コンバース スケートボーディング(CONVERSE SKATEBOARDING)とテンボックス(10匣/TENBOX)によるコラボレーションスニーカーが、2021年10月10日(日)より全国のジャーナル スタンダード(JOURNAL STANDARD)にて発売される。アシンメトリーデザインの個性的スリッポンシューズ3回目となる両ブランドのコラボレーションスニーカー。これまでコンバース(CONVERSE)のスリッポンシューズをベースに採用してきたが、今回はスケートに適した機能を搭載するコンバース スケートボーディングのモデルを用いる。右足は艶のあるレザー、左足はスエードと、左右で異なるレザーをアッパーに使用した。カラーはオールブラックで、スケートのほか様々なシーンで着用できる1足に仕上がっている。【詳細】コンバース スケートボーディング × テンボックス for ジャーナル スタンダード発売日:2021年10月10日(日)販売店舗:全国のジャーナル スタンダード※ベイクルーズストア(オンライン)では10月1日(金)11:00より先行予約開始。サイズ:(メンズ)25.5~28.0cm / (ウィメンズ)23.0~25.0cm価格:13,000円
2021年10月04日『The Survivor』で見せたベン・フォスターの演技に、大絶賛の声が上がっている。バリー・レビンソンが監督した今作でフォスターが演じるのは、実在したホロコーストの生存者ハリー・ハフト。彼は、アウシュビッツにいる間、ナチの軍人たちに娯楽を与えるため、ほかのユダヤ人の囚人を相手にボクシングの試合をすることを強いられた。負けたほうは、その場で殺される。自分が生き延びるために仲間を死に追いやってきた彼は、戦後、ニューヨークに引っ越してきてから、「ホロコーストを生き延びた」ということ以外は秘密にしてきた。だが、ある日、新聞記者の取材を受けるうちにアウシュビッツでやらされたことを明かしてしまい、ユダヤ人コミュニティから強い非難の目で見られるようになる。そんな中でも彼は、ポーランドで生き別れになった恋人を探し続けていた。彼女がまだ生きている保証はどこにもないし、生きていたとしても、どこにいるのかわからない。それでも、自分の新聞に名前が掲載されれば、彼女がそれを見つけてくれるのではないかと、ハリーはボクサーとしての活動を続けるのだった。映画は、アウシュビッツ時代、ニューヨークでのボクサー時代、そして60年代の、3つの時代を行き来しつつ展開する。アウシュビッツ時代のシーンに、フォスターは、27kgも減量して挑んだ。肉体面はもちろんのこと、PTSD、罪悪感、恐怖を抱えるハリーの内面を、フォスターは、やりすぎになることなく、絶妙に表現している。一方、レビンソンは、本編の前の挨拶ビデオで、「なぜこの映画を作ったのですかと昔からよく聞かれるが、答えらえないことが多い。でも、今作の場合は答えられる」と、自身の思い出を打ち明けている。レビンソンが小さな子供だった40年代、突然、家に祖母の兄か弟に当たる男性が泊まるようになった。男性は夜、寝ながらよくうめいていて、幼いレビンソンは奇妙に感じたそうだ。彼がホロコーストの生存者で、今でいうPTSDを抱えていたのだとわかったのは、それからずっと後になってからのことだったと、レビンソンはいう。レビンソンにとって、これはパーソナルな思いのある作品なのだ。原作を書いたのは、ハフトの実の息子アレン・スコット・ハフト。ハンス・ジマーの音楽が、さらに胸をしめつける。アメリカでの公開が決まれば、アワードシーズンでの活躍が期待できそうである。文=猿渡由紀
2021年09月17日全世界で大ヒットを連発し続けているマーベル・スタジオがこの秋、新たなヒーローの登場を描く『シャン・チー/テン・リングスの伝説』を公開し、好評を集めている。スタジオを率いるケヴィン・ファイギはスタジオを統括する最重要人物で、若い映画作家を抜擢し、観客にとってあまりなじみのないキャラクターをスクリーンに送り込んで大成功させてきた。実は“シャン・チー”はスタジオが映画づくりをはじめた初期の段階から映画化候補リストにいたが、彼らはこのタイミングでシャン・チーを描くことに決めた。ファイギは語る。「ありがたいことに、すべてのマーベル映画はいつも正しい時期に生まれる」学生時代に映画プロデューサーの見習いを始めたファイギは、『X-メン』などの作品で研鑽を積み、2007年にマーベル・スタジオの社長に就任。人気コミックを映画会社に“貸す”のではなく、自ら映画製作に乗り出すことを決めた。「みなさんがご存知のように、コミックブックの映画ビジネスは、人気のあるヒーローたちで始まったのです」とファイギは振り返る。「僕が子どもの頃、スーパーマンやバットマンが唯一のコミックブック映画だった。そして、僕はとても幸運にも『X-MEN』『スパイダーマン』『ファンタスティック・フォー』、ベン・アフレックの『デアデビル』といったマーベル・キャラクターたちの復活が始まる時にそこにいた。これらはすべて人気のあるコミックとみなされていて、おそらく映画でやる上で“安全な賭け”と思われていました。そして、僕らがマーベル・スタジオを作った時、そういったキャラクターたちを映画化する権利はひとつも持っていませんでした」彼らが自前で映画づくりを始めた当初、人気キャラクターの映画化権はすでに別の会社が保有していた。でも、ファイギたちはこう考えた。「僕らには他のすべての作品へのアクセスがある」「それで、アイアンマン、ソー、キャプテン・アメリカのようなあまりに知られていないキャラクターたちを映画化することからはじめて、『アベンジャーズ』に導いていった。そうやって、僕らは自分たちを際立たせたのです。僕らには共有できるユニバースがある。僕たちは素晴らしいキャラクターたちのリストに戻り、とても多くのキャラクターたちを紹介した。それが“インフィニティ・サーガ”でした」現在では超人気キャラクターとして知られているアイアンマンやソーも、ファイギたちが映画づくりを始めた時はスーパーマンのようなアイコン的な存在ではなかった。そこで彼らは発想を逆転して、ファイギ曰く「コミックを映画化するのではなく、コメディだったり、スリラーだったり、SFだったり自分たちのやりたいジャンルの映画がまずあって、それに合うコミックを見つけ出してくる方法」で映画をつくり、圧倒的な成功をおさめた。そしてファイギはこう宣言する「そして今、観客にさらに新しいキャラクターを紹介したい」映画『シャン・チー/テン・リングスの伝説』は、犯罪集団を率いる父に最強の武術を仕込まれるも、優しすぎるゆえに戦うことを自ら禁じ、父のもとを離れた青年シャン・チーが主人公だ。親友や周囲の人を大事にし、穏やかな日々を過ごしていたシャン・チーは、父が恐ろしい力を秘めた伝説の腕輪テン・リングスのパワーによって悪に染まり、世界の脅威になっていることを知り、自身の運命に向き合う。スパイダーマンやドクター・ストレンジなど他のマーベル作品と同じ世界観を共有することから生まれる楽しさは健在で、そこに新たな世界観やドラマが描かれるのがポイントだ。なかでもアジア映画が長年に渡って培ってきた技や伝統を、彼らは敬意をもって新作に取り込んでいる。「香港アクションの振り付けは20年に渡って、ハリウッド映画にインパクトを与えている。僕は最初の『X-MEN』映画の時に香港のチームがやってきて、仕事を始めたときを覚えているよ。この映画でなにが楽しかったかというと、そこには確かにスーパーパワーが関わっていて、たくさんの派手なマーベル・アクションがある。でも、同時に僕らは純粋なマーシャル・アーツ・ファイトを貫くことも出来たのです。今回のバスのファイトは、人々の注目を集めている。高層ビルの側面での竹を使ったファイトもね。僕らは素晴らしいスタッフたちに『あなたたちがやりたいことがなんでもできるとしたら、なにをする? ここにマーベル・スタジオの予算がある。あなたたちが僕らのためにできる最も大きなファイトはどういったものになるだろう?」とたずねた。そこで彼らはそんなシーンの数々を僕たちに与えてくれた。それは素晴らしいことでした」劇中にはトニー・レオン、ミシェル・ヨーら世界に名だたるアジア系キャストが集結し、日本にもルーツをもつデスティン・ダニエル・クレットンが監督に就任。シャン・チー役には中国系カナダ人シム・リウが抜擢された。これまでのマーベル・スタジオ映画にはなかったテイスト、登場しなかった俳優たち、そして描かれなかったアクションが満載だ。