世界中から集められた約50種の希少植物を展示する「ウルトラ植物博覧会 西畠清順と愉快な植物たち」が、ポーラ ミュージアム アネックスにて8月16日まで開催中だ。1980年生まれの西畠清順は、幕末より150年以上続く花と植木の卸問屋「花宇」の五代目。これまでに日本全国を始め、世界数十カ国を旅しながら数千種類もの植物を収集してきた。現在、年間200t以上の植物をハンドリングする”プラントハンター”として活躍している。2012年には、植物素材を用いたプロジェクトを展開する”そら植物園”の活動をスタートし、多くの企業や行政機関などと企画したプロジェクトが各地で反響を呼んでいる。会場では、植物の見せる摩訶不思議でドラマチックなビジュアルを堪能することができるのはもちろん、性質や名称、入手経路などにまつわる興味深い謂れも紹介されている。中には、野ねずみすら捕食する巨大食虫植物、「火星人」の和名をもつ多肉植物、タイの王族が手掛ける植物園から拝領した超貴重種、いまだ学名が存在しない本邦初公開の交配種など、気になる一株も数多く展示されており、見て、知って、様々な角度から楽しめる展覧会となっている。また建物1階のウインドウでは、展覧会の世界観とリンクした植物のディスプレイをあわせて楽しむことができる。なお会期中には、西畠自身によるギャラリートークやサイン会なども予定されている。【イベント情報】「ウルトラ植物博覧会 西畠清順と愉快な植物たち」会 場:ポーラ ミュージアム アネックス住 所:東京都中央区銀座1-7-7 ポーラ銀座ビル3階会 期:8月16日まで時 間:11:00~20:00(入場は閉館の30分前まで)休館日:会期中無休入場料:無料
2015年07月12日銀行に行くと、必ず観葉植物が置いてあると思いませんか?しかもよく見れば、背が高いものばかり。邪魔ではないものの、なぜかどの銀行にも同じような観葉植物があるような気がします。無機質な雰囲気を少しでも和らげるためなのでしょうか?それとも、植物の効果で順番を待つ人たちのイライラを減らすため?いいえ、実はもっと大切な役割があるのです。■銀行の植物は全部170cmになっている銀行内で、花屋さんで見かけるような足下サイズの観葉植物はまず見かけないですよね。ここで、銀行で見た観葉植物の高さを具体的に思い出してみてください。だいたい人間の背の高さ、そして私たち女性より少し高い程度だったはずです。実は、銀行の観葉植物はすべて170cmと決まっています。その理由はズバリ、銀行強盗の身長を計測するため。170cmというのは、日本人男性の平均身長です。強盗に入られたときに、顔や体型などは思い出せても、意外に身長についての記憶は曖昧なもの。顔は特徴ですが、高さ(身長)は他との比較なので人によって印象がバラバラなのだそうです。だから、ハッキリ目安になるものとして170cmの観葉植物を置き、ひそかに強盗の身長を計っているのです。コンビニなどの入り口に「160cm」「165cm」など、同様の目的で線が引かれていることがありますが、その銀行版というわけです。■銀行に植物はあるのにトイレがない理由では、銀行にめったにないものはなんでしょう?それはトイレです。普通、人が集まる場所には必ずトイレがありますよね。だからトイレを借りたくて銀行に入ったものの見つからず、ガッカリされた方もいるのではないでしょうか。銀行にトイレがないことにも、ちゃんとした理由があります。観葉植物と同じく、防犯目的なのです。トイレがあると、犯人が人質をとって閉じこもる、中で変装する、お金を持っている人をトイレで襲うなどの可能性があります。銀行はお金のやりとりが多い場所ですが、トイレはどうしても死角になります。だから、あれだけ多くの人が待たされる場所なのに、銀行にトイレはほとんどないのです。存在する店舗もありますが、ごくわずかです。まとめると、銀行には(1)170cmの観葉植物があり、(2)逆にトイレは無い。そのどちらも防犯目的。つまり私たちと、私たちの大事な財産を守るためのことなのです。(文/シール坊)
