インテルは21日、科学技術館にて「ムーアの法則」50周年に関する記者説明会を開催した。ムーアの法則とは、米Intelの創立者の一人であるゴードン・ムーア氏が1965年4月19日に発行されたElectronics Magazineに載せた論文「Cramming more components onto integrated circuits」で示された、集積回路におけるトランジスタ数増大に関する予見である。1965年当時は「毎年2倍で少なくても10年続く」と記載されているが、1975年に「24カ月に2倍」と改められた。この集積度の増大ペースは現在も続いている。冒頭登壇したインテルの阿部剛士氏はまず、Intelのミッションステートメントが2014年変更し、新たにムーアの法則に関する記述が追加されたことを紹介した。また、「ムーアの法則というと技術的な指針やロードマップという側面が強調されているが、経済と社会にも大きな影響を与えている」とし、いくつかの事例を挙げつつ、50年にわたる成長で与えた影響について説明した。一方、単にプロセスをシュリンクし、集積度を上げるだけでは性能を上げることができなくなりつつある。しかし、インテルの技術では90nmから歪みシリコン(Strained Silicon)、45nmからHi-Kメタルゲート、22nmからトライゲートトランジスタといった新たな技術を取り入れることで、パフォーマンスの向上や消費電力の削減を実現してきた。阿部氏は、最新のプロセスである14nmのとなる10nmは現在、実用化へ向けての開発が進められている。続く7nm、5nmといったプロセスも技術研究中であるとし、まだ微細化には先があると説明する。さらに、CMOS以外の手段や3D構成など微細化以外の要素も含め今後も性能向上を目指すという。続いてインテル株式会社の土岐英秋氏はムーアの法則によって、インテル自身も戦略を転換してきたことを説明。1985年にメモリ製造を止めてCPUに特化したこと、2005年にプラットフォーム戦略、2010年にさらにソフトウェアとサービスを加えたとこれまでの歩みを振り返る。現在も処理能力の追求や新たな機能を盛り込むことで、PCそのもののフォームファクタが多様化したり、ユーザーインタフェースも自然なものへと変化しているという。ムーアの法則50周年に関しては今回の記者説明会だけにとどまらず、2015年の夏休みに科学技術館にて「『ムーアの法則』50周年記念展示」を行うと発表した。詳細は後日との事だが、普段普通の人では見ることができなかった半導体ウエハや、i4004からの歴代の主なCPUの展示、ビデオ紹介と説明コーナーが予定されている。
2015年04月22日今年のオスカー主演女優賞に輝いたジュリアン・ムーアが出演するトルコの観光キャンペーンCMがお蔵入りすることになったようだ。『アリスのままで』で第87回アカデミー賞主演女優賞を受賞したジュリアンは昨年、トルコ政府観光局による観光CMへの出演依頼を引き受け、撮影を済ませた。飛行機で旅行中の彼女が、子どもの頃にトルコを旅行したときのことを思い出すという設定だったが、仕上がりに観光局が満足しなかったという。オスカー女優の演技を観光局側は「下手」と判断したのだ。観光局側は撮り直しを求めたが、ロサンゼルスでの撮影にも関わらず、ジュリアンがこれを拒んだため、撮影したものを放送しないことに決めたと地元紙「Hurriyet Daily News」が伝えている。観光局の関係者によると、今回のキャンペーンCMには、ジュリアン以外にも30人以上の俳優が参加し、すでに撮影を終えている。ジュリアン側もトルコ観光局側も、この件についてコメントを出していない。(text:Yuki Tominaga)
2015年04月02日先日、第87回アカデミー賞にてジュリアン・ムーアに「主演女優賞」をもたらした『アリスのままで』の共同監督リチャード・グラッツァーが、現地時間3月10日、ALS(筋委縮性側索硬化症)のために亡くなっていたことが分かった。63才だった。本作は、若年性アルツハイマーに冒された言語学者であり、妻、そして母である女性アリスを主人公にしたリサ・ジェノヴァによる同名原作小説を、グラッツァー監督とパートナーのウォッシュ・ウェストモアランド監督が脚色し、映画化。少しずつ記憶や知識が抜け落ちていくアリスを熱演したジュリアンは、アカデミー賞、ゴールデン・グローブ賞(ドラマ部門)、英国アカデミー賞から女性映画批評家協会賞まで、本年度の賞レースにおいて「主演女優賞」をほぼ総ナメにした。グラッツァー監督は1952年1月28日に生まれ、ロングアイランドで育ち、ヴァージニア大学を卒業。ウェストモアランド監督と共同で、サンダンス映画祭で「グランプリ(審査員大賞)」「観客賞」のW受賞を果たした『Quinceanera』(06/原題)、トロント国際映画祭で称賛されたケビン・クライン、ダコタ・ファニング共演のアクション俳優エロール・フリンの伝記映画『The Last of Robin Hood』(13/原題)などの脚本・監督を手掛けてきた。2011年、本作の企画立ち上げの後にALSと診断されてからも、懸命に製作に取り組み、現場ではi-Padを使ってスタッフやキャストへの指示を出しながら撮影を行っていたという。本作は、若年性アルツハイマー病を患うアリスを自分自身に置き換えながら描いた渾身作であり、ジュリアンもオスカーの受賞スピーチで、授賞式直前に急きょ入院した監督について言及していた。配給会社のソニークラシックの共同経営者マイケル・ベーカー、トム・バーナード両氏は、「たぐいまれな才能を持つ彼と共に働き、彼を知る全ての人にとって、大いなる喪失だ」とコメント。また、公私にわたるパートナーであったウェストモアランド監督は「非常にショックを受けている。リッチと私はソウルメイトであり、共同製作者であり、親友であり、私の人生でもあった」と語り、「この4年間、彼のALSとの闘いを見守り、私だけではなく、彼を知る全ての人がその品位と勇気に刺激を受けた。この苦しいときの中、『アリスのままで』を世界に送り出す機会を得たことは、安らぎでもあった。彼はこの映画に全身全霊をかけて打ち込み、こんなにもたくさんの人々を感動させたことは彼にとって喜びだったと思う」と、悲しみのコメントを発表。ジュリアンも自身のTwitterを更新、監督について語ったNYタイムズの記事とともに「i love you richard.」という言葉を寄せている。(text:cinemacafe.net)
2015年03月12日俳優トム・クルーズ主演の人気シリーズ『ミッション:インポッシブル』第5弾となる最新作の日本公開日が8月7日に決定したことがこのほど、明らかになった。トム・クルーズ演じるスパイ組織・IMFの超敏腕エージェント、イーサン・ハントが、難解なミッションに挑む同シリーズ。過去4作品の全世界興収は約21億ドル(約2,520億円)を超え、前作『ミッション:インポッシブル/ゴースト・プロトコル』(2011年)では、全世界6億9,400万ドル(約832.8億円)をたたき出し、トム・クルーズ自身最大のヒットとなった。第5弾となる最新作のタイトルやストーリーなど詳細はいまだ明かされていないが、すでにロンドン、ウィーン、モロッコで撮影を実施。地上5,000フィート(1,524m)の高さを飛ぶ軍用飛行機に安全ロープ1本ではりつくというトム・クルーズ本人による体当たりアクションが非公式に報道され、話題となった。監督は『ユージュアル・サスペクツ』でアカデミー賞脚本賞を受賞し、『アウトロー』では監督・脚本を手掛けたクリストファー・マッカリー。脚本は『アイアンマン3』『パシフィック・リム』などを手掛けるドリュー・ピアース、テレビゲーム業界出身のウィル・ステープルとクリストファー・マッカリーが手掛ける。そして、イーサン・ハント役のトム・クルーズのほか、同シリーズ3作目の共演となるベンジー・ダン役のサイモン・ペッグ、前作で初登場したウィリアム・ブラント役のジェレミー・レナーが出演。さらに、新たなCIAのボス役でアレック・ボールドウィンが加わり、新ヒロインにスウェーデン出身の女優レベッカ・ファーガソンも大抜擢されている。(C) 2011 Paramount Pictures. All Rights Reserved. TM, (R) & Copyright (C) 2013 by Paramount Pictures. All Rights Reserved.
