檜原村初のアートプロジェクトであり現代アートの展覧会『ひのはらアートプロジェクトβ』が、 2021年12月18日(土)~29日(水)までの12日間、檜原村内特設会場で開催されている。本プロジェクトでは、山郷に佇む築90年の古民家(「ひざと古民家」会場)と廃工場(「旧ガラス工場」仮設会場)が会場として活用され、風土と溶け合った展示を展開。会場を回ることで、訪れた人にも檜原村の魅力が伝わるようなものとなっている。展示を行うのは、菅谷杏樹、副島しのぶ、小城開人、池城安武、Ao.の5組。いずれもさまざまな「芸術と自然と東京」を掛け合わせるフィールドで数多くの栄誉を獲得する実力派の若手ばかりだ。檜原、八重山、どこでもない郷、そんなさまざまな郷から獲れた「アート」に、里山の中でふれることで、その大きな可能性を感じることができる展示となっている。■『ひのはらアートプロジェクトβ(ベータ) 芸術と自然と東京』2021年12月18日(土)~ 12月29日(水) ※開催期間内無休11:00-17:00入場料:500円(中学生以下無料)公式サイト: 【檜原村内特設会場2か所】「ひざと古民家」会場 = 東京都檜原村樋里4258番地「旧ガラス工場」仮設会場 = 東京都檜原村小沢4034番地
2021年12月20日デビュー55周年を迎える森山良子が、2022年4月27日に東京・Bunkamuraオーチャードホールにて『森山良子コンサートツアー ~My Story~』の東京公演を開催することを発表した。最近ではソロ活動のほか、フジテレビ系音楽番組『MUSIC FAIR』から誕生した女性4人組ユニット“LA DIVA”のパフォーマンスでも注目を集めている森山。コロナ禍で思うようにコンサートを実施することができなかった2020から2021年を経て、約1年4カ月ぶりにホームグラウンドでもあるBunkamuraオーチャードホールで公演を行う。チケットの一般発売は、森山良子の誕生日である2022年1月18日より開始される。<ライブ情報>『森山良子コンサートツアー ~My Story~』2022年4月27日(水) Bunkamuraオーチャードホール開場:16:00 / 開演 17:00【チケット料金】S席:7,500円 (全席指定 / 税込)A席:6,500円 (全席指定 / 税込)※未就学児童入場不可一般発売:2022年1月18日(火) 10:00~チケットはこちら:■森山良子 オフィシャルサイト
2021年12月20日時代に流されず、日常生活にやさしくなじむフィンランドのデザイン製品。1月30日(日)までBunkamuraザ・ミュージアムで開催されている『ザ・フィンランドデザイン展 ― 自然が宿るライフスタイル』は、フィンランドがデザイン大国になったあゆみをたどる展覧会だ。フィンランドは1917年にロシアから独立。新しい国造りの一環としてデザインの発展に注力し、「デザイン大国」として世界中に知られるようになっていった。同展では、日本でも広く愛されているフィンランドデザインの誕生と発展を、アルヴァ・アアルトやカイ・フランクなど50名以上のデザイナーやアーティストの作品と関係資料をもって紹介していく。アルヴァ・アアルト(左)《「サヴォイ」花瓶》1936年、(右の2点)《「サヴォイ」花瓶と木型》第一章「オーガニックなイメージ」では、「自然」を発想源としたプロダクトを紹介する。森と湖に囲まれたフィンランドは、人々は常に自然とともに暮らし、その有り様をデザインのモチーフに取り入れていった。フィンランドを代表するデザイナー、アルヴァ・アアルトの《「サヴォイ」花瓶》や《アームチェア・パイミオ》などもその一つ。器や家具で描かれた有機的な曲線は、フィンランドに多くある森や、湖のほとりの曲線のようにも見える。(写真左から)アルヴァ・アアルト《アームチェア・パイミオ》1940年代《キャンチレバーチェア31(現:42 アームチェア)/パイミオサナトリウム竣工時のオリジナル製品》1931年《スツール60》1940年代イルマリ・タピオヴァーラ《ドムスチェア》1946年第一章展示風景よりその一方で、実用的で大量生産可能、シンプルで使いやすい製品を作り出すこともフィンランドでは重視された。食器などはスタッキングができることなど、これまでにない機能性も考慮されるようになっていく。第二章「機能的なフォルム」では、シンプルなフォルムと色のプロダクトを紹介していく。第二章展示風景より(左2つの棚)アイノ・アアルト《ボルゲブリック》シリーズ 1932年(右の棚)サーラ・ホベア《グラス1718》 1954年、《ピッチャー1618》1954年カイ・フランクの《BA キルタ》は、絵付けをせず釉薬だけが唯一の装飾となったシンプルな食器シリーズ。器のデザインだけでなく、必要なアイテムを必要な分だけ組み合わせて購入できるスタイルが当時のディナーセットの概念を覆した。カイ・フランク《BA キルタ》シリーズ 1952〜75年当時の製品ポスター いずれも1954年独自の進化を始めたフィンランドのデザインを、国は積極的に支援。ミラノトリエンナーレで好評を得るなど、フィンランドデザインは国内のみならず、世界中の人々を魅了するようになった。第三章「モダニズムのアイコン」では、黄金時代と評価され、「デザイン大国」と位置づけられるようになった1950年代のフィンランドのガラス製品や陶磁器を中心に紹介する。展示風景より展示風景よりルート・ブリュックはアラビア製陶所で主に陶板作品に取り組んでいたアーティスト。日本では一昨年から昨年にかけて回顧展が開催され、注目を集めるようになっている。ルート・ブリュック(左)《孤独》1967年(中)《青い雲》1967年(右)《老いた木》1967年国の支援だけでなく、フィンランド国民のライフスタイルも、フィンランドデザインの発展に大きく寄与している。第二次世界大戦後、フィンランドの中産階級はその暮らしをより楽しむため、インテリアにいっそう気を配るようになった。冬場は長く留まる室内に明るさを求め、色鮮やかなテキスタイルを好んで取り入れるようになっていく。第4章「絵画のように」では、日本でも強く支持されているマリメッコ社のファブリックなど多様なテキスタイルデザインを取り上げ、布地の持つ可能性と魅力に迫っていく。展示風景より展示風景より展示はこのほか、1960年代に生まれたフィンランドデザインや、世界的キャラクターとなったムーミンや、作者のトーベ・ヤンソンの世界などにも触れ、フィンランドデザインをより深く知り、そして親しめる流れとなっている。まったく古びることなく、現代の暮らしにもすぐに取り入れることができるフィンランドデザイン。かわいらしく美しいフィンランドデザインの世界に入り込める、心おどる展覧会だ。取材・文:浦島茂世【開催情報】『ザ・フィンランドデザイン展 ― 自然が宿るライフスタイル』12月7日(火)~1月30日(日)、Bunkamuraザ・ミュージアムにて開催※会期中の全ての土日祝、1月24日(月)~30日(日)はオンラインによる入場日時予約が必要。
2021年12月10日いちはらアート×ミックス実行委員会は、現代アートの芸術祭『房総里山芸術祭 いちはらアート×ミックス2020+』を、2021年12月26日(日)まで開催することをお知らせいたします。里山や閉校した学校の校舎、小湊鉄道の駅舎などを舞台として、「房総の里山から世界を覗く」をテーマに17の国と地域から68組のアーティストが89作品を展開しています。11月下旬から12月上旬にかけては市原市養老渓谷の紅葉が見ごろを迎えます。美しい紅葉に彩られた里山の中を走る小湊鐵道トロッコ列車なども併せてお楽しみください。レオニート・チシコフ《7つの月を探す旅「第二の駅 村上氏の最後の飛行 あるいは 月行きの列車を待ちながら」》1. 開催期間2021年12月26日(日)まで※月・火曜日休場2. 開催エリア千葉県市原市 小湊鉄道を軸とした周辺エリア市原市内9エリア(五井、牛久、高滝、平三、里見、月崎・田淵、月出、白鳥、養老渓谷)、小湊鉄道各駅舎3. 開催概要千葉県市原市内を走る小湊鉄道を軸とした周辺エリアを会場に、閉校した学校の活用や、小湊鉄道駅舎等、交通機関の活用、食や自然等の地域資源の活用などによる、新しい芸術祭を開催。4. 参加アーティスト・作品数参加アーティスト:68組(17の国と地域)、作品数:89点5. 周遊方法小湊鉄道主要駅と会場エリアをつなぐ無料周遊バスを運行。また、土日限定、五井駅発着でガイドとともに作品を巡るオフィシャルツアーを開催。オフィシャルツアー詳細はこちら 6. 鑑賞券・パスポート会期中、本芸術祭の一部のイベントを除くすべての作品を鑑賞できる作品鑑賞パスポートを販売■作品鑑賞パスポート販売料金 一般:3,000円、大高生:1,500円、小中学生:500円※会期中であれば異なる日であっても使えます(1作品1回限り有効)※同一作品を2回以上鑑賞する際は再入場券をお買い求めください7. 主催いちはらアート×ミックス実行委員会実行委員会会長:小出譲治(市原市長)8. 総合ディレクター北川フラム9. 公式ウェブサイト・SNS■公式ウェブサイト ■公式SNSFacebook、Instagram、Twitterにて作品・作家やイベント情報等について発信Facebook : Instagram: Twitter : 田中奈緒子《彼方の家》栗真由美《ビルズクラウド》アイシャ・エルクメン《Inventory》開会式の様子 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2021年11月26日おかんがつくるアート、その名も「おかんアート」を紹介する展覧会『Museum of Mom’s Artニッポン国おかんアート村』が来年1月22日(土)より、東京都渋谷公園通りギャラリーにて開催される。同展のキュレーターを務めるのは、作家・編集者・写真家の都築響一とおかんアートのスペシャリスト「下町レトロに首っ丈の会」。ヒモや軍手、空き箱、ビーズ、ボタンなど、身近で安価なもの、捨てずに取っておいた不要品などを材料に、おかんが作る創作物、それが「おかんアート」だ。同展では、都築響一が2000年代以降、日本各地で追い続けてきた「おかんアート」を大小合わせて1,000点以上、これまでに取材したおかんアートの達人たちの姿を捉えた写真とともに紹介。「おかん」とは、関西方面の方言で「母」を指す愛称だが、今回は、広く性別や立場を越えて「おかん」の感覚を持った様々な作り手が紹介されるという。さらに、都築響一が近年注目する、おかんアートの感覚にかぎりなく近くありながら、独自の表現を展開する孤高の表現者、荻野ユキ子、嶋暎子、野村知広の3名による「おかん宇宙のはぐれ星」も特別展示される。「おかんアート」というユニークな視点を切り口に、多様な人々の表現方法や創造性を取り上げ、「アール・ブリュット」という概念を現代的に捉え直す試み。独特のかわいらしさとゆるさを醸し出す「おかんアート」の世界をぜひ体験してみてほしい。■都築響一のコメントおかんの辞書に断捨離はない。荷物のヒモは丸めて引き出しにしまっておく。輪ゴムは水道の蛇口にかけておく。デパートの紙袋は冷蔵庫の脇に差しておく。とりあえず。そしてある日、おかんにひらめきの瞬間が訪れる——アレをああやったら、かわいいのできるやん!こうしておかんアートは生まれた(たぶん)。おかんアートとは、文字どおり「おかんがつくるアート」のこと。メインストリームのファインアートから離れた「極北」で息づくのがアール・ブリュット/アウトサイダー・アートだとすれば、正反対の「極南」で優しく育まれているアートフォーム、それがおかんアートだ。見るひとを困惑させ、おしゃれ空間を一発で破壊し、勢いと熱さだけはあふれるほどあり、プロのアート作品にはもちろん、いまや「インサイダー」になりつつあるアウトサイダー・アートやアール・ブリュットにすら存在しない、おかん独自の破壊力。単一の価値観に収まりきらないことが現代美術の特質であるならば、おかんアートはもっとも無害に見えて、もっとも危険なアートフォームなのかもしれない。【開催概要】『Museum of Mom’s Artニッポン国おかんアート村』会場:東京都渋谷公園通りギャラリー展示室1、2及び交流スペース会期:2022年1月22日(土)–4月10日(日)時間:11:00~19:00休館日:月曜日(ただし3月21日は開館)、3月22日(火)料金:無料左から《あみぐるみ》作者不詳、《毛糸犬》後藤知恵子、《ロールちゃん人形》新居光子、《ロープ海老》作者不詳いずれも撮影 都築響一左から、荻野ユキ子、嶋暎子、野村知広都築響一下町レトロに首っ丈の会
