サンディスクは11月12日、産業用NANDフラッシュストレージソリューション「SanDisk Industrial」シリーズの提供を同日より開始すると発表した。同ソリューションには「SanDisk Industrial SDカードおよびmicroSDカード」、「SanDisk Industrial iNAND組み込みフラッシュドライブ」、「SanDisk Industrial XT iNAND組み込みフラッシュドライブ」、「SanDisk Industrial XT SDカード」が含まれている。最大64GBの容量で提供される「SanDisk Industrial SDカードおよびmicroSDカード」と「SanDisk Industrial iNAND組み込みフラッシュドライブ」は耐久性を重視し、幅広い環境下で優れたパフォーマンスを発揮できるよう最適化されており、長寿命と一貫したパフォーマンスを提供するとしている。また、「SanDisk Industrial XT iNAND組み込みフラッシュドライブ」および「SanDisk Industrial XT SDカード」は、-40℃~85℃の温度環境で動作するよう設計されており、高温の工場のアプリケーションや、過酷な気候での公共サービスの運用など、過酷な環境での利用に最適化されている。同社は、「今回発表する高い耐久性を備えた産業用NANDフラッシュストレージソリューションは、成長著しい『インダストリアルIoT(産業分野におけるIoT)』市場に最適なストレージとして設計されており、極端な温度環境下や、長期間にわたる大量のリアルタイム処理やデータの整合性が必要となる厳しい環境下でも、優れた信頼性とパフォーマンスを長期的に提供します。」とコメントしている。
2015年11月12日IDC Japanは11月12日、国内ストレージサービス市場の2014年の売上実績と2015年~2019年の予測を発表した。これによると、2014年の国内ストレージサービスの売り上げは2064億5000万円、前年比成長率は0.6%のプラス成長となったほか、2015年の国内ストレージサービス売り上げは同0.9%増の2083億円と見込んでおり、2014年~2019年の年間平均成長率は0.5%、2019年の市場規模を2113億円と予測している。2014年はストレージハードウェア市場にダウンサイジングの傾向が強く出たため、製品販売価格の平均が下がり、サービス提供料金にも低下傾向がみられた。また、ストレージ市場には新規参入が盛んで、ベンダー間の競争が激化していることから、製品の受注を優先するためにサービス収入の最大化を追求しにくい状況であったこともサービス売上拡大の阻害要因となった。しかし、ストレージ関連のコンサルティングの売上拡大は2014年も継続しており、特に大企業向けのコンサルティングは拡大している。IT運用/ストレージ運用のテクノロジー進化により、有償サービスの導入効果が高いことが認知されていると想定しているとした。一方、中堅以下の企業ではサービス提案に対して反応が鈍く、有償でのサービス利用を行いにくい状況となっている。ストレージの保守サービスについては売り上げが減少したベンダーが多くなり、景気が落ち込んだ2009年の案件は2014年頃に契約更新時期を迎えるものの、当時の導入件数が例年よりも少なかったことが5年後の現在のマイナス要因となって表れている。さらに、保守サービス料金の顧客単価は下がる傾向にあるが、これはストレージシステムがダウンサイジングの方向に向かっていることの影響が出ているとした。IDC Japan エンタープライズインフラストラクチャ リサーチマネージャーの鈴木康介氏は「2014年の国内ストレージサービス市場は、IT運用の効率化、自動化に向けた需要拡大とディスクアレイのダウンサイジングというマイナス要素が相半ばし、売り上げが横ばいという結果となった。今後、プライベートクラウド/ハイブリッドクラウドの構築、データ分析の高度化/高速化、第3のプラットフォーム時代のデータセントリックなアプリケーション(例えばソーシャルやIoT(Internet of Things))の増加などの影響を受け、付加価値の高いストレージサービスの提供機会が増えるであろう。その一方で、構築サービスなど定型サービスは製品の自動化機能の進化に伴い、規模が縮小するとみられる」と分析している。
2015年11月12日IDC Japanは11月11日、国内ストレージチャネル調査結果を発表した。調査結果によると、2014年の国内外付型ディスクストレージシステム売上額のチャネルタイプ別比率は、直接販売45.9%、間接販売54.1%、また、間接販売ではベンダーの系列チャネル9.6%、ベンダーから独立したオープンチャネル44.4%。国内外付型ディスクストレージシステム市場に占める間接販売比率は一貫して上昇しており、2011年の44.5%から2014年は54.1%になり、3年間で9.6ポイント上昇。外付型ディスクストレージシステムの間接販売比率が上昇しているのは、直接販売比率が高いシステム価格3,000万円以上の「ハイエンド市場」が縮小する一方、間接販売比率の高いシステム価格500万円~3,000万円未満の「ミッドレンジ市場」と、500万円未満の「ローエンド市場」が堅調に成長したからと、同社ではみている。2014年のオープンシステム向け外付型ディスクストレージシステムのクラス別間接販売比率は、ハイエンド31.9%、ミッドレンジ64.7%、ローエンド69.9%。また、外資系ストレージベンダーを主体に、外付型ディスクストレージシステム販売を直接販売から間接販売にシフトする動きが加速していることも、間接販売比率上昇の要因だという。同社がチャネルパートナーに対して行った、ストレージベンダーの満足度と評価についての直接インタビューの満足度調査(1~5の5段階評価で1に近いほど評価が高い)では、「総合満足度」の全体平均は2.43で、前回の2.55から改善している。この改善は、今回の調査からストレージの新興ベンダーに対する評価を加えたことが影響したからだという。新興ベンダーの総合満足度が2.12であるのに対し、大手ベンダーのみの総合満足度は2.50と、前回調査とほとんど変化がない。新興ベンダーの総合満足度の高さは、彼らが提供する、オールフラッシュアレイやハイブリッドフラッシュアレイなどの製品に対する評価や期待が高いためだと、同社は考察している。新興ベンダーは、国内における販売/サポート体制に未整備な部分はあるが、このように、製品に対する期待が高いことが、総合満足度につながっていると考えられる。また、今回の調査ではチャネルパートナーにおけるベンダーの扱い比率が変動し始めたことが判明した。変動の要因の一つはフラッシュデバイスのみを搭載したオールフラッシュアレイの本格的な成長が始まったことだという。2014年はチャネルパートナーの中で、新興オールフラッシュアレイベンダーの扱いが増えたが、2015年になって大手ベンダーのオールフラッシュアレイ強化に伴い、大手ベンダーでのオールフラッシュアレイの扱いも上昇している。同社は、調査結果から「ストレージ製品の多様化が進む中で、チャネルパートナーがビジネスを拡大し収益を向上させていくためには、自社のビジネスモデルに適応した製品ポートフォリオの確立が重要になる」と分析している。
