演劇集団・劇団番町ボーイズ☆の織部典成が、映画『僕が君の耳になる』(2021年夏公開)で初主演を務めることが19日、明らかになった。同作は、ボーカル&手話パフォーマンスグループ・HANDSIGNが2017年にリリースした同名の楽曲を原案とした、大学生・純平(織部)とろう者の女性・美咲(梶本瑞希)のラブストーリー。街角で弾き語りをしている純平は、初めて足を止めてくれる女性・美咲と出会う。後日、同じ大学に通う生徒同士だとわかった純平は、美咲を通じて障がい者の世界を初めて知ることになり、自ら手話を勉強し真っ直ぐにぶつかっていく純平に美咲も心惹かれていくが、2人の間にはさまざまなハードルが待ち受けていた。ヒロインの美咲役にはろう者の梶本瑞希(新人)を抜擢。耳の不自由な女性と、聞こえる男性の実話を基にしたラブソングを基に、いくつものハードルを乗り越えながら愛を深め、成長していく2人の姿を描くピュアなラブストーリーとなっている。また、本作品のクラウドファンディングも予定されている。出演者は他、岡田結実、忍足亜希子、三浦剛、松井健太、三浦大輝、小松みゆき、岡元あつこ、善知鳥いお、ミセスヒロコ、悠綺、阿部祐二、濱田英里、森口瑤子。○織部典成 コメント今回、映画『僕が君の耳になる』で主演をさせて頂くことになりました。映画初主演ということで凄くドキドキしていますが、本当に嬉しく光栄に思います。初めて台本を読んだ時、純平が美咲という女性に惹かれ「僕の知らないもう一つの世界」を知ったのと同じように、僕自身も知らない世界の中でも、「好きな人のために何かしてあげたい」という純平の思いに共感し、胸に突き刺さるものがありました。この作品をやらせて頂くにあたり、僕自身少しでも、ろう者の方の気持ちを理解したいと思い、小説を読んだり実際に教室に行ってお話を聞いたり、手話を勉強しています。手話には日本手話や日本語対応手話があり、これが違うだけで手話をする順番が変わったり、一人称を入れなくてはいけなかったりと色々と苦戦している所ではありますが、僕なりに必死に勉強中です。また、作中に弾き語りをするシーンがあるので、興味はあったものの触ったことがなかったギターにも初挑戦しています。まだまだ納得いくように弾けませんが、こちらも日々特訓中です。この作品を通して、見終わった後に皆様の中に何か1つでも心に響くものがあったらなと思います。多くの方にこの作品が届くように僕も頑張ります。楽しみにしてください。
2020年04月19日タレントの菊地亜美(きくち・あみ)さんが、2020年4月5日に自身のインスタグラムを更新。妊娠中の大きくなったお腹の写真とともに、新型コロナウイルス感染症(以下、コロナウイルス)の影響を受けている現状を報告しています。菊地亜美、大きくなったおなかを公開現在、第1子を妊娠中の菊地亜美さんは外出自粛を心がけているようで「お家でYouTubeを撮影したよ」と報告。ふっくらとしたおなかが目立つワンピース姿の全身ショットを公開しています。 View this post on Instagram A post shared by 菊地亜美 Ami Kikuchi (@amikikuchi0905) on Apr 5, 2020 at 2:50am PDT※画像上の矢印をクリックすると、ほかの写真も見ることができます。最近、コロナウイルスの影響から、菊地亜美さんには体調を気遣う声が多数寄せられていたそうです。菊地亜美さんはこのことに感謝するとともに「直近の収録などはすべてなくなった」と近況を明かしています。最後に「今の時期、大変ですが、一人ひとりが心掛けましょうね」と外出自粛を呼びかけ、「うちもウイルス除去は徹底的にやっています」と感染予防対策もきちんと行っていることを報告しました。この投稿を見たファンからは安堵の声や、励ましのコメントが寄せられています。・私もほぼ一緒の時期の出産だと思います!元気な赤ちゃんを産めるようにお互い頑張りましょう!・とても幸せそう!引き続き体調に気を付けてくださいね。・赤ちゃん、どんどん成長している感じですね。ほんときれいな妊婦さん。菊地亜美さんは2018年2月に5歳上の一般男性と結婚。2020年3月4日にインスタグラムにて第1子の妊娠を報告しています。すでに安定期に入っており、出産予定は今年の夏頃とのこと。今後も体調にだけは十分気を付けて、元気な赤ちゃんを産んでほしいですね。菊地亜美「身体を張ることもなく…」ユーモアたっぷりの『妊娠報告』が話題菊地亜美が『おめでた』報告「出産は夏頃」結婚生活や『姉』とのツーショットに「マジかよ」の声[文・構成/grape編集部]
2020年04月07日タレントの菊地亜美が、妊娠前から産後までに必要な栄養素を凝縮したサプリメント「ベルタ葉酸サプリ」の2020年新アンバサダーに起用されることが12日、明らかになった。今月4日、第1子妊娠と今夏に出産予定であることを発表した菊地。ブランドアンバサダー就任を、「率直にすごく嬉しかったです!」と喜び、「妊娠してから生活や考え方が変わり、私自身色々な事を調べたりしていたので、ブランドアンバサダーという形で同じ境遇の方と接点が持てることが嬉しいです!」と感想を伝えた。また、撮影現場には出産を経験したスタッフもいたらしく、「男性の方でも妊婦生活のお話を親身に聞いてくださって、穏やかでとてもたのしい現場でした」と回顧。「体調を気遣って撮影時間もなるべく短時間にして下さったり、ケータリングも体に良いご飯を用意して下さったり、周りの方の優しさにとても感謝でした」と周囲の気遣いにも胸を打たれたようだ。管理栄養士との座談会も経験し、「妊娠中は何があるかわかりませんが、前向きにマタニティライフを楽しもうと思いました!」と幸せそうに話す菊池。ファンに向けて、「妊活中、妊娠中、子育て中……いろんな方がいらっしゃると思いますが、これからも健康で楽しい毎日を送れるように、ブランドアンバサダーを通して発信していけたらなと思います!」と呼びかけている。
2020年03月12日タレントの菊地亜美(29)が5日、インスタグラムを通じ、ファンからの祝福の声に対して感謝の思いをつづった。菊地は前日に、第1子の妊娠と夏頃に出産予定であることを報告。ファンからは、「おめでとう」「元気な子を産んでね」「体調には気をつけてください」「涙が出るくらい嬉しいです」といった祝福や喜びのメッセージが続々と寄せられた。一夜明け、菊地は「皆さん沢山の温かいメッセージありがとうございます」とそのことに触れ、「発表する前はやっとご報告できるってホッとした気持ちだけだったのに、皆さんからのコメントが想像以上に温かくて涙しながら見てました」と告白。「同じく妊娠中です!! って方も沢山いたので、これからいろんな事を共有できたらいいなぁ」と期待に胸を膨らませ、ツイッターでも「皆さん沢山のメッセージありがとうございます」「全て読ませて頂いてます!!!うれしい!!コロナやインフルに負けずに元気な赤ちゃん産みます!!!」と意気込みを記している。
2020年03月05日タレントの菊地亜美(29)が4日、インスタグラムを通じ、第1妊娠を報告した。すでに安定期に入っており、夏頃の出産を予定しているという。菊地は、「いつも応援してくださってる皆様、関係者の皆様へ」の書き出しから、「この度、新たな命を授かったことをご報告させていただきます」と発表。「すでに安定期に入っており、夏頃に出産予定です」と明かし、「今は夫婦でお腹の子に話しかけることが毎日の日課で、お仕事でも急に落とし穴に落とされたり体を張ることもないので穏やかな毎日を送っています」と幸せな日々をつづった。そして、「結婚してからの2年間で夫婦の時間を充分に楽しんだので、今は妊婦生活と母になる準備を全力で楽しみながら、お仕事も体調をみながらやらせて頂きたいと思います!」と抱負も記し、「皆様には今後とも温かく見守っていただけると嬉しいです」と呼び掛けている。菊地は2018年2月に一般男性と結婚。翌月のイベントでは結婚指輪を披露しつつ、「(子どもは)授かりものですからね。子どもが大好きなのでいつ出来てもうれしいんですが、結婚式もまだ決まってないし、式は子どもがいない状態でドレスを着たいので、結婚式や新婚旅行が終わったら考えたいです」と語っていた。
