英国アカデミー賞テレビ部門の授賞式が、6月6日(現地時間)に開催される。新型コロナウイルスの影響による制限や、作品の撮影中で出席ができない候補者は、3D技術を用いた「ホログラム」で参加できることが明らかになった。英国映画テレビ芸術アカデミー(BAFTA)が発表した。抽選で選ばれた一般客も、ホログラムでレッドカーペットに参加可能。ドレスやタキシードなど、自分で選んだデジタル衣装を着て、憧れのセレブにインタビューする機会が与えられる。プレゼンターのヴィック・ホープとステイシー・ドゥーリーが、世界に向けてその一般客を紹介し、華々しいレッドカーペットデビューを飾ることができる。ノミネーションリストは28日に発表されており、スティーヴ・マックイーンが手掛けた話題作「Small Axe」(原題)が最多15ノミネーション、2016年の配信以来高い評価を得続けているNetflixの「ザ・クラウン」が10、レイプ被害にあった主人公の黒人女性のその後の日常を描く「I May Destroy You」(原題)が8、アイルランドの田舎町に暮らす2人の複雑な恋愛模様を描く「ノーマル・ピープル」が7、セックス・セラピストの母親を持ち、知識は豊富なものの性経験がない主人公を取り巻くコメディ「セックス・エデュケーション」が6と続く。(Hiromi Kaku)
2021年05月31日食人嗜好や過激な性的願望を明らかにしたSNSのDMがネットに流出し、俳優生命の危機にあるアーミー・ハマー。ジェニファー・ロペスの相手役を務めるはずだった『Shotgun Wedding』(原題)は降板を余儀なくされ、ジョシュ・デュアメルが代役に。今度は『ゴッドファーザー』製作の舞台裏を描くドラマ「The Offer」(原題)で、アーミーが演じる予定だった名プロデューサーのアル・ラディ役の代役が決まったという。『セッション』『トップガン マーヴェリック』のマイルズ・テラーだ。「Deadline」などが報じた。「The Offer」(原題)は「Paramount+」で配信される全10話のリミテッドシリーズ。『ゴッドファーザー』を大ヒットさせ、アカデミー賞受賞(作品賞、主演男優賞、脚色賞)に導いたプロデューサーのラディを主人公として、これまで語られることのなかった同作の製作過程に迫る。マイルズは主演のほか製作総指揮も務めるといい、アーミーの代わりに大きなチャンスをつかんだと言えるが、私生活ではつい先日、バカンス先のハワイで「警察沙汰」に…。レストランのトイレの外で、男に顔を殴られるという事件が発生した。「TMZ.com」によると、男はマイルズが2019年にマウイで結婚式を挙げた際のウエディングプランナーで、費用の6万ドル(約660万円)が未払いであると主張しているという。顔にパンチを食らったマイルズだが、けがは大したことがないというのが幸いだ。(Hiromi Kaku)
2021年05月31日例年2月の終わり、または3月の初めの日曜日に開催されてきたアカデミー賞授賞式。今年は新型コロナウイルスの影響で4月25日に行われたが、来年も少し遅めになるという。主催の映画芸術科学アカデミーは、第94回アカデミー賞授賞式を2022年3月27日(現地時間)にロサンゼルスのドルビー・シアターで開催することを発表した。当初は2022年2月27日を予定していた。選考対象となる作品の条件については、今年と同様、いまだパンデミックの影響で全ての映画館が通常通りに稼働しているわけではない状況を考慮し、劇場公開をスキップして配信を行う作品も含めるという。詳しいルールは、6月に発表される。現在分かっているスケジュールは、応募締め切りが2021年11月15日、ショートリストの発表が2021年12月21日、ノミネーションの発表が2022年2月8日。毎年伝統的に行われながら、今年はキャンセルとなってしまったガバナーズ賞と候補者たちが集う昼食会は、来年は再開。それぞれ2022年1月15日、2022年3月7日に行われる。ただし、同アカデミーは上記の第94回アカデミー賞授賞式に関連するイベントのスケジュールについて、新型コロナの感染状況によっては変更の可能性があると断りをいれている。(Hiromi Kaku)
2021年05月28日オスカー・アイザックが、Disney+のマーベルドラマ「Moon Knight」(原題)に主演することをSNSで発表した。ムーンナイトの様々なイラストを背景に撮影された自撮り写真に、「私たちはムーンナイトだ」というコメントを添えている。「私」ではなく「私たち」なのは、ムーンナイトというキャラクターはタクシー運転手のジェイク・ロックリー、大富豪のプレイボーイ・スティーヴン・グラントという複数の人格を持っている元傭兵であるため。昨年10月、オスカーがムーンナイト役の出演交渉を受けているという話が出ており、今年1月にはヴィランとしてイーサン・ホークの出演が報じられていたが、正式には発表されていなかった。マーベル・スタジオのSNSも、オスカーと同じ投稿で正式決定を認めている。ファンの反応は「ケヴィン・ファイギは『ドクター・ストレンジ』のエンシェント・ワン役に白人女優を起用したことを間違いだと認めた。それなのに、ユダヤ人のヒーローをユダヤ人じゃない俳優に演じさせるの?」「ムーンナイトのメンタルヘルスをしっかりと描いてほしい」「やっとだ!みんな知っていたとはいえ、正式発表がなかったから、ただのうわさなのかもしれないとドキドキしていた」「オスカー・アイザック、イーサン・ホーク、マーベル。観るしかないでしょう」など。(Hiromi Kaku)
2021年05月28日ソニー・ピクチャーズが『Kraven the Hunter』(原題)の主演に、アーロン・テイラー=ジョンソンを起用したことを発表した。クレイヴン・ザ・ハンターとはスパイダーマンの宿敵の1人で、マーベルコミックスでは1964年の「アメイジング・スパイダーマン」に初登場。追跡や狩りの天才的な才能を持つ。「People」誌などによると、『Kraven the Hunter』の監督はJ・C・チャンダー(『オール・イズ・ロスト~最後の手紙~』)、脚本はアート・マーカム(『アイアンマン』)、マット・ホロウェイ(『アイアンマン』)、リチャード・ウェンク(『イコライザー』)に決定。プロデューサーは『スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム』で製作総指揮を務めたアヴィ・アラッドとマット・ホロウェイ。全米公開日は2023年1月23日に設定されている。コミックスで描かれているクレイヴンは大柄な筋肉質の男性のため、ファンは細身で『キック・アス』のイメージが強いアーロンには「合わない」と苦言を呈している。「『アクアマン』に出演していなければジェイソン・モモアに演じてほしかった」「カール・アーバンだったらパーフェクトだった」などの声が上がっているが、アーロンが「すばらしい俳優」であることは認めている。(Hiromi Kaku)
