子どもが小さいうちは想像もつかないものですが、進学、就職、結婚などを機に親元から巣立つ時が、いつかはやってくるものです。お子さんがすでに家を出たご家庭では「何もやる気が起きない」そう感じる人が少なくないといいます。今まで一緒にいたはずのわが子が別の場所で暮らし始める、あるいは家をあけることが多くなり、さみしさを感じてしまうことを、鳥の親子に見立て「空の巣(からのす)症候群」と呼ぶそうです。子どもが離れていくのは誰だってさみしさを感じるもの。でも、なかには無気力や虚しさに押しつぶされてしまい、身動きがとれなくなってしまう人も…。子どもが巣立つ時、親はどんなことを心がけていればいいのでしょうか。■空の巣症候群に陥るタイプは「自分の楽しみを後回し」にしてきた人「結婚して私が家を出た途端、これまで完璧に家事をこなしていた母親が抜け殻のようになってしまい、実家が荒れ放題に」という話を若いママから聞いたことがあります。その程度はいろいろですが、子どもが家を出て自立したのをきっかけに、無気力になってしまうお母さんは少なくありません。 「子どものためにはごはんを作ろうと思うけれど、夫は帰りが遅いし、自分ひとりのためにわざわざ作る気がしない」と空の巣症候群に陥っている人はこんな風に思うようです。そう感じてしまうのは、これまで「自分の楽しみを後回し」にしてきたからでしょう。いつも自分のことは後回しにして、“自分ではない誰か”のために行動してきた人は、その誰かがいなくなってしまうと、とたんに張り合いがなく、やる気も起きなくなってしまうようです。自分を楽しませることを二の次にしてきたことが、空の巣症候群になってしまう大きな理由のひとつだと私は思います。■「自分を必要としてくれるもの」を自分で作る子どもがいなくなってさみしい、虚しい、やる気が起きない…。そんな状態から抜け出す方法は「自分を必要とするもの」を自分で作り出すことです。たとえば、地域のボランティアに参加すれば何かに貢献できていると実感できますし、ペットなどお世話が必要なものと共に生活すれば「私がいなきゃ」と張り合いが持てるようになるでしょう。私が特におすすめしたいのは、雑誌の読者モデルや読者モニターに挑戦してみることです。最近はシニア世代を対象とした雑誌も増えており、紙面上で募集しているところも少なくありません。新しい商品の体験レポートを書いたり、自身の知識やノウハウを紙面で提供したりといった活動をすることで、自分の行動が新たな活力となるでしょう。内に内に閉じこもり気味だった目も、自分を必要とするものの存在により自然と外に向くようになるかもしれません。もし、自分の母親に空の巣症候群のような症状が見られたら、前述した方法をすすめてみてください。また、子どもがまだ小さく「巣立つまでにはまだまだ時間があるから」と他人事のように感じている人も要注意。子ども以外に「自分を必要としてくれる何か」の存在が必要であることを、心に留めておいてはいかがでしょうか。 ■子どもとの距離は「埋めなくていい」子どもが親元を離れて自立しようとすると、追いかけるように距離を縮めて世話を焼こうとするタイプの親がいます。けれど、子どもが親から巣立っていくのは、ごく自然なこと。空の巣症候群になりたくなくて、離れていく子どもとの距離をわざわざ「埋める」必要はないのです。巣から飛び立っていった子どもを見送り、離れた巣から見守っていく。目は離さないけれど、手は出さず、そっと見守るだけにとどめる。巣立とうとする子どもを前に、親ができることはこれだけではないでしょうか。ただし、子どものほうからコンタクトがあった時はしっかり受け止めてあげましょう。何か不安や心配を抱えていれば「大丈夫だよ」と自信をつけてあげられるような言葉がけをしてあげると良いですね。子どもの巣立ちは当たり前のことですが、さみしいと感じる気持ちは、これまでどれだけあなたが子どもを大切に思い育ててきたかの証です。でも、子どもも親もまだまだこれから人生は続きます。「自分を楽しませる」ことに日ごろから意識を向けていれば、いざ子どもが自立する時を迎えても、さみしさと上手に付き合うことができるかもしれませんね。
2018年04月23日通常学級?それとも通級?娘に合う居場所探しに悩む日々私たち夫婦は色々と迷った末に、広汎性発達障害の娘を小学校の通常学級へ進学させました。しかし、最初は順調だった学校生活も、だんだんと娘には合わなくなってきました。娘の学校での様子を、実際に見て…先生から聞いて…通常学級を選択したことを後悔し始めた私。主人も私の話を聞き、娘の学校生活を以前より、さらに気にかけるようになりました。しかし…今通う学校には支援学級がなく、通級として支援用の教室に通うしか選択肢がありませんでした。通級だけで大丈夫だろうか?それとも…もし、娘には支援学級が合っているなら学校を転校しても支援学級に通わせるべき?迷った私たちは、ちょうど予約していた5月末の発達外来の定期検診で、主治医の先生に現状を相談することにしました。学校での娘の現状、授業への遅れ、友達とのトラブル、私自身が感じる不安…全て話しました。Upload By SAKURA私は、すぐに結果を求めすぎていたのだろうか…結論を決める前に、もう少し様子を見てもいいのかもしれない…そう思い、定期検診を終えました。いざ、今後の方針を話し合う個人面談へ!そして、6月。発達外来の定期健診の報告を兼ねた個人面談で、今後の方針を先生と話すことになりました。そこで先生は、「今後は3つの選択肢があります」と言いました。3つ…?2つ(通常学級か、通級か)じゃないのかな…?思わず私が聞き返すと…Upload By SAKURA先生「通常学級、通常学級在籍で通級、支援学級在籍で通常学級に通う…この3つですね。」