まだ食べられるものを捨ててしまう食品ロスは、企業だけではなく私たち自身の問題でもあります。でも、いったい何をすればいい?おいしく食べて、なるべくゴミを出さないライフスタイルを目指そう!恵方巻きやクリスマスケーキの廃棄をきっかけに話題になった、食品ロス問題。昨秋には「食品ロス削減推進法」も施行された。この法律には小売店だけではなく、私たち消費者もロスを減らす努力をする役割が盛り込まれている。「実は、食品ロスの半分近くは、家庭から出ているのです」と教えてくれたのは、食品ロス専門のジャーナリスト・井出留美さん。「日本では食べ物のゴミを燃やして処分しますよね。ところが野菜を中心とする生ゴミに関していえば、80%が水分なのです。燃えにくいので、膨大なエネルギーや費用がかかります。食品ロスは環境負荷にもなるということを知っておきましょう」食品ロスを少しでも減らすために、できることは何だろう?「まずは冷蔵庫をチェック。食品をパンパンに詰め込んでいませんか?入れっぱなしにしていると、何がどのくらいの期間そこにあるのか分からなくなり、食品ロスにつながります。買った食べ物はきちんと食べ切って、冷蔵庫の中身を循環させましょう」ACTION 1:量り売りのお店で買ってみる。大袋に入った食べ物は一見お得なようでいて、食べきれず無駄にしがち。その点、欲しい分だけ買える量り売りは、食品ロス対策にもなる買い方。量り売りのノウハウを全国に広め、持続可能な仕組みづくりを目指すモデルショップとして毎週日曜だけオープンする『nue by Totoya』を訪ねた。主にヨーロッパ産のオーガニックドライフルーツ、ナッツなどを、持参した容器に入れて好きな量だけ買える。「食品ロスを減らすことに加え、使い捨てのゴミをなくす“ゼロ・ウェイスト”がテーマです。ゴミを出さない暮らしって、気持ちがいいものですよ」とは、ドイツ生まれのノイハウス萌菜さん。ヨーロッパのマーケットでは包装なしが当たり前。日本では何でもプラスチック袋に入って決まった量しか買えないことに違和感を覚えた。「味噌とかお米はもともと量り売り。決して目新しいわけじゃないですよね。環境にいいのはもちろん、買う側にとっても便利なスタイルなのだと思います」災害などで急に収穫せざるを得なかった作物を買い取り、保存食にして販売することも計画中だ。袋や容器は何でもOK。1gあたりの値段が決まっていて、ボウルに入れて重さを量る。こちらはひよこ豆のフジッリ。nue by Totoya東京都渋谷区代々木5‐60‐2Wonderland内TEL:なし日曜11:00~17:00インスタは@nue.by.totoyaACTION 2:期限の早いものから買う。お店で買うとき、つい棚の奥にあるものから選んでしまう。この何気ない行動も、食品ロスにつながっていると井出さん。「もし、今日か明日食べるものなら、期限が迫っている食品でも問題ありませんよね?それなのに期限がより先のものを買えば、店頭で期限切れになった商品は廃棄されてしまいます」また、賞味期限を過ぎたらもう食べられないというのも誤解。上のグラフにあるように、消費期限と賞味期限は別もの。後者はあくまでもおいしさの目安であって、過ぎていてもしばらくは食べられる。自分で判断することも大切。「お店から出るロスも、結局、その原因を作っているのは消費者。私たちの買い方ひとつで廃棄される食品を減らせます」ACTION 3:買った食材を使い切る。家の生ゴミを減らすには、買った食材を使い切る知恵も必要。野菜を使い切るレシピを学べる料理教室にやってきた。ABCクッキングスタジオの1dayレッスンで使い切りに挑戦する野菜は、かぼちゃ。担当してくれた浅田友佳先生によれば、かぼちゃは、捨ててしまいがちな部分が多い食材なのだとか。「皮はもちろん、種も食べられるんです。使い切りを意識すれば、捨てる量は格段に減らせます」蒸したかぼちゃの皮やわたはつぶしてコロッケのたねに混ぜ込む。種はキャラメリゼしてデザートに。4分の1個のかぼちゃで、4品の料理2人分ができあがった。使い切れた満足感もひとしおだ。「かぼちゃを丸ごと買ったときは、蒸してつぶしてから冷凍すると使いやすいですよ」ブロッコリーは芯まで食べる(歯応えがあっておいしい!)、玉ねぎは根の部分ぎりぎりまで使うなど、ほんの少しの心がけがポイント。生ゴミが少ないと片付けも楽になる。キッチンもすっきりして気持ちがいい。家庭ゴミのなかでも燃やしにくくやっかいだという野菜のロスを減らす工夫、毎日の料理で実践してみよう。かぼちゃの種のキャラメリゼ1、種をわたの部分からスプーンで取り出す。少しわたが付いていてもOK。2、オーブンの天板にアルミホイルを敷き、種を広げて160°Cで10分ロースト。3、鍋で砂糖を煮詰めてキャラメルを作り、ローストした種を絡めて冷ませば完成。井出さん直伝、野菜の使い切りアイデア・葉や茎、食べない部分はベジブロスに。「半端な野菜クズは密閉できる袋に入れて冷凍、溜まったらコトコト煮て出汁(ブロス)にします」(井出さん)・傷みやすい青菜は専用保存袋で。市販の鮮度保持袋を活用。「生のまま、冷蔵庫の野菜室で鮮度を保てます(商品によって鮮度保持期間は異なる)」・ネギは青い部分から食べ始める。「白い部分の方が日持ちするので、3本入りを買ったときも、先に青いところ3本分を食べるようにしています」1dayレッスン『SDGsアクション!かぼちゃの使い切りレッスン~食品ロスを減らそう~』全国のABCクッキングスタジオにて開催中。※毎月10日より翌月分の予約開始。参加費2000円(材料費・税込み)。店頭、電話より受け付け井出留美さん食品メーカーの広報室長などを経て独立。現在、食品ロス問題の専門家として活動。近著に『「食品ロス」をなくしたら1か月5,000円の得!』(マガジンハウス)などがある。※『anan』2020年4月8日号より。写真・大嶋千尋取材、文・黒澤 彩(by anan編集部)
2020年04月05日環境問題に配慮した取り組みは、私たちの快適な暮らしと、その未来のために必須となっている今。各界で活躍する3人にサステナビリティへの想いを伺いました。インテリアスタイリスト・作原文子さんWhat is Sustainability?気付いたらずっと一緒。そんな出合いを大切にする。モノを吟味することが、環境を守る大事な一歩。買い物はマイバッグ、撮影現場にはマイカップを、ゴミはきちんと分別する、食材は極限まで使い切るなど。日常のちょっとしたことからサステナブルなアクションを始めている作原文子さん。それを誰もが自然に行い、持続できるものとするために、作原さんがいま必要だと感じているのは“楽しんで使えるアイテム”。「ミラノやパリのインテリアの展示会で新作をチェックしていると、地球環境に配慮されていることはもはや大前提で。ベースにそれがある上で、デザイン性などプラスαの部分にこだわっている。最近、日本でも使いたくなるアイテムがいろいろ出てきていて、意識の高まりを感じています」たとえばグッドルッキングだったり、メンテナンス可能で長く付き合えたり、シーンに合わせていろんな使い方が楽しめたり…と、今すぐデイリーに取り入れたくなるアイテムも。「毎日使うアイテム選びで大切なのは、自分が本当に欲しいものなのかを見極めること。気に入ったものならば、簡単に捨てることはないし、いいものは残っていく。それこそが地球環境を守るアクションにつながるはず」料理人、『eatrip』主宰・野村友里さんWhat is Sustainability?地球と地球上の生命がよりよく生き続けられること心地よさに共感しながらより良く生きたい。「食」にまつわる多彩な活動を通じて、様々な人と出会い、その思いに共感したり、ライフスタイルに影響を受けてきた野村友里さん。そのなかで地球環境問題について考える機会も増え、できることを少しずつ実践するように。「食べ物はできればおいしく安全なものをいただきたいし、野菜を育てるなら、農薬などを使わず、オーガニックにしたい。そして、収穫した恵みはできる限り余すところなく享受したい。そんなふうに自分が心地いいことを求めて、ゆっくりと体感していくうちに、“より良く生きること”が今の私にとってのサステナビリティだと思うようになりました」そんな想いをシェアするショップ『eatrip soil』が昨年11月末に誕生。扱うのは、野村さんが作り手の考えやその背景に共感し、自身も愛用している全国各地の調味料や食材、器など。さらに、いろんな気づきの場となるワークショップを開催したり、テラスにはレストランで使われる食材が肥料となっている畑も。「ここで手に入れたものや知識、感じた体験が種となって今の暮らしに芽吹き、近い将来、さらにその先の未来までつながるいい連鎖になれば嬉しいですね」『HIGH(er)magazine』編集長・haru.さんWhat is Sustainability?本気の共存常識をアップデートしつつ持続可能なアクションに。東京藝術大学在学中に、同世代の仲間とともにインディペンデントマガジン『ハイアーマガジン』を創刊。政治問題やフェミニズムなど社会性のあるテーマを盛り込みながら、ファッション、アート、映画、音楽……様々な角度から自分たちが感じている“今”を発信しているharu.さん。サステナブルについては、ファッションが入り口となり考えるように。「服には着る人の思想や生き方が表れますが、ファストファッションの裏側を調べるうちに、人にも環境にも良くない服を自分は身に纏っていいのか?と疑問に感じたのがきっかけ。それからは、環境に関するいろんなトピックに自然と目がいくようになりました」そんなharu.さんがいま強く感じているのは、サステナビリティという言葉を、一過性のファッションや流行で終わらせることなく、本気で取り組み続けていけるアクションにしていかなくてはならないということ。「持続可能であるというのは、どんなフィールドに暮らす人にとっても、その行動が常識になること。それを実現していくためには、私自身もいろんな人を巻き込みながら、常識をアップデートしていかなくてはと思っています」さくはら・ふみこ雑誌、カタログ、CM、ディスプレイなど幅広く活躍。様々なテイストをミックスした、独自のユニセックスなスタイリングは男女問わず支持される。のむら・ゆり料理人、映画監督、本の執筆、イベントの開催、ラジオ番組のナビゲーターなど、「おいしく楽しい“食”で人と人をつなぐ」活動は多岐にわたる。ハル“同世代の人と一緒に考える場を作ること”がテーマのインディペンデント誌『HIGH(er)magazine』編集長。プロデュース事業などのHUG取締役も務める。※『anan』2020年4月8日号より。取材、文・野尻和代©Hiroshi Watanabe @getty images(by anan編集部)