そして、多くの人が予想する通り、シャン・チーの物語は、マーベルの巨大な世界=ユニバースにつながっていくことになる。「僕たちと(監督)のデスティンにとって、主演のシムがもっと大きなMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)の世界に足を踏み入れるのを何かしらのかたちで見せることは重要でした」ついに訪れたシャン・チーのスクリーン登場と、マーベルの巨大なユニバースへの参入。ファイギはこの瞬間を長年に渡って待ちわびていたはずだ。「僕はマーベルに入って最初の数年間、コミックスを丹念に読んだり、素晴らしいキャラクターのリストを見ていました。素晴らしい映画になりえるであろうキャラクターのね。そのリストにはずっとシャン・チーがいました。僕はいつも言うんです。『ありがたいことに、すべてのマーベル映画はいつも正しい時期に生まれる』とね。もし、僕らがこの映画を5年前か10年前につくろうとしていたら、主演のシムは若過ぎるだろうし、デスティンは監督する立場にいなかったでしょう。そして、トニー・レオンはハリウッド映画をやることに興味がなかったかもしれない。映画化のタイミングは時々、一番いい形でうまくいくんです。『シャン・チー』の場合は明らかにそうでしたね」マーベル・スタジオが長年に渡ってリストにその名をキープし、ベストのタイミングで映画化した“シャン・チー”は今後、インタバールを置くことなく、再びスクリーンに姿を現すことになりそうだ。『シャン・チー/テン・リングスの伝説』公開中(C)Marvel Studios 2021
2021年09月10日現在公開中の映画『シャン・チー/テン・リングスの伝説』より、アクションシーンの裏側が明らかになるメイキング映像が公開された。全世界を席巻し、衝撃と感動を巻き起こした映画『アベンジャーズ/エンドゲーム』。公開当時、全世界歴代興行収入記録を塗り替え世界1位を記録した、世界中の人々の記憶に残るこのビッグタイトルを生み出したマーベル・スタジオが贈り出す『シャン・チー/テン・リングスの伝説』。日本での初週末3日間の興行収入は3億円を突破。さらに動員は19万人を記録(興収:3億113万円 / 動員:196,412人)し、堂々の国内週末興行ランキング1位でスタートしている。公開された映像では、自らの運命から逃れるために渡ったサンフランシスコで、ホテルで働く平凡な青年“ショーン”として暮らしていたシャン・チーが、彼の父であり犯罪組織「テン・リングス」のリーダーであるシュー・ウェンウーが送り込んだ刺客の襲撃を受けて、走り続ける狭いバスの中でのシーンの撮影風景が明らかに。本作で最初のアクションが展開するこのカットは、平凡な青年として過ごしていたシャン・チーが父から授かった最強の力を解放しヒーローへと覚醒する重要な場面だ。狭いバスの中を隅々まで活用して縦横無尽に駆け回り、華麗なアクションが次々と繰り出される。デスティン・ダニエル・クレットン監督も「初めての経験だった」というように、実際にサンフランシスコの坂道で本物の車をぶつけながら撮影されており、まさに冒頭から観客の度肝を抜く演出となっている。本作は主人公シャン・チーが繰り出すマーシャル・アーツが注目を集めているが、シャン・チーを演じたシム・リウは、この作品を「根っからのマーベル映画だ」と語る。さらに「当然、アクションが満載。展開する各シーンのクオリティも間違いない」とアクションは当然のことながら、そのほかの演出にも太鼓判。マーベル・スタジオの社長であり、本作のプロデューサーで、これまでも数々のマーベル・スタジオ作品を手掛けてきたケヴィン・ファイギは「マーベル映画で史上最大級のスケール」と断言し、自信を見せている。本作ではそのほかにもシャン・チーと最強の刺客デス・ディーラーがビルの中で肉薄のバトルを繰り広げるシーンや、離れ離れになっていた妹シャーリンと熱狂する格闘場で拳を交えるシーンも。さらにはトニー・レオンらが太極拳を活用した優雅で神秘的ながら圧巻のアクションを繰り広げるシーンもあり、シャン・チー以外のキャラクターによるアクションも逃せない。本作のアクションは世界中のあらゆる武術を結集して作られており、シャン・チーの親友ケイティを演じたオークワフィナが「スタントチームは最高峰」と語るように、本作のためにまさに世界中からトップクラスのスタッフが集められた。その中にはジャッキー・チェンのスタントチームメンバーとして長年活躍したアンディ・チェンやブラッド・アランも含まれており、さらにシャン・チーの母親を演じたファラ・チェンは太極拳の世界女王から直接指導を受けたほか、数々のアクション映画に出演してきたトニー・レオンもリハーサルだけで2週間を費やしたほど。これまで多くの作品に出演し、本作ではシャン・チーの伯母イン・ナンを演じるミシェル・ヨーも神秘的な物語と世界中の武術を取り入れたアクションの融合を以って「個性的な作品」と語る。シム・リウはインタビューでも「これまでのマーベル映画では決して見られなかったシーンや場面に驚かされるはずだよ。そういうシーンに衝撃を受けて魅了されることになると思うんだ。とにかく観てもらわなければ信じてもらえないだろうけれどねと」と笑顔を見せつつ、さらに「デザイナーたちが考案したとても素晴らしくてクリエイティブなシーンがいくつかある。それらのシーンは、マーベル映画だけにとどまらず、一般的な映画全体のハードルを上げることになると僕は思っているよ」と自信たっぷりのコメントを寄せている。『シャン・チー/テン・リングスの伝説』公開中
2021年09月09日マーベル・スタジオ映画の最新作『シャン・チー/テン・リングスの伝説』が世界各地で大ヒットを記録している。本作の監督を手がけたのは『ショート・ターム』で注目を集め、『ガラスの城の約束』や『黒い司法 0%からの奇跡』なども手がけるデスティン・ダニエル・クレットン。彼は自身のルーツでもある日本の作品やアジア映画などのテイストを交え、豪快なアクションを描きながら、キャリアの中で追い続けてきた“家族”のドラマを物語の中心に据えている。驚異的なヒット作を量産するマーベル・スタジオは、ネームバリューや経験ではなく、その作品に対するビジョンや個性が光る若い才能を監督に抜擢している。多くの若い監督たちはスタジオのメンバーの前で、その作品をどのように描きたいかプレゼンテーションをする時間があり、そこで作品への想いや計画を披露するようだ。「とても個人的なプレゼンだったよ。僕は好きな映画、中国映画、韓国映画、日本映画からアニメを含む自分の好きな多くのアジア映画のビジュアルを使ってパワーポイントのプレゼンを作ったんだ」とクレットン監督は振り返る。「僕が望む映画がどういったものになるか、それがどんな感じになるかについて話した。それからトーンについてもかなり話をしたね。僕は人生を反映するトーンが欲しかったんだ。ドラマや人生の痛みを伝えながら、同時に、身近にある人生のユーモアを伝えるトーンが欲しかった。少なくとも僕の人生においては、家族の中に多くの痛みがある時はいつでも、多くの笑いもあるんだ。だから僕はこの映画の中でそういったすべての面をちゃんと見れるようにしたかった」彼が描こうとしていたのは、タイトルにもなっている“シャン・チー”という名の青年だ。サンフランシスコのホテルで駐車係をしている彼は、穏やかな笑顔が印象的な心優しい男性だ。彼はかつて父が率いる犯罪集団で最強の武術を見つけるも、自ら戦うことを封印し、父のもとを離れていた。親友のケイティや周囲の人々には“ショーン”と名乗っているシャン・チーは過去を捨て、家族を捨て、恐ろしい武術を捨てた。はずだった。しかし、彼の父が恐ろしいほどのパワーを秘めた伝説の腕輪“テン・リングス”を操り、世界を脅かす存在になったことで、シャン・チーは自身の過去、家族、運命と対峙することになる。「僕はほとんどの映画で“家族”という題材を掘り下げてきた」と語るクレットン監督はアクション満載の本作でも、家族のドラマを追求している。「僕は大家族の中で育った。僕の家族には6人の子供たちがいる。僕は移民で曽祖父母はサトウキビ畑で働くために日本からハワイに移住したんだ。そして自分が今、この椅子に座って、この映画についてあなたたちと話すことが出来ているのは、自分の曽祖父母たちがその選択をし犠牲を払ったからだと強く感じている。