「ワールド・ファミリー バイリンガル サイエンス研究所」(※以下、IBS)ではグローバル化社会における幼児期からの英語教育の有効性や重要性に関する情報を定期的に発信しています。豊橋市立八町小学校(愛知県)は、イマージョン授業の研究授業および研究協議会を2023年6月26日(月)に実施しました。同校は、2020年度より、国語と道徳以外の教科は主に英語を使って学ぶイマージョン学級を開設。公立小学校によるイマージョン教育(※1)の導入は、国内初の取り組みです。 IBSは、イマージョン教育の研究を行う原田哲男教授(早稲田大学教育・総合科学学術院/IBS学術アドバイザー)とともに、研究活動および社会貢献活動の一環として、2021年度から計5回の授業視察や教員などとの意見交換を実施してきました。今回の授業観察をもとに、子どもたちがどれくらい英語を使おうとしているか、という児童の態度について紹介します。(※1)イマージョン教育は、バイリンガル教育の一つの形態。学校の教科を二つの言語(母語ともう一つの言語)で指導し、両方の言語を読み書きレベルまで育て、さらに二つの社会文化を受容できることを目的とする。<インタビュー記事概要>・入学時からイマージョン学級で学んできた4年生の算数授業では、日本語を使って発言できる教室環境でも、知っている英語を使って自分の考えを表現しようとする態度が観察された。・イマージョン生徒は、通常の外国語授業しか経験していない生徒よりも、自発的に外国語を使ってコミュニケーションをとろうとする意思(Willingness to Communicate/WTC)が強いことを示したカナダの研究がある。ただし、WTCにはさまざまな要因が影響するため、一人ひとりの児童理解に基づいた教室環境づくりや授業計画なども重要。・八町小児童の英語使用は、主に教科学習に関する教師とのやりとりに限られる。「地域への還元」を目指す豊橋版イマージョン教育にとっては、英語を使う状況・場面・目的をより豊かにすることが課題。■ 八町小のイマージョン学級の特徴教師が英語を使って学習指導要領に基づいた授業を行う。重要な用語や概念は日本語も使って指導し、子どもたちは日本語で発言したり質問したりすることもできる。子どもたちは、日本語の使用を禁止されているわけではなく、教師が日本語を理解できることを知っている。よって、常に英語と日本語のどちらを使うか選べる状況。■ 子どもたちはどれくらい英語を使おうとしているか?●Yes/Noまたは単語で答えられるような教師の発問に答えるとき→子どもたちはほぼ100%英語を使用●教師から考えや意見を聞かれたとき→手を挙げる子どもたちはクラスの1/3程度だが、その全員ができる限り英語を使おうとしている。●グループ活動で友だちとやりとりするとき→基本的に日本語が使われているが、単元で重要な語彙や数字など、部分的に英語を使っている。●クラス全体へグループの意見を発表するとき→授業で繰り返し使われている英語のキーワードやセンテンスを使おうとしていて「クラス全体の活動では英語を使う」という意識がある。■ 英語を使う機会があれば使おうとする八町小のイマージョン授業で教師が発問したとき、子どもたちには「英語を使って発言する」、「日本語だけで発言する」、「何も発言しない」というように、いくつかの選択肢があります。授業観察からは、子どもたちが少なくともクラス全体の活動では「英語を使って発言する」を選び、自分が知っている英語をできる限り使おうとしていること、さらに、間違いを恐れずに自分なりに文を組み立てて話そうとしていることがわかりました。■ 研究協議会で八町小教員と意見交換5回目の視察となる今回は、「児童」に着目し、子どもたちの英語を使おうとする意欲や態度を観察しました。授業後、原田教授のもとでイマージョン教育やバイリンガル教育について学ぶ学部生・大学院生など計6名も参加。研究協議会で八町小教員との意見交換を行いました。授業を担当した教員も、研究協議会にて以下の感想を述べていました。「子どもたちは、英語コミュニケーションスキルがまだ発達段階にあるものの、恐れずに自分の考えを表現していました。英語でどのように表現するかわからなくても、具体例を挙げて説明したり、ジェスチャーや母語を使ったり、いろいろな方法で表現できることを知っています。このような子どもたちの態度を育て、子どもたちが学習目標を達成できるように支援していきたいです」(日本語訳IBS)※詳しい内容はIBS研究所で公開中の下記の記事をご覧ください。 ※これまでの八町小のイマージョン授業研究と意見交換会についての記事はこちら■豊橋市立八町小学校のイマ―ジョン授業づくりから考える: ■過去開催の研究協議会での模様: ワールド・ファミリーバイリンガル サイエンス研究所(World Family's Institute of Bilingual Science)事業内容:教育に関する研究機関 HP( )Twitter( )所 長:大井静雄脳神経外科医・発達脳科学研究者ドイツ・ハノーバー国際神経科学研究所(INI)小児脳神経外科名誉教授・医学博士所 在 地:〒160-0023 東京都新宿区西新宿4-15-7パシフィックマークス新宿パークサイド1階設 立 :2016年10 月 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2023年08月22日お盆休みが明けると、いよいよ8月も折り返し。夏休みの宿題に手をつけて、スパートをかける子供もいるのではないでしょうか。ある夏の日、なみそ(@omochi_nam01)さんの息子さんは、夏休みの宿題に取り組んでいました。夜空を描くことにしたようですが、表現の仕方が実に芸術的で…。「夏休みの絵の宿題をしてるけど、息子(小4)の夜空の描き方がゴッホっぽくて好き」19世紀後半を代表するオランダ人画家、フィンセント・ファン・ゴッホの作品のような、印象的な描き方に…!吸い込まれそうな夜空を表現するのは、円を描くように、濃淡を分けて重ね塗りされた、藍色の絵の具。これを小学4年生が描いているというから、驚きです。アートのセンスを感じさせる、なみそさんの息子さんの絵には、SNSでさまざまなコメントが寄せられました。・すごい!立体的で、浮き出て見えました!・藍色1色だけで、このクオリティ!素晴らしい!・センスを感じる!もしかしたら、前世はゴッホだったのかもしれませんね。・この絵を見て、宮沢賢治の『銀河鉄道の夜』や『よだかの星』を思い浮かべました。なみそさんによると、この写真は制作中の様子を収めたものとのこと。一体どんな仕上がりになるのか、気になりますね…![文・構成/grape編集部]
2023年08月16日離れ離れになりそうだった幼稚園Upload By カタバミまちゃには2歳年上のお姉ちゃんがいます。娘は、地域では人気のある人数の多い幼稚園に通っていました。娘は当然弟のまちゃも自分と同じ幼稚園に入ってくると思って張り切っていましたし、幼稚園にはきょうだい枠があるので年少になれば入園できると副園長から伝えられていました。ところが、まちゃが2歳になり「発達に不安がある」と副園長に打ち明けると未就園児クラスから通うように言われました。まちゃはそのときは別の預け合いのサークルに入っていましたが、そこをやめて娘の通う幼稚園の未就園児クラスに通わせることにしました。しかし、入園選考の時に園からは「別の幼稚園に入園してほしい」と言われ、大変驚きました。そのことを発達センターの臨床心理士に相談すると「きょうだいを別の幼稚園に通わせるのはお母さんの負担が大きいですし、家庭にも影響が出てくるかもしれません。それならまちゃくんのお姉さんに転園してもらって、一緒に別の幼稚園に入れてはどうですか」とアドバイスをいただきました。それをそのまま娘の通う幼稚園に伝えたら副園長が「こんなにこの幼稚園になじんでいる娘さんにそんなことはさせられません。まちゃくんもこの幼稚園に入園してください」と言いました。いろいろありましたが、2人は同じ幼稚園に通うことになりました。まちゃの入園後。良いこと、首をひねることUpload By カタバミ入園したまちゃは集団行動がほとんどできず、4月から個別の面談で対応を相談されました。私は大変でしたが、娘はまちゃが幼稚園に入ったことをとても喜んでいました。毎朝私がまちゃの朝の準備を教室で手伝っていると、まちゃの教室まで娘が良く顔を出しました。年長の娘はまちゃのクラスメイトとも仲良く遊び、お世話もしてあげていたようで年少さんたちに人気がありました。幼稚園の年長の行事でサッカー大会があった時、まちゃは自分の教室から抜け出して娘のいる観覧席まで行ってしまったこともありました。しかし、娘はまちゃに落ち着いて観覧するように促してまちゃもそれに従い、ホッとしたことがありました。まちゃはお姉ちゃんの言うことをよく聞いていると先生からも伝えられました。まちゃのお世話で私は幼稚園に行くことが増えましたが、娘はそれがうれしいようでしたし、私も娘の様子を知ることができたのは良かったです。ただ娘は頻繁に「今日もまちゃは先生と園庭で2人きりで遊んでいたよ」と言っていました。教室でずっと過ごせないまちゃが娘の目にどう映っているのか心配でした。娘の就学先は3案。注目する条件と詳しい方との相談Upload By カタバミわが家がある地域では、住所地の学区の学校(指定校)以外の学校に就学を希望する保護者やお子さんが、入学したい学校を選ぶことができる学校選択制度があります(※就学先の選択などは地域により異なります)。わが家から歩いて通える距離にA、B、Cと3つの小学校があり、娘がどこに通うのか考える時期が来ました。そのときは、まちゃに知的障害があるのかまだ分かりませんでしたが、娘が入学した2年後にまちゃも同じ小学校に通う可能性が高いので、それぞれの小学校の「特別支援学級」の状況が少し気になっていました。わが家の学区の小学校はA小学校でしたが、家から1番遠くて娘のお友達もあまり行かないようで、特別支援学級は情緒クラスしかありませんでした。B小学校も特別支援学級は情緒クラスしかありませんでしたが、娘の幼稚園からはたくさんのお友達が通うことになっていました。娘はB小学校に通いたいようでした。C小学校には評判の良い特別支援学級の知的クラスがありました。私は息子のまちゃが小学生になり特別支援学級に通うならここが良いかもしれないと思いました。まず娘と息子を同じ小学校に通わせたいのかという点で迷いました。そこで私は、幼稚園で副園長と経験豊富な先生に就学について聞いてみました。2人ともあれこれ小学校の評判を話してくれましたが最後には「面倒見のいいお姉ちゃんと集団生活が苦手なまちゃくんを同じ小学校に入れたらお姉ちゃんの負担になってしまうかもしれない」と言われました。