2020年04月05日お笑い芸人としての活躍の一方で、社会的な視線を持つ女性としても注目を集めているバービーさん。活動の根っこにはシンプルな思いがありました。最初のきっかけは、大学時代に見た車内広告。バラエティ番組などで、ご自身曰く“パンツを出し切る仕事”をする芸人として、お茶の間に愛されているバービーさん。一方で最近、笑いに貪欲な芸人としての顔とは別に、エシカルな視点を持っていることが各方面で話題になっています。そんなバービーさんが一番最初に社会貢献活動をしたのは、大学生のときだそう。「中学生か高校生のとき、“私たちが1人生きるのにかかるコストで、アフリカの人たちが何人生き延びられる”みたいなことを習ったんです。それを聞いて、自分が生きていることの恩返しをいつかしたいな…と考えていて。上京して大学生になり、電車に乗っていたとき、“あなたの寄付で、途上国の子どもたちを支援できます”的な広告を見て、“これだ!!”と思い、チャイルドスポンサーになったのが最初です。確か1口5000円くらいで、毎月バイト代から寄付してましたね。その後、芸人になり大学時代より貧乏になったので(笑)、一時期やめていましたが、収入が安定してから再開し、今はインドの女の子とタンザニアの男の子の成長を見守っています」以前小誌の取材で「困った人同士をつなぐ橋のような存在でありたい」と語ってくれたバービーさん。それが形になったのが、今年発売されたピーチ・ジョンと一緒に作ったランジェリー。体にコンプレックスを持つ女性たちに勇気を与えたと、大きな話題に。「気に入った下着を着ける、それだけでテンションって上がるじゃないですか。でもすべてのボディサイズの女性にその楽しみがあるわけではなかった。サイズがないから買えないという経験を通じ、“私の体ってダメなんだ”と思ってしまう人たちがいるならば、そこを解消したかったんです。私自身、欲しい下着のサイズがないという、悲しい経験をたくさんしてきましたから(笑)。発売以降いろんな反応をいただいていて、喜びの声もたくさんありますが、同時にみなさんの悩みは思っていたよりも細かいことにも気づかされた。全員をハッピーにするのは本当に難しいですが、その中でもっと頑張りたいなと思っています」もう一つバービーさんが力と思いを注いでいるのが、ご自身の故郷、北海道は夕張郡にある、栗山町の地域再生活動。きっかけは’15年にドラマ『農業女子はらぺ娘』を地元北海道で撮影したこと。「農業に従事する女性の苦労や、日本の農業の先行き不安などを描いた作品で、ふと自分の地元を見たら過疎化が激しくて…。まだ小さな甥っ子が住む栗山町がハッピーな場所であってほしかったので、友達と2人で“町おこしがしたい!”と役場に乗り込んだのが最初です。今思うとなんと浅はかなことか…(笑)。いろんなことをやっていますが、いよいよ形になりそうなのが“空き家再生プロジェクト”。地元にたくさんある空き家をリノベーションし、オーナー制度を作り、貸別荘として活用する、というプランです。ゆくゆくは、宿泊は空き家、食事は町の食堂というように、栗山町全体が一つのホテル的に機能したらいいな、と思っています。今は、泊まりに来てくれた人たちに栗山町の魅力を伝えるためのプラットフォーム作りをあれこれ詰めているところ。栗山町の美味しい野菜を使い名産品を作れないか、新しく作ったテストキッチンで研究中です」キラキラした表情で、自身の活動について話をするバービーさん。エシカルな行動を起こすエネルギー源は、何なのでしょう?「正直、相手のためにっていう意識はあんまりないんです。極端に言うと、私が楽しいからやってるっていうか…(笑)。さっきも言いましたが、全員を幸せにするのは私の力では無理です。でも、私が楽しいことが誰かの役に立っていたら最高じゃないですか。私、自由に生きたいと思っていて、それを実現するには、物事に執着しちゃダメなんですよね。執着しなくなると、自分の持っているものを人のために使うことがイヤじゃなくなって、そうすることでさらに自分は自由になれる。私にとってはとてもいいループなんですよ。でも、お笑いだけは執着しちゃうんですよね。何があっても手放したくない。パンツを丸出しにしながら、楽しくて人が喜ぶことをやっていきたいです(笑)」私のエシカルな活動夢に向かう子どもたちを支援。月々の寄付で、子どもが住む地域の教育や保健衛生、水資源開発などの支援をするプログラム。「インドの女の子の誕生日には、シールや髪留めを送ったりしました」ピーチ・ジョンとのコラボ下着。初回の打ち合わせからデザイン画を持参。自らプレゼンし、企画を勝ち取ったバービーさん。「多いときはほぼ毎週打ち合わせ。出来上がったときは感無量でしたね」購入した空き家を素敵に改装中。栗山町で活動中の空き家再生プロジェクト、こちらはリノベーション作業の写真。「全国のDIY上手な方に町に長期滞在してもらい、作業をしてもらっています」バービーお笑いコンビ「フォーリンラブ」メンバー。大学でチベット密教を学んだという、異色の経歴の持ち主。バラエティ番組を中心に活躍。昨年末開設したYouTubeチャンネル「バービーちゃんねる」が好評配信中。※『anan』2020年4月8日号より。写真・小笠原真紀スタイリスト・谷口夏生(by anan編集部)
2020年04月04日世界中の人々が、未来へより良く暮らし続けていくために必須な目標、SDGs(エスディージーズ)。…って、そもそも何のこと?成り立ちや内容、私たちの普段の生活との関わりまで、anan目線で楽しく学びます。教えてくれたのは、ジャーナリスト・堀 潤さんです。先進国も途上国も皆が豊かな社会にするために。SDGsとは「Sustainable Development Goals」の略で、「持続可能な開発目標」と訳されます。いま世界では環境破壊、紛争、格差など、様々な問題が起きています。このまま放っておけば、経済が立ちゆかなくなり、格差はますます広がり、生きづらくなる一方です。事態を改善するために、政治経済、環境、教育など多岐にわたる17の目標を設定して、2030年までに加盟国の193か国が協力し合い、達成を目指しましょうと、2015年9月に国連サミットで採択されました。実はSDGsには前身となる「MDGs(Millennium Development Goals)=ミレニアム開発目標」があります。2000年に開かれた国連サミットで、8つの目標を掲げ、2015年のゴールを目指しました。これが成果を示し、10億人以上の人が極度の貧困から脱することができ、子供の死亡率も半分以下に。エイズ感染件数は約40%減らすことができました。ただ、一部の地域で置き去りにされる人たちが出てきてしまい、根本解決には、開発途上国と先進国の両方が協力し、「持続可能」であることが必須だろうとSDGsが生まれたのです。これを後押しするように、2015年の12月には気候変動に関する歴史的合意がなされました。パリ協定です。環境のために、温室効果ガスを減らそうとする先進国と、「さんざん排出しておいて、これから成長しようとする俺たちの開発を止めるのか」という途上国の間で対立していたのですが、ここで削減に向け、合意が叶ったのです(残念ながら後年、アメリカは脱退)。SDGsの必要性を世界が実感した、象徴的な出来事は2013年にバングラデシュで起きた縫製工場の入ったビルの倒壊事故でしょう。低賃金、劣悪な環境で働かされていた労働者が、ビル倒壊により1000人以上が死亡、2500人以上が負傷したにもかかわらず補償もありませんでした。世界のファストファッションが、このように虐げられた労働者たちに支えられていたことが明らかになり、業界の意識を変えるきっかけになりました。SDGsの大事なポイントは、単なる社会貢献ではないということです。豊かになることを我慢する、ミニマリストを目指すものではありません。それでは長続きしません。ちゃんと利益をあげ、環境にも人にも優しく、途上国も先進国もwin‐winの仕組みを知恵を働かせて実現させようというもの。金融業界は、環境や社会、企業管理に配慮した企業経営や投資をすすめる「ESG投資」を謳い始めました。これにより産業界も積極的にSDGsに取り組んでいるのです。堀 潤さんジャーナリスト。1977年生まれ。兵庫県出身。元NHKアナウンサー。自ら立ち上げた投稿型ニュースサイト「8bitNews」ほか、テレビ、ラジオ、SNS等で情報を発信。監督した映画『わたしは分断を許さない』が上映中。※『anan』2020年4月8日号より。写真・小笠原真紀イラスト・サヲリブラウン取材、文・黒瀬朋子(by anan編集部)
2020年04月04日「エシカル」という言葉が広まる前から、環境に配慮して栽培したり、その土地で育った、新鮮で安心・安全な食材を選ぶ、という意識を持つ人は多かったが、ここのところ自分の美容や健康のためではなく未来の環境にとっていいか、を選択の基準にする人が増えてきたよう。ここではお取り寄せを中心に、エシカルな“朝ごはん”におすすめの味をご紹介。生産過程がわかるものを選ぶことが第一歩。私たちの暮らしと直結し、日々必要となる食品は、エシカル消費の中でも最も身近な存在といえる。選び方の基準としては、「誰が作っているかがわかり、その姿勢に共感できるものを選ぶことが大切だと思います」と、ライターの齋藤優子さん。フードナビゲーターの柴田香織さんも同様。「私が選ぶようにしているのは、“モヤモヤしないもの”。つまり、どんな材料でどう作っているのかを自分が知っているものを選ぶこと。オーガニック認証などは一つの基準ですが、声高に主張していなくてもエシカルな取り組みをしている作り手はたくさんいます」たとえばそのオーガニック食材。体へのやさしさに注目されがちだが、化学合成農薬などを使用しないことから、これを選ぶことで環境への負荷を減らすことにもつなげられる。また、日本では年間643万tともいわれる食品ロスの問題。その歯止めとしては、買いすぎないのはもちろん、食材を無駄なく使いきるよう工夫している作り手を選ぶことも大切だ。ほかにも家畜が健やかに暮らせるよう飼育環境が整えられたり、海の生態系を壊さないように漁が行われていたりと、生物を取り巻く環境に配慮した生産者も、近年は増えてきている。しかし一方で、肉や魚を食べること自体が、環境に負荷をかけているという考え方もあるという。「なかでも食肉は、エサとなる穀物を作るための水と動物自体が飲む水が必要に。水不足が深刻な今、ときには動物性の食品を食べない日があってもいいのでは。そのうえでヴィーガンは有効だと思います」(ライター・斉藤アリスさん)朝ごはん地域再生を目指して、地元の食材で作るパンや、牛の豊かな生育環境が想像されるヨーグルトなど。エシカルな朝食が、一日の始まりに活力をくれる。牛と人の幸せを大切に。愛情いっぱいのヨーグルト。磯沼ミルクファーム「天使のほほえみヨーグルト」300ml¥1,134(税込み)敷地内を牛が自由に歩けて、牛舎の衛生管理も行き届いている。みんなのびのびしていて人懐こいんです」と、牧場を訪ねたことがあるという斉藤さん。そんな牛の乳で作られるヨーグルトは、乳脂肪分が一般的なヨーグルトの2~3倍にあたる8%と濃厚。ミルク本来の甘さとクリーミーな食感で、感動のおいしさ。