「ジェンダー平等」と聞いたとき、どのようなことをやってみようと思いますか?中には、伝え方を工夫した方もいるようで……。そこで今回MOREDOORでは、「ジェンダー平等を実現するための実践」について実際に経験した投稿者の声をご紹介します。※当事者の声はさまざまです。あくまで一例として、ご参考にして頂ければ幸いです。同じ接し方を心がける仕事を見直す性別に基づいた制限をしない呼び方を統一する固定観念にとらわれない身近なことから実践を……ジェンダー平等を実現するための実践を紹介しました。まずは、身近なことからジェンダー平等について考え、行動していくことが大切なのかもしれませんね。皆さんは何か実践していることはありますか?※この記事は実際に募集したエピソードを記事化しています。(MOREDOOR編集部)
2024年04月20日周りの人とジェンダーについての意見が合わず、悩んでいる方もいるのではないでしょうか?モヤモヤとした気持ちがあるときに、映画で気持ちが救われることもあるようです。今回MOREDOORでは、投稿者から寄せられた『ジェンダーについて悩んでいる人にオススメしたい映画』を紹介します。※当事者の声はさまざまです。あくまで一例として、ご参考にして頂ければ幸いです。Gさんがオススメしたい映画映画『リトル・ダンサー』▼あらすじ1984年。イングランド北部の炭鉱町エヴァリントンに住むビリー・エリオットは、炭鉱夫である父と兄のトニー、そして軽度の認知症を患う祖母と一緒に暮らしている。父はボクシングの熱烈なファンであり、近所のジムにビリーを通わせている。そんなある日、ボクシング・ジムの隅でバレエ教室が開かれることになった。もともと音楽が好きであったビリーは、音楽に合わせて優雅に踊るバレエに魅せられ、密かに教室に参加しコーチであるウィルキンソン夫人の指導を仰ぐ。ウィルキンソン夫人はビリーにバレエの才能を見いだし、ビリーも上達していく。(amazon.co.jpより一部引用)Gさん「話が合わなくて……」当時高校生だったのですが、まだ「女だから」「男だから」という言葉が多くの場面で使用されていました。そういった社会の一般論が私には耐え難く、友人たちとも話が合わなくて、ずっと悩んでいました。この映画と出会ったことでイギリスの炭鉱町の少年が、「男がバレエなんて?」という周囲の考え方にも屈せず、バレエダンサーを目指すところや、友人がゲイであることを打ち明けたとき、主人公が理解してあげる様子など、当時のモヤモヤをなくしてくれました。性別で区別されることに対して、自分の感じていたことは間違っていなかったのだと思えるようになりました。同じように悩んでいる人へジェンダーだけではなく、さまざまな社会問題について描かれていると思います。実際の悩みも多様な要素が複雑に絡み合ってできていると思うので、ぜひ見ていただきたいです。(38歳/フリーランス)自分らしい答えを……今回は、『ジェンダーについて悩んでいる人にオススメしたい映画』をご紹介しました。考え方や価値観は人それぞれ違うので、映画を観ることで自分らしい答えが見つかるのかもしれませんね。皆さんも、ジェンダーについて悩みをもつ人にオススメしたい映画はありませんか?※この記事は実際に募集したエピソードを記事化しています。(MOREDOOR編集部)
2024年04月01日Metadream株式会社が提供するメタバースSNS『Bondee ボンディー』は7月28日(金)から7月30日(日)の3日間、SDGsの「ジェンダー平等」をテーマにしたイベント『BE YOURSELF』を開催。イベント内容は、ジェンダー平等を考えるためのファッションのコーディネート体験とトークショーを予定しています。イベント『BE YOURSELF』の関連企画のトークショーでは【アダストリア】【ヒューマンフォーラム】【モード学園】【NYLON JAPAN】などファッション業界で活躍する企業やゲストをお招きし、ジェンダーの取り組みやそれぞれの考えについて話し合うトークショーを開催します。『BE YOURSELF』トークショー・交流会「なりたい自分になろう」と題して3日間、様々なゲストをお招きし「ジェンダー」についての今の現状やこれからの未来について参加者と一緒になって考えます。トークショー登壇者一覧トークショーでは事前に質問や相談頂いたものをトークショー内でお答えします。質問や相談を予約フォームで記載いただいた方にはBondee限定Tシャツをプレゼントいたします。※トークショーでお答えするのは予約フォームで事前にいただいた質問のみです。※質問内容によってはお答えできない場合がございます。Bondee限定Tシャツトークショー後には参加者同士で同じ悩みや考えを共有したり、ジェンダーに関心のある人同士が出会える場としての交流会を開催します。交流会の参加にはトークショーへの参加が必須となります。【開催概要】Bondee ポップアップイベント『BE YOURSELF』<日程>2023年7月28日(金)・7月29日(土)・7月30日(日)<開場日時>7月28日(金)11:00~17:30:Bondeeコーデ体験18:00~19:45:トークショー・交流会「企業によるジェンダーの取り組み」7月29日(土)11:00~17:30:Bondeeコーデ体験18:00~19:45:トークショー・交流会「ファッションとメタバースからジェンダーを考える」7月30日(日)11:00~12:30:Bondeeコーデ体験13:00~14:45:トークショー・交流会「ジェンダー問題に個が取り組む」【トークショー詳細】<7月28日(金)18:00~19:45>18:00~19:00 トークショー19:00~19:45 交流会「企業によるジェンダーの取り組み」登壇者・株式会社アダストリア「厚坂 彩華」・株式会社ヒューマンフォーラム「藍原 沙織」・モード学園 ファッションビジネス学科 教師「島田 和美」・Bondee運営マネージャー「町口 久貴」(進行)<7月29日(土)18:00~19:45>18:00~19:00 トークショー19:00~19:45 交流会「ファッションとメタバースからジェンダーを考える」登壇者・カエルム株式会社 代表取締役社長「戸川 貴詞」・モデル「ARAN」・Bondee運営マネージャー「町口 久貴」<7月30日(日)13:00~14:45>13:00~14:00 トークショー14:00~14:45 交流会「ジェンダー問題に個が取り組む」登壇者・武蔵野美術大学 3年生「チャオズ」・スタンフォード大学2年生「松本 杏奈」・Bondeeshipインターン生【会場】原宿スペース渋谷区神宮前1-9-12 ロイスダール ビル B1F【ご来場に際して】トークショー・交流会予約は先着順での受付となります。会期中の事故、混乱防止のためさまざまな制限を設けさせていただく場合がございます。各回定員に満たなかった場合、当日受付をご案内する場合がございます。【参加募集フォーム】以下の参加フォームよりご応募ください。ご来場お待ちしております。■トークショー予約フォーム 【登壇者紹介】■厚坂 彩華株式会社アダストリア 経営企画室 CSR/サステナビリティ担当ニコアンドでの店舗販売、店長などを経験後、現在、経営企画室にて環境課題・ダイバーシティ・人権などグループのCSR/サステナビリティに関する方針の立案・策定、新規社会課題への対応を行なう。株式会社アダストリア 厚坂 彩華氏■藍原 沙織株式会社ヒューマンフォーラム同社にて韓国事業、SPINNSプレス、人材育成、店長、バイヤー&デザインなどを経験し、現在、「KALE KALE(カレカレ)」のvintage & REMAKEを中心としたブランドを運営。株式会社ヒューマンフォーラム 藍原 沙織氏■島田 和美モード学園 ファッションビジネス学科 教師販売職からバイヤー、マーチャンダイザー、プロデューサーなどを経験し、ファッションビジネスを熟知。パレオ、冬のキャミソール、ギャル浴衣など、トレンドを仕掛けてメディアにも多数出演。現在は、企業とのコラボを授業に取り込む実践的なカリキュラムを中心に後進を育成し、ファッション業界に、販売員、バイヤー、起業家など卒業生を輩出。モード学園 島田 和美氏■戸川 貴詞カエルム株式会社 代表取締役社長出版・デザイン・マルチメディアプロデュース・デジタルコンテンツ企画制作・イベント企画制作・海外ライセンス事業・メディアコンサルティングなど行う。『NYLON JAPAN』『CYAN』『CYAN MAN』『HIGHSNOBIETY JAPAN』『VI/NYL』などを発行・運営。カエルム株式会社 代表取締役社長 戸川 貴詞氏■ARANモデルInstagramをきっかけにGoogle PixelのテレビCMに出演。その後VOGUE JAPANで冨永 愛さんと共演。doubletのパリコレ、i-D JAPANやAcne Studios、Marc Jacobs、AMBUSH、Nikeなどのキャンペーンに出演。最近ではGQ Middle Eastに掲載。モデル ARAN氏■町口 久貴Metadream株式会社 運営マネージャーソーシャルメタバースSNS「Bondee ボンディー」の日本エリアのプロモーションやビジネス戦略などの企画、運営を担う。学生インターンBondeeshipの立上げ、本イベント「BE YOURSELF」の企画責任者。フリー素材モデル。Metadream株式会社 町口 久貴■チャオズ武蔵野美術大学造形学部空間演出デザイン学科3年生小学生の頃から服に興味を持ち始め、それから中高と私立に通い止められていた文化服装学院ファッション流通科に進学、1年後、武蔵野美術大学造形学部空間演出デザイン学科に進学、大学3年生で主に衣服、立体物、映像などの制作活動を行う。武蔵野美術大学 チャオズ氏■松本 杏奈スタンフォード大学 工学部デザイン専攻2年生 アーティストMONSTER Exhibition2020選抜アーティストとして、渋谷ヒカリエ、およびフランス/パリGalarie Grand E’ternaにて作品を展示。2023年に開催されるサンフランシスコ展では空間デザイン・開催監督を務める。 日本国内のジェンダーギャップ是正にも努めており、米New York Times誌にも取り上げられた。