ママたちから寄せられた体験談や悩みをマンガ化しているまめねこさん。今回は、ある小児科の看護師さんがお話ししてくれた「子どもの低血糖」の体験談をマンガで紹介します。子どもを朝起こしてもすぐに寝てしまう、ぼーっとしているなどの症状が「低血糖症状」だと気付かずに安静に休ませているうちに、症状が進んでしまうということがあるそうです。ある日、クリニックに1本の電話がかかってきました……。 お母さんに抱えられて到着した2歳の男の子は…… 看護師さんは、クリニックを受診した子どもに低血糖が多くみられることからまめねこさんにマンガ化を提案してきたそうです。 このお話に出てくるお母さんに抱えられてやってきた2歳の男の子も、朝起こしても寝てしまう、熱もないのにぐったりしているなどの情報から看護師さんが予感したとおり、低血糖だったようです。前日は微熱と食欲低下があり、夕食を食べなかったことが原因だろうと医師は言いました。 食欲がなくても少量ずつでも、ラムネやカルピスなどで糖分を摂取することが大切なのですね。そして何も食べられないなら「早めの受診」が肝心とのこと。 子どもが遊びに夢中になっていると、つい水分や糖分の摂取するタイミングを逃してしまったり、食欲がないならと夕食をとらせず眠らせてしまったりするなど、やってしまいそうですよね。10歳前後までは血糖コントロール機能が未熟であるなど、正しい知識をもって、大人が子どもの低血糖予防を意識しておきたいですね。 ※ラムネなどの丸くつるっとしたものは、表面が滑らかなためにふとしたときに飲み込んでしまって喉につまってしまうことがあります。発達に応じて小さくして食べさせるなど、注意が必要です。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。著者:マンガ家・イラストレーター まめねこ
2022年06月03日@LOVEPOOH0419さんがTwitterに投稿した、病院でのエピソードを紹介します。投稿者さんは、三男を連れて、小児科に行きました。その小児科には、長男と次男もお世話になっており、実に16年間も通っているそうです。小児科の医師は、普段から無口で、淡々と診察をこなすタイプ。しかし、投稿者さんが三男を小児科に連れて行った時、医師に初めて親しみを感じたといいます。その理由は、医師が、三男が着ていたTシャツに反応したためでした。長年通う病院の超無口な男性医師に「イカしたTシャツですね。僕も猫を3匹飼ってまして猫が大好きなんです~(以下割愛)」と言わしめた服がこちらです。 pic.twitter.com/Tm03hy1G9v — んぷぷのぷっぷ(元プラナリアの右側。あの人と分裂しちゃったみたい。) (@LOVEPOOH0419) June 2, 2022 三男が着ていたのは、猫の顔が一面にプリントされたTシャツ。それを見て、医師は「僕も猫を3匹飼っていて、大好き」と口を開いたのです!医師が親しみを持って話す姿に、投稿者さんは「16年間で初めてのことなのでビックリ」とコメントしています。投稿者さんのエピソードに、さまざまな反応が上がりました。・24時間着ていたくなる…!欲しい。・猫が好きな人には、たまらないデザイン!・見れば見るほど、笑ってしまう!普段は無口な医師でも、大好きな猫を目にすると、つい口が開いてしまうようです…![文・構成/grape編集部]
2022年06月03日ウーマンエキサイトをご覧の皆さま、こんにちは!7歳と4歳の姉妹を育てております、ぴなぱと申します。今回はかかりつけの小児科のお話です。わが家は今の家に住み始めた頃から、ずっと同じ小児科にかかっています。当時長女がまだ2歳前(次女は生まれてもいない)だったので、もうかれこれ6年近くお世話になっていることになります。「すこやか小児クリニック(仮名)」の先生は優しく丁寧で、内科以外の肌や目のトラブルもとりあえずここで診てもらって、必要なら専門の病院を紹介してもらうという形で今まで過ごしてきました。私は電話が苦手なので、電話ではなくネット予約できるのも助かるし、完全予約制のため待ち時間がほぼないのもうれしいです。難点を上げるなら家から若干遠いことですが、それでも車で15分くらいなのでそこまで気にはなりませんでした。そんな大好きなかかりつけ医ですが、先日困ったことに…。当日予約でも大抵どこかしらの時間は空いているすこやか小児クリニックですが、なぜかその日は朝イチの時点で午前も午後も全ての診察予約がいっぱい。完全予約制のため予約ができないと受診できません。長女は鼻水が止まらずすぐにでも薬が欲しいと言うし、横で次女も怪しい咳をしているので、どうしても今日中に病院に行きたいところ。仕方がないのでかかりつけ以外の小児科に行くことに…。うちの周りは比較的小児科が多いのですが、あえて少し遠めのすこやか小児クリニックをかかりつけ医にしているのには理由がありました。今の家に引っ越してきた頃、かかりつけ医を決めるためにいろんな小児科に行ってはみたんですが、すこやか小児クリニック以外にこれといった小児科に出会えていなかったんです。今まで行ったことがある小児科は何かしら合わない部分があって足が遠のいたため、今回はまだ行ったことのない小児科を受診してみることに。今回みたいなことがまたあるかもしれないので、もし合う病院だったらサブのかかりつけ医にしたいなという気持ちもあり、条件的にはバッチリな「ぐんぐんファミリークリニック(仮名)」に行ってみました。あとは先生との相性次第。いざ入ってみると…感染対策がすごくされている!すこやか小児クリニックは完全予約制ということもあり、元々の待ち人数が少ないので、明らかな発熱症状などがなければ隔離はされませんでした。しかしぐんぐんファミリークリニックは咳や鼻水など風邪の症状がある患者は全て隔離でした。さらに…!コロナ禍の現在、こういう対応の病院も増えているのかもしれませんが、私の知る限りではこの状況でコロナの検査ができる病院は初めてでした。その日のうちに連絡があり、結果は陰性でただの風邪でした。コロナかもと思って受診したわけではなかったのですが、もしもの場合この段階で感染が判明するのは周りのためにもとても助かります。陰性だとはっきりしていれば安心もできますしね。かかりつけのすこやか小児クリニックへの信頼は揺るぎませんが、今のこのコロナ禍に限って言えば、ぐんぐんファミリークリニックを受診してもいいかもと考えています。私の中で一番大事にしたいのは先生の腕と相性であるのに変わりはありませんが、コロナ禍においては、小児科選びの基準も少し変わるのかもなと思った出来事でした。
2022年05月19日出産した病院でわが子の1カ月健診を受けたときに、頭頂部付近にある大泉門がほとんど閉じていると小児科の医師から指摘を受けました。それに加えて、全身の緊張が強い傾向にあるとのこと。まさかわが子が1カ月健診で異常が見つかると思っていなかったので、驚き、動揺して頭が真っ白になりました。1カ月健診で大泉門がほとんど閉じていた個人差はあるものの、通常1歳半前後で閉じ始めると言われる大泉門がわが子はとても小さく、1カ月健診のときにはすでに閉じかけていました。医師の説明によると、大泉門が早くに閉じると頭蓋骨が大きくならず、成長とともに大きくなる脳を圧迫して発達に影響が出てしまう可能性があるとのことです。 しかし、まだかろうじて大泉門が少し開いているので、少しずつでも頭囲が大きくなっていけば問題はないとのこと。経過観察をしていくことになりました。 かかりつけ医への受診産院では病名は聞いていませんでしたが、家に帰って母子健康手帳を確認すると、1カ月健診の記録欄に「軽度筋緊張亢進疑い」と書いてありました。どのような状態なのか気になりネットで検索したところ、脳への障害につながる情報が多く、不安でいてもたってもいられなくなった私。上の子が通っているかかりつけ医へ相談に行きました。 そこでは、まだ月齢が小さすぎて今の段階で診断することは難しく、大きい病院で検査してもわからない可能性も高いので、もうしばらく様子を見ましょうと言われました。 市の3カ月健診生後3カ月半のとき、市の3カ月集団健診を受けました。そこで1カ月健診のときに受けた指摘について説明し、筋緊張が強いことなど気になっていることをすべて小児科の医師に相談しました。 先生は丁寧に答えてくれ、診察の結果、大泉門は閉じかけているが、1カ月健診のときよりも頭が大きくなっているとのことでした。また、全身の筋緊張も確かにあるが、1カ月健診のときよりも状態はよく、安心していいとの診断でした。そして、念のため1カ月後に同じ先生に再診してもらえることになりました。 4カ月健診そして3カ月健診の1カ月後、大泉門は閉じていないか、頭は大きくなっているか、筋緊張は和らいでいるかなどを前回と同じ小児科の先生に見てもらいました。 頭は1カ月前よりも1cm大きくなっているので安心していいと言われ、やっとほっとすることができました。筋緊張も前ほどはなくなっていました。筋緊張も、寝ているときと起きているときとでは多少変わり、月齢が小さいときには判断が難しいため1カ月健診で経過観察になったのだろうとの説明を受けました。今後は月齢とともに頭が大きくなっているか家庭で様子を見ていくようアドバイスをもらいました。 1カ月健診で要観察になり、そこから経過観察の3カ月がとても長く感じました。指摘を受けたときは不安でいっぱいでしたが、生後半年経った今は発達に問題もなく、順調に頭も体も大きくなっています。今も念のため、1~2カ月に1回、市の育児相談で身長・体重と頭囲を測り、様子を見ているところです。子どもを育てていく中で不安はつきものですが、今後もわが子の成長を喜びながら、楽しく子育てをしていきたいと思います。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 監修/助産師 松田玲子 原案/福山あかね作画/やましたともこ
2022年05月04日この記事では赤ちゃんの絵本の読み聞かせについて、医師監修のもとマンガで解説します。スキンシップとしても、教育としても絵本の読み聞かせには効果があります。最初は身近なモチーフの絵本から入り、徐々に物語のある絵本に変えていくといいでしょう。絵本の読み聞かせは、赤ちゃんとのコミュニケーションやスキンシップなど大切な役割を果たします。でも、赤ちゃんが低月齢のころは絵本を読んであげても意味がわからないので、効果がないと思っている人もいるかもしれません。そこで今回は読み聞かせを開始する時期やコツについて解説します。 赤ちゃんに絵本を読み聞かせするのはいつから?個人差はあるものの、赤ちゃんが言葉を覚え出すのは1歳前後とされています。このころから、赤ちゃんは短い単語を使って感情表現をするようになり、1歳半ごろから赤ちゃんは語彙を増やしていき、短い文章を作って話し始めるのが一般的です。そうなると簡単な絵本の内容も理解できるようになります。「言葉を覚えさせる」「お話を楽しんでもらう」という意味では、1歳半を目安にして読み聞かせをするのが効果的です。 しかし、基本的には生まれてすぐからでも読み聞かせには意味があります。赤ちゃんは文字を理解しませんが、耳で音を聞くこと、絵を見ることなどを楽しみます。また、読み聞かせには学習以外の効果も多くあります。たとえば、読み聞かせは赤ちゃんと親のコミュニケーションの場です。親からやさしく語りかけることで赤ちゃんは安らぎを覚えますし、親も赤ちゃんへの愛情を確認できる時間となります。さらに、毎日寝る前に読み聞かせを習慣にすると睡眠の儀式となり、生活リズムも整いやすくなるでしょう。本が身近な存在となって、将来的に読書が好きになるかもしれません。絵本に興味があれば、言葉がわかるようになったころの読み聞かせもより楽しめるでしょう。このようなことから、赤ちゃんが絵本の内容をわからない時期でも、読み聞かせを始めることは有意義といえます。 先ほどお伝えしたとおり0歳児で言葉や物語は追えなくても、音や絵の印象だけなら楽しむことができるので、抑揚をつけたり、「にこにこ」などの擬態語などが含まれた絵本を読み聞かせたりして、一緒に楽しみましょう。親と一緒にいろいろな絵が移り変わる時間を過ごすのは、大切なスキンシップになります。まずは図書館や本屋さんで赤ちゃんに見せてみて反応が良いものを選んでもよいでしょう。 赤ちゃんに絵本を読み聞かせする効果は?絵本の読み聞かせのメリットとしてはまず、「情緒の安定」が挙げられます。赤ちゃんは絵本の内容がわかっていなくても親が読む声をずっと聞いていて、感覚的に気持ちのいい時間を過ごせます。優れた絵本は優れた文章で書かれているため、親の読む声も耳触りがよくなります。安心感のある時間をたくさん持つことで赤ちゃんの情緒は安定していきます。また、成長したときに感情表現が豊かで、他者への共感能力が高くなりやすいでしょう。 次に、「好奇心の芽生え」も重要なポイントです。家族に囲まれた日常ではなく、まったく知らない世界を赤ちゃんは絵本でのぞきます。その結果、赤ちゃんは好奇心が刺激され、キャラクターや世界観などを「もっと知りたい」と思うようになります。こうした感情は、成長したときの学習意欲や向上心へとつながり、芸術的な視点を養ううえでも大切な機会となります。 そして、「親子のきずなの再確認」も読み聞かせでできます。絵本は親から子に物語を読み聞かせることで、テレビではできないコミュニケーションが生まれます。同じ物語でも、親が工夫して読み上げれば、そのたびに赤ちゃんは違う感想をもつはずです。赤ちゃんは絵本の内容こそ覚えていなくても親から愛情を注がれた記憶は残っていくので、良好な親子関係を築く礎ができていきます。 