フランス映画祭2015で「観客賞」を獲得した、奇跡の歌声と家族の絆の物語『エール!』。このほど、テイラー・スウィフトの日本語カバー曲でも話題となったシンガーソングライターのMACOが、本作の主題歌「青春の翼」の日本語バージョンを担当することが分かった。本作は、フランスの田舎町を舞台に、家族の中で唯一耳が聴こえる少女ポーラが歌の才能を見出され、自分の夢を選ぶか、家族を選ぶか、迷い葛藤しながら、成長していく物語。彼女の歌声がもたらすクライマックスの最高の奇跡と家族の絆はフランス映画祭でも喝采を浴び、見事「観客賞」を受賞。本国フランスでも大ヒットした。そして今回、本作の主題歌である「青春の翼」の日本語版を担当することになったのは、ティーンに絶大な人気を誇り、抜群の歌唱力を兼ね備えたMACOさん。昨年7月、メジャーデビューのミニアルバム「23」がオリコン・アルバムウィークリーランキングTOP10、iTunes総合1位を獲得、レコチョク年間ランキングの新人部門1位に輝き、第29回日本ゴールドディスク大賞「ベスト5・ニューアーティスト賞」も受賞した注目の女性シンガーソングライターだ。MACOさん自身で作詞して歌ったテイラー・スウィフトの「We Are Never Ever Getting Back Together」や、アリアナ・グランデの「Baby I」など大ヒット曲の日本語カバーver.も話題を呼び、一躍注目を浴びるきっかけともなった。本作では、主人公ポーラ役を務めたフランスの新星女優&歌姫ルアンヌ・エメラが歌う主題歌「青春の翼」を日本語の歌詞にして披露。自身初となる映画コラボレーションが実現したMACOさんは、「私自身の想い、両親への想いそして映画の中でポーラが『青春の翼』を歌うシーンを思い出しながら、歌詞を書きました。映画のシーンはもちろんのこと、私自身とリンクする部分がたくさんありました。私もポーラの愛する両親に対する想いのように、(私自身の想いを)歌詞に投影しました」と、メッセージを寄せている。実はルアンヌ・エメラもまた、人気歌オーディション番組から注目を集め、本作の主演に抜擢。セザール賞、リュミエール賞で「最優秀新人女優賞」を受賞し、歌手としてもデビュー・アルバムが異例の60万枚セールを突破するなど、いま一大センセーションを巻き起こしているシンデレラガール。日本とフランスの歌姫との夢の豪華コラボレーションが実現した特別映像では、劇中の名シーンを紡いだ本編映像とMACOの優しく歌いあげる「青春の翼」がリンクし、心揺さぶられること間違いなし。まずはMACOさんが歌う日本語版「青春の翼」がもたらす感動を、こちらからご覧あれ。『エール!』は10月31日(土)より新宿バルト9ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2015年10月04日三菱航空機は10月1日、機構改革として航空機安全統括室に型式証明統括部を新設したことを発表した。今後は、航空機安全統括室の室長である犬飼賢一執行役員が型式証明統括部の部長を兼務する。なお、開発中の次世代リージョナルジェット機MRJ(Mitsubishi RegionalJet)の飛行試験機初号機による初飛行は、10月26日から10月30日までの期間に予定されており、明確は初飛行実施日は前日に発表となる。(c)2015 MITSUBISHI HEAVY INDUSTRIES, LTD. All Rights Reserved.
2015年10月01日エアバスは現地時間の9月16日、ブラジル最大の航空会社であるTAM航空のA350 XWB初号機が塗装を終えて工場からロールアウトしたことを発表した。TAM航空は12月に初号機を受領する予定で、2016年1月からサンパウロとマナウスを結ぶ路線で商業運航を開始し、世界で4番目のA350 XWB運航会社となる。A350 XWBは8月現在、世界中の40の航空会社から782機の確定受注を獲得している。
2015年09月17日国土交通省は9月11日、LOTポーランド航空からの外国人国際航空運送事業の経営許可申請について同日付けをもって許可したことを発表した。成田空港としては、LOTの就航は2008年以来約8年ぶりにヨーロッパ(極東ロシア除く)からの新規乗り入れ航空会社となる。LOTは中央・東ヨーロッパ地域を代表する航空会社として、ポーランドと日本を結ぶ初めての定期直行便を就航することとなる。開始予定日は2016年1月13日(日本発着は翌日)で、ワルシャワ=成田線を週3便(水・金・日曜日、日本発着はその翌曜日)運航する。6月に発表された内容では、ワルシャワ発は水・金・日曜日(LO079: WAW15:00発/NRT09:20+1 着)、成田発は木・土・月曜日(LO080: NRT 11:05発/WAW14:40着)。時間はいずれも現地時間となっている。機材はボーイング787-8を使用し、座席数は252席(ビジネスクラス18席、プレミアムエコノミー21席、エコノミークラス213席)を設定する。機内サービスは、食事に和食を提供するほか日本語対応のIFE(機内エンターティメントシステム)でも日本からの乗客も楽しめる映画等を搭載するなど、特にアジア圏からの利用客へのおもてなしを主眼に置いたサービスを提供する。
2015年09月12日国土交通省航空局9月1日から9月30日までの間、福岡空港を混雑空港に指定し発着回数に制限をかけて調整を行う必要があるという「航空法施行規則の一部を改正する省令案」に対して、意見を募集している。福岡空港では現在、LCCの新規就航等により航空機の発着回数が急激に増加しており、2012年に同空港の処理容量である14.5万回を超える15.1万回の発着回数を記録している。さらに2013年には年間発着回数が16.7万回となるなど、今後もさらなる発着回数の増加が見込まれている。これにより、同空港では発着便の遅延の発生が恒常化するとともに、夕方以降の発着便の遅延が重なっている。結果、同空港の運営時間である22時を超えての発着便の増加が、深刻な問題となっている。こうした現状に鑑み、運航の安全の確保および円滑な空港運用の維持の観点から、航空局は航空法(昭和27年法律第231号)第107条の3の混雑空港に福岡空港を指定し、同空港の発着回数に制限をかけて調整を行う必要があるとしている。改正については10月中旬に公布、2016年3月27日に施行を予定している。同改正案に対する意見は9月30日まで、国土交通省航空局航空ネットワーク部航空事業課 パブリックコメント担当宛てにメールかファックス、郵送で受け付けている。なお、意見に対する個別の回答には対応しない。意見の提出方法などはホームページを参照。