私「…え?…支援学級…この学校にないんじゃ…」先生「え?支援学級ありますよ?」そう…今通っている学校に、支援学級はあったのです!支援学級があった!?知らなかった事実に動揺Upload By SAKURA私たちは就学前に、「(娘の通う)○○小学校は、支援学級がなく、通級のみ。」と聞いていたのです。聞いた話と違う!なんで!?と、私は驚き、動揺しました。しかし、同時に「良かった!この学校にも支援学級あるんだ!この学校内での選択肢が増えた!」とホッとしました。3つの選択肢を喜んだ私たちでしたが、内心・・・「もし・・・もし入学前に、この3つの選択肢のことをしっかり知っていたら・・・何か違っていたかもしれない。」過ぎてしまったことを、今更後悔しても仕方ないのかもしれないけど、そんな気持ちでモヤモヤしていました。行き違いが生まれたわけは、わからないけれどそもそも、この行き違いはどこで生まれたか。私たちは引っ越し前の就学相談の段階で、支援員の要請などの手続きをするため、引っ越し先の地区の行政に、事前に受けていた「就学前発達検査の結果」「支援員要請書」の提出をしました。その際に、娘が通う小学校の支援体制の説明を受け、「(娘が通う予定の)○○小学校は、支援学級がありません。通級のみですが、大丈夫ですか?」と言われていたのです。この時には、すでに主治医の先生から「支援員の要請さえすれば、通常学級で大丈夫」と言われていたので、支援学級がないことを知った上で、家から一番近い小学校への入学を決めました。その後、入学前に何度も小学校の先生とお話をする機会はあったのですが、話の中で「通級」という言葉は出ても、「支援学級」という言葉は、私たちからも先生からも私たちからも先生方からも出ませんでした。そのため、私たちはすっかり「支援学級」はないものと思っていたのです。その上、後からわかったことなのですが、最初、学校側は、娘が「支援学級希望」だと聞いていたようです。それなのに、入学直前になって「やはり通常学級で」と行政から言われたそうです。支援学級入学で動いていた先生たちは、かなり慌てたとか。私たちは、最初に受けた(支援学級はないという)説明を聞いて、「支援学級がないのであれば、通常学級しか選択肢もないし…主治医の先生も大丈夫と言ってくれてるし、就学前の発達検査でも通常学級の判断だったので…通常学級で。」と言っただけなのです。学校の先生方は、私たち親が急遽変えたことを不思議に思っていたようなのですが、「保護者が通常学級を(強く)希望している」と思ったのかもしれません。それもあってか、入学して数か月間、「支援学級」の言葉が出なかったのかもしれません。その結果、ここに行き違いが生まれたようなのです。今となっては、何故こんな行き違いが生まれたか…詳しくわかりません。Upload By SAKURA大切なわが子の進路。行き違いから学んだことは今になって、冷静な頭で考えると、行政に頼りっきりでいたこと…人から聞いた話を、確認もせずに信じ切ってしまったこと…直接、自分で学校へ出向かなかったこと…娘の就学先を決めるにあたり、それは、私たちの失敗でした。ただでさえ初めてのことで、どういう手順で動いていいかわからないのに、直前に引越しをすることになったことで、通常より複雑な手続きになってしまった。わからないから、できるだけ行政や就学相談の時に聞いて、その通りに動いたつもりでしたが、結局行き違いが生まれました。もし選択肢が、就学前にあったら…今さらそれを考えても仕方ないのかもしれません。でも、大切な我が子の進路。人任せにするのではなく、自分で動いて、きちんと重ねて確認する…しつこいと思われるぐらいの確認でちょうどいい、そう思いました。皆様が私のような失敗をしないよう、良くも悪くも参考にしていただけたら、嬉しいです。Upload By SAKURA
2018年03月21日春は、進学・就職・転勤などでストレスが増える時期こんにちは。感涙療法士の吉田英史です。3月と言えば、進学、就職、転勤等の異動が決まる時期。心休まらず、それがストレスになっている方も多いのではないでしょうか? 中には、ストレスが原因で肌荒れを起こしてしまうなんて方も……。そんなときは、涙活(るいかつ)をおすすめしたいと思います。涙活とは、1ヶ月に2~3分だけでも能動的に涙を流すことで、心のデトックスを図る活動を言います。泣くことがストレス解消に有効!?泣くと、身体にある変化が起こります。人は、涙を流すと、自律神経が緊張や興奮を促す交感神経が優位な状態から、リラックスな状態になる副交感神経が優位な状態に切り替わります。涙活は、この仕組みを利用した健康法なのです。肌荒れにも抜群の効果を発揮します!涙活にオススメの泣ける映画。泣いて心のデトックスを!今回ご紹介する映画は、『余命1ヵ月の花嫁』(2009年)です。末期の乳ガンで24歳にして亡くなった長島千恵さんの生涯を描いた作品。支えてくれた恋人と余命1ヶ月を夫婦として過ごす日々には涙が止まりません。死の間際まで乳ガンの撲滅を訴え続けていく姿勢には、感動と勇気を与えてくれます。感涙療法士/吉田英史
