日本には「八百万(やおよろず)の神」とよばれるほどたくさんの神様が存在します。八百万(やおよろず)というのは800万ではなく、「無限」という意味でして、自然に存在するものすべてに神様が宿っているとされています。今回は、そんな数多く存在する日本の神様たちの中から、意外なものの象徴である神様や「そんな神様がいるんだ!?」という神様、そして神様たちのちょっとしたこぼれ話などを紹介します。●トイレの神様は本当にいるトイレの神様という歌がはやりましたが、実際に日本にはトイレ(便所)の神様が存在します。厠神や烏枢沙摩明王がそれにあたり、トイレを守ってくれているそうです。また、朝夕の6時はトイレの神様が別の神様と相談する時間なので、その時間はトイレには入らない方がいいのです。●学問の神様は恋愛も得意学問の神様である菅原道真公ですが、実は恋愛の神様としても祭られています。道真公は家族思いで、多くの子宝にも恵まれたため、とされています。●エビスさまはいっぱいいる?商売繁盛の神様とされているエビスさまですが、実は何人もの神様がエビスさまと呼ばれているのです。エビスさまというのは単なる呼称で、その正体は蛭子命や事代主神、または少彦名神や彦火火出見尊という神様だとされています。地域によってエビスさまは異なるのです。●七福神の布袋さんは実在した!?七福神のひとりで富の繁栄をもたらすとされている布袋尊ですが、実は実在したと言われている神様なのです。布袋尊は中国の唐の時代のお坊さんで、予知能力で人々を導いたとされています。日本ではまず図像として広まり、その後福の神として信仰されるようになりました。●神の世界の仲裁人『菊理媛神』日本神話の中に、「男神イザナギが子供を産んだ際に亡くなった女神イザナミを取り戻すため黄泉の世界に向かう」という話があります。この話の中で、イザナギとイザナミは口論となるのですが、その仲介役を務めたのが菊理媛神(くくりひめのかみ)という神様です。神様同士の争いをうまく鎮めた菊理媛神は今で言うところの「やり手弁護士」だったのかもしれませんね。●大国主は子沢山出雲神話に登場し、国造りや農業の神様として信仰されている大国主(おおくにぬし)。大国主は多くの子供を残したと『古事記』には記されており、その数はなんと180(日本書紀には181)にも上ります。そこまで多くの子を残しているにも関わらず、子作りの神様でないのは不思議ですね。●天狗になる……の意味自信過剰な人やうぬぼれている人の事を「天狗になっている」と言いますが、なぜ天狗に例えられるのかその理由をご存じでしょうか?実は天狗は「慢心の象徴・権化」でして、そこから「天狗になる」という言葉が生まれたと言われています。●『ビリケンさん』は芸術家の産物大阪の通天閣などに祭られている、幸福の神様ビリケンさん。実はこのビリケンさんは、アメリカ人の芸術家が夢に出てきた人物をモデルに作成した像が大元なのです。これが世界に広まり、日本でも幸運の神様として愛される存在になりました。神仏習合という、別々の宗教の神様でも気にせず"神様"であると信仰する風習がある日本には、さまざまな神様が存在します。今回紹介した以外にも、変わった象徴の神様や逸話があるので、気になった方は調べてみるとおもしろいかもしれませんね。(貫井康徳@dcp)
2012年11月25日20代・30代の独身男女が増えているが、中には“結婚したいけれど縁がない”という人も少なくないのでは?そんな人たちはぜひ一度、京都を訪れてみてほしい。縁結びにご利益がある神社が何と10以上もあるばかりか、縁結びのお寺もあるのだから!それらの中でも特にご利益があると言われているのが、東山区にある「安井金毘羅宮(やすいこんぴらぐう)」だ。この神社にお参りすると、崇徳(すとく)天皇の御神徳(ごしんとく)によって、全ての悪縁が切られ良縁が結ばれるといわれている。境内にある「縁切り円結び碑(いし)」には、良縁を願う人の思いがこもったお札が無数に貼り付けられており、碑そのものの姿は全く見えない。次に人気なのが、「仏教大学」近くの柴野にある「今宮(いまみや)神社」だ。この神社は、徳川5代将軍・綱吉の生母である「お玉」の氏神だったという。