新型コロナウイルスの影響により、ディズニーが『ブラック・ウィドウ』や『エターナルズ』など複数の作品の全米公開を再び延期した。マーベル・シネマティック・ユニバース(以下MCU)の作品については、『ブラック・ウィドウ』は今年11月6日から2021年5月7日、『エターナルズ』は2021年2月12日から2021年11月5日、『Shang-Chi And The Legend Of The Ten Rings』(原題)は2021年5月7日から7月9日に延期になった。『ブラック・ウィドウ』の公開が来年になったことで、今年は2009年から初めての「MCU作品の長編映画が公開されなかった年」となる。MCUの作品以外にも、スティーヴン・スピルバーグ監督版『ウエスト・サイド物語』が今年12月18日からほぼ1年後の2021年12月10日に。アガサ・クリスティの小説「ナイルに死す」をケネス・ブラナー監督が映画化・主演した『ナイル殺人事件』は今年10月23日から12月18日に先送り。朗報としては、『キングスマン』の前日譚映画『キングスマン:ファースト・エージェント』は2021年2月26日から2021年2月12日、ベン・アフレック&アナ・デ・アルマスが主演するスリラー映画『Deep Water』(原題)は2021年11月13日から8月13日、ホラー映画『The Empty Man』(原題)は今年12月4日から10月23日に繰り上げとなった。(Hiromi Kaku)■関連作品:ウエスト・サイド物語 1961年12月23日より公開© 1961 Metro-Goldwyn-Mayer Studios Inc. All Rights Reserved.ナイル殺人事件(仮題) 2020年秋より公開ブラック・ウィドウ 2020年11月6日より全国にて公開© Marvel Studios 2020
2020年09月24日ブラッドリー・クーパーが『アリー/スター誕生』から初めてとなる監督・主演作『Maestro』(原題)で、キャリー・マリガンがヒロインを務めることになったという。「The Wrap」が報じた。『Maestro』は、1990年に亡くなった作曲家・指揮者・ピアニストのレナード・バーンスタインの伝記映画。ブラッドリーはレナードを演じ、キャリーはレナードの妻でチリ出身の女優・ピアニストのフェリシア・モンテアレグレを演じる。バーンスタイン夫妻は1946年のパーティーで出会い、1951年に結婚。3人の子どもをもうけたが、波瀾万丈で複雑な結婚生活を送った。今作では、夫妻の結婚生活が主に描かれる模様。2人の長女ジェイミーは「『Maestro』で、キャリー・マリガンが私たちの母親を演じてくれるのが楽しみで仕方ありません。キャリーはフェリシア(母)のユニークなウィット、温かさ、エレガントな美しさ、深い感情をとらえて演じてくれることでしょう。私たちはキャリーが醸し出すおとぎ話のような、ヨーロッパらしい優雅さも大好きなんです。母にもそういうところがあったので」と語り、キャリーに太鼓判を押す。ブラッドリーも「何年も前に舞台でキャリーを見て、とても惹きつけられました。それ以来、一度だって彼女の芝居を見逃したことはありません」とキャリーのファンだったことを明かし、ともに働けることを喜んでいる。共同執筆、プロデューサーも担当するブラッドリーは、『アリー/スター誕生』の製作後3年以上に渡ってバーンスタインの3人の子どもたちに話を聞くなどして今作の準備を進めてきた。撮影は来春開始予定。(Hiromi Kaku)
2020年09月23日「Disney+」の『ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー』のスピンオフドラマ(タイトル未定)が、撮影準備に入っているという。当初は『ローグ・ワン』の脚本を担当したトニー・ギルロイがショーランナーと監督を務める予定だったが、ニューヨーク在住のギルロイ監督は、コロナ禍の中で撮影地のイギリスに赴くことを懸念。ショーランナーとして引き続き番組に携わっていくが、監督業はイギリス在住のトビー・ヘインズに引き継いだことが明らかになった。「Deadline」によると、少なくとも最初の3話はヘインズ監督がメガホンを取るとのこと。撮影は来月開始予定。ヘインズ監督が手掛けた作品には、リメイク版「ユートピア」、『ブレグジット EU離脱』、「ブラック・ミラー」シーズン4・第1話「宇宙船カリスター号」、「Sherlock/シャーロック」シーズン2・第3話「ライヘンバッハ・ヒーロー」などがある。『ローグ・ワン』のスピンオフドラマは、映画でディエゴ・ルナが演じたキャシアン・アンドーを主役とし、映画の内容より前に起きた物語を描く前日譚ドラマ。キャストはディエゴのほか、アラン・テュディックがK-2SO役、ジュヌヴィエーヴ・オライリーがモン・モスマ役を再演。新たにステラン・スカルスガルド(『マイティ・ソー』シリーズ)、カイル・ソーラー(『ブレグジット EU離脱』)、アドリナ・アルホナ(『パシフィック・リム:アップライジング』)、デニース・ゴフ(『コレット』)の出演が決まっている。(Hiromi Kaku)