2015年07月08日パナソニックは5月22日、同社が取り組みを進めているアグリビジネスの現況ならびに、次世代植物工場事業に関する説明会を行った。同社のアグリビジネスは、これまで家電で培ってきたDNAを継承しつつ、より良い暮らしを広げていく取り組みの一環として行われているもので、「アプライアンス」、「エコソリューションズ」、「AVCネットワークス」、「オートモーティブ&インダストリアルシステムズ」といった4つの事業部門を横断して実施されるビジネスとして位置づけられている。実は同社がアグリビジネスに参入したのは1967年(当時は松下電工)と古く、最初の製品は防蛾灯(果樹用)であったという。以降、農業向け機器の販売を中心にこれまでビジネスを行ってきたが、現在の農業を取り巻く社会環境の変化(農業従事者の高齢化とそれにともなう減少、天候不良などによる不作など)への対応を目指し、農業の安定化を図れる植物工場を中心とした次世代農業への取り組みを強化を進めている段階にあるという。パナソニックの植物工場事業の目標は、「農業」をいかに「工業化」していくか、という点にあると、同社AVCネットワークス社アグリ事業推進室の松葉正樹氏は語る。「植物工場としてはパナソニックは最後発組。しかし、従来の植物工場には様々な課題が存在しており、我々は最後発であるがゆえに、それらを解決する様々な術を開発してきた」(同)とする。植物工場の最大の課題となるのが、生産された作物の販売先をいかに確保するか、という点。これについては同社もまだ明確な答えが見つかっていないとするものの、「生産に関する問題についてはほぼ潰した」とする。生産という面で多くの植物工場で問題となっていたのが「実験室と工場では栽培結果が異なる」、「低い棚と高い棚で育成速度が異なる」、「重量歩留りが悪い」といった不均質な栽培環境であり、同社では研究の結果、植物を植えておく棚の最上段と最下段で温度差が平均で4~6℃、最大で10℃の差があることを突き止め、独自の空調装置を開発することで、その差異1.5℃以内に抑えることに成功したほか、蛍光灯や白色LEDではなく、赤色と青色の2色のLEDを使い分けることで、低消費電力化はもとより「味や食感などをコントロールすることを可能とした」としており、植物の生育状況をきっちりと管理できるようになった結果、重量歩留りは95%(80g)を実現したという。「設備メーカーの多くが一日あたりにとれる株数を指数として取り上げているが、実際には採れる作物の重量が重要。ある企業の10000株とパナソニックの3333株が同じ重量というケースもあった」(同)。また、植物工場は農業ではなく工業という考えのもと、30秒で300個の種まきが可能な治具を自社で独自開発したほか、苗を植えかえる仮植機や定植機、栽培プレートの自動投入・取り出し器などもすでに開発し、生産ラインに投入済みとするほか、今後、工場内部の清掃用ロボットも開発していく計画で、さらなる自動化を推し進めていく予定。こういった機械化により、同社が福島県福島市で稼働させている植物工場では、高さ5m×長さ15mの棚が15列で最低生産規模としては日産2000株を実現しつつ、従業員数は自動化しない場合で8名、自動化した場合で6名で済む状況を構築している。ただし、「日本で植物工場ビジネスを行う場合、パートの人たちは優秀なノウハウなどを有している場合、完全な自動化を図るよりも、そうした人たちの力を借りる方が効率的」とのことで、完全自動化は、海外の労働力がバラつきのあるような地域で植物工場ビジネスをやりたい、といったニーズを受けた時に必要とされるものとする。さらに、そうした植物工場ビジネスに興味を示した異業種企業に向けて同社では、工場設備のみならず、栽培ノウハウの提供も行っていくとしている。「マウスでモニタに映し出される情報をクリックするだけで栽培を可能とするソリューション(マウスクリック栽培)をパッケージ化して提供することで、様々な企業に参入を促したい」とするほか、そうしたノウハウが乏しい企業に対して、ネットワークで工場とパナソニックを接続し、栽培に必要なパラメータをパナソニックが監視し、改善相談やフォローなどを行ったり、BtoB向けウェラブルカメラを使って、現場の人に様子を映しだしてもらって、パナソニックのサービスマンが遠隔地からでも様子を確認しつつ、サポートを行うといったサービスも提供していく。「これまで植物工場は、自治体や政府から補助金をもらってビジネスを成り立たせてきた面があるが、パナソニックでは"全国に存在する空き工場や空き倉庫"を活用することで、補助金なしでも黒字化が可能である」とする。「植物工場ビジネスはレタス換算で日産3000株が黒字化のラインと言われてきたが、我々のソリューションを活用すれば2000株で黒字化が可能だと試算している」とのことで、低カリウムレタスのような高機能野菜の栽培であれば、さらに利益化を促進することができるようになる。