20世紀で最も偉大な芸術家の1人、サルバドール・ダリがポップカルチャー全盛期を迎えた70年代のニューヨークで過ごした姿を描く『ウェルカム トゥ ダリ』。ベン・キングズレー扮するダリの奇想天外な人生を目撃する青年・ジェームス役を演じるのは、本作が長編映画デビューとなる新人俳優のクリストファー・ブライニー。監督のメアリー・ハロンは、「NetflixやAmazonのシリーズにもまだ起用されたことのないようなフレッシュな俳優」を希望していたことを明かした。劇中で、ジェームズはダリに「天使の顔だ」と気に入られた青年で、脚本では「カラヴァッジョの絵画に出てきそうな顔」と書かれているキャラクター。ハロン監督は天使のような美貌と演技力を求めて、「NetflixやAmazonのシリーズにもまだ起用されたことのないようなフレッシュな俳優」を探して、ロンドン、ニューヨーク、ロサンゼルスの名門演劇学校を卒業した俳優名簿を入手し、各演劇学校の卒業公演をオンラインで視聴した末、クリストファー・ブライニーという新星を見つけた。ハロン監督は「彼の写真を見た瞬間、この子こそジェームスだってピンときました。台詞を読んでいる姿を撮影したセルフテープが、とても自然体で良かった。何百人という俳優を見たけれど、彼以上の人はいませんでした」と大絶賛。その先見性のとおり、クリストファーは本作撮影後、Amazon Prime Videoオリジナルドラマ「私たちの青い夏」でヒロインの相手役に抜擢され、スター街道を歩き始めている。この大抜擢にクリストファーは「こんな機会をもらえるなんて本当に信じられません」と驚きを隠せない。演じるジェームズは「物語を語るレンズのような存在」と精細なキャラクターと分析し、「彼は〈ダリ〉の世界に連れて行かれ、観客の視点で物事を捉えていく。僕が役作りで意識したのは、彼らが実際に生きていた世界を知り、演じる前にその世界を愛することでした」と話す。撮影初日はベン・キングズレーとエズラ・ミラーの2人との共演シーンだったと言う。「エズラ・ミラーを見ながら、ベン卿の後ろに立っているだけでしたが、人生であれほど震えたことはなかったと思います。自分の立っている場所、自分の身に起きていることが現実だとは到底思えませんでした。現場のスピード感、みんなの働きぶり、そして不思議な雰囲気と現場の仕組みに圧倒されました」と、ふり返った。そして本作についてクリストファーは、「この映画を一言で表現するなら『夢の世界を巡る日帰り旅行』かな。ジェームズは、〈ダリ〉自身が身を置いたシュールな世界へ小旅行に出るんです」とアピール。長編映画デビュー作で名優・人気俳優に物怖じせず、鮮烈な存在感を放つクリストファー。本作で発掘された新星の活躍が期待されている。『ウェルカム トゥ ダリ』は9月1日(金)よりヒューマントラストシネマ有楽町、新宿武蔵野館、YEBISU GARDEN CINEMAほか全国にて公開。(シネマカフェ編集部)
2023年07月30日六本木一丁目にある泉屋博古館東京では、2023年9月2日(土)より『企画展楽しい隠遁生活 文人たちのマインドフルネス』を開催する。理想の隠遁空間を描いた絵画に触れることで、「暮らしを楽しむ」ことの意義を改めて考えようという展覧会だ。深山幽谷に庵を編み、自然を友に文雅を楽しみながら、悠々自適な生活を送る隠者たち。東洋の山水画に数多く描かれたイメージは、中国の士大夫や日本の文人たちが憧れた、マインドフルネス(安寧な心理状態)な理想の隠遁生活であった。その根底にあるのは、人の心を惑わす富貴や栄華など世俗的な欲望を絶ち、世間から離れて高潔に生きたいという「脱俗」の思想である。中国ではすでに3世紀の三国時代末には、俗世間を避けて竹林に会し、親しく交友したという「竹林の七賢」の主題が生まれていた。そんな隠者たちの理想的世界が、自然の移ろいを楽しみ、文化芸術に親しみながら、人々が自由に生きる「桃源郷」である。桃源郷をはじめ、文学に詠われた風景のイメージとして描かれた山水図には、雄大な自然の中で人間がいかに小さな存在であるかをあらわすために、雄大な滝と小さな書斎を並置するなど、自然に対して人間の営みは小さく描かれた。時に隠者たちは、趣味を同じくする者と、詩歌音曲に遊び、酒を酌み交わして親交を温めることもあり、その様子は「雅集図」や「臥遊図」に描かれた。展覧会ではそんな隠遁生活にふさわしい文房諸道具や酒器などもあわせて紹介する。今も昔も変わらぬ、自由で安らかな生活への憧れ。その思いの強さに、驚く人もいれば、共感する人も多いに違いない。なお会期中は「住友コレクションの近代彫刻」の特集展示を同時開催。かつて住友家の邸内を飾っていたと考えられる彫刻群を初めて一堂に紹介する。住友家の彫刻コレクションの全貌を知るとともに、作品に流れるコレクターの美意識を読み取ることができるだろう。<開催情報>『企画展楽しい隠遁生活 文人たちのマインドフルネス』会期:2023年9月2日(土)〜10月15日(日)会場:泉屋博古館東京時間:11:00~18:00、金曜は19:00まで(入館は閉館の30分前まで)休館日:月曜日(9月18日、10月9日は開館)、9月19日(火)、10月10日(火)料金:一般1,000円、大高600円公式サイト:
2023年07月28日ベン・キングズレーとエズラ・ミラーが天才芸術家サルバドール・ダリを演じる映画『ウェルカム トゥ ダリ』から、70年代ポップカルチャー全盛のニューヨークで時代を牽引する姿や、その影にある真の姿をとらえた予告編が解禁。場面写真も到着した。解禁となったのは、圧倒的オーラを放ちながら時代を牽引する天才芸術家ダリの姿、そして若き日のダリとガラが激しく恋に落ちた瞬間をエキサイティングに描いた、不思議で危うい“ダリ・ワールド”を垣間見ることのできる予告編。1974年、ニューヨーク。時代の最先端に立つダリに魅了された青年・ジェームスはロックスターやドラァグクイーンなど、セレブが集うパーティーで「ようこそ、ダリ・ランドへ」と華々しく登場したダリの姿を目撃。ダリは艶やかな男女とともにゴージャスでエキサイティングかつ危険な魅惑の世界“ダリ・ランド”でパーティー三昧の日々を送りながら、「閃いた!」とモデルたちを巻き込みながら、次々と常識を破壊するアイディアで刺激的な作品を完成させていく。そんな夫を支える妻・ガラは激しい気性の持ち主で「死ぬ気で稼ぐの!今すぐ描け!」と強烈。だが、そんな妻でも、ダリにとってガラは存在しないと生きていけない特別な女性だった。なぜダリは天才であり続け、人々を翻弄し、魅了し続けたのか。その奇想天外な人生に隠された天才アーティストの真の姿を映し出している。併せて、ダリとガラ、ダリのミューズ・アマンダの3ショットをはじめ、エズラ演じる若き日のダリ、そしてパーティーでまるで王様のように振る舞う天才アーティスト・ダリの姿を捉えたカットなど場面写真4点も解禁されている。『ウェルカム トゥ ダリ』は9月1日(金)よりヒューマントラストシネマ有楽町、新宿武蔵野館、YEBISU GARDEN CINEMAほか全国にて公開。(シネマカフェ編集部)
2023年07月13日「写真展 岩合光昭の日本ねこ歩き」が、阪急うめだ本店9階阪急うめだギャラリー・アートステージにて、2023年7月12日(水)から8月7日(月)まで開催される。動物写真家・岩合光昭の新作写真展岩合光昭は、身近なネコを半世紀以上もライフワークとして撮り続けている動物写真家。そんな岩合の作品が集結する「写真展 岩合光昭の日本ねこ歩き」は、NHK BSプレミアム『岩合光昭の世界ネコ歩き』番組放送10周年を迎えた2023年に開催される新作写真展だ。「写真展 岩合光昭の日本ねこ歩き」では、番組内で訪れた国内15か所を厳選し、それぞれの土地の風土を背景とした“ネコとヒトとの暮らしぶり”を撮影した作品を紹介。作品はすべて、近年撮影したばかりの新作が勢揃いする。ねこモチーフの限定メニューもまた、阪急うめだ本店9階の3つのカフェでは、ねこの散歩や尻尾、肉球をモチーフにしたコラボレーションメニューを展開。「ねこプリン」や「肉きゅうどら焼き」など、キュートな見た目のスイーツが揃う。さらに、Tシャツやパスケースなど阪急うめだ本店限定グッズや展覧会オリジナルグッズも用意するため、合わせて要チェックだ。展覧会概要「写真展 岩合光昭の 日本ねこ歩き」会期:2023年7月12日(水)~8月7日(月)場所:阪急うめだ本店9階 阪急うめだギャラリー・アートステージ住所:大阪府大阪市北区角田町8-7時間:10:00~20:00(最終日は18:00閉場、各日とも入場は閉場の30分前まで)入場料:一般・大学生 800円(700円)、小・中・高校生 600円(500円)※( )内は前売券料金※前売券はローソンチケット(ローソン、ミニストップ店頭)のみで販売(販売期間:7月11日(火)23:59まで)※未就学児は無料※小学生以下は必ず保護者(高校生以上)同伴で入場すること※小学生以下に同伴する保護者も入場料が必要※障がい者も入場券を購入のこと。ただし介添え人は1名まで無料※中・高校生は入場の際に生徒手帳、学生証、身分証明書の原本の呈示を要求する場合あり※株主優待券は1枚で2名まで無料(ギャラリートーク付き展覧会チケットは対象外)※本展覧会は、阪急阪神お得意様カード、各種ペルソナカード、エメラルドSTACIAカード、阪急・阪神友の会カードを含むカード優待なし■ギャラリートーク付き展覧会チケット 1,700円※一般・大学生・小・中・高校生共通価格日時:7月16日(日)11:00~ / 14:00~※各回約30分場所:阪急うめだ本店9階 阪急うめだホール※座席指定制※ギャラリートーク終了後にサイン会を予定(サインは、ギャラリートーク終了後に会場内での書籍購入者に限る。前列から順番に案内)※ギャラリートークは介添え人もチケットが必要※定員になり次第販売終了※ギャラリートーク付きチケットの購入は、ひとり2枚まで※ギャラリートーク中の写真および動画撮影禁止
2023年07月06日ベン・キングズレーがサルバドール・ダリを演じる『ウェルカム トゥ ダリ』(原題:Daliland)が9月1日(金)より公開されることが決定し、ポスタービジュアルが解禁された。1985年、世界はあるニュースに揺れていた。〈サルバドール・ダリ〉が火事で重傷を負ったのだ。それをテレビで見ていたジェームス・リントンは、彼と過ごした奇想天外な日々を思い出していた…。1974年ニューヨーク。画廊で働き始めたジェームスは、憧れの芸術家・〈ダリ〉と対面。圧倒的なカリスマ性を放つダリと、彼に負けないオーラに包まれた妻・ガラに気に入られたジェームスは、アシスタントを務めることになる。奇想天外な〈ダリ・ランド〉の住人となり有頂天のジェームスは画廊をクビになった後もそばで働き続け、さらに不思議で危うい〈ダリ・ランド〉の世界へと足を踏み入れていく…。主演の〈ダリ〉を演じるのはアカデミー賞に4度ノミネートされ、『ガンジー』でオスカーを手にした名優ベン・キングズレー。その妻・ガラ役には、カンヌ国際映画祭女優賞の受賞歴があり、『ふたつの部屋、ふたつの暮らし』に出演しているドイツを代表する女優バルバラ・スコヴァ。ダリをサポートする青年・ジェームスには、本作が長編映画デビュー作となるクリストファー・ブライニー。〈ダリ〉の新たなミューズ、アマンダにはトランスジェンダーの俳優で『蜘蛛の巣を払う女』で知られるアンドレア・ペジック、秘書・キャプテンには人気TVシリーズ「SHERLOCK(シャーロック)」のルパート・グレイヴス、お気に入りのモデルのジネスタには『あと1 センチの恋』のスーキー・ウォーターハウス、そして若き日の〈ダリ〉を『ザ・フラッシュ』のエズラ・ミラーが演じる。監督は『アメリカン・サイコ』のメアリー・ ハロンが務める。併せて解禁されたポスタービジュアルは1970年代のポップカルチャー全盛のオシャレな時代をけん引したカリスマ的オーラを放つ〈ダリ〉を中心に、妻・ガラをはじめ、ジェームス、そして若き日のダリの姿など、奇想天外で華やかでエキサイティングな人生を送ったダリの世界観を表現したまさに<ダリ・ランド>をイメージしたものとなっている。『ウェルカム トゥ ダリ』は9月1日(金)よりヒューマントラストシネマ有楽町、新宿武蔵野館、YEBISU GARDEN CINEMAほか全国にて公開。(シネマカフェ編集部)
