WOWOWが放送するクライムサスペンスシリーズ「殺人分析班」のスピンオフ連続ドラマが、古川雄輝主演で「悪の波動殺人分析班スピンオフ」として、10月に放送されることが決定した。「殺人分析班」シリーズは、麻見和史の小説を基に「石の繭」「水晶の鼓動」と、過去に2回WOWOWオリジナルドラマとして映像化。木村文乃演じる捜査一課の刑事・如月塔子が、相棒であり上司の鷹野秀昭(青木崇高)をはじめとする捜査一課のメンバーと様々な猟奇殺人事件に立ち向かう本格クライムサスペンスだ。そんなシリーズで圧倒的人気を誇るアイコン的キャラクターとなったのがトレミー。モルタルで体を固めて殺す、という手口が衝撃的だった殺人鬼トレミーこと八木沼雅人。6歳のときに母親と共に誘拐され、拭い去ることのできない暗い過去を背負った彼は、「石の繭」で塔子らを脅かし、「水晶の鼓動」では塔子ら警察のピンチを救った。今回放送が決定したスピンオフでは、“「石の繭」事件の直前”にスポットを当て、ある殺人事件をきっかけに八木沼がトレミーへと変貌を遂げる姿を描く、「石の繭警視庁殺人分析班」のキャラクター・トレミーからインスパイアされたドラマオリジナルのストーリーだ。今作では野木直哉と名前を変え生きる八木沼雅人。演じるのは、先日の結婚発表も話題となった古川雄輝。前作からの続投となる。今回の制作決定に「スピンオフが制作される事は役者としてとても嬉しいことです。自分が演じた役をもう一度やれる喜び、そして、まさか犯人役で参加した作品で主役を務める事が出来ると思っていませんでした。スタッフの方々と石の繭の前日譚をやりたい、と話していた事が僕自身のWOWOW初主演作品として叶った事をとても嬉しく思います」と喜び、「原作では描かれていない八木沼雅人の心情や葛藤、猟奇的殺人犯“トレミー”を演じる上で想像するしかなかったバックグラウンドが、今作で垣間見え、脚本を読んでいてとても面白かったです」と脚本を読んだ感想を明かす。そして「過去の殺人分析班シリーズを見て下さった皆さまや初めてこのシリーズをご覧になる方々の期待に応えられるよう、かつて役者として初めて演じた犯人役を全力で演じたい」と意気込む古川さん。「本作で初登場となるヒロイン吉佳と八木沼との繋がり、関係性にも注目して頂きたいです」「この作品を見て、改めて『殺人分析班』シリーズをより一層楽しんで頂ければ」とファンへメッセージを送っている。<ストーリー>2014年。川崎市内で女性ばかりを狙った連続殺人事件が起きる。被害者は皆、首を吊られていたぶり殺されており、世間では“首くくり殺人”などと呼ばれていた。犯人の手掛かりが掴めず、警察の捜査は難航していたが、捜査一課の刑事・井口は、この快楽殺人犯の容疑者としてある男をマークしていた。その男の名は、野木直哉(古川雄輝)。身元を詐称し、人前から気配を消して、息を潜めて生活する暮らしぶり。彼こそ、世間を騒がせた“昭島母子誘拐事件”の被害者・八木沼雅人だった。野木は、隣人・吉佳を巻き込みながら、捜査網から逃れようとするが、その中である事実に気づき…。「殺人分析班」スピンオフドラマ「悪の波動殺人分析班スピンオフ」は10月、WOWOWプライムにて放送予定。(cinemacafe.net)
2019年06月28日新井浩文と林遣都がW主演を務め、「ヤングキング」にて連載され、高い人気を博している衝撃のクライムサスペンス「善悪の屑」「外道の歌」を実写映画化。ヒロインは『劇場版コード・ブルー -ドクターヘリ緊急救命-』の馬場ふみかが務める。渡邊ダイスケが手掛ける原作漫画は、古書店を営むかたわら、依頼人からの復讐代行を行っているカモとトラを描く物語。2014年10号から「ヤングキング」(少年画報社)にて連載開始。残酷で痛快な復讐劇と濃厚な人間ドラマが各所で絶賛され、2016年にはコミックシーモア総合ランキング1位、music.jp週間ランキング3週連続1位獲得、Amazonランキング大賞2016上半期入賞など圧倒的な人気を博している。2016年8号からは第2部「外道の歌」として連載中で、累計350万部を突破している。■新井浩文と林遣都のW主演!ヒロインには馬場ふみか主人公のひとり、鴨ノ目武(カモ)役には、『散り椿』「モンテ・クリスト伯 -華麗なる復讐-」など数々の映画・ドラマの話題作に引っ張りだこ、圧倒的存在感を誇る新井浩文。相方である島田虎信(トラ)役には、「おっさんずラブ」に続き、現在放映中の「リーガルV~元弁護士・小鳥遊翔子~」でも大きな注目を集めている林遣都。2人のW主演による新しいバディものに期待が寄せられている。さらに、今年「non-no」(集英社)で初の単独表紙を飾り、『劇場版コード・ブルー -ドクターヘリ緊急救命-』でも活躍するなど、モデルと女優の両フィールドで人気上昇中の馬場ふみかがヒロイン・奈々子役を務める。監督には、『貞子VS伽椰子』『不能犯』など大ヒット映画を手掛け、来年には『地獄少女』の公開も控えるなど、映画界を牽引する白石晃士監督。大ヒット漫画が待望の実写映画化となる本作。12月よりクランクイン、2019年2月の完成を予定している。■キャスト&監督コメント新井浩文/鴨ノ目武(カモ)漫画を読んで思ったことは、これ実写化して大丈夫なんですかね。と素直に思いました。これから撮影に入りますが、原作の髪型に寄せるので、普段恥ずかしくないように、新しい帽子を買います。林遣都/島田虎信(トラ)役原作を読ませて頂き、人間誰しもに潜む怪物を呼び覚ましてしまう、ある意味恐ろしい作品といった印象でした。これから撮影がはじまりますが映画だからこそできる、やるべき作品への出演に心が踊っております。悲しみを抱えながら正気と狂気の狭間を行き来し、その瞬間を存分に味わい尽くしたいと思っております。馬場ふみか/奈々子役初めて原作を読んだ時にまず思ったのが本当に映像化できるんだろうか、と思ったほど衝撃の連続でした。今までにない残虐な、それでいて人間の愛を感じる新しい復讐劇になるはずです。復讐とは、善とは、悪とは何か?誠心誠意向き合い、撮影に臨みたいと思います。白石晃士監督こんな仕事を待ってました。この映画、私がやらずに誰がやります?どう考えても、やるべくしてやることになった映画です。原作の名に恥じぬよう、夢のようなキャストの皆さんとともに、思いきりブチかまします。乞うご期待!原作者・渡邊ダイスケこの度、白石監督をはじめ素晴らしいキャスト、スタッフの方々に映像化をして頂く機会に恵まれました。是非、白石監督や皆さんの手で、僕が描いた原作とは一味違う「善悪の屑」を作って頂けたら幸いです。『善悪の屑』は2019年、全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2018年11月26日アンセル・エルゴートとタロン・エガートンが初共演を果たす、アメリカで実在した男性限定社交クラブのスキャンダルを描いたスリル満点のクライム・サスペンス『ビリオネア・ボーイズ・クラブ』。この度、本作の新場面写真と刺激的でキケンな予告編が公開された。実在した詐欺集団の信じられないような事件が起こった直後、BBC(男性限定社交クラブ「ビリオネア・ボーイズ・クラブ」)を題材にしたドラマがテレビ映画として製作されたが、当時新進気鋭の俳優でブレイク直前だったトム・クルーズをはじめ、当時の若手俳優が作品への出演を切望したそう。そんな題材に今回挑むのが、いまをときめくアンセルとタロン。■刺激的でキケンな予告編今回解禁された予告編では、アンセル演じる金融の専門家ジョーと、タロン演じるプロテニス選手のディーンが、次々と人々を落としていく様子や高級外車を乗り回し夜な夜な豪遊する姿が映し出される。そんな順風満帆な彼らだが、あるとき、BBCは投資家のロン(ケビン・スペイシー)に騙されていたことが分かり、たちまち窮地に追い込まれてしまう…。映像では、何者かが帳簿を書き換え、暗がりの中誰かを運び込む様子、そしてジョーが拳銃を手にする姿など不穏な雰囲気が漂い、億万長者の彼らが一体この後どうなってしまうのか、続きが気になる映像となっている。■日本版ビジュアルも到着!また、予告編と場面写真に併せて、日本版ビジュアルも到着。ビジュアルにはアンセル・セルゴート演じるジョーとタロン・エガートン演じるディーン擁するBBCのイケメンメンバーが勢ぞろい。BCCを2億5,000万ドルの取引をするまでに成長させた、彼らの自信に満ちた姿を見ることができる。背景には世界各地に顧客を持つ彼ららしく世界各地の時計がかけられており、「スマートに、駆け抜けろ」というキャッチコピーから、クラブへの勧誘パンフレットを思わせるスタイリッシュな仕上がりとなっている。『ビリオネア・ボーイズ・クラブ』は11月10日(土)より新宿武蔵野館ほか全国にて順次公開。(cinemacafe.net)■関連作品:ビリオネア・ボーイズ・クラブ 2018年11月10日より新宿武蔵野館ほか全国にて順次公開© 2017, BB Club, LLC. All rights reserved.
