ロックシンガーのダイアモンド☆ユカイが5日に自身のアメブロを更新。離れて暮らす中学2年生の長女の新菜(にいな)ちゃんへの思いをつづった。この日、ユカイは「ニーチェ、14歳の誕生日おめでとう」と切り出し、幼少期の写真とともに14歳を迎えた新菜ちゃんの誕生日を祝福。「君に出会えて俺の人生は、大きく変わった」と明かし「ジャニスジョップリンのような産声を聞いた時からお風呂に入る時も寝る時もいつも恋人のように俺にくっついていたね」と回想した。続けて「今は、アーティスティックスイミングと出会いオリンピックに出場する夢を抱きながら力強く生きている!!」と述べ「あんなに小さかった俺のニーチェが3月開催のアジアエージグループ選手権代表選手に選ばれ、ソロに出場する事が決まる」と報告。「娘と離れて暮らし早3年」と明かし「まさか、こんなにも早くこんな日が訪れるとは」と感激した様子でコメントした。また「井村アーティスティックスイミングクラブに移籍してから熱心にご指導頂く先生方に深く感謝しています」と述べ「ありがとうございました」と感謝のコメント。「井村雅代先生との出会い。厳しくも愛に溢れるご指導を本当にありがとうございます」とつづり、アーティスティックスイミング日本代表ヘッドコーチを務める井村雅代との2ショットを公開した。さらに、井村から「ダイアモンドユカイの娘ではなく田所新菜の父のダイアモンドユカイと言われる様に育てるから!!」と言われたことを明かし「井村先生を信頼し、娘を預けて本当に良かった」とコメント。最後に「これからも俺のニーチェとダイアモンドユカイを宜しくお願いします」とつづり、ブログを締めくくった。この投稿に読者からは「新菜ちゃん、お誕生日おめでとうございます」「離れていても愛情いっぱい」「応援しています」などのコメントが寄せられている。
2024年02月06日小学校入学と同時に始まった行き渋り現在小学6年生のわが家の長女『姉子』は、赤ちゃんの頃から繊細なところはあったものの、幼稚園の時は楽しく園生活を送っていました。しかし、小学校へ入学するとすぐに、登校前に泣き出したり、腹痛や頭痛を訴えたりして、行き渋りをするように。また、ある日突然チックの症状が出るようになりました。そして、1年生の時の個人懇談で担任の先生から発達検査を受けることをすすめられ、すぐに発達支援センターへ相談に行き、2年生になってすぐWISCを受けました。結果はかなり凸凹があり、これまで相当しんどい思いをしてきたことが分かりました。行き渋りやチックは姉子が出していたSOSだったのです。私は姉子に申し訳ない気持ちでいっぱいで、今まで気づかなかった自分をすごく責めました。でも、発達検査を受けたことで姉子の特性や困り事を知ることができたので、「上手にサポートできれば学校生活も楽しめるかもしれない」と、私は前向きにとらえるようにしました。しかし、転勤族のわが家は突然引っ越しが始まります。発達検査を受けた年と同じ2年生の夏、姉子は都心部の小学校に転校することになりました。突然の転校でさらに行き渋るように環境の変化でストレスを受けやすい姉子はますます学校を行き渋るようになりました。さらにコロナ禍で、何とか登校できても、誰とも会話できず、転校したばかりなのに友達をつくることもできません。Upload By スパ山この頃の姉子は本当につらそうで、外出すらできなくなり……。私も「こんな状態になってまで学校に行かなくてもいいのではないか」と思うようになっていました。と同時に、ここで「休んでいいよ」と言ってしまったら、「この先も何かあったらすぐあきらめるようになるのではないか」という底知れぬ不安や、「ほかの子は学校に行っているのに……うちも頑張って行けるようにならなくては」、という気持ちのはざまで揺れて本当に悩みました。Upload By スパ山母子分離不安と自閉スペクトラム症だと診断を受ける行き渋りについて、担任の先生とスクールカウンセラーさん、そして私たち母子で何度か相談していく中で、ある日姉子がポツリと「学校に行っている間、お母さんと離れるのがさみしい」とこぼしました。発達の凸凹があるから登校に不安があるのだと思っていた(もちろんそれもあるのでしょうが)私は驚きました。もう小学生だし、まさか母親と離れるとさみしいなんてことあるはずがないと思い込んでいました。そして、通院していた児童精神科で「母子分離不安」の診断を受けたのです(自閉スペクトラム症もこの時に診断されました)。Upload By スパ山スモールステップを繰り返し、約1年かけて母子登校できるようになんでだろう?どうしたらいいんだろう?と、深い霧の中にいた状態だった私たちにとって、少しだけ進む道が見えてきた瞬間でした。姉子は医師の指導のもと投薬治療を始めました。そして、私と一緒に家で授業の時間割を合わせて用意をする、一緒に学校までまで行って校門にタッチして帰る、登校して先生にプリントをわたす、といったスモールステップを地道に続け、約1年かけてやっと別室に母子登校できるようになりました。(「母子登校」とは、保護者が付き添い、子どもと一緒に登校することです。学校に行くことに不安を感じたり、不登校になってしまった場合に、通常登校へ戻るための支援策として姉子が通っていた学校では取り入れてありました)。Upload By スパ山2年間の母子登校で娘に笑顔が私は、毎朝姉子と一緒に登校し、教室の隣の部屋で課題のプリントなどをしながら一緒に過ごし、給食を食べているのを見守り(コロナ禍だったので、関係者以外の飲食は禁止でした)一緒に下校していました。最初は数十年ぶりに小学生になったような気持ちでいた私でしたが、学校なので家にいるように横になったりスマートフォンを見たり、のんびり休憩できる時間もなく……。ずっと姉子のそばにいなければならないので、常に緊張状態で、しんどくなった時もありました。それに、お昼ごはんは帰宅するまで食べられなかったので、朝ごはんを食べ忘れるともう大変!お腹の音が鳴りっぱなしで……食いしん坊の私にとって、これはかなりつらい経験でした(だからといって痩せたりはしませんでした。不思議だなあ?(笑))。Upload By スパ山そんな中で、クラスメイトや先生方にもとても温かく接していただきました。そして、姉子にもだんだん笑顔が見えるようになってきた時には「母子登校をやってきてよかったな」と、涙が出そうでした。こんな日々が結局約2年続きましたが、またその話は別の機会に書きたいと思います。執筆/スパ山(監修:新美先生より)分離不安症(母子分離不安症)は、愛着の対象(=安全基地、主には母親)から離れることを年齢に不相応に極端に怖がるような状態です。もともと繊細で不安を抱きやすい性質のお子さんに起きやすく、大きな環境の変化や、その環境(園・学校など)が合わずお子さんが不安を抱きやすい状況が続くと分離不安の症状が出やすくなります。学校に行くと分離不安となり、保護者から離れられない場合、対処法としては大きく分けて3つあります。(1)お母さんなどが一緒に登校する(母子登校、付き添い登校と言われることもあります)。(2)学校が大きい不安の対象になっているなら、学校の環境を本人が不安に感じないように工夫する(3)学校以外に本人が大きな不安を抱かなくても行ける場所を探す(例えばフリースクール、ホームスクーリングなど)といったことが考えられます。正直、母子登校は記事にもあったように保護者の方の負担もとても大きいと感じています。それでもスパ山さん親子は、かなり長い期間をかけて、また別室登校と言った形式で(2)の学校自体がお子さんに負担のないやり方の工夫などもしながら、だんだんと姉子さんに学校でも笑顔が見られるようになってきたという、母子登校をやってよかったと思えるところまで行きついたということですね。簡単には語れない2年間だったのではないかと思いますが、本当にお疲れ様でした。スパ山さんも姉子さんも本当によく頑張られましたね。前の記事はこちら(コラム内の障害名表記について)コラム内では、現在一般的に使用される障害名・疾患名で表記をしていますが、2013年に公開された米国精神医学会が作成する、精神疾患・精神障害の分類マニュアルDSM-5などをもとに、日本小児神経学会などでは「障害」という表記ではなく、「~症」と表現されるようになりました。現在は下記の表現になっています。神経発達症発達障害の名称で呼ばれていましたが、現在は神経発達症と呼ばれるようになりました。知的障害(知的発達症)、ASD(自閉スペクトラム症)、ADHD(注意欠如多動症)、コミュニケーション症群、LD・SLD(限局性学習症)、チック症群、DCD(発達性協調運動症)、常同運動症が含まれます。※発達障害者支援法において、発達障害の定義の中に知的発達症(知的能力障害)は含まれないため、神経発達症のほうが発達障害よりも広い概念になります。知的発達症知的障害の名称で呼ばれていましたが、現在は知的発達症と呼ばれるようになりました。論理的思考、問題解決、計画、抽象的思考、判断、などの知的能力の困難性、そのことによる生活面の適応困難によって特徴づけられます。程度に応じて軽度、中等度、重度に分類されます。ASD(自閉スペクトラム症)自閉症、高機能自閉症、広汎性発達障害、アスペルガー(Asperger)症候群などのいろいろな名称で呼ばれていたものがまとめて表現されるようになりました。ASDはAutism Spectrum Disorderの略。
2024年02月05日年末年始に体調を崩す次女が4年生の年末のことです。急に、動けないほどの胃痛を発症してしまいました。それまでも「胃が痛い」と言うことはあったのですが、こんなに痛がることはなく、すぐに病院に連れて行くことに。結局原因は分からず、お薬をいただいて痛みは軽くなったのですが、年末年始はほとんど食べられない状態がずっと続いて、クリスマスやお正月のご馳走を楽しみにしていた次女は、とても落ち込んでいました。その後、年が明けて学校が始まったある日。夕方、私が仕事から家に帰ると、そこにいたのは顔の腫れた次女。何事かと思ったら、全身がかゆいとのことで、体中にかなりの湿疹が出ていました。何かのアレルギーかと思って、すぐに病院に連れて行きましたが、原因不明の蕁麻疹(じんましん)とのことでした。こちらもお薬で軽快しましたが、しばらくは全身がかゆい状態が続いていました。Upload By まりまりどちらも原因は不明で医師からは……この立て続けに起こった体調不良ですが、どちらも医師からは、原因は分からず、「ストレスからきているのかもしれません」と言われました。「思い当たることはありませんか」と聞かれて、思い当たることしかありませんでした……。Upload By まりまりストレスの原因は?次女的には無理をしているつもりはない思い当たることとして、ちょうどその頃から通級指導教室が始まったこと、ずっと次女のカウンセリングを担当してくれていた臨床心理士さんが辞めてしまい新しい方に変わったこと、とても好きだったクラスからの進級への不安などがありました。以前、小学校入学時にもストレスから身体に症状が出ていたので、また違うかたちで出てきたのかもと思いました。ただ、次女本人にストレスの原因になっていそうなことについて聞いても、「大丈夫」「つらいことはない」「何がストレスになっているか分からない」という感じで、傍から見ていると、環境が変わって負担に感じているのは分かるのに、次女自身は、自分の状態がよく分かっていない様子でした。Upload By まりまり以前、心理士さんから聞いた言葉を思い出した以前心理士さんに、「次女には場面緘黙があるけど、好奇心旺盛でいろいろやりたがって疲れすぎてしまうことが多いので、どう対応したらよいか」と相談したことがありました。今後次女は、そういうものを自分でコントロールしていかなくてはいけないけれど、親としてはどう対応していったら良いのか難しかったのです。そこでは、心理士さんから・もちろん自分でいろいろ経験して、自分で分かるのが一番良い・ただ、今は小学生だし、自分で分かるのが難しい部分もある・近くにいる保護者としては、その時の次女の気持ちを聞いて、フィードバックしていくことで、次女自身の理解を促すというようなアドバイスを受けました。そうすることで、次女が自分の気持ちを言語化して、自分の気持ちや身体の状態を自分で考えられるようになるきっかけになるとのことでした。なので、その後から、なるべくそれを意識して次女と話していくことにしました。Upload By まりまり次女と自分の状態について言語化していく次女はまだ、自分の状態に気づくことに手助けが必要だと分かったので、この間に起こった変化と、それにあたっての次女の気持ちを話し合いました。そこで、いろいろ変化がある時はつらい気持ちになってそれがストレスになること、そういう時は無理をしないで休むことも必要だと話しました。そういうことを積み重ねて、次女が自分自身の身体や心の調子を分かって、少しでもうまくコントロールしていけるようになったらと思っています。Upload By まりまり執筆/まりまり(監修:新美先生より)ストレスが影響して、身体に不調をきたしている、いわゆる心身症の状態だったと思います。頭痛や腹痛、アレルギー疾患(蕁麻疹も含みます)や、自律神経の不調など、ありとあらゆる病気が、ストレスに大きな影響を受けます。心身症の多くの場合、ご本人はストレスを自覚していなかったり、大したことがないと気にしていなかったり、否定していたり、もっと頑張りたいと思っていたりします。ご本人がストレスをストレスと意識していないからこそ、体が症状で悲鳴を上げている状態とも言えます。子どもに心身症症状が出ている場合は、大人のほうでストレスの原因となっていることを探して環境調整したり、ご本人がストレスを自覚してストレスを避けたり上手に付き合ったりできるようなサポートが必要です。記事ではまさに、お子さんご本人が自分の状態に気づいてコントロールできるようになるよう、話し合ってサポートしたことが書いてありました。すぐには自覚できなくても、そこに焦点を当てていくことで、徐々に実感して対処法を身につけていけるようになるとよいですね。前の記事はこちら(コラム内の障害名表記について)コラム内では、現在一般的に使用される障害名・疾患名で表記をしていますが、2013年に公開された米国精神医学会が作成する、精神疾患・精神障害の分類マニュアルDSM-5などをもとに、日本小児神経学会などでは「障害」という表記ではなく、「~症」と表現されるようになりました。現在は下記の表現になっています。神経発達症発達障害の名称で呼ばれていましたが、現在は神経発達症と呼ばれるようになりました。知的障害(知的発達症)、ASD(自閉スペクトラム症)、ADHD(注意欠如多動症)、コミュニケーション症群、LD・SLD(限局性学習症)、チック症群、DCD(発達性協調運動症)、常同運動症が含まれます。※発達障害者支援法において、発達障害の定義の中に知的発達症(知的能力障害)は含まれないため、神経発達症のほうが発達障害よりも広い概念になります。
