トム・クルーズ主演最新作『ミッション:インポッシブル/ゴースト・プロトコル』が12月16日(金)から公開になるのを前に、10月6日の"トムの日"に、『M:I』シリーズの主人公であるイーサン・ハントそっくりのスパイが日本に潜入し、渋谷の街を賑わせた。その他の写真6日の18時に、全国の43の街頭ビジョンが一斉ジャックされ、本物のトム・クルーズがイーサン・ハントとなって、「渋谷に潜入しているスパイを探してほしい」とうメッセージ映像が流れたが、実は、イーサン・ハントを名乗る張本人は、クルーズのそっくりさんの琉球トムで、この日、渋谷の駅前で行なわれたイベントに登場したあと、TOHOシネマズ渋谷前で、SPとともに本作の小冊子を配布したり、渋谷TSUTAYAで店員となってパッケージをリニューアルした過去作DVDの宣伝や記念撮影を敢行。さらにはWOWOWの『ザ・プライムショー』に生出演し、その後、センター街付近で本作を宣伝して歩いた。行く先々で記念撮影を求められるなど、盛り上がりを見せたこの日。イーサン・ハントが語る公式ツイッターでも、"スパイ大作戦"なるスパイ探しイベントが行なわれ、ツイッターで琉球トムの居場所を確認したファンがかけつけるなど、盛り上がりを見せた。『ミッション:インポッシブル/ゴースト・プロトコル』は、変装の名人にして圧倒的な身体能力と作成遂行能力を誇るエージェント、イーサン・ハント(クルーズ)らが謎の爆破事件に巻き込まれ、自らの潔白を証明するべく、国や組織の後ろ盾を失った状態で"ゴースト・プロトコル(架空任務)"と名付けられた 史上難関のミッションに挑む姿を描く。『ミッション:インポッシブル/ゴースト・プロトコル』12月16日(金) TOHOシネマズ日劇ほか全国公開
2011年10月07日トム・クルーズ主演最新作『ミッション:インポッシブル/ゴースト・プロトコル』が12月に全世界公開されるのを前に、“トムの日”である10月6日18時にクルーズが東京・渋谷、六本木を始めとする全国43箇所の街頭ビジョンをジャックし、日本のファンに“ミッション”を発令した。その他の写真当日、街頭ビジョンで流された映像は、クルーズは本作の主人公、イーサン・ハントになりきって日本のファンにミッションを伝える47秒の映像と、新映像を含む特別映像60秒で構成。映像の中でイーサンは「君の助けが必要になった。誰かが我々を罠にはめ、テロの汚名をきせられてしまった。もちろん事実無根だ。この事件の黒幕を探し出すしかない。そこで君に頼みがある。渋谷にスパイが潜伏中だ。事件に関与しているだろう。そいつを探し出してくれ。そしてこのミッションを引き受けてほしい」と語りかけた。これまでもクルーズは大の親日家として知られ、他の国では“不可能”だったキャンペーンや、ファンとの交流の数々を実現してきた。今回の大規模なビジョンジャックもクルーズの快諾があって実現したもので、映像の最後には「また接触を試みる」とコメント。映画公式サイトで展開中の“イーサン・ハントを追え! キャンペーン”では、イーサンの追跡ポイントのひとつに“東京”が含まれており、果たして日本のファンとクルーズが次に接触するタイミングはいつになるのか? そして接触ポイントは日本なのか? 映画公開を間近に控え、さらにクルーズ=イーサンを呼ぶ声が高まりそうだ。『ミッション:インポッシブル/ゴースト・プロトコル』は、変装の名人にして圧倒的な身体能力と作成遂行能力を誇るエージェント、イーサン・ハント(クルーズ)らが謎の爆破事件に巻き込まれ、自らの潔白を証明するべく、国や組織の後ろ盾を失った状態で“ゴースト・プロトコル(架空任務)”と名付けられた史上難関のミッションに挑む姿を描く。『ミッション:インポッシブル/ゴースト・プロトコル』12月16日(金) TOHOシネマズ日劇ほか全国公開
2011年10月06日結婚記念日前夜の浮気が発覚し、デミ・ムーアと離婚危機がささやかれるアシュトン・カッチャーが、浮気相手の女性から口止め料を要求されているらしい。「The New York Post」紙によると、結婚記念日前夜にサンディエゴのクラブでアシュトンと出会い、関係を持った23歳の女性が25万ドル(約2千万円)の支払いを求めているという。アシュトンが要求をのめば、2人の関係についての暴露取材を受けないという条件で、弁護士を介して交渉中だという。どうも2人は今回が初対面ではなく、3か月前の6月にアシュトンが運転する車の後部座席に彼女とそっくりなブロンドの女性を乗せている写真がパパラッチに撮られていることから、関係は以前から続いていた可能性も浮上している。Twitter上でデミはギリシャの哲学者の言葉を引用した意味深なつぶやきをしたが、アシュトンも自身のアカウントに「パブリック・エナミー」の曲「Don’t Believe the Hype(うわさを信じるな)」のリンクを貼ったり、「よく知りもしないことを知っているかのように考えると、君も僕も馬鹿を見る(When you ASSUME to know that which you know nothing of you make an ASS out of U and ME)」と、破局報道や妻に対して言葉遊びを駆使しつつ反応のつぶやきを書き込んでいる。(text:Yuki Tominaga)© Startraks/AFLO■関連作品:ニューイヤーズ・イブ 2011年12月23日より丸の内ピカデリーほか全国にて公開© 2011 NEW LINE PRODUCTIONS, INC.■関連記事:デミ・ムーア、アシュトン・カッチャー夫妻、夫の浮気発覚で破局の危機アシュトンはやさぐれ、ボン・ジョヴィは思わぬ一撃に…『ニューイヤーズ・イブ』予告編サラ・ジェシカとアビゲイルの“母娘”シーン画像が到着!ジョン・ボン・ジョヴィ&ヒラリー・スワンクが日本にメッセージ!ザックにデ・ニーロ、アシュトン・カッチャーが集結!ハリウッド映画、NYで続々撮影