2015年09月07日LCC(低コスト航空会社)の春秋航空日本は8月24日17:00から8月31日12:00まで、就航1周年記念セールを実施している。対象路線は成田~高松/佐賀/広島線で、片道1,000円から提供する。搭乗期間は9月1日~2016年1月31日だが、10月25日からは成田~高松線は運休となるなど路線によって異なる。予約は同社のキャンペーン専用サイトのみで、販売状況次第によって追加または終了する。対象は同社の公式サイト会員で、運送開始時点で2歳以下の子どもはキャンペーン対象外(幼児普通運賃1,500円)となる。そのほか詳細はホームページを参照。
2015年08月25日楽天は8月19日、フランスのNGO「市民の絆 Secours Populaire Francais(SPF)」と共同でフランス国内の子供たちを対象に包括的な支援活動を実施することで合意したと発表した。第一弾として、これまで日本国内4県でも運行してきた車両型移動図書館「楽天いどうとしょかん」をフランスで今秋より運行を開始する。フランスにおける「楽天いどうとしょかん」は、日本と同様に幼児から中学生までを対象とし、フランスの絵本や児童書に加え、フランス語に翻訳された日本の絵本やマンガなど約2,000冊の本と5台の電子書籍リーダー「Kobo」を搭載する。読書を通じて成長する機会をフランスの子供たちに提供すると共に、子供たちの識字率向上に寄与することを目指す。識字率の低い子供が多い傾向にあるフランス北部のノール県で毎月10回運行する予定だ。なお、同日より、パリ市内のシャン・ド・マルス公園(エッフェル塔に隣接)にてSPFが主催するイベント「Holidays for All(すべての人に夏休みを」に、「楽天いどうとしょかん」を出展している。イベントでは、貧困な状況にある子供たちに夏休み中の旅行機会を提供することを目的とし、経済的な事情で夏休みに旅行できない子供とその家族を、フランス全土および70カ国から約7万人招待している。
2015年08月21日大王製紙は、家庭用品事業のファミリーブランドである「エリエール(elleair)」のブランドロゴを14年ぶりにリニューアルすると発表した。ロゴの変更時期は2015年秋を予定。新しいロゴのデザインは、グラフィックデザイナー・佐藤卓氏と共にデザイン開発を進めた。「ロゴの視認性の向上と進化・成長を続けるためのスケール感の付加」、「次世代の生活者からも支持される先進性と新鮮さの付加」、「世界中の生活者に支持されるためのグローバル対応力の付加」という3つの目的を果たすための変更で、同ブランドとしては初めてシンボルマークとして、青い円形の「エアーエンブレム」を採用した。カタカナのロゴでは、「やさしさ」を流れるような曲線の文字で表現するとともに、最初の「エ」の文字にカット形状を入れ、先述のエアーエンブレムに寄り添うデザインとしている。加えて、このカット形状には、「"全てのものにそっと寄り添う"ブランドでありたい」という意味が込められている。このブランドロゴのデザインに際して、佐藤卓氏は、「エリエールのブランドに込められた「やさしい風のように寄り添う商品を届けたい」という想いを、この新しいロゴでは、風のように流れる曲線で表現しました。そして、エリエールでは初めての円形のエンブレムが登場。このエンブレムを「エアーエンブレム」と名付けました。ブルーの球形は我々が暮らす地球を、白く流れる曲線はやさしい風を表現し、地球上に暮らす多くの人たちに優しい風を、エリエールの商品を通して届けたいという想いを表しています」とコメントしている。なお、「エリエール」ブランドは、1979年に同社が初めて一般生活者向けにティッシューペーパーを発売した時に誕生したブランド。フランス語で女性を意味する「elle」と風を意味する「air」を組み合わせた「風の妖精」を意味する造語で、「風の妖精が生み出すやさしい風のように、人々の生活に寄り添う商品を多くの人に届けたい」という思いが込められているという。
2015年08月20日ニュージーランド航空は8月13日、オールブラックスや国際ラグビー界に名を連ねる偉大な選手たちと協力し、最新の機内安全ビデオ「メン・イン・ブラック×オールブラックス」編を発表した。コロンビア映画が世界に公開した「メン・イン・ブラック」シリーズからインスピレーションを受けた最新機内安全ビデオには、主役のエージェント2人としてオールブラックスのリッチー・マコウ主将とダン・カーター選手が出演している。オールブラックスで長年活躍する主役2人に加えて登場するのは、監督のスティーブ・ハンセン氏、そしてチームメートのキーラン・リード選手、ケヴェン・メアラム選手、サム・ホワイトロック選手、イズラエル・ダッグ選手。イズラエル・ダッグ選手はニュージーランドのミュージシャンであるスタン・ウォーカー氏と一緒に、ラップのボーカルにも挑戦している。米国の俳優リップ・トーン氏は映画「メン・イン・ブラック」のチーフ役を同ビデオでも演じており、他にも元オーストラリア代表でW杯優勝経験者デイヴィッド・キャンピージ氏、ワールドカップ初優勝時のイングランド代表主将マーティン・ジョンソン氏、元アルゼンチン代表主将アグスティン・ピチョット氏がカメオ出演している。ニュージーランド航空のグローバル・ブランド・ディベロップメント部長であるジョディ・ウィリアムスは、「ニュージーランド航空は最近、オールブラックスとニュージーランド・ラグビー協会へのスポンサーシップを2020年まで継続することを決めましたが、それを祝うのに最もふさわしいのが機内安全ビデオだと考えました」とコメントしている。オールブラックスのリッチー・マコウ主将は、「セットではたくさんの笑いが飛び交い、イズラエル・ダッグ選手の隠れた歌の才能には驚きました。もしイズラエルがラグビーでうまくいかなくなっても、明らかにバックアップシンガーとして有望です」などと話している。一方、ラグビーオーストラリア代表として活躍したデイヴィッド・キャンピージ元選手は、「私がオーストラリアの大きなライバルであるオールブラックスの応援ビデオに出たので、仲間から脇腹にパンチを食らうかもしれません。彼らはこのことを私に忘れさせないでしょうね」などとユーモアも見せた。同ビデオはソニー・ピクチャーズ・エンタテインメントのコンテンツ・ライセンシング・グループの協力のもと制作され、加えて、ソニー・ピクチャーズ・イメージワークスおよびソニー・ピクチャーズ・エンタテインメントのアーカイブ&コレクションズからも協力を得ている。
2015年08月13日韓国低コスト航空会社(LCC)のチェジュ航空は8月14日10時から9月18日17時まで、日本とソウル(仁川・金浦)、釜山を結ぶ路線にて「コリアグランドセール(KGS、Korea Grand Sale)」を開催する。今回のセール価格は、片道で成田~仁川線が5,000円、関西~仁川/金浦線が5,000円、関西~釜山線が3,000円、中部~金浦線が4,000円、福岡~仁川線が4,000円、福岡~釜山線が3,000円、那覇~仁川線が8,000円からと、正常価格より最大8割安くなっている。搭乗期間は8月14日~10月31日で、上記の運賃に加えて燃油サーチャージと空港利用料などが必要になる。これとともにホテル「イビスアンバサダー明洞」と提携し、8月14日から10月31日の間でチェジュ航空の乗客が搭乗券を提示すると、大人2人の朝食券1枚を無料で提供する。このサービスは、チェジュ航空のホームページの中でコリアグランドセールのキャンペーンページにて航空券を予約した乗客のみが対象となる。