2018年09月19日こんにちは。アートディレクターの諸戸佑美です。ベストセラー小説を原作にした映画は多いですが、映画を観たあと原作小説を読むのも楽しいですね。【シネマの時間】第38回は、”ティーンエイジノワールとして、マーク・トウェインやJ.D.サリンジャーと並ぶ傑作” と絶賛されたアメリカの新進作家サム・マイソンによるベストセラーノベル『November Criminals』を映画化した話題の『クリミナル・タウン』をピックアップ!メガホンを取ったのは、『アンヴィル!夢を諦めきれない男たち』『ヒッチコック』で高い評価を受けた実力派のサーシャ・ガバシ監督が演出を手がけ、どこまでもクールな視点で、アメリカの首都=犯罪の首都と化したワシントンD.C.の光と陰の実態を10代の甘酸っぱい青春と共に巧みに描き出しています。主人公アディソン役は、ハリウッド『ベイビー・ドライバー』で大ブレイクを果たしたアンセル・エルゴートがナイーブで傷つきやすく真っ直ぐな主人公を、ヒロインのフィービー役は、『(500)日のサマー』『ヒューゴの不思議な発明』などで、若手トップ女優の地位を確立したクロエ・グレース・モレッツが魅力的に演じています。さらに、アメリカワシントンD.C.の学園生活の様子やそれぞれの親子関係も繊細に丁寧に描かれ、愛する我が子がさまざまな問題に遭遇したときの親としてのあり方なども大変興味深く、老若男女どの世代の方々が観ても楽しめる映画です。ハリウッドの最旬キャストで贈る衝撃のクライム・サスペンス・青春映画。ぜひ、映画館でお楽しみください!■映画『クリミナル・タウン』あらすじーーワシントンを舞台に事件の真相解明に挑む高校生の姿を描くクライムサスペンス!政治の街ワシントンD.C.は、上流中産階級の人々が暮らすアメリカのシンボルタウンであると同時に、殺人件数・襲撃、強盗件数がトップとされる犯罪の街。そのワシントンD.C.にある公立高校の卒業を控えたアディソン・シャクト(アンセル・エルゴート)は、趣味は読書とデヴィッド・ボウイを聞くこと、VHSでビデオ日記をつけるといった父とふたり暮らしの高校生。その日、幼馴染のフィービー(クロエ・グレース)から、「大学に進学する前に心許せる相手に処女を捨てたいの」と爆弾発言され、初めてふたりで親密な時間を過ごすのですが、その直後に親友である優等生のケビンが、バイト先のコーヒーショップで銃殺されたという知らせを聞きます。警察とメディアは「チンピラの黒人少年が麻薬を巡るギャング同士の抗争に巻き込まれたのだろう」と、早々に調査を終結しようとします。しかし、アディソンはあの文学好きの優等生のケビンが、チンピラと言われ麻薬に関わって殺されたなんて信じられない……と納得がいきません。優等生のケビンが、なぜ殺されなければならなかったのか?親友の名誉を取り戻すためアディソンは、校内や各所に「事件の目撃情報求む」と、張り紙をしたりとフィービーと共に犯人捜しに乗り出します。しかし、証言を取り合おうとしない警察や、大学への推薦状を餌に操作を牽制する学校、「深入りするな」と脅しをかけてくる同級生など、なぜか街中が目を背ける雰囲気に。ひるまずに捜査を続けるふたりは、ケビンのバイト仲間、担当したカウンセラー、両親などに会いますが、肝心の両親が「息子は、この街に殺された……」と口をつぐむのでした。まるで街全体がこの事件をなかったかのように処理するさまに違和感を拭えないふたり。食い違う人物像、不可解な行動。危険を感じたフィービーが、調査を止めようと訴えるのをよそに、アディソンは事件の核心へと近づいていきます。しかしそれは、ワシントンD.C.の巨大な闇を突く、最も危険な捜査だったのです。やがて明かされる残酷な真実とは……!?ワシントンD.C.に根強く存在する格差と人種差別、高校生たちの間に広がるドラッグなど、今日のアメリカの10代の青春と絡めて鮮やかに社会問題を浮き彫りにしています。映画『クリミナル・タウン』作品紹介映画『クリミナル・タウン』は、2018年8月25日(土)より新宿シネマカリテほか全国順次ロードショー!公式HP:監督:サーシャ・ガバシ原作:サム・マンソン「クリミナル・タウン」(ハヤカワ文庫2018年7月5日発売)原題:November Criminals脚本:スティーブン・ナイト、サーシャ・ガバシ製作総指揮:アンガス・サザーランド、タンニャ・タワージョ、マリンディ・フィックル製作:ベス・オニール、エリカ・オールド、アラ・ケシシアン、ビル・ジョンソン、ジム・セイベル、マーク・ビエンストック撮影:ミハイ・マライメア・Jr.美術:カート・ビーチ衣装:ジュリー・ワイス編集:マーティン・ペンサ音楽:デビッド・ノーランド音楽監修:ローラ・カッツ字幕翻訳:牧野琴子製作国:アメリカ製作年:2017年映倫区分:G上映時間:86分配給:ギャガ・プラス© 2016 NOVEMBER CRIMINALS HOLDINGS, LLC映画『クリミナル・タウン』キャストアンセル・エルゴート=アディソンクロエ・グレース・モレッツ=フィービーデヴィッド・ストラザーン=テオ・シャクトキャサリン・キーナー=フィオナ【シネマの時間】アートディレクション・編集・絵・文=諸戸佑美©︎YUMIMOROTO
2018年08月28日アンセル・エルゴート、クロエ・グレース・モレッツらハリウッド最旬キャストによるクライム・サスペンス『クリミナル・タウン』が8月25日(土)より公開されることが決定。この度、場面写真も解禁となった。■あらすじワシントンD.C.に暮らすさえない男子高校生アディソンの元に届いた、優等生の親友ケビンが銃殺されたというニュース。事件は「チンピラの黒人少年が麻薬を巡るギャング同士の抗争に巻き込まれたもの」とされ、犯人は組織内で始末済みとして、捜査は早々に終結の様相となる。彼が麻薬に関わって殺されたなどあり得ない。親友の名誉を取り戻すためアディソンは、幼なじみにして恋人未満のフィービーと共に犯人を追いはじめる。しかし、証言を取り合わない警察、大学への推薦状を餌に捜査を牽制する学校、街中が目を背ける空気、「息子はこの街に殺された」と口をつぐむケビンの両親…。まるで街全体がこの事件をなかったかのように処理しようとする様に、違和感を拭えないアディソンとフィービー。やがて二人は、戻れないところへと足を踏み入れていく――。■アンセル&クロエ、最旬キャストが集結!「ティーンエイジノワールとして、マーク・トウェインやJ.D.サリンジャーと並ぶ傑作」と絶賛された小説「NOVEMBER CRIMINALS」を原作に、『アンヴィル!夢を諦めきれない男たち』『ヒッチコック』で高い評価を受ける実力派サーシャ・ガヴァシが監督を務めた本作は、高校生アディソンとフィービーの幼なじみ2人が、親友の優等生ケビンが銃殺された事件の真相に挑むスタイリッシュ・クライム・サスペンス。主人公のアナログを愛する冴えない少年アディソンを演じるのは、『ベイビー・ドライバー』で大ブレイクを果たしたアンセル・エルゴート。容姿端麗な優等生にして、時に積極的なフィービーに、『キック・アス』で一躍ヒットガールとなったクロエ・グレース・モレッツ。2人の共演は2013年公開の『キャリー』以来だが、今回は幼なじみとなって事件に挑む。さらに、この度解禁する場面写真には、まさかこの後銃殺されることになるとは知らないケビンと笑いあうフィービー。アディソンが手に持つビデオカメラには、何か事件の鍵が隠されているのか?物語の真相が気になるビジュアルとなっている。『クリミナル・タウン』は8月25日(土)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2018年05月11日映画『ウインド・リバー』が、2018年7月27日(金)より角川シネマ有楽町ほかにて全国の劇場で公開される。ストーリー舞台はアメリカの忘れ去られたコミュニティー・ネイティブアメリカンの保留地。雪深いアメリカの土地“ウインド・リバー”に突如、女性の死体が見つかった。 心に傷を抱えた孤高のハンターを演じるジェレミー・レナーと 新人 FBI 捜査官役のエリザベス・オルセンが共に事件を追う、雪山のクライムサスペンスだ。アカデミー賞脚本賞2年連続ノミネートのテイラー・シェリダン初監督作監督を務めるのは、『ボーダーライン』『最後の追跡』でアカデミー賞脚本賞に2年連続でノミネートされたテイラー・シェリダン。初監督として迎えた今作品は、昨年、全米4館での限定公開にも関わらず、作品評価の高さから口コミで話題を呼び、公開4週目には全米2,095館に拡大公開し、ランキング3位まで上昇。6週連続TOP10 入りというロングランでの大ヒットを記録。主演はアカデミー賞主演男優賞ノミネートのジェレミー・レナー心に深い傷を負う孤高のハンター・主人公のコリー役を演じるのは、『ハート・ロッカー』でアカデミー賞主演男優賞にノミネート、その後『アベンジャーズ』シリーズにも出演したジェレミー・レナー。主人公コリーと共に事件を追う新人FBI捜査官ジェーン役は、『マーサ、あるいはマーシー・メイ』で映画デビュー、『アベンジャーズ』シリーズにも出演したエリザベス・オルセンが演じている。脇を固めるのは、ドラマシリーズ「ウォーキング・デッド」に出演の俳優ジョン・バーンサルだ。あらすじ雪深いアメリカの、ネイティブアメリカンが追いやられたワイオミング州の“ウインド・リバー”に突如見つかった女性死体―。新人捜査官ジェーン・バナーが単身 FBI から派遣されるが、不安定な気候と、慣れない雪山の厳しい条件により捜査は難航。ジェーンは地元のベテランハンターかつ、遺体の第一発見者のコリー・ランバートに協力を求め、共に謎を追うが、そこには思いもよらなかった結末が・・・。作品詳細『ウインド・リバー』(原題:Wind River)公開時期:2018年7月27日(金) 角川シネマ有楽町ほか全国ロードショー監督、脚本:テイラー・シェリダン出演:ジェレミー・レナー、エリザベス・オルセン、ジョン・バーンサル配給:KADOKAWA© 2016 WIND RIVER PRODUCTIONS, LLC. ALL RIGHTS RESERVE
