グラビアアイドルの染谷有香がこのほど、東京・秋葉原のソフマップで最新イメージDVD『柔肌』(発売中 4,104円税込 発売元:リバプール)の発売記念イベントを行った。2013年10月のグラビアデビュー以降、Gカップバストに妖艶ボディーでグラドルファンから大人気を博している染谷有香。昨年はテレビ朝日系『ドラマ!7人のアイドルゴーゴー!』に出演して知名度を上げ、今やトップグラドルとして注目を集めている。そんな彼女の通算8枚目となる同DVDは、昨年9月に海外ロケとなるグァムでロケを実施。様々なシチュエーションを収録しながら、際どい衣装を着用して自慢の妖艶ボディーをセクシーに披露している。ヌーディッシュな肌色のビキニ姿で報道陣を悩殺した染谷は「今回はこれといった設定がなく、大きなバイクにまたがったり見ている方とドライブをしているシーンなど、いろんなシチュエーションで撮影しました」と最新作を紹介しながら「お気に入りはバイクのシーンです。私は"リアル峰不二子"と呼ばれているので、不二子ちゃんっぽい感じで楽しかったです」と満足げ。初体験という氷を身体に当てるシーンについては「最初は恥ずかしかったんですが、途中から凍えそうでそれどころじゃなかったですね(笑)。プライベートでは遠慮したいですね(笑)。される側じゃなくてしたい方かな(笑)」と意外な一面をのぞかせていた。その染谷は、TBS系『サンデー・ジャポン』でバージンと告白して話題を集めたが、気になる恋愛の質問に「今はいないですね。というよりも、今は男性よりも女性に興味があります」とドッキリ発言。同性愛に目覚めたと思いきや「というのも、素敵な女性になりたいので、女性を研究しているのが楽しいんです!」とその理由を説明して関係者を安堵させていた。染谷有香(そめや ゆか)1992年1月17日生まれ。千葉県出身。身長173cm。スリーサイズはB92・W60・H88。2011年に女優としてデビュー。2013年10月にリリースした1stDVD『ふしだらな肢体』で本格的にグラビアデビューを果たし、92cmのFカップバスト(現在はGカップ)にダイナマイトボディーを披露してグラドルファンを湧かせた。昨年はテレビ朝日系『ドラマ!7人のアイドルゴーゴー!』に野田彩加や小瀬田真由らと出演して話題を集めた。趣味はメイクキャップ。
2016年05月29日『凶悪』の白石和彌監督と綾野剛がタッグを組む映画『日本で一番悪い奴ら』が、第15回ニューヨーク・アジア映画祭のオープニング作品に決定し、主演の綾野が同映画祭のライジング・スター賞を受賞することが発表になった。白石監督と綾野は、ニューヨークのリンカーン・センターで行われる同映画祭に参加する予定だ。その他の画像ニューヨーク・アジア映画祭は、リンカーン・センター映画協会とSubway Cinemaが主催する北米有数のアジア映画祭で、現地時間6月22日(水)から7月9日(土)まで開催される。白石監督はオープニング上映に、綾野は授賞式に参加する予定だという。ライジング・スター賞は、これからの世界的な活躍を期待する俳優に贈られる賞で、日本からは過去に、2011年に山田孝之、2012年に長澤まさみ、2014年に二階堂ふみ、2015年に染谷将太らが受賞している。『日本で一番悪い奴ら』は、実際の事件を基に、警察官でありながら、仲間たちとあらゆる悪事に手を染めていく主人公の姿を描いたクライム・エンタテインメント。本作で綾野は“正義の味方、悪を絶つ”の信念をもちながらも、警察によるやらせ逮捕やおとり捜査、拳銃購入や覚せい剤密輸など、あらゆる悪事に加担していく北海道警察の刑事・諸星要一の26年間を演じている。同映画祭のディレクター、サミュエル・ジャミエール氏は「綾野さんの妥協のない演技が、本年のライジング・スター賞の授賞の決め手」と説明。「綾野さんがこれまで演じてきたすべての役柄に、自制と無謀が共存した今作が加わることで、彼のキャリアが完成したといえます」とコメントし、本作を「組織的権力の中心にはびこる腐敗を妥協することなく描写した壮絶な主人公の半生は、深作欣二の『仁義なき戦い』のような往年の傑作を想起させます」と絶賛。「このような生々しいエネルギーをスクリーンに呼び戻してくれる作品と俳優を発見できたことにワクワクする気持ちが止まりません」と語っている。『日本で一番悪い奴ら』6月25日(土) 全国ロードショー
2016年05月18日「日本警察史上、最大の不祥事」と呼ばれる実際の事件をモチーフに描く『日本で一番悪い奴ら』。この度,本作が「第15回ニューヨーク・アジア映画祭」オープニング作品に決定し、主演の綾野剛が同映画祭のライジング・スター賞を受賞することが明らかになった。北海道警察の新米刑事・諸星要一(綾野剛)は、叩き上げの刑事たちの前で 右往左往する毎日をおくっていた。そんな中、署内随一の敏腕刑事・村井(ピエール瀧)から教えられた刑事として認められる唯一の方法、それは“点数”を稼ぐこと。あらゆる罪状が点数別に分類され、熾烈な点数稼ぎに勝利した者だけが組織に生き残る。そのためには裏社会に飛び込み、捜査に協力するスパイ=S(エス)を仲間にし、有利な情報を手に入れろ!こうして、その教えに従った諸星と、彼の元に集まった3人のSたちとの狂喜と波乱に満ちた生活がはじまった。「正義の味方、悪を絶つ」の信念をもちながらも、 でっちあげ・やらせ逮捕・おとり捜査・拳銃購入・覚せい剤密輸など、ありとあらゆる悪事に手を汚した北海道警察の刑事・諸星の行き着く先は――!?『凶悪』の白石監督がメガホンを取る本作。キャストには、綾野さんをはじめ、諸星の捜査協力者で“S”と呼ばれる裏社会のスパイを演じるのは、中村獅童、YOUNG DAIS、植野行雄(デニス)。そのほかピエール瀧、中村倫也、木下隆行(TKO)ら個性豊かな面々が集結している。今回、オープニング作品として上映が決定した「ニューヨーク・アジア映画祭」は、北米有数のアジア映画祭。15回目を迎える今年は、6月22日~7月9日(現地日程)にて開催される。綾野さんが受賞する「ライジング・スター賞」は、世界的な活躍を期待する俳優に贈られる賞で、本作で綾野さんは、“黒い警部”と異名を残す、北海道警察の警部・諸星要一が逮捕されるまでの壮絶な26年間を熱演している。「ライジング・スター賞」は、過去にも2011年に山田孝之(『ミロクローゼ』)、2012年長澤まさみ(『モテキ』)、2014年二階堂ふみ(『私の男』)、2015年染谷将太(『さよなら歌舞伎町』『TOKYO TRIBE』)が受賞しており、今年で3年連続の受賞となる。本映画祭のディレクター、サミュエル・ジャミエールは、「白石和彌監督の『日本で一番悪い奴ら』で目の当たりにした綾野さんの妥協のない演技が、本年の『スクリーン・インターナショナル』のライジング・スター賞の授賞の決め手でした」と語り、「綾野さんがこれまで演じてきたすべての役柄に、自制と無謀が共存した今作が加わることで、彼のキャリアが完成したといえます。組織的権力の中心にはびこる腐敗を妥協することなく描写した壮絶な主人公の半生は、深作欣二の『仁義なき戦い』のような往年の傑作を想起させます。このような生々しいエネルギーをスクリーンに呼び戻してくれる作品と俳優を発見できたことにワクワクする気持ちが止まりません」と絶賛のコメントを寄せた。なお、ニューヨークのリンカーン・センターで行われるオープニング上映には白石監督が、授賞式には綾野さんが参加する予定だ。『日本で一番悪い奴ら』は6月25日(土)より全国にて公開。(cinemacafe.net)
2016年05月18日今年の1月、双子の妊娠を発表した俳優の東出昌大と女優の杏が、5月16日、無事に双子の女児が誕生したことを連名にて報告。杏さんの父親で双子の祖父にあたる俳優の渡辺謙も、自身のTwitterで孫誕生の喜びを明かし、SNS上では祝福のコメントがあふれた。東出さんの事務所公式サイトにて、「みなさまへ」と題し、「先日、無事に双子の女児が誕生いたしました。予定より少し早い出産でしたが、今は母子共に健康です」と報告。「今後は親として恥ずかしい行いをせずに、立派な子に育て上げたいと考えておりますが、気づかぬ点や至らぬ点も多く在ると思います。今後ともご指導、ご鞭撻を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます」と二児の父親になった決意を綴った。また渡辺さんも「少し早かったようですが、母子共に順調のようです。まずは二人がしっかり退院出来るまでしばらく時間がかかりそうです」と自身のTwitterにて現状を報告し「静かで穏やかな日々を過ごさせてやりたいと願っております」と温かい思いをコメント。さらに、「さて、どんな子育てになるのやら楽しみです。父ちゃんパニクってました。くくっ」と今後への期待と、東出さんの父親っぷりを明かした。渡辺さんのツイートには、「おめでとうございます!双子ちゃんってことで喜びも2倍ですね!」「謙さんがおじいちゃまなるなんて…(∩∀`*)♪父ちゃんパニック、おじいちゃまはメロメロですね~!双子ちゃんがすくすく育ちますように…」「じぃじ双子ちゃん、なんておめでたいことでしょう。杏ちゃんと東出くんのベビーはスラッーと成長なさることでしょう。早くママになった杏ちゃんみたいな」とお祝いの声が続々と上がった。東出さんは、現在、 窪田正孝や小松菜奈、片岡鶴太郎らと共演した主演作『ヒーローマニア-生活』が公開中。今後も『クリーピー 偽りの隣人』『デスノート Light up the NEW world』と超話題作の公開が控えている。今月は5月7日にも、俳優の染谷将太が、妻・菊地凜子の妊娠5か月を発表しニュースになったばかり。日本エンターテインメント界で大活躍する俳優たちの子どもが、“同い年”になる可能性があるようだ。(text:cinemacafe.net)