2015年08月13日6月に開催されたフランス映画祭2015のオープニング上映を飾り、見事「観客賞」を受賞した映画『エール!』。2014年12月17日にフランスで公開されるや、4週連続1位を獲得、12週連続でTOP10入りを果たし驚異的な大ヒットとなった話題作が、10月31日(土)より日本公開される。日本においても高い人気を誇るフランス映画だが、特に近年は、良質作が相次いで公開され、大規模公開ではなくても口コミで話題となり、結果、大ヒットやロングランに繋がっているケースが多い。感動の実話を映画化した『最強のふたり』(’11)や、第84回アカデミー賞で「作品賞」を含む5部門を受賞したサイレント映画『アーティスト』(’11)、そして、フランス映画祭2013で観客賞を受賞した『タイピスト』(’12)などが記憶に新しいところだ。2015年も続々上陸中の、名作ぞろいのフランス映画に迫った。『アーティスト』でメガホンをとったミシェル・アザナヴィシウス監督が、チェチェン紛争によって家族と引き離れた少年を描く『あの日の声を探して』(4月24日公開)や、19世紀末にフランスに実在したもうひとつのヘレン・ケラー物語と称される『奇跡のひと マリーとマルグリット』(6月6日公開)、さらには、中年パン屋の妄想をユーモラスかつ官能的に描いた『ボヴァリー夫人とパン屋』(7月11日公開)、喜劇王チャップリンの遺体が盗まれた実際の事件が基に描かれる『チャップリンからの贈りもの』(7月18日公開)など、すでに話題作が多数公開されているフランス映画。今年後半にも、フランス映画2015で脚光を浴びた、フランソワ・オゾン監督の最新作『彼は秘密の女ともだち』(8月8日公開)や、90年代パリのエレクトロ・ミュージック・シーンを駆け抜けた一人のDJの夢と挫折を描いた『EDEN/エデン』(9月5日公開)、ジュリエット・ビノシュ×クリステン・スチュワート×クロエ・グレース・モレッツが豪華競演する『アクトレス~女たちの舞台~』(10月24日公開)など、注目作の公開が控えている。なかでも、「観客賞」を受賞した『エール!』は、フランスの田舎町で酪農で生計を立て暮らす、高校生の少女ポーラ(ルアンヌ・エメラ)以外、家族全員の耳が不自由ながら、笑顔の絶えない明るい一家の物語。ある日、ポーラの歌の才能に気付いた高校の音楽教師が彼女にパリの音楽学校のオーディションを受けることを勧めると、ポーラと家族の間に不協和音が生じ始める。自分の夢を優先したい気持ちと、家族を置いては行けないと葛藤するポーラの姿、娘が突然、自分たちの前からいなくなってしまう不安と娘の夢を応援した気持ちとで揺れ動く両親の姿、家族の愛の形をユーモアたっぷりに描き出している。映画初出演にて主人公ポーラを演じたルアンヌ・エメラは、人気オーディション番組で注目を集め、本作の主演でスクリーンデビュー。セザール賞、リュミエール賞で「最優秀新人女優賞」を受賞し、いまフランスで最も注目を集める女優にして歌手。新星女優ルアンヌのフレッシュな演技、そして、本作の大きなテーマとなっている“旅立ち”は、これまでの数々のヒット作にも共通する要素。また、心に響く彼女の奇跡の歌声も、ぜひチェックしておいて。(text:cinemacafe.net)
2015年08月11日ボーイングは現地時間の8月7日、ANAと787ドリームライナーの「ゴールドケア」に加入した航空会社への支援で提携することを発表した。今回の提携は、ボーイングが持つ航空機に関する深い知識や膨大なフリートのデータに、ANAの整備や運航に関する知識や経験を組み合わせるというもの。ボーイングがこのような提携を航空会社と行うのは初となる。ANAは787型機のローンチカスタマーであるとともに、世界最大のオペレーター(40機が運航中で43機を発注済み)であり、他のどの航空会社よりも787型機の離着陸回数と飛行時間が多くなっている。今回の提携によって、両社は787型機を初めて運航する「ゴールドケア」の航空会社に対して、新機材導入期間中の整備管理とライン整備の監督を協力して支援していうこととなる。ボーイング民間航空機部門コマーシャル・アビエーション・サービス担当シニア・バイス・プレジデントであるスタン ディール氏は、「787型機の運航と整備に関するANAの豊富な経験と専門性を、ボーイングは高く評価しています。787型機は世界最先端の技術を採用している航空機で、ANAはその運航にかけて世界のリーダー的な存在です。ボーイングの航空機メーカーとしての知識とサービス事業は業界で最も深く広範なもので、それがANAの専門性によって補完されることになります」とコメントしている。ボーイングの「ゴールドケア」は、エンジニアリングとメンテナンスを統合して提供する航空会社向けのサービスプログラムであり、それぞれの航空会社に合わせた柔軟な組み合わせを行っている。7月31日現在、ボーイングはこれまでに世界の航空会社60社から計1,095機の787型機を受注し、そのうち304機を納入してる。
2015年08月07日同発表は、マレーシアのナジブ・ラザク首相が、フランス(BEA)やオーストラリア(ATSB)、中国当局などの確認を受けてのもの。マレーシア航空は乗客・乗務員の家族に哀悼の意を表するとともに、引き続き最新の情報を提供するほか、事故調査について関係当局に協力するとしている。同便は乗員乗客239名を乗せて2014年3月8日(現地時間)の午前0時41分にクアラルンプール空港を北京に向かって飛び立ったが、その50分後の午前1時30分頃に管制との連絡が途絶えた。
2015年08月06日ダッソー・システムズ(ダッソー)は8月5日、航空機設計・開発のスタートアップ企業である仏Elixir Aircraftが、ダッソーの航空宇宙業界向けソリューション「エンジニアド・トゥー・フライ」を採用したと発表した。「エンジニアド・トゥー・フライ」は、3Dエクスペリエンスプラットフォームを基盤とするソリューション。社員だけでなく取引先も、セキュリティの確保されたソーシャルな環境内で協業できるため、サイクルタイムの短縮やプロセスの手戻りを抑制することができる。また、同ソリューションには標準仕様でプロジェクトのテンプレートや、ITサポートも含まれているため、最低限のIT投資で、より迅速にプロジェクトを推進することができるとしている。Elixir Aircraftは同ソリューションの導入を決めた理由を「当社のような新しい会社でも、クラウドによるITの迅速な実装、使い勝手の良さ、データ・セキュリティ、万全のテクニカルサポート、といった各種のメリットを享受できる点にあります。このようなメリットを得られることで、当社は、設計やエンジニアリングといった本来の業務に集中できます。」と説明。今後、「エンジニアド・トゥー・フライ」を利用し、独自の翼構造を備えた2人乗り航空機の設計およびエンジニアリングを、クラウド上で行っていく。なお、同社の航空機は2016年中頃の初飛行を予定している。
