銀座コージーコーナーは4月17日~5月5日、ピクサーの人気キャラクターを使用した「こどもの日」限定スイーツ6品を販売する。「"モンスターズ・インク"スイーツセット」(税込2,160円)は、ブルーベリーを使用した「サリー」、抹茶ロールの「マイク」、いちご味の「ブー」のケーキセット。オリジナルのトレイが付いている。「プチガトー"トイ・ストーリー"コレクション(9個入り)」(税込2,160円)は、『トイ・ストーリー』に登場する9つのキャラクターを、ケーキで表現した。抹茶風味スポンジとホワイトチョコクリームの「バズ・ライトイヤー」や、いちご風味のスポンジに刻みチョコ入り生クリームを合わせた「ウッディ」、フランボワーズのジュレを使った「ジェシー」などが入っている。「わくわくピクサー・アソート(4.5号)」(税込2,700円)は、『トイ・ストーリー』『カーズ』『ファインディング・ニモ』『モンスターズ・インク』の4つのアソートケーキ。このほか、「"トイ・ストーリー"ボックス(2種7個入)」(税込594円)、「"モンスターズ・インク"ギフト缶(3種7個入)」(税込1,080円)、「"カーズ"スイーツボックス(4種13個入)」(税込918円)も販売する。なお5月3日からは、5種類のディズニー・デザイン風船から1個をプレゼントする「こどもの日"風船プレゼント"キャンペーン」も実施。銀座コージーコーナーの生ケーキ取扱店舗で、ディズニー・キャラクター・デザインのケーキ、または焼菓子ギフトを購入した各店舗先着45名が対象。(C)DISNEY/PIXAR
2015年04月17日不二家は5月5日まで、全国の不二家洋菓子店で「こどもの日」セールを開催している。○お祝いスイーツで家族記念日同セールでは、子どもの成長を願う日本の伝統文化を取り入れた「かぶと」や「こいのぼり」などをモチーフにした商品を発売。全17アイテムを用意する。一例は、チョコレートでコーティングしたチョコスポンジに、龍をデザインした角ペーパープレートをデコレーションした「かぶとケーキ(大)」が2,000円(税込)。チョコレート味の「そらおよぐ!こいのぼりロールケーキ」が1,300円(同)、キャラメルクリームをチョコスポンジで包んだ「こどもの日パンダケーキ」が2,200円(同)など。キャラクターの洋菓子商品も用意。ピーチとりんごがサンドされた「それいけ!アンパンマンショートケーキ」は3,200円(税込)。さらに、小さな子どもでもまるごと食べられるサイズの「ミニかぶとケーキ」(280円・同)、いちごとピーチをスポンジで巻いた「こいのぼりロール(チョコ・苺)」(各410円・同)も販売する。ギフト商品では、かぶと形の化粧箱にお菓子を詰めた「ペコポコかぶとBOX」(600円・税込)や、間違い探しなどの遊び要素をパッケージに入れた詰め合わせ「ペコポコセレクション(ミニノート付き)」(1,300円・同)などを発売する。
2015年04月12日ハウス食品は6日、ハウス「とんがりコーン」シリーズの、こどもの日パッケージを発売する。期間限定で販売する予定。○5月5日のこどもの日を盛り上げる、期間限定パッケージ同商品は、"カリッとかるくて香ばしい"コーンスナック「とんがりコーン」の期間限定パッケージ。5月5日のこどもの日向けに、大きなこいのぼりのイラストをパッケージごとに色を変え、デザインした。「とんがりコーン <あっさり塩>」は、まろやかなうまみが特徴の深層水結晶塩を50%(食塩中)使用し、さっぱりとした飽きのこないおいしさになっているという。パッケージの色は赤。「とんがりコーン <焼とうもろこし>」は、まろやかなうまみが特徴の丸大豆醤油を50%(原料内醤油中)使用、こんがり香ばしい飽きのこないおいしさに仕上げた。パッケージの色は緑。新製品の「とんがりコーン <スイートコーン味>」は、とうもろこし特有のマイルドな甘さを表現した。香ばしさと、ほんのりとした甘さの、くせになる組み合わせが特徴とのこと。スイートコーンの風味は香料使用となる。パッケージの色は青。それぞれ内容量75g(箱入り)で、希望小売価格は各180円(税別)。なお、通常パッケージも並売する。
2015年04月12日『第9地区』『エリジウム』を手がけるニール・ブロムカンプ監督の最新作『チャッピー』。この度、成長するAIを搭載した人型ロボット“チャッピー”を描いた本作から日本版ポスターと予告編が解禁された。2016年、犯罪多発地区の南アフリカ・ヨハネスブルグに、世界でただ1体の“感じ、考え、成長する”AI(人工知能)を搭載したロボットが誕生した。彼の名はチャッピー。開発者のディオン(デーヴ・パテル)が極秘でAIを搭載させており、起動したばかりのチャッピーはまるでまっさらな子どものよう。だが、ディオンとともに男女2人組のストリートギャングにさらわれたことで、そのAIにはギャングによって生きるための術が叩き込まれてしまう――。AI搭載の“こども”ロボット、チャッピーを好演するのは、ブロムカンプ作品に出演し、『マレフィセント』にも抜擢されたシャールト・コプリー。そのほかに日本でも人気の高いヒュー・ジャックマンや、シガニー・ウィーバー、さらに『スラムドック$ミリオネア』のデーヴ・パテルら演技派俳優や、カルト的人気を誇る南アフリカのラップデュオ「ダイ・アントワード」らが集結している。今回公開された予告編は、2016年、世界で初めて人工知能を搭載された兵器ロボットが、“チャッピー”と名づけられ、子どものような心で感じていく姿が収められている。初めて見る牛乳をこぼし、TVアニメを見てヒーローを真似するかと姿は何とも愛らしく、さらに車の運転を素早く習得、デッサンも楽々こなすチャッピー。成長していく過程を見るとロボットといえど母性をくすぐられる女性も多いはず!しかし、その姿を見た研究者たちは「考えるロボットは人類の敵」とチャッピーを追いつめていくことに。「僕は生きたい」と、純粋無垢な心をもったチャッピーが叫んだ先には、どんな運命が待っているのだろうか…?また、日本版ポスターには、壁に落書きをするチャッピーの後ろ姿が。その落書きには、お父さん、お母さん、そしてチャッピーが手をつないでいたりとほのぼのとした家族の姿を描いているが、彼の足元にはマシンガンが置かれ、兵器ロボットとして生まれた宿命を暗示しているかのようなビジュアル。「ボクを…なぜ怖がるの?」という純粋なAIが悲しげに訴えかける言葉がある通り、人々には認められず、さらには、彼自身のバッテリーが残り5日間だと知ると、死への恐怖をも感じてしまうという“人間”と同等に生きていきたい彼の心情がひしひしと伝わってくる。まずはこちらの映像からチャッピーの成長ぶりをご覧あれ。『チャッピー』は5月23日(土)より丸の内ピカデリーほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2015年02月20日伊勢丹新宿店本館6階ベビー&キッズフロアに10月1日、「こどものおへや」をテーマにセレクトしたインテリア・ルームウェア・生活雑貨を紹介するゾーンが誕生した。アイテムセレクトにあたって意識したのは、文部科学省が幼児教育において重視すべきだと提唱する5領域(=健康、人間関係、環境、言葉、表現)のうちの一つ「健康」。健康な身体作りに不可欠な睡眠にスポットをあて、快適な睡眠をもたらす寝具やルームウェアを多く取りそろえた。中でも注目は、東京西川と伊勢丹がコラボで企画したオーダーメイド枕「ORDER MADE PILLOW for KIDS」(1万5,000円)。今後、同ゾーンにて常時展開する伊勢丹新宿店限定のアイテムで、同エリアでの先行販売となる。同アイテムは、専用スケールで首の高さを計測して最適な厚みを選べるばかりか、硬さや色まで好みのものを選べるので、世界に一つのオリジナル枕が完成する。パルプのカラーは、アイスクリームをイメージしたという明るい色味のバリエーションからセレクトする。さらに、ピローケースのリボンのカラーもセレクト可能だ。また、子どもの成長に合わせて詰め物の量を変えることもできるので、長く愛用できるのがうれしい(身長110cm、130cm、150cmの目安ラインによって詰め物の量を調整)同店の担当バイヤーはこれに関して、「細かなパーツまで自分でこだわって作ることで、子どもにとっても愛着が深いものとなり、いつまでも大切に使ってもらえるはず」とコメント。さらに、汗をかきやすい子どもでも衛生的に使えるよう、丸洗い可能な仕様にしたのもポイントが高い。加えて、付属品として、オーガニックコットンを使用したピローケースもついてくる。他にもルームウェアやブランケットも豊富にそろう他、小人やきのこを模ったルームライトなどのユニークな品もそろう。さらに、就寝前に身体をあたためることで気持ちよく入眠できるよう、バスグッズも数々集めた。「お風呂に入ることを面倒くさがる子どもに、バスタイムは楽しいものだと思ってもらえたら」と担当バイヤーが話す通り、売り場には、見た目にもかわいいグッズがたくさん。ミネラル豊富なバスソルトを取り扱うブランド「ナムカ(NUMCA)」のアイテムもあるので、美容や健康に関心の高い母親も一緒になってアイテム選びを楽しめそうだ。
