女優の松下奈緒と樋口可南子が、マーベル・スタジオ最新作『ドクター・ストレンジ』(2017年1月27日)で吹き替え声優に初挑戦することが15日、明らかになった。11月4日に公開された全米で2週連続1位を獲得した本作は、傲慢な天才的な外科医でありながら、不慮の事故で両手の機能を損なわれ、全てをうしなったスティーヴン・ストレンジが、魔術の力と出会い、壮絶な修行と強大な敵との死闘を経てドクター・ストレンジへと生まれ変わる様を描いた作品。主人公ドクター・ストレンジをベネディクト・カンバーバッチが演じる。このたび、松下と樋口の声優参加が決定。上から目線の天才外科医ドクター・ストレンジが唯一心を許す元恋人、女医のクリスティーンを松下が、交通事故で外科医としての道を断たれたドクター・ストレンジを「魔術」の師として導くエンシェント・ワンを樋口が、それぞれ演じる。松下は、初の吹き替えは「難しいことだらけでした」と振り返り、「普段、日本語吹き替え版の映画を観ているのと、いざ自分でやってみるのでは全然違っていて、ひとつひとつのシーンに対して本当に大事に命を吹き込むかのように、声をちゃんと入れていかなければいけないな、という事を感じました」と説明。主人公のドクター・ストレンジについても、「自信家で、ちょっと自意識過剰なところは私もすごく好きなんです。でも、そういう人が『実はすごく動物好き』とか『枕が変わったら寝られない』とか、『あ、こういう人でもそういう一面があるんだなぁ』って思ってキュンとしますね」とコメントしている。樋口は、「エンシェント・ワンは設定自体がもう数百歳という理解できない!という設定な上、魔術を使う設定」「演じるティルダ・スウィントンさんのお芝居も抑えたお芝居で、魔術が使えるからといってすごく大げさなお芝居があるわけではなくて、淡々と時々笑みを浮かべながら静かにお芝居をするという…そういうお芝居は本当に難しくて」などと演じる難しさを告白。「私も剃髪したことがある!」「私も腕を組む癖がある」とエンシェント・ワンとの共通点も明かした。また、主役のドクター・ストレンジ役には、『SHERLOCK(シャーロック)』をはじめ、多くの作品でカンバーバッチの吹き替えを担当している三上哲。そして、ドクター・ストレンジの兄弟子で、共に闇の魔術との戦いに挑むモルド役は、数多くの人気キャラクターを演じている小野大輔に決定した。(C)2016MARVEL
2016年11月16日『フィクサー』でアカデミー賞を受賞したティルダ・スウィントンに、『グランド・ブダペスト・ホテル』のレイフ・ファインズ、『フィフティ・シェイズ・オブ・グレイ』のダコタ・ジョンソン、『リリーのすべて』のマティアス・スーナールツが競演する『胸騒ぎのシチリア』が、いよいよ11月19日(土)より公開となる。このほど、主演を務めたティルダが、本作のテーマに照らして自らの人生観を語るインタビュー映像がシネマカフェに到着した。本作は、実際に多くのセレブたちに愛されるシチリアの美しい孤島を舞台に、喉の手術をしたシンガーのマリアンと、彼女をとりまく年下の恋人ポール(マティアス)、昔の男ハリー(レイフ)、昔の男の娘と名乗る謎の美女ペン(ダコタ)が、愛と欲望にかられ、嫉妬と誘惑の果てにあってはならない事件を巻き起こすという、ひと夏のヴァカンスを描いた物語。今回到着したティルダのインタビュー映像では、自身の人生観も交えながら、心揺れる主人公の心情や本作の見どころ、21年間共に仕事をしてきた監督ルカ・グァダニーノとの映画製作について語っている。ティルダが演じた主人公、世界的シンガーのマリアンは、声帯を手術した後で声が出しにくいという役柄で、主人公にしては極端にセリフが少ない。この設定はティルダから監督に提案したそうで、「言葉だけですべてを伝えようとする演技は好きじゃない。話せないと知りながら一緒にいて、沈黙に包まれるのは心地いいわ」と語る。その分、身ぶり手ぶりや視線、表情など、細やかな演技が求められたが、彼女は見事に体現してみせた。そんな主人公の心情や置かれている状況を深く考えてから役に挑んだというティルダは、本作について「マリアンはこの旅で、人生の決断を下したの。誰しもが急な方向転換を迫られたり、新しい選択を試みたりするでしょ。その結果の積み重ねが人生よ」と語る。「これはマリアンの成長の物語。彼女は、ある男を本当に愛しているのに、彼と一緒にいると、平穏な生活を送れないという葛藤を抱えているのよ。これって現実でもよくある話よね。歳をとれば思いどおりにいかないこともある」と、人生には方向転換をしなければならないときが必ずやってくることを語っている。マリアンは、この旅で、自分にとって必要な愛を大胆に選ぶことになるのだが…。まさに酸いも甘いも経験してきた、ティルダという女性の人生観も垣間見えてくるインタビュー映像となっている。『胸騒ぎのシチリア』は11月19日(土)より新宿ピカデリー、シネスイッチ銀座ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2016年11月13日オスカー女優ティルダ・スウィントンを主演に、アラン・ドロン主演『太陽は知っている』(’69)を原案にした『胸騒ぎのシチリア』。このほど、55歳と思えない美しいスタイルをキープし、長い手足とキュッと引き締まった美ボディを惜しげもなく披露するティルダと、そんな彼女を愛する2人の男たちの場面写真が到着した。本作は、次回作として最恐イタリアンホラー『サスペリア』のリメイクを手がけることが発表されたルカ・グァダニーノ監督の新作。そのルカ作品のミューズともいわれるティルダは、本作では喉の手術で声が出せなくなったシンガー、マリアンを熱演する。マリアンが年下の恋人ポール(マティアス・スーナールツ)とシチリアの孤島でヴァカンスを過ごしているところに、昔の恋人で音楽プロデューサーのハリー(レイフ・ファインズ)と彼の若く美しい娘・ペンが嵐のごとく現れる。マリアンとの復縁を狙う、ハリー。歌って踊って底抜けに明るいのだが、ここぞというときには優しい言葉をささやく彼に、マリアンも昔の情熱的な恋愛を思い出してしまう。一方、マリアンの現在のパートナー、ポールは、優しく誠実で、ハリーとの恋愛に振り回され傷ついたマリアンを受け止めてくれた。マリアンの心をかき乱す昔の恋人の出現は、ポールの心にも波風を立てていく。ハリーを演じるレイフ・ファインズといえば、『007』シリーズでの新たなM役や、『ハリー・ポッター』のヴォルデモート卿役などで知られる英国渋メン。また、ポール役のマティアス・スーナールツといえば、『君と歩く世界』や『リリーのすべて』で注目され、『パーフェクト・ルーム』にも出演、セクシーすぎて世界中の女性たちがため息を漏らし、熱い視線を送る注目の演技派俳優だ。タイプは違えど、どちらもセクシーで魅力的。もし、自分がマリアンだったら“情熱的で刺激的だけど、危険で不埒な昔の彼”と“誠実で優しいけど、ちょっと退屈な年下の彼”どちらの愛を受け止めるだろう…と脳内妄想をしながら、本作を楽しむのがオススメといえそう。ただ、美しきマリアンを、誘惑と嫉妬、裏切りを繰り返しながら奪いあう男たちの一方、2人の男から愛される彼女に嫉妬を募らせていく、ポールの娘・ペン(ダコタ・ジョンソン)の存在は見逃せない。男同士、女同士の嫉妬の果てに、ある朝、コテージのプールの底からとある人物が沈んでいるのが発見され、事態は思わぬ方向へ…。羨ましすぎる胸騒ぎのバカンスには、衝撃が待ち受けることになりそうだ。『胸騒ぎのシチリア』は11月19日(土)より新宿ピカデリー、シネスイッチ銀座ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2016年11月01日『アベンジャーズ』シリーズ、『アイアンマン』シリーズを始めとする超メガヒット作品を次々に生み出し、世界最速で累計興収1兆円を突破したマーベル・スタジオの最新作『ドクター・ストレンジ』。この度、11月4日の全米公開に先駆け、10月20日(現地時間)にUSプレミアが行われ、そこで本作が初上映された。天才的な脳外科医でありながら、不慮の事故で腕の機能を損なわれたストレンジ。人生を取り戻すためにあらゆる手を尽くした彼の最後の望みが、神秘に満ちた魔術の力だった。敵ですら傷つけられないという苦悩に葛藤するドクター・ストレンジは、新しいパワーを身に着けて外科医に戻るのか、それとも最強の魔術師として世界を守るのか?究極の選択を迫られたとき、彼はどんな判断を下すのか?映画の常識を覆す、マーベル史上最もミステリアスなヒーローによる、深遠にして魅惑的な冒険が始まる――。今回会場となったのは、ハリウッドのチャイニーズ・シアター。4,000人のファンが詰めかける中、レッドカーペットにはまず、監督のスコット・デリクソン、プロデューサーのケヴィン・ファイギ、マーベル作品には必ず登場するスパイダーマンの生みの親スタン・リーらが到着。続いてやってきたのはストレンジを執拗に追う「闇の魔術」を操るカエシリウス役のマッツ・ミケルセン。映画の中の「悪役」メイクを拭い去り、ファンを魅了する笑顔でカーペットを進む。そして、ストレンジを導く師エンシェント・ワン役のティルダ・スウィントンがゴージャスなゴールドのドレスを身にまとい登場すると、その美しさで周囲を圧倒。ストレンジと共に「魔術」の修行に励むウォン役のベネディクト・ウォンなど、実力派の俳優もファンの声援に応える中、ストレンジが唯一心を許す元恋人クリスティーン役のレイチェル・マクアダムスもシルバーのドレスで登場した。するとそこになんと、“アイアンマン”ことロバート・ダウニーJrがサプライズ登場し、集まったファンはさらに大興奮!そして、豪華キャストたちの最後を飾ったのは、ドクター・ストレンジことベネディクト・カンバーバッチ。上から目線の天才外科医、そして外科医ゆえに「敵」を殺すことに苦悩する未だかつてないヒーローを演じたカンバーバッチは、妻のソフィーと共に登場し会場を沸かせた。今後、アベンジャーズに加入することも発表されたドクター・ストレンジとアイアンマンというマーベル2大ヒーロー夢の共演が実現した瞬間となった。カンバーバッチは「このときをずっと待っていたよ。このすごいキャラクターを皆さんに届けることができてすごく興奮してるよ。また、マーベル・シネマティック・ユニバースに私自身が入ることもね」とコメント。ミケルセンはカンバーバッチについて、「皆さんご存知のように素晴らしい役者であり、最高な共演者でもあるよ。戦いのシーンをはじめ共演シーンが多かったから、お互いをケアしあったり、よりよい作品にするためにたくさん話し合ったんだ」と明かし、「日本のマーベル・ファンの皆さん、こんにちは!『ドクター・ストレンジ』は素晴らしい作品なので、ぜひ劇場に観にいってくださいね」と日本のファンにもメッセージを寄せてくれた。またデリクソン監督も、「日本の皆、元気!?『ドクター・ストレンジ』は幻想的なマインド・トリップができるアクション映画で、一人の男が自分自身を乗り越える物語なんだ」と本作をアピールした。『ドクター・ストレンジ』は2017年1月27日(金)より全国にて公開。(cinemacafe.net)
