2012年に韓国でデビューして以来、「傷つく準備ができてる」などでカリスマ性あふれるステージを披露してきたVIXXがanan webに初登場!力強いパフォーマンスからは想像しにくい、リラックスモードのVIXXはとても好青年&イケメンでした!写真・水野昭子(スチール)、千葉諭(ムービー) 文・尹秀姫【ペンになってもいいですか!?】vol. 37VIXXとは、Voice, Visual, Value In Excelsis、つまり 最高のVoice、最高のVisual、最高のValueを兼ね備えたグループという意味。プレミアム・アイドルと呼ばれる6人にインタビューしました。キュートで仲の良い動画もぜひチェックして!左から、ラビ、エン、ホンビン、レオ、ケン、ヒョギ--7月に日本ツアー「VIXX 2017 JAPAN TOUR~白昼夢~」があったばかりですが、ツアーを終えた感想は?ラビ日本での久しぶりの公演だったので、みなさんに会えてすごくうれしかったです。新曲「桃源境」も披露することができて、何よりみなさんがあたたかく迎えてくださったのがありがたかったし、日本にまた来れて本当によかったです。ホンビン公演中、僕たちのことを力いっぱい応援してくれて、僕たちにパワーをわけてくれたみなさんに感謝しています!--エンさんはツアーの前にも日本で「えん返し」という単独イベントを開催しましたよね。そのなかで流れた映像でセーラー服姿を披露していましたが、久しぶりの女装はどうでした?ラビあああああ!(絶叫)エンすごく恥ずかしかったです。ホンビン僕たちも恥ずかしいよ!エン映画『君の名は。』のパロディ映像を作って僕が演出しました。僕が瀧(チャキ)と三葉(ミツ・ハギョン)の2役を演じたんですけど、道端で撮影している時が一番恥ずかしかったですね。通りすがりの人があやしげに見ていくので(苦笑)。「あの女の子、すごくデカイわね」って言われたりもして(笑)。でも楽しく撮影できました。スタッフさんからも、今年一番笑ったって言われました。--メンバーのみなさんはその映像は観ました?ケン……はい。ラビ見たくはなかったけど……。ホンビン僕たちは望んではなかったんですけどね。--今後、VIXXの動画の演出をエンさんがやるとしたら誰を女装させてみたいですか?エンみんなかわいい顔だからそれぞれ似合うと思うんですけど、ラビにもう一度女性の服を着せてみたいですね。ラビ僕はかわいくないって!エンむしろ女性の服を着ることでカッコよさが際立つと思うんですよね。ラビレオ兄さんが一度も女装してないから、レオさんがやったらいいよ。レオ(考えが)足りないね! 僕はやらないよ!ラビあれだけ女装させといてまだ足りないって!?左・エン、右・ホンビン。--9月27日に日本で2枚めのオリジナルアルバム『ラララ ~愛をありがとう』がリリースされますが、どんなアルバムですか?ラビ日本で久しぶりにリリースするアルバムですね。今まで以上に日本の音楽市場のニーズに合ったJ-POPスタイルの曲に挑戦して、VIXXらしく消化できたんじゃないかと思います。僕が気に入っているのは「一人では光は射さないよ」という歌詞の部分で、僕たちVIXXとファンのみなさんとの関係を象徴しているようだと思いました。--レコーディングの時のエピソードは?エン日本語のレコーディングにもだいぶ慣れました。僕はまだ「つ」の発音が難しいなと感じることはあるんですけど、メンバーはみんなうまく乗り越えられたみたいです。ホンビン今回はプロデュースを日本の方がやってくださったので、今まで以上に日本語の発音については厳しく言われましたね。しゃべっている時は問題なくても、歌うとなるとアクセントが変わる単語もあるので、そういう繊細な部分に時間をかけてレコーディングしました。ヒョギ今回のタイトルが『ラララ ~愛をありがとう』というものなので、僕たちも本当に真剣に、心を込めて歌いました。感謝の心やあたたかさ、やさしさがメッセージとなって伝わればいいなと思ってがんばって歌いました。--今回の曲のテーマは感謝だと思うのですが、レコーディングの時は誰を思い浮かべました?ラビまずまっさきに思い浮かんだのはファンのみなさんに対する感謝ですよね。VIXXは今年、韓国でデビューしてから5周年、日本では3周年を迎えたんですけど、そういった記念を意味する曲でもあります。といっても僕たちとファンの曲と限定したいわけじゃなくて、この曲を聴いた人がそれぞれ感謝の気持ちを伝えたい人のことを思い浮かべてくれたらいいなと思っています。ケンこの曲を聴いた人にとって、心が癒される曲になったらうれしいです!ホンビン明るい曲なので幸せな気持ちになってもらえたらうれしいですし、誰か感謝の気持ちを伝えたい相手を思い浮かべて笑顔になれる時間になればと思います。レオこの曲を歌いながら癒される気持ちがしましたし、この曲を聴いた方にとって1日の疲れが癒やされるような曲であってほしいなと思って歌いました。