2018年03月19日小学校や中学受験を考えるママにとって、一貫校や大学の附属校を選ぶかどうかは、かなり悩むところではないでしょうか。エスカレーター式なら受験の回数を減らすることができますが、メリット、デメリットはほかにもどんなことが考えられるのでしょうか。そこで、ママ自身がお受験をしたことがある人、子どもがお受験を経験したママたちに話を聞きました。■メリット1:好きなことに打ち込める息子が、エスカレーター式の学校を卒業したというNさん(58歳)。遊びたいさかりの子どもを受験させることに「かわいそう」と思う面もあったといいます。でも一定の成績をおさめることができれば、エスカレーター式で大学に進学できたため、「外部受験よりも結果的に楽だったのかも」と、思っているそうです。「受験がない余裕があるからこそ、学生時代はサッカー部で毎日がんばっていました。社会人になったいまも当時の仲間とフットサルを楽しんでいるようです。好きなことを見つけられて、友だちや先生といまでも濃い付き合いができることもあって、一生の財産を得られたのではないでしょうか」(Nさん/58歳・社会人のママ)ちいさいときに勉強で遊ぶ時間が減るのはかわいそうかもしれないけれど、その分、受験後に思いきり好きなことに打ち込める。そして、一生付き合える仲間を見つけられる。こうしたメリットもあるようです。■メリット2:留学などのチャンスが多い母親自身が、中高一貫の女子高に進学したというYさん。同じミッション系の大学の指定校推薦が多く、それを利用して大学へ進んだそうです。「私の学校からは一般入試ではとても入れないような有名大学に行けたので、受験に関してはラッキーでしたね。オーストラリアに姉妹校があり、中学生のときから毎年のように短期留学もできました。おかげで英語が好きになり、いまも勉強を続けています。娘にも同じような環境で学ばせてあげたいけれど、学費がちょっと心配です」(Yさん/39歳・小学3年生のママ)Yさんとは別に、やはりミッション系の女子高で指定校推薦を受けて、同じくミッション系の大学に進学した友人がいます。彼女がいうには「私は、中学受験していたから楽できてよかったけど、いまの自分には娘を通わせる財力がない」とのこと。いわゆるお嬢さま学校といわれるところは学費だけでなく、友だち付き合いにもお金がかかり、余裕がないとちょっと大変な一面もあるようです。■メリット3:ママ友付き合いが楽!「うちの息子は小学校受験をしました。住んでいるところはバラバラだし、公立よりも保護者会などが少ない気がします。私は働いているので、そうした行事に休みを取られずに済むのはありがたいです。また、収入や家庭環境、考え方が似ている人が集まりやすく、保育園のときよりもママ友付き合いがしやすくなったと感じています」(41歳・小学6年生のママ)子どもだけでなく、ママにとってのメリットも見逃せませんね。これを享受するには、校風を見きわめることも重要。学校説明会などでチェックしておきましょう。■デメリット1:附属校だからといって油断できないこれまでの話ではエスカレーター式という特性をうまく生かして、大学進学、留学といった先に進むメリットが語られましたが、デメリットはどんなものがあるのでしょうか。【だれもが進学できるわけではない】「私の通っていたころの附属校は、成績順に希望の学部を選べたんです。大学の花形学部である法学部や文学部は成績上位の子でいっぱい。私は高校時代に遊んでしまって成績が悪かったこともあり、内部進学するなら二部、つまり夜間しか選べなかったんです。だからといって、外部受験するなら浪人しない間に合わないし、仕方なく二部を選択しました。有名大学の附属校だからといって、だれもが希望どおりに進学できるわけではないところもあります」(39歳・小学2年生のママ)【途中で進路が変わることも】「息子は中学から大学の附属校へ。高校生になって進路を考えだしたときに、医学部へ行きたいと言い出しました。しかし、エスカレーター式の大学には医学部がないんですよ。中学受験をすれば子どもも楽をできると考えていたけど、進路が変わることだってあるわけだし、附属校だからと油断はできないものですね。正直なところ、附属校ではなく公立にすればよかったのかなと思ってしまいます」(48歳・高校2年生のママ)中学校へ進学する時点で進路が決まっている子のほうが少ないかもしれません。附属校はエスカレーター式で進学しやすいとはいえ、必ずしもそれが子どもの夢のための進学が>一致するとは限らないことも覚えておきましょう。■デメリット2:お弁当作りが大変!「小学校では給食があったので、やっとお弁当作りから解放された! と思ったのですが、私立中学に進学してからはまたお弁当作りの日々が…。駅まで車で送っていかなくてはならないし、朝はまさに戦場です!」(40歳・中学2年生のママ)私立校は給食がない場合も多いですよね。子どもはお弁当のほうがうれしいかもしれないけど、ママにとっては大変かも!?■デメリット3:おさななじみがいない…「わたしは、幼稚園から大学の附属校に通っていたので、近所に友だちがいなくて。おさななじみに、あこがれちゃいます。学生時代も基本的には同じ顔ばかりなので、一生付き合える親友もできたけど、狭い世界で生きてきたような気がしています。人間関係がうまくいかないときは本当につらかった。高校進学時に外部受験も考えたのですが、中学受験を経験して別の附属校に入ったからもったいないし、親にも申し訳なくてそのまま残りました。いいこともたくさんあったけど、嫌な部分も見てきたから子どもが希望しないなら受験させる気はありません」(39歳・3歳児のママ)私立の場合は、みんなが近所に住んでいるとは限りません。そのため、地元に友だちがいないという結果になることも…。また、人間関係がうまく築けないと、長期にわたってつらい思いをすることもあるようです。もちろん、こうしたメリット・デメリットは、公立校にもあります。どちらがいい・悪いと決めることはできないけれど、わが子に合う・合わないは事前に検討できるはず。デメリットもしっかり把握したうえで、子どもにとって最適な道を考えてあげたいですね。