2018年01月21日2015年春、異色のクライムサスペンスとして話題を集めた、松下奈緒と古田新太W主演で贈るWOWOWドラマ「闇の伴走者」が、2018年3月に「闇の伴走者~編集長の条件」として続編が放送されることが決定。松下さんと古田さん、凸凹コンビが再タッグを組み、伝説の編集長の死の真相に迫る。■あらすじかつて一世を風靡した伝説の漫画誌編集者が、中堅出版社の漫画雑誌の復興を依頼され、強い意欲を持って編集長に就任した。しかし、その直後にビルの屋上から転落死。遺書も不審な点もないことから、警察は早々に「事故」として処理する。だがその死には、不可解な点が多く残されていた。あの人なら殺されても仕方がないと言う編集部員や周囲の人々。「他殺か、自殺か?」――出版関係専門の調査員・優希(松下奈緒)と、偶然にも後釜として編集長に就任した醍醐(古田新太)は、再びコンビを組み、伝説の編集長の死の解明に乗り出す。手がかりは故人が残した作者不明の古い漫画画稿。2人は調査を進め、やがて戦後最大の謎「下山事件」に辿りつく。その背後には、「下山事件」を実にリアルに描写した謎の漫画家の存在が!下山国鉄総裁の死の真相とは?伝説の編集長の死と「下山事件」、そして謎の漫画の関係は?優希と醍醐が行き着いた驚愕の「真実」とは――!?■本作の見どころ前作に引き続き、今作の主演を務めるのはもちろんこの2人。松下さんが演じる水野優希は、前回から引き続き出版関係専門の調査会社の調査員として、一方の古田さん演じる醍醐真司は、フリーの漫画編集者から中堅出版社の漫画誌「漫画ブレイブ」の編集長となり登場する。原作は、長崎尚志の「闇の伴走者」の続編である「編集長の条件 -醍醐真司の博覧推理ファイル-」。前作で監督を務めた三木孝浩が引き続き監督を務め、また劇中に登場する漫画雑誌の連載作品や画稿は、森秀樹、田中圭一、土山しげる、そして平松伸二ら超一流の漫画家陣が担当する。そして今回の謎は、戦後最大の怪事件「下山事件」との関係が…?この事件は、1949年に当時の国鉄総裁が轢死体で発見された事件で、様々な要因が絡まりあった結果、いまだに解決されていない昭和史に残る事件の一つ。伝説の漫画編集者・南部の謎の死を追い始めた2人だったが、たどり着いたのは一枚の「紙芝居」。その「紙芝居」と「下山事件」がどのように関係するのか注目だ。■松下奈緒&古田新太らコメント到着今回の放送決定に、「率直にパート2が叶って嬉しいです」と続編も楽しみだと話す松下さん。一方で古田さんは、「あぁ、またあの長いウンチクを述べなきゃいけないのか…」と言いつつも、松下さんとの再タッグには「そりゃ楽しいに決まってますよ。長い説明さえなければ」とコメント。また脚本を読み、今回も面白いと話す2人。松下さんは「続きがすごく気になるし、出てくる人全員が怪しい(笑)いろんな伏線を回収したときの爽快感は気持ちのいいものでした。でもサスペンス的な面白さもそうですが、パート1とは違って、醍醐も優希も何かが変化している。優希の父の不審な死の真相についても楽しみにしています」と内容について少し触れ、古田さんは「読み終わってすぐに『こいつは困った』と思いました。作品が面白く無くなってたら完全においらたちのせいになると」と語っている。三木監督は「今回は“再起”の物語です。人生の道半ばで立ち止まってしまった人たちが、もがきながらも己のあるべき姿を暗闇の中から手繰り寄せ、一歩前へと踏み出す瞬間を描きたいと思っています。前作同様に漫画を題材にしたミステリーという形を取りながらも全ての大人たちの応援歌になるようなそんなドラマにしたいです」と意気込み、「松下さん演じる優希と古田さん演じる醍醐の素敵凸凹コンビの復活にご期待ください!」とメッセージを寄せている。連続ドラマW「闇の伴走者~編集長の条件」は2018年3月31日より毎週土曜日22時~WOWOWにて放送(全5話)。※第1話無料放送(cinemacafe.net)
2017年12月18日ミス・ワールドに輝いたいま大注目の女優プリヤンカー・チョープラーが主演をつとめ、全米で大旋風を巻き起こしているクライム・サスペンス「クワンティコ/FBIアカデミーの真実」のシーズン1が、10月4日(水)よりDVDとデジタル配信でリリースとなる。舞台となるのは、バージニア州のクワンティコに実在するFBIアカデミー。卒業したばかりの新人捜査官・アレックスがニューヨークの爆破テロ事件の容疑者となる。物語は、アカデミーでお互いに切磋琢磨しながら成長していく「現在」、彼らの生い立ちや秘密が明かされていく「過去」、事件の真相を突き止めるために奔走する「未来」、3つの異なる時間軸が交錯し、事件の真相が少しずつ明らかになっていく。果たして、驚愕の結末とは――!?●彗星のごとく登場した唯一無二の超絶美女本作の主役であるアレックス・パリッシュ役を演じるのは、インド出身の美人女優プリヤンカー・チョープラーだ。なんといっても目を奪われるのは、パーフェクトな美貌。もともと美人女優の多いインド映画界ではあるが、その中でもチョープラーの美貌は群を抜いている。それもそのはず、実は彼女はミス・ワールドに輝いている。しかも、インド版アカデミー賞とも呼ぶべきナショナル・フィルム・アワードの主演女優賞にも輝いた演技力の持ち主。まさに天から二物を与えられた女性である。インドといえば、年間で1,000本以上の映画が製作される世界最大級の映画大国。『ムトゥ 踊るマハラジャ』や『きっと、うまくいく』など、世界的ヒットを飛ばした作品も少なくない。そのインド映画界を代表する国民的スーパースターのチョープラーにとって、待望のハリウッド初進出作となったのが本作なのである。本作のアレックス役では全米の視聴者をも魅了し、オンラインの一般投票で選ばれる「ピープルズ・チョイス・ワード2017」*の“大好きなテレビドラマ女優”賞を獲得。この人気をハリウッド映画界が放っておくはずもなく、ドウェイン・ジョンソンと共演した『ベイ ウォッチ』やクレア・デインズ共演の『A Kid Like Jake』(原題)など、アメリカでの映画出演も相次いでいる。いまハリウッドで最も注目されているスターのひとりなのだ。*1975年から実施しているテレビ・音楽・映画の賞。一般からのインターネットの投票で決定される。People’s Choice Awards:●あの「NCIS」や「クリミナル・マインド」超え! 全米大ヒットのクライム・サスペンス2015年9月より全米での放送がスタートした本作。全米での初回視聴率において「NCIS~ネイビー犯罪捜査班」や「クリミナル・マインド/FBI vs. 異常犯罪」を凌駕する大ヒットを記録したほか、カナダやオーストラリアでは2015年度のドラマ視聴者数1位を獲得。ビジネスインサイダーの統計による2016年度「世界で最も人気のあるテレビ番組20」では、「GOTHAM/ゴッサム」や「ヴァンパイア・ダイアリーズ」を抑えて堂々の12位にランクされている。クリエイターを務めるのは「ゴシップ・ガール」や「SMASH/スマッシュ」などの人気ドラマの脚本を手掛けたジョシュア・サフラン。「クリミナル・マインド」や「グレイズ・アナトミー」に携わるプロデューサー、マーク・ゴードンも製作総指揮に名を連ねている。その最大の面白さは、「過去」「現在」「未来」の3つの時間軸が交錯する巧妙なストーリー展開である。ニューヨークで起きたテロ事件で容疑者になったアレックスが真相究明に奔走する「未来」、バージニア州クワンティコのFBIアカデミーでアレックスら訓練生が猛特訓を受ける9か月前の「現在」、そして彼らの抱える複雑な事情や秘密が明かされていく「過去」。それぞれの物語が巧みに絡み合い、やがて点と点が線でつながっていくことにより、驚愕の真実と意外な黒幕の正体が暴かれることとなるのだ。一刻一秒を争うスピーディで緊張感溢れる「未来」の逃亡劇および追跡劇のスリルもさることながら、実在するFBIアカデミーを舞台にした「現在」の物語も大きな見どころ。潜入捜査やサイバー犯罪捜査など、FBIの任務に関わる様々な課目が毎回登場し、我々も訓練生たちと同じ目線で捜査の基本的な仕組みやテクニックを学ぶことが出来る。普段は見ることの出来ない世界だけに、なおさら興味を惹かれる。●FBIアカデミーでの成長ドラマも魅力的! 個性あふれるキャラクターたちに注目さらに、肉体的にも精神的にも過酷なFBIアカデミーの訓練過程で、お互いにライバルとして火花を散らせながら育まれていく生徒たちの友情ドラマも見どころだ。それぞれに複雑な生い立ちや過去を抱える彼らが、様々な困難を乗り越えることで捜査官としても人間としても大きく成長していく姿に誰もが共感を覚えるはず。アレックスと惹かれあいながらも重大な秘密を隠す青年ライアン、両親をアメリカ同時多発テロで亡くした令嬢シェルビー、実は双子でありながら一人の人物を装っているイスラム教徒の姉妹ニマとレイナ、FBI高官である両親の期待を背負った若者ケイレブなど、それぞれのキャラクターも実に個性的で興味深い。そんな彼らが、9か月後の「未来」でアレックスの捜査にどう関わっていくのか。彼らの中に裏切り者やスパイがいる可能性を含め、一筋縄ではいかない人間模様は要注目だ。もちろん、演じる役者たちの魅力も注目ポイントだ。中でも、ライアン役のジェイク・マクラフリンは、『ゼロ・グラビティ』のアルフォンソ・キュアロン監督が手掛けたテレビドラマ「BELIEVE/ビリーブ」の主演に抜擢された注目株。ちょっと危険な香りの漂うワイルドなイケメンだ。また、シェルビー役のブロンド美女ジョアンナ・ブラッディも、映画『呪怨ザ・グラッジ3』やNetflixの人気シリーズ「ビデオゲーム・ハイスクール」で主演を務めている。ケイレブ役のクールなイケメン、グレアム・ロジャースも、ビーチボーイズのメンバーを演じた『ラブ&マーシー 終わらないメロディー』などで活躍中。この中から次世代のトップスターが生まれるかもしれない。「クワンティコ/FBIアカデミーの真実シーズン1」は、10月4日(水)よりDVDレンタル&発売。全話一挙デジタル配信開始。(text:なかざわひでゆき)
2017年09月29日映画『スリー・ビルボード』が2018年2月1日(木)より全国ロードショー。アメリカ・ミズーリ州の片田舎で娘を殺された主婦のミルドレッド。全く解決しない事件への抗議のために、巨大な広告看板を町はずれに設置したミルドレットと、それを快く思わない警察官たち。状況は日増しにエスカレートしていく。『スリー・ビルボード』は、大切なものを守るために、予想もしない道へと外れていく大人たちを描いたクライムサスペンスだ。フランシス・マクドーマンドの演技に注目主人公のミルドレッドを演じるのはハリウッドが誇る演技派女優、フランシス・マクドーマンド。アカデミー賞に5度ノミネートされ、『ファーゴ』、そして今回の『スリー・ビルボード』と2度にわたって主演女優賞を受賞した名優だ。フランシス・マクドーマンドの脇を固めるのは、『ラリー・フリント』のウディ・ハレルソンや『グリーン・マイル』のサム・ロックウェルら。監督・脚本を務めるのは、『セブン・サイコパス』などを手掛けたマーティン・マクドナー。アカデミー賞では6ノミネートベネチア国際映画祭で脚本賞を受賞後、トロント国際映画祭の観客賞を受賞。ゴールデングローブ賞では、最多となる作品賞、主演女優賞、助演男優賞、脚本賞の主要4部門を受賞。英国アカデミー賞では、作品賞、主演女優賞(フランシス・マクドーマンド)、助演男優賞(サム・ロックウェル)、脚本賞、英国作品賞の最多5部門で受賞を果たした。そして、第90回アカデミー賞のノミネーションでは主要6部門、7ノミネートを果たす。作品賞、脚本賞(マーティン・マクドナー)、作曲賞、編集賞に加え、主演女優賞ではフランシス・マクドーマンド、助演男優賞ではウディ・ハレルソン、サム・ロックウェルのダブルノミネートとなった。受賞したのは主演女優賞のフランシス・マクドーマンドと助演男優賞のサム・ロックウェル。『スリー・ビルボード』あらすじミズーリ州のさびれた道路の3枚の広告看板にメッセージを出したのは、7カ月前に何者かに娘を殺されたミルドレッド。 犯人は一向に捕まらず、何の進展もない捜査状況に腹を立て、警察署長にケンカを売ったのだ。署長を敬愛する部下や町の人々に脅されても、一歩も引かないミルドレッド。その日を境に、次々と不穏な事件が起こり始め、やがて思いもかけない、誰もが想像できないドラマが始まる──。作品情報『スリー・ビルボード』日本公開:2018年2月1日(木)より全国ロードショー監督・脚本・製作:マーティン・マクドナーキャスト:フランシス・マクドーマンド、ウディ・ハレルソン、サム・ロックウェル、アビー・コーニッシュ、ジョン・ホークス、ピーター・ディンクレイジ、ルーカス・ヘッジズ原題:Three Billboards Outside Ebbing, Missouri(C)2017 Twentieth Century Fox