左・ケン、右・ヒョギ。--日本デビュー3周年とのことで、日本で一番印象に残っている個人的な思い出は?ヒョギ去年の秋夕の時に初めて家族で海外旅行として日本に来ました。海外というと慣れない場所というイメージがあるけど、日本にはそれまでしょっちゅう仕事で来ていたので、僕が家族のみんなをおいしいお店に連れて行ってあげたり、まるで日本に住んでる人みたいに案内してあげられたのが誇らしくて、個人的にすごくうれしかった出来事ですね。ツアーの時に行っておいしかったお店にも行けたし、ディズニーシーにも行けて、楽しかったです。ラビ日本での思い出はおいしい食べ物、それからショッピング! 僕はすき焼きがいちばん好きです。レオ別府で露天温泉の楽しさに目覚めてしまい、今年のはじめにひとりで札幌を旅行しました。時間ができたらまた日本に来て、温泉めぐりをしたいです。日本語はまだまだ勉強中ですけど、旅行する時に困らないくらいには話せるようになりました。ホンビン家族と初めて海外旅行に行ったのが大阪だったのですが、姉と一緒にドンキホーテに行ったらファンの方に偶然遭遇したんです。それに姉たちが驚いていたのが一番印象的で、僕もうれしかったですね。姉にとって自慢の弟になれたのかなって思いましたし、もっと誇れる歌手になるためにがんばろうと思った瞬間でしたね。エン僕は友人と大阪旅行に行ったことですね。ユニバーサル・スタジオ・ジャパンにも遊びに行ったし、たくさん食べ歩きもして、楽しく遊びました。ケン僕は残念ながら旅行はしたことがないので、やっぱりファンの方と会えるコンサートが思い出深いですね。特に7月のコンサートは一番最近というのもあるし、新しいステージを作れたと思うので楽しかったです。--今後、日本でやってみたいことは?ラビ沖縄に行ってみたいです! 沖縄には遊びに行くのもいいですけど、もちろん公演もしてみたいです。沖縄はアジアのハワイと聞いたことがあるので、休養地が好きな人間としては沖縄は一度は行ってみたいですね。ヒョギ新曲が「ラララ ~愛をありがとう」というタイトルでもあるし、僕たちの公演を通してみなさんの力になりたいという思いがあるので、ちゃんと申請したうえでゲリラ公演をやってみたいです。ケン僕はユニバーサル・スタジオ・ジャパンに家族で行ってみたいです! メンバーはみんな忙しそうだから(笑)。左・ラビ、右・レオ。--VIXXの今後の目標は?エンVIXXとしてより多彩な舞台を作り上げて行きたいです。僕たちにはあたたかいバラードがあればカリスマ性のある強い曲もあるし、明るいパフォーマンスもできるし。いろんなことができるのがVIXXの強みだと思うので、今までやれなかったことにも挑戦していきたいです。それと、より多くのファンの方と出会えたらいいなと思っています。ホンビンもっと日本にしょっちゅう来れたらいいなと思いますし、もっとたくさんの曲をみなさんに聴いてもらいたいという思いもあります。今回のアルバムは感謝の気持ちを伝えるものですが、そういう思いが伝えられるよう、これからもがんばっていきます!レオ何かを成し遂げたい、という気持ちよりは今までと同じようにファンのみなさんとこれからもずっと長く一緒にいたいですね。みなさんの前でこれからも舞台に立ち、歌って、パフォーマンスができればそれだけで幸せです。VIXXのインタビュームービーはこちらから!Informationオフィシャルファンクラブ「STARLIGHT JAPAN」ビクターエンタテインメント
2017年09月08日2月に神戸・横浜でのジャパンツアーを大成功におさめ、6月にはanan本誌に初登場して人気をさらったSEVENTEENが、今度はさいたまスーパーアリーナを超満員に!今回もSEVENTEENらしさが随所に散りばめられた演出で、ファンの心をグッと掴んでくれました。「2017 SEVENTEEN 1ST WORLD TOUR ’DIAMOND EDGE’ in JAPAN」2日目、7月27日の模様を、anan限定画像入りでレポートします!文・尹秀姫【ペンになってもいいですか!?】vol. 35前回の横浜アリーナではムービングステージを設置し、どの席からもメンバーが近くに感じられる演出がお見事! だったSEVENTEENのコンサート。今回はさらに大きなさいたまスーパーアリーナということで、メインステージとアリーナど真ん中のセンターステージ、さらに後方スタンドからもよく見えるサブステージが花道で一直線につながれ、そこから左右に伸びる花道も用意。3万人超のキャパを誇る会場にしてはかなり近い位置からメンバーを見られる神対応でした。S.COUPS(エスクプス)統括リーダー、ヒップホップチームリーダーJEONGHAN(ジョンハン)、ボーカルチームJOSHUA(ジョシュア)、ボーカルチームスタートから全力投球!「Don’t Wanna Cry」の映像が流れると、それまでまばらだったペンライトが会場を一気に埋め尽くし、同じリズムで揺れはじめます。