8月2日(木)今夜放送回のTBS系ニンゲン観察バラエティ「モニタリング」に、女優の木村文乃と俳優の松田翔太がゲスト出演する。今回木村さんと松田さんが出演するのは名前を呼ばれたら即終了の「潜入モニタリング」。スーツに身を包み変装した2人が繰り出すのは横浜中華街。予告映像では「ちょっとドキドキするな」と言っていた松田さんがロケが進むにつれ「大丈夫な感じがしてるな」と安心する様子が。だがロケを忘れ楽しむ2人に思わぬ大ピンチが…思わず手に汗握る「潜入モニタリング」をお楽しみに。さらに木下優樹菜は「EXILE/三代目J Soul Brothers」のNAOTOと共に北千住の酒場へ。爆笑&珠玉の夫婦仲直りの秘訣を連発。おなじみユッキーナの説得力あり過ぎる“ダメ出し”にぐうの音も出ない夫たち、ついに妻へ謝罪…怒涛の「酒場放浪記」もお見逃しなく。数々の映画やドラマ、CM出演などを経て、連続テレビ小説「梅ちゃん先生」で注目されると、「明日、ママがいない」や「サイレーン 刑事×彼女×完全悪女」『ピース オブ ケイク』などに出演。人気と実力を兼ね備えた女優として高く評価される木村さん。「花より男子」シリーズの西門総二郎役や「LIAR GAME」の秋山深一役などで人気となり、その後も『アフロ田中』『イニシエーション・ラブ』など数々の作品で独特の魅力と唯一無二の存在感を放つ松田さん。2人が共演した「ケイゾク」「SPEC」シリーズ完結編「『SICK’S恕乃抄』~内閣情報調査室特務事項専従係事件簿~」が現在、動画配信サービスParavi (パラビ)で配信中。「内閣情報調査室」の中にあるスペックホルダー対策の特務事項専従係、通称「特務」に所属する御厨静琉を木村さんが、高座宏世を松田さんがそれぞれ演じる。IQ230、ハーバード大学卒業の天才だが、精神的に不安定で右目には眼帯をしていて、この眼帯を外さないよう医師から注意をされている御厨と、警視庁公安部の刑事だったが、スペックホルダーが絡む事件がきっかけで公安部を追われることになった正義感の強さゆえ周囲や組織になじめない高座を松田さんがそれぞれ演じる。8月4日(土)には同作の「“イッキ観!” 鑑賞会」が開催、そこで重大発表も行われるとのこと。今後の展開も楽しみだ。「モニタリング」は8月2日(木)今夜20時~TBS系で放送。(笠緒)
2018年08月02日作・演出が鴻上尚史、作詞・音楽監修が森雪之丞の豪華タッグで贈る新作舞台「ローリング・ソング」。転がり続ける人生の中で、胸の中に鳴りやまない音楽への夢を、三世代の男達があがきながら歌い上げていく物語だ。20代のミュージシャン役にはジャニーズの中山優馬、40代の元ロッカーにして現在は納豆売りの男役にはロックバンドMICHAELの松岡充を各々キャスティング。そして、60代の結婚詐欺師役を演じるのが、日本を代表する俳優&歌手の中村雅俊だ。【チケット情報はコチラ】中村が鴻上の舞台に出演するのは約10年ぶりだという。「お互いの舞台やライヴをよく行き来して、一緒にやろうとずっと言っていたので、遅いよという感じ(笑)。鴻上さんの舞台は、前回の『僕たちの好きだった革命』もそうでしたが、実にきめ細やか。台詞にふさわしいキーの高さ、メロディ、ニュアンスなどが細部まで的確なんです。さらに全体を見渡し、観客を一瞬たりとも飽きさせない構成力を備えているのも素晴らしい。今回は稽古の度に台詞に直しが入っていて、鴻上さんの真剣さがひしひしと伝わってきますね。詐欺師役はこれが初めてですが、俳優の演じる仕事と共通する部分もあり、台詞を本音か嘘かわからなくなる瞬間があるのが面白い」今回は音楽劇ということで、歌が重要な役割を果たすが、歌謡界の大御所・森が手がける音楽の聴きどころを尋ねると、「舞台全体で7~8曲あって、僕が歌うのは2曲。1曲目は、自分が口説く納豆売りの母親・久野綾希子さんとのコミカルなデュエットです。彼女との共演は久々ですが、さすがは劇団四季の出身で歌がお上手。もう1曲は、『あゝ青春』。43年前に松田優作さんと共演したドラマ『俺たちの勲章』のテーマ曲でした。どちらも百戦錬磨の森さんらしい、鴻上さんの舞台の流れに合った巧みな作詞と選曲だと思います」音楽への夢を持ち続けることへの喜びや不安を描いた今回の舞台。過去に多くのヒット曲を残してきた中村だが、自身の20代と40代を振り返りながら、共演の中山&松岡に対する印象を次のように語る。「プロになるのも売れ続けるのも難しい音楽の世界で40年以上やってこられた自分は、本当に幸せでした。20代は膨大な時間があって、将来なんて全く考えなかった。その後、場数を踏んで得たキャリアを周りにどう還元するかを意識したのが40代。60代はそれがもっと熟成するけれど、今度は体力の問題が出てきて(笑)。この点、優馬も松岡君も、僕とは音楽的にも俳優的にもタイプが違う。優馬は稽古段階から台詞をひとつもとちらない集中力の高さが凄いし、松岡君は台詞の喋り方も“ミュージシャンそのもの”なのが魅力だと思います」公演は8月11日(土・祝)から9月2日(日)まで、東京・紀伊國屋サザンシアター TAKASHIMAYAにて。その後、福岡、大阪を巡演する。取材・文:渡辺謙太郎(音楽ジャーナリスト)
2018年07月27日松田龍平が異色の棋士を演じる『泣き虫しょったんの奇跡』の公開日が9月7日(金)に決定。さらに、“しょったん”こと松田さん演じる瀬川晶司五段を取り囲み、濃密な人間ドラマを彩る第3弾キャストとして、上白石萌音、石橋静河、藤原竜也ほか実力派キャスト13名が新たに発表された。幼いころから将棋一筋で生きてきた“しょったん”こと瀬川晶司(松田さん)は、「26歳の誕生日を迎えるまでに四段昇段できないものは退会」というプロ棋士養成機関・奨励会の規定により、26歳にして人生の目標を失い社会の荒波に放り出されてしまう。一度は夢破れた“しょったん”が、周囲の人々に支えられながら、史上初めて奨励会退会からのプロ編入という偉業を成し遂げる、という物語。松田さんが2002年公開の『青い春』以来16年ぶりに豊田利晃作品で単独主演を務めるほか、野田洋次郎、永山絢斗、染谷将太、妻夫木聡、松たか子、國村隼といった“主役級”の豪華キャストが集結している。■上白石萌音、“しょったん”が恋心を抱く相手に!将棋一筋で生きてきた“しょったん”が、淡い恋心を抱く喫茶店の店員・真理子役には、『舞妓はレディ』(’14)で映画初主演ながら日本アカデミー賞新人俳優賞を受賞し、その後も『ちはやふる』シリーズやヒロインの声を演じた『君の名は。』、さらに現在公開中の『羊と鋼の森』への出演と、目覚ましい活躍を続ける注目の若手女優・上白石萌音。奨励会を退会し会社員となった“しょったん”の同僚・南咲子役に、『映画 夜空はいつでも最高密度の青色だ』の主演に抜擢され、多数の映画賞を受賞、NHK連続テレビ小説「半分、青い。」でも話題を呼び、『きみの鳥はうたえる』(9月1日公開)、『生きてるだけで、愛。』(今秋公開)など注目作の公開が控える石橋静河。■藤原竜也は松田龍平と6年ぶり共演!“しょったん”のファンに!?上司・山口役には、バラエティ・ドラマ・映画への出演を始め、映画『火花』では監督も務めるなど、マルチに活動を見せるお笑い芸人・板尾創路。さらに、かつて主演映画『I’M FLASH!』(’12)で松田さんと共演を果たした藤原竜也の出演も明らかに!会社員として働くかたわら、再び将棋のプロを目指す“しょったん”のファンの1人として登場する。果たして、どのようなシーンで登場するのか…?松田さんと藤原さんの共演シーンには注目だ。そのほか、大西信満、奥野瑛太、遠藤雄弥、山本亨、桂三度、三浦誠己、渡辺哲など、実力派キャスト陣が続々。それぞれ独特な存在感を放ち、作品にさらなる厚みをもたらしている。また、中学時代の晶司役には今作で映画デビューとなる窪塚愛流、親友・悠野(野田さん)の中学時代には後藤奏祐人が扮し、将棋に打ち込むひたむきな姿をフレッシュに演じている。■豪華キャスト勢揃い!本ポスタービジュアルも公開本ポスターには、「負けっぱなしじゃ、終われない。」という想いを込めた言葉と共に、将棋盤の前で覚悟を決めたかのような表情を見せる“しょったん”の姿が…。奨励会員の仲間たちや、幼いころから自身の夢を応援してくれた父(國村さん)、さらに内気だった“しょったん”の背中を押してくれた恩師(松さん)、そして最大のライバルであり親友(野田さん)。「満26歳までに四段へ昇段しなければプロ棋士になれない」という、プロ棋士の養成機関・奨励会(新進棋士奨励会)に潜む“鉄の掟”のもと、年齢制限を迎え一度は将棋から離れてしまうが、再び夢を追うことを決意した“しょったん”を力強く支え、応援する人々の姿が映し出されている。「ひとりの夢が、みんなの夢になった―」。そう記された言葉の通り、“しょったん”の将棋への情熱が次第に周囲の人々の心を動かし、やがてみんなにとっての“夢”や“希望”となっていく。豪華キャストら共演によって描かれる、その濃厚な人間ドラマには、ますます期待が膨らむばかりだ。自身も9歳から17歳まで奨励会に在籍していた過去を持つ豊田監督が「将棋を描くなら、『人生の縮図=将棋そのもの』な世界にたどり着きたい」という思いを込め、メガホンを取った本作。様々な人々との出会い、挫折・葛藤、そして、いつまでも変わらない将棋への想い。そのすべてが重なり合い、35歳のサラリーマンが将棋界の歴史を変える“奇跡”を巻き起こしていく。なお、本作は8月24日(金)より開催の第42回モントリオール国際映画祭フォーカス・オン・ワールド・シネマ部門に正式出品されることが決定している。『泣き虫しょったんの奇跡』は9月7日(金)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:泣き虫しょったんの奇跡 2018年9月7日より全国にて公開©2018『泣き虫しょったんの奇跡』製作委員会©瀬川晶司/講談社