2015年03月05日『アリスのままで』(6月27日公開)で若年性アルツハイマーと宣告された言語学者役を熱演し、本年度アカデミー賞「主演女優賞」を見事受賞したジュリアン・ ムーア。このほど、本作の初の映像となる特報と、メインビジュアルが解禁となった。50歳の誕生日を迎えたばかり、言語学者としてニューヨークのコロンビア大学で教鞭を執るアリス(ジュリアン・ムーア)。高名な医師である夫ジョン(アレック・ボールドウィン)は変わらぬ愛情にあふれ、幸せな結婚をした長女のアナ(ケイト・ボスワース)と医学院生の長男トム(ハンター・パリッシュ)には何の不満もない。唯一の心配は、誕生日にも顔を見せない、ロスで女優を目指す次女のリディア(クリステン・スチュワート)。だが、そんなアリスは、頻繁に物忘れを起こし、ジョギングの途中で道に迷うようになり、診察を受けた結果、若年性アルツハイマー病を宣告される…。これまで「主演」「助演」併せて4度もアカデミー賞にノミネートされながらも涙をのんでいたジュリアンだが、本作での圧倒的な演技で、批評家からの絶賛と多大な支持を受けてゴールデン・グローブ賞、英国アカデミー賞ほか前哨戦も席巻、先日、満を持してついに念願のオスカー女優の称号を手に入れた。ジュリアンは、昨年『マップ・トゥ・ザ・スターズ』でカンヌ国際映画祭の「女優賞」も受賞しており、ベルリン国際映画祭(『めぐりあう時間たち』)、ヴェネチア国際映画祭(『エデンより彼方へ』)と併せ、これで主要映画賞&世界3大映画祭の「主演女優賞」を制覇した史上初の女優となった。喜びのオスカーの受賞スピーチで、ジュリアンは、「この映画を通じてアルツハイマー病に光を当てることができて、とてもうれしいです。この病気を患う多くの人たちが孤独感を感じ、取り残されていると感じています。そしてこの映画によって素晴らしいことが伝えられました。それは、あなたは1人ではないということを示せたということです。アルツハイマーの人たちのことを知り、早く治療できる方法が見つかればと考えています」とコメント。同じ病いを抱える人たちを勇気づけながら、さらに家族とともに本作での共演者にも感謝の言葉を述べていた。先立って、ジュリアンは「クリステンとの共演は素晴らしかった。彼女のことが大好きです!ウマが合う人と合わない人っているじゃないですか。プロだから、どちらでもきちんと付き合いますが、ウマが合う人との仕事は、ボーナスです。仕事がとてもやりやすくなるんです!」と、次女役のクリステンを絶賛。また、夫役のアレック・ボールドウィンは「私が推薦しました」という。『30 ROCK/サーティー・ロック』での共演以来、コメディの企画に彼を誘っていたが、シリアスもので大役ではないにもかかわらず、本作の脚本を送ると「すぐに『OK』の回答が来た」そうで、気心知れた“夫婦”であったことも明かしている。『アリスのままで』は6月27日(土)は新宿ピカデリー、シネスイッチ銀座ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2015年03月02日第87回アカデミー賞授賞式が23日、アメリカ・ロサンゼルスのドルビー・シアターで開催され、『アリスのままで』のジュリアン・ムーアが主演女優賞を獲得した。『アリスのままで』は、50歳にして若年性アルツハイマーと診断されたアリスを主人公とする物語。彼女の苦悩や葛藤や、家族との絆を描いている。主人公アリスを熱演したジュリアン・ムーアは、授賞式の檀上で「ありがとうございます!」と涙。「先日、オスカーに輝くと5年間寿命が延びると読みました。そうであればアカデミーに感謝します。夫は年下だからです」を笑いを交えて感謝の気持ちを伝えた。そして、家族やマネージャー、作品に関わった人たちにも感謝し、「本当に幸せです」と喜びを爆発させた。また、「これでアルツハイマーについてもっと知っていただければと思います。多くの人たちが孤立感を感じていますが、映画によってあり方を示すことができました。1人ではないということを伝えることができました」と熱く語り、「早く治療できるように、治癒できるように」と願った。今回、主演女優賞にノミネートされていた候補者は、ほかに、『サンドラの週末』のマリオン・コティヤール、『博士と彼女のセオリー』のフェリシティ・ジョーンズ、『ゴーン・ガール』のロザムンド・パイク、『ワイルド(原題)』のリース・ウィザースプーンの4人。なお、WOWOWでは23日21:00から同授賞式の様子を再放送する。(C)2014 BSM Studio. All Rights Reserved.