だから、家族におけるそういった考えは、僕にとってとても強いものなんだ」ポイントは、クレットン監督が家族を"何世代にもわたる壮大な時間や人の流れ”として捉えていることだ。本作でもシャン・チーは、悪の道を突き進む父、幼い頃にこの世を去った母に向き合うが、物語が進んでいくと主人公の親の親、そのさらに親……と時間をさかのぼり、長い時間をかけて脈々と血が受け継がれてきたこと、先祖たちが故郷を守り、次の世代へと受け継いできたことがドラマティックに描かれる。ビジュアル面では“水”が重要なモチーフになっており、形を変えながら、流れていく家族や時間を詩的に表現している。「この映画の中で何世代にも渡る家系を掘り下げることは重要なことだった。そういったことに共感出来るものにしたかったし、この映画をただのスーパーヒーローのアクション大作にはしたくなかったんだ。この映画を見た時、エンターテインメント以上にそこからなにかを得られるようにしたかったんだよ」私たちは長い時間をかけて誰かが受け継いできたバトンを持って生まれてきた。そして、そのバトンを次の誰かに渡すことになるだろう。クレットン監督はこの重要なテーマをキャスティングの段階から俳優たちと共有したようだ。「僕がトニー(シャン・チーの父シュー・ウェンウーを演じた名優トニー・レオン)と初めて話したのは電話だった。後になって彼は僕に言ったけど、彼はこの映画をやるつもりはなかった(笑)。でも僕と電話で話すことには同意してくれた。それで、僕らは人生について話した。自分たちの家族について話したんだ。電話が終わった後も彼がこの映画をやってくれるかわからなかったけど(笑)、僕はトニー・レオンと話をした。もし彼がこの映画をやらなくてもそれで十分だと思ったよ。でもそれから、彼がこの映画をやりたいと言ってくれたんだ」本作はアクロバティックなバトルが次々に登場し、通常の映画のクライマックス級のスタントが冒頭から惜しみなく披露されるアクション大作だ。その一方で、本作は主人公シャン・チーの“はじまり”の物語であり、彼がそこにたどり着くまでの長い長い時間をかけた家族の、何世代にもわたる時の流れの物語でもある。「だから、人々が映画館を出て、自分の母親に電話して『ありがとう』と言いたくなったり、自分の周りにいる家族に対してもう少し感謝の気持ちを感じたりすることが出来たら僕はハッピーだよ」ちなみに日本にもルーツを持つクレットン監督は先述のプレゼンテーションの場で、日本の名作アニメーションをスタジオのスタッフたちに見せたそうだ。「実際に『ドラゴンボールZ』の映像を使ったよ。僕は『ドラゴンボールZ』で育ったんだ。孫悟空が“かめはめ波”をやる映像を見せたんだ。この映画の中で、あるふたりが互角の戦いをする場面がある。そこでは『ドラゴンボールZ』のようにかめはめ波が起こっていて、両者は互角の戦いを繰り広げる。間違いなく『ドラゴンボールZ』はこの映画のインスピレーションになったもののひとつだよ!」『シャン・チー/テン・リングスの伝説』公開中(C)Marvel Studios 2021
2021年09月08日クリステン・スチュワート主演、ダイアナ元皇太子妃の人生を変えたクリスマス休暇が描かれる映画『スペンサー』(原題)が、現在開催中の第78回ヴェネチア国際映画祭(~9月11日)コンペティション部門でワールドプレミアとなり、公式上映とともに記者会見が現地時間9月3日(金)に行われた。監督は、『ジャッキー/ファーストレディ最後の使命』で第73回ヴェネチア映画祭脚本賞を受賞、主演のナタリー・ポートマンをアカデミー賞主演女優賞ノミネートに導いたチリのパブロ・ラライン監督。同映画祭では常連なだけに、本作でも受賞に期待がかかる中、すでに各メディアでのレビューも高く、「ザ・ガーディアン」「ザ・テレグラフ」はともに5つ星、「フィナンシャル・タイムズ」は4つ星。特にクリステンの演技への評価が集まり、「スリリングで勇敢で魅惑的な作品でクリスティンは見事にダイアナである」「クリステンは今年、最も煌びやかな変身を成し遂げた」「クリステンの演技は完璧」と評されている。約5分間のスタンディングオベーション<公式上映>メイン会場のサラ・グランデ前のレッドカーペットに主演のクリステン・スチュワートは、リボンベルトがポイントのペパーミント・グリーンの「シャネル(CHANEL)」のスリップ・ドレスに、同素材の細身のパンツを合わせた可憐なコーディネートのドレスアップで登場。タキシード姿のパブロ・ラライン監督と共に詰めかけたカメラマンたちの前でフォトコールに応じた。今年はコロナの感染対策を考慮し、一般観客の密を避けるためにレッドカーペット前には高い壁が設置され、クローズドで行われたレッドカーペットセレモニー。場外にあるモニターにレッドカーペット場のクリステンやラライン監督の姿が映し出されると大きな歓声が上がるなど注目の高さを感じさせた。映画祭ディレクターのアルベルト・バルベラ氏のエスコートで、1席空けながら満席のサラ・グランデ(1,200席)に入った2人は大きな拍手とともに迎えられ、会場には、今年のコンペ部門の審査員長である韓国のポン・ジュノ監督、同じく審査員で去年、『ノマドランド』で金獅子賞を受賞したクロエ・ジャオ監督も姿を見せた。コミカルなシーンは時折笑いが起こり、またサスペンスフルなシーンでは息を飲むような緊張感が走るなど、観客が集中している様子を感じさせる上映となったよう。エンドクレジットが流れ、場内が明るくなるや否や「ブラボー!」という声と共に拍手が起こり、スタンディングオベーションは約5分間続いた。クリステンとラライン監督も歓声に応え立ち上がり、普段はクールであまり表情を崩さない印象のクリステンが、恥ずかしそうにしながらも満面の笑顔で観客に応える姿が印象的だった。「彼女は本当に光輝くように飛び抜けた存在」とクリステン<記者会見>クリステンは、アイコニックな女優ジーン・セバーグを演じた『セバーグ』がプレミア上映された第76回以来、2年ぶりのヴェネチア映画祭参加。会見冒頭、司会者から「なぜ、ダイアナというテーマを選んだのか」という質問に対し、ラライン監督は「私の母に気に入ってもらえる映画を作りたいと思っていました。ダイアナは著名で美しさにあふれたアイコンでしたが、同時に彼女は母親でもあり、私の母のような普通の人々に深く共感させる力をもった人でした。非常に恵まれた環境に生まれ、貴族出身の人が、なぜあれほどまでにごく普通の人物でいられたのかに、私は長年興味があったんです」と応じる。クリステンも、監督の言葉を引き継ぎ、ダイアナの人々の心に訴えかける力について「彼女の生まれ持った力。この世界には、突き抜けたエネルギーを持っている人がいますから」と回答。「ただ、彼女がどんなにカジュアルで魅力的であったにも関わらず、孤独で寂しい思いをしていたことが、本当に悲しい。人に喜びを与える代わりに、心の中では嫌な思いをしている。人とのつながりを心から欲し、エネルギーを惜しみなく使っている…歴史上、そのような人はいなかったでしょう。だから、彼女は本当に光輝くように飛び抜けた存在となったのだと思います」とダイアナの魅力的な人となりについて触れた。さらに、「誰もが彼女のことを知っているような気がするのは、それが彼女の才能だからであり、親しみやすく、彼女が自分の友達や母親のように感じられるところに、彼女の美しさがありました。しかし皮肉なことに、彼女は心の内を知ることができない人物であり、心の底では孤独になりたくない人物だったのです」ともコメント。通常の伝記映画と異なり、ダイアナが離婚を決意する1991年の3日間に焦点を当てた構成としたことについて、監督は「彼女の長い人生を振り返るのではなく、大きな危機に瀕した瞬間を選べば、彼女の本質にうまく迫ることができるのではないかと思った」と、その意図を明かした。また、ダイアナと同様にパパラッチの標的となってきたクリステンだが、セレブリティの私生活をスクリーンで見せることについて聞かれると、「他人の私生活に立ち入ることと、芸術が世界にもたらす多様性には違いがあります。この映画は何か新たな情報を提供するわけではありません。この映画の狙いは人々の間にある溝を埋めることにあると思います。仮にもし誰かが私についての映画を作ることがあったとしても、私は盗用されたとか、何かが奪われたとは思わないと思います」と本作への誇りを滲ませていた。映画『スペンサー』(原題)は2022年、全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:スペンサー(原題) 2022年、全国にて公開©Pablo Larraín
