俳優として活躍し、『アイアンマン』の監督としても知られているジョン・ファヴローが主演、脚本、監督、製作を務めた映画『シェフ ~三ツ星フードトラック始めました~』の劇中映像が公開になった。ファヴロー演じるレストランのシェフ、キャスパーとスカーレット・ヨハンソン演じるフロアマネージャーのモリーの登場シーンと、キャスパーが次々と美味しそうな料理をつくりだす場面だ。『シェフ ~三ツ星フードトラック始めました~』動画このほど公開された映像で主人公キャスパーは人気フード・ブロガーに挑戦状を叩きつけ、自分が腕と心をこめた料理で勝負しようと決意。キャスパーはモリーに自分のおすすめ料理を予約客に振舞うと宣言する。続いて登場するのはキャスパーが腕によりをかけて料理を作り上げる場面。食材を丁寧に調理し、じっくりと仕込んだソースで味をつけていく。このほど公開された映像はここまでだが、この後、キャスパーは定番料理を出すことを強要するオーナーと衝突し、レストランを辞めてしまう。そこで登場するのがタイトルにもなっている“フードトラック”だ。キャスパーはここで美味しいキューバサンドイッチを提供しながら、長い旅に出て、様々な人々と出会い、心をこめた料理で人々を笑顔にしていく。本作にはファブロー、ヨハンソンをはじめ、ロバート・ダウニーJr.やダスティン・ホフマンら豪華キャストが登場。ファヴローが仲間たちと協力しながら、腕をふるってつくった作品になっている。『シェフ ~三ツ星フードトラック始めました~』2月28日(土)公開
2015年02月05日IBMのコグニティブ・コンピューティング・システム「ワトソン」とミシュランで2つ星を獲得したフランス料理店「レフェルヴェソンス」のエグゼクティブ・シェフである生江史伸氏が共同でレシピを作り上げた。「コンピュータがどのようにしてレシピを作ったのか」「そのレシピをミシュランシェフはどのように調理したのか」、気になることがたくさんあるトピックだ。今回、このレシピを再現した味わう機会を得たので、詳細をお届けしたい。○学習して成長するコンピュータ「ワトソン」初めに、ワトソンについて整理しておこう。ワトソンはプログラムによるコンピューティングに加え、自然言語の処理、仮説の生成と評価、自己学習と能動的な知識の蓄積という機能を備えた技術だ。これまで、米国のクイズ番組「Jeopardy!」でクイズ王のBrad Rutter氏およびKen Jennings氏と対戦し、勝利したという経験を持つ。日本アイ・ビー・エム 成長戦略 ワトソン担当 理事 元木剛氏は、「『Jeopardy!』は過去の問題は出題されず、常に最新の出来事に関する問題が出るうえ、瞬時に回答しなくて勝てない。ワトソンを勝利に導くまで、4年間かかった。簡単なことではなかった」と語った。正確に言うと、今回、生江シェフとコラボレーションしたのは、ワトソンのベースに開発された「シェフ・ワトソン」だ。シェフ・ワトソンは、分子レベルの食材や3万件の世界中のレシピに加え、各国料理の特徴を学習して、「人間がおいしい」と感じる組み合わせを決定する。つまり、シェフ・ワトソンは専門家が過去に考案したレシピを学習することで、これまでにはなかったレシピを考え出すというわけだ。「シェフ・ワトソンは、人間にとって意味のあるパターンを人間に教えてもらうことで、成長していく。そして、人間の限界を乗り越える」と元木氏。今後は、コグニティブ・コンピューティングで用いられるエージェントがさまざまな場所に組み込まれていき、それぞれがつながって、人間と対話するモデルになっていくことが予想されるという。○ミシュラン・シェフも驚く斬新なメニューそれでは、シェフ・ワトソンと生江シェフが考案したレシピに基づく料理を紹介しよう。料理については、調理をした生江シェフが説明してくれた。シェフ・ワトソンにレシピを考えてもらうにあたり、生江シェフは「季節感を持ったフランス料理」にすべく、1つの料理につき、3つのキーワードを与えたそうだ。メニューは以下のとおりで、「」の内容は料理のテーマ、[]の内容はキーワードだ。アペリティフ「リラックス」[みかん]×[パンチ]×[休日]前菜「冬の街で凍った体を」[蟹]×[スープ]×[フランス風]蕪の料理「君の蕪」[蕪]×[ソテー]×[フランス風]肉料理「贅沢な冬」[牛肉]×[ロースト]×[冬]デザート「気分は赤と白と緑」[栗]×[パルフェ]×[クリスマス]アペリティフは、休日を過ごすように、お店で過ごしてもらいたいという思いから、3つのテーマが選ばれた。