2011年10月03日16歳の年の差をものともせず、おしどり夫婦として知られるデミ・ムーアとアシュトン・カッチャーに破局説が浮上している。「The New York Post」紙によると、ゴシップサイト「Radar Online」にアシュトンとの不倫関係を暴露した23歳の女性が登場したのがきっかけだという。24日に6度目の結婚記念日を迎えた夫妻だが、アシュトンは前日23日にサンディエゴのクラブでこの女性と知り合い、関係を持ったという。クラブに居合わせた客は「アシュトンは結婚記念日を祝っているようには見えなかった」と語っている。アシュトンは現在、チャーリー・シーンの降板を受けてTVシリーズ「チャーリー・シーンのハーパー★ボーイズ」で主演を務めている。撮影地はロサンゼルスだが、デミはニューヨークに滞在しており別居状態が続いている。デミは自身のTwitter上で24日、古代ギリシアの哲学者・エピクテトスの言葉を引用し「男性の過ちに傷つけられた時は、自分自身を省みて、自らの欠陥を学べ。そうすれば、怒りを忘れられる」という意味深な言葉をつぶやいたが、結婚記念日やアシュトンについては一切つぶやいていない。(text:Yuki Tominaga)© Startraks/アフロ■関連作品:チャーリー・シーンのハーパー★ボーイズ [海外TVドラマ]ニューイヤーズ・イブ 2011年12月23日より丸の内ピカデリーほか全国にて公開© 2011 NEW LINE PRODUCTIONS, INC.■関連記事:アシュトンはやさぐれ、ボン・ジョヴィは思わぬ一撃に…『ニューイヤーズ・イブ』予告編サラ・ジェシカとアビゲイルの“母娘”シーン画像が到着!ジョン・ボン・ジョヴィ&ヒラリー・スワンクが日本にメッセージ!ついにスタート!波乱含みのチャーリー・シーンのトーク・ライブC・シーンが日本の津波被災者救済に寄付。T・クルーズらも寄付を呼びかける姿が
2011年09月30日『華氏911』、『キャピタリズム〜マネーは踊る〜』などのドキュメンタリー監督、マイケル・ムーアが、2012年に行われるアメリカ合衆国大統領選挙にマット・デイモンに出馬してほしいと考えていると語った。7日、アメリカのニュースサイト「Firedoglake.com」で開催されたオンライン・ディスカッションでムーアは、政治問題に積極的に関わるマットの姿勢を「勇敢だ」と賛え、2012年の大統領選の民主党候補として理想的だと語った。マットは先月、ワシントンD.C.で行われた学校教師たちによる統一学力テスト偏重などへの抗議デモに参加したり、米債務上限引き上げ交渉を長引かせた政治家たちへの嫌悪を露にする発言をしている。ムーアはマットについて「彼はとても勇敢に行動している。誰を敵に回すのかを気にせず、誰かが言わなければならないことを発言しているんだ」と語る。民主党支持者のムーアは「もし(大統領選挙に)勝利したいのなら、共和党が過去に示した通りにすればいい。有名人を担ぎ出せば勝つんだ。俳優とかね」と、かつてのロナルド・レーガン大統領を例に挙げ、「僕らもそろそろ、そういう考え方をすべきだと思って、彼の名前を出したんだ」とマットの出馬を望む気持ちをアピールしていた。(text:Yuki Tominaga)© Fame Pictures/AFLO■関連作品:キャピタリズム〜マネーは踊る〜 2009年12月5日よりTOHOシネマズ シャンテ、TOHOシネマズ 梅田にて限定公開、1月9日より全国にて公開© Front Street Productions, LLC.アジャストメント 2011年5月27日よりTOHOシネマズ日劇ほか全国にて公開© 2011 Universal Studios. ALL RIGHTS RESERVED.■関連記事:マット・デイモン、ブラピ&アンジーは「囚人のような生活を強いられている」エミリー・ブラント インタビュー運命と意思――彼女が切り拓く人生は?運命に立ち向かう男『アジャストメント』iPhoneケースを2名様プレゼントマット・デイモン主演『アジャストメント』試写会に10組20名様ご招待J・デップ声優出演の『ランゴ』9,000万ドル突破全米1位はあのイケメン主演作
2011年08月10日トム・クルーズ主演の『ミッション・インポッシブル』シリーズの最新第4弾のタイトル(US版)が『ミッション:インポッシブル/ゴースト・プロトコル』であるとトム自らが発表!10月28日(現地時間)にアラブ首長国連邦のドバイにて記者会見が行われた。かつてTVシリーズとして日本でも人気を博したスパイアクションの映画版で、全世界でこれまでに累計14億ドルの興行収入を記録している。今回、前作で監督を務めたJ.J.エイブラムスが製作を務めており、トムもこれまで同様、製作と主演を兼ねている。監督を務めるのは『レミーのおいしいレストラン』の監督、ブラッド・バード。今月初旬にチェコのプラハでクランクインしたと報じられていた。このドバイでは現在、重要シーンの撮影が進められているとのこと。会見では、トム自身の口から『ミッション:インポッシブル/ゴースト・プロトコル』というタイトルが明かされた。4度にわたって世界最高のスパイ、イーサン・ハントを演じるトムは「ついに、帰ってきたよ!詳細はまだまだ明かせないけれど、このドバイでの撮影を皮切りに、イーサン・ハントは世界各国を飛び回るよ」と力強く宣言。ブラッド・バードは「我々は、本当のドバイの街を撮影できてありがたいよ。ブルジュ・ハリファ・タワー(※世界で最も高いタワー/全高828メートル)でいくつかのシーンを撮影したけれど、これをセットで再現しようとしても無理だからね」と語っており、これまでのシリーズでも見られた高所でのシーンは本作でも登場するようだ。なお、『ハート・ロッカー』のジェレミー・レナー、『プレシャス』のポーラ・パットンがそれぞれシリーズ初参戦を果たしており、この日の会見にも出席。さらにマギー・Q、ジョナサン・リース・マイヤーズといった過去のシリーズに登場した面々の再登板も決定している。