2015年08月05日三菱航空機は8月3日、米国ワシントン州シアトル市に子会社である米国三菱航空機の技術部門としてシアトル・エンジニアリング・センター(SEC)を開設し、本格的に業務を開始したと発表した。世界的な航空機産業の一大集積地であるシアトルに開発拠点を設けることで、航空機開発におけるエキスパートの知見を最大限に活用し、MRJの開発を加速するとしている。同日、SECの開所式典が行われ、式典には、ワシントン州のジェイ・インスリー知事、在シアトル日本国総領事館の大村昌弘総領事、パートナーである米AeroTECのリー・ヒューマン社長、三菱航空機から森本浩通社長、SECから本田健一郎所長などが出席したという。SECでは、米AeroTEC社との協働の下、適合性証明活動の加速、来年第2四半期から実施予定の同ワシントン州モーゼスレイク市に所在するグラント・カウンティ国際空港を拠点とした飛行試験の支援に取り組む。また、地元を中心に約100名のエンジニアを採用し、日本から派遣する約50名のエンジニアと合わせ、約150名のメンバーで運営していく。
2015年08月04日のどが渇いた時の炭酸飲料の味わいは格別! ということで、家庭でできる「ジンジャーエール」を定番ドリンクに加えてみませんか? ピリッとしたしょうがの刺激と爽やかな香りのジンジャーエールは、市販品とは違ったおいしさです。今回は手に入りやすい材料ですぐできる簡単バージョンを紹介します。○ジンジャーシロップを作る<材料>しょうが 100g砂糖 100gはちみつ 50gレモン汁 大さじ2水 500ccしょうがはよく洗い、皮ごと薄切りにします。鍋にしょうがを入れ、砂糖とはちみつをまぶして30分ほど置きます。30分ほど経つとしょうがから水分がかなり出てきます。水を500cc加えて火にかけます。沸騰したら弱火にし、そのまま20分ほどコトコトと煮つめます。約20分加熱したら、火から下ろします。水分はだいたい半分くらいに減っているはずです。その後、レモン汁を加えます。しょうがシロップはこれで完成。粗熱をとったら瓶などに詰めて、冷蔵庫で保存します。ジンジャーエールを作るために炭酸水を用意します。シロップの3倍の量の炭酸水で割るとジンジャーエールの完成です。炭酸の刺激が苦手な人は、炭酸水ではなく水で割って飲むのもオススメです。甘いタイプが好きな人ははちみつを加えるか、サイダーなどで割ってもいいでしょう。○ジンジャーティーやしょうが焼きにもジンジャーシロップは、紅茶に入れるとしょうがの香り豊かなジンジャーティーになります。また、炭酸水の代わりにビールを使えば、簡易版ビアカクテル「シャンディ・ガフ」の完成。その他、しょうが焼きやポーク・ジンジャーを作る時にも使えるので、一度ジンジャーシロップを作っておくと重宝しますよ。冷蔵庫で1カ月は持ちますが、筆者宅ではその前になくなってしまうことがほとんどです。今回はしょうが、レモン汁、砂糖、はちみつだけのシンプルな組み合わせで作りました。煮るときに、鷹の爪 (唐辛子) を1/2本分加えると、さらにドライなのどごしの大人向きジンジャーエールになります。シナモンスティック(1/2本)やクローブ(3粒)を加えると、より風味がアップ。シナモンスティックは高価なので、粉状のシナモンパウダーを使えばお手軽だと思います。執筆:麦原 ケイ (ベル・エキップ)猫とビールと唐揚げとコーヒーが好きな神奈川県・横浜在住の主婦ライター。本稿の内容を実行したことによる損害や障害などのトラブルについて、執筆者および編集部は責任を負うことができません。記載内容を行う場合は、その有効性、安全性など十分に考慮いただくようお願い致します。記載内容は記事掲載日時点の法令や情報に基づいたものです。また紹介されている商品やサービスは、すでに提供が終了していることもあるほか、入手先など記事に掲載されている情報のみとなり、お問い合わせに応じることができません。記載内容を参考にしていただき、ご自身の暮らしにお役立ていただけますと幸いです。
2015年07月31日ANAも加盟している航空アライアンスのスターアライアンスは、7月22日にサンパウロ・グアルーリョス国際空港にて、28社目となるアビアンカ・ブラジル航空の加盟式典を実施した。会場ではスターアライアンス塗装のA320を披露。スターアライアンスのCEOであるマーク・シュワブ氏は、「アビアンカ・ブラジル航空の加盟は、南米におけるニーズに応える重要なステップです。特にブラジルは大陸の中で最も重要な市場であり、われわれは今日より、ブラジル国内に接続できることを歓迎している」とコメントしている。スターアライアンスによると、アビアンカ・ブラジル航空はブラジルで最も急速に成長している航空会社で、2010年から2014年においては市場シェアは2.6%から8.4%に、2015年5月には9%のシェアにまで拡大しているという。同社の加盟により、ブラジル国内の15空港がスターアライアンスのネットワークに加わり、すでにスターアライアンスの加盟社が乗り入れている既存の12空港とあわせ、全27空港へとブラジル国内でのネットワークが強化される。現在、スターアライアンスには28の航空会社によって、192カ国・1,330空港へ毎日1万8,500以上のネットワークが展開されている。
2015年07月23日本田技研工業の航空機事業子会社であるホンダ エアクラフト カンパニー(Honda Aircraft Company : HACI)は米国現地時間の20日、ブラジル・サンパウロ市で8月11日~13日の期間に開催される南米最大の航空ショー『2015 LABACE(Latin America Business Aviation Convention and Exhibition)』において、ブラジルでの「HondaJet(ホンダジェット)」の受注を開始すると発表した。また、ブラジルでのHondaJet販売および各種サービスを行うため、リダーアビエーションを新たにHondaJetディーラーとして加えることも発表している。ブラジル・ベロ オリゾンテ市に本社を置くリダーアビエーションは、ブラジル全土に23拠点を有し、プライベート航空機に関する南米最大かつ世界有数の運航・サービス会社。今回の『2015 LABACE』出展がHondaJetの南米初公開となり、これに合わせて、ブラジル国内におけるHondaJetのデモフライトも計画している。なお、米国ノースカロライナ州グリーンズボロ市にあるHACIの本社工場では、現在20機のHondaJetが製造ラインで組み立てられている。