2021年05月27日今月15日に高級不動産エージェントのダルトン・ゴメスと電撃婚を果たしたアリアナ・グランデが、ウェディングフォトを公開した。結婚式は米カリフォルニア州モンテシートのアリアナの自宅で行われ、招待客は20人ほど。結婚が報じられた際にファンは2人を祝福するとともに「結婚写真が見たい!」「公開してくれたらいいな」と写真を熱望しており、これが叶った形だ。気になるウェディングドレスは、背中を大胆に見せるストラップレスの白いタイトドレスでヴェラ・ウォンのデザインによるもの。ウェディングベールのトップには、アリアナが大好きなリボンがあしらわれている。「VOGUE」誌によると、アリアナは2018年の「メットガラ」でヴェラにドレスをデザインしてもらった。その際に、ヴェラはウェディングドレスを作ることも約束していたという。アリアナのインスタグラムにはメイクを仕上げてもらっている様子、お決まりのロマンティックな「誓いのキス」シーンなど複数枚の写真が公開されている。ファンのみならず、フローレンス・ピュー、ヴィクトリア・ジャスティス、クロエ・カーダシアンらセレブ仲間も「最高に素敵!」と称賛している。(Hiromi Kaku)
2021年05月27日クロエ・ベネット(「エージェント・オブ・シールド」)がブロッサム役、ダヴ・キャメロン(『ディセンダント』)がバブルス役、新人のヤーナ・ペローがバターカップ役を演じる実写ドラマ版「パワーパフガールズ」のパイロット版が制作されたが、全面的な見直しと撮り直しが行われることになった。「Variety」誌などが報じた。製作・放送局の米CWのCEOマーク・ペドウィッツ氏がパイロット版の「色調的なわざとらしさ」を指摘しており、「TVLine」に「なぜパイロット版を作るのか。それは、時には失敗することがあるからです。今回はまさに不成功でした」と語っている。しかし、「キャストには全幅の信頼を寄せています。脚本家のディアブロとヘザーのことも信じています。後援してくれているグレッグ・バーランティ(製作総指揮)、ワーナー・スタジオのことを信じています」と話しており、キャストや製作陣は続投だという。ペドウィッツ氏がコメントする数時間前、ツイッターにパイロット版の台本とみられるものが流出。アニメの「パワーパフガールズ」のファンを幻滅させるようなガールズの「セックスライフ」に関するセリフや、とがったキャラぶりが明らかになり、「これが本物の台本でないことを心から願います」などのコメントが集まった。ペドウィッツ氏は「SNSで確認していない」とのことで、この台本が実際のパイロット版のものなのか明言を避けた。(Hiromi Kaku)
2021年05月26日エドガー・ライト監督(『ベイビー・ドライバー』)の最新作『Last Night in Soho』(原題)の予告編が公開された。同作はロンドンを舞台に描くホラースリラーで、アニャ・テイラー=ジョイ、トーマシン・マッケンジー、マット・スミス、『ハリー・ポッター』シリーズのジェームズ&オリバー・フェルプス兄弟らが出演。また、昨年9月に亡くなったダイアナ・リグ、10月に亡くなったマーガレット・ノーランの最後の出演作となっている。脚本はライト監督とクリスティ・ウィルソン=ケアンズ(「ペニー・ドレッドフル ~ナイトメア 血塗られた秘密~」)が執筆した。予告編は、ある晩眠りについた新進のファッション・デザイナーのエロイーズ(トーマシン)が、1960年代のロンドンに迷い込むところからスタート。「カフェ・ド・パリ」に入り、鏡を見るとそこには自分ではなく美しく妖艶な歌手サンディ(アニャ)が映っている。60年代のロンドンではサンディと同化しているエロイーズは、現代に帰るとサンディから得たインスピレーションを服のデザインに活かす。現代と60年代を行き来するうちに、エロイーズは現代でもサンディ風の外見を装うようになり、60年代で起きたことが現代にも影響してくることに。不気味な音楽とともに不穏な展開を見せ、最後は「あなたは幽霊を信じる?」というナレーションとドキッとするようなシーンで締めくくられる。「久々にこんな最高の予告編を観た」「2021年のホラー映画で間違いなく1位!」など映画ファンから大好評だ。(Hiromi Kaku)
2021年05月26日Netflixが、クリスマス向けのロマンティック・コメディ(タイトル未定)の主演にリンジー・ローハンを起用したことを発表した。リンジーが演じるのは「最近婚約したばかりの高慢なホテル相続人」。リンジー演じる主人公がスキー事故で記憶喪失に陥り、気がつくとハンサムなブルーカラーのロッジ経営者とその娘の世話になっていて…というのが物語のプロット。「どこかで聞いたことのあるような…」と思うのは映画ファンも同じで、ゴールディ・ホーン&カート・ラッセル主演の『潮風のいたずら』を挙げて「リメイクなの?」とツイートする人が多数。「結末を予想しよう。彼女はブルーカラーの男性とその娘を選んで、婚約者を捨てるんでしょう?」と“先が読める”というコメントや、「そうならなかったら、それはそれでおもしろい」と期待する声も。Netflixのツイッターアカウントは、映画の製作を報告するとともにうれしそうな笑顔を浮かべるリンジーの写真を投稿しており、「あなたがハッピーならそれで十分」「よかったね」とリンジーとともに喜んでいる人もいる。リンジー以外のキャストはまだ発表されていないが、監督は『ハートビート』のプロデューサーのジャニーン・ダミアン、脚本はジャニーンの夫のマイケル・ダミアン(『ハートビート』)、ジェフ・ボネット(『Love by the Book』)、ホールマークチャンネルの数々のクリスマス映画を手掛けてきたロン・オリヴァーが担当する。(Hiromi Kaku)■関連作品:【Netflix映画】ブライト 2017年12月22日よりNetflixにて全世界同時オンラインストリーミング【Netflix映画】マッドバウンド 哀しき友情 2017年11月17日よりNetflixにて全世界同時配信【Netflixオリジナルドラマ】オルタード・カーボン 2018年2月2日より全世界同時オンラインストリーミング2月2日(金)より全世界同時オンラインストリーミング【Netflix映画】レボリューション -米国議会に挑んだ女性たち-