東京都八王子市小比企町1625TEL:042・637・6086コーヒー豆の副産物で作る甘酸っぱいシロップ。海ノ向こうコーヒー「カスカラシロップ」300ml¥825カスカラとは、コーヒーの種を包む赤い実のこと。「捨てられることが多いカスカラをシロップに。環境保全につながるのと同時に、アジアのコーヒー農家の新たな収入源として開発されたという点でも応援できる」(齋藤さん)。甘酸っぱいカスカラシロップは、レモンを搾って炭酸水で割ると爽やか。坂ノ途中京都府京都市下京区西七条八幡町21TEL:075・200・9773地元食材のパンで、地域の農業を支える。かまパン&ストア「かまパンの朝食セット」¥3,000“地産地食”を合言葉に、地元・神山町の食材でパンを作る『かまパン&ストア』の朝食セット。「神山の気候風土の中で培養した酵母を使ったパンはどっしりしていながらもちもち。小麦の栽培も始めているそうです」(齋藤さん)。セット内容は、パン3種とホットケーキミックス、キウイすだちソース、コーヒー。徳島県名西郡神山町神領字北190‐1TEL:088・676・1077柴田香織さんフードナビゲーター。伊勢丹三越研究所の食品ディレクターを経て、東京―湯河原2拠点で活動準備中。齋藤優子さんライター。『BRUTUS』『Hanako』などでフード記事を数多く執筆。食だけでなく洗剤などもエシカルな品を選ぶよう心がけている。斉藤アリスさんモデル、ライター。Hanako webにて「alice’s tokyo walk」を連載中。著書は『斉藤アリスのときめきカフェめぐり』(エイ出版)。※『anan』2020年4月8日号より。写真・田村昌裕スタイリスト・中根美和子取材、文・保手濱奈美撮影協力・UTUWA(by anan編集部)
2020年04月04日「食」から始める環境への取り組みとは?環境や資源と誠実に向き合い、心も体も舌も喜ぶサステナブルなアイテムを、料理人、『eatrip』主宰・野村友里さんがセレクト。循環型の堆肥を使って有機野菜の栽培体験を。ORGANIC SEEDSの種とCOSMIC COMPOSTの堆肥「いまや種が採れる有機野菜は貴重。そのまま栽培できるボックス入りコンポストとギフトにするのもおすすめです」。左・おしゃれなパッケージにも注目。オーガニックシーズ・ルッコラ、コリアンダー、ラディッシュ各¥500チコリ¥670イタリアントマト¥800(以上シードストア TEL:096・342・7771)右・コールドプレスジュースの『サンシャインジュース』で使われた野菜や果物のかすで作った堆肥と土、落ち葉などをブレンド。コスミックコンポストL¥600(サンシャインジュース)ジュースの搾りかすで染めた優しく、美しい色にうっとり。eatrip soilのエプロンコンポストと同じく、『サンシャインジュース』でコールドプレスジュースを作る際に出た、野菜や果物の搾りかすで染色したeatripのオリジナルエプロン。柔らかい肌ざわりのリネンを染め上げる鮮やかなピンクはビーツ、オレンジはジンジャーの色。「ほかにもグリーンやベージュなどもありますが、どれも自然から生まれた色合いですごくきれい。さらっとした素材感で動きやすく、ショップやレストランのスタッフも全員着用しています」。エプロン各¥9,796(イートリップソイル TEL:03・6803・8620)おいしさとビジュアルに北海道の魅力を詰め込んで。VOSTOK laboの焼き菓子東京と根室で活動する2人の女性が、北海道産の素材をふんだんに使って作る焼き菓子。「モチーフは、北海道に生息する国の天然記念物や絶滅危惧種。地元の食の魅力とともに、固有生物のことも伝え、環境問題について考えるきっかけになる活動をされています」。左・シマフクロウがモチーフの素朴で優しい味わい。ふくろうクッキー¥961右・尾羽をホワイトチョコでコーティング。少しほろ苦い大人の味。オジロワシカラメルクッキー¥540*共に税込み(共にヴォストークラボ)有機農家が作るこだわりの東京ローカルのはちみつ。Ome Farmのはちみつ“東京生まれ、無農薬育ち”にこだわり、西洋野菜や日本の伝統野菜を栽培するOme Farm。「自家製の堆肥には落ち葉や野菜くずなど植物性原料を使い、ゴミを出さずに、土づくりから環境に配慮されています。青梅の山々の花と、畑の野菜やハーブの花を蜜源とした非加熱のはちみつは、うちの店でも扱っている人気商品。都心でファーマーズマーケットがあるときに立ち寄ってまとめて納品してもらい、輸送費を削減しているんです」。Ome Farm はちみつ¥1,500(Ome Farm)手間暇かけて作られた天日干しの無農薬米。大島農園の米有機農家での1年の研修を経て、3年前に故郷の栃木県に農園を開いた大島和行さん。農薬・化学肥料を一切使わず、年間約50品目の固定種や在来種の野菜とお米を栽培している。「田畑づくりで必要な資材も、使い捨てではなく、自然に還る、あるいは長く使っていけるもののみ。畑からなるべくゴミを出さない取り組みをしています。その土地の自然に寄り添い、永久的に持続可能な農業を目指している真摯な姿勢を、応援したいなと思う」。ササニシキ(白米)1kg¥650*税込み(大島農園 TEL:090・3537・4193)のむら・ゆり料理人、映画監督、本の執筆、イベントの開催、ラジオ番組のナビゲーターなど、「おいしく楽しい“食”で人と人をつなぐ」活動は多岐にわたる。※『anan』2020年4月8日号より。写真・大内香織取材、文・野尻和代(by anan編集部)
2020年04月04日被災地に足を運んで炊き出しや支援物資を届けたり、児童養護施設や地元に根差す農家・畜産家の支援を行ったり、そんなボランティア活動を約10年間続けている、モデル、タレント、女優・紗栄子さんのエシカル論とは?エシカルとは“愛のある選択”のこと。「最近は“エシカル”とか“サステナブル”という言葉が認知されつつありますが、私自身はその言葉を知らない頃から自然と意識していたと思います」有事の際、被災地域を訪れ、被災者に向けて積極的にボランティア活動を行っている紗栄子さん。その精神は物心がついた時からあったという。「愛情を持って、道徳を教え育ててくれたおかげと両親に感謝していますが、それこそ子供の頃、身近にあった赤い羽根共同募金やベルマークを集めることだって、エシカルな行動の一環ともいえますよね。一方で親元を離れて社会に出たり、海外に目を向けるようになると、さらにたくさんの社会問題・環境問題などを目の当たりにして、私たち人間が自然からの恩恵を受けることが当たり前ではないということを知り、何もせずにはいられなくなりました」一個人として初めてアクションを起こしたのは、約10年前に、彼女の出身地でもある宮崎県で起こった口蹄疫の被害。「当時子供が小さかったし、畜産農家の方々が困っているニュースを見てどう動けばいいのかわからなくて、個人的に義援金を新聞社に直接届けに行きました。その後、日本に毎年のように台風による土砂災害や水害が増えていく中で、被害に直面した農家さんの販売支援や、親元から離れて暮らす子供たちやお年寄りの方が入居する施設への支援などをできる範囲から始めるようになったんです」災害時に何が最も大事なのか、SNSなどを使ってどう呼びかけていったらいいのかなどを学びながら、手探りで進んできた10年間。時には心ないコメントを書き込んでくる人もいたが、「心ある厳しいご指摘にはしっかり耳を傾けてきたが、ただただ傷つけたいだけの言葉には耳を傾けずに、自分の信念を貫いてきた」と話す。そんな彼女の活動が大きくクローズアップされたのは、昨年、東日本を襲った台風19号の災害時。寄付を募る彼女の呼びかけや行動は、SNSを通して発信された。「青山の一角で支援物資の受け付けを始めたら、たくさんの人が駆けつけてくれて、予想をはるかに超える量が集まり、結果4tトラック15台分にもなったんです。誰かのためになりたいと考えている人が日本にはこんなにたくさんいるんだと実感しました」ただ物やお金をたくさん集めて届ければいいわけではない。被災地では個人的な寄付を受け付けていない場合も多く、ボランティアに駆けつけたところで被災者が見ず知らずの人間に簡単に心を開いてくれるとも限らない。「職業柄、大勢の方に知っていただいていたことが幸いして、その時は物資を受け入れてもらえましたが、この時のことがきっかけで、災害地で困っている人たちと、誰かのために何かをしたいと思っている人たちの思いをつなげるプラットフォームを作りたいと思い、昨年、一般社団法人『Think The DAY』を立ち上げました。何かが起こってから呼びかけて動くのではなく、備えとしての支援物資や寄付金を募って、何かが起こった時にできる限り早い段階から人々の力になれる体制を整えておく。いま、この日を生き抜くために必要なものを、必要としている人の元へ迅速にお届けするのが目的です」個人ではなく社団法人にすることで現地への連絡がとりやすくなったり、同じ気持ちを持つ仲間が増えたのも利点の一つだ。ちなみに、“倫理的な”という意味のエシカルという言葉については「私は“愛のある選択”と解釈しています」と紗栄子さん。「慈善活動だけではなくたとえば、子供たちの口にも入る野菜や肉は誰がどういうふうに作り、どのようなルートで運ばれてくるのか、過酷な労働条件など誰かの不幸せの下に作られたものではないか…など、一つずつ調べて選択することだってエシカルやサステナブルの根本。それに、環境問題に配慮して商品開発に取り組んでいるアパレルブランドの服を選んで着ることも、立派なエシカル消費だと思う。“絶対に”ではなくできる人ができる時に、できることをすればいい。エシカルという言葉によって多くの人たちが認識するのはいいことですが、いつかそんな言葉がなくても愛のある選択が当たり前にできる世の中になることが、私の望む未来です」私のエシカルな活動支援活動では各企業との連携も!「炊き出しの際のキッチンカーを探していた時にお声がけいただいた吉野家さん。いま作ろうとしている災害キット作りにも素敵な形でご協力いただいています」被災者と支援者をつなぐプラットフォームに。「一般社団法人『Think The DAY』。私たちみたいな団体がロールモデルとなることで、何から始めたらいいかわからない人たちの手助けができればいいと思います」炊き出しは被災したその日から必ず必要になるもの。「災害を受けた被災者の方がその日から必要になるものは、お水と温かいごはん。これは、昨年、台風19号で被害を受けた宮城県丸森町で行った炊き出しの様子です」SNSでの呼びかけにたくさんの人たちが!「千葉県の台風被害で支援物資を募った時は、大勢の方々が集まってくれてありがたかった。ハッピーの輪は、みんなで大きくしていきたいって考えています」さえこ1986年11月16日生まれ、宮崎県出身。2001年にテレビドラマで女優デビュー、バラエティ番組などでも活躍。また、『sweet』(宝島社)などのファッション誌でモデルを務める。2児の母でもある。ワンピース¥140,000(エブール TEL:03・5412・1871)ネックレス¥250,000(エナソルーナ/エナソルーナ神宮前本店 TEL:03・3401・0038)※『anan』2020年4月8日号より。写真・中村和孝(まきうらオフィス)スタイリスト・安西こずえヘア&メイク・石川ユウキ(Three PEACE)取材、文・若山あや(by anan編集部)