2015年07月21日国土交通省は7月14日、ドローンなどの無人航空機※における飛行空域や飛行方法を規制するため、航空法の一部を改正する法律案を閣議決定した。無人航空機は今後、様々な分野で活用されることで新たな産業・サービスの創出、そして、生活の利便や質の向上に資することが期待される一方で、落下事案が発生するなど安全面における懸念が高まりつつある。そのため、国際的な状況も踏まえた緊急的な措置として、基本的な飛行のルールを定めることが必要であるという背景から、今回の法律案が決定された。法律案では、「空港周辺など航空機の航行の安全に影響を及ぼすおそれがある空域」「人または家屋の密集している地域の上空」では、国土交通大臣の許可なしに無人航空機を飛行することを禁止する。また、無人航空機を飛行させる際は、国土交通大臣の承認を受けた場合を除いて、「日中において飛行させること」「周囲の状況を目視により常時監視すること」「人または物件との間に距離を保って飛行させること」を守っての飛行を義務付ける。これらの飛行エリア・飛行方法に反した場合は罰金となる。なお、事故や災害時の公共機関等による捜索・救助等の場合は除外となる。今後については、技術の進歩や利用の多様化の状況等を踏まえ、関係者との十分な調整の上で無人航空機の機体の機能や操縦者の技量の確保、無人航空機を使用する事業の発展等を図るために、必要な措置を講じるとしている。※飛行機・回転翼航空機等で、人が乗ることができないもののうち、遠隔操作または自動操縦により飛行させることができるもの。超軽量のものなどを除く
2015年07月14日エールフランス航空では5月13日より週2便、羽田発22時55分のAF293で最新のファーストクラス「ラ・プルミエール」のサービスを開始し、7月7日からは週7便のデイリーで4席のファーストクラスを提供する。パリからは23時20分発のAF274便となる。全4室のスイートルーム空間「ラ・プルミエール」はホテルのスイートルームのような居心地の良さとプライバシーを追求。柔らかな色合い、ぜいたくな素材を使用したインテリアデザインは洗練されたエレガントなフレンチタッチを採用した。4室のスイートルームのようなシートはプライバシーを守りながら、好みにあわせて開閉が調節できるように設計されている。空港の到着時からラウンジ、そして機内まで、羽田ではファーストクラス係がアシスタンスサービスを提供する。 機内での食事はフランス人デザイナー、ジャン=マリー・マソがデザインしたレストラン仕様の全35ピースのテーブルウェアで楽しめる。料理はメニューから選べるアラカルトとコースから選べ、食事の時間も自由に調整できる。また、7月2日からは事前予約で本格的な和食のサービスが日本発、パリ発共にスタートした。シャルル・ド・ゴール空港では空港到着時からチェックイン、ラウンジへの案内、出国の手続き、専用車による搭乗飛行機までの送迎まで、全てファーストクラス専任の職員が担当する。シャルル・ド・ゴール空港から乗り継ぐ乗客には、プライベートジェット会社、ウィジェットとの提携により、ヨーロッパ内の都市へ希望の時間にオーダーで乗り継ぎ便を用意するサービスも用意している。
2015年07月10日先日開催されたフランス映画祭2015のオープニング作品に選出され、見事、観客賞を受賞した映画『エール!』。本国でも750万人の涙を誘う大ヒットとなった本作から、最高に愛おしい予告映像が到着した。フランスの田舎町で酪農を営むベリエ家は、高校生のポーラ以外、父も母も弟も全員耳が聴こえない。美しく陽気な母、熱血漢な父とおませな弟。一家の合い言葉は、“家族はひとつ”。オープンで明るく、仲のいい家族だ。ある日、ポーラの歌声を聴いた音楽教師はその才能を見出し、パリの音楽学校のオーディションを受けることを勧める。夢に胸をふくらませるポーラだったが、彼女の歌声を聴くことができない家族は、彼女の才能を信じることもできず、もちろん大反対。夢に向って羽ばたいてみたい、だけど私がいなくなったら…と、ポーラは悩んだ末に、夢を諦める決意をするのだが…。主人公ポーラを演じるのは、本作がスクリーンデビューとなる新人ルアンヌ・エメラ。人気オーディション番組で注目を集め、本作の主演に抜擢。セザール賞、リュミエール賞で「最優秀新人女優賞」を受賞し、いまフランスで最も注目を集める女優・歌手だ。予告映像でも、ルアンヌ演じるポーラは、迫力のある綺麗な歌声を披露する。しかし、その歌声は、耳が聞こえない彼女の家族には届けることができない上、家族を置いていけないという気持ちの狭間で、ポーラは葛藤する。また、両親も、自分たちの前から娘がいなくなることに動揺し、険悪なムードに。互いを想い合うゆえに不協和音が生じ始めた家族へ、ポーラが歌に込めた想いとは…。家族愛にあふれるストーリーに思わずホロリ、そして、どこかクスっと笑ってしまうシーンもある、明るくコミカルな感動作。まずは、この予告編映像をご覧あれ。『エール!』は10月31日(土)新宿バルト9ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2015年07月06日ホッケンミー・スープ©Singapore Airlinesシンガポール航空はシンガポール建国50周年を記念し、2015年7月から9月の3カ月間限定で日本を含むシンガポール発の厳選された路線にて「シンガポール・ヘリテージ・キュイジーヌ」(シンガポールの伝統料理)を提供する。まさにシンガポールの伝統を映す鏡「プラナカン料理」メニューは『Mrs Lee’s Cookbook: Nonya Recipes』の著者でもあるリー・チン・クン(Lee Chin Koon)氏から受け継いだ貴重なレシピをベースに、彼女の孫でもある有名シンガポール料理シェフ、シャーメイ・リー(Shermay Lee)氏が特別に考案。シンガポールの家庭に伝わる代表的なプラナカン料理が提供される。「プラナカン」とはシンガポールを含むマレー半島の人々と初期の中国人移民との結婚により生まれた子孫のことを指すマレー語で、地元で生まれたことを意味する。プラナカンの人々は、中国、マレー、ヨーロッパの各料理の技術と素材を融合させた“プラナカン料理”を何世代にも渡り受け継いでおり、その独創的な味付けと食欲をそそる香りはそれぞれの文化の融合から生み出されたものである。世界中のお客様にシンガポールの伝統料理を提供ニョニャ・ナシレマ©Singapore Airlines今回考案されたメニューは機内食の枠を越え、多くのシンガポール人が家庭で慣れ親しんできた「もう一つの我が家」のようなプラナカン料理を楽しめる内容になっている。スイートとファーストクラスでは、「バワン・ケピティン(Bawan Kepiting)」やポークリブスープなど、身体に良いスープを提供。スイート、ファーストクラス、ビジネスクラスのメインコースには、「ニョニャ・ナシレマ(Nonya Nasi Lemak)」、「アヤム・ブアクルア(Ayam Buah Keluak)」、「ニョニャ・ナシパダン(Nonya Nasi Padang)」、「ホッケンミー・スープ(Hokkien Mee Soup)」などの代表的なプラナカン料理を用意。