著書に『田舎からスタンフォード大学に合格した私が身につけた夢をつかむ力』がある。スタンフォード大学 松本 杏奈氏【イベント概要】◆イベントタイトル『BE YOURSELF』◆「なりたい自分になれる」をテーマに、ファッションに性別は関係なく誰しもが自分のしたいファッションを楽しめることを目指したイベント。イベントではコーディネートを自由に楽しむファッション体験や、ファッション業界の企業やゲストによるジェンダーをテーマにしたトークショーなど、全コンテンツを無料で体験、参加できます。イベント詳細『BE YOURSELF』(1)イベント詳細『BE YOURSELF』(2)【Bondeeshipとは】大学生を中心とした学生インターンのプロジェクトチーム。「ジェンダー平等」「不公平」などの社会問題に対して「Bondee」を用いることでより関心や環境が改善されるようなプロジェクトを企画実施します。Twitter : Instagram: Bondeeshipについて【Bondeeとは】なかよしの友だちと、バーチャル秘密基地『Bondee ボンディー』で暮らそう!『Bondee ボンディー』は、自分のアバターを作成し、50人の友だちと密なコミュニケーションができる次世代メタバースSNSです。なかよしの友だちと、バーチャル秘密基地『Bondee ボンディー』で暮らそう!■ダウンロードはこちらGoogle Play: App Store : HP : Twitter : TikTok : Instagram: タイトル :Bondee ボンディージャンル :ソーシャルネットワーキング利用料金 :無料(一部有料)クレジット表記:(C) METADREAM INC配信元 :METADREAM TECH PTE. LTD 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2023年07月25日株式会社羽生プロ(所在地:東京都渋谷区)が、当社代表である羽生祥子 ※1の「ジェンダー平等」に関する見解を発表いたします。羽生祥子日経BP社在職中に「日経DUAL」「日経ARIA」「日経xwoman」を企画し創刊編集長を務め(2022年退社)、内閣府「女性活躍と経済成長の好循環実現のための政策検討会」(2022年)をはじめ、この度大阪・関西万博Women’s Pavilion“WA by Cartier”のプロデューサーにも就任するなど様々な職務就任歴がある羽生は、2022年1月に書籍『多様性って何ですか? D&I、ジェンダー平等入門』(日経BP) ※2を発刊。書籍の中で、多様性が組織に必要な理由や、それが企業の経営的な成長に繋がることをデータ観点から合理的に紹介しました。一方、最近でも政治におけるシーンで「ジェンダー平等 ※3」の意識の希薄さが話題となったり、一般企業においても旧態依然とした環境が多い状況が見て取れます。実際に羽生が書籍の執筆にあたり3,000社以上の企業に取材し判明したことは、「頭ではわかっているつもりだけれど、言動行動とのギャップがある」ということでした。これは「無意識のジェンダー不平等 ※4」とも言われ、企業における簡単な研修等で解決できるものではなく、幼少期から子供時代を含め、親子、家族での生活全体での意識改革、教育が必要となります。このような視点と意識を社会全体にさらに広げ、2030年のSDGs達成に向けて「ジェンダー平等」を推進していきたいと考えております。<羽生祥子の視点:日本における「ジェンダー平等」の現状と課題>ランドセル1ランドセル2SDGs(小学生のランドセルの色は多様化する一方、男の子女の子という固定概念は根強く残る)> 現状● 日本における「ジェンダー平等」の浸透状態は、世界146カ国中116位と低い。※5● 日本の教育現場では男女共同参画意識を醸成する教材による授業が展開され始めた。※6● 小学生の意識においても、現在では多様なランドセルの色の選択肢がある中で、依然、男の子だから、女の子だからという潜在意識が持たれている状態である。※7> 課題● より自立した生活を送り始める小学生からの意識変革が重要。● 子供はもちろん、親も含めた家庭や生活での教育が必要となる。> 解決提案● 意識的に男女の声がけを逆にしてみる。「女の子だから、電車や車の遊びをしようね。」など。● 「子どもご飯の日」を作ってみる。「パパもママも忙しいから、子供だけで料理をする日」を月に1度作り、最初はレンジでチンやインスタントスープを作るだけでもいいから、男女関係なく作る習慣付けを行う。● 家庭や子育てにおける夫婦の役割を、強制的にでも分担してみる。例えば子育てでは、PTAなど学校関係や習い事の連絡先をパパの携帯電話にするなど。日本は、世界経済フォーラムが調査している通称ジェンダーギャップ指数ランキングでも、2022年の時点で146カ国中116位で、G7諸国で最下位という結果です。アジアで見てもインドネシア92位、韓国99位、中国102位、ミャンマー106位に後れを取っており、東アジア太平洋地域19カ国中でも最下位。世界的にも、「ジェンダーギャップが大きい=つまり男女不平等な国」という烙印が押されています。また内閣府の2019年の調査でも、国民の4人に3人が、「男性のほうが優遇されている」と認識しているという結果が出ました。さらに、日本人女性は、高等教育を受けても全然収入に反映されておらず、経済的リターンは諸外国と比較しても際立って低いという調査結果もあります(ジェンダーギャップ会議2021年5月資料より)。「女性だけ特別扱いするのはおかしい」という理屈で、男女共同参画=gender equalityという政治目標が20年も放置され達成されていない日本は、ジェンダー平等の項目で世界から取り残されていると言えます。このような視点での問題提起と課題解決の方向を、羽生祥子が女性活躍推進家の立場として発信いたします。取材はもちろん、番組等への出演も可能です。<参考資料>※1 羽生祥子プロフィール女性活躍推進家、ジャーナリスト、メディアプロデューサー。株式会社羽生プロ 代表取締役社長。京都大学卒業後、渡仏。帰国後に無職・フリーランス・ベンチャー・契約社員など多様な働き方を経験。編集工学研究所で松岡正剛氏に師事、「千夜千冊」に関わる。05年現日経BPに入社。12年「日経マネー」副編集長。13年「日経DUAL」を創刊し編集長。18年「日経ARIA」「日経xwoman」を創刊し総編集長。20年「日経ウーマンエンパワーメントプロジェクト」始動。22年羽生プロ 代表取締役社長に就任。日経xwoman客員研究員、内閣府「女性活躍と経済成長の好循環実現のための政策検討会(小倉将信大臣開催有識者会議)」委員なども兼任しながら、働く女性の声を発信している。参考:株式会社羽生プロ HP ※2 書籍『多様性って何ですか? D&I、ジェンダー平等入門』(日経BP)書影◆書籍概要書籍名: 多様性って何ですか? D&I、ジェンダー平等入門著者 : 羽生祥子発売日: 2022年1月17日出版社: 日経BPURL : ※3 ジェンダー平等の言葉の定義ジェンダーの平等を達成し、すべての女性及び女児の能力強化を行うこと。女性と女児に対するあらゆる形態の差別を撤廃することを目指し、また性と生殖に関する健康とその権利を持つものであることを確実にし、生と生殖に関する資源に十分にアクセスでき、男性と同じように政治、経済、公職に参加できるようにすることを目的としている。(出典:国際連合広報センターにおける定義)※4 無意識のジェンダー不平等の事例・子供がいるワーキングマザーが出張に行くと、「理解のあるご主人でいいですね」って言われるけど、夫が出張に行っても「理解のある奥さんでいいですね」とは言われない。(実際にはこのような無意識のジェンダー差別が行われている)・育休に関しても最近になってようやく産後パパ育休が広まり始めたが、育休=女性が取るものといった固定概念がある。子供においても、「男の子なんだから」「女の子なんだから」といった無意識の親子の会話がいまだに行われている。など。※5 日本における「ジェンダー平等」の浸透状態日本は世界146カ国中116位と、先進国の中で最低レベル。各分野におけるスコアでは、教育、健康分野はスコアが高いが、経済参画、政治参画分野に特に課題がある。ジェンダーギャップ指数2022各分野におけるスコア(出典:内閣府男女共同参画局「共同参画」2022年8月号 )※6 男女共同参画意識を醸成する教材しょう太くんとあやちゃん男女共同参画意識を醸成する教材を内閣府男女共同参画局、お茶の水女子大学が共同で開発。現在この教材を取り入れた授業が全国各地の小学校を中心におこなわれはじめている。例えば「女の子だって、車が好きでもいいでしょう」「すぐに女の子だからって言うの、おかしいわよ」「青は男の色だよ。」などが会話に出てくる。(出典:『しょう太くんとあやちゃん どうしたらいいかな?』内閣府男女共同参画局)※7 2022年のランドセルの人気カラーランキングランドセルのカラーバリエーションは広がるものの、男児の選ぶ色、女児の選ぶ色の傾向は依然として変わらず、多様化しているとは言えない。ランドセルの人気カラーランキング(出典:ランドセル購入に関する調査2022年 日本鞄協会 ランドセル工業会) 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2023年03月30日明治大学の生涯学習機関「明治大学リバティアカデミー」と明治大学人文科学研究所は、10月15日(土)に公開講座「ラップ音楽と人種、ジェンダー ―2つの『現場」から』をオンラインで開催します。本講座は、人種・民族、ジェンダーをめぐる社会現象や研究への理解を深めることを目的に「ラップ音楽」を主テーマとし、学術と音楽業界の両方の視点から講義と討論を行います。事前予約制で、参加費は無料です。第1部では、神奈川県川崎市を中心に活動を続けてきたラッパーのFUNI氏、社会学者の川端浩平氏(津田塾大学学芸学部准教授)を中心に、川崎と在日コリアンのコミュニティ、アイデンティティ、多様性について扱います。