2015年02月23日第87回アカデミー賞授賞式が2月23日(日本時間)、米ロサンゼルスのドルビー・シアターで行われ、『アリスのままで』のジュリアン・ムーアが「主演女優賞」を受賞した。過去、同賞に2回ノミネートされたムーアが、3度目の正直で初の栄冠を勝ち取った。意外とも言える初のオスカー獲得だ。ムーアは『ことの終わり』(’99)、『エデンより彼方に』(’02)で2度にわたり主演女優賞候補になった実力派女優(ちなみに助演女優賞にも2度ノミネートされている)。すでにヴェネツィア、ベルリン、カンヌという世界3大国際映画祭で女優賞に輝くという快挙も達成しており、オスカー候補に挙がるたび「今年の最有力」と注目を浴び続けてきた。そんなムーアに初のオスカー像をもたらした『アリスのままで』は、50歳で若年性アルツハイマー病を発症した主人公・アリスが、薄れゆく記憶のなかで懸命に戦う姿を描いた感動ドラマ。過酷な運命と向き合いながら、最後までありのままで生き抜こうとするアリス=ムーアの熱演は、オスカー前哨戦であるゴールデン・グローブ賞をはじめ、すでに20近い主演女優賞を獲得していた。(text:cinemacafe.net)
2015年02月23日ハリウッド随一の演技派女優ながら、アカデミー賞では無冠だったジュリアン・ムーア。これまで、本年度ゴールデン・グローブ賞<ドラマ部門>、全米映画俳優組合賞、女性映画批評家協会賞、英国アカデミー賞など18冠を獲得し、自身5度目のノミネートで念願のオスカーが確実視されている主演作『アリスのままで』の日本公開が、6月27日(土)に決定。場面写真とともに、若年性アルツハイマーを発症した女性という難役に挑んだジュリアンからコメントが到着した。50歳の誕生日を迎えたアリス(ジュリアン・ムーア)は、まさに人生の充実期を迎えていた。高名な言語学者としてニューヨークのコロンビア大学で教鞭を執り、医師である夫ジョン(アレック・ボールドウィン)は変わらぬ愛情にあふれ、幸せな結婚をした長女のアナ(ケイト・ボスワース)と医学院生の長男トム(ハンター・パリッシュ)には何の不満もない。唯一の心配は、誕生日にも顔を見せない、ロスで女優を目指す次女のリディア(クリステン・スチュワート)だけ。だが、そんなアリスは、頻繁に物忘れを起こし、ジョギングの途中で道に迷うようになり、診察を受けた結果、若年性アルツハイマー病と宣告される。その日から、彼女の避けられない運命との闘いが始まった…。デヴィッド・クローネンバーグ監督の『マップ・トゥ・ザ・スターズ』でカンヌを席巻し、本作の演技で賞レースを総ナメにしているジュリアンを取り囲む家族には、『ブルージャスミン』のアレック・ボールドウィン。長女アナには『スーパーマン リターンズ』のケイト・ボスワース。また、エリート一家の “異分子”ともいえる次女リディアを演じた『トワイライト』シリーズのクリステン・スチュワートは、反発していた母親と初めて向き合い、彼女の尊厳を守ろうとする娘を好演する。原作は、ニューヨーク・タイムズ紙のベストセラーランキングに40週間にもわたってランクインし、世界各国で25の言語に翻訳されたリサ・ジェノヴァの「アリスのままで」。監督はリチャード・グラッツァーとウォッシュ・ウェストモアランド。自身もALS(筋委縮性側索硬化症)と闘病中のグラッツァーは、誰のせいでもない苦しみと、その中にもなお喜びを見出そうとするアリスの心境を細やかに表現し、物語にリアリティを持たせている。ジュリアンは、本作について「発症した本人の目線で主にストーリーが展開していくユニークな作品。アリス自身の経験を描くので、かなりいろいろとリサーチをしました」とその役作りを語る。「アルツハイマー協会の代表や、医者、研究者を始め、アルツハイマー病と診断されたばかりの40代や50代の女性とも話しました。ケア施設にも行きました。すべての段階の人の話を聞きたかったんです」。「劇中、娘のリディア(クリステン)がアリスに『どんな感じか教えて?』というシーンがありますが、アリスの答えのセリフは、そうした実際の患者から聞いた言葉を使っています」と語り、自身で見聞きした経験をアリスの姿に見事に昇華させていったことを明かした。最後には自分の名前すら思い出せなくなっても、瞬間、瞬間を精いっぱい生きることの尊さ、そして家族の絆を伝えてくれる深い感動の物語。本作でジュリアンが初受賞となるか、注目していて。『アリスのままで』は6月27日(土)より新宿ピカデリー、シネスイッチ銀座ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2015年02月21日オーランド・ブルームとデミ・ムーアが最近、急接近中のようだ。2人は共通の友人であるジェニファー・アニストンを介して知り合い、民間療法の1つである「臼井霊気療法」について一緒に学んでいるという。知人によれば、2人はとてもスピリチュアルで、ヨガや瞑想、ニューエイジ思想を好むといった共通点があるという。現時点では、目立たないようにしながら数回デートをしただけだが、デミはオーランドに好意を寄せているらしい。イギリスの「Grazia」誌では関係者が、デミはオーランドのポジティブな性格を気に入っていると話している。何事にも前向きな彼から影響を受けることを彼女は必要としていて、元夫のブルース・ウィリスとの間にもうけた3人の娘たち(特に末娘のタルーラ)についても同様だと考えているとか。38歳のオーランドは一昨年に妻のミランダ・カーと破局、52歳のデミも同年にアシュトン・カッチャーと離婚している。ちなみにアシュトンはオーランドより1歳下の37歳だ。オーランドもデミもその後はステディな相手が見つからないまま現在に至っているが、もしかしたら意外な大物カップル誕生となるかもしれない。(text:Yuki Tominaga)
2015年02月13日女優ジュリアン・ムーアは神を信じておらず、その代わりにセラピストと自分自身を信じているのだという。ジュリアンは「The Hollywood Reporter」のインタビューで自らの人生観について「自分が自分自身の物語の中心で、自分で人生をつくっていけるのだというのは素晴らしい考えだわ」「私は完全にそう信じているの。私はすごく幸運だったとは思うけど、それは全て自分でつくってきたのよ」と語った。またそのような考え方から、ジュリアンは神の存在を信じていないのだという。そう思うようになったきっかけは5年前に彼女の母が亡くなったときであり、「神は居ないのだと悟った」「どうしてそんなことが起こるのか分からなかった」と、母を失ったときの深い苦しみを語っている。最愛の母の死以降、ジュリアンは自身のセラピストとの対話で自身の安定を取り戻した。セラピストに自分の“内側”に目を向けるようアドバイスされ、キャリアと同じく私生活も自分自身の力でつくっていく方法を学んだのだという。(text:cinemacafe.net)