2014年10月02日西武鉄道は、西武グループこども応援プロジェクトの一環として、夏休み期間に「1日こども乗務員体験・車両基地見学ツアー」「親子でGoGo!! 目指せ未来の鉄道員!!」「トンネル探検号親子体験ツアー2014」の各ツアーを開催する。「1日こども乗務員体験・車両基地見学ツアー」は、西武線最大級の車両留置数を誇る小手指車両基地での車両点検施設見学、小手指乗務所施設内見学、乗務員プロデュースによる電車教室、電車運転台見学や車掌体験などを行う内容。8月10日に開催され、小学3~6年生と保護者(20歳以上)各1名を1組として15組(30名)を募集する。参加費は無料。申込みは 専用フォームにて、7月31日23時55分まで受け付ける。申込み多数の場合は抽選となる。「親子でGoGo!! 目指せ未来の鉄道員!!」は、ワンマン線区の多摩湖線国分寺~西武遊園地間にて、駅員の仕事紹介、電車運転台見学と車掌体験、駅事務室内見学、駅放送体験などを行うツアー。8月16・17日の2日間にわたって開催され、小学生と保護者(20歳以上)各1名を1組として各日25組(50名)を募集する。参加費は1組2,000円。申込みは 専用フォームにて、8月5日23時55分まで受け付ける。申込み多数の場合は抽選となる。「トンネル探検号親子体験ツアー2014」は、池袋線飯能駅から臨時電車「トンネル探検号」(4000系4両編成)に乗車し、西武秩父線区間にある西武鉄道最長の正丸トンネル(全長4,811m)をはじめ、計18カ所のトンネルについて学びながら西武秩父駅に向かう内容。終点の西武秩父駅構内では、子供限定の運転台での写真撮影や車内放送体験(クイズ正解者による抽選)などのお楽しみ企画も用意。参加者特典として、オリジナル記念乗車証とオリジナル包装のイベント弁当が付く。8月17日に開催され、小学生と保護者(20歳以上)各1名を1組として100組(200名)を募集する。参加費は1組3,500円。申込みは 専用フォームにて、8月5日23時55分まで受け付ける。申込み多数の場合は抽選となる。
2014年07月18日ゴールデンウィーク、様々な予定を立ててらっしゃることと思います。5月5日は端午の節句、こどもの日ですが、こどもの日は恋愛運アップのための開運アクションがたくさん行える1日となるのです。今回は、こどもの日に恋愛運アップする開運アクションをご紹介します。今年のこどもの日は「大人も楽しむこどもの日」にしてみては?■1.節句はもともと陽のパワーが高い!?こどもの日は端午の節句であり、これは五節句のうちの一つとなります。五節句とは1月1日の人日の節句(元旦)、3月3日の上巳の節句(ひな祭り)、5月5日の端午の節句(こどもの日)、7月7日の七夕(しちせき)の節句(七夕)、9月9日の重陽の節句と、5つの節句のことを指します。これらの日は、すべて奇数の数字が重なっていることに気付きますでしょうか。数字を陰・陽で分けると、偶数が「陰」、奇数が「陽」となります。伝統的な年中行事を行う節句の日は、陽の数字が重なる日に定められていて、陽のパワーがとても高い日=恋愛運アップに良い日となるのです。■2.「こども」の存在自体も陽!「こども」の存在自体も、陽です。幼稚園や保育園、小学校などグランドを無邪気に駆け回るこどものパワーは尽きることがありません。無邪気とは邪気(陰)が無いことを表すため、まさに「陽」そのものです。その「こども」の節句ですから、陽のエネルギーで満ちていることになります。■3.鯉のぼりは恋のぼり「鯉のぼり」は、「恋のぼり」。恋愛運の上昇を意味します。鯉のぼりは天を泳ぎますので、自然と上を見ることになります。この「上を見る」アクションも、陽のアクションとなります。鯉のぼりはお父さんである真鯉、お母さんである緋鯉、そしてこどもたちと、家族が出来上がっています。自分自身が母親になるイメージで、鯉のぼりを見上げれば、家族がいる方は家庭運がアップ、その他の方は結婚運がアップするんです。家にミニ鯉のぼりを飾ってみても良いですし、天を泳ぐ鯉のぼりを見上げてみるだけでも恋愛運は上昇します。■4.柏餅のヒミツこどもの日にいただく柏餅、お餅を包む柏の葉は、新芽が育つまでは古い葉が落ちないことから、「子孫繁栄」につながるといわれています。子孫繁栄は結婚するからこそ子孫繁栄につながるものです。つまりは結婚のエネルギーが含まれているのです。■5.菖蒲湯(しょうぶゆ)で恋の勝ち運を身にまとう菖蒲湯は、勝負湯。恋の勝ち運をつけることができます。湯船に浮かべれば菖蒲(勝負)のエネルギーが水に伝わり、体全身に染み込みます。また、この日はこどもたちと触れ合うことも恋愛運をアップさせる開運アクションとなります。機会があったら是非一緒に遊んでみてください。こどもは、あなたの邪気(陰の気)も取ってくれる有難い存在です。あなたの邪気を取ってくれたからといって、こどもに邪気が回ってしまうということはありませんので、安心してください。■おわりにいかがでしたでしょうか。何気ないゴールデンウィークの一日も、ちょっと意識すれば最上級の恋愛運アップデーにすることが可能です。楽しく、笑顔で恋愛運を取り込んでください。(生田目浩美./ハウコレ)
2014年05月02日六本木ヒルズの森アーツセンターギャラリーにて、「こども展・名画にみるこどもと画家の絆」が4月19日から開催される。本展は、パリのオランジュリー美術館で開催され約20万人を動員した美術展「Les enfants modeles(モデルとなった子どもたち)」で紹介された作品を、時代別・流派別に整理し、日本向けに再構成したもの。オルセー美術館とオランジュリー美術館による支援のもと、西洋近代絵画の巨匠約50人が子どもを描いた作品約90点が集合し、およそ3分の2が日本初公開となる。モーリス・ドニ(Maurice Denis)が楽器を演奏する息子を描いた「トランペットを吹くアコ」、パブロ・ピカソ(Pablo Picasso)が息子のクロードを描いた「ポーランド衣装を着たクロード」、ウジェーヌ・カリエール(Eugene Carriere)が病気の子とそれを心配する母親を描いた「病気の子ども」の他、クロード・モネ(Claude Monet)、ピエール=オーギュスト・ルノワール(Pierre-Auguste Renoir)、アンリ・マティス(Henri Matisse)、ポール・セザンヌ(Paul Cezanne)などの作品を展示。日本開催にあたり、日本人画家レオナール・フジタの作品も特別に追加出展される。【イベント情報】こども展・名画にみるこどもと画家の絆会場:森アーツセンターギャラリー住所:六本木ヒルズ森タワー52階会期:4月19日から6月29日時間:10:00から20:00(火曜日は17:00まで、入場は閉館30分前まで)料金:一般1,500円/大学生1,200円/中高生800円/小学生以下無料(前売・団体券あり)
