女優の木村文乃が、ネイチャードキュメンタリー映画『シーズンズ2万年の地球旅行』(2016年1月15日公開)の日本版ナレーターを務めることがこのほど、明らかになった。木村が映画のナレーターを務めるのは今回が初となる。本作は、日本でも大ヒットを記録した『オーシャンズ』(09)のジャック・ペラン×ジャック・クルーゾ監督コンビが手がけ、氷河期が終わった2万年前から現在、そして未来へと至る地球の歩みを、野生生物の目線でとらえた作品。総製作費40億、構想4年、400人のスタッフが最新の撮影機材を駆使し、歴史学や動物行動学、植物学ら多くのスペシャリストと共に、感動的なストーリーを完成させた。先日、日本版ナレーターに笑福亭鶴瓶が起用されたことが発表されたが、このたび、木村文乃が共に日本版ナレーターを務めることが決定。「小さい頃、何度も繰り返して見るほどネイチャードキュメンタリーが大好きで、この仕事をする上でいつからか追いかける夢の一つになっていました。ずっとこういうお仕事をしたいと言い続けてきたのでとてもうれしいです」と喜びのコメントを寄せた。本作を鑑賞した木村は「登場するすべての生き物たちをいとしいと思わずにいられないほど動物が動物たるかわいらしい瞬間と、今にもその毛並みに手が触れられそうな至近距離での映像が詰まっていました」と感激。「どう撮っているのか目を見張るカメラワークと生きるままの姿を伝えようとするスタッフ陣の熱い気持ちが伝わってくるような気がしました」と語る。また、何度か経験のあるナレーションの仕事について「声というものはとても表現や扱いが難しいものだと常々思っています」と言い、「初心の気持ちを忘れず、スタッフの方々の意図をしっかりと組み込みながら映像に寄り添う事ができたら」とコメント。共演の鶴瓶を「とても尊敬する方」「気持ちのくみ取り方、物事への思いやりを言葉にして表現する幅がとても広く大きい方」と尊敬し、「光栄である反面、並ぶことが大きな挑戦でもあるなと引き締まる思いですが、すてきな大先輩と共演させていただくことを楽しみつつこの作品にとってのベストは何かを考え、そして表現していけたらと思っています」と意気込んでいる。配給するギャガは、一人でも多くの世代の人たちに見てもらい、かつわかりやすく伝えるため、日本版ナレーターは「幼年から壮年まで幅広く愛される方に」と考えていたと説明。「笑福亭鶴瓶さんには、動物たちに寄りそった目線で語っていただく一方、壮大な時間軸の中で、移ろいゆく自然の様子と懸命に生きる動物たちを、俯瞰(ふかん)の立場で観客をナビゲートしていただく女性パートには、動物好きとして知られ、その確かな演技で説得力ある木村さんは最適な方だと確信し、オファーさせていただきました」と木村の起用理由を明かした。本作は、10月22日より開催される第28回東京国際映画祭の特別招待作品として上映されることも決定している。(C)2015 Galatee Films - Pathe Production - France 2 Cinema - Pandora Film - Invest Image 3 - Rhone-Alpes Cinema - Winds - Pierre et Vacances.
2015年10月20日2人組テクノユニット・電気グルーヴの約25年に及ぶ活動を追った、初のドキュメンタリー映画『DENKI GROOVE THE MOVIE? ~石野卓球とピエール瀧~』(12月26日公開)のキービジュアルが8日、公開された。本作は、初ライブや数々の記録映像、当時を振り返るメンバーのインタビュー、最新のライブシーンなどで構成。かつて電気グルーヴのメンバーであった砂原良徳とCMJK、ケラリーノ・サンドロヴィッチ、スチャダラパー、山口一郎(サカナクション)、小山田圭吾といったアーティストの出演も決定している。メガホンを取るのは、これが初のドキュメンタリー映画となる大根仁監督。映画『モテキ』(11年)やテレビ東京系ドラマ『まほろ駅前番外地』(13年)などを手がけたことで知られる一方、音楽シーンやサブカルチャーにも造詣が深いことから、メンバーたっての希望で監督に起用された。「男前な電気グルーヴの映画にしようと思った」と語った大根監督。それを表すかのように、公開されたキービジュアルは、2人のシリアスな表情が印象的な写真を基調としている。毎度おどけながらも凝ったアートワークでも注目を集めている電気グルーヴとしては珍しく、ストレートなデザインに仕上がった。映画タイトル下には、"電気グルーヴとは、果たして何者なのか?"という挑戦的なキャッチコピーが描かれている。電気グルーヴは、前身バンド・人生(ZIN-SAY!)を経て、1989年に結成。幾度かのメンバーチェンジを重ねて、現在は、コンポーザーでありDJとしても国内外から高い評価を受けている石野卓球とTVや映画などの俳優業でも知られるピエール瀧の2人で活動している。結成時からテクノやニューウェーブを基調とした楽曲と奇想天外なパフォーマンスで話題を集め、90年代には「N.O.」(94年)や「Shangri-La」(97年)などでシングルヒットを記録した。その後、活動休止期間を設けながらも、コンスタントにアルバムをリリース。2014年のFUJI ROCK FESTIVALのGREEN STAGEでは、邦楽アーティスト唯一のヘッドライナークラスとして出演を果たした。(c)2015 DENKI GROOVE THE MOVIE? PROJECT
2015年10月08日『オーシャンズ』のジャック・ペラン監督とジャック・クルーゾ監督が手がける新たなネイチャードキュメンタリー映画『シーズンズ2万年の地球旅行』が来年1月に公開されることが決定し、特報映像が公開になった。これまで世界各国で生きる動植物たちの姿を捉えた作品は数多く存在したが、本作はタイトル通り、2万年もの“時”も扱う新しいネイチャードキュメンタリーになるという。特報映像名優にして映画製作者としても信頼を集めるペラン監督とクルーゾ監督は『WATARIDORI』や『オーシャンズ』など全世界を舞台にした壮大な作品を発表してきたが『シーズンズ…』では4年の構想期間と、約40億円もの製作費を投じて、氷河期が終わってから現在までの2万年もの時を動物の目線から捉えるという。このほど公開された特報映像では過酷な大自然で生きる動物たちのいきいきとした姿が次々に登場。スタッフは臨場感のある映像を獲得するために世界初の無音小型バギーを開発するなど、撮影手法についても徹底的に改良を重ねたようで、特報映像も目の前に動物がいるような迫力を味わうことができる。本作は、第28回東京国際映画祭の特別招待作品での上映が決定しており、クルーゾ監督が6年ぶりに来日する予定だ。『シーズンズ2万年の地球旅行』2016年1月、TOHOシネマズ 日劇ほか全国拡大ロードショー(C)2015 Galatee Films - Pathe Production - France 2 Cinema - Pandora Film - Invest Image 3 - Rhone-Alpes Cinema - Winds - Pierre et Vacances
2015年10月07日“食で国を変えた”と言われるペルーの国民的シェフ、ガストン・アクリオの素顔や情熱に迫るドキュメンタリー『料理人ガストン・アクリオ美食を超えたおいしい革命』が、11月14日(土)より公開されることが決定。併せて本作の予告編が解禁された。カリスマシェフ、ガストンは、自国の文化を愛し、国民から愛され、さらには世界のトップ・シェフから期待と尊敬を一身に集める料理人。彼の“食”への情熱は、ただの料理人というだけでなく、歴史ある大切な食物とその生産者への感謝と救済、貧しい子どもたちでも学ぶことができる料理学校の設立など、美食というカテゴリーをはるかに超え、国家と人々に誇りと希望を与えている。また、1994年、25歳で妻と2人で母国にレストラン「アストリッド&ガストン」をオープンして以来、類稀なる料理の才能をペルーの国と人々を救う道具として、惜しげもなく提供し続けている。今回解禁された予告編は、おいしそうな料理の映像から始まる。ブラジルのアレックス・アタラを始め、デンマークのレネ・レッゼピ、イタリアのマッシモ・ボットゥーラらが世界の有名シェフたちが次々と登場し、たくさんの人が”ガストン”と叫ぶ姿、食材の生産者たち、さらには学校で料理を学ぶ人たちが大勢映し出される。登場する人々は皆笑顔!ガストンは「フライパンで肉を焼くだけが料理ではない」「料理が人生のすべてだ」と語り、彼の人生を彩るペルーの大地と人々そしておいしい料理の数々が余すところなく詰め込まれた予告編となっている。なお本作は、10月31日(土)から11月13日(金)まで行われる「第6回東京ごはん映画祭」で先行プレミア上映が決定している。身近な“食”で国を変えた彼のドキュメント。観れば価値観が変わること間違いなし。まずは予告編から覗いてみて。『料理人ガストン・アクリオ美食を超えたおいしい革命』は11月14日(土)より渋谷シアター・イメージフォーラムほか全国にて公開。(cinemacafe.net)