2020年04月03日環境問題の改善や持続可能(サステナブル)な行動を意識した“エシカル”な暮らしを目指そう!ここでは、日頃から心がければ、人や自然、未来に優しい暮らしに変わる、エシカルなアクションをご紹介します。日本では自分が所有しているものを修理し、繰り返し利用したりリサイクルすることが一般的になったが(3R)、欧米ではさらに進み、買う行動以外の6つのR行動を実践しようという考えが浸透してきた。「モノを増やす“買う”行動の前に6Rを意識するといいんです。特に順番が大事で、1のRefuseから順番にできることを増やしてみてください。ちょっとした行動の積み重ねで、自分の生活だけでなく、周りの環境、社会、世界まで変えていけると思います」(一般社団法人エシカル協会代表理事・末吉里花さん)モノとの向き合い方を変える、「6R」のススメ。1、Refuse(断わる)レジ袋やプラスチックのストローなど、必要のないものを断る。その際、なぜ要らないかの理由も伝え、考えを広めるきっかけにする。2、Reduce(減らす)たとえば、プラスチックの消費を減らすためにマイボトルを持つ、エコラップを使うなど、環境に悪いものの不要な消費を減らすこと。3、Repair(修理する)使えなくなったらすぐに買い替えるのではなく、修理に出して長く使う。アフターサービスが充実している製品を選ぶのも大切。4、Reuse(繰り返し使う)買ったものはすぐゴミにせず、何度も使い続けること。自分にとって不要になったものを他者に使ってもらうエクスチェンジも含む。5、Repurpose(形を変える)アップサイクルと同義。デザインや技術の力をプラスし製品の元の形を変え、付加価値をつけて新たなものに作り替えること。6、Recycle(リサイクルする)素材別に仕分け、別の形で再利用したり、新たな製品を作ること。日本はリサイクルの技術が高いので、6Rの中ではよく行われている。末吉里花さん一般社団法人エシカル協会代表理事。日本全国の自治体や企業、教育機関などでエシカル消費の普及を目指し講演を重ねている。著書に『はじめてのエシカル』(山川出版社)など。※『anan』2020年4月8日号より。イラスト・石山さやか取材、文・板倉ミキコ(by anan編集部)
2020年04月03日エシカルやサステナブルをコンセプトにしたショップやスポットが続々オープン。循環型社会につながるライフスタイルを体験できるから、訪れるだけで感性が目覚める!そんな最新エシカル・アドレスをお届けします。KURKKU FIELDS(クルックフィールズ)農業、食、アートを軸にしたテーマパーク。おいしくてサステナブルな体験をフルに楽しむ。音楽プロデューサーの小林武史さんが代表を務め、これまでに“持続可能な社会”をテーマに、さまざまな活動を行ってきた「KURKKU(クルック)」がサステナブルファーム&パークをオープン。舞台は、千葉県木更津市にある30haの広大な敷地。ここは「クルック」が次の世代にも使い続けられる農地を目指し、有機野菜の栽培や平飼い養鶏を9年以上続けてきた場所。“人と農と食とアート~自然の協奏曲~”をコンセプトに新しい消費や食のあり方を提案していく。敷地内は、FARM、EAT、ART、PLAY、STAY、NATURE、ENERGYの7つのカテゴリーに分かれる。それぞれのエリアで、ワークショップをはじめとしたさまざまなコンテンツが楽しめる。ビオトープをはじめ、敷地のあちこちに多様な生態系が広がり、散策するだけでも五感が研ぎ澄まされる。有機JAS認証を取得しているオーガニックファーム。草間彌生さんの「新たなる空間への道標」をはじめ、人と環境(自然)をつなぐ美術作品を展示。KURKKU FIELDS昨年11月オープン。宿泊施設は近日予約開始予定。千葉県木更津市矢那2503TEL:0438・53・87769:00 ~17:00火・水曜休(祝日を除く)入場料は平日無料、休日は子ども(4歳~小学生)¥500、大人¥1,000GOOD NATURE STATION(グッドネイチャーステーション)人も地球も元気にする“GOOD NATURE”なものだけを集めた、トータルライフスタイル施設。循環型社会の実現に向け、従来にはない商品作りを通じて、京都・四条河原町の一棟のビルから新たな食や美容体験を発信する。1階は選りすぐりの食料品を扱うマーケットやレストラン&バーなどが入る市場食堂。2階は、3つの店舗が集まるプレミアム・ガストロノミーフロア。3階はオリジナルコスメブランドやサロンで癒し体験ができるトータル・リジュビネーション・スポット。4階以上がホテルで、心と身体の心地よさを追求している。楽しみながら、健康的で良いものを自ら取り入れる、さまざまな“GOOD NATURE”な体験が叶う。マーケットでは有機野菜や果物をはじめ、地元生産者の商品を中心に販売。中央にはオープンキッチンも。3階のクラフトショップ『KA SO KE KI』にはメイド・イン・ジャパンのプロダクトがたくさん。GOOD NATURE STATION昨年12月オープン。SDGsの達成を推進するとともに、ESGに配慮したさまざまな取り組みを行う。京都府京都市下京区河原町四条下ル2丁目稲荷町318‐6TEL:075・352・3712施設により異なる不定休Firsthand(ファーストハンド)資材や廃材を再利用した空間で、サステナビリティを意識したアイテムを取り揃える。『フリークス ストア』などを展開する「デイトナ・インターナショナル」の新業態。“Fashion‐Sustainable‐Art”をテーマに、デザイン性やモノ作りといったクリエイティブを重視したサステナブルなコンセプトストア。オリジナルに加え、『ステラ マッカートニー』などエコ意識の高いブランドのアイテムも取り扱う。解体したプレハブなどの廃材を用いた内装にもこだわりが。本来綱引きで使われる大縄に商品を吊るすなど、店内のユニークなディスプレイも必見。ドライフラワーを用いたオブジェなど、ギフトに喜ばれそうな雑貨類も展開。Firsthand昨年10月オープン。店頭ではホワイトセージを栽培中。浄化効果があるため、店内のお香として活用している。東京都港区南青山5‐4‐27TEL:03・6805・007812:00~20:00不定休ecomfortHouse(エコンフォートハウス)サステナブル商品の輸入・販売などを手掛ける『イーオクト』の直営店。人、動物、環境に配慮したエコウールやオーガニックコットンのブランケット、天然繊維100%のふきんなど、デザインと機能性の備わったアイテムが1000点以上。特に、環境先進国のスウェーデンやドイツ、ベルギー、フィンランドの輸入品を多く扱う。商品の背景を熟知したコンシェルジュが常駐し、商品選びはもちろん、環境にやさしい暮らしをアドバイスしてくれる。店内では、サステナブルを「知る・学ぶ・考える・語る場」としてワークショップや勉強会を毎月開催。毎日の暮らしを快適に幸せにする商品を幅広くラインナップ。ecomfortHouse今年1月オープン。ショップの窓に書かれた「今日の買い物が、未来を変える」というメッセージが印象的。東京都渋谷区神宮前5‐38‐15TEL:03・6805・128213:00~17:00(土曜11:00~18:00)日・祝日休※『anan』2020年4月8日号より。文・鈴木恵美(by anan編集部)
2020年04月03日社会や環境などを意識した“エシカル”な暮らし。買い物をする際、どのような行動を取れば“エシカル消費”となるのでしょうか?エシカルファッションプランナーの鎌田安里紗さん、一般社団法人エシカル協会代表理事・末吉里花さんにお聞きしました!エシカル消費を始める11のヒント1、一番よく買うものから変えてみる。「自分の暮らしを振り返り、好きなもの、どの分野にお金をかけているか優先順位の高いものを考えてみる。そこからエシカルな買い物に置き換えていくと生活とエシカルがリンクしやすく、楽しく続けられます」(鎌田さん)2、ジュエリーなど末永く大切にしたいものに注目する。「高価な宝石は、採掘現場での労働搾取や環境破壊が問題に。大切な思い出と直結し、長年愛用するジュエリーだから、働き手のことも考慮したものを。子供、孫に引き継いでいけば、世代を超えてその想いも伝えていけます」(末吉さん)3、エシカルに作られたものを置いてほしいと店員さんにアピールする。「大手スーパー『イオン』にフェアトレード商品が増えたのは、一人の主婦の声から。店頭の用紙やホームページなどから一人一人が“こんな商品が欲しい”と声を上げていけば、店や企業も変わっていくもの」(末吉さん)4、リペアに力を入れている店で買う。「買った商品が壊れたら、修理(リペア)を受け付けてくれる店を選ぶ。作ったものに対して誇りがあり、モノの一生に責任を持とうと考えている店や作り手なら、リペアにも力を入れているはず」(鎌田さん)5、贈り物をエシカルにしてみる。「プレゼントは、エシカルなストーリーがあるものの中から選ぶ。渡すときは必ず品物の背景や選んだ想いも一言添えて。受け取った側が知らなかった場合、新たにエシカルの輪が広がることに」(末吉さん)6、適正価格、適正量について考える。「人、環境など様々なことに配慮して商品を作ればコストはかさむもの。価格と商品の背景を考慮し、自分にとっての適正価格を考えてみる。必要以上の量を買っていないか、買う前に一瞬考える習慣をつけるのも大事」(鎌田さん)7、メーカーの考え方、ブランドのコンセプトを調べてみる。「商品の作り手や売る側が、生産背景について誇りを持って語れるかどうかは大事な基準。メーカーやブランドのHPに書かれているポリシーやコンセプトを調べてみたり、気になるお店で直接店員に質問してみても」(鎌田さん)8、地元のお店で買う。「地産地消もエシカル消費の一環。食事は地元の店、できるだけ地元で作られた食材を買ってみる。環境や健康を考えたら有機栽培のものを優先したいけど、選択肢がなければこだわりすぎず、できる範囲で最良の選択を」(末吉さん)9、お気に入りの品やお店情報は拡散する。「エシカルなものを取り入れて体験した楽しさ、心地よさ、お店の情報などを、身近な人には口頭で、さらにSNSやブログなどで拡散する。ポジティブな想いが伝わった相手の、新たなアクションにつながる可能性も」(末吉さん)10、買い物の失敗をポジティブに変換。「使ってみないと、本当に自分に必要なものの基準はわからないもの。もし買い物に失敗してしまったら、愛用してくれる人を探して譲ります。今はネット環境が整っているので、マッチングもしやすいです」(鎌田さん)11、エシカルなキーワードもチェックしてみる。「エシカル消費に含まれるのは、食品ロスへの配慮、被災地への応援商品を買うなど多岐にわたり、間口が広くてわかりにくいので、エシカル消費かどうかを見極める、一つの目印となるキーワードを覚えておくのも手」(末吉さん)【キーワード】認証マーク製品の生産過程で、国や国際団体が設定した基準を満たしているかを、認証審査機関が定期的に審査し、認証された製品につけられるマーク。有機JASマークなど。フードマイル食料品が生産者から消費者に到達するまでの輸送距離から、消費されるエネルギー(石油)の量、環境面や社会、経済的なコスト負担を問題にし、地産地消を選ぼうとする考え。フェアトレード開発途上国の生産者の労働環境や生活水準が保証されていることが認められ、適正な環境的基準をクリアした製品には、国際フェアトレード認証ラベルがつけられる。アニマルウェルフェア動物に配慮した商品を選ぶ消費行動。家畜にとって快適な飼育管理をしている業者の精肉や、動物実験をしていない化粧品、ビーガンレザーやエコファーを買うことなど。鎌田安里紗さんエシカルファッションプランナー。慶應義塾大学総合政策学部非常勤講師。暮らしの小さな実験室「Little Life Lab」主宰。ものづくりの現場を訪ねるツアーを企画・コーディネートするなど、多岐に活躍。末吉里花さん一般社団法人エシカル協会代表理事。日本全国の自治体や企業、教育機関などでエシカル消費の普及を目指し講演を重ねている。著書に『はじめてのエシカル』(山川出版社)など。※『anan』2020年4月8日号より。イラスト・石山さやか取材、文・板倉ミキコ(by anan編集部)