2024年01月31日小学2年生になってから、放課後1人でお友達と公園やおうちに遊びに行くことが増えた長男。自転車で遊びに行くことが多いのですが、カゴをつけていないためリュックを背負わせて行っていました。ただリュックに入れるものがSwitchや水筒、ちょっとしたお菓子くらいなので、リュックだと大きすぎることが…。また公園で遊ぶときにリュックをベンチなどに置いて遊びに夢中になるので、盗難も心配のタネでした。そこで、リュックを子どもが持ちやすいkukka ja puu(クッカヤプー)のボディバッグにチェンジ。これが替えて大正解!ゲーム機や水筒など必要なあれこれがしっかり入って身につけながら遊べる、小学生にぴったりなバッグでした。小学生が使いやすく、Switchから800mlの水筒も入るコンパクトな設計ながら、メインスペース以外にメッシュポケット、外側ファスナーポケット、背面ポケットと収納箇所が沢山。長男が放課後持って行っている荷物が、ボディバッグにちょうどよく収まっています。メインスペースには800mlの水筒(500mlペットボトルまで収納可)、メッシュポケットにはゲーム機をIN。外側ポケットにはお菓子やティッシュを。背面ポケットは貴重品や鍵、キッズ携帯など大事なものを入れておくのにちょうどいいスペース。キーフック付きで、大事な鍵や財布を取り付けておけばなくす心配がなくなります。細かい物もポケットに分けて入れれば迷子になりませんよ。体に当たる部分はメッシュ素材のため蒸れにくいところも◎。メインスペースには本を3冊ほど収納できるので、休日のお出掛けのお供にもボディバッグが便利です。持ち方が選べるから小学生が使いやすいリュックだと物を取り出すときはいちいち肩から下ろす必要がありますが、ボディバッグなら正面にすれば中の物を取り出せて優秀なんです。ジッパーはぐるっと一周開くので、身につけたままでも荷物の出し入れがスムーズです。自転車に乗るときや公園で遊ぶときは、ボディバッグを背面にすれば身につけていても邪魔にならず◎。どこかに置き忘れることがなくなり、盗難防止にもなって安心。ポケットが沢山あることで仕切りになり、ボディバッグをつけたまま走り回っても中身がごちゃごちゃにならないのも、小学生に使わせやすいな〜と感じるポイント。両手が空いて、リュックと比べて身動きが取りやすいので長男のような活発なキッズにもぴったりです。子育てママにもちょうどいいキッズ用のボディバッグですが、子どもたちが成長して遊びに行く際にオムツや着替えなど荷物を大量に持ち運ぶ必要がなくなった子育てママにもちょうどよく使えます。お出掛けに持ち歩いているミニウォレットやハンドタオル、リップ、目薬etcもスッキリIN。わたしが持っても小さすぎず大きすぎずで、複数あるポケットのおかげで中身を取り出す際もモタつきません。身軽にお出掛けできるボディバッグは小学生だけでなくママにもオススメのアイテムです。いかがでしたか。小学生の必需品がまとめて入って、動き回る放課後も、ゲームをしてのんびり過ごす放課後にも使いやすいボディバッグ。ポケット多数で整理整頓も叶うボディバッグがあれば、放課後やお出掛けを思いっきり楽しめますよ。 【ご紹介したアイテム】ゲーム機もすっぽり収まる、子どもの使いやすいを大切にしたボディバッグ。放課後に友達と集まる時や休日のお出かけにもぴったり。小学生も使いやすいシンプルなデザインです。⇒ kukka ja puu ペットボトルとゲーム機がしっかり入る ボディバッグ/クッカヤプー 中村綾子30代、主婦。賃貸アパートに夫と男の子兄弟の4人暮らし。転勤族なので身軽に暮らしたいと思いつつ、暮らしに役立つ便利アイテム好き。
2024年01月31日2024年1月29日に報じられた、漫画家である芦原妃名子(あしはら・ひなこ)さんの急逝。芦原さんは同月28日から行方不明になり、翌29日、栃木県内で亡くなっているのを発見されたといいます。亡くなる数日前には、2023年にドラマ化された自著『セクシー田中さん』の制作上の事情について、X(Twitter)で明かしていた、芦原さん。行方をくらませた日の昼、Xに「攻撃したかったわけじゃなくて。ごめんなさい」と書き残し、これまでの投稿のほとんどを削除していました。警察は今後、死因や経緯について調査を進めるとのことです。芦原妃名子さん逝去受け、小学館がコメントを発表逝去が報じられた翌30日、株式会社小学館(以下、小学館)がウェブサイトを更新。芦原さんは1994年に同社の漫画雑誌『別冊少女コミック』でデビューして以来、『砂時計』や『Piece』『Bread & Butter』など、数多くの作品を小学館で刊行してきました。小学館は、芦原さんの訃報を受け、このように想いを明かしています。漫画家の芦原妃名子先生が、逝去されました。『砂時計』で第50回、『Piece』で第58回小学館漫画賞を受賞され、2017 年からは7年にわたり「姉系プチコミック」で『セクシー田中さん』をご執筆いただいておりました。先生の生前の多大なご功績に敬意と感謝を表し、謹んでご冥福をお祈り申し上げます。先生が遺された素晴らしい作品の数々が、これからも多くの皆様に読み続けられることを心から願っております。小学館ーより引用長きにわたって、小学館の作家として活躍してきた芦原さん。あまりにも突然の逝去に、小学館側も深い悲しみに暮れているようです。同社は、多くの人の心を揺さぶった芦原さんの作品を称賛し、「今後も、多くの人に読まれるような作品であってほしい」と、漫画家に対する最大の敬意を示しました。作品は、多くの漫画家にとって我が子同然に大切なもの。作品がより多くの人に届くことは、芦原さんの望みでもあるはずです。訃報に対し、ネットからは「芦原さんの作品が大好きです」という声が相次ぎました。今後も芦原さんの作品は、たくさんの人の心に響くことでしょう。[文・構成/grape編集部]
2024年01月30日未来のスターを発掘するオーディションイベント「スタースカウト総選挙2023 in Winter」のグランプリが、応募総数29,652名の中から大阪府の小学六年生12歳の小西 美結(みゆ)さんに決定いたしました。グランプリ 小西 美結さん美結さんは、同時にミクチャ賞も受賞。ライブ配信においても「人の心」を掴むことができる彼女が3か月以上にわたるオーディションを有終の美で結んだ!準グランプリ 千原 祐来さん準グランプリ 尾留川 陽(びるかわ はる)さん準グランプリ 上 千原 祐来(ゆら)9歳 小学生3年生 大阪府出身準グランプリ 下 尾留川 陽(びるかわ はる)16歳 高校1年生 愛知県出身努力してできないことをできるようにしてきたという尾留川さん、パフォーマンス審査では堂々とダンスを披露し、大手事務所の新人開発担当の目線をくぎ付けにしました。千原さんはこれまで、水泳や体操など体を動かすことが大好きで、今は洋服などを季節に合わせて考えるのが楽しくなってきたとのこと、今後は小学生向けファッション誌ニコプチの専属モデルを目指したいとのことで、2022年in Summerの同じく準グランプリの山本 初華(やまもと いちか)さんのように千原さんの姿を雑誌やテレビで見かける日も近い!花咲 暖さんと成瀬 瑠南さんトークショー「スタースカウト総選挙(略称:スタ選)」は、芸能界を目指す「未来のスター」を発掘するオーディションイベントとなり、30社以上の大手芸能事務所が参加しドラフト型で所属が決定します。今回で12回目の開催となり、これまでに数多くのスタ選ファイナリストが大手芸能事務所に所属しています。例年12月に行われる冬のスタ選が今回は1月に開催!そのため、2023inWinterと称し、今年2024年度も2度の開催が予定されています。今回、2020年度のグランプリ、花崎 暖(はなさき のん)さんと同年準グランプリの成瀬 瑠南(なるせ るな)さんが登壇され、スタ選での受賞後にどのように世界が変わったのかトークショーが行われました。花崎さんは2024年2月9日公開の映画「レディ加賀」において主演小芝風花さんの少女期を演じ、成瀬さんは2023年12月17日まで放送されていた朝日放送のABCドラマ「たとえあなたを忘れても」に出演、今回のスタ選の出場者にとって貴重なエピソードを語ってくれました。今回のスタ選出場者も、どの事務所に所属をするのか?今後の活躍が期待されます。次回の開催は夏となり、既にエントリー受付が開始、既に数多くの応募者がエントリーしています。3rdステージ 質疑応答の様子2024年1月28日(日)TakaraOsakaでファイナルステージが開催今回から初の試みとなる、プロダクションからの投票で2ndステージへの進出54名。2ndステージでは特技を披露していただきました。グランプリの小西 美結さんは特技のダンスを披露。その中から、さらに投票で11名に絞られ3rdステージへ進出。3rdステージでの審査は質疑応答となりました。芸能界において目指したいジャンルとその理由など、緊張しながらステージで答えているファイナリストの今後が楽しみです。授賞式の後は、プロダクションとの面談が行われました。 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2024年01月30日SNSでアラフォーママの大人カジュアルコーデを公開するmidopeiさん。中学1年生、小学3年生、2歳の3兄弟ママであり、現在第4子を妊娠中。ブログでは、子どもたちとの日常から、購入品やコーディネートなど幅広く発信している。■990円に値下げされていたアイテム19日に更新したブログでは、先日『ユニクロ』にベビー用品を買いに行った際に「またまた目ざとく見つけた」という値下げアイテムを紹介。「もちもちっとしたなめらかな肌触りで着心地の良い」というキッズ用の「スフレヤーンセーター」が「もともと1990円なんだけどお値下げでなんと990円」になっていたと明かした。■大人も着られるキッズサイズ同ブログでは続けて「大人の商品も今までによく買っていますがキッズも侮れないのよ!」とコメントし、子どもと「リンクコーデも出来るしね」「150cmや160cmなら大人でも着られるからお値段もお手頃だしおすすめ」とつづった。また「『ウォッシャブルニットリブパンツ』を合わせても絶対可愛いよね」とコーディネートを紹介し、ブログを締めくくった。
2024年01月26日SNSでアラフォーママの大人カジュアルコーデを公開するmidopeiさん。中学1年生、小学3年生、2歳の3兄弟ママであり、現在第4子を妊娠中。ブログでは、子どもたちとの日常から、購入品やコーディネートなど幅広く発信している。■『ユニクロ』ワゴン戦利品6日に更新したブログでは「皆さんユニクロのワゴンって見ます??」と問いかけ「私は目ざとく見るタイプ」とコメント。『ユニクロ』を訪れ「見つけた瞬間ラッキー!!ってなった」というワゴン戦利品「ウルトラストレッチマタニティレギンスパンツ」を紹介した。■990円で購入したマタニティレギンス同ブログでは「正直マタニティウェアは買いたく無い」と思っていたというが「もう臨月並みのお腹」になってきたため「あと1か月半くらいのマタニティライフだと思うのですが毎日のコーデも限界だし990円なら!と2本買いました」とつづった。「レギンスパンツだからちょっとピタピタだけどね」「ブーツインしやすくて私は気に入ってます」とコメントし、ブログを締めくくった。
