「『私、失敗しないので』というのはドラマの世界の話。人間は誰しも失敗します。私は認知症の母の介護でいくつも失敗をしました。母には心の底から謝罪したい」そう語るのは、医師の森田豊先生。森田先生は、人気ドラマ『Doctor-X~外科医・大門未知子~』(テレビ朝日系)の医療監修を担当。米倉涼子演じる主人公の決めゼリフ「私、失敗しないので」には、命に関わる現場では失敗は許されない、という思いが込められている。しかし、現実は違った。森田先生は、現在介護施設で過ごす母(94)の認知症のシグナルに気づいていたのに、手を打つのが遅れてしまったのだという。その後悔や反省を新著『医者の僕が認知症の母と過ごす23年間のこと』(自由国民社)にしたためた。知的でおしゃれが大好きな母の異変に気づいたのは、アメリカに留学していた森田先生が妻子を伴い帰国した後。再び二世帯同居を始めた90年代後半のことだった。「帰国してしばらくすると、母は体の不調を訴えてきました。最初は『口が痛い』『胸がざわざわする』などで、その都度病院にかかりましたが、異常はなし。おしゃれに無頓着になり、外食にも行きたくないと言うので、うつ病を疑い心療内科の受診を勧めましたが、原因は特定されませんでした」(森田先生・以下同)森田先生が渡米していた当時、父は仕事のため不在がちで、母は一人で過ごす時間が増えていた。そのことが原因でうつ病を招いてしまったのではないかと考えたのだ。いま振り返れば、母を一人にさせてしまったことも、失敗の一つだったという。やがて物忘れの症状も出始めた。’06年11月には「振り込め詐欺」の被害に遭い、200万円を振り込んでしまった。「そのころからトラブルが急に増えていきました。外出先から一人で帰れなくなったり、食事を済ませたのに『まだ食べていない』と言い出したり。大量にバナナを買ってきて冷蔵庫に入れるなど、認知症かもしれないという行動もあったのですが、母が認知症の検査を嫌がっていたこともあり、強くは勧められなかったのです……」受診を先延ばしにしているうち、少しずつ認知症は進行していた。カレーを温めようと鍋を火にかけたのを忘れてボヤ騒ぎを起こしたときに、「このままでは周囲の人を巻き込んでしまうかもしれない」と危機感を抱いた森田先生は、ついに母の説得を試みる。「『僕のために検査を受けてほしい』と必死に頼み込みました。ようやく母が納得し、2度目のMRIの検査を受けたところ、海馬の萎縮が認められ、アルツハイマー型認知症の診断が出ました」治療を開始したときには、最初の異変に気がついてから7年が経っていた。「もしあのときに強く治療を勧めていたら……」と、いまでも思うことがあるという。次に待ち受けていた関門は「介護サービスを受ける」こと。デイサービスに送り出す際、何度も「そんなところに行きたくない」と拒まれたが「お母さんの健康を維持するため」とまたも頼み込んだ。「施設ではスタッフさんたちがレクリエーションをやるよう上手に気持ちを向かせてくれたので、やがてデイサービス通いも嫌がらなくなりました。その後、腎盂腎炎を起こして入院したのをきっかけに、介護施設に入ってもらいました。最初は『帰りたい』と言っていましたが、段々と生活が落ち着いてくると、体調もよくなり、性格も穏やかになってきて、昔の母が戻ってきたのです。おしゃれにも気を使い、みんなの輪の中心にいて楽しそうに笑っている母の姿を見ていると、もっと早く治療を始めていれば、より質の高い生活ができていたのでは、と反省しました」森田先生は自身の経験にもとづき、次のように語る。「もう一つの後悔は、母が身の回りの世話を私や妻が行うのを拒んでいたのを理由にして、姉に頼りすぎてしまったこと。姉が涙を流すほどつらい思いをしていたことを長い間知らなかったのです。介護のキーパーソン一人に責任を背負わせないで、負担やつらさを分担することがとても大切です。一人で介護をされている方も、つらいと思ったら介護スタッフや自治体の相談窓口を活用してほしい。何かを判断するときも、一人で判断せず、何人かで共有して結論を出すと、失敗や後悔を防ぐことにつながると思います」誰もがいつ直面してもおかしくない認知症という病いは、大切な人が発するシグナルを身近な人がいかに見落とさないかが肝要となるーー。
2022年08月18日5歳になる双子の母親である、きのきの(@KinokinoTwins)さんは、日常での出来事を漫画にしています。ある日、きのきのさんが娘さんとともに買い物へ出かけた時のこと。娘さんが「子供用のマニキュアが欲しい」といい始めたそうです。いつも買う理由の方が探しちゃうんだよな pic.twitter.com/emIIGFFQXQ — きのきの (@KinokinoTwins) August 9, 2022 娘さんから「マニキュアが欲しい」といわれ、買うか買わないかを考えた、きのきのさん。買わない理由として「5歳にマニキュアはまだ早い」「これを買いに来たわけじゃないし…」などを考えました。一方で、「ネイルが無意味だと思ってほしくない」「おしゃれを楽しむきっかけになるなら…」など、買ってあげる理由のほうが、たくさん頭に浮かびます!きのきのさんはいつも、子供にねだられた時、買う理由を探してしまうのだとか。この漫画には共感の声が多く寄せられました。・個人的に、子供の小さな要望は積極的に叶えてあげたいなと思っています。すべてはむりだけど。・お金は飛んでいくけど、子供の世界が広がりますよね!・すっごく分かります!ちょっとでも興味を持ったものはなるべく触れさせてあげたい。・「お金はないけどある」にすごく共感しました!子供たちには、できる限りさまざまなことを経験させてあげたいものですね。[文・構成/grape編集部]