2016年10月21日マーベルの新作映画『ドクター・ストレンジ』のファンイベントが、世界36の国と地域で行われた。香港には、主演のベネディクト・カンバーバッチをはじめ、ティルダ・スウィントン、スコット・デリクソン監督と、製作者のケヴィン・ファイギが登場。会場からは終始、大歓声があがり、大きな盛り上がりを見せた。『ドクター・ストレンジ』ファンイベント その他の写真本作は、圧倒的な腕を誇る神経外科医ドクター・スティーヴン・ストレンジが交通事故によって使えなくなってしまった両手を癒そうとする過程で、神秘的な力に触れ、驚異的なヒーローに成長していく様を描く。本作でその“起源”が描かれるドクター・ストレンジは、今後のマーベル映画にとって極めて重要なキャラクターということもあり、公開前からファンの期待値は大きい。その証拠に、ファンイベントには世界で36の国と地域で開催され、アメリカでは115か所のIMAXシアターで約15分間の映像が上映され、日本でも新宿にファン500人が集結した。香港のカルチャーセンターには、美しい夜景をバックにレッドカーペットが設置され、ファン3000人が集結。大歓声の中、姿を見せたカンバーバッチは「彼(ドクター・ストレンジ)のジャーニーは本当に常識を超えているんだ。元々僕が想像していたものとまったく違っていて、とても楽しめる部分がたくさんあると思うよ。気に入ってくれると嬉しいな」とコメント。レッドカーペットに集まったファンに丁寧にサインをし、共に記念撮影するなどしてイベントを楽しんだようだ。『ドクター・ストレンジ』1月27日(金) 全国ロードショー
2016年10月15日「SHERLOCK/シャーロック」で絶大な人気を集め、『イミテーション・ゲーム/エニグマと天才数学者の秘密』でアカデミー賞にノミネートされたベネディクト・カンバーバッチが、マーベル・スタジオと初タッグを組む『ドクター・ストレンジ』。そのファンイベントが日本を含む世界36の国と地域で開催、15分間の特別映像がIMAXシアターで限定上映され、各地は熱狂の渦に包まれた。マーベルが生んだ人気キャラクター、ドクター・ストレンジが単独映画化、しかも主演を務めるのはベネディクトとあって、数多くのファンがこの15分の特別映像を求め世界各地につめかけた。全米では、10月10日(現地時間)に115か所ものIMAXシアターで映像が上映され、ドクター・ストレンジはもちろん、アイアンマンやキャプテン・アメリカ、スパイダーマンなど、それぞれお気に入りのキャラクターに扮した熱狂的なファンが大行列で映像の上映を待った。その上映イベントでは、なんと『キャプテン・アメリカ』シリーズでウィンター・ソルジャー役を演じているセバスチャン・スタンがサプライズ登場し、まさかのマーベル映画メンバーの登場に会場は驚きと興奮に包まれた。そして、ベネディクト本人と、本作のメガホンを取ったスコット・デリクソン監督も登場。立て続けのサプライズに、会場の盛り上がりは最高潮に。特別映像上映後は、「『ドクター・ストレンジ』はマーベル史上最高傑作になるのでは!」と期待するファンの声も多く聞こえた。さらに、記者会見も行われた香港では、10月13日(木)、ビクトリア・ハーバーの夜景を背に、九龍島の海沿いプロムナードに敷かれたレッドカーペット周辺を、多くのマスコミとファンが埋め尽くした。先んじて解禁された予告編を見ながら、スタッフ・キャストの登場をいまかいまかと待ち構える中、デリクソン監督をはじめ、マーベル・スタジオの顔であり、本作のプロデューサーのケヴィン・ファイギ、ブラックのパンツ・スーツを身にまとったドクター・ストレンジを導く師を演じたティルダ・スウィントンが登場。そして、ケヴィンが「どうしても彼に演じて欲しくて、撮影期間や公開日まで彼のスケジュールに合わせて変えた」というベネディクトが登場すると、会場からは「カンバーバッチ! カンバーバッチ!」とコールが巻き起こり、イベントの盛り上がりは最高潮に。薄いグレーのスーツ姿のベネディクトは、サイン・握手・写真に応じながらファンとの交流を楽しみ、マスコミの取材にも丁寧に答えながらレッドカーペットを進んでいった。最後は、会場に集まったファンとスタッフ、キャストが一丸となり、舞台上に設置された大きな魔法陣を回転させ、花火の演出も!香港の100万ドルの夜景と『ドクター・ストレンジ』の世界が融合した幻想的なイベントは幕を閉じ、ベネディクトは日本のファンへ「映画を観に来てね。絶対気に入ると思うよ。アリガトウゴザイマス」とメッセージを語った。一方、日本では新宿のシネシティ広場にて、10月13日(木)1日限定で特別前売り券が販売された。販売開始1時間前には熱烈なファン250名以上が行列を作り、18時には、北海道をはじめ全国から今日のために集まったという総勢500名以上のファンたちによるカウントダウンの掛け声で販売スタート。ファンの中には女性も多く見られ、マーベルが幅広い層から支持を集めていることを改めて証明した。さらに、先着170名のラッキーなファンは、日本で1番早く本作の15分間の特別映像をIMAXシアターで鑑賞!革命的な映像と、ベネディクトが演じる魅力的な“異色ヒーロー”のキャラクターに歓喜の声が続出。「特別映像が圧倒的すぎて!!まさに異次元の映像体験でした!映画楽しみすぎるー!!」「初めてMCUでIMAX3Dの魅力が最大限に光っていた。まさしく“自分があの世界に入り込む”映像」「この映画は大画面3Dで観るべき!!ベネ様ストレンジ、ヤバイ!本当に!!」と、大きな盛り上がりを見せていた。『ドクター・ストレンジ』は2017年1月27日(金)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2016年10月14日ベネディクト・カンバーバッチを主演に、『アベンジャーズ』シリーズ、『アイアンマン』シリーズなど、超メガヒット作品を次々に生み出してきたマーベル・スタジオが贈る最新作『ドクター・ストレンジ』。本作の世界公開を目前に控え、香港にてカンバーバッチや共演のティルダ・スウィントンらが参加した記者会見が行われた。新たなマーベルのヒーローとなるのは、傲慢で天才的な外科医でありながら、不慮の事故で両手の機能を損なわれ、全てを失ったスティーヴン・ストレンジ。絶望の淵にあった彼は、魔術に救いを求め、壮絶な修行と強大な敵との死闘を経て最強の魔術師“ドクター・ストレンジへ”と生まれ変わっていく。地位も金も、人の命を救う手さえも失ったストレンジに唯一残されたのは、人の命を救うことへの誇りだけ。自分の手を治すために魔術の修行に励む中で、闇の魔術との戦いに巻き込まれていくが、医師である彼は、敵でさえも傷つけたくないと苦悩する。史上最もミステリアスなヒーローの孤独な戦いを、我々の想像を遥かに超えた圧倒的な映像革命によって描き出す。10月12日、本作の重要なシーンの舞台となった香港にて記者会見が行われた。登壇したのは、本作の主人公ドクター・ストレンジ役を務めたカンバーバッチ。そのカンバーバッチの師匠で、全てを失い絶望の淵にあったストレンジに神秘の力を見せ、彼がドクター・ストレンジへと変わってゆくきっかけを与えたエンシェント・ワン役のスウィントン。そして、本作のメガホンを握った監督のスコット・デリクソン、マーベル・スタジオの最高責任者にして、全てのマーベル作品のカギを握るプロデューサーのケビン・ファイギという面々。会見場となったザ・リッツカールトン香港のダイアモンド・ボール・ルームには、本作の情報をいち早く入手しようと世界中からマスコミが集まり、その数はTVカメラ50台、スチール30台、記者200人。会場は多くの人であふれかえり、主演のカンバーバッチを始めスタッフ・キャストが登場すると、割れんばかりの拍手とフラッシュで迎えられた。カンバーバッチは、本作について、「ドクター・ストレンジのオリジン・ストーリーであり、ファンタジーの旅。ユーモアもある。キャスト、スタッフ、スタジオが一丸となって作り上げたスペタクルで心に響くワクワクする映画になりました」とコメント。「傲慢で自信にあふれていた男が、事故で全てを失い、絶望の淵から徐々にスーパーヒーローへと再生してゆくという、大変難しい役だったけど、いままでで一番楽しい役になりました。是非、観客の皆さんにこの物語をストレンジと一緒に体験して欲しいです!」とストレンジを演じた体験を興奮気味に告白した。さらに、「ワイヤーで吊るされたり、全力で走ったりと、これだけのアクションは初めてでした。肉体的にはかなり大変でした」と、アクションシーンではかなりの部分を自ら挑戦したことも明かしながら、よほどこのアクションが堪えたのか、記者からの「もし魔術が使えたら何をしたい?」との質問には、「ワイヤーなしで飛べるようになること」とドクター・ストレンジらしいウィットなユーモアで答える一面も。また、スウィントンは「マーベル作品というのは特別な体験を意味しています。まったく違う世界に観客を連れて行ってくれるのです」とコメント。「一番楽しかったは戦いのシーン。毎日がパーティのように楽しかった」と撮影を楽しげにふり返った。そして、プロデューサーのファイギは、「ドクター・ストレンジ」の映画化を「実は何年も前から狙っていた」と、この映画の重要性をアピール。ストレンジ役にはどうしてもカンバーバッチを迎えたかったと明かし、「ベネディクトをキャスティングしたのは彼が最もふさわしい俳優だから。実はどうしても彼に演じて欲しいので、撮影期間や公開日まで彼のスケジュールに合わせて変えたくらいです。彼はまさにドクター・ストレンジそのものだと思います」と語った。会見のラスト、記者から「この映画はマーベル史上最高?」と質問されたカンバーバッチは「もちろん100%!」と笑顔で応じ、大きな拍手に見送られながら会場を後にした。本作からマーベル・シネマティック・ユニバースに参戦することとなったドクター・ストレンジ。今後のマーベル作品との関わりにも期待が高まる。『ドクター・ストレンジ』は2017年1月27日(金)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2016年10月13日マーベル・スタジオ最新作『ドクター・ストレンジ』(2017年1月27日)の世界公開を前に、本作の重要なシーンの舞台となった香港で13日、主演のベネディクト・カンバーバッチをはじめとするスタッフ・キャストによる記者会見が行われた。本作は、傲慢な天才的な外科医でありながら、不慮の事故で両手の機能を損なわれ、全てをうしなったスティーヴン・ストレンジが、魔術の力と出会い、壮絶な修行と強大な敵との死闘を経てドクター・ストレンジへと生まれ変わる様を描いた作品。