こうした高機能野菜の実現に向けた栽培レシピも、福島工場にて、同時に60種類の栽培環境を作り出せるインキュベータを開発・導入し、研究を行っており、高付加価値レシピとして、無償で提供する一般的なレシピ(標準レシピ)とは別に有償で提供していく計画とする。すでに福島工場ではグリーンリーフやフリルレタス、ほうれん草といった植物を同県内のレストランに提供しており、今後も販売可能な栽培品目を増やしていく計画。それと同時に販路の開拓も進めていく方針で、「流通業者や食品メーカーなどからの問い合わせもすでにある」とのことで、「パナソニックがやるからには、そうした販路も併せて提供できる形でソリューションの提供を行っていきたい」とした。
2015年05月27日いくつかの植物は猫に対して非常に強い毒性を持っています。猫は肉食動物の食生活に合うように進化したため、肝臓の働きが人間や犬と異なります。そのため植物中の成分が蓄積しやすく中毒に陥りやすいです。猫の肝臓について詳しく知りたい方は、マイナビニュースの記事、「猫がいる家でアロマをたくと命にかかわる!? 獣医師が解説」をご参照ください。猫に悪影響を与える植物は700種類以上あると言われていますが、全てを覚えるのは困難です。今回は特に毒性が強い植物、必ず避けてほしい植物について解説します。○カランコエ属、キョウチクトウ、ジギタリス(キツネノテブクロ)、スズラン、イチイあまり聞きなれない植物ですが、これらの植物には強心剤、つまり心臓に影響を及ぼす成分が含まれています。葉から茎まで全てのパーツに中毒成分が含まれています。不整脈などで突然死する可能性があります。○プラム属プラム属……リンゴ、アンズ、チェリー、モモ、ウメ等プラム属には、植物の種にシアン化物が含まれています。シアン化物は他の動物にも毒性を示しますが猫は特に注意が必要です。もちろん種が腸に詰まり、閉塞を起こすこともあります。またローレルチェリー(laurel cherry)には葉と果実にもシカン化物が少量含まれています。症状としては痒み、不安行動、めまい、酸素不足により危険な状態に落ちることがあります。○ナス科ナス科……イヌホウズキ、チョウセンアサガオ、ニオイバンマツリ等全てのパーツに注意すべきですが、特に未熟な果実に中毒成分が多く含まれます。副交感神経に影響を与え、散瞳(黒目が大きくなる)、嘔吐、ふらつきなどの症状がでます。またニオイバンマツリはナス科に含まれる植物ですが、神経毒性があり、黒目が揺れる(眼振)などの症状を起こし、死に至ることもあります。○キンポウゲ科キンポウゲ科……キンポウゲ、クレマチス、アネモネ等虫に花粉を運んでもらって受粉するため、美しい花が多く、観賞用に栽培されているものも多いです。毒性植物として有名なトリカブトもこの科に含まれます。葉と茎にアルカロイドを多く含み、食べてしまうと嘔吐、血便、腹痛などの症状が現れます。○サトイモ科サトイモ科……スパティフィル、アイビー、フィロデンドロン、ディフェンバキア等全てのパーツに気をつけなくてはいけませんが、特に茎と葉に成分が多く含まれています。シュウ酸エステル結晶が多く含まれ、食べてしまうと口の中を刺激し、口内の痒み、過剰なよだれ、気道閉塞、また痙攣などの神経症状などがでることがあります。○ユリ科ユリ科……ユリ、チューリップ、スズラン等全てのパーツに毒性がありますが、花粉でも吸引してしまうと症状がでることもあり、猫にとってもっとも気をつけなくてはいけない植物の1つです。症状は嘔吐や、元気消失、腎不全などの症状がでます。治療法がなく、一口でも食べてしまうと命に関わることがあります。○トウゴマ全てのパーツに毒性がありますが、特に種に注意しましょう。ひまし油の原料としてしられていますが、鮮やかな赤い実がなるため観賞用としても栽培されています。トウゴマにはリシンという成分が含まれ、消化器症状、心不全、けいれん、腎不全などが起こることがあります。○ソテツ全てのパーツに毒性がありますが、特に種に注意しましょう。サイカシンという成分が含まれており、重度の嘔吐、下痢、運動失調、肝臓壊死などが起こる可能性があります。○イヌサフラン全てのパーツに毒性がありますが、特に花、球茎(茎の根本)、種に注意しましょう。コルヒチンという物質が含まれており、腹部痛、麻痺、痙攣などを起こします。