「早く!」「だめ!」――親が子どもについ言ってしまう言葉です。でも、いくらそう声をかけても、子どもは親の思い通りに早く行動してくれませんし、だめなことだと理解してくれたのかもわかりません。いったい、どうすれば子どもに「早く!」「だめ!」と言わずにすむのでしょうか。幼稚園の園長を務めた経験もある、東京家政大学子ども学部教授の岩立京子先生にアドバイスをもらいました。構成/岩川悟取材・文/清家茂樹写真/山本未紗子(インタビューカット)大人と子どもはそれぞれ違う世界に住んでいる「早く!」「だめ!」という言葉を一度も言わないまま子育てをすることは不可能でしょう。なぜなら、大人には大人のリズムがあり、子どもには子どものリズムがあるからです。大人は、社会を中心にして生きていて、子どもは自分の好きなことを中心に生きています。そもそも住んでいる世界が違うために、どうしても両者のリズムがずれてくる。そうして、子どものリズムが自分に合わないと感じると、親はつい「早く!」「だめ!」と言ってしまうのです。もちろん、イライラして子どもをたたくなんてことはご法度です。かつては、そういう子育てがすすめられていたときもありました。子どもがなにかしてはいけないことをした場合、0歳台の子どもなら足の裏を、1歳台の子どもならお尻をぽんとたたくという教育メソッドが存在したのです。でも、たとえ0歳台の子どもでも、親の表情などから言わんとしていることが理解できることがわかってきたため、いまはきちんとコミュニケーションを取ることが重要だと考えられています。そのコミュニケーションとは、ただ「早く!」「だめ!」と言うだけのことではありません。大切なのは、なぜ早くしてほしいのか、なぜだめなのか、その理由を必ず伝えること。なぜなら、子ども自身が納得して「じゃあ、そうしよう」と思えなければ、しつけは成功しないからです(インタビュー第1回参照)。「ニンジン作戦」で子どもを楽しい方向にいざなうしかし、子どもに早くしてほしい理由をどんなにきちんと伝えたところで、時間感覚や価値観が違う世界に住んでいる子どもは、なかなかそうできません。子どもの住む世界は大人とは違うということをしっかり認識したうえで、子どもが早くできるような、だめなことをだめだと理解できるような工夫やお膳立てを、親の側がする必要があります。そのコツは、早くしてほしい理由やだめな理由を子どもに伝える際に、「楽しい方向」に導いてあげるということ。「誰かに怒られるよ」といった内容ではなく、たとえば幼稚園に遅れそうになっている場合なら、「幼稚園に早く行けたらお友だちとたくさん遊べるよ」というふうに、子どもが「じゃあ、早くしよう」と思えるような声かけをするのです。基本的に、ただ「早く!」「だめ!」と言ってもコントロールしにくいのが子どもなのです。でも、「早くしたら楽しいことがある」とか「これをやめたら次にいいことがある」などと思えたら、子どもはきちんと気持ちを切り替えることができます。これは、いわゆるニンジン作戦です。心理学における「強化」の理論をベースに、「子どもに対してニンジンを使うと、その後はずっとニンジンを増やし続けていかなければならない」という考え方も前にはありましたが、いまはそうは考えられていませんし、わたし自身もうまくニンジンを使うことには賛成です。その理由は、子どもの世界を広げるきっかけになるからです。ニンジンをうまく使って子どもを楽しい世界にいざなってあげる。そうすることが、結果的に子どもにとってはプラスに働くはずです。わかりやすいニンジンの例として、甘いジュースやお菓子があります。それらを完全に禁止している家庭もあるでしょう。でも、お菓子を食べたい子どもと食べさせたくない親のあいだでバトルが繰り広げられたら、それこそ親子関係自体が悪くなってしまう。そう考えると、適度にニンジンを使うことはなにも悪いことではないと思うのです。お膳立てで、子どもに「早くしよう!」と思わせる忙しい朝に早く子どもに起きてほしいのなら、朝食だって立派なニンジンになりますよ。ただ「早く起きて!」という言葉をいくらかけても、子どもは大人とは違う世界に住んでいますから、なかなか起きてくれない。そんなことに悩んでいる人も多いでしょう。でも、まだ寝ていたい子どもに対して、「早く!」と言うばかりか、まして「まったくもう!」なんて怒ったところで、子どもが素直に起きてくれるでしょうか?人間には、心理学における反発理論という行動原理が働きます。怒られると、ますます反発しようとするのです。大人だって同じですよね?自分に対して攻撃的な人に対しては反発したくなるでしょう。そこで、子どもの好物をニンジンに使ってみましょう。トーストのにおいを漂わせたり、「今日はあなたが大好きな卵焼きだよ」「焼きたてを食べたほうがおいしいよ」と言ったりして、子どもが「早く起きよう!」と思えるような方向にいざなってあげるのです。そのようにお膳立てをして、「早く!」「だめ!」と言わないですむように考えてみてください。『遊びの中で試行錯誤する子どもと保育者 子どもの「考える力」を育む保育実践』岩立京子 監修/明石書店(2019)■ 東京家政大学子ども学部教授・岩立京子先生 インタビュー記事一覧第1回:イヤイヤ期には“気そらし方略”がうまくいく。3歳の子育てを楽にする、2歳までの「しつけ」のコツ第2回:もう「早く!」なんて言わなくていい。“ニンジン作戦”で子どもを楽しい世界にいざなってあげて第3回:子どもの失敗の機会を奪う「悪い先回り」を今すぐやめて、「いい先回り」をするための工夫とは?(※近日公開)第4回:「しつけもしっかりしたいけど、自主性も育てたい」親のこの考えが“完全に間違っている”理由(※近日公開)【プロフィール】岩立京子(いわたて・きょうこ)1954年生まれ、東京都出身。東京家政大学子ども学部教授。東京学芸大学名誉教授。東京学芸大学教育学部卒業後、同大学大学院教育学研究科修士課程を経て、筑波大学大学院心理学研究科博士課程単位取得退学。筑波大学心理学系技官を経て、1986に東京学芸大学講師となり、1991年に筑波大学で博士(心理学)を取得。その後、東京学芸大学で34年間にわたり保育・幼児教育の専門家養成に関わった後、現職に就く。2014年から2017年まで、東京学芸大学附属幼稚園長を兼任。主な著書に『幼児理解の理論と方法』(光生館)、『保育内容 人間関係』(光生館)、『たのしく学べる乳幼児の心理』(福村出版)、『乳幼児心理学』(北大路書房)、『新幼稚園教育要領の展開』(明治図書出版)、『子どものしつけがわかる本 がまんできる子、やる気のある子を育てる!』(主婦の友社)がある。【ライタープロフィール】清家茂樹(せいけ・しげき)1975年生まれ、愛媛県出身。出版社勤務を経て2012年に独立し、編集プロダクション・株式会社ESSを設立。ジャンルを問わずさまざまな雑誌・書籍の編集に携わる。
2020年05月29日いつの時代も男性に大人気なのは、やっぱり「癒し系」な女性です。「一緒にいて癒されるな〜」と感じさせることができれば、彼は常にあなたと一緒にいたくなることでしょう。今回は「急に声が聞きたくなった」と彼に言わせちゃう、癒しの会話術を紹介します。彼を誉めてあげる男性は褒められるのが大好き。特に好きな女性に褒められるととても気分が良くなります。仕事で疲れている時、女性に褒められると疲れやストレスがどこかにいっちゃうくらい癒されるはずです。「仕事を一生懸命頑張る姿がカッコいい」「男らしくて頼りがいがあるね」「頭の回転が速いね、尊敬する」など、適度に彼を誉めてあげましょう。褒められた男性は気分が良くなり、自尊心が満たされ、もっと話していたいと思うようになります。彼の話をしっかり聞いてあげる男性に癒しを与えるのは話上手だけではありません。聞き上手になることでも、彼に癒しを与えることができるのです。相手のことをしっかりと見て、「うんうん」「そうなんだ」と優しい相づちを打つことで、彼の話を真剣に聞いているということが伝わります。また、笑顔で話しを聞くことで、可愛らしい印象を与えるだけでなく、「自分の話を楽しんでくれているのだな」と彼に好感を持ってもらえるようになるでしょう。聞き上手になって彼の悩みを聞いてあげたり、笑顔で優しい言葉をかけたりすることが、疲れている彼氏を癒すことに繋がります。ゆったりした口調で話す男性のことを癒す癒し系女子は、口調がゆったりしていることが多いです。ゆったりした口調で話す女性は何となく平和なイメージで安心感があり、ストレス社会に生きる男性の心を癒すような雰囲気を醸し出しています。ゆったりした女性の柔らかい口調に、男性は心地よく感じ、癒されてしまうのです。また、男性に「可愛いな」「女性らしいな」と思わせる効果もあります。仕事などで疲れている男性には、ゆっくりとした口調と笑顔で話しかけるようにしましょう。会話の内容をポジティブに男性と話す時の内容は、前向きでポジティブなものにしましょう。ポジティブな会話をすることでお互いが笑顔になれますし、楽しい会話が疲れた男性の心に癒しを与えます。その日あった嬉しかったことや良かったことを、笑顔で彼に話してあげましょう。彼女の幸せそうな姿を見ることで、彼も思わず自分のことのように嬉しくなってしまいます。
2020年05月28日こんにちは。助産院ばぶばぶ・院長のHISAKOです。子どもが人に迷惑をかけたら絶対に謝らせるべきでしょうか。「ごめんなさい」を言わない子どもを許してしまったら、大人になっても謝れない人になってしまうでしょうか? 今日は「子どもにごめんなさいを言わせること」についてお話しします。 無理強いして謝る子どもの気持ち力づくで子どもの頭を押さえつけ、謝らせた経験のあるママは多いと思いますが、「謝りなさい!」と強要されているときの子どもの気持ちを考えてみたことがあるでしょうか。 4歳ぐらいまでは「怖い」「この場から逃げたい」「助けて」など、そこにあるのは恐怖のみかもしれません。 5歳以降になると、「自分は悪くないのになぜ謝らないといけないの?」もしくは 「自分がダメな子だからママはこんなに怒るんだ」という恐怖に加え、反発感情、自己否定の気持ちが渦巻きます。 10歳ぐらいになると「まただ、めんどくさい」と、適当に聞き流す術を覚え、 ママがひとりでカッカしたところで、どの年代の子も反省などほとんどしない状況に陥りがちです。 反撃は思春期になってから彼らが思春期を迎えるころ、反撃する体力と知識を備えた子どもは、昔ママにやられたことと同じ方法で攻撃してくるようになります。「謝れ!」「親は全部正しいの!?」「大人なんか偉そうなだけ!」。 子どもに「謝れ」と言われても頭を下げることは本当に難しく、そのときのママの感情は、恐怖と怒りと自己否定と現実逃避。各年代の子どもたちとまったく同じ気持ちが働きます。 ママが子どものお手本に小さな子どもに「ごめんなさい」の強要はいりません。無理に頭を下げさせることにパワーを使うより、 心の中で反省する、心の中でごめんなさいを言う。それで十分です。 ママが「ごめんなさい」と言ったら周りの空気が明るくなってみんなが笑顔になった。子どもは、そんな変化を敏感に観察して「ごめんなさい」は気持ちのいいことだと学んでいくのです。 子どもはママの行動を見ています。イラっときたらまずは深呼吸をして、子どもに「ごめんなさい」のお手本を示してあげましょう。さらりと笑顔で「ごめんなさい」が言える、そんな大きな器のママを目指したいですね。 監修者・著者:助産師 助産院ばぶばぶ院長 HISAKO総合病院小児科・産婦人科・NICU病棟勤務を経て、地域での助産師活動・出張専門助産院を開業。2006年には来院ケアも可能な「助産院ばぶばぶ」をオープン。2020年に12人目を出産し、ママたちに元気と勇気をおすそ分けすべく母乳育児支援や講演活動、書籍出版など多岐にわたって活動中。
2020年05月17日登場人物ほにゅ:2018年2月生まれ。泣くのが得意。薄毛。飽き性。笑顔で母をノックアウトできる。つぶみ:ほにゅの母。すぐムリっていう。一応一生懸命取り組む。ぺー:ほにゅの父。効率的に動きまくる。優しい。声がでかい。子どもの言い間違いあるある…?編集後記子どもの言い間違いってとてもかわいらしいですよね。「トウモロコシ」を「とうもころし」、「おくすり」を「おしゅくり」、「おとこのこ」を「おとのここ」なんていう言い間違いも子どものかわいらしい一面です。ほにゅくんは「消防車」を「ぼーそーしゃ」と言っているのですね。なんとも強そうな消防車です。さらに、救急車と消防車のサイレンの区別もまだ難しいといったシーンもほにゅくんの年齢ならではのかわいらしさではないでしょうか。言い間違いは子どものころの思い出としても、ぜひ記録しておきたい成長のひとつですね。(ままのて編集部)ままのて公式SNSアカウントままのてのTwitter・Instagramをフォローすると、最新マンガの更新情報をご確認いただけます。ぜひフォローしてください!つぶみさんが描くほにゅくん漫画が動画になりました!ままのてで大人気の育児漫画が動画でも楽しめるようになりました。今後もつぶみさんの漫画動画を随時更新していく予定です。その他の育児漫画や育児に関するお役立ち情報、生活の知恵がたくさん配信されていますよ。どの動画にも字幕が付いているので、赤ちゃんや子どもが寝ているときでも音声なしで楽しんでいただけます。ぜひチャンネル登録してみてくださいね。過去のエピソード著者情報
2020年05月13日お互いになんでも言い合える関係は素晴らしいものです。でも、聞きたくなかったことを相手に言われてしまう場合も……。そこで、”実は彼女に言って欲しくない言葉“と題して、男性が「本当は聞きたくなかった」言葉をご紹介します。文・塚田牧夫「あの子は親友じゃないから」「彼女と食事をしていて、友だちの話になりました。彼女にどんな友だちがいるのか聞いていたんです。いろんな友だちの話をしてくれるんだけど、気になったのが、“あの子は親友じゃないから”という言葉。友達のグレードを分ける必要あるかな……って思っちゃいました」トモ(仮名)/28歳この男性は、わざわざ友人を格付けする必要はないのでは……と思い、彼女のある意味ドライな交友関係に引いてしまったようです。「昔は遊んでた」「彼女とまだ付き合いたてのころ。お互いにまだ探り探りの状態でした。俺が“ブイブイ言わせてたんでしょう~?”と、あえてふざけて聞いたんです。すると、彼女は“そんなことないよ”と否定しました。しかしそのすぐ後“昔は遊んでたけど”とつぶやきました。聞かなきゃよかった……」コウキ(仮名)/26歳「遊び」とは、単なる夜遊びか、それとも男遊びなのか……。彼からあらぬ疑いをかけられてしまいそうですね。「押しに弱いの」「男友だちが集まっているところに、彼女を紹介するために連れて行ったんです。当然いろいろと質問責めされました。“どっちからアプローチしたの?”と質問されたとき、僕からだと答えたんです。すると彼女が横から“押しに弱いの”と言いました。正直あまり嬉しい言葉じゃなかったです」シン(仮名)/28歳押しに弱いということは、アプローチされたら誰でもいい……といったニュアンスもあります。彼としてはあまり言って欲しくない言葉かもしれません。「あの人、超稼いでる」「彼女の行きつけの店で食事をしていました。そこで、常連の男性が来て、彼女が挨拶をしたんです。40代半ばくらいですかね。すると彼女が、僕に向かって小声で“あの人、超稼いでるから”と言ってきたんです。……だから何? “へぇ”としか言えなかったです」マサヒロ(仮名)/34歳聞いてもいないのに、収入の話はして欲しくないですよね。比較されているような気分になる男性もいるでしょう。“実は男が彼女に言って欲しくない言葉”をご紹介しました。気を許し過ぎると、言わなくていいことまで言ってしまう場合があります。その結果、相手が傷付くことも……。くれぐれもお気を付けください!©momentimages/gettyimages©Image Source/gettyimages