会見には、主人公ドクター・ストレンジを演じたベネディクト・カンバーバッチに加え、ストレンジに神秘の力をみせ、最強の魔術師へと目覚めるきっかけを与えた、ストレンジの師エンシェント・ワンを演じたティルダ・スウィントン、本作のメガホンを握り、マーベル・スタジオ作品の新境地を切り開いたスコット・デリクソン監督、そしてマーベル・スタジオの最高責任者にしてマーベル・シネマティック・ユニバースの立役者、プロデューサーのケヴィン・ファイギが参加した。主演のカンバーバッチは「傲慢で自信にあふれていた男が、事故で全てを失い、絶望のふちから徐々にスーパーヒーローへと再生してゆくという、大変難しい役だったけど、今までで一番楽しい役になりました。ぜひ、観客の皆さんにこの物語をストレンジと一緒に体験してほしいです!」とストレンジを演じたことが、自身のこれまでの役者人生の中で最高の瞬間であったことを告白した。また、「ワイヤでつるされたり、全力で走ったりと、これだけのアクションは初めてでした。肉体的にはかなり大変でした」と、アクションシーンでかなりの部分を自ら演じたことを明かしたカンバーバッチ。よほどこのアクションが堪えたのか、記者から「もし魔術が使えたら何をしたい?」と尋ねられると、「ワイヤ無しで飛べるようになること」とドクター・ストレンジらしいユーモアで答える一面もあった。プロデューサーのケヴィン・ファイギは『ドクター・ストレンジ』の映画化を「実は何年も前から狙っていた」と言い、この映画の重要性をアピール。さらには、ストレンジ役にはどうしてもベネディクト・カンバーバッチを迎えたかったと話し、撮影期間はおろか、作品の公開日までカンバーバッチのスケジュールに合わせたことを明かした。会見のラスト、記者から「この映画はマーベル史上最高?」と質問されると、カンバーバッチは「もちろん100%!」と笑顔で答え、大きな拍手に見送られながら会場を後にした。会見場となったザ・リッツカールトン香港のダイヤモンド・ボール・ルームには、世界中からマスコミが集結。テレビカメラ50台、スチールカメラ30台、記者200人にも上った。(C)2016MARVEL
2016年10月13日マーベルの新作映画『ドクター・ストレンジ』の記者会見が13日に香港で行われ、主演のベネディクト・カンバーバッチをはじめ、ティルダ・スウィントン、スコット・デリクソン監督と、マーベル・フィルムを率いるケヴィン・ファイギが登場した。本作は、圧倒的な腕を誇る神経外科医ドクター・スティーヴン・ストレンジが交通事故によって使えなくなってしまった両手を癒そうとする過程で、神秘的な力に触れ、富と地位のあるそれまでの世界に戻るか、魔術師として世界のために戦うかの選択を迫られる。これまで数々のヒット作を送り出してきたファイギは「本作の原作は1960年代に誕生しましたが、とにかくキャラクターが素晴らしい」と語り、「長年、この役はベネディクトに頼みたいと思っていたから、彼のスケジュールに合わせて撮影期間を調整しました。マーベル映画で、俳優のために撮影期間を調整するのは初めてのことです」とコメント。デリクソン監督は脚本も手がけており「脚本を書きながらずっとティルダのことをイメージしていたから、もし彼女に出演を断られたら、脚本を書き直さないといけなかったよ」と振り返った。カンバーバッチは「基本的にはどの役であってもアプローチは同じ」としながらも「撮影において最も難しいところは、もっとも楽しいところでもあるんだ。この映画では物質主義的で何不自由なく暮らしていた男が事故によってすべてを失ったのちに、少しずつ段階を経てマーベルのヒーローになっていく。その過程を段階ごとに演じていったよ」と振り返った。マーベル映画は、アイアンマンやキャプテン・アメリカ、ハルクなど人気キャラクターを多く抱えているが、デリクソン監督は「アイアンマンでもハルクでも、その力がどこから来たのか説明する必要があり、それらはいつも科学的で現実的なものだった。でも本作では人智を超えた部分を描いているのが、これまでのマーベル映画との決定的な違いだ」と力説。カンバーバッチは「この映画は物語の起源を描くものであり、原作にも忠実で、アクションもスペクタクルもユーモアも、感動的なドラマもある。期待してくれていいと思うよ」と完成度に大きな自信を見せた。『ドクター・ストレンジ』1月27日(金) 全国ロードショー
2016年10月13日中性的な魅力を放つ、『フィクサー』でアカデミー賞に輝くティルダ・スウィントンをはじめ、『グランド・ブダペスト・ホテル』のレイフ・ファインズ、『リリーのすべて』のマティアス・スーナールツ、さらに『フィフティ・シェイズ・オブ・グレイ』のダコタ・ジョンソンが、伊・シチリアで四角関係に陥る『胸騒ぎのシチリア』。このほど、危険で華麗な予告編映像が解禁となった。世界的な人気を誇るロック歌手のマリアンは、痛めた声帯と心を癒すため、年下の恋人のポールとシチリアのパンテッレリーア島で優雅な時間を過ごしていた。ところが、マリアンの元恋人でカリスマ音楽プロデューサーのハリーが、セクシーな“娘”ペンを連れて押しかけてくる。やがて、マリアンの焦りが最高潮に達したとき、思いもよらない事件が起こる…。本作は、アラン・ドロン、ロミー・シュナイダー、ジェーン・バーキンといった錚々たる顔ぶれが出演したジャック・ドレー監督の『太陽が知っている』(’69)を、現代の注目キャストでリメイク。ロック歌手と年下の恋人、昔の男と“多分”その娘…。セレブたちの危うすぎる四角関係のなれの果てを描き出す。今回解禁となる予告編は、恋人ポール(マティアス・スーナールツ)とヴァカンス中のロックスター、マリアン(ティルダ・スウィントン)のもとに、昔の男ハリー(レイフ・ファインズ)とその娘ペン(ダコタ・ジョンソン)が押しかけてくるところから始まる。喉を手術し、声がうまく出せないと主張するマリアンと対照的に、エネルギーの塊のように喋り続け、踊りまくり、復縁を匂わすハリー。演じるレイフは、かつてないハイテンションぶりを披露。英国紳士の新境地には、思わず笑いがこみ上げてくる。その一方で、若さと妖艶な雰囲気をまとうペンが、ポールを誘惑しはじめる。声を出せないがゆえに、“招かれざる客”たちを制することができず、彼らのペースに流されてゆくマリアン。彼女の心をかき乱すのは、“陽気で刺激的な昔の男”と“少し退屈だが女性に尽くす今の男”の対決、そして、若さあふれる娘の存在。また、世界的人気デザイナーのラフ・モンズが、マリアンの心の変化を映し出そうとデザインをした、エレガントな「ディオール(Dior)」の衣装も見逃せない。さらに注目すべきは、舞台となったシチリアのパンテッレリーア島。日本ではあまり馴染みがないが、実は多くのセレブたちがお忍びで訪れることで知られる。シチリアとチュニジアの間に位置し、ジョルジオ・アルマーニが船を一隻貸し切って島に乗り入れ、1か月以上滞在したり、かつてはトム・クルーズが当時の彼女ペネロペ・クルスとお忍びで訪れたこともあるとか。泥浴を楽しめる温泉や、天然のプール、雄大な自然の中に溶け込んだ小さなレストランもあり、まさに大人のための贅沢な楽園ともいえる島。その場所で、いったい何が起きたのか…?声を出せないはずのティルダ演じる主人公マリアンの、かすれた絶叫が尾を引く、ひと筋縄ではいかない予感が満載の予告編となっている。『胸騒ぎのシチリア』は11月、新宿ピカデリー、シネスイッチ銀座ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2016年09月30日アカデミー賞を4度受賞したジョエル&イーサン・コーエン兄弟監督が、ジョージ・クルーニーら主演級の豪華キャストで贈る最新作『ヘイル、シーザー!』。そのブルーレイ&DVDが10月5日(水)にリリースされることに合わせ、チャニング・テイタムのキレキレタップダンスやスカーレット・ヨハンソンの華麗なる水中レビューといった、最高にゴージャスな劇中劇シーンのメイキング映像がシネマカフェに到着した。黄金期といわれていた1950年代のハリウッド、とあるスタジオ。歴史スペクタクル超大作『ヘイル,シーザー!』の撮影中に、なんと主演俳優であり世界的大スターのウィットロック誘拐事件が発生!“スタジオの何でも屋”は、お色気たっぷりの若手女優や、みんなの憧れのミュージカル・スター、演技がド下手なカウボーイ俳優など、撮影中の個性あふれるスターたちを巻き込み、プレスの双子姉妹の目をくぐり抜け、事件解決に挑むのだが…。コーエン兄弟監督がジョージ・クルーニーと実に4度目のタッグを組んだ本作。さらに、ジョシュ・ブローリン、スカーレット・ヨハンソン、チャニング・テイタムなどに加え、2018年公開予定『スター・ウォーズ』スピンオフ作品で若きハン・ソロ役を射止めた注目俳優アルデン・エーレンライクと、現在のハリウッドを席巻する俳優たちが一堂に会したことでも話題に。さらに、50年代を舞台に、当時の映画製作事情や、TVの台頭で揺れるハリウッドビジネスの実態、俳優たちのスキャンダラスな裏の顔などを実話ベースで描いており、コーエン兄弟の映画愛を存分に堪能できることも魅力の1つとなっている。今回解禁となったのは、特典映像に収められた、劇中劇において披露されているチャニングのタップダンスと、スカーレットの水中レビューのメイキング映像の一部。本作の登場人物といえば、50年代に実在したハリウッド俳優がモデルになっている。チャニングが演じるバート・ガーニーのモデルとなったのは、『錨を上げて』のジーン・ケリーと『トップ・ハット』のフレッド・アステアなど。チャニングはこの2大俳優のタップダンスをYouTubeで可能な限り見たと語っている。『マジック・マイクXXL』をはじめ、数々の映画で華麗なダンスを披露してきたチャニングだが、音を鳴らす必要があるタップダンスは予想以上に大変だったとか。「タップダンスと言えるレベルではない」と謙遜するチャニングだが、タップダンスの振付師クリス・ガッデーリは「練習にも手を抜かない。最高のタッパーの一人だ」と絶賛。しかも、ジーン・ケリーやフレッド・アステアを見てダンスを志すようになったというクリスにとって、昔の映画にオマージュを捧げて振り付けができたのは夢のような仕事だったという。また、スカーレットが演じるディアナ・モランの水中レビューシーンのメイキングでは、水上から水中に沈んでいく映像を逆回転させ、水上に出てくるように撮影された様子が明かされている。これは、モデルとなった『水着の女王』のエスター・ウィリアムズの手法だという。エスター・ウィリアムズが“実際に撮影を行った”スタジオで撮影を行い、当時スタジオがどう使われていたのかを徹底的にリサーチした点など、完全再現された本シーンの撮影秘話が明かされている。そのほか、特典映像にはクルーニー、ブローリン、ティルダ・スウィントンら豪華キャスト陣が本作の舞台裏を語る様子も収められているというから、期待して待っていて。『ヘイル、シーザー!』ブルーレイ+DVDセットは10月5日(水)より発売(※同日レンタル開始)。(text:cinemacafe.net)
