同棲を始めるときに気になるのが生活費。自分と相手の収入が違えば、生活レベルも変わってくるもの。そこで今回は、20代の同棲カップル3組に「リアルな生活費事情」を聞いてみました。■28歳♂、26歳♀の場合・職業彼氏:IT系会社員、彼女:フリーライター・収入(2人分)約50万円・家賃12万円(目黒区在住)・生活費内訳食費3万円/光熱費3万円/雑費1万円・生活費の分担家賃は彼の口座から引き落とし。彼女が3ヶ月に1回ペースで、彼に半分を渡すそうです。光熱費は彼負担。食費と生活費は彼女が買い物。週末など一緒に出かけたときはまとめ買いして、彼が支払うようにしているとのこと。家賃や光熱費など固定費の割合は決めていて、食費や雑費など月によって変動のある出費は、特にどちらが支払うか決めていないそうです。家計簿をつけて1円単位で折半にするより、ざっくりとした枠組みで割合を決めた方がシンプルでわかりやすいですね。■28歳♂、24歳♀の場合・職業彼氏:会社役員彼女:大学院生・収入(2人分)約50万円・家賃16万円(新宿区在住)・生活費の内訳食費5万円/光熱費3万円/雑費1万円・生活費の分担社会人と学生のカップル。家賃、光熱費、食費など、すべての生活費を彼氏が負担。その分、彼女は料理や掃除など家事全般を担当。イマドキの若いカップルといえば、デート代も割り勘にするほど、倹約家の男性が多いと言われていますが、こちらのカップルは収入の開きが大きい分、男性が100パーセント負担しているそうです。ちなみにこの春から彼女が就職をするため、生活費の割合も見直す予定。■27歳♂、24歳♀の場合・職業 彼氏:銀行員彼女:事務・収入(2人分)約50万円・家賃10万円(杉並区在住)・生活費の内訳食費3万円/光熱費2万円/雑費1万円・生活費の分担生活費は基本的にすべて折半。デートや外食などの出費も共通のお財布を作り、そこから支払うようにしているそうです。あらかじめデート費として予算を決めておくことで、いくら使ったかもわかりやすいので、無駄遣い防止にもなるとのこと。これは同棲をしていないカップルでも参考にしたいポイントかも。■生活費でケンカ別れしないためにきちんとお金のことを話し合わずになんとなく同棲を始めてしまうと、あとでケンカの原因になりやすいもの。円満な同棲生活を続けるためにも、生活費の割合はあらかじめ決めておいた方がよさそうですね。
2015年03月11日米Appleは現地9日、医療・健康分野の研究用に設計されたオープンソースソフトウェアフレームワーク「ResearchKit」を発表し、医療分野へ進出することを表明した。同フレームワークの活用により、医師や科学者はiPhoneアプリを活用して、様々な疾患のデータを患者から正確に収集し、研究に役立てることができる。ResearchKitでは、ユーザーが許可すれば、サードパーティのデバイスやアプリで測定された体重、血圧、血糖値、ぜんそく用吸入愚の使用といったデータをヘルスケアアプリから収集することが可能になる。また、データ収集という側面にとどまらず、様々な人口構成の患者にアクセスでき、大規模な研究への参加者も募りやすくなること、さらに研究のフローも変えるメリットがあるとしている。研究参加者はアプリからタスクの実行や調査結果の提出ができ、研究者は従来の書類の作業にかける時間を削減し、データの分析に集中できるようになる。同社によると、すでに複数の研究機関でResearchKitを使用したぜんそく、乳がん、心臓血管疾患、糖尿病、パーキンソン病の研究用アプリが開発されているという。具体例として、Appleはいくつかのアプリを挙げている。Mount SinaiのIcahn School of MedicineとLifeMap Solutionsが共同開発した「Asthma Health」アプリは、ぜんそく患者向けの教育と自身のモニタリングを促進する。研究を進めることで、症状悪化につながる潜在的な要因を個別に特定して症状パターンを追跡し、研究者が新しい方法で一人ひとりに合ったぜんそく治療法を発見することを目指す。Sage BionetworksとUniversity of Rochesterが共同開発した「Parkinson mPower」アプリでは、パーキンソン病患者がiPhoneの内蔵センサーを使用して活動を記録することで、症状を記録する。記憶ゲーム、フィンガータッピング、発声、歩行などが記録され、iPhoneで収集した活動の内容や調査のデータを他の患者から収集したデータと組み合わせ、パーキンソン病研究に役立てる。ResearchKitは、4月にリリース予定。ResearchKitアプリは米国で提供され、今後他の国でも利用可能になる予定。ResearchKitアプリはiPhone 5/5s/6/6 Plusと最新のiPod touchが対応する。
2015年03月10日確定申告の季節である。確定申告というのは簡単に言うと、一向に芽がでない作家が「今年もダメだった」ということを再確認するためにする行為だ 。○苦渋の「白色申告」現在私は、確定申告を税理士などに依頼せず自分で行い、区分は「白色申告」である。もう少し厳密に言うとすれば、青色申告が全く理解できなかったための白色申告だ。白色申告と青色申告の違いは何かと言うと、とりあえず青色申告の方が難しいが税的に優遇されると思ってくれればいい。(ここでちゃんと説明できるなら青色申告をやっている)一昨年「やよいの青色申告」というソフトを購入し、数十万の控除を手に入れた気分であったが、全くもって「ダイエット商品を買っただけで痩せたつもりになっているデブ」と同じであり、全く使いこなすことができなかった。こんなよくわかっていない状態で無理やり青色申告をしても、法を犯す恐れがある。ならば税理士に依頼すればいいのだが、今度は税理士に頼むほどの収入でもないという事実がつきまとい、幾重にもつらい苦渋の白色申告である。漫画家の確定申告と言っても他の事業と変わらず、売り上げから経費を差し引いた物を申告し、税の還付を受けたり、さらに払ったりする。漫画家にとっての売り上げとは、原稿料、単行本の印税のことであり、ここ数年では電子書籍の売り上げの一部ももらえるようになった。(非常に限られているため)売り上げについてはそんなに迷うことはない。では経費はどうだろうか。漫画家の経費と言えば、ペン、インク、スクリーントーンなどを想像されるかもしれないが、私は前回のコラムで書いた通り、すべての作業を「ComicStudioEX 4.0」という漫画製作ソフトで行っている。それと、私ほどの大作家になると、カラーページがもらえるのは1年に1度あるかないかであるが、いつ依頼が来ても良いように、カラー対応の「CLIP STUDIO PAINT EX」というソフトも導入している。これらのソフトは両方とも月額500円。つまり、固定費としてかかる作画経費は年間1万2,000円ということになる。いくら安い漫画しか描いていないとはいえ安すぎる。節税どころの話ではない。なので作画経費のほかにも経費を計上していく。まず、私は自宅を仕事場にしているため、水道光熱費の一部を経費とする、また電話代、ネットのプロバイダー料金なども編集者とのやりとりに必要なので一部計上する。と言っても実は電話で話すことはまれであり、電話がかかってくるのは「連載打ち切り」等の言いにくい話の時のみ、という現状なのだが、そこまではお上も責めないであろう。また地方在住なため、打ち合わせ等で上京する際の飛行機代なども経費である。不景気だからか昔からそうなのかは知らないが、交通費を出してくれる出版社は実は少ない。しかし出版社側も「打ち合わせのために4、5万自腹で払って来てくれ」とは言いづらいのだろう、どの出版社も気を使って「交通費が出る出版社との打ち合わせのついでにうちとも打ち合わせしてくれ」と言ってくれるのである。結果、1泊2日の日程で、3社も4社も打ち合わせをすることになり、羽田空港のスタバで飛行機が飛ぶまでの1時間だけ、という、ラブホで会ってことが済んだら即帰るカップルのようなただれた関係になっていくのだ。他細かい経費はあるが、主な物としては以上である。今の漫画家はあまり経費がかからないのだな、と思ったかもしれないが、それは私が必要以上にシンプルな作風の作家だからである。○カレー沢薫、アシスタント募集を検討?漫画家の最大の経費と言えばアシスタント代などの人件費であろう。いくら作画ソフトのおかげで作画時間が短縮されたとは言え、週刊雑誌でストーリー漫画を一人で連載するのはほぼ無理であり、多くの作家がアシスタントを雇っている。昔は原稿料がアシスタント代で消え、単行本が売れなければ餓死とさえ言われていた。自分などは人件費がないので原稿料がマイナスになることはないが、売れずに終わって、次の仕事がなければ緩やかに餓死である。餓死しかねえのかよ、と思われたかもしれないが、漫画家に限らずどの職業も失敗すれば同じことなので、漫画家を志す皆様は臆せず挑んでほしい。ちなみに私は今までアシスタントを雇ったことがない、むしろあると言ったらふざけるなと殴られるレベルの絵であるため、今後しばらく雇う予定はない。しかしこの季節、経費の少なさに頭を抱えるのも事実なので、人件費計上のためアシスタントを雇ってみようかと思うことはある。何も作画の手伝いだけがアシストではない。メンタルが弱い作家にペンを握らせるために、至近距離で24時間作家をほめたたえ続ける仕事、というのも立派なアシスタントである。ただ非常にハードな仕事のため、日給10万ぐらいでないと、なり手がいない気がするので、結局得にはならないだろう。またそれを人件費と認めるかどうかは、お上の判断である。カレー沢薫漫画家・コラムニスト。1982年生まれ。会社員として働きながら二足のわらじで執筆活動を行う。デビュー作「クレムリン」(2009年)以降、「国家の猫ムラヤマ」、「バイトのコーメイくん」、「アンモラル・カスタマイズZ」(いずれも2012年)、「ニコニコはんしょくアクマ」(2013年)、「負ける技術」(2014年)など切れ味鋭い作品を次々と生み出す。2015年2月下旬に最新作「やわらかい。課長起田総司」単行本第1巻が発売され、全国の書店およびWebストアにて展開されている。
