BSIグループジャパン株式会社(所在地:横浜市西区みなとみらい、代表取締役社長:漆原 将樹)は、TOPPANホールディングスのグループ会社であるTOPPANエッジ株式会社(所在地:東京都港区東新橋、代表取締役社長:添田 秀樹)に対し、PAS 2060:2014(※1)に基づいたカーボンニュートラルの達成(2022年4月1日から2023年3月31日)及びコミットメント(2023年4月1日から2024年3月31日)に対する検証を実施し、完了しました。2023年12月6日に行われた授与式にて昨今、我々の経済活動に伴う二酸化酸素などの温室効果ガスの排出量増加に伴い、地球温暖化や気候変動をはじめとする地球規模の問題が深刻化しています。そのため、国際社会でも1995年より国連気候変動枠組条約締約国会議(COP)が開催されています。その中では実効的な温室効果ガス排出量削減の実現にむけた議論が継続されており、直近では2021年に英国で実施されたCOP26において、2030年頃には平均気温上昇を工業化以前の水準に比して1.5℃に抑える努力を追求することが明記されました。これを受け、各国は今まで以上に二酸化炭素排出量削減に向けた取り組みを加速しています。BSIグループでは、カーボンニュートラルを実証するための基準PAS 2060を策定しました。また、その検証業務をグローバルで展開しています。今後、地球温暖化対策のため、それぞれの組織が温室効果ガスの削減を促進し、ネットゼロに取り組む活動は避けて通れないテーマであり、積極的にカーボンフットマネジメント、カーボンニュートラルの実証を推進することは、企業価値向上においてもより一層求められています。- 注記 -※1:PAS 2060:2014はカーボンニュートラル実証の仕様■TOPPANエッジ株式会社 代表取締役社長 添田 秀樹様のコメントTOPPANグループは脱炭素社会の実現を目指し、2021年に策定した地球環境課題への長期的な取り組み方針である「TOPPANグループ環境ビジョン2050」に掲げた目標達成に向け活動を推進しています。近年のデジタルシフトにより、インターネットを経由した電子商取引や実店舗でのキャッシュレス決済が増加しており、クレジットカードを始めとする各種カードの需要は高まっています。TOPPANエッジでは、カード事業において従来から環境配慮カードの開発・推進を行っており、脱炭素社会の実現に向けた取り組みをさらに進めるべく、現在クレジットカードにおいて流通量が拡大しているデュアルインターフェースクレジットカードのカーボンニュートラル化を実施しました。今回、国際的な規格であるPAS 2060によって第三者検証を完了したことで、正確で信頼性のある取り組みであることが表明できました。今後も環境負荷の低減をはじめとした社会課題に対し誠実かつ積極的に取り組みを進め、持続可能な社会の実現に貢献してまいります。■BSIグループジャパン株式会社 代表取締役社長 漆原 将樹のコメント日本において、年間の発行枚数が3,000万枚を超えるクレジットカード。1人あたり平均して2.36枚保有していると言われています。そのクレジットカードの製造・発行において、カーボンニュートラルの保証に挑戦されたTOPPANエッジ様。その挑戦は、脱炭素社会に多大な影響を与えることは言うまでもありません。TOPPANエッジ様は、2023年4月に社名を変更されました。社会の先頭を走る「最尖端企業」としてエッジの効いたソリューションを提供し続けると社長の添田様も仰っていましたが、今回のPAS 2060への取り組みは、まさにエッジの効いた、業界のみならず社会をリードする活動であると考えます。環境に配慮したクレジットカードの選択をすることは、我々1人1人の環境に対する意識を行動に移すことでもあり、それはサステナビリティな社会の実現に近づく大きな一歩となります。そのような一歩を、TOPPANエッジ様と一緒に踏み出せたことをまことに光栄に思います。■BSI(英国規格協会)とBSIグループジャパンについてBSI(British Standards Institution:英国規格協会)は、ビジネス改善と標準化を推進する機関です。設立以来1世紀以上にわたって組織や社会にポジティブな影響をもたらし、信頼を築き、人々の暮らしを向上させてきました。現在、195カ国、77,500社以上のお客様と取引をしながら、専門家、業界団体、消費者団体、組織、政府機関を含む15,000の強力なグローバルコミュニティと連携しています。BSIは、自動車、航空宇宙、建築環境、食品、小売、医療などの主要産業分野にわたる豊富な専門知識を活用し、お客様のパーパス達成を支援することを自社のパーパスと定めています。気候変動からデジタルトランスフォーメーションにおける信頼の構築まで、あらゆる重要社会課題に取り組むために、BSIはさまざまな組織と手を取り合うことによって、より良い社会と持続可能な世界の実現を加速し、組織が自信を持って成長できるよう支援しています。BSIグループジャパンは、1999年に設立されたBSIの日本法人です。マネジメントシステム、情報セキュリティサービス、医療機器の認証サービス、製品試験・製品認証サービスおよび研修サービスの提供を主業務とし、また規格開発のサポートを含め規格に関する幅広いサービスを提供しています。URL: 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2023年12月15日一般社団法人Co-production of art Works-M主催、『 Center line art festival Tokyo 2023 岩渕貞太「リバーズ・エッジ」』が2023年10月22日 (日)に座・高円寺2(東京都杉並区高円寺北2-1-2)にて上演されます。チケットはカンフェティ(運営:ロングランプランニング株式会社、東京都新宿区、代表取締役:榑松 大剛)にて発売中です。カンフェティにてチケット発売中 公式ホームページ Twitter photo_MILLA2021年から始まった即興シリーズ第三弾。第二弾から引き続き舩橋陽とのパフォーマンス。音とダンサーのあいだ、音と観客の間、ダンサーと観客の間、空間とそれぞれの間。そこにいるわたしたちは、それぞれの間に横たわる川越しに見つめ合う。まぐわいのセッション。10月22日(日)座・高円寺2(東京都杉並区高円寺北2丁目1−2)にて、岩渕貞太「リバーズ・エッジ」を上演いたします。座・高円寺2の素舞台、地明かりのみで上演される60分。岩渕貞太のダンスと舩橋陽の演奏が紡ぎ出す瞬間の創作を、是非ご体感ください。photo_MILLAphoto_MILLA公演概要『 Center line art festival Tokyo 2023 岩渕貞太「リバーズ・エッジ」』公演日:2023年10月22日 (日)会場:座・高円寺2(東京都杉並区高円寺北2-1-2)■出演者ダンス:岩渕貞太演奏:舩橋陽■公演スケジュール2023年10月22日 (日)14:00~2023年10月22日 (日)18:00~※開場は、開演の30分前です。■チケット料金(全席自由・税込)前売一般:2,000円学生:1,500円当日一般:2,500円学生:2,000円 詳細はこちら プレスリリース提供元:NEWSCAST
2023年10月17日東急フードショーエッジ 渋谷スクランブルスクエア店から、2023年クリスマスケーキが登場。2023年10月1日(日)から12月15日(金)まで予約を受け付け、12月23日(土)および24日(日)の2日間で受け渡し予定だ。東急フードショーエッジでしか出会えない限定ケーキも東急フードショーエッジでは、2023年クリスマスに向けて36種類のケーキが勢ぞろいする。中でもひときわ目を惹くのが、イベント限定の華やかなケーキ。アトリエ アニバーサリーが用意する「フォレストチョコレート」だ。ビターで濃厚なチョコレートスポンジに2種類のクリームが相性抜群で、控えめな甘さがチョコレートの繊細さを引き立てる“生”チョコレートケーキに仕上がっている。丁寧な職人技の光る「ノエル・くまさん」インパクトのあるくまさん型のチョコレートが乗った「ノエル・くまさん」は、スマイルラボのパティシエがひとつひとつ丁寧に仕上げた一品。トップのくまさん型チョコレートの下には、チェリーやフランボワーズな4種類の赤いベリーを使用したフロマージュムースが重なる。ベリーの酸味と濃厚なチョコレートの組み合わせを楽しんで。“梅×抹茶”がユニークな「ノエル テ ヴェール」パティスリー ノリエノリからは、「ノエル テ ヴェール」が登場。日本庭園を模したようなこのケーキでは、斬新な“梅×宇治抹茶”のコンビネーションが楽しめる。京都産宇治抹茶と露茜の酸味が絶妙な大人のテイストを引き立て、さらに黒糖を忍ばせた紅はるかの濃厚なムースがあっさりしたケーキにアクセントを添えている。クリスマスの主役にぴったりのリースケーキローラズ・カップケーキ 東京が準備する「クリスマスリース」では、パッと目を惹く華やかなリースの中からサンタクロースが挨拶している“クリスマスらしい”ケーキだ。しっとりとしたチョコとココアの生地に爽やかなチーズクリームのアイシングを施したケーキは、聖夜を彩るのにぴったりだろう。【詳細】東急フードショーエッジ 2023年クリスマスケーキ取り扱い数:ケーキ36種(東急フードショーエッジ限定8種含む)受付期間:10月1日(日)0時~12月15日(金)17時まで(ネットにて受付)受け渡し期間:12月23日(土)・24日(日)※一部商品を除く受け渡し場所:渋谷スクランブルスクエア 地下2階/1階 東急フードショーエッジメニュー例:・<アトリエ アニバーサリー>フォレストチョコレート 7,020円・<スマイルラボ>ノエル・くまさん 5,616円・<パティスリー ノリエノリ>ノエル テ ヴェール 7,400円・<ローラズ・カップケーキ 東京>クリスマスリース 4,968円
2023年10月02日「ティファニー エッジ」ラージ サークル ペンダント (プラチナ、18Kイエローゴールド、ダイヤモンド)税込275万円ティファニーは、新作コレクション「ティファニー エッジ(Tiffany Edge)」を発表いたします。ダイヤモンド ジュエリーをコンテンポラリーな視点で再解釈した本コレクションは、ラウンド ブリリアント カット ダイヤモンドが織り成す層を束ねる18Kイエローゴールドのデザインがアクセントとなっています。クリーンなラインと眩いダイヤモンドの輝きが、18Kイエローゴールドとの大胆なコントラストを演出しています。一点でも、レイヤード スタイルでも、その魅力を最大に引き出すことができます。新作「ティファニー エッジ」コレクションは、ティファニーの限定店舗で展開をしています。スモール サークル ペンダント (プラチナ、18Kイエローゴールド、ダイヤモンド)税込165万円フープ ピアス (プラチナ、18Kイエローゴールド、ダイヤモンド)税込151万8,000円ワイド バイパス リング (プラチナ、18Kイエローゴールド、ダイヤモンド)税込116万6,000円ナロー バイパス リング (プラチナ、18Kイエローゴールド、ダイヤモンド)税込75万9,000円@tiffanyandco
2022年11月15日オペラ(OPERA)の「リップティント N」から、2021年夏の限定色が登場。2021年5月19日(水)より数量限定で発売される。ほどよくエッジー“ラメ入り”ヌードカラーリップオペラの人気リップスティック「リップティント N」に、ヌードカラーの限定色が仲間入り。カラーラメを配合することで、ほどよいエッジーさをプラスした限定色は、纏うだけで女性の官能性を引き立ててくれる。ラインナップは選べる2色。「108 グラムベージュ」は、肌なじみのよいヌードカラーに、ピンクのピグメントとイエローラメを加えて温かみのある印象に仕上げた。唇にのせると、微熱を感じる色っぽさが感じられおしゃれな表情に。一方、「109 ヌードオランジェ」は、ヌードトーンのオレンジにピンクラメを忍ばせた“粘膜カラー”。さりげない色気と自然な可愛らしさを共存させた、万能なカラーとなっている。落ちずに続く“自然な血色感”いずれも“濃く” 感じさせない、透けるような質感でナチュラルな血色感をプラス。リップクリームのようにスルスル広がるストレスフリーな塗り心地も心地よく、ひと塗りでうるおいが長く続く。ティント処方なので、唇そのものが内側から色づいたような血色感を長く楽しむことができる。【詳細】オペラ リップティント N 限定2色 各1,500円+税発売日:2021年5月19日(水)数量限定発売取扱店舗:全国のバラエティショップ・イミュ公式オンラインストア【問い合わせ先】イミュカスタマーセンターTEL:0120-371367