2021年09月06日2016年にベン・アフレックが主演した『ザ・コンサルタント』の続編が、ついに製作されることが分かった。監督のギャヴィン・オコナーが「CinemaBlend」のポッドキャストで明かした。オコナーは『ザ・コンサルタント』のあと、2020年に再びベンを主演に起用し『ザ・ウェイバック』を監督。「『ザ・ウェイバック』の続編はありませんが、『ザ・コンサルタント』の続編を作ることになりました。本当につい最近契約したばかりなんです」と話した。公開から5年も経って続編製作が実現することに、オコナー監督は感慨深げなコメントをしている。「『ザ・コンサルタント』をもう一度やる…私はずっと(この作品を)3本撮りたかった。2本目は、彼(主人公のクリスチャン)の弟(ジョン・バーンサル演じるブラクストン)の物語をもっと組み入れて。だから、2本目はバーンサルの出演シーンがもっと長くなるでしょう。3本目については、私は『Rain Man on steroids』(パワーアップ版レインマン)と呼んでいるのですが、この変わった兄弟の話です。バディ映画になるでしょう」と今後の構想も明かしている。『ザ・コンサルタント』(C) APOLLOとは言え、現在のところ確実なのは、続編(2本目)が作られるということと、ベンが引き続き出演するということだけだ。(Hiromi Kaku)■関連作品:ザ・コンサルタント 2017年1月21日より全国にて公開© 2016 WARNER BROS. ENTERTAINMENT INC. ALL RIGHTS RESERVED
2021年09月03日『アベンジャーズ/エンドゲーム』を生み出したマーベル・スタジオが新ヒーロー誕生を描く『シャン・チー/テン・リングスの伝説』。そんな新時代を築くヒーロー、シャン・チーに熱い視線が注がれる中、封印してきた力を解放する瞬間と白熱バトルを捉えた本編映像が解禁となった。今回解禁となったのは、自らの運命から逃れるため渡ったサンフランシスコで、“ショーン”と名乗り平凡なホテルマンとして暮らしていたシャン・チーの前に、彼の父であり最大の敵となるシュー・ウェンウーが送り込んだ刺客が突如襲い掛かるシーン。彼と共にバスに乗っていた親友のケイティは「人違いしてる! 弱そうでしょ?」と間に入って止めようとするが、敵に殴り飛ばされてしまう。その様子を見た瞬間、心優しい青年ショーンが最強の戦士“シャン・チー”へと覚醒する…!走り続ける狭いバスの中で始まった、シャン・チーVS父の刺客たちとの白熱のバトル。渾身の拳を放ち、敵をぶっ飛ばしたシャン・チーは、その後も驚異的な武術を駆使しながら瞬きもできない速さで敵を一蹴。ホテルマンとして平凡な日々を送りその“力”を封印していたショーンが、ヒーロー・シャン・チーとしての力を発揮する。この集団が狙っていたのは、シャン・チーの母の形見である大事なペンダント。彼らがこのペンダントを奪おうとする理由は?彼が“シャン・チー”として目覚めたいま、壮大な物語が始まろうとしていた。シャン・チーはアイアンマンのようにパワードスーツを身に着けたり、ソーが持つムジョルニアのような特殊な武器は持たない。“生身”で真っ向から敵と戦う本映像からも分かるように、本作ではマーベル・スタジオが新境地へ踏み込んだ最強の武術“マーシャル・アーツ”が披露されており、まさにこの“マーシャル・アーツ”というスタイルがほかのマーベル作品とは一線を画す本作ならではの魅力だ。シャン・チー役に抜擢されたシム・リウはこの役を演じるため、世界各国の武術の達人によるトレーニングを受けたという。「本当に驚異的な経験でした。毎日、世界の最高峰の人たちから学んでいるんだ、って肌で感じることができました。僕らは、人類に知られているほぼすべてのファイティング・スタイルを、考え得る限りおさらいしました」と驚きの舞台裏を明かす。シャン・チーが戦うシーンでは、目で追えないほどの高度な武術が駆使されており、いままでのマーベル作品では見たことのない新鮮かつ大胆なアクションシーンを目の当たりにできる。さらにシムは「この仕事をやるにあたって、武術やアクションシーンがものすごく大切な役割を果たすこと、シャン・チーがマスクをつけたり、顔まで隠れるスーパー・ハイテク・スーツを身につけたりしないことも分かっていました」と、シャン・チー独自の“生身で戦う”スタイルについてコメント。「それが意味するところは、僕自身がたくさんのアクションをしなければならないということです。そのことは初日から分かっていたし、ものすごくワクワクして飛び込んでいったんです」と、“生身”の身体のアクションに挑んだ撮影時をふり返っている。『シャン・チー/テン・リングスの伝説』は9月3日(金)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:シャン・チー/テン・リングスの伝説 2021年9月3日より全国にて公開©Marvel Studios 2021
2021年09月01日クリステン・スチュワートがダイアナ元皇太子妃を演じる『スペンサー』(原題)、そして、その生涯を紡いだドキュメンタリー映画『ダイアナ』(原題)が没後25年となる2022年、公開されることが決定した。1997年8月31日、突然の交通事故でダイアナ元皇太子妃が亡くなる…というニュースは世界中を駆け巡った。スペンサー伯爵家の令嬢として誕生し、両親が7歳で離婚、チャールズ皇太子と恋に落ち、20歳で結婚すると瞬く間に人気者となったダイアナ。世界中で「ダイアナ・フィーバー」を巻き起こし、2人の息子を育て、死の直前まで人道支援活動に心を注いだ「愛の人」。36歳という短い生涯を駆け抜けた彼女の生きざまは、いまなお人々に注目され愛され続けている。ダイアナ元皇太子妃の人生を変えたクリスマス休暇『スペンサー』物語は、1991年12月。週末をロイヤルファミリーたちと過ごすためにエリザベス女王の私邸サンドリンガムハウスを訪れたダイアナ。チャールズとの離婚を決意し、家族と過ごした最後のクリスマス休暇が描かれる。クリステン・スチュワートダイアナを演じるのは、クリステン・スチュワート。さらに、チャールズ皇太子役には「風の勇士 ポルダーク」ジャック・ファーシング、そのほか『英国王のスピーチ』のティモシー・スポール、『シェイプ・オブ・ウォーター』のサリー・ホーキンス、『ミッション:インポッシブル/フォールアウト』のショーン・ハリスらが出演。監督は、『ジャッキー/ファーストレディ 最後の使命』でジャクリーン・ケネディを描いたパブロ・ラライン。2021年、第78回ヴェネチア国際映画祭(9月1日から開催)コンペティション部門でワールドプレミアとなり、トロント映画祭への出品も決定している。ヴェネチアの金獅子賞争いはもちろんのこと、今年から来年の映画賞レースに絡んでくる重要作品として、各メディアでの話題性も高い。全米公開は2021年11月5日予定。アーカイブ映像、未公開フッテージで紡ぐドキュメタリー映画『ダイアナ』エド・パーキンズ監督(Netflix『本当の僕を教えて』)による本作は、過去に撮影された記録や未公開のフッテージのみで構成され、これまで以上にダイアナを新鮮で身近に感じるように構築。ダイアナを扱ったドキュメンタリー映画の劇場公開は日本では初となる。製作陣はダイアナを通じて、「イギリス王室ばかりでなく、より広い社会にパワフルな影響力を持っていたこの複雑な女性を出来る限り正直に描きたいのです。それはダイアナと王室、そしてダイアナと私達皆といった関係を描いたとても個人的で人間的な話ということになります」と語っている。世界公開は2022年予定。Netflixオリジナルドラマシリーズ「ザ・クラウン」も高い人気を得ている、在りし日のダイアナ。彼女の魅力、そして死の真相が、彼女の死後25年を経て紐解かれる。『スペンサー』(原題)『ダイアナ』(原題)は2022年、日本公開予定。(text:cinemacafe.net)■関連作品:スペンサー(原題) 2022年、全国にて公開©Pablo Larraín
