長塚圭史が上演台本・演出を手がけ、夏休みシーズンに東京・新国立劇場にて上演される「こどもも大人も楽しめるシリーズ」の最新作、『モグラが三千あつまって』。長塚はこれまでも同劇場で『音のいない世界で』(2012年)、『かがみのかなたはたなかのなかに』(2015年・17年)、『イヌビト ~犬人~』(2020年)などで子どもと大人に向けた作品を発表してきたが、今回は武井博の児童文学を原作に、振付を近藤良平、音楽を阿部海太郎に託した。劇中では南の海に浮かぶ3つの島を舞台に、食料のタロイモをめぐって争いを繰り広げるモグラ族、イヌ族、ネコ族の姿が描かれる。7月14日(金) の開幕を約20日後に控えた6月下旬、ぴあアプリ編集部は新国立劇場バレエ団プリンシパル・米沢唯による本作の稽古場訪問に同行した。『モグラ〜』と同じ7月に予定されている「新国立劇場 こどものためのバレエ劇場2023エデュケーショナル・プログラム『白鳥の湖』」において主演のオデット(白鳥)・オディール(黒鳥)を務める米沢に、稽古からどんなインスピレーションを得たか尋ねてみると──。新国立劇場バレエ団プリンシパル・米沢唯長塚圭史・阿部海太郎が追求する、キャラクターとしての自然な反応左から)音楽の阿部海太郎、振付の近藤良平、上演台本・演出の長塚圭史撮影:田中亜紀モグラが3000匹も登場する物語ながら、出演者はたったの4人──。観客を劇世界へいざなうキャストには吉田美月喜、富山えり子、小日向星一、栗原類が名を連ねる。稽古前には、ストレッチやウォーミングアップ、スタッフとの小道具確認、台本を熱心に読む者など、それぞれに稽古へと備える。定刻になると、稽古は発声練習から始まった。唇を震わせながら行うリップロールや、動物の鳴き声を彷彿とさせる「ウォウウォウ」をはじめ、「フィー」「ぬぉんぬぉん」といった多様な音を用いる。表情筋を大きく動かしながら笑顔や泣き顔をつくったり、口の前に指を当て息の漏れ具合を確認したり、各自がそれぞれ「効果」を意識しながら基本動作を繰り返している様子が伝わってきた。次に行われたのは、音楽の阿部海太郎による歌稽古だ。阿部はまず「動きなし」で各ナンバーを確認し、調整後に「動きあり」で同じナンバーを繰り返し稽古した。こだわっていたのは、キャラクターとしての自然な動きと歌声を両立させること。キャストがそれぞれ修正点を反映すると魅力的なシーンに変貌を遂げ、阿部も「すごくいいですね!」と褒め称えた。イヌ族を退治しようとするモグラ族の知恵者マチェック役の吉田は、戦果を澄んだ声でひたむきに歌い上げる。富山は落ち着きのある低音で、度胸あるモグラ族のバンゲラ親分を体現した。新国立劇場演劇『モグラが三千あつまって』稽古風景撮影:田中亜紀新国立劇場演劇『モグラが三千あつまって』稽古風景撮影:田中亜紀特筆すべきは、四方の客席が中央にある円形ステージを取り囲む美術セットだろう。円形ステージの下もアクティングエリアになっており、ウクレレや小さなドラムセットなど楽器を仕込んだセンターステージの中でキャストが演奏する場面も見受けられた。イヌ族やネコ族の襲来から身を守るために「地下都市をつくろう」と提案するモグラ役の小日向は、はじくと高い音が出るハープのような楽器、鈴、吹き戻し(笛)を次々と繰り出しながらセットの中をかがんで駆け回る。新国立劇場演劇『モグラが三千あつまって』稽古風景撮影:田中亜紀新国立劇場演劇『モグラが三千あつまって』稽古風景撮影:田中亜紀その後に行われた芝居稽古(小返し)では、長塚の演出が光った。論点は、イヌ族が掘り起こしたタロイモが無防備に積み上げられているのを「モグラ族の罠ではないか」と訝しく感じているネコ族の様子をどのように表現するか。長塚は「目の前で起こっている事態が都合が良すぎて怪しすぎる、と反応すればいい」とアドバイス。ネコ族ガンス隊長役の栗原は真摯に耳を傾けていた。米沢唯「細部にこだわることで『白鳥の湖』にもリアリティを」キャストと同じくらい、長塚の言葉に熱心に耳を傾けていた米沢。もともと演劇が好きで、所属する新国立劇場で上演された『音のいない世界で』『かがみのかなたはたなかのなかに』『イヌビト~犬人~』を見届けている長塚作品ファンでもある。演劇の稽古を見学したのはこれが初めてらしく、「すごく楽しかったです!」「ずっと観ていられる」「一日中、稽古場にいられると思いました」と興奮しきりだった。新国立劇場演劇『モグラが三千あつまって』稽古場を訪れた米沢唯「目線をどのタイミングでどのように動かすか、セリフをどんな間でどのように発するか、細部にこだわることでリアリティが生まれるのは、バレエにも通じます」と『モグラ〜』稽古見学を経ての気づきを口にする。今夏の『白鳥の湖』ではストーリーをまっすぐ受け止める子どもの観客やバレエ鑑賞初心者が多いぶん、「お客様を劇世界に没入させるだけのリアリティを追求しないと」と背筋を伸ばしていた。取材・文:岡山朋代■新国立劇場の演劇『モグラが三千あつまって』チケット情報■こどものためのバレエ劇場2023エデュケーショナル・プログラム「白鳥の湖」チケット情報
2023年07月06日新国立劇場バレエ団が、こどものためのバレエ劇場2023「エデュケーショナル・プログラム」を上演する。取り上げる演目は、『白鳥の湖』。同団のレパートリーであるピーター・ライト版『白鳥の湖』を生み出した、イギリスのバーミンガム・ロイヤル・バレエによるプロダクション「First Steps: Swan Lake」の日本語版だ。オーケストラの生演奏に舞台美術、照明、衣裳も全部本公演と同じものが揃う本格的な舞台が気軽に体験できるというこの公演の見どころを、指揮者の冨田実里、主役のオデット/オディール役を演じる木村優里に聞いた。ラフな雰囲気で楽しめるバレエ──まずは吉田都芸術監督の意向で誕生したというこの「エデュケーショナル・プログラム」について教えてください。冨田その名のとおり教育的な意味合いがありまして、チーフプロデューサーの言葉を借りると、目指しているのは「10年後のお客様のことを考えて作る」ということ。小さい子供たちでも楽しんでいただけるのが大きなポイントで、その子たちが大きくなった時に、自分から「バレエを観に行きたい」と思ってもらえるようになれば、というプログラムです。今回上演する『白鳥の湖』はバレエの代名詞といえる作品ですが、何度も観たことがあるという方も、作品の新たな側面を知っていただけるような面白い取り組みだと思いますので、今からとても楽しみにしています。──全幕上演で3時間かかるところを、休憩なし、解説付きで1時間ほどにまとめて上演されるそうですね。冨田3年前にバーミンガム・ロイヤル・バレエに客演した際に、「First Steps」の舞台を観客として観ました。演目は『コッペリア』でしたが、いい意味でラフな雰囲気なんです。子供たちがわーっと騒いでいる中で演奏が始まり、MCの方が出てきて、皆どんどんバレエの世界へと引き込まれて、固くならずに自然に楽しむことができる。日本でもそういった試みができるというのはすごくいいことだと思います。これまでの「こどものためのバレエ劇場」ではなかったことですが、オーケストラが出るということも大きなポイントで、音楽の紹介、オーケストラの紹介もあります。バレエ音楽がいかに舞台と混ざり合いながらひとつの世界が作られていくかということにも触れます。それぞれの専門の人たちがひとつのところに集まってひとつの作品を作られている、というところを感じて頂けると思います。木村いま、はじめて休憩なしと知ってびっくりしています(笑)。台本を見ると、王子の心境にすごく共感できるような仕掛けがあったり、(言葉の代わりに身振り手振りで表現する)マイムの体験や照明の体験があったりと、いろいろな工夫がある。次に『白鳥の湖』を全幕で観る時、より深く作品に入っていけると思いますし、ダンサーとしてこれをどういうふうに見せていけるか、楽しみです。優れたバレエ音楽とは──短時間でさまざまな要素を見せていくとなると、出演者にとっては大変な舞台になりますね。木村王子役の男性ダンサーはハードだと思います。セリフがあったり、俳優さんと一緒にお芝居をしたり──私にも一部、マイムをしながら説明をするところがあって、今からドキドキしています(笑)。──ご自身にとって、『白鳥の湖』はどのような作品といえますか。木村踊れば踊るほど、新しい気づきがある作品です。考えさせられる余地がたくさんある。小さい頃は、身体全体を使って、鳥──白鳥を表現しようというその試みに驚いていました!羽ばたきだけでなく、角度をつけた手首が白鳥の首に見えたり、腕が首のカーブになっていたり、白鳥という生き物を動きに落とし込んでいることが衝撃で。白鳥と黒鳥を同じ人物が踊らなければならないとか、テクニックや表現についても異次元のことのように思われて、憧れましたね。冨田優れたバレエ音楽は譜面を見るだけでその情景が浮かんでくるものですが、こんな作品を書いてくれたチャイコフスキー先生には、本当にどうもありがとうと思っています。その譜面からのエネルギーを音にかえしていくのが私たちの仕事。ストラヴィンスキーは自伝の中で、動きと音楽とが織り混ざったらどんなに面白いことができるか、ということを書いていて、そうした彼らの取り組みを知って、自分も何か音を通して試していける──とても難しいことだけれど、すごくやりがいのある楽しみだと思っています。木村冨田さんはダンサーの思いを汲んでくださるので、いつも音楽に助けられています。その日の舞台の、全体の流れというものがあるのですが、音楽がそれを大きく紡ぎ出し、幕をつないでいってくれる。私たちはそれに身を委ねることもできるし、それがいい化学反応になったりもする。本当にお互いの呼吸、ですよね。冨田呼吸が合うと楽しいですよね。一体感が感じられるというのはまた、幸せな時だなと思います。そこもぜひ皆さんに体感していただきたいです。マイムを知ると、楽しくなる──舞台中、マイムの説明もあるようですが、バレエにおいてはマイムもとても重要な位置を占めている要素ですよね。木村以前踊っていたヴァージョンでは、夜の湖畔で出会った王子とオデットのふたりが手を取り合い、そこから踊りが始まります。でも、いま上演しているピーター・ライト版では、ふたりは踊りでなく、マイムを展開するんです。演劇的というか、イギリスの文化がいかに演劇を大切にしているかということを感じました。実はマイムって結構激しくて、全身運動なんですよね(笑)。本当に心と身体がひとつになっていないと伝わらないし、相手との呼吸も会話のように感じられなくてはならない。例えば、王子が何かを言いかけた呼吸を感じて、「待って」とこちらが出るのですが、そのタイミング次第で、伝わり方は全然違うんです。こどものためのバレエ劇場2023エデュケーショナル・プログラム『白鳥の湖』告知映像冨田バレエのリハーサルを見るようになってからマイムの内容を知って、マイムの場面が楽しいと思うようになりました。タイミングやスピード、間の取り方は各ダンサーで違うんです。それもまた面白いところです。指揮者としては、音楽の流れを尊重しながらマイムの流れを理解することが求められます。私に限らず指揮者の方は、マイムの部分はわりと速く演奏したがることが多くて、「そんなに速いとマイムが入らない!」と言われることも(笑)。ただ、全幕を通してのメリハリを作るために緩急をつけていく必要はあるので、踊りとマイムの力学のバランスというのは、どの指揮者も工夫しながらやっているところだと思います。──作中で、「ここは聴きもらさないで」「こういうところを見逃さないで」というところがあれば教えていただきたいのですが。冨田今回の舞台は、まさに「ここを聴いて!」「これ、面白いよ!」というところを言ってくれるんです!ぜひ、楽しかったら笑い、悲しかったら泣いてもらいたい。少し騒いでいても大丈夫。明るい雰囲気で、ぜひ自然な姿勢で楽しんでいただきたいですね。木村どういう反応をしてくれるのかな、こういう言葉を投げかけられたら何を思うのかなと、ドキドキワクワクしています。以前、こどものためのバレエ劇場として『しらゆき姫』を上演した時も、皆さん物語に没頭してくださって、客席から「しらゆきひめー!」という応援の掛け声があがったり、お手紙も、皆さんが一人ひとりそれぞれの感性で書いてくれたりしたんです。皆さんの純粋なエネルギーを嬉しく思うだけでなく、私ももっと学ばなくてはと思いました。ぜひ、その時にしか感じられない等身大の感性で、観ていただきたいですね。取材・文:加藤智子写真提供:新国立劇場<公演情報>こどものためのバレエ劇場 2023エデュケーショナル・プログラム『白鳥の湖』2023年7月28日(金)~30日(日)会場:東京・新国立劇場オペラパレス公式サイトチケット情報