2021年03月13日『ストロボ・エッジ』、『アオハライド』に続く、「咲坂伊緒 青春三部作」の最終章、『思い、思われ、ふり、ふられ』。先んじて公開されていた実写映画に続いて、アニメによる映画も公開される。『ストロボ・エッジ』は実写映画化、『アオハライド』は実写映画化、TVアニメ化されているが、本作は2作とも映画という、あまり類をみない企画となっている。原作者である咲坂も最初にこの企画を知った時は、驚いたという。「このお話をいただいたときは、光栄だなと思いました。アニメ版と実写版、それぞれ違う形の映画で、自分の作品を伝えられる機会なんて、そうそうないですから」同じマンションに住んでいる、恋愛に奥手で夢見がちな由奈と、恋愛に対してドライで現実的な朱里。そして、朱里の義弟の理央、由奈の幼馴染の和臣。4人それぞれの想いが交錯していく、“全員片思い”のラブストーリーだ。繊細な心理描写に定評がある咲坂作品だが、アニメになっても、10代の揺れ動く気持ちを丁寧に表現しており、今現在青春真っ盛りな10代だけでなく、大人世代にとっても青春を追体験できるような仕上がりになっている。本作の原作者である咲坂も、「アニメでしかできない表現を楽しんで欲しい」と太鼓判を押す。「例えば、由奈にとって大切な“絵本の中の王子様”のシーンも、まるで夢みたいな色味で、漫画では描けないような表現をふんだんに取り入れてくれました。絵が動く、声や音が吹き込まれるのはもちろんのこと、オリジナルのシーンもあって、原作者としては新しいエッセンスが入っていたのも嬉しかったです」切なくも優しい読後感が原作の魅力。それをアニメーションにするにあたって、脚本段階で打ち合わせを行ったという。それは「キャラクターを誤解してほしくない」という想いからだ。特に朱里の一見サバサバしたキャラクターは、連載当初は読者から誤解を受けることもあったそうだ。「もちろん、ストーリーが進むにつれて誤解は解けるように描いてはいたけれど、“わかってたけど、こんなに?”という。描いている側としては、朱里に申し訳ない気持ちになったんです。アニメでも、声優さんの声のトーンひとつで、観ている人の受け取り方が変わってしまうと思ったので、事前に脚本家の吉田恵理香さんとすり合わせをさせてもらいました」そして、アニメ化でも大切にしたかったのは「生っぽさ」だという。「もちろん、フィクションではあるんですけど、あまり現実感がないと、作品と読者さんとの距離が縮まらない。完璧すぎる人を描いて楽しいかというと、私は楽しくないので。ダメな部分、弱い部分もあるキャラクターを描きたいですね。もちろん、ダメすぎてもちょっと楽しくないですけど(笑)。言葉遣いや動きも含めて、“(読者からみて)もしかしたら明日、自分にもこんなことが起きるかもしれない”と感じる要素は、作品づくりにおいて常に気をつけています。例えば、そこを大切にしたいということは、お伝えしました」『思い、思われ、ふり、ふられ』は、時代や流行は変わっても恋や夢に悩む、等身大で普遍的な10代の青春がふんだんにつまっている。「読者からいただくお手紙の内容は、いつの時代も変わらないですね。キャラクターを作る際、流行っているものや、過去の自分の気持だったり、色々なものを参考にすることはあるけれど、特定の誰かをモデルにすることはありませんし。時代の変化に不安になったこともあったけれど、流行は変わっても、読者の気持ちはまったく変わらないんだと思います。そこは、自信をもって描いていますね」この秋は、ふたりのヒロインの恋に共感し、「胸キュン」してほしい。『思い、思われ、ふり、ふられ』は9月18日に全国公開される。取材・文/藤谷千明アニメーション映画『思い、思われ、ふり、ふられ』9月18日(金)全国公開
2020年09月18日人気漫画家・咲坂伊緒の傑作コミック『思い、思われ、ふり、ふられ』がアニメーション×実写のW映画化を果たす。本作は、『ストロボ・エッジ』『アオハライド』に続く咲坂伊緒の青春三部作最終章。同じマンションで暮らす4人の高校生の恋と青春を切なく瑞々しく描いていく。特集第1弾に登場するのは、山本理央を演じた声優・島崎信長と俳優・北村匠海。告白できないまま義理の姉となった朱里への恋心を胸に秘めながら、由奈に想いを寄せられるセンシティブな役どころだ。アニメと実写、それぞれフィールドは違うものの、役へ向き合う姿勢には重なるものが。「お話をするのは今日が初めて」というふたりの貴重な対談をお届けする。観たあとは一粒で二度おいしいという感覚でした(笑)――まずは試写をご覧になった感想をお願いします!島崎アニメも実写もどちらも素敵で。『思い、思われ、ふり、ふられ』という素晴らしい原作をそれぞれ違うビジョンを持って、みんなで誠心誠意つくったことが伝わる内容でしたね。北村わかります。それこそシャボン玉とか花びらが舞うシーンは、アニメならではの良さが光る演出。本当にキラキラとしていて、総合芸術だなと思いました。そういったアニメの良さもあれば、僕たちリアルな人間が演じる実写の良さもあって。おのおのの良さが輝く作品になったのかなと。島崎僕は気持ちとしては別の作品というつもりで。だから観たあとは一粒で二度おいしいという感覚でした(笑)。北村あと面白かったのが、アニメを観ていると、自分が理央を演じたときに見た風景がそこに描かれているような感覚になるんですよ。それが不思議というか。島崎わかります。やっぱり自然と理央に目がいくよね。これは北村さんの演技から受けた印象なんですけど、理央を演じる上で大事にした根本の部分は同じなんじゃないかなって気がして。実写とアニメ、生業にしている場所は違うけれど、同じ役者同士、同じ役に向き合ったら大きくは同じ流れになるんだなっていうのが発見でした。北村僕も同じです。きっと同じ感覚なんだろうなというのが伝わってきて。これは、演じる僕の特権的な見方になっちゃいますけど、そんなところも面白かったです。――おふたりが理央を演じるうえで大事にしたところとは?北村僕は不器用さですね。理央は一見王子的に見えるんですけど、カッコよく演じようとすると、逆にカッコよくなくなってしまうんです。理央が無自覚的に発する言葉が誰かを救っていたりして。でも本人はそこにまったく気づいていないのが理央の良さ。だから、いわゆるキラキラ要素というよりも、もっと人間臭いところ、ひとりの人間として呼吸をしている土臭さみたいなものを大切にしようと思っていました。島崎今、北村さんが言ってくれたこととまったく同じことを僕も意識していて。さっきちらっと話したんですけど、ここで理央が変わったとか、ここで恋をしたよねとか、そういう細かいターニングポイントも一緒で、うれしかったです。北村僕もうれしかったです。同じ役を別の角度で演じる経験ってなかなかないので、なんだかすごく不思議な感じがします。あの別れが僕たちを前に進ませてくれた――本作ではいろんな告白シーンが登場しますが、おふたりは好きになったら自分から告白するタイプですか?それともそっと想いを胸に閉じ込めるタイプですか?島崎僕は想いが高まったら衝動的に動いてしまう人間です(笑)。結果、空回っちゃったり、告白のタイミングでコケちゃうこともあるんですけど。わりと自分の気持ちには素直なタイプなのかなと。北村僕も自分から伝えますけど、気持ちのままには行けないですね。タイミングをすごく気にしちゃうというか。ただ、計算しすぎることで失敗することもあって。タイミングを探しているうちに、そのタイミングが過ぎ去っていた……ということはありました(笑)。――本作の特徴が、振られたあとにそれぞれが人間的に成長し、恋が新たな局面を迎えるところです。おふたりの「失恋」に関する思い出を聞かせてください。北村この作品ほどのものはないですけど……(笑)。島崎あんなドラマチックなのはね(笑)。北村ただ、別れが人を強くするというのは信じています。失恋ではないですけど、僕がやっているDISH//というバンドのメンバーのひとりが脱退したすることになって…。そのとき、バンドを続けるか解散するかという選択を提示されると覚悟していたんですけど、メンバーが誰ひとりバンドを辞める気がなくて、これからもDISH//を続けることが正義だって、みんなの心がひとつだったんです。それをきっかけにバンドの結束もより深まって。あの別れは悲しかったけれど、僕たちを確実に前に進ませてくれた。別れは必ずしもネガティブなものではないんだって、あのとき実感しました。島崎月並みな言葉だけど、失ってから気づくことっていっぱいありますよね。確かに傷つくし苦しいけど、別れがなかったらわからないこともきっとある。だから、あとはその人の捉え方次第。前向きに考えることができれば、どんな悲しいことでも前に進むきっかけになるし、失敗から学ぶこともあるよなって僕も思います。――おふたりは傷ついたらすぐ立ち直れるタイプですか?島崎僕はすぐ立ち直れます(笑)。ずっとウジウジ悩んでいてもしょうがないじゃないですか。だったら次の反省として活かすか、忘れた方がいいことなら気にしないに限ります。それに、もしそれが悔しさから来るものなら、見返してやるって反骨心に変えればいい。僕はわりと負けず嫌いな方なので、今までもネガティブなことがあったら、それをエネルギーに変えて、その反動でやってきたようなところはある気がしますね。北村僕は基本的に滅多に落ち込まないんですけど、落ち込んだときはネガティブにネガティブを掛け算してプラスに変えます。自分で落ち込んだなと思ったときは、無理せずいけるところまで落ちきる!もう明るい曲とか一切聴かない(笑)。そうやって沈むだけ沈んだら、あとはのぼるだけだって気持ちを切り替えます。中学のとき、文化祭でお姫様役をやりました(笑)――では最後に、文化祭が重要なシーンとして登場しますが、おふたりの文化祭の思い出を教えてください。北村僕は高校時代に文化祭実行委員をやっていて。高2のときに全学年合同の出し物グランプリがあって、それで僕たち2年生が3年生を置き去りにして賞を総なめしたんですよ(笑)。島崎そんなすごいものを出したんですか?北村僕らはショートフィルムを撮ったんですけど。僕は編集とかをやっていて。賞が決まったときはすごいカタルシスでしたね。そういうグランプリって普通は3年生がメインだから、自分たちが呼ばれるなんてまったく思っていなくて。発表の瞬間、「嘘だろ!?」ってみんなで立ち上がるっていう。あのときはうれしかったですね。島崎そんな素晴らしい青春の思い出は残念ながら僕にはないんですけど(笑)、中学のときに生徒会長をやっていて。うちの中学では文化祭で生徒会が演劇をやって、生徒会長はお姫様役をやるという謎の伝統があったんですよ。『眠り姫』みたいなお話なんですけど、僕が最後に復活して、王子様役の男の子をお姫様抱っこして走り回るっていう(笑)。北村めっちゃ面白そうじゃないですか(笑)。島崎おかげさまでウケました。今考えてもよくわからない伝統ですね(笑)。撮影/奥田耕平、取材・文/横川良明※島崎信長の「崎」は「たつさき」が正式表記