2020年09月23日日本時間9月21日(月・祝)に第72回エミー賞の授賞式がリモートで開催。ドラマシリーズ部門主演女優賞にノミネートされていた「ユーフォリア/EUPHORIA」のゼンデイヤが史上最年少で受賞を果たした。新型コロナウイルスの影響により“オンライン授賞式”となった今回は、米ロサンゼルスのマイクロソフトシアターにいる司会のジミー・キンメルとノミネートされた俳優・スタッフたちの自宅をリモートでつなぐ形で行われた。作品別で本年度最多26部門にノミネートされていたHBO「ウォッチメン」がリミテッドシリーズ部門を席巻し、最多11部門で受賞。一人二役を演じたマーク・ラファロがHBO「ある家族の肖像/アイ・ノウ・ディス・マッチ・イズ・トゥルー」で主演男優賞を獲得。A24×HBOの「ユーフォリア/EUPHORIA」で主人公ルーを熱演したゼンデイヤが、24歳という史上最年少でドラマシリーズ部門主演女優賞を受賞した。同賞ではアフリカ系女性としても史上2人目の受賞となった。また、放送局・動画配信サービス別ではNetflixが最多160ノミネーションを獲得していたが、Netflixにて配信中のカナダドラマ「シッツ・クリーク」がコメディシリーズ部門を総ナメにした。第72回エミー賞主な受賞結果【ドラマシリーズ部門】作品賞「サクセッション」(キング・オブ・メディア)主演男優賞ジェレミー・ストロング「サクセッション」(キング・オブ・メディア)主演女優賞ゼンデイヤ「ユーフォリア/EUPHORIA」助演男優賞ビリー・クラダップ「ザ・モーニングショー」助演女優賞ジュリア・ガーナー「オザークへようこそ」【コメディシリーズ部門】作品賞「シッツ・クリーク」主演男優賞ユージン・レヴィ「シッツ・クリーク」主演女優賞キャサリン・オハラ「シッツ・クリーク」助演男優賞ダニエル・レヴィ「シッツ・クリーク」助演女優賞アニー・マーフィー「シッツ・クリーク」【リミテッドシリーズ/テレビムービー部門】リミテッドシリーズ作品賞「ウォッチメン』主演男優賞マーク・ラファロ「ある家族の肖像/アイ・ノウ・ディス・マッチ・イズ・トゥルー」主演女優賞レジーナ・キング「ウォッチメン」助演男優賞ヤーヤ・アブドゥル=マーティン2世「ウォッチメン」助演女優賞ウゾ・アドゥーバ「Mrs.America」(原題)テレビムービー作品賞「バッド・エデュケーション」【コンペティション部門】作品賞「ル・ポールのドラァグレース」第72回エミー賞授賞式は、9月26日(土)23時~FOXチャンネルにて字幕版が独占放送。(text:Reiko Uehara)■関連作品:【Netflix映画】ブライト 2017年12月22日よりNetflixにて全世界同時オンラインストリーミング【Netflix映画】マッドバウンド 哀しき友情 2017年11月17日よりNetflixにて全世界同時配信【Netflixオリジナルドラマ】オルタード・カーボン 2018年2月2日より全世界同時オンラインストリーミング2月2日(金)より全世界同時オンラインストリーミング【Netflix映画】レボリューション -米国議会に挑んだ女性たち-
2020年09月21日『モンスター・ホテル』シリーズで1作目からメイヴィス・ドラキュラの声を担当しているセレーナ・ゴメスが、最新作で4作目の『Hotel Transylvania 4』(原題)では製作総指揮に“昇格”し、メイヴィスの声とともに務めることになったという。「Variety」誌などが伝えた。監督は、前作で美術部門のメンバーだったジェニファー・クルスカと、『スポンジ・ボブ』シリーズの脚本や、同作のゲームのクリエイターで知られるデレク・ドリモン。前3作でメガホンを取ったゲンディ・タルタコフスキーが脚本を手掛け、セレーナと製作総指揮を務める。セレーナは2017年の「13の理由」で本格的にプロデュース業に進出し、大成功を収めた。以降、映画、テレビを制作しながら、今年は自身が制作・出演する料理番組「Selena + Chef」(原題)で料理にも挑戦。出来上がった料理を「親友に見せたい!」ということで、撮影中にテイラー・スウィフトにビデオ電話をかけて自慢するというお茶目な姿も披露している。料理上手として知られるテイラーに、「すごい!あなたが料理に夢中になるまで、私がどれだけ待っていたか知っている?」と言われ、照れ笑いしていた。『モンスター・ホテル』シリーズ最新作『Hotel Transylvania 4』は、2021年8月6日に全米公開予定。(Hiromi Kaku)
2020年09月18日9月3日、ワーナー・ブラザースがマット・リーヴス監督作『The Batman』の製作現場において、『メンバーの1人が新型コロナウイルスの検査で陽性反応が出たため、製作を一時中断します』と発表。濃厚接触者たちは隔離期間に入り、セットの準備は続けられていたが、撮影自体は完全にストップしていたという。それから約2週間が経った17日、イギリスでの撮影を再開したことを報告した。「メンバーの1人」が誰だったのか、ワーナー社は明らかにしていないが、主役のバットマンを演じているロバート・パティンソンだったとみられている。ちょうど撮影再開の知らせとともに、すっかり元気になったロバートがスキ・ウォーターハウスとデートしている姿も目撃された。2人でロンドンの公園のベンチに座り、お互いマスクをあごまで下げ、スキがロバートに寄りかかってキス。2年以上にわたる交際が順調そのものであることを見せつけた。ロバートはクリステン・スチュワート、FKAツイッグスと交際後、2018年7月頃からスキと交際し、現在は同棲中。スキはブラッドリー・クーパー、ディエゴ・ルナとの交際が報じられたことがある。『The Batman』はアメリカ、イギリスなどで2021年10月1日公開予定。(Hiromi Kaku)