2023年06月30日スロヴェニア国際映画祭で作品賞を含む11部門を独占した、新鋭グレゴル・ボジッチ監督の大人のための寓話が邦題『栗の森のものがたり』として日本公開決定。絵画のような映像美を堪能できる5本の特報が一挙に解禁された。イタリアとユーゴスラビアとの国境に位置する広大な森を舞台に、ケチな棺桶職人と、夢見る栗売りの孤独な2人の人生を幻想的に描き出した本作。時は1950年代。かつては安息の地と呼ばれ、息を呑むような美しさを誇った栗の森に囲まれた小さな村。第二次世界大戦終結後、長引く政情不安から人々の多くは村を離れ、または戻ってくるはずもない家族や隣人をただ待ち続ける。大工のマリオは、家を出たまま戻らないひとり息子からの連絡を待ち続け、投函することのない息子宛の手紙に思いを綴っては引き出しにしまう。栗売りのマルタは、戦争から戻ってこない夫からの手紙と数枚の写真を唯一の手掛かりに、彼が現在住んでいるであろうオーストラリアに旅立つ決意だ。そんなある日、マルタとマリオは出逢い、互いの身の上を語りながら、その境遇を思いやる。そしてマリオはマルタにある提案を持ち掛けるのだが…。監督・脚本・編集を手掛けたのは、本作が長編デビューとなるスロヴェニア出身の新鋭グレゴル・ボジッチ。本作は2019年のトロント国際映画祭でプレミア上映されるや大喝采を浴び、スロヴェニア国際映画祭では最優秀作品賞、監督賞、男優賞、撮影賞、観客賞など11部門を受賞。2020年に開催された日本・なら国際映画祭では、コンペ作品の中で「最も美しい」と評され審査員特別賞に輝いた。フェルメールやレンブラントといったオランダの印象派の画家に影響を受けたというボジッチは、35mmとスーパー16mmフィルムを駆使し絵画のような風景を切り取る。使い古しの洗面器にピッチャーや果物、箒や靴、洗濯カゴや紙くずまでが、優しい光に照らされ、ゆっくりと時が流れる森の日常を、陰影深く描き出した独特の映像美がうかがえる。賭け事が大好きで、病弱な妻にも辛らつな言葉を浴びせる大工マリオ役に、イタリアの名優マッシモ・デ・フランコヴィッチ。70以上の作品に出演し、多数の賞を獲得。現代映画界を代表するメソッド・アクターとしてその名を馳せている。お金を貯めて「栗の森」を離れようと気を揉む最後の栗拾いマルタ役には、クロアチアで活躍する人気俳優イヴァナ・ロシュチッチ。人生を重ね深みある顔に神々しささえ感じられるマリオの妻ドーラ役には、イタリアの名女優として200以上の演劇や映画に出演するジウジ・メルリが扮した。音楽は、アイスランドのヘクラ・マグヌスドッティル。幽玄なテルミンの音色で彼らの喜びや悲しみ、喪失感の無常さを詩的に表現。また、馬車に乗る若い女性2人がシルヴィー・バルタンの名曲「アイドルを探せ」を唄い、踊るシーンはあまりに愛おしく印象的なシーンとなる。ロシアの文豪アントン・チェーホフの短編小説にインスピレーションを受け、人生の機微を甘くほろ苦く描いた本作。生と死の境界線は曖昧で、森の中で遭遇するものは現実なのか妄想なのか…。全てのカットに美が宿る映像美、メランコリックな大人の寓話が深い余韻を約束する。『栗の森のものがたり』は10月7日(土)よりシアター・イメージフォーラムほか全国にて順次公開。(シネマカフェ編集部)
2023年06月28日特別企画「上田薫展」が、香川の高松市美術館にて、2023年7月15日(土)から9月18日(月・祝)まで開催される。“瞬間”を鮮やかに描き出す上田薫上田薫は、ある瞬間を捉えた写真をもとに、対象を精巧に描き出す独自の写実表現で知られるアーティストだ。なま玉子が割れる瞬間を描いた作品をはじめ、スプーン上のゼリーやジャム、アイスクリーム、透明な泡やしゃぼん玉を拡大したものなど、スーパーリアリズムの手法で描かれた作品は、子どもから大人まで幅広い世代を魅了し続けている。企画展「上田薫展」では、モチーフを拡大し超写実的に描いた油彩画約50点のほか、未公開の作品を含む初期から現在までの作品を展示。上田の描くことへの飽くなき興味と挑戦を感じつつ、瞬間を鮮やかに描いた上田薫の世界観を楽しむことができる。また、東京藝術大学で油彩を学び、卒業後は抽象画家としてキャリアをスタートした上田。会場では、本展開催にあたりアトリエを調査する中で見つかった、在学時に教授の梅原龍三郎のクラス課題で描いたデッサンや、卒業後抽象画家として作風を模索していた時代に描いたスケッチや習作など、未公開作品の展示を通して、スーパーリアリズムの手法を確立する以前の上田の活動も紹介する。最新作や現在の活動さらに、高齢になり油彩画を手掛けることは叶わなくなった上田が、現在も描き続けている色鉛筆や鉛筆によるスケッチやイラストも展示。加えて、上田が初期作品と久しぶりの対面を果たした際の様子などを映像で紹介予定だ。展覧会概要高松市美術館開館35周年記念特別展「上田薫展」会期:2023年7月15日(土)~9月18日(月・祝)会場:高松市美術館 2階展示室住所:香川県高松市紺屋町10-4開館時間:9:30~17:00(ただし金曜日、土曜日は19:00閉館 / 入室は閉館30分前まで)休館日:月曜日(ただし7月17日(月・祝)、9月18日(月・祝)開館、7月18日(火)休館)入場料:一般 1,200円(960円)、大学生 600円(480円)、高校生以下 無料※( )内は前売り、20名以上の団体料金※身体障がい者手帳・療育手帳・精神障がい者保健福祉手帳所持者は入場無料※前売券は、高松市美術館1 階受付、高松市役所生協、ゆめタウン高松サービスセンター、宮脇書店本店及び南本店にて7月14日(金)まで販売(詳細な販売開始時期は各店舗に要問合せ)※8月5日(土)の「美術館の日」は、高松市美術館の誕生日を祝し、誰でも観覧料無料■同時開催特別企画「小川信治展Better Half回帰の手法」会期:2023年7月15日(土)〜9月18日(祝・月)会場:・高松市美術館 2階展示ロビー、1階図書コーナー住所:香川県高松市紺屋町10-4・ブランチギャラリー(高松丸亀町商店街内)住所:香川県丸亀町13-2 新生銀行跡施設※ブランチギャラリーでの展示は7月22日(土)から入場料:無料【問い合わせ先】高松市美術館TEL:087-823-1711
2023年06月26日皆さんは義実家との付き合い方に悩んだことはありますか。今回は非常識な義両親のエピソードを紹介します。イラスト:美吉香胡非常識な義両親普段から幼稚園の雰囲気を味わってみたいと話していた義両親。ある日、子どもの通う幼稚園で絵画展が行われることになりました。指定された時間であれば自由に見学ができたので、主人公は義両親を誘いました。義両親も連れて行ってほしいと言ったため、車で迎えに行ったのですが…。イライラする義父出典:lamire相撲のテレビ放送の時間を気にしてイライラする義父。そんな義父の姿に違和感を持った主人公ですが、にこやかに対応しました。そして幼稚園に着き、作品を義両親と共に見ていたのですが…。義母は大声で、子どもが描いた作品を馬鹿にするような発言を繰り返すのです。作品を見にきている他の人の目を気にしながら、フォローする羽目になった主人公。そのうえ義父が時間を気にし始めたせいで、作品をゆっくり見ることもできず…。無神経な義両親の姿に、主人公は疲れてしまったのでした。義両親の振る舞いに絶句幼稚園に行ってみたいと日ごろから言っていたにもかかわらず、無神経な振る舞いをする義両親。そんな義両親の姿に絶句してしまった主人公のエピソードでした。※こちらは実際に募集したエピソードをもとに記事化しています。
2023年06月25日株式会社ひまわり(本社:山口県下関市、代表:穴見 俊一)は、公益社団法人 日本図案家協会の「日図展」デザインを用いた新柄のステッキを、2023年6月1日(木)に発売いたしました。■公益社団法人 日本図案家協会とは前身である日本染織図案家連盟の結成より創設60余年の歴史を有する、文部科学省認定の日本最大の図案家(デザイナー)集団です。京都市左京区に、事務局を設置し、併設の日図デザイン博物館の運営と共に、伝統的な図案文化の継承新しい作品の発信と人材の育成に努め、展覧会、公募展、日本文様検定、図案の調査・研究など様々な事業・イベントを行っています。■日図展とは日図展は、日本国内の図案家やデザイナーが参加し、独自のデザインやアートワークを発表・展示する場です。多様なテーマやスタイルの作品が披露され芸術性や創造性の豊かさが評価されます。■新発売のステッキについて近年、杖が一般に普及し市場には多様な杖が存在しています。ひと昔前の単なる補助具としてのイメージとは異なり今ではスタイリッシュなアクセサリーとしての役割を果たすようになりました。各デザインは独自のテーマやアートワークを持ち個性的な柄や色彩が特徴です。この特別なステッキは、自分自身へのご褒美や、大切な方へのプレゼントとしても最適です。■抗菌グリップ仕様抗菌グリップが杖に新たな価値をもたらし、ユーザーの健康と安全を守ります。抗菌グリップイメージ■雨の日の転倒リスクを軽減する杖先ゴムを標準装備杖先ゴムイメージ杖先ゴムデータ【商品スペック】《2段伸縮タイプ》品名 :ささえ細首抗菌グリップ 雨にも負けず(全6種類)付属品:ワンタッチストラップ(ブラック)、取扱説明書、保証書、タグ梱包 :PVC袋 SGマーク付きささえ細首抗菌グリップ 雨にも負けず 2段伸縮タイプ《4つ折伸縮タイプ》品名 :ささえ細首抗菌グリップ 雨にも負けず(全4種類)付属品:ワンタッチストラップ(ブラック)、取扱説明書、保証書、タグ梱包 :PVC袋 SGマーク付きささえ細首抗菌グリップ 雨にも負けず 4つ折伸縮タイプ【株式会社ひまわり について】株式会社ひまわり■会社概要社名 : 株式会社ひまわり本社所在地: 〒751-0817 山口県下関市一の宮卸本町3番30号代表取締役: 穴見 俊一設立 : 昭和60年9月1日事業内容 : 介護用品・福祉用具の製造、卸、販売HP : 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2023年06月20日株式会社シソン(所在地:東京都渋谷区)は、代官山シソンギャラリーにて、寺井ルイ理による新作絵画展を2023年6月24日より7月2日まで開催いたします。アトリエにて1(制作途中の壁面)「美しい」「すごい」「ヤバい」「かっこいい」「面白い」―――。アーティストの作品を観て、それぞれが、それぞれの感想を抱く。正直に言うと、彼の作品を初めて観た時の感想は「???」だった。よくわからない。わからないから余計に引き込まれて観入ってしまう。これ、なんだろう?わからない。わかるはずもない。彼はきっと、人がわかるものを作って、わからせようなんて思っていない。だけど観ているといろんな発見がある。ひとつの作品の幾重にもなったレイヤーが化学反応を起こしている、とさらに引き込まれる。不思議な吸引力だ。そして創作の風景を想像する。彼のアトリエは、ごく普通のマンションの一室。元工場とか元問屋とか、生活感がない場所で描かれていそう、と想像したのに、肩透かしを喰らう。