先日、専門家の方に 「幼児期からの英語学習」について詳しくお話を聞いた ので、英語熱が高まってきました…!自宅で通信教材をはじめるか、教室に通おうか悩んだのですが、我が家は自宅で子どもと一緒に楽しめる教材がいいなと思いました。なかでも、ベネッセの「Worldwide Kids(ワールドワイドキッズ)」は、世界の一流とコラボした玩具や、子どもが自然に言葉を覚えていくプロセスなど発達心理学的アプローチも取り入れたカリキュラムで構成されているとのことで、興味津々!というわけで、今回はウーマンエキサイトさんのご協力のもと、教材を自宅でお試しさせていただけることに。約2週間自宅で試してみた感想をご紹介したいと思います!ベネッセの「Worldwide Kids(ワールドワイドキッズ)」は、0歳から学べるオールイングリッシュの教材で、発達別に7つのステージにわかれているそう。今回は、英語を初めて学ぶということで、最初のステージ1を体験してみました!■ベネッセの「Worldwide Kids(ワールドワイドキッズ)」到着! イチコの様子は…さて、教材が到着! イチコの反応はというと…パペットや木製の果物玩具、絵本など、イチコは目を輝かせていました。「遊びたい遊びたい〜!」とかなり積極的で、届いた中身のチェックが済むと即絵本を読まされました。私の感想としては、玩具がしっかりしていることに驚きました。届く前は、教材(記述式ワークなど)がメインで、あくまで玩具はサブとして教材に興味を持つきっかけ…というイメージだったのですが、玩具が教材そのものであることにびっくりしました。そして正直「オールイングリッシュの教材についていけるかしら…」とはじめは緊張もしました。■遊べる教材にドハマり! イチコが気に入った教材BEST3ベネッセの「Worldwide Kids(ワールドワイドキッズ)」を実際につかってみると、最初の不安をよそにわが子は大盛り上がり! イチコがドハマりした教材BEST3をご紹介します!・1位 Emotional Toys(パペットと果物玩具)パペットを使ってやり取りすることで、親子で抵抗感なく英語を使った対話ができます(Basic DVDsで遊び方を紹介してくれます)。私もDVDに出てきた英語でイチコに話しかけてみることに。「ワッチュアネーム?」と聞くと、「アイムイチコ!」と答えてくれました!普通にぬいぐるみとして楽しく遊んでいることも多かったです。きょうだいで果物を食べさせまくっていました。・2位 Basic DVDs英語の歌やダンスなどの真似したくなる映像を中心に、英語力をステップアップしていけるDVDです。歌のシーンやキャラクターが出てくるシーンがお気に入りのようで、意味はあまりわかっていないとは思いますが、英語の世界を楽しみながら喜んで観ています。ちなみにキャラクターがしゃべるのはすべて英語なので、はじめは親しみを感じられるか心配でしたが、子どもにとっては一般的な他のキャラクターと同じ扱いの様子。英語だけしか喋らないからといって、苦手ということはなさそうです。かわいいキャラクターが好きなのでハマっていました!・3位 Practical Toys(タッチパネル式の玩具)幼児期の会話に必要な単語を音声で確認できる玩具です。ゲームの楽しさから、繰り返し使うことで、単語が定着していくそう。イチコは果物や動物が出てくるカードがお気に入りで、そればかりやっています。繰り返すうちに聞き取れるようになった単語("rabbit"や"alligator"など)もありました!BEST3以外にも、DVDsにでてくる歌やダンスを集めた音楽CD「Music Library」や、いろいろな国の絵本を親子で楽しめる「Picture Books」、単語を覚えながらアルファベットの形を覚えられる「Alphabet Poster」など、さまざまな教材が盛りだくさん! これなら飽きずに英語を楽しめそうです。■その結果…イチコに変化が!約2週間使ってみると、「えいごはわからない!」と言っていたのが、「しってるで!」に変わりました。デタラメなことも多いですが、不安や未知のものではなくなったようです。玩具で自主的に遊ぼうとするので、英語に対する意識も、身近でポジティブなものになりそうで嬉しいです。そのうちごっこ遊びで英語を喋ってくれないかなぁ…。■英語が苦手な私でしたが…ちなみに、英語が大の苦手な私でしたが…一緒に楽しめました! 聞き取りやすい英語だったからかな?あとは子どもと同じく、教材というより玩具として楽しく遊びました。(笑) タッチパネルみたいな玩具はイチコより私がハマりました! どさくさにまぎれて自分も英語教育…。DVDで流れる歌もビートルズなど知ってるものばかりで、映像もキレイで私自身が引き込まれました。DVDの英語圏の子の生活を紹介するシーンが私は特に好きです!■保護者視点で気に入ったところとにかく、玩具がしっかりしていること。1歳児が乱暴に扱っても壊れず、ずっと使えそうです。DVDの中でも、DVDの内容と玩具の連動という意味でも、繰り返し単語やフレーズが出てくるので、自然と遊びながら復習できることもいいなと思いました。■まとめ「英語学習」というと身構えちゃうけど、ベネッセの「Worldwide Kids(ワールドワイドキッズ)」は一緒に遊ぶだけで楽しく英語に触れられます! 親も一緒に楽しめるのがポイントだと思います。DVDで同じ単語ややりとりが繰り返し反復できるように作られているのに、飽きない仕掛けになっているのがすごいなぁと思いました。0歳と1歳以上、それぞれに向けた 無料お試し教材 も用意されていて、DVDや英語の読み聞かせなどが体験できるので、まずは触れてみるのもいいかもしれません。また、 500円での教材レンタル ではパペット2体と木製果物玩具・絵本なども体験できるので、個人的にはこちらのほうが、教材の雰囲気も、我が子や親に合うかどうかもわかってオススメです。その他にもベネッセには、しまじろうと学べる通信教材「 こどもちゃれんじEnglish 」や、全国に約1,700拠点ある英会話教室「 BE studio(ビースタジオ) 」など、特長の異なる教材・教室があります。きっとお子さんに合った英語学習法が見つかるはず!「Worldwide Kids(ワールドワイドキッズ)」は、玩具とDVDが連動していて、まさに遊びながら学べる良い教材だと思います! みなさんもぜひ試してみては? 「Worldwide Kids(ワールドワイドキッズ)」無料お試しはこちら! 500円でパペットもレンタル! 充実の2週間有料お試しはこちら>> PR:株式会社ベネッセコーポレーション
2018年09月07日英語が話せないけど、海外には行きたい! 「英語が話せない&言っていることが理解できない」そんな私でも楽しめるラスベガスのオススメスポットを紹介します!ラスベガスはさまざまな国の人が行き交い、言葉が通じなくても体感できて楽しめるスポットがたくさんありますよ。女子旅にもぜひ!必見!男性ストリップショー『Chippendales』まずひとつめは、刺激が欲しい女子&男子必見!!マッチョなイケメンお兄さん方が魅せてくれる男性ストリップショー『チッぺンデールズ』です。お客さんは若い方からお年寄りまで年齢も幅広く、たくさんの女性で会場が埋め尽くされていました。誕生日や結婚前にバチェラッテパーティなどで来ている方も多かったです。(※バチェラッテパーティとは、女子同士で結婚式前に開くパーティのこと)終始、見えそうで見えない……興奮しっぱなしの舞台。とりあえず、脱いでくれます!!何人か選ばれた女性が舞台に連れて行かれるのだけど、かなり際どい絡みをしたりと、観客含めて楽しませてくれます。ぜひアピールしてみてください!スーツ姿に消防士、軍服など、コスチュームもいろいろ変わって楽しめるし、パフォーマンスもおもしろくて、ダンスもとてもかっこいい!舞台から降りて、ハグをしてくれたり絡みもあります…。言葉がわからなくても体と雰囲気でお腹いっぱいになります。チップも用意せず、気軽にショーを楽しめるので、女性同士でオシャレをして、ワーワーキャキャー騒いで楽しんでほしいです!※18歳以上入場可ダウンタウンの街を飛ぶ『SlotZilla』続いて2つめは、絶叫系が好きならぜひ乗ってほしい!!ダウンタウンの商店街の上を飛ぶ『SlotZilla(スロットジラ)』。約2mの高さから飛ぶ、座るスタイルと、約4mの高さから飛ぶ、スーパーマンスタイルがあります。座るスタイルは全長260m、スーパーマンスタイルは全長530mと距離が違います。人気のアトラクションなので予約は必須!私は夜に体験。ダウンタウンの街は人も多く、ライブやショーなどとても賑わっていました。イルミネーションのきれいな賑やかなアーケード内を飛行します。たくさんの人の上を猛スピードで駆け抜けます!せっかくなので、スーパーマンスタイルを体験!メガネやポケットの中身、荷物は全て用意されたリュックに入れます。ワイヤーに装着されて走行する時間までの待ち時間がドキドキ…。準備してくれているスタッフの方が何か英語で喋りかけてくれていたのですが、リラックスしてね、みたいなことを言ってるのかな〜と笑顔でお返ししました。スタートし、スピードも出て人々の上を飛ぶのでスリルもありとっても楽しい!!慣れてきたらクロールしてみたり平泳ぎしてみたり、鳥のように手をバタバタしたりしました。止まるときが一番怖かったかも。終わったあとは、けっこう汗をかいていました……。ほぼ3分間ぐらいで、楽しすぎてあっという間に終わりました。また機会があったら乗りたい!ハマって何度も体験する方も多いみたいなので要チェックです。EDM好き必見! 日本にはまだ少ない「プールパーティ」まだまだあります! 3つめは、日本のEDMイベントではもう物足りない!という方は行って欲しい! ラスベガスの大型ホテル『Wynn Las vegas(ウィンラスベガス)』に入っているプール『Encore Beach Club(アンコールビーチクラブ)』で行われる、プールパーティです。昼間に行われ、有名なDJの方々が登場するとても楽しいイベントです。私が行った時は、AFROJACK(アフロジャック)さんがDJでした! 日本のフェスでは、会場は人数も多くDJとの距離は遠いのですが、こちらのイベントは有名なDJでも近い距離で楽しむことができます。みなそれぞれプールの中で楽しんでいたりと、言葉が通じなくても、音楽を通して盛り上がりますよ!昼だけでなく、夜はナイトプールとして営業しています。いろいろなDJの方が来日して回しているそうなので、毎回行くのが楽しみですね。スーパーカーで猛スピード! サーキット体験『SPEEDVEGAS』最後は、車好き&アトラクション好きの方は要チェック!参加費はお高めですが、ランボルギーニやフェラーリ、ポルシェなどのスーパーカーの中から乗りたい車を選んでサーキット体験ができる『SPEED VEGAS(スピードベガス)』もおすすめ。車の選択は予約時にします。私はフェラーリを選び、自分では運転せず、イケメン運転手さんの助手席に座ってサーキットを走りました!5ラップ(ラップ=トラックの1周)を選択しコースを5周走りました。スピードは出さなくてもよいので自分のペースでOK!走り終えた後はなんだか達成感を感じました。実際に乗らなくても、屋上から走っている様子が観られるので迫力が伝わりますよ!サンダルはNGなので、スニーカーなどつま先が隠れる靴を持参してくださいね。女性同士でラスベガスに行って、ストレス発散しよう!いかがでしたか?英語ができなくても、ラスベガスではいろいろなおもしろい体験ができます。予約もネットで、翻訳をかけられるからゆっくりとできて、当日あたふたすることなく安心です!日本ではなかなかできない遊びも、オシャレをして女子同士で楽しめます。ぜひ体験してみてください!Information「Chippendales」住所:リオ オール スイート内3700 W. Flamingo Road,Las Vegas, NV 89103料金:64ドル〜「SlotZilla」住所:425 Fremont St #160, Las Vegas, NV 89101料金:座るスタイル 25ドル , スーパーマンスタイル 45ドル「Encore Beach Club」住所:3131 S Las Vegas Blvd, Las Vegas, NV 89109料金:25ドル〜「SPEEDVEGAS」住所:14200 S Las Vegas Blvd, Las Vegas, NV 89054料金:195ドル〜取材協力:ラスベガス観光局
2018年09月05日2020年度から、小学5〜6年生の英語必修化が決まっています。必修化されることで成績がつくというのが大きな変化です。このように、年々変わる義務教育の内容について、パパママ世代に調査をしてみました。Q.もっと義務教育で重視してほしいことは?1.日本の伝統や文化、歴史に関する教育 19.9%2.国際コミュニケーション能力の向上 30.9%3.リーダーシップ教育 7.3% 4.IT化に対応するための能力や技能 13.0%5.金融、お金に関する教育 13.2%6.その他 15.8%意見が分かれましたが、国際コミュニケーション能力の向上がやや高い結果となりました。次に多いのは、日本の伝統や文化、歴史に関する教育。意外にもリーダーシップ教育が最下位になりました。それ以外にもパパママ世代がしてほしいと思っている教育について聞いてみましょう。■人として知っておいてほしい命の大切さ選択項目以外に多く上がったのは「命」に関する教育。いじめや自殺、震災などさまざまなことが起こっている今の日本で、親が子どもに知ってほしいこととして意見が多くあがりました。「もっと道徳的なこと、いじめや命の大切さをもっと教えてほしいです。もちろん、学校だけでなく家庭でもしないといけない課題ですが。自殺をする年齢が低くなっていて切ないです」(神奈川県 30代女性)「勉強も大事かもしれませんが、いじめ問題で悩んで自殺をする子どものニュースを聞くと心が痛いです。私はどうしても勉強よりもいじめをなくす社会であってほしいです」(大阪府 40代女性)「命の大切さ! 最近、いろんな事件や震災が起きているので」(神奈川県 40代女性)「命に関すること。生まれる、産む、育てる、老いる、死ぬを話すことが少ないように思います。素直に耳に入るうちに、教育したほうがいいと思います」(神奈川県 40代女性)「生命を大切にする、他人を思いやる、善悪の判断など人間の基礎となる忘れてはならない道徳」(神奈川県 50代女性)「道徳。授業を受けている時は意味のある教科と思いもしなかったけど、やっぱり大事だと今は思う」(三重県 50代女性)■親が望む義務教育でやってほしいこと他にもこんな教育をしてほしいという意見をまとめました。性教育やコミュニケーション能力といった以前からもあるもののブラッシュアップを望む声から、詐欺犯罪やマイノリティの人を受け入れる教育という新しいものまで色々ありました。「自然観察の時間。ピクニックのように教室を飛び出して、電車に乗ったり、博物館に行ったり。社会とつながりながら、切符を買うとか席を譲ろうとか、人と接しながら学ぶっていう時間もあったらいいな」(佐賀県 40代女性)「詐欺の実態や被害の予防について。様々な商法の詐欺、ネット詐欺、電子マネー詐欺など、方法も常に手を変えて進化しつつあります。時代にあった最新の情報を教え、未然に防ぐ力をつけさせなければなりません。加担する側にもならないように抑止効果を期待します」(東京都 40代女性)「性教育。望まない妊娠や性感染症など低年齢化しているのも事実です。時代にあった内容での教育を工夫して伝えていかなければなりません。子どもたちの明るい未来のために」(東京都 40代女性)「コミュニケーション能力の向上。人の目を見て話したり、言いたいことをちゃんと言える力を見つけてほしい。でも、どうやってと聞かれたら、方法がわからないのが正直なところ…」(神奈川県 40代女性)「外国籍の人、性的マイノリティの人、発達障害の人、信仰や生活習慣の違う人などいろんな個性や特性を持った人がいるので、もっと多様性を受け入れるような教育をしてほしい」(静岡県 50代女性)■家庭でできる教育も大切義務教育に上がる前に、家庭でのしつけやマナーといった教育を見直すべきという意見もありました。子どもの手本になれるように、親としての行いも改めるべきという人もいました。「義務教育よりも家庭でのしつけの見直しのほうが先かな。給食の時間も、口の中に食べ物を入れながら大きな声でおしゃべりや、箸をきちんと使えない子も」(北海道 40代女性)「まず、親が子どもの手本にならなくてはダメだ」(愛知県 40代女性)「基礎学力の徹底と社会性の育成。新しい時代に対応するにもまずは基礎力。そのためには年齢に達するまでの家庭の教育が不可欠」(神奈川県 50代女性)Q.もっと義務教育で重視してほしいことは?アンケート回答数:4660件 ウーマンエキサイト×まちcomi調べ
