ライフロボとマイクロアドは1月6日、ヘルスケア事業において業務提携したと発表した。ライフロボは両社の協力体制のもと、2016年度内に、ユーザーごとに最適化された健康管理ツールのサービスの提供と拡充を目指す。マイクロアドは、自社の保有する国内インターネットユーザーの行動データや各種データを駆使して、広告配信の最適化を追求してきた中で、現在までに培ってきた自社保有の各種データ活用、マーケティング、プロモーション実績を活かし、ヘルスケア事業へ参入する。一方のライフロボは、「ライフケアとヘルスケアのバランスを科学する」という理念のもと、日本国内でデジタルヘルスケア事業、アプリケーションやシステム開発の受託及び運用行い、IoTセンサー等から取得できる様々なライフデータや生体データを元に、ユーザー毎に最適化した身体の状態やリコメンドを表示する技術を開発している。今回の提携により、両社はヘルスケア事業において、マイクロアドが保有する各種データをもとに、ユーザーの健康管理の精度を上げるほか、ライフロボの持つ食生活や運動管理システムのノウハウやウェブサイト制作、システム構築などの知見を活かした新サービスを提供する。
2016年01月07日ライフロボとマイクロアドは1月6日、ヘルスケア事業における業務提携に合意した。これまでライフロボは「ライフケアとヘルスケアのバランスを科学する」という理念のもと、日本国内でデジタルヘルスケア事業、アプリケーションやシステム開発の受託および運用を行っている。その中で、IoTセンサーなどから取得できるさまざまなライフデータや、生体データをベースにユーザーごとに最適化した身体の状態やリコメンドを表示する技術を開発。一方、マイクロアドは、自社の保有する国内インターネットユーザーの行動データや各種データを駆使して、広告配信の最適化を追求しており、現在までに培ってきた自社保有の各種データ活用、マーケティング、プロモーション実績を活かし、ヘルスケア事業へ参入する。このような背景のもと、両社はユーザーごとに最適な健康管理情報を提唱する健康管理ツールの研究、開発のため業務提携を行う。ヘルスケア事業において、マイクロアドが保有する各種データをもとに、ユーザーの健康管理の精度を上げるほか、ライフロボの食生活や運動管理システムのノウハウやWebサイト制作、システム構築などの知見を活かし、新たなサービスを提供していく。両社の協力体制のもと、2016年度内にユーザーごとに最適化された健康管理ツールのサービスの提供・拡充を目指す。
2016年01月06日RTB広告やDSP、DMPなど、サイバーエージェントのアドテクノロジー分野におけるサービスの開発を行うアドテクスタジオは、メディアの広告収益の最大化を図ることを目的に、徳間書店と広告事業において業務提携を行うと発表した。アドテクスタジオが提供するスマートフォンアドプラットフォーム「AMoAd(アモアド)」のアドサーバを徳間書店に提供する。これにより徳間書店は、「アサ芸プラス」「アサジョ」の純広告案件について、入稿や期間設定、CPA最適化などの広告運用管理が可能になるという。また、アドテクスタジオが提供するインフィード広告に特化したSSP「CA ProFit-X(シーエープロフィットエックス)」と「アサ芸プラス」「アサジョ」が配信連携することで、「アサ芸プラス」「アサジョ」において純広告案件がない際に、「CA ProFit-X」が連携するDSPやアドネットワークの広告案件を配信する。
2015年12月14日GMOアドマーケティングは、メディアを閲覧するユーザーの興味関心・行動やコンテンツ特性を自動解析し、関連記事を表示してユーザーの回遊を促進する、コンテンツレコメンドウィジェット「TAXEL(タクセル) byGMO(以下、「TAXEL」)」を2016年1月上旬より提供開始すると発表した。TAXELは、ユーザーがアクセスしたコンテンツの特性や、ユーザーの関心・行動分析、ソーシャルメディアでの話題性といったデータを組み合わせて自動解析し、独自のアルゴリズムに基づいて、コンテンツをユーザーにレコメンド表示する。これにより、ユーザーあたりのPV(ページビュー数)を増加させることが期待できるという。管理画面では、レコメンド施策のクリエイティブおよび表示方法と、ユーザーの回遊性の変化をA/Bテストで検証することが可能で、レコメンド施策導入前後の回遊性の変化、回遊性の向上による広告収益効率の変化、収益向上視点での関連記事と広告枠の掲載順序などが検証できるという。料金は、初期費用・月額費用は無料だが、広告収益に関するシェアが別途発生する。
2015年11月30日日産自動車は25日、ミニバン「セレナ」の新グレード「ハイウェイスター Sエディション」と、エマージェンシーブレーキ(自動ブレーキ)を標準装備した「20S」を発売した。ハイウェイスターSエディションは、今回自動ブレーキを標準装備した20Sをベースとした新グレード。スタイリッシュなフォルムの「ハイウェイスター」専用エクステリアを採用するとともに、人気装備のワンタッチオートスライドドア(助手席側)や、プッシュエンジンスターター、UVカット率約99%のスーパーUVカットガラス(フロントドア)を採用。高い利便性と快適性を備えながらも、価格を230万円台という購入しやすい設定としている。20Sに標準装備となったエマージェンシーブレーキは、フロントカメラで前方の車両や歩行者を検知し、衝突の可能性が高まるとメーター内の警告灯やブザーによりドライバーに回避操作を促すシステム。万一、ドライバーが安全に減速できなかった場合には、自動的に緊急ブレーキを作動させて衝突を回避、または衝突時の被害や傷害を軽減する。今回、20Sに標準装備されたことで、セレナは全グレードが自動ブレーキ標準装備となった。価格は、セレナ ハイウェイスターSエディションが239万8,680円~267万9,480円、セレナ 20Sが、228万5,280円~256万6,080円(いずれも税込)。なお、同社関連会社のオーテックジャパンも、セレナの新グレード追加・一部仕様変更にあわせ、カスタムカー「ライダー」シリーズに新グレード「ライダーSエディション」を追加するとともに、福祉車両「ライフケアビークル(LV)」シリーズを一部仕様変更し、同日に発売した。
2015年11月25日Lookoutは11月9日、Androidを狙うトロイの木馬化した悪質なアドウェアを発見したと発表した。Lookoutは、このアドウェアのサンプルを2万件以上検出しており、Candy CrushやFacebook、GoogleNow、NYTimes、Okta、SnapChat、Twitter、 WhatsAppなど、正規のアプリになりすましたものであった。攻撃者は正規のアプリを改造し、アドウェアを組み込んで、サードパーティのアプリストア上で配布している。端末にアドウェアがインストールされると、アドウェアは自動的に端末のルートの権限を取得する。この権限によって、端末にインストールされている正規アプリを侵害。通常はアクセスできない、アプリの領域外にあるファイルにアクセスする。アドウェアはバックグラウンドで動作し、正規のアプリの機能を利用できるため、利用者は感染したことに気付きにくい。Lookoutは、トロイの木馬化したアドウェアの「Shuanet」「Kemoge(ShiftyBug)」「Shedun(GhostPush)」の3点について、調査を進めている。これらは、米国とドイツ、イラン、ロシア、インド、ジャマイカ、スーダン、ブラジル、メキシコ、インドネシアで多く検出されている。アプリの作成者については、同一人物または同一グループであるとは考えにくいが、3つのサンプルを精査した結果、相関関係が見いだせたことから、何らかの点で連携していた可能性はあるという。これらのファミリーの変異体のいくつかには、プログラミングコード内に71%~82%の類似性があり、作製者が同じコード片を用いて、それぞれの自動ルート化アドウェアを構築している。また、共通のエクスプロイトを持っており、端末のルート化実行の部分に、一般公開されているルート化を実行するエクスプロイトを使用していた。ShiftyBugの場合には、少なくとも8種類のエクスプロイトがパッケージ化されており、できるだけ多くのタイプの端末をルート化できるよう工夫されている。エクスプロイトは新しいものではなく、多くが既知のルートイネーブラで使用されている。アドウェアは、ルート化したシステムアプリケーションであるため、個人ユーザーが感染した場合は、アンインストールがほぼ不可能となっている。企業ユーザーの場合には、ルート化された端末をネットワーク上で使用すると大きなリスクが伴う。ルート化されたアプリは、権限昇格することで、通常はアクセスを認められていないデータにアクセス可能となる恐れがある。Lookoutは、今後トロイの木馬化したアドウェアが巧妙化していくと予想しており、「攻撃者は、端末のシステムディレクトリでの読み込み権限または書き込み権限を他のマルウェアに取得させた後、存在やアクティビティの痕跡を消してしまう」ことも考えられるとしている。また、Webマーケティング業界において不当にCPI(コスト・パー・インストール)を増加させ、大きな利益を得ようとするほか、クリック・パー・インストールや広告に関する収益モデルの変化にあわせて、権限の昇格を利用し、新たな収益化を目論むマルウェアの製作者が現れる恐れもあるという。