オレンジとミントの葉が相まって、さわやかな味わいだった。パンも焼き立てで、どれもおいしかった。前菜は、寒いなか、店にやってくるお客様に温まってもらうために、冬が旬である蟹をベースとしたスープをオーダーしたそうだ。トリュフ、根セロリと、日本では珍しい食材が用いられており、正に「フランス風」を体現していた。蟹の風味が濃厚で、茹でた蟹を食べるよりも、蟹を満喫できた気がした。そして、わざわざ蕪の料理を設けてあるのは、同店のスペシャリテが蕪料理だからとのこと。「シェフ・ワトソンが、われわれが得意とする蕪のソテー料理、どのように料理するのか見てみたかった」と生江シェフ。ローストした蕪が香ばしく、いろいろなソースで味わうことができた。メイン料理に牛肉を指定した理由は、「やはり、おもてなしと言えば塊肉と思った」からとのこと。さらに、冬らしさということで、ローストという調理法が選ばれたようだ。ソースは「西洋わさび(ホースラディッシュ)」をベースに作られているのだが、生江シェフは「日本ではあまり使わない食材なので、久しぶりに調理した」と語った。デザートは、見るからに華やかなパルフェだ。生江シェフは、パルフェを選んだ理由について「パルフェと言えば、一口ごとに異なる味がするデザートで、思い出深い」と説明した。そして、時期柄、「クリスマス」がテーマに選ばれたというわけだ。その名のとおり、アイスクリームに、チーズのムースに、イチゴに、メレンゲと盛りだくさんだった。そして、生江シェフはシェフ・ワトソンとのコラボレーションについて、「最初は、人間とコンピュータのコラボレーションということでおっかなびっくりだった。しかし、IBMは、パソコンなどの身近な製品を作っていることに気づき、人間とコンピュータは共存するものであると思うようになった」と説明した。また、「シェフ・ワトソンはインターネットの検索でも出てこないような、斬新なレシピを考え出した。久しぶりに"シェフ"の下で働いたが楽しかった。今回、米国の料理雑誌『「ボナペティ』のレシピがベースになっていたので、調理方法を日本風に変えた」とも語っていた。料理をする時、単にレシピが思い浮かばないだけでなく、「予算に限りがある」「冷蔵庫にあるものだけで料理したい」「家族の嫌いなものが入っていない料理を作りたい」など、さまざまなニーズがあると思う。シェフ・ワトソンなら、こうしたニーズを簡単に解決してくれそうだ。同席したプレスの方は「調理までやってくれればいいのに」なんて言っていたが、材料を提示し、調理方法を教えてくれるだけでも、かなり助かるだろう。遠い存在に思われるワトソンの身近な利用例に触れたひとときだった。
2014年12月09日オイシックスはこのほど、和食の人気店「賛否両論」笠原将弘シェフがプロデュースしたOisixオリジナル鍋『「賛否両論」秘蔵の"2倍楽しめる"プレミアムラー油鍋』を発売した。同商品は、笠原氏がプライベートでシェフ仲間にふるまっていた裏メニューを再現した「やみつきラー油鍋」を"2倍楽しめる"ようにさらに進化させたもの。野菜、スープ、肉、〆の麺やごはんまですべてがセットになっている。"2倍楽しめる"ポイントは3つ。1つ目はスープで、秘伝のラー油鍋スープに白湯スープを加えたWスープ仕立てとした。海老ベースの魚介スープと豚骨ベースのスープで、魚介と肉の凝縮した旨みが楽しめる。2つ目は「肉」。同社一番人気の館ヶ森高原豚と牛肉の2種の肉を用意した。豚肉はしっかり煮込んで、館ヶ森高原豚ならではの脂の甘みを楽しみ、その後に豚のうまみがしっかり出たスープをからめて、牛肉を食べるのがおすすめとのこと。牛肉は、長めに切ったほうれんそうとの相性が良いという。ポイント3つ目は「長いも」。鍋の具材としては異色の長いもだが、しっかり煮込むほどスープの味が浸み込み、ほくほくの食感としみ込んだスープの2つの味わいが楽しめる。最後はもちもちラーメンで〆るほか、長いもの半分をすりおろして、ごはんを入れて仕上げるおじやもおすすめとのこと。セットは3~4人分。価格は5,480円(税別・送料込)。