2018年09月03日私(現在30代)の世代では、英語は中学生から勉強するものでした…。でも今の子どもは違うんです! 2020年度から始まる次期学習指導要領で、英語の授業は小学3年生からスタートするし(参考: 小学校の英語教育が変わる! 教育のプロに聞いた「ママが準備すべきこと」by tomekko )、何なら年中さんの娘イチコの友達もすでに数人習ってる!小学校で初めて英語に出合うよりは、頭の柔らか~い幼児期から英語学習を始めた方がいいのでしょうか…。でも英語の早期教育についてはさまざまな意見も聞くし…。ど、どうしたらええねーん!そんな中タイミングよくウーマンエキサイトさんからのお声がけで、教育のプロにお話を伺う機会をいただきました。これ幸いと「幼児英語学習」についていろいろ聞いちゃいましたよ~!■英語学習は何歳からやるべき?モチコ:早い人は0歳から始めていると聞きます! やはり早くから始めた方がいいのでしょうか?加藤さん:早ければいいということではありません。幼児期は、英語に慣れ親しんで「英語が好き」という気持ちをはぐくむ時期なので、その子に合った学び方や教材を見つけることが大切です。また、幼児期は日本語でもそうですが、意味があいまいでもそれを聞き続けることができます。その力は本格的に英語を学習する時に役立ちます。モチコ:幼児期ならではのメリットもあるんですね!加藤さん:はい。日本語の発達と同じように、英語も【聞く→話す→読む→書く】の順で習得していくので、まずは英語を聞くことから始めたほうがよいでしょう。しかし聞くといっても英語のCDなどをただ流しているだけでは意味がありません。子どもは自分の好きなものや大事にしているものとの関わりを通して学んでいくため、一番近くにいて自分を愛して守ってくれる大好きな母親・父親などと一緒に英語に触れることが大切です。また、身の回りのもの、たべもの、おもちゃ、動物など自分が興味を持ったところから覚えていくので、絵本などを活用するのもいいですね!■親が英語が苦手な場合は?モチコ:私自身、英語は苦手でした…。聞き取れないし発音も下手だし…。子どもに日本人的な発音で絵本を読んであげたり、歌ったりしても大丈夫なのでしょうか?加藤さん:親が無理していることは、すごく子どもにも伝わります。お母さんが苦手なら無理に英語で歌ったりする必要はありませんよ。親が出来ることは「教えること」ではなく「環境を用意すること」。もし英語が苦手でしたら、いい教材、いい指導者を選ぶことが大事です。英語の音声付の絵本で、お母さんは一緒に絵をさしてあげるだけでもOKです。そのときにお母さんも一緒に楽しんでくださいね。子どもって面白いもので、教材のネイティブライクないい発音をちゃんと真似してくれるんですよ! モチコ:英語らしい自然な発音を聞かせるのが大事なんですね!加藤さん:赤ちゃんは生まれたときにはすべての言語が聞ける耳を持っていると言われていますが、発達するにつれて自分に必要な言語の音以外は聞き分けられなくなっていきます。そういう意味では、赤ちゃんのうちに英語の発音に触れさせるのはいいと思います。■1日のうちにどれくらいやればよい?モチコ:英語は聞けば聞くほど耳が慣れて力がつくイメージなのですが、1日どれくらい英語に触れればいいのでしょうか?加藤さん:バイリンガル教育ではなく、「母語が日本語の中で、英語を始める」という前提の場合、日本語より英語と触れ合う時間が多くなってはいけません。日本語の語りかけや、やりとりの時間がしっかりある前提で、1日20~30分程度がよいでしょう。一番いいのは、1日の中で「この時間は英語を楽しむ」という習慣を作ることです。また、ひざに乗せたりアイコンタクトをしたり、愛情を感じるコミュニケーションの中で五感に刺激を与えるのも重要です。 モチコ:イチコが英語を楽しく集中して取り組めるか心配です…。加藤さん:集中力が切れたからといって、アウトプット(話す・書く)を無理強いしてしまうと、英語が嫌いになってしまいます。インプット(聞く・読む)に関しても、「英語を聞くぞ」と意気込むより、その子の「興味があるもの」からはじめるとよいでしょう。アニメやスポーツを英語音声にして見てみるなど…今は英語に触れられるチャンスはたくさんあります。たくさんの英語の中で少しでも聞き取れる単語があれば、「すごい!」と褒めてあげましょう! モチコ:イチコはアニメや塗り絵が好きなので、そこから入っていくのもいいかもしれませんね!加藤さん:英単語が書いてある海外の塗り絵などもぜひ活用してみてください。 モチコ:幼児英語学習に興味がわいてきましたー!加藤さんの研究所もあるベネッセは、幼児英語学習で有名ですよね。自宅で学べる教材も種類があるし、教室もあるんですね! どれを選べばいいのでしょう…。ベネッセのそれぞれのご担当の方、教えてくださーい!■世界の一流とコラボした自宅学習教材「Worldwide Kids(ワールドワイドキッズ)」日本人が幼児期に英語に「浸る(イマージョン)」効果を徹底研究し、さらに世界水準のクリエーションと融合させることで、「わが子にいちばん与えたい英語の環境」の実現を目指して作られたベネッセ史上最高の英語教材です! 世界中で愛される玩具メーカー「ネフ社」や「ジーナ社」など世界の一流とコラボした玩具や、感性を育てるすばらしい絵本作品をお届けします。教科としての英語学習ではなく、子どもが自然に、かつ前向きに言葉を覚えていくプロセスなど、発達心理学的アプローチも取り入れたカリキュラムで構成され、ふれられる語彙数は約6,000語でインプット量が非常に豊富。(※中学3年間で学ぶ語彙は約1,200語)単なる「先取り」ではなく、最新の研究「ECF理論」に基づく、幼児期に体験すべき英語習得プログラムです。英語に不安がある保護者のかたでもお子さまの英語力をさらに高めるようなサポートが充実しています。体験者のママからは「実際に絵本や玩具を手に取って、本当によくできているのがわかりました」「1歳代で『r』と『l』の音を自然に区別して発音できるようになったことに感動しました」「動物の名前をすべて英語で覚えていて、発音もネイティブのようでした」という声もいただいています。 「Worldwide Kids(ワールドワイドキッズ)」をもっと知りたい方はこちら ■しまじろうと学べる自宅学習教材「こどもちゃれんじEnglish」子どもに大人気のしまじろうといっしょに学びます。年齢や興味に合わせた年齢別カリキュラム(1歳から)で、5年間で約2,000語の語彙にふれられます。2か月に1回のお届けなので無理なく続けやすく、こどもちゃれんじと一緒の受講なら、1号あたり2,880円~(通常価格は3,571円~)とお手ごろ価格なのもメリットです。体験者のママからは「大好きなしまじろうの教材なので、遊びながら楽しく英語を学べます」「遊んでいるうちに、英語らしい発音が身についています」「海外旅行でも英語であいさつできました」などの声をいただいています。 「こどもちゃれんじEnglish」をもっと知りたい方はこちら ■全国約1,700拠点の英会話教室「BE studio(ビースタジオ)」お子さまの個性や保護者のかたの生活スタイルなどに合わせて選べる、2つのプログラムと教室タイプを用意。プログラムは、主に日本人講師による「スタンダードプログラム」と、外国人講師による「インターナショナルプログラム」、教室タイプは、先生がご自宅や近くの外部会場で開校されているアットホームな「ホーム校」と、ショッピングモールなどにある利便性重視の「プラザ校」、提携先が運営する「提携校」があります。お子さま一人ひとりの性格、好き・嫌いを受け止め、 英語でのコミュニケーションで「伝わる、理解できる」喜びを感じる機会を提供し、 お子様が自ら 「もっとこうなりたい」という目標を育てます。乳児向けコースでは、レッスン後に、ご自宅での教材の使い方や英語遊びのヒントなどについて、おうちのかた向けに講師がフォローする「ケアリングタイム」も充実しています。 「BE studio」をもっと知りたい方はこちら 今回、幼児英語教育についていろいろと知ることができました。子どもも親(私)も一緒に楽しく取り組めることが大事なのですね!ということで、このたび私が1番興味を持った 「Worldwide Kids(ワールドワイドキッズ)」 をお試しさせていただくことに。全部英語で、イチコも私も好きな絵本があることが決め手になりました。おもちゃは二太郎も好きそうやし!楽しみ~!PR:株式会社ベネッセコーポレーション
2018年08月21日東京オリンピックが開催される2020年には小学校、中学校の英語教育が変わるといわれており、今まで以上に子ども達の英語教育は重要視されています。学校以外でも英語に触れる機会があると、子ども達の英語力やモチベーションは格段に上がるので海外旅行は最適ですが、まとまったお休みが取れないと海外に行くのは厳しいですよね。でも諦めるのはまだ早いです。クラブメッドでは日本にいながらにして異国体験が出来ます。2017年12月にオープンしたばかりのクラブメッド・北海道トマムへ滞在したのでご紹介したいと思います。■ 日本では石垣島、北海道サホロにもある「クラブメッド」ってどんなところ?クラブメッドはフランスに本社のある国際的なバカンス企業で世界に約70か所の宿泊施設があります。日本では石垣島、北海道サホロに続きトマムが3番目のリゾートになります。クラブメッドの大きな特徴は滞在中の費用がすべてが旅行代金に含まれるので(オールインクルーシブ)、朝食、昼食、夕食、アルコール類(一部高級アルコール除く)を含むドリンクも追加費用がかかりません。食事も和、洋、中とバラエティに富み、様々な国籍のシェフが腕をふるった料理を味わえます。日中も営業しているバーでは、外国人のバーテンダーに向かって子どもが英語でジュースのオーダーに挑戦しました。クラブメッド・北海道トマムは約7割が外国人の宿泊客ということもあり、様々な国籍のスタッフの方がいます。外国人のスタッフの中には日本語を話せる方もいましたが、英語で会話することもあります。もちろん、日本人スタッフもいるので困る事はありません。また、子どもから大人まで楽しめる多彩なアクティビティもほとんどが追加代金不要です。雲海で有名な星野リゾートトマムの運営する雲海テラスへ行くゴンドラ費用も含まれていました。■ 年齢に合わせた多彩なアクティビティ子どもの年齢に合わせたアクティビティが用意されているので、外国人のお友達と一緒に遊ぶことができます(2~3歳のプティクラブは追加費用が掛かります)。子ども達に人気の空中ブランコも敷地内に完備。その他アーチェリー、テニス、マウンテンバイク、プールなどのプログラムがあります。チャイルドケアの資格や経験を持つスタッフが対応してくれるので、安心して子どもを参加させる事が出来ます。大人向けには朝のヨガやダンスレッスンなどがあるので、家族それぞれで楽しんで、また食事のときに集合するのも良いですね。今回は、子どもも英語学習のモチベーションアップに繋がる旅になりました。筆者の子ども達は学校以外でも英語学習をしていますが、なかなかアウトプットする機会がなかったので今回のクラブメッド・北海道トマムの滞在はとても良い機会となり、「もっと英語が話せるようになりたい!」という気持ちになったようです。夏休みの旅行先選びの参考になれば幸いです。※クラブメッド・北海道トマム
2018年07月20日いまや幼児英語教育は当たり前ともいえる時代です。とはいえ、日本語もままならない幼児に英語を学ばせても、身につかないのでは?と疑問に思うママも多いのではないでしょうか。そこで今回は、中野区にある幼児英語教室「GLOBAL FIELD」のHead teacher・金子沙穂さんに、幼児期に英語を学ぶメリットや学び始めるタイミング、親がするべきサポートなどを聞いてきました。0~3歳の“耳の黄金期”は英語のシャワーを浴びせることが大切自身も5~9歳まで海外で暮らし、幼少期は英語環境の中で育ったという金子さん。やはり、英語を自分のものにするためには、少しでも早い時期から英語に触れさせた方がよいのでしょうか。「幼少期に英語を学ぶメリットは、聞き取りと発音の能力が圧倒的に身につくことです。5歳くらいまでに日本語と英語などの2言語を学んでおくと、3つ目4つ目の言語も習得しやすいといわれています。中でも0~3歳の時期は、声や音の情報を大量に吸収して成長する“耳の黄金期”なので、この時期に、どれだけ多くの音を聞くかによって、耳の能力に大きな差が出てくるように思います。というのも、英語は国によってアクセントやイントネーションが異なるんですよね。先日3歳の生徒が、普段聞かないアクセントの英語なのに、ゲスト講師の英語を聞き取る姿を見て本当にびっくりしました。その子は2歳から教室に通っていますが、聞き取り能力は確実に身についているなと思いました」小さい頃から英語教室に通わせているものの“本当に身についてるのかわからない”と、不安に思うママが多いように思うのですが、きちんと身についているんですね。「はい、身についています。幼児期は日本語もままならないので、英語と日本語をリンクするのに時間がかかります。英語を聞いてインプットはできてもアウトプットするには時間がかかるので、本当に身についてるの?と不安に思うのでしょうね」英語教室に通うほかに、英語を身につけさせるために親ができるサポートはありますか?「幼児期はとにかく英語のシャワーを耳に浴びせることが大切です。自宅で映画版のディズニーアニメを見せたり、ビートルズなどの洋楽を流すのがおすすめです。意味がわからなくてもどんどん耳に入っていきます。『アナと雪の女王』や『塔の上のラプンツェル』が大好きな3歳の女の子がいるのですが、自宅で英語版のDVDをよく見ているそうなんです。英語の意味がわからなくても絵を見て習得できるせいか、日常生活の中でアニメのセリフを真似して使ったりしていて。だから単語だけでなく文章で話すこともできるし、講師たちが話している英会話もほとんど理解できるんです。教室だけでなく、自宅でも英語を聞かせてあげる時間を作るといいと思います」英語を確実に身につけるポイントは、7歳までに2000時間以上英語に触れさせること英語教室を辞めたとたん、覚えたことを忘れてしまう…なんてことにならないためには、どのように学習したらよいのでしょうか。「これまでの教室運営の経験上、個人差はありますが、7歳までに2000~2500時間以上英語に触れさせることで、英語の基礎が定着すると考えています。この2000時間をいかに早く達成できるかがポイントです。それによって、その後の英語の定着率が変わっていきます。4歳から英語を習い始め、現在も教室に通っている5年生の生徒は、英検準2級を取得してリスニングは満点を取りました。この生徒はもう2000時間達成しているので、教室を辞めても英語を忘れることはないと思います。定着さえすれば、少し英語に触れていくことを意識するだけで、大人になっても日常会話に困ることはないと思います」英語講師の金子沙穂さん教室では、講師も生徒も日本語禁止で過ごしているようですが、それは少しでも長く英語に触れさせるためでもあるんですね。「はい。大切なのことは、英語に触れる時間を少しでも多くすることと、長く続けることです。私自身も幼少期の海外生活が楽しかったということもあり、帰国後も国際課のある高校に通ったり、短期留学に行くなどして英語に触れ続けていました。留学や海外旅行でもいいし、道を歩いている外国人に積極的に声をかけることでもいいので、英語に触れ続けながらもアウトプットするチャンスを作ること。そうすることで、より英語が身についていくと思います」<取材協力>GLOBAL FIELD講師金子沙穂GLOBAL FIELD <文・写真:フリーランス記者岩本亜実>
2018年06月23日2018年9月6日、東京・江東区青海にオープンする、体験型英語学習施設 「TOKYO GLOBAL GATEWAY(以下、TGG)」 。外国のような空間で、着いた瞬間から英語漬け。学校単位での利用をメインとしており、子どもたちが海外の日常生活シーンや文化を体験できると話題の施設です。「一般的に英語は、2000~2500時間くらい使わないとしゃべれるようにならない。小学校から高校3年生の大学受験まで入れた英語の総授業時間がだいたい800時間。家庭学習を全部入れても足りないのです」と語る統括本部本部長の谷口正一郎さんに、TGGの具体的な利用法や活用術、来る東京2020オリンピック・パラリンピック大会へ向けた取り組みについてうかがいました。■個人利用も可! 圧倒的な「会話量」が強み――TGGの強みは何でしょうか?谷口さん:通常、学校のクラスでは、40人の生徒に対し担任の先生1人と外国人の先生1人ですが、TGGでは8人ずつ5グループに分かれます。つまり、5グループに1人の先生が付き、さらにアクティブイマ―ジョン・エリアだとスペシャリスト(英語の教科専門講師)が1人いるので、単純計算でも40人のクラスに6人のイングリッシュ・スピーカーがいるわけです。飛び交っている英語の量が違います。実は、日本にはほかにも英語村があるのですが、こういったエージェントとのやり取りがあるのが、TGGの強みだと思います。また、先生は全世界、さまざまな国や地域から集まってもらう予定です。英語とひと口にいっても、いろいろな英語があるということを子どもたちにわかってもらいたいんです。アメリカやイギリスの英語だけではなく、フィリピン、ポーランド、オーストラリアなどの英語もあり、それぞれ違いがあるというのを学んでほしいですね。学校利用の1日コースではランチタイムを挟むので、生徒同士の会話で「私に付いてくれたのはフィリピン人のミア先生だったよ。フィリピンってお祝いに豚の丸焼きを食べるんだって」「僕のところはアメリカ人のジョセフ先生だった。アメリカの給食って、チーズがたくさん出るんだって」という話題が出るかもしれませんね。それは、英語はもちろん、海外にも興味をもっていただけるきっかけになるのではないでしょうか。――個人的な利用や親子での利用はできますか?谷口さん:週末や長期の休みで学校が利用しない時期は、一般利用の受付を開始しました。4月から予約を受け付けて、開業する9月からの利用になります。「伝わるっていうことはすごいな」「相手が言っていることがわかってうれしい」「自分が言ったことが伝わるってうれしい」というインタラクションを大事にするという基本コンセプトは同じです。個人向けには、2つのコースを用意しようと思っています。ひとつは、学校で来た時と同じことを体験できるプログラム。ただし、学校利用と違い、いろいろなレベルの子どもが利用すると思うので、利用説明をしてからグループで移動しますが、話している間は1対1の対応になるでしょう。例えば、エアポートゾーンが終わったら、学校でできなかったホテルゾーンに行ってみようという風に、レベルに合わせてどんどんできるようになります。現時点で、子どもたちの発話を大切にしたいので、付き添いの保護者は見学のみとなりますが、将来的に大人のコースも設置しようと思っています。英語で人工知能を学ぶなど、親子のクラスも考えています。お母さん方からもやりたいという声が多いんですよ。――個人と学校での参加ではどのような違いがありますか?アクティブイマージョン・エリアは、少し趣向を変えた先駆的な取り組みも予定しています。例えば、人工知能の基本的な話を聞いた後に、人工知能ロボットに話しかけてみようとか、学校利用よりももう少し進んだプログラミングをやってみようとか、個人利用だからできることをやろうと思っています。 ■「継続は力なり」英語が上達するための理想的な活用法――英会話スクールは週1回通うというのが一般的ですが、TGGはどのような活用法が理想的でしょうか?谷口さん:学校でのTGG利用は、授業やほかの学校行事との関係を考えても年に1回くらいです。年に1回利用しただけで劇的にペラペラになるかといえば、そうではないと思います。海外旅行に1週間行ってペラペラになるかといえば、そうなりませんよね? 自分が使った英語のここをちょっと変えてみようとか、これが言えなくて悔しかったとか、持ち帰ってもう1回勉強するというサイクルがとても大事なんです。英語学習で一番大切なのは目的だ、と言われますが、子どもたちに目的を持て、というのは相当要求が高い。TGGを使うことで目的が出来てくる、目標が見えてくる、というイメージだと思います。音読をする、オンライン会話で話すなど、自分で英語を勉強する方法はいくつかあります。でも、それだけでは、スポーツでいう「練習試合」の場がありません。そこで、年に1回、月に1回TGGに来ていただき、実際に英語を使うという経験をするのが一番いいと思います。いきなり、ここを利用しても、基礎がなければ話せません。「理解する→反復して練習問題を解く→実践する」をグルグルと繰り返すのがいいと思います。――英会話スクールとの違いは何でしょうか?谷口さん:英会話スクールでのリスニング時間は意外と短く、1対1で話す時間も少ないように感じます。TGGでは、いろいろな英語に触れる機会をあえて設けているところも、スクールではなかなかできないところだと思います。■スポーツと英語の相乗効果! 東京2020オリンピック・パラリンピックに向けて――2020年開催の東京オリンピック・パラリンピックに向けて、何か考えていらっしゃいますか?谷口さん:企業や大学と連携して、オリンピック・パラリンピックに対応したプログラムを作れないかと考えています。「オリンピック」とかかげなくても、スポーツのことを英語で基礎からやってみようというのはいいですね。英語が嫌いな子でも、サッカーやラグビー、野球などスポーツをする時に使っている英語の単語はたくさんありますから、そういうものをやってみようと思っています。英語上達の第一歩は、「英語で伝えたい」と思うこと。そして、「伝わる喜び」を感じること。日常とは異なる空間でさまざまな体験ができるTGGなら、楽しみながらそのきっかけを見つけることができるかもしれません。2回にわたって、TGG統括本部本部長の谷口正一郎さんにお話をうかがいました。2020年を境に、日本の英語教育は大きな転換期を迎えます。もう「英語は苦手」「英語はわからない」とは言えない時代が訪れるのかもしれません。学生の頃の「英語は苦手」という先入観を捨て、子どもと一緒にTGGを体験してみてはいかがですか? 『TOKYO GLOBAL GATEWAY』 住所:東京都江東区青海2-4-32 TIME24ビル1-3階問い合わせ:0120-86596-1(受付時間:月~金9:00~17:00、祝日・年末年始を除く)画像提供:TOKYO GLOBAL GATEWAY取材・文/河部紀子