2022年08月10日皆さんは不思議な体験をしたことはありますか…?原因がよくわからない何かに巻き込まれた、なんて経験した方も中にはいらっしゃるようです…。今回は実際に募集した「奇妙な体験エピソード」をご紹介します。母の頭痛の理由は…これは私が小学生低学年の頃の話です。学校から帰ってきた私は、リビングのソファでテレビを見ていました。我が家のキッチンはリビングから見える位置にあるので、母もテレビを見つつ、夕飯の準備をしていました。テレビを見ている途中、何気なく母の方を向くと、長い髪の女性が、廊下からキッチンの方へ移動していくのが見えました。そしてそのままスーッと母の背後へと消えていきました。出典:lamireいまだにあれが霊的なものだったのかわかりませんが…あの日から母はたびたび頭痛を訴えるようになりました。(女性/主婦)白くて丸いもの私は、マンションのベランダでお花などの植物を育てています。ある朝、植木鉢を覗いてみると、お花の根本あたりに白くて丸いものがあることに気がつきました。大きさは4〜5センチくらいで、少し弾力があるけれど柔らかい、今までに見たことないものでした。「もしかして、何かの卵?でも自然豊かでもない街中のマンションに、いったいどこから…?」と少し気味が悪かったのですが、家のゴミ箱へ捨てるのも嫌だったので、ひとまずビニール袋に入れて、ゴミの日までベランダの隅に置いておきました。ゴミの日の朝にベランダを確認してみると…なんと、ビニール袋の中に入れてあったはずの白い物体がいつのまにか消えていました。それも、ビニール袋が破れて中身だけ無くなっていたのです。まさかあの不思議な物体が自らどこかに逃げていった…?今思い出しても原因が不明で、背筋がゾッとします。(女性/会社員)不思議な出来事が偶然なのか、はたまた“何か別のもの”なのかはわかりませんが…。誰かが実際に体験した話には、何か奇妙な説得力がありますよね。以上、奇妙な体験エピソードでした。次回の「体験談エピソード」もお楽しみに♪※こちらは実際に募集したエピソードを記事化しています。※作者名含む記事内の情報は、記事作成時点のものになります。"
2022年07月31日23歳で実家を出て以来、母とは時々会う程度であったため、母の様子に表面的には特に大きな変化を感じてはいませんでした。ところが、私が実家で母と同居をすることになり、よくよく母の様子を見るようになると、以前と比べて性格も言動も随分と変わっていることに気が付きました。以前の毅然(きぜん)とした態度やプライドの高さは残っているものの、老化による衰えにより、明らかに以前のバリバリ現役であったころの母とはまったく違う様相になっていました。★関連記事:「母の苦しみが理解できるように」母と私のつらい更年期を救ってくれたのは…【体験談】生き生きしていた母の様子が変わってしまい…人にも自慢できる母だった私が成人するころまでは、尊敬する人は誰かと聞かれると「母です」と答えていました。私の母は、あの年代にしては珍しいリケジョで、国内最高レベルと言われる大学出身です。大学時代は周りのほとんどが男子で不便な面もあった半面、教授や周りの生徒にはやさしくしてもらったとか、その大学で父と知り合ったとか、母の学生時代の話もよく聞かされました。父と一緒に興した会社でマネージメント業務を担う傍ら、自分の専門分野でもフリーで活躍するなど、生き生きと活躍していました。 私の母はほとんど家にはいなかったので、私も小学生のころから夕飯は私たちきょうだいで作るのが日常となっていました。スマートな体形を維持し、オーダースーツを着こなし、真っ赤な口紅をひいて朝出勤していく母の姿は、子ども心に格好良い自慢のお母さんに思っていました。私が高校生のころには、私の友人たちからも母が憧れの存在と言われるなど、母は一目置かれる存在でした。ひとりで父の介護を背負っていた母そんな母が仕事を離れたのは、母が40代後半のとき。父が46歳で倒れて要介護となってからでした。うちの母はきっぱりと仕事を辞め、父の介護に専念する道を選択し、それはもう完璧だったと思います。父の入院している病院で、同様に家族が倒れて介護をしなくてはならない状況となって嘆いている人を勇気付けたり、施設での対応に改善提案をしてその施設の制度を変えたり、業者に対して改善提案をしたものが業者の製品開発につながったり。気が付くと、父のような病気の人の看護・介護対応方法についての研究誌への寄稿を依頼されたり、大学病院から家族介護についての講演を任されたりするようになっていました。私はそんな母の対応を見ていて、最初はそこまで自己を犠牲にして父の介護に専念する必要があるのか疑問であったものの、何事も自分にも他人にも厳しく完璧にこなす姿勢には脱帽していました。でも、そんな過酷な介護生活が長くなるにつれ、母の心身への負担は大きく、老化が一気に進行していきました。毎日、自分よりも重たい体の父を起こしたりする作業で、母の足腰は常に痛みを抱えるようになり、時間的な制約が多いためにストレスでいつも疲れた表情で、以前の生き生きとした母とは様相も変わってきたのでした。老化は誰にでもやってくるものであるものの、介護疲れでそれが一層進んでいるようで、ふびんに思いました。母の性格や言動が変わってきて…その後、父が亡くなりひとり暮らしとなった母は、過去の経歴を生かした事業を始めていました。ただ、母は70代後半になるので、年齢的に以前のようにバリバリと働くという感じではなく、趣味の延長のような働き方でした。そんな折、私たち家族が母と同居をすることになりました。すると、以前は見たことがない母の姿をたびたび見かけるように。特に家の中で、電話で誰かと話したあとやテレビでニュース番組などを見たあとに、やたらと怒っていることが多いのです。世の中に不満が多いのか、結構な勢いでひとりで怒っています。動作も遅くなり、言葉も昔ほど流ちょうではなくなり、そのせいか性格や言動まで変わったように感じました。まだ自分のペースで仕事もして普通の生活をしている母ですが、おそらくこれからはもっと今までのようにはいかなくなるでしょう。私自身も心身の老化を感じているさなかで老いつつある親を目の当たりにし、これからの自分の仕事の仕方や親の介護などを意識するように。また、自分自身も、残りの人生を有意義に過ごすべく、ただ流されて過ごしているだけの生活を変えなくてはと思いました。まとめ自分の親が高齢になり、親との関わり方とともに自分の生活設計について、考えなくてはならない時期に来ています。これからやって来るであろう親の介護にも備えるために体力をつけておくこと、財力をつけておくこと、情報収集力を身に付けておくこと、この3点が大事かと考えています。そのために、ランニングや筋トレといった体力作り、無駄な支出を見直して預金口座の整理をするなど将来の貯畜計画、介護経験者や介護業界の仕事をしている知人からの情報収集などを始めました。長いようで短い人生、あっという間に何もしないで過ごしてしまわないよう、自分の体力と相談しながら、自分自身も悔いのない人生を過ごしたいと思います。※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。マンガ/山口がたこ著者/輝歩 (51歳)勤続約30年となる会社員を務める傍ら、ファイナンシャルプランナーとストレッチインストラクターの副業をこなすシングルマザー。
