ダイキン工業は9日、ルームエアコン「うるさら7 Rシリーズ」2015年度モデルを発表した。安定した温度・湿度に保つ「プレミアム冷房」機能を追加。発売は11月7日で、価格はオープン。推定市場価格は適用畳数によって異なり、10畳用モデルで税込260,000円前後だ(本体のみ、工事費含まず)。2015年度モデルのRシリーズは、設定温度に到達した後も安定した温度と湿度を維持する新冷房方式「プレミアム冷房」を採用したルームエアコン。熱交換器の一部だけ冷却して湿気を取る「デシクル制御」と、室温変動を抑える「PIT制御」の2つの新技術を導入することで、温度・湿度を快適にキープする。デシクル制御によって除湿力は従来モデルの約5倍に向上し、PIT制御によって設定温度を0.5度単位で調節できるようになった。冷媒には従来モデルと同じく、高温環境下でも効率が落ちにくい「HFC32(R32)」を採用。さらに、部品自体の発熱を低減した「ブリッジレスコンバーター回路」を室外機に新しく採用することで、室外機の周辺温度が45度の高温になっても、パワフルかつ省エネでの冷房運転が可能になった。新「おやすみ運転」機能では、気流の向きや運転音、表示ランプの明るさなど、睡眠に適した設定で運転する。また、暖房運転時にユーザーによる給水なしで部屋の湿度を上げられる「うるる加湿」機能、室温に近い温度で除湿を行う「さらら除湿」機能、空気を効率よく循環させる「サーキュレーション気流」、カビや花粉などをフィルターでキャッチして空気をきれいにする「ストリーマ空気清浄」機能を従来モデルに引き続き搭載している。
2014年10月09日福島県いわき市の「かまぼこの貴千(きせん)」が、同社・貴千永崎工場直売所に設置した"かまぼこ形のエアコン"が話題となっている。○かまぼこ屋さんらしい、"かまぼこそっくりのエアコン"が登場きっかけは、スタッフの1人が、新しく直売所にやってきたエアコンを見て、その曲線やフォルムが「なんとなくかまぼこの形に似てるなあ」と思ったこと。「これをピンクにしてかまぼこに見立てたらどうか」との発言から、この「かまぼこエアコンプロジェクト」がスタートしたという。カッティングシートを使用し、かまぼこカラーに仕上げた。板の部分は木目調のシートを使っており、遠くから見ると、壁にかまぼこが張り付いているようにしか見えないほどの再現性となっている。ピンク色の板かまぼこは、厳密には「リテーナー成形蒲鉾」と呼ばれ、東日本を中心に全国のスーパーなどで販売されている。いわき市は、かつて、そのリテーナー成形蒲鉾の生産量が日本一だった。同社ではこのエアコンに、いわきのかまぼこ業界の復興と発展、「かまぼこはいわきの特産物なんだ」という思いを、改めて込めたという。なお同社では、この"かまぼこエアコン"に続いて、第2弾として、かまぼこの保冷車もピンク色にするなどの企画も行っている。貴千永崎工場直売所の所在地は、福島県いわき市永崎川畑25。営業時間は、10時~17時。定休日は、日曜・祝日・不定期で水曜日休み。
2014年10月03日空調総合メーカーであるダイキン工業は、小学生を対象にエアコンの節電方法を実践的に学んでもらうイベント「目指せ空気博士! 体験学習イベント」を7月21日(土)~9月2日(日)の土日に都内で開催している。イベントでは、小学生たちが本物のエアコンを分解したり、節電対策を実際に学び体感してもらうプログラムが用意された。イベントでは、小学生たちが白衣を着て「空気博士」になりきり、実際にエアコンを分解した。エアコンは、外枠のほか、空気中のほこりなどを除去するためのフィルター、エアコンを動かすための装置である電装品箱、空気を冷やしたり暖めたりする熱交換器、送風のためのファンの5つに分解することができる。ダイキン工業の社員たちのサポートのもと、子供たちが実際にエアコンのパーツを一つずつ外していった。およそ15分で分解が完了。会場では、「意外と簡単にできた!」や、「ネジを回すのが大変だった」といった子供たちの声が上がった。また、イベントでは節電の実践的な方法が子供たちにレクチャーされた。