広島を舞台にしたハートウォーミング作<a href="">『モヒカン故郷に帰る』</a>のプレミア上映会が3月29日(火)、都内で行われ、主演の松田龍平、柄本明、前田敦子、もたいまさこ、千葉雄大、沖田修一(<a href="">『横道世之介』</a><a href="">『南極料理人』</a>)が出席した。モヒカン頭の売れないバンドボーカル・永吉(松田さん)が、結婚報告のため7年ぶりに瀬戸内海の故郷・戸鼻島に帰郷。両親や弟、妊娠中の恋人と悲喜こもごもを繰り広げる。松田さんは、父親役の柄本さんについて「ご一緒できて幸せでした。大先輩ですから、やりづらかったんですけど(笑)、父と息子の複雑な関係性が自然な雰囲気で表現できた」。一方の柄本さんは「いずれ龍平くんとは親子を演じる…とは考えていませんでしたが、日本映画界で独特な存在感をもった俳優さんだから、僕としては違和感なく共演できた」と語り、相思相愛ぶりを披露した。千葉さんが弟・浩二を演じており「松田さんとは初めてご一緒しましたが、お兄ちゃんと呼ばせていただいております。たまに僕のこと『バーチー』と呼んでくださって」とファンなら萌えキュンな告白。松田さんも「千葉くんは…すごくイジりたくなるし、ちょっかい出したくなる」とはにかんでいた。恋人の由佳を演じる前田さん、モヒカンの母を演じるもたいさんは“嫁姑”という役どころだが「まさこさんは、とってもカッコいい。若者をウェルカムで受け止めてくれた」(前田さん)、「あっちゃんが緊張を解してくれた」(もたいさん)とこちらも仲良しオーラで場内を包んでいた。『モヒカン故郷に帰る』は広島先行上映中。4月9日(土)より全国にて公開される。(text:cinemacafe.net)
2016年03月29日松田龍平が前田敦子、柄本明、もたいまさこ、千葉雄大と“家族”を演じる沖田修一監督オリジナル脚本の最新作『モヒカン故郷に帰る』。劇中で、もたいさん演じる“母”が熱狂的な広島カープファンであることから、“義理の娘”前田さんが3月6日(日)にオープン戦の始球式に登板!オリジナルユニフォームのミニスカートから生足を覗かせながら、マウンドで華麗なフォームを見せた。7年ぶりに帰郷したモヒカン息子・永吉(松田さん)と、その恋人・由佳(前田さん)。矢沢永吉好きの父・治(柄本さん)、筋入りのカープ女子・春子(もたいさん)、たまたま帰省していた弟・浩二(千葉さん)の家族と久しぶりの再会に湧くが、やがて父のがんが発覚。親父の願いを叶えるため、家族と共に奔走する永吉だったが…。話題の俳優陣が瀬戸内海に浮かぶ広島県・四島に集結、“最高で最強の家族”が現代版究極のホームドラマを繰り広げる本作。今回の始球式は、広島に暮らす主人公の母・春子が熱狂的な“カープ女子”で、劇中で広島カープ所属の菊池涼介選手を応援するシーンが何度も登場し、同球団が家族の心をつなぐ重要な役割を果たしていることから実現した。広島市民球場マツダスタジアムで開催されたプロ野球オープン戦「広島 対 西武」の始球式に登板した前田さんは、「AKB48」時代に17名で始球式に登場したことはあったが、単独での始球式は初めて。生足にカープカラーのミニスカートという、広島カープ×映画『モヒカン故郷に帰る』“マエアツ限定ユニフォーム”を着用してマウンドに登場すると、観客から熱い「あっちゃん」コールが飛び交っていた。広島先行公開日の“3.26”という背番号を掲げた前田さんは、捕手・石原慶幸選手のミットにめがけて全力投球!キャッチャーの後ろには、審判として広島カープ公式キャラクターのスライリーが見守った。球はふわっと弧を描き、バッターボックスから大きく外れてワンバウンドでキャッチャーへ!ノーバウンドならず、思わず照れ笑いを見せた前田さんだが、隣にいた先発投手の黒田博樹選手や、近くで見守っていた沖田修一監督、観客から温かな拍手が贈られた。前田さんは終了後、「広島球場は屋根がなくて気持ちが良かったです。お天気が心配でしたが、雨が降らなくてよかったです。アットホームな空気に包まれて、緊張より一瞬過ぎてあっという間でした。貴重な経験をさせていただきました」とコメント。昨年、広島で撮影した本作を「家族の愛が描かれています」とアピールした。なお、その後は、沖田監督と共に野球の試合の実況を初体験したという。『モヒカン故郷に帰る』は4月9日(土)より全国にて公開。3月26日(土)より広島先行上映。(text:cinemacafe.net)
2016年03月07日松田龍平がまさかのモヒカン頭となり、前田敦子、千葉雄大、柄本明、もたいまさこと“家族”を演じる『モヒカン故郷に帰る』。本作で、松田さんはデスメタルバンド「断末魔」のボーカルに挑戦、沖田修一監督書き下ろしのオリジナルソングを熱唱していることが分かった。恋人・由佳(前田敦子)の妊娠をきっかけに、瀬戸内海に浮かぶ故郷へ7年ぶりに帰郷したモヒカン息子・永吉(松田龍平)。2人を待ち構えていたのは、矢沢永吉をこよなく愛する相変わらずの頑固おやじ・治(柄本明)と筋金入りの広島カープ狂の母・春子(もたいまさこ)、そしてたまたま帰省していた弟・浩二(千葉雄大)。久しぶりに家族そろったと思いきや、“父親になる”というのに相変わらずのらりくらりの永吉に、治は怒り心頭。いつもの一家総出のド派手な親子ケンカが勃発する。そんな矢先、発覚した親父のがん。なんだかんだ喧嘩してしまうけど…やっぱり家族が集まれば笑顔こぼれる!永吉は不器用ながらも「俺は俺なりに」親孝行に大奮闘するが――。本作は、『南極料理人』『キツツキと雨』『横道世之介』などで知られる沖田監督がオリジナル脚本を手がけ、瀬戸内海に浮かぶ四島でオールロケが行われた、現代版ホームドラマ。緩やかに流れる“島の時間”の中、親不孝だった息子の最後の親孝行というしんみりしがちなストーリーを、“沖田節”ともいえる温かなユーモアで包み、絶妙なキャスティングの豪華俳優たちがそれぞれ喜々として演じている。そんな本作でモヒカン頭の松田さんが扮するのは、売れないデスメタルバンド、その名も「断末魔」のボーカル!「断末魔ー!!」の“デス声”が鳴り響く、印象的なライブシーンの撮影は広島市内のライブハウスで行われ、撮影時、松田さんはスタッフや監督の期待をはるかに上回る最高のパフォーマンスで観客役のエキストラたちを熱狂させた。「まさに思い描いていた永吉。松田さんのパフォーマンスを見た瞬間に、この映画は絶対に面白くなるって確信しました」と、監督は松田さんの“デス声”によるパフォーマンスを大絶賛。実は2人そろって “デス声”を研究したそうで、「デス声の出し方というのがあって(笑)。劇中でも下手な出し方を続けていると声を潰してしまうって出ていて、かなり練習してもらいました。映画の中でもちょっと出てきますが、デス声でドレミファソを言うんです」と監督。ライブシーンの前夜、広島のホテルでは、松田さんの練習する“デス声”が響いていたのだとか…。『モヒカン故郷に帰る』は4月9日(土)より全国にて公開。3月26日(土)より広島先行上映。(text:cinemacafe.net)
2016年03月02日綾瀬はるか、三浦春馬、水川あさみを迎えて贈るドラマ「わたしを離さないで」。この度、第7話に、柄本佑、水崎綾女の出演が決定。柄本さんは綾瀬さんと2004年の同枠ドラマ「世界の中心で、愛をさけぶ」以来、実に12年ぶりの共演となった。2005年の発表直後から話題になり、英国で100万部を超える日系英国人作家のカズオ・イシグロによるベストセラーを基に描く本作。世間から隔離された施設・陽光学苑で「良質な」教育を与えられ育てられてきた恭子、友彦、美和。子どもらしい生活、子どもらしい教育を享受し「普通の子ども」であったはずの彼らはある日、生まれながらにある使命を与えられた「特別な子ども」であると教えられ、自分たちの「本当の運命」を知らされる。本日19日(金)放送の第6話では、思わず友彦(三浦春馬)に好きだと言ってしまった恭子(綾瀬はるか)だったが、美和(水川あさみ)の知らないところで友彦と秘密を共有することに内心興奮していた。一方、友彦は龍子(伊藤歩)からの手紙によって「陽光出身者で、ある条件を満たせば提供が始まるまで3年間自由に過ごせる“猶予”を得ることが出来る」といううわさが本当で、それは絵を描くことでもらえるものだと確信し、恭子との猶予を獲得するため嫌いだった絵を描くことを決意する。そんなある日突然、真実(中井ノエミ)が恭子のもとへやって来た。「恭子の顔を見に来ただけ」と笑う真実だったが、普段との様子の違いに恭子は不安を覚える…。2月26日(金)放送の第7話に登場する柄本さんが演じるのは、綾瀬さん演じる恭子が介護人を務める提供者・加藤。すでに提供が始まっており、提供者としてある意味で達観している男。ほかの人には話せないような心のうちも不思議と加藤には話せてしまうなど、恭子にとって心のよりどころとなる人物だ。一方、水崎さんは三浦さん演じる友彦と新たに関わることになる女性・中村彩に扮する。陽光学苑とは別の施設で育ち、劣悪な教育環境だったものの、すれることなく心優しく友彦に寄り添う闊達な女性を好演する。三浦さんとは映画『進撃の巨人 ATTACK ON TITAN』以来の共演となる。柄本さんは綾瀬さんとの12年ぶりとなる共演に「綾瀬さんとお会いするのはほぼ『セカチュー』以来なのですが、何も変わらずに関係が続いていたかのようで、ちょっと同級生に再会した感じに似ていました。とても楽しいです」。さらに今回の役柄についても「監督から加藤は恭子が父性を感じるような男だと言われたので、それを意識しながら演じています。難しいテーマであり、なおかつ途中からの参加なのですが、なんとかドラマの世界に馴染めるよう頑張ります」と気合十分の様子。また水崎さんは、「ドラマは愛や友情など人間としての普遍的なテーマを根底に描きつつも臓器提供に関しても扱うお話です。重くとられてしまうかもしれませんが、生きる上で目を背けてはならないとても重要なテーマのドラマだと思いますので、私も生に向かって懸命に生きる彩という役を精一杯演じたいと思います」とコメントを寄せた。一度は途絶えたはずの恭子、友彦、美和の運命の歯車が再び動き出す、重要な回となりそうな第7話。柄本さん、水崎さんが新たに出演し、数々の謎が明らかになっていく最終章・希望編に注目だ。「わたしを離さないで」は毎週金曜日22時~TBSにて放送中。(text:cinemacafe.net)
