東京デバイセズは12月3日、室内の二酸化炭素(CO2)濃度を測定するUSBデバイス「エア・アナライザ」を発表した。価格は税別36,800円。室内の二酸化炭素濃度が高くなると、集中力や作業効率が低下したり、体調不良を引き起こしたりするといわれている。エア・アナライザは、二酸化炭素濃度と温度、湿度の3つのセンサーを搭載。電源はUSBバスパワーで、10秒ごとに空気の状態を測定する。測定データは、専用の制御ソフトウェア(ダウンロード提供)によりPC上で随時モニタリングできるほか、ファイルに記録して後から参照することも可能だ。技術者向けにSKDも無償配布され、二酸化炭素濃度や温湿度を用いたアプリを開発できる。東京デバイセズは、室内環境モニタリングだけでなく、二酸化炭素濃度を利用した植物工場の管理や侵入者の検知など防犯にも活用できるとしている。エア・アナライザの対応OSはWindows 7以降およびLinux。本体サイズは約50.4×D90.4×H29.5mm、CO2測定レンジは0~5,000ppm、CO2濃度精度は±3%、動作温度は-10~60℃。USBケーブルが付属。
2015年12月03日アークレイは12月3日、グルコース測定装置「アダムス グルコース GA-1172」とグリコヘモグロビン分析装置「アダムス A1c HA-8182」を12月17日に発売すると発表した。今回発表した「アダムス グルコース GA-1172」と「アダムス A1c HA-8182」は、同社のアダムスシリーズの測定性能をベースに、トレーサビリティーを担保する試薬管理機能ならびにオペレーター管理機能を新しく搭載した。また、「アダムス A1c HA-8182」では、HbA1c値に影響をおよぼす高HbF検体に対して自動でHbA1c値を補正し、参考値を算出する機能も追加されている。両製品は、搬送システムで装置を連結し、血糖とHbA1cを同時に測定することが可能となっており、ファーストレポートは約3分、連続測定では2検体目以降38秒ごとに結果を得ることができる。価格は「アダムス グルコース GA-1172」が730万円(税別)で、「アダムス A1c HA-8182」が700万円(税別)となる。
2015年12月03日ケースレーインスツルメンツは12月2日、グラフィカル・タッチスクリーンを搭載したベンチトップ電気化学測定システム「2450-EC型/2460-EC型」を発表した。電気化学テストは従来、ポテンショスタットと一般的にはカスタマイズできないメーカ製ソフトウェアを使用して行われてきたが、同ソリューションはカスタマイズが可能なソフトウェアを備えることで、実験の実行、測定、ボルタモグラム曲線などを容易に実現できるようになった。また、結果は計測器のディスプレイに直接表示でき、ピンチ/ズームなどのジェスチャ操作も実行可能。そのため、測定結果をすばやく解析し、迅速に研究/設計の判断を下すことができるようになるという。なお、2450-EC型は最高200Vまたは1Aの印加/測定、最大22Wのソース/シンクが可能であり、2460-EC型は最高100Vまたは7Aの印加/測定、最大100Wのソース/シンクが可能。両機種ともに最小10nV、10fAの測定感度、最小20mV、10nAの印加/測定レンジ、0.012%の基本測定確度、6.5桁の分解能を有しているほか、高解像度5型タッチスクリーン・ディスプレイを装備しているため、直感的な操作が可能だという。
2015年12月02日東京エレクトロンデバイス(TED)と光コムは12月1日、三次元形状測定器の共同開発に合意したと発表した。光コムは「光コム方式」と呼ばれる独自技術を三次元形状測定に応用する技術を有しており、両社は同方式の三次元形状測定器を開発していくこととなる。光コム方式は、従来のレーザーやマルチモードの光源を使用する方式とは異なり、少しずつ周波数の異なる光の波が一定の位相関係で同時に存在する「光のくし」を使用する。両社は光コム方式を搭載した三次元形状測定器の販売を2016年春に開始する予定で、同測定器を市場投入することで自動車、航空部品などの精密加工部品、大型プレス加工などの金属部品の開発支援に加え、製造現場における検査効率の向上に貢献するとしている。
2015年12月01日D2C Rは11月25日、海外の広告効果測定ツール提供会社「adjust(アジャスト)」「AppsFlyer(アップスフライヤー)」「TUNE(チューン)」と提携したことを発表した。これに伴い、3社が提供する広告ツールと連携するデータ基盤「ART DMP」を開発し、提供を開始する。「ART DMP」によって蓄積・分析されたデータは、提携先のDSP・アドネットワーク・ソーシャルメディアに提供されることでリテンション広告配信などに活用することが可能。3つの広告効果測定ツールのいずれかをセットで利用できるため、多角的かつ多様な切り口での広告効果測定を効率的に行うことができる。同社によるとこれまで、DMPや広告効果測定ツールの利用にはさまざまな制約があったという。しかし今回、広告主に対し制約なく利用を可能にすることにより、広告代理店や広告効果測定ツールにしばられることなく、ワンストップで高度な広告配信を可能にする。また、同社ではユーザーID(IDFA/Google Advertising ID)を含む計測データは広告主に帰属するものと考え、広告効果・測定ツールの切り替え時などに「ART DMP」の計測データを広告主に提供する考えだ。