八百屋の娘として生まれたお玉が将軍の生母にまでのぼりつめたことから、お玉の名をとり“玉の輿(こし)”という言葉が生まれたとされている。まさに、玉の輿を願う人にはピッタリの神社だろう。また、世界遺産にもなっている、京都で最も古い神社の1つである「下鴨神社」も人気が高い。東本殿に鎮座している玉依媛命(たまよりひめのみこと)にまつわる神話にちなんで、縁結びはもちろん、安産や子育てにもご利益があるとして、古くから多くの人の信仰を集めてきた。最近、若い人を中心に人気が高まっていて、TVなどでもよく紹介されているのが「地主神社(じしゅじんじゃ)」。有名な「清水寺」の隣にあって、実は京都で最も古い縁結びの神様である。境内には2つの守護石「恋占いの石」も置かれるなど、恋愛のメッカになっている。あまり知られていないが、地元で人気なのが、学問の神様である菅原道真を祀った「北野天満宮」近くにある「千本釈迦堂(せんぼんしゃかどう)」。本堂造営で失敗した夫を救うため、自らの命を懸けて夫を守った「おかめさん」を祀っている。そのため、ここに参拝することで、男性は献身的な女性との出会いが期待でき、女性は命がけの恋が実ると言われている。お寺では、京都の中心部である河原町近くにある「六角堂」が有名だ。正確には烏丸通りの三条と四条のほぼ中間に位置していて、587年に聖徳太子が創建したと伝わる古刹(こさつ)。境内には、2本の枝を一緒にして結ぶと恋が実ると言われている「縁結びの柳」がある。その他の京都の縁結びの神様としては、鞍馬(くらま)にある「貴船神社」や嵯峨野(さがの)にある「野宮神社」、祇園にある「八坂神社」、嵐山にある「鈴虫寺」なども有名。それぞれ京都を代表する観光スポット近くにあるので、京都観光も兼ねて巡ってみるのもいいかもしれない。いずれにしても、京都には“八百八寺(はっぴゃくやでら)”と言われるほど多くの神社仏閣があり、上記に挙げた以外にも様々なスポットがある。有名観光所を目指すのもいいが、“いま自分が抱えている悩みを解決してくれそうな神社や仏閣”を探せば、旅行を楽しみながら運気もアップできて一石二鳥になりそうだ。●information京都観光Navi【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年11月22日熊本県八代市泉町の五家荘の「せんだん轟の滝」など紅葉スポット周辺で「五家荘紅葉祭」が開催される。開催日時は10月25日(木)~11月20日(火)まで。イベントでは、10月28日(日)に平家の里能舞台で行われる琵琶の弾き語りと地元の「樅木神楽」等が披露される。また、11月4日(日)には、緒方家庭園で久連子古代踊り保存会による国選択重要無形文化財の「久連子古代踊り」や、秀岳館高等学校雅太鼓部による「和太鼓」が演奏される。平家の落人伝説が残る五家荘ならではの催しだ。さらに11月11日(日)には菅原道真ゆかりの左座家で東阿部流の煎茶が味わえる「左座家茶会」が行われる。左座家の庭園では地元の農産品等の販売も予定している。周辺の紅葉スポットには、落差70mの「せんだん轟の滝」や、現在は地元の杉や栗の木を利用した「樅木の吊橋」、高さ55mの「梅の木轟公園吊橋」などがある。「ふれあいセンターいずみ」では特産品ショップや野菜の採りたて市、レストランがあり、地元の新鮮な食材を使ったメニューを味わう事ができる。イベント詳細は五家荘ねっとで確認を。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年10月29日8月1日(水)、東京都国立市の谷保天満宮でカーマニアには見逃せない国産初のガソリン車「タクリー号」の実働レプリカがお披露目される。谷保天満宮と言えば菅原道真公をご祭神とする関東地方では最も古い天満宮であり、湯島天神、亀戸天神と並び関東三大天神と言われる由緒ある天満宮だ。由緒は延喜三年(西暦903年)、この地に配流されていた菅原道真の子である菅原道武が父の大宰府での薨去(こうきょ)を聞き、思慕の念から道真の像を彫り、鎮座させたのが始まりと言う。谷保天満宮には重要文化財も多い。