しておくことです。公正役場の公証人が作成するので、法的にも有効な書類です。とはいえ、証書を根拠に強制執行可能なのは金銭債権で、あくまで公式に約束したということを記した書類に過ぎません。 ■子どもの面会ルールを立てても通らない場合がある公正証書作成時に、子どもとの面会について記すとしても、「1年の半分は親権のない親の側で過ごす」などとなると、これは問題があります。未成年の子どもにとって、1年の半分は、いつもと違う家から学校に通うことになるわけで、とても現実的とは思えません。伊東弁護士によると、別居している夫婦が娘の親権と離婚を争った訴訟で、妻側が「面会は月一回程度」と提示したところ、夫側は「隔週末や年末など年間100日を確保する」と提示しました。親権も争う裁判だったため、家裁は「子どもが親の愛情で健全に育つには夫を親権者にするのが相当」と判断しました。しかし、子どもにとって年のうち100日も別れた側の親元へ通うのは、実生活を考えるとかなりの負担となります。この訴訟は東京高等裁判所まで持ち越され、家裁の判断を覆し、母親を親権者としました。現在は父親が上告の意思を示しているとのことです。「高裁は、年100日という父親側の提案では子どもの体への負担のほか、学校や友人との交流にも支障が生じることなどを指摘したということです。もっとも、父親側の“年100日”の提案はあくまで計画であり、具体的な実施に当たっては子の意思を最大限に優先して行えばよいとも言え、上記の判断には疑問もないわけではありません」(伊東弁護士)最も、この父親は、これまで1年に1回程度しか合わせてもらえず、様々な法的手段に訴えてきた経緯があり、いい結果が出なかったためにかなり多数回のルールを提案したようです。 ■反抗期で可愛くなくなると親権を手放す親もこうして、せっかく勝ち取った親権も、子どもが小さくて無邪気な頃を過ぎると、思春期になり、離婚した親に反抗的になってきます。時には面会もしたくない、などといい出すこともあります。筆者の知るもっとも非道いケースでは、思春期の親子喧嘩で、親権を持つ親が「もう一緒に暮らせないから、親子の縁を切る」と別れた側と子どもに宣言、子どもを放置して再婚した夫に内緒で恋人を作って騒動を繰り返し、食事もろくに与えていなかったため、家庭裁判所はすんなり、親権の移動を認めたというものです。この場合、縁を切った親は子どもと面会できるのでしょうか?「実親と子どもが“縁を切る”という手続について、6歳未満(養親となる者が6歳未満のうちから監護していた場合は8歳未満)の子について民法817条の2の特別養子縁組を行った場合にのみ“養子と実方の父母”との親族関係が切れることとなり、13歳以上15歳以下では“縁を切る”ことはできません。いずれにせよ、親が自ら“縁を切る”と言い出しているような状況で、当該親と面会交流させることが“子の利益を最も優先して”適切とは言い難く、仮に当該親が“やっぱり会わせろ”と言い出したとしても、これを正当な権利行使として保護すべきかどうかは慎重に判断されなければならないと考えます」(伊東弁護士)このケースでは子どもがすでに15歳以上であり、「一生会いたくない」と主張しており、面会はかなっていません。家庭裁判所での調停でも、自分の非を認めたものの、縁を切る気持ちは変わらなかったそうです。今、子どもと会えないと悩んでいても、このように可愛い盛りを過ぎて相手が親権を放り出す場合もあるのです。決してあきらめずに追い続けましょう。 *記事監修弁護士:伊東亜矢子(三宅坂総合法律事務所所属。 医療機関からの相談や、 人事労務問題を中心とした企業からの相談、離婚・ 男女間のトラブルに関する相談、 子どもの人権にかかわる相談を中心に扱う。)*取材・文:梅田勝司(千葉県出身。10年以上に渡った業界新聞、男性誌の編集を経て独立。以後、フリーのライター・編集者として活躍中。コンテンツ全般、IT系、社会情勢など、興味の赴く対象ならなんでも本の作成、ライティングを行う。)【画像】イメージです*マハロ / PIXTA(ピクスタ)