2015年11月26日ユナイテッドは11月25日、同社のエージェンシー事業においてイスラエルのAppsFlyerと提携し、同社のモバイル広告効果測定プラットフォームである「AppsFlyer」の取り扱いを開始した。「AppsFlyer」は属性分析をはじめ、ディープリンク、モバイル広告キャンペーン分析、アプリ内エンゲージメント・トラッキング、顧客生涯価値(Life Time Value)、投資対効果(ROI)、リターゲティング属性分析を提供している。同プラットフォームは、世界各国で5,000社以上の企業が利用しており、年間20億ドル以上のモバイル広告費及び、月間5億件以上のモバイルアプリ・インストール数を対象に効果測定を行っているという。また、公式のFacebook Mobile Measurement Partner及びTwitter Official Partnerでもあり、モバイル・エコシステムでパフォーマンスが最も高いという広告ネットワーク上において、ソーシャルキャンペーンの計測と最適化を可能にしているとのことだ。ユナイテッドは同プラットフォームの取り扱い開始により、アプリ広告主の要望に幅広く対応できる広告効果測定プラットフォームの提案が可能になったという。さらに、同社のエージェンシー事業は今後も多彩なサービスとの連携を通し、拡大が見込まれるスマートフォン広告市場において、さらなる成長を目指していくとしている。
2015年11月26日スマートフォンアプリ(以下、スマホアプリ)の広告効果測定ツールとして、知る人ぞ知るイスラエルのサービス「AppsFlyer」が、日本で本格的なサービス展開を開始した。10月1日付けでカントリーマネージャーに就任したのは、大坪直哉氏だ。「2015年8月に入社後、勉強のため日本を離れイスラエルに行っていた期間もありました。そのため、日本で営業活動を始めて1カ月程度ですが、みなさんからの強い期待を感じています。やっと来てくれたか! と言われるほどです」(大坪氏)○中立的なソリューションであることを強調AppsFlyerは、スマホアプリを開発・提供する企業向けに、そのダウンロードを促す広告キャンペーンの効果測定・分析を可能にするソリューション。国産の測定・分析ツールも存在するが、大坪氏によると、これらの多くは広告代理店が提供するものだという。「代理店が提供する故に、キャンペーンに合わせて代理店を使い分けることができません。さらに、接続しているネットワークも多くなく、キャンペーンを展開したい枠に対して出稿できないことや、枠に対して希望の代理店に依頼できないというような課題があります」(大坪氏)また、機能面において既存のソリューションは、Rawデータの提供がオプション扱いであったり、そもそも提供されないケースがあり「社内のBIでユーザー行動を十分に分析したい」というニーズに応えられなかったという。加えて、アプリのインストールに至った直接のクリック(ラストクリック)しか把握できないため、キャンペーン適正化の機会損失に繋がっている可能性もあった。「一方、AppsFlyerは代理店フリーで、連携済みのパートナーは1,400社以上となります。Rawデータも標準で提供するほか、ラストクリックから遡って3クリックまで計測できますから、キャンペーン適正化にも威力を発揮すると自負しています」と大坪氏は説明する。○日本語でのサービス展開やサポートを強化国産でなく代理店にしばりがないことを強調する同社だが、日本ユーザーにとって気になるポイントは"サービスのローカライズ"だろう。「実はこれまでも、日本語による日本の営業時間に対応したサポートを提供していました。AppsFlyerのイスラエル本社には日本人の女性スタッフがいるんです。彼女が日本時間に対応したサポートを提供してきましたし、ユーザーマニュアルも日本語で提供してきた実績があります。そして今回、日本での直接営業も開始しました。今後は日本でのサポートも強化して行きます」(大坪氏)(2015年10月末)現在、日本でAppsFlyerの名刺を持って活動しているスタッフは大坪氏1人だが、積極的な人材登用を行なっているほか、Webサイトの日本語化を10月中に完了し、利用画面についても2016年前半には対応する意向。「年内に数名を採用し、早い段階での日本法人化を考えています」と大坪氏は言う。○アプリビジネスの隆盛に対応する熱意大坪氏によると、現在、スマホの利用はWebからアプリへと移行が急速に進んでいる。一方で、アプリの計測にはさまざまな技術的課題もあり、従来のWeb解析の考え方では追い付かない部分も多いという。しかしAppsFlyerは既に、世界各国の5,000社以上の企業に導入され、年間20億ドル以上のモバイル広告費、月間5億件以上のモバイルアプリ・インストール数を対象に効果測定を行っている(2015年10月時点)という実績をもつ。この理由として、AppsFlyerが「従来できなかったニーズを実現させることで、企業のマーケティング活動を充実させていく」ことへの期待感があるではないだろうか。