2015年03月10日インターナショナルSOSはこのほど、世界の医療リスクの把握が可能な「ヘルスリスクマップ2015年度版」を発行した。同社は世界最大手の医療とトラベルセキュリティーアシスタンスを提供する企業。ヘルスリスクマップの作成は今年で6年目を迎え、これまでに多国籍企業、政府、NGO、教育機関をはじめとする会員企業の事業展開拠点での医療リスク把握に役立てられてきた。今回は、医療リスクを「低度」「中程度」「高度」「極高度」と、新カテゴリー「国土が広く経済発展の目覚しい開発途上国」の5つに分けて表示した。新カテゴリーの国は、主要都市とその他の地域において医療水準の差が大きい中国、ブラジル、インドなどが該当する。同社の医療情報分析部門ディレクターであるダグ・クァリー医師によると、同社が担当した医療案件の40%以上は、「高度」あるいは「極高度」にあたる国々で発生しているという。2010年時にはこのカテゴリーにあたる国々での発生率は25%未満であったため、大幅な増加と言える。同医師は「渡航リスクの査定、知識と情報の収集、健康診断を含めた渡航前の準備が、渡航先での医療や健康上のトラブル防止に結びつきます。医療リスクが『高度』もしくは『極高度』の国へ渡航する場合には、特に準備が重要です。ヘルスリスクマップ2015を、海外への事業展開計画や渡航準備に役立ててほしい」とコメントした。また、同社では2014年度版からの大きな変更点として、アフリカの一部地域において、海外投資による医療インフラの改善がみられることを挙げている。そのため、エチオピアやケニア、マラウイ、モンゴル、ナミビア、ナイジェリア、ルワンダ、南アフリカでは医療リスクが改善しているという。
2015年03月04日「 青色申告のメリットって何? 」では、青色申告のメリットを整理した。今回は、そのメリットを受けるために、やらなければいけないことを整理してみよう。引き続き、税理士の益田あゆみ先生にお話を伺った。■青色申告を始める手続き(1)申請書を提出する青色申告を始めたい場合は、開業後2ヵ月以内に「所得税の青色申告承認申請書」を居住地の税務署に提出する必要がある。開業後、白色申告から青色申告に切り替える場合は同申請書を、申告したい年の3月15日までに提出する。つまり、年が明けてしまっていても、今年の確定申告までにはまだ間に合う! 急いで提出しよう。■青色申告を始める手続き(2)記帳をする「青色申告をするためには、1年間(前年の1月1日から12月31日まで)の間に発生した収入や費用を計算し、日々の取引を記録する必要があります。これを記帳といいます」。「記帳をする」と聞くと、いきなりハードルが高くなったように感じる人もいるだろう。「でも、控除額10万円の場合であれば、簡易な方法による記帳でもよいことになっています」そんな、簡易な記帳の方法を教えてもらった。「取引の発生順に以下の項目を記載します。これらを書きとめるのは『書類である必要がある』ので、会計ソフトなどに打ち込んだ時は、必ず印刷しておきましょう。控除額10万円の場合であれば、ノートや家計簿帳への記帳でも大丈夫です」<記帳項目(例)>・取引の年月日 ・取引の相手方名 ・事由 ・金額 ・勘定科目控除額65万円の場合は、確定申告書に複式簿記をもとに計算した「青色申告決算書」の損益計算書に加え、貸借対照表への記入添付をしなければならない。「複式簿記をエクセルですると、ある程度の簿記の知識が必要。なので、作成につまずく場合が多いようです。ですから控除額65万円の方を希望するのであれば、会計ソフトを利用すると便利です」会計ソフトには、定型仕仕訳などのサポートもある上、入力したものを決算書として印刷することもできる。これを確定申告書に添付することで65万円の控除が受けられる。記帳の例は国税庁のホームページでも紹介されているので、参考にしよう。 帳簿記帳のしかた ―事業所得者用―(PDF) ■初めての青色申告、迷った場合の相談場所は? 書類作成の途中で迷ってしまったり、わからなくなってしまったりして、その場で作業がストップ!なんてこともあり得るかもしれない。そんな場合は、どうしたらいいのだろう?「迷った場合は、確定申告をする税務署に相談することも可能です。1月~3月は混んでいるかもしれませんが、税務署の方は親切に教えてくれますよ」。■青色申告は期限内の申告が必須! 個人の確定申告は、毎年2月16日から3月15日までに行う。とりわけ65万円の控除を受けたい場合は、期限内の申告が必要条件となっているので、申告期限(3月15日)までには必ず提出しなければならない。「申告書は受付期間中、何度でも提出できるので、送れないように早めに提出するようにしましょう」。税務署は郵便でも受け付けてくれるが、普通郵便や宅急便を使うと「税務署に届いた日」で処理するので、期限内に届かない可能性も。そうなると控除が取れなくなってしまうので、時間がなくて郵便で提出する場合は、簡易書留で送るようにしよう。■万一、申告が遅れてしまった場合は? 「追加の税金が発生する場合は急いで提出しましょう。また、無申告のままでは、無申告加算税や延滞税がかかってきます」 とにかく期限内に申告! というのが、青色申告の場合はとりわけ大切なようだ。【連載:青色申告特集】・ 第1回 青色申告のメリットって、何がある?
2015年03月03日昨年、独立や開業をした個人事業主、フリーランスの方は、「これから初めて確定申告をする」という人も多いのでは? ところで確定申告の中でも、さまざまなメリットがある「青色申告」はご存じだろうか。せっかくの制度、内容を把握して、自分に合った利用方法を検討したいもの。お話は、女性起業家のクライアントも多い税理士の益田あゆみ先生に伺った。■事業を開始したら個人事業主やフリーランスになると、払う必要のある所得税額を自分で計算し、税務署に申告しなければならない。まず、下の図を参照して欲しい。事業を開始すると、「本業」か「副業」かの選択がある。本業として事業をする場合は「開業届け」を出す。開業届けを出した日から、事業は開業するので税金の申告をせねばならず、その際の申告の方法として「青色申告」と「白色申告」の2種類がある。■青色申告って何? 白色申告との違いは? 「青色申告とは、簡単に言えば『私は帳簿つけをします』という申請書なんです。つまり『私は帳簿つけします』と税務署に申告することで、いくつかのメリットを受けることができる仕組みが、青色申告という制度です」青色申告をするためには、あらかじめ税務署に「所得税の青色申告承認申請書」を提出する必要がある。この申請書を提出していない人は、自動的に白色申告の扱いとなる。それでは、青色申告にはどんなメリットがあるのか、順に見ていこう。■青色申告のメリット(1)特別控除が受けられる 再度、上記の図を見て欲しい。青色申告をすると、特別控除が受けられる。この特別控除は、帳簿つけを複式簿記でしていれば65万円、簡易簿記(※損益計算書に記帳する項目だけを記帳する方式)をしていれば10万円を課税所得から差し引くことができる。「前者は65万円、後者は10万円、領収書を必要としないわけです。つまり、出金を控えられますよね? 平成26年1月からは、すべての白色申告者に対しても記帳義務と記録保存義務が適用されているので、青色申告と白色申告の手間は、かなりボーダレスになっています」■青色申告のメリット(2)赤字の場合、3年間繰り越すことができる青色申告のメリット2つめは、その年の赤字を確定申告で損失申告することによって、向こう3年以内に出る所得と差し引くことができることだ。具体例を出そう。・2014年分から青色申告を開始・2014年は30万円、2015年は20万円の赤字・2016年は60万円の黒字という場合、赤字を繰り越していないと、2016年の課税対象所得は60万円のままだが、2014年と2015年の赤字を繰り越しておけば、2016年の課税対象所得は、60 -(30+20)=10万円となる。この差は大きい。「損失が出ているということは、資金繰りがつらい時期だと思いますので、青色申告の特典をしっかり使いましょう」このほか、青色申告にすると30万円未満の減価償却資産は一括経費にできたり(白色申告の場合は、10万円未満が一括経費)、一定の届け出のもと、親族に給与が支払えたりするといった特典もある。こういった青色申告のメリットを受けるために、すべきことには何があるだろう? 次回は青色申告を受けるための、具体的方法を指南します!
