絵本の中には読み手を驚かせる「しかけ」に凝った作品がたくさんあります。一見シンプルなようで精密に計算されたしかけの数々は「これってどうなってるの?」と大人もうならずにはいられません。今回は 絵本ナビ 協力のもと、一風変わったおもしろい「しかけ絵本」を選んでみました。不思議の国のアリス作・絵:ロバート・サブダ/原作:ルイス・キャロル/訳:わく はじめ/出版社:大日本絵画 「不思議の国のアリス」(絵本ナビ紹介ページ) 「紙の魔術師」の異名をもつロバート・サブダが表現したのは「不思議の国のアリス」の世界。複雑なしかけが閉じた本にきちんとおさまる様子に目を疑います。外国らしい独特のイラストと迫力あるしかけに、大人のほうが夢中になること間違いなし! ファンタジーな夢のある一冊は子どもだけでなく自分、友人へのギフトにする人も多いようです。オセアノ号、海へ!作:アヌック・ボワロベールとルイ・リゴー/訳:松田 素子/出版社:アノニマ・スタジオ 「オセアノ号、海へ!」(絵本ナビ紹介ページ) 世界6カ国で翻訳されているこちらの絵本は海面に浮かぶ赤いオセアノ号とその下の深く、大きな海の中の世界が描かれています。本と垂直に海面が立ち上がるポップアップのしかけからは、海面からは想像できないことがたくさん起こっているようです。読み終われば帰ってきた冒険者のような気分に…!「自分の部屋があたたかく輝いて思えるような本を」という発行元アノニマ・スタジオさんからのメッセージにもほっこり。パパ、お月さまとって!作・絵:エリック・カール/訳:もり ひさし/出版社:偕成社 「パパ、お月さまとって!」(絵本ナビ紹介ページ) ある晩、お月さまと遊びたくなったモニカは「パパ、お月さまとって!」とお願いします。長いはしごを高い山のてっぺんにたて、月へとのぼっていくパパ。モニカはお月さまと遊べたのでしょうか。横4ページ分のはしご、縦横4ページ分の大きなお月さまなど、子どもたちも歓声をあげる壮大なスケールのしかけ絵本です。「わが子のためならやってやるか!」と腰をあげる、パパの愛情も感じられる一冊です。ふしぎなにじ作:わたなべ ちなつ/出版社:福音館書店 「ふしぎなにじ」(絵本ナビ紹介ページ) 本を90度に開くと、浮き上がるような虹の姿が目に映ります。つながったり、増えたり、バラバラになったり…。平面なのに立体的に見えるのは、鏡のように反射する紙でできているから。両側のページが互いに映りこむことでイラストが三次元的に見えます。ツヤのある虹の姿もとってもキレイ! 中には寝っころがり、いろんな角度から見て楽しむお子さんも。小さなお子さんに読み聞かせする場合はちょうどいい角度を保つお手伝いをしてあげるといいですね。よこながきしゃぽっぽ作・絵:リチャード・スキャーリー/訳:きたむら まさお/出版社:大日本絵画 「よこながきしゃぽっぽ」(絵本ナビ紹介ページ) 本のタイトル通り、横長のこちらの絵本は開いてみるとびっくり仰天! 長さ3メートルにもなる機関車が描かれた、おりたたみ式のしかけ絵本となっています。車内の様子を窓を開くことで確認できたり、クレーンを動かしたりなど小さなしかけ要素も豊富。絵本を開き、ひっぱりながら電車ごっこしたり、丸く広げて輪の中にはいって遊んだりと遊び方もいろいろ。乗り物好きのお子さんにはたまらない一冊となっています。飛び出したり、広げたり、特殊な紙を使用するなど、ひとくちに「しかけ絵本」といってもその形態はさまざまです。親子で楽しめるお気に入りの一冊を、子どもと一緒に探してみてはいかがでしょうか。データ協力: 絵本ナビ
2017年02月09日子どもは知的好奇心が旺盛です。知らないことを覚え、自分の知識を増やしていくことは「僕(私)はこんなことを知ってるよ!」という自信をつけさせることにもつながります。知ること、分かることの喜びをたくさん経験させてあげたいなら図鑑がおすすめ! そこで今回は 絵本ナビ 協力のもと、探究心を刺激する「おもしろ図鑑」を選んでみました。わくせいキャベジ動物図鑑作・絵:ツペラ ツペラ(tupera tupera)/出版社:アリス館 「わくせいキャベジ動物図鑑」(絵本ナビ紹介ページ) 山や森、草原や湖など地球とよく似た環境の星「わくせいキャベジ」。どこからどう見てもキャベツですが、リンゴリラ、ハクサイ、ナスクジラなど住んでいる不思議な野菜生物たちのおかげか、まるで本当に存在する星のように思えてきます。分布、体長、体重と細かく描かれた図鑑スタイルがおもしろさに拍車をかけています。仕掛絵本図鑑 動物の見ている世界著:ギヨーム・デュプラ/訳:渡辺 滋人/出版社:創元社 「仕掛絵本図鑑 動物の見ている世界」(絵本ナビ紹介ページ) 大きく、つぶらな瞳を持つネコ。でも実はネコはひどい近眼! ネコの目に私たちの姿はぼんやりとしか映っていないそうです。「ミツバチが見ているのはモザイク世界」「牛と馬は真正面がよく見えない」「ヘビは動きを察知する目を持つ」など動物の目から見る世界を体験させてくれるのがこちらの大判絵本。紹介される動物は哺乳類、鳥、爬虫類両生類、昆虫まで20種類! めくれる仕掛けも楽しいですね。おもしろい!進化のふしぎ ざんねんないきもの事典監修:今泉 忠明/イラスト:下間 文恵 徳永明子 かわむら ふゆみ/出版社:高橋書店 「おもしろい!進化のふしぎ ざんねんないきもの事典」(絵本ナビ紹介ページ) 「ざんねんないきもの」に注目して笑いを誘うこちらの絵本は、驚異的な能力を持つ生物が多くいる中 「どうしてそうなった!?」 とつっこみたくなる生き物の存在を教えてくれます。「だまされて子育てするオオヨシキリ」「自分のにおいに気絶するカメムシ」「「だちょうの脳は目玉より小さい」といった内容に「あえて残念なところが愛しく思えます」「かんぺきじゃないから親しみやすい」という口コミも多く寄せられ、生き物の生態の多様さを実感できる絵本となっています。地球のかたちを哲学する文・絵:ギヨーム・デュプラ/訳:博多かおる/出版社:西村書店 「地球のかたちを哲学する」(絵本ナビ紹介ページ) 昔の人は地球はどんなものだと思っていたのでしょうか。今でこそ「地球は丸い」のが当たり前ですが、世界中の人びとはいろんな想像をしていたようです。例えば「下から順に巨大な魚、大きな卵、巨大な水牛と続き、いちばん上に大地があった」「箱に入っている」「裏返したお椀のような形」「三角形」などなど…。実にさまざまなイメージを持っていたようですね。本当の地球を知りたい、調べたいと願う人類の思いが科学の進歩の原動力となったことを改めて感じさせてくれる科学絵本です。くだものと木の実いっぱい絵本作:ほりかわりまこ/監修:三輪 正幸/出版社:あすなろ書房 「くだものと木の実いっぱい絵本」(絵本ナビ紹介ページ) 170種の果物と木の実をとりあげたこちらの絵本にはどんな花や葉、実をいつつけるのか、名前の語源、どんな効能があるか、植え方や料理レシピなど読み応えたっぷり! すべてイラストで描かれているので親しみやすく「小学生の調べ学習にもよさそう」というママもいます。お子さんが小さいうちは絵本の果物を食べるふりをするなど、遊び読みするのも楽しそうですね! ぜひ、果物が大好きなお子さんと一緒に読んでみてください。図鑑は解説を読むことで語彙力アップになります。また、一度読んだだけで理解できるよう分かりやすくまとまられた文章を目にすることで、文章を書く能力も身に付きますね。知育本としての機能をしっかり果たすおもしろ絵本! ぜひ一度、手にとってみてはいかがでしょうか。データ協力: 絵本ナビ
2017年02月02日「もうこんなことができるようになったんだな」と、子どもの成長を強く感じることのひとつに「おてつだい」がありますよね。初めてのおてつだいは、ちょっと前まであんな小さかったのに… と涙ぐんでしまうママもいるかもしれませんね。でも中には何をおてつだいしてもらうか迷ってしまったり、おてつだいに無頓着な子にどう促していいか分からなかったりする人もいます。そこで今回は 絵本ナビ 協力のもと「おてつだいができるようになる絵本」を選んでみましたので、ご紹介していきましょう。できること おてつだい作:くすのき しげのり/絵:市居 みか/出版社:廣済堂あかつき 「できること おてつだい」(絵本ナビ紹介ページ) 一緒に遊んでいるのはリスくんと、クマくんと、ウサギさん、サルくん。運動会の準備のおてつだいを申し出る4人でしたが「ぼくが(わたしが)やる!」とちょっと険しい雰囲気に。でも、かごをおろしたり、ダルマを運んだり、狭いすき間にはいってしまった球を拾いにいったり…。実は、みんなちゃんと自分の得意なことをすすんでやれていました。自分にできることは何かを考え、お互いに認め合って協力すればとってもスムーズ! 誰かの役に立てる「おてつだい」の良さも知ることができる一冊です。おてつだいの絵本作:辰巳 渚/絵:すみもと ななみ/出版社:金の星社 「おてつだいの絵本」(絵本ナビ紹介ページ) 子どもがしてくれるおてつだいには何があるでしょう。こちらの絵本では子どもにもできるおてつだいのやり方が、イラストで分かりやすく紹介されています。掃除や洗濯、食事の準備、植物の水やりにゴミの仕分けの仕方などパターンもさまざまなので「これ、やってみたい!」と子ども自身がやりたいと思うおてつだいが見つかります。子どもの生活力向上にも役立ちますね。はじめてのおつかい作:筒井 頼子/絵:林 明子/出版社:福音館書店 「はじめてのおつかい」(絵本ナビ紹介ページ) 5才のみいちゃんはママに頼まれて初めてのおつかいに出かけます。100円玉を2つにぎりしめて坂の上にあるお店に向かう途中、転んでしまったり、大きな声で呼んでもお店の人に気付いてもらえなかったり…。ドキドキ緊張している主人公と同じ目線になるのか、読み聞かせると真剣に見入っているお子さんも多いようです。ママと一緒のときは起きないアクシデントも1人で乗り越えたみぃちゃん。最後に坂の下で待っていたママと赤ちゃんを見つけます。ママのわが子を心配する気持ちも伝わってくる絵本です。こじかかじっこ おてつだいのいと作:さかいさちえ/出版社:教育画劇 「こじかかじっこ おてつだいのいと」(絵本ナビ紹介ページ) 森の中にあるお裁縫屋さん。そこに住んでいる子鹿の三姉妹のうち、いちばん上のお姉さんが今回の主人公「かじっこ」。刺しゅうの糸を届けるため、かじっこちゃんは山の上にあるおばあちゃんの家へ向かいます。その道中、ケンカしている3匹のこぶたや困っている虫さんたちに出会い、山のお茶会に参加することに。幻想的で可愛らしいイラストはとてもメルヘンチックです。こんな世界なら入り込んでみたいかも…? 眠そうなまぶたのかじっこちゃんの表情がなんともいえずキュートです。ケロちゃんケケちゃんケロロちゃん おてつだいおてつだい作・絵:長野 ヒデ子/出版社:ひさかたチャイルド 「ケロちゃんケケちゃんケロロちゃん おてつだいおてつだい」(絵本ナビ紹介ページ) お父さん、お母さん、ケロ、ケケ、ケロロの3匹兄弟がおりなすハートフルなこちらの絵本には、家族それぞれに大切な役割があることを気付かせてくれます。特に生活に欠かせないのが「お母さん」の存在。どんなときも家族を支え、子どもたちを優しくサポートしてくれるお母さん。そんなお母さんが大好きな子どもたち。何気ない毎日をみんなで過ごせることが家族の幸せなんだ、と改めて感じさせてくれる一冊です。素朴でほっこりするイラストもいいですね。いかがでしたか? お手伝いへの興味を抱かせてくれる絵本をご紹介してきました。イラストの雰囲気がそれぞれ異なるので、子どものお気に入りが見つかりやすいかもしれません。絵本を読んで、おてつだいに積極的になってくれればママも大助かりですね!
