まとふ(matohu)のドキュメンタリー映画『うつろいの時をまとう』が、2023年3月25日(土)より全国順次公開。“まとふ”の服づくりに迫るドキュメンタリー映画まとふは、堀畑裕之と関口真希子が手がける日本のファッションブランド。堀畑はコム デ ギャルソン(COMME des GARÇONS)、関口はヨウジヤマモト(Yohji Yamamoto)でパタンナーとしてキャリアを積んだ後、2005年にまとふを立ち上げた。映画『うつろいの時をまとう』は、そんなまとふのデザイナー堀畑裕之&関口真希子の視点や哲学を通して、日常の中に潜む美や豊かさを再発見していくドキュメンタリー。彼らは、身近な風景や物に目を向け、そこから得たインスピレーションを“ことば”に変えて衣服へと昇華していく。2人の創作から見えてくるのは、日本人が長い歴史の中で育んできた“ものの見方”であり、普段は見過ごしてしまいがちな足元の“美を見つける心”。大量消費、情報過多の時代に、本当に大切なこと、本当に必要なものに気づくきっかけを与えてくれる。アーカイブコレクションやファッションショーを公開映画『うつろいの時をまとう』で目にすることができるのは、まとふが2010年から2018年まで発表してきたコレクションの一部や、2018年に開催されたファッションショーなど。2020年に東京・青山のスパイラルホールで開催された展覧会『日本の眼』の様子も映す。監督は三宅流監督を務めるのは、『躍る旅人‐能楽師・津村禮次郎の肖像』など、伝統芸能をテーマにコミュニケーションと身体のありようを描き続けてきた三宅流。これまでは自身で撮影も兼務してきたが、今回初めてカメラマンと手を組み、「ファッション」という分野に初挑戦した。第41回モントリオール国際芸術映画祭に出品なお、映画『うつろいの時をまとう』は、第41回モントリオール国際芸術映画祭に正式出品。アニメーション、建築、現代美術、ダンス、デザイン、文学、音楽、絵画、写真などの芸術に関する映像作品が集まる映画祭としては世界最大級といわれるモントリオール国際芸術映画祭で、ワールドプレミア上演される。映画『うつろいの時をまとう』あらすじ2020年1月。東京・青山のスパイラルホールで、服飾ブランドまとふ(matohu)の8年間のコレクションをまとめた展覧会『日本の眼』が開催された。まとふは“日本の眼”というタイトルのもと、「かさね」「ふきよせ」「なごり」など日本古来の洗練された美意識を表す言葉をテーマに2010年から2018年までの各シーズン、全17章のコレクションを発表してきた。デザイナーの堀畑裕之は大学でドイツ哲学を、関口真希子は法律を学んでいたが手仕事や服作りへの思いからファッションの世界に飛び込む。堀畑はコムデギャルソン、関口はヨウジヤマモトでパタンナーとしてキャリアを積む。そして2005年にブランド「まとふ」を立ち上げ、彼らは“長着”という独自のアイテムを考案した。着物の着心地や着方の自由さから着想を得ながら、今の生活に合わせた形で作り出されたモダンなデザインの服である。2018年、まとふは『日本の眼』最後のテーマとなる「なごり」コレクションの制作に取りかかり、伝統的な技術を持つ機屋や工房と協業しつつ、テキスタイルを作り上げていく。堀畑と関口はアトリエで激しい議論を繰り返しながら妥協することなくデザインを完成させ、そしてファッションショーの日を迎える。【作品詳細】映画『うつろいの時をまとう』公開日:2023年3月25日(土)シアター・イメージフォーラムほか全国順次公開監督:三宅流出演:堀畑裕之、関口真希子、赤木明登、津村禮次郎、大高翔製作・配給:グループ現代2022年/日本/ 96分/ カラー/DCP/5.1ch/バリアフリー上映対応
2022年12月23日「SEVENTEEN」のメンバー、ドギョムが主演した韓国ミュージカル「エクスカリバー」ドキュメンタリー『ドギョム:アーサー王への軌跡~韓国ミュージカル「エクスカリバー」~』が、2023年1月20日(金)~26日(木)1週間限定で全国の映画館にて公開することが決定した。ミュージカル「エクスカリバー」は、「マタ・ハリ」「笑う男」など数多くの作品を手掛けているEMKミュージカルカンパニーが“アーサー王伝説”を新たな解釈で描いたオリジナルミュージカル。10億円もの製作費をかけ、世界的作曲家フランク・ワイルドホーンが楽曲を手掛けるなど、豪華クリエイターたちによって作り上げられた超大作。2019年の初演から2022年のアンコール公演まで累計32万人の観客を動員し、韓国ミュージカル界の最高興行作品となっている。本作では、「エクスカリバー」の主人公アーサー役を務めた「SEVENTEEN」のドギョムにスポットを当てたドキュメンタリー。彼が出演した2021年公演の本編映像に加え、それに至る道程を収めている。世界で活躍するグループのメインボーカルというポジションで高い歌唱力を誇っているドギョムが、ミュージカル俳優として舞台に立つために、発声トレーニングや、自身の運命に苦悩しながら成長する主人公・アーサーの役作りに挑む姿、貴重なOST収録現場、バックステージの様子、さらに公演の主要場面もふんだんに盛り込まれたものとなっている。『ドギョム:アーサー王への軌跡 ~韓国ミュージカル「エクスカリバー」~』は2023年1月20日(金)~1月26日(木)、全国にて1週間限定公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ドギョム:アーサー王への 軌跡 韓国ミュージカル エクスカリバー 2023年1月20日より全国にて公開©2022,EMK MUSICAL COMPANY & CJ 4DPLEX
2022年12月17日マリメッコ(Marimekko)の伝説的デザイナーを描くドキュメンタリー映画『マイヤ・イソラ 旅から生まれるデザイン』が、2023年3月3日(金)より公開される。マリメッコの“伝説的デザイナー”マイヤ・イソラ2021年に70周年を迎えた北欧ブランド・マリメッコ。ケシの花をモチーフとした「ウニッコ」をはじめ、ブランドを代表するデザインの多くは、“伝説的デザイナー”マイヤ・イソラが手がけたものである。19歳で娘を出産後、世界中を旅しながら多彩なデザインを次々と生み出していった彼女は、マリメッコの成長と共に、デザイナーとしての才能が開花。38年間で、マリメッコに500以上のデザインを提供したという。尚、マイヤ・イソラは2001年3月3日に亡くなるまで絵画の制作に取り組んでおり、フィンランドの美術コレクションに多くの作品を収蔵。マリメッコで手掛けたデザインの多くは復刻され、デザイナーとなった娘のクリスティーナ、孫のエンマの3代に渡って継承されている。娘への愛にあふれた人生やデザインの着想源に迫る映画『マイヤ・イソラ 旅から生まれるデザイン』は、結婚・離婚を繰り返しながらも、娘への愛に溢れていたマイヤ・イソラの人生や、デザインのインスピレーション源となっていた旅の存在を映し出すドキュメンタリー作品。娘クリスティーナ・イソラの証言や手紙、本人の日記、当時のアーカイブ映像を通じて、マイヤ・イソラの人生を体感することができる。マイヤ・イソラの自由で率直な生き様と、劇中に登場する色鮮やかなファブリック、絵画の数々に注目だ。<映画『マイヤ・イソラ 旅から生まれるデザイン』あらすじ>戦時下を生き抜き、19歳で娘クリスティーナを出産後に芸術大学へ進学したマイヤは、在学中にマリメッコ創業者であるアルミに認められ、デザイナーとしての道を歩むこととなる。そして、旅することを原動力としたマイヤは、社会が移り変わる激動の時代に世界中を旅し、そこで出会った人々や見聞き経験したすべてをエネルギーに変えて絵を描き、新たなデザインを生み出していく独自のスタイルを作っていった。それは、何物にも縛られない自由なスピリットと、常に貪欲に挑戦し続ける創作への情熱を生涯持ち続けた人生だった。また、恋多き女性でもあったマイヤは三度の結婚・離婚を繰り返し、恋愛をも創作の糧としていた。【詳細】映画『マイヤ・イソラ 旅から生まれるデザイン』公開日:2023年3月3日(金)監督:レーナ・キルペライネン出演:マイヤ・イソラ、クリスティーナ・イソラ、エンマ・イソラ2021年/フィンランド・ドイツ/フィンランド語/100分/カラー・モノクロ/ビスタ/5.1ch/原題:Maija Isola 英題:Maija Isola Master of Colour and Form後援:フィンランド大使館 配給:シンカ + kinologue
2022年12月04日7月に公開された日向坂46のドキュメンタリー映画第2弾『希望と絶望』のBlu-ray&DVDが12月21日(水) に発売される。このたび封入特典「ジャケットサイズポストカード集」の絵柄が公開された。本作は、3月に開催された“約束の地”東京ドーム公演が実現するまでの道のりに密着したドキュメンタリー映画。劇場公開版本編に加え、特典ディスクには劇場未公開シーンを追加した約4時間のディレクターズカット版、舞台挨拶などここでしか見ることのできない貴重な映像が収録される。公開された絵柄は合計23枚で、映画のポスタービジュアルと本商品のために新たにセレクトされたメンバー22名のソロカットとなっている。<リリース情報>日向坂46 ドキュメンタリー映画『希望と絶望』12月21日(水) リリース日向坂46『希望と絶望』展開ジャケット(Blu-ray版) (C)2022映画『希望と絶望』製作委員会●Blu-ray豪華版:14,300円(税込)仕様:Blu-ray3枚組 / 三方背アウターケース●DVD豪華版:13,200円(税込)仕様:DVD3枚組 / 三方背アウターケース【本編DISC 収録内容】・本編(劇場公開版 / 収録時間119分)・予告集(収録時間3分)【特典DISC-1 収録内容】・本編(ディレクターズカット版)~前編(収録時間149分)【特典DISC-2 収録内容】・本編(ディレクターズカット版)~後編(収録時間77分)・日向坂映画祭(収録時間19分)・完成披露上映会舞台挨拶(収録時間23分)・公開初日舞台挨拶(収録時間16分)封入特典:ジャケットサイズポストカード集23枚日向坂46『希望と絶望』Blu-ray&DVD用スポット映像映画公式サイト:
2022年12月01日TBSが立ち上げたドキュメンタリー映画の新ブランド「TBS DOCS」のチェアマンに、爆笑問題の太田光が就任することになり、11月21日(月) 、都内のクライミングジムで発表会見が行われた。併せて、「TBSドキュメンタリー映画祭2023」が来年3月に開催されることも明らかとなり、映画祭ポスターもお披露目された。開口一番、「こんにちは、中条きよしです」「チェアマンということで、名前を川淵(三郎)に変えさせていただきます」と早速“絶口調”な太田は、「最近は『#太田光をテレビに出すな』なんて炎上もしているので、何とか挽回し、イメージアップに努めたい」とチェアマン就任に意欲。「TBS DOCS」が提供するドキュメンタリー作品の数々を「素晴らしい作品ばかり。どれをとっても、ハイレベル」と絶賛し、「自分が撮るなら?鈴木エイトの1日に密着したい」と怪気炎を上げた。11月25日(金) からは『人生クライマー 山野井泰史と垂直の世界 完全版』(監督:武石浩明)が劇場公開される。世界の巨壁に単独・無酸素・未踏ルートで挑み続け、2021年に登山界最高の栄誉である「ピオレドール生涯功労賞」をアジア人として初めて受賞した山野井泰史に密着取材したドキュメンタリー。2022年3月に開催された「TBSドキュメンタリー映画祭2022」で上映されたバージョンに、9分間の新規映像を追加した「完全版」だ。山野井氏とは同い年の太田は「同じ年齢で、ここまで人生が違うんだって(笑)。存在だけでもビックリなのに、ネット炎上とか言われる自分は、ぬるま湯で生きているんだなと。極限の世界に生きている」と驚きの声。同時に山野井氏の慎重な登山スタイルにも触れ「決して無謀なチャレンジはしないから、今も存命でいらっしゃる。自分と照らし合わせても勉強になりますね。おれがクライマーなら死んでいる(笑)」と尊敬を示し、山野井氏を支える妻・妙子さんの献身にも「感動しました」と語った。会見にはフリークライマーの大場美和氏も駆けつけ、「ソロの登山家に密着するのは難しいと思うが、監督さんも登山経験がおありで、山野井さんと関係性を築いて、挑戦を追った。本物のクライマーの姿を残してくださったことに価値があり、とても貴重なこと」と作品の意義を熱弁していた。取材・文・撮影=内田涼<作品情報>『人生クライマー 山野井泰史と垂直の世界 完全版』11月25日(金) 公開公式サイト:<イベント情報>TBSドキュメンタリー映画祭2023「TBSドキュメンタリー映画祭2023」ティザービジュアル2023年3月17日(金)~30日(木)東京:ヒューマントラストシネマ渋谷2023年3月24日(金)~4月6日(木)大阪:シネ・リーブル梅田2023年3月24日(金)~4月6日(木)名古屋:伏見ミリオン座2023年4月15日(土)~21日(金)札幌:札幌シアターキノ公式サイト:
2022年11月21日ドルチェ&ガッバーナはeスポーツ会社MKERS社とのコラボレーションから生まれたドキュメンタリーウエブシリーズ 「gooDGame」を公開しました。スウェットシャツ 6万6,000円(税込)この「gooDGame」は、2017 年に設立されたイタリアの e スポーツ会社 MKERS 社とのコラボレーションから生まれたドキュメンタリーで、MKERS 社は現在 12 のゲームタイトルに特化した、40 人以上の様々な国籍のチャンピオンを擁しています。このシリーズでは、国際的な 4 組のゲームチームの舞台裏と、彼らのゲーミングハウスで過ごす日常が 8 つのエピソードで描かれています。このシリーズを通し、チャンピオンそれぞれの物語、野望、情熱、国際大会に向けたトレーニング、個人かつプロフェッショナルとして成長する経験、ゲーミングステーションのスクリーンを超えて伝わるチームスピリットを視聴者に伝えます。Tシャツ 4万7,300円(税込)世界最強の e スポーツチームである MKERS、Darkzero、Mibr、Scarz の 4 チームが、ゲーミングステーション史上初の記録的なゲーミングハウスの主人公となり、強い個性を持つ 4 つの都市、ローマ(MKERS)、ラスベガス(Darkzero)、サンパウロ(Mibr)、東京・川崎(Scarz)が現実とバーチャルとの間の体験交流の場として登場します。ドルチェ&ガッバーナは 11 月、ドルチェ&ガッバーナのウェブサイトと YouTube チャンネルでの「gooDGame」公開を記念して、ゲーマー達へ捧げる限定スペシャルコレクションを第1回目のエピソードで発表。このスペシャルコレクションのアイテムはオンラインブティック(dolcegabbana.com) にて限定発売されます。ジョギングパンツ 6万6,000円(税込)公式サイト: 1: 2: 問合せ先:ドルチェ&ガッバーナ ジャパン電話 : 03-6833-6099www.dolcegabbana.com
2022年11月16日デヴィッド・ボウイ初の公式認定ドキュメンタリー映画『デヴィッド・ボウイ ムーンエイジ・デイドリーム』が、2023年3月24日(金)にIMAX / 2Dで全国公開される。“伝説のロック・スター”デヴィッド・ボウイ、初の公認ドキュメンタリー『デヴィッド・ボウイ ムーンエイジ・デイドリーム』は、“伝説のロック・スター”デヴィッド・ボウイの人生と才能に光を当てるドキュメンタリー映画。デヴィッド・ボウイ財団唯一の公式認定ドキュメンタリー作品であり、30年にわたり人知れずボウイ自身が保管していたアーカイブから選りすぐった未公開映像と、名曲の数々を通じてデヴィッド・ボウイの音楽やクリエイティビティ、精神の旅路を追体験することができる。「スターマン」など名曲40曲&迫力ライブも劇中には、「スターマン」「チェンジズ」「スペイス・オディティ」「月世界の白昼夢」など、40曲にわたる珠玉の名曲が登場。デヴィッド・ボウイの迫力あふれるライブも交えつつ、圧倒的な映像美によってデヴィッド・ボウイの軌跡を辿る“超体感型”ミュージック・オデッセイだ。映像には、開演1日半前からライブ会場に押し寄せ、デヴィッド・ボウイの登場を待ちわびるファンの姿や、デヴィッド・ボウイが披露する軽快なダンスに観客が沸き上がる様子なども映し出されている。尚、全編にわたってデヴィッド・ボウイ本人がナレーションを行っている。監督はブレット・モーゲン、2年かけて映像を厳選監督は、ブレット・モーゲン。これまでに、映画プロデューサー、ロバート・エヴァンスのドキュメンタリー映画『くたばれ!ハリウッド』や、伝説のロックバンド、ニルヴァーナのカート・コバーンのドキュメンタリー映画『COBAIN モンタージュ・オブ・ヘック』を手掛けた名手だ。ブレット・モーゲンは映画『デヴィッド・ボウイ ムーンエイジ・デイドリーム』の制作にあたり、デヴィッド・ボウイ財団が保有する膨大な映像全てに目を通したという。そのために2年もの歳月を費やし、貴重な映像を厳選した。音響は『ボヘミアン・ラプソディ』のポール・マッセイまた、音楽プロデュースを務めるのは、デヴィッド・ボウイをはじめT・REXやTHE YELLOW MONKEYらの楽曲もプロデュースしてきた敏腕プロデューサー、トニー・ヴィスコンティ。さらに、音響は、クイーンの伝記映画『ボヘミアン・ラプソディ』でアカデミー賞を受賞した音響技術者ポール・マッセイが担当するなど、制作陣も豪華な顔ぶれが集結している。【詳細】映画『デヴィッド・ボウイ ムーンエイジ・デイドリーム』公開日:2023年3月24日(金) IMAX / 2D 全国公開監督・脚本:ブレット・モーゲン編集・製作:ブレット・モーゲン音楽:トニー・ヴィスコンティ音響:ポール・マッセイ出演:デヴィッド・ボウイ配給:パルコ ユニバーサル映画2022年/ドイツ・アメリカ/カラー/スコープサイズ/英語/原題:MOONAGE DAYDREAM/135分/字幕:石田泰子/字幕監修:大鷹俊一
2022年11月11日映画の音を作り出す職人“フォーリーアーティスト”と台湾映画の歴史を紐解くドキュメンタリー『擬音 A FOLEY ARTIST』より予告編が解禁された。本作は、台湾のアカデミー賞とも呼ばれる金馬奨で主役のフー・ディンイーが年度台湾傑出映画製作者賞を受賞し、東京国際映画祭での上映でも反響を呼んだドキュメンタリー映画。この度解禁となった予告では、台湾映画界のレジェンド的フォーリーアーティストと呼ばれる音響効果技師のフー・ディンイーがガラクタのような物で様々な音を鳴らす様子が映し出される。また、フォーリー以外にも音に関わる職人たちや俳優のシルヴィア・チャンが語る姿、ホウ・シャオシェン監督の若き頃の撮影風景の写真なども登場し、台湾映画がどのように映画の「音」と向き合ってきたのかが切り取られていく。フー・ディンイーの職人技と台湾映画の歴史が紐解かれていく本作の魅力がつまった予告映像となっている。雑多なモノが溢れるスタジオで、映画の登場人物の動きやシーン、雰囲気を追いながら、想像もつかないような道具と技を駆使してあらゆる生の音を作り出す職人、フォーリーアーティスト。映画に命を吹き込む、まさに“音の魔術師”に迫る傑作ドキュメンタリーだ。『擬音 A FOLEY ARTIST』は11月19日(土)より新宿K’s cinemaほか全国にて順次公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:擬音 A FOLEY ARTIST 2022年11月19日より新宿K’s cinemaほか全国にて公開ⒸWan-Jo Wang