赤ちゃんの絵本の読み聞かせ方のポイント読み聞かせするうえでのポイントは、赤ちゃんに「感想を求めない」ことです。赤ちゃんは絵本を読んでいる間、素直に楽しんでくれているはずです。しかし、感想を聞くのは意見の強要になってしまう恐れがあり、赤ちゃんはストレスを覚えてしまいがちです。場合によっては、絵本そのものへの嫌悪感につながりかねません。 読み聞かせが終わったら、「おもしろかったね」と声をかける程度で十分です。もしも赤ちゃんが気に入ってくれたなら、感想を求めなくても笑顔になったり、繰り返し読んでほしがったりといった反応があるでしょう。 「赤ちゃんと触れ合いながら読む」ことも大切です。読み聞かせはスキンシップの時間でもあるので、ひざに乗せたり、隣に寝たりしておこなうのが理想的です。こうした習慣を続けると、赤ちゃんは絵本の内容がわかっていなくても「お母さんやお父さんと触れ合える時間」だと思ってくれるようになります。そして、読み聞かせの時間が好きになり、将来的には本そのものに興味を持ってくれます。また、親子が仲良くなるためにも欠かせない時間になるでしょう。 月齢別のおすすめ絵本低月齢の赤ちゃんなら、「にこにこ」「わんわん」「ぶーぶー」など、言葉が繰り返されて心地よいリズムの感じられる絵本がよいでしょう。まだ視力が十分に発達していないことから、はっきりした色づかいや形が描かれている絵本の方がより楽しめると言われています。 生後10カ月ごろになると、赤ちゃんは絵本を玩具のように捉えて楽しむことができるようになります。しかし、この時点ではまだ物語までは追えません。赤ちゃんにとって身近なものをモチーフにしたシンプルな絵本を読み聞かせるのがぴったりです。 たとえば、野菜や果物などの「食べ物」の絵本は、赤ちゃんが見たことがある絵が多く、親しみをもって見ることができます。また、乗り物の絵本も愛されやすいジャンルです。電車や車を絵本で知った赤ちゃんは、実際に自分が乗る立場になったときに感動を覚えてくれます。知的好奇心を育むうえでも、適した絵本といえるでしょう。 1歳を超えたあたりから、赤ちゃんは簡単な物語にも反応できるようになっていきます。身近なテーマを好むのは変わらないものの、リズム感やユーモアをともなったフレーズが載っている絵本をおもしろがってくれるでしょう。さらに、音が流れる仕様になっていたり、歌が出てきたりする絵本も人気です。これらの絵本はリラックス効果があるだけではなく、音感を養うこともできます。そして、1歳半ごろからは知育絵本を取り入れるのも効果的です。ごはんや着替えといった生活習慣を楽しみながら学べる絵本によってマナーを教えてあげるのもいいですね。 注意点としては、絵本選びが親の自己満足にならないことです。優先するべきは赤ちゃんの好みであり、苦手な本を無理に読まされても赤ちゃんは心から楽しめず、読み聞かせという行為そのものが苦痛に変わっていくかもしれません。赤ちゃんの好きなジャンルを意識して本を選びましょう。 まとめスキンシップとしても、教育としても絵本の読み聞かせには効果があります。赤ちゃんが生まれたら、積極的に読み聞かせをおこないましょう。赤ちゃんが読んで共感できる内容は時期によって変わっていきます。最初は絵の印象や音を楽しめるものから始めて、10カ月ごろになったら身近なモチーフの絵本も取り入れつつ、徐々に物語のある絵本に変えていくといいでしょう。 作画/はたこ監修者:医師 神奈川県立こども医療センター総合診療科部長 松井 潔 先生
2022年04月30日感覚過敏と感覚鈍麻Upload By かさはらあやこ自閉スペクトラム症のある息子は感覚過敏も感覚鈍麻もあります。この過敏や鈍麻がきっかけでパニックや癇癪が起こってしまうので、いち早く気づいて不快感をなくす、または軽減することに日々意識を集中させています。とはいっても、意思の疎通が困難なため、現時点で息子に出ている症状は、母親である私の予想、想像でしかありません。また、以前は大丈夫だったのに急に過敏さを感じたり、反対に過敏だったのに大丈夫になったり。その度合いが成長や季節や体調によって変わるので判断がとても難しく、感覚過敏によって実際どのような症状が出てどのくらいつらいのか…?それを分かってあげることはできません。複雑な触覚の過敏さUpload By かさはらあやこ実際に息子にあると感じている感覚過敏をご紹介します。まずは聴覚過敏と触覚過敏です。聴覚過敏は、耳の奥が痛くなったり、頭痛やめまいなどを伴うこともあると言います。触覚過敏は皮膚に触れるものに対しての感覚過敏で、洋服がチクチクする感覚や、雨や風が皮膚に当たると痛みを覚えたり、他人に触られるのが苦痛という場合があるそうです。息子の場合は赤ちゃんのころ(現在もですが)、インターホンや郵便配達のバイクの音など、外から聴こえる音に反応してすぐに起きてしまう子でした。私は極力音を立てずに生活をし、インターホンのスイッチを切ったり、夫が出掛ける際や帰宅したときの物音がうるさいと腹を立てたり。周囲に神経質だと言われ、自分でも神経質だと自覚するぐらい気を遣っていました。それぐらい寝かせることに苦労していました。呼びかけに反応せずあまりにもしゃべらないので、「耳が聴こえていないのでは?」「病院に行ったのか?」と周囲に言われたこともありましたが、特定の音楽ですごく泣いたり、テレビから好きな番組の音楽が流れてくるとどんなに小さなボリュームでもすぐに反応してとんでくるので、絶対に聴こえていると思っていました。妹が産まれてからは、赤ちゃんの泣き声をとても嫌がり、妹が泣くと息子もパニックになり同時に泣き叫ばれる日々が続きました。今でも、入眠時に妹の声が聴こえただけで酷く怒って泣いてしまうことがあります。あやそうと抱っこをしてものけぞってしまい、うまく抱けずにより激しく泣き、どうにもできない自分の無力さに泣いていた記憶が頭をよぎります。普段から手を触ったり身体を触ったりしても嫌がられ、抱っこをしても自分の力では抱きついてくれないので、しっくりきません。未だに、求められたときにしか抱きしめられない状態です。たまに甘えてきて頬が触れるようなときも自分の手をしっかり顔の間に挟んで触れないようにガードしています(笑)。もちろんマスクをつけることはできません。寝るときに使うタオルはふわふわよりガサガサな質感でなければ怒ったり。風が吹くと凄く嫌がったり、飲み物を服に少しこぼしてしまっただけで激しく怒り出すこともありました。味覚と視覚もUpload By かさはらあやこ次に、味覚過敏です。これこそまさに偏食の原因だと思います。特定のものしか食べることができません。(抱かれるのも嫌がるし)母乳を飲むこともできませんでした。味や食感が少しでも違うとすぐに吐き出してしまいます。特に薬は98%見破るので、飲ませるのに本当に苦労します。そして視覚過敏。息子の場合は、光を眩しく感じて目を開けられない過敏もありますが、テレビに登場すると目を隠して嫌がり、パニックになって泣き出してしまうキャラクターが何種類か存在します。そのキャラクターの色が共通していることもあり、もしかすると色に対しての過敏があるのではないかと思っています。母親もつらくなる感覚鈍麻Upload By かさはらあやこそしてとても困るのが、感覚鈍麻。息子の場合、40度の熱があっても元気に走り回り、怪我をした瞬間の痛みには反応はありますが、その後はすぐ泣き止み、痛がる様子が分かりづらいので、目の届かない範囲で起こった怪我は気づくのが遅くなってしまいます。これが感覚過敏と合わさると厄介で、怪我をして、手当をしたくても触覚過敏で絆創膏を貼ることはできず、鼻血が出ても詰め物はできず、熱が出ても冷やすこともできず。薬を塗ることもできず、飲むこともできず…。頭に大きなたんこぶがあるのに、痛みが分からず、自傷行為で同じ場所を何度もぶつけたり、傷ができた場所が気になって、傷口をえぐるような行為をしてしまったり。痛いときや苦しいときや、不安でどうしようもないとき。何もしてあげられないことが母親として本当につらく…できれば怪我をさせたくないできれば風邪をひかせたくないできれば癇癪は極力避けたい…!!!そんな思いで日々生活しています。そりゃ神経質にもなるわ!と、そう思っていただけたら本望です。執筆/かさはらあやこ(監修:鈴木先生より)自閉スペクトラム症には感覚過敏が、知的発達症(知的障害)には感覚鈍麻がある傾向にあります。感覚過敏の中でも音(聴覚)過敏が最も多く、それが原因で不登校になるお子さんもいます。教室内のちょっとした音、音楽の時間、大声の先生などです。赤ちゃんのときは新聞をめくる音やお皿のあたる音などにも敏感に反応してモロー反射が起きることが多いです。成人ではアパートの隣や上階の音が気になったり、出かけるとき電車だと他人の話し声が気になるため自家用車で行ったりという人も多く見られます。視覚過敏の色に関しては、以前赤い服の先生に激しく怒られた既往がある場合、その後は赤い色を着た人はすべて怒られるものだと思い嫌がるといったこともみられます。白いご飯は食べられても、ちょっとゴマがふりかけられていると別物と思い食べなくなります。触覚過敏で多いのはシャツのタグが首の後ろについて嫌がるケースです。自分でタグをとるか、その服は着たがらないです。タグのないシャツかジャージーが喜ばれます。電車で横に座った人の足が接触するのも痛がるので端に座る傾向があります。療育としてはリハビリのOT(作業療法士)が行う感覚統合訓練や、音楽療法士が行う音楽療法を幼少期から受けることによりいろいろな過敏性は軽減していきます。そのためにも、かかりつけ医に相談して専門医に紹介してもらい、早期に診断して支援につなげていく必要があると考えています。
2022年04月29日イラストレーター和田フミ江さんの「ママならぬ日々」第111話。生後3カ月で受けた予防接種の痕が腫れてしまい病院へ行った和田さん。そこで目にしたものとは……!?娘が生まれて初めて受けた予防接種の痕が腫れてしまい、念のため総合病院の小児科を受診することになりました。今まで子連れで受診したのは出産した産婦人科医院と、予防接種で行った近所の小さな小児科医院のみ。大きな病院の小児科を受診するのは初めてだったので、いろいろな親子がいるなあとついつい観察してしまいました。 「ママならぬ日々」第111話 新生児のいるお母さん、わんぱくな幼児のいるお母さん、そして泣き喚くわが子を問答無用で押さえつけて歩く百戦錬磨のお母さん……!いろいろなお母さんの様子を見ていて、なんかこう、子どもが大きくなっていくにつれて、または子どもの人数が増えていくにつれて、育児が雑になっていくんだろうなあ……と自分の未来予想図を見たような気がしました。監修/助産師REIKO 著者:マンガ家・イラストレーター 和田フミ江姉妹の母。趣味はゲームと旅行と美味しいものを食べること。
2022年04月17日きいちゃんの癇癪問題前回のコラムではきいちゃんがとても癇癪をおこすこと、そのために困ったエピソードを書きました。こういうきいちゃんみたいな激しい性格は、ダウン症のある子どもには珍しいのかな?と思い、周りのダウン症のある子どもを育てるママ友達に聞いてみたり、そのお子さんを観察してみたりしました。すると、「ダウン症のある子どもたちは天使ー…」という言葉そのままの、いつもニコニコしてて素直な子どもがたくさんいると分かった一方、きいちゃんのようにすぐ癇癪をおこす子どももたくさんいることが分かりました。それはそうですよね、定型発達でもいろんな性格の人がいるのですから、当たり前といえば当たり前のことです。Upload By 星きのこ先輩ママに癇癪について相談したところ…しかし問題は、癇癪から自傷行為、他傷行為をしてしまう子どももいるということです。きいちゃんは自傷行為、他傷行為はしないものの、思い通りにならないと物を投げたり、八つ当たりをします。しかもしょっちゅう…。そのあまりの癇癪ぶりを見て、私は不安になり、悩みました。そんな折、親の会(同じ障害を持つ子どもの親の集まり)に参加させていただく機会があり、ちょうどきいちゃんの癇癪に悩んでいた私は先輩ママさんに、そのことを相談してみました。すると、先輩ママさんは、「そんなの大丈夫よー。」と笑いながら、そのママさんのお子さんが小さかったころ(注:今は成人しています)のことを話してくださいました。先輩ママ(以下、先)「うちの子はね、今は穏やかになったんだけどね、子どものころはひどかったのよー。うちの子なんか周りの子によく手をだしたりね。」私「ひ、ひえーーーっ!!」先「保育園に迎えに行くとね、ズラーッと同じクラスの子が私の前に列をつくってね、一人ひとり、「今日は○○君にここを叩かれた」「僕はここ」なんて言って、私に傷を見せてくれてね。もう毎日、毎日、その子たち一人ひとりにごめんね、ごめんねと謝ってね…」私「あわわわ、聞いてるだけで胃が痛くなります…!」先「あのころはどうしようかと本当に悩んだけど、大きくなったら兄弟の中で一番優しい子に育ってくれてね。私が庭の草むしりをしていると、フラーッといなくなったかと思ったら、自動販売機でコーラを買ってきてくれて差し入れしてくれたり、肩を揉んでくれたりしてくれるの。」私「え、や、優しい…!(ジーン…)」先「だからね、そんなに今は心配しないで。大きくなったらちゃんと分かってくれるから。」Upload By 星きのこ実際にはきいちゃんが成長して、本当に先輩ママさんのお子さんのように穏やかで優しい子に育つかは分かりません。でも成長と共に、癇癪が和らぐ可能性もあるんだ…!という希望を私に持たせてくれました。