例えば、ホコリのないきれいなフィルターのエアコンと、ホコリがつまったフィルターのエアコンを同時に運転し、どちらのほうが冷たい風が出るかを比較した実験や、室外機の前に物を置き、熱が部屋の中に逆流してしまう現象を観察するなど、どうすればエアコンを効果的に使うことができるのかを、参加した子供たちは学んでいた。他にも、フィルターや室外機の回りの掃除法など、簡単にできる節電方法も同社社員によってレクチャーされた。この「目指せ空気博士! 体験学習イベント」の日時、場所などの詳細は下記の通り。■期間7月21日(土)~9月2日(日)までの土日■時間11時から/14時から(一時間程度)■場所ダイキンソリューションプラザ「フーハ東京」■費用無料■定員各回12名(お子さまの人数)(ただし、好評のためすでに全ての回で満席とのこと)【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年07月30日今のようにエアコンも扇風機も、冷蔵庫もなかった時代。日本の夏は今よりも涼しかったのでしょうか? まだ冷蔵庫が三種の神器としてあがめたてられ、経済白書に「もはや戦後ではない」と明記され、戦後復興の終了を宣言した、日本経済が急成長した1950年代後半の神武景気と、60年代後半のいざなぎ景気、80年代後半のバブル景気と最近の気温を比較してみました。1950年代後半の神武景気で26.5℃、1960年代後半のいざなぎ景気では27.2℃、1980年代後半のバブル景気で27.5℃です。どうですか、今から50年以上前、当然エアコンもまだ現在のように各部屋にひとつどころか、家庭には全く普及していない時代と、現代の気温はさほど変わらないのです。それなのになぜ今の方がこんなに暑く感じるのでしょうか。答えは、人が多く住んでいる場所の気温がより上昇してしまう、「ヒートアイランド現象」です。現代の日本では地面がアスファルトやコンクリートで固められ、水分が少ないため、より熱せられて熱くなります。真夏のアスファルトの表面は、50~60℃にも達するとか。また、ビルなどが増え、コンクリートの建物が多くなったことも要因の一つ。コンクリートの建物は、暖まりにくく冷えにくい性質のため、昼間に蓄積した熱を夜間に放出し続け、外気温を温めます。他に、エアコンの室外機などからの人工排熱も関係していると言われています。さて、過去と比較して平均気温は変わらない、しかしヒートアイランド現象のせいで体感気温があがっている、という現代を涼しく過ごすにはどうすればいいのでしょうか。先人たちの知恵を拝借してみましょう。まず、「すだれ」です。すだれは基本細く切った竹を糸で編み連ねたものです。日本の古典大道芸に南京玉すだれというものがありますが、あの玉すだれよりは大きなものになります。これを軒に吊るしかけ、日よけと目隠しとして使います。カーテン、いやブラインドの元祖でしょうか。でも、ブラインドやカーテンと大きく違うのが、すだれは窓の外に吊るすということ。窓の外に吊るして日よけにすることで、太陽光から発する熱エネルギーを室内に入れず、結果室温があがるのを防ぐのです。室温があがるのを防ぐということは、そう、節電になります。使わない時はブラインドのようにくるくる巻きあげられるのもすだれの魅力。最近は100円均一などでも売られていてお手軽です。すだれと似ているものに、「よしず」があります。すだれと比較すると、聞きなじみのない単語かもしれませんが、子どもの頃、夏休みに行った海水浴場で、昔ながらの海の家の入口とかの壁に立てかけてあった、あれがよしずです。立てすだれとも呼ばれます。よしずは、基本葦の茎を糸などで編み連ねたものです。これを軒に立てかけ、日よけと目隠しとして使います。すだれ同様に、太陽光から発する熱エネルギーを室内に入れず、結果室温があがるのを防ぎ、エアコンの節電に繋がります。また、すだれと違うところは、軒とよしずの間に空間ができ、そこを風が通る、つまり熱がこもらないということ。また、立てかけたよしずに打ち水をすると、よしずを通って室内に入ってくる風が2℃下がるともいわれています。立てかけるのに若干スペースが必要になりますが、スペースがあるならば、すだれを吊るすよりも、よしずを立てかけた方が涼しく過ごせます。「すだれ」や「よしず」で陽をさえぎることで、室内は快適な空間になりました。