2020年05月04日公園や児童館などの子どもが集まる場所に行くと、起こりがちな子ども同士のケンカ。その時によく見かけるのは、すぐにママが仲裁に入り、自分の子どもに「ごめんなさい」と言わせて解決する姿。元保育士の私としては、「ああ~!もったいない!」と思ってしまいます。ケンカは子どもにとって成長のチャンスなのです。そこで今回は、保育の現場でやっている、子ども同士のケンカの時、「ごめんなさい」を言わせるより大切なことをお伝えします。ケンカは成長のチャンスケンカは、人に思いを伝えた結果、ぶつかってしまうから起こります。思いを伝えることは、人と関わっていく中で必要なことですよね。たくさんケンカをすることで、ぶつかった時どのように解決するか、引き出しがどんどん増えていくのです。また、どんな伝え方をすればケンカにならないかということも、少しずつ学んでいきます。ケンカをして仲直りする経験を積み重ねていくと、コミュニケーションが上手になり、人と関わることが好きになります。そのため保育の現場で先生は、ケンカは成長の機会ととらえて対応しています。子どもの気持ちを代弁しようまだ言葉の話せない年齢の子どもは相手を叩いたり、大声をあげたりしてケンカになることが多々あります。物の取り合い、自分の行きたい所にいたからなど、大人にとっては些細なことでも、子どもにとっては大きなこと。うまく言葉にできないためケンカに発展します。その時になにより大切なのは、大人が子どもの気持ちを代弁することなのです。オモチャの取り合いでケンカになり叩いてしまった場合、「これが欲しかったのね」「ひっぱられて嫌だったね」など、まずは子どもの気持ちを汲み取り代弁します。子どもは、気持ちを理解してもらえて落ち着くとともに、自分の気持ちを伝える言葉を知ることができます。その上で「次は、貸してって言ってみよう」など方法を伝えるとよいです。代弁することをせず、「叩いてはダメ」と教えたり、「ごめんね」を言うことだけを教えても、子どもは解決方法を学べず、同じことを繰り返してしまいます。自分たちで仲直りできるようにしよう言葉が話せる年齢になったら、ケンカになった時、なるべく自分たちで仲直りするようにサポートしてあげましょう。言葉で相手に気持ちが伝えられるようになっても、やりたい事が一緒で「これぼくの!」「わたしが先!」とケンカになることがあります。このようなケンカは、ケガに繋がらないように気をつけながら見守りましょう。ケンカをしながら、言葉で相手を説得したり、お互いに納得する方法を考えたりと、たくさんのことを学びます。子どもだけでは解決方法が見つからない時は、大人の出番。「順番にするのはどう?」「〇分になったら交代は?」など提案してあげましょう。ケンカがヒートアップして泣いたり暴れたりしてしまう時には、「いやだったね」と共感して、気持ちを整理してあげると落ち着きます。平等だけが解決策じゃない子どもたちが話し合ってお互い納得した方法は、大人から見ると平等でないことは多々あります。例えば、2人の子どもが10個のカラーボールのオモチャを取り合ってケンカをして、最終的に1人の子は8個。もう1人は2個になったとします。大人は半分の5個ずつ分けたくなってしまいますが、子どもが納得しているならば、口出しは不要です。カラーボールの数が少なくても「赤いボールさえもらえれば、2つでもいい」と取り引きをしていたりします。今回は相手に多くゆずると自分で決めた場合もあるでしょう。自分の欲求と相手の欲求の折り合いをつけて納得しているのです。またお互いすごく怒っていたのに、いつのまにかその内容を忘れて、ケロっと仲直りしていることもありますよね。特に問題解決しているように見えなくても、ケンカした相手とまた笑いあえるのも、とてもよい経験。ケンカの際大切なのは、「ごめんなさい」を言って終わりにしたり、平等に解決することではなく、お互いが納得することです。子どものケンカ、前向きに見守ろう子ども同士のケンカの時に大人がすべきことは、子どもの気持ちを代弁すること、また子ども同士で仲直りできるよう見守りサポートすること。私は、保育士として勤務をしている時もそうでしたが、今はわが子が友達とケンカを始めると、「がんばれ、がんばれ」と思いながら見守っています。相手の子にケガをさせないか神経をつかうこともありますが、ママの出番は最小限に。そして仲直りのあとには「よく言えたね」「いい考えだね」と、どちらの子も誉めることも。「ごめんなさい」の言葉は、悪かったと思った時には、自分から心を込めて言えると理想だなと思っています。ケンカはお互いにとって成長につながる経験になるので、すぐに止めてしまうのはもったいない!これからも前向きに柔軟に見守っていきたいと思います。<文・写真:ライターnicoai>
2020年04月20日男性の口から好きという言葉が聞きたいのであれば、言いやすいシチュエーションを作ってあげるのが重要です。そこで今回は好きと言いやすいシチュエーションを紹介します。2人きりの空間を作る人によっては大勢の人がいると「好き」と言いにくいものです。特に男性はシャイなタイプが多いので、2人きりになるというシチュエーションを作ってあげるのが効果的だと言えます。一人暮らしをしているのであれば、自分の家に誘ってみるのも良い方法でしょう。お互いに実家暮らしなのであれば、カラオケボックスやビジネスホテルといった個室に誘うのがおすすめです。個室であれば2人きりの時間を作れるため、「好き」という言葉を聞ける可能性は高くなります。静かな空間も好きと言いやすい周囲に人が多い場所は騒いでいる人もいるため、会話がしにくいというデメリットがあります。そのようなシチュエーションでは「好き」という言葉は言いにくいでしょう。そこでおすすめなのが、静かな場所に誘うことです。静かな場所であれば騒がしい声がないため、リラックスした状態で会話を行えます。リラックスした状態であれば、男性が「好き」と言ってくれる可能性は高くなります。例えば公園は「好き」と言いやすい場所です。2人で公園のベンチに座って、ゆっくりとした時間が流れているような雰囲気を作れれば「好き」という言葉を聞けるでしょう。公園に誘うときに重要なポイントは「時間」です。平日の夕方は大勢の子どもが公園を利用している可能性が高いため、リラックスできるようなシチュエーションを作りにくいと言えます。休日の昼間もファミリーが公園を利用している可能性は高いでしょう。このような人が多くなりそうな日時は避けておくのが有効な手段だと言えます。お酒を飲んでリラックスした空間で口下手な男性は素面の状態では「好き」と言ってくれない可能性があります。そのような場合は居酒屋やバーに誘うのが良い方法だと言えます。お酒を飲ませることで男性の気分は良くなり、「好き」という言葉や「愛してる」という言葉を言ってくれるようになるでしょう。このお酒を飲ませる作戦で重要なのは、お店選びです。大衆居酒屋は知らない人との会話が弾むケースがあり、酔わせても甘いムードが漂いにくいというデメリットがあります。そのため居酒屋を選択する場合は、個室のある居酒屋が良いでしょう。個室居酒屋であれば2人きりの空間になるため、男性が「好き」と言いやすいシチュエーションを作ることができます。バーは行きつけの店よりも初めて行く場所が良いでしょう。行きつけの場合はバーテンダーと知り合いになっているケースが多く、酔っていても「好き」とは言えないことが多いです。そのようなミスを避けるために、2人が行ったことのないバーに行きましょう。
2020年04月07日別れ際のいきなりのキス!これって一体どういうことなのかと焦ってしまいますよね。実はこういうことなのです。男だって試したい!脈アリかどうか判断するためのキスかも!?男性だって女心を試したくなることがあるといいます。付き合ってないけれど気になる女の子に別れ際にキスをするのは、脈アリかナシかを判断するためのものだということが考えられます。男心は女心よりも複雑で、振られることを極度に恐れていたりするようです。そこで、気になる女の子に別れ際、いきなりキスをしてみてその反応を見て、自分への気持ちがあるかどうかを確認する意味合いが強いのです。キスの後の女の子の表情を男はじっと見ていますよ!片思いの彼ならば、嫌な顔をせずにちょっと困ったような嬉しい気持ちを表現してみて!お互いの気持が通い合えば、きっと次のステップに繋がりますよ。男性はちょっとした駆け引きで自信をつけようとしているのです!可愛くてとっさにしてしまった!女の子が可愛すぎて、ついとっさに別れ際にキスをしてしまうことは、男性にとってよくあること。自分のことを好きか嫌いかはおいておいて、とにかく好意を持っていない子にはキスはしないのではないかと考えられます。ただ、本気かどうかを聴かれると、本気とも遊びとも言い難い微妙なラインとしか言い難いところです。女の子に好意は持っていても、それが本気なのかと問われると判断しづらいところですね。気持ちがないわけではないけれど、とっさの行動なので、軽い気持ちでキスをしたと捉えたほうが当たり障りがない判断かもしれません。片思いの彼ならば、自分からキスをし返すくらいの度胸はあっても良いです。そのうえで、彼の自分への気持ちの本気度を確かめてみては?本音は帰したくない気持ちの表れ本音は女の子を帰したくないという気持ちの表れなので、別れ際のキスはさらなる関係の発展への期待が表れていると言えます。別れ際というのがポイントで、それぞれ帰路につくところを引き止める行為なので、帰したくない!という男性側の本心の表れであると考えることができます。本当はもっと一緒にいたい、という気持ちが衝動的なキスという行為に凝縮されていると考えられます。これからの関係の発展に期待をするのであれば、女の子側からも何らかのアプローチをしたとしても、悪い方向に行くことはなかなか考えられにくい状況です。そこで、彼の本音を引き出すためにも、一呼吸おいてから腰に手を回し、ギュッと抱きしめて反応を見てみることです。そうしたらきっと彼の本心を聞き出す事ができるかもしれませんよ。
2020年03月31日家で過ごす時間が増えている今、ご自宅で絵本や本を読んでくれるといいなと思っているパパママも多いと思います。しかし、「本に興味を持たない」、「集中して聞いてくれない」などと悩む声も。そこで今回は、現役保育士てぃ先生に編集部が質問! 子どもと絵本を楽しむコツについて教えてもらいました。てぃ先生関東の保育園に勤める男性保育士。ちょっと笑えて、可愛らしい子どもの日常をつぶやいたTwitterが好評を博し、フォロワー数は49万人を超える。現在は保育士の専門性を生かし、子育ての楽しさや子どもへの向き合い方などをメディアなどで発信中。Twitter: @_HappyBoy Youtube: 本が苦手な子に、少しでも興味をもってもらうには?―「本が苦手な子」に興味をもってもらうには、どんな工夫をすると良いですか?「しばらく飾っておく」という方法です。子どもの目に入るところに絵本を飾っておくと興味を示してくるんです。それだけで本を楽しむための効果的な“導入”になります。てぃ先生:その他にも「何回かに分けて読む」のもテクニックです。特に長めの絵本の場合、何回かに分けるといいと思います。例えば、「続きはお昼寝のあとね」なんて約束をしながら、分割して読み進めれば、集中力が持たない子でも最後までお話を楽しめると思います。「親子で絵本を楽しむコツ」を知りたい!―家庭で「本を読む時間」を増やすには、どんな方法が有効ですか?3つのポイントがあると思います。まずは、「親が読書をすること」「その子の年齢や発達段階に合わせた本を選ぶこと」「とにかくゆっくり読むこと」です。てぃ先生:「親が読書をすること」について、大人がやっていないことを子どもに習慣づけるのは難しいですし、「大好きなパパ・ママが興味を持っているもの」には、子どもも自然に関心を持つもの。読書している姿を見せると良いと思います。「その子の年齢や発達段階に合わせた本を選ぶこと」も大切です。2歳でも3歳用の本が合う子もいますし、逆に年長さんが3歳用の本を読んでも全く問題はありません。「難しい」と思うと興味を持たないので、その子が今楽しめる本を選んであげてください。最後に、読み聞かせの際には「とにかくゆっくり読むこと」。大人のスピードで進めると、想像が広がらないまま終わってしまいがちです。子どもの頭の中で絵本のキャラクターが動いていることもあるので、読むスピードは大人が思う半分以下でOK。ページをめくる際も、ゆっくり“タメ”を作りながら進めるのがおすすめです。1ページ1ページ、大切に読んであげてください。保育園での「読み聞かせ」にはどんな工夫が?―保育園では、どんなタイミングで読み聞かせをされますか?園では主に、2つの狙いで絵本を読む時間をつくります。ひとつは純粋に“楽しみ”として、もうひとつは、物事の“導入”として活用しています。てぃ先生:遊びのなかで子どもからリクエストをもらって読むこともあれば、お昼寝の前後や、教室の空気を落ち着かせたいときにも絵本をよく使います。導入としては、例えば先にひなまつりに関する絵本を読んで興味を喚起させてから、ひなまつり行事の準備を始める…といった具合に絵本を活用しています。行事そのものの理解ができないと、子どもの気持ちも付いてこないことがあります。また読み聞かせをする際には、手遊びから入ったり、擬音が多い本を選んだりすることが多いですね。歌や振付、体操などが付いている絵本もよく使います。先生たちで事前にピアノ伴奏やダンスを練習しておき、一緒に身体を動かしながら歌ったり、踊ったりしながらだと、より楽しい時間にできます。てぃ先生おすすめの「歌って踊れる」絵本― 家でも身体を動かしながら楽しめる、おすすめの絵本はありますか?最近の絵本でいえば、『ベジベジベジベジ・ベジタブル!』という本はどうでしょうか。本格的な歌が3つも入っていて、どれもキャッチーなメロディ。歌詞も覚えやすくて良いと思います。自然と体が動くようなメロディなので、ジャンプしたりクルクル回ったり子どもが好きそうな動きを、ご家庭で自由に振り付けするのも楽しめると思います。てぃ先生:有名アニメキャラクターの声も務める、高山みなみさんのナレーション付き動画(DVD)も付いているので、本が苦手な子には、まずDVDで目と耳から理解して、導入にすると良いと思います。アクセントの付け方ひとつとっても「さすがプロ」というクオリティで、私もとても引き込まれました。またこの本は、食育にも使えると思いますね。「ご飯を残すと、もったいないよ」なんて言ってもなかなか理解してもらいにくいですが、「(本に登場する)ナッス君やジャンガ君が悲しむよ」と言えば、子どもたちの心にもすんなり届くのではないでしょうか。ママのお悩みも解決?!「歌って踊れる」絵本『ベジベジベジベジ・ベジタブル!』てぃ先生もおすすめの『ベジベジベジベジ・ベジタブル!』は、歌って踊って楽しめる新感覚の絵本。オリジナル主題歌3曲に加え、本編のナレーション付き動画や実写ミュージックビデオも収録されているので、絵本、音楽、そして映像と、いろいろな形で楽しめる作品になっています。「自分と違う特徴を持つ相手と仲良くすること」や野菜の廃棄処分など、社会的なテーマもありますし、子どもにとっても身近な「食」や「お友達」のことを考えるきっかけにも繋げられる絵本です。保育園から小学校低学年の子どもまで十分に楽しめる内容なので、きょうだいやお友達と一緒に、室内で思いきりからだを動かしながら、楽しんでみてはいかがでしょうか? ベジベジベジベジ・ベジタブル!詳細はこちらから [PR] ©2020 Oort