2021年05月25日ティモシー・シャラメが『チャーリーとチョコレート工場』の前日譚映画『Wonka』(原題)で、主人公の若きウィリー・ウォンカを演じることが決定した。ティモシーの代理人が認めており、ティモシーが「歌って踊る」ことも明らかにしている。『チャーリーとチョコレート工場』は、世界中で大人気のお菓子を製造しているウィリー・ウォンカのチョコレート工場を見学できるチケットを運よく引き当てたチャーリー・バケットら子どもたちの物語。今作『Wonka』は、その工場がオープンする前の時代の話で、若い頃のウィリー・ウォンカに焦点を当てる。監督は『パディントン』シリーズのポール・キング、公開日はすでに2023年3月17日に設定されている。ウィリー・ウォンカ役については、これまでに1971年の『夢のチョコレート工場』でジーン・ワイルダー、前作の『チャーリーとチョコレート工場』ではジョニー・デップが演じた。『Wonka』の公開日が決定した今年1月、ワーナー・ブラザースはウィリー・ウォンカ役にトム・ホランドもしくはティモシー・シャラメを希望していると「Collider」が報じていた。現在ティモシーは『君の名前で僕を呼んで』でタッグを組んだルカ・グァダニーノ監督の最新作『Bones & All』(原題)の撮影中。ボブ・ディランの伝記映画に主演することも決定しており、多忙を極めている。(Hiromi Kaku)
2021年05月25日『ワイルド・スピード』シリーズ第9弾『ワイルド・スピード/ジェットブレイク』が、先週末、本国アメリカに先がけ中国、韓国、香港など8地域で公開された。(アメリカでは6月25日、日本では8月6日公開予定)。オープニング興収はというと、「Variety」誌によれば、新型コロナウイルス感染拡大後の“パンデミック時代”でトップを記録する1億6,240万ドル(約177億円)。製作・配給元のユニバーサル・ピクチャーズは、今作の好発進に「映画ファンは、観たいと思う映画が公開されるのなら劇場に戻ってきたいと待ち望んでいるということを示しています」と自信満々のコメントを寄せている。「(『ワイルド・スピード/ジェットブレイク』は)中国市場にとって、最高の作品です。ファンの層が厚いので」と語るように、中国で同シリーズの人気はすさまじいものがある。今作の海外でのオープニング興収1億6,240万ドルのうち、中国だけで1億3,500万ドルを稼ぎ出したのだ。この数字は、中国において同シリーズ中2位の成績。1位は2017年に公開された『ワイルド・スピード ICE BREAK』で、1億8,400万ドルだった。また、中国の映画市場で、オープニング興収が1億ドル以上を超えたのは、2019年の『アベンジャーズ/エンドゲーム』以来だという。(Hiromi Kaku)■関連作品:ワイルド・スピード/ジェットブレイク 2021年、全国にて公開© 2020 UNIVERSAL STUDIOS. All Rights Reserved.
2021年05月24日2017年、アンソニー・ラップ(「スタートレック:ディスカバリー」)が14歳だった1986年にケヴィン・スペイシーから性的被害を受けたと告白した。ケヴィンはツイッターでアンソニーに対して謝罪を表明したものの、自身がゲイであることを公表し、「問題をすり替えた」として批判を浴びた。当時主演していた「ハウス・オブ・カード 野望の階段」もクビに。その後、アンソニーのみならず複数の被害者が名乗り出る騒動となり、俳優としてのキャリアが断たれていたが、4年ぶりに出演作が決まったという。(2018年に公開された『ビリオネア・ボーイズ・クラブ』は、2015年に撮影を終えていた作品である)。「ABC News」によると、ケヴィンはフランコ・ネロが監督・主演を務めるイタリア映画『The Man Who Drew God』(英題)に出演決定。ネロ監督は「私の作品にケヴィンが参加してくれることになり、本当にうれしいです。彼は素晴らしい俳優ですから。早く製作に取りかかりたいです」とケヴィンが出演オファーを承諾したことを喜んでいる。ケヴィンの役柄は刑事役で、カメオ出演だという。映画は「低予算のインディーズ作品」で、ネロ監督の妻ヴァネッサ・レッドグレイヴもイギリスから撮影地のイタリアまで渡航できればカメオ出演する。ケヴィンの銀幕復帰には批判が集まっており、脚本家のシオバン・トンプソンは「ケヴィン・スペイシーと仕事をしたいと望む人は、業火で焼かれてしまえばいい」「ヴァネッサ・レッドグレイヴには本当にがっかり。彼女の政治観を尊敬していたのに」とツイート。一般人からも「どこの製作スタジオがOKを出したんだ?」「ありえない。ほかの素晴らしい俳優で仕事が必要な人はたくさんいる」「どうして私たちのほうが罰を受けなくてはならないの?」など痛烈なコメントが多数寄せられている。(Hiromi Kaku)
2021年05月24日《text:キャサリン/Catherine》お家時間のお供としてすっかり欠かせなくなった動画配信サービス。一人の視聴者目線だと、できれば全部のサービスに加入したいのは山々ですが、お財布事情もあり難しいところ。そこで今回は、改めてそれぞれのサービスの特徴と今後を簡単に整理!今後どのサービスに入り続けるか検討材料としてご活用ください。1.Netflixユーザー数は全世界で2億超!いまやアカデミー賞、エミー賞常連の動画配信サービスに成長し業界を牽引しています。他サービスも増えライバルが多くなったいま、Netflixは世界各国のオリジナル作品に注力するローカライズ戦略に注力。日本では特にアニメに力を入れており、Netflixの視聴数ランキングは常に多数のアニメ作品が占めています。これはほかの国にはない傾向です。日本発の質の高いアニメは海外受けもよいため、アニメが好きな方にとっては特にお得なサービスとなりそうです。今年のアニメの注目作でいえば、日本のスタジオと海外クリエイターがコラボし、黒人の侍を描いた「YASUKEーヤスケー」や、『スパイダーマン:スパイダーバース』の製作陣が手掛けた『ミッチェル家とマシンの反乱』は要チェック!ちなみに、2022年以降作品についてソニー・ピクチャーズと映画公開後独占配信契約を発表。更に配信作品の幅が広がり、アニメ以外も含め引き続き幅広い層に受ける充実した作品のラインアップは続きそうです。