映画を観たいと思っても、あまりに多くの作品を目の前にすると、どの作品から観たらいいかわからなくなってしまうことはありませんか?そこで、作品選びに新たな視点を与えてくれる“究極の映画オタク”による注目のドキュメンタリーをご紹介します。『ストーリー・オブ・フィルム 111の映画旅行』【映画、ときどき私】 vol. 490毎年さまざまな映画が誕生するなか、本作がスポットを当てているのは、2010年から2021 年の公開作から厳選された傑作映画111 作品。そこには、『アナと雪の女王』や『ジョーカー』といったメジャー大作から、アピチャッポン・ウィーラセタクン監督作『光りの墓』やアリ・アスター監督作『ミッドサマー』のインディペンデント作品まで、ジャンルを問わない世界中の映画が顔を揃えていた。時代とともにひも解く近代映画史の裏側とは……。「映画の見方を確実に広げてくれる」など、海外メディアからも絶賛の声が上がっている本作。今回は、発案から20年近くの年月をかけて作品を完成させたこちらの方にお話を伺ってきました。マーク・カズンズ監督ドキュメンタリー監督としてだけでなく、映画に関する著書の執筆や映画解説番組のMC、映画祭のプログラマーを務めるなど、映画にまつわる幅広い活動に取り組んでいるカズンズ監督。365日映画を観て過ごし、これまでに観た映画の本数は約16,000作品にも及ぶほどの映画マニアとしても知られています。そこで、ananweb読者にオススメしたい映画や日本映画に対する思いなどについて、語っていただきました。―作品からも監督の映画愛がひしひしと伝わってきましたが、そもそも監督と映画との出会いについて教えてください。監督僕が映画に恋に落ちたのは8歳半の頃。北アイルランドにあるベルファストで生まれ育ちましたが、1970年代当時は内戦が繰り広げられていたので、外は非常に重苦しい雰囲気が漂っていました。そんななか、映画のなかだけは光り輝いていて、とても大胆で自由な世界に感じられたのです。映画によって僕自身が救われたというか、広い世界があることを教えてもらうことによって僕の目が開かれていきました。そして、その感覚はいまでも続いていると言えると思います。だから僕にとって映画は、生涯にわたっての情熱なのです。―それではさっそくですが、“映画オタク”の監督にananweb読者に向けてシチュエーションに合わせたオススメ作品を教えていただきたいです。まずは、恋愛に悩んでいるときの映画といえば、何ですか?監督それは、1960年のアメリカ映画でビリー・ワイルダー監督の『アパートの鍵貸します』。出世のために自分のアパートを上司と愛人の密会場所として提供していた男が、想いを寄せる女性もアパートに出入りしていたことを知るロマンティック・コメディです。この作品からは、恋愛というのは甘くて喜びをもたらすものではあるけれど、同時に苦みやつらさももたらすものであるというのを感じられると思います。―続いては、仕事のモチベーションを上げてくれる1本を教えてください。監督こちらもアメリカ映画になりますが、1980年にジェーン・フォンダが主演を務めた『9時から5時まで』。それぞれに事情を抱えた女性たちが職場で搾取されている様子を映し出した作品で、モラルやジレンマもきちんと描きつつエンタメ度の高い作品となっています。日本には素晴らしい監督がたくさんいる―3つ目のテーマは、コロナ禍や戦争など厳しい社会状況のなかで生きる私たちがまさにいま観るべき映画です。監督2本ご紹介したいのですが、はじめは1947年の小津安二郎監督作『長屋紳士録』。戦後まもない頃に、ある女性が孤児を引き取ることになるところから始まります。最初は、2人の関係があまりうまくいっていないように見えますが、その裏には人間愛が満ち溢れているので、大変なときだからこそ生き抜く姿がいまに合っている作品ではないかなと。私は映画を勉強している学生にもこの作品を見せるようにしていますが、すべての行動は愛によるものだというのを知ってほしいです。そしてもう1本は、1993年に公開された相米慎二監督の『お引越し』。これは両親が離婚をした10代の子どもの目線で描かれていますが、これからの世界や自分の将来がどうなってしまうのかという部分を見せている作品です。その目線というのが、とても素晴らしいのでオススメしたいと思っています。―いずれも興味深い作品をありがとうございました。監督は、もしも世界で映画産業の発展を妨げるような脅威が発生したとして、たった1つの国の映画文化しか助けられないとしたら、迷わず「日本」と答えるそうですが、そこまで日本映画に傾倒するようになったのはなぜですか?監督まず、理由のひとつとしては、世界でも最高のドキュメンタリー映画は日本の作品だと思っているからです。特に、原一男監督や小川紳介監督による小川プロダクションの一派の作品は本当に素晴らしいと感じています。それから、子どもの映画を描かせたら日本映画の右に出る者はいないのではないかなというのもありますね。あと、みなさんは「クラシックな映画」と聞くと『カサブランカ』や『雨に唄えば』といったアメリカ映画を想起しがちですが、本当の古典作品というのは、日本の1930年代から50年代にかけて作られた日本の作品だと僕は思っています。30年代前後の清水宏監督や小津安二郎監督にはじまり、社会変革が起きた60年代には今村昌平監督や大島渚監督など、日本には素晴らしい監督がたくさんいるわけです。次の世代を育てるための流れを確立すべき―監督の日本映画愛は伝わってきましたが、本作で取り上げた日本映画は111本中『万引き家族』の1本のみでした。ここ10年ほどの日本映画に関しては、どのように捉えていますか?監督最初にお伝えしておきたいのは、イギリスで観られる日本映画は限られているので、どんなにいい作品があったとしても、すべてを観る機会がなかったからというのが理由としてありました。ただ、正直なお話をすると、かつては素晴らしい映画が作られていたけれど、最近は以前に比べて質が落ちている国もあります。たとえを挙げるなら、イタリア、ロシア、そして日本です。もちろんいい作品もありますが、かつてほどではないと感じる部分はあります。それが何によって引き起こされているのかを考えてみると、スタジオのシステムや映画教育の環境、そして社会的な変革によるものではないかなと。あとは、先輩の映画作家たちがこれから来るべき世代にメンターとして教える流れがうまく確立されていないようにも感じています。とはいえ、いまの時代における傑作のひとつ『ドライブ・マイ・カー』を生み出した濱口竜介監督や残念ながら最近亡くなられた青山真治監督など、映画に対して高い情熱を持っている方もたくさんいらっしゃいますからね。日本の映画教育において、過去の偉大な作品をきちんと教える必要性はあるということは言えるのではないでしょうか。知らない作品も、まずはお試しで観てほしい―そんななか、今後の日本映画界に期待していることはありますか?監督女性監督がもっと増えてもいいはずですし、作品のジャンルについてもより広いものを扱っていくほうがいいのではないかなと思っています。日本にはアニメがありますが、それとは別に映画の在り方そのものを見直すべきところもあるのかもしれません。あと、日本で映画を学んでいる学生と話していたときに感じたのは、日本には映画制作の助成金や支援制度が十分ではないこと。もっと若手を育てていくことに力を注ぐべきではないかなと感じました。―その通りだと思います。それでは、日本の観客へ向けてメッセージをお願いします。監督この映画は、感情をフル活用しながら、ぜひ子どもの目線で観てほしいと考えています。おそらくタイトルも聞いたことのない作品も含まれていると思いますが、それでも大丈夫です。ここではお試しみたいな感じで知ってもらえればいいので、ちょっとつまみ食いしてみて、おいしいなと感じたら、本格的にその映画を味わってもらえればと思います。奥深い映画の旅へと誘われる!知られざる映画の裏側を見せるだけでなく、新たな発見と驚きに満ちた必見のドキュメンタリー。まさに“映画の教科書”とも言える本作は、これからの映画鑑賞に多大なる影響を与えること間違いなしです。取材、文・志村昌美魅了される予告編はこちら!作品情報『ストーリー・オブ・フィルム 111の映画旅行』6月10日(金)新宿シネマカリテ他、全国順次ロードショー!配給:JAIHO️© Story of Film Ltd 2020
2022年06月09日7月8日(金)公開の若き登山家に密着したドキュメンタリー映画『アルピニスト』が、第43回スポーツ・エミー賞最優秀長編スポーツドキュメンタリー賞を受賞した。世界的アルピニストのレジェンドたちからも一目置かれている命知らずの若きアルピニストがいた。彼の名はマーク・アンドレ・ルクレール。命綱無し、たった独り前人未到の挑戦ーー。世界でも有数の岩壁や氷壁、数々の断崖絶壁を、命綱もつけず、たった独りで登る無謀なフリーソロという登山スタイルを貫いた彼は、SNS社会に背を向けながらも、不可能とされていた数々の世界の山脈の難所に挑み、次々と新たな記録を打ち立てていく。だが、そんな偉業を成し遂げながらも、名声を求めない彼の性格から世間的な知名度はほぼ皆無だった。これまで数多くの登山にまつわるドキュメンタリー映画を製作してきたアウトドア・ドキュメンタリーの第一人者、ピーター・モーティマー監督が、自らの登山経験を駆使して映し出した驚異的な映像は、多くの人の感動と興奮を呼び起こし、放送映画批評家協会ドキュメンタリー賞で最優秀スポーツドキュメンタリー映画賞を獲得。さらに今回、第43回スポーツ・エミー賞の長編ドキュメンタリー部門、撮影賞にノミネートされ、見事、長編ドキュメンタリー部門に輝くことになった。授賞式に参加した本作プロデューサーのベン・ブライアンは「2年間にわたり、この作品に向き合ってくれた制作チームに感謝したい」と語ると、「そして何より、マーク・アンドレ・ルクレール、彼の家族、そして彼の友人たちに感謝したい。皆さんの協力がなければこの映画は実現しなかった。マーク・アンドレ、この賞は君が勝ち取った賞だ!」と喜びのコメントを寄せた。『アルピニスト』7月8日(金)公開
2022年06月01日ドキュメンタリー映画『ブライアン・ウィルソン/約束の旅路』が、2022年8月12日(金)にTOHOシネマズ シャンテ、渋谷ホワイトシネクイントほかにて全国公開される。元「ビーチ・ボーイズ」ブライアン・ウィルソンに密着映画『ブライアン・ウィルソン/約束の旅路』は、元ビーチ・ボーイズのブライアン・ウィルソンに密着した初のドキュメンタリー映画。音楽史に偉大な足跡を残すミュージシャンで、ポール・マッカートニーもライバルと認めた“天才"である彼が、自身の波乱万丈な人生を振り返り、その栄光と苦悩の中で秘めてきた想いを明かす。人生の“栄光と苦悩”を語る初ドキュメンタリーブライアンに密着するのは、彼の長年の友人である元ローリング・ストーン誌のベテラン編集者ジェイソン・ファイン。映画では、ブライアンが育った故郷ホーソーンや、幼少期に過ごした家、「サーフィン・サファリ」のジャケット写真が撮影されたパラダイス・スコープ、「カリフォルニア・ガールズ」などが生まれたダートマス、「グッド・ヴァイブレーション」などが生まれたローレルウェイ、そして「ロング・プロミスト・ロード」が誕生したベラージオなど、ブライアンゆかりの西海岸の街をめぐっていく。映画の1番の見どころである、3年間・70時間以上にも及んだインタビュー撮影では、身を削ってもたどり着けない領域を目指すがためプレッシャーに苛まれ陥った薬物中毒、自由と金銭を奪われ続けた精神科医との関係、なくなってしまった兄弟への確執と愛情、そして彼を導き最悪の環境から救い出してくれた音楽について語られる。貴重なアーカイブ映像や新曲も公開また、ホームビデオやレコーディング風景などの貴重なアーカイブ映像や、ブルース・スプリングスティーン、エルトン・ジョンなど音楽界の著名人が語る“ビーチ・ボーイズへの愛”、さらに、この映画のためにブライアンとジム・ジェームズが共作した新曲「Right Where I Belong」も公開。ジミー・ロジャーズの「Honeycomb」や、ブライアン自身の「Long Promised Road」といった名曲をカバーする様子も必見だ。【詳細】ドキュメンタリー映画『ブライアン・ウィルソン/約束の旅路』公開日:2022年8月12日(金) TOHOシネマズ シャンテ、渋谷ホワイトシネクイントほか全国順次公開監督:ブレント・ウィルソン製作:ティム・ヘディントン、テリサ・スティール・ペイジ、ブレント・ウィルソン製作総指揮:ブライアン・ウィルソン、メリンダ・ウィルソン、ジェイソン・ファイン出演:ブライアン・ウィルソン、ジェイソン・ファイン、ブルース・スプリングスティーン、エルトン・ジョン、ニック・ジョナス、リンダ・ペリー、ドン・ウォズ、ジェイコブ・ディラン、テイラー・ホーキンス、グスターボ・ドゥダメル、アル・ジャーディン、ジム・ジェームス、ボブ・ゴーディオ2021年/アメリカ/英語/93分/原題:Brian Wilson: Long Promised Road/字幕監修:萩原健太配給:パルコ ユニバーサル映画宣伝:ポイント・セット