2014年01月21日2013年9月25日、ベネッセコーポレーション(以下ベネッセ)の公式サイト「おやこみらいひろば」にて、東京都多摩市のパルテノン多摩、ベネッセ多摩社屋、サンリオピューロランドの3会場で開催された「多摩ファミリーフェスティバル2013」(9月6日~8日)の様子の一部が紹介されている。同イベントは、今年で開講25周年を迎えたベネッセの幼児向け通信教育講座「こどもちゃれんじ」とサンリオエンターテイメントが共同で行ったもの。「家庭を越えた子育て、地域での子育て」をテーマとしており、多摩市に拠点を置く両社にとって初めてのコラボレーション企画となっている。両社を象徴するキャラクターである、しまじろうとハロー・キティが特別共演を果たしたクラシックコンサートをはじめ、スタンプラリー、親子での取り組みをテーマにしたワークショップなど、子どもが遊びながら学ぶことができるような工夫がなされており、最終日には、親を対象とした教育シンポジウムも開講された。同シンポジウムは、こどもちゃれんじ25周年記念企画「子育てシンポジウム」の第2回目。「こどもちゃれんじ」監修に25年間携わる内田伸子氏(筑波大学監事、お茶の水女子大学名誉教授)と、サンドラ・カルバート氏(アメリカ・ジョージタウン大学心理学科教授)が「乳幼児の発達を支援するキャラクターの役割」をテーマに講演し、子どもとってのキャラクターという存在の役割や、それを子育ての際どのように役立てていけば良いかについて語った。まず内田氏は、触れ合いや会話など親子のやり取りを重視した「共有型子育て」が重要であると定義し、「子どもは楽しい気分でないと学ぶことができない」と話す。その際に必要とされるのは”ほめる・はげます・(視野を)ひろげる”という「3つのH」であり、こうしたことを心がけ実践することで、子どもはストレスなく学習した内容を吸収していくという。また内田氏は、25年前にこどもちゃれんじの開発に携わり始めた際に定めた基本方針は「50の文字を覚えるより100の”なんだろう?”を育てたい」であったと語る。「お勉強をさせるのではなく、おうちのかたとの楽しいやり取りの中で、乳幼児期の子どもは自分自身を広げていきます。自分から本当にやろうとしないと力にはなりません。一旦関心をもてばあっという間に習得できるものです。大切なのは、文字が書けるかどうかではなく、文字で表現したくなるような内面の育ちなのです。私は、自分で考える力と”創造的な想像力”を育てることが、乳幼児期の子どもの発達課題である、と確信しました」(内田氏)さらに、子どもと親が楽しい会話をするには「パペット」が有効であり、幼児と対等なもう一人の第三者の存在が親子の会話に有効だとも。そして、こうした背景から「ときには悪い子、ときにはロールモデル、そして何よりも大好きな友達として、いつも子どもの生活のそばにいる存在としてのしまじろうが誕生したというわけです」と、しまじろう誕生のきっかけについて語った。次に講演したカルバート氏がテーマに掲げたのは「子どものメディアとキャラクター」。子どもはキャラクターとの間に疑似社会的関係を築くとした上で、「疑似社会的関係を育てるためにはキャラクターを一人の人格として扱うことが重要」と話し、内田氏と同様、子どもの教育にはキャラクターの存在が重要だと説いた。「親がキャラクターを実生活の中にも存在しているように環境設定することで、キャラクターが幼児のお気に入りとなり、世話をしたり、時には先生となったりとより意味を持つ存在になる」(カルバート氏)しかし、子どもとキャラクターとの間にできる疑似社会的関係性は、対象を何度も目にし、接することがないと構築されないとのこと。子どもがキャラクターの名前を呼んだ際は、親がパペットのキャラクターを扱い返事をするなど、コミュニケーションが不可欠であり、家族は子どもの疑似社会的関係のカギになる存在であるという。子育てにおいてキャラクターは重要な役割を果たすが、一番重要なのは親が子に対していかに接するかのようだ。多摩パルテノンホールで行われたクラシックコンサート「りぼんのくにのおともだち」では、「こどもちゃれんじ」のキャラクター・しまじろうと、サンリオのハロー・キティが特別共演を果たし、マイメロディやバットばつ丸など、サンリオの人気キャラクターも出演した。「山の音楽家」「エリーゼのために」「メヌエット」など、クラシックの楽曲が演奏家たちによって披露されたが、リズムのとり方や指揮のやり方をキャラクターが観客の子どもたちに教えるという、子どもでも親しみやすい要素も存在。 また、実際にキャラクターたちが演奏や踊りを披露する場面では、客席からは親子でキャラクターの動きを真似しながら楽しむ姿も見られ、子育てをテーマにしたイベントらしいコンサートとなった。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2013年09月25日公開より8か月たった今も、ドキュメンタリー作品としては異例の全国82劇場(9月までの劇場数)で公開が続く『天のしずく辰巳芳子“いのちのスープ”』。このほど、世界14大映画祭のうち唯一の“美食映画部門”といえる「第61回サンセバスチャン国際映画祭 キュリナリー・シネマ部門」への正式出品が決定した。本作は、料理家・作家である辰巳芳子の台所仕事や、今では緩和医療の現場でも広く知られている嚥下障害の父親のために作った “いのちのスープ”と、スープを軸とした出会いや活動を収めたドキュメンタリー作品。制作にかかった歳月は、構想3年、撮影に1年以上。料理家“辰巳芳子”の生き方と言葉には、日本人が忘れてしまった、当たり前の暮らしの中にあった小さな幸福感を感じさせると、全国各地で感動を呼んでいる。メイン館となった東京都写真美術館ホールでは、昨年11月からの公開でドキュメンタリー映画としての興行収入ランキング歴代3位を記録。“希望を与える映画”として今年の1月からは東北地方でも公開され、以降も自然発生的に全国での公開劇場が増えている珠玉の作品だ。本作が出品される「キュリナリー・シネマ部門」とは、ベルリン国際映画祭と共同で2011年より設立した、“食”、“ガストロノミー”(食と文化・科学とのかかわり)をテーマとした映画を取り扱う部門。日本からは、料理評論家の服部幸應が国際アドバイザリー委員として携わっており、世界で初めての調理科学・食科学専門の4年生大学である「バスク・キュリナリー・センター」とのコラボレーションのもと、地元の一流レストラン・シェフが映画をオマージュした料理を開発。映画のチケットとレストランでの食事券をセットで販売をする、という世界の映画ファンと美食家たちが注目する、チケット入手の困難な人気部門となっている。当部門では過去に、東京・銀座の「すきやばし次郎」店主である、鮨職人・小野二郎氏をドキュメントした『二郎は鮨の夢を見る』(2013年2月)や、ミシュラン三ツ星レストランの代表格である、スペインのカタルーニャ地方にある「レストラン・エル・ブリ」の厨房に密着をしたドキュメンタリー『エル・ブリの秘密世界一予約のとれないレストラン』(2011年12月公開)なども上映されており、その後は世界公開へとつながる可能性も秘めた、いわば登竜門。この出品決定に併せて、初の日本人ゲストとして同部門へ、監督を務めた河邑厚徳も参加することが発表された。かつて日本の暮らしに、当たり前のようにあった“いのちのスープ”の優しさは、世界の美食家たちをも癒やしてくれるに違いない。『天のしずく辰巳芳子“いのちのスープ”』は全国にて公開中。第61回サンセバスチャン国際映画祭「キュリナリー・シネマ部門」開催期間:9月20日~9月28日(text:cinemacafe.net)■関連作品:天のしずく辰巳芳子“いのちのスープ” 2012年11月3日より東京都写真美術館ホールほか全国にて公開(C) 2012天のしずく製作委員会
2013年07月22日近畿日本ツーリスト個人旅行株式会社の国内企画旅行商品メイトから、新商品 『「星の島」八重山キラキラ日記 石垣島・西表島3日間』が6月24日(月)本日より販売開始される。概要は以下の通り。2013年夏、メイトでは、旅先で『イルカの調教師になりたい』、『パティシエールになりたい』、『電車の運転手になりたい』などの“こどもの夢かなえますプロジェクト”を現在、展開中とのこと。『「星の島」八重山キラキラ日記 石垣島・西表島3日間』ツアーは、同プロジェクトの一環として、“日本一”というテーマに基づき公募した「こどもの夢ツアーにします!」で、『日本一、星がきれいに見える場所で、思いっきり星を見たい!』という夢から誕生したツアーだそうだ。『日本一、星がきれいに見える場所で、思いっきり星を見たい!』の選考理由は、今回の応募の中で最も多くのお子様から届いた夢であったこと、夢の理由に「自分の住んでいるところでは星がよく見えない」という意見が多かったため、たくさんの子ども達にきれいな星空を見せてあげたいという思いを込めてツアーにしたとのこと。ツアーは8月23日(金)出発限定となる。■ツアーのポイント1.天体望遠鏡作りチェクインの時に小学生以下のお子様に渡される「手作り天体望遠鏡」キットを、ホテル内会場で制作。望遠鏡に絵や色をつければ、自分だけのオリジナル天体望遠鏡の出来上がり。これで星を観測しよう!2.サンセットバーベキュー石垣島随一のサンセットビューレストランで、石垣島黒毛和牛を楽しめるバーベーキューディナーを組み込まれている。日暮れの一番星が見られるかも!3.キラキラ星空ウォッチング石垣島天文台で、スターウォッチング。天文台のガイドさんの星空教室で星を学ぼう!4.星砂の浜散策ツアーでご案内する西表島の星砂の浜には、星の形をした砂があります。手にとって観察をしたり、砂遊びをすることができる。5.キラキラ星空ナイトジャングル体験普段できない夜のマングローブ林を体験。街灯のない西表島では沢山の星をみることができるはず!