2018年07月01日元SMAPで俳優の木村拓哉が、22日に放送されたラジオ番組『木村拓哉のWhat’s UP SMAP』(TOKYO FM/毎週金曜 23:00~23:30)で、俳優の故・松田優作さんの魅力について持論を述べた。以前番組内で、松田さんの歌が好きだと発言していた木村。そのことに関連したリスナーからの「一番好きな松田優作の曲は何ですか?」という質問を受けて、「僕世代も、僕よりちょっと下の世代の男子もそうだと思うんですけど、嫌いな人いないんじゃないですかね?」と語った。続けて「俳優さんとしてもそうなんですけど、僕らに感じさせてくれる説得力がある」とし、「お芝居を通じても、歌にしても、ようは表現者としてのブレない感じが、すごく僕は魅力を感じるんです」と憧れの気持ちを口にした。さらに楽曲については「アルバムも非常にたくさんありまして、松田優作さんだから成立している世界観もあったりするんですけど…」と悩んだ末、「Bay City Blues」を選び、番組の中で流していた。
2018年06月26日歌手の松田聖子が、ニッポン放送の特別番組に出演することが決定した。松田は6月8日放送の『松田聖子のオールナイトニッポンGOLD』(22:00~)、6月17日放送の『松田聖子オールタイムリクエスト』(18:00~)に出演する。『松田聖子のオールナイトニッポンGOLD』ではパーソナリティを務め、現在の音楽活動や近況について語る。6月6日にニューアルバム『Merry-go-round』をリリースし、6月9日からはツアー「Seiko Matsuda Concert Tour 2018」がスタートすることもあり、何が語られるか注目が集まる。また『松田聖子オールタイムリクエスト』にはゲスト出演。パーソナリティの垣花正アナウンサーがリスナーからの楽曲のリクエストを紹介する他、この番組のために収録された松田へのインタビューの模様も放送される。
2018年05月31日《僕も結婚か。たくさんのメッセージありがとう御座います これからも応援してください》 4月26日、こうツイートしたのは松田翔太(32)。松田は秋元梢(30)と25日、連名で結婚を発表。理想の家庭像について「私共の両親の様に、強さと温かい愛を持った家庭を築いて参りたいと思っております」と明かしている。 26日、松田の母である松田美由紀(56)も自身のTwitterを更新。喜びを語っている。 《また家族が増えた!嬉しい!!めちゃくちゃ可愛いお嫁さん(笑)しあわせ》 松田の父は故・松田優作さん(享年40)。秋元も国民栄誉賞を受賞した故・九重親方(元横綱 千代の富士・享年61)を父に持つ。“大型2世カップル”は友人としての付き合いから交際に発展し、デートの様子も報じられていた。 本誌でもたびたび、2人が「結婚間近」とスクープ。昨年9月には、6月のパーティで秋元にプロポーズしたとの情報をキャッチ。松田に直撃していた。 松田は「いや、でもまあ……別に隠したりしてないんで」としつつも、結婚については「否定も肯定もしない」とコメント。それでも「そのときにはちゃんとお伝えしますよ」と照れたように笑顔を見せていた。 ネットでは、ファンからの祝福の声が上がっている。 《おめでとうございます お似合いです!》《これからも、もちの、ろん応援します!》《羨ましがられるような、幸せなご家庭を築いてくださいね!!》
2018年04月26日4月25日、結婚が報じられた俳優・松田翔太とモデル・秋元梢。それぞれのSNSではファンから祝福の声が寄せられているが、松田さんと「『SICK’S恕乃抄』~内閣情報調査室特務事項専従係事件簿~」でコンビを組む女優の木村文乃が、先ほど、Twitterでお祝いコメントを投稿した。「花より男子」「LIAR GAME」シリーズや「ディアスポリス 異邦警察」、現在放送中の大河ドラマ「西郷どん」では徳川慶喜役を好演、また「au三太郎シリーズ」のCMでも注目を集める松田さんと、モデルで元横綱・千代の富士を父に持つ秋元さん。2人のSNSでは未だ結婚についての報告はないものの、最新投稿には「結婚おめでとうございます」「結婚おめでとうございますお幸せに」「本当におめでとうございます。幸せな家庭を築いてください」「Happy wedding !!」「ご結婚おめでとうございますなんて素敵な夫婦ー!」などと2人を祝福するコメントが相次いでいる(4月25日18時現在)。そんな中、現在「Paravi (パラビ)」にて配信中の「ケイゾク」「SPEC」に続く待望のシリーズ最新作「『SICK’S恕乃抄』~内閣情報調査室特務事項専従係事件簿~」にて、高座宏世役の松田さんとコンビを組む木村さん(御厨静琉役)が、自身のオフィシャルTwitterにて「おめでたい焼き!キャストからも代表して、心よりおめでとうございます。スタイリッシュでクールな格好良いご夫婦の末永いお幸せを祈ってます」とツイートした。(cinemacafe.net)
2018年04月25日俳優の松田翔太(32)とモデルの秋元梢(30)が25日、所属事務所を通じて結婚したことを報告した。松田の父は俳優・松田優作さん、秋元の父は元横綱千代の富士(九重親方)。2人が直筆の連名で発表したコメントには「この度、私共は入籍いたしましたことをご報告させていただきます」に続き、「私共の両親の様に、強さと温かい愛を持った家庭を築いて参りたいと思っております。これからも皆様のご期待に沿えるようより一層邁進して参ります」と抱負がつづられている。スポーツ紙に報じられ、交際を認めていた2人。松田と秋元のSNSには、「ご結婚おめでとうございます」「とてもお似合い」「末永くお幸せに」「ニュースみてすごく幸せな気持ちになりました」など、ファンから祝福と喜びの声が続々と寄せられている。■コメント全文報道関係の皆様陽春の候、皆様におかれましては益々ご健勝のこととお慶び申し上げます。平素は格別のご愛顧賜り、厚く御礼申し上げます。この度、私共は入籍いたしましたことをご報告させていただきます。私共の両親の様に、強さと温かい愛を持った家庭を築いて参りたいと思っております。これからも皆様のご期待に沿えるようより一層邁進して参ります。どうぞ温かく見守っていただけましたら幸いでございます。今後とも変わらずご指導ご鞭撻賜りますよう、宜しくお願い申し上げます。平成30年4月25日松田翔太秋元梢
2018年04月25日エモーショナルな「歌」で心を揺さぶる豊かな表現意欲を、松田理奈はおそらくナチュラルに持っているヴァイオリニストだ。そんな彼女の今回のリサイタルのテーマは「愛」。「今まで組んできたプログラムとはまったく違うえぐり方。トライしてゆきたいです」と抱負を語る。【チケット情報はこちら】曲目は、前半にフォーレとエルガーの愛の小品と、イザイの結婚祝いのために書かれたフランクの《ヴァイオリン・ソナタ》。後半は、シューマンの小品とブラームスのヴァイオリン・ソナタ第1番《雨の歌》を組み合わせた。クララを巡るシューマンとブラームスの愛の歌たちだ。核となる2曲のソナタのカップリングでCDもリリースする。「ブラームスのソナタ全3曲を録音してゆく予定ですが、3曲それぞれに別のストーリーをフィーチャーしたいと考えました。その第1弾として第1番をフランクと組み合わせたのも、『愛』がテーマなのです」末子フェリックスが早世して悲しむクララのためにブラームスが捧げたとされるのがヴァイオリン・ソナタ第1番。「悲しく暗い第3楽章の、最後の一段に出てくる主題にすべてがかかっている。それを聴いて、どれだけあたたかい気持ちになっていただけるかが自分に課した課題です。そこに向けてしっかり歌い込めるようにしてゆきたい」数年前まで、ブラームスの盟友ヨーゼフ・ヨアヒムが使用していたガダニーニを弾いていたことで、さまざまな気づきを得た。「楽譜に不自然に弱音の指示がある箇所が、ヨアヒムの楽器だと特別によく鳴る音なんです。ブラームスがヨアヒムの演奏を聴いて、鳴りすぎと感じて書き加えたのかもしれませんね。それを実際の楽器を通して感じることができた経験はとても貴重でした」CDのレコーディング中には、フランクのソナタで不思議な体験をしたという。「第4楽章を弾いていたら突然、今まで苦手だった人のイメージが、感謝のイメージと一緒にわーっと浮かんできたんです。そうか、感謝の気持ちを忘れずにというメッセージが込められた曲なのかと感じました。10年以上弾いてきて、結婚祝いにしては、あのドロドロした第3楽章はなんだろうと、ずっと疑問だったんです(笑)。“感謝”を感じてからは、若い勢いで弾きがちな第4楽章にも、ぬくもりが出てきたような気がします」最近「クラシック音楽が楽しくて仕方がない」という。「あらためて“あれ?なんて素敵な世界なんだろう”と感じています。音楽に触れる時間が昔よりも貴重になったのがよかったのかも。ひとつの曲にいろんな解釈があって、正解がないからこそ楽しい。聴いてくださる方の解釈もそれぞれ。私がトライするのは、最後にホッとして帰っていただくこと。相手を思いやるあたたかい気持ちになっていただけるように。それが願いです」リサイタルは5月18日(金)東京・浜離宮朝日ホールにて開催。チケットは発売中。取材・文:宮本明
2018年04月18日ジバンシィ(GIVENCHY)が、桜の季節到来とアーティスティック・ディレクター、クレア・ワイト・ケラー(Clare Waight Keller)の2018年春夏レディ・トゥ・ウエアコレクションデビューを祝し、「GivenchyWorldTour」を東京で開催した。 パリファッションウィークでのローンチパーティーからちょうど1ヶ月経過したこの機会に、ジバンシィは東京のフラッグシップストアでVIPカクテルを、その後はローラン・ピック駐日フランス大使の公邸でガライベントを開催。このイベントでは、フレンチ・ハウスと日本文化との結びつき、特に匠の技ともいえる伝統的なサヴォアフェールに深い敬意を表して特別なコンテンツが用意された。 フランス大使公邸に到着したゲストは、ジバンシィの「4Gエンブレム」の灯篭で彩られたアプローチを通り、京都の伝統的な和傘を讃えた2つの巨大なジバンシィ・ワールドツアー・パラソルで囲まれたエントランスへと到着。花びらが敷き詰められたロビーのフォトコールではジバンシィのバックドロップを背景に満開の桜の木がゲストを迎えた。最初のサロンでは日仏が共有する最高水準のクラフツマンシップを尊ぶ伝統に焦点を当てた。これを表現するものとして、クレア・ワイト・ケラーによるクチュールのデビューコレクション“Mysteries of a Night Garden(夜の庭園の神秘)”より11体のクチュール作品が、緑豊かな装飾とジバンシィのオートクチュールでも見られた月明かりの雰囲気の中に展示された。オートクチュールのサロンに続いて、ゲストは意外なキャラクターのキャストで盛り上がる中へと足を進めた。ゲームルームでは巨大だるま落とし、イライラ棒、巨大ガラガラ、輪投げ、ヨーヨー釣りなど5つの伝統的なゲームがアイコニックなジバンシィプリントで登場。隣接する庭の“体験テラス”ではタロット占いや、物が突如として動き出す不気味なドールハウスも出現した。リリー・コリンズスペシャルイベントでは、松田優作の娘でヴォーカルのゆう姫率いるエレクトロニック・ミュージックユニット、ヤングジュヴナイルユース(Young Juvenile Youth)によるミニライブやDJ PELIによるパフォーマンスも行われた。リリー・コリンズ(Lily Collins)、チャウ・パッホウ、ローレン・サイ、マドモアゼル・ユリア、福士リナ、エリー・ローズ(ELLI-ROSE)、鈴木えみなどのゲストが来場し、クレア・ワイト・ケラーがジバンシィにもたらす新しくパワフルなビジョンを予兆する、忘れがたい場となった。