2016年05月17日昨年5月に公開された染谷将太主演映画『ソレダケ/that’s it』が、公開からちょうど1年後の今年5月27日(金)、一夜限りの復活上映を果たすことが発表された。戸籍を奪われ、アンダーグランド暮らしから抜け出せずにもがいている主人公・大黒砂真男を染谷さんが演じる。大黒はそんな暮しから抜け出すため、裏社会の調達屋、恵比寿大吉(渋川清彦)のコインロッカーを破壊し財布を奪うが、自分と同じようなアンダーグラウンドな人々の個人情報がぎっしりつまったハードディスクを発見する。大黒はハードディスクを隠すが、恵比寿に追われあえなく監禁される。しかし、そこには風俗嬢、南無阿弥(水野絵梨奈)が拘束され横たわっていた。大黒と阿弥は何とか脱出し都会の片隅に身を寄せ、ダークサイドに生きる知人、猪神楽彦(村上淳)に助けを請うが、闇の追っ手が2人を再び監禁、謎の極悪ギャングのボス千手完(綾野剛)による拷問の中で、大黒の過去にまつわる宿命の謎が明かされる…。5月3日に行われた「日本映画プロフェッショナル大賞」にてベスト10のうち7位に選ばれ、ドイツ・フランクフルトで開催の第16回日本映画祭「ニッポン・コネクション」での上映も決まったばかりの本作。公開から1周年、そして本作においてはコラボレーションに端を発した「bloodthirsty butchers」吉村秀樹の命日である5月27日(金)、旗艦劇場シネマート新宿にて大音量、大画面のスクリーンで再上映される。また、今回の上映では発売中のブルーレイ・DVD「ソレダケ/that’s it<デストロイヤー・エディション>」に収録の「bloodthirsty butchers」のライブ映像より、「ソレダケ」をこの日限りで上映することも決定。劇中未使用だったブッチャーズの楽曲を石井岳龍組が撮影・編集・MIXしたすさまじい音圧の映像を、劇場最大音量で体感してみて。『ソレダケ/that’s it』復活約束上映は、5月27日(金) 21時よりシネマート新宿にて上映。(text:cinemacafe.net)
2016年05月09日俳優の染谷将太(23)が7日、公式サイトを通じ、妻で女優・菊地凛子(35)が第1子を妊娠したことを発表した。2人は連名の直筆署名で、「この度私達夫婦は、新しい命を授かることができました」と報告。現在妊娠5カ月であることを明かし、「新たな家族が増えるという喜びと感動を大切に、また日々精進していきたいと思っております。これからも温かく見守って頂ければ幸いです」と思いをつづっている。染谷と菊地は、2015年1月1日に結婚を発表。今回と同じく公式サイトを通じて、「これからは家族としてお互いを支え合いながら強い信念を持ち作品を残していきたいと思います。そして周りの方々も幸せにできるような家族を2人で築きあげていきたいと思います」と伝えていた。
2016年05月07日2015年1月1日に“元日婚”を発表した染谷将太と、ハリウッドでも活躍する女優の菊地凜子が、5月7日(土)、第一子を授かったことを、染谷さんの公式サイトにて連名で発表した。「この度私達夫婦は、新しい命を授かることができました」と始まる文書には、「新たな家族が増えるという喜びと感動を大切に、また日々精進していきたいと思っております」と綴っている。また、菊池さんは現在妊娠5か月だという。染谷さんは『ヒミズ』『悪の教典』で第36回日本アカデミー賞新人俳優賞を受賞し、その後も『寄生獣』『バクマン。』『映画 みんな!エスパーだよ!』と話題作に出演し、いまや日本映画会を牽引する存在に。また菊池さんはギレルモ・デル・トロ監督による『パシフィック・リム』などハリウッドでも活躍の幅を広げている。今回の発表を受け、SNS上では「染谷ぃぃぃぃぃぃぃぃ、大好きな染谷将太。ちょっと(かなり)寂しいけどパパになっても応援するから!!!幸せになってくれ!!!!!これからもたくさん映画出演、期待してるよ!」「染谷Jr.も子役にする事を強く希望」「でも染谷の遺伝子が後世に受け継がれてまじでめでたい!!!!おめでとう!!!!!」と祝福の声があがっている。(text:cinemacafe.net)
2016年05月07日25回目を迎えた「日本映画プロフェッショナル大賞」の授賞式が5月3日の深夜に開催され、主演男優賞に輝いた染谷将太、川瀬陽太、主演女優賞の多部未華子、大賞に輝いた『バクマン。』の大根仁監督、監督賞の『野火』の塚本晋也監督ら、多くの映画人が出席した。映画ジャーナリストの大高宏雄氏が主催する世界でも類を見ない個人による映画賞であり、大高氏に賛同するジャーナリストや記者、映画関係者が審査委員を務め、各賞を決定。今年は、「週刊少年ジャンプ」に連載された人気漫画を原作に、佐藤健&神木隆之介主演で、漫画家を目指す高校生たちの姿を描いた大根仁監督『バクマン。』が大賞に輝いた。大根監督は本作に関して「まずヒットさせることが命題で、賞をいただけるとは思ってなかった」と受賞への驚きを口にする。自身、監督デビュー作『モテキ』で同省の新人監督賞を受賞し、続く『恋の渦』も超低予算ながら俳優陣が新人奨励賞を受賞。そうした縁の深さも踏まえて「これからも映画を作るなら、日プロは狙っていきたい」と語っていた。各賞のプレゼンターに、受賞者や受賞作品と関わりの深い俳優らが来場するのも同省の大きな特徴だが、大賞の『バクマン。』のために、同作でヒロインを演じた小松菜奈が来場!オーディションで役を勝ちとった小松さんだが「迷惑をかけてばかりで…」と苦笑交じりに撮影を述懐。大根監督は「すごくヘタクソでした!オーディションでも名だたる女優を差し置いて、一番ヘタ(笑)!でも光るものがあった」と起用の理由を説明し「撮影から2年経って、いまこのポジションにいるというのはすごいこと」と自身が見出したヒロインの引っ張りだこの現状を喜んでいた。また、監督賞は大岡昇平の同名小説を映画化した『野火』の監督・主演を務めた塚本晋也監督が受賞。「『いましかない!』と思って作りました」と衝動に突き動かされ、本作を作り上げたと語る。リリー・フランキーがプレゼンターに登場したが、同作でヴェネツィア国際映画祭を訪れた際、受賞はならなかったが、その代わりに現地の土産屋で300円ほどで買ったという、小さな金獅子の置物を塚本監督にプレゼントし、会場は爆笑に包まれた。主演男優賞の染谷さんのために『さよなら歌舞伎町』から共演の前田敦子と廣木隆一監督、『ソレダケ/that’s it』から石井岳龍監督がプレゼンターとして来場!これには染谷さんも感激しきりで「一緒に作品を作り上げた仲間に祝っていただけるのは嬉しい」と満面の笑みを浮かべる。前田さんは「染谷くんはどの作品で観ても、いつもピカイチ!さすが!この賞がふさわしい」と手放しで称賛を送った。染谷さんよりもさらに下の世代の俳優の中には、染谷さんに憧れているという者も多数いるが、こうした声に染谷さんは「俺に憧れたら痛い目に遭いますよ(笑)」と首を振る。今後の俳優人生についても「どういう役者になりたいか?特にないです。雇われ仕事ですから、雇われないと仕事がない!自分にできることを黙々とやっていけたら」とマイペースな口調で語っていた。「第25回日本映画プロフェッショナル大賞」受賞一覧大賞:『バクマン。』監督賞:塚本晋也(『野火』)主演男優賞:染谷将太(『さよなら歌舞伎町』『ソレダケ/that’s it』)主演男優賞:川瀬陽太(『ローリング」「犯る男」)主演女優賞:多部未華子(『ピース オブ ケイク』『映画 深夜食堂』)新人監督賞:安川有果(『Dressing Up』)新進プロデューサー賞:深田誠剛、小野仁史(『恋人たち』)特別功労賞:芦澤明子(『岸辺の旅』および、長年の映画撮影の功績に対して)(text:cinemacafe.net)■関連作品:さよなら歌舞伎町 2015年1月24日よりテアトル新宿ほか全国にて公開(C) 2014『さよなら歌舞伎町』製作委員会ピース オブ ケイク 2015年9月5日より全国にて公開(C) 2015ジョージ朝倉/祥伝社 /「ピース オブ ケイク」製作委員会バクマン。 2015年10月3日より全国東宝系にて公開(C) 2015映画「バクマン。」製作委員会
2016年05月04日女優の前田敦子が主演ドラマ「毒島ゆり子のせきらら日記」(TBS系)で“一皮むけた”姿をみせている。“深夜の昼ドラ”なんて触れ込みで、奔放な恋愛を満喫する主人公・毒島ゆり子演じる前田さんが濃厚なラブシーンに体当たりで挑む、ということで放送前から注目を集めていた話題作の第1話。そういう“お色気”を期待して観た視聴者はやや肩透かしを食らう内容だったかも。もちろん、シャワーシーンをはじめ、セクシーな下着を太ももをあらわに身につけるシーンなんかはあわや見えてしまうのでは?とヒヤヒヤしたし、さらには二股男との逢瀬を待ち焦がれ、会った途端に“肉食”むき出しで唇にむさぼりつく姿などは、「AKB48」時代からのファンなら十分に度肝を抜かれただろうけれど。とはいえ、やはりそれだけが目当てだったとしたら、まあ元アイドルの新進女優ならこれが限界だろうなあ、といった感想に落ち着いただろう。でも、そんな“表向き”のエロティックなシーンだけで、今作を評価してしまうのはまだちょっと早すぎる。今作の前田さんは、たとえばヌードでベッドシーンを演じるなんてこと以上に、とにかくエロティックな「表情」をみせていることに注目したい。これまでの女優としての前田さんをざっくりふり返ってみると、とにかく“AKBのあっちゃん”というイメージからの脱却にもがいた道のりだったように思う。女優としての本格的なスタートはAKB卒業後の2013年5月に公開された映画『クロユリ団地』で狂った形相で病んでいく姿をさらけだし、同年11月公開の『もらとりあむタマ子』では「ニートのダメ女」に。食事をする姿もだらしなく、かつてのアイドルだった姿からはかけ離れた役柄を演じた。そういった“体当たり”が功を奏してか、演技では監督や共演者からは毎回一定の評価を得て、女優賞も数々受賞した。