2016年09月06日太陽眩しいシチリアを舞台に、オスカー女優ティルダ・スウィントン、レイフ・ファインズ、ダコタ・ジョンソン、マティアス・スーナールツが危うい四角関係を織りなす『胸騒ぎのシチリア』。このほど、セレブたちの駆け引きにドキドキが止まらない特報映像と場面写真が解禁となり、声帯を手術したばかりで声を出せないロック歌手という難役に挑んだティルダのコメントも到着した。世界的な人気を誇るロック歌手のマリアン(ティルダ・スウィントン)は、痛めた声帯と心を癒すため、年下の恋人のポール(マティアス・スーナールツ)とシチリアのパンテッレリーア島で優雅な時間を過ごしていた。ところが、マリアンの元恋人でカリスマ音楽プロデューサーのハリー(レイフ・ファインズ)が、セクシーな“娘”ペン(ダコタ・ジョンソン)を連れて押しかけてくる。歌って踊り続けるエネルギーの塊のようなハリーは、実はマリアンとの復縁を狙っていた。一方で、若さを持て余したペンは、ポールへの好奇心を募らせていく。マリアンの焦りが最高潮に達したとき、思いもよらない事件が待ち受けていた―。『ミラノ、愛に生きる』などで知られるルカ・グァダニーノ監督が手掛けた本作。今回解禁となる特報では、奔放さが魅力な昔の彼ハリーと、誠実だが少し退屈ないまの年下の恋人ポールの間で揺れる女心、そして若いペンへの焦燥を、眼差しと表情、身のこなしで演じきるティルダの魅力が存分に詰まっている。彼女が演じたマリアンの優雅なヴァカンスの日々を打ち破る、“招かれざる客”ハリーとその娘・ペン。手術後で喉をあまり使ってはいけないはずなのに、片時も黙らないハリーと一緒にいると、マリアンはときに愛を囁き、ときに声を振り絞りながら怒りをあらわにするハメに。マリアンは身振りが多いはずなのに、2人がじゃれあってお喋りをしているかのようにも見える。そんなマリアンの全編にわたり、ほぼ声が出せないという設定は、なんとティルダ本人から監督への提案だったそう。「台詞で全てを語るのは好きじゃないわ。伝えようとして失敗したり、言葉のないコミュニケーションこそ、そそられる。私から監督に、声を失ったロック・スターという設定がいいのではと提案したの」と明かしている。マリアンを取り囲み、危うい誘惑と嫉妬が交錯する本作を、まずはこちらから確かめてみて。『胸騒ぎのシチリア』は11月、新宿ピカデリー、シネスイッチ銀座ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2016年08月26日ロック界のトップスターとその年下の恋人に、元カレとその娘という、4人のセレブたちの誘惑と嫉妬が交錯する危険なヴァカンスを描く『A Bigger Splash』(原題)が、邦題『胸騒ぎのシチリア』として、11月、日本公開されることが決定。日本版ポスタービジュアルが解禁となった。世界的な人気を誇るロック歌手のマリアンは、痛めた声帯と心を癒すため、年下の恋人のポールとともに、シチリアのパンテッレリーア島で優雅な時間を過ごしていた。ところが、マリアンの元カレでカリスマ音楽プロデューサーのハリーが、セクシーな“娘”ペンを連れて押しかけてくる。歌って踊り続けるエネルギーの塊のようなハリーは、実はマリアンとの復縁を狙っていた。一方で、若さを持て余したペンは、ポールへの好奇心を募らせていく。マリアンの焦りが最高潮に達したとき、思いもよらない事件が起き…。「ザ・ローリング・ストーンズ」の名曲と、「ディオール(Dior)」の衣装の数々が彩る、セレブたちの危うくて華麗な、ひと夏のヴァカンスの物語を描く本作。トップスターのマリアンを演じるのは、『フィクサー』でアカデミー賞に輝き、『スノーピアサー』や『ヘイル、シーザー!』など、さまざまな役に挑み続けるティルダ・スウィントン。本作では、喉を痛めたロック歌手という設定ゆえ、セリフが極端に少ない役柄であるにも関わらず、振り回されてばかりだが奔放さが魅力的な昔の恋人と、誠実だが少し退屈な年下の恋人の間で揺れる女心を、眼差しと表情、身のこなしで演じきった。マリアンの元恋人のハリーには、『ハリー・ポッター』シリーズのヴォルデモート卿や『007 スペクター』の“M”役のレイフ・ファインズ。近年では『グランド・ブダペスト・ホテル』で演じたトボケたホテルマン役も高く評価され、揺るぎなき名優の域に達した彼が、本作でも果敢に新境地を開拓。シャツもはだける、陽気で破天荒な音楽プロデューサーを大胆に演じ、強烈な印象を残している。さらに、ハリーの娘だと名乗るペンには、『フィフティ・シェイズ・オブ・グレイ』のダコタ・ジョンソン。若さゆえの切なさと残酷さを鮮烈に体現する。マリアンの現在の恋人ポールには、『リリーのすべて』『フランス組曲』などでも注目されたマティアス・スーナールツ。2人の名優と期待の次世代俳優たちが、不穏かつ魅惑的なアンサンブルを奏でていく。今回解禁となったポスターでも、シチリアの美しい海と青い空を中心に、ティルダ、レイフ、ダコタ、マティアスの4人が配され、嵐の前の静けさともいえるかのような危うい関係を暗示。眩しすぎる太陽が、やがて彼らの理性と禁断の境界線を溶かしていくラブ・サスペンスを、ティルダとは『ミラノ、愛に生きる』(’11)でも組んだルカ・グァダニーノ監督が鮮烈に描き出していく。『胸騒ぎのシチリア』は11月、新宿ピカデリー、シネスイッチ銀座ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2016年08月15日『リトル・ミス・サンシャイン』『ゼア・ウィル・ビー・ブラッド』のポール・ダノが、監督デビューを果たすことになった。作品は1990年に出版された小説の映画化『Wildfire』。主人公はティーンエイジャーの男の子。家族とともにモンタナに引っ越した頃から、両親の関係が崩れ始める。その他の情報脚本は、ダノと恋人のゾーイ・カザンが共同執筆。ダノとカザンは、カザンが脚本を書いた『ルビー・スパークス』で共演したが、今作には、ダノもカザンも映画に出演はしない模様だ。ダノは最近、『ラブ&マーシー 終わらないメロディー』や『グランドフィナーレ』などに出演。また、BBCが放映した4回からなるミニシリーズ『戦争と平和』にも出演している。現在は、ポン・ジュノ監督の『Okja』を撮影中。共演はリリー・コリンズ、ジェイク・ギレンホール、ティルダ・スウィントン。文:猿渡由紀
2016年08月01日ベネディクト・カンバーバッチが、マーベルの中で最もミステリアスで異色なヒーローを演じる最新作『ドクター・ストレンジ』の日本公開日が、2017年1月27日(金)(全米公開11月4日)に正式決定。日本版ポスタービジュアルと、先日の米コミコンにて初公開されたばかりの特報映像が解禁となった。本作は、天才的な脳外科医でありながら、あるとき、不慮の事故によって両手の機能を損なわれてしまったドクター・ストレンジが主人公。彼は両手を治し、完璧だった人生を取り戻そうとあらゆる治療を試みるが、どんな最先端医療を持ってしても完治する見込みはなく、 財産も使い果たしてしまう。また、かつて天才外科医として名を馳せた華麗なキャリアのためか、職を失い堕落しても、“アイアンマン”のトニー・スタークさながらの上から目線は変わらず、周囲の人々からも見放されてしまう…。そんな男を演じるのは、世界的人気を誇るBBCドラマ「SHERLOCK/シャーロック」やアカデミー賞にノミネートされた『イミテーション・ゲーム/エニグマと天才数学者の秘密』などで知られる大人気英国俳優ベネディクト・カンバーバッチだ。このたび解禁された特報の前半では、ベネディクト演じる天才外科医ストレンジが突然の事故に遭い、苦悩し、堕落する姿が一気に映しだされる。やがて、全てを失ったストレンジが頼ったのは、どんな傷も治せるという魔術師。映像では、魔術を必死に学ぶストレンジの姿も描かれていく。そして観る者を驚愕させるのは、空間を自在に捻じ曲げたり、壊れた街をまるで巻き戻しでもするかのように再生したり、天地が全く分からないような形で高層ビル群を組み替えたりと、常識を覆すような大迫力の映像。魔術を取得したストレンジは、強大な敵の登場と兄弟子的な存在であるモルドーの「(世界を救えるのは)お前しかいない」という言葉に「私には不可能だ」と悩みながらも、ヒーローとして目覚めていく。しかし、プライドが高く傲岸不遜に見えるストレンジだが、人の命を救う医師である彼は、誰一人、敵ですらも傷つけられないことが“弱点”となる――。また、レイチェル・マクアダムスやティルダ・スウィントン、キウェテル・イジョフォー、さらに怪しげなメイクを施したマッツ・ミケルセンの姿も確認することができるが…。この映像をいち早く鑑賞したのは、世界中から毎年50万人を動員するといわれる、世界最大級のポップカルチャーの祭典「コミコン・インターナショナル」に集まった観客たち。会場では『ドクタ ー・ストレンジ』の特報上映が終了するや、その驚きと興奮で会場中が大歓声に包まれた。ベネディクトは、前夜のリハーサル後に徹夜で並ぶファンの列を見て感動し、感謝の意を伝えるためにファンのもとに赴いたという。彼が登場した瞬間、会場のボルテージは最高潮に。大歓声に包まれながら、監督のスコット・デリクソンととともに、映像化不可能ともいわれていたミステリアスな本作についてコメントを残している。<以下、コメント>■スコット・デリクソン監督コミックスの「ドクター・ストレンジ」はストーリーもビジュアルも全く新しい世界を体験させてくれた。素晴らしいクリエイティビティだった。ベネディクト・カンバーバッチ、レイチェル・マクアダムス、マッツ・ミケルセン...こんな素晴らしいキャストに恵まれるなんて、僕は前世でいったいどんな良いことをしたのかわからないよ!■ベネディクト・カンバーバッチ(いままでの映画とは)スケールが全く違うよ。いままでに演じてきた(アイコン的な)キャラクターとも全く違う。ストレンジは、自分が社会的にも人間的にも上の方にいると思っていて、それに自信を持っている。でも、事故で全てを失った時、自分には何もないことに気がつくというストーリーなんだ。 僕はこんなにも大勢のファンの前に立ったことはないと思う。しかも、彼らは「1日中並んでいた」って聞いて、本当に凄い!って思ったし、彼らと一緒にこの特報を初めて観たんだけど、少しでも喜んでもらえたらいいなと思っているよ。“敵でさえ傷つけられない”という苦悩に葛藤するドクター・ストレンジは、新しいパワーを身に着けて外科医に戻るのか、それとも、最強の魔術師として世界を守っていくのか?マーベル史上最もミステリアスなヒーローによる、深遠にして魅惑的な冒険がついに幕を開ける。『ドクタ ー・ストレンジ』は2017年1月27日(金)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2016年07月26日ベネディクト・カンバーバッチが主演を務めるマーベル・スタジオの新作映画『ドクター・ストレンジ』が来年1月27日(金)に公開されることが決定し、映像が公開になった。