2020年09月18日2021年8月31日、21年ぶりに「ザ・ビートルズ」の新しい公式ブック「The Beatles : Get Back」が発売されることが明らかになった。その数日前にはイギリス、アメリカなどでピーター・ジャクソン監督が手掛けた同名のドキュメンタリー映画も公開される。「ザ・ビートルズ」の公式サイトによると、今回の公式ブックは240ページのハードカバーで、「1969年に『レット・イット・ビー』の録音が行われたスタジオから、何百枚もの未発表の写真が収録されている」とのこと。その写真は、イーサン・ラッセルやポール・マッカートニーの元妻で1998年に死去したリンダ・マッカートニーが撮影したものが含まれている。また、120時間以上、3週間以上に及んだセッションの録音でのメンバーの会話が書き起こされており、前書きはジャクソン監督が担当。ジャクソン監督は「今日、『レット・イット・ビー』は「ザ・ビートルズ」の解散のきっかけになったと言われています。それはもはや神話化されていることですが、真実はちょっと違う。『レット・イット・ビー』にまつわる本当の物語は、アップル・コア社の保管室にこの50年以上埋もれていたのです」と意味深なコメントをしている。「The Beatles : Get Back」の価格はアメリカで60ドル(約6300円)、イギリスで40ポンド(約5400円)。「ザ・ビートルズ」の公式サイトなどでプレオーダーを受け付けている。(Hiromi Kaku)
2020年09月17日ヒュー・ジャックマンが、自身が経営しているコーヒー会社「Laughing Man」のCMに出演。ヒューといえばハリウッドきってのナイスガイとして知られているが、CMでは「超不機嫌男」を演じている。ナレーターを務めているのは“悪友”ライアン・レイノルズ。CMは「これが、ヒュー・ジャックマンだ」というライアンのナレーションから始まり、ベッドで寝ているヒューが映し出される。朝、目覚まし時計に起こされたヒューは、アラームを止めるや否や時計を投げつけ、何かの破壊音が部屋に鳴り響く。ライアンはヒューを「人道主義者、親善大使、永遠の楽観主義者」と紹介するのだが、その間にヒューは外で遊んでいる子どもたちに「おい、ガキども!うるさい!」と怒鳴りつけたり、愛犬相手に「勝手に散歩に行け」と大人げない態度を取ったり、眉間にしわを寄せてデスメタルに没頭。紹介されている人物とは真逆のヒューになってしまっているのだ。しかし、「『Laughing Man Coffee』の創設者でもある」と紹介されるのと同時に、同ブランドのコーヒーを淹れて飲み始めるヒュー。香りにも癒され、あっという間に笑顔になっていつもの明るいヒューに戻り、最後は愛犬を抱えてかわいがる。このCMについて、ヒューとライアンの共演を喜ぶ声や、「コーヒーを飲む前と後のヒューのギャップに笑った」という声など、多くの反響が寄せられている。(Hiromi Kaku)
2020年09月17日「バイアコムCBS」が、2014年に開始した動画配信サービス「CBS All Access」をリブランドし、2021年初めに「Paramount+」として展開していくことを発表。オリジナル作品を制作することも明らかにした。そのうちの1つが、フランシス・フォード・コッポラ監督の代表作『ゴッドファーザー』の製作裏や過程を描く、全10話のリミテッドシリーズ「The Offer」(原題)。内容は『ゴッドファーザー』でプロデューサーを務めたアル・ラディの体験に基づいた話になるという。ラディは、主演のマーロン・ブランドの自宅を訪れて出演を説得した人物で、同作と『ミリオンダラー・ベイビー』でアカデミー作品賞を受賞した名プロデューサー。現在90歳と高齢であるが、今作で製作総指揮の1人として名を連ねる。『ディープ・インパクト』『NINE』のマイケル・トールキンも製作総指揮と脚本を務める。1972年に公開された『ゴッドファーザー』は、アカデミー賞で作品賞、主演男優賞、脚色賞を受賞。歴史に残る名作として、アメリカ国立フィルム登録簿に登録されている。今年は『ゴッドファーザー PART III』の公開30周年を記念し、コッポラ監督による再編集版がアメリカの劇場で12月に公開される。(Hiromi Kaku)■関連作品:ゴッドファーザー 1972年7月15日より公開© 1972 Paramount Pictures. All Rights Reserved.
2020年09月16日昨年4月に結婚したジュード・ロウ&フィリッパ・コーン夫妻に、第1子が誕生した。月曜日(現地時間)、ジュードがジミー・ファロンのトーク番組「The Tonight Show」に自宅から出演し、発表した。最初は『ファンタスティック・ビースト』第3弾の撮影のためにヒゲを伸ばしっぱなしにしていることや、ガーデニングに夢中になっているなど、外出自粛期間中の生活について熱く語っていたジュード。「あぁ!それに赤ちゃんが生まれた。うん、そうなんだ」とジミーや視聴者が最も気になっていたことをようやく明かしたため、ジミーは「大ニュースを出し惜しみしたもんだ」と大笑い。「おめでとう、パパ」と祝福し、ジュードも「クククッ」と笑い、「本当に最高だよ!」と喜んだ。ジュードには元妻セイディ・フロストや元交際相手との間に5歳から23歳までの5人の子どもがおり、今回誕生した赤ちゃんは6人目の子どもとなる。赤ちゃんの性別については明かさなかった。ジュードはフィリッパの妊娠中、「Telegraph」紙に「小さい子どもから成人している子どもまで、たくさんの子どもに囲まれていることがうれしいし、楽しい。さらに子どもをもつという考えは、すばらしいことだと思う」と語っていた。(Hiromi Kaku)