2.Amazonプライムビデオ直近HBO作品の配信がなくなったことは痛い。それでもなお「ザ・ボーイズ」「マーベラス・ミセス・メイゼル」、直近ではアカデミー賞作品賞『ムーンライト』のバリー・ジェンキンス監督が手掛けた「地下鉄道 ~自由への旅路~」や、面白さはもはや「ザ・ボーイズ」超えではと感じる新しいヒーローアニメ「インビンシブル」が高評価を得ており、オリジナル作品の質の良さは健在。今後の最大の注目作は、1シーズンに4億5千万ドル(「ゲーム・オブ・スローンズ」の5倍)もの大金をかけて製作される『ロード・オブ・ザ・リング』のテレビシリーズ化です。また、他サービスと違い追加料金で「スターチャンネルEX」や「STARZ PLAY」、「シネフィルWOWOWプラス」などの専門チャンネルに入れるのも魅力です。特に「STARZ PLAY」で配信中の「ギャング・オブ・ロンドン」は素晴らしいので、ぜひご覧ください。物凄い迫力のアクションに度肝を抜かれます。今後もチャンネル数が増えることは予想されるので、Amazonでのショッピング送料無料になることも考えると、コスパ的に入って損はないサービスであることは変わらないでしょう。3.Disney+画面を開けばピクサー、マーベル、スターウォーズなど大人気作品のオンパレードで、作品力の高さは言わずもがなピカイチです。最近は劇場公開と同時にDisney+でも追加料金を払えば、最新映画も観ることができるようになっています。現状日本のDisney+の難点は、4K配信がない、MCUドラマの最新話が配信される際はサーバー落ちしてしまう、dアカウント作らなければならない等…たくさんあります。ただ、それでも海外と同じタイミングで、MCUの新作である「ワンダヴィジョン」「ファルコン&ウィンター・ソルジャー」の新エピソードが観られることは、とても嬉しい経験でした。6月からは新しいMCUドラマ「ロキ」も控えており、今後も続々と新作登場予定で目が離せません。また、2021年後半に上陸予定のディズニー参加であり、アメリカ版Huluの代わりとなる動画プラットフォーム「Starスター(仮)」の上陸にも注目したいところ。アメリカ版Huluで配信されている、FX、20世紀フォックス、ABC系は良質な作品も多く、日本未公開のものも多いので、ファンとしては一日も早い上陸を願ってやみません。4.Hulu海外テレビシリーズの中でもほかのサービスが配信していない「ハンドメイズ・テイル/侍女の物語」や「ホルト・アンド・キャッチ・ファイア 制御不能な夢と野心」など名作を独占配信している点は強み。特に「サタデー・ナイト・ライブ」(略称SNL)の独占配信は、アメリカのコメディが流行りにくい日本において、比較的スピーディーに最新話を字幕付きで配信しており、海外テレビシリーズ好きとしてはとても嬉しいところです。SNLを観ると、いまのアメリカの時事ネタなども飛び出すので、より詳しくアメリカのコンテンツを知りたいなら要チェックです。こうした良い独占配信作を持ちつつも、日本のHuluは、日テレ系のサービスであり、本国アメリカのHuluとは名前は同じでも性質は異なります。配信作品も日本独自です。前述の通り「Starスター(仮)」が上陸した場合、今後どうなるのか気になるところです。5.U-NEXT今年春にHBO、米バイアコムCBSとの独占契約を発表し、いま日本では最も勢いがある動画配信サービスと言ってよいでしょう。海外テレビシリーズファンにとっては、高品質の作品を多数輩出するHBO最新作が安定的に配信されるというだけでも歓喜。特に数年間待ち続けたエミー賞受賞の人気作「バリー」と「Veep/ヴィープ」の最新シーズン配信は、待ってましたと言わんばかりです。ただし、HBO作品の中でも、映画および一部のドラマは配信対象外のため、U-NEXTがアメリカのHBO Maxと同じサービスなりえるかはやや懐疑的。いずれにしてもこれまでは、他サービスよりも月額料金がやや高いことが難点でしたが、HBO作品が配信されるとなれば、コスパはかなり良くなったのではないでしょうか。また、HBO作品だけではなく、アジア系のドラマや映画、最新映画を積極的に配信するなど攻めの姿勢が目覚ましく、今後の動向に目が離せません。6.Apple TV+配信作品は少ないながら「ザ・モーニングショー」「テッド・ラッソ」などは各賞でのノミネート実績があり、「フォー・オール・マンカインド」「神話クエスト」「ディキンスン~若き女性詩人の憂鬱~」は、批評家評価も高く今シーズンのエミー賞ノミネートが期待されています。これらの作品は、Apple TV+上のサムネイルをみると、ポスターのデザインがシンプルだったりもするので、魅力を知らずに終わっている人も多いような気がしています。筆者としてはいまあげた5作品全部オススメ!と言いたいくらい熱く世の中に広めたいのですが、特段宣伝も大々的にされないので、知らない方が多いのがもったいない…。これまで挙げた動画配信サービスの中で唯一ハードウェアメーカーであるAppleは、対象のデバイスを購入したら12か月無料という料金形態も設けており、あくまでハードウェアを売るための戦略として動画配信サービスに参入している印象。今後の新作ラインアップをみても決して数は多くはなく、量より質の戦略は続きそうです。(キャサリン/Catherine)■関連作品:【Netflix映画】ブライト 2017年12月22日よりNetflixにて全世界同時オンラインストリーミング【Netflix映画】マッドバウンド 哀しき友情 2017年11月17日よりNetflixにて全世界同時配信【Netflixオリジナルドラマ】オルタード・カーボン 2018年2月2日より全世界同時オンラインストリーミング2月2日(金)より全世界同時オンラインストリーミング【Netflix映画】レボリューション -米国議会に挑んだ女性たち-
