2023年内に取り壊しが決定している神戸・新港の歴史的建造物の旧住友倉庫で1月27日から29日の3日間、メディアアートイベント「神戸ミュージック&デジタルアート・エキシビジョン」が開催される。同倉庫は大きな吹き抜けを挟んで年代を違えた二つの建物が一体化した珍しい建造物。西側の5階建て部分は1923年の関東大震災で横浜の倉庫が消失したことから神戸での倉庫の需要が高まり1926年(大正15年)に竣工した。その後1962年に東側の4階建て部分が完成した。倉庫内部には貨物輸送の名残の鉄道の引き込み線が敷かれ、構内にはプラットフォームやレールの一部が残る。大阪港に残る築港赤レンガ倉庫と並び住友倉庫の歴史を代表する建造物。2021年3月に閉業し、神戸市に所有権が移管され、再開発のため年内に取り壊される予定。今回のイベントは神戸電子専門学校協力のもと、レーザーと照明と特別なサウンドシステムによる光と音の演出で3日間それぞれテーマの違えたセットが企画されている。初日27日、「SOW078」は新しい音楽シーンを切り開くオーガナイザー、DJたちが集結。港町の最前線地区から、現在の神戸を届ける未来への種蒔き。28日は、「1970〜2023 from DISCOTEQUE to CLUB, Time Trip Kobe」と題して、1970年代から現在に至るまでのエポックメイキングな音楽を再現。A HUNDRED BIRDSのDJ YOKU やDJ Marbow、DJ TANKOなど70年代、80年代のディスコ時代から活躍するDJから世界チャンプのターンテーブリスト、ファッションシーンの裏方を支えるディレクター、プロデューサーなどがDJに名を連ねパーティーを盛り上げる29日は、未来都市を構想するムーブメント「078KOBE」と「BLISSDOM」が音の粒感と抜けに磨きをかけ、光の広がりとリンクするサウンドデザインを提示。特別プログラムとして世界レベルで活躍する神戸出身のIsao SudoとTakashi Sudoからなる兄弟DJ/プロデューサー「SUDO」と、レーザー光で描く浮遊オブジェクトとプログラマブルLEDライトによるTomoyuki Soramotoの空間演出、バレエダンサー Chihiro がアドリブで有機的な踊りを披露する8分間のショーケースが予定されている。倉庫南の広場には3日間、神戸を代表する木炭焼ステーキや人気惣菜店のスープ、ホットワイン、 灘五郷酒所など、地元の13の飲食店がブース出店する。出演者は下記の通り。【ミュージック (DJ / LIVE)】<SOW 078>2023 年 1 月 27 日(金)DJ SODEYAMA (трип / Dynamic Reflection ) 、DAIJIRO (DIGITALBLOCK)、ERIMIYA (Akachochin Crew / En Festival)、TAICHI KAWAHIRA (Brightness | REWLOOLA | SINTONIA )、 Spike、tatsuo.y、TENSEI、TrasTa、and more<1970〜2023 from DISCOTEQUE to CLUB, Time Trip Kobe>2023 年 1 月 28 日(土) 14:00-22:00 ※雨天決行DJ TANKO、DJ YOKU (A HUNDRED BIRDS)、MC MOGGYY、DJ Marbow、DJ RIO、HARIO!? (LOVEATTACK!) オガワジュンゾウ (LOVEATTACK!)、Voguing Show Case(GeNGeN Amazon Tanitani AKIchu)、and more<078 – BLISSDOM>2023 年 1 月 29 日(日) 14:00-22:00 ※雨天決行SUDO (COCOON, SCI+TEC / BLISSDOM)、 DJ HI-C (Moment)、DJ RYO TSUTSUI (En Festival) 、DHADHA"、ANNY、DJ YAKO MIKA、大倉カイリ(bar Gospel)、MASAYA、DJ NABE、IWASHI (OSD)、FUKUOKA,、Soji (Master Beat Kobe) 、Chihiro Sudo (Dancer)、and more【フード】amasora(スープ、タコス)、der Kiten (ナチュラルワイン)、汀 -MIGIWA-(薪焼きチキン、ブルスケッタ) 、最幸飯店(ハンバーガー)、灘五郷酒所(日本酒)、○と○(ジャークチキン、ガーリックシュリンプ) 、車麺屋(豚骨スープのラーメン)、バルバッコアーコーポ 118(プルドポーク専門のフードトラック)、 デトックス大魔王(スパイスカレー、昆布スープ、酵素ドリンク) 、nagomibar(Bar)、ニキ食堂(焼肉丼、ホルモン丼)、Katakamna(アブサン)、It’s A Beautiful Day Coffee(コーヒーとパンケーキ)、UMID (羊の串焼き) 、野良ワークス-野菜は地球を救う(丹波自然栽培-有機野菜マルシェ)「Kobe Music & Digital Art Exhibition」【日時】2023年1月27日(金)〜29 日(日) 3日間共に14:00-22:00 ※雨天決行【会場】旧住友倉庫 神戸市中央区新港町 7/新港第2突堤基部 atoa、フェリシモ本社東隣【料金】<1日券>1月27日前売り 3,000 円(当日 4,000 円) / 学割 1,500 円(当日 2,000 円) 1月28日前売り4,000円(当日 5,000 円) / 学割 2,000 円1月29日 前売り 4,000 円(当日 5,000 円) / 学割 2,000 円<2日券>1月 28日〜29 日 前売り 7,000 円(当日 9,000 円) / 学割 4,000 円<3日券>1月 27日〜29 日 前売り 9,000 円(当日 11,000 円) / 学割 5,000 円
2023年01月25日クリスチャン ルブタンは2023年1月20日、フランス、パリの中心的なエリアに位置し、近代的なデジタルミュージアムに生まれ変わった、歴史的なオペレッタ劇場の建築物「ゲテ・リリック」にて、2023年秋冬メンズコレクションを発表しました。今シーズン、メゾンはヒール付きメンズウエアを強化し、AIGLEラインとして文字通り、どんなスタイルも新たな高みへと導くブーツとローファーのコレクションを生み出しました。8cmのキューバンヒールを持つ「AIGLISSIMA STRASS」ブーツは、数えきれないほどのブラックのストラスに覆われた、ポインテッドトゥのロックテイスト漂う1足。ローファーの「AIGLON」と「AIGUILOU」は、CLをあしらったヒールとシャープな幾何学的ラインが特徴的です。華やかな「ROSALIO」ブーツは、アンダルシアの伝統的な職人技とフラメンコの精神からインスピレーションを得たものです。AIGLISSIMA STRASS新作の「DUNE(デューン)」は、2023年春夏コレクションに引き続き、シグネチャーであるグラフィカルなラグソールはそのままに、2つの新シルエットを発表しました。メンズウエアのフォーマルなシルエットを都会的にアレンジした「PANAMIC」レースアップダービーと「PANAROOT」ブーツは、しなやかで耐水性のあるキャンバス地で作られており、軽量な見た目と履き心地が特徴です。また、レザーグッズに新しく加わった「LOUBIDEAL」のバックパックとベルトバッグは、超軽量で耐久性に優れたナイロン製で、今シーズンの旅行に最適なプラスワンアイテムです。ハイキングやキャンプからインスピレーションを得たルビレッドのラバーアクセントのシルエットは、ジップポケットや調節可能なストラップ、メッシュで補強された新しいキルティングバックなどの機能を備え、実用的でシックなアイテムに仕上がっています。革新的なデザインで常に進化を続けるクリスチャン ルブタンのメンズウエアの新たな一歩となる2023年秋冬コレクションは、5月からオンラインおよび世界中の店舗で発売されます。ABOUT CHRISTIAN LOUBOUTIN1992年、クリスチャンルブタンはパリ の中心に誕生しました。当初はレディースコレクションのブランド としてスタートし、その 数年後にはメンズコレクションの展開を開始。レディース、メンズコレクションともに、 シグネチャーであるレッドソールで広く知られ、世界中で愛されています。2014年には、クリスチャンルブタンビューティが登場。現在、クリスチャンルブタンは、レディースおよびメンズ のシューズ、ハンドバッグ、レザーグッズコレクションを幅広く展開し、世界各国に150以上の店舗および販売拠点を構えています。#christianlouboutin#クリスチャンルブタンお問い合わせ:クリスチャン ルブタン ジャパン @louboutinworldLINE @Christian LouboutinFacebook @christianlouboutinTwitter @louboutinworldInstagram
2023年01月24日静岡市歴史博物館が、静岡市葵区グランドオープンする。静岡市歴史博物館、徳川家康や今川義元など静岡市の歴史を紹介静岡市歴史博物館は、徳川家康や今川氏など静岡所縁の武将をはじめ、静岡市の歴史を一堂に披露する博物館だ。静岡市ならではの歴史的・文化的に重要性のある資源の価値や魅力を発信すると共に、「大御所家康公と駿府」としての都市イメージの確立を目指す。グランドオープン後は、徳川家康や今川氏の歴史に触れることのできる展示物だけでなく、博物館建設前の調査で発見された戦国時代末期の道と石垣の遺構を館内にそのまま取り込んだ展示も魅力。かつてその道を歩いたかもしれない家康や当時の人々・情景を思い浮かべつつ観覧することができる。開館記念企画展を開催グランドオープンを記念し、館内では開館記念企画展「徳川家康と駿府」を2月26日(日)まで開催する。展覧会の注目は、家康の着初めの鎧や、自筆と伝わる肖像など。ほかにも、家康が天下の最高権力者「大御所」として過ごした9年余りの期間に着目し、駿府城下での暮らしや多くの寺社、さらには郊外の集落にまで与えた影響など、ゆかりの資料を通して紹介する。【詳細】静岡市歴史博物館開館日:2023年1月13日(金)住所:静岡県静岡市葵区追手町4-16開館時間:9:00~18:00※展示室入場は閉館30分前まで休館日:月曜日(祝日の場合は開館、翌平日休館)観覧料:・基本展示+企画展示 一般 1,000円(800円)、大学生・高校生・市内在住70歳以上 700円(550円)、小中学生 250円(200円)・基本展示のみ 一般 600円(480円)、大学生・高校生・市内在住70歳以上 420円(330円)、小中学生 150円(120円)※( )内は20人以上団体料金。※小学生未満は無料。※「市内の小中学生」は「静岡市子どもカード」などを提示で無料。そのほか「一般」以外は学生証など証明書等を持参。※混雑緩和のため、2階・3階の展示室の観覧は日時指定予約制(ウェブ予約)を導入。■展覧会情報開館記念企画展「徳川家康と駿府」会期:2023年1月13日(金)~2月26日(日)場所:静岡市歴史博物館 3階 企画展示室【問い合わせ先】静岡市歴史博物館TEL:054-204-1005