2022年05月30日知られざる映画黎明期のパイオニア、女性監督アリス・ギイの生涯に迫るドキュメンタリー『映画はアリスから始まった』が7月22日(金)より公開されることが決定し、ポスタービジュアルが解禁された。クローズアップ、特殊効果、カラー映画、音の同期…現在の標準的な映画製作技法を次々と生み出し、『キャベツ畑の妖精』『キリストの誕生』など1,000作品以上を手掛けた監督・製作・脚本家、アリス・ギイ。彼女はリュミエール兄弟やジョルジュ・メリエスと並ぶ映画のパイオニアであり、ハリウッドの映画製作システムの原型を作り上げた世界初の女性映画監督だった。しかし現在、彼女の名を知る人はあまりに少ない。なぜアリス・ギイは映画史から忘れ去られていたのか?ベン・キングズレーや、アニエス・ヴァルダ、マーティン・スコセッシら映画界の早々たる面々や、アリス自身と彼女の親族らへの膨大なインタビューと緻密なリサーチ、アリス作品のフッテージの数々によってアリス・ギイの功績とその生涯を明らかにする。監督は、ミュージックビデオやコマーシャルの監督、製作などで知られるパメラ・B・グリーン。本作が初長編監督作となる。ナレーションを務めるのは、アカデミー賞最優秀主演女優賞を2度受賞しているジョディー・フォスター。「私たち映画人の誰もが、初めて物語映画を作ったアリス・ギイを知らなかった。泣きも叫びもせず1000もの映画を作り上げた、非常によくできた女性、アリス・ギイ。彼女は完全に忘れ去られ、歴史から消されていたのだ」とコメントを寄せている。本作は、第71回のカンヌ国際映画祭に正式出品されており、第15回バンクーバー国際女性映画祭では最優秀ドキュメンタリー映画賞を受賞している。併せて解禁されたポスタービジュアルは、「1895年3月、リュミエール兄弟が初めて映画を上映した場所に、彼女はいた」とのコピーとともに撮影現場と思しき場所に立つアリスを捉えた1枚。その堂々たる佇まいも印象的だ。『映画はアリスから始まった』は7月22日(金)よりアップリンク吉祥寺ほか全国にて順次公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:映画はアリスから始まった 2022年7月22日よりアップリンク吉祥寺ほか全国にて公開© 2018 Be Natural LLC All Rights Reserved
2022年05月23日『タクシー運転手 約束は海を越えて』で日本でも大きく関心を集めた光州事件・韓国民主化運動に関連した映画『光州5・18』と日本未公開のドキュメンタリー『キム君』2作品が、映画配信サービス「JAIHO」にて配信が決定。第90回アカデミー賞外国語映画賞(当時)韓国代表作品に選出され、本国で動員1200万人を突破したソン・ガンホ主演『タクシー運転手 約束は海を越えて』でも描かれた“光州事件”。今回の特集では、商業作品として初めてこの事件をテーマにした『光州5・18』と、1980年5月に光州の至るところで目撃されていた謎の青年に迫った日本未公開の追跡ドキュメンタリー映画『キム君』がラインアップ。『キム君』の本国版ビジュアルと予告編も併せて解禁された。<光州事件・韓国民主化運動特集>韓国現代史上に残る悲劇“光州事件”(1980年5月18日~27日)から42年。韓国ではしばらく、この事件について語ること自体がタブー視されていたが、近年では書籍や映像などによって情報が少しずつ明らかになり始めた。今回配信が決定した日本未公開作『キム君』もその1つ。本作は北朝鮮軍介入説という新たな視点で事件を取り扱い、「第7回ワイルド・フラワー映画賞」や「第44回ソウル独立映画祭」では大賞を受賞した。対して『光州5・18』は事件を商業作品として初めて映画化した作品で、韓国でも観客動員数730万人を超える大ヒットを記録。ドラマ「悪の華」や映画『王の男』などに出演し日本でも人気の高いイ・ジュンギ、ポン・ジュノ監督『殺人の追憶』のキム・サンギョン、韓国の国民的俳優と呼び声の高いアン・ソンギらの強力なキャスティングで挑んだ本作は、民主化を求める学生と戒厳軍との10日間に渡る衝突が描かれた。当時をリアルに再現し、闇の近代史を初めて真っ向から取り上げた問題作ともいわれている。『光州5・18』(2007年/韓国)1980年、韓国・光州市。タクシー運転手の青年・ミヌ(キム・サンギョン)は、両親を早くに亡くし、高校生の弟・ジヌ(イ・ジュンギ)の親代わりとなって懸命に面倒を見てきた。そんなミヌはジヌと同じ教会に通う看護師のシネ(イ・ヨウォン)に秘かな想いを寄せていた。ミヌは、ジヌを交えた3人で映画を観に行くことになるが、シネと楽しい時間を過ごしていたミヌたちのいる映画館の外で、学生の民主化デモ隊と戒厳軍の衝突が勃発…。そして、ミヌたち3人もこの悲劇に巻き込まれてしまう――。『キム君』(2018年/韓国)※プレミア作品2015年軍事評論家のチ・マンウォンによって北朝鮮特殊軍“第1光殊”(※北朝鮮特殊部部隊の軍人)と呼ばれた、ある青年市民軍の写真1枚が発端となった。彼は“キム君”と呼ばれ、市民軍たちの証言を通じて光州事件の北朝鮮軍介入説に対し、真実が否かを議論する興味深い公開手配を追跡するドキュメンタリー。本特集では、“アメリカの公民権運動”を題材にした、エヴァ・デュヴァネイ監督『グローリー/明日への行進』とラウル・ペック監督『私はあなたのニグロではない』の2作のように、ある歴史に対して描き方も視点も異なる2作品を併せて観ることで知られざる歴史を紐解くことができるだろう。『光州5・18』は5月18日(水)~、『キム君』は5月27日(金)~JAIHOにて配信開始(いずれも※60日間配信)。(text:cinemacafe.net)
2022年05月18日米ドキュメンタリー視聴率NO.1を獲得した、ドキュメンタリー番組「ジャネット・ジャクソン私の全て」がCSヒストリーチャンネルにて6月12日(日)放送。この度、本日5月16日(月)ジャネット・ジャクソン本人の誕生日を記念し、本作の第1話から自身の生家を兄ランディと訪れる本編の貴重映像の一部と、新画像2点が初解禁された。アメリカのポップカルチャーを変えた伝説のシンガー“ジャネット・ジャクソン”が全てを語る本作。5年の歳月をかけて制作され、これまで語られることのなかったジャネットの50年余りの人生を、本人と著名な友人たちが語る完全保存版ドキュメンタリー。ジャネットが初めて語る複雑な幼少期、兄弟や親との関係、兄マイケルとの想い出。全盛期の未公開映像や、最も世間で話題になった瞬間映像をふり返りながら語るシンガーとしてのキャリア、そして、母となってからの人生観の変化など。これまでメディアに多くを語らなかったジャネットが、これほどまでに自身を解放したことはなく、彼女の口から語られるその半生は彼女自身の歴史のみならず50年間のアメリカのポップカルチャーを映し出す。今回解禁されたシーンはジャネット本人と、兄ランディ・ジャクソンがいまも残されている生家を訪れる貴重映像。生家はジャクソン通りという道路の近くに建っており、ジャネットは「私たちが由来だと思われているけど、もとからこの名前よ」と説明。兄ランディは生家の前で、「よくこの道で遊んだ。とても懐かしい。ジャネットとは特別に仲がよかった」と当時の様子を笑いながら懐かしむ。ジャネットも「ケンカしたし、からかわれたけど仲よしだった。ランディにマイケルと私。3人トリオだったのよ」と、彼女の印象も兄とまったく同じく仲が良かった様子。その後、家の前でジャネットは兄ランディと合流し、当時まだ小さく記憶が曖昧なジャネットのためにランディが家の詳細を説明する。「62平米くらいかな。9人兄弟でね。それに加えて両親。子供の頃は広く感じたな。ここで育ち遊び音楽を奏でた。この家が出発点だ」という説明に、ジャネットは感慨深い表情を浮かべ「かわいい家よね」とつぶやく。そして家の中へと入っていく2人。ジャネットは早速「びっくりするくらい狭いわ」と驚いた様子。ランディはこの狭い家でみんながどのようにして寝ていたか説明してくれる。「ここにソファがあって、女の子3人はここで寝てた」と語り、そこにジャネットの姉リビー・ジャクソンのインタビューコメントが入り「わたしが16歳の時、彼女が生まれた。妹ができて本当に嬉しかった。男の子たちは偉ぶるからもう一人妹が欲しかったの」と笑いながら当時の気持ちを語る。ジャネットとランディは部屋の中を進み、残り6人の男の子の子ども部屋を訪れる。「こっちが僕らの部屋。3段ベッドがあったんだ。ジャッキーが下で、マーロンと僕とマイケルが真ん中、残り2人が上だ」それを聞いてジャネットは「3人が1段に寝てたの?」と驚く様子も。自身のルーツに触れた貴重な映像となっている。「ジャネット・ジャクソン私の全て」は6月12日(日)~毎週日曜20時よりCSチャンネル「ヒストリーチャンネル」にて放送(全4話)。(text:cinemacafe.net)
2022年05月16日登山ドキュメンタリー映画『アルピニスト』が、2022年7月8日(金)に公開される。命綱なしで断崖絶壁に挑む“フリーソロ”のクライマーに迫る映画『アルピニスト』は、“命綱なし”でたった1人、世界有数の岩壁や氷壁、数々の断崖絶壁を登る登山スタイル“フリーソロ”を貫く若きアルピニストのマーク・アンドレ・ルクレールに迫るドキュメンタリー。アメリカで権威ある第43回スポーツ・エミー賞の長編ドキュメンタリー部門、撮影賞の2部門にノミネートされ、最優秀長編スポーツドキュメンタリー賞を受賞した。知られざる天才クライマー、マーク・アンドレ・ルクレールマーク・アンドレ・ルクレールは、米アカデミー賞で長編ドキュメンタリー賞を獲得した映画『フリーソロ』のアレックス・オノルドが「彼はクレイジーだ!」と語るなど、世界的アルピニストのレジェンド達からも一目置かれている存在。マークはSNS社会に背を向けながらも、不可能とされていた数々の世界の山脈の難所に挑み、次々と新たな記録を達成。マークが命懸けで前人未到の挑戦を続ける理由は、「単に楽しみたいから」。偉業を成し遂げながらも、名声を求めない彼の性格から世間的な知名度はほぼ皆無だった。『アルピニスト』では、そんな知られざる天才アルピニスト・マークに焦点を当て、断崖絶壁をものともせず、体力と精神力の極限に挑む様子を映し出す。雄大な自然を背景に、マークの息遣いまでもが伝わってくるような臨場感溢れるクライミングシーンは、思わず手に汗握るような迫力だ。そしてマークは、最難関の山の一つ、トーレ・エガーの冬季単独登頂に挑戦していく。ハイレベルのソロ・クライミングを志すアルピニストたちマークをはじめ、なぜアルピニストたちは危険な山への挑戦を続けるのか。クライミングの歴史を遡ると、1950年代ごろを境に、技術革新によってより軽装備かつ少人数の登山スタイルが定着。すると、アルピニストたちはより急で危険な斜面を、より速く身軽に上ることができるようになった。それに伴うようにして、1950年には、フランスの山岳隊がネパール中部にそびえ立つ高峰アンナプルナの初登頂に成功。また、1953年にはヒマラヤ山脈のエベレスト、そして1956年にはマナスルの初登頂など、1950年代には当時前人未到だった8,000メートル超の高峰の初登頂が連続して達成された。技術革新に押し上げられるようにして、クライミングのレベルが上がり、そしてアルピニストたちの意識もより高みを目指すように変化を遂げたのだった。純粋に高みを目指したい、ただひたすらに、目の前にある山を制覇したい、という往年のアルピニストたちに相通じるDNAを色濃く受け継いでいるのが、まさに『アルピニスト』の主人公であるマークだと言える。監督はピーター・モーテ ィマー&ニック・ローゼン『アルピニスト』の監督を務めたのは、これまで数多くの登山にまつわるドキュメンタリー映画を製作してきたピーター・モーティマーとニック・ローゼン。彼ら自身も登山経験が豊富で、クライミングの魅力や危険性を熟知しているからこそ撮ることのできた、迫力満点の映像に注目したい。【詳細】映画『アルピニスト』公開日:2022年7月8日(金)出演:マーク・アンドレ・ルクレール、ブレット・ハリントン、アレックス・オノルド ほか監督:ピーター・モーティマー、ニック・ローゼン制作:レッドブルメディアハウス配給会社:パルコ ユニバーサル映画2021年/英語/アメリカ映画/G/93分/ビスタ