○ツツジ属ツツジ属……シャクナゲ、アザレア、ゲッケイジュ全てのパーツに注意してください。ツツジ属にはグラヤノトキシンという成分が含まれており、嘔吐、不整脈、運動失調、元気消失などを起こします。今回代表的な猫にとっての危険植物をあげましたが、他の植物に関しても猫に毒性を示す可能性があります。また植物の名前は地域によって異なることがあるのでその点も注意が必要です。多くの植物は過剰に摂取すると人間や犬にとっても危険な植物ですが、猫は体重が少なく、植物毒性を受けやすいため、少量でも中毒になりやすいです。そのため観葉植物を選ぶときは猫にとって危険ではないか、確認する習慣をつけましょう。参考文献The Feline Patient 4th Edition Plants Highly toxic to cats.■著者プロフィール山本宗伸獣医師。Syu Syu CAT Clinicで副院長を務め、現在マンハッタン猫専門病院で研修中。2016年春、猫の病院 Tokyo Cat Specialistsを開院予定。猫に関する謎を掘り下げるブログnekopediaも時々更新。
2015年03月31日カゴメは2月17日、「植物性乳酸菌ラブレ」シリーズをリニューアル発売する。対象商品は単品(1本130ml)の「植物性乳酸菌ラブレ プレーン」「植物性乳酸菌ラブレ 超活性ラブレ菌」(各・税別110円前後)、80ml入り3本セットの「植物性乳酸菌ラブレ プレーン」「植物性乳酸菌ラブレ Light」「植物性乳酸菌ラブレ Light 1日分の鉄分」「植物性乳酸菌ラブレ Light コラーゲン」(各・税別180円前後)。同シリーズは、腸での生命力が強い植物性の乳酸菌「ラブレ菌KB290株」がとれる乳酸菌飲料として、2006年より販売されてきた。今回のリニューアルでは、製法を「高密度発酵製法」へと変更。これにより、ラブレ菌の低温や酸に対する耐性が強化され、製造後のラブレ菌数の減少を抑制することが可能となったという。また、賞味期限も従来品の16日(「植物性乳酸菌ラブレ 超活性ラブレ菌」は19日)から29日へと延長となった。さらに、高密度発酵でラブレ菌だけを濃縮することにより、これまで培養後に生じていた雑味を取り除き、クセのないスッキリとした味わいが実現したとのこと。
2015年02月16日毎日パンに塗っているマーガリンなどの植物性の油。植物性だから動物性のバターよりも体によい? そう思ってあえて使用している方もいらっしゃるかもしれませんが、美容や健康への良さというのは、植物性・動物性という枠だけで決めてしまうのは大きな落とし穴。キレイな人は油にこだわっています。■人工でつくった油は、体にとって不自然なものマーガリンやファットスプレッドは、本来は液体である植物油(コーン油や大豆油など)に、水素添加という処理を施すことによって、固体化させた油のこと。その処理によって、分子構造が自然界には稀にしか存在しない「トランス型」に変化します。本来は酸化しやすい植物油が劣化しにくい性質に変わり、保存性がよくなるため、加工品などに使用するにはうってつけ。ただし、不自然な構造をもつ、それらがたくさん含まれた食品を私達が摂ることによっての問題点を知っておかなくてはいけません。不自然なものが体内に入ることによって、消化・分解への負担が大きくなるどころか、悪玉コレステロールを増やし、同時に善玉コレステロールを減らしてしまいます。また、細胞の膜や脳の材料であるはずの脂肪酸がニセモノの油にとってかわってしまうため、心臓病や糖尿病、アレルギー疾患、癌、など様々な病気を引き起こす原因となってしまうことが、数々の研究で明らかになっています。美しさは健康という土台にしか成り立ちません。キレイな人はきちんと油を使い分けているのですよ。■どんなものに含まれているの?前述のような分子構造が変化した人工油をトランス脂肪酸といいます。トランス脂肪酸が含まれている食材は、まずは、マーガリンやファットスプレッド、ショートニングなど、パンに塗ったり、お菓子の材料として使う植物性の固形(または半固形)の油です。バターさえ使っていれば安全だと思っている方もいらっしゃるかもしれませんが、実はほとんどのお菓子などの加工食品の原材料にはこういった人工油が使われているのです。例えば、コンビニやスーパーで買う食パンや菓子パン、コロッケや唐揚げなどの揚げ物、そして気軽に買える、ポテトチップスやクッキーなどのスナック菓子、ファーストフードのフライドポテト、ハンバーガー、ドーナツ、デパ地下のケーキなどにも。