2015年02月27日この時期になると、個人事業主にとって頭が痛いのが確定申告。もちろん、売上などの金銭の流れも大切だが、確定申告を決定するもう1つの要素、「経費」を入力するのも大変だ。そこで、特に帳簿を付けるのが初めてという人が迷いがちな「経費」についてまとめてみたので、紹介しておこう。○どこまでが「必要経費」なの?経費を簡単に説明すると、「事業で使うお金」ということになる。新聞や雑誌も、事業に必要な情報を入手するためであれば経費として認められるので現金出納帳へ記入できる。この他、自家用車のガソリン代や家賃、水道光熱費、通信費というものでもケースによっては経費とすることができる(後述)。また、ゴルフ代や野球の観戦費用も、得意先からの誘いで断れないようなケースであれば計上することが可能だ。注意しなければならないのは、プライベートで使ったお金や家族のために支払ったお金を経費として計上してしまうこと。後日税務調査があった場合、追求されるだけでなく、ケースによっては「脱税」として扱われることだってある。普段から、財布を2つ用意して、プライベート用、事業用と分けるぐらいの管理が必要になる。経費はどんな用途に使ったのかを考えて計上していくようにするとよい。○食事代は経費になる?事業目的での飲食なら経費になる。ただし、この場合も誰とどんな目的で食事をしたのか、という部分で勘定科目が変わるので注意。例えば、取引先とお酒の入った食事をしたらそれは接待交際費になる。また、一人あたり5,000円以下の食事の場合は会食費など、他の科目でも経費として計上できるという違いがある。ちなみに接待交際費とは一定の制限がある科目で、資本金1億円超の会社の場合は接待交際費の50%しか計上できず、それ以外であっても800万円を超える部分は経費として認められない。個人事業主や小規模法人が800万円を超える接待交際費を使うケースはほとんどないので、事業絡みの飲食であればすべてを接待交際費にしても問題はないが、きちんと区別しておいたほうが整理しやすいはずだ。スーツを買ったけど経費で落とせる?2013年に節税制度ができ、スーツが節税になるという噂が立った。実際にできるかといえば可能だが、会社が仕事で着用することを証明する必要があることや、確定申告をしなければならないこと。そもそも節税に基準額が決められており、年収400万円ならスーツの購入金額が67万円以上超える必要があるなど制約が多い。さらに節税したとしても数千円単位となるケースが多く、実際にこの制度を使う人は少ない。○自家用車を仕事に使いたい新規事業を起ち上げた当初に営業車を購入できる企業は少ない。そうした場合、自分が所有している車を使って事業をこなすということがほとんどだろう。これには「按分」という考え方があり、プライベートと事業の割合に応じて、車両のローン残高、自動車税、ガソリン代などをそれぞれ分けて計上するのが一般的だ。具体的には勘定科目に「車両費」という項目を設けておき、車に関する費用の一切すべてをそこへ計上しておく。すると確定申告の際に分けるのも楽なのでオススメの方法だ。ただし、事業のみに使った駐車料金や高速代といった費用は、あらかじめ旅費交通費に入れておいてもよい。もう一つの方法に会社が車を買い取るというやり方もある。社長の所有車を会社名義にするのだが、その際の買取費用が社長の所得税となるため、返って計算が難しくなることもあるので注意していただきたい。自宅兼事務所はどうするの?経費の考え方を当てはめて、プライベートな空間と事業で使う空間を分けるようにすればよい。例えば、100平方メートルの自宅で40平方メートルの部屋を仕事に使っているのであれば、事業用として自宅40%の割合で家賃や水道光熱費を分担して経費とする。自宅が賃貸であれば家賃も事業用とプライベート用に分けて処理することができる。社長の持ち家の場合は、相応額を割って会社が社長に家賃を支払うことになる。ただし、この場合は家賃は社長の収入になるので、別途個人の確定申告が必要だ。○領収書のもらい方は領収証は経費として処理するための証明書のようなもの。必要事項はしっかりと書いてもらうようにしないと、計上したはよいが認められないこともある。基本的には、宛名、日付、金額、品目、支払い先および認め印があればよい。ちなみにこの要素を満たしていればレシートでも構わない。気を付けたいのは、社名、日付、品目を明確にすること。社名は「上様」ではなく自社名、日付は空欄ではなく発行日、品目はなるべく現実に近いものを、それぞれ書いてもらおう。相手が気を使って、「空欄にしておきますか?」などと聞いてくることもあるが、実態と沿わなくなると、内容を忘れてしまうこともあるので、できるだけ正確に発行してもらうクセをつけておくとよい。また、平成26年4月より、それまで3万円以上の買い物をした場合には収入印紙が必要だったが、今では5万円以上からと収入印紙貼付の上限が上がっている。5万円以上の買い物や飲食などをした場合は印紙と割り印をもらうようにしてほしい。○交通費はどこまで認められる?電車代やバス代などはよく使うのに領収証が出ないケースがある。しかし、これも経費として計上できるので、まめに入力しておきたい項目だ。得に少額負担の場合に忘れがちになる交通費だが、旅費精算書のような書式を用意しておくと安心できる。何の目的で、どこからどこまで行って使った交通機関と料金を書き込むだけのシンプルなもので構わない。この精算書をもとに、旅費交通費として経費にすれば、損のない計算ができる。また、SuicaをはじめとするICカードも事業で使う分には交通費として扱える。厳密にはチャージした金額を会社から借り入れて、事業で使った分だけ経費として計上するのが正式なやり方。面倒な人は、ICカードを使ったら、旅費精算書にそのことも記載するようにしたり、履歴サービスを利用するなど、プライベートと事業をきっちり分けて運用すればオッケーだ。新規事業用に名刺を作ったのだけど名刺も事業用なので経費として落とすことができる。名刺も会社と人を知ってもらうための道具なので、広告宣伝費として計上すればよい。○まめな入力が経費節約の最大のポイントさて、覚えてしまえば簡単だが、知らないと損をするポイントを紹介していったがいかがだろう? 経費の計上はついつい忘れがちになることが多い。手作業で領収証とにらめっこしている方は、特にその傾向が強くなる。一番の方法は会計ソフトを使って、小遣い帳感覚で記憶が新しいウチにどんどん入力しておくこと。直感的に操作できる画面が特長の「ソリマチ 会計王」などは、特に入力項目や科目が分かりやすいのでオススメだ。今回の記事のように、面倒な経費と家事関連費の振り分けは「家事関連費計算表」で家計分の割合か金額を設定することで一括して「経費」と「家事関連費」に振り分けることができる。個人事業者と法人の入力に対応しており、個人事業者が将来法人化する際にも買い換えずに使用することができる。定価4万円(税別)と、割と高価なソフトだが、2万円台で販売している販売店もあり、さらに今なら、1万円のキャッシュバックや無償電話サポート、次期製品無償提供などのキャンペーンを実施しているので、お買い得だ。面倒なことが嫌いな人は、会計ソフトを使って、楽に経費を入力して、確定申告を乗り切ってほしい。
2015年02月26日電通は2月24日、「2014年(平成26年) 日本の広告費」を発表した。これによると、日本の総広告費は前年比102.9%となる6兆1522億円で、3年連続で前年実績を上回る結果となった。○2014年 インターネット広告費 - 初の1兆円超え市場へ調査によると、媒体費と広告制作費を含む「インターネット広告費」は、前年比112.1%の1兆519億円。このうち、媒体費が8245億円(前年比114.5%)で、制作費は2274億円(前年比104.4%)となった。インターネット広告媒体費は、スマートフォン市場の成長や動画広告、新しいテクノロジーを活用した広告配信の浸透が下支えし、前年を上回る伸び率を示したという。市場の内訳をみると、枠売り広告やアフィリエイト広告が堅調に推移したほか、運用型広告が前年比123.9%となる5106億円と大きく伸長した。枠売り広告ポータルサイト中面のターゲティング商品を運用型広告で代替する動きが進んだものの、自社のブランディングを目的とした広告主のニーズに応える大型広告・リッチ広告の活用や、キュレーションメディアなどの新たなメディアの出現もあり、前年を上回った。また、マーケティングニーズの細分化やユーザーの接触メディアの分散化を受け、ジャンルを特化した各種専門サイトの活用が拡大。従来型タイアップにくわえ、ネイティブ広告やコンテンツマーケティング、動画広告の活用など、新しい動きが本格化した。運用型広告検索連動広告では、PC検索の伸びが落ち着きを見せ、スマートフォンやタブレット検索は大きく伸長する中、全体では堅調に成長。大きく伸びた領域としてはDSP(Demand Side Platform)が挙げられる。動画広告広告主によるブランディング目的での活用を中心に拡大した。なお、マスコミ四媒体を含む詳しい調査結果は、電通公式Webサイトにて閲覧可能。電通報では、調査の解説記事や動画なども公開している。
2015年02月24日2月16日、2014年分所得税の確定申告が受付開始されました……といっても、それは実際に税務署まで足を運ぶ場合の話。国税電子申告・納税システム「e-Tax」であれば、1月5日から送信が可能です。というわけで、若干遅れ気味に進行していた「Macで確定申告に挑戦」企画、今回で大団円を迎えます。さて、無事に完了したのでしょうか?○ルート証明書のインストール確定申告の作業を始めるその前に、前回の積み残し案件「ルート証明書のインストール」を片付けねばなりません。国税庁の確定申告特集ページ(リンク)からMac用ルート証明書ディスクイメージをダウンロードし、「KeyImport」としてマウントされたことを確認します。ここにある拡張子「.der」を持つ5つのファイルが、ルート証明書です。次に、アプリケーションの「ユーティリティ」フォルダにある「キーチェーンアクセス」を起動し、左上のキーチェーンで「システム」を選択した状態で、メニューバーから「ファイル」→「読み込む...」を実行します。最初に「APCA2root.der」を読み込み(ルート証明書を信頼するかの質問には「常に信頼」ボタンをクリックします)、続けて他の4件も読み込めば、ルート証明書のインストールは完了です。○こんなところに落とし穴がスマートカードリーダのドライバをインストールしたあと、Safariを開くと「"Safari"がキーチェーン"JPKI-card #2"を使おうとしています」というダイアログが表示されるようになりました。実は、ここで大失敗を……公的個人認証(電子証明書)がロックされてしまったのです。このダイアログは、カードリーダを接続した状態でSafariを起動すると現れます。通常、キーチェーンへのアクセスを認める場合は、(Macの)管理者のパスワードを入力しますが、ここで入力するパスワードは電子証明書のものです。管理者権限を求めているのだろう、と普段の感覚で管理者のパスワードを入力し、あれ? また表示されるなあと何度か繰り返したところ、5回連続でパスワードを誤入力するとロック、という規定に引っかかってしまったわけです。