2021年11月17日東京の現代アートを気軽に楽しめる新しいプロジェクト「アートウィーク東京」が開催される。これは国立美術館から国際的なギャラリー、小さなアートスペースやプライベートミュージアムまで、現代アートを牽引してきた都内50のギャラリーと美術館がタッグを組んだ、かつてない規模のアートイベントだ。海外からも注目される東京の現代アートシーンをバスで巡る秋のイベント!期間中はパスを手に、4つのルートを巡回するバスを自由に乗り降りして50のスポットへ気軽にアクセスできる。これなら足を運びにくかったギャラリーなどにも短時間でたどり着け、東京のアートとカルチャーを効率よく満喫できる。期間中巡回する「アートバス」では、ルートごとにアーティストの高山明、毛利悠子、塩見允枝子(みえこ)、グループ・音楽の4組による、車内だけで体験できる“都市を巡る声”をテーマにした作品も楽しめる。初心者からプロまで、アートファンなら誰もが気軽に参加できる、またとないチャンスだ。「コロナ禍で国際的にギャラリー同士のネットワークが盛り上がり、新しい取り組みを他の画廊と一緒に行う機会が増えたことが開催のきっかけとなりました。ならば東京でもコミュニティを盛り上げることができるのではと」とアートウィーク東京共同設立者・ディレクターの蜷川敦子さん。東京の現代アートの歴史は100年にも及ぶ長さで、世界に誇る作品を数多くのアーティストが生み出してきた。ギャラリーでは気に入った作品を購入することもできる。海外でも注目されるそんな東京アートシーンの魅力をこの期間にぜひ満喫して。ART WEEK TOKYO 巡回バスマップ美術館&ギャラリーを結ぶ4つのルートを巡回する「アートバス」は15分に一本の頻度で発着し、どのルート、どのバスにも乗り降り自由。2名用のペアパス(1800円)や4‐DAYパス(2000円)などお得なパスもあり。パスを提示すれば美術館で割引なども受けられる。購入は下記ウェブサイトより。ART WEEK TOKYO美術館6館、ギャラリー44軒で開催。11月4日(木)~7日(日)10時~18時(東京オペラシティアートギャラリー、ワタリウム美術館は11時開館)AWTパス1000円(1日有効)ほか。AWTインフォメーションセンター(東京都港区南青山5‐4‐30)info@artweektokyo.comROUTE Aアーティストに縁深い会場がある天王洲、品川、恵比寿方面を巡るルート。世界的に有名なアーティストが拠点としたギャラリーや画廊も多いのも特徴。【A4】カイカイキキギャラリー「Event Horizon」開催中~11月11日(木)予定アルミニウム、ガラス、ブロンズ、粘土といった素材を探求し彫刻への考察を深める仏人アーティスト、ジャンマリ・アプリユの日本初個展を開催。ジャンマリ・アプリユ《Callisto》2020©Jean-Marie Appriou, courtesy of the artist, photo by Benjamin Baltis【A9】ギャラリーサイド2「三井淑香新作展」開催中~11月26日(金)アーティスト三井淑香の日常や事物、思い出などを通し、現代のポップなイメージと隣り合わせで表現される伝統文化へのオマージュを描く。三井淑香《壺の間》2020ROUTE B新進から歴史的評価の高い作家まで、日本の実験的アートに注目した会場が集中するルート。新橋、京橋から両国までの歴史を感じられる風景も。【B7】ギャラリー小柳「I saw it, it was yours.」開催中~10月30日(土)、11月4日(木)~7日(日)膨大な作業量によって描かれた鉛筆画のインスタレーションを展開する橋本晶子の個展。2020年の個展「Ask him」に新作10点を加えた新たな内容。橋本晶子《Ask him》2020Installation view of Akiko Hashimoto’s exhibition “Ask him” at the 14th shiseido art egg, Shiseido Gallery, 2020制作協力:資生堂©Akiko Hashimoto, photo by watsonstudio【B11】Take Ninagawa「大竹伸朗『残景』」10月30日(土)~12月18日(土)コロナ禍に取り組んだ連作を紹介。様々な素材を組み合わせた分厚い油彩画の堆積物から成る三次元構造の作品を通して、“記憶の最後に残る景色”を探求。大竹伸朗《残景 1》2019 ©Shinro Ohtake, courtesy ofTake Ninagawa, Tokyo, photoby Kei OkanoROUTE C上野、池袋、渋谷までと広範囲をカバー。コンテンポラリーアートの中でも、今もっとも先鋭なセンスを満喫したい人がはずせないルートがこちら。【C9】ナンヅカ アンダーグラウンド「SOME DAYS ARE DIAMOND」開催中~11月7日(日)ナイジェリアを拠点に活動するワハブ・サヒードの日本初個展。印象的なマークやパターン、色鮮やかな背景と木炭で描かれた作品は人間に不可欠な出来事や心理とは何かを問う。ワハブ・サヒード《Secret in Scars》2021©Wahab Saheed, courtesy of NANZUKA【C4】4649「カルビン・ミシェリ‐ネルソンと清水将吾」11月4日(木)~12月19日(日)ロサンゼルスをベースに活動する画家カルビン・ミシェリ-ネルソンと「4649」のディレクターでもある清水将吾による二人展。本展はネット上での自助的な交流によって実現。カルビン・ミシェリ‐ネルソン 2021Courtesy of the artist and 4649, TokyoROUTE D新宿、渋谷、六本木、神楽坂など都心を中心に巡るルート。映像関連やアートフェア、トークショーまで、自主企画の展覧会が面白い個性派ギャラリーが集中。【D1】タカ・イシイギャラリー「YAKIMONO」開催中~11月7日(日)ポリウレタンやブロンズなどを用いた立体作品で有名なスターリング・ルビーをはじめ、リズ・ラーナー、ルシア・ビダレスなどのグループ展を開催中。スターリング・ルビー《CLUB(7689)》2021 ©Sterling Ruby, courtesy of Sterling Ruby Studio and TakaIshii Gallery, photo by Robert Wedemeyer【D1】シュウゴアーツ「わたしはどこに立っている」10月30日(土)~11月27日(土)森村泰昌と三嶋りつ惠の二人展。森村は自画像の美術史シリーズよりゴッホ、ダ・ヴィンチなどを取り上げ、三嶋はその人物に捧げる新作を発表。森村泰昌《青春の自画像(松本竣介/わたしはどこに立っている1 )》 2016 発色現像方式印画160×124cm ed.5 ©the artist, courtesy of Shugo Arts※『anan』2021年11月3日号より。取材、文・山田貴美子(by anan編集部)
2021年10月31日Bunkamura ザ・ミュージアムにて、11月23日(火・祝)まで開催されている『ポーラ美術館コレクション展 甘美なるフランス』。印象派のモネやルノワール、フォーヴィスムのマティスやヴラマンク、エコール・ド・パリのシャガールやモディリアーニなど、19世紀後半から20世紀にかけてパリで活躍した28名の画家の作品が紹介される。ポーラ美術館は箱根・仙石原に、2002年に開館した美術館。約1万点に及ぶコレクションのなかでも、特に西洋絵画は印象派からポスト印象派を経て20世紀絵画にいたるまで体系的に収集されており、国内でも屈指の内容と評価も高い。本展はこのポーラ美術館の西洋絵画コレクションから特に人気の高いフランスで活躍した画家28名を選出。「時代を映す、輝く女性像」、「画家たちが愛したパリ」、「フランス各地への旅」という3つのテーマに基づいた74点の作品を、時系列に沿って4章仕立てで紹介するものだ。展示風景より第1章は「都市と自然」。急速に近代化が進み、人々の価値観が大きく変化していた19世紀後半のフランス。パリを中心に鉄道が敷設されると、人々の活動範囲が大きく広がり、画家たちの風景画にも変化が現れていった。モネやルノワール、ピサロら印象派の画家たちは、当時の最先端のファッションに身を包む女性や、煙がたなびく工場を描きこんだ風景画など、19世紀後半の「いま」をつぶさに描き出している。(左):クロード・モネ《グランド・ジャット島》1878年(右):クロード・モネ《セーヌ河の支流からみたアルジャントゥイユ》1872年(左):ピエール・オーギュスト・ルノワール《髪かざり》1888年(右):ウェブスター社 銀製化粧セット1900〜1905年続く第2章は「日常の輝き」と題し、印象派の表現手法を研究しさらに発展させていった、19世紀末の「ポスト印象派」の画家たち、セザンヌやゴッホ、ボナール、シニャックらを紹介する。彼らは、それぞれに理想の美を追求し、独自の表現を獲得していった。(左):ピエール・ボナール《ミモザのある階段》1946年頃(中央):ピエール・ボナール《地中海の庭》1917-18年(右):ポール・セザンヌ《プロヴァンスの風景》1879-82年この当時、点描技法でその名を知られたスーラの画風に強く影響を受け、シニャックやクロス、プティジャンなど多くの画家たちが点描技法に取り組んでいた。本展で展示される点描作品を通してみると、画家により点描の大きさや描き方に個性が出てくることなどにも気づくことができる。第2章展示風景よりそして展示は20世紀へと進む。第3章「新しさを求めて」は、20世紀になって勃興した強烈な色彩のフォーヴィスム、ブラックやピカソによって確立されたキュビスムを、第4章「芸術の都」は、モディリアーニやヴラマンク、パスキンなど第一次世界大戦後に世界各地からパリにやってきた画家たち、いわゆるエコール・ド・パリの画家に焦点を当てる。アンリ・マティス 《襟巻の女》1936年本展の見どころは、絵画作品に加えてもう一つ。ポーラ美術館が収蔵するアール・ヌーヴォー、アール・デコの化粧道具12件だ。当時の化粧道具を絵画作品とともに鑑賞することで、当時の女性たちの装いの意識や、画家たちの社会風俗をどのように見ていたのかも推察することができるのが楽しい。(左):アルフレッド・シスレー《ロワン河畔、朝》1891年(右):エミール・ガレ《女神文香水瓶》1884年(左):エナメル金彩バラ文香水瓶 19世紀後半(右):ピエール・オーギュスト・ルノワール《レースの帽子の少女》1891年展覧会タイトル「甘美なるフランス(La douce France)」とは、豊かなフランスとその文化の賛美するために古くから使われてきた表現だ。ぜひ、展覧会でこの「甘美なるフランス」をたっぷりと堪能してほしい。構成・文:浦島茂世【開催情報】『ポーラ美術館コレクション展 甘美なるフランス』2021年9月18日(土)~ 11月23日(火・祝)、Bunkamuraザ・ミュージアムにて開催※会期中の土日祝日および11月15日(月)~11月23日(火・祝)はオンラインによる入場日時予約が必要。