2020年09月16日先月オーランド・ブルームとの第1子デイジーちゃんを出産したケイティ・ペリーが、テイラー・スウィフトからプレゼントを贈られたことを明かした。「デイジーは、テイラー・スウィフトがくれた手刺しの刺しゅう入りのブランケットをとても気に入っています。これから何年先も引きずり回して、元がなんだったかわからないような布切れになるまで愛用してくれるといいな。ティーンエイジャーになってもポケットの中に入れて手放せないような」とケイティならではの独特な言い回しで報告。ブランケットは薄いピンク色のサテン生地のもので、「Baby Bloom」という文字と花の刺しゅうが施されている。写真にはテイラーからの「5月3日」と書かれた手紙も添えられており、ブランケットが贈られたのはまだデイジーちゃんが誕生する前で性別しか公表されていない時期だったとみられる。ほかにもデイジーちゃんの誕生祝いとして、ビヨンセから白いバラの花束、「アメリカン・アイドル」のケイティの審査員仲間ライオネル・リッチーからユニコーンのガウン、司会者のライアン・シークレストからベビーグッズがぎっしりのおもちゃ箱が贈られたことが明らかになっている。ケイティとテイラーはバックダンサーの取り合いが原因で2014年頃から険悪な関係に陥っていたが、昨年完全に和解。テイラーの「You Need to Calm Down」のMVでは、ケイティがハンバーガー、テイラーがフライドポテトの着ぐるみを着てハグするという仲睦まじい姿も見せた。(Hiromi Kaku)
2020年09月15日ジョン・ボイエガが、フレグランスブランド「ジョー マローン ロンドン」のグローバルアンバサダーを「辞める」とツイッターで発表した。ジョンは昨年、同社初の男性グローバルアンバサダーに就任したばかりだった。理由は、同社が中国向けに公開したキャンペーン動画にある。ジョンはグローバルアンバサダーとして1分強のキャンペーン動画を監督し、主演も務めた。「ジョー マローン」の香りをかぐと、自身の故郷ロンドン・ペッカムの記憶が蘇ってくるという内容で、ジョンが幼い頃から大切にしてきたとみられる思い出を美しく映像化している。中国向けに公開された動画は、ジョンではなく中国人俳優のリウ・ハオランが出演。コンセプトはジョンの作品とほぼ同じで、最初のソファーのシーン、自転車や白馬に乗るシーン、カメラワークなど類似点が多々あるにもかかわらず、ジョンは公開前に一切知らされていなかったという。自身の作品は「個人的な思い出、友人や家族、故郷を紹介し祝福したもの」であるため、同意も知らせもなくこのような動画を作ることは「間違っている」と同社を批判した。なお、中国版の動画には、一切黒人が登場しない。同社は過ちを認め、「オリジナルの動画はジョンの個人的な体験がコンセプトになっており、(演じる人を替えて)再現するべきではなかった」とジョンに謝罪した。しかし、ジョンはグローバルアンバサダーを続けるということは考えられなかったようだ。(Hiromi Kaku)
2020年09月15日2017年にクリストファー・ノーラン監督の『ダンケルク』で俳優デビューを飾ったハリー・スタイルズが、再び俳優業に挑戦する。オリヴィア・ワイルドが監督&製作する『Don’t Worry Darling』(原題)への出演が決定。ハリーが演じる役は、当初はシャイア・ラブーフに決まっていたが、シャイアがスケジュールの都合で降板したのだという。同作の関係者が「The Wrap」に語った。共演はクリス・パイン、オリヴィア、フローレンス・ピューに加え、ダコタ・ジョンソンも出演交渉中であることが5月に伝えられている。『Don’t Worry Darling』は、1950年代のカリフォルニアの砂漠地帯にある孤立した理想郷を舞台としたサイコスリラー。オリヴィアにとって大好評だった長編監督デビュー作『ブックスマート 卒業前夜のパーティーデビュー』の次に監督する作品とあって、注目を集めている。脚本は『ブックスマート』でオリヴィアとタッグを組んだケイティ・シルバーマン。ハリーは3年ぶりの映画出演となるが、昨年はディズニー実写版『人魚姫』のエリック王子役を辞退したことや、エルヴィス・プレスリーの伝記映画のオーディションに参加した(エルヴィス役はオースティン・バトラーに決定)などの情報が報じられていた。(Hiromi Kaku)