2020年03月04日もうだめだ。何も思い浮かばない。思い浮かばないどころか、何をしようとしていたかも思い出せない。思い出せないどころか、そもそも生まれてこの方、一度も「思う」という経験さえなかったかもしれない。辛うじて搾り出した僅かなものを捏ね回し格闘する。何かを書こうと(描こうと)していると、あるいは単純に生きようともがいていると、そんな恐ろしい疑惑と眠気のような脱力感が押し寄せてくることが時々ある。もがけばもがくほど、唸れば唸るほど、今手の中に持っているたったひとつのものが確からしいかどうか、正解かどうかだけが気になり、世界が小さく狭く収束されていく。この現象を救うためには、視覚は少しばかり効果がありすぎる。迷っているときに本を読んだり美術館へ行くと、何もかも捨てて縋(すが)りたくなる。聴覚はもっと楽観的だが、音楽に言葉が乗っているのを聴いたが最後、ついつい踊り出し、悩みごと投げ出すことが容易に想像できる。触覚も味覚もいけない。柔らかいぬいぐるみを撫でたり、夜中にビスケットなんて齧ったら絶対に眠くなってしまう。だから私は嗅覚に縋る。服を捲りあげ、腹に薄青い液体を振りかける。キン、と氷が削れる音が聞こえそうな鋭角のボトルは、握り込むとひんやりと冷たい。吸い込んだ途端、甘苦い味が襲い掛かってくる。Thierry Mugler(ティエリー・ミュグレー)の「エンジェル」。あまりにも有名な銘柄で恐縮だが、私の駆け込み寺である。■相反するふたつのムード鳩尾に吹きつけられた香りは胸を通り抜けて襟の隙間からこぼれ出る。襟ぐりが伸びるのも構わずに鼻先を埋めて深く呼吸する。近未来とノスタルジーが綯い交ぜになっているような、楽しい物語を読みながら頭の片隅で悲しいストーリーを思いついているような、若さと老獪さを行き来するような感覚。全く正反対のものたちの一方が私の右手を取り、もう片方が左手を取る。本物の親とにせものの親が子供を奪い合い、両腕を引っ張り合うというお話は日本にもドイツにも古代イスラエルにもあるけれど、私はエンジェルのもたらす「正反対のものに両側から引っ張られ、体が正中線でばらばらになる感覚」を愛している。もっと強く引っ張って、めちゃくちゃにしてほしい。相反するふたつのムードが、ウッディ・パチョリや、合成香料の黒スグリや、カンファーや、エチルマルトールによる綿あめの香りの組み合わせの妙によって引き起こされているという情報は、香水を批評する本を開けば書いてある。しかし私は香りを説明するための言語を持ち合わせていないので、「最新式の人型ロボットがヴィクトリア時代の古着を着て抱きしめてくれる」感覚に襲われる。■ティエリー・ミュグレー「エンジェル」私がヴィクトリアン・ドレスに身を包んだフューチャリスティックな天使と始めて踊ったのは、数年前の冬だ。当時大阪のブラック企業で働いていた私は、12月のある夜、土佐堀川のほとりで水際に面したビルの断面を眺めていた。九州へ日帰り出張した帰り道、新大阪からオフィスへ戻るべく荷物を引きずり、空腹で力尽きて川べりのベンチに座っていた。白々と光るオフィスビルはみな一様に、川に向かってぱっくりと腹を晒し、その窓枠の中でまだ帰れない人たちが忙しなく動き回っている。ふと自分の足元に投げ出した、山ほど紙の束を詰めた鞄の隅に、青い箱が突っ込まれていることに気づいた。何だ、これ。まだ開けられてもいない箱は、買った事実すら忘れていたが、紛れもなく私がインターネットで注文したものだった。先日やむなく会社に泊まった夜、ひとときのインターネットショッピングで眠気を紛らわし、間違って送付先を会社に設定して、届いた荷物を慌てて鞄に突っ込んだまま九州まで出かけていたらしい。何をやっているのだ、私は。道理で鞄が重いと思った。簡単に言うと、そのときの私は将来のことを考えて途方に暮れていた。人間とは途方に暮れるとなぜかスタンダードを欲するものである。私はスタンダードを決めて考えるのをやめれば楽になるだろうと思っていた。正しい自分というものを過不足なく決定づけてくれる、迷わずに済むガイドラインを見つけて安心したがっていた。スタンダードな服、スタンダードな化粧品、スタンダードな香水、スタンダードな本や音楽。自分の代名詞となるたったひとつのもので身を固め、それ以外に目を向けないことで、何とか世界の輪郭をひとところに押しとどめようとしていたのだった。縋るならできるだけ象徴的で、権威的で、時代を背負ってそうなやつがいい。意味の込められたものの方が代弁してくれそうだから。そんな多分に軽薄な動機から辿り着いたのがこの青い小さな箱だった。80年代ファッションの寵児、ダンサー出身で写真家でもあったティエリー・ミュグレー。世界で初めて菓子の甘さを香りに取り入れたグルマン・ノートの先駆け。ありとあらゆる歴史を背負っていそうではないか。菊地成孔さんのエッセイにも「エンジェルしかつけない」と書かれていたし、これはもう、いかにも私の世界を定義してくれそうではないか。要するに、私は疲れていた。自分の概要を誰かに決めてほしがっていた。もうだめだ。何も思い浮かばない。思い浮かばないどころか、何をしようとしていたかも思い出せない。思い出せないどころか、そもそも生まれてこの方、一度も「思う」という経験さえなかったかもしれない。辛うじて搾り出した僅かなものを捏ね回し格闘する。もがけばもがくほど、唸れば唸るほど、今手の中に持っているたったひとつのものが確からしいかどうか、正解かどうかだけが気になり、世界は小さく狭く、たったひとつの形に収束されていく。乱暴に開封し、25mlのボトルをシャツの裾から無理やり忍ばせる。薄暗い遊歩道でもぞもぞと不審に蠢く人物がひとりくらいいても、コートを着込んでいるので誰も気にしない。ボトルを強く押す。思ったより多量の液体がこぼれ出たことを悟り、あ、やば、つけすぎたかも、と焦った瞬間、――私は若いロボットと老人に同時に抱きしめられていた。つまり、天使に抱きしめられていた。野暮ったいと言ってもいいかもしれない、古びたドレスを着た天使。私は混乱した。だって、悩まないためにたったひとつのものに縋ろうとしていたというのに、その「ひとつ」の中に全く相容れないふたつの要素が同居しているのだ。私はキリスト教徒ではないが、とても小さな穴を覗こうとして躍起になっているかわいらしい人間の肩を叩き、ふと振り返らせ、穴の外の世界に気づかせてくれる存在はそんな姿をしているかもしれない。しわがれた、あるいはソリッドな胸板から、微かに饐(す)えた肌の気配が立つ。使い込まれて熟れた皮膚の匂い。埃っぽい布に染みこんだ懐かしい甘味の匂い。「エンジェル」は女性向けに分類される香水だが、天使に性別はない。女でも男でもない顔は金属でできているように冷たく、優しく、私を抱きとめたまま空に飛び上がる。突然重力に任せて急降下する。地面に激突するすれすれのところでぐっと身体を持ち上げてまた浮上する。どんどん昇っていく。疾走する。眼下に光の粒になった大阪の街が広がる。無数の灯りが地平の果てで夜の空と繋がる。星。星。星。地上で自分のアウトラインを探し求めていた私の体の半分は、「エンジェル」によって真ん中の辺りで引き裂かれ、空高く浮き上がっていった。真っ二つに裂けた隙間から、架空の近未来、架空の天使、架空のお菓子、架空の思い出、あらゆるものが入り込んでくる様子をうれしく想像する。川沿いのベンチで目を閉じ、肺に含んだ空気は尖ったガラスのように冷えていた。その夜から私はスタンダードを追い求めるのをやめた。ちっとも共存できそうにないふたつの要素がぶつかり合う混乱に乗じて、ついでに自分の中に明るい亀裂を作りたいとき、私は今でもエンジェルに頼る。持っているたったひとつのリソースを接着して何とか塗り固めようとしている、その両腕を引っ張られ、胸に一筋の亀裂が入る。流星の尾のような裂け目に新しいものを詰め込めるだけ詰め込んだら、得体の知れない天使がはっとするほど熱い手で頬を包んでくれる。