2015年11月11日菊地凛子が”アンドロイドの靴職人”を演じる短編映画『ハイヒール』が、8月にクランクアップ。16年の国内公開に向け、ポストプロダクションが進行中だ。同作は、日本を拠点に活動を行う若手映画監督のイ・インチョルが監督を務める短編映画。菊地演じる、性別不明のアンドロイドの靴職人・カイ(Kay)の衣装は、シャネル(CHANEL)が担当。カイの美しさやミステリアスさ、エレガントさをより一層引き立てている。また、本作の重要なアイテムであるハイヒールは、ミハラヤスヒロ(MIHARAYASUHIRO)の協力により製作されたものだ。脇を固めるキャストは、NHK大河ドラマ「花燃ゆ」に出演中の小島藤子、映画『水の声を聞く』主演の玄理、グリコやメニコンのCMに出演する谷口蘭など。撮影は『るろうに剣心』3部作を手掛けた石坂拓郎、編集は日本アカデミー賞優秀編集賞8冠の上野聡一、特殊美術は『進撃の巨人』や『寄生獣』などにも参加した百武朋が担当するなど、スタッフも国内外の第一線で活躍するメンバーが揃う。ストーリーは、真剣に靴を作り続ける靴職人・カイのもとに、自分好みの靴を作りたいという客が現れるところから始まる。カイは、何度も何度も作り直してようやく完璧なハイヒールを完成させるが、客がハイヒールを履いてみると、片方のサイズがほんの少し合わない。カイは必ず解決すると客を説得し、再びハイヒールと向かい合う。なお本作は、16年にワールドプレミアも行われる予定だ。
2015年10月07日東京都・神宮前のBA-TSU ART GALLERYは、「つくり、 とばせ」をスローガンとした「原宿サン・アド 創立40周年記念展覧会」を開催する。開催日時は9月29日11:00~16:00、9月30日11:00~20:00、10月1日11:00~18:00。入場無料。同展は、今年創立40周年を迎える、クリエイティブエージェンシー原宿サン・アドが開催する記念展覧会。サン・アドのHonda部門が分離、独立して誕生した同社は、Hondaをはじめ様々なクライアントを担当してきており、同社によるプロモーションやブランディングの数々が展示される。会場では、Hondaとともに歩んだ40年の歴史を、グラフィック・映像で振り返るバイオグラフィーを展示。懐かしく、かつ貴重な作品を多数見ることができる。また、特別展示としてコーポレートカラーの「青」をテーマにしたエンジンのオブジェも展示される。また、多くの種目で同社がブランディング、プロモーションを担当するミズノからは、独自のグラフィックデザインを施したプロトタイプのシューズを展示。体から出る水分を熱に変換する独自のテクノロジー「ブレスサーモ」を、アーティスティックなビジュアルで可視化した体感型プロモーションも展示される。東北の震災復興支援の取り組みとしての出会い以来、ブランディングを担当してきた日本酒「宮寒梅」では、原宿サン・アド40周年を記念してオリジナルの日本酒を開発。展示とともに、試飲できるスペースも用意されているということだ。また、サン・アドのOBで、NHK「ハッチポッチステーション」などのキャラクターデザインでも知られる藤枝リュウジによる、原宿サン・アドのイメージキャラクター「ハラノラサン」も登場。会場では絵本、Tシャツなど、オリジナルグッズが展示される。そのほか、帝京大学のブランディングをイメージした羽の造形インスタレーションの展示や、フラワーアーティスト東信とのコラボレーションポスターの展示、オリジナルプロダクトライン「コクハク」のプロトタイプ展示なども行われるということだ。
2015年09月28日マイクロアドは8月25日、同社のDSP「MicroAd BLADE (マイクロアド ブレード)」のダイナミックリターゲティング広告配信において、フィード作成ツール提供会社4社と連携を開始した。MicroAd BLADE ダイナミックリターゲティングは、ユーザーが閲覧した商品やレコメンド商品をバナー広告に反映させる広告手法で、商品データを集約する「フィード」を利用し配信するもの。今回の連携により、多くの企業の広告配信に対応し、ECサイトだけでなく、人材や不動産会社などさまざまな業種の広告配信が可能になった。なお、今回連携したフィード作成ツールは、コマースリンクの「DFO」やビカムの「Become FeedCreator (ビカムフィードクリエイター)」フィードフォースの「DF PLUS」サイバーエージェントの「CA DataFeed Manager (シーエー データフィード マネージャ)」の4つとなる。
2015年08月27日現在の日本のロックシーンの主流となっているのは、「想像を超える展開」「変拍子」「テクニック重視」といった、ともすれば難しくなりそうな音楽性をキャッチーなサウンドに昇華させるものです。そのオリジネイターとなり、他の追随をまったく許さない存在、それが凛として時雨です。その凛として時雨が、初の海外レコーディング(ドイツ・ベルリン)を敢行して制作されたのがミニアルバム『es or s』です。全5曲入りの作品ですが、どの楽曲にも個性的な味付けがされていて、1曲に5曲分近いアイディアが詰め込まれています。しかしながら、そのアイディアが無理なく消化され、「ここのアレンジはこうでなくてはいけない」という肯定感を作り出しているのは流石としか言いようがありません。その中で、これまで使用していなかったギターの音色やリフ、リズムパターンを生み出しているのですから、まだまだトップランナーとして走り続けそうな予感がします。リリース情報:『es or s/凛として時雨』(2015.9.2発売/¥1850(tax out)/AICL2949)※初回限定盤(¥4000(tax out)/AICL2947-8/CD+7inch Analog付)も同時発売※ツアー情報/凛として時雨 S.O.S. Tour 20152015年9月10日~2015年10月4日(9公演)
2015年08月25日米Microsoftは12日(現地時間)、Evernote、Yelp、IFTTT、Wunderlistらと提携し、Outlookに同サービスのアドインを追加すると発表した。EvernoteとUber、PayPal、Boomerangのアドインについては、Office 365メールボックスを持つ「Outlook 2013」およびWeb版「Outlook.com」ユーザー向けに同日より順次提供。利用は無料で、Officeストアからダウンロードできる。オンラインストレージ「Evernote」のアドイン「Evernote for Outlook」では、仕事の予定を同僚とOutlookで共有したり、OutlookのメールをEvernoteにクリップ・保存したり、Evernoteのノートをメールに添付したり、タグを付けて管理したりできる。Office 365メールボックスを持つ「Outlook 2013」「Outlook.com」ユーザーのほか、9月中までにExchange 2013メールボックスを持つOutlookユーザー向けにも公開される。電子マネー「PayPal」のアドインでは、支払いや送金などがOutlook受信トレイから直接行えるようになる。Office 365メールボックスおよび、Exchange 2013メールボックスを持つ「Outlook 2013」「Outlook.com」ユーザー向けに、9月中までに提供される。時間指定してメール送信できる「Boomerang」のアドインでは、自分へのリマインダーや会議のスケジュール管理などの用途で、メールを指定した時間に送ることができる。Office 365メールボックスおよび、Exchange 2013メールボックスを持つ「Outlook 2013」「Outlook.com」ユーザー向けに、9月中までに提供される。また、タクシー予約サービス「Uber」のアドイン「Uber ride reminder」では、カレンダーにタクシーの乗車時間をリマインド設定したり、乗車前に目的地を携帯電話に通知したりできる。こちらもOffice 365メールボックスおよび、、Exchange 2013メールボックスを持つ「Outlook 2013」「Outlook.com」ユーザー向けに、9月中までに提供予定。