ロック解除の手続きは、役所で行わねばなりません。この時期、住基カードを扱う窓口はそれなりに混雑しますから、くれぐれもご注意を。自分の不注意とはいえ、筆者も窓口で1時間待たされるはめになりました。○利用者識別番号電子証明書のロック解除手続きも完了し、いよいよ確定申告の作業スタート! e-TaxのWEBサイトにアクセスし、「個人で利用の方」欄にある「(e-Taxを初めて利用する方の)確定申告書を作成する」をクリック、確定申告特集ページの「パソコンで申告書等を作成される方」というボタンをクリックします。次の画面にある「申告書・決算書 収支内訳書等 作成開始」という大きなボタンをクリックすると、e-Taxか書面提出かの選択を迫られます。ここでは「e-Tax」を選びますが、実際のところ作業内容はまったく同じです(作成した書類を電子情報として送信するかどうかの違い)。その次に表示される「e-Taxを行う際の確認事項(準備編)」という画面では、OSやWEBブラウザのバージョンなど、e-Taxに必要な作業環境の最終チェックを行います。筆者が利用しているのはOS X Yosemite(10.10)とSafari 8.0.3、いずれも推奨環境ではありませんが、チェックして先へ進みました。画面の求めに応じ情報を入力していくと、利用者識別番号(数字16桁のID)と暗証番号が登録されます。この情報は再表示できませんから、スクリーンショットを撮るなり印刷するなりして保存しておきます。○Javaのセキュリティ設定その後、メールの到達など確認作業を行ったあと、e-Taxの作業を進めていきます。しかし、ここでも面倒な設定が。Safari上でJavaコンテンツを実行するときには、セキュリティ設定を変更しなければならないのです。e-TaxのJavaコンテンツを実行可能にするには、システム環境設定「Java」パネル(Javaランタイムとあわせてインストールされます)を開き、「セキュリティ」タブに例外サイトとしてe-TaxのURL(を登録します。その他の設定は初期値のままで構いません。これで、e-TaxのWEBサイトでJavaコンテンツを実行できるようになります。○無事、確定申告が完了しました!ここまでくれば、あとは税務署の窓口で確定申告するときと同じです。源泉徴収票や住宅ローンの残高証明書など必要な書類を用意し、入力作業を進めるだけです。作業はあっけないほど簡単に進み、特になにごともなくデータの送信が完了しました。確定申告それ自体の作業にかかった時間は30分ほどです。作業を終えた感想ですが……とにかく、タイヘン。カードリーダのセットアップにしても、Javaのセキュリティ設定にしても、あちこちに地雷が隠されていてスムーズに進みません。WEBサイトのつくりも、基本的には丁寧なのですが、各種用語の扱いが画一的なため文字ギッシリで要点がわかりにくい、冗長な印象の画面となってしまいます。どこをどうクリックすれば確定申告は終わるのか、そんな気持ちになったのも一度や二度ではありません。税務署の窓口へ出向いたほうがよかったのでは? と言われそうですが、それはどうでしょうか。OS XのバージョンアップでICカードリーダが動作しなくなる懸念はあるものの、税務署へ出向くとなるとまる1日近い時間が潰れるわけですから、それよりは負担が軽く済むはずです。また来年も、e-Taxで確定申告するつもりですよ!
2015年02月20日フリーウェイジャパンは18日、無料ソフト「フリーウェイ確定申告」の2014年度版をリリースした。同ソフトは、無料で使えるクラウド型の確定申告ソフト。初年度だけでなく、次年度以降も無料で使用でき、データ保存期間も無制限となっている。インターネット環境があれば、場所や時間を問わず申告作業を行える点が特徴で、確定申告でよく使う確定申告書A・B、青色申告決算書、収支内訳書などの帳票は、全て「申告(提出)用」「控え用」で印刷することができる。2015年2月26日より、無料の会計ソフト「フリーウェイ経理Lite」との連動機能を提供予定で、2つのソフトを合わせて利用すると、帳簿づけから申告まで全て無料で済ますことが可能になるという。フリーウェイジャパンは1991年設立。創業時より、財務会計ソフトウェアの販売や開発を行っている。主要顧客は会計事務所で、2011年に「フリーウェイプロジェクト」を打ち出し、企業や個人向け基幹系システム「フリーウェイシリーズ」の提供を開始。同シリーズは、中小企業や個人事業主を対象としたクラウド型の業務系システムとなっている。
2015年02月19日住信SBIネット銀行は16日、確定申告後に税務署からの還付金を受取った顧客を対象に、抽せんで30人に現金3,000円があたるキャンペーンを開始した。対象期間は、2015年2月16日~5月11日。対象は個人顧客。期間中に住信SBIネット銀行にて1回あたり1,000円以上、還付金を受取ることが条件となる。特典提供時期は、2015年6月末頃に、代表口座の円普通預金に入金予定となっている。なお、還付金の受取りに関する注意事項として、2月・3月の所得税および復興特別所得税と消費税および地方消費税の確定申告期間中は、大量の申告書が提出される時期のため、還付金の支払手続にはおおむね1カ月から1カ月半程度の期間を要する場合がある。
2015年02月16日弥生は2月16日、個人事業主の確定申告を応援するキャンペーンを拡大し、「"確定申告お疲れさまでした"キャンペーン」と「クラウド申告ソフト初年度無償キャンペーン(平成27年度分申告)」を3月2日より新たに開始すると発表した。同社では、昨年の10月より、「クラウド申告ソフト初年度無償キャンペーン(平成26年度分申告)」を展開し、「やよいの青色申告 オンライン」および「やよいの白色申告 オンライン」に新規に加入した人に向け、すべての機能を利用できるセルフプランの1年分の料金を無料に、サポート付のベーシックプランを初年度1年間料金を半額にするキャンペーンを展開してきた。基本的に、「クラウド申告ソフト初年度無償キャンペーン(平成27年度分申告)」は、これをさらに来年の3月15日まで延長するもの。なお、「やよいの青色申告 オンライン」の通常価格はセルフプランが8,000円/年、ベーシックプランが12,000円、「やよいの白色申告 オンライン」の通常価格はセルフプランが4,500円/年、ベーシックプランが8,000円(いずれも税別)となっている。「"確定申告お疲れさまでした"キャンペーン」は、「やよいの青色申告 オンライン」、「やよいの白色申告 オンライン」「やよいの青色申告 15」および「弥生会計 15」の利用中のユーザーが、アンケートに回答するとホッと一息できる癒し商品を抽選でプレゼントするというもの。期間は2015年3月2日~2015年4月10日。詳細は3月2日にキャンペーンサイトで発表される。
2015年02月16日弥生は2月16日、同社が提供するクラウド申告サービス「やよいの青色申告 オンライン」および「やよいの白色申告 オンライン」が、同日より、e-Tax(国税電子申告・納税システム)に対応すると発表した。「やよいの青色申告 オンライン」および「やよいの白色申告 オンライン」のデータを、国税庁のe-Taxに取り込むための申告・申請データとして出力できる。このデータを、国税庁のe-Taxソフト(WEB版)に取り込み、送信することで、電子申告を行うことができる。これにより、確定申告書の作成から提出まで、すべての作業をインターネット上で完結でき、税務署へ確定申告書の持込や郵送が不要になる。なお、利用の際には、あらかじめ開始届出書を提出し、利用者識別番号などを取得する必要がある。
2015年02月16日freeeは2月12日、クラウド会計「freee(フリー)」のiPhoneアプリに確定申告書類の作成機能を追加したと発表した。同社によるとモバイル端末だけで確定申告ができるアプリは日本初。freeeは、個人事業主・中小企業のためのクラウド会計ソフト。今回のiPhoneアプリのアップデートにより、確定申告に必要な青色決算書・確定申告書の編集・出力や確定申告の設定などが可能になった。これまでも、銀行口座等の設定や現金の支払いの入力などの「日々の経理」に関する機能などを提供してきた。これにより、PCを所有していない事業主であっても、freeeアプリで書類を作成してプリンタやコンビニなどで印刷できる。
2015年02月13日昨年、晴れてマイホームを手にいれた人は、「今年は、住宅ローン控除の確定申告をしなければならない!」と思っているはず。「確定申告」と聞くと、それだけで敷居が高く、サラリーマンの妻にとってはドキドキなのでは? でも、住宅ローン控除についてザックリとしたイメージをつかんでおけば、随分と気が楽かもしれない。お話は、税理士の益田あゆみ先生に伺った。■家を買ったら確定申告が必要な理由とは? 住宅ローン控除とは、簡単に言えば「家を買って家計が大変でしょうから、税金を安くしてあげますよ」という国の制度だ。サラリーマンの場合、お給料は天引きなので、本来、家を買って安くなっているはずの税金分まで、余計にお給料から差し引かれてしまっている。この払い過ぎた税金を返してもらうための手続きが、「住宅ローン控除の確定申告(還付申告)」だ。■どうやって確定申告をすればいいの? 「確定申告書に不慣れな方は、持っていくべきもの(※1)を持って、税務署に行くのが一番です」と、益田先生。「税務署」と聞くと、怖いイメージがあるかもしれないが、確定申告期間中は、たくさんの係員が配置されており、記入の方法なども親切に教えてもらえる。税務署をむやみに恐れずに、まずは行ってみるのが、実は一番てっとり早いのだ。その際には、くれぐれも「持っていくべきもの」だけは忘れずに!※1: 国税庁のコチラのページ の「5 住宅借入金等特別控除の適用を受けるための手続」の(2)に記載■住宅ローン控除は1年目だけ確定申告が必要ちなみに住宅ローン控除は2年目以降、会社の年末調整で対応してもらえる。来年の10~11月頃、税務署から届く「住宅借入金等特別控除申告書」(※2)と、金融機関から届く残高証明書を添付して、会社で年末調整の手続きをすればいい。つまり、今年だけ確定申告をすれば、今後の税金が安くなる。そう思ったら、「えいやっ!」と頑張れるのでは? ※2:税務署からは9年分の控除証明書が届くので、該当する年だけ会社に提出し、残りの証明書は大切に保管しておく。■住宅ローン控除の申告が遅れてしまったら? 子育て中のママは、子どもの風邪などで、期限内に確定申告に行けないこともあるかもしれない。その際は、どうなるのだろう?「できるだけ早く、必要書類をもって手続きに行って下さい!!」と、益田先生。確定申告の期間が終わる3月15日すぎには、自治体はその年の住民税の計算を初めている。「その時点で確定申告の情報が届いていないと、税金を余分に支払うことになる可能性もあります」。もちろん確定申告をした時点で、払い過ぎた税金は戻ってくるが、二度手間になることは否めない。住宅ローン控除の確定申告は、申告期限に遅れないよう、早め、早めの準備を心掛けよう!