なのにそれらに反して世間ではあまり正当な評価を得られてはいない印象が強いのは、やはり評価云々の前に「前田敦子でしょ」といったレッテルが邪魔をしてしまうのだろうか。しかし、前田さんが持ち前の負けん気で女優業に真剣に取り組んでいることは業界内ではよく知られていて、染谷将太とセックスシーンを演じた映画『さよなら歌舞伎町』への挑戦は、“元アイドル”や“清純”といったイメージを払拭しようとあがいているのだなあという印象も受けた。そんな流れで、今回の「毒島」である。私生活では二股交際を楽しみ、仕事では新入り政治記者として大物政治家の番記者を務めることになり、これから一人前になることを目指す、というところまでが第1話では描かれた。前述にもあるように、「毒島」は前田さんのセクシーなシーンが注目を浴びていたが、「毒島」におけるエロティックさは二股男との情事後に裸でピロートークする、なんてシーンではなく、“表情”だ。「毒島」での前田さんは、その表情に尽きる。2015年5月公開の映画『イニシエーション・ラブ』では、“清純な”お嬢様を演じた前田さん。恋人と甘い恋愛を育みながらも、やがて男から疎まれ暴力を振られ、顔を歪めて泣きながら「止めて」と懇願するその姿は、どことなく“M(マゾ)”的で、筆者も「これは!」と、彼女の新たな境地を見た気がした。元トップアイドルグループの「不動のセンター」なんて華々しい経歴を持つ人気者を叩きたい人たちなんていくらでもいるだろうから、そうした人たちの満たされない欲望と、溜まり溜まった日頃の鬱憤のささやかなはけ口となる「ドM女優」こそ前田さんの適役だ!なんてことを勝手に。一方の「毒島」の役どころとしては「男を信じない」「男をとっかえひっかえ」と、奔放な女。ここで垣間見えるのが、“次の男”を見つけたときのなんとも“メス”的な顔であった。それは恋する少女のそれとは明らかに違う物欲しげな表情で、「わたし、おかしい…。なんか、おかしい」なんてため息混じりにつぶやく。そして、その毒島を無表情ながら獣の目で見つめるのが、新井浩文演じるライバル紙のエース記者だ。こちらはこちらで、変態的に、猟奇的なまなざしで毒島を見つめる。エロス対エロスがねっとりと絡みつく様がスローで描かれていく。相手が既婚者と分かっていながら、欲望にブレーキが効かないように惹かれてしまう…毒島のそんな表情はまさしく“昼ドラ”的で、これまでの作品で見せてきたエロスよりも官能的そのものだった。もちろん同ドラマがエロスな要素だけをフィーチャーしているわけではないが、今後この昼ドラ的なドロドロの愛憎劇が繰り広げられる中、前田さんがどこまで“脱皮”してみせるのか。第1話はまだまだ“前フリ”段階とのことで、これからさらにドロドロさが増してくるようだ。“AKBのあっちゃん”ファンは気が気じゃないかもしれないけれど、このドラマが終わった頃には“元AKB”という肩書を完全に払拭した前田さんが見られるかもしれない。そんな期待を込めて、やましい気持ちなど毛頭なく、次回を録画予約しました。「毒島ゆり子のせきらら日記」は毎週水曜深夜0時10分より放送中。(花)
2016年04月29日林遣都、波岡一喜、門脇麦らを迎え、「Netflix」にて映像化する又吉直樹原作の「火花」。この度、本作の配信日が6月3日(金)に決定し、予告編とメインビジュアルが到着。また主題歌に「OKAMOTO’S」の「BROTHER」が起用されることが明らかになった。売れない芸人の徳永(林遣都)は、熱海の花火大会で、先輩芸人である神谷(波岡一喜)と電撃的に出会い強く惹かれ、「弟子にして下さい」と申し出た。神谷は天才肌であり、また人間味に富んだ人物。「いいよ」という答えの条件は「俺の伝記を書く」こと。神谷も徳永に心を開き、2人は頻繁に会って、神谷は徳永に笑いの哲学を伝授しようとする。吉祥寺の街を歩きまわりさまざまな人間と触れ合うのだったが、やがて2人の歩む道は決定的に異なっていく。徳永は少しずつ売れていき、その一方で、神谷は少しずつ損なわれていくのだった。そしてある日、神谷は徳永をはじめ関わるすべての人々の前から借金を抱えたまま姿を消してしまう。神谷のいない日々を淡々と過ごす徳永。そして一年後、2人は再会するのだったが――。原作は、処女作にして「第153回 芥川賞」を受賞、累計251万部発行という異例の大ヒットとなった「ピース」又吉さんの同名著書。「Netflix」が日本独自のオリジナルでドラマを制作し、全世界190か国へ全10話一挙に同時ストリーミングされることは、本作が初の試み。いままでの“ドラマ”という概念に縛られることなく、1本の作品として約450分の壮大な物語として展開されている。キャストには、主人公の若手芸人・徳永役の林さん、その先輩芸人・神谷役に波岡さん、同棲相手・真樹役を門脇さんをはじめ、「井下好井」の好井まさお、「とろサーモン」の村田秀亮、田口トモロヲ、染谷将太、高橋メアリージュン、温水洋一など様々なジャンルで活躍する人々が共演し、日本独特の話芸・漫才の世界に身を投じた主人公たちの十年を映しながら、生きることの意味などを描いている。そして今回本作の主題歌に4人組ロックバント「OKAMOTO’S」の「BROTHER」が決定。これまで彼らの楽曲は、ア二メ「NARUTO -ナルト-」や「銀魂」などがタイアップされ、人気を博している。今回の楽曲は、本作のために書き下ろされたもので、CDリリースも予定しているという。併せて解禁されたのは、本編映像の1話~10話のダイジェストを収めた予告編。漫才の世界に身を投じた主人公の10年を見事に映し出し、林さんと波岡さんが漫才師としてリアルに漫才シーンを演じているところは圧巻だ。併せて解禁されたメインビジュアルも、林さん演じる徳永と波岡さん演じる神谷の芸人2人が向かい合うその姿が写し出された一枚で、友情なのか、師弟関係なのか、はたまたライバルなのか…と、力強さと繊細さが混在する関係値をイメージさせる、ドラマチックな構図に仕上がっている。世界190か国同時配信されることによって、日本独自の「MANZAI」文化が全世界でどのように受け止められるか、ますます期待が高まるようだ。「火花」は6月3日(金)より「Netflix」にて全話(全10話)一斉配信。(cinemacafe.net)
2016年04月06日井上真央、綾野剛ら若手実力派俳優を迎え、人気作家・湊かなえのミステリー小説を映画化した<a href="">『白ゆき姫殺人事件』</a>。この度、インターネットと情報化社会の底なし沼のような闇とリアルを描き出した衝撃作が、4月1日(金)放送の「金曜ロードSHOW!」にて地上波初放送されることが分かった。ある日、日の出化粧品の女性社員・三木典子(菜々緒)の遺体が発見された。社内一と言われる美女が何十か所も刺された末に火をつけられるという凄惨な事件は、“白ゆき姫殺人事件”と呼ばれるニュースになる。情報番組「カベミミッ!」のスタッフ・赤星(綾野剛)は大学時代の仲間で日の出化粧品社員の里沙子(蓮佛美沙子)から、白ゆき姫殺人事件の犯人は典子の同期の城野美姫(井上真央)なのだと連絡を受ける。独自に捜査を開始した赤星は、地味で典子とは対照的だった美姫が、事件当夜典子を車に乗せていたこと、その後、大きな荷物を抱えて電車に乗ったこと、そして美姫が恋していた相手・篠山(金子ノブアキ)を典子に取られたことなどを知る。赤星は自身が取材した証言を元に美姫が犯人と断定するような内容を番組で放送。さらに、事件発生当初から情報をツイッターで垂れ流していたこともあり、ネット上では美姫の実名や過去が次々に明かされていくが…。美姫の本当の姿、そして事件の“真相”とは!?<a href="">『告白』</a><a href="">『北のカナリアたち』</a>と映像化作品を多数持ち、10月には本田翼&山本美月を迎え自身2作品目「少女」の映画化が決定した小説家・湊氏の傑作サスペンス長編を、<a href="">『予告犯』</a><a href="">『残穢 -住んではいけない部屋』</a>の中村義洋監督が映像化した本作。過熱報道、ネット炎上、クチコミの怖ろしさなど…現実社会とリンクし過ぎる設定や、「小説すばる」への掲載と並行してウェブに関連資料がアップされるなど新たな試みが話題を呼び、出版前から映画化のオファーが殺到していた話題作だ。主人公・美姫を演じるのは、大河ドラマ「花燃ゆ」でヒロインを務め上げ、今夏には声優として出演した<a href="">『ルドルフとイッパイアッテナ』</a>が公開予定の井上さん。美姫の関係者に取材するワイドショーのディレクター・赤星雄治を、「すべてがFになる」「コウノドリ」など多くのドラマに出演し、さらに<a href="">『GANTZ』</a><a href="">『そこのみにて光輝く』</a><a href="">『新宿スワン』</a><a href="">『ピース オブ ケイク』</a>と多数の映画に出演、今年も<a href="">『リップヴァンウィンクルの花嫁』</a><a href="">『64 -ロクヨン-』</a><a href="">『日本で一番悪い奴ら』</a>『怒り』と出演作が目白押しの実力派俳優・綾野さんが務める。そのほか、謎の死を遂げる“白ゆき姫”を演じるのは、「ファースト・クラス」「サイレーン 刑事×彼女×完全悪女」と美しい悪女役に定評がある菜々緒。証言者に『新宿スワン』「学校のカイダン」の金子ノブアキ、赤星の大学時代の仲間であり日の出化粧品社員の里沙子に「お義父さんと呼ばせて」の蓮佛美沙子、美姫の幼馴染に「早子先生、結婚するって本当ですか?」に出演予定の貫地谷しほり、赤星と同じ会社の編集マンに<a href="">『寄生獣』</a><a href="">『映画 みんな!エスパーだよ!』</a>の染谷将太、と実力派俳優たちが集結。芸能人のゴシップや事件・事故のニュースについて多くの情報がネット世界と現実世界に飛び交い、何が「嘘」で何が「真実」なのか煩雑な昨今…そんないまのネット社会の闇とリアルを描き出したゴシップ・エンタテインメント作をぜひチェックしてみて。『白ゆき姫殺人事件』は、4月1日(金)21時より「金曜ロードSHOW!」にて地上波初放送。(text:cinemacafe.net)