2015年08月13日日産自動車は15日、ミニバン「セレナ」に安全性・利便性を向上させるアイテムを標準装備としながら、購入しやすい価格設定とした特別仕様車「ハイウェイスター Vセレクション+Safety II」「ハイウェイスター Vエアロモード+Safety II」「20X Vセレクション+Safety」を設定して発売した。また、「セレナ」既存モデルの一部仕様変更も行われている。ハイウェイスター Vセレクション+Safety IIは、ベース車に「LEDヘッドランプ」「ワンタッチオートスライドドア<両側>(挟み込み防止機構付)」「16インチアルミホイール(2WD車のみ)」と、幅広い運転シーンで安全・安心をサポートする「アドバンスド セーフティ パッケージ」を標準装備。ハイウェイスター Vエアロモード+Safety IIは、ベース車にハイウェイスター Vセレクション+Safety IIに装備された4アイテムに加え、「LEDイルミネーションを組み込んだフロントプロテクター」「専用ダーククロムグリル」「専用パワーウインドウスイッチフィニッシャー(グロスブラック)」といったスタイリッシュで魅力的なアイテムを標準装備としたモデル。20X Vセレクション+Safetyは、ベース車に「ワンタッチオートスライドドア<両側>(挟み込み防止機構付)」を標準装備している。既存モデルの一部仕様変更では、「PTC素子ヒーター」「前席ヒーター付シート」を「20S」を除く全車に、「日産オリジナルナビ取付パッケージ」を全車にオプション設定。「クロスギアパッケージ」には、「PTC素子ヒーター」「前席ヒーター付シート」を追加し、今回の特別仕様車3モデルにも同パッケージをオプション設定とした。価格は、ハイウェイスター Vセレクション+Safety IIの2WD・ハイブリッド車が279万9,360円、4WD・ガソリン車が304万200円、ハイウェイスター Vエアロモード+Safety IIの2WD・ハイブリッド車が283万9,320円、4WD・ガソリン車が308万160円、20X Vセレクション+Safetyの2WD・ハイブリッド車が250万6,680円、4WD・ガソリン車が275万8,320円(いずれも税込)。なお、同社関連会社のオーテックジャパンも、「セレナ」の一部仕様変更にあわせ、カスタムカー「ライダー」シリーズの仕様を一部変更するとともに、福祉車両「ライフケアビークル(LV)」シリーズに、特別仕様車「ハイウェイスター Vセレクション+Safety II」「20X Vセレクション+Safety」を新たに設定して発売している。
2015年07月15日オプトグループのグルーバーは6月26日、GMOインターネットグループのGMOリサーチとコンテンツ型ネイティブアドのブランドリフト効果を可視化・レポーティングするサービスを共同開発し、提供を開始したと発表した。同サービスは、グルーバーが提供するネイティブアド・コンテンツマーケティングの効果測定・分析ソリューション「TRIVER」と、GMOリサーチが提供するオンラインアンケートパネル「Japan Cloud Panel」に構築した「CPAT」を連携し、コンテンツ型ネイティブアドの閲覧状況・属性やブランドリフト効果を可視化・レポーティングするもの。具体的には、「TRIVER」から誘導したユーザーのコンテンツ接触状況を計測し、「CPAT」のモニタ(接触者 / 非接触者)とクロス分析することで、接触・非接触だけでなくコンテンツの閲覧度合いによる態度変容の違いを分析することが可能だ。サービスにより提供される主なレポート項目は、「ネイティブアドのキャンペーンレポート」や「インフィード型・レコメンドウィジェット型広告のインプレッション数・クリック数」「コンテンツメディア上での記事閲覧状況」「インフィード型・レコメンドウィジェット型広告・コンテンツメディア経由での広告主サイトへのサイト流入」「コンバージョン貢献」などとなる。
2015年06月29日アドイノベーションは6月22日、同社が提供するスマートフォン向け広告効果測定ツール「AdStore Tracking」において、デジタル・アドバタイジング・コンソーシアム(DAC)が提供するDMP「AudienceOne」とのシームレスな連携を開始したと発表した。「AdStore Tracking」はアドイノベーションが提供するASPサービスで、さまざまなスマートフォン広告やアドネットワークなどの広告効果測定・解析を行うもの。複数のSDKを設定することなく、アドネットワークやアフィリエイト広告におけるコンバージョン数の測定、アプリ内の特定のアクション計測、広告投資効果や継続率を計測でき、プロモーションの総合的な管理・分析を可能としている。また、「AudienceOne」は、広告配信結果、ソーシャルメディア、提携企業の3rd Partyデータなどを収集・解析し、見込顧客の発見や既存顧客のロイヤルカスタマー化などのさまざまなマーケティング施策に活用する、データ・マネジメント・プラットフォーム。収集したオーディエンスデータをもとに多様なセグメントを作成し、さらにセグメントのデモグラフィック情報や、流入キーワードと掛け合わせた分析を行える。今回の連携により可能になるとされているのが、「AdStore Tracking」のSDKを導入したアプリのデモグラフィック属性分析。この分析は「AudienceOne」のデモグラフィック属性(性別、年代、居住エリア、職業、世帯年収、未既婚など)データを用いる。アプリ利用ユーザーの行動履歴だけでなく、デモグラフィック属性を含めた分析を行い、「AdStore Tracking」で分析、生成されたセグメント情報を「AudienceOne」に連携することで、サイコグラフィックデータ(ライフスタイルや趣味嗜好など)も用いた再分析、オーディエンスセグメント生成を可能とした。さらに、DACの連結子会社であるプラットフォーム・ワンの提供するDSP「MarketOne」を活用することでアプリ面だけでなくWeb面への広告配信も実現し、広告主企業のマーケティングROIの向上を支援する考えだ。なお、同連携ではクライアントごとに厳正なデータ管理を行って、データの漏えいを防ぎ、オーディエンスのプライバシー保護に最大限考慮した仕組みを構築・運用している。
2015年06月23日マイクロアドは6月12日、台湾に特化したEC事業社向けの「ワンパッケージ型の越境ECサービス」の提供を開始した。同社によると昨今、日本から中国・台湾その他アジア地域へ進出する「越境EC」のニーズが高まっているという。その中でも特に高いニーズが、日本から台湾への越境EC。1兆台湾元(日本円で約4兆円)規模までEC市場が成長し、2010~2014年の市場規模は毎年15%の二桁成長を記録したほか、今後も高い水準で伸び率が見込まれる。こうした背景を受け同社は、「ワンパッケージ型の越境ECサービス」の提供を開始。「商品の審査・関税代行」や「ECサイト制作・翻訳」「カスタマーセンター(コールセンター)」「フルフィルメント」「決済処理/問い合わせ対応」「インターネットプロモーション」などをサポートする。これにより日本のEC事業社は、インフラ整備の手間を省き、台湾への越境ECを短期間で実現できるという。なお同社は、2016年9月期までに、日本国内のEC事業社100社への導入を目指す考えだ。