2023年01月19日建築という視点から映画を考える映画祭「建築映画館2023」が2月23日(木・祝)~26日(日)にアンスティチュ・フランセ東京にて開催決定。建築に関する映画19作品を、《都市》《構造》《図面》《建築と人物》《アーカイブ》の5つのテーマに分けて上映する。ガス・ヴァン・サントに影響与えた『プロパティ』日本初上映1970年代のポートランドで地域の再開発から生活を守ろうとする住民たちを描いたインディペンデント映画『プロパティ』は、若き日のガス・ヴァン・サントが録音技師として参加、ケリー・ライカートなどの次世代の独立系映画作家に影響を与えたとして近年再評価されている。『プロパティ』また、映画がどのようにロサンゼルスを映してきたかを膨大なフッテージをもとに辿る、壮大な映画エッセイ『ロサンゼルスによるロサンゼルス』(2003-2014)は日本初の字幕付き上映。さらに、2023年1月5日に急逝した実験映画の大家マイケル・スノウ唯一の劇映画『SSHTOORRTY』など、滅多に上映機会のない貴重な作品が続々。さらには黒沢清や溝口健二といった日本劇映画の巨匠や、ジェリー・ルイスのコメディもラインナップに揃え、製作国、時代、ジャンルまでバラエティに富んだ作品群を「建築」という視座から見直す。映画祭初日には、「現代建築映像にまつわる対話」と題したオープニングイベントを行い、現代を生きる建築映像作家らの作品上映を交えながら、建築家とのトークショーを実施。そのほかにも、会期中は美術監督、建築家など映画・建築双方の分野からゲストを招待したトークショーを上映と併せて開催するという。《都市》人間の認識が及ばないほどに、概念や認識が無数に折り重なった都市の全体像を捉える方法のひとつとして映画がある。映画は自らが生み出した都市像を人びとに伝え、現実の都市へと影響を及ぼすことも。映画をつくる行為を通じて現実の都市へと接続する2作品を選出した。『ロサンゼルスによるロサンゼルス』courtesy of Cinema Guild『プロパティ』★日本初上映★1979年、88分、デジタル監督・脚本・製作:ペニー・アレン1970年代のオレゴン州ポートランドで、急激に進むジェントリフィケーション(都市の高級化)から自分たちの生活を守ろうとする住民を描いた地域映画。都市計画に対するマニフェスト的な作品であり、その後のポートランドの変化と併せて考察したい。監督のペニー・アレンは70年代アメリカのインディペンデント映画シーンを先導した女性であり、ガス・ヴァン・サントや次世代のケリー・ライカートといったアメリカ北西部地域の独立系映画監督たちへ与えた影響から、近年その再評価が高まっている。録音技師として若き日のガス・ヴァン・サントが参加しており、ここでの撮影を通じて彼の初長編映画『マラノーチェ』(1986年)の原作者(本作主演のウォルト・カーティス)との出会いがもたらされたことでも知られている。上映:2月24日(金)15:40-『ロサンゼルスによるロサンゼルス』★日本語字幕付き初上映★2003-2014年、169分、デジタル監督・調査・テキスト・製作:トム・アンダーセン数々の作品の舞台となってきた都市・ロサンゼルス。これまでロサンゼルスで撮影された200本以上の映画フッテージを用いて、ロサンゼルスという都市が映画の中でどのような背景や被写体であったかを分析した映画エッセイ。映画のサイレント期から現代まで約100年にわたり、映画と都市が互いに影響を受けながら発展してきたことを明らかにしようとする。2014年に新たにリマスターと再編集、膨大な数の映像引用に対する著作権処理がクリアされ、商業公開とソフト化が可能となった。監督のトム・アンダーセンはロサンゼルス在住の映画監督・映画批評家・教育者であり、カリフォルニア芸術大学で長年にわたり映画分野の教員をつとめている。上映:2月26日(日)15:50- ※途中休憩5分あり《構造》構造映画とは、ショット構成や物質的な支持体であるメディア(フィルムやビデオテープ)など、映画を成立させるための構造それ自体を主題とした映画を指す言葉である。これらの構造への操作によって喚起させられる空間体験が、建築と密接に関わる作品を上映する。『11×14』『11×14』1977年、81分、デジタル、監督:ジェームス・ベニング「構造映画」の余波の中で製作された、ジェームス・ベニングによる初の長編映画。アメリカ郊外を捉えた65の静的なショットで構成されている。物語を超えて構図・色・テクスチャ・画面の内外の関係を映し出し、映画を見る側の自発的な空間への注視をうながす。上映:2月23日(木・祝)16:50-〈短編セレクションA〉マイケル・スノウ作品集(56分)マイケル・スノウによる2000年以降のビデオ作品群。空間に対して複数の時間が重なり並行していく『WVLNT』『SSHTOORRTY』、配置された物や人物への画像変形処理によって空間性が変化する『The Living Room』、映像的な操作によって空間が顕在化する3作品を上映する。上映:2月23日(木・祝)19:00-《図面》映画を分析・批評する目的で、映像の情報をもとに図面(主に平面図)を描き起こす方法が存在する。図面というフォーマットにより、映画に一人称ではない視点が与えられ、俯瞰的な議論の下地となる平面が生まれる。そうした映画の図面分析を通して、映画と建築の関係性を再考しうる作品を上映する。『底抜けもててもてて』Images Courtesy of Park Circus/Paramount『底抜けもててもてて』1961年、96分、デジタル監督・製作・脚本・出演:ジェリー・ルイスジャン=リュック・ゴダールにも影響を与えたスラップスティックの名手ジェリー・ルイスによるコメディ映画。4階建ての女子寮のセットを断面から捉えた現実の空間では不可能なカメラワークとともに繰り広げられる取り留めのない物語が、セットという建築物によって、ひとつの映画へと繋ぎとめられる。上映:2月25日(土)14:20-『雪夫人絵図』1950年、88分、35mm監督:溝口健二熱海の名邸・起雲閣で撮影された、旧華族の夫人、放蕩夫、夫人を慕う男が織りなすメロドラマ。後に『西鶴一代女』(1952年)で国際的評価を高めていく溝口健二の監督作。物語の流れに沿って効果的に建築の部分を映し出す手腕に着目し、再評価を試みる。美術監督・水谷浩が手掛けるセットにも注目。上映:2月25日(土)12:10-『クリーピー偽りの隣人』2016年、130分、デジタル監督:黒沢清建築物の配置がストーリー上の重要な要素として登場するサスペンススリラー。撮影時も現場の俯瞰図のなかに役者の動線を描き込みながら演出をつけていくという黒沢清。その監督作品のなかでも、空間構成と物語の構成が互いを利用しながら展開していく本作を、改めて図面とともに見直す。上映:2月25日(土)16:40-《建築と人物》ある特定の人物がその映画に関わっていることが大きな意味をもつ映画をとりあげる。ここで言う人物は、映像を撮った人物の場合もあれば、映像に映る人物の場合もある。その人物は建築的な言葉でいえば、施主である場合もあれば、利用者である場合も、もしくは設計者である場合もある。こうした人物と建築の関係をめぐって、上映プログラムを選定した。『Koolhaas Houselife』© BEKA & LEMOINE『Koolhaas Houselife』2017年、58分、デジタル監督:イラ・ベカ、ルイーズ・ルモワンヌOMAの設計によって1998年に竣工した「ボルドーの住宅」を、その掃除をする家政婦の所作を追いかけることで描き出した作品。世界で活躍する建築映画作家ベカ&ルモワンヌの処女作にして傑作。上映:2月24日(金)14:00-〈短編セレクションB〉近現代建築と運動(上映51分+トークショー)マン・レイが住宅建築を舞台に製作した映像や、ル・コルビュジェによるモダニズム建築のプロパガンダ的映像作品『今日の建築』、本邦初公開となるOMA設計の「ヴィラ・ダラヴァ」竣工直後の映像作品『Silent Witness』など、建築家の設計による建築物を撮影対象とした映像作品を中心に、「運動」という共通のテーマのもと上映を行う。上映:2月24日(金)17:50-『サイコロ城の秘密』1929年、26分、デジタル監督:マン・レイ『今日の建築』1930年、10分、デジタル製作・撮影:ピエール・シュナル『Silent Witness』★日本初上映★1992年、12分、デジタル撮影・編集:クラウディ・コルナース、編集:ハンス・ヴェールマン『Renee’s Sweetness』(映画『1,2,3 Rhapsody』より)1965年、3分、デジタル監督:1,2,3グループ(レネ・ダルダー、レム・コールハース、ヤン・デ・ボン、キース・メイヤーリング、フラン・ブロメット)《アーカイブ》映画の保存・継承は、映画フィルムのなかに遺されてきた様々な建築空間を、時間や場所を超えて体験することを可能にしてくれる。スクリーンを通して、映画によって建築を記録/伝達するこれまでの試行をその黎明期から見つめ直す。『出合いの街 集住体──パサディナ・ハイツ』 画像提供:NPO法人戦後映像芸術アーカイブ『チセ・アカラ ──われらいえをつくる』[日本語版]1974年、57分、デジタル監督:姫田忠義消えてしまったアイヌの伝統的な家づくりとその文化的背景を伝えるため、アイヌ文化研究者の萱野茂がアイヌの青年たちと2軒の民家をつくる様子をとらえた貴重なドキュメンタリー。宮本常一に師事し日本各地の消えゆく生活文化を記録し続けた姫田忠義が監督を務めた。日本語版にくわえて英語版とアイヌ語版が存在する。2月26日(日)12:00-〈短編セレクションC〉建築メディアとしての日本映画(計65分)建築が映画の主題として扱われた日本映画4作品を紹介。リサーチ(『農村住宅改善』)や設計・プレゼンテーション(『コミュニティ・ライフ』『出合いの街』)、広報(『ARCHITECTURES JAPONAISES』)といった建築をつくる過程を巡る様々な行為とその映像表現の多彩さに着目する。2月26日(日)14:00-『農村住宅改善』1941年、20分、デジタル監督:野田真吉『ARCHITECTURES JAPONAISES(日本の建築)』1937年、13分、デジタル撮影:三村明『コミュニティ・ライフ』1972年、13分、35mm監督:松本俊夫、『出合いの街 集住体──パサディナ・ハイツ』1974年、19分、デジタル製作・演出・脚本:松本俊夫「建築映画館2023」は2月23日(木・祝)~26日(日)アンスティチュ・フランセ東京にて上映。(text:cinemacafe.net)
2023年01月17日家づくりにおいて、これまでの常識が覆される時代となりました。一級建築士のリクドウさんが、現代の生活スタイルに「いらない間取り、不便な間取り」を、今急増中の最新人気間取りと合わせてご紹介します。一級建築士が教える!今の生活スタイルに「いらない間取り、不便な間取り」リクドウさん柔らかな陽光に幸せを感じながらシーツを干す、シワが消えるさまに充実感を覚えながらアイロンをかける…。家事が好きな人は結果とともにその過程も楽しめると思いますが、苦手な人や家事以外にやりたいことがある人、仕事に時間を取られがちな人にとっては、それらを楽しむ余裕なんかなく、むしろ苦痛でしかありません。過程なんか取っ払ってすぐに結果がほしいと思うでしょう。そうした考えは、残念ながら昔は我慢するしかありませんでした。ですが、時代の移り変わりとともに家電は進化し、男女の働き方が多様になり、家事に対する価値観もさま変わりしたと同時に、ようやくその主張が注目されるようになったのです。今回は、今は「不要、不便」という声が出始めている間取りをご紹介します。※おもに東京都内ほか近郊に住むファミリー世帯の戸建てが対象です。今や不要、不便その1:風呂の脱衣所に洗面台よく考えてみると、脱衣所と洗面台ってなんでセットなんでしょうか。風呂から出て肌のお手入れや髪を乾かすのに便利だから?それも一理ありますが何も同じ空間じゃなくてもいいですよね。この組み合わせの最大のデメリットは、入浴以外の使用時の不便さにあります。例えば来客時。お客さんがいらしたら、まずは手を洗ってもらいます。そしてトイレに簡易的な手洗いがなければその都度洗面台を使ってもらいますよね。つまりその度に、浴室や洗濯機(置いてあれば)などが人目にさらされるわけです。ということは、来客時はそこの掃除までしなくてはいけません。だたでさえお招きするリビングやキッチンの掃除で手一杯なのにそこまでするのかと、楽しい時間を前に疲労困憊になったり、腹立たしく思ってしまう人も少なくないはずです。また、朝の支度時。シャワーを浴びる人もいれば、浴びない人もいます。浴びない人にとってはわざわざ風呂場にいかなければなりません。風呂に入らないのになぜ風呂場に行かなければいけないのでしょう!そして脱衣場は限られた空間ですから、家族人数が多い家庭にとっては順番待ちの大渋滞にもなります。歯磨きのうがいをしたいのに、ヘアブローで洗面台が占領されてる。仕方なくキッチンでうがい、洗顔なんて日本のよくある光景です。…というわけで令和の今、これらの問題の解決策として、洗面台は風呂の脱衣所に設置するのではなく、玄関とリビングの動線上にある廊下などに設ける人が増えていると言われています。廊下という共有部分に設置すれば、来客があっても風呂場はプライベート空間を保てますし、洗面台の幅もより広くとれるので、複数人が横並びで歯磨きやヘアブローなどができ、渋滞解消に役立ちます。狭い居住空間における共有部分の有効活用という考え方もできます。デメリットとしては、廊下の床が水分で傷みやすい、廊下が混雑するといった点でしょうか。とはいえ、個人的にそれらよりもメリットのほうが上回ると考えますね。今や不要、不便その2:対面キッチン対面キッチンとは、カウンターキッチン、アイランドキッチンと呼ばれるものの向こう側にダイニングテーブルを配するスタイルのこと。多くの人にとってものすごく見慣れたレイアウトだと思います。ですが、今はこちらを取り入れる人は減ってきているよう。代わって台頭しているのが、「横並びダイニング」と呼ばれるものです。これは文字通り、コンロやシンクなどのいわゆるキッチンの横に、一直線になるようダイニングテーブルを設置するレイアウトです。メリットは、配膳が超ラクになる、これに尽きます。食事時はスライド移動しながら料理をテーブルに運ぶだけなので、家事動線がかなり短くなりますよね。注意点としては、キッチンとの距離が近いので小さなお子さんが刃物や火など危険なものに触れやすい、横並びできる空間が必要、リビングまでの距離ができる、来客にキッチンの中まで見られるといった点があります。お子さんが小さい時期は避けるのが無難かもしれませんが、毎日の配膳がスムーズになると思うと個人的には他のデメリットは目を瞑れますね。今や不要、不便その3:キッチンの床下収納キッチン床下の有効活用!なんて考えは減少中です。それよりも、出し入れしづらい、湿気が気になるなどの問題点のほうが目につきますから。とはいえ、保存がきく食料や日用品、食器類などをストックしておくキッチン専用の収納スペースは必要不可欠。そこで主流となっているのが、パントリーと呼ばれる独立した空間です。ウォークインや棚、キッチンの引き出しの一角をそれにするなど、さまざまなタイプがあり、ある程度空間を確保できるのならウォークイン、省スペースでいいなら棚、引き出しなど家のサイズやご自分の状況に応じてみなさん作っているよう。キッチンに関連したモノをまとめてストックできて管理しやすいといった点が支持要因のひとつでしょう。それぞれの注意点としては、ウォークインは大量に収納でき、かつモノの出し入れはしやすいが、人が入る空間分はモノは置けません。つまりけっこうなデッドスペースができるということです。棚は固定棚にしてしまうとサイズが合わず収納できないモノが出てくるので可動棚がベター。また扉をつけると扉の厚み分収納スペースが取られてしまうので、図面に書かれた棚の奥行きサイズに合わせて小分け用の収納ケースを用意したところで入らないなんていう事態にもなりかねません。スペースを使い切るためには、扉ではなく、ロールスクリーンやカフェ風カーテンなどがおすすめです。引き出しに関しては、2Lペットボトルやビン類、米、キッチンペーパーなど大きなモノは収納しづらく、別に場所を確保しなければならない、といったところでしょうか。収納品を書き出してどのくらいのスペースが必要なのか熟考しましょう。以上、現代の生活スタイルに「いらない間取り、不便な間取り」をご紹介しました。近年増えている大まかな傾向ですので、絶対に良いとは限りません。情報のひとつとしてみなさんのご参考になれば幸いです。教えてくれた人リクドウさん一級建築士。設計事務所の管理建築士。普段の仕事は、公共、商業施設の設計がメイン。住まいに対するモットーは「自分らしくいられる、憩いの空間であるべき」©takashi miki/Getty Images文・伊藤順子