2022年04月25日韓国で異例の動員から大きな話題となったドキュメンタリー映画『ポーランドへ行った子どもたち』が、6月18日(土)より順次公開決定。ポスタービジュアルと場面写真、本作監督で俳優のチュ・サンミのコメントが到着した。監督のチュ・サンミは、出産後に子どもへの愛着や不安のために産後うつを経験する。そんな中、彼女は偶然目にした北朝鮮の孤児たちの映像をきっかけに、秘密裏にポーランドへ強制移送された戦災孤児たちの記録を知る。1950年代、自国も厳しい情勢下に異国の孤児たちを我が子のように受け入れたポーランド人教師たちと、彼らを「ママ」「パパ」と慕う朝鮮の子どもたちがいた――。チュ・サンミは、脱北の過去を持つ大学生イ・ソンとともにポーランドを訪問し、いまでも子どもたちを懐かしく思い涙を流す教師たちと出会う。あのとき彼らは何を思ったのか。その後、朝鮮に送り戻された孤児たちはどうなったのか。そして旅の途中、イ・ソンは泣きながらいまも北朝鮮にいる家族のことを語りはじめる…。タイトルの“ポーランドへ行った子どもたち”とは、北朝鮮から秘密裏にポーランドへ送られた朝鮮戦争の戦災孤児のこと。韓国でも知られていない歴史の闇に光を当てたのは、ホン・サンス監督の『気まぐれな唇』や、イ・ビョンホン、チェ・ジウと共演した『誰にでも秘密がある』などに出演、出産・育児のため俳優活動を休止し、ドラマ「トレーサー」(2022)で13年ぶりにドラマに復帰して注目を集めるチュ・サンミ。演技を休止している間、大学院の映画制作科に進み、映画演出課程を修了した。取材に同行したのは、10代で命がけの脱北を経験した大学生のイ・ソン。現代から過去へ、朝鮮半島からポーランドへ。孤児たちの悲痛な分断の記憶を巡る旅先で、彼女たちは異国の子どもたちを我が子のように育てた教師たちの記録を知る。いまもなお国家間の凄惨な争いが続くこの世界で、本作は抗えない傷を負う子どもたちの姿に近づき、消失した“愛”の再生の可能性を問いかける。ポスタービジュアルでは、韓国でも知られていない歴史の闇に光を当てたチュ・サンミ監督の横顔が描かれている。同行する脱北を経験した大学生のイ・ソンは何を思い涙を流すのか――。戦争や飢餓により彷徨い続ける子どもたちの“傷と愛”をめぐる旅路がデザインされた。「『傷の連帯』を感じて」監督からチュ・サンミコメント到着チュ・サンミ監督は、今回の日本公開を「長く待った甲斐あり」と喜びながら、「朝鮮戦争により親を失い、傷を負った戦争孤児たちの話は、北東アジアの国々と歴史的に関わりのある話でもあります。現在進行形の傷、ウクライナでつらい思いをしている子どもたちもまた、しらばらくすれば人々の記憶から消えてしまうかもしれませんが、共通する話だと思います」と言う。「日本の観客の皆さんも、韓国・北朝鮮の隣国の市民として、またウクライナ問題が起こっている同時代の世界市民として、『ポーランドへ行った子どもたち』を見て、『傷の連帯』を感じてもらえればと願います。世界のどこかで今も起こっている、子どもたちに向けられたすべての『暴力』がなくなることを祈っています」とコメントを寄せている。『ポーランドへ行った子どもたち』は6月18日(土)よりポレポレ東中野ほか全国にて順次公開。(text:cinemacafe.net)
2022年04月19日ロックバンド・紫のドキュメンタリー映画『紫』が17日、「島ぜんぶでおーきな祭 第14回沖縄国際映画祭」でワールドプレミア上映され、舞台挨拶に紫のジョージ紫、宮永英一、JJ、Chris、野田孝則監督、LOUDNESSの二井原実が登壇した。1970年、日本復帰前にジョージ紫を筆頭に沖縄にて結成された紫。1976年に1stアルバム『MURASAKI』を発表し日本のロック史に風穴を開け、当時の音楽シーンをリードする存在となる。2007年、全盛期メンバーにJJとChrisを迎え再結成。2020年に結成50年を迎えたが、コロナ禍で記念ライブはキャンセルを余儀なくされバンドは休止状態に。その中でも歩き続ける事を決意したメンバーは、ニューアルバム制作、1年越しの記念ライブに挑む。本作では、紫メンバーが結成からこれまでの活動、ベトナム戦争景気、沖縄本土復帰当時の熱気を語り、本土デビューを直接見ていたLOUDNESSや影山ヒロノブ、紫に影響を受けた聖飢魔IIやXJAPAN、石垣島で紫をコピーしていたBEGIN等、多くのミュージシャンがそれぞれ紫への思いを語る。舞台挨拶で野田監督は「スクリーンで見ると、ああすればよかった、こうすればよかったばっかり。スクリーンで見るとちょっと感覚が違う。もうちょっと改良しようかなと思いました」と公開までに調整すると宣言。ジョージ紫も「こうすればよかった、ああすればよかったというのが僕もありました」と言い、演奏シーンについてもっとしっかり聞かせてほしいと気になる点を挙げると、監督は「この場で!?」と笑っていた。方言を連発した宮永も「反省点が多いですね」とコメント。ドキュメンタリーが好きでよく見るというChrisは「自分が被写体になるってかゆいですね。『自分がいる』って不思議な感じでした」と照れ、JJは「紫のヒストリーの映画を作ってくださってありがとうございます」と感謝した。二井原は「紫があるから今、僕がここに立って話をしている。感慨深い。呼んでいただいてありがとうございます」としみじみと話した。また、ジョージ紫は「紫ができたのは50年以上前なので、若い人たちは知らない人がいっぱいいると思う。このドキュメンタリー映画を通して、こういうバンドが沖縄に今もいるんだということをぜひ認識してほしい」と述べ、プロデューサーや監督、紫のメンバーなど、本作に関わった人たちに感謝の思いを伝えた。Chrisから「この映画に間に合うかわからないですけど、アルバムを出そうと思っています。それがうまくいけば、来年メンバーで全国を回りたいなと考えています」とアルバム制作とライブについて発表も。「応援もそうですが、先輩方が元気なのを祈っていてください」と話して笑いを誘った。ドキュメンタリー映画『紫』は、2022年秋頃に沖縄・スターシアターズで先行上映、全国順次公開予定。
2022年04月18日映画製作を支える特殊造形アーティストたちの職人技とその仕事ぶりを追ったドキュメンタリー『クリーチャー・デザイナーズ ハリウッド特殊効果の魔術師たち』が5月より公開されることが決定し、ポスターと予告編が解禁された。『アビス』、『ターミネーター2』、『ジュラシック・パーク』、『スター・ウォーズ』etc…数々の名作に登場する不思議なクリーチャーたち。それらを生み出してきたスペシャリストたちがゼロから“生命”を作り出す瞬間を映し出す本作。『スター・ウォーズ』で特撮を手掛けたフィル・ティペットや『狼男アメリカン』『メン・イン・ブラック』など、多くの作品で特殊メイクを担当したリック・ベイカーなど、映画製作の最前線で活躍してきた職人たちが登場し、インタビューと貴重な映像でクリーチャー誕生の秘話に迫っていく。また、作品の中でクリーチャーを扱ってきたギレルモ・デル・トロ監督やジョー・ダンテ監督などが、彼らの仕事のこだわりやクリーチャーとその制作者の間の魅力的な関係性を語っている。公開された予告編では、クリーチャーの制作過程とそのリアルな動きが映し出されている。ゼロから生命を作り出すスペシャリストたちはまさに、「現代のフランケンシュタイン(=怪物の創造主)」。そんな彼らの貴重な証言で彩られた本作は、特撮ファンはもちろん映画ファン必見の内容と言えそうだ。『クリーチャー・デザイナーズ ハリウッド特殊効果の魔術師たち』は5月20日(金)よりシネマカリテほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2022年04月05日耳の聴こえないろうの両親から生まれた、耳の聴こえる“コーダ”の子どもたちが揺らぎながらも自らを語り、成長していく物語を描いたドキュメンタリー映画『私だけ聴こえる』が5月28日(土)より順次公開決定。メインビジュアルが完成した。ろうの両親から生まれた、耳の聴こえる子どもたちはコーダ(CODA:Children Of Deaf Adults)と呼ばれる。家では手話で、外では口話で話す彼らは、学校に行けば“障がい者の子”扱い、ろうからは「耳が聞こえるから」と距離を置かれる。コーダという言葉が生まれたアメリカでコーダ・コミュニティを取材した初めての長編ドキュメンタリーとなる本作は、15歳というアイデンティティ形成期の多感な時期を過ごすコーダの子どもたちの3年間を追う。聞こえる世界にもDeaf(デフ)の世界にも居場所のない彼らは、1年に一度の“CODAサマーキャンプ”のときだけ、ありのままの自分を解放し無邪気な子どもに戻れる。15歳。サマーキャンプは終わり、進路を決める大切な時期に入る。「私はろうになりたい」という深い欲望に突き動かされ、聴力に異変をきたすナイラ、自分を育ててくれたろうの母から離れて大学に行こうと葛藤するジェシカ、コーダである自分の人生を手話で物語ることで肯定し友達を作ろうとするMJ、さらに日本とアメリカを行き来し手話通訳士をするアシュリーが、妊娠を機に「お腹の子がろうになるか聞こえる子になるか」という悩みを抱えながら出産に向かう――。メインビジュアルでは、主人公ナイラの横顔を基調に、手や耳のイラストを加えて、他者と繋がりが象徴的に描かれている。「私はずっとろうになりたかった」というナイラの言葉と共に、まだ広く知られていないコーダの世界を表現し、社会に知らせていく。監督は、“社会の周縁に生きる人々の知られざる物語”をテーマに映像作品を制作してきた松井至。本作は2016年、「TokyoDocs」にて最優秀企画賞を受賞。その後取材を続け、2021年に北米最大のドキュメンタリー映画祭「HotDocs」に選出、現在、世界各国で上映を行っている。音のない世界と聴こえる世界のあいだで居場所を失い、揺らぎながらも自らを語り、成長していく子どもたちの姿からコーダの知られざる物語を綴る本作。コーダの少女を主人公にした『コーダ あいのうた』もアカデミー賞作品賞を受賞し、話題となっている。『私だけ聴こえる』は5月28日(土)よりシアター・イメージフォーラムほか全国にて順次公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:私だけ聴こえる 2022年5月28日よりシアター・イメージフォーラムほか全国にて公開©TEMJIN / RITORNELLO FILMS
2022年04月03日現状の女性差別や搾取に目を向け、女性のエンパワメントについてともに考える映画やドラマを紹介してきた3月の女性史月間。では、映画業界の裏側で働く女性スタッフたちはどうだろう?4月2日(土)より日本公開される『キャスティング・ディレクター ハリウッドの顔を変えた女性』や大人気アクションシリーズを支える『スタントウーマン ハリウッドの知られざるヒーローたち』といったドキュメンタリー映画から迫りつつ、ディズニー&ピクサーの最新アニメーションでディズニープラスの新作映画歴代No.1(配信後3日間の世界総視聴時間)を記録した『私ときどきレッサーパンダ』の女性監督や女性スタッフたちにも注目。いずれも、知られざる存在ながら私たちが親しむ映画の世界を支え、未来を担う、まさしくヒーローのような女性たちだ。ドキュメンタリー作品から見る映画と女性たち『キャスティング・ディレクター ハリウッドの顔を変えた女性』『スタントウーマン ハリウッドの知られざるヒーローたち』(Amazonプライム・ビデオほかにて配信中)は『ワイルド・スピード』シリーズで知られるミシェル・ロドリゲスらが歴代のスタントウーマンたちに敬意を捧げ、彼女たちに正当な評価を与え、称えるために製作したドキュメンタリー映画。いままで確実に存在してきたはずなのに、“見えないようにされてきた”重要な女性たちが次から次へと登場する。『スタントウーマン ハリウッドの知られざるヒーローたち』まず、1910年代のハリウッド創成期で多くのスタントをこなしていたのは女性だったことが明かされ、映画が一大産業として成立していくにつれて、女性たちが脇に追いやられていったことが語られる。『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』ではブラッド・ピットがレオナルド・ディカプリオ演じるTVスターのスタントダブルを演じていたが、本作ではその後の70年代、ウーマンリヴ運動の流れの中で誕生したTVシリーズ版「ワンダーウーマン」や「チャーリーズ・エンジェル」「フォクシー・ブラウン」などで活躍したスタントウーマンの先駆者ジーニー・エッパー、ジュリー・アン・ジョンソン、ジェイディー・デビッドらが登場。現在マーベル映画やDC映画で引っ張りだこの世代がインタビューする構図に胸が熱くなる。黒人女性であるジェイディーは“スタントマン”協会には入れてもらえなかったと話し、黒人スタント協会は創立時から男女の隔てがなかったと打ち明ける。ジュリーらによってスタントウーマン協会が設立されるが、やがてジーニーが会長になると大手スタジオから干されるようになったと語り、TV界初の女性アクション監督となったジュリーが命がけの撮影現場でドラッグの蔓延を指摘すると不当に解雇された(裁判にもなった)ことも語られる。『スタントウーマン ハリウッドの知られざるヒーローたち』彼女たちは女性であるがゆえに、求められる能力や実力を確実に示して結果を残すために、真摯に日々トレーニングに打ち込み、実際の撮影現場では繰り返すことのできないシュミレーションを何度も繰り返し、成功をイメージしている。常に命と隣り合わせゆえだ。