そして、きいちゃんと同じように物を投げたりする子どもを持つ同年齢のママにもどう対処してるか聞いてみると「私はとにかく物を投げても気づかないふりしてるわ!だって反応したら面白がって余計にエスカレートするから。」というアドバイスをもらい、なるほどと思いました。Upload By 星きのこ私のきいちゃん癇癪対処法最近、私はそれをさらにアレンジ?して「きいちゃんの気をそらす」作戦を実行しています。例えばきいちゃんが物を投げ始めると、もっときいちゃんが興味を持つものをきいちゃんの前に差し出し、きいちゃんの気をそらせて「物を投げる」という行為を忘れさせるのです。きいちゃんの大好きな恐竜のフィギュアを持っていったり、普段はあまり見せないようにしているテレビをこのときは「テレビを見る?」と気をそらすのに使ったりします。すると、投げるのをやめてそっちに意識が行き、癇癪がおさまることが多いです。(もちろんテレビの見せすぎには注意ですが…)全てのお子さんに効果があるかは分かりませんが、同じ悩みを持つお母さんは機会があれば試してみてください。そして、「こうやったらいいよ!」という癇癪の対処法を知っている方は、是非私にも教えてください(笑)。Upload By 星きのこ執筆/星きのこ(監修:鈴木先生より)注意引きや要求をかなえるために癇癪をおこしているお子さんには「無反応」が基本です。「いい意味での無視」とも言います。子どもの行動は見ているけど反応しないことです。子どもは大人の顔色をうかがって嫌がることを繰り返しやるのです。大人が反応すればするほど子どもにとっては面白いのです。大人が反応しないとやる意義が薄れてやらなくなるのです。何をしたらダメではなく、何をしたらいいかを示すことも重要です。「廊下を走るな!」と言うよりは、「こっちに来てウサギに餌をやろうよ」と言った方が次の行動にスムーズに移せるのです。その結果走るのをやめています。ここで重要なのは「否定文」ではなく、「肯定文」で言うことです。それでも癇癪がおさまらないような場合は抗精神病薬の投薬という方法もあります。一生飲むわけではなく、目安は2年間です。イライラが抑えられ穏やかになります。服薬に関しては経験豊富な神経発達専門医との相談が必要です。
2022年04月15日こんにちは、3児のママ小児科医・保田典子です。今回は、外来でもよく質問がある耳掃除についてお話しします。 子どもの耳掃除について、「どのくらいの頻度したらいいですか?」「どのくらい深くまで入れていいですか?」など、健診や病気の診察のときなどに結構聞かれる質問です。私は「耳掃除は、しなくていいんですよ」とお答えしています。その理由をお伝えしたいと思います。 「耳掃除」しなくていい理由は?健診のみならず、中耳炎のあとの診察などでも耳掃除の質問はあります。中耳炎になると耳だれも出てくるので、耳掃除しなくちゃ、となりますよね。でも、耳掃除で中耳炎の予防ができる訳ではありません。鼻水を吸引したほうが中耳炎の予防はできます。 日本耳鼻咽喉科学会でも、 と耳掃除をしないことを推奨しています。 耳のケア、どうすればいい?「耳掃除」といっても、綿棒や耳かきを耳の穴に入れて「掃除」することはしません。ガーゼなどを指に巻いて、耳を拭きとるというイメージでケアしておけばOK。大人の指なら子どもの耳の穴の奥まで突っ込めないので安全です。お風呂や沐浴で耳の中に水が入っても大丈夫。放っておけば水も自然に排出されます。 ちなみに、私自身は耳掃除をすることがありますが、子どもが大人しくテレビなどを見ているときに(←すごく大事です。急にぶつかってきたら鼓膜を破る危険性も……!)、深くなりすぎないように綿棒でささっとおこなう程度です。本当は不織布かガーゼが良いですよ。 わが家の子どもたちは、基本的に耳掃除はしていません。親がおこなっているのを見ると、「やって〜」と言われるので、スキンシップ程度にすることがある感じです。お子さんが自分で耳かきや綿棒使うと、鼓膜を破ってしまうおそれもあるので、絶対にやめさせましょう! 耳鼻科に行くのは、どんなとき?基本、耳掃除が目的で耳鼻科を受診する必要はないのですが、下記のようなときは、耳鼻科の受診を考えましょう。●耳だれが出るとき●耳の聞こえが悪くなったと感じたとき●耳を痛がるとき●耳の違和感を子どもが訴えるとき●どうしても耳垢が気になるとき 耳鼻科を受診する時に「耳垢が気になって」と伝えると、その場で取ってもらえることもありますし、「今度受診するべきなのか」「受診するタイミング」「受診しなくて大丈夫なのか」など教えてもらえるので、それを参考にするのがいいと思います。 適切なお手入れ法を知ることが大事です人間の体は、耳に限らず「適切なお手入れ方法」があります。 1. きれいにしたほうがよいものうんちをきれいに拭く、歯磨きをする、など 2. そこまで完璧にきれいにしなくていいものせっけんを使い洗いすぎると皮脂を落としすぎてしまう耳垢も適度な量は耳を守ってくれる大事なものなので落としすぎなくて良い、などきれいにすることのメリット、デメリットを理解していると、不要なケアを減らすことができるだけでなく、お子さんの健康を保つことができます。 耳垢よりも「聞こえが悪くなっていないか」「鼻水が詰まって口呼吸になっていないか」などを毎日チェックしてあげて、心配なら耳鼻科の受診を考えてみてくださいね。 監修者・著者:医師 高円寺こどもクリニック院長 保田典子 先生2003年筑波大学医学部卒業、国立国際医療センター、大阪市立総合医療センター小児循環器内科勤務を経て、2014年東京女子医科大学大学院博士課程修了後現職。小児科専門医。一般診療、小児循環器診療に加えて、漢方治療や発達相談にも対応している。2021年、高円寺こどもクリニック開院。3児の母。
2022年04月14日セリスタ株式会社(東京都千代田区、代表取締役 伊藤 承正、電話 03-3863-1003)が展開する医療機関専用サプリメントブランド「Dr. Fine Beaute(R)(ドクターフィーネボーテ)」より、小児科医が子供たちのために設計したマルチミネラル&ビタミンサプリメント『こどもサポート』を2022年4月上旬より販売開始いたします。今回発売する『こどもサポート(マルチミネラル&ビタミン)』はセリスタ株式会社が展開する医療機関専用サプリメントブランド「Dr. Fine Beaute(R)(ドクターフィーネボーテ)」と、小児科医の伊藤 明子/いとうみつこ(赤坂ファミリークリニック/院長)が展開する医学的根拠に基づいて医師が提案・設計するサプリメントや食材、調理方法、栄養バランスを皆さまに提案し、より健康的な生活を過ごして頂くための活動や企画、製品のコンセプトブランド「HARMONY FOOD/調和食(R)」とのコラボ企画によって製品化されました。こどもサポートDRFB【今の子供たちは「微量栄養素」が足りていない!】乳幼児の2~5割が、ビタミン・ミネラルなどの微量栄養素が不足していることが様々な研究で示されています。ビタミン・ミネラルが不足すると風邪など感染症にかかりやすくなる、鉄分の不足で脳機能の低下やイライラしやすいといった研究もでています。また、このサプリメントを設計した伊藤 明子医師による研究では、日本でビタミンDが不足している子供が多いことを示しています。*実際に診察の現場でも食の偏りのある子が風邪にかかりやすいなど食と栄養と健康状態の関連が多くみられます。乳幼児の健康のために、普段の食事でしっかりと摂ることが望ましいですが、まかなえない栄養については補うことを推奨します。欧米では小さな子供が摂取しやすい液体や粉状のサプリメントがありますが、日本にはあまりありません。そこで、乳幼児が不足しやすい大事なビタミン・ミネラル14種類を、摂りやすい粉状にした子供用サプリ『こどもサポート』を作りました。*Itoh M., et al., Global Pediatric Health, 2017, 4, 1-5【製品概要】●商品名 :こどもサポート●名称 :ビタミン&ミネラル含有加工食品●形状 :パウダータイプ●原材料名 :還元麦芽糖水飴(国内製造)、亜鉛含有酵母、銅含有酵母、セレン含有酵母/貝カルシウム、ヘム鉄、酸化マグネシウム、ビタミンC、植物レシチン(大豆由来)、ビタミンB6、ナイアシン、ビタミンA、葉酸、ビタミンB12、ビタミンD●内容量 :75g(1本2.5g×30本)●賞味期限 :製造より2年●保存方法 :直射日光・高温多湿を避けて保存してください。●お召し上がり方:1日1本を目安に、水又はぬるま湯などと一緒にお召し上がりください。●希望小売価格 :4,400円(税込)●販売経路 :医療機関限定/診療所、歯科医院、薬局など●発売日 :2022年4月上旬【栄養成分表示(1本2.5gあたり)】エネルギー:7.95kcalたんぱく質:0.24g脂質 :0.06g炭水化物 :1.61g食塩相当量:0.008g【主成分1日摂取量(1本)】ビタミンA :300μgビタミンB6 :30mgビタミンB12 :50μgビタミンC :100mgビタミンD3 :25μgナイアシン :5mgカルシウム :150mgマグネシウム:80mg亜鉛 :20mg鉄 :3mg銅 :0.7mg葉酸 :300μgレシチン :50mgセレン :20μg【設計者】伊藤 明子 先生/Dr. Mitsuko Itoh赤坂ファミリークリニック/院長 NPO法人Healthy Children, Healthy Lives/代表理事有限会社アクエリアス/代表取締役社長・会議通訳者東京大学医学部附属病院 小児科/医師、MPH(公衆衛生専門職)東京大学大学院医学系研究科 公衆衛生学 健康医療政策教室 客員研究員■経歴東京外国語大学卒帝京大学医学部卒東京大学大学院医学系研究科卒・同時通訳者として医学系学会での会議通訳、米国大統領をはじめ多々の国賓の通訳に従事して30余年。・著書に「最高の子育て食」(講談社)、「医師がすすめる抗酸化ごま生活」(アスコム)他。・2児の母。・多数のテレビに出演、雑誌メディア掲載。【会社概要】社名 : セリスタ株式会社/Selista Inc.所在地 : 〒101-0032 東京都千代田区岩本町1-5-8 東京雄星ビル4FURL : 代表取締役: 伊藤 承正事業内容 : 医療機器、理化学機器、健康器具の輸入販売サプリメントの開発・販売経営コンサルティング 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2022年04月07日今から数年前。3人がまだ幼かった頃。次男がまだ生まれて間もなく、長女は1歳(もうじき2歳)、長男は3歳。長女が胃腸風邪でぐったりしていたので、小児科へ連れていくことにしました。 もう大パニック!うっかり上を向いて器官に入ってしまわないように下を向くよう長女に声をかけつつ、隣で号泣する次男をなだめ…。そして、自分も吐きそうだとうったえる長男にも声をかけつつ(幸い吐かなかった)、安全に駐車できる場所まで移動し…。 万が一、子どもが嘔吐した時用に着替えやタオル、消毒液などは準備していたものの、まさか運転中に嘔吐してしまうなんて!私自身も予想外のことにかなり慌てており、うっかり自分の服も汚してしまったため、諸々の汚れものと一緒にゴミ袋へ。…と、ここで気が付きました。今から小児科行くのに自分の服ないわ!! いやホント、ボロボロでも下着を着ていただけまだマシでした。最悪、上半身裸もありうる状況でした(笑)結局、長女は全部出しきったことで気持ち悪さがなくなったようで、診察後、家に帰るころには元気になり(あるある)、入れ替わりで次は長男が翌日嘔吐。再び小児科へ行くことになりました(あるある)。この経験があったからこそ、その後の嘔吐対応時には【自分の服も持参する】という重要項目が加わりました。今でも鮮明に状況が浮かんでくるほど印象に強く残っているハプニングです(笑)