2022年07月27日実家のスナックで働きながら、エッセイマンガ家として活動しているかとひとさん。恋愛こじらせアラフォー女子のかとひとさんが夫と出会い、40歳で結婚するまでをつづった胸キュン、共感必至のマンガを紹介します。S本さんへのLINEが送れないまま、久しぶりにS本さんに会うことになったかとひとさん。「楽しい仲間のままいられそう」と気持ちを切り替えようとしましたが……。★前回:「運命感じた自分が恥ずかしい」返事はスタンプ1個だけ #アラフォー女子が10年ぶりに恋をした 7久しぶりに会うS本さんは、いつもと同じ様子で話しかけてくれます。「よかった。楽しい仲間のままでいられそう」と思おうとしますが……。全然よくない! ラインしたい……!!帰りの電車で泣いてしまったかとひとさん。長年こじらせていたせいか情緒がやばい。ひとりでぐるぐる負のスパイラルに陥っていると、カープ会の女子ライングループで恋の話が始まりました。思い切ってごまかしながら自分の恋の相談してみたところ……。「それって私の知っている人ですか?」あれ? S本さんを好きなことがバレてる? 口から心臓が飛び出るほどびっくりしたけれど、もうごまかせない!急きょ召集され、S本さんへの恋心を白状した結果、周りには全然隠密できていなかったことが判明。しかもS本さんも10年くらいフリーですと!?まさかのごぶさた同士の2人でした。ー-----------------自分では、好きな気持ちを隠していたつもりでも周囲にバレバレだったかとひとさん。つい彼を目で追ったりなどふとした表情や行動で気付かれることはありますよね。皆さんもそんな経験はありますか?著者/かとひと(41歳)スナックで働くフリーランスエッセイマンガ家。千葉県生まれ、千葉県在住。40歳で結婚。元気で可愛らしく、ギャグテイストに親しみやすい漫画を目指している。カープファン。Instagram:@33_hito
2022年07月22日実家のスナックで働きながら、エッセイマンガ家として活動しているかとひとさん。恋愛こじらせアラフォー女子のかとひとさんが夫と出会い、40歳で結婚するまでをつづった胸キュン、共感必至のマンガを紹介します。今回は、30歳直前での大失恋した傷が癒えてきたころのお話です。かとひとさんは新たな恋愛のため、数々の合コンや婚活イベントなどに繰り出すのですが……。★関連記事:「誰でもいいから結婚したい!」婚活アプリを見ていた私が見つけたやばいやつ #デブス女の修羅場 130歳直前で大失恋をして、約10年恋愛をこじらせていたかとひとさん。生きる屍から人間に戻るまで2年かかかり、ようやく傷が癒えてきたころ、徐々にまた恋愛をしようという気分に。そこで、友人たちと合コンへ繰り出したのですが、ときめく気持ちが思い出せず……。完全に恋愛の仕方を忘れてしまったかとひとさん。また恋愛をする日が来るのでしょうか。著者/かとひと(41歳)スナックで働くフリーランスエッセイマンガ家。千葉県生まれ、千葉県在住。40歳で結婚。元気で可愛らしく、ギャグテイストに親しみやすい漫画を目指している。カープファン。Instagram:@33_hito
2022年07月15日LINEの普及で人と簡単に繋がることができるようになった現代。 とても便利になった反面、この手軽さが時に“とんでもない誤字LINE”を生み出すことに…!?今回は実際に募集した「家族からの衝撃LINE」をご紹介します。必殺技我が家では、母、姉、私の3人でグループLINEを作っています。母に孫(私たち姉妹の子ども)の写真を見せるためです。初孫が生まれたとき、もともと機械オンチの母はメールで写真を見るのに苦労していました。だから2人目の孫が生まれた際に、渋りはしたものの孫のかわいさに勝てず、決心してスマホに機種変更したのです。母は孫の写真の開き方はマスターしたものの、他の機能は上手く使えず、間違えてグループ通話を押したまま、切り方がわからず何時間も1人で通話していたりします。しかし私たち姉妹はそれも慣れっこになり、構わず孫の近況や動画を送り続けていました。ある日姉から、甥っ子が「ほいくえんにいきたくない」とぐずっているとメッセージが届きました。その後の母の返信は、何かの必殺技のような一言…。なぜこのタイミングでそんなことを…と数秒みつめて、私は気づきました。母の返信した「桃園仕振り!」は「とうえんしぶり(登園渋り)」のことだと…。それ以降、「ばーばの必殺技だ」と姉妹で語り草になっています。出典:lamire(女性/会社員)母のLINE母の話です。母はLINEを送るときに漢字の変換をよく間違えます。例えば母と待ち合わせをしていて、これから家を出るときには、「今から逝きます」などと本当に二度見するような文章がたびたび送られてきます。美容院に行ってるときには、私が「何してる?」と送ると、「今頭切ってる」などと本当に衝撃的な言葉ばかりで、毎回ドキッとさせられています。(女性/主婦)出典:lamireいかがでしたか?思わずクスッと笑ってしまう誤字LINEエピソードでしたね。あらぬ誤解を与えてしまう可能性があるので、送信内容はしっかり確認しましょう!以上、家族からの衝撃LINEエピソードでした。次回の「LINEトラブルエピソード」もお楽しみに♪※こちらは実際に募集したエピソードを記事化しています。LINEのやりとりの画像に関しては、エピソードをもとに編集部で作成したものになります。"
2022年07月13日結婚して最初のころの義父母はとても良い人たちで、私の友人たちからは「義父母との関係性が難しい」などと聞いていたので、「本当にこの人と結婚してよかった! 義父母と一緒に暮らしても大丈夫」とまで思っていました。しかし、第1子が生まれて泊まりがけでお手伝いに来てくれたときから、「ん?」と思うことが出てきました。 仲良くしてくれる義家族私たち夫婦はお互いの実家が遠い所にありました。しかし、義父母との仲も良く、夫が不在のときは義父が心配して電話してきてくれたり、義母も妊娠がわかってから妊婦服や安産のお守りをくれたりと、とても気にかけてくれて娘のように接してくれていました。私もそのときは新しいお父さんとお母さんができたような感覚でうれしく思っていたので、義実家でも気をつかうことなく、過ごしやすいと感じていました。 出産後、少しずつ義父母の行動が気になるように…出産し、義父母は遠い場所から私を手伝うため、1週間ごとに泊まりで来てくれました。しかし、お皿に洗剤をつけて洗っていなかったり、お皿が十分に乾いてないのに棚に片付けたり……と、もともと少し潔癖な私にとっては、気になる点がいくつかありました。