撮影現場の安全性は最優先事項であり、あまりに危険な場合には「ノー」と言える関係づくり、つまり相互間のリスペクトや信頼関係の構築が重要であることが示唆される。そこにバイアスが働いてしまったら、安全性は担保されない。2017年『デッドプール2』撮影中に亡くなったジョイ・SJ・ハリスさんや、2021年公開『ブラック・ウィドウ』に登場した多くの“ウィドウたち”などにも思いを馳せたくなる1作だ。“男性中心の業界団体”から猛烈な反発を受けながら、地位向上のために闘ってきたのはキャスティング(配役)・ディレクターも同じ。2012年にアメリカ公開された『キャスティング・ディレクターハリウッドの顔を変えた女性』(原題:Casting By/4月2日より公開)では、グレン・クローズやベット・ミドラーから、アル・パチーノ、ロバート・デ・ニーロ、ロバート・レッドフォード、メル・ギブソンらを見出し、ハリウッドで長年活躍したキャスティングの先駆者マリオン・ドハティを中心にキャスティング・ディレクターの仕事に迫る。『キャスティング・ディレクター ハリウッドの顔を変えた女性』映画業界で最も重要な仕事の1つでありながら、最も知られていない仕事といえるキャスティングを支えてきたのは、数多くの女性たちだったという事実。メインキャスト、監督・脚本・製作・撮影・編集…といったスタッフに続いて「Casting By…」とクレジットされるまでにどれほどの旅路があったのか、マリオンたちに抜擢されてスターになった名優たちの顔ぶれとともに注目してほしい。ちなみに2019年、米アカデミー賞に先んじて英国アカデミー賞がキャスティング部門を新設、本年度は『ウエスト・サイド・ストーリー』が選ばれている。『キャスティング・ディレクター ハリウッドの顔を変えた女性』また、『ようこそ映画音響の世界へ』(U-NEXT、Amazonプライム・ビデオほかにて配信中)では映画の陰の立役者といえる音響に携わる人々、効果音を作成する人やミキサーなどについても迫っている。90年代に『デイズ・オブ・サンダー』『アルマゲドン』『クリムゾン・タイド』といったアクション大作に携わり、現在は南カリフォルニア大学(USC)映画芸術学校でも教鞭を振う女性監督ミッジ・コスティンは、本格トーキー映画『ジャズシンガー』(27)から『キングコング』(33)、『市民ケーン』(41)、『鳥』(63)、『ゴッドファーザー』(72)、『スター誕生』(76)、『スター・ウォーズ』(77)、『地獄の黙示録』(79)といったエポックメイキングとなった名作から音響を紐解いていく。『ブラックパンサー』の監督であり、本作にも出演しているライアン・クーグラーは彼女の教え子の1人だという。『ようこそ映画音響の世界へ』そして現在に近づく後半になるにつれ、映画音響の分野で史上初めて女性でアカデミー賞を受賞したケイ・ローズ、『トップガン』で迫力のジェット機音を作りだし、アカデミー賞候補になったセシリア・ホールや、『ラ・ラ・ランド』『ファーストマン』などを手がけ、同候補になったアジア出身の効果音編集者アイ=リン・リーといった女性たちが現れてくる。「夢みたいな、好きな仕事についている」「性別は問題ではなく、実際に必要なのは指先の動きだけ」と語る、“映画の音”を支える重要人物たちは実に生き生きとした表情をしている。知っているか否かで、映画の見方が変わる!?『ハリウッドを斬る!~映画あるある大集合~』Netflixにて配信中Netflixでは興味深いドキュメンタリーが配信されている。ハリウッド映画でお決まりとなっている“お約束”や“あるある”シーンの数々を紹介する『ハリウッドを斬る!~映画あるある大集合~』は、子役から活躍して80年代の青春映画や「ザ・ホワイトハウス」「9-1-1:LONE STAR」などに出演、ハリウッドを知り尽くす俳優ロブ・ロウがナビゲート、映画関係者や俳優たちがインタビューに応じている。ロブはシスジェンダーの白人男性である自分がこれを語るのは画期的だと冗談めかしながらも、人種差別や、LGBTQに対する差別、そして女性差別や性的搾取などに辛辣なユーモアを交えて斬り込んでいく。例えば「ハイヒール・アクション」の項では、なぜ、『ジュラシック・ワールド』でクレア(ブライス・ダラス・ハワード)はティラノに追われる大ピンチの際にもハイヒールを履いているのか。なぜ、パメラ・アンダーソンはアクション映画『バーブ・ワイヤー/ブロンド美女戦記』で動きにくそうなハイヒールやレザースーツ姿なのかを問う。「ブラをつけたセックスとハイヒールの戦闘だけは断る」とフローレンス・ピューがキッパリ言い切ってくれるのが痛快だ。『ハリウッドを斬る!~映画あるある大集合~』Netflixにて配信中『アベンジャーズ』から『トイ・ストーリー』まで、男性的集団の中に女性が1人という「紅一点」(スマーフェット)が存在する意味や、“内向的な主人公を、明るく奔放な言動で翻弄しながら鼓舞する女の子”という男性の幻想を具現化したようなキャラクター「MPDG(MANIC PIXIE DREAM GIRL)」にも言及し、男性は女性から与えられるばかりで何かを女性に与えることはないのだと説明される。さらに、同性愛者が亡くなる伝記映画はアカデミー賞を受賞しやすいことにも触れられ、同賞候補になったLGBTQの登場人物は約40%が劇中で亡くなるといった指摘もある。加えて、とりわけトランスジェンダーの女性がハリウッドの映像作品でどのように搾取、差別されてきたのかを、「オレンジ・イズ・ニュー・ブラック」のラヴァーン・コックスら当事者の俳優たちやクリエイターらが語るドキュメンタリー『トランスジェンダーとハリウッド:過去、現在、そして』も必見だろう。女性制作陣のパーソナルな物語を反映『私ときどきレッサーパンダ』ピクサーの気鋭女性スタッフが中心となって作りあげた傑作『私ときどきレッサーパンダ』のメイキング・ドキュメンタリー『レッサーパンダを抱きしめて』(ディズニープラスにて配信中)は、1つの希望というべきか、業界の明るい展望の可能性を示唆する。監督は中国生まれ、カナダ・トロント育ちのドミー・シー。“肉まん”を子どもになぞらせた短編『Bao』で第91回アカデミー賞短編アニメーション賞を受賞、ピクサーで初の女性監督として、また初のアジア人女性としてオスカーを手にしている。ドミー監督にとって『私ときどきレッサーパンダ』は初めての長編映画。母親の前ではいつも“マジメで頑張り屋”、でも友達といるときはハメを外して遊んだり、ボーイズグループ「4★TOWN(フォー・タウン)」の推し活に忙しい10代の主人公メイは彼女自身を投影したキャラクターであり、自身の母親との関係が基になっているという。母親が教育熱心で娘もそれに応えようとするのは、アジア系の移民女性として生き抜くためには必須なこと。同作はこうした極めてパーソナルな面を持ちながらも、普遍的な母娘の関係や友情、アイドルへの憧れと、ある意味“最悪な年ごろ”で“自分自身を大嫌い”になりかける思春期特有の心身の変化も誠実に描き、共感を集めている。『私ときどきレッサーパンダ』そのドミー監督と、『Bao』でもタッグを組んだプロダクション・デザイナーのロナ・リウ、プロデューサーのリンジー・コリンズ(『ファインディング・ドリー』『ウォーリー』)、視覚効果監修のダニエル・ファインバーグ(『ウォーリー』)の4人を、プライベートも交えながら追ったのが『レッサーパンダを抱きしめて』。各部署の責任者が女性ばかりだったのはドミー監督も初めての体験だったそうで、「空気感が全然違った」と作中で語っている(実は上記で紹介した過去のドキュメンタリー映画の中には、セクハラや性加害で告発された“映画界の第一人者”が何人もいる…)。『私ときどきレッサーパンダ』監督が『私ときどきレッサーパンダ』について「リアルで、奇妙で、具体的。だから人は惹きつけられる」と語ったように、彼女たちのパーソナルな部分にも踏み込んだメイキングもまたリアルで、具体的。ロックダウン下で余儀なくされたリモートでの制作という、奇妙な状況も功を奏したことが示されている。女性たちがこんなにもキラキラとしながら作りあげた映画なのだから、最高に決まっているのだ。(text:Reiko Uehara)■関連作品:【Netflix映画】ブライト 2017年12月22日よりNetflixにて全世界同時オンラインストリーミング【Netflix映画】マッドバウンド 哀しき友情 2017年11月17日よりNetflixにて全世界同時配信【Netflixオリジナルドラマ】オルタード・カーボン 2018年2月2日より全世界同時オンラインストリーミング2月2日(金)より全世界同時オンラインストリーミング【Netflix映画】レボリューション -米国議会に挑んだ女性たち-ようこそ映画音響の世界へ 2020年8月28日 新宿シネマカリテほか全国公開© 2019 Ain’t Heard Nothin’ Yet Corp.All Rights Reserved.スタントウーマン ハリウッドの知られざるヒーローたち 2021年1月8日よりTOHOシネマズ シャンテほか全国にて公開© STUNTWOMEN THE DOCUMENTARY LLC 2020私ときどきレッサーパンダ 3月11日よりディズニープラスにて見放題で独占配信開始©2021 Disney/Pixar. All Rights Reserved.キャスティング・ディレクターハリウッドの顔を変えた女性 2022年4月2日よりシアター・イメージフォーラムほか全国にて公開© Casting By 2012
2022年03月26日LiSAの10周年プロジェクトに密着したドキュメンタリー『LiSA Another Great Day』が、2022年秋にNetflixで独占配信されることが決定した。本ドキュメンタリーは、日本人ソロアーティスト初のNetflixオリジナル作品として配信され、昨年4月より続くLiSAのソロデビュー10周年企画“LiiiiiiiiiiSA”(10周年を記念して、LiSAが贈る10個のi=愛)を締めくくる企画。ソロデビュー10周年の日々に密着し、ここでしか見れないLiSAの素顔に迫るドキュメンタリー映像になっている。LiSAは、3月30日に自身のインタビューと連載を一冊にまとめた『10th Anniversary Complete Book LiS"A"ni!』を、4月13日にライブBlu-ray / DVD『LiVE is Smile Always~unlasting shadow~ at Zepp Haneda (TOKYO) 』をリリース。また、4月にはライブ『LiVE is Smile Always~Eve&Birth~』の開催を控えている。■佐渡岳利監督 コメントLiSAさんはトップスターですが、日常は不安で仕方ないごく普通の人間です。仕事をする時なぜかご本人にトラブルが起るのですが、それを克服し日々成長を続ける姿にはいつも共感させられます。そんな彼女の素顔を世界のNetflixメンバーにシェア出来るのは私の大きな喜びです。<番組情報>Netflixドキュメンタリー『LiSA Another Great Day』2022年秋 Netflixにて全世界独占配信出演:LiSA監督:佐渡岳利詳しくはこちら:<リリース情報>『LiVE is Smile Always~unlasting shadow~ at Zepp Haneda (TOKYO) 』2022年4月13日(水) リリース●完全数量生産限定盤 ※スペシャルBOX仕様(Blu-ray+ライブCD+オリジナル卓上カレンダー+ライブフォトブックレット)価格:11,000円(税込)『LiVE is Smile Always~unlasting shadow~ at Zepp Haneda (TOKYO) 』完全数量生産限定盤ジャケット●初回仕様限定盤(Blu-ray)価格:8,800円(税込)●初回仕様限定盤(DVD)価格:8,800円(税込)※在庫が無くなり次第「通常盤」に切り替わります。『LiVE is Smile Always~unlasting shadow~ at Zepp Haneda (TOKYO) 』初回仕様限定盤ジャケット『LiVE is Smile Always~unlasting shadow~ at Zepp Haneda (TOKYO) 』通常盤ジャケット【映像収録内容】※全形態共通■2021年2月22日(月) Zepp Haneda(TOKYO)M01. ASHM02. 紅蓮華M03. BRAND NEW YOUM04. 変わらない青M05. 蜜M06. シルシM07. 炎M08. unlastingM09. dawnM10. unlasting shadow medley ※M11. Rally Go RoundM12. やくそくのうたM13. ハウルEn1. サプライズEn2. best day, best way※unlasting shadow medley1. KiSS me PARADOX2. sweet friendship3. オレンジサイダー4. 妄想コントローラー5. say my nameの片想い6. 