2016年04月01日映画化もされ、社会ブームと化した「告白」に次ぐ第2作目として発表された湊かなえの同名小説が、主演に本田翼と山本美月を迎え、<a href="">『繕い裁つ人』</a>の三島有紀子監督により映画化される『少女』。このほど、衝撃的な第1弾ポスタービジュアルが解禁となった。本作は、「人が死ぬところを見たことがあるの…」という同級生の言葉に嫉妬を覚えた2人の女子高生が、「私も人が死ぬ瞬間を見たい」という願望を叶えるために危険な一歩を踏み出す夏休みを描く長編ミステリー。原作は、2009年の発行以降、累計発行部数100万部を突破した湊さんの同名小説。「人が死ぬ“瞬間”を見たい」という願望にとらわれた2人の女子高校生を描いた衝撃の問題作で、物語を担う2人の少女には、映画<a href="">『アオハライド』</a>やドラマ「恋仲」など話題作に続々出演する本田さんと、主演映画<a href="">『貞子vs伽椰子』</a>やドラマ「臨床犯罪学者 火村英生の推理」ほか多方面での活躍が目覚ましい山本さんという旬な女優の豪華共演が実現。監督を務めるのは、大泉洋×染谷将太共演のモントリオール映画祭特別招待作品<a href="">『ぶどうのなみだ』</a>や中谷美紀主演作『繕い裁つ人』など、女性の心の機微を描くことに高い評価を得ている三島監督。本作ではリリカルな女子高生を描くことに挑戦し、“湊かなえワールド”のダークな世界観を見事に映像化させた。このたび解禁されたポスタービジュアルは、制服に身を包んだ本田さんと山本さんが、まるで“花葬”されたかのように一面に敷き詰められた白い花の中に横たわっているもの。ある種、“死”を連想させるようなシチュエーションでありながら、2人の真っ直ぐな眼差しがインパクト大。また、「見たい。人が死ぬとこ。」というダークで衝撃的なコピーが中央に据えられた印象的なデザインに仕上がっている。若さゆえ奇妙な方向にベクトルがむいてしまった湊さん特有の“毒”をキャッチコピーで、“死”や “少女の純真無垢さ”を白い花で表現した本ビジュアルは、美しくも儚く、ピュアながらも、独特の危うさをはらむ本作の世界観そのもの。映画<a href="">『告白』</a><a href="">『白ゆき姫殺人事件』</a>、連続ドラマ「贖罪」「夜行観覧者」「Nのために」と、最旬キャストで大ヒット映像化作品を次々と送り出してきた湊かなえ作品と、本田さん、山本さん、三島監督の化学反応にこれからも注目していて。『少女』は10月8日(土)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2016年03月31日常に時代の先端から挑発を投げかける映画監督・園子温。このほど、構想25年を経てようやく結実したモノクロームのSF作品『ひそひそ星』と、“園子温”という人物の生態に迫るべく376日に渡って彼を追い続けたドキュメンタリー映画『園子温という生きもの』の待望の予告編が、2作同時に解禁となった。映画『ひそひそ星』は、鬼才自ら2013年に設立したシオンプロダクションの第1回制作作品で、『地獄でなぜ悪い』『ラブ&ピース』と同じく、園監督が20代のときに書き留めていたオリジナルの物語を、“いま”を映す映画としてようやく昇華させた。主人公は、アンドロイド・鈴木洋子“マシンナンバー722”(神楽坂恵)。昭和風のレトロな内装の宇宙船に乗り、滅びゆく絶滅種と認定されている人間たちに、大切な思い出の品を届けるために、宇宙を何年も旅をしている。解禁となった予告編で描かれるのは、星から星へと移動する宇宙船の中の、蛇口の水滴やマッチの点火といったさまざまな“音”や、お茶をすすり、丁寧に掃除をし、ぼんやり外を見て過ごす鈴木洋子の宇宙空間での暮らし。彼女が人間たちに届けるのは、1枚の写真やフィルムの切れ端といったささやかなものばかりだ。いくつもの星に降り立っては、かつて人々でにぎわった街や海辺に荷物を届けていく。そして、次の星は、“30デシベル以上の音を立てると人間は死ぬおそれがあります”というナレーションで紹介される“ひそひそ星”だった…。昨年のトロント映画祭で「ミニマリスト・サイファイ(Minimalist Sci-Fi)が現れた」と絶賛された本作は、“ひそひそ”声の静けさの中にどこか終末的な深い哀切を映し出し、独特の詩的表現に満ちた映像となっている。また、映像中に斎藤工、岩井俊二監督らの絶賛コメントも盛り込まれていることにも注目だ。一方、『園子温という生きもの』は、2014年にMBS「情熱大陸」で園監督を追ったドキュメンタリー監督・大島新が、テレビには収まりきらない“規格外”のその人物に魅了され、放送後から1年にわたって撮影を敢行。これまでの園監督の密着ドキュメンタリーとは期間の長さ、濃密さも一線を画すものだ。解禁となった予告編でまず映されるのは、自身のアトリエで自由奔放な絵を手に「人間っていうものは “いい”とか“悪い”じゃないんです」と熱弁をふるう姿。そのほか、目を閉じ考え込む姿、ライブハウスでのパフォーマンス、渋谷駅のハチ公像前で警官に事情聴取される姿など、映画監督にとどまらない園の活動をつぶさにとらえていく。『ひそひそ星』の撮影の舞台裏にも迫り、「いい映画になるかな…」とスタッフに不安げにつぶやく様子も確認できる。また、「若いころの園子温役とか絶対やりたい」と熱く語る『ヒミズ』に主演した染谷将太、「自分のことをよくやったなと思う」と涙ながらに語る『ひそひそ星』の主演女優で妻の神楽坂恵といった貴重な証言も収められている。まさに、描かれるのは普段は見ることのできない、“園子温という生きもの”の記録。さらに、本作のポスタービジュアルも完成し、上方を強くにらみ付ける園監督本人を大きく捉えた、情熱たぎる力強いデザインとなっている。『ひそひそ星』『園子温という生きもの』は5月14日(土)より新宿シネマカリテほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2016年03月25日「V6」の岡田准一をはじめとする『永遠の0』チームが再集結して映画化する『海賊と呼ばれた男』。この度公開日が12月10日(土)に決定すると共に、本作に出演する豪華キャスト陣の劇中ビジュアルが解禁された。1945年、B29の群れが東京上空を覆い尽くし、無数の焼夷弾が落下してくる。迎撃するため燃え盛る東京をバックに離陸していく戦闘機「月光」。しかし燃料不足により機数も少ない上に上昇力も弱い月光は、あえなく迎撃されてしまう。その地獄のような光景を国岡鐡造はただ見つめるしかなかった。玉音放送が響く中、奇跡的に焼け残った国岡商店ビルから聞こえる鐡造の声。「愚痴をやめよ、戦争に負けて全てを失おうとも日本人がいる限りこの国は再び立ち上がる。日本は石油を求め、石油を巡る戦いに敗れた。今後この国が復活するためには石油が必要になる。だからこそ我々が働かなければならない!」。主要燃料が石炭だった時代から、石油の将来性を予感して石油業に邁進してきた鐡造は、戦後、石油の販売ができないときにもラジオ修理などあらゆる業種に仕事を見出して店員たちを鼓舞し、誰にも屈することなく独自の経営哲学とその行動力により、石油販売網を拡大していく――。原作は2013年に第10回本屋大賞を受賞し、現在までに上下巻累計発行部数は370万部を超える大ベストセラーとなった百田尚樹の同名小説。明治・大正・昭和の激動の時代を舞台に、名もなき一青年から身を興し、やがて戦後の日本に大きな勇気と希望を与える大事業を成し遂げていく国岡鐡造の姿を描く、実話を元にした壮大な大河エンターテインメント。映画化にあたり『永遠の0』のチームが再結集した本作。監督には『永遠の0』をはじめ、『ALWAYS 三丁目の夕日』シリーズ、『STAND BY MEドラえもん』などこれまでに多くの感動作を世に生み出してきた稀代の山崎貴。主人公・鐡造役には、第38回日本アカデミー賞にて『永遠の0』で最優秀主演男優賞、『蜩ノ記』で最優秀助演男優賞のW受賞の快挙を成し遂げた岡田さん、そしてこれまでにも山崎監督作品に出演してきた吉岡秀隆、染谷将太、堤真一といった実力派俳優陣に加え、本作で初参加となる綾瀬はるか、鈴木亮平、小林薫など、まさに日本映画界を代表する豪華キャストの競演が実現している。そして今回そんな話題の尽きない本作から到着した豪華キャスト陣の劇中ビジュアルは、若き日より国岡商店と鐡造を支え続けた“店員”役で東雲忠司役の吉岡さん、長谷部喜雄役の染谷さん、柏井耕一役の野間口徹、武知甲太郎役の鈴木さん、藤本壮平役のピエール瀧、甲賀治作役の小林さん、生涯鐡造を想い続けながらも離ればなれになった妻・ユキ役の綾瀬さん、命懸けでイランへの舵を取る日承丸の船長・盛田辰郎役の堤さんといった8名が、明治・大正・昭和の激動の時代をそれぞれ個性的な衣裳で表現しているビジュアルとなっている。『海賊と呼ばれた男』は12月10日(土)より全国にて公開。(cinemacafe.net)
2016年03月13日俳優の本木雅弘(50)が4日、東京・品川のグランドプリンスホテル新高輪にて行われた第39回日本アカデミー賞の授賞式に出席し、『日本のいちばん長い日』で最優秀助演男優賞を受賞した。自身の名前が読み上げられると、本木は驚きながら登壇し、「原田(眞人)監督からオファーをいただいて、そのささやかな入り口からこんなありがたいことが起こるとは撮影中は想像もしていませんでした」と感情をあらわにした。『天空の蜂』でも優秀助演男優賞を受賞している本木は、「両作品とも、自分としては"もがきあがいた"役作りでした」と打ち明けながら、「ちょっと詰めが甘かったかなと正直心配している部分はありましたが、なんとかやり切ることができました」と報告。『日本のいちばん長い日』では昭和天皇を演じた。「つい力んでお芝居をしてしまうタイプですが、50代を迎えまして、何となく良い意味で物事の捉え方が肩の力が抜けていきそうな気配がしています」と役者としての充実ぶりをうかがわせた本木。「これからの新たな出会いを、うまく時代の風をつかみながら楽しんでお芝居がしていけたらと思います」と力強く意気込みの言葉で締めていた。最優秀助演男優賞は、優秀助演男優賞の5人(『母と暮せば』の浅野忠信、『百円の恋』の新井浩文、『映画 ビリギャル』の伊藤淳史、『バクマン。』の染谷将太、『天空の蜂』『日本のいちばん長い日』の本木雅弘)の中から選ばれた。