代表的なものに「木造獅子狛犬」(鎌倉時代)、木造扁額、額文「天満宮」(建治元年藤原経朝の筆)がある。また、源義経他書写の「大般若経」や、水戸光圀公(水戸黄門様)奉納扁額「天満宮」などもあり、それらの社宝は、社務所の2階の展示室で11:00~15:00の間無料で拝観することができる。歴史のある谷保天満宮は、実は「交通安全祈願発祥の地」でもある。その由来は明治41年8月1日にさかのぼる。有栖川宮威仁親王殿下を中心として日本で初めてドライブツーリングが行われた。当時は「遠乗会」と呼ばれ、ここ谷保天満宮が目的地だった。一行は谷保天満宮の梅林で日本の自動車の将来を語り合い、一台の故障や事故もなく無事ご帰還された。そのときの参加者の一人が、日本初の自動車クラブ「オートモービル・クラブ・ジャパン」を立ち上げた。当時のクラブはすでになくなっているが、毎年12月に谷保天満宮で旧車祭が行われ、クラシックカー、アンティークカーが境内に集結していた。2011年に「谷保天満宮旧車祭世話人会」から発展し、新たに「オートモービル・クラブ・ジャパン」を設立。新生「オートモービル・クラブ・ジャパン」が今年「タクリー号」の実働レプリカを製作した。なお、谷保天満宮での夏の神事はこれから盛りだくさんだ。8月1日のタクリー号お披露目の後は8月25日夏祭祭典、奉納舞踊、カラオケなどがあり、9月下旬には一大イベントである菅公千百十年式年大祭が行われる。内容は、9月15日の獅子迎えの儀、9月21日の獅子舞宵宮参り、9月22日には神幸祭、谷保駅まで渡御する神輿宮入・宮出し、9月23日には万灯行列、天歴3年(西暦949年)から続く古式獅子舞が行われ、9月25日の例祭祭典でフィナーレとなる。ちなみに8月1日のタクリー号お披露目の時間は11:45~12:15。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年07月30日祖母や祖父から、また町の人から聞いた昔話。全国的には知られていないような話でも、各地に伝わる伝説は数多く存在します。自分の生まれ故郷で、また現在住んでいる場所で伝え聞いた話について、アンケート調査を実施して皆さんに伺いました。調査期間:2011/12/09~2011/12/14アンケート対象:マイナビニュース会員有効回答数 833件(ウェブログイン式)■決して追いこされてはいけないサイクリングロードまずは北海道からの言い伝えです。「神居古潭(カムイコタン)のサイクリングロードは、夜中になると上半身だけの妖怪が腕を使って走っている。決して追い越されてはいけない」(30歳/女性)コワイですよね。さらに、「実際にサイクリングに行って夜になっても帰ってこない兄を本気で心配したことがある。帰ってきたとき、心から安心した」(同上女性)とか。妖怪なんておとぎ話じゃないの?と思いつつ、実際に家族が帰ってこないと心配になります。お次は秋田から。「辰子伝説があります。辰子という名の娘が泉の水を飲み、龍になった。そして田沢湖に身を沈め、そこの主として暮らすようになった」(23歳/女性)秋田に限らず、水のある場所には伝説が多いのか、滋賀県の琵琶湖でも、「琵琶湖の西と東をつなぐ橋の一つ、唐橋(からはし)に巨大むかでが居座っていた。きれいな娘から『あのむかでを退治してほしい』と言われた俵藤太(たわらとうた)が矢でむかでを射抜くと死んでしまった。その娘の正体は、琵琶湖に住む青蛇だった」(29歳/女性)という伝説が寄せられました。岩手県遠野市土淵(つちぶち)地区からは「カッパ」のお話。「いたずらをするカッパが馬の足を引いて川に引きずり込んだところ、馬の飼い主に怒られて二度といたずらをしなくなった」(22歳/男性)昔、村の語り部から聞いたそうで、「カッパ淵という観光名所があり、たまにカッパのエサであるきゅうりが川に浮かんでいる」(同上男性)と。■蛇神様が来るのを待っていた新潟からは、「祖母から聞いた話ですが、祖父母の家の近くの池には蛇の神様が住んでいて、梅雨どきになると人間に幸せをくれる」(24歳/女性)というすてきな伝説が届きました。この伝説を信じて、「小さいころ、ずーっと蛇神様が来るのを待っていました。雨が降ってもそこに立って待っていたので、親からは怒られました」(同上女性)と。