2015年06月15日マイクロアドは6月11日、DSP「MicroAd BLADE(マイクロアド ブレイド)」において、スマートフォンアプリプロモーション向け新機能「オーディエンスターゲティング配信」と「LTV最適化配信」の提供を開始した。これにより、効率的な新規ユーザーの獲得や、一度アプリをインストールしたユーザーのリテンション改善、アプリを通した課金・商品購入促進等、企業がアプリプロモーションに必要なソリューションの提供を実現する。「オーディエンスターゲティング配信」は、アプリをインストールしたユーザーを分析し、似たような興味・関心をもつユーザーへ広告配信を行うほか、既にアプリをインストールしているユーザーに、アプリの継続利用を促す "リターゲティング配信" が可能。一方「LTV最適化配信」は、MicroAd BLADEの広告配信最適化アルゴリズムと、マイクロアドが提携する各種広告効果計測ツールとのデータ連携により提供するサービスで、ユーザーがアプリ内で行った課金や商品購入のデータを利用し、広告配信の最適化を実現する。なお、サービス開始にあたり、アドウェイズが提供する「PartyTrack」やCyber Zが提供する「Force Operation X」、ディマージシェアが提供する「App Tizer」、ファーストビットが提供する「コズミックフレイム」、ロックオンが提供する「アプリエビス」との接続が完了。今後、そのほか複数の広告効果計測ツールとの接続も推進していく。
2015年06月12日本連載はこれまで、マーケティング担当者による最適なDSPの選定や活用を実現するため、アドテクノロジーの歴史からDMPまで、アドテクノロジーの概要を紹介してきました。各章でお話した通り、ビッグデータの活用を起点とした急速な発展は、Web広告の配信にとどまらず、マーケティング領域全般に拡がっています。最終回では、アドテクノロジーからマーケティングテクノロジーへと進化しつつある業界のトレンドをいくつかピックアップし、今後マーケターに必要となるスキルをデータ活用という観点で考えてみましょう。○2015年 マーケティング業界のトレンドとは1. マーケティング・オートメーションマーケティングオートメーション(MA)は、見込ユーザーの顧客化プロセスを管理するソリューションを指すことが多く、主にBtoBマーケティングを支援する目的で採用される傾向があります。前回の連載でお話したDMPとも一部シンクロする機能があり、この用語を厳密に定義することは難しいと言えるでしょう。その意味では、アドテク(ネット広告)やSFA(Sales Force Automation : 営業支援システム)、CRM(Customer Relationship Management : 顧客管理システム)などが提供する機能も同様で、今後、さらに重複度合いが増すことが予想されることから、競争は激しくなっていくのではないでしょうか。さて、MAはBtoBの場合、イベントやセミナー、Web広告、アウトバウンドコールなどで取得した多数のリードから、有望な見込み顧客として営業部門に情報を渡すまでのプロセスを自動化することを目指します。この仕組みの活用により、マーケティング部門は、獲得したリードの育成を管理し有望な見込み客を増やすことができるほか、営業部門は、有望な見込み客情報をもとに提案活動を行い、商談の確度を高めていくことが可能です。一方、BtoCの場合では、顧客との定期的で適切なコミュニケーションを実現・管理するために採用されることが多く、特に、顧客の利用状態に応じた個別アプローチを行うために必要とされるようです。というのも、顧客によって、ニーズのある商品やサービス、レコメンドのタイミング、インセンティブ内容などが異なり、広告主は、これらを管理するツールがない場合、月一回など一定のタイミングでまとめてアクションするしかなくなってしまうためです。このように、テクノロジーの進化は、広告入札の自動化だけでなく、キャンペーンのシナリオ設計や運用管理、セグメントに応じたクリエイティブ・訴求内容の変更、イベントに応じたパーソナライズ配信など、マーケティング活動全般の自動化に影響を及ぼしつつあるのです。2. オンライン・オフラインの融合前回、DMPはCRMなどオフラインのデータを取り込めることが大きな特徴だと話しました。つまり、DMPでは、オフラインの顧客データを取り込むことにより、オンラインの行動履歴と組み合わせ、顧客をより理解することが可能となっているということです。また、スマートフォンの普及に伴い、実店舗のプロモーションも大きく進化しています。顧客に無料のアプリを配布し、各フロアに「ビーコン(位置情報を示す信号を無線で発信するもの)」を設置することで、商品棚の案内やレコメンドなど、さまざまな施策を顧客・デバイスごとに出し分けできるソリューションも提供されています。加えて、顧客の協力によりセンサーデータを取得すれば、店舗内での移動(動線)などの見える化も可能で、言語では分析しにくい店舗の安全性や商品陳列の改善などにも活用することができます。このように、小売業が積極的にデジタルツールを活用することで、成果を上げている事例も耳にします。なお、メーカ側では最近、自社製品のみを紹介するカタログページではなく、顧客の悩みや興味、不明点などに合わせたコンテンツの配信を行う「コンテンツマーケティング」への取り組みも増えつつあるようです。製品を出荷し納品したら終わりではなく、その後のエンドユーザーの利用状態に合わせたサポートを提供する企業も目立ってきています。3. 人工知能 (AI)の浸透昨今、将棋やクイズ番組での対戦など、AIは注目を集めているだけでなく、その道のプロフェッショナルを一部凌駕するほどになっています。「今後10~30年くらいの間には、かなりの職種が人工知能にとって変わられる」と考える人たちも増えているようです。アドテクノロジーも、AI技術の一部を活用していると言えます。例えばDSPでは、優秀なアルゴリズムが備わっていることで、リアルタイムビッティング(RTB)の運用を実現しています。取引が増えるほど、取得できるデータの量も増加するため、同データを活用したアルゴリズムの精度向上はますます促進されます。しかし、AIの活用には、準備期間として半年から1年ほどを要し、基本知識や業務設計などの学習と検証を行うケースもあり、導入にはそれなりにデータ整備や工数が必要となるようです。なお、最近ではAIによる解析のオープン化も目立っており、AIが「どのデータから、どのような判断で、そのスコアを付けたか」を見える化し、利用者に根拠や判断材料を提示するものも出ているといいます。○では、今後のマーケターに必要なスキルはなんだ?このように、デジタル時代の広告技術やマーケティング手法は日々発展しておりますが、マーケティングの目指すところに変わりはありません。すなわち、マーケティング担当者は、そのアイディア次第で、施策の効果や結果を大きく変えることができる立場にいるということではないでしょうか。そして、その施策を成功へと導く鍵は、「顧客の理解」にあると私たちは考えます。マーケティングにおいて顧客を理解するために、データ活用は必須となり、データを活用するリテラシーは、専門家に任せるものではなく、マーケティングや営業、顧客サービスに関わる全員が一丸となって携わり、施策での成果を出せるような仕組みを作っていくことが重要だと考えます。これまでの連載記事にて紹介したように、ツールやテクノロジーはどんどん進化していますが、それらを使いこなしきっている人はまだまだ少ないです。それはなぜでしょうか。誤解を恐れずに言うと、統計や数理、データ分析が得意な人たちからは、施策につながるアイディアはなかなか出てこない。同時に、現場や施策検討者だからこそ思い付くアイディアというものもあるでしょう。たしかに、分析部門の役割でないと言えばそれまでですが、施策検討者が採用しなければ、せっかく分析した内容は活かされません。このような状況では、事前に活用できるデータが増えても効果的なマーケティングができないのではと思います。ABテストをしても、そこからの知見もそこそこに新たなテストへと移り、次のAかBどちらかを選択していく――オペレーションが効率化(自動化)されても、分類したセグメントやクリエイティブの根拠や狙い、比較対象が曖昧なままだと、効果が分からないままとなってしまいます。これは、非常にもったいないことです。このようになってしまう要因としては、やはり、データ分析や解析を難しいものと考え、「データ分析は、自分たちにはハードルが高いので専門家にやってもらうもの」と捉える傾向がまだまだあるようです。ですが、高度な能力を持つ分析者をたくさん集めるより、数名の分析者と各部門(営業・サービス企画・カスタマーリレーションなど)の現場経験者によってチームを組むほうが、組織として成果を上げているケースも増えてきています。さて、話しをまとめましょう。