2017年06月26日女優の芦田愛菜が、進学塾・早稲田アカデミーの広告キャラクターに起用された。きょう24日から、新聞・交通広告に登場し、今後はテレビCMも予定している。この春、難関私立中学に合格した芦田。広告のキャッチコッピーは「天才はいない」で、芸能活動に加え、勉学の努力も惜しまない姿が、早稲田アカデミーの「本気でやる子を育てる」という教育理念の理想であると考え、今回の起用に至ったという。ちなみに、芦田が入学したのは慶應義塾中等部だが、早稲田アカデミーは早稲田大学と組織上は関係ない。
2017年04月24日こんにちは。婚活コンサルタントの菊乃です。この時期、親戚や友だちの子どもが小学校や中学校に進学したという知らせが届きます。こういうときって、お祝いは何を贈ればいいのか迷いますよね。私は昔、図書券、図書カードをよくもらった覚えがありますが、街の本屋がどんどん減っている今でも図書券を贈るってありなのかな、とか考えてしまいます。今回は、マナー研修講師の樋口智香子さんに進学祝いの相場 についてお聞きしました。●進学祝いの相場●小学校入学祖父母であれば1万~3万円 が相場で、他の親戚は3,000~5,000円 を目安に。お金ではなくて学校で使うものを親に聞いて贈ってもいいかもしれません。自由に使える現金でもいいですが、ギフト券や図書カードも人気です。●中学校入学金額は小学校と同じぐらい が相場です。●高校入学高校生になると欲しいものも増えてきて、金額も上がります。祖父母以外の親戚でも1万円以上 が相場。欲しがるものもパソコンとかタブレット、通学バッグなど値段も上がりますね。●学力アップする入学ギフト●図鑑子どもの入学祝の昔からの定番、図鑑。図鑑といっても文字が少ないもの、多いものなど、対象年齢はさまざま。ただ図鑑といっても乗り物、恐竜、動物などいろんなジャンルがありますので、相手の子どもの好きなことは事前に調べる 必要がありますね。相手の子どもの興味関心のジャンルが分かれば、図鑑もいいですね。価格は3,000円~。●地球儀コチラも贈り物の定番で、勉強が好きな子どもの家にはよくあるそうです。小学5年生で国土のことを勉強しますので、高学年進学ぐらいのお祝いがいい かも。今の地球儀はただ回るだけではなくて、タッチペンでその国をタッチすると国名や首都をしゃべるようにできていたり、英語に切り替わる機能が付いていたり、ハイテクなものがたくさん!大人も楽しめそうですね。価格は約1万円~。●意外と使える図書カード本屋以外にも図書カードは使えるところがあります。大手家電量販店や大型スーパーの中には書籍コーナーがあるところもないでしょうか。そこで図書カードが使える場合もあります。DVDレンタルショップの『TSUTAYA』や『ゲオ』の中には新刊書籍も扱っているお店があり、そういう場合は図書カードでお会計ができるところも。お店によって異なるので確認してください。また、『アニメイト』は全商品で図書カードが使えるようです。【取材協力/樋口智香子】資生堂ビューティーコンサルタントキッザニア東京では優秀スーパーバイザー賞を受賞。現在は独立して、一人ひとりを輝かせる接客マナーの専門家として企業研修や婚活マナーの講師として活動中。・アカデミー・なないろスタイル●ライター/菊乃(婚活・恋愛コンサルタント)●モデル/神山みき(れんくん)
2017年04月06日制服はいらない。娘なりの中学校入学準備出典 : 前回は不登校の娘と迎えた、小学校の卒業エピソードをご紹介しました。(以下、関連記事参照)今回はその合間にあった、中学校入学準備のエピソードからご紹介したいと思います。2学期の終わりの家庭訪問で、娘は担任から「小6の2学期に中学の制服採寸会がある」と聞かされました。「どうする、制服いる?」と私が聞くと、「先生、私の行く中学の名前を教えて」といってパソコンで検索をし始めました。そして、制服の画像を出してきて「これやったらいらんわ」といったのです。そして私に「体操服もいらん。またそのとき考えよう」と言いました。おそらくどんなデザインであろうと制服はいらなかったのでしょう。感覚過敏の彼女は、制服どころか普通の服装もままならない状態。制服は無理だろうと私も思っていました。そして娘は、自分なりに中学校との距離の取り方を既に考えていました。「入学式は行かない」、「中学生の間に1回くらい行ってみたい」と通学する意思がないことははっきりと言っていました。だから「制服はいらない」といったのだと思います。正直、制服姿が見たかった私ですが、彼女にとって制服は重荷になるだけだと思ったので、もし「学校に行きたい」ということがあればその時に購入したらいいと考え、一切買わないことにしたのでした。小学校を留年したいと言う娘。その真意は…出典 : 小6の3月のことです。娘がふと「小学校と中学校はだいぶ違うの?」と聞いてきました。「そうやね、だいぶ違うね。」と答えると、「小学校を卒業するの不安。留年できたらいいのに。」と言ったのです。ああ、中学校という新しい環境に入るのがとても不安なんだなと改めて感じました。最初は本人も、「どうせ通わないんだから、今までと何も変わらない」と言っていたのです。しかしだんだんと不安になってきたらしく、「中学校の先生ってどんな人だろう」など中学校のことをいろいろ聞いてくるようになりました。そして、「私はまだ小学生をクリアしていない」と言ったのです。小学校の勉強ができていない状態で、中学校に進学するのはとても怖かったようで、小学校をクリアしないと、中学校に行ってはダメだと思っているようでした。「中学へは行かない」と言っていても、心は乱れ思い悩んでいたのだな、と気付かされました。入学式当日、親子で感じた中学進学への未練出典 : あらかじめ中学校には「入学式には出席しません。