2016年02月19日松田龍平主演の映画『モヒカン故郷に帰る』の完成報告会見およびヒット祈願が2月8日(月)に開催。松田さんをはじめ、柄本明、前田敦子、もたいまさこ、千葉雄大、沖田修一監督が勢揃いした。『南極料理人』『横道世之介』の沖田監督のオリジナル脚本で、タイトル通り、松田さんがモヒカン頭にしたことでも話題の本作。売れないバンドマンの永吉は妊娠した恋人を連れて結婚を報告するために故郷・広島の戸鼻島に帰るが、そこで頑固者の父のガンが発覚し…。松田さんが演じた永吉は、父・治が矢沢永吉の熱烈なファンであることから名前が付けられたという設定だが「役作りはモヒカンにしたくらいかな(笑)。ちゃんと、スタイルを持ってこういう格好をしており、形から入って作っていくところがありました」と振り返る。島での撮影では、現地の吹奏楽部の学生たちの演奏に永吉が割り込み、指揮をするというシーンがあったが「段取りを踏まずに演奏をメチャクチャにするという、賭けに出たシーンでしたが刺激的で楽しかったです。教室から出ると、中から『こえー!』って声が聞こえてきて(笑)、それがヒシヒシと伝わってきて心が痛みました…」と笑いながら明かした。柄本さんは、松田さんとの親子役での共演について「お父さんの優作さんと同じ劇団にいたことがあり、親子役に感慨深いものがありました」としみじみと語っていた。前田さんは、永吉の“嫁”として、彼の実家を訪れるが、この日も姑役のもたいさんと手を取り合って登場。もたいさんを“まさこ様”と呼び「劇中のお義母さんもかなり優しいですが、現場でもまさこ様はすごく優しくて、楽しくすごせました」とニッコリ。もたいさんも「“まさこ様”と呼ばれるのは初めてでしたが心地よかったです(笑)。(前田さんは)ストンと人の心に入ってくる感じで、嫁姑というより、友達のようでした」と笑顔で振り返った。しっかりものの次男を演じた千葉さんは「僕は長男で、お兄さんはいないので、この映画でお兄さんができて嬉しかったし、撮影の合間にご飯を食べたり、遊んだり嬉しかったです」と笑顔。松田さんも「かわいかったですね」と思わず、顔をほころばせていた。沖田監督は今回の父と息子を中心に据えた物語について「男同士の面白さを映画でやりたかった。特別に話すことのない距離感のある2人が、こうした状況になって、疎遠だった時間を埋めていくのが面白い」と自信をのぞかせた。『モヒカン故郷に帰る』は4月9日(土)より全国にて公開。3月26日(土)より広島先行上映。(text:cinemacafe.net)
2016年02月08日3月26日より広島先行公開、4月9日より全国公開される映画『モヒカン故郷に帰る』のヒット祈願イベントが8日、都内で行われ、松田龍平、前田敦子、柄本明、もたいまさこ、千葉雄大、沖田修一監督が出席した。2009年公開の映画『南極料理人』、2013年公開の映画『横道世之介』を手掛けた沖田修一監督が自らオリジナル脚本を担当した本作は、瀬戸内海に浮かぶ四島を舞台にした現代版ホームドラマ。モヒカン頭がトレードマークの売れないバンドマン永吉(松田龍平)を主人公に、恋人の由佳(前田敦子)を連れて結婚報告のために故郷の広島に帰りドタバタ劇を繰り広げる。主演の松田は「永吉はモヒカンで革ジャン、そしてデスメタルをやっている役。形から入るというか、そこから気持ちを持っていったので、助けられました」と役作りに不安はなかったと振り返るも、「吹奏楽部の子たちとのシーンがあって、僕が教室から出る度に『怖え~』という声がありました。多分僕がモヒカンだったので、島の子たちには刺激が強かったのかな。本当に嫌がっていて、その気持ちがひしひしと伝わってきて心が痛かったです(笑)」と苦笑い。その松田扮する永吉の妻となる由佳役の前田は「撮影が始まってから2人のシーンで始まったんですけど、その時に松田さんが『カップルじゃなくて夫婦なんだから仲良くしよう』と言ってくださりました。私は人見知りなんですが、あの一言がすごく大きかったです」と松田に感謝の言葉。当の松田は「全然覚えてないんだな~」ととぼけるも「僕としては前田さんは初めて会った気がしないというか、すごくやりやすかったです」と賞賛していた。永吉を軸に家族の姿を描いた本作。父親と息子の関係もテーマにしているが、父親役の柄本は「昔、お父様の優作さんと同じ劇団にいたことがあって。今回は大変感慨深いものがありました。僕は結構自分の映画は見ないんですが、これは見なければいけませんね」と感無量の様子だった。映画『モヒカン故郷に帰る』は、3月26日より広島先行公開、4月9日より全国拡大公開。
2016年02月08日子供の頃から映画が中心の環境に身を置き、ご家族もみな俳優という柄本佑さん。まだ20代とは思えない達観したような雰囲気と映画やドラマでの不思議な存在感は唯一無二。数多くの作品に出演されており、大忙しの柄本さんですが、俳優を仕事としていこうと思ったのは、どうやら最近のようなのです…。* **――14歳で映画でデビューされた時から俳優になろうと思っていらしたんでしょうか?柄本:当時、将来の夢が映画監督だったんです。映画のオーディションの話があった時に言われた、「生で映画監督が見られるよ」って言葉に釣られまして。当時、ちょうど反抗期が始まった頃だったんですが、地方ロケで2か月間ずっと大人の世界に放り込まれて、こんな世界で親父たちはやっているんだってわかって、尊敬する気持ちが芽生えました。ただ、ロケから帰ってきてから、家族で外食に行っても、へんにお会計のこととかを気にする子供になってしまいましたけど(笑)。――そこから俳優になろう、と?柄本:その2か月が本当に刺激的で、普通に学校に行く生活が全然面白くなくなっちゃったんです。周りの同級生が妙に子供に見えたりもして、もう一回、映画をやってみたいと思ってしまったんですよね。ただ、学校を卒業して役者だけってなった時には、やっぱり不安はありました。どこか学生っていう身分が自分を社会につなぎとめてくれていたんです。それが役者だけになった時、それってどんな職業だよ、失業者と何が違うんだって考えてしまった。どうも、この役者っていう仕事がなんだかわからなくなっちゃったんですね。それで、普段の生活と、出勤して労働することのメリハリを意識するようになりました。朝起きて、料理して、朝ごはんを食べて、洗濯して、俺だったら映画をちゃんと観に行くとか、そういう普通の生活を土台にすることを大事にするようになりました。――ご両親が俳優ですし、そんな意識を持っていたとは意外です。柄本:親父とか母ちゃんとかの会話のなかで、耳年増になってわかったつもりになっていましたけれど、体験しないとわからないですね。ようやく俳優が職業だと思えるようになったのは、結婚してからだと思います。自分はこの仕事を続けていくんだなって、客観的に思うようになったというのかな。周りにとっては、大したことじゃないことだけれど、自分にとっては意外と大したことでした。◇えもと・たすく1986年12月16日、東京都生まれ。’01年に映画『美しい夏キリシマ』(’03年公開)の主役オーディションに合格。デビュー後は、映画やドラマ、舞台などで活躍。近作に舞台『桜の園』、映画『ピース オブ ケイク』『GONINサーガ』など。NHKドラマ『あさが来た』に出演中。◇柄本佑さんが出演するドラマ『女性作家ミステリーズ 美しき三つの嘘』(CX系)は、来年1月4 日午後9 時から放送予定。全3話によるオムニバスで、柄本さんは第2話の三浦しをんさん原作の『炎』で、土屋太鳳さん演じる主人公の担任の社会科教諭・木下を演じる。監督は映画『ヴァイブレータ』の廣木隆一さん。※『anan』2015年12月16日号より。写真・内田紘倫インタビュー、文・望月リサ