2020年09月16日咲坂伊緒(『ストロボ・エッジ』『アオハライド』)の人気コミックを映画化した『思い、思われ、ふり、ふられ』の公開を記念し、8月11日に出演する北村匠海と赤楚衛二がインスタライブを実施。撮影の舞台裏や映画の見どころ、さらに“自分の好きな体のパーツ”まで、にぎやかなボーイズトークを繰り広げた。同じマンションに住む4人の高校生の、すれ違う思いと言えない秘密が複雑に絡み合う様を描く。三木孝浩監督による実写版が8月14日、潘めぐみ、鈴木毬花、島崎信長、斉藤壮馬らが声優を務めるアニメ版(黒柳トシマサ監督)が9月18日にそれぞれ全国公開される。北村は先日、共演する浜辺美波とともにYouTube生配信イベントに参加しており「やっぱりメンズは気が楽ですね」と赤楚との生配信にリラックスした表情。現在の髪型や、最近作ったというミニマルスパイスのチキンカレーなど、プライベートな一面を披露する場面もあった。一方「インスタライブは初めて」だという赤楚は最初こそ、緊張した面持ちだったが、北村との気兼ねないトークに「ここ最近の取材では、(共演者から)いじられる」と照れ笑いを見せていた。撮影中は、共演陣の間で「敬語はやめよう」というルールも定められたそうで、「お互い、年齢は違うけど、同級生(の役どころ)だから。こういう映画では大切なこと」(北村)、「おれが一番年上だけど、芸歴は長くもないし、匠海くんは映画で見てた人だから、最初はタメ口って難しいなって。でもすごくありがたかった」(赤楚)と振り返っていた。視聴者からの質問に答える形で、自身の好きな体のパーツに話題が及ぶと、北村は「喉仏」と即答。赤楚も「それ、思った!」とうなずき、自身は「鎖骨」と答えていた。また、苦労したシーンについては「走るシーンが多くて、体力的に……。映像では一瞬でも、テイクを重ねているから、改めてランニングってきついんだなって」(赤楚)、「登場人物が走りがちって、青春映画あるある(笑)。自分は雨のシーンかな。気温の低い時期で、めっちゃ寒かった」(北村)と明かしていた。取材・文=内田 涼『思い、思われ、ふり、ふられ』8月14日全国公開
2020年08月11日咲坂伊緒(『ストロボ・エッジ』『アオハライド』)の人気コミックを映画化した『思い、思われ、ふり、ふられ』の公開を記念し、8月4日にYouTube生配信イベントが行われ、出演する浜辺美波、北村匠海が登場した。同じマンションに住む4人の高校生の、すれ違う思いと言えない秘密が複雑に絡み合う様を描く。三木孝浩監督による実写版が8月14日、潘めぐみ、鈴木毬花、島崎信長、斉藤壮馬らが声優を務めるアニメ版(黒柳トシマサ監督)が9月18日にそれぞれ全国公開される。浜辺と北村の共演は『君の膵臓をたべたい』以来、およそ3年ぶり。生配信イベントでは、同作公開時に行われた全国キャンペーンを追ったドキュメンタリー映像も配信され、「試写会があるのが普通だと思っていたので、(コロナ禍で)それがないのは不思議な感覚」(浜辺)、「日本中まわって、めっちゃ大変だったよね。本当に今回はこういう状況で、(ファンに)直接思いが伝えられず、苦しい気持ちもある」(北村)としみじみ語っていた。浜辺は北村を相手に初めてのキスシーンにも挑んでおり「撮影を引っ張っていただき、一発OKを連発してくださった」と感謝の意。撮影は大雨の中で行われたといい「寒かったですよね。手足や顔面も感覚がなくて」(浜辺)、「キスってことより寒すぎて…。頑張って早く終わろうと思った」(北村)と苦労を回想した。トークの話題が“ふり、ふられ”に及ぶと、浜辺は「演じていても、もどかしかったし、切なかった」。北村は「ふり方って難しいですよね。優しさが残酷なときもある」と話していた。この日は人気YouTuberのエミリンが特別ゲストとして登場。少女漫画や恋愛映画の大ファンだといい「よくある感じなのかと思ったら、全然違って、めちゃくちゃ面白かった。ただのキュンキュンじゃなくて、人生の葛藤がすごく上手に描かれていて、感情移入しやすく、すごくリアルだった」と作品を絶賛し、浜辺とともにしばし女子トークを繰り広げると、北村は「女子会って、こんな感じなのかなと。この“女子会感”についていけない」と圧倒されていた。取材・文:内田 涼『思い、思われ、ふり、ふられ』8月14日全国公開
2020年08月04日咲坂伊緒の人気少女コミック『ストロボ・エッジ』と『アオハライド』に次ぐ、「咲坂伊緒 青春三部作」の最終章となる同名漫画をアニメーション映画化した『思い、思われ、ふり、ふられ』が、9月18日(金)より全国公開される。この度、同作の主題歌がBUMP OF CHICKENに決定。あわせて本予告映像が公開された。本作は、A-1 Picturesが制作を手掛ける、4人の高校生たちの青春を描く、等身大のラブストーリー。恋愛に対して現実的で積極的だが本当の気持ちを表現するのが苦手なヒロイン山本朱里役を潘めぐみ、朱里の義理の弟で、ある葛藤を抱える山本理央役を島崎信長、由奈の幼馴染で真っ直ぐな好青年だが、どこか周囲を冷静に見てしまう乾和臣を斉藤壮馬が声優として演じるほか、朱里とWヒロインとなる、夢見がちで恋愛に対して消極的な市原由奈を、オーディションにて選ばれた新人声優・鈴木毬花が熱演する。今回発表された主題歌は、BUMP OF CHICKENの新曲「Gravity」。この度公開された予告映像ににて初の音源解禁となる。BUMP OF CHICKENがアニメーション映画の主題歌を担当するのは、『ドラえもん 新・のび太と鉄人兵団 〜はばたけ 天使たち〜』以来、じつに9年振りとなる。BUMP OF CHICKENは本作に対し、「登場人物たちの瑞々しいそれぞれの思いと、繊細で色鮮やかな美しい背景の描写がマッチして、とても眩しい世界が広がっていました」とコメントを寄せた。また楽曲について黒柳トシマサ監督は、「聴き終えたときの身震いするほどの感激がまだ僕の中に残っています」と感激のコメントを残した。●BUMP OF CHICKEN コメント・全文僕たちの新曲「Gravity」を主題歌に起用して頂き、ありがとうございます。公開前に一足先にメンバー全員で楽しく観させて頂きました。登場人物たちの瑞々しいそれぞれの思いと、繊細で色鮮やかな美しい背景の描写がマッチして、とても眩しい世界が広がっていました。公開を楽しみにしています!●黒柳トシマサ監督 コメント・全文映画作りが佳境に差し掛かっていた深夜、会社で仕事をしているとプロデューサーから「凄いですよ!!」と熱のこもったメールと一緒に曲が送られてきました。ドキドキしながら音楽を再生して、一音一句聴き漏らさないように耳をすまして。次々と広がる歌の世界がふりふらの世界にも重なるところがあって、由奈や朱里たちの未来の空に遠く光が続いているような。聴き終えた時の身震いするほどの感激がまだ僕の中に残っています。映画をBUMP OF CHICKENさんに飾っていただき本当に嬉しいです。この曲の思いがたくさんの方に届きますように。『思い、思われ、ふり、ふられ』9月18日(金)より全国公開※島崎信長の「崎」は、「たつさき」が正式表記
2020年08月04日VINTAGE(過去)×STREET(今)をコンセプトに、伝統的な物にユースカルチャーの要素を落とし込んだコンテンポラリーなデザインを展開するROSE BUDのストアブランド【CREOLME】 最新コレクションのテーマは -NEW CLASSIC- ヴィンテージライクなオリジナルのバンダナ柄など、クラシカルなムードにコンテンポラリーなグラフィックやシャイニーな素材を加え、適度なエッジが心地よいラインアップ。 天然素材や半袖のデザイン等、7月の暑い時期から活躍するアイテムを展開します。▼ROSE BUD OFFICIAL ONLINE STORE▼ PRINTED T-SHIRT 9,000円 +TAX LONG DRESS 1万8,100円 +TAXBANNDANA PATTERN SHIRT DRESS 2万3,000円 +TAX TUCK PANTS 1万8,100円 +TAXMULTI WAY SLEEVE SHEER TOP 1万1,500円 +TAX SATIN WORK SKIRT WITH BELT 1万5,400円 +TAXBANNDANA PATTERN SHIRT 1万8,100円 +TAX SATIN CAMISOLE 7,000円 +TAX TUCK PANTS 1万8,100円 +TAXCREOLME 2020 early Autumn -NEW CLASSIC-ROSE BUDオンラインストア・店舗にて7月21日より販売▼ROSE BUD OFFICIAL ONLINE STORE▼ CREOLME“ルールには囚われない”自由に楽しめる権利があるならば自分の着たい様に着る事がすべて。VINTAGE(過去)×STREET(今)混在したルーツから生まれる新たなるインスピレーション。伝統的な物にユースカルチャーの要素を落とし込んだコンテンポラリーなデザインを展開。年齢やスタイルを定義することなく直感・本能でファッションを楽しむ女性に向けて、CREOLME(クレオルム)はアトラクティヴなスタイルを提案します。<instagram>@creolme_official#CREOLME<BRAND PAGE>▼instagram LIVE▼7月22日(水)20:00~ROSE BUDオフィシャルアカウント(@rosebud_official_)のインスタライブにCREOLMEのデザイナーが登場! 最新コレクションの着こなしをご紹介します。企業プレスリリース詳細へ本記事に掲載しているプレスリリースは、株式会社PR TIMESから提供を受けた企業等のプレスリリースを原文のまま掲載しています。FASHION HEADLINEが、掲載している製品やサービスを推奨したり、プレスリリースの内容を保証したりするものではございません。掲載内容に関するお問い合わせは、株式会社PR TIMES()まで直接ご連絡ください。
2020年07月22日「ストロボ・エッジ」「アオハライド」の咲坂伊緒原作漫画を、三木孝浩監督が実写化する映画『思い、思われ、ふり、ふられ』。この度、邦画業界初となる本作の“動き出すポスター”が公開された。今回の特別なポスターは、三木監督自らのディレクションのもと、ポスターやスマホの画角に合わせて縦型で新規撮影。山本朱里役の浜辺美波、市原由奈役の福本莉子、山本理央役の北村匠海、乾和臣役の赤楚衛二が床に寝そべって空を見上げているところから始まり、それぞれ1人ずつの表情をとらえた後、「恋、それぞれの結末へ」とコピーが転換され、全員揃った4分割の構図に切り替わる。監督自身も撮影時から縦型で撮影するのは初めての試み。「思春期のキャラクター達の、一か所に留まらずたゆたうように動き続ける想いを描いた本作の空気感を、静止画ではなくこの“動き出すポスター”で表現出来たらと思って創りました」と制作への思いを明かしている。なお、この30秒ポスターのほか、メインキャラクターの4人それぞれのキャラクター編も制作。新宿ピカデリー(※12/13~先行上映)、OSシネマズ神戸ハーバーランド(※12/13~)をはじめ、各地の映画館でも順次展開予定だ。この発表に先駆け、Wヒロインの浜辺さんと福本さんが新宿ピカデリーでサイネージに流れている様子をチェック!実際に完成したポスターを見た2人は「すごい動いている!懐かしい!いいですね!」と大興奮。この企画に最初は「正直想像がつかなかった」という浜辺さんも「今日完成したものを見て、やっと分かりました。一見綺麗なポスターのようだけど、表情やシーンが映像として移り変わっていくのが見ていてすごく楽しくて面白いです」と絶賛。福本さんは「30秒の短い映像を作り上げるために、何度も何度もアングルを変えながら何時間も撮影していたので大変でした」と撮影をふり返った。『思い、思われ、ふり、ふられ』は2020年8月14日(金)より全国にて公開。アニメーション映画『思い、思われ、ふり、ふられ』は2020年5月29日(金)より全国にて公開。(cinemacafe.net)■関連作品:思い、思われ、ふり、ふられ 2020年8月14日より全国にて公開Ⓒ2020映画「思い、思われ、ふり、ふられ」製作委員会©咲坂伊緒/集英社アニメーション映画『思い、思われ、ふり、ふられ』 2020年5月29日より全国にて公開© 2020 アニメ映画「思い、思われ、ふり、ふられ」製作委員会© 咲坂伊緒/集英社