2021年05月21日マーベルの社長ケヴィン・ファイギが、5年前に物議を醸した『ドクター・ストレンジ』の配役についてふり返った。原作ではアジア人男性であったエンシェント・ワン役に、白人女性のティルダ・スウィントンを起用した。非白人系の役を白人俳優が演じる「ホワイトウォッシング」で批判を受けた作品は、『ドクター・ストレンジ』のほかにも存在する。草薙素子役をスカーレット・ヨハンソンが演じた『ゴースト・イン・ザ・シェル』、孫悟空役をジャスティン・チャットウィンが演じた『DRAGONBALL EVOLUTION』など。『ドクター・ストレンジ』の製作前後は、アカデミー賞の演技部門にノミネートされた俳優が「白人ばかりだ」として、「白すぎるオスカー問題」が取りざたされたころでもあった。水曜日、ファイギは『シャン・チー/テン・リングス』に主演するシム・リウに関する記事の中で「私たちはすごくスマートで、最先端を行っていると思っていました。(ワン役を)お約束の、しなびていて老いぼれた思慮深いアジア人男性にはしたくなかったんです。そんなときに思いつきました。『待てよ。ほかに方法があるんじゃないか。“お約束”に陥ることなく、アジア人男性の俳優を起用する以外の方法があるのでは』と。もちろん答えは『イエス』でした」と「Men’s Health」誌に説明した。「ホワイトウォッシング」したことを認め、「後悔している」と語った。(Hiromi Kaku)■関連作品:ドクター・ストレンジ 2017年1月27日より全国にて公開© 2016MARVEL
2021年05月21日『マンマ・ミーア!ヒア・ウィー・ゴー』のシェールが、75歳の誕生日であった20日、ツイッターで自身の伝記映画が製作されることを発表した。「ユニバーサル・ピクチャーズが私の伝記映画を製作します。プロデューサーはジュディ・クレイマーとゲイリー・ゴーツマン。2人は『マンマ・ミーア!』の製作もしました。この4年、大好きな友人です。脚本はオスカー受賞者のエリック・ロスです。『フォレスト・ガンプ/一期一会』『アリー/スター誕生』『容疑者』を書いた人ですよ」。ロスは34年前に『容疑者』でシェールとタッグを組んだことがある。ファンは「最高の誕生日プレゼントですね!」「いままで伝記映画が製作されなかったのが不思議なくらいです」「15歳のときから待っていて、50年経ってようやく実現しました」など、誕生日を祝福する声や歓喜の声を寄せている。「どうか私に70年代のあなたを演じさせて」「オーディションはいつ?」など、写真を投稿してシェール役を演じたいとアピールする人も。時代別のシェールを演じるにふさわしい女優として、ファンからはアン・ハサウェイ、エミリー・ブラント、エミー・ロッサム、クリスティーナ・リッチ、ウィノナ・ライダー、リリー・ジェームズ、トローヤン・ベリサリオ、クリスティン・ミリオティらの名前が挙がっている。(Hiromi Kaku)■関連作品:マンマ・ミーア! ヒア・ウィー・ゴー 2018年8月24日より全国にて公開ⓒ Universal Pictures
2021年05月21日エイサップ・ロッキーが、「GQ」誌との対談でリアーナと交際していることを認めた。それも、リアーナのことを「人生最愛の人」と呼び、ベタぼれな様子。「だれかと恋愛関係にあるのはどんな感じですか?」と問われたエイサップは「断然いいです」と答え、「運命の人といられるのはすごくいい。彼女には多分、ほかの人の100万人分の価値があります。自分でわかるときってあると思うんです。彼女は運命の人だって」と言い切った。昨年のクリスマス、リアーナの出身地バルバドスで一緒にいるところをパパラッチされたエイサップ。彼自身も父親がバルバドスからアメリカへ渡った移民であるため、バルバドスには「故郷へ戻ってきたような感じ」を受けたという。「クレイジーな経験でした。いつも、父がアメリカに来る前のことを想像していたんです。いざ自分がバルバドスを訪れてみると、不思議なことにノスタルジーを感じたんです。外国なのに、なんだか知っているような」。リアーナの故郷が自分のルーツとつながりがあることにも、親しみを感じているようだ。さらに、父親になりたいという願望も明かし、「総合的に素晴らしい父親になる」と自信も見せた。2人は2013年、リアーナの「ダイヤモンド・ワールド・ツアー」でエイサップがオープニング・アクトを務めたことをきっかけに、何度も交際のうわさが報じられていた。(Hiromi Kaku)
2021年05月20日舞台「キンキーブーツ」でトニー賞ミュージカル主演男優賞、ドラマ「POSE/ポーズ」でエミー賞主演男優賞を受賞し、2019年のアカデミー賞授賞式で「タキシードドレス」を着用して以来、その個性的なファッションセンスにも注目が集まるビリー・ポーター。ゲイであることも公言している。近々長編映画デビューすることも決定しており、キャリアの絶頂期を迎えているともいえるいま、ビリーは「14年前にHIV陽性である診断を受けた」ということを明かした。「これがいまの時代のHIV陽性者の姿です」と「The Hollywood Reporter」に語るビリー。「51歳の黒人男性の私は、3か月ごとに病院に通っています。私のコミュニティーでは珍しいですね。彼らは医者を信用していませんから。でも私は通います。自分の身体の中でなにが起きているのかわかっていますし、人生で一番健康だと感じています」と現在の健康状態を自賛している。「もう、偏見はなくしましょう。そういう時期です」とHIVに対するネガティヴなイメージを捨て去ろうと呼びかけた。なお、ビリーは「POSE/ポーズ」でHIV陽性者のプレイ・テルを演じていた。「代理人(プレイ・テル)を通して言いたいことすべてを言える機会だった」とふり返っている。GLAAD(旧「中傷と闘うゲイ&レズビアン同盟」)は、ビリーのHIV公表に「ビリー・ポーターのようなアイコン的存在が、HIVは健康的な生活や成功の障害にはならないということを世界に示すことは、ひどい屈辱を味わってきたHIVの人たちの汚名返上につながります」とコメントしている。(Hiromi Kaku)
2021年05月20日昨年は韓国映画『パラサイト 半地下の家族』がアカデミー賞4部門受賞、今年は『ノマドランド』のクロエ・ジャオがアカデミー賞で監督賞、『ミナリ』のユン・ヨジョンが助演女優賞を受賞するなど、近年、アジア系映画人の活躍が注目されている。とはいえ、南カリフォルニア大学のアネンバーグ・インクルージョン・イニシアティヴの調べによると、2007年から2019年までのハリウッドの上位興収1300作品において、セリフを与えられているアジア人あるいは太平洋諸島またはハワイの血を引く俳優(以下、API俳優)は、ほかの人種・民族と比べて6パーセント未満であったという驚きの結果が明らかになっている。1300の作品で51159人のキャラクター中、“しゃべる”API俳優はたったの3034人で、5.9パーセントだったという。API俳優が主演、または共同主演した作品は、より少ないことが明らかに。1300作品で白人の男性俳優が主演または共同主演した作品が336作品なのに対し、わずか44作品(3.4パーセント)しかなかったのだ。44作品のなかで、主演または共同主演として活躍したAPI俳優は、ドウェイン・ジョンソン、キアヌ・リーヴス、ジョン・チョー、コンスタンス・ウー、ヘイリー・スタインフェルド。さらに、API俳優は悪役または端役にキャスティングされがちで、ハリウッドではAPIに対して害のあるステレオタイプが横行し続けていることが数字によって証明された。(Hiromi Kaku)