2015年01月30日トム・ハンクスの息子がコカイン中毒を克服するため、リハビリ施設に入っていたことが明らかになった。トムの24歳になる息子・チェスターが自らインスタグラムに投稿した動画で発表した。チェスターはトムと妻のリタ・ウィルソンの間に生まれた最初の子どもで、チェット・ヘイズの名前でラッパーとしても活動中。16歳からドラッグ依存に苦しんできたが、24歳になって治療を受けることを決意、動画では50日間クリーンな状態を続けていると言い、「いままでで最高に幸せだ」と語った。動画のキャプションに「家族や僕の面倒を見てくれたすべての人たち、僕のファンのみなさんにも感謝します。AAとNAのプログラムを受けて、克服できまあした。自分の過ちを認めて、いい人間になるように学んでいるところです。依存に苦しんでいる人たちはどうか救いを求めて。愛とサポートをありがとう!神は存在します」と書き込んだ。実はチェスターが告白を決意したのは、アメリカのタブロイド紙にリハビリについて暴露記事が掲載されることが分かったからだという。チェスターは記事の内容は事実だと認めたうえで「僕は現在、50日間クリーンな状態だ。アルコールも含めてね。人からどう思われようとかまわない。メディアなんて、くそくらえだ」と宣言している。(text:Yuki Tominaga)
2014年11月28日リンジー・ローハンとの急接近が報じられたばかりのトム・クルーズだが、今度はなんとミランダ・カーとの交際がうわさになっている。トムとミランダは昨年パーティで知り合い、それから何度か会っているという。オーストラリアの「New Idea」誌に関係者が明かしたところによると、昨年11月にロンドンで開かれた私的なディナー・パーティで互いを紹介されて以来、トムはミランダに夢中になっているそうだ。現在トムは『ミッション・インポッシブル』シリーズ第5作をロンドンで撮影中。2人は電話で連絡を取り合い、ミランダがロンドンに行くたびに密会を続けているという。トムは2012年にケイティ・ホームズと離婚、ミランダは昨年10月にオーランド・ブルームと離婚している。ミランダはその後、友人だったジェームズ・パッカーと交際が伝えられていたが、いつの間にか破局を迎えていたようだ。リンジーは代理人を通じて、トムとの交際は事実無根と否定したが、果たしてミランダは、あるいはトムはどう反応するだろうか。(text:Yuki Tominaga)
2014年11月04日ジュリアン・ムーアとエレン・ペイジが主演を務めるレズビアン映画『Freeheld』(原題)の撮影が、ニューヨークのカトリック系高校に断られていたことを「US Weekly」が明らかにした。『Freeheld』はアカデミー賞の短編ドキュメンタリー映画賞を受賞した同名のドキュメンタリーをもとにピーター・ソレット監督が制作した映画で、同性愛者の権利を求めるカップルの姿を描いた社会派ドラマだ。この映画のシーンの撮影のため、スタッフはカトリック系の高校に使用許可を取ろうとした。初めは学校側もこころよく同意したのだが、映画のテーマ(=同性愛)について知った途端に許可を取り消してしまったという。同映画のプロデューサーであるマイケル・シャンバーグ氏は「彼らの“ノー”という権利を尊重するよ」「だけど悲しい」と、やりきれない心中を吐露している。また同氏は「The Hollywood Reporter」に、その学校が過去にミュージック・ビデオやテレビCMの撮影に対しては許可を出していたとも語った。「(学校側は)内容を知ったから断ったんだ」「この映画は同性婚の話ではない、結婚をしようとする女性の話でもない。勇敢だった女性の尊厳を伝えるためのものだ。この映画のテーマは、フランシスコ法王が昨日、教会が同性愛者を受け入れるべきだと提案したもの(と同じ)だと思っている」。(※ローマ教皇であるフランシスコ法王は、今月13日にローマ・カトリック教会の同性愛者受け入れを提起した)同性愛者であることをすでに告白しているエレン・ペイジは学校側の拒絶に対し、Twitterを通して次のような明確な態度を打ち出している。「宗教を使って偏見が正当化されるのは悲しいことです。学校のLGBT(※)の生徒に私のサポートを送ります、(彼らが)受け入れられますように」(※LGBT…ゲイやレズビアンなどセクシャル・マイノリティーの人々の総称)『Freeheld』が映画の中のみならず、現実の撮影でも偏見と闘わなくてはならなかったという事実は多くの課題を提起している。様々なメッセージが含まれると予想される映画『Freeheld』は2015年に本国で公開予定だ。(text:cinemacafe.net)
2014年10月24日アシュトン・カッチャーとミラ・クニスが、娘の誕生を祝うカバラの儀式を行い、アシュトンの元妻デミ・ムーアを招待した。ミラは先月30日(現地時間)、アシュトンとの間の第1子となるワイアット・イザベルを出産したが、誕生から間もない先週末にアシュトンとともに、彼の信奉する「カバラ」による誕生祝いの儀式を行なった。儀式には昨年11月に離婚が成立したアシュトンの元妻のデミ・ムーアと、デミとブルース・ウィリスの間に生まれた2人の娘、ルーマーとタルーラも出席した。デミはかなり以前からユダヤ教の神秘主義思想・カバラに入信していて、アシュトンも彼女の影響で信者になった経緯がある。16歳上のデミと結婚していた間、10歳下のルーマーを始め、デミの娘たちはもちろん、ブルースとも仲良く家族ぐるみのつき合いをしていたアシュトン。とてもオープンな家族観の持ち主のようだ。居合わせた人物がイギリスの「The Sun」に語ったところによると、デミはアシュトンとミアの新生活を落ち着いた様子で見守っていたという。カシミア製のベビー毛布と名前が彫られた写真立てをプレゼントしたそうだ。(text:Yuki Tominaga)
2014年10月10日舞台でも活躍する歌手のマルシアが、現在大阪で開幕中のミュージカル『ファントム』に出演している。一癖も二癖もあるオペラ座のディーバ、カルロッタを演じる彼女に意気込みを聞いた。ミュージカル「ファントム」チケット情報東京公演は先月に終了。「おかげさまで毎日スタンディングオべーションをしていただき、お客さまが涙で鼻をすすって帰って行かれました。『ファントム』は、すごく日本人の感性に合うようですね。大阪でもぜひ、ハンカチを忘れずにいらして下さい」と、かなりの手ごたえをつかんだようだ。ガストン・ルルーの小説を原作に脚本家アーサー・コピットと、作曲家モーリー・イェストンが91年に制作した舞台は、異形の姿に生まれたファントムと歌姫クリスティーヌの悲恋を描く。マルシアは、若くて歌が抜群に上手なクリスティーヌが登場したため、ディーバの地位があやぶまれ、嫉妬のあまりクリスティーヌをいじめ抜く役柄だ。「皆さんはおそらく、カルロッタを悪役というイメージで見ていらっしゃると思う。彼女はちょっと度が過ぎたところもありますが、ものの善悪が分からない人で、自分のしたいことを本能のままにして、今を生きている。これってすごいことで、演じるのはすごく楽しいんです」。ただし、個性が強いため「使うエネルギーが半端ではなく、気をつけないとかなり肉体的にダウンしちゃう。今やカルロッタのパワーにマルシアも支配されてしまいました(笑)」。演出を手掛けるのは、米国出身の若手演出家ダニエル・カトナー。「ブロードウェイの方だなと思うのは、演出の仕方が派手なところ。また、私が稽古していたら「ウワーッハハハーッ!」と素直に大声で笑ってくれるんです。共演者の吉田栄作さんがあの大笑いに騙されるな、本番でお客さんから同じ反応が起きるとは限らないよと。日本の方はそこまで笑わないから。でも大阪は違うと思っています(笑)」。アンドリュー・ロイド=ウェバー版の『オペラ座の怪人』との違いは、「城田優君のファントムは人間的で素敵。女性は母性本能をくすぐられると思う。カルロッタは、よりスパイシーでユニーク。私はそんなつもりはないんですがコメディ担当(笑)」だそうだ。さらに、「楽曲はどれも美しいですし、時代を越えて通じるものがあります」ともいう。「舞台は私の最高のエネルギーが出せる場所。オペラ座のような梅田芸術劇場に今後ももっと出演できるように頑張りたい」と話すマルシアの魅力的なカルロッタを見てほしい。梅田芸術劇場 メインホールにて10月15日(水)まで上演。チケット発売中。取材・文:米満ゆうこ