決定してから数年が経ちUpload By カタバミ結局娘は幼稚園のお友達がたくさん通うB小学校に入学しました。ここには特別支援学級は情緒クラスしかないので、年中のときに知的障害があると診断されたまちゃは入ることができません。そしてまちゃは、評判の良い特別支援学級の知的クラスのあるC小学校に入学して、私が毎朝つき添いで登校しています。今、まちゃが入学して1年と少し経ちましたが、娘は弟が別の小学校に通っていることをときどき残念だと感じているようです。娘の小学校の面談の時に「私の担任の先生に、まちゃという弟がいることをちゃんとお話ししてね」と言いますし、たまに「同じ小学校だったら面倒を見たのに」と言います。私が考え過ぎて2人を別々の小学校にしてしまったかなとも思いますが、今まちゃは特別支援学級からたくさん脱走しているので、授業中に校庭を走るまちゃを娘が見たら、もしかしたら恥ずかしくて悲しかったのではないかとも思います。娘とまちゃは別々の小学校に通っていますが、私の周りできょうだいどちらかに障害のあるお子さんがいるご家族は、きょうだいを同じ小学校に通わせている方ばかりです。わが家のこの選択が良かったのかはいまだに分かっていません。でも良く考えて決めたことですし、娘はどんどん自分のことで忙しくなっているので、これで良かったのかなと思うことにしています。執筆/カタバミ(監修:鈴木先生より)適材適所で、その子に合った教育のできる幼稚園や学校に行くことが望ましいと思います。そのためにも、まずきちんと診断を受けることが重要です。きょうだいが同じ園や小学校に通園通学できることで、良い面もあるでしょう。しかし、幼稚園や保育園のなかには、障がいの理解が少ないにも関わらず受け入れているケースもありますし、逆に園の特色として発達の遅れに理解のある先生の多い園や療育園もあります。お姉さんが弟のために転園や転校をする必要はありません。きょうだい一人ひとり、それぞれに合った場所で過ごしていくことが大切です。(コラム内の障害名表記について)コラム内では、現在一般的に使用される障害名・疾患名で表記をしていますが、2013年に公開された米国精神医学会が作成する、精神疾患・精神障害の分類マニュアルDSM-5などをもとに、日本小児神経学会などでは「障害」という表記ではなく、「~症」と表現されるようになりました。現在は下記の表現になっています。神経発達症発達障害の名称で呼ばれていましたが、現在は神経発達症と呼ばれるようになりました。知的発達症(知的障害)、自閉スペクトラム症、注意欠如・多動症、コミュニケーション症群、限局性学習症、チック症群、発達性協調運動症、常同運動症が含まれます。※発達障害者支援法において、発達障害の定義の中に知的発達症(知的能力障害)は含まれないため、神経発達症のほうが発達障害よりも広い概念になります。知的発達症知的障害の名称で呼ばれていましたが、現在は知的発達症と呼ばれるようになりました。論理的思考、問題解決、計画、抽象的思考、判断、などの知的能力の困難性、そのことによる生活面の適応困難によって特徴づけられます。程度に応じて軽度、中等度、重度に分類されます。
2023年08月09日中学生のころの私は「生理」という言葉を使うことに、なんとなく抵抗を感じていました。そんな中、友人のまねをして「女の子の日」という言葉を使うようになって……。 「生理」 という言葉に抵抗があって…現在、妊娠・出産を終えて母になった私は、「生理」という言葉を発することにまったく抵抗はありません。しかし初潮を迎えてすぐのころは「生理」 という言葉になんとなく恥ずかしさを覚えていて、母に「生理がきた」と伝えるのにも勇気がいりました。 私は小学6年生の夏に初潮がきたのですが、周りの仲のいい友人たちは中学生になってから初潮を迎える子が多かったです。そのため、小学生のころは同級生と生理について話す機会はほとんどなく、生理について友人と話すようになったのは中学校に上がってからでした。 そんなある日、友だちがさらっと「今日、女の子の日なんだよね~」 と私に話しかけてきたのです。私は「女の子の日」 というワードを耳にしたのはこのときが初めてだったのですが、「生理のことだ」と意味はすぐにわかり、「そうなんだ。体調は平気?」と自然な流れで返事をすることができました。 そして友人の発言を聞き、「生理」という言葉を使うことにずっと抵抗を感じていた私は、「女の子の日」 という間接的でかわいらしい表現であれば、人前で発言しても恥ずかしくないと感じたのです。これを機に、「これからは私も使おう」と決心しました。 「女の子の日」 を使ってみた!今までは「生理」という言葉をなんとなく使いにくくて、母に「今日はちょっとアレだから……」などと遠回しに体調の悪さを伝えるときもあったのですが、次の生理がきたときは「今日は女の子の日だからちょっと体がだるくて……」とスムーズに伝えることができました。 高校生になって彼氏ができた際にも、「女の子の日」 という言葉が大活躍です。 当時の彼氏に「今日は生理だから」とどうしても伝えなければいけないときも、「女の子の日なんだ~」 とさらっと伝えることができました。初めは彼氏も「女の子の日って何?」とピンときていないようでしたが、「生理だよ」 と伝えると「あーそういう意味ね!」とすぐに理解したよう。その日以降は「女の子の日」という言葉を使うと、すぐに通じるようになりました。 子どもに「女の子の日」と伝えると…現在、私には4人の子どもがいるのですが、1番上の子が小学1年生とまだまだみんな小さいです。子どもたちに「生理」 という単語はどうやら難しいようで、あまりピンときていないようでした。しかし、「女の子の日にはね、大事なところから血が出るんだよ」 という話をしたあとに、「ママ、今日は女の子の日だからパパとお風呂に入ってほしいな~」 と言うと、1番上の子はなんとなく理解してくれたようでした。 ほかにも、例えば友人とランチをしていて、友人に「生理中でナプキンを替えたいからトイレに行きたい」と伝えたいとき。周りで食事をしている人もいる状況で「生理」 という言葉を使うのには、多少の抵抗があります。こういうときも私の場合は「女の子の日」 という言い回しであれば、気軽に伝えることができるのです。 「生理」 は恥ずかしい言葉ではないのですが、私はどうしても使いにくいシーンもあると感じます。中学生のとき、「女の子の日」 という便利な言葉を教えてくれた友だちには感謝しています。 著者/松谷えりな作画/モリナガアメ監修/助産師 松田玲子 ムーンカレンダー編集室では、女性の体を知って、毎月をもっとラクに快適に、女性の一生をサポートする記事を配信しています。すべての女性の毎日がもっとラクに楽しくなりますように! イラスト制作者:マンガ家・イラストレーター モリナガアメ
2023年08月05日「故事成語」という言葉を知っていますか。故事成語とは、中国の故事をもとにしてできた言葉全般を指す熟語です。故事というのは、古典や口承によって古くから伝えられてきた、いわゆる「いわれのある」事柄を意味します。物事の先例・前例となるようなこと、現在にまで続く物事の由緒を明らかにするもの、人々の教訓として語り継がれる名言・名エピソードなど、その内容は多岐にわたります。故事は古典の時代の世界観を理解するのに重要な知識であり、こうした故事をもとにしてつくられた言葉が故事成語と呼ばれるのです。今回は、この「故事成語」にまつわる漢字クイズを出題します。「故事成語」を構成する「故」「事」「成」「語」の4つの漢字それぞれに組み合わせると新たな熟語が生まれる共通の漢字を当ててみましょう。答えは小学校3年生で習うあの漢字「故」「事」「成」「語」、この4つの漢字と組み合わせてそれぞれ熟語をつくることができる共通の漢字は小学校3年生で習う「物」です。「物」は、天地間にあるさまざまな「もの」を表すほか、「事」よりも具体的に感じたり考えたりできるもの、事柄や対象を漠然といい表す漢字でもあります。「故」「事」「成」「語」と「物」を組み合わせて生まれる熟語は「物故」「物事」「成物」「物語」。「物故」は人が亡くなること、「物事」はさまざまな物や事柄、「成物(なりもの)」は田畑から取れた収穫物、「物語」は物語ることやその内容、古くから伝えられてきた話を指す言葉です。※この記事で紹介した正解はあくまで一例です。[文・構成/grape編集部]
2023年08月03日幼いころに癇癪を頻発し、自分として生きる大変さや自分の内面に悩み続けたすみかさんが、幼少期の記憶をたどります。すみかさんは小学2年生になってモモちゃんという親友ができるも、新居が完成して引っ越すことに。転校先の学校では新しい自分になってやり直したいと考えますが、転校初日は緊張してうまく話すことができませんでした。最初のころは先生や同じクラスの子が話しかけてくれましたが、うまく話せない日々が続いて休み時間はひとりぼっち。休み時間がくるたび、退屈に感じていました。すみかさんは、家が近いという理由から隣のクラスのいーちゃんと一緒に下校しています。毎日一緒に帰るうちに、いーちゃんとは話せるようになりますが、休み時間は変わらずひとりぼっち。ただ時間が過ぎるのを待っている日々でした。そんな学校生活に希望を与えたのが「本」との出会い。図書室に通って司書の先生とも仲良くなり、毎日が楽しくなってきました。休み時間の居場所を見つけて学校に馴染んできたころ、クラスでの班決めをきっかけに心がモヤモヤし始めます。 班決めをきっかけに悩み始める すみかさんと同じ班になった子から「すみかと一緒で最悪」と言われ、話さずにいることも嫌がられるんだと気づきました。同じ班になった子からすると、サボっているように見えているかもしれないと思い、話せない自分がイヤになります。自分から輪に入ることもできず、話しかけられても頭が真っ白になって何て返事をすればいいかわからない……。みんなと話したい、おもしろいと思ったら笑いたいと思うのですが、なぜかクラスではそれができません。 一緒に下校しているいーちゃんとは話せるのに、なぜクラスの子とは話せないんだろうと悩んだり、家ではうるさいくらい元気だから自分は二重人格なのではと考えたり……。小学2年生のすみかさんは、悩みながらも毎日学校に通いました。 転校前の学校で意地悪をされた経験があるからでしょうか、同じクラスの子になかなか心を開けないすみかさん。ですが、いーちゃんという友だちができ、図書室という楽しい場所も見つけました。いくつになっても人間関係の悩みは尽きませんが、あまり悩みすぎず、ちょっとした楽しみを見つけながら生活することが大切ですよね。 著者:マンガ家・イラストレーター すみか自身の体験をもとにエッセイ漫画を描いている主婦です。