【ツアー詳細】ツアー名:「星の島」八重山キラキラ日記 石垣島・西表島3日間出発日:8月23日(金)スケジュール:(基本コース)1日目・羽田空港(8:00発)・(航空機にて)那覇空港・(航空機にて)新石垣空港 (各自でホテルへ)・到着後フリータイム-星イベント(1.)天体望遠鏡作り(16:00~18:00の間)・星イベント(2.)サンセットバーベキュー(18:30~) ・星イベント(3.)キラキラ星空ウォッチング ・ホテル(石垣島泊)2日目・ホテル(出発までフリータイム) ・(各自で石垣港へ)石垣港(14:40発)・(フェリーにて)西表島 大原港 ・星イベント(4.)星砂の浜 散策 ・大見謝ロードパーク・ホテル 星イベント(5.)キラキラ星空ナイトジャングル体験・ホテル(西表島泊)3日目・ホテル・大原港からフェリーにて石垣島へ・川平湾(グラスボート乗船)・八重山そば定食の昼食・石垣空港(航空機にて)那覇空港へ・(航空機にて)羽田空港(17:40着)■旅行代金基本コース:大人一人あたり/107,800円~119,800円 子ども料金/99,800円 ※こども代金は3名以上1室で申込の場合に適用■食事条件2朝食・1昼食・2夕食付■ホテル1泊目:石垣島 フサキリゾートヴィレッジ2泊目:西表島 西表島ジャングルホテルパイヌマヤ■最少催行人員2名 記事引用元:PRTIMES
2013年06月24日「ばかうけ」「星たべよ」「瀬戸の汐揚」などの米菓を製造販売する栗山米菓は、3月11日より期間限定で「こどもの日ばかうけアソート」を全国で発売する。参考価格は450円。同商品は、こどもの日に向けて「ばかうけアソート」を特別パッケージで販売するもの。「親子で遊べる」というテーマのもと、こいのぼりに迷路をあしらったパッケージになっている。アソートの内容は、青のりしょうゆ味(2枚×4袋)、ごま揚しょうゆ味(1枚×8袋)、中までチーズ味(2枚×4袋)、甘口カレー味(2枚×4袋)、甘口しょうゆ味(2枚×4袋)の合計40枚とのこと。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2013年02月25日幼児向け教育ブランド「こどもちゃれんじ」を展開しているベネッセコーポレーションは、全国の0歳から6歳の「こどもちゃれんじ」会員の1,960人の保護者対象に、今どきのクリスマスの実態について調査した。調査時期は11月。「昨年祖父母からお子さんにプレゼントはもらいましたか?」という問いに対して、68%が「もらった」と回答。プレゼントの内容を祖父母に相談する家庭もある。また、プレゼントの内容については、「1メートルほどの高さがある洋風のお人形」、「大量の野菜ジュース」といったびっくりするようなプレゼントをもらった経験や、内容ではなく高価な値段に驚いたというコメントが寄せられた。プレゼントの予算については、年齢別に見てもあまり大差はなく、3,000円から10,000円と考えている人が多かった。また、子どもの欲しいプレゼントについて、「車・電車のおもちゃ」や「ままごとグッズ」など定番なものは、どの世代の男の子・女の子から高い支持を集めている。「携帯ゲーム機」や「電子おもちゃ」の人気はそれほど高くはないが、年齢別では6歳になると「携帯ゲーム機」が第1位になり、5歳と6歳が、ちょうど分かれ目になっていると考えられる。逆に、「親が子どもにプレゼントしたかったもの」を聞いてみたところ、「子どもに学んでほしい」ということから、「絵本・本」が13%で第1位となった。子どもが欲しいプレゼントでは「絵本・本」は全体のわずか2%となっている。なお、2位以下は、「子どもが望むプレゼント」の上位のものと同じような結果になっており、「子どもが欲しいものをあげたい」という声が多く聞かれたことからも、プレゼントの一番の目的はお子さんの笑顔を見ることだということがわかった。詳細な結果は、「こどもちゃれんじ WEB」で見ることができる。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年12月23日こどもが主役の街「キッザニア(KidZania)」と、アパレルメーカーのWORLD(ワールド)、三越伊勢丹は、初のコラボ企画として『キッザニア東京 ファッションデザインコンテスト』を、2013年1月12日(土)より実施する。このコンテストは、キッザニア東京の出展企業のワールドと三越伊勢丹が、“ファッション”をキーワードに連携し、より多くのこども達の夢を叶える為に、30デザインを製品化するというもの。製作面では、文化服装学院との産学連携により、こども達に広い視点で仕事の幅と理解を深めてもらうことを目指す。キッザニア東京のワールドのパビリオンでは、ファッションデザイナーの仕事を体験しデザイン画を応募、三越伊勢丹のパビリオンではこどもがバイヤーとしてデザイン画を買い付け、最終審査を経た30デザインは、文化服装学院との産学連携により実際の洋服に仕立てられる。応募方法は、ワールドの「ファッションブティック」パビリオンで、デザイナーの仕事を体験したこどもから、“パーティーに着て行きたい服”をテーマに、2013年1月12日(土)~2月8日(金)の期間中に募集をかける。1次審査として、こども達による投票が2月23日(土)~3月1日(金)に開催され、三越伊勢丹の「デパート」パビリオン特別アクティビティとして、こども達がバイヤーとなり、応募されたデザイン画から、実際に商品にしたいデザイン画を選ぶ。その後、プロのデザイナー・バイヤーによる投票が3月中に行われ、最終30デザインに選考を絞る。学生による衣装製作は4月から開始される予定で、入賞した30のデザイン画から文化服装学院の学生が洋服を製作する。ワールドのデザイナーパタンナーも指導するほか、入賞した30名のこども達を学校に招き、製作過程の見学も実施される予定だ。2013年夏休みには、入賞者30名の表彰式と製作された衣装をファッションショー・展示などで発表される。元の記事を読む
2012年12月11日この夏、日本中をさわやかな感動で包んだ長編アニメーション『おおかみこどもの雨と雪』のブルーレイ&DVDが、2013年2月20日(水)に発売されることになり、声優を務めた宮崎あおい、大沢たかお、黒木華、西井幸人、大野百花、加部亜門、メガホンを執った細田守監督が都内のスタジオでオーディオコメンタリーの収録を行った。その他の写真『時をかける少女』『サマーウォーズ』で国内外から高く評価された細田監督が、自ら書き下ろしたオリジナルストーリーを映像化。家族愛をテーマに、“おおかみおとこ”と結婚し、“おおかみこども”の雨と雪を授かった人間の女性・花が子育てに奮闘し、自身も成長を遂げる。7月21日の全国公開以来、世代を越えた支持を獲得し、異例のロングラン上映に突入。11月末時点で観客動員341万人、興行収入41.8億円の大ヒットを記録した。細田監督は「これほど多くの方にご覧いただけるとは予想しておらず、ビックリしている。きっとみなさん、自分と重ね合わせ、大切な人を思い浮かべながら見てくださったのだと思います」とヒットの理由を分析。思い起こせば、東宝本社で本作の製作発表会見が行われたのが、昨年12月中旬のこと。まさに怒とうの1年となった2012年の終わりに、“総仕上げ”ともいえるオーディオコメンタリーの収録に臨み、「やはり製作当時を思い出しますね。こんな素晴らしいみなさんと、人生に寄り添うような作品をつくれたのは本当に誇らしい」と感慨もひとしおの様子だ。主人公・花を演じた宮崎は「無理にお母さんっぽくならないようにした」と役作りを述懐。この日は幼少期の“おおかみこども”を演じる大野と加部、10代になり自我が芽生えた二人を演じる黒木と西井と久しぶりに再会し、「普通の女の子だった花が、子どもを前にすると言葉に優しさと厳しさが込められる。私自身も自然とその気持ちになれました」とすっかり母親の表情を取り戻していた。今回のブルーレイ&DVD化には「見たいシーンを何度も鑑賞できますからね。私は大きくなった雪ちゃんと(同級生の)草平君が、夜の教室で話をするシーンが大好き」とリリースを心待ちにしていた。『おおかみこどもの雨と雪』ブルーレイ&DVDは2013年2月20日発売、同時レンタル開始。取材・文・写真:内田 涼