2015年11月12日ICT機器のディストリビューターであるテックウインドは11月10日、Quanta Cloud Technology(QCT)製ストレージサーバの新ラインアップとして、1Uのスペースに最大12本のHDDが搭載可能な「QuantaGrid D51PH-1ULH」と4Uのスペースに最大78本のHDDが搭載可能な「QuantaPlex T21P-4U」の発売をそれぞれ開始した。D51PH-1ULHはデータセンターでニーズが高まっているスケールアウト型オブジェクトストレージ向けに開発された製品。メモリ容量は最大256GBで1Uサイズの筐体に3.5インチ/2.5インチ×12台のHDDとSSD×4台を搭載可能でストレージの物理容量は最大48TB。プロセッサーにはインテル Xeon E5-2600 v3ファミリーを2基搭載し、最大16本のDDR4 RDIMMをサポートしており、データセンターに導入する拡張性を有したオブジェクトストレージとして最適という。また、ホットスワップやRAID機能もサポートしており、オブジェクトストレージ用途のみならず、単一ノードのファイルサーバとしても利用可能だ。参考価格は税別で143万円となる。一方、QuantaPlex T21P-4Uは超高密度のストレージサーバで、エンタープライズやサービスプロバイダーなどの多様なニーズ向けに最適化されており、限られたラックスペースを有効に活用できる。メモリ容量はRDIMMで512GB、LRDIMMで1024GBで4Uサイズの筐体に3.5インチ/2.5インチ×78台のHDDとSSD×2台を搭載可能でストレージの物理容量は最大624TB。また、3.5インチHDDを搭載する場合はHDDトレイはネジが不要な構造になっているためインストールおよびHDD換装作業はツールレスで行うことができる。さらに、ディスクインジケータによりトップカバーを外す必要なく各ディスクのステータスが確認できるため、効率的なメンテナンスを可能としており、参考価格は税別で900万円。プロセッサーにはD51PH-1ULHと同様にインテル Xeon E5-2600 v3ファミリーを搭載し、最大16本のDDR4 RDIMM/LRDIMMをサポートしており、通常は1ノードのストレージサーバとして利用できるが、ノードを追加することにより2ノード(各ノード3.5型×35台のHDD)のストレージサーバとしても利用が可能だ。
2015年11月11日ネットワールドは29日、米PernixData製ストレージ高速化プラットフォームの最新版「PernixData FVP 3.0」の販売を開始する。最新版では、VMwareの最新ハイパーバイザー「vSphere 6.0」に対応している。「PernixData FVP」は、VMwareのハイパーバイザー内にカーネルモジュールとしてインストールし、サーバに搭載された高速なメディアをキャッシュ利用することで、既存ストレージのI/O性能、レスポンスタイムを高めるソフトウェア。最新版の「PernixData FVP 3.0」では、VMwareの最新ハイパーバイザー「vSphere 6.0」に対応。また、関連する顧客のデータを収集し、環境の健全性を事前に把握する機能「PernixPlus」を搭載。これにより、問題の発生以前に潜在的な問題を発見したり、サポートチームによる迅速な問題解決に役立てたりすることが可能となる。ユーザーインタフェースは、HTML 5をベースとしたデザインに刷新し、よりモダンで高速、かつ柔軟なインタフェースになったという。エディション構成は、全5種類の有料ライセンスに加え、今回から無償で利用できる「FVP Freedomエディション」を提供。無償版は、読み込み(リード)の高速化、分散耐障害性メモリ(DFTM)など、「PernixData FVP」の基本的な要素を備えている。無償版のサポートは、PernixDataが運営するコミュニティフォーラムにより提供されるが、これに加え、ネットワールドは独自の日本語コミュニティフォーラム「FVP Freedom」を開設する。同フォーラムは、当面はネットワールドが運営を支援し、いずれはPernixData本社の管理下に移行する計画。
2015年10月29日ノークリサーチは10月26日、2015年の中堅・中小市場における文書管理システムやオンラインストレージサービスの利用実態とユーザー評価に関する調査の分析結果を発表した。調査対象は、日本全国・全業種の年商500億円未満の中堅・中小企業で、「情報システムの導入や運用/管理の作業を担当している」か「情報システムに関する製品/サービスの選定または決裁の権限を有している」社員。調査実施時期は2015年7月。有効回答数は1,300社。文書管理やファイル管理、オンラインストレージサービスといったファイルの保存・共有・管理に関連する製品・サービスの導入社数シェアの結果を見ると、最多のマイクロソフト「SharePoint Server」でも1割強であり、また導入形態は自社内設置からクラウド形態まで多様であった。文書管理システム市場は、多様な導入形態の製品・サービスがシェアを少しずつ分け合っている状態だと同社は指摘する。導入社数シェア上位に「Office365/SharePoint Online」「Google Drive for Work」「Dropbox for Business」といったオンラインストレージサービスがランク入りしていることから、文書管理システム市場を理解するには、オンラインストレージサービスを始めとする新たな運用形態がもたらす影響を知ることが重要だと同社はいう。回答企業の年商規模別に製品・サービスの導入形態を見たところ、年商20億円未満の企業ではオンラインストレージサービスの比率が高いことが分かった。現時点で抱えている最も重要な課題について、社内設置型とオンラインストレージサービスとを比較すると、社内設置型では導入・維持における費用負担、オンラインストレージサービスでは機能の不足が課題となっている実態が浮かび上がった。これらの結果をふまえて同社は、同市場では社内設置型とオンラインストレージサービスの関係性を正しく見極めることが重要だと指摘している。
2015年10月27日伊藤忠テクノソリューションズ(CTC)は10月15日、データの高速な読み書きによって大量のデータ管理に貢献するオールフラッシュストレージを提供する米Pure Storageと販売代理店契約を締結し、同社のオールフラッシュストレージであるFlashArrayシリーズの提供を開始した。大規模なデータを取り扱う企業やクラウドサービス事業者、金融機関を中心に提供し、導入支援、システム構築、保守サポートを含め、3年間で20億円の売上を目指す。定価はいずれも税別で「FlashArray //m20」(物理容量5TB)で3600万円、「FlashArray //m50」(同20TB)で1億1800万円、「FlashArray //m70」(同64TB)で3億円。FlashArrayシリーズはHDDを搭載せず、全てのストレージをフラッシュメモリで構成し、独自のインライン重複排除・圧縮機能により高いI/O性能とコストパフォーマンスを実現したオールフラッシュストレージ製品。また、独自の重複排除と圧縮技術を利用しデータ容量を大きく圧縮することで、データ容量当たりのコストを抑え、従来よりも低コストで提供。同シリーズは、実環境に近い32K以上のI/Oサイズを想定したフラッシュ・アレイ設計で、最大30万IOPS、最大9GB/sの帯域幅、平均遅延1ミリ秒未満を実現した。さらに電力とスペースを削減し、実行容量15~120+TBの3Uベースシャーシ、1kW以下の電力、配線ケーブルを簡素化。拡張シェルフを介して実効容量を1/2PBまで拡大するとともに、コントローラとドライブをアップグレードしてパフォーマンスや容量の拡張が可能だ。なお、現状ではデータベースの高速化や仮想環境におけるI/Oスループットの向上に対するニーズでの引き合いがあるという。
2015年10月16日フランスのシャンパンブランドの「ドン ペリニヨン(Dom Perignon)」が、ホリデーシーズンに向けた限定ギフトボックス「ドン ペリニヨン ヴィンテージ 2006 限定ギフトボックス by ビョーク & カニン ガム」(750ml 2万2,000円)を全国主要百貨店にて10月23日より順次発売する。同ギフトボックスは、アイスランド出身の世界的アーティスト・ビョーク(Bjork)と前衛的映像作家のクリス・カニンガム(Chris Cunningham)とのコラボレーションによるもの。パッケージには、8年に渡り地下セラーで眠り、1度目の熟成のピークを迎えた「ドン ペリニヨン ヴィンテージ 2006」が世に放たれ、それを地球(世界)が温かく迎え入れる様子が、一筋の緑の光に見立てて表現された。瑞々しく奥深い丸みのある味わいが特徴の「ドン ペリニヨン ヴィンテージ 2006」は、口内で広がるにつれてより複雑で個性的な風味に変化していく。ほのかな磯のニュアンスを持ったヨード感や塩味、上品な苦みが溶け込んでいく。また、ピンクの光が印象的な「ドン ペリニヨン ロゼ ヴィンテージ 2004 ビョーク & カニンガム 限定ギフトボックス」(750ml 4万1,000円)も合わせて発売される。