2022年10月28日12月16日(金) より公開される映画『戦場記者』の予告編とポスタービジュアルが公開された。本作は、世界の紛争地を飛び回ってきた日本人記者の視点から“戦場の今”を映し出すドキュメンタリー映画。ガザ、ウクライナ、アフガニスタンなど世界の戦地における国際ニュースだけでは知りえない戦争の残酷さを現実として突きつける作品となっている。監督はTBSテレビに在籍し、JNN中東支局長として現在ロンドンを拠点に世界中を飛び回る特派員・須賀川拓(ひろし)。時に監督として、そして画面に登場するレポーターとして戦地の状況とその裏に潜む社会の問題を伝える。パレスチナでは、イスラエルによって閉ざされた人口200万の街ガザに入り、4人の子供と妻を空爆で失った男性の静かな慟哭を聞く。一方イスラエルでは、ガザから無差別に放たれるロケット弾と迎撃ミサイルが空を行き交う異様な光景を伝えた上で、それぞれの当局者に攻撃の正当性を問い質す。アフガニスタンでは、タリバン支配で女性の人権が抑圧される実態のほか、深刻化する貧困と蔓延するドラッグが作り出した「橋の下の地獄」に足を踏み入れる。そして、戦争が続くウクライナではクラスター爆弾が降り注ぐ街の住民や、ロシア軍の占拠で放射能汚染のリスクが激増したチョルノービリ原発の職員に現地取材、ロシアのプーチン大統領が「ネオナチからの解放作戦」と主張する“軍事作戦”が紛れもない侵略・破壊行為であることを示し、我々が知りえない圧倒的なリアルと真実を映し出す。初公開となる予告編では、ガザ、ウクライナ、アフガニスタンなど、世界の紛争地を須賀川が駆け巡る様子が緊迫感たっぷりに描かれる。アフガニスタンでは、偶然出くわしたタリバン最高幹部・ムッタキ外相へ直撃インタビューを敢行。タリバンの市中パトロールへの同行取材を行う。イスラエルでは空襲警報が鳴り近くにも着弾する中、息を切らしシェルターへ駆け込む様子を伝え、迎撃ミサイルシステム・アイアンドームの姿を間近で詳細に報告するなど、須賀川が抜群の行動力と類まれな分析力で戦場の姿を浮き彫りにしていく過程を垣間見ることができる。また「(一般住民が)戦争の狂気の受け皿になってしまっている」「秩序もクソもない」と語る須賀川の言葉から、無差別攻撃や民間人の巻き添え被害など「戦争犯罪」に対する彼の強い姿勢を感じることができる。紛争地の子供たちの視線も印象的で、「戦争が日常化」してしまっている彼等の姿は、日本に暮らす我々が想像もつかないような紛争地のリアルを肌で感じさせる。併せて公開されたポスタービジュアルは、現在も戦争が続くウクライナで南部の要衝オデーサへ入り、街の様子が戦争によって一変しているさまを目撃した瞬間の須賀川の表情が写し出されている。映画『戦場記者』予告編<作品情報>『戦場記者』2022年12月16日(金) 角川シネマ有楽町ほか全国順次公開監督:須賀川拓撮影:寺島尚彦 / 宮田雄斗 / 渡辺琢也 / 市川正峻公式サイト:
2022年10月26日1960年代終わりのアメリカで豪華版聖書を売り歩くセールスマンたちの旅に密着した、メイズルス兄弟監督によるドキュメンタリー映画『セールスマン』(1969年製作)が、11月26日(土)より劇場公開されることが決定。予告編、メインビジュアルが解禁となった。“ダイレクトシネマ”(撮影と録音を同時にし、ナレーションを入れず事実をそのまま伝えるドキュメンタリー映画)を牽引したメイズルス兄弟の代表作として、世界映画史に欠かすことのできない傑作と評価される本作。日本では、特集上映などの機会こそあれ、映画館でのロードショー公開は今回が初めてとなる。時は、1960年代終わりのアメリカ。ポール・ブレナンとその仲間たちは、金色に輝く豪華版「聖書」を売るミッドアメリカン・バイブル・カンパニーのセールスマン。神と会社のため、今日も聖書を売り歩く。教会から紹介された悩める大衆をターゲットに訪問販売の旅へと繰り出し、孤独な未亡人、移民、生活が逼迫している家庭など、彼らは様々な客に「売り込み」をする。ジョークを交えたおしゃべり、おだてたり強く出たりの駆け引き。安モーテル、煙いダイナー、郊外のリビング…。雪深いボストンから湿度の高いフロリダまで旅をするポール、チャーリー、ジェームズ、レイモンドの4人のセールスマンの姿を追い、アメリカの夢と幻滅を鮮烈に映し出す。ダイレクトシネマの旗手――メイズルス兄弟のマスターピースが日本上陸ドキュメンタリー映画の潮流“ダイレクトシネマ”を牽引した兄弟アルバート&デヴィッド・メイズルスは、『グレイ・ガーデンズ』『ローリング・ストーンズ・イン・ギミー・シェルター』など数多くの名作を残し、映画史にその名を刻んだ。アルバートは撮影監督としてオムニバス映画『パリところどころ』のジャン=リュック・ゴダール監督篇に参加。ゴダールは彼を「アメリカ最高のカメラマン」と評した。アルバート・メイズルス、デヴィッド・メイズルス監督1987年に弟のデヴィッドが死去。アルバートはその後も単独でドキュメンタリー映画を撮り続け、監督・撮影を務めた『アイリス・アプフェル!94歳のニューヨーカー』(14)は2016年に日本でも劇場公開された。アルバートは2015年に死去。彼らは30本以上の映画を製作し、その多くは、芸術、アーティスト、ミュージシャンに焦点を当てたものだった。そんなメイズルス兄弟の代表作である本作は、独自の観察スタイルでノンフィクションの世界に革命を起こした。アメリカの価値観に深く根ざした消費主義について映画史上最も深く洞察したとされる画期的なドキュメンタリーが、製作から半世紀以上を経て日本に上陸。公開決定に際し、翻訳家・柴田元幸は「『人間は歴史を作るが、思うようにではない』と昔の偉い思想家は言ったわけだが、この映画を観ていると、『人間は物語を生きるが、思うようにではない』と言いたくなる。その切実さ、その悲哀」とコメント。野中モモ(ライター・翻訳者)は、「スーツの男たちと郊外家族の攻防戦。これまで観てきたアメリカの劇映画やドラマのさまざまな場面が脳裏に浮かんでは消えてゆく。あれもこれもきっとここに撮られている現実があったから生まれてきたものなんだ」と寄せている。なお、同時上映として、メイズルス兄弟監督作品の中からジョン・F・ケネディの親族にあたるビッグ・イディと、その娘リトル・イディの生活に密着したドキュメンタリー『グレイ・ガーデンズ』(1975年製作)も本邦初劇場公開される。『セールスマン』は11月26日(土)より東京シアター・イメージフォーラムほか全国にて順次公開。『グレイ・ガーデンズ』同時上映。(text:cinemacafe.net)
2022年10月18日サッカー元イングランド代表デヴィッド・ベッカムのドキュメンタリー「ベッカムと弱小キッズチーム」が、11月9日(水)よりディズニープラスにて独占配信。この度、日本語版予告編と場面写真が公開された。本作は、英国アカデミー賞受賞の製作会社Twenty Twentyと、デヴィッド・ベッカム自身が設立したStudio99の共同製作作品。ベッカムがルーツであるロンドン東部に戻り、自身が少年時代にプレーしていたエコー・プレミア・リーグに所属する、リーグ最下位で降格の危機に直面する弱小サッカーチーム「ウェストワード・ボーイズ」のピンチを救うため、熱く指導する様子を描くドキュメンタリーシリーズ。映像では、試合に負け続け、ロッカールームで落胆するチームのもとに、ベッカムがサプライズで登場。「僕の何を知っている?」と問うと、「ペナルティを外した」と正直すぎる答えが返ってきて思わずベッカムも苦笑い。背が低くて選抜されなかった当時をふり返るとともに、「みんな役割がある。全員だ」と少年たちの心をどんどん惹きつけていき、失敗しても「まだ終わっていないぞ」と鼓舞しながら真摯に向き合う。練習方法や技術だけではなく、野心、チームワークについての内面的な教訓までも少年たちに教えていき、スタジアムへ招待し、本物や一流に触れる体験をさせることで、少年たちの気持ちをより一層奮起させていく姿も印象的。また、チームメンバーと真摯に向き合う姿が印象的な場面写真も公開。ピッチの外でも選手やその家族と共に過ごす時間を持ち、彼らの生活や希望、心配事について相談に答えながら共に学び、協力し、倫理やコミュニティの大切さについても選手たちを指導していく。「ベッカムと弱小キッズチーム」は11月9日(水)よりディズニープラスにて独占配信。(cinemacafe.net)