2015年10月02日ヴィヴィアン・マイヤーという写真家のことは、もちろんご存じありませんよね? 生涯で15万枚以上の作品を残しながら、一度も発表することなく、乳母や家政婦として働き、2007年、オークションで偶然ネガが発見されるまでは、その存在をまったく知られることなく、2009年に83歳でこの世を去った、変わり者の女性のことは。彼女のネガを競り落とした青年が、写真の一部をブログにアップすると爆発的な人気が出て驚き、プリントを売って製作費を稼ぎながら、謎だった彼女を探す旅に出て、彼女を知る人々のインタビューも含め、ドキュメンタリーで描いたのがこの映画。まさに、事実は小説よりも奇なり! 今まで、こんな不思議な魅力の映画は観たことがありません。乳母だった彼女が死後、写真家として脚光を浴びるまでの旅路その青年がシカゴ在住の監督、ジョン・マルーフです。歴史の資料としてシカゴの風景写真を探している時、地元のガラクタや中古家具を扱うオークションハウスで、古い革張りの箱に入ったネガを落札。撮影者はヴィヴィアン・マイヤーとあるけれど、知らない名前で、検索してみても1件もヒットなし。初めてヒットしたのは、それから2年後、彼女がつい数日前に亡くなった、という死亡記事でした。そこから、彼は生前のヴィヴィアンを知る人物を探し当てるのですが、その人はなんと「彼女は僕のナニー(乳母)だった」と…。乳母だった人が、なぜこんなに優れた写真を撮影できたのか? 彼のヴィヴィアンを探す旅が始まります。生涯独身だった彼女の晩年の生活を援助していたのは、かつて彼女が乳母を務めていた家族でした。彼らのおかげで、さらに膨大なネガ、未現像フィルム、8mmや16mmの映像素材、カセットテープ、それどころか、ブラウス、コート、帽子、靴、レシートに書いたメモの類いまでを入手。そして、ジョンの旅はフランスにまで及びます。20世紀最高のストリート写真家の謎めいた数奇な人生彼女を知る人々は、口々に「変り者」「秘密主義」「孤独な人だった」と語りますが、彼女が写真を大量に遺していたことは誰も知りません。フランス訛りから、フランス人だとも思われていたヴィヴィアン。彼女の両親は、彼女が幼い時に離婚しているのですが、ある時期、ヴィヴィアンは母親の母国であるフランスと行き来していたことが判明します。ジョンが南フランスの村を訪ね、彼女が現像屋に「光沢でなくつや消しで」などと、プリントの指示を細かく出していたことを知り、発表するつもりがなかった写真を世に出してしまって悪かったかも… と懸念していた彼が勇気づけられるシーンは印象的でした。プロの写真家たちから「彼女は真の写真家」「驚くべき洞察力」「発表していれば成功できたのに…」と評されるヴィヴィアンの写真。ニューヨーク、ロンドン、パリを始め、世界各地を巡回中の展覧会は、その美術館史上最高の動員となったり、全米での写真集の売り上げNO.1を記録したり。なぜ発表しなかったのか、謎は深まるばかりです。引きこもって溜め込んだ新聞紙に埋もれて暮らした晩年ザンバラ髪に男物のシャツとだぶだぶのコート、足元はアーミーブーツで、愛機ローライフレックスを首から下げ、ファインダーを上から覗き込み、被写体に体当たりで撮影していたヴィヴィアン。彼女が好んで撮るのは、スラム街の人々、泣いている子供、堵殺場など、人間の負の側面を思わせる写真。ただの浮浪者にしか見えない男の写真を購入した、俳優ティム・ロスの「最貧の姿の男なのに幸せそうなんだ」という言葉が刺さります。ハッとさせられる視点や構図は、ダイアン・アーバスやブラッサイを思わせますが、長く住まわせてもらっていた部屋には、美術関係の書籍はなく、足の踏み場もないほど新聞が堆積していたとか。グロテスクで不条理な事件、人間の愚かさが露呈した事件に興味津々だったという彼女には、ジャーナリスティックな感性、作家のカポーティめいた好奇心があったのかもしれない、と思ったり。アーティストとしてはアウトサイダーだったヴィヴィアンの人生が、ミステリアスなまま、心の奥底に沈殿して離れません。作品を公表していたら、20世紀の写真史を変えていたかもしれないヴィヴィアン・マイヤーを、この映画を観て、あなたも探す旅に出てみませんか? 「ヴィヴィアン・マイヤーを探して」▼予告編監督:ジョン・マルーフ、チャーリー・シスケル出演:ヴィヴィン・マイヤー、ジョン・マルーフ、ティム・ロス 他2015年10月10日(土) シアター・イメージ・フォーラムほか全国順次ロードショー
2015年09月29日“食べる”ことを極めた美食家たちーーそんな彼らに導かれて地球の果てまで旅をする、至高の美食ドキュメンタリー映画『99分,世界美味めぐり』が来年1月末より公開される。スウェーデンで『FOODIES』(原題)という名で製作された本作。スクリーンに映し出されるのは、世界中に点在するミシュラン星付きのレストラン。普段は取材拒否している名店で、超一流シェフたちの目にも、舌にも、心にも美味しい美食の数々。なぜ、取材拒否の店で撮影を敢行出来たのか?それはレストランへの案内役を務める5人の美食家のおかげ。最高のレストランを求めて、地球を駆け巡る彼らは“フーディーズ”と呼ばれ、SNSを駆使して情報を発信している。中でも本作に登場する5人は、“美食家の最高峰”とまで称えられ、何百万人ものフォロワーを持ち、シェフからの信頼も厚く、どんな予約困難なレストランでもたちどころに席を確保できるという、いわゆるVIPだ。そんな彼らが研ぎ澄まされた五感を使って味わうのは、斬新な盛り付けがもはやアートの域へと達した最先端のひと皿から、中国の山奥の悠久の歴史を凝縮させた古の料理まで。フーディーズたちの案内で、世界中の“旅行してでも行く価値がある”と言われる「ピエール・ガニェール」(パリ)や「フロコン・ド・セル」(メジェーヴ)を始めとする三ツ星や、“遠回りする価値がある”とされる二つ星、今最も注目を集めるホットなレストランなど全29店が登場する。その中には、日本が誇る京都の老舗料亭「菊乃井」(京都)や、「鮨さいとう」「神保町 傳」「都寿司」などの東京の名店も。予告編映像では、「一日に60食以上食べることもある」という並外れたフーディーズたちの美食への情熱、さらに名店の一流シェフ達が語る仕事へのこだわりなど貴重な生の声も収められている。なお、本作は第28回「東京国際映画祭」のパノラマ部門への公式出品が決定している(※上映日程などは後日発表)。『99分,世界美味めぐり』は16年1月30日より角川シネマ有楽町・YEBISU GARDEN CINEMAにて公開。
2015年09月23日2人組テクノユニット・電気グルーヴの約25年に及ぶ活動を追った、初のドキュメンタリー映画『DENKI GROOVE THE MOVIE? ~石野卓球とピエール瀧~』の公開日が12月26日に決定し、2週間限定の年越し上映となることが16日、わかった。本作は、初ライブや数々の記録映像、当時を振り返るメンバーのインタビュー、最新のライブの模様などで構成。かつて電気グルーヴのメンバーであった砂原良徳とCMJK、ケラリーノ・サンドロヴィッチ、スチャダラパー、山口一郎(サカナクション)、小山田圭吾といったアーティストの出演も決定している。メガホンを取るのは、これが初のドキュメンタリー映画となる大根仁監督。映画『モテキ』(11年)やテレビ東京系ドラマ『まほろ駅前番外地』(13年)などを手がけたことで知られる一方、音楽シーンやサブカルチャーにも造詣が深いことから、メンバーたっての希望で監督に起用した。公開日となった12月26日は、DJとしても国内外から高い評価を受けているメンバー・石野卓球の48歳の誕生日。公開劇場は、新宿バルト9をはじめ、同ユニットの地元・静岡を含む全13劇場で、2週間限定の年越しロードショー。特典付き全国共通前売り券(特典内容は近日発表)は、10月23日より劇場およびプレイガイドにて一斉発売される。価格は1,500円(税込)。電気グルーヴは、前身バンド・人生(ZIN-SAY!)を経て、1989年に結成。幾度かのメンバーチェンジを重ねて、現在は、石野とTVや映画などの俳優業でも知られるピエール瀧の2人で活動している。結成時からテクノやニューウェーブを基調とした楽曲と奇想天外なパフォーマンスで話題を集め、90年代には「N.O.」(94年)や「Shangri-La」(97年)などでシングルヒットを記録した。その後、活動休止期間を設けながらも、コンスタントにアルバムをリリース。2014年のFUJI ROCK FESTIVALのGREEN STAGEでは、邦楽アーティスト唯一のヘッドライナークラスとして出演を果たした。(c)2015 DENKI GROOVE THE MOVIE? PROJECT