2014年10月06日リーアム・ニーソン主演の新作映画『フライト・ゲーム』にジュリアン・ムーアが出演している。飛行中の航空機の中で繰り広げられる“連続殺人”を描いたアクション大作で、ムーアは主人公と行動を共にする乗客ジェン・サマーズを演じているが、彼女は事件の容疑者のひとりでもある。果たしてジェンは何者なのか? ムーアは彼女をどう演じたのか? 国際電話で話を聞いた。その他の写真本作でニーソンが演じるのは、警備のために乗客を装って飛行機に乗り込む保安官のビル。離陸後、「1億5千万ドル送金しなければ、20分ごとに1人殺す」という脅迫メールを受け取ったビルは、自身にも疑惑がかけられる中、偶然に隣の席に座ったサマーズらの協力を得て146人の乗客の中から犯人を見つけ出すべく奔走する。ムーアが演じるジェンは、ビルと隣の席になったことで彼の捜査に協力をするが、彼女がどんな人物なのか物語の冒頭では明かされない。ムーアは「それこそが演じていて本当に楽しい部分でした!」と声を弾ませる。「実生活でも、人は自分の明かしたい部分しか見せないですよね? 飛行機で隣同士になっても、プライバシーを保ちたいから自分の言いたいことだけを言うし、何かを言っても実は嘘かもしれない。このようなミステリアスな作品では、何か演じることで観客はその“意味”を推察してくれます。だから本当に演じがいのある役でした」本作は完全密室内で起こった連続殺人のトリックや息詰まるアクションを描きながら、同時に、キャラクターたちの感情のやりとりも見事に描いている。「それこそがこの映画の重要なポイントです。例えば、ジェンは明確な理由がないのに、ビルを信用します。でも人間というのはミステリアスなもので、なぜ人に惹かれたり、信用したりするのかわからないわけです。この映画ではロジカルなミステリーと、人間の感情の不思議な部分をうまくミックスして描いている点がとても素晴らしいと思います」。ジェンはビルは本当に “仲間”なのか?ふたりは本当に事件の犯人ではないのか? 次々に犠牲者が出る緊迫したサスペンスを描いた本作は、ニーソンやムーアら演技派俳優たちの繊細な演技と駆け引きも楽しめる1作に仕上がっている。『フライト・ゲーム』9月6日(土)より新宿ピカデリーほか全国ロードショー
2014年09月04日「トム ブラウン ニューヨーク(THOM BROWNE. NEW YORK)」がメンズテーラードの新ライン「トム ブラウン クロージング プログラム(THOM BROWNE. CLOTHING PROGRAM)」が登場。デビューイベントが8月20日より阪急メンズ東京にて行われる。同ラインは、クラシックなグレースーツをメインに、スーツ、シャツ、タイ、コートで構成。これまでの同ブランドのスーツと比べオーソドックスなシルエットで、ジャケットのパターンもクラシックで丈がやや長く、ラペルも広め。トラウザーもくるぶしが見えない丈となっている。素材も含めすべてがメイド・イン・アメリカで、様々な気候に対応しうるステップ・ツイル、ウール、フランネル、梳毛ウールなど伝統的な素材を用いた。デビューに伴い、8月20日から26日までの期間、阪急メンズ東京1階イベントスペースにてスーツやジャケット等をオーダー出来るイベントを開催する。価格はシャツが3万4,000円(予価)、オーダースーツは29万円から。
2014年08月18日ニューヨークを拠点に活躍するアーティスト、トム・クリストファー(Tom Christopher)の個展が、6月19日より大阪のホテルニューオータニ内「ギャルリーためなが」にて開催される。1993年にニューヨークで開催されて以来、パリ、東京、大阪など合わせて18回目となるギャルリーためながでの個展。今回は最新作を含む30点を展示。摩天楼やイエローキャブ、自転車メッセンジャー、行き交う人々など、写実性をベースにわずかなデフォルメを加えたニューヨークの姿を描き出す。クリストファーは1952年カリフォルニア州ハリウッド生まれ。81年よりニューヨークを描きはじめ、作品はニューヨーク市立美術館やCBS社、タイムワーナー社に収蔵される。95年にロックフェラーセンター壁画、98年にタイムズ・スクエアに巨大壁画を制作。2001年にはワールドトレードセンターを描いた作品が話題となった。米国のみならずスイスやドイツなどでも個展を開催している。【イベント情報】トム・クリストファー展―サムシング アバウト ニューヨーク シティ(Something about New York City)―会場:ギャルリー ためなが 大阪住所:大阪市中央区城見1-4-1ホテルニューオータニ大阪1階会期:6月19日から7月13日時間:11:00から20:00入場無料
2014年06月11日ハリウッドの映画業界で、トム・クルーズほどキャリアのアドバイザーにふさわしい人物はいないかもしれない。少なくともザック・エフロンはそう考えているようだ。2010年の『きみがくれた未来』以来、ヒット作に恵まれていない現状をよしとしていないザックは、ハリウッドきっての国際的スターにアドバイスを求めたと米エンタメ情報サイト「eonline」が報じている。「アドバイスの内容を詳しく話すことはできないけれど、それは単刀直入で、常識にあふれたものだったよ」と、TV映画「ハイスクール・ミュージカル」(’06)で大ブレイクし、いまは26歳になったザックは語った。「問題は、自分が誰であり、何をもたらすことができるのか、とりわけ、それらをきちんと自分が理解しているかどうかだと思う。自分がいまいる位置をしっかり自覚して、自分が将来、なりたいと目指すものに向かって、ステップを上っていくことが大切なんだ」。ザックは「ハイスクール・ミュージカル」以降、様々なジャンルの映画に挑戦したが、それがある程度裏目に出てしまったことも分かっており、「次から次へと映画に出演したことで、完全に燃え尽きてしまったんだ」と米エンタメ情報誌「The Hollywood Reporter」のインタビューに答えている。当然、ザックのメンターとなったトムも、ザックと同じような経験をしているだろう。1986年のインタビューで24歳だったトムは「過去何年もの間、僕の持っているものといったら、ベッドと机と椅子だけだったんだ。仕事の間はホテルに缶詰めになり、仕事と仕事の間にアパートに戻る。僕のライフスタイルは、それはみじめなものだった。不思議なもので、(ヒット作が出て)権力を手にすると、やりたいことが出来るようになる。仕事は選び放題になるけれど、一年のうち半年やそれ以上は仕事をしないんだ。次に何をするのが適切かを熟考したいからね。僕のものの考え方と価値観はずっと変わらない。みんな僕のことをあちこちと動かそうとするけれど、ライフスタイルを変えたくないんだ」と語っている。また「誤解しないでほしいんだけれど、僕は自分でありたいからね。でも周りにはあまりに多くの情報があふれている。だからその中から何をすべきか選ぶのに時間を費やすよ。チャリティーや慈善事業、仕事のオファー、要望なんかをね。それから、僕はあまり大勢の人たちと仕事をしたくないんだ。僕と仕事してくれる人たちを本当に信頼しているし、彼らとだけ一緒にいて、アイディアを聞き、連絡を取り合っている。今の僕にとってのチャレンジは、ただ人生をまとめるってことだよ」とも答えている。ちょうど『卒業白書』(’83)『トップガン』(’86)の大ヒットで一躍スターダムに上り詰めたばかりの頃のトムのこれらの言葉を聞けば、ザックが正しいメンターを選んだことが分かるようだ。(text:Mieko Nakaarai)