2020年03月27日みなさん、こんにちは。桜のスイーツにウハウハになっているかわベーコンです。春は花粉症をのぞいて、桜と桜系のスイーツがたくさん出てくるので幸せを感じます。花粉症を除いて。(2回目)もう進級、卒業シーズンですね。見送る子どもたちの後姿も少し大きく感じます。本日はそんな息子を朝に見送るときに起こったことのお話からです。いつも外で幼稚園のバスを待っているのですが、息子があるものを見つけました。■幼稚園バスを待っている、とある朝いや、アラン・ドロンて…本当に謎。よくよく話を聞いてみると、幼稚園でお友だちが言っていたようなのですが、下水道のフタがアラン・ドロンって? どういうことなんでしょうか? お友だちにも聞いてみたい。まだハキハキと娘のように話せない息子なので、言い間違いや間違って覚えている言葉…ほかにもたくさんあります。■小さい子ならではの言い間違い?「お手まだー?」って、私は犬か! 小さい子には言いにくい言葉なのだろうか…おてだま…。「おて」まではうまく言えるんですが、そこで1回止まる息子です。そういえば「だんご三兄弟」も「だんごきょうさい」って言っていたことがあって、どこの保険だろうっていうね。でも、そんな間違いをする息子が大変かわいいのでOKです。(親バカ)今後の息子語録に期待する母なのでした。
2020年03月20日今では、ネットや情報誌などでは“子どもに言ってはいけなこと”があふれています。あまりにたくさんありすぎて、親にとっては覚えるのも大変ですし、言ってしまったあとで「これは言ってはいけなかったのか」と後悔することも多々あるでしょう。親だって人間ですから、余裕がないとついつい子どもを傷つけるようなことを言ってしまうこともあると思います。では、本当に子どもに言ってはいけないこととはどのようなことなのでしょうか できれば避けたいこと実は絶対的に子どもに言ってはいけないことはありません。ご自身を考えてみていただいてもわかるように、今“子どもに言ってはいけなこと”とされている言葉を親から言われた経験がある方はたくさんいると思います。たとえば、・きょうだいやお友だちと比較するようなことEx.○○はできるのに、なぜあなたはできないの?・存在を否定することEx.あなたなんていなければいいのに・容姿を否定することEx.〇〇ちゃんはかわいくないわね・理不尽な言葉Ex.あなたはお姉ちゃん/お兄ちゃんなんだから・何かをだしにして子どもにしてほしいことをさせるEx.△△したら、ご褒美に□□を買ってあげる・過程ではなく結果を褒めるEx.100点とってえらいね!などなど。これらは、できれば言わないほうがいい言葉には違いありません。けれど、子どもによって受け取り方はさまざまで、非常に気にする子もいれば、まったく気にしない子もいます。またこの先、成長していくなかで、他人から嫌なことを言われることもあるでしょう。わざわざ傷つけるようなことを言う必要はまったくありませんが、親があまり神経質になる必要もないのです。 やってはいけないこと絶対的に言ってはいけないことはありませんが、やってはいけないことはあります。・子どもが傷つくとわかっていながら、言ってはいけないとされるようなことばを繰り返し言うこと・自分が言われて嫌だと思うことをあえて子どもに何度も言うこと これらは、子どもをたしなめるという理由をつけて、親の気分をスッキリさせることに子ども利用している場合が多いからです。言っている内容よりも、子どもに対して悪意があることのほうが問題です。なぜなら、悪意は少なからずとも確実に伝わります。一度ひどいことを子どもに言ってしまったとしても、親から愛されていると感じられれば、子どもはこの先も前向きに生きていく糧をもつことができます。ただそこに、「もしかして本当にそう思っているのかな……」「ママは私が嫌いなのかな」という疑問が生じたとき、トラウマになりかねない暴力的な言葉に変わってしまうのです。 実はトラウマはない!?『嫌われる勇気』でもおなじみの心理学者アルフレッド・アドラーの説によれば、トラウマはないとされています。 たとえば、親からかわいくないと何度も言われ続け、自信をすっかり失って閉じこもってしまった人がいるとします。親からかわいくないと言われたことが原因=トラウマと考えられる場合が多くありますが、アドラーは、閉じこもるのがその人にとって都合が良いため、親からかわいくないと何度も言われたという原因を後付けしたと考えます。 この説には賛否がありますのでここでは深く掘り下げませんが、少なくとも、子どもが親から言われて傷ついたことが、結果的に子ども自身がトラウマであると感じてしまう可能性はあるわけです。言ってしまって、“しまったな”と思ったら、お子さんにしっかり謝りましょう。 まったく悪気なく言った一言にお子さんが傷ついてしまうこともありえます。これは言ってはいけない、あれは言ってはいけないと神経質になるより、お子さんが何に傷つくのか、反対にパパやママはどのようなことを言われたら嫌なのか、お子さんとざっくばらんに話せる環境こそが一番大切ではないでしょうか。 著者:ライター メンタル心理カウンセラー・上級心理カウンセラー カトウ ヒロコメンタル心理カウンセラー・上級心理カウンセラー。また、フリーのWEBプロデューサー&ライターとして活動中。
2020年03月10日飲み会や合コンなどで好きなタイプを聞かれた時には、何て答えたら良いのでしょう。そこで、好感度バツグンの答え方を3パターン紹介します。誠実な人がタイプです好きな人は?と聞いてくる男性は、少なからず好意を寄せてくれている可能性があります。好感度を上げたいと考えている時には、自分が真剣であることをアピールする必要があります。誠実な人がタイプだということは、自分も誠実であることをアピールすることにも繋がります。そして、この時の注意点はできるだけ静かな口調で言うことです。静かな口調というのは、相手に対して上品な印象を持たせることが出来ますし、信憑性を増す効果があります。明るい口調で言うと、どこか軽めの印象を相手に与えることになり、本気度が薄くなる可能性があります。答える時には内容だけではなく、口調や声のトーンにも気を配ることを心がけましょう。いっぱいご飯を食べる人がタイプです好きなタイプと聞かれると、顔とか身長を答える人もいるかもしれません。ですが、顔や身長の場合は相手は自分がその条件に当てはまらないと考えて、すぐに興味をなくしてしまう可能性があります。ですが、いっぱいご飯を食べる人が好きと答えると、質問をした相手は自分にもチャンスがあるかもしれないと希望を持つことが出来るのです。また、ご飯というワードからすぐにデートに行けるかもとドキドキする人もいるでしょう。好感度を上げるには、質問をした相手に当てはまる条件をチョイスすることなのです。ですが、この時には注意点があります。いっぱいご飯を食べる人だけでは相手には伝わらない可能性があるので、食べている姿を見るのが好きとか、一緒に食べ歩きがしたいと付け加えると好感度が更に高まるでしょう。趣味が合う人がタイプです人がたくさんいるなかで、なかなか会話のきっかけが掴めないという人は、会話のきっかけのために趣味が合う人と答えると良いでしょう。趣味が合うと答えると、長期的な関係を望んでいることを相手に伝えることが出来るのです。また、この時の注意点は趣味は多くの人に当てはまりそうな映画や音楽などを選ぶと話が弾みやすいでしょう。話が弾むことで、相手との距離が一気に縮まる可能性があります。ですが、この時には注意点があります。それは、相手の趣味に合わせることです。その理由は、詳しく分からない趣味は会話が続かなくなる可能性があるので、相手が冷めてしまうからです。趣味の話をする時には、観たことがある映画や聴いたことがある音楽など、自分が知っている範囲を話すことを心がけると良いでしょう。
2020年03月08日こんにちは、保育士の中田馨です。子育てをしていると、子どもをしかる場面がどうしてもあります。「もしかして、私はしかりすぎているのではないか?」と思ってしまうこともあるのではないかと思います。今回は、子どもをしかるときに言ってはいけないことについて話します。 しかるときに言ってはいけないこと子どもは、親が「してほしくない」と思うことを何度も何度もすることがあります。登ってほしくないところに登ったり、遊び食べをしたり……。ママはイライラして、例えばこんな言葉が思わず出てしまいませんか? 「ママ先に帰るからね! バイバイ!」子どもはもっと遊びたいけど、ママには時間がないときに思わず使ってしまう言葉です。ママとしては子どもに早く動いてほしいからとっさに出る言葉です。「悪い子は、おまわりさんに連れて行ってもらうよ!」などもそう。子どもにとっては「ドキッ」とする言葉なので、言うことを聞くかも知れませんが、子ども側に立つとおどしになることがあるので気を付けましょう。「走らない!!」子どもがしてほしくないことをしているのを止めたいときに「〇〇しない!」という禁止の言葉が思わず出てしまいます。例えば、スーパーで走っていたら「走らない!」ではなく「歩こうね」と言いましょう。登って困るところは「登らない」ではなく、「降りてね」です。してほしくないことを注意するのではなく、してほしいことを伝えるのです。感情的な言葉が思わず出て「ああ、言い過ぎちゃった」と思ったときは、「ママ、さっきは言い過ぎた。ごめんね」と伝えて抱きしめましょう。感情的になることは、子育てをしていると必ずといっていいほどあるものです。特に、自分の子となると「しっかり育てなければ!」と思う気持ちも強くなるので、そうなることは当然のことなのです。 毎日しかりすぎ?と思ったときにできることもし、毎日「ダメ」と言い過ぎているなと思ったときは、周りの環境を整えてみましょう。例えば家の中のどの場面で「ダメ」って言っているかを思い出してみましょう。きっと、毎日同じようなことを「ダメ」と言っていると思います。それがわかったら、「ダメ」と言ってしまっているものを排除します。つまり、ママが「ダメ」を言わない環境をつくるのです。 子どもが「ダメ」と言われることを何度も繰り返しするのは、ママの気を引きたいからです。「ダメ」と言われることが少なくなると、子どもは飽きますので徐々におさまってきます。 子どものほめ方励ましたりほめたりする言葉は、毎日繰り返し伝えることで、子どもの「できてうれしい!」という思いを育ててくれます。■具体的にほめる絵を描いている子どもに「じょうずだね」とほめるのももちろんOKなのですが、もっと具体的にほめてみましょう。例えば「力強く描けたね」「赤と青がきれいだね」などです。具体的にほめられることで子どもの「力強く描くことができた!」という自信につながります。■子どもの気持ちに共感するほめるときは子どもの気持ちに共感します。「トイレでおしっこできてスッキリしたね」「自分でズボンがはけてうれしいね」など、生活のささいなことをママが共感してくれると、子どもは自信をつけて「やればできる」と自分を信じられる子に育ちます。 子どものしかり方子どもをしかるときは、イライラした感情があったとしても、なるべく気持ちを落ち着かせて対応しましょう。しかり方には3つのポイントがあります。1.危険なことをしかるケガをしそうな危険なことをしている場合は「ダメ!」としかります。 2.簡単な言葉で伝える子どもに長く説明しながらしかっても理解できません。しかるときは簡単な言葉で伝えることが鉄則です。「痛いからダメ!」「車がくるから危ない!」。 3.何度も伝える1回言ったところで子どもは理解できません。何度も繰り返し、根気よく伝えることが大切です。 これらは大きな声を張り上げる必要はありません。大きな声で言うよりも、真剣な顔で目を見て伝えることが大切です。 子育てをしていてイライラして、しからなければいけないような場面に出くわしたら、一旦深呼吸をして脱力してみましょう。そして「まあ、こんなこともあるか」と思うだけで、子どもにかける言葉も変わってきますよ。 著者:保育士 一般社団法人 離乳食インストラクター協会 代表理事 中田家庭保育所施設長 中田馨0~2歳対象の家庭保育所で低年齢児を20年以上保育する。息子が食べないことがきっかけで離乳食に興味を持ち、離乳食インストラクター協会を設立。現在は、保育士のやわらかい目線での離乳食の進め方、和の離乳食の作り方の講座で、ママから保育士、栄養士まで幅広く指導。離乳食インストラクターの養成をしている。「中田馨 和の離乳食レシピ blog」では3000以上の離乳食レシピを掲載中。『いっぺんに作る 赤ちゃんと大人のごはん』(誠文堂新光社)も発売中!