2020年09月14日7月8日にカリフォルニア州のピルー湖で水死したナヤ・リヴェラの最期の瞬間が明らかになった。「People」誌が地元当局が公開した検視および捜査の報告書を入手。報告書によると、事故直前、ナヤは4歳の息子ジョージーくんと「ワン、トゥー、スリー」とカウントし、ボートから水面に向かってジャンプしたという。楽しい水遊びが始まるはずだったが、ジョージーくんによるとナヤは「ボートに戻りなさい」といい、ジョージーくんをボートの上に乗せるのを手伝った。その後、ジョージーくんはナヤが手を挙げて「助けて!」と叫び、湖に沈んでいったのを目撃している。また、ナヤの当時の健康状態も明かされた。過去に吐き気を催すほどの「めまい」で病院にかかったことがあったが、薬で都度コントロールしていた模様。最近では鼻炎を患い、治療のための薬を飲んでいた。血液中からは少量の抗不安剤、食欲抑制薬、エタノール、カフェインが検出され、血中アルコール濃度は0.016%と低かった。さらに、ナヤは泳ぎが上手だったことも明らかになっている。7月8日、ナヤはジョージーくんと訪れたピルー湖で姿を消し、ジョージーくんだけが湖の上のボートに取り残されていた。5日後の13日、湖面に浮かんでいるナヤの遺体が発見された。死因は事故による溺死。(Hiromi Kaku)
2020年09月14日『スクリーム』シリーズで主人公シドニーを演じたネーヴ・キャンベルが、リブート版に出演することが明らかになった。『スクリーム』の公式ツイッターが「ハロー、シドニー…正式に決定しました。オリジナル版『スクリーム』の女王ネーヴ・キャンベルが復帰します」と発表した。キャストに関しては、1作目から4作目まで通してゲイル役を演じたコートニー・コックス、デューイ役を演じたデヴィッド・アークエットがすでにそれぞれの役を再演することが発表されており、ネーヴの出演が決まったことでオリジナルメンバーの“トリオ”がそろったことになる。「3人がそろってこその『スクリーム』」「きっとネーヴも出演してくれるに違いない」と期待していたファンも、ほっと一安心だ。ネーヴは今作を監督するマット・ベティネッリ=オルピン&タイラー・ジレットの制作会社「Radio Silence」と話し合いを持ち、出演を決めたという。「彼らはウェス・クレイヴンとウェスが『スクリーム』シリーズで作り上げたものに対して、どれだけ愛し、尊敬し、称賛しているかを示してくれました。シドニー・プレスコット役を再び演じ、ウッドボローの街に戻れるなんて、最高の気分です」とコメントしている。リブート版『スクリーム』の全米公開日は2022年1月14日。(Hiromi Kaku)
2020年09月11日英女優ダイアナ・リグ(82)が木曜日(現地時間)に亡くなったことが明らかになった。娘のレイチェルさんによると、ダイアナは3月にがんと診断を受けて闘病していたが、愛や笑いにあふれる生活を送っていたとのこと。「今朝、私の最愛の母が、家族に見守られ眠るように安らかに亡くなりました」と語っている。ダイアナは1950年代から女優活動を始め、「おしゃれマル秘探偵」のエマ・ピール役で人気を獲得するとともにエミー賞に2度ノミネート。1969年の『女王陛下の007』ではジョージ・レーゼンビー演じるジェームズ・ボンドのボンドガールを務めた。舞台でも活躍し、1994年にはトニー賞を受賞。最近では「ゲーム・オブ・スローンズ」でマージェリー&ロラス・タイレル兄妹の祖母オレナ・タイレルという重要な役どころを演じ、圧倒的な存在感を示していた。オレナ役ではエミー賞に4度ノミネートされている。アニャ・テイラー=ジョイやマット・スミスと共演した『Last Night in Soho』(原題)やミニシリーズ「Black Narcissus」(原題)など、これから公開&放送を控える作品にも出演している。「ジェームズ・ボンド」の公式ツイッターは、ダイアナを追悼するにあたり、「(劇中で)ジェームズ・ボンドと結婚した唯一の女性」と紹介。『007』シリーズのプロデューサーを長く勤めているバーバラ・ブロッコリ&マイケル・G・ウィルソンも哀悼の意を表した。(Hiromi Kaku)
2020年09月11日人気ドラマ「ウォーキング・デッド」(以下、「TWD」)が、ついに終わりを迎えることが明らかになった。米放送局AMCの発表によると、2022年放送のシーズン11をもって終了するという。現在までにシーズン10は第15話まで放送されており、新型コロナウイルスの影響で制作に遅れが出ていた第16話(最終話)は10月4日に放送される。2021年にはシーズン10の追加エピソードが6話放送予定。シーズン11は全24話で、前半12話&後半12話に分け、2021から2022年にそれぞれ放送されるとのこと。「TWD」は終了するものの、AMCは新たなスピンオフドラマ2作を制作することも発表。そのうちの1つはダリル(ノーマン・リーダス)&キャロル(メリッサ・マクブライド)のコンビが主役となるドラマ(タイトル未定)で、2023年に放送予定。「TWD」のショウランナーのアンジェラ・カンとCCOのスコット・ギンプルが共同で手掛ける。もう1つは「Tales of The Walking Dead」(原題)で、既存のキャラや新たに登場するキャラの背景などに焦点を当てた、1話完結もしくは複数話で構成されるドラマになる模様。こちらもギンプルが企画に参加する。「TWD」からはすでに「フィアー・ザ・ウォーキング・デッド」、まもなくアメリカで放送開始の「The Walking Dead:World Beyond」(原題)の2作のスピンオフドラマが作られている。また、シーズン9で番組を去ったリック(アンドリュー・リンカーン)を主人公とした映画も製作中。(Hiromi Kaku)■関連作品:ウォーキング・デッド [海外TVドラマ]© 2010 American Movie Classic Company,LLC. All Rights Reserved.