2023年08月01日担任の先生と話して通級指導教室の申し込みをした次女は、場面緘黙(選択性緘黙)の診断から2年経過してから通級指導教室に通うことになりました。診断を受けてからすぐに通うことにならなかったのは、当時の相談先で通級指導室などの情報に触れる機会がなく、私自身がそれについて良く知らなかったためです。4年生のときの担任の先生とのお話から、初めて次女の学校に通級指導教室が設置されていることを知り、次女も通えるかもしれないとの話が出て、「これはいい!」と話を進めてもらうこととなりました。「次女が緘黙の症状で一番つらい思いをしている学校の中で、支援をしてもらえる!」と喜んでいたものの、その後、「本当にこの選択で良かったのか…?」と不安な気持ちになってきました。Upload By まりまり通級指導教室を利用するにあたって不安に思ったこと私自身、何を不安に思っているのか、具体的によく考えてみることにしました。私が不安に思っていたことは、・通級指導教室に行くことを次女自身がどう思うのか・通級指導教室の先生は場面緘黙にどの程度知識があるのか・通級指導教室では場面緘黙の児童に対してどんなことをしているのか次女に対しては、のちに本人と良く話し合いをすることにしました。それ以外の不安点は、通級指導教室についての現状を私が知らないことで心配になってしまっているため、相談して解決することにしました!臨床心理士さんに相談してみたまず、次女と私がクリニックでお世話になっていた臨床心理士さんに相談してみました。この臨床心理士さんは、当時発達支援センター(わが家が住んでいる場所とは別の地域)でもお仕事されている方でした。すると、意外にも「少し慎重になったほうが良いかもしれません」とのお話が…。Upload By まりまり臨床心理士さんの答えは…この臨床心理士さんのお話では、学校によって対応にもバラつきがあるとこと。場面緘黙について良く知らないまま対応しているところが一部あることや、みんなの前で無理やり話させるなど間違えた対応をしているケースもあるということでした。Upload By まりまりその点について、学校方と良くお話したほうが良いとのことだったので、特別支援教室の先生方との話し合いの際に、確認してみることにしました。その後特別支援コーディネーターの先生と通級の担当の先生と面談その後、次女の学校の特別支援コーディネーターの先生との面談があり、私が不安に思っている点について素直に質問してみることにしました。Upload By まりまりこういう質問をすると失礼かな?とも思ったりしましたが、先生は、私の不安を良く理解してくれ、丁寧に答えてくれました。通級指導教室には、次女以外にも場面緘黙のお子さんが通っていること、また、場面緘黙の症状の軽減より、まずは次女が安心して過ごせる環境づくりを目指していくこと、さらには、今後、同じ小学校にいる長女の卒業による次女の心理面の変化についてまでお話がありました。Upload By まりまり次女の気持ちを優先してくれる対応に安心した特別支援コーディネーターの先生のお話で、場面緘黙について理解があること、次女の気持ちをよく考えてくれていることが分かり、かなり不安が解消されました。「本当に大丈夫?」という感じの質問をするのは失礼かなと思ったりもしましたが、それが安心して次女を通わせられることに繋がり、思いきって聞いてみて良かったなと思った出来事でした。執筆/まりまり(監修:初川先生より)ことばの教室を利用の前に感じた不安についてのエピソードをありがとうございます。ことばの教室であれ、通級指導教室、特別支援学級などの本来的な役割(どんな目的で設置されているか、定義的な意味合い)は決まっていますが、実際に中でどのように何が行われているかというところは聞いてみないと分からないところではあります。特に、場面緘黙のお子さんに関して、ことばの教室の利用は第一選択肢とは言えない面があるので、クリニックの臨床心理士さんはすぐに決めるのではなくもっと情報収集をするよう助言されたのでしょう。ただ、どんな場合であっても、お子さんが通うかもしれない教室等については、直接面談してお子さんの状態や課題をお伝えすると共に、その教室で何をどのように行っているか、何を大切にしているのかといったことは確認しておくほうがよいでしょう。今回はコーディネーターの先生から、どうして次女さんにことばの教室が良さそうなのかについての詳細なお話をうかがえてよかったですね。ことばの教室というものは良いものらしいから使ってみよう!と決めてしまうのではなく、事前に内情をよく知る先生から実際に次女さんに対してどんなことができそうか、何を大切に指導・支援を行うのかについて知ってから利用の意志を固めるのとでは、だいぶ安心感が違うのではないでしょうか。何かを決断する際には不安が浮かぶことも自然なことです。大人が情報収集することで一歩安心につながりうる。今回のエピソードはそれを伝えてくれているように感じます。(コラム内の障害名表記について)コラム内では、現在一般的に使用される障害名・疾患名で表記をしていますが、2013年に公開された米国精神医学会が作成する、精神疾患・精神障害の分類マニュアルDSM-5などをもとに、日本小児神経学会などでは「障害」という表記ではなく、「~症」と表現されるようになりました。現在は下記の表現になっています。神経発達症発達障害の名称で呼ばれていましたが、現在は神経発達症と呼ばれるようになりました。知的発達症(知的障害)、自閉スペクトラム症、注意欠如・多動症、コミュニケーション症群、限局性学習症、チック症群、発達性協調運動症、常同運動症が含まれます。※発達障害者支援法において、発達障害の定義の中に知的発達症(知的能力障害)は含まれないため、神経発達症のほうが発達障害よりも広い概念になります。
2023年07月31日ウーマンエキサイトをご覧のみなさまピンキーです。息子が小学2年生になり、ついに2回目の夏休みがやってきました。夏休みに気になることといえば、1日の過ごし方、ご飯、宿題など、たくさんあります。その中でも、息子は2年生になってから、宿題をするまでに時間がかかるようになったので、今回は息子と宿題について書きます。■1年生までは約束を守っていた息子だが!?1年生のときはゲームのおかげで、宿題がとても捗っていました。というのも、息子に初めてゲームを買ったとき、いくつかの約束事をしたからです。ゲームよりも「生活」が大事。食事やトイレ、お風呂、家族との会話など、生活を優先することを伝えました。ゲームに夢中で家族の声かけを無視するようなことがあれば、ゲームはさせられない。けれど、約束を守ればゲームの時間制限をせず、好きに遊んでいい。息子も納得の上で、そのような約束をしたのです。その2ヵ月後、息子は小学生になりました。そして、新たに約束を追加しました。「ゲームは宿題が終わってから」というものでした。1年生の間、息子は約束を守り続けました。学校から帰ってきたら、すぐに宿題にとりかかり、さっさと終わらせて、楽しそうにゲームを始めました。しかし、小学2年生になると…。息子は学校から帰ってくると、宿題もゲームもせずに、おもちゃで遊び始めるようになったのです。「宿題をやりなさい」と、口うるさく言いたくなかったので、寝る時間までに終わればいいよ、と言ってはみたものの、いつまでたっても遊びに夢中でまったく宿題をやろうとしません。勉強が少し難しくなったので、宿題をするのも怠くなってきたようです。息子も早く宿題をした方が後がラクだと、分かってはいたようですが、それでもなかなかやる気になれない様子でした。宿題が終わるまで、おもちゃで遊ぶのも禁止にするのは、私は嫌だったのですが、息子が「それでいい」と言ったので、新たに「おもちゃで遊ぶのは宿題が終わってから」という約束を追加しました。その後…。 ■宿題を途中放棄しておもちゃを触ってしまう息子机に向かっていたはずが、いつの間にかフラッと移動し、すぐにおもちゃを触ってしまう息子…。声をかけると、息子はハッとしていました。おもちゃ禁止と言っても、無理があるかもしれないと思いました。私が目の前で見守りながら、何とか宿題を終わらせる日もありました。普段の宿題でもこの調子で、夏休みの宿題なんて、どうなってしまうのか…。そんなことを考えてはゾッとしていた私です。ゲームや遊びでは、ものすごい集中力を発揮する息子…。その集中力を勉強で発揮できる日は、果たしてやってくるのでしょうか。とりあえず今年の夏休みの宿題は、家族のサポートが必要になるかもしれません。
2023年07月26日特別支援学級の情緒クラスを希望し小学校へ入学3歳で自閉スペクトラム症と診断を受けたけんとは、こども園に通っているときから、マイペースで集団行動が苦手。構音障害や感覚過敏もあり、さらには人とのコミュニケーションも苦手だったので、通常学級でたくさんのお子さんと一緒に過ごし、授業を受けるのは、いろいろな面で難しいだろうと思い、市が行っている就学相談へ行くことに。相談の結果、特別支援学級の情緒クラスを希望し、入学しました。Upload By ゆきみけんとが通う小学校は、比較的小規模で生徒数が少ない学校です。そのため、情緒クラスは1クラス。クラスの生徒は全員で6人でした。1年生で特別支援学級に在籍する子どもは、けんと1人。ほかのお子さんは高学年でした。入ったばかりの1年生だから学校に慣れていない…という理由もあったのか、1学期の間は、けんとが交流学級で授業を受けるときは、必ずサポートの先生が1名ついてきてくれていました。サポートの先生がすぐ隣にいて、立ち歩きをすると席に戻してくださったり、姿勢が崩れたときは直してもらったりしながら、交流学級で授業を受けていました。ところが、夏休み明けにクラスの様子が一変したのです。人員不足…6名→9名に変化した教室でUpload By ゆきみ2学期になると、転入生や、「お試し」という形で特別支援学級に参加するお子さんもいて、一気にクラスが9名になりました(そのほかに、たまに来るお子さんも数名)。しかし、担任の先生は1学期と変わらず1名、サポートの先生が1名だったので、けんとはもちろん、ほかのお子さんたち、先生方も、いつもバタバタ…。教室の中がとても賑やかに。Upload By ゆきみUpload By ゆきみほぼ全学年のお子さんがそろい、授業の進め方も変わり、親の私の目から見ても先生方の手が足りていない印象。けんとは1年生の5月ごろから、交流級のクラスメイトが優しく接してくれたことで「交流級に行きたい」と言い出し、ほとんどの授業を交流級で受けるようになっていました。しかし、夏休み明けからはサポートの先生の手が足りず、けんと1人では交流学級に授業を受けに行くのが難しいため、特別支援学級で受けることが増えました。