2014年11月14日女性向けの出張シェフサービス『MyChef(マイシェフ)』を提供するマイシェフは11月22日、MyChefホームページにて使用できるMyChefギフト券の販売を開始する。○出張シェフサービスを利用できるギフト券発売「MyChef(マイシェフ)」は、女性向けの安価な出張シェフサービスで、MyChefホームページからシェフと日程を選んで注文すると、担当シェフが「食材を購入し」、「出張してご自宅で調理し」、「キッチンの後片付け」までしてくれるというもの。自宅でご飯を食べられるので、小さい子どもが騒いでも安心である上に、ゆっくり楽しくおしゃべりすることができるという。シェフは、イタリアやフランスで修行経験のある料理人、調理専門学校の元講師、現役のレストランのコック、料理教室の先生などで、約60人の中から選ぶことが可能。1人あたり3,000円~5,000円(税込)の価格設定となっている。このたび販売される「MyChefギフト券」は、「旦那さんから奥さんへのプレゼント」や「出産祝いや新居祝いなどの友人へのプレゼント」としての利用におすすめとのこと。価格は、1万5,000円、2万円、2万5,000円、3万円の4種類。MyChefホームページにて11月22日より販売開始。サービス提供エリアは、東京都、神奈川県、埼玉県、千葉県(一部地域除く)となっている。
2014年11月13日サーモスはこのほど、ロングセラー商品「真空保温調理器 シャトルシェフ」の発売25周年を記念した「THERMOSシャトルシェフ25周年キャンペーン」を開始した。「シャトルシェフ」は、同社の真空断熱技術を応用して製造した「保温して調理する」という新発想の真空保温調理器。今回のキャンペーンは同製品の発売25周年を記念して行うもので、期間中に同製品を5,000円(税込)以上購入した人に、もれなくクオカード1,000円分をプレゼントする。キャンペーン期間は12月15日まで。専用応募はがき、または郵便はがきに、購入日、購入商品、購入金額、購入店が記載されているレシートと、購入商品のパッケージに印刷されているバーコードを切り取り、貼付して応募する。レシートとバーコードのコピーは無効。応募締め切りは12月22日(当日消印有効)。
2014年11月07日『シェフ! ~三ツ星レストランの舞台裏へようこそ~』(日本公開は2012年)劇中で、スターシェフのアレクサンドル(演:ジャン・レノ)は、パリ市内の各所でTVの料理番組をロケ収録している。映画ラストで、劇中ロケ地として出てくるのがトロカデロ庭園だ。アレクサンドルと相棒のジャッキー(演:ミカエル・ユーン)の背後に噴水とエッフェル塔が見える。庭園はオープンスペースで入園料不要、最寄り駅はメトロ6番線、9番線のTrocadro駅だ。セーヌ側を見下ろす斜面に庭園が広がる。トロカデロ庭園やシャイヨー宮のテラスは、エッフェル塔の全身を見ることのできる事実上唯一の場所だ。手のひらにエッフェル塔を載せたり、頭の上から生やしている写真の多くはここで撮影されている。午前中は塔に対して逆光になり人物の顔が陰になるので、カメラの逆光モードを使用するなど露出に気をつけたい。またエッフェル塔は直下にメトロの駅がなく、Trocadro駅が最寄り駅だ。構内にもエッフェル塔(tour Eiffel)方面出口と案内されている。駅を出てからシャイヨー宮を抜け、トロカデロ庭園を通り、イエナ橋を渡るコースは、さくさく歩けば10分かからずエッフェル塔に到達できるが、ここでは景色を楽しもう。<ストーリー>パリの“三ツ星”レストランのシェフ、アレクサンドルはスランプ。次の品評会で星を一つでも失えば店の運命は終わる。そんな折にアレクサンドルが出会ったのが、老人ホームのペンキ塗りをしていたジャッキー・ボノ。彼は天才的な舌を持っているにも関わらず、生意気な性格のせいで数多のレストランをクビになってばかりいるのだった。(text:cinemacafe.net)■関連作品:シェフ!~三ツ星レストランの舞台裏へようこそ~ 2012年12月22日より銀座テアトルシネマ、新宿武蔵野館ほか全国にて公開(C) 2012 GAUMONT - TF1 FILMS PRODUCTION - A CONTRACORRIENTE FILMS