第2部では、「Hip Hop feminism」に関する著書があるDr. Aisha Durham(サウス・フロリダ大学教授)、ラッパーのあっこゴリラ氏、音楽ライターの渡辺志保氏をむかえ、日本とアメリカの音楽業界における女性ラッパーの位置と、詩の表現の変化などについて、解説とディスカッションを行います。明治大学リバティアカデミー×人文科学研究所連携公開講座「ラップ音楽と人種、ジェンダー ー2つの『現場』から」表1: 明治大学リバティアカデミーとは明治大学は地域社会に開かれた大学を目指し、本講座のような「社会への知の還元」を目的とした社会連携にも力を入れています。明治大学リバティアカデミーは、生涯学習の拠点として明治大学が整備・運営しているもので、本学教員や外部からお招きした講師による講座を広く一般に公開しています。(詳細:明治大学リバティアカデミーHP ) 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2022年10月04日わが家には7歳、5歳の娘と3歳の息子がいるのですが、見ているテレビの影響もあり、一人称が「ぼく」だったり「あたし」だったりと、その時々で定まらない状態です。私自身はあまりそういったことを男女でくっきり分けてしまうのが好きではないのでそのままにしていたのですが、ある日次女が幼稚園で「女の子なのに『ぼく』はおかしい」と言われたらしく、落ち込んで帰ってきました……。 一人称が「ぼく」の長女発端は長女が自分のことを「ぼく」と言い始めたことでした。どちらかというと男の子向けのヒーローものを好むせいか、「あたし」や「わたし」というのが恥ずかしく抵抗があるというのです。一方、次女は女の子っぽいものが好きで「あたし」という一人称を使っていたのですが、憧れの姉のまねをしたいという気持ちがあったのか、次女も「ぼく」と言うことが増えてきました。 女の子なのに「ぼく」はおかしいある日、次女が幼稚園から帰ってきたとき元気がなかったので事情を聞いてみると、同じクラスの女の子から「女の子なのに『ぼく』っていうの変なの。男の子みたい」と言われたというのです。マイペースで周りからの評価は気にしないタイプの長女とは違い、周りからよく見られたい、浮きたくないという気持ちが強い次女は、「変」という言葉に傷つき、一人称を「あたし」に戻したほうが良いのか悩んでいました。 いまいち響かなかった私の言葉「女の子なのに『ぼく』っていうのおかしいのかな」と悩む次女を、私は「おかしくない」「男だから、女だからなんてないよ」と精一杯励ましましたが、クラスメイトから言われた「変なの」という言葉を払拭するには至りません。確かに「ぼく」を使う女の子は少数派で、いわゆる「普通」として扱われないことは私も十分わかっていました。私がどんなに「それでいい」と言っても次女にとっての世間、つまり幼稚園の仲間が良しとしてくれなければ、次女にとって意味がないのです。 娘を励ましたクラスメイトの言葉結局、翌日も元気がないまま幼稚園に向かった次女でしたが、帰ってくると前日とは打って変わってニコニコ笑顔でした。聞くと、昨日と同じことを言われたけど、その直後クラスメイトの男の子が、「次女ちゃんは『ぼく』でもかわいいから、どっちでもいいんだよ!」と言い返してくれたというのです。「ぼく」も「あたし」も使う次女にとって、この「どっちでもいい」という言葉が特にうれしかったのだと言います。「男の子も女の子も、どっちでもいいんだね」と笑う次女に次世代の強さを感じました。 5歳の娘にとって初めて立ちはだかったジェンダーの問題でしたが、同じ5歳のお友だちの「どっちでもいい」という言葉は何よりも強く、娘の悩みを吹き飛ばしてくれました。幼稚園の外部にいる母親ではなく、同じ幼稚園の中にいるお友だちの言葉だからこそ、響くこともあるのだなと実感した出来事でした。 ベビーカレンダーでは、赤ちゃん時代を卒業して自己主張を始めた2~6歳までの子どもの力を伸ばし、親子の生活がもっと楽しくなる【キッズライフ記事】を強化配信中。今よりもっと笑顔が増えてハッピーな毎日なりますように! 監修/助産師REIKOイラストレーター/magari著者:岩崎はるか2女1男の母。両実家とも遠方のためワンオペ育児中。先天異常の影響で肺が片方しかない医療的ケア児を含む3人の子を育てた育児体験談のほか、大学院で農学を学んだ経験から食についても執筆。
2022年08月30日近年、映画賞の演技部門において、「男優賞」「女優賞」と性別で分けることをやめ、「ジェンダー・ニュートラル」(性的に中立)な形を取る動きが加速している。すでにジェンダー・ニュートラル化を行ったベルリン国際映画祭、今年開催の授賞式から実施するゴッサム賞などに続き、インディペンデント・スピリット賞も演技部門の性別区分けの廃止を表明。主催者のフィルム・インディペンデントが公式ホームページにて発表した。同団体のトップのジョシュ・ウェルシュは、「私たちは、性別に関わらず素晴らしい演技を称えるため、すでに動き出している映画祭や映画賞に加わることに喜びを感じています。また、男性か女性かの選択を強制することなく、ノンバイナリーの俳優たちをスピリット賞に迎えられることもうれしく思います」とコメント。また、インディペンデント・スピリット賞はこれまで製作費が2250万ドルまでの作品を対象としていたが、昨今の物価・製作費高騰により、製作費3000万ドルまでに引き上げられた。「新しい上限を設けたことで、これまでと同じように幅広い作品を称えることができます」としている。インディペンデント・スピリット賞授賞式は2023年3月4日に開催される。(賀来比呂美)
2022年08月24日幼かった我が子も成長し、保育園、幼稚園へと入園。 そんな喜びも束の間、ママ友との交流、園での謎ルール、しつけの強要などなど…園トラブルに悩む人も…!? 今回はそんな皆さんの投稿から集めたエピソードをご紹介します。ジェンダーへの配慮娘の保育園では「男の子は青、女の子はピンクを着てはいけない」という謎のルールがあります。ジェンダーに配慮して「男の子が着ている青を女の子が着るのは変だから」といった子どもの間での差別がなくなるように、が狙いだそうです。そのため、ピンクが好きな娘には苦痛で、新しく買った服もほとんどピンクなので保育園に着ていけないと泣いてしまいます…。どうにか赤やオレンジで代用していますが、娘が可哀想です。(会社員)トイトレ娘の保育園の先生は少し厳しい言動が目立つようです。娘はトイレトレーニングが終わったのですが、友達は出来ておらず、何度か漏らしてしまったそう。それに対して「まだオムツなの?」と話したそうで、聞いていた周りの子達に「オムツだってー!」とからかわれたそうです。娘はその輪に入っていなかったので、ただ教えてくれただけですが…そんな恥ずかしいことを子どもの前で言わなくてもいいのにと思いました。(会社員)園生活では、様々なトラブルが起きているようですね。トラブルを回避するには適度な距離感が必要なのかもしれません。以上、保育園・幼稚園トラブル体験談でした。次回の「トラブル体験談エピソード」もお楽しみに♪※こちらは実際に募集したエピソードを記事化しています。"
2022年05月03日ドウェイン・ジョンソンが「E!News」のインタビューで、「男性は、メンタルヘルスの問題を抱えていてもオープンに話すことができない傾向にある」と問題提起。自らの経験を語った。「私は一人っ子で、男として育った。男というのは、もともとそういうこと(メンタルヘルス)について語らないような性質がある。話すことで、傷つくような気がするからだ。誰だって傷つきたくない。メンタルヘルスについて話すことで、弱さを見せるような気になるんだ」と指摘した。ドウェインは1990年代から90年代半ばに、アメフトがらみのけがや不調で「うつ」を経験。初めて「うつ」を患ったときは「それがなんだかわからなかった。とにかく最悪な気分で、なにもしたくなかった」という。どん底から抜け出すために必要だったことは、人と話し、助けを求めることだった。この経験をもとに、自身の伝記ドラマ「Young Rock」で視聴者に「助けを求めるのは弱さを見せるんじゃない。助けを求めるのは、私たちのスーパーパワーなんだ」と呼びかけたことも。「最高に感動する視聴者からの感想は、メンタルヘルスについて語る開放性に関してのことなんだ」と話し、ドラマがメンタルヘルスについて考えるための手助けとなっていると、手ごたえ感じていることを明かした。(Hiromi Kaku)
2022年03月15日現役の日本大学芸術学部映画学科3年映像表現・理論コース映画ビジネスゼミで毎年実施している“日芸映画祭”は、11回目を迎える今年、「ジェンダー・ギャップ」映画祭として全15作品を上映する。今年3月、「日本の男女平等指数が世界で120位」というニュースが発表された。2月にはJOC森前会長による「性差別発言」もニュースとなった。日本は、「女だから」「男だから」という無意識な差別や偏見、男女差別が根強く残る国。2017年にアメリカの映画界で始まった#MeToo運動も諸外国と比べると日本では拡散が弱く、これから社会に出る学生たちは将来に大きな不安を抱えているという。『はちどり』そこで今年度の映画祭のテーマを「ジェンダー・ギャップ」に決定。映画史の様々な作品を学ぶからこそ、長年見過ごされてきたジェンダー・ギャップという問題にいま一度、映画を通じて改めて観客と共に向き合いたいとして映画祭を企画。古今東西の映画15本から、いかに女性たちが戦ってきたのか、そして社会はそれをどう阻んできたのか、ジェンダーをめぐる価値観はどう変わっていったのか、国によってどう違うのかなどを観客と共に考えていく。取り上げるのは、主に性差に疑問や悩みを持ち、行動してきた“女性”を描いた作品。中国の蔡楚生監督『新女性』と溝口健二監督『浪華悲歌』は、製作国こそ違えど、同時代作品においてどちらの主人公も女性であるがゆえに苦しい選択を迫られている。『新女性』そして女性監督の筆頭であるアニエス・ヴァルダ作品からは『5時から7時までのクレオ』を選出。また、家庭や学校での性差に悩む少女の繊細な心情を捉えたキム・ボラ監督の『はちどり』はスタッフ全員一致で選出。