2021年08月30日木曜日(現地時間)、クリステン・スチュワートが演じる故ダイアナ妃の物語『Spencer』(原題)の予告編がついに公開された。数か月前からすでにクリステンが扮するダイアナ妃の姿画像で公開されていたが、“動く”ダイアナ妃が見られるのは今回の予告編が初めて。見た目の役作りについては「そっくりすぎて2度見した!」「これは期待できる!」などの称賛の声が寄せられていたが、クリステンといえばやはり『トワイライト』シリーズのベラ役のイメージがいまだに強く、「本当にダイアナ妃を演じられるの?」という心配の声も上がっていた。しかし、予告編によってその不安は払しょくされ、「クリステンはオスカーを獲りにいくね」「ノミネートは確実!」と早くもオスカーの話が持ち上がっている。1分強の予告編の中で、“ダイアナ妃”のセリフは「They don’t.」という短い短文だけ。しかし、アメリカ人であるクリステンがイギリス英語のアクセントを完全にマスターし、本物のダイアナ妃と同じように話している姿に「完璧!」「素晴らしい。ずっと聞いていたい」とイギリスの人たちにもお墨付きをもらっている。また、ほかのシーンはセリフがなくても「ダイアナ妃をしっかりとらえている」という表情や演技に高い評価が集まっており、映画公開の前から多くのファンを獲得したようだ。『Spencer』は、ダイアナ妃がチャールズ皇太子との離婚を決意した1991年のクリスマスの週末が描かれる。9月にヴェネチア国際映画祭で世界初上映が決定している。(Hiromi Kaku)
2021年08月27日映画『シャン・チー/テン・リングスの伝説』が9月3日(金)に公開される。この度、本作のカギを握る登場人物たちが固い決意を感じさせるキャラクターポスターと、特別映像「一族に伝わる最強の“力”編」が同時公開された。主演であるシャン・チー役は、本作の主演に大抜擢された最注目俳優シム・リウ。そして、彼の人生を大きく左右する父親役として、アジアが誇る名優トニー・レオンが出演。さらには女優にラッパーに脚本家にと、マルチな才能を発揮し度々話題を集める人気ハリウッド女優のオークワフィナほか豪華俳優陣が脇を固め、新ヒーロー誕生を華やかに彩る。今回解禁となったキャラクターポスターでは、シャン・チーのほかストーリーのカギを握る重要人物たちがそれぞれの固い決意が現れている。一族に伝わる伝説の力「テン・リングス」を受け継ぐ後継者として育てられ、最強の力を持ちながらも、自らの宿命から逃げ出したシャン・チー(シム・リウ)。力を封印し「2度と戦わない」と決意した彼が再び脅威と向き合い、葛藤しながらも“本当の強さ”に目覚めていく姿に注目だ。そのシャン・チーの親友・ケイティ(オークワフィナ)は、偶然にもシャン・チーの正体を知ることになりながらも常に彼に寄り添い「どんな秘密があっても、ずっと味方だから」と自らも戦場へ。一方で、復讐のためにシャン・チーを最強の後継者として育て上げ、最凶の父であり犯罪組織のリーダーでもあるシュー・ウェンウー(トニー・レオン)は「失ったものは、“力”で奪い返す」と「テン・リングス」を両腕にまとい、冷酷な表情を浮かべる。その他にも、シャン・チーが自らの運命から逃げ出したことで自分を守るために心を閉ざし、孤高の戦士となった妹・シャーリン(メンガー・チャン)、シャン・チーの伯母であり、伝説の地、ター・ローの戦士であるイン・ナン(ミシェル・ヨー)、そしてウェンウーへの強い忠誠心を持ち、シャン・チーを狙う刺客デス・ディーラーといったキャラクターたちがどういった活躍を見せるのかにも注目したい。また、同時に解禁となった特別映像「一族に伝わる最強の“力”編」では、冒頭からいきなりファイトクラブで戦うことになったシャン・チーの姿が。これまで名前を変え、自らの力を封印し”普通の人生”を送ろうとしていた彼だが、映像では暴走するバスの中でハラハラするような間一髪のアクションや「テン・リングス」の能力を使った迫力の戦闘シーンも展開される。「父さんとは違う」とその運命と決別しようとするものの、最強の力である「テン・リングス」をめぐって再び過去と向き合うことでついに “本当の強さ”を手に入れたシャン・チーは、“世界の脅威”となった父親とどんな戦いを見せるのだろうか。『シャン・チー/テン・リングスの伝説』9月3日(金)公開
2021年08月16日ディズニーのCEOボブ・チャペックが、同社の収支報告会にて『シャン・チー/テン・リングスの伝説』については劇場“限定”公開(9月3日日米同時公開)とし、Disney+で同時配信をしないことを改めて強調した。新型コロナウイルスのデルタ株が猛威を振るっている現在、チャペックのこの宣言の数時間前にはソニーが『ヴェノム』続編の公開日を9月24日から3週間先送りした10月15日に変更している。チャペックは、『シャン・チー』を劇場限定公開に設定した数か月前の当時は、世界の情勢がこのようになっているとは予想していなかったと認めている。とはいえ、「『シャン・チー』は、おもしろい実験になると思うのです。マーベル映画を45日間は映画館で公開し、その後Disney+で配信する。興味深いデータが得られることでしょう」と強気な発言も。ハリウッドでは、新型コロナウイルスが感染拡大する前は、デジタル配信やDVD販売などは、劇場公開から90日以上経ってからという“お約束”が存在していた。コロナ禍において、『ムーラン』『クルエラ』『ブラック・ウィドウ』『ジャングル・クルーズ』など、劇場公開と同時にDisney+で同時配信を行ってきたディズニー。『シャン・チー』はコロナ禍で初めて劇場限定公開される作品となる。(Hiromi Kaku)■関連作品:シャン・チー/テン・リングスの伝説 2021年9月3日より全国にて公開©Marvel Studios 2021
2021年08月13日映画『シャン・チー/テン・リングスの伝説』が9月3日(金)に公開される。この度、本作より本編とメイキングシーン、ポスターが解禁となった。主演であるシャン・チー役は、本作の主演に大抜擢された最注目俳優シム・リウ。そして、彼の人生を大きく左右する父親役として、アジアが誇る名優トニー・レオンが出演。さらには女優にラッパーに脚本家にと、マルチな才能を発揮し度々話題を集める人気ハリウッド女優オークワフィナほか豪華俳優陣が脇を固め、新ヒーロー誕生を華やかに彩る。公開された映像は豪華キャスト&制作陣が映画の魅力について語る内容となっている。マーベル・スタジオの社長で、本作の製作プロデューサーでもあるケヴィン・ファイギは「この話は、マーベル・シネマティック・ユニバースの最初に立ち戻る事になる。そこには重要な出来事があった。その出来事とは、トニー・スタークがアイマンマンになったこと。トニーは自社の武器が、ある組織に利用されている事を知る…その組織というのが、テン・リングスだ。そこに私達が心から登場させたい素晴らしいキャラクターがいた。それがシャン・チーなんだ」と、MCUの原点に回帰する作品であることを示唆。最強の武術を駆使して戦う新ヒーロー“シャン・チー”の持つ存在感に太鼓判を押す。またシャン・チーの背景について、「シャン・チーのバックストーリーはとてもユニークで、彼の父親が悪に染まった犯罪組織のリーダーだということを知る。テン・リングスは“力”の象徴だ」と語る。幼い頃から、父が率いる犯罪組織での厳しく苦しい鍛錬を耐え抜き、誰にも負けない“最強の存在”に仕立て上げられ後継者として育てられながらも自ら戦うことを禁じ、その運命から逃げ出した秘密の過去があるシャン・チー。新ヒーロー誕生の背景には伝説の腕輪《テン・リングス》が関係し、世界の未来をかけた壮大な戦いに隠された<陰謀の存在>を予感させる。果たして、一際優しく人間味に溢れる彼が父から授かった力を解き放つことはできるのだろうか。表情を殺し冷酷な最凶の父が抱える闇を醸し出す、トップスターとしてキャリアを重ねるトニー・レオンの圧巻の演技にも注目していただきたい。主人公のシャン・チー役を務めたシム・リウは「この映画製作が発表されたとき、僕は本当に興奮したよ。ちょっとしたジョークのつもりでマーベルに、そろそろシャン・チーについて話そうとツイートしたことがあって、今思えば、そうしておいて本当に良かったね」と、当時の運命的な出会いを振り返る。さらに「彼は父親のところに連れ戻される…そして彼と正面から対峙しなければならない。しかも父親は非情だ。そして、とんでもないことが起きる」と語った。「いまこそ私のもとへ戻るのだ」「断る」と自らの運命に葛藤しながらも過去と向き合い、運命を受け入れ、“本当の強さ”に目覚めていくシャン・チーと悪に染まった最凶の父が対峙する場面も。父は何を望み、なぜ世界を脅かすのか。そして世界にとって最凶の悪としてたちはだかる父親を目の前にシャン・チーは自らの力を解放し、宿命の敵となった父に立ち向かえるのか。今後の新たな展開に期待が高まるばかりだ。また、勇敢でいつも前向きなシャン・チーの親友ケイティ役のオークワフィナは「彼はこのキャラクターに強烈な情熱を注いでいる。シャン・チーはシムのために作られたキャラクターだし、彼の情熱を肌で感じることができる」と、シャン・チー役のシム・リウの力強い演技を絶賛。デスティン・ダニエル・クレットン監督は「間違いなく心血を注いでこの作品をつくりました。私の信念に即しているようにさえ感じました。そして、それは、とてもクレイジーでワイルドな巨大なライドでした」と、絶対的な自信を覗かせた。同時に本ポスターも解禁。「最強ゆえに戦いを禁じた、新ヒーロー誕生」という本作のキャッチコピーとともに、鋭く前を見据える凛々しい表情のシャン・チーからは強い意志と芯の強さが感じられる。『シャン・チー/テン・リングスの伝説』9月3日(金)公開