“プロトコル(protocol)”は「外交儀礼」、「議定書」、「協定」、「規定」などを意味するが、この“ゴースト・プロトコル”とはいったい何なのか?イーサンが今回、戦う相手は?今後、モスクワ、プラハ、バンクーバーと世界各国の都市での撮影が予定されている。『ミッション:インポッシブル/ゴースト・プロトコル』は2011年12月16日(金)よりTOHOシネマズ 日劇ほか全国にて公開。Copyright © 2010 by PARAMOUNT PICTURES. All Rights Reserved.■関連作品:ミッション:インポッシブル/ゴースト・プロトコル (原題) 2011年12月16日よりTOHOシネマズ 日劇ほか全国にて公開Copyright © 2010 by PARAMOUNT PICTURES. All Rights Reserved.■関連記事:トム・クルーズ、シリーズ第4作『M:i:IV』がプラハでクランクイントム・クルーズ、滞在14時間来日も「次は『M:i:IV』でゆっくり来るよ」
2010年10月29日アシュトン・カッチャーが、アメリカのゴシップ雑誌「Star」の最新号で「妻のデミ・ムーアを裏切って浮気している」と記事を掲載されたことに対して、Twitterで反撃した。「Star」誌最新号のカバーストーリーとして、アシュトンが20代のセクシーな女性と浮気をしていて、デミとの結婚生活が危機を迎えているという内容の記事を掲載しているが、アメリカのゴシップ・サイト「Access Hollywood」によると、アシュトンはTwitterで「『Star』が僕を“浮気男”呼ばわりするのは名誉毀損に当たると思う。僕の弁護士にも同意してほしいところだ」とつぶやき、「『Star』へ、書いていることがフィクションの場合、『報道の自由』という建前は通用しないぞ」と結んだ。デミもTwitterで夫を援護、フィクションを書いているという彼の指摘に対して「鋭い!」と返信した。「Star」誌は電子版の同記事には、「アシュトンの代理人は記事の内容を否定している」という一文を付け加えている。(text:Yuki Tominaga)© Newscom/AFLO■関連作品:バレンタインデー 2010年2月12日より丸の内ルーブルほか全国にて公開© MMIX NEW LINE PRODUCTIONS, INC.■関連記事:ティーン・チョイス・アワード発表!2冠のサンドラ・ブロック、自身の十代を懐かしむ豪華キャスト15名が競演!『バレンタインデー』キャンドルを2名様プレゼント豪華キャスト9名の直筆サイン入り!『バレンタインデー』ポスターを1名様にプレゼント「最も胸きゅんな映画」ランキング!1位はラブコメの帝王のあの群像劇来年は“男女逆転”が流行に!?日本人の“理想のバレンタイン”徹底調査
2010年09月03日トム・クルーズが信奉しているサイエントロジーで受けていたカウンセリング・セッションがビデオで隠し撮りされていたことを、同団体を脱会した人物がブログ上で暴露したとアメリカの芸能サイト「RadarOnline.com」が報じている。この告発は、かつてサイエントロジーの主要人物の1人でいまは脱会しているマーティ・ラスバン氏が自身のブログで7日に記した内容によるもの。サイエントロジーではオーディティングと呼ばれるカウンセリングがあり、氏はトムを担当していたという。同団体のセレブリティ・センター・インターナショナルのVIPオーディティングルームに設置された隠しカメラとマイクによるビデオ撮影はサイエントロジーのリーダーで、トムとケイティ・ホームズの結婚式で新郎付き添い役を務めたデヴィッド・ミスキャヴィッジ氏の命令により、2001年から2002年にかけて、トムがニコール・キッドマンと破局から離婚へ向かう苦しい時期に撮影された。ラスバン氏は「ミスキャヴィッジから毎回のセッションの内容を報告書にまとめて提出するよう言われ、いつも直接ミスキャヴィッジに送っていた」と告白しているが、2002年2月、隠し撮りを続けることに正当な理由もなく「不道徳」と感じ、撮影を止めたという。そして最近になり、信頼できる筋から、ミスキャヴィッジ氏がトムのセッションの内容を友人同士のパーティで話のネタにしていたことを知らされたそうだ。「ミスキャヴィッジはウィスキーを傾けながら、私が提出したリポートの中でトムが赤裸々に語った秘密を読んで聞かせて、ジョークのネタにしては笑っていたという」と氏は記し、「目を覚ませ、トム!」と呼びかけて結んでいる。2年ほど前にトムがサイエントロジー関係者のみに向けたビデオ・コメントの映像がインターネット上に流出したことがあったが、それは言うなれば公式コメント。今回の告発が事実とすれば、トムの心中も穏やかではないはずだが、現時点では全くの無反応を貫いている。(text:Yuki Tominaga)写真はキャメロン・ディアスとの共演作『ナイト&デイ』撮影現場でのトム。© Splash/AFLO■関連作品:ナイト&デイ 2010年秋、全国にて公開© 2010 TWENTIETH CENTURY FOX
2010年05月10日泣く子も黙る“アポ無し突撃取材”で知られる、ドキュメンタリー監督マイケル・ムーア。その彼が、ヴェネチア、トロント、L.A.、デトロイト、N.Y.など、アメリカを始めとする世界各都市で絶賛された最新作『キャピタリズム〜マネーは踊る〜』の日本公開を控え、11月末に待望の初来日を果たした。最新作のテーマは、ずばり「お金」。アメリカにおいて、持てる者と持たざる者の格差を広げ続ける元凶となった社会システム=資本主義をめった斬り。この不況を機に、持たざる者から基本的人権や安定した生活を送る権利すらも奪うこととなったこのシステムを“悪”と見て、今回も徹底的に弱者の代弁者としての立場をとっている。ただし、社会的弱者を擁護すると、資本主義社会では時に保守派層から目の敵にされることも多い。これまで取材をする上で、身の危険を感じることがあったのではないだろうか。