また、シンガポールの懐かしいデザートであるアイスクリームのウェハースサンドも4つのフレーバー「バンドゥン(Bandung)」、「グラメラカ(Gula Melaka)」、「パンダン(Pandan)」、「スイートコーン(Sweet Corn)」)で楽しむ事が出来る。アイスクリームのウェハースサンド©Singapore Airlinesプレミアムエコノミークラスとエコノミークラスでは、「アヤム・テンプラ(Ayam Tempra)」や「ニョニャ・フィッシュカレー(Nonya Fish Curry)」といった人気のプラナカン料理が提供される。アヤム・テンプラ©Singapore Airlinesその他嬉しい特典も!©Singapore Tourism Boardシンガポール航空とシンガポール・ヘリテージ・ボードとの特別提携の一環として、期間中は、シンガポール航空の搭乗券を提示すると、シンガポールにあるプラナカン博物館に無料で入場することが出来る。ぜひこの機会に利用してみてはいかがだろうか。こちらも合わせてCheck!【旅を深めるミニ講座】究極の美を巡るシンガポール、プラナカンの旅 ~前編~
2015年07月02日エアバス(本社:仏トゥールーズ)は現地時間の6月30日、中国航空器材集団公司(China Aviation Supplies Holding Company)がA330ファミリーを45機発注する一般条件合意書(General Terms Agreement)と、さらに同機を30機発注する同意書(Memorandum of Understanding)を締結したことを発表した。エアバスの最新航空機市場予測によると、中国の航空輸送量は世界平均を上回る成長が見込まれ、今後中国は国内および国際路線の両方の市場において航空輸送需要を牽引することが予測されている。また、今後10年間で中国国内輸送量は世界一になると見通されている。2014年から2033年の今後20年間で中国における新造機需要(100座席以上の旅客機および貨物機)は、5,300機以上と目されている。現在、中国の航空会社によって運航されているエアバス機は1,150機以上で、内、A320ファミリーが980機以上、A330ファミリーが150機以上、A380が5機となっている。双発のA330ファミリーは、最新鋭A350XWB、総2階建てA380と共にエアバスのワイドボディ機ファミリーの1機種。250席から500席以上を装備し、地域路線から中長距離のサービスまで幅広い市場ニーズに対応する。A330ファミリーの平均運航信頼度は99.4%で、現在世界中で20秒毎に離着陸を行っている。A330ファミリーはこれまでに1,500機以上の受注を獲得し、世界中のおよそ110社以上によって1,100機以上が運航されている。
2015年07月01日6月26日(金)~29日(月)まで東京・有楽町にて開催されたフランス映画祭2015で、オープニングを飾った『エール!』が、「ダフト・パンク」などのフレンチ・エレクトロを描いた『EDEN エデン』や、フランソワ・オゾン監督の最新作『彼は秘密の女ともだち』、ジュリエット・ビノシュ&クリステン・スチュワート&クロエ・グレース・モレッツ豪華競演の『アクトレス ~女たちの舞台~』などを抑え、最も観客からの支持を集めた「観客賞」を受賞したことが分かった。フランスの田舎町で酪農を営むベリエ家は、高校生のポーラ以外、父も母も弟も全員、聴覚障がいを持っている。だが、美しく陽気な母、熱血漢な父とおませな弟の一家の合い言葉は、“家族はひとつ”。オープンで明るく、仲のいい家族だ。だが、ある日、ポーラの歌声を聴いた音楽教師はその才能を見出し、パリの音楽学校のオーディションを受けることを勧める。夢に胸をふくらませるポーラだったが、彼女の歌声を聴くことができない家族は、彼女の才能を信じられず、大反対。ポーラは悩んだ末、夢を諦める決意をするのだが…。2014年12月に本国フランスで公開されるや、観客を笑いと涙で包み、4週連続 1位、12週連続でTOP10入りを果たし、観客動員数750万人超えの大ヒットを記録した本作。奇跡の歌声を披露する主人公ポーラを演じるのは、人気オーディション番組で注目を集めた新星女優ルアンヌ・エメラ。本作で、セザール賞「最優秀新人女優賞」を受賞した。同映画祭に併せて初来日を果たしたルアンヌと、エリック・ラルティゴ監督は、オープニングセレモニーに登壇、映画上映後には観客からの質問に答えるティーチインイベントに参加した。オープニングセレモニーで「日本に来られて本当に幸せです!」と嬉しそうに語った2人が、ティーチインイベントで舞台に姿を現すと、会場から大きな拍手が巻き起こり、2人も感無量といった様子に。温かい拍手に交じり、涙で鼻をすする音もいたるところから聞こえていた。ルアンヌは観客からの質問に応じながらも、「フランスと日本の手話は違いますか?」と逆質問。すると、1人の聴覚に障がいのある男性が手話で「素晴らしかった!ブラボー!全て理解することができました」と力強く応答し、そのやりとりを見ていたエリック監督は、「もし健聴者が日本語を覚えようと思ったら、きっと15年くらいはかかってしまうと思います。でも手話を使ったら、外国に行っても1日、2日でコミュニケーションを取ることができるんです。これは本当すばらしいことだと思います!」と発言。感極まった表情のルアンヌとともに、一体感あふれる感動的なトークイベントとなった。言葉の壁を超えた感動と、涙と笑いに包まれ、会場から大喝采を浴びた本作。『最強のふたり』や『タイピスト!』などのように、今秋、ルアンヌの歌声が日本を圧巻することになるかもしれない。『エール!』は10月31日(土)より新宿バルト9ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2015年07月01日エアバス(本社: 仏トゥールーズ)は現地時間の6月30日に、同社トゥールーズ工場でベトナム航空のA350XWB初号機を引き渡した。ベトナム航空はリース4機を含めて、合計14機のA350XWBを導入する。ベトナム航空はカタール航空に続いてA350XWBの世界で2番目の運航会社であり、アジアの航空会社では初の運航となる。同社は今週にもホーチミン~ハノイ線への国際線にA350XWBを投入し、その後、ハノイ~パリ線の国際線に投入する予定となっている。同機は、フルフラットシートのビジネスクラスを29席、プレミアムエコノミーを45席、エコノミーを231席、計305席の3クラス構成となっている。また、全てのクラスで快適空間を確保し、最新の機内エンターテイメントを提供する。