2019年12月14日村上春樹の同名小説を原作にした舞台『ねじまき鳥クロニクル』が2020年2月に上演される。事前ワークショップに参加したばかりの成河と渡辺大知に話を聞いた。【チケット情報はこちら】インバル・ピント(演出・美術・振付)とアミール・クリガー(脚本・演出)が来日し、藤田貴大(脚本・演出)も加わって1週間に渡り行われたワークショップ(以下、WS)。成河は「(2015年上演の『100万回生きたねこ』ぶりのタッグとなる)インバルの素晴らしさは相変わらずで。さらにアミールと藤田さんがいて。演出家が3人…思っていた以上の楽しいカオスでした。あとは僕たちがどれだけ彼らの発想を広げていけるかだと思っています」。成河の思う「インバルの素晴らしさ」とは「言葉にすると陳腐ですが、忘れていたものを思い出させてくれる存在なんです。なんで自分はこれに蓋してたんだろう、とかね。表現をする、人と喋る、何かを発見するということに対して、本当に好奇心だけで突き進む方ですし、人の痛みを誰より知っている方でもあります。失敗を一緒に笑ってくれるんですよ。というよりインバル自身が“思いついたわ!”ってやってみて“ダメだった(笑)”って笑うような人。“失敗していいんだ”と思わせてくれます」。渡辺も「WSに参加して、ここには実験を楽しめるメンバーが集まっている、と感じてワクワクしました。インバルさんもアミールさんも藤田さんも、“人と何か作ること”や“人間の可能性”を楽しみにできるし、それを信じている感じがした。そこに乗っかって遊んでいるような時間でした」と笑顔。共演者たちと共にWSに参加し、成河は「大風呂敷を広げるようですが、神キャスト!(笑)」と絶賛。「好奇心と意欲に溢れた仲間たち、先輩方で嬉しかったです」成河と渡辺はふたりで主人公・岡田トオルを演じる。初共演で見た目も雰囲気も全く違うふたりがひとつの役を演じることについて渡辺は「全然違うから面白いんだってことが今回のWSでようやく確かめられました。僕らが違うから、交わったときに面白いんです」と明かす。実はふたりは5か月も前から事前稽古を重ねていたそうで、成河は「重ねた時間に価値を感じています。これだけ時間をかければ、人はこれほど寄りかかることができるようになるんだと実感しましたから」渡辺が「新しい可能性に挑戦している作品になると思います。“もっと面白いもの、ないのかよ”って飢えてる人は、絶対に観に来た方がいい。僕自身も期待が膨らんでいます」と語る本作は、2020年2月11日(火・祝)から3月1日(日)まで東京芸術劇場 プレイハウスにて上演。取材・文:中川實穂
2019年12月02日今、注目の女の子を紹介する『anan』で連載中の「イットガール」。今回は女優の菊地玲那さんです。「二階堂ふみさんの声や表情に憧れています」と話す菊地さんの素顔に迫りました。ポーカーフェイスな役柄とは裏腹に現役高校生らしい無邪気な一面も!「宝塚については永遠に語れます!」と、瞳をキラキラさせて話す菊地さん。ポーカーフェイスな陰のある役を多く演じているため、ギャップがまた魅力的。「本来はそんなに暗い性格ではないんですけど…なんでだろう。一見おとなしそうに思われがちなのかな、と自己分析しています。今後は、学園モノにも出てみたいな。自転車とか漕ぎたいです(笑)」。現在は高校3年生。「タピオカを飲むみたいな女子高生らしいことは全然しなくて。みんなで焼き肉を食べながら、将来のことを語り合うのが楽しい!」仲良く寄り添っている奇跡のショット。迷い猫だったソルテと、私の弟みたいな存在のルビー。二人とも甘えん坊。漫画『ガラスの仮面』が面白すぎる~!母の薦めでハマりました。飽き性な私なのに、これは読むのが止まりません。小学生のときから宝塚LOVE!雪組が特に好き。歌を聴いたり、DVDを観たり。家族で劇場も行きます!きくち・れいな2001年生まれ。事務所に入ってすぐ短編映画『田園のアリス』に主演。配信中のWEBムービー、東京電力ホールディングス「TEPCO速報~変わらないこと~篇」が話題に。※『anan』2019年10月16日号より。写真・土佐麻理子文・松下侑衣花(by anan編集部)
2019年10月14日東京の日比谷野外大音楽堂で、蓮沼執太フィルの公演「日比谷、時が奏でる」が8月25日に開催される。蓮沼執太フィルは、蓮沼執太がコンダクトする総勢16名が奏でる現代版フィルハーモニック・ポップ・オーケストラ。大谷能生や環ROYらが参加している。夏の終わりに行われる本公演は、2部構成となっており、第1部は昨夏『フルフォニー』を奏でた総勢26人編成による「蓮沼執太フルフィル」が再集結。新曲「windandwindows |ウインドアンドウインドウズ」や、野音をイメージした蓮沼執太フィルの新曲を初演予定。スペシャルゲストと蓮沼フィルの共演も行われ、環ROY×鎮座DOPENESSによるKAKATO、菊地成孔&大谷能生によるヒップホップ・クルー・JAZZ DOMMUNISTERS、中村佳穂や原田郁子とのコラボレーションに加え、砂原良徳による蓮沼フィルリミックスのパフォーマンスも。そして、第二部では、蓮沼執太フィルのファーストアルバム『時が奏でる』全曲生演奏。野音に蓮沼フィルの音楽が響きわたるイベントで2019年の夏の夜を楽しんで。【イベント情報】蓮沼執太フィル公演「日比谷、時が奏でる」会期:8月25日会場:日比谷野外大音楽堂時間:開場 16:30、開演 17:30、終演 20:00(予定)
2019年08月22日タレントの菊地亜美が16日、都内で行われた炭酸水ブランド「ソーダストリーム」新製品発表会に、お笑いコンビ・アンジャッシュの渡部建とともに登場。映画『キル・ビル』風のコスプレ衣装を披露した。発表会では「ソーダストリーム」ブランドアンバサダーの渡部と、ユーザー代表の菊地が浴衣姿で登場。実際にステージ上で炭酸水を作り、菊地はなかなかうまくいかず、スタッフが助けに入るハプニングが。菊地が「この場面は使わないで!」と報道陣にお願いすると、渡部は「使ってっていう振りでしょ」といじって笑いを誘った。また、炭酸水に合う料理を振る舞うためのまぐろ解体ショーが行われ、2人は興味津々に鑑賞。さらに、「プラスチックゴミからの開放」を掲げるソーダストリームの世界観が感じられるプレゼンショーも開催され、映画『キル・ビル』風の場面で、菊地が浴衣を脱いでボディラインくっきりの主人公のコスプレ姿を披露した。RIZAPのボディメイクに挑戦し、10.5キロの減量に成功した菊地は「前だったらふわっとした衣装じゃないとNGだったので。あと、意外と似合っていません?」と、ダイエットしたからこそ着られるようになった衣装にうれしそうな表情。渡部から「体のラインが出てている。ヒップライン相当出てますよ!」と言われ、「やだやだ」と照れていた。また、「リバウンドはない」ときっぱり。「今も(トレーニングを)続けていますし、わざとCMに出るために太ったんじゃないかってすごい言われて、見返そうと思ってリバウンドはしていないです」と語った。
2019年05月16日タレントの菊地亜美(28)が5月8日、自身のInstagramを更新。同日に夫とKis-My-Ft2のコンサートを鑑賞したことを報告した。菊地は「夫と二人でキスマイのLIVEでしたーー笑。夫初めての男性アイドルグループのコンサートで緊張!笑」と、夫婦のツーショットをアップし、公演を楽しんだことを報告した。そして、メンバーの千賀健永(28)について高校の同級生だと言及。「#ずっと仲良いほんとに数少ない人#私達の結婚も祝福してくれて#結婚式で嗚咽が出るくらい泣いてた人#多分私が結婚する時親目線で家で嬉しくて泣いてたんだろうな爆笑」と昨年10月に行われた菊地の結婚式で千賀が号泣していたエピソードを暴露した。最後は「#キスマイのコンサートでは#私は泣かなかったけど……笑#せんちゃんのソロのあのパフォーマンスは感動した」と笑いを交えて感想をつづった。ファンからは「同級生だったんだ!」「結婚式で嗚咽……千賀くんらしいですね」「千ちゃんと同級生なんてうらやましすぎる!」「ステキな話でとてもほっこり」と反響が寄せられている。