2015年09月17日3人組テクノポップユニット・Perfume初のドキュメンタリー映画『WE ARE Perfume ‐WORLD TOUR 3rd DOCUMENT』(10月31日公開)が、日米同時公開されることが決定し、主題歌となる新曲「STAR TRAIN」が使用された予告映像が14日、公開された。本作は、ユニット結成15周年、メジャーデビュー10周年のアニバーサリーイヤーとなる2014年から2015年にかけての「Perfume WORLD TOUR 3rd」、アメリカ・テキサスのショーケースライブイベント「SXSW 2015」での活動に密着。世界を駆け巡りながら活躍するPerfumeの音楽にスポットを当てる。最新テクノロジーを掛け合わせたライブパフォーマンスやこれまであまり見せることのなかった舞台裏に完全密着し、喜びや苦悩、葛藤までもを伝える。今回の日米同時公開は、昨年秋に開催され成功をおさめたアメリカ・ニューヨークおよびロサンゼルスの劇場が、日本からのオファーにいち早く手を挙げたことにより実現。過去に日米同時公開された邦画は『ミッドナイト・イーグル』(2007年)、『REDLINE』(2010年)、『最後の忠臣蔵』(2010年)と3作品あるが、ドキュメンタリー映画では本作が初となる。米国の配給元は「あ~ちゃん(西脇綾香)、かしゆか(樫野有香)、のっち(大本彩乃)がグローバルに有名になったことを大変誇りに思っています。最近のワールドツアーの舞台裏を見られること、あのスペシャルな瞬間を追体験できることに非常に興奮しています」と感激し、「また近いうちにアメリカで公演してくれることを楽しみにしています!」とラブコールを送っている。さらに、北米を皮切りに台湾、香港、シンガポール、メキシコでの上映も決定し、南米および欧州でも公開予定。そして、本作は10月22日より開催の第28回東京国際映画祭へ正式招待されることも決定。2015年から新設される"パノラマ部門"に選出され、同日に行われるオープニング式典のレッドカーペットへの登壇も決まっている。同映画祭事務局は、選出の理由として「海外でも人気の高いアーティストの作品を東京国際映画祭で上映し、広く海外に発信する事に対し、大きな意義を感じるため」と回答した。この大きな展開を受けて、大本は「なんだかすごい事になってきました…! とにかく早く観てほしいな」とコメント。樫野も「自分たちのツアーが映画になることだけでもとても嬉しかったのに、その映画がアメリカでも同時上映されると聞いて未だに信じられません!」「国際映画祭のレッドカーペットを歩ける日が来るなんて夢にも思いませんでした」と感動を表し、「関わってくれた人の気持ちを胸に3人で歩けることをとても嬉しく思います!」と感謝を述べている。中でも、抑えきれないように感情をあらわにしたのは、西脇。「日米同時公開うれしーーーーーーい!!!!!! すごーい!!」と大感激し、「Perfumeのライブが、どんなやりとりで、どんな風に作られているのか、本当にたくさんの場面で密着していただいているので、若干恥ずかしいところはあります」と告白。「ありのままの私たちを、日本のみならず海外の方にも見届けてもらえること、すごく嬉しいです!!」と語る。続けて、「念願のレッドなカーペット!! 踏みしめて歩きたいと思います」とアピールしながらも、「ひゃん。緊張する…笑」と本音もこぼした。公開された予告映像は、世界各国の熱狂的なファンの前でパフォーマンスを繰り広げる姿やシンガポールの巨大なマーライオンの中で遊ぶ一面、ニューヨーク上陸の場面などを収録。「この時をずっと待っていたんだ」と話す白人男性や「Perfume大好き!」と語る少女、ステージを前に思わず涙してしまうファンらも収められ、ワールドワイドな人気がうかがえる仕上がりになっている。映像でも用いられている映画主題歌「STAR TRAIN」は10月28日にリリース。CDとDVDが同梱される初回限定盤(1,998円/税込)とCDのみの通常盤(1,000円/税込)の2種類で発売される。(C) 2015"WE ARE Perfume"Film Partners.
2015年09月15日開幕を2日前に控えた現地時間8日、アレサ・フランクリンのドキュメンタリー『Amazing Grace』が、トロント映画祭の上映ラインナップから外されることになった。映画祭事務局が発表した。「トロントの観客が、このすばらしい芸術作品を観られなくなったことを、とても残念に思います」と映画祭側はコメントしている。その他の情報『Amazing Grace』は、故シドニー・ポラック監督の作品。ポラックが2008年に亡くなった後、プロデューサーのアラン・エリオットが完成させた。だが、1972年の映像をフランクリンの許可なしに使用しないということにポラックが同意していたにも関わらず、映像が使われたとして、先週金曜日にフランクリン側は、公開差し止めを求める訴訟を起こした。これに伴い、テルライド映画祭での上映も中止され、10月に予定されていたシカゴでの試写もキャンセルになっている。文:猿渡由紀
2015年09月09日ペルーの国民的ヒーローである料理人のガストン・アクリオの素顔と、食で国を変えたその情熱に迫るドキュメンタリー映画『料理人ガストン・アクリオ 美食を超えたおいしい革命』が、11月14日より公開されることが決定。ポスタービジュアルもこのほどお披露目となった。国のアイデンティティーの最も重要な要素のひとつであり、人々の生活を向上させ、国をまとめる力を持つ“食”。同作では、政治家でも革命家でもないにも関わらず、“母国の素晴らしい文化を世界へ発信する”という揺るぎない夢と情熱を持った結果国自体に大きな革命をもたらしたひとりの料理人・ガストン・アクリオの素顔が描かれている。ガストン・アクリオは1994年に25歳で妻と2人で母国にレストラン「アストリッド&ガストン」をオープンし、その類まれなる料理を多くの人に提供することで国と人を救ってきた。また、ただ料理人というだけでなく、食物とその生産者への感謝と救済を忘れず、また、貧しい子どもたちでも学ぶことが出来る料理学校を設立するなど、“美食”というカテゴリーを超え、国家と人々に誇りと希望を与え続けてきた。同作には、世界中のレストランの中からベスト50を選ぶ「The World’s 50 Best Restaurants」でトップ10に名を連ねる料理人レネ・レゼッピ、マッシモ・ボットゥーラ、アレックス・アタラなども出演する他、ペルーで食材の生産に関わる人々や、学校で料理を学ぶ子どもたちなど、ガストン・アクリオを取り巻く人々が登場する。なお、同作は10月31日から11月13日にかけて開催される「第6回東京ごはん映画祭」での先行プレミア上映が決定している。映画『料理人ガストン・アクリオ 美食を超えたおいしい革命』は、11月14日よりシアター・イメージフォーラム他、全国にて順次公開。
2015年08月28日世界中で長年愛されながら、再び日本でも注目が集まっているコーヒー。そんなコーヒーカルチャーのニューウェーブを描いたドキュメンタリー映画『ア・フィルム・アバウト・コーヒー(A Film About Coffee)』が12月より公開されることが決定した。自主制作映画でありながら世界30カ国108都市のコーヒー愛好者の自主的な上映会によって話題を呼び、本国アメリカでも配給が決まった同作。ニューヨーク、サンフランシスコ、ポートランド、シアトル、東京のコーヒーカルチャーのニューウェーブを牽引する5都市で活躍するキーパーソンたちの哲学と仕事ぶりが描かれている。同作には、日本進出を果たした「ブルーボトルコーヒー」の創始者であるジェームス・フリーマンも出演。自らのコーヒーの原体験やサイフォン・バーへの熱い思い、日本の純喫茶への強い憧憬などについて語っている。その他、ポートランドを拠点とする「スタンプタウン・コーヒー・ロースターズ」の生豆バイヤーであるダリン・ダニエルが、コーヒーの生産国であるルワンダの生産者たちのもとへ何度も足を運び、生産工程や精製方法を生産者たちと確認し共有しながら、より良いコーヒー豆をより良い品質で届けることを追求する姿なども収められており、大きなコーヒームーブメントの“今”が鮮やかに映しだされた作品となっている。ドキュメンタリー映画『ア・フィルム・アバウト・コーヒー(A Film About Coffee)』は、新宿シネマカリテほか全国にて順次公開。