しかし一歩部屋に足を踏み入れると、生活感なんてまるでなかった。それはそうだ、何せアトリエだしね。2DKの2室共にキャンバスが並び、無造作(のように見える)に置かれた画材と作品と大きなスピーカー。外観とのギャップにくらくらして、置いてあるモノ、飾ってあるモノ、全てが気になって視点が定まらない。「銀座で働く友人が『おもちゃ箱をひっくり返したみたい!』って言ってたよ(笑)。それってさ、すごい褒め言葉じゃない?おもちゃがそこら中にひっくり返ってるんだもん、そんな楽しい状況ないよね。」アトリエにて2(ルイ氏)アトリエにて3誰もやっていない事を面白がってやってみる。「僕は千利休が好きなんだけど、彼が最初に使っていた茶碗なんて、朝鮮半島の『高麗茶碗』と呼ばれる素朴な感じの、ごく一般的な器だったんですよね。利休は美しさを価値があるもの、としてではない、雑器を茶室に持ち込んで、その無作為な美を評価したことで、価値観に変化が起きた。すごく面白いですよね。僕も陶器の作品を作ったんですよ。廃棄されてる器に取っ手を付けてマグカップにしたものです。萩焼や益子焼、いろいろあって、安ければ安いほどアートにした時、面白いんですよね。」そう言ってユニークな形の取っ手を付け、釉薬をかけて焼き直したマグカップを見せてくれた。アトリエにて4また一時期、彼のライフワークは「#ファッションブロガー」だった。昨年退任したが、GUCCIのクリエイティブディレクターにアレッサンドロ・ミケーレが着任した2015年はノームコアが主流。ブログなんてやっていないルイだが、ミケーレのデコラティブなGUCCIで全身コーディネートした写真に「#ファッションブロガー」とハッシュタグをつけてInstagramに投稿。定期的に発信し続け、シリーズ作品化した。当時の感覚だと一種の皮肉にも思えるかもしれないが、ギリギリのラインを真顔で着こなす絶妙なキッチュさが面白い。「僕は“価値観の定義の問い”や“価値観の昇華”に興味があって。矛盾や、物事の狭間を考える事が好きだなんだと思います。『トレンドって何?』ということについて考える事とか。お洒落が個性とオリジナルなら、“誰も着こなせないようなトリッキーな服”が1番お洒落っていう答えに行き着いた。僕はあえて合わない色を探している部分もあって。多くの人達は相性の良い色の組み合わせを探すから、不安になると思うんだけど、僕の場合、色が合わない時が最高なんです。だけどまだ合わない色同士に出会った事はありません」「ジュラシックパークのティラノサウルスは6800万年前の夢を見るのか? 本当にもし恐竜が復活したら、何千年万年前の夢を見るのか考えてみたんです。フィリップ・K・ディックのSF小説『アンドロイドは電気羊の夢を見るか?』のタイトルがずーっと好きで、いつも色々な物事をこのタイトルに当てはめて考えてます。現代に復活した恐竜は、現代と何千年前のハイブリッドの夢を見るのか?もしそうなら、夢の絵柄を想像すると楽しい。『アンドロイドは〜』の原題は『Do Androids Dream of Electric Sheep?』なんだけど、好きなのは日本語タイトル。“電気羊”って、電気鰻みたいじゃない?“Electric Sheep”は電気で動く羊だけど“電気羊”は電気を発電してるかもしれない。アンドロイドの羊じゃなくていいわけです。本当は“電力羊”と訳すべきだったんですよね。“電気羊”と訳したことで、イマジネーションの幅ができた。実は元はストレートヘアの羊で、自分の電気でチリチリなのかな、とか(笑)」今回の展示のテーマは「ハイブリッドドリーム “夢は時空を超えて見れるか?”」どんなハイブリッドな夢を見せてくれるかが楽しみである。アトリエにて5■イベント概要イベント名: 寺井ルイ理「ハイブリッドドリーム“夢は時空を超えて見れるか?”」開催日時 : 2023年6月24日~7月2日 13:00~19:00(月曜休廊)開催場所 : シソンギャラリーアクセス : 代官山駅より徒歩8分、渋谷駅より10分詳細ページ: ■作家プロフィール寺井ルイ理 Louis Terai東京生まれ。11歳より単身渡英。Central St Martins LONDONからWINCHESTER SCHOOL of ART入学後、FINE ART PAINTINGを専攻し卒業。その後展覧会に絵画作品を発表するかたわら、ロンドンを拠点に多数のアパレルブランドに企画、バイヤー(BROWNS)として携わる。30歳で帰国。以降、アブストラクトペインティングを中心に作品を発表、国内外のコレクターに親しまれている。また伊勢丹新宿本店ウィンドウのジャックや、ルイ・ヴィトン、3.1 Philip Lim、CA4LA、開化堂、中川木工芸、風月堂等の国内外のブランドや企業とのコラボレーションなども展開している。絵画制作だけにとどまらず、様々なディスプレイデザインやブランドプロダクトディレクションも手掛けている。 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2023年06月08日公益財団法人日本交通文化協会(東京都千代田区、理事長:滝 久雄)は、「鉄道の日*」実行委員会との共催による「交通総合文化展2023」の作品を募集します。毎日の生活や行楽に欠かせない鉄道などの公共交通機関、四季折々の豊かな自然、歴史ある伝統行事など、皆さんが出会い見つけた感動を写真・俳句に込めてご応募ください。「交通総合文化展2023」「交通総合文化展」は多くの人が利用する駅で気軽に文化・芸術・観光に触れていただく機会を提供することを目的として、文化施設が数多く集まる上野で開催しています。本展は1954年から毎年欠かすことなく開催し、今年で70回目を迎えます。本展覧会は公募による写真・俳句の入選作品展示「公募優秀作品展」のほか、現代日本の代表作家作品展「溯瀧会」やパブリックアート普及活動特別展を併催しており、駅という公共空間で行われる本展は駅の利用者、国内外からの観光客、文化・芸術が好きな方など様々な人に鑑賞していただくことができます。今年度は2023年6月1日(木)~7月15日(土)の期間、「公募優秀作品展」の写真・俳句作品を募集します。写真部門の募集テーマは「日本の交通」または「新しい観光地」、俳句部門の募集テーマは「日本の鉄道、日本の良さを表現したもの」です。なお、入選した作品は、2023年10月20日(金)~10月25日(水)にJR上野駅中央改札口外グランドコンコースで開催予定の「交通総合文化展2023」にて展示いたします。*明治5年(1872年)10月14日、新橋~横浜間に日本で最初の鉄道が開業したことを受け、平成6年(1994年)、その誕生と発展を記念し、毎年10月14日を「鉄道の日」と定めました。【「交通総合文化展2023」作品募集要項(概略)】<写真部門>■募集テーマ(1)「日本の交通」日本国内の鉄道をはじめとする交通機関(電車・航空機・船舶・自動車などの乗り物、駅・空港・道路・橋梁)など(2)「新しい観光地」日本の観光名所、豊かな四季、自然景観、各地の祭りや行事、食文化や名産、建造物、神社仏閣、文化財、動物、海外に紹介したいことなど※(1)または(2)のどちらかを選択の上、お一人1点のみ応募可。組写真の場合は4枚以内で1点とします。複数テーマ、複数枚応募の場合は審査対象外となります。※およそ3年以内(2020年以降)に撮影された作品に限ります。■応募方法六切(254×203mm、ワイド可)、またはA4(294×210mm)サイズにプリントしてご応募ください。デジタルデータ、スライド(ポジフィルム)でのご応募は受け付けておりません。※その他、応募方法の詳細につきましてはウェブサイトにてご確認ください。※応募作品はご返却いたしません。ご了承ください。■賞国土交通大臣賞 1名/賞状・賞金 20万円環境大臣賞 1名/賞状・賞金 20万円JR旅客鉄道株式会社社長賞 1名/賞状・賞金 20万円日本観光振興協会会長賞 1名/賞状・賞金 10万円一席 2名/賞状・賞金 各5万円二席 3名/賞状・賞金 各3万円三席 4名/賞状・賞金 各2万円U-22賞 1名/賞状・図書カード 1万円分入選 20名前後/賞状※国土交通大臣賞は、応募作品すべてより選出されます。※JR旅客鉄道株式会社社長賞は、テーマ(1)「日本の交通」より選出されます。※U-22賞は、22歳以下の応募者の作品すべてより選出されます。※国土交通大臣賞の受賞者には、2023年10月16日(月)に東京都内で開催予定の表彰式にご出席いただきます(旅費の一部は当協会が負担いたします)。■審査員清水 哲朗(写真家・公益社団法人日本写真家協会会員)国土交通省 観光庁、環境省、東日本旅客鉄道株式会社、公益社団法人日本観光振興協会、株式会社交通新聞社<俳句部門>■募集テーマ「日本の鉄道、日本の良さを表現したもの」■応募方法通常はがきを使用し、1枚に2句までご記入いただけます。また、お一人何句でもご応募いただけます。※その他、応募方法の詳細につきましてはウェブサイトにてご確認ください。※応募はがきはご返却いたしません。■賞日本交通文化協会理事長賞 1名/賞状・賞金 5万円一席 1名/賞状・賞金 3万円二席 1名/賞状・賞金 2万円三席 3名/賞状・賞金 各1万円入選 10名前後/賞状■審査員長谷川 櫂(俳人)<応募規定・応募詳細(写真部門・俳句部門共通)>当協会ウェブサイトの「交通総合文化展」ページにアクセスし、応募規定に同意の上、ご応募ください。「交通総合文化展」ページ 「交通総合文化展」募集要項ページ <応募受付期間>2023年6月1日(木)~7月15日(土)当日消印有効<入選発表>2023年9月中旬予定(入選者のみに直接通知、当協会ウェブサイトなどで公表)<作品のご送付先>〒100-0006 東京都千代田区有楽町1-1-3 東京宝塚ビル8階公益財団法人日本交通文化協会「交通総合文化展」事務局 宛て<一般からのお問い合わせ先>公益財団法人日本交通文化協会「交通総合文化展」事務局TEL : 03-3504-2207(直通)MAIL : info@jptca.org 受付時間: 平日午前10時から午後5時 *土日祝日除く 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2023年06月01日「恐竜の絵」に着目した異色の特別展『恐竜図鑑 ― 失われた世界の想像/創造』が、5月31日(水) から7月22日(土) まで上野の森美術館で開催される。恐竜などの古代生物を描いた「パレオアート」の世界を、世界各国から集められた約150点の作品で紹介する興味深い展覧会だ。「パレオアート」とは、化石などの学術的根拠に基づいて古代生物を描く復元画のこと。19世紀に「恐竜」と名付けられることになる骨の化石が発見されると、人々は化石などの痕跡から想像をふくらませ、その太古の世界の生き物の姿を主に絵画のかたちで表現してきた。同展は、19世紀の奇妙な復元図から、近年の研究に基づく現代の恐竜画に至るまで、人々が古代生物に対して抱いていたイメージの変遷の歴史をたどる展示構成になっている。19世紀から現在まで、この200年の間に描かれた多彩な恐竜画群を通して、太古に失われた世界への想像の旅を楽しみたい。【第1章19世紀恐竜誕生――黎明期の奇妙な怪物たち】展示の冒頭を飾るのは、19世紀の恐竜“発見”から間もない時期に描かれた、パレオアート黎明期の作品群。地質学者ヘンリー・デ・ラ・ビーチの原画による《ドゥリア・アンティクィオル(太古のドーセット)》は、イギリスの女性化石採集者、メアリー・アニングの功績をたたえるために制作された版画で、古生物の生態を復元した史上初の絵画のひとつ。