2020年04月02日たとえば何気なく行っている毎日の買い物。選びようによっては、自分以外の誰かや地域、環境に幸せな影響を与えるとしたら…?「エシカル」な暮らしへ踏み出すための基本の考え方を教わります。「エシカル」な暮らしって、どういうこと?「エシカル」は「倫理的な」という意味の英語。環境問題の改善や、持続可能(サステナブル)な行動を意識する人が増えてきた今、私たちの耳にもよく入るようになった。「欧米発信のムーブメントですが、実は昔からある、『おたがいさま』『足るを知る』『もったいない』という日本らしい発想は、エシカルの本質をよく捉えています。私たちの協会ではわかりやすいスローガンとして、日本語にもじって“影(エ)響をし(シ)っかり考(カ)える(ル)”ことだと伝えています」(一般社団法人エシカル協会代表理事・末吉里花さん)社会や環境などを意識すると難しく考えがちだけど、誰でも今すぐ始められるもの、とエシカルファッションプランナーの鎌田安里紗さん。「特に取り入れやすいのが消費行動です。誰でも、毎日お金を使って何かを買っているから、そこにエシカルな視点を取り入れるだけ。私は一番好きなファッションから始めました。買う前にモノが作られた背景を考え、作り手のポリシーに共感したり、応援したいと思えるかどうかなど、自分なりの基準を決めました。ファッション以外でも無意識の買い物をやめ、自分基準でモノを選んだ結果、今は納得して買ったものに囲まれる幸せを味わえています」ただエシカル消費には、100点満点の正解がない。「全員が納得する正義がないのと一緒。でもエシカルは問いのようなもので、自分が大切にしたいものは何かを考えながら行動していけばいいのだと思います」(鎌田さん)まずはできることから始め、日々続けていくことで、世界を変える動きが広がっていく。末吉里花さん一般社団法人エシカル協会代表理事。日本全国の自治体や企業、教育機関などでエシカル消費の普及を目指し講演を重ねている。著書に『はじめてのエシカル』(山川出版社)など。鎌田安里紗さんエシカルファッションプランナー。慶應義塾大学総合政策学部非常勤講師。暮らしの小さな実験室「Little Life Lab」主宰。ものづくりの現場を訪ねるツアーを企画・コーディネートするなど、多岐に活躍。※『anan』2020年4月8日号より。イラスト・石山さやか取材、文・板倉ミキコ(by anan編集部)
2020年04月01日毎日の洗濯で衣類から抜け落ちる短繊維が、海洋汚染の原因の一つに実は、毎日の洗濯で衣類から抜け落ちる短繊維が、海洋汚染の原因の一つになっていることを知っていますか?ポリエステルなどの化学繊維はもちろんのこと、コットンなどの天然繊維でできている繊維製品は、洗うたびにマイクロファイバー( 5ミリ以下)が抜け落ち、 排水され処理場でろ過しきれずに通り抜け、川へ、そして海へと流れています。そして生分解性の低い石油からできた繊維は、分解せずに海中に漂い続けるのです。※ どんどん増え続ける海中のマイクロファイバーが、 私たちの食卓にのぼる水や塩、あらゆるものに入りこんできます。 まさか、自分の洗濯物がそんな環境問題になっているとは、想像だにしなかったことでしょう。 暮らしの中で生分解性のことを気にする機会はなかなか無いかもしれませんが、何ができるか、 少し想像を巡られてみませんか?地球上のみんなが知らず知らず、海を汚染している。その影響は測り知れないものです。 ※cottonUSA レポートより 「海にやさしい洗濯ネット」で”持続可能なお洗濯”を一緒にはじめませんか?プリスティンは生分解性に優れたでんぷん由来のポリ乳酸繊維と、オーガニックコットンを一緒に編んで作った洗濯ネットを開発。 ノープラスティックにこだわり、ファスナーを使わず、ひもを結んで閉じる仕様に仕立ててあります。 長いジャケットで 1 枚、厚手のウェアでも 2 着以上入るたっぷりしたサイズ感。 身につけるものもケアするものも、地球にやさしくできることからはじめませんか? 海にやさしい洗濯ネット価格:¥2,800(税抜)素材:オーガニックコットン60%ポリ乳酸繊維40%サイズ:縦70cm×横50cm海にやさしい洗濯ネット ランジェリー用 ¥1,800(税抜)竹の洗濯水 ¥1,480(税抜) プリスティンのおすすめアイテム追撚フライス汗とりタンクトップ価格:¥5,800(税抜)春先の汗ばむ季節も心地よくオーガニックコットン製の汗とりタンクトップ。見せても着られるよう、バインダー仕上げでつくっています。わきをしっかりカバーする袖は 2 重についていて、肌にやさしく汗を吸い取ります。春・夏の汗対策インナーとして活躍すること間違いなしです。素材:オーガニックコットン100% オーガニックコットン 100% のサステナブルなマスク付属品までもオーガニックコットン 100%のサステナブルなマスク。花粉などで肌が敏感に傾く季節も、コットンならではの優しさで心地よくご使用いただけます。使い捨てマスクと異なり、使用後も洗濯・アイロンをすることで何度でも使えるサステナブルなマスクです。価格:¥800(税抜) 素材:オーガニックコットン 100% オーガニックコットンの栽培は時間と手間がとてもかかるようです。その分、自然の恵みが詰まったオーガニックコットンは地球にも人にもやさしい素材のため、今後も注目しておきたいですね。 <プリスティン オンラインショップ>
2020年03月19日新しい年が明けて、1ヶ月が経ちました。2020年は新しいことにチャレンジしたり、自分磨きしたいなーなんて思ってるけど、まだ。。の人いませんか?そんな人におすすめしたいのが、月に1度開催するエシカルガールの女子会。その名も「kanatta salon(カナッタ サロン)」です!「 kanatta salon」は…• 自分と社会の未来を考えるマジメなエシカル女子会•「SDGsの目標 5: ジェンダー平等」に貢献するというミッションを掲げ•「女性が輝くコミュニティ」を創っていく、月に一度限定でオープンするサロンです。※SDGsとは、「Sustainable Development Goals」の略称で、【持続可能な行動目標】のことです。2015年に国連サミットで採択された全世界共通のグローバルな目標で、2030年までに達成すべき17の目標があります。その5番目のゴールが、「ジェンダー平等を実現しよう」なのです。「kanatta salon」では、様々なゲストスピーカーを迎え『SDGs』や『女性の輝き方』などをテーマにトークイベントなどを開催する予定。さらに、環境に優しいエシカルなライフスタイルを送るエシカルガールを増やすべく、エシカルをより身近に感じられるような様々なコンテンツを用意しているんだとか。過去の開催の様子 ~あなたに合わせた遺伝子レベルのダイエット~kanatta salon のコンテンツ◯ 様々なゲストスピーカーによるトークイベント◯ オーガニックの食材を使用したフードワークショップ◯ 遺伝子レベルダイエットのセミナー◯ エシカルファッションショー◯ 「食育ソムリエ」による温活セミナーなどなど。過去の懇親会の様子かしこまった講演会じゃなく、同世代の女性たちと意見交換できたり、これなら楽しそう!SDGs をキーワードにした活動が広がる中、SDGs やジェンダー平等を気軽に楽しく体感できる女子会なんて素敵ですよね。では、今後の気になる開催予定はこちら↓「 kanatta salon2020」3月・4月・6月の予定2020年は、ジェンダー平等+育児を平等をテーマに様々なイベ ントを開催。<3月>国際女性デーにミスワールドの準グランプリによるジェンダー平等をテーマにしたトークステージ“ わたしのジェンダー平等”( ジェンダー平等に取り組む女性によるトークステージ)SDGs 5 番目の目標である「ジェンダー平等」について、事業活動から、NGO から、そして全く違う分野から、それらに取り組み、発信をする女性ゲストたちを招き、「わたしのジェンダー平等」についてのトークイベント。<4月>エシカルファッションショー開催“ わたしのエシカル”(大学生によるエシカルファッションショー)世界の現実を知り今私たちが着ている服の向こう側にある問題、「エシカルファッション」について、マジメに、ポップに、大学生が主体となり、ファッションショーを開催。<6月>ママ経営者によるエシカルビジネスについて“ わたしの働く姿”(ママとして、1人の夢持つ人として、自分らしく生きるゲストによる対談)日本13 %、世界27 %( アジア太平洋22.5% )。この日本と世界における女性管理職比率の中、ママとして、1 人の夢持つ人として、自分らしく生きるゲストを招き、自分らしく生きるには?というテーマについての対談。どの内容も興味深いですね。輝いている女性たちのライフスタイルや働き方から学べることってたくさんありそう。早速、スケジュールをチェックしないと!※ちなみに5月はまだ未定とのこと。●イベントの詳細は、kanatta salonのWEBでチェック↓エシカルなライフスタイルって憧れるけど、ちょっと敷居が高そう。。なんて思ったりしません?でも、このサロンに参加したらその考えがちょっと変わるかも!kanatta salonが、あなたの夢を実現したりチャレンジするきっかけを与えてくれるはず。まずは、kanatta のポータルサイトへ。はじめの一歩を踏み出そう!