担任の先生が、校長先生を通して市に要請をしたようで、しばらく経つと1名サポートの先生が加わり、先生方が少し落ち着いたように感じました。しかし、クラスの中は相変わらずの大賑わい。プリントなどを速攻で終わらせるけんとは、空白の時間が増えたからなのか、立ち歩きをしたり、授業中なのに勝手に違う学年の教室に遊びに行ったりしてしまうことも。人員が不足している状況なのに、さらにお手数をおかけしてしまい、申し訳ない気持ちでいっぱいになりました。そして、保育所等訪問支援の方からのアドバイスで、秋ごろから学校でも視覚支援を取り入れてくださり、けんとも少しだけ落ち着いて過ごせるようになりました。2年生になり環境が変わった現在…Upload By ゆきみ小学校2年生になり、お試しだったお子さんたちが正式に特別支援学級に入りました。市で決められている規定の人数があるようで、情緒クラスは2つのクラスに分かれることに。けんとのクラスは4名となり、1年生のときと比べるととても静かな教室になりました。現在は、担任の先生+サポートの先生(知的クラスを含む3クラスを掛け持ちで担当)で、クラスを見てくださっています。2年生になったけんとは、昨年度の夏以降と同様、特別支援学級で授業を受けることが多いそうです。授業によっては交流学級に行くこともあるようですが、最近けんとは静かな特別支援学級の環境を望んでいることも多いようなので、けんとが希望しなければ無理に交流学級で授業を受けなくてもいいかなと母としては思っています。集団指示が入りにくく、人の話を聞き続けるのが苦手で、立ち歩きの多いわが子の場合、1人で交流学級に行くことはできないようです。もしも本人が1年生の春ごろのように「交流学級で受けたい」となった場合は、サポートの先生についてきていただくことになります。そうなると人員は不足。わが子の希望、ほかのお子さんの希望、先生の状況…それぞれの立場で考えると、なかなか難しいことがたくさんあるのだなぁと感じる、今日このごろです。現実…希望通りの環境づくりは難しい入学したときは、年度の途中で特別支援学級の人数が増えて、環境が変わることがあるとは思ってもいませんでした。仮に人数が増えた場合は、「年度途中でもクラスが2つに分かれるのかな?」と思っていましたが、そうはならず、大人数のまま。けんとも含め、変化が苦手な子どももいますし、先生方も慣れるまでには時間がかかっていたようです。住む地域によって、システムが違うようですが、希望しているピッタリの環境をつくり出すというのは、現実では難しいのだと感じました。Upload By ゆきみお子さんや親御さんによって、それぞれどのように授業を受けたいのか、何を希望するのかは違うのかもしれませんが、先生方も頑張ってくださっている状況も目の当たりにしています。感謝の気持ちをしっかり胸にだきながら、希望がある場合は伝えていけたらと思っています。執筆/ゆきみ(監修:新美先生)公立小中学校の特別支援学級は、定員が8名となっています。年度の途中に入級するお子さんがいたり、正式な入級でなくても必要に応じて特別支援学級を利用するお子さんがいたりして、特別支援学級にいるお子さんが徐々に増えていくというのはよくありますね。特別支援学級を利用されるお子さんの、合理的配慮ニーズは一人ひとり異なっているので、定員いっぱいやそれ以上のお子さんがいると、十分な支援が行き届かないと感じることもあるかもしれません。お子さんに余裕があればその中で折り合いをつけたり、割り切ったりできるとよいですが、お子さんにとって明らかな不都合が生じているようでしたら、学校側と話し合っていくことも必要でしょう。その際、人員配置などは学校全体で考えてもらうことも必要なので、状況によっては担任、支援担任以外にも、特別支援コーディネーターの先生、教頭先生、校長先生などに相談してみるのもよいかもしれません。ゆきみさんが記事の最後におっしゃっていることはとても共感しました。ありがとうございました。(コラム内の障害名表記について)コラム内では、現在一般的に使用される障害名・疾患名で表記をしていますが、2013年に公開された米国精神医学会が作成する、精神疾患・精神障害の分類マニュアルDSM-5などをもとに、日本小児神経学会などでは「障害」という表記ではなく、「~症」と表現されるようになりました。現在は下記の表現になっています。神経発達症発達障害の名称で呼ばれていましたが、現在は神経発達症と呼ばれるようになりました。知的発達症(知的障害)、自閉スペクトラム症、注意欠如・多動症、コミュニケーション症群、限局性学習症、チック症群、発達性協調運動症、常同運動症が含まれます。※発達障害者支援法において、発達障害の定義の中に知的発達症(知的能力障害)は含まれないため、神経発達症のほうが発達障害よりも広い概念になります。ASD(自閉スペクトラム症)自閉症、高機能自閉症、広汎性発達障害、アスペルガー(Asperger)症候群などのいろいろな名称で呼ばれていたものがまとめて表現されるようになりました。ASDはAutism Spectrum Disorderの略。
2023年07月26日ビジネスシーンなどで使われる「最後通告」という言葉をご存じでしょうか。「最後通牒(さいごつうちょう)」と同様の意味で使われる言葉です。最後通牒は、国際交渉において最終的な要求を伝える文書のこと。対して「最後通告」は、外交やビジネスシーンで、よりカジュアルに使われる言葉です。本記事では、最後通告にまつわる漢字テストを出題します。それぞれの漢字「最」「後」「通」「告」に、ある共通の漢字を組み合わせると、4つの熟語が誕生するのです。「共通の漢字」とは何なのでしょうか。次章で正解を解説していきます。正解は、小学1年生で習う漢字!「最」「後」「通」「告」それぞれの漢字から、4つの熟語ができる共通の漢字は「上」です。小学1年生で習う、誰もが知っている字です。それぞれ組み合わせてできる熟語は「最上」「上後」「上通」「上告」。「最上」とはもっとも優れていること、幾重にも重なったものの一番上といった意味の言葉です。「上後(じょうこう)」は上部の中でも、後ろのほうを指した言葉。「上通(じょうつう)」は、立場などが下の人(低い人)の意思が、上の立場の人に伝わることです。「上告(じょうこく)」は裁判などの判決に対して、変更を求める訴え。上訴と似た意味で使われます。[文・構成/grape編集部]
2023年07月16日『好奇心の塊』といわれることも多い子供は、さまざまなことに「なぜ?」と興味を持ち調べようとするものです。にむられっち(recchi_3boys)さんの小学3年生の息子さんも、好奇心旺盛。あることが気になり、にむられっちさんのスマホを借りたそうです。一体スマホを何に使ったのかというと…。DVDの裏面を写真に撮り、画面を拡大している息子さん。なんと「DVDのどこに映像が入っているのだろう」と気になり、調べていたのです!にむられっちさんによると、息子さんは「DVDの裏面には、小さな絵がたくさん描かれているのでは?」と考えていたとのこと。「スマホで撮影し、拡大すれば絵が見ることができる」と思っていたそうです。息子さんが抱いた疑問に、にむられっちさんは「DVDの仕組みなんて考えたこともなかった」とつづっています。ぜひとも息子さんには、大人顔負けの好奇心や探求心を大事にしてほしいですね…![文・構成/grape編集部]
2023年07月10日Hondaの自動車大学校「ホンダテクニカルカレッジ関西」は、「大阪狭山市教育委員会」と共同で、市内在住・在学の小学3・4年生向けに持続可能な開発目標(SDGs)の意識向上を図るため、夏休みの特別授業『未来のクルマ“電気自動車”の仕組みを知ろう』を8月8日(火)、9日(水)の2日間に開催します。未来のクルマ電気自動車の仕組みを知ろう(表紙)小学5年生の社会科授業で自動車産業を学ぶ前に、未来のクルマ“電気自動車”の仕組みを学び・体験することで、自動車の世界観を広げ、未来のクルマ社会を想像し、持続可能な開発目標(SDGs)との繋がりを理解してもらうために特別授業を実施します。また、小学校の授業では体験できないこと(ガソリン車・ハイブリッド車・電気自動車の乗り比べ、電気自動車の充電、電気自動車の電気を使い電気製品を動かす)にもチャレンジしてもらい、小学生と保護者の方も一緒に楽しみながらSDGsについて学べる特別授業になってます。■開催概要授業内容 : 『未来のクルマ“電気自動車”の仕組みを知ろう』~講義、乗り比べ体験、充電体験、電気自動車の電気で電気製品を動かしてみる~目的 : 地球温暖化の要因になっている二酸化炭素を走行中に排出しないクルマ“電気自動車”を理解することで、持続可能な未来社会を創り上げていくことを学ぶ。URL : 対象 : 大阪狭山市に在住・在学の小学3・4年生※保護者同伴可開催場所 : ホンダテクニカルカレッジ関西〒589-0012 大阪府大阪狭山市東くみの木2丁目1937番地1号TEL : 072-366-9011開催日時 : 2023年8月8日(火)、8月9日(水)午前の部10:00~11:45 午後の部14:00~15:45参加人数 : 各回10組 ※先着順参加特典 : 特別授業の修了証、Hondaグッズをプレゼント<予約方法>※先着順1. 大阪狭山市教育委員会から地域の小学校に配布されたチラシに掲載の「二次元コード」より予約申し込み。2. 広報おおさかさやま(2023年7月号)に掲載されている「二次元コード」から予約申し込み。予約受付期間:2023年7月6日(木)10:00~7月10日(月)17:00まで予約受付■学校法人 ホンダ学園 ホンダテクニカルカレッジ関西創立年: 1976年校長 : 五月女 浩所在地: 〒589-0012 大阪府大阪狭山市東くみの木2丁目1937番地1号URL : 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2023年07月06日普通に考えるのではなく、少しひねった考え方で答えを導き出す、なぞなぞ。『頭の体操』ともいわれるように、柔軟な発想とひらめきが求められます。『タイヤ+木=?』ある日、ユウコトリトリ(yuko_toritori)さんの次男は、タブレットでなぞなぞを解いていました。出題されたのは、『タイヤ+木=?』というなぞなぞ。みなさんも一緒に、考えてみてください…。「タイヤ+木だから…ブランコ!」と、勢いよく回答した、小学2年生の次男。ユウコトリトリさんは、次男をフォローしますが、心の中で「『たい焼き』じゃなくて?」と、思わずツッコんでしまいました。それもそのはず、出題画面には「この食べもの、な~んだ?」の1文が書かれていたのです…!【ネットの声】・とんちを利かせた答えの向こう側をいったか…。・素晴らしい発想のご子息、そして答えを否定しないお母様、どちらも素敵です…!・問題文を読む…今後、絶対に必要な言葉です。なぞなぞを一度解き終わったら、別の答えを探してみるのも、面白いかもしれませんね…![文・構成/grape編集部]