日藝映画祭で初選出となるアニメーションは、遊女であるリンの生き方がさらに深く描かれた片渕須直監督『この世界の(さらにいくつもの)片隅に』。『この世界の(さらにいくつもの)片隅に』また、『RBG 最強の85才』や『この星は、私の星じゃない』のように、男女平等の道を切り拓いてきた女性のドキュメンタリー作品にも注目。そして、2020年東京国際映画祭コンペティション出品作の舩橋淳監督による『ある職場』は、本映画祭でプレミア上映として公開する。『ある職場』例年以上に現代の作品を多く選定したのは、今後の自分たちの生き方の鍵が見えやすいと考えたゆえという。今も昔もジェンダー・ギャップに満ち溢れた世界の中で、本映画祭を通して“変わりゆく男女観”に気づき、幅広い層の方々と共に自由に語り合えることを目指していく。なお、本映画祭はテーマ設定、企画から作品選定、上映交渉、ゲスト交渉、チラシやパンフレットのデザイナー探しから制作、そして会場運営に至るまで、全て3年生の学生主導で行なっている。「ジェンダー・ギャップ映画祭」に著名人からコメント到着上野千鶴子(社会学者、認定NPO法人ウィメンズアクションネットワーク理事長)「自分の目の黒いうちに、区別が差別に昇格した」と名言を残したのは、女性学の大先輩、駒尺喜美さん。映画は社会の状況を反映する。おんなとおとこの「あたりまえ」がどうやって「あたりまえ」になったか、そして「あたりまえ」でなくなっていったかを知るためには映画は最高の歴史資料。ううむ、へええ、まさか、やっぱり、と驚きと感動の連続であることを請け合います!ブレイディみかこ(ライター・コラムニスト)「ジェンダー・ギャップ」は何も特別な概念ではない。政治家や識者が議論するポリティカル・イシューでも、ジャーナリストが新聞やネットの記事に書くための専門用語でもない。それはわたしたちの足元につねに蹲っていて、この社会を生きる一人一人の暮らしの中に浸み出しているものだ。その影響を受けているのは女性だけではないから、すべての性の人々が考えるべき問題でもある。1本の映画が、自分の生活の中にもあった不可視化された差別や格差について気づくきっかけになることがある。気づいてしまった後に何をするかは、あなた次第だ。片渕須直(アニメーション映画監督)両性のあいだにはどうしても相違があってしまい、それゆえに理解が難しいのであるなら、それを乗り越えさせるものこそ「想像力」ではないか。かつて自作『アリーテ姫』(2000)で語ろうとしたことです。『この世界の(さらにいくつもの)片隅に』(2019)の主人公もアリーテ姫と同じ魔法にかけられてしまい、やはりもともとの名前や、それまで携えてきたアイデンティティを失わされます。そして、そこからの解決がもたらされない、というのは現実の負の面を反映しているから。両映画の間の20年近くの時間はなんだったのでしょう。「ジェンダー・ギャップ」映画祭は12月4日(土)~12月10日(金)、ユーロスペースにて開催。(text:cinemacafe.net)■関連作品:この世界の(さらにいくつもの)片隅に 2019年12月20日より全国にて公開© 2018こうの史代・双葉社 /「この世界の片隅に」製作委員会はちどり 2020年6月20日よりユーロスペースほか全国順次公開© 2018 EPIPHANY FILMS. All Rights Reserved.
2021年12月03日ものまねタレントのりんごちゃんが7日、オンラインで開催されたランウェイトークショー「SDGs FES in EDOGAWA supported by TGC」に出演した。りんごちゃんは、「多様性と包摂性(D&I)」をテーマにしたファッションショー「DIVERSITY SPECIAL COLLECTION」に登場。SDGsカラーを用いたド派手なコーディネートを披露し、ランウェイを彩った。そして、インクルージョン(包摂性)の視点から取り組むSDGsについてコメントを求められると、「ジェンダーを気にせず使えるお手洗いとかを設置するとかだと思う」と意見。「この世の中って、ジェンダーに関して、気を使ってしまう場面がまだまだあるんですよね。お着替えするのにも更衣室が分かれていたりするので、誰しもが安心して使えるトイレや更衣室を設置することはインクルージョンという視点からSDGsの実現につながるんじゃないかなと思います」と語った。SDGs未来都市に選定された江戸川区では、9月25日~11月20日に「SDGs Month in EDOGAWA」を実施し、SDGsを知る・理解することを目的とする複数の普及啓発イベントをオンラインで展開中。その一環として、東京ガールズコレクション(TGC)完全プロデュースの元「SDGs FES in EDOGAWA supported by TGC」を開催した。
2021年11月07日「今後、ジェンダー平等が達成され、誰もがより幅広い人生の選択肢を持てるようになることを、自らの可能性を最大限生かす道を選べるようになることを、それがあたりまえの社会になることを切に願います」10月10日、佳子さまは日本のガールスカウト活動100周年を記念する「国際ガールズメッセ」の式典にオンラインで参加され、ビデオメッセージを寄せられた。佳子さまはメモを取りながら熱心に式典を視聴されたという。今年3月に世界経済フォーラムが発表した「ジェンダーギャップ指数」では、日本は世界156カ国のうち120位だった。そのことについて、佳子さまは「この現状はとても残念です」とも述べられた。「昨年のプレイベントで寄せられたお言葉もメッセージ性の強いものでしたが、今年はお気持ちをより主張されていた印象です」(皇室ジャーナリスト)佳子さまの真っ直ぐなご発言に、Twitter上では《皇族が政治的な発言は控えるべき》などと反発の声がある一方、《シンプルでストレートな良いスピーチ!》《このメッセージはすごい。私も願います》と賛同の声も上がっている。佳子さまと言えば、これまでも“物申す皇族”としてご自身のお考えを表明されてこられた。佳子さまが国際基督教大学(ICU)を卒業された’19年3月。宮内記者会からの「結婚の時期や、理想の男性像についてどのようにお考えでしょうか。お相手はいらっしゃいますか」との質問に、佳子さまは文書でこう回答された。《結婚の時期については、遅過ぎずできれば良いと考えております。理想の男性像については、以前もお答えしていますが、一緒にいて落ち着ける方が良いと考えております。相手がいるかについてですが、このような事柄に関する質問は、今後も含めお答えするつもりはございません》佳子さまは結婚相手の有無について、はっきりと回答を拒否されたのだ。また眞子さまと小室圭さんの結婚について、「家族としてどのように受け止めていらっしゃいますか」との質問にもキッパリこう記されていた。《私は、結婚においては当人の気持ちが重要であると考えています。ですので、姉の一個人としての希望がかなう形になってほしいと思っています》誰もが自らの可能性を最大限生かす道を選べるようにーー。その言葉は眞子さま、そして佳子さまご自身にも向けたメッセージなのかもしれない。
2021年10月13日明治学院大学国際学部付属研究所は、2021年度公開セミナー「新しい共生を考える ―ジェンダーが照らす社会の未来―」を開催します。全5回の無料オンラインセミナーです。ジェンダーフリー、LGBT、同性婚などの用語を目にする機会が増えています。社会生活の「基本単位」とされる「家族」「家庭」が大きな変貌を遂げている現在、これまで当然と思われてきた社会のありかたについて、法学の専門家と共に捉え直し、日本社会の新しい共生について考えます。また、アフガニスタンなど世界における女性への暴力にも目を向け、国際平和への関わり方を考えるセミナーです。明治学院大学国際学部付属研究所 公開セミナー■ 明治学院大学国際学部付属研究所 2021年度公開セミナー「新しい共生を考える ―ジェンダーが照らす社会の未来―」日時:2021年11月9日、16日、23日、30日、12月7日(毎週火曜日)15時15分 - 16時45分※Zoomウェビナーによるオンライン・第1回 11/9ゲスト:清末 愛砂氏 (室蘭工業大学教授)テーマ:ジェンダーの視点から憲法と平和をめぐる問題を考える・第2回 11/16ゲスト:李 妍淑氏 (北海道大学法学研究科研究員)テーマ:家族とジェンダーをめぐる中国の法と社会・第3回 11/23ゲスト:野口 敏彦氏 (弁護士・第二次夫婦別姓訴訟弁護団事務局長)テーマ:別姓婚の選択肢を求める意味 ~たかが名前、されど名前~・第4回 11/30ゲスト:新村 響子氏 (弁護士・旬報法律事務所パートナー)テーマ:労働現場におけるセクシュアルハラスメント・第5回 12/7ゲスト:谷口 洋幸氏 (青山学院大学教授)テーマ:人権の視点から考える多様な性のあり方事前申込み: 申込期間:受講日まで先着順 :100名費用 :無料※申込後数日以内に、登録完了メールをお送りします。1週間以内にメールが届かない場合はご連絡ください。公開セミナーURL: お問い合わせ先:国際学部付属研究所TEL : 045-863-2267 (受付時間:平日 10時半-16時半)Email: frontier(at)k.meijigakuin.ac.jp ※ (at) は @ に置き換えてください。 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2021年10月11日【母親は常に味方で、何かあった時は必ず助けてくれる】存在ではありたいと思うのですが、【母親はなんでもやってくれる】存在ではない。…ということを子どもたちには伝えたいと思っています。※今回はあくまで私個人の意見であり、特定の誰かや何かを否定するつもりは一ミリもありませんので、そのうえでご覧いただけましたら幸いです。母親という立場って、子育てをしていくうえで子どもの見えない部分で色んな苦労をしていると思うんですが、それらを【当たり前】と思わせてはいけないと思っていて、すごく極端な例ですが、例えば彼らが結婚してそして子供が生まれたときに、『え?そんなことうちの母親は当たり前にやってたけど? 母親だったらやって当たり前なんじゃないの?』って思ってしまわないように(見えない部分で苦労していたら必ずこうなってしまうってことではなく、あくまで極端な例としてです。)これは男女関係なくですが、ある程度自分のことできるようになってきた子ども達には【普段の当たり前は実は当たり前ではない】という事を伝える意味でも…お手伝いをさせたり、家事などとは別に、女性には生理があって、それに伴って不調が出てくるということも話すようにしています。(特に性教育については早い方が望ましいと思っていて、今からこういったことを隠すのではなく、フランクに話せる環境にしておくことも大事だと思っています。)うちは2年ごとに次々子どもが生まれたので、上の子達は赤ちゃんが生まれた直後の大変さも見ていますし、夫が家事育児を積極的に手伝ってくれるタイプなので、口で説明しなくても幼いころから目で見て学んでいる部分は結構あると思っています。(たぶん 笑)子ども達が大きくなりパートナーができたとき、相手の立場を思いやり、気持ちに寄り添えるようになってほしいといつも思っています。