そのことについて指摘すると「油物じゃなかったらうちは水だけだから」や「棚に入れたらそのうち乾く」などと言われ、出産して間もなく、寝不足だった私はイライラしていました。そんな小さな不満が積み重なって、義母が来ることがだんだんとストレスになり、気付けば年末年始やGWなどの休みに、実家には帰りたいけど義実家には帰りたくないと思うようになっていました。 娘のマグや口拭きタオルなども、きちんと洗ってくれるのか心配になり、義実家に行くときはウエットティッシュや1回飲みきりパックを購入したりとお金もかかりました。「夫婦で出かけたら?」と言ってくれても、心配で預けられず、また義母は娘がかわいいあまり抱っこすると顔を近付けてチューしようとしたり、それを見て気持ち悪いと思ってしまうように。義父も自分の食べたスプーンで娘に食べさせようとする始末で、もう義実家に行くたびに疲れるようになりました。 コロナ禍の今でも変わることはなく現在、娘は3歳になりましたがコロナ禍ということもあり義実家に帰る機会も減り、義父母もこちらに来ることがあまりないので、正直助かっています。私は夫が不在時に実家に帰ることがあるので、娘も私の父母には懐いています。実家に帰るときも、義父母は「ひとりで大変やから行こうか」と言ってくれましたが、幸い娘は手がかからないので丁寧にお断りしました。子どもが大きくなると気にならなくなるかなと思いましたが、先日会ったときも義母は娘にほっぺにチューしてと言ったり、義父は娘が食べていたりんごをちょうだいと言って口に入れさせたりと、会うたびにどうしても嫌になってしまいます。 子どもへのキスや同じスプーンを使うのはきっと虫歯がうつることを知らないだけだと思うので、本当はきちんと義父母に伝えるべきなのですが、なかなか言えず……。義両親が娘をかわいがってくれるのはとてもありがたいのですが、悶々としたまま会うとかえって関係がギクシャクしてしまいそうなことや、娘が幼稚園に通い出し時間がないこと、そしてコロナ禍ということもあって、現在は距離をとっています。※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 監修/助産師REIKO著者:楠木 千代子平成30年生まれの女の子と令和2年生まれの男の子のママ。元保育士で、休みの日も子どもと製作をしたり、公園などで遊んだりして過ごしている。
2022年07月12日私が20代後半ごろ、当時50代だった母が重度の更年期障害になり、しまいにはうつ病となり入院しました。日常生活や会話すらまともにできない母に家族全員が翻弄(ほんろう)され、胸を痛めたものです。あれから20数年。当時20代だった私もついに更年期に突入。すると当時の母の苦しみが少し理解できるように。イライラと落ち込みを繰り返し、母同様に私もうつ病寸前!? そんな私を救ったのは……。★関連記事:「夫がいつもと違う」40代・50代夫婦関係の悩み。夫の「男性更年期症状」が原因になることも…更年期に突入し、気分はいつも最低だったのが…どうにもできない更年期のもどかしさ私は50代で、飲食業界で働いています。45歳になるまで連れ添ったパートナーとは結婚せず、子どももいません。パートナーと暮らし始めてから13年、ずっと同じで何も変わらない毎日……。そんな生活に特別不満を抱くこともなく、ただ淡々と日々を過ごしていました。ところがです。40代半ばごろから、パートナーとの間に何か特別なことがあったわけでもないのに、何かが違うと感じるようになりました。以前と変わらない生活をしているのに、何かが違ってなんだかおかしい。口では言い表せないむずがゆい気分や感情に苛まれるのです。やる気が出ないとか、すぐにイライラしてしまう更年期の症状をパートナーに訴えてもうまく伝わらない。理解してほしくても理解してもらえない。気分はいつも最低です。イライラ、落ち込み、イライラ、落ち込みの繰り返し。このままうつ病になるのでは……と思うほどでした。親友との会話をきっかけに人生の再構築を決意ちょうどそんなとき、幼なじみで親友の女性と温泉に行く機会がありました。お酒を飲みながら、昔話に花が咲きました。お互い若いなりに人生を楽しんでいたあのころ……。若さゆえに勢いがあり、がむしゃらに今を生きていたあのころ……。2人で若かりし日々を懐かしんでいるうちに、私の中で「カチッ」と音がした気がしました。この13年間、私はどこかパートナーに気をつかい、言いたいこともうまく伝えられず、したいことも遠慮してできないことが多かったように思いました。それは、決してパートナーに強要されたわけではありません。私自身の性格の問題で、2人で過ごす中でそういう関係性を自ら築いていたのでした。親友と2人、温泉に浸かりながら「もうアラフィフだもんね。楽しくない時間を過ごすのはもったいないよね」と話すうち、私は今のままではダメだと思いました。自分の生きたいように生きたい。もう我慢はほどほどにして生きていきたい。そんな思いがふつふつと湧き上がりました。そして私は自分が築いてきたものを少しずつ壊し始めたのです。いえ、あらゆる面から自分の人生を築き直すことにしたのです。パートナーとの別れと新たなる出会い自分の人生を前向きに生きたいと思ったとき、更年期の症状とも向き合おうと思いました。そして、まずは親友おすすめのサプリメントを試すことに。ホルモンバランスを整えてくれるという「エクオール」です。親友の場合はイライラやホットフラッシュが軽くなったらしいのですが、私の場合は効果がなかったので、半年ほどで服用を中止。代わりにネットで調べて、ホルモンバランスを整えるのに良いというプラセンタと、気の巡りを良くしてくれるという漢方「田七人参」を飲み始めました。すると半年ほどでひどい疲労感が軽減。家でゴロゴロしていることが多かったのに外出したいと思うようになったり、イライラしてふさぎがちだったのに気持ちをうまく切り替えられるようになったりと、徐々に改善していきました。それと並行して、私の行動にも変化が。行きたい場所へひとりで行き、パートナーにも言いたいことを言うようになり、ついにはパートナーの元を去りひとりで新たな生活を始めました。誰にも気をつかわず、自分のペースでの生活です。その2年後には、言いたいことを言い合った上でわかり合える新しいパートナーとも出会え、仕事以外のストレスがなくなりました。まとめ私をつらい更年期から救ってくれたのは、やはり「自分らしく生きる」という人生の姿勢だったと思います。アラフィフになってそれまで築いてきた人間関係を壊したり殻を破ったりするのは大変でした。