2023年01月02日洗濯にまつわる衝撃エピソードを紹介しています。洗濯を干そうと、パパが洗濯機を開けると、思わず悲鳴が! 驚いて駆けつけたママが見た物は、いったい何だったのでしょうか。ある日、夫が洗濯を干そうと洗濯機を開けたところ、衝撃的な光景が広がっていました……。洗濯機の中を探ってみると、とある子育てアイテムが原因でした。 洗濯機を開けると、衝撃的な光景が… 息子が1歳4カ月ごろの出来事です。洗濯物たちの変わり果てた姿と、紙おむつの本気モードの姿が衝撃的でした……。 監修/助産師 松田玲子著者:マンガ家・イラストレーター はみだしみゆき
2022年12月29日思い出すだけで赤面!誰にでも黒歴史はありますよね。とくに恋愛に関する黒歴史は、恥ずかしい勘違いが多いもの!今回は、恥ずかしすぎる恋愛黒歴史のエピソードをご紹介します。私のことじゃなかったの?気になっている男性から「俺、髪型がボブの清楚系で、酒飲むと面白くなる子が好きなんだよね」と言われ、単純だった私は「それって私のこと?もしかしてキュンキュンさせようとして言っているのかな?」と思っていました。照れ隠しに私は「へーそんな女の子いるんだ!いい感じなの?」って聞いてみたんです。すると「そんなの無理に決まっているよ。あくまで理想だもん」と言い出したので、あれ?おかしいなと感じ、よく聞いてみると有名タレントのことでした。(女性/学生)勘違いだとわかると恥ずかしい!彼のタイプが具体的すぎて、つい勘違いしてしまう気持ちもわかります。しかし、自分に似ている要素があるということは、案外脈ありだったのかもしれませんよ!特別なお土産だと勘違い!職場に好みの女性がいました。誰とでも仲良くできるタイプの女性で、私にも気さくに話しかけてくれていたんです。ある日、彼女から旅行に行ったお土産を渡されました。会社にはお菓子、私には個人的にストラップをくれたのですが、よく見ると彼女も同じストラップをつけているではありませんか!内心「ペアだ」と思いましたが、そこはあえて触れず男らしくしていました。彼女とは2人きりで話すときもあったので、そういったキッカケで「この子は私のことを好きになってくれたんだろう」と思っていたんです。その後会社で飲み会があり、帰り際に彼女への告白を考えていたら、同じストラップをつけている人を4人も発見!なんと彼女は同じプロジェクトの人全員にストラップを買ってきたらしく、私は危うく恥ずかしい思いをするところでした。勘違いは怖いですね。(男性/会社員)これは勘違いするのも仕方ない!?異性からの個人的なお土産というだけでも、気持ち的にウキウキしてしまう人は多いはず。さりげなくお揃いのストラップはズルいですね。※こちらは実際に募集したエピソードをもとに記事化しています。
2022年12月20日伝統美に包まれた趣ある空間で和やかな食の時間を地元・信州の食材をふんだんに使った料理に舌鼓また訪れたくなる、会席料理以外の楽しみもたくさん伝統美に包まれた趣ある空間で和やかな食の時間を格子戸の趣ある入り口がお出迎えJR松本駅から15分ほど歩くと見えてくるのが、かつて豪商のお屋敷だったという立派な建物。ここ【ヒカリヤヒガシ】は、積み重ねられてきた歴史と文化を感じる趣ある空間で、地元信州の食材を生かした逸品が味わえる名店です。長年、京都の料亭などで腕を振るってきた料理長が生み出す美しい料理はもちろん、店内の設えや丁寧なもてなしにも心癒されます。美しい四季のうつろいが感じられる庭に面した個室120年前に建てられた「光屋」の母屋を、そのまま利用したお座敷。美しい四季のうつろいを映す庭に面した個室は、ひときわ趣ある上品な空間です。日常ではなかなか出合えない場でありながら、どこか懐かしさを感じさせる優しい雰囲気も魅力。華やかな料理とお酒を楽しみながら、ゆったりと和やかなひと時が過ごせます。地元・信州の食材をふんだんに使った料理に舌鼓季節感溢れる繊細な日本料理が堪能できます。メニューの中心になるのは、地元の農家から直接仕入れた旬の新鮮野菜。野菜本来の豊かな味は失わず、柔らかくて、味のしみこみがよいのが特徴です。さらに、奈川産のそば粉を使った香り豊かな「十割そば」、特製飼料で育てられた黒毛和牛「信州和牛」など、こだわりの厳選食材を使ったメニューが並びます。その中でも、お店オススメのメニュー3品をご紹介します。『ヒカリ』新鮮で上質な地元の食材を生かした季節感溢れる会席料理『ヒカリ』季菜、お椀、造り、焼物、炊合、酢肴、御飯、香物、後汁、甘味をとりあわせた会席料理です。採れたての新鮮野菜、信州和牛、信州サーモンなど地元のおいしい食材を生かした料理の数々に、目も心も楽しませてもらえます。『信州和牛のステーキ膳』上質な和牛のおいしさが堪能できる『信州和牛のステーキ膳』豊かな自然環境の中、特製飼料で大切に育てられた黒毛和牛「信州和牛」は、赤身と脂身のバランスがよく、ジューシーでまろやかな味わい。あふれ出る肉汁と甘辛の和風だれが食欲をそそり、ご飯がすすむ人気の逸品です。『丸箱膳 十割そば付き』ヘルシーでかわいい『丸箱膳 十割そば付き』 (平日予約限定)一つひとつ丁寧に仕上げられた料理が、お弁当風にかわいらしく並べられた丸箱。奈川産十割そば、信州名産の果物などを使った特製デザートもセットになっています。おいしいものを少しずつ、いろいろ味わいたい方にオススメのメニューです。また訪れたくなる、会席料理以外の楽しみもたくさん旬の厳選素材を使ったアラカルトメニューも充実地産地消にこだわった、季節感溢れるメニューはアラカルトでも。その時々の旬の味との出合いが待っていると思うと、訪れる楽しみもさらに膨らみます。見事な芸術品の数々が部屋の各所を彩るお店のこだわりは、内装や食器にもあらわれています。信州出身の手描き友禅の名士による国宝松本城や風神雷神の襖絵、お祝い仕様や「光屋」の建物を描いた屏風などが飾られ、松本文化、日本文化を堪能できます。料理人プロフィール:髙橋有希 氏1979年生まれ、長野県出身。織田調理師専門学校卒業後、(株)なだ万に入社。東京都青梅市・かいせき【井中居】で13年、副料理長を経験。静岡県伊豆の国市・伊豆長岡温泉【古奈別荘】で料理長を5年務める。扉ホールディングス(株)に入社し、扉グループの和食統括料理長に。信州の豊かな食材や、野山の草木などを使い、野趣あふれる料理を表現する。熱いものはより熱く、冷たいものは冷たく。あまり手をかけ過ぎず、素材の持ち味を活かすよう心がけている。ヒカリヤヒガシ【エリア】松本駅周辺【ジャンル】和食【ランチ平均予算】2500円【ディナー平均予算】9000円【アクセス】松本駅 徒歩15分※店舗情報は取材当時の情報です。最新の情報や営業時間は店舗にご確認ください。
2022年12月19日大分県・別府温泉に位置する温泉旅館「界 別府」は、2022年12月1日より通年で建築家・隈 研吾氏が手掛けたアートな温泉街をめぐる「デザイン・建築ツアー」を開催します。界 別府のコンセプトは「ドラマティック温泉街」。日本一の温泉地である別府温泉の往時の喧騒を館内で感じられるよう、館内に「温泉街」を表現し、時の移ろいと共に景色と館内で情景が変わる様を「ドラマティック」と表現しています。本ツアーはチェックインの際にスタッフ同行のもと行うツアーで、建築デザインの背景を知ることにより、その後の宿泊を一層楽しむことができます。界 別府の設計・デザインを担当した隈 研吾氏がそのコンセプトに共鳴し、建物の構造や館内装飾デザインに込めた想いやこだわりを知ることができます。背景星野リゾートの温泉旅館「界」の18施設目として2021年に開業した界 別府のコンセプトは「ドラマティック温泉街」。時の移ろいにより、窓から見える別府湾の風景や館内の情景が変わる様子を「ドラマティック」と表現しています。設計・デザインを担当した隈 研吾氏はそのコンセプトに共鳴し、現代建築の中に温泉街を表現しました。ひとつの建物の中で空間が切り替わったように感じる大胆な空間演出から、目を凝らしてみると、くすっと笑ってしまうような細やかなデザインまで、数多くの意匠が施されています。そのデザインの裏側をぜひ、お客様に知っていただき、宿泊をより楽しんで欲しいという思いで本企画に至りました。建築家・隈 研吾氏が手掛けたアートな温泉街をめぐる「デザイン・建築ツアー」の見どころ【1】コンセプト「ドラマティック温泉街」を表現したデザインコンセプト「ドラマティック温泉街」を建築デザインで表現するにあたり、隈 研吾氏は「そぞろ歩きをして外湯である湯小屋に出かけたり、庭園を散策したり、御土産物屋や遊び場などいろいろな店で寄り道をして楽しんだり、歩き疲れたら海風にふかれて足湯で一休みしたり、そのような街そのものをデザインした。」とコメントしています。1つの現代建築の中に温泉街が浮かび上がるよう、半屋外空間を介して湯小屋へアプローチできるよう設計されていたり、温泉街の様々な店の門構えを演出するため、多様な素材、色を使い分け、提灯、行灯、光壁、など様々なかたちの光の演出がされており、工夫に満ちた意匠の背景を知ることができます。【2】建築に馴染むご当地の素材内観には竹、別府石、臼杵(うすき)焼、豊後絞りなど、随所にご当地の素材が使われています。食事処は黒い塗装の空間のなかに、軽やかな竹のすだれが様々な高さ、幅でランダムに浮かび、半個室空間を形成。大浴場の壁面には、ご当地の磁器「臼杵焼き」が400個はめ込まれていて、間接照明の柔らかい光によってキラリと輝きます。ご当地の素材が意外性ある形で取り入れられており、デザインの中で発見するのも楽しみのひとつです。【3】遊び心あるディティール館内は伝統的な温泉地の路地を歩いているような懐かしさを感じつつも、わくわくするような遊び心のあるデザインに満ちています。ロビーには温泉の象徴である湯桶を積んだような手湯や、別府の魚商人の屋台からインスピレーションを得た台車、「BEPPU(別府)」のBをかたどった特徴的な脚をもつスツールなど、様々な仕掛けがをいっぱいです。館内の各所に掲げられたサインにはオリジナルのピクトグラムが採用されています。建築家・隈 研吾氏が手掛けたアートな温泉街をめぐる「デザイン・建築ツアー」概要開催日:2022年12月1日~通年*祝日を除く時間:14:00~15:00料金:1人3,000円(税・サービス料込)詳細:[ ]{ }「界」とは「界」は星野リゾートが全国に展開する温泉旅館ブランドです。「王道なのに、あたらしい。」をテーマに、季節の移ろいや和の趣、伝統を生かしながら現代のニーズに合わせたおもてなしを追求しています。また、その地域の伝統文化や工芸を体験する「ご当地(とうち)楽(がく)」や、地域の文化に触れる客室「ご当地部屋」が特徴です。現在、全国各地に展開しており、2022年11月には、「界 玉造」が島根県・玉造温泉にて改装をへて再開業、「界 出雲」が同県・出雲ひのみさき温泉に、「界 雲仙」が長崎県・雲仙温泉に開業します。URL:[ ]{ }<星野リゾートのコロナ対策>星野リゾートでは「3密回避」と「衛生管理」の2つの対策軸を掲げ、温泉やプールのリアルタイムな混雑状況の見える化サービスや、新しいビュッフェスタイルの提供など、各施設において従来のサービスを進化させています。また、お越しいただく皆さまが安心して過ごせるような様々な滞在コンテンツを用意してまいります。※詳細内容は下記よりご確認ください。[ ]{ }界 別府(大分県・別府温泉)日本一の源泉数及び湧出量を誇る別府温泉に位置する温泉宿。館内は、和紙のちょうちんが彩り、石畳が連なる湯の広場など、賑やかな別府の温泉街を彷彿させるつくりです。客室は、まるで 1 枚の絵画のような海の景色に包まれ、時の移ろいによりドラマティックに表情を変化させる別府の魅力を楽しめます。〒874-0920 大分県別府市北浜 2-14-29/客室数:70 室[ ]{ } 詳細はこちら プレスリリース提供元:NEWSCAST