「脅迫は、2002年に『ボウリング・フォー・コロンバイン』でアカデミー賞を受賞し、授賞式でイラク戦争に対する批判をして客席からブーイングを受けた直後から始まったんだ。あの夜、家に帰ったら自宅の壁に馬糞が塗られ、敷地内にもいくつか放置されていたんだ。それで、ボディガードを雇わなくてはならなくなったんだ。一番ひどい時期には、全部で9人、1日3交代で雇っていた。あと、イリノイ州で、ある男が自宅の地下室で爆弾が暴発したことを機に逮捕されるという事件があったんだけれど、彼は家で爆弾を作っていて、その爆弾を仕掛けるいわば標的のリストというものが見つかって、その中に僕の名前が入っていたということもあったね。『華氏911』の後は、6回ほど実際に襲われた。ナッシュビルから来た男は、僕をナイフで襲おうとしたし、オレゴン州から来た男は鉄パイプで襲おうとした。フロリダから来た男は、スターバックスから出てきたところで僕をたまたま見かけ、買ったばかりの熱いコーヒーを僕の顔に浴びせようとしたんだ。そのときは、ボディガードが側にいて、自分の顔で受けてくれたんだ。そのおかげで2度の火傷を負ったんだ。僕の仕事には、日々こういった危険にさらされる可能性が伴う。例を挙げればきりがないけれど、僕の人生の詳細を話すことで、君を飽きさせたくないから、このぐらいにしておくよ」。実際、こういった卑劣な脅しや攻撃により、かなり怖い思いをしてきたと話すムーア監督。一体、その恐怖にどう打ち勝っているのだろうか?「実のところ、恐怖感に対処するなんて、しばらくは上手くできなかったんだ。でもあるときから、こう思うようになったんだ。これまでの自分の人生はとてもいいものだった、善人として生きてきたし、素晴らしい娘も育てたし、自分の芸術、つまり映画や執筆活動を通して社会に貢献したという自負もある、と。だからもし、いま命が尽きたとしても、もういいじゃないか、僕の人生は恵まれすぎているぐらいだというような境地に達したんだ。もういいんだと思えるようになった瞬間から、不思議な心の平穏を覚えるようになったよ。この心の安らぎを得られてからは、恐怖心の90%は払拭できた。なぜなら、もう失うものはない、もし殺されてしまっても、いままで素晴らしい人生を生きられたのだから、誰にもそれを奪うことはできない、僕を敵視する人々には、僕から奪い取れるものなど何もないのだと感じたから。ただ、今回この映画を撮るにあたっては、ウォール街を敵に回してはいけないよと、多くの人からアドバイスを受けていたんだ。政治家を相手にするよりももっとタチが悪い、どうなるかわからないよとね。でも、それで怖がって何もしなかったとしたって、交通事故による死亡の危険は常にある。いまこの瞬間に大地震が起きて死んでしまうかもしれないんだからね。人間は何が起こるか先のことなどわからないんだから、何もしないでいるわけにはいかなかったんだ」。恐怖だけでなく、様々な取材活動を通じて、怒り、悲しみ、絶望などを覚えてきたはずだが、どうやってその感情に折り合いをつけ、冷静な作品作りへの糧にしているのだろう。「僕はEメールによって、多くの人の声を聞いている。決して何か媒体を持っているわけでもないし、雑誌に執筆しているわけでも、TV番組、新聞社を持っているわけでもない。でも、いろいろな人が僕に彼らの物語を教えてくれるんだ。僕は彼らの物語を世間に広める役となった。考えてみれば、僕は特権階級の出身じゃないし、大学も出てないし、本来はミシガンの小さな町でゼネラルモーターズの工場で部品を作って一生を終わるべき階級の人間だった。でも、どういうわけか、一般市民の声を世界中に広げる立場に置かれた。その立場については、自分自身でも敬意を持っているつもりだ。だからとにかく、声なき人々の声を、その立場に置かれた人間の責任としてしっかりと伝えていくことが僕の役割だと思って、精一杯やっているんだ」。本作をはじめ、過去の作品でも、アメリカの破綻したシステムと他国のシステムを比べてきた監督だが、日本も幾度となく例に取り上げてきた。11月30日に東京証券取引所で行われた会見では、「これまで私は自分の本や映画の中で、日本に対しては尊敬の念を持って描いてきました」とコメント。「現在、アメリカで家を失う、もしくは自己破産になる理由の第1位は医療費が高すぎて払えない、ということです。おそらく日本ではそのようなことはないと思います。なぜ日本の方々は、誰かが病気になったら助け合い、そして保険制度もちゃんとしているのだろうかと考えたところ、それは社会的にセーフティーネットを構築しているからだと思います。それが、残念なことにアメリカにはなく、どんどんお金がなくなって、家から出ないといけなくなっています。ほかの国では大丈夫なのに、なぜアメリカだけはこのような状況なのだろうかと、自分の作品の中で永遠のテーマとして描いているつもりです。私自身アメリカ人で、アメリカを愛していて、アメリカ以外には住みたくないとさえ思っていますが、アメリカの現状は目を覆いたくなることばかりです。アメリカを愛していますが、アメリカのようになりたいとかアメリカの真似をしたいといった思いは一切捨てて下さい。Be Japan!日本でいて下さい!みなさんが1945年以来作り上げた日本でいて下さい!教育の価値を十分大切だとわかっていた日本でいて下さい!そして、“解雇はしない”と言っていた日本になって下さい!他国を一切侵略しない、そして侵略しようとする国をサポートしないと言っていた国に戻って下さい!」と訴えかけていた。取材時にさらに、アメリカのような行き過ぎた金融資本主義への道をたどらないために、日本へのアドバイスを求めると「まず、あらゆるビジネスにたずさわる者が、何か行動を起こす前に、自問するべきだと思う。“これは良いことであるか”“これは社会のために正しいことであるのか”“私利私欲のために自分はこれをやるのか?お金儲けのためだけなのか”と。それがひとつの判断基準になることだけは間違いないね」と熱く訴えた。原題は『CAPITALISM:A LOVE STORY』。