2017年09月19日木村文乃が主演を務め、昨年、大好評を博した本格クライムサスペンス・連続ドラマW「石の繭殺人分析班」。このほど、シリーズの第2弾となる「水晶の鼓動殺人分析班」からポスタービジュアルが解禁となった。警視庁捜査一課十一係の刑事、如月塔子(木村さん)は、日本中を震撼させた連続殺人犯“トレミー”の事件を解決に導いたが、1年たってもそのときの“トラウマ”に苦しんでいた。ある日、深紅に染まった部屋での猟奇殺人事件が発生する。現場に残された手掛かりをもとに捜査を進める塔子や警部補の鷹野秀昭(青木崇高)だが、見知らぬ男に尾行されていることに気付く。その男を捕らえようとした瞬間、近くの建物で爆発が起こる。未曾有の危機に直面する警察。果たして、これは偶然なのか?そして塔子は刑事としての最大の危機を乗り越えられるのか?木村さんが女性刑事に扮した「石の繭」に続く待望の続編となる本作。今回は新たな猟奇殺人事件と連続爆破事件が発生し、シリーズ史上、最も大胆かつ複雑な事件の衝撃の全貌に迫っていく。解禁されたポスタービジュアルでは、今回の事件の鍵となる深紅に染められた部屋を意識した妖艶な色合いに、「その紅い部屋は、何を意味するのか?」とのコピーがあしらわれている。ひび割れたガラスに横たわる木村さん演じる如月塔子の姿も、美しくもシリアスな表情で目を引く。禍々しさを感じさせる本ビジュアルからは、殺人分析班メンバーが直面する、一筋縄ではいかない猟奇殺人事件を連想させ、大好評だった前作にも勝る緊迫感あふれる物語を予感させている。また、前作に引き続き、古川雄輝、神野三鈴、仲村トオルらの続投と、新たに『だれかの木琴』の勝村政信の出演が決定。ポスターにも、それぞれ緊迫の表情が配されている。「石の繭」では“セメント漬けの殺人事件”、そして本作「水晶の鼓動」では“深紅に染められた部屋での殺人事件”と、それぞれ特殊な事件を印象的にビジュアル化した「殺人分析班」シリーズ。今後の続報にも注目していて。日曜オリジナルドラマ 連続ドラマW「水晶の鼓動 殺人分析班」は 11月13日(日)より、毎週日曜22時~放送(全5話、第1話無料放送)。前作「石の繭 殺人分析班」は11月6日(日)18時~一挙放送。(text:cinemacafe.net)
2016年09月24日昨年、大ヒットを記録した本格クライムサスペンス「石の繭 殺人分析班」の待望の続編、「水晶の鼓動 殺人分析班」が放送されることが決定。本ドラマには、木村文乃、青木崇高らお馴染みのキャストが集結することも分かった。警視庁捜査一課十一係の刑事・如月塔子(木村文乃)は、日本中を震撼させた連続殺人犯“トレミー”の事件を解決に導いたが、1年たってもその時に受けた“トラウマ”に苦しんでいた。ある日、真紅に染まった部屋での猟奇殺人事件が発生する。現場に残された手掛かりをもとに捜査を進める塔子や警部補の鷹野秀昭(青木崇高)だが、見知らぬ男に尾行されていることに気付く。その男を捕らえようとした瞬間、近くの建物で爆発が起こる。未曾有の危機に直面する警察。果たして、これは偶然なのか? そして塔子は刑事としての最大の危機を乗り越えられるのか? シリーズ史上最も、大胆かつ複雑な事件の全貌とは? その衝撃のラストへのカウントダウンがいま、始まる――。本ドラマは、作家・麻見和史の描く「警視庁殺人分析班シリーズ」シリーズが原作。昨年放送の「石の繭殺人分析班」に続く第2弾として放たれる本ドラマ「水晶の鼓動殺人分析班」は、原作シリーズの中でも最も大胆かつ複雑な事件に挑む「水晶の鼓動警視庁殺人分析班」を映像化。監督には、前作で緊迫感あふれるサスペンスとリアルな警察描写を演出した内片輝が再び務めている。本作で主演を務める刑事・如月塔子役の木村さんは、「『石の繭』では、役としてちゃんと立っていたい私と、揺れていて欲しい監督、というように、“塔子”は内片監督と一緒に作っていると言う感覚があります」と前作をふり返り、「『水晶の鼓動』は(『石の繭』から)1年後のストーリーになるので、監督との感覚を上手くミックスしてより人間味のある塔子にできたらと思っています」と意気込んだ。また、「全編通して張りつめた緊張感がありつつも、事件が起きて刑事が動くという話だけではなく、そこに関わる人たちの生活や形作るものもしっかり描かれていると思いました。前作として『石の繭』がありますが、『水晶の鼓動』は『水晶の鼓動』としてお楽しみいただけると思います」とメッセージを寄せた。一方、監督は木村さんについて「キャラクターとしては、一生懸命だが不器用な塔子が、前回の事件からの1年間どうやって生きてきたのか。刑事として、またひとりの人間としての成長を見せて欲しい」と話し、「現場としては、今回も『塔子ならできる!』を合言葉に、ほかのキャスト、スタッフとともに大活躍してもらうつもりです。女優“木村文乃”の魅力は、まだまだ底を見せません。だからこそ、本当にご一緒するのが楽しみなんです」と語っていた。日曜オリジナルドラマ連続ドラマW「水晶の鼓動 殺人分析班」は11月13日(日)22時~放送開始(1話無料放送)。(cinemacafe.net)
2016年08月18日2012年に韓国で製作され、動員270万人を突破したクライムサスペンス映画『私が殺人犯です』。この度、この映画を原作とし、世代を代表する俳優、藤原竜也と伊藤英明がW主演で、『22年目の告白―私が殺人犯です―』として日本映画化することが決定した。阪神大震災、地下鉄サリン事件…混沌とした1995年に起きた5件の連続殺人事件。被害者に近しい者に殺人の瞬間を見せつけること、背後から縄で首を絞めあげること、そして目撃者をあえて殺さずに犯行をメディアに証言させること。その3つをルールとした残忍な犯行は、世間の注目を浴びた。事件を担当する刑事の牧村は、あと一歩のところまで犯人を追い詰めるものの、狡猾な犯人の罠によって敬愛する上司が殺されてしまう。そして、犯人は姿をくらまし、事件は未解決のまま時効を迎えてしまうのだった。そして22年後のある日。1冊の本が日本中を震撼させる。その本のタイトルは、「私が殺人犯です」。それは、95年のあの事件の犯人と名乗る男が書き綴った殺人手記。出版記念会見に現れたのは、曾根崎と名乗る妖艶な男だった。反感の情を押さえきれない世間。過熱するマスコミ報道、SNSにより一躍曾根崎は時の人になっていく。日本中を巻き込むその告白は、新たな事件の始まりに過ぎなかった…。告白本を出版する美しき殺人犯、曾根崎雅人役は、日本が誇る演技派俳優・藤原さん。幾多の超個性的なキャラクターを怪演し、その圧倒的な演技力と存在感で『デスノート』『僕だけがいない街』を始めとする主演作を大ヒットに導いてきた。そして、事件発生直後から曾根崎を追い続けてきた刑事・牧村航役には、『海猿』シリーズなどで“熱い漢”を多く演じる一方で、『悪の経典』では猟奇殺人犯を熱演するなど、幅広い役をこなす本格派俳優・伊藤さん。“美しき殺人告白者”と“22年間事件を追い続ける刑事”、世代を代表する2人の火花散る演技に期待がかかる。そして、メガホンを取るのは日本映画界期待の新鋭・入江悠。『SR サイタマノラッパー』シリーズで一躍注目を集め、その後も『ジョーカー・ゲーム』などの話題作を手掛けてきた監督だ。以前、「ブルータスの心臓」で入江監督が演出する作品に出演したという藤原さんは「また監督とご一緒できること、こうした大作感のある映画に参加できることは、大変意味深いことですし、僕も集中して全編通して入りこまなければいけない作品だと痛感しております」と語り、一方、初めて入江監督作品に出演することとなった伊藤さんは「初めて入江監督の作品に携わる興奮と喜びを感じつつ、アクションなど細かい所にもこだわり、一つ一つのシーンに力と情熱をそそいで演じたい。また、時効を迎えてしまったという刑事の無念さを表現していきたいと思います」と意気込んだ。また、今回初共演となる2人。藤原さんは「伊藤さんとは、共演が初めてですのでとても楽しみです。対峙し合う真逆のキャラクターを演じますので、刺激を受けながら俳優として良い関係性を築きたい」と話していた。入江監督は「この映画の企画を実現するのに、約2年半をかけ脚本は37稿の改訂を重ねました」と長きにわたって構想をしてきたと明かし、「お2人がこの映画の中で生きるキャラクターをどう演じてくださるか、いまからとても楽しみです。緊張感みなぎる新しいサスペンス映画の誕生にご期待ください」とメッセージを寄せていた。なお、本作はすでにクランクインしており、クランクアップは9月上旬予定とのことだ。『22年目の告白―私が殺人犯です―』は2017年初夏、全国にて公開予定。(cinemacafe.net)