そして王子様のような衣装に身を包んだSEVENTEENのメンバーがステージのあちこちに登場! 歩きながら、もしくはキックボードに乗りながら、大きな会場をいっぱいに埋め尽くしたCARAT(SEVENTEENのファンの名称)をうれしそうに眺めてはニコニコとお手振り。スタートから「Pretty U」「Beautiful」「Adore U」と、SEVENTEENらしい明るく軽快な曲で畳み掛け、会場をアツく盛り上げます。最初のMCでは、会場を埋め尽くしたペンライトを見たジョンハンが「まるで宇宙にいるみたい」と言うと、宇宙というキーワードに反応したメンバーが「Space」のサビの「宇宙を漂っている気分~♪」と歌いだす一幕も。そして今回のツアータイトルにもなっている “DIAMOND EDGE” にちなんで、会場全体で一緒に「エッジを効かせて!」と叫んでから、再びコンサートに戻ります。JUN(ジュン)、パフォーマンスチームHOSHI(ホシ)、パフォーマンスチームリーダーWONWOO(ウォヌ)、ヒップホップチームWOOZI(ウジ)、ボーカルチームリーダーチーム別ステージでカラーを打ち出すSEVENTEENはグループ全体としてのポテンシャルもさることながら、チームごとのステージも魅力のひとつ。今回も各チームがそれぞれの魅力をアピールすべく、素敵なステージを用意してくれました。最初に登場したのはボーカルチームで、オルゴールやパイプオルガン、チェンバロなどを加えて思いっきりゴシック調のアレンジを施した「Don’t Listen In Secret」で客席を一気に独自の世界観に引きずり込みます。続いて登場したヒップホップチームは「Lotto」のリミックスを披露。格段に激しさを増した曲に合わせるよう、メンバー全員も攻撃力マシマシでラップ攻勢をしかけ、ヒップホップチームならではの男らしさを全開に。パフォーマンスチームは「OMG」でメンバーそれぞれが得意とするダンスの形を見せたかと思えば、「MY I」ではジュンとディエイトが細長い白い布で手をつながれたまま踊るという斬新なダンスで、観客の目を奪いました。THE8(ディエイト)、パフォーマンスチームMINGYU(ミンギュ)、ヒップホップチームDK(ドギョム)、ボーカルチーム本編のラストに行く前、ホシが「みなさん、実は今日、すごい女芸人さんが来てくれているんです」と言うと、ブルゾンちえみに扮したスングァンが “ぶえみ” としてAustin Mahoneの曲に乗ってステージに登場。「CARATに生まれてよかったー!」と絶叫すると、客席からも大笑い&同意の声があがりました。続いてのステージはどんな感じ?という問いかけにジョシュアが「とてもアツアツのステージです」と答えると、ホシがこの日本ツアー中、口癖のように言っていた「あっつい⤴です」という名言も飛び出し、最後はお決まりのフレーズ「エッジを効かせて」を全員で唱えてから最後のコーナーへ突入。コンサートではおなじみ「ROCK」のライブバージョンと「Chuck」「Don’t Wanna Cry」で本編を締めくくりました。SEUNGKWAN(スングァン)、ボーカルチームVERNON(バーノン)、ヒップホップチームDINO(ディノ)、パフォーマンスチーム想いが伝わり、伝えられる幸せアンコールの前には、SEVENTEENのメンバーからCARATに向けて書いた手紙を映像で公開。「いつも一緒にいてくれるCARATをいつでも笑顔にしてあげたい」(ジョンハン)、「友達のようにずっと一緒にいよう」(ディエイト)、「みんなにとって酸素のように、なくてはならない存在でいたい」(ミンギュ)と、CARATへの愛を告白してくれました。そんな感動の映像の後、SEVENTEENが後方ステージに登場し、デビュー曲「Shining Diamond」で再び会場を盛り上げると、続く「Love Letter」日本語版でメンバーそれぞれ花道へと散っていきます。そしてこの時、客席からは一斉に「마음만은 항상 곁에 있어요♡(心だけはいつもそばにいます)」と書かれたスローガンが掲げられ、これにはSEVENTEENのメンバーもいたく感動していた様子。そして最後、メンバーがステージから去っていくなか、前回のコンサート同様にリーダーのS.COUPSがまたしても「みなさん、SEVENTEENはまたすぐに帰ってきます!」という言葉を残して退場。また会える日まで、待ってます!(C)PLEDISInformation