2015年12月14日松田龍平がモヒカン頭を披露することで話題の映画『モヒカン故郷に帰る』。ヒロインに前田敦子が抜擢され注目を集めている本作だが、この度映画の予告編とポスターが解禁された。モヒカン頭がトレードマークの売れないバンドマン永吉。妊娠した恋人・由佳を連れて、故郷・戸鼻島へ結婚報告をするため7年ぶりに帰る。永吉たちを待ち構えていたのは、矢沢永吉をこよなく愛す頑固おやじ・治と筋金入りのカープ狂の母・春子、そしてたまたま帰省していた弟・浩二の3人。家族がそろったかと思えば、のらりくらりの永吉に治が怒り心頭。いつもの一家総出でド派手な親子喧嘩が勃発。そんなことがありながらも2人の結婚を祝う大宴会が開かれたその夜、永吉は治が倒れているのを発見。病院で受けた検査結果はガンだった――。『横道世之介』『滝を見に行く』の沖田修一監督がオリジナル脚本で挑んだ本作は、主演の松田さんと前田さんのほかにも、父親役に柄本明、母親役にもたいまさこ、弟役に千葉雄大らが脇を固め、広島に浮かぶ四島でオールロケを敢行した。今回解禁された予告編は、モヒカン永吉と恋人・由佳が故郷に帰る映像から始まる。矢沢永吉をこよなく愛す父・治が「矢沢は広島の義務教育です」とコーチを務める吹奏楽部のメンバーに力説する姿や島を初めて訪れた由佳がどんどん島になじんでいったり、カープが大好きで熱狂している母、まじめな弟・浩二が兄を支える姿など、沖田監督ならではのあたたかいキャラクターがてんやわんやの大騒ぎを繰り広げている。誰にとっても故郷を感じさせるような島々の風景が魅了的な予告編となっている。また、今回同時に解禁されたポスターは、「バカヤロー!だけど、ありがとう」というキャッチコピーと共に、家族がいい笑顔で映る家族写真のような一枚。まさに温かさがにじみ出ている、そんなポスターに仕上がっている。さらに12月12日(土)より一部劇場にて全国共通特別鑑賞券ムビチケが発売開始。劇場窓口で購入すると「モヒ柑くんストラップ」がプレゼントされるそう。衝撃のガン告知に家族はどう向き合うのか、現代版究極のホームドラマをまずはここから覗いてみて。『モヒカン故郷に帰る』は2016年4月9日(土)よりテアトル新宿ほか全国にて公開。(2016年3月26日(土)より広島にて先行公開。)(cinemacafe.net)
2015年12月11日12月3日、東京・銀河劇場で藤原竜也主演の舞台『とりあえず、お父さん』が開幕した。同作は、世界中で愛されるイギリスの喜劇作家アラン・エイクボーンが1965年に発表した4人芝居。エイクボーン初の大ヒットとして、その名を世に知らしめた作品(原題『Relatively Speaking』)だ。舞台『とりあえず、お父さん』チケット情報登場人物は、グレッグ(藤原竜也)とジニィ(本仮屋ユイカ)の若いカップルと、シーラ(浅野ゆう子)とフィリップ(柄本明)の熟年夫婦という4人。勘違いが勘違いを呼ぶシチュエーション・コメディとなっており、藤原にとって海外戯曲のコメディは初挑戦だ。その演出を手掛けるのは、翻訳ものコメディの演出家としても高い評価を得る綾田俊樹。来年結成40周年を迎える劇団「東京乾電池」を共に結成した柄本を綾田が演出するのも見どころのひとつだ。舞台は、ジニィの部屋で朝を迎えシーツにくるまるグレッグと、シャワーを浴びるジニィから始まる。ふたりは出会って1か月の恋人同士。ふざけたり、甘えたり、すねたり……恋愛初期ならではのやりとりは甘さたっぷりで微笑ましい。ジニィと結婚したくてたまらないグレッグだが、気になるのは彼女の元恋人。年上で既婚者だったという元恋人の痕跡は、ジニィの部屋のそこかしこから見つかるが、ジニィに問い詰めてもうまくかわされてしまう。そんな中、ジニィは「実家に行く」と出かけることに。両親に挨拶したいグレッグは、ジニィに秘密で後を追う。同じ頃、ジニィの目的地ではフィリップとシーラ夫妻が探り合いを繰り広げていた。シーラが若い男と付き合っているのではないかと疑うフィリップ。グレッグとジニィのかわいらしいやりとりに比べ、ふたりの掛け合いにはそこはかとなく重みがあり、妻にやり込められるフィリップには滑稽さが漂う。しかしそのフィリップこそがジニィの元恋人であり、いつまでも未練たらたら花やチョコレートを送り付けている男だった。そんなふたりのもとに、ジニィより先にグレッグが到着してしまう。グレッグは夫妻をジニィの両親だと思い込むが……というところからこの舞台の真髄ともいえる部分に突入する。中でも、藤原と柄本がお互いのことを勘違いしたまま対決するシーンは見どころのひとつ。切羽詰まった空気になればなるほど、おとぼけ感が漂い、思わずププッと笑ってしまう。そこには男性の単純さや女性のしたたかさも描かれているが、4人の姿がとても愛らしく、にくめない。年末年始の楽しみにピッタリの作品だ。公演は、12月23日(水・祝)までの東京・銀河劇場を皮切りに、1月には富山、熊本、福岡、大阪、愛知を巡演する。取材・文中川實穗
2015年12月07日イギリスを代表する喜劇作家、アラン・エイクボーンの傑作『とりあえず、お父さん』が12月3日、天王洲銀河劇場にて開幕する。グレッグとジニィの若いカップルと、シーラとフィリップの熟年夫婦。4人の登場人物による恋愛にちなんだ勘違いの騒動を、小粋な笑いの連続で描くシチュエーション・コメディだ。「僕が今までに触れてこなかった作風。新たなものに取り組んでいる感覚です」と語るグレッグ役の藤原竜也と、ジニィ役の本仮屋ユイカ、シーラ役の浅野ゆう子、フィリップ役の柄本明の個性豊かなキャスト陣に、稽古場にて本作への思いを聞いた。舞台『とりあえず、お父さん』チケット情報「演出の綾田俊樹さんが余計なものを削ぎ落とし、よりリアリティのある、ストレートな表現となる演出をつけてくれています。一見シンプルな作品に、4人がそれぞれ葛藤しながら取り組んでいますね」そう神妙に語った藤原に対し、本仮屋は「ジニィは登場シーンがバスローブ姿だったり、キスをしたり!男女のそういう生々しい演技をするのは初めてなので、チャレンジです!」と意欲十分。その勢いの良さに藤原は苦笑いを浮かべ、浅野は「生々しいって表現が…ハハハ!」と吹き出し、柄本もニヤリ。思わず笑みが伝染する和やかなチームワークだ。「会話劇は非常に惹かれるけれど、本当に難しい。皆さん、それぞれオトボケで面白いです。最終的に“女性というのは若くても歳をとっても、したたかだな~”と感じるお話ですね(笑)」(浅野)「“コメディ”って紹介されるのって、ものすごく不利だよね(笑)。戯曲自体がすでに面白いのに、それを三次元にするのはハードルが高い。一生懸命、探り続けていくしかないかな」(柄本)シーラとフィリップをジニィの両親だと思い込んで家を訪ねるグレッグ。その彼を、フィリップを訪ねてきた青年だと思って気楽に招き入れるシーラ。グレッグを、シーラの若い恋人と誤解するフィリップ。そして勘違いの発端でありながら、状況をごまかすために嘘を重ねるジニィ。立ち稽古では、ズレた言葉の掛け合いでそれぞれの思惑が勝手な方向へと弾け出す様子を、4人が力みなく、持ち味を生かして体現。ジニィとの結婚をフィリップに嘆願するグレッグ、その真面目ゆえの間が抜けた、緩い表現がなんとも秀逸で、藤原竜也の新たな一面に強力に惹きつけられる。可憐さの中に小悪魔な表情をのぞかせる本仮屋も、手だれの先輩陣に囲まれながらの瑞々しい演技が好印象だ。訥々と語ったかと思えばいきなりの激高を見せる柄本は、一瞬にして稽古場中を笑いで埋め尽くす。その怪演を、浅野はクールビューティーな横顔と優雅な立ち居ふるまいでがっちりと受けとめていた。緻密に構成された戯曲とともに四者四様の俳優の妙味が、年末、爽やかな笑いを存分に引き出してくれそうだ。公演は12月3日(木)から23日(水・祝)まで東京・天王洲 銀河劇場にて。その後全国を巡演。取材・文上野紀子