2023年07月05日親にとって子供はとても大切な存在でしょう。子供の様子がいつもと違うと、多くの親は心配をするものです。ある日、さざなみ(@3MshXcteuuT241U)さんは、小学2年生の娘さんが女子中学生と一緒に帰宅しているところを目撃します。娘さんが中学生と一緒に帰宅することがほとんどなかったため、「エッ」と驚くさざなみさん。「一体どうして…」という気持ちで2人を見ていると、あることに気付きます。娘さんと一緒に歩いていた中学生は、去年まで一緒の学校に通っていた上級生でした。娘さんが小学校に入学したばかりの頃、靴箱の場所が分からずに困っていたところを、上級生に助けてもらったことがきかっけとなり、2人は仲よくなったそうです。さざなみさんは中学生について「ピカピカの制服がよく似合っていて、すごくお姉さんに見えました」とつづっています。さざなみさんがTwitterに投稿したこのエピソードには、さまざまなコメントが寄せられていました。・中学生になっても手をつないでくれるお姉さんは、すごくいい子なんだろうなぁ。・おぉ、天使よ…。・あー!これぞ「尊い!」って感じですね。ちなみに娘さんは中学生のことがとても好きなようで、別の日に出会った際にも家の前に着いたのに、つないだ両手をなかなか離さなかったそうです。ほほ笑ましい2人のやり取りに、多くの人が癒されたことでしょう…![文・構成/grape編集部]
2023年07月01日場面緘黙の診断が出た後、学校では…次女は2年生のときに場面緘黙の診断を受けています。4年生までの担任の先生方は、みなさん場面緘黙について知らなかったので、その都度私の方からお伝えしていました。Upload By まりまり学年が変わるたびに一からの対応で、先生にどこまでお願いしていいのか、私が考え過ぎているだけなのか、でも次女は困っているし…と、いろいろ気をつかうことが多かったです。支援センターでのことを担任の先生に言ってみた次女が4年生になったとき、学校で変わらず話せない次女を心配して、初めて地域の支援センターに相談に行きました。そのときに、支援センターの相談員の方からも、友達とコミュニケーションが取れない次女に対して、「自分から話しかけることが大事」というようなアドバイスがありました。しかし、話したくても話せないことに対する葛藤などを、学校の担任の先生にお話してみました。このとき先生は、できない次女を責めたり、鼓舞したりするのではなく、日ごろの次女のクラスでの様子を見て「どうしてもできない」ということを理解してくれていたように思います。Upload By まりまり私の方から提案してみた先生は、次女の大変さを理解してくれていたけど、先生の方でもどう支援していったら良いかというのは悩んでいました。私としても、学校での次女の困りごとに対して、どうして良いか分からないことが多かったです。そこで、特別支援学級の先生であれば、場面緘黙の支援に関する知識があるのではないか?と思い、特別支援学級に転籍するのはどうか、担任の先生に提案してみました。先生の返答は…現状では、次女は話せないけどクラス内でできることはやれているからということで、「特別支援学級…という感じではないかもしれません」ということでした。Upload By まりまりまた、特別支援学級は少人数制ではあるけれど、交流学級などで児童の入れ替わりもあり、わりと騒がしい環境になってしまうため、次女にはあまり向かないのではないかということでした。次女のような子どもが、学校で支援を受けるのはなかなか難しいのか…と残念に思っていたところ…。ことばの教室そこで私が急に思い出したのが「ことばの教室」でした。次女の学校にあるかどうかも分からなかったけど、場面緘黙に関する本を読んだときに、場面緘黙のある子どもが通える場所のひとつとして紹介されていたのを見たことがあったからです。Upload By まりまり先生に聞いたところ、なんと次女の通う学校でも1、2年前から通級指導教室として「ことばの教室」が始まっているとのことでした!場面緘黙の子どもも「ことばの教室」に通う対象になることを先生にお伝えしたところ、「ことばの教室」は個別での指導のため、次女にはそちらの方が向いているかもしれないとのお話。私自身もそう思ったので、「ことばの教室」の利用を申し込む流れとなりました。なかなか学校での支援に繋がらなかった次女のように静かに困っている子どもに対しては、支援の手がなかなか伸びにくい現状があると思います。そんな中、折に触れて見えにくい次女の困り感を先生に相談していたこと、先生がクラス内での次女の様子をよく見て理解してくれていたことで、「ことばの教室」への申し込みに至ったのかなと思いました。Upload By まりまり執筆/まりまり(監修:初川先生より)場面緘黙のお子さんの困っている状況や気持ちはなかなか見えづらいですね。多くの場合、本人たちも話せるものなら話したいと思っているけれど、どうしても声(言葉)が出ない、話そうとすると硬直してしまう等の状況に見舞われる場合があります。また、気合いでなんとかなるものと思われ、鼓舞されたり、逆に、一人が好きな子どもと思われてそっとされすぎてしまったり、いろいろと本人らの思いとは違う方向にいくこともあります。まりまりさんの次女さんはことばの教室に通級することになったのですね。ことばの教室に通うお子さんは主には言語障害をお持ちの方となるため、地域によっては場面緘黙だけの理由で入ることは難しいかもしれません。特別支援学級も当初検討されたとのことですが、おそらく知的障害の特別支援学級のことであったのかなと推測します。その場合、知的な遅れがあることが前提となるため、次女さんには合わない(担任の先生の見取りで今の教室でできることがたくさんあると)と判断されたのでしょうか。特別支援学級にはもう1つ種類があり、「自閉症・情緒障害」の特別支援学級ですと場面緘黙はあてはまります(この場合、情緒障害というのは、主に場面緘黙のことを指します)。ただ、通級にしても、特別支援学級に移るにしても、お子さんの希望も大切です。場面緘黙のお子さんだと、教室では話さないけれど、一緒に遊ぶのはできるし、そこが学校生活の支えになっているお子さんもいます。お子さんにとってどこで学ぶのがよさそうか、本人や保護者の希望など、多角的に検討することが大切です。コラム内では、現在一般的に使用される障害名・疾患名で表記をしていますが、2013年に公開された米国精神医学会が作成する、精神疾患・精神障害の分類マニュアルDSM-5などをもとに、日本小児神経学会などでは「障害」という表記ではなく、「~症」と表現されるようになりました。現在は下記の表現になっています。神経発達症発達障害の名称で呼ばれていましたが、現在は神経発達症と呼ばれるようになりました。知的発達症(知的障害)、自閉スペクトラム症、注意欠如・多動症、コミュニケーション症群、限局性学習症、チック症群、発達性協調運動症、常同運動症が含まれます。※発達障害者支援法において、発達障害の定義の中に知的発達症(知的能力障害)は含まれないため、神経発達症のほうが発達障害よりも広い概念になります。知的発達症知的障害の名称で呼ばれていましたが、現在は知的発達症と呼ばれるようになりました。論理的思考、問題解決、計画、抽象的思考、判断、などの知的能力の困難性、そのことによる生活面の適応困難によって特徴づけられます。程度に応じて軽度、中等度、重度に分類されます。ASD(自閉スペクトラム症)自閉症、高機能自閉症、広汎性発達障害、アスペルガー(Asperger)症候群などのいろいろな名称で呼ばれていたものがまとめて表現されるようになりました。ASDはAutism Spectrum Disorderの略。ADHD(注意欠如・多動症)注意欠陥・多動性障害の名称で呼ばれていましたが、現在はADHD、注意欠如・多動症と呼ばれるようになりました。ADHDはAttention-Deficit Hyperactivity Disorderの略。ADHDはさらに、不注意優勢に存在するADHD、多動・衝動性優勢に存在するADHD、混合に存在するADHDと呼ばれるようになりました。今までの「ADHD~型」という表現はなくなりましたが、一部では現在も使われています。SLD(限局性学習症)LD、学習障害、などの名称で呼ばれていましたが、現在はSLD、限局性学習症と呼ばれるようになりました。SLDはSpecific Learning Disorderの略。
2023年06月27日小学3年生の息子が公園で友だちと遊んでいると、小学1年生の男の子と公園でトラブルに。公園にはその男の子の母親も一緒にいましたが、まったくトラブルに気づいていません。母親はスマホに夢中で……。 公園で子ども同士がトラブルに!どう対処する!? ある日の放課後、小学3年生の息子はいつものように、近所に住むAくんとBくんと一緒に公園へ出かけました。1時間ほどして、Bくんのママから電話が……。「1年生の男の子が、Aくんのお菓子を勝手に食べてトラブルになった」と、3人が泣きながらBくんの家に帰ってきたそう。私はAくんのママと一緒にすぐにBくんの自宅へ向かいます。子どもたちが言うには、1年生の男の子に勝手にお菓子を食べたことを指摘すると「うるさい! 殴るぞ!」と言いながら追いかけまわしてきたり、背中を押してきたり、しつこく3人に付きまとってきたそうです。 息子たちと一緒に公園に行ってみると、トラブルになった1年生の男の子はまだ居て、またすぐに息子たちに付きまとってきました。すぐに注意すると、その子は「ママ~!」とベンチの方に走って行ったのです。私とAくんママ、Bくんママは「え? 親も一緒だったの?」と驚きました。トラブルの経緯を男の子の母親に説明しましたが、見ていなかった」とひと言。今後は付きまとわないように気をつけてくださいとだけ伝えて会話は終了しました。その後、少し公園に残りましたが、男の子はまた違う高学年の子と揉めていました。しかし、ベンチにいる母親はスマホに夢中……。また今回のようなトラブルが起きたときは、子どもだけで解決しようとせず、まずは親や周囲の頼れる大人に相談してほしいと子どもに伝えました。 作画/yacco著者:田中 里奈