2016年07月14日スリリングにスピーディに展開するクライム・サスペンスかと思いきや、拝金主義を風刺し、勝者と弱者の格差を増幅させる社会問題にまで鋭く切り込んだ『マネーモンスター』。ジョージ・クルーニーとジュリア・ロバーツという2大スターの競演も話題だが、娯楽性と知性派ストーリー、エモーショナルな人間ドラマが見事に融合した良質なハリウッド映画としても注目を集めている。監督は、名女優としても知られるジョディ・フォスター。8年ぶりの来日を果たし、作品に込めたフィルムメーカーとしての想いをシネマカフェに語ってくれた。取材部屋に入ると、ブルーのパンツスーツに身を包んだフォスター監督が、「ジョディよ、よろしく」とにこやかな笑顔とともに手を差し出して迎えてくれる。子役としてデビューを果たしてから50年以上、ショービジネスの第一戦で活躍し続けているトップスターだが、とても気さくだ。立ったままのスタッフに、「あそこにも椅子があるから座ったら」と気配りも見せる。いざインタビューという段になると、するりとパンプスを脱ぎ、カウチに胡坐をかいて、リラックスした表情を見せてくれた。まず、最初に脚本を見せたのが主役を演じたジョージ・クルーニーだったという話からスタート。「役にぴったりだと思ったの。観客はジョージが演じるリー・ゲイツに最初に出会った時、きっと彼を好きになれない。エゴが強いし、惰性で生きているし、酒グセも悪いし、人への思いやりがない。自分を見失っている状態の人だから。番組をジャックされると、臆病な反応を見せるしね。でも、観客は段々と彼の状況を理解していくの。いくら有名なTVパーソナリティでも、人生で失敗しているから自己評価が低いんだなと。ところが、それが事件をきっかけに変化していくの。ある意味、彼は映画の最後でふたたび人間である自分を取り戻すことができる。だからこそ、最初は嫌われるかもしれないけれど、変化し、観客を引きつけ続ける、そんな役者が必要だったの」。ジョージがTVパーソナリティとして番組の頭で滑稽なダンスを披露するのだが、それは彼のアイディアだったそう。「今回はジョージがダンスしたいと言ってくれたのが嬉しかった。何しろ、100%コミットしてくれて、自ら笑いものになるぐらいのショーマンシップを見せてくれたことが、映画のためにもなったの。ただ、常にアドリブを取り入れるかどうかは、映画の種類によるわね。プロットがはっきりしていて、セリフが多いと脚本がしっかり詳細まで書き込まれているから、アドリブ自体取り入れにくいし。でも、監督として私自身は、役者のアイディアを頼りにしているところがあるから、こういう提案は大好きよ」。共演には、ジョージとの相性が良いジュリア・ロバーツだ。「彼女は“AMAZING JULIA ROBERTS”なの!彼女以外にこの役は考えられないぐらい素晴らしいの。ジュリアのキャスティングが決まってから、より役を掘り下げることができ、よりヒロイックなキャラクターにすることができたわ。もともと、2人が演じたキャラクターは強い絆で結ばれている必要があったの。劇中では、実際に一緒に登場するのは冒頭と終りだけ。撮影でも2人が同じ現場で演技をしたのは2日ほどなの。とてもバーチャルな共演だったから、強いケミストリーがなければいけなかったの。だから、2人から生まれるマジックが必要だったのよ」。大スターである2人が共演しているというだけでなく、幅広い観客が楽しめる良質な社会派娯楽作であるこの作品は、最近ではハリウッドであまり見られなくなったジャンルの映画とも言える。「そうね。こういうタイプの映画は、もうあまりハリウッドで作られなくなったわね。それは、スタジオが商業的な戦略としてシリーズもの、スーパーヒーローものを多く作っているから。今後はもっと観られなくなるかもしれないわ。でも、インテリジェントでチャレンジングでユニーク、オリジナルな映画を観たい観客が多くいると信じているの。作品を作るとき、観客がそれを観るのが大きいスクリーンか、アイフォーンか、ケーブルかなんて気にしない。私は映画を観てもらえればいいと思っているの。『マネー・モンスター』は一般向けのペースの速いスリラーでもあるけれど、キャラクターの心理描写も丁寧にしたし、意味深い作品だと思うわ。観客に観たいと思ってもらえれば嬉しいけれど」。本作のモチーフであるお金というものは、人の本性、価値観を如実に見せるものだとつくづく感じられる。社会的成功者として、映画監督として、お金の価値というものをどう感じている?「今回登場する男性キャラクターは、みな自分の人間としての価値を見いだせずに葛藤しているの。いまの文化では、自分の価値をはかるときに、ものさしとしてお金や知名度を意味深いものとして使っているところがあるわよね。ジョージ演じたリーに関しては、少なくとも冒頭ではそう。確かにお金にはそういう側面はあると思う。アメリカや日本のような先進国で生きていると、自分がどんな人間であるか見えにくくなる。そのときに、最初に自分が勝者なのか敗者なのかをお金や地位、名誉で測りたくなる気持ちは分かるわ。でも私にしてみれば、いままでいろいろな人とふれあってきた経験というものが最も人の価値として重んじられるべきだと思うの。それは、金銭的な財産や仕事、ましてや賞などで測れるものではないわ」。ショービズ界といえば、知名度やギャランティで重要度が測られがちな世界。そこで人生におけるほぼすべての時間を生きてきた監督が、いったい健全な価値観をどのように育んできたのだろう。「どうかしら。とにかく、やりたかったことは昔から変わらないの。映画を作るということよ。映画を作るアーティストとして生きることで、地に足を付けていられる。私の場合、小さいときから公の目にさらされる立場だったから、なるべくリアルでありたいと思ったし、リアルであることに目が向くのかもしれないわね。子どもとして、自分の実人生を奪われそうになることが多かっただけに、自分が大切にするもの、矜持の持ち方を自然に身に付けたのかもしれない。これは仕事、これは私の人生というふうに、わけて考えることでそういう感覚を保っているのかもしれないわ」。先日、ハリウッド・ウォーク・オブ・フェイムにも名前を刻んだ監督。名実ともに、ハリウッドスターとして映画史に名を刻んだわけだ。今後は、女優業との割合はどのようになっていくのか。「いまは、監督業に専念したいの。27歳で初長編を撮って、それから4本の映画を作ったけれど、決して数としては多くない。もちろん、その間も休んでいたわけではないし、役者としてのキャリアも積んだし、2人の子育てもしているから、とても満足している。でも、監督をするなら100%コミットしなければいけないの。企画と出会って、“さあ、今だ”というタイミングが来たときに、チャンスを逃がしたくない。ただ、これまで50年以上も演技をしてきた自分にとって、演技をすることはほかと比較することはできないぐらい素晴らしいことだから、止めることはないわ」。監督業にますますの意欲を見せるジョディ・フォスター監督。小さい頃から慣れ親しんできた日本文化が大好きだと話し、いつかこの独特な文化を作品に反映させられたらと考えているとか。その“いつか”も心待ちにしつつ、今後のジョディ・フォスターの活躍に注目したい。(text:June Makiguchi/photo:Kyoko Akayama)
2016年06月08日米BOX OFFICE MOJOは2月27日~3月1日の全米週末興業成績を発表した。ウィル・スミス主演のクライムサスペンス映画『フォーカス』が初登場首位。『フィリップ、きみを愛してる!』『ラブ・アゲイン』のグレン・フィカーラ&ジョン・レクアが監督・脚本を務める。ウィル・スミス演じるプロ詐欺師集団を束ねる超・天才詐欺師ニッキーが、美人詐欺師ジェスと出会い恋に落ちてしまったことで人生の計画が狂い、翻弄されていく物語。ジェス役は、マーティン・スコセッシ監督の『ウルフ・オブ・ウォールストリート』で脚光を浴び、ハリウッドの次世代セクシーシンボルとして注目を集めるオーストラリア出身女優のマーゴット・ロビーが演じている。2位『Kingsman: The Secret Service(原題)』、3位『スポンジ・ボブ 海のみんなが世界を救Woo!』は前週と変わらず。公開2週連続でトップに立った『フィフティ・シェイズ・オブ・グレイ』は、3週目にして4位に急降下した。5位に初登場の『The Lazarus Effect(原題)』は、『二郎は鮨の夢を見る』のデヴィッド・ゲルブ監督による最新作。前作とは打って代わり、死者を医学の力で甦らせる禁断の実験が引き起こした恐怖を描くサスペンス・ホラー作品だ。その他前週11位から9位にランクアップした『アリスのままで』が公開6週目で初のトップ10入り。若年性アルツハイマーの女性が記憶を喪失していく日々を綴った全米ベストセラー小説『静かなるアリス』をジュリアン・ムーア主演で映画化。自身もALS(筋委縮性側索硬化症)と闘病しているリチャード・グラッツァーが監督としてメガホンを取り、主人公を支える夫役を『ブルージャスミン』のアレック・ボールドウィンが演じている。ムーアは今作でアカデミー主演女優賞に輝き、悲願のオスカーを手にした。
2015年03月02日大ヒットドラマシリーズ「クローザー」のスピンオフとして、本家を凌ぐほどの人気を誇るクライム・サスペンス「MAJOR CRIMES~重大犯罪課」。先日、セカンド・シーズンがリリースされたが、シネマカフェではこの発売に先駆け女性限定試写会を開催した。CIA仕込みのテクニックで容疑者を自白に追い込み、難事件を解決=“クローズ”する“尋問のプロ”を描いた本家とは変わって、「MAJOR CRIMES」では “司法取引による犯人逮捕の効率化”という新たな方針のもと、ロス市警・重大犯罪課に新たな女性警部を抜擢。冷静沈着でキレ者の彼女が、叩き上げのベテラン捜査官たちの反発に苦戦しながらも、巧みな手腕で凶悪事件を“効率的に”解決に導いていく――。30代・40代など“上司”を経験するであろう年代が中心に集まった今回の試写会。ファーストシーズンを見ていない人が過半数を占める中、この日、上映したセカンドシーズンの満足度を聞いてみると平均84%と高得点!「初めて観ましたが、息もつかせぬスピード感満載の展開で、ストーリーの背景が分かっていなくてもすごく楽しめました」(30代・女性)「いつも意外な人が犯人で、どんでん返しがあり、犯人を自供に追い込んでいく過程がとても面白い」(50代・女性)「犯罪者とのかけひきが面白い」(30代・女性)といった声が相次いだ。感想の中でも一番多かったのが、本作に登場するキャラクター。「なんといってもレイダーが魅力的」「強くてやさしい精神力で魅了された」と主人公・レイダー警部を支持する声が多数寄せられた。とはいえ、内務調査官として「クローザー」での登場時は、規則にうるさい“イヤミなおばさん”といったイメージだった彼女。しかし「MAJOR CRIMES」では、規則大好きなところは相変わらずだが、チーフらしく、やや物腰も柔らかに。叩き上げのベテラン刑事のプライドを、品のいい口調で巧みにくすぐり、事件の捜査に駆り立てていくという冷静沈着であり、気配り上手な女性警部として描かれており、女上司のお手本のようなキャラクターとなっている。この日の試写会では、本作で活躍するレイダー警部を見て、立ち振る舞いや考え方をお手本としたいと思う女性が多くみられた。社会では必ず上下関係が存在するもの。部下を迎える際は、本作を見てレイダー警部から“デキる上司”について学んでみるのもいいかもしれない。「MAJOR CRIMES ~重大犯罪課」セカンド・シーズンDVDは発売中。<セカンド・シーズン>コンプリート・ボックス価格:14,300円+税/全19話【初回限定生産】<ファースト&セカンド・シーズン> コンプリート・ボックス価格:18,900円+税/全28話発売・販売元:ワーナー・ブラザース・ホームエンターテイメント(text:cinemacafe.net)