2012年12月10日今年7月に公開され、興行収入40億円突破を記録した『おおかみこどもの雨と雪』のブルーレイ&DVDが来年2月20日(水)に発売されることが決定。12月7日(金)に声優を務めた宮崎あおい、大沢たかお、黒木華、西井幸人、大野百花、加部亜門、そして細田守監督が都内スタジオに再集結し、ブルーレイ&DVDに収められるオーディオコメンタリーの収録に臨んだ。『時をかける少女』、『サマーウォーズ』の細田監督の最新作で、“おおかみおとこ”のカレとの間に“おおかみこども”の雨と雪を授かった花が、おおかみおとこの死を乗り越えて母としてたくましく姉弟を育て上げていく姿を瑞々しく描き出す。収録後の会見には大沢さんをのぞく6人が出席。宮崎さんは「大沢さんともさっき話したんですが、『いい作品は何度観てもいいね』と。何度観ても鳥肌が立つし、泣きそうになったり感情が揺さぶられます。すごい映画だったんだなと思います」と改めて本作の素晴らしさを口にした。百花ちゃんは久々の“おおかみファミリー”の再会に「いままでのアフレコの現場を思い出しました」とニッコリ。西井さんも再集結を喜びつつ自身が演じた雨のラストシーンについて「またウルッとしました」と明かし、「楽曲も映像もキレイ。自然が感じられる画が見どころ」と語る。亜門くんも印象的なシーンとして、西井さんが挙げたラストシーンを挙げ「お母さんが『しっかり生きて!』というシーンは最初に観たときから心に残っています」と明かした。細田監督は本作のヒットについて「こんなにたくさんの方に観ていただけるとは思わなかった」と驚きを口にする。「いろんな感想を聞かせていただけたんですが、観た人それぞれが家族や恋人、大切な人を思い浮かべて自分と重ね合せて観ていただけたのかな?人生に寄り添うような作品にできたことがよかったのかと思います」とふり返った。母親役を演じた宮崎さんだが「無理にお母さんぽくならないようにした」と述懐。「ただの女の子から始まって、子供たちを前にして自然と優しさや厳しさが出てきて、頭で考えずに自然と(母に)なれました」と明かす。黒木さんは日々成長していく雪を演じたが「子供っぽくとか考えてたんですが、監督に『そのままでいい』と言っていただきました。画の雪を見ていたらそのまま引っ張られるようにできました」と宮崎さん同様に自然体を強調した。宮崎さんはこれから作品を観る人々に向け「子供たちが自分はおおかみなのか?人間なのか?と選択していくという話ですが、私たちも普通に生活する中でいろんな選択をしていて、かけ離れた話と感じずに観ていただけると思います」と根底に流れる普遍性をアピール。「普段はアニメーションをあまり見ないうちの祖母も『すごく面白かった』と言ってくれました」と幅広い世代で楽しんでもらえる作品であるとを訴えた。『おおかみこどもの雨と雪』ブルーレイ&DVDは2013年2月20日(水)発売。「おおかみこどもの雨と雪 Blu-ray&DVD ファミリーパッケージ版」(2枚組)価格:6,090円(税込)「おおかみこどもの雨と雪」[Blu-ray](2枚組)価格:7,140円(税込)「おおかみこどもの雨と雪」[DVD](2枚組)価格:5,040円(税込)発売日:2013年2月20日(水)販売元:バップ■関連作品:おおかみこどもの雨と雪 2012年7月21日より全国にて公開© 2012「おおかみこどもの雨と雪」製作委員会
2012年12月10日奇才・中島らもが1990年に書き上げ、その後幾度かの再演を重ねてきた『こどもの一生』が、11月4日、東京・PARCO劇場にて開幕する。同劇場では14年前にも上演されており、生瀬勝久、古田新太らが出演。現在まで語り継がれるほど、大きな話題を呼んだ伝説的舞台でもある。「こどもの一生」チケット情報物語は瀬戸内海の孤島に建つ医療クリニックを舞台に展開する。そこではある意外な精神療法が行われていた。さまざまな理由からストレスに悩み、島を訪れた患者たち。携帯電話もインターネットも繋がらない隔離された状況下で、治療は順調に進んでいるかのように見えた。しかし患者たちが遊びのつもりで始めたあるいたずらが、思いがけない恐怖を呼ぶことになる。前半では笑顔だったはずの観客の表情が、後半では一気に恐怖でひきつる。そのギャップの大きさこそ、『こどもの一生』という作品が多くの観客を惹きつけてきた理由のひとつといえるだろう。さらに演出のG2は、作品全体のテンポ感を重視。コミカルな前半から怒涛のラストへ。極力無駄をそぎ落とし、ストーリーのおもしろさを際立たせる。またダンス(振付=小野寺修二)や映像(=上田大樹)を効果的に使用し、作品に疾走感とある種の違和感を与えていた。G2が「みんなキャラクターが豊富で、いい意味で“不良”が集まりました」と語るキャストには、演劇人を中心とした実力派がズラリ。6年ぶりの舞台出演となったのは、柿沼役の谷原章介。「超がつく真面目」とG2が評するように、役への深い洞察力が感じられ、谷原らしい実直でユニークな柿沼像を生み出す。その谷原が「とても自由で、本当に刺激的」と言うのは、柿沼の上司・三友役の吉田鋼太郎。傲慢で嫌味な男という役どころを、まさに体を張った熱演で見せる。ほかに中越典子、笹本玲奈、山内圭哉、戸次重幸、玉置玲央、鈴木砂羽が出演。初演時にG2は、「今という時代を切り取ったような舞台を書いて欲しい」と中島に依頼した。今回の上演に当たっても新たにリメイクされ、現代を意識させる部分はある。だが多くの人がワクワク感を抱くホラーというジャンル、さらにG2が「とにかく“お話し”がおもしろい」と言い切っていることからも、すでにこの作品はある普遍性を帯びているように感じる。それはつまり、“名作”が持つ絶対的なおもしろさ。G2は最後にこうつけ加えた。「これを見逃すと、ほんの少しですが人生の損失になりますよ」と。その言葉に偽りがないことは、必ずや劇場で証明されるだろう。公演は11月25日(日)まで東京・PARCO劇場にて上演。その後、大阪、福岡、愛知ほか各地を巡演する。チケットは一部を除き発売中。取材・文:野上瑠美子
2012年11月05日作家・中島らもの代表作のひとつに数えられる舞台『こどもの一生』、その14年ぶりの上演が目前に迫った。演出家として作品の誕生に関わり、2度の再演を手がけたG2が、今この芝居とどのように向き合っているのか。稽古場で話を訊いた。G2演出のもと、関西の演劇ユニット〈売名行為〉が『こどもの一生』を初演したのは、1990年のこと。自らの劇団〈リリパット・アーミー〉では中華時代活劇を得意としていた中島に対し、G2は対極ともいうべき台本を発注する。「今という時代を切り取ったような舞台を書いてほしい。来年には古くなってしまうぐらいの」。確かに、コピーライター、エッセイストとしても腕をふるう中島は、時代の空気への反応が鋭い。結果、“ストレス”をモチーフにしたきわめて同時代性の強い物語で、中島は演出家のオーダーを鮮やかに打ち返した。「読んで驚きました。普段らもさんと飲んでいるときの話まで、絶妙に盛り込まれていたんです」。孤島のクリニックを舞台に、心の健康を回復するため、精神年齢を子供へと戻していく患者たちの様子が、遊びごころたっぷりに描かれる。といって、のんびり観てなどいられない。子供らしい無邪気さが客席に笑いを巻き起こす一方、子供ならではの残酷さが観客を恐怖に突き落とすのだ。「初演の大阪公演は仮設の客席だったんですけど、お客さんが“ビクッ”とするのが振動で伝わってきて。らもさんも僕もその様子にニヤリとしてました」。「中島らも作品の魅力をもう一度伝える責任があると思ったから」決めたという今回の再演。「あらためてわかったのは、この作品の骨格がいかに強じんであるかということ。リメイクを施しても元の魅力が揺るがない。何より、理屈じゃないところがいいですね。“偉そうな奴の鼻をへし折ってやりたい”という率直な思いで書かれた作品だからかもしれない」。演じるのは、谷原章介、中越典子、笹本玲奈、山内圭哉、戸次重幸、玉置玲央、鈴木砂羽、吉田鋼太郎の8人。「“具体的な舞台装置がないなら、その分まで演じてしまえ”という、80年代演劇に近いエネルギーが求められる作品なので、得も言われぬパワーを持ち込んでくれそうな人ばかりで頼もしいです」と期待を寄せる。振付に小野寺修二、映像に上田大樹を迎えた万全の布陣。誰よりもこの作品と縁の深いG2が仕上げる決定版に注目したい。11月4日(日)から25日(日)まで東京・PARCO劇場で上演された後、大阪、福岡、岡山、広島、愛知、福井にて上演。なお東京公演では、11月15日(木)14:00、22日(木)19:00に追加公演が決定。チケット発売中。