2015年02月11日マネーフォワードは2月6日、クラウド会計ソフト「MFクラウド会計」と「MFクラウド確定申告」のユーザー数の合計が12万人を突破したと発表した。クラウド型請求書管理ソフト「MFクラウド請求書」についても3万5000ユーザーを突破している。「MFクラウド会計」と「MFクラウド確定申告」は、クラウド上でデータを編集・管理できる初期費用無料の会計ソフト。個人向けは、月額費用がかからない無料プランとサービス内容が豊富な有料プランの2つを用意。法人向けは月額1800円。両ソフトは2014年1月27日に正式サービスを開始。その後、7月に4万人突破、11月に8万人突破と利用者数が順調に増え、2015年に1月に12万人を突破した。マネーフォワードでは、ソフトをパッケージ化した「マネーフォワード法人会計」「マネーフォワード確定申告」をソースネクストと協力して全国の家電量販店などで販売している。確定申告シーズンに合わせて多くの店頭キャンペーンが実施されるなど、パッケージ販売の好調さを維持し、販売本数の増加を後押ししている。同社が有料プランに加入するユーザーにアンケート調査をした結果、87%が「日々の会計処理が楽になった」と回答したほか、92%が「簿記の知識がなくても活用できる」との回答が得られたという。確定申告に関する調査では、9割以上のユーザーが「申告準備が楽になった」と回答した。確定申告にかかる時間は、MFクラウドを使っていない場合の平均準備時間が7.4日であったの対し、ユーザーは平均1.6日まで短縮できるとの回答を得られたという。一方の「MFクラウド請求書」は、請求書作成から送付・管理を作成できるクラウドサービス。請求書のプレビュー機能、豊富な添付レートなど、請求書の作成を簡略化できることなどで、多くのユーザーから人気を得ている。請求書の累計請求金額は、2014年10月時点が40億円で、その後3カ月間で100億円に到達した。2014年5月20日のベータ版の提供を開始し、10月27日より正式版を開始した。ユーザー数は、開始当初から緩やかな増加傾向であったが、2015年に入ってから急激に増加した。特に、IT企業から個人事業主や小売店、法律事務所などに数多く導入されているという。
2015年02月09日いよいよ2月、確定申告目前となりました。住基カードと電子証明書は用意済ですから、あとはMac側のセットアップを残すのみ。ざっと調べた情報では、ICカードリーダのドライバとJavaの実行環境、そして(Javaで動く)クライアントソフトを用意すればよさそうですが……今回は、その手順を紹介します。ドライバをインストールすれば終わりだろう、と高をくくっていたICカードリーダのセットアップですが、そうは問屋が卸しませんでした。OS Xで住基カードのようなICカード(スマートカード)を利用する場合、スマートカードサービスプログラムとカードに応じたセキュリティトークンが必要になるのですが、OS X Lion以降はスマートカードのサポートが終了されてしまったのです。オープンソースの代替プログラムを使えば支障なさそうですが、知らなければハマる原因となるでしょう。なにより、メーカーの提供するドライバインストーラがOS X Yosemiteでは動作しないことが痛手です。結論からいうと、インストーラに含まれる機種別のドライバ(****.bundle)を手動でシステム領域にコピーしなければなりません。しかし、ICカードリーダを動作させることは可能です。今回は手順を追うだけの内容になってしまいますが、筆者が購入したICカードリーダ(NTT-ME SCR331CL)であれば、「JPKI利用者ソフト」(住基カードに記録された電子証明書を利用するためのソフト)を使い、情報を読み取るところまでは動作を確認できています。メーカーによりサポートされていない使い方であるだけに、At your own riskでお願いします(メーカーへの問い合わせ等はくれぐれご遠慮ください)。手順1:OS標準ドライバのバックアップYosemiteの現在、OS Xではスマートカードのサポートは行われていませんが、USB CCIDクラスドライバ(スマートカードとの通信仕様を満たしたドライバ)はシステム領域に保存されています。メーカー製のインストーラによりこのドライバが削除されても後で復元できるよう、念のためバックアップしておきましょう。手順はかんたん、Finderで[移動]→[フォルダへ移動...]を選択し、現れたダイアログに「/usr/libexec/SmartCardServices/drivers」と入力して「移動」ボタンをクリックしましょう。表示されたフォルダにある「ifd-ccid.bundle」を、適当なフォルダへコピーすれば完了です。手順2:スマートカードリーダドライバのインストール前述したとおり、OS X Yosemiteはスマートカードリーダをサポートしません。しかし、Appleがサポートを廃止するとき、オープンソースプロジェクトに開発を引き継いでいるため、それを利用すれば住基カードの読み取りに必要なセキュリティトークンを入手できます。必要なファイル一式は、Mac OS forgeのWEBサイト(リンク)から入手できます。最新版の「SCS-Current.zip」をダウンロードし、解凍すると現れる「Smart Card Services」をダブルクリック、起動したインストーラの指示に従い作業すれば、住基カードのセキュリティトークン「JPKI Tokend」が所定のシステム領域へコピーされます。なお、インストーラをそのまま開くと「開発元が未確認のため...」と表示されます。SHIFTキーを押しながらパッケージをクリックし、コンテキストメニューの「開く」を選択して開いてください。手順3:Javaランタイムのインストール「JPKI利用者ソフト」を実行するには、Javaランタイムが必要です。インストーラはOracleのWEBサイトで配布されているので(リンク)、最新版をダウンロードしてインストールを行います。手順4:ドライバの手動コピー2月3日現在、ICカードリーダ(NTT-ME SCR331CL)のOS X Yosemiteに対応したドライバは配布されていません。しかし、Mavericksなど以前のバージョンのOS Xに対応したドライバを入手し、そこに含まれる4つの書類(拡張子が「.bundle」の書類すべて)を手順1で開いたフォルダ(/usr/libexec/SmartCardServices/drivers)へ手動コピーすれば、システム再起動のあとカードリーダを認識させることができます。メーカーがサポートしないOSへの特殊な方法によるインストールとなるため、At your own riskで利用してください。手順5:JPKI利用者ソフトのインストール最後に、公的個人認証ポータルサイトからMac用JPKI利用者クライアントソフト(Ver2)をダウンロードし、インストーラを起動します。インストーラをそのまま開くと「開発元が未確認のため...」と表示されるので、手順2のときと同じ方法で開きます。JPKI利用者クライアントソフトは、アプリケーション→ユーティリティ→個人認証サービスフォルダにインストールされます。フォルダを開くと、Javaで動作するアプリケーションがいくつか用意されているので、そのうち「JPKI利用者ソフト」を起動してみましょう。「動作確認」ボタンをクリックし、ICカードリーダを接続し住基カードをセットしたあと「実行」ボタンをクリックすると、ここまでの手順に問題がなければ一連のテストは無事完了するはずです。なお、このあとルート証明書のインストールも必要です。この作業はなかなか手間がかかりますので、次回紹介させていただきます。
2015年02月05日近年、アジアを中心に医療ツーリズム(メディカル・ツーリズム)が急成長を遂げています。医療ツーリズムとは、診断・治療などの医療サービスを受けることを目的とした旅行のことをいいます。タイやシンガポールなどは医療を外貨獲得のための産業と位置づけ、ビザの緩和など国をあげて外国人患者を呼び込んだことで、医療ツーリストは富裕層や医療費の高い米国の患者を中心に増加傾向にあります。アジアの医療ツーリズムの主な強みとして、1つ目に、先進国と比較した価格競争力の高さが挙げられます。例えば、タイの心臓バイパス手術費用は米国の10分の1程度、マレーシアの脂肪吸引は米国の4分の1程度となっており、渡航費用を含めても米国より安くなります。2つ目に、先進国に見劣りしない医療水準が挙げられます。アジアの医療機関は、国際的な評価制度であるJCI認証を積極的に取得しています。JCI認証は、1,000を超える審査項目があるなど認証基準が厳しいことから、認証取得により世界レベルでの高い安全基準を有していると評価されます。そして、3つ目に、様々な言語や習慣に対応したサービスが挙げられます。域内の文化の多様性などを背景に、患者の母国語でのコミュニケーションや、宗教上の教義に沿った食事の提供など付加価値の高いサービスをアジアの医療機関は提供しています。外国人向けの病院と一般的な病院との間には格差があり、医療ツーリズムを手掛けるハイレベルな病院の数はあまり多くはないものの、市場規模は2014年から2019年にかけて年平均20%程度成長するとの予想もあるなど、今後もアジアを中心に拡大が続くと見込まれています。また、医療ツーリズムを受け入れている病院が、中東や中国などへ海外展開をめざす動きも見られており、価格や医療水準だけでなく、異なる言語や文化などに対応できるサービスでも強みを持つアジアの医療ツーリズムは、今後も拡大が期待されます。(※上記は過去のものであり、将来の運用成果等を約束するものではありません。)(2015年2月2日 日興アセットマネジメント作成)●日興アセットマネジメントが提供する、マーケットの旬な話題が楽に読める「楽読」からの転載です。→「楽読」※1 当資料は、日興アセットマネジメントが市況等についてお伝えすることを目的として作成したものであり、特定ファンドの勧誘資料ではありません。また、弊社ファンドの運用に何等影響を与えるものではありません。なお、掲載されている見解は当資料作成時点のものであり、将来の市場環境の変動等を保証するものではありません。※2 投資信託は、値動きのある資産(外貨建資産には為替変動リスクもあります。)を投資対象としているため、基準価額は変動します。したがって、元金を割り込むことがあります。投資信託の申込み・保有・換金時には、費用をご負担いただく場合があります。詳しくは、投資信託説明書(交付目論見書)をご覧ください。