2024年01月18日再判定の発達検査は受けなくて良いの!?Upload By カタバミまちゃが特別支援学級の小学2年生の秋、児童相談所から電話が来て「そろそろ療育手帳の更新の時期です。再判定のために来所して発達検査を受けますか?」と聞かれました。今の等級のまま、あまり変動のなさそうなお子さんには検査受診の希望を聞いているとのことでした。更新のためには必ず発達検査が必要だと思っていたので驚いたと私が伝えると「では検査は受けるんですね」と少し素っけなく言われました。(本音を言うと行かないほうが楽なんだけど……)と思いつつ、少し迷いながら再判定の検査を受けることにしました。そして検査が終わった直後、心理士さんからの話では「今回の判定で療育手帳の等級は重度になるかもしれない」と言われました。検査中のまちゃは、テーブルの上に置いてあった物を手で払って落として喜んでいたと伝えられました。正式な判定は会議の結果にて、私たちには数週間後に知らされるとのことでした。療育手帳2度目の更新、判定はUpload By カタバミ発達検査から数週間後、わが家に封書が届いて、等級が「重度」になったと知らされました。その時、私は少しショックを受けました。実はまちゃは1番初めの手帳判定の発達検査の時に、検査直後には「中度」と言われたのに数週間後に「会議の結果、軽度になりました」と電話が来たことがありました。今回も同じように、結果はくつがえって「中度のままになるのではないか」と期待していた自分に気がついたのです。そして、療育手帳の等級が重度になると受けられる支援が増えると聞いていたので、新しい手帳を受け取りに市役所に行った時に、新たに受けられる支援の手続きも一緒に全て行ってきました。聞いていた通り中度から重度になって受けられる支援は増えました。中でも、とても助かるのが雨の日の学校の送迎です。まちゃの通う小学校には車を停車できるスペースはあるのですが、そこは駐車は禁止エリアになっています。ですので、天気が悪い日に車で送っても、まちゃは車から降りて、その停車スペースから1人で昇降口まで行くことができません。今回、療育手帳の等級が重度になったことで、その停車スペースに駐車できるようになりました。これは、大変助かるなと思っています。<参考>駐車禁止等除外標章(身体障害者等用)の申請手続き及び使用方法について(警視庁サイトより)療育手帳が重度判定になり、周りの反応はUpload By カタバミ療育手帳の更新手続きを終えてすぐ、私の姉に電話をしました。「そっか。まちゃは重度になったんだね。でも、まちゃに毎日接している人から見ると、毎日ちゃんと成長してるんだからショックだよね」と姉。「でも客観的に見たらやっぱりできないことだらけなんだよね」と私。忙しいなかでも姉は可能な限りはよく私の電話に付き合ってくれます。「でもさ、望んでも支援に繋がれない人もいることを考えたら、母親のあんたとしては複雑だろうけど、そんなに悪いことだとは言い切れないかもしれないよ」と、姉。姉は、これまで私がまちゃの療育などを頑張ってきたことも知っています。それからしばらくして実家に行くと姉から報告を受けた父から「落ち込むなよ!」と何度も言われて、手づくりだというカチカチになった干柿をたくさん持たされました。母は5年前に他界していますが、私の実家はこれまで障害のある方とほぼ全く接しないで暮らしてきているので、分からないことだらけでみんな困っていると思います。目の前のまちゃだって自分が重度になったことなんて分かっていないと思われます。そして、父から「年末に高級なお節料理を注文したけれどお前にあげるから取りにきなさい」と言われました。甘える相手がいることは本当にありがたいと思っています。手厚い支援を得てUpload By カタバミショックを受けるなら電話だけで更新を済ませて、中度のままでいれば良かったのにと思います。私は重度になって手厚い支援もほしかったのですが、心の奥底では、きちんと再判定の検査を受けて、それで中度という結果で療育手帳を更新したかったんだなと思いました。われながら分かりにくくて面倒臭い気持ちだと思います。まちゃと暮らしていくことは確かに手がかかります。ですので、手厚い支援を受けながら、成長を促して、とても時間がかかったとしてもまちゃのできることを増やして、困ることは減らすようにやっていくしかないと思っています。執筆/カタバミ(監修:新美先生より)療育手帳の再判定に関してお話をお聞かせいただきありがとうございます。療育手帳は主に知的発達症(知的障害)の方に交付される障害者手帳です。自治体により交付基準や等級なども異なるのですが、知能指数(IQ)と日常生活の困難さの基準をもとに交付の有無や等級が判定されます。一度交付されても、年齢によって数年ごとに再判定が定められており、今回お伺いしたような再判定を数年ごとに受けることになります。判定の基準となる知能指数や日常生活の困難さは、年齢相応の平均水準が年齢ごとに上がっていくので、お子さん個人で見れば数年間の間にできることが増えて確実に成長を実感していても、相対的に判定が重いものになることはあるかもしれません。カタバミさんは、お子さんの療育手帳区分が中度から重度になり、受けられる支援サービスが増えるというメリットを知りながらも、心の奥ではショックで切ない気持ちを感じているということを聞かせて下さいました。そんな中で、実家のお姉さんやお父さんがさまざまに気づかいあたたかく見守ってくださっているのは頼もしい支えですね。療育手帳はあくまでも行政上のものですから、まちゃくんがマイペースに着実に日々の生活を重ねていくことの大切さに変わりはないと受け止めて、必要な福祉サービスを使っていけるといいですね。前の記事はこちら(コラム内の障害名表記について)コラム内では、現在一般的に使用される障害名・疾患名で表記をしていますが、2013年に公開された米国精神医学会が作成する、精神疾患・精神障害の分類マニュアルDSM-5などをもとに、日本小児神経学会などでは「障害」という表記ではなく、「~症」と表現されるようになりました。現在は下記の表現になっています。神経発達症発達障害の名称で呼ばれていましたが、現在は神経発達症と呼ばれるようになりました。知的障害(知的発達症)、ASD(自閉スペクトラム症)、ADHD(注意欠如多動症)、コミュニケーション症群、LD・SLD(限局性学習症)、チック症群、DCD(発達性協調運動症)、常同運動症が含まれます。※発達障害者支援法において、発達障害の定義の中に知的発達症(知的能力障害)は含まれないため、神経発達症のほうが発達障害よりも広い概念になります。知的発達症知的障害の名称で呼ばれていましたが、現在は知的発達症と呼ばれるようになりました。論理的思考、問題解決、計画、抽象的思考、判断、などの知的能力の困難性、そのことによる生活面の適応困難によって特徴づけられます。程度に応じて軽度、中等度、重度に分類されます。ASD(自閉スペクトラム症)自閉症、高機能自閉症、広汎性発達障害、アスペルガー(Asperger)症候群などのいろいろな名称で呼ばれていたものがまとめて表現されるようになりました。ASDはAutism Spectrum Disorderの略。
2024年01月14日日能研関西は2024年4月より、小学1年生・2年生を対象とした新コース「Nexuss(ネクサス)」を「西宮北口駅第2教室」(所在地:兵庫県西宮市)と「岡本校」(所在地:兵庫県神戸市東灘区)で開講いたします。(初年度は1年生のみ。2年生は2025年4月開講。)個々人に寄り添った密度の高い指導最難関中学の受験状況は、昨今の中学受験ブームも相まって入試難度は高止まり、問題傾向もより深い思考力・確かな記述力・高度かつ正確な作業力を求められるものになっています。「Nexuss(ネクサス)」ではそれらの最難関中学の受験状況・入試問題傾向を踏まえ、学習の先取り=進度を追い求めるのではなく、深度=より深い正確な知識の理解と柔軟な応用力を身につけて骨太な学力を身につけられるように、まずは絶対的な学習環境として「少人数制」最大8名の定員を設定いたします。少人数での学習環境を作ったうえで、授業内での直接の働きかけによって「自己肯定感」の育成、自発的な学習習慣「自ら学ぶチカラ」を身につけていく「アウトプット重視」の授業進行、毎授業後に授業に対する一言感想文を書く時間「今日の振り返り」、教科学習で知的好奇心を醸成する探求学習「クエストタイム」の月1回実施、と既存の大手進学塾とは違う全く新しい、個々人に寄り添った密度の高い指導で低学年のお子様に特化したコースとなります。知的好奇心を醸成する探求学習「少人数制」最大8名の定員【無料体験キャンペーン 概要】2024年の4月開講までに、毎月1回の授業+入会テスト+説明会がセットになったイベント「まるごと!!ネクサス!!」の実施、入会手続き済みの方に限定した「プレ授業」の実施を予定しています。「まるごと!!ネクサス!!」のお申し込み、各種お問い合わせ・ご相談については、ホームページ内の申込フォームより簡単にお手続きいただけます。■日能研関西 低学年コース Nexuss(ネクサス) 【開講教室概要】教室名 : 西宮北口駅第2教室所在地 : 〒663-8204 兵庫県西宮市高松町3番34号 パセオ・エスタシオン3F教室名 : 日能研岡本校所在地 : 〒658-0072 兵庫県神戸市東灘区岡本1-8-22 岡本スタービル2F■問い合わせ先日能研関西 西宮北口駅第2教室〒663-8204 兵庫県西宮市高松町3番34号 パセオ・エスタシオン3FTEL:0798-31-1135[受付時間]火~金 14:00~19:00/土 13:00~18:00(日月はお休みです)「自ら学ぶチカラ」を育てます■会社概要株式会社 日能研関西〒650-0033 神戸市中央区江戸町94-2 ファーストプレイスユニオンビル 7FTEL: 078-321-5050URL: 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2024年01月11日小学校入学直後から始まった「行き渋り」現在小学6年生のわが家の長女『姉子』は、赤ちゃんの頃から繊細なところはあったものの、幼稚園の時は楽しく園生活を送っていました。そして、いざ小学校に入学!「さあ、きっとこのまま楽しく小学校に通うはずだし、私も幼稚園の送り迎えから解放されるぞー!」と思っていました。最初の頃は、保護者や先生に見守られて集団で登下校して楽しそうにしていた姉子。しかし、入学から1週間ほど経つと、朝泣き出すようになり、登校前に腹痛や頭痛を訴えるようになりました。Upload By スパ山けれども、一旦登校してしまえば、そのまま学校で過ごして帰ってくるので、朝の登校は私がつき添い、校門まで先生に迎えに来てもらうという形になりました。当時はほぼワンオペ育児だったので、下のきょうだいたちの送迎もあり、姉子を送ったらすぐに家に戻らなければならず、校門で泣いている姉子を先生に半ば強引にお願いして帰ることもありました。第一子だし、まだ1年生だから「最初はこんなもんだろう」と、私は楽観的に思っていました。それが2学期になり、3学期になり……、もう他の同級生は一人で登下校するのがへっちゃらになっているというのに、姉子の行き渋りはずっと変わりませんでした。親としては放っておくわけにもいかないので、なだめたりすかしたり、あの手この手で登校させようと必死でした。ある日突然始まった「チックの症状」Upload By スパ山ある日突然、姉子が目をキョロキョロ動かすようになりました。さらに、まるで何かに引っ張られるように首を振るようになりました。それを見た私は、学生の頃に児童発達関係の専攻をしていた経験から、「あ、チックだ」と思いました。チックは癖のようなもので、幼児期から青年期にかけて現れる子がわりと多い症状だそう。原因など解明されていないことも多くありますが、決して育て方が悪いとか、愛情不足などではないと言われています。姉子本人も、出したくて出しているわけでもないので、止めることもできません。指摘すると悪化することもあるらしいので、「やめなさい」「またやってるよ」など言わず、そっと『あたたかい無視』をすることでほとんどの場合、自然におさまっていくと習いました。でも、いくら知識があったとしても、わが子にチックが出たとなるとやはり不安だったので、念のため、かかりつけ医に診てもらおうと思い、姉子に気づかれないように気をつけつつ、チックの様子を動画に撮っておきました。そして予防接種のついでに動画を見てもらうと、「チックが出やすい年齢だし、そのうちおさまるので指摘せず見守っていい」と、お医者さんからもアドバイスをいただき、待つことにしました。学校の先生方にも姉子のチックの症状について伝え、配慮していただきました。低学年だったからなのか、クラスメイトから指摘されることもなく、症状は良くなったり悪くなったりを繰り返したものの、姉子のチック症状は1年ほどで完全に出なくなりました。