2022年10月16日ドキュメンタリー映画 『人生クライマー 山野井泰史と垂直の世界 完全版』が、2022年11月25日(金)に公開される。本編のナレーションは岡田准一。伝説的登山家・山野井泰史の足跡を辿るドキュメンタリー映画『人生クライマー 山野井泰史と垂直の世界 完全版』は、日本を代表する登山家・山野井泰史の足跡を辿るドキュメンタリー作品。2022年3月、ヒューマントラストシネマ渋谷にて開催された「TBSドキュメンタリー映画祭 2022」でクローズド作品として上映され、注目を集めた本作が劇場公開される。クライマーの山野井泰史は、2021年、登山界の“アカデミー賞”であり、登山界最高の栄誉といわれる「ピオレドール生涯功労賞」をアジア人として初受賞。ラインホルト・メスナーやダグ・スコット、ヴォイテク・クルティカなどと並び、クライミングの歴史にその名を刻んだ。単行本『CHRONICLE クロニクル 山野井泰史 全記録』が出版され、コミック誌『ビッグコミック』では伝記漫画『アルパインクライマー-単独登攀者・山野井泰史の軌跡-』も連載。まさに登山界の伝説的存在として、今もなお登山への挑戦を続けている。未公開ソロクライミング映像など『人生クライマー 山野井泰史と垂直の世界 完全版』では、世界の巨壁に《単独・無酸素・未踏ルート》で挑み続けた、極限のクライマー・山野井泰史の足跡を、貴重な未公開ソロ登攀映像や生涯のパートナーである妻・妙子への取材、関係者の証言などとともに振り返っていく。起点となるのは1996年。ヒマラヤ最後の課題といわれる「マカルー西壁」にアルパインスタイル・ソロで挑むという究極の挑戦への密着取材だ。そして、2002年に沢木耕太郎の著書『凍』でも描かれた「ギャチュンカン」登頂後の壮絶なサバイバルを経て、凍傷で手足の指10本を失うことに。2008 年には奥多摩山中で熊に襲われ、重傷を負った。数々のアクシデントに見舞われながらも、“垂直の世界”に魅せられ、挑戦し続ける登山家・山野井泰史の精神を、映し出している。監督は武石浩明、25年にわたり取材監督を務めたのは、自らもヒマラヤ登山経験のあるジャーナリスト・武石浩明。公私ともに山野井泰史と交流しながら、25年にわたる取材を続けた。ナレーションは岡田准一本編を彩るナレーションは、俳優の岡田准一が担当。山岳映画の傑作『エヴェレスト 神々の山嶺』で主演を務め、山好きとしても知られている岡田が自身初となるドキュメンタリー映画のナレーションを務めた。作中では、『エヴェレスト 神々の山嶺』の山岳コーディネーターで友人でもある今井健司の姿も登場しており、岡田が思わず言葉を詰まらせる瞬間も。全編を通して、常に自然と対峙し乗り越えていく“クライマーという存在”への敬意と共感を込めた語りが披露されている。〈岡田准一コメント〉僕自身山好きで、クライマーは憧れの存在。なかでも山野井さんは、混じり気のない眩しい存在で、その純度の高い生き方には美しさを感じます。日本が誇る、知ってもらいたい日本人の一人です。今回、初めて“語り”という形でドキュメンタリー映画に参加しました。本編中にはヒマラヤで行方不明になった知人の姿も映っていて、言葉に詰まってしまう瞬間もありました。極限に挑むクライマーの“魂の震え”を感じ、勇気がもらえるドキュメンタリーです。是非、ご期待ください。〈映画『人生クライマー 山野井泰史と垂直の世界 完全版』あらすじ〉「誰も成し遂げていないクライミングを成功させて、生きて還る」世界の巨壁に単独で挑み続けてきたクライマー・山野井泰史。彼は2021年、登山界最高の栄誉、ピオレドール生涯功労賞を受賞した。しかし、山野井の挑戦は終わらない。伊豆半島にある未踏の岩壁に新たなルートを引こうとしていた。そして再びヒマラヤにも…。“垂直の世界”に魅せられた男の激しい生き様とは?貴重な未公開ソロ登攀映像とともに振り返り、山野井の生涯のパートナーである妻・妙子への取材も通して問いかける。【詳細】映画『人生クライマー 山野井泰史と垂直の世界 完全版』公開日:2022年11月25日(金)監督:武石浩明撮影:沓澤安明、小嶌基史、土肥治朗編集:金野雅也MA:深澤慎也音楽:津崎栄作企画・エグゼクティブプロデューサー:大久保竜チーフプロデューサー:松原由昌プロデューサー:津村有紀TBS DOCS事務局:富岡裕一2022年/日本/5.1ch/16:9/109分 製作:TBSテレビ 配給:KADOKAWA
2022年10月10日ドキュメンタリー映画『ビー・ジーズ栄光の軌跡』が、2022年11月25日(金)に公開される。3兄弟ボーカルグループ「ビー・ジーズ」に迫るドキュメンタリー映画『ビー・ジーズ栄光の軌跡』は、半世紀以上にもわたって活躍してきた男性ボーカルグループ「ビー・ジーズ」の軌跡を追ったドキュメンタリー映画。『バック・トゥ・ザ・フューチャー』などのプロデューサーを務めたフランク・マーシャルが、監督を手がける。半世紀以上にわたり活躍した「ビー・ジーズ」とは?「ビー・ジーズ」は、英国マン島に生まれたバリー・ギブと、3歳下の双子の弟であるロビン、モーリスのギブ3兄弟によるボーカルグループ。少年時代から活動を開始し、2003年にモーリス・ギブが早世するまで、バンド、パフォーマー、ソングライターとして、半世紀を超えるキャリアを築いた。「ビー・ジーズ」のアルバムは、全世界で2億2千万枚超を売り上げる大ヒット。代表曲「ステイン・アライヴ」をはじめ1,100曲以上の楽曲を制作し、そのうち全英・米ナンバーワン・ヒットが20曲、トップ10ヒットが70曲という輝かしい業績を残している。また、「ビー・ジーズ」の楽曲を使用した映画『サタデー・ナイト・フィーバー』がヒットを飛ばすとともに、映画の中で使われた楽曲も人気を集めた。「ビー・ジーズ」の活躍の軌跡を辿る映画『ビー・ジーズ栄光の軌跡』では、貴重な写真や未公開映像の数々とともに、「ビー・ジーズ」の様々な側面を赤裸々に映し出し、活躍の軌跡を辿る。名曲誕生の瞬間を体験しているかのような、臨場感あふれる映像を楽しめる。「ビー・ジーズ」ファンを公言するアーティスト達も出演さらに、作中には「ビー・ジーズは最高。それだけさ」と語るジャスティン・ティンバーレイクをはじめ、「ビー・ジーズ」のファンを公言する数々のアーティストが出演。「ビー・ジーズ」と同様に兄弟で活動している「オアシス」のノエル・ギャラガー、「ジョナス・ブラザーズ」のニック・ジョナスも出演し、「ビー・ジーズ」が経験したであろう「兄弟だからこその困難」あるいは「兄弟だからこそ得られる歓び」を想起させるような場面も登場する。【詳細】映画『ビー・ジーズ栄光の軌跡』公開日:2022年11月25日(金) ヒューマントラストシネマ渋谷、新宿武蔵野館ほかにて公開監督:フランク・マーシャル製作:ナイジェル・シンクレア、ジーン・エルファント・フェスタ脚本:マーク・モンロー出演:バリー・ギブ、ロビン・ギブ、モーリス・ギブ、アンディ・ギブ、エリック・クラプトン、ノエル・ギャラガー、ニック・ジョナス、マーク・ロンソン、クリス・マーティン、ジャスティン・ティンバーレイク2020年/アメリカ/英語/カラー/111分/原題:The Bee Gees: How Can You Mend a Broken Heart/日本語字幕:大渕誉哉/字幕監修:吉田美奈子 配給:STAR CHANNEL MOVIES
2022年10月09日岡田准一が11月25日(金)公開の映画『人生クライマー 山野井泰史と垂直の世界 完全版』のナレーションを担当することが分かった。本作は、世界の巨壁に単独・無酸素・未踏ルートで挑み続けた、極限のクライマー・山野井泰史の足跡をふり返るドキュメンタリー。今年3月、ヒューマントラストシネマ渋谷にて開催された「TBSドキュメンタリー映画祭2022」のクローズド作品として上映された『人生クライマー 山野井泰史と垂直の世界』が、9分の新規カットを追加した《完全版》となって劇場公開。そんな本作のナレーションを、山好きの岡田さんが担当。「クライマーは憧れの存在。なかでも山野井さんは、混じり気のない眩しい存在で、その純度の高い生き方には美しさを感じます。日本が誇る、知ってもらいたい日本人の一人です」と思いを語る。また、山岳映画『エヴェレスト 神々の山嶺』で主演を務めた岡田さん。本編中には、同作の山岳コーディネーターで友人でもある今井健司さん(2015年、ヒマラヤで行方不明)の姿も映っており、「言葉に詰まってしまう瞬間もありました」と岡田さん。「極限に挑むクライマーの“魂の震え”を感じ、勇気がもらえるドキュメンタリーです。是非、ご期待ください」とメッセージを寄せている。さらに、山野井さんの近影を全面に起用したポスタービジュアルと、ナレーションが入った本予告映像も公開された。『人生クライマー 山野井泰史と垂直の世界 完全版』は11月25日(金)より角川シネマ有楽町ほか全国にて順次公開。(cinemacafe.net)■関連作品:人生クライマー 山野井泰史と垂直の世界 完全版 2022年11月25日より角川シネマ有楽町ほか全国にて順次公開©TBSテレビ
2022年10月07日日向坂46のドキュメンタリー映画第2弾『希望と絶望』のBlu-ray&DVDが、12月21日(水)に発売されることが決定した。本作は、2020年8月に公開されたドキュメンタリー映画『3年目のデビュー』の制作チームが手掛ける、日向坂46のドキュメンタリー映画。東京ドームでのライブを目標に歌い続けてきた彼女たちの楽曲「約束の卵」。その歌詞の中で、“約束の彼の地”として夢に見てきた場所にたどり着くまでの道のりには、コロナ禍による活動の制限という環境の変化に立ち向かいながらも、絶対に諦めることなく、再び一つになり、大きな虹がかかる景色を目指した22人の戦いがあった。Blu-ray&DVDには、劇場公開版本編に加え、特典ディスクとして、劇場未公開シーンを追加した約4時間のディレクターズカット版、舞台挨拶などが収録される。『希望と絶望』Blu-ray豪華版価格:13,000円+税仕様:Blu-ray3枚組〔本編DISC〕●本編(劇場公開版)●予告集収録分数:未定/画面サイズ:16:9 LB/層数:2層/音声:リニアPCM5.1chサラウンド[本編(劇場公開版)]のみ、リニアPCM2chステレオ〔特典DISC-1〕●本編(ディレクターズカット版)~前編収録分数:未定/画面サイズ:16:9 LB /層数:2層/音声:リニアPCM2chステレオ〔特典DISC-2〕●本編(ディレクターズカット版)~後編●日向坂映画祭●完成披露上映会舞台挨拶●公開初日舞台挨拶収録分数:未定/画面サイズ:16:9 LB /層数:2層/音声:リニアPCM2chステレオ『希望と絶望』DVD豪華版価格:12,000円+税品番:SSBX-2830仕様:DVD3枚組〔本編DISC〕●本編(劇場公開版)●予告集収録分数:未定/画面サイズ:16:9 LB/層数:片面2層/音声:Dolby Digital 5.1chサラウンド[本編(劇場公開版)]のみ、 Dolby Digital2chステレオ〔特典DISC-1〕●本編(ディレクターズカット版)~前編収録分数:未定/画面サイズ:16:9 LB /層数:片面2層/音声:Dolby Digital2chステレオ〔特典DISC-2〕●本編(ディレクターズカット版)~後編●日向坂映画祭●完成披露上映会舞台挨拶●公開初日舞台挨拶収録分数:未定/画面サイズ:16:9 LB /層数:片面2層/音声: Dolby Digital2chステレオ©2022映画『希望と絶望』製作委員会