魚竜イクチオサウルスが首長竜プレシオサウルスを捕食している様子が描かれている。ロバート・ファレン《ジュラ紀の海の生き物―ドゥリア・アンティクィオル(太古のドーセット)》1850年頃 油彩・カンヴァスケンブリッジ大学セジウィック地球科学博物館展示風景よりまた、当時の有名画家であるジョン・マーティンが描いた《イグアノドンの国》は、イグアノドンの化石を発掘し、“恐竜を発見した男”として知られるギデオン・マンテルの依頼により描かれた作品。ベンジャミン・ウォーターハウス・ホーキングによる《白亜紀の恐竜―ニュージャージー》は、まるで映画『ジュラシック・パーク』を思わせる迫力の一作だ。イグアノドンだけでなく、それを取り巻く風景もロマンティックに描き出された太古の世界は、歴史的価値とともに、その奇妙さもまた魅力になっている。研究や情報が限られた時代だからこそ生まれた、イマジネーション豊かな作品の数々を味わいたい。ベンジャミン・ウォーターハウス・ホーキンズ《ジュラ紀初期の海棲爬虫類》1877年 油彩・カンヴァス プリンストン大学地球科学部、ギヨー・ホールベンジャミン・ウォーターハウス・ホーキンズ《水晶宮のイグアノドン》1853年頃 ブロンズロンドン自然史博物館【第2章19世紀末~20世紀半ば古典的恐竜像の確立と大衆化】同展の見どころのひとつは、恐竜画の2大巨匠が夢の競演を果たすことだ。19世紀末から20世紀前半にかけてアメリカで活躍したチャールズ・R・ナイトは、野生動物画家としての生物学的知見に基づき、恐竜を生き生きとした姿で描いて、「キング・コング」(1933年)などの映画にも影響を与えたと言われている。ティラノサウルスとトリケラトプスの対決を描いた《白亜紀―モンタナ》や、恐竜を躍動感あふれる姿でとらえた《ドリプトサウルス(飛び跳ねるラエラプス)》は恐竜画における記念碑的イメージだ。チャールズ・R・ナイト《白亜紀―モンタナ》1928年油彩・カンヴァスプリンストン大学チャールズ・R・ナイト《ドリプトサウルス(飛び跳ねるラエラプス)》1897年 グアッシュ・厚紙アメリカ自然史博物館、ニューヨークImage #100205624, American Museum of Natural History Library一方、20世紀中盤からチェコで活動したズデニェク・ブリアンは、ヨーロッパ美術のリアリズムの伝統を踏まえて、強い説得力をもつリアルな恐竜画を制作。当時の化石発掘の中心地であったアメリカから遠く離れた東欧圏で、直接化石を研究できる機会が限定された環境にありながらも国際的な評価を獲得した。日本の図鑑などにも模写され、恐竜のイメージの普及に大きな影響を与えた二人による、恐竜画のオリジナル作品が一堂に会する貴重な機会となっている。ズデニェク・ブリアン《シルル紀の海の生き物》1951年 油彩・カンヴァス ドヴール・クラーロヴェー動物園ズデニェク・ブリアン《タルボサウルス・バタール》1970年 油彩・カンヴァスモラヴィア博物館、ブルノ【第3章日本の恐竜受容史】19世紀に欧米で成立した恐竜のイメージは、世紀末には日本にも移入。古生物学者、横山又次郎によって「恐竜」という訳語が作られて以来、科学雑誌や啓蒙書、子供向けの漫画や絵物語、ジュール・ヴェルヌの『地底旅行』(1864年)やコナン・ドイルの『失われた世界』(1912年)といった古典SFの翻訳など、恐竜を主題にした出版物が広く刊行された。所十三 《vol.1 「掟」》『DINO²(ディノ・ディノ)』漫画原稿2002年インク、アクリル、スクリーントーン・紙作者蔵本章では、恐竜をテーマにした数々の漫画を手掛けた所十三の代表作『DINO²(ディノ・ディノ)』の貴重な原画も展示される。恐竜はまた、一般的な美術、いわゆるファインアートの領域でもしばしば象徴的なモチーフとして登場しており、美術における恐竜のシンボリズムについて、福沢一郎や立石紘一、篠原愛など、いくつかの作例で紹介されている。立石紘一 《アラモのスフィンクス》1966年油彩・カンヴァス東京都現代美術館篠原愛 《ゆりかごから墓場まで》2010-11年油彩・カンヴァス鶴の来る町ミュージアム【第4章20世紀後半~21世紀科学的知見によるイメージの再構築】“恐竜ルネッサンス”とも呼ばれる大きな変革がもたらされた1960年代から70年代。「鈍重な生き物」から「活発に動く恒温動物」へと恐竜像が変化したことに伴い、恐竜画もさらなる進化を遂げ、新しい表現のアーティストが次々と登場した。本章では、多くの恐竜ファンの原体験となっている、カルト的な人気を誇る米イラストレーター、ウィリアム・スタウトの《沼地での殺害—クリトサウルスを襲うフォボスクス》をはじめ、現代の恐竜画の旗手たちのバラエティ豊かな作品群が集結。また、現代日本を代表するパレオアーティスト、小田隆の迫力ある作品も特集されており、CGを用いずに圧倒的な迫真性を生み出す肉筆画は必見だ。ウィリアム・スタウトの《沼地での殺害—クリトサウルスを襲うフォボスクス》1980年水彩・紙福井県立恐竜博物館小田隆《篠山層群産動植物の生態環境復元画》2014年 アクリル・カンヴァス丹波市立丹波竜化石工房取材・文・撮影:内田涼<開催情報>特別展『恐竜図鑑 ― 失われた世界の想像/創造』2023年5月31日(水)~7月22日(土)、上野の森美術館にて開催
2023年05月31日私たちの生活に欠かせない家事の1つである、料理。不注意や経験不足で失敗し、「こんなはずじゃなかった…」と落ち込んだ経験は、誰にでもあるのではないでしょうか。SNSではたびたび失敗した料理が投稿され、原形をとどめていない姿が反響を呼んでいます。お肉さん〆(@manimanibleble)さんは、SNSに投稿される失敗した料理の写真が大好きなのだそう。自身も失敗したという手作りのあるものを投稿し、注目を集めています!「まるでダリの絵」芸術的なマフィンとは…「まるでダリの絵」「ゾウリムシだろ」といわれた芸術的なマフィンです。対戦よろしくお願いします。投稿者さんが、こうコメントした写真がこちら!写真には、カップからはみ出てしまった奇妙な形の2つのマフィンが!左側の細長い形をしているマフィンは、溶けて伸びたのでしょうか。まるで、画家のサルバドール・ダリの代表作『記憶の固執』に描かれる、ぐにゃっと曲がった時計のようです。右側は楕円のような形をしており、『ゾウリムシ』といわれれば、そうも見えますね…。投稿者さんの失敗作には10万件以上の『いいね』と、多くのコメントが寄せられました!・私も料理失敗談をSNSで見るのが大好きです!・ゾウリムシで思わず爆笑してしまいました!・私も似たようなものを作ったことがあります。不本意ながら芸術的なマフィンを生み出してしまった投稿者さんですが、数々の失敗を経て人は成長していくもの。きっと次こそは、きれいな円形のマフィンが完成することでしょう![文・構成/grape編集部]
2023年05月29日20世紀の絵画表現を牽引した抽象絵画の展開をたどる企画展が、東京・京橋のアーティゾン美術館で、6月3日(土)から8月20日(日)まで開催される。同館の所蔵品と、国内外の美術館や個人コレクションからの出品作を合わせ、約250点を展観する大型展だ。19世紀後半の印象派の誕生以来、絵画の革新が進められるなかで、20世紀初頭に展開されたフォーヴィスムやキュビスムといった前衛的な美術運動。抽象絵画は、そうした革新的な表現の到達点のひとつとして登場し、ふたつの大戦を経てさらに展開され、20世紀の絵画表現を牽引していくことになった。同展は、その抽象絵画の歴史を、発生時からおよそ1960年代までの作品によってたどるとともに、フランスを中心としたヨーロッパから、アメリカ、さらに日本にも波及した広がりにも焦点をあて、各地の動向を紹介していく。充実した内容で、同館のすべての展示室を使った大規模な展示になるという。見どころのひとつは、アーティゾン美術館の前身であるブリヂストン美術館が2015年に休館して以来、収集に力を注いできた抽象絵画の新収蔵作品95点が一挙に公開されること。抽象絵画を創始したカンディンスキー、クレー、ドローネー、クプカなどの初期作や、抽象絵画が生まれるきっかけとなったフォーヴィスムの作品など、同館のコレクションの拡充ぶりを目の当たりにできることだろう。同展ではまた、国内の他館と個人コレクションから重要作が約 70 点出品されるほか、ポンピドゥー・センターなど海外の美術館や個人コレクションから、計 30 点余りが来日をはたす。日本初公開作品がある点でも、貴重な機会となる。展覧会内にふたつの特集展示があるのも楽しみなところだ。ひとつは、第二次大戦直後のフランス抽象絵画の興隆を担ったアルトゥング、スーラージュ、ザオ・ウーキーの3巨匠の晩年に焦点をあてたセクション。もうひとつは、20世紀の抽象絵画の伝統を受け継ぎながら、新たな表現を展開している現代美術家7人の新作を中心とするセクションだ。誕生から展開、そして現在の展望まで、抽象絵画の歴史をたどるとともに、その多彩な魅力を満喫できる展覧会となるに違いない。<開催情報>『ABSTRACTION抽象絵画の覚醒と展開 セザンヌ、フォーヴィスム、キュビスムから現代へ』会期:2023年6月3日(土)〜8月20日(日)会場:アーティゾン美術館時間:10:00~18:00、金曜(8月11日を除く)は20:00 まで(入館は閉館の30分前まで)休館日:月曜(7月17日は開館)、7月18日 (火)料金:ウェブ予約チケット1,800円、当日チケット(窓口販売)2,000円※学生無料(要ウェブ予約)、中学生以下の方はウェブ予約不要※ウェブ予約チケットが完売していない場合のみ、美術館窓口で当日チケットの販売あり美術館公式サイト:
2023年05月26日ペンギンと金魚の合同写真展&イラスト物販展「ぺんぎょ展 2023」が、東京・浅草橋のギャラリー「TODAYS GALLERY STUDIO.」にて、2023年6月30日(金)から7月17日(月・祝)に開催される。7月29日(土)から8月27日(日)に名古屋ギャラリーに巡回予定。ペンギンと金魚の納涼アートが一堂に会するイベント「ぺんぎょ展 2023」は、夏の海やプールを軽やかに泳ぐペンギンと、ゆっくり優雅に泳ぐ金魚という相反する癒しの作品が一堂に会する合同写真展&イラスト物販展。会場には、ペンギン×金魚の夏の風物詩を感じる写真やイラストが展示され、癒しと涼しさが感じられる空間となっている。総勢38組のクリエイターが出展今回は、総勢38組のクリエイターが出展。たとえば、まるで空中を飛んでいるかのような“空飛ぶペンギン”をテーマにした新作を披露する「くわぺん」や、迫力のあるペンギン写真が魅力の「るるなっく」、『虚無かわいいアデリーペンギン』の漫画が人気の「おぞね」による作品を楽しめる。加えて、ペンギン系統図やペンギン星座など、ペンギンをメインとした作品を発表する「日比谷」は、ペンギンの生態についての解説なども併せて展示。より深くペンギンたちについて知ることができる。一方の金魚作品では、宝石のようにキラキラと輝く“Jewelry Fish”をテーマにした作品を披露する「中津原勇気」、ノスタルジックな雰囲気の作品がどこか懐かしい気持ちにさせる「ハラサトコ」らが出展予定だ。ペンギン&金魚グッズも盛り沢山さらに、会場ではペンギン&金魚グッズが勢揃い。「ちゃきぴこ」による「ペンギンさんと金魚鉢フロートフィギュア」や、「安堂 真季」の「本の中を金魚が泳ぐ透明写真栞」など、「ぺんぎょ展」でしか手に入らないグッズが多彩にラインナップする。【詳細】ペンギンと金魚の合同写真展&物販展「ぺんぎょ展 2023」■東京開催期間:2023年6月30日(金)~7月17日(月・祝)営業時間:平日 11:00~18:00、土日 11:00~19:00休館日:毎週月曜日(7月17日(月・祝)は開館)会場:トゥデイズ ギャラリー スタジオ住所:東京都台東区浅草橋5-27-6入場料:600円※3歳以下は入場無料出展者:38組■名古屋開催期間:7月29日(土)~8月27日(日)営業時間:11:00~18:00休館日:毎週月・火曜日(8月21日(月)~8月25日(金)は休館)会場:トゥデイズ ギャラリー スタジオ 名古屋住所:愛知県名古屋市中区新栄1-17-12入場料:600円※3歳以下は無料出展者:38組※上記は予定のため、内容は変更になる可能性あり