2020年03月06日「子どもを自由にのびのび育てたい」というのは、どんな親も望んでいることだと思います。でも、「勉強はしたくない」「宿題するよりゲームしたい」と子どもが言ったときに、なかなか100%自由にはさせられないものです。そんななか、テストや成績表もなく、生徒たちの多様性を伸ばす教育を実践している学校があります。卒業生には、俳優やミュージシャンとして活躍している星野源さんや浜野謙太さんなど多くの著名人を輩出している自由の森学園。今回は、そんな自由の森学園の鬼沢理事長に、子どもを自由に育てるとはどういうことなのかについて話を聞きました。お話をうかがったのは…●鬼沢真之(おにざわ・まさゆき)さん1960年生まれ。1986年より自由の森学園社会科担当教師。2004年4月から、同学園高等学校校長。2013年より、同学園理事長を務める。●自由の森学園とは埼玉県飯能市にある私立の中高一貫校。1985年に点数序列主義に迎合しない新しい教育をめざして設立。自分の取り組みを自身で評価する「学習の記録」や、生徒たちが自ら作り上げる行事などが注目を集めている。■「自由」は子どもたちにどんな影響を与える?――なぜ点数と競争にこだわらない教育をしているのでしょうか?勉強の目的は「テストでいい点を取ること」と捉えている子どもたちが多いのではないでしょうか? 子ども自身「これを学んで何になるの?」と疑問には思っているのだけれど、親や周りから「偏差値が大切」と言われて、テストのためだけに一生懸命やっているように感じます。その現状に疑問を抱き、競争心を刺激する教育ではなく、子どもたちが主体的に課題に取り組み、知識を得て成長するという本来の学びを与えたいという思いから学校を設立することにしました。――子どもが小さいうちから自分で判断できるのでしょうか? 無制限に「自由」を与えるのも心配です。ヨーロッパの国々ではかなり早い段階から「あなたが決めなさい。そのかわり、あなたが決めたことにはあなたが責任を持ちなさい」という教育がされています。いつからその責任を持たせてもいいかというと、もちろん個人差もありますが、私は、日本はいつまでも子ども扱いする傾向が強いと感じています。高校を出てから自由を得たと感じる人は多いと思いますが、はたしてそれは正しいのか。近頃では、大学も出席をとるようになり、就職活動も早まり、子どもたちは「自分自身が何者か」、「何をしたいか」、「どんな人生を歩みたいのか」真剣に考える暇もなく、そのまま大人になっている気がしますね。目隠ししている時間が長すぎると、子どもたちは本当の自分の人生を選べないのではないかと懸念しています。■子どもたちにとって自由の弊害はないのか?――自由の弊害はないのでしょうか? 「好きにしなさい」と言うと、学ばなくなる子も増えてしまうという懸念もありますよね。そもそもの学ぶ目的は、「自分の頭で自分の行く道を選択」して、「自分らしく生きていく大人になる」ことですよね。そのために学校というのは、10代というある一定の期間に多くのいろいろな体験をさせ、自分の生きていく道を見出すサポートしていくところだと思っています。これまで35年間教育をしていますが、子どもたちがまったく学ばなくなるということはありません。――また、自由すぎると社会に適応できないのはないかという声もあると聞きますが、どのように感じますか?そういう声はあるだろうなと思います。ただそういった声に疑問に思うのは、「はたして子どもを何に適応させようとしているのだろうか」ということなんです。極端な言い方をすれば、自分で考える必要がない社会の歯車として、子どもをに適応させたいというように思っているならば、自由は与えないほうがいいわけですよね。■子どもたちにとって「自由であること」は幸せなのか――自分のやりたいことが見つからない場合、「好きなように選択しなさい」という「自由」は子どもにとってつらい場合もある気がします。たしかに、しんどい面もあると思います。学校でいい点数を取ることが目標にならない場合、子どもたちのアイデンティティを確立をする方法は、「やりたいことが見つかったかどうか」がひとつのキーとなる面はあります。だからこそ「やりたいことが見つからなくてしんどい」と言う子も多いです。しかし、私はやりたいことを見つけられている子と見つけられていない子の境界線は不確定だと思っています。例えば、「ギターをやりたい」と言う生徒がいたとしても、いつまでギターがやりたいかどうかなんてわからないじゃないですか。それに、見つかったからといって本当に幸せかどうかなんてわかりません。――たしかにそうですよね。では、何が大切なのでしょうか。やりたいことと言うより、生きていく上で「これは大事にしたい」と思うことではないでしょうか。例えば、「写真を撮りたい」と言っても、写真家として生きていける人はごくわずかです。でも、写真の周辺にはさまざまな仕事があるし、趣味で続けていくこともできますよね。明確に1つの職業として決めなくても、どういうジャンルの仕事にやりがいを感じるのかと言うことがある程度定まっていれば、自分のキャリアの方向性がみえてきます。■子どもが自由に生きるために家庭でできること――子どもたちが自由に選択していくために、親としてはどういうサポートができるのでしょうか。僕たちは、生徒がもう一歩先を行くために今どういう教材を投げかけたらいいのかを授業の中で考えますが、親もそれと同じで、子どもが何かする時に、親なりのカリキュラムというものをある程度イメージしてみるといいですよね。子どもが努力をして、「やった」と本人も思えるようなものを準備をしてあげるんです。子どもが自信を持つようになるには、小さな成功体験を繰り返す以外にはないですから、うまくいったときにはきちんと褒めてあげましょう。そして、失敗しても、必要以上に責めないことが大切です。その子の努力によって、小さな1歩を踏み出したとき、きちんとした評価をしてあげることを繰り返していくことで、子どもは自信を持って次の一歩を踏み出そうと思えます。――親としては、どうしても失敗をさせたくないと思ってしまいます。生きていくなかで、さまざまな局面において、子どもにきちんと選ばせる事は必要です。つい先回りしてしまう気持ちはわかりますが、それでは親が子どもの代わりに選択することになってしまいますから。――子どもが自由に生きるために、やりたいことを見つけさせてあげたい。これまで生徒をみてきたなかで、心がけていることはどのようなことでしょうか?自由の森学園では、できる限り多くのジャンルのものを見せて、実際に触れさせて体験させます。世の中のことって、数種類の教科ではわけられませんから。その中で、「これに手ごたえを感じたなぁ」とか、「これなら一生やっていけそうかもしれないなぁ」とか、そこまで導いてあげたい。その先は、大学なり専門学校なり、もしくは弟子入りするなり、いろんな道がありますが、何をしている時に一番自分らしくいられるか、満足できるかを知ることにつなげてあげたいと思っています。――親にはどんなことができますか?学校と同じようなことをするのは難しいとしても、学校と家の往復だけじゃなく地域での活動やさまざまなボランティア活動など、さまざまなジャンルの体験をさせてあげるといいかもしれません。■自由に生きるためには必要なものがある――教育において、自由を与えるのがいいのはわかりますが、子どもにとっての自由とは何なのか、なかなか難しく感じてしまいます。自由とは、なにものにも縛られないということですが、人間社会において、縛られないということはありえませんよね。法律はあるし、配慮しなければいけないことも多い。その制約の中で、どういう風に自分の意志で歩んでいけるか。最終的に自由は何かと言えば、「自分の意志で自分らしく自分の人生を決める」ということ。そのためにはまずは社会的制約に何があるのかを知らなければいけないし、自分自身のことを知らないといけないし、能力もある程度は必要です。――どこまで自由にさせるか、見極めが難しいですよね。どう判断すればいいのでしょうか?生徒たちが「挑戦したい」と言ったら、応援してあげることもあるし、長く教師をしていれば「それは無理だ」と言う時もある。時には、失敗することがなんとなくわかっていたとしても、頭ごなしにダメだとは言わず、失敗経験をさせてあげることもあります。――あえて失敗から学ばせるということもあるわけですね。ただ、親が同じことをするのはなかなか難しいなぁと感じます。じつは、私の子どもは自由の森には通わなかったんです。もちろん私自身はここの教育がいいと思っているし、来たらいいなと思ったけれど、それは彼らの自由意志で決めるべきだと思いました。必ずしも親がいいと思っていることを子どもが選ぶわけじゃないんですよね。そのときにどう振る舞うか、親としては試されているなと思います。子どもを所有物みたいに感じてしまっている場合、親は過干渉になるかもしれません。でも、子どもは自分とは違うということが腹の底からわかれば、子どもとの付き合い方はそれなりに見えてくるでしょう。■親も自由に生きることが子どもにとって大切――子どもが自由に生きるために、親にできることはあると思いますか?私は子どもたちに、節目ごとに自分が何を考えているかをしっかり伝えていました。「選ぶのは君の自由だけれど、僕はこういう風に感じて見ているよ」ということを、受験前や卒業などの節目で手紙を書いて送るんです。やはり、親は自分の意見を子どもに伝えなきゃいけないと思います。「これは正しい」とか、「これが好き」とか。大人が思っていることを子どもに伝えることを躊躇(ちゅうちょ)していけないと思う。なぜなら、親が言わなくとも、子どもたちは親の思いを感じ取ろうとしているから。――子どもが「自由」に生きていくために、親ができることはなんでしょうか。親自身が自分らしく生きていますか? みんな与えられた枠組みの中で、どれだけ自分の思いを実現するかという目的を持って生きていますが、たとえ、それがサラリーマンだろうと公務員だろうと、どこまで自分らしくその仕事を成し遂げられるかは同じですよね。人工知能(AI)ではなく、自分にしかできないことにチャレンジすべきだし、さらに実践していかなければと思う。その中でどこまでできるかは、大人自身も問われていることです。その立ち位置や、向きが子どもに影響するんじゃないかと思っています。――親自身、子どもになってほしい姿があれば、自分がまずはそれに近づくことが大切なんですね。私は、百の言葉よりそれが大事だと思います。とくに、一番重要な選択をしなくてはならないような場面で、どういう態度をとるかという事は、子どもにとっては重要な授業になるんじゃないでしょうか。親自身が自由ではないのに、子どもたちに自由を期待してはいけないと思います。ここまで、自由と子どもについて、鬼沢理事長に話を聞いてきました。学校教育のメソッドを家庭でも生かせそうなヒントを多く教えていただけたと思います。次回は、日本一「ふつうの家ごはん」と言われる学食について話を聞きます。■今回お話を伺った「自由の森学園」の学食を取り上げた書籍 『日本一の「ふつうの家ごはん」 自由の森学園の学食レシピ』 (自由の森学園食生活部/講談社 ¥1,300(税抜))
2020年02月09日子どもは「こちらの声が聞こえてないの?」と思うぐらい、親の言うことを聞いてくれないときがあります。思う通りにいかないことは百も承知、イライラしてもしょうがないと思うものの、もう少しストレスを減らすことはできないかと私は考えました。そして、ある言葉を意識的に変えてみるという作戦を実行してみました。その内容と成果を紹介します。「ちょっと待って」から「今行くよ!」3歳の娘に、「ママ、来てー!」と呼ばれたとき、私の返事は「ちょっと待ってね」がほとんどでした。何か作業をしているとき、多くの親がつい言ってしまう言葉だと思います。ですが、娘は「早く来て!」とか「まだー?」とぐずり始めてしまいます。本当は私もすぐに行ってあげたいという気持ちなのだから、もっといい返事はないかと思ったのです。そこで、この「ちょっと待って」を、「今行くよ!」に意識して変えてみました。返事のみの変更です。しかしこれが意外にも効果が絶大だったのです。待たせている時間が変わったわけではありません。ですが、娘にとって、期待通りの返事である「今行くよ!」は、「聞きたかった言葉」だったようで、素直に待っていてくれるように。ママの気持ちが自分に向かっているということが実感できるからか、待たせている間に不機嫌になることがとても少なくなりました。しかもこの言葉の変化は、私にとってもプラスでした。つい言ってしまう「ちょっと待って」から、すでに要求に対してアクションを起こしているのが分かる「今行くよ」に変えたことで、ずいぶんと心が軽くなりました。「おまたせ」と笑顔で娘のところに向かえます。「早くして」から「素早く行動できるかやってみない?」保育園からの帰り道。何かにつけてすぐに立ち止まってしまう娘。時間に余裕があるときはいつまででもつきあってあげたいのですが、そんなときばかりではありません。つい出てくる言葉は、イライラのこもった「早くしなさい」。こんなトゲトゲした声をかけたいわけではなく、ただ急ぎたいだけ。もう少し楽しくできないものかと考えなおし、ポジティブな言葉に変えてみたのです。「今日はおうちに早く帰りたいんだけど、昨日よりちょっと素早く行動できるかやってみない?」と言ってみたところ、目の色が変わりました。子どもは何でもチャレンジしてみたいもの。どうしたら素早く動けるのかを自分なりに考えて、タイムアタックに挑戦してくれるようになりました。早く帰れたあかつきには、親子2人で大喜び!達成感もあって、笑顔のひとときになりました。いきなりよりも、少し前から始める「準備をしてね」食事の用意ができて、娘にかける言葉は「ごはんができたよ」。ごはんの準備をしている間、娘は遊んでいたり、テレビを見たりしています。できてから声をかけても、返ってくるのは「今遊んでるの!」という言葉。すぐに食事をしてくれることはめったにありませんでした。これもよく考えてみれば、突然こちらの都合を押しつけているのですから、その反応は当然のこと。大人でも突然やれと言われたら困ります。では、どうしたら困らないか、自分ならどう言われたらすぐに行動できるかを考えて、こんなふうに声をかけました。「もうすぐごはんだから、準備をしてね」。少し前の段階から声をかけるように変えてみたのです。さすがに、これだけで毎回成功!とはいきませんでしたが、反応は変わりました。何度か声をかけて、最後の仕上げで「ごはんができたよ」と言うことで、食べ始めるまでの時間が、これまでよりぐっと短くなったのです。「子どもが自分なりの準備をするための時間をあげる」ということの大事さを実感しました。考え方を変えたら、言葉が変わった!普段何気なく使っている言葉を変えるだけで、これだけ効果があるとは驚きでした。きっと大事なのは、子どもを変えることに必死になるのではなく、親の方が考え方を変えて働きかけること。ぜひ一度お試しください。<文・写真:ライター幸森陽子>