2018年05月28日筆者は2年前、ひらがなや算数なら小さいうちは家で教えることはできても、英語は最初からネイティブに習う方がいいのでは…と考えました。そこで、2歳から英語教育を始めたところ、あれよあれよと言う間にママの私より英語が上手になった4歳の息子。周囲から、「一体どんな勉強をさせているの?」とよく聞かれるように。今回は、息子の英語学習法を紹介します。アニメや動画鑑賞は基本英語で1歳の時から「きかんしゃトーマス」が好きな息子。最初から英語で見せていたおかげで、アニメは英語で見るものだと勝手に思い込んだようです。電車やバスを見るたびに「Watch out!(気をつけて!)」と叫ぶのを見て、教えなくても簡単な英語は勝手に意味を理解しているのに気づき、これがきっかけで英語を学ばせることに。その後は、イギリスのアニメ「Peppa Pig(ペッパピッグ)」、「Sarah & Duck(サラとダックン)」、「The Octonauts(すすめ!オクトノーツ)」や、アメリカのアニメ「The Magic School Bus(マジック・スクール・バス)」、「Curious George(おさるのジョージ)」などがお気に入りに。さらにYouTubeにもハマり、建設現場で働くクルマのミニカーを使いさまざまな場所で遊ぶ「The Axel Show」や、トーマスなどの列車を使って遊ぶ「Izzy’s Toy Time」、いろいろなおもちゃの遊び方を紹介してくれる「Ryan Toys Review」などお気に入りの英語圏のYouTuberができ、英語教室では学ぶことはない英語力が向上したのを実感しました。週1回2時間の英語教室でアウトプット2歳から幼稚園に入るまでは、週に1回4時間、保育園代わりに英語スクールへ行っていた息子。家族以外の大人と初めて過ごす時間がすべて英語ということもあり、あっという間に先生と英語で話すように。「It’s stuck!(動かないよ!)」や「Stop teasing!(からかわないで!)」など、とっさの時に英語が出たり、英語の歌を自作して歌ったりすることも。その後、幼稚園入園のタイミングで週1回2時間のクラスへ。4時間クラスの時と比べ、英語力の向上はやや劣るものの、英語のアウトプットの場として大きな役割を果たしているようです。英語スクールのサイエンスの時間に作ってきた作品親としても勉強!家や旅先でも英語を話す機会を持つように英語が得意な夫とは違い、英語が苦手な私。でも、子どもの教育のためにはなんとか頑張りたいと、普段の会話で使用するフレーズが載っている英会話の本を購入し、積極的に子どもに英語で話しかけるように心がけました。「Roll up your sleeves.(袖をめくって)」や「Finish your plate.(早く食べて)」など、よく使うフレーズは付箋に記入して壁に貼っておくように。夫には、私にはできない子どもの英語の間違いを直してもらうようにしています。ママ用テキスト。目の届くところに並べていつでも取り出せるようにまた、最近はインターナショナルスクールのシーズンプログラムやキッザニアの英語イベント「Let’s talk in English!!」に参加したり、英語圏へ旅行したりして、子供がなるべく英語を話す機会が持てるように心がけています。シンガポール動物園にて。ぞうの餌やりプログラムにひとりで参加し飼育員さんに質問英語に興味を持ってくれたけれど、今後の課題もこんな具合に、特別な勉強をさせたわけでもないのに子どもが英語をある程度習得したのは、本人が「英語が分かればいろいろなことが分かる」ことを早めに理解したのが大きかったようです。インターナショナルスクールに通っている子どもに比べると英語力は落ちますが、自分の知っている英語を最大限に使ってコミュニケーションを取ろうとする姿勢は常に持っていて、旅先やインターナショナルスクールでも物怖じすることなく英語を話しています。ハワイのスムージーショップにて。スムージーの種類とサイズを指定して自ら注文しかし、ママの私より英語力がついた息子。「これ、英語でなんて言うの?」と聞かれて分からなかったり、子どもの英語が聞き取れなかったりして、私が困ることもだんだんと増えてきました。また、帰国子女のママや帰国子女の子を持つママ、インターナショナル幼稚園から公立の小学校に進学した子を持つママなどに話を聞くと、小さい時にどれだけ英語が上手でも、英語を使う頻度が減った途端に英語力が落ちたというのは共通した意見のようです。勉強全般に同じことが言えるかもしれませんが、子どもが学ぶことへの好奇心が持続できるように、親がサポートしていけるかが今後の課題かもしれません。<文・写真:フリーランス記者芳賀千歳>
2018年05月23日2018年9月6日、東京・江東区青海に英語で学ぶ体験型学習施設 「TOKYO GLOBAL GATEWAY(以下、TGG)」 がオープンします。外国のような空間で、着いた瞬間から英語漬け。子どもたちが、海外の日常生活シーンや文化を体験できると話題の施設です。東京都と共同で推進するこの英語教育施設について、統括本部本部長の谷口正一郎さんにお話をうかがいました。■学習時間が足りない英語「英語漬けになれる場所を作ろう」――TGG開設は、どういう経緯で決まったのでしょうか?谷口正一郎さん(以下、谷口さん):2020年には、東京オリンピック・パラリンピックが開催され、大学入試や小学校の英語授業が変わります。より英語の実践力を高めていかないといけないという東京都教育委員会の強い思いから、企画が実現したんです。いろいろな有識者の方が集まり話し合った結果、英語漬けになる場所を作ろうとなりました。日本の英語教育の現状は、英語を使う場所がないというところに尽きると思います。私も仕事で海外に行く機会が増え、「英語ができるようになったね」と言われることがありますが、できるようになったのではなく、使う場面や機会があることが何よりも重要だと感じています。一般的に英語は、2000~2500時間くらい勉強しないとしゃべれるようにならないといわれています。小学校から高校3年生の大学受験まで入れた英語の総授業時間がだいたい800時間。家庭学習を全部入れても足りないのです。学校の英語の教え方が間違っているのでは、という方も多いのですが、そうではない。学習時間、特に英語を使って話す時間がそもそも足らないのです。この大都会・東京でさえ、英語が使えるところ、使わないといけないところはあまりありませんよね。であれば、いつもの学校や地域社会とは違う空間を意図的に用意して、英語漬けになれる場所を提供しようというのが、発想の原点です。 ■英語「を」活用、英語「で」学ぶプログラム――どのようにしてプログラムを進めていく予定ですか?谷口さん:学校で利用いただく時は、8人のグループに分かれて参加いただきます。それぞれにイングリッシュ・スピーカー「エージェント」が1人付き、このチームで1日、または半日を過ごします。具体的な例をご紹介します。入場した生徒さんは自己紹介などをしてから、「アトラクション・エリア」で飛行機やレストランなど、海外で起こる生活シーンを疑似体験。例えば、飛行機のブースに行くと、スタッフが待っていて生徒とやり取りをし、なるべくフルセンテンスで答える練習をします。その間、待っている生徒たちはエージェントと練習をするようにしています。声が大きい子はよくしゃべる、内気な子はなかなかしゃべらないなど、小学生にはよくあるのですが、ここではなるべく全員が同じ発言量にできるよう促します。また、待っている間に日本語を使っていると効果が薄れますので、常に英語が飛び交う環境をご用意します。アトラクション・エリアが終了したら「アクティブ イマージョン・エリア」へ移動。ここは、英語で新しい単元を学ぶというコーナーで、専門知識を身につけた「スペシャリスト」が授業をします。例えば、マーケティングというのはこういう考え方なんだよという内容を、先ほどの8人で聞くんです。スペシャリストが何を言っているのかわからない場合は、エージェントが英語で教えてあげたりします。そして、最後に“振り返り”学習を行います。その後、学校で、先生と一緒にTGGでの一日を振り返っていただければと思います。――アクティブ イマージョン・エリアは、初級レベルのお子さんには難しくはないのでしょうか?谷口さん:このエリアは、初級から上級まで5つのレベルに分かれています。例えば、橋を制作して街を作るなどのテーマは、目で見てものを動かしたり、「これくらいの高さで」と指示があったり、チームで作業することが多いので、小学生でも英語が理解しやすいと思います。上級ですと、デイトレーダーのような画面を見ながら株価の算定をする企業分析もあります。今回、日本で初めてオーストラリアのクイーンズランド州と提携した留学ゾーンを設置します。高校の先生方から、英語のできる子、優秀な子でも留学すると、海外の授業スタイルになじみがなく、手が挙がらないという悩みをうかがいます。クィーンズランドの学習指導要領に基づいた授業をそのまま受講でき、討論形式の授業を受けることで、留学前の準備をしていただくというものにしています。――英語漬けの良さはどのようなところですか?谷口さん:皆さんも体験したことがあると思いますが、海外旅行をしていると、帰る日くらいに「ソーリー」が「Sorry」と聞こえてきたり、話す時も「I want 〇〇」と自然と出てくるようになりますよね。TGGでは、最短で3時間半、最長で1日7時間過ごしますので、海外旅行での英語体験をギュッと凝縮している感じですね。伝わって楽しかった、伝えられなくて悔しかった、という思いが、英語学習のモチベーションになります。「TGG」PRの動画撮影の際に、英語に興味があるモデルの子たちに集まってもらったんですよ。中にはしゃべれない子もいたのですが、3時間半くらい撮影をすると、明らかに変化がわかるんです。外国人役の先生が「How can I help you?」と聞くと、最初は何を言ってるんだろう? という様子だったのが「I want this one.」「How could I call this one?」と言うようになるんです。そういうところを見ると、子どもたちの吸収力に下手にふたをしてはいけないなと思いますね。「日本人はどうして中学、高校の6年間英語を学んでも話せるようにならないのか?」と長くいわれてきましたが、谷口さんの「一般的に英語は、2000~2500時間くらい使わないとしゃべれるようにならない。小学校から高校3年生の大学受験まで入れた英語の総授業時間がだいたい800時間。家庭学習を全部入れても足りないのです」の言葉で、目からウロコでした。期間や中身だけではなく話す時間数がキモだった英語学習。そのために、TGGはできるべくしてできた施設なのでしょう。 次回 は、TGGの具体的な利用方法や、来る東京2020オリンピック・パラリンピック大会へ向けた取り組みについてご紹介しましょう。 『TOKYO GLOBAL GATEWAY』 住所:東京都江東区青海2-4-32 TIME24ビル1-3階問い合わせ:0120-86596-1(受付時間:月~金9:00~17:00、祝日・年末年始を除く)画像提供:TOKYO GLOBAL GATEWAY取材・文/河部紀子
2018年05月22日日本人は英語が苦手だと、よく言われます。子どもの英語教育を熱心に行っているママの中でも、このままの学習法で子どもが本当に英語を話せるようになるのかしら…と自信を持てない人がいるのでは?かくいう筆者も子どものころ英会話スクールに通ったり人並みに勉強したつもりですが、英語が得意だとは言えません。いっぽう、筆者のルーマニア人の夫は母国語に加え、英語・日本語を話せるトライリンガル。学校の授業と独学で高い英語力を習得し、イギリスの大学に留学しました。日本と同じく母国語が英語ではないにも関わらず、ルーマニアの若者は英語が達者な人が多く、英語圏の国への留学も盛んだそうです。なぜルーマニアの若者は英語を話せるのでしょうか?日本の英語教育とどう違うのか、英語の勉強法について夫に聞いてみました。英語のテストがない!?ルーマニアの学校における英語教育日本の学校では、英語のショートストーリーが書かれた教科書を使って、その中に出てくる単語や文法を勉強するのが一般的ですよね。それはルーマニアも変わらないそうですが、小・中・高と学年が上がっていくうちに授業中に使う言語は全て英語になったとのこと。クラスメイトと英語で議論する時間も多く、英語の実用に力を入れていたそうです。また、英語の本を読むと成績のスコアが上がるシステムもあったそうで、『ハリー・ポッター』などの流行りの本や自分の好きな本を選んで勉強できたのも良かったと言っていました。驚くことに、夫の通っていた学校では英語のテストがなかったそう。日本では英語が受験の必須科目である場合が多いので、ほぼ強制的に勉強をしなければいけません。テストのための暗記がメインの英語教育なので、そこでつまづくと苦手意識を持ってしまう子どもが多いように感じました。アニメ・ゲーム・音楽・映画…英語力が自然に身につく環境夫いわく、子どものころから英語に親しみやすい環境であることも、英語力が身につきやすい理由とのこと。ルーマニアではアメリカのアニメが英語のままテレビ放送されており、見ていない子どもがいないほど人気だそうです。そのほかにもさまざまな英語圏のカルチャーが生活の中に溢れていて、若者は洋楽やゲーム、洋画などに関心を持ち、それらを理解したい思いから自然と英語を覚えるそう。夫も学校以外で本格的に勉強と呼べるような勉強をしたことはなく、幼少期は他の子どもと同じように英語のアニメを見て育ち、学生時代には好きだったアメリカのネットゲームから英語を学んだと言っていました。英語を身近に感じられる環境が子どものころから整っており、かつ娯楽=勉強という図式が成り立っているようです。ところで、日本人は英語を話すとき、その独特の発音を恥ずかしがる人が多いですよね。筆者も英語の授業のときには、わざと棒読みで教科書を読んでいました。夫に聞いてみたところ、ルーマニアの若者は英語の発音に対して一切抵抗がなく、クラスメイト同士でも恥ずかしがらずに英語を話せていたそうです。外国語である英語をすんなりと自然に受け入れられるのも、おそらく幼少期から英語が身近な環境で育ったためと言えるでしょう。単語や文法を暗記する勉強法では身につかない夫は英語のほかにもフランス語やスペイン語が得意で、外国語を勉強するのが好きだそう。ところが、そんな夫が大苦戦したのが日本語でした。ひらがなや漢字など欧米の言語とはまるでタイプが異なるというのもありますが、日本語がなかなか上達しなかった一番の理由は、夫の中で勉強したいと思えるモチベーションが上がらなかったこと。夫は別段、日本の文化が好きだったわけではなく、日本語の本や邦画にも興味を持てませんでした。単語や文法をひたすら暗記する勉強法はあまり功を成さず、結局、夫が日本語を話せるようになったのは筆者と結婚して日本で生活してからのこと。日本のテレビや本に関心を持つようになってから言葉の意味や言い回しについて調べるようになり、格段に日本語力がアップしたそうです。やはり、言語の上達には本人の興味やモチベーションが必要不可欠のようです。強制はNG。楽しみながら「好き」を育てる夫の話では、話せる英語を身につける大切なポイントは以下の3つ。・英語を身近に感じられる環境づくり・英語を「好き」になること・学んだ英語を活用できる場を作る日本では普通に生活していると、英語に触れる機会がほとんどありません。そのため自宅で英語のアニメや本を取り入れるなど、ある程度意図的に環境を作ってあげた方が良いと思います。ただし、気をつけなければいけないのが、英語の勉強を強制しないこと。子どものモチベーションを高めるために大切なのは何よりも「好き」の気持ちです。遊びの中で自然と英語を覚えていけるように、子どもが英語を好きになるきっかけを与えてあげましょう。我が家で読んでいる英語の本。『はらぺこあおむし』は日本でも馴染み深いのでおすすめ我が家では子どもがまだ1歳になったばかりですが、幼いころから英語に親しみを覚えられるように英語の本を読んだり歌を流すなどして、自然と英語が耳に入ってくる環境づくりを心がけています。また、夫は子どもがもう少し大きくなったら一緒にゲームをして遊びたいそうで、英語版のカードゲームなら「きみならどうする?」や「I Can DO That」「アップル トゥ アップル」など、ボードゲームなら「人生ゲーム」がおすすめだと話していました。英語を覚えたら、それを実際に使うことができる場も必要です。英会話スクールに通う方法もありますし、ネットのオンライン英会話を利用するのも良いでしょう。ネイティブと接することは英語力を高めるだけでなく、英語をより身近に感じられることにも繋がります。子どもが楽しみながら学べるような英語の学習法を考えてあげてくださいね!<文:フリーランス記者奥 汐紀>