2017年01月26日もっと自由に、もっと気軽に、語り合える場所にしていきたい。Upload By 発達ナビ編集部本日1月26日、LITALICO発達ナビはオープン1周年を迎えました!オープンから今日まで、たくさんのユーザーさんからの応援の声やアドバイスをいただきながら運営して参りました。1年間、本当にありがとうございました!記念すべき1周年の日に、発達ナビから新しい機能をリリースしました!【新機能はこちら】発達ナビトップページからオレンジ色のボックスをチェックしよう!「発達障害にかかわりのある発達ナビユーザーさん同士だからこそ、共に語り合えることがある」という趣旨のもと、気軽に投稿し、交流できる新たな機能です。発達ナビの新コーナー「みんなのアンケート」って?Upload By 発達ナビ編集部気になる新機能の名前は「みんなのアンケート言いたい!聞きたい!」というアンケートコーナーです!現在、発達ナビのトップページである「タイムライン」には、FacebookやTwitterのようにフリーテーマで気軽にだれでも投稿ができるようになっています。今回の新機能は、「発達ナビユーザーさん同士だからこそ、他のみんなにも意見を聞いてみたい、考えや工夫を教えてほしい!」という具体的なテーマを設けて、みなさんから投稿を募集するというものです。これまでのようなフリーテーマでの投稿だけでなく、発達ナビユーザーさん同士で、同じテーマに紐付けて子育ての考えや出来事を共有していくことができます。笑いあり、涙あり、学びあり…!と様々なテーマを考えておりますので、ぜひみなさんも参加してみてくださいね。例)・これってADHDだから?何年たっても変わらない「わたしあるある」を募集!・子どものかんしゃくはいつ起こる?!発生エピソードを5・7・5で大募集「かんしゃくカルタ」・療育手帳の取得、家族でどんな話しをした?みんなの体験談を教えてください「みんなのアンケート言いたい!聞きたい!」はどこにあるの?「みんなのアンケート」の募集テーマは、タイムライン上に以下の図のようなオレンジ色のボックスで掲載されています。テーマは一定期間で次々と変更していく予定です。Upload By 発達ナビ編集部「みんなのアンケート」にはどうやって投稿するの?オレンジ色のボックスをクリックしていただくと、アンケート投稿の一覧ページにうつります。一覧ページにある投稿フォームを使って、投稿内容を書き込んでいただく仕様になっています。Upload By 発達ナビ編集部投稿していただいた内容は、タイムライン上、アンケート投稿一覧、ご自身のマイページの3つに表示されます。タイムライン上は、新着の投稿から表示されるようになっていますので、マイページの投稿履歴からの確認がおすすめです。タイムライン上かご自身のマイページから、アンケート投稿のグレーボックスをクリックしていただくと一覧でみることができます。Upload By 発達ナビ編集部マイページの投稿履歴にはこのように表示されます。Upload By 発達ナビ編集部タイムライン上かご自身のマイページから、アンケート投稿一覧へ移動します。そこにある投稿フォームより再度入力をお願いします。Upload By 発達ナビ編集部みなさんの投稿、お待ちしております!さっそくアンケート投稿をしてみるご利用上の注意事項のご案内 利用規約・ガイドラインについて投稿いただく際の注意事項は以下の通りです。【1】タイムラインの投稿は、誰にどこまで公開されるの?・ログインをしていないユーザーさんも一部閲覧可能です・コメントや♡を出来るのは、会員ユーザーさんのみとなります【2】 テキスト・画像を投稿するときの注意事項は?タイムラインにご投稿いただく際は、他者の著作権を侵害することの無いよう、以下の点にご留意ください。◇テキストについて書籍や記事等で他者が執筆した文章を投稿する場合、"引用符"で区切った上で出典を明記するなど、引用の要件に注意して、無断盗用・剽窃の無いようご注意ください。気軽な日常の投稿はじめ、ご自分で書き下ろしていただいた文章はお気軽にご投稿いただいて大丈夫です。◇画像について他者の著作物である画像の無断転載はご遠慮ください。・ご自分で撮影された写真など、ご自分に著作権がある画像・フリー素材サイトの写真など、自由利用が許可された画像などはご投稿いただいて大丈夫です。文化庁: 「著作権なるほど質問箱」【3】利用上の規約やガイドラインはあるの?LITALICO発達ナビ全体で、ユーザーの皆さまに守っていただくルールとして、「利用規約」がございます。一人ひとりの権利を守り、サービスを安全に維持・運営していくための、運営会社である株式会社LITALICOと、お客様であるユーザーの権利義務関係を定めた大切な「お約束」です。こちらも併せてご確認の上、タイムライン投稿をご利用ください。りたりこ)発達ナビ利用規約また、医療情報を含む投稿に関しては、以下のガイドラインもご参照ください。ユーザーさまによる医療情報に関する投稿の取り扱いについてこちらは2017年1月26日時点の仕様となっており、以降デザインや機能などの変更をする場合もございます。ご理解のほどお願いいたします。
2017年01月26日この世に誕生した小さな命。その命を守り、大切に育てていく子育てはすばらしくもあり、過酷でもあります。ときには苦しくて涙がこぼれ、辛く感じてしまうこともありますよね。そんなとき誰かがはげましてくれたら、応援してくれたらどれだけ心強いことでしょう。今回は 絵本ナビ 協力のもと「ママを応援してくれる」を選んでみました。ママを笑顔にする厳選の5冊をご紹介していきましょう。今日訳:伊藤比呂美/画:田昌克/出版社:福音館書店 「今日」(絵本ナビ紹介ページ) 語られる詩は作者が分からないまま英語圏に伝わっているもので、詩人の伊藤比呂美さんが日本語に訳しています。一生懸命になればなるほど子育てで頭がいっぱいになり、余裕がなくなってしまうものですよね。1日が終わるとき、自己嫌悪を感じてしまうママもいるでしょう。この絵本は「あなたはちゃんとやっているよ」と静かにほほえんでくれます。留守中ママと赤ちゃんがどう過ごしているかパパに知ってもらうにもぴったりで、夫婦間の溝を解消するキッカケにもなるかもしれませんね。ちいさなあなたへ作:アリスン・マギー/絵:ピーター・レイノルズ/訳:なかがわ ちひろ/出版社:主婦の友社 「ちいさなあなたへ」(絵本ナビ紹介ページ) アメリカで発売されるや母親たちの涙を誘い、児童書分野で大ヒットをとばした話題の絵本。この世に生まれた子どもにたっぷりと愛情をそそぎ、やさしく背中を見守りながら年老いていく母親。老いておく母への感謝の気持ちを感じながら、母と同じように母親になる子ども。自分の親を思う気持ち、わが子を思う気持ち。その両方を感じて胸がいっぱいになる絵本です。おかあさん、すごい!作:スギヤマ カナヨ/出版社:赤ちゃんとママ社 「おかあさん、すごい!」(絵本ナビ紹介ページ) 今では何でもできるように見えるけど、料理もお裁縫も最初は苦手だったことを明かすおかあさん。こんな状態でちゃんとした母親になれるか不安だったけれど、いつの間にか苦手なこともできるようになっている。等身大のおかあさんに、うれしそうな子どもの笑顔が印象的です。子どもの存在がちょっとずつ自分をママにしてくれる、子どもと一緒に生きていくだけで幸せ! そんな気付きをくれる一冊となっています。おかあちゃんが つくったる作:長谷川 義史/出版社:講談社 「おかあちゃんが つくったる」(絵本ナビ紹介ページ) 小学3年生のぼくにおとうちゃんはいないけど、ねえちゃんとおかあちゃんと3人で元気に暮らしてる。ミシンの仕事をしているおかあちゃんに「ジーパンこうて」といったら「つくったるわ」と剣道のはかまのきれですぐにジーパンを作ってくれたおかあちゃん。でも学校では「ちょっとへん」と笑われる。家族のためにパワフルにがんばるおかあちゃんのユーモアと前向きさ。どんなときだって子どものことをいちばんに考える、おかあちゃんのあたたかさが染みるお話です。おかあさん だいすきだよ作・絵:みやにし たつや/出版社:金の星社 「おかあさん だいすきだよ」(絵本ナビ紹介ページ) 子どものためと思い叱ったり、怒ったり…。そんなおかあさんの目線ではなく「こうしてくれたら、もっとおかあさんのことだいすきだよ」と子ども目線で語られているのがこちらの絵本。「はやくおきなさい! またねぼうでしょ」じゃなくて「やさしくおはようっていいながら ぎゅうってだっこしてくれたら ぼくね もっとおかあさんのこと だいすきだよ。」と語られるたび「分かってはいるんだけど…」とグッときてしまうママもいるのではないでしょうか。子どもはおかあさんが大好き。だからもっと大好きになりたい。思わず子どもを抱きしめたくなる一冊です。ママは子どものことを愛しています。子どもも同じようにママを愛しています。本当はそれだけで十分なはずなのに自己嫌悪や不安や辛さを感じてしまうのは、それだけ子どもを大事に思っているから。ときには、がんばっている自分をこれでもかと褒めて甘やかしてあげてくださいね。データ協力: 絵本ナビ
2017年01月19日その言葉を耳にしようものならニヤニヤ、ゲラゲラと笑い出し、いつまでもはしゃぐ子どもたち。みんなを瞬時に笑顔にする魔法の言葉、それが「うんち」です。今回は 絵本ナビ 協力のもと、「うんちから学ぶ知育絵本」を選んでみました。おもしろさだけじゃなく、うんちの新たな一面と出会える良作ぞろいとなっています!みんなうんち作:五味 太郎/出版社:福音館書店 「みんなうんち」(絵本ナビ紹介ページ) うんちの大きさや形は動物によって違うことを、ユーモアたっぷりに分かりやすく学べる絵本です。リズミカルに並べられた文章はとても読みやすく、絵本の雰囲気にもぴったり。読み始めはニヤニヤしていた子も最後には「いきものは食べるからうんちをする」という新たな発見に納得顔。トイレトレーニング中のお子さんをもつママからは「絵本を読んだら自分からトイレに座ってくれるようになった!」なんてエピソードも寄せられています。うんぴ・うんにょ・うんち・うんご作:村上 八千世/絵:せべ まさゆき/出版社:ほるぷ出版 「うんぴ・うんにょ・うんち・うんご」(絵本ナビ紹介ページ) 「いいうんちをするためには、どうしたらいい?」この絵本では冷たいものを食べたら下痢になる、野菜をしっかり食べるといいといった、うんちにまつわる知識がつきます。カチカチのものは「うんご」、水っぽいのは「うんぴ」など、この絵本ならではの呼び方でうんちを呼び分けているのもおもしろいところ。この絵本を読めば「元気なうんちをすることの大切さ」を知ることができるので、園や学校でうんちをするのが恥ずかしい、というお子さんの読み聞かせにもおすすめです。親子の間で「今日のうんちはどうだった?」なんて会話ができるようになるかもしれませんね。うんちがぽとん作・絵:アロナ・フランケル/訳:さくま ゆみこ/出版社:アリス館 「うんちがぽとん」(絵本ナビ紹介ページ) 主人公・まあくんがおばあちゃんにもらったのは「おまる」。でもどうやって使うのか分からずに帽子にしてみたり、花瓶にしてみたり…。イスラエルの作家が描いたこの絵本はトイレトレーニングがうまくいかず焦りを感じているママに「ゆっくりやっていこう」と思わせてくれる、いい「ゆるさ」があります。うんちにまつわる絵本はユーモアにあふれた作品が多い中、こちらは愛らしい挿絵と少し長めのストーリーが特徴的。まあくんの素朴で素直な表情にもほっこりします。いっしょにうんち作・絵:ふくだ いわお/出版社:フレーベル館 「いっしょにうんち」(絵本ナビ紹介ページ) うんちがきらいないっちゃんは逃げ回ってばかり。そこへ動物たちがおまるを借りにきます。なんだか気持ちよさそうにうんちする動物たちをみて、いっちゃんは「ぼくもちょっとやってみようかな」とくまさんと一緒におまるに座り…。嫌がる子どもにどうトイレを覚えさせていくか、途方にくれてしまったときに読んであげたい絵本。自然なトイレトレーニングへと子どもを導いてくれる一冊です。うんち でるかな?作:新井 洋行/出版社:講談社 「うんち でるかな?」(絵本ナビ紹介ページ) こちらは片観音ページが下に広がるしかけ絵本。ころころうんち、迫力のうんち、飛びながらうんち、細長いうんち… など、さまざまな動物のうんちがページをめくることで露わになるというお楽しみ要素がつまっています。最後はぼくの番! トイレに座って「うーん うーん」として出てきたうんちはどんなのだろう? 自分のうんちに興味がもてるようになりそうですね。うんちはいきものによって違いがある、食べものによっても変化するといった学びがありながらも、うんちすることの楽しさ、おもしろさも教えてくれる絵本たち。今回ご紹介した知育絵本はトイレトレーニングのサポート本として活用できるだけでなく、子どもたちの笑顔をもっと増やしてくれるはずです。ぜひ、親子で楽しんでくださいね。データ協力: 絵本ナビ
2017年01月12日ベストセラー絵本『はらぺこあおむし』で知られるアメリカの絵本作家、エリック・カール(Eric Carle)による展覧会「エリック・カール展The Art of Eric Carle」が、17年4月22日から7月2日まで東京・世田谷の世田谷美術館にて開催される。カラフルな絵と驚きに満ちた仕掛けが満載の絵本で、世界中の子どもたちを魅了し続けているエリック・カール。アメリカ・マサチューセッツ州にあるエリック・カール絵本美術館の全面協力を得て開催される同展では、カールが絵本作家として活躍するきっかけとなった『くまさん くまさん なにみてるの?』や、超人気作品『はらぺこあおむし』の原画など、厳選した約160点以上の貴重な資料が展示される。また、パウル・クレー(Paul Klee)やレオ・レオニ(Leo Lionni)など、影響を受けた作家の作品も同時に紹介。日本の作家のいわむらかずおとの共作絵本の原画や、舞台の衣装デザイン、立体作品なども展示され、カールのアーティストとしての側面にも迫る。なお、東京会場閉幕後は美術館「えき」KYOTOへの巡回を予定している。【イベント情報】「エリック・カール展The Art of Eric Carle」会場:世田谷美術館住所:東京都世田谷区砧公園1-2会期:17年4月22日~7月2日