2015年07月01日6月15日~21日にパリで行われた航空宇宙機器の国際見本市「パリエアショー」で、ピーチアビエーション(以下、ピーチ)がエアバスA320を3機購入する契約を交わし話題となった。ピーチはこれまでに同機を17機リースで導入しているが、今回なぜ"自社購入"になったのだろうか? そこで今回、航空会社の飛行機リース事情について解説しよう。○1980年代の日本ではほとんどが自社購入今でこそ航空会社が飛行機をリースで導入することはごく自然な形態として認識されているが、1980年代の日本ではほとんど採用されていなかった。当時日本の航空業界においては最大の設備資産である飛行機は自社の資産として購入するのが当然との認識が、業界を寡占する大手航空会社にあった。そして、そのための資金は公的色彩の強いファイナンスでまかなわれていた。政府系銀行である日本輸出入銀行(現・国際協力銀行)と日本開発銀行(現・政策投資銀行)による制度融資である。また、売り手側の米国ではボーイング社の販売を後押しするため、購入者に対する米国輸銀の保証が付くこともあった。加えて日本政府は、当時国営だった日本航空に対して機材調達に政府保証債を発行することもでき、短期間の賃貸借リースが入り込む余地はなかったといえる。○始まりはファイナンスリースからその後、投資環境が好転すると急激な成長をみせた世界のリース会社が市場を拡大し、日本市場に入ってくる。とは言え当初は、大手航空会社側では"ショット売り"のような1機単位・短期間のリースに対するメリットの認識が薄く、購入の一形態としてのファイナンスリースから日本のリース活用が始まっていった。1980~90年代に日本で見られたリースの形態は多くが「日本型レバレッジドリース」と言われるもので、広く見れば自社購入ファイナンス手法のひとつでもあった。このリースは機体を「リース団」(投資家)が購入して12~15年の長期にわたって航空会社に貸し出し、期間満了時に買い取らせる形式のものがほとんどだった。「レバレッジ(てこ)」の名前の通り、リース団に参加する投資家は機体価額の20~30%の資金だけを用意して残りは借入金でまかない、100%分の減価償却を定率で行っていた。つまり、当初の自社の課税利益を圧縮し、税の支払いを繰り延べる間に運用益を稼ぐことを目的とするものだった。この日本型レバレッジドリースは、為替リスクと機体処分リスクを航空会社が取ることもあって広く世界に浸透し、1990年代には世界の新造航空機の3分の1をカバーするまでになった。投資家の税効果メリットの一部をリース料の低減に充てるなど、借り手側にも応分のメリットがあることもその一因となったのである。○航空機リースの隆盛が新規航空会社設立を後押ししかしその後、税制の変更により1998年に外国をまたぐ日本型レバレッジドリースが禁止、国内組成も2005年法改正でできなくなった。その後に市場に広まったのが「オペレーティングリース」である。日本型レバレッジドリースがいわゆるファイナンスリースであり、金融の一形態的性格が強かったのに比べ、オペレーティングリースは比較的リース期間が短く、機体の所有者(貸し手)の顔が見える形態である。このオペレーティングリースの主役は、豊富な資金力を背景にした世界のリース会社だ。彼らの武器は"まとめ買い"で、個々の航空会社が購入するよりもはるかに大きい百機ロットの大型発注をすることで機体メーカーとの価格交渉力を強め、売れ筋の機体を大量・安価に購入する。借り手が決まらないうちに買うので機体のデリバリーポジションは成り行きで決め、あとは「この時期にこの機体があるので借りませんか」と営業するビジネスを展開した。一見リスクが大きいように見えるが、売れ残りそうな機種には手を出さないし、リース会社が大量に機材を押さえてしまうと航空機の受給が逼迫し、貸し手優位の市場を作ることができる。21世紀に入って隆盛を加速させた世界のリース会社は航空会社よりもはるかに高いリターンをたたき出しているのだ。航空会社側にとっても賃借期間を弾力的に設定できるし、なにより自分で高額な購入資金を調達する苦労がないので、使い勝手のいい形態である。必要資金が小さいことはその後の中小の新規航空会社の設立・事業拡大を加速させた。○ピーチの自社購入は余力があればこそ就航前に必要な前払い保証金は各航空会社の与信具合によって違うが、リース料は2~4カ月分というのが相場だ。新品のA320実勢価格が5,000万ドルとして、通常の自社購入の場合は機体を受領するまでに30%を前払金(Pre Delivery Payment)として支払うため、必要資金は1,500万ドル。リース保証金は3カ月分で120万ドル程度だから、調達すべき資金は10分の1以下で済む。オペレーティングリース期間は8~10年が普通である。機体返還時の整備要件(部品・コンポーネントを新品並みにして戻す等)によっては最後に大きなコストが発生するケースはあるものの、資金繰りに苦労するLCCや新規航空会社にとって、メリットは大きい。そのため、中小各社の機材はほとんどがオペレーティングリースによって機材を導入している。そう考えると、今回のピーチの自社購入は非常に珍しいケースと言えるだろう。国内の中小各社の中で唯一自己資金に余力のある同社にとって、一種の金利支払であるリースに比べて無利子の自己資本で機材を調達した方がコストの低減になる、と判断したものと思われる。他方、日本の大手2社のJAL・ANAにおいては、ファイナンスリース終了後は資本市場での資金調達も進んだことから自己購入比率が再び高まりつつあり、2014年度時点では2社とも75%が自社購入によるものとなっている。資産計上しなくてよいリースに対して、自社購入の場合はROA(総資産利益率)が低下するためIR面でのデメリットはあるものの、確実な資産保有と自社仕様へのカスタマイズの容易さなどを優先していると言える。○まだまだ続くリースの進化そして、ここ最近多く見られるリースの形態は「セール&リースバック」だ。航空会社が機体購入契約を結んで前払金は支払うが、機体受領と同時にその機体をリース会社に売却し、オペレーティングリースを組成するというものだ。前述のオペレーティングリースと異なるのは、リース会社は投機的に機体を購入するのではなく、航空会社が買うと分かっているものを肩代わりして購入しリース化する点だ。この方式はリース会社の安価大量買いによらないため、リース料が若干高くなる傾向があり、まとめ買い対象でない人気薄の機種や最新モデルが出た後の型落ち機種で行われることが多い。しかし、航空会社が資金調達の必要額を減らすために、また、バランスシートを軽くするために、セール&リースバックでのリース化をすることも昨今普及してきた。加えて、オペレーティングリースだとリース会社からの差入保証金はリース終了まで返ってこない上に金利もつかないが、セール&リースバックだと保証金はリース会社が肩代わりするので、航空会社の手元資金が増えるメリットもある。今回は新造機に焦点を当てた事例を紹介したが、世界の航空市場には二次、三次利用されている中古機がおびただしい数であふれている。中古機マーケットは発展途上国や小規模航空会社が主流なため貸し倒れリスクも増え、リース事業の運営はますます複雑なものとなっていると言えるだろう。航空市場を支えているのが多種多様なリース会社であることは間違いない。機体の貸し手側から航空業界を眺めてみると新たな切り口に気づいたりもして、面白いものだ。○筆者プロフィール: 武藤康史航空ビジネスアドバイザー。大手エアラインから独立してスターフライヤーを創業。30年以上におよぶ航空会社経験をもとに、業界の異端児とも呼ばれる独自の経営感覚で国内外のアビエーション関係のビジネス創造を手がける。「航空業界をより経営目線で知り、理解してもらう」ことを目指し、航空ビジネスのコメンテーターとしても活躍している。