学校に通う意志もありません。」と私から言ってありましたので、入学式はのんびり家で過ごそうと思っていました。でも娘は朝から熱が出て苦しそうにしています。私も頭がガンガン痛くなり、頭では切り替えたつもりでいましたが、やっぱり親子して入学式を心から追いやるのは難しいな、と感じました。結局この日は、2人して1日中寝込んで終わったのでした。不登校児にとって、進学時期はどういう心理になるのか?出典 : 娘と共に小学校卒業、そして中学校の入学を経て、ふと思い出した話があります。これは、中学校の教員から教育相談の相談員になった先生に聞いた話です。小6や中3といった、進学を控えた学年になると、急に勉強を始めてみたり、3日くらい頑張って学校に行ってみる不登校の子が、増えるそうです。「次は中学だ」、「次は高校だ」ということを意識すると、子ども自身も学校に行っていないことを気にしますし、なんとか「自分はやれる」ということを証明したくて、いろいろチャレンジしてみるのですね。子どものなかでは「進学したい」という気持ちもあります。「小学校は行けなかったけど中学こそ」「中学は行けなかったけど高校には行きたい」…こういう気持ちがあるのも、子どもの心の中では本当のことなんです。だけど、「人並みに進学したい」という気持ちの裏には、「でも行きたくない」という本心が隠れていることが多いです。そして、心のエネルギーがついてこないので、何日かは無理に行ってみたものの、やっぱりダメだったと落ち込んでしまうことが多いそうです。親は子どもの表面的な言葉や行動を見て、「やっとやる気になったのね」と期待するので、また行かなくなった我が子を前に、傷口に塩を塗りこむように責め立てることも多いのだとか。娘も、小5の終わりくらいから「学校って楽しそう」「学校へ行ってみようかな」という言動が目立ちました。けれど、放課後ちょっと学校に顔を出しただけでもダメージはひどく、先生の家庭訪問に合わせるように睡眠リズムが乱れ、当日には必ず寝ている状態でした。私はこの話を思い出し、娘の行動や気持ちにこうした変化があっても無理をさせずに済み、良かったと思っています。進学は子どもも不安。小6、中3といった時期は気を付けて出典 : 不登校の子どもは、進学を控えるととても不安定になります。人並みに進学したいという気持ち、でも行きたくないという気持ち、親や周りの期待に応えたい気持ちで揺れ動いています。1番苦しんでいるのは子どもだということを忘れず、進学を区切りに無理に次のステップに押しやるような言動は、やめてあげたいものですね。子どもたちが本当に動きたくなったときは、どれだけ親が止めても動き出します。それまでは親も辛いですが、子どもを「信じて、任せて、待つ」という気持ちを忘れないでいたいものです。
2016年10月21日中1から不登校になった息子出典 : 発達障害と目の障害があり、不安を強く感じると声が出せなくなることがある息子は、中学1年生のときから不登校になりました。不登校になってから月日がたち、息子は中学3年生になりました。息子の身体はいつの間にか大きくなり、私の背を越すほど成長していいきます。また、家で療養がゆっくりとできたこともあり、少しずつ笑顔を取り戻していきました。そして家の中で過ごす毎日に退屈さを感じてきたようで、よく「暇だ。何かすることない?」と聞いてくるようになりました。その言葉を聞いた私は、「そろそろ動きだす心の準備ができてきたのかも。」と感じました。そんなとき、息子の気持ちを聞き出してくれたのはかかりつけの病院の先生でした。先生は「将来は何がしてみたい?進学をどう考えてる?」と息子に聞き、選択肢を5つほど紙に書き出しました。・普通の高校に行く・支援学校の高校に行く・定時制の高校に行く・働く・ニートになるその選択肢を見て息子は「ニートにはならない。」「何かやらないといけないけど、何をしたら良いのか分からない。」と答えました。この頃の息子はまだまだ夢も希望も持てず、将来を考えるのが難しかったため、何をどうして良いのか分からないという状態でした。息子が一歩を踏み出すために、親ができることはなんだろう出典 : 「何かをやりたい。」と思い始めていた息子ですが、長い間不登校だったため、あらゆる経験も知識も少ない状態です。そんな息子が自分で決めていきなり何かを始めるのは難しいでしょう。そこで私は長年関わってくれていた心理士の先生からアドバイスをいただき、「少しづつ社会の情報を与えていく。そのなかから親が選択肢をあげて、導いていく。」という関わり方の基本を決めて、少しつづ世間とかかわるところから始めました。家庭内で行ったのは、テレビからの情報をうまく利用することでした。例えばタレントや、キャスターの仕事を指し「これも仕事なんだよ。」と声かけしていました。ニュースからも「世の中にはいろんな仕事ある。」というメッセージを伝えていきました。外出も無理のないところからスタートしました。近場のコンビニに行ったり、時にはコンサートに行ったりと、外出で関わる人から関連付けて、進学や将来の選択肢をできるだけ多く伝えていきました。そして息子の様子を見ていた私は、ある1つの考えにたどり着きました。「この子には、信頼の置ける人との関わりが必要。そして同じ障害のある人との関わりが大事。障害があっても生きていく道はたくさんあるんだと知ってもらうことが大切。」母としての素直な想いを、息子に伝える出典 : そのような考えに至ったときに私の頭に浮かんだのは、数年前に出会った、息子と同じ目の病気で全盲になった特別支援学校の先生のことでした。