2012年10月25日故・中島らもが1990年に脚本を執筆した『こどもの一生』。同年に初演後、1998年には演出とキャストを一新し、東京・パルコ劇場に進出。大阪、広島、福岡、大分、名古屋の各都市公演とも大入り満員となった伝説の作品が、今年14年ぶりに甦る。11月から東京を皮切りに大阪、福岡ほか全国で上演される。出演者のひとり中越典子が、10月3日に福岡市内で記者会見を行い、舞台への意気込みを語ってくれた。「こどもの一生」 チケット情報「この舞台はDVDで拝見したのですが、まずは出演者の皆様のキャラクターの強さに驚きましたね。あとは、中島らもさん特有のはちゃめちゃ感。笑いから、いつのまにか恐怖に変わるというのも面白くて、とにかく印象的な作品でした」と、本作の魅力を語る中越。14年前に上演された際のキャストは生瀬勝久、古田新太、升毅ら、一筋縄ではいかない面々。しかし、「今回のキャストも決して負けてない」と続ける。主演に谷原章介を迎え、笹本玲奈、山内圭哉、戸次重幸、吉田鋼太郎ら多彩な顔ぶれが揃う。「まだ顔合わせがあったばかりなのですが、とにかく皆さん個性的で(笑)。谷原さんはクールで爽やかジェントルマンみたいなイメージだったんですけど、“毒”みたいなところがとても感じられたり、吉田さんのたくさんの経験から裏打ちされた凄みも感動的で。私はちょっと押され気味ですが(笑)、負けないように頑張らないといけないですね。せっかくなので、今回はちょっとハジけてみたいです」。舞台は、瀬戸内海に浮かぶとある小さな島。隔離状態でストレス障害の患者の治療が行われていた。「こども返り」という方法で治療うける患者たち。だが、次第に恐怖の世界へと展開していく。初演当時の時代のキーワードとなっていた「テクノストレス」や「バーチャルリアリティー」といったテーマから、現代の上演にあわせた脚本の改訂を行い、演出も変えていくという今回の再演版だが、主役・柿沼を谷原が演じるということ以外の役柄はまだ未発表。どんな展開が待っているのかは、舞台で確かめるしかない。「しばらく演出に映像を使うことを封印されていたG2さんですが、今回は映像も使われるみたいで。あとは少しコンテンポラリーダンスも出てくる予定です。ダンスは、あまり得意ではないですが、とにかく必死でついていきたい。未だに舞台はとても不安ですが、反応が直に感じられて面白いのも事実。ライブの楽しさをお客様と一緒に感じたいですね」と締めくくった。公演は11月4日(日)から25日(日)まで東京・パルコ劇場にて上演。その後大阪、福岡、岡山、広島、名古屋、福井を巡演する。チケットは東京、大阪、広島公演は発売中。福岡、名古屋は10月6日(土)、岡山は10月9日(火)、福井は10月21日(日)にそれぞれ一般発売開始。
2012年10月05日成田エクセルホテル東急では、成田市・佐倉市内とその近隣に在住の小学生を対象とした「こども料理チャンピオン」を開催する。同企画は小学生から「成田空港」をテーマにしたオリジナルピッツァを募集し、最優秀賞受賞作品は10月28日に同ホテル1階レストラン「ガーデニア」のランチバイキングにて提供するというもの。また、入賞作品はホームページなどで紹介し、応募作品はロビーキャラリーに展示する。対象となるのは、千葉県成田市内・佐倉市内とその近隣に在住の小学生(10月16日~10月25日の間に、ピッツア製作の打ち合わせのための同ホテルへの来館と、10月28日の表彰式への来館が可能な人)。応募は、応募用紙に成田空港をテーマにしたオリジナルピッツァのイラストと、所定の項目を記入のうえ郵送。締め切りは10月10日(当日消印有効)。応募用紙は同ホテル公式サイトからダウンロード可能。結果発表は10月15日。10月28日に表彰式とオリジナルメニューの提供がスタートする。チャンピオンには金メダルを授与。2位には銀、3位には銅のメダルを授与する。上位入賞3名には、表彰式前日(10月27日)の宿泊に招待する(両親と子ども1名、朝昼夕食付)。他入賞10名にはランチバイキング親子ペア招待券(両親と子ども1名)が贈られる。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年09月13日フマキラーは子どもの自然科学に対する探究心の向上と精神的な成長をサポートすることを目的に、webサイト「フマキッズこども研究所」を運営している。コンテンツ内では、今年で9回目となる「虫や植物とふれあうコンテスト」の作品募集も行っている。同サイトは子どものwebサイトとして2004年に公開開始。昆虫に関しての情報を豊富にそろえているほか、植物を上手に育てるポイント(植育)についても紹介。収穫した植物を使って「ものをつくること」(料理など)、「食べること」(食への興味など)、「学ぶこと」(写真を撮るなど)、「身体を動かすこと」(花壇づくり・畑仕事など)など、子どもたちが生活していくために必要な情報を随時アップしている。そのほか、毎年恒例となっている「夏休み自由研究のすすめ方」や「虫はかせに聞いてみよう」などのコンテンツも用意。クイズに答えながら虫や植物について学べる「フマキッズ検定」も好評のコンテンツのひとつとなっている。今年で第9回目を迎える「虫や植物とふれあうコンテスト」。”虫と植物を題材にした自由創作”というテーマを基に、「実験と研究」「作文」「音楽」「絵画」「工作」「緑のカーテン」の6部門に分けて募集する。募集対象は全国の小学生。応募者にはもれなく参加賞がプレゼントされるほか、「フマキラー大賞」「フマキッズ賞(部門賞)」 受賞者には賞状と副賞が贈られる。「フマキラー大賞」に選ばれると、1泊2日で行くフマキラー広島工場見学に招待される。応募締め切りは9月30日。なお、歴代の受賞作品などは、「フマキッズこども研究所」内コンテスト結果発表で閲覧できる。同研究所は9月2日まで、自然に触れ合いながら、いろいろな虫の生態について楽しく学べるスタンプラリーを開催している。場所は「ひるがの高原 牧歌の里」(岐阜県郡上市)、「ツインリンクもてぎ内ハローウッズの森」(栃木県芳賀郡)、「鈴鹿サーキット」(三重県鈴鹿市)。参加は無料だが、施設入場・駐車料が必要。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年08月21日フマキラーは子どもの自然科学に対する探究心の向上と精神的な成長をサポートすることを目的に、webサイト「フマキッズこども研究所」を運営している。コンテンツ内では、今年で9回目となる「虫や植物とふれあうコンテスト」の作品募集も行っている。同サイトは子どものwebサイトとして2004年に公開開始。昆虫に関しての情報を豊富にそろえているほか、植物を上手に育てるポイント(植育)についても紹介。収穫した植物を使って「ものをつくること」(料理など)、「食べること」(食への興味など)、「学ぶこと」(写真を撮るなど)、「身体を動かすこと」(花壇づくり・畑仕事など)など、子どもたちが生活していくために必要な情報を随時アップしている。そのほか、毎年恒例となっている「夏休み自由研究のすすめ方」や「虫はかせに聞いてみよう」などのコンテンツも用意。クイズに答えながら虫や植物について学べる「フマキッズ検定」も好評のコンテンツのひとつとなっている。今年で第9回目を迎える「虫や植物とふれあうコンテスト」。”虫と植物を題材にした自由創作”というテーマを基に、「実験と研究」「作文」「音楽」「絵画」「工作」「緑のカーテン」の6部門に分けて募集する。募集対象は全国の小学生。応募者にはもれなく参加賞がプレゼントされるほか、「フマキラー大賞」「フマキッズ賞(部門賞)」 受賞者には賞状と副賞が贈られる。「フマキラー大賞」に選ばれると、1泊2日で行くフマキラー広島工場見学に招待される。応募締め切りは9月30日。なお、歴代の受賞作品などは、「フマキッズこども研究所」内コンテスト結果発表で閲覧できる。同研究所は9月2日まで、自然に触れ合いながら、いろいろな虫の生態について楽しく学べるスタンプラリーを開催している。場所は「ひるがの高原 牧歌の里」(岐阜県郡上市)、「ツインリンクもてぎ内ハローウッズの森」(栃木県芳賀郡)、「鈴鹿サーキット」(三重県鈴鹿市)。参加は無料だが、施設入場・駐車料が必要。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年08月17日中島らも作、G2演出による舞台『こどもの一生』が14年ぶりに帰ってくる。かつてこの作品に大きな衝撃を受けた演劇ファンにとっても、話で聞くしかなかった未見の若い世代にとっても、念願の再演だろう。今回のキャストを務めることなった谷原章介は、後者のひとりだ。久々の舞台出演に向けて、現在の心境を訊いた。「前から作品をよく拝見していて、ぜひご一緒したかった」と、演出家G2とのタッグ実現がうれしい様子。一方、作者の中島らもについては、「そのご活躍をリアルタイムで知る世代ではないんです」と言いながらも、「エッセイは読んだことがあって、“面白い考え方をする人だな”と。