2019年12月12日映像化もされた「ストロボ・エッジ」「アオハライド」などで知られる咲坂伊緒の最新作「思い、思われ、ふり、ふられ」が、この度2020年に実写&アニメーションでW映画化されることが決定した。■人気漫画をW映画化!2015年7月号から「別冊マーガレット」(集英社)にて連載開始、次回6月号(5月13日発売)にて最終回、全12巻で完結予定となっている咲坂氏の「思い、思われ、ふり、ふられ」。第63回小学館漫画賞少女向けマンガ部門を受賞し、その繊細で瑞々しい物語が高く評価。電子版も含むシリーズ累計部数は、4月現在450万部を突破している。■ストーリー偶然出会ったタイプの全く違う【朱里】と【由奈】、朱里の義理の弟の【理央】と由奈の幼なじみの【和臣】は、同じマンションに住み同じ学校に通う高校1年生。理央に憧れる由奈、朱里に言えない想いを抱える理央、秘密を抱える朱里、ある秘密を目撃してしまった和臣。それぞれの思いは複雑に絡み合い、相手を思えば思うほどすれ違っていき、切なすぎる恋が動き出す…。■実写映画キャストには旬の若手俳優が集結本作のヒロインで恋愛に対して現実的で積極的だが、実は自分の本当の気持ちを出すのが苦手で、すぐに先回りして空気を読む役に徹してしまう不器用な山本朱里を、『君の膵臓をたべたい』「賭ケグルイ」シリーズの浜辺美波。またもうひとりのヒロイン、自分に自信が持てず夢見がちで恋愛に対して消極的な市原由奈を、第8回東宝シンデレラオーディションでグランプリを受賞した福本莉子が演じる。さらに、朱里の血のつながらない弟で、由奈に片想いされるが実は朱里のことが好きでその想いを告げられないままずっと胸のうちに抱えている山本理央を、『君の膵臓をたべたい』「グッドワイフ」の北村匠海。由奈の幼なじみで、やがて理央や朱里のよき理解者となっていく乾和臣を、「仮面ライダービルド」万丈龍我/仮面ライダークローズの赤楚衛二がフレッシュに演じる。■浜辺美波「必死に、駆け抜けたい」「以前から原作が大好きで実写化されるとしたら誰が演じるんだろうと思って読んでいました」と元々原作のファンだという浜辺さんは、「朱里は人との距離のとりかたは器用ではありますが、傷つく怖さをちゃんと知っている女の子です。朱里として、1度しかない青春を必死に、駆け抜けたいと思います」と意気込む。『君の膵臓をたべたい』以来の実写再共演となる北村さんについては「何度かご一緒させて頂いていますが、最初にご一緒した時から雰囲気が変わらず安心感があります」とコメントしている。■北村匠海「青春時代を謳歌できていた」北村さんは役作りについて「言葉とは裏腹の気持ち」を特に大切にしたと言い、「前向きな言葉とは反対の表情をしてみたり、それがすごく理央らしさに繋がっていくのではないかと思いました」と説明。共演者については「浜辺さんも、福本さんも、赤楚くんも、とても真っ直ぐでひたむきな方々でした。浜辺さんとは“キミスイ”以来でしたが、花が咲いたようなキラキラした雰囲気が溢れていて、同じ空間にいてとても楽しかったです。4人で楽しくやりながら、青春時代を謳歌できていたと思います」と撮影をふり返っている。■福本莉子、浜辺美波は「心強い存在」同じくヒロインを演じる浜辺さんについて福本さんは「今回2度目の共演になる浜辺美波さんは事務所の先輩であり同い年でもあるので私にとって心強い存在」と語り、「初共演の北村さんや赤礎さんとは初日に敬語を使わずに話すことを決めて、4人全員が本当の同級生のように和気藹々とした現場でした」と撮影の様子を明かす。また役に関しては「由奈ちゃんは人見知りで自分に自信が持てない女の子ですが、まっすぐな芯を心の中に秘めているので、その純粋さやまっすぐさを大切に演じました」とコメントした。■赤楚衛二、共演者の印象明かす真っ直ぐな好青年だが天然キャラでもある和臣について、「和臣を演じる事で心がけたのは素直でいる事、そして彼が感じてる、抱えてる想いを表にはなるべく出さずにいる事です。彼自身の心の微妙な変化に気を付けて演じました」と赤楚さん。共演者については「美波ちゃんはお淑やかで、様々な場面で周囲に心配りができ、いるだけで華やかになる素敵な方でした。匠海くんは自分をしっかり持っていて博学多才な見たままの好青年で、現場では引っ張っていく力を持っている凄く魅力的な方だなと思いました。莉子ちゃんは居心地の良い空間を常に作ってくれて、自分の世界観を持っており、関西弁で親しみやすい方でした」とそれぞれ印象を語っている。なお、実写映画の監督は『アオハライド』の三木孝浩。すでにオール神戸ロケで撮影は終了しているとのこと。また、アニメーション映画は「A-1 Pictures」が製作を手掛ける。アニメーション映画『思い、思われ、ふり、ふられ』は2020年5月、公開予定。実写映画『思い、思われ、ふり、ふられ』は2020年8月、公開予定。(cinemacafe.net)
2019年04月23日アメリカ・カリフォルニア州州アナハイムにあるディズニーランド・リゾートの新エリア「スター・ウォーズ:ギャラクシーズ・エッジ」に登場する、新しい大型アトラクションをご紹介します。映画『スター・ウォーズ』の世界を再現した空間で、登場人物になったような気分を楽しんでみませんか?「スター・ウォーズ:ギャラクシーズ・エッジ」とは2019年5月31日(金)カリフォルニア州 ディズニーランド・リゾート内に、ディズニーパーク史上最大級のスケールで登場する、映画『スター・ウォーズ』の世界観をモチーフとした新しいテーマランドです。エリア内には、全く新しい2つの大型アトラクションのほか、ダイニングやギフトショップが登場。また、BB-8やチューバッカ、レックス、ファースト・オーダーのメンバーなど、映画に登場するキャラクターたちにも出会うことができます。アトラクション「ミレニアム・ファルコン:スマグラーズ・ラン」ハン・ソロ船長の愛機「ミレニアム・ファルコン」に、パイロットとして乗り込み極秘任務を達成するアトラクション。ブラスターを発射したり、ハイパースペースへの移動準備をしたり、本物さながらの体験は『スター・ウォーズ』ファンにはたまらないはず。アトラクション「スター・ウォーズ:ライズ・オブ・ザ・レジスタンス」8人乗りのライドに乗って、スター・デストロイヤーのハンガーベイでの戦いに参加。ファースト・オーダーとレジスタンスによる壮絶な戦いを、かつてないスケールで体験できますよ。驚きの連続に大興奮間すること違いなしのアトラクションです。「スター・ウォーズ:ギャラクシーズ・エッジ」 概要エリア名Star Wars:Galaxy’s Edge(「スター・ウォーズ:ギャラクシーズ・エッジ」)場所カリフォルニア ディズニーランド・リゾート(アメリカ)オープン日2019年5月31日(金)※2019年8月、フロリダ「ウォルト・ディズニー・ワールド・リゾート」にもオープン予定エリア面積14エーカー(56656平米)スポット情報スポット名:カリフォルニア ディズニーランド・リゾート住所:1313 Disneyland Dr, Anaheim, CA 92802 アメリカ合衆国電話番号:+1 714-781-4636©Disney/Lucasfilm
2019年04月19日映画化もされた「リバーズ・エッジ」や「ヘルター・スケルター」など、80~90年代にかけて多くの人気作を手掛け、いまなお熱狂的な支持を受ける漫画家・岡崎京子が1994年に発表した青春物語を、門脇麦、成田凌、寛一郎、玉城ティナ、村上虹郎ら若手実力派キャストで映画化した『チワワちゃん』。とはいえ、本作で描かれる青春は、まったく“キラキラ”していない。学校生活を舞台に男女の恋愛模様を描く映画が王道となり、多くの作品が作られている昨今。その一方で、圧倒的にリアルに若者の世界を描き、あまりにリアルすぎるがゆえに胸が痛くなるような青春映画も存在している。そんなエッジの効いた青春映画たちに連なる『チワワちゃん』をはじめとする、燦然と輝く傑作青春映画をご紹介!■誰もが共感!! 豪華キャスト競演『桐島、部活やめるってよ』(’12)青春の負の側面を描きつつも、最後に圧倒的にエモーショナルな瞬間を描くことで大きな話題となった作品といえば『桐島、部活やめるってよ』。帰宅部も含めた様々な部活の若者たちによる人間模様は、かつて高校生というものを経験した人であれば誰もが劇中に自分の姿を見出すことができそう。神木隆之介が主演を務め、東出昌大、橋本愛、山本美月、松岡茉優、太賀、鈴木伸之ら豪華キャストが出演。■カルト的人気を誇る青春映画『リリイ・シュシュのすべて』(’01)岩井俊二監督がメガホンを取り、当時10代半ばの市原隼人、蒼井優をはじめ、大沢たかお、高橋一生、勝地涼まで、いま第一線を走る役者たちが出演している点が見どころであるものの、いじめ、性暴力など“あの頃”の残酷さをこれでもかと描写するストーリーテリングや、映像、音楽は圧巻。そのあまりの強烈さゆえに作品を拒絶してしまう人もいる一方で、多くの人たちの救いともなっているカルト的な作品。■自殺した少年の目から見る人間模様『カラフル』(’10)一度死んだ魂が自殺した中学生の身体を借りて、中学生として人生をやり直す物語。自殺した少年の目から見えるのは、少年自身も含めた様々な人たちの弱い部分。それは誰にでも起こり得ることばかりで、主人公だけでなく観ている側も、世界がカラフルからはほど遠いものに思えてくる。直木賞作家・森絵都のベストセラー小説を、『クレヨンしんちゃん』シリーズや『河童のクゥと夏休み』の原恵一監督が映画化。声の出演には宮崎あおいや麻生久美子も。■“普通”の生徒が抱える心の問題『映画 鈴木先生』(’13)運動神経が良くてモテたり、あるいは不良で目立っていたり、といった“特別”な生徒ではなく、ごく“普通”の生徒の些細な問題から生徒たちが抱える奥深い問題を見出し、先生と生徒が対話の中で道を探っていく。長谷川博己や土屋太鳳の出世作としても知られる。『カラフル』も同様だが、青春がイケメンや美女だけでなく、誰にでも平等に訪れ、時に長くて辛い時間を与えることを教えてくれる。しかし、その中で現れる一瞬の光を同時に描き出し、最後には希望を示して観る人の心を打つ。■20代の若者たちが描き出す青春映画の新路線!『チワワちゃん』(’19)こうした青春映画の流れを受け継ぎつつも、全く新しい世界観で“青春の終わりと始まり”を描き出すのが『チワワちゃん』。青春映画といえば、学生時代を描いたものが主流だが、本作は若者を描いてはいるものの、大学生だったり、働いていたり、何をしているのか分からなかったり(?)と様々。それでも劇中の若者たちの持つ“上辺だけの付き合い”、“その場のノリが全て”、“見えない未来”、“至るところにある人生の落とし穴”、“それでも続く平坦な日常”といった要素は年齢に関わらず、『リリイ・シュシュ』で描かれた頃の若者の姿から何も変わらない。26歳の二宮健監督が「江戸時代だってそうだったんじゃないかな(笑)」と語るように、時代に問わず普遍的なものとして描かれている。『チワワちゃん』は2019年1月18日(金)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:カラフル 2010年8月21日より全国東宝系にて公開© 2010森絵都/「カラフル」製作委員会桐島、部活やめるってよ 2012年8月11日より新宿バルト9ほか全国にて公開© 2012「桐島」映画部©朝井リョウ/集英社映画 鈴木先生 2013年1月12日より、角川シネマ新宿、丸の内TOEI、渋谷TOEI ほか全国にて公開© 2013 映画「鈴木先生」製作委員会チワワちゃん 2019年1月18日より全国にて公開Ⓒ2019「チワワちゃん」製作委員会