2015年10月06日キッチンをすっきり片付けてスペースができたらぜひ試してほしいのがこれ。ナチュラルキッチンでも大人気のキューブボックス。1個100円というのも魅力的ですよね! さて、これがどのようなものかというと、底のないただのボックス。これをどんな風に使いこなせばいいのか、整理収納アドバイザーの岩佐弥生さんに教えてもらいました!○実は様々な用途に生かせるキューブボックスこれがナチュラルキッチンのキューブボックス。このキューブボックスには、ホワイトとブラウンの2種類がありますが、カフェ風にするなら、やはりホワイトを選びたいですね。○実際にカフェ風に "見せる収納" スペースを作ってみましょう!さて、どのように "見せる収納" を作っていくのかというと、同一カラー&サイズのキューブボックスを6つそろえました。そして、これを組み合わせて木工用ボンドで貼り合わせていけば強度もUP! このように小さな棚もカンタンにできちゃいまいした!形は自由に組んでみてください。階段風にしてみても可愛いですよね♪○ムダな動きを作らない仕組みがありますでは、キューブボックスの棚の中に何を入れていくのでしょう? 例えば、ティーセット。カップとティーバッグを入れ、コースターも入れちゃいます。お砂糖もお気に入りの瓶に移してから置いてみました。ちなみに、ここではナチュラルキッチンで販売されているカップ (「白食器マグカップ」(100円)) や、「木製コースター WECKロゴ」(100円)、「WECK Mold Shape 120ml」(300円) がピッタリサイズで入りました。このキューブボックス、実はただオシャレなだけでなく、1カ所に1つのテーマで必要なものを集めることでムダな動きがなくなるので、いざ使おうと思った時に探し回る必要もなくなるわけですね! さらに、できあがった棚の上に木のアルファベット (ナチュラルキッチンで販売されている「木製きりぬきアルファベット」(1袋100円)を貼り付けるとオシャレ度がUP!調味料を入れたり狭いキッチンを上手に生かすグッズとしても使えたりするので、ひとり暮らしにもオススメです!※本稿で記載している価格はすべて税別です。○教えてくれたのは……収納コンサルタント 岩佐弥生さん株式会社アイギルド 代表。整理収納講師・整理収納アドバイザー。司会者・ナレーター・レポーターとしても活動し、テレビやラジオ、イベントへの出演多数。また、企業や認定講座での実績も豊富。自身が「片付け下手」だった経験を生かし、同じ目線での話し方が好評。最近は、ムック本やキッチンメーカーの収納監修、ファーストフードチェーンのコンディメントボックス、収納ラベルシールのデザイン提案も手掛けている。執筆:Canaフリーランスのライターです。フラを踊り、絵を描き、中学生の息子を持つガテン系の母でもあります。人生は冒険。頭の中はいつでも南国の風が吹いています。どこにいてもたくさん笑ってのんびり楽しく暮らしています。本稿の内容を実行したことによる損害や障害などのトラブルについて、執筆者および編集部は責任を負うことができません。記載内容を行う場合は、その有効性、安全性など十分に考慮いただくようお願い致します。記載内容は記事掲載日時点の法令や情報に基づいたものです。また紹介されている商品やサービスは、すでに提供が終了していることもあるほか、入手先など記事に掲載されている情報のみとなり、お問い合わせに応じることができません。記載内容を参考にしていただき、ご自身の暮らしにお役立ていただけますと幸いです。
2015年10月05日ラネクシーは10月1日、ストレージクラフト テクノロジーズが開発したイメージバックアップソフトウェアのWindows向け「StorageCraft ShadowProtect SPX Cross Platform(SPX Cross Platform)」を国内販売代理店を通じて販売開始した。価格はいずれも税別でWindows Serverは1-9ライセンスで1ライセンス当たり11万7600円~、Desktopは1-19ライセンスで1ライセンス当たり1万700円~、Virtual Serverは1ライセンスパックで4万2400円~、Virtual Desktopは6ライセンスパックで2万7500円~。SPX Cross Platformは、WindowsおよびLinux環境のクロスプラットフォームに対応しており、ストレージクラフト独自の遠隔システム監視ソリューション「ShadowControl 3.0」を組み合わせることでウェブベースによる単一コンソールにて管理下の異なるロケーションやOS(Windows/Linux)で稼働する機器のバックアップとリカバリーを設定・管理することができるため、IT管理者による作業処理の向上が図れる。また、バックアップの状況などのステータスを遠隔一元監視できる無償のコンポーネントであるShadowControlでは、新たにVMware vCenterやMicrosoft System Centerなどの一般的なハイパーバイザー管理ツールを利用している環境に対し、StorageCraft Plug-inを使用することで直接ShadowControlを仮想環境に統合できる。これにより、ハイパーバイザー管理コンソールから直接バックアップの管理と監視が可能となり、詳細な情報やレポート、特定のログへのアクセスが必要な場合でもクリック1つでShadowControlのウェブコンソールへ移動ができるため、仮想マシンのバックアップジョブ管理も容易に実行可能としている。
2015年10月01日EMCジャパンは9月29日、エントリーレベルのSAN市場向けに構築したブロックストレージアレイ「EMC VNXe1600」を発売した。価格は191万7500円(税別)~。新製品は従来の「VNXeシリーズ」の使いやすさを継承し、中堅・中小企業のほか、支社やリモートオフィス、部門レベルなどのアプリケーションの要件に応えるシンプルかつ優れた効率性と信頼性のストレージソリューション。記憶媒体はすべてSSDで構成することが可能で、ハイブリッドフラッシュアレイとして構成し、ディスクのコスト効率とフラッシュのパフォーマンスを活かすことを可能としている。また、新製品は2U筐体で最大200台のドライブまたは400TBまでのスケールアップを可能とし、ファイバーチャネル接続やiSCSIオフロードパフォーマンスを実現したiSCSI(IPv4/6)接続など導入に際して柔軟性を図ったホスト接続オプションを提供する。最小構成はDPEが2.5インチタイプ、ディスクが300GB(15Krpm)×6本、ホストI/Oポートが8Gb Fibre Channel(SFP)×4ポート、ソフトウェアがOEベース・ソフトウェア(Unisphere/Snapshots/Thin Provisioning/FAST Cache)、電源ケーブルが100V用。
2015年09月30日マーク ジェイコブス(MARC JACOBS)から、ホリデーシーズンにぴったりな2種類のギフトボックスが登場。11月4日より、全国の百貨店フレグランスコーナーにて限定発売される。「マーク ジェイコブス デイジー ドリーム ギフトセット ‘15」(9,800円)は、オードトワレ(50mL)にボディーローション(75mL・非売品)、そしてシャワージェル(75mL・非売品)がセットになった限定ボックス。青空にインスパイアされたという軽やかでエアリーなフレグランスは、ブラックベリー、ジューシーなグレープフルーツとペアのトップノートから始まり、ハートノートではリッチでフェミニンなジャスミンとライチ、ドライダウンではホワイトウッドとムスク、ココナッツウォーターがドリーミングに香る。また「マーク ジェイコブス デイジー オー ソー フレッシュ ギフトセット ‘15」(9,300円)には、オードトワレ(75mL)に加え、香りのレイヤリングも楽しめるボディーローション(75ml・非売品)、シャワージェル(75mL・非売品)の3つが収められた。新鮮なラズベリー、心地よいワイルドローズ、温かいプラムなど、フェミニンさの中にもマーク ジェイコブスらしいエッジの効いたフローラル調の香りとなっている。これらのギフトセットはいずれも大ぶりなリボンモチーフが描かれたギフトボックス入り。少女の頃の気分を思い出させる、軽やかでガーリーなデザイン。ギフトにも喜ばれそう。