2022年04月06日言葉の発達にはどんな段階がある?おむつを替えても、おっぱいをあげても、ゆらゆら抱っこでも泣きやまない! 泣き続ける赤ちゃんを前に「言葉で気持ちを伝えてくれたら…」と途方に暮れた経験を持つ保護者のみなさんも多いのではないでしょうか。一般的に、赤ちゃんが意味のある言葉を話し始めるのは10ヶ月〜1歳半ごろですが、実はその前から言葉の発達は始まっています。赤ちゃんの言葉の発達の流れを見ていきましょう。新生児のころの赤ちゃんは、泣くことで、空腹や排泄など不快な状態を表しています。ただ、これはパパやママ、周りの大人に向けて訴えているわけではなく、単純に不快な状態にあることを表しているだけだと考えられます。泣くとおむつを交換してもらえる、おっぱいやミルクを飲ませてもらえる、やさしくあやしてもらえるという経験を重ねることで、「泣くこと」が表現手段になるということを学んでいきます。また、大人は赤ちゃんに語りかけるとき、自然に高い声になるかもしれません。「マザーリース」と呼ばれるもので、赤ちゃんにとって聞き取りやすい高音域の声です。少し高めの声で語りかけると、安心したような穏やかな表情を見せることもあります。赤ちゃんは名前を呼んであげると初めの字の母音に反応することが多いです。例えば「なお」という名前の赤ちゃんなら、初めの字は「な」であり、その母音は「NA」の「A」なので「あ」に反応するのです。「みさ」という赤ちゃんなら「み(MI)」の「い(I)」に反応します。名前を呼ぶことで親子の愛着は深まり、名前を聞いて脳が反応することで言語への準備が早くなるのではないかと推測できます。(発達障がいに困っている人びと鈴木直光著幻冬舎ルネッサンス新書刊より一部抜粋)参考:『発達障がいに困っている人びと』 (幻冬舎ルネッサンス新書 )著者:鈴木直光生後2ヶ月ごろになると、赤ちゃんは「くー」「あー」といった柔らかい声を出すようになります。これは、赤ちゃんが心地よさを感じているときに多く発するもので、クーイングと呼ばれています。クーイングは、音を発する器官の発達が進んできている証拠でもあります。まわりの人がが同じように「くーだね」「あーなんだね」などと返してあげると、さらに声を出したり、大人の真似をして大きな口を開けたりすることもあります。喃語とは、赤ちゃんが発する2つ以上の音を含む声のこと。喃語が出始めたころよく聞かれるのは、「あーあー」「うーうー」など、母音の発声です。徐々に「まんまん」「あむあむ」など母音と子音の組み合わさった声が出せるようになり、さらに「ぱっぱ」「ばばば」など、破裂音や濁音も発声できるようになります。赤ちゃんは喃語を通して、発声や音の調整、肺からの空気のコントロールなどを学んでいます。骨格がしっかりし、声帯も発達することで、喃語の発音もはっきり、長くなっていきます。喃語は出始めから3〜4ヶ月で徐々に少なくなり、その替りに指さしや身振り手振りが増えていきます。表情も豊かになり、嬉しい、楽しいなど自分の気持ちを伝えられるようになります。まだ意味のある言葉は出ませんが、赤ちゃんの中には周囲の大人の語りかけが蓄積されていて、言葉を話す一歩手前まで近づいています。「まんま」は食べ物を意味している、「ぶっぶー」は車のことというように、特定の音声と意味の結びつきが分かるようになると、一語文として発せられるようになります。喃語と似ているように思えますが、違いは意味のともなう言葉である、ということ。周囲の大人が赤ちゃんにたくさん語りかけをすることで、赤ちゃんの脳のなかにいろいろなものの名前がインプットされていきます。一語文が出る時期にも、かなりの個人差があります。遅くとも2歳までに意味のある言葉が出るようになれば問題ないと言われています。言葉がゆっくりめかなと思ってもあまり心配せず、たくさん話しかけ、この時期ならではの親子のコミュニケーションを楽しみましょう。二語文とは、「まんま、ちょうだい」など、2つの単語からなる文のこと。一語文が出るようになって6〜8ヶ月が経つと、徐々に二語文でのおしゃべりも盛んになっていきます。最初は片言で、大人からすると「宇宙語」のように思えるかもしれませんが、徐々にはっきりと話すことができるようになります。ほかの発達に特に心配がなく、大人の言葉を理解できているならば、二語文が出るのがゆっくりでもあまり心配せずに見守りましょう。遅くとも3歳までに二語文が出れば問題ないと言われています。いろいろな遊びや体験が言葉の芽を育む大人が新しい言語を習得したいと思ったら、何冊ものテキストで文法を学んだり、リスニングや発音の特訓をしたりと、猛勉強を覚悟しなければなりません。ところが、赤ちゃんたちは授業やトレーニングを受けることなく、自然と言葉を理解し、話せるようになっていきます。赤ちゃんが、意味のある言葉=一語文を話すようになるのは10ヶ月から1歳半ごろが目安ですが、一語文が出る以前から赤ちゃんはたくさんの言葉を理解しています。まわりの人たちが赤ちゃんにむかって自然に発する声かけを振り返ってみると、赤ちゃんの体験を言葉に置き換えてあげるものが多いですね。「おなかすいたね」「お外は気持ちいいね」「もう眠いかな?」。大人の声かけ、さまざまな遊び、日常生活のなかでの何げない体験が、すべて赤ちゃんの言葉の芽となってゆっくりじっくり育っていきます。8〜9ヶ月ごろになると、「あーあー!」など声を出しながら、気になるものを指さすことが増えてきます。ママやパパの注意をひくように、見てほしい方向を指しながら、コミュニケーションをとろうとするのです。また、このころから、まわりの人の言葉をマネするような光景もよく見られます。ママが「まんま」というと「まんまん!」と言ったり、「ブーブー来たね」と言うと「ぶっぶ!」と真似したり、まるで意味のある会話のようなやりとりもできるようになってきます。さらに、そろそろ意味のある言葉を話せるようになるころには、大人が指をさすと、その指ではなく指先がさし示すものを見るようになります。これは「共同注意」と言って、スムーズなコミュニケーションの土台ともなるものです。共同注意ができるようになれば、言葉が出てくるのもすぐそこです。言葉が出るようになるまでには、喉や骨格、口元の筋肉などの体の発達に加え、人や周囲に興味、関心を持ち、気持ちを伝えたいと思うようになる心の発達、そして毎日の中での言葉のインプットと、たくさんの要素が複雑に関係しあっています。発語がゆっくりめでも、無理に話すようにトレーニングしようとするのは逆効果になりかねません。その子なりの発達を見守りながら、たくさん語りかけ、その時期ならではの親子のコミュニケーションを楽しんでいくことが大切です。子どもが何か言葉を発したら、親はその都度反応してあげましょう。発達障害があると発語が遅れる?言葉の発達には、個人差が大きいものです。それだけに、周囲の子と比べて「わが子の発語が遅いかも?少ないかも?」と感じて心配になる方も多いでしょう。発語の遅れには、いくつかの原因が考えられます。まずチェックしたいのは、聴覚障害が隠れていないかどうかの確認です。赤ちゃんは、日々周囲の大人が話す言葉を聞くことで、物には名前があること、自分の気持ちを表現することを学んでいきます。けれど、聴覚に障害があると、言葉をインプットすることができません。聴覚障害の有無は、赤ちゃんに音を聴かせて脳の反応を見るABR(聴性脳幹反応)検査によって確認します。相手の口元を見ていることが多いです。聴覚障害がないのに著しく発語が遅れている場合は、何らかの知的発達の遅れの可能性があります。脳の機能に何らかの障害があることが原因で、言葉の意味は理解しているけれど、うまく発語につながらない、というケースもあります。また、知的発達症のある子どもには筋緊張が低下しているケースがあり、筋緊張が低下していると、口の周りの筋肉をうまくコントロールしづらくなるため、発語の遅れにつながることもあります。口や舌、声帯など、声を出すために重要な部位に何らかの異常があることで、決まった音を正しく発音できないことを「構音障害」と言います。不正咬合や口唇口蓋裂、舌小帯短縮症、脳性麻痺による顔面の筋肉の過緊張などが原因となります。適切な治療や言語療法士(ST)によるトレーニングによって改善をめざします。サ行がタ行になるケースが多いですが、マ行、ラ行、カ行などが含まれる言葉が言えるかどうかなどもポイントです。難聴や知的発達症などの原因がなく、運動発達に異常が見られないのに、言葉の発達だけが遅れるものを「発達性言語症(発達性言語障害)」と呼びます。発語の遅れはあるものの、指さしや身振りなどによる非言語性のコミュニケーションは問題なく行えるのが特徴です。発達性言語症のうち、言葉の理解は進んでいて、大人が言うことに身振りや手ぶりで答えられるタイプは「表出性言語障害」と言われます。このタイプは、保育園や幼稚園など、集団生活をすることで発語が出やすくなります。一方、発語だけでなく、言葉の理解も遅れる「受容性言語障害」の場合は、言語療法士(ST)による療育も検討する必要があります。赤ちゃんは、生まれた直後から自分に語りかけられる声、言葉をシャワーのように浴びて育ちます。そして、「あーあー」「ばばば」といったクーイングや喃語、宇宙語のような初めてのおしゃべりに大人が反応し、言葉を返してくれることで、双方向性のコミュニケーションを学びます。ところが、周囲から話しかけられることが少なかったり、テレビや動画の視聴時間が長かったりすると、赤ちゃんは双方向性のコミュニケーションを学ぶことができません。近年、生活環境による言語の発達遅延も指摘されるようになっています。この電子メディアの使いすぎが乳幼児の言葉の遅れにつながるとも言われています。テレビやゲームを利用すると子どもがおとなしく見てくれることが多いので、保護者は楽に感じますが、コミュニケーションの機会が減ってしまいます。また、テレビを見ていないのにつけっ放しにするのも雑音が多くなり、集中しづらい特性があるお子さんにとって生活しづらい環境となっているかもしれません。トランプ、かるた、ボードゲームなど会話のできるアナログ的な遊びや外の公園で遊具、ボール遊び、三輪車などができる機会をなるべく増やすようにしましょう。テレビを消し、赤ちゃんとコミュニケーションをとることは今すぐにでもできる方策だといえます。(一部日本小児科学会雑誌第108巻第4号平成16年「日本小児科学会こどもの生活環境改善委員会 提言 | 乳幼児のテレビ・ビデオ長時間視聴は危険です」より)このように、発語の遅れにはさまざまな原因が考えられます。1歳半健診、3歳健診などで言語の遅れを指摘されたときには、運動面を含めた全体の発達が遅れているのか、言語の発達だけに遅れがあるのかなど、その原因や背景を確認する必要があります。全体の発達が遅れている場合は、精神運動発達遅延と呼ばれ、何らかの基礎疾患が隠れている場合もあります。さまざまな検査によって原因を見極め、治療や療育を進めていきます。言葉の発達の遅れが気になったときは、まずは専門家のもとで聴力に問題がないかなど、原因を調べることが重要です。また、ご家族だけで不安や心配を抱え込まず、小児科医、保健師、専門家に相談してみましょう。必要なトレーニングがあれば、無理のない範囲で取り入れていくといいでしょう。参考:日本小児科学会雑誌|第108巻 第4号/平成16年4月1日参考:日本小児科学会こどもの生活環境改善委員会 提言 | 乳幼児のテレビ・ビデオ長時間視聴は危険です聴覚障害以外の原因によって言葉が遅れた子への接し方聴覚に問題はない場合は、次の1〜6のような接し方を意識してみるのがおすすめです。「矯正しよう」「早くしゃべれるように訓練しよう」と思うと、親子ともにコミュニケーションが苦痛になってしまうこともあります。日常のなかで、言葉を使ったコミュニケーションが増えるよう、楽しみながら取り組んでいけるといいですね。1言語刺激を豊富にして言語環境に子どもの分かりやすい言葉で繰り返し話しかけましょう。家族のも本来の自分よりおしゃべりになる意識で会話を増やしていきましょう。2子どもの発声や発語に必ず対応子どもが声を出したり、言葉を発したら、必ず「そうだね!」と相づちをうったり、「◯◯だね」とくりかえしたりして、親子の会話を楽しんで。コミュニケーションは楽しい、と思える状況をたくさんつくることが大切です。3言い直しをさせない間違いを指摘されてばかりでは、だんだんとしゃべることに苦手意識を持ってしまうことも。乳幼児期は言葉や発音が間違っていても、直す必要はありません。4発語器官の運動能力を発達させるような遊びを口やのどを使うような遊びや日常動作は、楽しみながら発語のトレーニングにもなっておすすめです。外から帰ってきたらうがいを習慣にしたり、ストローで飲み物を飲んだり、笛のおもちゃで遊んだりすることで、自然と発語器官の運動能力が向上します。5言葉を使わざるを得ない状況をつくる子どもが指さしやジェスチャーで伝えようとしてきたら、「ボールかな?くまさんかな?」など、子どもが答えやすい質問を投げかけておしゃべりを促しましょう。6社会性の発達を促す公園や支援センターなど、ほかの子どもたちの遊びの輪に混ざれるような場所に行くなど、家族以外の人と交流を持てる機会をつくりましょう。言葉の発達は個人差が大!ゆっくり見守って言葉の発達は早めの子どももいれば、ゆっくりの子どももおり、かなり幅があるものです。クーイング、喃語、一語文などが出る月齢の目安も、あくまで平均値ととらえましょう。言葉の発達が遅れる理由としては、大きく「個人差」「聴力の障害」「何らかの障害」などと考えらます。ただ、この中でも最も多いのは個人差です。3歳までなかなか言葉でのコミュニケーションができなかった子どもも、幼稚園に入園してしばらくすると、よくおしゃべりするようになった、というような例もたくさんあります。あせらずおおらかな気持ちで見守っていきましょう。