2021年05月19日スーパーモデルのナオミ・キャンベルが、50歳にしてママになったことをインスタグラムで発表した。「美しく小さな恵みが私を母親に選んでくれました。私の人生に、この穏やかな魂を迎えられたことをとても光栄に思います。一生続いていく絆を私の天使と築いていくということ。言葉では言い表せません。これ以上の愛はありません」と感慨深げな文をつづった。赤ちゃんの誕生日、性別、名前などの詳細は明かしていないが、投稿された写真には花柄のドレスらしきものを着ている赤ちゃんの両足が写っている。ナオミの母ヴァレリーさんはナオミと同じ写真をインスタグラムに投稿し「私も大喜びしています。おばあちゃんになるのを、長い間待ち望んでいましたから」とコメント。マーク・ジェイコブスは「オーマイゴッド。今日がその日だったんですね。なんて素晴らしいことでしょう。それに、赤ちゃんもあなたもなんてラッキーなんでしょう。あなたはとても素敵なお母さんになります」と祝福し、その他にもジェシカ・チャステイン、ゾーイ・サルダナ、キム・カーダシアン、ヘレナ・クリステンセンら多くのセレブがお祝いメッセージを寄せている。ナオミは2017年に「Evening Standard」紙に「子どもを持つことはいつも考えています。いまの科学なら、自分がそう望むときに実現できると思います」と語っていた。(Hiromi Kaku)
2021年05月19日ディズニーのミュージカルコメディ『魔法にかけられて』(2007)の続編『Disenchanted』(原題)の製作が始まった。2022年にDisney+で配信されるという。ディズニーが発表した。キャストはエイミー・アダムス(ジゼル役)、パトリック・デンプシー(ロバート役)、ジェームズ・マースデン(エドワード王子役)、イディナ・メンゼル(ナンシー役)らメインキャストがカムバック。新たにコメディエンヌのマーヤ・ルドルフが悪役として加わる。監督は、前作のケヴィン・リマから『ヘアスプレー』『ロック・オブ・エイジズ』のアダム・シャンクマンが引き継ぐ。音楽はアラン・メンケンが引き続き担当。ファンは「前作から何年も経っているのに、主要キャストがそろうのは本当にうれしい」と喜び、「配信だけでなく、ぜひ劇場でも公開してほしい」と大画面でミュージカルを楽しみたいというリクエストをディズニーに送っている。前作は、おとぎ話の国アンダレーシアに住むジゼル姫が魔女によって現代のニューヨークに追放されてしまい、そこで出会ったロバートと恋に落ちるという物語。アンダレーシアでジゼルと結婚を約束したエドワード王子は、ジゼルを追いかけてニューヨークにやってくるが、彼は彼でロバートの彼女のナンシーと恋に落ちることに。両カップルは結婚し、今作ではその後の生活が描かれる。(Hiromi Kaku)■関連作品:魔法にかけられて 2008年3月14日より日劇3ほか全国にて公開© Disney Enterprises, Inc.
2021年05月18日アリアナ・グランデが、先週末にダルトン・ゴメスと挙式したという。「People」誌など複数のメディアが報じた。結婚式はカリフォルニア州モンテシトのアリアナの自宅で行われ、招待客は20人ほどのこじんまりとしたものだったが、関係者は「会場は幸せと愛にあふれていました。どちらの家族もこれ以上ないほど幸せそうでした」と語っている。アリアナと高級不動産エージェントであるダルトンが出会ったきっかけは、アリアナの家探しをダルトンが手伝ったことといわれている。昨年1月から付き合い始め、5月にアリアナがジャスティン・ビーバーとのコラボ曲「Stuck With U」のMVにダルトンを出演させることで交際を明らかにした。翌月には、27歳の誕生日を迎えたアリアナの頬にダルトンがキスをしている写真をインスタグラムに投稿し、8月にはダルトンの誕生日を祝った。12月に婚約を発表。アリアナの母ジョアンが「私たち一家にダルトンを迎えるのがとても楽しみ!」とツイートし、大喜びしていた。アリアナは2018年に破局したピート・デヴィッドソンとの婚約歴があるが、結婚は初めて。アリアナから結婚発表はまだないが、ファンは「結婚式の写真を公開してくれるといいな」という期待の声をツイッターに寄せている。(Hiromi Kaku)
2021年05月18日『ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅』『ファンタスティック・ビーストと黒い魔法使いの誕生』でアバナシー役を演じたケヴィン・ガスリー(33)が、性的暴行で禁錮3年の実刑判決を受けた。「BBCニュース」などが報じた。事件は2017年、ケヴィンの俳優仲間スコット・リードの自宅で起きた。ケヴィンとスコットは、もともとバーで被害者女性と会う予定だった。しかし、女性がバーへ向かうタクシーの中で体調を崩したため、タクシーの運転手が「そちらまで女性を送り届けます」とスコットに電話。ケヴィンとスコットは到着した女性を部屋のベッドに寝かせ、スコットは2人を部屋に残して救急コールサービスに電話をかけにいったという。そのすきに、ケヴィンは女性に性的暴行を働いた。ケヴィンは「介抱していただけ」と罪を否定したが、女性の下着に付着していたケヴィンのDNAが決定的な証拠となり、「有罪」に。性犯罪者リストにも登録され、禁錮3年の刑が言い渡された。「Deadline」によると、ケヴィンは「IMDb」上で『ファンタスティック・ビースト』第3弾のキャストに名を連ねていたというが、現在彼の名前は見当たらない。ワーナー・ブラザースは「彼が第3弾に出演する予定は最初からなかった」と出演自体を否定しているという。(Hiromi Kaku)■関連作品:ファンタスティック・ビーストと黒い魔法使いの誕生 2018年11月23日より全国にて公開©2018 Warner Bros. Ent. All Rights Reserved. Harry Potter and Fantastic Beasts Publishing Rights ©J.K.R.