小学生になって初めての個人懇談で「発達検査」を薦められるUpload By スパ山姉子にチックの症状が出始めた頃とほぼ同じ時期に、小学生になって初めての個人懇談会がありました。その時に初めて担任の先生から姉子の学校での様子を聞いた私。それは、「本当に姉子のことなのか?」と、耳を疑いたくなるようなことばかりでした。例えば、「名前を呼ばれた人からプリントを取りに行く」のような全体指示が伝わりにくく、呼ばれていないのに取りに行ってしまい、別に叱られていないのに、嗚咽が止まらないほど大泣きしたり、ほとんどのテストが白紙だったり、授業中に教室から飛び出して校舎の外で泣いていたなど……。行き渋りはあったものの、登校さえしてしまえば、一日学校で過ごして下校できていたので、何も問題なく学校生活を送っているものだと私は思っていました。そして担任の先生から「発達検査(WISC)を受けてみてはどうでしょうか」と言われ、そこで初めて姉子にも発達障害があるのかもしれないと思いました(2歳下の弟のハジュがすでに発達障害の診断を受けていた)。まさに寝耳に水。いや、寝耳に氷水くらいの衝撃でした。正直なところ「あ、この子もか」と目の前が真っ暗になりました。発達検査で凸凹が分かった!Upload By スパ山すぐに発達支援センターへ相談に行き、2年生になってすぐWISCを受けました。発達支援センターはすでに弟が通っている所で、姉子も何度か付き添って行ったことがあるので、心理士さんも弟の担当をしてくれている顔見知りの方にお願いしました。姉子が私と離れることを激しく嫌がったので、発達検査に同席させてもらいました。姉子は緊張がとても強く、一つの質問に3分~4分ほど黙って考えこんでしまうので、だいたい90分程度だと言われていた検査に2時間半もかかってしまい、終わったときにはぐったりしていました(それに根気よく付き合ってくれた心理士さんには感謝しかありません……)。結果はかなり凸凹があり、知的能力についてはボーダーかどうかギリギリのところ。しかし、検査中の緊張の強さから正確に判断できないとのことで、しばらく様子を見ることになりました。検査の結果や検査中の姉子を見て、今まで本人は相当しんどい思いをしてきたことが分かりました。私は姉子に申し訳ない気持ちでいっぱいで、今まで気づかなかった自分をすごく責めました。行き渋りやチックは姉子から出ていたSOSだったことにやっと気づくことができたのです。そして、発達検査を受けたことで姉子の特性や困り事を知ることができたので、「上手にサポートできれば学校生活も楽しめるかもしれない」と、淡い期待を抱いていた頃、コロナ禍が始まってしまったのです……。コロナの影響でさらに大変な事態になってしまったわが家。そのお話は別の機会に書きたいと思います。執筆/スパ山(監修:初川先生より)姉子ちゃんの小学校入学した後のエピソードをありがとうございます。幼稚園保育園から小学校という場に変わり、朝校門や児童玄関で泣いてしまうお子さんは結構いらっしゃいます。保護者が玄関などまで送っても泣いてしまい保護者と別れがたいお子さんに対して、保護者が笑顔で去りながら先生方にお子さんを託すという方法はよく取られる方法です。それで朝の会や1時間目頃までに気持ちが切り替わり教室へ入れる、活動に参加できるのであればよいかなと思います。それ以降まで涙が止まらない場合などは別のやり方も検討してみるのもよいでしょう。そうして学校というものに慣れていくことが新入生の時期には通過するプロセスではあります。チックに関しては、どういう時にチックが出やすいか観察してみるのは有効です。家でも学校でも出るのか、緊張したときだけなのか、逆にリラックスしたときにでるのかなどです。いずれにせよ、何らかストレスが過度にかかっているのではないかなと気を配りながら、チック自体はスパ山さんがされたように本人には指摘せず、見守るのみにしていく。そうした対応が一般的です。頑張りすぎているサインかもしれないと思って生活を見直してみたり、先生に学校での様子を聞いてみたりするのもよいでしょう。個人懇談会にて、学校での姉子ちゃんの苦戦する様子を知ったとのこと。だいぶ驚かれたことと思います。学校、集団生活、一斉での指示理解、決められた活動に取り組むという設定……そうしたものの何かにつまずきが見られた、あるいはとても苦手としているということでしょう。帰宅するとほっとして、学校でのいろいろを良くも悪くも周囲に感じさせないという面もあったのでしょう。気になることがある場合(行き渋りもそうですし、そもそも幼少期の様子から学校や集団生活の中での苦戦が想定される場合など)は、連絡帳や電話などで、お子さんの学校での様子を(懇談会を待たずして)聞いてみてもいいですし、先生のほうで気になることがあったら教えてほしいと頼んでおくのも一つです。発達検査によって分かること・分からないことありますが、まずはざっくりとした知的レベルや得意不得意に関して客観的に掴むには有効です。検査受検にあたっても、姉子ちゃんの抵抗はなかなかのものだったのですね。新奇場面(新しく、珍しい場面)への苦手さ、見通しのつかなさなどが強いとなかなか検査者と二人きりで検査室に入れないことがあります。それでも検査の公平性を保つためにも基本的には保護者とは分離して実施できるよう、最大限工夫するのですが、なかなか難しかったからか保護者が同席した形での実施になったということですね。こうした場合は少数で、基本的にはお子さん一人で受検するものになります。そうした緊張の強さ、そしてなかなかに熟考・長考したというところで、分かっているのに答えられなかった可能性などが浮上するため、全体として参考値扱いになったのではと想像します。ただ、指示を聞いて、期待される回答や言動を取るということや初めての環境で良く知らない人と、というところの掛け合わせでかなり困難が生じやすいことがよく分かり、ということは学校生活もなかなかにしんどい思いをしながら過ごしている可能性が想定されたということですね。家庭での生活が姉子ちゃんにとって安心安全で、そこまでの不適応を家庭の中では出さずにやってこられたからこそ、学校のような集団の場では苦手さが重なっていたけれど家庭からは見えにくかったのでしょう。気づいてあげられなかったという後悔の思いも語られていますが、ただ、「家庭では楽しそうに過ごしていたんだよね」というところは姉子ちゃんにとって過ごしやすい環境を提供できていたからこそでもあります。行き渋りやチックがSOSであったのはそうかもしれませんが、気づくのに遅すぎることはありません。気づいてからの対応が大事です。検査の結果や検査時の様子もふまえて、学校での支援や家庭でのサポートが姉子ちゃんに合ったもので充実してゆくといいなと思いました。前の記事はこちら(コラム内の障害名表記について)コラム内では、現在一般的に使用される障害名・疾患名で表記をしていますが、2013年に公開された米国精神医学会が作成する、精神疾患・精神障害の分類マニュアルDSM-5などをもとに、日本小児神経学会などでは「障害」という表記ではなく、「~症」と表現されるようになりました。現在は下記の表現になっています。神経発達症発達障害の名称で呼ばれていましたが、現在は神経発達症と呼ばれるようになりました。知的障害(知的発達症)、ASD(自閉スペクトラム症)、ADHD(注意欠如多動症)、コミュニケーション症群、LD・SLD(限局性学習症)、チック症群、DCD(発達性協調運動症)、常同運動症が含まれます。※発達障害者支援法において、発達障害の定義の中に知的発達症(知的能力障害)は含まれないため、神経発達症のほうが発達障害よりも広い概念になります。知的発達症知的障害の名称で呼ばれていましたが、現在は知的発達症と呼ばれるようになりました。論理的思考、問題解決、計画、抽象的思考、判断、などの知的能力の困難性、そのことによる生活面の適応困難によって特徴づけられます。程度に応じて軽度、中等度、重度に分類されます。ASD(自閉スペクトラム症)自閉症、高機能自閉症、広汎性発達障害、アスペルガー(Asperger)症候群などのいろいろな名称で呼ばれていたものがまとめて表現されるようになりました。ASDはAutism Spectrum Disorderの略。
2024年01月08日不安の強い次女、夜一人で寝られないわが家の次女は現在小学6年生。2年生の3学期に場面緘黙(選択性緘黙)の診断を受けています。幼少期から不安が強く、以前こちらのコラムでも、家や学校のトイレに一人で行けなかったというお話を書かせていただきました。Upload By まりまり今回は、次女の夜一人で寝られない問題についてです。次女が小さかった頃は、家族みんなで一緒に寝ていたのでほとんど気にならなかったのですが、子どもたちが自室で寝るようになってから気になることが出てきました。一人でベッドで泣いていたことも2歳上の長女が2段ベッドをほしがったことがきっかけで、次女は小学4年生から、長女と一緒に子ども部屋で寝るようになりました。最初の頃は、就寝時間になると次女が「一緒に寝て」と言ってくるので、「慣れるまで……」と思って一緒のベッドに寝ていました。……が、しばらくたっても全く一人で寝られるようになりません。たまに一人にしてみて(長女は同室にいる)、のぞきに行くと静かに泣いていたりすることもありました。Upload By まりまり理由を聞くと、「今日ねえねと喧嘩したのを思い出して泣いた」から「世界がコロナに負けてるのが嫌で泣いた」まで、大小いろいろなことが原因。一人でいると、どうしても不安な気持ちになってしまうようでした。「一緒に寝て」を断るのに罪悪感があったもともと人より不安の強い次女なので、私としては、慣れるまでは次女の不安な気持ちに付き合わなくては……と思って、毎日一緒に寝たり、そばにいたりしていました。しかし同時に、毎日のことなので、夜の時間が思うように使えないことをとても負担に思う気持ちも大きかったです。小さい頃ならまだしも、その頃はもう4年生。ただ、この程度のことで負担に思っているなんて……という罪悪感も出てきたり……。次女のかかっていた臨床心理士さんに相談したそういう感じで悩んでいたので、小さなことかとは思いつつ、素直に臨床心理士さんに相談してみました。Upload By まりまりすると、心理士さんは「負担に思うのは当たり前ですよ」と言ってくださいました。「お母さんができる範囲でやればいいんです」と。Upload By まりまりこの時、自分の中で、「不安な次女に付き合わなくてはいけない」というような気持ちがあったので、その言葉を新鮮に感じました。心理士さんからは、「たとえば何時までと時間を決めるとか、お母さんの気持ちや都合を伝えても良いと思います。次女さんは、そういうことを分かる年齢になっていると思いますよ」と言われて、ハッとしました。Upload By まりまり次女は成長しているもっと小さい頃であれば、どうしても親が付き合わなくてはいけない場面も多いと思いますが、次女はこの時もう4年生。不安の強い次女に、なんとなく「寄り添わなくてはいけない」と付き合ってきたけど、成長した次女に合わせて関わり方を変えていかなくちゃいけなかったんだと気づかされました。私自身の都合や気持ちを伝えて相談したりできる年齢だよな~と。それからは、次女と相談して、できる時は付き合うし、用事があったり心の余裕がない時は少しだけ一緒にいたりというように意識的に関わり方を変えていきました。そうしていくうちに、次女も徐々に一人でも寝られるようになりました。ぬいぐるみに埋もれつつ、自分なりの対処方法を見つけたようです。臨床心理士さんの言葉が、私にとっては次女との関わりを見直すとても良いきっかけになったのでした。執筆/まりまり(監修:新美先生より)不安の強いお子さんで、お母さんを頼りにしている場合、思春期の親離れ・子離れが大きな課題になります。ご本人の状況を考えると、親がついていないと不安で動けなくなる状況を年齢で区切って放置するのはかわいそうという親心が働きがちです。親御さんが、全力で子どもを守ってきた歴史を踏まえて、「私がいなければ」という気持ちになりやすい傾向があるかもしれません。とはいえ不安が強いお子さんであっても、ご本人の不安を考慮しながらも、段階的に、距離をとっていくことは大切です。特に自閉タイプで変化に疎いお子さんの場合、子ども側から思春期反抗期の変化に気づきにくいこともあるので、親御さんのほうの意識を変えていくことが第一歩になるかもしれません。例えば「親と離れて寝る」ということを試みる場合、まずは本人にモチベーションが持てるような予告、働きかけをしましょう。親御さんの事情を話して折り合っていくことも大事ですね。自分の部屋を持てることを楽しみにできるような計画を立てるのもいいかもしれません。部屋を大好きなグッズで飾るなどはおすすめです。エピソードでも触れられていたように、お母さんの代わりになるかわいいぬいぐるみや抱き枕を用意するのもいいかもしれません。またぬくもりが欲しいなら湯たんぽなどもおすすめです。寝つくまでに安心できるような、いい匂いのするピローや音楽が聴ける装置などを用意するのもいいかもしれません。本人の安心を助けるグッズも使いながら、納得して一人で寝られて、自信が持てる経験ができるといいですね。前の記事はこちら(コラム内の障害名表記について)コラム内では、現在一般的に使用される障害名・疾患名で表記をしていますが、2013年に公開された米国精神医学会が作成する、精神疾患・精神障害の分類マニュアルDSM-5などをもとに、日本小児神経学会などでは「障害」という表記ではなく、「~症」と表現されるようになりました。現在は下記の表現になっています。神経発達症発達障害の名称で呼ばれていましたが、現在は神経発達症と呼ばれるようになりました。知的発達症(知的障害)、自閉スペクトラム症、注意欠如・多動症、コミュニケーション症群、限局性学習症、チック症群、発達性協調運動症、常同運動症が含まれます。※発達障害者支援法において、発達障害の定義の中に知的発達症(知的能力障害)は含まれないため、神経発達症のほうが発達障害よりも広い概念になります。