2020年02月05日大切な人へのクリスマスギフトに東京・戸越銀座のエシカル系セレクトショップ「THREE Life」では、クリスマスギフトに最適な商品を取り揃えています。”エシカル””オーガニック”そして”ナチュラル”をテーマにしたこだわりのアイテムは、大切な人へのプレゼントとしてはもちろん一年頑張った自分へのご褒美としても最適です。ギフトの一例ギフトの一例として、オーガニック&ビーガンボディケアブランド「JOAN’S A KEEPER(ジョアンズ・ア・キーパー)」からは、バスタイムを格上げする「ギフトセット ビー パンバード」が登場。上質な天然ハチミツと植物オイルをブレンドしたバスソルト、ボディクレンザー、バブルバス、ハンドメイドソープがセットになっています。また着色料、人工甘味料、香料不使用の「TEA PROTEIN(ティープロテイン)」は、体づくりにこだわる人におすすめ。水に溶かすだけで上質なたんぱく質を手軽に摂取できるプロテインドリンクです。(画像はプレスリリースより)【参考】※株式会社signのプレスリリース
2019年12月11日本当に良い物だけを集めたセレクトショップ2019年11月9日(土)、環境にも人にも優しいオーガニックアイテムを中心に取り揃えた、エシカル系セレクトショップ「THREE Life」が、東京・戸越銀座にオープンしました。こだわりの商品が300アイテム「THREE Life」が掲げるテーマは、”エシカル””オーガニック”そして”ナチュラル”の3つ。これらのテーマによってセレクトされたこだわりのコスメ商品、フード類、ベビー用品などのライフスタイルグッズが、およそ300アイテム取り揃えられています。鍼灸サロンも併設同ショップでは、東洋医学に基づいた鍼・灸の施術も提供しています。薬品に頼るのではなく、本来人が持つ自然治癒力を高め、身体のトラブル改善や免疫力向上を目指します。「ここに行けば健康になれる」、そんな想いのもとオープンしたショップです。(画像はプレスリリースより)【参考】※株式会社signのプレスリリース※「THREE Life」公式サイト
2019年11月10日伊勢丹新宿店「リ・スタイル(ReStyle)」によるエシカルな買い物を提案するイベント「ALL THE MORE REASON」が、本館3階=センターパーク/ザ・ステージ#3にて、11月6日から12日まで開催される。伊勢丹新宿店で展開する「リ・スタイル」は、国内外からセレクトされた50以上のブランドのレディトゥウエアをはじめ、アイウエア、ジュエリー、フレグランスに至るまで、今欲しいトレンドアイテムがトータルでそろうセレクトショップ。大量生産、大量消費、大量廃棄を繰り返す背景により、ファッションを楽しむ事にネガティブなイメージがある昨今。生産背景や地球を守るための活動、長く使ってもらえるように質にこだわった作り手の想いなど、その一着に込められた背景に少しでも触れ、気づいてもらうために、今回のイベントを通じて独自の解釈で捉えるエシカルなファッションを提案する。会期中は、地球に優しい、人に優しいモノづくり、生産背景にこだわり、サステナブル(持続可能)な思考で常に考えるブランド、カーサフライン(CASA FLINE)の2020年春夏コレクションの先行受注会を開催。欲しい商品を必要な数量だけ生産することで、無駄の多い大量生産を防ぐ。注文した方には、ブランドのオリジナル布ショッパーがプレゼントされる。また、様々な国内外のアーティストが着るライブ衣装のクリーニングを手がけてきた、リブレ ヨコハマ(LIVRER YOKOHAMA)による洗濯洗剤サンプリングイベントを実施。会期中の9日と10日、13時から17時に来店した方には、3種類の中から好みの洗剤を、洗濯機約3回分が入るミニボトルに入れてプレゼント。“ナチュラルでやさしい洗剤”をコンセプトに作られたオリジナル洗剤で、「大切な1着を長く着るため」の洗濯の仕方を丁寧にレクチャーする。イベントの装飾は、花の蕾から散るまでのほんの刹那を、よりたくさんの人に見てもらいたいという思いを掲げるエデンワークス(edenworks)が担当。期間中の購入者には、自身で選んだエデンワークスのドライフラワーがプレゼントされる。【イベント情報】ALL THE MORE REASON会期:11月6日〜11月12日会場:伊勢丹新宿店本館3階=センターパーク/ザ・ステージ#3
2019年11月06日地球環境や人、地域に配慮した“エシカル”という考え方。作り手のポリシーやこだわりが感じられることはもちろん、デザイン性が高く普段使いしやすいアイテムをご紹介!バンブーストローなら、繰り返し使えてサステナブル。竹でできたストローは、今夏にデビューしたばかりの和紙で作る肌着ブランドから。口当たりが良く、飲み物の味を邪魔しない。8本入り¥780(UNDERSON UNDERSON/UNDERSON UNDERSON NEWoMan新宿店 TEL:03・6709・8369)コーヒーの“抽出かす”で作られたコーヒーカップ。飲食店で大量に消費されているコーヒーの抽出かすを特殊な手法で再利用してカップとソーサーを製造。匂いを嗅ぐと、コーヒーの香りがふんわりと広がる。¥3,800(KAFFEEFORM/LIVING MOTIF TEL:03・3587・2784)お財布やスマホを入れて…お出かけのお供に。メキシコの熟練した職人が、ヤシの葉の繊維を伝統的な手法で編み上げたバケットバッグ。古典的な工芸品でありながら、カジュアルなファッションにもぴったり。約φ16×H16cm(doinel TEL:03・3470・5007)柔らかなブランケットは、ふんわり包まれる大判サイズ。工場で生地を生産する中で余剰品として出てくる糸や布を、歴史のある織機で低速で丁寧に織り上げることでふわっとした質感に。縁のステッチもチャーミング。ブランケット約1350×2150mm¥26,000(loomer/alpha PR TEL:03・5413・3546)買うことで社会貢献。地球と人に優しいソーラーライト。ひとつ買うたび、アフリカの電気のない地域でも手ごろな価格で買えるように。5時間の太陽光による充電で5時間分の照明が得られるため、災害用の備品としても。¥4,500(Little Sun/MoMA Design Store TEL:03・5468・5801)※『anan』2019年10月9日号より。写真・多田 寛(DOUBLE ONE)スタイリスト・野崎未菜美(by anan編集部)
2019年10月07日東京・代官山に、サスティナブル、エシカル、ヴィーガンをテーマにしたライフスタイルショップ「スタイルテーブル ダイカンヤマ(style table DAIKANYAMA)」が、8月31日にオープンした。ショップで取り扱うアイテムは、安心・安全な原材料や生産地へのこだわり、地球環境への配慮がなされたコスメやフード、ライフスタイルグッズなど約400アイテム。無理なく地球環境に貢献しながら、毎日の生活が豊かにということをテーマに、スキンケア、メイク、洗剤といった日用品、調味料、紅茶、オリジナルコーヒーまで、他にはないセレクトが楽しい。取り扱いの一つ、オーガニックストア(ORGANIC STORE)とライズストア(RISE STORE)は代官山初出店のオーガニックブランド。“ミニマルケアで必要な活力の源をしっかりと提供する”をテーマに、ORGANIC STOREは、スキンケア&ヘア・ボディケアアイテムを、RISE STOREは、パウダー、ドリンク、タブレットタイプのサプリメントを展開している。ショップには、ORGANIC STOREのノンシリコンのシャンプーやトリートメント、ボディソープ、ローション、クリーム、フェイスアンドボディシートなどから、RISE STOREのサプリメント、栄養ドリンク、青汁などまで、全ラインアップが取りそろえられる。その他ブランドは、KIBI’S LIFE、トレテス、gardenolo、People Tree、Royal Green、fucica、RUHAKU、sonnentor、Therapy Range、natracare、しぜんのめぐみすい、ecostore、生活の木など。フェアトレード専門ブランドのPeople Treeはドライフルーツやコーヒー、紅茶など食品から衣類やアクセサリーなどまで展開される。ラッピングは環境への影響を考え、できる限りノーバッグを推奨しリサイクルペーパーを使用。環境を考えて作られたショッピングバッグは有料となる。また、エコバッグや風呂敷も販売されているので身近なところから地球環境への配慮を始めてみるのも◎。オンラインストア()もオープンしているのでぜひチェックしてみて!【店舗情報】スタイルテーブル ダイカンヤマ(style table DAIKANYAMA)住所:東京都渋谷区代官山町14-11 ホリイビル No.5 201号時間:12:00〜20:00不定休
2019年09月20日エシカルでサスティナブルなショップ「style table DAIKANYAMA」が、代官山にオープン!こちらのショップが掲げるビジョンは、地球の未来の為に、一人で木を植えて森を作るのはむずかしいですが、一人ひとりが毎日の生活を少し変えることで、やがて世界を大きく変えて行けると私どもは考えます。自分にとって心地いいことが、地球環境にとってもやさしく、家族にとって健康的なことが、誰かの未来が良くなるように。自分や家族、お友達 にもやさしく、地球 にやさしいものを代官山から発信していきます。という、誰かの優しさにつながるショップです。そのため、取り扱う商品も、「サスティナブル」「エシカル」「ヴィーガン」をキーワードに、安心・安全な原材料や生産地へのこだわり、地球環境への配慮がなされたコスメやフード、ライフスタイルグッズなど約400ものアイテムをラインナップ。エシカルなジュエリー、オリジナルコーヒーも取り揃えています。無理なく地球環境に貢献しながら、毎日の生活が豊かになるモノ・コトをお届けするお店です。 キーワードの説明をそれぞれ伺うと、“Sustainability” できれば、地球環境にやさしいものを選ぶ“Ethical” できれば、地域のことやエネルギーのことや環境のことを考えてよりみんなに配慮したものを選ぶ“Vegan” できれば、自身や家族の健康等を考えながら、地球環境にやさしいものを食べるということですが、これを押し付けるということではなく、なんとなく始めてみようかな?という時に試して見たくなるアイテムが多く感じました。実際に取り扱いのあるアイテムですが、代官山初出店アイテムなどが目白押し!____________________________________________【取扱アイテム】 ■ ORGANIC STORE(代官山初出店アイテム)体の外側から積極的に美肌へアプローチする、スキンケア&ヘアボディケアシリーズ。 ■ RISE STORE(代官山初出店アイテム)体の内側からヘルシーをサポートする、簡単栄養チャージのサプリメントシリーズ。 ■ KIBI’S LIFESTYLE(キビィズ ライフスタイル )逸品棚生産者と一緒に日本のいいものを国内外に発信していく「KIBI’S LIFESTYLE(キビィズライフスタイル)逸品棚」 ■ People Tree(ピープルツリー)ピープルツリーはフェアトレード専門ブランド。 ■ 取り扱いブランド(順不同)ORGANIC STORE / RISE STORE / KIBI’S LIFE / トレテス / gardenolo / People Tree / Royal Green / fucica / RUHAKU / sonnentor / Therapy Range / natracare / しぜんのめぐみすい / ecostore / 生活の木 など____________________________________________そして、グランドオープンを記念して8月31日から限定でスキンケア・フェアトレード・バスタイムの3種類のキットを各5点限定でご用意しています。ORGANIC スキンケアキット(9,600円 + 税)フェアトレード Teatimeキット(4,220円 +税)ORGANIC バスタイムキット(10,600円 + 税)____________________________________________ラッピングは環境への影響を考え、できる限りノーバッグをお勧めしているとともにリサイクルペーパー を使用し、環境を考えて作られたショッピングバッグを有料にて用意していました。 エコバッグや風呂敷も展開し、ギフトにも自分へのプレゼントにも環境にも嬉しいラッピングですね。 style table DAIKANYAMA ■ 住所: 〒150-0034 東京都渋谷区代官山町14-11 ホリイビル No.5 201号■ 営業時間: 12:00~20:00 不定休■ TEL: 03-6455-3222■ WEB: ■ 8月31日(土)にオンラインストアも同時オープン