2023年07月04日ヨーロッパを中心にバレエ団やダンスカンパニーで活躍後、活動拠点を日本に移した中村恩恵(めぐみ)。新国立劇場バレエ団やKバレエカンパニーなどに作品を数多く創作提供している、注目のダンサー・振付家だ。今回、2017年に新国立劇場で初演し高評価を得た『ベートーヴェン・ソナタ』を、長く交流のある神戸の貞松・浜田バレエ団とタッグを組み「新たな楽しい工夫で」関西初演する。ベートーヴェンの11楽曲を使用、ふたりのダンサーで1役を演じ、ベートーヴェンの人生と恋を描く画期的な作品。中村は創作の経緯や思い、またベートーヴェン役のダンサー・水城(みずき)卓哉が意気込みを語った。貞松・浜田バレエ団「ベートーヴェン・ソナタ」チケット情報ベートーヴェンの演奏会で観客の感動に触れた中村が「既に亡くなっているのに、今も彼の精神は生きていると感じた」のがベートーヴェンを主題にした創作のきっかけだった。舞台上には1脚の椅子。天井から白い布が配置され、その前後の世界で構成。始まりはベートーヴェンの葬儀から。プロローグだけモーツァルトの“レクイエム”、あとは1幕に6曲、2幕に5曲のベートーヴェンの楽曲に乗せて、彼の生涯を描く舞踊作品だ。中村は「己の命に向き合い、その定めを受け入れていく過程を描いた作品」とも。登場人物はベートーヴェンのほか、彼と関わりの深かった3人の女性。キモは2人1役で表現するベートーヴェン。中村は、ベートーヴェンが日記の中で自分自身に『お前』と語りかけて書いていることに着目した。そこで「生き様を見つめ、『お前』と語りかける」ルートヴィヒ役に、貞松・浜田バレエ団の芸術監督・貞松正一郎。「かつて音楽を作り、愛し、傷ついて生きていたベートーヴェン自身」を水城。その「対話のような構成」でふたりは踊る。水城は「稽古中に今まで聞いていた音楽がより鮮明に、解像度が上がっていく体験をしています。自分たちの踊りを通して、皆さんにもその体験をしていただけるよう頑張ります」と力強く語る。また、音楽は生演奏でなく特別録音。中村の意図は?「『スプリング・ソナタ』のバイオリニストの方は自殺されています。美しい音楽をこんなに楽しく弾いているのに。今、私たちは残された音楽を聴き、ダンサーは生き生きと踊る。その人の人生が悲しい終わり方であっても、音楽の力を、そのエネルギーを、今の人たちに与えてくれる。そんな人間の在り方に私はすごく心を打たれていて。もしこの作品が、観ること聴くことで深い苦しみから立ち直る力を持てたら素晴らしい。今を生きる弱き人々に届く何かが生まれたら素敵だなと思っています」。公演は、7月16日(日)、17日(月・祝)、兵庫県立芸術文化センター 阪急 中ホールにて。チケット発売中。取材・文:高橋晴代
2023年06月27日バレエ教室で働くセクシー女優が、講師として務めている教室に、セクシー女優として仕事をしていることが知られてしまったことをTwitterで報告した。そのセクシー女優とは、藤かんな(33)。4歳からクラシックバレエを続けており、『ヘアヌードの湖』(小学館)など、バレエをモチーフにしたヘアヌード写真集も発売している。これまでもTwitterでバレエ教室で講師を務めていることを明かし、バレエ姿を公開してきた藤。しかし6月14日、Twitterに《私はあるバレエ教室に所属してるんだけど》と投稿し、こう続けた。《最近、私、教室で浮いてる気がする。 疎外感というか、先生や他の生徒さんから距離感じるねんな・・・。 みんな、何か、知ってるのかな。気のせいか》すると、その日以降、藤のなかでバレエ教室への不信感は募っていったようだ。15日には《同じバレエ教室に通ってるマダムから、「かんなさん一体なんのお仕事してるの?」と唐突に聞かれた。マダムがそれを聞いた時、教室中が一瞬静かになった気がした。 なんか、この感じ、嫌だなぁ》と明かし、18日には《秋に、バレエ教室で発表会があるんだけど、 私には一切、声がかからなかった。 異様な感じ。 みんな私のことが見えてないみたい。この感じ、疲れるなぁ》とレッスン中のバレエ教室の画像とともにツイートしていた。そして19日、藤は《私はバレエ教室で指導もしているんだけど》と切り出し、バレエレッスンをする子供の足元が写る画像とともにこう綴ったのだ。《来月のシフト、私の知らないうちに全部決まってた。 私の指導担当日、1日もなかった。 もう何がしたいか、分かってきたよ。それにしても、あんまりだな…》そんななか25日、ついに“その時“が来たようだ。藤は《今、バレエ教室の先生から連絡があった。「かんなちゃんの仕事のことを知りました。正直戸惑っているし、ショックです」 あぁ…ついにきた》と記し、《今日の夜、先生と話すことになった》と報告。藤はその数時間後、《今から行ってくる!》と綴っている。同じくセクシー女優である月島さくらは《「ショック」この言葉に差別されている事実が詰め込まれている。していたらショックな仕事。そんな言い方をされたら、いくらなんでも酷い。AV女優だからなんだというのか。何が悪いというのか。》《AV女優は現実に差別されている。私はこういう状況をなんとかしたい。》と、藤を擁護するコメントを投稿。また、西本めいさは《私もAV女優でいながらキッズチアの講師しています》と同様の境遇を明かしていた。藤は過去にも、勤務していた副業禁止の一般企業にセクシー女優としての副業がばれ、退職したことを明かしている。
2023年06月26日背中やお尻の筋肉は普段、使われにくく、衰えがち。その結果、脂肪がつきやすく、悪姿勢の原因にも。背面の筋肉を使い、バレエの動きを取り入れた「エレコア」でバックラインを引き締めよう。背面の筋肉を伸ばして、姿勢もフォルムも美しく!もたついた背中や垂れたお尻、自分で見る機会が少ないバックラインは、気がついたときにはとても残念なありさまに。そんな悩みに応えてくれるのが、パーソナルトレーナーの隅田咲さんが考案した“エレコア”メソッド。バレエの動きをベースにした、エレガントなコアをつくるメソッドだ。「バレエのすべての動きは骨盤を直立させた姿勢で行います。この直立姿勢をつくるために背面や内ももの筋肉が使われます。また背骨をまっすぐ維持して正しいポジションを保つためには、体幹のインナーマッスルも使われます」これらは、普段あまり使われない筋肉。筋肉が硬くなってカラダが縮んだり歪むことで血流が悪くなり、脂肪が燃えにくい状態に。「エレコアは、鍛えるというより筋肉を伸ばしながら動かすというメソッドです。普段使えていない筋肉をほぐして動かすことで、脂肪燃焼しやすいカラダを手に入れることができます」バレエ筋とは?バレエの動作で常に使われている筋肉のこと。背中を覆う広背筋、背骨に沿って走る脊柱起立筋、肩甲骨まわりの菱形筋、お尻の深層の梨状筋。さらに体幹のインナーマッスルもバレエの姿勢を保つために必須。カラダの縮みをチェックしよう。カラダに傾きや歪みがあるとバレエ筋が縮んでうまく働かない。エクササイズの前に、まずは縮みやすい骨盤や肩関節まわりのチェックからスタートを。骨盤チェック壁に背中をつけて立つ。腰の隙間が手のひら1枚分なら標準。隙間がなければ骨盤は後傾、お腹とお尻が縮んでいる。1枚分以上入ると前傾。背中が縮みやすい。肩関節チェック壁に背中をつけて両手でバンザイ。両手が壁につけば肩や背中のバレエ筋が使われている証拠。つかない場合は、肩や肩甲骨まわりの筋肉が縮んでいて硬い。基本のエレコア毎日行いたい基本のエレコア2種目。毎朝、出かける前のルーティンにすると、その日一日、お尻や背中の筋肉が使えて、すっきりしたバックラインに!【「エレコア」の3つのポイント】1、姿勢…頭のてっぺんから真上に引っ張るイメージで背骨を伸ばす。2、呼吸…息を止めずに筋肉を伸ばすタイミングで息を吐く。3、伸ばす筋肉を意識…伸ばす筋肉を意識しながら、丁寧に行う。【スワンエクサ】白鳥の動きでバックライン全体を伸ばす(6秒キープ×10回)。白鳥が飛び立つように両腕を広げる、バレエらしい動きのエクササイズ。ただ腕を動かすのではなく、肩甲骨から腕を遠くに引っ張るように伸ばすのがポイント。姿勢の改善やヒップアップ効果もあり。1、両足を開いて立ちゆっくり息を吸う。両足を肩幅より広く開いて立つ。手のひらを内側にし、両腕を自然に前に垂らして息を吸う。背中をしっかり伸ばすことを忘れずに。2、背すじを伸ばして上体を前に倒す。息を吐きながら上体を前に倒して両手を横に広げる。肩甲骨から腕を遠くに引っ張るつもりで。深呼吸して6秒維持して元の姿勢に。【おじぎエクサ】おじぎで背中、お尻、もも裏を伸ばす(6秒キープ×10回)。両脚を外旋させて膝を曲げ伸ばしする、バレエでは「プリエ」と呼ばれる基本動作。お尻や背中全体が伸びるだけでなく、足をしっかり開いて行うことで太もも裏の筋肉も伸び、小尻効果が期待できる。1、背すじを伸ばしてバンザイの姿勢に。両足を大きく開き、つま先を45度外側に開いて立つ。ゆっくり息を吸いながら両腕をバンザイの姿勢に。手のひらは内側を向ける。2、おじぎしながら膝を深く曲げる。両腕を上げたまま、息を吐きながら上体を前に倒して膝を曲げる。背すじはまっすぐ、深呼吸しながら6秒キープして元の姿勢に戻る。隅田 咲さん「バレエ&コンディショニング プリマ名古屋・表参道」代表。3歳からバレエを始め、高校卒業後にはイタリアにバレエ留学。バレエの動きに解剖学やトレーニング要素を組み合わせたエレコアメソッドを考案。※『anan』2023年6月28日号より。写真・中島慶子ヘア&メイク・浜田あゆみ取材、文・石飛カノ(by anan編集部)
2023年06月22日新国立劇場バレエ団ダンサーの柴山紗帆と速水渉悟が、2023/2024 シーズンよりプリンシパルに昇格することが発表になった。この決定は、17日の夜に行われた『白鳥の湖』のカーテンコールで吉田都芸術監督より観客の前で発表された。柴山紗帆Photo by Masatoshi Yamashiro柴山紗帆は、東京都出身で、これまでに田中洋子、スヴェトラーナ・オシエヴァ、デニス・マーシャル、マジョリー・グルントヴィに師事。バレエスタジオ DUOや、ハリッド・コンサーヴァトリー、ピッツバーグ・バレエシアター・スクールで研鑽を積んできた。2014年にソリストとして新国立劇場バレエ団に入団し、『くるみ割り人形』『シンデレラ』『白鳥の湖』などの公演に出演。2021年にはファースト・ソリストに昇格していた。速水渉悟Photo by Masatoshi Yamashiro速水渉悟は京都府の出身。ジョン・クランコ・バレエ学校を経て、2015年にヒューストン・バレエに入団。同年にはユース・アメリカ・グランプリ NY ファイナルシニア男性の部で金メダル、審査員特別賞を受賞している。2018年に新国立劇場バレエ団にソリストとして入団。2020年『ドン・キホーテ』で全幕主演デビューを果たし、『ジゼル』『くるみ割り人形』『コッペリア』などの公演に出演した。柴山と同じく2021年ファースト・ソリストに、そしてこのたびプリンシパルに昇格した。新国立劇場では通常のバレエ公演だけでなく、こどものためのエデュケーショナル・プログラムなども実施しており、7月には「こどものためのバレエ劇場 2023 エデュケーショナル・プログラム 白鳥の湖」が開催。柴山と速水も出演する。こどものためのバレエ劇場 2023エデュケーショナル・プログラム白鳥の湖7月28日(金)~7月30日(日)新国立劇場 オペラパレス■チケット情報月28日(金)13:00【オデット/オディール】米沢 唯【ジークフリード王子】渡邊峻郁7月28日(金)16:00【オデット/オディール】木村優里【ジークフリード王子】速水渉悟7月29日(土)13:00【オデット/オディール】柴山紗帆【ジークフリード王子】井澤 駿7月29日(土)16:00【オデット/オディール】米沢 唯【ジークフリード王子】 渡邊峻郁7月30日(日)13:00【オデット/オディール】木村優里【ジークフリード王子】速水渉悟7月30日(日)16:00【オデット/オディール】柴山紗帆【ジークフリード王子】井澤 駿【振付】マリウス・プティパ/レフ・イワーノフ/ピーター・ライト【音楽】ピョートル・イリイチ・チャイコフスキー【美術・衣裳】フィリップ・プロウズ【照明】ピーター・タイガン【指揮】冨田実里【管弦楽】東京フィルハーモニー交響楽団
2023年06月22日東京バレエ団による『かぐや姫』が、上野・東京文化会館にて2023年10月20日(金)から10月22日(日)まで、新潟・りゅーとぴあ新潟市民芸術文化会館〈劇場〉にて12月2日(土)・3日(日)に上演される。振付家・金森穣によるグランド・バレエ『かぐや姫』『かぐや姫』は、日本を代表する振付家・金森穣による全幕バレエ。2021年春よりクリエーションがスタートし、同年秋の第1幕、2023年4月の第2幕初演に続き、2023年秋に第3幕を加えた全3幕の全幕バレエとして完成を迎える作品だ。金森は、日本最古の物語文学『かぐや姫』(竹取物語)をもとに、独自の物語バレエを構想。金森自身の創作活動を通して得た舞踊の方法論と、バレエの伝統的なスタイルを融合させつつ、クロード・ドビュッシーの楽曲と日本の伝承文学の世界を見事に重ね、新たな物語バレエを作り上げた。“人間とは何か?”究極の問いを込めた壮大な物語物語は、海や竹に変幻自在に変化していく“緑の精”たちの群舞により神秘的な世界観を提示するプロローグから始まる。第1幕では、貧しい竹取の翁に見出されたかぐや姫が、里でのびやかに育ち、道児と心を寄せ合うも宮廷へ連れていかれるまでを、続く第2幕では、舞踊と音楽の力を前面的に押し出す。クライマックスの第3幕では、宮廷と村を舞台に、かぐや姫は一体何者なのか、なぜ月に還るのか、ひいては「人間とは何か」という問いを残す壮大な結末が用意されている。開催概要東京バレエ団『かぐや姫』全3幕<東京公演>公演日・開場時間:・2023年10月20日(金) 19:00 かぐや姫:秋山瑛、道児:柄本弾、翁:木村和夫、影姫:沖香菜子、帝:大塚卓・10月21日(土) 14:00 かぐや姫:足立真里亜、道児:秋元康臣、翁:木村和夫、影姫:金子仁美、帝:池本祥真・10月22日(日) 14:00 かぐや姫:秋山瑛、道児:柄本弾、翁:木村和夫、影姫:沖香菜子、帝:大塚卓会場:東京文化会館住所:東京都台東区上野公園5-45上演時間:約2時間40分(休憩2回含む)<新潟公演>公演日・開場時間:・12月2日(土) 16:00 かぐや姫:秋山瑛、道児:柄本弾、翁:木村和夫、影姫:沖香菜子、帝:大塚卓・12月3日(日) 14:00 かぐや姫:秋山瑛、道児:柄本弾、翁:木村和夫、影姫:沖香菜子、帝:大塚卓会場:りゅーとぴあ新潟市民芸術文化会館〈劇場〉住所:新潟県新潟市中央区1番堀通町3-2上演時間:約2時間40分(休憩2回含む)■チケット料金:[東京]S 14,000円、A 12,000円、B 9,000円、C 7,000円、D 5,000円、E 3,000円[新潟]SS 12,000円、S 8,500円、A 5,500円※未就学児の入場は不可。※クラブ・アッサンブレ会員は、各席種1割引。※ペア割引(S、A、B席)2枚で1,000円割引、NBS(WEB・電話)のみで販売。※親子割引(S、A、B席)子供(小学生~高校生)半額(東京のみ)。大人1名につき子供2名まで、席は選べない。NBS(WEB・電話)のみで6月20日(火)10:00より発売。・U25シート [東京]1,500円、[新潟]2,000円※NBS(WEB・電話)チケットのみで9月14日(木)20:00より引換券を発売。公演当日小学生~25歳までが対象。席は選べない。座席指定券は公演当日のみの引き渡し。公演当日、年齢が確認できる身分証を提示すること。【問い合わせ申し込み】チケットセンターTEL:03-3791-8888(平日) 10:00~16:00※土日祝休み