その先生は私の気付かない息子の気持ちを指摘してくれたり、見た目で判断せずひとりひとりの心に寄り添う支援が必要なことを息子が通う学校に伝えてくれたり、私の思いを聞いてくれたりと、ずっと私たち親子を支えてくださっていました。その先生がいる支援学校なら、この子は生きる力をつけていけるのでは?支援学校に見学に行き、先生方の子どもへの接し方を見ると、私の思いは確信に変わりました。そして私は考え抜いた末に、息子にその素直な気持ちを伝える事にしました。「お母さんのわがままだと思ってきいてくれる?お母さんはこの支援学校が素晴らしい場所だと思ってる。あなたがここで学んでくれたらお母さんは嬉しい。ここを卒業したら、自分の好きなように生きなさい。その時は全力で応援するから。その力を身につける為にもここで学んで欲しい。」支援学校へ入学した息子に、笑顔が戻ってきた出典 : 支援学校との個別面談なども通して、学校の雰囲気をつかんだ息子も、入学を決意しました。支援学校の入学式で入学者の名前を呼ばれたとき、息子は「はい!」と返事ができました。それだけで、「ここは息子が安心して過ごせる場所だ。」と安心しました。不安になると声を出せなくなる息子が式典の場で返事をできるほど、その学校はあたたかい雰囲気だったのです。その後、息子は寄宿舎にも入舎し、生活リズムも整ってきました。朝が起きられなかった息子が起きられるようになり、日常生活をする体力も取り戻していきました。私から離れたことで、自立への大きな一歩を踏み出すことができたと思います。そして何より、息子はよく笑うようになりました。その笑顔は、支援学校で「ひとりでできた!」ということを経験して生まれた自信の表れです。私だけで息子と関わろうとせずに、かかりつけの先生や心理士の先生方からのアドバイスをもとに息子を外に少しずつ連れ出して、息子に必要なものを見極められたこと、そして素晴らしい支援学校の先生方に出会えたことが、今の息子に成長する大きな転機になっていると思います。息子の晴れ晴れとした姿を見て、あの時、息子の背中を押して良かったと心から思っています。
2016年09月29日質問:学資保険への加入を考えていますが、どんな商品を選べばよいですか?教育資金の用途として大学進学費用を重視するか、中学校・高校進学時にも資金を利用するかがポイントです。学資保険の検討の際には、まず次の2つの点を考えることが重要です。お子さまの進路選択のイメージを持つこと。男子・女子の差はほとんどなくなってきている■大学進学率は25年間で倍増お子さまの進路選択に大学進学を想定するかどうかで、教育費の総額は大きく変わります。文部科学省のデータによると、平成元年に24.7%だった大学への進学率が、平成21年には50%を超え、平成25年では49.9%となっています。■男女間の大学進学率の差も僅差に男女別に大学進学率を見た場合、平成元年には男子34.1%、女子14.7%と男女差がありましたが、平成25年には男子54%、女子45.6%と男女間の差は小さくなってきています。「自分は大学に行かなかったから、わが子も……」といった先入観は禁物です。お子さまが成長され進学を希望されるなら、それに応えてあげられるように準備をしておくのが理想ではないでしょうか。必要となるであろう教育費の目安を把握しておくこと国公立と私立の違いも教育費を左右する要素です。私立高校の学費が国公立大学の学費並みになるケースも見受けられます。■大学初年度費用は国立大学で817,800円、私立大学平均が1,311,644円国立大学の入学に際し必要な初年度費用は、学部や立地、キャンパスの広い狭いに関係なく、授業料は一律で535,800円、入学金が282,000円(注)の合計817,800円となっています。(注)公立大学の入学金は地域内、地域外で金額が変わる場合があります。■私立高校の初年度費用は全国平均715,644円、私立中学校の初年度費用はなんと平均777,431円一方、私立高校の初年度費用は全国平均で授業料383,598円、入学金161,580円、施設整備費等170,466円の合計715,644円となり、国公立大学の初年度費用と遜色がない状況です。平成26年以降、「高等学校等就学支援金制度」に基づき私立高校への進学者にも就学支援が行われるようになりましたが、支援金の支給額は最大で年間297,000円にとどまり、保護者の年収がおおむね910万円以上ある場合は支援制度が適用されません。中学から私立への進学を考える場合は、初年度費用で777,431円が必要となり、中学から大学まですべて私立に通った場合は、最低でも10年間の教育費は800万円以上かかると見ておく必要があります。学資保険「祝い金」の受け取りのタイミングの違いに注意最近の学資保険は、同じ保険会社の学資保険でも、プランによって祝い金や満期金の受け取りのタイミングはさまざまです。学資保険で積み立てた資金をどのタイミングで活用するか、あらかじめイメージしておくことが大切です。■大学4年間の費用重視型:大学進学後の学費準備を重視する方向けのプラン近年の学資保険のプランで増加してきたタイプです。お子さまが18歳になったあとの指定日以降、毎年祝い金を受け取れます。■大学初年度費用に重点を置いた一括受取型:教育費の中で、最も出費が多くなると考えられる大学入学時の費用を重視したプラン満期金を一括で受け取るため、使い道の自由度が高くなります。■進学タイミングに応じ受け取れるステップ型:幼稚園から大学まで進学時期にあわせた祝い金受け取りプラン「幼稚園」「保育園」から「大学卒業」まで、進学のタイミングごとに受け取れるプランです。進学時期にあわせて祝い金を受け取るため、入園・入学手続き時の対応はしやすくなりますが、その分、大学在学中の教育費に回せる資金は少なくなります。いくら条件がよくても、必要な時期に必要な金額が使えなければ「絵に描いた餅」お子さまの誕生時に、将来の進路選択をイメージしていても、実際にはそのとおりにいかない場合もありえます。学資保険だけでなく他の方法も含め、お子さまが選択される進路に応じた対応ができるように貯蓄計画を検討するようにしてください。※掲載されている情報は、最新の商品・法律・税制等とは異なる場合がありますのでご注意ください。