2021年09月28日1 趣旨「あまがさきアート・ストロール~Produced By 六甲ミーツ・アート芸術散歩~」を次の日程で開催することを決定いたしました。2 概要(1)会期令和4年3月19日(土)~27日(日)(2)会場阪神尼崎駅周辺(3)主催あまがさきアート・ストロール実行委員会(尼崎市、尼崎信用金庫、阪神電気鉄道株式会社、六甲山観光株式会社、尼崎商工会議所、尼崎中央・三和・出屋敷商業地区まちづくり協議会、一般社団法人あまがさき観光局)3 あまがさきアート・ストロール~Produced By 六甲ミーツ・アート芸術散歩~とは「あまがさきアート・ストロール~Produced By 六甲ミーツ・アート芸術散歩~」は、「六甲ミーツ・アート芸術散歩」のコンセプトを基に、尼崎の街に展示された現代アート作品を自由に歩きながら鑑賞していただく試みです。六甲山の「自然」の中とは対照的な、尼崎という「街」の中に置かれたアート作品はどのように見えるのでしょうか……。尼崎のことをあまり知らない方も、普段は電車で通り過ぎるだけの方も、アート作品と一体となった尼崎という「街」の中でのストロール(散歩)をお楽しみください。4 今後の情報発信についてあまがさき観光局公式ホームページ: あまがさき観光局公式Instagram: あまがさき観光局公式Twitter: 5 問合せ先あまがさきアート・ストロール実行委員会 事務局(尼崎市経済環境局経済部観光振興課)電話:06-6489-6675FAX:06-6489-6491阪神電気鉄道株式会社 リリース 発行元:阪急阪神ホールディングス大阪市北区芝田1-16-1 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2021年09月10日クリエイティブな発想で絵を描く、『スタンプアート』を知っていますか。スタンプアートは、身近なものをスタンプのように使って、絵や模様などを作っていきます。売られているスタンプを利用して、絵を描いていくこともあります。『おもちゃと手作り・遊び・英語絵本』をInstagramで発信しているさとこさんが、家にあるものでできるスタンプアートを紹介しています。※画像は複数あります。左右にスライドしてご確認ください。 この投稿をInstagramで見る さとこおもちゃと手作り・遊び・英語絵本(@littlestarsenglish_sapporo)がシェアした投稿 今回、さとこさんがスタンプとして使用したのは以下の5つです。使用したもの:・フォーク・レゴ・気泡緩衝材(通称:プチプチ)・指・トイレットペーパーの芯普段よく使うものばかりですね。トイレットペーパーの芯は、そのまま使ってもスタンプとして利用できそうですが、さとこさんは、ひと工夫加えています。同じ道具を使っても、道具の使い方、押す時の力加減や、道具のスタンプとして使う部分を変えてみることで、違った表現を楽しめそうです。また、道具だけではなく、スタンプを押す際に使う塗料も選ぶこともできます。今回のさとこさんの投稿では、水性絵具を使用していますが、ほかにもスタンプ用のインクやクレヨンなどを水に溶かして使うこともできそうです。アイデア次第で身近なものをスタンプにして、さまざまなものを描けそうですね。絵には自信がないという方でも、スタンプアートなら面白い絵が描けるかもしれません。まだ絵を描けない小さな子供でも、スタンプを押して楽しむことならできるので、年齢の違う兄弟でも一緒に楽しめる遊びになりそうです。[文/AnyMama(エニママ)・構成/grape編集部]
2021年07月24日東京・渋谷の映画館、Bunkamuraル・シネマによるオンライン映画館「APARTMENT by Bunkamura LE CINEMA(以下APARTMENT)」が8月オープンすることが決定。メインビジュアル、上映作品と各予告編を公開した。「APARTMENT」は、1989年のオープン以来ミニシアターブームをけん引してきたBunkamuraル・シネマが、独自に権利を取得した日本初公開作品を中心にオンラインで配信上映するサービス。劇場本体で上映される作品とは異なるラインナップ編成を行う。オープニングを飾るのは、2021年英国アカデミー賞で『ノマドランド』の7部門を上回る最多8部門でノミネートされ、「最もパワフルなシスターフッド映画」と評された『Rocks/ロックス』(サラ・ガヴロン監督)。そして、リレーションシップ、ロマンス、そもそも映画を観ることについて、『恋人たちの予感』から『ブリジット・ジョーンズの日記』『ゴッズ・オウン・カントリー』まで幾多の恋愛映画の名場面を引用しつつ、その魅力とこれからについて語り合うフィルム・エッセイ『Romantic Comedy/ロマンティック・コメディ』(エリザベス・サンキー監督)の2本。月額などを支払うサブスクリプション形式ではなく、1本ごとに買い切りの有料鑑賞となる。「APARTMENT」の名称は、「ひとりでも、親しい誰かとでも、ひとりひとりに寄り添う映画を、よりパーソナルな空間で心地よい孤独とともに楽しむ空間」というコンセプトに由来。メインビジュアルはこのコンセプトを象徴する、イラストレーター・ototoiによるイラストを掲載、併せてオープニング作品の日本語字幕付き予告編も公開した。『Rocks/ロックス』英国アカデミー賞で最大のサプライズメイクアップ・アーティストになることを夢見る、イースト・ロンドンの公営住宅で暮らす15歳の少女ロックスが主人公。混じり合うロンドンの公営住宅=カウンシル・エステートを舞台に、社会問題と思春期の少女の心の動きを、真摯な眼差しと力強い手触りでリンクさせた。『ファーザー』『ミナリ』『ノマドランド』と、錚々たる話題作が肩を並べた2021年の英国アカデミー賞で、ノミネーション発表の段階で最大のサプライズとして迎えられたのが、本作『ROCKS/ロックス』。ほぼ全てのキャストがプロの俳優ではなく無名、作品知名度の圧倒的な差にもかかわらず、監督賞・主演/助演女優賞の主要部門、公募部門のライジング・スター賞を含め『ノマドランド』を上回る最多8部門ノミネートを果たし、主役のロックスを演じたブッキー・バックレイは見事ライジング・スター賞を受賞。その快挙はオーディエンスに鮮烈な感動をもたらした。「最もパワフルなシスターフッド」と評され、「ガーディアン」「エンパイア」「テレグラフ」など多くのメディアで最高評価の5つ星を記録、ロッテン・トマトでも97%フレッシュをキープする本作の監督は、20世紀初頭のロンドンで女性の参政権を求め闘う「サフラジェット」を描き絶賛された『未来を花束にして』のサラ・ガヴロン。撮影には『17歳の瞳に映る世界』『幸福なラザロ』『Pina/ピナ・バウシュ 踊り続けるいのち』のエレーヌ・ルヴァール、英国アカデミー賞を受賞したキャスティング担当には『アメリカン・ハニー』『フィッシュ・タンク』『アタック・ザ・ブロック』のルーシー・パーディーと、確かな腕を持つスタッフが集結。さらに、ロンドンの演劇シーンでデビュー直後から注目を集めるテレサ・イココ、TVシリーズで高評価を得たクレア・ウィルソン、ふたりの新星が脚本に息吹を吹き込み、Ray Blk、Jorja Smith、Little Simzらの楽曲がサウンドトラックで映画を彩る。『Romantic Comedy/ロマンティック・コメディ』名作が続々登場ティーンエイジャーの頃、私はロマコメ映画に狂おしいほど恋をしていた。ロマコメ映画は孤独への不安を和らげ、甘美な人生が待っていると約束してくれた。大人になった今はいろいろなことを考えてしまう。なぜ『プラダを着た悪魔』でアンディはネイトの誕生日に怒られるの?マグノリアのカップケーキじゃだめ?ブリジット・ジョーンズが57kgでオーバーウェイトだとバカにされるなら、私はどうなるのだろう。ロマコメ映画ではなぜ、キャリアウーマンはみんな惨めに描かれるの?みなが白人で、異性愛者で、誰もが結婚を望む、非現実なおとぎ話の世界。なのに、なんで私はまだロマコメ映画を観てしまうのだろう。何度も、何度も。あなたはどう思う?ロマコメ映画のこと――。多くの人々に深く愛されている一方で、本格的な分析はほとんどなされてこなかったロマコメ映画。本作は幾多の名作映画の実際のシーン映像を抜粋し、「あの映画を観たときの高揚」を観客とともに追体験しながら、「ロマコメ映画とは?愛とは?」というテーマを探求し、自己発見の旅に出るフィルム・エッセイ。監督はインディポップ・バンド「Summer Camp」として活動し、本作と同様のスタイルで青春映画について語ったドキュメンタリー『ビヨンド・クルーレス』のサントラも勤めたエリザベス・サンキー。『ラブ・アクチュアリー』『(500) 日のサマー』『恋人たちの予感』『プリティ・ウーマン』『プラダを着た悪魔』『メリーに首ったけ』『ブリジット・ジョーンズの日記』などなど、膨大な数の名シーンを巧みに切り取り、自らのボイスオーバーで個人的な想いを重ねつつ、サウンドトラックも手掛ける。監督以外の「声」として、「このサイテーな世界の終わり」『ロブスター』で注目を集めるジェシカ・バーデン、前述の『ビヨンド・クルーレス』の監督チャーリー・ラインをはじめとして、「Pitchfork」「NME」「Rolling Stone」等のカルチャーメディアで活躍する批評家やライターたちが集結。多様な視点からロマコメ映画について語り尽くす。「APARTMENT by Bunkamura LE CINEMA」は8月サービス開始予定。(text:cinemacafe.net)
2021年07月09日東京・渋谷の映画館であるBunkamuraル・シネマが、オンライン映画館「APARTMENT by Bunkamura LE CINÉMA(以下、APARTMENT)」を8月に開設することを発表した。それに伴い、ティザーサイトとメインビジュアル、上映作品、各予告編が公開されている。APARTMENTは、1989年のオープン以来ミニシアターブームをけん引してきたBunkamuraル・シネマが、独自に権利を取得した日本初公開作品を中心にオンラインで配信上映するサービス。渋谷の劇場で上映される作品とは異なるラインナップ編成を行ってきた。オンライン上映のオープニングを飾るのは、2021年英国アカデミー賞で最多8部門にノミネートされ「最もパワフルなシスターフッド映画」と評される『Rocks / ロックス』(サラ・ガヴロン監督)と、幾多のロマコメ映画の名場面を引用しつつ、その魅力とこれからについて語り合うフィルム・エッセイ『Romantic Comedy / ロマンティック・コメディ』(エリザベス・サンキー監督)の2本。月額等を支払うサブスクリプション形式ではなく、1本ごとに買い切りの有料鑑賞となる。「APARTMEN」という名称は「ひとりでも、親しい誰かとでも、ひとりひとりに寄り添う映画を、よりパーソナルな空間で心地よい孤独とともに楽しむ空間」というコンセプトに由来。ティザーサイトにはコンセプトを象徴するメインビジュアルとして、イラストレーターのototoiによるイラストを掲載、あわせてオープニング作品の日本語字幕付き予告編も公開されているのでチェックしてほしい。■サービス概要APARTMENT by Bunkamura LE CINÉMA(読み方:アパートメント・バイ・ブンカムラ・ル・シネマ)8月サービス開始予定URL:
2021年07月09日6月7日に東京・Bunkamuraシアターコクーンにて、COCOON PRODUCTION 2021 DISCOVER WORLD THEATRE vol.10『夜への長い旅路』が開幕。併せて出演者コメント及び、舞台写真が到着した。DISCOVER WORLD THEATREの第10弾は、ノーベル文学賞受賞、ピュリッツァー賞4回受賞などの輝かしい経歴を持ち、“アメリカ近代劇の父”と称される劇作家、ユージン・オニールの遺作『夜への長い旅路』が登場。青春時代における凄惨な家族の姿を描いたオニールの自伝劇といわれる本作は、戯曲冒頭にて「血と涙で綴られた、古い悲しみの劇」と記されており、悲劇的な家族の歴史を人間の真実を突く普遍のドラマに昇華させ、自らの人生に“赦し”を与えたオニールの代表作でもある。この演出を手がけるのは、シアターコクーンでの舞台作りは4作目となるイギリス演劇界のトップランナー、フィリップ・ブリーン。人間を深く見つめ、物語を繊細に紡ぎ出すことで定評のあるフィリップが、実力派とフレッシュな才能の交わった俳優陣を迎えて、オニールの最高傑作に挑む。そして、そんなブリーンの演出の元、モルヒネ中毒に冒されて常に精神が不安定な母メアリーに大竹しのぶ、アルコールに溺れ、父親の脛をかじって放蕩を繰り返す長男ジェイミーに大倉忠義、結核を患っている次男エドマンドに杉野遥亮、アイルランド系移民で、金銭に対して異常な執着を持つ俳優の父ジェイムズ・タイロンに池田成志、一家の女中に土居志央梨と豪華キャストが集結した。オニール家をほぼ忠実に再現したとされるタイロン家の、夏のある一日の物語。オニール自身が投影された次男エドマンドの視点のみならず、母、兄、父、家族4人の個々の内面が深く掘り下げられ、それぞれの抱える哀切や怒り、後悔や絶望、そして家族間の愛憎、確執が、巧みな会話の応酬で見事に表出された家庭劇『夜への長い旅路』。心揺さぶる衝撃の舞台に期待してほしい。■大竹しのぶある日の稽古場で、画面越しに初舞台の(杉野)遥亮くんにアドバイスするフィリップの言葉を聞いて、気が付けば私が深く頷いていたり、稽古場最終日、稽古が終わり「まだまだダメだ」と落ち込む遥亮くんに「私も一緒だよ」と慰めていたら、それを見ていた大倉くんが「俺もだよ、どうしよう」と三人でため息を吐いていると、もうモニターを切ってもいいのにフィリップがまたマイクをONにしてくれて「どうしたの?」と聞いてくれる。6000マイル離れていても、いつもそこにいてくれるんだと思えた瞬間でした。思っていた以上に大変な戯曲であることが分かり、そして毎回のことですが、フィリップの戯曲の深い理解に感動しながら、稽古を重ねてきました。それぞれが苦しみや、悲しみや絶望を感じていても、それぞれが大きな愛を持っている。だからこそ切なくて、そして美しい物語です。こんな状況の中でも来て下さることに、本当に感謝です。■大倉忠義段々と家族のような絆が生まれていくような感覚を味わいながらも、馴れ合いではないプロの役者さん達の集中力で稽古が進んでいったことが思い出深いです。そして、稽古を経ても、まだまだこの戯曲の大きさ・深さに驚かされています。愛憎劇という、なんでこんなに愛しているのに悲しいことばかり起こるのか…と思いながら演じています。こんな形の家族を見て、お客様へ何でもいいので何か宝物になるような経験を持って帰っていただけるように頑張りますので、どうぞ愛を持って見守ってください。■杉野遥亮皆さんと稽古をする中で、演技とは芸術で、俳優とは芸術家なんだと学ぶことができました。俳優や演技に対する自分の中の意識がガラッと変わりました。何もかも初めてのことで、こんなに長い時間役と向き合うことが今までになかったから、自分と役との境目がわからなくなったこともありました。自分がどこにいるのかわからない時もあって、これが役に向き合うということなのか・・・初舞台で毎日素敵な経験をさせていただいています。劇場に入り初めて舞台上から客席を見た時はすごくワクワクして、もっともっと稽古をしたいという気持ちもあるけれど、早く観ていただきたいという気持ちも湧いてきました。物語はとても暗く、残酷にみえますが、そんな物語を今この時代に、この瞬間に上演することに意味があり、希望があると思っています。一緒に楽しんでください。■池田成志演出家と海を挟んだ遠く離れてのリモート稽古で、空気感などがお互いうまく伝わっていない部分もあったなとも感じていて、もっと稽古をしたかった…。僕の役は、奥さんのモルヒネ中毒や、息子の病気という心配事が多いので、単純な苛立ちに感情をフォーカスしがちになってしまい、治る、きっとうまくいく、というような家族としての基本的な気持ちになかなかたどり着くことができなかった。作品を通して、家族って単純ではないんだな、難しいなと改めて感じました。この作品は台本が分厚くてものすごい情報量です。身に染みたとか、わからないとか、ここが響いたとか、観てくださった方それぞれに、色々な感情がわいてくると思います。それだけ複雑な内容なんだと僕たちも実感しています。とても苦しくなると思うので、休憩中にいっぱい深呼吸してください(笑)。終わったら、少しだけ気が晴れるような作品にもなっていると思います。【公演概要】COCOON PRODUCTION 2021DISCOVER WORLD THEATRE vol.10『夜への長い旅路』作:ユージン・オニール / 翻訳・台本:木内宏昌演出:フィリップ・ブリーン / 美術・衣裳:マックス・ジョーンズ出演:大竹しのぶ 大倉忠義 杉野遥亮 池田成志土居志央梨●東京公演:2021年6月7日(月)~7月4日(日) @Bunkamuraシアターコクーン●京都公演:2021年7月9日(金)~7月18日(日) @京都劇場<お問合せ>東京 Bunkamura 03-3477-3244 www.bunkamura.co.jp/cocoon/京都 キョードーインフォメーション 0570-200-888 企画・製作:Bunkamura
2021年06月08日Bunkamuraのカフェ・ドゥ マゴ パリで「苺のアフタヌーンティーセット」が、2021年1月23日(土)より発売される。重厚感のある大理石のティースタンドで提供する、ドゥ マゴ パリの「苺のアフタヌーンティーセット」。旬の苺とチョコレートをメインにした、贅沢なスイーツを堪能できる。上段には、苺のミルフィーユをはじめ、イチゴガナッシュの苺タルトやヨーグルトと苺ジュレの他、ホワイトチョコのチーズケーキ、ショコラとピスタチオのムースなど、チョコレートスイーツもラインナップ。また、下段には、「生ハムと苺のバルサミコソースのパン」や「苺とサワークリームのサラダ」といった苺のセイボリーを用意する。アフタヌーンティーには、ウェルカムドリンクとしてスパークリングワインがセット。さらに、2時間のフリードリンクもセットとなり、コーヒーはじめオーガニックのジャスミンやカモミール、ブラックジンジャーなどをフリーフローで楽しむことができる。【詳細】苺のアフタヌーンティーセット発売日:2021年1月23日(土)販売店舗:ドゥ マゴ パリ住所:東京都渋谷区道玄坂2-24-1 Bunkamura B1F・1F営業時間:11:30~20:00(最終入店18:30)時間:14:30~/15:30~/18:00~価格:1人 4,400円(税込)、Web予約割引3,500円(税込)※利用は2名~■メニュー・ウェルカムドリンクスパークリングワインまたはソフトドリンクから1杯・スイーツホワイトチョコのチーズケーキ、イチゴガナッシュの苺タルト、ヨーグルトと苺ジュレ、苺のミルフィーユ、ショコラとピスタチオムース、ストロベリーマカロン・セイボリースコーンとはちみつ、生ハムと苺のバルサミコソースのパン、苺とサワークリームのサラダ、フレンチフライ・2時間フリードリンク(L.O.1.5時間)コーヒー、オーガニック アールグレー、オーガニック ダージリン、オーガニック ジャスミン、オーガニック カモミール、スウィートレッド、ブラックジンジャー、マサラチャイ※内容は変更となる場合あり【予約・問い合わせ先】ドゥ マゴ パリTEL:03-3477-9124※要事前予約(2名~)
2021年01月24日衣装デザイナー・石岡瑛子の企画上映が、東京・渋谷のBunkamura ル・シネマで開催決定。2020年11月27日(金)より、『ドラキュラ』と『白雪姫と鏡の女王』の2本が上映される。石岡瑛子の代表作&遺作がBunkamura ル・シネマで上映初の大回顧展「石岡瑛子 血が、汗が、涙がデザインできるか」が現在東京都現代美術館で開催され、その才能に改めて大きな注目が集まっている石岡瑛子。“総合芸術”とされる映画において、特に視覚的な世界観を構築する上で欠かせない要素の一つである衣装デザインの分野で、多大な功績を残した世界的衣装デザイナーだ。今回はその仕事を映画で振り返るべく、『ドラキュラ』と『白雪姫と鏡の女王』2本の上映が急遽決定した。『ドラキュラ』彼女の代表作として挙げられることの多い『ドラキュラ』(1992)は、巨匠フランシス・フォード・コッポラ監督がドラキュラ伝説を描いた壮大なゴシック・ロマン。『地獄の黙示録』(1979年)の日本版ポスターを気に入ったコッポラ監督が、当時のハリウッドの部外者ともいえる石岡を大抜擢。「衣装がセットで、セットがライティング」というコッポラの大胆なコンセプトを見事に表現した石岡は、本作で見事アカデミー賞衣装デザイン賞に輝いている。『白雪姫と鏡の女王』一方、グリム童話の『白雪姫』を題材とした『白雪姫と鏡の女王』(2012)は、ターセム・シン監督との4作目のコラボレーションであり、石岡の遺作となった作品。白雪姫を演じたリリー・コリンズが一番気に入っているという大きなオレンジ色のリボンが付いた⻘いドレスと、継母役のジュリア・ロバーツが着用した花びらを重ねたような白いウェディングドレスは、石岡瑛子展の最終室を飾っている。開催概要石岡瑛子の映画衣装特集『ドラキュラ』『白雪姫と鏡の女王』上映期間:2020年11月27日(金)〜12月10日(木)※『白雪姫と鏡の女王』は12月3日(木)までの上映。会場:Bunkamura ル・シネマ(東京都渋谷区道玄坂 2-24-1 Bunkamura 6FTEL:03-3477-9264料金:1,300円(税込)均一 ※特別興行のため、その他各種割引は適用外。<上映作品>■『ドラキュラ』上映日時:・2020年11月27(金)〜12月3日(木) 連日...13:35〜(終)16:00・2020年12月4日(金)〜12月10日(木)]連日...19:10~(終)21:301992年/127分/ブルーレイ上映/アメリカ監督:フランシス・フォード・コッポラ衣装:石岡瑛子出演:ゲイリー・オールドマン、ウィノナ・ライダー、アンソニー・ホプキンス、キアヌ・リーブス配給:ソニー・ピクチャーズ エンタテインメント©1992 COLUMBIA PICTURES INDUSTRIES, INC. ALL RIGHTS RESERVED.■『白雪姫と鏡の女王』上映日時:11月27日(金)〜12月3日(木)]連日...16:00〜(終)18:00※12月4日(金)以降の上映有無は未定。監督:ターセム・シン衣装:石岡瑛子出演:ジュリア・ロバーツ、リリー・コリンズ『Mank/マンク』、アーミー・ハマー『君の名前で僕を呼んで』©2011 Relativity Media, LLC. All Rights Reserved.