ラブストーリーという副題には、金持ちが持つお金への愛を意味しているとされていたが、本当のところ、もうひとつの深い意味があるようだ。「以前は、金持ちが持つお金への愛を意味していると考えていたけれど、いま思えば、確かにこの映画のラブストーリーは、僕の祖国への愛を意味しているのかもしれない。僕はこの映画を通して自分の祖国への愛を表現したと言えるね。愛しているからこそ、自分はあきらめられないんだ。しっかり闘って、闘い続けて、アメリカをもっと良い国にしたいと思っているんだ。アメリカが何をするかをとても気にかけている。アメリカが何をするかは、自国民のみならず、全世界を巻き込んで影響する。全世界のほとんどの人はアメリカ大統領を選ぶための一票を持っていないのに、その一票で選ばれるアメリカの大統領は彼らの生活にも大きな影響を与えてしまう。一万マイル離れた日本のあなたの生活にも影響を及ぼす。だから、彼を選ぶ権利をもっていないあなたがたのためにも、アメリカ国民として、気をつけていなきゃいけないし、より重い責任を感じているんだ」。残念ながら、オバマ大統領が、アフガニスタンへの兵力増派を発表したのは、この取材が行われた夜もこと。すでに、取材時にそのことを知っていたムーア監督は、憔悴した様子で「これまで支持してきたオバマ大統領を初めて批判することになってしまった、つらいことだ」と話していた。これまでに発表してきた『ロジャー&ミー』、『ボウリング・フォー・コロンバイン』、『華氏911』、『シッコ』で取り上げてきた様々な社会問題も、元をたどれば全て資本主義のせいだという結論に至ったと話すムーア監督。つまり、満を持して製作された本作は、ジャーナリスト、マイケル・ムーアの集大成であり、渾身の作品と言える。そのせいだろうか。個別に行われた取材では、これまでの活動をふり返り、抱えて来た悲しみや怒りといったやりきれない感情を静かに明かし、アメリカの変革を心から願うというエモーショナルなものとなった。いまの心境についてはこう話していたのも印象的だ。「いまは次のプロジェクトとして、本を執筆しようかなと思っているんだ。それから、自分が住む町、地元へ何らかの直接的な貢献をしたいとも考えている。あと、健康管理もしたいかな(笑)」。大仕事をやり遂げただけに、しばらくは映画制作を休みたいとも、とある取材で明かしたムーア監督。だが、「映画監督という仕事は大好きでやりがいを感じている。まだ、撮りたいという気持ちはあるよ」という言葉を信じて、次回作の完成を待ちたい。詳しい取材の裏側については、verita NEWSに一足先に掲載中。気になる方は、映画館に行く前に、チェックを。(text:June Makiguchi)verita NEWS■関連作品:キャピタリズム〜マネーは踊る〜 2009年12月5日よりTOHOシネマズ シャンテ、TOHOシネマズ 梅田にて限定公開、1月9日より全国にて公開© Front Street Productions, LLC.■関連記事:M・ムーア監督、ロストバゲージした荷物が到着しスーツ姿にお着替え初来日のM・ムーア監督、成田での指紋事件を激白&小倉優子に突撃取材!?“不況”を感じる瞬間っていつ?救世主マイケル・ムーアに寄せられる叫びの数々【どちらを観る?】“お金”を考える『クリスマス・キャロル』&『キャピタリズム』もう一本の“マイケル”映画『キャピタリズム』見参!予告編映像を独占先行配信
2009年12月11日新作映画『キャピタリズム〜マネーは踊る〜』のPRで初来日し、ロストバゲージの憂き目に遭ったマイケル・ムーア監督が11月30日(月)夜、東京・TOHOシネマズ 六本木ヒルズで行われた同作の試写会に、自身のスーツを着用し舞台挨拶に立った。配給のショウゲートによると、同日夕方までに航空会社から荷物が監督の元へ届けられ、試写会に間に合った。ムーア監督が利用したのはJALのファーストクラス。だが地元の空港からシカゴ空港でトランジットしたためか、思わぬトラブルに巻き込まれてしまった模様。同日昼の会見では急遽、日本で買い求めたカジュアルウエアで代用していた。試写会には社会派風刺コント集団、「ザ・ニュースペーパー」の松下アキラが米オバマ大統領、福本ヒデが鳩山由紀夫首相に扮して来場。オバマ大統領支持者で知られるムーア監督はふたりに対し、初来日して14日に皇居を訪問し天皇、皇后両陛下を前に、腰をほぼ90度に曲げる深いお辞儀をしたオバマ大統領を真似たお辞儀をして歓待。オバマ大統領のお辞儀は物議を醸したが、松下さんを見つめながらムーア監督は「初来日し天皇に深々お辞儀をしたことは素晴らしいこと。なぜなら日本、そして日本のみなさんへの敬意を表したから。あなたを誇りに思います」と真摯に述べた。本作は、昨秋以降の世界的金融危機を背景に資本主義を批判したマネー・ドキュメンタリー。ムーア監督は「みなさま方と一緒に観ます。日本で観る初めての映画になります」と言って舞台あいさつを締めくくると、劇場後方席へ向かい、自作を鑑賞した。『キャピタリズム〜マネーは踊る〜』は12月5日(土)、TOHOシネマズ シャンテ、TOHOシネマズ 梅田にて限定公開、2010年1月9日(土)より全国にて公開。(text:Yoko Saito)■関連作品:キャピタリズム〜マネーは踊る〜 2009年12月5日よりTOHOシネマズ シャンテ、TOHOシネマズ 梅田にて限定公開、1月9日より全国にて公開© Front Street Productions, LLC.■関連記事:初来日のM・ムーア監督、成田での指紋事件を激白&小倉優子に突撃取材!?“不況”を感じる瞬間っていつ?救世主マイケル・ムーアに寄せられる叫びの数々【どちらを観る?】“お金”を考える『クリスマス・キャロル』&『キャピタリズム』もう一本の“マイケル”映画『キャピタリズム』見参!予告編映像を独占先行配信マイケル・ムーアへの“逆”突撃取材権を贈呈!宣伝アイディア募集試写会開催