2016年09月15日大垣共立銀行は14日、進学ローン「合格応援キャンペーン」を実施すると発表した。同キャンペーン期間中は「ライフプラン『進学ローン』(金利変動型)」を通常よりもおトクな金利で借入れできるとともに、「ライフプラン『進学ローン』」または「進学ローン『カード型』"青春太鼓判"」を契約した顧客に図書カードをプレゼントするという。OKB大垣共立銀行はこれからも、顧客の役に立てるよう、魅力あるサービスを届けていくとしている。○キャンペーン概要実施期間:10月14日(火)~2015年5月29日(金)対象商品:ライフプラン「進学ローン」(金利変動型・金利固定型)、進学ローン「カード型」"青春太鼓判"対象となる人:期間中、上記対象商品を申し込みのうえ、2015年6月30(火)までに借入れ(契約)した顧客内容:ライフプラン「進学ローン」/金利変動型 - (1)融資金利を年1.8%(通常時は年3.225%)とする(2)保証料を通常よりも引下げる(3)図書カード(1千円分)をプレゼントする/金利固定型 - 図書カード(1千円分)をプレゼントする、進学ローン「カード型」"青春太鼓判" - 図書カード(1千円分)をプレゼントする
2014年10月16日学資保険は、教育資金づくりの王道です。でも選び方・入り方を間違えると、保険料総額よりも受取金の合計額のほうが少なかったり、初年度納入金の支払いに間に合わなくて大慌てしたりすることも。学資保険の貯蓄性を見極めるコツと賢い入り方をご紹介します。1.学資保険とは学資保険は、教育資金づくりを主目的にした保険です。保険料を払い込めば、大学等の進学時に保険金が給付される仕組みになっています。特長は次に挙げる5点です。進学のタイミング等に合わせて学資給付金や満期保険金が支払われます。保険期間中に契約者である親が死亡した場合は、以後の保険料が免除されます(一部の学資保険には、この「保険料払込免除特約」がない商品や取り外せる商品もあります)。保険期間中に子どもが死亡した場合には、所定の死亡保険金が支払われます。契約者である親が死亡した場合には、満期になるまで「育英年金」が支払われる商品があります。子どもの医療保障を付加できる商品があります。1~3については、大半の学資保険に備わっています。4と5に関しては一部の商品で付加できるようになっています。2.返戻率100%以上を探せ!教育資金づくりのために学資保険に加入するのなら、真っ先にこだわるべきは「返戻率」です。返戻率とは払い込んだ保険料に対してどれだけの給付金(学資金)が支払われるかを表す指標です。「学資給付金の受取総額÷払込保険料の総額×100」(%)で算出します。例えば、満18歳~満21歳まで毎年50万円がもらえるA学資保険の場合、受取金の総額は200万円(=50万円×4回)です。月払保険料10,323円を被保険者である子どもが0歳~15歳になるまでの15年間払い続けた場合、保険料総額は1,858,140円(=10,323×12ヵ月×15年)。返戻率は、107.63%になります。一方、6歳時10万円、12歳時20万円、15歳時30万円、18歳時40万円、20歳時50万円、22歳時50万円の合計200万円が受け取れるB学資保険の場合、月払保険料8,073円を子どもが0歳~22歳になるまでの22年間払い続けた場合の保険料総額は2,131,272円(=8,073円×12ヵ月×22年)であり、返戻率は93.84%となります。受取総額が同じでも、毎回の保険料や払込期間等が異なると返戻率は異なります。ひと手間になりますが、返戻率は必ず計算しておきましょう。3.学資給付金が支払われるタイミングをチェックする学資給付金が支払われるタイミングは学資保険によって様々です。進学前の12月に支給される商品もあれば、進学前の10月や11月に支給される商品、学資年金支払開始年齢を複数のパターンから選べる商品等があります。学費のうち初年度納入金の納付期限は通常、合格発表後の2~3週間以内が目安です。私立大学のAO入試の場合、入学願書受付時期が早いことが多いので、早ければ10月頃には初年度納入金の支払いを済ませなければいけないところもあります。学資保険に入る場合は、受取時期を必ずチェックしてなるべく早めに学資給付金が受け取れるように設定した方が安心です。4.育英年金を付ける場合の注意点育英年金は、子ども本人に支払われる年金です。「子供保険」の名称で販売されている学資保険に組み入れられていることが多く、契約者である親に万一のことがあった場合に、その年から満期になるまで「毎年お亡くなりになられた日」に所定の年金が支払われるようになっています。天国のお父さん(お母さん)から毎年プレゼントが届く感覚ですね。ただ、育英年金の年金額とそれまでに払い込んだ保険料総額によっては、その子を扶養家族にできなくなることがあるので要注意です。これは1年間の育英年金額から、その経費にあたる保険料相当額を差し引いた金額が基礎控除の38万円を超えると、その子に課税所得(雑所得)があるとみなされてしまうからです。そうなるとその子は「扶養家族」ではなくなり、扶養控除や母子家庭等に支給される児童扶養手当等が受けられなくなる可能性が出てきます。