たとえば、広告をクリックしたユーザーが既にアプリをインストールしている場合、アプリを起動して直接キャンペーンページを見せるといった仕様や、まだインストールしていないユーザーには、インストールしてもらったあとでキャンペーンページを表示するというような動きを1つのリンクで実現する。オムニチャネルへの対応やテレビ広告の効果測定といったニーズにも柔軟に対応していくといった具合だ。なお、これから1人で日本市場に切り込む大坪氏は、オーバチュアからCriteoを経てAppsFlyerへと移籍した人物。その目的は、現在盛り上がっているスマホアプリをターゲットにした広告ビジネスに魅力を感じたからだという。その意欲と熱意が、AppsFlyerというツールに乗って日本市場に注がれようとしている。「責任の重さはもちろん感じますが、楽しいという感覚が大きいです。本社から『いちいちお伺いをたてなくてよいから、必要だと思ったことはやれ』と言われています。創業期を体験させてもらっているような気持ちです。まずはサービスを認知していただく段階ですが、すでにグローバルでは十分な実績を持っています。コストも安価で利用期間の縛りもなく、非常に導入ハードルの低いサービスです。使って、AppsFlyerのよさを知っていただきたいです」と大坪氏は力強く語った。
2015年11月05日寒い季節は風邪予防や冷え軽減のために、ショウガやニンニクを取り入れようと試みる方も多いのではないでしょうか。料理やドリンクに入れるなどさまざまな方法がありますが、お口に合わなかったり、面倒になってきたりといつの間にか辞めてしまっていることもあるのでは?でも、継続しなければ思うような効果も期待できません。効率よく、おいしく取り入れて、冬をホットに過ごしましょう。まず、ショウガの摂り方について。風邪予防や風邪の引きはじめの場合は、生のショウガを。冷えの軽減には乾燥したショウガを摂ることでそれぞれの効果を発揮します。日常的に摂りたい場合はショウガご飯がおすすめです。きのこや油揚げと出汁を入れて炊き込みご飯にするのも良いし、いつも炊くお米に千切りもしくはすりおろしたショウガと、だし昆布、塩を少々入れて炊くシンプルな味わいも飽きずに続けられておすすめです。生のショウガならみじん切りにしてサラダにトッピングしたり、この時期はお鍋の具材の上にのせて一緒にいただくのも良いですね。乾燥ショウガは、市販のパウダータイプのものがお手軽です。チャイやショウガ紅茶が苦手という方でも、お味噌汁やスープ、温かいミルクやココア、ほうじ茶ラテに入れてもおいしくいただけますよ。つぎは、匂いが気になってなかなか摂り辛いという方も多い、ニンニク。滋養強壮や血流を良くする効果が期待できるため冬は特に摂りたいものです。ニンニクを効果的に摂るためには100度以下でじっくりと加熱調理することです。オニオンスープやトマトスープを作る際、一緒にニンニクも入れて煮込むとダイレクトににんにくをいただけますね。また、アヒージョもニンニクをたくさん食べることができる定番のメニューですね。ガーリックチップや顆粒のガーリックなどもあるため、こまめに摂りたい場合はこれらを使うのも良いですね。麺類や焼き飯にもよく合います。また、ニンニクはオイル漬けや酢漬けにして保存しながら使うのもおすすめです。少しの工夫と習慣で身体の中から温めましょう!いつも以上に料理や食事の時間が楽しくなりそうです。
2015年10月27日アドウェイズはこのたび、スマートフォンアプリ向け効果測定システム「PartyTrack(パーティートラック)」と、セールスフォース・ドットコム(以下、セールスフォース)が提供する運用支援ツール「Social.com(ソーシャルドットコム)」を活用したInstagram「アプリインストール広告・リンク広告」の提供を開始した。「PartyTrack」は、1つのSDK(Software Development Kit : ソフトウェア開発キット)で、自然流入及び広告経由それぞれの月別・日別・時間別インストール数の解析や、ROAS(Return On Advertising Spend : 広告費用対効果)、LTV(Life Time Value : 顧客生涯価値)などさまざまな効果指標の分析を行うことができる。一方「Social.com」は、広告キャンペーン管理のためのプラットフォームで、FacebookやInstagram、Twitterといったグローバルオーディエスプラットフォームにおける広告配信や、あらゆるチャンネルやデバイス、モバイルアプリにおける広告展開を可能にする。アドウェイズと「PartyTrack」は、Facebookが認定する「Facebook Marketing Partners」における効果測定分野のパートナーとして認定されており、Facebookのモバイルアプリ向け広告サービス「Mobile App Install Ads」にて、Instagramに配信した場合にもインストール数の解析やROASの分析などを行うことができるという。今回、「Social.com」を導入することで、入稿に関わる時間の短縮を実現。アドウェイズが培ったノウハウと合わせることで、細分化したキャンペーンの分析・効果測定を効率的に実施し、ターゲット層に効果の高い要素を早期に抽出、それを基に新たなクリエイティブを作成し運用することで、効率よくCPIを低減しROASを最大化する。