2015年11月20日俳優・松田龍平がモヒカン頭で主役を務め、その恋人役を前田敦子が演じる『モヒカン故郷に帰る』。この度、本作の主題歌を細野晴臣が手がけることが決定。主題歌「MOHICAN」が流れる特報映像が解禁となった。プロのバンドマンを目指し上京した永吉は、恋人・由佳が妊娠することをきっかけに、故郷・広島へ報告がてら数年ぶりにのらりくらりと帰ることになる。永吉が帰郷すると相変わらずのうるさい頑固おやじ・治がそこにはいた。治は、息子の帰省に悪態つきながらも、孫が生まれることが嬉しくてたまらず、島民たちに声をかけ、その夜大宴会を開く。しかし、その宴会の途中、永吉は治が倒れているのを発見。病院に運ばれる治、検査した結果、癌で余命宣告を受ける…。永吉は残された日々、どうすりゃいいか分からない、だけどおやじの喜ぶ顔が見たい!その一心で奮闘する。が、結局空回り…。残された時間、息子はおやじになにができるのか――。『横道世之介』『滝を見にいく』の沖田修一がオリジナル脚本でメガホンをとる本作。松田さん&前田さんのほかにも、父親役に柄本明、母親役にもたいまさこ、弟役に千葉雄大らがキャストに名を連ねている。今回、主題歌を担当する細野さんは『グーグーって猫である』以来8年ぶりのこと。さらに、2013年にアルバムカバー・アルバム「Heavenly Music」のリリースはあったのものの、新曲の発表は4年ぶりとなる。以前から大ファンであったという沖田監督のラブコールを快諾した細野さんは、監督とのディスカッションを経て楽曲を制作。映画と同じくゆったりとグルーヴ感で「Daddy、Oh My Daddyおいらはモヒカン」と歌われる楽曲「MOHICAN」は、松田さんのモヒカン姿にインスパイアされたそうだ。完成した楽曲を聴いた沖田監督は「思わず笑ってしまうほど、素晴らしい主題歌を頂きました。細野さんにこの詞を歌わせていいのか、と畏れ多くも嬉しい気持ちでいっぱいです」と語り、松田さんは「島に住んでいるような、浮遊感のある心地の良い曲だと思いました。映画の雰囲気にぴったりで僕も嬉しいです。ぜひこの曲と共に余韻を楽しんで下さい」と両者とも絶賛のコメントを寄せている。そしてこのほど、細野さんの楽曲が流れる特報映像が公開。松田さんのモヒカン姿はもちろん、柄本さん&もたいさん演じる両親にどやされる松田さんや、「まじ妊婦辛ぇわ」と吐露する前田さんがなんともコミカルだ。まずはこちらの映像から、本編のゆったりとした雰囲気を覗いてみて。『モヒカン故郷に帰る』は、2016年3月より広島にて先行、4月より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2015年10月09日自身にとって2度めとなる舞台『とりあえず、お父さん』への出演が決まった本仮屋ユイカ。現代を代表する喜劇作家として、アメリカのニール・サイモンと並ぶイギリスのアラン・エイクボーンのヒット作に、藤原竜也、浅野ゆう子、柄本明という豪華キャストとともに挑む。久々の舞台に燃える女優としての思いを、率直に語った。舞台『とりあえず、お父さん』チケット情報「初舞台のとき、舞台に立っていて毎日幸せだったので、またあの感動を味わえるのかと思うとうれしくて」と、いちばんに再び舞台に立てる喜びを口にした本仮屋。初舞台を振り返って、「自分の肉体と思考と感情と直感をすべてフルに使って表現できて、それに対するお客さんのリアクションをまた自分の力にできるという、あの劇場でしか味わえない循環が最高だったんです」と語る。ましてや今回演じるのは、誰もが間違いなく笑えるエイクボーンの人気作。「どんな反応があるのか楽しみ。やりがいがあるなと思います!」。演じるのは、結婚を前提にグレッグ(藤原竜也)と交際しているジニィ。以前付き合っていた既婚の年上男性フィリップ(柄本明)とその妻シーラ(浅野ゆう子)をグレッグがジニィの両親と勘違いするところから、誤解が誤解を生む大いなる喜劇が始まる。「私だったら『それは誤解ですよ』と勘違いを正しそうなんですけど(笑)、ジニィは何とかごまかそうと、慌てたり、焦ったり、困ったりする。その姿がきっと笑えると思うんですね。だからこそ、既婚男性と付き合う奔放な女性だと思われるかもしれないですけど、『ジニィの気持ちわかる』と共感してもらえるように丁寧に演じたい」と早くも役に思いを寄せる。また、この作品が投げかけるものについても、「自分の見えてる世界だけが正しいと思い込んで勘違いの渦に巻き込まれていくジニィたちを見ると、その思い込みをなくしたら人生もう少し楽しくなるんじゃないかと思ってもらえると思うので。この舞台が明日からの活力になるとうれしい」と明快。「舞台をやると、その戯曲を通して作家さんが何を伝えたいのかっていうことを、全身全霊で探求し、表現し、伝えるのが女優の仕事だと改めて思い知らされます。そしてそこには人生の真理がいっぱい詰まっているんだと思ったら、演じることが尊いものに思えてくるので。しっかり伝えられる女優にならないと」。映像でもその演技力は知られている。が、本仮屋ユイカの底力は舞台でこそ放たれるのかもしれない。公演は12月3日(木)から23日(水・祝)まで東京・天王洲 銀河劇場にて。その後全国を巡演。東京公演のチケット一般発売は10月17日(土)午前10時より。取材・文:大内弓子
2015年10月09日公開中の『GONIN サーガ』の主演を務める東出昌大がサントリーウイスキー「トリス <クラシック>」のイメージキャラクターに抜擢。10月8日(木)より、東出さん出演の新CM「ピンときた」篇が放送される。先日、来年公開の黒沢清監督最新作『クリーピー』のクランクアップが報じられた東出さん。本CMでは、ある夕方の仕事帰り、商店街をスーツ姿で歩く東出さんが、とあるBARに立ち寄るといった内容のもの。バーテンダー役には、『岸辺の旅』『人生の約束』『モヒカン故郷に変帰る』など公開作が絶えない名優・柄本明が扮している。映像冒頭、仕事帰りのスーツ姿で商店街を歩く東出さん姿が映し出される。ふと「TORYS BAR」の文字に目がいき店内に入ると、そこには黙々とグラスを拭くバーテンダーの柄本さんが。たどたどしい様子の東出さんが柄本さんにおすすめを尋ねると、「ピンときたのでいいんですよ」とアドバイス。すると、トリスウィスキーのキャラクター“アンクルトリス”が「恋といっしょ…」とつぶやく。お酒のCMへの出演は今回が初となる東出さんは、出演決定の心境について「とてもうれしかったです。僕自身、すごくお酒好きなので、この仕事を続けている限りはやりたいなとずっと思っていたものでした」とコメント。 普段も特別な日にはBARに足を運ぶという東出さんは、「あんなにかっこいいバーテンダーさんがいるBARが近所にあったらいいなと思いました」と、柄本のさんのバーテンダー姿を絶賛。撮影の合間には、本物のバーテンダーとサラリーマンのように会話を楽しんだそう。撮影を終えた東出さんは、「BARではないですけど、僕の父も毎晩ウイスキーを1、2杯飲んで、気持ち良さそうに寝ていたんです。すごく昭和な父って感じで。だから、晩酌っていいなって。ホッとする瞬間だったり、仕事から帰ってきて家庭に落ち着くという、その切り替えの瞬間だったりするので、 そういう年の重ね方をしていきたいなって思いますね」と、結婚を経た落ち着きを感じさせるコメントを寄せた。「トリス <クラシック>」新CM「ピンときた」篇は、10月8日(木)より放送。(text:cinemacafe.net)
2015年10月08日公開初日を迎えた映画『岸辺の旅』の舞台あいさつが10月1日、東京・新宿のテアトル新宿で行われ、深津絵里、浅野忠信、小松政夫、柄本明、黒沢清監督が出席した。本作はカンヌ国際映画祭のある視点部門で、日本人初の監督賞に輝いた黒沢清監督の最新作。原作は湯本香樹実の同名小説で、ダブル主演の深津絵里と浅野忠信が夫婦役となり、2人の旅を通して描かれるラブストーリーとなっている。深津は「いつも公開初日はやっと皆さんに見ていただける嬉しさと不安、そして今日を境にこの作品が私たちの元から離れる寂しい気持ちが行ったり来たりします」と複雑な心情を告白。また、劇中でのお気に入りを「一番最初にお世話になる方が小松さんです。浅野さんと3人で夕食を食べるシーンがとっても好きなんです」とあげながら、「小松さんがそこで唯一セリフじゃなくてアドリブを言います。小松さんのとても楽しいお話を聞きながら美味しいご飯を食べられたので、とても印象に残りましたね」と振り返った。その深津と共演を望んでいたのが、夫役の浅野忠信。「深津さんに対する絆や愛情がこの作品で芽生えたと思います。本当に深津さんじゃなかったらどうしようと思いましたよ。何年か前に三谷幸喜さんの作品で初めて共演してからいろんな関係が始まりました。この作品で花が開き、理想以上の関係というか絆を深めることができたので感謝しております」と絶賛。そんな浅野と深い愛情を表現した深津は「ありがたい言葉の数々、本当にうれしいです」と感謝し、「愛とか絆は形にあるものではないのに絶対的に強いもの。愛とか絆とかこの世から消えて欲しくないと思うし、愛こそがすべてだと分かる作品だと思います」と愛情の素晴らしさを訴えていた。