でもそれは、私が本来の自分を取り戻し、言いようのないストレスから解放されるには必要なプロセスだったと思います。思えば、母も更年期を抜けたらまるで別人でした。厳格な父に言いたいことも言えず遠慮がちだったのに、更年期を境に父に意見し、したいことをするようになりました。私も母も「自分らしさ」を取り戻してから更年期の症状が軽くなったような気がします。更年期の症状の緩和に限らず、「自分らしさ」も生き方の大事なエッセンスのように思っています。※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。監修/粒来拓先生(よしかた産婦人科分院綱島女性クリニック院長)日本産科婦人科学会 専門医・指導医。日本女性医学学会 女性ヘルスケア認定医・指導医。日本女性心身医学会 認定医。患者一人ひとりの症状と考え方に寄り添い、サポートしている。マンガ/山口がたこ著者/ひろこ(50歳)バツイチ子どもなし。更年期にさしかかってから5年。一波乱ののち今では年下のパートナーと良好な関係を築き、精神的には落ち着いてきたものの体や顔の変化に毎日格闘中。
2022年07月10日大人気マンガシリーズ、今回はのじ(@noji09noji)さんの投稿をご紹介! 「高校生で親の介護を体験した話」第56話です。声をかけてくれないのじさんに不満を抱く母親。のじさんもわかってはいるようですが…!?<高校生で親の介護を体験した話#56>出典:instagram声をかけてくれないのじさんに…出典:instagram「助けてくれたって…」出典:instagramそんなのわかってる…だけど!出典:instagram三者面談の教室は…出典:instagram階段を上がった先…出典:instagram三者面談を行う教室は階段を上がった先…。どうみても1人では上がれなさそうな母を連れて、無事に三者面談はできるのでしょうか…!?次回の配信もお楽しみに!"
2022年06月30日私が海外で結婚し、出産・育児をしていく中で、心と体の支えになってくれていたのは母でした。その母が他界したのは、私が2人目の子を産んで2カ月後のことだったのです。※コロナ禍前の体験談です。 産後のお世話にきてくれた母海外に住んでいることもあり、2人目の出産後は母が日本からきて1カ月間滞在し、生まれた子どものお風呂や食事作り、洗濯、上の子のお世話までしてくれました。 中でも1番うれしかったのは、上の子が短期間でもおばあちゃんと一緒に過ごせたことです。また、私自身も母親と久しぶりにゆっくり過ごせて、いろいろな話もでき、とても良い時間でした。 突然の他界母が日本に帰国して1カ月、突然その時は訪れました。母はくも膜下出血で倒れて病院に運ばれ、1日もたずにそのまま他界してしまったのです。 突然の訃報を受け入れられずボロボロと泣いている私を見て、上の子が不思議そうにしていました。母の葬儀のために帰国するにも、まだ生まれたばかりの2人目はパスポート申請も間に合わず、夫の実家に預けることに。落ち込んで泣いている時間もなく飛行機のチケットの手続きをし、慌てて日本に帰国し母と最期の別れをしました。上の子は亡くなった母に触れて「おばあちゃん冷たい……」と寂しそうにつぶやいていました。 母の存在の大きさ2人目の子どもが生後100日になるころ、49日法要のために2人の子どもを連れてまた帰国。夫は仕事で都合がつかず私ひとりでの帰国だったため、2人目をおんぶして上の子と手をつないでの飛行機や電車の乗り換え移動となり、緊張し過ぎて、実家に到着したら体調を崩してしまうほどでした。 近所に兄夫婦が住んでいるものの、実家には父ひとりなので、滞在中は食事作り、掃除洗濯、買い物まで私がひとりでしました。子どもを見ながらだったので、いなくなった母の存在がいかに大きかったかをより実感しました。 母への想いは時が過ぎても…3年過ぎて上の子が6歳になったとき、幼稚園で「おばあちゃん、家にきてほしい」と手紙を書いてきました。おばあちゃんを覚えていることにも驚きましたが、何よりも「家にきてほしい」とおばあちゃんを慕っている子どもの想いに切なくなり、「おばあちゃんはこられないんだよ」と言いながら、成長した子どもを母に見せてあげたかった……と泣きました。 そして母にしてあげられなかったこと、もっとしてあげたかったこと、いろいろな想いが数年経ってもまだあるのだとわかりました。 1人目、2人目が男の子だったため、母は「3人目が女の子だったら良いね」と話していました。不思議とその言葉どおりに3人目に女の子が誕生しました。子どもたちが元気に成長しているのも、母が見守ってくれているからのように感じます。母に感謝をしながら、家族をもっと大切にしていきたいと思います。 監修/助産師REIKO著者:鈴木そうこ6歳3歳0歳の兄妹を育児中。韓国人の夫と結婚し、韓国の田舎で専業主婦をしている。韓国語と日本語の二重言語教育や妊娠・出産・子育てに関する体験談を中心に執筆している。
2022年06月29日みなさん、こんにちは! 10歳と7歳のやんちゃ兄弟を育児中のなーみんです。今日は私がなかなか卒業できないダイエットと近況です。■夏を前にピンチ! ダイエットの成果が出ない実は私、3カ月で10kg太ると言う偉業を成し遂げてしまいそこから体重が戻っていません。何とかしたくてパーソナルトレーニングを受けていたのですが、それも諸事情により退会。絶望的な状況です!長期休みなどに入ると暴食スイッチが入ってしまって、先月はアイスのデリバリーをしまくってしまいました。アイスだけじゃなくてクレープも…!(笑)一度食べたいと思うと抑えられない衝動に駆られてしまいます。最近は暑くなり薄着になったことで、窓に映った自分の分厚さにビックリしました。10kg太って思ったことは、厚みが…もう樽そのものなんです~!正面から見るとそんなにわからないって言われるんですが、横が…ね(笑)骨格ストレートだからでしょうか?■最近私が実践してみていることとりあえず、初心に戻って1分でもストレッチや筋トレをする、夜更かしはせずに早めに寝る、空腹で買い物に行かないようにする(余計な物買ってしまうため)を最近実行し始めました。食事もちょっと意識して見直したらリバウンドした1kg戻りました!あと1カ月後にやってくる夏休み。実家に帰省をすると3kg前後増えるのも恒例行事なので、ダイエットに本腰入れたい~!自分に合うダイエット方法を日々模索中してます。ダイエットは継続が一番の近道ですよね!ダイエットしてる方、一緒に頑張りましょう~!