2017年08月18日5月3日に開幕した團菊祭で、寺島しのぶ(44)の長男・眞秀くん(4)が初お目見えを果たした。長男の華々しい梨園入り。それは寺島にとって母の野望が叶った瞬間だった――。 音羽屋の第一子に生まれたが、女性だから歌舞伎役者になれなかった寺島。跡継ぎは、弟・尾上菊之助(39)。“女を呪った”日々について、彼女はこう振り返っている。 《弟が6歳で初舞台を踏んだ時、「どうして年上の私が舞台に立てないの」と腹が立つやら悲しいやらで、それに男中心の梨園ですから、我が家は弟を中心に回っていて、私一人が取り残されていく気がして……》(『週刊現代』15年10月17日号) それから30年以上、母になった彼女は長男・眞秀くんの梨園入り実現に向けて動いてきた。15年2月に菊五郎が大量吐血し入院すると、寺島は「父の目が黒いうちに眞秀を後押ししてもらいたい」と本格的に“外堀”を埋め始めたという。 「彼女の夢の実現には、他の家元やお歴々への根回しが不可欠。それができるのは、父・菊五郎さんに他なりません。そのため寺島さんは菊五郎さんのもとに足しげく通うように。公演があるときは必ず眞秀くんを連れていくようにしていました」(歌舞伎関係者) 菊五郎との仲を深めていった結果、15年5月の團菊祭で驚きの“事件”が起きた。千穐楽の際、眞秀くんが菊五郎の腕に抱かれながら舞台初登場を果たしたのだ。 「寺島さんは、この團菊祭で海老蔵さんの楽屋にも眞秀くんを連れて行きました。そこで『眞秀があなたの大ファン。iPadの写真を見せると、いつもあなたのところで手が止まる』と伝えると、海老蔵さんは大喜びに。以来、家族ぐるみでも交流。眞秀くんは海老蔵さんの長男の勸玄くん(4)と同い年で、すぐ仲良しになったそうです」(前出・歌舞伎関係者) 菊五郎と海老蔵。梨園最強の後ろ盾を得たことで、眞秀くんの梨園入りは実現へと動いた。昨年4月に行われた取材会では、菊五郎が「(娘が眞秀を)どうしても歌舞伎役者にしたいっていうのでね。ならせるなら、ゆくゆくは梅幸を継がせるかね」と明言したのだ。 梅幸とは、もともと初代菊五郎の俳名。音羽屋の中で菊五郎に並ぶほど格式の高い名跡だ。父は、寺島の長男・眞秀くんにこの名跡を継がせる意向を示したことになる。菊之助の長男・和史くん(3)をさし置いてのこの発言は、“大逆転”として世間に伝えられた。 「もちろん音羽屋の本流は菊五郎を継ぐ和史くんです。ただ寺島さんの長男・眞秀くんは、音羽屋のなかでは女系。さらに父親が外国人という“不利”な条件下がそろっていました。そうした中での菊五郎さんの発言は、眞秀くんの将来に強力な“お墨付き”を与える意味を持つと思います」(前出・歌舞伎関係者) そして実現した、眞秀くんの初お目見え。寺島の胸には熱いものがこみあげたことだろう。 「眞秀くんがいま歌舞伎座の楽屋で使っている鏡台は、曾祖父にあたる亡き尾上梅幸さん(享年79)の使っていたものだといいます。それだけ眞秀くんの将来も嘱望されているということでしょう」(前出・歌舞伎関係者)
2017年05月13日「男の子ができたら歌舞伎役者にしたい」と結婚会見で語っていた寺島しのぶ(44)。その言葉が現実のものとなった。5月3日に開幕した團菊祭で長男の眞秀くん(4)が初お目見えを果たしたのだ。 『魚屋宗五郎』の丁稚役で眞秀くんが花道から登場すると、会場から「かわいい!」と歓声が。そんな姿を客席後方で見守っていた寺島とフランス人夫のローラン・グナシア氏(49)、そして祖母の富司純子(71)らは涙にむせんでいたという。 「ローランさんはアート・ディレクターとして海外で活動していましたが、日本を拠点にすることを決断。また寺島さんも眞秀くんが2歳のときから日舞を習わせるなど、早くから英才教育に乗り出しました。さらに夫妻は眞秀くんのために専用のシッターさんを雇っており、文字通り家族一丸となってデビューを支えてきたのです」(歌舞伎関係者) 長男の華々しい梨園入り。それは寺島にとって母の野望が叶った瞬間だった――。 音羽屋の第一子に生まれながらも、女性であるがゆえに歌舞伎役者にはなれなかった寺島。跡継ぎになれるのは、弟・尾上菊之助(39)だけ。“女を呪った”日々を、彼女はこう振り返っている。 《弟が6歳で初舞台を踏んだ時、「どうして年上の私が舞台に立てないの」と腹が立つやら悲しいやらで、それに男中心の梨園ですから、我が家は弟を中心に回っていて、私一人が取り残されていく気がして……》(『週刊現代』15年10月17日号) そのため人間国宝の父・尾上菊五郎(74)や女優の母・富司らに反発したこともあったという。そんななか、女優業に自らの居場所を見つけた寺島。下積みは長かったが、“芸への飢え”が彼女をトップ女優へと押し上げていった。 だが、彼女の梨園への憧れは消えなかった。07年にローラン氏と結婚すると、冒頭のように“息子を歌舞伎俳優にしたい”と発言。12年に眞秀くんが誕生すると、思いはより強くなった。 「ハーフの眞秀くんが梨園入りしようとすることに対して、陰口を叩く人も少なくありませんでした。それでも寺島さんは、めげなかった。まだ言葉も話せないうちから眞秀くんに父や弟の舞台映像を見せ続け、歌舞伎のイロハを叩きこんできた。その甲斐もあって、眞秀くんは才能の一端を見せ始めた。