2017年01月11日子どもへの学びや気付きを促す絵本の中には、大人の涙腺を刺激する絵本もたくさんあります。「思いがけずグッときてしまった」なんて不意打ちをうけたという人も少なくないのではないでしょうか。そこで今回は 絵本ナビ 協力のもと、大人が泣ける絵本をご紹介しましょう。だいすきなパパへ作:ジェシカ・バグリー/訳:なかがわ ちひろ/出版社:あすなろ書房 「だいすきなパパへ」(絵本ナビ紹介ページ) 会えないお父さんに船をつくって海に浮かべ、きっと届いているはずと信じるバークリー。優しくわが子を見守るお母さん。母子のお互いを思う気持ちはいつもあたたかく穏やかです。悲しい話が苦手、というお子さんもその結末に悲しみ以外の何かを感じとってくれるかもしれません。シンプルで短く、美しい文章も魅力的です。おこだでませんように作:くすのき しげのり/絵:石井 聖岳/出版社:小学館 「おこだでませんように」(絵本ナビ紹介ページ) ぼくはいつもおこられてばかり。なぜかいつも僕だけ怒られる…。そんなぼくが七夕の短冊に書いた願いごととは? 子どもの心の中をのぞきこんでみると思わぬ答えを発見する、親にとって気付きのある一冊として知名度のある絵本です。忙しくても少し手を止めて「この子は今、何を思っているのかな?」と考える時間を与えてくれる一冊。だいじょうぶだいじょうぶ作・絵:いとう ひろし/出版社:講談社 「だいじょうぶだいじょうぶ」(絵本ナビ紹介ページ) ぼくの優しいおじいちゃんはいつも「だいじょうぶだいじょうぶ」といってくれる。大人になるにつれ、怖いこと、逃げだしたいこと、不安なことって増えていくものですよね。そんなときに思い出すのは、誰かがくれた励ましの言葉ではないでしょうか。誰かの優しさに救われた経験を思い出させてくれる一冊です。ずーっとずっとだいすきだよ作・絵:ハンス・ウィルヘルム/訳:久山 太市/出版社:評論社 「ずーっとずっとだいすきだよ」(絵本ナビ紹介ページ) ぼくとエルフィーはいつも一緒。でもエルフィーは僕よりずっと早く年をとっていく。「大好きだよ」と、ぼくはいつも伝えていた。愛するものに言葉で愛を伝え、想いをしめすこと。日ごろからできている人は少ないかもしれません。「いなくなってしまえば、もう何も伝えられない」いつも心の隅においておきたいことを教えてくれる絵本です。ちょっとだけ作:瀧村 有子/絵:鈴木 永子/出版社:福音館書店 「ちょっとだけ」(絵本ナビ紹介ページ) お姉ちゃんだから、とできないことをちょっとだけ頑張ろうとする健気な「なっちゃん」。下の子が生まれ、上の子をかまってあげられていないと感じるママは胸をつかれる思いがするかもしれません。子どもだって「がんばろう」と前向きに物事をとらえ、一生懸命に日々を過ごしているんですね。甘えたいときは「ちょっと」じゃなく「いっぱい」がいい。最後のシーン、なっちゃんの気持ちをめいっぱい受け止めるお母さんもステキです。本当は分かっている、頭では理解しているはず。だけど忘れてしまったり、見失ってしまったりするときもあります。大人が泣ける絵本は、もう一度「大切な気持ち」を見つめ直すキッカケになるかもしれません。気になる一冊があればぜひ読んでみてくださいね。
2017年01月05日新しい年が始まる期待感で胸がいっぱいのお正月。久しぶりに会う家族や親せきと楽しい時間を過ごす人も多いですよね。そこで今回は 絵本ナビ 協力のもと、読めば盛り上がるお正月絵本を選んでみました。大人数で読むとよりいっそう楽しい時間が過ごせるはずです!おえかきしりとり作:新井 洋行 鈴木 のりたけ 高畠 那生 よしなが こうたく/出版社:講談社 「おえかきしりとり」(絵本ナビ紹介ページ) 絵だけでしりとりが進んでいく物語をつくったのは大活躍中の若手絵本作家4人。全員でストーリーを考え、それぞれが完成させたイラストがしりとりでつながっている、とても豪華な一冊です。前見返しにはルール、最後にはしりとりの答えがちゃんと描いてあります。読んでいくうちに難易度があがっていくので読み応えもあり! ユーモアあふれるしりとりに親子で挑みたい一冊です。ルージュベックのだいぼうけん作:アガット・デモワ ヴァンサン・ゴドー/訳:うちだ さやこ/出版社:アノニマ・スタジオ 「ルージュベックのだいぼうけん」(絵本ナビ紹介ページ) 絵本と一緒についてくる赤いセロファンがはられた「まほうのルーペ」。そこをのぞきながら絵本をめくると、別の世界が見えてくるしかけ絵本シリーズです。のぞかなければ分からない思わぬ出来事、隠されている物語…。不思議なこの絵本は「こんなところにこんなものが!」という驚きをくれ、読んでいる人の想像力をたくましくしてくれます。ウォーリーをさがせ! クイズ&ゲームブック作・絵:マーティン・ハンドフォード/訳:唐沢則幸/出版社:フレーベル館 「ウォーリーをさがせ! クイズ&ゲームブック」(絵本ナビ紹介ページ) ご存じ大人気の絵本シリーズ「ウォーリーをさがせ!」のゲームブックバージョンは、たくさんの人が集まるお正月シーンにぴったり。定番の探し物をみんなで楽しむもよし、迷路やパズル、クロスワードなどのゲームにいそしむもよし! とにかく遊べる絵本なので、飽きるヒマを与えません。永遠の名作と一緒にこちらのゲームブックも手に入れておきたいですね。トントン紙ずもう作・絵:COCHAE(コチャエ)/出版社:コクヨ 「トントン紙ずもう」(絵本ナビ紹介ページ) 紙で人形をつくり箱の上にのせ、トントンとたたきながら相撲させる「トントン相撲」。子どものころに友だちと戦いを繰り広げた人もいるのでは?「トントン紙ずもう」には力士39体が収録され、桃太郎と金太郎など昔話のキャラクター同士、夢の対決をさせることも可能です。たくさんの力士の中からお気に入りの1体を選ぶ作業も楽しく、無地の台紙やシートもついてくるので、自分だけのオリジナル人形をつくることもできますよ。たべものかるた あっちゃんあがつく原案:みね よう/作:さいとう しのぶ/出版社:リーブル 「たべものかるた あっちゃんあがつく」(絵本ナビ紹介ページ) 見るからにおいしそうなイラストが人気の「たべものあいうえお」絵本。その「あっちゃんあがつく」のカルタ版となっているこちらは、取り札・読み札が各69枚。予備の札も3枚ずつあるのでなくしても安心です。50音だけでなく「を」や「ん」の札もあるのはさすが! 絵札だけでなく、読み札もイラスト入りで楽しい工夫が満載です。カルタで遊んだ後は、おなかがすいてしまうかもしれませんね。いかがでしたか? 読めばみんなで盛り上がること間違いなしのお正月絵本をご紹介しました。ずっと家の中にいると子どもたちも退屈してしまいます。そんなときも、みんなで読んで遊んでリフレッシュ! 楽しいお正月を過ごすことができますよ。データ協力: 絵本ナビ
2016年12月29日お出かけ前にテレビで見た「今日の運勢」。結果がいいものなら「いいことあるかも!」とちょっぴり幸せな気持ちになりますよね。実は絵本の世界にもそうした運にまつわる作品がたくさんあるのをご存じでしょうか。そこで今回は 絵本ナビ 協力のもと、運気の上がりそうな開運絵本を選んでみました。絵本を読んで、幸せを呼び込みましょう!どんぶらどんぶら七福神文:みき つきみ/絵:柳原 良平/出版社:こぐま社 「どんぶらどんぶら七福神」(絵本ナビ紹介ページ) まるで歌を歌っているような文章で、「七福神」という神さまを紹介してくれる絵本。子どもたちの中には初めてそんな神さまと出会う子もいるかもしれません。大人の私たちの中にも「誰がどんな神さまか」と問われると悩んでしまう人は少なくないはず。この絵本を読めばそれぞれの神さまの顔と特徴がよく分かります。親しみやすく、かわいいイラストと神さまの笑顔にこちらも思わずほっこりしてしまう一冊です。開運えほん作:かんべ あやこ/出版社:あかね書房 「開運えほん」(絵本ナビ紹介ページ) 今年の夏にお母さんが入院したり、遊園地で迷子になったり、仲良しの友だちとけんかして仲直りもできていない「はなちゃん」。おばあちゃんはそんなはなちゃんに「いやなこと、悲しいことは疫病神の仕業」と教えてあげます。この絵本は、はなちゃんが年神様に疫病神を追っ払ってもらおうと奮起するお話です。だるまの目は最初は片側しかいれない、まねきねこは右足でお金をまねき、左足で人をまねく…。開運にまつわるかざりものの説明が分かりやすく、たくさん描かれています。説明の難しい日本のならわしも、子どもにも楽しく理解できる一冊です。おもちのきもち作:かがくい ひろし/出版社:講談社 「おもちのきもち」(絵本ナビ紹介ページ) たれた眉、つりあがった目、まあるい体に腕を組んだ「かがみもち」が表紙の絵本。毎年お正月になると登場する、かがみもちが主人公となっているこのお話はとっても斬新! ほかのおもちが人に食べられていく姿に身の危険を感じ、家から飛び出したかがみもちの大脱走劇の結末は…。おもちの一大事ではありますが、コミカルな語り口とイラストが大人と子どもの笑いを誘います。最後はしっかりオチのつく、新年にぴったりの一冊です。おたんじょう月おめでとう1月生まれ おめでとうおめでとう作:中川 ひろたか/絵:あおき ひろえ/出版社:自由国民社 「おたんじょう月おめでとう1月生まれ おめでとうおめでとう」(絵本ナビ紹介ページ) あたらしい年を「しんぴんのとし」と表現する主人公の男の子がとてもいとおしく思える絵本。新年は新品の洋服を用意して身に付けたりする家庭もありますよね。この絵本にはいつもと変わらない見慣れた景色もあたらしく見え、1月がとくべつである理由がたっぷり描かれています。新年のハッピーな気持ちをおすそ分けしてくれる絵本なので、どの月に生まれたお子さんでも楽しめます。あけましておめでとう作:中川 ひろたか/絵:村上 康成/出版社:童心社 「あけましておめでとう」(絵本ナビ紹介ページ) 「あけましておめでとう」というお正月は、普段と何が違うでしょう。お正月前から日本の文化やお正月の風景を子どもに伝えることができます。お正月はカルタやすごろく、福笑いなど楽しい遊びもたくさん! でも羽子板の勝負で負けると、墨で顔にバッテンを書かれてしまう…。お正月ならではの伝統遊びをする機会が減った今だからこそ読んであげたいお正月絵本。文章はシンプル、大きなイラストで小さなお子さんの読み聞かせにもぴったりです。新しい年の始まりを全身で感じながら「今年はいいことがありますように!」とお願いする…。お正月は日本の文化や習慣を改めて感じられるときでもあります。みなさんの一年が今年も良いものでありますように。データ協力: 絵本ナビ
2016年12月26日発達ナビから新機能リリースのお知らせ!Upload By 発達ナビ編集部いつも発達ナビをご利用いただきありがとうございます。発達ナビ運営事務局より、新機能の試験リリースのお知らせです。今回ご紹介するのは、会員ユーザーさん限定の新機能、「タイムライン」への投稿機能です!「タイムライン」に投稿出来るようになりました!Upload By 発達ナビ編集部発達ナビの「ホーム」画面には、コラムやQ&Aなど、発達ナビ内のコンテンツが閲覧できる「タイムライン」を掲載しています。今回のリリースでは、そのタイムライン上に、ユーザーの皆さんが自ら投稿をすることができるようになりました。FacebookやTwitterと同じように、フリーテーマで気軽に投稿することができます。また、投稿に対してユーザーさん同士でコメントし合うことも可能です。・夜寝る前に、お子さまの成長を実感したところについて日記のように投稿してみる・お出かけ先での思い出の写真を投稿してみる・クリスマスなどのイベント事でのできごとを投稿してみる・2016年、感動したことや大失敗エピソードなどを投稿してみるなどなど、自由なテーマで気軽に投稿してみてください!どうやってタイムラインに投稿するの?ここでは、タイムラインへの投稿方法を画像と一緒にご紹介します。Upload By 発達ナビ編集部Upload By 発達ナビ編集部Upload By 発達ナビ編集部Upload By 発達ナビ編集部発達ナビ: タイムライン投稿ページタイムラインには何を投稿したらいいの?出典 : 「Q&A」コーナーで相談するような困りごとや問題でもないし、「コミュニティ」のような、テーマや話題の流れに沿った投稿でも無い…でも、「ちょっと聞いてよ!」と思わず誰かに喋りたくなる。そんな気持ちになることが、日常生活の中でもあると思います。タイムライン機能では、FacebookやTwitterのように、カジュアルにご自分のことや身近な出来事を投稿することができます。LITALICO発達ナビには、お子さんやご自分の発達特性について悩んでいる方々や、そうした悩みや困りごとを乗り越えてきた方々が集まっています。日常の些細な出来事であっても、似たような境遇や体験がある方々が集まっているからこそ、共感し合えることがある。そんな思いからタイムライン機能をリリースしました。ぜひお気軽に、ご投稿いただければ嬉しいです。共感する投稿があったら、♡を送ったり、コメントをしてみてくださいね。タイムラインご利用上の注意事項のご案内ここでは、タイムラインへ投稿する際のご注意事項をお伝えします。→非ログインユーザーにも見える→コメント・♡は、会員ユーザーのみタイムラインにご投稿いただく際は、他者の著作権を侵害することの無いよう、以下の点にご留意いただければ幸いです。◇テキスト書籍や記事等で他者が執筆した文章を投稿する場合、引用符""で区切った上で出典を明記するなど、引用の要件に注意して、無断盗用・剽窃の無いようご注意ください。気軽な日常の投稿はじめ、ご自分で書き下ろしていただいた文章はお気軽にご投稿いただいて大丈夫です。◇画像他者の著作物である画像の無断転載はご遠慮ください。・ご自分で撮影された写真など、ご自分に著作権がある画像・フリー素材サイトの写真など、自由利用が許可された画像などはご投稿いただいて大丈夫です。文化庁: 「著作権なるほど質問箱」利用規約・ガイドラインもご確認ください「LITALICO発達ナビ」全体で、ユーザーの皆さまに守っていただくルールとして、「利用規約」がございます。一人ひとりの権利を守り、サービスを安全に維持・運営していくための、運営会社である株式会社LITALICOと、お客様であるユーザーの権利義務関係を定めた大切な「お約束」です。こちらも併せてご確認の上、タイムライン投稿をご利用ください。りたりこ)発達ナビ利用規約また、医療情報を含む投稿に関しては、以下のガイドラインもご参照ください。ユーザーさまによる医療情報に関する投稿の取り扱いについてもっと気軽に、もっと自由に発達ナビを楽しんでいただけますように発達ナビの新機能「タイムライン」への投稿機能をご紹介いたしました。ユーザーの皆さんが、もっと気軽に、もっと自由に投稿・交流できる場所を作りたいと思ってリリースした新機能です。クリスマスイベントや、一年の振り返りを発達ナビで投稿してみませんか?みなさんの素敵な投稿を楽しみにしております。投稿機能もあくまで試験リリースです。機能の改善要望やご意見をいただきながら、今後も検討・改善を進めていきたいと思います。機能改善へのご要望があれば、以下のお問い合わせ窓口にお気軽にご連絡ください。発達ナビ運営事務局発達ナビ: ご意見・ご要望窓口発達ナビ: タイムライン投稿ページ