2015年08月22日アレキサンダー・マックイーン(Alexander McQueen)と、ジャンポール・ゴルチエ(Jean Paul GAULTIER)のドキュメンタリーDVDがそれぞれ9月16日に発売される。斬新な発想で多くの人々を魅了してきたファッション界の先駆者、アレキサンダー・マックイーン。今回発売されるDVD「The legacy of Alexander Mc Queen」(3,800円)では、初期の作品から、アレキサンダー・マックイーンの死の直後にパリにて限定のプレスのみで行われた10-11AWコレクションのショーまでを、その都度行われていた本人のインタビューなどを交えて収録。ロボットがモデルの衣装にスプレーを吹き付けた99-00SSの伝説のショーや、06-07AWのケイト・モスのホログラム立体映像、斬新な格子柄が印象的な09-10AWコレクションなどの貴重な映像が収められている。一方、「ジャンポール・ゴルチエ」のドキュメンタリーDVD「JEAN-PAUL GAULTIER AT WORK」(3,800円)では、ジャンポール・ゴルチエ本人が、80年代から現在までの厳選したショーを映像で振り返りながらデザイン手法を解説するという、業界人必見の映像となっている。ファッションショーやテレビ出演よりも、自らの手で服作りをすることを大切にするジャンポール・ゴルチエ。実際にモデルの体に纏わせながらデザインをする様子など、彼の服作りにおける発想から制作までの過程が、実演・再現によって描き出されている。
2015年08月06日事実を映し出すドキュメンタリー映画はとても興味深い。現実にこんなことが起きているのか、地球上にこんな景色があるのか、自分の知らないことであればあるほどのめりこんで見てしまうものだ。けれど、ものすごく昔、ドキュメンタリーは退屈な映画だと思っていたことがある。おそらく学生時代に眠くなるような、まったく興味を持てないようなドキュメンタリーを見たからではないかと…。一旦、記憶に刻まれてしまうとそれを面白いものとして塗りかえることはなかなか難しい。塗りかえるにはマイナスをプラスにするほどのドキュメンタリーと出会わなくてはならない。たとえば、ヴィム・ヴェンダース監督の『ブエナ・ビスタ・ソシアル・クラブ』はそのひとつだった。そして、彼が新たに世に送り出す『セバスチャン・サルガド/地球へのラブレター』もまた素晴らしい。セバスチャン・サルガドとは写真家の名前。世界的な報道写真家であり、大自然の保全や復元に尽力する環境活動家としても知られる稀代のアーティスト。その彼が撮った一枚の白黒写真──住む場所を追われ難民となったトゥアレグ族の“盲目の女性”の写真と出会い心奪われたヴェンダース監督は、サルガド生涯最後のプロジェクト「Genesis」の全貌を追い、彼がこれまでに撮ってきた写真と写真家になるまでのヒストリーや写真家として世界を飛びまわる日々についてインタビュー。それらを繋ぎ合わせてドキュメンタリーに仕上げた。サルガドって誰?という人であっても、この1本を見ればサルガドがどういう人物なのか、どういう活動をしてきたのか、どれだけ人を惹き付ける写真を撮るのかが分かる。圧倒的な写真と映像に釘付けになるだろう。「ギリシャ語で“フォト”は光、“グラフィン”は書く・描く」であるから「フォトグラファー(写真家)とは“光で描く人”を指す」というセリフが一番最初に登場する。そこから先は、次から次へと力強い写真が映し出される。モノクロを基調とした写真の数々は例外なく力強いものばかり。行ったことのない国、地域。知らない民族、伝統。知っているけれど見たことのない動物たちの生態、一瞬の表情。自然の美しさと驚異──もう、驚きの連続だ。ヴェンダースが1枚の写真と出会い心を突き動かされたように、この1本のドキュメンタリー『セバスチャン・サルガド/地球へのラブレター』はきっと見た人の心を刺激する。(text:Rie Shintani)
2015年08月04日「Perfume」の今年第2弾となるのシングル「STAR TRAIN」が、「Perfume」初のドキュメンタリー映画『WE ARE Perfume -WORLD TOUR 3rd DOCUMENT』の主題歌として今秋リリースされることが決定した。結成15周年、メジャーデビュー10周年を記念して制作され、2014年に3回目の開催となったアメリカ、ヨーロッパ、アジア各地を回ったワールドツアー「Perfume WORLD TOUR 3rd」と、世界最大規模のフェス「SXSW 2015」の様子に密着したドキュメンタリー『WE ARE Perfume -WORLD TOUR 3rd DOCUMENT』。すでに国内外問わず話題の本作では、圧巻のパフォーマンスで海外各地のオーディエンスを熱狂させた3人の素顔や、これまで「Perfume」があまり見せることのなかった舞台裏の模様など、彼女たちの努力と成功の裏側に迫る完全密着ドキュメンタリーに仕上がっている。このほどリリースが決定した新曲「STAR TRAIN」は、ドキュメンタリー制作スタッフの熱い想いから、自身を題材とした初の映画を快諾したメンバーが、映画主題歌となる新曲を制作するにあたり自らを見つめ、プロデューサー中田ヤスタカ氏に直接想いの丈を伝え完成した楽曲。これまでの15年間、ひたむきな努力で未来を生み出してきた3人の魅力がつまった、渾身の一曲に仕上がっている。プロデューサーの中田さんは「メジャーデビュー10周年おめでとうございます。あっという間の10年、色んなことが変わったように見えて僕らは何も変わりません。これからも最新の作品が最高の作品になるよう力を合わせていきましょう」と、今後も「Perfume」の3人と素晴らしい音楽を届けてくれうであろう力強いコメントをしている。日本のみならず海外でもその人気は高まるばかりの「Perfume」。新曲「STAR TRAIN」、そしてアニバーサリーイヤーに公開されるドキュメンタリー映画『WE ARE Perfume -WORLD TOUR 3rd DOCUMENT』と合わせて、今後も「Perfume」から目が離せそうにない。『WE ARE Perfume -WORLD TOUR 3rd DOCUMENT』は10月31日(土)よりTOHOシネマズ 新宿ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2015年08月01日hide生誕50周年に合わせて制作された、ドキュメンタリー『JUNK STORY』の海外展開プロジェクトが、クラウドファンディングサービス「Makuake」で30日(木)18時よりスタートした。衝撃的な死から17年経った今も尚、多くの人に愛され、慕われ続けるミュージシャン・hide。彼の生き様、足跡、思いが描かれたドキュメンタリーとして公開された『JUNK STORY』は、5月23日に国内で上映され大きな反響を呼び、「ぴあ映画初日満足度ランキング」では1位に輝いている。今回クラウドファンディングサイト「Makuake」にて立ち上げられたプロジェクトは、当初予定していた海外展開の規模拡大を目指すもの。日増しに大きくなる海外での上映を求める声を受けて、根強いファンが多い台湾・香港・韓国などのアジア圏内、最近ジャパンカルチャーに関心の高いフランス・ドイツなどのヨーロッパ、そしてhideの海外進出の夢でもあったLAをはじめとした北米、といったような地域での上映を目指す。集められた資金は、劇場での上映を始め、番組での放送やネットでの配信、そしてDVD化やブルーレイ化などに使用され、プロジェクトのサポーターには、海外展開活動レポートが送られてくるほか、海外版のエンドロールへの名前記載、海外版のDVDやオフィシャルサポーター専用オリジナルピンバッジのプレゼント、さらにはトークイベントつきの海外版上映会イベントへの招待などの特典を受け取ることができる。ミュージシャンや関係者など、hideを知る様々な30名を超える人物のインタビューを新たに撮影し、約1,000時間に及ぶ過去映像の見直し作業、膨大な写真群の整理などを経て制作されたという本作。「歌謡大賞とかレコード大賞はいらないけど、俺はグラミー賞を取る!」というhideの想いを引き継ぐ本作が、海外でどういった評価がされるのか、大いに期待がかかる。「hideドキュメンタリー映画『JUNK STORY』海外上映公式サポーター募集」プロジェクトは「Makuake」にて資金調達中。(text:cinemacafe.net)