2021年08月10日マーベル・スタジオの新時代を築く新ヒーロー誕生を描く『シャン・チー/テン・リングスの伝説』が9月3日(金)に公開。この度、圧巻のスケールと迫力を生み出している本編&メイキングシーンとともに豪華キャスト&製作陣が映画の魅力について語る特別映像と、宿命の敵となった父に立ち向かうシャン・チーの姿も印象的なポスターが解禁された。6月にインターネット上でUS版予告映像が解禁されると、SNSには「シャン・チーの予告来てたー!めためたかっこいい……」「情報量多すぎて頭の中がシャン・チーでいっぱいだ、いいぞシャン・チー最高」、「今年1番楽しみな映画になった笑」など日本公開への期待が大いに膨らんだ本作。特別映像では、マーベル・スタジオの社長で本作の製作プロデューサーでもあるケヴィン・ファイギが「この話は、マーベル・シネマティック・ユニバースの最初に立ち戻る事になる。そこには重要な出来事があった。その出来事とは、トニー・スタークがアイマンマンになったこと。トニーは自社の武器が、ある組織に利用されている事を知る…その組織というのが、テン・リングスだ。そこに、私達が心から登場させたい素晴らしいキャラクターがいた。それが、シャン・チーなんだ」と、MCUの原点に回帰する作品であることを示唆、最強の武術を駆使して戦う新ヒーロー“シャン・チー”のMCUでの存在感を語る。また、「シャン・チーのバックストーリーはとてもユニークで、彼の父親が悪に染まった犯罪組織のリーダーだということを知る。テン・リングスは“力”の象徴だ」と語るように、シャン・チーは幼い頃から、父が率いる犯罪組織での厳しく苦しい鍛錬を耐え抜き、誰にも負けない“最強の存在”に仕立て上げられ後継者として育てられながらも自ら戦うことを禁じ、その運命から逃げ出した秘密の過去があることが語られる。新ヒーロー誕生の背景には伝説の腕輪《テン・リングス》が関係し、世界の未来をかけた壮大な戦いに隠された“陰謀の存在”を予感させる。冷酷な最凶の父が抱える闇を表現するアジアのトップスター、トニー・レオンの圧巻の演技にも注目だ。主人公のシャン・チー役を務めたシム・リウは「この映画製作が発表されたとき、僕は本当に興奮したよ。ちょっとしたジョークのつもりでマーベルに、そろそろシャン・チーについて話そうとツイートしたことがあって、今思えば、そうしておいて本当に良かったね」と、当時の運命的な出会いをふり返る。続けて、「彼は父親のところに連れ戻される…そして彼と正面から対峙しなければならない。しかも、父親はとても非情な父親だ。そして、とんでもないことが起きる」と語るように、「いまこそ私のもとへ戻るのだ」「断る」と自らの運命に葛藤しながらも過去と向き合い、運命を受け入れ、“本当の強さ”に目覚めていくシャン・チーと悪に染まった最凶の父が対峙する場面も。勇敢でいつも前向きなシャン・チーの親友ケイティ役のオークワフィナは「彼はこのキャラクターに強烈な情熱を注いでいる。シャン・チーはシムのために作られたキャラクターだし、彼の情熱を肌で感じることができる」と、シム・リウの力強い演技を絶賛。デスティン・ダニエル・クレットン監督は「間違いなく心血を注いでこの作品をつくりました。私の信念に即しているようにさえ感じました。そして、それは、とてもクレイジーでワイルドな巨大なライドでした」と、絶対的な自信を覗かせた。そして同時に本ポスターも解禁。鋭く前を見据える凛々しい表情の主人公シャン・チーからは、強い意志と芯の強さが感じられる。シャン・チーの背後には、本作の中でも印象的な伝説の腕輪《テン・リングス》を身に付けた、最愛の妻を失い悪に染まった最凶の父・ウェンウー(トニー・レオン)の姿や、一匹狼の格闘家として生きるシャン・チーの妹シャーリン(メン・ガー・チャン)、勇敢でいつも前向きなシャン・チーの親友ケイティ(オークワフィナ)や、物語の鍵を握る人物たちの姿も収められている。『シャン・チー/テン・リングスの伝説』は9月3日(金)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:シャン・チー/テン・リングスの伝説 2021年9月3日より全国にて公開©Marvel Studios 2021
2021年08月10日映画『ディナー・イン・アメリカ』が、2021年9月24日(金)より公開。ベン・スティラーがプロデュースを務めている。ベン・スティラーがプロデュース“パンクな”恋愛映画映画『ディナー・イン・アメリカ』は、2020年サンダンス映画祭オフィシャルセレクションでの上映を始め、ダブリン国際映画祭(ダブリン批評家スペシャル審査員賞・受賞)、ヌーシャテル国際ファンタスティック映画祭(観客賞・受賞)、オデッサ国際映画祭(グランプリ受賞)など、多数のアワードに輝いている作品。孤独な少女が覆面バンドの“推しメン”を家に匿うというラブストーリーをベースに、若者がマジョリティーに立ち向かう姿を、ユーモアとパンク精神たっぷりに描く。プロデュースを務めるのは、俳優としてはもちろん、『ズーランダー』『トロピック・サンダー/史上最低の作戦』『LIFE!』などでプロデューサーとしても活躍するベン・スティラー。シュールなキャラクター描写や、“普通”や“世間”に抗う若者たちの輝きに注目だ。映画『ディナー・イン・アメリカ』あらすじパティは孤独で臆病な少女。過保護に育てられ、したいこともできず、単調な毎日を送っている。唯一、平凡な人生から逃避できる瞬間、それはパンクロックを聴くこと。そんな彼女が、ひょんなことから警察に追われる不信な男・サイモンを家に匿ったものの、実はその男こそが彼女の愛するパンクバンド“サイオプス”の心の恋人、覆面リーダーのジョン Q だった…。家族や周囲から変人扱い、社会不適合者、厄介者と蔑まれる、出逢うはずのない二人が、心惹かれ合い社会の偏見をぶっ飛ばしてゆく究極のアナーキック・ラブストーリーが誕生!エミリー・スケッグス&カイル・ガルナーがW主演キャストは、エミリー・スケッグスとカイル・ガルナーがダブル主演。さらに、『バック・トゥ・ザ・フューチャー』シリーズのリー・トンプソン、「24 -TWENTYFOUR-」シリーズのメアリー・リン・ライスカブなどが脇を固める。主な登場人物(キャスト)パティ(エミリー・スケッグス)孤独で臆病な少女。パンクバンド“サイオプス”のファン。特に、覆面リーダーのジョン Q を愛している。演じるのは、舞台俳優としてキャリアをスタートし、ミュージカル「ファン・ホーム」で、2015年トニー賞ミュージカル助演女優賞と最優秀ミュージカル・シアター・アルバム賞にノミネート、同作でシアターワールド賞を受賞したエミリー・スケッグス。『ミスエデュケーション』などの映画にも出演しているが、長編映画で主演を務めるのは初めてのことだ。サイモン/ジョン Q (カイル・ガルナー)ひょんなことから警察に追われる不信な男。実は、パンクバンド“サイオプス”の覆面リーダー。演じるのは、『CSI:ニューヨーク』『インテロゲーション:尋問~殺意の真相~』などのドラマで知られるカイル・ガルナー。映画は『エルム街の悪夢』『アメリカン・スナイパー』『ザ・ブリザード』『ビューティフル・ボーイ』などを代表作に持つ。監督は、40以上の映画祭で上映され、その過激な内容で物議を醸した『バニーゲーム』のアダム・レーマイヤー。アダム・レーマイヤー自身もバンドマンであり、映画『ディナー・イン・アメリカ』については「今の自分を形作った背景である90年代のパンクシーンに捧げるラブレター」だとコメントしている。撮影は、日本でもヒットを飛ばした映画『サマー・オブ・84』を手掛けたジャン=フィリップ・ベルニエ。音楽は『ナポレオン・ダイナマイト』のジョン・スウィハートが担当している。【詳細】映画『ディナー・イン・アメリカ』公開日:2021年9月24日(金)監督・脚本・編集:アダム・レーマイヤープロデューサー:ベン・スティラー、ニッキー・ウェインストック、ロス・プットマンエグゼクティブプロデューサー:ステファン・ブラウム、ショーン・オグレー音楽:ジョン・スウィハート撮影:ジャン・ピエール・ベルニエ出演:カイル・ガルナー、エミリー・スケッグス、グリフィン・グラック、パット・ヒーリー、メアリー・リン・ライスカブ、リー・トンプソン配給:ハーク配給協力:EACH TIME2020年/アメリカ/英語/106分/カラー/5.1ch/シネマスコープ/原題:Dinner in America/字幕翻訳:本庄由香里