2021年09月15日韓国の人気WEBドラマで、大学のキャンパスで直面するジェンダー問題を取り上げた「ちょっと敏感でも大丈夫」シーズン1が8月30日(月)よりオンライン動画配信サービス「Hulu」にて独占配信されることになった。飲み会やグループチャットをはじめ、キャンパスライフで起こる数々のセクハラ、フェミニズムに関わる問題に悩みつつも、共に乗り越えて成長していく大学生たちの姿を描いた本作は、2018年に韓国の動画配信サービス「NAVER TV」やYouTubeで配信されるや、大人気を博すことに。シーズン1、そして2019年制作のシーズン2は再生回数6600万超えを記録。2020年にはシーズン3も制作され、大きな話題を呼んだ(シーズン2および、「ちょっと敏感でも大丈夫 2020」は今秋配信予定)。各話7分ほどの短尺ドラマでありながらも、ジェンダー問題や大学生のリアルな恋愛事情も的確に捉え、前向きに生きていくパワーを視聴者に与えている。本作への出演も含めた功績で“WEBドラマのプリンス”として人気を博し、「偶然見つけたハル」で演じるナムジュ役でも注目を集めるキム・ヨンデが、メイン・キャラクターの1人である大学生ドファンを熱演。韓国で社会現象を巻き起こしたドラマ「ペントハウス」シリーズ(2020~2021)にも出演し、「SBS演技大賞」の新人俳優賞も受賞したキム・ヨンデの、初々しい中にもすでに溢れるカリスマ性に注目。さらに、数々のハラスメントに巻き込まれる美しきヒロイン・シネ役で、韓国ドラマ「あなたが眠っている間に」(2017年)で注目を集めたキム・ダイェも出演。ほかにも、これからの韓国エンターテインメント界を担う注目俳優が続々と登場する。「ちょっと敏感でも大丈夫」シーズン1は8月30日(月)よりHuluにて独占配信(全12話)。(text:cinemacafe.net)
2021年08月26日わが家には7歳、5歳の娘と3歳の息子がいるのですが、見ているテレビの影響もあり、一人称が「ぼく」だったり「あたし」だったりと、その時々で定まらない状態です。私自身はあまりそういったことを男女でくっきり分けてしまうのが好きではないのでそのままにしていたのですが、ある日次女が幼稚園で「女の子なのに『ぼく』はおかしい」と言われたらしく、落ち込んで帰ってきました……。 一人称が「ぼく」の長女発端は長女が自分のことを「ぼく」と言い始めたことでした。どちらかというと男の子向けのヒーローものを好むせいか、「あたし」や「わたし」というのが恥ずかしく抵抗があるというのです。一方、次女は女の子っぽいものが好きで「あたし」という一人称を使っていたのですが、憧れの姉のまねをしたいという気持ちがあったのか、次女も「ぼく」と言うことが増えてきました。 女の子なのに「ぼく」はおかしいある日、次女が幼稚園から帰ってきたとき元気がなかったので事情を聞いてみると、同じクラスの女の子から「女の子なのに『ぼく』っていうの変なの。男の子みたい」と言われたというのです。マイペースで周りからの評価は気にしないタイプの長女とは違い、周りからよく見られたい、浮きたくないという気持ちが強い次女は、「変」という言葉に傷つき、一人称を「あたし」に戻したほうが良いのか悩んでいました。 いまいち響かなかった私の言葉「女の子なのに『ぼく』っていうのおかしいのかな」と悩む次女を、私は「おかしくない」「男だから、女だからなんてないよ」と精一杯励ましましたが、クラスメイトから言われた「変なの」という言葉を払拭するには至りません。確かに「ぼく」を使う女の子は少数派で、いわゆる「普通」として扱われないことは私も十分わかっていました。私がどんなに「それでいい」と言っても次女にとっての世間、つまり幼稚園の仲間が良しとしてくれなければ、次女にとって意味がないのです。 娘を励ましたクラスメイトの言葉結局、翌日も元気がないまま幼稚園に向かった次女でしたが、帰ってくると前日とは打って変わってニコニコ笑顔でした。聞くと、昨日と同じことを言われたけど、その直後クラスメイトの男の子が、「次女ちゃんは『ぼく』でもかわいいから、どっちでもいいんだよ!」と言い返してくれたというのです。「ぼく」も「あたし」も使う次女にとって、この「どっちでもいい」という言葉が特にうれしかったのだと言います。「男の子も女の子も、どっちでもいいんだね」と笑う次女に次世代の強さを感じました。 5歳の娘にとって初めて立ちはだかったジェンダーの問題でしたが、同じ5歳のお友だちの「どっちでもいい」という言葉は何よりも強く、娘の悩みを吹き飛ばしてくれました。幼稚園の外部にいる母親ではなく、同じ幼稚園の中にいるお友だちの言葉だからこそ、響くこともあるのだなと実感した出来事でした。 ベビーカレンダーでは、赤ちゃん時代を卒業して自己主張を始めた2~6歳までの子どもの力を伸ばし、親子の生活がもっと楽しくなる【キッズライフ記事】を強化配信中。今よりもっと笑顔が増えてハッピーな毎日なりますように! 監修/助産師REIKOイラストレーター/magari著者:岩崎はるか2女1男の母。両実家とも遠方のためワンオペ育児中。先天異常の影響で肺が片方しかない医療的ケア児を含む3人の子を育てた育児体験談のほか、大学院で農学を学んだ経験から食についても執筆。
2021年07月29日4月24日(土)~5月5日(水)の「プライドウィーク」に合わせ、ナショナル ジオグラフィックが贈る本格的社会派ドキュメンタリー『ジェンダー革命』がDisney+(ディズニープラス)にて配信されることになった。本作は、ジャーナリストのケイティ・クリックが製作総指揮とナビゲーター。ジェンダー・アイデンティティを取り巻く疑問に答えるべく、全米をめぐり、第一線の科学者、医師、専門家や、自らの体や人生を見つけた一般の人々と話をすることで、これまで語られてこなかったジェンダーに関する葛藤や理解、無知、愛についてのストーリーに光を当てるドキュメンタリー。以前は「男女」というカテゴリーのみで全て区切られていたジェンダーの形。ジェンダーやセクシュアリティの形が人それぞれ無数に存在するにもかかわらず、多くの人にはその全容が理解されていないのが現状となっている。本作では多種多様な人々へのインタビューを通して、文化的、社会的、生物学的、個人的、様々な角度から、ジェンダーを深く知る機会を与える。多様性について考えるディズニープラスの作品ディズニープラスでは、作品のテーマやキャラクターの性別や個性など、それぞれの違いを受け入れ、認め合う作品を多数配信。特に、ディズニー&ピクサーの短編アニメーション『殻を破る』は、主人公グレッグが愛犬とほんの少しの魔法の力を借りて「隠す必要なんてない」ことに気づく様子を描き、大きな話題を呼んだ。そのほかにも、動物社会を通して多様性を描いた『ズートピア』や、色々な個性あるキャラクターが登場し作品全体で多様性を訴えるディズニープラス オリジナルドラマ「ハイスクール・ミュージカル:ザ・ミュージカル」、「スター・ウォーズ レジスタンス」、そして4月2日(金)から配信開始となった最新ドラマ「飛べないアヒル -ゲームチェンジャー-」など、プライドウィークに合わせて観たい作品が揃う。『ジェンダー革命』は4月23日(金)よりディズニープラスにて配信開始。(text:cinemacafe.net)
2021年04月06日ジェンダーについて知りたいと思ったら、読書を通して、様々な知識や意見に触れてみて。ジェンダー・ギャップや多様性に関心の高い書店員、代官山 蔦屋書店の宮台由美子さんに、おすすめの入門本を聞きました。幅広いジャンルの本と、じっくりと対話を重ねて。「2017年の『男も女もみんなフェミニストでなきゃ』をはじめジェンダーに関する翻訳書の出版が相次ぎ、自然と品揃えも増えてきました。その後、’19年頃からジェンダー本の提案をしたいと考えるように。当店は女性エッセイと、社会学や社会問題の棚が隣接する珍しい棚構成になっており、両方の読者の懸け橋となることを意識しています」と話すのは、代官山 蔦屋書店で人文コンシェルジュを務める宮台由美子さん。「最近はかなり分厚い本もよく売れています。翻訳本やジェンダーの最新の言説に触れるようなものが求められている一方で、雑誌『エトセトラ』(エトセトラブックス)をはじめとする等身大の言葉が書かれた熱い本、雑誌も好評」と意識の高まりを感じているそう。「本は読者と1対1で向き合うメディアなので、自分の実体験と照らし合わせて考え、自分の言葉に落とし込む時間を作ることができる。また、いつでもどこでも連れていけるのも魅力。お気に入りの一冊をぜひ携えてください」新しいジェンダーについて、考えるきっかけに。『男も女もみんなフェミニストでなきゃ』チママンダ・ンゴズィ・アディーチェ訳・くぼたのぞみナイジェリア出身の作家による、全米が称賛したTEDスピーチを翻訳。フェミニズムを理解するのに最適な一冊。「『フェミニスト』って聞くとちょっと構えてしまう人にこそ読んでもらいたい!言葉をリフレッシュすることで、堂々とジェンダーについて考え、フェミニストと名乗ることへの意識を刷新してくれる最初の一歩になります」1320円(河出書房新社)力強い言葉で、すべての女性の背中を押す。