2013年09月08日パリ有数の超高級三ツ星フレンチレストランを舞台に、問題だらけの寄せ集めシェフたちが団結して奇跡を起こそうとする姿を描く『シェフ! ~三ツ星レストランの舞台裏へようこそ~』。本作でスランプ気味のベテランシェフを演じたジャン・レノが来日、話を聞いた。その他の画像ジャン演じるアレクサンドルは、超高級レストラン“カルゴ・ラガルド”の天才シェフ。ところが、スランプで新作が生み出せず、来たる審査会で星をひとつでも失えば店の運命はジ・エンド! 背水の陣の彼は、腕はあるが生意気な若造シェフのジャッキー(ミカエル・ユーン)と組み、起死回生を図るストーリーだ。「アレクサンドルとジャッキーの関係は、まるで父と子のようだった」と感想を語るジャン。当初のシナリオでは想定外だったが、「僕とミカエルで“味付け”を変えた(笑)」そうで、「ジャッキーが求婚するシーンでアレクサンドルが指輪を渡すけれど、僕のアイデアだよ。“この指輪を使え”って、父と子の関係に似ているよね。いい効果が出た。ミカエルと僕の錬金術だよ(笑)」と満足げに回想する。血の滲むほどの努力を重ね、完成した料理だけが評価の対象になるシェフの世界。「他人の評価を気にする点では、料理人も俳優も似ているね」と本作に出演して、自身との共通項を見出したというジャン。「重圧の中での仕事で、アレクサンドルのように家族との時間をすべて犠牲にする料理人の世界は、実に厳しい。それは俳優でも同じことだよ」と目を細めるが、ジャンのように第一線で輝く秘訣は「自分を見失わないこと」が重要だと続けた。「かつてフランスのシャルル・ド・ゴール大統領は“上に行けば行くほど風が強い”と言ったが、同感だよ。お世辞に耳を貸さず、批判的なものも読まない。そう心がけているよ」。問題だらけの寄せ集めシェフたちが奮闘する本作を観て改めて思うことは、料理の世界は人生の皮肉や悲哀、歓喜や希望を描くモチーフとして最適だということだ。ジャンも「この種の映画は、多様性があるよね」と持論で同調する。「僕は人生で同じことを繰り返すことをしなかったが、それは料理のように多様性をキープしているからだよ。今まで映画で刑事やスパイを演じたけれど、そのどれもが違う存在だった。僕は、一色には染まらない。それこそが僕が俳優業を楽しめた理由で、この映画を心底満喫した最大の理由でもあるよ」。『シェフ! ~三ツ星レストランの舞台裏へようこそ~』12月22日(土)より、銀座テアトルシネマ、新宿武蔵野館ほか全国順次公開取材・文:鴇田 崇
2012年12月21日恵比寿駅から徒歩3分、坂を少し上った場所にあるイタリア料理店「タベルナクアーレ」は、一歩、足を踏み入れれば、まるでローマの街角にたたずむ居酒屋にふらりと立ち寄ったかのような気分にさせてくれる店だ。おいしい料理とワインを楽しみ、人生を謳歌(おうか)する本場イタリアの雰囲気をそのままに、日夜、多くの客で賑わっている。16年前の創業時からオーナーとともに店作りをしてきた総料理長、関村廣之さんに、この店で料理を提供するにあたってのこだわりを聞いてみた。――関村さんがこの店のシェフになったきっかけを教えていただけますか。「タベルナクアーレ」は、店舗のプロデュースやデザインを手掛けてきたオーナーの福地が、いずれ自分の店を持ちたいという夢を実現して、1996年にオープンした店です。もともとオーナーは、私が以前勤めていたイタリア料理店の親方に協力を依頼したのですが、親方が、自分は協力できないが、うちの若い衆を出すからやってみろと言いまして、私が駆り出されることになりました。オーナーの理想は、イタリア人が普段から食べている飾らない料理のおいしさを、仲間とワイワイ気楽に楽しめる店を出すこと。今でこそ、イタリアンバールなど庶民的なスタイルの店が多くなりましたが、当時の日本には、イタリア料理店といえば、デートや接待などでかしこまって行くような店しかありませんでした。もっと気軽に、イタリアの路地裏によくある居酒屋のような雰囲気の中で、本場の味を伝える店を作りたい、そんな思いで、店名にはトラットリアでもリストランテでもなく、大衆食堂、居酒屋という意味を持つ“タベルナ”とつけました。――オーナーとは、創業当時から同じ思いを共有して来られたのですか。いや、実はそうではないんです。オーナーの思いを理解するまでにはかなり時間がかかりましたね。私が以前いた店はローマ料理のリストランテで、イタリアで修行した親方の下でかっちりとした料理を出していましたから、余計な飾りなどいらない、シンプルな料理を出したいんだと言われても、最初は違和感がありました。料理人として、自分の方がイタリア料理はわかっている、という自負もありましたし、当時は何度もけんかしましたよ。でも、しばらくすると、われわれ日本人がどうあがいたところで、子供のころからイタリア料理を食べてきたイタリア人にはなれないと感じるようになりました。つまり、白いご飯とみそ汁で育った私が作った味を、イタリア料理です、といって出したところでうそになる。そんなうそはお客さんには見透かされてしまうんだということがわかってきたのです。