2020年01月24日皆様、毎日本当にお疲れ様です~!!さて、我が家の子ども達。特に長男&次男ペアは『やらかし頻度』が他の兄弟に比べても格段に多く、なんやかんやと怒られる機会も多いのですが、何度怒ったとしても…秘技、【右から左にスーファー】(笑)『もはや聞こえていないのではないか』というレベルで何度も何度も同じ事を繰り返すのです。幾度となく怒っても本当に無駄で。そこで、ちょっと声かけの方法を変えてみました。何度言っても同じ事を繰り返した時、先ほどと同じように怒るのではなく、【クイズ】方式にしてみたんです。すると…嬉しそうに正解を言うではありませんか(笑)ちゃんと分かってるやんか!!この方法がいいのかどうかは別として、今までよりも私の話を聞いてくれるようになった気がします。あくまで我が家の場合ですので、全ての方に効果があるかどうかは分かりませんが、よろしければ一度試して見てください(笑)
2020年01月15日付き合ってから彼の事を、あらためて褒めたり、好きな気持ちを伝えたりしていますか?「わかってるだろうから、言ってない」という場合は、かなり損しているかも……。面と向かって言うのは、恥ずかしいこともあるでしょう。でも、たった一言でより関係が深まることもあるんです。男性ならみんな嬉しくなる一言で、彼をもっと、好きにさせちゃいましょう!■ 当たり前の事でも褒められるとうれしい!寒い冬に手をつないで、「〇〇くんの手って、本当にあったか~い!」と言ってみたり、「私は〇〇くんの顔のこの角度がすごく好きなんだよね。」と言ってみたり……。ありがちな一言でも、必ず「名前付き」で言われると、男性は“俺のことだけを指して”言ってくれているんだ……!と、じんわり嬉しくなるみたいですよ。彼の良いところや、彼がしてくれたことに対して感謝を伝えるときは、必ず「名前付き」で言ってみてください。きっと、彼との絆も、もっともっと深まるはずですよ。■ 「センスがいいよね!」多くの男性が苦手なことのひとつに「女性の買い物に付き合う」というものがあります。男性は目的のものに対して一直線に向かっていき、買えたらそのまま帰る「直線型」なことが圧倒的に多いものですが、女性の場合はその真逆の「曲線型」。男性からすると、「早く買ってよ!」となりがち……。そんな買い物でも、「〇〇くんのセンスがいいから、一緒に選んでほしいな。」と言われると、嫌がらずについてくる男性は結構多いんです!「センスがいい」は、「知的」とか「かっこいい」と言われるのと同じくらいうれしい言葉。プライドが高い人ほど、喜ぶ傾向にあります。ある意味で、一番ちょろいのかもしれませんね。「一番センスがいいと思うのは、自分を選んでくれたこと。」なんてのろけも、彼に言ってみてもいいかも?■ 「気が利く~!」誉め言葉として、不動の地位を築いているのが「優しい」ですが、実はそれよりも、「気が利く」と言われる方がうれしい、と言う男性も多いみたいです。「『優しい』って、誰にでも言える感じしませんか?僕は『気が利く~!』って言われたほうが、なんか“近い”感じがして嬉しいですね。」(25歳・男性/会社員)なんか“近い”感じ……。つまり「親近感」がある一言、と言えるのではないでしょうか?確かに「気が利く」って、あまり親しくない人には、言えない言葉ですもんね。彼がしてくれたことに対して、ひとつひとつ「さすが私のことわかってるね!気が利くじゃん?」と、ちょっとだけ上から目線でお茶目に言ってもいいかもですよ。■ 好きな気持ちはたくさん伝えること好きという気持ちは、思ってても伝わると思い込まず、どんどん口にすることで相手もあらためて好きになる部分があります。好きな気持ちは、お互いに伝えあうことで大きくなる、と言っても過言ではありません。だから好きな気持ちは、相手にもたくさん伝えてあげてください。何も飾らなくていいんです。あなたの正直な言葉が、彼の心には一番響きます。(只野/ライター)(愛カツ編集部)presented by愛カツ ()
2020年01月13日子どもが言うことを聞かず大人を困らせるのは、どこの家庭でも見られる光景です。しかし、子どもが親の言うことを聞かないのには理由があるということを理解している人は、少ないかもしれません。「どうして言うことを聞いてくれないの!」と叱る前に、“子どもが言うことを聞かなくなる理由”や“注意したい親の声かけや態度”について、いま一度、考えてみませんか?「言うことを聞かない」は、子どもの成長に必要な過程のひとつ子どもは成長過程のひとつとして、1歳半~3歳ごろに第一次反抗期を迎えます。いわゆる「イヤイヤ期」というもので、これ自体はご存じの方が多いことでしょう。では、なぜ子どもにはイヤイヤ期があるのでしょうか?それは、生きていくうえで一番大切な「自己評価」や「自己肯定感」を養うためと、スクールカウンセラーで医師の明橋大二氏はいいます。子どもは3歳ごろまでに、「私は存在価値があるんだ」「生きていていいんだ」という心の土台を築きます。そのためには当然ながら、親が子どもの反抗を受け止める過程が欠かせません。この気持ちが土台になって、次は「生活習慣」や「しつけ」が身につけられると明橋氏はいいます。これがだいたい、4~6歳ごろです。そして、自己肯定感やしつけを土台にすることで、初めて「勉強」が可能になるとのこと。これが7歳ごろにあたるため、小学校の勉強が6~7歳から始まっているのは理にかなっていると明橋氏はいいます。自己評価という土台がしっかり築ければ、その後のしつけや勉強も自然と身につくとのこと。そのため、子どものイヤイヤは一時的な現象として考えるものではなく、のちの成長への重要なステップとしてとらえることが大切です。成長段階別・子どもが親の言うことを聞かない理由前出の明橋氏は、1~2歳、2~3歳、3~5歳で子どものイヤイヤにも違う傾向がみられると述べます。同氏の解説をもとにして、成長段階別に、子どもが親の言うことを聞かない理由を説明しましょう。■1~2歳の子ども1~2歳の子どもが言うことを聞かないのは、「自分の人格を認めてほしい」ためです。このぐらいの年齢になると、子どもは親の言葉や指示をだいぶ理解できるようになります。そんな時期に「イヤ」と何度も言うことで、「自分もひとりの人間なんだ」と主張しているのです。この自己主張を認めることで、子どもの自己評価は育まれていきます。■2~3歳の子ども2~3歳の子どもが言うことを聞かないのは、自立心が高まり、自分の意志をよりうまく伝えられるようになるためです。この時期は、親にしてみれば困った行動を多くする時期。明橋氏いわく、自立とは「親にとって、とても手がかかる状態になること」ですが、それを親の都合で叱ったり止めたりしていては、自発性そのものが失われてしまうのだそう。きょうだいや友だちに対しても自己主張を始めるようになり、その過程で、対人関係のルールや、言っていいこと・悪いことの区別を学べるようになるのも、この時期の特徴です。時には傷つくこともあるので、そんなときは親が支えてあげましょう。■3~5歳の子ども3~5歳になると、簡単なルールは守れるようになります。それでも言うことを聞いてくれないように感じられるのは、子どもがそのときの気分によってはぐずったり、わざとルールを破って反抗したりすることがあるためです。いつもは友だちと仲良くおもちゃの貸し借りをしているのに、急に「貸さない」と言ってぐずりだす……。こうしたことに思いあたりがあるお父さん・お母さんは多いのではないでしょうか?一方でこのころは、他人の気持ちに対する理解度が高まり、正しく公平な行動がしたいという気持ちが芽生える時期でもあります。そのため、何が間違いなのか教えたり、考えさせたりする機会を作ることで、言うことを聞かない回数も減っていく可能性があるのだそう。そんな時期だからこそ、頭ごなしに言うことを聞かせるのではなく、子どもが反抗したときには、何が正しいことなのかをきちんと教える必要があることも忘れてはいけません。子どもが言うことを聞かないときの対応例:OK・NG集子どもが言うことを聞かないと親はイライラさせられるもの。ですが、そのときの親の言動によっては、子どもを深く傷つけたり、余計に聞き分けが悪くなったりする可能性があります。そこで、子どもが言うことを聞かないときに注意したい、声かけや態度のNG例を説明しましょう。OK例も一緒に紹介しますので、ぜひ参考にしてください。【NG例1】何がいけないのか理由を言わず、感情的に叱る子どもが言うことを聞かないとき、カッとなって怒鳴りつけても、肝心な「叱られた理由」が伝わらないことがあります。大切なのは、何がいけないかを子ども自身で考えさせたり、どうしたら良いかを伝えたりすることだと明橋氏はいいます。たとえば、一番上の子どもが友だちの家でお菓子をもらってきたとき。お菓子を弟や妹にも分けてほしいけれど子どもが聞き入れようとしない場合、親の対応のOK例・NG例はこちらです。◎OK:「●ちゃん(妹・弟)が目の前でお菓子を食べていたら、自分も欲しいなと思わない?」「みんなが喜んでくれると、自分も嬉しいよね」×NG:「いいからあげなさい!」「独り占めしたいなんて、いやしい子ね」理由を伝え、子どもに相手の立場になって考えさせるようにすると、よりいっそう、他人の気持ちが理解できるようになりますよ。【NG例2】「もう勝手にしなさい!」と突き放したり、人格を否定したりする子どもがひとりで何かをしたがって聞かないときなど、大人はつい、突き放す言葉を言ってしまいがちです。しかし、こうした言葉は子どもの心に深い傷を負わせるおそれがあると、教育コンサルタントの上野緑子氏はいいます。たとえば、まだ歯磨きの真似事しかできないような子どもが「ひとりで歯磨きする」と言って聞かない場合、親の対応としては次のようなOK例・NG例があげられます。◎OK:「よし、じゃあ頑張ってみよう(と言って見守る)」×NG:「もう勝手にしなさい」「好きにしなさい」ひとりでやろうとして失敗することもたくさんあるでしょう。そんなとき、「やっぱりひとりじゃできないじゃない」と否定的な言葉をかけるのもNGです。子どもは全人格を否定されたと感じてしまいます。ひとりでできたときはもちろん、たくさんほめてあげましょう。【NG例3】「あとでね」「また今度ね」と適当なことを言ってはぐらかす忙しいときに聞き分けのないことを言われると、その場しのぎの言葉ではぐらかしたくなりますよね。しかし、適当なこと言うのはうそをつくのと同じと、日本メンタルアップ支援機構・代表理事の大野萌子氏はいいます。もしも子どもが「公園に行きたい」と言って聞かない場合……◎OK:「明日一緒に行こうね」「ごはんを食べたら行こうね」×NG:「あとでね」「また今度ね」OK例にあるようにはっきり約束をして、その約束は守りましょう。そして、もしも約束を守れなかったときは、理由を伝えて謝るといった誠実さがある態度を取り続けることが大切だと、大野氏は述べています。親が、子どもに対しての関わり方に一貫性を持ち、日常の小さな約束を守ることを徹底するだけで、子どもの親に対する信頼度は確実に上がります。結果的に安定した気持ちを育み「聞き分けがよく」なるのです。(引用元:東洋経済オンライン|言う事を聞かない子どもの親の残念な共通点)【NG例4】「~したら、○○をあげる」とご褒美で釣る育児相談室「ポジカフェ」主宰・オランダ心理学会(NIP)認定心理士の佐藤めぐみ氏によると、親が物(ご褒美)に依存した子育てをすると、子どもが物に依存したまま大きくなってしまうそうです。たとえば、子どもが公園でブランコを独占してしまっているときは……◎OK:「ほかの子も遊びたがっているから、順番に使おうね」×NG:「好きなおもちゃ買ってあげるから、ブランコ遊びはやめよう」また、物質的なご褒美は効果や満足感が持続しにくいため、どんどんエスカレートしてしまうとのことで注意が必要です。【NG例5】「○○しないと、おやつ抜き」と、罰を与える罰を与える叱り方は、何が悪いのかが子どもに伝わらず、問題の解決にはならないからNGだと前出の佐藤氏はいいます。「嫌なことを避けたいから言うことを聞こう」と、子どもに思わせてしまうのです。もしも、子どもをいくら誘ってもお風呂に入ってくれないなら……◎OK:「○○(テレビ番組)がもうすぐ始まるね。それまでにお風呂に入ろうね」×NG:「早くお風呂に入らないと、テレビ見せてあげないよ」佐藤氏によれば、ご褒美と同じく、罰も内容がエスカレートする可能性があるとのこと。また、罰に委縮したり抵抗したりする結果、殻にこもる、泣き叫ぶといった副作用を誘発するおそれもあるので避けましょう。***子どもが言うことを聞かないのは、のちの成長に欠かせない過程です。親はイライラすることも多いかと思いますが、その場しのぎの対応をせず、しっかり理由を伝えたり、子ども自身に考えさせたりするなどして、ステップアップのきっかけにしましょう。文/かのえかな(参考)枚方市ホームページ|だだこね(第一次反抗期)明橋大二 (2006),『子育てハッピーアドバイス 2』, 1万年堂出版.明橋大二 (2006),『子育てハッピーアドバイス 3』, 1万年堂出版.All About|子供のしつけ時にやってはいけない怒り方!NG叱り方10か条東洋経済オンライン|言う事を聞かない子どもの親の残念な共通点All About|ご褒美を習慣にすると子どもに何が起こる?All About|子供を罰しても問題解決しない4つの理由
2019年12月31日もうすぐクリスマス!みなさん、クリスマスの過ごし方はお決まりですか?アパレルという仕事柄、ハロウィンが終わると職場のBGMやディスプレイが一気にクリスマスになります。クリスマス当日を迎えるまでにお腹いっぱいの状態になってしまうのです。なので家の飾り付けも一切しない。料理もしない。(毎年ケン◯ッキー頼み)そんな私でしたが、長男くんを妊娠した頃に変化が起きます。完全なマタニティハイだった私。料理は得意ではないので子どもの為に飾り付けはしようとワクワクしていました。ところが、実際やった飾り付け(と言っていいのかも怪しい)1,000円くらいのツリーと100 均で買ったトナカイのカチューシャ。そして実家から送られてきたスノーマンの光る置物。以上。ハイになっていた割には容赦ない手抜き感ですが元々の熱量が低いのでこの程度でも大いに自己満足出来ました。そして次男くんが生まれた去年のクリスマス。育休中だったので「ブロッコリーツリー」を作る事にしました。(メインは変わらずケン◯ッキー)ジャガイモを潰して雪に見立てた簡単なサラダです。じゃがいもの量に対して牛乳が多かったのか、雪が溶けてツリーのブロッコリーが雪崩を起こして盆栽みたいな仕上がりに…。慣れない事はするもんじゃない…。クリスマスにちょっぴりブルーになっていましたがお粗末なブロッコリーツリーを喜んでくれる旦那に救われるクリスマスなのでした。それではみなさん、素敵なクリスマス&良いお年を!!