1/f7. リングアベル8. LOVER“S”MiLE【ライブCD収録内容】※完全数量生産限定盤のみM01. ASHM02. 紅蓮華M03. BRAND NEW YOUM04. 変わらない青M05. 蜜M06. シルシM07. 炎M08. unlastingM09. dawnM10. unlasting shadow medley ※M11. Rally Go RoundM12. やくそくのうたM13. ハウルEn1. サプライズEn2. best day, best way※unlasting shadow medley1. KiSS me PARADOX2. sweet friendship3. オレンジサイダー4. 妄想コントローラー5. say my nameの片想い6. 1/f7. リングアベル8. LOVER“S”MiLE【応募封入特典】完全数量生産生産盤と初回仕様限定盤のパッケージに同封されている応募はがきからご応募いただいた方の中から、抽選で下記賞品を差し上げます。A賞:LiSA直筆サイン入り『LiVE is Smile Always~unlasting shadow~ at Zepp Haneda (TOKYO) 』ポスター(100名様)B賞:LiSA直筆サイン入り『LiVE is Smile Always~unlasting shadow~ at Zepp Haneda (TOKYO) 』オフィシャルライブグッズ(10名様)応募締切:4月24日(日)まで【店舗別先着購入者特典】■オリジナルA5クリアファイル・Sony Music Shop・ANIPLEX+・タワーレコード全店(オンライン含む / 一部店舗除く)・HMV(一部店舗除く)/ HMVオンライン・TSUTAYA RECORDS(一部店舗除く)およびTSUTAYAオンラインショッピング・WonderGOO / 新星堂全店(一部店舖除く)および新星堂WonderGOOオンライン・全国アニメイト(通販含む)・ゲーマーズ全店(オンラインショップ含む)・とらのあな全店(一部店舗除く)・通信販売・ソフマップ・アニメガ(一部店舗除く)・楽天ブックス・セブンネットショッピング・Joshinディスクピア(Joshin webショップ含む)■Amazon.co.jp購入特典『LiVE is Smile Always~unlasting shadow~ at Zepp Haneda (TOKYO) 』ロゴトートバッグ(A4サイズ)※特典は無くなり次第終了となります。※一部の店舗では取り扱っていない場合がございますので、詳細は各CDショップにお問い合わせ下さい。『LiVE is Smile Always~unlasting shadow~ at Zepp Haneda (TOKYO) 』店舗別特典一覧予約リンク:『明け星 / 白銀』アナログ盤発売中価格:2,500円(税込)※完全生産限定盤LiSA『明け星 / 白銀』アナログ盤ジャケット(C)吾峠呼世晴/集英社・アニプレックス・ufotable【収録内容】■A面M1. 明け星(作詞・作曲・編曲:梶浦由記)M2. 白銀(作詞・作曲・編曲:梶浦由記)■B面M1. 明け星 -Instrumental-M2. 白銀 -Instrumental-M3. 明け星 -TV ver.-M4. 白銀 -TV ver.-購入リンク:『LADYBUG』アナログ盤発売中価格:3,300円(税込)※完全生産限定盤LiSA『LADYBUG』アナログ盤ジャケット【収録内容】■A面M1. RUNAWAY(作詞:LiSA 作曲:LiSA 編曲:PABLO a.k.a. WTF!?)M2. Another Great Day!!(作詞:LiSA 作曲:TAK MATSUMOTO 編曲:TAK MATSUMOTO、YUKIHIDE "YT" TAKIYAMA)M3. サプライズ(作詞:LiSA 作曲・編曲:高橋浩一郎(onetrap))4. GL(作詞:薔薇園アヴ 作曲:薔薇園アヴ 編曲:女王蜂、塚田耕司)■B面M1. ViVA LA MiDALA(作詞:LiSA、MAH 作曲:MAH 編曲:MAH)M2. ノンノン(作詞:北川悠仁、LiSA 作曲:北川悠仁 編曲:野間康介(agehasprings))M3. Letters to ME(作詞:LiSA 作曲:LiSA 編曲:下村亮介(the chef cooks me))購入リンク:<ライブ情報>LiSA『LiVE is Smile Always~Eve&Birth~』■「the Eve」4月12日(火) 福岡サンパレスホテル&ホール開場 17:30 / 開演 18:304月28日(金) 仙台サンプラザホール開場 17:30 / 開演 18:30■「the Birth」4月19日(火)・20日(水) 日本武道館開場 17:30 / 開演 18:30特設サイト:<商品情報>『10th Anniversary Complete Book LiS“A”ni!』2022年3月30日(水) 発売初回生産限定版:4,950円(税込)通常版:4,070円(税込)判型:書籍 / 縦297ミリ×横235ミリ発行・発売:株式会社ソニー・ミュージックソリューションズ『10th Anniversary Complete Book LiS"A"ni!』初回生産限定版スリーブケース【店舗別特典】アニメイト:クリアファイル(撮りおろしフォトA使用)ゲーマーズ:ブロマイド(撮りおろしフォトB使用)タワーレコード:ポストカード(撮りおろしフォトC使用)Amazon.co.jp:メガジャケ(表紙フォト使用)※MUSICストア内【Amazon.co.jp 限定】商品にのみ同封されています楽天ブックス:ブロマイド(撮りおろしフォトD使用)※特典は数に限りがございます。なくなり次第終了となります。関連リンクLiSA Official Website: Official YouTube: 10周年特設サイト:
2022年03月25日歌手のLiSAに密着したドキュメンタリー『LiSA Another Great Day』が、今秋にNetflixで全世界独占配信されることが25日、わかった。アニメ『鬼滅の刃』の主題歌「紅蓮華」や「炎」をはじめ多くのヒット曲で、日本のみならず世界にもファンを持つLiSA。日本人ソロアーティストとして初のNetflixオリジナルドキュメンタリーとなる同作は、LiSAの10周年の日々に密着し、昨年4月から始動したプロジェクト「LiiiiiiiiiiSA」の締めくくりとなる企画。様々な現実をつきつけられ失敗を重ねながら歩んできたLiSAの山あり谷ありの軌跡を踏まえながら、LiSAの根幹をなす「楽曲」と「ライブ」が生み出される創作の現場で素顔に迫っていく。
2022年03月25日TBSドキュメンタリー映画の新ブランド「TBS DOCS(ティービーエス ドックス)」のメインイベントとして、東京・ヒューマントラストシネマ渋谷にて開催される「TBSドキュメンタリー映画祭 2022」の女性アンバサダーにトラウデン直美が就任。映画祭初日を迎えた3月18日に行われたキックオフイベントに出席した。1955年の開局以来、多種多様なドキュメンタリーを手掛けたTBSが“テレビで伝えきれない真実”を描いた映画を上映する「TBSドキュメンタリー映画祭」。第2回目となる今回は、国内外の課題に切り込む社会派作品や、苦難と戦う人々に迫ったもの、ももいろクローバーZに密着した作品などバラエティ豊かな11作品が上映される。同日封切られた『戦争の狂気中東特派員が見たガザ紛争の現実』を鑑賞したというトラウデンは「言葉にするのが難しいですね。世界の状況を考えても、すごく複雑な思いがありました」と神妙な面持ち。映画を通して「状況は理解できても、気持ちまで完全に心に浮かべるのは無理」とも語り、「現場にいないと分からない緊迫感、緊張感、空気感に触れ、考えるきっかけになるのがドキュメンタリー」とその意義を語った。イベントでは『戦争の狂気中東特派員が見たガザ紛争の現実』の監督で、現在はウクライナで現地取材をしている須賀川拓監督とのオンライン対談も実現。現在、ウクライナ第3の都市・オデッサに滞在中の須賀川監督は「町の様子はいたって平常運転。もちろん悲惨な地域もある」と説明し、「どの戦場でも銃弾が放たれる直前、砲弾が撃ち込まれる直前まで、皆さん普通の生活を送っている。ゼロか100か。瞬間でそこは戦場になり、突如として日常が奪われる。また“慣れて”しまうの戦争の本当の恐ろしさ」と経験を踏まえ、戦地の現実を伝えた。トラウデンから「危険な取材を続ける理由は?」と問われると、「銃弾が飛び交ったりする、激しい映像を撮りたいわけではない」と回答し、「戦争が始まるとメディアは注目するが、次第に世の中の興味は失われる。実は戦争は終わってからが地獄。すべてを失った人たちのことをちゃんと伝え続けることで、彼らへの支援につながってほしいと思っている」と取材に対する信念を語っていた。取材・文・写真=内田涼「TBSドキュメンタリー映画祭 2022」3月18日(金)〜3月24日(木)7日間ヒューマントラストシネマ渋谷(東京)ほか全国順次開催
2022年03月18日ガールズグループ・TWICEのミナがスキンケアブランドSK-llのグローバルアンバサダーに就任し、ドキュメンタリー動画「#ピテラと私: TWICEのミナが語る新しい自分と、ピテラエッセンス」が17日より公開される。今回公開された同動画はセルフ撮影で行われ、招待状を受け取ったミナが、日常から離れた空間で自分を労わりながらリラックスする姿を披露。普段見ることのできない素の表情で、プライベートや目標について本音で語っている。焚火の前で温かい飲み物を片手に自身の人生を振り返ったミナは「新しいことに挑戦したくて、ダンスを始めたら人生が変わった」と明かし、また自身についても「本当に普通の女の子だと思います。人見知りでシャイなところもあるし」と客観視した。5月には同ブランドのTVCMも全国で放送予定。日本では初のCMソロ出演となる。■TWICE・ミナ インタビュー――アンバサダーになることについて心境は?とてもワクワクしています。私は25歳になるんですが、これからもっともっと、スキンケアも頑張っていかないとなと思っていたところなので、SK-llと一緒に、美容について色々学べることを楽しみにしています。――素肌の撮影と聞いてどう思われましたか?やっぱり、ここまでナチュラルな、ラフな姿での撮影は初めてだったので緊張したんですが、でも撮影していく内に段々リラックスして、ありのままの自分をたくさん見せれたんじゃないかなと思います。――スキンケアのステップで欠かせないものはなんですか?スキンケアはやっぱり保湿が大切だなと思っていて、メンバーとかメイクさんにも保湿は絶対にしないとダメだと、いつも言われているんですが、あんまりこだわって選んだことってなかったんですけど、今回、このピテラエッセンスを使ってみて、「あ、やっぱり違う」と思いましたね。――普段の生活で美を保つために気を付けていることはありますか?私は、もともと水を飲むのがすごく苦手だったんですけど、やっぱりお肌のためにも最近は水をたくさん飲むように心がけています。――今回ソロで活動する心境は?私はいつもメンバーと一緒だったので、やっぱりソロだと緊張するんですが、今回SK-llを通じて、私の、ミナの姿を皆さんにたくさんお届けできたらいいなと思います。――日本語で、しかも自分のことについて語るのはあまりない機会かと思いますがいかがですか?小さい頃から知っているSK-llというブランドを通して、私の言葉で、日本語で、皆さんに私のことについてこうやってお話しできるのは、本当にいい機会だと思うし、この機会をくださったSK-llさんに本当に感謝の気持ちでいっぱいです。――なぜ今回、セルフケア/自分のための時間を持つことを目標にしたのですか?やっぱり楽しい時間を過ごすことは、お仕事をする上でも、いいコンディションを保つ上でもすごく大事なことだと思っているので、これからはセルフケアをしっかりして、これからのお仕事も頑張っていきたいと思います。――自分のための時間を持つというのがミナさんの新生活ですが、自分のために具体的にどんなことをしたいと思いますか?自分の好きなもの、編み物だとかゲームだとか、そういう部分ももちろん伸ばしていけたら嬉しいし、なんならもっともっとアクティブなスポーツにも挑戦してみたいです。――お仕事で気合を入れるときのミナさんのルーティンを教えてください。前日にパックをしたりして、お肌のコンディションを整えるようにしています。お肌の調子がいいとやっぱり、気持ちも上がって自信につながるのでそういう風にしています。――このキャンペーンをご覧になる新生活を始めるかたへメッセージをください。新生活を始める皆さん、新しい生活に向けて緊張とかワクワクする気持ちとか色々あると思いますが、私も皆さんと同様に、新しいことに今年はたくさんチャレンジしようと思っています。不安になることもあるかもしれませんが、私も同じ気持ちです。一緒に頑張りましょう!