2022年06月23日私の母はズボラです。そのため、使用済みの生理用品の捨て方も適当でした。初潮を迎えたばかりの私は母の捨て方が普通だと思っていたのですが……。 子どもは良くも悪くも親の普段の姿を見てまねしてしまうので、母を反面教師にしなくてはと感じた出来事でした。 自分の子どもには、生理に関する知識だけでなく、細やかなマナーまで教えていきたいと思っています。 原案/五十嵐ゆなさん作画/まっふ監修/助産師REIKO ムーンカレンダー編集室では、女性の体を知って、毎月をもっとラクに快適に、女性の一生をサポートする記事を配信しています。すべての女性の毎日がもっとラクに楽しくなりますように!
2022年05月23日※この物語は実話をベースにした創作ストーリーです。登場する人物はフィクションです。■前回のあらすじこれから何か行動にうつすならば、夫に打ち明けなければならないと思うのだが、怖くてなかなかできず…。ちょうどその頃、予定していた実家への帰省で母に会うと、「最近何かあった?」と聞かれ…。■母に打ち明けると…■私はひとりで戦うべきなんだ…母を、私の暗い気持ちに巻き込んでしまったことに対して、後悔していました。こんなひどい気持ちの責任は自分が取らなければならない、私はひとりで戦うべきなんだ…、と。心に余裕がないと、人ってこんな感じになってしまうのかもしれません…。夫にも早く言ったほうがいいと思いますよね? でも多分、身近な相手ほど言いづらいんです。こんな私の行動を反面教師にしてもらえたら…と思います。次回に続く「産前産後100万円詐欺られました」(全26話)は17時更新!
2022年05月17日大人気マンガシリーズ、今回はのじ(@noji09noji)さんの投稿をご紹介! 「高校生で親の介護を体験した話」第48話です。伯母に「母のこと」で反対にあってしまったのじさんですが…?母親に相談することに出典:instagramきょとんとしている母出典:instagram実は私…出典:instagram進路について相談すると…出典:instagram私の意志を確認してくれる母出典:instagram手をとってくれて…出典:instagram背中を押してくれた…!出典:instagram意を決して相談するのじさん。お母さんは背中を押してくれましたね…!次回の配信もお楽しみに!(lamire編集部)(イラスト/@noji09noji)本文中の画像は投稿主様より掲載許諾をいただいています。"
2022年05月10日娘が2歳になる春、私たち夫婦は家の購入を考え始めました。義父母にその報告をすると、信じられない申し出があったのです。義父母との距離感を考え直した体験談です。※この記事は、第1回「体験談&マンガ投稿コンテスト」の予選通過作品です。 マイホームの購入を検討家の購入を考え始めたのは、娘が2歳になるころのこと。結婚して5年目、2人暮らしなら問題なく暮らしていた2DKのアパートも、娘が成長するにつれどんどん手狭になってきていました。「そろそろ一戸建ての購入を考えよう!」と夫婦の意見は一致しました。 私の両親は隣の市に住んでいて、将来的には通いで老後をサポートするつもりでした。私たちが家の購入を考えていることを伝えると、「○○(娘)のために、頑張れ!」と喜んでくれました。 そこまではよかったのですが、問題は県外に住む夫の両親です。夫は長男でしたが、私の地元に進学して就職、結婚し、拠点を移したのです。こちらで家を購入するとなると、「家やお墓はどうなる?」「老後はどうするの?」という話も出ないとは限りません。 義父母のどちらかがひとりになったら、わが家に呼び寄せることもあるかもしれない。そんなことも考えてはいましたが、まだ2人は若いのでそこまで切羽詰まった問題ではないはず。義父母に「こちらで家を建てようと思っている」と伝えると、拍子抜けするほどあっさり賛成してくれました。 新居の計画を進めるなか、義父母が訪ねてきて…それからは、土地探し、住宅メーカー、展示場めぐりなど忙しい日々が続きました。ようやく住宅メーカーが決まり、家の設計相談にかかるころ、アパートに義父母が訪ねてきました。「楽しみねぇ。素敵な家になるでしょうね。○○ちゃん、いいわねー。大きなおうちに住めるのねぇ」。 娘に猫なで声で語りかける義母。嫌な予感しかしませんでした。「まさか、今さら同居の申し出か!?」と内心、身構えた私。しかし、続く彼らの言葉は私の予想をはるかに超えたものだったのです。 「私たちは、いずれ今の家を二世帯にリフォームするつもりだった。君たちは、そのうちこちらに戻ってくると思っていたからね。しかし、君たちがこの地に家を建てるのなら、その意思を尊重するつもりだ」。ゴクリと唾をのみ、続きを待ちます。「実は今、義妹の結婚話が進んでいる。義妹は私たちと一緒に住んでもいいと言っている。だから、義妹夫婦のために二世帯住宅を準備するつもりだ」。 ずいぶん急展開だなと思いましたが、私たちに口を出す権利はありません。とうに家を出て独立しているわけだし……。そう思った直後、ついに信じられないひと言が。 「そこでだが、大おばあちゃんを君たちの家で同居させるわけにはいかないだろうか」。「……はい?」。理解がなかなか追い付かない私に、話を続ける義父。「祖母と同居というのは、義妹たちにとって重荷だろう。幸い、大おばあちゃんは君たちのことを気に入っている。そうしてくれれば、君たちの家の資金援助もできる限りのことをするよ」。ちょっと待ってほしい。この人は何を言っているのだろう? どうして新居に祖母を引き取らないといけないの? すると、大きく頷く義母の顔が見えました。そこで私は悟ったのです。 義父母の思惑義母は大好きな娘と(その夫と)同居できるから、そりの合わない姑をこの機会に追い出したいのです。でもそれはあんまりというもの。決して義祖母が嫌いというわけではありませんが、私たちに世話を頼むというのは筋違いです。あまりに唐突な申し出に鼻白んだものの、かえって冷静になり、「無理です」「私には大おばあちゃんのお世話はできません」「別に援助はいりませんから」を繰り返し、お引き取り願いました。夫があまり驚いていないことも私には驚きでした。 夫は「ダメ元で言いだしただけだよ。あんまり気にするな」と言いましたが、「いや、気になるわ!」と内心思っていました。結局、新築したわが家には夫と私と娘で入居。義父母の二世帯住宅には、両親と若夫婦が入りました。義祖母は古いかつての家にそのままいます。 それ以来、私にとって義父母は怖い存在です。夫の嫁になら何を頼んでもいい。義祖母のお世話もしてもらおう。そんなふうに考えていることを知って本当に衝撃でした。夫の両親とはいえ、引き受けられることとそうでないことがあります。今後はその境界線を守りながら接していこうと思ったのでした。 著者:青山 桜中学生女子と小学生男子、二児の母。ひっそりと在宅ワークをしながら、育児、介護、日常エッセイを執筆。