でも一歩外へ出れば灼熱地獄。とっくに陽も暮れたというのに、足元のアスファルトから熱気が立ち昇ってきます。窓を開けて夕涼みなんてとんでもない! いつまでも熱気が室内へ入ってくる、まさにここはコンクリートジャングル。そんな時に役立つのが、「打ち水」です。庭や道路などの屋外に水を撒く、昔からの日本の風習です。道路などの埃(ほこり)を抑える効果、場を清める神道的な意味合いもあり、玄関先などへの打ち水は「来客への心遣い」の一つでもあります。料亭などで打ち水がされているのはそういう理由からです。でも今回注目したいのは、打ち水の気化熱(水が蒸発するときに周囲から吸収する熱)を利用し、辺りを涼しくする効果。水1リットルの蒸発で奪われる熱量は、約580kcal。1㎡あたり1リットルずつ水が撒かれた場合、気温は2~2.5℃下がるという試算があります。かなりの冷却効果ですよね。とはいえ、打ち水をする際には注意したい事があります。(1) 打ち水に使う水は飲用水ではない水を使う水道からそのままジャバジャバ水を撒くのは、もったいないです。お風呂の残り湯や雨水、洗濯のすすぎの水などを利用しましょう。(2) 朝や夕方の涼しい時間帯に(陽が傾いている間に)行う道路からの照り返しによる暑さ対策には、昼間や日向の打ち水も効果的ではありますが、昼間まだ陽が高いうちに打ち水を行うと、蒸発した水で湿度があがり、余計に暑苦しくなる場合もあります。(3) 辺りに気をつけて水を撒く水を撒くと道路は滑りやすくなります。特にマンホールやアスファルトの白線の上などはスリップしやすいので、打ち水は避けます。また、人や自転車の飛び出しにも気をつけて撒きましょう。道路だけではなく、エアコンの室外機や壁面、もちろんよしずに打ち水するのも効果的ですよ。環境を整えるだけではなく、自分の持つ五感をフルに使って涼感を得る方法もあります。まず寒色をインテリアに使ってみましょう。カーテンやラグなどを涼しげな色にするだけでも視覚から得る涼感効果が違います。また、沢山物がある雑然とした部屋より、スッキリと片付いた部屋の方が涼しさを感じられます。聴覚では涼を感じる音を取り入れます。ここはやはり「風鈴」でしょう。風鈴も素材によって音色が違います。自分のお好みの風鈴を是非今年はみつけてください。触覚ではシャリ感のある素材の衣服を取り入れます。麻やクレープ素材といった古くから夏物衣料につかわれてきた素材がオススメです。氷などを浮かべた料理や、水ようかん、ゼリー、シャーベットなどで味覚からも涼をとりましょう。そうそう、忘れてならないのが、「かき氷」と「冷やし中華」です。嗅覚は、「ハッカ」の香りなどどうでしょうか? 薬局で買えるハッカ油がお手軽。化粧水のボトルへ1滴たらせば、夏用のスースー化粧水になります。浴槽にも2、3滴。スースーお風呂ができ上がります(※たらしすぎるとスースーを通り越して寒くなるので要注意)。自分の暮らしにあった涼感作戦で、エアコンを使う時間を短くし、節電しつつも元気に夏を乗り切りましょう! 【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年06月14日6日、空調総合メーカーのダイキン工業は、「エアコンの節電対策実証試験」でエアコンの消費電力を15%カットする方法を、新宿にて発表した。同社が主婦100名を対象に行った調査によると、昨年に引き続き各家庭の節電意識は高いという。東京では「昨年の夏以上に節電をする」という家庭が85.4%、大阪では90.9%と多く、それぞれ28.29%、25.10%の使用電力の削減を目指していることがわかった。また、節電対象は75.5%の家庭が「リビング・ダイニング」と回答。家族が集まる場所であるため、消費電力量の高いエアコンを長時間稼働させなければならないことが背景にあるようだ。具体的に各家庭で行われているエアコンの節電方法は、「使用時間を短くする」、「設定温度を高めにする」などがトップに。しかし、こうした方法は「暑さを我慢しすぎて体調を崩す」といったトラブルを巻き起こしたり、また「高齢者や小さな子どもがいるので、そもそもエアコンの使用を控えることができなかった」といった問題があるという。