育英年金を付ける場合は、年金額を38万円以下に設定するように心がけてください。5.まとめ教育資金づくりのために学資保険を利用する場合は、育英年金や子どもの医療保障等の特約が付いていない、シンプルなものを選んでください。これらの保障が付いているものは、大半が返戻率100%未満の「元本割れ」の状態になっているからです。あれもこれもと保障を欲張らないで、必要なタイミングに十分な学資給付金が支払われる保険を検討しましょう。コラム監修者プロフィール 柳澤 美由紀(やなぎさわ みゆき)CFP(R)/1級ファイナンシャルプランニング技能士関西大学社会学部卒。大学時代に心理学を学び、リクルートグループに入社。求人広告制作業務に携わった後、1997年ファイナンシャルプランナー(FP)に転身する。相談件数は800件以上。家計の見直し、保険相談、資産づくり(お金を増やす仕組みづくり)が得意で、ライフプランシミュレーションや実行支援も行っている。家計アイデア工房 代表※この記載内容は、当社とは直接関係のない独立したファイナンシャルプランナーの見解です。※掲載されている情報は、最新の商品・法律・税制等とは異なる場合がありますのでご注意ください。
2013年04月18日リクルート進学ネットは、9月に高校生400人を対象に、高校生の恋に関するアンケートを実施。その結果を「リクルート進学ネットジャーナル」で公開している。まず、「いま好きな人はいますか?」の問いに対し、YESが46.4%、NOが53.6%。「付き合ったことがありますか?」という質問ではYESが48.3%で、NOが51.7%だった。高校生のおよそ半数は好きな人がいる、もしくは付き合ったことがあるという結果になった。「異性との出会いの場所は?」と尋ねたところ、トップは「学校」で282人。2位は「SNS」で23人だった。告白の方法について聞くと、1位は「直接会う」で74人。次が「メール」で67人だった。「手紙」も多い回答で、3位にランクインした。次に「一目ぼれしたことはありますか?」と尋ねたところ、YESは49.5%、NOは50.5%だった。約半数が一目ぼれを体験しているようだ。また、「先生を好きになったことがありますか?」という問いでは、YESはわずか12.5%。9割近くが「先生を好きになったことはない」と回答している。詳しくは、進学ネット「高校生の恋愛実態を大公開」で見ることができる。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年12月12日ベネッセコーポレーションは10月7日、日本の高校から海外の大学への進学を検討している高校生を対象に「海外進学カレッジフェア」を開催する。「カレッジ」は、日本の短大または専門学校に相当し、日本から海外大学へ進学するには、カレッジからの編入を目指すコースが一般的だという。このフェアは、日本からの進学者が多いアメリカ、カナダ、オーストラリアのカレッジより入試担当者を招き、各カレッジの内容を直接質問できる場を設けることで、日本の高校生の海外大学進学を支援するというもの。開催時間は、11時~16時。会場は東京都新宿区のBenesse海外進学サポートセンター。10時30分より随時受付、出入り自由だが、参加には事前予約が必要となる。フェアの詳細、参加予約は「海外進学カレッジフェアのページ」へ。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年09月16日リクルートが運営する進学情報サイト「リクルート進学ネット」は、「学費シミュレーター」を開発したと発表した。同社が発表した「第5回高校生と保護者の進路に関する意識調査2011」において、保護者が進学にあたって重要だと思う情報の第1位が「進学費用」(52.3%)となり、前回1位であった「入試制度の仕組み」を抑えてトップとなった。「学費」の進路選びへの影響は大きく、学費を理由に希望進路をあきらめるケースも出てきている。「学費シミュレーター」は、家計において学費の支払いが可能かどうかのシミュレーションに加え、ファイナンシャルプランナーからのアドバイスや家計改善方法の提案により、学費支払いのめどを立てることを目的とした無料サービス。進学費用への保護者・高校生の関心が高まる中、一人でも多くの高校生が希望通りの進路を実現できるよう応援していくという。進学費用は国公立や私立、学部や学科別に大きく異なる。学費シミュレーターでは、国公立/私立、大学/短大/専門学校、学部/学科の系統、進学したいエリアなどの条件で、初年度の学費、および卒業までにかかる学費総額の相場を提示。具体的な志望校がある場合は、希望する学校、学部/学科で検索し、初年度の学費、および卒業までにかかる学費総額を確認することが可能となる。学校別の学費情報は、来年度の学費が決定する7月以降に実装予定。算出された学費情報を元に、各家庭の収入・支出・貯蓄額などを入力することで、進学後の学費支払いが可能かどうかを具体的な数字やグラフで見ることができる。また、学費の重複も考慮し、子どもは3人まで入力可能。複数の子どもを同時にシミュレーションすることができるため、学費の支払いが、どの年にどのように重なるかも確認できる。シミュレーションの結果に応じて、ファイナンシャルプランナーによる家計改善アドバイスと進学費用が不足した場合の改善策を提案し、これにより各家庭における「学費」という制約条件を解決、子どもの希望進路の実現を目指すという。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年03月29日