2022年05月02日大人気マンガシリーズ、今回はサレ妻みのり(@sarezuma_minori)さんの投稿をご紹介!「男に溺れた母と絶縁しました」第10話です。お風呂から出てきた母親は早く寝るよう言ってきました。しかし水族館の写真が気になり、思い悩むように…。いつものように…出典:instagramロック番号は…出典:instagramすると…
2022年04月25日大人気マンガシリーズ、今回はサレ妻みのり(@sarezuma_minori)さんの投稿をご紹介!「男に溺れた母と絶縁しました」第8話です。いつものように写真の撮り方を教えていると母親はお風呂に入ってくると携帯を預けていきました。そしてうまく撮れてるかなと軽い気持ちで写真フォルダを開いた…!写真フォルダの中身は…出典:instagramこれだけは…出典:instagramそんなことを考えているとき…
2022年04月23日大人気マンガシリーズ、今回はサレ妻みのり(@sarezuma_minori)さんの投稿をご紹介!「男に溺れた母と絶縁しました」第7話です。帰宅して一段落つくとソファーで携帯を触るのが母の日課。夜遅くまでカチカチとボタンを押す音が鳴っていました。このころから携帯の使い方を聞いてくるようになり…。盛れる写真の撮り方出典:instagram母親の携帯フォルダ出典:instagram母親はお風呂に入ってくると携帯を預けていきました。そして軽い気持ちで写真フォルダを開くと…!?次回の配信もお楽しみに!(lamire編集部)(イラスト/@sarezuma_minori)本文中の画像は投稿主様より掲載許諾をいただいています。"
2022年04月22日大人気マンガシリーズ、今回はサレ妻みのり(@sarezuma_minori)さんの投稿をご紹介!「男に溺れた母と絶縁しました」第5話です。思春期まっしぐらの姉妹は父親に怪訝な態度で接していました。母親はいつも味方でいてくれました。しかし、仕事が忙しくなったせいか部活帰り家に帰っても母親がいないことが多くなっていった…!事の経緯出典:instagramこれより前から…出典:instagramスーパー袋を両手に抱えて…
2022年04月20日大人気マンガシリーズ、今回はサレ妻みのり(@sarezuma_minori)さんの投稿をご紹介!「男に溺れた母と絶縁しました」第4話です。高校生になったころ、家計のためか車販売の営業職に転職した父親。そして借金はしていないもののパチ好きだった父親はボーナスや給与を定期的に注ぎ込んでいました。思春期まっしぐらの姉妹出典:instagramお小遣いをくれたり…出典:instagramありふれた家庭
2022年04月19日大人気マンガシリーズ、今回はサレ妻みのり(@sarezuma_minori)さんの投稿をご紹介!「男に溺れた母と絶縁しました」第1話です。みのりさんのフォロワーさんのお話です。母親の不倫発覚後、家庭崩壊し、現在は母親とは絶縁状態。いったい何があったのか…!?男に溺れた母と絶縁しました出典:instagram母親の不倫発覚で家庭崩壊出典:instagram母親とは絶縁状態出典:instagram4人家族だった家庭が母親の不倫で崩壊。現在も絶縁状態。いったいなぜ…!?次回の配信もお楽しみに!(lamire編集部)(イラスト/@sarezuma_minori)本文中の画像は投稿主様より掲載許諾をいただいています。"
2022年04月16日大人気マンガシリーズ、今回はのじ(@noji09noji)さんの投稿をご紹介! 「高校生で親の介護を体験した話」第46話です。無事進級をして、高校3年生になったのじさん。高校卒業後は、美術系の短大に行きたいようですが…?家に帰って…出典:instagram進路のことを話そうとして…?出典:instagramでも、母は…出典:instagramとても話せそうにない…出典:instagramすると、叔母が…出典:instagram手伝いもしなきゃ!出典:instagramいつ話そう…!?出典:instagram母に進路のことを相談したいのじさん。でも、母に進路のことを話せる暇が無さそうですね…!次回の配信もお楽しみに!(lamire編集部)(イラスト/@noji09noji)本文中の画像は投稿主様より掲載許諾をいただいています。"
2022年04月12日大人気マンガシリーズ、今回はのじ(@noji09noji)さんの投稿をご紹介!「きれいになりたい」第1話です。のじさんが体験した周りの見た目重視の厳しさと辛さ、そして優しさとはいったい…!きれいになりたい出典:instagramパッチリお目目出典:instagramブサイクになっちゃって…