2015年07月30日“神の眼”を持つと言われている偉大な報道写真家セバスチャン・サルガドの足跡を名匠ヴィム・ヴェンダースが紐解く、壮大なドキュメンタリー映画『セバスチャン・サルガド/地球へのラブレター』。写真家として、一人の男として歩んできた波乱に満ちた半生。その裏に隠された想いが明らかになります。ブラジルに生まれ、写真に魅了されたセバスチャン・サルガドは、各地で起きている戦争や難民、虐殺といった世界の闇を長年にわたって撮り続けていた。数多くの賞を受賞し、世界中に大きな影響を与え続けてきた報道写真家であるサルガドだったが、2004年に今までの作風とは全く異なるプロジェクト「GENESIS(ジェネシス)」に取り組みはじめ、地球に残る未開の地を訪れるようになる。人間の苦しみや絶望を見つめ続けてきたサルガドが見つけた新たな希望とは一体何か。そして、「私から地球への“ラブレター”なのです」と語るサルガドがこのプロジェクトに込めた想いとは……?サルガドが撮影した写真一枚一枚の背景にはそれぞれ語りつくせないストーリーがあり、思わず言葉を失うような衝撃の光景と目を背けたくなるような現実が写し出されています。しかし、そこにはサルガドの壮絶な体験や人間の闇が根底にあり、それらの写真が私たちに多くのことを訴えかけているのです。被写体と真摯に向き合ったサルガドだからこそ撮影することのできた圧倒的な写真の数々。一枚の写真が持つ力と想像を絶する迫力に心を揺さぶられます。そして、サルガドが新たに写し出す美しい自然とそこに見出した希望の光を感じてください。今回、Bunkamuraル・シネマでは本作の公開を記念して、ヴェンダース監督の過去作『ブエナ・ビスタ・ソシアル・クラブ』も7月25日から3週間限定でリバイバル上映されます。15年前の日本公開時には、なんと約7カ月間に及ぶロングラン大ヒットを記録した傑作。貴重な35ミリフィルムでの上映となるので、こちらも合わせてお見逃しなく!イベントデータ:『セバスチャン・サルガド/地球へのラブレター』公開表記:8月1日(土)、Bunkamuraル・シネマ他にて全国公開配給:RESPECT(レスペ)×トランスフォーマー©Sebastião Salgado ©Donata Wenders©Sara Rangel©Juliano Ribeiro Salgado
2015年07月30日世界最大のインターネット映像配信ネットワーク「Netflix」にて、「ローリング・ストーンズ」のギタリスト、キース・リチャーズの軌跡を描くドキュメンタリー『キース・リチャーズ:アンダー・ザ・インフルエンス』(原題)が9月18日 (金) より全世界独占配信されることがこのほど決定した。『バックコーラスの歌姫たち』で第86回アカデミー長編ドキュメンタリー映画賞を受賞したモーガン・ネヴィルが監督を務める本作は、アカデミー賞とエミー賞の受賞歴があるRadical Media(『ニーナ・シモン~魂の歌』、『フォッグ・オブ・ウォー』) が製作を手掛け、キース・リチャーズの真の姿を美しく映し出し、作曲家、ギタリストそしてエンターテイナーとしてのキースの音楽の起源に迫る。「ローリング・ストーンズ」時代から最新のソロレコードまで、キースの成長を促し、影響を与えた人物や場所を巡る作中では、作品を次々と発表し人気を博した絶頂期の貴重な記録映像から、気さくでありながら、時には深く考え込むキースのインタビュー映像、そして人々に愛されるキースが伝説になるまでの長く独特な道のりを収録した貴重な作品に仕上がっている。監督のモーガン・ネヴィルは「もしロックンロールのマウント・ラッシュモア(ラッシュモア山)があるなら、キースの顔は間違いなく刻まれることでしょう。彼はいつでもロック・ミュージックの魂を体現しています。その光も闇もすべてを。そしてキース・リチャーズは、とても真面目な人間で、ユーモアや知識、そして知性を備えた人物でした。この映画には、ありのままのキースが映し出されています。」と語っている。キース・リチャーズの音楽と社会的影響力の変遷を、エレクトリック・ブルース、カントリー・ホンキー・トンク、サザン・ソウルなど彼が影響を受けた音楽や、さらには現在影響を受けている音楽と共に辿る本作。ロック・ミュージックの“リヴィングレジェンド”の素顔に迫るドキュメンタリーとして、大きな注目を集めそうだ。『キース・リチャーズ:アンダー・ザ・インフルエンス』(原題)は9月18日 (金) より「Netflix」にて配信。日本での配信は2015年予定。(text:cinemacafe.net)
2015年07月30日3人組テクノポップユニット・Perfumeの初となるドキュメンタリー映画『WE ARE Perfume ‐WORLD TOUR 3rd DOCUMENT』が、10月31日から公開されることがこのほど発表された。本作は、ユニット結成15周年、メジャーデビュー10周年のアニバーサリーイヤーとなる昨年から今年にかけての「Perfume WORLD TOUR 3rd」、アメリカ・テキサスのショーケースライブイベント「SXSW 2015」での活動に密着。アジア、ヨーロッパ、アメリカなど、世界を駆け巡りながら活動するPerfumeの音楽にスポットを当てる。最新テクノロジーを掛け合わせたライブパフォーマンスやこれまであまり見せることのなかった舞台裏に完全密着し、そのひたむきな姿から喜びや苦悩、葛藤までも伝える。また、映画でしか見ることができない映像も多数収録される。メンバー自身が次回の公演をよりよくするために公演後に何時間も行っている通称「ダメ出し」会のほか、タイトスケジュールのワールドツアー中にわずかな余暇を楽しむ様子も。シンガポールの巨大マーライオンに興奮したり、ニューヨークのタイムズスクエアを初めて街歩きしたりする場面など、等身大のメンバーたちの姿を映す。また、それぞれがワールドツアーや結成、メジャーデビューから現在に至るまでの軌跡を振り返る独占インタビューも収められている。近年では東京ドーム公演などを追ったドキュメンタリー番組を手がけていた佐渡岳利監督がメガホンを取り、その制作チームが再集結。アニバーサリーイヤーの節目に、Perfumeの努力と成功の裏側に迫ったドキュメンタリーの映画化を熱望し、メンバーも「現在そして未来のPerfumeも想像できるような作品になれば」と快諾したことで実現に至った。海外で2カ月間の活動を追い、総撮影時間は500時間を超えたという。あ~ちゃんこと西脇綾香は、「本当に自然な私たちが収められています」とコメント。「3人しか笑ってないくだらない話も、寒くて防寒し過ぎてるリハーサル着姿も、本番前のすっぴんも」と笑ってみせ、普段ならカットする場面でも「ご愛嬌!」と判断して収録されていることを明かした。また、「海外に行くだけでも苦手な私が、3年越しにやっと叶えられた夢の舞台を立ち終わったとき、もう次の夢を口にしている自分にびっくりしました」と発見もあったようだが、「そのくらいPerfumeのことになると強くなれる。アメリカの舞台で戦ってきた私たちチームPerfumeの姿をぜひ、たくさんの方にご覧いただきたいです」とアピールした。のっちこと大本彩乃も「この映画では、わたくしがロンドンLIVEという大舞台で、盛大かつ豪快に間違えている一部始終が、本人解説付きで大画面でご覧になれます」とその内容を説明。「ああ記憶から消すつもりだったのに…。監督に逃してもらえませんでした」と笑って嘆くも、「Perfumeのこれまでとこれからが詰まってます。宝物がまたひとつ増えました!」と喜びをあらわにした。かしゆかこと樫野有香は「3人だけじゃ決して成り立たない、支えてくれて、力をくれるたくさんの方々のおかげでライブができているということ、その人たちがいるから頑張れるということをあらためて感じさせてくれる映画になりました」とスタッフやファンへの感謝も言葉にした。Perfumeは広島で2000年に始動。2003年に活動拠点を東京に移し、CAPSULE(当時はcapsule)のコンポーザー・中田ヤスタカ氏をプロデューサーに迎え、2005年にシングル「リニアモーターガール」でメジャーデビュー。「ポリリズム」や「チョコレイト・ディスコ」といったヒット曲を収録したメジャー1stアルバム『GAME』(2008年)は、テクノポップと冠した日本のアーティストとしてはYellow Magic Orchestraの『浮気なぼくら』(1983年)以来、約25年ぶりにオリコン週間アルバムランキングで1位を獲得する快挙を果たした。その後もコンスタントにアルバムをリリースしながら、国内のみならず海外でのライブも精力的に行っている。(C) 2015"WE ARE Perfume"Film Partners.