2009年12月01日最新作『キャピタリズム〜マネーは踊る〜』のPRで初来日した社会派ドキュメンタリー監督マイケル・ムーアが11月30日(月)、東京証券取引所・東証ホールで会見し、入国時の税関で起きた“指紋事件”を語った。初めての日本の印象を司会者から聞かれたムーア監督は「みなさん大変フレンドリーで歓迎ムードを感じる」と前置き。だが「昨日、(成田)空港の税関で指紋を求められたんだ。55歳になるけど一度もなかったこと。自分のプライバシーを守る権利があるから『なぜ?』と聞いたら、別室に連れて行かれた。僕が質問した人は返答できず代わりに現れた上司のような人が、任意で指紋を取らせるか、国外退去で指紋も取られるかの二択だと言った。どっちにしろ指紋を取られるなら仕方ないと思って取らせたよ」と一挙にまくしたてた。税関で渡されたという説明文が記載された紙を広げてみせ、オカンムリ?と思いきや「コメディのように感じているよ。外国の方がアメリカに入国するときも指紋を取られるんだって?知らなかった」と笑顔を見せた。続いて金融、社会状況が厳しい日本にメッセージをと、会場の質問者から求められると「アメリカでは7.5秒に一家族が家を差し押さえられ退去させられる現実がある。拳銃による殺人事件と自殺が年間それぞれ1万5千件。その酷さは他国の比ではない。僕はアメリカを愛しているから、なぜアメリカだけこうなんだろう?と思う。でもアメリカのような傾向が日本にもあると聞いている。世界の国の人々を苦しめる原因はブッシュ政権の政策にあった」と持論を展開。「ブッシュ政権をサポートしたと日本を非難しているわけではないが、1945年以降、平和を大切にし作りあげてきた日本に戻って!」と呼びかけた。本作は、昨年のリーマン・ブラザーズの経営破綻が引き金となった世界同時不況を俯瞰し、巨大企業の利潤の追求が与えた功罪など、お金にまつわる悲喜こもごもを暴き資本主義を痛烈批判したマネー・エンタテインメント。内容に引っ掛け、初めて同所での会見が実現した。後半、株入門本の著書もあるタレントの小倉優子が花束プレゼンターとして登場すると、ムーア監督は、突撃取材で知られるだけに矢継ぎ早の質問を開始。「儲かっている?」と尋ね「昨年はダメでした」と答える小倉さんに「かわいそうだから、この花束あげるよ」と手渡された花束を“返品”。また「新しい首相は好き?」とも問い、「好き」と答える小倉さんに「お母さんから10億円もらったの?」と鳩山由紀夫首相の母親からの巨額な資金提供疑惑をネタにし、取材陣の爆笑をさらっていた。『キャピタリズム〜マネーは踊る〜』は12月5日(土)、TOHOシネマズ シャンテ、TOHOシネマズ 梅田にて限定公開、2010年1月9日(土)より全国にて公開。(photo/text:Yoko Saito)■関連作品:キャピタリズム〜マネーは踊る〜 2009年12月5日よりTOHOシネマズ シャンテ、TOHOシネマズ 梅田にて限定公開、1月9日より全国にて公開© Front Street Productions, LLC.■関連記事:“不況”を感じる瞬間っていつ?救世主マイケル・ムーアに寄せられる叫びの数々【どちらを観る?】“お金”を考える『クリスマス・キャロル』&『キャピタリズム』もう一本の“マイケル”映画『キャピタリズム』見参!予告編映像を独占先行配信マイケル・ムーアへの“逆”突撃取材権を贈呈!宣伝アイディア募集試写会開催お金はどこへ消えた?『キャピタリズム〜マネーは踊る〜』試写会に15組30名様ご招待
2009年11月30日アポなし突撃取材という強硬スタイルで、社会問題の根源を徹底追究するマイケル・ムーア監督の最新作『キャピタリズム〜マネーは踊る〜』。12月5日(土)の公開に先駆けての、監督の初来日に合わせて、検索・共有ウェブサイト「NAVER」では本作に因み、100年に一度と言われる不況の“体感”をテーマにエピソード募集企画を展開している。投稿された方の中から25組50名様には本作の試写会が当たるチャンスも!さて、一体どんな投稿が集まったのか?本作のテーマはずばり、人々を苦しめる世界的経済不況がなぜ起きたのか。ムーア監督が、アメリカのキャピタリズム(資本主義)の原理を分かりやすく解説しながらその根源を究明していく。もちろんこの不況は日本にも波及。今回、NAVERで「もしかして、今不況なんじゃ?って感じた瞬間」というお題を出したところ、「某うどん屋の鰹節が有料になった」、「某お菓子の中身が減った」、「一軒家で20名ルームシェア」、「合コンのお相手の男性たちの羽振りが悪くなった」、「外資系の金融機関で8年間勤めたが、今年の夏に部署がなくなりリストラ」などなど…、リアルすぎる不況エピソードが押し寄せた。また、本作の劇中で、ムーア監督はN.Y.ウォール街にお金の袋を携えて乗り込んでいるが、集まった意見の中には「この映画をきっかけに何かが変わればと期待しています。永田町にアポなし突撃お願いします!!」という切実な依頼も。ムーア監督宛てに続々と集まる、“不況をなんとかしてほしい”という声。映画を通して世界を動かす、そんな絶大なパワーをもつ彼がまもなく来日し、いまの日本を目にして発する言葉とは?『キャピタリズム』は12月5日(土)よりTOHOシネマズ シャンテ、TOHOシネマズ 梅田にて限定公開、1月9日(土)より全国にて公開。NAVER「【100年に1度です】『もしかして、今不況なんじゃ?』って感じた瞬間」■関連作品:キャピタリズム〜マネーは踊る〜 2009年12月5日よりTOHOシネマズ シャンテ、TOHOシネマズ 梅田にて限定公開、1月9日より全国にて公開© Front Street Productions, LLC.■関連記事:【どちらを観る?】“お金”を考える『クリスマス・キャロル』&『キャピタリズム』もう一本の“マイケル”映画『キャピタリズム』見参!予告編映像を独占先行配信マイケル・ムーアへの“逆”突撃取材権を贈呈!宣伝アイディア募集試写会開催お金はどこへ消えた?『キャピタリズム〜マネーは踊る〜』試写会に15組30名様ご招待マイケル・ムーア、永田町に乗り込む?新作引っさげ、初来日決定!