そこから変わってきましたね。私たちはイタリア料理を作るのではない、イタリアを伝えるのが仕事だ。そう考えれば、うそにならず料理に向き合えます。本場の味を伝えるシンプルな料理を、本場の作り方で、手を抜かずしっかり作り、おいしく食べていただきたい。そんなオーナーの考え方がやっと理解できるようになりました。今では、イタリア料理を作っている、と考えている従業員は一人もいません。ようやく自分でも納得して、後輩たちにも同じ考え方を伝えられるようになりました。――創業以来のリピーターも多いそうですね。シンプルな料理ほど難しいと思うのですが、お客さまを納得させる味を守り続けるために、こだわっていることはありますか。常に、イタリアの”今“を伝えたいと思っています。そのために、必ず毎年、私を含め従業員もできるだけ現地へ行って、今のイタリアを感じてくるようにしています。創業当時には全員で1週間イタリアに行ってきました。目新しい情報を仕入れてくる、というよりも、今の文化、空気感、料理の味を確かめてくる、という方が近いですね。定番のシンプルな料理を現地ではどう作っているか、今、店で出している味は確かに本場を伝えているか、確認してくるのです。ただおいしい料理を作るだけなら簡単です。いかに“おいしく食べていただける”か、そこにこだわりたいと思っています。――チームワークがとてもよい雰囲気が伝わってくるのですが、従業員同士のコミュニケーションはどうされているのですか。今年の5月から「GALAXY S II LTE」のスマートフォンを持つようになったのですが、LINEを使った従業員の連絡網がとても便利で使っています。仕事の連絡、売り上げ報告に、たわいもないつぶやきまで、みんなとの情報共有が本当に速くなりました。今では欠かせないツールですね。また、Facebookに投稿するのもラクです。これまでならパソコンを立ち上げて、カメラで撮った写真データを取り込んで、と手間がかかっていたものを、スマートフォンなら、ベストタイミングで料理を撮影して、その場ですぐにアップできます。スピード感がいいですね。――スマートフォンを使い始めてから、ほかにも生活が変わった点などはありますか。一番変わったのはスケジュール管理ですね。オンもオフもこれでバッチリです。姉妹店の勤務日にはリンゴマーク、江の島の店に行く日は魚マーク、子供たちのハンドボールの試合の送り迎えで車を出す日は車マークと、カレンダーにマークをつけて一目でわかるようにしています。もう手帳は持っていませんね。「イタリア料理を作るのではなく、イタリアを伝える」という謙虚な考え方。その陰には、関村さんが料理に対し真摯(しんし)に向き合い続ける実直な姿勢がうかがえる。16年前から変わらず、この店のペンネアラビアータを求めて通い続けている常連客がいるという。オーナーとともに築き上げてきた“タベルナ”としての居心地のよさと、シンプルな定番料理で舌を魅了することのできる関村さんの実力の表れだといえよう。そんな関村さんの思いを伝え始めた「GALAXY S II LTE」は、これからさらに、「タベルナクアーレ」の魅力アップに欠かせないコミュニケーションツールとなっていくに違いない。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年10月25日グウィネス・パルトロウが『Blood,Bones&Butter』(原題)へ出演交渉中のようだ。グウィネスは、シェフであるガブリエル・ハミルトンの同名自叙伝の映画化となる本作で、ガブリエルを演じることになるかもしれない。原作は、自由奔放なガブリエルがニューヨークにあるレストラン「プルーン」のオーナーになるまでを描いたサクセスストーリーで、映画化作品はメリル・ストリープが料理家を演じた『ジュリー&ジュリア』と同様のタッチになるようだ。ロドリゴ・テイシェイラが、アン・ケリーやミンディ・ゴールドバーグと共にプロデューサーを務める予定だ。グルメで知られるグウィネスは、以前「My Father’s Daughter」という料理本も出版しており、自身のライフスタイルを紹介しているウェブサイトの「goop」では、お勧めのレストランやレシピ、ホームパーティーでのおもてなしアドバイスなどを掲載している。グウィネスは現在、ロバート・ダウニーJr.主演作『Iron Man 3』(原題)を撮影中のほか、年内にはマーク・ラファロ、ジョエリー・リチャードソンと共演したコメディ映画『Thanks for Sharing』(原題)が公開予定だ。