2018年04月09日「仮面ライダーや朝ドラの出演は、目標のひとつにはしていました。けれど、辿り着くまで『そう簡単じゃない』と思っていたんです。思い続けてきて、本当に良かったです」。若手俳優の登竜門として定着した「仮面ライダーシリーズ」、「スーパー戦隊シリーズ」、「連続テレビ小説」の出演のうち、磯村勇斗は「仮面ライダーゴースト」でアラン(仮面ライダーネクロム)を、さらには平均視聴率が20%を超え“ロス”も続出した連続テレビ小説「ひよっこ」で、ヒロイン・みね子と結ばれたヒデ役をつかみ取った。現在、飛躍の道をゆく磯村さんこそ、2017年、一番顔を売った俳優と言っても過言ではないだろう。本インタビューが行われたのは、「ひよっこ」最終日の放送が終わった2日後。率直な気持ちを聞くと、「やっとなんか…終わったんだな、っていう実感になりました。撮影は終了していたんですけれど、全く終わった感じがしていなかったんです」と、いくぶんホッとした表情で語り始めた。「自分の役柄のヒデが、みね子と婚約届けを出して終わる、つまり結婚したので内容的にもすごく幸せな終わり方でした。自分自身も、本当にうれしかったんです。役とともに幸せに達成できたなと思います」と、「ひよっこ」ファンも喜ぶコメントまで寄せてくれた。撮影期間も長く、密なスケジュールで撮り進められる朝ドラの現場は、磯村さんにとってホーム感あふれるものだった。「月曜日から金曜日まで撮影していました。有村(架純)さんを始め、キャストさんもスタッフさんも、皆さん本当に温かくて素敵な方々だったので、家族のような雰囲気でした。なので…、撮影が終わって、クランクアップした次の日も『また行くんじゃないか』という錯覚もあったし」。また呼ばれたら、戻りたい?「その感覚はあります。あります、あります!」と、3回「あります」と強い気持ちを連呼する。俳優を目指すきっかけとなったのは、中学生の頃に作ったショートムービー。がむしゃらに演技の世界に飛び込んだ先には、何があったのだろう。「高校で地元の劇団に入って、お芝居を学ばせてもらっていました。そこからは、ずっとひとりで悶々と、事務所にも入らず、小劇場を回っていった時期があったんです」。くすぶり、思うようにいかない日々が焦燥感を募らせた。「もともと『俺が!俺が!とにかく俺の言うことを聞け!』という、まるで独裁者みたいな(笑)性格でした。本当に、それぐらい自分の意見を通さなければ気が済まなかったんですけれど、それでは到底やっていけないことがわかったので、気持ちを入れ替えていきました」。勘違いに気づき、意識を変えた経験こそが、俳優としての裾野を広げた。それから本格的な芸能界デビューを果たし、今年で4年目。とんとん拍子に映る世間の目とは異なり、本人は水面下で必死に足をバタつかせていた。「あのときに気づかなかったら、もしかしたらいま、天狗になっている可能性もありましたし、道を逸れていた可能性もあったと思います。だから、人に感謝をして、人の意見を聞いて、自分で考えて意見をちゃんと出す流れは、すごく大事だと実感しています。芸能だけではなく、きっとどの世界でも大事なことだとは思うんですけれど…。いろいろな大人の方から学べたことは、本当に大きかったですね」。毎回「初めまして」から始まる撮影現場では、順応性も求められる。「いつも同じことが起きるわけでもないですし、新しいものを追い求めて挑戦していかなければいけないんだなと感じています。ストイックにやっているときって、実は全く楽しくないんですけれど(笑)、達成した後の幸福感は何物にも代えがたい」。役に向かい、作品を愛し、現場を楽しむ。そんな俳優の仕事は、生きがい?「自分の生きがいというか、生きる道だと思います。ほかの道も全く頭にないですし、これが自分に合っているし、最後までやり続けなきゃいけないという使命感がどこかにあるんです。もちろん、好きなのもあります!」。舞い込むオファーは多いが、まずは11月25日(土)に、映画『覆面系ノイズ』への出演が控えている。メガホンをとった三木康一郎といえば、『植物図鑑 運命の恋、ひろいました』にて映画初主演となった岩田剛典と高畑充希の瑞々しい恋愛劇を作り上げた監督だ。磯村さんは、「自分が演じたクロは、よくしゃべって盛り上げる役です。三木監督は『好きにやっていいよ。ちょっとアドリブが欲しいから、クロ、なんかやって』と言って、求めてくれました。『なんかやって』という言葉の意味は、すごいんですよ(笑)。監督に求められると、『ああ!』と燃える部分はありますね」と、初めての三木組の空気感を伝えてくれた。映像とは別軸の仕事の話も、少し。現在、磯村さん本人が企画を考案し、プロデュースを手がけた全ページ撮りおろしのカレンダーが、話題を呼んでいる。「いろいろな表情を見せたかったですし、プラス、次の月がめくりたくなるようなカレンダーに仕上げようと工夫しました。可愛い表情をした次の月は、ちょっとクールに、とか」と磯村さんが説明する通り、バラエティ豊かな写真の数々が月を彩る。中でも、お気に入りを選ぶなら、「5~6月の傘を持っているモノクロの写真。実際、晴れていたんですけど雨を降らせて撮ったんです。ちょっと『ゴッドファーザー』風じゃないですか?」と、マフィア映画の大作を引き合いに出した。ちなみに、松田優作の作品も好きでインスパイアを受けるという。「意外ですか?男は好きですよ、そういう作品!」と、25歳、等身大男子の顔ものぞかせた。(text:Kyoko Akayama/photo:You Ishii)
2017年11月02日大泉洋と松田龍平という最高のコンビが贈る人気シリーズ第3弾、映画『探偵はBARにいる3』のジャパンプレミアが10月24日(火)、都内にて行われ、大泉さんと松田さんに加え、出演する北川景子、前田敦子、リリー・フランキー、吉田照幸監督が舞台挨拶に登壇した。大泉さんと共にずっとシリーズに出演している松田さんだが、「改めて『探偵はBARにいる』は面白い。実は、むしろ『4』が観たいと思って、そんな作品になったのが不思議で。『3』でやめようかなと思っていたので」とぶっちゃけると、隣にいた大泉さんが目をひん剥いた。しかし、クールな様子の松田さんが「初めて言いますけど、まさか『4』をやりたいと思える作品になると思わなかったので、自分でも驚いています」と淡々と話すと、大泉さんは「僕は、いささかショック…」と何とか受け止めていた。『探偵はBARにいる3』では、探偵(大泉さん)と相棒・高田(松田さん)が最大の事件に挑む物語。失踪した女子大生の麗子(前田さん)を探すうち、ひとつの殺人事件にあたった探偵。調査を進める中で浮かび上がったのは、モデルクラブのオーナー岬マリ(北川さん)と、冷酷非道な裏社会の北城(リリーさん)だった。真相に近づくにつれ、探偵と高田の歯車も少しずつ狂い出す。吉田監督が「エンドロールの最後まで観てください」と挨拶で告げると、前田さんは、「クレジットの最後まで観ていない!」と焦り出した。すると、大泉さんが「お前、ラストを観ないで『面白かった』って言ったの!?もう1回観に行けよ、もう1回頭から観ろ!」とげきを飛ばした。その様子を黙って見ていたリリーさんだったが「実は、まだ完成したものを観ていないんです。まだ観ていないので大人しくしていた」と、加えて告白…!松田さん、リリーさん、前田さんとマイペースなキャストの発言に頭を抱えた大泉さんは、完成作未見というリリーさんに向かって、「どの面下げてきているんだ!今日、お客さんと観たらどうだ!」と言い始め、止まらずに、「しかも今日やっぱり遅刻してきたし!」とリリーさんの物まねまで披露。「『いやいやいや、(皆の)待ってる感が半端ないね』って、そりゃそうでしょ!」と大激昂の大泉さんの様子に反して、場内も登壇陣も大爆笑だった。『探偵はBARにいる3』は12月1日(金)より全国にて公開。(cinamacafe.net)
2017年10月24日「6月下旬ごろ、2人のパーティが都内で行われたんです。その席上で友人たちを前に、松田さんは秋元さんにプロポーズしたことを報告したそうですよ」(プロダクション関係者) “最強の2世カップル”と話題の松田翔太(31)とモデルの秋元梢(30)。松田の父は名優・松田優作(享年40)。秋元の父は名横綱・千代の富士(=先代九重親方・享年61)だ。 7月31日には、親方の一周忌も無事に終わった。交際3年、ついに松田がプロポーズしたのならば、これほどおめでたいこともない。 「パーティでは、松田さんから『彼女がプロポーズを受け入れてくれたんです!』という発表もあったそうです。その瞬間、会場はとてもハッピーな空気に包まれました」(前出・プロダクション関係者) 8月下旬、東京駅に現れた2人を直撃した。松田は「ちょっといま、ダメなんですけど」と言いつつ、笑顔で取材に答えてくれた。 ――ご結婚を決められたそうですね。 「誰が言ったんですか(笑)」 ――パーティで、秋元さんへのプロポーズを発表されたと聞きました。 「いや、でもまあ……別に隠したりしてないんで。こういうの(直撃取材)はドキドキしちゃう(笑)」 ――それでは、やはり結婚を決められた? 「あ、いやいや。否定も何もないですよ。肯定もしないです。勝手に違うようには書いてほしくないけど、そのときにはちゃんとお伝えしますよ」 最後は記者に会釈すると、「すいません」と言いながら照れたような笑顔を見せた。 秋元はといえば、松田の受け答えが終わるのを横でじっと待っている。本当に良い関係ができあがっているようす。吉報は近そうだ――。