2022年03月26日昔から気の強い姉に対し、妹の私は大人しい性格。幼いころから母は私に「あなたはずっとお母さんのそばにいてね」と言い聞かせていたこともあり、大人になっても私は母の言いなりでした。そして、母の言いつけで婿を探すためにお見合いをすることになったのですが……。 小さいころから母の言いなりだった私私が24、5歳になったころ。結婚適齢期となり、母が見合い話を持ってくるようになりました。実家は私の父で7代目。後継ぎが欲しいと考えた母は、すでに結婚し家を出ていた姉の代わりに、私に婿を取れというのです。 婿が欲しいのとは別に、母は私にも実家を出て欲しくないようでした。母は、私が小さいころから「あなたはずっとお母さんのそばにいてね」と言い聞かせてきました。それもあってか、私は大人になってもまだ母の言いなりでした。 そんなふうに、昔からおとなしい性格で母に従順だった私は、「まあ今付き合っている人もいないしいいか」と、母の言いつけに従ってお見合いに参加することに。 お見合いをすることに。結果は…その後、母が選んだ男性10人以上と会いましたが、結果は失敗。私が断ったものもあれば、相手に断られたものもあります。おしゃれはしていたし、気の効いた会話を心がけ、少食なフリもして、私なりに頑張ったつもりでした。でも今思えば、親に言われてなんとなくお見合いをしているという誠意のなさが、少なからず相手に伝わっていたのだろうと思います。 最後に、「この人なら結婚してもいいかも!」と思う人と出会いました。趣味が合って会話も弾む、顔も私好み! 数回会って「まあ、この人で手を打つか……」と、母にゴーサインを報告しました。 しかし、先方からあっさり断られてしまいました。ウマが合うと思っていたのはどうやら、私のほうだけだったようです。とんだ勘違いに、冷や汗が止まらない思いでした。なんだか疲れてしまい、しばらくお見合いからは遠ざかることに。 はじめて母に反抗そのあと、友人に紹介された男性と交際を開始しました。それが今の夫です。「今度会ったら、この話をしよう」などと、感動や楽しさを共有したいと思ったのは、この人が初めてだったかもしれません。 もうお見合いは今後一切断り、彼と結婚して実家を出ようと決めました。「ずっとそばにいてね」とプレッシャーをかける母、母が理想とする婿探し、老後まで続く実家暮らし。どれも想像すると息が詰まり、今後も母の言いなりになって生きていたら、自分は幸せになれないと思ったのです。 「実家を出て、彼とイチから家庭を作りたいと思います」私がそう告げると、母は激怒しました。「親不孝者!」「婿は!?」と詰め寄る母。でも、彼と一緒になりたい、2人で新しい家庭を作りたい、という気持ちが強く、私は人生で初めて母に反抗し、意思を通しました。 その後、彼と入籍して実家を出ました。「母が気に入るかどうか」というフィルターを通さず、ごくシンプルに、お互いを幸せにしたいと思えるか、という基準で彼を選んだことに、まったく後悔はありません。 私の母は、「親が選んだ相手ならこどもは幸せになれる」「親のほうが経験値があるからね!」と自信満々でした。いつの時代も、親世代と子ども世代では結婚観も違いますし、意見が対立してしまうことは仕方がないのかなと思います。 でも、私は母との対立を経て、自分の人生を自分で選ばないのが、一番の後悔となるとわかりました。私が母の立場になったときには、子どもの幸せを第一に考え、子どもの意思を尊重したいと思っています。 文/水野亜美さん作画/霜月いく イラスト制作者:マンガ家・イラストレーター 霜月いくマンガとイラストを描いてます。
2022年02月24日■前回のあらすじ妻への理解を示すようになった夫の変化を嬉しく思う一方で、今までのことを許せない気持ちもある…。離婚の決断ができない妻は、母に「今の夫は変わったのか」と助言を求めたのでした。「今すぐ答えを出さなくていい」という母の言葉に、妻はどんな結論を出すのでしょう…。次回に続く 「いいから黙って食え!!」(全39話)連載は21時更新!
2022年02月08日大人気マンガシリーズ、今回は作者かっぱ太郎(@kappataro3)さんの投稿をご紹介! 「弟が生まれて壊れた母との18年間」第48話です。 前回、 母との楽しい記憶を思い出したあさこさんでしたが…!?#48 弟が生まれて壊れた母との18年間出典:instagram母との思い出の品。出典:instagram陽子さんの提案は…?出典:instagram「人と人を結ぶ」出典:instagram帰宅すると…?出典:instagram陽子さんの提案は「母に水引でお花を作ってもらうこと」でした。はたして、あさこさんは母にお願いすることができるのでしょうか…!?次回の配信もお楽しみに!(lamire編集部)(イラスト/@kappataro3)本文中の画像は投稿主様より掲載許諾をいただいています。"
2022年02月06日大人気マンガシリーズ、今回はかっぱ太郎(@kappataro3)さんの投稿をご紹介! 「弟が生まれて壊れた母との18年間」第46話です。父に家を出ることを報告したあさこさん。母に家を出ることを伝えた時のリアクションは…?娘に家を出ると言われ、母は…?出典:instagram母の薄い反応に…出典:instagram家を出ると伝えてからの変化出典:instagram最近、調子いい?出典:instagram起きてはいるけど…出典:instagram以前よりはマシ?出典:instagram家事は相変わらずだけど…出典:instagram本当に大丈夫?出典:instagram不安はあっても…!出典:instagramあさこさんの予想を裏切り、あっさり家を出ていくことを認めた母。少しづつ、健康的になる母ですが…?毎日1日1話更新中♪次回の配信もお楽しみに!(lamire編集部)(イラスト/@kappataro3)本文中の画像は投稿主様より掲載許諾をいただいています。"
2022年01月31日大人気マンガシリーズ、今回はのじ(@noji09noji)さんの投稿をご紹介! 「高校生で親の介護を体験した話」第27話です。一人では限界があると感じたのじさんは…?私はある人に電話して…出典:instagram助けてほしいとお願い出典:instagramでも実は「本当の地獄」はここからで…
2022年01月30日大人気マンガシリーズ、今回はかっぱ太郎(@kappataro3)さんの投稿をご紹介! 「弟が生まれて壊れた母との18年間」第40話です。あさこさんの言葉を聞き、泣き叫ぶ母でしたが…?部屋から立ち去る私。出典:instagram私が一番望むことは…出典:instagram2人には申し訳ないけれど…出典:instagram自分が壊れてしまう前に…。出典:instagram家族って…?
2022年01月29日