2022年12月12日軽井沢の名建築ホテルにレストランがオープン坂茂の建築と呼応するような、ナチュラルな料理フランス直送のお宝ワインも楽しみの一つ軽井沢の名建築ホテルにレストランがオープン坂茂建築の「ししいわハウス No.2」軽井沢駅からクルマで30分。千ヶ滝の森の中に溶け込むように建てられているのが建築、アート、美食を楽しめる「ししいわハウス」です。2019年に坂茂氏が手掛けた「ししいわハウスNo.1」が開業後、2022年7月に「ししいわハウスNo.2」と「ザ・レストラン」がオープン。2023年春には西沢立衞氏による「ししいわハウスNo.3」も加わる予定。今年真っ先に訪ねたい注目のホテルとなりました。「ししいわハウスNo.1の共有ラウンジスペースいずれの棟も自然を間近に感じる名建築。一つずつご紹介していきましょう。2019年に建てられた、坂氏による「ししいわハウスNo.1」は、森や周辺環境を壊さぬよう、既存の木を極力も伐採せずに作られています。坂氏はまず、木を切らないために、敷地内に生えている木をスケッチ。そこから設計図を起こし、木々の間を縫うように、足場を一切組まないパネル工法で建てました。生き物のように波打つ外壁の曲線は、周りの美しく森と見事に調和し、独特の風景を作っています。そして共有のリビングは、この有機的な曲線が自然とつながり、土地と一体化してくつろげる空間に。誰かの別荘に招かれたような心地よさに、一度訪れたら時間を忘れて滞在してしまいます。「ししいわハウスNo.2」の客室No.2は、木をふんだんに使い、20㎡とコンパクトながら計算された動線が使いやすい部屋。ヒノキのバスタブをあえて見せ、使用する時のみカーテンで仕切るなど坂氏の斬新なデザインには、細部まで考えられた機能性があることを、滞在を通じてまざまざと実感できるでしょう。No.1もNo.2も自然環境保全の条例により守られてきた美しい森に面しており、部屋にいると、土と緑の香りに包まれながら、鳥のさえずりを聞くことができます。「ザ・レストラン」のテラス「ししいわハウス」のメインダイニング「ザ・レストラン」があるNo.2もまた、坂氏により設計されたもの。ランドスケープと建築が一体化するよう、柱を使わないトランス構造で作られているため、開放感が抜群です。屋内からテラスは、大きなガラス窓で仕切られていますが、天気がいい日はここを開放することで、森の中につくられた大きなツリーハウスにいるような雰囲気に。坂茂氏のシグニチャーでもあるペーパーチューブのテーブルや椅子が配されているのも、建築好きにはたまりません。坂茂の建築と呼応するような、ナチュラルな料理そんな開放的な空間にあるのが「ザ・レストラン」です。ここでは、周辺の自然の風景を写したようなナチュラルな料理が登場します。シェフを務めるのは、岡本将士氏。「TRUNK HOTEL」のメインレストラン、神楽坂の「TRUNK HOUSE」のシェフだった人物です。シェフの岡本将士氏シェフ就任が決まった時、どんなレストランにしようと思ったのか?そう尋ねると、このホテルを訪ねた瞬間に、料理の方向性は自然と決まったと岡野さんは話します。「初めてこの場所に来たときに鮮烈に感じた、坂茂さんの建築、空間、風、光……。すべてを体感して、自分の料理の方向性が自然と湧き出てきました。言葉にせずとも、この空間に同期するような、軽井沢の大地が育む恵みに敬意を表し、ヴィヴィットな四季の彩りを写していけばいいのだと素直に感じたのです」。アミューズ2種“軽井沢“を料理で表現したい。そう強く考えた岡野さん、オープン前から知り合いのツテを辿ったり、自ら調べたりしながら生産者や食材を丹念に探し、足を頻繁に運びました。一番最初に登場するDuka Farmのハーブを使ったアミューズは、そんな岡野さんの思いが詰まった一品です。「毎朝訪れる無農薬の畑で取れるハーブは、その日その日で香りも味わいも微妙に違います。毎日通うことで感じた自分の発見を料理にしたい。そう考え、毎朝取れた20種類近いハーブを集めて、土に見立てたローストアーモンドとライスクラッカーを合わせることで、その日の畑そのものを表現しました」一口サイズのクラッカーを口にいれると、鼻腔を駆け抜けるハーブの力強い香りにハッとさせられます。それは、まるで軽井沢の大地そのものを食べているかのような印象。ちなみに、左側のスナックは蛍豆腐店の揚げ豆腐、ラルド、エゴマで作ったもの。地場の名産をジャンルにこだわらず組み合わせていくのも岡野流です。『24ヶ月熟成コンテチーズのアニョロッティDuka Farmのブロッコリーのピュレ 軽井沢デリカテッセンのベーコンの泡』コースで登場する手打ちパスタにも、軽井沢の名産をさりげなく忍ばせています。手打ちのアニョロッティは、ブロッコリーと24ヶ月熟成のコンテチーズのソースでシンプルに仕上げていますが、ポイントは最後にふわりとのせた泡。これは、軽井沢でも人気の「軽井沢デリカテッセン」のベーコンから香りを抽出したもの。スモーキーでコクのある香りが、シンプルなパスタのアクセントとなっているのです。ココットで焼き上げる『藁で燻した銀の鴨のロースト旬野菜』中盤は長野県産の岩魚や信州サーモンなどの川魚の料理が登場。それに続き、メインで登場するのは、シェフが以前から使って惚れ込んだ青森県産の銀の鴨です。メインを牛肉や豚肉にしない理由を聞くと、「脂が乗り、香りも味もいいこの鴨は、森の中のこの環境でこそ、クライマックスに食べて欲しい食材だと思ったから」と答えてくれました。脂がおいしい銀の鴨には、野生の桑の実のソースを合わせてなるほど、ココットに入れて、ヒノキの小枝で燻しながら焼き上げた鴨は、滋味深く、脂の味が濃くてしっかりとしたボルドーのワインとよく合います。藁と一緒にいれたヒノキのいい香りと、野趣溢れる桑の実のソースが周りの森と同調し、森の中に包まれながら食事をしている感覚になるのです。軽井沢の土地に溶け込むような料理と建築―。その世界観に浸る時間は、自分もまた自然の一部になったような気になります。フランス直送のお宝ワインも楽しみの一つ「ししいわハウス」のハウスワイン。グラス1,500円~最後に、こちらのレストランで忘れてはならないワインのコレクションについてご紹介しましょう。ワインはオーナーでもあり、ディレクターのフェイ・ホアン氏がボルドーやブルゴーニュに行って直接買い付けてきたものが並びます。今年のハウスワインとしては、シャトー・ペトリュスの隣の畑で育つ「ミシェル・ラファルジュ」のワイン、2021年最優秀ネゴシアン受賞者の次世代スター、ジェーン・エアのピノ・ノワールなどをセレクト。同じフロアにある「ザ・ワイン&ウイスキー・バー」では、フェイさんが直接オークションで落とした、アメリカの博物館の壁の裏に隠されていたという1850年代のマデラ酒なども登場。ここだけでしかいただけない銘酒は、軽井沢の夜にさらなる彩りを与えてくれます。「ザ・レストラン」は、宿泊して食事をするのがおすすめですが、食事だけの利用も可能。ランチには、銀の鴨のガラでとったスープが絶品の「鴨そば」もおすすめです。この冬は静かに、軽井沢の自然に溶け込む建築と美食と美酒に浸るー。東京から1時間で叶う贅沢な旅へ出かけてみてはいかがでしょうか。ししいわハウス「ザ・レストラン」住所:長野県北佐久郡軽井沢町長倉2147-768電話:0267-31-6658レストラン予約(メールにて受け付け)/therestaurant@shishiiwahouse.com営業時間:「ザ・レストラン」ランチ 12:00~15:00(13:30LO)、ディナー 18:00~、20:00の二部制(ディナーは要予約)、「ザ・ワイン&ウイスキー・バー」18:00023:00(22:00LO)※それぞれの営業時間は変更となる場合があります。宿泊などそのほか詳細は下記HPから
2022年11月23日さまざまなジャンルで『世界一』と認められたものが記録される、『ギネス世界記録』。2022年11月10日、プロ野球チーム『千葉ロッテマリーンズ(以下、ロッテ)』は、同チームに所属する佐々木朗希(ささき・ろうき)選手と、松川虎生(まつかわ・こう)選手がギネスに登録されたことを発表しました。2人は、同年4月10日に千葉県千葉市の『ZOZOマリンスタジアム』で行われた対『オリックス・バファローズ』戦にて完全試合を達成。その際、合計年齢である38歳330日が『プロ野球における完全試合を達成したピッチャーとキャッチャーの最年少(合計年齢)』として記録されたのだそうです。また、佐々木選手が記録した13者連続奪三振も『プロ野球におけるピッチャーの連続奪三振最多数』として認定されたといいます。佐々木朗投手コメント「ギネス世界記録に認定いただき、嬉しく思います。今後も色々な記録に挑戦できるピッチャーになれるよう頑張っていきたいと思います」松川選手コメント「朗希さんと一緒にギネス世界記録に認定いただき、嬉しいです。これを励みにもっともっと頑張りたいです」千葉ロッテマリーンズーより引用完全試合を達成した対オリックス戦同年11月現在、21歳の佐々木選手と、19歳の松川選手。若きバッテリーによる快挙に、ネットからは「素晴らしい記録!これを破れる人は現れるんだろうか…!?」「歴史を変える若者に期待大!」といった声が上がっています。きっと2人は今後も日本の野球界をけん引するメンバーとして、素晴らしい活躍を見せてくれることでしょう![文・構成/grape編集部]
2022年11月10日青森県弘前市では「地域における歴史的風致の維持及び向上に関する法律」に定める歴史的風致維持向上計画の認定を受けており、この度、東北地方の歴史まちづくりに取り組む10都市と共に、地域の歴史と魅力を伝える「歴まちカード(歴史まちづくりカード)」を2022年11月4日(金)から配布を開始します。弘前市「歴まちカード」(表面)東北各都市「歴まちカード」【「歴まちカード」とは】地域固有の歴史的風致を後世に継承していくため、「地域における歴史的風致の維持及び向上に関する法律」に定める歴史的風致維持向上計画の認定を国から受けた都市の魅力をカードで紹介する事業。弘前市を含めた東北地方の11の認定都市と国土交通省東北地方整備局が連携し、「歴まちカード」の配布を開始します。カード表面には認定都市の象徴的な風景の写真を、裏面には地域固有の歴史的文化的資産のスポット等を掲載し、都市の魅力をPRします。【弘前市歴まちカード概要】・キャッチコピー 「古雅な趣のある城下町 弘前市」・メインビジュアル「弘前ねぷたまつり」<弘前ねぷたまつりとは>三国志や水滸伝などの武者絵を題材とした大小約80台の勇壮華麗なねぷたが、城下町弘前を練り歩く夏まつりです。由来は諸説ありますが、忙しい夏の農作業の妨げとなる眠気や怠け心などを流す、「眠り流し」という農民行事から生まれ、ねぷたの語源も、この「眠り流し」から「ねむたながし」「ねむた」「ねぷた」と転訛したのではないかと言われており、1980年に国の重要無形民俗文化財に指定されました。「ねぷた」が初めて記録に登場してから2022年に、300年の記念の年を迎えました。【弘前市歴まちカード配布概要】・配布開始日2022年11月4日(金)・配布場所(1)弘前市役所 都市計画課窓口配布時間:8:30~17:00休業日 :土・日・祝日、年末年始所在地 :青森県弘前市大字上白銀町1-1(2)弘前市立観光館配布時間:9:00~18:00休館日 :年末年始(臨時開館の場合有り)所在地 :青森県弘前市大字下白銀町2-1・配布条件・1人1枚(無料)・指定の配布場所に来訪した方への配付(郵送は対応しておりません)・各認定都市のカードは、その認定都市でしか受け取ることができません。●弘前市歴まちカードホームページ 東北各都市の歴まちカード配布施設 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2022年10月20日建築家の隈研吾とデザイナーの大村真有美によるデザインユニット「ケンゴ クマ プラス マユ」より、新作ジュエリーシリーズ「アーチ(Arch)」が登場。建築の“アーチ”をジュエリーにこれまでに、ヴァンドーム青山(VENDOME AOYAMA)とのコラボレーションラインという形で数々のジュエリーを展開してきた「ケンゴ クマ プラス マユ」。そんな彼らが今回提案するのは、隈研吾の建築に見られる“アーチ”の部分から着想を得たジュエリーだ。ロジウムメッキのネックレス、ピアス、リングでは、重厚な石造りのアーチを表現。磨き上げた部分とマットに仕上げた部分のコントラストによって、シルバーに表情を添えた。イエローゴールドメッキのネックレス、ピアス、リングは、アーチの“軌跡”にフォーカス。細めの線でアーチを軽やかに描き、コンテンポラリーな雰囲気を演出した。【詳細】ケンゴ クマ プラス マユ「アーチ」アイテム例:<シルバー925(ロジウムメッキ)>・ネックレス 33,000円・ピアス 30,800円・リング 35,200円<シルバー925(イエローゴールドメッキ)>・ネックレス 16,500円・ピアス 39,600円・リング 15,400円