私たちは、今マーケターに求められているスキルを、"マーケティングの対象となる生活者の意識や行動の断片的なデータから、彼らのインサイトを想像し、同時に複数のストーリー(シナリオ)を仮説として立てること" だと考えています。データから素早くいくつかの可能性を見つけ出し、さまざまなテストを行いながら広告効果を磨き上げていきましょう。そして、これからのマーケティングでは、分断されがちな「データ活用」と「運用の自動化」をつなぎ合わせ、連続的にユーザーとのコミュニケーションを観察し、常に新たなシナリオを試行していくことが不可欠になっていきます。その連鎖のなかで、マーケティングテクノロジーはマーケティング活動を強力にサポートする武器となるのです。さて、8回にわたり掲載してきた本連載ですが、いかがでしたでしょうか。読者の皆さまは、最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。皆さんのマーケティング活動の一助になれば幸いです。【連載】「今さら聞けない ! 」マーケティング担当者のためのアドテクノロジー第1話 : アドテクノロジーの歴史 - アドネットワークの誕生まで第2話 : アドテクノロジーの歴史 - アドテクノロジーの更なる進歩第3話 : DSPの基本機能「入札(オークション)」を見てみよう!第4話 : DSPの「入札戦略」とは第5話 : 「セグメンテーション」「ターゲティング」「ポジショニング」をおさらい!第6話 : DSPのターゲティング手法とは第7話 : DMPは魔法の箱ではない○執筆者紹介ソネット・メディア・ネットワークス 商品企画部2000年3月に設立。ソニーグループの一員として、インターネットサービスプロバイダー(ISP)を運営するソネットの連結子会社としてインターネットマーケティング事業を展開する。国内最古のアドネットワーク事業者として10年以上の実績があるほか、RTBの市場拡大に先駆け、DSP「Logicad(ロジカド)」を自社開発。2014年10月には、インターネット広告に関する技術の精度向上を目的とした研究開発を行うラボを新たに設立するなど、独自のポジションを築く。
2015年05月28日アドイノベーションは5月26日、スマートフォンアプリ分析に特化した多言語対応ASPサービス「AdStore App Tracking」の提供を開始した。同サービスは、同社が2010年から提供する独自の広告解析ツール「AdStore Tracking」における経験と運用を基に開発した分析ツール。レポート画面では、「アプリ内イベント」や「ユーザー分析」「ROAS」などに関する分析結果をリアルタイムに表示。WebブラウザのCookieを利用したCookie計測や、スマートフォンの端末識別子を利用した端末識別子計測、海外で幅広く利用されているFingerPrint計測に対応し、海外メディアの広告効果測定も可能だ。また、日本語・英語・ロシア語など多言語に対応しており、日本をはじめ海外のアプリ開発者も使用することができる。価格は、アプリからのリクエスト数に応じて月額利用料金を決定する仕組みで、従量課金制を採用。利用開始後30日間は無料期間を設けているほか、広告効果測定を実施しない限り費用が発生することはない。同社は今後、アプリ開発者と広告代理店が一つの案件を管理する際に便利なアカウント権限切り分け機能や、特定のユーザー層の行動を詳しく知るためのコホート分析機能などを、順次開発・リリースしていく予定だという。
2015年05月27日米Microsoftは5月21日(現地時間)、「Outlook.com」のアップグレードを発表した。Clutter、アドイン機能、コラボレーション方法の強化、カレンダーのアップデートなどが含まれる。21日からプレビューとして小規模グループへのロールアウトを開始し、数週間中にオプトインプログラムに拡大する。同社はOutlook.comをOffice 365ベースのインフラに移行させようとしており、今回のアップグレードはその第一歩になる。新版では、カラーの変更に加えて、新たに13種類のテーマを選べるようになった。Clutterはメッセージの自動分類機能である。広告メールなど重要ではないメッセージを別のフォルダに移し、重要なメールに集中できるように受信トレイを整理する。重要ではないメールが受信トレイに残っていた場合は、ユーザーがClutterフォルダにドロップするとClutterが学習し、使うほどに分類精度が高まる。よりリッチかつ柔軟にメッセージを扱えるようになった。メッセージにリンクを貼り付けると、Outlook.comが自動生成したプレビューが表示される(リンクプレビュー)。また、画像をコピー&ペーストして、メッセージ本文の好きな位置に直接貼り付けられる(インライン画像)。メッセージは新しいウインドウとしてポップアウトさせることができ、過去のメッセージを見ながら新規メッセージを作成するというようなマルチタスクが可能。添付ファイルもメッセージと並べて表示でき、たとえばメッセージに返信しながら、同時にメッセージに添付されたWord/PowerPoint/Excelファイルを開き、内容を編集することも可能だ。開発者カンファレンスBuild 2015(4月29日-5月1日)で発表したアドインをサポートし、Bing Maps、My Templates、Suggested Meetingsといったアドインが実装される。さらにUber、Boomerang、PayPalといったサードパーティのアドインが登場する予定だ。Skype統合が向上し、メールとSkypeの間でよりシームレスにコミュニケーションを切り替えられる。またOneDriveを用いたファイル共有が改善され、メッセージにファイルを添付し、ワンクリックでOneDriveの共有リンクに変換できる。Calendarはナビゲーションが見直された。必要に応じて左右のパネルを出し入れしながら、スケジュールやイベント、共有カレンダーなどを管理できる。左上に検索ボックスが設けられ、名前、ロケーション、説明など豊富な検索オプションですばやくイベントやスケジュールを探し出せる。
2015年05月22日マイクロアドは5月21日、スマートフォンアプリデベロッパー向け成果報酬付きアンケート配信管理SDK「Msight」の提供を開始した。Msightは、専用SDKを組み込むだけで、スマホアプリユーザーへの本格的なアンケートの配信とその管理が行えるサービスで、アンケートに回答すると、回答者にアプリ内ポイントなどの成果報酬を付与できるほか、スマホ画面向けに最適化されたUI、通信環境に左右されないオフライン対応など、モバイル環境での快適なアンケート回答ができる。このようなアンケートによって、データトラッキングだけでは得ることのできない消費者の属性や嗜好、意識に関する情報などのインサイトをオプトインで取得することが可能となる。また、ポイント付きアンケートにすることでユーザーへの付加価値を高め、アプリ訪問頻度の増加などをサポートするほか、ユーザーのアンケート回答による成果報酬でアプリの収益拡大を支援するとしている。同社は、Android端末対応など配信可能な対応アプリを順次拡大し、年内にリーチ可能数100万人の獲得を目指すという。
2015年05月22日マイクロアドプラスはこのたび、大手メディアに高精度な広告配信を行うサービス「MicroAdPlus Premium Exchange」の提供を開始した。同サービスは、大手メディアを指定して、ダイレクトな広告配信が行えるもの。配信システムには、カルチュア・コンビニエンス・クラブ(CCC)やCCCマーケティングが保有する実店舗の購買から推計したデータと、マイクロアドが保有するWeb行動履歴のデータを掛け合わせたターゲティング技術を利用する。これにより同社は、マネジメントする大手メディアやマイクロアド関連会社のエンハンスが提供する「Publisher Trading Desk」を通じて、大手メディアの広告枠ごとの指定や優先的な在庫確保など、プライベート取引に必要なソリューションの提供を実現したい考えだ。なお、CCCとマイクロアドは、2014年12月3日に業務提携をしており、今回のサービス開発はこの業務提携の一環となる。