2016年12月20日クリスマスは楽しく、にぎやかなイメージがありますよね。みんなでワイワイするのも楽しいですが、たまにはしっとりと大人のクリスマスを過ごす時間を持つのもいいかもしれません。今回は 絵本ナビ 協力のもと、「大人の心にじんわり染みる」クリスマス絵本を選んでみました。絵本の世界にどっぷりつかって、感情の扉を開いてみませんか?賢者のおくりもの作:オー・ヘンリー/絵:リスベート・ツヴェルガー/訳:矢川 澄子/出版社:冨山房 「賢者のおくりもの」(絵本ナビ紹介ページ) デラとジムはとても仲のいい夫婦。長く美しい栗色の髪をもつデラは愛する夫へクリスマスプレゼントをおくろうとしますが、生活が苦しくそれを買うためのお金がありません。そこである決心をするのですが…。大切な人を愛する想いの美しさ。大人になり大切な人ができたからこそ、心がギュッと締め付けられるような感覚を覚える人も多いようです。ビロードのうさぎ作:マージェリィ・W・ビアンコ/絵・訳:酒井 駒子/出版社:ブロンズ新社 「ビロードのうさぎ」(絵本ナビ紹介ページ) 男の子のもとにやってきたビロードのうさぎは「子どもに愛されたおもちゃは いつかほんものになれる」ことを知ります。毎日男の子と一緒に寝たり、遊んだり。ぼろぼろになっても大事にしてもらってうさぎは幸せ。うさぎは「ほんもの」になることができるのでしょうか。ほんものになることの、本当の意味とは何か。読み手の立場によって感じ方が変化する絵本です。思わず触れたくなる、やわらかい毛並を持ったうさぎの挿絵もステキ!子うさぎましろのお話作:佐々木たづ/絵:三好碩也/出版社:ポプラ社 「子うさぎましろのお話」(絵本ナビ紹介ページ) 白うさぎの子・ましろはクリスマスにサンタのおじいさんから贈り物をもらったものの、また欲しくなり黒うさぎに変装! もう一度おじいさんのところへ行き、小さな「たね」をもらいます。でもその後で嘘をついたことを後悔し、もらったものを神様に返すため土の下にたねをうめます。春になり、そこから一本の木がのびだして…。子うさぎのついた嘘を知りながら、たねを渡したサンタさん。子育ての気づきを発見したような気分になる人もいるようです。ふくびき作:くすのき しげのり/絵:狩野 富貴子/出版社:小学館 「ふくびき」(絵本ナビ紹介ページ) 「おかあちゃんは、どうしてサンタさんに プレゼントを おねがいせえへんの?」という出だしから子どもの優しさにジーンときてしまう人もいるはず。自分のことを後回しにするおかあちゃんのため、お小遣いの80円をもって2人はバッグを買いに商店街へ。けれど80円で買えるものはありません。そんなとき、福引券を見つけて…。姉弟が母親を思う気持ちに胸打たれるだけでなく、子どもの正直でまっすぐな心を感じられるところもこのお話のポイント。読みながら目頭が熱くなってしまう、ハートフルストーリーな絵本です。ゆきの日 ーon Christmas dayー作・絵:菊田 まりこ/出版社:白泉社 「ゆきの日 ーon Christmas dayー」(絵本ナビ紹介ページ) ある朝目が覚めたら外は雪景色。「ああ雪かきしなきゃ。電車も遅れそう。いろいろ面倒だなぁ」とガッカリしたことのある人はいませんか? 子どものころは積もった雪を見た瞬間に歓声をあげたものなのに…。クリスマスの日に「ぼく」に起こった小さな奇跡は「忘れたくない気持ち」を思い出させてくれます。挿絵は水色と白のカラー展開でいたってシンプルですが、日ごろ肩にはいっている力をゆるく抜いてくれる良作絵本です。今回ご紹介した絵本は世界観のある挿絵がどれも印象的です。そこに感じられる登場人物の想い。大人だからこそ分かる切なさ、悲しさ、やりきれなさの中にじわりと心に染み入ってくる「いとおしさ」…。それに、ハッとさせられるような子育ての気づきが盛り込まれている絵本もありました。心に響くクリスマス絵本を、今年はぜひ堪能してみてくださいね。データ協力: 絵本ナビ
2016年12月15日クリスマスは誰もが待ち望んでいるお楽しみの日。子どもたちもその日を心待ちにわくわくドキドキ…。胸はずませながらも「プレゼント、ちゃんともらえるかな?」なんて心配もあったりするようです。そこで今回は 絵本ナビ 協力のもと、子どもたちを笑顔にする「クスッと笑える」クリスマス絵本を集めてみました。ピヨピヨ メリークリスマス作・絵:工藤 ノリコ/出版社:佼成出版社 「ピヨピヨ メリークリスマス」(絵本ナビ紹介ページ) クリスマスをとっても楽しみにしているピヨピヨひよこ5兄弟たち。絵本を読んだり、ツリーの飾りつけをしたりして期待はふくらむものの、サンタさんがちゃんと来てくれるかどうか、ちょっぴり心配。「いいこにしています。どうか こんばん きてください。」とお願いするひよこたちがかわいくて、愛らしい! 家族みんなで過ごすクリスマスは、最後にとびきりの笑顔が待っているようです。めがねうさぎのクリスマスったらクリスマス作・絵:せな けいこ/出版社:ポプラ社 「めがねうさぎのクリスマスったらクリスマス」(絵本ナビ紹介ページ) 「めがねうさぎ」シリーズ、今回の舞台はクリスマスです。冬が大好きなうさこはもちろんクリスマスも好き。ツリーにするために見つけたモミの木と一緒に、昼寝中のおばけを連れて帰ってしまいます。ごちそうを食べてうさこがベッドに入ったころ、サンタさんはくまさんの家でグーグージュースを飲んで眠っていました。これはたいへん! 横で話を聞いていたおばけは「ぼくもいくよー。」さてさて、最後はどうなることやら…? 貼り絵の美しさにも注目ですね。おおきいツリー ちいさいツリー作・絵:ロバート・バリー/訳:光吉 夏弥/出版社:大日本図書 「おおきいツリー ちいさいツリー」(絵本ナビ紹介ページ) ウィロビーさんのお屋敷に届いたクリスマスツリーは大きすぎて先が天井につっかえちゃう! そこで先をちょん切り、残りは小間使いへ。机の上に置いてみると先がちょっぴり邪魔なのでまたも先をちょん切って、庭師へ。先を切られるたび、ツリーは誰かの部屋やおうちを特別な空間に、みんなを幸せにしてくれます。場面ごとに異なる飾り付けを見るのも楽しい一冊。サンタのおまじない作・絵:菊地 清/出版社:冨山房 「サンタのおまじない絵本」(絵本ナビ紹介ページ) 子どもたちの嫌いなものといえば「野菜」ではないでしょうか。そんな野菜がクリスマスプレゼントに届いたら、子どもたちからはきっとブーイングがおこってしまうかも。でもこの絵本の野菜は一味違います。おまじないを唱えると、野菜は次々と別のものに大変身! 切り絵の楽しさがつまった絵本なので、画用紙を引っ張り出して同じように変身させてみるのもいいですね。さむがりやのサンタ作・絵:レイモンド・ブリッグズ/訳:すがはら ひろくに/出版社:福音館書店 「さむがりやのサンタ」(絵本ナビ紹介ページ) ボリュームのある白ひげと真っ赤な丸い鼻のサンタクロースが表紙の絵本。小さなコマ割りのマンガを見ているような感覚で読み進めていきます。「ふゆはいやだよ まったく!」なんてグチをこぼしているのも、ペットたちにエサをあげるのも、しっかりドアに鍵をかけて出かけるのも、親近感がわいて笑えてきます。12月24日のサンタさんもみんなと同じような朝を迎えているんだなぁ… とほっこりできる一冊です。ちょっとユーモアのあるクリスマス絵本、いかがでしたか? 年末の恒例行事となっているクリスマスにも、たくさんのストーリーがあるものです。家族でクスッと笑える絵本時間をぜひつくってみてくださいね。データ協力: 絵本ナビ
2016年12月08日「いち、に、さん、し…」教えてあげたわけではないのに、いつのまにか数を数えられるようになっていく子どもたち。数字が好きで「何でもかんでも数えたい!」という子もいれば、反対に「数えるのは苦手」という子もいますよね。そこで今回は 絵本ナビ 協力のもと、楽しく「かず」や「さんすう」とふれあえ、学びとなる絵本を選んでみました。1、2、3どうぶつえんへ作・絵:エリック・カール/出版社:偕成社 「1、2、3どうぶつえんへ」(絵本ナビ紹介ページ) 走る汽車の1両目にはゾウが1ぴき、隣の車両にはカバが2ひき…。後ろにいくほど動物の数が増えていく、字のない絵本です。たくさんの動物たちをのせた汽車が行きつく先は…? 数そのものへの興味が出てきたころにもぴったり。また、描かれた数字と動物の数が合っているか、自分で確かめられるようになった年齢のお子さんにもおすすめです。かぞえておぼえる かずのえほん作・絵:島田 ゆか/出版社:鈴木出版 「かぞえておぼえる かずのえほん」(絵本ナビ紹介ページ) 家の中のいつもの風景。そこから数えられるものを探すのが楽しい絵本。その数字はなんと1から100まで! 最後まで数えられなくても「〇〇はどこにある?」なんてクイズ形式で問題を出して、描きこまれたイラストをじっくり楽しむこともできます。少し大きな数が数えられるようになったら数が合っているかどうかを確かめるべく、挑戦させてみるのもいいですね。ものによって数え方が違うことも、この絵本なら自然に覚えることができます。1つぶのおこめ 作・絵:デミ/訳:さくま ゆみこ/出版社:光村教育図書 「1つぶのおこめ」(絵本ナビ紹介ページ) 小学校低学年からの読み聞かせにおすすめの、ちょっと変わった「さんすうの昔話」です。もとになっているのはインドで昔から伝わってきたお話。自分のことしか考えないケチな王様に、ある提案をする女の子。それは、王様もびっくりの「さんすう」の知恵でした。数って不思議! と考えさせられる奥が深い絵本。異国の物語らしさを感じさせる、エキゾチックな挿絵も魅力のひとつです。算数の呪い 作:ジョン・シェスカ/絵:レイン・スミス/訳:青山 南/出版社:小峰書店 「算数の呪い」(絵本ナビ紹介ページ) 「たいていのことは、算数の問題として考えられますよ」といったフィボナッチ先生のせいで、女の子の頭の中は朝から問題だらけ。まるで呪いをかけられたみたいに感じる不思議なお話のラストは、どうなるのでしょう。一部が大きく太字になったり、枠の中に入っていたり、文章の配置やデザインもおもしろい個性的な内容ですが、答えはちゃんと絵本のどこかにあるので安心してくださいね。はじめてであうすうがくの絵本1 作・絵:安野 光雅/出版社:福音館書店 「はじめてであうすうがくの絵本1」(絵本ナビ紹介ページ) 「さんすう」といわず「すうがく」と表現してあるので「大きい子向けの本かな?」と思うママもいるかもしれませんが、仲間外れを探したり、背比べをしたりと小さなお子さんと一緒に楽しめる絵本。難しい計算式を見ながら覚えるのではなく、頭をやわらかくして考えることで「すうがく」の感覚をつかみやすくなる子も。「数を数えるのは苦手」なお子さんもクイズを楽しむうちに苦手意識を克服できるかもしれませんね。小さなお子さんから小学校中学年程度のお子さんまで、幅広く「かず」や「さんすう」とふれあえる絵本を紹介しました。中には「少し難しいかな?」と思えるものもあるかもしれません。対象年齢に合った一冊をすすめてみるのも良し。動物が好き、謎々が好き、そもそも数字が大好き! など、子どもの好きなものにぴったりな一冊を選ぶも良し。「かず・さんすう」への興味を深める、キッカケづくりになるといいですね。データ協力: 絵本ナビ