2016年03月05日「DEATH NOTE」を手がけた原作・大場つぐみ&漫画・小畑健の最強コンビが放つ大ヒット漫画を実写化した世界史上初“青春マンガ活劇”『バクマン。』。本作のBlu-ray&DVDが4月20日(水)よりリリースされるのに先駆け、豪華版に収録される映像特典から、佐藤健の涙、そして役者たちの絆を中心に映画の舞台裏を捉えたメイキングシーンの一部が公開された。原作は、優れた作画能力を持つサイコーこと真城最高と、巧みな物語を書くシュージンこと高木秋人の高校生漫画家コンビが、日本一の発行部数を誇る「週刊少年ジャンプ」誌上で、個性あふれるライバルとしのぎを削る青春ストーリーが人気を博し、累計発行部数は1,500万部を超えた同名漫画。佐藤健、神木隆之介という実力派若手俳優を迎え実写化された本作は、第39回日本アカデミー賞にて優秀賞6部門受賞、そして話題賞(作品部門)を受賞するなど、再び大きな注目を集めている。今回、本作のBlu-ray&DVD豪華版に収録されているオリジナルメイキング“友情”から、佐藤さん演じる最高が体調も万全ではない中、執筆作業に没頭するシーンや、最高と神木さん演じる秋人を助けるため、仲間であり、ライバルでもある漫画家たちが集まって来るというシーンのメイキング映像が公開。最高と秋人が最もライバル視する天才漫画家と言われる、染谷将太演じる新妻エイジも現れ、彼の一言(一筆)が最高を駆り立てる、というクライマックスシーンも映し出され、現場の雰囲気が伝わる映像となっている。また、冒頭には最高が涙をこぼすシーン本編カットも。実はこの涙は、台本には書かれていない、佐藤さんのアドリブだったことが明かされている。佐藤さんは役作りのため、睡眠時間を削っていたそうで、最高と同じように限界まで疲弊している様子に、彼の役者魂が感じられる。オリジナルメイキング“友情”と“努力”のナレーションを務めるのは劇中で平丸一也を演じた新井浩文。大根仁監督からの指名で抜擢された新井さんは「滑舌が良くないとひしひしと感じた。うちはナレーターじゃないから」と謙遜したコメントを寄せつつも、収録はNGも少なくスムーズに行われたそう。最後に、「映画は映画館で見て欲しいという気持ちもあるけれど、Blu-ray、DVDでも見てもらえたら、さらに嬉しい」と話した。そのほか豪華版には、映像特典として大容量のメイキング映像や、小畑先生による描きおろしの劇中マンガ「この世は金と知恵」「CROW」や、「KIYOSHI 騎士」「ラッコ11号」「味覚人少女美味」全5作の第1話も読めるブックレットが付録。劇中に登場する“バックマンステッカー”も封入される。『バクマン。』Blu-ray&DVDは、4月20日(水)よりリリース。(text:cinemacafe.net)■関連作品:バクマン。 2015年10月3日より全国東宝系にて公開(C) 2015映画「バクマン。」製作委員会
2016年03月04日5月1日(日)に宮城・仙台RensaでARABAKI ROCK FEST.16の後夜祭イベント「荒吐宵祭16 ?GOLDENSUNDAY」の開催が決定した。【チケット情報はこちら】同イベントには初恋の嵐、カフカ鼾(ジム・オルーク、石橋英子、山本達久)、渡邊琢磨Piano Quintet With Special Guest 五木田智央(渡邊琢磨、梶谷裕子、須原杏、徳澤青弦、千葉広樹)、内橋和久の4組が出演。また、昨年のARABAKI ROCK FESに“渡邊琢磨 Piano Quintet × 牧野貴 with 染谷将太”で出演した俳優の染谷将太が監督を務めた短編映画が2本上映される。チケットの一般発売に先駆けてオフィシャルHP先行を実施中。なお、オフシャルHP先行のみ、通常価格4,000円のところ、ARABAKI ROCK FEST.16も参加する方限定で、リストバンドの提示で特別価格の2000円で割引販売。受付は3月9日(水)午後11時59分まで。■荒吐宵祭 16 -GOLDEN SUNDAY日時:5月1日(日)開場/開演13:00会場:仙台Rensa(宮城県)出演:初恋の嵐/カフカ鼾(ジム・オルーク、石橋英子、山本達久) / 渡邊琢磨Piano Quintet With Special Guest 五木田智央(渡邊琢磨、梶谷裕子、須原杏、徳澤青弦、千葉広樹) / 内橋和久 /and more・・・【短編2作品上映】染谷将太監督料金:全自由4,000円※1ドリンク別500円当日【オフィシャルHP先行特別価格】2,000円※1ドリンク別500円当日
2016年03月04日5月1日(日)に宮城・仙台RensaでARABAKI ROCK FEST.16の後夜祭イベント「荒吐宵祭16 ?GOLDENSUNDAY」の開催が決定した。【チケット情報はこちら】同イベントには初恋の嵐、カフカ鼾(ジム・オルーク、石橋英子、山本達久)、渡邊琢磨Piano Quintet With Special Guest 五木田智央(渡邊琢磨、梶谷裕子、須原杏、徳澤青弦、千葉広樹)、内橋和久の4組が出演。また、昨年のARABAKI ROCK FESに“渡邊琢磨 Piano Quintet × 牧野貴 with 染谷将太”で出演した俳優の染谷将太が監督を務めた短編映画が2本上映される。チケットの一般発売に先駆けてオフィシャルHP先行を実施中。なお、オフシャルHP先行のみ、通常価格4,000円のところ、ARABAKI ROCK FEST.16も参加する方限定で、リストバンドの提示で特別価格の2000円で割引販売。受付は3月9日(水)午後11時59分まで。■荒吐宵祭 16 -GOLDEN SUNDAY日時:5月1日(日)開場/開演13:00会場:仙台Rensa(宮城県)出演:初恋の嵐/カフカ鼾(ジム・オルーク、石橋英子、山本達久) / 渡邊琢磨Piano Quintet With Special Guest 五木田智央(渡邊琢磨、梶谷裕子、須原杏、徳澤青弦、千葉広樹) / 内橋和久 /and more・・・【短編2作品上映】染谷将太監督料金:全自由4,000円※1ドリンク別500円当日【オフィシャルHP先行特別価格】2,000円※1ドリンク別500円当日
2016年03月04日2014年12月に放送開始して以来、好評を得ている志村けんのコント番組「となりのシムラ」。先日出演が発表された中村蒼に続き、吉田羊、染谷将太ら豪華俳優陣も出演することが明らかになった。本番組は、「志村けんが、ちょっとずれた普通の人を演じる」というNHK発の擬似ドキュメントコメディ。どこにでもいそうな“普通”のおじさんを人間国宝と称される志村さんが演じ、ちょっとした日常の勘違いを描くといったもの。いまそこにある日常の空間を“笑い”に変えたドキュメントドラマのようなコント番組。今回の出演には、先日発表された中村さんに続き、『脳内ポイズンベリー』『HERO』「コウノドリ」や初主演映画となる『嫌な女』の公開も控え、いま人気絶頂の吉田さん、ドラマや映画のみならず、舞台や声優、ナレーションなど様々な分野で幅広く活躍する貫地谷しほり、webドラマ「火花」の放送を控える染谷さん、「わたしを離さないで」に出演中の麻生祐未、海外作品にも出演し多くの賞を受賞している菊地凛子、そのほか木南晴夏、高橋一生、野間口徹、やべきょうすけなどが出演する。前回第3弾は山本美月、笛木優子、井川遥など女性陣が活躍し、大いに盛り上がりを見せていた本番組。そして今回の第4弾は、コント「盗まれる」で吉田さんが出演し、志村さんと上司部下の役で繰り広げ、また「初めての乾杯」では染谷さんが登場し、志村さんと親子役として居酒屋で酒を飲み交わすコントに挑戦。そして中村さんが登場する「家出」では、貫地谷さん、麻生さんも登場し、貫地谷さんが娘、中村さんがその彼氏役として家族の大騒動を描く。どのコントも視聴者が共感できる「あるあるネタ」を基本に綴った大人コメディとなっているのだが、実力派俳優陣と笑いの頂点志村さんが共演することでどんな化学変化が起こるのか。今回も笑いの止まらないコントになりそう。「となりのシムラ」第4弾は、3月26日(土)22時~NHKにて放送。(cinemacafe.net)