2023年06月19日1995年の初演から28年に渡って上演され、多くの観客を魅了してきたバレエ「ドラゴンクエスト」が愛知県で初めて上演される。「ドラゴンクエスト」は日本が世界に誇る名作ゲームシリーズだが、本作は“ドラクエ”の世界観とドラマをバレエで表現する唯一無二のステージだ。オーケストラが奏でるおなじみの音楽、迫力のバトルシーンや仲間との出会い、冒険の中で体験する苦難、旅の仲間との絆……あの感動がステージで見事に表現される。(C)Hasegawa Photo Pro上演時間は約2時間で、愛知公演は愛知県芸術劇場大ホールで9月2日(日)に開催。ほか、東京、大阪、山形でも公演が実施される。スターダンサーズ・バレエ団バレエ「ドラゴンクエスト」9月2日(土) 14時開演愛知県芸術劇場 大ホール月11日(金祝)・12日(土)新国立劇場オペラパレス2024年1月6日(土)フェニーチェ堺2024年1月14日(日)やまぎん県民ホール■チケット情報(愛知)東京)
2023年06月15日ハリオ ランプワークファクトリー(HARIO Lampwork Factory)から、新国立劇場のバレエ公演『白鳥の湖』とコラボレーションしたネックレスが登場。2023年7月28日(金)から30日(日)まで販売される。“スワン”が主役のガラスネックレス新国立劇場シアターショップ「PLATZ」から、バレエ公演『白鳥の湖』の公演を記念して、ハリオ ランプワークファクトリーとタッグを組んだオリジナルのガラスアクセサリーが登場。第1弾のピアス・イヤリングに続き、第2弾となる新作ネックレスが、「こどものためのバレエ劇場 2023エデュケーショナル・プログラム 『白鳥の湖』」の日程に合わせて販売される。ネックレスの主役となるのは、演目を連想させるスワンのモチーフ。「ホワイトスワン」「ブラックスワン」の2色を、ハリオ ランプワークファクトリーが手作りで制作した、繊細なガラスで表現しているのが特徴だ。ロマンティックなバックスタイルまたネックレスのバックスタイルは、パールが一粒ゆらりと落ちるロマンティックなデザインに。女性の首元に寄り添う、華奢なチェーンを採用しているのもこだわりのポイントだ。【詳細】ハリオ ランプワークファクトリー×新国立劇場特別企画発売期間:2023年7月28日(金)~7月30日(日)※先行予約は、2023年6月10日(土)〜6月18日(日)展開:新国立劇場シアターショップ「PLATZ」住所:東京都渋谷区本町1丁目1−1アイテム:・ネックレス ホワイトスワン 9,900円・ネックレス ブラックスワン 9,900円※コラボレーションアクセサリーの一部は、公演が終了しても、継続して販売。※ハリオ ランプワークファクトリーの直営店や、オンラインショップでは取り扱いしていない。モデル:木村優里(新国立劇場バレエ団 プリンシパル) / 柴山紗帆(新国立劇場バレエ団 ファースト・ソリスト)
2023年06月15日スターダンサーズ・バレエ団によるバレエ「ドラゴンクエスト」全2幕が、大阪・山形にて公演。2024年1月6日(土)に大阪・フェニーチェ堺、1月14日(日)に山形・やまぎん県民 ホールに巡回する。バレエ「ドラゴンクエスト」日本の人気ゲーム「ドラゴンクエスト」を題材に、これまでのバレエの概念を覆す全く新しい作品として1995年に制作されたバレエ「ドラゴンクエスト」。2019年には、パリで開催される世界最大の日本文化の祭典「ジャパンエキスポ」に初登場したことでも話題となった本作の初の大阪・山形公演が実施される。ステージに広がる“ドラクエ”の世界誰もが一度は耳にしたことのあるお馴染みのメロディで幕が上がると、ステージに広がるのはRPGのフィールドに迷いこんだかのような臨場感あふれる世界。“さらわれた王女を救うべく、勇者が悪に立ち向かう”という王道ストーリーでありながら、美しきバレエダンサー扮する個性豊かなキャラクター達の登場によって、大人でも楽しめるバレエ作品へと昇華させている。生オーケストラによる演奏もまた、すべて生オーケストラの演奏による、臨場感あふれる音楽を楽しめるのもバレエ作品ならでは。 「序曲」 「コロシアム」「そして伝説へ」等を含む、ドラゴンクエストシリーズの楽曲に加え、バレエのための書き下ろし曲を加えた全41曲(全て、すぎやまこういち作曲)が、作品の世界観をより一層盛り上げてくれる。舞台映像の冒頭約6分間を期間限定で公開なお、2024年1月6日(土)の大阪公演に先立ち、2020年収録の舞台映像の冒頭約6分間を公開。YouTubeにて、2024年1月3日(水)までの期間限定での公開となるため、気になる人は要チェックだ。【詳細】バレエ「ドラゴンクエスト」全2幕指揮:田中良和管弦楽:テアトロ・ジーリオ・ショウワ・オーケストラ(大阪)、山形交響楽団(山形)■大阪公演日時:2024年1月6日(土) 13:00開演(12:15開場)場所:大阪・フェニーチェ堺住所:大阪府堺市堺区翁橋町2丁目1−1■山形公演日時:1月14日(日) 13:00開演(12:15開場)場所:やまぎん県民ホール住所:山形県山形市双葉町1丁目2−38<チケット>SS席 10,000円/S席 9,000円/A席 6,000円/B席 3,000円/Z席 1,000円※U-25チケットあり。※3歳以下入場不可。※Z席はスターダンサーズ・バレエ団WEBのみ取扱。※Z席は舞台の一部が見えにくい場合あり。※U-25チケットは鑑賞時に25歳以下の人が対象。入場時に年齢確認のできる身分証提示を求める場合あり。※車椅子席の希望者はスターダンサーズ・バレエ団に要問合せ(TEL:03-3401-2293)。※公演中止の場合を除き、チケットの変更および払い戻しはしない。※やむを得ない事情により出演者等が変更になる場合あり。<キャスト>白の勇者役:林田翔平黒の勇者役:池田武志王女役:渡辺恭子<すでに終了した公演>■東京公演日時:2023年8月11日(金・祝)、12日(土)14:00開演 (13:15開場)場所:新国立劇場オペラパレス指揮:田中良和管弦楽:東京シティ・フィルハーモニック管弦楽団■愛知公演日時:9月2日(土)14:00 (13:15 開場)場所:愛知県芸術劇場指揮:田中良和管弦楽:大阪フィルハーモニー交響楽団<キャスト>(東京・愛知)白の勇者役:アクリ瑠嘉(8/11)、林田翔平(8/12)、西澤優希(9/2)黒の勇者役:アクリ士門(8/11)、池田武志(8/12)、佐野朋太郎(9/2)王女役:渡辺恭子(8/11)、塩谷綾菜(8/12、9/2)
2023年06月04日TBSテレビは『ル・グラン・ガラ 2023』東京公演が2023年7月31日より開催することをご報告いたします。豪華絢爛な、美の饗宴!バレエの殿堂、パリ・オペラ座バレエトップダンサーたちによる特別公演が決定いたしました。格別の人気と実力を誇るダンサーが集結し、フランス・バレエのエスプリを伝えるバレエ公演世界の頂点に燦然と輝くパリ・オペラ座バレエのなかでも、格別の人気と実力を誇るダンサーが集結し、フランス・バレエのエスプリを伝えるバレエ公演-それが『ル・グラン・ガラ』。2018年1月に開催した第1回公演では、マチュー・ガニオ、ドロテ・ジルベール、ユーゴ・マルシャン、ジェルマン・ルーヴェ、オニール八菜の5名が出演し、気鋭の振付家ジョルジオ・マンチーニによるワーグナーの優美かつ官能的な世界を描いた『トリスタンとイゾルデ』『ベーゼンドンク歌曲集』を日本初演し、バレエの新時代を切り開いた、と大きな話題になりました。翌19年7月に開催した2回目の公演では、その5名に加え、レオノール・ポラック、アマンディーヌ・アルビッソン、オードリック・ベザールという人気ダンサー3名が参加し、クラシックの目くるめく美しいパ・ド・ドゥから新進気鋭のコンテンポラリーダンスまで、レパートリーが幅広いオペラ座ならではの演目を披露し、絶賛を博しました。そして、4年ぶりの公演開催となる2023年。円熟期を迎え、ますます演技やテクニックに磨きがかかるマチュー・ガニオとドロテ・ジルベールが座長となり、さらに出演者陣も充実。そして特別ゲストとして、卓越した技術と表現力で世界中を虜にするシュツットガルト・バレエ団のスーパースター フリーデマン・フォーゲルの参加が決定。最強のガラ公演を開催いたします。(※なお、7月30日(日)名古屋公演/8月5日(土)大阪公演も開催いたします。)(画像はプレスリリースより)
2023年06月02日新国立劇場バレエ団飯野萌子・中島瑞生・広瀬碧・山田悠貴、東京シティ・バレエ団森絵里、元K-BALLET COMPANY 益子倭など豪華出演者決定『生演奏&バレエコンサート』が2023年8月27日 (日)に渋谷区文化総合センター大和田 さくらホール(東京都渋谷区桜丘町23番21号)にて上演されます。チケットはカンフェティ(運営:ロングランプランニング株式会社、東京都新宿区、代表取締役:榑松 大剛)にて6月5日(月)10:00より発売開始です。カンフェティにて6月5日(月)10:00よりチケット発売開始 『0歳からの未就学児鑑賞OK!!ピアノ生演奏と今旬なバレエダンサーたちによる饗宴!!』“子どもたちに本物を伝える”主旨で始まった生演奏&バレエコンサート。0歳からの未就学児のお子様から大人まで皆さまでお楽しみいただけるバラエティに富んだ作品と個性豊かで素晴らしいプロフェッショナルなダンサー達が集結した1日限りのバレエコンサートとなっております。新国立劇場バレエ団で活躍めざましい飯野萌子・中島瑞生・広瀬碧・山田悠貴などのソリスト陣を始め、東京シティ・バレエ団の森絵里や元K-BALLET COMPANY の益子倭などこのコンサートでしか観れない豪華キャストによるバレエパフォーマンスをお楽しみください!【プログラム】ピアノ生演奏とバレエコンサート《昼の部》13:30開演・ピアノ演奏「眠れる森の美女」よりワルツ・小さな未来のバレエダンサーたちの小作品シンコペーテッド・クロック「白鳥の湖」よりナポリ・プロダンサーによる踊り「コッペリア」よりヴァリエーション&コーダ・作品を楽しもう!「ドン・キホーテ」3幕より~キトリとバジルの結婚式~《夕方の部》16:00開演・ピアノ演奏:「眠れる森の美女」よりワルツ・「ダイアナとアクティオン」のグランパドドゥ・創作作品・「ラ・シルフィード」2幕より・「ラ・バヤデール」~ガムザッティの婚礼の宴~公演概要『生演奏&バレエコンサート』公演日:2023年8月27日 (日)会場:渋谷区文化総合センター大和田 さくらホール(東京都渋谷区桜丘町23番21号)■出演者赤井綾乃(新国立劇場バレエ団)天野実和(フリー)飯野萌子(新国立劇場バレエ団)石毛祥太(フリー・元K-BALLET COMPANY)伊東真梨乃(牧阿佐美バレエ団)内村友紀(みなとシティバレエ)須谷まきこ(NBAバレエ団)高谷遼(フリー・元スターダンサーズ・バレエ団)徳永比奈子(新国立劇場バレエ団)中島瑞生(新国立劇場バレエ団)根本真菜美(元新国立劇場バレエ団)土方萌花(新国立劇場バレエ団)広瀬碧(新国立劇場バレエ団)森絵里(東京シティ・バレエ団・ソリスト)益子倭(フリー・元K-BALLET COMPANY)山田悠貴(新国立劇場バレエ団)渡邊理恵子(フリー・元松山バレエ団)子役ダンサー・公募ダンサー出演【演奏】バレエピアニスト:黒田泉、宮崎あかね■スタッフ演出振付:内村なつみ、皆川朋佳舞台スタッフ:株式会社パシフィックアートセンター企画制作:株式会社A la neige■公演スケジュール2023年8月27日(日)13:30開演/14:20終演予定16:00開演/17:45終演予定※開場は、開演の30分前です。※昼の部・夕方の部で内容・出演者が異なります。■チケット料金【昼の部】全席自由:1,000円【夕方の部】S指定席:4,500円、A指定席:3,500円、2階自由席:2,500円(税込)<カンフェティ限定>【夕方の部】A指定席3,500円 → カンフェティA指定席2,500円!(税込) 詳細はこちら プレスリリース提供元:NEWSCAST