2015年05月15日WOWOWの連続ドラマW「夢を与える」でW主演を務める小松菜奈と菊地凛子、犬童一心監督が5月14日(木)に行なわれた完成披露試写会に揃って出席した。原作は「蹴りたい背中」で2004年に芥川賞を受賞した綿矢りさの同名小説。華やかに芸能界で成功を収めつつも、周囲の欲望や思惑に巻き込まれて転落していく主人公、彼女に過剰な思い入れを持ち干渉してくる母親の姿を描き出す。主人公の夕子を演じた小松さんは、芸能界で生きる自らと役を重ね合わせつつ「私もモデルと女優の両方をやらせてもらっていて、(演じながら)小松菜奈なのかな?小松菜奈として答えているな…という部分があった。役が近くて難しいところはありました」と明かす。一方の菊地さんは元モデルのステージママを演じたが「32歳から48歳を演じて、こんな大きな娘がいるのも初めてでしたが、幅広い年齢をやらせてもらうのはいい経験で役者冥利につきました」とふり返った。また「息子ではなく娘というところで女性として母親として難しいテーマであり、やりがいのある役でした。“母と娘”という関係性はそれ以上のものになり得る、特質さ、いびつな関係にもなり得る。その深くに流れているのが“母性”だとも感じました」と同性であるがゆえの母と娘の難しさにも言及。この2人がどのような関係性になっていくのか今後の展開が楽しみだ。菊地さんは、菊池成孔のプロデュースにより主題歌も担当しているが、この曲について犬童監督は「悪夢を見た後に、いきなり本当に本当に夢を見るような曲が掛かるようにしたかったんですが、ほしかったものがいただけました」と絶賛する。タイトルにちなんでこれからの“夢”を尋ねると小松さんは「最近、思ったんですが、私はまだ19歳で、何でもできるし何にでもなれる。やりたいことをたくさんやっていきたい」とはつらつと語る。具体的なやりたいことについては「世界遺産を巡りたい」と語ったが、これには菊地さんから「『何にでもなれる』って言うから、『オリンピックに出る』とか出てくるかと思った(笑)」と娘の意外なスケールの小ささを心配する声も…。そんな菊地さんは「病気をしない。健康でありたい…」とさらに地味な夢を披露。「小さい頃、『鳥になりたい』と言ったら、両親から『鳥には絶対になれない』と言われました(笑)」とシュールな夢の顛末を語り、会場は笑いに包まれた。ドラマW「夢を与える」は5月16日(土)より放送開始(全4話/第1話無料)。(text:cinemacafe.net)
2015年05月14日本連載は、RTBをはじめとしたアドテクノロジーについて分かりやすく解説し、マーケティング担当者による最適なDSPの選定や活用を実現することを狙いとします。前回は、DSPにおけるターゲティング手法を紹介しました。そして、このターゲティングにおいて重要な視点の1つとして「自社が保有するデータの積極的な活用」をあげ、これを可能にするためのソリューションとして注目を集めたものが「DMP(データマネジメントプラットフォーム)」だと説明しました。今回は、ユーザーデータの集約・管理を可能とする「DMP」に関して解説したいと思います。○DMPは魔法の箱ではないさて、テクノロジーが発展した現代において、企業のマーケティング担当者のミッションとは何でしょうか。STP戦略(Segmentation-Targeting-Positioning)に従い、見込客・既存客といったユーザーごとの状態を把握し、適切なメッセージを適切なタイミングで発信することや、ROIの高い施策や新たなチャレンジ施策の実施において、PDCAをまわしながら常に効果を上げていくことだ、と私たちは考えます。そして、DSPとDMPの連携は、広告運用の効率性向上だけでなく、ユーザー分析や仮説検証によるマーケティング効果の向上や、他施策との連動による相乗効果などを期待した地道なチャレンジの継続を実現するプラットフォームとなり得るのではないでしょうか。一方で、DMPを設置すれば、準備完了! 万事快調! とはいきません。データの取り扱いをはじめ、各部署への連携と責任範囲の決定、経営プロセスへの組み込みなど、真面目にやればやるほど検討すべき事案が増えるケースもあります。既に導入した企業の担当者からは、「最初はものすごく大変だった」という声をよく伺います。したがって、安易に導入しても大きな効果は期待できないでしょう。それなりの覚悟をもって取り組む必要があります。○DMPとは? - 3つの基本機能DMPとは、さまざまなデータを「集約・統合」し「分析・分類」するほか、それらをWeb広告の配信やその他チャネルでのターゲティング情報として「入力・活用」するための管理ツールです。1. データの集約・統合DMPにて格納できるデータとして、自社Webサイトに設置したタグを基に収集するファーストパーティデータがあります。これは、訪問者のアトリビューションや滞在時間、閲覧ページ、Web上で購入した商品・サービスの特徴といったユーザーの特性を把握するためのオンラインデータとなります。また、第三者が提供するサードパーティデータも、DMPに格納できるデータの1つです。日本でもようやく、このデータを扱う企業や広告媒体社が増えており、広告主企業は、これらをファーストパーティデータと組み合わせて活用することでターゲティングの精度を高めることができると期待しています。アドテクノロジー領域はこれまで、オンラインデータとオフラインデータとの統合(組み合わせ)が難しいとされており、独自体系で発展してきました。しかし、DMPとの連携により、第三者が提供するオンラインデータだけでなく、自社内のCRM情報(例えば、購入金額や回数、メールの効果などのオフラインデータ)を同時に活用することが可能となります。すなわち、DMPの「データ集約・統合」機能により、「自社Webサイトの行動履歴」と「自社CRMデータ」「第三者データ」を組み合わせることで、配信対象の細かいセグメントとターゲティングを実現します。2. 分析・分類マーケティング担当者が効果の高い施策を実行するために、ユーザーインサイト(定性情報)を理解することは必須となるでしょう。昨今、注目されている行動観察やカスタマージャーニーというマーケティング手法も、顧客の行動プロセスやその背景を理解する、という顧客インサイトを発見するための一手法です。DMPは、上記の通り、さまざまなデータを集約・統合できることから、ユーザーインサイトの強化も期待されていますが、そのためには集約・統合したデータを分析・分類する必要がでてきます。例えば、同じプロモーションでサイトに訪れたユーザーであっても、訪問時の行動に大きな違いがある場合はセグメントを分けるなど、細かな分析・分類を行います。これにより、ユーザーインサイトの理解に繋がるほか、ターゲティングの精度向上も実現します。3. 入力・活用DMPにおいて作成したセグメントは、DSPと連携することで広告配信に活用できます。従来のターゲティング手法は、各DSPでターゲティングルールを設定し、個別に運用を最適化する必要がありました。しかし、DMPと連携することにより、企業側でセグメントを作成・管理することができるため、例えば、同一のセグメントがDSPごとにどのように反応するか、というテスト運用が可能となります。また、DSPに限らず、自社サイトでのLPO(Landing Page Optimization) や商品情報のレコメンデーション、メール配信における訴求内容の変更・配信時期の判断情報としても活用できるのです。○DMP導入に向けて最後に、DMPの導入に向けてのポイントを確認しましょう。これまで、DMPを導入しデータを本格的にマーケティングへ活用することは難しいと考えられていました。しかし現在は、クラウドやビックデータの活発化などで、DMPの構築も小規模でスタートすることが可能です。導入初期は、膨大なデータに圧倒され、あれもこれもと手を出してしまいがちです。高度な分析や複雑な解析を行う前に、シンプルな仮説とセグメントからテストを行い、少しずつ精緻なターゲティングを構築していきましょう。担当する商品やサービスの「ユーザー理解」から「複数のシナリオ作成」「具体的なアクションと検証」を継続的に実行することが重要です。また、DMPの導入は、ユーザー理解だけでなく、自社サービスが選ばれる理由やどのようにコミュニケーションをするべきかを改めて考える機会にもなります。「ツールが勝手に解決してくれる」と考え、安易に導入するのではなく、データドリブンなアクションを継続的に実施する意思を持って取り組んでほしいと思います。なお、DSPを採用する際は、できるだけ多くのベンダーの話を聞き、各社の特性を見極めながら、自社に合うかどうかを判断しましょう。DSPの連動を重視したものや、EC向けレコメンド機能を中心としたものなど、ベンダーによって特性が大きく異なります。さて、次回は連載の最終回です。これまで、アドテクノロジーの歴史や最適化、データ活用の急速な発展などを見てきました。テクノロジーの進歩はWeb広告の配信にとどまらず、マーケティング領域全般に拡がっています。最終回では、今後マーケターに必要となるスキルを、データ活用という視点で考えてみたいと思います。○執筆者紹介ソネット・メディア・ネットワークス 商品企画部2000年3月に設立。ソニーグループの一員として、インターネットサービスプロバイダー(ISP)を運営するソネットの連結子会社としてインターネットマーケティング事業を展開する。国内最古のアドネットワーク事業者として10年以上の実績があるほか、RTBの市場拡大に先駆け、DSP「Logicad(ロジカド)」を自社開発。2014年10月には、インターネット広告に関する技術の精度向上を目的とした研究開発を行うラボを新たに設立するなど、独自のポジションを築く。