2016年12月01日色とりどりのオーナメントで飾り付けられたツリー、お皿にはたくさんのチキンとクリームたっぷりのケーキ。心があったかく、わくわくするクリスマスは誰もが楽しみにしている大イベントですよね。そこで今回は 絵本ナビ 協力のもと、クリスマスに贈れば喜ばれること間違いなしの絵本を選んでみました。まどから おくりもの作・絵:五味 太郎/出版社:偕成社 「まどから おくりもの」(絵本ナビ紹介ページ) 人気作家、五味太郎さんのクリスマス絵本は仕掛けがたっぷり! 主人公はちょっとあわてんぼうのサンタクロース。みんなにプレゼントを届けるつもりが、勘違いの連続で…。窓の形に開いた穴から、次のページがちらっと見える仕掛けに子どもは大喜び!「大丈夫かな?」という心配もなんのその。最後は親子でほっこりするハートウォーミングな結末が待っていますよ。100にんのサンタクロース作:谷口 智則/出版社:文溪堂 「100にんのサンタクロース」(絵本ナビ紹介ページ) 舞台は100人のサンタクロースが住む街。そこでは一年に一度の大仕事のため、春から準備が始まります。プレゼントの数を数えたり、配るおうちを間違えないために地図をつくったり、素敵な星空をつくる練習をしたり…。クリスマスの日にだけプレゼントを配るのがサンタのお仕事だと思っている子は驚いてしまうかも! 長い白ひげとまん丸お鼻が愛らしいサンタイラストにも癒やされる一冊。クリスマスってなあに?文・絵:ジョーン・G・ロビンソン/訳:こみや ゆう/出版社:岩波書店 「クリスマスってなあに?」(絵本ナビ紹介ページ) 赤い背景をバックに、小さな子どもたちが手をつないで大きなツリーの周りを囲む表紙が印象的。ツリーを飾り、ごちそうを食べてプレゼントをもらう。それがクリスマスと思っている子も多い中、この絵本では「クリスマスの始まり」「イエスさまの誕生」「クリスマスカードの描き方」「プレゼントや料理の準備」などを知ることができます。クラシカルな雰囲気の挿し絵が美しい、宝物みたいな学び絵本ともいえそうです。 大判 ゆかいなゆうびんやさんのクリスマス作:ジャネット・アルバーグ アラン・アルバーグ/絵:ジャネット・アルバーグ アラン・アルバーグ/訳:佐野 洋子/出版社:文化出版局 「大判 ゆかいなゆうびんやさんのクリスマス」(絵本ナビ紹介ページ) ゆかいなゆうびんやさんが、クリスマスにお手紙を届けてまわる…。そこで登場するのはページの間にとじられた大きな封筒! その中には手紙やすごろく、パズルなど大充実の仕掛けが満載です。どんな子も目をキラキラさせ、ママからも「満足度120%!」と評価も高めの、お楽しみ絵本に仕上がっています。これひとつだけでクリスマス気分が満喫でいきる、コスパも良しな一冊です。ちいさな絵本コレクション 4冊入り出版社:偕成社 「ちいさな絵本コレクション 4冊入り」(絵本ナビ紹介ページ) 『ミニ版 すてきな三にんぐみ』『ミニ版 ぼちぼちいこか』『ミニ版 おばけのバーバーパパ』『ミニ版 はらぺこあおむし』の4冊がセットになった絵本コレクション。すべてコンパクトサイズだから持ち歩きにも、小さな子が手にして読むにもぴったりです。表紙を見ただけでわくわくする人気作品を、まとめてかわいいギフトケースに収納してくれるから、プレゼントにももってこい! きっと、もらった子どもも感激してくれるはずです。ママやパパからのプレゼントにも、友だちの子どもへのギフトにもぴったりのクリスマス絵本。想像するだけで、気持ちがぽかぽかしてくるような内容ばかりです。この絵本を読むだけで、寒い冬もあたたかく過ごせそうですね。データ協力: 絵本ナビ
2016年11月28日ママやパパの話す声、いろんな場所で目にする文字。子どもたちは物の名前と文字につながりがあることを知り、新たな発見に驚きながらもどんどん「ことば」を覚えていきます。そこで今回は 絵本ナビ 協力のもと、赤ちゃんから未就学児程度まで楽しめる「あいうえお」絵本を選んでみました。あっちゃんあがつく たべものあいうえお原案:みね よう/作:さいとう しのぶ/出版社:リーブル 「あっちゃんあがつく たべものあいうえお」(絵本ナビ紹介ページ) 「あっちゃん あがつく あいすくりーむ」で始まるこちらの絵本には、おいしそうな食べ物がたくさん出てきます。ページごとにストーリーを感じるので「もしかしたらこの後はこうなるのかな?」なんて想像しながら新たなページをめくるのが楽しい! いちごじゃむを塗られているトーストや、すっぱい梅干を食べたくまの子の表情がなんともいえず愛らしいです。あいうえおべんとう作・絵:山岡 ひかる/出版社:くもん出版 「あいうえおべんとう」(絵本ナビ紹介ページ) あいうえお、の言葉でできあがるお弁当って? なるほど「あ」は、あすぱらがす。「い」はいちご、「う」はうずらたまご、「え」はえびふらい、「お」はおにぎり。この調子で、ら行まで登場する色とりどりのおいしそうなお弁当たち。物語の最後はみんなで「いただきます」! 明日のお弁当づくりのヒントになるのも、ママにはうれしいですね。リングカード・あいうえお 作・絵:とだ こうしろう/出版社:戸田デザイン研究室 「リングカード・あいうえお」(絵本ナビ紹介ページ) 約8×16cmの美しい曲線を描くリングカードは全部で46枚。車に動物、食べ物などシンプルで分かりやすいイラストが大きく描かれているので、小さなお子さんとも絵を使った親子のコミュニケーションが可能です。感性を刺激するカラフルなカードは、赤ちゃんの目にもくっきりと映ります。イラストの裏には物の名前が書いてあります。子どもの頭の中で「絵とことば」が頭の中でつながる瞬間を、間近で目にできるかもしれませんね。 ぐりとぐらのあいうえお 作:中川 李枝子/絵:山脇 百合子/出版社:福音館書店 「ぐりとぐらのあいうえお」(絵本ナビ紹介ページ) 「あさ いもほり うでまくり えんやらやっと おおきなおいも」「なんとまあ にんじん ぬいたら ねっこのひげが のびほうだい」など、リズミカルにことば遊びが楽しめる絵本。ぐりとぐらシリーズは初めてというお子さんも、くまやきつね、いのししやろばなどたくさんの動物が登場するので見応えたっぷり。12×12cmのコンパクトサイズなので持ち歩き用にもおすすめです。くろくまくん あいうえお 作・絵:たかい よしかず/出版社:くもん出版 「くろくまくん あいうえお」(絵本ナビ紹介ページ) あいうえお、を口にするときってどんな顔になるのかな? 大きくお口をあけたら「あ」、真っ白な歯を見せて「い」。しろくまくんの後に続いて、ぶたくんやねこさん、うさぎさんらほかの動物たちもマネする様子が可愛らしい! 顔マネだけじゃなく、立ち姿などのポーズも真似れば全身運動になるかも? 50音を覚える前の予行練習にもおすすめの一冊です。何気ないようで計算しつくされた「ことば」の数々。子どもたちが楽しく、そして覚えやすいように考えられたひらがな絵本を紹介しました。歌うように読んであげたり、ママも一緒になってマネっこしたり、親子で楽しくことば遊びしてみましょう!データ協力: 絵本ナビ
2016年11月24日読書の秋!ということで、絵本の読み聞かせのコツや我が家の子どもたちが、今はまってる絵本をご紹介したいと思います。絵本って、いつ読んでる?ほんの数分でもいいので、できるだけ毎日読むのを習慣にするのが良いそう。ただ、義務的になるとママもパパも大変。生活リズムに合わせて無理ない程度に読む時間を決めてしまいましょう。我が家の場合は、基本的には寝る前に読み聞かせタイムを設けています。寝る前に読むと覚えたことをあまり忘れず、効率的に記憶することができるそう!寝る30分前ぐらいになったら、電気を少し暗〜く(←合図になっている)して、寝っ転がりながら絵本タイム♪その後は、そのまま寝かしつけへ突入します。ただ!子どもって「もういっかい!」とか「次はこれ!」と、どんどん絵本持ってきたりするもの。その日によって「あと1回ね」ということもありますが、基本は読む前に「今日は1人2冊までえらぼうね」など言って、はじめに約束しています。1歳&2歳、読み聞かせのコツ5つ!我が家で心がけている読み聞かせのコツは、5つ。・子どもに絵本を選ばせるママではなく、子ども自身が絵本を選ぶということが大切。同じ本が続いたりすることもありますが、心ゆくまで読んであげましょう!・うまく読むんじゃなくて、一緒に楽しむ一番大切なのは、子どもたちと一緒に絵本の世界観を楽しみながら読むこと。ページをもどったり、集中できないのも子どもらしさ。物語を追うことだけに一生懸命にならず、楽しく絵本の世界を楽しみましょう!・好きなジャンルだけに片寄らないいろんな絵本を読んであげることで、子どもの世界観が広がります。また、意外なジャンルに興味をもつこともありますよ。男の子だからこういう本、年齢的にこういう本、などと決めず、いろいろな世界に触れてみたいものです。・同じ絵本を何回でも読み聞かせる同じ絵本を繰り返し読むこと=繰り返し何度も反復する方法で、子どもは多くこ言葉を覚えると言われています。気に入った本は、とことん読んであげる!・指さししながら読む我が家の子どもたちは、大好きな電車や動物など、絵本のストーリーとは関係なく指で差してあげると喜んだりします。 どの言葉がどの絵を指しているかわかるように読んであげると、より正確に言葉を学べるようです。我が家の子どもたち、今はまってる絵本はこちら2歳のお兄ちゃんは…①【しゅっぱーつしんこう】大好きな電車の絵本。②【やさいさん】「にんじんさん!」と言いながら、おやさいさんを当てて楽しんでいます。③【ぞうさんのうんち】まだオムツ卒業できてないからか、うんちに興味津々の息子1歳の妹は…①【はらぺこあおむし】鉄板の絵本!仕掛けも楽しく、兄妹そろってお気に入りの1冊です。②【リュックちゃんです。】小さなリュックがお出かけするお話し。「ごちそうさまでした」とお弁当を食べ終わるところでは、手を合わせたりしてます♡③【ねずみさんのながいパン】いろんな動物が、家族みんなでごはんを食べてるの可愛い絵本です。そして、最後に2人とも超お気に入りの1冊はコレ!【おかおがぽん!】何回も読みすぎて、ボロボロなくらい大好きな絵本です。記事を書いてて私自身も、子どもたちにもっともっと絵本の楽しさを、教えてあげたくなりました。みなさんもお気に入りの絵本が見つかりますように♡
2016年11月21日子どもの学習系習い事の中でも人気の「英会話」。教材を取り寄せ自宅でレッスンができたり、体を動かしながら英語とふれあったり…。小学校から英語を授業に取り入れる動きもあり「小さなうちから英語力を身につけさせたい」と願う親は少なくありません。小さいお子さん向けの英語絵本もたくさんありますが、中には「子どもが楽しめる本がなかなか見つからない」という人も。そこで今回は 絵本ナビ 協力のもと、子どもが気に入る英語絵本を集めてみました。ABCのえほん作・絵:いもと ようこ/出版社:金の星社 「ABCのえほん」(絵本ナビ紹介ページ) ぬくもりと可愛らしさあふれる、いもとようこさんのイラストは誰でも一度は目にしたことがあるはず。親しみやすい絵と一緒にアルファベットを学べるこちらの絵本は、英語に初めてふれあう小さなお子さんも興味をもって楽しめます。大きく配置された英字はインパクトがあり、手でなぞって書き順を教えてあげるときも便利ですね。0さい~4さい こどもずかん 英語つき絵:よしだじゅんこ/出版社:学研 「0さい~4さい こどもずかん 英語つき」(絵本ナビ紹介ページ) 開けばところせましと並んだイラストにびっくり! そのすべてに日本語とアルファベット表記がついています。読み方のアクセントになる部分は太字表記になっているなど、細かい配慮がうれしい一冊。どうぶつ、くだもの、やさい、のりものなどページごとにジャンル分けされているので、子どもが好きなもの、日常のシーンに登場しやすいものから英単語を教えてあげることができます。えいごであそぼうよ 作:レオ・レオニ/出版社:好学社 「えいごであそぼうよ」(絵本ナビ紹介ページ) アルファベットの文字を車や帽子にみたてるなど、英単語の意味するものが連想しやすいよう工夫された英語絵本。赤ちゃん向けなので文章はありませんが、飽きずに読み進められるのは表情豊かでユーモアたっぷりのネズミたちのおかげ。ボードブックになのでカバンにいれやすく、持ち歩きにもおすすめです。 ポカポカフレンズのことばえほん こえで A★B★C絵:さつき ねむ/監修:わだ ことみ/出版社:三起商行(ミキハウス) 「ポカポカフレンズのことばえほん こえで A★B★C」(絵本ナビ紹介ページ) 英語を音で学べるのがこちらの一冊。正しい発音を知って学ぶことができるだけでなく、「ボタンを押す」「押すと音が出る」仕掛けは、英語に抵抗がある子にもおすすめです。声を録音再生できる機能もあるため、覚えた言葉を直接聞くことも可能です。ちょっとしたゲーム感覚で、自然に英語を覚えることができますね。英語でもよめる はらぺこあおむし作・絵:エリック・カール/訳:もり ひさし/出版社:偕成社 「英語でもよめる はらぺこあおむし」(絵本ナビ紹介ページ) 世界的なベストセラー「はらぺこあおむし」の二か国語版は、ストーリーになじみがあるお子さんも多く、英語で読み聞かせても喜んでくれるお子さんが多いようです。あざやかなコラージュが目に映えるハイセンスな絵本が、日本語・英語の両方で楽しめるのはうれしいですね。英文は簡単な単語で構成されているので、英語が苦手なママにも読みやすくなっています。なじみのない音、初めて目にするアルファベッド。大人になると一から身に付けるのが難しい英語力も、好奇心に火がつけば自然と身に付いてしまうのが子どものすごいところ。その吸収パワーにはいつも驚かされますね!データ協力: 絵本ナビ