2022年03月17日ジョニー・デップ製作のドキュメンタリー映画『シェイン 世界が愛する厄介者のうた』が、2022年6月3日(金)より順次公開される。ジョニー・デップ製作でシェイン・マガウアンの人生を映画化映画『シェイン 世界が愛する厄介者のうた』は、伝説のパンク・バンド「ザ・ポーグズ(THE POGUES)」のフロントマン、シェイン・マガウアンの人生に迫るドキュメンタリー。30年来の友人であるジョニー・デップ製作で、シェイン・マガウアンの破天荒すぎる音楽人生を映画化する。「ザ・ポーグズ」のフロントマン、シェイン・マガウアンとは?「ザ・ポーグズ」は、ケルト音楽とパンク・ロックが融合した“アイリッシュ・パンク”という一大ジャンルを築き上げ、ヨーロッパで人気のクリスマスソング「ニューヨークの夢」などのヒット曲を生み出したイギリスのパンクバンド。そのフロントマンが、天才シンガー、シェイン・マガウアンだ。シェイン・マガウアンは、5歳から飲酒・競馬・タバコを嗜み、10代で移住したロンドンでドラッグ地獄に転落。そこから這い上がるように始めたバンドで、絶大な人気を集め、瞬く間に英ロック界のスターにまでのぼり詰めた。ライブ中泥酔して退場、素行が悪すぎてバンドから追放、長年にわたる酒と薬の濫用で50歳にして全歯を失う...など音楽史に残る仰天事件を連発し、今もなお多くの音楽ファンに愛されている。インタビュー・ライブ映像・アニメーションで綴る映画『シェイン 世界が愛する厄介者のうた』は、爆弾発言だらけのシェイン本人に対するインタビュー映像や貴重なライブ映像、米国の作家ハンター・S・トンプソンのコラボレーションで知られるイラストレーター、ラルフ・ステッドマンによるアニメーションなどを交え、彼の半生を丸裸にしていくもの。「プライマル・スクリーム」のボビー・ギレスピーやジョニー・デップ本人たちがインタビュアーとして出演することで、シェインの心の内を聞き出すことに成功している。中でも、ジョニー・デップはシェインと親しくなる前からシェインの作品の大ファンだったという。「彼を非常に尊敬していて、彼の輪の中に温かく迎え入れてもらった。その後、長い年月をかけて、私たちは一緒に多くのことを経験してきた。あまりにも多くのことを。」と語るほど、シェインと過ごした時間はジョニーにとってかけがえのないものであった。作中では、シェインとジョニー・デップ、2人の若かりし頃の様子が垣間見える貴重な映像が登場。「君は変わらない。甘ったるい顔をした、お砂糖野郎だ。ハンサムすぎてムカつく。」と思わず本音を漏らすシェインに爆笑するジョニー・デップの様子など、2人の仲の良さがうかがえるやりとりも目にすることができる。監督は音楽ドキュメンタリーの巨匠ジュリアン・テンプル監督は、デヴィッド・ボウイ出演の『ビギナーズ』や、セックス・ピストルズを追った『セックス・ピストルズ/グレート・ロックンロール・スウィンドル』で知られる、音楽ドキュメンタリーの巨匠ジュリアン・テンプル。『シェイン 世界が愛する厄介者のうた』では、シェインの一筋縄ではいかない歴史を紐解いて鮮烈に映像化し、第68回サン・セバスチャン国際映画祭で審査員特別賞に輝いた。【詳細】映画『シェイン 世界が愛する厄介者のうた』公開日:2022年6月3日(金)渋谷 CINE QUINTO ほか全国順次ロードショー製作:ジョニー・デップ監督:ジュリアン・テンプル出演:シェイン・マガウアン、ジョニー・デップ、ボビー・ギレスピー、モーリス・マガウアン、シヴォーン・マガウアン、ヴィクトリア・メアリー・クラーク、ジェリー・アダムズ、ボノ2020年/アメリカ・イギリス・アイルランド/130分/英語/日本語字幕:髙内朝子/字幕監修:ピーター・バラカンR18+/英題:Crock of Gold: A Few Rounds with Shane MacGowan
2022年03月12日3月18日(金)から3月24日(木)にかけて、ヒューマントラストシネマ渋谷にて開催される『TBSドキュメンタリー映画祭 2022』のアンバサダーに、爆笑問題の太田光が就任。本日3月11日に、ヒューマントラストシネマ渋谷と同じビル内にある東京カルチャーカルチャーにて開かれた会見イベントに太田が登壇した。『TBSドキュメンタリー映画祭』は、TBSの新たなブランド「TBS DOCS」のメインイベント。国内だけでなく世界を震わす作品をテーマに、昨年は22作品を制作。2回目となる今年は、エンタメから政治、戦争、コロナ禍にまつわるものまで幅広い11作品がラインナップされている。社会情勢や時事ネタを盛り込んだ鋭い切り口のネタで多くのファンを獲得している太田。今回の11作の中で印象に残った作品に、『戦争の狂気 中東特派員が見たガザ紛争の現実』『日の丸 ~それは今なのかもしれない~』『石破茂・嫌われた正論 10人の証言』の3作を挙げる。『戦争の狂気』は、危険と隣合わせの取材を続ける須賀川拓記者がイスラエルとガザを徹底的に歩き、証言を集め見えてきた理不尽かつ残酷な現実に迫る作品。特に上映中は緊張しながら観ていたという太田は、イスラエルがガザに投下したロケット弾の様子を語り「画に力があった」と熱弁。日々取り沙汰されているロシアのウクライナ侵攻に触れ、「若い人はまさか21世紀になってこんな戦争が起こるなんてと言っているけど、このパレスチナ問題もずっと続いていて。今はちょうど停戦してるけどこんな爆撃が続いてたんだって、知らない若い人たちには観てほしいですね」と思いを語った。さらにドキュメンタリー映画を観るときの基準を聞かれた太田は、「今起きていることと全ては繋がっている」と話し、再び世界が注目しているウクライナ情勢に触れながら、「一見関係ないように見えて、石破さんにしろ、ももクロ(『ももいろクローバーZ ~アイドルの向こう側~』)ももしかしたらそうかもしれないけど、全部今の現象に繋がってるという意味ではどこが入り口でもいいと思います」と話す。デートにオススメな作品には、「石破さんじゃないですか。カップルで観てほしい。新たな恋の形じゃないでしょうか」と集まったマスコミ陣を笑わせていた。太田が企画・演出を担当した『笑う超人 立川談志×太田光』は、立川談志の落語を様々な角度から撮影したある種のドキュメンタリーのような作品。太田は最初から流れが決まっている映画よりも、膨大な素材があるドキュメンタリーの方が構成の部分で難しいと感じたらしく、「ドキュメンタリー撮ってる人ってこれをずっとやってるんだ、どこを選ぶのかを判断するのは難しいなと思ったね。フィクション以上に編集が難しいな」と自身の経験から、ドキュメンタリー作品へのリスペクトを述べた。取材・文・写真=渡辺彰浩「TBSドキュメンタリー映画祭 2022」3月18日(金)〜3月24日(木)7日間ヒューマントラストシネマ渋谷(東京)ほか全国順次開催上映作品(全11作品)『ムクウェゲ「女性にとって世界最悪の場所」で闘う医師』監督:立山芽以子(c)TBSテレビ『人生クライマー ~山野井泰史と垂直の世界〜』監督:武石浩明(c)TBSテレビ『ももいろクローバーZ ~アイドルの向こう側~』監督:酒井祐輔(c)TBSテレビ『だから私は前を向く 萌々花20歳』監督:山本一雄(c)TBSテレビ『石破茂・嫌われた正論10人の証言』監督:中島 哲平(c)TBSテレビ『完黙 中村喜四郎~逮捕と選挙』監督:武田一顯、松原由昌(c)TBSテレビ『戦争の狂気 中東特派員が見たガザ紛争の現実』監督:須賀川 拓(c)TBSテレビ『日の丸 ~それは今なのかもしれない~』監督:佐井大紀(c)TBSテレビ『池袋母子死亡事故 「約束」から3年』監督:守田哲(c)TBSテレビ『ライブで歓声が聞こえる日 コロナ禍に抗う音楽業界』監督:川西全(c)TBSテレビ『さっちゃん最後のメッセージ 地下鉄サリン被害者家族の25年』監督:西村匡史、神保圭作 (c)TBSテレビ
2022年03月11日お笑いコンビ・爆笑問題の太田光が11日、都内で行われた「TBSドキュメンタリー映画祭 2022」アンバサダー就任会見に出席した。ドキュメンタリー映画を発信していくTBSの新たなブランド「TBS DOCS」のメインイベントとして、3月18日~3月24日に東京・ヒューマントラストシネマ渋谷にて「TBSドキュメンタリー映画祭 2022」が開催される。2回目となる今年は、社会派からエンターテインメントまで幅広いジャンルの11作品を届ける。そのアンバサダーに就任した太田。ドキュメンタリーとの関わりを聞かれると、「TBSだと『情熱大陸』とか……あんまり見ないですね」と冒頭から笑いを誘った。そして、11作品の中で印象に残っている映画を聞かれると、「『のび太と恐竜』っていうのは……」「『コナン』とか……」とラインナップにない作品を挙げ、MCを務めた良原安美が「そんなものはありません」とその都度ツッコんだ。自身が監督をするならどんなドキュメンタリー映画を撮りたいか聞かれると、「渡部(建)の1日をずっと。どんな風に過ごしているんだろうとか。渡部と東出(昌大)を交互に」と答え、さらに「田中を1日追ってみたいですね。田中が仕事以外でどういう生活をしているのか。田中の家に隠しカメラを仕掛けてずっと見てみたい」と、相方・田中裕二の私生活にも興味を示した。
2022年03月11日ディズニーとルーカスフィルムが支援する国際的なロボットコンテストを映したドキュメンタリー映画『ロボットコンテスト 新世代の挑戦者たち』が3月18日(金)よりディズニープラスで独占配信されることが決定。千葉県で活動する日本の中高生チームも登場する。本作は、2020年に開催された FIRST(R) ロボットコンテストに出場する世界中のティーンエイジャーで結成されたチームのうち、4組にスポットを当てたドキュメンタリー作品。ロサンゼルス、メキシコシティ、千葉県のそれぞれのチームが競争の激しい世界選手権の出場に向けて準備する姿を追う。様々な国の事情で部品や機材が確保できなかったり、世界的なパンデミックの影響で制作が一時中断となったりと多くの課題を乗り越えていく中、参加者たちは技術的な知識を得るだけでなく、尊重し合うこと、チームワーク、様々な経験を通して大きく成長していく。そして、大会に参加することが単にロボットを作ることではない、未来への扉となる競技そのものの魅力に気づいていく。日本からは2017年に設立された、千葉工業大学津田沼キャンパスを中心に活動する中高生のチーム「SAKURA Tempesta」が紹介されており、キービジュアルでは彼らの姿がロボットとともに写し出されている。監督は、本作が初の監督作品となるハリウッド女優のギリアン・ジェイコブスが務め、製作総指揮はルーカスフィルムのマイケル・ガルシアとクリスティン・ビービ、共同製作総指揮を「スター・ウォーズ:ビジョンズ」の製作者であるジャクリーン・ロペスが務める。アメリカのテクノロジーの祭典SXSW(サウス・バイ・サウスウエスト)にて3月14日(月)に初公開された後、ディズニープラスにて独占配信が開始される。手に汗握るロボット競技の世界、そして未来に向けて成長していく若き挑戦者たちの姿に、胸打たれる感動のドキュメンタリーだ。『ロボットコンテスト 新世代の挑戦者たち』は3月18日(金)よりディズニープラスのスターにて独占配信開始。(text:cinemacafe.net)