2022年10月15日森ノ宮医療大学(大阪市住之江区)は、大阪の魅力ある建築を一斉に無料で公開する日本最大級の建築イベントである「生きた建築ミュージアムフェスティバル大阪※」(イケフェス大阪)に初めて参加することとなりました。初参加の今年は、2020年に完成した新しい棟である「さくらポート」を公開いたします。この棟には診療放射線学科の実習室等があり、普段なかなかご紹介できない最新の機器や設備をご覧いただけます。その他、開放感のあるカフェや全フロアをつなぐウッドデッキを周るガイドツアーを予定しています。是非たくさんの方のご来場をお待ちしております。※生きた建築ミュージアムフェスティバル大阪: ■開催概要日時:10月30日(日)10:00-10:30/11:00-11:30/13:00-13:30/14:00-14:30案内人: 森ノ宮医療大学スタッフ定員: 各20名参加受付方法: 当日先着整理券の配布の有無: なし「さくらポートキャンパスツアー」●参加者への一言コメント:全フロアをつなぐウッドデッキや、スキャンをイメージした未来的な外観に注目!※当日の受付方法・場所:桜棟1階エントランス受付・時間プログラム開始15分前から・建物内部の写真撮影は一部不可■建物情報住所:住之江区南港北1-26-16建築年:2020年設計:清水建設森ノ宮医療大学は、多岐にわたる医療系専門職養成学科を擁する関西最大級の医療系総合大学です。各学部・各学科・専攻科・大学院はそれぞれ高度な医学教育・研究を展開しており、また専門領域の垣根を超えた横断的医療教育プログラムにより魅力的な多職種連携チーム医療教育を実践していきます。■看護学部:看護学科■総合リハビリテーション学部:理学療法学科、作業療法学科■医療技術学部:臨床検査学科、臨床工学科、診療放射線学科、鍼灸学科■大学院保健医療学研究科■助産学専攻科■はり・きゅうコスモス治療院(森ノ宮医療大学附属鍼灸施術所)【関連リンク】・森ノ宮医療大学ホームページ ・森ノ宮医療大学公式YouTubeチャンネル 【お問い合わせ先】担当:森ノ宮医療大学事務局企画課電話番号:06-6616-6911E-mail: kikaku@morinomiya-u.ac.jp 詳細はこちら プレスリリース提供元:NEWSCAST
2022年10月14日工学院大学(学長:伊藤 慎一郎、所在地:東京都新宿区/八王子市)の後藤 治 教授(理事長、総合研究所)は、重要文化財などに指定された建物の壁・天井を補修する新たな技法に関する研究を進めており、2022年10月4日から31日までオンライン開催される「イノベーション・ジャパン2022~大学見本市&ビジネスマッチング~Online」(主催:国立研究開発法人科学技術振興機構、国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構)にて公開します。後藤 治 教授による研究技術が使われた岩手銀行後藤 治 教授の研究技術が施された天井技術概要図この技術は、国内の歴史・文化的価値がある建築において、古い左官壁や天井をそのまま残し、剥離剥落への安全性を高めた新技術です。伝統的建物群は、観光や地域振興の拠点形成の核となりつつあります。それらは長年使用により、劣化しているものが多く、安全・安心に時代を越えて継承する仕組みが必要です。東日本大震災でも、伝統的な左官工法を用いた土蔵壁や、洋風建物における装飾的な漆喰壁・天井が、剥離・剥落し壊されてしまったものも少なくありません。本研究は、これらの経年劣化や災害を越え、価値ある建物の価値や歴史性を大きく損なわない形で維持継承するため、左官仕上げの壁・天井を現代技術である高浸透性樹脂で補修する工法を実現しました。■研究者コメント:後藤 治 教授(学校法人工学院大学理事長、工学院大学総合研究所)従来技術は、劣化壁・天井を職人が伝統工法で塗り直していました。職人減少、価格高騰等で、現在は従来技術の適用が困難です。本技術は熟練の技を要さず、廉価で壁・天井の強化を実現、価値を守ります。神社仏閣をはじめ、歴史的建造物を有する官公庁や公的機関、古民家などを改装して使っているサービス業などで導入できると、歴史的建造物の消失を防げると考えています。■「イノベーション・ジャパン2022~大学見本市&ビジネスマッチング~Online」概要一般公開期間 : 2022年10月4日(火)~10月31日(月)主催 : 国立研究開発法人科学技術振興機構、国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構URL : ※サイト閲覧およびセミナー聴講予約には「参加登録」が必要。該当技術について: 出展エリア …大学見本市、大学等シーズ展示出展分野 …防災出展番号 …JD-05展示タイトル…守る伝統,根づかせる技術・価値-歴史的建物の壁・天井への新たな補修技法の開発-この技術で貢献が見込めるSDGs目標「9_産業と技術革新の基盤をつくろう」この技術で貢献が見込めるSDGs目標「11_住み続けられるまちづくりを」【特許情報】名称 :天井の修復方法及び壁の修復方法出願者 :学校法人工学院大学発明者 :後藤 治、田村 雅紀、他登録番号:特許第6857915号 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2022年10月14日天王洲のWHAT MUSEUMでは、現在開催中の『建築模型展 ―文化と思考の変遷―』(10月16日(日)まで)の番外編として、10月27日(木)より『さわれる!建築模型展』が開催される。同展では、建築物が完成に至るまでの試行や検討のツールである建築模型のコミュニケーションツールとしての側面に着目。『建築模型展 ―文化と思考の変遷―』で展示されている作品の一部を入れ替え、新たに体験型の展示として再構成される。(c)加藤甫例えば、オンデザインパートナーズによる“育つ模型”「町田芹ヶ谷公園”芸術の杜”プロジェクト パークミュージアム」では、来場者が全長5mにおよぶ公園模型の人物や植物などを自由に動かし、模型内の広場づくりに参加することができるほか、noizによる「高次元模型」では、ARと実物の模型を通したインタラクティブな体験ができる。ほかにも、来館者が映像を見ながら積み木や色紙を使った模型作りを体験できるワークショップスペースも設置されるなど、建築模型に触ることでその価値や魅力を体感できる展示構成となっている。なお11月5日(土)には、オンデザインパートナーズによるワークショップイベントも開催される。【出展作品/建築家】「AIDA BLOCK "祈り"」/相田武文、「学ぶ、学び舎 モックアップ」/秋吉浩気|VUILD、「育つ模型(町田芹ヶ谷公園”芸術の杜”プロジェクト パークミュージアム)」/オンデザインパートナーズ、「パンタドーム構法模型」/川口衞、「高次元模型」/noiz、「失われた街」模型復元プロジェクト「大島-長崎・小田の浜」模型、「茶室起こし絵図」【開催情報】『さわれる!建築模型展』2022年10月27日(木)〜 11月 13 日(日)、WHAT MUSEUMにて開催
2022年10月13日盛岡市景観重要建造物「紺屋町番屋」(旧消防屯所)の利活用を行う合同会社ほっぷステップ(所在地:岩手県盛岡市、代表:岩渕 公二)は、紺屋町番屋の歴史をまとめた本の制作と建物改修費用の支援プロジェクトをクラウドファンディングサイト「CAMPFIRE」にて2022年9月23日(金)より開始しました。「CAMPFIRE」クラウドファンディングサイト 盛岡の紺屋町番屋の外観■プロジェクト実施の背景紺屋町番屋は地元の保存活動を経て、盛岡市に寄付された建物です。市で耐震化を含めた改修工事を行った後、私どもで内装工事を行い、今年3月にカフェ・織物等の交流体験施設としてオープンしました。建物が生まれ変わるこのタイミングで、商人の街として栄えた紺屋町を見守ってきた番屋とその界隈の歴史を本にまとめ、後世に残したいと考えています。その本を作るための資金を集めたく、本プロジェクトを開始しました。■プロジェクト内容*本の内容紺屋町の歴史や番屋の消防屯所としての歴史、南部火消の歴史、保存活動に関わった方々の熱い想い、今回の紺屋町番屋の改修についてなどを、関係する方々へインタビューや資料整理を通してまとめていきます。*本の効果これまで紺屋町番屋の歴史をまとめた記録はなく、紺屋町や紺屋町番屋の歴史と、今まさに起こっている変遷をまとめることで、私たちの世代だけでなく次の世代が歴史をたどり、昔に想いを馳せるのに、今回作る本がきっと役立つことと思います。*番屋の改修費用番屋の内装工事は、昨今の情勢や歴史的な建物であることによる資材や工事費高騰により、当初見込みより費用がかさんでおり、今回のクラウドファンディングで集まった資金の一部を工事費に補填したいと考えています。■リターンについて5,000円 :本1冊、ご協力への感謝のお手紙10,000円:本1冊、オリジナル品(コーヒードリップバッグ、クリアファイル)など30,000円:本1冊、オリジナル品(コースター、コーヒードリップバッグ、お菓子)など■プロジェクト概要プロジェクト名: 盛岡の紺屋町番屋の本を作りたい!番屋をカフェなどに改修した費用を集めたい!期間 : 2022年9月23日(金)~11月30日(水)23:59URL : <製品概要>商品名:本『(仮称)盛岡の紺屋町番屋ものがたり』本『(仮称)盛岡の紺屋町番屋ものがたり』■紺屋町番屋について変遷 : 1891(明治24)年 盛岡消防よ組番屋として現在地に建設1913(大正2)年 消防組第四部事務所として改築2005(平成17)年 消防屯所としての役目を終える2015(平成24)年 地元の保存活動を経て、盛岡市に寄付2018(平成27)年 盛岡市景観重要建造物に指定2021(令和3)年 耐震・改修工事、内装工事2022(令和4)年3月 交流体験施設としてリニューアルオープン所在地: 〒020-0885 岩手県盛岡市紺屋町4-34電話 : 019-625-6002URL : ■会社概要商号 : 合同会社ほっぷステップ代表者 : 代表社員 岩渕 公二本部所在地: 〒020-0871 岩手県盛岡市中ノ橋通1-4-22 中ノ橋106ビル 10階設立 : 2012年6月事業内容 : 社会福祉事業資本金 : 100万円URL : 【本件に関するお客様からのお問い合わせ先】合同会社ほっぷステップ お客様相談窓口TEL:019-601-6248(土日休) 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2022年10月05日この度、明治学院では「歴史的建造物紹介動画」と「明治学院歴史的建造物3D点群データ動画」を2022年9月16日(金)に公開しました。どの建造物も100年以上の歴史を持ち、明治学院の発展とともに時を重ねてきました。歴史的建造物を動画で公開することで、いつでも、どこからでも文化財を隅々まで見ていただくことが可能となりました。人々が文化財に触れる機会を持つことが文化財の継承へつながります。通常は公開していない建物内部の様子や、ドローンによる空撮、貴重な古写真も含む美しい映像や、3D点群データを駆使した動画によって、文化財に気軽に触れる機会を提供します。【公開動画のポイント】明治学院の白金キャンパスに現存し、国や港区(東京都)から文化財指定を受けている歴史的建造物である記念館・インブリー館・礼拝堂(チャペル)の3棟を紹介。いつでも、どこからでも文化財に触れる機会を提供します。(1)通常は公開していない建物内部の様子や、ドローンによる空撮、貴重な古写真も含む美しい映像で各建物の現在の姿と来歴を紹介(2)文化財保護にも活用する3D点群データという斬新な映像(1)通常は公開していない建物内部の様子や、ドローンによる空撮、貴重な古写真も含む美しい映像で各建物の現在の姿と来歴を紹介◆「明治学院歴史的建造物紹介動画」(7分48秒) 制作:明治学院学院長室明治学院の歴史的建造物は、今も現役の学院施設として日々の教育活動や業務に使用しており、学外の方に内部をご覧いただける機会は極めて限られています。また、近年は新型コロナウイルス感染症の流行により、その限られた機会も設けることが困難な状況となってしまっています。この動画では、普段ご覧いただけない建物内部の様子に加えて、ドローンによる空撮も含む美しい映像で各建物の現在の姿をご案内するとともに、それぞれの建築としての特徴や来歴についても、貴重な古写真を交えてご紹介しています。上空から歴史的建造物を撮影(2)文化財保護にも活用する3D点群データという斬新な映像◆「明治学院歴史的建造物3D点群データ動画」(約5分58秒) 制作:明治学院歴史資料館文化財の内外に3Dレーザースキャナーを置いて3D点群データを計測・保存しました。二次元資料である図面や調査報告書等に加えて、三次元資料があると復元の際に大きな手掛かりとなります。2019年に発生したノートルダム大聖堂や首里城での大規模火災のように、建物に焼失等の被害が生じた場合にも、復元に活用することが可能となりました。