2023年06月01日世界のバレエ団で活躍する注目の日本人ダンサーが一堂に会するガラ公演「バレエ・アステラス」が8月5日(土)と6日(日)に新国立劇場 オペラパレスで開催される。“アステラス”とはラテン語とギリシャ語の造語で“星たち”の意味。本シリーズは海外バレエ団で活動するダンサーと日本とつなぐプラットフォームとして2009年より開催されている公演で、今年が13回目になる。当日は、総勢9組のダンサーと新国立劇場バレエ団ダンサー、ミラノ・スカラ座バレエ・アカデミーと新国立劇場バレエ研修所の若きダンサーが出演。古典から現代作品まで、多彩で華やかなプログラムが披露される。ゲスト出演の石原古都(カナダ国立バレエ プリンシパル)と吉山シャール ルイ(チューリヒ・バレエプリンシパル)は、『眠れる森の美女』第3幕よりパ・ド・ドゥ、日本初演となるキャシー・マーストン振付『In Our Wishes』を上演。そのほか、リカルド・アマランテ振付『Love Fear Loss』よりLoss のパ・ド・ドゥ、メディ・ワレルスキー振付『SOON』、デヴィッド・ドウソン振付『A SWEET SPELL OF OBLIVION』、デヴィッド・ビントレー振付『Shakespeare Suite』よりロメオとジュリエットなどが日本で初めて上演される。また、『ドン・キホーテ』、『サタネラ』、『コッペリア』、『ジゼル』など、人気の古典作品もプログラムされており、特別な2日間になりそうだ。「バレエ・アステラス2023」8月5日(土)、6日(日)両日とも14:00開演新国立劇場 オペラパレス■チケット情報・ゲスト出演石原古都 (カナダ国立バレエプリンシパル)吉山シャール ルイ (チューリッヒ・バレエプリンシパル)『In Our Wishes』振付:キャシー・マーストン音楽:セルゲイ・ラフマニノフ『眠れる森の美女』第3幕よりパ・ド・ドゥ振付:マリウス・プティパ音楽:ピョートル・イリイチ・チャイコフスキー・海外で活躍する日本人ダンサー&パートナー(女性名五十音順)五十嵐愛梨 (アトランタ・バレエ)セルジオ・マセロ (アトランタ・バレエ)『Love Fear Loss』 よりLossのパ・ド・ドゥ振付:リカルド・アマランテ音楽:エディット・ピアフ刈谷円香 (ネザーランド・ダンス・シアター1)パクストン・リケッツ (ネザーランド・ダンス・シアター1)『SOON』振付:メディ・ワレルスキー音楽:ベンジャミン・クレメンタイン栗原ゆう (英国バーミンガム・ロイヤルバレエファースト・ソリスト)マイルス・ギリバー (英国バーミンガム・ロイヤルバレエアーティスト)『ドン・キホーテ』第3幕よりパ・ド・ドゥ振付:カルロス・アコスタ音楽:レオン・ミンクス後藤絢美 (アメリカン・バレエ・シアタースタジオカンパニー)三宅啄未 (アメリカン・バレエ・シアタースタジオカンパニー)『サタネラ』よりパ・ド・ドゥ振付:マリウス・プティパ音楽:チェーザレ・プーニジェシカ・シュアン (オランダ国立バレエプリンシパル)山田 翔 (オランダ国立バレエソリスト)『コッペリア』よりパ・ド・ドゥ振付:マリウス・プティパ音楽:レオ・ドリーブ綱木彩葉 (ドレスデン国立歌劇場バレエプリンシパル)スカイラー・マクシー・ウェルト(ドレスデン国立歌劇場バレエセカンド・ソリスト)『A SWEET SPELL OF OBLIVION』振付:デヴィッド・ドウソン音楽:ヨハン・ゼバスティアン・バッハ水谷実喜 (英国バーミンガム・ロイヤルバレエプリンシパル)ロックラン・モナハン (英国バーミンガム・ロイヤルバレエプリンシパル)『シンデレラ』よりパ・ド・ドゥ(*)振付:デヴィッド・ビントレー音楽:セルゲイ・プロコフィエフ『Shakespeare Suite』よりロメオとジュリエット(*)振付:デヴィッド・ビントレー音楽:デューク・エリントン吉田合々香 (クイーンズランド・バレエプリンシパル)ジョール・ウォールナー (クイーンズランド・バレエプリンシパル)『夏の夜の夢』よりファイナル・パ・ド・ドゥ(*)振付:リアム・スカーレット音楽:フェリックス・メンデルスゾーン『No Man’s Land』よりファイナル・パ・ド・ドゥ(*)振付:リアム・スカーレット音楽:フランツ・リスト・新国立劇場バレエ団木村優里 (プリンシパル)中家正博 (ソリスト)『ジゼル』 第2幕よりパ・ド・ドゥ振付:ジャン・コラリ / ジュール・ペロー/マリウス・プティパ音楽:アドルフ・アダン・ミラノ・スカラ座バレエ・アカデミー・新国立劇場バレエ研修所(第19期・20期生、予科生ほか)上演作品未定(*)上演日は決定次第、発表。指揮デヴィッド・ガルフォース管弦楽東京フィルハーモニー交響楽団照明プラン喜多村 貴(劇光社)
2023年05月29日世界的にも高い評価を受けるイギリス典礼合唱団から厳選された4人のソリストが来日一般社団法人日本少年合唱協会主催、『カーディナル ヴォーン スコラ カントラム来日公演』が札幌・名古屋・東京の3都市にて開催されます。【札幌公演】8月26日(土)/カナモトホール(札幌市民ホール)【名古屋公演】8月29日(火)/電気文化会館ザ・コンサートホール【東京公演】8月31日(木)/かつしかシンフォニーヒルズ(モーツァルトホール)チケットはカンフェティ(運営:ロングランプランニング株式会社、東京都新宿区、代表取締役:榑松 大剛)にて5月20日(土)10:00より発売開始です。カンフェティにて5月20日(土)10:00よりチケット発売開始 公式ホームページ Twitter カーディナル ヴォーン スコラ カントラム来日公演チケット発売イギリスの名門少年合唱団「カーディナル ヴォーン スコラ カントラム」が、日本公演を行います。イギリスのロンドン、ケンジントンにあるヴォーン枢機卿記念学校(カーディナル ヴォーン メモリアル スクール)の1980 年に設立された、11歳から 18歳までの男の子で構成される典礼合唱団です。イギリス国内のみならず、世界的にも高い評価を受けています。今回の日本公演では、クラシック音楽からレパートリーを披露します。聖歌隊員としての豊富な経験を生かした、英国宗教音楽も聴くことができます。スコラは、合唱だけでなく、ソロや器楽アンサンブルの演奏も得意としており、その音楽性の高さは世界中で高く評価されています。また、合唱団員たちは、歌唱力だけでなく、教育にも力を入れており、英国の伝統的な音楽教育を受けた若い才能たちが集まっています。その中から厳選された4人のソリストが来日いたします。日本公演は、札幌、名古屋、東京の3都市で行われます。日本の音楽ファンはもちろん、クラシック音楽初心者にもおすすめの公演となっています。この機会に、世界的にも有名なカーディナル ヴォーン スコラ カントラムの美しい歌声を聴き、感動的な音楽の世界に浸ってみてはいかがでしょうか。公演概要『カーディナル ヴォーン スコラ カントラム来日公演』【札幌公演】8月26日(土)19:00開演予定(18:30開場/21:00終演予定)カナモトホール(札幌市民ホール)【名古屋公演】8月29日(火)19:00開演予定(18:30開場/21:00終演予定)電気文化会館ザ・コンサートホール【東京公演】8月31日(木)19:00開演予定(18:30開場/21:00終演予定)かつしかシンフォニーヒルズ(モーツァルトホール)■出演者ダニエル・ホワイト(Daniel White)フレデリック・ムシュラフィ(Frederick Mushrafi)マラカイ・バヨー(Malakai Bayoh)キアラン・オサリバン(Kaelan O’Sullivan)※やむを得ない事情で出演者が変更になることがございます■チケット料金A席:5,000円B席:4,000円(全席指定・税込)※名古屋公演はB席無し 詳細はこちら プレスリリース提供元:NEWSCAST
2023年05月15日英国ロイヤルバレエ、アメリカン・バレエ・シアター(ABT)、ニューヨーク・シティ・バレエ(NYCB)のスターが集う〈The Artists─バレエの輝き─〉。8月の公演に向けて着々と準備を進めるのは、ロイヤルバレエの元ファースト・ソリストでプロデューサーの小林ひかるだ。「多くの方々に喜んでいただけたことが嬉しくて!」と話す小林。3年前に初めて手がけた公演〈輝く英国ロイヤルバレエのスター達〉のことだが、まさにその直後、世界はコロナ禍に見舞われた。「ショックでしたね──」。4年先まで考えていたというプロジェクトは、諦めざるを得なかった。「いえ、“諦め”ではなく、“延期”。それに、考える時間が増えた分、しっかり煮詰めることができました。が、煮詰めたのはいいけれど、そこからの“盛り付け”が大変で(笑)」と、様々な課題にポジティブに向き合う。最もファンが期待するのは、その豪華なキャスティング。今回はロイヤルから、プリンシパルのマリアネラ・ヌニェス、ワディム・ムンタギロフ、マヤラ・マグリ、マシュー・ボール、金子扶生、ウィリアム・ブレイスウェルに加え、躍進中の若手、五十嵐大地が参加。またNYCBのタイラー・ペックとローマン・メヒア、ABTのキャサリン・ハーリン、アラン・ベルというプリンシパルに、「踊る姿を見て衝撃を受けた」というABTの若手、山田ことみにも声をかけた。「今回は、近年、日本で紹介される機会が少ないニューヨークのダンサーたちに注目していただきたくて。ぜひ、カンパニーごとのスタイルの違いを楽しんでいただきたいですね」。世界初演作品の上演に加え、「ダンサーのレッスンの様子を公開するプログラムも。元ダンサーの写真家が至近距離から捉える彼らの姿を、舞台上にライヴで映し出す予定」と、アイデアはどんどん広がってゆく。「でも、本当の目標はもっと先に」とも。彼女を突き動かすのは、日本のダンサーたちの活躍の場を広げたいという思い。初日の昼にはスクールマチネとしてゲネプロを公開、18歳以下を対象とした2,000円のチケットを販売する。「彼らが大人になった時、バレエを自分たちのカルチャーとして認識してくれるようになれば」と、その瞳はしっかりと未来を見据えている。公演は8月11日(金・祝)から13日(日)、文京シビックホール大ホールにて。プログラムの組み合わせは日替わり。チケットは5月13日(土)より発売。文:加藤智子
2023年05月12日ZARAのベルベットバレエシューズが、かわいすぎるってご存知ですか?今回は、フォロワー数1000人以上の@higuchi_73さんが投稿した、ZARAのベルベットバレエシューズを紹介します。買ってよかったと思えるアイテムなので、要チェックですよ!カジュアルコーデのアクセントに出典:Instagramこちらは、ユニクロコーデにZARAのベルベットバレエシューズを合わせたコーデ♡バレエシューズが、カジュアルなデニムスタイルのアクセントになっています。上品なデザインですがシンプルなムードがあるため、大人っぽい雰囲気を作りたいときに◎コーデを格上げしたいときは、ZARAのベルベットバレエシューズが活躍しそうですね。ちょっとしたお出かけにも◎出典:Instagramフラットなデザインのベレエシューズは、幅広いシーンで活用できます。ZARAのベルベットバレエシューズは、ちょっとしたお出かけコーデにピッタリ!オシャレなだけでなく、歩きやすいため、安心してコーデに取り入れられますね。ストラップタイプなので、安定感も期待できそう♪靴下でアレンジ可能!出典:Instagram@higuchi_73さんは、大人かわいいブラックワンピースに、ベルベットバレエシューズを合わせていました。「めちゃくちゃ可愛いんです〜」とのこと!ブラックのワントーンデザインなので、靴下を使ってコーデをアレンジできますね。足先に丸みがないデザインのため、きれいめなコーデと相性◎履きやすく脱ぎやすい出典:Instagramサッと履けて、簡単に脱げるZARAのベルベットバレエシューズ♡@higuchi_73さんは「ここ最近で買って良かったモノ第1位!」とコメントを添えていました。どんなコーデにも馴染むため、ヘビロテ必須!ソールが低いので、歩きやすいのも嬉しいですね。ZARAのベルベットバレエシューズは、合わせやすいシンプルなデザインが魅力です。安心して履けるフラットなデザインで、いろいろなシーンで大活躍間違いなし!履きやすくてオシャレなアイテムを探しているなら、ZARAのベルベットバレエシューズを試してみてはいかがでしょうか。※こちらの記事では、/好きのプチプラコーデ(@higuchi_73)様のInstagram投稿をご紹介しております。※本文中の画像は投稿主様より掲載許諾をいただいています。※アカウント名含む記事内の情報は、記事作成時点のものになります。価格変更や、販売終了の可能性もございます。最新の商品情報は各お店・ブランドなどにご確認くださいませ。