2015年05月13日東芝は5月8日、BtoB企業としてのブランディングを目的とし、新たに米シェアスルーが提供するインフィード型ネイティブアドの活用を開始したと発表した。これにより同社は、シェアスルーの広告主側プラットフォームとなるアドマネージャー(Sharethrough Ad Manger : SAM)を利用し、自社のコンテンツをネイティブアドに設定。シェアスルーのエクスチェンジ(Sharethrough Ad Exchange : STX)からCPMやCPE(コストパーエンゲージメント)により、RTBにて広告在庫を買い付け、コンテンツが自動最適化配信されるよう運用する。また、アドマネージャーでは、配信する広告枠とデバイスごとのインタフェースの体裁に合わせた広告クリエイティブが自動的に作成され、最適化することが可能だ。同社によると、導入に至った理由として、既存のコンテンツをデバイスを問わずネイティブアドとして配信できることや、Forbesのようなプレミアム媒体をはじめ、欧米中心としたビジネス・ニュース・テック系の媒体に掲載できることをあげる。なお、これらネイティブアドは、5月5日より配信を開始され、モバイルのエンゲージメントが極めて高く推移していることから、同社は「BtoBブランディングにおいてもモバイルシフトが起きていることが分かる」と説明する。
2015年05月11日2015年4月より2ndシーズンの放送がスタートしているTVアニメ『Fate/stay night[Unlimited Blade Works]』に登場する「遠坂凛」が、マックスファクトリーのアクションフィギュア「figma」シリーズで立体化され、2015年9月に発売されることが决定した。現在「GOOD SMILE ONLINESHOP」にて予約受付中で、価格は5,370円(税別)。遠坂凛は『Fate/stay night』より登場しているメインヒロインの1人で、主人公・衛宮士郎と同じ穂群原学園(2年A組)に通う女生徒。魔術師であり、アーチャーのマスターで、亡き父・遠坂時臣の遺志を継いで聖杯戦争に臨む。今回は2015年1月に発売された『figma セイバー 2.0』に続いて「figma 2.0」仕様で立体化される。『figma 遠坂凛2.0』は、2008年に発売された『figma 遠坂凛 私服Ver.』と異なり、制服姿で登場。一部に引き出しタイプの関節を使用しており、より派手なアクションが可能になっているという。表情パーツには「微笑み顔」のほか、攻撃時の「叫び顔」や「照れ顔」を用意。オプションパーツとして、「交換用上履き」や魔術刻印の見える「交換用腕部」、「メガネ付き前髪」や「ガンド用エフェクト」も同梱される。商品価格は5,370円(税別)で、「GOOD SMILE ONLINESHOP」の予約締切は、2015年6月3日21:00。商品の発売および発送は、2015年9月を予定。なお「GOOD SMILE ONLINESHOP」の予約特典には「笑ってない笑顔」が用意されている。(C)TYPE-MOON・ufotable・FSNPC
2015年05月08日TVアニメ『ラブライブ!』にて星空凛役の声優を務める飯田里穂のソロデビューが決定! 2015年7月29日にアルバムをリリースすることが明らかになった。飯田里穂がメインパーソナリティーを担当する、文化放送・超A&G+「人生道でも飯田里穂」(毎週土曜日19:00~19:30)の番組中に本人の口よりソロデビューを発表、アーティストとしてメジャーデビューを果たす。デビューアルバムのタイトルは「rippi-rippi(りっぴー・りっぴー)」。飯田の愛称である"りっぴー"がタイトルとして採用されている。等身大の"りっぴー"の魅力が凝縮されたアルバムには、キュートでエレガントな極上ナンバーが収録されるという。■飯田里穂からのコメントこの度ソロアルバムをリリースさせて頂くことになりました! 飯田里穂です。ここまで来れたのはみなさんの応援のおかげであり、本当に本当に感謝しています。ありがとうございます!今回初めての事なので正直まだ、驚きと嬉しさとどうなるんだろう、、という色々な気持ちでいっぱいです。ですが、歌という形でみなさんに私の気持ちを届けられるように一生懸命頑張りたいと思います!みなさんどうぞこれから沢山愛してください..♪応援よろしくお願いします!!飯田里穂のソロデビューアルバム「rippi-rippi」は2015年7月29日の発売予定で、初回限定盤A【CD+Blu-ray】、初回限定盤B【CD+DVD】、通常盤【CD】の3ラインナップ。初回限定盤Aおよび初回限定盤Bの特典DISCには、リード曲MUSIC VIDEOほか特典映像が収録される予定となっている。価格は、初回限定盤Aが4,500円(税別)、初回限定盤Bが3,800円(税別)、通常盤が3,000円(税別)。そのほか詳細は公式サイトをチェックしてほしい。
2015年04月25日マイクロアドとベクトルの合弁会社となるニューステクノロジーは4月22日、スマートフォンに特化した動画アドネットワークサービス「TRAILERS(トレーラーズ)」の提供を開始した。同サービスは、月間500億インプレッションをベースに、動画再生課金型の「インビュー再生プラン」や、動画を直接ディスプレイ枠に表示させる「動画拡散プラン」などのメニューを用意する。また、マイクロアドが提供するDSP「MicroAd BLADE」との連携を行うことで、オーディエンス・リターゲティング広告機能も実装。クライアントのニーズに合わせ、キャンペーンサイトへの誘導から、動画コンテンツの視聴回数増加まで幅広い対応が可能だ。同社は今後、「TRAILERS」における配信面の強化や多彩な配信プランメニューを用意し、2015年8月までに300社の導入を目指す。
2015年04月22日マーケティング担当者向けに、アドテクノロジーの基礎知識を学ぶ本連載。前回は、マーケティングの基礎戦略となるセグメンテーション・ターゲティング・ポジショニングをおさらいしました。ターゲティングはアドテクノロジーにおける要の機能の1つです。このターゲティング手法の進化がきめ細かい広告配信を実現し、ディスプレイ広告の成長に大きく寄与してきました。(2015年4月)現在のディスプレイ広告では、そのほとんどが、何らかのターゲティングを用いてキャンペーン設定が行われていると言えます。ところが、DSPにおけるターゲティング手法は、各社によって手法が少し異なります。今回は次の視点で代表的な方法を紹介します。・ 広告主サイト訪問者を中心としたアプローチ・ Web閲覧行動を中心としたアプローチ・ハイブリット型○【1】広告主サイト訪問者を中心としたアプローチこのアプローチを行う上で用いられる代表的な手法は、リターゲティング(※注)です。これは、ひとことで言うと「自社サイトに訪問したユーザーをターゲティングする手法」となります。一度訪問したユーザーがサイトを離脱したのち、企業は、購入を保留した商品の再検討や関連商品の訴求、サイトへの再訪問など、ユーザーの状態を推定しアクションを促します。主に、複数商品やリピートする商品など、既存顧客へのアプローチとして利用されることが多い傾向にあります。同手法はこの数年、最も予算が拡大していると言えるでしょう。その理由は、Webサイト上でユーザーのアクションが完結する「ダイレクトレスポンス型」の領域で積極的に利用されたほか、その成果が測りやすく、DSPのターゲティング手法として定着したためです。