2015年10月02日映画『岸辺の旅』が10月1日(木)に公開を迎え、浅野忠信、深津絵里、小松政夫、柄本明、黒沢清監督が舞台挨拶に登壇した。湯本香樹実の同名小説を映画化し、本年度カンヌ国際映画祭「ある視点部門」で監督賞に輝いた本作。3年の失踪ののちに幽霊となって帰ってきた優介が妻の瑞希と共にその3年の道のりをもう一度たどる旅に出る。深津さんと夫婦を演じた浅野さんは「役と言うよりは深津さんへの愛情や絆がだんだん芽生えてきました」と述懐。「深津さんじゃなかったらどうなっていたか…?全然違う優介になっていたと思います。三谷(幸喜)監督の作品(『ステキな金縛り』)でお会いして、(より近い関係の役で)共演したいという思いを伝えていたんですが、こういう形で花開き、理想以上、想像していた以上の関係になれました」と充実した表情を見せた。深津さんは浅野さんの熱烈な“愛”に「ありがたいし嬉しいです」と笑顔。「愛とか絆は形あるものじゃないのに絶対的に強い。愛こそ全てだとよくわかる作品になっていると思います」と作品に込めた思いを口にした。小松さんと柄本さんのベテラン2人は自らのNG談議に花を咲かせ、笑いを誘う。小松さんは、浅野さんに背負われるシーンでのNGについて「またおんぶしてもらうの悪いなと思ってました。こう見えて、63キロあるから思いに決まってるんだけど、(浅野さんは)文句ひとつ言わない。舌打ちのひとつも来るかと思ったけど…」と申し訳なさそうに語りつつ「一番好きな画になってました」と完成した映画を見て感激したそう。柄本さんは「10回も20回もNG出して申し訳ない。でも心の奥で全然、申し訳ないと思っていない自分と出会えました(笑)」と告白。ずっと黒沢監督の作品が好きとあって「普段はそんなにNGを出す人間じゃないんですよ。甘えてるのかな…?」と首をかしげるが、黒沢監督は「弱ったなと思って見てましたが、憎たらしいのは編集さんが『このNGいいね』と言うんです。NGとはいえどこかに必ずいいところがあって、どれを使うか迷いました(苦笑)」と苦言を呈していた。尚、本作は日本に先駆けて9月30日よりフランス全土80館で公開中。黒沢監督は既にフランス人俳優を起用しての新作の撮影もフランスで終えており、改めてフランスを中心に海外での人気と評価の高さをうかがわせるが「ぜひ日本でも多くの人に見ていただければ」と呼びかけていた。『岸辺の旅』は公開中。(text:cinemacafe.net)■関連作品:岸辺の旅 2015年10月1日よりテアトル新宿ほか全国にて公開(C) 2015「岸辺の旅」製作委員会/COMME DES CINEMAS
2015年10月01日「池中玄太80キロ」シリーズなど数多くの名作ドラマを演出したテレビドラマ界の巨匠・石橋冠監督の映画デビュー作『人生の約束』の完成報告会見が10月1日(木)、都内で行われ、本作で初共演を果たした竹野内豊と江口洋介が顔をそろえた。富山県射水市(いみずし)の新湊地区で、毎年10月1日に行われる伝統の曳山(ひきやま)まつりを題材に、人々の“つながり”がもたらす絆と再生を問いかけるヒューマンドラマ。IT関連企業のCEOを務める主人公・中原祐馬(竹野内さん)が帰郷し、亡き親友の義兄(江口さん)らと出会い、祭りで盛り上がる故郷の熱気に触れながら、魂を浄化させる姿が描かれる。「子どもの頃から家族と一緒に『池中玄太80キロ』を楽しんでいた」とふり返る竹野内さんは、「あんなすごいドラマを生んだ石橋さんの、しかも映画デビュー作に参加させてもらうのはとても光栄」と感無量の面持ち。「人の喜び、悲しみ、生き方を考えさせる作品。ただ、あまりに奥深いので、真に理解できるのは10年後、20年後かもしれない」としみじみ語っていた。一方、江口さんはロケ地・新湊で短髪の男性を多く見かけたことをきっかけに、自身の提案で役者人生初の角刈りでこん身の役作り。竹野内さんも「最初、江口さんだと気づかなかった」というほど、すっかり地元の漁師と見紛う“なりきり”ぶりだったのだとか。江口さんと石橋監督は、WOWOWのドラマW「なぜ君は絶望と闘えたのか」以来のタッグで、「冠さんのイメージそのものの脚本。現場でも自然と体が動いた」と喜びを語った。そんなふたりの初共演について、石橋監督は「まるで水と油、散文詩と韻文詩のような関係」だと表現し、「竹野内さんとは初めてだったが、とても繊細な役者さんなので、こちらから演技を強要せず、すべてお任せした。そのせいで悩んだ部分もあると思うが、竹ちゃん(竹野内さん)のドキュメンタリーのような映画になった」と話していた。会見には松坂桃李、優香、第14回全日本国民的美少女コンテストグランプリの高橋ひかる、柄本明、「池中玄太80キロ」シリーズの西田敏行が同席した。『人生の約束』は2016年1月9日(土)から全国東宝系にて公開。(text:cinemacafe.net)
2015年10月01日第68回カンヌ国際映画祭“ある視点”部門で監督賞を受賞した『岸辺の旅』の初日舞台あいさつが10月1日に、都内で行われ、黒沢清監督をはじめ、夫婦役でW主演する深津絵里と浅野忠信、小松政夫、柄本明が出席した。湯本香樹実による同名小説を原作に、3年間の失踪を経て、突然「俺、死んだよ」と告げに帰ってきた夫(浅野)とその妻(深津)がささやかな旅路に出かける姿を描く。深津と浅野は、三谷幸喜監督の『ステキな金縛り』で共演しており、「あれ以来共演したいと思っていたし、今回相手が深津さんじゃなければ、どうなっていたか…。思いがこうして花開いて、絆を深めることができた」(浅野)、「ありがたいお言葉。愛に形はないけれど、絶対的に強いものだし、愛こそすべてだと分かる映画」(深津)と互いに敬意を払った。ベテラン俳優の小松と柄本は、そろって「何度もNGを出して迷惑をかけた」と恐縮しきり。それでも、「浅野さんにおんぶされるシーンで何度もNGになったが、今ではそれが一番のお気に入りになった」(小松)、「10回、20回NG出したシーンもあるが、黒沢監督のことが大好きなので、NG出しても不思議と申し訳ないと思わなくて(笑)」(柄本)と大御所らしい貫録を見せつけた。本作で日本人初の栄誉に輝いた黒沢監督は、「すばらしい原作、スタッフ、キャストにめぐり合い、幸せな経験をした」と感慨しきりで、「大げさな言い方かもしれないが、この幸せを皆さんにおすそ分けしたい。すべての登場人物が幸せではないが、それも含めて最終的に『この作品を見て、良かった』と思ってもらえれば」と締めくくった。『岸辺の旅』テアトル新宿ほか公開中取材・文・写真:内田 涼
2015年10月01日国内外で高い人気を誇る黒沢清監督が、日本映画界を代表する深津絵里と浅野忠信をW主演に迎えておくる待望の最新作『岸辺の旅』。2010年に発表された湯本香樹実の同名小説を映画化したある夫婦の“究極のラブストーリー”です。瑞希の夫である優介が失踪してすでに3年の時が経っていた。喪失感を抱えながらも仕事を再開し、慎ましく暮らす瑞希の前に、ある日突然姿を現した優介。しかし、優介が告げたのは、「俺、死んだよ」という衝撃の言葉だった。そして、瑞希の元へ戻るまでの3年間に優介が過ごしていた場所やお世話になった人たちを訪ねる旅に誘われた瑞希は、優介と一緒に旅に出ることにする。旅の途中で、優介の知られざる一面や秘密に驚きながらも、失われた時間を取り戻すかのように楽しむ2人。改めてお互いの愛や気持ちを確かめあうものの、本当の別れを告げるときは刻一刻と近づいていた……。黒沢監督は、第68回カンヌ国際映画祭の「ある視点」部門で日本人初となる監督賞を本作で受賞。今回のキーワードは「信頼」ということで、さまざまな危機が訪れても、ゆるぎない愛で難題を乗り越え、最後には2人が100%信頼しあうドラマを描きたかったという監督。死んでからより信頼が深まったり、死んでみて初めてお互いをより理解できたりすることもあると感じたそうで、「“死者とともに生きる”意味と実感が少しでも伝わるといいな」とその思いを語っています。そして、今回夫婦役を演じた深津絵里と浅野忠信は、息の合ったやりとりをみせ、初共演とは思えないほど。2人の間に流れる深い愛と強い絆、そして切なさに心を締め付けられます。その他、小松政夫や蒼井優、柄本明といった豪華共演陣の存在感も見逃せません。“死んだ夫と旅をする”というありえない設定ながらも、心にすっと入ってくるストーリーは、死は終わりではなく、死んだあとも生きている人との関係は続いていくのだと感じさせられます。そして、大事な人を失う辛さを抱えながらも、それを受け止めて前に進むことの大切さも教えてくれるのです。死をも超えた“究極の夫婦の愛”に心を揺さぶられてください。イベントデータ:『岸辺の旅』公開表記:10月1日(木)より、テアトル新宿ほか全国ロードショー配給:ショウゲート©2015「岸辺の旅」製作委員会/ COMME DES CINÉMAS