2012年07月20日ロッテリアは24日、川越達也シェフプロデュースの「川越シェフ グリルエビバーガー」を「ロッテリア」店舗にて発売する。価格は単品480円。メイン具材であるグリルエビパティには、大粒サイズのバナメイ種のエビを使用。エビのすり身をベースにホタテエキスやブラックペッパー、ホワイトペッパーなどを合わせたつなぎを加えてグリルすることで、エビのプリプリとした食感や夏らしい香り、旨味を最大限に引き出したという。味付けには、ロッテリアオリジナルタルタルソースのノウハウをいかしたカルボナーラ味のタルタルソースを使う。「夏に合うカルボナーラ」をテーマに、ブラックペッパーとベーコンビッツをプラスしてスモークフレーバーを効かせ、隠し味に醤油を入れることでさっぱりと引き締まった味わいに仕上げているとのこと。バンズは、原料に1等粉を使用し、手丸め風工程を経て完成したものを採用した。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年07月19日「パーク ハイアット 東京」が、新たにフランス出身のシェフ、アントニー・ステットレー氏を同ホテルのスイーツやデザート、パンを監修するペストリー シェフに迎え、全館内レストラン、ショップでは新メニューが続々登場中。同氏のスペシャリテであるチョコレートを主役にした生菓子も評判だ。「フォーシーズンズホテル ジョルジュサンク」や「タイユヴァン」など、パリの名店で研鑽を重ねたステットレー氏は、日本においても「ピエール・エルメ・パリ」や「トゥールダルジャン」などの有名店でキャリアを積んだ経歴の持ち主。素材の中では特にチョコレートを得意とし、今回のペストリーシェフ就任後はさっそくオリジナルのチョコレートケーキの制作に着手。すでにホテル1Fのペストリーブティックには、今年1月の就任以来さまざまな試行錯誤のうえに完成させた新作ケーキが随時登場し、美しくショーケースを飾っている。中でもシェフのスペシャリテであるチョコレートケーキはいずれも絶品だ。「マカオ」¥600カライブ(カカオ豆)などをベースにしたカカオ62%の凝縮されたリッチな味わいのダークチョコレートムース。ほのかに香るジャスミンを隠し味にした大人仕様のチョコレートケーキ。「ミラノ」¥550レモンクリームとヘーゼルナッツスポンジケーキをミルフィーユのように幾重にも重ね合わせたひと品。濃厚なナッツの風味と、爽やかなレモンのフレーバーの意外な組み合せが実現したケーキはこれからの季節におすすめ。「ラズベリー サッシェ」¥580ドミニカ共和国から取り寄せたこだわりのチョコレートにラズベリージャムを効かせたひと品。リッチななかに甘酸っぱいフルーツの風味を生かした新感覚のザッハトルテまた、その他、新ペストリー シェフの新しいレシピによるクロワッサンやチョコレートブリオッシュなどもペストリー ブティックや階下のデリカテッセンで販売開始されているので、こちらもぜひお見逃しなく。6月11日(月)からはアントニー・ステットレーシェフが監修する夏のギフトがペストリー ブティックとオンラインショップで販売開始される。オリーブオイルを使ったオリジナリティあふれるパウンドケーキや、果実のみずみずしさを存分に味わうフルーツゼリーなど、ラインアップされる特製スイーツの数々にも注目したい。「サマー パウンドケーキ」¥3,000シェフ渾身のオリジナルパウンドケーキ。バターと砂糖を使用せず、レモンの香りと酸味を生かしながらオリーブオイルとはちみつで作り上げたヘルシーで軽い口あたりが魅力。これからの季節の手みやげにもぴったりのひと品。「プレミアム ゼリー セット」1個95g /計6種類シトラス/グレープ/さくらんぼ/パッションオレンジ/シャンパンブルーベリー/梅酒(3個 ¥2,300 6個 ¥4,500 9個 ¥6,700)販売期間:2012年6月11日(月)〜8月31日(金)*予約開始:2012年6月1日(金)お問い合わせ先:パーク ハイアット 東京 Tel. 03-5323-3462 オンラインショップ 取材/松浦明