2019年05月09日タレントの菊地亜美が11日、都内で行われた「香る絶頂シャンプー『ハーバルエッセンス ビオリニュー』」発売記念イベントに出席し、芸能人ならではの悩みを明かした。昨年2月に一般男性と結婚し、新婚生活を満喫中の菊地。この日もノロケ全開だったが、商品名にちなんだ「絶頂エピソード」を求められると、結婚1周年の失敗談を語りはじめた。その日、1周年を祝うため、夫が手配した店で食事をすることに。ところが、何かの手違いで個室ではない席が予約されていて、菊地は周囲の目を気にして落ち着かなかったという。すると、夫が「仕事の電話」を理由に離席。カバンまで持って行ったため怪しんでいると、大きな花束を持って現れたという。「結果的に私に渡す花束を持って来てくれました。小さい花束だと思ってたらしいんですけど、すごいデカイのになっていて」「個室じゃないから、めっちゃ恥ずかしかったんですよ。私はイライラしていて、なんで結婚記念日にご飯食べるのに、バッグ持って電話なんか怪しくない? って思ってて」当然夫の気持ちはうれしかったが、「私と気づかれているのに『わー!』とかやって、プライベートもうるさいと思われたら嫌だから」とうまくリアクションがとれず、「ありがとう」とサッパリとした感想になってしまったらしい。「すっごいうれしかったんですよ」と当時を思い返す菊地。後悔を口にしつつも、「気持ち的には絶頂で、家で絶叫しました! うれしかったです」と夫への感謝の気持ちを伝えていた。
2019年04月16日タレントの菊地亜美が11日、都内で行われた「香る絶頂シャンプー『ハーバルエッセンス ビオリニュー』」発売記念イベントに出席し、美脚と抜群のスタイルを披露した。RIZAPの新CMに出演し、10.5キロの減量に成功したことでも話題の菊地。ボトルカラーに合わせたパープルのベアトップミニ姿で、美しいデコルテと美脚を惜しげもなく見せ、「この衣装を着る時、アイドルグループの時の衣装みたいな感じでめちゃくちゃ恥ずかしかった」と吐露。そんな菊地に対して、モデル・藤井サチと共に出席し、アリアナ・グランデに扮したガリットチュウ・福島善成は「めちゃくちゃかわいい」と褒めた。昨年一般男性と結婚し、今年2月で1周年を迎えた。イベント終了後、記者から「子どもの予定は?」と聞かれると、「欲しいですけど2人の時間が結構楽しい。最近痩せてたんですけど、(出産は)体重の増減がつきものじゃないですか?」とスタイルキープに余念がない様子で、「今すぐはないですかね。いつか欲しいです」と笑顔を見せた。すると、結婚12年目で小学校6年生と4年生の子を持つ福島が、「うちの嫁49キロで、体重47キロで生みましたよ。つわりですごく痩せて」と実体験を報告。菊地は「すごい!」と驚き、「そんなパターンもあるんですね。じゃあ、ちょっとプラン変更かな。結構、薄い浅いところで考えているので」と早速撤回していた。
2019年04月11日3月13日、タレントの菊地亜美(28)が、都内で行われたRIZAPの新CM発表会に出席。4か月で10キロ減に成功したとして、Yahoo!のトレンドランキングにランクインするなど反響を呼んでいる。各メディアの報道によると菊地は、約4か月で体重10.5キロ、体脂肪6.6%、ウエスト20cmを落としたという。昨年結婚した菊地は、夫と両親に「きれいなウエディングドレス姿を見てもらいたい」「美しい妻として幸せな結婚生活を送りたい」とのRIZAPのボディメイクへの挑戦を決意したという。新CM「進化」篇(15秒)では、菊地がぽっちゃりしたお腹を見せている様子から始まり、体型と共に変化していく過程を紹介。ラストでは見事に引き締まったボディを披露している。RIZAPの公式YouTubeチャンネルで見ることができる。ネットでは「痩せてもっと可愛くなった!」「菊地亜美ちゃん痩せてほんとに綺麗なってた凄い」「菊地亜美ちゃんすごいなbeforeあんなに太ってたんやってことにも驚いたけど」と菊地を絶賛するコメントが相次ぎ、反響を呼んでいる。
2019年03月13日タレントの菊地亜美が13日、都内で行われたRIZAPの新CM記者発表会に水着姿で登場し、10.5キロ減で美ボディに変身した姿を披露した。元々太りやすい体質で、これまで何度もダイエットに挑戦するも、そのたびにリバウンドをしてしまい、ついには「ぽっちゃりキャラ」と言われるようになっていた菊地。だが、昨年2月に結婚し、ウエディングドレスをきれいに着たいという思いでRIZAPのボディメイクに挑戦し、4カ月で体重-10.5キロ、体脂肪率-6.6%、ウエスト-20.0cmに成功した。菊地は「最初の1週間くらいからトントントンって体重が落ちてきて、うれしくて、全然苦じゃなかったです。楽しんでやりました。3食きっちり食べることが大事って教わって、食べるものを変えるだけで満腹感があったので、全然イライラしなかったです」と振り返り、「本当にやってよかったです。旦那さんにも『やってよかったね』って言われました」と喜んだ。そして、水着姿になって見事な美ボディを披露。「アイドル時代に水着の撮影とかあったんですけど、そのときもお腹とか隠していて、こんなにガッツリおなかが出ている水着はなかったです。水着が着られるようになってうれしいです」と笑顔をはじけさせ、「好きな洋服が着られるようになったのがうれしいです」と語った。
2019年03月13日WOWOWで放送されるドキュメンタリー番組「ノンフィクションWWHY MEXICO?~アカデミー賞に輝く越境者たち~」に、菊地凛子と斎藤工が出演することが明らかになった。WOWOWでは世界最高峰の映画の祭典「第91回アカデミー賞授賞式」を今年も独占生中継。この5年間、アカデミー賞では『ゼロ・グラビティ』のアルフォンソ・キュアロン監督、『バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)』『レヴェナント:蘇えりし者』のアレハンドロ・G・イニャリトゥ監督、『シェイプ・オブ・ウォーター』のギレルモ・デル・トロ監督と、3人のメキシコ人監督が4度も栄冠に輝いている。また、今回アカデミー賞でもキュアロン監督は、『ROMA/ローマ』で作品賞・監督賞など10部門にノミネートされており大注目を集めている。もうすぐ行われる授賞式に先駆け、そんなアカデミー賞を席巻するメキシコの映画人たちを追ったドキュメンタリー番組を放送。イニャリトゥ監督の『バベル』やデル・トロ監督の『パシフィック・リム』に出演した菊地さんがナレーションを務め、移民として国境を越え、アカデミー賞の栄誉に輝いた“スリーアミーゴス”たちの躍進の原点に迫る。また、アカデミー賞で撮影賞を3度受賞しているエマニュエル・ルベツキがまだ学生時代に撮った映画を日本初公開するほか、「W座からの招待状」の信濃八太郎のイラストで若き日の監督たちをアニメーションで紹介。その声を斎藤さんが担当する。ナレーションを担当する菊地さんは「一緒に仕事をさせていただいてきた監督たちが、この時代に生きて苦労してもがいてアメリカに進出していった事を改めて感じることができました」と番組の感想を語り、「この3人の監督は、15年くらい前からお会いする機会が多く、アレハンドロ監督の作品に出演させていただき、その後ギレルモ監督に出会って彼の作品にも出演させていただきました。その時にアルフォンソ監督に再会しました。今度は、彼と作品を一緒にやれたらいいなというのが夢です」とふり返っている。一方、斎藤さんは「メキシコとアメリカの情勢もガソリンにして、何か反動のようなエネルギーが宿っていることがわかりました。日本やアジアが今後どうやって映画を作っていこうかという指針になるのが、この3人です」と言い、「この番組は、観覧で終わらない、映画人の養分になります」とアピールしている。「ノンフィクションWWHY MEXICO?~アカデミー賞に輝く越境者たち~」は2月17日(日)13時30分~WOWOWプライムにて放送。(cinemacafe.net)