2014年11月26日『王になった男』のリュ・スンリョンと『怪しい彼女』のイ・ジヌクが、ある日突然、正体不明の組織から追われることになるノンストップ・クライム・サスペンス『ポイントブランク~標的にされた男~』が、いよいよ11月15日(土)より公開される。本作で、彼らを追い詰める警察のベテランエリート刑事を演じているのが、『リターン・トゥ・ベース』などで知られ、ミュージカル俳優としても活躍するユ・ジュンサン。このほど、8月に舞台の公演で来日した際に入手した、彼のスペシャルメッセージ動画とインタビューがいち早くシネマカフェに到着。ファンに向け日本語にも挑戦していることが分かった。本作は、フランスの新鋭監督フレッド・カヴァイエがメガホンを取った『この愛のために撃て』(英題:POINT BLANK)を、独特の世界観を持つ韓国ノワールとしてリメイク。突然起きた殺人事件の容疑者に仕立てあげられ、“標的”となった元傭兵(リュ・スンリョン)と、彼を助けた医師(イ・ジヌク)、そして2人を追う刑事と謎の組織が入り乱れた、先の読めない逃亡劇を描き出す。本作で、リュ・スンリョン演じる主人公、凄腕の元傭兵ヨフンを“警察”として追っていく優秀なベテラン刑事、ソン・ギチョルを演じたユ・ジュンサン。『リターン・トゥ・ベース』『フィスト・オブ・レジェンド』など頼れる男のイメージの彼が一転、実は裏の顔を持つ究極の悪徳刑事として、キャリア史上初の悪役に挑んでいる。届いたメッセージ動画では、日本語での映画紹介にも挑戦し、「日本のみなさん、こんにちは!『ポイントブランク』ぜひみてください!」と本作をアピール。また、「予測できない見どころが満載!」と語り、劇中の雰囲気とは打って変わり、朗らかでナイスガイな彼の素顔を披露。さらに、インタビューでは初めての悪役に挑戦した心境を告白するユ・ジュンサン。数々の映画・ドラマで温かく実直なイメージを持ち、韓国では“国民の夫”と呼ばれるほどの彼だが、「実は、この役のオファーが来た際、一度断ったんです」と激白。「役の重要性に大きなプレッシャーを感じ、自分がこの役を完璧に演じて、観客を説得できる演技ができるかどうかという心配が大きくて、自信が持てなかったんです。ただ制作会社の代表が何度も僕を訪ねて、その熱意に負けて出演を決めました」と明かした。また、いままでの役柄とは違うキャラクターを演じる苦労もあったという。「罪の意識のない悪役を演じるのは、精神的にも体力的にもつらいです。社会的に公憤を買うようなことをやらかしても、本人だけは平然としている。そんな人物は非現実的だと思うでしょうけど、必ず本当にそういう人間は存在するんです、きっと」。だが、それほどまでの究極の悪役を「ユ・ジュンサンという俳優が演じることで、観客たちがより面白がるかもしれないというドキドキはありました」とも語り、自身のイメージを逆手に取った大きな挑戦に手応えを覗かせていた。『ポイントブランク~標的にされた男~』は11月15日(土)よりヒューマントラストシネマ渋谷ほか全国にて順次公開。(text:cinemacafe.net)
2014年11月14日大ヒットドラマシリーズ「クローザー」のスピンオフとして、本家を凌ぐほどの人気を誇るクライム・サスペンス「MAJOR CRIMES~重大犯罪課」。ロス市警を舞台に、司法取引をテーマに犯罪捜査を描く本作は、全米ではすでにシーズン3に突入しており、ハマる人が続出中という。日本ではDVDセカンド・シーズンの発売を前に、クールで仕事が“デキる”熟女に、口は悪いが頼りになるオヤジ軍団、そしてワケありな美少年と、個性的な“クセ者”キャラたちが注目を集めている。本作は、キーラ・セジウィック主演で第7シーズンまで続き、日米で大ヒットしたドラマ「クローザー」のスピンオフ。CIA仕込みのテクニックで容疑者を自白に追い込み、難事件を解決=“クローズ”する“尋問のプロ”を描いた本家とは変わって、「MAJOR CRIMES」では “司法取引による犯人逮捕の効率化”という新たな方針のもと、ロス市警・重大犯罪課に新たな女性警部を抜擢。冷静沈着でキレ者の彼女が、叩き上げのベテラン捜査官たちの反発に苦戦しながらも、巧みな手腕で凶悪事件を“効率的に”解決に導いていく。冷静沈着、気配り上手な熟女警部は“取引のプロ”!犯人との司法取引によって効率的な事件解決を目指す重大犯罪課を新たに率いることなったのは、シャロン・レイダー警部(メアリー・マクドネル)。内務調査官として「クローザー」で登場していたときの彼女は、規則にうるさい“イヤミなおばちゃん”のようだったが、本作ではチーフらしく、やや物腰が柔らかに。だが、規則大好きなところは相変わらず。畑違いの部署からの異動してきた彼女のことを面白く思わない、たたき上げのベテラン刑事のプライドを、品のいい口調で巧みにくすぐり、事件の捜査に駆り立てていく。その一方で、前チーフのブレンダから託された元ホームレスの少年で殺人事件の目撃者であるラスティを家に引き取り、次第に保護者のような感情を持ち始めるレイダー。大人を信用せず、ひねくれたラスティには、時にはなだめたり、すかしたり…。対犯罪者だけでなく、重犯課のメンバーたちやラスティにも、“取引のプロ”としてタダ者ではない駆け引きの上手さを見せていくレイダーの姿は実にクールだ。イケメン…ではないが、頼もし過ぎるオヤジ集団「クローザー」から続く重大犯罪課の捜査員たちは、ひとクセもふたクセもあるベテラン刑事ばかり。最古参のプロペンザに、彼とコンビを組んで足で稼ぐ昔ながらの捜査が得意なフリン、飄々としながらもPC などハイテク関係に強く博識なタオ、チーム内ではヒスパニック系でスペイン語が話せて、ギャング情報にも詳しいサンチェスに、事件現場の撮影記録が担当の技術者・バズ。いずれもたたき上げで、自分の仕事にかけては皆、絶対の自信があるオヤジたち。たたき上げだからこそ知る捜査の難しさや、人生の悲哀も経験済み。そんな彼らと行動を共にするうちに、クールで情に流されることのなかったレイダーが影響を受けていくところは、本作の見どころのひとつだ。さらに本シリーズでは、レイダーと別居中の夫・ジャックが突然彼女の前に現れることにも注目。人気ドラマやコメディでお馴染みの実力派俳優たちが魅せるコラボまるで水と油のようなレイダーとオヤジたちの関係だが、シリアスな凶悪犯罪捜査の中にも、泣き笑いが絶妙にミックスされているのが、本作の特徴でもある。やはりそれは、こうしたクセ者たちを実力派俳優が演じているからこそ、見応えがあるというもの。レイダーを演じるのは、ケヴィン・コスナー監督&主演『ダンス・ウィズ・ウルブス』でヒロインを演じてオスカーにノミネートされ、海ドラ好きには「GALACTICA/ギャラクティカ」のロズリン大統領などでも知られているベテラン女優のメアリー・マクドネル。彼女が演じるレイダーに当初、ネチネチとイヤミを言う最年長のプロペンザを演じるのは、『ポリスアカデミー』シリーズで笑いを取りまくったG.W.ベイリー。タオ役のマイケル・ポール・チャンは『グーニーズ』にも出演。そして無口だけど熱いラテンの男、サンチェスを演じるのは、全米で社会現象となった「ブレイキング・バッド」でハンパないキレっぷりを見せるギャング、トゥコ役を怪演していたレイモンド・クルツ。また、謎多き美少年ラスティを演じるのは、新鋭のグレアム・パトリック・マーティン。さらに、レイダーの夫役には『プラトーン』などで知られるベテラン俳優、トム・ベレンジャーが扮している。味ある個性俳優ばかりがこれでもかと顔をそろえた本格クライム・ドラマは、これからも要チェックだ。「MAJOR CRIMES ~重大犯罪課」セカンド・シーズンDVDは11月19日よりリリース(デジタル・セル先行配信中)。<セカンド・シーズン>コンプリート・ボックス価格:14,300円+税/全19話【初回限定生産】<ファースト&セカンド・シーズン> コンプリート・ボックス価格:18,900円+税/全28話発売・販売元:ワーナー・ブラザース・ホームエンターテイメント(text:cinemacafe.net)
2014年11月10日米BOX OFFICE MOJOは10月31日~11月2日の全米週末興業成績を発表した。ジェイク・ギレンホール主演のクライムサスペンス『Nightcrawler(原題)』が初登場首位にランクイン。報道カメラマンとして次々とスクープ映像を抑えていた主人公の男が取材にのめり込むうちに、LAの地下犯罪組織の傍観者から加担者へと変貌していくストーリー。『ボーン・レガシー』の脚本家であるダン・ギルロイが初監督を務め、役作りのために激痩せしたジェイク・ギレンホールも話題だ。前週1位のマイケル・ベイがプロデュースしたオカルトホラー『『Ouija(原題)』は、僅差でトップから後退。前週2位の『John Wick(原題)』は6位に順位を落とした。3位『フューリー』は前週と変わらず、トップ3圏内に留まる。4位『ゴーン・ガール』も前週同様で、トップ10内ランクインも公開5週間となり、地味にヒットを続けている。5位『The Book of Life (2014) (原題)』も順位をキープ。以下は、『The Judge(原題)』が10位から9位に浮上した他は、すべて前週からワンランクずつダウンした。
2014年11月03日ライアン・ゴズリングが昼と夜で別の顔を持つ天才ドライバーを演じた衝撃のクライム・サスペンス『ドライヴ』。カンヌ映画祭監督賞を受賞した本作の監督、ニコラス・ウィンディング・レフンのオフィシャルインタビューをお届けする。●作品ができあがったときの印象カーチェイスや車がたくさん登場する映画にすばらしいものは存在するが、なんとなく、この映画は違うように感じたんだ。機械的にチェイスするだけではなく、他とは違うチェイスが必要だと感じた。この映画のチェイスシーンは、車同士が追いかけあっているというよりも、“ドライバー”が感じている精神的状況を反映している。●ライアン・ゴズリング演じる“ドライバー”はどのような人物ですか?映画に登場する“ドライバー”は、半分人間で半分機械のような存在だということもできるが、彼は自分が恋に落ちるまで、その違いを分かっていないんだ。その過程で機械が最終的に人間的な面を乗っ取ってしまう。機械であることが“ドライバー”の本来あるべき姿であるため、それはある意味、良いことでもある。彼がどういう人物かというのは、難しい質問だ。私の映画は、いつも私の一部だからだ。ライアンが演じることで、ライアン的な要素がたくさん入っているのは確かだ。だからライアン・ゴズリングと私の結婚のようなもので、大きな二面性がこのキャラクターには内包されているのかもしれない。彼にも2つの面があり、我々2人の間で進化しつづけるキャラクターだ。●キャリー・マリガン起用の理由最初はラテン系の女優を探していて、有名、無名を問わず、すばらしい女優さんにたくさん会った。しかし、ずっと何かが違う気がしていたんだ。その時に、キャリー・マリガンが興味を持ってくれて、挨拶に来てくれた。彼女には会ったことがなく、映画も見たことがなかったが、妻や母が、彼女はすばらしい女優だと言っていたよ。彼女が部屋に入ってきた瞬間、彼女こそが探していた女優だと感じたんだ。キャリーが来てくれて、自分が適任だと言ってくれた。まさに彼女の言うとおりで、その通りになったよ。●アルバート・ブルックスについてアルバート・ブルックス以外では、ブライアン・クランストンが一番起用したかった役者だ。予算のめどが付きそうになった時、「ライアン以外で誰を映画に使いたいか?」を考えた。ブライアンについては、鷹が獲物を狙うように、逃がしてはならない存在だった。●カーチェイスシーンについてはどのようなイメージで作ったのですか?この映画の3つのカーチェイスシーンは基本的に、“ドライバー”が何を目指しているかのメタファーなんだ。