2023年05月19日特別展「和食 ~日本の自然、人々の知恵~」が、東京・上野公園の国立科学博物館にて、2023年10月28日(土)から2024年2月25日(日)まで開催される。科学や歴史など多角的視点で「和食」の魅力に迫る「和食」にフォーカスを当てる特別展「和食」は、バラエティ豊かな標本や資料とともに、科学や歴史など多角的な視点から和食の魅力に迫る展覧会。日本列島の自然が育んだ多様な食材や、人々の知恵・工夫によって生み出された技術、和食の歴史的変遷と未来について目を向け、身近なようで意外と知らない和食の世界を紐解いていく。魚、野菜など多様な日本の食材まず注目したいのは、和食に用いられる食材の多様性。食の基本となる水、キノコ、山菜、野菜、海藻、魚介類と、世界でも有数の生物多様性を誇る日本列島の食材について、実物大模型やレプリカ、標本などを用いながら紹介する。例えば、日本の野菜は、実はほとんどが外国原産。野菜がどのように日本に渡ってきたのかを辿る歴史や、品種改良によって生まれた多様性を目にすることができる。また、バラエティ豊かな和食を支える“発酵”の技術や出汁についても、科学的な視点から解説する。卑弥呼や徳川家康の食卓を再現また、和食そのものの発展の歴史についても着目する。卑弥呼や徳川家康など、歴史上の偉人たちの食卓を再現模型で紹介する他、江戸時代の“ファストフード”ともいえる寿司、天ぷら、そばの屋台の再現展示も登場。縄文時代から現代まで、人々の知恵やおもてなしの心、海外との交流を通じて進化し、発展を続けてきた和食の“おいしい歴史”を辿っていく。インタラクティブに魚介を学ぶ映像展示もインタラクティブな映像を使った展示も。日本近海に生息する魚介を紹介する映像展示は、日本列島の周りを泳ぐ魚影に手をかざすと解説が飛び出てくる仕組み。また、四季折々の美しい和食を映し出す映像展示も登場する。“和食展応援キャラクター”にリラックマ和食展応援キャラクターに、誕生20周年を迎える人気キャラクター・リラックマが起用される。ごはんとおやつが大好物のリラックマは、本展の応援キャラクターにぴったりだ。また本展オリジナルイラストには、リラックマとコリラックマ、キイロイトリが、ご飯、味噌汁、魚、海藻などの和食に欠かせない要素を身に纏っている姿が描かれており、和食展をゆるっと盛り上げてくれる。会場の特設ショップでは、本展オリジナルイラストを使用した会場限定グッズをはじめ、「和食×リラックマ」のぬいぐるみなど会場限定グッズも販売予定。食材に扮したリラックマたちを詰めた「お弁当ぬいぐるみ」付きの企画券も予定されており、あわせて要チェックだ。【詳細】特別展「和食 ~日本の自然、人々の知恵~」開催期間:2023年10月28日(土)〜2024年2月25日(日)※本展は、当初は2020年に開催予定だったが中止となったため、改めて開催するもの。場所:国立科学博物館(東京・上野公園)住所:東京都台東区上野公園7-20※休館日や開館時間、入場料等の詳細は決定次第、展覧会公式サイトで告知。※会期・展示内容等は変更になる場合あり。※東京展開催以降、全国巡回予定。【問い合わせ先】TEL:050-5541-8600(ハローダイヤル)
2023年05月01日特別展「ジブリパークとジブリ展」が、神戸市立博物館にて2023年6月25日(日)まで開催される。長野県立美術館などでも開催された巡回展であり、今後は山口県立美術館に巡回予定だ。ジブリパーク誕生の舞台裏を公開!特別展「ジブリパークとジブリ展」2022年11月、愛知県の「愛・地球博記念公園」内に第1期開園した公園施設「ジブリパーク」。森の木々と調和する園内では、スタジオジブリ作品の世界を体感することができる。特別展「ジブリパークとジブリ展」では、これまでに映画『ゲド戦記』や『コクリコ坂から』などのアニメーション作品を生み出し、「ジブリパーク」制作現場を指揮する宮崎吾朗監督のこれまでの仕事と作品を振り返る。そして、現在も制作が進行しているジブリパークをどのように考え、描き、つくっているのかを制作資料とともに展示・紹介する。名シーンを再現した立体展示ジブリパークの「ジブリの大倉庫」で開催中の「ジブリのなりきり名場面展」が体験できる再現展示は必見。映画『千と千尋の神隠し』の名シーンから、湯婆婆の執務室「にせの館長室」に加えて、千尋とカオナシが並んで座る電車のシーンが再現される。また、ジブリの大倉庫の「にせの館長室」を再現する展示では、仕事に没頭する湯婆婆の様子が見られる。この他、映画『となりのトトロ』でおなじみのネコバスも登場する。ジブリパーク制作の過程を紹介アニメーションの世界を自分の足で歩き、秘密を発見できるジブリパークの制作過程を貴重な資料の数々で紹介するほか、誕生の舞台裏も公開。宮崎吾朗監督がこれまで手掛けた「三鷹の森ジブリ美術館」や「サツキとメイの家」といった建築物の完成までの裏側にも迫る。宮崎吾朗監督が手掛けた作品にまつわる展示宮崎吾朗監督がこれまで手掛けてきた映画『ゲド戦記』『コクリコ坂から』『アーヤと魔女』にまつわるイメージボードや背景美術などを展示。細部に至るまで丁寧に描かれた1枚1枚からは、アニメーション映画ができるまでのリアリティが感じられるだろう。なお、「三鷹の森ジブリ美術館」で行われた企画展示「アーヤと魔女展」も展観できる。【詳細】特別展「ジブリパークとジブリ展」開催期間:2023年4月15日(土)~6月25日(日)休館日:月曜日 ただし、5月1日(月曜)は開館開館時間:9:30~17:30※金・土は19:30。入場は閉館の45分前まで。※GW期間の開館時間は、月~木・日 9:00~18:00、金・土 9:00~19:30。会場:神戸市立博物館住所:兵庫県神戸市中央区京町24観覧料:一般 1,800円/大学生 900円/高校生以下 無料(要証明)※神戸市在住で満65歳以上は一般料金の半額。(要証明)※障がいのある人は障害者手帳などの提示で無料。(要証明)※無料、割引料金で入場する場合、各種証明書を当日入口で提示。提示がない場合、一般料金との差額支払い。※団体券の販売はなし。※スムーズな運営を図るため、各種割引の適用は不可。※払い戻し不可。入場方法:入場日時予約制※本展は「入場日時予約制」。時間ごとの入場枠を設定しているため、日時指定券を購入するか、予め観覧券を用意の上、望日時での入場予約が必要。※チケット購入不要の人(小学生以上高校生以下および障害者手帳、無料観覧券、ミュージアムカードを提示の場合)も入場予約が必要。※会期、展示作品等、展覧会の詳細については、今後の諸事情により変更する場合あり。※本展および特設ショップは入替制ではない。本展へは予約された入場可能時間内に来館すること。※再入場不可。※館内の混雑状況によっては、入館・入場を制限する場合あり。【問い合わせ先】・神戸市立博物館TEL:078-391-0035(9:30~17:30 月曜休止)・チケット問い合わせTEL:0570-00-0995(10:00~18:00)
2023年04月28日春と冬が交差するような、気温の変化が激しかった2023年4月。しかし、この時期だからこそ見ることができる貴重な風景もあります。写真家のイナガキヤスト(@inagakiyasuto)さんが、同月19日にTwitterに投稿した写真が「まるで絵画のようだ」と話題になっています。『絵のような風景でした』『絵のような風景でした』というコメントとともに投稿されたのは、長野県北安曇郡(きたあづみぐん)白馬村にある『大出の吊橋』を撮影した1枚。満開の桜と、中心を流れる美しい川、背後には雄大な残雪の北アルプスがそびえ立っています。真っ青な空と残雪の白さ、桜の淡いピンク色など、自然の色彩が鮮やかに折り重なった1枚は、まるで風景画のような華やかさがありますね。思わず見入ってしまうような美しい写真に、多くの反響のコメントが寄せられました!・絵じゃないんですか!・色彩豊かで美しい。自然ってすごいですね!・今の時期だからこそ見られる風景、大切にしたいですね。イナガキさんの撮影技術と、自然の色彩が生み出した美しい1枚は、多くの人々の心に感動を与えたようです。この豊かな自然がいつまでも見られるよう、大切に守っていきたいですね。[文・構成/grape編集部]
2023年04月25日フェイクスイーツの合同写真展&物販展「スイーツアートの世界展 2023」が、2023年5月13日(土)から6月4日(日)まで福岡・トゥデイズ ギャラリー スタジオ フクオカ(TODAYS GALLERY STUDIO. FUKUOKA)にて、6月9日(金)から6月25日(日)まで東京・トゥデイズ ギャラリー スタジオにて開催される。“まるで本物”フェイクスイーツが揃う「スイーツアートの世界展」「スイーツアートの世界展」は、まるで本物のように精巧に作られた“フェイクスイーツ”の作品&物販展だ。見ているだけで甘い香りが漂ってきそうなハンドメイド作品の展示を通して、スイーツアートの世界を体感することができる。人気クリエイターによる作品が集結会場には、SNSでフェイクスイーツ作品を公開する人気クリエイターが集結。リアルでかわいいミニチュアフードで注目を集める「petite.fleur」や、食べ物をモチーフにしたアクセサリーや小物を制作する「夢はな」などが新作を披露する。なお館内は写真撮影OKなので、かわいいスイーツ作品を写真に撮って楽しめるのも嬉しいポイントだ。かわいらしい会場限定グッズもまた会場でしか手に入らない、限定グッズにも注目。プリンやカップケーキを模したメモスタンドや、春らしい和菓子を飾ったボールペン、カラフルなカヌレのキーホルダーなど、思わず手に取りたくなるようなキュートなアイテムを取り揃えている。【詳細】「スイーツアートの世界展」■福岡会期:2023年5月13日(土)~6月4日(日)時間:11:00~18:00休館日:毎週月・火曜日場所:トゥデイズ ギャラリー スタジオ フクオカ住所:福岡市中央区薬院2-2-4 1F入場料:600円、3歳以下無料出展者:33組■東京会期: 2023年6月9日(金)~6月25日(日)時間:平日 11:00~18:00、土日 11:00~19:00休館日:毎週月曜日会場:トゥデイズ ギャラリー スタジオ住所:東京都台東区浅草橋5-27-6 5F入場料:600円、3歳以下無料出展者:41組※内容は変更になる可能性あり。グッズ例:・<プリマトルテ -クレイ洋菓子店->プリンのメモスタンド 3,600円・<S*Forest>春の和菓子ボールペン 2,750円~・<きてれつ工房>カヌレ キーホルダー 1,500円