2015年09月29日スマホやデジカメにたくさん撮りためた子どもの写真。撮ったことに満足して、そこから手つかずの状態になっている人はいませんか? データを放置しておくと、誤って写真を消去してしまう事態や、「カメラが壊れて写真データが取り出せない!」なんてことが起こらないとも限りません。思い出の写真を大切に残しておくためにも、写真を保管しておく「ストレージサービス」を利用してみてはいかがでしょうか。自動コラージュやアニメーション作成「Googleフォト」「Googleフォト」は検索サービスでお馴染みのGoogle社が運営するサービス。1,600万画素までの写真を無制限・無料でアップロードし、WEB上に写真を保管しておくことができます。スマホアプリでは、データをもとに写真を連続でつなげたアニメーションや、見やすく楽しいコラージュを自動生成してくれるので、気に入ればそのまま保存して残すことが可能です。また、自分で写真を選び「ムービー」や「ストーリー」などを作成することも可能。気軽に編集作業ができるので、子どもと一緒に家族旅行やイベントなどの写真を編集すれば、より記憶に残る思い出になりそうです。・Googleフォト みんなで写真を共有する「30days album」「30days album」は、おじいちゃんやおばあちゃん、友だちとも写真を共有できるオンラインアルバムが魅力です。写真共有の際、事前に「合い言葉」を設定し、写真を見てほしい相手にその「合い言葉」を伝えることで写真が共有できるサービス。合い言葉のおかげで「知らない誰かにも写真を見られてしまうのでは?」という心配は無用です。また、共有期間も30日と無制限から選ぶことができるので、消し忘れが心配な人は30日に設定しておくといいでしょう。30days albumは、このように写真を共有するだけでなく、写真を保存するフォトストレージとしての利用も可能。無料利用は2ギガバイトまでという制限がありますが、月額300円+税を支払えば、容量無制限になります。タグや月別表示などの検索機能が充実しているので「あの写真、どこだっけ?」という時も簡単にお目当ての写真を探すことができます。・30days album 二重バックアップで安心のジュエリーボックス「ジュエリーボックス」はスマホやデジカメの写真を本体に保管、クラウド上にも同じデータをバックアップするフォトサービスです。そのため本体が壊れてしまっても、クラウド上のバックアップがあるので安心できます。本体を購入する必要はありますが40,000枚の写真を保管することができ、パソコンがなくても使うことができるので、あまりメカに強くないというママにはおすすめかもしれません。デジカメからはUSBケーブルで、スマホ写真は専用アプリで、SDカードは直接差し込んで写真データを取り込み、取り込まれた写真は自動で撮影順・日付順で整理されます。また、本体とテレビをHDMIケーブルで接続することで写真や動画をテレビの大画面で見ることもできます。おじいちゃん・おばあちゃんに本体をプレゼントすればわざわざメールに写真を添付することもなく、日々の子どもの成長を写真や動画でダイレクトに伝えることもできますよ!こうしたストレージサービスを利用することで、写真データが消えてしまうといったトラブルを防ぐことができる上、パソコンやSDカードが子どもの写真データでいっぱい!という事態も避けられます。いろいろ試してみて、自分にとって使い勝手の良いものを選べるとよいですね。・ジュエリーボックス (すだあゆみ)
2015年09月22日ラトックシステムは17日、Wi-Fiストレージ「WiDrawer」シリーズとして、「REX-WIFISD1X」と「REX-WIFIUSB2X」の2モデルを発表した。10月中旬から発売し、価格はオープン、店頭予想価格(税込)は前者が8,200円、後者が9,200円。○REX-WIFISD1X「REX-WIFISD1X」は、Wi-Fiストレージ、モバイルバッテリ、SDメモリーカードリーダという機能を備えたモデル。2.4GHz帯のIEEE802.11b/g/nに対応し、SDメモリーカードを装着することで、保存されたデータにワイヤレスでアクセスが可能。アクセスできる台数は最大5台で、スマートフォン内のデータバックアップなどにも使える。最大256GBのSDXCメモリーカードを使用可能。USBポート×1基を搭載し、USBメモリやUSB HDDなどを接続すれば、簡易的なNASにもなる。USBストレージは最大2TBまで、およびSDメモリーカードとUSBストレージの同時使用に対応。本体には3,000mAhのバッテリを内蔵し、1AのUSB出力でスマートフォンなどを充電できる。本体の電源をオフにした状態でPCに接続すれば、USB 2.0対応のカードリーダとして動作する。スマートフォンなどからストレージにアクセスする際は「WiDrawer2」アプリを使う。写真の一括バックアップやフォルダ単位のコピーが行えるほか、DLNAサーバー機能、ファームウェア更新機能なども新たに搭載された。NFCによる簡単接続にも対応。最大で15時間使用でき、Wi-Fiの暗号化はWPA2、WPA、WPA&WPA2をサポート。本体サイズは約W79×D118×H14mm、重量は約120g。対応OSはWindows Vista / 7 / 8 / 8.1 / 10、Mac OS X 10.6以降、Android 4.0以降、iOS 7以降。○REX-WIFIUSB2X「REX-WIFIUSB2X」は、Wi-Fiストレージ、モバイルバッテリ、ポケットルーター機能を備えたモデル。2.4GHz帯のIEEE802.11b/g/nに対応し、有線LANポートを1基装備。ホテルなどの有線LAN回線に接続すれば、Wi-Fiルータとしても利用できる。USBポートは2基搭載。USBストレージの接続や、充電用ポートとして使う。本体はACプラグ一体型のデザインを採用。家庭用のコンセントに接続して内蔵バッテリを充電する。バッテリ容量は5,200mAh。2.1A出力に対応するので、大きめのタブレットも充電可能だ。さらにmicroUSB端子を充電用として使うことで、最大3台までの機器を同時に充電できる。「WiDrawer2」アプリについては、上記の「REX-WIFISD1X」とほぼ同じだ。最大で15時間使用でき、Wi-Fiの暗号化はWPA2、WPA、WPA&WPA2をサポート。本体サイズは約W82×D82×H28mm、重量は約195g。対応OSはWindows Vista / 7 / 8 / 8.1 / 10、Mac OS X 10.6以降、Android 4.0以降、iOS 7以降。
2015年09月17日米Appleは16日、iCloudの新しい有料ストレージプランの料金を公開した。同社は9日に開催したスペシャルイベントでiCloudの新ストレージプランを発表したが、米国の料金を明らかにしたのみだった。日本国内における新プランのストレージ料金は以下の通り。50GB: 月額130円200GB: 月額400円1TB: 月額1,300円従来のプランは以下の4つだった。20GB: 月額100円200GB: 月額400円500GB: 月額1,200円1TB: 月額2,400円200GBのプランは変わらないが、50GBの容量を月額130円で利用でき、1TBのプランは大幅に値下げされた。無料で使用できる容量は、これまでと同じ5GB。9月16日よりも前に月額プランを購入していた場合、自動的にアップグレードされるという。