最初のカーチェイスの場所はステイプルズ・センターだが、すべてがコントロールされた状況で、計画通りに進む、マシーンのようなアプローチだ。2番目のチェイスシーンは、質屋での襲撃が失敗して、“ドラkイバー”が予定外の行動で“スタンダード”を助けようとする。本質的には、“アイリーン”を助けようとしているんだ。板ばさみの状況で、不意をつかれて、追いかけてくる車を振り切ろうとしている。3番目のチェイスシーンは、「一線を越えた」ような、クレイジーな感じだ!彼は追跡者を忍者のように追っている。「忍者シーン」とでも呼びたくなるような状況だ。「隠密行動」で近づき、彼を殺そうとするんだ。それぞれのカーチェイスは彼の心理状態と連動している。私は車は好きだけど運転しない。運転免許を持っていないんだ。免許試験に8回も落ちて諦めた(笑)。そのせいで、車の映画を違った見方にせざるを得なかった。だからカーチェイスを模倣することから始めたんだと思う。自分が車を運転しないから、車を運転することに興味がないんだ。スピード感は好きだけど、この映画は、車の移動スピードとは別のスピード感の恩恵を受けているように感じる。私が映画を作る時は、いつも前作とは違うものを作るようにしている。「『ドライヴ』は一体どんな映画なんだ?」というと、本質的には、LAに来て、LAのルールに従って、映画業界に関する映画を作ったという感じだ。映画製作や、映画業界の人たち、スタントや映像マジックなどは、この映画の一部だ。それらの要素がすべて加わって、とても不思議な世界を作り出している。この映画は、とても「動きのある」作品だ。動きといっても、車を運転することだけではなく、キャラクターの心の動きだ。ライアンと私のやり方や、映画を作りたいと思う理由は、ある意味同じさ。私は、ライアンがとても好きなんだ。我々にとって映画を作ることは、肉体的というよりも、精神的な冒険だね。彼と会った時、我を忘れるくらい嬉しかったけれど、お互いに刺激しあえると感じた。おそらく、映画製作において最高なことの一つが、お互いに影響しあえることだと思う。話し出したら収拾がつかなくなるから、ライアンとは映画作りに関する話はやめて、その場の流れに任せることにした。私の妻も子供も彼のことが大好きで、彼の母親は私のことを気に入ってくれているから、我々の周囲はうまくバランスが取れている。私達は多くの点で似ている。やりたいことも同じで、映画を作っていく上でのモチベーションの上げ方も同じだし、趣味も共通点が多い。だから「さよなら」を言うことはなく、「また次の作品で会いましょう」と言ったんだ。作品情報『ドライヴ』監督:ニコラス・ウィンディング・レフン出演:ライアン・ゴズリング、キャリー・マリガン、ブライアン・クランストン、クリスティーナ・ヘンドリックス、ロン・パールマン、オスカー・アイザック、アルバート・ブルックス配給:クロックワークス公開中
2012年04月03日ライアン・ゴズリングが、愛する人を守るため裏社会の抗争に身を投じる孤高のドライバーをクールに演じる、注目のクライム・サスペンス『ドライヴ』が先日公開となった。昨年のカンヌ国際映画祭で監督賞を受賞したのを皮切りに、世界各国で高い評価を受けてきた本作だが、ここ日本においても各界の“クール”なスペシャリストたちの間で称賛の嵐が巻き起こっている。このほど、シネマカフェに本作の新たなる写真が到着、各界から届いた声と共にご紹介!昼はハリウッドのスタントマン、夜は強盗の逃走を手助けする運転手という2つの顔を持つ、主人公のドライバー。その名も過去も明かさず、孤独に生きてきた彼は、同じアパートに幼い息子と暮らす女性、アイリーンに一目で恋に落ちたことをきっかけに、危険な裏社会に身を投じることになる。まずオープニングで見せる華麗なドライブテクニックで観る者を釘づけにするドライバー(ライアン・ゴズリング)。「METAL GEAR」シリーズで知られるゲームデザイナー・小島秀夫氏は、その様子を「『5分だけだ。何があっても5分だけは待ってやる!』。冒頭で運び屋(主人公)はこう契約する。まさに始まってわずか5分で、観客は彼の車に乗せられ、95分間の疾走(ドライヴ)を体感することになる!」と表現する。また、哀愁と狂気を背負う男の姿は観る者をしびれさせるが、「孤独で寡黙なアメリカ版『その男、凶暴につき』。アメリカに凄い北野武のようなアウトレイジな監督が生まれた!」(園子温監督)、「凄い!渋い!大好きな映画です! 」(SABU監督)とパンチの効いた作品を贈り出す映画監督たちも太鼓判を押す。さらに、キャリー・マリガン扮するヒロインを見守り愛情を注いでいく彼の切ない表情の変化も注目すべき見どころだが、「久しぶりに横顔の美しい映画。キャリー・マリガンのオデコが素敵です」(押井守監督)、「贅肉を削ぎ落とし抑えた演出で緊張感ずっと維持したままグイグイ見せてくれる凄い映画だ…。とか固いコメントしちゃいますけど、正直に言うと『もうライアン・ゴズリングたら、またこんなカッコいいんだから!!そしてキャリー・マリガンも超キュート!』とミーハーなコメントになってしまいます」(漫画家&イラストレーター・花くまゆうさく)と男性も惚れこむほどのクールさを備えている。クールと言えば、その端整な顔立ちとクールな演技で人気沸騰中の俳優、長谷川博己も「ストイックなラブストーリー、任侠映画を彷彿とさせるバイオレンス、一般的なカーアクションとは一線を画すクールな昂揚がここにある」と本作を称賛。さらに、海外からも10代のイットガール、クロエ・グレース・モレッツから「I love “Drive” so much!(『ドライヴ』が大好き!)」とのラブコールが届いている本作。寡黙な男が激しい愛に目覚めたときに見せるドラマとは――。男の中の男の行動に、男も女も惚れこむこと必至!『ドライヴ』は新宿バルト9ほか全国にて公開中。■関連作品:ドライヴ 2012年3月31日より新宿バルト9ほか全国にて公開© 2011 Drive Film Holdings, LLC. All rights reserved.■関連記事:俳優ライアン・ゴズリングに迫る!vol.2運命に翻弄される“正義”の若き野心家俳優ライアン・ゴズリングに迫る!vol.1『ドライヴ』で魅せる“謎”の男シネマカフェ読者ゴコロなんでもベスト5(第24回)理想の“尽くす男”俳優は?今までにないほどにクール!ライアン・ゴズリング主演『ドライヴ』試写会に20組40名様ご招待鑑賞後には女子はイチコロ?ライアン・ゴズリングインタビュー動画が到着
2012年04月01日ライアン・ゴズリングが昼と夜で別の顔を持つ天才ドライバーを演じたクライム・サスペンス『ドライヴ』が31日(土)から日本公開されるが、先日、PRのために来日したニコラス・ウィンディング・レフン監督がインタビューに応じた。その他の写真本作は、昼はカースタントマン、夜は強盗を逃すプロの“逃し屋”を営むドライバーの男(ゴズリング)が、同じアパートに住む子連れの女性アイリーン(キャリー・マリガン)と偶然に出会い、恋をしてしまったことから、裏社会との凄惨な争いに巻き込まれていく姿をスタイリッシュな映像で描いた作品だ。レフン監督は、デンマーク出身でアメリカで映画を学び、自国と米国の両方で新作を発表する気鋭の映画作家。本作でカンヌ映画祭監督賞を受賞し、ゴズリングと再タッグを組む新作も進行中だ。「ライアンは多くの優れた資質をもっているが、特筆すべきはセリフを用いることなく幾多の感情を表現できること。稀有な才能だろうね」。だからレフン監督は本作で、ゴズリング演じる主人公に必要最低限のセリフしか与えなかった。「撮影中はライアンにもキャリーにも『ムダに動かないでくれ』とリクエストした。喋れない、動けない状況を作り出すことで、俳優のテクニックをそぎ落として、彼らの中にある純粋なものを引き出したかったんだ。僕は観客が絶対に飽きないものは“純粋さ”だと思っている。僕のポリシーは“less is more”。ときには“nothing is everything”とさえ思ってるよ」。レフン監督のポリシーはセリフだけでなく映画全体におよんでいる。映画『ドライヴ』ではムダな説明セリフや描写は切り捨てられ、表現の“省略”を効果的に用いることで観客を物語にひきつける。「芸術にはサブリミナル的な要素が重要だと思う。観客のために少しのミステリーが残らないとね。だから“表現の省略”が重要な意味を持つんだ。映画は何が“見えるか”ではなく、何が“見えないか”が大事なんだ」。孤独に生きてきたドライバーの男は一体、何を想うのか? そして物語はどこへ向かうのか? レフン監督の巧みな演出に乗せられて観客はラストシーンまで一気に走りきることになるだろう。ちなみに本作には何か所か、目をおおいたくなるようなショッキングな場面が登場するが、どうやらそれは監督のお気に入りの1本が関係しているようだ。「好きな映画はたくさんあるが、14歳の時に観たトビー・フーパーの『悪魔のいけにえ』ほど印象に残っているものはない。あの時に初めて映画は“アート”なんだとわかったんだ。だから僕の撮る映画は必ずどこかに『悪魔のいけにえ』の要素や影響が入っていると思うよ」。『ドライヴ』3月31日(土)より、新宿バルト9他全国ロードショー
2012年03月30日ライアン・ゴズリングが昼と夜で別の顔を持つ天才ドライバーを演じたクライム・サスペンス映画『ドライヴ』が31日(土)から日本公開されるにあたり、本作に出演しているアルバート・ブルックスのコメントが届いた。その他の写真本作は、昼はカースタントマン、夜は強盗を逃すプロの“逃し屋”を営むドライバーの男(ゴズリング)が、同じアパートに住む子連れの女性アイリーンと偶然に出会い、恋をしてしまったことから、裏社会との凄惨な争いに巻き込まれていく姿をスタイリッシュな映像で描いた作品。ブルックスは、スポーツ・ライターやコメディ・ショーの脚本家・演出家など風変わりな経歴を持ち、俳優だけでなく監督や脚本家としても活躍する才人で、本作では主人公のドライバーに資金援助を申し出るマフィアの幹部バーニー・ローズを演じている。彼は自身が演じた役について「金儲けのために合法的なことから非合法的なことまでやって生きてきた人物。彼は、自分とは直接関係していない出来事が原因で追いつめられ、最終的に“檻に閉じ込められた野獣”のような行動に出る」という。本作のメガホンをとったのは、デンマーク出身のニコラス・ウィンディング・レフン監督。緻密な映像設計と大胆な描写で観客に“衝撃”を与えてきた鬼才だ。ブルックスは「ニコラスのやり方はとても独特だと思うよ。15人の映画監督がカーチェイスを撮影したら、13人は同じものになるけど、2人はまったく違ったものになる。ニコラスは、その2人の監督のひとりだ」と、メリル・ストリープやシャロン・ストーンを主演に迎えて監督作を手がけてきたブルックスもレフン監督の才能を絶賛。彼が映画『ドライヴ』でどんな手腕を見せてくれるのかも気になるところだ。『ドライヴ』3月31日(土)より、新宿バルト9他全国ロードショー(C)2011 Drive Film Holdings, LLC. All rights reserved.