『わたしはオオカミ 仲間と手をつなぎ、やりたいことをやり、なりたい自分になる』アビー・ワンバック訳・寺尾まち子元女子サッカー米国代表選手による名門女子大学の卒業式祝辞から生まれた本。オオカミの群れのごとく連帯し、新しい世界を築くためのメッセージを綴る。「“こうあるべき”とされてきた古い慣習は、どんな立場の女性でも身に覚えがあるはず。仲間と手を繋ぎ、やりたいことをやり、なりたい自分になり、新しいルールを作るための方法がこの一冊に」1540円(海と月社)あらゆるデータから、ジェンダー問題に迫る!『存在しない女たち 男性優位の世界にひそむ見せかけのファクトを暴く』キャロライン・クリアド=ペレス訳・神崎朗子公衆トイレやオフィスなど、日常に潜んでいるデータにおけるジェンダー・ギャップを明らかに。「膨大なデータが記された本書は科学的に、いかに女性が見えない存在とされてきたのかを解き明かす。『女だから仕方がない』と思ったあなた個人の経験が、自分だけではなく、世界中の女性たちと繋がっていることを確認できます」2970円(河出書房新社)百人が百様に装い生きる素晴らしさを描く。『百女百様 ~街で見かけた女性たち』はらだ有彩東京、大阪、ハワイやパリ…街で出会った自由な装いの女性たちをイラストと文章で描く。「私たちは多かれ少なかれ他者からの視線、本当は思い込みにすぎない社会的規範に縛られながら、日々装っています。本書で描かれた女性たちは多様で、それを見つめる視線のなんと優しくて豊かなことか。ジェンダー的視座を知るきっかけに」1650円(内外出版社)※『anan』2021年4月7日号より。写真・安田光優(by anan編集部)
2021年04月04日SDGsの5つ目の目標である、「ジェンダー平等」とは、性別に関係なく、すべての人が平等に様々な機会を得られる、という考え方。それは個人の幸せはもちろん、国の発展にも繋がるといわれています。今の日本にとって、実は大きな課題です。先進国であり、経済大国といわれている日本。しかしジェンダーという指標で見ると、この国の印象はまったく違うものに。「日本は、政治家や会社経営者など、意思決定の場にいる女性の人数がとても少なく、先進国の中では最もジェンダーが不平等。男性リーダーが作ったルールで構成される社会では、自分らしく働き生きたいと思う女性の自己実現はなかなか難しいのが現実です」と話すのは、ジャーナリストの治部れんげさん。日本をより良い国にするために、若い女性にこそジェンダー問題を知ってほしい、と言います。「本来、人は、自分がやりたいことを、好きなようにできる、それが望ましい姿です。性別によって可能性を狭めることのない社会が、“ジェンダー平等のある社会”。今の仕事、ファッション、メイクなど、自分が選んでいるものは、“本当に私が好きで、やりたくて選んでいるものなのか?”ということを、ぜひ一度自問自答してみてください。もしかしたら、親や周囲の人、あるいは社会からの、“女の子だからこうしたほうがいいよ”“女の子にそれは無理だよ”という言葉やプレッシャーによって、選ばされているのかもしれません。おかしいな、と思ったら、ぜひその疑問を掘り下げてみて。みなさんのその行動が、平等な社会への第一歩になると思います」ジェンダーとは…ジェンダーとは、生まれたときに診断される生物学的な性別を示す「セックス」とは別の、“社会的、文化的に形成される性差”。男だからこうすべき、女だからこれはダメというような押し付けや、性別にまつわるカテゴリー分けのこと。ジェンダー・ギャップに関する背景を知ろう。最近“ジェンダー・ギャップ指数”という言葉を耳にするが、これは経済、政治、教育、健康の各分野で、男女差がどのくらいあるのかを示す数字。153の主要国と重要国中、日本はなんと121位。とても低い位置で、男女格差が大きい国として認識されている。「他国が国の成長に女性の力が不可欠であることに気がつき、女性の登用を増やし、“女性が自己実現しやすい国”に変わる一方で、日本はほとんど改善がなされず、他国の躍進もあり、ここ数年ますます順位を落としています。結果、人口は減り続け、経済もここ30年ほぼ成長していません。改善のためにはまずは現状を知り、世界からいかに後れを取っているか、危機感を抱くことが大切です」(上智大学教授・三浦まりさん)文化的背景女性ならきっと、今までの人生の中で“女の子なんだからするべき”という言葉をかけられた経験があるはず。「ジェンダー・ギャップが大きい場合、“性別における役割”が文化として定まってしまい、結果“その性別”であるだけで未来が狭まり、好きに生きることができません。わかりやすく言うと、“総理大臣は男がなるもの”と周りに言われたら、総理大臣になりたいという夢を抱く女の子が自然にいなくなってしまうということです」制度的背景例えば夫婦別姓を選択できない、あるいは男女に賃金格差があるなど、国の政策や企業内の制度で、予め不平等を内包しているものもある。「女性のほうが正社員への門戸が狭かったり、また“男性の靴は自由、でも女性はヒールで”という規則がある会社も。他にも諸外国に比べてピル入手のハードルが高く、女性が自分の体を自分で守れないという問題も。疑問を掘り下げると根っこにジェンダーが関わっていた、ということは案外多いんです」MISSION女性の就業率は上がったものの、女性議員やリーダーを増やすことが急務に。社会の中の問題を発見し、解決するためのルールを作ったり、あるいは改正する。それが世の中を良くするためのプロセスですが、意思決定する場所に携わる人間のうち、男性の比率が極端に高いと、女性が困っている問題に目がいきづらく、女性に寄り添ったルール作りが難しくなる。「今の日本は、まさにその状況。女性が困っている、女性がそれは違うと思っている問題を可視化し、そのためのルール作りをするには、政治だったら議員、会社だったら役職者など、リーダーといわれる席に座る女性の数を増やすことが一番の近道。女性政治家が増えたからって何が変わるの?と思うかもしれませんが、例えばDV防止法や育児・介護休業法など、女性の権利を守る法律が立法されてきたのは、声を上げた女性議員がいたからなんです」KEYWORD:ジェンダー・ギャップ指数日本は先進国で最下位…。不平等な国に生きる私たち。各国の、政治や経済などのトップリーダーが集まり、世界情勢の改善に取り組むことを目的とした国際機関〈世界経済フォーラム〉が、’06年より公表しているレポート。数値が1に近いほど、男女格差がなく、’19年12月発表データで1位のアイスランドは0.877。一方121位の日本は0.652。初回の’06年以来0.007しか上がっていない。先進国では最下位、さらに新興国を含めてもかなり低い順位。KEYWORD:マミートラック気がついたら出世コースから勝手に外されていた…?!子育てをしながら働く女性が、キャリアアップとは縁遠いコースに追いやられてしまうこと。「本人は、産休前同様バリバリ働きたいのに、責任がある重要な仕事を割り当ててもらえず、経験が積めない。例えばその後“管理職になりたい”と思っても、“経験が足りないから却下”となってしまう。“家事・育児は女性の仕事”という刷り込みをなくし男女が平等に担うようになることが、解消の第一歩」KEYWORD:ガラスの天井女性のキャリアアップを阻む、見えない壁の比喩表現。’16年、米大統領選挙でトランプに敗北したヒラリー・クリントンが、“最も高くて硬いガラスの天井は打ち破れなかった”と言い、一般的になった言葉。「女性頑張れと言う割に、男性と肩を並べようとすると、現状で利益を得ている人たちが作った見えない天井によって、押し戻されてしまう。一朝一夕で割れるものではないからこそ、少しずつみんなで力を合わせてヒビを入れていくことが大事」じぶ・れんげジャーナリスト。出版社を経て現職。著書に『「男女格差後進国」の衝撃無意識のジェンダー・バイアスを克服する』(小学館)、『炎上しない企業情報発信ジェンダーはビジネスの新教養である』(日経BP)が。みうら・まり上智大学法学部教授。女性議員を増やすためのトレーニングを提供する、一般社団法人「パリテ・アカデミー」の共同代表を務める。著書に『日本の女性議員どうすれば増えるのか』(朝日新聞出版)など。※『anan』2021年4月7日号より。イラスト・石山さやか(by anan編集部)
2021年04月03日ジェンダーがからむ心ないノリに違和感を覚え、自分も無自覚に加害者になっていないかと心を痛める男性主人公を描いた、大前粟生さんの「ぬいぐるみとしゃべる人はやさしい」。それを表題作とした短編集は、繊細で生きにくさを感じている読者のもとに届き、一躍注目作家に。待望の新刊『おもろい以外いらんねん』は、お笑い好きな男子3人の、高校時代と10年後を追う青春小説だ。お笑いに向き合う3人を介して、“既存の当たり前”に風穴をあける。「僕は、お笑いが好きで、劇場や配信でよく見ているのですが、いわゆるいじり笑いも多いんです。僕自身もイヤだなと感じたし、演者たちも本当に楽しんでやっているのかなとよく思っていました。学校という集団の中でのお笑いを描くことで、お笑いを取り巻く社会全体の空気感までグラデーションで描けるかなと」みんなを笑わせてクラスの中心にいる滝場、滝場の幼なじみで語り手の〈僕〉こと咲太、そんなふたりと仲良くなった転校生のユウキ。文化祭で漫才をやろうと滝場とユウキは〈馬場リッチバルコニー〉というコンビを組んだ。そんな高校時代から10年後、精力的にライブに出演していた〈馬場リッチバルコニー〉が、動画配信がきっかけで人気と知名度が上がり始めていた矢先に…。売れることと、面白いということ。お金のためなのか、生きがいのためなのか。両極端な価値観に翻弄される彼らの衝突や苦悩は、実は私たち読者の日常とも地続きだ。「自分ではふつうのつもりでも、時代の価値観に合わなくなっている危なげな人物。そんな人間に批判の目を向ける人物。さらに、いまはお笑い界と社会との境目にいて、距離を置きながらもよく見ている人物もいたらいいなと。人によっておもろいは違うし、正解を絞らないことで、面白いということの多様性、多面性を損なわずに書きたかったですね」本作でもジェンダー差別の問題に切り込んでいる。「男社会や男性性に起因する問題解決を、イヤな目に遭っている被害者たちに求めてしまうのはグロテスク。引き受けさせすぎ、背負わせすぎだったことが心苦しすぎます。せめて作中では女性たちに甘えずに、男たち3人の中で解決させてみました」咲太ら男性自身が問題に気づき、自主的に変えていこうとする展開は、読者にとっても間違いなく希望だ。『おもろい以外いらんねん』作中に登場するネタ台本も、大前さんの作。「小説なので省略することは可能でしたが、笑いのバラエティも出したかったので」。河出書房新社1400円おおまえ・あお作家。1992年、兵庫県生まれ。2016年、「彼女をバスタブに入れて燃やす」が「GRANTA JAPAN with 早稲田文学」公募プロジェクト最優秀作となり、デビュー。※『anan』2021年3月24日号より。写真・中島慶子(本)インタビュー、文・三浦天紗子(by anan編集部)