2018年05月14日英語を単なる”お勉強”だと思わせないためにこのところ、英語教育現場にいろいろな変化が起きています。文科省による「英語教育改善プラン」が出されたのが昨年(2017年)4月のこと。それに伴い、今年に入ってから小学3年生から英語教育を導入する学校が増え、5年生からは必修科目となっています。大学入試のスタイルも変わるとのことで、より実践的な英語を目指す方向に。それに合わせ、早ければ0歳から子どもの英語教育を開始する保護者は少なくありません。ただ問題は、英語に対する子どもの興味をひき出し、学習意欲を高く維持し続けることができるのか、ということ。英語が実際にコミュニケーションツールであることを理解しなければ、それは単なる卓上の勉強であって、子どもにとってはあまり面白くないものになってしまいます。そこで見つけたのが、職業・社会体験施設『キッザニア』の英語プログラム。『キッザニア』では、毎週水曜日は英語デー『English Wedesday!』を開催しており、約40種類以上のアクティビティを英語で体験することができます。これなら遊びながら英語の発話を助け、英語環境に身を置くことができそう!今回10歳の娘とともにプログラムを体験してきました。実在する企業などによる協力で、かなりリアルな職業体験ができるキッザニア。「お金は自ら働いて手に入れるもの」という感覚を養うことができるのも魅力的ネイティブキッズと一緒に職業体験キッザニアでできる職業・社会体験は実に多岐にわたっていて、ピザを作ったりマンガを描いたり、はたまた証券会社や裁判所といった多種多様な職業の内容をかなりリアルに再現。完全入れ替えの2部制となっていて、水曜日は第1部・第2部ともに『English Wedesday!』が開催されています。英語でのアクティビティでは、職業内容についての説明もすべて英語のみ。参加者には日本に駐在する外国人の子女や海外からの旅行者も少なくありません。水曜日には外国人の子どもも多い。この日は修学旅行生の中学生もいて、元気よく「Good evening!」とあいさつをしていた(キッザニアでは”夜の街”をイメージしているため、あいさつは「こんばんは」で統一されているそう)今回筆者が娘とともに体験したのは、『EAP eKspress (English Activities Program Express)』。3つの職業体験がパッケージになったもので、事前予約が必要なプログラム。通常6人までの子どもが1グループになり、スタッフによる案内で待ち時間なく3つの職業体験ができること、子どもをスタッフに預ける形になるので、保護者はその間、一時退場など好きに行動できるといった利点もあります。体験できるアクティビティは曜日によって異なるそうで、この日は「消防署」「石けん工場」「出版社」がラインナップ。娘と一緒に参加したのは1人で、カリフォルニアからおばあちゃんと一緒に初めて日本にやってきたジャスパー君(8歳)です。なかなかハード…でも楽しいから大丈夫!朝9時から始まる第1部、午前中は好きに遊んで、12時45分の集合で入場カウンター前へ。「EAP」のビブを着て、身の回り品を入れるためのオリジナルデザインバッグを受け取り記念撮影などを経て、13時になったら体験スタートです。もちろん説明はすべて英語。ジャスパー君がネイティブなせいもあるのか、担当ナビゲーターでコロンビア人のマリアさんの話すスピードはふつうにネイティブの子ども向け。通訳なんてもちろんありません。もしかして、ネイティブでない英語学習者にはハードルが高いかも…?と一抹の不安を覚えたものの、「キッザニアで遊びたい!」という楽しみが先行するのか、意外とすんなりとついて行く娘。スタッフの方に聞けば、英語がわからなくてもジェスチャーなどで理解できるよう配慮しているので、すべてが英語でも問題なく入っていける子がほとんどとのこと。はじめはドキドキ照れくさそうだった子も、時間が経つにつれ自ら英語を使ってあいさつができるようになるのだそう。子どもの対応力と柔軟性ってすごい!ナビゲーターのマリアさんは日本語を一切発せず、終始英語のみ!なかなかハード…?と思ったものの…全く問題ない様子子どもたちの雄姿も大きな見どころさて、グループが最初に訪れたのは「消防署」。一般の参加者のこどもたちも一緒に消防士として働きます。ジャスパー君は今回のグループの隊長に任命され、番号を呼ばれたらシュタッとかっこよく敬礼!ジャスパー君にならって、ほかの参加者もシャキシャキ動きます。アクティビティを行うのはナビゲーターのマリアさんで、すらすらといいピッチでコトが進んでいきます。参加者には4~5歳くらいの小さな子や、英語がわからないらしい子もいましたが、ジャスパー君にえっちらおっちらとついてきています。午前中から英語だけの環境にいるためか、英語に臆することがないのがいいところ。消防車に乗って火災現場へ行き、放水をしてしっかりと火を消し消防署まで帰ってきました。鎮火してから全員で敬礼をしたときのその誇り高い顔つきに、うるっとすることは請け合いです。やる気に充ちたジャスパー君。さすがにナビゲーターの説明にいち早く反応。そのおかげで、日本人の子どもたちも次にやることがなんとなくわかりスムーズにコトが進むホンモノの水が出てくるホースで消火活動。火が弱まったと思ったらまた燃えさかったりと、火の動きもなかなかリアル消防署のアクティビティが終わると、すぐさま「石けん工場」へ。待ち時間がないのはうれしいところです。この石けんづくりはなかなか高度かも。使われている単語が専門用語で、子ども向けに適当な説明をすることはなく、石けんができるまでがわかるプチ工場見学となっています。もちろん、見学するだけでなく自ら機械を操作しなければならない箇所もあり、そこは説明を聞いていないとできません。なかなかハードではあるものの、ジェスチャーを見ながらなんとかボタンを押すなどの作業を完了。最後に成果物として、体験日が印字された石けんを持ち帰れるので、ちょっとうれしいお土産になりますね。英語を「学ぶもの」から「使うもの」へ3つ目の「出版社」では漫画家となってコミックの1ページを仕上げます。下絵が入ったサンプルの、空いているフキダシ部分にせりふを書き込み、トーンを貼るなどして好きに装飾。作業自体はもくもくと行われます。日本の漫画に慣れていないジャスパー君や小さな子どもでも、好きなように文字やイラストを書きこんでいて、創造性をかき立てられるアクティビティなのだなと思いました。サンプル原稿に文字やイラストを描きいれる、漫画家の作業。できあがったらプリントして表紙をつけてくれる3つすべてのアクティビティが終了するまで約1時間30分。業務に対して支払われる“お給料”「キッゾ」を受け取り、記念写真をもらってプログラムは終了です。待ち時間がなくスムーズであることもさることながら、やはりなんといっても周りからも英語のみが聴こえてくる環境でのアクティビティであることが大きな利点。英語を学ぶ子どもたちにとって、ふだん英語を話す相手は英語の先生など大人であることが多いなか、同年代の子どもたちとも英語で触れ合うことができます。英語は「学ぶもの」というより「使うもの」ということを肌で感じることができたのではないでしょうか。今、英語を勉強している人にもそうでない人にもおすすめです。キッザニア(東京・甲子園)青いポロシャツはイングリッシュスピーカー。場内にも何人もいるので、積極的に話しかけてみよう<文・写真:フリーランス記者岩佐 史絵>
2018年04月30日ananの人気連載「鈴木亮平の中学英語で世界一周! feat.スティーブ・ソレイシィ」が、とうとう書籍になりました! 英語が苦手だと感じている人にこそ手に取ってもらいたい一冊。書籍化を記念して、鈴木亮平さんとスティーブ・ソレイシィさんが対談をしました。鈴木:ついに本が完成しましたね!ソレイシィ:しましたねー。この連載がスタートしてからもう3年経つなんて信じられない。鈴木:こうして書籍として一冊にまとまると、感慨深いものがありますね。ソレイシィ:意外なんだけど、鈴木さんにとってはこれが初めての英語本なんだそうですね。鈴木:そうなんです。なんだか緊張しますね。たくさんの人に読んでもらいたいな。ソレイシィ:この本を作るにあたって、細かく読み返したんだけど、この本は英語本としても、俳優さんやタレントさんが出す本としても、異色だと改めて感じています。鈴木:そうなんですか?どんなところが?ソレイシィ:鈴木さんは英語の専門家の気づかない部分を突いているんです。その視点がとてもユニーク。だからいわゆる“定番”の表現だけにとどまらない内容になっている。鈴木さんの発想があったからこそできた本だと思います。鈴木:照れますね。ソレイシィ:例えば病気を訴える場合、定番表現は“I have a problem with~.”(~に不具合があります)なんですけど、それに加えて“I feel~.”を使うといいっていう発想は、僕にとっては目からウロコでした。鈴木:ああ、“I feel bad.”(気持ち悪い)とか“I feel dizzy.”(めまいがする)とかのことですね。ソレイシィ:そう。言われてみれば確かに僕らネイティブもそういう言い方をしているんですが、無意識なのでなかなか気づかない。これこそが、現役の英語学習者としてのリアルな視点なんです。鈴木さんが英語を学ぶプロセスの中で自分のものにしてきた言葉という気がした。僕自身、気づかされたことがたくさんありました。鈴木:僕が迷いながら英語を学んできた過去の試行錯誤を詰め込んだつもりではあります。通じなくて苦労したこと、誤解されて失敗したこと、ブレイクスルーした瞬間とか、「あ、この単語はこういうふうに使うんだ」とか、「このフレーズを使えば楽だな」とか。自分がたどってきた道のりを思い浮かべながら話してきましたね。ソレイシィ:鈴木さんみたいに、ネイティブじゃないのに英語が話せるようになる人には、共通点があるんです。鈴木:え、どんなことですか?ソレイシィ:ひとつは表現意欲があること。「この言葉を使って自分の気持ちをこう表現してみよう」、と。もうひとつ、使おうとする意欲も旺盛。「あの場面でこのフレーズを使ってみよう」と思っている。鈴木:実は連載の対談でも、面白いフレーズを仕入れたら、どこかで絶対使ってみようと思っている部分がありますね。ソレイシィ:そうそう、それがいいんです。常に好奇心を持っているし、使う前提だから、新しい表現もどんどん自分のものになっていく。現役の英語コミュニケーターなんですよね。だから常に英語に対して好奇心のアンテナを張っていられるし、進化していけるんです。僕が日本語を覚えたのもまさに同じような感覚だったし、もっと言えば母国語だってそう。新しい言葉は常に生まれているから、覚えたり、忘れたり、思い出したり、その繰り返しなんですよね。鈴木:新しく覚えた言葉を駆使して、今まで表現できなかった次元のことが通じたときの気持ちよさってありますからね。ソレイシィ:そう、伝わる気持ちよさって、確かにある。その快感にハマると語学が楽しくなってくる。鈴木:僕は大学で言語学を学んできたので、言語そのものも好きなんですけど、実際通じるかどうかっていうのは言葉以外の部分も大きい。顔の表情とかジェスチャーとか、声のトーンとか。そういったコミュニケーション術みたいなものを身につけることも大事なんですよね。そこも含めた内容になっていると思います。ソレイシィ:僕が感心したのは、機転の利かせ方。道を聞くときに行き先ではなくて現在地から聞くとか、そういうのはもう、コミュニケーション術を超えた発想力の高さだと思いますね。Ryohei Suzuki1983年生まれ。兵庫県出身。東京外国語大学卒。2006年、俳優デビュー。’14年、連続テレビ小説『花子とアン』で注目を集める。現在、NHK大河ドラマ『西郷どん』で主人公の西郷隆盛役を熱演中。映画『羊と鋼の森』が6月8日公開。Steve Soresi英会話コーチ、「ソレイシィ研究所」代表。アメリカ出身。NHKラジオ第2『英会話タイムトライアル』メイン講師。『英会話なるほどフレーズ100』(アルク)、『難しいことはわかりませんが、英語が話せる方法を教えてください!』(文響社)など著書多数。『こんなに簡単! 鈴木亮平の中学英語で世界一周! feat.スティーブ・ソレイシィ』鈴木亮平さんによる初の英語書籍。鈴木さんが実体験を通して身につけた実践的な英語フレーズが満載。スティーブ・ソレイシィさんとの掛け合いが楽しい対談では、言葉の持つ細かなニュアンスや使い方も学べます。※『anan』2018年4月25日号より。写真・小笠原真紀スタイリスト・八木啓紀ヘア&メイク・宮田靖士(THYMON Inc.)文・東海林美佳(by anan編集部)
2018年04月20日2020年から小学校で必修化される、プログラミング教育。我が家でも夫婦ともに「息子にプログラミングを学ばせたい」という考え。だけど「プログラミングを学ぶメリットはなんだろう」という疑問が浮かんできました。そこで、子ども向けプログラミング教室「富士通オープンカレッジ F@IT Kids Club(ファイトキッズクラブ)山形校」を運営する高梨晃一さんに、プログラミングとはどんなものなのか、話を聞いてきました。ファイトキッズクラブは全国で40校以上あり、初めてプログラミングに触れる子どもたちにも、楽しみながら学べるプログラムが用意されています。コンピューターに命令を出して命令通りに動かす=プログラミング「簡単なプログラミングの経験を積み重ねていくことで、徐々にできることを増やしていきます。成功体験を積み重ねていくと自信にも繋がります」と高梨さん。プログラミングを学ぶ=プログラミング言語を学ぶと思われがちですが、子どもの場合、プログラミング言語は学ばないそう。プログラミング言語の代わりになるブロックをパズルのように組み合わせてコンピューターに命令を出します。プログラミングの簡単な原理を教えてもらいました。1)コンピューターにどのようなことをさせたいかを考える2)そのためにはどんな順番でどんな命令を出せばいいか考える3)考えた手順でやってみる4)思い通りに動かない5)問題を分析、新しいやり方を試してみる6)⑷と⑸を繰り返す7)完成8)さらに良くするために分析プログラミングから学べる、人生に必要な3つのこと高梨さんのお話しを聞きプログラミングを学ぶことで身に付く力は、主に3つあると思いました。1、論理的思考力(客観的に物事に道筋を立てて考える力。わかりやすく説明する力)プログラミングでは道筋を立てることが必須。そして、コンピューターでも理解できるようにわかりやすく順を追って命令するスキルが求められます。プログラミングを行うときは論理的思考になるので、自然と論理的思考力が身に付いていきます。道筋を立てると言えば、うちでは子どもにやるべきことに番号を付けさせてリスト化させています。例えば、お風呂に入っているときに「寝るまでにすることは?」と聞くと、「1、お風呂を上がる。2、体を拭く。3、パジャマに着替える。4、歯を磨く。5、トイレへ行く。6、お布団で絵本を読む」といった感じで、やることリストを自分で考えてくれます。小さい頃から物事の道筋を立てる練習が、後々プラグラミングを学ぶときに役立ってくれたら嬉しいです。2、問題解決力(問題を発見し明確化。分析して解決策を立案する力)プログラミングにはバグが付きもの。思った通りに動かない原因を分析して、新たな方法でトライすることの繰り返しです。何度も失敗して、検証していくうちに問題を解決する力が養われます。問題解決能力は、生きていく上で重要な能力。人生で壁にぶつかったとき、客観的に問題に向き合い解決しようとする力は、折れない心レジリエンスを育てることにも繋がりそうです。3、創造力(新しいものを創り出す能力)プログラミングは新しいものを一から作り上げる作業です。「今は何でもある時代。プログラミングに触れることで"なかったら作ってみよう!"と発想してほしい。子どもたちにもの作りの大切さを伝えたい」と、高梨さんは話してくれました。「新しくこんなものを作りたい!」と思ったとき、プログラミングで養った問題解決力があれば自発的に調べて知識を身に付けることもできるはず。社会で生きていくために必要なスキルを少しずつ積み重ねていけるプログラミングを、「子どもの頃から学ばせたい!」と改めて思いました。自宅でプログラミングに挑戦できるアプリ自宅で楽しめる方法も。5歳〜7歳向けに開発された「スクラッチJr」というタブレット専用アプリは、タッチパネルで操作できるので、キーボードやマウスが使えなくても大丈夫。使い方次第ではアニメーションや簡単なゲームも作れるので、5歳から小学生まで楽しめる内容になっています。早速インストールして使ってみました。内容はシンプルですが、プログラミングの基礎が詰まっていると感じました。命令はジグソーパズルのような形になっていて、組み合わせるとその通りにキャラクターが動きます。最初は、塗り絵やお絵描き感覚で遊ぶかもしれませんが、操作に慣れてきたら、自分が動かしたいように命令する練習をしてみました。完成図をイメージして、それを実現するには「どのような手順を踏めばいいか」「失敗したらどうすればいいか」を親子で一緒に考えながら作品を作ると、より楽しく遊べますよ。<文:フリーランス記者三浦麻耶/取材協力:富士通オープンカレッジ ファイトキッズクラブ山形校/富士通オープンカレッジファイトキッズクラブ>