2016年11月17日「オルセーのナビ派展:美の預言者たちーささやきとざわめき」が2017年2月4日(土)から5月21日(日)まで、三菱一号館美術館にて開催される。本展は、ナビ派の芸術を日本で初めて本格的に紹介する展覧会だ。フランス・オルセー美術館が誇るコレクションから、油彩約60点・素描10点の合計約70点が一堂に会す。前衛的な芸術家グループ「ナビ派」ナビ派とは、19世紀パリで前衛的な活動を行った若き芸術家グループ。ボナールやヴュイヤール、ドニ、セリュジェ、ヴァロットンを中心とする画家たちはゴーガンから影響を受け、自らを「ナビ(預言者)」と呼び、新たな芸術表現を模索した。「ナビ派」の特徴日常生活をフラットな色の面で表す装飾性、そして目に見えないものを描く神秘性といった、日常と神秘をあわせ持つ革新的な芸術活動がナビ派の特徴だ。浮世絵など日本美術からも影響を受けた。中でも、ランソンやセリジエらは夢や祈り、宗教、魔術などをモチーフに取り上げ、ボナールやヴュイヤールは室内や公園、子どもなど身近なテーマを描くことを好んだ。一見控えめで洗練されている彼らの作品は、20世紀美術を予兆する革新性を感じさせる。会場は全6章で構成会場は全6章で構成されている。ナビ派が影響を受けたゴーガンやベルナールらの作例を紹介する「ゴーガンの革命」や、ドニやボナールが好んで描いた“庭の女性”をテーマにした絵画が並ぶ「庭の女性たち」、肖像画や自画像を展示する「心のうちの言葉」、そして夢や非現実、宗教など“目に見えない世界”を描いた作品が登場する「裏側の世界」など。ナビ派の魅力が存分に味わえそうだ。【詳細】オルセーのナビ派展:美の預言者たちーささやきとざわめき期間:2017年2月4日(土)〜5月21日(日)時間:10:00〜18:00※祝日を除く金曜、第2水曜、会期最終週平日は20:00まで※入館は閉館の30分前まで場所:三菱一号館美術館住所:東京都千代田区丸の内2-6-2チケット:一般 1,700円(前売 1,500円)、高校・大学生 1,000円、小・中学生 500円※障がい者手帳持参者と介添人1名まで半額。※ペア券・前売り券は一般のみ、大学生以下の設定はなし。【問い合わせ先】ハローダイヤルTEL:03-5777-8600
2016年11月17日絵本作家のミロコマチコが12月1日から25日まで、「ミロコマチコ いきものたちの音がきこえる」展を美術館「えき」KYOTOで開催する。ミロコマチコは、類まれな色彩感覚と独自の造形表現、豊かな言語感覚で各方面から評価を受けている絵本作家。また、画家として壁画や天井画などの大型作品を制作し、コンスタントに個展も開催する他、ライブペインティングを行うなど精力的な活動を行っている。14年には伊勢丹のクリスマスキャンペーンのメインビジュアルとディズプレイも手掛けた。今回開催される展覧会では代表作の絵本原画をはじめ、絵画や立体作品などの大型作品から最新作までを展示。ミロコマチコの“今”を切り取った、ライブ感あふれる展覧会となる。12月1日の11時から12時までと、4日の15時から16時までには、本人を迎えたサイン会を開催。さらに、12月4日の13時30分からはジェイアール京都伊勢丹7階子供服売り場にて、絵をミロコマチコが、音楽を小林武文が手掛けるライブペインティングも披露される。【イベント情報】「ミロコマチコ いきものたちの音がきこえる」会場:美術館「えき」KYOTO住所:京都府京都市下京区東塩小路町(京都駅ビル内ジェイアール京都伊勢丹7階隣接)会期:12月1日~25日時間:10:00~20:00(12月16日、17日、21日~24日は20:30まで、入館は閉館の30分前まで)料金:一般800円、高大生600円、小中学生400円
2016年11月15日子育て中、頭を悩ませてしまうのが「性」の話題ではないでしょうか。何気なく聞かれた質問にどう答えればうまく伝わるのか、一瞬言葉につまってしまった経験は誰しもあるかもしれません。そこで今回は 絵本ナビ 協力のもと、子どもでも分かりやすい性にまつわる絵本を集めてみました。おちんちんのえほん作:やまもとなおひで/絵:佐藤 真紀子/出版社:ポプラ社 「おちんちんのえほん」(絵本ナビ紹介ページ) 性にまつわる単語を、子どもはおふざけに扱ってしまいがち。この絵本は、表紙を見て「おもしろそう!」と手にした子に、男女による性の違いや排泄のこと、性犯罪や成長に伴う体の変化など幅広い知識を授けてくれます。ごまかさず、照れることなく子ども目線で疑問を解決してくれる、幼児向け性教育の良作です。ぼくどこからきたの?作:ピーター・メイル/絵:アーサー・ロビンス/訳:谷川 俊太郎/出版社:河出書房新社 「ぼくどこからきたの?」(絵本ナビ紹介ページ) 「赤ちゃんはどうやって生まれるの?」1度はこの疑問を投げかけられたことのあるママも多いはず。この問いかけに、楽しいイラストと的確な言葉で応えてくれるのがこちらの絵本。子どもたち自身に「どこからきたと思う?」と先に考えさせることで、その後の説明がすんなりと心に残ります。時にはユーモアを交えながら赤ちゃんの誕生を学べる一冊。あかちゃんはどこから?作:ローズマリー・ストーンズ/絵:ニック・シャラット/訳:やまもとなおひで/出版社:ポプラ社 「あかちゃんはどこから?」(絵本ナビ紹介ページ) あたたかい語り口のこの絵本では、男女の体が違うことに意味があることを教えてくれます。親の持つ「ありのままをありのままに伝えたい」という思いに応え、寄り添ってくれる一冊。赤ちゃんはどうやってできて、どうやって生まれてくるのか。親にごまかされてしまった自身の経験から「自分の子には本当のことを伝えたい!」というママにもおすすめです。 おんなのこってなあに? おとこのこってなあに?作・絵:ステファニー・ワックスマン/訳:山本 直英/出版社:福音館書店 「おんなのこってなあに? おとこのこってなあに?」(絵本ナビ紹介ページ) 男の子、女の子。違うところは何でしょうか。好きな遊び? 好きな色? 好きなこと? 実は、違うのは「体のつくりだけ」。この絵本では性だけじゃなく、個性を認めあう大切さを知ることができます。いろんな国の子どもたちが写真で登場し「この子は男の子? それとも女の子?」と言い合いながら読み進めていくと、最後には大人の男女の姿。「偏見を持たず、お互いを知って大切にしあうことが大事」と、大人にも気付きのある名作です。性の絵本(全5冊)編著:山本 直英 高柳 美知子 安達 倭雅子/絵:木原 千春/出版社:大月書店 「性の絵本(全5冊)」(絵本ナビ紹介ページ) 全5巻がセットになった、小学生中学年~中学生向きの性の絵本。「生きるってどういうこと?」「子どもから大人へ生きる」「女と男、ともに生きる」「なぜ、こんなことして生きているの?」 「生きていくからききたいこと」にテーマが分けられ、性についての科学的な知識をまっすぐに伝え、「生きる」ことを前提に性を学ぶという視点で編集されています。年齢にそって、子どもたちにアプローチしたい絵本です。情報の渦の中で生きる時代だからこそ、正しい知識を教える機会を設けるのは大切なこと。タブーにするのではなく、疑問を口にしやすい雰囲気づくりも性の理解への第一歩となっているのかもしれません。 データ協力: 絵本ナビ
2016年11月10日東京都千代田区丸の内にある三菱一号館美術館にて、「オルセーのナビ派展:美の預言者たち ―ささやきとざわめき」が、2017年2月4日(土)から5月21日(日)まで開催されます。19世紀末、パリで結成された若手芸術家のグループ・ナビ派の作品約70点が一堂に会します。日本では初めての試みとなるナビ派芸術をじっくりと見られる絶好のチャンスです。アートファンはぜひチェックしてくださいね。ピエール・ボナール《格子柄のブラウス》1892年油彩/カンヴァス© RMN-Grand Palais (musée d'Orsay) / Hervé Lewandowski / distributed by AMF日本初の試み!「ナビ派」の芸術が集結2017年2月4日(土)から三菱一号館美術館でスタートする特別展「オルセーのナビ派展」。近年国際的に評価が高まるナビ派の芸術を、日本で初めて本格的に紹介する展覧会で、フランス・オルセー美術館が誇る膨大なナビ派のコレクションから、油彩約60点、素描約10点など合わせて約70点が来日します。●前衛若手芸術家集団・ナビ派とは?モーリス・ドニ《ミューズたち》1893年油彩/カンヴァス© Musée d'Orsay, Dist. RMN-Grand Palais / Patrice Schmidt / distributed by AMFナビ派は19世紀末のパリで、前衛的な活動を行った若き芸術家たちのグループです。ゴーガンから影響を受けた、ボナール、ヴュイヤール、ドニ、セリュジエ、ヴァロットンらによって結成され、自らを「ナビ(預言者)」と称して新たな芸術表現を模索しました。近代都市を平坦な色の面で表す表飾性と、目に見えないものを描き出そうとする内面性、さらに日常と神秘をテーマに持つナビ派の絵画作品は、20世紀美術の静かな革新性が秘められています。展覧会の3つの見どころをご紹介!展示は、「ゴーガンの革命」、「庭の女性たち」、「親密さの詩情」、「心のうちの言葉」、「子ども時代」、「裏側の世界」と全6章で構成されており、文化の壁を越え、世界中の美術愛好家たちに愛されているナビ派の活動全体や美学を新たな視点から紹介。19世紀の一大芸術運動であるナビ派の作品をじっくりと鑑賞できる貴重な機会となっています。●オルセー美術館の誇るナビ派コレクションが大集合!ポール・ゴーガン《「黄色いキリスト」のある自画像》1890-1891年油彩/カンヴァス© RMN-Grand Palais (musée d'Orsay) / René-Gabriel Ojéda / distributed by AMFナビ派コレクションは、印象派やポスト印象派と並び、オルセー美術館を代表するもの。今回は世界的にも一級なこれらのコレクションの中から、厳選された油彩約60点、素描約10点など合わせて約70点が一堂に会します。本展では、ゴーガンの『「黄色いキリスト」のある自画像』や、ナビ派結成の契機になったセリュジエの『タリスマン(護符)』、ヴュイヤールの装飾画連作『公園』など珠玉の作品が来日。そのほかにも、本来屏風風として作られたボナールの『庭の女性たち』、2016年に新規収蔵したヴュイヤールの『八角形の自画像』なども展示。理想的なナビ派展にふさわしいラインナップとなっています。●国際的に評価が高まるナビ派を日本で初めて本格的に紹介!ポール・セリュジエ《タリスマン(護符)、愛の森を流れるアヴェン川》1888年油彩/板© RMN-Grand Palais (musée d'Orsay) / Hervé Lewandowski / distributed by AMFナビ派の芸術は、西洋近代美術史の中で欠くことのできない重要な「ミッシングリング」の1つとして、近年国際的に注目を集めています。今回の「ナビ派展」では、その芸術活動の全貌を日本で初めて本格的に紹介します。●20世紀美術を予兆する静かな革新性に注目!ポール・ランソン《水浴》1906年頃油彩/カンヴァス© RMN-Grand Palais (musée d'Orsay) / Hervé Lewandowski / distributed by AMF自らを「ナビ(預言者)」と称して新たな芸術表現を模索したナビ派の画家たちは、ゴーガンの影響のもと、印象主義を超越。20世紀のフォーヴや抽象美術を予兆するかのような新たな表現を追求しました。洗練された表飾性と、目に見えないものを描き出そうとする深い内面性、優しく感覚的でありながら思想性にも満たされ、具象性と抽象性を併せ持つ、奥深いナビ派芸術の特徴、魅力を余すところなく紹介します。イベント詳細名称:オルセーのナビ派展:美の預言者たち ―ささやきとざわめき会場:三菱一号館美術館住所:東京都千代田区丸の内2−6−1 丸の内ブリックスクエア会期:2017年2月4日(土)~5月21日(日)開館時間 :10:00~18:00(入館は閉館の30分前まで)※祝日を除く金曜、第2水曜、会期最終週平日は20:00まで休館日:月曜休館※但し、2016年3月20日、5月1日、15日は開館公式サイト:
2016年11月08日絵本との付き合い方はさまざま。自由に作れば、なお楽しい!Upload By 荒木まち子Upload By 荒木まち子絵本に全く興味のなかった娘。それが変化し…出典 : 高2の娘には、発達障害の診断が出ています。今回は、3,4歳の頃のお話。娘はもともと絵本に全く興味を持たなかったのですが、療育センターでの読み聞かせがきっかけとなり、3,4歳の頃にはすっかり「本好きの子ども」になっていました。この頃の娘のお気に入りがコチラ。出典 : 出典 : 出典 : 子どもが夢中になる絵本がもう1つ!手作り絵本のつくりかたUpload By 荒木まち子もう1つ、絵本をご紹介します。これは保健師さんに教えてもらったもので、牛乳パックを使って作るオリジナルの小さな絵本です。スマホやiPadなどもなかった当時、娘と公共交通機関を使っての移動に、私はとても苦労していました。外の眺めを楽しめるバスや電車はまだ良いのですが、窓が真っ暗な地下鉄や長時間拘束される飛行機などでは退屈し、暇を持て余す娘。乗客のいる中で泣いてぐずる子どもを相手にするのは、周囲の目もありとても辛いですよね。お菓子や飲み物でごまかすのにも限界があります。移動中、タイミング良く寝てくれたときなどは、本当にラッキーでした。そんな時、娘を夢中にさせたのがこの「手作りマイ絵本」でした。雪印メグミルクのHPで詳しい作り方がご覧になれます。牛乳パックで作ろう!ミニ絵本出典 : これは丈夫で小さく持ち運びにも便利なので、電車の中や飛行機の中でとても重宝しました。・お気に入りのキャラクターの絵を描いて眺めるもよし・好きな図鑑のページをチョイスして貼ってもよし・シールを貼って遊ぶもよし・スケジュールボードとして使ってもよし…などなど、使い方は自由自在!字が書けなかった娘も、自分なりにストーリーを考えて楽しそうに作っていました。好きなものを集めたマイ絵本、皆さんもお子さんと一緒に作ってみてはいかがでしょうか?