2023年12月27日のびのびと……預け合い育児サークルのクリスマス会Upload By カタバミ言葉がなかなか出ないまちゃを心配して、私はまちゃが2歳3ヶ月の時に地域のお母さん方が運営する預け合いのサークルに入りました。保育はお母さん方による当番制、屋外でのどろんこ遊びや絵本や手遊びを推奨するサークルで、勉強熱心なお母さんが多かったです。手が掛かるまちゃにも手厚く接してくださり、まちゃも私もこのサークルをとても気に入っていました。しかし、2歳年上の娘が通う幼稚園にまちゃも来年の4月に年少から入園するには、「今年の10月からプレ幼稚園に入って下さい」と娘の幼稚園の園長先生に言われ、9月に泣く泣くこちらを辞めることに……。でも、12月のクリスマス会には呼んでいただけました。クリスマス会の会場は町会の寄り合い場所になっている、古いけど広い畳の間で、まちゃも他の子どもたちも走り放題。母たちはたまに注意しつつも笑顔で対応。まちゃは出し物や手遊びや絵本は、途中から私の膝の上になりましたが他の子と一緒に見ることはできていました。ただ……、まちゃは会場の電気を勝手にパチパチ消したり、クリスマス会後の昼食会ではおにぎりを食べ歩きして、注意した他の子のお母さんをかもうとしたりと、私は大ショックでした。このサークルを退会してプレ幼稚園に入れた成果を見せたい気持ちもありましたが、全くうまくいきませんでした。試練! プレ幼稚園のクリスマス会Upload By カタバミ娘の通う幼稚園には、年少で入園する1年前の4月から週に1、2回幼稚園に通って園に慣らす『プレ幼稚園』というものがあり、幼稚園にすすめられて10月からまちゃも通うことになりました。プレ幼稚園クリスマス会は、幼稚園のホール室が会場になっていました。4月からプレ幼稚園に通い、すでに打ち解けているお母さん方はグループができていて固まって座っており、10月から入ったばかりの私はどこに座って良いのか分かりません。私はまちゃのことが心配で、子どもたちの姿がよく見える前のほうの空いていた席に座ったら「そこは僕のママの席だ!」と知らない子に大きな声で言われ、後ろ席の知らないお母さん方からドッと笑い声が起きました。まちゃは友達に興味がなく、私もプレ幼稚園の中にママ友はいません。居心地はとても悪いですが、「まちゃのために」と、それでも前のほうの席を探して座り直しました。まちゃは手遊びなどは良く見ていましたが、サンタクロースが来てお話しを始めると姿勢がどんどん楽な姿勢になり、しまいには寝転がってしまいました。結局ステージの端で先生の膝の上にいましたが、途中から飽きて片づけてある跳び箱に登り始め、降ろしたら泣いたので私が抱っこしたら首元をかまれ、とても悲しい気持ちになりました。お遊戯が始まるとまちゃお気に入りの先生が迎えに来てくれて笑顔で戻って行きましたが、私はヘトヘトになりました。油断大敵!児童発達支援事業所のクリスマス会Upload By カタバミまちゃは幼稚園に入る前年の8月から週に1回ほど、預かりがメインの近所にある児童発達支援事業所に通っていました。発達に不安があるお子さんの場所なので、私はこちらのクリスマス会にはなんの不安もありませんでした。まず連れて行くと、いつも通り入り口で嫌がって寝そべるまちゃをまたいで「おはようございます」と挨拶しながら、次々と他のお子さんが登園してきます。お母さん方はお子さんを気にせず先生と楽しそうに話をしていて、始まりの挨拶が終わると仲のいいママ友同士で集まって座り、あちこちの幼稚園について情報交換をしています。わが家のように、幼稚園に入れるか心配している様子はどこにもありません。クリスマス会が始まっても、私はどこかに行こうとするまちゃを常に抑えながら出し物を観ました。手遊びを交えた歌の途中で、名前を呼ばれた子は前に出て何かをもらえるという出し物があり、4、5人の子どもが選ばれて呼ばれました。まちゃの名前は最後まで呼ばれずに終わり、まちゃは何ももらえないと分かった瞬間「ギャー!」と叫んで倒れて泣いて暴れました。そこからは機嫌が悪く座っていられません。サンタクロースが登場してお話してもまちゃは理解できませんし、助けを求めることもできませんでした。「早く終わってほしい」と、私はずっと願っていました。夫に言われたことと、5年後の今振り返って思うことUpload By カタバミクリスマス会に出席するたびに、いちいち夫に話を聞いてもらっていましたが「まちゃを良く見せようとするから疲れる。受け入れて慣れるしかない」と言われました。でも私は「それは多分正しいけれど、いつもまちゃに寄り添っているわけでもないのに、そんなに簡単に言わないでほしい」と思っていました。今、まちゃの障害は確定していてそれはそれで悲しいのですが、保護者同伴のイベントがやたらに多かった時期が終わってくれてホッとしています。幼少期にいろいろな行事に出席して慣れることは大切だと思いますが、親が疲れてトゲトゲしていたら子どもにもきつく接してしまいそうです。それに、年末はただでさえやることが多いので、これからのクリスマスはできるだけゆっくり過ごしたいと思っています。執筆/カタバミ(監修:鈴木先生より)なかには着ぐるみが苦手なお子さんもいるので、サンタさんを見てびっくりすることもあるかと思います。支援が必要なお子さんは、大勢よりも比較的こじんまりした環境の中でのイベントから慣れさせていくことをおすすめしていますので、クリスマス会にも個別の特別支援が必要なのかもしれません。そう考えると、今回の3つのクリスマス会も、周りの親たちの理解のある預け合い育児サークルでは、まちゃさんもお母さんも比較的のびのびと過ごせたとのこと。この育児サークルが、まちゃさんに合っていたのでしょうね。さまざまな場所があるとは思いますが、その子に合った環境下で育ててあげるのが一番だと私は思います。前の記事はこちら(コラム内の障害名表記について)コラム内では、現在一般的に使用される障害名・疾患名で表記をしていますが、2013年に公開された米国精神医学会が作成する、精神疾患・精神障害の分類マニュアルDSM-5などをもとに、日本小児神経学会などでは「障害」という表記ではなく、「~症」と表現されるようになりました。現在は下記の表現になっています。神経発達症発達障害の名称で呼ばれていましたが、現在は神経発達症と呼ばれるようになりました。知的発達症(知的障害)、自閉スペクトラム症、注意欠如・多動症、コミュニケーション症群、限局性学習症、チック症群、発達性協調運動症、常同運動症が含まれます。※発達障害者支援法において、発達障害の定義の中に知的発達症(知的能力障害)は含まれないため、神経発達症のほうが発達障害よりも広い概念になります。知的発達症知的障害の名称で呼ばれていましたが、現在は知的発達症と呼ばれるようになりました。論理的思考、問題解決、計画、抽象的思考、判断、などの知的能力の困難性、そのことによる生活面の適応困難によって特徴づけられます。程度に応じて軽度、中等度、重度に分類されます。ASD(自閉スペクトラム症)自閉症、高機能自閉症、広汎性発達障害、アスペルガー(Asperger)症候群などのいろいろな名称で呼ばれていたものがまとめて表現されるようになりました。ASDはAutism Spectrum Disorderの略。
2023年12月17日息子が小学1年生になり、下校時間になると学校の近くへ迎えに行っていました。そのときの息子の行動にびっくりしてしまい……。 下校時に迎えに行ったところ…小学1年生になった息子。下校時はひとりで帰ってくるので、最初は私が学校の近くまで迎えに行っていました。 ある日のこと。信号の向こうで、お便りのような紙を手に持っている息子が見えました。赤信号を待っているとき、紙を落とした息子。その瞬間、風で飛ばされるお便りを追いかけ、車道に向かって走り出したのです。 そこは交通量の多い道路で、車もビュンビュン走る場所。ハッとしましたが、赤信号で私が向こうに行くことができず、大声を出したとしても声が届かない距離。心臓が飛び出そうになりましたが、車道に出るギリギリのところで、息子はその紙を拾いました。 ただ運がよかったとしか思えず。息子には物より命が大事だから、絶対に追いかけて取りに行かないようにと話しました。 ◇ ◇ ◇ 小さな子どもはまだ視野が狭いことも多く、それが事故につながってしまうことも。命に関わる危険なことはしっかり話しておきたいですね。 作画/森田家著者:尾中ぽこ
2023年12月05日2年生の次女と、4年生の長女に、次女の場面緘黙について伝えた現在小学6年生の次女は、2年生の3学期に場面緘黙(選択性緘黙)の診断を受けています。次女が場面緘黙と分かってから、次女と長女に場面緘黙について話をする機会を持ちました。Upload By まりまりまだ小学生なので、2人にはイラストが多めの本を使って説明しました。次女は「ほかにもこういう人っているんだね?」と、場面緘黙があるのは自分だけじゃないこと、また、本の説明から、話せない理由については少し理解してくれたかなという感じでした。長女のほうは「ふーん……」という感じで反応は薄かったですが、その後一人で興味深く本を読んでいる姿が見られました。その時、長女は4年生で、2年生の次女よりは状況を理解してくれているかな?とは思っていました。「わたしってなんでしゃべれないんだろう」と次女が落ち込んだ時…そんなある日、次女が2年生の学年遠足に行った時のことです。遠足から帰ってきた次女と話をしていると……Upload By まりまり「わたしってなんで話せないんだろう……」「わたしってダメだね」と言ってきたのです。日頃も学校では話せてはいないのですが、楽しいはずの遠足で、同じ班のお友達とコミュニケーションが取れなかったことや、そのせいで班のお友達に置いていかれてしまったことなどもあったようで、少し落ち込んでいる様子でした。もともと繊細な次女なので、あまり自分を責めることがないように、親としてはなるべくポジティブな声掛けを意識してきたものの、こうして次女が落ち込むことはもちろんありました。その時の長女の反応Upload By まりまりその時、一緒にいた長女が「次女ちゃんぜんぜんダメじゃないよ」と声をかけてくれました。以前、2人に場面緘黙について説明する時に使った本を良く読み込んでいたようで、不安が強いことや話せないことは、次女がダメなせいではないと説明してくれました。長女が思っていたより理解してくれていたので、うれしく思ったのを覚えています。次女の世話をする……?ただ、長女は理解が良くて、ついつい頼りたくなってしまうものの、それには注意深くしないといけないと思った出来事もありました。Upload By まりまり何事も取り組むまでに不安が強く、時間がかかる次女。以前、夫が「長女ちゃんが次女ちゃんのお世話をしてあげなくちゃ」と言っていたことがあります。自主的に手伝ってくれる分には良いものの、こうして強制されることに長女は「なんで私が」と反発していました。長女の気持ち当時、長女もまだ4年生。長女から、次女のために行動してくれることもあり、頼もしさを感じることもありました。ただ、次女のほうが手がかかる分、きっと我慢している部分も多い。自分のことを考えるだけで精一杯な子どもに、さらに姉妹のケアを無理にさせてはいけないと思いました。なので、長女には、無理に次女の助けにならなくて良いことや、自分のことを優先するように伝えています。Upload By まりまり今は中学2年生になった長女。きっと私が想像していることと、長女自身が感じていることが違っているところはたくさんあると思うので、今後もなるべく注意深く長女の話に耳を傾けていきたいと思います。執筆/まりまり(監修:森先生より)長女さんの次女さんへの接し方も、まりまりさんの姉妹2人共の気持ちをしっかりケアしているところも、とっても素晴らしいですね。「場面緘黙」のある方は、「家族とは問題なくコミュニケーションが取れるけれど、学校などの家の外ではうまく話せない」ということが多いですね。学校などで本人が困ってしまったときに、きょうだいがいる場合にはフォローする場面も多いでしょう。実際それでうまく切り抜けることができたり、本人が誤解を受けずに済むこともあるかもしれません。しかし、いくらきょうだいといっても、保護者ではないのですからフォロー役を常に期待されてしまうのは負担が大きいでしょう。また、本人にとっても、常にフォローされてしまうと家族以外の人との交流の機会が持てず、自信が持てないままになってしまう可能性もあります。あくまでも、「本人に安心感を与える」という意味で、家族の理解が大切なのですね。家族とのコミュニケーションで自信をつけて、少しずつ「安心できる範囲」を広げていけるといいのではないでしょうか。前の記事はこちら(コラム内の障害名表記について)コラム内では、現在一般的に使用される障害名・疾患名で表記をしていますが、2013年に公開された米国精神医学会が作成する、精神疾患・精神障害の分類マニュアルDSM-5などをもとに、日本小児神経学会などでは「障害」という表記ではなく、「~症」と表現されるようになりました。現在は下記の表現になっています。神経発達症発達障害の名称で呼ばれていましたが、現在は神経発達症と呼ばれるようになりました。知的発達症(知的障害)、自閉スペクトラム症、注意欠如・多動症、コミュニケーション症群、限局性学習症、チック症群、発達性協調運動症、常同運動症が含まれます。※発達障害者支援法において、発達障害の定義の中に知的発達症(知的能力障害)は含まれないため、神経発達症のほうが発達障害よりも広い概念になります。