2019年02月15日福岡出身の役者陣が地元の言葉で演じる舞台『帰郷』が開幕した。【チケット情報はこちら】本作は、入江雅人が企画・作・演出を手掛け、福岡出身の池田成志、田口浩正、坂田聡、尾方宣久、岡本麗、入江が出演するゾンビと青春の終わりの物語。入江が「福岡の人だけで舞台をやったら面白い」と約20年もの間温めてきた企画で、出演者に加え、ビジュアルやグッズのイラストは大人計画・松尾スズキ、応援コメントは劇団☆新感線・いのうえひでのりと、福岡出身の演劇人が集結して実現した。開幕に際し入江は「これまで10本近く作ってきたゾンビモノの作品の集大成でもあり、一人芝居(ベースとなった自身の一人芝居『帰郷』)でやってきたこともちりばめていて、僕が作ってきた芝居の集大成でもあると思います」とコメント。高校生男子5人組の無邪気で笑える青春のワンシーンから始まり、まさかのゾンビパニック勃発、さらに思わぬ方向へと進んでいく物語は、脚本そのものの面白さに、豪華キャスト陣による豊かな芝居、福岡弁特有のテンポやイントネーションがかけ合わさり、この作品でしか味わえない独特の魅力を放っていた。本作について出演者の池田は「見てどう感じてくれるのか?益々わからなくなってきました(笑)。我々福岡人がこんなセンシティブに描かれるなんて!少々の照れくささと、引っ張りだすおじさんおばさんの元気をどうぞ優しい目でご覧くださいませ」、田口は「とにかく、みんなとのグルーヴを楽しみ、頑張る所存でございます。気楽に、観てください」、坂田は「これだけ濃い福岡弁をしゃべる機会もあまりないと思うので、楽しんで、丁寧にやろうと思います。今年1発目、一生懸命やりますんでよろしくお願いします」、尾方は「他では観ることのできない、唯一無二の芝居になったと思います。全力で挑みます」、岡本は「とにかく、おもしろいと思います。脚本も役者もおもしろいので、十分に楽しんで頂けると思います。楽しんで、観て頂きたいです」とそれぞれコメントを寄せている。入江が「福岡の人にももちろん観てもらいたいし、東京にいる、福岡や他の地方から出てきている人にも観てもらえたら。ちょっと悲しい話ではありますが、絶対に、故郷やかつての友人のことを思い出したりできる、温かい想いが胸に燈るような芝居です」と言うように、幅広い人の心に響く作品。ここでしか味わえないものを体感しに、ぜひ劇場に足を運んで!『帰郷』は2月3日(日)まで東京・俳優座劇場にて、2月8日(金)から10日(日)まで福岡・イムズホールにて上演。取材・文:中川實穗
2019年01月29日菊地亜美(28)が10月14日、大阪市内で一般男性との披露宴をひらいた。各スポーツ紙によると菊地はスピーチで「両親のように腕を組んで、一緒にテレビを見る夫婦になりたい」と将来を誓ったという。「菊地さんご夫婦は今年2月1日に入籍しましたが、旦那さんは仕事の関係で大阪在住。お2人は忙しいながらも、それぞれの住む東京と大阪を行き来しています」(芸能関係者)結婚後もテレビのバラエティで大活躍の菊地。だがFRIDAY18年2月23日号では「大阪から東京に通うことも考えています」と発言するなど、ゆくゆくの“移住計画”も立てているようだ。「菊地さんはバラエティでのトークに定評があり、大阪の人たちとも波長が合う。子育てが落ち着いたら仕事にも精を出したいそうですが、そうなると育児を誰かに任せなくてはなりません。夫の生活基盤でいたほうが、何かと便利ということも考えているのでしょう」(前出・芸能関係者)ただ菊地は北海道出身で16歳から東京に住んでいる。慣れない地・大阪で育児をしながら、タレント活動を両立させるのは容易ではなさそうだ。しかし、そんな彼女に強力な“後ろ盾”が……。「関西には上沼恵美子さん(63)という育児とタレント活動を両立させた先駆者がいます。上沼さんは菊地さんがお気に入りのようで、菊地さんの仕事ぶりにも太鼓判。彼女の後ろ盾があれば、関西バラエティでの活躍は約束されたようなものでしょう」(前出・芸能関係者)菊地の大阪ライフに期待したい!
2018年10月15日新垣結衣と松田龍平がW主演する10月放送のドラマ「獣になれない私たち」。この度、田中圭、黒木華、菊地凛子ら本作を盛り上げる豪華なキャストが決定した。大ヒットドラマ「逃げるは恥だが役に立つ」の脚本家・ 野木亜紀子が手掛ける本作は、そう簡単にホンネは言えず、感情におぼれることも出来ない。そんな理性的なイマドキの男と女たちのラブストーリー。新垣さんが、仕事に恋に悩む深海晶役を等身大で演じ、“世渡り上手な毒舌男”根元恒星役を松田さんが好演。人生うまくいってるようでままならない2人が、仕事終わりのクラフトビールバーで偶然出会ったことで物語が展開していく…。■田中圭&黒木華&菊地凛子、豪華キャストがどう動く!?そして今回、新たに本作に出演するキャストたちが決定。新垣さん演じる晶の恋人であり、大手デベロッパー勤務の優しい保身的な男、花井京谷役を「おっさんずラブ」が大好評だった田中圭。晶のストレスの原因となる“謎の女”長門朱里役を、『散り椿』『日日是好日』『ビブリア古書堂の事件手帖』など出演作が続々と公開を控える黒木華。さらに、松田さん演じる恒星と最近まで付き合っていたブランドデザイナーであり、野性味ある情熱的な女・橘呉羽役を、『パシフィック・リム』シリーズなど海外作品でも活躍する菊地凛子が演じる。■キャストコメント到着田中圭以前からご一緒したかった主演のお二人、他の方々との共演が楽しみで心踊っています。野木さんのオリジナルシナリオも楽しみですし、初めてご一緒する監督スタッフ、皆で現場を作れたらいいなと、とにかくワクワクしています。素敵な現場になって、それがテレビの前の皆様にも伝わればいいなぁと思います。花井という男を楽しみながら生きていきたいと思います。水曜22時、皆さまに毎週会えることを楽しみにしています!!みんなでワクワクしましょう!!黒木華素晴らしく面白い方々とご一緒出来ること、大変嬉しく思います。久々のドラマで緊張もありますが、野木さんの脚本を自分自身でも楽しみつつ出来ればと思います。菊地凛子8年振りの野木さんの作品、そして11年振りの新垣さんと松田さんとの共演、そして初めての水田監督、楽しみしかありません。素敵な時間を過ごし、素敵な時間を皆様にお届けできたらなと思います。■脇を固める俳優陣そのほかにも、晶が勤務する会社のメンバーに山内圭哉、犬飼貴丈、伊藤沙莉、近藤公園。京谷の母役に田中美佐子。そして松尾貴史、一ノ瀬ワタルら、バラエティー豊かな俳優陣が脇を固める。「獣になれない私たち」は10月10日より毎週水曜日22時~日本テレビ系にて放送(初回10分拡大)。(cinemacafe.net)