2018年03月31日2020年から小学校でのプログラミング教育が必修化。そこで今回は、子どもが遊びながら学べる読者お薦めの「プログラミング玩具」を5つ紹介します。●ポイントの計算方法●お薦め商品を選んでもらい、1番目=2ポイント、2番目=1ポイントで換算。合計ポイントでランキング化しています。※2017年12月27日~2018年1月9日あんふぁんくらぶ、あんふぁんWeb会員を対象にWebで実施。有効回答数1911位ドラえもんひらめきパッド173ptバンダイ/1万5984円(メーカー希望小売価格)プログラミング学習や勉強、ゲームなどが1000問以上!・大好きなドラえもんの「ひみつ道具」を使ったタブレットで、とっつきやすい(39歳)・算数、国語など、小学校で必要な学習を幅広く学べるから(35歳)2位キュボロクゴリーノ133ptキュボロ社/2万5920円・棋士の藤井くんも使用していて、道順を考えながら組み合わせると創造力が養われそう(34歳)・積み木・ビー玉転がしのどちらも好きだから喜びそう!(32歳)3位KATAMINO(カタミノ)83ptギガミック/ 6048円・ボードを埋めるだけではなく、立体や鳥の形を作ることもできる(37歳)・レベルアップしていけるのと、木の質感がすてき!(33歳)4位ダッシュくん(Dash Robot)38ptWonder Workshop/2万9800円・スマホのアプリを使ってロボットが動かせるところが面白い(39歳)・しゃべったり、目が光るロボットと日常で触れ合えるのがいい(36歳)5位Let’s Go Code!アクティビティセット30ptLearning Resources / 5378円(coporii)
2018年03月07日学校教育だけでは一向に身につかないといわれる日本の英語教育。「わが子には効果的な英語教育を受けさせたい」と考える親たちは、英会話スクールや英語教材といった学習を行なう人も多いだろう。●日本の学校教育で、英語が身につかない理由とは?でも、なぜ日本の学校教育だけでは英語が身につかないのか?「英語塾エベレスト」を運営する代表の齋藤孝夫さんに、まずはその問題点をうかがった。「人間が言葉を覚える過程を考えるとわかりやすいです。生まれたばかりの赤ちゃんは言葉を話さず、ひたすら言葉を聞いて言語の情報を収集しています。2歳くらいになると収集した情報を整理して、少しずつ言葉を発するようになります。その後読むことができるようになり、書くことができるようになりますよね。そしてその言葉を学ぶ過程は、すべてその状況や一定のシチュエーションで学んでいきます。だからどんなシーンでどう使うかがわかるのです」(齋藤さん以下同)しかし日本の英語教育は、言語学習過程の「聞く、話す」よりも、基礎文法を覚え、読解することが多い。「その結果、設問は解けるが、どんなシチュエーションで、どう伝えたらいいかがわからないままになります。だから使えないのです。目的に対する手段が間違っていることがわかります」さらによく言われるのは「日本人は英語で話して間違えるのを嫌がるから上達しない」という国民性の問題。しかし齋藤さんは「それも日本人の性質ではなく、日本の学校教育の問題」と断言する。「学校では、英語のテストを受けさせ生徒に優劣をつけます。つまり『答えはひとつで、間違えるのはいけないこと』と、身に染みて学ばされるのです。これでは、英語がコミュニケーションツールとして機能していない。その結果、英語で話す機会があっても『間違えたくない』という気持ちが働き、黙ってしまう。大人でもそういう人は多いですよね」●重要なのは、継続して日常的に英語を使う機会では、そういったハードルがあるなかで、具体的に何をすれば英語を身につけることができるのだろうか?「重要なことは2つ。ひとつは『はじめから英語を意思の伝達手段として使うこと』。もうひとつは『その絶対量を確保すること』です。しかし日本では日本語だけで成り立つので、その環境を整えることはとても難しい。そういった意味では、日常で英語に触れるために、インターに通ったり、留学して強制的に英語を使わざるを得ない環境に身を置いたりするのは有効です」とはいえ、実際そこまで親が子どもに投資するのは、正直かなりハードルが高い。実際は英会話スクール、英語塾に通う、英語教材などで勉強をするのが一般的だろう。英語が身につく英会話スクールに子どもを通わせるにはどういった点に注目したらいいのだろうか?●体験レッスンでは、スクールによる目標設定と、生徒の"会話量"を見極めよう「プログラムを見て、何をゴールにしているかを確認してください。英検取得を目的としているところが増えてきていますが、残念ながら実践ではあまり意味がありません。実践的に使えるようにするために、ここに通ったらどうなるのか明確なゴール設定とそのゴール到達のためのプロセスがしっかりと設計されている塾をお勧めします。どこを目指すかで、カリキュラムや講師の教え方が決まっていきますので。」そして、次に重要なのは、生徒にしっかり会話をさせる授業かどうかの中身(質)だという。「経験の浅い講師は、自分の話ばかりしてしまいます。会話といいつつ、生徒は話を聞いているばかり。講師が主役ではありません。生徒の話をしっかりと引きだして、いかにリードできるかがプロ講師としての腕の見せ所です。注意したいのは、会話といっても、一言生徒が答えただけで、満足してしまう講師が多い。そこを素通りせずに、ちゃんと文章に直して、生徒に言わせる努力をしているかどうか。そこをしっかり見極めてほしいですね。手間を惜しまないところか、本気度を確かめてください」もし今後子どもに英会話スクールへ通わせるなら、これらのポイントを踏まえて効果的なスクールを見極めたい。(取材・文:高山惠編集:ノオト)
2018年02月24日子どもの英語力を伸ばすためにはさまざまな方法がある。本格的に英語が話せることを目指すなら、将来的な留学やインターナショナルスクールの留学。さらには英会話スクールで真剣に学ぶ方法もあるだろう。その一方で、英語教材やラジオで勉強するなど家庭でできる学習法や、英語教育を取り入れている学童や幼稚園・保育園に通わせるケースも最近は増えている。さらには親が幼少期から積極的に英語で語りかけをすることも。はたしてこれらの学習法はどれほどの効果があるのか?英語塾「エベレスト」を運営する齋藤孝夫さんに話をうかがった。●パパママによる幼少期の「語りかけ英語」は効果絶大!まず齋藤さんが「間違いなく効果アリ」と太鼓判を押すのは、パパママによる幼少期の「語りかけ英語」。まだ子どもが言葉を発しない頃から、英語で子どもに語りかける学習法が、なぜそれほど効果的なのか?「乳幼児の言語習得研究の世界的な第一人者のパトリシア・クール氏が行った実験では、幼児のお子さんは人間による言葉しか、言語として認識しないそうです。テレビやDVDで英語を聞かせても、この年齢では情報を集積しなかったのです。つまり、DVDで英語の音声を流すことではなく、親が英語で話しかけてあげることで、子どもはどんどん言語として吸収していきます」(齋藤さん以下同)英語が得意なパパママならいいが、苦手な人にはハードルが高そう。それに発音もうまくできないと、子どもへの影響も不安だし、自分自身にも照れが生じそうだ。「語りかけの英語力は『Look at that』とか『Do you like it?』など、3語から5語で十分。中学英語レベルの表現を知っていれば問題ありません。発音がうまくできなくてもいいんです。英語の発音は国によって違いますし、キレイじゃなくても十分通じます」●英語教材やラジオは、親子で一緒に取り組めるならアリ次に聞いたのは、おもに家庭でできる「英語教材」や、NHKで放送されている「ラジオ英会話」などの家庭でできる学習法。費用的にはもっとも手軽で、一番取り入れやすい方法だが…。「こういった学習法の一番の難しさは続かないというところです。受け身で、座学のため単純につまらない。続けることがかなり苦痛になりかねません。もしこれらをしっかりと活用したいなら、明確なゴールを設定して、子どもと一緒に取り組みましょう」例えば、どういうゴール設定が必要だろうか?「漫画が好きなら、海外版の漫画が読めるようになることを目標にするとかで十分。うちの生徒だと『米歌手のテイラー・スウィフトが好きだから、インタビューが理解できるようになりたい』という子がいます。子どもの興味・関心と英を結び付けていくことで、英語を学ぶ目的を常に意識させることは大切です」そして親が子どもと一緒に取り組む方法とは?「そもそも、コミュニケーションツールであるはずの英語を座学で完結させるには無理があります。教材を最大限活用するには、学んだことをちゃんと試せるように、親が話し相手になる、進捗を確認することで、お子さんのモチベーションを維持できるのではないでしょうか。親御さんとしては重たく考えず、子どもと一緒に英語を話す楽しい時間というとらえ方でいいと思います」●英語教育を取り入れた幼稚園や学童…英語が身につかないケースは多い最近増えているのが、英語教育を取り入れた幼稚園や、学童に通わせているケース。別途スクールなどに行かず英語教育を学べるなら、親の負担もかなり少なくなる。「そういった子が僕の英語塾にもよく来ますが、正直最初はまったく英語が話せないケースがほとんど。こちらの言っていることを少しはわかっていても、文章が出てこないのです」それはどうして?「大人数でゲームをするだけで、"授業"とはいえないからです。一言、二言英語を話すぐらいで、特に到達点を決めていないことも。しっかりと自分で文章を考え、会話をしないと、まともな英語は身につきません」●最近注目を集める「スカイプ英会話」も効果アリさらに齋藤さんは最近注目を集める英語の学習法として「スカイプ英会話」の効果についても語ってくれた。「オンライン上でスカイプを活用した海外の人とのレッスンで、毎日1回25分ほど生の会話が展開されます。毎月1万円もかかりませんし、お子さんの生活の中に習慣として取り入れることができれば、効果が期待できると思います」しかしスカイプとはいえ、いきなり海外の人とマンツーマンで会話するのは、かなりハードルが高そうにみえる。「最初はまったくわからなくてもいいんです。そもそも英語と日本語では周波数がかなり違うので、日本語にない新しい音は聞き取れなくて当然です。ただ聞き取れなくても新しい英語の音を集積していきますので、一定時間が経過するとなんとなく理解できるようになりますよ。半年から1年は効果のことは考えずに、海外の人と話す時間をとにかく持つ。これは英語を習得するのに効果的です」語学の習得に近道はないよう。本気で子どもの英語力向上に取り組みたいなら、語りかけなど親も本気で取り組む必要があるだろう。(取材・文:高山惠編集:ノオト)
2018年02月21日サッカーや水泳だけでなく、英語にダンスにプラグラミングと…。多様化する子どもの習い事事情に、息切れしそうなママパパも少なくないのでは? 我が子にどんな習い事を習わせるべきなのか。その1●野球とサッカーどっちをやらせたらいい?スポーツの2大習い事巨頭。それが、野球とサッカー。はたして習わせるならどっち? それぞれのスポーツ別に、メリットとデメリットをまとめました。▼続きはこちら▼その2●習い事の王道 なぜピアノを習うの?ただ単純に音感を養うだけでなく、ピアノには脳の発達にとても良い影響があるそうです。脳科学者の澤口俊之さんに取材。その効果についてお聞きしました。▼続きはこちら▼その3●スイミングスクールって必要なの?なぜママたちは子どもをスイミングスクールに通わせるのか?その人気ぶりの現状や、人気の秘密を、アンケートによる「ママの声」から探ってみました。よくよく聞いてみたら、隠された“本音”もチラホラと見え隠れしてきました。▼続きはこちら▼その4●約5割の子育て家庭が英語教育はすでに導入済み!2020年度から本格的に小学校の英語教育が必修に。子を持つ家庭では、どのくらい英語教育を導入しているのでしょうか ママテナ上でアンケートを行ったところ、約半数の家庭で英語教育を導入していることが判明!▼続きはこちら▼その5●人気英語塾講師に聞いた!安くて効果的な英語教育子どもの英語教育といっても、安価に購入できるテキストから、留学までさまざま。NHKラジオの『基礎英語』で英語を学んだという人もいます。安価で効果的な英語教育や教材ってどれでしょうか?▼続きはこちら▼その6●学び方に違いがあった?スクールに通っても英語が話せない理由中・高、そして大学でも学んだのに英語を話せないという親世代も少なくありません。それは、学び方に問題があったから。英会話スクールに通っても英語が話せないこともあるといいます。はたして、どうしてでしょうか?▼続きはこちら▼
2018年02月20日2020年の大規模な教育改革、一部の学校では2018年度から先行実施される学校もあります。小学校の授業から大学入試まで、英語に求められるレベルや内容が変化します。小学校でも、これまでの「英語に慣れ親しむ」ための授業とは異なり、小学5年生からは教科として評定がつくようになるとのこと。英語教育は、まず「聞くこと」「話すこと」が大切と言われています。ただ、小学校の高学年になってくると、“間違えるのは恥ずかしい”という思いがどんどん高まるもの。それまでに、子どもには“間違えても良いから英語を話す&楽しむ”という体験をさせてあげたい…ですよね。今回は、 前回の記事 で紹介した、進研ゼミのオプション講座で自宅でできる英語教材<Challenge English>を実際に使っている小学校3年生の通吾くんを取材。通吾くんのお母さんであり、ママリーダーズの宇高さんにも、リアルな感想をお聞きしてきました!宇高有香(うだかゆか)さん 息子さん:通吾(とおご)くん(8歳)、娘さん:有咲(ありさ)ちゃん(6歳)2013年にライフオーガナイザー1級を取得し、その後はフリーランスで活動中。お家からパワーをもらえるような空間作りを目指す「ウチカラ」主宰。著書に 『子どもと暮らす ラクに片づく部屋づくり』 (辰巳出版)。ブログ 「丘の上の家」 も人気。HP: <Challenge English>を始めたきっかけは?小学校1年生のときから「進研ゼミ 小学講座」を受講していた宇高さんの長男・通吾くん。宇高さんは以前から、通吾くんに英語への興味を持ってもらいたいと考えていたそう。そんなとき<Challenge English>の案内が目に入ったと言います。学校でいきなり勉強として英語に触れると、通吾くんの性格上、自ら意欲を持って取り組めないのでは? と考えた宇高さん。「息子はもともとマイペースな性格なんです。自分が興味を持ったことには夢中になるけど、楽しめないと続かない。だから、デジタルレッスンでレベルをクリアしながら進めていく<Challenge English>は息子に合ってるんじゃないかな…と思いました。私は片づけや収納方法をアドバイスする仕事をしているのですが、その方法もそれぞれの人にあったやり方があります。それと同じで、学習方法にも子どもに合った方法があると思う。それを探して、親が選んであげられるといいですよね」■英語の「4技能」をバランスよく学べるレッスン早速、通吾くんが普段行っているタブレット学習の様子を覗かせてもらいました。<Challenge English>では、「聞く」「話す」「読む」「書く」の4技能をバランス良く学ぶことができます。1.「聞く」:英語特有の発音を聞き取れるように英語の会話を聞いて、内容に合ったイラストを選びます。吸収の早い子どもにとって、きれいな発音を繰り返し聞くことは何よりも大切。クイズ形式なので、自然と何度も挑戦している通吾くん。英語ならではの「音」も、聞き取れているようです。2.「話す」:きれいな発音を覚える会話フレーズを練習したり、ストーリーにそったフレーズをマネして発音したり。ヘッドフォンマイクで話した英語は、発音判定システムで即座に判定してくれます。画面の中にいる外国人の先生と実際に会話をしているように進むので、よりリアルな疑似体験ができます。通吾くんは、周りに人がいても気にすることなく(!)どんどん進めていました。いい判定が出るまで何度も挑戦しています。3.「読む」:耳で覚えた英語を読む力につなげる始めは単語から、そして長文まで。レベルに応じて、文章を読む力につなげます。耳から覚えた英語を読む力につなげられるよう、音声と合わせて学びます。読むと同時に音声を聞けるのがタブレットの魅力。通吾くんは「これはちょっと難しいなあ~」「こっちは簡単!」と、間違ったり正解したりしながら夢中で取り組んでいました。4.「書く」:混乱しやすい大文字・小文字を丁寧に書く力がつくと、英語の楽しみは格段に広がります。ここではタイピング機能を使ったレッスンで、子どもが混乱しやすい大文字・小文字も丁寧に教えてくれるので安心です。通吾くんは悩みながらも慎重にキーをタッチして、正解すると大よろこび!「アニメーションで動くキャラクターが登場して、ストーリー仕立てになっているなどの子どもが夢中になる仕掛けや、どんどん次に進みたくなるような動線がしっかりしているなと感じます。このゲーム形式が、楽しく続けられる理由ですね」と宇高さん。 <Challenge English>をWEB上で体験してみる しかも、親にとってうれしいのが<Challenge English>は、タブレット学習なので採点が必要ないという点。「学習内容や息子がどう感じたかが毎日メールで送られてくるので、助かっています。それぞれの技能が細かくレベル別になっているのも、進み具合が把握しやすくていいですね」■外国人講師との「オンライン会話レッスン」で実践!また、これまでに習ったことをオンライン会話レッスンで実践可能! 専門の指導をうけた講師が英語のみで対応します。好きな曜日・時間に予約でき、変更もOK。だから気負わず、自宅でリラックスした状態でレッスンを受けられるのだそう。「始める前は緊張していた息子でしたが、講師の先生が盛り上げるのが上手で安心しました。楽しく会話できたようで、本人の自信にもつながったと思います。息子は他にも習い事をしているので、送迎がないのは本当にありがたい。自宅でどういうふうに学んでいるのか確認もできるので、安心です」 レッスン内容を動画で見てみよう ■続けることが苦手だった通吾くんに変化が!実は通吾くん、学習の習慣化がうまくいっておらず、3年生に上がったとき一時的に成績が下がってしまったそう。「とにかく『続ける』のが苦手だったんですね。だから、15分という短い時間で楽しく学べる<Challenge English>は、学習の習慣化のいいきっかけになりました。今では、毎朝起きるとまず<Challenge English>で学んでいます。そのあと、計算や漢字のテキストをやるという朝学習が習慣になりました」当初は空き時間に学習するというスタイルでしたが、なかなか定着しなかったそう。それを朝学習にすると考えたのは、なんと通吾くん自身なのだそう! 毎日英語の学習を続けられていることが、他の部分にも良い影響を与えているのかもしれませんね。「英語はずっと続けていってもらいたいので、これからも無理なく楽しんでほしいです」そう語る宇高さん。長女の有咲ちゃんもときどき、通吾くんのタブレットを覗き込んでいるそう。そして、英語に限らず自宅学習を検討しているママに朗報が。「進研ゼミ 小学講座」でも<Challenge English>の一部のレッスンが利用可能。「話す」で紹介した<Challenge English>でも人気のスピーキングレッスン(音声認識を使った外国人講師との英会話疑似体験)を年に3回利用できるんです。4教科+英語を自宅で学べるようになるうえに、年に1回、受講費内でGTEC Junior Online(※)が受けられるので、4技能の実力を測ることができるようにもなります。(※ベネッセが提供する小・中学生のための英語4技能検定「GTEC Junior」をベースにした、簡便に4技能を測れるアセスメント)「娘も興味を持っているようなので<Challenge English>を受講する予定です。『進研ゼミ 小学講座』でもレッスンが利用できるようになるなら、まずそちらで試してみてもいいかなと考えています」話せるようになるためには、毎日続けることが大切な英語学習。お子さんはもちろん、親にもうれしい仕掛けがいっぱいの<Challenge English>なら、どんなご家庭でも無理なく英語に取り組めそうですね。 4月スタートのしめ切り日と受講費は?<Challenge English>を詳しく見る! 「進研ゼミ 小学講座」も追加料金なしで英語学習ができるように!>> PR:株式会社ベネッセコーポレーション