明治学院の歴史的建造物もさまざまな災害を経て、保存修理を重ねながら現在までその姿を残しており、今後の文化財保護に活用することが期待されます。文化財の内部の断面図など、これまで誰も見たことがない斬新な映像も楽しんでいただけます。インブリー館2階の断面【動画情報】◇歴史的建造物紹介動画URL : 制作: 明治学院学院長室◇明治学院歴史的建造物3D点群データ動画URL : 制作: 明治学院歴史資料館【参考】明治学院の歴史的建造物について白金キャンパスにある3つの建物についてご紹介します。◇礼拝堂(チャペル)礼拝堂(チャペル)1916(大正5)年に竣工し、後に両袖を増築しました。後方2階のパイプオルガンは、先代のオルガンに代えて2009年に設置。構想から12年の歳月をかけ、一度は失われた17-18世紀の工法で製作されました。建設年:1916(大正5)年設計者:W.Mヴォーリズ構造 :煉瓦造、一部鉄筋コンクリート造規模 :2階建 延床面積553.61平方メートル指定 :1989(平成元)年 港区指定有形文化財2002(平成14)年 東京都「特に景観上重要な歴史的建造物等」◇記念館記念館1890(明治23)年に建てられたネオゴシック様式の建物。1階の小チャペルは、静かな黙想の場です。明治学院卒業生の島崎藤村による自伝的小説『櫻の實の熟する時』には、「新しく構内に出来た赤煉瓦の建物」として、創建当時の記念館の様子が描写されています。建設年:1890(明治23)年設計者:H.Mランディス(宣教師)と推定構造 :煉瓦造、一部木造(屋根:銅板一文字葺)規模 :地上2階 延床面積516.09平方メートル指定 :1979(昭和54)年 港区指定有形文化財2002(平成14)年 東京都「特に景観上重要な歴史的建造物等」◇インブリー館インブリ―館1889(明治22)年頃に建てられた、日本に現存する宣教師館の中でも有数の歴史をもつ貴重な建物。永くウィリアム・インブリー博士の住まいであったことからその名が付きました。1995(平成7)年から2年間かけ、保存修復工事を行いました。建設年:1889(明治22)年頃設計者:不詳構造 :木造(屋根:銅板一文字葺)規模 :地上2階 延床面積301.30平方メートル指定 :1998(平成10)年 国の重要文化財2002(平成14)年 東京都「特に景観上重要な歴史的建造物等」 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2022年09月30日工学院大学(学長:伊藤 慎一郎、所在地:東京都新宿区/八王子市)は、避難所などで個人空間を提供するダンボールシェルターと、歴史的建造物の延焼を防ぐ技術の2件を、「危機管理産業展2022」(主催:株式会社東京ビッグサイト、特別協力:東京都)にて公開します。同展示会は、防災・減災・BCP・事業リスク対策・セキュリティを主なテーマとし、国・自治体・一般企業の危機管理担当者が来場するため、社会実装促進を目的に展示します。避難所などでプライバシーを確保するダンボールシェルターType2(1)避難所などでプライバシーを確保するダンボールシェルターType2(2)避難所などでプライバシーを確保するダンボールシェルターType2(3)工学院大学は、2011年に日本初の建築学部を開設し、3学科12分野で建築学を幅広く網羅した教育・研究を行っています。産官学連携による技術移転に力を入れており、JSTや地域が主催する産学マッチングイベントに積極的に出展しています。今回公開する2件は、いずれも企業との共同研究による成果です。1件目のダンボールシェルターType2は、2011年3月の東日本大震災をきっかけに始まったダンボール家具シリーズの一つで、避難所で個人空間を確保することを目的に、鈴木敏彦教授(建築学部建築デザイン学科)が大幸紙工株式会社と共にデザインと利便性を追求した形状です。2件目の高粘度液体を用いる消防技術は、茅葺き屋根など伝統的建造物における発災時の延焼防止・燃焼抑制効果を発揮します。総務省消防庁の令和元年度および2年度消防防災科学技術研究推進制度研究課題として、後藤治教授(総合研究所)と田村雅紀教授(建築学部建築学科)が能美防災株式会社と研究を進めました。いずれも実装による効果が高く見込まれることから、提携企業と研究課題採択官庁のブースで紹介します。燃焼抑制効果が見込まれる高粘度液体を使った実験■危機管理産業展2022概要日時 : 2022年10月5日(水)-7日(金) 10:00-17:00会場 : 東京ビッグサイト 西1・2ホール工学院大学関連ブース番号【1R21】大幸紙工株式会社(内容:ダンボールシェルターType2)【1S28】総務省消防庁(内容:「高粘度液体を用いた木造密集市街地及び伝統的建造物の消防技術の開発」)参加費 : 無料、完全事前来場登録制公式サイト: 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2022年09月29日建築用ガラスの販売・施工を行う津田硝子株式会社(名古屋市天白区/代表取締役社長:津田慎也)は、建築用ガラスをアップサイクルしたアクセサリーブランド「gl+(ジーエルプラス)」を立ち上げ、活動への認知向上を目指すクラウドファンディングを「CAMPFIRE」にて2022年9月9日(金)からスタートしました。実は建築用ガラスは金属膜の塗布などがあり、リサイクルされずに廃棄・埋め立てされるものが多く、まずはこの現状を広く知ってもらい打破したいと3代目が新規事業として取り組みます。プロジェクト詳細URL: gl+ アクセサリー■社会背景:建築用ガラスの有効利用率はわずか26%。添加剤や建築廃材で再利用は困難飲料や食品のガラス容器はリサイクルのイメージがありますが、窓やドア、鏡などの建築用ガラスは金属膜などが付着していてリサイクルしにくいです。2013年度時点でも建築用板ガラスは国内生産量約50トンに対し、有効利用されないものは74%にあたる37トンとされています。この未利用ガラスは埋め立てなどで廃棄されています。(参照:低炭素型 3R 技術・システムの社会実装に向けた素材別リサイクル戦略マップ検討会 )ガラスはリサイクルしやすい素材ではあるものの、用途別に作られる品種で細かな分別が不可欠であり、この工数の多さが、リサイクルが進まない理由になっています。当社でも年間28トン(7トンコンテナ約4杯)の廃棄ガラスが出ており、廃棄に年間100万円近くをかけています。建築工程がシビアになる中で、実測なくガラスを切り出すことも多く、サイズや仕様に不具合があるとガラス会社に余剰材として積みあがってしまいます。業界で見ても、廃棄ガラスが相当数あります。■きっかけ:3代目が東京から帰還し跡継ぎに。SDGsを背景に、業界に一石を投じたい取締役の津田 慎介は大学卒業後、関東の外資系ディーラーで営業をやっていました。趣味のサーフィン仲間がサーフボードを抱えながらゴミを自然に拾う姿に感銘を受け、自分ができることを考え始めました。3年の勤務後、請われて家業へ戻った際、廃棄ガラスの量を見て驚愕しました。リサイクルや加工、アップサイクルしての商品化など様々模索。SDGsへの関心の高まりを追い風に業界に一石を投じ、また新規事業として自社を盛り上げていきたいと、今回の取り組みを行うことになりました。アクセサリーへのアップサイクルは、今回のサポーターでもあるK&D(金物屋)様が、自社の金物を使ってピアス等を制作していたことに刺激を受けてのこと。まだまだ多様な業種で無駄なことがあるという事実を知ってもらいたいと思い、若者に届く商品を目指しました。■プロジェクト概要:未利用の建築ガラスを活用するためのクラウドファンディングプロジェクト名 : ガラス屋だから気づけた地球への恩返し。アップサイクル・アクセサリーを作りたい!達成したいゴール: 廃棄される窓ガラスを、地球負荷をできるだけ少なくアクセサリーや雑貨として生まれ変わらせ、価値のあるものとして活用する。またその推進費用を捻出する。実施期間 : 2022年9月9日(金)~9月30日(金)目標金額 : 30万円URL : リターン品(一部):◇ガラス製ピアスセット3,000円~◇ガラス製ピアス+特製スタンドミラーセット5,000円~◇スタンドミラーとスタンドのセット5,000円~■スケジュール2022年9月9日~9月30日 クラウドファンディング実施2022年9月中旬~11月 リターン送付、商品企画製造、オンライン販売準備2023年1月頃 オンライン販売開始■今後の展望建設業は特に人手不足と高齢化で、若手求職者がいません。厳しい業界の中、従来通りのことをやっていても状況は変わらないという課題感があり、今回のアップサイクル事業で少しでも業界に注目を集め、新たな光を当てられたらと考えています。そのためにはアップサイクル・アクセサリーをオンラインでどなたにでも購入していただける形にした上で、イベントなどを通じて地域の方に事業についてお伝えする機会を持つなど、より多くの方に届けられるルートを作りたいと思います。さらに将来的には、建築用ガラスを別の建物で再利用する「究極のアップサイクル」ができるしくみを作りたいという大きな夢もあります。従来は建築設計の際、基礎・躯体→サッシ→ガラスの順に決まっていきますが、余ったガラスをベースに逆順で建物が決まっていくイメージです。今後、環境に配慮した建物づくりを積極的に行っている設計事務所や工務店と連携ができるよう体制を整えていきます。【事業者概要】津田硝子株式会社代表取締役社長: 津田 慎也住所 : 〒468-0033 愛知県名古屋市天白区一つ山1-2電話 : 052-801-1195ホームページ : Instagram : 1959年、初代・津田 孝が名古屋市天白区で創業。同年、東海地方を襲った伊勢湾台風時には、自転車の荷台にガラスを積んで家々へ配って回り、それを機に大手ゼネコンと取引開始。以来60年以上にわたり、窓ガラスやドア、パーテーションのガラス等、多様に使われるガラス・鏡の販売・施工を行う。自社で職人を抱えないガラス屋が多い中、長年自社雇用の職人がおり、また社外の職人ネットワークもあるのが強み。名古屋市を中心としたオフィスビル、商業施設、マンション、ホテルなどのガラス施工に携わる。 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2022年09月27日2022年9月13日、東京都新宿区にある明治神宮野球場で、『東京ヤクルトスワローズ(以下、ヤクルト)』と『読売ジャイアンツ(以下、巨人)』の試合が行われました。この日の試合で、『ヤクルト』に所属する村上宗隆選手は、九回に55号本塁打を放ち、シーズンの日本選手最多本塁打数を記録。なんと、1964年に『巨人』の王貞治さんが記録した本塁打数に並ぶものであり、歴史的快挙です。22歳という若さで快挙を成し遂げた、村上選手。その目覚ましい活躍について、2022年現在『福岡ソフトバンクホークス』の代表取締役を務める王さんは、このようにコメントをしています。「今の時代、ある程度広角に打てるということが求められている。それが十分できますし、普段の練習から本塁打の飛距離がすごい。彼は常にチャレンジして、飛距離にも、技術にもチャレンジしているだろうと思う。今の成績も全然慢心しているところも見えない。『今が俺にとっては一番大事な時だ』という感じで取り組んでいると思う」サンケイスポーツーより引用村上宗隆選手本日の試合で54号、55号本塁打記録を達成しました。野村克也さんが『とりあえず俺の記録を破れ』その次は、とおっしゃっていましたが王貞治さんの55号に並ぶことができました。 #熱燕 #swallows #村上宗隆 #55号 pic.twitter.com/uyNkmTsWRh — 東京ヤクルトスワローズ公式 (@swallowspr) September 13, 2022 自身が55号本塁打を記録した時を思い出しながら、王さんは村上選手について「技術的にも精神的にも成長していて、今後が本当に楽しみです」と想いを明かしました。国内外から「素晴らしい!」「胸が熱くなった」といった声が上がった、村上選手の活躍。日本の野球界をけん引する期待の選手として、今後も活躍をしてくれることでしょう![文・構成/grape編集部]