2017年09月05日「松田聖子さんの夫であるK先生の研究が今、世界的に注目を集めているんです」(大学関係者) 7月、シンガポールへと向かった松田聖子(55)。コンサート直前に転倒して車いすでの移動を余儀なくされていた彼女。空港で車いすを押して寄り添っていたのは、慶應義塾大学医学部准教授のK氏(54)だった。そんな献身夫のK氏が今、実は研究者として画期的な治療に取り組んでいるという。 「大学病院の歯科・口腔外科診療科で副部長であるK先生の専門分野は、インプラント再建治療です。インプラント手術の成功率は極めて高くなっていますが、神経損傷などの併発症も起きる可能性があります。専門医としてこれまで神経再生の研究をしてきたK先生が注目したのは、iPS細胞。K先生は『iPS細胞を使って、損傷した神経細胞を再建できないか』と考えたのです」(医学部関係者) iPS細胞は、京都大学の山中伸弥教授(54)が作成した“万能細胞”。山中教授はこの研究成果が認められ、12年にノーベル生理学・医学賞を受賞した。この細胞はさまざまな組織や臓器の細胞へとほぼ無限に成長する能力をもつため、再生医療の分野で期待されている。 「下歯槽神経の麻痺は、下あごの骨を削ってインプラントの埋め込みをする際に多く起きています。K先生は京都大学からiPS細胞の提供を受け、この抹消神経の再生にの研究へ本格的に取り組み始めました。15年4月から18年3月まで、科研費(科学研究費助成事業)から約500万円の助成金を交付されることになっているそうです」(前出・医学部関係者) そんなK氏の研究努力は、少しずつ実を結び始めていた。 「K先生は『当初の計画以上に進展している』という前向きな中間報告書を出していて、院内でもかなり期待も高まっています。彼はiPSを神経堤細胞へと誘導するステップと、そこから下歯槽神経に分化する方法の構築までは、すでに成功しています。次のステップとしてはより実践段階へ。来年3月までに損傷した歯槽神経に移植治療を実行し、そこから末梢神経組織が再生されるのかを解析していくことになるでしょう」(前出・医学部関係者) 夫婦で高め合っている聖子とK氏。結婚から丸5年。夫の“開花”に聖子も感無量なことだろう――。
2017年08月01日俳優・松田龍平が、エルメネジルド ゼニア(Ermenegildo Zegna)のスーツを纏い、第70回カンヌ国際映画祭に登場した。松田が身に着けたのは、エルメネジルド ゼニアのスーツとタキシード。スーツは、爽やかなブルートーンのグレンチェック柄で、エルメネジルド ゼニア クチュールのウールシルク素材で仕立てたものだ。シャツはピュア コットン素材を選び、足元はダークグリーンのローファーで抜け感を出した。軽やかな着こなしだが、スーツとシャツを同じブルートーンで統一することで、洗練された印象に映る。一方、レッドカーペットには、シックなタキシード姿で現れた。エルメネジルド ゼニアのコレクションから、1つボタンのタキシードを選び、それに合わせて、コットン地のタキシードシャツ、ボウタイなど、すべてエルメネジルド ゼニアのアイテムでまとめている。落ち着きのあるコーディネートだが、レザーシューズのパテントカーフ素材が上質な光沢感を放ち、程よいアクセントを加えている。なお、松田龍平は、2017年9月9日(土)より全国公開となる映画『散歩する侵略者』に出演。黒沢清監督のサスペンス作品で、女優・長澤まさみと夫婦役を演じる。今回の第70回カンヌ国際映画祭では、映画『散歩する侵略者』の記者会見とプレミア上映を行った。【問い合わせ先】ゼニア カスタマーサービスTEL:03-5114-5300
2017年05月25日5月上旬の午後7時。都内マンションから1人の美女が姿を見せた。スラっとしたスタイルと切り揃えた“パッツン前髪”が目を引くのは、モデルの秋元梢(29)だ。彼女は、マンションのエントランスに止まっていたタクシーに乗り込んだ。やがて、時間差でマンションから現れタクシーに同乗したのは、マスク姿の松田翔太(31)。 松田と秋元の交際がスポーツ紙に報じられたのは、15年4月のこと。早逝の名優・松田優作(享年40)の次男と、伝説の大横綱・千代の富士(享年61)の次女とあって、“最強の2世カップル”と話題を呼んだのだが――。 「2人の交際は、その報道以前の14年秋から始まったと報じられました。しかし、交際発覚直後、双方の事務所は『仲の良い友人です』と交際を否定。以降、松田が交際について口を開くことはありませんでした」(スポーツ紙デスク) そんな松田と秋元の2ショットを、本誌が今回初めてキャッチしたのだ。 2人を乗せたタクシーは、やがて都内マンションにたどり着いた。揃ってタクシーから降り立ち、高級感ただよう入口へ颯爽と向かう2人。もしや、ここが“愛の巣”?そこで、本誌は松田に声をかけた。 ――お2人はここで同棲してらっしゃるんですか? 「いえいえ、違うんです。今日はここで兄の誕生日会があるので、一緒にお祝いにきたんですよ」 実は、この日は翔太の兄・松田龍平(34)の誕生日当日だったのだ。よく見れば、2人とも大きな紙袋を抱えている。龍平へのバースデープレゼントなのだろう。 ――お兄さんの誕生日を一緒にお祝いするなんて、本当に仲良しなんですね。交際から2年、ご結婚も近いのではと噂されてますが? 「結婚ですか?アハハ、それはまだわかんないですけれど、仲良くやっていますよ」 交際報道以降、ずっと口を閉ざしていた松田だったが、こちらが拍子抜けするほどハッキリと秋元との交際を認めたのだった。 ――結婚はまだだということですが、お2人はずっと仲良くお付き合いなさっているんですよね。いままでも、これからも、ずっと。 「ええ!僕らは仲良いですよ!」 松田は再び力強く「愛告白」をしてくれたのだ。ずっとそばでやりとりを聞いていた秋元も、笑顔で記者に向かい「ありがとうございました」と丁寧に頭を下げた。そして2人は、寄り添うように兄・龍平の待つマンションへ入って行った。 “結婚”こそ口にはしなかったものの、ゴールインも近いことをうかがわせるが――。 「松田家は、“家族の結束”が固いことで知られています。お兄さんの誕生日に翔太さんが恋人を同伴するということは、秋元さんが、すでに“身内”として認められているということでしょう」(芸能リポーターの城下尊之さん) いまや“家族同然”の秋元が、晴れて松田ファミリーの一員になる日は近いかもしれない。
2017年05月16日先日開催された「AnimeJapan 2017」にて、松田凌が金木研役で出演することが発表された舞台「東京喰種トーキョーグール」。この度、松田さんが扮する金木研のキャラクタービジュアルが公開された。東京に潜む「絶望」。それは、人々に「死」以上の恐怖を与える怪人――“喰種”(グール)。彼らはヒトに紛れ、ヒトを狩り、その死肉を喰らう。食物連鎖の頂点に君臨する“喰種”に怯えながら、人間たちはこの「間違った世界」を生きていた。読書好きの大学生・金木研(カネキ)は、行きつけの喫茶店「あんていく」にて、リゼという少女に出会う。年齢や境遇、読書の趣味も同じということで、急接近する2人だが…。僕は小説の主人公でも何でもない…だけど…もし仮に僕を主役にひとつ作品を書くとすれば ――それはきっと、“悲劇”だ。「赫子」(かぐね)と呼ばれる捕食器官を用いて人間を襲い、その殺傷能力の高さから「化け物」と恐れられる“喰種”だが、彼らが生きる方法は、ヒトを喰う以外に存在しない。カネキは、この歪んだ世界に疑問と葛藤を抱きながら、逃れようのない負の連鎖に巻き込まれていく…。原作「東京喰種トーキョーグール」は、「週刊ヤングジャンプ」(集英社)にて2011年から2014年まで連載され、続編にあたる「東京喰種トーキョーグール:re」が2014年10月より連載中の石田スイによるダーク・ファンタジー作品。コミックスの累計発行部数は2,200万部を突破、2014年、2015年にはアニメ化。2017年夏には窪田正孝を主演に迎えて実写映画化もされるなど、幅広い年代で圧倒的な支持を受けている。2015年7月に東京・京都にて上演された舞台版は、小越勇輝が金木研役を務め、その世界観の再現度が高く評価された。そして今回は、オーディションにより、金木研役を「仮面ライダー鎧武/ガイム」「男水!」の松田さんが務めることが決定。そのほか、西尾錦役の鈴木勝吾、ウタ役の村田充、四方蓮示役の吉田友一が続投する。舞台「東京喰種トーキョーグール」は6月29日(木)~7月4日(火)シアター1010(東京)、7月8日(土)~9日(日)梅田芸術劇場シアター・ドラマシティ(大阪)にて上演。(cinemacafe.net)
2017年03月30日俳優・松田龍平(33)が3月12日、自身のインスタグラムに妻の太田莉菜(29)の写真を投稿したことがはやくも話題になっている。 松田夫妻といえば、2月に別居が発覚したばかり。太田が若手俳優と不倫関係に陥り、松田と愛娘を捨てて家を飛び出したという別居に至るまでの経緯が『女性セブン』に報じられている。一部では松田が離婚の意志を固めた、という噂もささやかれているのだが――。 「松田さんは今でも『きっと戻ってきてくれる』と信じてやまないそうです。世間では不倫の末に家を出ていった太田さんがバッシングされていますが、彼は『ちゃんと繋ぎ止められなかった自分も悪かった』と周囲に漏らしているんだとか。太田さんが不倫していたことが事実なら、彼は本当に寛容ですよね」 インスタグラムでは、彼はこんなコメントとともに愛妻の写真をアップしている。 《僕の大切な人であり、逞しい母です。#太田莉菜》 さまざまな疑惑を払拭する投稿だけに、投稿からわずか数時間で「いいね!」は2万件超。コメント欄には松田にむけた応援メッセージが殺到している。 《へんな噂なんて気にしないでくださいね!素敵です!》《この写真のチョイスからして大切さが伝わってきます》《本当に素敵な心の持ち主。いつもときめかせてもらっていますよー応援しています》《素敵な夫婦》《相思相愛、いつまでもリスペクトしあえる夫婦であってほしい》 夫婦の幸せを祈るばかり――。