大人でも難しい文言が続く歌舞伎の『髪結新三』のDVDを、ずっと大人しく見ているんですよ。これには菊五郎さんも舌を巻いたといいます」(前出・歌舞伎関係者) また今でこそ眞秀くんの習い事は日舞だけだが、今後は義太夫や三味線や鼓の稽古も始めるつもりだという。 「習いごとだけで1週間埋まってしまうほどのハードスケジュールです。かかるお金も相当なものになるでしょうが、彼女はそれも覚悟の上だといいます。すべては、梨園関係者らに文句を言わせないため。自分が継げなかった音羽屋の名跡を、何としても息子に継がせたいのです」(前出・歌舞伎関係者) 寺島自身も2月に海老蔵からオファーを受け、六本木歌舞伎『座頭市』の舞台に立った。正調ではないが、海老蔵が新設したこの歌舞伎は女人禁制の梨園に大きく風穴をあけたことになる。40年を経て、寺島の闘いは報われようとしている――。
2017年05月13日沢口靖子が警察の科学捜査研究所=通称・科捜研の研究員を演じて人気のミステリー「科捜研の女」の正月スペシャルが、新キャストに渡部秀を迎え1月3日(火・祝)今夜、テレビ朝日系で放送される。京都府警科学捜査研究所、通称・科捜研の法医研究員・榊マリコを沢口さんが演じ、マリコを中心とした、ひと癖もふた癖もある研究員たちが法医、物理、化学、文書鑑定などの専門技術を武器に事件の真相解明に挑む姿を描く「科捜研の女」シリーズ。99年の第1シーズン以来現在放送中の第16シーズンまで、17年の間人気を集め続けてきた。第16シーズンではさまざまな分野の“大物スペシャリスト”たちがゲストとして登場。尾美としのり演じる“微表情”研究のエキスパート・矢萩修武をはじめとしたバラエティーに富んだスペシャリストたちとマリコとの対峙や協力も見どころになっているが、そんななか2011年の放送から科捜研で銃器鑑定、機械・建造物の破損。交通事故解析などの物理担当をしていた長田成哉演じる相馬涼が、カナダの科学捜査センターで研鑽を積むことを決意し、惜しまれつつも科捜研を退職。今回の正月スペシャルとなる第9話から、新たな物理担当として渡部秀演じる橋口呂太が着任することになる。現在25歳の渡部さんは高校在学中の2008年に「第21回ジュノン・スーパーボーイ・コンテスト」準グランプリに輝き、その後「仮面ライダーオーズ/OOO」の主人公・火野映司を演じて注目を集めると、連続テレビ小説「純と愛」の狩野剛役や映画『進撃の巨人』のフクシ役などで着実にキャリアを重ねてきた期待の若手俳優。そんな渡部さんが今回演じる橋口呂太は、誰にでもタメ口でマイペースだがかわいげがあって憎めない性格。しかし鑑定の腕は抜群で物理研究員としては超優秀というキャラクターだといい、本編での活躍が楽しみだ。そんな渡部さんを迎えて送る今夜のストーリーだが、バイク便会社社長・間山悟(羽場裕一)の1歳の息子が何者かにさらわれる事件が発生。現場からバイクの痕跡が発見されマリコら科捜研のメンバーは犯人らしきバイクの男の行方を追うことに。滋賀県警刑事・岩内剛(六平直政)らと合同捜査を開始した直後、科捜研の新人研究員・橋口呂太(渡部さん)が国道で犯人のタイヤ痕を発見。近くからは犯人が落としたと思われる緑色の粘着テープも見つかり、テープから誘拐された赤ちゃんと間山の指紋が検出される。彼と妻・圭子(森尾由美)のやりとりに不自然なものを感じていた土門刑事(内藤剛志)らは父親の間山の犯行を疑いはじめる。ほどなく間山の会社に3000万円の身代金を要求する電話が入り、通話を分析した結果犯人は琵琶湖近くの公衆電話ボックスからかけたことがわかる。それを聞き激しく動揺する岩内。なんと今回の事件、24年前に起きた未解決の誘拐事件と酷似。未解決だったその事件、当時容疑者として浮上したのはなんと間山夫妻であり、岩内はその誘拐事件の捜査員だったという…。そんななか犯人からの2度目の指示が入り、マリコと呂太は身代金を運ぶ間山の車を極秘追跡する…というもの。果たして24年前の誘拐事件の真相は?そして赤ちゃんは無事救出できるのか!?新たな物理担当が加わった科捜研の活躍に注目。「科捜研の女 正月スペシャル」は2017年1月3日(火・祝)21時~テレビ朝日で放送。(笠緒)
2017年01月03日俳優の渡部秀が、テレビ朝日系ドラマ『科捜研の女』(毎週木曜20:00~20:54)に新メンバーとして加わることが11日、明らかになった。来年1月3日(21:00~)の正月スペシャルから登場する。主演の沢口靖子演じる京都府警科学捜査研究所(科捜研)の法医研究員・榊マリコを中心とした、ひと癖もふた癖もある研究員たちが、専門技術を武器に事件の真相解明に挑む姿を描く同作。今月15日の放送で、物理担当研究員・相馬涼役を演じてきた長田成哉が卒業するが、この後任として渡部が加わることになった。渡辺演じる橋口呂太は、誰にでもタメ口で話しかけるマイペースな若者だが、物理研究員としては超優秀という設定。