蛇神様、会いたいですね。続いて岐阜県「名無木(ななしぎ)」に関する話。「取り立ての厳しい名主に対して立ち上がった農民の一人が処刑された。哀れに思った農民たちが遺体を埋めると、そこから誰も名前を知らない木が生えてきた」(24歳/女性)とのことで、「小学校の授業で習い、実際に木を見に行った」(同上女性)のだそう。夢のある授業ですね。大阪府和泉市桑原町の言い伝えでは、「昔、地元に雷が鳴ると、落ちないように『くわばらくわばら』と言う」(29歳/女性)「学校の劇や本で習った」(同上女性)と言いますが、子どものころ、菅原道真の伝説に由来する「くわばらくわばら」を習った(菅原道真の領地だった「桑原」という地名が由来しており、ここは道真様の領地なので雷は落とさないでというところから)人も多いのではないでしょうか。香川県丸亀市からは、とうふ屋のお話が届きました。「大昔、お城の石垣を作っていたときのこと。そこでとうふを売っていたとうふ屋さんをだまして石垣に入れてしまったため、夜中になると『とうふ~とうふ~とうふはいらんかね~』と聞こえてくるらしい」(28歳/女性)夜はお城には近づけないですね……。福岡県筑後(ちくご)地方からは、「昔、一人の僧侶が筑後川を渡る際、渡し舟の船頭に払うお金がなかったので、近くに生えていたヨシの葉を取り、それを川に浮かべたところ、たちまち魚に変わった。この僧侶はのちの弘法大師(空海)であった」(37歳/男性)というお話。最後は沖縄の「真玉橋(まだんばし)の七光り」という伝説。「頭をお団子にし、かんざしが七光りする女性を埋めると、絶対橋が崩れることはないとの伝説。それを語った本人が七光りするかんざしをした女性だったとの話」(31歳/女性)。さらに、「おばあちゃんと母親から聞いた。沖縄県の那覇市と豊見城(とみぐすく)市を結ぶ橋で、橋を改築する際に、昔の橋がそのままの形で出てきており、遺構が豊見城市指定有形文化財になっている。この橋から伝説が広まったのではないか」(同上女性)とのことです。日本各地の知られざる伝説、いかがでしたか?旅をするときに、このようなその土地に根付く昔話を追っていけば、ガイドブックに載っていないような発見がある旅になるかもしれません。(蘭景×ユンブル)
2012年02月09日『スマグラーおまえの未来を運べ』や『ワイルド7』など話題作への出演が続く阿部力を主演に、吉本芸人たちが競演する“幽霊コメディ”エンターテインメント『ゴーストライターホテル』。本作の公開記念イベントが、1月31日(火)、東京・湯島天神で行われ、阿部さんを始め、鈴木亜美、桂三度(世界のナベアツ)、ケンドーコバヤシ、伊東寛晃監督が出席し、快晴のなか大ヒット&合格祈願を行った。偉大な文豪たちが執筆のために泊り込んだというホテルを舞台に、小さい頃から見ていた作家への夢を捨てきれず、妻にも愛想を尽かされた内海(阿部力)とかつての文豪たちの幽霊との奇妙な出会いを描いたコメディ。この日イベントが湯島天神は、学問の神様として知られる菅原道真に縁のある厳かな場所。阿部さんは「いままでとは違う新鮮な気持ちになりました」と清々しい表情を見せた。紅一点の鈴木さんは内海のライバル作家のアシスタントを演じているが、「映画がヒットしてくれるように心を込めて、ついでに自分の気持ちも清めてもらおうと願ってきました(笑)」。伊東監督も「文豪たちに縁のある場所であると聞いて、厳かな気持ちになりました」とヒットに向けて各々の思いが語られるなか、ケンドーさんだけ「映画のヒットを祈願してたんですけど、気づいたら途中から『彼女できへんかな…』とか思ってたんで、僕の邪念のせいでヒットしないかもしれない…」と打ち明け、笑いを誘った。撮影期間が約1週間というハードな撮影だったようだが、阿部さんは「すごく楽しい1週間を過ごせました。みなさんが度々アドリブを出してくるので、笑ってしまうのをこらえるためにテストで慣らしてから本番に臨むような、笑いがある現場でした」と、吉本芸人たちのアドリブに苦しめられながらも充実した様子。その元凶は桂さんとケンドーさんの2人だったようだが、監督からは「(桂さんの)外見が夏目漱石っぽい」、「映画を撮ってる間に『宮沢賢治はケンコバだったんじゃないかな』と思うくらいでした」と太鼓判が押された。