2022年04月03日ママ小児科医の保田典子です。今回は「NGな親御さんの行動シリーズ」から、「良いおやつ」と「NGなおやつ」についてお話しします。新学年に向けて、子どもの生活習慣を見直すご家庭も多いのではないでしょうか。今回は子どもの「おやつ」について。「お菓子」ではなく「おやつ」の話です。 子どもにとっての「おやつ」とは?おやつは「補食」のことです。厚生労働省の指針でも「食事は1日3回のほかに1日1~2回の補食を必要に応じて与える」と記載があり、離乳後の子どもにはおやつが必要だと明記されています。 生まれたばかりの赤ちゃんは3時間おきの授乳が必要だったように、体も胃も小さい子どもには、1日に必要なエネルギーを3回の食事だけで摂取するのが難しいのです。補食がないと、次の食事までにエネルギーが枯渇してしまうことがあります。 また、おやつは栄養補給の観点からだけではなく、活動と活動の合間の休息や、親子のふれあいの時間としても有効です。 「NGなおやつ」のリスクとは?3歳以降のおやつの総合エネルギーは、主食の約10~15%とされていますが、近年、おやつの摂取エネルギーが1日の摂取カロリーの25%程度になり、肥満などのリスクが懸念される場合があるようです。 私が病院で診療していても、肥満や肥満傾向にある子は、食事の量が多いというより、スナック菓子やアイスなどの摂取量が多い印象があります。 おやつはあくまで食事の一部ですから、おやつとしてチョコレートやアイスなど糖分の多いお菓子や、スナック類など油脂の多いお菓子を頻繁に与えてしまうと、食事に影響するだけでなく、甘いものや塩分が強いものを好むようになるといった味覚形成にも影響を及ぼします。むし歯や肥満などの生活習慣病につながります。 親がどのように、どんなおやつを食べさせるかという療育態度が、お子さんの嗜好の形成や将来の健康に大きく影響することを知っておきましょう。 「良いおやつ」とは?授乳やミルクが終わったお子さんのおやつには、カルシウム入りのおせんべいや、鉄分入りウエハースがおすすめです。このほか、バナナやふかしいも、りんごなどの果物、ヨーグルトなどの乳製品、おせんべいなどの市販のお菓子、蒸しパンなどのおやつを、月齢にあった量で与えましょう。春は公園遊びの合間にレジャーシートを広げて、鮭おにぎりやおやきなどを食べたりするの良いですね。 ◇◇◇ 乳幼児期は規則正しい食習慣を身につけて、生活リズムをつくっていく大切な時期です。おやつの時間を利用して、生活リズムと食事習慣を作りましょう。おやつも大事な食事の一部です。ながら食べをしない、ダラダラ食べない、立って食べたりしないなど、食事の基本的なルールを再認識できる場にもなるといいですね。 食事のバランスは1食だけで見るのではなく、1日や数日単位で見て、つじつま合わせしていけると親御さんの気持ちもラクになりますよ。 参考(※1)消費者庁「窓やベランダからの子どもの転落事故に御注意ください! 」(令和2年9月4日)(※2)東京消防庁「住宅等の窓・ベランダから子どもが墜落する事故に注意!」 監修者・著者:医師 高円寺こどもクリニック院長 保田典子 先生高円寺こどもクリニック院長。3児の母。
2022年03月31日33歳で出産し、初めての育児がスタート。育児本や先輩ママの話を参考にしつつも、なにもかもが初めての経験で慌ただしい毎日。そんななか、予防接種で通っている小児科の先生の言葉にとても納得した私の体験談です。育児用ミルクと母乳の混合育児3,025gで生まれた息子は特出して大きいという訳ではなかったのですが、出産した産院で助産師さんに「○○さんの赤ちゃん、ミルクよく飲むわ~。昨日の夜もおかわりしたのよ!」と言われるほど、生まれてすぐからよく育児用ミルクを飲む子でした。 そのため私の母乳だけでは足りず、育児用ミルクを足して混合栄養で育てていました。 小児科の先生の言葉に、目からうろこ!息子が生後3カ月のとき、予防接種で訪れた小児科での出来事です。先生に「母乳? ミルク?」と聞かれたので、私は「混合で育てています」と返事をしました。すると先生から「赤ちゃんにあげているミルク、自分で飲んだことある?」と質問され、えっ……? 赤ちゃんのミルクを、自分で? 私は驚き、「いや……飲んだことないです」と答えました。 続けて先生は、「なんで飲まないの。赤ちゃんが毎日飲んでいるものだよ? 味を確かめなきゃ。ママがおいしいと思うものは、赤ちゃんもおいしいと感じるものだよ!」と教えてくれました。ママがおいしいと思う=赤ちゃんもおいしい! 赤ちゃん用のミルクを飲むなんて発想がなかった私は、目からうろこでした。息子は育児用ミルクをよく飲む子だったので、先生に言われるまでミルクの味のことは気にしたこともなかったのです。 いくつかの育児用ミルクを実際に飲んでみる今まで息子にあげていた育児用ミルクは、産院でも使っていたものを深く考えずそのまま与えていたものでした。手元にベビー用品を購入したときや、母親学級に参加したときにサンプルで頂いた使い切るタイプの育児用ミルクがいくつかあったので、息子にミルクを作る際に自分の分を取り分け、早速飲んでみることに。すると、スッキリとした飲み口のもの、甘みが強いもの、飲むのが苦痛に感じてしまうほどにおいが甘いものと、メーカーによって味もにおいも異なり驚きました。 もとから飲んでいた育児用ミルクを継続周りのママ友から育児用ミルクを変えると嫌がって飲まないこともある、と聞いていましたが、息子はどの育児用ミルクも嫌がらずに飲んでくれました。いくつか飲み比べた結果、結局もとから飲んでいたメーカーの育児用ミルクに落ち着きました。私自身が、その育児用ミルクが一番おいしいと感じられたためです。 先生に言われなければ、考えもしなかった育児用ミルクの飲み比べ。しかし実際にやってみて違いがわかり、息子にも安心して与えられるという気持ちが強くなりました。今は離乳食が始まっていますが、ベビーフードを与える際は自分も味見をすることを習慣にしています。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 監修/助産師 松田玲子著者:森まり子1歳の男の子のママで、現在妊娠中。本業は育休中で、現在は子育てをしながらライターとして活動中。主に子育て・共働きに関する体験談や、ママ向けの美容記事を執筆している。
2022年03月12日こんにちは、3人子育て中の小児科医保田典子です。今回は血液型の話。幼稚園の入園書類などに血液型を書く欄があることがあります。どうしても欄があると「書いて出さなきゃ」と思いますが、実は書く必要はありません。その理由はなんでしょうか。血液型を調べなくていい理由私が生まれたときは、産院で血液型を調べてもらいました(40年以上前!)。私が医師になった20年くらい前は、まだ一部の産院で血液型を調べていたところもありましたが、今はほとんど調べていません。その理由としては……。 血液型を調べるメリットがない血液型を知る必要があるのは、輸血が必要になったときなど、特殊な医療のときのみだけです。以前(といっても私が医師になる前なので定かではありませんが)は緊急輸血などに対応するため調べていたという側面があるようですが、緊急輸血に対応するために調べる必要はないです。輸血が必要なときは必ず病院で血液型を調べます。 また、昔の映画にあったような「私の血を使ってください……! 血液型が一緒なんです」というのも絶対におこないません。採血したばかりの新鮮血は輸血のときに副作用を起こしやすいからです。 新生児期の血液型は間違っていることがある生まれたばかりの赤ちゃんは、ママから「免疫グロブリン」という抗体をもらっています。これは病気に対する抗体も含まれており、体を守るために必須なのですが、血液型検査はこの抗体を見ます。 つまり、ママの血液型と間違えてしまうことがあるのです。このママの抗体が完全に消えるまでに1年くらいかかることもあると言われています。 このような理由のため、大人になるまで血液型を知らない人もたくさんいます。 採血をするとき、自費で血液型を調べることもできます一生血液型を知ることなく過ごす人もいますので、血液型検査は基本的には不要なのですが、それでも知りたい、という方もいるかと思います。 私も「血液型●型な性格だよね!」的な話がしたくて知りたいな、と思ってしまいます(血液型と性格は医学的には根拠がないと言われています)。 そのようなときは、アレルギーや病気の検査で採血が必要になったら医師に相談して検査をしてもらうことが可能です。自費で検査することになることがほとんどだと思いますが、3,000円前後でできることが多いようです。 とはいえ、血液型の検査は採血が必要なため、痛みを伴います。不必要な検査のために子どもが嫌がることをするのは良くないのではないか、と私は考えています。 今、書類で血液型があっても空欄のままで提出して問題ありません。「書いて出さなきゃ」と思わなくて大丈夫。安心してくださいね。 監修者・著者:医師 高円寺こどもクリニック院長 保田典子 先生高円寺こどもクリニック院長。3児の母。
2022年03月04日ママ小児科医の保田典子です。この4月に保育園の入園を迎えるお子さん、親御さんも多いのではないでしょうか。 今回は「やりがちだけど実はNGな親御さんの行動シリーズ」から、「保育園の入園前にやってはダメなこと」についてお話します。 NG1:入園直前に無理やり断乳すること保育園に入る前の断乳は、よく考えることですよね。「仕事中おっぱいが張るのが嫌」「夜ゆっくり寝たい」など理由は様々かと思います。 ですが、授乳と仕事は両立可能です。「みんな入園前に断乳しているからなんとなく」断乳するのは、小児科医的にはもったいないな、と思っています。 もともとおっぱいが大好きで、栄養としてだけではなく、精神的安定剤としてもおっぱいを飲んでいた子が、急におっぱいもなくなり、同時に保育園という新しい環境に入ってしまうと、ストレスコントロールができず不安定な状態が続いてしまうおそれも。完全母乳でおっぱいが大好き、ミルクを飲まない子は、ミルクを飲ませるために無理やり断乳するのは逆効果かもしれません。 生後半年以内の赤ちゃんならおっぱいを精神安定剤として飲んでいない割合が高いですが、1歳前後の赤ちゃんは周りのことが少しずつ理解できるようになってきている分、新しい環境に慣れるのにストレスがかかりやすい時期です。入園する直前に断乳して家でもグズグズで困るよりは、授乳を続けて夜のハッピータイムを作ったほうが精神的に安定することもあります。 断乳は、ママはもちろん、赤ちゃんにとってもつらく負担が大きいもの。急に思い立ってするのではなく、計画的に断乳をして、後悔のないようにしましょう。 NG2:離乳食が進んでいない0歳クラスだとそもそも月齢によって食べられるものが人それぞれなので、焦らなくても大丈夫ですが、1歳クラスで入る場合は、離乳食をしっかり進めておきましょう。 1歳クラスだとミルク栄養がほぼなくなっている園が多いので、食事で栄養をとることになります。食材の固さは1歳さんでもやわらかいものしか食べられない子も少数ながらいると思うのでいいのですが、アレルギーのあるなしをきちんと入園前に見つけるためにも、食べられる食材の数はある程度増やしておいた方がいいでしょう。 あまり食べない子でも、「何グラム食べないと次の食材に進めない!」と思わずに、ちょっとでも口をつけたら「次の食材トライしてみよう!」と進めてみてください。 お野菜やお肉はアレルギーも出にくいので、食べてOKな月齢や進み具合になったら、進めておきましょう。こうして食べたことのある食材を増やしておくことで、みんなと同じ給食を一緒に食べることができます。 詳しくは下記「離乳食の進め方」を参考にしてください。 NG3:洋服を園の説明がある前にたくさん買ってしまう保育園ではそれぞれの保育園の服装のルールがあります。1歳からロンパース禁止のところもあれば、1歳クラスはロンパース、というところもあります。フードは基本的に禁止のところが多いです。そのほかに、アップリケやレギンス付きスカートがNGなど園ごとのルールがあります。おしゃれに目覚めはじめた女の子だと、帰宅してからファッションショーが始まることもありますが、基本は園で着られないものは登園しない日しか着られません。きちんと園での服装規定を確認したうえで、おしゃれさよりも安全を第一に考えて、春以降の洋服を購入した方がいいでしょう。 ◇◇◇ 保育園では刺激がたくさんあり楽しくもありますが、ママの多くはお仕事との両立の開始、子どもは新しい環境への適応などちょっとした挑戦でもあります。どんな生活にしたいのかイメージをして生活リズムを整えたり、園の入り口まで行ってみたりなどして、保育園生活をスムーズに開始できるといいですね。 監修者・著者:医師 高円寺こどもクリニック院長 保田典子 先生2003年筑波大学医学部卒業、国立国際医療センター、大阪市立総合医療センター小児循環器内科勤務を経て、2014年東京女子医科大学大学院博士課程修了後現職。小児科専門医。一般診療、小児循環器診療に加えて、漢方治療や発達相談にも対応している。2021年、高円寺こどもクリニック開院。3児の母。
2022年02月26日息子が生後1カ月を過ぎたころ突然下痢と嘔吐が始まり、2カ所の小児科での受診を経て、3週間の母子分離での入院を経験しました。初めての育児で不安だった母子分離での入院と、息子が入院した原因についてお話しします。 突然の下痢と嘔吐冬生まれの息子は出生時から特に大きな病気もなく、すくすくと成長していました。生後1カ月を過ぎ外出するようになってきたころ、授乳中に突然の嘔吐……そして頻回の下痢をするようになり、慌てて小児科を受診しました。訪れた近所の小児科では熱もないからと整腸剤のみの処方をされ帰宅しました。 しかし、授乳も受け付けないほどぐったりとした息子の姿に不安が募り、翌日に総合病院を受診。体力も落ち、脱水症状を起こしていると診断され入院することになりました。 3週間の母子分離生活入院手続きを済ませてすぐに、医師から息子が発熱をしたと連絡をもらいました。生後1カ月での発熱は大きな病気が原因の可能性もあると説明を受け、検査を含めた入院生活を送ることになりました。その病院は母子分離での入院となり、面会時間は1日3時間程度。 産後の体力や精神面もまだ回復していなかった私にとって、息子と離れる生活に涙が止まらず、当時は面会の時間以外、弱音ばかりを吐いていました。息子がこうなってしまったのは自分のせいかもしれないと自らを責め、分泌が減ってしまった母乳や生理の再開などの体の変化にも落ち込む日々でした。 落ち込む私を支えてくれたのは…そんな私のことを支えてくれたのは、小児科病棟の看護師さんでした。搾乳の量が減ってしまったと話したときは、分泌を増やすマッサージなどをすすめてくれたり、息子と会えない時間の様子を手紙に書いてくれたりと「お母さんのせいじゃない! 息子くんもすごく頑張っているよ」と励ましてくれたのです。 幸いにも大きな病気は見つからず、下痢などの症状は胃腸炎と診断されました。3週間の母子分離での入院生活を終え、息子が退院。退院日は私の誕生日で、息子が元気に帰ってこられたことが最高の誕生日プレゼントでした。 初めての育児と子どもの異変、戸惑い不安になりながらも乗り越えることができた経験でした。一番つらかったのは息子だとわかっていても、自分の弱さを実感し、周りの支えで乗り越えることができたことへの感謝は一生かけても忘れないと思います。母親として自分自身もっと強くなろうと思えた体験でした。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 監修/助産師 松田玲子イラストレーター/まっふ著者:伊藤 美里3歳の男児の母。多忙な夫との3人家族で、ほぼワンオペ育児を楽しんでいる。料理と子どもが好きで、食に関する情報や自身の子育て経験を中心に執筆活動中。