2022年09月14日フィンランドを代表する建築家アルヴァ・アアルトの人生と作品を巡るドキュメンタリー映画で、フィンランドのアカデミー賞と称されるユッシ賞にて音楽賞・編集賞を受賞した『AALTO』が、邦題『アアルト』として2023年秋より全国公開されることが決定。併せて、ティザーポスタービジュアルが解禁された。フィンランドが生んだ世界的建築家でデザイナーのアルヴァ・アアルト(1898-1976)が、来年2023年に生誕125年を迎えることを記念して公開される本作。彼の人生と生み出した作品を巡るドキュメンタリーであると同時に、アルヴァと同じ建築家であった妻のアイノとの濃密な愛の物語になっており、アアルト夫妻が世界を股にかけながら作品を創造していく過程と、その伝説をどのように作り上げていったかを、まるで映像ツアーに参加しているかのように体感することができる。監督は、長年アルヴァ・アアルトの映画を撮りたいと考えていたフィンランドの女性監督、ヴィルピ・スータリ。北欧を代表する建築家でデザイナーのアルヴァ・アアルトは、どのような人生を歩んできたのか。どのようにして最初の妻であるアイノと出会い、ふたりで数々の傑作を生み出していったのか。彼らの手紙のやり取りを通して、これまで明かされてこなかったふたりの関係が余すところなく描かれている。また建築だけでなく、アルテックの家具やイッタラの食器など、後世に残る名作の誕生秘話もあり、必見の内容になっている。この度解禁されたポスターは、アトリエで共に作業するアアルト夫妻の様子を捉えたもの。このシンプルながらユニークなポスターの構図は、「私がいつも基準にしてるのは、“人間”だ。人間は、松や白樺と同じように自然の一部である。―アルヴァ・アアルト」と語り、自然がもつしなやかさをデザインに活かすことを常に大事にした、アアルト夫妻の想いを想起させるようなビジュアルになっている。『アアルト』は2023年秋、ヒューマントラストシネマ有楽町、UPLINK吉祥寺ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:アアルト 2023年秋、ヒューマントラストシネマ有楽町、アップリンク吉祥寺、シネ・リーブル梅田、アップリンク京都、シネ・リーブル神戸、伏見ミリオン座、札幌シアターキノ、KBCシネマ1・2ほか全国にて公開© FI 2020 - Euphoria Film
2022年09月13日学校法人京都建築学園の京都建築専門学校(所在地:京都市上京区、校長:佐野 春仁)は建築について学ぶだけでなく、その建物や地域の安全を守るために「防災士」を養成するための機関として、京都府で初めて認定されました。第一回の防災士養成講座は2022年11月26日(土)~11月27日(日)に実施し、10月20日(木)まで参加者を募集いたします。防災士養成講座■「防災士」養成機関認定までの経緯防災士有資格者は全国に23万人ほどいますが、京都府にはこれまで養成機関がなく、防災士の数は都道府県別でワースト3(人口比)に入るほどです。京都建築専門学校は「防災士」を養成するための機関としてこのほど認定を受けることができました。京都は伝統的な古社寺や町家など地震や火災あるいは台風といった災害に対する防災がたいへん重要な地であり、建築と防災は切っても切れない関係にあります。そのような中で、「京都で建築について学ぶ学生や一般市民」が防災士について学ぶこと、資格を取得することは非常に価値があると考えています。■防災士とは防災士(ぼうさいし)とは、特定非営利活動法人日本防災士機構による、登録者23万人超えの民間資格。(2022年6月時点)防災士の活動は、地震や水害、火山噴火、土砂災害などの自然災害において、公的機関や民間組織、住民等と力を合わせて、防災・救助活動を行うことであり、社会の様々な場で減災と社会の防災力向上のための活動が期待されている。■京都建築専門学校 校長からのコメント東西に大きな活断層がある京都盆地にはいつ大きな地震が来るかわかりません。私たちは普段から伝統的な町家などの耐震改修を学生たちと行っていますが、いざ災害が起こった時には、各人が普段から備えをしていること、近隣地域の人々が互いに助け合えることと並んで、冷静に判断できる防災士というリーダーの存在意義は大きなものと思います。本校の学生だけではなく、一般の方々もぜひ一緒に学んでいただきたいと思います。■第一回防災士養成講座 募集要項【目的】 地域社会において、自助共助を通じた災害対応をするためのリーダーを養成し、災害に強い街づくりに貢献すること。【日時】 2022年11月26日(土)~2022年11月27日(日)9時00分~18時00分【場所】 京都建築専門学校3階【対象】 学生、一般 64名(先着順)【費用】 35,000円(税込)受講料、防災士教本、事前学習レポート、資格取得受験料※防災士の登録には別途5,000円が必要【申込】 2022年10月20日(木)までに申し込みと入金が必要【申込方法】京都建築専門学校のホームページ(受付フォーム) 防災士養成講座(2)■京都建築専門学校について<教育方針>建築の基礎力を身につけ、伝統や木造建築を理解し、現代に生かすことのできる建築のプロフェッショナルを育てる。【学校概要】学校名: 学校法人京都建築学園 京都建築専門学校理事長: 福井 武司校長 : 佐野 春仁学科 : 建築科、建築科 二部、伝統建築研究科設立 : 1951年7月所在地: 〒602-8044 京都市上京区下立売通堀川東入ル東橋詰町174HP : 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2022年08月26日日本橋高島屋は、本館4階にある高島屋史料館TOKYOで、「百貨店建築」をキーワードにした展覧会を開催する。本展では、近代的な百貨店・デパートメントストアが誕生した20世紀初頭から、ショッピングモールなど大型商業施設が多数登場する現代までを、主に日本の「百貨店建築」をキーワードに、ファサードやその空間の変換に注目しながら、年表や模型を通して辿ります。松屋浅草店(1931年、提供:清水建設)戦前の「百貨店建築」は実験的なもので、当時の百貨店は人々の憧れを誘い、単なるショッピングのための空間を超え、エンターテイメント、更には文化装置として機能しており、その百貨店の機能と役割は、ファサードや建築空間に色濃く現れました。松屋浅草店の屋上遊園地(1950年代、提供:松屋)松屋浅草店屋上のスカイクルーザー(1952年、提供:松屋)屋上もその一つで、現在もターミナルビルとして存在感を放つ「松屋浅草店(1931年:久野節設計)」には、かつて屋上に本格的な遊園地と動物園が存在し、また、以前存在していた「白木屋日本橋店(1928年:石本喜久治設計)」のファサードは、壁面にガラスを用いて、それまでの重厚な「百貨店建築」を脱しようとする非常にモダンなものでした。2019年にグランドオープンした「大丸心斎橋店(1922年心斎橋筋側、1933年御堂筋側:ヴォーリズ建築事務所設計)は、往時の「百貨店建築」の華やかさを今に伝える貴重なものといえる。白木屋日本橋店(1928年、提供:石本建築事務所)大丸心斎橋店(1933年、提供:J.フロントリテイリング史料館)大丸心斎橋店1階エレベーター(1933年、提供:J.フロントリテイリング史料館)商業や消費活動がいかに現代の都市形成に深く関与してきたかを再認識するこの機会、ぜひ展示会に足を運んでみては。「百貨店展 ―夢と憧れの建築史」■会場日本橋高島屋S.C.本館4階 高島屋史料館TOKYO■会期2022年9月7日(水)~ 2023年2月12日(日)■開館時間11:00~19:00■休館日月・火曜日(祝日を除く)2022年12月26日(月)→2023年1月3日(火)■入館料無料■監修者浅子佳英(建築家・編集者/PRINT AND BUILD)菊地尊也(建築研究者)■協力小泉立(建築家/PRINT AND BUILD)【お問合せ先】日本橋高島屋:03-3211-4111(代表)企業プレスリリース詳細へPR TIMESトップへ本記事に掲載しているプレスリリースは、株式会社PR TIMESから提供を受けた企業等のプレスリリースを原文のまま掲載しています。FASHION HEADLINEが、掲載している製品やサービスを推奨したり、プレスリリースの内容を保証したりするものではございません。掲載内容に関するお問い合わせは、株式会社PR TIMES()まで直接ご連絡ください。
2022年08月20日マックスマーラ(Max Mara)から、新アイコンバッグ「MM」が登場。構築的なスクエア型の新作バッグマックスマーラの新作「MM」は、マックスマーラ本社の建築設計図からインスピレーションを得た、構築的なスクエア型バッグ。光沢感のあるスクエアフォルムのメタルパーツも目を引く。クラシックで洗練されたデザインだけでなく、デイリーユースしやすい実用性を兼ね備えているのも「MM」バッグの特徴。ワンタッチでスムーズに開閉できるクロージャーや、柔らかなファブリックを採用した3つのコンパートメントを備えている。ストラップは長さ調節ができ、ショルダーバッグとしてもクロスボディバッグとしても使用可能だ。ブラックやチェスナットなど上品カラーカラーバリエーションは、インキーブラック、クラシックチェスナットなど上品で落ち着きのある色合い。サイズはミディアムとスモールの2種類が揃う。【詳細】マックスマーラ「MM」バッグ※2022年7月中旬現在発売中。・ミディアム 183,700円サイズ:W22cm×H19.5cm×D8.5cm・スモール 159,500円サイズ:W18cm×H17cm×D8cm【問い合わせ先】マックスマーラ ジャパンTEL:0120-030-535
2022年07月18日沖縄県うるま市は、令和元年に発生した首里城の火災による建造物等の焼失に伴い、沖縄県における歴史観光を目的とする観光客の需要を低下させないため、世界遺産「勝連城跡」の城主阿麻和利を主役とする現代版組踊「肝高の阿麻和利」の本拠地である「きむたかホール」において、質の高い歴史文化コンテンツの創出や体験型プログラムの提供を行うことを目的に、沖縄県内外の旅行会社を対象に令和4年6月11日から1泊2日でのモニターツアーを実施しました。今後は、修学旅行や企業研修の受入れなども視野に入れ、「新たな体験プログラム」を作り上げていく予定となっています。現代版組踊「肝高の阿麻和利」【モニターツアープログラム】■1日目(1) オリエンテーション/歴史文化施設見学あまわりパーク歴史文化施設・Liveパフォーマンス・勝連城跡(2) 現代版組踊「肝高の阿麻和利」バックステージツアー関係者ナビゲートにより中高生のみで構成されている舞台稽古の見学、ワークショップ など■2日目(3) 「護佐丸・阿麻和利の乱」関連スポットを巡るツアー(沖縄市・読谷村)阿麻和利のお墓・知花グスク(鬼大城のお墓)見学(4) 現代版組踊モニターステージ鑑賞「肝高の阿麻和利」の物語を軸に展開される琉球偉人の物語(加那/護佐丸/百十踏揚/大城賢雄)新たな偉人舞台の制作※その他、文化体験(創作舞踊/伝統楽器演奏/創作エイサー/獅子舞)、チームビルディングを目的とした現代版組踊感動体験教室(芝居/演舞・演奏/裏方)などの体験プログラムも開発中【現代版組踊「肝高の阿麻和利」について】沖縄県うるま市の中高校生が出演する、沖縄に古くから伝わる伝統芸能「組踊」をベースに、現代音楽とダンスを取り入れて、勝連城10代目城主「阿麻和利」の半生を描く「沖縄版ミュージカル」。 肝高の阿麻和利とは/【きむたかホールについて】名称 :うるま市 きむたかホール所在地:沖縄県うるま市勝連平安名3071交通 :那覇空港から車で約1時間(沖縄自動車道利用)駐車 :無料 普通自動車:158台 大型バス:3台【問い合わせ先】(1) うるま市企画部プロジェクト推進2課TEL:098-923-7606(2) きむたかホール歴史・文化体験プログラム専用サイト 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2022年07月01日友人や家族からの出産祝いは、息子が皆から祝福されていることが実感できてとてもうれしい気持ちになりました。しかし、いただいた物の中にはあまり使わなかった物や、とても重宝した物などさまざま。また、初めて見た物などもあって驚いたこともあります。今回は私がいただいた出産祝いでうれしかった物、使用に困った物についてお伝えします。重宝している「フード付きのバスタオル」 第1子となる息子を出産したときいただいた物の中で、特に重宝しているのがフード付きのバスタオルです。フードが付いていることでお風呂上がりに頭から体全体をすっぽり覆うことができます。私はひとりで息子をお風呂に入れることが多いので、タオルに包んでから自分の体をさっと拭いてお風呂から上がれるので助かっています。大きめなので新生児のころには全身を包み込むことができ、1歳になったばかりのときは頭からかぶせてあげると床にタオルを引きずるほどでしたので、2歳くらいまでは使えそうです。 いただいて助かった「袴ロンパース」 職場の先輩ママさんにベビーの袴ロンパースをいただいたときは、こんな物もあるんだと驚きました。ロンパースなので着替えも簡単で、とてもかわいいです。羽織の部分に刺しゅうされている家紋や羽織ひももついていて、細かなところも再現されています。私は出産するまでお宮参りという風習を知らなかったので、息子の衣装をどうしようか悩んでいたときにいただいてとても助かりました。お宮参り以外にも1歳の誕生日やお正月にも着せました。 サイズが合わずに使えなかった物 出産祝いといえば実用的なおむつをいただくことが多いと思います。私も友人たちから小柄な赤ちゃん用のおむつをいただいたことがあります。生まれたてのころでしたが、息子は大きめで生まれたのですでにサイズオーバーだったのです。しかし、捨てるにはもったいないのでちょうど同じ時期に赤ちゃんを産んだ友人に譲りました。おむつをいただけるとありがたいものですが、サイズが大きすぎても小さすぎても使えないので、自分が贈るときはしっかり確認しないといけないなと思いました。 出産祝いはいただけるだけでうれしいものですが、やはり実用性のある物をもらえると喜びも増します。私がいただいたものは、喜びや驚きのあるものばかりでした。私が出産祝いを贈る立場になったときは、自分の体験を生かしたプレゼントができたらいいなと思っています。 監修/助産師REIKO著者:くぼた かなえ2017年9月に第1子となる長男を出産。 ただいま第2子妊娠中。 妊娠と同時に仕事を退職。主に美容やダイエット、自身の妊娠・出産・育児に関する体験談を中心に執筆中。