初登場する正月スペシャルは、父親が公衆トイレに入った一瞬の隙に赤ちゃんがさらわれるという事件が起こるが、急きょ科捜研に呼ばれた呂太は「あ、ボク遅刻しちゃった? ごめんなさーい。だって急に呼び出されたんだもん!」と、おにぎりをほおばりながら現れ、マリコたちをあ然とさせる。このほど、初めて東映京都撮影所内のセットを訪れた渡部は「ずっと受け継がれてきた作品に加わる緊張感は、とても大きかったです」とプレッシャーを感じた様子。それでも、沢口から温かく迎え入れられ、「呂太は突拍子もないキャラクターですが、皆さんから呂太への愛情を感じることができて、とてもうれしかったです」と感激していた。沢口も「渡部秀くんは現場で監督にいろいろ質問して、的確な芝居をしようと努めていらっしゃいました。頼もしい新メンバーを迎えた『科捜研の女』、引き続きご期待ください!」とコメントを寄せている。
2016年12月11日大日本印刷(DNP)は12月24日、日常のさまざまなシーンで利用されている秀英体の魅力をより多くの生活者に発信していくため、大正3年に発行した『活版見本帖 Type Specimens』のイラストと最新の秀英体デジタルフォントを組み合わせて、明治期に活版印刷で使用していたオリジナル書体『秀英体』を、LINEで使えるスタンプ「レトロな活版印刷秀英体見本帳」(全40種類、税込120円)に加工して発売開始した。秀英体は、同社が明治時代から100 年以上にわたり開発を続けているオリジナルの書体。同社は、創業130 周年(2006年)の記念事業の一環として、秀英体リニューアル事業「平成の大改刻」 に取り組み、デジタルフォントである「秀英細・中・太明朝」の改訂、金属活字で使用されていた「秀英初号明朝」のデジタル化、 新書体としての「角ゴシック」や「丸ゴシック」の開発を行ってきた。その成果である最新のデジタル書体をより多くの方に利用してもらえるよう、2009年からDTP (Desk TopPublishing) 環境のほか、 ワープロソフトやWebフォントサービスなどに提供している。『活版見本帖 Type Specimens』は、DNPの前身の秀英舎が発行した活字の総合見本帳で、秀英体のほか、さまざまな欧文書体や飾り罫、地紋、イラストなど、当時の印刷物で使用していたデザイン素材が400ページ以上にわたって収録されている。今回、その中から秀英舎が明治期より使用していたイラストをピックアップしてLINEスタンプにした。同社は今後、レトロでユニークなイラストとともに秀英体の認知向上を図るという。
2015年12月24日大日本印刷(DNP)は、明治期に活版印刷で使用されていたイラストとDNPのオリジナル書体秀英体」を組み合わせたLINEスタンプ「レトロな活版印刷秀英体見本帳」を発売した。発売形態は「クリエイターズスタンプ」で、価格は120円(全40種類)。このスタンプは、大正3年に発行された「活版見本帖 Type Specimens」のレトロなイラストと、最新の「秀英体」デジタルフォントを組み合わせて制作されたものだ。「秀英体」には「秀英初号明朝」、「秀英角ゴシック金/銀」、「秀英丸ゴシック」などがあり、スタンプの種類ごとに異なる書体が採用されている。なお、「活版見本帖 Type Specimens」は、DNPの前身である秀英舎が発行した活字の総合見本帳。秀英体の他、さまざまな欧文書体や飾り罫、地紋、イラストなど、当時の印刷物で使用していたデザイン素材が400ページ以上にわたって多数収録されている。
2015年12月24日大日本印刷(DNP)は、明治から続く同社のオリジナル書体「秀英体」の新しいラインアップとして、「秀英角ゴシック金 M」、「秀英角ゴシック銀 M」、「秀英アンチック」、「秀英四号かな」、「秀英四号太かな」の5書体のデジタルフォントをリリースする。このたび「秀英体」の新ラインアップに加わる5書体のうち、「秀英角ゴシック金 M」と「秀英角ゴシック銀 M」は、ディスプレイに表示した際に読みやすい太さに調整されたゴシック書体。「秀英角ゴシック」にはこれまで、L(ライト)とB(ボールド)の2種類の太さが用意されていたが、今回ユーザー評価をもとに電子書籍等でも読みやすいLとBの中間の太さを持つ「M」が追加される。また、「秀英アンチック」、「秀英四号かな」、「秀英四号太かな」は、昭和初期から中期の金属活字のデザインを復刻したかな書体。辞書の見出しやコミックのふきだしに使用されてきた「秀英アンチック」は「秀英角ゴシック金 B」の、現在の秀英明朝のルーツとなる「秀英四号かな」は「秀英明朝 M」の、見出しや児童書の本文に用いられていた「秀英四号太かな」は「秀英初号明朝」のそれぞれの漢字や英数字・記号と組み合わせた総合書体となっている。なお、同社では秀英体の利用範囲を拡げるため、DTP用フォントのほか、Webサイト用のクラウドフォント、電子書籍、デジタルサイネージなど、多様な分野へのライセンス提供を推進していくという。また、これらの新書体を7月1日~4日に東京ビッグサイトで開催される「第22回 東京国際ブックフェア」に出展するということだ。