2018年12月25日プラダ(PRADA)より、2018年夏の新作アイウェアが登場。レディース新作モデル大胆なシェイプ&エッジが特徴2018年春夏コレクションに登場した「ウルトラヴォックス」スペシャルコレクション。コミックの世界から着想を得て誕生したという同コレクションは、アクティブで野心に満ちた女性像をイメージし、大胆なシルエットとシャープなエッジを特徴とする。中でも「SPR64U」は、ランウェイのみならず広告キャンペーンにもピックアップされた注目モデル。華奢なメタルフレームに、シャープなエッジをきかせたアイウェアは、フューチャリスティックなムードを放っている。またレンズは、カーボンとブラウンシェードの2色を展開。シンプルなカラーを採用することで、余分な要素を省き、その特徴的なフォルムを引き立たせてくれる。女性らしさを香らせるワイドレンズブランドのアイコニックな「シネマ」アイウェアコレクションにも新作が登場。「SPR12U」は、煌めくアイブローバーを配したワイドサイズのレンズが、女性らしさを香らせるアイウェア。トーン・オン・トーンのカラーレンズを採用したことで、日差しを浴びる角度によっても、様々な異なる表情をみせてくれる。レンズカラーには、インクカラーのグレー、コーヒー、ダークブラウングラデーションを揃えた。メンズ新作モデル特徴的なフォルムをポップなカラーで引き立ててメンズラインでは、2018年春夏コレクションで登場した「ゲーム」スペシャルコレクションがお目見え。コミックの世界とヴァーチャルリアリティの世界、そしてテクノロジーと人間性にインスピレーションを得て制作された「ゲーム」からは、シンプルなラインに、鮮やかなカラーを組み合わせたポップなアイウェアを展開する。「SPR15U」は、フラットなレクタングルフロントのフォルムが特徴のアイウェア。アイキャッチなアセテートラインを配したレンズ上部とテンプル、そして敢えて留め具を露出させたフロントなど、モデルの随所に遊び心を散りばめている。カラーは、ブラックやミントグリーン、イエロー、ライトブルーなど、個性溢れる色彩を用意した。アセテートのダブルブリッジで華やかにメンズサングラスコレクションからは、ティアドロップ型レンズの「SPR62U」が登場。ポイントとなるのが、リムレスレンズに配したアセテート仕様のダブルブリッジ。存在感溢れるディテールは、モデルに華やかな印象を与えてくれる。カラーは、ブラック、ライト、クラシックなべっ甲、ミディアムべっ甲カラーなど全4色を取り揃えている。【詳細】プラダの2018年新作アイウェア価格/販売時期:■レディース・SPR64U 46,000円/6月中旬発売(ブティックのみ先行発売)・SPR12U 39,000円/発売中■メンズ・SPR15U 39,000円/発売中・SPR62U 39,000円/6月中旬発売【問い合わせ先】ミラリ ジャパンTEL:03-3514-2950
2018年06月01日岡崎京子原作、行定勲監督、二階堂ふみ×吉沢亮主演『リバーズ・エッジ』が第68回ベルリン国際映画祭のパノラマ部門で国際批評家連盟賞を受賞した。批評家たちに革新性の高さを認められたこの映画は、1993年に発表されて人気を博した漫画を原作にしている。その時代は、阪神淡路大震災も、9.11アメリカ同時多発テロも、3.11東日本大震災もまだ起こっておらず、高校生である登場人物たちの身に降り掛かっていたのは、華やかなりしバブル景気の終わった残骸であった。もっとも高校生たちには直接バブルは関係なく、作品のなかに具体的に描かれてはいない。ただただ得体の知れない閉塞感だけが執拗に描かれている。それを映画では「平坦な戦場」と呼ぶ。○病んだ登場人物たちが描かれる登場人物はほぼ全員病んでいる。ざっと紹介すると、主人公の若草ハルナ(二階堂ふみ)はそれほど好きでもない男の子とつきあっている。一事が万事その調子で何に対しても冷めている。ボーイフレンドの観音崎(上杉柊平)はやたら暴力的でハルナ以外の人間をそのはけ口にしている。ハルナと友人にもかかわらず、ひそかに観音崎とセフレ関係にあるルミ(土居志央梨)は妻子ある男性ともつきあっている。観音崎に暴力をふるわれている山田一郎(吉沢亮)は、ゲイであることを世間に隠していて、いじめや自分の本心を明かせないストレスをある秘密で凌いでいる。その山田が好き過ぎて、半ばストーカー気味になっていく田島カンナ(森川葵)、山田のある秘密を共有する吉川こずえ(SUMIRE)は過食と嘔吐を繰り返している。いわゆる、精神的に病んでいると言われる症例の代表のようなひとたちの集まりだ。あるとき、ハルナは、観音崎に酷い目に遭った山田を助け、その御礼に、川べりの原っぱの中に隠した山田の宝物を見せてもらう。それは白骨化した死体だった。これを見ると癒される山田をはじめとして、登場人物たちはみんなそれぞれ何かしらで心の安定を図ろうとしていて、それは過剰なセックスであったり暴力であったり食事であったりする。だがそれだけでは足りなくなって、じょじょに気持ちが溢れ、ついには誰も彼もが決壊していく。表面的にはみんなおしゃれで肌なんかすべすべで旺盛な性欲含めて若いエネルギーを放ちまくっているけれど中身は、まるで、彼らの街を流れる淀んだ川のようだというお話を、行定監督はあえて、4:3のスタンダードサイズの画面にして、彼らの閉塞感を表した。「インスタグラム時代ですから、むしろ現代的だと受け入れられるはず」(文春オンラインのインタビューより)とさえ語っていたが、その四角い画面には「インスタ映え」なんていう言葉とは真逆の、くすんだ感情や行為が映っている。○物語の中で救済を見せた吉沢時代も、環境も、いまとは違うというのに、ぐいぐいと心の内に迫ってきて窒息しそうな物語のなかで、唯一の救済は、吉沢亮だった。主人公を演じた二階堂ふみも、この映画企画の発端でもあって、ひじょうにすばらしいが、彼女は、2013年にベネチア国際映画祭で最優秀新人賞にあたるマルチェロ・マストロヤンニ賞を受賞するなどすでに俳優として確実な実績があるので、ここでは、これからが期待できる吉沢亮について積極的に書きたいと思う。『リバーズ・エッジ』で吉沢亮の何が良かったかというと、眼帯がみごとに似合っていたことだ。眼帯とは多分にフェチ心をくすぐるアイテムであり、漫画やアニメには眼帯キャラが登場することが多い。原作は漫画であることも手伝って、いじめられっ子の山田一郎の肉体はどんどん傷つけられていき、頬にバンドエイドをしたあとは、眼帯をするまでに至る。漫画やアニメに眼帯キャラが多いといっても、男性の眼帯キャラは強いキャラが多い。しかも、キャプテンハーロックとか伊達政宗とか、黒いものをしていることが。それはたいてい名誉の負傷という強さの現れだ。だが、山田一郎の場合は白い医療用の眼帯でそれらとは違う。どちらかといえば、綾波レイ的な……つまり、どこか欠損したところに人は惹かれてしまうというようなものだ。吉沢亮は、山田一郎の欠落の美を完璧に仕上げた。映画がはじまってからずっと、山田は虚ろな瞳をしていて、その瞳がある瞬間、ものすごい威力を発揮するのがクライマックスだ。そこに行くまでのすこしの間ではあるが、眼帯は、いい架け橋となっている。○男子の憧れも女子の理想もまるで、あの世とこの世の間の幽玄の美の域を演じたかのような吉沢亮、本人は、身体的には儚げではなく、わりとがっしりしている。映画のなかで身体をさらす場面で、それがよくわかる。なにしろ、剣道2段の腕前で、映画『銀魂』(17年)で真選組一番隊隊長の沖田総悟役を颯爽と(ときどき面白く)演じていたし、出世作はヒーローアクションもの『仮面ライダーフォーゼ』(11年)の仮面ライダーメテオである。身体能力の高さと並び、端整な顔だちを生かして、ライダー以降は『カノジョは嘘を愛しすぎてる』(13年)、『アオハライド』(14年)、『オオカミ少女と黒王子』(16年)など少女漫画原作恋愛ものにもよく出ていて、次回作は、大人気少女漫画『ママレード・ボーイ』(4月27日公開)も控えている。アクションもので男子たちの憧れ、少女漫画もので女子たちの理想と、2本柱でやってきた吉沢が、『リバース・エッジ』ではキラキラや健やかさを封印して、心によどみを抱え、二重の距離が少し空いた、空洞みたいな大きな瞳をキープし続けながら、猫と好きな男の子を見るときだけは、自然に顔をほころばせる。それが吉沢亮の放つ、この映画、最大の救済のように思えた。それこそが、平成も終わろうとしている2018年に提示する、「平坦な戦場」で生き残る、冴えたやり方なのではないか。生きている実感の、やわらかさ。それがあるから、生きていきたい。吉沢亮の存在に、それを見た。(C)2018「リバーズ・エッジ」製作委員会/岡崎京子・宝島社■著者プロフィール木俣冬文筆業。『みんなの朝ドラ』(講談社現代新書)が発売中。ドラマ、映画、演劇などエンタメを中心に取材、執筆。著書『挑戦者たちトップアクターズ・ルポルタージュ』『ケイゾク、SPEC、カイドク』、構成した書籍に『庵野秀明のフタリシバイ』『堤っ』『蜷川幸雄の稽古場から』などがある。最近のテーマは朝ドラと京都のエンタメ。
2018年03月01日日本一高いビル「あべのハルカス」に、地上300mの断崖絶壁スリル体験アトラクション「エッジ・ザ・ハルカス(EDGE THE HARUKAS)」が2018年3月7日(水)オープン。「あべのハルカス」開業5年目を迎えるにあたって、展望台「ハルカス300」に誕生する「エッジ・ザ・ハルカス」は、地上300mのビル最頂端部となる外周ガラスの上部に新設される幅約60cm、長さ20mのデッキの上を、命綱を装着して歩くアトラクション。“屋外で”、“外壁のない”、“地上300mを真下に見下ろせる”、といった場所でのアトラクションは日本初の試みだ。利用者は、専用ユニフォームを着用し、ハーネスと安全ベルトを装着。超高層ビルから真下をのぞくことができるぎりぎりの場所に身一つで立ち、さえぎるものが何もない状態で360度の絶景と、眼下に広がる街並みを全身で体感できる。また、アトラクション時、記念写真が撮影され、その写真は当日データで受け渡される。【詳細】エッジ・ザ・ハルカス(EDGE THE HARUKAS)オープン日:2018年3月7日(水)場所:あべのハルカス「ハルカス300」住所:大阪府大阪市阿倍野区阿倍野筋1-1-43営業時間:10:00~18:00料金:ひとり1,000円※アトラクション参加料および記念写真1枚・写真データ含む。※年齢に関わらず同額。※別途展望台入場料必要。※購入後の払い戻しはなし。利用制限:身長145cm以下または200cm以上の人は参加不可。■利用上の諸注意・雨天時、降雪時、荒天時には中止。・外装ガラス清掃のため、実施を休止する場合あり。・小学生以下は保護者同伴。(1名につき、18才以上の1名)・その他、安全に利用できないと判断した場合、参加を断る場合あり。
2018年02月18日映画「リバーズ・エッジ」の完成披露試写会が1月31日、都内で開催。主演の二階堂ふみ(23)と吉沢亮(23)、監督を努めた行定勲監督(49)が登壇した。 岡崎京子(54)の同名漫画を実写映画化した本作。吉沢が務めるのは、イジメられっ子でゲイの「山田」。河原で見つけた腐りゆく死体を心の拠り所にする、という難役だ。吉沢は自身の役柄について、こう分析する。 「掘り下げれば掘り下げるほど底が見えなくなっていく。ずっと悩んでいましたが、すごく面白い男です」 吉沢といえば、二階堂も絶賛するほどの美形。2016年5月に公開された映画「オオカミ少女と黒王子」で2人は初めて共演しているが、二階堂は同作のイベントや番宣などで「平成のアラン・ドロンのような輝き」「国宝級」と吉沢の“美しさ”を絶賛していた。 吉沢はその美貌だけでなく、近年は演技力でも高く評価されている。キッカケは20歳直前に主演を努めた舞台「ぶっせん」だったと昨年6月、インタビューで明かしている。 「主演だと自分の芝居以外にも舞台全体の事を把握してまとめていかないといけない。これがまったくできなくて……」 当時の吉沢は俳優という仕事に対して、「いつ辞めてもいい」と考えるほど消極的だった。しかし「ぶっせん」での失敗は吉沢のやる気に火をつけたようだ。 「きちんと“仕事だ”と思い始めたら、ダメなところをよくするためにどうすればいいかを考えて行動するようになりました。そうしたら、ドラマや映画などの作品が次々と繋がっていくようになったんです」 「リバーズ・エッジ」は第68回ベルリン国際映画祭のパノラマ部門で、オープニング上映されることが決定している。映画祭に参加することが初めてという吉沢は、「映画祭って、そもそも何をするもの?」という疑問を行定監督にぶつけたそうだが――。 “常連”になる日は近い?