これに気を良くした2人は、「監督もおっしゃったように、“(夏目漱石)そのまま”みたいなところがあるんで、ストレートにやらせていただききました」(桂さん)、「あんまり知られてないけど、宮沢賢治は春画集めが趣味やったらしいんです。春画はいまでいうAV。僕もAV2,000枚ぐらい持ってるので、ピッタリやったんやないかな」(ケンドーさん)と揃って自画自賛を並べた。最後に、キャストたちが願い事を書いた絵馬を披露。「『ゴーストライターホテル』大ヒット」と真摯にヒット祈願に勤しむ阿部さんをよそに、「資格を取るぞ」(鈴木さん)、「チカンアカン!!」(桂さん)、「彼女をひとつ、お願いします」(ケンドーさん)とそれぞれ映画と全く関係ない願い事を堂々と披露し、最後まで笑いの絶えないイベントとなった。『ゴーストライターホテル』は、3月17日(土)よりシネマート新宿ほか全国にて公開。■関連作品:ゴーストライターホテル 2012年3月17日よりシネマート新宿ほか全国にて公開© テレビ朝日/吉本興業
2012年02月01日映画『嘘つきみーくんと壊れたまーちゃん』が1月22日(土)に公開初日を迎え、主演の大政絢が共演陣と共に舞台挨拶に登壇。ミニスカート姿でファンの大歓声を浴びた。シリーズ累計130万部を突破したライトノベルを原作とした本作。10年前に起きた誘拐監禁事件の被害者であるみーくん(染谷将太)とまーちゃん(大政さん)の周辺で連続して起きている奇妙な事件の真相と、10年前の事件の秘密が描き出される。この日、本作がソウル国際女性映画祭、台北ゴールデンホース・ファンタスティック映画祭、台北映画祭など各国の映画祭からオファーを受けていることが発表され、客席からは大きな拍手がわき起こった。受験シーズンということで、登壇陣は受験生へのエール、そして自分なりのジンクスや必勝法を求められたが、大政さんは「私のブログにも受験生の方から『試験に受かったら『嘘つきみーくんと壊れたまーちゃん』を観に行きます』というコメントをたくさんいただいています。全員に受かってほしいのですが、私自身は緊張したりしないために、普段通りに生活します。あとは辛いガムを食べたり、歯磨きをしてスッキリさせます」と明かしてくれた。染谷さんは「緊張しないように深く考えないようにします。あと良く寝ることは大切だと思います」と“マイペース”を強調。さらに田畑智子は「あまりお腹をいっぱいにしないようにします。甘いものを食べたり糖分を取って頭をスッキリさせます」と語り、宇治清高は「家を出るときに『行ってきます!』と大声で挨拶をします」と明かした。ちなみに、宇治さんの劇中での役名は、学問の神様と同じ“菅原道真”ということで「げんかつぎで舞台挨拶に呼ばれたんじゃないですよね?」と笑っていた。瀬田なつき監督が「私はネガティブなので、最悪の事態を想定して臨みます」と語ると会場は爆笑。さらに監督は「今日も劇場に数人しかいないことを考えていたので、こんなにたくさんの方に来ていただいて良かったです」と笑顔を見せた。最後に大政さんが「この作品はいろいろ考えさせられるところがあり、可愛くてポップだけど、残酷でミステリアスな部分もあります。色々な方に楽しんでいただける作品だと思うので、2度3度と観ていただければと思います」と呼びかけ、舞台挨拶は幕を閉じた。『嘘つきみーくんと壊れたまーちゃん』が角川シネマ新宿、シネマサンシャイン池袋ほか全国にて公開中。■関連作品:嘘つきみーくんと壊れたまーちゃん 2011年1月22日より角川シネマ新宿、シネマサンシャイン池袋ほか全国にて公開© 2010 「嘘つきみーくんと壊れたまーちゃん」製作委員会■関連記事:大政絢インタビュー「仕事で泣きそうになること?ある…けど我慢してます(笑)!」大政絢20歳の抱負「柴咲コウさんみたいな女優に」大政絢主演!『嘘つきみーくんと壊れたまーちゃん』試写会に20組40名様ご招待シネマカフェ読者ゴコロなんでもベスト5(第9回) 来年ブレイクしそうな俳優は?【TIFFレポート】大政絢&染谷将太が許せる「素敵な嘘」は…?
2011年01月23日