2015年06月25日ドトールコーヒーはこのほど、パティシエ・吉田守秀(よしだもりひで)氏のブランド「MORI YOSHIDA」とのコラボスイーツ第2弾を「エクセルシオールカフェ」にて発売した。同企画は、「五感で楽しむ」をテーマに、吉田氏がプロデュースしたスイーツを「エクセルシオールカフェ」のみで提供するというもの。吉田氏は2013年4月、フランス・パリにパティスリー「MORI YOSHIDA」を開店。2014年の「サロン・デュ・ショコラ」では、フランス国内部門の「外国人ショコラティエ賞」を受賞している。同企画で販売するスイーツは、全部で3品。「タルト・シトロンベール」(税込530円)は、ライムとレモンが香るタルト。中には、ライム果汁とレモン果汁を使ったレモンクリームを詰め、トップにバーナーで焼き色をつけたイタリアンメレンゲをあしらった。「シブーストパッション」(税込560円)は、パッションフルーツの甘酸っぱさと、ふんわりとしたシブーストの食感が楽しめる商品とのこと。パイタルトの中にはパッションクリームとパッションフルーツのコンフィチュールを詰めている。ビターチョコレートを重ねた「エクレアショコラ」(税込460円)は、豊かな風味が特徴とのこと。中にビターチョコレート、カスタードクリーム、マスカルポーネをホイップしたクリームを入れた。ビターチョコレートのプレートを上に飾っている。なお、「ベージュ」「タルトシトロン」「ガトーショコラ」は販売を終了している。
2015年06月09日ドトールコーヒーは2日、「エクセルシオール カフェ」(52店舗限定)にて、パティシエ・吉田守秀氏のブランド「MORI YOSHDIA」とのコラボスイーツを発売した。○新進気鋭のパティシエ・吉田守秀氏が「五感で楽しむ」をテーマにプロデュース今回は、パリで活躍中の新進気鋭のパティシエ・吉田守秀(MORIHIDE YOSHIDA)氏との初のコラボレーションが実現。吉田氏が「五感で楽しむ」をテーマに、フランス本場の味を再現しながらも、日本人の口にも合うようプロデュースを行った。「エクセルシオール カフェ」の限定店舗でのみ味わえるスイーツとなる。吉田守秀氏は1977年、静岡県生まれ。2013年4月、パティスリーの首都とされるフランス・パリに「MORI YOSHIDA」を開店。2014年「サロン・デュ・ショコラ」では、「Award du Chocolatier Étranger en France」(フランス国内部門の外国人ショコラティエ賞)を受賞するなど、高い評価を得ている。パリの人々がこよなく愛するスイーツの定番「タルトシトロン」は、アーモンド・ヘーゼルナッツパウダーの入ったタルト生地に、イタリア産レモン果汁を使用したレモンクリームを使用し、仕上げにイタリアンメレンゲをトッピングしている。価格は、単品560円(税込)。「ガトーショコラ」は、プラリネでグラサージュした、オレンジの香りが楽しめるガトーショコラ。手間のかかる湯せん焼きを選択することで、今までにない口どけのよいガトーショコラに仕上げているという。価格は、単品570円(税込)。「ベージュ」は、アールグレイ(紅茶)と、ライム・オレンジ2種の香りを楽しめるムースタルト。アーモンド・ヘーゼルナッツパウダーの入ったタルト生地、アールグレイムースでオレンジの香りのミルクチョコガナッシュとフォユティーヌプラリネをサンドし、フォユティーヌのサクサク感も食感のアクセントになっている。紅茶と柑橘系が絶妙なバランスで香り立つ仕上がりになっているという。価格は、単品580円(税込)。
2015年04月05日情報処理推進機構 セキュリティセンターおよびJPCERTコーディネーションセンター(JPCERT/CC)は4月2日、テキストエディタ「秀丸エディタ」にバッファオーバーフローの脆弱性があると発表した。「秀丸エディタ」には、細工された.hmbookファイルの処理に起因するバッファオーバーフローの脆弱性が存在し、細工された.hmbookファイルを「プロジェクトを開く」で開いた場合、 任意のコードが実行されるおそれがあるという。細工されたhmbookファイルを一度開くと、以後、ファイルマネージャ枠を表示しようとするだけで毎回保護違反で落ちてしまうが、問題のhmbookファイルを削除すれば、保護違反は出なくなるとのこと。「秀丸エディタ」の開発元のサイトー企画によると、「ファイル」メニューの「開く」で細工された.hmbookファイルを開いた場合、この問題は生じないという。サイトー企画は、この問題の対策として、信頼できない.hmbookファイルは開かないように注意する」「秀丸エディタをVersion 8.52β9以上に入れ替える」ことを推奨している。