2015年10月19日キーエンスはこのほど、寸法測定・検査にかかる時間の短縮を実現した事例を集つめたウェブサイト「寸法測定“超”時短辞典」を公開した。 一般的な測定器は測定する点を1カ所ずつ測る必要があるため、複雑な形状のものほど測定箇所も多くなり、測定に要する時間もかかる。また、最近ではCADの普及に伴い、図面上の測定指示が増えており、製造業にとっては寸法測定・検査に要する時間が増加傾向にあるのが課題の1つとなっている。「寸法測定“超”時短辞典」は寸法測定の課題と解決事例を、歯車やスプールバルブなど製品ごとに掲載。事例はすべて実績に基づいており、今後も随時事例を追加していくとしている。
2015年10月09日アドウェイズは10月5日、同社が提供する、全世界対応のスマートフォンアプリ向け効果測定システム「PartyTrack(パーティートラック)」が、Instagram広告APIの計測に対応したと発表した。PartyTrackは、スマートフォンアプリを対象とした効果測定システム。ひとつのSDK(Software Development Kit:ソフトウェア開発キット)で、自然流入および広告経由それぞれの月別・日別・時間別インストール数の解析をはじめ、広告費用対効果(ROAS:Return On Advertising Spend)や顧客生涯価値(LTV:Life Time Value)などさまざまな効果指標の分析や、iAd、Twitter、Googleなど広告プラットフォームの広告効果測定が行える。アドウェイズとPartyTrackは、「Facebook Marketing Partners」における効果測定分野のパートナーとして認定されている。今回の対応で、Facebookのモバイルアプリ向け広告サービス「Mobile App Install Ads」に広告出稿する際に、Instagramに配信した場合にも、インストール数の解析や広告費用対効果(ROAS:Return On Advertising Spend)の分析などを行えるようになった。
2015年10月06日AGE測定推進協会はこのほど、毎月10日を「糖化の日」として日本記念日協会へ登録申請し、2015年9月30日に正式に認定されたことを発表した。糖化とは、体の中でタンパク質と余分な糖が結びついてAGE(Advanced Glycation Endproducts/終末糖化産物)という老化の原因物質を生成する反応のこと。AGE測定推進協会では、体の糖化に注意し、老化防止や健康と向き合う意識を高めようと「糖化の日」を制定した。10月からは協会を構成している企業が中心となって、イベント開催も予定している。10月10日、11月10日、12月10日には、東京都新宿区のタヒチアンノニカフェ前スペースでAGEの無料測定会が開かれる。同協会は「老化の原因物質である『AGE』の啓発とともに、老化防止・予防に関する情報を提供する活動を今後も行ってまいります」としている。
2015年10月02日光測定器などの製造販売を手がけるsantecは9月2日、医療機器ブランド「movu」の立ち上げと、同ブランドの第1弾製品として眼軸長測定装置「ARGOS」を開発したと発表した。「ARGOS」は、波長走査型OCT光源を使用した眼軸長測定装置で、白内障手術の時に、眼内レンズ選定のために必要となる眼球パラメータの測定を従来技術よりも高精度かつ高速で行うこと可能とする眼科向け医療機器。測定時に、角膜から網膜までの全眼部について2次元OCT画像を表示することができるという。また、これまで測定の難しかった重度の白内障で混濁した眼においても、測定の成功率を向上させることに成功している。同社はこのほど、欧州で販売するために必要なCEマークと医療ISO13485を取得し、欧州市場における営業活動を開始する。また、米国市場での販売に向けて、米国食品医薬品局(FDA)の許可申請中とのこと。なお、「ARGOS」は9月5日からスペイン・バルセロナで開催される「欧州白内障・近視矯正学会」で発表される予定となっている。
2015年09月02日普段身体を洗う時、どうやって洗っていますか?スポンジや布を使っていますか?確かに背中など手が届きにくいところはそういったものを使って洗うのが便利ですが、身体は手で洗うことで得られるメリットもあります。そこで今日は、フェイシャルエステ、エンダモロジーの施術者としての経験を持つ著者が、手で身体を洗うメリットについてご紹介します。■1.身体を慈しむ心「手当て」という言葉がありますが、直接手を当てて触れることで手から癒す力が出ると言われています。病気の時などに、背中や頭をさすってもらったら楽になったという経験をしたことがあるかたもいると思います。手で直接触れることで癒されるため、スポンジで洗うよりも、手を使って身体を慈しむように洗ってあげることで自分を大切にしているという心が生まれるようです。■2.肌に優しいいくら柔らかいスポンジや布を使ってもやはり肌とすれる時に肌を傷つけてしまう可能性があります。しばしば肌は桃のようなものと言われますが、桃をスポンジでこすったらどうなるかを考えると傷んでしまうのが容易に想像できますよね。