2015年07月27日今年で結成15周年、メジャーデビュー10周年を迎えたPerfume初のドキュメンタリー映画『WE ARE Perfume -WORLD TOUR 3rd DOCUMENT』が10月に公開されることが決定した。彼女たちが昨年から今年にかけて行ったワールドツアーに密着した作品だ。その他の情報Perfumeは近年、日本だけでなく海外でも活動を行っており、ハイクオリティなパフォーマンスと、最新テクノロジーを駆使したステージングが高い評価を集めている。今回の映画は、彼女たちが行った『Perfume WORLD TOUR 3rd』と『SXSW 2015』への参加にカメラが密着し、世界各国で熱狂的な支持を集める彼女たちの姿と、知られざる苦悩、ステージの裏側を描き出す。映画について、あ~ちゃんは「やっと叶ったアメリカ公演のわたしたちPerfumeのドキュメンタリーをそのまんま映画にしてもらいました。信頼しているスタッフさんと一緒にまわったので、本当に自然な私達が収められています」と言い、のっちは「えー、この映画では、わたくしがロンドンLIVEという大舞台で、盛大かつ豪快に間違えている一部始終が、本人解説付きで大画面でご覧になれます」と宣言。かしゆかは「私たち三人だけじゃ決して成り立たない、支えてくれて、力をくれるたくさんの方々のおかげでライブが出来ているということ、その人たちがいるから頑張れるということを改めて感じさせてくれる映画になりました。Perfumeをつくる全てが詰まっていると言っても過言ではない!…と思います!(笑)」とコメントしている。『WE ARE Perfume -WORLD TOUR 3rd DOCUMENT』10月31日(土)よりTOHOシネマズ 新宿ほか全国ロードショー
2015年07月22日世界一のステーキを決める旅を描いた、“肉ドキュメンタリー”映画『ステーキ・レボリューション』が恵比寿のミニシアター「YEBISU GARDEN CINEMA」他にて10月より公開されることが決定。『ステーキ・レボリューション』は、監督のフランク・リビエラがお気に入りの精肉店の店主イヴ=マリ・ル=ブルドネックとともに、有名・無名に関わらずステーキハウスを食べ歩き、世界トップ10ステーキを決定する様子を追ったロードムービー。2人は“世界で一番美味しいステーキ”を探すために全世界20カ国、200を超えるステーキハウスを巡った。同作は「第62回サンセバスチャン国際映画祭」の食・ガストロノミーをテーマとした作品を表彰するキュリナリー部門にも正式出品されている。本作に出演したイヴ=マリ・ル=ブルドネックは、03年にフランスの週刊誌『L’Express(レクスプレス)』誌が主催した覆面調査で、125の精肉店の中から“パリで最高の精肉店”に選ばれた精肉店のオーナー。「アイ・ラブ・ビドーシュ(肉が好き)」運動の立ち上げや、食肉産業をテーマにしたフランスのドキュメンタリー番組での案内役としての活動も行っている。熟成肉ブームに湧く日本に来日すると、日本テレビ「世界一受けたい授業」で“絶対においしい肉の焼き方”を伝授。現在、世界中で“肉の達人”として注目を集めている。『ステーキ・レボリューション』は10月、YEBISU GARDEN CINEMAほか全国にて順次公開。
2015年07月15日石野卓球とピエール瀧を中心に89年に結成された、音楽界の異端児「電気グルーヴ」。昨年、デビュー25周年を迎えた彼らだが、このほど初のドキュメンタリー映画が今冬12月に公開されることが決定。監督には「スチャダラパー」や「フジファブリック」のミュージックビデオ、映画『モテキ』などの話題作を手掛ける大根仁が抜擢されたことも明らかとなった。テクノ、エレクトロを独特の感性で構成したトラックと、破天荒な パフォーマンスで話題を集めてきた「電気グルーヴ」。91年にアルバム「FLASH PAPA」でメジャーデビューを果たし、90年代の音楽リスナーに本格的なテクノを啓蒙する役割を担いつつ、「N.O.」や「Shangri-La」などシングルヒットも記録。01年から04年の活動休止を経て、08年以降はアルバムをコンスタントにリリースし、結成25周年を迎えた14年には「FUJI ROCK FESTIVAL‘14」のGREEN STAGEに邦楽アーティスト唯一のヘッドライナークラスとしての出演を果たし、その存在感を見せつけた。またそれぞれのソロ活動として、石野卓球は、木村カエラや「SMAP」などへの楽曲提供、「チャットモンチー」、「サカナクション」などのリミックスを手掛けながら、毎週末、全国各地、アジア諸国のクラブでプレイし、“日本で一番忙しいDJ”として精力的に活動を続けている。一方のピエール瀧は、俳優として映画『そして父になる』、『アナと雪の女王』(日本語吹き替え版)、『進撃の巨人 ATTACK ON TITAN』、さらにNHK大河ドラマ「龍馬伝」、連続テレビ小説「あまちゃん」など次々と話題作に出演し、味のある演技で高い評価を得てきた。そんな個性あふれる2人を中心として、本作では旧メンバーの砂原良徳とCMJKを始め、「スチャダラパー」、「サカナクション」の山口一郎、ケラリーノ・サンドロヴィッチら錚々たるアーティスト、スマッシュ代表・日高正博や「rockinon’JAPAN」総編集長・山崎洋一郎など、「電気グルーヴ」を取り巻くスタッフの証言も織り交ぜ、知られざる歴史が語られることとなる。また本作で監督を務める大根仁は、これが初のドキュメンタリー映画となる。音楽シーン、サブカルチャーに造詣が深い大根監督の抜擢はメンバーの熱望により実現したものだそうだ。この大役を引き受けた大根監督は、「いちばん面白くて、いちばん狂っていて、いちばんカッコ良い先輩たちは、同時にいちばん近づきたくない、すなわちいちばん仕事をしたくない存在でした」と語る。「『電気グルーヴ』過去25年の映像をエディット&ディレクションする。過去、それなりに難易度の高いミッションをこなしてきた自負はありましたが、いちばんカッコ良い先輩たちが、怖い批評家であることも知っているオレは、この仕事に確実に『地獄』を予感しました。サブカル世代の合い言葉である“でもやるんだよ!”で乗り切れる仕事でもないことも。今、出来上がった作品を見て思うことは…っていうか、まだ出来上がっていません!!昨年の『フジロックフェスティバル』から撮影を始めて、過去25年分の膨大な映像素材(250時間、5テラ!!!)をチェック&チョイスして、本格的な編集をスタートさせたのが桜咲く頃でしたが、『電気グルーヴ』のヒストリーを2時間やそこらでまとめることなんかできるわけないじゃないですか!!!というわけで、当初『夏公開』の予定が『冬公開』ということになってしまいました…。さらに、最近会った卓球さんは『頼んだ覚えはない』、瀧さんには『まかせる。出来上がりを観て文句を言う』と…。誰かこの仕事代わって!!!」と、長大な嘆きのコメントを寄せている。『DENKI GROOVE THE MOVIE?~石野卓球とピエール瀧~』は2015年12月、全国にて公開。
2015年07月14日1989年に結成され、テクノ、エレクトロを中心に破天荒なパフォーマンスが特徴的な「電気グルーヴ」。この度、初のドキュメンタリー作品『DENKI GROOVE THE MOVIE? ~石野卓球とピエール瀧~』の公開が決定。監督を、『モテキ』『バクマン。』の大根仁が務めることが分かった。2013年に通算13枚目のオリジナルアルバム「人間と動物」をリリースし、全国7か所、8公演のツアーでは約15,000人を動員、「FUJI ROCK FESTIVAL’14」と「RISING SUN ROCK FESTIVAL」のメインステージのヘッドライナーとして出演を果たした「電気グルーヴ」。結成25周年を迎えてもなおその唯一無二の存在と圧倒的なパフォーマンスは、世代とジャンルを超えた音楽ファンに支持され続けている。そんな「電気グルーヴ」にとって初となるドキュメンタリー映画で監督を務めるのは、本作の初のドキュメンタリー映画となる大根仁。音楽シーン、サブカルチャーに造詣が深い大根監督の抜擢はメンバーの熱望によって実現した。「電気グルーヴ」と大根仁が映像作品に着手していることは、今年2月発売のシングル「Fallin’ Down」の初回盤DVDに収録されているシークレット映像「COMING 2015 SUMMER TRAILER」内ですでに発表されていたが、ドキュメンタリー映画公開決定については、7月13日(月)に実施された「LIQUIDROOM 11TH anniversary」ワンマンライブの終演後突如流れた映像によって正式に発表された。本編には、砂原良徳、CMJKといった過去「電気グルーヴ」に在籍していた元メンバーを始め、ケラリーノ・サンドロヴィッチ、「スチャダラパー」、山口一郎(サカナクション)ら錚々たるアーティストに加え、スマッシュ代表・日高正博氏や「rockinon’JAPAN」総編集長・山崎洋一郎氏、さらに「電気グルーヴ」を取り巻くスタッフの証言も織り交ぜ、知られざる「電気グルーヴ」のヒストリーが明らかにされる。