2015年09月17日日本IBMは9月11日、ストレージ・ソフトウェア・ファミリー「IBM Spectrum Storage」にクラウド機能を追加したと発表した。これにより、データ保護プラットフォーム「IBM Spectrum Protect」でIBMクラウド上にデータをバックアップすることを可能にすることが可能になる。今回の機能追加により、クラウド・ゲートウェイ・アプライアンスを経由せずに、IBM Spectrum Protectから直接IBMクラウド上にデータをバックアップすることができるようになる。結果、企業は、バックアップするデータの特徴に応じて、オンプレミスのオブジェクト・ストレージとクラウドを使い分けることができる。中堅中小企業であれば、追加のバックアップ・サーバやメディア・サーバ、重複排除アプライアンスが不要となり、ベータ版を利用した利用者を対象に行ったコスト分析の結果から、IBM Spectrum Protectによりバックアップ・インフラストラクチャに要するコストを平均で最大53%削減できることが確認されているという。IBM Spectrum ProtectはIBMとCiscoが共同開発したVersaStackソリューションのオプションとして2015年第4四半期の提供が開始され、他のパブリッククラウドにもサポートを拡張する予定。あわせて、同社のクラウドサービス「SoftLayer」を利用したIBM SaaSソリューションとして「IBM Spectrum Accelerate for Cloud」も提供される。同ソリューションにより、SoftLayer上にブロック・ストレージを迅速に展開することが可能になる。同社は、ソフトウェアで提供されるIBM Spectrum Accelerateを拡張し、XIVストレージ・システム、オンプレミス・サーバ、クラウド環境間で有効なポータブル・ライセンスを提供する。IBM Spectrum Protectの価格は75万6000円(IBM Spectrum Protect Suite Entry - Front End 1TB当たり)、IBM Spectrum Accelerate on Cloudの価格は241万1200 円(最小50TBから)となっている(いずれも税別)。
2015年09月11日人気のあるオンライン・ストレージの使い方を紹介している本連載だが、前回より「Amazon Cloud Drive」を取り上げている。2回目となる今回は、Amazon Cloud Driveが提供している2種類のスマートフォン・アプリのうち、画像用のアプリ「Amazon Photos」の使い方を説明しよう。○ストレージ用と画像用のアプリは別Amazon Cloud Driveは、PC向けのアプリが用意されていない。そのため、ローカルフォルダにあるファイルを扱う感覚でオンライン・ストレージを利用するという使い方には向いていないサービスだ。PCから使う場合は、ブラウザでアクセスしてファイルのアップロード&ダウンロードを行う必要がある。一方、スマートフォン用のアプリは、Android向けとiOS向けにそれぞれ2種類用意されている。写真を主に扱う「Amazon Photos」と、ストレージとして利用するための「Amazon Cloud Drive」だ。Amazonのトップページ左上にある「カテゴリー」を開いて「Amazon Cloud Drive」のサブメニューから「Android版Cloud Drive Photos」や「iPhone版Cloud Drive Photos」を選択すると、ダウンロードページへのリンクが見つかる。ただし、2015年9月上旬時点ではそれぞれ「Amazon Photos」へのリンクしかない。「Amazon Cloud Drive」のほうは2015年7月に登場したばかりで、まだサービスサイトからはリンクされていないようだが、GooglePlayやAppStoreには公開されている。使いたい場合は、「Amazon Cloud Drive」で検索して探してみるとよいだろう。○オンラインもローカルもまとめて画像を扱うアプリまずは、長く使われてきた「Amazon Photos」のAndroid版から紹介しよう。このアプリはAmazon Cloud Driveを使うアプリというよりは、スマートフォン用の画像アプリにクラウドへのアップロード機能が加わったものと考えたほうがわかりやすい。インストール後、すでにKindleなどのサービスを使っている端末ならば自動的にログインされるが、別のアカウントに切り替えることも可能だ。起動時にオンライン上のファイルを取得するため、少し時間がかかる。扱えるファイルはオンライン上とローカルの画像・動画ファイルのみ。すでにAmazon Cloud Driveに保存してある画像や動画はフォルダ単位でそのまま表示されるが、それ以外のドキュメントなどは存在もわからないようになっている。画像が入っていないフォルダも、同じく表示されない。ローカルに保存されている画像もすべて表示されるから、アルバムアプリのような使い方も可能だ。○自動保存と任意アップロードを使い分けて画像を保存標準設定では自動保存が有効になっている。これは撮影した画像を自動的にアップロードしてくれる機能だ。これは、「充電中のみにする」「モバイルネットワーク利用時もバックアップを許可する」といった設定に変更できる。また、ローカルにあるフォルダのうち、どのフォルダをバックアップの対象にするか指定することも可能だ。左側から引き出したメニューで、オンライン上にあるファイルだけを見るか、端末内部にあるものだけを見るかという選択をするのだが、ここで「すべて」にした場合はフォルダ単位での表示ではなく、撮影月ごとに単独の写真を並べた表示になる。探している画像に合わせて切り替えるとよいだろう。ファイルやフォルダをロングタップすると、大きくチェックマークがついて選択状態になる。選択したファイルやフォルダが1つだけの場合は右上のメニューボタンから「アップロード」を選択することになるが、複数を選択すると右から2つ目にアップロードボタンが表示されるから、これを利用すればよい。ちなみに、一番右にある目のマークはアプリから非表示にしたい画像に使うボタンだ。アップロードボタンをタップすると、モバイルネットワークを許可していない状態でも今すぐアップロードするかどうかを尋ねられる。よって、「普段はモバイルネットワーク環境で利用したくないが、今だけはすぐにアップロードしたい」という使い方も簡単にできる。○画質補正やフレーム追加などの画像加工機能もアリまた、画像を1つ選択した状態ではメニューに編集ボタンが加わる。これをタップすると、画像加工アプリのような画面になる。色調補正や切り抜き、フィルタ、フレームの追加、ぼかしなどいろいろな加工が可能だ。ローカルにある画像もAmazon Cloud Drive上にある画像も加工対象にできるし、加工したものをどちらに保存することもできるため、SNSに投稿したい画像をサッと加工したいという時にも使いやすい。ただし、アプリの動きは全体的に遅めだ。ローカルにある画像を扱う際も、オンラインのファイルを扱うのとあまり変わらないくらい、ワンテンポ待たされる感覚はある。ローカル画像をメインに扱う人にとって使い勝手のよいアプリではないだろう。これは自動バックアップとセットで利用し、ローカルのストレージ容量を空けておきながら、手元で簡単に画像加工などをしたい人に向いたアプリと言える。