2016年10月30日毎年10月31日に行われるお祭りといえば「ハロウィン」ですよね。もとは秋の収穫をお祝いして悪い霊を追い払うという宗教的な意味が込められたお祭りでしたが、アメリカでは「みんなで楽しもう!」という民間的なイベントになり、そうした意味合いはほとんどなくなったそう。日本でもそんな風習を真似て、魔女やおばけの変装を楽しんだりするようになりましたね。そこで今回は 絵本ナビ 協力のもと、親子でハロウィン気分が楽しめる絵本を集めてみました。おさるのジョージ ハロウィーン・パーティーにいく原作:M.レイ H.A.レイ/訳:福本 友美子/出版社:岩波書店 「おさるのジョージ ハロウィーン・パーティーにいく」(絵本ナビ紹介ページ) 大人気おさるのジョージシリーズ。初めて仮装パーティーにお呼ばれしたジョージはあれこれと考えた末、カウボーイに変身することに。ところが仮装を披露する前におばけ騒ぎが起こってしまって…。愛らしい仕草と、ユーモアあふれる行動で、そこにいるみんなを笑顔にしてくれるジョージ。ちょっとそうぞうしいけれど、参加したらきっと楽しいハロウィンパーティーの様子に、子どもたちの目もキラキラ輝いてしまいそうですね。ハッピー ハロウィン!作:新井 洋行/出版社:講談社 「ハッピー ハロウィン!」(絵本ナビ紹介ページ) ハロウィンの夜、誰かがドアをノックしています。ガラス越しに映るシルエットに「誰だろう?」と親子で顔を見合わせ、ページをめくってみるとそこにはニコニコ笑顔のおばけちゃん。オオカミ男にドラキュラと、次々にやってくる珍しいお客さんにワクワク!「うちの子は、おばけが苦手だからどうかなぁ…」とお悩みのママも、ここに登場するおばけたちはみな愛らしくてかわいいキャラクターばかり! だから安心できます。最後には自分も変身できる「おばけになれるしかけ」がついているサプライズもありますよ。ゆめちゃんのハロウィーン 作・絵:高林 麻里/出版社:講談社 「ゆめちゃんのハロウィーン」(絵本ナビ紹介ページ) ニューヨークで暮らし始めたゆめちゃんは今年、本格的にハロウィンのお祭りに参加することになりました。お母さんがつくってくれた魔女の衣装をきて「トリックオアトリート!(お菓子をくれなきゃイタズラするぞ!)」と家々を巡ります。玄関先に顔の形にくりぬいたかぼちゃ「ジャックオーランタン」を置いたり、どんな仮装をするか考えたり、ハロウィンはその準備期間もまた、心躍る時間です。舞台はハロウィンの本場であるアメリカなので、当日の様子、お祝いの仕方などを子どもに教えるときにも役立ちますね。 モリくんのハロウィンカー 作・かんべ あやこ/出版社:くもん出版 「モリくんのハロウィンカー」(絵本ナビ紹介ページ) コウモリのモリくんから、かえる、きつね、ねずみの兄弟たちのもとに届いたのはハロウィンパーティー開催のお知らせ。みんな、どんな格好をしていくかで大盛り上がりです。この日のためにカボチャのランタンの車をつくったモリくん。みんなで乗り込んで森の中のおうちを回り、お菓子をたくさんもらうことができたのもつかの間、ねずみ兄弟がお菓子をつまみ食いしてしまい…。モリくんが夜のお出かけを楽しみにするのは、夜行性のコウモリならでは! そんなことを感じながら、ハロウィンの非日常気分をほっこり楽しめる絵本です。めくってものしり絵本 もっとたのしい ハロウィンがいっぱい!文:リチャード・プラット/絵:リチャード・ワトソン/訳:田中 亜希子/出版社:小学館 「めくってものしり絵本 もっとたのしい ハロウィンがいっぱい!」(絵本ナビ紹介ページ) ハロウィンってなに? 世界には他にどんなお祝いがあるの? など、ハロウィンにちなんだことがたくさん紹介されている絵本。日本に浸透してきたといっても、本当はどんなお祭りなのか、分かりやすく子どもに説明するのが難しいときもありますよね。この絵本ではハロウィン発祥や世界一大きな仮装行列のこと、トリックオアトリートの意味などが、しかけをめくることによって解説されています。ハロウィンをとことん堪能したいなら、この絵本で知識を増やしてみるのもおすすめです。今年のハロウィンはどんな風に過ごしますか? 仮装してパーティーに参加する人も、おうちを飾り付ける予定の人も、いつもと変わらず過ごすという人も、絵本を読んで心躍らせてみてはいかがでしょうか。ハロウィンは1年に1度! そんな非日常気分を味わうのも、たまにはいいかもしれませんね。データ協力: 絵本ナビ
2016年10月27日「ムーミン絵本の世界展 トーベ・ヤンソンの原作から、描きおろし新作絵本ができるまで」が、松屋銀座8階イベントスクエアで、2016年11月30日(水)から12月7日(水)まで開催されます。トーベ・ヤンソンの絵本がパネルや特別映像で詳しく紹介され、ムーミンの世界観をたっぷり楽しめます。また、トーベ作品に忠実に新作絵本を描きおろす公認作家、カーラ夫妻の原画約80点が日本初公開されます。●トーベ・ヤンソンが残した3冊のムーミン絵本ムーミンは、トーベ・ヤンソン(1914~2001)が書いた童話に“ムーミントロール”として登場しました。さらにコミックスや絵本、アニメーションなどを通して世界中に広がっていき、今では世代を超えて多くの人々に愛されています。その中でもトーベが残した3冊のムーミン絵本は、モノクロで描かれている童話やコミックスとは違い、彼女の豊かな色彩を楽しむことができる人気のシリーズです。やわらかなカラーで彩られたムーミンの世界をじっくり堪能しましょう。●新しいムーミン絵本の原画約80点を日本初公開!リーナ&サミ・カーラ夫妻は、トーベの世界観を尊重しながら最新のムーミン絵本を描きおこしており、その新作絵本は日本でも次々と翻訳出版され話題となっています。今回は、オリジナル作品がもつ世界観に独自のユーモアを加えたカーラ夫妻の絵本原画約80点を展観。さらに、トーベの絵本や映像とも比較しながら制作過程を紹介しています。普段みられない制作の裏側を知れる、貴重な機会ですね。また、他では手に入らない展覧会限定グッズも用意されており、ムーミンファンの心くすぐる内容となっています。ぜひ足を運んでみてくださいね。■イベント詳細名称「ムーミン絵本の世界展 トーベ・ヤンソンの原作から、描きおろし新作絵本ができるまで」開催期間2016年11月30日(水)~12月7日(水)開催場所松屋銀座8階イベントスクエア開催時間午前10時から午後8時(最終日午後5時閉場。入場は閉場の30分前まで)主催ムーミン絵本の世界展実行委員会入場料一般 500円、小中学生 300円※一般前売券 400円<プレイガイド>ローソンチケットLコード 33659セブンイレブンセブンコード 050-245チケットぴあPコード 767-994ヤフーパスマーケット<販売期間>2016年11月29日(火)まで
2016年10月26日「ムーミン絵本の世界展 トーベ・ヤンソンの原作から、描きおろし新作絵本ができるまで」が、東京・松屋銀座で2016年11月30日(水)から12月7日(水)まで開催される。人気キャラクターの‟ムーミン”は、トーベ・ヤンソンが手掛けた童話から生まれた。“ムーミントロール”として登場以降は、コミックスや絵本、アニメーションなど様々な媒体でフォーカスされ、今では世代を超えて多くの人々に愛されている。中でもトーベが残した3冊のムーミン絵本は、モノクロで描かれている童話やコミックスとは違い、豊かな色彩で描かれた作品。今回は、このトーベ・ヤンソンの絵本をパネルや特別映像で詳しく紹介する。さらに、トーベの世界観を尊重しながら最新のムーミン絵本を描きおこしている、リーナ&サミ・カーラ夫妻も協力。オリジナル作品がもつ世界観に独自のユーモアを加えたカーラ夫妻の絵本原画約80点が日本初公開となる。さらに、トーベの絵本や映像とも比較しながら制作過程も公開されるので、新しいムーミン絵本の世界を存分に楽しむことができそうだ。会場では、約300種類を超える他では手に入らない展覧会限定グッズも販売予定だ。【イベント詳細】「ムーミン絵本の世界展 トーベ・ヤンソンの原作から、描きおろし新作絵本ができるまで」開催期間:2016年11月30日(水)~12月7日(水)会場:松屋銀座8階イベントスクエア住所:東京都中央区銀座3-6-1開場時間:10:00~20:00※最終日は17:00閉場。入場は閉場の30分前まで入場料:一般 500円、小中学生 300円■一般前売券価格:400円取扱い:ローソンチケットLコード 33659、セブンイレブン セブンコード 050-245、チケットぴあ、Pコード 767-994ヤフーパスマーケット販売期間:2016年11月29日(火)まで
2016年10月24日運動会は印象に残っている、という人も多いですよね。がんばった成果が出ずに悔しい思いをしたことのある人もいれば、手に汗握る展開に大盛り上がりだった競技など、忘れられない興奮を覚えている人も。そこで今回は 絵本ナビ 協力のもと、運動会にまつわる絵本を集めてみました。ジャッキーのうんどうかい作・あいはら ひろゆき/絵:あだち なみ/出版社:ブロンズ新社 「ジャッキーのうんどうかい」(絵本ナビ紹介ページ) くまの子がたくさん登場する、くまのがっこうシリーズ。今回は運動会が舞台です。兄弟の末っ子でいちばん小さなジャッキーは、大きなお兄ちゃんたちに勝ちたくて、一等賞をとりたくて…。勝てないとあきらめていたところに「速く走れる方法」を見つけて一念発起! はたして結果はどうだったのでしょう。最後にジャッキーを優しく包んでくれる、お兄ちゃんたちの優しさにもジーンときてしまう一冊。こぶたのブルトン あきは うんどうかい作:中川 ひろたか/絵:市居 みか/出版社:アリス館 「こぶたのブルトン あきは うんどうかい」(絵本ナビ紹介ページ) ぶたのブルトン、イタチのアンドレ、ダルマのタカサキさんなど強烈なキャラクターが登場するこの絵本には、玉入れや綱引きやパン食い競争など「運動会」のお楽しみ要素がこれでもか! というくらいつまっています。綱引きの途中で力がはいりすぎ、ダルマのタカサキさんが思わずおならをしてしまうシーンでは、大爆笑するお子さんも多いよう。運動会の熱気や興奮がダイレクトに伝わってくる絵本です。 にんじゃつばめ丸 作:市川真由美/絵:山本 孝/出版社:ブロンズ新社 「にんじゃつばめ丸」(絵本ナビ紹介ページ) いたって普通の一軒家にすむ、いたって普通の5人家族。でも実は、忍者一家だった…! 奇想天外な設定から始まる物語の中には、廊下を素早くかけぬけたり、手裏剣をなげたり、天井にはりつくなど、子どもたちが大好きな忍者の修行シーンがたくさん! でも、つばめ丸はどうしても高いところから飛び降りる術が苦手。それでも練習を積み、むかえた忍者の運動会。ライバルとの勝負は一体どうなるのでしょうか。テンポのいい、大衆演劇のような文章も魅力のひとつ。さかさことばでうんどうかい作・西村 敏雄/出版社:福音館書店 「さかさことばでうんどうかい」(絵本ナビ紹介ページ) さかさことば=回文がこんなにもスムーズに展開する絵本はなかなかありません。ゴリラ、キリン、ウマにブタなど、とぼけた動物たちが運動会を進行していくので、なんともほのぼのとした気分に…。最初は「さかさことば」に気付かない子も「ほら、この字よ~く見てごらん」と注意をうながしてみると「すごい!」と大きなリアクションが期待できるかも。耳で聞くだけでは分かりにくいので、字が読めるようになったタイミングで楽しんでみるといいですね。10ぴきのかえるのうんどうかい作・間所 ひさこ/絵:仲川 道子/出版社:PHP研究所 「10ぴきのかえるのうんどうかい」(絵本ナビ紹介ページ) ひょうたんぬまの10ぴきのかえる。それがこの絵本の主人公です。綱引きの紅組代表として出場したところで突然の竜巻にみまわれ、運動会はしっちゃかめっちゃか! 沼いちばんの年寄りがえるがトロフィーと一緒に風にとばされてしまい、山の中を探し回っていたら…。登場キャラクターはみんなかえるですが、緑、黄、黄緑、薄いオレンジなど絶妙に色分けされているのが憎い!「1、2、3、4…」と、ページごとにそろっているか数えたくなってしまうのが不思議です。運動会は運動の得意な子だけが楽しめる行事… ではありません。力がはいりすぎて失敗してしまうのは、一生懸命取り組んだ証。結果はさておき「がんばったこと」に注目して、思いきり運動の秋を楽しんでみませんか?絵本ナビ監修のこちらの連載は毎週木曜日にお届けします! データ協力: 絵本ナビ