2023年05月01日新国立劇場バレエ団『シェイクスピア・ダブルビル』が、4月29日(土・祝) に開幕し、振付のウィル・タケットのコメントと舞台写真が公開された。本公演では、ウィル・タケットが新国立劇場のために創る『マクベス』、そしてアシュトンの英国の雰囲気漂う『夏の夜の夢』の二作品を新制作にてお届けする。新国立劇場バレエ団「シェイクスピア・ダブルビル」『夏の夜の夢』柴山紗帆、木下嘉人『マクベス』は、オリヴィエ賞など数多くの賞を受賞したウィル・タケットを迎え、新国立劇場バレエ団から世界に発信するオリジナルバレエ。スコットランドの作曲家、ジェラルディン・ミュシャによって作曲された同名作品にインスピレーションを得て、オペラや映画でも幾度となく題材として取り上げられてきたこの物語が、タケットの手で新たに生まれ変わる。『夏の夜の夢』は、英国バレエの巨匠フレデリック・アシュトンによる傑作で、まるで絵本の世界から飛び出したような森と妖精たちの世界が華麗に描かれる。新国立劇場では2022年1月に上演を予定するも、新型コロナウイルス感染症の影響により公演中止となり、今回上演されることとなった。新国立劇場バレエ団「シェイクスピア・ダブルビル」『夏の夜の夢』山田悠貴■ウィル・タケット コメント吉田都芸術監督から『マクベスの悲劇』のバレエの依頼を受けたとき、マクベスとマクベス夫人の情熱的で野心的で殺意に満ちた、しかし最終的には悲劇的な夫婦関係を中心に掘り下げるというコンセプトを伺って、一瞬にして魅了されました。シェイクスピア戯曲の登場人物と悲劇的な筋書きが、バレエの観客にとっても魅力的でダイナミックなものに生まれ変わったと確信しています。このような素晴らしい創作の機会を与えていただいた都さんと新国立劇場バレエ団のスタッフの皆さんに感謝しています。そして何より、登場人物に命を吹き込んでくださったバレエダンサーの皆さんに感謝したいと思います。<公演情報>2022 / 2023 シーズン新国立劇場バレエ団『シェイクスピア・ダブルビル』マクベス<新国立劇場バレエ団委嘱作品・世界初演>/夏の夜の夢<新制作>芸術監督:吉田都『マクベス』振付:ウィル・タケット音楽:ジェラルディン・ミュシャ編曲:マーティン・イェーツ美術・衣裳:コリン・リッチモンド照明:佐藤啓※一部に、流血表現がございます。『夏の夜の夢』振付:フレデリック・アシュトン音楽:フェリックス・メンデルスゾーン編曲:ジョン・ランチベリー美術・衣裳:デヴィッド・ウォーカー照明:ジョン・B・リード指揮:マーティン・イェーツ管弦楽:東京フィルハーモニー交響楽団出演:新国立劇場バレエ団【公演日程】※終了分は割愛5月2日(火) 19:005月3日(水・祝) 14:005月4日(木・祝) 14:005月5日(金・祝) 14:005月6日(土) 14:00会場:新国立劇場 オペラパレス予定上演時間:約2時間30分(休憩含む)チケット情報:
2023年05月01日ダンサーズサポート主催、ロックバレエ2023『ROCK BALLET with QUEEN』が2023年5月17日(水)になかのZERO大ホール(東京都中野区中野2丁目9番7号)にて上演されます。この度リハーサル最新動画が公開されました。チケットはカンフェティ(運営:ロングランプランニング株式会社、東京都新宿区、代表取締役:榑松 大剛)にて4月22日(土)10:00より発売中です。カンフェティにて4月22日(土)10:00よりチケット発売開始 公式ホームページ ロックバレエ2023『ROCK BALLET with QUEEN』リハーサル最新動画をお届け!ロック音楽クイーンに乗って日本のトップバレエダンサーたちが踊る!2021年の初演から新キャストも加わり、新たな曲も追加します。さらにパワーアップした舞台をご期待ください。ロック音楽とバレエとの出合いロック音楽で日本のトップバレエダンサーたちが踊ったらどんなに楽しいだろう!の思いから実現した「RockBalletwithQUEEN」。2021年7月8日、新宿文化センター大ホールにて初演。そして、約2年後となる今年、なかのゼロ大ホールにて再演が決定!ロックバレエ2021よりロックバレエ2021カーテンコールより公演概要ダンサーズサポートロックバレエ2023『ROCK BALLET with QUEEN』公演日時:2023年5月17日(水)18:30開場/19:00開演会場:なかのZERO大ホール(東京都中野区中野2丁目9番7号)■演出・振付福田圭吾:新国立劇場バレエ団ファースト・ソリスト■出演者井澤駿:新国立劇場バレエ団プリンシパル今井智也:谷桃子バレエ団プリンシパル菊地研:牧阿佐美バレヱ団プリンシパル長瀬直義:元東京バレエ団ソリスト二山治雄:元パリ・オペラ座契約団員米沢唯:新国立劇場バレエ団プリンシパル壷阪健登:ピアニスト・作曲家■チケット料金1F席:7,000円2F席:6,000円(全席指定・税込) 詳細はこちら プレスリリース提供元:NEWSCAST
2023年04月29日アキコアオキ(AKIKOAOKI)のステュディオス(STUDIOUS)別注バレエシューズが、2023年4月17日(月)、ステュディオス ウィメンズ ルミネ池袋・渋谷パルコ・名古屋パルコ・心斎橋パルコほかにて発売される。パンプス×スニーカーの厚底シューズ別注バレエシューズのベースとなるのは、パンプスのアッパーにボリューミーなスニーカーソールを組み合わせた「ジゼル(GISELLE)」。バレエのトゥシューズを彷彿とさせるスクエアトゥやリボンのデコレーション、バックルに加えて、自在なアレンジができるリボンが特徴だ。長さのあるリボンは脱着が可能。リボンを足首に巻き付けて華やかな印象としても、取り外してシンプルなパンプススタイルとしても、好みのスタイルで着用することができる。詳細アキコアオキ 別注バレエシューズ発売日:2023年4月17日(月)取扱店舗:ステュディオス ウィメンズ ルミネ池袋・渋谷パルコ・名古屋パルコ・心斎橋パルコ、ステュディオス ウィメンズ オンラインストア、ステュディオス ZOZOTOWN価格:34,100円カラー:ブラックサイズ:36 / 37 / 38ヒール高: 前 4cm、後 7cm【問い合わせ先】ステュディオス カスタマーサポートTEL:03-6712-5980
2023年04月20日総フォロワー数約29万人の美尻王子4月12日、SNSなどで人気のバレエダンサー・竹田純氏による新刊『マネしたらやせた! 30秒だけ床バレエ』が講談社から発売された。A5判、112ページ、定価は1,595円(税込)となっている。同氏はフランス国際バレエコンクール銅賞を受賞し、プロのバレエ歴は20年以上で一般社団法人床バレエ協会代表。テレビ番組「中居正広の金曜日のスマイルたちへ」「今夜くらべてみました」 などにも出演し、「オネエ系バレエダンサー」「美尻王子」の異名がある。Instagram、Twitter、YouTubeの総フォロワー数は約29万人。同書に収録されている全てのエクササイズは、記載の二次元コードから動画が見られるようになっている。3種類のエクササイズでもたった1分30秒2000年から東京バレエ団に所属し、2003年にフランスへと渡った竹田純氏。フランス、スロバキア、オランダなどのバレエ団に所属し、一般向けにSNSでわかりやすく効果の高いエクササイズを発信中である。これまでの著作には『DVD動画付き おうちでできるバレエストレッチ&フィットネス決定版』などがある。「やせる」が謳い文句のエクササイズを紹介する書籍は多数あるが、読者にとって最大の問題は、続かないということではないだろうか。難しい、面倒などの意識は、毎日続けるはずだった決意を三日坊主にしてしまう。新刊で紹介するのは「フレンチバレエ」がベースのオリジナルエクササイズで、筋トレやストレッチは床に寝たり座ったりしたままで行う。1種類30秒、3種類のエクササイズでも1分30秒という手軽さである。床という支えがあるので、関節への負担が軽く、体が硬くても筋力がなくても可能である。(画像はAmazon.co.jpより)【参考】※『マネしたらやせた! 30秒だけ床バレエ』(竹田 純) ‐ 講談社BOOK倶楽部
2023年04月19日東京バレエ団が、日本を代表する振付家のひとり、金森穣とのコラボレーションで放つ新作バレエ『かぐや姫』。その第2幕が世界初演される。2021年11月に第1幕を上演、そして今回第2幕を、さらに10月には新たに創作される第3幕を加えての全幕世界初演にのぞむという、3年がかりの大プロジェクトだ。一昨年11月にヒロインかぐや姫を初演した東京バレエ団プリンシパルの秋山瑛に、現在リハーサル中の第2幕の見どころや舞台への意気込みを聞いた。誰もが知る「かぐや姫」とは少し違う──『かぐや姫』第1幕が上演されてから約1年半。いま振り返ってみて、金森さんとの初のクリエーションはどのような経験だったと思われますか。振付家の創作の現場に立ち会えるというだけでも、とても貴重な経験でした。実際のところ、それを楽しむ余裕はなかったのですが──。当初私は、このバレエは私たちが子供の頃に本で読んでいた「かぐや姫」の物語をイメージしていたんです。竹から産まれた美しい姫が、求婚者たちに無理難題を言って拒み続け、月へと帰っていく、というおなじみのストーリーですよね。でも、この『かぐや姫』は少し違っていた。「竹取物語」をもとに穣さんが構想した物語で、第1幕では彼女が育っていく過程を描いていきます。とてもお転婆な少女ですが、道児という男性に出会い、心を通わせる場面もありました。──音楽は全編を通してドビュッシーの楽曲が用いられますが、「月の光」で踊られるかぐや姫と道児とのパ・ド・ドゥはとても美しく、印象的でした。私の勝手な解釈ではありますが、ふたりには何か心が感じ合うところはあった。でもあの時点では、それを恋だとわかってはいなかったのではないかな、と思っていました。第2幕のクリエーションに入って物語の続きを生きる中で「あのときの心惹かれる気持ちは恋だったんだなと」と。宮廷での華やかでありながら孤独な暮らしの中で大きく育っていると感じます。半年ぶりの稽古再開。時間をおいたからこそ気づいたこと──日本が発信するグランド・バレエを目指すべく、2021年から断続的にクリエーションを重ねられていますね。第2幕のリハーサルは、まず昨年10月に実施、その後半年をおいて再開されました。第2幕の舞台は宮廷へと移るそうですが、そこではどのようなドラマが展開されるのでしょうか。1幕の最後、欲に目がくらんだ翁は、かぐや姫を無理やり宮廷へと連れて行きます。翁にはかぐや姫にいい暮らしをさせてあげたい、という思いがあったかもしれませんが、かぐや姫は宮廷に馴染めない。教育係の秋見という女性から厳しい教育を受けたり、帝やその正室である影姫も彼女に大きく関わってきます。彼女を取り巻く人々も、第1幕とはがらりと変わり、さまざまな思惑が渦巻いています。かぐや姫はその中で、孤独を深めていくんです。東京バレエ団『かぐや姫』第2幕稽古風景photo_Shoko Matsuhashi──そうした物語は、あらかじめ金森さんから説明があったのですか。リハーサルの過程で、少しずつ説明をしてくださいました。自分の役のリハーサルだけでなく、影姫や帝のリハーサルを見て感じることもあります。たとえば影姫。とても魅力的な女性で、絶大な権力を持ち、大臣たちを翻弄する。でも、かぐや姫がやってきて、皆が彼女に興味を持っていることがわかると、彼女のことを目障りに思いながら、でもどこかシンパシーを感じるというか、孤独という点で似た部分を認める。いっぽうで、帝も孤独な人であり、かぐや姫に興味を抱くようになる。──それぞれの複雑な思いが描かれていくわけですね。昨年秋のリハーサルでは、第2幕をひととおり通すところまで出来上がりましたが、表現の部分まではまだまだで、それは4月のリハーサルでまた、というところで終わっていました。──それから半年空いてからの稽古。どんな気持ちで取り組まれていますか。時間が空いたからこそ気づいたこともあります。たとえば、歩いてそちらからこちらに行く、というとき、私はわりと普通にてくてくと歩いてしまっていましたが、足の出し方ひとつとっても、ほんの少しのニュアンスの違いで何かが表現できると気づいたんです。この3月にハンブルク・バレエ団の日本公演を観る機会があったのですが、彼らの舞台に接して、足の出し方だけでなく、手の動き、表情でこれほどまでにその人の感情が出てくるんだということを見せつけられて、私はもっと早くわかっていなければいけなかった! と痛感しました。東京バレエ団『かぐや姫』第2幕稽古風景photo_Shoko Matsuhashiもちろん、穣さんも佐和子さん(振付アシスタントの井関佐和子)もヒントをくださっていました。こうやって、すうっと手を下げるときも、私は普通、視線もいっしょに下げていきがちですが、たとえば視線は後から下げるとか、目のほうが先とか、そうした変化だけでも全然違うと。むしろ、それすらも自分の表現のために使えるのだと。が、あくまでも「ヒント」です。絶対にこう、と決めつけない。表現に関しては、「瑛がこうしたいというもの、かぐや姫はこういう女の子なんだということを、もっと出してほしい」と。もちろん、前回のリハーサルでも出そうとしていたのだけれど、出すためにはもっといろんな方法があるんだということに、今さらですが気づきました。たしかにリハーサルの記録映像を見ると、自分が伝えたいようには伝わっていない。受け身ではなく、もっと自分でやってみるべきだなと思うようになりました。東京バレエ団『かぐや姫』第2幕稽古風景photo_Shoko Matsuhashi知らないからこそ「リアル」になる新作ならではの役作りの難しさも──影姫という登場人物との対比が、とても重要になってくるようですね。影姫は本当に魅力的なキャラクターです。彼女と4人の大臣とのパ・ド・サンク(5人の踊り)はまさに穣さんならではの振付で、とてもスリリング。そんな彼女ですが、かぐや姫とは対照的な存在でありながら、どこか共鳴しているところがある。とても人間らしいというか、影があり、切なくて寂しい人のようにも思います。孤独に沈むかぐや姫が本を読んでいると、影姫もひとり、同じ本を読んでいる、という印象的なシーンもあります。