2022年03月09日JO1のドキュメンタリー映画「JO1 THE MOVIE『未完成』-Go to the TOP-」完成披露プレミア試写会に、メンバーが勢揃いした。久しぶりに金城碧海が登壇し、最後には“See you”ポーズも。感動の中にも、終始笑いの絶えなかったプレミア試写会・舞台挨拶の様子をレポートします。大事な節目に、JO1メンバー全員が揃った!©LAPONE ENTERTAINMENT後列左から、金城碧海、與那城奨、白岩瑠璃、鶴房汐恩、大平祥生、佐藤景瑚。前列左から、木全翔也、川尻蓮、豆原一成、川西拓海、河野純喜。2022年3月4日(金)、JO1初のドキュメンタリー映画「JO1 THE MOVIE『未完成』-Go to the TOP-」完成披露プレミア試写会が開催された。この日は活動再開を予告していた金城碧海も登壇。休養明けで初めて公の場に登場した金城碧海の姿を見て、静かに涙を流すJAM(ファンの総称)も。川尻蓮から「JO1が完成に近づくためには、JAMのみなさんのためにも、碧海は必要不可欠な存在。おかえり!」と迎えられ、「ただいま」とはにかみながら答えていた。3月4日はJO1にとってデビュー2周年を迎える大事な節目。スタッフから大きなケーキが届けられると、メンバーも目を輝かせてうれしそう。この2年間について尋ねられると、河野純喜が「この2年間、けっして順風満帆とは言えない2年間でしたし、JAMのみなさんと会える機会も少なかったと感じています。だからこそ、こうやって少しでも会えたらめちゃめちゃうれしいし、ライブもホンマに楽しかったし、お互いがお互いを大切にしてこれた2年間だったと思います。これからも大切な時間を過ごしていきたいなと思います」と目の前にいるJAMをまっすぐに見ながら答えてくれた。この2年を振り返って白岩瑠姫は「デビューして2年が経ったんですけど、こうして多くの人の前に立つということがあまりなくて。11月に(JO1初の有観客ライブ「2021 JO1 “OPEN THE DOOR”」の)扉が開いた時に、待たせてしまったなという想いと感謝の気持ちといろいろこみ上げてきました。こうやって人前に立つことにまだ慣れなくて、これからもっともっとそういう場を増やしていきたいなと思います。(ライブで観た景色について)僕ってこのためにやってるんだなと。一人でも多くの人を勇気づけることを目指していたので、夢の景色でした」と語った。一方、佐藤景瑚は「やりたいことがあまりできなかった」と率直な気持ちを表現。「だから“来年”はやりたいことは全部やろうかなって」と言ってしまい、豆原一成に「今年でしょ」とツッコまれていた。「未完成なJO1が完成に近づくためにやりたいこと」という質問に対して河野純喜が「今年はピザNGで!」と告げると、メンバーからは「純喜くんだけ?」「なんで?」と次々とブーイングが。その後も鶴房汐恩からは「純喜くんを黙らせます」、白岩瑠姫は「汐恩を褒めます(笑)」とJO1らしいユーモアある問答が続くなか、リーダー・與那城奨が「今年は11人揃ってライブをしたり、さらなる高みを目指して頑張っていきます」と宣言。最後は金城碧海が「笑顔になりたいので、11人でコント番組をしたい!」と夢を語った。ラストに與那城奨が「まだまだ未完成ではありますが、これから完成に向けてまた11人で歩んでいきます」と挨拶して舞台挨拶は終了。金城碧海は去り際に、この日のトークの途中で佐藤景瑚が「僕、(金城お決まりの)『See you!(ポーズ)』が大好きなんで。アレがないと締まらないのよ」と話していた「See you!」ポーズを披露。扉が閉まるギリギリまで指ハートにキスをして、久しぶりに会えたJAMへの愛を表現していた。©LAPONE ENTERTAINMENT映画「JO1 THE MOVIE『未完成』-Go to the TOP-」は、JO1としてデビューするメンバーが決まった「PRODUCE 101 JAPAN」最終日から昨年11月に開催された初の有観客ライブ「2021 JO1 “OPEN THE DOOR”」までの軌跡を追ったドキュメンタリー。デビュー直後でまだグループとしての絆も育ちきらないなか、新型コロナの世界的感染拡大に見舞われ思うような活動ができずにいた彼らがいかにして不安や葛藤を乗り越えてきたか、メンバーやスタッフのインタビューとJAMからのメッセージをまじえて追体験させてくれる。映画は3月11日より全国で公開される。Information「JO1 THE MOVITE『未完成』-Go to the TOP-」公開⽇:2022年3⽉11⽇(⾦)出演:⼤平祥⽣、川尻蓮、川⻄拓実、⽊全翔也、⾦城碧海、河野純喜、佐藤景瑚、⽩岩瑠姫、鶴房汐恩、⾖原⼀成、與那城奨監督:稲垣哲朗製作:LAPONEエンタテインメント東宝/制作︓吉本興業制作協⼒:利休/配給:東宝映像事業部吉本興業2022「JO1 THE MOVIE『未完成』-Go to the TOP-」製作委員会次ページ>>JO1 の画像特設ページはコチラ文・尹秀姫
2022年03月08日アニメーションドキュメンタリー映画『FLEE フリー』が、2022年6月10日(金)に公開される。第94回アカデミー賞国際長編映画賞、長編ドキュメンタリー賞、長編アニメーション賞ノミネート作品。ある青年が祖国からの脱出を語るドキュメンタリーアニメ映画『FLEE フリー』は、アフガニスタンで生まれ育ち、デンマークへと亡命した研究者アミンが、20年以上も抱え続けていた秘密を、親友である映画監督に初めて打ち明け、語るドキュメンタリー。主人公アミンをはじめ、周辺の人々の安全を守るため、ドキュメンタリーでありながらアニメーション作品として制作された。タリバンとアフガニスタンの恐ろしい現実や、祖国から逃れて生き延びるために奮闘する人々の過酷な日々、そして、ゲイであるひとりの青年が自分の未来を救うために過去のトラウマと向き合う物語を、アニメーションだからこそ再現できたアミンの過去の実景と繊細な心情描写とともに紡いでいく。<映画『FLEE フリー』あらすじ>アフガニスタンで生まれ育ったアミンは幼いある日、父がタリバンに連行されたまま戻らず、残った家族とともに命がけで祖国を脱出した。やがて家族とも離れ離れになり、数年後たった一人でデンマークへと亡命した彼は、30代半ばとなり研究者として成功を収め、恋人の男性と結婚を果たそうとしていた。だが、彼には恋人にも話していない、20年以上も抱え続けていた秘密があった。あまりに壮絶で心を揺さぶられずにはいられない過酷な半生を、親友である映画監督の前で、彼は静かに語り始める…。第94回アカデミー賞3部門にノミネート映画『FLEE フリー』は、ドキュメンタリー、アニメーションというジャンルの垣根を越えて、各国の賞レースを席巻。2021年のサンダンス映画祭にてワールド・シネマ・ドキュメンタリー部門の最高賞であるグランプリを獲得、アヌシー国際アニメーション映画祭でも最高賞となるクリスタル賞ほか3部門を受賞。第94回アカデミー賞では、史上初となる国際長編映画賞、長編ドキュメンタリー賞、長編アニメーション賞の3部門同時ノミネートを果たしており、受賞にも期待がかかっている。個人的でありながら世界の人々に響く物語映画『FLEE フリー』が伝えるアミンの物語は、非常に個人的なものでありながらも、紛争、難民、人種差別、LGBTQ+など現代社会を覆う数々のテーマが内包されている。自身も迫害から逃れるため、ロシアを離れたユダヤ系移民であるヨナス・ポヘール・ラスムセン監督は、「難民であることはアイデンティティではありません。それは誰にでも起こりうる状況です。アミンは難民ですが、彼はそれだけではありません。彼は学者であり、家の所有者であり、夫なのです」とコメント。痛ましい争いや権力による武力行使が起こる今の世界において、アミンの苦しみは対岸の火事ではなく、いつか我々の身にも起こるかもしれない物語として世界中の人々の胸に響く。なお、製作総指揮は、『サウンド・オブ・メタル 聞こえるということ』でムスリムとして初めてオスカー候補となったリズ・アーメッドと、ドラマシリーズ「ゲーム・オブ・スローンズ」のニコライ・コスター=ワルドーの2人。アミンの物語に心を打たれた2人が、エグゼクティブプロデューサーとして『FLEE フリー』をサポートしている。【詳細】映画『FLEE フリー』公開時期:2022年6月10日(金) 新宿バルト9、グランドシネマサンシャイン 池袋ほか全国公開監督:ヨナス・ポヘール・ラスムセン脚本:ヨナス・ポヘール・ラスムセン、アミン・ナワビ製作プロダクション:Final Cut for Real製作総指揮:リズ・アーメッド、ニコライ・コスター=ワルドー英題:FLEE製作国:デンマーク、スウェーデン、ノルウェー、フランス合作言語:デンマーク語、英語、ダリー語、ロシア語、スウェーデン語日本語字幕:松浦美奈後援:デンマーク大使館配給:トランスフォーマー■ムビチケ発売日:4月22日(金)・通常版 1,500円 ※数量限定、取扱有無は各劇場まで問い合わせ。・チャリティ付特製大きめエコバッグセット 2,000円 ※メイジャー通販サイト限定、売上から1枚につき500円が国連UNHCR協会に寄付。
2022年03月06日「TBSドキュメンタリー映画祭 2022」3月18日(金)から3月24日(木)にかけて、ヒューマントラストシネマ渋谷にて開催される(以降全国順次開催)。今回は全11作品のラインアップの内、国外に目を向けた2作品『ムクウェゲ「女性にとって世界最悪の場所」で闘う医師』、『戦争の狂気中東特派員が見たガザ紛争の現実』を紹介したい。「女性にとって世界最悪の場所」と呼ばれる、コンゴ民主共和国・東部ブカブで武装勢力から性暴力を受け、恐怖に怯えている被害女性たちを無償で治療している婦人科医のデニ・ムクウェゲ。自身の命の危険を顧みず世界に訴え続けている彼を追ったドキュメンタリーが『ムクウェゲ「女性にとって世界最悪の場所」で闘う医師』だ。そして『戦争の狂気 中東特派員が見たガザ紛争の現実』は、危険と隣合わせの取材を続ける須賀川拓記者がイスラエルとガザを徹底的に歩き、証言を集め見えてきた理不尽、かつ残酷な現実に迫る作品となっている。『ムクウェゲ「女性にとって世界最悪の場所」で闘う医師』は優れたジャーナリズム活動を顕彰する早稲田大学の「石橋湛山記念 早稲田ジャーナリズム大賞」を昨年受賞、また『戦争の狂気中東特派員が見たガザ紛争の現実』の須賀川監督は、先日、国際報道で優れた業績を上げたジャーナリストに贈られる「ボーン・上田記念国際記者賞」を受賞した。両作の監督から寄せられたコメントは以下の通り。<立山芽以子監督>もし、あなたが今手にしているスマホが、はるか遠くで暮らす誰かの犠牲のもとで作られているとしたら?この映画は、日本で暮らす私たちの快適で便利な生活は何によって支えられているのかを考えるきっかけになれば、という思いで作ったものです。コンゴで起きていることを知れば、きっとあなたも世界で起きていることを「遠い」「自分とは関係ない」とは思えないはずです。この映画があなたの、世界に対する見方を変えるきっかけになれば、そしてひとりひとりが考え、行動を起こすきっかけになれば幸いです。<須賀川拓監督>2021年5月のガザとイスラエルの戦争では、私が日本メディアとしてその中心を取材出来たことで、多くの視聴者から関心を寄せて頂いた。が、あのときのニュースを覚えている人は今、どれだけいるのだろう。インターネットを流れる情報の洪水は、勢いを増すばかりだ。どれほど多くの人が亡くなろうと、どれだけの人権が蹂躙されようと、喉元が熱さを通り過ぎたとたん、世の中の関心は次のニュースへと移っていく。しかし、紛争地や係争地で取り残された多くの住民たちの人生は当然のごとく、今この瞬間も続いている。「TBSドキュメンタリー映画祭 2022」3月18日(金)〜3月24日(木)7日間ヒューマントラストシネマ渋谷(東京)ほか全国順次開催上映作品(全11作品)『ムクウェゲ「女性にとって世界最悪の場所」で闘う医師』監督:立山芽以子(c)TBSテレビ『人生クライマー ~山野井泰史と垂直の世界〜』監督:武石浩明(c)TBSテレビ『ももいろクローバーZ ~アイドルの向こう側~』監督:酒井祐輔(c)TBSテレビ『だから私は前を向く 萌々花20歳』監督:山本一雄(c)TBSテレビ『石破茂・嫌われた正論10人の証言』監督:中島 哲平(c)TBSテレビ『完黙 中村喜四郎~逮捕と選挙』監督:武田一顯、松原由昌(c)TBSテレビ『戦争の狂気 中東特派員が見たガザ紛争の現実』監督:須賀川 拓(c)TBSテレビ『日の丸 ~それは今なのかもしれない~』監督:佐井大紀(c)TBSテレビ『池袋母子死亡事故 「約束」から3年』監督:守田哲(c)TBSテレビ『ライブで歓声が聞こえる日 コロナ禍に抗う音楽業界』監督:川西全(c)TBSテレビ『さっちゃん最後のメッセージ 地下鉄サリン被害者家族の25年』監督:西村匡史、神保圭作 (c)TBSテレビ
2022年03月03日抽象的絵画の先駆者でありながら、長らくその存在を知られていなかったスウェーデンの女性画家ヒルマ・アフ・クリント(1862~1944)のドキュメンタリー映画『見えるもの、その先にヒルマ・アフ・クリントの世界』の公開日が4月9日(土)に決定、予告編が解禁となった。2019年、ニューヨークのグッゲンハイム美術館で開催されたヒルマ・アフ・クリントの回顧展は同館史上最高の動員を記録、スウェーデンのラッセ・ハルストレム監督が最新作『Hilma』(原題)で彼女の生涯を描くなど、いまや欧米で大きな注目を集める存在となっている。自身の死後20年は作品を公表しないよう言い残し世を去り、その驚異的な先進性や創造性にも関わらず、死後20年を経た後も長らく美術史から拒絶されていたヒルマ。本作は、謎に包まれたその生涯、そして彼女を拒んだ美術史の裏側にも迫る。そんな本作から、神秘性と現代性を併せ持つヒルマのカラフルな作品群と、彼女と美術史の関係にフォーカスした予告編が解禁。「美術史は書き換えられるのか」という挑発的な言葉を投げかける映像となっている。『見えるもの、その先にヒルマ・アフ・クリントの世界』は4月9日(土)よりユーロスペースほか全国にて順次公開。(text:cinemacafe.net)