2020年11月29日アート集団チームラボのパブリックアート「Continuous Life and Death at the Now of Eternity II, Grand Central Terminal」が、この度ニューヨーク市で公開された。本作は、マンハッタンの中心グランド・セントラル駅直結の新・高層ビル「ワン・バンダービルト」に常設展示される。誕生と死滅を永遠に繰り返し続ける花々が描かれた作品世界は、マンハッタンの日の出とともに明るくなり、日の入りとともに暗くなっていく。そして、1年を通して咲いていく花々は移り変わっていく。 Life and Death at the Now of Eternity II, Grand Central Terminal会期: 2020年9月14日(月)~常設場所: One Vanderbilt1 Vanderbilt Ave, New York, NY※ワン・バンダービルトはまだ一般公開されていません。作品はビルの外からご覧頂けます。One Vanderbilt:
2020年10月30日国内外100人の写真作家による展覧会『東京好奇心 2020 渋谷』が、Bunkamuraザ・ミュージアム(東京・渋谷)にて明日から開幕します。「写真という表現媒体を通じて社会のために何かできることはないか?」という思いから組織された活動体<NPO 東京画>が2018年に立ち上げたプロジェクト『東京好奇心 2018-2020』。2018年秋に「ジャポニスム2018」特別企画としてパリで展覧会を、2019年春に「東京ベルリン友好都市関係締結25周年」記念事業としてベルリンで展覧会とシンポジウムを開催し、いよいよその集大成が渋谷で幕を開けます。開幕に先立ち、10月19日にはプレス内覧会が開催されました。本展キュレーターの<NPO 東京画>のファウンダー・太田菜穂子氏は次のように展覧会への思いを熱く語りました。「16の国と地域から参加する写真家100名は、国籍のみならず、年齢、ジェンダー、そして写真家としてのキャリアも異なります。しかしながら、彼らの視線が捉えた世界の姿は、今こそ私たちが改めて見つめるべき過去、現在、そして未来の姿をも捉えています。目の前の現実と向き合うことで気付かされる多くの真実を4つのキーワード『IDENTITY(自分を語る)』、『DIVERSITY(他者を読み解く)』、『HERE AND NOW(ここで、今、生きるということ)』、『TIMELESSNESS(時間を超える価値)』で紐解く今回の作品は、ご覧いただく方々の心に“確かな記憶”として響くメッセージをそれぞれに秘めています。耳を澄まし、心を全開にして、写真の前に立ってください。写真たちは、あなたの好奇心を呼び覚まし、未来への希望の予感を与えてくれるはずです 」ジョン・カビラ、クリス智子、ハリー杉山、マリエが音声ナビゲートを担当!!ラジオ局J-WAVE(81.3FM)でナビゲーターを務めるジョン・カビラ(毎週金曜6:00~11:30「~JK RADIO~TOKYO UNITED」担当)、クリス智子(毎週月~木曜13:00~16:30「GOOD NEIGHBORS」担当)、ハリー杉山(毎週土曜6:00~8:00「POP OF THE WORLD」担当)、マリエ(毎週土曜12:00~15:00「SEASONS」担当)の4人が、展覧会の音声ナビゲートを担当します。この音声ナビゲートは、従来の展覧会の音声ガイドとは一味違い、J-WAVEのナビゲーター4名が、展示作品の中からそれぞれの視点で作品を選び、その作品の何に惹かれ、どのような想いをめぐらせたのかを自らの言葉で語ります。ぜひご期待ください。音声ナビゲートは日本語と英語に対応しています。ご利用いただくには、スマートフォンアプリ「33tab(=みみたぶ)」をダウンロードし、スマートフォンとイヤホンをご持参いただければ、無料でお楽しみいただけます。●音声ナビゲート by ジョン・カビラの試聴はこちら本展開催記念写真集ほか、BEAMS JAPANとのコラボグッズやオリジナルチャリティグッズを会場にて販売・浅葉克己デザインの本展開催記念写真集数々の名作ポスター・CMを世に送り出してきたアートディレクター浅葉克己デザインによる本展開催記念写真集は、100人の写真家の眼差しを1冊にまとめた全232ページの永久保存版です(税込7700円)。・本展×BEAMS JAPANのコラボグッズBEAMS JAPANとのコラボグッズを本展会場とトーキョー カルチャート by ビームスにて販売します。本展ならではのグッズ(カメラストラップ)もご用意しました(税込3740円、数量限定)。・オリジナルチャリティグッズ今、急速に求められている医療の研究・発展のために、本展オリジナルチャリティグッズを販売、売り上げの一部を国立国際医療研究センターに寄付いたします(税込5500円)。【『東京好奇心 2020 渋谷』開催概要】会期:2020月10月20日(⽕)~11月12日(木) ※会期中無休開館時間:10:00-18:00(入館は17:30まで)※金・土曜日の夜間開館はなし会場:Bunkamura ザ・ミュージアム(東京都渋谷区道玄坂2-24-1 Bunkamura B1F)主催:Bunkamura、NPO東京画入館料(消費税込):当日一般1000円、大学・高校生500円、中学生以下無料※前売券の販売なし※旧会期(5/23-6/14)が記載されたチケットは使用不可(払戻期間は終了)※新型コロナウイルス感染拡大防止のため団体鑑賞の受け入れは中止問合せ:03-5777-8600(ハローダイヤル)公式サイト:企業プレスリリース詳細へ本記事に掲載しているプレスリリースは、株式会社PR TIMESから提供を受けた企業等のプレスリリースを原文のまま掲載しています。FASHION HEADLINEが、掲載している製品やサービスを推奨したり、プレスリリースの内容を保証したりするものではございません。掲載内容に関するお問い合わせは、株式会社PR TIMES()まで直接ご連絡ください。
2020年10月20日イタリアのセンシュアルなランジェリーブランドとして注目を集める、Intimissimi (インティミッシミ)は、4月からオープンしたアートスペースに、プシェメク・ソブツキを第二弾のアーティストとして迎え、彼のアーバンでフレッシュなアート作品を展示しています。プシェメク・ソブツキは、ポーランド出身で東京やアジアをベースに活躍しているアーティストです。彼のアートワークは、イラストレーションを中心に構成されており、ウィンドウディスプレイや壁画、そして短編のアニメーションなど多岐に渡ります。これまで、デザイナーのStephen JonesやManish Arora、そしてアーティストのJoanna Wangともコラボレーションした作品を発表してきました。また、伊勢丹やルイ・ヴィトン、パークハイアット東京、エル ジャパンなど、様々なクライアントに作品を提供してきており、バンタンデザイン研究所では講師として教壇に立っています。今回のアートスペースでは、「WHO is Who?」とタイトルした彼のユニークなイラストレーションを発表しています。彼の描いた様々な異なった女性たちのポートレイトを通して、誰にも違いがあることを表現しています。そして誰もが、多様なバックグラウンドを語れるほどの個々のストーリーを持っていること、さらに、私たちも含めてすべての人々が、常に変化し、進化していて、その違いは私たちを繋げている、ということを表現しています。このエキシビションで発表されている作品は、一度に作成されたものではなく、彼の過去においてその時々の状況やムードによって、とても自然発生的にクリエイトされたものであり、そのいくつかはさらに熟考を重ねられたものであり、またその他のいくつかは特別な瞬間にインスパイアされて出来たものです。彼の古いスケッチをベースにしたものなども作品に反映され、それらは彼のパーソナルな旅の一部でもあり、さらには絶え間ない進化と実験を表現しているようです。それぞれのアート作品の裏側には、パーソナルな言葉が隠れています。作品ごとに異なった言葉は、アート作品の持ち主、もしくはその裏側を見ることの出来る人のみが、閲覧可能です。そこには、作品に描かれた女性のパーソナルなメッセージや、それぞれの女性たちが持つ小さな「ストーリー」が隠れています。今回フィーチャーされているプシェメク・ソブツキも、前回同様、新進気鋭のアートギャラリーとして注目を集める、CTAG (シータグ Central Tokyo Arts Gallery)のキュレーションにより選ばれています。アーティストを約2ヶ月ごとに新しく迎え、インティミッシミ 渋谷文化村通り店のアートスペースで作品を展示していきます。アーバン・アーティストの作品やプロジェクトを扱うCTAGは「人や社会がアートに対して能動的に関与することが出来るきっかけづくり」を大切にしています。インティミッシミもまた、ショップを訪れるたくさんの人々に、この素敵なアート空間を通して、世界中のアーティストが発信するアートと、そしてインティミッシミが表現するファッションを同時に肌で感じてもらえるような機会を提供出来たらと考えています。9月29日には、このエキシビションのローンチを記念して、プシェメク・ソブツキ本人がインティミッシミ渋谷文化村通り店に来場します。Intimissimi Art Spaceでインティミッシミが届けたいことは、「Beyond Words」、つまり「言葉にならない感動」です。この素敵なアートスペースを通してたくさんの人々に、インティミッシミの世界観を一緒に楽しんでいただくことを願っています。Przemek Sobócki Exhibition「WHO is Who?」Curated by CTAGIntimissimi Art Spaceインティミッシミ 渋谷文化村通り店東京都渋谷区道玄坂2-25-12 2Fアートスペースにて開催9月23日(水)からスタートwww.intimissimi.jp#intimissimiartspaceLINE公式アカウント : @intimissimi企業プレスリリース詳細へ本記事に掲載しているプレスリリースは、株式会社PR TIMESから提供を受けた企業等のプレスリリースを原文のまま掲載しています。FASHION HEADLINEが、掲載している製品やサービスを推奨したり、プレスリリースの内容を保証したりするものではございません。掲載内容に関するお問い合わせは、株式会社PR TIMES()まで直接ご連絡ください。
2020年09月24日日本最大級のアート複合施設「テラダ アート コンプレックスⅡ(TERRADA ART COMPLEXⅡ)」が、2020年9月に東京・天王洲にオープンする。“日本最大級”のアート複合施設「テラダ アート コンプレックスⅡ」ギャラリー数の多さが魅力「テラダ アート コンプレックスⅡ」は、アートシティを目指した街づくりを行う寺田倉庫が手掛けた、日本最大級のアート複合施設。2021年春までに計10ギャラリーの入居を予定し、隣接する「テラダ アート コンプレックスⅠ」の8つのギャラリーと合わせると、日本最多のギャラリー数を誇るアート施設となる。カフェやガーデンも併設倉庫を改装した展示場では、オープンに合わせて現代美術のアートフェア「artTNZ produced by AFT with APCA」を開催。また、施設内にはカフェやガーデンも併設される。アートファンの憩いの場となりそうだ。【詳細】テラダ アート コンプレックスⅡオープン:2020年9月住所:東京都品川区東品川1-32-8アクセス:東京臨海高速鉄道りんかい線・天王洲アイル駅「B 出口」より徒歩約 8 分東京モノレール羽⽥空港線・天王洲アイル駅「中央口」より徒歩約 11 分