第2幕はどちらかというと、影姫に寄せた物語と思えるほどで、それに対してかぐや姫をどう演じるのかが、また難しいところです。影姫を「嫌な人間」と完全に嫌うわけではなく、感じ合っているところもあるし、同時に帝の寂しさにも何となく気づいている。そしてそういう自分自身も孤独──。──クリエーションならではの悩みといえるのではないでしょうか。本当にそうです。どんな作品でも、過去に上演されたものであれば、結末はわかっている。だから、全体を通しての役作りにのぞむことができますが、正直なところ、穣さんの『かぐや姫』がどうやって終わるのか、いまの私たちは全然知らないんです。でも、着地点がわからないからこそ、ある意味、より「リアル」になるとも言えますね。第1幕での道児とのパ・ド・ドゥも、あの時点では、かぐや姫がその後宮廷で、どんなことになるのかなんて全く知らなかった。だからこそ、新鮮な気持ちで踊ることができたのかもしれません。この第2幕も、第3幕でかぐや姫がどうなるかわからない状態で踊ります。皆とはよく「3幕って、一体どうなるんだろう!?」と話しているのですが(笑)、そこを知らずにいるいまだからこそ、表現できる舞台になるかもしれない。刹那的な感じもしています。ダブルキャストは足立真里亜さんですが、彼女と私とでは全く違うかぐや姫になるのではないかとも思っています。──美術・衣裳は、第1幕とはがらりと変わって、抽象的なものになるそうですね。先日衣裳合わせをしましたが、どんな衣裳になるのかはまだ内緒です(笑)。全然違う雰囲気になりますから、第1幕をご覧になった方はきっと驚かれるのではないかと思います!迫力ある男性群舞や女性たちの美しい群舞など、見どころもたくさんあります。穣さんの振付は音楽と本当にぴったりあっているんです! 1幕もそうでしたが、この振付のために作曲されたのではないかと思うくらい。素晴らしい音楽の中に穣さんの言語で物語が語られてます。皆さまに楽しんでいただける作品になると思います。現代舞踊界を代表する3人の振付家作品に出演──同時上演されるジョン・ノイマイヤー振付の『スプリング・アンド・フォール』、ジェローム・ロビンズ振付『イン・ザ・ナイト』にも出演されますが、こちらのリハーサルの手応えはいかがですか。『スプリング・アンド・フォール』については、振付指導者のエドゥアルド・ベルティーニさんに見ていただいているのですが、振付家のノイマイヤーさん(ハンブルク・バレエ団芸術監督。3月の日本公演時に来団)もバレエ団にいらして、直接指導をしてくださいました。振付家ご本人が作品について語られると、本当に説得力があります。たとえば、第2楽章の女性たちはちょっと強い表現があって、「大地を感じて」とおっしゃっていたのが印象的でした。ロビンズの『イン・ザ・ナイト』も大好きな作品。生ピアノによるショパンの音楽で踊るのですが、3組のカップルがそれぞれパ・ド・ドゥを踊ります。纏う雰囲気や関係性がそれぞれのカップルで違っていて、エレガントな衣裳とシンプルなセット、そしてショパンの音楽が本当に素敵な作品です。初めてみた時から憧れていたので踊ることができて嬉しいです。今回の公演では、現代の3人の振付家の作品を一度に観ることができて、しかもそのうちのひとつが日本人振付家による作品の世界初演という、滅多にない機会となります。ぜひ多くの方々に楽しんでいただけたらと思っています。取材・文=加藤智子撮影=藤田亜弓★ぴあアプリ【よくばり❣ぴあニスト】限定、本公演の招待券を5組10名様にプレゼント! 詳細は下記申し込みボタンよりご確認ください。お申込みはこちら()<公演情報>東京バレエ団金森穣『かぐや姫』第2幕 世界初演ジェローム・ロビンズ『イン・ザ・ナイト』ジョン・ノイマイヤー『スプリング・アンド・フォール』2023年4月28日(金) 19:004月29日(土・祝) 14:004月30日(日) 15:00会場:東京文化会館上野の森バレエホリデイ2023開催!『かぐや姫』第2幕のほか、バレエを観る、踊る、聴く、知る、学ぶ、買う、遊ぶ...など、子どもから大人まで楽しめる、バレエを身近に親しむ3日間。■開催期間:2023年4月28日(金)~2023年4月30日(日)※28日はバレエ公演のみの開催■会場:東京文化会館■公式サイト:
2023年04月18日東京バレエ団による『ジゼル』が、2023年5月19日(金)から5月21日(日)まで、上野・東京文化会館にて上演される。ロマンティック・バレエの真髄『ジゼル』とは?『ジゼル』は、婚礼を前に亡くなった若い女性の霊ウィリの伝説をもとにした、ロマンティック・バレエの代表作のひとつ。ロマン派の詩人で幻想作家でもあったテオフォル・ゴーティエによる発案でバレエ化に至った。1841年にパリ・オペラ座で初演されて以降、世界各地で上演されており、古典バレエの名作として親しまれている。『ジゼル』は全2幕で構成。夜な夜な墓場で踊り続け、夜の森を支配する魔性のウィリたちによる神秘的で美しい世界と、死してその仲間となりながらも恋人アルブレヒトを守るヒロイン・ジゼルの至高の愛を描く物語となっている。海外公演を記念して上演東京バレエ団の『ジゼル』は、芸術監督・斎藤友佳理の指導のもと、2021年に6年ぶりとなる上演を果たし、高い評価を得た。また、2022年秋には文化庁芸術祭に参加した「ラ・バヤデール 」が同芸術祭の大賞を受賞。バレエ・ブランの場面における群舞の完成度の高さなどで、国際的にも高く評価されている東京バレエ団は、2023年7月、『ジゼル』を携えて海外公演、さらには初上陸となるオーストラリア公演を実施予定だ。その海外公演を記念して、東京でも『ジゼル』をお披露目。充実したソリストの演技と、比類のない群舞を存分に堪能することができる。【詳細】東京バレエ団『ジゼル』全2幕公演日時:・2023年5月19日(金)19:00 ジゼル:秋山瑛、アルブレヒト:秋元康臣・5月20日(土)14:00 ジゼル:中島映理子、アルブレヒト:柄本弾・5月21日(日)14:00 ジゼル:足立真里亜、アルブレヒト:宮川新大会場:東京文化会館住所:東京都台東区上野公園5-45指揮:ベンジャミン・ポープ演奏:東京シティ・フィルハーモニック管弦楽団※表記の出演者は4月現在の予定。ダンサーの怪我等により変更になる場合あり。チケット料金:・S 13,000円、A 11,000円、B 9,000円、C 7,000円、D 5,000円、E 3,000円※クラブ・アッサンブレ会員は、S~Eの各席種1割引。※未就学の子どもは入場不可。・ペア割引(S、A、B席)2枚で1,000円割引※NBS(WEB・電話)のみで販売。・親子割引(S、A、B席)子ども(小学生~高校生)半額※NBS(WEB・電話)のみで販売。大人1名につき子ども2名まで。席の選択は不可。・U25シート 1,500円※NBS WEB チケットのみで 4月20日(木)20:00より引換券を発売。公演当日小学生から25歳までが対象。座席指定不可。座席指定券は公演当日に引き渡し。公演当日、年齢が確認できる身分証を提示すること。【問い合わせ申し込み】チケットセンターTEL:03-3791-8888(平日) 10:00~16:00※土日祝休み
2023年04月16日ルイ・ヴィトン(LOUIS VUITTON)から、新作シューズ「ニーナ・ライン バレリーナ」が登場。クラシカルなバレエシューズをラフィア素材で再解釈ルイ・ヴィトンの新作「ニーナ・ライン バレリーナ」は、クラシカルなバレエシューズを夏らしく再解釈したシリーズ。中でも、ラフィア素材で仕立てた一足に注目だ。ラウンドトウとフェミニンなローカットのフロント部分には、アイコニックなバッグ「ツイスト」のロックから着想を得た、ゴールドに輝く“LV イニシャル”のアクセサリーを配した。パテントカーフレザーで仕立てたモデルもまた、パテントカーフレザーで仕立てたモデルも展開。アイコニックなモノグラム・パターンを、エンボス加工で全面に施した。ラウンドトウとローカットのフロントにはリボンを添えて、フェミニンな印象に。アウトソールには、柔軟性のあるレザーを採用している。艶やかなパテントカーフレザーのモデルは、レッドとネイビーの2色が展開される。【詳細】ルイ・ヴィトン「ニーナ・ライン バレリーナ」アイテム:・ニーナ・ライン バレリーナ ラフィア 157,300円・ニーナ・ライン バレリーナ パテントカーフレザー 149,600円カラー:ルージュ(レッド)、マリーヌ(ネイビー)【問い合わせ先】ルイ・ヴィトン クライアントサービスTEL:0120-00-1854
2023年04月16日パリ・オペラ座バレエ団によるガラ公演「ルドルフ・ヌレエフ没後30年記念<オペラ座ガラ>ーヌレエフに捧ぐー」が、東京文化会館で、2023年7月26日(水)から7月30日(日)まで上演される。世界を席巻したスーパースター、ルドルフ・ヌレエフとは?ルドルフ・ヌレエフとは、1961年にソビエトから劇的な亡命を果たし、世界を席巻したバレエダンサー。亡命後は英国ロイヤル・バレエ団をはじめ、世界中のバレエ団に客演し、多くの振付家の作品を踊った。1983年にパリ・オペラ座バレエ団の芸術監督に就任すると、『ドン・キホーテ』や『眠れる森の美女』、『白鳥の湖』などの古典作品の舞台化だけでなく、『ロミオとジュリエット』や『シンデレラ』などを創作し、パリ・オペラ座バレエ団のレパートリーを充実させることに貢献した。ヌレエフが伝えたレパートリーを上演そんなヌレエフによる影響と教えを受けた世代は“ヌレエフ世代”と呼ばれ、パリ・オペラ座の黄金世代を築くこととなった。今回上演される「ルドルフ・ヌレエフ没後30年記念<オペラ座ガラ>ーヌレエフに捧ぐー」では、“ヌレエフ世代”のひとりフロランス・クレールの指導のもと、現代のパリ・オペラ座バレエ団で活躍するエトワールをはじめとする精鋭たちにより、ヌレエフゆかりのレパートリーが披露される。たとえば、『眠れる森の美女』第1幕より「花のワルツ」や、第3幕のオーロラ姫とデジレ王子らによるグラン・パ・ド・ドゥ、『白鳥の湖』第3幕のグラン・パ・ド・ドゥ(黒鳥)、『ライモンダ』や『くるみ割り人形』などを鑑賞することができる。精鋭エトワールたちが出演出演するのは、2023年3月に日本人初となるパリ・オペラ座バレエ団のエトワールに任命されたオニール八菜や、エトワール歴14年目となるオペラ座の中心的存在のマチアス・エイマン、2021年に無観客・ライブ配信された『ラ・バヤデール』のブロンズ役でエトワールに昇進したポール・マルク、東洋人初のエトワール任命後初めて日本の舞台に上がるパク・セウンなど。黄金時代を彷彿とさせるスターたちによる演技に注目だ。【詳細】パリ・オペラ座バレエ団「ルドルフ・ヌレエフ没後30年記念<オペラ座ガラ>ーヌレエフに捧ぐー」期間:2023年7月26日(水)~7月30日(日)開催日時:・Aプロ7月26日(水)19:007月27日(木)19:00・Bプロ7月29日(土)13:307月29日(土)18:007月30日(日)14:00会場:東京文化会館住所:東京都台東区上野公園5-45<チケット情報>NBS WEBチケット先行発売:3月30日(木)21:00~4月12日(水)18:00一般発売:4月14日(金)10:00~入場料:S 18,000円、A 16,000円、B 14,000円、C 10,000円、D 7,000円、E 5,000円・2演目セット券[S、A、B席]2演目を同時に同一1枚数購入で、1セットにつき1,000円割引、公演日および各席種の組み合わせは自由。WEB・電話のみで発売。・ペア割引[S、A、B席]2枚で1,000円割引。WEB・電話のみで発売。・親子割引[S、A、B席]子ども(小学生~高校生)半額。WEB・電話のみで4月25日(火)10:00から発売。大人1名につき子ども2名まで。座席選択不可。・U25シート 3,000円※NBS WEBチケットのみで、6月22日(木)から引換券を発売。公演当日小学生~25歳までが対象。座席指定不可。座席指定券は公演当日に引換。公演当日、年齢が確認できる身分証を提示すること。【問い合わせ先】NBS チケットセンターTEL:03-3791-8888(平日 10:00~16:00、土日祝休み)