2020年09月10日Netflixが、人気ドラマ「セックス・エデュケーション」のシーズン3の制作が始まったことを発表。ツイッターに主演のエイサ・バターフィールド(オーティス役)やジリアン・アンダーソン(ジーン役)らが撮影現場に戻るための準備をしている動画を投稿した。ジリアンは髪をなでながら「まだロックダウン・ヘアなんだ」とジョークを言い、ゲーマーで知られるエイサは「なんのゲームを持っていこうかな?」とゲームを選んだり、しっかりとマスクをつけて愛猫たちに「行ってくるね」と別れを告げたりと、プライベート感が満載。コナー・スウィンデルズ(アダム役)は衣装合わせに出向き、インディ・ジョーンズ風の衣装に目を留め、カウボーイハットをかぶる。後半には「ネタバレ?」とキャプションが付けられた、あるキャラの意味深なワンシーンも。「セックス・エデュケーション」シーズン3は、今年2月に制作が決定し4月から撮影が始まる予定だったが新型コロナウイルスの影響で保留に。半年以上も撮影開始を待ち望んでいたファンたちは「今年の一番うれしいニュース!」「待ちきれない」と大喜びしている。(Hiromi Kaku)
2020年09月10日ドリュー・バリモアがホストを務めるトーク番組「The Drew Barrymore Show」が、14日からアメリカで放送開始になる。記念すべき初回は20年前に公開された『チャーリーズ・エンジェル』のキャメロン・ディアスとルーシー・リューが出演し、“同窓会”が実現。3人は、ルーシーが「ハリウッドの殿堂」入りした2019年5月にもキャメロンとドリューがお祝いに駆け付けており、いまだ固い絆で結ばれているようだ。『ウェディング・シンガー』『50回目のファースト・キス』『子連れじゃダメかしら?』で共演し、長年の友人であるアダム・サンドラーも登場。同番組は、初週は14日から18日まで毎日放送されるのだが、上記のゲストに加え、リース・ウィザースプーン、ジェーン・フォンダ、シャーリーズ・セロン、ビリー・ポーターらという豪華な面々が出演する。女優であり政治活動家でもあるジェーンとは地球温暖化について討論したり、デザイナーのクリスチャン・シリアーノとは“隔離”ファッションショーを行ったりと、ゲストに合ったテーマで番組を進行していく。ドリューは番組内で料理にも挑戦しており、「料理をしているときって、きれいに見えるかもしれないけれど、同時に完璧じゃないところも見える。それがいい」とありのままの自分を見せられることに満足げだ。(Hiromi Kaku)
2020年09月09日アカデミー賞を主催する映画芸術科学アカデミーが、2024年の第96回アカデミー賞から適用する、作品賞についての新しい応募資格を発表した。「Academy Aperture 2025」と銘打った、多様性と包括性を推進する新基準に基づいたものだという。アカデミーの会長デヴィッド・ルービンとCEOのドーン・ハドソンの声明によれば、新基準は「私たちの業界において、長く続く促進剤となり、本質的な変化になるだろう」と自信を見せている。作品賞の応募資格は、大きく分けて4つ(基準A~D)あり、そのうち少なくとも2つをクリアしていなければならない。また、基準A~Dの中にも複数の条件があり、これらの1つないしは全てを網羅しなければならない。たとえば基準A「スクリーン上の表現、テーマ、物語」には、A.1からA.3までの条件があり、そのうち2つを満たしていることが必要だ。A.1は主演または重要な助演俳優の少なくとも1人がアジア人、黒人、ラテン系、その他少数民族であること。A.2は二番手または脇役の少なくとも30パーセントが、「女性、少数民族、LGBTQ+、障害者」の2つを占めていること。A.3はストーリー展開、テーマ、物語が「女性、少数民族、LGBTQ+、障害者」に沿った内容であること。その他、出演者だけでなく、スタッフや見習い生、インターンなどについても条件を明示し、全体的にまさに「多様性と包括性を推進する」内容となっている。(Hiromi Kaku)
2020年09月09日香港、台湾、タイで「『ムーラン』を観るのは止めよう」と呼びかけるボイコット運動が広がっている。その理由は、長らく公開延期になっていた『ムーラン』が、「Disney+」で配信あるいは国によっては劇場公開が決定し、主演のリウ・イーフェイが昨年「私は香港警察を支持します。叩かれてもいい」と挑発するようなコメントをしたことに再び注目が集まっているためだ。ボイコット運動の中心となっている1人は、香港民主化活動の元リーダー、ジョシュア・ウォン氏。「ディズニーは北京にこびへつらっている。リウ・イーフェイはオープンに、そして誇らしげに残忍な香港警察を支持している。だから人権を信じているみなさんには#ボイコットムーランを呼びかけたい」とツイート。4万以上の「いいね」を獲得している。ジョシュア氏と同じく香港の民主活動家のアグネス・チョウ氏が8月に逮捕された際、彼女を味方する人たちは国のために戦うムーランとアグネス氏を重ね、「彼女こそが本当のムーラン」「私たちのムーラン」と声を上げ、香港・台湾・タイの活動家がオンラインで団結。これら3か国の活動家は、4月に3か国で愛されているミルクティーを取り入れたハッシュタグ「#ミルクティー同盟」を使うようになっていた。タイの活動家のベン・ムアンウォン氏は、「ボイコット運動に参加することは、香港の民主化活動家たちへの連帯感を示すだけでなく、警察の蛮行を支持することはどこであっても許されないということが伝えられると思う」と信念を語っている。(Hiromi Kaku)■関連作品:ムーラン(2020) 2020年9月4日よりディズニープラス会員、プレミアアクセスにて独占配信© 2020 Disney Enterprises, Inc. All Rights Reserved.