2022年10月06日マイケル・ジャクソンの大ヒットアルバム『スリラー』についてのドキュメンタリーが製作されることがわかった。監督は、音楽歴史学者、ジャーナリスト、ドキュメンタリー映画監督のネルソン・ジョージ。マイケル・ジャクソン財団公認による作品となる。映画には、これまでに公開されたことのない映像やインタビューなどが含まれているとのことだ。アルバム『スリラー』は1988年11月にリリースされ、全世界で1億枚を売り上げた。ジャクソンは2009年6月に50歳で亡くなった。文=猿渡由紀
2022年10月05日タイニーマウスファクトリー(所在地:神奈川県、代表:西山 祐樹)は、現在制作中のドキュメンタリー映画『みんなのふね - Jomon-san Has Come -』の北海道から沖縄まで全国で実施する2年以上にわたる撮影を完遂するため、クラウドファンディングサービス「CAMPFIRE」にて2022年10月30日(日)まで、制作資金調達プロジェクトを実施しています。URL: 石おのと250歳の杉■究極のSDGs時代、『縄文』にヒントがある主人公は石おのの使い手、雨宮国広氏。石川県・真脇遺跡の縄文住居を石おの等の原始的な道具で再現したり、国立科学博物館主導の実験考古学「3万年前の航海 徹底再現プロジェクト」において外洋を航海するための丸木舟を製作するなど、石斧使用のプロフェッショナル。監督は「3万年前の航海 徹底再現プロジェクト」での記録映像クルーとして参加していた、にしやまゆうきが務める。石おの等の原始の道具で、樹齢250年・胴囲1.4mの杉を伐り、全国47都道府県の子供たちと共に丸木舟を作り上げる2年間の様子を、原始の道具の有用性を通して、持続可能な暮らしを実現していた日本の縄文時代の人々が感じていたことは何なのか、現代が抱える環境保護や他の生命との共生等の様々な問題点を、もしも原始の時代まで遡って考えたらどうなるのか等、子供たちと共に行動し、考えていく様子を追いかけるドキュメンタリー作品となっています。映画完成は2024年秋頃を予定しており、完成後は映画祭出展、上映会の実施等を計画しています。■プロジェクト概要プロジェクト名: 石おので海を渡る丸木舟を作る!2年以上追いかけるドキュメンタリー映画を作りたい!期間 : 2022年9月16日(金)0:00~10月30日(日)23:59URL : <リターンについて>5,000円 :完成した映画の映像をオンラインにて視聴可能な権利10,000円 :映像視聴に加え、エンドロールに名前を載せる権利50,000円 :縄文土器型のマグカップとスペシャルティコーヒー「Jomon Blend」50パック500,000円:監督自身が申込者自身のショートドキュメントを撮影する権利<映画概要>タイトル: みんなのふね - Jomon-san Has Come -完成予定: 2024年秋頃予定監督 : にしやまゆうきURL : 【会社概要】タイニーマウスファクトリー代表者 :西山 祐樹設立 :2012年8月事業内容:映像・楽曲制作 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2022年09月29日フォーリーアーティストと呼ばれる音響効果技師と台湾・中国映画の舞台裏を描き出したドキュメンタリー映画『擬音 A FOLEY ARTIST』が11月19日(土)より公開されることが決定。メインビジュアルが解禁された。雑多なモノが溢れるスタジオで、映画の登場人物の動きやシーン、雰囲気を追いながら、想像もつかないような道具と技を駆使してあらゆる生の音を作り出す職人、フォーリーアーティスト。本作は金馬奨に多数ノミネートされ台湾映画界の生きるレジェンド、フー・ディンイーの40年に及ぶフォーリー人生を記録したドキュメンタリー。ひとりのスタッフの目を通して見た台湾映画史であり、70本を超えるフーの担当作品への言及を中心に、ホウ・シャオシェン、ワン・トン、エドワード・ヤンなど、台湾映画が広く世界に認知された1980年代のニューシネマの登場、そしてそれ以前の台湾映画も垣間見ることができる貴重な記録となっている。音響制作の老巨匠たち、さらには台湾映画のサウンドトラックを制作する伝説的な人物たちが映画の音を取り巻く環境の変化、未来のフォーリーの存在についても語られる。本作の監督を務めるワン・ワンローは自身のデビュー作、ルオ・フーという詩人を記録したドキュメンタリー映画の制作時に、超現実的な詩の世界を現場音だけで表現するには限界があることを痛感し、本格的に「音」を勉強しようと思ったことが本作制作のきっかけとなった。台湾のアカデミー賞とも呼ばれる金馬奨では、フー・ディンイーが年度台湾傑出映画製作者賞受賞、東京国際映画祭での上映でも反響を呼んだ。映画には目に見えないプロフェッショナルがたくさん存在する。映画界のあらゆる技術的側面がデジタル化される時代が近づく中、効果音だけは決して機械やファイルに置き換えることはできない。フォーリーが仕事ではなく創作であり、生活そのものとして過ごすフーはいまも尚、日々新たな音に触れているという。解禁されたメインビジュアルは、本作の主人公フー・ディンイーが鐘を鳴らしながら温かく微笑む姿、そしてフォーリーアーティストが様々な生音をつくり出す際に使う日常の道具がぎっしりと並んだイラストが目を引くデザイン。一見ガラクタに見える道具からどのような音が作られるのか…。知られざる映画の舞台裏に期待が高まるビジュアルとなっている。『擬音 A FOLEY ARTIST』は11月19日(土)より新宿 K’s cinemaほか全国にて順次公開。(text:cinemacafe.net)
2022年09月28日ろうの親から生まれた、耳の聴こえるコーダの子どもたちが揺らぎながらも自らを語り、成長していく物語を描いたドキュメンタリー映画『私だけ聴こえる』が、文化庁映画賞(文化記録映画部門)大賞を受賞した。映画芸術の向上とその発展に資するため、2003年度より始まった文化庁映画賞。文化記録映画部門は、選考委員会における審査に基づき、優れた文化記録映画作品に対する顕彰を実施しており、今年度で19回目を迎える。選考委員を務めた藤岡朝子は、「ろう者の子として生まれ育った少女たちが家族との関係にゆれ動く思春期を丁寧で的確な観察でとらえた。障がいの有無でなく、アイデンティティと自分探しの問題として描くことで、福祉や差別を越える普遍的な視点を提案し、コーダについての問題意識を開放し喚起する」と語り、「観客のスクリーンへの集中度と読み解く力を育てる『映画』という形にこだわり、国際共同製作にも挑戦した制作者の姿勢は、時代に合致したひとつの指針を示している」と制作陣を称えた。一方、受賞を受けた本作の松井至監督は、「栄誉ある賞に選んでいただき、ありがとうございます。制作をはじめた7年前、コーダという言葉は知られていませんでした。この賞は、ドキュメンタリーという場に向かって勇気を持って自己を開いていった出演者たち、全感覚でコーダの世界を感じようとした制作者たち、映画館の暗闇で切実に他者に触れようとした観客の方々、そしてろう文化に生きるみなさんのものです」とコメント。「他者と生きる未来の社会への入口として、時代がコーダの存在を求めたのだと思います」と語っている。『私だけ聴こえる』は全国にて順次公開中。(text:cinemacafe.net)■関連作品:私だけ聴こえる 2022年5月28日よりシアター・イメージフォーラムほか全国にて公開©TEMJIN / RITORNELLO FILMS
2022年09月20日ドキュメンタリー映画『ミーティング・ザ・ビートルズ・イン・インド』が、2022年9月23日(金・祝)より、全国順次公開される。「ザ・ビートルズ」インド訪問を捉えた“奇跡”のドキュメンタリー1968年、世界的ロックバンド「ザ・ビートルズ」は、インド・ガンジス川のほとりにいた。「自分たちは何者で、どこに向かえば良いのか?」「人生の豊かさとは何か?」を求めるジョージの発案で、ジョン、ポール、リンゴの4人は、超越瞑想運動の創始者マハリシ・マヘーシュ・ヨーギーと出会い、インド北部・リシケシュにあるアシュラム(僧院)に招待されることに。この時、思いがけず「ザ・ビートルズ」と遭遇したのが、現在、映像制作者として活躍するポール・サルツマン監督だ。映画『ミーティング・ザ・ビートルズ・イン・インド』は、当時23歳だったポール・サルツマンが、「ザ・ビートルズ」と過ごした日々を描くドキュメンタリー。偶然がもたらした奇跡の8日間を、50年以上の時を経て初公開する。「ホワイト・アルバム」収録の名曲誕生秘話が明らかに本編では、インド滞在期における「ザ・ビートルズ」の創作の瞬間を紹介。2枚組の大作「ザ・ビートルズ」=通称「ホワイト・アルバム」に収録された「ディア・プルーデンス」「オブ・ラ・ディ、オブ・ラ・ダ」「コンティニューイング・ストーリー・オブ・バンガロウ・ビル」などの名曲誕生秘話を明らかにする。「ザ・ビートルズ」の知られざる素顔を映す「ザ・ビートルズ」の知られざる素顔にも注目。世界的に注目を集めた「ザ・ビートルズ」のインド訪問だが、日常から遮断されたアシュラムで、彼らがどのような生活を送っていたのかを知る人は少ない。