外食をすると家では再現できないほどのサクッとした食感の天ぷらや串カツなどがたくさんありますよね。ああいったサクサクした食感を作り出す材料がショートニングなのです。加工品の場合は裏の原材料表記には、「マーガリン」「ショートニング」または「植物油脂」という言葉が見つかることと思います。ただし、レストランなどで食事をした場合は、材料を知ることはなく、知らずにかなりの量を口にしてしまっている人も多いはず。WHO(世界保健機構)では、トランス脂肪酸の摂取目安を1日の全摂取カロリーの1%未満にするよう、勧めていますが、残念ながら1% どころか、百害あって一利なしの体を蝕む油なのです。今やほとんどの先進国では完全に姿を消すか、または厳しい規制のもと、危険性を大きく謳っています。例えば、ドイツやデンマークなどでは、日本製のマーガリンはトランス脂肪酸のかたまりだとして、10年以上も前から発売が禁止になっていますし、アメリカでは2013年の終わりに、食品医薬品局(FDA)がアメリカ全土で、トランス脂肪酸の食品使用を全面的に禁止する方針を発表しています。■私たちの美と健康と、子供たちの未来前述したように、油は細胞をつくり、脳を作ります。美しい肌、正しい神経伝達、そして、当たり前のように機能する健康な体そのものを作る重要な構成材料です。また、女性は自分の体だけではなく、未来の子供たちのことも考える必要があります。母親の摂ったトランス脂肪酸は母乳中に分泌されます。急速に発育している乳児が摂り続けることで、外部からの刺激に弱くなり、アレルギー体質になりやすいとも言われています。ましてや妊娠中の女性が摂ることでの胎児への影響は言うまでもありません。今や摂取をゼロにできないくらいに、様々な食材に使用され続けているトランス脂肪酸。日本の対応の立ち遅れから、この事実を知らない人の方が多いことでしょう。自分を構成するための材料となる、毎日口にする食品について、もっと関心をもつことが今私たちにできることなのかもしれません。
2014年11月28日(画像はプレスリリースより)植物が持つ生命力を研究し生まれたスキンケアブランド植物が持つあふれるほどの生命力の高い効果に着目して作られた、本格的オーガニックスキンケアブランド「オーガニックハブ」から、クリームタイプのメイク落としとオーガニック石鹸が誕生しました。「オーガニックハブ」の商品は、全成分の95%以上がオーガニック認証を受けた原料と、大自然の中で育まれた自生植物原料を中心として作られ、あふれるほどの生命力を肌で感じることのできる商品となっています。美しい肌作りはクレンジングから!潤いを保ちながらメイクをすっきり落とす「クリームクレンジング」は、洗い流し、ふき取り両用タイプで、エイジングケア成分も配合され、乾燥や肌荒れからお肌を守りながら、メイクや汚れを落とします。オーガニック認証成分を配合し、釜焚き製法で丁寧に作られた「エッセンスソープ」は、古い角質や汚れをさっぱりと落とし、しっとり潤って透明感のあるお肌に導きます。「クリームクレンジング」は、内容量150gで1,500円(税抜き)、「エッセンスソープ」は、100gで、1,200円(税抜き)となっています。【参考】・株式会社ドウシシャプレスリリース/PRTIMES
2014年10月11日猫を飼う上で、ぜひ配慮したいのが、猫が安全に生活できる空間を用意することです。近年は庭でガーデニング、室内で植物を育てる方も増えていますが、なんと猫にとって危険な植物は、700種類以上もあることをご存じですか?代表的なものを一覧で紹介します。■アジサイ紫色の花が美しいアジサイですが、そのつぼみが猫にとっては危険です。大量摂取すると、こん睡状態に陥り、死亡してしまうことも。少量であれば嘔吐(おうと)などの症状が出ます。元気がないなど気になる症状があれば、すぐに専門家に相談しましょう。■キキョウキキョウに代表されるキキョウ科の植物には、他にロベリアやセイヨウキョウチクトウなどがあります。キキョウの根、そしてロベリアなどを食べると、嘔吐や下痢、ひどいときには呼吸困難や心臓まひを引き起こします。■ジャガイモ、トマト、ナス一見何の共通点もないようの思える野菜たちですが、これらはすべてナス科の植物です。比較的簡単に育てることが可能なので、自家栽培する方も多いのではないでしょうか。