2022年02月22日育園でいびきを指摘され、初めて異常だと気付いた咲花さん。注意して観察するようにしたところ、夜寝ているときのいびきが悪化したはるくん。そこで、いつもの小児科ではなく、初めて耳鼻科を受診しました。泣き叫ぶはるくんを羽交い締めし、鼻にスコープを入れて診てもらうと、鼻の道を塞ぐ、大きなアデノイドがありました。※アデノイドとはリンパ組織のかたまりのこと。鼻の一番奥の突き当たり、喉との間の部分である上咽頭にあります。 耳鼻科へ行くことに気付いたはるくんは…? 耳鼻科の先生からは「扁桃腺は大中小のうちの中、アデノイドは大です。まぁしばらく様子を見ましょう」「手術しないと治らないものですが、風邪などのときに悪化させないためにも毎週受診していただき、消毒などの処置をすることをおすすめします」と告げられました。 しかし、通い始めてしばらくすると…… 「じびかっ行かない!」まだ2歳と小さいはるくんは痛みや恐怖に耐えられず、耳鼻科へ行かない宣言! 「はるくん〜耳鼻科に行ってお鼻よくしてもらおう?」と咲花さんが諭しますが、「いやなのっ!」と、はるくんは断固拒否! しかし、行かないわけにもいかず、とりあえず車へ乗り込み……出発! はるくんへ何も言わずに着いた先はもちろん耳鼻科。 また大泣きして耳鼻科の受診を嫌がるはるくんなのでした……。 監修/助産師 松田玲子著者:マンガ家・イラストレーター 咲花
2022年02月17日多くのママが「育児が大変! つらい!」と思うことについて、3児の母である小児科医がラクになる方法をアドバイス! ママ目線で「ここまでならラクしてOK」というポイントをお伝えします。今回は【ねんね・ぐずり編】です。 寝てくれない、泣きやんでくれない……。一生懸命お世話をしているのに、報われないこともたくさんありますよね。多くのママたちが大変と感じているお世話のなかで「この育児はしなくて大丈夫」「ここまでならラクをしてOK」というポイントを、小児科医であり、3児の母でもあるさくらんぼこどもクリニックの三日市薫先生が紹介します。今回はねんね・ぐずり編です! ここが大変① 寝かしつけに時間がかかってクタクタ むしろ一緒に寝てしまうほうがラク赤ちゃんが寝ている時間を、残った家事や息抜きに使いたいママも多いと思います。早く寝かしつけたい気持ちもわかりますが、その焦りを赤ちゃんが感じ取っているのかもしれません。寝かしつけは赤ちゃんと向き合う時間と割り切って集中することが大切です。いったん一緒に寝てしまうのも良いでしょう。少し眠ると体も回復してラクになります。 寝る前に避けたい遊びとは?早く寝かせたいならば「たかいたかい」などのダイナミックな遊びは避けたほうが良いでしょう。赤ちゃんが興奮して眠気も覚めてしまいます。眠気を誘いやすいのは、抱っこやバウンサーなどでゆっくり揺らす、やさしくトントン叩くといった規則正しい動きです。車に乗せると振動が心地良くて眠る赤ちゃんも多いですね。 ここが大変② 授乳しながらじゃないと寝ないから助けを借りられない 抱き方の工夫で授乳以外でも寝られるかも授乳して途中からパパにバトンタッチするなど、徐々に変わってもらう工夫をしていきましょう。誰が寝かしつける場合でも、抱っこや一緒のお布団でトントンする際にはなるべく体を密着させて包み込むように意識してみましょう。赤ちゃんも安心して寝つきやすくなると思います。どうしても授乳でなければ寝てくれないのならば、ママが寝かしつけている間に他の家事などを手伝ってもらうのも手です。 ここが大変③ なかなか泣きやまないとイライラしてしまう 泣かせっぱなしのときがあってもOKおむつを替えてほしい、体調が悪い、おなかがすいたなど、泣く原因を確認して対応しましょう。どうしても泣きやまない場合は、泣き疲れるまで泣かせてしまうのも良いと思います。赤ちゃんは泣くことが1つの感情表現。心臓や肺の病気など泣かせると危険な赤ちゃんでなければ、基本的にはたくさん泣いても大丈夫です。そのうち泣き疲れて寝てしまうこともあるでしょう。 まずはママが落ち着くことが大事ママと子どもは鏡のようなもので、ママがイライラするほど子どもはそれを感じ取り、ますます泣きやんでくれません。泣き声が精神的につらいときは、少しの間なら部屋を離れてもかまいません。でも、時々顔色を確認してくださいね。そしてゆっくり深呼吸して落ち着きましょう。そのあとに十分愛情を注いであげれば大丈夫です。 ここが大変④ 抱っこをしていないと泣くので何も手につかない 抱っこ以外で体を密着させる方法を試してみてずっと抱っこをしていると、ママも体力的に大変です。抱っこをしなくとも、体を密着させるだけで大丈夫な場合がないかを試してみましょう。例えば、一緒に横になればママも体を休められます、また、おんぶならば両手が空くので他の家事や用事もしやすくなります。 抱きグセの心配はいりません抱きグセがつくのでは?と心配される方もいますが、0歳児には関係ありません。抱っこできるのは今のうちだけなので、思う存分抱っこしてあげてください。でも、歩けるようになってもラクをしたいからという理由で抱っこばかりするのは考えものです。 まとめ子育ては頑張れば頑張るほど、うまくいかないとイライラしてしまいがちです。生まれたばかりの赤ちゃんなので予定通りいかないものです。同時にママも経験が浅いので完璧にできなくても大丈夫です。だんだんと経験しながら赤ちゃんの対処にも慣れていくものです。親子ともに、のんびり楽しく成長していってくださいね。 監修者:医師 さくらんぼこどもクリニック院長 三日市 薫 先生東京女子医科大学卒業、東京大学医学部附属病院、日本赤十字社医療センター、川崎市の保健所勤務などを経て、東京・府中市にさくらんぼこどもクリニックを開院。3人のお子さんをもつ母親でもあり、地域の方々と一緒に病気を考え、子育てができる環境づくりに励んでいる。著者:ライター 大浦綾子2015年8月生まれの男児の母。出版社勤務を経てフリーの編集・ライターに。「夜の寝かしつけ後に仕事を残さない!」を目標に日々奮闘中。
2022年02月15日完全に“赤ちゃんの首がすわった”って、何で判断すればいいの? 首がすわってきたことはわかるけれど、まだグラついているし……。私と同じように確信が持てないママもいるはず! モヤモヤした気持ちと、小児科の先生に聞いて納得した判断方法をお伝えします。 3~4カ月健診。首のすわりは9割生後4カ月になった娘を健診に連れていくと、先生から「首は9割すわっている」と言われました。そのため、あとの1割はすぐだろうと簡単に考えていました。ところが、それから何週間経っても変化がありません。 ある日、娘をお風呂に入れた際、背中を洗うためにうつ伏せ状態で抱っこすると、娘は一生懸命首を上げています。そして、少し左右に首を動かす仕草が見られました。これって、“首がすわった”ってことじゃないの!?と驚きました。“首がすわった”という判断の目安は何?!夫にお風呂の一件を話すと、「まだまだ。首がグラつくよ」と否定されました。たしかに首は安定していないように見えます。では、いつ赤ちゃんの首はすわるのでしょうか? 本を読んでもネットで調べても親に聞いても、首がすわったと判断するのは、「首がグラつかなくなったら」との回答。縦抱きにすると、大きくグラつくことはないものの、安定感はありません。いったい、いつになったら首がすわるの!?と、モヤモヤした気持ちが続きました。 先生があっさり判断。もうすわっていた!健診から1カ月後、予防接種のために病院を訪れました。兼ねてから気になっていた首のすわり具合を聞くと、「もう完全にすわっているよ」とあっさり回答。 「え? まだ少しグラつきますよ?」と驚く私に、「大人だってグラつくことはあるよ! グラつくのは当たり前。首を左右に動かしているでしょう? これは完全にすわっているからだよ」と言われました。たしかに! モヤモヤした気持ちが一気に晴れた瞬間でした。 拍子抜けするくらい、それは単純なことでした。初めての育児で解らないことだらけ。恥をかいてもいいからどんどん聞いて、ママとして成長していくのだな……と実感した経験でした。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 イラスト/(c)chicchimama監修/助産師REIKO著者:永山たまこ1歳女児の母。3回の流産後、不育症の治療を経て高齢で娘を出産。現在は仕事と育児に奮闘中。愛犬と娘を連れて散歩に行くことが日課。
2022年02月11日今回は車酔いの話です。子どもが車に酔いやすい、遠出すると吐いてしまう……そんな経験、ありませんか?わが家でも、車に乗ったときに気がついたら子どもが嘔吐していた、ということもありました……! 私もすぐ車酔いをします。今回はつらい車酔いを予防する方法など、車酔い対策についてお話ししたいと思います。こんにちは。3人の子どもを子育て中の小児科医、保田典子です。今回は車酔いの話です。子どもが車に酔いやすい、遠出すると吐いてしまう……そんな経験、ありませんか? わが家でも、車に乗ったときに気がついたら子どもが嘔吐していた、ということもありました……! 私もすぐ車酔いをします。今回はつらい車酔いを予防する方法など、車酔い対策についてお話ししたいと思います。 なぜ、車に酔うの?「車酔い」は、体のバランスをとる耳の奥の「三半規管」が、車の動きに刺激されて脳に信号を送り、脳が情報過多になって混乱を起こすことで自律神経が乱れ、冷や汗や気持ち悪さを起こし、吐いてしまったりします。三半規管が発達していない赤ちゃんや幼児期は少なく、3歳くらいから車酔いが起こるとされています。小学生では3割にわたる子が乗り物酔いをするとも言われており、女の子に多いです。大人になると脳の老化により刺激を感じなくなり、乗り物酔いは減っていきますが、まれに大人になっても乗り物酔いをする方もいます。 車酔い対策7つでは、子どもが車酔いをしないためにしてあげられることは何でしょうか。車酔い対策を7つご紹介します。 薬を使う車酔いをしやすいとわかっている子は、車に乗る30分くらい前に薬を使うのが一番効果的です。車酔いに対して処方できる薬はないので、市販の薬が使いやすく良いと思います。※必ず使用可能な年齢を確認し適切に使用しましょう 疲れをためない前日はしっかり睡眠をとるなど、体のコンディションを良くしておくと酔いにくいです。 車の換気をしっかりにおいの刺激も加わるとさらに酔いやすくなるので、快適な空気を保つようにしましょう。 空腹にしない、おなかいっぱいにしないおなかが減りすぎても、おなかがいっぱいでも車酔いしやすくなります。わが家では車に乗るとき、一口で食べられるお菓子やおにぎりを準備しておいて、こまめに食べるようにしていました(あまり食べすぎると吐いてしまったとき大変なので注意です)。誤嚥の心配がない年齢のお子さんであれば、飴なども効果的なことがあります。(誤嚥が心配な年齢では与えないでください) 楽しいことをする気持ちが「車に酔う」という方に向かないように、子どもが喜ぶことや楽しいことをして過ごすと車酔いしにくいです。音楽を聴いたり、おしゃべりをするのも良いですよ。 乗る場所に気をつける乗り物の中でも揺れの少ない場所を選びます。バスなら前から4-5列目、船なら真ん中に乗るようにすることで脳への刺激を減らしましょう。 体が動く遊びで鍛えましょう体が動くことに慣れると酔いにくくなるので、普段からブランコなどの乗り物に乗る遊びをしてみましょう。 もし車に酔ってしまったら…?ウエストのゴムなど体を締め付けているものをゆるめ、横になれそうなら横になりましょう。また、車酔いしてからでも効果のある市販薬もあるので、薬を飲むのもよいでしょう。車から降りれば、乗り物酔いは改善していきます。 子どもの特徴を知って、適切な対処を!私自身、40歳を過ぎてもすぐ車酔いしてしまいます。ブランコもダメです。車酔いがメンタルに影響しやすいとわかっていても、車酔いしやすい人は考えないようにしたりしても酔ってしまうものは酔ってしまいます。車酔いしやすい子は、事前にきちんと薬を使ってあげることで楽しいお出かけになるようにしましょう。また、もしものときのために市販薬を車に常備しておくと安心です。車酔いをしたことがない子は、しっかりコンディションを整えてあげることで、車酔い知らずで育つようにできたらいいですね。 作画/はたこ 監修者・著者:医師 高円寺こどもクリニック院長 保田典子 先生2003年筑波大学医学部卒業、国立国際医療センター、大阪市立総合医療センター小児循環器内科勤務を経て、2014年東京女子医科大学大学院博士課程修了後現職。小児科専門医。一般診療、小児循環器診療に加えて、漢方治療や発達相談にも対応している。2021年、高円寺こどもクリニック開院。3児の母。