ポール・サルツマン監督は、「彼らは家族でピクニックに来たように写真を撮り合っていた」と振り返る。ジョンとポールはギターを弾きながら歌い、ジョージは部屋にこもってシタールの練習を続けていた。カメラを片手にしたリンゴは僧院内の撮影に夢中だったという。本編では、ただ食べて寝て瞑想をするだけの穏やかな日々を送り、好きな時に思いつくままに曲作りに取り組む「ザ・ビートルズ」の姿を垣間見ることができる。インドに魅了されたセレブたちの姿もまた、「ザ・ビートルズ」と同じく、マハリシ・マヘーシュ・ヨーギーのアシュラムを訪れていたセレブたちも紹介。『ローズマリーの赤ちゃん』『華麗なるギャツビー』で知られる女優ミア・ファローや、妹のプルーデンス・ファロー、ビーチ・ボーイズのヴォーカリストマイク・ラヴ、スコットランドのシンガードノヴァンらの貴重な映像を映し出す。製作総指揮にデヴィッド・リンチなお、監督・脚本・製作は、ポール・サルツマン本人が担当。製作総指揮はデヴィッド・リンチ、ナレーションはモーガン・フリーマンが務めた。<映画『ミーティング・ザ・ビートルズ・イン・インド』あらすじ>1968年、23歳のポール・サルツマン監督は、失恋の傷を癒しに北インドのガンジス川のほとりにあるマハリシ・マヘーシュ・ヨーギーのアシュラム(僧院)の門を叩く。そこで思いがけず出逢ったのは、世界的ロックバンド「ザ・ビートルズ」のジョン、ポール、ジョージ、リンゴの4人だった。サルツマンが瞑想を学びながら、カメラに収めたビートルズと過ごした奇跡の8日間が、50年以上の時を経て初めて明かされる。【詳細】映画『ミーティング・ザ・ビートルズ・イン・インド』公開日:2022年9月23日(金・祝)よりヒューマントラストシネマ渋谷、池袋シネマ・ロサ、アップリンク吉祥寺、新宿バルト 9 ほか全国順次公開監督・脚本・製作:ポール・サルツマンナレーション:モーガン・フリーマン製作総指揮:デヴィッド・リンチ出演:デヴィッド・リンチ、パティ・ボイド、ジェニー・ボイド、マーク・ルイソン、ルイス・ラファム、ローレンス・ローゼンタール、リッキ・クック、ハリプラサード・チョウラシア、デヴィアニ・サルツマン原題:Meeting The Beatles in India字幕:大西公子字幕監修:藤本国彦配給:ミモザフィルムズ2020年/カナダ/英語/79分/カラー/1.78:1/5.1ch
2022年09月18日フィンランドを代表する建築家アルヴァ・アアルトのドキュメンタリー映画『アアルト』が、2023年10月13日(金)に全国にて順次公開される。アルヴァ・アアルトの人生と作品に迫るドキュメンタリー映画『アアルト』は、アルヴァ・アアルトの人生と作品を巡るドキュメンタリー作品。世界的建築家、デザイナーとして活躍したアルヴァ・アアルトが2023年に生誕125年を迎えることを記念して公開される。“フィンランドのアカデミー賞”と称されるユッシ賞にて音楽賞、編集賞を受賞した映画だ。アルヴァ・アアルトは、建築や製品が、限られた人に向けたラグジュアリーなものではなく、デザインの力によってすべての人の暮らしが豊かになることを願い作品制作やデザインを手がけてきたアーティスト。使いやすさと優しさの共存する建築をはじめ、インテリア・家具・プロダクトデザインなどを制作し世に送り出した。アルヴァの妻・アイノとの物語にもフォーカス『アアルト』では、アルヴァ・アアルトの人生や作品にフォーカスするとともに、アルヴァと同じ建築家であった妻・アイノとの濃密な愛の物語も映し出す。アアルト夫妻が世界中にわたって物を創造していく過程とその伝説をどのように作り上げていったかを、アイノとの⼿紙のやりとりや、同世代を⽣きた建築家、友⼈たちなどの証⾔を盛り込みながら、まるで観客が映像ツアーに参加しているかのような独創的な映像で見せていく。作中には、スタッキング可能な3本脚が特徴の「スツール 60」や、イッタラのアイコンとも⾔える花瓶「アアルトベース」、初期の頃に⼿がけた建築デザインとして知られるヴィープリ(ヴィーボルク)市⽴図書館の様⼦など、様々なデザインの傑作が登場。アルテックの家具やイッタラ(iittala)の食器など、後世に残る名作の誕生秘話も必見だ。監督はヴィルピ・ スータリ監督は、フィンランドの映画監督ヴィルピ・スータリが務めている。ヴィルピ・スータリは、「幼い頃、アアルトが設計した図書館で過ごし、彼の建築の虜になった」と語り、長年アルヴァ・アアルトの映画を撮りたいと考えていたという。有楽町で“映画で旅するフィンランド特集”ヒューマントラストシネマ有楽町では、映画『アアルト』の公開を記念し、2023年9⽉22⽇(⾦)から9⽉28⽇(⽊)までの期間、“映画で旅するフィンランド特集”を開催。ムーミンを⽣み出したアーティスト、トーベ・ヤンソンの⼈⽣を映し出した『TOVE/トーベ』と、世界が忘れかけている“当たり前”の⼈間性を、⾟辣なユーモアと優しさを通じて描くアキ・カウリスマキの『希望のかなた』の2作品を上映し、フィンランドの魅力を発信する。【詳細】映画『アアルト』公開日:2023年10月13日(金) ヒューマントラストシネマ有楽町、アップリンク 吉祥寺、シネ・リーブル梅田 ほか全国順次ロードショー監督:ヴィルピ・スータリ配給:ドマ原題:AALTO2020年/フィンランド/103分■『アアルト』公開記念「映画で旅するフィンランド特集」概要上映期間︓2023年9月22日(⾦)〜9月28日(⽊)上映作品︓『TOVE/トーベ』『希望のかなた』劇場︓ヒューマントラストシネマ有楽町 ※詳細は劇場まで問い合わせ
2022年09月16日ローマのハイジュエラー ブルガリが初めて、その驚きに満ちた世界の探求へと招待します。息を呑むほどに美しいハイジュエリーコレクション。ブルガリは、その制作の秘密と魅力への扉を開きました。クリエイティブなプロセス全体の舞台裏をかつてないかたちで披露し、驚くほどに素晴らしいジェムやレッドカーペットの世界、夢から壮大な真実までその制作過程の秘密を明らかにします。才能溢れる新鋭マチュー・ムニュの監督のもと、Terminal 9 Studiosが制作しプライム・ビデオで配信されるこのドキュメンタリー映画は、ブルガリがオフィシャル ジュエリーパートナーを務めるトロント国際映画祭®でプレミア公開されます。ジュエリー クリエイション&ジェム バイイング エグゼクティブディレクター ルチア・シルヴェストリ石を買い付ける女性バイヤーとして知られるルチアは、ブルガリファミリーから直接ビジネスを学び、男性主導のこの業界で着実にその道を切り開いてきました。メゾンの尽きることのないインスピレーション源である永遠の都ローマ。その美しさに常に囲まれながら、ルチアはハイジュエリーの傑作が生まれるまで一つひとつの工程をたどり、その魔法が起きる様子を日々目の当たりにしています。宝石を探し求めるインドのジャイプルから、唯一無二の作品が生み出されるブルガリが本社を構えるローマまで - 最高のジュエリーが生まれる秘密の制作地であるブルガリのアトリエで繰り広げられる卓越した職人の「wonder(驚き)」を探求する各工程の独自のデザインと技術が、制作を介して披露されます。インド ジャイプルでの石の買い付けそして、ジュエリーにおいて究極の目的は、言うまでもなく身につけること。ブルガリが常に掲げるこのミッションは、ブルガリと長年にわたり友人である、アメリカ人女優のゼンデイヤ、イタリア人デジタル企業家でファッションアイコンであるキアラ・フェラーニ、ブラックピンクのリサ、スーパーモデルのリリー・オルドリッジ、アメリカを拠点とするインド人女優、プリヤンカー・チョープラーら、傑出した5人の女性たちの人生と関わり合うのです。さまざまな経歴やストーリー、才能を持ち合わせ、多彩な表情を見せる素晴らしい女性たち。親密でかつ刺激的な絆で彼女たちはブルガリと固く結ばれ、息をのむような美しいジュエリーへの愛という共通点で繋がります。第78回 ヴェネツィア国際映画祭でセルペンティのハイジュエリーネックレスを着用するゼンデイヤ「セルペンティ ヒプノティック エメラルド」ネックレスは、卓越した技術が織りなすカボションカットを施した壮大な93.83カラットのコロンビア産エメラルドをあしらい、しなやかなボディにはダイヤモンドとエメラルドを緻密にセッティングした、傑出したクリエイションの一つです。第78回ヴェネツィア国際映画祭のレッドカーペットでゼンデイヤがこの素晴らしい作品を初めて身に纏い会場を魅了し、同時に製作に一年をかけた「セルペンティヒプノティック エメラルド」ネックレスの息を呑むほどに美しい姿を世界に披露した瞬間となりました。情熱、熟練、驚きに満ちた果てしない探求の物語。夢というのは、比類なきユニークな何かに照らし出される歓喜の輝きなのです。ドキュメンタリー映画「インサイド・ザ・ドリーム」は、9月13日よりプライム・ビデオで約100カ国へ世界配信されます。お問い合わせ先:ブルガリ ジャパン03-6362-0100