自分の肌を桃だと思って優しく洗ってあげてください。特に肌にトラブルを抱えているかたや乾燥しがちのかたは手で洗うのがオススメ。■3.隅々まで洗えるスポンジやタオルを使えば、背中など手では洗いにくいところを洗うことは可能になりますが、逆に足の指の間など細かいところに洗い残しが出てしまいがちです。足の指などの洗い残しは匂いにもつながるので、しっかりと洗っておきたい場所です。手であれば順番に洗って行くことで隅々まで細かく洗うことができます。■4.細かい変化に気づきやすい手で身体を洗うということは、毎日身体を触ることになるので小さな変化に気づくことができます。「ちょっと肉がついた?」「ちょっとトレーニングの成果が出た?」と言った変化に気づくことができれば、急に太ったと焦ることがありません。「ちょっと太ったかな?」と思う箇所があったならそのまま気になるところをマッサージすることもできます。石けんがついている状態であれば、肌をこすって傷めることも少ないため、滑らかに肌をすべらせマッサージすることができます。■5.肌が柔らかくなる固い素材のもので身体を洗っていると皮膚も硬くなっていきます。よく擦れる踵や肘、膝が固くなりがちなことを考えたらわかりますよね? 触った時に皮膚が硬い女性はあまり魅力的ではありません。触り心地の良い皮膚を作るためにも柔らかい手で洗ってあげるのがベスト。■6.バリア機能を守るタオルなどを使ってゴシゴシとこするように洗っていると、肌の表面を傷つけて、元々肌が持っていたバリア機能を失わせてしまいます。バリア機能がなくなると炎症やできものなどトラブルが起きやすくなります。顔を洗う時のように、しっかりと泡立てて泡で汚れを落とすようにしましょう。■おわりに身体なら大丈夫かなと思いついゴシゴシ洗ってしまいがちですが、皮膚の作りは身体も顔も同じなので、顔を洗う時と同じように身体も優しく扱ってあげましょう。(栢原陽子/ライター)
2015年08月31日島津製作所は8月20日、ポータブルガス濃度測定装置「CGT-7100」の販売を同日より開始すると発表した。同製品は、前機種「CGT-7000」のデザインやユーザインターフェースを一新し、装置や測定データの運用方法の多様化に合わせて開発されており、「燃焼排ガス測定用CO-CO2計」「燃料電池研究用CO-CH4計」および小流量測定タイプ「触媒研究用CO-CO2計」の3タイプが設定されている。前処理装置を本体に内蔵しているため、装置単体の測定が可能となっているほか、Wi-Fiによる無線データ通信やUSBメモリによるデータ読み出しに対応したことで、記録計がなくてもデータを確認することができる。価格は350万円~(税別、タイプやシステム構成などにより異なる)で、3タイプ合計で年間100台以上の販売を目指すとしている。
2015年08月20日アウルは8月18日、Web記事の効果を測定するクラウドツール「indicator(インディケーター)」に約1,447件のWebメディア概要を閲覧・管理できる機能を実装したことを発表した。同ツールは、Web記事の情報価値を測定し、PRの費用対効果の算出や情報資産の管理を一貫して実現するもの。同社が独自に定義した「編集価値換算ロジック」を用いて、記事ごとの想定PVを把握するほか、検索エンジンでの検索順位などをチェックできる。掲載された記事の登録は、30秒ほどで完了する仕組みだ。今回新たに追加された機能では、同サービスに登録のある約1,447件のWebメディアに関するデータが毎月自動で更新され、閲覧することが可能。取得できるデータは、「月間訪問数」や「滞在時間」「閲覧ページ数」「直帰率」「訪問者数の月間遷移」「アクセスの媒体元の割合」「アクセス元の国の割合」「流入元と流入先 トップ 10」「検索キーワード トップ10」「ソーシャルからの流入割合」「ソーシャルからのアクセス内訳」「話題になっているフレーズ」などとなる。また、「メディア名」や「URL」「概要」「月間訪問数」「滞在時間」「閲覧ページ数」「ソーシャル流入率」「トピックス」「関連キーワード」をリスト形式で一覧化するメディアリスト機能や、一覧化したメディアリストにおいて、メディア名を対象にした「メディア名検索」と概要・トピックス・関連キーワードを対象にした「キーワード検索」が可能なメディア検索機能なども搭載された。
2015年08月18日東芝は、会話量の測定や食事時間検出などが可能なリストバンド型生体センサ「Silmee W20」の予約受付を開始した。出荷は9月下旬を予定している。価格は税込み24,000円。「Silmee W20」は、同社の生体センサ「Actiband」に会話量測定や食事時間検出などの機能を追加したリストバンド型生体センサ。ボタン操作による第三者への緊急連絡、脈拍測定、紫外線量測定、皮膚温度測定といった機能も搭載する。計測したデータは、専用のスマートフォンアプリを介して第三者と共有できる。主な仕様は次の通り。本体のサイズ/重量は、幅約20.5mm×高さ約65mm×厚さ(最厚部)約12.5mm/約29.5g。連続稼働時間は、約14日間。IPX5/7に準拠した防水性能を備える。通信面ではBluetooth Smartに対応している。また、「Silmee W20」にGPS機能を搭載した「Silmee W21」も用意される。主な仕様は同様だが、本体サイズ/重量は、幅約25.5mm×幅約65mm×厚さ(最厚部)約12.5mm/約38gとなる。9月下旬より購入受付を開始し、11月初旬の出荷を予定する。価格は税込み28,000円。対応OSはAndroid 4.4以降、iOS 7.0以降。