2023年04月24日2023年4月26日(水)より、日本橋髙島屋S.C.本館8階ホールでは、『京都細見美術館の名品―琳派、若冲、ときめきの日本美術―』展を開催する。京都市左京区、岡崎公園近くに位置する細見美術館は、大阪の実業家・細見良(初代古香庵)に始まる細見家三代の蒐集をもとに、1998年に開館した美術館。収集品は、日本の美術工芸のほとんどすべての分野と時代を網羅し、国内外から高い評価を受けている。同館の開館25周年を記念して開催される同展は、細見美術館が誇る日本美術のコレクションより、選りすぐりの作品約100件を紹介する展覧会だ。展示構成は、「神や仏に捧げられた造形にこそ真の尊さがある」とする初代古香庵の信念を原点に、優美で繊細な仏教美術の数々を紹介する「1、祈りのかたち」、室町時代の湯釜や根来塗りの漆器など他に類をみないコレクションを展示する「2、数寄の心」、近世の蒔絵作品や七宝コレクションなど、日本美術の特徴といわれる「かざりの美」が並ぶ「3、華やぎのとき」、二代古香庵が築いた琳派の一大コレクションを紹介する「4、琳派への憧れ」、そして、江戸時代の人気画家・伊藤若冲の、初期の著色画から晩年の水墨画までを紹介する「5、若冲のちから」の全5章。とくに細見美術館といえば、琳派と若冲のコレクションで知られるが、今回も本阿弥光悦や俵屋宗達はもちろんのこと、江戸琳派の祖・酒井抱一や近代に琳派のスピリットを継承した神坂雪佳の《金魚玉図》、また若冲の代表作《動植綵絵》を彷彿とさせる《糸瓜群虫図》や、得意の鶏を描いた《鶏図押絵貼屛風》など、細見美術館ならではのラインナップを見ることができる。なかなか京都まで行くことができないという人は、ぜひこの機会をお見逃しなく。<開催情報>開館25周年記念展『京都細見美術館の名品-琳派、若冲、ときめきの日本美術-』会期:2023年4月26日(水)~5月15日(月)※会期中無休会場:日本橋髙島屋S.C. 本館8階ホール時間:10:30~19:30、最終日は18:00まで(入場は閉場30分前まで)料金:一般1,200円、大高1,000円※12月23日(土)よりジェイアール名古屋タカシマヤ10階特設会場を巡回予定公式サイト:
2023年04月13日諸橋近代美術館では、写真家フィリップ・ハルスマン(1906-1979)が芸術家サルバドール・ダリ(1904-1989)とともに制作した写真作品60点が新収蔵されたことを記念し、2023年4月20日(木)から6月25日(日)まで展覧会「ダリとハルスマン」を開催いたします。《私は原子爆発に思いふける》1954年フィリップ・ハルスマンは1930年代から写真家として活動し、アルベルト・アインシュタインやマリリン・モンローなど著名人のポートレートを数多く撮影しました。アメリカの大衆雑誌『ライフ』では101回にわたって表紙を撮影し、生前(1958年)にはポピュラー・フォトグラフィーが実施した国際世論調査で、世界のトップ写真家10選の一人にも選ばれています。「大きく見開いた目に尖った口ひげ」というダリの典型的なイメージもまた、ハルスマンのポートレートによる偉大な功績です。また、ダリとハルスマンは単に被写体と写真家の関係に留まらず、37年間にわたって友好を築き、想像と創造を追い求める共同制作者として写真表現の可能性を切り拓いてきました。《サルバドール・ダリ》1954年本展は2人の軌跡にフォーカスし、交友を重ねるなかで生まれた共同作品を一堂にご紹介します。デジタルによる画像加工が登場する以前、ダリとハルスマンが共謀し挑んだ革新的で遊び心にあふれた表現をお楽しみください。尚、本展は2020年に新型コロナウイルス感染拡大よる緊急事態宣言で会期を短縮した同展の再開催です。リバイバル開催となる今回は、ダリの絵画制作との比較や2人の創作活動に通じる現代の写真作品も併せてご紹介します。新しい試みにもご注目ください。《ダリ・アトミクス》1948年【展覧会概要】「ダリとハルスマン」会期 : 2023年4月20日(木)~6月25日(日) ※会期中無休会場 : 諸橋近代美術館(福島県耶麻郡北塩原村大字桧原字剣ヶ峯1093番23)観覧料 : 一般 1,300円/高校・大学生 500円/中学生以下 無料 <常設展示も含む>※身体障がい者手帳、療育手帳、精神障がい者保険福祉手帳のご提示で所有者と付添者(1名のみ)は無料です。時間 : 9時30分~17時00分 ※入館は閉館時刻の30分前まで企画監修: エリオット・H・キング(ワシントンアンドリー大学 准教授)企画協力: フィリップ・ハルスマン・アーカイブ(ニューヨーク)URL : Photo by Philippe Halsman (C) The Philippe Halsman Archive 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2023年04月07日企画展「モネ、ルノワール 印象派の光」が、東京の松岡美術館にて、2023年6月20日(火)から10月9日(月)まで開催される。フランス印象派、新印象派の絵画が一堂に企画展「モネ、ルノワール 印象派の光」では、松岡美術館のコレクションから、クロード・モネやピエール=オーギュスト・ルノワールをはじめ、フランス印象派や新印象派のコレクションを2017年以来、6年ぶりに一挙公開紹介する。モネ、ルノワールなどを展示印象派コレクションの中でも注目は、モネがサン=タドレスの地で生み出した初期の名作のひとつ《サン=タドレスの断崖》だ。斜面が生み出す対角線による空と地の対比構図が特徴で、光を浴びる斜面と海の明るさに対比して、画面左手の大きな崖と画面中央右手の杖を持つ人物が作り出す影の存在が一層光の存在を強調。素早く細かなタッチで、移ろいゆく空と海風に揺れる草花を巧みに表現した作品となっている。また、印象派画家の中で、とりわけ多く人物画の名作を残したことで知られるルノワール《リュシアン・ドーデの肖像》も展示。パステルの生み出すやわらかな風合いとざっくりとした線によって、幼児の柔らかな肌や頭髪、ギャザーを多用したふんわりとした衣服を忠実に描き出している。本展の展示構成は、美術史をたよりに系統立って作品を集めるのではなく、「良いものは良い」というスタンスで自らの審美眼をたよりに作品を蒐集した松岡美術館の創設者・松岡清次郎の美学が反映されているのが特徴だ。そのため、印象派のコレクションでは、カミーユ・ピサロといった印象派の中心メンバーの作品のみならず、アルマン・ギヨマンなどの作品を紹介。新印象派のコレクションでは、ポール・シニャックをはじめ、アンリ・マルタンやマクシミリアン・リュスといった画家の作品を中心とする、珍しい構成による展示がみられる。江戸時代の陶磁器コレクションを一挙公開また、企画展とともに、江戸時代の陶磁器に焦点を当てた「江戸の陶磁器 古伊万里展」を同時開催。17世紀に肥前有田で本格的に生産が始まった日本の磁器は、積出港である“伊万里津”の名から「伊万里」といい、その中でも江戸時代のものが「古伊万里」と称される。本展では、ヨーロッパへ輸出され、王侯貴族の間で絶大な人気を誇った、柿右衛門様式・古伊万里金襴手の大型作品をはじめ、東洋や中南米から欧州へもたらされた新しい飲料文化を伝える小さなカップなどを紹介する。また国内で、富裕層の宴をにぎわせた大胆な絵付けの古九谷様式の大皿の数々や、鍋島藩窯で焼成された端整な鍋島焼もあわせて鑑賞することが出来る。展覧会概要企画展「モネ、ルノワール 印象派の光」会期: 2023年6月20日(火)〜10月9日(月)会場:松岡美術館住所:東京都港区白金台5-12-6開館時間:10:00~17:00(毎月第1金曜日は19:00まで)※入館はいずれも閉館30分前まで休館日:月曜日(祝日の場合は翌平日)入館料:一般 1,200円、25歳以下 500円※高校生以下、障がい者手帳の所持者は無料【問い合わせ先】松岡美術館TEL:03-5449-0251
2023年04月06日ダイアナ(DIANA)の「絵画シリーズ」から2023年春夏の新作シューズが登場。「絵画シリーズ」新作サンダル&ミュール“名画”をモチーフにした「絵画シリーズ」から、2023年春夏の新作シューズがお目見え。約9cmのヒールを組み合わせたバックベルトサンダルと、カラーストーンが煌めくミュールを展開する。ゴッホ《夜のカフェテラス》やミュシャ《花に囲まれた女》など今回フォーカスしたのは、ファン・ゴッホの《夜のカフェテラス》、ルノワールの《春の花束》、モネの《散歩 日傘をさす女》、ミュシャの《花に囲まれた女》の4作品。いずれも繊細な刺繍を施したシアー素材にプリントをのせることで、奥行きのあるデザインに仕上げた。ミュシャ《花を持つ女》を落とし込んだクリアヒールサンダルまた、インソールとクリアヒールの中に、ミュシャの《花を持つ女》を落とし込んだストリングサンダルも数量限定で発売。ヒール高は、スタイルアップを叶えてくれる6cm台と、フラットシューズ感覚で履けそうな2cm台からセレクトできる。【詳細】ダイアナ「絵画シリーズ」新作発売日:2023年3月23日(木)取扱店舗:ダイアナ店舗、公式WEBSHOPアイテム:・ミュール 16,500円・バックストラップサンダル 16,500円・ストリングサンダル(2cm台) 17,600円・ストリングサンダル(6cm台) 21,450円【問い合わせ先】ダイアナ 銀座本店TEL:03-3573-4005(営業時間 11:00~20:00)
2023年03月26日梅田スカイビルタワーウエスト27階にある「絹谷幸二 天空美術館」が小中学生を対象に募集した「第2回 絹谷幸二 天空美術館 キッズ絵画コンクール」の受賞作品が決定し、『優秀作品展』として3月18日(土)より同美術館にて一般公開されている。「絹谷幸二 天空美術館」チケット情報「私の夢、大好きな時」というテーマで募集された今回のコンクールには、全国から1796点の応募があり、その中から厳正な審査を経て、絹谷幸二キッズ賞 グランプリ1点、部門(小学校低学年・小学校高学年・中学校)優秀賞3点、館長賞1点、佳作賞43点、入選67点、団体賞11団体が選ばれた。3月19日(日)に行われた表彰式には受賞者の中から28人が出席。関係者や家族が見守る中、グランプリ作品に選ばれた浅井 峻世さん(小学校6年生)をはじめ、部門優秀賞、佳作賞受賞の一人ひとりが壇上で審査委員長 絹谷幸二氏より各賞の表彰状と賞品が、また館長賞に選ばれた多田 紫都歌さん(中学校2年生)には「絹谷幸二 天空美術館」館長 兼 積水ハウス代表取締役副会長執行役員の堀内容介氏より表彰状と賞品が授与された。審査委員長 兼 「絹谷幸二 天空美術館」名誉館長の絹谷幸二氏は受賞者へ向けて「外で暮らす動物は、身を守るために動いているものに反応します。ところが人間は動いているものでも絵に描いて止めることができる。その止まっているものをじっと見ることができる。単に目で見ているのではなく、実は目のうしろ側にあるやわらかい脳みそがそれを見ているのです。だから脳が発達する。絵画というのは科学の始まりなのです。物をじっと見るということは、ものごとに対する知的好奇心を育むことにもなります。みなさん、これからも楽しみながら絵をいっぱい描いてください」とメッセージ、表彰式を締めくくった。「絹谷幸二 天空美術館」内の特別会場では『優秀作品展』として今回受賞の115点が展示されている(入選作品は天空カフェ内ワークショップスペースにて)。子どもたちの無限の想像力と発想の柔軟さを、原画ならではの迫力で間近に感じることができ、そのレベルの高さに圧倒されるはず。次世代を担う子どもたちの新しい感性や世界にふれてみては。5月31日(水)まで開催。また『優秀作品展』開催中には、世界を舞台に活躍する文化勲章受章画家で同館名誉会長・絹谷幸二氏のメッセージを発信する特別展『不ニ法門』も同時開催中。時代やものごとを双眼的にとらえた新作をはじめ、今回のテーマに沿ったエネルギッシュな絵画や立体作品などを通して、不二法門のメッセージを感じることができる。この機会に絹谷ワールドを心ゆくまで堪能してみてはいかが。特別展『不二法門』は7月2日(日)まで開催。取材・文:滝野利喜雄