2021年03月17日ジェンダーやサステナブルに着目したイベント『渋谷デザイナーズマーケット』と『SHIBUYA SLOW STREAM』が、2021年3月20日(土)〜2021年3月21日(日)の2日間で開催されます。今年も開催!「渋谷デザイナーズマーケット」渋谷の明治通りとキャットストリートの交差地点にある『渋谷キャスト』では、定期的に『渋谷デザイナーズマーケット』が開催されています。今回は『渋谷ファッションウイーク』の一環として、「自己表現としてのファッション」に触れられる企画が用意されているそうです。屋外のガーデンでは、参加しているクリエイターの個性が光るアパレルやファッション雑貨が並ぶマーケットが。また、2020年末にも人気だったQRコード決済式の『ピピットガチャ』を使い、クリエイターのイラストなどが当たる『クリエイターガチャ』も開催!今回は、自分らしく生きる女性を祝福するライフ&カルチャーコミュニティ『She is』が企画した『書いたら、出会うかも。文通ガチャ by She is』が登場します。ここでしか得られないガチャ、ぜひ試してみてくださいね!また、施設屋内では、『MHM(Menstrual Hygiene Management:月経衛生対処)』に取り組む一般社団法人ニュービーによるワークショップや、トークセッションも開催されます。日々の生理やジェンダーに関する悩みが楽になるセッションが用意されているので、気になる方はぜひ参加してみては。【イベント情報】『渋谷デザイナーズマーケット』日時:2021年3月20日(土)ガーデン 12:00〜18:30/スペース 10:30〜18:302021年3月21日(日)ガーデン 12:00〜18:00/スペース 10:30〜18:00場所:渋谷キャストガーデン出店予定者:網の店おおやま/EPICHOLIDAE/kubomi/sakumotto/She is/SHIBUYA FAMILY SALE by SHIBUYA HARAJUKU FASHION FESTIVAL/norahi/per./BOOK TRUCK/FLOWER RIBBON SHOP/hokuri/little my daughter ほか※本企画は渋谷ファッションウイークが参画する東京クリエイティブサロンの一環として開催屋外イベント「SHIBUYA SLOW STREAM」2020年11月にスタートした『SHIBUYA SLOW STREAM』は、この時期にも参加しやすい屋外イベント。今回は「良いモノを引き継ぐ」ための新企画として『Take Over Market(テイクオーバー・マーケット)』が登場します。人気ブランドのアパレルやファッションアイテムのサンプル品など、普段では手に入らないレアなアイテムが集結!さらにプロのスタイリストがその場でセレクトするという、ファッション好きにはたまらない企画です。(※渋谷デザイナーズマーケットでも一部出店予定)ファッション業界の過剰在庫など環境への問題に取り組む『SHIBUYA FAMILY SALE by SHIBUYA HARAJUKU FASHION FESTIVAL』や、『KISS, TOKYO』など、注目のプロジェクトが出店予定です!【イベント情報】『SHIBUYA SLOW STREAM』2021年3月20日(土)12:00〜19:00/21日(日)12:00〜19:00出店予定者:【アパレル】Aloye/THE CHARLIE TOKYO &; LIVRER YOKOHAMA/SHIBUYA FAMILY SALE by SHIBUYA HARAJUKU FASHION FESTIVAL/シルバーゼラチン/netuii/yee/ハレル × もろはし たくみ【ジュエリー】blue bloom vintage/Hiyou.+Motoki Ueno+ヨシムラ サトシ/maitoparta【コスメ】LISARCH【ファッション雑貨】Anemoi/OLD-FASHIONED STORE/SIWA|紙和/+10・テンモア/Nukeme/NoL/MIN BAGGAGE【革小物・革靴】CALDO...TOKYO JAPAN/NAOT JAPAN/niuhans werkstatt/nejicommu【生活雑貨】KISS, TOKYO/Sophie et Chocolat/TALKY/PEOPLEAP/槇田商店ほか※本企画は渋谷ファッションウイークが参画する東京クリエイティブサロンの一環として開催出店予定者は、変更となる可能性があります※荒天(大雨、強風)や感染症の拡大など止むを得ない事態が発生した場合は、開催時間や場所の変更、イベント自体の中止の可能性があります。変更や中止の際には、各SNSにて掲載いたします楽しいだけじゃない、素敵な物や、インフォメーションに出合えるイベントです。ぜひファッションやサステナブルに関心のある方はチェックしてみてください。【参考】【3/20〜3/21】「ジェンダー」「サステナブル」を切り口に、自己表現としてのファッションを楽しむマーケットイベントを渋谷で開催- PR TIMES©︎株式会社Camp文/RKRK
2021年03月14日意外と知らない社会的な問題について、ジャーナリストの堀潤さんが解説する「堀潤の社会のじかん」。今回のテーマは「ジェンダー・ギャップ指数」です。極端に低い日本。男女格差をなくすには意識変革を。3月8日は国際女性デーでした。この日に注目されるのが「ジェンダー・ギャップ指数」。ダボス会議主宰で知られる世界経済フォーラムが、政治、経済、教育、健康の4分野で男女格差を指数化し、毎年発表しています。2019年12月の最新報告書で、日本は153か国中121位。‘18年は110位でした。順位が下がった理由は、女性の政治参加度の低さ。今年2月の時点で、日本の衆議院の女性比率は9.9%。これは193か国のうち167位と著しく低い。他国では女性の首相が誕生していますが、日本は知事止まり。選挙候補者の数を男女50%ずつにすることを努力目標に掲げていますが、当選して閣僚になる女性は少数です。企業のなかでも女性管理職の割合は低い状態が続いています。女性の社長の比率は上昇していますが、創業者や同族継承がほとんどで、内部昇格の割合は8%にすぎません。これほど女性のリーダーが極端に少ないというのは、日本の経済発展を阻んでいると思います。子育て政策でも、近年ようやくお母さん方を中心に声があがり、女性議員が先導する形で待機児童問題に目が向くようになりました。「子供は家庭で育てるもの」という古い考えのまま、男性社会と切り離して捉えていたため、問題に気づけなかったのです。つまり政府や企業経営者など、制度を作る側、決める側に女性が参加していなければ、考え方の多様性が担保されず、女性の働きやすい環境実現は遅れる一方です。もうひとつ、ジェンダー・ギャップを生む背景に「マンスプレイニング」が指摘されています。「man(男)」と「explain(説明)」を掛け合わせた言葉で、男性が女性を見下して解説、助言するさまを指します。無意識の男性のそうした態度が、女性の発言する機会を失わせます。昨年は、職場でヒールやパンプスを履くことを強要しないでほしいという#KuToo運動が始まりました。女性性を否定するものではなく、履くのも脱ぐのも自由意思を尊重してほしいという主張です。「オフィスでは女性はヒール」というのも固定観念にすぎません。慣習を疑うことが、ジェンダー・ギャップをなくす第一歩なのかもしれません。堀 潤ジャーナリスト。元NHKアナウンサー。市民ニュースサイト「8bitNews」代表。「GARDEN」CEO。『わたしは分断を許さない』(監督・撮影・編集・ナレーション)公開中。※『anan』2020年4月8日号より。写真・中島慶子イラスト・五月女ケイ子文・黒瀬朋子(by anan編集部)
2020年04月02日クロエ(Chloé)が、ユニセフとグローバルパートナーシップを締結。ジェンダー平等を目的としたユニセフのプログラムを3年間サポートしていく。この支援は、ボリビア、ヨルダン、モロッコ、セネガル、タジキスタン等において、デジタル技術や起業家能力の育成促進が目的。世界の650万人の少女たちが雇用を得られるようスキルを身に付けることを目指す。3月8日の国際女性デーに際し、「GIRLS FORWARD」キャンペーンを行う。そのアンバサダーに女優のケイティ・ホームズ(Katie Holmes)、ルーシー・ボイントン(Lucy Boynton)を起用した。キャンペーンに合わせて3月6日から、オーガニックコットンのTシャツ(4万7,000円)、ブレスレット(2万1,000円)、ネックレス(3万9,000円)を販売。「Girls Forward」のメッセージを掲げたTシャツは2色展開。これらアイテムの売り上げの全額はユニセフに寄付される。Tシャツ(4万7,000円)ブレスレット(2万1,000円)取り扱いは、CHLOE.COMと、日本を含む世界6か国の一部直営店にて。