2015年08月18日キーエンスはこのほど、寸法測定の用語や測定器の基礎知識をまとめたウェブサイト「測定器ナビ」を公開した。同社がこれまで手がけてきた検査効率化や高精度化の経験をベースに、寸法測定や検査に関わるあらゆる人が学ぶべき知識が集約されているという。「測定器ナビ」では、ものづくりの自動化が進む中、多くの企業で悩みの種となっている寸法測定について、「寸法測定の基礎」や「測定器の特長・使い方」が広く解説されており、初心者だけでなく熟練者にとっても役立つサイトとなっている。また、サイト内の全コンテンツは冊子として印刷することも可能となっており、研修用の資料や手元に置くガイドブックとして活用することもできる。
2015年07月30日テクロコは7月15日、Webマーケティング最適化支援ツール「brick(ブリック)」にて「効果測定レポート」の提供を開始した。同機能では、Googleアナリティクスと連携し、広告の効果測定レポートを表示する。シンプルなインターフェスを採用し、広告のCVRや獲得単価、ROAS、参照元、キーワード別のコンバージョン数などによって広告を評価することができるほか、コストアップロード機能により、広告の費用データをGoogleアナリティクスに集約し、費用対効果の分析も実現する。価格は、月額4,000円(税別)で、初期費用は発生しない。利用に際しては、無料のユーザー登録が必要となる。
2015年07月16日サンワサプライは14日、レーザーで測定箇所がわかる非接触温度計「CHE-TN430」を発売した。直販サイト「サンワダイレクト」での価格は税込7,980円。CHE-TN430は、測定対象に触れずに-38度から365度までの温度を測定する放射温度計。放射率は、測定対象の素材や表面状態に合わせて2段階から選択できる。測定時に安全基準クラス2のレーザー光を照射させ、測定箇所を明確に表示する。60分間連続で温度計測できる「連続測定モード」のほか、暗所での使用に役立つバックライト機能、電池残量表示機能、オートパワーオフ機能を用意している。本体サイズはW153×D114.3×47.6mmで、重量は177g(電池含む)。
2015年07月14日アドイノベーションは6月22日、同社が提供するスマートフォン向け広告効果測定ツール「AdStore Tracking」において、デジタル・アドバタイジング・コンソーシアム(DAC)が提供するDMP「AudienceOne」とのシームレスな連携を開始したと発表した。「AdStore Tracking」はアドイノベーションが提供するASPサービスで、さまざまなスマートフォン広告やアドネットワークなどの広告効果測定・解析を行うもの。複数のSDKを設定することなく、アドネットワークやアフィリエイト広告におけるコンバージョン数の測定、アプリ内の特定のアクション計測、広告投資効果や継続率を計測でき、プロモーションの総合的な管理・分析を可能としている。また、「AudienceOne」は、広告配信結果、ソーシャルメディア、提携企業の3rd Partyデータなどを収集・解析し、見込顧客の発見や既存顧客のロイヤルカスタマー化などのさまざまなマーケティング施策に活用する、データ・マネジメント・プラットフォーム。収集したオーディエンスデータをもとに多様なセグメントを作成し、さらにセグメントのデモグラフィック情報や、流入キーワードと掛け合わせた分析を行える。今回の連携により可能になるとされているのが、「AdStore Tracking」のSDKを導入したアプリのデモグラフィック属性分析。この分析は「AudienceOne」のデモグラフィック属性(性別、年代、居住エリア、職業、世帯年収、未既婚など)データを用いる。アプリ利用ユーザーの行動履歴だけでなく、デモグラフィック属性を含めた分析を行い、「AdStore Tracking」で分析、生成されたセグメント情報を「AudienceOne」に連携することで、サイコグラフィックデータ(ライフスタイルや趣味嗜好など)も用いた再分析、オーディエンスセグメント生成を可能とした。さらに、DACの連結子会社であるプラットフォーム・ワンの提供するDSP「MarketOne」を活用することでアプリ面だけでなくWeb面への広告配信も実現し、広告主企業のマーケティングROIの向上を支援する考えだ。なお、同連携ではクライアントごとに厳正なデータ管理を行って、データの漏えいを防ぎ、オーディエンスのプライバシー保護に最大限考慮した仕組みを構築・運用している。