2017年03月12日俳優の大泉洋、松田龍平、北川景子が1日、映画『探偵はBARにいる3』(2017年冬公開)の製作発表会見に登場した。同作はミステリー作家・東直己の「ススキノ探偵シリーズ」を実写化。2011年、2013年に映画化し、シリーズ第3弾となる。札幌・ススキノを舞台に、探偵・大泉と、その相棒・松田が様々な事件に関わっていく。今回のヒロインとして、北川が新たに加わることとなった。4年ぶりとなる新作に、松田が「大泉さんが忙しいから」と言い訳すると、大泉は「あなたこそ、連ドラ(TBS系ドラマ『カルテット』)やってるよね今?」と抗議。大泉は「なんで連ドラ受けるの!?決まってましたよねこっち」と責めたが、松田は「とにかくうれしいです。ありがとうございます」とかわしていた。2月中旬からの撮影に、大泉はなおも「本当に心配なのは松田くんのスケジュール」と不安げな様子に。「(『カルテット』が)『トリオ』っていうタイトルに変わるんじゃないか、なんとか残りの3人でやってもらうしかない」とドラマについて心配しながら、「アクションとかもあるので、『バイオリン弾いてんじゃねーよ』と私は思っちゃいますけど」と、訴えていた。大泉の心配に「大丈夫です」と主張していた松田だが、『3』の脚本の印象を聞かれると「ちょっとまだ読んでなくて……ドラマが忙しくて」と爆弾発言。大泉は「嘘でしょ!?」と驚愕し、「絶対言わないほうがいいよ! すごくないですか、この役者!!」と会場に訴えた。松田が「全体的になんとなく読んで。シンプルに面白さを凝縮した……」と言いつくろうと、大泉が「読んでないんでしょ!!読んでないのにやめてよ!!」と激しくつっこんだ。松田がさらに「『探偵』の面白さの原点回帰ですかね」と強引にまとめると、大泉は「なんで言おうとする!? 読んでないのに!!」と驚いた。オフマイクで「やばいやばい」と言う松田に、大泉は「まだありますから、じっくり読んでいただいて。面白いんですよ今回も」とフォロー。松田も「面白いんですよね」と読んだ体で頷いていた。
2017年02月01日日本を代表するミステリー作家・森村誠一が1976年に発表した「人間の証明」を、この春、藤原竜也と鈴木京香の豪華共演でドラマ化することが決定した。昭和49年、東京。ホテルの最上階に向かうエレベーターの中で、一人のみすぼらしい身なりの黒人青年が息絶える。胸には深々と突き刺さるナイフ。頬には一筋の涙が伝っていた。現場に駆け付けた麹町東署の棟居弘一良(藤原竜也)は、本庁捜査一課の横渡伸介(緒形直人)とともに捜査を開始。青年が向かおうとしていた最上階で聞き込みを始める。その日、最上階では高名な美容家の八杉恭子(鈴木京香)による盛大なレセプションパーティーが開かれていた。大勢のマスコミや招待客がひしめき、大物議員の夫(中原丈雄)と一人息子(堀井新太)とともにスポットライトを浴びる恭子は、理想の妻、理想の母として日本中の憧れを集めていた。殺された青年の名前はパスポートからジョニー・ヘイワードと判明する。しかし、恭子のパーティー客に該当する人物はいなかった。その後の捜査で、ジョニーはニューヨークのスラム街育ちであること、片言ながら日本語が話せたこと、そして死の間際「ストウハ」という謎の言葉を残していたことが分かるが…。原作は、いまから41年前に発表された同名推理小説。現在までに単行本・文庫本累計は770万冊以上を売り上げ、一躍ベストセラーに。また、原作が発売された翌年の1977年には、岡田茉莉子×松田優作主演で映画化され、劇中での「母さん、僕のあの帽子、どうしたでしょうね?」という西條八十の詩のインパクトとともに、40年が経ったいまも人々の記憶に鮮烈に残ってる。これまで、設定などを変えドラマ化が幾度も重ねられてきたが、今回は原作に忠実に「終戦直後から1970年代の昭和」を背景として、普遍的な訴求力に富むストーリーの映像化に挑む。「母さん、僕のあの帽子、どうしたでせうね?」森村氏が西條八十のこの詩にインスパイアされ執筆を始めたと述べている通り、原作に通底している大きな核のひとつは「母性」であり、その「母性」への郷愁だ。母親に捨てられた過去を持ち「母性」に対する不信を抱く棟居刑事と、家庭や地位、名声を守るために「母性」を捨てた美容家の八杉恭子。かつて映画で松田さんと岡田さんが演じたこの役に、今回は藤原さんと鈴木さんが臨む。2人の共演は、大河ドラマ「新選組!」以来13年ぶり。藤原さんは「台本を読んでいるときから、京香さんが演じる八杉恭子に会えるんだと、ずっとうれしかった」と言い、鈴木さんも「この13年で藤原君のどういうところが変わったのか、お相撲のがっぷり四つのように、しっかり向き合ってお芝居したい」と久しぶりの共演に意欲を見せる。役について鈴木さんは「八杉恭子はものすごく興味深いキャラクターで、悪役ではあるんですが、女性としてどうしてもシンパシーを感じてしまう。きっと女優だったら誰もがやりたい役だと思います」と話し、藤原さんは「僕には、母性のことはよくわからない。女性が抱えている思いは、僕らの想像を超えてより強いものだと思いますから。ただ、僕の台詞で『ジョニーの気持ちが僕にはよくわかる』というセリフがあるんです。ですので、棟居の中で母親が幼いころに僕と父親を置いて去って行った、ずっとそれを抱えながら生きてきた孤独というものは理解して演じていかなければと思っています」とコメントした。そのほか、棟居と行動を共にするベテラン刑事に緒形直人、昔の恭子を知る老女役に草笛光子、捜査の全権を握る捜査一課キャップ役に宅麻伸など、実力派の役者が顔を揃えている。ドラマスペシャル「人間の証明」は2017年春、テレビ朝日にて放送予定。(cinemacafe.net)
2017年01月27日ワイドショー、週刊誌、スポーツ新聞などで報道された芸能ニュースをコラムニストの木村隆志が、「芸能界のしがらみ無視」で厳選紹介! 芸能人の熱愛・破局・スキャンダル・事件……これさえ見れば、一週間の芸能ニュースをサクッとつかめる。■5位:阿川佐和子、63歳でついに結婚へ。相手は元大学教授で同棲中『FLASH』が、自ら「結婚できない女」と語る阿川佐和子(63)の恋と結婚を報じた。9日、記者の直撃を受けた阿川は、「お互い喪中ですし、(すぐには)わかりませんけどね。まだ入籍はしていません」と笑みを交えながらコメント。相手は2013年に定年退任するまで阿川の母校・慶應大の教授を務めていた6歳年上の男性で、現在同棲中という。さらに翌日、記者が男性に話を聞くと、「(入籍についての話は)出ていますね。どちらからともなく、自然発生的に」と事実上の結婚宣言。2人の出会いは30年前で、阿川は男性の妻と友人関係だったようだが、「夫妻の離婚が成立したため、結婚話が一気に進みそう」ということらしい。かつて、阿川は「お見合い歴30回」と話すなど、「美人で聡明なのに非モテ」のキャラクターを貫き、作家の亡き父・阿川弘之さんを心配させていただけに、親孝行の意味もあるのだろうか。■4位:所ジョージの“世田谷ベース”に『死刑』の落書きで事件化所ジョージ(61)の事務所兼遊び場としてテレビ番組でもおなじみの世田谷ベースに衝撃の落書き。壁に2カ所、道路に1カ所の計3カ所に、赤いスプレーで「所ジョージ死刑」「サトラレ電波」と書かれていたという。『週刊女性』の記者が、所に同所の改装工事について話を聞こうと訪れた際に見つけたようだが、すでに被害届を出して事件化しているらしい。しかし、落書きの件を尋ねられた所は、「事務所の人間に聞いてください。俺が全部管理しているわけじゃないから」と口をつぐみ、所属事務所も「現段階でお話しすることは何もありません」と明言を避けた。世田谷ベースは、自動車、バイク、フィギュアなどのコレクションに加え、家庭菜園もある大人の遊び基地のような空間であり、ビートたけし(69)や木梨憲武(54)ら芸能人もよく訪れるお気に入りの場所。所が誰かの恨みを買っているのかは分からないが、意味不明のメッセージも含め、ただただ気味が悪いのではないか。■3位:松田翔太と秋元梢がオープンな交際。すでに2年が経過か『女性セブン』が松田翔太(31)と秋元梢(29)の熱愛を報じた。翔太が行きつけの飲食店やバーにいる2人の姿が何度となく目撃されていて、驚くのは「隠すような素振りがなく堂々としている」こと。翔太は知人に「僕の彼女」と紹介しているという。松田優作さんと千代の富士さんという超大物の2世同士だけに、昨年4月の交際報道時も大きくさわがれたが、そのときは双方が「仲のよい友達」と否定。しかし、今回の報道では、「2年前から交際している」とされている。記事によると、「ファッションのセンスや、放任主義の性格が合っている」上に、翔太は生前の千代の富士さんに会い、温かく迎えられていたらしい。偉大な横綱である父は今年7月31日に亡くなったが、悲しむ秋元を翔太が支えたことで、いっそう愛が深まったのだろうか。11月中旬の週末、秋元は都内の寿司店で食事を終えると、タクシーで翔太のマンションへ。翌日の昼前まで過ごしたあと、ラジオの仕事現場に向かったという。ともに多忙な売れっ子だが、秋元は節目の30歳を迎えることもあり、喪中が空ける来夏以降の結婚があるかもしれない。■2位:亀梨和也と深田恭子が交際1年? 悩みは『外で会えない』ことこちらも『女性セブン』の熱愛報道。亀梨和也(30)と深田恭子(34)が「すでに交際歴1年になる」という。当然ながら2人が外で会うのは難しいため、「亀梨が深田の部屋に行く」という自宅デートを繰り返しているらしい。2人が急接近したのは、昨年1月の映画と、2月のドラマでの連続共演。「濃厚なキスシーンやベッドシーンを繰り返したことで恋仲に……」なんてベタな展開が似合うほどの美男美女カップルだが、よほどのことがない限り2ショットは見せてくれないだろう。これまで深田には多くの熱愛報道があり、“恋多き女”と言われてきたが、「11月2日で34歳になって、結婚や出産を本気で考えはじめた」とのこと。このところ何度となく、「休日は甥っ子と遊んでいる」と明かしているのはその表れなのか。ただ同誌は、「(亀梨と)外で堂々と会えないのが悩みみたい。これまであっけらかんと男性とデートしてたし、報道されることも多かったから、結構平気なのかなって思ってたからこの発言は意外で。