2020年09月13日展覧会「写真家ドアノー/音楽/パリ」が、東京・渋谷のBunkamura ザ・ミュージアムにて、2021年2月5日(金)から3月31日(水)まで開催される。ドアノー作品に流れる“音楽”20世紀のパリを舞台に、数多くの傑作を生み出した写真家、ロベール・ドアノー。『ヴォーグ』誌や『ライフ』誌でファッション写真などの作品を発表して注目を集めたドアノーは、とりわけパリの庶民の日常を捉えた写真で名を馳せた。そうしたドアノーの写真は、いわば音楽的な感覚を特徴としている。1枚の肖像写真や風景写真に捉えられた軽やかな動きは言わずもがな、撮影する場所や被写体、時代が変わろうとも、それらすべてが音楽の流れを生み出すかのような効果を生むのだ。約200点の作品で巡る“パリの音楽散歩”展覧会「写真家ドアノー/音楽/パリ」は、ドアノー作品における“音楽”に着目。パリの街中に溢れるシャンソンやジャズといったさまざまな音楽の情景を題材に、1930年代から90年代にかけて撮影された写真作品約200点を8章のテーマに分けて展示する。パリの街角にあふれる音楽本展は、パリの街角にあふれる音楽と、パリの芸術シーンを彩ったアーティストたちの写真を中心に構成。下町のビストロや酒場でシャンソンを歌う“街の音楽家”を収めた《流しのピエレット・ドリオン》や《音楽好きの肉屋》では、日常の中に音楽が溶け込むシーンを切り取っている。これらの写真からは、ドアノー独自の音楽的感覚が窺えるだろう。時代を彩ったアーティストたちの素顔また、ドアノーはシャンソンの名曲「枯葉」の作詞で知られるジャック・プレヴェールや、当時のナイトクラブで活躍した歌手アーサ・キットなど、様々なジャンルで活躍した音楽家の姿を撮影。20世紀を代表するソプラノ歌手マリア・カラスのレコーディング中の様子を収めた1枚は、彼女のリラックスした表情が印象的だ。ドアノーのフィルターを通して、パリの音楽シーンを彩ったアーティストたちの素顔も垣間見ることができる。展覧会概要展覧会「写真家ドアノー/音楽/パリ」会期:2021年2月5日(金)〜3月31日(水)会場:Bunkamura ザ・ミュージアム住所:東京都渋谷区道玄坂2-24-1 B1F開館時間:10:00~18:00(入館17:30まで)※毎週金・土曜日は21:00(入館20:30)まで料金:一般 1500円(前売 1300円)/大高 700円/中小 400円※すべて税込※大高、中小は当日券のみの取り扱い。※学生券購入の場合は、学生証の提示要(小学生は除く)。※障がい者手帳の提示で、本人と付き添い1名は半額(一般 750円、大高 350円、中小 200円)。当日窓口で購入。※未就学児は入館無料。チケット販売場所:Bunkamura ザ・ミュージアム、Bunkamura チケットセンター、オンラインチケット MY Bunkamura※前売券販売期間:2020年11月21日(土)~2021年2月4日(木)※土日祝に限り、オンラインによる入場日時予約が必要【問い合わせ先】Bunkamura(ハローダイヤル)TEL:050-5541-8600
2020年08月14日7月5日(日)に放送される、WOWOWが劇場とのコラボレーションで制作したオリジナル番組『劇場の灯を消すな!Bunkamuraシアターコクーン編 松尾スズキプレゼンツ アクリル演劇祭』の豪華出演陣が決定した。『劇場の灯を消すな!』は、新型コロナウイルスの感染拡大の影響を受け、公演の延期や中止が続いている劇場おいてオリジナル番組を制作する、WOWOWによる演劇プロジェクト。第1回は、渋谷区にあるBunkamuraシアターコクーンとのコラボレーションで、同劇場の芸術監督を務める松尾スズキが総合演出を務める。同劇場にて演劇が収録され、7月5日21時よりWOWOWにて放送される予定だ。そして今回、番組MCとして出演が発表されていた中井美穂、皆川猿時に加え、シアターコクーンにゆかりのある豪華出演陣が決定した。発表されたのは、秋山菜津子、麻生久美子、阿部サダヲ、荒川良々、生田絵梨花、池津祥子、伊勢志摩、大竹しのぶ、 神木隆之介、小池徹平、多部未華子、中村勘九郎、根本宗子、松たか子、村杉蝉之介(※表記は50音順)。番組では、第2回以降との共通企画である井上ひさし『十二人の手紙』の朗読や、歌、ダンス、剣劇、芝居、劇場案内、対談などで構成される予定で、詳細は追って発表される。『劇場の灯を消すな!Bunkamuraシアターコクーン編 松尾スズキプレゼンツ アクリル演劇祭』配信日時:7月5日(日)21:00〜配信チャンネル:WOWOWライブ、WOWOWメンバーズオンデマンド番組公式サイト:
2020年06月16日東京・渋谷のBunkamura ザ・ミュージアムにて予定されていた展覧会「没後35年 有元利夫展 花降る空の旋律(しらべ)」が、開催中止。なお、当初は2020年6月25日(木)から8月30日(日)までの会期を予定していた。東西の交錯が織りなす幻想世界イタリアのフレスコ画と日本の仏画に相通ずる美を見出し、東洋と西洋の技法を織りこんだ絵画を手がけた画家・有元利夫。その没後35年を記念して開催される「没後35年 有元利夫展 花降る空の旋律(しらべ)」は、有元自身の言葉とともに、はかなくも幻想的な作品の魅力をたどる展覧会だ。フレスコ画と仏画に通ずる美学生時代のイタリア旅行でフレスコ画に魅了された有元は、そこに日本の仏画との共通点を看取し、以後、岩絵具や箔を用いた技法を追求することとなる。本展では、《花吹》や《厳格なカノン》など、どこか風化した雰囲気、そして西洋や東洋のあわいに漂うかのような印象を与える作品を紹介する。幻想的な絵画世界また、《花火のある部屋》などにみる手品や花火といったモチーフ、《重奏》に描かれた浮遊する人物などからは、時間と空間が固定されない、幻想的な世界をうかがうことができる。画面に漂う“音楽”一方で、“音楽”も重要な着想源の1つであった。楽器を奏でる人物を描いた《賛歌》や《室内楽》のように、音楽を主題やタイトルとするにとどまらず、画面に音楽が漂うかのような表現を目指したという。立体作品やスケッチも紹介有元の活動は絵画だけには留まらない。本展では、陶器や乾漆などの立体作品、版画や素描に加えて、初期のデザインワークなどもあわせて展示。有元の豊かな創造力と世界観にふれられるだろう。展覧会概要〈開催中止〉展覧会「没後35年 有元利夫展 花降る空の旋律(しらべ)」会期:2020年6月25日(木)〜8月30日(日)会場:Bunkamura ザ・ミュージアム住所:東京都渋谷区道玄坂2-24-1 B1F休館日:7月28日(火)、8月4日(火)開館時間:10:00〜18:00(金・土曜日は21:00まで) ※入館は閉館30分前まで入館料:一般 1,600円(1,400円)、大学・高校生 1,000円(800円)、中学・小学生 700円(500円)、未就学児 無料※( )内は前売および団体料金※価格は全て税込※団体は20名以上。公式ウェブサイトの申込フォームより、事前申込が必要。※障がい者手帳の提示で割引料金あり、詳細は窓口にて※開催中止に関する詳しい情報は展覧会公式サイトを確認。【問い合わせ先】ハローダイヤルTEL:03-5777-8600
2020年04月06日「六本木アートナイト2020」が、六本木ヒルズ、森美術館、東京ミッドタウンなど東京・六本木エリアにて開催される。“一夜限り”のアートの祭典「六本木アートナイト」2009年3月にスタートした「六本木アートナイト」は、生活の中でアートを楽しむという新しいライフスタイルの提案などを行う、東京を代表する“一夜限り”のアートの祭典。様々な商業施設や文化施設が集積する六本木を舞台に、現代アート、デザイン、音楽、映像、パフォーマンス等の多様な作品を街中に点在させ、非日常的な体験を作り出す。メインアーティストは村上隆2020年のメインプログラムアーティストは、世界を舞台に活躍する現代アーティストの村上隆。村上はルイ・ヴィトン(LOUIS VUITTON)やユニクロ(UNIQLO)などともコラボレーションしており、ファッションとのつながりも強い。「ドラえもん」モチーフの新作アートを制作今回村上が「六本木アートナイト2020」のために選んだモチーフは、誕生から50周年というメモリアルイヤーを迎える「ドラえもん」。村上は「ドラえもん」を「20世紀、日本が生んだ最大のポップアイコン」とリスペクトしており、これまでにも「ドラえもん」の生みの親であるアーティスト藤子・F・不二雄と、アーティスト村上隆のコラボレーションとして数々の作品を生み出してきた。村上は「六本木アートナイト2020」に向けて、過去最大級のバルーン作品を制作予定。また公開されたメインビジュアルには、村上の代名詞ともいえるカラフルなフラワーと「ドラえもん」が描かれている。このフラワーは「六本木アートナイト」にも参加するアーティストMADSAKIとコラボレーションしたもの。ビジュアルの制作はデザインスタジオのグルーヴィジョンズが担当した。村上主宰「カイカイキキ」所属アーティストによる作品も村上が主宰するアーティスト集団「カイカイキキ」所属のアーティストも、「ドラえもん」をモチーフにした新作アートを制作予定。それらを村上プロデュースのもと、六本木ヒルズアリーナ、東京ミッドタウン、国立新美術館の3か所に展示する予定となっている。世界中から現代アートが集結「マジカル大冒険 この街で、アートの不思議を探せ!」をテーマにした「六本木アートナイト2020」では、「ドラえもん」をモチーフにした現代美術作品のほかにも、光のインスタレーション、映像、音楽や演劇など、世界中から集結した多くの作品を目にすることができる。展示作品の詳細は順次発表される予定だ。【詳細】「六本木アートナイト2020」日時:メインイベント 2020年5月30日(土)10:00〜5月31日(日)18:00当初、2020年5月30日(土)・31日(日)の開催を予定していたが、5月の開催は取止め決定。今後のスケジュールは、公式ウェブサイトなどで今後公開予定。※六本木アートナイト2020開催に先駆けて展示・設置する「プレプログラム」も実施予定開催場所:六本木ヒルズ、森美術館、東京ミッドタウン、サントリー美術館、21_21 DESIGN SIGHT、国立新美術館、六本木商店街、その他六本木地区の協力施設や公共スペース入場料:無料(但し、一部のプログラム及び美術館企画は有料)【問い合わせ先】TEL:03-5777-8600(ハローダイヤル) ※年中無休 8:00~20:00
2020年03月20日新型コロナウイルス感染拡大防止の観点から劇場を閉鎖していたBunkamuraル・シネマが再開、公開延期となっていた『シェイクスピアの庭』が3月11日(水)より公開決定。併せて、稀代のシェイクスピア俳優である監督・主演のケネス・ブラナーが、特殊メイクによってシェイクスピアへと変貌していく貴重なメイキング映像も到着した。本作は、「ヘンリー八世」上演中にグローブ座を焼き尽くした大火災の後に断筆、故郷で過ごしたシェイクスピアの知られざる最期の日々を、ロイヤル・シェイクスピア・カンパニー出身で、舞台はもちろん『ヘンリー五世』『から騒ぎ』『ハムレット』など映画でもシェイクスピア作品と深く関わってきたケネス・ブラナーが監督・主演。10代の頃からシェイクスピアに魅了されてきた生粋のシェイクスピア俳優であるケネス。今回満を持して自らがシェイクスピアを演じるにあたり、「神格化したシェイクスピアではなく、あくまでも生身の人間として描く」ことに注力したという。情熱とロマンに溢れ、知的活力がみなぎる戯曲を書くことができる作家を、一人の人間として描こうと考えたと語っている。役作りにおいては、ロンドンのナショナル・ポートレイト・ギャラリーにあるチャンドス肖像画を参考にしたといい、「あの肖像画を何度も見にいくうちに、ウィリアム・シェイクスピアの魂がそこにある気がしてきたのです。見た目を再現することが彼を存在させることになり、私を知っている観客には私を感じさせないことが、実際の彼に近づくことになると考えました。広い額、縮れて波打つ髪、髭、細長い鼻……、できるだけ同じ外見にしようとしました」とも語っている。このたび解禁となるメイキング映像内では、ケネスがシェイクスピアへと変貌していく特殊メイクの過程を捉えつつ、「ケネスは誰よりも上手にシェイクスピアを演じた。まるで生き写し」と確信を込めてコメントする年上の妻アンを演じたジュディ・デンチの姿が。さらに、「シェイクスピアを演じた俳優は大勢いるが、現代の俳優ではブラナーが一番だ」と太鼓判を押す、サウサンプトン伯爵役のイアン・マッケランの姿が収められている。『シェイクスピアの庭』は3月11日(水)よりBunkamuraル・シネマほか全国にて順次公開(横浜シネマ・ジャック&ベティでは現在公開中)。(text:cinemacafe.net)■関連作品:シェイクスピアの庭 2020年3月6日より全国にて順次公開© 2018 TKBC Limited. All Rights Reserved.