2019年09月18日リュクス×エシカルなレザーブランド【andu amet】のほぼ日手帳カバー株式会社andu amet(以下、アンドゥアメット)が展開するリュクス×エシカルなレザーブランド「andu amet(アンドゥアメット)」と、株式会社ほぼ日が展開する「ほぼ日手帳 2020」がコラボレーションした、ほぼ日手帳の手帳カバーができました。2019年9月3日(火)から、ほぼ日手帳のWEBサイト()より発売されています。ほぼ日手帳には1日1ページずつ日記のようにも使える「オリジナル」や、5年先まで予定が書き込める「5年手帳」などのいろいろなバリエーションがあり、ライフスタイルや好みに合わせて、自分にぴったりの一冊を選ぶことができます。アンドゥアメットの手帳カバーは、A6サイズの「オリジナルサイズカバー」とA5サイズの「カズンサイズカバー」を用意。“エチオピアシープスキン”を贅沢に使ってひとつひとつ手づくりされる、特別な手帳カバーです。エチオピアシープスキンとは?エチオピアシープスキンは、エチオピアだけに生息する希少な「アビシニアハイランドシープ」からとれる皮のことです。羊には世界中に3000種類近くの品種があるといわれていますが、「ヘアシープ系」と「ウールシープ系」の2種類に大別されます。食用に適しており、革の品質がよいのがヘアシープ、毛の品質がよく、良いウールがとれるのがウールシープですヘアシープの中でも、エチオピアのアビシニアハイランドシープは、とくに質の良い革になる存在なのだそう。アンドゥアメットの手帳カバーは、強さとキメの細かさを併せ持つハイグレードの皮でつくられた「本物」のアイテム。赤ちゃんのほっぺみたいな、優しい革の手帳カバーしっとりして滑らか。それだけでもさわり心地抜群の革の中へ、さらにスポンジを入れることでふっくらとした仕上がりに。ふうわりとやわらかい曲線を描く手帳カバーは、まるで赤ちゃんのほっぺのような弾力。他ではなかなか出会えないふっくり優しい感触に、誰もがきっと、思わず微笑んでしまうと思います。味わい深い質感、手馴染みの良さ。レザーを育てる、革と育つという楽しみ希少なエチオピアシープスキンを贅沢に使ったアンドゥアメットの手帳カバーは、エチオピアの工房で職人たちが一つずつハンドメイドで仕上げた傑作です。素材が生まれた国の息吹を、使う人に少しでも届けたいという想いで、2つの手帳カバーはエチオピアをイメージしてデザインされています。神秘の国・エチオピアに降り注ぐ春の雨と、アフリカの美しい花々をメージした「ブルーム」。ナイル川と爽やかなそよ風をイメージした「ナイルブリーズ」。◆ブルーム(オリジナルサイズカバー) 19,440 円(税込)◆ナイルブリーズ(カズンサイズカバー) 30,240 円(税込)一緒に過ごした時間の数だけ表情が豊かになっていくレザーは、手帳と同じように一日一日の積み重ねで、味わい深さが変わっていきます。あなたが成長するのと同じ分、一緒に育つ革のアイテムは、まさに“パートナー”。毎日使うものだからこそ、いいものを長く愛用する。持ち物も生き方もエレガントに仕立ててみるのはいかがでしょうか? ほぼ日手帳 2020 × andu amet(アンドゥアメット)◆ブルーム(オリジナルサイズカバー) 19,440 円(税込)◆ナイルブリーズ(カズンサイズカバー) 30,240 円(税込)※ほぼ日手帳本体は含まないカバー単体の値段です。※販売はほぼ日手帳のWEBサイトより
2019年09月09日新しい『凜恋』に込められたフィロソフィー エシカルなものづくり“エシカル”とは、環境や社会に配慮することを意味する言葉。『凜恋』では日本の豊かな大地で育った植物を大切に使うことにこだわり、すべて国産植物由来の原料を使用しています。また、資源が再循環しやすい抽出方法を使うこと、生分解性に優れた洗浄成分を使うこと、植物由来のプラスチック「バイオBET」を使うことなど、行程のひとつひとつがエココンシャス。シリコンや石油系界面活性剤などの合成成分は使わず、収益の一部を植林活動に寄付するなど、人にも環境にも“誠実であること”を大切にしているのです。 海のコラーゲンと呼ばれる国産真珠エキスを配合今回新配合した、天然の保湿成分であるアミノ酸を豊富に含む「加水分解コンキオリン」は、アコヤ貝の真珠層に含まれるたんぱく質から抽出したもの。高い水分保持力を持ち、髪にツヤとうるおいを与えてくれるほか、頭皮のコンディショニングなども期待できる美容成分なのです。その大きな効果から、“海のコラーゲン”、“最上級のアミノ酸”とも呼ばれているそう。 佐賀県の加唐島にあるツバキ油を採用ツバキ油の魅力は皮膚に多く含まれている「オレイン酸」の含有量が植物油の中で最も多く、85%を占めていること。つまり肌や髪に馴染みやすく、潤いを与えて保湿しながら、刺激から肌を守ってくれるのです。ヤブツバキが45000本も自生している自然豊かな島「加唐島」で採った『凜恋』のツバキ種子油は、コールドプレス製法で搾油後に3回こして不純物を取り除いた濁りのないピュアなオイル。ひとつひとつ手作業で作られ、島の愛情がたっぷり込められています。 髪質と効果に合わせた2種類の配合とヘアミルク リンレン レメディアル シャンプー・トリートメント ユズ&ジンジャー 各520ml ¥1,850 ユズ&ジンジャー今回のリニューアルで登場するアイテムは、「ユズ&ジンジャー」と「ローズ&ツバキ」の2タイプ。ユズ&ジンジャーには、ハリとコシのあるサラサラと軽い髪へと仕上がるよう、頭皮と髪の健やかさを考えた植物原料を配合。爽やかに香る四国産の柚子を丸ごと閉じ込め、酒粕エキスやコメ発酵液など、10種類の植物原料と真珠エキスが使われています。根元からふんわりと立ち上がる柔らかな仕上がりと、フレッシュな香りを楽しみたい人に。 リンレン レメディアル シャンプー・トリートメント ローズ&ツバキ 各520ml ¥1,850 ローズ&ツバキローズ&ツバキには、毛先までしっとりまとまる髪に仕上がるように髪のダメージケアを考えた植物成分と海藻成分をたっぷり配合。ローズ、椿、芍薬など10種類の植物原料と真珠エキスが、凛とした美しい髪を叶えてくれます。フローラルで華やかなローズブレンドの香りを楽しみながら、しなやかでうるおいのある仕上がりを楽しみたい人に。 リンレン レメディアル ヘアエッセンスミルク ローズ&ツバキ 100ml ¥1,900 天然由来の髪の美容液もともと人気の高かった『凜恋』のヘアミルクがリニューアルし、11種類の国産植物原料を配合した98.79%天然由来の美容液へと生まれ変わりました。使い続けることで髪の水分と油分をバランスよく整え、毛先までシルクのようにするすると流れる指通りに。髪を洗ってタオルドライをすませたら、適量をとって髪全体になじませてからドライヤーで乾かしてみてください。髪の乾燥やパサつきが気になっている人は、すぐに効果が実感できるはず。 日本各地の畑をまわり、ローズ、ユズ、ツバキなど農法までこだわった植物を厳選していったという『凜恋』のヘアケアアイテム。毎日使うものだからこそ、どんな場所で、どんな人が作っているものなのかは把握しておきたいですよね。ホームページには生産者の声まで掲載されているので、ぜひ一度読んでみてください。リニューアルした『凜恋』は今月からロフトで先行発売中。全国のバラエティショップ&ドラッグストアでは3月15日に発売予定とのことなので、今すぐ欲しい人はロフトもしくはオンラインショップ「シンシア・ガーデン」で手に入れてください! ビーバイ・イー0120-666-877www.bxe.co.jp/rinren/ シンシア・ガーデンsincere-garden.jp text:坂崎麻結
2018年12月23日カンボジア発のライフスタイルブランド『SALASUSU』とは? 『SALASUSU』は、「ものづくりを通したひとづくり」を活動コンセプトとした、カンボジア発のライフスタイルブランド。 カンボジアのシェムリアップから35kmほど離れたクチャ村に独自の工房をもち、経済的・家庭的に困難な背景をもつ女性を工房の作り手として雇用している、サスティナブルなブランド。安定した収入とともに、彼女たちが自身と誇りを培い、人生をより前向きに生きられるようにサポートしています。 カンボジアならではの、素材や手作りの温もりを活かした商品ラインナップ!「TRAVEL SACOCHE」 「CAMBODIA KRAMA – SHIBO」 キャンバス生地にカンボジア国産の天然素材・いぐさをワンポイントに取り入れたトートバッグ「HOLIDAY TOTE」や、手で丁寧に織られた綿100%のストール「CAMBODIA KRAMA – SHIBO」などの個性あふれるアイテムがズラリ。 どれもデイリーに使い回ししやすいデザインなのがポイントです。 このたび話題のホステル『KIKKA』内に国内初の常設店舗をオープン! 『KIKKA』は宿泊・飲食やイベントスペース利用等に応じて、アフリカ・アジアの子ども達に給食を届ける認定NPO法人「TABLE FOR TWO(」へ寄付する仕組みを構築するなど、無理なく社会貢献できる仕組みを構築しているホステル。宿泊を通してサスティナブルな体験ができる、日本有数のホステルです。 そんな『KIKKA』に、満を持して国内初の常設店舗をオープンさせた『SALASUSU』。今後もNPOと企業、業界の垣根を越えて、持続可能な社会貢献活動の拡大を目指していく彼らから、目が離せません。 【KIKKA】運営:株式会社7garden住所:東京千代田区東神田1-3-3客室数:ドミトリー60 室、個室16 室公式HP:【SALASUSU】団体名 : 特定非営利活動法人SUSU(スースー)代表 : 青木健太活動拠点 : 日本(本部:東京・恵比寿)、カンボジア/シェムリアップ事業 : エシカルファッションブランドSALASUSUの生産・販売、ライフスキル教育を雇用を通じ提供する学校運営、企業・官公庁へのライフスキル研修の提供従業員数:95名(※2018年9月現在、海外スタッフ含む)公式HP :
2018年11月17日箱根では珍しい「海の見えるホテル」本荘倉庫株式会社が「エシカル」をメインコンセプトとしたホテル「bio terrace ORGANiCA HAKONE(ビオテラスオルガニカ箱根)」を2018年5月7日(月曜日)にグランドオープンしました。「エシカル」とは日本語で「道徳的な、倫理にかなった」という意味。「bio terrace ORGANiCA HAKONE」は、衣食住すべての側面でのエシカルなアプローチを通して生産者や自然、地球に親近感を持ち、意識を高めるきっかけを提供する新時代のコンセプトホテルです。箱根登山鉄道「早雲山駅」から徒歩約8分。目の前に広がる相模湾の先には三浦半島が見渡せる立地で、自然のパワーをカラダいっぱいに感じることが可能です。オーガニックにこだわった館内で自分磨き館内ではオーガニック製品にこだわったアメニティや館内着、タオルやリネンを使用。石鹸はカンボジアのフェアトレード品を採用し、オーガニック市場を支援します。また使い捨て歯ブラシやペットボトル飲料、自動販売機をあえて設置しないことで「ウェイトロス(ごみの削減)」を実現しています。食事は玄米・穀物・野菜を中心に動物性・乳製品を使わないマクロビオティックのメニューが中心。オーガニックワインや箱根ビール、オーガニックジュースとともに楽しめます。「bio terrace ORGANiCA HAKONE」では「ヘアメイクスタイリング」「ヨガ、ピラティス」などのバリエーションに富んだステイ型プログラムを展開。毎月テーマにそったプログラムで、自分磨きのスキルを習得できます。(画像はプレスリリースより)【参考】※本荘倉庫株式会社のプレスリリース/@Press