2016年03月01日『愛のむきだし』『冷たい熱帯魚』などカルト的人気を誇る作品から、震災の影響を色濃く映した『ヒミズ』や『希望の国』、綾野剛主演の『新宿スワン』や長谷川博己×麻生久美子の『ラブ&ピース』など最近のヒット作まで、常に時代を挑発し、凝り固まった常識に疑問符を投げかけてきた映画監督・園子温。このほど、構想25年を経て結実したモノクロームSF作品となる最新作『ひそひそ星』と同じくして、園監督自身にスポットを当てたドキュメンタリー映画『園子温という生きもの』が5月14日(土)より公開されることが決まった。本作は、2014年にMBS「情熱大陸映画監督・園子温」を手掛けたドキュメンタリー監督・大島新が、“地上波では園子温の面白さは伝えきれない”と映画化を決断したもの。現在54歳の園子温は、50歳近くまで食うや食わず、ニッチなカルト監督だったが、『冷たい熱帯魚』(’11)、『ヒミズ』(’12)から『新宿スワン』(’15)までのわずか5年の間に大きく変容。ヒットを飛ばし、国際映画祭での賞取りの常連になり、女優の神楽坂恵と結婚し、そしてある日、敢然とメディアにも登場するようになった。テレビにも出演し、小説を書き、絵を描き、バンド活動もする。そんな園監督の姿を捉えながら、染谷将太、二階堂ふみ、田野邉尚人(別冊「映画秘宝」編集長)、安岡卓治(映画プロデューサー)、エリイ(Chim↑Pom)、さらに『ひそひそ星』で主演を務める妻の神楽坂さんといったゆかりの人物による証言も交えて、“生きもの”園子温に迫っていく本作。彼が作る映画だけでなく、彼自身の“いま”をとらえたドキュメンタリーが劇場に登場する。<監督大島新コメント>私は2014年1月から5か月間、園子温の活動を取材し、6月にMBS「情熱大陸」で放送した。番組は園の映画への熱い思いや「俺の映画」を作っているという自負、そしていたずらっ子のような素顔を映し出し、視聴者や関係者から大きな反響を呼んだ。私としても内容的に満足のいくものだったが、テレビ番組という枠組み、正味24分という尺の中では、園という人物を充分に描き切れなかったという思いも残った。そもそも「地上波でのテレビ放送は一度もない」という園映画。人間としての園も、映画同様、テレビサイズには収まりきらない魅力(と、ハチャメチャさ)に溢れていた。いま、世界基準の日本人映画監督とは誰なのか。残念ながら、かつての黒澤明、小津安二郎、今村昌平、大島渚といった作家たちと同じような存在感で語られる日本人監督はいなくなってしまった。いや、ひとりいるではないか!国内よりも海外での注目度が高い超個性派カルト監督。毀誉褒貶も多く、時にボロクソに言われることも彼にとっては褒め言葉だ。そう遠くない未来に、世界基準となる可能性を秘めた園子温。このドキュメンタリーは、稀有な才能を秘めた珍奇な生きものの記録である。『園子温という生きもの』は5月14日(土)より新宿シネマカリテにて園子温監督作品『ひそひそ星』と同時公開。(text:cinemacafe.net)
2016年02月16日『冷たい熱帯魚』(11年)、『自殺サークル』(01年)などで知られる映画監督・園子温氏にスポットライトを当てるドキュメンタリー映画『園子温という生きもの』が、5月14日に公開されることが15日、明らかになった。構想25年を経て結実したというモノクロームSFである最新作『ひそひそ星』の公開を本作と同日の5月14日に控える園子温監督。本作は、世間の"常識たるもの"に疑問を投げかけてきた園監督その人を捉える。メガホンを取るのは、2014年にMBS系で放送された『情熱大陸映画監督・園子温』を手掛けた大島新監督。地上波では園子温の面白さは伝えきれないと、映画化を決意したという。ニッチなカルト監督と見られていた園監督の生活は、50歳近くまで食うや食わずの状態だったが、『冷たい熱帯魚』、『ヒミズ』(12年)から『新宿スワン』(15年)までの5年間で大きく変容。国際映画祭での賞取りの常連にもなり、結婚も果たし、突然、メディアへの露出、小説の執筆、絵画、バンド活動をも始めるようになった。そんな生きざまを捉えながら、妻の神楽坂恵をはじめ、染谷将太、二階堂ふみ、田野邉尚人(映画誌『別冊 映画秘宝』編集長)、安岡卓治(映画プロデューサー)、エリイ(Chim↑Pom)など縁の深い人物らの証言も交えて、"生きもの"としての園監督を映し出す。大島監督は、2014年で園に迫った『情熱大陸』を「番組は園の映画への熱い思いや『俺の映画』を作っているという自負、そしていたずらっ子のような素顔を映し出し、視聴者や関係者から大きな反響を呼んだ。私としても内容的に満足のいくものだった」と回顧。しかし、同時に「テレビ番組という枠組み、正味24分という尺の中では、園という人物を充分に描き切れなかった」という思いもあったと打ち明ける。続けて、「そもそも『地上波でのテレビ放送は一度もない』」と園監督作品を振り返り、「人間としての園も、映画同様、テレビサイズには収まりきらない魅力(と、ハチャメチャさ)にあふれていた」と深い感慨を口にする。さらに、「いま、世界基準の日本人映画監督とは誰なのか」と疑問を提起しつつ「残念ながら、かつての黒澤明、小津安二郎、今村昌平、大島渚といった作家たちと同じような存在感で語られる日本人監督はいなくなってしまった」とさえ断言。その上で、「いや、ひとりいるではないか! 国内よりも海外での注目度が高い超個性派カルト監督」「毀誉褒貶(きよほうへん)も多く、時にボロクソに言われることも彼にとっては褒め言葉」「そう遠くない未来に、世界基準となる可能性」と矢継ぎ早に語りながら、園監督を形容する。その上で、本作を「稀有な才能を秘めた珍奇な生きものの記録である」と表現している。(C)2016「園子温という生きもの」製作委員会
2016年02月16日“日本警察史上最大の不祥事”と呼ばれる「稲葉事件」をモチーフに、主演の綾野剛が日本一ワルな警察官を演じる映画『日本で一番悪い奴ら』。本作に、染谷将太主演『ソレダケ/that’s it』で綾野さんと共演を果たし、映画・ドラマ・舞台・TVCMと幅広い活躍をみせる新星女優・瀧内公美が出演することが決定。コメントが届いた。大学時代に馴らした柔道。その腕っ節の強さを買われ、北海道警・刑事となった諸星要一。強い正義感を持ちながらも、うだつの上がらない日々を過ごしていた。ある日、署内随一の敏腕刑事・村井から刑事の“イロハ”を叩き込まれる。それは「刑事は点数。点数稼ぐには裏社会に飛び込み、S(スパイ)をつくれ。」というのであった。言われるがままに“S”を率い、「正義の味方、悪を絶つ」の信念の元、規格外のヤバすぎる捜査をまっとうしていく諸星だが――。原作は稲葉圭昭の「恥さらし 北海道警 悪徳刑事の告白」。2002年7月、北海道警察の生活安全特別捜査隊班長・稲葉圭昭警部が、覚せい剤取締法違反容疑と銃砲刀剣類所持等取締法違反容疑で逮捕、有罪判決を受けた「稲葉事件」を題材に、その事件の中で“黒い警部”と異名を残す実在の男をモデルにした北海道警察の警部が、逮捕されるまでの壮絶な26年間を描く。メガホンを取るのはメジャーデビュー作となる山田孝之主演の『凶悪』が、国内の各映画賞を総ナメにした最注目監督、白石和彌。いま日本で一番忙しいといわれる綾野さんと初タッグを組み、中村獅童、ピエール瀧ら個性派俳優も揃えて、衝撃作を誕生させた。実力派&個性派俳優の出演が明らかになる中、今回、初主演作『グレイトフルデッド』が2014年ゆうばり国際映画祭「特別招待枠作品」に選出されるなど、ネクストブレイクが期待される新星・瀧内さんの出演が決定。NHKドラマ10「美女と男子」などTVドラマ出演をはじめ、舞台、TVCMなどマルチな活躍を見せる彼女だが、本作の出演が決まったときには「最初にお話を頂いた時に白石和彌監督の『日本で一番悪い奴ら』って、『凶悪』よりもっと悪い奴なのか?どんな人物たちなのだろうと監督・タイトルを見ただけでワクワクしました。そして台本を読ませて頂き、想像以上にその世界にのめり込んでいる自分がいました」と、出演を喜んだことを明かした。北海道で実際に起こった“日本警察史上、最大の不祥事”をモチーフにした本作に出演するにあたり、「個性豊かな人物たちが国を守りながらも日本一の悪に染まっていく姿が描かれており、その中で、私は悪なのか、何なのか、自分の居場所はどこなのか、迷いながらもその瞬間を表現していきました」と、役作りの苦労についても触れた。また、撮影をふり返り「撮影現場は、ジェットコースターに乗っているかのようなスピード感と自由に表現出来る中に存在する波に乗っていかなければ取り残されてしまうような感覚でした」と話し、新星女優としてこれからの成長を期待させるコメントを寄せた。『日本で一番悪い奴ら』は6月25日(土)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2016年01月29日安田顕主演の映画『俳優 亀岡拓次』が明日から公開になる。本作は、小さな脇役ばかり演じている37歳の俳優が主人公の作品だが、三田佳子や山崎努、宇野祥平、新井浩文、染谷将太、浅香航大、杉田かおるら豪華なキャストが出演している。その他の画像主人公の亀岡は“最強の脇役”として撮影現場を渡り歩き、夜はひとりで酒を飲む地味な生活をおくっている俳優だ。しかし、彼が現場で出会う人々を演じている俳優は、“主演クラス”のキャストが揃った。山崎努、新井浩文、染谷将太は亀岡が渡り歩く撮影現場を仕切る“監督”役で登場し、また三田佳子は大女優の松村夏子を、宇野祥平は亀岡の仲間の俳優を演じる。また、浅香航大は亀岡が出演した映画の主演を務めるイケメン俳優を、杉田は亀岡の行きつけのスナックのママに扮している。豪華キャストに囲まれて、脇役俳優の役で“主演”を務めた安田顕は「三田さんは、カット割りや“こうなるだろうな”という予想を覆す方でした。その場にいる誰しもに“三田さんを撮ろう”と思わせる力があるんです。至近距離でお芝居をしたときは、文字通り目に吸い込まれそうな感覚に陥りました。あと、山崎努さんが橋の上からずぶ濡れの僕に“ご苦労さん”と言ってくれたときは、逆光で後光が差している山崎さんがあまりにもかっこよくてグッときました」と撮影を振り返っている。『俳優 亀岡拓次』1月30日(土) テアトル新宿ほか全国ロードショー