2015年09月30日東野圭吾の“予言的”衝撃作を堤幸彦監督が映画化したクライシス・サスペンス超大作『天空の蜂』。本作には、主演の江口洋介をはじめ、大御所から若手まで主役クラスの超豪華キャストが勢揃いしていることでも注目を集めている。<天空の蜂>と名乗る犯人が、爆薬を積んだ超巨大ヘリをハイジャックし、“全国すべての原発の破棄”を要求、ヘリの燃料が切れる8時間以内に応じなければ、原発に墜落させる…という衝撃の展開を描く本作。堤監督らしいエンターテイメント性もさることながら、やはり目を引くのは、その豪華なキャスト陣だ。主人公・湯原役の江口さんと、同じ設計士・三島役として引けを取らない俳優として、キャスティングされたのは本木雅弘。そして、三島の恋人を仲間由紀恵と、かつてない顔合わせの俳優たちが中心人物として名を連ねる。さらに、本作に重厚感を加えているのが、柄本明、國村隼、石橋蓮司、竹中直人といった大御所俳優たち。彼らが演じているのは、それぞれ老練の現場刑事、原発関係者、警察庁長官と、この大事件に翻弄される側の人々であり、一人一人の存在感は本作の真実味をより深め、緊迫感を一層高めている。また、話題作への出演が絶えない人気俳優の綾野剛、向井理も出演。彼らも多忙なスケジュールの合間を縫って撮影に挑み、重要な役柄を緻密に演じている。その上、永瀬匡、松島花、落合モトキなど、若手の魅力も光っており、今後期待の新鋭たちと大御所俳優たちとの共演は、見事なバランスと化学反応を生み出すことにもなった。これほどまでのキャストが集結したのには、やはり“いまだからこそ”との想いが、それぞれに強かったという。日々、科学の恩恵を受けて生活している私たちは、大震災を経験し、その技術がもたらす危険性を知ることになった。これからはどのように付き合っていくべきなのか、未来を担う次の世代に何を遺すべきなのか…。“見て見ぬフリはできない、何か行動しなければ”という強い思いがあり、本作への出演を決意したキャストもいる。本作で取り上げられた原発問題を始め、安保法案、テロ、自然災害など、大きな課題やリスクに直面している現在の日本。東野さんの原作を踏襲し、作品全体を通じて語られる「“沈黙する群衆”になってはいけない」というメッセージは、そんないまだからこそ、日本人の心に深く突き刺さるものがあるはず。エンターテイメント大作でありながら、その中に込められたメッセージが1人でも多くの人に届くようにと、キャスト・スタッフが“本気”の思いで臨んだ本作の“温度”を、ぜひ劇場でも体感してみて。『天空の蜂』は全国にて公開中。(text:cinemacafe.net)■関連作品:天空の蜂 2015年9月12日より全国にて公開(C) 2015「天空の蜂」製作委員会
2015年09月26日シネマヴェーラ渋谷で開催中の特集企画“カンヌ凱旋記念 黒沢清レトロスペクティブ”で23日に、『ビューティフル・ニュー・ベイエリア・プロジェクト』の上映が行われ、本作に出演した柄本佑がトークイベントに登壇。10月1日(木)より公開される監督の新作『岸辺の旅』について熱く語った。その他の写真父・柄本明は『ドッペルゲンガー』や『岸辺の旅』に、妻の安藤サクラは『贖罪』に出演。姉は『リアル~完全なる首長竜の日~』に製作スタッフとして参加するなど、黒沢監督作品とは深い縁がある柄本一家。柄本は「柄本家は全員、黒沢監督のファン」だといい、「だからうちの姉が製作部で『リアル…』の現場に入るって聞いたときには、家族で『いいなぁ』とうらやましがった」と明かした。現場での黒沢監督は、俳優にはっきりとした指示を出さず、丁寧な物言いで「こんな風にしてみてもいいですけれども、別にやらなくても良いです」というような演出の仕方をすると説明。監督から「『勝手にしやがれ』という映画でジャン=ポール・ベルモンドがこんな風に走っていくんですよね」と指示を出された際、「そういう風に引き合いに出すので、僕も何か出さないと、と思って『撃たれてはいませんけどね』と返しました」と撮影でのエピソードを次々に披露し、場内からは笑い声が上がった。そして話題は今年のカンヌ映画祭“ある視点”部門で日本人初の“監督賞”に輝いた『岸辺の旅』へ。関係者でぎゅうぎゅう詰めの試写室でいち早く本作を観たという柄本。「プレッシャーを感じながらだったので、まだ冷静に観られてはいないのですが…」と前置きしながら、「オープニングからなんだか泣けたんです。途中で曲がかかるときにも涙腺が緩みましたが、冒頭からぐっとくるというのは初めてでしたね」と話し、「いつも黒沢監督の映画には、現実の中の異世界を感じるんですが、今作は真逆で、異世界の人が普通にいるというか、それがすごく不思議で、幽霊がそもそも異質なものだからなのか、ほかの黒沢監督の作品の中でも普通すぎるほど普通で、それに逆に緊張感を感じました」と語った。特集企画“カンヌ凱旋記念 黒沢清レトロスペクティブ”10月9日(金)までシネマヴェーラ渋谷にて開催中『岸辺の旅』10月1日(木)テアトル新宿ほか全国ロードショー
2015年09月24日深津絵里と浅野忠信が初の夫婦役を演じる映画『岸辺の旅』。メガホンをとった黒沢清監督が本年度カンヌ国際映画祭「ある視点」部門「監督賞」を受賞した本作は、日本映画界を代表する2人の実力派俳優の共演に、黒沢監督初のロードムービーにして初のメロドラマといわれ、話題を呼んでいる。そんな本作で、深津さんが夫婦の旅のさなか、まさかの“もんぺファッション”を披露していることが分かった。夫の(浅野忠信)が失踪してから3年。ある日、突然、戻り、瑞希に「俺、死んだよ。」と告げる。そして優介に誘われるまま、2人で旅に出る瑞希。それは夫が失踪してから、自宅に戻ってくるまでの3年間でお世話になった人々を訪ねていく旅だった――。今回、黒沢監督とは初顔合わせとなる深津さんと、『アカルイミライ』以来12年ぶりの出演となった浅野さんという強力なタッグによって生み出された“究極のラブストーリー”は、夫が失踪していた間に暮らしていた場所や出会った人たちを訪ねていく旅に出かけていく物語。ひとつめの町では、新聞配達を生業とする孤独な初老の男性を、ふたつめの町では小さな食堂を営む夫婦を訪ね、最後に訪れるのが、柄本明演じる農家の家族が暮らす山奥の農園。夫の優介とその家にしばらく滞在する中で、深津さん演じる瑞希は、地元の人に交じって農家の仕事を手伝うことに。そのときの深津さんの姿は、まさかのもんぺにゴム長!まさに農家の主婦そのものの恰好で畑を歩く姿がとてもキュートで、ひと足先にマスコミ試写を鑑賞した女性たちから「もんぺを着てもおしゃれ」という声が上がっているほど。キュッと一つ結びにした清潔感たっぷりのヘアスタイルも魅力的な“もんぺファッション”を見事に着こなしている深津さんに注目してみて。『岸辺の旅』は10月1日(木)よりテアトル新宿ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2015年09月03日富山県を舞台に、竹野内豊、江口洋介、松坂桃李、ビートたけしら超豪華キャストで贈る映画『人生の約束』。この度、本編の一部を使用した30秒の特報映像とポスタービジュアルが解禁となった。舞台は、“曳山まつり”で有名な富山の港町。主人公となるのは、IT関連企業のCEOを務める中原祐馬(竹野内豊)。ここ数日、3年前に決別した元共同経営者でかつての親友・塩谷航平からの何度も着信があった。しかたなく応答すると、無言のまま電話は途切れてしまう。胸騒ぎがした祐馬は、航平の故郷・新湊へと向かうことに。祐馬が新湊に着くと、航平はすでに亡くなっていた。余命わずかの航平は、3か月前、十数年ぶりに “曳山まつり”を支える13の町のひとつ、四十物町に帰郷。資金と人手が不足し、曳山の維持が困難になった町で、最後にもう一度曳山を曳きたいと奔走していたという。やがて、祐馬も全てを失ったとき、亡き友への想いやまつりに高揚する人々の情熱、純粋無垢な一人の少女の想いに触れ、抱え込んだ葛藤と後悔を浄化していく――。近年では「点と線」「刑事一代~平塚八兵衛の昭和事件史~」など、幾多の名作を世に送り出し、常に時代のテーマを問うてきた石橋冠監督が、“第二のふるさと”として愛してやまない新湊を舞台に、長年の映画製作への想いを結実させた本作。かつての親友と共に起業し、IT関連企業CEOを務め、根っからの仕事人間で会社の拡大にしか興味がない主人公・中原祐馬を竹野内さん、祐馬のかつての親友である塩谷航平の義兄であり、四十物町の曳山総代を務める渡辺鉄也を江口さんが演じる。その他、西田敏行、ビートたけし、松坂桃李、優香、小池栄子、美保純、立川志の輔、室井滋、柄本明ら日本を代表する豪華俳優陣が集結した。本編初の映像解禁となる特報では、富山県の美しき立山連峰のもと、初共演となる竹野内さんと江口さんとの怒号飛び交うシーンをはじめ、ビートたけしさんや西田さんら名優たちの共演シーンが散りばめられている。本来、「新湊曳山祭り」は毎年10月1日に行われているのだが、今年のゴールデン・ウィークには本作撮影のために、述べ1,400人に及ぶスタッフ・エキストラにより祭りを完全再現していた。西田さん、ビートたけしさんは石橋監督の名前を聞いただけで台本も読まずに出演を快諾したという本作。まずはこちらの特報から巨匠・石橋冠が贈る圧巻の映像美をご堪能あれ。『人生の約束』は2016年1月9日(土)より全国東宝系にて公開。(text:cinemacafe.net)