2018年09月13日日本ジャズ界の大御所・菊地成孔の作品に数多く参加してきた実力派シンガーソングライター・市川愛が、今年4月に、彼のプロデュースで初のメジャーアルバムを発表した。8つの収録曲には、アーバンとカントリー、大人と子供、恋ともうひとつの恋、愛と演技といった相反する要素が美しく同居。菊地もライナーの中で「ポップスの救世主たり得る」と絶賛するみごとな仕上がりだ。【チケット情報はこちら】「30代に入った頃から、ジャズではなく、私自身の歌を歌いたいと思うようになって。今回の収録曲でもある『あこがれ』『青い涙』『水で薄めた恋』のデモを菊地さんに送ったところ「是非プロデュースさせてください」と言っていただきデビューに繋がりました。私のジャンル?そうですね、正直よくわかりませんが、アーバン・ポップス?ちょっとジャジーみたいな(笑)。自分が女子から女性に変化していると感じる今だからこそ、同世代や少し年上の女性に向けて歌いたい、そんな願いを込めたアルバムです」タイトルの『My Love,with My Short Hair』は、菊地が作詞作曲した収録曲にちなんだものだという。「それまでの私は腰まであるロング・ヘアがトレードマークだったのですが、今回のアルバム制作では、菊地さんからまずは髪をショートにしてくださいと言われて(笑)。今までやってきたキャリアを一新する、それが髪を切る演出にも、歌自体にも、いい形で作用したと思います」ほかにも、全編英語歌詞の『Play for keeps』、ギリシャ留学中に歌詞を書いたという『青い涙』、市川が得意のヴァイオリンの腕も披露している『水で薄めた恋』など、聴きどころが満載の当盤。だが、今回1番の聴きどころは、彼女が長年敬愛する浜田真理子から贈られた『あこがれ』だろう。「私は小さな頃から歌手になることを心に決めていたのですが、大学生の時デビュー前に大きな壁にぶち当たって。ちょうどその頃、TBSの『情熱大陸』で、島根でOLをしながら歌手活動をする彼女が特集されていて、“音楽は自分の最も大切なものだから、自分のペースで育てたい”と語っていた。その言葉と歌に心から感動した私は翌週、彼女のライヴを聴きに松江へ飛んで行ったんです。以来、ずっと浜田真理子教の信者で、初めてお会いしたのが約3年前。そんな“あこがれ”の方にいただいたこの曲は、終世宝物のように歌い続けていくつもりです」7月20日(金)には、duo MUSIC EXCHANGE渋谷で当盤の発売記念ライヴを開催。アルバムの制作に大きく関わった“あの人”もスペシャルゲストで出演予定なので、これは聴き逃せない!!取材・文:渡辺謙太郎(音楽ジャーナリスト)
2018年07月17日成河のひとり芝居『フリー・コミティッド』が開幕し、7月22日(日)まで上演中。開幕に先駆け公開ゲネプロと囲み取材が行われた。【チケット情報はこちら】本作は、オフブロードウェイで1999年に初演されたベッキー・モードによるコメディ作品。超人気レストランで予約電話受付係をする俳優サムが、お客から父親まで次々とかかってくる電話の対応に追われるストーリーで、今作では千葉哲也が演出を手掛け、成河ひとりで全38役を演じる。ゲネプロ前の囲み取材で成河は「運動量と肺活量を駆使してやっていきたい」と体力的にも大変な芝居であることを明かしつつも、「でもね、僕は見どころは皆さんそれぞれであってほしいです。どんな観方をしてもいいと思う。“くだらないコメディだった”でもいいし、プライベートな記憶につながる人がいたらそれはそれで素敵ですし、38役というものに圧倒されるのもいいですし。いろんな角度から楽しんでいただけたら」と語る。「ひとり芝居ですけど、どこかからはひとり芝居であることを忘れて観てもらえたら1番嬉しい」と成河。「この変な作品と何度も取っ組み合って、ひっくり返してきて。またひっくり返すかもしれないけど、とても楽しくやらせていただいてます。ものすごく鍛えられますね」。初めて鍛えられた部分は「肺活量だったり、役の切り替えだったり。自分で喋りながら、自分の言葉を聞くというのはなかなかしない体験です。だけど自分がノッてくると、ひとり芝居をしている感覚がなくなっていく。自分で自分と会話できるようになってる瞬間がたまにあります」「あくまでも主人公のサムを演じる、38人を使ってサムを表現する」という本作。モノローグ(独白)がなく、会話だけで登場人物のキャラを浮き立たせる脚本を、ひとり芝居でやるのは「無茶ですよ」と笑いながらも「この歳(37歳)で自分ができる無茶を散々詰め込んでいただいたので。無茶苦茶やります!」2台の電話と3台の内線(+携帯電話)にひとりで応対するサムのドタバタ劇。電話の向こうとこちら、テンションが全く違う濃厚なキャラのやりとりを当然成河ひとりで演じる。ゲネプロ中もアドリブがあったが、ひとりの人間が即興でふたりの人間のやりとりを演じるのは驚き。しかし観ている間はその驚きに気付かないほど、芝居そのものの面白さが味わえる作品となっている。この劇場でしか味わえない熱量や勢いをぜひ体験してほしい。約1か月というひとり芝居には長い上演期間を「フラッと観に来てくれる人を増やしたい。そのためには長期間やる以外に選択肢はないと思う。ひとりでもふたりでもそういう人がいたらいいなと。燃えています!」と語る本作は、7月22日(日)まで東京・DDD AOYAMA CROSS THEATERにて。取材・文:中川實穂
2018年06月28日成河がひとり芝居で全38役を演じる『フリー・コミティッド』が6月28日(木)に開幕する。その稽古場にて成河に話を聞いた。【チケット情報はこちら】本作は、マンハッタンの超人気レストランで予約電話受付係をする売れない俳優・サムが、その応対でてんてこ舞いになるという、アメリカで1999年に初演された傑作コメディ。サムと電話の相手計38役を成河が演じ、演出は千葉哲也が手掛ける。どう見ても大変そうな作品だが、実際に稽古に入っての感想を聞いてみると「ふふふ」と笑い、「やってみなきゃわからない苦労がたくさんありました」と明かす。「この作品、モノローグ(独白)がないんです…。国内外を見てもそんなひとり芝居はほとんどないでしょ。つまり、スタンダップコメディ(アメリカの漫談のようなスタイルの芸)なんだと思う」。だからと言って「スタンダップコメディ的にはできない」と成河。「だから本国とはまた違うものになっています。ちゃんと演劇として成立させられたらなって。千葉さんもずっと言ってくださっていることですが、“すごい芸だったね”を忘れてもらえたらいい。落語家さんもそうでしょうけど、観ているうちにそういうのを忘れて、演劇にみえるようにしたい。でもそこまではまだ全然…!」。経験豊富な成河が「声を大にして言いますよ。前例、ないんじゃないですか!?」と断言する本作。「“役を生きる”などいろんな言い方はありますが、(通常は)芝居ってある“型”に押し込まれていくものでしょ。でもこの作品を成立させる“型”はどこにもないんです。やっぱり落語とも全然違いますし」。それを稽古場で「何度もちゃぶ台をひっくり返すことを、千葉さんはずっと一緒にやってくださるので、体当たりし続けています」。結果、今見えているのは「とにかく僕は“38人”ではなく“サム”を演じるだけだということ。他の人たちを使ってサムを表現することができたらいいのかなと思っています」。取材後の通し稽古では、とにかく笑った約2時間。俳優から煙が出そうな芝居ではあるが、成河の言った通り、気付けばその苦労は透過し、サムの行方に夢中になっていた。「都会で生きる僕たち自身の話としてすごくリアリティがある。なんでそんなにしてまで電話に出なきゃいけないの?ということなのですが、それって僕たちの生活そのものですから。ただ、そこを感じていただくためには、僕が苦しんで“見てられない”と思われないと。願わくば、“僕が”じゃなくて“サムが”ですけどね!」「オペラグラスで覗くのではなく、全身で感じ取ってほしい!」(成河)という本作は、6月28日(木)から7月22日(日)まで東京・DDD AOYAMA CROSS THEATERにて上演。取材・文:中川實穂
2018年06月26日タレントの菊地亜美(27)が3月22日に放送のフジテレビ系バラエティ番組『VS嵐』に出演。嵐のメンバーに結婚したことを報告した。 2月1日に一般男性と結婚した菊地。嵐との共演経験が多く、嵐のメンバーから冷たい対応をされており、中でも二宮和也(34)とのやり取りは度々話題になっていた。 結婚後初となる嵐との共演。番組冒頭で嵐のメンバーに結婚を報告した菊地は「嵐の皆さんに報告せずに結婚しちゃったから、ずっと心残りで…」と伝えたが、嵐のメンバーは終始真顔。コメントもすることなく聞き流した。 また夫婦のルールについてニヤニヤしながら話している菊地に対し、二宮は「毎回言ってるけどさ 別にさ、お前の私生活何の興味もないわけよ」と鋭いツッコミを入れ場面もあった。 これに対しファンは、「嵐とからんでる菊地亜美がうらやましすぎてサイコウ~~」「嵐のみんなの菊地亜美対する冷たい態度 面白いからすき爆笑」「菊地亜美の話に興味が無い嵐さんの表情好き」「菊地亜美にだけ当たりの酷い二宮さん ウケる!」などの反応を見せている。