魔術を駆使して戦うドクター・ストレンジが主人公の超大作で、観客の常識を覆す摩訶不思議な映像世界が描かれる。『ドクター・ストレンジ』/新映像本作でカンバーバッチが演じる主人公は、天才的な脳外科医だった。彼はすべてが完璧で、時に人を見下すような態度すらとるプライドの高い男だったが、不慮の事故に遭い、医師としての能力、信用、財産のすべてを失ってしまう。このほど公開になった映像は、すべてを失った主人公が“どんな傷でも治癒できる魔術師”に会いに行く場面から始まる。人間の常識を覆し、いま見えているものが“すべて”ではないと知った主人公は、医学を学んだのと同じように、魔術を学び、実践し、“ドクター・ストレンジ”として成長していく。これまでのマーベル作品同様、本作の主人公も驚異的な力を持ちながら、欠点があり、失敗を重ねながら自ら進むべき道を見出していく“人間らしい”ヒーローだ。さらに映像では彼の前に立ちはだかる強大な敵とのバトルも登場。魔術を駆使したバトルでは現実の世界が人間の想像を超えるレベルで変化し、天地が転倒する。しかし、医師であるドクター・ストレンジは敵を傷つけることができないため、アイアンマンやキャプテン・アメリカとはまったく違った種類の戦いを繰り広げることになる。本作にはカンバーバッチだけでなく、レイチェル・マクアダムス、マッツ・ミケルセン、ティルダ・スウィントン、キウェテル・イジョフォーら演技派俳優が集結。このほど公開になった映像では彼らの重厚な演技を捉えた映像や、緊張感高まる場面をフッとやわらげるユーモアあふれるシーンも収録されている。映像は、これまでのマーベル作品よりも謎に満ち、アッと驚かされるシーンの連続で、完成した映画はどんな内容になるのか? ドクター・ストレンジがアベンジャーズのメンバーに合流することはあるのか? など想像がふくらむ内容になっている。『ドクター・ストレンジ』1月27日(金) 全国ロードショー
2016年07月26日『ローマの休日』をはじめ『スパルタカス』『ジョニーは戦場へ行った』『パピヨン』など、名作を次々世に送り出した脚本家ダルトン・トランボの生涯を描く、ブライアン・クランストン主演『トランボ ハリウッドに最も嫌われた男』。このほど、本作でヘレン・ミレンが演じる、ポップな帽子が強烈な印象を残すゴシップコラムニスト、ヘッダ・ホッパーの劇中画像がシネマカフェに一挙到着した。第二次世界大戦後、“赤狩り”が猛威をふるうハリウッド。議会での証言を拒んだという理由で、売れっ子脚本家トランボは投獄されてしまう。やがて出所し、最愛の家族のもとに戻るトランボだったが、ハリウッドでのキャリアを絶たれ、彼にはもはや仕事がなかった。だが、ひそかに書き上げ、友人に託した『ローマの休日』に続き、偽名で書いた別の作品でもアカデミー賞に輝いたトランボは、再起への道を力強く歩み出す――。TVシリーズ「ブレイキング・バッド」で絶賛を博したブライアン・クランストンが、理不尽な弾圧にも負けずに信念を貫き通したひとりの男の生き様を力強く演じきり、本年度アカデミー賞主演男優賞にノミネートされた本作。今回到着したのは、トランボにも何かとつきまとう実在のコラムニスト、ヘッダ・ホッパーの50年代のクラシカルファッションに注目した劇中画像。1930年代~50年代にかけて、ハリウッドスターが最も恐れていた人物といわれ、全米一の新聞にコラムを書き、アメリカ人のほとんどが彼女の記事を読んでいたというほど、その影響力は大きかったという彼女。同じく50年代のハリウッドを描いたコーエン兄弟監督作『ヘイル、シーザー!』にも彼女をモデルにした人物が登場するが(ティルダ・スウィントンが一人二役)、当時のハリウッドのあらゆるゴシップを嗅ぎまわり、容赦ない記事を書くことで有名だったとか!本作ではそんなヘッダを、オスカー女優ヘレン・ミレンがエネルギッシュに演じ、ゴールデン・グローブ賞(ドラマ部門)助演女優賞にノミネート。ヘッダのトレードマークといえる花や羽飾りをつけたド派手な帽子も見事に着こなし、唯一無二の貫禄を見せている。実際のヘッダは、年間150もの帽子を新調するほど、帽子には強いこだわりを持っていたそうで、本作にも数多くの帽子が用意され、彼女のシーンに登場するのは全て別の物、同じ帽子が2度出てくることはないほど。ヘレンは、そんな彼女の衣装について「素晴らしいコスチュームばかり!彼女はどこにいても、“あそこにヘッダがいる”とすぐに分からせるために、派手な帽子を被っていたの。ラッキーなことに、私は帽子が似合う顔立ちだったから良かったわ!」と、とても気に入っていた様子だ。本作では、ハリウッドの反共産主義勢力を結集させ、後にトランボの最大の敵となるヘッダ。彼女の意志の強さを現したような堂々としたオリジナルのファッションは、ひとりの女性の姿として、とても魅力的。また、当時のハリウッドの裏側を描いた本作で唯一、“表舞台”の華やかさを象徴しているのが彼女の衣装となっている。トランボの真摯な生き方に負けず劣らずの、ヘッダの個性を貫くかっこいい衣装にも、ぜひ注目してみて。『トランボ ハリウッドに最も嫌われた男』は7月22日(金)よりTOHOシネマズ シャンテほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2016年06月06日『マネーモンスター』の公開を控えるジョージ・クルーニーや、『スター・ウォーズ』シリーズのスピンオフ作品で若きハン・ソロに抜擢された最注目俳優アルデン・エーレンライクら、超豪華オールスターキャストが共演を果たす『ヘイル、シーザー!』。このほど、アカデミー賞受賞監督のジョエル&イーサン・コーエン兄弟が手がけた本作の見どころについて、主役級のキャストたちが次々と語るゴージャスな特別映像が解禁となった。1950年代の巨大ハリウッドスタジオを舞台に、クルーニー演じる大スター俳優の誘拐事件に迫る本作。まず、映像で「これぞまさにコーエン兄弟の作品だ」と語るのが、その誘拐されるマヌケな大スター、ウィットロックを演じたクルーニーだ。コーエン兄弟とは実に4度目のタッグとなり、毎度おなじみのおバカキャラを本作でも熱演するクルーニーは、本作の仕上がりにも自信たっぷりに太鼓判を押す。続いて登場するのは、劇中ミュージカルで見事なタップダンスと美声を披露したチャニング・テイタム。コーエン兄弟の大ファンであり、本作の役を二つ返事で引き受けたという彼は、「まるで1950年代の映画スタジオに入り込んだような夢の世界だ」と、そのゴージャスな世界観を伝えていく。また、本作の捜査劇の中心となるのが、ジョシュ・ブローリン演じるスタジオの“便利屋”エディ。「変人だらけの昔の映画業界を描いている」と彼が語るように、本作にはクルーニー演じる世界の大スターや、テイタム演じる人気ミュージカルスターをはじめ、個性豊かなキャラクターが続々。カウボーイアクションならお手の物だが、演技やセリフのアクセントがビミョーな若手俳優役のエーレンライクに、水も滴るセクシーな若手女優役のスカーレット・ヨハンソン、神経質な映画監督役のレイフ・ファインズ、双子のゴシップ誌記者を一人二役で演じたティルダ・スウィントンなどの面々が登場し、次々と映し出される本編シーンと共に映画愛に満ちた物語と、それぞれコーエン兄弟への感嘆の念を伝えている。そんな本作は実は、コーエン兄弟とクルーニーの初仕事となった『オー・ブラザー!』(’00)制作時には構想が存在していたという。「ジョージと一緒に仕事を始めたころ、僕らにはアイディアがあってそれを彼に話したんだ」と語るのはイーサン・コーエン。「そのころは、まぬけな二枚目俳優が『ヘイル、シーザー!』という大作を撮っているという程度の話でしかなかったんだけど、彼がすごく気に入ってね。それで彼が、この作品が僕らが一緒に作る次回作になるって触れ回りはじめたんだ(笑)。そのころの僕らは本当に映画にするつもりはなかったんだけどね。でも数年後、腰を据えて書いてみようってことになったんだ」と、長年温め続けた本作がついに現実のものになったことを嬉々として明かしている。本映像の最後には、コーエン兄弟について「独特の世界観があるからいいの」とスウィントンが語れば、「脚本やキャラクターに知性があふれている」とファインズも賛辞を贈る本作。彼らの愛と自信が詰まった最高にゴージャスなコラボレーションを、楽しみにしていて。『ヘイル、シーザー!』は5月13日(金)よりTOHOシネマズ シャンテほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2016年05月11日アカデミー賞受賞監督コーエン兄弟と、ハリウッド主役級のスターたちが勢揃いした『ヘイル、シーザー!』。ハリウッド黄金期の撮影スタジオを舞台とし、当時の華やかな世界観を細部に至るまで見事に作り上げている本作だが、今回は、中でも目を引き映画を彩るゴージャスな衣装に注目。1950年代、ハリウッドが“夢”を作り世界に贈り届けていた時代。スタジオの命運を賭けた超大作映画『ヘイル、シーザー!』の撮影中に、主演俳優であり世界的大スターのウィットロック(ジョージ・クルーニー)誘拐事件が発生!撮影スタジオは大混乱に陥る中、事件解決への白羽の矢を立てられたのは貧乏くじばかりを引いている“スタジオの何でも屋”(ジョシュ・ブローリン)。お色気たっぷりの若手女優(スカーレット・ヨハンソン)や、みんなの憧れのミュージカルスター(チャニング・テイタム)、演技がどヘタなアクション俳優(アルデン・エーレンライク)など、撮影中の個性溢れるスターたちを巻き込んで、世界が大注目する難事件に挑む――!キャストには、コーエン兄弟作品常連のジョシュ・ブローリン、ジョージ・クルーニー、スカーレット・ヨハンソン、フランシス・マクドーマンド、ティルダ・スウィントンをはじめ、レイフ・ファインズ、ジョナ・ヒル、チャニング・テイタムなど、ハリウッド主役級の豪華俳優陣が集結している。『ファーゴ』『ノーカントリー』で知られる、コーエン兄弟ことジョエル&イーサン・コーエン。そんな彼らの華麗なる集大成ともいうべき本作は、ジョエル・コーエンが 「どうやって当時の世界観を作り上げるか。各部の全メンバーがたくさんリサーチをしたんだ」と語るように、当時の様々な映像や写真を研究するだけでなく存命の美術職人たちに調査を実施するなど、徹底したリサーチを行った。そして、当時の華やかさを現代に伝えるべく、美術スタッフ陣が衣装から小道具、セットに至るまで一切の妥協なく製作されている。劇中、隅々までこだわり抜かれている本作だが、中でも最も目を惹くのが、衣装の華やかさと豊富さ。例えば、古代ローマの衣装から、人魚、西部劇、そして50年代の正装や普段着と様々な衣装が登場。そしてその全ては、エキストラの衣装まで合わせると2,500~3,000の衣装が必要だったとか。