2015年08月29日「映像化不可能」といわれた東野圭吾の勝負作を、堤幸彦監督がメガホンをとり、完全映画化した映画『天空の蜂』。主演の江口洋介を始め、本木雅弘、仲間由紀恵、綾野剛、國村隼、柄本明ら、豪華俳優陣が一挙に集結する本作で、若き自衛隊員・上条を演じているのが、今年大活躍を見せる “元・仮面ライダー”のイケメン俳優、永瀬匡だ。劇中では、何者かによって奪われた巨大ヘリ“ビックB”の中に取り残された、ビックB設計士・湯原(江口さん)の息子・高彦(田口翔大)の救助に向かう自衛隊員を熱演する、永瀬さんの魅力に迫った。1993年生まれ、現在22歳の永瀬さんは、2011年に「桜蘭高校ホスト部」でドラマデビュー。その後、「仮面ライダーウィザード」(’12~13)で仮面ライダービースト/仁藤攻介役として出演、若者から主婦まで幅広い層から人気を得た。また、大河ドラマ「八重の桜」にも出演し、『悪の教典』『ユダ』『好きっていいなよ。』と、話題作に立て続けに抜擢。今年は、体当たりの演技で映画初主演を果たした『ズタボロ』で、朝ドラ「まれ」でもおなじみの清水富美加とのキスシーンに挑み、現在は日曜劇場「ナポレオンの村」にも出演中、10月17日(土)公開の『Mr.マックスマン』にも登場するなど、いま最もノリに乗っている注目若手俳優のひとりだ。福士蒼汰ら所属事務所・研音の若手俳優6名で、“俳優として必要な体づくり”を目的とする肉体改造部のプロジェクトに参加し、肉体派なイメージもある永瀬さん。本作の、高度800メートル上空にホバリングするビックBに取り残された高彦を救出するシーンでは、肉体と精神の極限の中、懸命に命を救おうとする永瀬さん演じる上条の姿には目を奪われる。実は、いまは亡き祖父が航空自衛官だったという永瀬さん。役作りのため祖母からいろいろ話を聞いたというが、「ただ“マネ”をするだけは嫌だった」と明かしている。「(演技をするときは)“高彦くんを助けたい!守りたい!”と皆が思っていること、どうしたらいいのかを考え(映画を観ている人に)共感してもらえるよう、気持ちを大事にして演じました」とふり返り、緊迫したシーンでの演技に並々ならぬ熱い想いを語っている。撮影で苦労したことを聞かれると、「(ワイヤーで)吊られることが多かったです(笑)。仮面ライダーのときも吊られていたんですけど、そのときとは全然違くって…」と、過酷な撮影の様子を笑顔で語る永瀬さん。過去作でも、その演技力を高く評価されているが、彼自身は、「本木さんがクライマックスで、グリーンバックで撮影しているシーンがあるんですが、出来上がった本編をみてスケールの大きさを感じました。自分にできないと思いました。まだ魅せる力、芝居力が足りないと…」と語り、演技に対して、どこまでも自分に厳しくストイックに挑み続ける姿を見せている。俳優としてますます活躍が期待される永瀬さんの熱演を、スクリーンでも注目してみて。『天空の蜂』は9月12日(土)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:天空の蜂 2015年9月12日より全国にて公開(C) 2015「天空の蜂」製作委員会
2015年08月17日第68回カンヌ国際映画祭ある視点部門で「監督賞」を受賞した、黒沢清監督作『岸辺の旅』。深津絵里と浅野忠信という名優が魅せる夫婦の絆を描いた物語が高い評価を得た本作の、予告編がついに完成!カンヌでの熱気に満ちた会場の様子も盛り込んだ、感動と臨場感あふれる映像が到着した。「俺、死んだよ」――。3年間の空白を経て、妻の瑞希(深津絵里)の元に突然帰ってきた夫・優介(浅野忠信)が告げた言葉は思いもよらないものだった。そして、夫が過ごした最期の時間、かかわった人々をめぐる、夫婦ふたりの旅が始まった…。2010年に発表された湯本香樹実の原作を名匠・黒沢監督が映画化した本作は、死んだ夫を見おくるために夫婦ふたりで旅路をゆく、監督初のロードムービー。今回公開された予告編では、優介の過ごした美しい風景、お世話になった人々との触れ合いを、「あまちゃん」の大友良英が手掛ける音楽がドラマチックに彩り、物語をより一層盛り上げている。また、映像の冒頭には、カンヌ国際映画祭での、満員の観客席に響くスタンディングオベーションの様子も盛り込まれている。鳴り止まない熱い拍手に対し、主演の深津さんの感無量といった表情は、見ているこちらの胸にも迫るものがある。夫の死をきっかけに、改めてお互いを見つめ合ったふたりが経験する永遠の別れを描く、究極のラブストーリー『岸辺の旅』。深津さん、浅野さんを始め、小松政夫、蒼井優、柄本明ら存在感のある名優たちが集って描く、生と死を巡る奥深い物語を、まずはこちらの予告編でじっくりと味わってみて。『岸辺の旅』は10月1日(木)よりテアトル新宿ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2015年08月11日長年、映像化不可能とされた東野圭吾渾身のサスペンス巨編を、堤幸彦監督が豪華キャストで映画化した『天空の蜂』。主人公・湯原を演じる江口洋介を始め、本木雅弘、仲間由紀恵、綾野剛、國村隼、柄本明など、日本を代表する実力派俳優たちが結集した本作で、原作には描かれない成長した湯原の息子・高彦を、向井理が演じている。映画化に際し、東野さんの思いが込められたオリジナルキャラクターとなるこの役柄の誕生秘話が、シネマカフェに到着した。最新鋭の超巨大ヘリが1人の子どもを乗せたまま、遠隔操縦によりハイジャックされ、原子力発電所が標的になるという史上最悪の原発テロを描いた本作。原作者の東野さんも「映像に圧倒された」と語るほど、とてつもないスケール、大迫力のアクションシーン、そしてノンストップで押しよせる興奮と衝撃が、早くも話題となっている。中でも、ひと足先に鑑賞した東野圭吾ファンからは「原作を超える映画は存在しないと思っていたので、本当にビックリした」、「あれだけ完成された原作をもちながら、よくここまでの映画にした」など大絶賛の声が続々と届いており、最も厳しい目を持つ原作ファンをも唸らせる完成度の高さが、いっそう期待値を高めている。本作の脚本を担当した楠野一郎は、執筆前から、この物語をいま、映画として描くうえで、日本人の100%が知っている東日本大震災を避けては通れないと考えていたという。だが、原作の時代設定は20年前の1995年、“日本人の多くが原発に対して危機意識が低い”という状況が礎となっているため、事件が起きる時代を変更してしまうと、根本的な設定そのものが覆ってしまう。そこで、最終的に辿り着いたアイディアが、事件が起きるのは1995年のままで、2011年に震災が起きた後の視点を、物語のクライマックスに取り入れる、というものだった。一方、プロデューサーの方でも、原作者の東野さんから、本作を映画化するにあたっての2点の提案を受けていたという。それは、「震災を踏まえて描く」「プロローグなどで2011年以降の現在を描き、そこに子どもの成長した姿で登場させる」というもので、奇遇にも楠野さんが考えついたアイディアと一致。偶然の導きなのか、両者のシンクロした“想い”から、震災直後の2011年3月の日本で、成長し、自衛隊員になった向井さん演じる高彦が人命救助に赴くという、映画ならではのオリジナルのシーンが誕生することになった。原作者と脚本家の想いが共鳴して生まれた、原作とはまたひと味違ったクライマックスシーンに、ぜひ注目していて。『天空の蜂』は9月12日(土)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:天空の蜂 2015年9月12日より全国にて公開(C) 2015「天空の蜂」製作委員会
2015年07月28日『南極料理人』、『横道世之介』の沖田修一監督が手掛けた最新作『モヒカン故郷に帰る』。モヒカン頭の息子・永吉を松田龍平、昔気質の父・治を柄本明が演じることで話題の本作だが、このたび、前田敦子、もたいまさこ、千葉雄大の追加キャストが発表された。本作は、瀬戸内海に浮かぶ故郷へ結婚報告に恋人と共に6年ぶりに戻った息子が父や母、弟とともに繰り広げるヒューマン・エンタテインメント。今回ヒロインに抜擢された前田さんが演じるのは、妊娠をきっかけに、永吉の故郷へ一緒に帰る恋人・由佳。どこか頼りない永吉をそばにいて支えるが、少し世間知らずな由佳。料理も上手にできず、奔放な性格に、永吉の家族は少し戸惑う。しかし、徐々に島で生活を共にしていくにつれて、次第に家族、島の人とも気持ちを通わせ、田村家のムードメーカーとなっていく重要なキャラクターだ。沖田監督は自分の妻から由佳のインスピレーションを受け、その話を聞いた前田さんは監督夫人のエピソードを役作りに活かしたと話す。前田さんは本作のオファーを受けて、「以前から沖田修一監督作品の大ファンだったので、お話を頂いたとき、本当に嬉しかったです!沖田監督は優しくて、現場は居心地が良く、役者さんから出てくる演技を心から楽しんでくれていると思いました」と語る。また松田龍平さんとの初共演について「松田さんが演じる“永吉”というキャラクターは、松田さんに似ていて、とっても“ありのまま”の方だなと思いました。現場でも自然体な方なので、お芝居でも無理はせず、みんなで一緒に楽しんでくださっている感じがしました」と楽しい現場について語った。また、個性的な永吉の母・春子役に、2007年、映画『それでもボクはやってない』で日本アカデミー賞最優秀助演女優賞を受賞、『かもめ食堂』、『ALWAYS 三丁目』シリーズなどのもたいまさこ。嫁姑関係を演じる前田さんともたいさんは、撮影以外でも二人でよくおしゃべりをし、「前田さんは本当に可愛くて仕方がない。彼女のようなお嫁さんはとっても楽しいと思う」ともたいさんは話す。また永吉の弟・浩二役に、映画『アオハライド』、CX『戦う!書店ガール』など人気沸騰中の千葉雄大が参加。今回、沖田作品初出演となる千葉さんは、「出てくる登場人物たちがすごく面白くて、脚本を読みながらクスっとなることが多く、いろいろな事を感じましたが、脚本を読み終わったときは家族っていいなって心から思えました」とコメントを寄せている。