大根監督からは、本作制作へのSOSに近い(!?)コメントが届いている。<大根仁>「いちばん面白くて、いちばん狂っていて、いちばんカッコ良い先輩たちは、同時にいちばん近づきたくない、すなわちいちばん仕事をしたくない存在でした。昨年春、この映画の企画をマネージャーに告げられたとき、それは赤紙招集のような、恐怖新聞が届いたような気持ちでした。いちばんカッコ良い先輩たちが、怖い批評家であることも知っているオレは、この仕事に確実に『地獄』を予感しました。今、出来上がった作品を見て思うことは…っていうか、まだ出来上がっていません!! 電気グルーヴのヒストリーを2時間やそこらでまとめることなんかできるわけないじゃないですか!! さらに最近会った卓球さんは『頼んだ覚えはない』、瀧さんには『まかせる。出来上がりを観て文句を言う』と…。誰かこの仕事代わって!!」「電気グルーヴ」と大根仁の相思相愛によって作り出される本ドキュメンタリー。大根監督の悲鳴(?)がどんなかたちで結実するのかに、大きな注目が集まる。『DENKI GROOVE THE MOVIE? ~石野卓球とピエール瀧~』は2015年12月、全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2015年07月14日レアル・マドリードのスター選手クリスティアーノ・ロナウドのドキュメンタリー映画が製作されていることがわかった。本人がツィッターで明らかにしたもの。タイトルは『Ronaldo』。撮影はすでに終了しており、現在ポストプロダクションの作業に入っている。その他の情報映画は、1年をかけてロナウドを追うもので、マドリード、リスボン、アメリカ、ブラジルなどで撮影されたとのことだ。監督は、英国アカデミー賞受賞監督のアンソニー・ウォンケ。ユニバーサル・ピクチャーズが配給する。北米公開は今年秋の予定。文:猿渡由紀
2015年06月11日7月10日(金)より全国にて公開となる「乃木坂46」初のドキュメンタリー映画『悲しみの忘れ方 Documentary of 乃木坂46』の予告編と場面写真が、このほど解禁となった。密着取材で初めて明かされる幼少時代、オーディションを受けた本当の理由、秘密の場所と時間。さらに彼女たちに寄り添ってきた母親から明かされる真実。インタビューを重ねながら振り返る、メンバーそれぞれが背負ってきたつらい思い出や知られたくなかった過去の数々。ある者は学校での疎外感から逃げるように「乃木坂46」に入ってきた。ある者は自分が大嫌いで、半ば自暴自棄のようにオーディションに応募した。「違う自分になりたかった」彼女たちの人生は、合格した瞬間から大きく動き出していく――。そこに待っていたのは、まぶしい光と陰の新しい世界、そして同じように“孤独”と戦っていた新しい仲間たちだった。結成3周年を迎え、着実に知名度をあげているアイドルグループ「乃木坂46」。 久々の正統派美少女グループとして活躍の場を広げ、大ブレイク目前の彼女たちの舞台裏は、ほとんど表に出されてこなかったたため、いまだヴェールに包まれた部分が多いことで知られている。本作品は、“人は変われる”をテーマに、決して平坦ではなかったメンバーそれぞれの過去が明かされる一方で、現代のアイドルグループのなかで異彩を放つ存在に成長した「乃木坂46」の輝きを活写している。彼女たちの変化を見守ってきた家族へのインタビューも交え、アイドルとして、そして1人の人間として生き抜く女性の素顔が描かれている。今回公開となった予告編では、それぞれメンバーがこれまでの軌跡を振り返る中での心情を吐露する場面が映し出されており、本作が、これまであまり語られることのなかった彼女たちの素顔を知ることができる内容になっていることが窺える。本作の監督を務めるのは、「乃木坂46」の1stから10thまで10作連続でシングル収録曲のMVを手掛けてきた丸山健志。デビュー当時から見守ってきた監督が舞台裏のみならず、メンバーたちのプライベート、そして心の中にまで迫っていく。「AKB48の公式ライバル」として、常に国民的アイドルグループと比較されながらも、夢のためひたむきに走り続けてきた「乃木坂46」。“悲しみの忘れ方”というタイトルからも、アイドルとして生きる彼女たちの決断や力強い姿が、ファンだけでなく多くの人の胸を打つであろう本作。まずはこの予告編から、彼女たちの素顔を目撃してみて。『悲しみの忘れ方 Documentary of 乃木坂46』は、7月10日(金)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2015年05月28日「ぴあ」調査による2015年5月22日、23日のぴあ映画初日満足度ランキングは、hide初のドキュメンタリー映画『hide 50th anniversary FILM JUNK STORY』がトップに輝いた。2位にしげの秀一原作の『頭文字D』を3部作で映画化する第2弾『新劇場版「頭文字D」 Legend2-闘走-』が、3位に海洋アクション・アドベンチャー『パイレーツ』が入った。その他の写真1位の『hide 50th anniversary…』は、1998年に急逝してから17年。今なお絶大な人気を誇り、音楽シーンに多大な影響を与え続けているhideの素顔に迫った記録映画。出口調査では、「とにかく涙が止まらなかった。解散シーンは涙なしでは観られないほど感動した」「映像を通して熱量を感じることができる良い映画だった」「みんなのコメントによってhideの生前の姿が浮き彫りになっていく構成がいい。hide自身が少年時代を語るところに一番グッときた」「hideの生い立ちを映していくので、知らない人にこそ観てほしい」「亡くなったとき本当にショックで、この10年くらい曲を聴けなかったが、hideさんが50歳を迎えるこのタイミングで喪が明けてきたように思う。hideさんの物語は終わったわけではない。これからも続いていくということが伝わってきた」などの感想が寄せられた。2位の『新劇場版 頭文字D…』は、最速を謳う高橋兄弟と主人公・藤原拓海の公道バトルを描いた『…Legend1-覚醒-』に続く第2弾。観客からは「ハチクロとGT-Rのバトルシーンは前作よりも迫力満点でカッコよくてドキドキした」「主人公の成長していく過程がいい。画がキレイで、映画版ならではの迫力とスピード感に満足」「『頭文字D』の魅力が出ていて引き込まれた。声優さんたちも躍動感ある演技で世界観を作り出していた。次回作が楽しみ」という声が上がり、男性客を中心に支持を集めた。(本ランキングは、5月22日(金)、23日(土)に公開された新作映画12本を対象に、ぴあ編集部による映画館前での出口調査によるもの)(C)HEADWAX ORGANIZATION CO.,LTD.(C)2015 hide 50th anniversary FILM「JUNK STORY」製作委員会
2015年05月25日プロのバレエダンサーを目指す3人の少年を捉えた青春ドキュメンタリー映画『バレエボーイズ』が、8月29日(土)より公開されることが明らかになった。本作はノルウェーの首都、オスロでプロのバレエダンサーを目指す3人の少年を追った成長物語。時にはふざけ合いながらも厳しい練習に耐え、お互い夢に向かって切磋琢磨していたが、ある日、彼らの中の1人だけが名門ロンドン・ロイヤル・バレエスクールから招待を受けて…。人生の分かれ道の選択を余儀なくされる3人の少年の、12歳から16歳というもっとも多感な4年間の友情、葛藤、挫折、挑戦、すべてが詰まった青春ドキュメンタリーの本作。今年の2月に開催された北欧映画祭「トーキョーノーザンライフェスティバル2015」でジャパンプレミア上映された際には、満席で立見が出るなど大きな反響を呼んだ。北欧版『リトル・ダンサー』と呼びたくなるような本作は、男子にはめずらしいバレエの世界で、ひたむきにレッスンに打ち込む3人の少年の姿がきっと胸を打つはず。躍動感溢れる映像に、彼らのきらめく一瞬一瞬が刻まれた本作の公開を楽しみに待ちたい。『バレエボーイズ』は、8月29日(土)よりヒューマントラストシネマ有楽町、渋谷アップリンクほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2015年05月20日近代メキシコを代表する女性画家フリーダ・カーロの遺品を、世界的な写真家・石内都がメキシコのフリーダの生家で撮影をする過程を収めたドキュメンタリー映画『フリーダ・カーロの遺品 -石内都、織るように』が、8月より全国にて公開されることが決定した。ファッション誌『VOGUE』の表紙に登場したり、日本では「CABANE de ZUCCa(カバン ド ズッカ)」のイメージキャラクターになったりと、世界中を魅了するアイコン的な存在だったフリーダ。