2018年02月01日どうしようもない欲望と孤独を持て余し、生きることにもがく若者たちの姿を鮮烈に描く岡崎京子原作の映画『リバーズ・エッジ』の公開日が来年2月16日(金)に決定。あわせて二階堂ふみや吉沢亮ら若手キャストが登場する予告編と場面カットが公開された。到着した予告編では、二階堂さん演じる若草ハルナと吉沢さん演じる山田一郎が、河原で偶然みつけた死体を共通の秘密として、いびつな友情を結んでいく様子が描かれる。また映像では、2人を取り巻くクラスメートたちも衝撃的なシーンと共に登場。山田がハルナの恋人である観音崎(上杉柊平)から激しく殴られる場面や、摂食障害を抱えるモデル・こずえ(SUMIRE)がハルナにキスをするシーン、ハルナの親友・ルミ(土居志央梨)が密かにハルナの恋人と関係を持っている様子などが映し出され、大人になろうともがく若者たちの姿が刻まれた映像に仕上がっている。涙するハルナと不穏な笑みを浮かべる山田、一体その表情の訳とは…。『リバーズ・エッジ』は2018年2月16日(金)よりTOHOシネマズ新宿ほか全国にて公開。(cinemacafe.net)
2017年12月05日「へルタースケルター」などで知られる岡崎京子の漫画を、二階堂ふみ主演で映画化した『リバーズ・エッジ』。この度、本作の主題歌に小沢健二の新曲「アルペジオ(きっと魔法のトンネルの先)」が起用されることが分かった。今年2月に19年ぶりとなるシングル「流動体について」をリリースし、フジロックフェスティバルへ初出演、「SEKAI NO OWARI」とのコラボレーションなどで話題となっている小沢さんだが、今回は自身初となる映画主題歌を本作のために書き下ろし。映画化決定にあたり、かねてより原作者の岡崎氏と親交があり、その固い絆で知られる小沢さんへ映画製作サイドが依頼し、夢のタッグが実現した。また今回の楽曲には、メインキャストである若草ハルナ役の二階堂さんと、山田一郎役の吉沢亮が参加していることが発表されている。二階堂さんは楽曲について「まるで、問いかけるように、思い出を語らうように、寄り添うように、明日に向かう曲を聴きました。『リバーズ・エッジ』へと導く小沢さんの唄は、懐かしい新しい、現在進行形の作品だと思います」とコメント。吉沢さんは、「映画のラストでこの曲が流れて来たとき、大切な何かが過ぎ去っていくのをただじっと見守っているような、切なさと温かさが入り混じった感覚に自然と涙が流れました」と明かし、「初めてデモを聴いたときから今日まで、毎日気が付くと頭の中で流れています」と楽曲に魅了されていると語っている。また行定勲監督も「僕たちの予想を軽々と裏切ってくる楽曲をとてもすばらしく思いました」と満足のコメントを寄せている。なお、楽曲の歌詞全文が小沢さんのオフィシャルサイト「ひふみよ」にアップされたものの、音源の解禁・発売に関しては未発表となっている。『リバーズ・エッジ』は2018年2月、TOHOシネマズ新宿ほか全国にて公開。(cinemacafe.net)
2017年12月01日岡崎京子による漫画『リバーズ・エッジ』が実写映画化。主演に二階堂ふみを迎え、2018年2月16日(金)に全国で公開される。原作・岡崎京子、若者たちの生と欲望を鮮烈に描く繰り返されるリアルなセックスや暴力、日常を生きることに対する違和感など、若者たちの心の揺らぎをその作品の中で描いた岡崎京子。中でも雑誌「CUTiE」で1993〜94年にかけて連載された『リバーズ・エッジ』は、青春漫画の金字塔として熱狂的な支持を集める代表作の1つだ。若草ハルナ役に二階堂ふみ、山田役に吉沢亮自由に生きる女子高生・若草ハルナ役に二階堂ふみ、執拗なイジメに遭い、河原の死体を心の拠り所にしている同性愛者の山田役に吉沢亮、そして、死体の存在を共有するモデル・吉川こずえ役にSUMIREと、これからの日本映画の新時代を担う若手俳優たちが出演。そのほか、ハルナの恋人で山田をイジメる観音崎役の上杉柊平、山田への異常な愛を加速させる田島カンナ役の森川葵ら個性溢れる顔ぶれが、欲望と孤独を持て余し、生きることにもがく高校生たちのリアルな姿に体当たりで挑む。『GO』『世界の中心で、愛をさけぶ』の行定勲が監督メガホンを取るのは、窪塚洋介が主演を務めた伝説的な作品『GO』や、社会現象も引き起こした恋愛小説の実写化作品『世界の中心で、愛をさけぶ』などで知られる行定勲監督。原作に深く魅了されたという行定監督は、映画の中にオリジナルの仕掛けを加えるとともに、新しい岡崎ワールドを披露する。主題歌は小沢健二による書き下ろし小沢健二が、自身初となる映画主題歌を担当する。楽曲は、完全書き下ろしの「アルペジオ(きっと魔法のトンネルの先)」。かねてより原作者の岡崎京子と親交があったことにより、夢のタッグが実現した。また、楽曲にはメインキャストの二階堂ふみと吉沢亮も参加している。なお映画『リバーズ・エッジ』は、第 68 回ベルリン国際映画祭においてパノラマ部門で正式出品される事が決定している。ストーリー「若草さん、今晩ヒマ?僕の秘密の宝物、教えてあげる」。若草ハルナ(二階堂ふみ)は、カレシの観音崎(上杉柊平)がイジメる山田(吉沢亮)を助けたことをきっかけに、夜の河原へ誘われ、腐りかけた死体を目にする。さらに、宝物として死体の存在を共有しているという摂食障害のモデル・吉川こずえ(SUMIRE)が現れ、3人は友情とは違う歪んだ絆で親しくなっていく。その一方で、父親のわからない子どもを妊娠するハルナの友人・ルミ(土居志央梨)と同姓愛者であること隠した山田に好意を寄せるクラスメイト・カンナ(森川葵)は過激な愛情を膨らませていく。作品情報映画『リバーズ・エッジ』公開時期:2018年2月16日(金)出演:二階堂ふみ、吉沢亮、上杉柊平、SUMIRE、土居志央梨、森川葵監督:行定勲脚本:瀬戸山 美咲原作:岡崎京子『リバーズ・エッジ』(宝島社)主題歌:小沢健二「アルペジオ(きっと魔法のトンネルの先)」©2018「リバーズ・エッジ」製作委員会/岡崎京子・宝島社
2017年11月10日二階堂ふみと吉沢亮による映画『リバーズ・エッジ』(2018年2月公開)の特報、及び場面写真が10日、公開された。同作は漫画家・岡崎京子の代表作を実写映画化し、行定勲監督がメガホンをとる。若草ハルナ(二階堂)は、彼氏の観音崎(上杉柊平)がいじめる山田(吉沢)を助けたことをきっかけに、夜の河原へ誘われ、腐りかけた死体を目にする。さらに、宝物として死体の存在を共有しているという摂食障害のモデル・吉川こずえ(SUMIRE)が現れ、3人は友情とは違う歪んだ絆で親しくなっていく。今回公開された特報は、映画の舞台になっている都会の夜の河原のシーンから始まり、ハルナがこずえに抱きしめられながら号泣するシーンや、観音崎が山田を殴るシーン、田島カンナ(森川葵)が「山田君!」と呼びかけるシーンなど、原作の中でも印象的なシーンが凝縮された特報となっている。さらに原作でもキーとなる「ボクの秘密の宝物 教えてあげる」という山田のセリフで締め括られる。場面カットでは、主要キャストが学校の黒板の前に整列。二階堂以外は、それぞれが別の方向を見つめ、映画のテーマになっている"青春の孤独"を感じさせる写真となっている。
2017年11月10日行定勲監督のもとに二階堂ふみ、吉沢亮ら実力派若手俳優が集結し、岡崎京子の代表作の映画化に挑む『リバーズ・エッジ』。時代・世代を超えて熱い注目を集める本作の特報映像と、象徴的な場面写真が解禁された。繰り返されるリアルなセックスと暴力、日常を生きることの違和感といった、若者たちの心の揺らぎを描き、熱狂的な支持を集めた漫画家・岡崎京子。その代表作であり、最高傑作との呼び声が高い「リバーズ・エッジ」が発表から20年の時を経て、満を辞して映画化される。このほど解禁となった特報は、 とある都会の夜の河原を舞台に、若草ハルナ(二階堂ふみ)がこずえ(SUMIRE)を抱きしめながら号泣する様や、観音崎(上杉柊平)が山田一郎(吉沢亮)を殴るシーン、田島カンナが「山田君!」と呼びかけるシーンなど、原作の中でも印象的なシーンが、行定監督ならではの映像美と、不穏な空気をたたえて表現されている。そんな映像のラストを締めくくるのは「ボクの秘密の宝物 教えてあげる」という山田のセリフという、原作ファンには堪らない構成になっている。また同時に解禁された場面写真では、二階堂さん、吉沢さん、森川さん、上杉さん、SUMIREさんが学校の黒板の前に整列。ハルナを演じる二階堂さん以外は、それぞれが別の方向を見つめ、本作のテーマとなる“青春の孤独”を深く感じさせるカットとなっている。どうしようもない欲望と孤独を持て余し、生きることにもがく高校生たちの姿を鮮烈に浮かびあがらせる本作。日本映画の新時代を担っていく華やかな若手キャストたちが魂をぶつけ合う様を、まずはこちらの映像から堪能して。『リバーズ・エッジ』は2018年2月、全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2017年11月10日90年代に発表され、いまもなお熱狂的な支持を集める岡崎京子の伝説漫画を、『ナラタージュ』の行定勲監督が満を持して映画化する『リバーズ・エッジ』。このほど、主演の二階堂ふみと吉沢亮が河辺にたたずむ、原作カバーを彷彿させるティザービジュアルと、場面写真が解禁された。このほどお披露目されたティザービジュアルでは、工場地帯に隣接する河辺に、この場所に拠り所を求める二階堂さん演じるハルナと、吉沢さん演じる山田の2人が配置され、力強い眼の光を放っている。作品タイトルと「平坦な戦場で、僕らは孤独になる」というキャッチコピーが躍るが、2人がたたずむ光景は、どこかで見た覚えが…?なんと原作のオリジナル復刻版(宝島社刊)のカバーを再現した、原作ファンにはなんとも嬉しいビジュアルになっている。さらに今回併せて公開された場面写真には、二階堂さん、吉沢さんのほか、森川葵、上杉柊平、SUMIREら、日本映画の新時代を担っていく華やかな若手キャストたちの姿も。『世界の中心で、愛を叫ぶ』『ナラタージュ』など恋愛映画の大作を手掛ける傍ら、『パレード』『ピンクとグレー』など、若者たちのひずみを鋭く切り取り、独特の映像美で高い人気を誇る行定監督がその魅力を余すところなく発揮した数々のシーンから、美しい本編を垣間見ることができる。どうしようもない欲望と孤独を持て余し、生きることにもがく高校生たちの姿を鮮烈に描く本作。20年の時を超えてスクリーンに浮かびあがる彼らの物語を楽しみにしていて。『リバース・エッジ』は2018年2月、全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2017年10月27日1993年~1994年にかけて雑誌「CUTiE」(宝島社)にて連載されていた、岡崎京子の漫画「リバーズ・エッジ」が映画化されることが決定。主演には女優・二階堂ふみ、相手役を吉沢亮が務め、来年公開されることが分かった。河口にほど近く、広く、ゆっくりと澱む河。セイタカアワダチソウが茂るその河原で、いじめられっこの山田(吉沢亮)は、腐りゆく死体を発見する。過食しては吐く行為を繰り返すモデルのこずえもまた、この死体を愛していた。ふたりは、いつも率直で“かわいい”ハルナ(二階堂ふみ)にだけは心を許している。山田を執拗にいじめ抜くハルナの恋人・観音崎、一方通行の好意を山田に寄せるクラスメイト・田島カンナ、父親のわからない子どもを妊娠するハルナの友人・ルミ。それぞれにリアルな状況を抱えた高校生たちが、感情も愛情も体も絡ませ合いながら、不器用にストレートに物語は進行していく。そして、新たな死体がひとつ生まれる――。原作はバブルが弾け、世紀末を間近に控えた90年代が舞台。それまでの“少女マンガ”とは対照的な、リアルなセックス描写、愛や暴力を描写し、都市に生きる若者たちの欲望や不安、焦燥感といった現実を果敢に描き続け、20年以上の月日が経た現代においても全く色あせず、いまなお新しい読者を獲得し続けている人気作だ。若草ハルナ役を演じる二階堂さんは、10代の頃に原作と出会っていたそうで、「10代でこの作品に出会えたことが財産だと思っています」と語るほど深く惹きつけられた作品だと明かしている。今回彼女が演じるハルナは、母と2人暮らしで同い年の彼氏もおり、イマドキの女子高生で生活に特に不満はないが、どこか生きづらさを感じているという役どころ。そんなハルナの印象について、二階堂さんは「“実感”に程遠い、若さと強さを纏った女の子。彼女の目線の先を、つい想像してしまいます」とコメント。一方、吉沢さん演じる山田一郎は、ゲイであることから学校に馴染めず、いじめにあっているがどこか達観しているミステリアスな男子高校生。「90年代の高校生が、抱える虚無感や何か大きな波にのみこまれて身動きが取れないでいる姿が、現代の若者となんら変わらないと感じました」と原作を読んだ印象を語る吉沢さん。また山田一郎という人物については、「生きている実感が持てず、死体という絶対的な存在にすがることしか出来ない山田くんの感情は、どこか共感してしまうところがありました」と明かした。本作のメガホンをとるのは、『世界の中心で、愛をさけぶ』『ピンクとグレー』の行定勲監督、脚本は『アズミ・ハルコは行方不明』の瀬戸山美咲が担当する。本作が初の漫画原作の映画化となる行定監督は、「ずっと漫画の映画化に抵抗してきた。しかし、岡崎京子さんの名作はあまりにも魅力的でついに手を染めてしまった」と原作への思いを吐露。またキャスト2人については「主演の二階堂ふみは、この作品に魅了され映画化に奔走した。その姿は逞しく若草ハルナそのもの。吉沢亮は最もキィになる山田一郎として独自の憂いのある雰囲気で存在してくれています」と話し、「90年代が鮮烈に描かれた傑作を、未来ある若い俳優たちと共にいまの時代を生きる人たちに届く作品にしたいと思っています」と意気込みを語っている。『リバーズ・エッジ』は2018年、全国にて公開予定。(cinemacafe.net)