2021年05月17日Netflixが、同社の大人気ドラマ「ブリジャートン家」のスピンオフドラマを制作することを発表した。若きシャーロット王妃の出世街道と恋模様が中心に描かれるリミテッドシリーズで、若きバイオレットとダンベリー夫人の物語も語られるという。タイトルは現在のところ未定。「ブリジャートン家」の製作総指揮ションダ・ライムズが脚本を担当し、同じく「ブリジャートン家」の製作陣に名を連ねるベッツィ・ビアーズ、トム・ヴェリカとともに製作総指揮も務める。NetflixのグローバルTV部門のトップのベラ・バハリアは、「ほとんどの視聴者は、『ブリジャートン家』にシャーロット王妃が登場するまで、彼女の物語を知りませんでした。新しいドラマによって、その物語と『ブリジャートン家』の世界はさらに大きく展開することでしょう。とても楽しみにしています」と期待。シャーロット王妃は実在の人物であり、「ブリジャートン家」では、アフリカ系として描かれている。ファンは「一週間の始まりに最高のニュース!」「クイーンとダンベリー夫人のストーリーをもっと知りたいと本当に思っていたからうれしい」など、ツイッターで喜びの声を上げている。早くも若い頃のシャーロット王妃、バイオレット、ダンベリー夫人をだれに演じてほしいとリクエストするツイートもみられる。(Hiromi Kaku)■関連作品:【Netflix映画】ブライト 2017年12月22日よりNetflixにて全世界同時オンラインストリーミング【Netflix映画】マッドバウンド 哀しき友情 2017年11月17日よりNetflixにて全世界同時配信【Netflixオリジナルドラマ】オルタード・カーボン 2018年2月2日より全世界同時オンラインストリーミング2月2日(金)より全世界同時オンラインストリーミング【Netflix映画】レボリューション -米国議会に挑んだ女性たち-
2021年05月17日主演した『アナザーラウンド』が、今年のアカデミー賞で国際長編映画賞を受賞。『ファンタスティック・ビースト』第3弾ではジョニー・デップからグリンデルバルド役を引き継ぎ、『ドクター・ストレンジ』の続編、『インディ・ジョーンズ』第5弾など大作への出演が続き、大活躍中なのがマッツ・ミケルセンだ。デンマーク出身で「北欧の至宝」という異名を持ち、元プロのダンサーであることを活かして切れのあるアクションやダンスを見せるマッツ。ハリウッドでは『007 カジノ・ロワイヤル』のル・シッフル役を皮切りに「悪役ばかりオファーされ演じている」ことを本人も自覚しており、それについての思いを「IndieWire」に語った。「アメリカの映画『残された者-北の極地-』では悪役じゃなかったんですよ。だからありがたく思いました。時代がちょっと変わって、みなさんがデンマークの映画を観てくれたらいいですね。おもしろいアクセントで話す平凡な男を受け入れてくれたらいいな」とハリウッドで「普通の役」を演じることに期待していると話した。「それが無理なら、現状にも満足します。ボンド、マーベル、『インディ・ジョーンズ』といった素晴らしいシリーズに声をかけていただいているんですから。すごくぜいたくですよね。だから、(悪役が)オファーされるなら、いつだってお受けします。そうじゃない役にだって、挑戦しますよ!」とどんな役にも意欲を燃やしていることを明らかにした。一方で、「やらない」ことについても明確にしている。レオナルド・ディカプリオが『アナザーラウンド』をリメイク&主演することが報じられているが、マッツはリメイク版にはかかわらないという。「同じ役を再演するっていうのはやりにくいことだし、だれかに任せた方がいいと思うんです」。(Hiromi Kaku)■関連作品:アナザーラウンド 2021年9月3日より新宿武蔵野館、ヒューマントラストシネマ有楽町、渋谷シネクイントほか全国にて公開©2020 Zentropa Entertainments3 ApS, Zentropa Sweden AB, Topkapi Films B.V. & Zentropa Netherlands B.V.
2021年05月14日『パラサイト 半地下の家族』でアカデミー賞、ゴールデングローブ賞、カンヌ国際映画祭のパルムドールなど数々の賞を受賞したポン・ジュノ監督が、「人間と深海の生き物」をテーマとした韓国のフルCGアニメ映画に着手しているという。「IndieWire」などが報じた。ポン監督はこのアニメ映画の脚本を2018年から韓国の「4th Creative Party」とともに手掛けており、脚本は今年1月に完成したとのこと。同社はVFXの製作会社で、ポン監督の『母なる証明』『オクジャ』『スノーピアサー』にも携わってきた。アニメ映画とは別に、ポン監督は英語で製作される映画の脚本も執筆しており、『パラサイト 半地下の家族』から初めてメガホンを取る作品はアニメ映画よりこちらが先になるようだ。これら以外にも、米HBOでドラマ化される『パラサイト 半地下の家族』を『マネー・ショート 華麗なる大逆転』『バイス』などのアダム・マッケイとタッグを組んで製作し、自身がプロデューサーと脚本を務めた韓国映画『海にかかる霧』をハリウッドでリメイクすることも決定しており、多忙を極めている。さらに、ポン監督は今年8月から9月に開催されるヴェネチア国際映画祭の審査員長を務めることが決定している。(Hiromi Kaku)
2021年05月14日マーベル映画の『シャン・チー/テン・リングスの伝説』と『エターナルズ』の中国公開を危ぶむ声が上がっている。「Variety」誌によると、中国の「CCTV6 映画チャンネル」で、今後アメリカで公開されるMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)のフェーズ4の映画が紹介されたが、前述の2本を除いた8本だけだったという。中国で公開される外国映画については、中国当局による「承認」が不可欠で、検閲を突破しなければならない。『エターナルズ』と『シャン・チー/テン・リングスの伝説』が紹介されなかったというだけの理由で、検閲を通過できず、中国では公開されないと結論付けるには早合点かもしれないが、これら2つの作品について「中国当局でなんらかのトラブルが発生している」ことを示唆する可能性については否めない。なぜこれら2つの作品が問題視されているのか。『シャン・チー/テン・リングスの伝説』は主人公がMCU映画初のアジア人ヒーローで、演じているのは中国出身のシム・リウ。トニー・レオン演じるシャン・チーの父親が、現代では黄色人種への侮辱とも捉えられているキャラクター「フー・マンチュー」がモデルになっていると考えられている。『エターナルズ』は中国生まれのクロエ・ジャオが監督を務め、マーベル初の有色人種女性が手掛ける映画となった。どちらも「中国」とは切っても切れない作品であるのは確かだ。特にジャオ監督は中国を批判した過去があり、中国で検閲の対象となっている。(Hiromi Kaku)■関連作品:シャンチー・アンド・レジェンド・オブ・テンリングス(原題) 2021年9月3日より全国にて公開エターナルズ(原題) 2021年10月29日より全国にて公開