2022年02月28日ドキュメンタリー映画『素晴らしき、きのこの世界』のBlu-ray&DVDが3月25日(金)よりディスク・オンデマンド・サービスによるAmazon限定で発売されることが決定。3月4日(金)より予約が開始される。本作は、ナショナルジオグラフィックやディズニーネイチャーのドキュメンタリー作品を手掛け、“タイムラプス映像のパイオニア”と呼ばれる映像作家ルイ・シュワルツバーグが、きのこ・菌類の秘めたる力に迫ったドキュメンタリー。きのこ好きだというアカデミー賞俳優ブリー・ラーソンがナレーションを務めている。本国アメリカでは20週にわたる超ロングラン上映が行われるほどの大ヒットとなり、映画批評サイトRotten Tomatoesでも100%を獲得するなど高評価を受けた。日本でも全国の熱烈な「きのこファン」はもちろん、「きのこ」という不思議な題材に惹かれ劇場に足を運んだ人たちから熱い支持を得た。きのこへの見方が変わるかもしれない、きのこ好きなら手元に置いておきたい驚異のドキュメンタリーだ。『素晴らしき、きのこの世界』Blu-ray&DVDは3月25日(金)より発売。(text:cinemacafe.net)■関連作品:素晴らしき、きのこの世界 2021年9月24日より新宿シネマカリテ、ヒューマントラストシネマ渋谷ほか全国にて公開© 2018, Fantastic Fungi, LLC
2022年02月27日ショーン・ペンが、ロシアによるウクライナ侵攻のドキュメンタリー映画を撮影するために、ウクライナ入りしたことが明らかになった。24日(現地時間)、首都キエフで行われたウクライナ政府関係者によって開かれた記者会見に出席したという。「Variety」誌などが報じた。ウクライナ大統領府は「監督(ショーン)は、現在キエフで起きているすべての出来事を記録するため、ロシアのウクライナ侵攻についての真実を世界に伝えるためだけに来てくれました。ショーン・ペンは今日のウクライナで、ウクライナを支援する人々の一人です。私たちの国は、彼が示してくれる勇気と誠実さに感謝しています」と声明を発表。「ショーン・ペンは、勇敢であることを行動で示しています。これはほかの多くの人々――とりわけ何人かの欧米の政治家に欠けていることです。より多くの方がウクライナの真の友人として、自由のための戦いを支援してくれるほど、ロシアによる凶悪な信仰をより早く止めることができるのです」と訴えた。ショーンは今回のドキュメンタリーの準備のために、2021年11月にもウクライナを訪れていた。(Hiromi Kaku)
2022年02月25日乃木坂46の5期生が出演するドキュメンタリー映像の第1弾が公開された。2月2日から新メンバーの情報が公開された途端、連日Twitterでトレンド入りするなど大きな反響を呼んでいる5期生メンバー。公開された映像は、3月23日にリリースされる乃木坂46のニューシングルに収録される特典映像「5期生ドキュメンタリー」の一部で、井上和、一ノ瀬美空、菅原咲月、小川彩が出演。地元の思い出の地を巡るメンバーやオーディションに応募した理由を語るメンバーなど、5期生個人個人のバックグラウンドに迫った内容となっている。なお本日2月18日には、冨里奈央、奥田いろは、中西アルノ、五百城茉央が登場するドキュメンタリー映像の第2弾が公開される。乃木坂46 5期生ドキュメンタリーダイジェスト映像 第1弾<リリース情報>乃木坂46 29thシングル『タイトル未定』2022年3月23日(水) リリース特典映像:5期生ドキュメンタリー※学業の都合で、一部収録されないメンバーがいます<イベント情報>お披露目イベント『5期生お見立て会』2月23日(水・祝) 11:00~ YouTubeチャンネル「乃木坂配信中」で配信される「乃木坂46時間TV」内にて開催関連リンク乃木坂46 公式サイト乃木坂46 Twitter乃木坂46 Instagramチャンネル「乃木坂配信中」
2022年02月18日映画業界で最も重要な仕事の1つでありながら、最も知られていない仕事=キャスティング(配役)に焦点を当てたドキュメンタリー映画『キャスティング・ディレクターハリウッドの顔を変えた女性』が4月2日(土)より公開が決定した。本作は、キャスティングに対する概念を一新させ、ハリウッドで長年活躍したキャスティングの先駆者マリオン・ドハティ(1923-2011)を中心に、キャスティングという仕事に迫るドキュメンタリー。絶妙なセンスと直感的な先見の明を頼りに、白人男性至上主義の根強いスタジオシステム方式から、ユニークで多様なアンサンブルキャストへ移行する道筋をつけ、革新的なアメリカン・ニューシネマの到来を告げたマリオン。彼女がいなかったら、あの有名な俳優も世に出ていなかったかもしれない…。マリオン・ドハティまた、本作はキャスティングへの再評価と、現在アカデミー賞が取り組む変革(2025年開催の第96回以降は作品賞候補に“インクルージョン(包摂性)”の評価も条件に入る等)にも重要な役割を果たしたと高く評価されている。2019年に英国アカデミー賞(BAFTA)がキャスティング部門を新設したことも話題となっており、今回が日本初公開となる。マリオンのほか、マーティン・スコセッシ、ロバート・デ・ニーロ、ウディ・アレン、クリント・イーストウッド、ロバート・レッドフォード、ダスティン・ホフマン、アル・パチーノ、メル・ギブソン、ジョン・トラボルタ、グレン・クローズら錚々たる顔ぶれが登場する。『キャスティング・ディレクターハリウッドの顔を変えた女性』は4月2日(土)よりシアター・イメージフォーラムほか全国にて順次公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:キャスティング・ディレクターハリウッドの顔を変えた女性 2022年4月2日よりシアター・イメージフォーラムほか全国にて公開© Casting By 2012
2022年02月10日世界でもっとも有名な女性であるエリザベス女王の95年の歩みを、単なるドキュメンタリー映画ではなく、英国流のユーモラスでポップな作品として完成させた『Elizabeth』(原題)を邦題『エリザベス女王陛下の微笑み』として、6月より全国公開することが決定した。2月6日で在位70周年を迎える英国君主エリザベス2世の知られざる軌跡を描いた本作は、これまでのテレビや報道映像では見られなかった“素顔のエリザベス女王”の魅力を貴重なアーカイブ映像と共に体験できるドキュメンタリー映画。「ビートルズ」やエルトン・ジョン、ダニエル・クレイグやローワン・アトキンソンなど、著名なセレブリティたちも多数登場し、豪華絢爛で老若男女を楽しませてくれる内容になっている。エリザベス女王-(C)Getty Images監督は『ノッティングヒルの恋人』、『恋とニュースのつくり方』、『私が愛した大統領』、『レイチェル』などで知られ、日本では2月25日に『ゴヤの名画と優しい泥棒』の公開も控えるロジャー・ミッシェル。昨年9月に65歳の若さで惜しまれながら他界し、本作が遺作となった。ロジャー・ミッシェル監督は本作にむけて、「彼女ほど多くの人が想いを馳せる人はいないだろう。彼女はまさにモナ・リザ。誰もが知っている圧倒的存在。しかしその存在感に関わらず、実態はベールに包まれていることが多く、私たちは彼女を永遠に理解することはできない」とコメント。また「この作品はまさに祝福だ。まるで映画のような激動の時代を余すことなく詰め込んだ、ミステリーツアーのような仕上がりになっている。詩的で洒落ている画面には愛情いっぱいの茶目っ気あるいじりも出てくる。そしてそこには女王陛下への深い愛と畏敬の念があるのだ。ユーモアにあふれ、時に感動的で唯一無二。誰も見たことのない、エリザベス女王の姿がここにある」と遺している。ロジャー・ミッシェル監督 Photo by Larry Busacca/Getty Imagesイギリス本国のみならず、日本をはじめ世界中から注目される英国王室のロイヤルファミリー。本作は今年95歳のいまなおその家族を支えるひとりの女性としてのエリザベス女王の魅力、そして生き方を知る絶好の機会となりそうだ。『エリザベス女王陛下の微笑み』は6月、TOHOシネマズシャンテ、Bunkamuraル・シネマほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2022年02月06日布袋寅泰のアーティスト活動40周年を記念して製作されたドキュメンタリー映画『Still Dreamin’-布袋寅泰 情熱と栄光のギタリズム-』の完成披露プレミア上映会が2月1日、都内で行われ、布袋と石田雄介監督が登壇した。同日は映画主題歌『Still Dreamin’』を収録したニューアルバムの発売日であり、布袋自身の60歳の誕生日でもある記念すべき日。舞台挨拶ではファンの温かい拍手を受けながら、花束を手渡される場面もあり「特別な日を、みんなと一緒に過ごせるのがうれしい。自分のドキュメンタリー映画ですけど『ぜひ、見てください』って言える、満足できる最高の作品になりました。人生を肯定してもらえた」と感謝と手応えを示していた。1988年以降の様々なライブ映像や、ターニングポイントとなった歴史的瞬間、当時の貴重なインタビュー映像など、多数の未公開映像を収録。布袋自らが全編にわたってナレーションを務め、過去の視点と現在の視点を通して40年間の軌跡をたどっていく。当初、ドキュメンタリー映画の企画が舞い込んだ際には「ちょっと待ってよって(笑)。自分の歴史が、何かを伝えるストーリーになるのか。気恥ずかしい気持ちもありましたし、良い面だけをつなげて、光ばかりのストーリーに仕立てるのも気持ちが進まなかった」と戸惑いも。それでも、布袋の熱烈なファンでもある石田監督のアプローチに触れ「丁寧に真摯に向き合ってくれて、僕を素直に導いてくれた。自分でも『あっ、そうか。こういう風につながるんだ』って思えた。僕自身が僕の視点で僕を見るって、ありえないんですけど、ご覧になる皆さんの歴史と重ねながらタイムトリップできる」と作品への前向きな気持ちを明かした。映画のタイトルについては、「活動を続けるなかで、いろんなものを受け入れ、理解しながら、夢の形が変わっていたが、結局『今も夢の話をしているよね』と。人間、夢を語っているときが輝いている。stillという言葉を使って、継続する夢の力を映画で描けるんじゃないかと思った」と熱弁。同時に「ひょっとしたら、うそくさく聞こえてしまうかもしれないが、今は心が疲れていて、ネガティブなことばかり連鎖しているから、あえてストレートにいこうと決めた。夢を追いかけている人に語りかけられたら」と説明していた。映画ではコロナ禍における音楽との向き合い方についても赤裸々に告白。ロックダウン下のロンドンの自宅からの自撮り映像や、2021年1月に東京・日本武道館で敢行した無観客配信ライブの裏側で本音を吐露する姿などを通し、ミュージシャンとしてのみならず、1人の人間としての葛藤も描き出す。当初は撮影クルーが、布袋の居住する英ロンドンを訪ねる計画もあったが頓挫。「次々と予定を変更せざるを得ない、ご苦労する布袋さんの背中を追いかけながら、臨機応変に構成を変えていった」と振り返る石田監督。リモート会議も重ねたといい、「布袋さんは一番若いアシスタントにも『君はどう思う?』ってちゃんと意見を聞いてくださる。チームワークを再確認でき、モチベーションもあがった。リーダーシップってこういうことなんだと目の当たりにした」と舞台裏を明かすと、当の布袋は「誕生日だから、バンバン褒めて」と照れ笑いを浮かべていた。昨年9月に行われたパラリンピックの閉会式にサプライズ登場し、大きな話題を集めたが、こちらは守秘義務の関係で、石田監督には知らせることができなかったといい「次の次の日に監督に会って『教えてくださいよ~』と言われた」(布袋)。また、パラリンピック以来、ロンドンに戻れず「もう7ヶ月家族に会えていない」とも明かした。取材・文・写真=内田涼『Still Dreamin’ ―布袋寅泰 情熱と栄光のギタリズム―』2月4日(金)より<2週間限定>全国ロードショー
2022年02月01日