2021年08月01日イギリスグルメが楽しめる「英国フェア」が、2021年7月22日(木・祝)から7月28日(水)まで、そごう横浜店にて開催される。こだわりのブリティッシュフードが集結そごう横浜店の「英国フェア」には、こだわりのブリティッシュフードが勢ぞろい。ジューシーな苺をサクサクのパイの中に閉じ込めた、パイ専門店・ジェリ―ズパイの「ストロベリーカスタードパイ」や、果物やナッツをのせたハーブストーリーカフェの「ケーキ」など、紅茶と合わせてティータイムを楽しみたいスイーツが充実している。もちろん、英国グルメの定番「フィッシュアンドチップス」も登場。実演販売により出来立てアツアツのフィッシュアンドチップスを味わうことができる。他にも、外はさっくり中はふんわり食感のカンタベリーの「スコーン」や、スコットランド発祥のアンガスビーフをサンドしたボリューム満点のギータの「アンガスビーフバーガー」などがラインナップする。英国雑貨&ファッショングッズもグルメだけでなく、ショッピングも楽しめるのが「英国フェア」のいいところ。花や鳥をモチーフにしたエレガントなテーブルウェアや、英国モチーフのバッグ、チェック柄のキルトスカートなどが展開される。【詳細】「英国フェア」開催期間:2021年7月22日(木・祝)~7月28日(水)会場:そごう横浜店8階=催会場住所:神奈川県横浜市西区高島2-18-1<アイテム例>・ジェリ―ズパイ/ストロベリーカスタードパイ 1個 378円・マリン/フィッシュアンドチップス レギュラーセット 1箱 1,400円・ハーブストーリーカフェ/ケーキ各種 1ピース 648円~・カンタベリー/スコーン各種 1個 324円~
2021年07月23日親友同士のマット・デイモンとベン・アフレックが、リドリー・スコット監督作『The Last Duel』(原題)で『グッド・ウィル・ハンティング/旅立ち』以来24年ぶりの共演を果たした。『グッド・ウィル・ハンティング/旅立ち』では脚本を共同執筆し、アカデミー脚本賞を受賞した2人。今作では2人とともに『おとなの恋には嘘がある』のニコール・ホロフセナーが脚本を手掛けた。エリック・ジェイガー著のノンフィクション「決闘裁判 世界を変えた法廷スキャンダル」が基になっている。舞台は14世紀のフランス。騎士のジャン・ド・カルージュ(マット)は、戦地から帰ってくると妻マルグリット(ジョディ・カマー)が自身の親友の騎士ジャック・ル・グリ(アダム・ドライバー)に強姦されたと知る。火曜日に公開された予告編では、ジャックがこの件を否定し、マルグリットが「私は事実を話している」と訴え、ジャンがシャルル6世にジャックとの決闘を直訴する姿が描かれている。キャスティングについては、当初ベンがジャック役を演じることが報じられており、“リアル親友同士の決闘”が期待されたが、ベンはスケジュールの都合で出番が少なめの伯爵役を演じることになり、アダムが引き継いだ。ファンの予告編への感想は「やっぱりリドリー・スコットの歴史モノは最高!」「ジョディ・カマーのアカデミー賞間違いなし」「キャストが素晴らしい。楽しみ!」など。『The Last Duel』は10月15日に全米公開予定。(Hiromi Kaku)
2021年07月21日クラネ(CLANE)とテン(TEN.)がコラボレーションしたアクセサリーが、2021年8月3日(火)よりクラネ直営店ほかで発売される。先駆け、7月7日(水)よりクラネ伊勢丹新宿店にて先行発売する。クラネ×テンのコラボアクセサリーコラボレーションアクセサリーは、クラネの2021年秋冬コレクションをイメージして、ニットやアウターの素材感に合わせたエレガントなデザインで登場。ネックレス、ピアス、バングル、イヤーカフの計4型を、ゴールドとシルバーの2色で展開する。太さの異なるチェーンで仕上げた2WAYネックレス中でも注目したいのは、テンで人気の「カンダマントネックレス」をベースにしたアクセサリー。太さの異なる2種類のチェーンにクラネらしい華奢なメタルラインをあしらい、アクセントを加えた。1連でロングでも、2連にしてチョーカーとしても使える2WAY仕様なので、気分やコーディネートに合わせて様々な表情が楽しめる。“多年植物の葉”のような質感のピアスピアスは、“多年草植物の葉”のようにデコボコとしたナチュラルな質感が印象的。インパクトのある太幅のピアスだが、女性らしい上品なカーブを描くようにデザインされているので、厚手のニットなどにもすっと馴染みそうだ。“コロン”と丸みを帯びたイヤーカフ“コロン”と丸みを帯びたフォルムがチャーミングなテンのピアス「プラムピアス」は、イヤーカフにアレンジ。ピンキーリングとして楽しめるのも嬉しいポイントだ。“重ね付けにもおすすめ”サークルカットバングルさらに、サークルカットのバングルもラインナップ。程よい存在感がありつつも、シンプルなデザインなので、手持ちのブレスレットや時計と重ね付けするのもおすすめだ。【詳細】クラネ×テン発売日・取扱店舗:・2021年7月7日(水):クラネ伊勢丹新宿・2021年8月3日(火):クラネ直営店、クラネ公式オンラインストアアイテム:・TEN.×CLANE TWIG CHAIN NECKLACEシルバー:36,300円 / 素材:シルバー925ゴールド:38,500円 / 素材:シルバー925に18金メッキミックス:37,400円 / 素材:シルバー925,シルバー925に18金メッキ※伊勢丹新宿店限定カラー・TEN.×CLANE CALATHEA PIERCEシルバー:22,000円 / 素材:シルバー925ゴールド:24,200円 / 素材:シルバー925に18金メッキ・TEN.×CLANE EAR COMBI PLUMP RINGシルバー:13,200円 / 素材:シルバー925ゴールド:15,400円 / 素材:シルバー925に18金メッキ・TEN.×CLANE TOWER UP BANGLEシルバー:29,700円 / 素材:シルバー925ゴールド:31,900円 / 素材:シルバー925に18金メッキ■クラネ×テン期間限定ストア日程:2021年7月7日(水)~7月13日(火)場所:伊勢丹新宿店 本館2F センターパーク/ザ・ステージ#2住所:東京都新宿区新宿3-14-1