2016年01月29日『俳優 亀岡拓次』公開を前に、横浜聡子監督の作品を上映する“横浜ナイト”が1月28日(木)に開催。横浜監督、監督と同郷出身で同い年であり同作にも出演している新井浩文が上映前にトークを繰り広げた。この日は、横浜監督の自主製作映画『ジャーマン+雨』と松山ケンイチ主演で『俳優 亀岡拓次』でもヒロインを演じている麻生久美子も出演している商業映画デビュー作『ウルトラミラクルラブストーリー』が上映された。2人は共に津軽弁を“ネイティブ”として操る青森県出身で同い年。映画プロデューサーの紹介で、原宿で酒を飲んだのが出会いだったそうで、その時、監督は新井さんに『ジャーマン+雨』のDVDを手渡したという。新井さんは「それを見て『なんだこれ!すごい』と思った」とのことで、ひと目でその才能に衝撃を受け、一緒に仕事をしたいと感じたそう。改めて、横浜監督について「いま、映画業界での評判ピカイチです!みんな『出たい』と言う。すごい人です」と絶賛しつつ「山下敦弘監督っていますよね?彼も業界での評価はピカイチなんですけど、お客さんが入らない…(苦笑)。そのニオイがプンプンするから『亀岡拓次』はなんとか当たってほしい!」と切実に訴えた。横浜監督は新井さんのことは初期の『GO』のころから見ていたそうで「弘前出身ですごい人が出てきた」と感じていたと明かす。その後、紆余曲折があって、新井さん主演で進めていた企画が実現しなかったこともあり、『亀岡拓次』でようやくコラボレーションが実現した。新井さんは、『亀岡拓次』の中で、Vシネの監督を演じており、劇中、他にも染谷将太、山崎努らが映画監督を演じているが、横浜監督によると「染谷くんはコメディ系、山崎さんは大物の風格がある監督、唯一、新井さんが演じた山之上さんは。亀岡のことが大好きでそれをつたえる役」と説明。実際、付き合いは長いが、演出するのは初めてで、監督なりに不安もあったよう。「俳優さんのタイプで、自分の気持ちが乗らないと動けない人がいるけど、新井さんは見事に、理由を聞かずに動いてくれる俳優さんでした」と振り返る。新井さんは「俳優あるあるですが(笑)、いるんですよ。監督が言っても『その気持ちじゃ動けない』とかいう人。動けよ!監督が言ってるんだから!」と語り、会場は笑いに包まれる。徐々に、新井さんのトークは熱を帯びていき、『ウルトラミラクルラブストーリー』の話題では劇中の津軽弁について「みんな上手いんですけど…生きてるときは言えなかったけど、(故・原田)芳雄さんが一番ヘタ(笑)。言えなかったけどね」と、その存在感を絶賛しつつも、津軽弁に関してはネイティブとしてきっちりダメ出し。リクエストに応じて、横浜監督とその場でリアル津軽弁でのトークを展開し、会場は笑いに包まれた。また最後に『亀岡拓次』の見どころについて尋ねられると、安田顕演じる亀岡の俳優仲間を演じている宇野祥平について言及し「ハゲ散らかし過ぎ!おれと1コしか違わないのに、ヒドいでしょ」と最後までアクセルを緩めることなく、会場をわかせていた。『俳優 亀岡拓次』は1月30日(土)より公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:俳優 亀岡拓次 2016年1月30日よりテアトル新宿ほか全国にて公開(C) 2016『俳優 亀岡拓次』製作委員会
2016年01月28日若きオスカー女優であり、名実ともにハリウッドのトップ女優となったジェニファー・ローレンス。このほど、先日の第88回アカデミー賞ノミネーションで、最新作『JOY』(2016年公開)の演技により実に3度目の「主演女優賞」ノミネートを果たした彼女から、喜びと感謝のコメントが到着した。本作は、『世界にひとつのプレイブック』『アメリカン・ハッスル』のデヴィット・O・ラッセル監督のもと、ジェニファー主演、共演にブラッドリー・クーパーとロバート・デ・ニーロというトリオがそろった最新作。ジェニファーは、ある画期的な商品をきっかけに一大ファミリービジネスを築いたシングルマザーを演じている。ジェニファーといえば、シャーリーズ・セロンの幼少期を演じた『あの日、欲望の大地で』(’08)で、二階堂ふみや染谷将太も受賞したヴェネツィア国際映画祭の「マルチェロ・マストロヤンニ賞(新人俳優賞)」を受賞。2013年には、23歳という若さにして『世界にひとつのプレイブック』でアカデミー賞「主演女優賞」を受賞、2011年には『ウィンターズ・ボーン』(主演女優賞)、2014年『アメリカン・ハッスル』(助演女優賞)にもノミネートされており、いまや映画賞レースを賑わす常連ともなっている。最新作『JOY』では、ゴールデン・グローブ賞「主演女優賞」(コメディ/ミュージカル部門)受賞に続き、第88回アカデミー賞でも「主演女優賞」にノミネートされたジェニファーは、「『JOY』は、驚異的なことを手がけるごく普通の女性を描いた感動を呼ぶストーリーです。私にとっては、デヴィッド・O・ラッセルと一緒に仕事をすることはまさに驚異的で、このノミネーションを監督とそれに最高の共演者たちとシェアしたいと思います」とコメント。さらに、「本作に出演できたことをこれ以上ないほど誇りに思い、また、プロデューサーとフォックスの揺るぎない支援に感謝しています」と監督や共演者、スタッフへの感謝を懐述。続けて「ノミネートションを受けて、感謝と恐縮の念にかられています。この部門にノミネートされた、ほかの素晴らしい女性たちの中で私が認められたことをとても光栄に感じています」と、その喜びを明かした。米経済誌「Forbes」が発表した2015年度「最も稼いだ女優」でNo.1に輝き、俳優の男女ギャラ格差についても一石を投じた、文字どおりハリウッドを牽引する存在のジェニファー。2016年も、本作はもちろん、シリーズ“出演最終作”となった『X-MEN:アポカリプス』の公開にも注目が集まっている。『JOY』は2016年、全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2016年01月18日ニンテンドー3DS用ハンティングアクションゲーム『モンスターハンタークロス』の公式イベント「モンスターハンターフェスタ’16」が10日、千葉県・幕張メッセで開催された。今回は東京大会のメインステージで行われた3つの「スペシャルステージ」イベントの模様をお伝えする。「モンハンフェスタ’16」東京大会では、『モンスターハンタークロス』の地区大会(狩王決定戦/女子ハンター日本一決定戦/親子ハンター日本一決定戦)の開催はもちろん、新情報やゲストが登場する「ステージイベント」、イラスト展示、ゲーム試遊コーナーなど盛りだくさんの内容で、来場したハンターたちを楽しませた。また、会場には巨大な4大メインモンスターの頭部や、ライゼクスオブジェ、メインモンスターたちのトリックビジョン、モンハンにちなんだアトラクションも設置され、どれもファンたちが長蛇の列を作っていた。最初のスペシャルステージは、シリーズプロデューサー・辻本良三氏のインターネットラジオ「モンハンラジオ 良三の部屋」の公開収録。今回は『モンハンクロス』プロデューサーであり、辻本氏と異なるモンハンラジオ「モンハン クロスステーション」を担当する小嶋慎太郎氏がタッグを組んだ。スペシャルゲストとして、ステージにはお笑い芸人・井上聡(次長課長)、タレントの椿姫彩菜、占いタレントのゲッターズ飯田がステージに登場した。トークはまず『モンハンクロス』のプレイ状況の話題に。飯田は「ハンターランクの開放前ですが、『モンハン2ndG』からずっと使っている狩猟笛でエリアルスタイルがメインです」、一方の椿姫は「今回はスロースタートだが、ハンターランクは50前後。上位モンスターや2つ名モンスターを討伐できる装備をそろえ、太刀のストライカースタイルでプレイしています」とそれぞれコメント。そして、井上は「1カ月ぐらいソロプレイのクエストをすべてこなし、ようやくマルチプレイをはじめました。現在のハンターランクは200です」と『モンハン』フリークぶりを発揮し、来場者のド肝を抜いた。飯田の占いコーナーでは、井上と椿姫に自身の2つ名を考えてもらい、その2つ名を占うことに。「カプコンさんには以前から『モンスターの手相を占ってくれ』などの無茶ブリな注文がある」と飯田は冗談交じりに話しつつも、シッカリとした占いを披露。椿姫はリオレイアの2つ名である紫毒姫から「死遊姫」とつけると、飯田は「目的を決めたら突き進む勤勉で職人に多い画数。37歳の時にスゴいモテ期がくる」と鑑定。一方、井上の考えた2つ名「自然と健康を科学するイノウエ!!」は、「行動して成功を掴む、頼もしいリーダーになる画数。『モンハン』シリーズではランス・太刀・大剣などのリーチが長い武器が向いている」とアドバイスした。また、辻本氏とゲストとの『モンハンクロス』のマルチプレイでは、ジャスト回避や狩技など魅せるプレイを連発。ナルガクルガを14分で撃破した。その後行われたスペシャルステージでは、『モンハンクロス』とのコラボ情報を発表。『ロックマン クラシックス コレクション』の発売日(2月25日)に合わせたイベントクエスト「ロックマン・黄色い悪魔」(オトモアイルーが「ロックマン」の姿になるオトモ武器&防具を入手可能)をはじめ、スクウェア・エニックスとコラボしたクエスト「幻譚~怨鋼の尖兵」(『FF』の「ウォーリア オブ ライト」風オトモ武器&防具を入手可能)を1月15日より配信することが明らかに。このスクエニとのコラボクエストは第2弾も予定されているという。また、『モンハンクロス』のCMに出演する著名人が考えたオトモアイルーの配信も決定。第1弾としてDAIGO考案の「うぃっしゅ」が1月11日より配信される。第2弾となる井上聡、武井壮、松岡茉優、染谷将太考案のオトモアイルーは、1月18日より期間限定配信される。さらにアーケードカードゲーム『モンスターハンタースピリッツ』とのコラボクエストや、ユニバーサルスタジオ・ジャパンの「モンスターハンター・ザ・リアル」でのコラボDLC配信なども発表。そのほかのコラボ企画では、「パセラ」での「MHX リアル集会所」が1月8日~2月7日まで、カラオケ「コート・ダジュール」での「ハンター応援キャンペーン」が1月12日~2月29日まで実施される。「モンハンフェスタ’16」東京大会(1月10日)のあとにも、大阪大会(1月31日)、福岡大会(2月7日)、名古屋大会(2月11日)、仙台大会(2月21日)の地区大会が控えている。地区大会は入場無料で、都内で開催される決勝大会のみ完全招待制となる。(C)CAPCOM CO., LTD. 2016 ALL RIGHTS RESERVED.