2018年02月19日子どもへの英語教育に関心が高まるなか、学校以外にも「子どもの英語教育」に関心を寄せている親は少なくないだろう。そこで、実際に子に英語教育を始めている人は何歳ごろから、どんな学習を選択しているのか?ママテナの独自インターネット調査で「英語教育の実施状況や、2020年の英語教育義務化に関する本音」を探った(調査期間:2018年1月19日〜1月23日、有効回答数:172人)。●約8割の親は、学校以外での英語教育の必要性を実感まず子どもがいる親を対象に「英語教育についての現状」を質問したところ、次のような結果となった。1位現在子どもの英語教育を行っている……51.8%2位現在は行っていないが、将来的には英語教育を行いたい……27.4%3位子どもの英語を行う予定はない……20.7%「現在子どもの英語教育を行っている」親がかなり多く、さらに「現在は行っていないが、将来的には英語教育を行いたい」と考えている親も含めると、実に約8割は学校以外の英語教育が必要だと考えているようだ。英語教育を行っている人、行いたいと思っている人にその理由を尋ねると、一番多いのは「将来、英語が必要な時代になり、少しでも働くうえで選択肢が増えればと思って習いはじめました」(30代後半)「将来英語は話せて当たり前な世のなかになると思うので」(30代後半)など、国際化社会への対応を視野に入れた理由だった。一方で「小学校から英語が必修となるため、早くから英語に慣らせたかった」(30代前半)といった、2020年よりスタートする小学生の英語教育義務化を見据えた回答も目立った。小学校3年生より英語教育がスタートし、5、6年には教科として成績もつくようになるという。また意外に多かったのは「本人が興味を持ったから」(40代前半)など、子ども自身が英語教育に興味を持ったケース。すでに英会話スクールに通う友だちがいたり、英語のアニメに触れたりする機会があると、自ら英語に興味を持つことも多いようだ。●すでに始めている人の半数は、3歳以下からスタート!では、子どもに英語教育を行っている親は、どういった学習方法を選んでいるのか?同調査では「将来的には英語教育を行いたい」親も含め、その内容について調査。結果は次の通りだ。1位英会話スクール、英語教室などに通う……69.4%(将来的に行いたい66.7%)2位英語の教材やラジオなどで家庭学習させる……36.5%(将来的に行いたい37.8%)3位ネイティブスピーカーや英語が得意な人と関わりを持たせる14.1%(将来的に行いたい26.7%)4位外国で暮らす、留学……3.5%(将来的に行いたい13.3%)圧倒的に人気なのは「英会話スクール、英語教室に通う」。ほか英語の家庭学習も根強い人気だった。さらに子どもに英語教育を行っている親と、将来的には英語教育を行いたい親を対象に、英語教育を始めた(始めたい)年齢についても調査。その結果は後述の通りだが、こちらは始めた年齢と始めたい年齢で、大きく結果が異なっている。・英語教育を始めた年齢1位0歳から3歳……52.9%2位4歳から6歳……29.4%3位10歳以上……11.8%4位7歳から9歳……5.9%・英語教育を始めたい年齢1位10歳以上……31.1%2位4歳から6歳……24.4%2位7歳から9歳……24.4%4位0歳から3歳……8.8%すでに始めている人たちの半数以上は0歳から3歳からスタート。52.9%のうち、言葉がほぼ話せない0歳から1歳で始めている人も、21.2%いた。これから始めたい人たちで一番多いのは「10歳以上」。どうやら英語教育は赤ちゃんの頃から始めている層と、小学校高学年以上に始める層で大きく分かれているようだ。●小学校の英語教育義務化は賛成も、授業内容に不安さらに2020年から始まる小学校の英語義務教育化についての率直な感想を尋ねた。「良いことだと思う。教室に通わなくても学校の授業で同等の教育ができたらとてもありがたいことだと思う」(30代前半)といった期待を持つ意見もあるが、かなり目立ったのは「英語の早期教育はいいと思うが、学校、教師によってレベルや内容に偏りが起こりそうで心配」(30代前半)、「良いと思う、ただ今までのような文法重視の英語教育はやめて欲しい」(30代前半)といった、早期英語教育は必要としながらも、教育内容に不安を覚える意見だった。今回の調査結果で実感したのは、学校の英語教育に期待が持てない親がとにかく多いこと。だからこそ英会話スクールや家庭学習などの英語教育への関心も高く、高い実施率となっている。そんな親たちの期待や子どもたちの努力が果たして、将来的な英語力向上に実を結ぶのか?できれば親子の想いや努力が、報われる結果となってほしい。(取材・文:高山惠編集:ノオト)
2018年02月18日2020年度から小学校でプログラミング教育の必修化が注目されています。それに伴い、家でできるプログラミング教材を買ってみようかなと思っているご家庭も多いのではないでしょうか。今回わが家では、レゴ大好き6歳の息子と「レゴブースト クリエイティブボックス」で遊んでみました。レゴブーストは、遊ぶ感覚でプログラミングを覚えられるレゴブロックです。中身はレゴブロックだけではなく、ムーブハブ(アプリと連携する部分)、モーターやセンサーも入っています。基本的には、ムーブハブにiPadからBluetooth経由で指令を送ることでレゴで作ったロボットが動くという仕組み。おもちゃの領域を超えたクオリティの高さに驚きです。ちなみに息子はレゴ歴半年、レゴランドに行ったことを皮切りにあっという間にはまってしまいました。土日の半日はレゴを組み立てており、去年の12月にはスクールにも通いました。6歳になり、細かい作業もできるようになった今だからこそ、プログラミングを学べるこの教材で遊んでもらおうと思いました。説明書となるアプリをダウンロードしよう!まずは、中身を全部出して、何があるかチェックします。ここで息子が「ん?」っという反応。どうやら説明書がないということです。箱をよく見ると専用アプリをダウンロードすることを促されています。さすが、プログラミング教材! すべての、説明書はアプリの中にあるようです。本体には電池が必須!用意しておこうアプリをダウンロードしたら、さっそくムーブハブに電池を入れる説明が出てきます。表記はすべて英語なので多少戸惑うこともありましたが、そこは子どもの感覚で難なく乗り切ります。アプリの説明書に添って組み立てようあとは、説明書通りに組み立てていきます。はじめの組み立ては、プログラミングをすることになれるため、ちょっと作っては動かして、次の組み立てに進むという形。プログラミングのアイコンもサンプルでわかりやすく出てくるので、自然とどのアイコンで何ができるのかわかっていきます。ロボット作りに入る前の基礎編までは、1時間ぐらいでできました。ほぼ無言でこつこつ作り続ける息子に「この集中力、勉強でも生かせると良いな…」っとぼんやり思ったり(笑)その後、約1時間30分ほどかけて、ロボットの胴体部分ができると、顔の表情を動かせたり、自己紹介してくれたりと本格的なロボットの動きをしてくれるので、「しゃべるのーすごいー」と家族で歓声を上げてしまいました。もちろん、ロボット以外にも、猫やギター、ブースト車などまだまだ作れて動かせるものがたくさんあるので、毎日コツコツ作り続けています。遊びの延長でプログラミングを学べるので、これからもたくさん遊んでほしいなと思います。 レゴブースト
2018年02月08日子どもを習いごとに行かせなくても、自宅で英語環境を作って学ばせたいと考えるパパやママが増えています。家庭英語の学習教材では、特にセット教材に人気が集まっていますが、「ベスト」な教材は、それぞれの家庭で異なるもの。そこで今回は、代表的な英語教材の特徴を含めつつ、満足度の高い教材に出会うために押さえておくべきポイントをお伝えしていきます。■まずは2、3年後の到達目標を決めようまず、どのように買いそろえる教材を決めていけば良いのか、各家庭の英語目標レベルを定めます。例えば、下記のように個々の目標はさまざまです。・小学校の英語学習が始まる前に、苦手意識を作らせない・英語を十分に聞き取れる耳を育てる・定型表現のマスター~バイリンガルの基礎作りを行う「小学校の英語学習が始まる前に、苦手意識を作らせない」ことを目的にする家庭の場合、NHK Eテレ「えいごであそぼ」でおなじみのキャラクターやパペットたちが出てきて、遊びの要素が多い『 えいごであそぼプラネット(旺文社) 』などで遊びながら、様子を見てみましょう。一方、「不自由なく英語を聞き取れる耳を作る」以上のレベルを目指す場合、日本語交じりの教材では、必要な英語のインプット量の確保は難しくなってきます。系統だったカリキュラムの下、バランスの良い教材がそろえられている、英語のみのものを選ぶようにします。『 Worldwide Kids(ベネッセ) 』や、スモールステップでグレード別になっている多聴多読教材『 Oxford Reading Tree 』などから取り組むと、十分な基礎力を培っていくことができます。そこから定型表現のマスター、そしてバイリンガルの基礎作りへと広げていきます。■習得の近道は子どもの興味を伸ばしてあげることしかし、いくら親が頑張っても、子どもが英語にあまり興味がない場合はどのような教材選びをすれば良いでしょうか。英語の早期学習を始めるメリットは、「自然な英語の音、リズムへの慣れと体得」につきます。「英語時間の習慣化」という目的を、まずはクリアできることを目指しましょう。普段から、本より歌を楽しんでいるようであれば、セット教材にこだわらず、好きな分野の音楽教材を優先的した方が効果的です。実年齢に関係なく、英語への慣れを意識した『 Super Simple Learning 』や、定型表現を歌って踊って学ぶ『 Genki English!! 』のCDといった、手軽に取り組める教材を試してみてください。特に、歌は長期記憶にも役立ちますので、手始めには歌が一番です。英語そのものに慣れれば、後から学びの範囲を広げられるので、まずは焦らずに楽しい経験を増やしてあげましょう。■おすすめのCD/DVDの聞き流し、掛け流し教材最後に、かけ流し教材としておすすめなのが、0歳から始める場合、『 エンジェルコース(アルク) 』は音声のインプット量も十分で万人向けです。しかし、10ヶ月を過ぎる頃から、どんなに良い教材を使っても、一方的な聞き流しだけでは、教材の購入費、および英語にかける時間に対して、子どもの英語力の伸長が期待できなくなるため、「聞き流しだけ」というのはおすすめできません。英語は言葉であり、生きたかかわりを通してしか学ぶことができないのです。まずは、1日に20~30分くらい英語の時間がとれれば十分。平日は、車の中で、歌を聞きながら歌う、寝る前に一緒に英語の絵本を開いたり、週末にDVDや動画をみて、アクティビティを一緒に楽しんだり…。英語とのふれあい方を工夫すれば、両親がフルタイムで働いている場合でも、家庭英語教育を続けることは可能です。親子の関わりの中で、一緒に学ぶ喜びを共有できる教材に出会えると良いですね。
2018年01月19日マーゴット・ロビーとエリザベス・バンクスが、英語圏で長年人気を誇る子ども向けの絵本「The Paper Bag Princess」を映画化するようだ。映画化権を獲得したユニバーサルが発表した。エリザベスとユニバーサルは、彼女が製作(続編では監督も)した『ピッチ・パーフェクト』シリーズでもタッグを組んでおり、今回はロバート・マンチ著のベストセラー絵本の映画化で再び手を組むことに。エリザベスは監督とプロデューサーを務めるとのこと。「The Paper Bag Princess」は子ども向けの絵本であり、1980年という昔に出版されながら、なかなかのフェミニストな内容であることが知られている。主人公はロナルド王子との結婚を控えたエリザベス王女。結婚式の前日に城がドラゴンの攻撃を受け、ロナルド王子が連れ去られてしまう。ドラゴンに着るものさえも焼き尽くされてしまったエリザベス王女は、紙袋を身につけて、王子の救出に向かうという話だ。フェミニストと呼ばれる理由は結末にある。自分を助けに来た王女に対し「お姫様らしくないね」と諭す王子。その後、王女が王子に対して取るある行動が、強い女性像を象徴し、フェミニストに支持されているのだ。エリザベスとともにプロデューサーに名を連ねるマーゴットがエリザベス王女を演じる可能性もあるが、「The Hollywood Reporter」によれば脚本の仕上がりやスケジュールに左右されそうだという。(Hiromi Kaku)
2017年11月01日こんにちは、1歳の息子の母親でもある金融ライターの齋藤惠です。小さい子どもを持つ親なら「どうすれば子どもが自然と英語に親しめるか?」と考えたことがあるのではないでしょうか?そこで今回は、子どもに楽しく英語に触れさせるためのおすすめ映画を6つご紹介します!●子ども向け映画を選ぶときのポイント3つまずは、私(これでも英語が得意なんです!)が考えた、子どもにみせたい映画を選ぶときのポイントをご説明します。1、子どもにとって、わかりやすい英語が使われているか2、道徳・教養面で子どもにみせたいか3、継続して英語学習の意欲が高まりそうかこの3つのポイントをベースに、特におすすめな作品を選んでみました!子どもによって向き・不向きはあるかも知れませんが、今後の家庭学習の参考にご活用ください。●ディズニーアニメ泣く子もだまるディズニー映画は、全般的に英語教育への入り口には持ってこいです!幼児期からディズニーの楽しい絵と音楽で子どもの感性を刺激すれば、まるでリトミックをしているように身体と感覚で自然と英語を身につけてくれる ことでしょう。またディズニー映画は作品数が豊富なので、どんどん観たくなるという点も子どもの意欲をかきたてる良いポイントになりそうです。●ベイブ2-3歳くらいの、生き物に関心を持ち始めた子供におすすめな作品です。動物がしゃべるというユニークな設定で、子どもの注目度が増します 。また英語と同時に、生き物への思いやりや、仲間を思う気持ち、勇気の大切さを学べる、道徳的にも意味のある内容です。●チャーリーとチョコレート工場集団生活をするようになった幼稚園くらいの子におすすめです。独自のファンタジー性の強さが、多感な時期の子どもを惹きつけます。主人公は口数の少ない少年ですが、道徳的に素敵なセリフをポツリポツリとつぶやいていて、子どもにも綺麗な言葉から覚えてもらえると嬉しいという願いで選んでみました。さらに、脇を固める個性の強い子どもたちからも、やって良いこと・悪いことなどが学べると思います。●サウンド・オブ・ミュージック女の子におすすめの作品です。ドレミの歌、エーデルワイスなど定番の曲がたくさん出てきてとても楽しく、思わず子どもが覚えて歌いたくなってしまう ことでしょう。また大人の女性が活き活きと歌い、人の心を解きほぐしていく姿は、きっと幼い女の子の憧れにもなるはずです。●スタンド・バイ・ミー男の子におすすめな作品です。ひと夏の冒険を通じて友情を深める少年たちの姿に、自分自身を投影させる 子もいるのはないでしょうか。タバコや銃を持つシーンがあるので、みせるときには親がひと声かけてあげた方がいい作品ではありますが、それでもスタンド・バイ・ミーは大人になっても思い出す、何度も見たくなる名作で、英語のとっかかりにはとても良いと思います。●ハリーポッターシリーズ小学生くらいの子どもにおすすめ です。これをみて魔法学校の生活に強く憧れる子も多いのではないでしょうか。シリーズが多いので長く英語に親しめますし、映画をきっかけに小説も読めば文字からも英語に触れることができます。子ども向けの小説や絵本も販売されているようなので、幼少から大きく成長するまで幅広い年齢での英語学習に役立ちそうですね!----------気になった作品はあったでしょうか?子どもの反応を見ながら、映画で楽しく英語教育を進めてみましょう!参考リンク:・「ハリー・ポッター」の書籍一覧 _ 静山社●ライター/齋藤惠●モデル/杉村智子(まさとくん)