2023年06月23日ヨナさんのブログに寄せられた読者の体験談「怪しい管理人」。M子さんが小学5年生の頃に住んでいたマンションは、棟ごとに管理人さんがいる大きなマンション。M子さんは管理人さんを「おじさん」と呼び、とても懐いていました。おじさんはM子さんが5歳の頃から、管理人をしています。いつも笑顔でとても優しいおじさん。M子さんによく声をかけてくれ、小学校に上がりたての頃には、鍵を忘れて困っていると管理人室の中で待たせてくれました。 マンションの子どもたちもおじさんのことが大好きで、大人たちもいつもおじさんのことを褒めてたのに……。 小学5年生の夏休みに感じ始めた違和感 M子さんがマンションの公園で遊んでいると、小学校の友達のB子ちゃんと A美ちゃんに「いきなりだけど、M子ちゃんってここのマンションに住んでたよね?」声をかけられます。 「うん、そうだけど……」M子さんが答えると、「じゃあ、あの管理人さん知ってる?」とB子ちゃん。知っていると答えると「あの管理人さんね、なんか変だよ……」と言うのです。「変って何が?」M子さんが聞き返すと、 「私たちね……」2人は話し出しました。 M子さんのマンションの前を歩いていたら管理人さんに「ケーキがあるけど食べる?」と声をかけられ、管理人室へ行くと……、 管理人さんが「暑いでしょ?」と聞いてきたそうです。「うん、少しだけ」B子ちゃんが答えると、「脱いじゃえば?」と言われたことを伝えられました。 マンションに住んでもいない女の子たちを管理人室に呼び、ケーキを食べさせるのはおかしいですよね。さらに、高学年の女の子に暑いなら脱いじゃえばと言うことも普通ならあり得ません。皆さんは知らない人から話しかけられた時の対応を、子どもにどのように教えていますか? 著者:マンガ家・イラストレーター ヨナ
2023年06月16日パパ大好きな娘さん。抱っこは2年生になったら終わりとパパが言うと……。絶対嫌と言いながらも嬉しそうなパパですね(笑)これはやっぱり嬉しいですよね〜! 娘ちゃんのパパ大好きが伝わってきます〜!コメントでは、「その気持ちが嬉しいよね」「こんなんもうパパデレデレやん」などのママたちの声が。つまようぢさんはリプライで、「思春期どうなるか逆に楽しみ……!! 笑」とコメントしていました。つまようぢさんの漫画はInstagramで更新されています。ぜひチェックしてみてくださいね♪----------------------------ご協力:つまようぢさんInstagram:@tsumayouziii---------------------------(文:マイナビ子育て編集部)
2023年06月12日息子もついに小学校入学です!上の子の時はさまざまな事にかなり苦労したので、今回も覚悟していました。■私はもう…ひとりじゃない!!お姉ちゃんはは早起きしたいタイプだったので、今までずっと姉弟二人の起床時間がズレていました。しかし、その間にもしっかり成長していたムギ。一緒にハルを起こしてもらったことになんだかすごくホッとして、一人で声掛けするのって意外にストレスだったんだなと気がつきました。本当にありがたかったです(泣)■こんなに違うの!?保育園と小学校では「ラクさ」が段違い送迎をしなくてよくなったので、ここに来てようやく在宅ワークの醍醐味を享受できた感があります!前回に引き続き、これまで毎朝一人でよくやってきたなぁと自分で自分を褒めたくなりました。何より、ムギには感謝しきりです。そして息子よ、もう少し自分から動いておくれ!!!
2023年06月07日場面緘黙疑い「支援センターに行くほどじゃない」と言われていた次女が「場面緘黙かも?」となったのは小学1年生のとき。担任の先生から・担任とはとても小さい声でしか話せない・お友達と話せない、コミュニケーションが無い・注目される場面で固まって動けないことがあるというお話があり、スクールカウンセラーと面談することに。そこで「場面緘黙かもしれません」というお話がありました。その後、小学2年生のときに新しい学校に転校しましたが、場面緘黙の症状は変わらずあったので、新しい学校のスクールカウンセラーに相談しました。Upload By まりまりそこでは、「学校に行けていて、勉強もできているから問題ない」とのことで、支援センターなどに相談したほうがいいか聞いたところ、「支援センターなどに行くほどではない」との判断でした。次女の状況は変わらず、ついに支援センターに行くことにただ、次女の症状は変わらず、進級のたびに担任の先生への引継ぎもなく、継続した支援を受けにくいという状況。小学2年生から通っていた児童精神科のカウンセリング担当の臨床心理士さんに相談したところ、「一度、発達支援センターに行ってみては」と勧められて、次女が小学4年生のときに、ついに支援センターに相談してみることにしたのでした。Upload By まりまり支援センターに行って言われたことさっそく!と思って支援センターに電話したところ、面談の予約が取れたのは1ヶ月先。待ちに待った面談でした。担当の公認心理師さんに、場面緘黙の診断が出ていることと、今までの経過を話して、困っていることを相談しました。しかし…Upload By まりまり「次女さん本当はお友達が欲しいと思ってないんじゃないですか?」「一人が好きなら一人で過ごしたほうが良いと思いますよ」「もう見守っていくしかないですよね」と言われてしまったのでした。場面緘黙についてはまだまだ正しく知られていない…?これまで、学校の先生やスクールカウンセラーにも同様のことを言われたことがあったので、「また同じようなことを言われてしまった…」という感じでした。場面緘黙について、ネットで調べたり、本を読んだりすると、決して一人が好きなわけではないことや、二次障害に苦しむこともあるので、早めの支援が必要なことが書いてあります。次女自身の話を聞いていても、話せなくて一人でいてつらい思いをしている…。Upload By まりまりなので、まだまだ場面緘黙についてあまり知られていないから、あのような発言になってしまうのかな…と思いました。使える支援について聞くことができたただ、利用できるサービスなどについては詳しく教えていただけました。私が住んでいる地域では、支援センターでの活動等は特になく、放課後等デイサービスとか、進級の際に担任の先生への説明に使える個別の支援シートなどがありました。次女はその後、学校との相談で、小学校の「ことばの教室」に通うことになったので、これらのサービスを利用することはありませんでしたが、こういう支援があると知ることができたのは、とても良かったと思います。支援センターに行ってみて場面緘黙が分かってからかなり時間がたったあとに支援センターに行ったのですが、思ったことは、「もっと早く行ければよかったな~」でした。面談では、思ったような言葉は得られなかったけど、相談先が増えたことや、使えるサービスについて分かっただけでも安心感につながりました。Upload By まりまりただ、小学生より、未就学児に対する支援のほうが充実しているので、もし、わが子の発達について気になることがあるのなら、早くから支援を受けられるように動いていくことが、すごく大事だなと思いました。執筆/まりまり(監修:新美先生より)場面緘黙のあるお子さんの、支援センターに相談に行くまでと、行ってどうだったかについて教えてくださりありがとうございます。場面緘黙については、記事内でまりまりさんが教えてくださったように、お子さんに直接かかわる園や学校の現場での理解や対応がまちまちで、不十分なことも実際少なくありません。場面緘黙のあるお子さんは、ほとんどしゃべらなくても、一通りのその場で必要とされることをやりこなしてしまうので、大きな問題があるととらえてもらえないことがよくあるのです。でもその内心どう感じているかについては、一人ひとり違っています。場面緘黙のあるお子さんは、圧倒されやすかったり不安を抱きやすかったりする方が多いですし、そもそも学校という外の世界で、十分に表出できないというだけでとても不便ではあるはずです。しゃべれないだけでなく、行動が固まってしまうこともあります。できれば場面緘黙に詳しい専門家につながって、学校での対応等について相談できたほうが安全でしょう。またまりまりさんのように、インターネットや書籍等で、適切な情報にアクセスしておくのも大事ですね(場面緘黙の相談ができる専門家が近くにいるとは限らないので)。今回お聞かせいただいたエピソードでは、「支援センター」にも場面緘黙に詳しい専門家がいたわけではないようで、すでにインターネット等で知識を得ていたまりまりさんにとっては十分納得のいく相談にはならなかったようです。それでも、使える支援サービス等を知ることができたり、地域の支援センターにつながっておくことでもしかしたら学校のほうの対応がかわることも多少あったでしょうか。まりまりさんのエピソードのように、場面緘黙については相談する人によって、返ってくるアドバイスがまちまちなことはとてもよくあるので、おや?と思ったらまた機会を見て別の相談窓口にアクセスすることもよいことがあります。…というか、場面緘黙の理解が現場で広まっていくようにしないといけないのはやまやまですが…。今回のお話自体が啓発につながると思いますし、私自身もいろんな場所で場面緘黙についてもお話ししていけるようにしたいと思いました。ありがとうございました。コラム内では、現在一般的に使用される障害名・疾患名で表記をしていますが、2013年に公開された米国精神医学会が作成する、精神疾患・精神障害の分類マニュアルDSM-5などをもとに、日本小児神経学会などでは「障害」という表記ではなく、「~症」と表現されるようになりました。現在は下記の表現になっています。神経発達症発達障害の名称で呼ばれていましたが、現在は神経発達症と呼ばれるようになりました。知的発達症(知的障害)、自閉スペクトラム症、注意欠如・多動症、コミュニケーション症群、限局性学習症、チック症群、発達性協調運動症、常同運動症が含まれます。※発達障害者支援法において、発達障害の定義の中に知的発達症(知的能力障害)は含まれないため、神経発達症のほうが発達障害よりも広い概念になります。知的発達症知的障害の名称で呼ばれていましたが、現在は知的発達症と呼ばれるようになりました。論理的思考、問題解決、計画、抽象的思考、判断、などの知的能力の困難性、そのことによる生活面の適応困難によって特徴づけられます。程度に応じて軽度、中等度、重度に分類されます。ASD(自閉スペクトラム症)自閉症、高機能自閉症、広汎性発達障害、アスペルガー(Asperger)症候群などのいろいろな名称で呼ばれていたものがまとめて表現されるようになりました。ASDはAutism Spectrum Disorderの略。ADHD(注意欠如・多動症)注意欠陥・多動性障害の名称で呼ばれていましたが、現在はADHD、注意欠如・多動症と呼ばれるようになりました。ADHDはAttention-Deficit Hyperactivity Disorderの略。ADHDはさらに、不注意優勢に存在するADHD、多動・衝動性優勢に存在するADHD、混合に存在するADHDと呼ばれるようになりました。今までの「ADHD~型」という表現はなくなりましたが、一部では現在も使われています。SLD(限局性学習症)LD、学習障害、などの名称で呼ばれていましたが、現在はSLD、限局性学習症と呼ばれるようになりました。SLDはSpecific Learning Disorderの略。