ジャガイモは芽や緑色のイモに毒が含まれています。トマトは葉や茎、熟していない実、ナスは芽や葉が危険です。嘔吐や腹痛などを引き起こします。■アンズ、ウメ、スモモ、モモ、リンゴ庭の見た目を良くしてくれるだけでなく、食べる楽しみもあるこれらの植物は、人間にとっては良いことずくめ。しかし猫にとっては危険です。未成熟の果実や種の中身を食べてしまうと、呼吸困難やけいれんの原因に。遊んでいるうちにかじってしまうケースも多いので、注意が必要です。■チューリップ、ヒヤシンス、タマネギこちらはユリ科に属する植物の仲間です。これらは、庭の畑や猫の活動エリア内のプランターなどに植えられていることも多いものです。皮膚の炎症の他、大量に摂取してしまうと心臓まひを引き起こします。■キンポウゲ、クリスマスローズ、フクジュソウ猫を飼うときには、こちらのキンポウゲ科の植物にも注意しましょう。草のすべての部位に注意が必要ですが、特にクリスマスローズやフクジュソウは、根の毒が強いです。嘔吐や下痢、腹痛、皮膚炎の原因となります。■サツキ、つつじ美しい色彩で、人の目を楽しませてくれるこれらの花は、植栽としても人気が高いです。しかしツツジ科の葉や茎は、猫にとって危険なものです。嘔吐や下痢、しびれの他、視力障害や筋力低下などが起きることも……。中でもサツキの毒性は強く、大量に摂取したときには死亡する危険性があります。見た目が美しい植物は、人間の癒やしとなってくれます。しかし、猫との相性は悪いことも多いと心得ておきましょう。今回紹介したのは、毒性が強く猫の命を脅かすリスクがあるものばかりです。猫との生活を安心して楽しむために、是非意識してみてください。(画像と本文は関係ありません)
2014年10月08日自然の植物を五感で感じて欲しいという思いから生まれたオーガニックコスメブランド『VITAL MATERIAL』が誕生。10月上旬より専門店およびセレクトショップなどで販売する。ビューティー情報満載! ニュース記事一覧肌にのせた瞬間から植物が本来もつ透明感やみずみずしさを感じられるように、また人間の内なる生命力を最大限に高めるために、原料だけでなく製法にもこだわったという。第1弾として、ハンドクリーム、ハンドジェル、ハンドソープ、オードトワレ、リードディフューザーの5アイテム10商品を展開する。植物本来の香りを引き立たせる独自のオリジナルブレンドで調香したハンドクリームや、手になじませるだけで除菌と保湿機能を備えたオーガニック衛生ジェルなど、これからの季節に嬉しいアイテムも。天然素材のドライハーブやドライフルーツを贅沢にボトルの中に閉じ込めたリードディフューザーなど、部屋をスタイリッシュに見せてくれるアイテムはプレゼントにも喜ばれそう。こだわりのオーガニックアイテムで毎日をHAPPYに。【商品詳細】※すべて税抜『ハンドクリーム/ジャスミン、ベルガモット、ダマスクローズ』(50ml)価格:2300円『ハンドジェル レモン』(50ml)価格:1500円『ハンドソープ ベルガモット』(300ml)価格:2500円『オードトワレ/アン、ドゥ』(75ml)価格:7500円『リードディフューザー/ネロリ、ベルガモット、ダマスクローズ』(400ml)価格:7500円
2014年10月05日生来無精者で、テレビ番組を毎週観たりするマメさに欠けるTVオンチの私が、久々にハマったのが「植物男子ベランダー」(BSプレミアム)という番組。いとうせいこうさんの原作「ボタニカル・ライフ 植物生活」は読んでいたし、いとうさんの植物愛にも関心はあったけれど、これをテレビ化するという時点でまずびっくり! ハンパない挑戦だと思いましたね。ベランダーとは、いとうさんがガーデナーに対抗して作った造語。この番組は、田口トモロヲさん演じる、都会の片隅でひっそりと暮らす中年のバツイチ男、自称「ベランダー」が、自分勝手なやり方でベランダで植物を育てることを無上の喜びとしながらも、世話に翻弄されたりする、こっけいな姿を描くドラマなのです。田口トモロヲさんと松尾スズキさんにハートをワシづかみフリーライターであるらしい彼は、都心のなかなかお洒落なマンションに住み、リビングルームはベランダに面していて日当たり良し。そこで、ビール片手に植物を愛で、ああでもない、こうでもない、と独自の思い込みと偏愛で世話に没頭。基本的には、ベランダと馴染みの花屋ぐらいしかシーンが展開しないのですが、それで、ここまでハラハラドキドキさせられるとは! 