2015年02月02日確定申告の期限が迫っており、今頃になって慌てて帳簿を始める、そんな個人事業者も多いはず。帳簿作りも大変だが、税務署に行って長蛇の列をみるとゲンナリ……、というのも毎年の恒例行事だ。散々並んだ後に書類の不備を指摘され「直して再提出」となれば、気分はもう最悪「だから会計作業は嫌いなんだ!」と叫びたくなるのも分かる。そこで今回は、もっと簡単に、もっと早く、確定申告を終わらせる方法をご紹介しよう。○帳簿作成だけが大変な訳では無い社長兼経理担当という個人事業主は非常に多い。税理士を雇えるような会社ならよいが、自ら通常業務もこなし、空いた時間で帳簿を作る人の苦労は並大抵じゃない。本当は毎月少しずつでも作成していれば、それほどでもないのだが、実際には数カ月分、あるいは一年分を一気にやってしまおうという流れにもなりがちだ。さらに確定申告の締切が迫れば、提出先である税務署には毎日長蛇の列が出来る。並ぶ時間が長い割にあっさり終わることもあれば、当日になって未入力の項目が発覚したり、計算間違いを指摘されたりで、修正&再提出となればもはや仕事どころではない。もちろん、ひたすら待っているユーザーがいかに多いかは見れば分かるが、毎年の事なのにそれを回避したいと思う方が思考的にはポジティブだ。社長兼任ともなれば、時間はお金と同じぐらい大切なもの。貴重なビジネスタイムを削るよりも、より確実な方法で確定申告を乗り切るほうが、気分的にも時間的にも有効だ。○税務署提出への手間を省く「e-Tax」だが……そうした税書類の提出にかかる手間や時間を節約できるのが「e-Tax」だ。すでにご存知の方が大半だと思うが、確定申告書の作成や提出をオンライン上で完結できるシステムになる。一見、便利そうに思えるが、実際にはそんなに簡単ではなく、時短効果も薄い。「確定申告書」に必要な項目に数値を入力していく体裁なので、当たり前だが、帳簿の作成、1年分の計算はそれまでに済ませておく必要がある。また、自宅で行うには、住民基本台帳カードやICカードリーダーが必要で、結局、確定申告に必要な書類を作成するための台帳への記入や計算はすることになる上、e-Taxそのものの使い方や要件なども勉強することが必要になるため、かえって手間になる可能性もあるのだ。忙しい経理兼任社長の場合、特に手間が重なることだけは避けなくてはいけない。要は正確な書類が作成できれば、税務署に並ぶ時間はともかく、提出の際の時間は最小限で済むわけだ。それにはやはり会計ソフトに任せてしまうほうが確実だ。最近の会計ソフトなら、帳簿の作成から、確定申告に必要な書類の作成まで対応しているので問題は無い。最後に残る課題は、自分の味方になってくれる「会計ソフト」の選び方だ。○帳簿作成から申告書作成までできる「やよいの青色申告オンライン」おそらく、個人事業者を数年でも続けていれば、必ず一度は試したことがあるはずなのが、会計ソフトの導入だろう。多くの青色申告ソフトは非常に良く出来ていて、機能や入力方法を正しく理解すれば、会計知識がある人にとってはそれほど難しいこともなく、すんなり申告書類は作成できる。しかし、簿記の知識がない人にとっては、専門用語や機能の呼び出し方やボタン類の配置の部分で苦手に思うことも多い。もちろん、マニュアルを熟読すればいいことなのだが、毎日の業務をこなしながらでは、そんな気にもなれない。そんなユーザーの叫びが通じたのか、ここ数年は分かりやすい言葉使いが特長のソフトウェアも増えている。中でも筆者がオススメしたいのは、会計ソフトで有名な弥生が提供する「やよいの青色申告オンライン」だ。基本的にこのソフトは「かんたん取引入力」という画面をメインに、収入と支出を入力していくだけだ。操作も難しくなく、直感的に操作することができる。分からないときは「使い方ガイド」や「FAQ」を参照してもよいし、各項目に儲けられている「?」マークにカーソルを合わせるだけで、そこに入力するべき内容がポップアップされる。会計ソフトに苦手意識がある人や、はじめて使う人にも安心な、非常に良く出来たシステムといえる。また、ソフトの名称からも分かるとおり、インターネット回線とPCさえあれば場所を選ばず作業できるのも魅力。例えば、仕事場に詰めていなくても、出張先でノートPCを開いて会計作業を済ませたり、自宅に居ながら入力したりすることもできるのだ。もちろん、確定申告の書類も書式どおりの印刷ができるので、作業が完了すればすぐに税務署へ持ち込むことが可能となっている。○便利な機能も満載で経営者を楽にしてくれる忙しい兼任経営者を救ってくれる「やよいの青色申告オンライン」だが、このソフトには様々な便利機能もある。例えば、スマホから同ソフトへの入力が行える「bizNote for 弥生オンライン」アプリや、Twitterからハッシュタグを使って入力できるユニークなサービスもある。それだけでなく、口座情報を一括管理する「MoneyLook」や「Zaim」「Moneytree」と連携することで、銀行口座の入力を省くことも可能。要するに使い込むほど便利になるのが「やよいの青色申告オンライン」のメリットなのだ。また、経営者にとってうれしいのはダッシュボード機能だ。売上の推移や支出とのバランス、取引先や科目別のレポートもグラフで確認できる。もちろん、そうした機能は月ごと、あるいは週単位といったマメな入力が必須だが、これらの機能を使えば素早い経営判断に役立てることができるはず。逆の言い方をすれば、ダッシュボードを見ながら売上を伸ばしつつ、入力作業をマメにするクセもつけられるというシステムなのだ。さて、今年の確定申告も待ったなしで訪れる。忙しい合間を縫っての会計作業は大変だが、「やよいの青色申告オンライン」を使えば、負担を軽減してくれるはずだ。これまで面倒だった確定申告を最小限の負担で終わらせ、ビジネスに掛ける時間を増やせば売上にも直結する。しかも、通常8,640円/年(税込)ですべての機能が利用できる「セルフプラン」は現在キャンペーン中で、2015年3月16日までに申し込むと、「平成26年(2014年)分の確定申告書」が作成でき、初年度1年間無料で利用できる。このチャンスを生かして、これまでの苦労をいっきに解消してくれる「やよいの青色申告オンライン」で面倒な季節を無事に乗り切ってほしい。
2015年01月30日freeeは1月28日、クラウド会計ソフト「freee」に確定申告用の新機能を追加したと発表した。新機能の1つである「確定申告書自動作成機能」は、利用者がfreeeに入出金を記帳することで、 青色決算書と確定申告書の両方を自動で作成できるというもの。事業に関わる入出金のほか、個人の保険料や医療費などもまとめて管理できる。「確定申告ナビ」では、freeeでの申告書作成の段階において、開始から終了までの全ステップをわかりやすく解説する。利用者はナビに従うだけで、確定申告を済ませることができるという。サポート面も強化。通常のサポート業務の提供は平日のみだが、2月1日~3月15日まで対応する。対象は有料プランの利用者のみで、無料プランの利用者はこれまでと同様に平日のみとなる。なお、2月1日よりfreeeのテレビCMを東京、茨城、栃木、群馬、埼玉、千葉、神奈川、山梨、静岡で放送する。
2015年01月30日ソルタスは28日、起業支援の一環として、クラウド会計ソフト主要会社であるfreee、Money forward、やよいの青色申告オンラインの3社による確定申告セミナーを、2015年2月16日~18日の3日連続で開催すると発表した。今回は、間近に迫った確定申告について、LIGが運営する東京都内上野のコワーキングスペース「いいオフィス」にて、クラウド会計ソフト3社によるフリーランス、個人事業主向けの合同セミナーを開催する。講師は、すでに各クラウド会計ソフトで税務サービスを提供している税理士が担当し、質疑応答の時間も設ける。各回1社ずつのセミナーとなり、2月16日がfreee、17日がやよいの青色申告オンライン、18日がMoney Forwardとなる。プログラム内容は、19:30~20:30に税理士およびクラウド会計ソフト担当者による確定申告セミナー、20:30~21:00に質疑応答、21:00~21:30に懇親および名刺交換会を行う予定。開催場所は、「いいオフィス」(東京都台東区東上野2-18-7 共同ビル3階)。定員は、各日限定50人。料金は、各回チケット(1回当たり)が前売り1,500円、当日2,000円、全3日パスが前売り3,750円、当日5,000円。