2021年05月13日エレン・デジェネレスがホストを務めるトーク番組「エレンの部屋」が、来年のシーズン19をもって終了することが明らかになった。すでにエレン本人が「ellentube」で自ら発表しており、木曜日(現地時間)放送の「エレンの部屋」でゲストのオプラ・ウィンフリーとともに詳しく語るとみられる。「エレンの部屋」といえば昨年「BuzzFeed News」によって劣悪な労働環境を暴露され、エレンが謝罪する騒動に発展したことが記憶に新しい。しかし、番組を終了するのはこの騒動が引き金となったわけではなく、エレンはシーズン16を終えた契約更新時に妻のポーシャ・デ・ロッシの希望もあり、「卒業しようかな」と考えていたと「The Hollywood Reporter」に語っている。兄のヴァンスに「視聴者は毎日この番組を楽しみにしている。純粋に楽しめる番組なんて、そうないよ」と説得され、エレンは新たに3年契約を結ぶことにしたが、その時点で「これが最後になる」と分かっていたという。理由は「クリエイティブな人間として、挑戦し続けたい」「新しいなにかに挑戦することが必要だから」。2003年にスタートし、これまでに4000以上のエピソードが放送された「エレンの部屋」。初回のゲストはジェニファー・アニストンだったが、番組の有終の美を飾る最後のゲストに注目が集まる。(Hiromi Kaku)
2021年05月13日アルフレッド・ヒッチコック監督作『逃走迷路』のフライ役、ピーター・ウィアー監督作『いまを生きる』のノーラン校長役などで知られるノーマン・ロイドが、火曜日(現地時間)にロサンゼルスの自宅で亡くなった。106歳だった。「Variety」誌などが報じた。俳優、プロデューサー、監督と多様な肩書きを持っていたノーマンが、ショービズ界においてキャリアを築き始めたのは舞台からだった。オーソン・ウェルズとジョン・ハウスマンが主宰した劇団「マーキュリー劇場」で俳優として活躍した。ラジオで短編劇を放送する「マーキュリー放送劇場」にもたびたび出演。そして1942年、ヒッチコック監督の『逃走迷路』で長編映画デビューを果たし、3年後には『白い恐怖』にも出演。ヒッチコック監督との絆は強く、ヒッチコック監督は1957年にノーマンが「ヒッチコック劇場」の製作に携わるべきだと強く主張し、ノーマンは1962年まで184のエピソード(IMDbの調べによる)に製作補として関わった。60年代から80年代は、テレビ界で「刑事コロンボ」を含む作品のプロデュースと監督業にいそしんだ。俳優としては、近年は『エイミー、エイミー、エイミー!こじらせシングルライフの抜け出し方』『イン・ハー・シューズ』「モダンファミリー」などに出演していた。約80年にわたる俳優人生で、ウェルズ、ヒッチコックのほかチャールズ・チャップリンとも仕事をともにし、ジャン・ルノワール、バスター・キートン、ジャド・アパトーなどと幅広い交友関係を築いていたという。(Hiromi Kaku)
2021年05月12日ディズニーとマーベルが制作中のドラマ「Ms. Marvel」(原題)の撮影が、無事完了したことが分かった。「Variety」誌が伝えた。「Ms. Marvel」はアジア系でムスリムのティーン女子が主人公のスーパーヒーロー(ヒロイン)もので、Disney+で全6話が今年後半に配信予定。主人公のカマラ・カーン/ミズ・マーベル(新人女優イマン・ヴェラーニ)は、ブリー・ラーソン主演の『キャプテン・マーベル』の続編『The Marvels』(原題)に登場することが決まっている。「Ms. Marvel」の撮影の大部分はアメリカ・ジョージア州で行われたが、エピソード4&5は短編ドキュメンタリーで2度のオスカー受賞を果たしたシャルミーン・オベイド=チノイ監督のもと、場所をタイに移して行われた。時期は4月から5月初旬。現在タイは新型コロナウイルス感染拡大の第3波に見舞われているところだが、「Ms. Marvel」の撮影現場では感染防止対策を徹底することで、撮影続行を認められた。具体的な感染防止対策には隔離されたセット、マスク・フェイスシールドの着用、一週間に2度の検査、移動時の分離輸送、適切な換気が挙げられる。タイでの撮影には450人が関わったというが、特に問題なく撮影を終えることができたようだ。(Hiromi Kaku)■関連作品:キャプテン・マーベル 2019年3月15日より全国にて公開ⒸMarvel Studios 2018
2021年05月12日アレックス・ロドリゲスと婚約解消&破局を発表したばかりのジェニファー・ロペスが、早くも先週末、ある男性と休暇をともに過ごしたと報じられている。そのお相手とは、元カレの一人で2004年に別れたベン・アフレックだ。ベンが別荘を所有するモンタナ州のスキーリゾート地でベンが車の運転席、ジェニファーが助手席に乗っている写真が「Daily Mail」紙によって撮影された。関係者によると2人は現地で“2人きり”で数日間を過ごしたという。先月末にもベンがジェニファーの家を訪れるところを目撃されており、ここ数週間で2人の距離が急速に接近中なのは明らかだ。このニュースにアレックスは「ものすごくショック」と心を痛めている様子。というのもアレックスはジェニファーに未練があり、「もう一度やりなおせるはず」と思っていたのだという。「彼はジェニファーに何度も連絡を取り、会おうとしていたのですが、彼女の対応はそっけないものでした」と関係者が語っている。ジェニファーの方は「アレックスとの復縁には全く興味がなく、終わったこと」と吹っ切れているとのこと。ジェニファーは2002年6月にダンサーのクリス・ジャドと離婚後すぐの同年11月にベンと婚約。2003年には予定していた挙式を延期し、2004年に破局したという過去がある。2人は婚約中、メディアで「べニファー」と呼ばれていた。(Hiromi Kaku)
2021年05月11日