全体が均質化して行儀良くなってしまった現代には珍しい、破天荒な生き方ですよね」とその印象を語る。歳を重ねるほど生きづらくなるのは、純真無垢な子供の心を忘れてしまったから。ならば、“ストレス障害”を治療するには、患者の精神年齢を巻き戻せばいい。劇中に登場する臨床心理治療所・MMMクリニックランドの方針は、かくも明快だ。物語は、いい大人たちが薬の力を借りて幼児返りしていく様をコミカルに描き、観客の爆笑を絶やさない。「僕が演じる柿沼も、普段は自分を律しながら生きている社長秘書の役です。常識や社会性にとらわれているせいで、社長からひどい扱いを受けても、決して態度に出すことをしない。でもその分、タガが外れたときの反動が大きいんです」。そう、患者たちの子供ごっこは、楽しいままでは終わらなかった。悪ふざけの歯止めが利かないというのも、子供ならではの特徴のひとつ。人里離れたクリニックランドで、世にも残酷な事態が勃発する。まさに急転直下、観客の爆笑が悲鳴に変わる瞬間だ。「バーチャル・リアリティが現実を超えてしまう。そのことに警鐘を鳴らした作品だと思いますけど、今の時代こそ、まさに切実な問題だと思います。友だちが5人ぐらい集まっていても、ずっとスマートフォンをいじっていて、心はワールドワイドウェブに飛んでしまっている。現実が希薄になっていることの怖さを思い知らされる作品だと思います」。初演は1990年。1998年の再演時と同じく今回も、脚本と演出が現在の視点から見直される。脚色は桝野幸宏。谷原章介、中越典子、笹本玲奈、山内圭哉、戸次重幸、玉置玲央、鈴木砂羽、吉田鋼太郎の出演で、東京・PARCO劇場にて11月4日(日)から上演。大阪、他、各地公演あり。なお、チケットぴあでは東京公演のインターネット先行・いち早プレリザーブを8月20日(月)11時から28日(火)11時まで、インターネット先行・プレリザーブを8月21日(火)11時から29日(水)11時まで受付ける。
2012年08月13日細田守監督の最新作『おおかみこどもの雨と雪』(公開中)の大ヒット御礼舞台あいさつが7日、東京・TOHOシネマズ有楽座で行われ、細田監督をはじめ、声優を務めた宮崎あおいと大沢たかおが登壇した。その他の写真7月21日に全国381スクリーンで封切られ、8月6日時点で動員135万人、興収16.8億円を記録。細田監督の前作『サマーウォーズ』(動員126万人、興収16.5億円)を早くも上回る好調ぶりで「ノンブランドの作品ですが、何かを感じ取ってくれた観客の皆さんが、広めてくれたおかげ。もちろん3年間、1シーン1シーンを積み上げてくれたスタッフや素晴らしいキャストにもお礼を言いたい」と、細田監督は感激しきりだった。本作は、“おおかみおとこ”(大沢)と結婚し、“おおかみこども”の雨と雪というふたりの子を授かった人間の女性・花(宮崎)が、夫の死後、都会を離れて自然の豊かな土地で懸命に子どもを育てる姿を描く、家族愛をテーマにした細田監督のオリジナルストーリー。宮崎は「親子という普遍的なテーマが、世代を問わず共感されたのだと思う」、大沢は「この作品に触れると、心がきれいに洗われる。そういう部分が僕も好きですね」とそれぞれの持論で、ヒットの理由を分析した。すでに世界34の国と地域での配給も決定しており「公開前にプレミアで訪れたパリのファンの皆さんも、すごく細かい部分まで見ていた」(宮崎)、「深みのある世界観を海外の人にも観てほしいですね。願わくは僕らの声が(吹き替えではなく)このまま変わらなければいいな」(大沢)。細田監督も6月に行われたパリでのワールドプレミアを述懐し、「現地のマスコミからよく質問されたのは、劇中に出てくる日本の自然美のこと。『あれはどこの風景なんだ。ぜひ行きたい』って。もちろん日本の四季は見どころだし、その中でお母さんになった花がさまざまな困難を乗り越える精神性に、震災後頑張っている日本人の姿を見て取ってほしい」と世界を視野にアピール。同日は、宮崎演じるヒロイン・花にちなみ“花(87)”の日ということで、写真撮影では宮崎、大沢、細田監督の3人が記念の花束を手に登場した。『おおかみこどもの雨と雪』公開中取材・文・写真:内田 涼
2012年08月07日野外体験や職業体験など、さまざまな体験を通して子どもの好奇心を育む「西武グループこども応援プロジェクト」が各地で開催されている。3年目の今夏は“「おでかけ育」で大きくなろう”がテーマ。野外活動では、飯ごう炊飯を用いた煮炊き体験、森を巡る昆虫採集、野菜の収穫体験など、職業体験としてはホテルのシェフ・船長・ペットのトリマーなどバラエティーに富んだ企画が目白押し。数あるプログラムのうち、ユニークなものをいくつかピックアップして紹介しよう。8月27日まで長野県北佐久郡の軽井沢プリンスホテルで実施中の「親子で挑戦!ファミリーチャレンジ」はパパと子どもで力を合わせて、火おこし体験や、ロープを使った木登りに挑戦できる夏限定のプログラム。ゆっくりできる夏休みこそ、パパと子どもの絆を深めてみては。横浜・八景島シーパラダイスでは、8月21日に小学生とその保護者を対象とした「水族館お泊り親子学級」を開催。閉館後の水族館を飼育係の解説を聞きながら一緒に見学。海の中にいるような雰囲気で眠る体験には子どもたちもワクワク! 申し込み受付は8月7日まで(※応募者多数の場合は抽選)。都内では、8月22日に品川プリンスホテルで「ボウリング裏側探検&レッスン」を開催。ボウリングにまつわる素朴な疑問が解決できる探検に加え、プロボウラーからボウリングのコツも教えてもらえる貴重なチャンスも。お仕事体験としては、西武園ゆうえんちで週末やお盆期間を中心におこなわれる「メルヘンタウンのお姉さんのお手伝い」もかわいい。30分程度ダンスの練習をしたあとは、お姉さんと一緒にステージでダンスをお披露目しよう。そのほか、西武鉄道の西武秩父線では7月28日(土)~9月2日(日)の期間、「第3回 トンネルをくぐってジオパークの秩父へ行こう」を実施中。西武線の各駅に置かれたチラシを持って、クイズに答えながら西武秩父駅まで行くと、「探検ブック」「乗車証明書」「記念品」などがもらえる。8月17日にはキッズ車掌体験などができる特別イベントも開催。電車好きなら大喜び間違いなし!このほかにも全国各地で多数の企画があり、新たなプログラムも西武グループWeb サイト( )に随時アップされているので要チェック。夏休みの思い出作りになるのはもちろん、自由研究にもぴったりだ。親子で挑戦!ファミリーチャレンジ日程:2012年7月14日(土)~8月27日(月)場所:軽井沢プリンスホテル(長野県北佐久郡)対象年齢:4歳~おとなまで ※原則保護者同伴料金:親子1組7,000円 ※追加1名さま3,000円 ※予約制問い合わせ:0267-42-8114水族館お泊り親子学級日程:2012年8月21日(火) ※申し込み締め切り8月7日(火)場所:横浜・八景島シーパラダイス(神奈川県横浜市)対象小学生と保護者の方料金:小学生6,500円、大人(保護者)8,500円 ※アクアリゾーツパス、夕朝食込問い合わせ:045-788-9608ボウリング裏側探検&レッスン日程:2012年8月22日場所:品川プリンスホテル(東京都港区)対象:小学生と保護者の方料金:親子1組2名さま 3,000円(貸靴付き) ※追加 1名さま 1,500円問い合わせ:03-3440-1116メルヘンタウンのお姉さんのお手伝い日程:2012年7月14日(土)~28日(土)の毎週土曜日、7月16日(月・祝)、8月4日(土)~9月2日(日)の毎週土曜・日曜日、8月13日(月)~17日(金)場所:西武園ゆうえんち(埼玉県所沢市)料金:無料(ゆうえんち入園料は別途必要)問い合わせ:04-2922-1371第3回 トンネルをくぐってジオパークの秩父へ行こう日程:2012年7月28日(土)~9月2日(日)※8月17日(金)は特別イベント開催場所:西武秩父駅改札前対象:特別イベントの車掌体験は小学生以下料金:無料問い合わせ:0494-22-2459■西武グループ こども応援プロジェクト取材/古屋江美子