また、昨今注目されている手法として、「ダイナミックリターゲティング」があります。これは、サイトに訪問したものの購入に至らなかったユーザーに対し、バナー内に複数の商品クリエイティブを生成し、「動的に変化させながら表示する」手法です。ECサイトであれば、訪問したユーザーごとに、閲覧したページの商品やサービスを解析し、最適な採用素材(この場合は、購入する可能性が高い商品)を選択後、バナーを自動で生成します。もちろん、バナー内の掲載商品やサービスは複数の組み合せも可能です。出稿には、広告主からの自社商品マスタ (商品リストや画像など)が必要となります。広告配信事業者は、どのユーザーにどのような商品を表示すると最適かを分析します。これは、各社によって独自のアルゴリズムが用意されており、単純な閲覧履歴だけでなく、蓄積された商品情報の解析や学習結果から、閲覧していないアイテムを抽出することもできます。同手法は主に、商品点数が多いECサイトや旅行業界、不動産業界などで活用が進んでおり、今後も更に市場は伸びていくでしょう。※注 : 「リターゲティング / Retargeting」は、マイクロアドの登録商標です。○【2】Web閲覧行動を中心としたアプローチ代表的な手法は、行動ターゲティングです。ユーザーを、インターネット上での行動をもとに何らかのカテゴリに分類し、このカテゴリを組み合わせて指定することでターゲティング対象を絞り込む仕組みとなります。従って、行動ターゲティングは、「ユーザーの興味・関心の特性に対するターゲティングする手法」と表すことができます。例えば、サイトの訪問数そのものが少ない場合や、再訪問の頻度・回数が少ない場合、新しい商品のため認知が低い場合などに「見込客(潜在的顧客)へのアプローチ」として利用されることが多く、うまく活用することで、見込客の誘導を促すことが可能です。○【3】ハイブリット型ハイブリット型とは、行動ターゲティングなどの外部データと、自社サイトのコンバージョンデータなどを積極的に融合してターゲティングする手法です。主に、「Look-alike」や「リターゲティング拡張」といった手法が挙げられます。「Look-alike」は、コンバージョンしたユーザーが、どのオーディエンスカテゴリに所属していたかを知ることで配信対象を指定します。弊社のDSP「Logicad」の場合、広告主サイト訪問者やコンバージョンしたユーザーのオーディエンスカテゴリとDSP全体のカテゴリを比較することで、ターゲットユーザーと関連の強いカテゴリを選択することができます。一方「リターゲティング拡張」は、コンバージョンなどを行ったユーザーに似ている対象者を、保有している膨大なインターネットユーザーの行動データなどから類似する行動・嗜好の特性を照らし合わせることで抽出します。従って、「Look-alike」にように明示的にカテゴリを指定しません。これらは各社によって異なりますが、類似度や配信規模などで配信を指定します。以上が、DSPにおける代表的なターゲティング手法の紹介となります。最後に、これらのターゲティングで考慮したい3つの視点を考えてみます。1つ目は、中間ゴールを設定すること。最終ゴールとなるコンバージョン(CV)ユーザーだけでなく、CVに至る複数の過程を考えてみましょう。過程(中間)を分析対象とすることで、CV数が少ない時点でも新たなデータの取得や学習速度を高めことができます。2つ目は、他の施策との関係性を考慮すること。データに対する判断では、「何を前提としているか」を忘れてはいけません。施策の影響を受けたユーザーかそうでないかによって、結果は同じでも判断は異なります。他の施策の影響を見ずにミスリードされないよう注意しましょう。3つ目は、自社サイトのWeb解析で得られたユーザーセグメント情報を積極的に活用すること。各セグメントの分類条件をDSP配信設定や解析・学習に反映し連動することで、予測精度が向上します。これに伴い、注目を集めたソリューションが、ターゲティングユーザーの集約・管理を可能とする「DMP(データマネジメントプラットフォーム)」です。次回は、このDMPについて解説します。○執筆者紹介ソネット・メディア・ネットワークス 商品企画部2000年3月に設立。ソニーグループの一員として、インターネットサービスプロバイダー(ISP)を運営するソネットの連結子会社としてインターネットマーケティング事業を展開する。国内最古のアドネットワーク事業者として10年以上の実績があるほか、RTBの市場拡大に先駆け、DSP「Logicad(ロジカド)」を自社開発。2014年10月には、インターネット広告に関する技術の精度向上を目的とした研究開発を行うラボを新たに設立するなど、独自のポジションを築く。
2015年04月22日マイクロアドの関連会社であるマイクロアド・インバウンド・マーケティング(MAIM)は4月8日、韓国最大級のインターネット企業「ダウムカカオ」が提供するSNS「カカオストーリー」を通じて、2015年4月より、日韓を繋ぐインバウンドソリューションサービスの提供を開始すると発表した。カカオストーリーは、現在グローバル累積加入者6,700万人、累積ストーリー47億件に至る韓国最大規模のSNS。情報通信政策研究院の調査によると、同SNSの2013年6月時点でのアクティブユーザーのシェアは41.1%で、韓国内1位。今回、MAIMが提供するインバウンドソリューションにより、カカオストーリーのユーザーに対して、最適かつ効果的な広告配信が可能になるという。
2015年04月09日『渇き。』で鮮烈な映画デビューを果たした小松菜奈と、ハリウッドで活躍する菊地凛子を主演を迎え、芥川賞作家・綿矢りさ原作を映像化するWOWOWの連続ドラマW「夢を与える」。この度、菊地さんの音楽プロジェクト・Rinbjöが主題歌を務めることが明らかになった。13年前、とある郊外の自然に囲まれた街へ引っ越してきた阿部家。フランス人の父親・トーマと、日本人の母親・幹子(菊地凛子)、そして2人の娘である美しい少女・夕子。それは完全無欠な家族のよう。幹子は幼い夕子をあるCMのオーディションに参加させる。広告代理店のクリエイティブディレクター・村野に見いだされた夕子は芸能界入りする。数年後、大手芸能事務所に移籍した夕子(小松菜奈)は、母親の念願どおり、ついにブレイクする。雑誌の表紙、バラエティー番組、テレビドラマ…急速に人気が高まる中、夕子は世間に向けて作り出されたイメージと自分自身とのギャップに強い違和感を覚えていた。そんな最中、夕子は世間に媚びず生きているダンサー・正晃と出会い、恋愛にのめり込んでいく。だがそれは、すべての歯車が狂いだす悪夢のはじまりだった――。「連続ドラマW グーグーだって猫である」、映画『MIRACLE デビクロくんの恋と魔法』で知られる犬童一心監督が手掛ける本作。小松さん、菊地さんのほかに太田信吾、永岡佑、陰山泰、真剣佑、濱田龍臣、谷花音、田中泯、夏帆、浅野和之、オダギリジョーなど実力派俳優陣が集結している。今回、主題歌を担当するのはジャズ・ミュージシャンの菊地成孔がプロデュースによる菊地さんの音楽プロジェクト・Rinbjö (リンビョウ)。女優業とは違う形で面白いことをやりたいと思ったと語る菊地さん。「女性として成熟した女の人が、色々なことを吐露するみたいな、面白いアーティストっていうのを作り上げるという企画があり、それでアルバムを制作しました。 犬童(一心)監督に完成したものをお渡しして気に入って頂けたので、今回こういう形でRinbjöが主題歌をやらせていただくという運びになりました」と起用のきっかけを明かした。主題歌「dIS de rEAm」(ディスドリーム)は、本作のために書き下ろされた1曲。Rinbjöの楽曲が主題歌になるのは、映画・ドラマを含めて初となる。菊地さんは「今回初めて自分の楽曲と、他の作品とコラボレートをさせてもらいました。 自分が主演で演らせて頂く作品にRinbjöとして、菊地凛子とはまた別のアーティストとして楽曲を提供できるというのは嬉しい経験なので、本当に光栄です」「自分自身がこのような形で携わるのは、初めての試みですし、どういう風に皆様に伝わっていくのか楽しみです。 作品もそうですし、楽曲もそうですし、自分としては楽しみが増えていて期待しています」と喜びを語った。「連続ドラマW 夢を与える」は5月16日より毎週土曜22:00~WOWOWにて放送。(全4話※第1話無料放送)(text:cinemacafe.net)
2015年04月09日