でも、亀梨さんとの関係だけは絶対に大切にしたいと思ってるのが伝わってきました」という知人のコメントや、マンションのエントランスで15分しか密会できなかったエピソードなどを掲載。深田にとってつらさや寂しさをともなう恋なのだろうが、「それだけ真剣につき合っている」ということでもある。■1位:木村文乃が電撃婚! 30代後半の演技講師と、公私ともに二人三脚まさに電撃婚。木村文乃(29)がアッと驚く結婚を発表した。気になる相手は、30代後半の演技講師で、約5年前から指導を受け、交際に発展したようだ。「今月11日に婚姻届を提出済み」というから、本人や関係者は「してやったり」、芸能記者たちは「してやられた」という心境ではないか。木村は芸能活動を休んでアルバイトをしていた時期があり、復帰して演技を学び直しはじめたときに、夫となった男性と対面。知り合った場所が事務所運営のワークショップであり、「厳しくも愛のある指導を受けながら信頼関係を築き、現在の成功を2人で勝ち取った」という流れを踏まえて事務所サイドも認めたのだろうか。木村は、「突然のご報告でびっくりさせてすみません。私、結婚しました」「下を向いて歩いていた私に勇気や力をくれた明るく温かい太陽の様な方です」「皆さんの優しい励ましに恥じる事の無いよう人として俳優として変わらず一生懸命に努力して行きます」と幸せいっぱいのコメント。もともとCM出演が多いなど好感度が高く、「ふみ飯」と言われる料理写真をアップしたインスタグラムも男女を問わず大人気だが、今回の結婚でイメージダウンすることはないだろう。結婚後も仕事は続け、挙式披露宴の予定はなし。木村にはこれといった交際報道がなかっただけに、しばらくは共演者たちから「極秘交際と結婚のノウハウ」を聞かれそうだ。□おまけの1本「ジャニーズが『キムタクをミリオン歌手に!』大作戦」SMAPの年内解散まで残り1カ月あまりになる中、水面下では来年の話が進められているという。1月スタートの連ドラで、木村拓哉(44)と草なぎ剛(42)がそれぞれ主演を飾ることは発表されていたが、今週『FLASH』が報じたのは「キムタクのミリオン歌手計画」という目を疑うようなものだった。木村が主演を務める来年4月公開の映画に、これまで嵐などを手がけてきた藤島ジュリー景子氏が社長を務める「ジェイ・ストーム」が関わっているというのだ。これまでSMAPの仕事は前マネージャーの飯島三智氏が役員を務めた「ジェイ・ドリーム」が関わっていただけに、木村個人の推されぶりがうかがえる。記事には、「SMAPから唯一の本格的なソロデビュー」「プロデューサーは『世界に一つだけの花』の槇原敬之」「独立を止めた功労者としてミリオンヒットを目標に事務所が総力を挙げて支える」と書かれていた。木村は一連の騒動で好感度がグッと落ちただけに、これが本当ならある意味見物だが、まずはドラマの成否がカギを握るのではないか。■木村隆志コラムニスト、芸能・テレビ解説者、タレントインタビュアー。1日のテレビ視聴は20時間(同時視聴含む)を超える重度のウォッチャーであり、雑誌やウェブに毎月20~30本のコラムを執筆するほか、業界通として『新・週刊フジテレビ批評』などのテレビ番組や、『ザ テレビジョン』などの雑誌をはじめ、各メディアに出演。取材歴2000人超のタレント専門インタビュアーでもあり、著書は『トップ・インタビュアーの「聴き技84』など。
2016年11月20日●監督も気づかないくらい自然に、立ち姿から変えた作家・北杜夫の小説を実写化した映画『ぼくのおじさん』(11月3日公開)。小学4年生の雪男と、雪男の家に居候をしている"インテリぼんくら"なおじさんが、日本で、ハワイでユーモラスなやりとりを繰り広げる。"漫画原作・ベストセラー&大宣伝至上主義"の邦画界とは離れた存在であるこの作品で、愛すべき"おじさん"を演じる松田龍平と、『もらとりあむタマ子』、『味園ユニバース』など、どこかだめな人を愛すべき人に描く山下敦弘監督に、今作についての話を聞いた。○「ダメなおじさん」の説得力――今回、しっかり者で作文の上手な雪男、そしてインテリで屁理屈を言う居候のおじさん、2人のやりとり、行動が作品の魅力をつくりあげていきますが、おふたりは雪男とおじさん、どちらのタイプが近いと思いますか?山下:僕は、今となってはおじさんですかね。――例えば、おじさんのこういうところに共感したとか。山下:そう思うと、ないですかね。やっぱり雪男かもしれないです(笑)。おじさんは、あまりにも自分にないものばかりですね。松田:僕はどちらかといったらおじさんかな? 旅行先に着いて早々、迷子になってしまう感じ。何回か経験があります。山下:財布とか、落としてますよね。松田:財布も何回か落としてますね。たぶん、おじさんも「最終的にどうにかなる」と思ってるタイプなんじゃないかなと思います。――それでは、仕事の面では、お互いどのような印象でしたか? 今回が初めてのタッグになるかと思いますが。山下: 最初は、龍平くんの「おじさん」像を相当作りこまなければいけないと思っていたんですけど、だんだん、おじさんにしか見えなくなってくる感じがありました。今思えば、さすがですよね。失礼ですけど、すごく考えて演じてくれていたのかなって。『ぼくのおじさん』を映画にするにあたって、ある種の不安やチャレンジみたいな部分について、考えるところは近いんじゃないかと思ったので、同じ感覚で相談できた感じがありました。――松田さんは実際、いかがでしたか?松田:撮影に入る前にいろいろ考えて、撮影に入る頃には、一旦考えたことを忘れてから臨みました。ひとつあったのは、おじさんは屁理屈を言うことが多かったから、そこに説得力を持たせられたら、というくらいでしょうか。――居候のおじさんだけど、哲学者らしいところを見せる、ということでしょうか?松田:というよりも、おじさんの説得力について考えるところから、キャラクターができてくるという感覚です。おじさんはただの居候だからこそ、それでも周囲に許される術みたいなものを持っていないといけないのかなと。今回演じたおじさんは、呆れられながらも、なんだかんだうまいことやっているような気がしました。ものごとの元凶はおじさんにあるのに、やりあってしまったお義姉さん(寺島しのぶ)が結局「いいかげんにしなさい」とお兄さん(宮藤官九郎)に怒られるような、うまい立ち回りをしているんですよね。あとは佇まい、歩き方も、今回は意識しましたね。山下:立ち姿も、独特でしたね。見慣れちゃったけど、たしかに龍平くんの他の作品と全然ちがう立ち方でした。編集していて気付くんですよ。僕の中にもイメージはあったと思うんですけど、時間が経って編集してみると、「龍平くんが勝手にやってくれてたな」ということはありましたね。●1日10時間しか撮影できないハワイロケ○ハワイロケに「浮かれてはならない」――今回、後半パートはずっとハワイロケというのが驚きでした。撮影をされていて、日本と違いはありましたか?山下:ハワイでは、雪男役の(大西)利空が、より子供らしくなりましたね(笑)。すごくハワイを楽しんでいる利空を見ると、疲れてた僕らにエネルギーとして跳ね返ってくる感じがありました。「よかったなあ」と思いながら、僕らは「酒飲もっか」みたいな(笑)。あとはハワイだと、規定があって10時間しか撮影ができないんですよ。日本にいると、期間中は集中して撮影するんですけど、ハワイでは生活の時間と撮影の時間が均等にありました。最初は「もっと撮れるのに」と思っていたんですが、終わる頃には「これはこれでいいな」と思いましたね。日本は詰め込みすぎなのかな。――松田さんはいかがでしたか?松田:ハワイで浮足立たないようにしなきゃと気を引き締めていました。日本パートと半々で撮っていたので、ハワイに行って映画の雰囲気が変わってしまわないようにと思って。でも、日本での撮影で、ちゃんと”雪男”と”おじさん”の関係性ができあがっていたから、ハワイというロケーションを素直に感じながらも、変わらない2人でいられたと思います。山下:やっぱりハワイって魅力的ですよね。だから「浮かれてたまるか」と構えちゃったのはありますね。でも1~2日は、もう少し素直にはしゃいでも良かったかもしれない(笑)。――ちなみにハワイのお土産などは買われたんでしょうか。山下:コナコーヒーとマカデミアンナッツを大量に買いました(笑)。――劇中でも、コナコーヒー農場が舞台になりますが、やっぱりおみやげもコナコーヒーなんですね。松田:ちょうど、農園での撮影があったので、僕もコナコーヒーを買いましたね。山下:みんな買ったんじゃないかな?松田:農園にあるんですよね、販売所みたいなところが。山下:その場では飲み放題みたいになっていて。日本で飲むとすごく高いから、撮影中はガンガン飲んでました。貧乏性ですよね(笑)。○おじさんと雪男は、ボケとツッコミ――山下監督は、映画の中でも少しダメな人を描くことが多いのかなと思いまして、今回もおじさんは愛すべき"ダメな人"に描かれているように感じました。山下:好きですね。ダメな人の方が、人間くさいからだと思います。ただ今回は、もちろんダメなおじさんではあるんですけど、原作の北杜夫さんの独特の品や知性がにじみ出ている部分が、今までとは違ったと思います。ある意味、いちばんダメなのかもしれないですけど(笑)。でも、雪男くんというキャラクターがいるから、思いっきりできたという部分はありますね。おじさんはまったく反省も成長もしないので、普通は作品として成立しないんですけど、雪男くんとのバランスで、ここまでダメなおじさんができました。松田:雪男とのバランスは、すごくありましたよね。映画の中でおじさんが何を言っても、雪男に見透かされていて、すぐに雪男の心の声が入ってくる。――ボケとツッコミのような関係性でしょうか。松田:そうですね。だからもし、雪男のナレーションがなかったらどう見えるのか(笑)。ダメなおじさんが、居候の家庭の中で、淡々と猛威をふるってるように見えるかもしれません。山下:一方的に(笑)。けっこういやな映画かもね(笑)。――心の声オフバージョン、観てみたいですね。山下:オフバージョン、きついなあ(笑)松田:おじさんが甥っ子たちとの動物園の約束をなんとなく断ったり、変なおみやげを買ってきたり、それをツッコミなしにひたすら観るという。おじさんの客観性が見えてくるのかもしれませんね。山下:雪男も冷たい子供に見えるでしょうね(笑)松田:たしかに(笑)山下:「言えばいいのに」みたいな。松田:心ではいろいろ思ってるのに、じーっと……。山下:見てるだけ(笑)。雪男の声に救われてたんですね。■映画『ぼくのおじさん』担任のみのり先生(戸田恵梨香)から、学校の作文コンクールの宿題を課せられた小学生のぼく=春山雪男(大西利空)。居候しているぼくの"おじさん"(松田龍平)は大学の非常勤講師。哲学を週に一コマ教えているだけで、いつも万年床でゴロゴロして、猫のニャムよりも働かない。おまけに超貧乏でケチ、ドジで運動神経もゼロ。雪男は、そんなおじさんを題材に『ぼくのおじさん』という作文を書くことにする。11月3日公開