2019年12月18日私は小学校で読み聞かせのボランティアを15年やっているのですが…教室に3クラスくらい集まりますので、結構な人数になります。集まってしばらくはザワザワと落ち着かない子どもたち。こちらの話なんて聞いてくれません…。大声で怒鳴って静かにさせるほどの声量は持ち合わせていないし、ボランティアという立場からもその方法は違うな~と思っていました。そこで私がとった方法は…これ本当に効果ありました!子どもたちが注目し始めたな~と思ったら、皆の顔を見て小声ですが口をはっきり動かすと聞きとりにくくても自ら「聞こう!」としてくれるんです。聞こうとしてる子が増えるにつれてこちらの声も少しずつ大きくしていきます。そうすると子どもたちが落ち着いてお話を聞き始めてくれるのです。怒鳴って静かにさせるという方法は、子どもによっては怒鳴られたことで気持ちがざわざわして絵本に集中できない時間になってしまうかもしれません。自分から聞く姿勢になった子どもたちを褒めることを忘れずに続けるうちに、この方法を使わなくてもボランティアが前に立っただけで静かにできるようになりました。そして、この方法、実は日々の子育てでも結構使えるんです!楽しくてもケンカしてても興奮状態であることに変わりありません。子どものケンカを止めるには、こちらがさらに大声を出して制しないといけない瞬間もあると思うのですが、小声での話しかけもわりと有効でした。耳には入るけどハッキリ聞こえないくらいの音量で話しかけると、一瞬注意がこちらに向きます。そこでちょっと内緒の話っぽく話すと…コソコソ話って気になりますよね。そういう心理もあるのかもしれません。子どもがケンカして怒っていたらママは穏やかに話しかける楽しくて興奮していたなら落ち着いたトーンで話してみるもちろんこの手が使えないときもあると思いますが、叱らなくていい大したことないことで興奮してるようだったら、一度この方法試してみてはいかがでしょう。
2019年12月16日息子の小学校入学から約1か月。小学校の横を通りかかったら、息子の担任の先生が子どもたちを怒鳴っている場面を目撃!あまりの迫力に驚き、息子に聞いてみると…。今回は、小学1年生になったばかりの息子の悩みを聞き出すことができたコミュニケーション方法と、私が担任の先生に不信感を持った時にとった対応をお伝えします。児童に対する先生の強い口調にびっくり!息子は小学校に入学してから1か月ほどは、「今日はこんなことをしたよ」「友達ができたよ」と、楽しかったことを話していました。しかし5月に入り、運動会の練習が始まったころから、「今日も楽しかった?」と聞くと「まあまあかな」と答えることが増えました。私としては、本格的に授業が始まったり、運動会の練習による疲れもあり、息子が小学校での出来事に対し口数が減ったことは「慣れてきた証拠」ととらえていました。そんなある日、下の子のこども園の送迎で小学校の前を通ると、偶然、息子の学年が校庭で運動会の練習をしていました。ダンスの練習をしていて、担任の先生が子ども達に「そうじゃないっていってるでしょう!」「違うでしょう!やり直し!」などと怒鳴っていました。それは一緒に登園していた友達親子も私も思わず足を止めてしまうほどの迫力でした。その時は、「そういう指導が必要な時もあるのかも」と思いましたが、その後も校庭で怒鳴る先生の姿を何度か見かけるように。「まだ入学したばかりの1年生の子ども達なのに、かわいそう」と感じるようになりました。「先生恐いんだね!」と言ってみると思わぬ反応がしかし息子は、家で担任に怒られたと話すことはなく、気にしている様子がまったくなかったので「うちの子はたくましいな」と安心していました。そのため、ある日の普段の息子との会話の中でためらいの気持ちもなく、「今日、運動会の練習見たよ。意外と先生恐いんだね!ママびっくりしたよ~」と伝えました。息子は、人懐っこく、わりとなんでも要領よくこなすタイプなので、きっと「怒るときもあるけど楽しい先生だよ」という感じの前向きな答えが返ってくる思っていたのですが…。実際の返事は「うん。すごく恐いし、毎日怒られてばっかり…」と意外なものでした。話を聞いていくと、「運動会の練習の時だけでなく、普段もきつく叱られることが多い。何がいけなかったのかわからない。でも自分が悪いから怒られていると思う」と暗い表情で話したのでした。この話を聞いて、以前の息子は楽しかったことも、イヤだったことも、なんでも話していたのに、いつのまにか「かっこわるいこと」は言いたくないという気持ちが育っていたんだと気づかされました。そして子どもが何がいけなかったかわからない叱り方をする担任に対し不信感を持ちました。親としての対応の仕方を先輩ママに相談それから「今日も怒られた」「明日、学校行きたくないなあ」と少しずつ自分から話すようになった息子。すぐに担任に状況を聞きたい気持ちを抑えてまず私がしたことは、情報収集でした。先輩ママ数人に相談すると「先生が恐くて学校に行きたくない」という経験をする子は多いと知りました。あまりにもひどい場合は、子どもが登校拒否になることもあるので、学校に相談した方がよいということも言われました。相談の手順としては、まずは「担任に連絡帳で伝える→電話で伝える」。改善されなければ「校長先生や教頭先生に相談する」。それでも改善されなければ「教育委員会へ相談する」ことになるそうです。しかし実際にそこまでしても、お互いに不信感が募り、対立してしまい、対応が変わらないこともあるとのこと。よかれと思った行動が、先生を追い詰める結果になってしまっては息子の学校生活が楽しくなるはずがありません。話を聞いて、学校に相談するなら、感情的にならず、相手を否定しない言い方が重要だと思いました。担任へ相談したら理解してくれたそこで、まずは連絡帳に「最近、先生に怒られた…と言って落ち込んで帰ってくることが続いています。1度学校での様子を教えてください」と書きました。するとその日の夕方担任から電話がありました。私は「先生に怒られてばかりいると言っていて、その理由がわからず、不安になっているようです」と伝えました。すると、担任からは「毎日怒られているわけではなく、がんばっている部分もたくさんある。最近叱ったことがいくつかあり、その際に理由を伝えきれていなかったので、恐いという思いをさせてしまったと思う。そんな思いをさせていたことを知れてよかった。これからは理由を伝えることに重点をおいて指導していく」という話がありました。詳しく話を聞くと「最近叱ったこと」のひとつに、息子を含めた男の子何人かで登ってはいけないところにのぼって遊んだという話がありました。それを聞いて私は、元気いっぱいの男の子たちには時には大声で危険なことを気づかせる必要があると想像できました。情報収集していた時に同じクラスのママ達から「先生は女の子より男の子に対して厳しいところがある」ということも聞いていましたが、限られた時間の中、安全に、スムーズに活動に参加させるために男の子に厳しい口調で伝える場面が多くなるのではと思いました。その注意だけで「これはいけないことだ」とすぐにわかってくれる子もいれば、息子のように「いけない理由を知りたい」とモヤモヤしてしまう子もいるのです。今回話をしたことで、担任は息子の性格を理解してくれたようでした。その後は、息子の性格にあった叱り方・伝え方をしてくれるようになり、息子自身も叱られた理由を理解するようになりました。だんだんと「先生がこんなことしてくれた」など楽しかった話もするようになり、いつのまにか「恐い」と言わなくなりました。私も、サバサバしているけれど、とてもいい先生という印象を持つようになっていきました。子どもが新しい環境に進む時、親ができること今回、担任とスムーズに話ができたのは、息子からよく話を聞き「息子に叱られる理由がわかるように伝えてほしい」という1点を担任に伝えるようにしたこと、親としての対応の仕方を先輩ママに相談したことで、感情的になったり相手を否定しないような言い方ができたことが大きかったと思います。また、先輩ママに聞いた話や、担任と話をして感じたのは、幼稚園や保育園と小学校の違いです。幼稚園や保育園では、言葉の発達が未熟な子どもたちの教育が前提のため、先生は「子どもの気持ちをくみ取ること」を大切にし、ひとりひとりの性格に合わせた対応をしています。しかし小学校では、話を理解できることが前提で、先生からの「指導」が中心になり、子どもが自分で考え状況を判断する力が必要になります。1年生にとっては、急に先生の対応の仕方が変わったうえに、まだ学校の決まりを理解していないので注意を受けることも多くなりがち。そのため先生が恐いと感じたり、小学校が辛く感じてしまうことがあるのだと思いました。そのような場合は、親が担任に子どもの様子を伝え連携をとっていくことで、学校での対応を工夫してもらうことができます。また学校では個々の対応が難しい場合も、親が詳しい内容を把握することで、家庭で子どもに理由が伝わるようフォローすることができ、子どもは少しずつ小学校生活に慣れていけると思います。もちろんこれから子どもが悩んだ時、親が解決してあげられることばかりではないとは思います。それでも「悩みを聞いて共感すること」だけはずっとしていきたいです。子どもは悩みがあっても、少しでも自分に非があることは親に言い出しにくいのだと思います。今回「先生恐いんだね!」と先生に非があるような言い方をしてしまい、親として正解ではなかったかもしれません。しかし、私が「恐い」という気持ちに共感するような声かけをしたことで、息子は「恐いと言っていいんだ」と思うことができ、本音を言いだすきっかけになったことは本当によかったと思っています。子どもの本音や悩みを聞きだすときには、子どもの気持ちに共感しながら、子どものつまずきを肯定する聞き方も大切なのではと思う出来事でした。<文・写真:ライターnicoai>
2019年11月26日毎日、子育てをしていて、何となく不安…。それは、もしかしたら「子どもを育てる土台」が整っていないからなのかもしれません。では、子どもを育てる土台とは、何なのでしょうか? カリスマ的な人気がある元小学校校長の木村泰子先生と、子育てスキルの解説に定評がある高山恵子先生の対談から筆者が探ります。●木村泰子(きむら・やすこ)先生文部科学省特別選定にもなったドキュメンタリー映画「みんなの学校」は、2015年2月に封切られてロングラン、今もなお全国の自治体などで自主上映され続けています。木村泰子先生は、この映画の舞台である大阪市立大空小学校の初代校長。2015年に退職後は、全国各地で公演活動を行っています。》 「『みんなの学校』流「生き抜く力」の育て方」 ●高山恵子(たかやま・けいこ)先生NPO法人えじそんくらぶ代表。保育所・幼稚園などへの巡回指導を通じて、子育ての現場支援に携わっています。著書に『しからずにすむ子育てのヒント(高山恵子/Gakken)』など、子育てのスキルをのわかりやすい解説に定評があります。「ママのストレスを少しでも減らしたい!」が、活動の原動力。》 「ママのためのアンガーマネジメント」 ■「子どもが言うことを聞く」ために必要なこと―子どもが全然言うことを聞きません! そんな時、どうしたらいいですか?木村泰子先生(以下、木村):子どもへの関わり方は、「手法」ではありません。子どもが「この目の前の大人は、自分のために言っているよな」と感じるときは、「うるせぇな」などと表面的にどれだけ悪態をついていようが、必ず自分の身体のなかに、その言葉をトンと沁み込ませています。子どもは、目の前の大人が、「本当に自分のために言ってくれている」と感じたときは、必ず大人を信用します。これはすべての子どもがもっている「本能」なんです。高山恵子先生(以下、高山):子どもに言うことを聞いてもらうには、まず信頼関係が基本です。「教える」という土台には、人間同士の信頼関係が大切です。「自分のことをわかってくれている人だ」と子どもが感じられることが基本なんです。■子どもが信頼できる大人の条件とは?―では、子どもと信頼関係を築くには、どうすれば良いのでしょうか?木村:子どもが本当に困ったとき、「信頼できる大人の条件」って、どんなことだと思われますか? これについて、大空小学校の校長をしているときに「そこなのね?」と、衝撃的に学んだ事実があるのです。高山:ぜひ、伺いたいですね。木村:(他人を信頼していなかった子どもが校長である木村先生だけ信頼した理由を)「だってな、校長先生は最後までずっと横にいとってくれる」と、言ったんです。それだけです。「ただ、横にそっとおるだけや」という話です。助けてくれるわけでも、ためになる話をするわけでもないけれど、最後の最後まで横にいる。高山:たしかに「寄り添う」ということ、とても大事ですね。大人は、頭では理解をしていると思うんです。ただ、じつは、「子どものかたわらに、ただいる」って、すごく難しいですよね。子どものかたわらにただいるということが、「すごく難しいこと」になってしまっているのは、ママたちが「この子を、自分が正しく導かなければならない!」という使命感をもっていらっしゃるからなんだと思うんです。―毎日、「子どもにやらせるべきToDo」に追われています高山:子どもに対して、いろいろなことをやらなければいけないという思いが強くて、ママたちは、なかなか「まず寄り添う」という気持ちになれないと思います。だからこそ、「寄り添う」ということを「意識して、やっていこう」という気持ちが、大切だと思います。そうするうちに、だんだんと子どもに自然と寄り添い、評価せずにただ話を聴くことができるようになって、信頼関係も生まれていくのだと思います。■子どもと信頼関係を結ぶために知っておきたいこと―おっしゃることはわかります。でも、なかなか、そう切り替えられません。高山:子どもが大人の言うことを聞く、つまりは子どもがスムーズに学ぶためには、子どもの心身が安定していないと難しいんです。これに関して、私はよく「マズローの欲求階層図」のお話しをしています。難しい理論のように聞こえるかもしれませんが、これは大学の教育系学部では必ず学ぶ、教育のベーシックな知識なんですよ。●マズローの欲求階層図高山:アメリカの心理学者マズローは、人間には基本となる欲求が5つあり、それは階層になっていて、下から順に満たされると良いと考えました。(上記の図参照) ここでのポイントは、「欲求には優先順位があり、下から順に満たしていくことが大切」という点です。どういうことかというと、人はまず図の①から④までの欲求が満たされてから、⑤の「自分の能力を発揮して何かを成し遂げたいという気持ち(自己実現欲求)」が起こる、という考え方なんです。つまり、ママが子どもと信頼関係を結ぶことができれば、「②(安全欲求)」「③(所属・愛情欲求)」、「④(自己承認欲求)」が満たされます。そうして初めて、「子どもが言うことを聞く耳を持つ」状態になるんです。この理論が頭に入っていると、急がば回れ、子どもが言うことを聞くためには、「親子関係の土台づくりから」という気持ちになりませんか?いかがでしたか? ママは、溢れかえる育児情報の中で、ついつい「アレもコレも」と思ってしまいがち。けれども教育学の知識が少しあるだけで、情報を「間引き」するヒントになりそうです。<親の意識を変えるポイント>1)子どもは、信頼関係が築けている大人の言うことは聞く2)子どもと信頼関係を築くには、「寄り添う」ことが大事3)マズローの欲求階層図で、「子どもが言うことを聞く耳を持つ」までの過程を理解する■参考文献 『「みんなの学校」から社会を変える: 障害のある子を排除しない教育への道』 (木村泰子・高山恵子 著/小学館刊 本体800円(税))