2017年02月27日【ママからのご相談】来年、中学校に入学する子どもの母親です。小学校と中学校とでは大きな差があると、先輩ママから聞きました。それに、テレビなどでも「中1ギャップ」という言葉があると聞いて、心配の種が多くなっています。親は心配事にどう対処したらいいか知りたいです。●A. 不安な点を明確にして、1つ1つに対処していきましょう。こんにちは。メンタル関連を中心に書いているメンタルケア心理士の桜井涼です。ご相談ありがとうございます。中学入学に関して、親が不安になっている問題は大きく分けて3つあると思っています。その3つとは、「学習・学力」「生活背景」「金銭面」です。その一つひとつをどう乗り越えて、子どもを支えるために必要な心の準備をしていくかが大切なポイントになります。実際に現在中学生のお子さんを持つ親御さんから話を聞き、不安をどう乗り切ったかをまとめてみましたので、参考にしていただけたらと思います。●(1)学習・学力の面中学校では、英語がどんと入ってくる、教科別で先生が変わる、定期テストがあるなど、お子さんの学力が明確になります。そして、教科ごとに宿題が出るので、自主的に進めていくことができるのかと不安になる親御さんが多いようです。学習については今から自主学習ができるように癖をつけておくことが、親にも子にも不安を解消することのできる方法だと思います。中学生になったらできるというものではありませんので、今から自主学習を練習する 形を取ってみると案外うまくいきます。方法としては、最初は自主学習をなぜしなければならないかをお子さんと話し合いましょう。理由を理解させることで、始めやすくなります。そして、スタートは数分単位から始める ことをおすすめします。いきなり宿題以外に何十分も学習するのは苦痛に感じて、苦手意識を植え付けることになります。いったん苦手意識を持ったら、頑張らせるのが難しいです。おすすめしたい自主学習のスタートは、“音読 ”です。どの教科でもいいので、教科書を声に出して読ませてみましょう。声に出して読んで耳で聞いて、目で文字を追うという五感をフルに使っての勉強法なので、頭に入りやすいです。そして時間も短くて済むので、お子さんにとってやりやすいはずです。●(2)生活背景の面(中1ギャップを含む)現役中学生をお子さんに持つ方たちにお話を聞いたところ、さまざまな心配事があったとのことでした。『わが子が悪い仲間に入るのではないか』(中1男子の母)『学校に行きたくないと言い出したら……』(中2男子の母)『いじめがあったらどうしよう』(中3女子の母)『思春期に入るので、その辺が心配』(中3女子の母)『性的な何かがあると怖い』(中2女子の父)『何かあったとき、先生はどこまで対応してくれるのか』(中1女子の母)などです。中学校では、生活が一変したように感じます。そのため、新しい環境(学習・生活・人間関係)になじむことができなくなって、ストレスからいじめが起こったり、不登校になってしまったりするといった問題が起こってくることもあります。これを『中1ギャップ 』と言い、大きな問題となっているのです。こういった状態になったときには、自分の居場所(ゆっくり心を落ち着けることができる時間・場所・人がいるなど)があることが必要です。家庭を子どもにとって安心できる場所にしておく ことが、子どもの心の支えとなります。●(3)金銭的な面入学する前に、制服・カバン・指定のジャージ・通学費用などさまざまなものが必要になります。入学前に準備が必要な物を購入するとなると、公立に入る場合は20万円程度かかると言われています。私立の場合は50万円程度が必要になるようです(学校によって変わります)。貯蓄を切り崩したり、学資保険からお祝い金が出たりということもあるため、それを使うと試算している家庭もあるかと思います。それでも、シングルの家庭や、予算が足りないというところもあるかもしれません。そのときは、各市区町村で『就学援助制度(就学援助費) 』を申請するという手もあります。この場合、次のような費用を出してくれます。・学用品費・通学用品費・校外活動費・通学費・修学旅行費・医療費などです。ただし、申請後に審査がある市区町村もある ようですので、確認が必要になります。