2015年06月23日アウルは6月11日、マーケティング担当者向けに、Web記事の効果を測定するクラウドツール「indicator(インディケーター)」の提供を開始した。同ツールは、「Web記事の効果の可視化」や「想定PVの算出」「検索エンジンにおける記事順位の測定」「類似記事のクリッピング」「キーワードでのクリッピング」といった5つの機能により、Web記事の情報価値を測定し、PR施策のROI算出だけではなく、情報資産をトータルで管理するもの。想定PVや検索順位は、同社が独自に定義した「編集価値換算ロジック」を用いて算出されるほか、記事のURLやキーワードの登録により、類似記事を自動でピックアップする。これにより、Web記事の効果が可視化できるだけでなく、伝播した同一記事を探す手間や記事ピックアップを行う手作業の軽減を実現するという。同ツールの初期費用は5万円(税別)で、月額費用は1ライセンスあたり15万円(税別)。1ユーザーを追加するごとに、月額ライセンス費は1万円(税別)追加となる。同社によるとこれまで、記事の露出効果を測るため、露出面積や露出時間を基にした「広告価値換算」が用いられてきたが、Webメディアの台頭により新しい測定方法のニーズが高まっていたという。一方で、Webメディアでは、記事がポータルサイトやソーシャルメディアへ拡散し、Web上に同一の記事が点在することから、すべてを把握するための「検索する手間」が発生するなどの課題があったと説明。同社はこれらの現状を受け、同ツールの開発に至ったとする。
2015年06月16日キーエンスは、形状測定の用語や基礎技術が学べるサイト「ココが知りたい! 形状測定」を公開した。製品の小型化やデザインの多様化が進む中、製造現場では複雑な形状の測定に対する重要性が高まっている。その一方で、複雑な測定機を扱える技術者の減少や、従来とは違った方法での測定方法の模索などが課題となっている。「ココが知りたい! 形状測定」はこうしたニーズに応えるため、「測定機の基礎や用語」について初心者でもわかりやすい解説が加えられている。また、同社の測定機を実際に導入したユーザーのインタビューなども交え、基礎から実例までを幅広く学べるサイトとなっている。全国の現場から同社に直接寄せられた声を基に制作されたという同サイトは、「三次元測定機」や「粗さ」「共焦点レーザー顕微鏡の原理」などの基礎用語解説が主な内容となっている。また、さらに詳細な内容を記した資料や、ユーザーインタビューも無料でダウンロードでき、今後はより多くの解説トピックを追加していき、役立つサイトを追求していく予定という。キーエンスは、業界では稀な「世界直販体制」を敷いており、測定技術に関するソリューション提案においても「現場に根差した現実的な提案力」で高く評価されている。同社は「今後も、製造業の測定分野に大きく貢献していく」としている。
2015年06月12日キーサイト・テクノロジー(キーサイト)は6月1日、FPGA処理カード「M9451A PXIe 測定アクセラレータ(M9451A PXIe)」を発表した。M9451A PXIeは、次世代パワーアンプの特性評価に必要なデジタル・プリディストーション(DPD)、およびエンベロープトラッキング(ET)の高速化を実現するもので、閉ループ/開ループのDPDおよびET測定を数十ミリ秒で実施でき、同社従来比で速度を最大で100倍高速化することができる。さらに、RFパワーアンプ特性評価/テスト用リファレンス・ソリューションと統合されたことで、Sパラメータ、高調波歪み、パワー、復調測定の高い確度を維持したまま、スループットをさらに高めることが可能となった。リファレンス・ソリューションで使われているDPDアルゴリズムは、同社がこれまで培ってきたノウハウと、SystemVueシミュレーション、N7614Bパワーアンプ・テスト用Signal Studioソフトウェアアプリケーションの要素技術を基に作られており、次世代パワーアンプ・モジュールのシミュレーションから製造まで一貫性のある測定を実現した。また、リファレンス・ソリューションに付属しているオープンソースのサンプル・コードはパワーアンプの特性評価に最適化されており、評価を開始するまでの所要時間を短縮できるとしている。
2015年06月01日D2C Rは、広告効果測定ソリューションツール「ART」が、スマートフォンアプリ向け広告サービス「Yahoo!アプリインストール広告」と連携したと発表した。「ART」は、複数のサイトやアプリの広告計測を効率化し、媒体に限定しない多様な切り口での広告効果測定を可能とするツール。既に190社以上の広告主に導入されており、広告効果測定が可能な連携媒体数も200メディアを超えるという。一方「Yahoo!アプリインストール広告」とは、ヤフーが提供する、スマートフォンアプリのインストール促進を目的とした広告サービスだ。今回の連携により、ART導入の広告主は「Yahoo!アプリインストール広告」の広告効果測定が可能となる。
2015年05月21日心拍数を測定する機能が搭載されたApple Watchだが、手首に入れ墨があると、測定パフォーマンスを低下させるという。Apple Watchのサポートページにこのほど注意書きが追加された。サポートページによると、永久的にもしくは一時的に、たとえば肌に入れ墨のような変化をもたらした場合に、心拍センサーの測定パフォーマンスに影響を与えるとしている。Apple Watchは心拍測定にあたって、本体裏側の緑色LEDライトと感光性フォトダイオードを組み合わせて、血液の量を検出している。このため、腕に入れ墨のようなものがあると、センサの反応に影響を与え、心拍数の測定に影響をあたえるようだ。入れ墨でなく、腕にペインティングした場合も、同様の反応となりそうだ。この記述は、最近になって、記載されたもので、米Appleのサポートページに記述されているが、日本のサポートページには同様の記載がなされていない。