2018年05月10日こんにちは、子育て研究所代表の佐藤理香です。最近、いろいろなところで“エシカル消費 ”という言葉を聞くようになりました。この“エシカル消費”は直訳すると“倫理的消費”です。ちょっと聞きなれない言葉ですが、私たちのよりよい社会、子どもたちのよりよい未来のために提唱されています。今回は、この“エシカル消費”とは何かについてお伝えします。目次“エシカル消費”とはエシカル消費が注目される理由エシカル消費の課題と今できること●“エシカル消費”とは買い物をするとき、何を意識してモノを購入していますか?多くの方が、価格・品質・安全性 をあげると思います。この3つの基準が一般的ですが、“エシカル消費”では、4つ目の基準、つまり“エシカル(=倫理)”の基準を考えて消費しようということです。では、“倫理を考える”とはどういうことでしょうか。今、世界中では環境破壊や発展途上国の搾取(さくしゅ)など深刻な問題に直面しています。世界で起きているこうした問題に無関心になるのではなく、いち消費者として問題の解決を助ける手段 がエシカル消費だと考えられています。エシカル消費とは、人と社会、地球環境のことを考慮して作られたモノを購入、消費することなのです。●エシカル消費が注目される理由以前からフェアトレードなど、民間の動きを中心にエシカル消費の思考はありました。ここ最近になってエシカル消費が注目されている最大の理由は、国が推進しはじめた ことです。国の消費者基本計画に盛り込まれているほか、昨年には消費者庁に“倫理的消費調査研究会”が設置され本格的に検討が重ねられています。世界の問題というと縁遠い感じがしますが、日本の環境や被災地の復興なども含めて社会的な課題に配慮できるものと考えられています。また、来たる東京オリンピックで使用する物品も持続可能なものを選択しようという取り組みが始まっているのです。●エシカル消費の課題と今できること一般的にエシカル消費は、・社会に貢献できる・環境に配慮できる・子どもたちの未来のためになるというメリットがあげられます。ただし、わかりにくいことも多く、例えば、本当に社会貢献になっているのか、何をもってエシカルなモノだと判断するのか、価格が高い、自分が必要なものがエシカル消費できない(売っていない)などの課題もあります。エシカルマークのような認証があるわけではないので、消費者自身の自己判断によるところが大きい のです。一般社団法人エシカル協会では、『今の時代、これからの社会には、どのような課題や問題があるのか?課題や問題にどうやったらエシカルなアプローチができるのか、これをまず考え、想像することが大切です』と提唱し、以下のような具体的な行動をあげています。・エコマーク付きの製品・オーガニック製品を購入する・車のレンタル・シェアを利用する・エコホテルを利用する・省エネ、低炭素製品を購入する・リサイクル品を購入する・地産地消、地元の商店街で買い物をするエシカル消費を意識しながら、まずはできる範囲で小さく行動することも、豊かな社会にするための大きな貢献になりそうですね。【参考リンク】・「倫理的消費」調査研究会 | 消費者庁()・エシカルな消費とは? | 一般社団法人エシカル協会()●ライター/佐藤理香(株)●モデル/香南
2016年10月06日誕生日、引越祝い、結婚祝い、お世話になっているあの人へ、何かのお礼に添えたいプチギフト…など、プライベートやビジネス上でもギフトのやりとりをする機会は意外と多いもの。贈られると嬉しいギフト。でも選ぶのに苦労することって多くありませんか?その人が好きなものや会話に出てきた話題をヒントに選ぶのはもちろんですが、相手の好みを知らないままにギフトを贈ることもあるでしょう。ちょっとセンスがよくて気の利いたものを贈りたいのに、時間切れで”コレ!”といったものを選べず、いつも通りのお菓子になってしまった …など、ギフト選びに悩むことも多いのではないでしょうか。そこで今回は、少しのコツでギフト選びがラクに、そして楽しくなる方法をご紹介しましょう。「ありがとう」のメモに添えたいプチギフト日常のちょっとしたお手紙や感謝の気持ちに添えたいプチギフト。でも、いざ探そうと思ってもちょうどよいものに巡りあえないこともしばしば。そんな時は、少し日持ちがするかわいいパッケージのお菓子や、旅行先で見つけたその土地ならではの調味料、個包装になったハーブティなどをストックしておくのがおすすめ。普段買えない場所で素敵なお土産を2~3個多めに買っておくと、いざ、何かのお礼に添えたい時にさっと使えるので便利。賞味期限が迫ったら自分で使ってしまえるので、無駄にもなりません。食べ物でなくても、ステーショナリーやお香、アロマなどのアイテムもおすすめです。例えば、かわいいプリントのコースターセット。▼鹿児島睦_図案コースター(四枚入り)コースターとしてお使いいただくのはもちろん、お部屋のインテリアとして壁に貼ったりと、使い方もアレンジ次第で楽しめます。さりげないギフトとして添えたい時用に、紙ものならかさ張らないので、いくつかストックしておくのもよいでしょう。 新生活や結婚祝いお茶好きの友人へのプレゼントにこだわりの品をお気に入りのマグカップはあるけれど、お気に入りの急須を持っている方は案外少ないのかもしれません。ちょっと特別なギフトには、自分ではなかなか買えないけれど、できればいいものを使いたいと思っているモノを選ぶのもいいでしょう。▼萬古焼の急須例えばこちらの「萬古焼」(ばんこやき)で作られた急須は、吸水性が少ないため、淹れたお茶の匂いが付きにくいのが特徴だそう。また、「萬古焼」の土はアルカリ性なので、酸化されてしまったお茶は急須を通して中和され、味が落ちないと言われています。手に馴染むサイズ感で、ちょっとお茶を楽しむのにちょうど良い大きさ。いいモノを贈りたいときに、モノの背景も伝えたいこだわりの逸品を選んでみてはいかがでしょうか。 出産のお祝いに、手作りの楽しみを出産のお祝いというと、赤ちゃんが産まれた後に贈るイメージがありますが、出産後はママも育児に忙しく、渡すタイミングが難しいことがあります。そういう心配があるときは、出産前のママ準備期間中に贈れるギフトもおすすめです。▼my first baby shoes teo子育て真っ最中のママ二人が生み出したという、自分で手作りできるファーストシューズのキット。制作時間は、なんとたったの2~3時間。針穴を拾って縫っていくだけで出来上がるので、手先が器用ではない方にも大丈夫。歩き始めの赤ちゃんが安心して使用できるように、素材も機能もこだわり抜き、使用している革は、全て天然素材。表、裏とも安全性の高い植物性タンニンなめしの革を国内で染め上げ、アウトソールにはヌメ革、インソールには低反発クッション付きの豚革を使用しています。大切なお子さんの誕生というタイミングには、安心でカワイイ、温かいセンスが伝わるギフトを贈りたいですね。センスが光る、想いが伝わる! 「ギフト選び」のコツエシカルなモノ、ソーシャルなモノ、オーガニックなモノを中心にセンス溢れるギフトアイテムを集めたオンラインショップ「ARIGATO GIVING」のオーナー、五十嵐洋さんに「ギフト選びのコツ」についてお伺いしました。「ARIGATO GIVING」オーナー 五十嵐洋さん“ココロのつながりを販売するオンラインショップ”をテーマに「ARIGATO GIVING」を展開。エシカルなモノ、ソーシャルなモノ、オーガニックなモノを中心に、贈り物、プレゼントにおすすめしたいアイテムを販売中。「普段生活していると色々なシーンでギフトを選ぶ時がありますが、『誰に』 『どんな用途で』 『いつまでに』は必然的と決まっていきます。その後、気をつけたいのは2点 “笑顔” と “驚き” です。笑顔は、その人が欲しかったけど持っていないモノやあると便利なモノを。驚きは、何で知っていたの? というその人に関わることや、今まで見たことも無いような面白いものを。これらポイントを踏まえて、プレゼントを選ぶとよいですよ」(五十嵐さん)ギフトは今まだ知らなかったものやこだわりのもの、一瞬でかわいい! 素敵! と心を奪われてしまうようなもの、など意外性と相手を思う気持ちを一緒に贈りたいものですね。ぜひみなさんも参考にしてみてください。取材協力:ARIGATO GIVING
2015年10月20日2014年12月11日に新丸ビルで開かれたエシカルファッションのエキシビション会場では、4人のパネリストによって「新しい世界を切り開くエシカルなファッション」「ファッションは人々を幸せにできるか?」をテーマに、熱いディスカッションが交わされた。以下、質疑応答をレポートする。――ITCはどんなことをするところですか?アランチャ・ゴンザレス(ITC):世界をよりよい方向に導くために国連機関の一つITCは、1貧困の削減、2雇用の創出、3女性の地位向上、を目指しEFIを通して活動を続けています。――EFIの活動目的と内容について教えてください。シモーネ・チプリアーニ(EFI):業種が違う企業でも今一番気にしているのはフットプリント(人間が環境に与えた負荷)です。私達は地球環境に悪いものをたくさん生み出してきました。それをなんとか相殺しなければいけないと思い、アフリカやハイチの貧困な国で暮らすアルチザンの手(ハンド)を借りてものつくりをすることで、地球に良いことをしよう!と活動しています。フットプリントからハンドプリントに変えよとしているのです。――あなたのエシカルなファッション観とは?ステラ・ジーン(「ステラ・ジーン」デザイナー):私の仕事は、ファッションに意味を持たせることです。そして役割は、途上国と先進国、北と南、違う文化を融合させること。異なる文化を融合させて新しいスタイルを完成させる。しかも、貧困にあえぐ人たちに働いてもらい、彼らの生活が向上するなら素敵なことですよね。ファッションができるのなら、実社会でも可能でしょう?新しい世の中のコンセプトをみんなで考え、新しい視点を加え、今こそ行動を起こす時がきたのです。時代は変わるのです!(※ステラ・ジーンのウィメンズは伊勢丹新宿店、メンズはユナイテッドアローズで販売されている)――EFIとの出合い、「TEGE」誕生、エシカルについて。栗野宏文(ユナイテッドアローズ上級顧問):僕らの仕事は世界中の面白いもの、素敵なものを紹介することだと思っています。あるジャーナリストにEFIを紹介された時、ケニアやブルキナファソやハイチでものが作れるというプロジェクトがとても魅力的でした。これまでやってきた仕事のスタートとなんら変わりありませんでした。ただ、中身が違った。現地へ赴き、アルチザンと呼ばれる女性達の生き生きと働く姿が印象に残りました。そうしてこのプロジェクトに加わることでこれからのファッションビジネスのスタイルが変わっていくことを実感しました。――こうした活動をすることで何が変わった?シモーネ・チプリアーニ(EFI):私達は、ケニアやハイチで行っている活動の成果を数値化して世の中の人に知って欲しいと思います。以下が最新版の数値です。94%のアルチザン(職人)が技術支援により技術が向上した。86%のアルチザンの日々の食事の質が大幅に向上した。100%の女性アルチザン達は自信を持つことができ、家庭では夫や子供達から尊敬されるようになった。90%のアルチザンは学校へ授業料の半分もしくはそれ以上支払えるようになった。61%のアルチザンは貯金ができるようになった。88%の現地小規模生産者たちは経済的な独立は自分達の生活を大きく変えたと答えた。ここから新しいファッションシステムがスタートしていくのです。1/2「ファッションは人々を幸せにできるか?」に戻る。
2015年01月10日俳優の伊勢谷友介が代表を務めるリバースプロジェクト(REBIRTH PROJECT)は、環境に配慮された「エシカル素材」で日本の制服を製作し再資源化できるシステムを導入するために、全日本制服委員会を発足する。メンズストリートブランド「デラックス(DELUXE)」のデザイナー・ヒュー(HUE)を起用し、伊藤忠商事と協業して繊維メーカーの協力を得つつ、エシカル素材製制服のプロデュースを行う。第1弾として、伊藤忠エネクスのガソリンスタンドの制服を刷新。「スポーティー(SPORTY)」と「クラシック(CLASSIC)」の2タイプ4カラーをデザインし、1月31日より全日本制服委員会のホームページにて一般投票を受け付け、その結果により新モデルを決定する。新制服は今年秋頃より順次導入予定。全日本制服委員会では、参画する各企業と共に、再資源化できるスタイリッシュな制服作りを通じて企業社員のモチベーション向上を図り、企業のCSR活動をサポート。再生ポリエステルなどのリサイクル素材やオーガニックコットンなどの天然素材を活かしたスタイリッシュな制服を製作し、東京五輪開催までに1,000万人の制服をエシカル化することを目指す。リバースプロジェクトは、伊勢谷のもとにアーティスト、クリエーター、プロデューサーが集結して2009年に設立。「人類が生き残るためにはどうするべきか?」という命題のもと、これまでに人類がもたらした環境や社会への影響を見つめ直し、未来における生活を新たなビジネスモデルと共に創造していくために活動。最終的には、衣食住や教育・芸術などのプロジェクトを統合し組織化することで「リバースヴィレッジ」という名の村を形成し、世界各地で展開することを目指す。
2014年01月26日