2018年03月23日タレントの菊地亜美が6日、東京・銀座のcommon ginzaで行われた「genie Flower Beauty Salon」オープニングセレモニーに出席した。「genie Flower Beauty Salon」オープニングセレモニーに出席した菊地亜美結婚発表後、初めての芸能イベントに登場した菊地亜美。MCから夫となる相手がどんな男性かを聞かれて「友だちや両親、家族全員に愛情深い人で、情が深いというか、くだらない話もマジメな話も親身になって聞いてくれるので、頑張ってくれる人なんだな~という感じです」と説明し、結婚の決め手として「のろけとかじゃないんですけど、こんなに私のことを大好きって言ってくれる人はいないな~と。彼も『こんなに俺のことを好きな女性とは出会えない』と言ってくれたので、結婚という話になりました」とのろけた。今年1月に夫から購入してもらったという結婚指輪も披露して「結婚願望がなかったので、薬指に指輪をはめるとは思ってもいませんでした。薬指にしてみて結婚したんだなという実感が湧きますね」と幸せオーラ。また、「私はこれ以上太ったら画面に映らなくなるので、今は妊娠できないです(笑)」と妊娠は否定して「授かりものですからね。子どもが大好きなのでいつ出来てもうれしいんですが、結婚式もまだ決まってないし、式は子どもがいない状態でドレスを着たいので、結婚式や新婚旅行が終わったら考えたいです。式は年内中かな」とプランを明かしていた。テレビショッピング研究所は、アメリカ発の1秒に1枚の販売実績を誇るジニエブラのPop-Up Shop「genie Flower Beauty Salon」をオープン。そのオープニングセレモニーに登場した菊地は「素敵ですよね。銀座のど真ん中でお花って見られないじゃないですか。すごい素敵だと思ったし、さっきインスタ用の写真を撮っちゃいました」とすっかり気に入った様子。この日着用していた同社のブラジャーについては「こういうノンワイヤーのブラって、バストがちゃんとなるのか心配でしたが、繊細なレースがふんだんに使われていて素敵だなと思いました。下から穿くタイプで、バストやいろんなところを持ち上げるけど、疲れないんですよ。一日つけていても全然つけている感覚がないので、オススメですね」とアピールしていた。
2018年03月06日日本・キューバ合作の音楽ドキュメンタリー映画『Cu-Bop across the border』。東京・シネマート新宿にて、3月10日(土)・11日(日)に先行上映、3月18日(日)より一般上映される同作の上映後トークゲストが決定した。【チケット情報はこちら】同作監督の高橋慎一とトークを展開するのは、音楽家・文筆家の菊地成孔(3月10日(土))、音楽評論家の柳楽光隆(3月11日(日))、映像制作集団「空族」メンバー・映画監督の相澤虎之助(3月21日(水))、映画監督の阪本順治(3月23日(金))の4組。2015年に渋谷のミニシアター、アップリンクで限定上映として公開がスタートし連日ソールドアウト。その後も追加上映が何度も組まれ、音楽ドキュメンタリーとしては異例の半年間にわたるロングランヒット作となった『Cu-Bop Cuba New York Music Documentary』。困難に直面しながらも、それをものともせずに、自分の音楽を演奏し続けるセサル・ロペス、アクセル・トスカなどキューバのミュージシャンたちを記録し、話題を呼んだ。今回公開される『Cu-Bop across the border』は、『Cu-Bop Cuba New York Music Documentary』公開後、激変するキューバ/米国情勢を踏まえ、入念な再撮影と再編集を施したもの。前売チケットは発売中。
2018年03月05日2月1日、タレントの菊地亜美(27)が一般男性と結婚したことを発表。Yahoo!検索ランキング1位に「菊地亜美」がランクインするなどし、話題となっている中、ファンからは番組で共演する度に、菊地に冷たい態度をとる嵐の二宮和也(34)との次回の共演への期待の声も上がっている。 菊地は自身のInstagramに結婚を発表する直筆のコメントとともに、お相手との2ショットも投稿。コメントには「かねてよりお付き合いをさせていただいておりました一般男性の方と、本日2月1日に入籍致しましたことをご報告させて頂きます!」とし「彼は人間味の溢れる素敵な人です。二人でいる空間がとても居心地良く、この先の人生を考えた時にこの日と結婚したい!と思いました。」と明かした。 ファンから多くの祝福コメントが届いているが、中には以前フジテレビ系「VS嵐」に菊地が出演した際、共演者から「結婚とかしないの?」との質問に答えようとすると、二宮から「誰が興味あるんだよ おまえの結婚なんかに!」とキツイツッコミを入れられたという経験があり、何かと菊地に強く当たる二宮とのやりとりがファンの間で話題となっていた。それに伴いファンからは二宮との次回の共演を期待するコメントも相次いでいる。 「菊地亜美さん結婚か♪ おめでとうございます♪ 元アイドリングメンバー次々と結婚するな♪」「菊地亜美さん結婚にビックリ ドッキリのネタじゃないよね ご結婚おめでとうございます!!」「菊地亜美結婚!! VS嵐に出て、ぜひ二宮さんにご報告を!!」「菊地亜美、結婚 次のVS嵐が楽しみだ」「菊地亜美結婚したの!おめでとう(?) また二宮くんにいじられてる未来が見える羨ましい…(そこ)」「にのみやさーん、菊地亜美さん結婚しましたよ〜」「菊地亜美結婚!おめでとう結婚してもにのちゃんにはいじられ続けてね(笑)」などの反応をみせている。
2018年02月01日タレントの菊地亜美(27)が1日、自身のインスタグラムを更新し、かねてより交際していた一般男性と結婚したことを報告。お相手の顔をハートマークで隠した2ショット写真も公開した。菊地亜美菊地は、直筆メッセージを画像として投稿。「いつも応援していただいているファンの皆様、関係者の皆様へ」と書き出し、「私事で大変恐縮ではございますが、かねてよりお付き合いをさせていただいておりました一般男性の方と、本日2月1日に入籍致しましたことをご報告させて頂きます!」と報告した。そして、「彼は人間味の溢れる素敵な人です。二人でいる空間がとても居心地良く、この先の人生を考えた時にこの人と結婚したい!と思いました。彼の生き方と人柄が大好きです。ちなみにですが、顔も大好きです」とお相手への思いを告白し、「私の事をすごく大切にしてくれる彼をそれ以上に大切にする気持ちで、この先何があっても夫婦で手を取りながら、私達らしい家庭を築いていきたいと思います」と宣言。最後に「これからも私らしく、お茶の間の皆様と明るい時間を共有していけたらと思いますので、今後も温かく見守っていただけたら嬉しいです。引き続き、菊地亜美をよろしくお願いします!」と呼びかけた。