2016年10月20日きたるハロウィンに向けて仮装の準備をしている人も、毎年気が付いたら終わっていた! なんて人も、今年は絵本でハロウィンに親しんでみてはいかがでしょうか。生まれた起源や、意外な過ごし方など新たな発見が期待できます。今回は 絵本ナビ 協力のもと、ハロウィンをもっと好きになる絵本を集めてみました。■ハロウィーンって なぁに?作・クリステル・デモワノー/訳:中島 さおり/出版社:主婦の友社 「ハロウィーンって なぁに?」(絵本ナビ紹介ページ) 魔女の少女ビビはかぼちゃ集めに夢中になる大人たちが不思議で仕方ありません。おばあちゃんまでも、かぼちゃにつきっきりで「かぼちゃしか、かわいくないんだ!」とすねる様子が子どもらしく、クスッとしてしまいます。「ハロウィンはみんなでワイワイ仮装する日」と、なんとなくのイメージで楽しんでいる人も多いのでは? この絵本では大人ですらあいまいなハロウィンの起源について、ビビと一緒に学ぶことができます。これを読めば今までより、堂々とハロウィンを楽しめるようになるかもしれません。■きょうはハロウィン作:平山暉彦/出版社:福音館書店 「きょうはハロウィン」(絵本ナビ紹介ページ) ケンちゃんは新しい街に引っ越してきたばかり。まだハロウィンの存在を知りません。友だちのピートに誘われておばけに変身したケンちゃんは、初めてのハロウィンでみんなからお菓子をもらいます。でも最後に訪れたのは…。絵本には日本人の男の子が外国に引っ越して、ハロウィンを初めて体験する様子が描かれています。日本では近所の家をまわってお菓子をねだる習慣までマネすることは少ないですが、もしかしたらみんなケンちゃんのようにドキドキ・ワクワクしてしまうのかもしれませんね! ■ハロウィンドキドキおばけの日! 作:ますだ ゆうこ/絵:たちもと みちこ/出版社:文溪堂 「ハロウィンドキドキおばけの日!」(絵本ナビ紹介ページ) 怖がりのレイはハロウィンが苦手。おばけに魔女など怖い存在ばかりだけれど、ある日出会ったのはレイと同じく怖がりの幽霊・シェイク。最初はびっくりしたけれど、一緒にいるうちに、なんだか楽しくなってきます。この絵本にはその他に衣装やハロウィンメニューの作り方など、おまけが盛りだくさん! ママにも役立つ情報となっています。ハロウィンの雰囲気がなんとなく怖いと思っているお子さんにも読み聞かせたい一冊です。■ハロウィーンの星めぐり 「夜に飛ぶものたち」 詩:ウォルター・デ・ラ・メア/絵:カロリーナ・ラベイ/訳:海後 礼子/出版社:岩崎書店 「ハロウィーンの星めぐり 「夜に飛ぶものたち」」(絵本ナビ紹介ページ) 「幼な心の詩人」と評されるイギリスの詩人の歌に、これまたイギリスの新人画家が愛のあふれるイラストをつけて完成した絵本には、本物の魔女が登場! かぼちゃのジャック・オーランタンを飾り、仮装して家々を回っている子どもたちの頭上では、ほうきにのった魔女たちが星座の間を自由にいったりきたり。中にはいたずらをしかける魔女もいて…。カバーの表紙には銀箔が押してあり、月や星のきらめきが表現されていてとてもキレイです。■ハロウィンのかくれんぼ 作:いしかわ こうじ/出版社:ポプラ社 「ハロウィンのかくれんぼ」(絵本ナビ紹介ページ) シンプルな形とはっきりした色合いが赤ちゃんにもぴったりのハロウィン絵本は、シリーズ累計185万部を突破したという人気作。おばけに魔女にかぼちゃにお菓子…。ハロウィンにちなんだものがたくさん登場するので「次は何かな~?」とわくわくしながらページをめくる楽しみがあります。お子さんへの初めての一冊としてプレゼントにしても喜ばれる一冊です。日本にも浸透しているハロウィン。この時期になると街中では仮装行列などお祭りイベントもたくさん開催されますね。絵本をキッカケに、家族みんなでハッピーハロウィーンを楽しんでみてくださいね。絵本ナビ監修のこちらの連載は毎週木曜日にお届けします!データ協力: 絵本ナビ
2016年10月13日運動会シーズンがやってきました。リレーや徒競走でゴールテープを切ったり、クラス対抗競技で勝利したときなど、運動会でしか味わえない達成感ってたくさんありますよね。でも中には運動会が好きじゃない、なんてお子さんもいるかもしれません。そこで今回は 絵本ナビ 協力のもと、運動会が楽しみになる絵本を集めてみました。ぜひ、運動会前に親子で読んでみてくださいね。よーいどん!作・中川 ひろたか/絵:村上 康成/出版社:童心社 「よーいどん!」(絵本ナビ紹介ページ) 「位置について」の姿勢のまま、引き締まった顔つきの子どもたちがなんとも愛らしい!「位置についてのポーズは、それぞれ違うもんだなぁ」と感心しているところに放たれる究極のダジャレ! 意表をつかれてズコッとなってしまうママもいそうです。ほのぼのとした優しいユーモアたっぷりの中、「何それ?」なんて、現実にはありえない競技でも楽しませてくれる、愉快な運動会をテーマにした一冊です。はしれ、ゴールの むこうまで!作:くすのき しげのり/絵:稲葉 卓也/出版社:講談社 「はしれ、ゴールの むこうまで!」(絵本ナビ紹介ページ) みんなと同じように掃除したり、給食を食べたり…。みんなから頼りにされ、愛されているとってもパワフルな「こうちょうせんせい」。赤く染まったほっぺや、緑色のジャージがなんともいえず、親しみやすいキャラクターです。クラスでいちばん走るのが遅いぼくは運動会が大嫌い。そんなぼくに「きょうそうしてみようか!」と声をかけるこうちょうせんせい。走ることを途中であきらめてしまうぼくに、こうちょうせんせいがしてくれたこととは…? 子どものリアルな心情を汲みとった行動が子育てのお手本にもなる、感動絵本です。 よーい、ドン! 作:中垣 ゆたか/出版社:ほるぷ出版 「よーい、ドン!」(絵本ナビ紹介ページ) 今日は町の運動会。子どもが主役の「ちびっこ競争」、大人数だからおもしろい「ムカデ競争」、出場選手が目玉の「障害物競争」などワクワクするような競技満載で、いてもたってもいられません。見開きいっぱいに描かれたたくさんの人たち。その人たちそれぞれが主役になれる運動会だから、みんな生き生きと輝いています。中には「!?」なキャラクターや運動会らしくない行動をしている人も…。絵本をのぞきこんで「気になる探し」する子も多いこちらの一冊は、大興奮してしまうので寝る前厳禁(笑)。昼間の読み聞かせにおすすめですよ。 ぼくのジィちゃん作・くすのき しげのり/絵:吉田 尚令/出版社:佼成出版社 「ぼくのジィちゃん」(絵本ナビ紹介ページ) 運動会当日、練習したのに徒競走でビリだったぼく。田舎から応援しにきていたジィちゃんは「子どもの頃、走るのが早かった」なんていうけど、信用できない。ひょんなことからPTAクラス対抗リレーに父さんの代理で出場することになったジィちゃん。果たしてその結末は…? スピード感あふれる展開の中、歯がところどころ抜けたニコニコ笑顔のジィちゃんの、知られざる秘密が明らかになります。心がおどりだし、思わず「がんばれーっ!」と叫びたくなってしまう、爽快感のある一冊です。むしたちのうんどうかい作・得田 之久/絵:久住 卓也/出版社:童心社 「むしたちのうんどうかい」(絵本ナビ紹介ページ) 林の中の広場に集まった、たらこくちびるの虫たち。今から始まるのは運動会。小さかったり、大きかったり、にょろにょろしていたり、飛んでいたり…。虫好きのお子さんなら入場行進の様子から目を輝かせてくれる絵本です。応援合戦の泣き声もお見事! 虫それぞれの特徴を運動会の流れの中にうまく取り入れているのも必見。虫が苦手なお子さんも、表情豊かなユーモアあるタッチのイラストだから安心。実際の虫と似たような動きで、細かな描写にも手を抜かない作家さんの心意気を感じます。知らなかった虫の名前を覚えるいい機会にもなりそうですね。運動会を楽しみに感じる子もいれば、憂鬱に感じている子もいます。だけど、運動会はみんなで一緒に楽しむもの。勝負に負けてくやしいときもあるけれど、ほかの競技で挽回したり、誰かを応援したりとワイワイできるのも運動会の魅力のひとつ。年に一度の大イベントは、親子でめいいっぱい楽しみたいですね!データ協力: 絵本ナビ
2016年10月06日秋になると、部屋の中に何やらころころ…。子どもが拾ってきたどんぐりが、あちらこちらに転がっていたりしますよね。小さくて、まるくて、つやつやしたどんぐりは子どもの「集めたい欲」を刺激するだけでなく、姿を見るだけでなんだかほっこり(笑)今回は 絵本ナビ 協力のもと、愛らしさ満点のどんぐりを題材にした絵本を集めてみました。■どんぐりころちゃん作・みなみじゅんこ/出版社:アリス館 「どんぐりころちゃん」(絵本ナビ紹介ページ) どんぐりといえば、ちょこんと頭にのったぼうしがかわいらしい印象がありますが、この絵本に出てくるどんぐりはぼうしを逆さまにして、踏み台にしている姿がとてもキュート! 描きこまない素朴な表情ながら「みんなで楽しもう!」という温かい世界観が広がっています。地面に落ちたどんぐりたちは、色や形や大きさなど微妙な違いがあることにも感心。巻末には歌って遊べる楽譜と遊び方が付いているので、親子での手遊びにもおすすめ。まだ、どんぐりを知らない0歳児から楽しめる、愛らしいどんぐり絵本です。■どんぐりむらのぼうしやさん作・絵:なかや みわ/出版社:学研 「どんぐりむらのぼうしやさん」(絵本ナビ紹介ページ) のっぽの「ぽー」、ちいさな「ちい」、くるくるまきげの「くりん」。3つぶで切り盛りしているのは「ぼうしやさん」。売れなくなってしまったぼうしを売るため、別の街に売りにいく3つぶたち。そこで、ねずみのお母さんが買ってくれた4つの同じぼうし。「どうして同じものを買うの?」と思った3つぶが、ねずみ母さんの後をつけていくと…。そこで自分たちのぼうしには足りなかった「あること」に気付きます。ぼうしひとつひとつのデザインにまで気を配る作家さんの愛情を感じる絵本。どんぐりを「1人」ではなく「1つぶ」と数えているのも、なんだか新鮮です。 ■まいごのどんぐり 作:松成 真理子/出版社:童心社 「まいごのどんぐり」(絵本ナビ紹介ページ) コウくんから「ケーキ」と名付けられた木の子ども、どんぐり。コウくんと一緒にかけっこしたり、散歩したり、泳いだり…。そんなある日、まいごになってしまったどんぐりをコウくんは一生懸命探します。どんぐりも見つけてもらおうと一生懸命です。そのうち舞い降りてくる落ち葉の中で眠り込んでしまったどんぐりが、明るい日差しで目を覚ましたとき、目にしたものとは…。変わらない愛情、消えない絆。年月をへてもなお、そこにある何かを感じさせる名作絵本です。■どんぐりころころ おやまへかえるだいさくせん作・絵:スギヤマ カナヨ/出版社:赤ちゃんとママ社 「どんぐりころころ おやまへかえるだいさくせん」(絵本ナビ紹介ページ) 「どんぐりころころ、どんぐりこ~」というフレーズなら、一度は口にしたことがありますよね。童謡「どんぐりころころ」は実は2番まであって、最後は「お山が恋しい」とどんぐりが泣き、どじょうが困ってしまう… という終わり方をしています。では、その後はどうなったのでしょう? そんな疑問を解決してくれるのがこちらの絵本。うちが恋しいどんぐりのため、お池の仲間がしたこととは…。おなじみの童謡が、小さなどんぐりをテーマにしているとは思えないほど、わくわくドキドキの壮大な大冒険物語へと進化をとげた一冊です。ただ愛らしいだけでなく、大人の心をもグッとつかむ「大切なこと」や「変わらないもの」を教えてくれる、どんぐり絵本。童謡の続きを絵本にしてしまう発想も、とてもおもしろいですね。道のすみっこで出会いを待っているどんぐりたち。今すぐ親子で、会いにいってみませんか?データ協力: 絵本ナビ
2016年09月29日