2012年08月06日「花は『こんなお母さんになりたい』という僕の憧れを形にした存在」―。『おおかみこどもの雨と雪』で自らが作り上げたヒロインを細田守監督はそんな言葉で表現する。『時をかける少女』『サマーウォーズ』と国内外で高い評価を得てきたが、本作に関しては「これまでとは違ったアプローチだった」とも。改めて作品に込めた想いを聞いた。その他の写真おおかみおとこの彼との間にふたりの子を授かるも、彼を失い母子3人となってしまった花。試行錯誤を繰り返しつつ子供たちと共に成長していく彼女の姿を描き出す。親となった友人の姿を見て「母親というのはすごくヒロイックな存在だと気づいた」と本作の着想を語る監督。自身に子育て経験はないが、まさにこの点こそが自らの体験や心情に基づいて作られた前2作との違いでもある。「元々、僕はヒーローに対する憧れがないんです。ひとりのヒーローが世界を救うなんてのは違うだろうって。これまでの作品の主人公にもそれは反映されてます。自分と地続きの日常に物語があったんです。逆に今回は体験しようがないことだからこそ思い切り理想と憧れを反映させましたね。それはまさしくヒーローものの作り方といえます」。経験がないからこそ感じたい。そんな想いは花の声を務めた宮崎あおいに対する「“母親”を演じようとしなくていい」という指示にも表れている。「あおいさんも子育て経験はないけれど、映画を通じて一緒に花の気持ちを新鮮に体験してほしかったんです」。人気スタイリストの伊賀大介が登場人物たちが着る服のスタイリングを手がけているのも新たな試みのひとつ。監督は「13年という長い年月を表現する上で多くの衣裳が必要でした。シーンごとの登場人物の気持ちを服で表したかった」とその意図を明かす。特に強い思い入れを持っているのが、花がデートで着る青いワンピース。「『美女と野獣』のベルもそうですが、青いワンピースの女性は素敵でしょ(笑)。映画の中で“お姫様”が着る服として伊賀さんにリクエストしました。あおいさんが実際に着たら? そりゃ似合うでしょ! ぜひ着ていただけたらうれしいですね(笑)」。その顔には母親のような(?)優しい笑みが浮かんでいた。『おおかみこどもの雨と雪』公開中取材・文・写真:黒豆直樹
2012年07月31日8月4日(土)に開催される「第53回 いたばし花火大会」に“ポケモン花火”がお目見えする。「第53回 いたばし花火大会」開催情報これは、東日本大震災で被災したこどもたちを支援するために、ポケモンが行っているプロジェクト“POKEMON with YOU ”の一環として行われるもの。東北から多くの避難者を受け入れている板橋区がプロジェクトに賛同し今回の企画が実現した。ピカチュウやモンスターボールをイメージした型物花火を打ち上げる“ポケモン花火”で、こどもたちに笑顔を届ける。「いたばし花火大会」は荒川を挟んだ両岸を観賞場所に、合わせて約11000発が打ち上げられる、関東屈指の花火大会。毎年、板橋区内外から50万人を超える観客が訪れる。両河川敷には3万席以上の有料指定席も完備し、快適に花火観賞ができることでも人気だ。■第53回 いたばし花火大会日時:8月4日(土)19:00~20:45会場:荒川戸田橋上流 板橋側河川敷
2012年07月23日『サマーウォーズ』で国内外から高い評価を得た、細田守監督の最新作『おおかみこどもの雨と雪』のワールド・プレミアが6月25日(現地時間)、芸術の都・パリで行われ、細田監督と声優を務めた宮崎あおいが登壇した。人間の姿で暮らす“おおかみおとこ”と彼に恋をした大学生の花(宮崎さん)。2人は愛し合い、やがて2つの新しい命を授かる。姉の“雪”と弟の“雨”、人間とおおかみの2つの顔を持つ“おおかみこども”として生を受けた子供たちだったが、それを隠しながら家族4人、都会の片隅でひっそりと暮らしていた。だがある日突然、父である“おおかみおとこ”が命を落とし、花と雪と雨の3人は取り残されてしまう…。約500席にも及ぶパリ最大のシネコン「ユージーシー・シネサイト・レ・アール」で行われたプレミアイベントは満員御礼!上映前に舞台挨拶に登壇した細田監督は「世界に先駆けて、本作をフランスのみなさんにご覧いただけることを嬉しく思っています」といつものにこやかな笑顔で挨拶した。上映中は歓声が起きたり、後半では涙を拭う観客の姿も見られたが、一緒に会場で鑑賞した宮崎さんは「みなさんの感情表現がとても豊かで、こんなに笑うところがある映画なんだという新しい発見もあって、新鮮な気持ちで観ることができました」と、日本とは違う現地のリアクションに驚き、喜びを明かした。本編上映後には、「Bravo!(素晴らしい)」という賛辞と共に、2分間ものスタンディング・オベーションが送られた本作。細田監督はこれまでも『時をかける少女』で見られた時間を飛び越える能力など、現実世界にどこかファンタジックな要素を盛り込んできたが、本作では“おおかみこども”という独特のキャラクターの描写に挑戦。渾身の一作は、「ディズニーやピクサー作品とは一線を画すアニメーション映画だ!」、「大人も楽しめる複雑な物語を内包した映画的な映画」と、芸術には辛口コメントで知られるフランスのマスコミ陣からも絶賛でもって迎えられた。さらに、現地ではティム・バートンや宮崎駿など錚々たるクリエイターの個展を開催してきた「ギャラリー・アーリュディック」にて、本作を記念した「『おおかみこどもの雨と雪』細田守アートワーク展」がスタート。細田監督の過去2作品のDVD、フランス語版関連書籍など自慢のコレクションを手にした数多くの監督のファンたちがサインを求めて詰めかけていた。『おおかみこどもの雨と雪』は7月21日(土)より全国東宝系にて公開。■関連作品:おおかみこどもの雨と雪 2012年7月21日より全国にて公開© 2012「おおかみこどもの雨と雪」製作委員会
2012年06月29日俳優・谷原章介が11月に東京・パルコ劇場で上演される『こどもの一生』に初主演することが6月28日発表された。今作は故・中島らもが1990年に脚本を執筆した舞台。当時人気小説家であった中島に、演出家のG2が「今という作品を切り取った舞台脚本を書いて欲しい」と依頼したのが始まり。そのころ時代のキーワードとなっていたテクノストレス、精神カウンセリング、バーチャルリアリティーといったテーマが盛り込まれた脚本は、“超一級のB級ホラー作品”に仕上がった。1990年7月に東京と大阪で初演され、観客から熱狂的な支持を得て伝説的な作品となった。その後幾度かの再演を重ね、1998年に演出とキャストを一新し、東京・パルコ劇場に進出。大阪、広島、福岡、大分、名古屋の各都市公演とも大入り満員の大盛況となった。今回の再演では、リメイク版として、現代の上演にあわせた脚本の改訂を行い、演出は初演と同じG2が担当する。物語は瀬戸内海に浮かぶとある小さな島が舞台。ここでは隔離状態にしたストレス障害の患者の治療が行われている。そこへ島の開発目的で患者になりすました開発会社社長・三友とその秘書・柿沼が潜入する。治療のため「こども返り」する患者たち。ある時、患者がはじめた“山田のおじさんごっこ”という遊びから次第に恐怖の世界へと展開していく。主役の柿沼を演じる谷原は「高圧的な上司の部下というとても圧迫された環境にあるのですが、そういった社会的な立場など、そのたがが外れた時、人間はどうなるのか。その表と裏を表現したいです」と意欲を見せる。また、演出のG2は谷原を起用した理由として「舞台は声よりもいかに心を響かせるかというメディア。谷原さんはとても心が響く方だと思います。もちろん声もいい。作者・中島らもの世界に谷原さんが入って来たときの化学変化が楽しみです」と期待を寄せる。谷原は「久しぶりのパルコ劇場で、しかもストレートプレイに初主演、本当に嬉しいです。この作品は集団における人間関係が肝なので、みんなで作りあげられたらなと思っています。最高に笑えて凍りつく、極上のエンタテインメントをぜひ劇場で味わってください」とコメントした。共演は中越典子、笹本玲奈、山内圭哉、戸次重幸、玉置玲央、鈴木砂羽、吉田鋼太郎。公演は11月4日(日)から25日(日)まで同劇場で上演される。
2012年06月28日佐賀県立博物館・美術館では、学校の夏休みにあわせ、小学生を対象とした「夏休みこどもミュージアム2012体験講座」を開催する。この講座は、佐賀県立博物館・美術館で開かれる数々の体験講座に無料で参加できる催し。小学生が対象で、募集人数は260名。期間は7月25日~8月12日。応募は希望講座1講座に付きハガキ1枚、またはファクスで申し込むこと。応募締め切りは7月6日必着。希望者が多い場合は抽選になる。講座内容は以下の通り。講座により2日間のものや保護者同伴が必要なものがある。【7月25日~26日】昆虫標本教室 【7月31日】すったりおしたり 【8月1日】化石クリーニング 【8月1日~2日】竹細工教室 【8月6日】博物館にもぐり込め!こども学芸員 【8月7日】体験しようむかしの道具 【8月8日】勾玉をつくろう 【8月11日】紡いでみよう、織ってみよう1 【8月12日】紡いでみよう、織ってみよう2 【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年06月25日