そんな今回の衣装のデザインを手掛け、コーエン兄弟の作品に多く携わる衣装デザイナー、メアリー・ゾフレスは「映画の製作が始まる前段階で、すべてのデザインを終えていた」と明かし、大変だったと語りながらも、「大きな挑戦だったけど、すごく楽しかったし、衣装デザイナーが夢見るような仕事だったわ」と、同時に充実していたと話す。当時の衣装を再現することはもちろんのこと、コーエン兄弟が作り上げた個性豊かなキャラクターに合わせ衣装を選んだゾフレス。そこでティルダを例に出し、「ティルダは何を着ても似合うの。少しやり過ぎかとも思ったけど、彼女が一人二役で演じる双子も大げさなキャラクターだし、2人ともスーツ姿で羽根のついた大きな帽子を被っているわ。ひとりは羽根が右に傾いていて、もうひとりは左に傾いているのよ」と、衣装がキャラクター付けにおいて小さくない役割を担っていると説明した。また、単に見た目だけではなく、撮影の状況まで考慮し衣装をデザインする必要もあり、「ゾフレスは、衣装がそれぞれの役者の体に合っているかどうか、着心地がいいかどうかに細心の注意を払ってくれたわ」と、人魚のコスチュームを着て見事な水中パフォーマンスを劇中で披露したスカーレットは語る。尾びれやウロコをきらびやかに仕上げつつも、一定の機動性がある衣装を準備する必要があったというこのコスチューム。「彼女のデザインのおかげで楽に動くことができたし、人魚の衣装は動きがすごく制限されるけど、彼女は着やすく脱ぎやすい形にしてくれていたの」とも絶賛した。ハリウッド黄金期の華やかさをいまに伝え、見る者の目を楽しませる本作。見た目だけでなく、演者たちの着心地にもこだわった衣装はもちろん、画面細部にまで手を掛けられたその世界観をぜひ大画面で楽しんでみて。『ヘイル、シーザー!』は5月13日(金)TOHOシネマズ シャンテほか全国にて公開。(cinemacafe.net)
2016年05月01日ブラッド・ピットが代表を務める「プラン B」と、名作『殺人の追憶』やクリス・エヴァンス主演『スノーピアサー』などで知られる韓国の鬼才ポン・ジュノがタッグを組む「Netflix」オリジナル長編映画『オクジャ(Okja)』。このほど、韓国の首都ソウルにてクランクインしたことが発表された。『それでも夜は明ける』『マネー・ショート 華麗なる大逆転』など、プロデューサーとして関わった作品がいずれも高い評価を得ているブラッド・ピット率いる「プラン B」。世界最大級のオンラインストリーミングサービス「Netflix」と共同製作とするブラッド自身の主演作『ウォー・マシーン』(原題:War Machine)も控えているが、本作『オクジャ』では、アジアを代表する鬼才にしてヒットメーカーである『殺人の追憶』『グエムル 漢江の怪物』のポン・ジュノが監督を務める。脚本は、ポン・ジュノと『FRANK -フランク-』のジョン・ロンソン。ミジャという1人の少女が、危険を冒しながらも、巨大な多国籍企業に追われる親友 “オクジャ”という“動物”を守る姿を描き出すグローバルアドベンチャー映画。「この作品でお見せしたいのは、人と動物のふれあいの中にある美しさ、そして怖さです」と、ポン・ジュノはコメントを寄せている。主演には、『ヘイル、シーザー!』『スノーピアサー』のティルダ・スウィントン、『サウスポー』『ブロークバック・マウンテン』のジェイク・ギレンホール、さらに『グランドフィナーレ』『ラブ&マーシー 終わらないメロディー』のポール・ダノと豪華なキャストが集結。少女ミジャを韓国の子役アン・ソヒョンが演じるほか、海外ドラマ「The 100 / ハンドレッド」ジャスパー役で知られるイケメン俳優デヴォン・ボスティック、『白雪姫と鏡の女王』のリリー・コリンズ、『グエムル 漢江の怪物』のピョン・ヒボン、『アンナ・カレーニナ』のシャーリー・ヘンダーソン、『母なる証明』のユン・ジェムン、「屋根部屋のプリンス」のチェ・ウシク、「ウォーキング・デッド」のグレン・リーことスティーヴン・ユァンといった、世界中の著名俳優が多数出演。撮影は韓国、カナダ、アメリカにおいて、英語と韓国語の2ヵ国語で行われる予定。まさにグローバルアベンチャーと呼ぶにふさわしい大作に、引き続き注目していて。『オクジャ』は2017年、Netflixにて世界配信予定(アメリカでは期間限定で劇場公開)。(text:cinemacafe.net)
2016年05月01日50年代のハリウッド黄金期を舞台に、ジョージ・クルーニー演じる世界的大スターが撮影中に誘拐された事件を描く、ジョエル&イーサン・コーエン兄弟の最新作『ヘイル、シーザー!』。このほど4月26日に36歳となるチャニング・テイタムの誕生日に合わせ、彼が美声を披露する劇中ミュージカルシーンの一部が解禁となった。歴史スペクタクル超大作『ヘイル、シーザー!』の撮影中に、主演俳優であり世界的大スターのウィットロック(ジョージ・クルーニー)誘拐事件が発生!“スタジオの何でも屋”(ジョシュ・ブローリン)は、お色気たっぷりの若手女優(スカーレット・ヨハンソン)や演技がド下手なカウボーイ俳優(アルデン・エーレンライク)など、撮影中の個性あふれるスターたちを巻き込み、プレスの双子姉妹(ティルダ・スウィントンの二役)の目をくぐり抜け、事件解決に挑むのだが…。アカデミー賞監督のコーエン兄弟と超豪華スターの華やかな競演が話題を呼んでいる本作。爽やかな笑顔とセクシーな肉体美で世界の女性を虜にしているチャニングが演じるのは、みんなの憧れのミュージカル・スター、バード・ガーニーだ。『コーチ・カーター』(’05)でスクリーンデビューして以来、アクション、青春、ラブストーリー、コメディとジャンルを問わない幅広い映画に出演し、大きな人気を獲得してきたチャニング。2012年には「ピープル」誌が選ぶ「最もセクシーな男性」にも選出され、昨年にはクエンティン・タランティーノ最新作『ヘイトフル・エイト』の重要な役どころに抜擢されるなど、人気と実力の両方を兼ね備えた俳優として大活躍中。出世作となった『ステップ・アップ』でのストリートダンスや、『マジック・マイク』シリーズで見せたストリップダンスで踊れる俳優としても有名だが、本作では色気のある歌声も披露。歌って踊れる俳優であることも、証明してみせている。今回公開された映像は、ミュージカル映画の撮影中、海兵姿に扮したバード役のチャニングが見事な歌を披露する場面。航海を前にした海兵になりきり、いったん海に出てしまえば女性との出会いがなくなることを切々と歌い上げている。その美声とセクシーな仕草は、ファン垂涎といえそうだ。本作のオファーがあった際は二つ返事で引き受けたというチャニング。「脚本には3文ぐらいしか書いてなかったんだ。6~7分のダンスと歌だよ。いままで映画で歌ったこともなかった。でも、よほどの大バカモノでなければ、コーエン兄弟からオファーがあったら当然誰でも『イエス』って言うだろう?」と、念願のコーエン兄弟作品出演であったことを明かしている。さらに、自身が演じるバードについて、「彼は歌とダンスが好きなんだよ。ミュージカルスターというものが本業なんだ。いろんなこともやっているけれど、これが彼の特技で、全てはここから始まっている」と生粋のエンターテイナーであることを力説する。本作では、映像の歌のほかにも、タップダンスにも初挑戦。約3か月の猛特訓を経て、『雨に唄えば』のジーン・ケリーを彷彿とさせる華麗なタップダンスを披露しているというから、期待していて。『ヘイル、シーザー!』は5月13日(金)よりTOHOシネマズ シャンテほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2016年04月26日<a href="">『レヴェナント:蘇えりし者』</a>で念願の第88回アカデミー賞「主演男優賞」獲得をはじめ、ジャパン・プレミアへの緊急来日など、連日メディアを賑わせているレオナルド・ディカプリオ。彼の代表作といえば『タイタニック』を挙げる人が多いかもしれないが、19歳でアカデミー賞「助演男優賞」に初ノミネートされた『ギルバート・グレイプ』など90年代の作品や、重厚な社会派作品を好む近年の彼には珍しい、明るく軽快な『キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン』など、“ピュアで美しい”ディカプリオを堪能できる5作品を、シネマカフェではピックアップした。●『ギルバート・グレイプ』(’93)ジョニー・デップの弟役を好演!肉体的、精神的に傷つきやすい家族を守って生きる青年ギルバート・グレイプの姿を通して、家族の絆、兄弟の愛憎、青春の痛み、そして未来への希望を描いたヒューマン・ドラマ。ディカプリオはジョニー・デップ演じる主人公ギルバートの弟で、知的障害を持つアーニーを好演し、アカデミー賞「助演男優賞」にノミネートされた。共演にはジュリエット・ルイス、監督は『ショコラ』『サイダーハウス・ルール』などの名匠ラッセ・ハルストレム。家族愛にあふれ、それでも逞しく生きる若者たちの姿に心打たれる作品。●『ロミオ&ジュリエット』(‘96)ディカプリオのもう1つの恋愛代表作「レオナルド・ディカプリオと言えば、これ!」という人も実は多いかもしれない。ご存知、シェクスピアの戯曲を現代的を舞台に映画化し、とにかく主演の“ロミオ”ディカプリオと“ジュリエット”クレア・デーンズ(<a href="">「HOMELAND/ホームランド」</a>)が美しい。また、いがみ合うモンタギュー家とキャピュレット家を、マフィア同士の抗争という設定に変更するなど、思い切ったアレンジが加えられており、新鮮。本作でディカプリオは、ベルリン国際映画祭「銀熊賞 (男優賞)」を受賞している。●『キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン』(’02)実在の詐欺師を痛快に描く!実在の天才少年詐欺師と、彼を追うFBI捜査官という実話をもとにした作品。ディカプリオ演じる詐欺師のフランク・アバグネイル・ジュニアと、トム・ハンクス演じるベテラン捜査官のカール・ハンラティのテンポの良い掛け合いが痛快なコメディ。軽妙な手口で詐欺を繰り返し、捜査の手を巧みにすり抜けるドキドキのサスペンス要素がありつつ、捜査が進むにつれて、2人の間に芽生えてくる微妙な感情にもグっとくる。監督・製作はスティーヴン・スピルバーグが務めており、ハンクスとともに豪華な顔合わせが実現した。●『ザ・ビーチ』(’00)秘密の孤島で“狂気”に堕ちていくディカプリオアレックス・ガーランドの同名ベストセラー小説を、<a href="">『スティーブ・ジョブズ』</a><a href="">『スラムドッグ$ミリオネア』</a>のダニー・ボイル監督が映画化。現代の若者の倦怠と狂気を、美しい孤島を舞台に描く。『タイタニック』で一世を風靡したディカプリオが、100本以上のオファーを蹴ってまで、出演を決めた異色作と言われている。刺激を求めてバンコクへ向かったディカプリオ演じるリチャードは、現地で出会ったダフィの自殺をきっかけに、日常の全てから解放される夢の楽園を探していくことに。共演にはティルダ・スウィントン、ロバート・カーライル。旅行好きの人は、美しいビーチのある場所に出かけたくなること間違いなし。●『マイ・ルーム』(‘96)メリル・ストリープの多感で反抗的な息子役に白血病で余命いくばくもない姉のために、長年、絶縁状態だった妹とその家族が再会を果たし、新しい絆を築いていくヒューマン・ドラマ。ディカプリオ演じる反抗期の少年ハンクは家に放火し、少年院に入るものの、初めて会った伯母のベッシーと次第に心を通わせていく。“愛”“家族”“思いやり”という普遍的なことを改めて教えてくれる、心温まる作品。母親のリー役にはメリル・ストリープ、その姉ベッシーにはダイアン・キートン、さらにロバート・デ・ニーロも出演している。上記5作品は、スマホ、タブレット、PC、テレビで楽しめる映像配信サービスdTVにて現在配信中。(text:cinemacafe.net)