2020年03月06日女性であるというだけで愛子さまが将来の天皇になれないのは、女性差別ではないのかーー。国民的議題である皇位継承問題。『部長、その恋愛はセクハラです!』(集英社新書)などの著書がある、社会学・ジェンダー研究者の牟田和恵さん(大阪大学大学院人間科学研究科教授)に、見解を聞いた。昨年マスコミ各社が行った世論調査では、女性天皇について8割前後が賛成意見でした。私も、天皇陛下の長子である愛子内親王が次の天皇になられるのが当然だと考えます。現在の皇室典範は男女平等ではなく、改正するべきです。日本国憲法には、法の下の平等が記され、男女平等が定められています。しかし皇室では、天皇という皇位を継承できるのは、男系の男子に限られています。「一般社会と皇室は別ではないか」と思われるかもしれません。しかし、皇室典範における女性差別は、日本社会の女性差別を反映しているのです。たとえば、いまだにお葬式では「喪主は男性でないと」といった意識が根強いです。また、夫婦の姓も、男性の姓に合わせることがほとんどです。こういった女性差別の根本には、家長を男性に限るという「家父長制」があります。個人の自由より「家」を第一とする発想が、いまだに日本社会に根強く残っている証拠なのです。「家制度」は、敗戦による憲法改正で廃止されました。しかし、日本という国の象徴である皇室には、男子しか皇位を継承できないというルールが残ってしまったのです。皇室の女性差別が見直されなければ、日本社会における女性の生きづらさも本質的には変わらないのではないでしょうか。‘85年に女性差別撤廃条約が締結されたこともあり、ヨーロッパのほとんどの王室で、性別にかかわらず第一子が王位を継承するようになっています。日本も天皇の第一子が皇位を継承するように皇室典範の改正を急ぐべきでしょう。世界経済フォーラムが各国の男女平等の度合いを調査した「ジェンダー・ギャップ指数」の’19年版で、日本は153カ国中121位で、過去最低でした。政治や経済などさまざまな分野で、いまだに女性は低い立場に置かれています。それは、皇室のあり方と決して無関係ではないと思います。愛子内親王は天皇皇后両陛下のもとですこやかに成長されているようです。将来、即位されれば、天皇として立派に務めを果たされることでしょう。「女性だからできないこと」は、社会からなくしていくべきです。皇位継承についても、同じだと思います。「女性自身」2020年2月11日号 掲載
2020年02月07日『ターミネーター:ニュー・フェイト』の新キャラクター・グレース役で注目度急上昇中のマッケンジー・デイヴィスが出演する、Huluプレミア「ホルト・アンド・キャッチ・ファイア 制御不能な夢と野心」の待望の最新シーズン3が11月23日(祝・土)より配信開始。この度、シーズン1より“タンクトップがよく似合う”型破りな天才プログラマー、キャメロン・ハウを演じているマッケンジーが、転機を迎えるシーズン3について語るコメントをシネマカフェが独占入手した。本作は、1980年代のパーソナルコンピュータ黎明期のアメリカを舞台に、パソコン業界で革命的な新製品を生み出そうとする人々を描く波瀾万丈のヒューマンドラマ。『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』『ホビット』のリー・ペイスが元IBM社員の野心家ジョー・マクミラン、「ナルコス メキシコ編」『アルゴ』のスクート・マクネイリーが画期的なアイディアを持つ技術者ゴードン・クラークを演じ、その妻ドナを『アルゴ』でも夫婦役だったケリー・ビシェが演じている。「私も良い演技をしなきゃと駆り立てられます」最新のシーズン3では、1986年のカリフォルニア州シリコンバレーに舞台を移し、キャメロンとドナが立ち上げた通信ゲーム会社“ミューティニー”のさらなる事業拡大を図ろうとする姿や、ゴードンが開発した“セキュリティシステム”を売ることで成功を収めていたマクミランのその後が描かれる。この豪華実力派俳優陣の顔ぶれに、マッケンジーは「とても良い俳優仲間たちと仕事ができています。皆、好奇心に満ちた度量の広い人たちで、これまで一緒に仕事した中でも最高のチームです」と自信を覗かせる。「メインキャストの4人は、撮影の時いつも顔を合わせるのですが、私は彼らに会うといつも、元気をもらい、俄然やる気が出てきます。魅力的で才能ある彼らは、仕事に対する姿勢が素晴らしく、私も良い演技をしなきゃと駆り立てられます。彼らと一緒に仕事をし、各々の才能を結集して撮影に臨めることは、本当に良い経験です」と、大いに影響を受けていることを明かす。舞台はシリコンバレーへ「女性であるという面も、これまで以上に意味を持つ」シーズンを重ねるごとに人間的にも成長してきたマッケンジー演じるキャメロンだが、シーズン3でドラマの舞台が“シリコンプレーリー”と呼ばれたテキサス州ダラスからシリコンバレーに移ったことについて、「シリコンバレーに進出することで、ドナとキャメロンが立ち上げた通信ゲーム会社“ミューティニー”は、大きな池の中の小さな魚になってしまいました」とマッケンジー。「クリエイティビティとアイデアを純粋に追求するのではなく、マネーを重視する市場に参入することになったのです。シリコンバレーはマネーがはびこる男性的な世界です。今シーズンでキャメロンとドナは、才能あふれるビジネスの成功者というだけではなく、二人が女性であるという面も、これまでのシーズン以上に意味を持ちます。何百万ドルものマネーが動く世界で、彼女たちは自分たちの会社の製品の価値を証明しなければならなくなったのです」と語り、男性的価値観が支配するシリコンバレーに移ったことが、キャメロンたち女性キャラクターに大きな影響を与えていることを示した。「演じ手として、私は女性であることを意識したことはない」さらに本作は、昨今エンタメ業界でも話題となっているビジネスにおける男女平等への関心を高めることにもつながると言う。「この問題についてベストなアプローチのひとつは、彼女たちの能力や野心を示す方法を、女性であるという事実から焦点を当てないことだと思います。ドラマの中では、誰かがそのこと(彼女たちが女性であること)を話題にして初めて、彼女たちは自分たちが女性であることを自覚するのですから」。「演じ手として、私は女性であることを意識したことはなく、視聴者の立場であっても、ドラマの中で誰かがそのことに触れない限りは、すっかり“女性問題”について忘れてしまっています」とマッケンジー。だが、今回「キャメロンとドナは、ベンチャー企業投資家のオフィスに行って初めて、この業界におけるジェンダーの問題の深さに気付くのです」と語っている。最後に、シーズン3の見どころについては「今シーズンは自信を持ってお勧めできます。まるでずっと追い続けていた何かにようやくたどり着いた、そんなシーズンです。毎シーズン素晴らしいのですが、回を追うごとに段々と良くなっていると感じています」と自信たっぷり。「やりがいがあって、飽くことなく追究ができるこの仕事に打ち込めることに感激しています。とにかく、私たち同様に視聴者の皆さんにも楽しんでもらいたいです」と締めくくっている。マッケンジーの言葉を裏付けるように、全米批評サイト「RottenTomatoes」で本作のシーズン3はトマトメーター、オーディエンススコアともに96%という高評価を獲得している。いま日本でもファンが急増中、今後の活躍がますます期待されるマッケンジーの渾身作は見逃せない。Huluプレミア「ホルト・アンド・キャッチ・ファイア 制御不能な夢と野心」シーズン3は11月23日(祝・土)より独占配信スタート、以降毎週土曜日に1話ずつ追加予定(全10話)。(text:cinemacafe.net)
2019年11月18日夫婦が離婚に至る、理由というのは様々ですが、女性側で言うと、どこかで男性と戦うという心理を持っています。根っこはみんな男に勝ちたいという心理。そういう女性は男性に頼る事は一切せずに、とにかく自分で物事をなんとかしようとしています。旦那さんは当てにならない、だから自分が頑張らねば!こんな男はこちらから捨ててやる!となる場合もあります。反対にご主人側から離婚したいと言われる場合、妻側は夫の言う事は何でも聞きます、従順でいます、何でもやってあげますタイプだったりするのです。自分は尽くしているつもりかもしれませんが、逆に浮気されやすくなるケースも。男性側の心理としては『コイツ、何やっても文句いわねーんだろ?』となるのです。バカにされるというかなんというか。家の中で、旦那さんの役割がほとんどないと大抵面白くなくなって、オレいなくても良いじゃん的になります。そうなると、帰ってこなくなります。このケース、一見勝っているように見えないけど、旦那さんの役割を奪う事で、『あなたは何も出来ないでしょ』って暗に言っている事になります。だから私がいないとダメよねって相手を蔑んでいる。そこに旦那さんへの尊敬のかけらもない。でも、自分はしおらしいと思っています。ご主人とあからさまに戦っている場合も、ご主人に尽くしている場合も、どちらも自分が正しいと思っています。どちらも奥底で、旦那はダメな奴だと思っているのです。何も出来ないからとやってあげるのか、何も出来ないからと見捨てるのか、ただその違いでしかありません。両方とも幸せからは遠ざかる。旦那がこんなんだし!という理由で始めたものは、ほぼ思い通りにはなりません。他に助けを求めても、自分で自分に向き合わない限りただの現実逃避になります。自分が選んだパートナーをダメにしているのは自分かもしれない、という視点が必要になります。その視点がなく、最初から相手をダメだと決めつけているなら、どの人がパートナーになったとしても、結局は同じになるでしょう。(もしくは自分のために最初からダメなのを選んでいる)自分が相手をダメにしているのかもしれない。旦那さんを主観で『コイツはこうだ!』と決めて付けているのは他でもない自分自身だったりするのです。夫婦は元々が他人です。元々違う価値観の中で生きて来た者同士が、何かのきっかけで家族になりました。そこに必要なのは相互理解です。相手への理解、そして自分を理解してもらう努力。それをせずに、相手が悪いと決めつけるのは、横暴ではないかなと思うのです。長い結婚生活、時に離婚したい!と思う日があるでしょう。それは否定しませんし、あって当然だと思います。ただ、その気持ちに流されて、すぐに結論を出そうとするのは早いかなと思います。自分が作り出した現実かもしれないと、ひと呼吸おいて、自分自身を振り返ってみてください。
2016年07月19日