こういった援助が住んでいる地域でもありますので、安易に教育ローンに走るのではなく、調べてみることで金銭面の不安を解消することになると思います(教育ローンが悪いというわけではありません。援助がある場合は利用した方がいいということです)。●おわりに小学校から中学校へという大きな節目では、子どもだけでなく親の方が不安に思うことが大きいと思います。不安は、不安になればなるほど気持ちが不安定になり、恐怖を生み出してしまうことにつながります。1つずつ解決することを考え、親が冷静になることが大切です。相談者様のお力になれたら幸いです。ご相談ありがとうございました。【参考文献】・『10代からの子育てハッピーアドバイス』明橋大二・著●ライター/桜井涼(メンタルケア心理士)
2016年08月03日「小さい子どもがいるんだから、早く帰りなよ」と上司に言われたら、あなたはどう感じますか。子どもが生まれても働き続けることは男女問わず当たり前の世の中ですし、母親も父親も働きながら家庭と育児の時間を大切にしたいと考えている今の世代にとっては、上記のような上司の言葉掛けはありがたいはずです。しかし、実際にはそんな上司の一言に傷ついたり、働く意欲をそがれたりという人は少なくありません。一体この背景では何が起きているのでしょうか。「早く帰りなよ」発言以外にも、「復帰する時は時短を取るんでしょ? 」「○君には、今度こっちのプロジェクトを担当してもらうよ」などといったフレーズも、働く親たちを何気に傷つけてしまう言葉の典型例です。○傷つく理由は部下側にもある!?言葉を掛ける側である上司本人はどう思っているかというと、まさかその一言が部下を傷つけたりやる気をそいだりしているとは思ってもいません。実際、上記の各フレーズを改めて客観的に見てみると、言葉そのものからは悪意やネガティブさは感じられないと思います。むしろ上司としては部下を思って良かれと思って言っており、配慮や応援の気持ちの表れであることが多いのです。にもかかわらず言葉を受け取る部下側が傷ついてしまうのは、「きっと今の私は期待されていないんだ」という弱気さや、「残業ができないからしかたないよな…」と制約がある中で働くことへの不安や後ろめたさとの葛藤が自分自身の中にあるからです。一概には言えませんが、ずっとバリバリ働いてきて、親としても頑張って働きたいとやる気のある人ほど傷つきやすい傾向もあると思います。「早く帰りなよ」といった上司は、仕事と育児の両立を応援しているからこそ、帰れる時には堂々と帰っていいよと言いたかっただけかもしれません。また、今までのようなプレーヤーとしての働き方だけでなく、マネジメントの力もつけてもらいたいと考えているからこそ「別のプロジェクトを担当してみないか」と言っているのかもしれません。そういった意図を部下にきちんと表現できない上司にも問題があることは否定しません。しかし受け取る側も、「どうせ私なんて期待されてないわ」と最初から否定的に捉えてしまうのは、上司の意図を理解するためのコミュニケーションを怠っていることと同義です。上司と部下がお互い信頼し合える関係にあれば、子育て時期特有の制約がありつつも組織に貢献し、個人の能力を伸ばす環境はもっともっと整うはずです。親となって働く今後を考えるにあたっては、はじめは勇気がいるかもしれませんが、お互い腹を割って話してみることが重要なのではないでしょうか。※画像は本文と関係ありません。○著者プロフィール株式会社ここるく 代表取締役 山下真実「わが子を大切するために、ママが自分自身を大切にできる子育てスタイル」を提案し、人気のレストランが託児付きで楽しめるサービス「ここるく」を運営するママ起業家。投資銀行や金融系コンサルなど金融業界でキャリアを積みつつ、2011年に第一子を出産。初めての子育て中に「今まで気にもとめていなかった当たり前の事が、産後は一 気にできなくなるんだ! 」と感じたことがきっかけとなり、現代に合った子育て支援を実現するため2013年に株式会社ここるくを設立。同サービス運営を通じて得られる働くママ達のリアルな視点とコンサル経験を活かして、企業に対する女性活躍推進コンサルティングを行う。全プラン託児付き! 新しい子連れランチ・おでかけスタイル「ここるく」
2016年01月13日