2016年04月10日アカデミー賞受賞監督コーエン兄弟の華麗なる集大成とも言うべき最新作『ヘイル、シーザー!』。ジョシュ・ブローリン、ジョージ・クルーニー、スカーレット・ヨハンソン、チャニング・テイタムら超豪華スターが出演する本作から、彼らがそれぞれ写るゴージャスすぎるキャラクターポスターがこのほど解禁された。1950年代、ハリウッドが“夢”を作り世界に贈り届けていた時代。スタジオの命運を賭けた超大作映画「ヘイル、シーザー!」の撮影中に、主演俳優であり世界的大スターのウィットロック(ジョージ・クルーニー)誘拐事件が発生!撮影スタジオは大混乱に陥る中、事件解決への白羽の矢を立てられたのは貧乏くじばかりを引いている“スタジオの何でも屋”(ジョシュ・ブローリン)。お色気たっぷりの若手女優(スカーレット・ヨハンソン)や、みんなの憧れのミュージカルスター(チャニング・テイタム)、演技がどヘタなアクション俳優(アルデン・エーレンライク)など、撮影中の個性溢れるスターたちを巻き込んで、世界が大注目する難事件に挑む――!『ファーゴ』『ノーカントリー』で知られるジョエル&イーサン・コーエン兄弟が描く本作は、ハリウッド全盛期を舞台に、世界的スターの誘拐事件解決に挑むサスペンスコメディ。キャストには、コーエン兄弟作品常連のジョシュ、ジョージ、スカーレット、フランシス・マグドーマンド、ティルダ・スウィントンをはじめ、レイフ・ファインズ、ジョナ・ヒル、チャニングなどハリウッド主役級のスターら豪華俳優陣が集結している。本作の現場は常にリラックスした雰囲気で、監督の常連キャスト、スタッフはもちろんのこと、初めて参加した人々も楽しみながら撮影に取り組んでいたそう。スカーレットはその素晴らしい環境について、「ハリウッド黄金期の人物を演じるのは楽しいだろうと思った。考えてもみてよ、あの衣装、あの輝き、あのクオリティに、あの舞台裏の状況!心を奪われたわ!それに、コーエン兄弟は現場で遊び心があった。安心できるクリエイティブな環境だったの」と当時の様子をふり返った。そして今回到着したのは、それぞれのカラーで華やかに彩られた豪華7名のスターがザ・ハリウッドなポーズを決めているポスター。ジョシュは“スタジオの何でも屋”、ジョージは“突然消えた世界の大スター”、レイフは“キレたら超危険な映画監督”、ジョナは “バカ真面目な公証人”、スカーレットは“お色気で勝負する若手女優”、ティルダは“ネタを探すしつこい双子の記者”、チャニングは、“歌って踊れるみんなの憧れミュージカルスター”と、それぞれ想像力を掻き立てるキャラクターの一言紹介が添えられている。これまで世界中の観客たちに強烈なインパクトを残した独特なキャラクターを創り続けてきているコーエン兄弟。過去には『バートン・フィンク』の“狂気に囚われる劇作家”、『ファーゴ』の “臨月妊婦の警察署長” などが登場し、カンヌ国際映画祭男優賞やアカデミー賞し注目を浴びている。そんな今回も注目を集めそうな本作のポスターは、TOHOシネマズみゆき座をはじめ、全国の上映劇場にて7連貼りで掲出されるとのこと。『ヘイル、シーザー!』は5月13日(金)よりTOHOシネマズシャンテほか全国にて公開。(cinemacafe.net)
2016年03月13日ジョージ・クルーニー、ジョシュ・ブローリンをはじめ豪華俳優たちが、4本のオスカー像を持つコーエン兄弟のもと集結する最新作『ヘイル、シーザー!』。先日、開幕した第66回ベルリン国際映画祭で名誉あるオープニング作品に選ばれた本作から、コーエン兄弟監督やキャストたちによるゴージャスなレッドカーペットイベントと記者会見の模様が到着した。1950年代、ハリウッドが“夢”を作り、世界に贈り届けていた時代。スタジオの命運を賭けた超大作映画『ヘイル、シーザー!』の撮影中に、主演俳優であり世界的大スター(クルーニー)の誘拐事件が発生することから始まる物語。事件解決への白羽の矢を立てられたのは、演じる“スタジオの何でも屋”(ブローリン)。彼は、お色気たっぷりの若手女優(スカーレット・ヨハンソン)や、人気ミュージカルスター(チャニング・テイタム)、パッとしない若手アクション俳優(アルデン・エーレンライク)など、撮影中の個性あふれるスターたちを巻き込み、世界が大注目する難事件に挑んでいく。世界3大映画祭のひとつに数えられるベルリン国際映画祭のオープニング作品といえば、過去にはコーエン兄弟北米最大のヒット作となった『トゥルー・グリット』をはじめ、アカデミー賞にも直結する超話題作が選出されることでも有名。66回目を数える歴史ある本映画祭のオープニングで選ばれた本作からは、ジョエル&イーサン・コーエン監督、ブローリン、クルーニー、アルデン・エーレンライク、ティルダ・スウィントン、チャニング・テイタムが参加した。鬼才コーエン兄弟の最新作としての期待の高さはもちろん、豪華スターが顔を揃えることでもその注目度は高く、監督とキャスト陣がレッドカーペットに登場すると、ベルリンの観客からは大きな歓声が!主演のブローリンは婚約者のキャスリン・ボイドとレッドカーペットに入り、ベルリンのファンたちの声援に堂々と応えていた。また、クルーニーは愛妻アマルさんをエスコートしながら颯爽と登場、本作で演じるスター俳優らしく、精力的にファンサービスを行っていた。さらに、白のドレスに個性的な髪型で登場したスウィントンには、報道陣のカメラから多くのフラッシュがたかれた。特に会場の女性からひときわ黄色い声を浴びていたのは、テイタム。自身の“セクシー写真”にサインを求められた際には、苦笑いで応えるひと幕も。まさに、豪華スターが共演する本作にふさわしい、華々しいレッドカーペットイベントとなった。その後、監督とキャストが参加した記者会見も、みな仲良くジョークを飛ばし合い、終始和やかな雰囲気で行われた。■ジョシュ・ブローリンコメントコーエン兄弟と一緒に仕事できて楽しかったよ。彼らは良い友だちだし、彼らの映画も好きだし、彼らがCM作ることになったら、ビールでも下着でもやるよ。ちょっと痩せなきゃいけないだろうけどね。彼らの映画には3本半(本作と『ノーカントリー』『トゥルー・グリット』、『それぞれのシネマ~カンヌ国際映画祭60回記念製作映画』はショートフィルムのため半分とカウント)出演させてもらっているけれど、今後も彼らと仕事ができればそれだけで満足だね。当時のハリウッドのことは分からないけれど、僕らの働いている世界を面白おかしく茶化すのは好きだよ。だって、とても馬鹿げてる業界だからね。(映画業界の)進化を見ると、当時はもっと大変だっただろうね。東部で40,000ドル稼いでいたヤツが突然2.5億ドル相当のお金を生み出すんだから、頭がおかしくなきゃできないだろう。コーエン兄弟はそれをシニカルなユーモアに昇華させてるんだ。■ジョージ・クルーニーコメント彼ら(コーエン兄弟)はとにかく楽しいんだ。素晴らしいフィルムメーカーで、一緒に仕事をするのは楽しいよ。良いヤツらだし、とても働きやすいんだよ。■アルデン・エーレンライクコメントコーエン兄弟は、リラックスして楽しい環境を作ってくれるから、最後には家に帰りたくなくなっちゃうくらい面白いんだ。■チャニング・テイタムコメント実は当初、この映画で何をやるのかは知らなくて、脚本には3文字くらいで、その後に「ダンス」としか書いてなかったんだ。いままでタップダンスもやったことないし、映画で歌ったこともなかった。でも、ほかにこんな映画はないし、目を閉じて崖から飛び降りるような気持ちでやったよ!そこにはコーエン兄弟がいたし、彼らは(当時の映画について)とても勉強していて、これまで作られた映画について全部知っていた。僕は彼らに完全に任せっきりだったよ。ユーモアにあふれた魅力的な映画だね。僕らも彼らも当時生きていたわけじゃないけど、当時を舞台としたコーエン兄弟なりの面白い解釈だよね。ドキュメンタリー的映画ではなく、本当に面白いエンターテインメント映画だ!『ヘイル、シーザー!』は5月13日(金)よりTOHOシネマズ シャンテほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2016年02月14日ジョージ・クルーニー演じる大スターの誘拐事件を、ジョシュ・ブローリン、スカーレット・ヨハンソン、チャニング・テイタムら、“最高にゴージャス”なキャストで贈る『ヘイル、シーザー!』の日本公開日が5月13日(金)に決定。アカデミー賞を4度受賞したコーエン兄弟の集大成ともいうべき最新作から、本予告とポスタービジュアルが解禁となった。ハリウッドが“夢”を作り、世界に贈り届けていた1950年代。スタジオの命運を賭けた超大作映画『ヘイル、シーザー!』の撮影中に、主演俳優であり世界的大スターのウィットロック(ジョージ・クルーニー)誘拐事件が発生!撮影スタジオは大混乱に陥る中、事件解決を頼まれたのは、“スタジオの何でも屋”(ジョシュ・ブローリン)。お色気たっぷりの若手女優(スカーレット・ヨハンソン)や、みんなの憧れのミュージカルスター(チャニング・テイタム)、演技がド下手なアクション俳優(アルデン・エーレンライク)など、撮影中の個性あふれるスターたちをも巻き込んで、世界が大注目する難事件に挑む!今週2月11日より開催されるベルリン国際映画祭のオープニング作品として、華麗なる祭典の開幕を告げる本作。先週末2月5日に公開された全米では、同週公開作の中で1位となる好成績で、『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』『レヴェナント:蘇えりし者』を抑えて週末興行ランキング初登場2位を獲得した(BOXOFFICE MOJO調べ)。今回到着した本予告映像では、“最高にゴージャス”な大捜査がついにスタート。登場するのは、豪華スターたちの個性的な役柄と、ハリウッドという“夢”の製作会社を舞台にした華麗なシーンの数々だ。