2014年05月09日俳優トム・ハンクスが2009年に起ったソマリア海域人質事件の実話を映画化した『キャプテン・フィリップス』で主演を務めた。「ノンフィクションのエンタテインメントに魅力を感じる」というハンクスは実在の船長を演じている。その他の画像映画でハンクスが演じるのは巨大コンテナ船の船長リチャード・フィリップス。彼と仲間たちは援助物資をケニアに運ぶ途中で、海賊に襲われ、船を占拠される。彼は仲間を守るために奔走するが、身代わりになって海賊の人質となる。トラブルに見舞われた宇宙飛行士たちの活躍を描いた『アポロ13』、天才詐欺師の若者と彼を追う捜査官の攻防を描いた『キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン』など、ハンクスは実話を基にした作品で素晴らしい演技をみせてきた。「僕はよく新聞や雑誌を読むんだが、本当に起きた出来事を見て、『大半の映画よりもよくできた話じゃないか』と思う。悪者が船や飛行機を乗っ取ろうとしたときに起きる事態を描いたフィクション作品は、これまでにもたくさんあった。でもこれは実際に起きた出来事だ。だから制作者たちは、実際に何が起きたのかを知り、商業娯楽として成り立たせるために実際に起きたことをいかに魅力的に描くか、という最も大きなチャレンジに直面するんだ」。ハンクス演じるフィリップス船長は、海賊たちに銃を突きつけられ、自由を奪われた状態で駆け引きを続け、船員の命を守り、状況を打開しようと奔走する。「非常に難易度の高いソリティアをやっているようなものなんだ。常にもう一枚のカードをめくろうとしているが、ときにそれが何のカードだったか決めるのに時間がかかってしまう。リチャード・フィリップスの場合、彼は4人の海賊にたった一人で立ち向かうことになった」。人質となった彼を乗せた救命船は米国海軍に囲まれながら航行を続ける。武器もない、通信手段もないフィリップス船長は何を頼りに生き延びるのか? ハンクスはフィリップス本人を“実利的な男”と評する。「彼は船員だ。これは彼の仕事だ。趣味じゃない。彼は非凡な経験をして辛うじて生き延びた。今彼が何をしているか知っているかい?彼はいまだに、6週間におよぶ航海に出て行くんだ。自分の仕事に誇りを抱いている、真の商船員だ。すごいことだと思う」。「僕はリーダーじゃなくてリーダーを演じるだけ」とけんそんするハンクスもまた、フィリップス同様に自身の仕事に誇りを持つ“真の俳優”だ。名優ハンクスがどのようにフィリップスを演じ、絶体絶命の状況下で生きようとするのか? 事件の進展だけでなく、ハンクスの迫真の演技にも魅了されるはずだ。『キャプテン・フィリップス』11月29日(金)全国公開
2013年11月28日『ダークナイトライジング』や『欲望のバージニア』のトム・ハーディが、エルトン・ジョンの伝記映画に主演するかもしれない。エルトンの代表曲をそのままタイトルにした『Rocketman』(原題)は、彼の半生をファンタジックなテイストで描くミュージカル映画。エルトン自身がパートナーのデイヴィッド・ファーニッシュと製作総指揮を務める。監督はアメリカのTVコマーシャルのディレクターで、ダンス・シーンの演出に定評のあるマイケル・グレイシー。「マペット・ショー」のクリエイター、ジム・ヘンソンの伝記映画『The Muppet Man』(原題)の監督を務めることも決定している。トムの名前が浮上したことについては「Hit Fix.com」が第一報を報じたが、現時点ではトムのところに打診があったというだけで、「製作側がトムに正式にオファーしたわけではないし、トムが興味を示したということではない」と記事は慎重なトーンだ。ちなみに以前にエルトンが主演に希望していたのは、2001年に発表した「This Train Don’t Stop There Anymore」のPVでエルトンを演じたジャスティン・ティンバーレイクだった。(C) Getty Images(text:Yuki Tominaga)
2013年05月31日5月31日(金)より公開となる最新作『オブリビオン』のプロモーションのため、世界各国を飛び回っているトム・クルーズが、先日、ロシアのモスクワにて行われたプレミアイベントにヒロイン役のオルガ・キュリレンコとともに出席。互いに共演の印象を語った。『猿の惑星:創世記』のプロデューサー陣と『トロン:レガシー』のジョセフ・コシンスキー監督がタッグを組んだ本作は、誰もが予想していなかった未来の地球を描いたアクション・エンターテイメント。地球にたったひとり残された男を演じるトム・クルーズの相手役に、『007/慰めの報酬』でボンドガールを務めたウクライナ出身のミューズ、オルガ・キュリレンコが抜擢された。舞台は、地球はエイリアンによって攻撃を受け壊滅となった2077年。人類はほかの惑星へと移住を果たすが、ジャック(トム・クルーズ)は地球にひとり残り、高度1,000メートルの上空から地球を監視していた。ある日、ジャックは墜落した宇宙船で眠る美女・ジュリア(オルガ・キュリレンコ)を発見する。目を覚ました彼女はなぜか逢ったことのないジャックの名を口にした。断片的な記憶を辿るジャックだったが、誰もいないはずの地球で謎の男・ビーチ(モーガン・フリーマン)によって拘束される。ジュリアは何者なのか?ビーチの目的は?彼らによってジャック自身、そして地球の運命が大きく動き始める――!トムは、共演したオルガについて、「オルガとの仕事は楽しかった。彼女は本当に優れている女優だよ。僕たちは彼女を発掘できてラッキーだったと思う。彼女の役は挑戦的な役どころだし、とても強さを持った役だから、彼女はその役にさらにエレガントさを加えて演じてくれたんだ」と大絶賛。宇宙船の美女のキャラクターはすでに脚本に描かれていたが、「重要な役だったし、彼女以外に考えられなかったよ。オルガをオーディションした後、彼女のために役をロシア人という設定に変更したんだ」と、惚れ込んだことを明かした。対するオルガも「トムとの仕事はずっと夢だったの」と語り、「トムと仕事ができて最高よ。普通の人だったら、半分くらいでやることも、彼は全力でやるの。最高のパートナーだと思ったわ」と、スーパースターとの共演に感動した様子を見せていた。ひとり地球に残された男と、地球に墜落した宇宙船の美女という謎の多い役柄を演じている2人は、劇中でいったいどんな関係になっていくのか。来月の公開に向け、期待は高まるばかりだ。『オブリビオン』は5月31日(金)TOHOシネマズ 日劇ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:オブリビオン 2013年5月31日よりTOHOシネマズ 、日劇ほか全国にて公開(C) 2013 Universal Studios. ALL RIGHTS RESERVED.