2016年10月30日松田龍平主演の『ぼくのおじさん』の完成披露試写会が“親子試写”という形式で10月5日(水)に開催。松田さんをはじめ、松田さんの“相棒”を務めた大西利空、真木よう子、山下敦弘監督らが舞台挨拶に登壇した。北杜夫の人気小説を映画化。哲学者を自称するも、兄の一家に居候し、何もしないぐうたらな主人公の姿が小学生の甥っ子の目線で描写される。松田さんは「15歳からこの仕事してますが、とうとう“おじさん”の役が来たかと感激しています」と感慨(?)を口にするが、この日の舞台挨拶でも年長者の貫禄はゼロ…? “甥っ子”利空くんは第一声から「本日はお集まりいただきありがとうございます」としっかりした挨拶!徐々に劇中さながらの気ままなおじさんとしっかり者の甥っ子の構図が見えてくる。本作は、日本とハワイで撮影されたが、日本での撮影でずっと利空くんと一緒だった松田さんは、ハワイでの最初の撮影で利空くんがいないことに「急に不安になりました」と告白。「山下さんも『何の映画を撮ってるかわかんなくなってきた』と言ってました」と不安すぎる大人組の様子を明かすが、利空くんはここでも「初めての海外で不安でしたが、現地のスタッフさんもいて、みなさんすごく優しくて、英語は喋れないけど『ご飯行こう!』と言ってくれたりして嬉しかったです」としっかり者ぶりを発揮!極めつけは松田さんのこの発言。「台本を読んでるときはどんな映画になるかわかんなかったけど、完成した映画を見たら素敵で、そこで初めてコメディ映画だと気づきました。何の映画なのかわかってなくて…。台本を読んでは置いて、読んでは置いて、どうしていいかわかんなくなったりして、監督に聞いたら『ちょっと、おれもわかんないんだよね』と言われた」。これには会場は大爆笑!とはいえ、「わかんない」ことが原動力にもなったようで「チャレンジ精神というか『やってやるぞ!』という気持ちでこういう面白い映画ができた」とも語っていた。また、真木さんは親子試写会ということで、客席に座る子どもたちを前に「お姉さん、これまで銃を撃ったり人を蹴ったりしてきたけど、この映画ではすごくかわいくしたので、そこを見て!」とアピールし、会場の笑いを誘っていた。『ぼくのおじさん』は11月3日(木・祝)より公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ぼくのおじさん 2016年11月3日より全国にて公開(C) 1972 北杜夫/新潮社(C) 2016「ぼくのおじさん」製作委員会
2016年10月05日安藤サクラ主演『百円の恋』で松田優作賞グランプリをはじめ日本アカデミー賞最優秀脚本賞を獲得した脚本家・足立紳が監督デビューを果たす映画『14(じゅうし)の夜』。このほど、本作に出演する、いま人気急上昇中の若手俳優・健太郎が初めてのヤンキー役を演じる場面写真が解禁となった。1980年代の田舎町のレンタルショップを舞台に、性にざわめき、やがて冒険に出る中学生男子たちの悶々とした思いを描き出していく本作。情けなくも愛すべき“性春”を通じて成長していく少年たちの姿は、あの名作『スタンド・バイ・ミー』を彷彿とさせる…かも!?そんな本作に、TBSドラマ「仰げば尊し」出演や「TERRACE HOUSE BOYS & GIRLS IN THE CITY」のスタジオレギュラーとして注目を集める健太郎が、主人公・タカシ(犬飼直紀)の同級生であるヤンキー役として出演。これまでにない新たな魅力を振りまいている。ドラマ「昼顔~平日午後3時の恋人たち~」では、斎藤工演じる教師の教え子を演じていた健太郎さん。「私 結婚できないんじゃなくて、しないんです」では徳井義実の高校時代役、「仰げば尊し」では吹奏楽部副部長でサックス担当の井川役など話題作が続き、いま人気急上昇中。広瀬すず、中条あやみ共演の『チア☆ダン~女子高生がチアダンスで全米制覇しちゃったホントの話~』にも参加する。そんな彼が、4人の中学生男子がまだ見ぬ生おっぱいにロマンを抱き、セックスへ妄想を募らせる“性春”物語に出演。彼が演じるのは、学校のヤンキーグループのリーダー的存在である金田。イマイチぱっとしないタカシとは真逆の、「どうやら、あいつはもうヤってるらしい」とうわさされるイケメンだ。そして今回、本作から解禁となったのは、劇中に登場する仲間と一緒にヤンキー座りでこちらを睨みつけている写真と、撮影の合間に見せた健太郎さんらしい自然体の表情をとらえた写真の2点。彼らの “性春”がどんな形でスクリーンに登場するのか、期待して待っていて!?■健太郎コメント僕が演じた金田という役は、ヤンキーのリーダー的存在で、ほかのヤンキーとはだいぶ違うモノを持っているので、演じていてその部分を出すのが難しかったですが、それ以上に楽しかったです。今回、“初めての体験”をさせて頂いたのですが、この作品でできたことがよかったなと思っています。その“初めての体験”をぜひ劇場でご覧いただきたいです。足立監督の初監督作品である『14の夜』で監督とご一緒できたこと、この作品に携われたことがいまの自分にとってとても大きな財産になりました。いまから公開が楽しみです!!『14の夜』は12月24日(土)よりテアトル新宿ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2016年09月16日『百円の恋』で「日本アカデミー賞」最優秀脚本賞を受賞した足立紳が、監督デビューを果たす『14(じゅうし)の夜』の公開がこのほど決定。併せて、門脇麦、光石研、濱田マリら実力派キャストが勢揃いしていることが明らかとなった。足立氏は、『百円の恋』でアカデミー賞のほかにも、「松田優作賞」グランプリ、「菊島隆三賞」を受賞。そして『お盆の弟』や、ドラマ「佐知とマユ」の脚本でも数々の賞を受賞するなど、いま最も注目の脚本家だ。「自分のことを大嫌いな人間が、いまの自分から一歩でも脱却しようともがく話にしたい」と語る足立監督が作り出す本作は、1980年代の田舎町のレンタルショップが舞台に、AV女優・よくしまる今日子がサイン会にやってくるということでざわめき、やがて冒険に出る中学生男子たちの悶々とした思いを描く。情けなくも愛すべき“性春”を通じて成長していく少年たちの姿は、あの名作『スタンド・バイ・ミー』を彷彿とさせる…かも。今月末よりクランクイン予定の本作だが、撮影に先駆けて今回主要キャストも発表。主人公の中学生・タカシ役には、約750人のオーディションから主役の座を射止めたシンデレラボーイ・犬飼直紀が抜擢。その父親役には、足立監督脚本の『お盆の弟』にも出演している光石さん、母親役に「重版出来!」や『団地』など数々の作品に出演し、独特の魅力を放つ濱田さん、姉役に現在公開中の『二重生活』が話題を呼んでいる門脇さん、姉の婚約者に連続テレビ小説「ごちそうさん」の和田正人、さらには、タカシの幼なじみに「SUPER ☆GiRLS」の浅川梨奈 、同級生のヤンキー役にいま人気急上昇中の健太郎と、個性豊かな面々が集結。そのほか、駒木根隆介、内田慈、坂田聡、宇野祥平、ガダルカナル・タカらも出演する。今回実力派キャストが揃ったことについて監督は、「とても素敵なキャストの方々に出演して頂けて本当に光栄です!皆さんが勢揃いする場面はすげぇ楽しい場面になるかもしれないとすでにひとりでニヤニヤしています」と期待を寄せる。また「これで面白い映画にならなかったら誰が責任を取るのだろうかと考えると少し不安になるときもありますが、毎日のように新しい出会いのある監督業は(いまのところ)最高に楽しいです!」とコメントしている。豪華実力派俳優から期待の新星まで、様々なキャストが集結した本作。数々の賞を獲得した脚本家が、今度は監督としてどんな物語を作り出すのだろうか。『14の夜』は12月、テアトル新宿ほか全国にて公開予定。(cinemacafe.net)
2016年07月14日松田龍平が親戚の家に居候し万年床で暮らす“おじさん”役を好演する映画『ぼくのおじさん』。この度、本作のティザーポスターが到着した。「自分のまわりにいる大人について」という学校の作文コンクールの宿題を課せられた小学生のぼく=春山雪男(大西利空)。公務員の父(宮藤官九郎)と専業主婦の母(寺島しのぶ)では面白いものが書けそうにない。居候しているぼくの“おじさん”(松田龍平)は、大人のくせに万年床に寝転がってマンガばかり読み、時には僕をダシにお母さんからお小遣いをもらうこともある大人。雪男は、そんなおじさんを題材に作文を書くことにする。そんなある日、おじさんにお見合い話が持ち上がった。乗り気でないおじさんだったが、目の前に現れたお見合い相手はハワイの日系四世で絶世の美女・稲葉エリー(真木よう子)。ぼくの心配をよそにおじさんはエリーに一目惚れ!だが、エリーは祖母が経営するコーヒー農園を継ぐためにハワイへ帰ってしまう。エリーに会いたい一心で、あの手、この手を駆使してハワイへ行く策を練るおじさんだが、ことごとく失敗。だが、奇跡が訪れ、ハワイに行けることに。おじさんと雪男はエリーを追いかけてハワイへ行くが、なぜか和菓子屋の御曹司、青木(戸次重幸)もやってきて――!?原作は、遠藤周作らとともに戦後日本文壇を代表する作家である北杜生。和田誠のイラストも併せて、いまもなお幅広い世代に愛され続ける作品だ。そしてキャストには、主演の松田さんをはじめ、おじさんと同居し見守る甥っ子・雪男役には子役の大西利空、おじさんが一目惚れするヒロインに真木よう子。さらに、戸田恵梨香、宮藤官九郎、寺島しのぶ、戸次重幸、キムラ緑子、銀粉蝶ら、実力派豪華俳優陣が脇を固めている。先日、おじさんワールド全開の特報映像が解禁されたが、今回はついにティザーポスターが到着。ポスターデザインは、和田氏が描いた原作の書影と同一の構図で親しみを感じるデザインで、インテリながら何事もだらしないボサボサ頭の“おじさん”と、整ったサラサラヘアーのしっかりものの“ぼく”との対照的なコンビが目を惹く。そして、その周りには「寝転びながら本を読むおじさん」「苦手なスポーツに挑戦するおじさん」「ブランコに乗るおじさん」など様々なシーンが散りばめられ、怠け者だけど憎めない、かわいらしいおじさんのキャラクターが伝わってくる、どこかほっこりする仕上がりとなっている。なお本ポスターは、7月9日(土)より劇場掛けされるようだ。『ぼくのおじさん』は11月3日(木・祝)より全国にて公開。(cinemacafe.net)