2017年10月30日こんにちは。コソダテフルな毎日のちゅいママです。長男(小3)、次男(年長)、三男(年少)の3人の男の子の母です。子どもの勉強を見ていても、自分の子ども時代に教わったことと今の子どもたちが習っていることが違う! ってこと、時々ありませんか?例えばこの間長男に、「日本で一番古いお金はなんでしょう!?」ってクイズを出されて、自信満々に「和同開珎」って答えたんですけど、今、日本で一番古いお金とされているのは和同開珎じゃないらしいです。「富本銭」なんですって。ええええーーーー!と、これはまぁ歴史の問題なので発掘調査で明らかになったり、塗り替えられたりするのは当然のこととして…。でも、自分の受けてきた学校教育で習わなかったものを子どもが習い始めるとなると、なんとなく漠然と焦りというか不安に駆られるのは私だけでしょうか。小学生から○○が始まります! とか、はたまたセンター試験が変わります! とか、自分たちの子ども時代になかったものが組み込まれると途端に「備えさせたほうがいいんじゃないか?」って気がしてくるから不思議なもんです。今回はそんな、ママの子ども時代にはなかった「子どもが習う教科」について、驚いたことをお話したいと思います。■その1. 本格的なヒップホップダンス一昔前に「小学校でダンスが必修化する」というので「えぇ~!? 小学校でダダダ、ダンス!?」って驚きました。私(35歳)がダンスを学校の科目として習ったのは高校の時で、それもフォークダンスや、創作ダンスといった類いのものでした(そしてこれがまた嫌で嫌で…創作ダンス、苦手な人からしたら地獄です(笑)どう踊っていいやら皆目検討がつきませんでした)。今、ダンスはすでに小学校の授業に取り入れられてますが、(2011年度より)キレッキレのダンスを教えるというよりかは、体育の授業のなかで「リズムに乗って表現する」ぐらいの位置付けのようです。長男の学校の様子を見ていても、チェケラッイェェ~! 的なダンスを踊っている気配は感じられません。が、運動会での出し物のダンスはむっちゃくちゃ難しくてビックリしました(小3)。なんていうんでしょう、リズムの取り方や体の動かし方が私たちの時代と全然違うんです。裏カウントで踊る、みたいな(わかります?)。私たちの小学校の時にはなかった動き満載で、「こんなの踊れるの!?」って思うような本格的なヒップホップダンスでした!そしてうちの息子はひたすらオロロオロロしておりました(笑)。大丈夫。ママはその気持ちわかるよ!! おろろ~~。小学校ダンス襲来の次に保護者を恐れさせたのは、あの教科です。■その2. 英語は小3で必修化、小5で教科化そう、英語です。小学校でも2020年度に英語が小学3年生から必修化、小学5年生からの教科化!!!(ちなみに私の頃は小学高学年でローマ字を習う、ところで止まっていました。)ちなみに、必修化と教科化で何が違うのかわかります?私、知りませんでした。必修化も教科化も必ず教えないといけないという意味は同じなのですが、必修化は特に決まった教科書はなくて先生や学校が独自で決められるそうです。教科化は算数や国語といった教科と同じように文部省が認めた教科書を使って、その他の教科と同じようにテストをして通知表に評価がつく、ということだそうです。なるほど!この流れを受けて、英会話スクールも俄然張り切って「小学校必修科目!」をうたい文句にしていますよねぇ。身の回りでに英会話に通っている子が本当に多いです。国語や算数と同じように通知表に評価がつくとなるとなると備えようとする気持ち、よ~くわかります(もちろんそのために通っているわけじゃない方もたくさんいらっしゃると思いますが)。我が家の長男はとにかく字を書くのが大嫌いなのですが、漢字やひらがなでさえもこんなに苦労してるのに、ここに英語が加わるとなると、もう…英会話うんぬんよりもアルファベットが書けるかどうかが心配!!(初歩的ーーー!!)字が汚すぎて、CかOか見分けがつかないとか、rかVか見分けがつかないとかそんなことでつまずいていそうな気がしてなりません。ゲソッ…。そして今!!英語の次に何が必修になろうとしているかご存じですか?■その3. 多くのママにとってはハテナ? プログラミングプログラミング、らしいですよ。奥さん!!ダンスや英語はまだ自分たちも習った科目だから「習う時期が早まっただけ」ととらえられますが、プログラミングとなるともはや「は、はい? ぷろぐら…みんぐ?」なわけですよ。はい! 私と同じようにハテナ? と思ったそこのあなた!文部科学省がいうにはこういうことらしいです。「こどもたちにコンピューターに意図した処理を行うように指示することができるということを体験させながら、将来どのような職業につくとしても、普遍的に求められる力としてプログラミング的思考などを育成するもの」(ところどころ中略しています)思い出してみてください。私たちの子ども時代。パソコンの授業があったのは…中学校でした。それも、中学校の美術の時間でした(私の場合)。パソコンの画面を使って絵を書こうというもので、ものものしい雰囲気のパソコン教室に移動して電源を押すところから懇切丁寧に教えられた記憶があります。高校の授業でやっと「インターネットの使い方」を学んだんですよ。みんなで一斉にインターネットを使って調べものをしようとするもんですから、回線が重すぎて調べたいものが一切調べられなかったという思い出があります(フリーズする画面をながめてただ終わった)。それが今やもう…使い方じゃなくて、指示のしかた、処理のしかたを学ぶようになるだなんて…。というわけで、私もまんまと焦りまして、夏休みに長男をプログラミング教室に連れていってみました!長男は理科が好きなので英会話スクールには絶対通わないでしょうが、プログラミング教室なら興味を示すんじゃないかなと思ったんです。プログラミング教室では、自分でゲームを組み立てて作っていく、という授業をしていました。一人一台パソコンが与えられて、というより生徒のほとんどは自分のノートパソコンを持っていました。私と息子は先生からパソコンをお借りしてさっそくゲームを組み立てていったのですが、まぁ~~~私も長男も機械的センスがないので、どこをどう動かしたらどういう設定になるのかが全然わかんないわけですよ!犬を動かしたいのに、全然違う動きになったり、急に消えてしまったり、一時間ずっと「あれ? あれあれ?」と消えたなにかを復元させるのに必死で終わりました。ちーーーん。教室の先生もおっしゃっていたのですが、この手の分野って、本人の興味があってこそ初めて成り立つものらしいです。分かりやすく言えば、本人の「やりたい!」という好奇心があれば放っておいてもどんどん自分であちこちいじってみてゲームを組み立てていくし、逆に好奇心がなければどんなに指示しても身に付かない。これはプログラミングに限ったことじゃなく、なんでもそうなんだとは思いますが…パソコンに詳しい人や、ゲームに詳しい人ってまさにこれを感じませんか?(ゲームは違うか(笑))パソコンに詳しい人は、自分でとにかくあちこちいじってみて、わからないことがあればそこをクリアにする方法を探して、上手な人に聞いたり、上手な人の技を見て学んだり、とにかく能動的に自分が動いて身に付けた技術のような気がします。「もうやめなさい!」って止めたとしてもやっちゃうくらい。うちの長男に「プログラミング、どう?」って聞いたら「行かない。興味ない」て言われちゃいました!(笑) 「僕が興味があるのは生き物系。そっちのほうが勉強したい」って言ったので、プログラミング教室案は白紙に戻りました! ちゃんちゃん!!いやぁ~、次は何がかわっていくんでしょうか。現在8歳の長男と3歳の三男。5歳の差でも教育現場はどんどん変わっていくでしょうね!!
2017年10月19日ますますグローバル化の波が押し寄せている今、子どもたちの教育にとって大切なのは「英語力」なのか「国語力」なのか、という問題は多く語られています。実際に子育てをしているパパママ世代はどう考えているのでしょうか。Q.子どもの教育、「英語力」「国語力」どっちが先?1.少しでも早く「英語力」が先 7.6%2.まずは土台の「国語力」が先 61.9%3.どちらが先でなく「英語力」も「国語力」も 29.9%4.それよりも他の習い事 0.5%まずは土台の「国語力」が先という人が61.9%と半数以上という結果になりました。次に多いのが、どちらが先でなく「英語力」も「国語力」もという意見でした。パパママ世代は国語力を大切にしている人が多いようです。■日本人なら国語力をまず先に算数の問題を解くにも、問題の意味がわからなくては解けないですし、勉強以外の人間関係では国語力が大事。それ以外にも日本人の誇りとして、美しい日本語を話してほしいという気持ちもあるようです。「我が子を見ているとやっぱり国語力って大事だなと思います。テストの問題が解ける解けないだけでなく、人との関わりにもつながってきますから」(山形県 40代女性)「日本人ですから日本語が先です。変な日本語を話している若者を見ると情けなさを感じる」(愛媛県 50代女性)「日本人にとって国語の力は必要不可欠だと思います。日本人の多くは、思考は日本語でおこなっているからです。国語力を高めることによって、より深く物事を考える力がつくと思います」(鳥取県 40代女性)■欲張りなことを言えばやっぱり両方!親としてはこれからの世の中を考えると、国語力も英語力も持っていてほしいと思うもの。自分ができなくても子どもに望むのは、欲張りすぎでしょうか?「どっちも大切だと思う。英語は日本語を覚えるようにまず聞き取り、発音できるように英語に慣れることが大切で、これからは英語ができて当たり前の世の中なので、がんばってもらいたいです」(愛知県 40代女性)「英語が先とか国語が先とかではなく、小さなときから触れさせておくとどちらも身につくのです。大人が思っている勉強とは違うのです」(千葉県 40代女性)「どちらも大切ですね。こらからは英語力はどんどん必要になってくると思います。それにともなって海外の方に、日本や日本語を紹介することも増えてきます。そのときに、やはりきちんとした日本語は必要」(千葉県 50代女性)■小学生から母国語と英語を学ぶ国も日本に近い国である韓国や中国でも小学生からの英語教育は当たり前。その他、世界の中でもビジネスがしやすい国と言われているシンガポールでは、一定の教育を受けた人ならほとんどが英語を話せるそうです。「小さなころから英語を使うことで、日本語への理解が深まっていく我が子を見ながら両方大事だと実感しています。子どもには何カ国語も学ぶ能力が備わっています。ただ単に、今日本の教育が両方を上手に育て上げる仕組みになっていないだけだと思います。このままではグローバル社会から取り残されてしまいます」(島根県 30代女性)Q.子どもの教育、「英語力」「国語力」どっちが先?アンケート回答数:5607件 ウーマンエキサイト×まちcomi調べ
2017年10月16日2020年度から、小学校で「プログラミング」が必修科目となります。それに向けて、プログラミングを学ぶ教室が増えたり、関連本や子供向けのおもちゃもたくさん発売されており、幼少期から関われる機会が増えています。プログラミングとはどういったもので、なぜ子どもにプログラミング教育が必要なのでしょうか。そして、楽しみながらプログラミングの世界に入っていくことのできるおもちゃを紹介します。これからはプログラミングが必須の時代にプログラミングとは「コンピュータプログラムを作成することにより、人間の意図した処理を行うようにコンピュータに指示を与える行為である」(Wikipediaより)とあるように、コンピュータ言語のことです。IT業界の人材不足という背景から、文部科学省が小中学生のプログラミング教育を推進するという動きが高まり、中学校では既に必修科目となっています。小学校では2020年度から必修科目となることが決定しています。「プログラマーになるわけでもないのにそんな教育は必要ないのでは?」と思う方もいるかもしれませんね。しかし、現代ではどんな仕事を選んでも情報技術は欠かせません。プログラミングの基本的な知識があるかないかで、リーダーシップや他者とのコミュニケーション能力に差がついてしまいます。実際、他の先進国でもプログラミング教育の推進を進める国がどんどん増えています。どのような仕事に就くとしても、プログラミングは基礎的な教養として身につけておく必要があるのです。さらにプログラミングを学ぶことで得られるのは知識だけではなく、課題を発見して解決方法を論理的に考えたり、新たな価値を想像したりする思考方法を育むことができます。コンピュータに指示をする「考える力」が育ち、思うように動かないという失敗をすることでチャレンジする・成功するという体験から自信や達成感を得られるようになります。プログラミング教室に通ったことで、何に対しても飽きっぽかった子が集中して取り組むようになったという例もあり、集中力を強化する役割もあります。子どもの頃から取り組むことは、子どもの潜在的能力を引き出す可能性をたくさん秘めています。おすすめのプログラミングおもちゃプログラミングの導入としておすすめなのがおもちゃです。低年齢から扱えるものが多く、プログラミングの仕組みを考えなくとも基礎的な考え方を吸収していけるからです。・プログラミンロボコード・A・ピラー(対象年齢3~6歳)[caption id="" align="aligncenter" width="321"][/caption]こちらはアメリカのマテル社から発売されているイモムシ型のロボットです。胴体のパーツをどう組み合わせるかによって、動きを指示することができます。子どもがモノをつなげて遊ぶことが好きなことに着目し、プログラミングの基礎的なスキルを遊びながら身につけることができます。・キュベット(対象年齢3歳~小学生低学年)[caption id="" align="aligncenter" width="435"][/caption]イギリス、プリモトイズのキュベットは、ボードに動き方を決めるブロックをはめると木製のロボットが指示に従い動きます。ブロックの組み合わせによって動きが変わり、マップ上で目的地までの最短ルートなどを考えて遊ぶことができます。可愛らしい見た目と、手触りのよい木製のおもちゃで、子どもがひきつけられる作りになっています。・ソビーゴ(対象年齢5歳以上)[caption id="" align="aligncenter" width="434"][/caption]開発社のワイズインテグレーションが「日本でも面白いプログラミング教材を作りたかった」として発売した、日本製のプログラミングおもちゃ。付属の子ども用プログラミングパソコンを使い、段ボール製のロボットを動かします。「wait60(1秒待つ)」などの決められた言語を打って指示を出します。ロボットは自分で組み立てると共に、色を塗ったりシールを貼ったりして好きなようにカスタマイズができます。関連した「ソビーゴこどもブロックプログラミング」では、ブロック遊びをするだけでプログラミングを学ぶことができ、対象年齢も3歳からと小さいうちからプログラミングに触れることができます。こちらは一般販売されていませんが、多くの幼児教室などで教材として取り入れられています。書店には関連本が多く出ているだけではなく、体験コーナーなどがあるところもあり、必修科目化に向けて、関心が高まっていると感じます。プログラミングと聞くと難しいイメージがありましたが、既にスマホやタブレットがあるのが当たり前になっている子ども達には抵抗がないようです。早いうちから触れることで能力を伸ばしていくことでしょう。これからの時代に必要不可欠なプログラミング。まずはおもちゃから慣れてみてはいかがでしょうか。
2017年08月31日こんにちは。コラムニストの鈴木かつよしです。義務教育で何年間も英語を学ぶのに、日本人ほど英語が身につかない国民は他に例がないといわれます。しかし、仕事で否応なしに英語を使う必要性に迫られれば誰でも英語ができるようになることを考えると、ビジネスマンたちがどんな方法で英語を習得しているかを参考にすることには意味があるように思えます。ここでは、「ビジネス英語を習得する」ということではなく、「ビジネスの世界で使われてきた知恵を応用して英語が苦手なお子さんでも社会生活の場で実際に英語が使えるようになる」ための方法をご提案させていただきます。キーワードは“映画”と“歌”です。●英語が苦手な人でも英語を習得する方法1:英語圏の映画をとことん観るこれから紹介させていただく英語を習得する方法“その1”は、「英語圏の映画をとことん観る」という方法です。みなさんも“都市伝説”として聞かれたことがあるかもしれませんが、日本の総合商社では英語圏への海外赴任が決まると赴任前の3か月は「通常の仕事はしなくていいから英語の映画を一日中観てきなさい 」と上司から命令されるというお話があります。もちろん、それで“ビジネス英語”が習得できるほど甘くないのが現実で、映画を観ることの他にも体系だったその企業特有の英語教育プログラムが盛りだくさんに用意されています。ただ、英語圏の映画を観ることによって、実際の社会で行われているやりとりや言い回しがかなり身につくということは、筆者の経験からいっても事実です。筆者は1980年代の中ごろ英国の芳香雑貨商品の輸入業を始めるための準備を兼ねて、まだ正式な修士課程になる前の早稲田大学ビジネススクール(WBS)という学校に通っていた時期がありました。その学校には大手のゼネコンや広告代理店、各分野の専門商社、銀行・保険会社などなど日本を代表するような大企業から優秀な人たちが企業派遣の形で学びに来ていました。いずれ英語圏の国々に赴任する可能性が高い彼らにWBSの英語教師陣が言っていたことは、『いざ赴任が決まれば各企業でその業種・業態に応じた専門的な英語教育がある。今はとにかく英語圏で暮らす普通の人たちと不自由なくコミュニケーションできるようになっておくこと。そのためには英語の映画を飽きるほど観るのが一番いい 』ということでした。その教えを筆者自身は信じて実践し、おかげさまでその後商事会社を経営するようになってから仕入れに訪れた英国や米国、カナダといった国々では、WBSの学生時代とその後のおよそ10年間にむさぼり観た映画で覚えた言い回しがずい分と役に立ったという実感があります。それでは筆者が何度も何度も繰り返し観て劇中の台詞のほとんどを覚えてしまった、おススメの映画を3つご紹介しましょう。【バック・トゥ・ザ・フューチャー(Back to the Future)】1985年公開のアメリカ映画。全編を通して使われている英語に“クセ”がないため、一般的な英語の言い回しを身につけるにはおススメの映画です。【フォレスト・ガンプ/一期一会(Forrest Gump)】1994年公開のアメリカ映画。主人公のフォレストに知的障がいがあるということもあってゆっくりとした英語で話してくれるため、とても勉強になります。