2013年04月13日トム・クルーズが、新作映画『All You Need Is Kill』(原題)の打ち上げパーティーのために、自腹で10万ポンド(約1,400万円)を支払っていたことが明らかになった。同作の撮影をイギリス・ロンドンで行っていたトムは、キャストとクルー全員のために盛大なパーティーを開くことを前々から計画していたようで、トムのパーティーは国会議事堂近くの豪奢なミルバンク・タワーの28階を全面貸し切り、3月10日(現地時間)にキャストとクルー総勢400人が参加したと英「Daily Mail」紙は伝えている。同映画のスタッフは、「トムがその場所を選んだのは、ロンドンが一望できる一大パノラマが楽しめるからです。彼はロンドンでの撮影は彼の人生の中で最も素晴らしい経験の一つだったと言っていました。ですから、このパーティーを開くことが製作チームへの感謝の証と思ったのでしょう」と話している。ほかにも、「この作品の撮影では、トムはヴィンテージのバイクでバッキンガム宮殿に乗り付けたり、ヘリコプターでトラファルガー広場に降り立ったりしていましたからね」とコメントするスタッフも。パーティーでは、DJが夜中の3時まで音楽を流し続け、キャストやクルーたちは350本のシャンパンを空け、クラブケーキや飲茶、神戸牛のミニバーガー、ソーセージ&マッシュポテトやサテー・チキンなどの豪華なカナッペに舌鼓を打ったという。主催者のトムは残念なことに、映画の最後のシーンを撮影していたため、参加できなかったそうだ。それでも出席者たちは『ミッション:インポッシブル』の服装で自身の写真が写せるフォト・ブースで遊んだりと、おおいに楽しんだようだ。トム・クルーズは、まぎれもなくハリウッドいち寛大なスターなのではないだろうか。『All You Need Is Kill』は2014年3月7日(現地時間)に全米公開を予定している。(text:Mieko Nakaarai)■関連作品:オブリビオン 2013年5月よりTOHOシネマズ 、日劇ほか全国にて公開
2013年03月18日デミ・ムーアが、昨年11月に破局を発表した夫のアシュトン・カッチャーが先週ついに離婚申請をしたことに大きなショックを受けているという。「New York Post」紙によると、デミはアシュトンと慰謝料について話し合い、合意したうえで離婚申請を行うつもりでいたが、アシュトンはそんなに気長に待つことはできなかったのだという。アシュトンは昨年、海外TVシリーズ「ハーパー★ボーイズ」への出演で2,400万ドルの収入を得ている。関係者は「デミはかなりの高額を要求していて、(話し合いは)いつまでも続いていたんです。アシュトンはすっかり嫌気が差して、申請書を提出してしまいました。そうすることで、離婚の話し合いに透明性をもたらしたかったのです」と語る。デミは元夫のブルース・ウィリスとの離婚で9,000万ドルの慰謝料を得たと言われているが、アシュトンとの場合、離婚の原因の一つは彼の浮気がバレたからでもあり、デミとしてはブルースと同じくらいは支払ってもらって当然と考えているようだ。突然の離婚申請は税金対策のため、という声もある。そのために今年中に決着をつけたかったのか?あるいは今年に入って始まったミラ・クニスとの交際が順調で、次のステップに踏み出したいのか?アシュトンの行動の真意はどこにあるのだろうか?© FameFlynet/AFLO(text:Yuki Tomoinaga)■関連作品:チャーリー・シーンのハーパー★ボーイズ [海外TVドラマ]
2012年12月27日トム・クルーズが、現在係争中の電話盗聴事件についてトムを訴えている原告側の弁護士から3時間に渡る聴取を受けたようだ。トムは現在、雑誌編集者のマイケル・デイヴィス・セピル氏から、トムが自身の弁護士バート・フィールズと、現在服役中の私立探偵アンソニー・ペリカーノらと共に共謀してセピル氏の電話を不法に盗聴したとして500万ドル(約4億5,000万円)の訴えを起こされており、今月18日(現地時間)にニューヨークのマンダリン・オリエンタル・ホテルで原告側弁護士団から3時間に渡って聴取を受けたという。ある関係者はゴシップサイト「RadarOnline.com」に、「この件はかなり秘密裏なものです。係争中である上、トムが法廷に立つ日が来るには、まだだいぶ時間がかかるでしょう」と明かしている。2001年にはセピル氏が50万ドル(約4,200万円)を手渡して、第3者にトムがゲイである証拠のビデオを提供させ、自身がビデオの添付されたメールを受け取ったと主張していた事件で、トムがセピル氏側を訴えていた経緯がある。その後、そのようなビデオは存在しないことが明らかとなったが、その争いの最中にトム側が電話の会話を盗聴したとして逆にセピル氏側が2009年にも訴えを起こしていた。トムは、ニコール・キッドマンとの離婚協議中も私立探偵を雇って、電話を盗聴した疑惑を持たれていたこともあるが、一貫してそのようなことは行っていないと主張している。(text:cinemacafe.net)■関連作品:アウトロー 2013年2月1日より丸の内ピカデリーほか全国にて公開(C) 2012 Paramount Pictures. All Rights Reserved.オブリビオン 2013年5月よりTOHOシネマズ 、日劇ほか全国にて公開
2012年12月26日愛娘・スリちゃんへのクリスマス・プレゼントに豪邸購入を計画中のトム・クルーズに、ついに新しい恋が始まりそうだ。お相手は、80年代のロックスターになりきったトムの怪演が話題を呼んだ『ロック・オブ・エイジズ』で彼の相手役を務めたマリン・アッカーマンの妹で歌手のジェニファー・アッカーマンだという。2人は今月11日(現地時間)、トムの最新主演作『アウトロー』のスウェーデン・プレミアのアフター・パーティで親密な様子を見せ、その後一緒に会場を後にしたらしい。イギリスの大衆紙「The Sun」に、関係者は「彼らはマリンを介して知り合っていたので、面倒くさい自己紹介の必要もなかったのです。トムは会場のあちこちを回っていましたが、ジェニファーと話し込むと、その場から動かなくなりました」と証言。「ローズ・クラブでのアフター・パーティで、2人は打ち解けて自然な様子でした。そして突然2人の姿は消えたんです」。ちなみにジェニファーは自身のTwitterのアカウント上で11日に「今夜はストックホルムでトム・クルーズのプレミア。かなりいい感じ!(Life is pretty good)」とつぶやいたが、以後はトムに関するつぶやきはなし。トムはストックホルムからニューヨークに、ジェニファーはロンドンに向かったが、すぐにアメリカでの再会を約束しているという。「ジェニファーはL.A.でマリンの近所に住んでいます。トムとはクリスマス前にきっと会うでしょう」と前出の関係者は語っている。(text:Yuki Tominaga)© Rex Features/AFLO■関連作品:ロック・オブ・エイジズ 2012年9月21日より全国にて公開© 2011 WARNER BROS. ENTERTAINENT INC.アウトロー 2013年2月1日より丸の内ピカデリーほか全国にて公開© 2012 Paramount Pictures. All Rights Reserved.