2015年01月29日freeeは28日、クラウド会計ソフト「freee」の新機能として、「確定申告書自動作成機能」および「確定申告ナビ」をリリースした。これまで個人事業主は、事業に関わる入出金のみを会計ソフトに記帳して、青色決算書を自動で作成し、それ以外の個人の保険料や医療費等の入出金は、会計ソフトとは別に管理して、確定申告書への転記を行っていた。今回追加した「確定申告書自動作成機能」では、事業に関する入出金と確定申告に関わる個人の入出金を併せてfreeeに記帳すると、青色決算書だけでなく、確定申告書までを自動作成できるようになった。なお、現在対応しているのは確定申告書の一部項目のみとなる。一方の「確定申告ナビ」では、freeeを使用して確定申告を終わらせるためのステップをわかりやすく紹介。ユーザーは、ナビに沿って作業をするだけで簡単に確定申告を行える。また、ナビのリリースに併せて、既存の確定申告関連のページをフルリニューアルし、より作業しやすくしたという。2015年2月14日からの確定申告時期はサポート体制を強化し、標準プランのユーザーを対象に土日もメール・チャット対応する(メール対応は2月1日から)。さらに、個人事業主を対象とした確定申告に関するオンラインセミナーの開催も予定している。
2015年01月28日日本緩和医療学会は2月8日、厚生労働省委託事業の一環として、がん医療における緩和ケアについての市民向けの講座「緩和ケアを誤解していませんか?~痛みやつらさが医療者に伝わるために~」を開催する。厚生労働省では、「がん対策基本計画」の重点課題のひとつに「がんと診断された時からの緩和ケアの推進」を掲げている。「緩和ケア」とは、病気に伴う心と体の痛みを和らげることを指す(厚生労働省の一言表現)。がんと診断されたときから、緩和ケアを行うことでQOL(quality of life=生活の質のこと)が有意に向上することがわかっており、がん患者とその家族がより質の高い生活を送るためには、緩和ケアがさまざまな場所で切れ目なく行われることが大切だという。しかし実際は、医療者に自分の痛みやつらさがうまく伝わらなかったというケースも多く見られるなど、課題も多い。医療者だけではなく、社会全体で正しい緩和ケアの知識を持ち、医療者に緩和ケアに対する希望を伝えていくことが必要となる。同講座には、医師、厚生労働省がん対策担当者、看護師、医療ソーシャルワーカー、患者会代表などが登壇。緩和ケアについての基礎知識および、身体的な痛みやつらさをはじめ、精神的、金銭的、生活・家族のことなどさまざまな面での痛みやつらさが医療者に伝わる方法について、多様な側面から講演・議論を行う。会場は、品川 ザ・グランドホール。開催時間は13:00~。参加希望は郵便はがき、FAX、メールで、2月4日まで先着順で受け付ける。聴講可能人数は400名。参加費は無料。写真と本文は関係ありません
2015年01月26日Zaimはこのほど、オンライン家計簿サービス「Zaim」の新機能として、「わたしの給付金」および「わたしの医療費控除」の提供を開始した。Android、iPhone、iPadアプリ版・Web版から利用可能。基本機能は無料だが、一部機能はプレミアム会員向けとなる。「わたしの給付金」は、利用者のプロフィールや家計の状況から、受けられる可能性がある国や地方自治体の給付金を自動抽出するツール。検索する手間を省き、情報を知らなかったがために給付金を受けられなかったという機会損失を防ぐという。対象は、東京都23区および神奈川県横浜市・川崎市の合計892種類の給付金。2015年2月以降は県庁所在地を中心に全国展開する。「わたしの医療費控除」は、過去4年と本年の家計記録から、医療費として控除対象になる可能性がある支出を自動的に割り出すツール。医療費控除は1年間にかかった医療費だけではなく、通院にかかった公共交通機関の交通費なども対象となる。同ツールでは、医療費と関連して控除になる可能性のある支出を割り出し、合計額が控除対象の10万円に達するかどうかを判定する。また、プレミアム会員になると、医療費控除用の申請書類「医療費集計フォーム」を自動的に生成する機能を利用できる。
2015年01月26日IDC Japanは1月21日、病院、一般診療所、歯科診療所、保健所などの医療と、福祉/介護を合わせた国内医療分野のタブレットソリューション市場についての予測を発表した。IDCでは、タブレットソリューション市場を、タブレット本体、およびその導入に付随する付帯設備、アプリケーション、サービス、保守費用などを含む市場と定義している。国内の医療と福祉/介護を合わせたIT投資は、堅調に推移し、タブレットとそのソリューションも大きく成長。医療分野におけるタブレットソリューションの支出額は、2015年が617億円、前年比成長率17.4%に達し、2013年~2018年の年間平均成長率(CAGR:Compound Annual Growth Rate)は15.0%、2018年には792億円に拡大するとIDCではみている。また、同分野におけるタブレットの出荷台数は、2015年が20万9千台、前年比成長率22.1%、2013年~2018年のCAGRは21.0%で2018年には28万4千台に増加すると予測している。厚生労働省が2014年3月に示した「健康・医療・介護分野におけるICT化の推進について」により、国内医療の方向性が明らかになり、各地域の医療関係者間の情報共有に加え、病院、保健衛生、福祉、介護、さらに高齢者の自宅、診療所、薬局、健康保険組合、健康増進施設、消防機関を結び、医療情報連携ネットワークの実証実験が進んでいくと考えられる。その結果、医療向けの情報端末は、いつでもどこでもアクセスできるタブレットなどモバイル端末が主流になるとIDCではみている。IDC Japanの片山 雅弘氏は「初代iPadから4年が経ち、初期のブームによるタブレットの導入は、ほぼ一巡。これからは、導入の失敗を糧に改良を加え包括的な提案によって需要が喚起される新たなフェーズに入る」とした上で「医療、福祉、介護を包括するシステムの連携が進み、健康に関するデータは、タブレットやスマートフォンのモバイル環境から、いつでもどこからでもアクセスできることになる。そうなれば、需要がさらに膨らむことが期待できる」と述べている。
2015年01月22日弥生は1月21日、クラウド申告ソフト「やよいの青色申告 オンライン」および「やよいの白色申告 オンライン」に、平成26年分所得税確定申告書書式の対応をはじめとする機能追加を、1月29日に行うと発表した。追加される主な機能の概要は、次のとおり。平成26年分所得税確定申告書式に対応平成26年分所得税確定申告書式に対応をしているため、作成した確定申告書を印刷して、そのまま税務署へ提出が可能。仕訳帳、総勘定元帳のダウンロード日々の取引の入力内容をもとに自動で集計・作成できる。なお、「やよいの白色申告 オンライン」は対応していない。取引データのインポート「やよいの青色申告 オンライン」では、新たに取引データ(弥生形式の仕訳データ(CSV およびテキストデータ))のインポートに対応する。他社製品から乗り換えができ、また、弥生のデスクトップアプリケーション「弥生会計」「やよいの青色申告」からのデータ移行も可能になる。なお、デスクトップアプリケーション「弥生会計 15」および「やよいの青色申告 15」の、平成26年分所得税確定申告書書式への対応は、下記スケジュールにてオンラインアップデートを提供する。「やよいの青色申告 15」:1月21日「弥生会計 15」 :1月27日
2015年01月21日確定申告は直前にならないとやる気が出ない。そんなタイプの人は案外多い。個人事業者の中には、年末年始はとにかく業務が多忙で、確定申告があることは分かっていてもなかなか準備する時間が取れないという人も多いだろう。かく言う筆者も同類だ。年が暮れる頃になると慌てだし、年が明けてせっぱつまると書類の山を見てため息をつきながら帳簿を作成するのが年中行事だ。そんな個人事業者にお勧めしたいのが、「やよいの青色申告オンライン」だ。○「やよいの青色申告オンライン」ってどんなサービス?「やよいの青色申告オンライン」は、ブラウザ経由でアクセスして経理処理が行えるオンラインサービス。会計ソフトのオンラインサービスは多いが、これらのサービスの特長は場所を問わず、インターネットに繋がれば、どこからでもアクセスできる点にある。例えば、1人社長兼任経理担当の場合、領収証が残りづらい近県への出張などの際にも、ホテルで少しの時間とPCさえあれば出張経費や接待費の入力・編集が行える。数カ月後に、「あのときのバス代って往復いくらだったっけ?」などと慌てる必要がなくなるので大変便利だ。また、「やよいの青色申告オンライン」は見た目に非常にシンプルであることも特長だ。基本的な入力は「かんたん取引入力」という画面で完結できる。これは経理に不慣れな兼任担当にとっては、作業負担を大きく軽減してくれる仕様だ。同時に解説が必要であろう項目には、画面の「?」マークにカーソルを合わせると、そこに入力すべき内容が説明されたポップアップが表示されるのだ。これなら経理に不慣れでも、間違えることもそうそうないだろう。○日々の帳簿から確定申告書までステップバイステップで入力できる!ただでさえ、直感的に入力していける画面表示のおかげで作業はとても簡単だ。基本である「収入」「支出」「振替」だけを意識しながら、取引ごとに金額を入れていくだけだ。では、実際にどれだけ簡単か入力してみようと思う。1年分の入力が終わったら、いよいよ確定申告の書類作成だ。メインメニューの「確定申告」を開けば分かるが、減価償却から決算書、確定申告書の作成まではステップごとにウィザード形式で進められる。これも「やよいの青色申告オンライン」の良いところで、気負う暇も無く簡単に操作できる点も魅力だ。確定申告書は、その年度の用紙に合わせた書式になっているので、PDFを印刷したらそれを持ってすぐに確定申告が行える。今までの苦労はなんだったんだ、といいたくなる手軽さだ○確定申告だけでなく、便利な機能で日々の業務がますます楽に!日々の帳簿入力から、確定申告書まで、非常に簡単にしかも正式な書類が作成できる「やよいの青色申告オンライン」。同サービスはここで紹介した基本機能の他にも、「スマート取引取込」では、「MoneyLook」や「Zaim」といった既存サービスとの連携や、スマホからの入力が行える「bizNote for やよいの青色申告オンライン」なども用意されている。自社の銀行と連携やPC以外からの入力ができるとなれば、さらに、普段の経理作業がはかどるだろう。また、「やよいの青色申告オンライン」には、充実のレポート機能もある。指定した期間の売上・仕入・経費をグラフ表示したり、貸借対照表、損益計算書の科目ごとの残高を集計して表示することができる。もちろん、この機能の真価を発揮させるには毎月の入力は欠かせないが、それさえ行えば、経営判断の強い味方になってくれる優れものだ。特に経理書類を見ただけで会社の状態が分からないような人には、会計のバランスを視覚的に伝えてくれるレポートは非常にありがたいはず。うまく使ってすばやい経営判断に役立てて欲しい。時間を掛けずに、どこからでも経理作業がおこなえ、正式な帳簿類が作成できる「やよいの青色申告オンライン」。しかも、通常8,640円/年(税込)のサービスがキャンペーンにより、初年度1年間(最大14ヶ月)無料で利用できる。経理に苦手意識がある人はもちろん、兼任担当者や1人社長で多忙な人にもぜひオススメしたいサービスだ。