2017年03月22日近しいくせに永遠に手に届かない純白さを保っていてほしい響き= “17歳”。今月のSpring Sweet Seventeenというテーマからも、そんな香りがしてきません?“17歳” にあったミュージカルドラマ今春注目の映画『スウィート 17 モンスター』が驚異的な共感度が物語るよう、現実の “17歳” の1年間は、キラキラフィルターの色眼鏡をかけて過ごせた記憶がありません。にもかかわらず、爽子ちゃんと風早くんも、アオハライドやストロボエッジの2人も、セーラームーンこと月野うさぎだって、描くクライマックスでは皆17歳だった覚えがあります。さて、ミレニアル世代ド真ん中のわたしが “17歳” だった2008年。キラキラワクワクしていた学園生活とは程遠いうえに決定打は親友の誕生日とびこんできたリーマンショック。今日につづく混沌とした時代の幕開けのような漠然とした不安は容易に想像がつくのではないでしょうか。そんな悩めるティーンを救い続けてくれたのが、ディズニーチャンネル発のかの名作『ハイスクール・ミュージカル』シリーズでした。アメリカでは2006年1月の初TV放映後、瞬く間に大フィーバー。無名に等しいアイドルであったザック・エフロンやヴァネッサ・ハジェンズらを物語さながらにスターダムへと押し上げたのでした。遅れること2007年、留学先の寮のTVで偶然目にした “HSM” に大衝撃を受けたわたしは帰国後、愛用していたSONYのWALKMANに入れたサントラを、新宿高島屋のHMVで買ったDVDを、毎日のように鑑賞していました。インスタグラムもなかった時代、同じテイストを持つ世界中にいる友人をもとめ、my spaceやTumblrそして個人ブログを彷徨う日々は、エモ過ぎるので割愛します。そして、 “17歳” の夏にリリースされた第二作目の『ハイスクール・ミュージカル2』になるとその症状は格段とエスカレート!セリフや歌詞を頭に焼き付け、挙句ディズニーアイドルを追いかけNYまで行ったこともありました。そこまでして!?といまとなってはその熱量が羨ましくもあるものの、ハイスクールを舞台に歌って踊って、しかも70年代ミュージカルを踏襲しつつも新しい。校則も制服もない自由のなかでもがき苦しみ悩みつづけ、そして成長していくキャラクターたちは、自由と程遠い毎日を過ごしていたわたしの憧れであったし、希望のようなものでした。(どこかの作品と違って、リアルティーンが演じていたのも今となっては好感度が高かった)もう届くことはないという "甘美な呪縛"“17歳” という境界線をとうの昔にまたぎ、省みるという作業を介すほどの時を経ると、気づいたことがいくつかあります。何気なく褒めてもらっていたことが今の仕事につながっていたり、当時のコンプレックスはちっとも解消されてなかったり。時を経て解消されることもあればされないことがあること、仕事の9割は苦しみで楽しさは1割であること、それと、知っていないことがごまんとあることも、気づいているつもり。「あのころ手に入れることのできなかった青春を永遠に追い求めているような気がする(秋元康)」 「君らに死は関係ない、存在しないも同然なのだ(『山猫』、ルチーノ・ヴィスコンティ)」といった言葉が頭を反芻するたび、憧れながらも決して境界線の向こうへ引き返せないことを思い知らされます。おまけに、万国共通、誰もが少なからずその感覚をもっているということも。その “甘美な呪縛” ともいうべきものの強弱こそ、“17歳” と自分との絶対値のように感じます。40歳になったら、50歳になったら、わたしたちはどれだけ縛られているのかな?それでも “17歳” に戻りたい?と聞かれてYes.と答える大人は、意外と少ないみたいです。これは、 “17歳” が人生のピークである可能性が低いという証明なのかもしれないし、こちら側の世界で手に入れた旨みを手放せないからだったりして。過ごせなかった『ハイスクール・ミュージカル』が良い例で、届かないと認めて初めて、“17歳” という無垢な偶像はその存在を完成させるのでしょう。もっとも、『セブンティーン・アゲイン』や今年公開の映画『Relife リライフ』のようなファンタジーは抜きにして、『ハイスクール・ミュージカル/ザ・ムービー』〈 HIGH SCHOOL MUSICAL 〉のこの歌詞のように、あの頃の新鮮な気持ちのうえにできるだけ、あらゆるものを軽く軽く、積み重ねていきたいと誓うわけですが。" I want the rest of my life to feel just like a High School Musical! "『ハイスクール・ミュージカル』シリーズ (2006-2008)監督:ケニー・オルテガ出演:ヴァネッサ・ハジェンズ、ザック・エフロン、アシュリー・ティスデイル、コービン・ブルー ほかこんな時に観たい:高校時代の友達とキャッキャしたくなった時参照:美少女戦士セーラームーンスターズ 200話「うさぎの愛! 月光銀河を照らす」〈 山猫 (1963) 〉 ルチーノ・ヴィスコンティ監督〈 Relife リライフ (2017) 〉 古澤健監督〈 セブンティーン・アゲイン (2010) 〉バー・スティアーズ監督アーカイヴはこちら〈 洒脱なレディ論 〉では映画・音楽・本・舞台といった作品を通じて、様々なレディ像を紐解いていきます。目指すのは、混沌とした時代に軽妙洒脱なレディとして生きるための指南書です。Text. Midori TokiokaIllustration. Sandra Jockus
2017年03月07日●芝居の心構えは「何があっても気持ちを大事に」2015年に公開されて大ヒットした『ストロボ・エッジ』と『ビリギャル』。そのクライマックスで、女優・有村架純(23)が見せた演技が今も頭から離れない。専門家でもないので何の説得力もないのだが、演技なのか素なのか見分けがつかない独特のリアリティーに、心をわしづかみにされてしまったのは事実だ。なぜそこまで引き込まれてしまったのか。有村が『ストロボ・エッジ』の廣木隆一監督と、主演映画『夏美のホタル』(6月11日公開)で再びタッグを組むと知り、早速取材を申し込んだ。覚悟の人――彼女には何となくそんなイメージを抱いていた。現在の所属事務所に一度は落とされても諦めずにリベンジし、晴れてデビューを飾ってからもオーディションは落選に次ぐ落選。NHK連続テレビ小説『あまちゃん』で一躍時の人になるわけだが、『夏美のホタル』の夏美は有村の不遇の時代とも重なる。写真学校の同級生たちは実力を評価され、自分は手応えを感じないまま。漠然とした将来への不安。やり場のない焦燥感。父の形見のバイクで向かった思い出の森で、夏美の人生がゆっくりと動きはじめる。目の前の有村は、物静かで聡明。「覚悟の人」というイメージには笑って謙遜しながら、演技の話になると穏やかな中にも控えめな熱を帯びはじめる。そこには廣木監督から受け継いだ「引き算」があり、さらにその背景には「二十歳の節目」と「日記」が大きく関係していた。明確な目標を立てて、不屈の精神で切り開いてきた女優の道。勝手にそう思い込んでいたが、最後の質問にはその真逆となる答えが返って来た。○「つまんねえ芝居だな」の"毒"を浴びる――昨年の主演作『ストロボ・エッジ』『ビリギャル』を経ての今回。個人的には女優としての"進化"を感じたのですが、そのあたりはいかがですか。ありがとうございます(笑)。『ストロボ・エッジ』と『夏美のホタル』で、それぞれ違うことを学びました。そういった意味では、廣木監督との出会いは大きかったと思います。『ストロボ・エッジ』では「芝居は引き算」というお芝居の根本を教えていただいたような気がして、今でもその言葉を胸にお芝居と向き合っています。その後、舞台『ジャンヌ・ダルク』や『ビリギャル』、そして『いつ恋』(フジテレビ系16年)では連ドラ初主演という大役をいただきました。それらを経ての『夏美のホタル』だったのですが、廣木監督は私を見て「変わった」とおっしゃってくださいました。私自身が変化を実感する部分は微々たるものなんですが、そうやって言ってくださるだけでうれしいです。でも、現場では、一年間の中で経験したものを、一度全部取り除いてくださるんです。「今回は何も考えないで現場に来て」と。もちろん役としてのベースはありましたが、「余計なことは考えないで」という監督の意向に乗っかっていこうと思って臨みました。――「何も考えない」というのも難しそうですね。結構、勇気のいることでした(笑)。でも、廣木監督の言葉を信じて飛び込ませていただきました。そういった面でも、他の作品と取り組み方が違ったような気がします。――先ほどおっしゃった「芝居の引き算」とは?経験を重ねると技術面も身につきはじめて、それは必要なものもあればいらないものもあると思うんです。廣木さんは、うれしいとか悲しいとかの感情を表情で伝えるのではなくて「気持ちがあれば目で伝わる」。今回の現場でも、お芝居は理屈じゃなく、「心」や「気持ち」なんだと教えていただきました。お芝居を引き算していった時に、結局残るのは気持ち。だから私は、何があっても気持ちを大事にお芝居と向き合っていきたいと思っています。――それだけのことを気づかせてくれた監督。出会いは大切ですね。そうですね。廣木さんに出会わなかったら、そのことに気づかないまま……。何も分からないまま『ビリギャル』をやっても、同じように演じられなかったかもしれません。――ブログには「廣木さんの世界でまた生きられる」(2015年12月19日投稿)と書いてありましたが、廣木組の魅力とは?役者一人一人を「魅せて」くれる方。経験が豊かでも、浅くても、絶対に役者に対して妥協しない。そこが私にとっての廣木さんの魅力です。その分ごまかせないし、うそもつけない。厳しい分だけ、ちゃんと愛してくれているというのが伝わる監督です。だから、きっとその思いが作品にも現れているんだと思います。お芝居の上手、下手で役者を選んでいるわけではなくて、たぶん「気持ちでこの役者は伝えてくれる」という思いが、役者さん一人一人に伝わって輝く。気持ちが出ていなければ、当然何回も求められますし、技術で芝居しようものならすぐに気づいて怒られてしまう。本当に妥協をしない方です。――ということは『ストロボ・エッジ』でかなり鍛えられた?はい(笑)。