2015年04月02日4月19日(日)大阪・ROCKTOWN、5月4日(月・祝)東京・CLUB QUATTROでライブを開催する俳優・歌手の斉藤秀翼がぴあのインタビューに答えた。【チケット情報はこちら】斉藤秀翼はテレビ朝日スーパー戦隊シリーズ『獣電戦隊キョウリュウジャー』でのキョウリュウブラック/イアン・ヨークランド役などで知られる。そうした俳優活動の傍ら、今年の2月にミニアルバム『PARTY!』でCDデビュー。「音楽活動は念願だったので、凄く嬉しかったです。色々な巡り合わせが良い方向に重なった結果ですね。自分の性格的に長期的な計算とかができるタイプではないので、その場その場で人との縁というのを大切にしているんですが、それが様々な方が参加してくれたこの作品に出ているかなと思います」と話した。リリースして1か月経った同作の印象について聞くと「CDを出すというのが初めてだったので、何もかも勉強になりました。その点は次の作品に活かそうと考えています。この作品を出して何度かライブをやったのですが、そこで気づいたのは“自分はライブをやりたかったんだ!”ということ。戦隊のショーをやっている時も思っていたのですが、その空間はその時しか感じられないものだし、そこに来て下さるお客さんと共有できるのが楽しい。今の時代にCDを出せるという喜びはもちろん噛みしめつつ、ライブは1回1回大事にしていきたいし、これからもっと上手くなりたいですね」と語った。今後については「芸能活動をはじめてすぐ位の話なんですけど、僕の叔父がボソッと僕に“今は自分で自分を作っていく時期だ。ある程度まで行ったらそこからは周りが作って行ってくれるから”って言ってくれたのが印象に残っていて。ファンの方や多くのスタッフの方の力をお借りしたという意味で、今回の音楽活動はまさにそれだなって。ただそこに甘えず、例えばCDについては作曲であったり、プロデュースであったりとかもっと自分の占める割合を増やせていければと思っています。あと、東京以外でライブをやるのは4月の大阪が初めてになるので、これから先はもっと違う地域にもライブをやりにいけたらなって思います」と意気込んだ。斉藤秀翼のライブは4月19日(日)大阪・ROCKTOWN、5月4日(月・祝)東京・CLUB QUATTROで開催。チケットは発売中。
2015年03月23日「仮面ライダーオーズ」の渡部秀&三浦涼介のコンビによる最新映画『PIECE~記憶の欠片~』の完成披露試写会が8月18日(土)に行われ、渡部さんと三浦さん、下山天監督が上映後の舞台挨拶に登壇した。東映が「TOEI HERO NEXT」と銘打って開始した新レーベルの第1弾となる本作。トラウマを抱えた元エリート記者・智紀(渡部さん)と五重人格のカメラマン・零(三浦さん)というコンビの2人が、人々を石化して死に至らしめる謎の事件の真相に挑んでいく。「オーズ」の映司×アンクのコンビが忘れられないファンが客席で掲げる「おかえり」というボードを見やりつつ、渡部さんは「ただいま(笑)。みなさんの前にこうして帰ってこられて光栄です」と笑顔を浮かべた。渡部さんは酒に溺れるやさぐれた記者という、「オーズ」のときとは全く異なるタイプの役となったが「普段、涼くんとお酒飲んだりするときもあまり酔ったりしないし、涼くんは寝ちゃったり泣いたりするけど(笑)」と暴露を交えつつ、これまでとは違った新たな挑戦だったとふり返る。多重人格者を演じきった三浦さんも「5役、大変でした。頑張ったんだよ」と映画が完成してホッとした表情。「台本を読んでるときはニュアンスが違うけど、演じるときは見た目も変わらないまま。いろいろ調べて(多重人格者の)映像を見たりして自分なりにやりました」と明かす。渡部さんは「一緒に撮影してても難しそうだなと思いました」と三浦さんの苦労を慮る。特に多重人格のシーンの中での見どころは、唯一の女性人格である“女医の綾”の逆行催眠のシーン。渡部さんは「あのエロさはヤバいでしょ!18禁だなと思いました」と感想を語る。三浦さんは「緊張した」と言うが、体を密着させていた渡部さんは「涼くんの心拍がハンパなかった!」と証言。三浦さんは「秀くんから感じる熱もあった」と返すと客席を埋める女性ファンは色めきたった。メガホンを握った下山監督も、「男ながらに撮影でゾクゾクした」と2人が醸し出す官能的なムードに称賛を送った。一方、アクションシーンに関しては1年にわたってコンビを組んでいた2人とあって1発OKだったそうで、渡部さんは満面の笑みを浮かべ「さすがオレたち!」と自信満々にアピール。監督も渡部さんも三浦さんも、早くも続編の製作およびシリーズ化に向けて期待を口にしていた。『PIECE~記憶の欠片~』は9月1日(土)より全国にて公開。■関連作品:PIECE~記憶の欠片~ 2012年9月1日より全国にて公開© 「PIECE」製作委員会
2012年08月20日