2012年05月26日ミシュラン星付きシェフ・松嶋啓介氏が、自身の店『KEISUKE MATSUSHIMA』(フランス・ニース)や『Restaurant-I(レストラン・アイ)』(東京・神宮前)など、星付きレストランでも愛用するエクストラヴァージンオリーブオイル『チェ』がイタリア・リグーリア州から日本に初上陸。発売が開始されました!あのコロンブス生誕の地でもあり、ジェノヴェーゼやフォカッチャ発祥の地として豊かな食文化を育むイタリア・リグーリア州生まれの『チェ』は、同州産の希少な〈タジャッスカ種〉のオリーブをふんだんに使ったこの特別なエクストラバージンオリーブオイル。繊細な甘みやまろやかさが最大の特徴で、著名なシェフたちの間でも熱烈なファンも多い品種なのです。また、樹齢500年から600年になる古木も多いことから、土壌や気候条件、剪定の仕方によっても収穫量が常に左右されやすく、希少なオリーブの品種としても珍重されているとか。『チェ』は、淡い黄緑色。口あたりや風味のまろやかさが最大の特徴で、軽やかながら豊かな香りと、ほんのわずかピリッとする辛みがほどよいアクセント。料理にかけるだけで、(特に野菜料理などはそれだけで)味がワンランクアップする。今回はその『チェ』を実際に松嶋氏の店『レストラン・アイ』で体験してきました!今回用意された料理は、3品。1品目は「ヤリイカ、インゲン、新じゃがのジェノヴェーゼ」。『チェ』の生まれ故郷・リグーリア州にちなんだ料理「パスタ ジェノヴェーゼ」を、松嶋流にパスタを使わずに表現。ヤリイカ、インゲン、新じゃがいもをそれぞれパスタ状に千切りしたものをオイルでソテーし、『チェ』をベースに作った自家製ジェノベーゼでシンプルに和えている。3種の食材のそれぞれ異なる食感とソースの豊かな香りを、オリーブオイルのまろやかさが絶妙なさじ加減で繋ぎ合わせたひと品。2品目は「鱈とちぢみほうれん草、パニス添え」。このオイルは魚料理との相性もバツグン!サクサクとした食感の皮目と程よく脂ののった身の部分、それぞれの風味や旨みをオイルがしっかりと引き立てています。下に敷いたちぢみほうれん草は、あえてたっぷりめのオイル(チェ)でソテーしてあり、ピリッとした後味が程よいアクセントになって鱈と一緒にいただくとまた違った味の融合が楽しめます。3品目は松嶋シェフの提案で、『チェ』シリーズの中でオイルの他におすすめのオリジナルバルサミコクリームを使ったデセールが登場。自家製ジェラート2種に、シンプルに『チェ』のバルサミコクリーム(チョコレート)をかけるだけ立派なデセールが完成!いつものジェラートがひと味もふた味も違う味わいで楽しめます。このバルサミコクリームは料理の仕上げにソースとして加えてもOK。また、今回のようにジェラートやクリーム系のデセール、ヨーグルトやフルーツなどにかけるだけで、うっとりするような香り高いひと皿に仕上げてしまう超スグレものです。ちなみに、『チェ』を生産するエクストラ社は、量産品ではなく「郷土に根ざした最高亜品質のモノづくり」をモットーに4人のオリーブオイル生産者が独立してリグーリア州インペリア県に誕生したばかり。美味しくて上質で安全・安心で、妥協のないものづくりを通して誕生したオリーブオイルブランド『チェ』は、すでに地元ミシュラン付きレストランをはじめ、フランス、ドイツ、ベルギーの一流レストランやホテルなどでも支持されているいわばお墨付きの逸品なのです。普段の料理がひと味もふた味もランクアップできるオリーブオイルやバルサミコクリーム。特に「いつもの野菜や魚介、パスタ料理ををランクアップさせたい」という人におすすめです!*商品の販売は『Restaurant-I』の店頭、または Oisix(オイシックス) にて行っています。『Restaurant-I』(レストランアイ)東京都渋谷区神宮前1-4-20パークコート神宮前1FTel.03-5772-2151 商品のお問い合わせ先:株式会社多摩コンセイユ 045-948-0670取材/松浦明
2012年04月05日世界で活躍する有名シェフたちがグランド ハイアット 東京集結し、海外の美食を通じて日本に元気を呼び込むべく、ゲストシェフプロモーションを9月22日より開始する。「THE OAK DOOR」 オーク ドア(6階 ステーキハウス)ウォールストリートとウォーターストリートの角に建ち、ローワー マンハッタンの象徴的な存在となっている「アンダーズ ウォールストリート」のシェフ ロペス。ロペスはグランド ハイアット 東京 総料理長 トーマス ベイナーとグランド ハイアット サンパウロ時代に交流があった縁で、来日。ハドソンバレーの採れたての農産物をつかった料理が、自慢のシェフ ロペスを迎えて、旬の野菜を活かしたシンプルかつ滋味深いヘルシーなニューヨークスタイルの料理として楽しめる。