2022年01月29日こんにちは、3児のママ小児科医の保田典子です。生後半年をすぎると、赤ちゃんも活発に動くようになってきます。寝返り、ずりばい、ハイハイ、つたい歩き……じょうずに遊んで、赤ちゃんの発達を助けてあげられるといいですよね。今回は、ハイハイ時期のポイントをお伝えできたらと思います。ハイハイの良いところ一般的な発達の順番としては、首すわり→寝返り→ずりばい→ハイハイの順番で発達していきます。ずりばい、ハイハイの時期になると、手足を同時に使って動く、自分の体重を手足で支えるようになるなど運動能力や筋力が向上している必要があります。 ハイハイには①手で体重を支えて腕の筋力がアップする②手で地面をとらえるので手の感覚や握力の発達にも良い③両足を交互に動かすので、歩くための準備にもなる などいろいろな良いところがあります。また、ハイハイすることを含め、さまざまな運動をすることでケガの予防にもつながります。ずりばいやハイハイをするようになったら、ぜひたくさん運動をさせてあげたいですよね。 おすすめの遊びずりばいやハイハイをするようになったら、ぜひ広いところで遊ばせてどんどん動くようにしたいものです。公園で草の感覚を味あわせてあげるのもいいですし(晴れていて地面が乾いている場合)、児童館などで自由に動きつつ、他のお友だちを見せてあげるのもいいでしょう。 まだお友だちに興味を持つ、お友だちと遊ぶという時期ではありませんが、歩いているお友だちを見ると、歩きへの刺激にもなると思いますよ。 家でも、親が見ている間はケージを取りはらって、家の中を自由に探検させてあげるといいでしょう。赤ちゃんの後ろから声をかけてあげたり、ママやパパがいるところまで障害物(クッションなど)を置いてあげて、平地だけではない場所をハイハイさせてあげるのもいいでしょう。 気をつけるべき遊びは?ハイハイをし始める時期に使用を考えるのが、歩行器やベビージャンパーなどの育児グッズです。歩行器やベビージャンパーは喜ぶ赤ちゃんも多いため、ちょっと親の用事をしたいときなどすごく重宝するグッズです。 ただ、ハイハイの時期の赤ちゃんは、腰を曲げているのが自然な姿勢なのですが、歩行器などは赤ちゃんが立つ形になり、自然な体位よりは背骨がまっすぐになって、腰が反る形になります。そのため、この時期に無理に立った姿勢を長く続けることは、赤ちゃんの腰にも発達にも好ましくありません。「使ってはいけない」のではなく、長時間の使用は気をつけたほうがいいと思います。 ハイハイしなくても焦らないでハイハイをたくさんして、今後の運動能力向上につなげたいところですが、ハイハイをしない赤ちゃんもいます(私もハイハイをしなかったそうです!)。 ハイハイをしないで歩き始めてしまった赤ちゃんは、足腰がきちんと歩ける準備が整ったから歩けるようになったということなので、「歩くようになったけど、ハイハイをさせなければいけない」と思う必要はありません。 また、寝返りで動いちゃうのでハイハイしない、寝転んでばかりでハイハイしないという子も焦らなくて大丈夫です。心配であれば健診で発達の具合をみてもらいつつ、焦らずに楽しく動ける遊びをしていけたらいいのではないかと思います。 監修者・著者:医師 高円寺こどもクリニック院長 保田典子 先生2003年筑波大学医学部卒業、国立国際医療センター、大阪市立総合医療センター小児循環器内科勤務を経て、2014年東京女子医科大学大学院博士課程修了後現職。小児科専門医。一般診療、小児循環器診療に加えて、漢方治療や発達相談にも対応している。2021年、高円寺こどもクリニック開院。3児の母。
2022年01月21日多くのママが「育児が大変! つらい!」と思うことについて、3児の母である小児科医がラクになる方法をアドバイス! ママ目線で「ここまでならラクしてOK」というポイントをお伝えします。今回は【離乳食後編】です。 離乳食は5~6カ月ごろ(離乳食初期)〜1歳~1歳6カ月ごろ(離乳食完了期)と分かれ、段階に合わせて気をつけるポイントもたくさん。うまく進まずに悩んでいるママも多いのではないでしょうか。毎日の育児を笑顔で楽しく続けられるように、ほんの少し肩の力を抜いてラクをしてみませんか? 多くのママたちが大変と感じているお世話のなかで「この育児はしなくて大丈夫」「ここまでならラクをしてOK」というポイントを、小児科医であり、3児の母でもあるさくらんぼこどもクリニックの三日市薫先生が紹介します。今回は離乳食後編です!ここが大変① 他のお世話に手一杯で離乳食を始める余裕がない 遅れても挽回可能! ぜひベビーフードを活用して離乳食のスタートは生後5~6カ月ごろが目安。本来はこの時期に始めるのが理想ですが、もし余裕がなくてスタートが生後7カ月ごろに遅れてしまっても大丈夫です。離乳食は5~6カ月ごろ(離乳食初期)〜1歳~1歳6カ月ごろ(離乳食完了期)と分かれ、それぞれ月齢の目安が設定されています。遅れて始めても、月齢に応じて噛む力も強くなっているので、その時点の月齢相当の段階、または少し前の段階から始めれば大丈夫です。 例えば、生後7カ月から始める場合は、おかゆも5~6カ月ごろ(離乳食初期)向けのドロドロの状態から始めなくても、7~8カ月ごろ(離乳食中期)向けの舌でつぶせる固さから慣らしていきましょう。ただし、初めての食材は1日1回1さじ(赤ちゃん用スプーン1さじ)ずつです。様子を見ながら食べさせるようにしてください。じょうずにモグモグできないようであれば、5~6カ月ごろ(離乳食初期)向けのドロドロ状態のメニューから進めましょう。 とはいえ、離乳食を始めず母乳や育児用ミルクだけでは栄養が足りなくなり、体重が十分に増えなくなってしまいます。生後7カ月ごろまでには開始するようにしましょう。 離乳食は手作りしなければならないと思うママは多いかと思いますが、そんなママはぜひベビーフードを活用してみてください。2019年、12年ぶりに改訂された「授乳・離乳の支援ガイド」(厚生労働省発表)では、離乳食の手作りが負担に感じる場合には、ベビーフードの利用をすすめています。固さや味つけの目安も参考になりますよ。 ここが大変② レパートリーがなくて同じメニューばかりになってしまう1品だけ、味つけを変えるだけでOK毎回メニューをすべて変える必要はありませんが、さまざまな食材に挑戦して食べられる物を増やすのも離乳食では大切なことです。ベビーフードやフリージング(まとめて調理して冷凍した物)を活用しながら、1品だけでも変える工夫をしてみましょう。 同じ食材でも味噌やしょうゆなど味つけを変えるだけで、バリエーションも増えます。味噌やしょうゆはごく少量であれば、7~8カ月ごろ(離乳食中期)から与えることができます。 ここが大変③ おやつを準備するのが面倒 ヨーグルトなど市販品を活用決して手作りである必要はありませんが、気をつけたいのはおやつの内容です。おやつというとお菓子をイメージしがちですが、子どもにとってのおやつは「第4の食事」です。3度の食事だけでは必要な栄養をとりきれないため、補食(食事を補う)として大切なものです。市販の物であれば、ヨーグルトや果物、チーズなどがおすすめです。 大人用のお菓子は特別なときにお菓子ならば赤ちゃん用を選びましょう。大人用のお菓子は味が濃く脂肪分やカロリーも高く、赤ちゃんには向いていません。特に甘い物は血糖値が上がりやすいため、すぐにおなかがいっぱいになり必要な量を食べることができなくなります。また急激に血糖値が下がるため、次の食事時間より前におなかが空いてしまう場合があります。1歳~1歳6カ月(離乳食完了期)以降で、旅行やイベントなど特別なときに少量のみを与える程度にしておきましょう。 まとめ赤ちゃんのお世話や自分の生活もあるなかで、手間暇をかけて離乳食を準備するのは大変なことです。手作りだから離乳食がスムーズにいくわけでもありません。つらいときはベビーフードや市販のものを活用しつつ、ママがやりやすいように進めていきましょう。 監修者:医師 さくらんぼこどもクリニック院長 三日市 薫 先生東京女子医科大学卒業、東京大学医学部附属病院、日本赤十字社医療センター、川崎市の保健所勤務などを経て、東京・府中市にさくらんぼこどもクリニックを開院。3人のお子さんをもつ母親でもあり、地域の方々と一緒に病気を考え、子育てができる環境づくりに励んでいる。著者:ライター 大浦綾子2015年8月生まれの男児の母。出版社勤務を経てフリーの編集・ライターに。「夜の寝かしつけ後に仕事を残さない!」を目標に日々奮闘中。
2022年01月17日多くのママが「育児が大変! つらい!」と思うことについて、3児の母である小児科医がラクになる方法をアドバイス! ママ目線で「ここまでならラクしてOK」というポイントをお伝えします。今回は【おでかけ・家事編】です。 赤ちゃんと過ごす時間も大事だけど、限られた時間で家事など他にやることもたくさん……。多くのママたちが大変と感じているお世話のなかで「この育児はしなくて大丈夫」「ここまでならラクをしてOK」というポイントを、小児科医であり、3児の母でもあるさくらんぼこどもクリニックの三日市薫先生が紹介します。今回はおでかけ・家事編です! ここが大変① 毎日お散歩に出かけるのが面倒大変な日は︎ベランダに出るだけで十分お散歩が必要なのは、外気に触れ刺激を受けること、日光を浴びることで免疫力を高め、骨を丈夫にするビタミンDを作るためです。それと同時に、ママの気分転換にもなります。ママの体調が悪い日や忙しい日など、逆におでかけがストレスになるようならば、ベランダで外気浴をすれば十分です。 お散歩は買い物のついでに行けばOK赤ちゃんが歩けるようになると運動量が増えるためお散歩が必要になりますが、歩き始める前ならお買い物のついでに15〜30分程度出かければOKです。日中のなるべく同じ時間に出かけると、赤ちゃんの生活リズムも整いやすくなります。 ※新型コロナウイルスの感染を避けるため、赤ちゃんを連れての買い物は感染対策を十分に講じた上で混雑時を避けていくようにしましょう。 ここが大変② 赤ちゃんが動き回るので家事ができない おんぶなら家事がはかどる&赤ちゃんもご機嫌!寝返りが始まると、途端に行動範囲が広がって目が離せなくなりますね。最近はおんぶをするママは少ないようですが、家事をするときはおんぶがおすすめです。両手が自由に使え、火や包丁を使う際も赤ちゃんの手が届きにくくなります。赤ちゃんもママと密着するので安心し、視野がいつもより広がるので喜んでくれるはずです。 まとめグズったり、寝る時間がズレたり、赤ちゃんとの生活は予定どおりにいかないものです。すべてのお世話や家事を完璧にこなせなくてもいいと割り切ることが大切。パパや家族を頼ったり、便利な家電、ネットスーパー、家事代行サービスを利用するのも手です。少しでもラクをできる方法を探してみてくださいね。 監修者:医師 さくらんぼこどもクリニック院長 三日市 薫 先生東京女子医科大学卒業、東京大学医学部附属病院、日本赤十字社医療センター、川崎市の保健所勤務などを経て、東京・府中市にさくらんぼこどもクリニックを開院。3人のお子さんをもつ母親でもあり、地域の方々と一緒に病気を考え、子育てができる環境づくりに励んでいる。著者:ライター 大浦綾子2015年8月生まれの男児の母。出版社勤務を経てフリーの編集・ライターに。「夜の寝かしつけ後に仕事を残さない!」を目標に日々奮闘中。
2022年01月15日ウーマンエキサイト読者の皆さま、こんにちは。 前回 、予防接種に関しての心構えをするムスメに成長を感じた話を書きました。■前回のお話今年もインフルエンザ予防接種の予約を取りました。長女は特に注射が苦手なためどう伝えるか迷っていたのですが、本人が日程を知りたがったので教えることに。すると、自分なりに乗り切ろうとする姿に、母は成長を感じるのでした。今回は、当日の話です。当日までは、今までにないくらい平和に過ごせました。病院に着くまでも平和! 成長したな~!診察室に入る前にオコメが泣いたのは初めてでした。先が読めるようになったこそのことですよね! 成長!この病院では兄弟姉妹は上の子から打つ決まり。今回はムスメが自ら1人で座りに行きました。なんて頼もしい背中…! 成長…!(しつこい)ここまででも2人の成長に感動していましたが、その後も…?ムスメ、完璧! 泣きもせず逃げもせず、笑顔で終われたのは初めてかもしれません…! すごいムスメ! がんばった!一方オコメは…それでもなんとか打てました。うん、がんばった! ちょっと母は疲れたけども!そして待合室に戻ると…強がるムスメにほんわか。これから打つお友達も笑顔だったのですが…。大泣きのオコメの登場で、一気に緊張感溢れる待合室になってしまいました。うん! ごめんね!何はともあれ、成長した2人の頑張りを感じたました。来年も頑張ろうね!(気が早い)
2022年01月15日2017年生まれのつむちゃん、2019年生まれのいとちゃんの姉妹ママ、芸子さん。今回は小児科の待合室での子どもたちとの出来事です。あまりの豹変ぶりに驚かされるも、血を感じずにはいられない……?!小児科の待合室でつむちゃんの変貌ぶりに驚かされたエピソードをご紹介します。 無惨なパワハラ娘が豹変! 娘を通して自分の黒歴史を思い出す イケメンを前にして、一瞬で乙女な表情を作れるつむちゃんの女子力、すごいですね~!! そして、そのつむちゃんの女子力は、芸子さん譲りだったんですね♡ 著者:マンガ家・イラストレーター 芸子2017年、2019年生まれの姉妹ママ、芸子さん。Instagramでほっこり可愛い育児エピソードやあるあるネタを更新中!