2015年01月16日ふと気がつけば松も明け、おとそ気分もどこへやら。そういえば昨年、この時期から慌ててなにかやっていたような……そうだ、確定申告! というわけで、なんやかやでこれまで実現していなかった「Macで確定申告」に、満を持してトライしてみます。○「Macで確定申告」はMac派最後の難所か?最近Macを使いはじめた人にはピンとこない話かもしれませんが、かつてのMacには「WindowsにできてMacにできないこと」がたくさんありました。現在も「パソコン」でWindowsが圧倒的なシェアを持つこと自体は変わりませんが、OSに依存しないWEBアプリが増えたこと、iPhone/iPadなどApple製品のヒットが影響してかMac対応ソフトが増えたことがあり、Macだからといってなにかを諦めなければならない場面は減っています。オンライン確定申告もそうです。e-Taxソフト(電子申告に必要なソフトウェア)にはWEB版と非WEB版があり、申告範囲が広い非WEB版はWindowsのみのサポートですが、WEB版であればMacもサポートされています。Mac用ドライバが配布されているe-Tax対応ICカードリーダーを探すのは手間ですが(市販品の大半はWindows版ドライバのみ)、Macでも電子申告は可能です。しかし、事はそう容易ではありません。e-Tax(WEB版)の推奨環境には、OS X 10.7以降が国税庁において動作を確認した環境として挙げられていますが、1月7日現在、そこにOS X 10.10(Yosemite)の名はありません。ものは試しとYosemite上で動作するSafariを使いe-Tax(WEB版)にアクセスすると、OS/ブラウザとも推奨環境外と表示されてしまいます。幸い、我が家にはMavericksやMountain Lionが動作するMacが健在ですから、ここで"試合終了"とはなりませんが、なにやら怪しい雲行きを感じずにはいられません。確定申告期間開始の2月16日まであと少し、無事BootCampや仮想化ソフトを使わない"ネイティブMac"で平成27年の確定申告を完了させることができるのでしょうか……?○住基カードと電子証明書を入手する実をいうと、筆者はMacはもちろんパソコンで確定申告したことがありません。ふだんの仕事の報酬はすべて筆者が代表の法人に入りますから、これまではすべて税理士任せで確定申告不要だったのですが、2年前からイレギュラーな筆者個人の売上がときどき発生するようになり、確定申告しなければならない状況に陥ったからです。自分でこなせる程度の作業量ですから、昨年は最寄りの税務署まで出向いたものの、アクセスが悪いうえに混雑で1日がかりの作業に……今年はこれをオンラインで完結して時間を節約したい、というわけです。だからe-Taxはまったくの未経験、電子申告はズブの素人です。まずは必要な機材・環境を揃えることから始めなければなりません。リストを挙げると、以下のとおりです。e-Taxがサポートするシステム(OS X)e-Taxがサポートするブラウザ(Safari)住民基本カード電子証明書Mac用ドライバが存在し、e-TaxがサポートするICカードリーダ1と2は手もとにあるもので賄えるとして、問題は3から5。そのうち5については、「NTT-ME SCR331CL」を購入したので、とりあえずクリア。セットアップはこれからですから一抹の不安は残りますが、Mac用ドライバの存在を信じて先へ進むこととします(手順の解説は回を改めて)。まずは、住基カードを発行してもらうために住民票がある役所へ。横浜市の場合、本人の身分を証明できる書類 -- 運転免許証、運転経歴証明書(H24/4月以降交付のもの限定)、パスポート、身体障害者手帳、療育手帳、精神障がい者保健福祉手帳、在留カード、特別永住者証明書のうちいずれか1点 -- と、健康保険証や年金手帳など本人確認できる書類1点が必要ということなので、運転免許証と健康保険証を持参しました。なお、これは「免許証方式(即日お渡し)」の場合で、住基カードが後日私となる文書照会方式はまた別の書類が必要になります。注意すべきは、ただ住基カードをつくればいいわけではないことです。今回はe-Taxの利用が目的ですから、電子証明書もあわせて取得しなければなりません。電子証明書は住基カードを作成するときあわせて申請すればカードに記録してもらえますが、うっかり忘れると再び役所に出向かねばならなくなります。必要書類を提出し、待つこと10分。窓口に呼び出され、住基カードの暗証番号(4桁)登録と電子証明書のパスワード(4~16桁、PCのタッチパネルで入力しました)を入力したあと、無事e-Taxで使える住基カードを手に入れることができました。時期と人口にもよるのでしょうが、予想より短時間で終わった印象です。住基カードの作成に要した金額は500円、電子証明書は500円、あわせて1,000円。ICカードリーダが約3,000円でしたから、いまのところ合計4,000円を「Macで確定申告」の環境づくりに投資したことになります。さて、投資に見合う結果となるかどうか……次回にご期待ください。
2015年01月13日freeeは1月8日、確定申告に関する調査「確定申告に関するアンケート」を実施し、その結果を発表した。2014年12月16日~19日までインターネットを利用したアンケート調査を実施。平成26年年度所得税確定申告予定の20代~60代男女400名から回答を得られた。調査結果によると、平成26年度からの白色申告の記帳義務化を知っていたかの質問では、知っていたのは約半数の54%となった。また、記帳義務化に伴い、白色申告は税制優遇のある青色申告と同等の手間がかかることとなるが、平成26年度の申告か、青色申告に移行した白色申告者は3%に留まった。e-tax(電子申告)の利用に関する質問では、30代以下で電子申告利用率が他の世代の倍以上となっている。一方、税理士などに申告を依頼する代理申告は年代が高くなるに連れて利用率が高くなる、という傾向になってている。確定申告や経理業務で1番大変だったことは、「日々の記帳」「確定申告に関する知識の取得」の順となり、普段の記帳などの実作業に加えて、確定申告特有の知識を得るのに苦労していることがわかった。ユニークなものでは「確定申告の時期はどのような気分になるか」を聞いたところ、トップは「鬱・憂鬱」という回答で23%を占めた。次に「面倒・面倒くさい」が20%。ほかには「ブルー」「重い」「慌ただしい」「億劫」など、全体的に確定申告時期は暗い・嫌な気分になる人が多いことがわかった。なお、大変だった確定の申告エピソードでは、「パソコンのデータが消えて全部やりなおし」「東日本大震災で領収書などが汚れてしまった時」「入院中。病院のベットで仕上げた」「とにかく初年度の確定申告がさっぱりわからず大変だった」など多種多様な意見が寄せられた。
2015年01月10日freeeは8日、2015年(2014年度)に確定申告をする予定の人を対象にした確定申告に関する調査結果を発表した。それによると、2014年度より実施される白色申告者の記帳義務化について、知っている白色申告予定者は54%にとどまった。同調査は、2014年12月16~19日にインターネット上で行われ、20代~60代の事業所得または不動産所得がある個人400人から有効回答を得た。2015年2~3月に提出される2014年度の確定申告より、すべての白色申告者の記帳が義務化された。そこで、対象となる白色申告者に記帳義務化について知っているかと尋ねたところ、知っていたのは約半数の54%にとどまった。また記帳義務化に伴い、白色申告は税制優遇のある青色申告と同等の手間がかかることとなるが、2014年度の申告から、青色申告に移行した白色申告者はわずか3%だった。確定申告の時期はどのような気分になるかと聞くと、「鬱・憂鬱」が23%で最も多く、次は「面倒・面倒くさい」で20%。このほか、「ブルー」「重い」「慌ただしい」「億劫」など、全体的に暗い・嫌な気分になる人が多いことが明らかになった。確定申告や経理業務で1番大変なことは、1位「日々の記帳」、2位「確定申告に関する知識の取得」。回答者からは「パソコンのデータが消えて全部やりなおし」「とにかく初年度の確定申告がさっぱりわからず大変だった」といったエピソードが寄せられた。
2015年01月08日