2023年03月24日府中市美術館恒例の、江戸絵画をさまざまな切り口で紹介する「春の江戸絵画まつり」。20回目の今年は「春の江戸絵画まつり 江戸絵画お絵かき教室」と題して3月11日(土)〜5月7日(日)に開催される。これまでは美術史の視点から作品を鑑賞してきたが、画家はどう描いたかに着目することによって、江戸絵画の世界にもう一歩近づこうとするものだ。描くなんて難しそう、という心配はご無用。江戸絵画には、あえて下手に描いたり、一生懸命描いた結果下手であったりするもよしという自由さがあるのだから。例えば、動物、人物、花、山水という「四代テーマに挑戦」では、円山応挙の愛らしい子犬を輪郭線だけで描くなど、江戸絵画を見て現代の画材で実際に描いてみることができる。また、江戸時代の画家がどうやって絵を学んだのかを探ってみると、基本的に「正確なデッサン」を修得する必要のある西洋絵画とは異なり、素晴らしい絵を真似てきたということが言える。古来、中国から輸入された絵を模範とし、室町時代の画層である雪舟、はたまた円山応挙を手本とし、オランダから輸入された版画や書物の挿絵を見て西洋風の描き方を取り入れるようにもなる。現代では「真似」はよくないとされるが、真似て学ぶ=「まねぶ」でもいいのだとわかれば、肩肘張らずに楽しめるのではないだろうか。江戸時代の画家たちはどんな画材を使って、どんな技法で描いていたのか、基礎知識から描き方のコツまでが学べる。例えば、伊藤若冲が用いていた「筋目書き」という技法。吸水性の強い薄手の紙で、墨のにじみとにじみがぶつかると境目が白く残る性質を利用して、花びらや鱗などを描いた。ほか、少ない色でカラフルに描く秘訣も教えてくれる。知っているようで知らなかった江戸絵画の扉を開いてみてはいかがだろうか。<開催情報>『春の江戸絵画まつり 江戸絵画お絵かき教室』会期:3月11日(土)~5月7日(日)会場:府中市美術館時間:10:00~17:00(入場は16:30まで)休館日:月曜料金:一般700円、大高350円、中小150円公式サイト:
2023年03月08日滋賀県立美術館(所在地 滋賀県大津市: )では、企画展「小倉遊亀と日本美術院の画家たち展 横山大観、菱田春草、安田靫彦、前田青邨、速水御舟ほか」を、2023年4月29日(土・祝)~6月18日(日)まで開催いたします。小倉遊亀《径》1966年、東京藝術大学蔵、通期◆本展について1984年(昭和59)に開館した滋賀県立美術館(当時は滋賀県立近代美術館)は、2024年に40周年を迎えます。これを記念して、当館のコレクション形成に大きく尽力した小倉遊亀を一望する展覧会を開催します。初期から晩年にわたる当館所蔵品を中心に、各地で収蔵されている代表作や、アトリエに残された下絵や原稿などの資料も加えて展示します。遊亀が制作発表をしたのは、横山大観や菱田春草らが東京で興した日本美術院です。当館は「日本美術院を中心とした近代日本画」を収集方針のひとつに定め、関西圏に所在する美術館でありながら日本美術院に注目するという、独自性と厚みをもつコレクションを実現してきました。そこには遊亀に影響を与えた、師の安田靫彦や先輩の速水御舟らの作品を含みます。本展では、それらの作品をあわせて約90件(会期中展示替えあり)で紹介します。遊亀の作品は、理知的な造形に、相反するようなぬくもりが感じられます。対象を構想や概念で捉えるのではなく、本質を見る遊亀の目がそこにあります。当館では9年ぶりとなる遊亀展をお楽しみください。◆見どころ・25歳で安田靫彦(ゆきひこ)に師事した後、105歳で没する最晩年まで、日本美術院の画家たちと交流・研鑽しながらひたむきに描き続けた小倉遊亀(おぐらゆき)の画業と、それを育んだ日本美術院の俊英たちの活躍を紹介。・滋賀県立美術館のコレクションから、遊亀の《姉妹(あねいもと)》、安田靫彦の教科書などでもよく知られる《飛鳥の春の額田王》《卑弥呼》、そして速水御舟(はやみ ぎょしゅう)の《洛北修学院村》をはじめ、近代日本画を代表する名品の数々を、一挙公開。・当館の遊亀作品に加え、《径》(東京藝術大学蔵)、《舞妓》(京都国立近代美術館蔵)(いずれも通期展示)など代表作4点と、アトリエに残されていた原稿などの資料を、借用して展示。・滋賀県大津市出身の日本画家である遊亀の代表作品をまとめて見られる展覧会は、当館では2014年以来9年振りの開催となります。・展示室1の常設展示においても、関連展示「小倉遊亀の弟子たち」として松室加也子、堀川公子などの作品を紹介。◆小倉遊亀について小倉遊亀(1895~2000)は滋賀県大津市生まれ。遊亀(ゆき)は本名。現在の奈良女子大学を卒業して教職に就くも、日本画家になるため安田靫彦に入門。遊亀が参加した日本美術院は、1898年(明治31)に岡倉天心を中心として、東京美術学校で彼に教わった横山大観、下村観山、菱田春草らが東京谷中で結成した在野の美術研究団体。遊亀は1932年(昭和7)に女性初の日本美術院同人に推挙されます。1980年(昭和55)には女性画家として2人目となる文化勲章を受章。1990年(平成2)より日本美術院理事長を務めました。◆開催概要会期 :2023年4月29日(土・祝)~6月18日(日)開場時間:9:30~17:00(入場は16:30まで)休館日 :月曜日会場 :滋賀県立美術館 展示室3料金 :一般1,200円(1,000円)、高大生800円(600円)、小中生600円(450円)※( )内は20名以上の団体料金※身体障害者手帳、精神障害者保健福祉手帳、療育手帳をお持ちの方は無料※同時開催中の常設展もご覧いただけます※年額2,400円(一般)で何度でも観覧いただけるお得な年間パス(滋賀県美メンバーズ)入会受付中◆関連イベント[体験&トーク]2023年5月13日(土)14:00~(約120分)※要事前申込(抽選)演題:金継ぎと小倉遊亀講師:ナカムラクニオ(6次元主宰/美術家)[対談]2023年6月11日(日)14:00~(約90分)※要事前申込(先着順)テーマ:歴代学芸員から見た、遊亀と日本美術院の画家たちの魅力ゲスト:高梨純次(公益財団法人秀明文化財団理事、元滋賀県立近代美術館学芸課長)國賀由美子(大谷大学教授、元滋賀県立近代美術館専門学芸員)聞き手:山口真有香(滋賀県立美術館主任学芸員)[ギャラリートーク]2023年5月20日(土)、6月4日(日)14:00~(約60分)※当日先着順[たいけんびじゅつかん「顔彩(がんさい)で描いてみよう」]2023年4月30日(日)、5月28日(日)※要事前申込(抽選)内容:子どもたちを対象とした展覧会鑑賞と創作のワークショップ※それぞれのイベントは都合により、内容・日時等が変更になる場合があります。イベントの詳細や最新情報は当館HP等で御確認ください。◆ご来館のみなさまへのお願い滋賀県立美術館では、新型コロナウイルス感染症拡大防止のため、安全に配慮した取り組みを行っています。・発熱や咳などの症状がある方、体調がすぐれない方はご来館をお控えください。・入館にあたり、マスクの持参、着用、こまめな手洗い、消毒、来館者同士の距離の確保にご協力ください。展覧会については、感染症拡大防止対策のため、やむを得ず延期・中止する場合がございます。実施スケジュールや、詳細に関しましては、滋賀県立美術館のウェブサイト( )をご確認ください。◆問い合わせ先滋賀県立美術館〒520-2122 滋賀県大津市瀬田南大萱町1740-1TEL : 077-543-2111(電話受付時間 8:30~17:15)HP : アクセス: JR瀬田駅から帝産バスに乗り換え「県立図書館・美術館前」または「文化ゾーン前」で下車、徒歩約5分 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2023年03月03日2023年3月現在、芸能事務所の吉本興業は、『スナック吉本』と題したクラウドファンディングを実施中。オンラインツール上で、ファンがお笑いタレントとの交流を楽しめるものです。『あーいとぅいまてーん』のネタで知られる、ですよ。さんも、『スナック吉本』で、ファンと交流しました。同年2月28日に交流したファンは、「ちょっとコップを洗ってきます」といい、画面上からいったんいなくなります。コップを洗う程度であれば、数分で終わるはず。しばらく待っていた、ですよ。さんでしたが、なんと40分も戻って来なかったのです!【ご報告】1名限定 スナック「ですよ。」でした。ちょっとコップ洗って来ますと言って40分帰って来ませんでした。 pic.twitter.com/cKoQ4Rr22Z — ですよ。 (@tetsuyasaito111) February 28, 2023 ファンは急用ができ、ですよ。さんにその旨を告げることないままどこかに行ってしまったのかもしれません。以前行った『スナック吉本』でも、「トイレに行く」といったまま、30分戻ってこないことがありました。【ご報告】1名限定 スナック「ですよ。」だったんですが、ちょっとトイレ行ってきますと言って30分くらい帰って来ませんでした。 pic.twitter.com/GeFpHx6Xru — ですよ。 (@tetsuyasaito111) January 13, 2021 オンラインツールの画面上で、1人取り残されているですよ。さんに、クスッとした笑いが巻き起こっています。・ちょっとかわいそうだけど、笑ってしまいました!すみません。・オンラインでも笑いを取れる時代が来たのかも。・電車の中で見て、笑いをこらえられませんでした!お金を払ってですよ。さんと交流できるのなら、無駄にしないようにしたいですね![文・構成/grape編集部]
2023年03月02日滋賀県立陶芸の森陶芸館では、特別企画展「湯呑茶碗 - 日本人がこよなく愛したやきもの」を2023年3月11日より開催します。本展では日本の名所や名物を意匠にした、明治末期から昭和前期の地域性豊かな「湯呑茶碗」を紹介。各地の名菓と包装紙を集めた「名物票」や近江茶とともに旅気分を堪能できる展覧会です。1. 展覧会概要お茶でほっと一息つきたいそんな時に手にする「湯呑茶碗」は、私たち日本人に最も親しみのある〈やきもの〉のひとつです。とくに個人用として楽しまれてきた「湯呑茶碗」や「夫婦茶碗」の存在は、日本人独特の生活文化を象徴するモノといえるでしょう。「湯呑茶碗」のはじまりは江戸時代後期、文化年間(1804-1818)末頃と考えられています。当時の風俗を記した『守貞謾稿(もりさだまんこう)』 によれば、飯茶碗などほかの茶碗と区別するため、お茶を飲むやや小振りで縦長の個人専用の茶碗を、「湯飲(ゆのみ)」と呼び分けたようです。その後、飲茶の大衆化とともに大正・昭和時代前期にかけて定着してゆきました。なかでも日本各地の名所や名物を意匠にした、地域性豊かな「湯呑茶碗」は土産物として好評を博したようです。本展では明治時代末から昭和時代前期に蒐集された当館の〈坂口恭逸(さかぐちきょういつ)湯呑茶碗コレクション〉から、旅の思い出として愛用されてきた「湯呑茶碗」を各地の名菓や近江特産のお茶とともに紹介します。旅情豊かな「湯呑茶碗」で、ちょっと昔の旅気分を満喫してみませんか。(1) 白泥彫刻藁屋文湯呑茶碗 秋田県/秋田焼 初代または二代奥田道遊(11) 鉄絵草花図湯呑茶碗 京都府/清水焼・鐘渓窯 河井寛次郎2. 基本情報・会期 :令和5(2023)年3月11日(土)~6月25日(日)[92日間]※開館時間:9時30分~17時(入館は16時30分まで)/休館日:毎週月曜日・会場 :滋賀県立陶芸の森 陶芸館・観覧料 :一般550円(440円) 高大生410円(330円) 中学生以下無料※( )内は20人以上の団体料金 ネット割引券利用で10%off・主催 :滋賀県立陶芸の森・後援 :滋賀県教育委員会 甲賀市 NHK大津放送局 京都新聞・協力 :一般社団法人滋賀県茶業会議所 信楽 窯元散策路Wa 京セラ株式会社3. 