そこで、ダイキン工業では、涼しさを保ちながら無理なく節電する方法を提案。今回は三軒の家庭協力のもと、「フィルター掃除」、「室外機対策」、「日射遮蔽」、「2℃高め」の4つの節電対策によって、どれほど消費電力を抑えることができるか、10日間の実験を行った。■フィルターをこまめに掃除して風量アップ同社が提案する一つ目の節電対策は、エアコンフィルターの掃除である。2週間に一度掃除するだけで約5%の消費電力量の削減につながるという。また、フィルターに付着したホコリなどがなくなるため、風量も1.5倍に。■室外機の周りにはモノを置いてはいけない二つ目の節電対策は、室外機の周りにモノをおかないこと。室外機は部屋の中の熱を外に出す働きをするため、この周りにモノがあると効率よく熱を排出できないばかりか、熱が部屋の中に逆流してしまうため、注意が必要だという。■カーテン、遮熱フィルムで部屋を涼しく!また、カーテンで日差しを遮ることも、部屋の温度を涼しく保つためには有効であるという。室内の明るさを保ちたい場合は、外が透けて見える遮熱フィルムも効果的で、そのほか”よしず”を立て掛けたり、ゴーヤをベランダで育て、葉っぱで日差しを遮ったりするのもオススメだ。■エアコンの設定温度は28℃にまた、涼しさと節電を両立させるためにエアコンの設定温度を28℃にすることが推奨されている。エアコンの設定温度は、1℃上げる度に消費電力を約10%削減することが可能。ただし、体調を崩している時は熱中症になる可能性があるため、無理せずに設定温度を下げることが望ましいという。今回ダイキン工業が行った節電実験の結果、エアコンを10時から16時までの6時間稼動させた場合の一日の消費電力量を、2.6kwhから2.2kwhへ約15%削減することに成功したという。今年の夏、暑さを我慢しない節電方法を試してみてはいかがだろうか。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年06月12日今年は節電の夏。夜間は電気を使っても問題ないと言われているものの、エアコンをつけるのは気が引けてしまい、暑くて眠れない夜が続いている…そんな方も多いのではないでしょうか。そこで医師100名にアンケート。「エアコンを使わずに、きちんと睡眠をとるには?」■電気を使わずに眠る、6つのアドバイス※AskDoctors調べ(2011年)N=100人(医師)医師100名からの回答を6つのポイントにまとめました。1. 窓を開ける「窓の開放」「自然換気の流れを利用」風通しをよくすることはとても大切です。2. 扇風機を使う「直接体に風をあてず、扇風機で室内の風のながれをつくる」扇風機はエアコンに比べてはるかに消費電力が少ないので、今年は上手に活用したいですね。3. 氷枕や保冷剤の利用「保冷剤で頭を冷やす」、「冷感マットの使用」保冷剤は何度も使えるのでエコにもなりますね。4. ゴザを敷いて寝る「布団の上にゴザをひくだけで涼しいと思います」、「竹シートで寝る」部屋の中だけではなく、布団の中の風通しもよくしたいですね。5. 日中に運動、勉強する「涼しい時間に運動する」、「本を読んで頭を疲れさせる」健康維持にもよさそうですし、勉強にもなります。一石二鳥。6. 眠れなくても気にしない「眠れないのを気にしない」確かに夜眠れないと、もんもんとした気持ちになり、余計に眠れなくなります。そんな時は「夏に眠れないのはあたりまえ!」と腹をくくってしまうと、意外と眠りにつくことができるかも!?以上、医師100名からのアドバイスでした。夏はまだ続きますので、いろいろ試してみてください。また、ほかの医師の方からは「睡眠薬を服用する」という意見もございました。どうしても眠れなくて苦しい、体調を崩しそうという方は医師に相談してみてはいかがでしょう。P.S. ちなみに、「パジャマを冷凍庫で冷やす」というユニークなご意見も頂きました。(Ask Doctors)【関連リンク】【コラム】医師100人に聞いた「電気を使わない熱中症対策」【コラム】この夏、起こるかもしれない“腹下し”の対策法を医師に聞く!【コラム】夏までこれなら続けられる4つのなりたい体形別トレーニング法
2011年07月17日