2020年09月08日マイケル・モーパーゴの著書「ケンスケの王国」がアニメ映画化されると報じられてから1年半以上が経ち、ついに製作が始まることを制作会社の「Lupus Films」がツイッターで報告した。出資会社が複数決まり、製作費を確保できたのだという。「素晴らしい本!グッドラック!」「最高のニュースに最高のストーリー」と原作ファンも喜んでいる。声優キャストはサリー・ホーキンス、キリアン・マーフィー、渡辺謙、『スノーホワイト』で幼少時代のスノーホワイトを演じたラフィー・キャシディが発表されている。「ケンスケの王国」は1999年にイギリスで出版された子ども向けの小説。家族と一緒に船で世界一周旅行に出ていた少年が嵐によって船外に押し流され、愛犬とともに孤島に漂着。そこで1人で暮らす元日本兵のケンスケに出会い、次第に打ち解けていく様子が描かれている。脚本は『グッバイ・クリストファー・ロビン』のフランク・コットレル=ボイス、監督はアニメーター出身のニール・ボイルと、監督した短編映画『Junk』がアヌシー国際アニメーション映画祭でノミネートされた経験を持つカーク・ヘンドリー。どちらも長編アニメのメガホンを取るのは初めて。(Hiromi Kaku)
2020年09月08日北川景子、田中圭、千葉雄大、成田凌らが出演し、今年続編も公開された中田秀夫監督『スマホを落としただけなのに』が韓国でリメイク。その主演として、ドラマ「他人は地獄だ」やソン・ガンホ、イ・ビョンホンら共演の航空パニック超大作映画『非常宣言』(原題)にも出演するイム・シワンが検討中、と複数の韓国メディアが報じた。2018年、興行収入19.6億円の大ヒットを記録した『スマホを落としただけなのに』。原作は2017年第15回「このミステリーがすごい!」大賞の隠し玉(編集部推薦)作品として選ばれた志駕晃のデビュー作。続いて映画化されたシリーズ第2弾「スマホを落としただけなのに~囚われの殺人鬼~」と併せ、累計発行部数は78万部を突破している。記事によれば、映画『スマートフォン』(仮題)は平凡な会社員がスマートフォンをなくしたことから始まるスリラー映画。原作を韓国向けに脚色し、新たなストーリーとして描く。イム・シワンがスマートフォンをなくした主人公の会社員役で、彼とドラマ「ミセン-未生-」、映画『名もなき野良犬の輪舞』で共演したキム・ヒウォンが事件を追跡する刑事でオファーを受けているという。3度目の共演となる2人は、特に後者の作品での“悪縁”が大きな話題となり、韓国では2人のタッグに早くも注目が集まっている。『スマートフォン』(仮題)は主要キャスティングを終えた後、来年2021年上半期に撮影開始を目指している。イム・シワンはアイドルグループ「ZE:A」出身で、演技もできるアイドル=演技ドルとして名を馳せた。3月に日本でファンミーティングが予定されていたが、新型コロナウィルスの影響により暫定延期という形になっている。『非常宣言』(原題)の後は、ドラマ「Run on」(原題)に参加。ハ・ジョンウ、ソン・イェジンと共演する映画『ボストン1947』(原題)も待機している。(text:Reiko Uehara)■関連作品:スマホを落としただけなのに 2018年11月2日より全国にて公開Ⓒ2018映画「スマホを落としただけなのに」製作委員会
2020年09月07日7月にエリザベス・チェンバースとの結婚生活に終止符を打ったアーミー・ハマーが、ルーマー・ウィリスと親密な様子が目撃された。2人はウェスト・ハリウッドのカフェでランチをとった後、腕を組んだり、お互いの腰に手を回して歩いていたようだ。目撃者によれば「2人はとても楽しそうでお互いをよく知っているようでした」とのこと。「ETonline」によれば、2人はこれだけ密着していてもただ「カジュアルな関係を楽しんでいる」だけで、シリアスな関係になることは現時点では求めていないのだという。関係者はアーミーは知り合って13年、結婚生活を10年一緒に送ったエリザベスと別れたばかりで、エリザベスに敬意を払い、傷つけるようなことはしないだろうと語っている。ツイッターでは「なぜこの2人が…?」という驚きの声や、「第2のベン・アフレックとアナ・デ・アルマスになるんじゃないか」と連日いちゃつきぶりをアピールするベン&アナを挙げて辟易する声などが見られる。(Hiromi Kaku)
2020年09月07日先週土曜日、8月28日に亡くなったチャドウィック・ボーズマンの内輪のお別れ会が開かれた。『ブラックパンサー』でチャドウィックと共演したマイケル・B・ジョーダン、ルピタ・ニョンゴ、ウィンストン・デューク、友人らが集った。場所は海を見渡せるカリフォルニア州マリブの会場で、チャドウィックの写真を飾り、花で囲ったテーブルが設置され、出席者が偲んだという。2016年にステージ3の結腸がんと診断されたチャドウィックは、「自分のことで周りの人を騒がせてはならない」という母親からの教えを守り、4年に渡って人知れず闘病していた。彼が命にかかわる病気であることは、家族やエージェント、トレーナー、友人などごく一部の人しか知らなかった。そのため、突然の訃報に世界中の人が驚きショックを受けた。チャドウィックのツイッターアカウントから投稿された他界を告げるツイートは、史上最多の「いいね」を獲得し、亡くなってから1週間が経ついまも新規の追悼メッセージが寄せられている。故郷・サウスカロライナ州のアンダーソンでは、市を挙げてチャドウィックの功績を称え、屋外運動場で『ブラックパンサー』の上映会を開催。多くの子どもたちがブラックパンサーのコスプレで参加し、鑑賞した。(Hiromi Kaku)■関連作品:ブラックパンサー 2018年3月1日より全国にて公開© Marvel Studios 2017 MARVEL-JAPAN.JP/blackpanther