2016年07月09日展覧会「角川映画の40年」が東京国立近代美術館フィルムセンターで開催される。期間は、2016年7月26日(火)から10月30日(日)まで。“映画は、映画会社が作るもの”という常識を覆した「角川映画」。出版社の角川書店を母体に創始され、以来、40年にわたって日本映画の先陣を切る存在であり続けている。第1章から4章で構成される本展覧会は、その足どりを当時の華やかな宣伝資料など約180点を通じて振り返る。第1章では、『犬神家の一族』で表舞台に登場し、横溝正史の原作もベストセラーに押し上げた「角川映画」の始まりを紹介。森村誠一や高木彬光といったミステリー作家や松田優作ら新スターにも光を当てる。続く第2章では、『野性の証明』でデビューを飾った薬師丸ひろ子の人気と共にアイドル映画路線に活路を見出した、その軌跡を追う。『セーラー服と機関銃』を発表し、さらには『時をかける少女』の原田知世、渡辺典子などのアイドル女優を輩出するなど、多大な功績を残している。第3章では、アニメーション映画製作やその後の劇映画の流れを明らかにする。平井和正原作の『幻魔大戦』以降、一路線として確立したアニメーション分野。その後の『キャバレー』でみせたミュージカル映画への挑戦、壮大な戦国絵巻『天と地と』への取り組みにもフォーカスする。そして、最終第4章では、『失楽園』や『リング』など数々の話題作を紹介しながら現代への歩みを辿る。思い出深い作品と再会を果たすとともに、現代の日本映画を再考するきっかけとなることだろう。なお、角川シネマ新宿ほか全国では2016年7月30日(土)から9月2日(金)までの期間、「角川映画祭」も開催される。展覧会と共に、大スクリーンで映画の世界を堪能してみて。【開催概要】角川映画の40年会期:2016年7月26日(火)~10月30日(日)休館日:月曜日および9月5日(月)~9日(金)開室時間:11:00~18:30(入室は18:00まで)会場:東京国立近代美術館フィルムセンター 展示室(7階)住所:東京都中央区京橋3-7-6料金:一般 210円(100円) 大学生・シニア 70円(40円)※高校生以下及び18歳未満、障害者(付添者は原則1名まで)、MOMAT パスポート持参者、キャンパスメンバーズは無料(証明書提示)。※料金は常設の「NFC コレクションでみる 日本映画の歴史」の入場料を含む。※()内は20名以上の団体料金。※フィルムセンターの上映企画の閲覧者は当日に限り、半券の提示で団体料金適用。【問い合わせ先】東京国立近代美術館TEL:03-5777-8600(ハローダイヤル)
2016年07月03日ロックバンド・SHOGUNが、17日に放送されるテレビ東京系音楽番組『金曜7時のコンサート~名曲!にっぽんの歌~』(毎週金曜 18:53~)の2時間スペシャルに出演することが15日、わかった。同グループは1979年にデビューし、テレビ出演は30数年ぶり。人気ドラマ『俺たちは天使だ!』(日本テレビ系)主題歌で、アイドルグループ・TOKIOがカバーしたことでも知られる「男達のメロディー」と、故・松田優作さんの主演ドラマ『探偵物語』(同局系)主題歌「BAD CITY」の2曲を、スペシャルメドレーとして披露する。また、番組には俳優の竹中直人がスペシャルゲストとして登場する。デビュー前から影響を受けていたという松田さんについて「テレビで優作さんが出ているのを初めて見たときに、あの表情というか、体の動き、そしてあの声に圧倒されたんです」と、思いを語る。さらに竹中は、歌手としても活躍していた松田さんの名曲として「YOKOHAMA HONKY TONK BLUES」をピックアップし、熱唱。SHOGUNのステージにも興奮した様子を見せる。
2016年06月16日松嶋菜々子が主演を務める、7月期放送のドラマ「営業部長 吉良奈津子」。この度、本作の新たなキャストとして、松田龍平の出演が決定! なお松田さんは、連続テレビ小説「あまちゃん」以来、約3年ぶりの連続ドラマ出演となり、主演の松嶋さんとは本作が初共演となった。吉良奈津子(松嶋菜々子)は、広告代理店の売れっ子クリエイティブディレクター(以下CD)でバリバリのキャリアウーマン。40歳手前で結婚して出産、育児休暇で職場を離れていた。3年を経て職場復帰したものの、新たに配属された部署はクリエイティブではなく営業だった。かつて自分が活躍していたクリエイティブに戻りたいと要望を出すと、常務からはすでに3年も現場を離れた人間を受け入れる土壌はないと、冷たく返される。ただ、頑張りによっては元の現場に戻す可能性もゼロではないという。その条件を受け入れしぶしぶ営業部に配属された奈津子だったが、そこにいたのは全く奈津子を信頼していないクセものばかりの部下たちだった。家庭と仕事の狭間で悩みが増えていく奈津子。口うるさい姑の手を借りたくないとベビーシッターを頼むが、その彼女の存在が幸せな家庭を崩壊していくきっかけになっていく。会社では自信を打ち砕かれ挫折し、やがて夫との間に大きな溝ができはじめ家庭も危機に…。ドラマは、“女の戦いと再生”、そして “産後復帰した女性が働く”ということを真っすぐに描いた作品。今回松田さんが演じるのは、業界大手の広告代理店「東邦広告」のクリエイティブ局に勤務する優秀なCD・高木啓介役。高木は、若くして大手クライアントのCDを任される才能の持ち主だが、新人時代に当時バリバリのCDだった奈津子の下で担当した“ある仕事”で辛酸をなめさせられた。そんな中復帰してきた奈津子には、いまだに笑顔で乗り切れると思っている勘違い、時代錯誤なところが気に入らず、厳しい言葉をかけるが、一方では心のどこかで成長した姿を見せつけたいと思っているという役どころだ。映画『御法度』にて主役に抜擢され俳優デビューした松田さんは、同作でブルーリボン賞、キネマ旬報ベストテン、日本アカデミー賞をはじめ、数々の新人賞を総なめにし話題に。その後も多くの作品に出演し、『舟を編む』では「日本アカデミー賞」最優秀主演男優賞受賞など、その唯一無二な演技力を見せつけてきた。そんな松田さんだが、松嶋さんとは今回が初共演。「いまから撮影が楽しみです」と共演を待ち望んでいると話している。また、連続ドラマ出演は約3年ぶり。「久々の連続ドラマ出演になるので、体調を崩さないよう、良く食べ、良く寝て撮影に挑みたいと思います」と意気込みをコメントしていた。最高視聴率16.7%、新語・流行語大賞の候補50語にもノミネートされるほどの社会現象を巻き起こした「昼顔~平日午後3時の恋人たち~」を書いた井上由美子が描く世界観の中で、数々の賞を受賞してきた実力派俳優の松田さんと、「やまとなでしこ」などドラマ史に残る話題作に多く出演してきた松嶋さんが、初共演でどのような化学変化を起こすのか、放送を楽しみにしていたい。木曜劇場「営業部長 吉良奈津子」は7月より毎週木曜日22時~フジテレビにて放送予定。(cinemacafe.net)
2016年06月04日カンテレ・フジテレビ系のサスペンスドラマ『僕のヤバイ妻』(毎週火曜 22:00~22:54)に出演中の雨上がり決死隊・宮迫博之。5月17日放送の第5話でついに"ヤバイ妻"と対決する宮迫が、自身の役柄や見どころを語った。主演の伊藤英明が演じる主人公・望月幸平が、木村佳乃が扮する"ヤバイ妻"真理亜の殺害を計画したことから始まる謎の事件を描く同ドラマ。宮迫は、幸平の姉と離婚した元・義兄で興信所を経営する探偵・横路正道を演じている。横路は、美しい容姿に恐ろしい企みを秘めた真理亜に翻弄される幸平のよき相談相手として登場するが、実は事件に絡む大金を横取りしようと目論む欲望にまみれた男。第5話では、真理亜が自作自演で起こした誘拐事件の身代金2億円を奪おうとするも、あろうことか愛娘を拉致され、窮地に立たされてしまう。木村の怪演も話題の"ヤバイ妻"について、宮迫は「怖いよ! ヤバイでしょ」と恐怖を露わに。家事を完ぺきにこなし、夫に尽くながらもその行動を逐一監視する真理亜に「あなたのことは何でも知っているのよっていう一番怖いタイプ。嫁があれやったらホンマに怖いわ。あんな豪華な朝食はうれしいけど、歯磨きまで見張られるのは勘弁」と怯える。「僕もあれをやられたら、たぶん幸平と同じ顔になります。男はそうなんです」と"追い詰められる夫"幸平に同情をのぞかせた。お笑いタレントとして活躍する一方、数多くのドラマや映画で重要な役を演じ、俳優としての評価も高い宮迫。今作で扮している探偵には「親近感がある」という。「僕のおじいちゃんが探偵だったんです。子どものころは事務所に遊びに行ってたから、こんな風に隠しカメラ置いていたなとか、離婚調査の逆恨みで胸ぐらつかまれている現場も見たことあるし」と探偵業は身近なものだったとか。さらに、「“ドリフ・新喜劇・探偵物語”ってくらい松田優作さんの『探偵物語』が大好きでした」と少年時代は探偵ドラマに夢中だったという。横路は欲望のままに親しい幸平さえ裏切ろうとする危険なキャラクターだけに、宮迫は「松田優作さんが演じられていた探偵とは全然違いますけど」と苦笑い。だが、「横路は誰のために2億円の行方を追いかけているのか。自分のため? いや、家族のためなのだろうか。誰かの味方に見えて、誰の味方にもなろうとはしていない。利用できるものを利用するだけ。そういう意味では全員の敵でしょうね」とそのしたたかさに魅力も感じているよう。そんな横路も、第5話では真理亜の策略に操られ、追い詰められてしまう。宮迫は「『この女・真理亜はヤバイ、これ以上関わったらマズイ』と横路ですら怖くなるかも!」と衝撃の展開をにおわせていた。
2016年05月16日