2019年11月17日ここ数年間、我が家から片道5時間の距離に住んでいた両親が、先日、父の定年退職に伴って地元(我が家の近所)へ戻ってきました。これまでは、いざというときに頼れるところがなくて不安でしたが、両親が戻ってきたことで「何かあった時に助けを求められる人がいる」という大きな安心感を得ました。そんな折、夫と出かける用事があったため、やむなく子どもたちを両親に預けることに。大好きな祖母と過ごせることを、子どもたちはとても楽しみにしていました。その夜は、私たちの帰宅時間が遅くなりそうだったため、子どもたちは翌朝迎えに行くことに。子どもたちにとって、はじめての「親のいないお泊り」となったのです。▼「前回」のエピソードはこちら 「ママじゃなくて、ばぁばの方がいい?」後ろを振り返りもせず、母と楽しげに話しながら行ってしまった子どもたちを見送りながら、急に淋しさがこみ上げてきました。「やっぱり私より母の方が、子どもたちのママにふさわしいのかもしれない…」。よくないと思いつつも、どんどん気持ちはネガティブな方向へ。用事を終えて帰宅し、子どもたちのいない静かな寝室にいると、さらに淋しくなってきました。わたしも「子どもたちと別寝」はこれが初めての体験。いつもは、三つ敷かれた布団で三人で寝ているのですが、二人とも真ん中の私の布団の中に潜り込んでくるもんだから、実質一つの布団で窮屈に寝ているようなこともしょっちゅう。「のびのび寝れないのがストレス」「起きても肩こりでぐったり」「早く一人寝したいな」そう思ってきたけれど、実際に一人で寝てみるとなんとも淋しい。「今ごろ実家で、どう過ごしているかな?」「本当に帰りたくなくなっちゃったらどうしよう?」「早く会いたいな・・・」センチメンタルが最高潮になりつつ、一人眠りにつきました。 そして翌日、子どもたちを迎えに実家へ。「ばぁばちゃんがいい」と拒絶されたらどうしよう…とおびえながら、でも平静を装いつつ、子どもたちを出迎えました。ところが…!以前の記事でもご紹介した通り、娘に「ばぁばちゃんが、ママだったらよかったのに」と言われてから、ずっと自分に自信がなくなっていました。それまでは、子どもたちと自分の間には「絶対的な親子の血のつながり」があるんだって自負していたけれど、この一件以来、子どもに対してどこかよそよそしくなってしまっていたかもしれません。実家に行って、子どもたちが大好きな“ばぁばちゃん”(私の実母)と過ごしていると、「私のことなんか忘れてしまうんじゃないか」って、ずっと恐れていたんです。でも、娘の一言で、私の凍り付いた心がスッととけたように感じました。「この子たちのママでいていいんだ」って、気持ちがあたたかくなりました。その後、何かの拍子で娘に「また二人で、ばぁばちゃんの家に泊まりに行く?」ときいてみると。「ママがいないと淋しいから、三人で行こう!」と言われました。いつも余裕なくキリキリしている私だけど、あなたの母になれて本当によかった。なかなか実母のように「よくできた母」にはなれないけど、これからも頑張るね! そう心の中で誓ったのでした。
2019年11月15日彼氏が自分のことを親に伝えてくれないと、結婚を真剣に考えてくれてないの?と不安になってしまいますよね。真剣なら「結婚を考えている」とまではいかなくても「付き合ってる女性がいるんだ」くらいは報告して欲しいところ。彼女としても彼氏の親に会って、どんな人なのか知っておきたい気持ちがあります。今回は何故付き合っていることを親に伝えてくれないのか、伝えてもらうにはどうしたらいいのかを考えていきます。彼女のことを親に伝える習慣が無い彼氏が出来たらお母さんに報告するという女性は結構多いですよね。しかし、男性が親に恋愛のことを話すのはレアケースです。特に男性は自分の恋愛や彼女のことを親にあれこれ口出しされるのが嫌で隠している場合もあるようです。恋愛関係を親に話す必要はないという価値観の人もいますが、彼女と結婚することが決まったら親に伝えようかなと漠然と考えている男性は多そうです。親とそこまで仲が良くない家族のかたちは様々です。あまり会話を交わさない家族だったり、過剰に心配する家族もあります。もし彼に、家族のことが原因で彼女のことを伝えたくないと言われたら、あなたが受け止めるしかありません。結婚するとなったら相手の親は深く関係してくるので、この機会に家族との関係をしっかり聞いておいたほうがいいでしょう。段取りを具体的に考えていない結婚はしたいけど日付や方法など具体的な考えがなく、先延ばしにしている場合もあります。結婚の話が出ているのに親へ報告してくれない場合は、結婚の挨拶の段取りやいつぐらいまでに実現しようという提案してみるといいでしょう。急に名前も顔も知らない女性との結婚報告をされると親が驚いてしまうことと、結婚前提で付き合っている旨の挨拶の何ヵ月後かに結婚の挨拶をする方が、親の安心に繋がることを説明しましょう。そして「彼氏の両親とも仲良くしたいから○月くらいに1時間くらいでもいいから会いたいな」と彼氏に頼んでみましょう。具体的な段取りを教えてあげれば彼氏も動いてくれるでしょう。真剣に付き合っているなら、親への報告は重要です。これから結婚したとして、お互いの親との交流や助け合いの場面が出てくるからです。親への報告を嫌がる割に理由を話してくれないのは要注意です。最悪の場合、彼氏が既婚だったなんてことも有り得ます。早めに話し合って彼氏の家族とも仲良くできるといいですよね。
2019年11月07日「胎内記憶って本当にあるの?」と思っている方も多いのではないでしょうか。筆者もその1人でした。そこで、わが家の4人の子どもたちに、胎内記憶について聞いてみることにしました! ママのおなかの中はどうだった?わが家には、10歳の長男、8歳の次男、6歳の長女、2歳の三男の4人の子どもたちがいます。4人に「ママのおなかの中はどうだった?」と聞いて、はっきりと答えてくれたのは、当時3歳の長女でした。 いきなり体育座りの態勢になり、頭をひざにくっつけて「ギュッと、こうやっておなかの中で待っていたんだ。そのときに光が見えて今だ! と思って出てきたの。でもあまり出てきたくなかった」と話していました。娘の出産は、予定日から10日経っても出産の兆候がなかったので、陣痛促進剤での出産でした。そのことを彷彿とさせる娘の言葉に驚きました。 おなかに来る前はどこにいたの?また、わが家の子どもたちは、おなかにいたときのことよりも、おなかに来る前のことをよく覚えているようでした。 当時3歳だった長男は言葉が遅めで、当時はあまり話しませんでしたが、ふと思い立って聞いてみることに。「おなかに来る前はどこにいたの?」とさらっと聞いてみると、「お空にいて、キリンさんとゾウさんに乗ってシューーンと飛んできた!」と興奮気味! 普段はまだあまり話さないのに、大興奮しながら話す長男にビックリでした。 ほかのきょうだいは……?「おなかに来る前はどこにいたの?」という質問に対して、次男と長女、三男が共通して答えていたことは、「上から来た」ということでした。第三子の長女は、「私の番はまだかな~?」と思いながら待っていたようです。 私にとっては、望んできてくれたのならこんなにうれしいことはないと感じています。現在2歳の三男も「上からシャンプしてきた!」、ときには「飛行機に乗ってきた!」という言い方もします。 胎内記憶について聞くときは、2歳から3歳ごろだとはっきりした答えが返ってくるように感じました。わが家の子どもたちも、年齢が上がってくると「そんなこと覚えてないよ」と言っています。年齢を追うごとに忘れてしまうようでした。みなさんもぜひ、お子さんが話せるようになったら聞いてみてくださいね。著者:武山あゆみ三男一女の母。ワンオペ育児に奮闘するかたわら、自身の体験をもとに妊娠・出産・子育てに関する体験談を中心に執筆中。
2019年10月08日子どもへの読み聞かせは、いつ頃まで続ければよいのでしょうか。読み聞かせによって得られる効果をチェックして、読み聞かせを続ける期間を考えるヒントにしましょう。上手な読み聞かせのコツや、おすすめの本についても紹介します!読み聞かせで期待できる効果読み聞かせは、子どもにさまざまなよい影響をもたらすものといわれています。しかし、日々読み聞かせを実践しているママの中には、その具体的な効果についてよく分からないという人が少なくありません。読み聞かせの効果をより高めるためにも、まずは読み聞かせで期待できる効果についてしっかりと確認していきましょう!自然な学力の向上読み聞かせには、子どもの学力を自然な形で向上させる効果があるとされています。絵本を通じ、子どもはたくさんの新しい言葉を覚えます。語彙力の向上は読解力の向上につながるため、国語力はもちろんのこと、さまざまな教科で学ぶ上で役立つ基礎学力も鍛えられるでしょう。また、人の脳には、多角的に情報を取り込むことで、その内容をより強く記憶するという特徴があります。『文字』『絵』『読んでもらう声』など、複数の感覚を同時に刺激できる読み聞かせは、子どもの『学び』のベース作りに大きく役立ってくれるでしょう。想像力・感性が豊かに読み聞かせを続けることで期待できる効果の1つに、『子どもの想像力・感性を豊かにする』というものがあります。絵本を読み聞かせてもらう中で、子どもはその場面を頭の中で想像し、まるで自分がその世界の住人であるかのようにたくさんの感情を味わいます。日常生活ではあまり感じる機会のないさまざまな感情に触れることで、子どもの感性は強く刺激され、豊かな内面が育まれていくのです。「人の痛みの分かる、思いやりのある子になってほしい」そう考える親にとって、絵本の読み聞かせはぜひ実践したい習慣といえそうですね!親子間のコミュニケーションにも何かと忙しい日々の中で、思うように子どもと触れ合えないことに焦りや不安を感じているママは少なくないのではないでしょうか。絵本の読み聞かせは、そんな親子のコミュニケーションを充実させるツールとしても役立ちます。子どもにとって、読み聞かせの時間は、ただ絵本を読んでもらうだけの時間ではありません。大好きなママを独占し、愛されていることを実感できる『心を満たすための時間』でもあるのです。なかなかゆっくり向き合う時間の取れない親子こそ、コミュニケーションの手段としてぜひ積極的に読み聞かせを取り入れていきましょう!いつからいつまでするものなの?子どもが少しずつ文字を理解できるようになってくると、「読み聞かせはいつまで続けるものなんだろう?」という疑問が自然に湧いてくるものです。読み聞かせに適した時期を改めて確認していきましょう!赤ちゃんの頃からスタートしてもOK読み聞かせを始めるのに適した時期には諸説ありますが、基本的には赤ちゃんの頃からスタートしてOKです。ママ・パパの中には、「まだ言葉の意味も分からない、目もよく見えない赤ちゃんに読み聞かせをしてもあまり意味がないのでは?」と考える人もいるでしょう。しかし、たとえ言葉の意味が分からず、絵もよく見えていなかったとしても、赤ちゃんの耳には読み聞かせをしてくれる優しいママ・パパの声が届いています。赤ちゃんの頃はコミュニケーション手段として、やがてコミュニケーション+学力や内面の豊かさを育む手段として、そのときどきによって得られるものが変わるのも読み聞かせならではのメリットなのかもしれませんね。卒業は1人読みを始めてから読み聞かせを卒業する時期は、子どもが1人読みを始めたタイミングを目安にするのがおすすめです。ただし、子どもが1人読みを始めたからといって、一方的に読み聞かせをやめてしまうのはおすすめできません。子どもが読み聞かせに求めるものは、『朗読者』ではなく『親とのコミュニケーション』です。子ども自身が求めてこなくなるまでは、ぜひ前向きに続けてあげたいものですね!楽しんでもらえる読み方のコツとは「子どもに読み聞かせを楽しんでもらいたいけれど、上手に読むコツが分からない…」そんな悩みを持つ人もいるでしょう。読み聞かせの時間をより充実したものにできるよう、子どもに楽しんでもらえる読み方のコツを2つ紹介します!控えめな抑揚と間を大切に子どもへ読み聞かせをする際は、『控えめな抑揚』と『間』を意識しましょう。よくある誤解として『抑揚を付ければ付けるほどよい』というものがありますが、実はこれは正しくありません。読み聞かせを通じて、子どもは驚くほどの想像力を働かせています。大人による意識的な抑揚は、そんな子どもの想像力を妨げる障害となってしまう可能性があるのです。たとえ抑揚は控えめでも、文節やページをめくる際の『間』を意識することで、子どもをワクワクさせたり、好奇心を刺激したりすることは十分可能です。『控えめな抑揚』と『間』を上手に組み合わせながら、どこまでも自由で刺激的な想像の世界を子どもにプレゼントしてあげましょう!オーバーな表現・アドリブは基本的にNG読み聞かせをする際に、ついつい声色や身振りでオーバーな表現をしたり、アドリブを加えたりしてしまうという人は多いのではないでしょうか。しかし、こうした行為は基本的にNGです。子どもへのサービス精神からとはいえ、親のアクションが際立ってしまうと、子どもはそちらに気を取られてしまい、本の内容に集中できません。また、本というのは、プロの作家が推敲に推敲を重ねた文章の集合体です。そんな言葉の結晶ともいうべき物語を子どもにじっくり味わってもらうためにも、オーバーな表現やアドリブはできる限り控えてあげたいものですね。昔話? 童話? 読み聞かせにおすすめの絵本では、実際におすすめの絵本にはどのような物があるのでしょうか。たくさんの親子に愛読されている人気作品を3つ紹介します!いない いない ばあベストセラーとして知られる『いない いない ばあ』は、かわいいキャラクターとのいないいないばあ遊びを楽しめることで子どもに大人気の絵本です。絵と言葉のリズムがメインのため、生まれて初めての読み聞かせ用としてもおすすめですよ!まだ言葉の分からない小さな赤ちゃんとのコミュニケーションにピッタリの絵本といえるでしょう。商品名: いない いない ばあ価格: \756(税込) いない いない ばあ 詳細はこちら 公式HP: 商品ページ 三びきのやぎのがらがらどん物語に対する理解力が身に付いてきた4歳ごろからの読み聞かせには、ノルウェーの昔話をもとにした『三びきのやぎのがらがらどん』がおすすめです。絵本内に登場する化け物『トロル』は、子どもにとって恐怖心をかきたてられるキャラクターですが、そんなトロルに立ち向かうヤギの勇気と驚きの結末は、好奇心旺盛な子ども心を鷲づかみにしてくれますよ!子どもの表情の変化を楽しみながら、何度も読み聞かせてあげたい絵本といえるでしょう。商品名: 三びきのやぎのがらがらどん価格: \1,296(税込) 三びきのやぎのがらがらどん 詳細はこちら 公式HP: 商品ページ しろくまちゃんのほっとけーき『しろくまちゃんのほっとけーき』は、カラフルな色彩と、ホットケーキが焼けていく過程の詳しい描写が特徴的な人気の絵本です。『しろくまちゃんがお母さんと一緒にホットケーキを作り、こぐまちゃんと食べて、片付けをする』というシンプルなストーリー展開で、文字の読めない時期の子どももスムーズに物語の世界に入っていけますよ。読み聞かせの後、絵本を真似て子どもと一緒にホットケーキを作ってみるのもおすすめです!商品名: しろくまちゃんのほっとけーき価格: \864(税込) しろくまちゃんのほっとけーき 詳細はこちら 公式HP: 商品ページ 読み聞かせの時間を大切にしてみよう子どもへの本の読み聞かせには、『自然な学力の向上』『想像力・感性が豊かになる』『親子間のコミュニケーションが深まる』などの効果があるといわれています。子どもの想像力を引き出すような読み聞かせ方を意識することで、より一層子どもを楽しませられる読み聞かせができるでしょう。読み聞かせを卒業するタイミングは、『1人読みができるようになったら』が基本ですが、これはあくまでも目安です。読み聞かせは、子どもにとって大好きなママ・パパと触れ合える特別な時間です。たとえ十分に1人読みができるようになったとしても、子ども自身が望む限り続けてあげられるとよいですね。子どもの学力や情緒を育てながら親子のきずなも深められる…そんな読み聞かせの時間をぜひ大切にしていきましょう!