2009年11月25日つい先日、マイケル・ムーア監督の初来日が発表された『キャピタリズム〜マネーは踊る〜』。11月24日(火)に「おカネってナニ?働くってナニ?映画の宣伝アイデア大募集」と題した本作の試写会が開催されるが、この場で映画の宣伝のためのアイディアを観客から大募集、最優秀賞受賞者には、ムーア監督に“逆”突撃取材する権利が贈呈されるという。本作の配給元のショウゲートは、「私たちでは考えつかないような面白いアイディアを募集しています。面白ければ本当に実現させたいと思っていますし、もし実現すれば、その方は映画業界から注目されるでしょうね。ショウゲートにスカウトするかもしれません!」とコメント。映画業界を目指す人にとっては願ってもないチャンスと言えそう。また、“お金”をテーマに日本社会をも覆う世界同時不況の原因にバッサリと斬り込んでいる本作だけに、現況に苦しむ人から意外な妙案が出てくるかも?優秀なアイディアを出した方には、ムーア監督のお株を奪う“突撃”方式で来日中の監督を逆取材できる権利をプレゼント!応募は、11月9日(月)より発行されているフリーペーパー「ジョブアイデム」、および総合求人サイト「e-aidem(イーアイデム)」から携帯電話もしくはハガキにて、11月13日(金)まで受付中。ハガキは必着、携帯でのご応募は12:00まで。『キャピタリズム〜マネーは踊る〜』は12月5日(土)よりTOHOシネマズ シャンテ、TOHOシネマズ 梅田にて限定公開、1月9日(土)より全国にて公開。e-aidem■関連作品:キャピタリズム〜マネーは踊る〜 2009年12月5日よりTOHOシネマズ シャンテ、TOHOシネマズ 梅田にて限定公開、1月9日より全国にて公開© Front Street Productions, LLC.■関連記事:お金はどこへ消えた?『キャピタリズム〜マネーは踊る〜』試写会に15組30名様ご招待マイケル・ムーア、永田町に乗り込む?新作引っさげ、初来日決定!マイケル・ムーア『キャピタリズム』がN.Y.とL.A.限定公開で大ヒットスタートM・ムーアの経済ドキュメンタリーがヴェネチアを席巻!上映後10分間観客総立ちM・ムーア、ヴェネチアに殴りこみ!ドキュメンタリー作品初のコンペ部門出品
2009年11月10日20代の皆さんにとっては、父親くらいの年齢といってもいいトム・クルーズ。でも、そんな事実を微塵も感じさせず、未だに現役バリバリの2枚目として活躍し続けているのには「さすが!!」と唸ってしまいますよね。20代女性にとってもまだ十分恋愛対象になりうる彼。その魅力がどこにあるのかを、出演映画への口コミを基に分析します! >>男性編も見るQ:あなたが最も好きなトム・クルーズ主演映画をお選びください1位『ラスト サムライ』33.8%2位『ミッション:インポッシブル』22.0%3位『トップガン』 6.2%4位『M:I-2』 6.0%5位『レインマン』 4.6%■トムの演技に惚れぼれ!派・『M:I-2』:「普段鍛えてる成果を出せている」(26歳/学校/秘書・アシスタント)・『M:I-2』:「トム・クルーズが知的でカッコよく見えた映画だと思う。彼がよく演じる熱血漢キャラは苦手」(27歳/人材紹介/営業)・『M:I-3』:「女性に弱い役は嫌いだが、この作品は強い男性の役どころなのでとてもカッコいい」(28歳/学校/サービス)・『インタビュー・ウィズ・ヴァンパイア』:「金髪のビジュアルが他の作品と全然違う!それでいて耽美」(26歳/金属/財務)・『インタビュー・ウィズ・ヴァンパイア』:「すっごいキレイな吸血鬼だった。あの肌の白さや鋭い目が忘れられない」(27歳/小売/販売)・『コラテラル』:「悪役なので新鮮だった」(26歳/鉄鋼/総務)・『トップガン』:「トム・クルーズの好きなところは、努力家なところ」(22歳/ソフトウェア/SE)・『トップガン』:「トムのパイロット姿にメロリンキューでございました。短髪、良い歯並び、はちきれそうな笑顔、濃い眉毛が彼の魅力」(27歳/精密機器/秘書・アシスタント)・『ミッション:インポッシブル』:「一番カッコいい頃だと思うし、彼の良さが一番活かされている作品。甘いマスク、たくましさに繊細さ……素敵です」(30歳/建築/設計)・『ミッション:インポッシブル』:「母や祖母など世代に関係なく人気があるので、一緒の話題で盛り上がれる」(24歳/官公庁/クリエイティブ)・『ラスト サムライ』:「渋い!!男はしゃべり過ぎるなって感じ」(24歳/金融/人事)・『レインマン』:「キメ過ぎてないトムが良い。でしゃばらずあっさりした演技が作品に良く合っている」(22歳/商社/営業)・『レインマン』:「不朽の名作だと思う。アクションがなくても彼が名優だということがわかる映画」(26歳/医薬品/営業)・『ワルキューレ』:「リーダーとしての姿がカッコよかった」(22歳/情報/SE)・『遥かなる大地へ』:「若いときの無垢な感じが良い」(25歳/IT/総務)■映画の内容に感動!派・『マイノリティ・リポート』:「映画の内容が良かった。近未来の世界観が良くできていた」(23歳/土木/秘書・アシスタント)・『ミッション:インポッシブル』:「エンターテインメントとして良くできていると思う」(24歳/生保/総務)・『ラスト サムライ』:「サムライ魂を身につける過程を、観客も一緒になって体験できる良い映画。感動した!」(25歳/医薬品/研究開発)・『レインマン』:「いろいろ考えさせられる映画。トム・クルーズはどんな役でも存在感があるところが良い」(27歳/金融/金融系専門職)・『宇宙戦争』:「迫力ある映像が良かった」(25歳/商社/システム)完全版(画像などあり)を見る
2009年11月09日何かと物議をかもすマイケル・ムーアの最新作『キャピタリズム〜マネーは踊る〜』がニューヨークとロサンゼルス限定で9月23日(現地時間)より公開され、オープニングでの1館あたりの興行収入が約60,000ドルという大ヒットスタートを記録した。この数字はここ最近の同規模の作品『スラムドッグ$ミリオネア』の166%という数字で、ムーア監督の過去の作品と比べても『華氏911』の218%、『ボウリング・フォー・コロンバイン』の230%と並外れた数字であることが分かる。本作は100年に1度と言われる世界同時不況の原因をムーア流に追究する“マネー・エンターテイメント”。ウォール街で$マークの入った大袋を手に「僕たちのお金を返してもらいに来たよ!」というセルフと共にアポなし突撃取材を展開する。10月2日からは全米拡大公開を迎えるが、どこまで数字を伸ばせるか?そしてアメリカ以外の各国での反応は?日本では12月、TOHOシネマズ シャンテ、TOHOシネマズ 梅田にて限定公開、さらに1月、全国にて公開。■関連作品:キャピタリズム〜マネーは踊る〜 2009年12月、TOHOシネマズ シャンテ、TOHOシネマズ 梅田にて限定公開、1月、全国にて公開© Front Street Productions, LLC.■関連記事:M・ムーアの経済ドキュメンタリーがヴェネチアを席巻!上映後10分間観客総立ちM・ムーア、ヴェネチアに殴りこみ!ドキュメンタリー作品初のコンペ部門出品マイケル・ムーア、次は恋愛映画に挑戦?GM破綻を受けアメリカの“経済”を斬る!