2022年09月14日『ニューシネマ・パラダイス』のジュゼッペ・トルナトーレ監督が、故・エンニオ・モリコーネの葛藤と栄光に迫る音楽ドキュメンタリー『ENNIO(原題)』が『モリコーネ 映画が恋した音楽家』の邦題で来年1月より公開されることが決定した。さらに、第35回東京国際映画祭 ガラ・セレクションにて特別上映されることも決定した。2020年7月に逝去した音楽家エンニオ・モリコーネ。享年91歳。1961年以来、500作品以上という驚異的な数の映画とTV作品の音楽を手掛けた。なかでも日本でも超ロングランヒットを記録、アカデミー賞外国語映画賞にも輝き、人生の喜怒哀楽を表すかのような旋律で情感豊かな映像とともに人々の心に永遠に刻まれた『ニュー・シネマ・パラダイス』(89)を始め、ジュゼッペ・トルナトーレが監督するほぼ全ての映画音楽を手掛けた。本作は、そんな師弟関係とも呼べる<最後のタッグ>を組んでいたトルナトーレ監督だからこそ引き出せた、モリコーネ自身の真の姿に迫っていくドキュメンタリー。『ニュー・シネマ・パラダイス』はもちろん、『荒野の用心棒』(64)、『アンタッチャブル』(87)、『ヘイトフル・エイト』(15)など、エンニオが音で命を吹き込んだ45作品にも及ぶ数々の傑作の名場面と、最高の音響環境で再現された日本公演を含むワールドコンサートツアーの演奏で、巨匠の伝説を紐解いていく。さらに、クエンティン・タランティーノを始め、クリント・イーストウッド、ウォン・カーウァイ、オリバー・ストーンなど70人以上の監督やプロデューサー、音楽家たちのインタビューにより<どうやってエンニオは偉業を成し遂げたのか>という秘密を解き明かしていく。また、エンニオのプライベートライフとコメント、初公開となるアーカイブ映像によって、愛すべき天才のチャーミングな人柄を浮き彫りにする。唯一無二の旋律であらゆる映画に愛と命を吹き込んだ天才音楽家の真実の姿を映し出す、圧巻の音楽ドキュメンタリーとなっている。なお、モリコーネが生前から計画をしていたオフィシャル・トリビュート・コンサートが、11月5日(土)と6日(日)の2日間に渡って、東京国際フォーラムで開催されることも決定。ワールド・プレミアともなる本コンサートは、エンニオの次男でもあるアンドレア・モリコーネが指揮を務め、オーケストラの演奏によって奏でられるモリコーネの珠玉の名曲を映画の名シーンやここでしか見られない秘蔵映像とともに楽しめるコンサートとなっている。『モリコーネ 映画が恋した音楽家』は2023年1月、TOHOシネマズシャンテ、Bunkamura ル・シネマほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:モリコーネ 映画が恋した音楽家 2023年1月、TOHOシネマズシャンテ、Bunkamuraル・シネマほか全国にて公開©2021 Piano b produzioni, gaga, potemkino, terras
2022年09月13日カンヌ国際映画祭2020「監督週間」選出ほか世界で論争を呼ぶドキュメンタリー映画『暴力をめぐる対話』から、予告編と監督のダヴィッド・デュフレーヌのコメントが到着した。抑圧され傷を負った市民や、警察関係組織、弁護士、社会学者、心理セラピストほか24人にデモの現場を映した数多の映像を提示して、対話を促し、疑問を語り合っていく本作。この度の予告編では、2018年からフランス政府への抗議が続く黄色いベスト運動における警官隊と市民の衝突の映像を基に、警察の暴力をめぐる出演者たちの白熱した対話が次々と映し出される。「デモ隊の破壊行為を放置するのか?」「みんな警棒で殴られていた」など、傷を負った当事者、警察関係組織、弁護士らが互いの見解を語り合い、正義と呼ばれる「暴力」の原因と結果を考究していく。警官による暴力行為を市民がTwitterに投稿・報告する“Allo Place Beauvau”をWEB上で管理する中で、多くのデモが抑圧の対象となり、死傷者を生む凄惨な武力鎮圧の増大を目の当たりにしたダヴィッド・デュフレーヌ監督。「この映画が遠く離れた地で公開されることを知り、この上ない喜びを感じています。なぜなら、これこそが映画の力だから。人々の意見や視点、そしてその相違を、空間と時間の旅へと送り出すことができるのが映画だからです」とコメント、「私は2012年に別の作品『Fort McMoney』で東京を訪れたこともあったので、なおさらです。最高です」と語る。「日本の警察の行いや市民との関係性についての知識はありませんが、ぜひ知りたいと思っています。この映画が公開されることで、ひょっとしたら反響が得られるかもしれません。一つ確かなことは、全ての民主主義国家は今まさに岐路に立っているということです。国民の前で、警察はどのように振る舞うことができ、またできないのか?警察はどんな秩序を守るのか?改めて、この映画が日本で公開されることを大変嬉しく思います」と明かした。『暴力をめぐる対話』は9月24日(土)よりユーロスペースほか全国にて順次公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:暴力をめぐる対話 2022年9月24日よりユーロスペースほか全国にて公開© Le Bureau - Jour2Fête – 2020
2022年08月24日「ももクロ」の愛称で世代を超えて親しまれる人気グループ「ももいろクローバーZ」に密着したドキュメンタリー『ももいろクローバーZ ~アイドルの向こう側~〈特別上映版〉』の初日舞台挨拶が8月19日、東京・新宿バルト9で行われ、メンバーの百田夏菜子、玉井詩織、佐々木彩夏、高城れに、インタビュー取材も担当した酒井祐輔監督が登壇した。女性グループ初にして結成から6年という異例の速さで国立競技場でのワンマンライブを成功させ、その後もさまざまなフィールドで活躍を続ける4人が、30代を目前に控えた今、何を考え、どこへ向かうのか。普段はあまり語ることのない人生観や、将来などについて語るメンバーへのロングインタビューや、関係者への取材を通して、“等身大”のももクロの「今」に迫っていく。2022年3月に開催された「TBSドキュメンタリー映画祭2022」で上映されたバージョンに、新撮映像なども追加した「特別上映版」として、モノノフ待望の劇場公開が決定。モノノフを自認する酒井監督は「コンサートなどに足を運び、きっと、日本の芸能界にも今までいなかった存在になるんじゃないかと思っていた。ぜひ、ドキュメンタリーで確認したかった」と制作意図を語り、「実際にメンバーにインタビューし、『えっ、そんな風に考えていたんだ』と思うことも。ドキュメンタリーの捉え方は人それぞれなので、賛否も含めて、ご覧になる皆さんに変化や気づきがあればうれしい」と話していた。リーダーの百田は「カメラは毎日現場に入っていたし、撮られている意識はあまりなくて。実際に見ると『こんなところも撮られちゃっている』という場面もあり、そんな一面を楽しんでいただければ」とアピール。一方で「私たちの日常って、薄っぺらいんですよ!実のある会話もないし、密着してドキュメンタリーになるのか不安もあった」と明かし、「反省会とか、ケンカとしてしておいたほうが良かったのかなって(笑)」と笑いを誘う一幕も。「アイドルの未来は想像しづらいですが、それを皆さんと一緒に楽しみにできることが幸せ」と感謝を示した。「全国の映画館で、素の私たちを見てもらうのは嬉しいような、恥ずかしいような。でも、歴史があるからこそ、ドキュメンタリーに深みが増すのかな」と語る玉井は、「自分たちも今の姿を見つめ直すきっかけになった」と作品の意義を強調した。佐々木は、各メンバーのインタビューを見て「みんな敬語なのに、私だけいつも通り(笑)」とマイペースな発言。高城は「私たちのすべてが詰まっていると言っても過言ではない作品。皆さんにとっても新たな発見があればいいなと思う」と客席に呼びかけていた。取材・文・写真=内田涼
2022年08月19日90年代ニューヨークから生まれ、いまでは世界的にメインストリームとなったストリートカルチャーの誕生を追ったドキュメンタリー映画『All the Streets Are Silent:ニューヨーク(1987-1997)ヒップホップとスケートボードの融合』が、10月21日(金)より全国公開されることが決定。併せて、ポスタービジュアルと場面写真が解禁された。舞台は1980年後期のニューヨーク。アンディ・ウォーホールやジャン=ミシェル・バスキアたちの時代が終焉を迎え、そこに空いた穴を埋めるかのようにヒップホップとスケートボードというふたつのサブカルチャーが頭角を現し始める。当初ヒップホップは黒人の物、スケートボードは白人の物というイメージが強かったが、当時では珍しくヒップホップを流すクラブMarsのオープンから、「Wu-Tang Clan」、Nasやノトーリアス・B.I.G.などのラッパーの誕生、映画『KIDS/キッズ』の公開、スケートブランド「Zoo York」や「Supreme」のローンチなどを経て、ライフスタイルが似ていた両者の文化は次第に交わり、いまでは世界的に最も影響力のあるストリートカルチャーを作り上げていく。本作では、『KIDS/キッズ』に出演したロザリオ・ドーソンやレオ・フィッツパトリックがインタビュー出演しているほか、若かりし頃のハーモニー・コリンの映像も使用されている。そのほか90年代ヒップホップを代表するアーティストや、現在ストリートファッション界を代表するスケーターなど90年代ニューヨークのストリートを生きた豪華人物たちもインタビュー出演。また、Jay-Z、Method Man、Busta Rhymesなどのまだ無名の頃の映像も収録されている。さらに、スケートブランド「Zoo York」設立メンバーのひとり、イーライ・ゲスナーがナレーションを担当するほか、90年代ヒップホップ界を代表するプロデューサーのラージ・プロフェッサーがオリジナル楽曲を提供している。この度解禁されたポスタービジュアルには、2006年に31歳の若さでこの世を去ったニューヨークのレジェンドスケーター、ハロルド・ハンターが華麗な技を決める写真を使用。いまからちょうど27年前の1995年7月28日に北米で公開を迎えた映画『KIDS/キッズ』に出演していたハンターは、この映画をきっかけにニューヨークのスケートカルチャーを一気に世界に知らしめることとなる。