2023年05月29日私が「アレ」に初挑戦したのは小学5年生のときでした。まだ知識もほとんどなく、初体験は試行錯誤の連続で……。 初めてタンポンを買ってみた! 当時、小学5年生だった私。水泳の授業が大好きで、学校で急に生理が始まっても問題なく水泳の授業が受けられるよう、タンポンを買うことにしました。地元のスーパーに行き、学校で持っていくことを考え、持ち運びやすいコンパクトタイプのタンポンを購入。 タンポンを購入したのは生理2日目です。経血量が多い日は挿入しやすいと聞いていたので、その日はタンポンに初挑戦するにはぴったりの状況。慣れていないまま挿入しようとしてもきっと経血が垂れてしまうと思い、トイレではなくお風呂場で挑戦することにしました。 すぐ入るかと思いきや…箱や説明書を見る限り、「簡単に挿入できそう」というのがタンポンの第一印象でした。 しかし、いざ挿入しようとしたときに大きな問題が発生。タンポンをどこに入れたらいいのかがわからないのです。当時、まだ小学5年生だった私は性の知識が乏しく、腟がどこにあるのかも知りません。もちろん、腟の中に物を入れることも初めてで、途方に暮れてしまいました。 気がつけば手が血だらけに!タンポンを挿入しようと試みてから数分が経過。しかし、なかなかうまく入れられません。早く入れないと時間ばかり経過してしまうと焦りつつも、腟に初めて異物を入れる怖さもあって、私は踏ん切りがつかずにいました。 しばらくしてふと手元を見ると、指先が血まみれになっています。その様子を見てさらに焦りが生まれ、私は軽いパニックに陥ってしまいました。このまま続けても具合が悪くなりそうだったので、その後、一旦タンポンの挿入はあきらめ、説明書や動画を見てから挑戦することに。 結果、腟の場所や構造を把握してから再トライしたことで、ようやくタンポンの挿入に成功しました。 今振り返ると、当時の私は性や生理に関する知識があまりにも乏しかったです。そんな中、水泳の授業の参加やナプキンのゴワゴワ解消のためにタンポンを使おうとしていたと思うと、チャレンジャーだったなと思います。もう少し成長してからタンポンを使ってもよかったかなと感じています。 ※タンポンの過度な長時間使用はトキシックショック症候群(急な発熱、吐き気、めまい、失神などの症状)を引き起こす可能性があるため、パッケージ等に記載されている時間や使用方法をしっかり守りましょう。 著者/沖田彩花作画/モリナガアメ監修/助産師 松田玲子 ムーンカレンダー編集室では、女性の体を知って、毎月をもっとラクに快適に、女性の一生をサポートする記事を配信しています。すべての女性の毎日がもっとラクに楽しくなりますように! イラスト制作者:マンガ家・イラストレーター モリナガアメ
2023年05月28日『子供の頃になりたかったもの』と聞くと、どのようなものを想像しますか。身近な職業や戦隊もののヒーローなど、憧れを抱く対象は、人によってさまざまでしょう。学校のプリントで『おとなになってなりたいもの』を聞かれた小学生の回答が「かわいすぎる」と話題になっています!小学1年生息子の将来の夢『なにわ男子』さとう(@1216saatoo)さんは、小学1年生の息子さんが提出する学校のプリントを撮影し、Twitterに投稿しました。「おとなになってなりたいものはなんですか」という質問に、息子さんの答えはなんと「なにわだんし」。アイドルグループ『なにわ男子』のメンバーになりたいそうです!なんとも微笑ましいですよね。さらに、「どうしてなりたいとおもったのですか」という質問には、「かわいいから」と答えた息子さん。「もう十分かわいいよ…!」とこちらがいいたくなる回答です!さとうさんによると、学校に提出するプリントのため、息子さんはかなり集中して回答を記入していたそう。憧れの『なにわ男子』への熱い思いと一生懸命さが伝わる文字で、先生にはしっかり思いが伝わったことでしょう!小学生の『かわいすぎる夢』に多くの人が癒され、コメントが寄せられました!・きっとなれるよ!・「かわいいから」っていっている息子さんが1番かわいい!・すでにかわいいので、加入決定ですね。息子さんは、これからの小学校生活で多くの学びと経験を経て、『なにわ男子』のように周囲から愛される大人に成長してくことでしょう。将来が今から楽しみですね![文・構成/grape編集部]
2023年05月16日4月に小学校に入学した末っ子のすうちゃん。なんだかんだで毎日、元気よく学校に行っています。1学期の一年生は、ほかの学年よりも先生からの連絡が多く、毎日プリントをもらってきます。■宿題に興味津々な子どもたち ■宿題も楽しみのひとつにこのように、すぅちゃんのクラスでは、入学してから1週間後、すぐに宿題が始まりました。一年生にとっては、宿題も楽しみのひとつみたいです。
2023年05月15日皆さんは、親戚と遺産についてトラブルになったことはありますか? 今回は「親戚に遺産を取りあげられた結果」を紹介します。イラスト:進撃のミカ親戚に遺産を取りあげられた結果主人公は、3ヶ月前に両親を亡くしてしまった高校2年生。小学2年生の妹と2人暮らしをしています。両親が残してくれた財産はすべて「財産管理」の名目で叔母夫婦に取りあげられてしまい、貧乏生活を余儀なくされてしまった姉妹。バイト先でもらう冷たい廃棄弁当でなんとか食いつないでいました。そんなとき、隣に妹と同じくらいの歳の娘を抱えたシングルマザーが引っ越してきます。叔母夫婦のこともあり大人は信用できないと思っていた主人公は、なるべく関わらないようにしようと決めますが…。ドアノブに何か下がっている…出典:進撃のミカ出典:進撃のミカドアノブに下げられた美味しそうなパエリアは、隣のシングルマザーからの差し入れでした。久しぶりに温かいものを食べて、主人公は心にまで染みわたるような気持ちに。翌日シングルマザーの元へお礼をしに行くと、彼女の夫が亡くなってしまい夫婦でやっていた飲食店を畳んでしまったことを聞かされます。大変なときに自分たちのことを考えてくれたシングルマザーの優しさに心を強く打たれた主人公。その後シングルマザーと協力して弁当屋を立ち上げると、大成功。成人して心強い味方もつけた主人公は、叔母夫婦から無事遺産を取り返すのでした。料理に込められた優しさシングルマザーの料理には、主人公と妹を心配する優しさが込められていたのですね。大人に裏切られて心を閉ざしてしまった主人公を1つの料理が救った心温まるエピソードでした。※本文中の画像は投稿主様より掲載許諾をいただいています。※作者名含む記事内の情報は、記事作成時点でのものになります。
2023年05月12日子供が道を覚えたり、買い物の仕方を学んだりする機会となる『初めてのおつかい』。「万が一、親の身に何かが起こった時、子供1人でも買い物ができるように」と、非常事態に備える意味でも、我が子におつかいを体験させる家庭があるようです。『はじめてのおつかい』2児の母親であるキタノマヤ(kitano_maya)さんは、長男の『初めてのおつかい』のエピソードをInstagramで紹介しました。ある日、夫の提案で、小学2年生の長男は近所のコンビニまで1人で買い物に行くことに。「もう小学生なので大丈夫」と思って送り出すと、ハラハラする展開が待っていました。この時、家の電波状況が悪く、夫のスマホは長男からの電話を上手く着信できていませんでした。帰宅が遅いうえ、電話してきた長男に何があったのかと焦る事態。1回目の折り返しに長男が出ず、キタノさんは電話の取り方を教え忘れたことを悔やみました。長男の機転キタノさん夫婦が困っていると、スマホにメッセージと着信が!デジタル社会に慣れた長男は、勘でスマホを操作し、教えられていないにも関わらずメッセージを送ることに成功したのです。長男の帰宅が遅れたわけは、次男がリクエストしたアイスが売っていなかったため。また、おいしそうなお菓子に目移りし、なかなか選びきれなかっただけで、幸いなことに事故や事件ではありませんでした。トラブルを乗り越え『初めてのおつかい』を成功させるだけでなく、スマホの操作を会得した長男。キタノさんによると「物怖じしないというか、普段から困った時でも、あれこれ試してなんとかしちゃうタイプ」だといいます。我が子の頼もしさを、改めて感じられる出来事ですね。[文・構成/grape編集部]
2023年05月11日毎年4月になると、多くの学校に1年生が入学します。あみたろう(amitaro_t)さんが勤務する小学校にも、新1年生が入ってきました。普段、1年生と関わる機会のないあみたろうさんが、接点を唯一持てるタイミングは掃除の時間だそうです。ある日の掃除の時間、あみたろうさんは生徒から落ちていた画びょうを受け取ります。上級生の行動を見ていた、1年生の女の子。掃除に貢献したいと思ったのでしょう、どこからともなく画びょうを持ってきて、あやたろうさんに差し出します。しかし女の子が渡した画びょうは、壁に刺さっていたもの。恐らく画びょうなら何でもいいと勘違いしてしまったようです。女の子の行動には「外してまでも渡したい気持ちは分かる」「かわいすぎる真っ直ぐさ!」というコメントや、「次はできるよね!」と応援する声も寄せられていました。学校生活に慣れない中、上級生の行動を見て掃除を手伝おうとした1年生の女の子はとても立派ですよね!今後、下級生が見習いたいと思うような上級生になることでしょう。[文・構成/grape編集部]
2023年05月09日みなさんは、初めて1人でおつかいに出かけた時のことを覚えていますか。迷わず店まで到着できるか、お願いされたものを無事に買えるかなど、不安を抱えながら道中を歩んだ人も多いことでしょう。Instagramに漫画を投稿している、はる華(happy_haruk)さんには2人の息子さんがいます。先日、小学3年生の次男が初めてのおつかいに挑戦するために、近所のドラッグストアへ向かったところ…。無事に牛乳を買って来た次男に、はる華さんが「ドキドキした?」と問いかけたところ次のように答えました。「一番ドキドキしたのは、レジで千円を出したら店員さんに『千円でよろしいですか?』って聞かれたところかな」次男が漏らした初々しい感想に、はる華さんは「なんだかんだ不安だったんだなー、とほほ笑ましかったです」とコメント。次男のおつかいエピソードには「私もドキドキしながら読んでしまいました」「かわいいなぁ。ウチの牛乳もお願いしたい!」などのコメントが寄せられていました。ちなみに、はる華さんによると買い物から帰って来た次男は、元気にドヤ顔だったとのこと。緊張していたことを顔に出さなかったのは、とてもたくましいですね![文・構成/grape編集部]