2023年11月30日今日も4歳の娘を連れて、近所の公園へ。小学生もよく遊んでいるこの公園では、小学生が娘と一緒に遊んでくれることもよくあります。小学2年生のAちゃんとBちゃんもその1人です。この日公園に着くと、AちゃんとBちゃんがいました。しかし、何か様子がおかしい。2人で私たちを見ながらヒソヒソ話をしているのです……。 娘への無視は突然始まった娘はAちゃんとBちゃんを見つけると、勢いよく2人に向かって走り出しました。「なにしてるのー?」と、ブランコに乗っていた2人に声をかける娘。しかし、2人からは何の答えもありません。少し離れたところから様子を見ていた私。2人は答えないどころか、娘の顔を見ないようにしているようです。 娘は「Aちゃん、なにしてるの?」ともう一度聞いています。お互いに顔を見合わせると、逃げるように2人は走り出しました。私は意図的に無視をしているな、と察しました。 娘が何かした?その後も娘は公園内にいた2人に近づいては声をかけますが、すべて無視されています。私は目の前で起こっている状況に、とても悲しくなりました。幸いだったのは、娘は無視されていることを気にしていない様子で、他のお友だちと楽しく遊んでいたこと。 しばらくして、Bちゃんが私の近くに来たので話しかけてみました。 私「どうして無視をしてるのかな?(娘が)何か悪いことしたかな?」Bちゃん「別に、なにもないよ」私「話しかけても答えてくれなかったのは何でかな?」Bちゃん「……。Aちゃんが『無視しよう』って言った」 2人はゲーム感覚で無視しているのだろうと思い、その悲しい現実に私は心が痛みました。 あの日以来、数日間無視は続きましたが、AちゃんもBちゃんも再び娘と遊んでくれるようになり一安心。ですが、今回少なからずショックを受けたのと、これからまたこのような出来事があったときに、小学生に対してどのような声のかけ方が適切なのだろうと悩んだのも事実。今は小学生の子どもを持つママ友や、子育て支援センターなどで相談して助言をもらうのが良いかなと考えています。 ベビーカレンダーでは、赤ちゃん時代を卒業して自己主張を始めた2~6歳までの子どもの力を伸ばし、親子の生活がもっと楽しくなる【キッズライフ記事】を強化配信中。今よりもっと笑顔が増えてハッピーな毎日になりますように! イラスト/ぽん子著者:下園ひかり
2023年11月21日皆さんは、いないはずの人物を見てしまったことはありますか?今回は「夜中に幼馴染が泣き出した話」を紹介します。イラスト:倖泣き出した幼馴染主人公が小学2年生のころ、家に幼馴染が泊まりにきたときのことです。夜になり、2人は2段ベットの上の段で並んで眠っていました。すると突然、幼馴染が震えながら泣き出したのです。そして「うしろ…うしろに…」と言って、しきりに主人公の後ろを気にしていました。主人公は予想外の言葉に「えっ?」と驚いて…。振り返ると…出典:愛カツ主人公は背中側の壁の方を振り返り、目を見開きました。なんとそこには、長い髪の女性がいたのです。主人公は恐怖に震え、幼馴染と手をつないでなんとか眠ったものの…。翌朝目覚めると、そこには女性がいた痕跡はなかったのです。しかし女性の姿は主人公だけでなく幼馴染も見ており、夢でないことは確かだったのでした。なぜ女性が…?主人公と幼馴染が目にした恐ろしい女性の姿。女性の正体や現れた目的がわからず、恐怖する主人公のエピソードでした。※こちらは実際に募集したエピソードをもとに記事化しています。(愛カツ編集部)
2023年11月17日初めて生理が来たときのことを覚えていますか?初めての生理はとても戸惑ってしまいますよね。そこで今回は、MOREDOORに寄せられた「初めて生理が来たときのエピソード」を、話の展開を予想していただくクイズ形式でご紹介します。Bさんは、初めての生理で……私に初めての生理がきたのは、小学校5年生のときでした。授業などでは生理について聞いていましたが、自分にいつ来るとはわからないため、あまりよく理解できていませんでした。しかしある日、家に帰ってトイレをしようとするとパンツが赤くなっていました。焦った私は叫んでしまっていました。(24歳/フリーライター)ここでクイズです!初めての生理に焦り、家族がいる家の中で叫んだそう……。その言葉とは、一体どんなものだったのでしょうか?ヒントは、直球な言葉で。そのひと言とは!?私は慌てて大声で「血が出てるー!!」と叫びました。考える間もなく、瞬発的に言葉が出たため、あまりに直球な叫びでした。その後は家にいた父親が駆け付け、生理について教えてくれました。とても急なことで、びっくりしたのを覚えています。正解は「血が出てるー!!」初めての生理で経血が出ているのを見ると、焦ってしまいますよね。このように初めての生理で、戸惑ったり勘違いしたりしてしまう子も多いはずです。学校の授業だけではあまりよく理解できていない場合もあるため、初めての生理が近づいているお子様には、お家でも少しずつ教えてあげられるとよいかもしれませんね。あなたも似たような経験はありませんか?※この記事は実際に募集したエピソードを記事化しています。※毎月の生理が「いつもと違う」「量が多い」と感じたり、「健診や他の病院で貧血がある」と言われたら、なるべく早めに婦人科に行くことをおすすめします。かかりつけの婦人科医をもつのもよいので、検討してみてください。(MOREDOOR編集部)
2023年11月14日2年生の時に初めて知能検査を受けることに次女は小学1年生の入学後から学校で場面緘黙の症状が目立つようになり、2年生の時に児童精神科クリニックを受診、初めての知能検査(田中ビネー知能検査)を受けることになりました。次女は、家族以外とは話せないし、緊張が高くなると動けなくなってしまう(緘動)ので、少しでも不安が解消できるように、検査について本人に説明をしてから挑みました。初めての知能検査の様子は…?そうして準備をして挑んだ検査。担当の臨床心理士さんと2人で部屋に入り、検査を開始……したものの、次女は全く答えることができませんでした。言葉での質問はもちろん、道具を使ったものなども、固まってしまい手を出すことができずに、検査結果は得られませんでした。Upload By まりまり担当の臨床心理士さんからは、もっと関係性ができてからであれば、取り組めるようになるかも……とのことで、この時はこれ以上取り組ませるのはやめにしました。それから4年後の6年生になって…その後、検査を受ける機会はないまま、次女は6年生になりました。私自身は、客観的な指標がほしいという思いもあって、ずっと「検査は受けられるものならぜひ受けてもらいたい」という気持ちでいました。そんな折、中学校の就学時相談の際に発達検査(WISC-Ⅴ)の結果提出が必要だと分かり、6年生になった今、再度検査を受けてみることになりました。Upload By まりまりあれから4年も経過しているので、「もしかしたらいけるのでは……」と淡い期待を寄せつつ……。本人に発達検査のことを話してみる「昔、心理の先生とやったような検査を、もう1回やってみたいんだけど」と発達検査について本人に話してみると、最初はもちろん拒否。しかし、「(次女の)得意不得意が分かったりして、今後の勉強とかに生かしていけるものだよ」と説明すると、興味を示してくれました。ずっと、カウンセリングやことばの教室に通ってきたこともあって、今までより、家族以外の他者と1対1で何かをすることに対してのハードルが下がってきた成果かもしれません。思っていたよりあっさりと受け入れてくれました。Upload By まりまり一人で検査室に入る次女担当の公認心理師さんは、以前にも場面緘黙の子どもの検査を何度かされているとのことで、安心してお任せすることができました。言語面での検査は無理に実施しないとのことで配慮をしていただき、それを次女に説明して、いざ検査室へ。Upload By まりまり場合によっては時間がかかるかもしれないと言われていましたが、時間内にスムーズに終えることができました。発達検査後、公認心理師さんからのお話検査終了後に、担当の公認心理師さんから少しお話がありました。検査をしてくれたのは初対面の公認心理師さんだったのですが、次女は、最初は緊張気味だったものの、緘動が出ることもなく、かなりスムーズに検査に取り組むことができたとのことでした。ただ、言語面での検査はハードルが高かったようで、実施できませんでした。それでも、全く何もできなかった前回の検査から4年経過して、ここまでできるようになったことに、次女の成長を感じてうれしくなったのでした。Upload By まりまり発達検査をしてみて場面緘黙の次女は家族以外と話せないので、次女自身の本来の能力を見ることができるのがほとんど保護者(私か夫)に限られてしまい、常に「本当に大丈夫か」「本当にこの判断でいいのか」という葛藤と共に過ごしてきました。今回の検査で、次女の成長を感じたと同時に、客観的な視点(検査結果)が得られたことにとても安心しました。今までなんとなくブラックボックスだった次女自身の能力に少し光があたり、次女への関わり方の道筋が、今までより見えやすくなったように感じたのでした。執筆/まりまり(監修:新美先生より)場面緘黙の娘さんの発達検査についてのエピソードを教えて下さりありがとうございます。場面緘黙がある場合でも、言葉を使わずに知的水準を測るフォーマルな検査もいくつかあり、またWISCなどでも言葉を使わない検査のみ実施するという場合もあります。また音声言語で話せなくても、筆談ができるならそれで言語性の水準も(参考値になりますが)算出できることもあります。といっても緘黙の方は、緘動(動けなくなってしまう)になってしまうこともあり、検査自体実施できないということもあります。無理して検査を実施しようとして、検査自体を嫌な記憶にしてしまうと、その後も抵抗感が強まってしまうこともあります。実施できない場合は無理せず、時を待つのがよいでしょう。成長して検査の目的を理解して実施のモチベーションを持てるようになったり、話せずとも他者との関わりに抵抗感が減ってきたりすることで、まりまりさんの次女さんのように、再挑戦で検査を受けることができるようになることはよくあります。フォーマルなアセスメントを受けることは必須ではないけれど、客観的な指標が見えたことで、ご本人の特徴や支援の方向性の参考になることもありますよね。(コラム内の障害名表記について)コラム内では、現在一般的に使用される障害名・疾患名で表記をしていますが、2013年に公開された米国精神医学会が作成する、精神疾患・精神障害の分類マニュアルDSM-5などをもとに、日本小児神経学会などでは「障害」という表記ではなく、「~症」と表現されるようになりました。現在は下記の表現になっています。神経発達症発達障害の名称で呼ばれていましたが、現在は神経発達症と呼ばれるようになりました。知的発達症(知的障害)、自閉スペクトラム症、注意欠如・多動症、コミュニケーション症群、限局性学習症、チック症群、発達性協調運動症、常同運動症が含まれます。※発達障害者支援法において、発達障害の定義の中に知的発達症(知的能力障害)は含まれないため、神経発達症のほうが発達障害よりも広い概念になります。