恐るべしトモロヲさんの悲哀感あふれる魅力に開眼。ちなみに、隣人の植物学者、田中役の古舘寛治さんも落語でいうフラがある人という言葉がぴったりで、持って生まれたようなおかしみや愛嬌があって大好物です。音楽がまた的を射て感動的で、さあ、始動という時はドアーズの「ハロー、アイ・ラブ・ユー」、花屋で片思いの店員さんに会うシーンではシューベルトの「野ばら」と、出囃子的なBGMも秀逸。ワスレナグサにまつわるエピソードの回で、エンディングに大橋トリオ featuring 矢野顕子の「窓」が流れた時は、思わず不覚にも落涙しちゃいました。第2話で、もといた会社の先輩だという盆栽好きの茂木梅吉を演じる松尾スズキさんが登場した時、完全にヤラレタ! と思いましたね。突然、訪ねてきて盆栽について薀蓄を垂れたり叱ったりするのですが、ハマリ役というか、もはや演技に見えない!スタッフブログでも「圧倒的怪演で視聴者を慄然とさせた…」とありましたけれど、実にその通り。トモロヲさんと松尾さんにハートをワシづかみされ、耳元には、松尾さんの「盆栽、いいよ~、盆栽…」とつぶやくリフレインがいつまでも消えませんでしたよ。6月25日、いとうせいこうさんの出演は見逃せない! それで、番組のHPやブログをたまにチェックするようになったんですが、何と6月25日、原作者のいとうせいこうさんがカメオ出演するというではありませんか! 浅草の植木市で盆栽を売る店主の役だとか。スタッフブログ(バックナンバー4/25)で見た写真では、文士風の粋な着流しスタイル。そこに、我らがトモロヲさんと松尾さんが絡むという…。日本のサブカル界を、いや、もはや日本のカルチャー界の王道を牽引する3巨匠(個人的には“愛すべき中年御三家”と呼ばせていただいております)が、一堂に会するとは!これはぜひともお知らせしたくなりました。この日は空けてあります(笑)。ドラマ以外にも、「多肉 愛の劇場」という多肉植物が擬人化されて昼メロ風に演じる愛憎劇(?)、草冠が付く漢字を松尾さんがアダルトな雰囲気で朗読する「愛しの草冠」、植物が登場する歌が流れる「植物SONGS」など、ミニコーナーも非常に充実。スタッフさんたちが仕事を超えて入れ込んでる感があり、毎回、ただならぬ熱気が伝わってくるのが楽しいです。この番組のポスターを見たら、いやがおうにもそれを実感できるはず。007ばりに、いえ、トモロヲさんがお好きなブロンソンばりに、嗚呼、銃でなく水やりのホースを銃撃ポーズで構えるハードボイルドなトモロヲさんが! 6月25日、OA予定の「初夏のパノラマ」の巻、今から首を長~くして楽しみに待ってます。・ 「植物男子 ベランダー」
2014年06月11日小平市の一角にある「東京都薬用植物園」。入場無料の開かれた植物園らしく、エントランスから透明感のある温室まで見渡せる。緑に囲まれたのどかな光景は、世界中の薬用植物を観賞できるこの植物園の一面にすぎない。ここは植物のもつ癒やしや美しさと同時に、その危険性も十分に学べる施設なのだ。○研究機関として脱法ハーブの分析もというのもこの「東京都薬用植物園」、実は東京都直轄の研究機関。法律によって禁止された植物を栽培研究するミッションを持っているのだ。日本ではあへん法等によって規制されている一部のケシを、都内で唯一栽培していることに加えて、園内にある試験室ではケシ、大麻、脱法ハーブの試験検査業務まで行っているという。近年、乱用による事件事故をニュース報道でも目にする「脱法ハーブ」の名前は、皆さんも聞いたことがあるだろう。東京都ではこの「脱法ハーブ」を調査しているというのだ。その調査において活躍しているのが、ここ東京都薬用植物園の研究員たち。「都庁の職員が、市場で流通している脱法ハーブを入手し、私たちのところへ持って来ます。私たち研究員は、その製品に危険な成分や違法な成分が含まれていないかをあらゆる技術を用いて分析します」と、答えてくれたのは主任研究員の阿部朋弘さん。その検査数は24年度だけでなんと502件。医薬学の専門家や学生が研修を行うことも多く、5月のケシ開花時期には、1カ月で14校1,071名もの学生に研修を実施したという。ボタンやカモミールといった、親しみのある植物たちのエリアを抜けて東エリアを歩いていくと突然、鉄条網に張り巡らされた不思議な一角に出た。フェンスの上にはセンサーらしき警備システムまで搭載されており、何かが内側にいる気配満点だ! しかし中をのぞくと、白い、ふんわりとしたきれいな花が、ただ風にそよいで揺れているだけ。