2022年06月30日ZARA HOME(ザラホーム)は、ベルギー人建築家ヴィンセント・ヴァン・ドゥイセンとのコラボレーションライン「ZARA HOME + バイ ヴィンセント・ヴァン・ドゥイセン」をスタート。第1弾のリビングルームコレクションは、2022年6月30日(木)より発売される。ヴィンセント・ヴァン・ドゥイセンとのコラボラインZARA HOMEは、家具やインテリアアクセサリーで注目を集める、ベルギー人建築家ヴィンセント・ヴァン・ドゥイセンとのコラボレーションコレクションをスタート。ヴァン・ドゥイセンのアーカイブに焦点を当て、デザイン理念とDNAはそのままに、ZARA HOMEらしいモダンなデザインに昇華させる。第1弾は「リビングルーム」コラボレーションコレクションは年2回の発表を予定しており、第1弾ではリビングルームにフォーカス。ソファやコーヒーテーブル、サイドテーブル、デスク、チェア、ラグなど幅広いインテリアを販売する。いずれも長く愛用できるように考えられており、厳選された木材や触感の良いテキスタイルを使用。シンプルでタイムレスなデザインなので、手持ちのインテリアとも心地よくマッチしてくれるはずだ。レザーの編み目やシートクッションの間の質感のコントラストで遊びを加えた「ラウンジチェア」や、曲線を描く背もたれが印象的なウッドチェア、イギリスデザインを取り入れたソファなど、ソファ・チェアだけでもバリエーション豊富なラインナップ。また、インドで織られたというヘリンボーン柄のラグや、スチール製ベースとリネンを組み合わせたテーブルランプなど、現状の自宅空間に“プラスオン”して楽しめる雑貨なども登場する。【詳細】「ZARA HOME + バイ ヴィンセント・ヴァン・ドゥイセン」発売日:2022年6月30日(木)取り扱い店舗:ZARA HOME 公式オンラインショップ<アイテム例>・ARMCHAIR 012259,900~299,900円・LOUNGE CHAIR 01 259,900円・CHAIR 01 97,900円・TABLE LAMP 01 26,900~59,900円・RUGS 59,900~259,900円【問い合わせ先】ザラホーム カスタマーサービスTEL:0120-914-075
2022年06月27日トムウッド(TOM WOOD)から、新作ジュエリーコレクション「ボルト(VAULT)」が登場。2022年6月より発売される。シルバーの歴史と「ブルータリズム建築」から着想トムウッドの「ボルト」は、シルバーの歴史と「ブルータリズム建築」から着想を得た新作ジュエリーコレクションだ。シルバーは、トムウッドの本拠地であるノルウェーで、古くから魔除けとして重要な役割を担ってきたもの。シルバーを使用したジュエリーには、愛・永遠・バランスなど、人生の重要な側面を称えたものも多い。また、「ブルータリズム建築」とは、戦後復興期にあたる1950年代にイギリスで誕生したもので、むき出しの建材などを見せるミニマルな構造を特徴に持つ。リサイクルシルバー&ゴールドにストーンをセットこの2つの要素をジュエリーに昇華した「ボルト」では、ペンダントトップにもなるブローチ、リング、イヤーカフ、フープピアスを展開。リサイクルシルバーやリサイクルゴールドを使用した、ミニマルなデザインをベースにしている。その他には、ガーネット、オニキス、オリーブクオーツ、ジルコニアといったストーンをセットしたモデルも用意した。組み合わせても楽しめるモジュラー式また、モジュラー式のデザインを採用している点も「ボルト」の特徴。単体ではもちろんのこと、複数のアイテムを組み合わせることで、自分だけのアレンジを楽しむことができる。【詳細】トムウッド 新作ジュエリーコレクション「ボルト」発売時期:2022年6月・リング 37,000~458,000円・ピアス 32,900~57,200円・イヤーカフ 28,600~34,400円・ブローチ 55,800~143,000円
2022年06月24日刻々と変化する世界情勢のなかで生きる私たちにとって、学ぶべきもののひとつと言えば、過去の歴史的事実。そこで今回は、時代に翻弄された子どもたちの知られざる真実に迫っている必見のドキュメンタリー作品をご紹介します。『ポーランドへ行った子どもたち』【映画、ときどき私】 vol. 4941950年代、北朝鮮から秘密裏にポーランドへ送られていたのは、1500人にも上る朝鮮戦争の戦災孤児。何もわからない異国に移送された子どもたちを我が子のように受け入れたのは、ポーランド人教師たちだった。いっぽう、現代の韓国でつらい思いを語っているのは、10代という若さで命がけの脱北を経験した大学生のイ・ソン。孤児たちの悲痛な分断の記憶を巡るため、ポーランドへと向かうことに。いまでも子どもたちを懐かしく思い涙を流す教師たちの姿と戦争孤児たちの真実と向き合うなか、イ・ソンはいまも北朝鮮にいる家族のことを涙ながらに話し始めるのだった……。韓国でもほとんど知られていないという“歴史の闇”に迫り、異例の大ヒットを記録したことでも注目を集めている本作。そこで、各国でも絶賛評を得ている作品の背景などについて、こちらの方にお話をうかがってきました。チュ・サンミ監督女優としてさまざまな映画やドラマで活躍したのち、現在は監督としても才能を発揮しているチュ・サンミ監督。産後うつに悩まされるなかで偶然目にした北朝鮮の孤児たちの映像をきっかけに制作を開始し、映画のなかでは取材者として出演もしています。今回は、本作が観客に与えた影響や過去の事実から学ぶべきこと、そして自身の体験談などについて語っていただきました。―韓国での公開時にはかなり大きな反響があったそうですが、実際どのような反応が多かったのでしょうか。監督おそらく北朝鮮ではよく知られた話だと思いますが、韓国では一般の人だけでなく、政治に関わる人たちの間でも、ほとんど知られていないことでした。なので、観客のなかでは、初めて知る歴史的な事実に対する衝撃やショックを受けている方が一番多かったです。そのほかに上がったのは、「やっぱり私たちは同じ民族だと感じた」とか「なぜ統一したほうがいいかを考えるきっかけになった」という声でした。南北の分断が70年以上続いているので、若い人たちの間では統一に対する期待はほぼなくなっているというのが現状。それどころか、無関心になりつつあったので、そんなふうに言ってくれる方がいるだけでこの映画を作った甲斐があったと感じました。一ただ、国が積極的に明かしてこなかった事実について取り上げることに対する怖さもあったと思うのですが。監督もちろん、そういったことを映画にする負担みたいなものはありました。特に、私が取り組み始めた頃は、パク・クネ政権下で南北の関係もあまりよくない時期だったので、政権が変わっていなかったら公開すらできていなかったかもしれません。そのあと、ムン・ジェイン大統領になってからガラッと雰囲気が変わりましたが、オリンピックや南北首脳会談といった出来事によって時代の流れも変わったので、本作も多くの観客に受け入れられたのだと感じています。最初は不安もありましたが、みなさんからのフィードバックを見て安心しました。苦しみの克服に必要なのは“傷の連帯”―当初は産後うつを抱えていたそうですが、取材を進めるなかで心境が変化していくこともあったのでしょうか。監督私の場合、「自分はいいお母さんになれないのではないか」と考えるあまり、子どもに執着したり、不安に感じたりするような症状でした。ときには、子どもが巻き込まれる事件や事故のニュースを目にすると、彼らが感じる苦痛が自分の子どもと重なってしまって見ることすらできない状況に追い込まれることもあったほどです。そんなふうに、子どもたちの痛みに敏感だった時期に知ったのが、北朝鮮の孤児たちについて。彼らの親たちのことについてなど、いろいろと考えました。その後、脱北者の子どもたちから話を聞き、ポーランドの先生たちが持つ母性に触れるなかで、徐々に不安定な気持ちが変化していき、自然と産後うつを克服できたのだと思います。映画のなかでも“傷の連帯”という言葉を使っていますが、これらの経験こそがそれに通じているのではないかと感じました。―残念ながら、いままさにウクライナでも同じようなことが起きています。過去の出来事を知ったことによって、現代が抱える問題を見る目線も変わりましたか?監督そうですね。特に、子どもたちに対する見方は大きく変化したと思います。「今回の戦争でどれほどの孤児が出てしまうだろうか」と考えずにはいられないですし、多くの子どもが犠牲になったというニュースにも敏感に反応するようになりました。ただ、もしこのドキュメンタリーを撮っていなければ、それらは見逃していたことだったかもしれません。いまではいろいろな記事を積極的に読むようになりましたし、ウクライナからの避難民の世話をしているポーランドに対して誇らしく思う気持ちもあります。それはすべて、この作品によるものです。世界中の人々の連帯が強くなることを期待している―現在の私たちは国家の分断や戦争が起きている厳しい時代のなかで生きていますが、そのなかでどういった意識を持ったほうがよいとお考えですか?監督いまの時代というのはこれまでと比べると特別だと思いますが、その理由にはさまざまな戦争が起きていた時代と違って、SNSを通して全世界の様子が見えるようになったことが挙げられるのではないでしょうか。SNS上では国や政治家を批判したり、論争を繰り広げたりすることもありますが、それだけでなく、難民を助ける行動を起こすことも可能になりました。そんなふうに、ほかの国の状況まですぐに知ることができるようになったのは、大きなことではないかなと。どうしたら助けられるかを一緒に悩んだり、よりクリエイティブな発想で立ち向かったりできるようになったので、世界中の人たちの連帯が強くなることを期待できる時代になったと感じています。―監督は女優業を休止している間に、映画制作の勉強を始めたそうですね。作り手に回ろうと思ったのはなぜでしょうか。監督実は、若い頃は作家になるのが夢だったので、大学ではフランス文学を専攻し、文章を書いていたこともありました。その後、役者になり、20年近く仕事を続けていたのですが、ドラマなどで同じような役ばかりを求められるようになり、そのときに「これは自分が目指すものと違うのではないだろうか」と思い始めることに。それからしばらくは悩んでいたのですが、ちょうど体調も優れなかったときだったので、健康のためにも女優業を一旦休むことにしました。ところが、すごく暇になってしまって、やることがないなと(笑)。そこで、昔の夢を思い出したのですが、作家ではなく、役者としての経験を活かしたもので何かできないだろうかと考えました。そのときに、映画監督や脚本を書くことを思いついたので、大学院の映画演出科に進むことを決めたのです。日本とは傷を一緒に分かち合えると考えている―すごい行動力です。ちなみに、まもなく公開を迎える日本にいらっしゃったことはありますか?監督これまで日本には、6~7回ほど旅行で訪れたことがありますが、なかでも大分県の湯布院が大好きで3回は行きました。そのほかにもおもしろいと思っているのは、日本の神社。韓国にもお寺はありますし、隣の国ではありますが、文化はだいぶ違うと感じています。ただ、落ち着いて静かに話してくださる感じは、自分の性格とすごく合うので、私にとって日本は旅行していてもとても楽な気持ちでいることができる国です。それに、みなさんがとても親切ですよね。―ありがとうございます。それでは最後に、日本の観客に向けてメッセージをお願いします。監督日本も多くの戦災孤児がいた国だからこそ、ポーランドという遠い国で起きた出来事だと思うのではなく、日本ともつながっている歴史だと捉えていただきたいです。また、私がぜひ観ていただきたいと思っているのは、個人的な傷やトラウマを抱えている人たち。なぜなら、そういった方々が負った傷というのは、同じような傷を持っている人たちと理解し合えれば、お互いのことを慰め合える可能性もあるからです。そんなふうに、自分が社会に善なる影響力を与える人にもなれることを知っていただけたらと。そして、映画を観ることでその傷が癒されたらうれしいです。“過去の闇”に光を当てることの意味を知る異国で起きた過去の出来事ではあるものの、現代が抱える問題にもつながっていることに気づかせてくれる本作。同じ悲劇を繰り返すことなく、傷ついた子どもたちを守るためにも、まずは歴史の裏側にある人々の思いを知り、痛みや傷を共有することから始めるべきだと感じるはずです。取材、文・志村昌美胸に迫る予告編はこちら!作品情報『ポーランドへ行った子どもたち』6月18日(土)よりポレポレ東中野ほか全国順次公開配給:太秦️©2016. The Children Gone To Poland.
2022年06月17日