2018年02月01日PARCO&CUBE 20th present『人間風車』が9月28日に開幕。それに先駆け公開ゲネプロと会見が行われ、会見には出演者の成河、ミムラ、加藤諒、矢崎広、松田凌、良知真次が登壇した。舞台『人間風車』チケット情報本作は、後藤ひろひとによって1997年に劇団「遊気舎」に書き下ろされ、2000年にパルコ版初演、2003年に再演された童話ホラー演劇。今回が14年ぶりの新版上演となり、後藤が脚本を改訂、演出を河原雅彦が手掛ける。会見で、主演の成河は「普遍的なテーマを持つ作品ですが、“現代劇”として14年のブランクをどう埋めるか、ということをずっと後藤ひろひとさんも含めて、改訂し、稽古してきました。そのうえで僕たちが思うのは、今の僕たちにとって嘘がないことが、今生きているお客さんにとって嘘がないということで。そうすればこの作品の普遍的な本質の部分に近付いていけるんじゃないかと思います」と今回の上演について語る。舞台は2作目となるミムラは「舞台は同じことを何回もできる楽しさがあります」と笑顔。稽古によって「体脂肪が5パーセント落ちて、5キロ体重が増えました!身体を使っていろいろできるのが非常に楽しいです」と全身で作品に挑んでいる様子。物語のキーとなるサムを演じる加藤は「僕は(成河演じる)平川さんが話す童話を聞くと、その主人公になるという役なんです。なので6役くらいあるのですが、それをどう演じ分けるか、どうやったらできるのか、ということを成河さんにも相談に乗っていただきました」と振り返った。矢崎が「この作品では僕も松田くんも良知くんも“若手”になるんですけど、河原さんの演出も先輩方の芝居も本当に勉強になって。若手にとってはこんな幸せな現場はない」と話すと、松田や良知も同じように感じていた様子。松田は「僕にとって刺激的な現場でした」、良知も「成河さんにずっと支えてもらいました。舞台上でお返しできるようにがんばります」と語った。売れない童話作家(成河)が公園で子供たちに聞かせる童話が軸となる本作。大きな回り舞台や童話の衣装など華やかな見所がありつつも、それ以上に印象的だったのは“想像の世界”。作家の語り口調、それに対する子供たちやサムの反応により、童話の描く世界が目に見えている以上の鮮やかさで飛び込んでくるのだ。その一方で、現実世界でみせる登場人物たちのリアルな感情や表情も強く心に残るもので、だからこそ、そのふたつの世界がみせる結末は強烈だ。成河が「演劇的な仕掛けが豊かで、劇場でこそ味わってほしい演劇の醍醐味が詰まってる作品です」と語る本作は、10月9日(月・祝)まで東京芸術劇場プレイハウスで上演後、高知、福岡、大阪、新潟、長野、仙台を巡演。撮影・取材・文:中川實穗
2017年09月29日「落馬事故から、あっという間の1年でした。おかげさまで復帰させていただくことになり、本当に嬉しいです」 夫・三浦皇成騎手(27)の復帰を本誌に明かしてくれたのは、ほしのあき(40)。 昨年8月、三浦は札幌競馬場で落馬。左肋骨9本と骨盤5カ所を骨折するという重症を負った。当初は「全治不明」とも言われていたが、わずか1年間のリハビリを経て“奇跡のスピード回復”を見せた。8月12日の札幌競馬でレース復帰する見込みだ。7月18日の9時ごろ。長女を幼稚園へ送り届けたほしのが、茨城県内の自宅へ帰ってきたところを直撃した。 ――ご主人の復帰、おめでとうございます! 「ありがとうございます。さっそく今日から調教で馬に乗っているんですよ。私はまだ寝ていたんですが、今朝も5時くらいに留守電が入っていて『ちゃんとうまく乗れたよ』って、嬉しい報告がありました」 ――ほしのさんの献身的なサポートのおかげですね! 「いえ、彼の頑張りが全てです。事故直後から一度も諦めず、無我夢中でリハビリを頑張ってきましたから」 だが、三浦は『東京スポーツ』のインタビューで《いろんな人に助けてもらいましたが、何より一番は家族。特に妻には入院中、毎日病院に来てもらって……。お弁当を持って、娘を連れて病室に来てくれるのがいちばん幸福でしたね》と語っている。そして、家族の他にもう1人、“復帰の鍵を握る人物”がいるという。 「私が結婚前からずっとお世話になってきた樫木裕実先生(54)に、主人を託すことにしたんです。樫木先生なら必ず治してくれる。そう信じて、私から先生にお願いしました」 樫木といえば“カーヴィーダンス”で有名だが、実は、けがに苦しむアスリートたちのリハビリに取り組んでいることでも知られている。 三浦が実際にどのようなリハビリを行ったのか、樫木本人に電話取材した。 「今年2月に初めて来たときはまだ杖をついていて、けがをした左足をかばうような動きをしていたんです。でも痛いからってかばうような動きをしていたら、逆にダメージが大きくなってしまう。ですから入院している間も電話で痺れの出ている箇所を聞いて『こう押してみてくれる?』と指示したり、寝ながら膝を立てて動かしてもらったりしてました」 そんな“鬼のリハビリ”に励み、みるみる回復した三浦。 「最初は痛そうにしていたので『股関節を中心に動かしてみて』とアドバイスしました。すると、けがをした左足を動かせるようになってきたのです。今ではむしろ左足のほうが動かしやすくなったそうです。昨日メールで『自分でもびっくりするほど馬と同調できていた』と言ってくれました。周りの人たちも完璧な仕上がりにびっくりしていたそうです」
2017年07月27日昨年ロサンゼルスで行われた単独公演の成功などで、ますます注目を集めているピアニストの桑原あい。リリースされたばかりのアルバム「Somehow,Someday,Somewhere」は、なんとエレクトリックベースにウィル・リー、ドラムスにスティーヴ・ガッドという超一流のメンバーを迎えたスペシャル盤。オリジナル楽曲に加え、バーンスタインやビル・エヴァンスなどもカバーしたラインナップで、素晴らしくグルーヴィーな仕上がりとなっている。4月2日(日)~3日(月)と7日(金)~9日(日)に行われる桑原のライブ『Ai Kuwabara Shinjuku Pit Inn 5days "5 Souls"』では、石若駿(ドラムス)や菊地成孔(サックス)ら、こちらも名だたるプレイヤーが日替わりで登場する。『Ai Kuwabara Shinjuku Pit Inn 5days "5 Souls"』チケット情報「ウィルとスティーヴは、知り合った時から『いつか一緒にやろうね』と言ってくれていたんですけど、まさか私がと思っていたんです。でも“本当に一緒にやりたい人は誰?”と考えた時、やっぱりふたりの名前が浮かんできた」という桑原。ニューヨークでのレコーディングは、リラックスした空気で進んだとか。「目を見なくても、音がピッタリ合ってしまうのが不思議でした。全員が余計な力を抜いて、ただ音楽のことだけを感じた結果、そうなったとでもいうような。だから私のピアノも、これまでで一番ナチュラルな音が出ていると思います」と桑原は語る。「たとえばスティーヴのカウントオフなんて、テンポが譜面とは違うんですよ(笑)。でもなぜかそれが心地よくて、そのまま演ってみたらやっぱり正解だったということも多かったです」と桑原は振り返る。そのエッセンスは各曲に浸透し、寺山修司の言葉をタイトルにした『All life will end someday,only the sea will remain』、桑原がフェンダーローズを弾く『Extremely Loud But Incredibly Far』など、アルバムには匂い立つような楽曲が並ぶ。話は前後するが、以前は「極限まで自分を追い込んで曲を作るタイプだった」という桑原。3年前には長いスランプに陥ったが、日本を代表して出演したモントルー・ジャズフェスティバルで出会ったのが、あのクインシー・ジョーンズだ。「『いま出せる、あなたの音楽をやりなさい』と言ってくれて、思わず即興を演ってしまいました」と桑原は笑う。クインシーは演奏を終えた桑原にハグをして、何を悩んでいるのか聞いてくれた。憑き物が落ちたようにふっきれた桑原が、帰りの飛行機の中で一気に書き上げたのが、名曲『The Back(背中)』だ。「帰って行くクインシーの広い背中を見ていたら、大切なものが見えなくなっていた自分が恥ずかしくなりました。私はもっと音楽に、貪欲になっていいんだなって」と桑原はかみしめるように語る。次のフェーズに踏み出した彼女の、新たな魅力が詰まった『5 Souls』。彼女の“今”を、ピットインという密な空間でたっぷりと味わいたい。取材・文佐藤さくら
2017年03月16日