2020年09月07日視聴率の調査会社「ニールセン」が、同社初となる「週間ストリーミング配信ドラマ視聴時間ランキング」を発表した。統計の対象はNetflixとAmazon Primeの2社オンリー、米国内でテレビを通して視聴された番組、サンプル数は6万4000世帯1万人という条件付き。つまり、スマホ、PC、タブレットでこれら配信サービスのドラマが視聴された記録は反映されていない。上位は「シェイムレス 俺たちに恥はない」、「グレイズ・アナトミー」、アメリカ版「The Office」(原題)、「クリミナル・マインド」、「NCIS」と何年にも渡って続いた、または続いている長寿番組が占める中、首位に立ったのは現在Netflixでシーズン2を配信中の「アンブレラ・アカデミー」。配信数はシーズン1・2をあわせて20話とほかの番組と比べて明らかに少ないが、2位以下に大きく差を付けて1位に。トップ10の番組は、全てNetflixで配信されている作品だった。ランキングは8月3日から9日の視聴時間の集計に基づいている。「アンブレラ・アカデミー」は、データを取る直前の7月31日にシーズン2の配信をスタートしたばかりだったというのも勝因の1つだったと言えるだろう。シーズン3への更新はまだ正式には発表されていない一方で、シーズン2の配信前の7月にすでに更新済みといううわさもある。(Hiromi Kaku)■関連作品:【Netflix映画】ブライト 2017年12月22日よりNetflixにて全世界同時オンラインストリーミング【Netflix映画】マッドバウンド 哀しき友情 2017年11月17日よりNetflixにて全世界同時配信【Netflixオリジナルドラマ】オルタード・カーボン 2018年2月2日より全世界同時オンラインストリーミング2月2日(金)より全世界同時オンラインストリーミング
2020年09月04日新型コロナウイルス感染拡大の影響で、今年3月に撮影が中断されていたマット・リーヴス監督作の『ザ・バットマン』。先日、晴れてロンドン郊外で撮影を再開したのも束の間、再び一時的に撮影を中断することになったという。ワーナー・ブラザースが「『ザ・バットマン』の製作メンバーの1人が、新型コロナウイルスの検査で陽性となりました。規定に従い、隔離を行っています。撮影は一時的に中断しています」と発表した。ワーナーは「だれが」新型コロナウイルスに感染したのかを明らかにしていないが、「Variety」誌など複数のメディアによると、主演のロバート・パティンソンである可能性が高いとのこと。8月24日(現地時間)に開催されたオンラインイベント「DCファンドーム」では、『ザ・バットマン』のティザー予告編が公開された。同時にリーヴス監督は「まだ撮影は25パーセントしか済んでいない。だからまだたくさん残っている。(ティザー予告編は)映画の表面をなぞっただけのもの」とコメント。つまり残りの75パーセントの撮影に取り組み始めてすぐにまた中断となってしまったわけだ。公開日は、当初2021年6月25日だったが、半年にわたる撮影中断により2021年10月1日に延期された。今回の件で公開日が再び変更になるかは不明。(Hiromi Kaku)
2020年09月04日9月20日(現地時間)に開催されるエミー賞でドラマ部門の作品賞を含む15ノミネーションを獲得し、絶好調&大人気の「マンダロリアン」。待望のシーズン2が米「Disney+」で10月30日から配信開始になることが明らかになった。同ドラマの公式ツイッターページが発表した。シーズン2の制作は今年3月、新型コロナウイルスの影響で多数の映画・ドラマの制作が中断になる数週間前に終了していたという。この朗報に、多くのファンがツイッターのコメント欄でシーズン1に登場したベビーヨーダの画像やGIFを使って喜びや興奮を表現。「(シーズン2で)ベビーヨーダが大きくなっていたら動揺する」という笑ってしまうようなコメントも。「あと57日」と指折り数えて楽しみにする声や、「とにかく早く予告編を公開して!」という声も多数見られる。「Disney+」では、「マンダロリアン」シーズン1の理解を深めるためのメイキング・ドキュメンタリーシリーズ「ディズニー・ギャラリー/スター・ウォーズ:マンダロリアン」も配信中。(Hiromi Kaku)
2020年09月03日ヘンリー王子&メーガン妃夫妻がNetflixと複数年にわたる契約を結び、ドキュメンタリーやTV番組を制作することが明らかになった。「The New York Times」紙が伝えた。メーガン妃は今年「Disney+」の作品『ディズニーネイチャー/ゾウの足跡を追って』でナレーションを務め、女優復帰の可能性も取りざたされていたが「演技をする」予定はなく、製作陣として活動するという。すでに自然に関するドキュメンタリーシリーズやアニメ番組など、複数の作品の企画が進行しているとのこと。夫妻は「親になったばかりの自分たちにとって、インスピレーションの源になるようなファミリー向け番組を作ることはとても重要です。信頼・共感できるレンズを通してパワフルな物語を紡ぎます」と声明を発表。Netflixの共同最高経営責任者で最高コンテンツ責任者のテッド・サランドスは「ハリーとメーガンは、信頼性、楽観主義、リーダーシップを持って世界中の何百万人という人たちに刺激を与えてきました。彼らが創作の拠点にNetflixを選んでくれたことを、私たちは大変誇りに思っています」とコメントしている。平穏な生活を求め、イギリス王室から“離脱”し、北米へと拠点を移したヘンリー王子一家。しかし、7月には息子アーチーくんの写真をドローンで盗撮されたとしてパパラッチを提訴したり、最近では引っ越し先のモンテシトにパパラッチが押し寄せ近隣住民の怒りを買ったりなどトラブルが絶えない。今回のNetflixの件についてもネット上に辛らつなコメントが多数寄せられている。(Hiromi Kaku)
2020年09月03日ジョニー・デップが元妻アンバー・ハードに対して起こした名誉棄損訴訟の延期を求めた。「Variety」誌などが報じた。ジョニーはアンバーが「ワシントン・ポスト」紙に寄稿した記事で、ジョニーの名前は出していないものの、彼にDVを受けたとほのめかす内容が名誉棄損にあたるとして、2019年3月にアンバーを訴えた。これまでにジョニーの最初の妻ロリ・アン・アリソン、元パートナーのヴァネッサ・パラディ、娘のリリー=ローズ・デップ、元交際相手のウィノナ・ライダー、『パイレーツ・オブ・カリビアン』などで共演したペネロペ・クルスが「ジョニーは暴力を振るうような人ではない」と擁護している。現在のところ、裁判は2021年1月11日から28日に設定されているが、ジョニーは2021年3月から6月の間に延期を申請。今年10月から来年2月末まで『ファンタスティック・ビースト』第3弾の撮影でロンドンに滞在するためだという。当初は裁判の日程より前に同作の撮影が終わっている予定だったが、新型コロナウイルスの影響で2021年にずれ込んだ。なお、ジョニーは「妻虐待者」と表現した英「The Sun」紙の発行元に対しても名誉棄損で訴えているが、この件に関しては今週中に評決が出る見込み。(Hiromi Kaku)
2020年09月02日