2020年03月11日東京国際フォーラムにて開催される予定だった「アートフェア東京2020」が、開催を中止。日本最大級の国際的なアートフェア日本最大級の国際的なアートフェアである「アートフェア東京」。15回目の開催を迎える2020年は、“with Art”をテーマに国内外から147軒のギャラリーが出展し、古美術から工芸、日本画、現代アートまで幅広い作品が集結。作品を見るのみならず、購入することもできる。会場は主に、古美術や近代美術、現代アートなど多彩なジャンルの作品が集まる「ギャラリーズ(Galleries)」に加え、ロビーギャラリーで開催される入場無料の「プロジェクツ(Projects)」「クロッシング(Crossing)」の3つのセクションから構成される。「ギャラリーズ」セクション「ギャラリーズ」セクションには、有名作家作品が多数登場。葛飾北斎の《昇龍富士波濤図》や印象派クロード・モネの《牧草地、曇り空》をはじめ、ピカソや藤田嗣治、日本のメディアアートを牽引するエキソニモ、そして2019年から2020年にかけて個展も開催されている塩田千春や白髪一雄、森村泰昌など、巨匠から現代アーティストまでの多彩な作品が集まる。「プロジェクツ」セクション入場無料エリアのロビーギャラリーで展開する「プロジェクツ」セクションでは、今注目すべき12人のアーティストを個展形式で紹介。鑑賞者と絵画の知覚の関係を探るアメリカの若手作家、エヴァン・ネスビットなど3人の海外作家のほか、アクロバティックな視点からさまざまな都市風景を描く田島大介らが参加する。「クロッシング」セクションAFT2020の玄関口である「クロッシング」セクションでは、日本各地の文化・伝統を今に伝える地方工芸団体や百貨店企画のギャラリーなど、11軒のギャラリーが参加する。詳細アートフェア東京2020〈開催中止〉※当初、2020年3月20日(金)~22日(日)、3月19日(木)は招待制にて開催を予定していたが、開催をすべて中止。※国際展「ワールド アート トーキョー 2020」も開催を中止。※前売券は販売中止。既に販売した分の払い戻し対応に関しては、公式ホームページにて告知。場所:東京国際フォーラム ホールE、ロビーギャラリー住所:東京都千代田区丸の内3-5-1【問い合わせ先】一般社団法人 アート東京TEL:050-3187-5050(自動音声案内)
2020年02月29日東京・渋谷にコンサートホールや映画館などを持つ大型複合文化施設「Bunkamura」(東急文化村)が、新型コロナウイルス感染拡大を防ぐため、明日2月28日(金)から映画『レ・ミゼラブル』『シェイクスピアの庭』など、以下の映画上映、公演、展覧会を中止することを発表した。これは、「今後2週間程度、多数の方が集まるイベントについて中止または延期、規模を縮小などの対応を要請する」という新型コロナウィルスに対する政府発表に従ったもの。明日2月28日(金)から3月10日(火)までの間、オーチャードホール、シアターコクーン、ル・シネマなどにてBunkamuraが主催する公演、展覧会、映画を中止する。中止主催企画■オーチャードホール2月29日(土)・3月1日(日)※公演中止発表済、チケット払い戻し対応中「オーチャード・バレエ・ガラ ~世界名門バレエ学校の饗宴 2020~」および「入学特別オーディション」■シアターコクーン2月28日(金)~ 3月4日(水)までの全公演「泣くロミオと怒るジュリエット」■ザ・ミュージアム2月28日(金)~ 3月8日(日)会期終了までの全日程「ニューヨークが生んだ伝説の写真家 永遠のソール・ライター」■ル・シネマ2月28日(金)~ 3月10日(火)までの全上映作品『男と女 人生最良の日々』『写真家ソール・ライター 急がない人生で見つけた13のこと』『レ・ミゼラブル』『シェイクスピアの庭』■セルリアンタワー能楽堂2月29日(土)「アコースティックライブ2020 沖仁フラメンコギターセッション バイレと長唄の邂逅lll」貸しホール公演・展覧会開催の有無については主催者の判断に委ねる。公演中止や延期となった際には、ホームページでも随時発表していくという。チケットの払い戻し方法についても、詳細が決まり次第、ホームページ等で発表。現在持ちのチケットは半券を切り取らず、手元に保管することとしている。なお、3月11日(水)以降の主催企画については現在のところ実施する予定ではあるものの、今後の状況により変更になる場合があるという。2月26日(水)には「Perfume」の東京ドーム公演や「EXILE」の京セラドーム公演が中止となり、ニュースになったばかり。そのほかの映画館やホール、劇場、美術館なども、これに続くことになるかもしれない。(text:cinemacafe.net)
2020年02月27日ラデュレ(Ladurée)が、2019年12月6日(金)、渋谷・Bunkamuraに「ラデュレ 渋谷松濤店」をオープンする。女性を虜にするラデュレの秘密2008年に銀座に日本初のサロン・ド・テをオープンして以来、日本橋や青山など日本を代表する数々の地にブティック及びサロン・ド・テを構えているラデュレ。その人気の秘密は、おとぎ話のような空間の店内と、宝石のように美しいパティスリーの数々。そのドリーミーな世界観は多くの女性ファンを獲得し、特に週末は沢山の来店客で賑わいをみせている。「ラデュレ 渋谷松濤店」は、ラグジュアリー&フェミニンに「ラデュレ 渋谷松濤店」には、ブティックとサロン・ド・テを併設。渋谷・松濤の閑静で洗練された街の雰囲気に合わせて、店内はラグジュアリーでフェミニンなテーマを思い描いた。こだわりぬいたインテリアオスマニアン建築の漆喰のバラ窓から着想を得た天井、19世紀のフランスのデザインを取り入れた藤の椅子、ラデュレの人気ビスキュイ“ラング・ド・シャ”のシェイプを描いたミラーといったこだわりのインテリアには、優しく上品な色彩をふんだんに使用。思わずうっとりしてしまうような、ラデュレらしい美しい空間が広がっている。テラス席も用意「ラデュレ 渋谷松濤店」には、店内の22席に加え、テラス席24席も用意。晴れた日には、温かな太陽の日差しを浴びながら、贅沢なティータイムを楽しむことができる。オープン記念パティスリー、ラデュレ初のロールケーキもまたオープン時、店内の目玉となるのは、「渋谷松濤店」オープンを記念した店舗限定パティスリー。ローズ風味のイチゴムースとイチゴの果実を、柔らかなローズのジェノワーズ生地でロールした「ロール・ケーク・ローズ・エ・フレーズ」は、メゾン初となるロールケーキ。 華やかなローズの香りと甘酸っぱい苺が口いっぱいに広がる、贅沢な味わいを楽しむことができる。ラデュレの新作マカロンシリーズにも注目したい。ハチミツをふんだんに使用した「ミエル」は、一口齧ると、アカシアのハチミツとミモザの花の香りがふわりと広がる、リッチな味わいが魅力。また芸術や文化を発信するBunkamuraのイメージを、 オペラの名作と楽譜で表現した限定マカロンボックス「オペラ」は、渋谷松濤店先行で発売される。【詳細】「ラデュレ 渋谷松濤店」オープンオープン日:2019年12月6日(金)住所:東京都渋谷区道玄坂2-24-1 Bunkamura3FTEL:03-3477-9044営業時間:10:30~19:30(L.O.18:30)定休日:不定休席数:店内22席、テラス24席<オープン記念パティスリー>・ロール・ケーク・ローズ・エ・フレーズ(4名用) 2,400円+税※ 渋谷松濤店限定・マカロン「ミエル」1個 281円+税 ※ラデュレ全店で販売・限定マカロンボックス「オペラ」(6 個入) 2,650 円+税 ※ 渋谷松濤店 先行発売
2019年11月17日ラデュレ(LADURÉE)は、渋谷・Bunkamuraに新しいブティックとサロン・ド・テを12月6日にオープンする。2008年、銀座に日本初のサロン・ド・テをオープンして以来、ラデュレは160年の歴史をもつメゾンにふさわしい日本を代表するエリア、日本橋、新宿、横浜、青山、京都・四条にブティック及びサロン・ド・テをオープンしてきた。今回オープンする「ラデュレ 渋谷松濤店」は、閑静で洗練された街の雰囲気に馴染むよう、ラグジュアリーでフェミニンなテーマを思い描いた店内。優しく上品な色のトーンや質感を贅沢に使った色彩豊かな空間は、ラデュレの美食を思い起こさせる。オスマニアン建築の漆喰のバラ窓からのインスピレーションである天井には、パリのロワイヤル通りの本店のクラシックにモダンなツイストを加えた床のイメージが重なり、サロンに並ぶ籐の椅子は、19世紀のフランスのデザインを取り入れている。ラデュレで人気のビスキュイ“ラング・ド・シャ”のシェイプを描いたミラーは、空間に程よい奥行きを与え、椅子のファブリックの柄が、ラデュレの空間にこの街らしさを加える。「ロール・ケーク・ローズ・エ・フレーズ」(2,400円)オープン記念コレクションとして、ラデュレ初のロールケーキ「ロール・ケーク・ローズ・エ・フレーズ」(2,400円)を渋谷松濤店限定で発売。ローズ風味のイチゴのムースとイチゴの果実を、ふんわりやわらかいローズのジェノワーズ生地でロールした。限定マカロンボックス「オペラ」(6個入 2,650円)また芸術や文化を発信するBunkamuraのイメージをオペラの名作と楽譜で表現した限定マカロンボックス「オペラ」(6個入 2,650円)を先行販売。2つのハチミツ入りのマカロン・コックの間に、アカシアのハチミツとミモザの花が香るホワイトチョコレートのガナッシュを挟んだマカロン「ミエル」(281円)も、12月6日からラデュレ全店で発売となる。優しい曲線を描くアーチや、ラウンド・シェイプ、建築的な照明などラデュレの美しいデザインに包まれた空間で、しばし日常から離れ、夢のようなひとときを過ごしてみては?【店舗情報】ラデュレ 渋谷松濤店(ブティック、サロン・ド・テ)住所:東京都渋谷区道玄坂2-24-1 Bunkamura 3Fオープン日:12月6日営業時間:10:30〜19:30(L.O. 18:30)席数:店内22席、テラス24席不定休