2022年01月14日こんにちは、小児科医の保田典子です。私生活では3人の子どもを子育て中の母です。今回は「野菜ジュース」について。離乳食が果汁からだった時代もありますが、今はなるべく子どもに果汁(ジュース)をあげないほうが良い、という時代になってきています。実は、野菜不足が心配でついつい飲ませてしまう(!?)野菜ジュースも同じです。なるべく飲ませないほうが良いと言われるようになってきています。なぜでしょうか?ジュースがダメな理由世界保健機構(WHO)などでは「幼児までの子どもには100%ジュースも糖分のとり過ぎになるとして飲ませないほうが良い」としています。糖分のとり過ぎは虫歯のリスクが高まったり、肥満のリスクが高くなるためです。一方、フルーツそのものに関しては、食べないほうが良いということはありません。フルーツそのものであれば、食物繊維など糖分以外の物も含まれるため、栄養素の吸収も変わってくるからです(もちろん摂取目安量はありますが、そこまで厳しくしなくても良いと私は考えています)。 そのため、現在、小児科では「そもそもジュースは子どもに与えるものではない」という指導をしています。 糖分の摂取目安WHOでは、「1日の遊離糖類摂取量を総エネルギー量の10%未満に抑えましょう、5%未満だとさらに良い」と言われています。 厚生労働省健康局から出ている「標準的な健診・保健指導プログラム【平成30年度版】 」によると、「遊離糖類とは、グルコースやフルクトース等の単糖類、スクロースや砂糖等の二糖類等食品や飲料の加工調理で加えられるもの、並びに蜂蜜、シロップ、果汁、濃縮果汁等に自然に存在する糖類のこと」を指します。※はちみつは乳児ボツリヌス症予防のため、満1歳までは絶対に与えないようにしてください 例えば、1〜2歳の推定エネルギー必要量は1,000kcal程度(厚生労働省資料より)なので、5%未満とすると遊離糖類摂取量は12.5g程度が望ましいということです。スポーツドリンク500mLだと約30g、100%ジュースでも200mLで20g、野菜ジュース720mLで約50gの炭水化物(糖質+食物繊維)が含まれています。ジュースに食物繊維はほとんど含まれていないことを考えると、このうちの“ほとんどが糖質”ということになります。 糖質はジュースにだけ含まれているわけではないので、ジュースだけで糖質の必要量をとってしまうと、明らかに糖質のとり過ぎになってしまうのです。 野菜不足を野菜ジュースで補わないで野菜をあまり食べないことが多い子どもたち。ついつい野菜不足が心配で野菜ジュースを飲ませてしまうこともあると思います。もちろん、野菜はたくさん食べてほしいものですが、野菜の栄養素よりも余計なものをとってしまっては本末転倒です。 子どもが好きな味つけにしてみたり、食感に変えてみたりなど、子どもが食べやすいようひと工夫することで、食べてくれるようになることもあります。野菜不足はしっかり野菜で補い、水分は水や麦茶を飲ませるようにしたほうがいいと思います。 とはいえ、子どもが野菜を食べてくれないというご家庭も多いと思います。わが家では子どもたちが嫌いな野菜もありますが、好きな野菜を重点的に出すようにしています。 さまざまな野菜を食べてほしいので、いろいろ出すようにしますが、食べてくれないこともよくあります。それでもめげずに出し続けることと、ビタミンは他の食べ物からもとれるので、焦らず無理して食べさせないようにしています。好きな野菜も出してあげて「おいしいね」と食事を楽しむことが大切かなと考えています。 ジュースなどの甘くおいしい飲み物の味を一度覚えると、頻繁にジュースを欲しがるようになってしまいます。小さいうちから毎日ジュースを与えてしまい、水や麦茶を一切とらなくなってしまったというケースもあります。 子どもに野菜ジュースなどのジュースを与えないという選択は、子どもに水分をとらせることに苦労したり、虫歯治療に通うことになったりと、将来的に後悔しないために今できる「ラクになる育児」の1つです。 監修者・著者:医師 高円寺こどもクリニック院長 保田典子 先生2003年筑波大学医学部卒業、国立国際医療センター、大阪市立総合医療センター小児循環器内科勤務を経て、2014年東京女子医科大学大学院博士課程修了後現職。小児科専門医。一般診療、小児循環器診療に加えて、漢方治療や発達相談にも対応している。2021年、高円寺こどもクリニック開院。3児の母。
2022年01月11日高円寺こどもクリニックの院長で、私生活では3児のママでもある保田典子先生のコラム。今回は、発達の視点からイヤイヤ期の乗り越え方についてです。「イヤイヤ」の正体、イヤイヤを起こさせないための工夫や、早く卒業するためにできることなどについてマンガでわかりやすくお伝えします!こんにちは、小児科医の保田典子です。私生活では3人の子どもを子育て中の母でもあります。わが家も例外なくイヤイヤ期が全員あり、1人目は1人目なりの、2人目は2人目なりの、末っ子は末っ子なりの大変さがありました。 今回は、発達の視点からイヤイヤ期の乗り越え方をお伝えしたいと思います。 “イヤイヤ期”の正体は…!?2-3歳のイヤイヤ期、思春期の反抗期、どちらもその正体は「自己決定したい年ごろのジレンマ」です。すべてにおいてお世話が必要で、親がいてくれれば幸せだった時期をすぎ、自分で考えて自分で決めたいけれど、まだうまく表現できない、まだうまく実行できない……そんな想いが子どもの中にうずまいています。そのことを親が理解してあげて、厄介なイヤイヤ期に付き合ってあげてください。 イヤイヤを起こさせない工夫3つ①子どもに選択肢を与えるイヤイヤの正体は「自己決定がしたい」なので、「イヤ!」を出さないために、子どもに「決定をしてもらう」という作戦があります。「靴を履いてお出かけしよう」だと「お出かけしない」になるので、「青と赤、どっちの靴を履く?」と聞いてみるのです。この声かけだと、お出かけをするかしないかはまったく会話に入らず、とりあえず履いたら出かけるとなり、お出かけしない、という選択肢をうやむやにできます。 ②見通しをきちんと伝えるスケジュールがよくわからないと誰でも不安です。まだ自我が目覚めたばかりの子どもだと、余計にさまざまなことが不安になります。また、目についたものにすぐ飛びついてしまったりします。今日のスケジュールをわかっている範囲で伝えてあげると落ちつくことがあります。そのとき、言葉で言うだけでなく、絵を使うと伝わりやすいです。お店に行ったときに「今日は、お菓子は買いません」と店に入る前に伝える、というのも見通しを伝えることです。 ③時間には余裕をもって!イヤイヤは突然発動します。子どものイヤイヤは早く対処しようとすればするほど泥沼になることが多いので、スケジュールは入れ過ぎず、時間に余裕をもって行動するようにしましょう。とはいえ、わが家は時間を持て余してしまうと大変だったりするので、「余裕と持て余すのをどちらも良い感じにする時間配分」をすごく気をつかって行動していました。 イヤイヤになってしまったら… ①答えを求めないイヤイヤしているときに、「結局どうしたいの?」と言っても興奮している子どもには逆効果です。おもちゃを選んでもらうときなども、イヤイヤしちゃっているときに「買ってあげるよ、どっちがいいの?」と言っても火に油なことがあります。 イヤイヤ発動しちゃったときはとりあえず「そっか、こう思っていたんだね」と気持ちを代弁してあげて(その代弁した気持ちが正解である必要はありません)、ぎゅっと抱きしめてあげてみてください。(ちなみに、ギュッとされると大人でも気持ちが落ちつく効果があるそうですよ) ②待つイヤイヤ発動したら、とりあえず落ちつくまで待つしかありません。 ③時間がないときは力技で!待つ時間がないときは、子どもに根気よく付き合うことなく、泣く子どもを抱えて帰宅したり、とりあえずベビーカーに乗せて移動しちゃうこともありました。ギャン泣きのまま人の目に晒されることにはなりますが、実はそんなに長い時間は続かないことが多いです。 イヤイヤを早く卒業するためにイヤイヤの正体は「自己決定したい」「うまく表現できない」ということが主体なので、表現ができるようになってくると落ち着いてきます。つまり、言葉をうまく使いこなせるようになると減る傾向にあるのです。 イヤイヤになってしまったら①で書いたように、「〇〇〇なんだね」「○〇〇って思ってたんだね」と声をかけたり、「ママは○〇〇されると悲しくなっちゃう」などママやパパ自身も気持ちや、やりたいことを表現してもらうことで、どんな場合にどんな表現をすればいいかを学びます。言葉のキャッチボールも大切ですが、会話ではなくオウム返しになるような言葉もどんどんかけてあげましょう。絵カードなどを使って気持ちややりたいことを表現できるようになるのもいいですね。 生活の主導権は親が握ろう!子どものイヤイヤがひどいと、なんとか早く終わらせたくなってしまって、子どものワガママの言いなりになってしまうことがあります。例えば、お店でお菓子を買ってあげてしまったり、見せる気のないタブレットを見せてあげてしまったり。 でも、そうすることで解決するのはほんの一瞬です。子どもは「こうすれば親は〇〇〇をしてくれる」と学ぶとどんどん要求がエスカレートして、のちのち大変になってしまうことがあります。ワガママを聞いてあげるとき、絶対に聞かないときを親できちんと決めて、「生活のコントロールしているのは親」であることをわかってもらうことは大切です。こうすることで、お菓子や娯楽ではなく、“自分で自分のご機嫌をとる”ことを覚えることができます。 ただ、本当に困ったときなどはお菓子などを使ってもいいと思っています。これも、できればその日のスケジュールを決めたときに「ここでイヤイヤ発動したらお菓子を使う」など、親の中で事前に使うタイミングを決めておくのがおすすめです。イヤイヤ期は大変な時期ですが、過ぎてしまうとめちゃくちゃかわいい時期でもあります。子どものしょうもない言動をちょっとでも楽しみながら乗り越えましょう! 作画/山口がたこ監修者・著者:医師 高円寺こどもクリニック院長 保田典子 先生2003年筑波大学医学部卒業、国立国際医療センター、大阪市立総合医療センター小児循環器内科勤務を経て、2014年東京女子医科大学大学院博士課程修了後現職。小児科専門医。一般診療、小児循環器診療に加えて、漢方治療や発達相談にも対応している。2021年、高円寺こどもクリニック開院。3児の母。
2022年01月06日3児のママ小児科医・保田典子先生のコラム。今回は、入園してから慌てないために、今からしておきたいことを、保田先生の経験を交えてお話しいただきます。こんにちは、小児科医の保田典子です。私生活では子育て中の3児の母です。4月保育園入園を希望して書類を出された方も多いのではないでしょうか。4月入園ができた場合、入園できるまであと3カ月。入園してから慌てないために、今からしておきたいことを、私の経験を交えてお話ししたいと思います。 4月入園あるある4月はたくさんの0歳、1歳、2歳さんが保育園に進入園をして、(主に)ママが仕事復帰をする季節です。私も17年以上新入園児さんを小児科医として見てきて、3人の子どもを保育園にお願いしてきました。そのなかで保育園ならではの入園あるあるがあります。 0歳児さんあるある0歳前半だと、まだ人見知りもあまりないので、慣らし保育などは意外にすんなり乗り越えられたりします。ただ、まだ月齢が浅いので、保育園に入って風邪の洗礼を受けるとゼイゼイと呼吸が苦しくなりやすく、長期化することがあります。 0歳後半だと、人見知りが始まり、預けるときに大泣き!ということがよくあります。人見知りが強いとハンガーストライキ(飲まず食わずで主張をおこなうこと)を起こす子も。育児用ミルクを飲んでくれなくて予想外に慣らし保育が長くなることがあったりします。もちろん、園に入れば風邪を引きやすくもなります。 1歳児さんあるあるやっぱり0歳後半さんと同じで、人見知りで預けるときに大変になることが多いです。また、1歳になってくると周りを見ることができるようになり、保育園で予想以上に気を張って頑張る子が多いです。 そうやって気が張ってくると、4月後半から6月にかけて疲れがたまり、風邪からこじらせて肺炎になってしまって入院することになる……というケースもよくあります。(今年、私のところではなかったです)。 呼び出し時の対応を決めておこう!保育園に入れてみないとわからないことが多いのですが、風邪をひきやすい子もいれば、ひきにくい子もいます。ひきやすい子は本当に毎日のように、毎週のように呼び出しをされることがあります。 わが家はみんな平熱が高かったため、風邪でもないのに毎日電話が鳴っていた時期がかなり長期間ありました。保育園に入る前に“毎日呼び出されてもいいように”対策を練っておくことをおすすめします。 わが家は、私が外来の日などは絶対に休めないので、「○日午前はパパ当番、△日午後はママ当番、□日はどっちも無理だからシッターやファミリーサポートを使おう」など、毎日呼び出され当番を決めていました。使うにしても使わないにしても病児保育や病後児保育、シッターの登録などをしておくといいと思います。私も無料のところはとりあえず登録しておき、有料のところは困ったときに決めたりしていました。 冬の3カ月でしっかり充電を♪風邪対策だけではなく、0歳後半以降の子は預けるたびにギャン泣きされて、パパ・ママも子どももつらい数週間が待っているかもしれません。泣かれるのはつらいですが、それだけ親との信頼関係が強くできているという証拠でもあります。冬の3カ月でしっかりスキンシップをたくさんとって、親も子もメンタル的にも充電をたっぷりしておくといいですよ。入園準備や復帰準備で忙しい時期でもありますが、親子で楽しいことをたくさんしてくださいね。 監修者・著者:医師 高円寺こどもクリニック院長 保田典子 先生2003年筑波大学医学部卒業、国立国際医療センター、大阪市立総合医療センター小児循環器内科勤務を経て、2014年東京女子医科大学大学院博士課程修了後現職。小児科専門医。一般診療、小児循環器診療に加えて、漢方治療や発達相談にも対応している。2021年、高円寺こどもクリニック開院。3児の母。
2021年12月31日多くのママが「育児が大変! つらい!」と思うことについて、3児の母である小児科医がラクになる方法をアドバイス! ママ目線で「ここまでならラクしてOK」というポイントをお伝えします。今回は、離乳食についてです。献立を考えたり、量や硬さに気をつけたり、何かと手間のかかる離乳食。毎日の育児を笑顔で楽しく続けられるように、ほんの少し肩の力を抜いて、ラクをしてみませんか? 多くのママたちが大変と感じているお世話の中で、「ここまでならラクをしてOK」というポイントを、小児科医であり、3児の母でもあるさくらんぼこどもクリニックの三日市薫先生がご紹介します。 ここが大変① 朝は忙しくて離乳食を準備できない 調理いらずの食材を活用手間をかけなくても、パンやチーズ、果物といったそのまま食べられるメニューで十分です。大人の分から取り分けられる味噌汁やスープも便利です。また、ベビーフードを活用するのもおすすめ。硬さや味つけの目安の参考にもなります。 1〜2回食の時期ならば、朝は母乳や育児用ミルクにして、昼や夕方を離乳食にすると時間にゆとりができますね。 極端な偏食ではない限り、毎食ごとの栄養バランスはこまかく気にしなくても大丈夫です。離乳食の栄養素は2~3日単位で考えます。他の食事で補いながら、バランスをとるように心がけましょう。 ここが大変② 食べこぼしが多く、後片づけが疲れる エプロン&敷物で負担を軽減服や床を汚したり、皿をひっくり返したり……赤ちゃんの食事の片づけはひと苦労ですね。とはいえ、汚れるのが嫌だからといって、すべてお母さんが食べさせるのは避けましょう。赤ちゃんがスプーンなど道具を使う経験も必要です。 ポケット付きや大きめのお食事エプロンをしたり、床に新聞紙や敷物を敷くなどの対策をすると、着替えや後片づけの負担が軽くなります。 手づかみ食べは1品だけでもOK生後9カ月ごろになると見られる手づかみ食べも、触感を養ったり、自分で食べるための練習になるなど成長に必要なことです。食べる意欲が出てきた証拠と思い、パンやバナナなど汚されにくい1品だけでもさせてあげましょう。 ここが大変③ 好き嫌いが激しく苦手な食材を食べてくれない 赤ちゃんの好き嫌いは気にしなくてもOK好き嫌いのない子に育ってほしいという思いから、心配になる気持ちもわかります。しかし、赤ちゃんの味覚は未発達で、将来的な好き嫌いにはつながりません。味覚が形成されるのは3歳ごろになります。 嫌いな物はおかゆに混ぜたり、食感を変えてみたりと工夫をしながら、気長に様子を見ていきましょう。無理に食べさせなくても、ある日突然食べるようになったりもします。 離乳食の目安量はあくまで参考程度に考えて食べる量も月齢や離乳食の進み方の目安がありますが、大人もひとりひとりで食べる量が違うように、赤ちゃんもそれぞれ違います。基本は食べたいだけ食べさせて構いません。目安量に達しなくても、体重が順調に増えているならば、その子にとっての適量と思って見守りましょう。 まとめ離乳食で疲れないために大切なのは、「離乳食は手抜きで作る」ということです。ママが一生懸命作れば作るほど、食べてもらえなかったときの不満は、つい赤ちゃんに向かいがち。お母さんが怖い顔をしてスプーンを口に持ってきたら、赤ちゃんは食事が楽しくなくなってしまいます。笑顔で食事の時間を過ごせるように、肩の力を抜いて取り組んでいきましょう。 監修者:医師 さくらんぼこどもクリニック院長 三日市 薫 先生 著者:ライター 大浦綾子
2021年12月13日