来日期間:9月22日(木)~10月2日(日)open.11:30~14:30(土・日・祝 ~15:00)/18:00~22:00ランチコース ¥3,600円/ディナーコース¥9,500 (サービス料別)「CHINAROOM」 チャイナルーム(6階 中国料理)浦東新金融街の一角に位置する世界で一番の高層ホテル「グランド ハイアット 上海」より2名の女性点心師を迎え、本場の逸品をご紹介。人気の貴妃園ランチにも特製点心が登場。11月いっぱいまで、同じレシピの上海点心をお楽しめる。また、11月2日(水)には点心師をまじえ、一夜限りの特別ディナーイベント開催予定なので、こちらにも注目してほしい。来日期間:10月29日(土)~11月6日(日)open.11:30~14:30(土・日・祝 ~15:00)/18:00~21:00貴妃園ランチコース ¥4,500/上海ディナーコース ¥12,600 (サービス料別)「The French Kitchen」フレンチ キッチン(2階 オールデイ ダイニング)クラシックビストロを得意とし、ル・クルーゼの料理本の監修も手がけたシェフ ダヴィット。フレンチ キッチン料理長ダヴィット ブランと同じ「ブノワ」で働いた経験もあり、縁の深いシェフ。フレンチ キッチン料理長と同様に、素朴さも感じられるようなシンプルなメニューを基本としながらも、オーベル―ニュの伝統的なレシピを再現することで、フレンチ キッチンのメニューに新しい風を吹き込む。来日期間:12月2日(金)~11日(日)open.11:30~14:30(土・日・祝 ~15:00)/18:00~21:00ランチコース ¥3,200円~※土日 ¥5,800円~/ディナーコース ¥5,500~ (サービス料別)海外の有名シェフによる、クリエイティブな料理が楽しめる絶好の機会を、お見逃しなく!お問い合わせ: 公式サイト
2011年09月20日日本最大級のお菓子・パン材料の専門店「cuoca(クオカ)」の自由が丘ショップでは、人気パティシエ、辻口博啓さんを招いたスペシャルレッスン『辻口博啓シェフによる 秋味のタルトレッスン』を開催する。辻口シェフといえば、クープ・ド・モンドをはじめ、数々の世界大会で日本代表として優勝経験もあるスイーツ界の実力派。自由が丘にある彼のショップ「モンサンクレール」も根強い人気店だ。レッスンの応募は、クオカオンラインショップ上の専用応募フォームから。応募者多数の場合は抽選にて参加者を決定する。プロに教わるお菓子作りのコツ、体験してみてはいかがだろうか。この機会をお見逃しなく。日時:9月9日(金)14時~15時半場所:クオカショップ自由が丘募集人数:20名(事前予約制)レッスン料: 4,500円参加方法:応募期間内に、クオカオンラインショップ上の 受付フォーム より応募。抽選で参加者を決定いたします応募期間:8月19日(金)13時~9月2日(金)17時また「cuoca(クオカ)」のホームページ上では、お菓子作り・パン作り好きにはたまらないワクワクする最新企画を展開中だ。まずは『世界一周 パンの旅』。誰もが抱く「世界中をまわって、おいしいものを食べ歩きたい…」という夢。そんな夢をかなえるべく、世界中のパンを取り上げてパンにまつわる文化・歴史とともに、オリジナルレシピを公開している。今月公開している第1弾は、ベトナムの“バインミー”。“バインミー”とは、ベトナムの屋台でよく見かけるサンドイッチで、フランスパン風のパンに具材をたっぷり挟んで食べるもの。バインミー専用のレシピ本なども登場しており、じわじわとブームとなっている。今回のレシピは、cuocaスタッフが試作に試作を重ねた自信作なのだそう。 『世界一周 パンの旅』 人気の 『12ヶ月のタルト』 コーナーでは、秋になると登場するみんな大好きなモンブランのレシピが公開された。夏も終わりに近づき、もうすぐ実りの秋がやってくる。週末はじっくりとお菓子作り、パン作りににトライしてみてはいかがだろうか。お問い合わせ:cuoca(クオカ)クオカショップ自由が丘本店〒152-0034 東京都目黒区緑が丘2-25-7 スイーツフォレスト1FTEL.03-5731-6200クオカオンラインショップ > お問い合わせ 0120-863-639取材/おうちスタイル編集部 ☆cuocaオリジナル商品が当たる!!おうちスタイルオープン記念プレゼントキャンペーンはこちら≫
2011年08月23日