『モヒカン故郷に帰る』2016年春、全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2015年07月23日数々の映画・ドラマを手掛ける堤幸彦監督が、東野圭吾の原作を圧巻の迫力をもって描くサスペンス・アクション『天空の蜂』。江口洋介、本木雅弘、綾野剛、仲間由紀恵ら演技派俳優が顔を揃え、今年注目度ナンバーワンの呼び声も高い本作の、緊迫感みなぎる予告映像が到着した。1995年8月8日。最新鋭の超巨大ヘリ《ビッグB》が、突然動き出し、原子力発電所の真上に静止する。遠隔操縦によるハイジャックという驚愕の手口を使った犯人は〈天空の蜂〉と名乗り、“全国すべての原発の破棄”を要求。従わなければ、大量の爆発物を搭載したヘリを原子炉に墜落させると宣言する。爆薬を積んだ超巨大ヘリが原発に墜落するまで、タイムリミットは8時間ーー。奪われたヘリの設計士であり、ビッグBに取り残され人質となった子どもの父親・湯原(江口洋介)、狙われた原発の設計士・三島(本木雅弘)は、子どものため、日本消滅の危機を回避するため奔走するが…。今回到着した予告映像は、《ビッグB》を奪った謎の男(綾野剛)の犯行声明で幕を開ける。前代未聞の要求を突きつける、姿なき犯人との攻防戦に奔走する湯原と三島。そして2人を取り巻くキャラクターを、仲間さんや柄本明、國村準、向井理、石橋蓮司、佐藤二朗など豪華俳優陣が演じ、もはや予告編の域を超えた、緊迫感が押し寄せる映像となっている。また、映像をより一層盛り上げているのが、先日、主題歌として起用されることが発表されたばかりの、秦基博によるアッパーチューン「Q&A」。親子の情愛や、男たちが熱く信念をぶつけ合うシーンが次々に展開される映像と、エモーショナルな秦さんの歌声が見事にマッチしており、作品への期待は膨らむばかりだ。とてつもないスケール、大迫力のアクションシーン、そしてノンストップで押しよせる興奮と衝撃が話題となっている、サスペンス・アクション超大作『天空の蜂』。原作者の東野圭吾氏も「映像に圧倒された」と語るほどのその迫力を、まずはこちらの予告編で体感してみて。『天空の蜂』は9月12日(土)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:天空の蜂 2015年9月12日より全国にて公開(C) 2015「天空の蜂」製作委員会
2015年07月15日東野圭吾の原作を『SPEC』シリーズの堤幸彦監督が壮大なスケールで描く『天空の蜂』。このほど、本作より豪華キャストが勢ぞろいの本ポスタービジュアルが公開された。1995年8月8日。最新鋭の超巨大ヘリ「ビッグB」が突如動き出し、子どもを一人乗せたまま、福井県にある原子力発電所「新陽」の真上に静止した。遠隔操縦によるハイジャックという驚愕の手口を使った犯人は“天空の蜂”と名乗り、「全国すべての原発の破棄」を要求。従わなければ、大量の爆発物を搭載したヘリを原子炉に墜落させると宣言する――。映像化不可能と言われた東野圭吾最大のスケールの原作を映像化する本作。今回到着したポスタービジュアルでは、江口洋介、本木雅弘、仲間由紀恵、綾野剛を始め、柄本明、國村準、向井理、石橋蓮司、佐藤二朗ほか、豪華オールキャストが総集結!役者陣それぞれの力強い表情と炎に包まれる超巨大ヘリ「ビッグB」が、本作のただならぬ緊迫感を感じるさせるビジュアルとなっている。また、ポスタービジュアルの中央には、「絶対、守り抜く」という力強い言葉が配置され、登場人物たちが大切なものを守り抜く姿が描かれていることが窺える。さらに、本作を鑑賞した原作者の東野圭吾は「映像に圧倒された」とその仕上がりを絶賛!さまざまな作品を手掛けてきた堤監督が、どんな大迫力のアクションシーン見せてくれるのか、大きな期待がかかる。『天空の蜂』は9月12日(土)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:天空の蜂 2015年9月12日より全国にて公開(C) 2015「天空の蜂」製作委員会
2015年07月01日東野圭吾の小説を江口洋介と本木雅弘の出演で映画化する『天空の蜂』のポスター画像が公開になった。日本を揺るがす未曾有の計画を遂行するハイジャック犯との攻防を描いた大作映画だけに、ポスターも豪華キャストがズラリと顔を揃えながら緊張感あふれるデザインになっている。その他の画像本作は、原子力発電所の上に最新鋭のヘリを静止させ、“全国すべての原発の破棄”を行わなければ、大量の爆発物を搭載したヘリを原子炉に墜落させると宣言する犯人“天空の蜂”と、テロに立ち向かう人々の息つまる攻防を描いたクライム・サスペンス。ジャックされた最新鋭のヘリの設計士・湯原を江口が、原子力発電所の設計士・三島を本木が演じ、仲間由紀恵、綾野剛、柄本明、國村隼、石橋蓮司、竹中直人、向井理、佐藤二朗、光石研らが出演する。このほど公開されたポスターの中央には大破し炎をあげるヘリコプターが描かれ、その上には大切な人や場所を守るために奔走するキャラクターたちが描かれている。本作は壮大なスケールで描かれる作品で、登場人物も設計士、政府関係者、重工業の関係者、役人、警察など多岐にわたっている。彼らはそれぞれが事態を打開するべく必死に奔走するが、日本破滅へのタイムリミットは近づいていく。本作ではサスペンス、人間ドラマだけでなくアクションシーンも描かれており、原作者の東野は完成した映画を観て「映像に圧倒された」とコメントしている。『天空の蜂』9月12日(土) 全国ロードショー
2015年06月30日映画『愛を積むひと』が6月20日(土)に公開を迎え、佐藤浩市、樋口可南子、北川景子、野村周平、杉咲花、吉田羊、柄本明、朝原雄三監督が舞台挨拶に登壇。サプライズで佐藤さん宛てに奥さんがしたためた手紙を樋口さんが読み上げ、佐藤さんは涙を見せた。突然の妻の死に悲嘆する男の元に届いた亡き妻からの手紙。それが男と周囲の人々を少しずつ結び付けていくさまを北海道の雄大な自然を背景に描き出す。佐藤さんは初回上映を観終えたばかりの観客に「映画の中にではなく、ご覧いただいたみなさまひとりひとりの中に答えがある映画だと思います。かわいがってやってください」と呼びかける。樋口さんは、この作品に参加して「急に死んでしまうかもしれない、と初めて意識しましたし、夫(※コピーライターの糸井重里氏)がおりますが、どちらかが先に逝ってしまうということを考えさせられました」と語った。夫婦を演じた互いについて尋ねられると、佐藤さんは「撮影中はあまり話さなかったんですが、プロモーションで喋る機会に恵まれ、初めて樋口可南子さんを知る思いでした。同じ思いでお客さんの前に立っているこの日が来て幸せです」と笑顔。樋口さんは、佐藤さんの取材やプロモーションでの様子について「とても一生懸命に宣伝されるんです。私たちもベテランの域に入ってますが(笑)、背中を見ていて初々しいんです。そうさせてくれたのはこの作品のおかげ。佐藤さんが小技ではないお芝居を見せてくれたので、ついていくだけでした」と佐藤さんへの全幅の信頼を口にする。樋口さんはさらに佐藤さんについて「奥様のことをこの人は愛してるんだなと感じました」と語ったが、その奥さんがしたためた佐藤さん宛ての手紙がサプライズで届き、樋口さんが壇上で読み上げた。最初は、樋口さんから手紙を奪おうとしていた佐藤さんだが、観念して妻の言葉に耳を傾ける。結婚当初、体が丈夫でなく「自分が死んだら、保険金で、好きな映画を作ってね」と伝えたエピソード。しかし、いまは「役者の仕事しかできない浩市さん。あなたを残して旅たつ事は、家族は勿論、事務所のマネージャーさん、映画関係者の皆様に、とてつもないご迷惑をおかけする事になり、それを思うととても、先に逝くことなど出来ません」と考えていること。さらに23年前に佐藤さんが奥さん宛てに送った手紙に書かれていた「僕は一生あなたの味方です」という言葉をいまも忘れずにいることなど、奥さんの思いを樋口さんが声を詰まらせながら読み上げると、佐藤さんの目にも涙が…。「浩市さん、私は浩市さんを1人にしないように、浩市さんよりも1日でも長く生きる事を、約束します」という最後の一文が読み上げられると、劇場には温かい拍手がわき起こった。佐藤さんは、目を真っ赤にしつつ「暑いから汗かいちゃって…」と定番すぎる言い訳。樋口さんに対しても「可南子さんが泣くことないでしょ(笑)!」とツッコみつつ「ありがたいものだと思ってます」と照れくさそうに感謝の思いを口にした。人前での涙がよほど恥ずかしかったのか「まさか、こんな姑息なことを宣伝部が考えているとは思いもよらず、不覚でした」とサプライズを企画した宣伝部への恨み節を口にし、会場は笑いに包まれた。『愛を積むひと』は全国にて公開中。(text:cinemacafe.net)■関連作品:愛を積むひと 2015年6月20日より全国にて公開(C) 映画「愛を積むひと」製作委員会
2015年06月20日