2023年04月15日WWSチャンネル(運営:WWS JAPAN株式会社)が密着企画を行う「少女歌劇団ミモザーヌ」は、2023年5月、東京・大阪にて2回目の開催となるライブスタイルのステージ『Golden-Live』のチケットを販売開始しました。Golden-Live (C)少女歌劇団Mimosane.■『Golden-Live』チケット販売2023年5月4日(木・祝) 2023年5月5日(金・祝) 2023年5月6日(土) レビューショーやミュージカル、歌唱とあわせダンスやアクロバットで次々に楽曲を披露するショーケースで構成している定期公演とは違い、『Golden-Live』ではライブスタイルで歌唱やパフォーマンスを披露するため、メンバーに近い距離感で楽しめる構成となっています。WWSチャンネルでも告知記事が公開されています。少女歌劇団ミモザーヌ『Golden-Live』の開催が決定 ■少女歌劇団ミモザーヌ『Golden-Live』チケット概要<日時・場所>【大阪】2023年5月4日(木・祝)/5月5日(金・祝) 梅田Zeela5月4日(木・祝)1. 16:15開場/17:00開演/18:00終演<Team Flower>5月5日(金・祝)1. 13:15開場/14:00開演/15:00終演<Team Snow>2. 16:15開場/17:00開演/18:00終演<Team Snow>【東京】2023年5月6日(土)ヨシモト∞ドームI1. 13:15開場/14:00開演/15:00終演<Team Flower>2. 16:15開場/17:00開演/18:00終演<Team Flower>少女歌劇団ミモザーヌオフィシャルファンクラブ「ミモラブ」: 少女歌劇団ミモザーヌ 公式サイト: 少女歌劇団ミモザーヌ 公式Twitter: ◆2022年団長・いまもりまなかに密着企画WWSチャンネル独自の切り口として、団長・いまもりまなかに密着しております。過去に大阪公演で行ったチャイナドレス姿でのインタビュー、カドカワで行ったビリギャルの作者との対談インタビューなど動画でご紹介しております。・2022年10月公開【動画】少女歌劇団ミモザーヌ団長・いまもりまなか、東京公演を終えて思いを語る!『少女歌劇団 月イチライブ(仮)』 10/30に梅田で開催。 ・2022年7月公開【動画】ビリギャル作者・ 坪田信貴が少女歌劇団ミモザーヌ・いまもりまなかを絶賛! また、2022年11月から2023年1月にかけて、少女歌劇団ミモザーヌは5期生の募集も行い、その際は団長・いまもりまなか、副団長・たかはしまおらにインタビューを行っております。【動画】団長・いまもりまなか、少女歌劇団ミモザーヌ5期生募集に向けてメッセージ! 少女歌劇団ミモザーヌならではの特色あるレッスンのこと、ここでしか出来ないパフォーマンスのことなどメンバーが熱く語っていました。■『Golden-Live』チケット販売2023年5月4日(木・祝) 2023年5月5日(金・祝) 2023年5月6日(土) 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2023年04月14日新国立劇場バレエ団プリンシパルの米沢唯と、演出家・長塚圭史の対談が実現した。4月29日(土・祝) から5月6日(土)、新国立劇場オペラパレスでの「シェイクスピア・ダブルビル」公演にて世界初演されるウィル・タケット振付『マクベス』でマクベス夫人を演じる米沢。また長塚は、7月14日(金) から30日(日) に同劇場の小劇場で上演される『モグラが三千あつまって』の上演台本・演出を手掛ける。長塚の数々の演出作品を観てきたという米沢は、長塚に直接尋ねてみたいことがいろいろとあったそう。バレエ、演劇のジャンルを飛び越えて、様々な話題が飛び交った。ダンサーならではの「言語」の魅力に気づいて米沢私にとって、お芝居を作られている方は雲の上の存在。『はたらくおとこ』(2004年初演、2016年再演)はもう恐ろしくて、息をするのもいやになってくるくらい怖くて衝撃的でした。お伺いしたかったのは、長塚さんの舞台では、いつも美術がそのお芝居の世界観を表していて、『近松心中物語』(2021年)も独特の世界観があって美しいなって思ったのですが、いつもそこにこだわりを持っていらっしゃるのですか。長塚舞台装置の世界観によってお芝居の方針がある程度固まってくるということはあります。『近松心中物語』は、以前に蜷川幸雄さんが100人くらいの人を使っていたのを、僕らは20人くらいでやったので、なんとか大勢に見えるように空間をめちゃくちゃ縮めているんです。さらに、場面ごとの印象を変えながら、セットが何もなくても何かの場面に見立てられる、可変的な空間にすることを意識していました。米沢現代的な部分と古典的な部分、両方を感じられてとても素敵でした。長塚僕は首藤康之(バレエダンサー/俳優)さんと知り合って、彼に勧められてモーリス・ベジャールのバレエ作品の映像を見たり、シルヴィ・ギエムさんの舞台に連れていってもらったりしていたのですが、バレエってすごく専門的な世界で、子供の頃から鍛錬していかないととてもかなわないし、トップの人しか残っていけない世界。米沢さんは、そんな中で新国立劇場のプリマとしてずっと続けてこられて、本当にすごいことだなと思っているんです。──米沢さんは長塚さんがこれまで新国立劇場で手がけられてきた子ども向けのシリーズ、『音のいない世界で』(2011年)、『かがみのかなたはたなかのなかに』(2015年、2017年)、さらに『イヌビト ~犬人~』(2020年)をご覧になっているそうですね。米沢ファンタジックで不思議な世界観のまま、作品がどんどんパワーアップしていっている感じがします。長塚僕はもっと先があるんじゃないかと思っています。このシリーズに出演していた首藤さんも近藤良平さん(ダンスカンパニー「コンドルズ」主宰、彩の国さいたま芸術劇場芸術監督。『モグラが三千あつまって』でも振付を担当する)もダンサーで、最初はセリフを発する事に慣れていなかった。けど、元々持っている身体から出てくる物語性がすごいから、段々段々、純粋無垢な言葉が身体と共に聞こえるようになってきた。これは、俳優の芝居とは別の言語の魅力だと気づいたんです。二作品目の『かがみのかなたはたなかのなかに』ではワークショップを幾度かやって、「かがみ」の表現の在り方について試行錯誤を繰り返してから、言い方はちょっと難しいですけど、「舞踊的」な台本を書きました。これがすごくよかった。その次の2020年は、コロナで舞台芸術は大変なことになったでしょう? だから演劇の楽しみ全部を入れようと『イヌビト』という作品を作りました。歌を取り入れたんです。これはすごい発見が多かった。もちろん松たか子さんという何者にも代えがたい俳優がいたからこそなんだけど、ダンサーたちが声を出すこと、身体を使うことの連携がうまくいくと、かなり面白いことができる。そうやってずっと、この劇場で試させてもらっているんです。今回は出演者をガラリと変えて、四人の若い俳優を迎え、また新たな挑戦をします。マクベス夫人の「抜け落ちた時間」をどう作る?米沢ビターな笑いに大人の色気を感じて、素敵だなって思います。「子どものため」と言いつつ、とても大人な色合いがある。長塚残酷だったりブラックだったりちょっと色っぽかったりすることって、世界にはあることだし、それを全部なくして子供たちに「こわい事は何もないよ、こんなに世界はキレイだよ」とするのは間違い。そんなフワフワとした世界は、ない!──次回作にもそんな思いを込められているわけですね。『モグラが三千あつまって』チラシ長塚武井博さんが書いた児童文学が原作なんですが、僕が子どものとき──9歳の頃に買った本で、一言で言うと戦争の話です。モグラとイヌ、ネコがいて、イヌとネコが、モグラの作っているタロイモを盗みに来てモグラを殺しちゃう──。これを子供の時に読んでもうびっくりしてしまって!絶対無事でいてって思う人(モグラ)は無事じゃなかったり。ずっと僕が心の中に携えていた本なんです。まだまだ上演台本を作っている途中ですが……。米沢さんはいま、『マクベス』をリハーサルしているんですよね。米沢そうです。マクベス夫人については、まだ自分の中で定まっていません。長塚さんは『マクベス』の演出をされていますよね(2013年)。本当に観ておくべきだったと、痛恨の極みです。長塚転落劇を観たいという人間、言い換えれば観客の欲望こそがおそろしいと思って、観客側にスポットを当てた『マクベス』を作りました。四方囲み舞台にして、最終的には客席にマクベスの首を大玉転がしのように転がして。これが非常に問題になりまして、すごく危ないと(笑)。米沢(笑)。──実は、腑に落ちないところがあるんです。マクベス夫人は最初マクベスに対してすごく強く出て、ダンカンを殺せと言いますよね。それはあなたのため、権力を手にするためだと言って。でも最終的には罪の意識に苛まれて自滅していく。その極端さは、「人間ってそういうものかな」と思ういっぽうで、あまりの変わりように違和感もある。そこをどう捉えていらっしゃるか、演出家の方に一度伺ってみたいと思っていました。とくにバレエでは、1回引っ込んで次に出てくるときにはもう狂気に取り憑かれていて、その間に何があったのかということをお客さまに想像させなければいけない。長塚台本にはない抜け落ちた時間、そこで何があったのかということをどれだけ作っていけるか、ということは課題でした。その時のマクベス夫人の心理と行動──血で汚れた手を洗う場面は、すごく時間を使いました。(『ハムレット』の)オフィーリアも難しい。何か保とうとするものがあるから人は壊れていくという部分があると思う。正気が折れて、正気が崩れていく──という部分が、何か頼りになりはしないかと思うんです。米沢……!早く次のリハーサルをしたいです。──言葉を使わずにシェイクスピア劇を演じる難しさについては、どのように感じていらっしゃいますか。シェイクスピア・ダブルビル『マクベス』チラシ米沢昔は、音楽を表現したいと思って踊っていたけれど、いまは語るように踊りたいと思うようになりました。言葉がないからこそ自由になれる部分が必ずあると思うので、それを信じて取り組んでいます。振付家が「ここはこう言っている」と指定したところ以外の場所にも、セリフに置き換えられる振付があるのではないか、と踊りながら考えています。ただ一歩踏み出したり、手を動かしたりするだけだとしても、からだの内側が変われば生まれるドラマはガラリと変わります。この振りがどんな言葉になるのか、常に探っています。長塚リハーサルでは、その場で振付が作られていくということですか?米沢今日のリハーサルでは、マクベス夫人が死んで、男性に担がれて出てきて、そこから何ができるか、ということをやっていました。振付家はある程度のイメージは持っていますが、それが本当に実現できるかどうかやってみて、最終的には音楽と合わせていきます。演劇の立ち方とバレエの立ち方長塚バレエにはいろんなルールがありそうですね。米沢ルール──。そうですね、いちばんは、ずっとトレーニングしているバレエダンサーの身体があるので、どうやっても「バレエ」になってしまう。長塚身体言語的に!米沢そこが強みでもあり弱みでもあり。演劇を観て面白いなと思うのは、人の身体の自然さのようなもの──立つ時にその人の本来の在りようで立っている。そこがとても好きなんです。でもバレエにはある部分、半自然的な「立ち方」がある。それはそれで美しいのですが。長塚もちろん、その人たちから発せられるものはあると思います。ジョルジュ・ドンが踊る『恋する兵士』(モーリス・ベジャール振付)の映像がとても好きで、素人の僕でも、見るたびにそのディテールに「うわ!今のは何だ!?」と驚かされる。同じ振りを別のダンサーが踊ったら全然違うし、そこの部分が美しさだったり、味だったりする世界だと思いますが、確かに、僕ら俳優の身体の在りようとは全然違いますね。米沢そうですね。ニュートラルが違います。バレエでもこう、身体を縮こませることはあるけれど、でも、一度開いた上で閉じることが必要で、最初から全部を閉じてしまうと、お客さまには何をやっているかわからなくなってしまう。閉じているんだけど開いている。そこが難しく、面白いところでもあります。長塚どんな『マクベス』になるのか、気になって仕方がないですね。いわゆるスタンダードなんてなくて、どなたが演じてもいろんな個性が出てくる。ストーリーラインはシンプルだし、テーマについてはそれぞれに持ち帰りやすいものがある。観る人の状態によっても全然変わると思いますが。米沢小さい頃、つかこうへいさんの『熱海殺人事件』や唐十郎さんの紅テントを観に行ったときに、何を言っているのかわからなかったけれど、それでもその熱量に惹かれて、子供ながら夢中で観ていたのを覚えています。『モグラが三千あつまって』は戦争の話で、「子どもに?」って思われる方もいるかもしれませんが、大人が集中して夢中で演じている空間というのはすごく刺激的で魅力的。とても楽しみです。長塚『モグラが三千~』といっているのにキャストが4人しかいない。もう頭が痛いんですけど(笑)、でも、それはもう凝縮して見せたいし、歌あり踊りありで全速力で駆け抜けて、終わったら演じ手はもう動けなくなるくらいのものにしたいねと話をしています。新しい舞台で、そこを目指していきたいですね。取材・文=加藤智子撮影=藤田亜弓■シェイクスピア・ダブルビル『マクベス』<新国立劇場バレエ団委嘱作品・世界初演>/『夏の夜の夢』<新制作>チケット情報■『モグラが三千あつまって』チケット情報 ※5/21(日) AM10:00より発売
2023年04月11日熊川哲也 Kバレエ カンパニー Spring 2023『蝶々夫人』が、5月24日(水) から28日(日) に東京文化会館 大ホールで上演される。熊川のオリジナル作品である『蝶々夫人』は、プッチーニの傑作として名高い同名オペラに材を得た全2幕のグランド・バレエ。オペラにはない新たな物語「海軍士官ピンカートンのアメリカ出発と赴任地・長崎の遊郭で蝶々を見初めるまで」を第1幕に置いたオリジナルのドラマ展開、アメリカの場面のみあえてプッチーニを離れ、ドヴォルザークの楽画を用いるなど大題に構成した音楽など、“オペラのバレエ化”を超えた独創性に満ちている。(C)Ayumu Gombi(C)Shunki Ogawaこのたび、熊川作品には今回が初出演となるミュンヘン・バレエのプリンシパル、ジュリアン・マッケイをゲストに迎え、4年ぶりに再演。“バレエ界の貴公子”と称され、今世界中から注目されているジュリアンがどんな踊りを見せるのか、また優れた演劇性に定評がある飯島望未は、初めての蝶々役をどう演じるのか。さらに初演時のキャストの登場や、初披露の役を演じるトップダンサーなどが見どころとなっている。ジュリアン・マッケイ (C)Yumiko Inoue飯島望未チケットは現在一般発売中。熊川哲也 Kバレエ カンパニー Spring 2023『蝶々夫人』ジュリアン・マッケイ プロモーション映像<公演情報>熊川哲也 Kバレエ カンパニー Spring 2023『蝶々夫人』5月24日(水)~28日(日) 東京文化会館 大ホール【キャスト】蝶々夫人:飯島望未、成田紗弥、岩井優花ピンカートン:ジュリアン・マッケイ、堀内將平、山本雅也スズキ:荒井祐子、前田真由子ゴロー:石橋奨也、伊坂文月花魁:浅川紫織、日髙世菜、山田蘭ボンゾウ:杉野慧、宮尾俊太郎ケイト:日髙世菜、小林美奈、戸田梨紗子ヤマドリ:山本雅也、吉田周平、関野海斗シャープレス:スチュアート・キャシディ【チケット料金】(税込)S席16,000円/A席12,000円/B席9,000円/C席7,000円/D席5,000円A親子席16,000円学生券4,000円※A親子席:大人1名+子供1名(5歳以上小学6年生以下)(A席エリア)※学生券:中学生以上25歳以下/当日学生証を提示の上引き換え/席位置未定チケット購入リンク公式サイト:
2023年04月06日熊川哲也のオリジナル作品、『蝶々夫人』。バレエで“日本の美”を描くという全く新しい発想で2019年の初演時には大きな話題を呼びました。この度、ミュンヘン・バレエのプリンシパル、ジュリアン・マッケイをゲストに迎え、4年ぶりに再演いたします。“バレエ界の貴公子”と称され、今世界中から注目されているジュリアンがどんな踊りを見せるのか…そして、優れた演劇性に定評がある飯島望未は、初めての蝶々役をどう演じるのか…さらに、初演時のキャストの登場、初披露の役を演じるトップダンサーなど、見どころ満載です。待望にして大注目の再演を、切ない物語が目に浮かぶようなビジュアルと合わせて、是非多くの方に告知いただきたくお願い申し上げます。(C)Yumiko Inoue特別番組をTVerにて配信中です! TVer 二次元コード2019年、熊川哲也がKバレエ カンパニー20周記念作品として挑んだのはバレエで“日本の美”を描く――すなわち世界で最も有名な日本人ヒロインの悲恋物語『蝶々夫人』の創造だった。プッチーニの傑作として名高い同名オペラに材を得て全2幕のグランド・バレエに生まれ変わらせた本作は、“オペラのバレエ化”を遥かに超えた独創性に満ちている。オペラにはない新たな物語――海軍士官ピンカートンのアメリカ出発と、赴任地・長崎の遊郭で蝶々を見初めるまで――を第1幕に置いたオリジナルのドラマ展開、アメリカの場面のみあえてプッチーニを離れ、ドヴォルザークの楽画を用いるなど大題に構成した音楽。日米の差異がヴィヴィッドなコントラストをなすこの幕は、二国の色彩異なる華やかな踊りの見せ場であると同時に、その後ふたりが辿っていく、国境を越えた愛の顛末にいっそうの説得力をもたらす。そして何より、熊川の卓越した美意識と創意に富んだ演出振付で表現される美しき日本の文化と精神性こそは、この名作の物語に真実味をもたらし、観客の魂までも強く揺さぶるのだ。バレエだからこそ描き出せる日本の美、深淵なる愛のドラマとは――その答えがここに!■いま世界中から熱視線を浴びるバレエ界の貴公子 ジュリアン・マッケイ米国モンタナ州生まれ。当時外国人最年少の11歳でボリショイ・バレエ・アカデミーに入学。ローザンヌ国際バレエコンクールで研修賞を受賞したのち、英国ロイヤル・バレエ団に入団。2016年、ミハイロフスキー・バレエに移籍。世界の主要劇場でゲスト出演するほか、22年9月からはミュンヘン・バレエのプリンシパルとして活動中。現在 24歳。容姿端麗にして傑出した実力を備えたこの若きスターは今や世界中の注目を集め、「VOGUE」「Numero」誌が特集を組むなどモード界をも魅了している。Instagram:@julianmackayジュリアンのプロモーション動画も是非ご利用ください! ジュリアン・マッケイ プロモーション動画ジュリアン・マッケイ (C)Yumiko Inoueジュリアン・マッケイ_2 (C)Yumiko Inoueジュリアン・マッケイ_3 (C)Nicholas MacKayジュリアン・マッケイ_4 (C)Nicholas MacKay■―注目のキャスト陣―新たな主演の組み合わせや初披露の役を演じるトップダンサーなど見どころが満載!シャープレス役で出演が決まったスチュアート・キャシディをはじめ、荒井祐子、宮尾俊太郎ら初演時のキャストも集結し進化する名作を支えます!■―蝶々役―飯島望未 Nozomi Iijima飯島望未大阪府生まれ。2008年ヒューストン・バレエに当時最年少の16歳で入団。19年3月、同団のプリンシパルに昇格。21年に帰国し5月にKバレエ カンパニー『ドン・キホーテ』にゲストで主演。同年8月プリンシパル・ソリストとして入団。22年3月プリンシパルに昇格。19年、シャネルビューティアンバサダーに就任するなどファッション業界でも幅広く活躍中。成田紗弥 Saya Narita成田紗弥大阪府生まれ。2歳よりバレエを始める。2009年ドイツのマンハイム国立バレエ・アカデミーに留学。13年韓国のユニバーサル・バレエ団に入団。17年『くるみ割り人形』で全幕主演デビュー。18年9月Kバレエ カンパニーにプリンシパル・ソリストとして入団。数々の作品で主演を務め、本作初演時にも蝶々役を経験。岩井優花 Yuka Iwai岩井優花岩手県生まれ。4歳よりバレエを始める。2014年よりジョフリーバレエアカデミー シカゴ トレイニープログラム所属。15年同校スタジオカンパニー入団。16年ユース・アメリカ・グランプリNYファイナルTOP12。17年ジョフリーバレエ入団。21年4月Kバレエカンパニーにソリストとして入団。22年9月ファースト・ソリストに昇格。『ロミオとジュリエット』のジュリエットを務めるなど、期待の新星。■~STORY~開国まもない明治の長崎。武家に生まれた蝶々は、幼い頃に父が自害し家が没落、今は遊女見習いとして遊郭に身を置いている。一方、アメリカでは海軍士官ピンカートンが長崎への赴任を命じられ、恋人ケイトとの別れを惜しみつつ日本へと旅立つ。長崎にやって来たピンカートンは、仲間と共に遊郭を訪れる。あでやかな花魁道中に目を奪われる男たち。そんななか、ピンカートンはひとりの可憐な少女に出会い、心惹かれる。それは蝶々だった。遊郭を取り仕切るゴローと遊女たちの世話役スズキの勧めにより、ピンカートンは蝶々を現地妻として娶ることを決める。ピンカートンのもとに嫁いだ蝶々は、この結婚が一時的なものであるとは知らず、生涯の愛を捧げることを誓う。改宗までした蝶々に叔父のボンゾウは激怒し、彼女を勘当する。蝶々はピンカートンの優しさに慰められ、ふたりは初めての夜を過ごす。ピンカートンが帰国し数年が過ぎた。幼なじみのヤマドリの求婚を断り、幼い息子と共に帰りを待ちわびる蝶々。だが、彼女の前に現れたのはピンカートンの妻となったケイトであった。すべてを知った蝶々が選び取った道とは…(C)Ayumu Gombi(C)Shunki Ogawa■熊川哲也 Kバレエ カンパニー Spring 2023 『蝶々夫人』 公演概要【日時】2023年5月24日(水)~28日(日)【会場】東京文化会館 大ホール【チケット料金(税込)】チケット発売中!!S席¥16,000/A席¥12,000/B席¥9,000/C席¥7,000/D席¥5,000A親子席¥16,000 学生券¥4,000※A親子席 大人1名+子供1名(5歳以上小学6年生以下)(A席エリア)※学生券 中学生以上25歳以下/当日学生証を提示の上引き換え/席位置未定※A親子席・学生券は、TBSチケット、チケットぴあWEBにて取り扱い【チケット販売】TBSチケット、チケットスペース 他【お問合せ】チケットスペース: 03-3234-9999 公式HP : 主催 : TBS特別協賛 : 大和ハウス工業株式会社協賛 : 株式会社SL Creationsオフィシャルエアライン: ANA制作 : K-BALLET/TBS公式ウェブサイト: Instagram : @k_ballet_company_officialTwitter : @kballetofficialFacebook : 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2023年04月05日パリ・オペラ座バレエのトップダンサーが集結する『ル・グラン・ガラ2023』が、コロナ禍を乗り越えて4年ぶりに開催される。日本にルーツを持ち、2020年の入団から最短で昇進を重ねるクララ・ムーセーニュの出演もバレエ愛好家にとって朗報だろう。3月中旬、来日した彼女に見どころを尋ねた。同バレエ団エトワール(最高位)のマチュー・ガニオとドロテ・ジルベールが座長を務め、演目のセレクションを手がける本公演。世界最高峰の実力を誇るダンサーの中でも、テクニックに磨きのかかるエトワール6人に次代を担う若手ダンサーが加わり、「イン・ザ・ナイト」「くるみ割り人形」「ロミオとジュリエット」「オネーギン」といった演目で豪華競演を繰り広げる。ムーセーニュはAプログラムで「ドン・キホーテ」のヒロイン、スペインの町娘キトリに扮する予定だ。Instagramの個人アカウントで公開されているキトリのバリエーション(ソロ)動画では、扇子を片手にキレのある足さばきや華麗なターンでコケティッシュな魅力を振りまく。若手にとって主要な役どころに挑戦できるガラ公演を前に、ムーセーニュは「相手役のバジルを演じるニコラ・ディ・ヴィコと信頼関係を育み、観客の皆さんが思わず全幕を観たくなるようなパ・ド・ドゥに仕上げられたら」と意気込む。2004年、フランス人医師の父と日本人の母との間に三女として生を受けたムーセーニュ。2013年にパリ・オペラ座バレエ学校へ入学してすぐに頭角を表し、入団後も昇格が難しいといわれる階級制の中で順調にコリフェ(2021年)、スジェ(2022年)とエトワールへの階段を駆け上がる。2月には、将来有望な若手ダンサーに贈られるセルクル・カルポー賞を獲得した。目覚ましい成長の中でも謙虚さを忘れず、事ある毎に「たくさんダンサーがいる中で私を信じて期待してくださった想いに報いたい」と感謝の意を述べ、より一層の努力を誓う。今後どんなダンサーになりたいか尋ねると、「ダンスへの情熱を原動力に、多様な演目にチャレンジしたい」「役の本質を的確につかみ、さまざまなイメージをお客さまにお見せしながらエモーショナルな時間を共有できたら」と希望があふれ出す。目標とする存在は、バレエ学校入学時から「プチベール(小さなお父さん)」と慕う座長のガニオだ。「オペラ座の象徴みたいなルック・オペラ(身体)に美しいダンス。優しい人柄も相まって尊敬しています」とムーセーニュ。今後も期待の新星から目が離せない。公演は、7月30日(日)に愛知県芸術劇場 大ホールにて。その後、7月31日(月)~8月3日(木)に東京文化会館 大ホール、8月5日(土)に大阪・フェスティバルホールと巡演する。なお東京公演では、回替わりで演目の異なる「A」「B」プログラムが用意されている。チケット販売中。取材・文:岡山朋代
2023年03月30日国際的に活躍する振付家、ウィル・タケットによるオリジナルの新作バレエ『マクベス』が世界初演される。新国立劇場バレエ団の委嘱作で、シェイクスピアの戯曲をもとにしたバレエ2作品を取り上げる「シェイクスピア・ダブルビル」(4月29日(土・祝)初日)で上演の予定だ。3月23日(木)、同劇場にてリハーサルが公開されるとともに、タケットと主演ダンサーの福岡雄大、米沢唯が作品への思いを語った。この日の稽古は、戦いから帰還するマクベスを待つマクベス夫人のソロから、再会した二人によるパ・ド・ドゥへと至る一連の場面。厳かに響くピアノの伴奏にのせて歩み出る米沢が演じるのは、権力への野心に囚われ、破滅していく女性だ。音楽は、スコットランドの作曲家ジェラルディン・ミュシャによる。バレエのための音楽として作曲されたが、バレエ作品として上演されるのはこれが初という。福岡演じるマクベスの登場で、パ・ド・ドゥが始まる。しばしば動きを止めるタケットからは、「ロマンティックになりすぎないように」「もっと動きを大きく」と次々と指示が飛ぶ。マクベスはここで、荒野で出会った三人の魔女が「マクベスが王になる」と予言したと夫人に伝えるが、タケットは「物語を伝える手助け」として、王冠を手に現れる魔女の精霊を登場させる。強く印象に残るのは、妄想の中に輝く王冠をマクベスの頭上にのせ、権力の夢に酔いしれる夫人の姿だ。「戦いの雰囲気をまとったまま帰ってきたマクベスを、夫人はとてもセクシーだと感じ、関係を持ちたいと思っている。そんな緊張感をパワフルに伝えたい」と話すタケット。重々しい悲劇のバレエだが、「同時に上演される『夏の夜の夢』(フレデリック・アシュトン振付)は美しくて爽やかで、作品自体が魔法のような雰囲気。その正反対をいく『マクベス』と同時に観ていただけるのが大きな見どころ」とも。「この二つの作品が、一つの大きな演劇体験としてお客さまに届くといいなと思っています」。二人のプリンシパルも、「この劇場の歴史の一ページを刻む作品。大きなチャレンジになる」(福岡)、「いつの時代も殺し合いがあり、男女の関係も変わらない。どの方にも、どこか刺さる何かがある。そんな舞台になれば」(米沢)と思いを明かした。公演は4月29日(土・祝)〜5月6日(土)、新国立劇場オペラパレスにて。主演はもう一組のプリンシパル、奥村康祐と小野絢子とのダブルキャスト。チケットは発売中。文:加藤智子
2023年03月29日