2019年09月26日自己肯定感とは、自分の存在を自分自身が価値のあるものとして無条件に認め、自信をもつことができる感覚のこと。子どもが育つうえで重要なベースになると言われています。しかし実際には、親の側が「ついつい」子どもの自己肯定感を損ねるような言動をしてしまうことは少なくありません。今回は、心理カウンセラーの筆者が、子どもの自己肯定感を強く保つために親が守りたいポイントを紹介します。子どもの性格にマイナスの定義を与えない子どもの自己肯定感を損なうわかりやすいキーワードに、子どもの性格に対するマイナス評価の言葉があります。子どもが何か失敗をしてしまったり、親の思いどおりの行動をしなかった時に、こうした言葉をかけてしまいがち。・グズグズしないで・普通できるでしょ・ほんとガッカリ例えば、お出かけするから早く準備をしてほしい時、モタモタしているわが子に「早くしてよ!グズグズしないで」。大人から見てとても簡単な問題やクイズを解けないと、「それくらい普通できるでしょ。ほんとガッカリ」など。親のほうもイライラして、つい口にしてしまいがちなマイナスの言葉は、子どもの心に強く残り、自分に自信をもてない大きな要因になってしまいます。また「普通できる」などといった、自分ひとりが劣っていることを感じさせる言葉も、避けたいキーワードです。以前のことを持ち出して叱らない子どもが失敗するのは、いわば当たり前のこと。次に同じ失敗をしないようにと、親が叱ったり教えることも、当然のことです。ただし、以前のことを持ち出すのはNG!・だいたいこの前もあなたは…例えば食卓でコップを倒し、ジュースをこぼしてしまい、「気をつけてって言ってるのに!」などということはありがちです。そこで以前のことをもち出して「だいたいこの前もあなたはあわててお友達とぶつかったでしょ。まわりをよく見て…」などとお説教をされても、子どもはイヤな気持ちになるだけです。親の中で、不注意という共通点でつながることも、子どもにとっては無関係な別問題。2倍怒られた気持ちになり、自分はダメな子だ…という意識につながってしまいます。人の評価を基準にしない子どもを叱りたい時、他人基準の評価をもち出して叱ってしまうこと、ありませんか?・お店の人に怒られるよ・お友達に嫌われちゃうね例えば、スーパーなどの店内で騒ぐ子どもに対して「お店の人に怒られるよ!」と言ったり、家でわがままを言ったときに「そんなだと、お友達に嫌われちゃうね」と言ったり…。親から見れば、他人の目線を意識させて人に迷惑をかけない、人から好かれる子に育ってほしい…といったような思いがあるのですが、子どもにとっては、親から注意を受けながら、他人からも否定されていることになるのです。これを繰り返されると、子どもは物事の良し悪しや、自分の行動について、他人からの評価ばかり気にするようになり、自分で判断することができなくなってしまいます。叱るのはその場限り簡潔に、できたことをしっかりほめてこれまで見てきたケースとは反対に、子どもの自己肯定感を高めようと、叱ることを控える風潮も一部には見られます。しかし、叱ることを避けるのは、子ども自身に「親からしっかり見てもらえていない」と感じさせることもあり、自己肯定感を下げる要因になりかねません。叱る時は、いつまでも引きずらず、簡潔に!要点を押さえて叱れば、子どもは愛情を感じ、自己肯定感をしっかり高めることができます。そしてもうひとつ大切なのは、子どもができたことを、どんなに小さいことでも拾い上げ、しっかりとほめてあげることです。子どもができたことは、親にとっては普段教えていることですから、とても些細で「できてあたりまえ」なイメージがあります。心の中で(あ、やっとできたな…)と思っても、ほめずにスルーしたことがないでしょうか。でも、普段教えていることを子どもができた時こそ、自己肯定感を高めるチャンス!「すごい、ちゃんとできたね!」とほめることで、子どもは、しっかり見てもらえていること、愛されていることに喜びを感じ、どんどん自分を強くしていくことができるのです。<文・写真:ライターあん茉莉安>
2019年09月23日幼稚園に行きだしておしゃべりも達者になった年中の娘。ただ、たまに単語の言い間違いがあり「おこのみやき」を「おこみのやき」「ティラノサウルス」を「ぴらのさうるす」「トリケラトプス」を「とりけらぽっくす」そして「がんばれ」を「ばんがれ」と言います。特に気にしてはいなかったのですが、もうすぐ5歳になるし娘の性格が繊細なため、お友達に言われるよりは親が指摘した方がいいかなと思い至りました。かわいすぎてダメでした…そもそも言い間違い自体も、かわいいからずっとこのままだったらいいのにと思っていたので、自然と直るまではこの幼さを堪能しようかなと思いました。
2019年09月18日こんにちは! イラストレーターのにわゆりです。今回は子どもたちの「けんか」のお話。けんかするほど仲がいいとは言うけれど…聞いているこっちは「もう! いい加減にしなさ~い!」と言わずにはいられない…。今までは一方的に、モン太が怒ってキーちゃんが泣くというパターンでした。最近はキーちゃんも成長して対等に返せるようになってきて、とってもけんかが増えました。何がきっかけでけんかするかというと…■弟の足が兄の頭に当たった!■いやがった兄が母に報告に来るので…ゴロゴロしているときにわざと足を乗せたり、ふざけてチューしようとしたり…。モン太を大好きなキーちゃんがちょっかいを出すことが多く、モン太がいやがって泣くパターンが増えました(笑)いやがっていてもしつこくやり続けて、最終的にモン太に押されたり、たたかれたりしてキーちゃん号泣…。「もう勝手にやってくれ~」と横目で見るかーちゃんですが、必ずモン太が告げ口してくるので、その度にフォローにまわっています…。しかし、モン太もモン太でキーちゃんをからかってけんかにつながることもとても多いです。■けんかの後もいつも通り遊び始める「え~知らないの~?」とか「違うよ! こうだよ!」と突っかかるモン太。しばらく様子を見るかーちゃんでしたが…。「言った!」「言ってない!」とだんだんヒートアップ!!最後はかーちゃんが爆発して終わりです。友だちの弟、妹には優しくできるのに、毎日一緒にいる兄弟だと同じようにはいきませんよね。兄弟のけんかは、「悔しい気持ち」や「がまんをすること」など、学ぶことはたくさんあるので必要なことだと思いつつ、聞いているこちらはどっと疲れます。そんな疲れたかーちゃんを尻目に、激しくけんかした後はウソみたいに仲良く遊び始める子どもたち…! 子どもの切り替えの早さについていけないかーちゃんなのでした(笑)【にわゆりさん家の兄弟げんかエピソード】● 「兄弟喧嘩は必要」と思っていたけれど…まさかの流血騒動パニック ● 子どもって面白い! 兄弟げんかをスッキリ解決した意外すぎる一言 ● 兄弟げんかの原因は、親にはナゾだらけ…。なぜソレを取り合う?
2019年09月14日赤ちゃんとの毎日がもっとラクに、もっと楽しくなる。ベビーカレンダーは、そんな毎日を応援するコラムを絶賛連載中! 今回は、メンタル心理カウンセラー・上級心理カウンセラーのカトウ ヒロコさんからメッセージです。 最近、気付いたら子どもに発するひとこと目やふたこと目が、「ほら、だからママが言ったでしょう!」「あー、もう、どうしてそうなの!?」というような注意や批判的な言葉だったりしていませんか?一人で着替えをしたり、手を洗ったり、トイレに行ったり……子ども自身でできることが多くなると、ついつい増えてしまうママの小言。でもこれ、どんなママでも少なからずこういった状況に陥ります。「わたしって、どうしてだめな母親なんだろう……」とは思わずに、反省を生かして、小言を抑えるようトライしてみましょう! 多くのお母さんの共通問題悪いところや直してほしいことばかりが目について、つい子どもにガミガミ言ってしまい後悔しているママは、たくさんいます。でも一方で、そういったママたちの多くは、きちんと自分の子どもに良いところがあるのはわかっていて、いつだって、子どもの良いところをみつけられるママになろうと努力しています。きっと、これを読んでくださっているママもそうではないでしょうか? ママ自身がとても真面目で、社会に迷惑をかけない人に育てよう、社会に出て恥ずかしくない人に育てよう、と思っているママほど口うるさくなってしまいがちです。つまり、ガミガミ言ってしまったり、小言を言ってしまったりするのは、とっても普通のことなのです。むしろ、良いママの条件でもあるのかもしれません。 イライラした際にチェックしたい3つのポイントとはいえ、いつもいつもガミガミ言われている子どもの立場になってみたら、たまったものではありません。ずっと続けていると、ママが口を開けば怒られるに違いない、と構えてしまい「言われたことを直さなければならない」と思う前に、「あー、またママの小言が始まった。耐えなければ……」というように、ママの注意が全く頭に入ってこなくなってしまう可能性が高くなります。これでは悪循環です。そこで、口うるさく言いそうになったら、以下の3つのことを考えてみてください。 1.友人の子どもだったら?友だちや、電車の中でなどで見ず知らずの人が自分の子どもを叱っているのを見たとき、「そんなことで叱らなくてもいいのに」「あんな言い方しないでもっと優しく言ってあげればいいのに」と思ったことありませんか?振り返ってみたら、自分の子どもには勢いにまかせて注意してしまい、優しく対応していないママは多いのではないでしょうか。子どもに口うるさく言いそうになったら、“友人の子どもが全く同じことをしていたら、その子どもにどのように言うだろうか” “そもそも叱るだろうか?”ということについて考えてみてください。 2.マストとベターどっち?たとえば、子どもに普段から片付けなさいと言っているのに片付けない、足をぶらぶらしてはいけないと言っているのに座ると足をぶらぶらさせている、といったような場合、ガミガミ言う前に、これは“絶対してはいけないことなのか” “できればしてほしくないことなのか”に分けてみてください。ベターに振り分けられることであれば、マストなことができるまで待ってから注意してみても遅くはないはずです。 3.立て続けに叱らない立て続けに子どもに注意しているなと思ったら、いったんベターに振り分けたことは、叱らずにいてあげてください。立て続けに注意されても、怒られている状況をなんとか回避しようと考えるのが先じてしまいます。さらにいえば、そんなにいっぺんには直せません。分刻みで叱っている、注意していると思ったら、ぐっと我慢してみましょう。 口うるさくしてしまったときは、迷わず「ごめん!」子どもは親をしっかり見ています。親がやっていることは、当然、自分もして良いと思ってしまいます。子どもの態度が良くないと思ったときにイライラや気分に任せて怒ってしまうと、お子さんも多かれ少なかれ親と同じような態度をとる可能性が高くなります。思わず、イライラや怒りに任せて注意してしまった場合には、「イライラしてしまってごめんね。イライラして言ってしまうのはとても悪いこと。でもおしゃべりしながら食べるのはお行儀が悪いからやめようね」とお子さんにイライラしてしまったことをきちんと謝って、直してほしいことを伝えましょう。さて、ちょっと自分自身を振り返ってみましょう。“二日酔いがつらくて、二度とこんなに飲みすぎないぞ” “今月も無駄遣いをしてしまった。来月は無駄遣いしないぞ“と自分自身に誓っても、もう何年、何十年と同じ過ちを繰り返している人も多いでしょう。 子どもも直さなければとは思っています。でも、そんなにすぐには直せないものです。まだまだ小さな子ども。ちょっと長い目で見守りましょう。 著者:ライター カトウ ヒロコメンタル心理カウンセラー・上級心理カウンセラー。また、フリーのWEBプロデューサー&ライターとして活動中。
2019年08月29日