2015年09月08日ストレージクラフト テクノロジーは9月1日、イメージバックアップソフトウェア「StorageCraft ShadowProtect SPX Cross Platform」を発表した。日本語へのローカライズが完了しており、10月1日より、販売を開始する。同社は今年の5月18日、ShadowProtectに、Linuxサーバ対応版として、バックアップ、ディザスタリカバリー、データ保護、マネージドシステムの移行が可能なソフト「StorageCraft ShadowProtect SPX 日本語版(以下SPX)」を発表しているが、今回、そのWindows版がリリースされたことにより、Cross Platformとなった(ライセンスは別)。これにより、Windows版の画面からLinux、Linuxの画面からWindowsも管理できる。Linux同様、独自のジョブタイムライン機能を採用。バックアップの実行タイミングと成功/失敗を直線上にグラフィカルに表示し、それぞれのバックアップポイントをマウスで選択することで、そのバックアップの詳細を表示し、バックアップ内容の確認やリカバリー操作ができる。ストレージクラフト テクノロジー ジェネラル マネージャー 岡出明紀氏は、ShadowProtectがセキュリティの担保が必要なマイナンバーに有効だと強調。そして、「ShadowProtect SPX Cross PlatformはWindowsでもLinuxでも、仮想も物理も問わず同じUIで対応できるようになった。マイナンバーに対しては、事業継続性確保、セキュリティー確保、災害対応、データの破棄の4つの面で貢献できる。最短15分間隔の自動バックアップできるので、事業を継続しながらバックアップでき、万が一の際にデータ喪失を最小化できる」と語った。また今回、WindowsおよびLinux環境のクロスプラットフォームに対応したSPX Cross Platformに、ストレージクラフト独自の遠隔システム監視ソリューション「ShadowControl 3.0」(無料提供)を組み合わせることで、ウェブベースで単一のコンソールから、管理下にある異なるロケーション・異なるOS(Windows/Linux)で稼働する機器(物理・仮想サーバーからエンドポイントまで)のバックアップとリカバリーを設定・管理することができる。また、新しいShadowControlでは、VMware vCenterやMicrosoft System Centerなどの一般的なハイパーバイザー管理ツールを使用している場合でも、StorageCraftPlug-inを使用することで、直接ShadowControlを仮想環境に統合できるようになった。これにより、ハイパーバイザー管理コンソールから直接バックアップの管理と監視が可能となり、詳細な情報、レポート、特定のログへのアクセスが必要な場合でも、クリック1つでShadowControlのウェブコンソールへ移動ができるShadowControlではそのほか、バックアップ・ポリシーを作成し、複数のエンドポイントに1つの操作で適用したり、適用は単一マシンやマシングループに対しても適用できる。ストレージクラフト テクノロジー アジア地域担当営業事業本部 本部長 キルゴア健氏は、 コンプライアンス戦略の重要なポイントとして、事業継続とデータの有効性、コンピュータシステムのソリューション 、データのセキュリティと暗号化、データの複製と保持を挙げ、 ShadowProtectのメリットは簡単、柔軟性、高速、信頼性だと強調した。同社では9月1日から国内ではじめて開始する新しいパートナープログラムを作成し、これにより、中堅中小向けの販売網を強化し、2016年末までにパートナーを10社獲得するとした。そして同氏は「ShadowProtectの認知度を上げ、パートナーが売りやすい環境を整えたい。 企業は最悪の事態に備えることが大切で、それが最善の結果をもたらす。それをパートナーと一緒に出していきたい」と述べた。
2015年09月02日KDDIは8月31日、法人顧客向けクラウド基盤「KDDI クラウドプラットフォームサービス」の新機能として「オブジェクトストレージ」の提供を9月7日に開始すると発表した。分散ストレージ技術(Erasure Coding)を使うことで、データ容量を無制限に拡張できたという。また、データを国内データセンター3ヶ所に分散して保存するため、サーバの障害やデータセンター被災などの障害が発生した場合でもデータを復元できる。そのため堅牢性は99.999999999999%(14ナイン)を達成できたという。また、データを暗号化して保存することで、ハイレベルなセキュリティ環境を実現している。ほかに、Amazon S3と互換可能なAPIを利用しており、既存のサードパーティ製アプリケーションの利用やバケットやオブジェクトに対する各種操作も可能となっている。標準でイントラ回線との接続を提供するため、閉域環境での利用が可能。安全にデータ転送ができ、従来自社で管理していたデータを安心して預けて、管理・運用コストを削減する。利用料金は、一般的なクラウドサービスでは必要となるイントラネット回線との接続料金や、データ転送料金と初期費用は無料で、月額ストレージ利用料8000円/1TB(税別)での提供となる。9月7日より受付と提供を開始するが、同機能を契約のうえ、キャンペーンに申し込んだ先着50社に、バックアップソフトウェア「CloudBerry Backup/Server Backupエディション」1ライセンスを無償提供するキャンペーンを行う。
2015年09月01日IDC Japanが8月25日に発表した「国内非構造化データ向けストレージシステムのユーザー利用実態調査結果」によると、非構造化データ向けストレージ・システムの法人ユーザーは、半数近くが2年後に総容量が増えると見ているという。近年、非構造化データの大容量化や種類の多様化、個数の増加などにより、非構造化データ向けのストレージ容量が急激に増加している。特に、同社が提唱する「第3のプラットフォーム」に含まれるクラウドやモビリティ、ビッグデータ/アナリティクス、ソーシャル技術の台頭によって急増しているデータやコンテンツは非構造化データが主体となっており、今後の非構造化データの増加を牽引する大きな要因になるとのことだ。同社の調査結果によると、回答者が所属する組織において保有・管理している非構造化データ向けストレージの総容量の2年後の増減見込みは、「変わらない」が32.0%で最多だったが、「10~30%増」が17.7%と2番目に多かった。また、31%以上の増加を見込む回答が合わせて17.0%に上り、従業員規模が大きいとその割合はさらに高くなっているという。同社ストレージシステムズ マーケットアナリストの宝出幸久氏は、「非構造化データ向けストレージにおいて、既存の投資パターンを踏襲した投資を継続することは投資や運用管理コストの増加に繋がるであろう。効率的かつ戦略的な非構造化データ向けストレージ投資の実現のためには、スケールアウト・アーキテクチャ、Software-Defined Storage、オブジェクト・ストレージ、ハイブリッド・クラウドといった新しいアーキテクチャを積極的に採用すると共に、横断的な分析ニーズにも対応可能なデータの一元管理プラットフォームを実現し、ビジネス価値の創出に直結するストレージ・インフラを構築することが重要である」と分析している。
2015年08月26日セコムは、マイナンバーの取扱環境において、書類などをトータルかつ厳重・スマートに管理するためのセキュリティキャビネット「セサモCABI」、鍵管理ボックス「セサモKBX」を8月より販売開始すると発表した。「セサモCABI」は、セコムのオンライン・セキュリティシステムや出入管理システムで使用する共通の非接触ICカードで、アクセス管理が可能なセキュリティキャビネット。非接触ICカードは、マルチカードフォーマットに対応しているので、セコムワイヤレスIC カードTypeA、MIFARE、eLWISE、FeliCaに対応可能だという。最大50台までキャビネットを接続でき、セコムのオンライン・セキュリティシステムとの連携が可能。これにより、セコムにて、キャビネットの異常開放を監視できる。また、パソコンとLANを使用してキャビネットを接続することで、資格設定・履歴などの確認ができる。価格(税別)は、ICカードリーダー有りが584,000円~651,000円、ICカードリーダー無しが274,400円~345,000円。「セサモKBX」は、セコムのオンライン・セキュリティシステムや出入管理システムで使用する共通の非接触ICカードで、アクセス管理が可能な鍵管理ボックス。鍵の貸出、返却の管理が可能で、本体1台につき増設部を5台まで追加でき、最大50台(6000 鍵)まで接続が可能。パソコンとLANを使用して鍵管理ボックスを接続することで、鍵の貸出・返却の履歴管理ができる。価格(税別)は、本体が414,800円で、増設部が283,800円。