2015年06月30日エールフランス航空は7月2日より、ファーストクラスとビジネスクラスでパリ発・日本発共に、本格的な和食のサービスを開始する。予約受付は7月1日からとなる。エールフランス航空では2013年に5億ユーロを投資する、全クラスの品質向上プロジェクトを発表した。2014年にはエコノミークラス、プレミアムエコノミークラスの新シート、新しいテーブルウェアと共に、フルフラットの新ビジネスクラスシートを導入、テーブルウェアも一新している。2015年にはスイートルーム空間の新しいファーストクラス"ラ・プルミエール"を日本で披露し、5月より羽田発パリ行きのAF293便で、レストラン仕様の本格的なテーブルウェアによる食事サービスと共に提供する。機内食はミシュランスターのシェフたちによってメニューを開発し、ワインは世界ソムリエチャンピオンが厳選するのに加え、今回、ユネスコの無形文化遺産に登録された和食を日本路線のファーストクラスとビジネスクラスで提供することとなった。なお今までどおり、本格的なフランス料理も選択することができる。和食メニューは出発時間の90日前から24時間前までの事前予約となる。PC、あるいはモバイルから、航空券購入時あるいはサイト内の予約の確認・変更のページ、または、オンライン・チェックイン時に申し込みができる。そのほか、エールフランスのコールセンターでも対応している。和食の注文は無料で追加料金などはかからないが、限定数での提供となるため、同社は早めの申し込みを推奨している。日本発の例として7月2日からは、前菜(合鴨ロース煮、野菜、海老芝煮、京芋昆布まき、もろ胡瓜味噌添え、茗荷漬物寿司)、お椀(湯葉とねぎのお吸い物、柚子風味)、小鉢二種(キングサーモン昆布〆、鯛昆布〆、ほうれん草胡麻和え)、台の物(牛すき焼き、すき餡かけ、白菜、豆腐、笹がき牛蒡、人参含め煮、ブロッコリー、型抜きご飯)、香の物(柴漬け、白沢庵)、和菓子(季節の上生菓子)を提供する。また、開始予定日は未定だが日本発の例として、前菜(牛肉照り焼き、鰊昆布巻き、焼き栗甘露煮、海老のお寿司)、お椀(庄内麩と葱、若布のお味噌汁、山椒風味)、小鉢二種(スモークサーモン花作り、焼き目帆立、金平牛蒡の胡麻風味)、台の物(鯛二色焼(塩焼き、黄金焼き)、揚げ茄子、里芋白煮、銀餡添え、赤パプリカ、ほうれん草、繊切り人参、型抜きご飯)、香の物(桜漬け、胡瓜浅漬け)、和菓子(季節の上生菓子)も予定している。フランス発の例として7月2日からは、前菜(つくね煮、卵焼き、ズッキーニ花作り、かぼちゃの旨煮)、お椀(葱、若布のお味噌汁)、小鉢二種(スモークサーモン野菜添え、鰻寿司)、台の物(鮟鱇の揚げ物、かに餡添え、人参と椎茸の旨煮、型抜きご飯)、香の物(柴漬け、胡瓜浅漬け)、甘味(チョコレートボンボン)を予定している。
2015年06月30日「フランス映画祭 2015」が6月26日(金)に開幕。都内でオープニングセレモニーが開催され、団長を務め、上映映画『ヴィオレット』に出演するエマニュエル・ドゥヴォス、オープニング作『エール!』主演のルアンヌ・エメラら来日ゲストが一堂に会した。良質なフランス映画をいち早く紹介する催しとして愛され、今年で23回目を迎えるフランス映画祭。今年は26日(金)から29日(月)まで開催され、作品の上映と共に来日ゲストによる上映後のトークイベントなどが開催される。ゲストを代表して挨拶に立った、今年のフランス映画祭団長を務めるエマニュエルは、日本語で「こんばんは。東京に来られてとても嬉しいです。でも仕事ばかりでは残念です(笑)。東京を楽しみたいと思います」と語り、喝采を浴びる。さらに「数ある映画祭の中でも、フランスの映画人がこぞって行きたがるのが、この東京の映画祭です。今年も素晴らしい映画祭になることを望んでいます」と語った。オープニング作の『エール!』は本国で700万人動員の大ヒットを記録し、日本でも10月の公開を控える作品。ペリエ家は、高校生のポーラ以外、彼女の両親も弟も聴覚障害を抱えている。ある日、ポーラの歌声を聴いた音楽教師がパリの音楽学校のオーディションを勧めるが、彼女の歌声を聴くことができない家族は大反対!悩んだ末に夢を諦めるポーラだったが…。オープニング上映を前に舞台挨拶に登壇したエリック・ラルティゴ監督は、映画を説明し「日本に来ることができて嬉しく思います」と挨拶。ヒロインのポーラを演じたルアンヌも「夢がかないました!」と愛らしい笑顔を見せ、会場は温かい拍手に包まれた。「フランス映画祭 2015」は6月29日(月)まで開催中。(text:cinemacafe.net)
2015年06月26日ユニフランス・フィルムズが開催する「フランス映画祭 2015」が、6月26日(金)から29日(月)まで有楽町朝日ホール、TOHOシネマズ 日劇(東京会場)にて開催される。本国で動員700万人超えの大ヒットを記録した話題の映画『エール!』を皮切りに、今年は新作11作品とクラシック作品1作のフレンチシネマがラインナップしてファンを魅了する。「フランス映画祭 2015」開催を記念して、「パスザバトン(PASS THE BATON)」ではスペシャルコラボレーションアイテム「水玉ハンドペイントスニーカー」を発売する。赤と白のドットがポップでキュート、フレンチシックなエッセンスにあふれたこのコラボスニーカーは、「フランス映画祭 2015」のメイングラフィックをインスピレーションソースにした一足だ。京都三条富小路にショップ兼アトリエを構えるアーティスト「CHICKENNOT(チキンノット)」が、日本丸の使い古された帆布を再利用しパスザバトンオリジナルの「1960’s Mainsail Boat Shoe」1足1足にハンドペイントで水玉を描いてり、全て1点もの。よく見るとひとつひとつ柄が違っているので、自分だけのオンリーワンアイテムになる。「水玉ハンドペイントスニーカー」は、表参道の「パスザバトン(PASS THE BATON)」にて6月26日(金)から数量限定で発売となる。(売り切れ次第終了)。価格は、22,680円。(text:Miwa Ogata)
2015年06月25日ボーイングは米国時間の6月23日、タイ国際航空が購入してきた777では25機目にあたる777-300ERを引き渡したことを発表した。タイ国際航空はこれまでの20年間において、777のほぼ全てのモデル、また、5機の787ドリームライナーを運航している。なお、この1月にはボーイング機としては自社購入75機目となる777を受領した。
2015年06月25日