2023年10月31日まゆみさんは小学5年生の長女・ほのかと小学2年生の次女・まいを育てるママ。子どもが幼稚園のころからの仲であるあおいちゃん、りんちゃんは小学校で同じクラスです。しかしそのクラスでは、あおいちゃんを中心に学級崩壊や不登校、傷害、イジメと、次々に問題が勃発します。及び腰の担任のもと、クラスが最悪の状態へと陥っていたとき、ついに教務主任をしていたオニザワ先生へと担任が変わり、クラスの雰囲気は上向きになっていきます。そんなある日、あおいちゃんにイジメられて不登校になっていたゆうかちゃんが、勇気を出して登校することとなりました。教室の扉の前でやはり怖くなり、逃げ出したくなるゆうかちゃんでしたが、教室に入ると待っていたのはゆうかちゃんを迎えるクラスメイトの声と拍手の嵐。ゆうかちゃんは思わず涙がこぼれてしまいました。感動するゆうかちゃんとは対照的に、クラスの雰囲気をしらけた態度で聞き流すあおいちゃん。そんなクラスに先生は……?もう大丈夫、気にしなくてもいいんだよ! クラスに馴染んでいくゆうかちゃんに、あおいちゃんは悪態をついて攻撃しますが、ほのかや他のクラスメイトから支えられたゆうかちゃんはその後も元気に登校するようになりました。一方あおいちゃんはというと、次第にクラスから孤立、さらに中学校に進学すると、他の小学校から進学してきた気の強い子に打ち負かされ、不登校となってしまったのでした。 まゆみさんはいまだに、一連のいざこざへの親としての対応に悩むことがあるよう。しかしあの経験が学びにもなったと自覚し、正解があることでもないと心に置いて子どもたちの成長を見守っています。 あおいちゃんが最終的に不登校になってしまったことは残念なことではありますが、なによりもほのかやゆうかちゃんがこれ以上苦しまずに生活できるようになったことは、良かったといえるでしょう。現在は通信教育やフリースクールなど、学校に無理に通わなくても学びの場はあるため、子どもたちが必ずしも登校しなければならないという社会ではありません。しかしながら、子どもたちが心を病むことなく学校に通い続けられる環境が一番です。今回のお話から、私たちも子どもたちが倫理観を持って生活できる環境づくりをできていけたら良いですね。著者:マンガ家・イラストレーター 原黒ゆうこ
2023年10月31日まゆみさんは小学5年生の長女・ほのかと小学2年生の次女・まいを育てるママ。子どもが幼稚園のころからの仲であるあおいちゃん、りんちゃんは小学校で同じクラスです。しかしそのクラスでは、あおいちゃんを中心に学級崩壊や不登校、傷害、イジメと、次々に問題が勃発します。及び腰の担任のもと、クラスが最悪の状態へと陥っていたとき、ついに教務主任をしていたオニザワ先生へと担任が変わり、クラスの雰囲気は上向きになっていきます。仲がこじれていたママ友・あきこちゃんに市役所で偶然遭遇したまゆみさん。あきこちゃんから聞くモンスターママ・よしえさんの話は自分の行動に対する言い訳のようでした。まゆみさんはあきこちゃんとの友情が薄れていくのを感じてしまいます。あきこちゃんは同調を求めるように、さらによしえさんの話を続けます。以前、教室でほのかがケンカに巻き込まれケガをした際、保護者会でよしえさんが強く学校側を責めてくれたことに対し、心強かったのにとまゆみさんが漏らすと、すかさずあきこちゃんから訂正が入りました。なにか理由が他にあったようで……?よしえさんらしいよね…。 実はよしえさんはあのとき、当時の担任への腹いせに学校側を強く責め立てていたのだと聞いたまゆみさん。「怖い人だね、よしえさんって。」「ねっ……。」となおも同調を求めるあきこちゃんに対し、よしえさんとあきこちゃんの関係もこじれていることを確信しましたが、もはやまゆみさんの中にはあきこちゃんに対する思いは無くなっており、友情の終わりを感じたのでした。そんなことがあってからある日のことです。ついにあおいちゃんにイジメられて不登校になっていたゆうかちゃんが、学校に行くことを決心したとゆうかちゃんのママから連絡が入ります。運命の登校日、やはり恐怖で足がすくんでしまうゆうかちゃんでしたが、教室に入るとゆうかちゃんを待っていたのは、みんなからの温かい声と拍手でした。 未だ問題は解決しきれていないクラスですが、ゆうかちゃんが不登校から脱出できて本当に良かったですね。このことに対して思うことのありそうなあおいちゃんの姿もありましたが、クラスの大半はゆうかちゃんの味方といっても過言ではないでしょう。これを皮切りに、クラスの問題が着実に解決していけば良いですね。>>次の話著者:マンガ家・イラストレーター 原黒ゆうこ
2023年10月30日まゆみさんは小学5年生の長女・ほのかと小学2年生の次女・まいを育てるママ。子どもが幼稚園のころからの仲であるあおいちゃん、りんちゃんは小学校で同じクラスです。しかしそのクラスでは、あおいちゃんを中心に学級崩壊や不登校、傷害、嫌がらせと、次々に問題が勃発します。及び腰の担任のもと、クラスが最悪の状態へと陥っていたとき、ついに教務主任をしていたオニザワ先生へと担任が変わり、クラスの雰囲気は上向きになっていきます。市役所で偶然にもりんちゃんのママ・あきこちゃんに遭遇したまゆみさん。あきこちゃんからランドセルを傷つけた事件について言い訳ともとれる話を聞き、モヤモヤとした思いが浮かび上がるまゆみさん。思わずあきこちゃんに指摘しそうになりますが……。あきこちゃんへ指摘することで、また嫌な態度を取られたらと思うと怖くなるまゆみさん。あきこちゃんの態度に違和感はありましたが、、まゆみさんがごまかすように話を変えると……?頑張れあきこちゃん!諦めないで! あきこちゃんから聞くモンスターママ・よしえさんの話には、当時のあきこちゃんのよしえさんに対する恐怖もにじみ出ていました。よしえさんと周りの目が怖くて、正しい行為が何かを理解しているのに動けずにいるあきこちゃん。まゆみさんは、そんなあきこちゃんにエールを込めて言葉をかけますが、やはりあきこちゃんは決断することができません。次第にまゆみさんは、あきこちゃんに対する「気の合う友だち」という認識を改めようという気持ちにさえなってきたのでした。 よしえさんの恐怖を知っているまゆみさんからすれば、あきこちゃんの話も、そのときのあきこちゃんの恐怖も、自分のことのように感じてしまったことでしょう。だからこそまだ引き返せると助言をしたのですが、あきこちゃんには届かなかったようです。一度抱えてしまったトラウマは、なかなか消えないものです。しかしながら、まゆみさんとあきこちゃんが、どうにかよしえさんの恐怖から解放されれば良いですね。>>次の話著者:マンガ家・イラストレーター 原黒ゆうこ
2023年10月29日まゆみさんは小学5年生の長女・ほのかと小学2年生の次女・まいを育てるママ。子どもが幼稚園のころからの仲であるあおいちゃん、りんちゃんは小学校で同じクラスです。しかしそのクラスでは、あおいちゃんを中心に学級崩壊や不登校、傷害、嫌がらせと、次々に問題が勃発します。及び腰の担任のもと、クラスが最悪の状態へと陥っていたとき、ついに教務主任をしていたオニザワ先生へと担任が変わり、クラスの雰囲気は上向きになっていきます。あおいちゃんとりんちゃんが同級生のランドセルを傷つけた事件に関して、同じクラスの子どもたちの証言により犯人が誰か、その保護者は被害者家族へ謝ってもいないことが懇談会で判明。その後の係の集まりで、まゆみさんは同じ係になっているよしえさんと会いますが、恐怖心から気分が悪くなり途中退席します。平和が戻ったクラスでもあおちゃんは反省することなく、モテ香ちゃんへ陰で暴言を吐き、りんちゃんはあおいちゃんから逃げているようだとほのかから聞いたまゆみさんでした。数日後、まゆみさんは市役所で、事件から仲がこじれていたりんちゃんのママ・あきこちゃんと遭遇します。しかし、あきこちゃんの態度は……?それって自分に対する言い訳じゃない? あきこちゃんは、まゆみさんの顔を見ると謝り始めました。娘のしたことを信じたくなくて、モンスターママ・よしえさんに言われるがままに被害者家族に謝罪しなかったこと、その後の気まずさから弁償することにしたことなどを語るあきこちゃん。まゆみさんはあきこちゃんの話を聞けば聞くほど、あきこちゃんの態度と懇談会で涙ながらに謝っていたワキコちゃんのママの態度を比べてしまいます。 謝る相手が違うのではと、あきこちゃんに対してももやもやとした気持ちが沸いてしまうまゆみさんでした。 たしかに、あきこちゃんの話は言い訳ばかりで、親としての反省や誠意ある行動は見受けられませんね。ママ友としてきちんと指摘してあげるべきか、また嫌な態度をされたくないから言わないべきか、まゆみさんも迷っていることでしょう。皆さんなら、こんな状況であきこちゃんに指摘してあげますか?>>次の話著者:マンガ家・イラストレーター 原黒ゆうこ
2023年10月28日まゆみさんは小学5年生の長女・ほのかと小学2年生の次女・まいを育てるママ。子どもが幼稚園のころからの仲であるあおいちゃん、りんちゃんは小学校で同じクラスです。しかしそのクラスでは、あおいちゃんを中心に学級崩壊や不登校、傷害、嫌がらせと、次々に問題が勃発します。及び腰の担任のもと、クラスが最悪の状態へと陥っていたとき、ついに教務主任をしていたオニザワ先生へと担任が変わり、クラスの雰囲気は上向きになっていきます。笑顔で終わった懇談会から数日後。まゆみさんは、あおいちゃんのママ・よしえさんに恐怖心を抱えながらも、学校で同じ係になっているため、集まりではどうしても顔を合わせなくてはならない状況に、気分は沈むばかりです。係の集まりの日、学校でよしえさんに会いたくないためか胃が痛くてしょうがないまゆみさん。係を決めるときに、よしえさんに勧められるがまま同じ係になってしまった自分を恨みます。子どもも親も、やっぱりそんな感じなのね! 痛む胃を抑えながらも、逃げちゃだめだと体と心を奮い立たせてまゆみさんは学校を訪れます。そこにはやはり鬼の形相をしたよしえさんが待ち受けていました。よしえさんはまゆみさんが来たことを知るや否や、大きな声で周りに「自分の娘は巻き込まれた被害者なのに、弁償までさせられた」と言いふらします。事件の真相を子どもたちから聞いて知っている保護者たちは、そんなよしえさんを遠目にひそひそと噂話。その状況にさらに気分が悪くなったまゆみさんは、思わず集まりを途中退席してしまうのでした。 一方、子どもたちのクラスでも、あおいちゃんがまったく反省せず被害者・モテ香ちゃんをののしる姿や、そんなあおいちゃんからりんちゃんも逃げるようになってしまったのです。 せめてほのかの傷がこれ以上深くならないようにと願う、まゆみさんの気持ちがひしひしと伝わってきますね。それにしても、よしえさんは他の保護者の態度で自分が追い込まれていることに気付かないのでしょうか。友だちにつられたにせよ、人のものを傷つけた事実は変わりません。周りの見えていないよしえさんとあおいちゃんには、早く自分たちのしていることは人として間違っていることだと気付いてもらいたいですね。>>次の話著者:マンガ家・イラストレーター 原黒ゆうこ
2023年10月27日小学校6年生のときの出来事です。私は仲良しのA子とトイレに行きました。先に済ませた私がトイレの外で待っていると、A子が慌てた様子で飛び出してきて……!? 初潮がきた小学校6年生のころの話です。クラスメイトのA子と一緒に帰ろうとしたとき、A子が「トイレに行く」と言うので、私も一緒にトイレへ行きました。 先に終えた私は、手を洗ってから外で待っていました。「A子遅いな〜」と思っていると、A子がトイレから飛び出してきて「どうしよう!? 生理がきちゃった!」と言ったのです。 保健室の先生には言いたくない私は「わ〜! おめでとう!」とA子の初潮を祝いつつ、初潮を迎えていなかった私はまだナプキンを持っていなかったため、「ところでナプキンは持っているの? 私は持ってないよ」と伝えました。するとA子もナプキンを持っていなかったようで困ってしまいました。 放課後で、教室には残っている生徒はもういなかったので、クラスメイトに聞いてみることもできません。そこで私は、「保健室に行って先生にもらおう!」と提案しました。私たちの学校では、「必要な場合は保健室でナプキンがもらえる」というシステムがあったのです。 しかし、A子は「絶対に嫌だ!」と断固拒否。理由を尋ねると、「先生に生理がきたって言うのが恥ずかしい」とのこと。「女の先生だし別に恥ずかしいことじゃなくない?」と言っても、彼女の意思を覆すことはできませんでした。 なんとか乗り切った!しかし、ナプキンが手に入らないからといって生理が止まるわけではありません。このままでは帰宅中に経血が漏れてしまうかもしれません。 どうしようか迷った末、とりあえずトイレットペーパーを何重にも折りたたみ、パンツに敷くことで応急処置をしました。短時間ならナプキンの代わりになるだろうと考えたのです。 そして、A子は足早に家へと帰りました。後日聞いた話だと、A子は帰宅後すぐにお母さんからナプキンをもらえたそうです。 友人の初潮のハプニングに遭遇した私。A子が言っていた「恥ずかしい」の気持ちについて、私はピンときていませんでしたが、「A子のように、女性に対してであっても、生理を打ち明けることが恥ずかしいと感じる人もいるんだな……」と、生理に対していろいろな考えを持つ人がいるのだと学びました。 著者/ココロナナコ作画/まっふ監修/助産師 松田玲子 ムーンカレンダー編集室では、女性の体を知って、毎月をもっとラクに快適に、女性の一生をサポートする記事を配信しています。すべての女性の毎日がもっとラクに楽しくなりますように!