2012年03月28日ライアン・ゴズリングが昼と夜で別の顔を持つ天才ドライバーを演じたクライム・サスペンス『ドライヴ』が31日(土)から日本公開されるが、先日、PRのために来日したニコラス・ウィンディング・レフン監督の口から「免許試験に8回落ちた」という衝撃の発言が飛び出した。その他の写真本作は、昼はカースタントマン、夜は強盗を逃すプロの“逃し屋”を営むドライバーの男(ゴズリング)が、同じアパートに住む子連れの女性アイリーンと偶然に出会い、恋をしてしまったことから、裏社会との凄惨な争いに巻き込まれていく姿をスタイリッシュな映像で描いた作品。タイトルどおり、劇中にはド派手なカークラッシュや、華麗な自動車スタントが登場する本作。しかし、これらのシーンを演出したレフン監督は、免許試験に8回連続して落ち、ついにはチャレンジをやめ、現在は“助手席専門”だという。しかしこの落第が、映画『ドライヴ』誕生のきっかけになったそうだ。レフン監督によると、数年前にゴズリングから「一緒に映画を作らないか?」と誘われ、レストランで話し合いがもたれたが、レフン監督は途中で体調を崩して発熱し、話を切り上げて帰宅することに。しかし、免許のないレフン監督は自分の足で帰ることができず、ゴズリングが運転する自動車の助手席に乗り込むことになったそうだ。クールに自動車を運転するゴズリングと、流れていく夜景、そしてラジオから流れてくるBGMが、助手席のレフン監督の中で融合。一瞬にして、映画『ドライヴ』のイメージがかたまり、スタントドライバーを主人公にした同名小説の映画化へとつながったという。運転免許はないが、レフン監督は昔からフォードマスタングなどの米国車に並々ならぬ愛情を注いでおり、劇中に登場する自動車のフォルムや、走行シーンのカメラワークにはこだわったとコメント。物語だけでなく、劇中に登場する“自動車”の描写も気になるところだ。『ドライヴ』3月31日(土)より、新宿バルト9他全国ロードショー(C)2011 Drive Film Holdings, LLC. All rights reserved.
2012年03月16日ダニー・ボイル、クリストファー・ノーランに続いてイギリスから誕生した、若き新鋭、J・ブレイクソンが贈る、緊迫のクライムサスペンス『アリス・クリードの失踪』が、6月11日(土)より日本公開となる。これを記念して、本作の独特な世界観をひと足早く楽しめる4つの映像をめぐる、『アリス・クリードの失踪』4サイト連動キャンペーンが本日よりスタートした。物語は、若い男・ダニーと中年男・ヴィックが、200万ポンドの大金を手に入れるため、富豪の娘・アリスを密室に誘拐するところから始まる。用意周到な計画のもと、手際よく作業を進める2人だったが、アリスの激しい反撃、そしてそれを受けてのダニーの驚愕の告白から、3人の力関係が逆転。誘拐計画が一転、3人の生き残りを賭けた闘いへと展開していく――。密室で繰り広げられる彼らの心理ドラマに散りばめられた様々な“嘘”、そしてそこから暴かれる“秘密”が観る者をひきつけては、驚愕させていく本作。今回のキャンペーンでは、シネマカフェを含む4サイトで、人質のアリス、誘拐犯のヴィック、ダニー、そしてJ・ブレイクソン監督にフィーチャーした特別映像をそれぞれ楽しむことができる。その中でシネマカフェでは、注目の若手英国俳優マーティン・コムストン扮する、クールでイケメン、だけどとある罠により“ブレる、トラブる”誘拐犯・ダニーの特別映像を公開!本作のキーアイテムとなる1発の銃弾をめぐり、最大のピンチに陥っていく彼のドラマを一部見ることができる。3人それぞれの欲望、そして愛から湧き出る、それぞれの“嘘”をあなたは見抜くことができる…?まずは映像で、その世界観を堪能してみて。「『アリス・クリードの失踪』は6月11日(土)よりヒューマントラストシネマ有楽町&渋谷ほか全国にて順次公開。『アリス・クリードの失踪』4サイト連動キャンペーン」・ブレる、トラブる誘拐犯=ダニー:・全てを翻弄する人質=アリス:・冷酷無比、誘拐の首謀者=ヴィック:・完璧なる真の仕掛人=監督J・ブレイクソン:特集:『アリス・クリードの失踪』■関連作品:アリス・クリードの失踪 2011年6月11日よりヒューマントラストシネマ有楽町、ヒューマントラストシネマ渋谷ほか全国にて順次公開© CINEMANX FILMS TWO LIMITED 2009■関連記事:UKより天才監督現る!『アリス・クリードの失踪』試写会に15組30名様ご招待
2011年05月30日イ・ビョンホンとチェ・ミンシク共演の『悪魔を見た』のポスタービジュアルが解禁となった。『オールド・ボーイ』、『殺人の追憶』をはじめクライムサスペンスの分野で数々の印象的な作品を送り出してきた韓国映画だが、また新たな衝撃が!『G.I.ジョー』でハリウッド進出を果たしたビョンホンと『シュリ』を初めとする数々の作品で韓国映画を引っ張ってきたミンシクの2人が共演。凄まじい復讐劇が展開される。ある雪の夜道で車がパンクし、レッカー車の到着を待っていた若い女性が男に連れ去られる。まもなく切断された頭部が発見される。被害者は、引退した重犯罪課の刑事の娘。彼女と婚約したばかりだった国家情報院捜査官のスヒョン(ビョンホン)は、絶望感に苦しむ。資料を基にギョンチョル(ミンシク)という男が犯人として特定される。ギョンチョルは凶行を繰り返す悪魔のような男。スヒョンは被害者と同じ苦しみを彼に与えることを誓うnodaが…。今回、ビョンホンとミンシク、それぞれのバージョンのポスターが解禁。青を基調としたビョンホンが写ったものには「深遠なる絶望」、そして対照的なミンシクの写ったポスターには「純粋なる悪」という言葉が!果たして復讐劇の行方は――?韓国騒然の『悪魔を見た』は2月26日(土)より丸の内ルーブルほか全国にて公開。■関連作品:悪魔を見た 2011年2月26日より丸の内ルーブルほか全国にて公開© 2010 PEPPERMINT&ANY CO., LTD. ALL RIGHTS RESERVED.
2010年12月18日殺人罪に時効のないアメリカで、迷宮入りした凶悪犯罪=“コールドケース”を題材に、美人刑事・リリーが真相を暴いていく姿を描いた、人気リアル・クライム・サスペンス「コールドケース」。WOWOWにて現在、最新のシーズン5が日本初放送中の本作だが、今シーズン第7話で、ついに通算100話を迎える!8月22日(土)の第100話放送を前に、主人公リリーを演じるキャスリン・モリスが作品について、そして記念すべき100話を迎えた喜びのコメントを寄せてくれた。改めて、リリーと自身の共通点について、「正義感が強くて弱い人の立場に立って考えるところは似ているわ。それに仕事熱心なところも。でも、私は彼女と違って家族とも仲がいいし、恋人との関係で彼女ほど悩むこともない。リリーよりも幸せだと思うわ」と語るキャスリン。男たちと肩を並べるやり手の女性刑事のリリーだが、捜査の傍らで、プライベートは前途多難な一面も…。シーズン5では、前シーズンで母親を亡くし、さらに自身も犯人の凶弾を受けて心と体に傷を負ってしまったリリーの、わずか1か月後の職場復帰から物語が幕を開ける。「リリーは強い女性だけど、自覚してないだけで内面はとても傷ついている。上司のスティルマンから勧められたカウンセリングも、最初は助言に耳を貸すことなく『私は大丈夫だから』と立ち去るの。でも、そのカウンセリングを通じて、リリーは死の淵で見たことの意味を知り、自分と向き合い前進する。それまでは『こうなったのは妹のせいだ』、『私は必死に仕事をしてるのよ』と他人を責めてばかりいたけど、自分の力で生きていかなければならないことを自覚するの。酒に溺れて死んだ母親のことも理解するようになり、新たな出発をする。母親のように孤独な一生を過ごすのか、女性として幸せな関係を築くのか、選択するのよ」。それでは、今シーズンでは遂に恋の成就も…?「普通の恋愛はできない、リリーはとても個性的だから。でも彼女の恋に悩む姿も見たいわね」。さらにキャスリンは含みを持たせて話す。「リリーは今シーズンもバリバリ働くわ。でも同時期に2人の男性が近づいてくるのよ、どんな展開になるのか楽しみだわ。このドラマでは仕事以外に趣味のない男性がたくさん描かれてきたでしょ、リリーも同じよ。彼女の私生活の変化が見ものね」。これは、リリーの恋のゆくえからも目が離せない!間もなく放送される通算100話目では、今シーズンで最も古い年代の事件が登場。1938年、ラジオドラマ「宇宙戦争」がアメリカ社会に大パニックを引き起こしたその夜、行方不明になった主婦の殺害が発覚するのだ。挿入歌には、フランク・シナトラ、ベニー・グッドマンなど当時の楽曲が使われ、ラジオ全盛の頃の雰囲気を盛り立てる。この記念すべき節目を迎えての気持ちは?「100話を迎えるなんて信じられない!第1話目の収録で『失敗はできない』と思ったのを覚えてるわ。スタートした頃は、『この新ドラマは他局のものに対抗できる?』とよく聞かれたものね。そのとき私は、『分からない。私たちは頑張ってるけどキャンセル(打ち切りに)されたらゆっくり休みたい。だって頑張り過ぎてクタクタだから(笑)』と答えてたのよ」。放送開始から5年目、ぴったりと息の合ったスタッフ・共演陣と共に、過去の凶悪事件と真剣に向き合い、時に胸を痛めながらも、“純粋な刑事ドラマ”を求めてきたキャスリン。ファンに愛され、ここまで続いてきたドラマの魅力をこう分析する。「迷宮入りになっている凶悪事件について関係者、容疑者、家族などを再調査し、そして最後に事件が解決する。このドラマの魅力はここね。実際の事件の関係者から電話をもらうこともあるし、事件解決につながることもあるわ。第4シーズンの第4話『オルゴール』では“産後のうつ”がテーマだったけど、同じ経験をした視聴者から翌日たくさんの共感の電話が来たわ。自分の仕事が人助けになっていることを実感したわ。あと、リリーの魅力は、傷つきやすいのにとても勇敢なところ。彼女の勇気と果敢に挑戦する姿勢は素晴らしいと思うし、視聴者も同じ気持ちだと思うわ」。加えて、このドラマの成功はキャスリンにとって次なるステップの場となった。最後に、笑顔で今後の展望を語ってくれた。「ワーナー・ブラザースと話し合い、自分の番組を企画しているわ。私は製作と脚本を担当するの、2、3年後には放送を始めたいわ。全てはこのドラマが成功したおかげね。このドラマの脚本家からも影響を受けたわ、新聞からネタを探したりね。リリー役のモデルは実在の男性刑事なの、5年間に渡り彼から学んだわ。企画しているのはコメディタッチのドラマよ。コメディが大好きなの」。「コールドケース5」WOWOWにて毎週土曜23:00〜放送中(二カ国語版)毎週水曜23:00〜放送中(字幕版)※シーズン5第7話(通算第100話)「火星人襲来」は8月22日(土)放送。WOWOW「コールドケース5」スペシャルサイト■関連作品:コールドケース [海外TVドラマ]
2009年08月14日