【追憶(The Way We Were)】1973年公開のアメリカ映画。マツコ・デラックスさんもこよなく愛するという切ないラブストーリー。「Never.」とか「I can’t.」といったシンプルな表現がいかに使えるかを教えてくれます。●英語が苦手な人でも英語が使えるようになる方法2:英語圏の歌をとことん聴く英語の習得方法“その2”。それは、「英語圏の歌をとことん聴く」という方法です。今から40年ほど前、筆者が高校生のときでした。林育男さんという塾で英語を教えている英語講師の方が『ビートルズで英語を学ぼう』という本を出版されました。ビートルズの楽曲から168曲を選んでその歌詞を文法的に解説するとともに英語独特の言い回しについて教えてくれる本で、当時「寝ても覚めてもビートルズ」で学校にもギターを抱えて通っていた筆者はこの本をそれこそボロボロになるまで読みました。それまで歌詞カードを読んでも今一つその曲の本当の意味がわからずにモヤモヤしていた筆者は、林さんの説明を読むことによって英語の歌詞の理解を格段に深めることができました。文法的なことよりも英語独特の言い回しについての解説が特に役立ったように思います。これによってビートルズの主だった楽曲のほとんどを英語で歌えるようになった筆者ではありましたが、筆者が横着して書物で得たような英語の言い回しに関する知識は、インターネットがある今の時代であれば「もっと深く意味を知りたい英語の楽曲」がありさえすれば、自分で調べてどんどん自分のものにすることがより容易に可能であろうかと思います。こうなってくると今度はビートルズ以外の英語の歌も、好きな曲でさえあれば何度か聴けば意味がわかるようになりました。カーペンターズもクイーンもビリー・ジョエルもボストンもスティーヴィー・ワンダーも、何を歌っているのかが理解できるようになり、特に好きな楽曲は何度も聴くことによってやはり歌えるようになったのです。英語を学ぶのに、自分が大好きな英語圏の歌手の歌をとことん聴き歌う ことは他のどんな方法よりも有効です。これは大手の総合商社に勤めていて、商社マン生活の大半をアメリカやオーストラリアといった英語圏で過ごした筆者の学生時代の親友から聞いた話ですが、やはり実際に現地に赴く3か月ほど前からは、専門的なビジネス用の英語教育プログラムの他には“カラオケで英語の歌を歌いまくる ”ことで『とにかく、英語に慣れ、親しむようにした』(50代・男性/会社相談役)ということです。----------いかがでしたでしょうか。今回のお話は、英語の成績が抜群でTOEICのスコアも高いお子さんには特に読んでいただく必要はございません。ただ、どちらかというと英語は苦手なのだけれど海外の映画や音楽は大好きなため、英語ができるようになったらもっと楽しいだろうなあと感じているようなお子さんには、ぜひパパ・ママのほうから読ませてさしあげてください。一つの参考にはなろうかと存じます。【参考文献】・『ビートルズで英語を学ぼう―168曲を楽しみながらバッチリ,マスター!!』林育男・著●ライター/鈴木かつよし(エッセイスト)●モデル/倉本麻貴(和くん)
2017年07月25日小学校教育に新たな波がおとずれます。2020年より英語学習を前倒しする「早期化」と、5年生からの英語教育が成績のつく科目としての「教科化」がスタートすることになりました。英語が必要な時代が来ているとはいえ、この2点について親たちはどう考えているのでしょうか?Q.小学校の英語教育「早期化」「教科化」、どう思う?1.賛成 72.6%2.反対 7.2%3.わからない・どちらともいえない 20.2%小学校の英語教育「早期化」「教科化」に賛成という声が72.6%と大多数という結果になりました。グローバル社会で活躍する人材を育成するためには英語は必須と考える親が多くいるようです。■日常会話くらいは英語で話せる人に日本にもどんどん外国人が来るようになりますし、これから大人になるまでに海外に行くこともあると思います。そんなときにも日常会話くらいは英語で話せるようになってほしいというのが親の希望。そのための教育なのであれば賛成という声が多数です。「世界的に必要なこと。他国は母国語と英語、両方教えるのが普通」(東京都 40代女性)「日本語的英語ではなく、英会話力を伸ばしてほしいと思っています。聞き取った英語を素直に口に出せるようになったら最高だと思います」(佐賀県 40代女性)「英語に早くから親しむという点ではいいと思います。ネイティブの先生と英会話を経験する授業なら、導入としてはいいかもしれませんね」(千葉県 50代女性)■日本人なのだから英語よりもまずは国語反対派の多数の意見は、英語教育の前に日本語教育を学ぶべきというもの。美しい日本語や漢字などをしっかり学んでから英語を学んでも遅くはないという声や、学校の教員の英語レベルが気になるという声もありました。「単純に教科が増えるとすれば、他の教科がおろそかになる。PCやタブレットを使うために漢字の読み書きができない子が増えている。英語に力を入れるまえにもっとやらなければいけない課題がある」(静岡県 40代男性)「それ以前に日本人として正しい日本語を身につけさせることの方が重要なのではないかと思うのは私だけでしょうか?」(神奈川県 50代女性)■英語の早期教育のメリットとは音や発音は小さいうちにやったほうが効率的であることはすでにわかっています。苦手意識を持つまえに、自然と英語に触れて、話すことで英語力がついていくのが理想的。それが果たして小学校教育でできるのかが問題のようです。「英語教育は早ければ早いほど、国語と同じように自然に覚えられる利点があります。しかし、小学校教員の英語力には課題があるのが現状。映像やタブレット端末などを使用して、小学生のうちに日常会話には困らないようになってほしいです」(神奈川県 40代女性)Q.小学校の英語教育「早期化」「教科化」、どう思う?アンケート回答数:6408件 ウーマンエキサイト×まちcomi調べ
2017年06月06日2020年度から、小学5~6年生で英語が正式な「教科」になることが決まりました。今の小学校ではすでに「外国語活動」として英語を学んでいますが、教科として「義務化」すると、どんな授業内容になり、どんなメリットがあるのでしょうか。ママパパの世代とは大きく変わりつつある小学校の「英語教育」について、詳しくご紹介します。すでに小学校で英語学習はスタートしているまず前提として、小学校での英語教育は、2011年度からすでに始まっています。「英語に親しむ」ことを目的に、歌やゲーム、あいさつや簡単な自己紹介などのコミュニケーションを中心とした授業を週に1コマおこなっています。対象学年は5~6年生です。正確には英語限定ではなく「外国語活動」なのですが、ほとんどの小学校では英語学習となっているようです。英語が【義務化】=教科化すると何が変わるの? 対象の学年は?小学校での英語学習は、いつからどのように変わるのでしょうか。現在の学習指導要領は、2020年度から改定されます。英語についての具体的な変更ポイントは2つです。まず、対象となる学年が前倒しになります。現在は5~6年生が対象の「外国語活動」が、3~4年生からスタートするのです。もう1つの大きな変更点が、5~6年生で英語が義務教育の「教科」となることです。現在の「外国語学習」としての英語は、基本的には教科書を使わず、英語でのコミュニケーションを楽しむような内容です。テストで点数をつけることも基本的にありません。これが「教科」となると、全国で統一された基準の教科書を使い、テストで点数がつくようになります。また、リスニングやスピーキングだけでなく英語の「読み書き」も勉強し、授業のコマ数も週2コマに増えます。今の中学校で勉強している内容の一部を、小学校で勉強するようになると考えるとわかりやすいでしょう。小学校で英語を学ぶメリットは?小学生から英語を勉強すると、どんなメリットがあるのでしょうか。文部科学省がまとめている現行の「外国語活動」の効果などを参考に、いくつか挙げてみましょう。■コミュニケーション能力アップ小学生のうちから英語でコミュニケーションをとる練習をしていると、外国人とのコミュニケーションに対して抵抗感が小さくなるとされています。また、英語に限らず、先生やお友だちとの日常的なコミュニケーションも活発になる傾向があるようです。■柔軟な子どものうちに学ぶと効率がいい大人になってから外国語をマスターしようとすると大変ですよね。学習能力や新しくものを記憶する力は20歳くらいをピークに下降するという説もあり、語学の場合は最初の抵抗感を小さくするためにも、早いうちから親しんでおいたほうがいいと考えられています。■海外旅行で役立つ英語が通じる国は多いので、お子さんを連れて海外旅行をするなら、あいさつや自己紹介、「おいしい」などが英語で言えるとお子さん自身も旅行が楽しくなるはずです。大人だって、言葉が全くわからないより、少しでもわかるほうが海外旅行は楽しいですよね。■学校や地域ごとの格差が小さくなる英語教育に熱心な私立小学校や、小学生向けの英会話スクールはいろいろあります。しかしどちらもお金がかかり、現状では経済的な格差がお子さんの英語力の差につながりがちです。また、統一の教科書がない状態だと、地域や学校によってレベルの差が出てしまいます。英語を教科化することで、こうした格差を小さくすることが期待できます。小学校で英語を学ぶデメリットもある?一方で、デメリットを心配する声も少なくありません。文部科学省が「今後の課題」として挙げていることや、一般によく挙げられる意見をご紹介しましょう。■英語を教える教師の質が心配今までの「外国語活動」では、ネイティブの英語講師を招いている学校も少なくありません。教科化すると、担任の先生が英語も教えることになります。小学校の先生はすでに多忙です。授業や児童のケアだけでなく、事務仕事や頻繁な研修などで忙しすぎることが、社会的にも問題視されています。さらに英語も教えるとなると、「しっかり準備できるか不安」という現場の先生の声も多いようです。■国語がおろそかになる「英語よりまずは日本語力を高めないとダメ」という反対意見があります。日本語も未熟な状態である小学生に外国語を詰め込むと、どちらも中途半端になってしまう……という考え方です。英語が新しく教科となるものの、全体の授業時間は変わらないので、国語に限らず他の教科の学習時間が物理的に減る=おろそかになる、ともいえます。■語学は早く学べばいいというものではない?多くの日本人が中学校から高等学校まで6年ほど英語を学んでいるにもかかわらず「英語に苦手意識を持っている」という現状の問題は、「早くはじめれば解決する」とも言い切れません。よく「外国語をマスターする手っ取り早い方法は、その言葉を話す恋人をつくること」なんて言いますが、使う機会や必要性がないと、語学はいくら学習しても身につきにくいという考えもあるからです。小学校に上がる前に英語を習わせるべき?最近は、小学校でダンスが必修化した影響で、幼稚園児~小学生の習い事としてダンスの人気が高まっています。アイドルやダンスヴォーカルグループにあこがれてお子さん自身が習いたがるケースもあるでしょうが、入学前の対策として習わせている保護者も少なくないようです。英語も同じように、「教科化」への対策として、入学前に習っておくべきなのでしょうか?最近は、保育園や幼稚園でも週に1回程度、ネイティブ講師による英語の時間がもうけられている園が少なくありません。幼児向けの英語教室やCDなどの教材もいろいろあります。とはいえ、基本的にはこうした幼児向けの教室や教材は「英語遊び」のようなイメージです。かんたんな英語の歌を歌ったり、カードをつかってゲームをしたり。そのため、「英語には触れさせたいけれど、習い事まではちょっと……」という場合は、ご家庭で気軽に取り入れられる英語の歌や遊びから始めてもいいでしょう。歌は子ども向け以外に、聴き取りやすい一般の英語の歌でもOKです。遊びは、たとえばお子さんが乗り物好きなら乗り物のおもちゃをつかって「car」「train」などの単語をクイズにしたり、カラーボールをつかって色の名前を教えたり。お子さんの好きなものや興味をもっているものを入り口にすると、親子で楽しく英語に触れられます。入学後、保護者がすべき対応やフォローは?こうしたご家庭での対応は、小学校に上がってからも取り入れられます。お子さんが授業で習ってきた単語や表現をつかって、保護者の方も自己紹介をしたり、その日のできごとを伝えたりしてみてください。筆者の個人的なオススメは、アニメなどのDVDを最初は日本語で見て、お子さんが気に入ったら、そのあと英語版でも見てみることです。ストーリーがだいたいわかっていると、子どもは英語でも意外と最後まで楽しめるようです。アニメの英語はシンプルで聴き取りやすいことが多いので、印象的なセリフはそのまま覚えて口にすることも。小学校高学年になって教科として勉強しはじめたら、アニメの中から授業で習った単語をピックアップしたり、似た言い回しを見つけたりするのも面白いでしょう。このように、お子さんと一緒に保護者も「英語を楽しむ」意識を持つことが、ご家庭でのフォローのポイントです。英語もいろいろな教科のうちの1つ!英語の義務化については賛否両論ありますが、英語も、国語や理科など数ある教科のなかの1つ。ご家庭では、他の教科もふくめてバランスよくフォローしてあげるように心がけるといいでしょう。<参考> 小学校における外国語教育の充実に向けた取組|文部科学省 現行学習指導要領 第4章 外国語活動|文部科学省
2017年03月20日安倍政権になって、最初に始めた議論は、大学入試改革、道徳や英語の教科化、そして幼児教育の無償化でした。幼児教育の無償化は、幼児期の義務教育化が期待されていましたが、現在は財源の関係で、年収要件を付けた経済的支援という形になっています。教育というよりは子育て支援の一つと考えた方が正しいでしょう。最近になって、「教育の無償化」として、高校や大学まで、希望する人すべてが進学できるように、義務教育の後も無償化すべきという意見も聞かれるようになりました。ただ、幼児教育を無償化する財源の8000億円ですらなかったのですから、全ての教育を無償化するために必要な5兆円を国が配分するとは思えず、これはあまり期待しない方がよいと思います。そして、子どもに習わせたいお稽古ごとの上位に入る「英語」。これは、3年後に5、6年生で教科化されることになりました。教科になるというのは、成績もつくということです。そなると、「中学受験でも英語が必要?」と不安になりますよね。これは基本的に受け入れる側の中学の判断になりますから、これからは中学受験のための英語を勉強しなくてはならないこともあるかもしれません。ただ、大学受験のための英語がそうであるように、「受験のための英語」を学ぶことは、将来、実践としてはほとんど役に立ちませんから、本当に必要なことなのかどうか、学校側も、また親もしっかりと判断することが必要です。また、今5、6年生が「外国語活動」として行っているものを、3,4年生に前倒しします。つまり早期に始めることで、より「使える英語」にするということを目指しています。道徳の教科化については、いじめ問題への対応として始まったものでした。これも英語と同じタイミングで教科になり、やはり成績もつくようになります。とはいえ、なかなか数値での評価は難しいので、記述式での評価になる予定。今、道徳の授業といえば、年間35時間は教えることになっているものの、運動会などの練習に振り替えられたり、お話を読んで考えるという授業方法から、国語との違いがわからないなど、真剣に取り扱われていない実態があります。教科にすることによって、物事の善悪を考えたり、思いやりの心を育てたりなどいう本来の道徳の教育がきちんと行われるようになることが、期待されています。大学入試は、4年後に大学生になる今の中学2年生が受験をするときから、新しい制度になる予定です。数年間の試行期間を経て、本格的に変わるのは、そのあとになるので、今の段階では、まだまだどうなるのか不透明。でも方向性としては、1回きりの試験から、通年で機会がある、マークシートだけでなく記述問題も出るなど、少しずつ固まりつつあります。講義式の一方通行の授業から、自分たちで課題を見つけ考える「アクティブラーニング」、コンピューターに早くから慣れ親しむためのICT教育など、小学校では3年後、中学校では4年後の本格実施に向け、今、様々な準備が進められています。ちょうど、子供がこの時期に差し掛かるという世代が多いみなさんにとっては、不安もことさら大きいことでしょう。今の教育も、ましてや自分たちが受けてきた教育は、全く参考にならないのではとも思ってしまいますね。親として、こんなにたくさんある変化を、どう受け止めればよいのか。私は、まず親が、自分の子どもが生きていく将来の社会の姿を、一生懸命想像し、考えることだと思っています。科学の進歩は目覚ましく、今、小学生の子どもたちが将来就く仕事の6割は、今ない職業だとも言われています。今の小学生が社会人になるのは、あと10年ちょっとのことです。進歩や変化は早いので、なかなか想像するもの難しいと思いますが、とにかく頑張って、一生懸命考えるのです。そしてその将来の社会で、どんな能力が必要になるのか、それをさかのぼって考えていくことで、今、子供に必要な教育も見えてくるはずです。また一方で、社会がどう変わろうとも、「人」として必要なことは、どの時代も大きく変わるものではありません。例えば、人の気持ちを考えることができる、約束を守るなど人間としての基本は普遍的なものです。親としての責任は、子どもの将来に責任を持つことができるかということに尽きると私は思っています。今、親である自分自身が持っている最大の力を尽くして、一生懸命考え、想像し、責任を持って子供たちを、将来へ導いていきましょう。春は別れと出会いの季節。進級や進学を控える子どもにとっては、一年間の締めくくりです。それを見守る親としても、なかなか感慨深い日々が続きます。新しい環境のスタートである4月の新学期よりも、親にとっては、「3学期の終わり」にこそ、子どもの成長を実感するように思うのです。そして私自身も、今年、小学校を卒業する子どもに、成長への感慨深さと共に、何だか整理できない寂しさも感じています。ランドセル姿を見るのもあと10日。そんな進学や進級を控えた「別れと出会いの季節」に、これからの子どもたちの教育や、生きていく社会はどのようになるのかを、改めて考えてみるのもいい機会です。
2017年03月10日