2015年08月25日アミュレットは20日、2.5インチストレージを前面から交換できるA6サイズのファンレスPC「POWERSTEP RUGGED S」を発表した。21日に販売開始。基本構成価格は税込112,000円。2.5インチストレージの前面交換機構を搭載した小型ファンレスPC。ストレージは前面からワンタッチで交換でき、例えば遠隔地でディスクの故障が発生した場合でも、サーバを開閉することなく現地で交換対応が行える。屋外に近い環境での使用も想定されており、-20度から+70度までの温度、5%RH~95%RHの湿度での使用環境に対応する。本体は、B5サイズの約4分の1となる、A6サイズを実現。小型ながら前面には、PoE+ Gigabitイーサネット×2、USB 3.0×4、DVI-D×1、Isolated DIOポート×1、電源スイッチに加え、2.5インチSATA2×1も搭載する。なお、背面にはシリアルポート×4、電源コネクタを備える。基本構成の主な仕様は、CPUがIntel Atom E3845(1.91GHz)、メモリが4GB、ストレージが120GB SATA3 SSD+120GB mSATA SSD、グラフィックスがIntel HD Graphicsなど。光学ドライブは非搭載。消費電力は60W。OSはCentOS 6.6、CentOS 7、Ubuntu 15.04、Windows 10 Enterprise、Windows 8.1 Pro、Windows 7 Professional SP1、Windows Embeddedに対応する。本体サイズはW106×D150.4×H85.9mm、重量は約1.5kg。仕様のカスタマイズが可能で、リリース特典として500GB HDD/mSATAなしモデルを購入した場合は送料・税込みで99,900円の提供となる。
2015年08月20日NECは8月18日、SAPのインメモリデータベース「SAP HANA」を利用するためのストレージをユニファイドストレージ「iStorage Mシリーズ」5機種から選択可能にする「SAP HANA テーラード・データセンター統合ソリューション(iStorage)」を発売すると発表した。同ソリューションは、先行して販売している「SAP HANA TDIソリューション(EMC)」におけるEMC製ストレージの選択に加えて、NECのストレージ「iStorageシリーズ」の選択を可能にしたもの。選択可能なストレージは、SAPより「SAP HANA テーラード・データセンター統合」の「SAP HANA Enterprise Storage認定」を受けたもので、事前に動作検証や評価を実施している。そのため、同ソリューションを利用する際は、SAPが定める性能・可用性などの各種要件の基準値達成をユーザーが行うことなく、SAP HANA環境を構築可能で、従来に比べ導入期間を短縮することが可能。価格は、「iStorage M110 モデル」が2300万円から、「iStorage M310 モデル」が2800万円から、「iStorage M510 モデル」が3720万円から、「iStorage M710 モデル」が4660万円から、「iStorage M5000 モデル」が4900万円からとなっている(いずれも税別)。
2015年08月18日キヤノンマーケティングジャパンは、フォトストレージ「Connect Station CS100」の発売日を8月27日とすることを決定した。CS100は発表当初、6月発売の予定だったが、その後、9月発売に延期すると告知されていた。CS100は、1TBのハードディスクを内蔵するフォトストレージ。NFCやWi-Fi、USB、SDカードなどを介して、デジタルカメラなどの写真や動画データを保存する。Connect Station同士がネットでつながる「イメージシェア」機能も大きな特徴となっている。今回の発売日決定を受けて、CS100を1カ月間試せるモニターキャンペーンを実施する。募集人数は50名、詳細は8月28日に公開される。そのほか、CS100と対象のデジタルカメラ、デジタルビデオカメラを購入することで、最大22,000円がキャッシュバックされる「SETでGET! キャッシュバック キャンペーン」も実施中だ。
2015年08月18日Windows Vistaから備わったBitLockerドライブ暗号化は、TPM(Trusted Platform Module)チップを用いてストレージを暗号化する機能だ。主にビジネス向けPCの中には、SSD(もしくはeMMC)に対してBitLockerドライブ暗号化を標準で有効にしている製品もあるのだが、対する暗号化を解除することでストレージ性能が向上するという話を聞く。本当かどうか検証してみよう。○BitLockerドライブ暗号化とはBitLockerドライブ暗号化は、PCの盗難や紛失に備えてストレージ全体を暗号化し、情報漏えいを未然に防ぐセキュリティ機能の1つだ。だが、Microsoftも「暗号化されたボリュームは、ストレージパフォーマンスが3~5%ほど低くなる可能性がある」と説明している。基本的に、セキュリティ強化と利便性(または性能)はトレードオフであるため、ある程度のパフォーマンス低下はしかたない。では、BitLockerドライブ暗号化のボリューム暗号化を解除すると、ストレージのパフォーマンスは本当に改善するのだろうか。ちょうど筆者の手元には、出荷状態からBitLockerドライブ暗号化が有効になったWindows 8.1タブレットがあるため、こちらを使ってボリューム暗号化解除前・解除後のパフォーマンスを測定することにした。テスト機のスペックは、Intel Atom Z3740(1.33GHz)、2GBのメモリ、32GB eMMC(Samsung MBG4GC)という構成である。Windows 8.1は32ビット版だ。○ボリュームの暗号化を解除するWindows 8.1の場合、ボリュームの暗号化はコントロールパネルなどから呼び出す「BitLockerドライブ暗号化」ではなく「デバイスの暗号化」に置き換わる。そのため、ボリュームの暗号化解除は「PC設定の変更」から行う。「PC情報」を開くと「デバイスの暗号化」カテゴリが用意されており、こちらの「オフにする」ボタンを押すだけでよい。ただし、ボリュームの暗号化解除は結構な時間を要し、筆者が試したデバイスでは30分ほどかかっている。解除中もタブレットを使うことはできるものの、可能であれば自宅など落ち着いて操作できる場所で、時間的に余裕あるときに実行してほしい。○暗号化解除の結果は?今回はhiyohiyo氏の「CrystalDiskMark 4.1.0」を使用し、ボリュームの暗号化解除前と解除後の速度を測定してみた。まずは結果をご覧いただきたい。上図のように、シーケンシャルリード・ライト以外は大きな変化はなかった。すべての端末に当てはまるとは言えないが、ボリュームの暗号化解除は必ずしも利点につながるわけではなさそうだ。セキュリティポリシーを踏まえながら、ボリュームの暗号化を選択するのが賢い判断だろう。阿久津良和(Cactus)