2019年11月15日「青参道アートフェア2019」が、青山、表参道、原宿の対象ショップ23店舗にて2019年10月22日(火・祝)まで開催される。「青参道アートフェア2019」は、今回で13回を迎えるアートイベント。ブティックやカフェ、美容室などが並ぶ、青山通りと表参道を繋ぐ“青参道”を中心に、アート展示を楽しんだり、現代アーティストの作品をショッピング感覚で気軽に購入したりすることができる。ランプ ハラジュク(Lamp harajuku)やデ・ドゥエ アッシュ・ペー・フランス(D-due H.P.FRANCE)といったファッションストアや、Cafe Madu 青山店といったカフェが参加し、そのまま展示スペースとなる。hpgrp GALLERY TOKYO(エイチピージーアールピー ギャラリートウキョウ)では、現代アーティスト・キーニュ(Keeenue)の個展「Story in Story」を開催。田名網敬一に師事した後に独立し活動するキーニュは、デジタルとアナログを併用しながら、自由な線と独特な色彩構成によってユニークな世界観を描き出すアーティストだ。その他、フランス人アーティストのナタリー・レテや、Izumida Lee、池平徹兵など多数のアーティストが参加。さらに、「青参道アートフェア2019」会期中は、ブルーアガベ100%のテキーラカクテル「サウザクーラー」が参加各店舗にて無料配布される。カクテルを片手にしながら、クオリティの高いアートを身近に楽しむことができる。また、アッシュ・ペー・フランス全国主要店舗では、10月31日(木)まで「アート マターズ(ART MATTERS)」を開催。アート作品の展示販売等を行い、「アート感のある暮らし」に関わる企画を実施する。【開催概要】青参道アートフェア2019開催日程:2019年10月18日(金)~10月22日(火・祝)開催場所:青山、表参道、原宿の対象エリアのショップ23店舗■参加アーティスト愛☆まどんな / 浅間明日美 / アメリ・ジョー / アルフレド・オルメド / 飯田淳 / 池平徹兵 / 市野雅彦 / Izumida Lee / Keeenue / 桑田卓郎 / 鈴木夏菜 / すまあみ / 高橋生也 / 高畑早苗 / 田中麻記子 / ナタリー・レテ / にゅう / ハンナ・フシハラ・アーロン / 帆苅祥太郎 / 安田ジョージ / やましたあつこ / 吉田花子 / ラ スフルリー / ルイーサ・フレイサス / 渡辺愛子■参加ショップadditional gallery / Bazar et Garde-Manger / Cafe Madu Aoyama / DaB omotesando / D-due H.P.FRANCE / duvetica aoyama store Tokyo / GANZO本店 / H.P.DECO / H.P.FRANCE BIJOUX 表参道 / hpgrp GALLERY TOKYO / HUYGENS TOKYO / JAMIN PUECH / Juana de Arco 表参道 / Lamp harajuku / Le monde de Nathalie / Pretty Ballerinas Aoyama / SERGE THORAVAL / TRICO FIELD TOKYO / Valmuer / WALL原宿 / 3doo omotesando / 水金地火木天冥海 / 利菴アーツコレクション■キーニュ個展「Story in Story」会期:2019年10月5日(土)~11月2日(土) 12:00~20:00場所:hpgrp GALLERY TOKYO(東京都港区南青山5-7-17 小原流会館 B1F)※青参道アートフェア期間中は休まずオープン。■アート マターズ会期:2019年10月1日(火)〜10月31日(木)開催場所:全国のアッシュ・ペー・フランス主要店舗・ナタリー・レテ「usagi ningen 原画展」巡回展会期/場所:2019年10月19日(土)~27日(日)/アッシュペーブチック(兵庫県神戸市中央区海岸通3-1-5)11月1日(金)~30日(土)/Le monde de Nathalie(東京都渋谷区神宮前4-28-15 Lamp harajuku B1F)
2019年10月24日8月17日(土)・18日(日)に東京・渋谷のBunkamuraシアターコクーンにて「九團次・廣松の会」が開催される。市川海老蔵一門として全国各地で公演を行うほか、バラエティー番組出演やCM出演など、歌舞伎以外でも幅広く活躍をしている市川九團次と、女方を軸に活躍し様々な可能性を持つ若手のひとり、大谷廣松が今回初めてふたりで公演を行う。【チケット情報はこちら】先日都内で行われた取材会で、九團次は今回ふたりでの自主公演を行うことになった経緯を「『九團次の会』を4年前からはじめて、毎回色々な形で挑戦をさせてもらってきました。廣松さんとは、普段から“何かできたらいいね”と話をしていました。本興行での舞台出演も非常に大事ですが、自分で主役を経験する事は勉強にもなるし度胸も尽く。真ん中に立って長台詞を喋り、長時間踊る事はなかなか本興行では経験できません。今回は上手くスケジュールも合い、この公演が決まりました」と語った。今回の演目は、茂山逸平監修による『柿山伏』(かきやまぶし)、そして挨拶を挟み、藤間勘十郎振付・中村京蔵 構成による『女夫蝶花臺』(つがいのちょうはなのしまだい)三場、「蝶の道行」竹本連中、「石橋」長唄囃子連中、というラインナップ。狂言、綺麗に化粧をした男女の姿を観ることのできる歌舞伎演目など、様々な日本の伝統芸能を1度に観ることが出来る。日本特有のエンタテインメントである歌舞伎、狂言を、まだ観劇経験の少ないお客さんにもぜひ観ていただきたいと語る九團次と廣松。見どころを尋ねるとふたりは以下のように語った。「歌舞伎は歴史があって、何百年も続いて今があるというのを考えるとゾクゾクします。歌舞伎は割とその当時に起こった題材にしているので、その当時を覗くことが出来ます。着物・鬘・セット・音楽家などの素晴らしさにも目を向けていただきたいです」(九團次)「日本の伝統的な喜劇である狂言。そしてお芝居の『蝶の道行』での恋の行末の心中、蝶に生まれかわるという物語性や、衣裳・道具・鬘など、諸々を含めての非日常を提供できたらと思います。これがみんなの憧れる恋の形であり、だから現代まで残ってきたんだ…ということを色彩美とともに味わっていただきたいですね。また『蝶の道行』の衣裳は素敵なので、衣裳での感情表現というのを非常に注目していただきたい。衣裳は言葉が要らない部分ですから、役者の表現と衣裳の表現が重なったときに、色々なものが見えてくると思います。それを頑張って見せられるようにしていきたいです」(廣松)すでに稽古は大詰めを迎え、いよいよふたりの公演は目前に迫った。九團次は「自主公演でいつも考えるのは、観に来ていただいたお客様にチケット代が高いねと絶対思われないようにしようという事です。安い!と思ってもらえるように、生き様を観ていただきたい。ご納得いただくものをお見せします」と意気込みを語った。
2019年08月09日ドキュメンタリー映画『アートのお値段』が2019年8月17日(土)より、全国で順次ロードショー。アートの値段はどうやって決まるの?バンクシーのアートが都庁に飾られ、企業の社長はこぞって買い求め、ジェフ・クーンズの作品「ラビット」は9000万ドル(約100億円)以上、ダ・ヴィンチ(?)の絵は500憶円以上の値段で落札された。そう、今アート作品が高騰しているのだ。株や不動産のような投資対象としての熱が年々高まっている。日々ニュースに流れる高額落札を聞くと、誰が何のために買っているのだろう?と疑問を持つ人もいるはず。そんな疑問を、美術界の人々に投げかけていく。最も高く売れるアーティスト、ジェフ・クーンズも出演映画には、もっと高く作品の値段がつくと言われるジェフ・クーンズ、現代アートにおいてもっとも重要な画家と呼ばれるドイツのゲルハルト・リヒター、若くして成功したナイジェリア出身の女性アーティスト ジデカ・アクーニーリ・クロスビーらが登場。サザビーズも紹介オークションハウスのサザビーズは、2018年に総売上64億ドル(約7000憶円)を記録した。映画では、そんなニューヨークのサザビーズ・オークションで、アート作品が売買されるオークションの様も紹介される。そこにはアートバブルだという評論家や、熱狂的なコレクターなど様々な思惑が入り混じっていた。なお、『マイ・アーキテクトルイス・カーンを探して』でアカデミー賞にノミネート経験のあるナサニエル・カーンが監督する。ZOZO社長の前澤友作のバスキアが落札される瞬間も2019年9月に開催の森アーツセンターギャラリー「バスキア展 MADE IN JAPAN 」で展示れる予定の、ジャン=ミシェル・バスキアの「 Untitled 」がサザビーズ で落札される映像に収められている。作品情報映画『アートのお値段』公開時期:2019年8月16日(土)原題:THE PRICE OF EVERYTHING監督:ナサニエル・カーン出演:ジェフ・クーンズ、ゲルハルト・リヒター、ラリー・プーンズ、マリリン・ミンター、ゲルハルト・リヒター配給:ユーロスペース
2019年05月24日