2012年12月20日16歳年下の夫、アシュトン・カッチャーとの離婚問題から激ヤセ、薬物中毒のリハビリ生活を送っていたデミ・ムーアに新しい恋人が出現!なんと24歳も年下の青年であることが判明した。今年50歳のデミのお相手はアート・ディーラーのヴィト・シュナーベルさん。画家で『潜水服は蝶の夢を見る』『夜になる前に』などの監督としても知られるジュリアン・シュナーベルの息子だ。2人は今月上旬にインドで開かれたナオミ・キャンベルの恋人の誕生パーティで出会ったらしい。「New York Post」紙上で目撃者が「体をくっつけ合ってダンスしていました。大勢の招待客の目の前で、おおっぴらにね」と語っている。それ以来、彼らは一緒に静かな時間を過ごしているという。ヴィトはこれまでも現在49歳のモデル、エル・マクファーソンや35歳のリヴ・タイラーなど、年上の女性と浮き名を流してきた。アシュトンとの破局からちょうど1年経ち、年下好きのデミにピッタリのお相手が登場したようだ。(text:Yuki Tominaga)© Abaca USA/AFLO
2012年11月29日トム・クルーズが最新主演作の撮影でロンドン中心部を占拠、日曜の朝から大がかりなロケ撮影に踏み切った。トムは現在、イギリスでダグ・リーマン監督の『All You Need Is Kill』(原題)を撮影中。25日(現地時間)は朝からロンドンのトラファルガー広場と周辺の道路を封鎖し、3時間かけて撮影を行った。2.5平方マイル(約4平方キロメートル)にわたる封鎖で、目的地にたどり着けなくなった市民や観光客からはブーイングが。「日曜のミサに行こうとしたら、トラファルガー広場が封鎖されていたの。何の役にも立たないことをしてくれてありがとう、トム」「映画のためにロンドンの中心部全域が封鎖されるなんて信じられない」といったコメントが「The Sun」紙などに寄せられた。先週、感謝祭の休暇で3か月ぶりに愛娘・スリちゃんとロンドンでの再会を果たして大喜びしたというトム。この日は軍服姿でイギリス空軍のピューマ・ヘリコプターでトラファルガー広場のネルソンのコラムのところに降り立つというド派手なシーンを撮影。結果的に多くの一般人に迷惑をかけてしまったが、おかげで妥協なしの良いシーンが撮れたようだ。■関連作品:アウトロー 2013年2月1日より丸の内ピカデリーほか全国にて公開© 2012 Paramount Pictures. All Rights Reserved.
2012年11月27日トム・クルーズが、娘のスリちゃんと22日(現地時間)の感謝祭をイギリスで一緒に過ごすことができたようだ。スリちゃんはトムとケイティ・ホームズの離婚以降、母親のケイティとニューヨークで暮らしており、一方のトムは新作『All You Need Is Kill』(原題)の撮影でロンドンにいることから今年7月からずっと娘と会っていなかったが、感謝祭に当たる22日にスリちゃんが急遽ロンドンに飛んで来たため、久しぶりの父と娘の再会になったようだ。タブロイド紙「The Daily News」によれば、スリちゃんはトムに会うために、20日にニューヨークを発っていたという。一方のケイティは、現在出演中のブロードウェイ舞台「Dead Accounts」(原題)を休んで、故郷のオハイオ州で家族と共に感謝祭を過ごしたようだ。ケイティは先日、感謝祭の過ごし方について「22日の木曜日にはオフが取れるから、地元に帰って両親たちと一緒に過ごすわ。姉が美味しいソーセージ料理を作って、母も豪勢な七面鳥を用意して待ってるわ!かなり前になるけど、父が地元の公園で家族全員でこの伝統を始めたのよ。ターキー・トロットっていう3マイル走る楽しいマラソン大会があるの。賞品もあるわ。けど、まだ私はゲットしてないの。でもホント楽しいんだから!」と語っていた。■関連作品:アウトロー 2013年2月1日より丸の内ピカデリーほか全国にて公開© 2012 Paramount Pictures. All Rights Reserved.
2012年11月26日『ハリー・ポッター』シリーズのデイヴィッド・イェーツ監督の次回作『ターザン』の主役候補に、トム・ハーディが挙がっているらしい。他にヘンリー・カヴィル、アレクサンダー・スカルスガルド、チャーリー・ハナムらの名前も挙がっているようだ。新しい『ターザン』は、ワーナー・ブラザースが長い間製作を試みてきたもの。『ハリー・ポッター』シリーズ終了後、イェーツ監督は人間ドラマ『Your Voice in My Head』やスリラー『Imitation Game』など、いくつかの作品を次回作として検討してきたが、最終的に『ターザン』を選んだらしい。イェーツ監督はすでに何人かの俳優に会って、話をしているようで、候補に挙がっている4人は、いずれも最近ワーナー・ブラザースと縁が深い。ハーディはこの夏の『ダークナイト ライジング』で悪役を演じて絶賛されたばかり。カヴィルは来年夏公開の『Man of Steel』でスーパマンを演じる。ハナムは来年公開のギレルモ・デル・トロ監督作『Pacific Rim』に主演。スカルスガルドは主演、エクゼクティブ・プロデュースを兼ねる『The Vanguard』を製作準備中だ。本作は、『ハッスル&フロウ』のクレイグ・ブリュワー氏が監督を務める予定だったが降板し、イェーツ監督に決定したようだ。文:猿渡由紀
2012年11月08日