鉄条網のすぐ近くには「ケシあへん法により栽培には許可が必要」の看板が。なるほど。この美しい花々がケシなのか。違法植物たちはこのフェンスの向こうで育てられているのだ。○きれいなバラにトゲ、かれんなスズランには毒更に少し足をのばすと、足元に咲き乱れるかれんなスズランが目にとまった。その愛らしい姿に「かわいいっ!」思わず触れそうになった筆者だが、横の看板に書かれた文字「有毒植物区」に気づくなり手を引っこめた。ええっ!? スズランって……有毒だったの!?恥ずかしながら、筆者は全く知らなかった。このエリアには、かぶれたりおなかを下すぐらいの軽い症状から、人一人が死んでしまうような重度の中毒症状を誘発する「有毒植物」までが栽培されているという。「私たちの生活圏内に200種類以上もの有毒植物があるんです。スズランもそのひとつ。スズランは清らかな美しい花を咲かせるので女性に人気ですが、実は全草に毒があるんですよ」(阿部さん)。全草に毒!?子供時代、庭先に生えたスズランをうれしそうにつんでいた従姉妹たちを思い出す。彼女たち、たぶん毒があることを知らなかったはずだ。「スズランをコップに生けて、その水を誤って飲んでしまい、中毒になった事例も報告されています。子供やペットが間違って口にしないよう、十分注意してくださいね」と阿部さん。そうか。人が生きていくためには、美しいものや安全なものだけではなく、危険なもの、日常に潜んでいる有害なものについての知識も習得する必要があるのだな。植物のもつ多面性と深さを体感できる施設「東京都薬用植物園」。是非一度訪れてみてほしい。●information東京都薬用植物園東京都小平市中島町21-1
2013年07月30日自然豊かなフィンランドのアーティストたちのステキな庭と、その暮らしを紹介した本『フィンランドのガーデニング』がこのたび、ジュウ・ドゥ・ポゥムより発売された。本書では、さまざまなスタイルの魅力溢れる17のガーデニングが紹介されている。表紙を飾るのは、ヘルシンキの歴史ある住宅地のひとつ、タパニラに暮らすフォトグラファーのクリスタ・ケルタネンさんと娘のアリサちゃん。ガーデニングや手づくりが大好きなご主人のヤンネさんが何でもつくってしまうそうで、この可愛らしい小屋も手づくりだとか!さらに、庭にはブランコやハンモックも。末っ子のアリサちゃんにはお姉ちゃん、お兄ちゃんもいて、家族みんなが楽しそうに庭で過ごす様子は、まるで絵本の世界のようにステキ!ミルク缶や鍋をプランターにリサイクルするアイデアも参考になります。これは、今年ヘルシンキで大々的に行われたデザインのイベント「ワールド・デザイン・キャピタル・ヘルシンキ 2012」(WDC)で、プレス関係の仕事をしているマーリット・キヴィストさんのクンプラ市民農園にある庭。WDCのフラッグと、きれいな水色のコテージが、澄んだ青空にぴったり! 緑豊かなこの場所で、家庭菜園もしているそう。パキラ市民農園に、コテージ付きの庭を持つパーッカネン・ファミリー。写真にうつっている、娘のヒルラちゃんとヘルッタちゃんの学校が休みになる夏に、家族でここにやってきて暮らすそう。2人がのぼっているのは樹齢60年になる、りんごの木! 生い茂る木々の中にある、ゼラニウムやポピー、ルピナスといった色とりどりのお花もアクセントに。イラストレーター兼グラフィックデザイナーのテレサ・ムーアハウスさんは「マリメッコ」の人気テキスタイル・デザイナーのひとり。家族4人で広々とした中庭のあるアパルトマンに暮らしている。子どもたちとのびのび遊んだり、近所の人たちとピクニックしたり、庭が交流の場にもなっているとか。本書では、さまざまなガーデニングのほかに、オーガニックやローカルな食品にこだわった食材屋さんのガイドも紹介。また、ヘルシンキ、ポルヴォー、スオメンリンナで、緑に親しむことができるお散歩コースや公園のガイドも。フィンランドに旅行に行く際の参考にもぜひ!ページをめくるたび、美しい木々のグリーンに癒され、おしゃれでアイデア満載の庭にときめく。ガーデニング好きの友人やママ友へのプレゼントにもおすすめの一冊です!『フィンランドのガーデニング』 編著:ジュウ・ドゥ・ポゥム判型:A5・本文128ページ・オールカラー定価:1890円発行:ジュウ・ドゥ・ポゥム発売:主婦の友社ジュウ・ドゥ・ポゥムHP 取材/田辺香
2012年10月08日