2023年10月19日小学1年生になった娘の登下校が心配な私は、娘に子ども用のGPS端末を持たせることにしました。しかしある日、なぜか学校にいるはずの娘の位置表示が思わぬ場所に表示されていたのです。その場所とは……? 小学1年生の娘はどこ!?GPSの位置情報を見てみると… 長女が小学1年生になり、ひとりで登校するようになったときのお話です。娘の小学校では、初めの1週間を除いて集団登下校がありません。そのため、「私、ひとりで行けるよ~」と言うマイペースな長女をとても心配していました。しかし、まだ下の子は幼かったため、毎日付き添うことは難しかったのです。 夫に相談して、長女には子どもの見守り用GPS端末を持たせることにしました。ランドセルに小さな端末を入れるだけで、私のスマホの見守り用アプリに娘の居場所が表示されます。GPS端末を持たせることで、やっと安心できるとほっとしました。 しかし翌週のある日、学校にいるはずの娘の位置情報が、なぜか学校から数百メートルほど離れたホテルに表示されたのです。「下校時刻まであと少し。もし教室にいなかったら先生が連絡してくれるはず……」と思いながら、あわてて学校へ向かい、校門の前で娘を待ちました。しばらくして校門から出てきた娘は「お母さん迎えに来てくれたの~?」と笑顔。私は「心配したよ」と言いながら、心からほっとしました。 ネットで調べてみるとGPS端末の位置情報には誤差があるとのこと。私が購入した端末は型番が古く、精度が低かったのかもしれません。防犯グッズを購入する際は口コミなどを調べ、説明書をよく読んで使用しないといけないなと反省しました。 作画/ひのっしー著者:田川ゆうこ
2023年10月13日初めて生理が来たときのことを覚えていますか?初めての生理はとても戸惑ってしまいますよね。そこで今回は、MOREDOORに寄せられた「初めて生理が来たときのエピソード」を、話の展開を予想していただくクイズ形式でご紹介します。Aさんは、初めての生理で……私は小学校3年生のときに初めての生理が来ました。家にいたときに、パンツに血が付いていてすごく驚いた経験があります。その後学校で辛い経験をするとは、当時は想像もしていませんでした……。(27歳/主婦)ここでクイズです!初めて生理が来たとき、学校で辛く悲しい経験をしたそうで……。その経験とは、一体どんなものだったのでしょうか?ヒントは、生理のせいで楽しみにしていたことができなくなったということです。辛く悲しかったこととは!?初めて生理が来たときがちょうどプールのシーズンだったのです。学校行っても楽しみにしていたプールに入れないし、周りはまだ生理が来ている子もほとんどいないしで、とても辛く悲しかったのを覚えています。生理痛にも悩まされましたが、当時はなかなか大人に言い出せず、今となってはちゃんと言って助けてもらえばよかった……と思います。正解は「楽しみにしていたプールに入れなかった」小学生のとき、プールの授業は一大イベントですよね。周りに生理が来ている子がいない中、自分だけ生理でプールを見学ともなると、とても悲しく辛い思い出になってしまいそうです……。あなたも似たような経験はありますか?※この記事は実際に募集したエピソードを記事化しています。※毎月の生理が「いつもと違う」「量が多い」と感じたり、「健診や他の病院で貧血がある」と言われたら、なるべく早めに婦人科に行くことをおすすめします。かかりつけの婦人科医をもつのもよいので、検討してみてください。(MOREDOOR編集部)
2023年10月05日家族から「甘やかし過ぎじゃない」と言われていた小さい頃からおとなしくてものすごく引っ込み思案に見えてしまう次女。外出先では、不安が強いこともあり、ほとんど私にべったりでした。そんな幼児期の次女をみて、実母からは「甘やかし過ぎじゃない?」「この子、こんな調子で小学校行って大丈夫なの?」と、言われていました。また、場面緘黙と分かってからも、夫からは「甘やかしたからこうなったんじゃない?」と言われたりもして、その都度、「私のせい……?」と考えずにはいられませんでした。それからずっと「甘やかしている?」「過保護なの?」という考えは私の中から離れませんでした。Upload By まりまり遊園地に行った時……とにかく新しいものが苦手で、最初の一歩までがとても不安が強い次女。遊園地では、いつもみんなで乗れる乗り物しか乗っていませんでしたが、その時は次女の好奇心が勝ったのか、初めて、「一人で乗ってみる」とゴーカートに乗ろうとしたことがありました。そうは決めたけど、どうしても不安になってしまって何度も手順を私に確認する次女。「やっぱりやめようかな……」と何度も並んでいる列から外れて戻ろうとしていました。でも、私としては、次女の中での好奇心とか、「やってみよう!」という前向きさとか、今このタイミングで踏み出そうとしている次女の気持ちをとてもうれしく感じていました。なので、一歩踏み出せるように何度も確認する次女に付き合って背中を押していました。Upload By まりまり過保護親認定?列に並んでいて、次女の順番が来る直前、そのやり取りを見ていた遊園地のスタッフの方に、ため息交じりに「お母さん、そんなに何度も言わなくても、この子自分でできますよ」と、言われました。Upload By まりまり操作が簡単だから次女でもできることや、次女への励ましの意味で言ってくれたのかなあとも思いましたが、その時のスタッフさんのため息や、やれやれというような表情を見て、「ああ、私、いろいろ手を出し過ぎている過保護な親に見られているのか……」と気がついて、なんとも言えない気持ちになってしまいました。おおらかな親でいたい。でも必要なこと。Upload By まりまり「できるできる!何とかなるから大丈夫!」と私もそう言いたい。ただ、それでは人よりかなり不安の強い次女が、全く踏み出せなくなってしまうことをこれまでの経験から知っています。次女が自分でできるようになるためには、周りの人からは「過保護」とか「甘やかしている」と見られてしまうような関わりが、一時的に必要なことがあるのが事実です。そうしてやってきた現在の次女は……この遊園地でのゴーカートは、そのやり取りのあとに、なんとか一人で乗ることができました。それが自信となって、その後からは私の助けなく乗れるようになりました。さらにその後は、ゴーカートだけに限らず、いろいろな乗り物に一人で乗れるようになりました。あの、周囲には「過保護」と思われてしまうようなステップがあったからこそ、その後次女は自分で挑戦できるようになったんだと思います。Upload By まりまり現在6年生の次女は、自分でできることが以前より確実に増えています。できないことを、「助けを借りながらも試行錯誤して一歩踏み出してみる」という経験を積み重ねることで、自分自身で踏み出すための自信になったり、自分なりの気持ちの落ち着け方などのやり方を見つけたりしていっているんじゃないかと思います。未だに周りからの視線は気になってしまうけど……私自身の中で、「これ(周囲に過保護とか甘やかしに見られるような関わり)は、次女が一人でできるようになるまでに必要な一過程」と納得しているけれど、やはり周りの視線とか気になるものは気になる……。たとえ周りに見られていなくても、今まで言われてきた言葉から、私の中で勝手に「過保護って思われてるかも……」とネガティブな気持ちになることも多いです。とにかくそういう時は、周りを見ずに、意識的に視野を狭めて目の前の次女のステップにフォーカスすることにしています。最終目標を「次女が自分でできるようになる」ということを次女と共有して、そのためにはどうしたら良いか、今は何が必要か、できそうにないなら何を助けてもらえばできそうかというのを、積み重ねていくしかないんだろうな~と考えています。執筆/まりまり(監修:森先生より)一つの場面だけを見ていろいろ言う人がいると、気になってしまいますよね。でも、子どもの将来のことを本当に真剣に考えることができるのは、やはり保護者の方です。最終的に、親の手を離れても一人であるいは誰かと協力しながら暮らしていけることが子育てのゴールではないでしょうか。「過保護」と「過干渉」は一見似ていますが、似て非なるものです。「過干渉」は自立の機会を奪ってしまうので良くありませんが、「過保護」は問題ないのではないでしょうか。ゴーカートに興味がない子どもに「ゴーカートをやりなさい」と押し付けるとしたらそれは「過干渉」です。ゴーカートをしてみたいと思った子どもの気持ちを応援して、不安な気持ちに寄り添いながら励まして、やり方を詳しく説明している様子は、他人から見たら「過保護」かもしれません。周りに過保護と言われても何と言われても、子どものやりたいことを尊重して、子どもが達成感を得たのだから、保護者としては100点満点ではないでしょうか。(コラム内の障害名表記について)コラム内では、現在一般的に使用される障害名・疾患名で表記をしていますが、2013年に公開された米国精神医学会が作成する、精神疾患・精神障害の分類マニュアルDSM-5などをもとに、日本小児神経学会などでは「障害」という表記ではなく、「~症」と表現されるようになりました。現在は下記の表現になっています。神経発達症発達障害の名称で呼ばれていましたが、現在は神経発達症と呼ばれるようになりました。知的発達症(知的障害)、自閉スペクトラム症、注意欠如・多動症、コミュニケーション症群、限局性学習症、チック症群、発達性協調運動症、常同運動症が含まれます。※発達障害者支援法において、発達障害の定義の中に知的発達症(知的能力障害)は含まれないため、神経発達症のほうが発達障害よりも広い概念になります。
2023年09月29日小学校の遠足は子どもにとって楽しみな行事の1つですよね。今回はそんな遠足に関する切ない体験談を紹介します!4年生の遠足は公園へ娘が体調不良に…6年生の遠足は行けるかな?しかし体調不良で欠席作文に書ける思い出なし!3年連続で遠足に行けなかった娘。ここまで続くと少し気の毒に感じてしまいます。来年は楽しく遠足に参加できるといいですね!原案:愛カツ読者編集:愛カツ編集部
2023年09月25日私が小学生だったときの話です。わが家は両親と私に加えて弟が2人いる5人家族なのですが、女性は私と母の2人だけなので、なんとなく女性ならではの話をしづらい雰囲気がありました。そのため、当時小学5年生だった私は母にあることをずっと秘密にしていて……。 私は小学5年生のときに初潮を迎えたのですが、思春期だったこともあってなんとなく報告するのが恥ずかしく、生理がきたことを母に半年ほど隠し続けました。母と仲が悪いわけではなく、わが家の家族構成は父・母・私・弟2人と男性が多いので、家で「女性ならではの話」をしづらかったのです。 生理については小学校4年生のときに授業で習っていたので、初潮がきたときには「これが生理か」とすぐにピンときましたし、生理用ナプキンを使えばいいということも理解していました。ただ、「トイレに置いてある生理用ナプキンを使ったら母に生理がきたことがバレてしまう」と思った私は、生理用ナプキンの代わりにトイレットペーパーをぐるぐる巻きにして、下着の上に置いて生理期間をしのぐことに。しかし、経血量が多いときはどうしても下着が汚れてしまうのです。下着が経血で汚れてしまったときは、誰にも見つからないように衣類用洗剤でゴシゴシ洗っていました。 母に生理を隠し続ける生活は半年ほど続きました。が、母は以前から薄々気づいていたらしく、ある日「もう生理きてるんじゃないの? なんで言わないの?」と少し怒りながら問い詰められたのです。私は観念して「うん……ちょっと前に生理きた」と答えるしかありません。母は「もっと早く言ってくれたらよかったのに」と呆れながらも「おめでとう」と言い、生理用ナプキンの使い方を教えてくれました。 大人になった今振り返ってみると、そこまで恥ずかしがる必要はなかったのかなと感じますし、初潮がきてすぐ母に報告していれば、経血が漏れるたびに下着を洗うという面倒な習慣も避けられたのかなと思います。思春期ならではのエピソードでした。 原案/ぴぃさん作画/モリナガアメ監修/助産師 松田玲子 ムーンカレンダー編集室では、女性の体を知って、毎月をもっとラクに快適に、女性の一生をサポートする記事を配信しています。すべての女性の毎日がもっとラクに楽しくなりますように! イラスト制作者:マンガ家・イラストレーター モリナガアメ
2023年09月24日