『All the Streets Are Silent:ニューヨーク(1987-1997)ヒップホップとスケートボードの融合』は10月21日(金)よりヒューマントラストシネマ渋谷ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2022年07月28日ドキュメンタリー映画『メイクアップ・アーティスト:ケヴィン・オークイン・ストーリー』が、2022年10月7日(金)より、渋谷ホワイトシネクイントで先行公開される。順次全国の劇場でロードショー。ケイト・モスらを魅了した天才メイクアップ・アーティストに迫る映画『メイクアップ・アーティスト:ケヴィン・オークイン・ストーリー』は、数多くのスーパーモデルやセレブたちを虜にしたメイクアップ・アーティスト、ケヴィン・オークインの素顔に迫るドキュメンタリー。ケイト・モス、リンダ・エヴァンジェリスタ、ナオミ・キャンベルらを魅了した天才メイクアップ・アーティストの挑戦と苦悩を描き出す。ケヴィン・オークインとは?1990年代、細眉、リップライナーが流行、そして光と影を駆使して立体感を出す「コントゥアリング」が爆発的に広まった。その革新的なモードメイクによって世界を席巻したのがケヴィン・オークインだ。21才の若さでレブロン ULTIMAのクリエイティブ・ディレクターに起用され、資生堂ブランド INOUIの全盛期にクリエイターとして活躍していたことでも知られている。ケヴィンの功績は、CFDA ファッションアワードのベスト・メイクアップ・アーティスト賞を史上初めて受賞したほか、著書がベストセラーになったり、「セックス・アンド・ザ・シティ」に本人役で出演したりと、枚挙にいとまがない。ケヴィン・オークインの輝かしい功績を紹介映画『メイクアップ・アーティスト:ケヴィン・オークイン・ストーリー』が映すのは、時代を牽引してきたケヴィンの輝かしい姿。飾りすぎることを認めない風潮だった時代につけまつげを使い、一大ブームとなった極細眉を流行らせるなど、ケヴィンが生み出してきた数々のトレンドを紹介する。映画では、全世界で2000万枚を売り上げたジャネット・ジャクソンのアルバム『Janet.』のジャケット撮影秘話も明らかに。“典型的な若い美人”とは異なる仕上がりを提案したライザ・ミネリのメイクや、ブルック・シールズらに男装させた性差をも超えるメイクなど、多様性を意識し、美の固定観念に挑戦していた姿も映し出す。光と影、1人の人間としての苦悩も描くメイクアップ・アーティストとして頂点を極めたケヴィン。ところが、その光の裏側で、頭痛と共に精神的苦痛に長年悩まされていたという。2002年、ケヴィンは鎮痛剤の中毒となり、40歳の若さで突然この世を去ることに。映画『メイクアップ・アーティスト:ケヴィン・オークイン・ストーリー』では、末端肥大症による鎮痛剤中毒で苦しんだり、保守的なルイジアナで同性愛差別に遭ったりと、1人の人間としてもがき、苦しんでいたケヴィンの影にも迫る。【詳細】映画『メイクアップ・アーティスト:ケヴィン・オークイン・ストーリー』公開日:2022年10月7日(金)より渋谷ホワイトシネクイント先行公開10月14日(金)よりアップリンク吉祥寺10月29日(土)より横浜シネマ・ジャック&ベティほか順次公開監督:ティファニー・バルトーク製作総指揮:ジャック・ターナー、ジェイ・ピーターソン、ボビー・コンドラト、トッド・ルービン撮影:アンドレス・カル編集:エズラ・ピーク音楽監修:ロバート・カパドナオリジナル音楽:スコット・ドハティ、ウィル・ゴールデン出演:ケイト・モス、リンダ・エヴァンジェリスタ、ナオミ・キャンベル、シェール、イザベラ・ロッセリーニ、ブルック・シールズ、ほかアメリカ/2017年/102分/英語/原題:Larger Than Life: The Kevyn Aucoin Story/字幕翻訳:額賀深雪
2022年07月18日ドキュメンタリー映画『ファイナル アカウント 第三帝国最後の証言』が、2022年8月5日(金)よりTOHO シネマズ シャンテ、渋谷シネクイントほかで全国順次ロードショー。“第三帝国”に関わった人々の証言を追う『ファイナル アカウント 第三帝国最後の証言』は、ヒトラー率いるナチス支配下のドイツ“第三帝国”でユダヤ人大量虐殺「ホロコースト」を実際に目撃した加害者側の証言や当時のアーカイブ映像を記録したドキュメンタリー映画。インタビューしたのは武装親衛隊のエリート士官から強制収容所の警備兵、ドイツ国防軍兵士、軍事施設職員、近隣に住む民間人まで幅広い。生存する最後の世代である彼らが語った言葉はいったい何だったのか。ホロコーストの背景から監督のルーツを探る監督を務めるのは、ホロコーストで殺害された祖父母とユダヤ人難民の母を持つルーク・ホランド。ホランドは自身のルーツを探りながら“第三帝国”と関わった人々に対して2008年から10年の歳月をかけて250以上のインタビューを行い、ホロコーストが繰り広げられた背景を辿った。劇中には、ハーケンクロイツ旗の隣で一列に並び敬礼するドイツ市民の姿や、ヒトラーユーゲントの少年たちが行進する様子などナチス占領時代の貴重な映像が映し出され、「目をくらまされるな!」と若者たちに必死に訴えかける元武装親衛隊員の言葉や、顔を両手で覆う女性の姿も。インタビューで浮き彫りになった様々な証言を紹介しながら、戦争における責任や罪がどのようなものであるのか迫っていく。<映画『ファイナル アカウント 第三帝国最後の証言』あらすじ>イギリスのドキュメンタリー監督ルーク・ホランドは、アドルフ・ヒトラーの第三帝国に参加したドイツ人高齢者たちにインタビューを実施した。ホロコーストを直接目撃した、生存する最後の世代である彼らは、ナチス政権下に幼少期を過ごし、そのイデオロギーを神話とするナチスの精神を植え付けられて育った。戦後長い間沈黙を守ってきた彼らが語ったのは、ナチスへの加担や、受容してしまったことを悔いる言葉だけでなく、「手は下していない」という自己弁護や、「虐殺を知らなかった」という言い逃れ、果てはヒトラーを支持するという赤裸々な本音まで、驚くべき証言の数々だった。監督は証言者たちに問いかける。戦争における“責任”とは、“罪”とは何なのかを。【詳細】映画『ファイナル アカウント 第三帝国最後の証言』公開日:2022年8月5日(金)よりTOHO シネマズ シャンテ、渋谷シネクイントほかで全国順次公開監督:ルーク・ホランド撮影:ルーク・ホランド製作:ジョン・バトセック、ルーク・ホランド、リーテ・オード製作総指揮:ジェフ・スコール、ダイアン・ワイアーマン、アンドリュー・ラーマン、クレア・アギラールアソシエイト・プロデューサー:サム・ポープ編集:ステファン・ロノヴィッチ追加編集:サム・ポープ、バーバラ・ゾーセル音楽監修:リズ・ギャラチャー2020年/アメリカ=イギリス/ドイツ語/94分/カラー(一部モノクロ)/ビスタ/原題:Final Account/字幕監修:渋谷哲也/ナチス用語監修:小野寺拓也©2021 Focus Features LLC.
2022年07月10日長編ドキュメンタリー映画『紅花の守人 いのちを染める』が、2022年9月3日(土)より、ポレポレ東中野ほかで全国順次ロードショー。なぜ人は“紅花”に魅了されるのか?『紅花の守人 いのちを染める』は、染料として使用される紅花(べにばな)を巡る、世界初の長編ドキュメンタリー映画。中近東からシルクロードを経て中国に渡り、日本へと伝わった紅花。皇室で珍重されたその色は、明治時代に入ると化学染料の台頭により、また第二次世界大戦中に国によって栽培を禁止されたことで、現代では継承の危機に瀕している。それでも、山形の地で栽培が続けられている紅花。手間暇をかけて栽培した紅花からは、ごくわずかな紅色しかとれないにもかかわらず、この植物は、なぜ未だに愛されているのだろうか。そして、なぜ人は“紅”という色の虜になるのだろうか。栽培から染色まで“紅花の守人”を追う映画『紅花の守人 いのちを染める』では、紅花を守り継ぐ人々の姿を、4年の歳月をかけて記録。科学染料では生み出すことのできない繊細な色合いを表現するために、慈しみながら紅花を栽培し、昼夜を問わずに染めに没頭する“守人たち”を、雄大な山形の自然と共に映し出す。栽培から染色まで、“紅”が生み出されるまでの貴重な過程を追った。今井美樹がナレーションで参加ナレーションには、高畑勲監督の映画『おもひでぽろぽろ』で、紅花農家へ⼿伝いにいくタエ⼦の声を担当した歌⼿・⼥優の今井美樹が参加。監督は『世界⼀と⾔われた映画館』など、山形を舞台にした映像作品を多数発表している佐藤広⼀が務める。<映画『紅花の守人 いのちを染める』あらすじ>中近東からシルクロードを経て伝わった紅花は、悠久の旅の末、いまもこの⼭形の地に息づいています。⼿軽で安価な化学染料に取って代わられた紅花は、なぜ未だに愛され続けているのか。栽培から染めに⾄るまで4年の歳⽉をかけて完成した、世界初!紅花を巡る⻑編ドキュメンタリー 。【詳細】映画『紅花の守人 いのちを染める』公開日:2022年9月3日(土)より、ポレポレ東中野ほか全国順次公開ナレーション:今井美樹監督:佐藤広一プロデューサー:髙橋卓也唄:朝倉さや音楽:小関佳宏企画・製作:映画「紅花の守人」製作委員会配給:株式会社UTNエンタテインメント
2022年06月24日アイドルグループ・日向坂46のドキュメンタリー映画『希望と絶望』(7月8日公開)の予告映像が14日、公開された。グループ2作目のドキュメンタリー映画となる同作は、目標としていた東京ドームでのライブ開催までの道のりに密着。コロナ禍による活動の制限、メンバーの相次ぐ離脱など、さまざまな困難を乗り越え、夢のステージへと走り続けた彼女たちの知られざる2年間に迫っている。公開された予告映像では、ファンを前に活動する機会を失い、“コロナ禍”という日常の変化に苦しめられたメンバーの心の叫びを映し出している。
2022年06月14日