2009年10月02日新作を発表するごとに、その鋭い社会批評とユーモアで波紋を投げかけるマイケル・ムーア監督。昨年9月の「リーマン・ショック」に端を発したウォール街の金融危機と世界同時不況の真実に切り込んだ最新作『Capitalism: A Love Story』(原題)が第66回ヴェネチア国際映画祭のコンペティション部門においてワールドプレミアとして世界で初めて上映された。上映中、様々な場面で拍手や大きな笑いがわき起こるなど、観客の反応はおおむね好意的。上映後には10分以上ものスタンディングオベーションが!ムーア監督は会場のバルコニーから身を乗り出し、満員の客席に向かって感謝の言葉を繰り返した。ヴェネチアのコンペ部門にドキュメンタリー作品が出品されるのは史上初の快挙。映画は、アメリカ型の市場原理主義経済の崩壊および、金融危機がアメリカに与えた壊滅的な影響を克明に描写。庶民の生活が苦しい中で企業救済のために公的資金が投入されることに対し、怒りを露わにするムーアが、お得意の突撃スタイルで「金を返してくれ!」とシティバンクやモルガンスタンレーといったウォール街の銀行に突入していく姿も。上映に先立っての公式会見で監督は「アメリカという国では民主主義が不当な扱いを受けていると思う。経済は人間の生活の大きな要素を占めるけれど、人々が自分の住む社会の経済の運営に対する発言権を持たないような社会を民主主義社会と呼ぶことはできない。僕は“アメリカン・ドリーム”という考えを、生活の全ての要素において適用するべきだと思う。投票所の中だけでなくてね」と舌鋒鋭くアメリカ型の経済を批判していた。コンペの結果発表は9月12日(土)。果たしてその結果やいかに?日本では先日の総選挙により、政権交代がなされることになったが、野党に転落した自民党の総裁、麻生首相も本作に登場しているとか…。『Capitalism: A Love Story』は10月2日より北米での公開をスタート。日本では12月の公開を予定している。© Kazuko Wakayama■関連作品:Capitalism: A Love Story(原題) 2009年12月公開© Front Street Productions, LLC.第66回ヴェネチア国際映画祭 [映画祭]■関連記事:ジョージ・クルーニー、恋人についての質問にCMのキメ台詞で切り返し!マット・デイモン、主演するソダーバーグ監督の新作を携えてヴェネチア映画祭に登場!ニコラス・ケイジ&エヴァ・メンデス、波紋を呼ぶ一作を引っさげヴェネチア入りM・ムーア、ヴェネチアに殴りこみ!ドキュメンタリー作品初のコンペ部門出品塚本晋也最新作、ヴェネチア国際映画祭出品決定初コンペ出品の快挙!
2009年09月09日銃規制やイラク戦争、医療問題などアメリカにはびこる社会問題に独自の視点で切り込み、世界的な反響を呼んできた、ドキュメンタリー界の暴れん坊監督、マイケル・ムーア。そんな彼が“経済問題”をテーマに描いた最新作『Capitalism: A Love Story』(原題)が、9月に開催される第66回ヴェネチア国際映画祭コンペティション部門、ならびに2009年トロント国際映画祭特別上映に正式出品されることが決定。ヴェネチア国際映画祭のコンペ部門にドキュメンタリー作品が出品されるのは初の快挙となった。生まれ故郷の自動車工場が閉鎖され、失業者が増大したことを題材にした、監督デビュー作『ロジャー&ミー』(’89)で、独自のアポなし突撃取材を確立させたムーアだが、その最初のターゲットとなったGM(ゼネラル・モーターズ)が今年で破綻。徹底した批判・追究の精神を貫き通してきた彼は、この大不況がもたらした現実を受け、あらためて資本主義に則った巨大企業の支配力、そして利潤追求の姿勢に待ったをかける。既に完成前の作品を観た数少ない人の話によれば、「優秀なスタッフと働いているマイケル・ムーアは、いままさに絶好調だ!と断言できる」とのこと。アカデミー賞ドキュメンタリー長編賞を受賞した『ボウリング・フォー・コロンバイン』(’02)、カンヌ国際映画祭を制した『華氏911』に続き、ヴェネチアの地で、自身5年ぶりの快挙となるか?『Capitalism: A Love Story』は12月、全国にて公開。■関連作品:Capitalism: A Love Story(原題) 2009年12月公開© Front Street Productions, LLC.■関連記事:マイケル・ムーア、次は恋愛映画に挑戦?GM破綻を受けアメリカの“経済”を斬る!
2009年07月31日『ボウリング・フォー・コロンバイン』や『華氏911』、『シッコ』など独自の突撃スタイルで社会問題に一石を投じ、作品ごとに注目を集めるマイケル・ムーア。アメリカの銃社会、イラク戦争、医療問題をテーマにしてきた彼の最新作が12月に日本公開されることが決定した。タイトルは『Capitalism: A Love Story』(原題)。100年に一度の大不況と言われるいま、ずばり“経済問題”をテーマに、原点に立ち返る。監督デビュー作『ロジャー&ミー』(’89)で、GM(ゼネラル・モーターズ)の会長に“アポなし突撃取材”を始めてから、ちょうど20年。そのGMが破綻したいま、ムーアは巨大になりすぎた企業による支配力と、利益ばかり追求する姿勢がアメリカ国民のみならず世界中の人々に、いかに壊滅的な影響を与えてきたかを鮮明に描き出す。企画が進行する中で、経済危機にフォーカスしていくムーア。今年2月には、ウォール街や金融業界で働く人々に向かって、「自ら名乗り出て、あなたが知っていることをみんなで共有しよう」、「ヒーローになって、アメリカの歴史最大の詐欺行為を暴露することに手を貸してほしい」と呼びかけた。また、タイトルにもあるように、なぜ“愛の物語(=A Love Story)”を作るに至ったのか?という疑問については、「そろそろ“恋愛映画”を作ろうと思ったんだ。完璧なデートムービーになるよ」と宣言するムーア。「全てが入っているんだ――“欲望”“情熱”“ロマンス”、そして“毎日解雇されている14,000の人々”。これは禁じられた愛であり、誰もその名前を口にしようとはしない。もう言ってしまえばいい、“それが資本主義”なんだ!」と声高に語っている。『Capitalism: A Love Story』(原題)は10月2日に全米公開。ちょうど米国上院がウォール街に7,000億ドルの緊急支援策を可決した日から数えてちょうど1年と1日後の公開となる。日本では12月に公開予定。■関連作品:Capitalism: A Love Story(原題) 2009年12月公開© Front Street Productions, LLC.
2009年07月10日