2015年05月02日鹿児島市 平川動物公園は4月8日、公式Twitterにて、コツメカワウソの赤ちゃんの体重測定の様子を紹介した。○生後約1カ月が経過、順調に成長中2頭の赤ちゃんはともにオスで、3月2日生まれ。誕生時の体重は約60gだったが、生後約1カ月経過した4月8日時点では約350g、14日には400gまで増加した。同園では、毎日の体重測定で成長の様子を見守っている。体重測定の際に異常がないか、くまなくチェックを実施。この日の体重測定中は少しは目が覚めたようだが、すぐにお休みモードになってしまう様子がうかがえた。赤ちゃんは目もぱっちり開いて、ずいぶん動けるようになっている。コツメカワウソには小さな爪が控えめについているが、赤ちゃんの時には少々大きく、成長に伴ってどんどん短くなっていくという。毛の色はうまれた当初は白っぽかったが、徐々に茶色の毛に変化してきている。
2015年04月23日テレダイン・レクロイ・ジャパンは4月7日、微小電流の測定用として2種類の高感度電流プローブ「CP030A」および「CP031A」を発表した。これらのプローブは小電力機器の微小な電流測定用として開発されたもので、最高感度1mA/divでの計測が可能なほか、1%の直流/低周波数精度を実現。これにより微小電力の測定を高精度に行うことが可能となっている。また、最大連続電流は30A、最大ピーク電流も50Aと、従来のプローブの仕様をそのまま維持している。さらに、直径5mmまでの電線にクランプすることができるため幅広い用途に適用可能となっているほか、同社のほかの電流プローブと同様に、ProBusプローブ・インタフェースに対応しており、オシロスコープから電源を供給するだけではなく、プローブと通信することでプローブの感度の調整をしたり、電流値を直読したりすることができるため、オシロスコープの演算機能を使って電圧信号と掛け算をすることで電力波形を作り出し、W(ワット)として直読することも可能なほか、自動ゼロ調整やデガウスなどもオシロスコープ側から操作することができるという特徴がある。なお2製品はCP030Aが50MHzの測定帯域、CP031Aが100MHzの測定帯域となっている。
2015年04月08日キーサイト・テクノロジーは4月3日、LTE-Advanced 8×8 MIMO測定ソリューションを発表した。同ソリューションは、同社のPXIモジュール型ベクトル・シグナル・アナライザ(PXI VSA)「M9391A」、PXIモジュール型ベクトル信号発生器(PXI VSG)「M9381A」およびソフトウェアなどを組み合わせたもので、TDD方式のLTE-Advancedの商用化に必要な8チャネルを使うMIMO技術の特性評価に最適だと同社では説明している。具体的には、3.5GHz帯を利用したTDD方式のLTE-Advancedの2016年の商用化に向けた研究開発において、チャネル間の位相同期/時間同期を仕様化したほか、8チャネルまでの信号を位相コヒーレント状態で解析(最大周波数6GHz、最大帯域幅160MHz)することが可能。また、8チャネルまでの位相コヒーレントな入力信号生成(最大周波数6GHz、最大帯域幅160MHz)も可能だという。なお、同ソリューションは即日販売を開始しており、価格はLTE-Advanced 4×4 MIMO測定ソリューションで3400万円~(税別)、LTE-Advanced 8×8 MIMO測定ソリューションで6600万円~(同)となっている。
2015年04月03日キーサイト・テクノロジー(キーサイト)は3月31日、次世代移動体通信(5G)向けの空間電波伝搬特性測定ソリューションを発表した。同ソリューションでは、ミリ波周波数で最大帯域2GHzの入力信号生成、複数アンテナを使用した多チャネル伝搬測定が可能となる。また、伝送/反射ミリ波サウンディング信号の捕捉による選択したチャネル特性の抽出、オープンFPGAを使用したリアルタイム測定による長時間の連続したデータ収集、さらには指向性の強いアンテナの3次元測定が実現した。具体的には、M8190A任意波形発生器が業界最高のサンプリングレートと分解能を、PSGベクトル信号発生器が業界で最も広帯域のI/Q変調機能を提供する。また、ダウンコンバータおよびシグナル・コンディショニング・モジュールにより、5G研究に必要な確度を備えた、広帯域信号の捕捉/解析用のスケーラブルな構成が可能となる。さらに、5Gベースバンド エクスプロレイション ライブラリにより、現実的なチャネルモデルの抽出とシミュレーションが実現する。キーサイトは、「当社は無線通信技術において世界的なリーダーであり、また最適なソリューションを提供できるベンダーでもあり、お客様と連携し、5Gに必要な無線技術の研究開発をリードしています。この空間電波伝搬特性測定ソリューションは、当社が中心となり4Gから5Gへの進化を推し進めることへの新たな決意表明でもあります」とコメントしている。
2015年03月31日