ローマ皇帝に扮して凛々しい姿で登場しながらも、セリフをド忘れする間抜けな大スター役のジョージや、海兵服でおどけるように踊るチャニング、人魚のコスチュームでセクシーさが滴るようなスカーレットをはじめ、演技がド下手な気の抜けたアクション俳優(アルデン・エレークライク)、神経質そうな監督(レイフ・ファインズ)、バカ真面目そうな公証人(ジョナ・ヒル)、ひと癖ありそうな記者(ティルダ・スウィントン)、正体不明の編集者(フランシス・マクドーマンド)ら、豪華な面々が次々に顔を現す。突然消えた世界の大スターを捜索すべく、ブローリン演じる“スタジオの何でも屋”はこうした“濃いキャラ”に翻弄されながらも、難事件解決に挑んでいくが…。コーエン兄弟が最も得意とする、予想もつかない結末を期待させるサスペンス・コメディでありながら、今回は、劇中劇で繰り広げられる華やかなミュージカルシーンにも要注目!併せて解禁となったポスタービジュアルからも、オールスターキャストによる“最高にゴージャス”な本作の魅力が伝わってきそうだ。『ヘイル、シーザー!』は5月13日(金)よりTOHOシネマズ シャンテほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2016年02月10日『ノーカントリー』でアカデミー賞「作品賞」など4冠を獲得し、カンヌ国際映画祭「監督賞」を3度も受賞したイーサン&ジョエル・コーエン兄弟。本年度アカデミー賞でも脚本を手がけた『ブリッジ・オブ・スパイ』が「脚本賞」「作品賞」などにノミネートされている彼らの華麗なる集大成ともいうべき最新作「Hail,Caesar!」(原題)が、『ヘイル、シーザー!』として5月に公開されることが決定。ジョシュ・ブローリン、ジョージ・クルーニー、スカーレット・ヨハンソン、チャニング・テイタムら超豪華スターたちが競演する場面写真も到着した。本作の舞台は、1950年代、ハリウッドが“夢”を作り、世界に贈り届けていた時代。スタジオの命運を賭けた超大作映画『ヘイル、シーザー!』の撮影中に、なんと主演俳優であり世界的大スターのウィットロック(ジョージ・クルーニー)誘拐事件が発生!スタジオが大混乱に陥る中、事件解決への白羽の矢を立てられたのは貧乏くじばかりを引いている“スタジオの何でも屋”(ジョシュ・ブローリン)。お色気たっぷりの若手女優(スカーレット・ヨハンソン)や、みんなの憧れのミュージカルスター(チャニング・テイタム)、演技がどヘタなアクション俳優(アルデン・エーレンライク)など、撮影中の個性あふれるスターたちを巻き込み、“最高にゴージャスな大捜査”が幕を開ける!?古き良き(?)ハリウッド全盛期を舞台に、スタジオの何でも屋が個性あふれるスターたちを巻き込んで、世界的スターの誘拐事件解決に挑むサスペンス・コメディとなる本作。2月11日(現地時間)から開催される第66回ベルリン国際映画祭のオープニング上映にも決定している。世界三大映画祭の1つとなるベルリンのオープニングといえば、これまで、コーエン兄弟が監督・脚本を務めた『トゥルー・グリット』や本作同様に豪華キャスト共演の『グランド・ブダペスト・ホテル』といった、その年のアカデミー賞にも直結する超話題作が選出されることでも有名。本作も、コーエン兄弟最高傑作と名高い『ファーゴ』や『ノーカントリー』を彷彿とさせる“突然消えた人物を探す”サスペンスあふれる展開がベースとなりながら、『ビッグ・リボウスキ』や『オー・ブラザー!』で魅せた独特のブラックユーモア満載のコメディ要素を合わせ持ち、何よりも心に訴えかけるドラマティックなエンディングは、『トゥルー・グリット』や『インサイド・ルーウィン・デイヴィス名もなき男の歌』を想起させ、まさに “集大成”というにふさわしい1本となっている。個性的なキャラクターを見事に演じ切るのは、コーエン兄弟常連のジョシュ・ブローリンや、ジョージ・クルーニー、スカーレット・ヨハンソン、フランシス・マクドーマンド、ティルダ・スウィントンをはじめ、レイフ・ファインズ、ジョナ・ヒル、チャニング・テイタムなど、ハリウッドの主役級スターからアカデミー賞常連の名優まで、コーエン兄弟だからこそ実現できた豪華スターたち。また、コーエン兄弟としても新たな試みとなった、このスターたちが体を張って唄って踊る、華やかなミュージカルシーンも必見だ。『ヘイル、シーザー!』は5月、TOHOシネマズ シャンテほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2016年02月01日ジョエル&イーサン・コーエンの最新作『ヘイル、シーザー!』が5月に日本で公開されることが決定した。1950年代のアメリカ・ハリウッドを舞台にしたサスペンス・コメディで、ジョシュ・ブローリン、ジョージ・クルーニー、スカーレット・ヨハンソン、フランシス・マクドーマンドらが出演する。その他の写真様々な題材、ジャンルの作品を手がけ、全世界の映画ファンから絶大な信頼と支持を集めているジョエル&イーサン・コーエン監督の最新作は、1950年代のハリウッドで、世界的なスターで大作映画『ヘイル、シーザー!』の主演を務めるウィットロック(クルーニー)が何者かに誘拐されるところからはじまる。スタジオは騒然となり、スタジオの“何でも屋”のマニックス(ブローリン)は捜査を開始する。本作はこれまでのコーエン作品以上に豪華なキャストが顔を揃えており、先にあげたキャストのほかにもアルデン・エーレンライク、レイフ・ファインズ、ジョナ・ヒル、ティルダ・スウィントン、チャニング・テイタムらが出演。巧みな構成と会話劇はコーエン作品の魅力だが、本作にはミュージカル・シーンも登場するという。50年代の豪華絢爛な“映画の都”を描き出すべくスタッフも豪華な面々が集まっており、名撮影監督のロジャー・ディーキンスが全編を35ミリフィルムで撮影。『トゥルー・グリット』『インサイド・ルーウィン・デイヴィス』など監督と繰り返しタッグを組んでいるジェス・ゴンコールがプロダクションデザインを手がけ、監督自身が編集を担当している。『ヘイル、シーザー!』5月、TOHOシネマズ シャンテほか全国ロードショー
2016年02月01日「ルイ・ヴィトン(LOUIS VUITTON)」の「Spirit of Travel」でもミューズを務めるミシェル・ウィリアムズの主演最新作『フランス組曲』。このほど、ミシェルを始め、いま注目のキャストが顔をそろえる日本版予告編映像とビジュアルが解禁となった。1940年、ドイツ占領下フランスの田舎町。戦地に赴いた夫を待つ美しい妻リュシルと厳格な義母の暮らす屋敷に、監視のためドイツ軍中尉ブルーノがやってくる。緊迫した占領下の生活の中で、音楽への愛を共有する2人は、いつしか互いの存在だけが心のよりどころになっていく。それは同時に、狭い世界に生き、従順な女性だったリュシルが、より広い世界へと目を向ける転機にもなっていくのだった――。本作は、アウシュヴィッツで命を奪われたユダヤ人女性作家イレーヌ・ネミロフスキーが、娘に託したトランクに60年以上眠っていた未完の同名小説を原作に、第二次大戦中ドイツ占領下の町で、ピアノの音色が結びつけたフランス人女性とドイツ将校との許されぬ恋を描きながら、過酷な状況下で自由のために懸命に生きる人々の姿を描き出す。『ブルーバレンタイン』『マリリン7日間の恋』などで3度のオスカーノミネートを誇り、ファッション・アイコンでもあるミシェルを主演に迎え、現在公開中の『ヴェルサイユの宮廷庭師』、ティルダ・スウィントン共演『A Bigger Splash』(’15)など話題作が続くマティアス・スーナールツがドイツ人将校を、『イングリッシュ・ペイシェント』や公開を控える『パリ3区の遺産相続人』の名女優クリスティン・スコット・トーマスが義母を演じている。さらに、『オン・ザ・ロード』『マレフィセント』の英国俳優サム・ライリー、『スーサイド・スクワッド』『Tarzan』などハリウッド超大作も控える最旬女優のマーゴット・ロビー、『コーヒーをめぐる冒険』『ピエロがお前を嘲笑う』のトム・シリングなど、オールスターキャストがそれぞれ力強い存在感を見せ、深く見応えある人間ドラマを誕生させている。今回解禁になった予告編では、占領下、ドイツ人将校との許されない愛に揺れる女性をミシェルが繊細に演じ、パリからの大脱出(エクソダス)の様子や、ドイツ軍に占領された町に生きる人々の生活が、壮大なスケールで描かれていく。非情に徹しきれないマティアスの複雑な表情も印象的だ。まずはこちらの予告編から、現代に蘇った“奇跡の遺稿”の物語を確かめてみて。『フランス組曲』は2016年1月8日(金)よりTOHOシネマズ シャンテほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2015年11月10日シャネル(CHANEL)が2015-16秋冬プレタポルテコレクションでフィーチャーされたバイカラーシューズにフォーカスした4本のショートムービーを公開した。ブラックドレスやツイードのスーツ、キルティングバッグなどのアイテムが定番となっていた1957年に、ガブリエルシャネルが女性の美しさを引き出す新たなアイテムとして提案したバイカラーの「スリングバッグシューズ」。様々な装いに合わせやすいベージュとブラックのバイカラーパンプスは、カトリーヌ・ドヌーヴ、ロミー・シュナイダー、ブリジット・バルドーを始めとした著名人らも魅了し、世界中に広まった。2015-16秋冬プレタポルテコレクションでは、メインシューズとして、ブラックのトゥにストラップとスクエアヒールが印象的なベージュパンプスを再解釈したバイカラーシューズが登場。スリムカットのレザーパンツからツイードのドレス、テーラードスーツ、ジーンズまで様々なスタイルに合わせられる。ティルダ・スウィントンや、グイ・ルンメイ、パク・スジュなどがいち早く着用。今回公開された4本のムービーでは、パリジェンヌが様々な場面でバイカラーシューズを履きこなす様子が描かれた。パリジェンヌが身に着けたシューズは、屋内に屋外、朝に夜、ドレスにジーンズなど様々な場面や装いに馴染んでいる。また、4本のイメージムービーに加え、バイカラーシューズのメイキングムービーも公開されている。
2015年09月27日ジョエル&イーサン・コーエンが、ワーナー・ブラザースが製作する『Black Money』の脚色を務めることになった。監督を兼任する可能性もある。ジョエル・シルバーがプロデューサーを務める。その他の情報『Black Money』は1966年に出版された犯罪小説。行方不明になった女性を探す私立探偵が、その背景に、昔の自殺事件や、ギャンブルによる借金など、意外な要素が隠れていることを発見するという物語だ。コーエン兄弟は、現在、『Hail Caesar!』のポストプロダクション作業中。出演は、チャニング・テイタム、スカーレット・ヨハンソン、ジョージ・クルーニー、ティルダ・スウィントン、レイフ・ファインズ、ジョナ・ヒルら。また10月北米公開のスティーブン・スピルバーグ監督作『ブリッジ・オブ・スパイ』の脚本も手がけている。文:猿渡由紀
2015年08月07日