2015年07月24日ジランソフトは7月15日、法人向けオンライン・ストレージ・サービス「DirectCloud-BOX(ダイレクトクラウド・ボックス)」のバージョンアップを実施した。今回のバージョンアップにより、パスワード・ポリシーやホワイトリスト方式のデバイス認証機能および文書の専用ビューア機能を追加、より強固なセキュリティを確保可能になったとしている。ホワイトリスト方式のデバイス認証では、管理者が許可したモバイル端末からのみアクセス可能にできる。管理者が設定したパスワード・ポリシーに沿い、弱いパスワードの禁止やパスワードの期限設定なども可能だ。また、モバイル端末でオフィス文書を開く際に、デスクトップやモバイル端末に直接ファイルをダウンロードせずアプリケーション上で閲覧可能にした。これにより、情報漏洩を防ぐ厳重なアクセス制御がより簡単な操作で実現可能になったという。新たに実装した専用ビューア機能により、Microsoft Officeのファイルをブラウザやスマートフォンの画面上で、レイアウトを崩さず閲覧できる。ブラウザやスマートフォンにはキャッシュ・データを残さないため、情報漏洩リスクを回避できるとしている。Word/Excel/PowerPoint形式のファイルは、DirectCloud-BOXのWeb版およびモバイル・アプリケーションで、ローカルにダウンロードしなくてもオンラインでプレビューできる。DirectCloud-BOXからWord/Excel/PowerPoint形式のファイルを相手に送信する際、使用権限を「閲覧」「ダウンロードの許可」「ファイルの送信」の3つの選択肢から指定可能になった。これにより、業務やプロジェクトの状況に応じた安全なファイル共有を実現できるとしている。新たに提供開始したDirectCloud-BOXのWeb版はβ版ながら、PCに専用アプリケーションをインストールせずにブラウザだけでクラウド・ストレージへのアクセスが可能。デスクトップから複数のファイルをドラッグ&ドロップ操作でオンライン・ストレージにアップロードできる。また、大容量ファイルを相手に送信する際に、ダウンロード時の有効期限やパスワード、ダウンロード回数制限といった細かな設定が可能であり、専用アプリケーションと同等以上の使い勝手を実現したという。併せて、誤ってファイルを削除した場合に元に戻す「ゴミ箱」機能や、ファイルの更新履歴の確認・元に戻すことができる「バージョン履歴」機能を追加した。
2015年07月16日エムエム6 メゾン マルジェラ(MM6 Maison Margiela)の15-16AWコレクションから新作「ケーキボックスバッグ(Cake Box Bag)」が登場した。一枚紙で組み立てられるケーキ箱の定番型をそのままデザインに落とし込んだ同バッグ。持ち手に掛かる左右のパーツと、マグネット付きの蓋を外し、ケーキ箱を開く時と同じ要領で開閉できる仕組みとなっている。サイドにはストラップが付属しており、斜め掛けにすることも可能。ベジタブルタンニン鞣しのカーフレザーの素材感をそのまま生かしたナチュラルに加え、ブラック、レッドの全3色(6万3,000円)は、現在店頭で展開中。同素材にラミネート加工を施した、シルバー、ゴールドの2色(7万1,000円)は今月中に展開予定となっている。
2015年07月09日Jiransoft Japanは、同社の法人向けオンラインストレージサービス「DirectCloud-BOX(ダイレクトクラウド・ボックス)」を、7月15日にバージョンアップすると発表した。新バージョンでは、パスワードポリシーやホワイトリスト方式のデバイス認証機能に加え、文書の専用ビューア機能を追加し、よりセキュリティを強化。例えば、管理者が許可したモバイル機器からのみアクセスさせるホワイトリスト方式のデバイス認証が利用でき、パスワードポリシーを設定して、弱いパスワードを禁止したりパスワードに期限をつけたり、といったことができるようになる。また、モバイル機器でオフィス文書を開いた際、デスクトップやモバイル機器に直接ダウンロードすることなくアプリケーションで閲覧できるようになる。具体的には、Microsoft Office の専用ビューアを実装することにより、 Word 、Excel、PowerPoint形式の文書をDirectCloud-BOXのWEB版およびモバイルアプリケーションで開いた際に、ファイルをローカル環境にダウンロードすることなくオンライン上で文書をプレビューする機能を提供する。これにより、ブラウザやスマートフォンにキャッシュデータを残さずに済み、情報漏洩リスクを回避することができる。さらに、Word 、Excel、PowerPoint形式の文書を相手に送信する際に、「閲覧」、「ダウンロードの許可」、「ファイルの送信」の3つの選択肢の中から使用権限を指定することが可能になる。そのほか、今回、DirectCloud-BOXのWEB版を提供開始することにより、PCに専用アプリケーションをインストールしなくてもブラウザだけでクラウドストレージへのアクセスが可能になる。WEB版では、デスクトップから複数のファイルをドラッグ&ドロップ操作でオンラインストレージにアップロードすることができ、大容量ファイルを相手に送信する際にダウンロード時の有効期限、パスワード、ダウンロード回数制限など細な設定ができる。また、誤ってファイルを削除した場合に元に戻す「ゴミ箱」機能や、ファイルの更新履歴の確認・元に戻すことができる「バージョン履歴」機能も追加した。
2015年07月09日Alteraは7月1日(米国時間)、デュアルコア ARM CortexA9プロセッサ内蔵のSoC FPGA「Arria 10 SoC」ベースのストレージ・リファレンス・デザインを開発したと発表した。同デザインは、SoC FPGAにMobiveilのPCIeベースのSSDコントローラ、NVMduranceのNAND最適化ソフトウェアを実装した1チップソリューションで、ASICの設計に必要な長いデザイン・サイクルを要さずに、先端の3D NAND テクノロジを利用可能とする。また、NAND型フラッシュメモリの寿命を2倍に延長し、現在のNAND型フラッシュメモリ実装の最大7倍の書き込み/消去サイクル数を実現するとしている。なお、同デザインはすでに同社から入手することが可能となっている。
2015年07月02日富士通は、同社製ストレージの最上位機種にあたる「FUJITSU Storage ETERNUS DX8000 S3 series」(ETERNUS DX8000 S3 series)を7月1日より全世界で販売開始すると発表した。今回開始提供するのは、物理容量:最大288TB、ドライブ数:最大96の「ETERNUS DX8100 S3」(日本のみ販売)、物理容量:最大4,608TB、ドライブ数:最大1,536の「ETERNUS DX8700 S3」、物理容量:最大13,824TB、ドライブ数:最大4,608の「ETERNUS DX8900 S3」の3機種で、入出力スピードが従来機種と比べて約8倍性能向上し、新しい自動チューニング機能によるレスポンス性能の強化、仮想化環境におけるバックアップ運用やストレージ設定を容易にする連携機能の強化を図っている。最小構成販売価格(税別)は2,215万6,000円から。性能向上では、コントローラー性能の改善や最大コントローラー数の拡張により、約4百万IOPSを実現。最新フラッシュ技術を採用したコントローラー内蔵型SSDキャッシュ「Extreme Cache」を新規にサポートすることで、データ読み込み時のキャッシュヒット率を向上させ、「Extreme Cache」を追加した場合に約4倍の性能向上を実現したという。また、新しい自動チューニング機能によるレスポンスの向上を実現し、アクセス頻度に応じてデータの格納先をディスクからSSDに変更するなど、最適な格納先にデータを再配置するストレージ自動階層制御機能と、目標性能に応じてストレージ内部のリソース配分を自動調整するQoS機能とを新たに連携させ、レスポンス性能の向上を実現したという。運用面では、「VMware vSphere」のサーバ仮想化環境において、ストレージ運用を効率化する「VMware vSphere Virtual Volumes」を新規にサポート。従来は複数の仮想マシンを同一ストレージのボリュームに格納し、ボリューム単位で運用していたが、「VMware vSphere Virtual Volumes」の適用により、仮想マシンの管理GUI「vSphere Web Client」上で、バックアップやQoSなどの運用ポリシーを設定できるという。
2015年07月01日