内容構成坂口恭逸(さかぐち・きょういつ)氏(1884-1965)が明治時代末期から昭和時代前期に蒐集した、日本各地の名工や著名な陶芸家が手掛けた個性豊かな「湯呑茶碗」の名品約270点を紹介します。(1) 北海道・東北地方石狩焼・余別焼・岩手焼・台焼・秋田焼・平清水焼・大正切込焼・会津本郷焼・相馬駒焼(2) 関東地方益子焼・湯花焼・水戸偕楽園焼・隅田川焼・大野鈍阿・花月園焼・墨田焼・眞葛焼・めいきょう堂(3) 信越・北陸地方白泥焼・女鳥羽焼・上高地焼・尾林焼・天竜峡焼・無名異焼・宇奈月焼・大樋焼・九谷焼・芦原焼・永平寺焼・織田焼(4) 東海地方伊東焼・賎機焼・志戸呂焼・森山焼・葵焼・焼付焼・瀬戸焼・犬山焼・不二見焼・常滑焼・胞麓焼・美濃焼・朝倉焼・千歳焼・金華山焼・温故焼・養老焼・渋草焼・萬古焼・菰山焼・阿漕焼・伊賀焼・美鈴焼・松阪萬古・神路焼・二見焼など日本地図(5) 近畿地方湖東焼・信楽焼・膳所焼陽炎園・不二焼・花明山窯・清水焼・粟田口焼・宮永陶山窯・朝日焼・笠置焼・吉向焼・富田焼・箕面焼・深井焼・伊丹焼・宝塚焼・琴浦焼・打出焼・岡本焼・舞子焼・明石焼・淡路焼・鷺脚焼・赤穂楽焼・三田焼・立杭焼・篠山焼・出石焼・赤膚焼・橿原焼・高野山焼・紀州御庭焼・熊野焼など(6) 中国・四国地方因久山焼・牛ノ戸焼・三朝焼・玉伯焼・米城焼・法勝寺焼・錦山焼・袖師焼・布志名焼・楽山焼・白盛山焼・温泉焼・尾上焼・備前焼・南山焼・羽島焼・酒津焼・一角焼・宮島焼・萩焼・玉祖焼・屋嶋焼・理平焼・小豆島楓庫焼・有明焼・二六焼・水月焼・砥部焼・江山焼・尾戸焼(7) 九州・沖縄地方上野焼・高取焼・白石焼・唐津焼・黒牟田焼・鍋島焼・有田焼・源六焼・三川内焼・波佐見焼・山里焼・長崎焼・雲仙焼・水の平焼・鶴城焼・小代焼・高田焼・耶馬溪焼・又六焼・龍門司焼・長太郎焼・竪野焼・琉球焼・壺屋焼など4. 関連イベント等(1) ギャラリートーク(学芸員による展示解説) 申込不要・入場券要日時:3月19日(日)、4月23日(日)、5月21日(日)※いずれも13時30分~1時間程度(2) 親子向け特別講座 - 旅の思い出を込めた湯呑茶碗づくり - 事前申込制・先着順日時 :3月18日(土)10時~15時 ※午前・午後の2部制定員 :午前・午後とも各16人参加料:1,600円(3) 近江の銘茶を楽しむ「極煎茶比叡」「琵琶湖かぶせ」 申込不要日時:3月25日(土)・26日(日)、4月8日(土)・9日(日)高貴な香りと深みのある味わい、厳選された茶葉がつくりだす旨味をご賞味ください※いずれも10時~15時(4) 協力事業「第16回ぶらり窯元めぐり」【3月31日(金)~4月2日(日)】会期中、陶芸館ロビーで窯元散策路の見所などをビデオやスライドショーで紹介(5) ミュージアムショップ企画 - 信楽での旅(鑑賞)思い出に…会期中、近江の名茶「極煎茶比叡」「琵琶湖かぶせ」を販売5. 問い合わせ先滋賀県立陶芸の森 学芸課 鈎(まがり)真一〒529-1804 滋賀県甲賀市信楽町勅旨2188-7E-mail: shinichi.magari@sccp.jp TEL : 0748-83-0909(代表)FAX : 0748-83-1193(代表)6. プレスリリース画像(1) 白泥彫刻藁屋文湯呑茶碗 秋田県/秋田焼 初代または二代奥田道遊(2) 塩釉陰刻山図湯呑茶碗 栃木県/益子焼 濱田庄司(3) 釉下彩三福人図湯呑茶碗 神奈川県/眞葛焼・眞葛窯 二代または三代宮川香山(4) 朱泥陰刻梅花図湯呑茶碗 新潟県/無名異焼・赤水窯 三代伊藤赤水(5) 上高地風景楽焼湯呑茶碗 長野県/上高地焼(6) 青手九谷山水図共蓋湯呑茶碗 石川県/九谷焼・徳田八十吉 初代徳田八十吉(7) 線文湯呑茶碗 岐阜県/岐阜県立陶磁器試験場(8) 朱泥陰刻松文共蓋湯呑茶碗 愛知県/常滑焼・山田常山 初代山田常山(9) 染付草花文湯呑茶碗 滋賀県/滋賀県立窯業試験場(10) 染付草花文湯呑茶碗 京都府/商工省陶磁器試験所(11) 鉄絵草花図湯呑茶碗 京都府/清水焼・鐘渓窯 河井寛次郎(12) 色絵手毬文共蓋湯呑茶碗 福岡県/東洋陶器株式会社(13) 染付色絵梅花文共蓋湯呑茶碗 佐賀県/佐賀県立窯業試験場(14) 染付鉄絵椰子木文湯呑茶碗 沖縄県/琉球焼(おそらくは壺屋焼)【プレスリリース画像】(1) 白泥彫刻藁屋文湯呑茶碗 秋田県/秋田焼 初代または二代奥田道遊(2) 塩釉陰刻山図湯呑茶碗 栃木県/益子焼 濱田庄司(3) 釉下彩三福人図湯呑茶碗 神奈川県/眞葛焼・眞葛窯 二代または三代宮川香山(4) 朱泥陰刻梅花図湯呑茶碗 新潟県/無名異焼・赤水窯 三代伊藤赤水(5) 上高地風景楽焼湯呑茶碗 長野県/上高地焼(6) 青手九谷山水図共蓋湯呑茶碗 石川県/九谷焼・徳田八十吉 初代徳田八十吉(7) 線文湯呑茶碗 岐阜県/岐阜県立陶磁器試験場(8) 朱泥陰刻松文共蓋湯呑茶碗 愛知県/常滑焼・山田常山 初代山田常山(9) 染付草花文湯呑茶碗 滋賀県/滋賀県立窯業試験場(10) 染付草花文湯呑茶碗 京都府/商工省陶磁器試験所(11) 鉄絵草花図湯呑茶碗 京都府/清水焼・鐘渓窯 河井寛次郎(12) 色絵手毬文共蓋湯呑茶碗 福岡県/東洋陶器株式会社(13) 染付色絵梅花文共蓋湯呑茶碗 佐賀県/佐賀県立窯業試験場(14) 染付鉄絵椰子木文湯呑茶碗 沖縄県/琉球焼(おそらくは壺屋焼) 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2023年03月01日『MilleFée(ミルフィー)』絵画アイシャドウパレットより「モネシリーズ」が登場撮影:byBirth昨年9月より展開を開始した、「海外トレンド×日本企画」をテーマとしたブランド『MilleFée(ミルフィー)』。ブランドを代表するアイテムは、絵画からインスピレーションを得たカラーが詰まった、アイシャドウパレットです。なかでもクロード・モネ氏の「日傘の女」のパレットは高い人気を誇っていることから、2023年春、モネの代表作のひとつでもある「睡蓮」、そして「画家の庭」、「ラ・ジャポネーズ」からインスパイアされた、3つのアイシャドウパレットの追加発売が決定。前回に引き続き、インフルエンサーの本田ユニさん監修、共同企画で登場します。さらに販売を記念して、MilleFée公式HPで2023年2月13日(月)より、先着500箱限定の「モネ コンプリートボックス」も予約販売開始(*2)。既存品の「日傘の女」も含めた4種が素敵なアイボリーのボックスに入っています。*2:2月下旬より順次発送絵画アイシャドウパレット有名アートの光・色彩・やわらかさを目元で感じるコレクション。それぞれの絵画からイメージした6色のカラーを詰め込んだアイシャドウパレットは、単色でも、数色重ねても、全色を使用しても、いずれも美しく発色。軽いつけ心地、柔らかいタッチで、肌に溶け込むようになじみます。絵画アイシャドウパレット 05 画家の庭撮影:byBirthナチュラルなベージュ系パレット絵画アイシャドウパレット 06 睡蓮撮影:byBirthモーブピンク系のパレット絵画アイシャドウパレット 07 ラ・ジャポネーズ撮影:byBirthシックなブラウンをメインとしたパレット『MilleFée(ミルフィー)』新製品概要2023年2月13日(月)20時よりMilleFée公式HP:年3月4日(土)全国のロフト・ロフトネットストアにて先行発売Amazon.co.jp、Qoo10(「COSME DELi(コスメデリ)」内)、楽天市場店(「COSME DELi(コスメデリ)」内)4月上旬各バラエティストアに順次展開※一部店舗を除く※店頭での販売は、地域、配送状況により順次発売を予定しておりますMFアイシャドウパレット6新3種(全4種)2,420円(税込)2023年2月13日(月)20時よりMilleFée公式HPにて500箱限定で予約販売(※2月下旬より順次発送)モネ コンプリートボックス9,680円本田ユニさんについて韓国や中国ブランドの全色レビューが人気のインフルエンサー。SNSで「#本田ユニ推しコスメ」としておすすめコスメを紹介。そのメイクアップに関する知識量と、キラキラした世界観が女性から大きな支持を集め、SNSのフォロワーはTwitterやLIPS、Instagram合わせて26万人を超える。MilleFée(ミルフィー)について様々な要素を織り交ぜた「千の妖精」MilleFée(ミルフィー)。このブランドは、フランス発祥のお菓子Millefeuille(ミルフィーユ)から着想を得て、生まれました。Millefeuille(ミルフィーユ)はパイ生地とクリームを何層にも重ねて作りますが、MilleFéeもトレンド・安全性・ワクワク感といった様々な要素を織り交ぜたブランドを目指しています。また、MilleFéeには「千の妖精」という意味もあります。MilleFéeのコスメを手に取ってくださるお客様が、新しい自分に、新しい日々に出逢ってほしい、という思いが込められています。
2023年02月26日1934年に北海道で生まれ、1960年代以降の日本の写真界に独自の地位を築いた写真家・深瀬昌久(1934-2012)の全貌に迫る回顧展が、恵比寿の東京都写真美術館で、 3月3日(金)から6月4日(日)まで開催される。日本大学芸術学部写真学科を卒業後、1960 年代初期からカメラ雑誌を中心に発表していた深瀬昌久は、1968年に写真家として独立。妻や家族といった身近な存在にカメラを向け、自身の私生活を深く見つめる視点で撮影した作品群は、1970年代に「私写真」と呼ばれ、写真家たちの主要な表現のひとつの潮流として展開することになった。1974年には、ニューヨーク近代美術館で開催された企画展「New Japanese Photography」に出品し、以後、世界各国の展覧会にも多数参加している。同展は、「私写真」の先駆者として、1960年代から70年代の日本写真界を切り拓いた深瀬の初期作〈遊戯〉から後期作〈ブクブク〉まで、その足跡を時系列に沿って紹介する国内初の大回顧展だ。とりわけ、写真家としての深瀬を探究するうえで欠かせない、妻・洋子を被写体としたシリーズ〈洋子〉の15点は、今回が初出品。様々な衣装に身を包んだ洋子の表情豊かな写真は、ユーモラスな軽やかさと被写体への愛を感じさせると同時に、どこか過剰な演出が一抹の不穏さも想起させる印象深い作品だ。また、深瀬作品には、現在の私たちがスマートフォンを使って撮影する「セルフィ」に通ずる身体感覚が見いだせるという点も興味深い。生涯を通してカメラを自己探求の手がかりとした深瀬は、その独特のカメラアイで、何気ない日常を題材にしながら、ときに狂気とユーモアが表裏一体をなすような作品を生み出した。写真表現の奥深い可能性を示す、こうした深瀬の視座にも注目したい。なお、同館には、写真専門図書室が併設されており、こちらでは、深瀬の写真集をはじめ関連図書が紹介されている。展示室でオリジナルプリントを堪能した後には、出版当時の写真家の想いが込められた写真集を閲覧してみてはいかがだろうか。<開催情報>『深瀬昌久 1961-1991 レトロスペクティブ』会場:東京都写真美術館会期: 2023年3月3日(金)~6月4日(日)時間:10:00~18:00、木金は 20:00 まで(入館は閉館 30 分前まで)休館日:月曜(5月1日は開館)料金:一般 700円、大学 560円、高中・65歳以上 350円※日時指定予約推奨美術館公式サイト:
2023年02月24日