しかしその本質は、シュルレアリズムの作家としてヨーロッパで高く評価されながらも、身体の不自由やメキシコ近代化の荒波に翻弄されつつ、生涯痛みを背負い、多くの恋に身を焦がした情熱的なひとりの女性だ。本作では、そんな今もなお多くの女性に刺激を与え続けている彼女の遺品を、石内氏がメキシコの自然光のもと、写真を通じて誰も想像し得なかった“新たなフリーダ・カーロ”像を浮き彫りにしていくーー「生」と「死」が同居するメキシコで、2人の芸術家が時空を超えて交差した、過去ではなく現在(いま)を捉えた作品となっている。“生きること”そのものを描き続けたフリーダの記憶を内包した遺品たち。彼女のアイデンティティを支えた伝統衣装やアクセサリー、絶え間ない身体の痛みを想起させるコルセットや医薬品など、その数は膨大だ。実際に3週間にわたりフリーダの遺品たちと対峙した石内氏に、当時を振り返ってもらうとこんな言葉が返ってきた。「フリーダには熱狂的なファンが多いけれど、正直なところ私はそれほど熱心なファンというわけではなく、ごく一般的な知識しか持ち合わせていませんでした。でも撮るからには、資料として、本は一通り読んで現地に向かったわけです。そうしたら資料の中で見たフリーダと私が出会ったフリーダは全然違っていました。というのは、写真には撮った人の“感じ方”が如実に表れるものなんです。同じものを撮っても、撮る人によって全く違うものになる。ある本ではコルセットが肉の塊のように撮られていて、女性アーティストってこういうふうに思われているんだな、と残念に思いました。女性が何か表現するとときにスキャンダルだけが強調されて、それだけでイメージが作られることがある。とくにフリーダは恋愛沙汰が多い人でしたから、肉欲の塊のように撮られているんです。こういった偏見は今も根本的には変わっていません。私もいろいろ言われたことがあります。でも私もそうですが、フリーダは何を言われても関係ない。彼女にはやることがたくさんあって、世間の噂話に関わっている暇はなかったのですから。私もこうやって作られたイメージを抱いてメキシコに行ったわけですが、そこでちゃんとフリーダと出会うことができたから、運がよかった。私の出会ったフリーダが真実かどうかは別なんです。ただ、今まで私が持っていたイメージとは違っていました」。フリーダのこれまでのイメージとはまた違った角度で捉えたという本作。監督は『ドキュメンタリー映画 100万回生きたねこ』で、国内外で高く評価された小谷忠典。多くのファンに愛されるフリーダーー彼女の知られざる素顔に注目が集まりそうだ。『フリーダ・カーロの遺品 -石内都、織るように』は8月、シアター・イメージフォーラムほか全国にて順次公開。
2015年05月12日7月11日(土)より全国にて公開となる、撮影期間430日を要した驚異と神秘の3D昆虫ドキュメンタリー映画『アリのままでいたい』の主題歌に、福山雅治の「蜜柑色の夏休み 2015」が決定した。私たちの最も身近にいながら、未だに多くの謎に包まれている昆虫。世界唯一の特殊カメラ“アリの目カメラ”を使用し、従来の技術では不可能であった昆虫たちの超クローズアップ映像の撮影を世界で初めて実現させ、まるで昆虫になったかのようなその未知なる世界を撮影した。今回、本作の主題歌として決定した福山雅治の楽曲は、もともと2001年に発売されたアルバム「f」に収録されている「蜜柑色の夏休み」を、福山が本映画のために改めてスタジオに入り、「蜜柑色の夏休み 2015」として完成させたもの。“カブトムシ”や“クワガタ”などが歌詞に登場し、福山自身が故郷・長崎で過ごした子供の頃の夏休みの思い出が綴られた、ファンの間で根強い人気がある楽曲だ。本作の監督である世界的昆虫写真家・栗林慧が、昆虫や動物のみならず自然に造詣が深い福山さんと同郷であり、「蜜柑色の夏休み」の楽曲の世界観が本映画にぴったりだということから、ぜひ主題歌に使用したいとの熱いオファーを送り、福山さんが快諾。今回の主題歌決定が実現した。福山さんからは、「歌の舞台は、僕が小学生だった頃の長崎。ある夏休みの1日、電車に乗って祖母の家に遊びにいく風景を歌った楽曲で、まさに『夏休みの日記』といった感じです。15年近く前の楽曲でもあったので、今回歌は新たにレコーディングしました。楽器もダビングして、MIXも新たに行いました。基本のアレンジは変えていないので、建築で言えば“リノベーション”という感じでしょうか」「この映画は、僕自身も子供の頃、地元長崎で蝉やクワガタやカブトムシなどをつかまえて遊んでいたことを思い出します。自然の厳しさと美しさを、この映画で感じていただけたら」とのコメントが届いている。『アリのままでいたい』は、7月11日(土)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2015年05月12日カート・コバーン初の完全公認ドキュメンタリー映画『COBAIN モンタージュ・オブ・ヘック』が、1週間限定で6月27日(土)より全国にて公開することが決定した。ロック界に変革をもたらし、1994年に他界してからもなお多くの人々に影響を与え続けているロックバンド「NIRVANA」のフロントマン、カート・コバーン。かつてない手法で彼に迫り、“史上最も革新的で、カートの全てをさらけ出したドキュメンタリー”と評されるドキュメンタリー『COBAIN モンタージュ・オブ・ヘック』が、1週間限定で6月27日(土)より全国にて公開することが決定した。監督・脚本を務めたのは、「On the Ropes(原題)」でアカデミー賞長編ドキュメンタリー賞にノミネートされたブレット・モーゲン。さらに、製作総指揮をカートの娘フランシス・ビーン・コバーンが務めている。8年ほど前から本作の準備を進めていたブレット・モーゲン監督は、カートの家族から全面協力を得て、200時間を超える未発表楽曲と未公開映像、日記、油絵や彫刻などのアート作品、写真等のカートの私的なアーカイブを自由に閲覧する権利を与えられた。さらに、カートの家族や、バンドメンバーで友人のクリス・ノヴォセリック、カートの妻コートニー・ラヴなど、これまで口を閉ざしてきた近親者のインタビューも収録し、今日に至るまで偶像視されてきたカートという人物のパーソナルな部分を如実に描き出している。唯一無二のカリスマ性と才能を持ちながら、誰よりも繊細だったカートというアーティストを幼少期から追い、不可能と思われる程の距離で彼の生涯に迫った本作。これまでにも、マイケル・ピットが主演しガス・ヴァン・サントがメガホンを取った『ラストデイズ』など、彼の生涯と死に迫る数々の作品が発表されていきたが、本作は、むき出しで、正直で、全てをさらけ出してもなおひるまないカートという人間を描いた作品において、ひとつの決定版ともいえる内容になっている。尚、劇場公開時には、前例のない方法で本作を制作するに至ったブレッド・モーゲン監督の独占インタビュー映像も上映される。90年代における時代の寵児であった彼の姿を、ぜひ劇場で目撃してみて。『COBAIN モンタージュ・オブ・ヘック』は、6月27日(土)より1週間限定で全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2015年05月07日アイドルグループ・乃木坂46初のドキュメンタリー映画『悲しみの忘れ方 Documentary of 乃木坂46』の公開が7月10日に延期されることが24日、発表された。映画は当初5月の公開を予定していたが、2カ月あまり遅れる形となった。延期の理由について、配給会社の東宝映像事業部、古澤佳寛氏は「新たに追加取材したい人たちがおり、今なお撮影も続けていることから、関係各社と協議した結果、作品のクオリティーをより高めてほしいとの願いをこめて公開の延期を決定いたしました」とコメントを寄せた。同グループは2011年8月に「AKB48の公式ライバル」として誕生。以降3年にわたって走り続けてきたが、実は今まで舞台裏の姿はほとんど表に出てきていなかった。初めて彼女たちの素顔にスポットが当たるとあって、ファンから大きな注目を集めていた。しかし、4月に入っても正確な公開日が明らかにならなかったこともあり、ネット上では「公開日はいつなのか?」「前売り券はいつから発売?」などの一部のファンから心配する声があがりはじめていた矢先の発表となった。同時に公開されたポスタービジュアルでは、撮影中にメンバーたちが見せた自然体の表情が捉えられている。映画では、それぞれが背負ってきたつらい思い出や知られたくなかった過去をインタビューで振り返る。乃木坂46の1stから10thまで10作連続でシングル収録曲のミュージック・ビデオを手掛けてきた丸山健志監督が少女たちの素顔に迫っている。(C)2015「DOCUMENTARY of 乃木坂46」製作委員会
2015年04月25日