2016年01月11日「芥川賞」を受賞し大ヒットとなった又吉直樹の「火花」(文藝春秋刊)。林遣都、波岡一喜、門脇麦らを迎えNetflixにて映像化することで話題となっている本作だが、この度、新たなキャストに、小林薫、染谷将太、田口トモロヲ、山本彩などが出演することが決定した。売れない芸人の徳永は、熱海の花火大会で、先輩芸人である神谷と電撃的に出会い強く惹かれ、「弟子にして下さい」と申し出た。神谷は天才肌であり、また人間味に富んだ人物。「いいよ」という答えの条件は「俺の伝記を書く」こと。神谷も徳永に心を開き、二人は頻繁に会って、神谷は徳永に笑いの哲学を伝授しようとする。吉祥寺の街を歩きまわりさまざまな人間と触れ合うのだったが、やがて二人の歩む道は決定的に異なっていく。徳永は少しずつ売れていき、その一方で、神谷は少しずつ損なわれていくのだった。そしてある日、神谷は徳永をはじめ関わるすべての人々の前から借金を抱えたまま姿を消してしまう。神谷のいない日々を淡々と過ごす徳永。そして一年後、二人は再会するのだったが――。原作は、処女作にして「第153回芥川賞」を受賞、累計245万部発行という異例の大ヒットとなった「ピース」又吉さんの同名著書。初の映像化となる本作は、いままでの“ドラマ”という概念に縛られることなく、1本の作品として約450分の壮大な物語として制作に及んでいる。これまでメインキャストとして、主人公の若手芸人・徳永役に林さん、その先輩芸人・神谷役に波岡さん、同棲相手・真樹役を門脇さんが決定しているが、今回新たなキャストに、珈琲店の主人役に小林さん、日向企画の社長役に田口さん、日向企画のお笑い担当社員・緒方役に染谷さん、緒方の部下・西田役に菜葉菜など実力派俳優の出演が追加決定。染谷さんは「とても素敵な監督陣と共演者陣と、とても素敵な空気の現場に参加させていただいています。この全10話から何が滲み出てくるのか、楽しみで仕方ありません。そして、楽しみにしてもらえるような作品になるよう、自分ができることをぶつけさせていただいています」と喜びを語っている。さらに、徳永と神谷が初めて出会う熱海で訪れた居酒屋の店員役に「AKB48」と「NMB48」を兼任する山本さんが好演。小説の入口となる“あのシーン”へ出演する山本さんは、「上京してきて、夢や野望をもって立ち向かっていく人の熱いメッセージみたいなものが込められているかなとも思います。私も自分に重ねて、がんばろうという気持ちにもなったので、是非みなさんにも見て頂いて、自分の目指すものへ取り組んでもらえたらなと思います」とコメントを寄せた。そして、徳永の相方・山下役に「井下好井」の好井まさお、神谷の相方・大林役に「とろサーモン」の村田秀亮が抜擢。漫才師が演じる“漫才師役”という役柄に対し、クランクイン初日全然緊張していないと言っていた好井さんは「僕はオーディションを受けていなくて、オーディションの練習役だったんです。そんな素の状態で受かったのなら素のままでいこう、と。いまはそう腹をくくっているので、すべて楽しいです」とコメント。また以前より波岡さんとは知り合いだったということで「本当にやりやすい」とお墨付きをもらった村田さんは「僕に関しては奇跡ですよね。東京に出てきてからくすぶっていたので、是が非でもいい結果を残したいと思います」とそれぞれ語るなど、不安以上に期待の方か大きい様子。原作も未だ人気を博している中、今回の追加キャスト決定にさらなる期待が膨らむ。「火花」は2016年春、Netflixにて全話(全10話)一斉配信予定。(cinemacafe.net)
2015年12月22日『永遠の0』のチームが再結集した映画『海賊とよばれた男』の製作報告会見が11月28日に撮影中のスタジオで開催され、主演の岡田准一をはじめ、吉岡秀隆、染谷将太、綾瀬はるか、小林薫、鈴木亮平、野間口徹、ピエール瀧、メガホンを握る山崎貴監督が顔を揃えた。『海賊とよばれた男』製作報告会見その他の写真『永遠の0』の百田尚樹の本屋大賞受賞の同名小説を映画化。名もなき青年から石油事業を興し、戦後の日本経済の発展を支える大事業へと成長させていく国岡鐵造の姿を描き出す。岡田をはじめ、キャスト陣は役衣装で登場。メガネを掛け“國岡商店”と書かれた半纏姿の岡田は日本アカデミー賞で最優秀作品賞を獲得し、自身にも最優秀主演男優賞をもたらした『永遠の0』超えへの意気込みを問われ「(『永遠の0』を)超える感動を届けられるのではないかと頑張っている最中です」と力強く語った。鐵造を支える店員として、山崎監督の『ALWAYS 三丁目の夕日』シリーズ、『寄生獣』に主演した吉岡、染谷も参加しており、山崎監督は「山崎組『アベンジャーズ』みたいになってます(笑)。心強い味方を得ました」とうなずく。吉岡は「『永遠の0』がライバルと聞いて三丁目から駆け付けました」と語り、染谷は「よく『死んだ目をしている』と言われますが、今回は生き生きとした目ではつらつとやってます!」と楽しそうに語った。綾瀬は、鐵造の最初の妻を演じるが、男性ばかりの現場とあって山崎監督は「綾瀬さんが来た時のみんなのハシャぎっぷりがすごかったです」と明かすが、綾瀬はそんな現場の雰囲気に「男気あふれる熱い作品になると確信しました」と手応えを口にした。会見後には、撮影が行われている“国岡商店”の前で写真撮影が行われたが、この店の前の道路を走る路面電車がCGで加えられる予定になっているなど、山崎組の特徴であるCG映像の精度の高さも大きな注目を集めそう。キャスト陣からも「完成した映像を見るとビックリする」(岡田)という期待の声が相次いだ。『海賊とよばれた男』2016年冬 全国東宝系トードショー
2015年11月28日岡田准一主演で『永遠の0』チームが再結集した映画『海賊とよばれた男』の製作発表会見が11月28日(土)、撮影中の東宝スタジオで開催され、岡田さんをはじめ、吉岡秀隆、染谷将太、綾瀬はるか、小林薫、鈴木亮平、野間口徹、ピエール瀧に山崎貴監督が出席した。『永遠の0』の原作者でもある百田尚樹が2012年に上梓し2013年の本屋大賞に輝いた360万部超のベストセラーを映画化。実話を元に、戦前から戦後にかけて、れから石油の時代が来ることを見越して事業を興し、国内の反発、既得権益を持った海外メジャーと戦っていく男の一大叙事詩を綴る。キャスト陣は役柄の衣裳で登場し、主人公・国岡鐵造が創業した国岡商店のセットも公開された。現在は鐵造の若き日のシーンの撮影が行われており、岡田さんは「國岡商店」「石油販賣」と書かれた半纏にメガネ着用で現れ「この豪華なキャスト陣と一緒にこの作品に取り組めることが嬉しいです」と笑顔を見せた。岡田さんにとっては、日本アカデミー賞最優秀賞(作品賞、監督賞、主演男優賞ほか)を獲得した『永遠の0』がライバルにもなるが「(『永遠の0』を)超える感動を届けられるんじゃないかと頑張っている最中です」と力強く語った。メガホンを握る山崎監督は『永遠の0』の岡田さん、『寄生獣』の染谷さん、『ALWAYS 三丁目の夕日』シリーズの吉岡さんと、自身の実写作品の3人の主人公がそろったことに触れ「山崎組アベンジャーズみたいになってる(笑)。心強い味方を得ました」と語る。吉岡さんは「三丁目から駆け付けました!」と語り、染谷さんは「普段、『死んだ目をしている』と言われること多いですが、今回は生き生きとした目でハツラツとやってます」とコメント。山崎組初参加の鈴木さんは「山崎組『アベンジャーズ』に新加入したヒーローのつもりで頑張ります!」と語っていた。鐵造の妻を演じる綾瀬さんは、まさに“紅一点”だが、男性陣の撮影の様子を振り返り「男気あふれる熱い映画になると確信しています」と語った。会見の様子からも和気あいあいとした現場の空気が伝わってきたが、特にキャスト陣の中でイジられていたのが野間口さん。小林さんから「気配を消したら日本一と言われている野間口くんが、喫煙所や裏で存在感を発揮している(笑)」と評したが、野間口さんは自身の存在感のなさについて「みなさんの資料にもしかしたら『山崎組初参加』と書いてあるかもしれませんが、『ALWAYS』にも出てます。吉岡さんも監督も覚えてなかったんですが…」と苦笑交じりに暴露し、吉岡さん、山崎監督は「失礼しました…(笑)」と平謝り。ちなみに『ALWAYS』では吉岡さんに呼びかける記者役とのことだが、吉岡さんはそのシーンでの野間口さんについて「(記憶が)全くありません!」と苦笑。この日、ちょうど野間口さんのインタビュー記事がYahoo!のトピックで取り上げられており、ピエールさんからは、それをネタに「35歳までバイトをしてた人(笑)」と呼ばれるなど、会見中、何度も野間口さんが話題に上がり、笑いを誘っていた。10月上旬にクランクアップし、この先も撮影は続くが、岡田さんは「信頼感がある現場になっています。鐵造は店員を愛し、国を愛し、ひとりもクビにすることがなかった男ですが、見ていただくみなさんの信頼を得られるように、作品を撮影しています」と語り、会見は幕を閉じた。『海賊とよばれた男』は2016年冬公開。(text:cinemacafe.net)
2015年11月28日「第2回広島国際映画祭」が11月20日(土)から23日(月・祝)までの4日間、広島県広島市内4会場で開催される。広島国際映画祭 チケット情報若手からベテランまで世界各国から集められた作品を上映する本映画祭。特別招待作品として、カンヌ映画祭で話題となったポルトガルのミゲル・ゴメス監督による新作『アラビアン・ナイト』、フランスの新鋭映画監督ダミアン・マニヴェル監督の『若き詩人』、そして地元・広島出身のPerfumeのドキュメンタリー映画『WE ARE Perfume -WORLD TOUR 3rd DOCUMENT-』の上映も追加決定している。さらに、30代女性の結婚や恋愛模様を描いた濱口竜介監督の『ハッピーアワー』を12月の全国公開に先駆けて上映。ワークショップで選出した一般女性4人を主役に抜擢し、ロカルノ国際映画祭最優秀女優賞を獲得した本作品のジャパンプレミアにも注目が集まる。コンペティション部門では、ロカルノ国際映画祭2014にて映画『若き詩人』で特別大賞を受賞したダミアン・マニヴェルが審査員として参加。出品作には、俳優としても活躍する染谷将太の最新監督作『清澄』も名を連ねる。舞台挨拶やトークショーも充実。ゲストとして『あん』の俳優・永瀬正敏、先述の染谷将太やミゲル・ゴメス監督が登壇予定。前売チケット発売中。■広島国際映画祭11月20日(金)~23日(月・祝) NTTクレドホール(広島県)ほか※11月20日(金)は前夜祭。3日通し券もしくは1日券をお持ちの方は入場無料前売チケット:3日通し券 3000円 / 1日券 1500円
2015年11月17日