私がどんなタイプかも含めてその時に全部知っていただいたと思うので、今回はあまり探られることなく、わりとまかせてくれたような……。もちろん、私の芝居を見て「つまんねえな」と言われたシーンもありました(笑)。――なかなか厳しい一言ですね(笑)。ええ(笑)。まず、「ドライ」といってお芝居を固めるためのリハーサルを何回もやります。それがOKだったら、カメラテスト、本番とサクサクと進みますが、その「固める」までは何十回とお芝居をする場合もあって、どうしてもうまくいかなかった時に「つまんねえ芝居だな」と言われてしまいました。実際につまらないから言われてもしょうがないんです。そういう毒がたまに飛んでくるのも廣木さんです(笑)。――工藤阿須加さん演じる慎吾をバイクで追いかけきれずに停めて、フルフェイスのヘルメットをかぶったまま泣くシーンがあります。目元しか見えていませんが……それこそ廣木さんが求める「目で訴えかける」演技だったような気がします。ヘルメットをかぶったまま泣くのは難しくないんですか?障害物だとは思います(笑)。でも、気持ちは同じなので演じる上では大丈夫です。『夏美のホタル』はずっと「引き算」を意識していたので、観ている人にちゃんと伝わるのかなという心配はありました。●謙虚なコメントの裏にある思い――きちんと伝わっていました。クライマックスでホタルを撮りながら涙を流すシーン。感情があふれてしまったそうですが、どんな心理状態だったんですか。台本には「涙を流す」とかは書いてなくて、「お父さんありがとう」という一言でした。物語の中で、ようやく父に対する思いを自分の中で理解することができて……そこでホタルが浮かび上がる。お父さんへの思いが届いたんだ……自然とそう思えて涙が出てしまったんです。――夏美ちゃんの気持ちに寄り添い続けていたからこその場面だったんですね。スケジュール的にも後半の方にそのシーンがあったので、それもよかったのかもしれません。○運命を変えた"日記"――仏師の雲月は、夏美に「才能は覚悟である」という言葉を伝えます。心に突き刺さったセリフだったのですが、有村さんはどのように受け止めましたか?私も好きなセリフです。才能は覚悟が必要なことで、その覚悟がないと結果は出ない。本当にその通りだと思います。お芝居の才能がないと思ったこともありますし、向いてないのかなとも。周りを見て、「才能があっていいな」とか思ってしまったり。その人が生まれ持った力はあると思いますけど、そこから広げる作業は自分自身。強い覚悟、意志があって初めて、広がっていくものが結果として残っていく。やっぱり自分を変えるのは自分自身でしかないのだと思います。――私の勝手なイメージですけど、有村さんは「覚悟の女」のようなイメージだったんです。そうですか(笑)?――そのことに関連して。ブログには「私はずっと自分の職業を女優、役者と言うことに違和感がありました。そう言えるまで辿り着いていなかったから。胸を張って言えなかった」(2016年2月7日投稿)と書いてありましたが、その気持ちに変化は?今もはっきりとは言えませんが……昔に比べるとポジティブな気持ちではいます。何か1つ信じられるものができたというものがあるし、自分が二十歳の時に「女優として生きていく」という覚悟を決めたつもりがあって。デビューして3年後のことです。そこから気持ちも変わって、本当に自分の身の回りのいろいろな巡りが変わっていきました。おかげでこうしてお仕事をたくさんやらせていただいていて。だから、そういう自分の気持ちを信じるというのはやっぱり大事なことだなとは思います。――3年前に何があったんですか。お芝居をやっていても何か掴みきれないような感じで、ずっと悶々としていました。「分からないことが分からない」というか。デビューから3年経つと、お仕事が楽しくなってくる時期で、現場の雰囲気も分かりはじめて「撮られる」という環境にも慣れてくる。仕事が楽しいと思えるときに、ふと「このぐらいでいいのかな」「大丈夫かな」と不安になることが増えて、当然そういう中途半端な気持ちで現場に行くと、やっぱり役が残らない。きっと仕事に対する甘えとかだったんでしょうが……。このままだと何も変わらないと思って、20歳の節目で「変わらなきゃいけない」と決心しました。――目標を立てるのも習慣になっているそうですね。ブログを読んで計画的な方だなと思いました。昔からなんですか?この仕事をはじめてからです。きっかけは、当時のマネージャーさん。昔、言葉で気持ちを伝えるのが本当に下手で、こうした取材なんかも本当に取材にならないくらい「こんな私で大丈夫ですか?」と心配してしまうくらい(笑)。そんな私を見かねた当時のマネージャーさんが「日記を書いたほうがいい」と言われて。大学ノート9冊分ぐらいは書きました。半ページの日もあれば、2~3ページの日も。その日に起こった出来事、反省、思ったことを全部書いて、毎回提出していたんです。――えっ! 日記を見せるんですか?はい(笑)。特にコメントくれるわけでもないんですけど、その作業をしていくうちに本当に……本当にしゃべれるようになったんです。自分の頭の中の言葉の整理がスムーズにできるようになって、書くということは本当にすごいことだと思いました。目標もそこに書くことによって、より明確になる。自分が思っていることを客観視できますし、そのための方法を考えることもできます。書くと自然と気持ちが動いていく。目標や願いは絶対に書いたり口にしたりしたほうがいいと私は思います。――確かにブログにも「賞が欲しい」とはっきり書かれていました。「いつかいただければいいな」みたいな漠然としたものだったんですが、今年に入ってたくさんの賞をいただきました。そんなことになるとは思っていなかったんですけど、「25歳までには何か賞が欲しい」といろいろなところで言っていました。自分でも何を言ってるんだろうと恥ずかしくなる時もあるんですけど(笑)、「言うことが大事」だと自分に言い聞かせています。――今年の第39回日本アカデミー賞を取材しましたが、有村さんはコメントを求められた時に「吉田羊さんのおかげ」「伊藤淳史さんのおかげ」とおっしゃっていましたね。謙虚さがあふれた一面だったと感じました。そうでしたか(笑)。自分では分かりませんが、やっぱり自分が今お仕事をさせてもらっているのも自分だけの力じゃないのは確かです。道筋を作ってくれた事務所があってのことですし、たくさんご指導いただいた監督や役者のみなさまのおかげ。私は「自分自身で道を切り開いてきた」という感覚はありません。いろいろな人に助けられて、「目の前に道ができてきた」という感覚なんです。■プロフィール有村架純1993年2月13日生まれ。兵庫県出身。身長160センチ。B型。2010年にテレビ朝日系ドラマ『ハガネの女』で女優デビュー。その後、『SPEC』シリーズなどを経て、2013年のNHK連続テレビ小説『あまちゃん』で多くの人に知られる存在に。2014年公開のスタジオジブリ作品『思い出のマーニー』では主演声優に抜てきされ、映画『ストロボ・エッジ』『ビリギャル』(共に15年公開)で第58回ブルーリボン賞主演女優賞、『ビリギャル』で第39回日本アカデミー賞優秀主演女優賞・新人俳優賞を受賞。今年の出演映画は、『夏美のホタル』『僕だけがいない街』『アイアムアヒーロー』『何者』(10月15日公開)など。(C)2016「夏実のホタル」製作委員会
2016年06月19日女優の有村架純が5月23日(月)、都内で行われた『夏美のホタル』の完成披露試写会に出席。廣木隆一監督と『ストロボ・エッジ』以来のタッグを組み、「廣木さんや共演者の皆さんの愛情に包まれたような現場だった」と笑みを浮かべていた。写真家になる将来の夢と、進むべき道に思い悩む主人公・夏美(有村さん)が、父の形見のバイクで思い出の地を旅し、地元の人々や豊かな自然、大地に育まれた食に触れながら、心を解きほぐしていく姿を瑞々しく描く。映画化が決定する前から、原作のファンだったという有村さんは「台本を読み、原作の感動がよみがえりました。親子の絆や人と人のつながりがすごく心に刺さって、涙が出てしまった」と感動を新たにした様子。千葉県・鴨川市でのロケは「夏休みを過ごしているような感覚」だったそうで、「とっても優しい作品に仕上がった」と満足そうな表情だった。完成披露試写会には有村さんをはじめ、廣木監督、共演する工藤阿須加、小林薫、光石研、吉行和子、原作者の森沢明夫氏が出席。豪華なキャスティングについて、森沢氏は「皆さんの名前を見て、『いい映画になると決まったな』とプロデューサーとハイタッチしたくなった」とふり返り、「原作者なのに、2回見て、2回泣いてしまった」と太鼓判を押した。また、夏美の恋人を演じた工藤さんは、初の廣木組に「不安があった」と告白。実際、とあるシーンで「何度も何度もテイクを重ねることになり、永遠に終わらないんじゃないかと思った」というが、「その分、廣木さんがOK出してくれたものを信じることができた。いまの僕が持っているものを引き出してもらい、感謝しかない」としみじみ語っていた。『夏美のホタル』は6月11日(土)から全国公開。(text:cinemacafe.net)
2016年05月23日「津軽百年食堂」「ふしぎな岬の物語」などの著者・森沢明夫の同名小説を原作に、主演・有村架純×監督・廣木隆一と『ストロボ・エッジ』以来のタッグを組んだ『夏美のホタル』。この度、シンガー・Uruが歌う本作の主題歌が入った予告編が到着。併せて本ビジュアルも解禁された。写真家になる将来の夢と恋人の慎吾(工藤阿須加)との関係に悩んでいた夏美(有村架純)は父の形見のバイクで思い出の森へ向かう。そこで小さな商店を営んでいる、通称・地蔵さん(光石研)とヤスばあさん(吉行和子)親子に出会い、居候することに。地蔵さんの友人・雲月(小林薫)の不遜な態度を腹立たしく思いながらも、地元の子どもたちと触れ合い、自然に囲まれた地元の食を楽しみ、穏やかに過ごしていた。しかしある日、地蔵さんが別れた家族との間に埋められない溝を抱え、長い間苦しんでいることを知る。親子、夫婦、家族、友達。誰かを大切に想う事が、夏美の心を少しづつ癒していく。まるでホタルの淡い灯火のように――。大学生活最後の夏、将来の夢と進むべき道に思い悩む夏美が導かれるように向かったのは、父と過ごした思い出の場所。そこで出会った人たちとの交わりから、それぞれの人生が動き出し、心が解きほぐされていく物語だ。そんな本作に挑むのは、『ストロボ・エッジ』で話題を呼び、5月に公開を控える『オオカミ少女と黒王子』も手掛ける廣木監督。そして主人公・夏美役には有村さんが好演し、廣木監督との再タッグが実現した。そして主人公・夏美役には有村さんが好演し、廣木監督との再タッグが実現。そのほか、工藤阿須加、淵上泰史、村上虹郎、小林薫、光石研らも顔を揃えた。今回完成したのは、素顔をほとんど見せないモノトーンに統一された映像と、透き通る声が「YouTube」で注目されているシンガー・Uruさんのデビュー曲「星の中の君」が挿入された予告編。夏の美しい風景と共に、楽曲が本作に彩りを加えている。「YouTube」で数多くの動画をアップしていたUruさんは、カバー曲に加えてオリジナル曲もアップしており、初のオリジナル曲として公開していた「星の中の君」 が、映画関係者の耳に留まり、今回異例の主題歌抜擢となった。主題歌に抜擢されたUruさんは「『星の中の君』が、『夏美のホタル』という素晴らしい作品に主題歌として起用していただけることを本当に光栄に思っています」と喜びを語り、「人と人との関わりの中で感じることのできる愛や気付き、受け継がれた一つ一つの命が繋がった、『今』を生きているという尊さを感じさせてくれる作品だと思いました」と本作についてもコメントした。また楽曲を聞いた有村さんも「Uruさんの歌声は人と人とを繋げてくれる力のある歌声だと思いました」と話し、「作品自体も、心に響くものが詰まってる作品です。親心、子心、普段見落としてしまいがちな身近な人の小さな優しさという作品のメッセージが、Uruさんの歌声に乗って伝わってくれたらいいなと思います」と映画とぴったりな楽曲だと語っている。『夏美のホタル』は6月11日(土)より全国にて公開。(cinemacafe.net)
2016年04月22日