2023年05月09日小さいころは育てやすく、発達も月齢相当だったもともとおとなしく、育てやすかったゆい。発達も月齢相当で、乳幼児健診で何かを指摘されることはありませんでした。そんなゆいですが、小学2年生の後期からだんだんと勉強が苦手になってきたようでした。けれど私は「勉強が苦手だけど元気に成長しているし、それでいいや!」と、そんなに気にしていませんでした。きっかけは小学4年生のクラス替え。知り合いが誰もおらず…ゆいから笑顔が減ったと感じたのは、小学4年生になってからです。親しい友達とクラスが離れ、初めて知り合いが誰もいないクラスになったのです。私も最初は残念だと思いましたが、そのうち新しい友達ができるだろうと考えていたのです。けれど、ゆいに新しい友達はできませんでした。自分から話しかけることができないゆいは、誰かが声をかけてくれるのを待っているうちに1人になってしまったのです。特に嫌がらせをされているわけではなく、ただ親しい友達がいないだけの状態でした。Upload By 吉田いらこ私は子どもの友達づくりに親が介入するなんて変だし、人間関係は本人が自力で世界を広げていくことが当たり前だと思っていました。ゆいには「勇気を出して声をかけてみたら」なんて、今思えばアドバイスにもならないことしか言っていませんでした。(それができればとっくにやっている…)。そして「いつか新しい友達ができて、楽しく登校するようになるのでは」と、期待していました。しかし、学校に行っても特に楽しいこともないうえに、勉強もだんだんと苦手なものが増えてきて、ゆいにとって学校はとてもつらい場所となっていきました。私と言えば、学校の授業に苦戦しているゆいを塾に行かせることしか思いつかず…。そのような日々のなか、学校の先生から専門機関で発達検査を受けることを提案されました。小学5年生のクラス替えでは…Upload By 吉田いらこ先生と面談し、専門機関での受診を勧められたのが小学4年生の3学期、そして小学5年生のときに軽度知的障害、ASD、場面緘黙と診断されました。その後、小学5年生のクラス替えでは、仲良しだった友達と再び同じクラスになることができました。多分先生が配慮してくれたのではないかと思っています。その友達を介して、ゆいにも新しい友達ができました。以前の私は「友達づくりは自分から話しかけないといけない、自分で克服していかないと」と考えていました。でも、友達を増やすきっかけを学校側がつくってくれた結果、ゆいは学校生活が楽になりました。今は、私の考えが凝り固まっていたなと反省しています。そして先生方が力を尽くしてくださったことを感謝しています。Upload By 吉田いらこ執筆/吉田いらこ(監修:初川先生より)ゆいちゃんが友達作りに苦戦したエピソードと母としての半生的な思いのシェアをありがとうございます。この4月にもお子さんがクラス替えを経験した読者の方は多くいらっしゃると思いますが、まだ年度が始まってひと月というこの時期はお子さんの友達作りに関して不安に思っている保護者の方もいらっしゃることと思います。「友達づくりは本人が自力でするもの」、その通りではあります。ただ、友達づくりに限らず何か新しいことを始めるとき、それが成就するには土台としてその環境がその子にとって安心安全であることが前提にはなります。内気なタイプのお子さんや新しい環境に慣れるのに時間がかかるお子さんだと、友達づくりに時間を要するかもしれません。ですが、それが達成されていくのは、その環境がそのお子さんにとって安心安全だと感じられているからだと思います。安心安全というのは、単に危険がない(例えば、いやがらせされるなど)ということだけではなく、学校という場を考えると、授業場面での参加状況(つまり、授業が「わかる」や楽しいと感じられるか)も大きな要素の1つになりえます。ゆいちゃんは場面緘黙の診断も下りたとのことですが、ベースには「不安」があるとも捉えることができます。友達づくりそのものに苦手さがもともとあったとしても、そこに挑めるかどうかは環境による影響もあるのではと感じます。授業の理解度や友だちの会話のペースの速さなどでお子さんがつまずいていないか確認してみるのも1つです。また、友達づくりを頑張ろうとしてもきっかけがないと難しく感じる子もいます。「1人でいる」ことを周りがどう理解するかによるボタンの掛け違いもあるかもしれません(周りが「あの子は1人でいるのが好きなのかな」と思っているけれど、本人は「1人でいるのがとてもつらい」など)。お子さんがどう感じているかは家で話すことの方が多いと思いますので、担任の先生にそのあたりを伝えてみるのも1つあると思います。お子さんが安心して学校で過ごせるように、(何かをお願いするということではなく)お子さんの苦戦の状況を担任の先生と共有・相談するのはぜひ試みていただければと思います。コラム内では、現在一般的に使用される障害名・疾患名で表記をしていますが、2013年に公開された米国精神医学会が作成する、精神疾患・精神障害の分類マニュアルDSM-5などをもとに、日本小児神経学会などでは「障害」という表記ではなく、「~症」と表現されるようになりました。現在は下記の表現になっています。神経発達症発達障害の名称で呼ばれていましたが、現在は神経発達症と呼ばれるようになりました。知的発達症(知的障害)、自閉スペクトラム症、注意欠如・多動症、コミュニケーション症群、限局性学習症、チック症群、発達性協調運動症、常同運動症が含まれます。※発達障害者支援法において、発達障害の定義の中に知的発達症(知的能力障害)は含まれないため、神経発達症のほうが発達障害よりも広い概念になります。知的発達症知的障害の名称で呼ばれていましたが、現在は知的発達症と呼ばれるようになりました。論理的思考、問題解決、計画、抽象的思考、判断、などの知的能力の困難性、そのことによる生活面の適応困難によって特徴づけられます。程度に応じて軽度、中等度、重度に分類されます。ASD(自閉スペクトラム症)自閉症、高機能自閉症、広汎性発達障害、アスペルガー(Asperger)症候群などのいろいろな名称で呼ばれていたものがまとめて表現されるようになりました。ASDはAutism Spectrum Disorderの略。ADHD(注意欠如・多動症)注意欠陥・多動性障害の名称で呼ばれていましたが、現在はADHD、注意欠如・多動症と呼ばれるようになりました。ADHDはAttention-Deficit Hyperactivity Disorderの略。ADHDはさらに、不注意優勢に存在するADHD、多動・衝動性優勢に存在するADHD、混合に存在するADHDと呼ばれるようになりました。今までの「ADHD~型」という表現はなくなりましたが、一部では現在も使われています。SLD(限局性学習症)LD、学習障害、などの名称で呼ばれていましたが、現在はSLD、限局性学習症と呼ばれるようになりました。SLDはSpecific Learning Disorderの略。
2023年05月09日幼い子供に多いのが、忘れ物。出かける際に必要なものを持っていなかったり、出先に持ち物を置いてきてしまったりと、さまざまなケースが起こりがちです。イラストレーターのタナカリヨウスケ(allokworks)さんが描いたのは、息子さんが小学2年生だった頃のエピソード。ある雨の日、息子さんは『必要ないと思っていたけど、やっぱり取りに戻る』というタイプの忘れ物をしました。雨の日、傘を忘れた息子が…息子さんが傘を取りに戻ってくることを察し、タナカさんは傘を手渡しました。これで、息子さんとその友人は雨に濡れることがないはず…と思いきや、そこで予想外の行動をとるのが子供という生き物。わざわざ傘を取りに戻ってきたのに使わないという展開に、タナカさん夫婦は「なんでやねん…」と突っ込まずにはいられなかったのでした…!基本的に子供は移り気。傘を取りに戻ってから、「やっぱり、今は雨に打たれながら歩きたい!」と思ったのかもしれません。子供たちの自由気ままな姿を見ると、時には大人もちょっぴりマネをしたくなりますね。[文・構成/grape編集部]
2023年05月07日子育てをする親は、1人でゆっくりと過ごす時間があまりありません。時には1人で旅に出たり、好きなことをしたりして、心身を休めたくなる人もいるでしょう。小学2年生の息子さんを育てる、ユキミ(yukita_1110)さんも、1人で行ってみたい場所がたくさんあるようです。小2息子に突然「旅行に行っていいよ」といわれた理由ある日突然、ユキミさんは息子さんにこんなことをいわれました。「1人で旅行に行ってきていいよ」息子さんは、家事や育児を頑張る母親にリフレッシュしてほしいと思ったのでしょうか。もしくは、母親が短期間不在でも、もう問題なく過ごせると感じたのかもしれません。ユキミさんは「え、マジで!?いいの!?」と答え、頭の中でさまざまな行きたい場所を思い浮かべると…。息子さんは、さびしくなったのか「やっぱりダメ!置いていかないで!」とユキミさんに懇願!実は、息子さんは『かわいい子には旅をさせよ』ということわざをどこかで聞き「母親がかわいいので、旅行をしてほしい」と思ったようです。本来は「我が子がかわいいからこそ甘やかさずに大変なことを経験させたほうがいい」という意味を持つことわざですが、息子さんは言葉の通りに解釈したのでしょう。理由を聞いたユキミさんは、息子さんもかわいいので、一緒に旅をしようと提案。息子さんも「それいいね!一緒にかわいい旅にしよ!」と、どことなくギャルっぽい返答をし、一緒に旅行に行くことで話がまとまりました。かわいらしい親子のやりとりには、多くの人がほほ笑ましい気持ちになったようです。・「母親がかわいいから旅していいよ」ってものすごく素敵な思考ですね!・そんな格言、どこで覚えたの!結局一緒に行くのがかわいい!・息子さんがかわいすぎる!私も子供にこんなふうにいわれたい!もちろん1人の時間は大切ですが、かわいい我が子との旅行も特別で楽しいもの。ユキミさんと息子さんは、きっと近々、一緒に『かわいい旅』をして、素敵な思い出を作るのでしょうね![文・構成/grape編集部]
2023年05月03日