2021年07月01日9月3日(金)に公開される『シャン・チー/テン・リングスの伝説』の本予告映像が初公開された。全世界を席巻し、衝撃と感動を巻き起こした映画『アベンジャーズ/エンドゲーム』。世界中の人々を魅了する最強ヒーローたちが結集し、世界を救うべく壮絶なバトルを繰り広げた本作が“エンドゲーム”という名に相応しいドラマチックな結末で、全世界の涙を誘ったことは記憶に新しい。そんなマーベル・スタジオが贈り出す最新作『ブラック・ウィドウ』では新たなヒーローの誕生が描かれる。主演シャン・チー役には、本作の主演に大抜擢された最注目俳優シム・リウ。そして、彼の人生を大きく左右する父親役として、アジアが誇る名優トニー・レオンが出演。さらには女優にラッパーに脚本家にと、マルチな才能を発揮し度々話題を集める人気ハリウッド女優オークワフィナほか豪華俳優陣が脇を固め、新ヒーロー誕生を華やかに彩る。今回解禁された映像では、マーベル・スタジオの新たな時代を築く新ヒーロー「シャン・チー」の秘密が明らかに。かつて父が率いる犯罪組織で、子供の頃から苦しい修行の毎日だったシャン・チーは、誰にも負けないほど“最強”の存在として鍛えられ、組織の後継者になることを期待されていた。しかし優しすぎる彼は自ら戦うことを禁じ、その運命から逃げ出すのだった。そして過去の自分を捨て、アメリカのサンフランシスコで平凡なホテルマンとして暮らす。しかし悪に染まった父が伝説の腕輪「テン・リングス」を操り世界を脅かす時、シャン・チーは遂に封印していた力を解き放してしまう。本映像内では、自らの宿命に抗おうとするシャン・チーが再び父のもとへと呼び戻される様子が描かれる。過去と決別して平穏に生きることを誓った彼と、彼を手塩にかけて育てた父親との一筋縄ではいかない葛藤のドラマにも注目だ。また、鍛え抜かれた肉体から繰り出される度肝を抜くアクションシーンが存分に披露されている。これまでも、悪に立ち向かう最強ヒーローたちが繰り広げる過激なバトルシーンで世界を熱狂させてきたマーベル・スタジオだが、本作では新境地ともいえるマーシャル・アーツを大胆に取り入れた巧妙な戦闘シーンが続々登場。マーベル・スタジオならではの目を見張る迫力抜群のアクション、世界の未来をかけた壮大なストーリー展開にも期待が高まる。『シャン・チー/テン・リングスの伝説』9月3日(金)公開
2021年06月25日2008年から精神的な不安定さを理由に、成年後見制度が適用され、後見人の父・ジェイミーらに資産などのさまざまなものを“管理”されてきたブリトニー・スピアーズ。ここ数年ファンの間では「#FreeBritney(ブリトニーを解放せよ)」運動が盛んになっており、また、つい最近にはブリトニーをテーマとしたドキュメンタリーも製作され話題を集めた。そんなブリトニーが水曜日(現地時間)、この件をめぐる裁判の審問に電話を通して出席。約20分にわたり、現在の心境を吐露した。具体的には、「世界に向けて『私は幸せ。私は大丈夫』って言ってきたけど、嘘をついていました。幸せなんかじゃないし、眠ることもできません。正気ではないほどの怒りを抱えています。それに落ち込んでいます」「私の父やこの成年後見制度、管理に関わっているだれもが、刑務所に入れられるべきだと思います」「私は奴隷になるために、ここにいるのではないのです」などと話した。さらに、“管理”はブリトニーの家族計画にも及んでいることも明らかに。ブリトニーは「結婚して赤ちゃんがほしい」と望んでいるものの、IUD(子宮内避妊器具)を装着させられ、取り外すことを禁じられていると語った。「人生を取り戻したいだけなんです」「もう13年です。十分です」と訴え、後見制度の解除を求めた。ファンからは「勇敢だった」と称賛の声が上がり、マライア・キャリーや元カレのジャスティン・ティンバーレイク、サラ・ジェシカ・パーカーらセレブもSNSでブリトニーを支持すると表明している。(Hiromi Kaku)
2021年06月25日インクルーシブ・シアタークリエーション・プロジェクト 日・英・バングラデシュ3か国共同事業『テンペスト~はじめて海を泳ぐには~』がプレビュー公演を終え、6月2日より、あうるすぽっと(豊島区立舞台芸術交流センター)で本上演をスタートする。ストーリーは日本、英国、バングラデシュの3カ国での『テンペスト』の作品上演を控えた稽古場から始まる。登場人物たちは、新型コロナウイルスの影響により、海外キャスト・スタッフの来日が不可能となった日本の稽古場をオンラインで海外と繋いで本番に向けた稽古を行っていた。本作は様々な障がいやバックグラウンドを持つ出演者たちが、それぞれに異なる表現方法で『テンペスト』を創造するため奮闘するという、劇中劇なのだ。総合演出のジェニー・シーレイは、実際にフルリモート体制で英国から稽古に参加。英国とバングラデシュのキャストは映像での出演となる。現実を投影するかのように、コロナ禍での公演に向け起こる様々な困難を、劇中劇テンペストと共にキャストたちは熱演するだろう。ブリティッシュ・カウンシルと駐日英国大使館が展開する日英交流年「UK in JAPAN」の主要プログラムとしても位置付けられている本公演は、日本・英国・バングラデシュ3か国の障害のあるアーティスト、聴覚障害のある母親に育てられたコーダ(CODA:Child of Deaf Adults)の俳優が、それぞれの文化や言葉、障害の違いを超えて共演。劇場内外でも、あらゆる人が作品を楽しめることを目指し、舞台セットや衣装の説明音声・動画説明を劇場ロビーで上映。劇中でも手話や日英の両字幕、ボイス・オーヴァーを取り入れ、表現する側にとっても鑑賞する側にとってもバリアフリーな作品の創造となるはずだ。<演出 / 出演:大橋ひろえ・コメント>客席に満開のお花を咲かせられるように、頑張りたいと思いますので、ぜひ皆さんお越し頂けると嬉しいです。カンパニー、一同お待ちしております。<演出:岡康史>面白かった!自分たちで作っておきながらそう思ってしまうほど、予測がつきません!私たちは違うのです。でも、だから「繋がりたい」のです。あなたと。<出演:柳浩太郎>いま、劇場まで足をお運びいただける、皆様の想いに感謝します。障害を持つ僕たちにはそれぞれの芝居のやり方があって、物語や演出にもなっています。僕たちにしかできないことを感じて欲しいです。「泳ぎ方」とは何か?ジョニー(関場理生)に注目して物語を楽しんで!僕の芝居でも伝えていけたら嬉しいです。■公演情報インクルーシブ・シアタークリエーション・プロジェクト日・英・バングラデシュ3カ国共同事業『テンペスト~はじめて海を泳ぐには~』6月1日(火)~6日(日)(6月1日はプレビュー公演)会場:あうるすぽっと(豊島区立舞台芸術交流センター)料金(全席指定・税込):一般 5,000円 ほか上映時間:1時間45分(休憩なし)チケット発売中・当日券あり
2021年06月02日マーベル・スタジオ作品『シャン・チー/テン・リングスの伝説』の特報映像が公開された。これまでアイアンマンやキャプテン・アメリカ等、世界中の人々を魅了する魅力的なキャラクターを数多く生み出してきたマーベル・スタジオから、アベンジャーズの系譜を受け継ぐ新たなヒーロー“シャン・チー”が誕生、その物語がいよいよ幕を開ける。主演シャン・チー役には、本作の主演に大抜擢された最注目俳優シム・リウ。さらに、アジアが誇る名優トニー・レオンがシャン・チーの父親役で出演。監督には『キャプテン・マーベル』のブリー・ラーソンが主演を務めた『ショート・ターム』や、『ブラックパンサー』のマイケル・B・ジョーダン主演の『黒い司法 0%からの奇跡』を手掛けるなど、マーベル作品の俳優陣ともつながりが深く、その作品性が高い評価を得ているデスティン・ダニエル・クレットンが務める。タイトルにも入っている “テン・リングス” とは、『アイアンマン』シリーズにも登場していた犯罪組織の名称。本作では、これまで深く描かれることのなかった “テン・リングス” の謎も遂に明かされることとなる。公開された映像では、ホテルの駐車係として働きながら暮らしていた主人公シャン・チーが、“ある出来事”をキッカケに世界を脅かす恐ろしい計画に巻き込まれていく様子が描かれている。仮面をつけた謎の敵との息もつかせぬ怒涛のファイトシーンや、スリリングかつスタイリッシュなカーアクションなど、わずかな映像からでもこれまで見たこともないような壮大なアクションや圧倒的な迫力が随所に伝わるものとなっている。『シャン・チー/テン・リングスの伝説』9月3日(金)公開
2021年04月20日2021年、『ブラック・ウィドウ』に続き、新たなヒーロー誕生の物語を描く最新作『シャン・チー/テン・リングスの伝説』が9月3日(金)に劇場公開。この度、マーベル・スタジオの新たな時代を築くアジア系ヒーローの特報映像が初解禁となった。新たなヒーロー、シャン・チーの物語がいよいよ幕を開ける本作。タイトルにも入っている “テン・リングス” とは、『アイアンマン』シリーズにも登場していた犯罪組織の名称で、本作ではこれまで深く描かれることのなかった “テン・リングス” の謎も明かされることになる。今回解禁された映像では、ホテルの駐車係として働きながら暮らしていた主人公シャン・チーが、“ある出来事”をキッカケに世界を脅かす恐ろしい計画に巻き込まれていく様子が描かれている。仮面をつけた謎の敵との息もつかせぬ怒涛のファイトシーンや、スリリングかつスタイリッシュなカーアクションなど、わずかな映像からでもこれまで見たこともないような壮大なアクションや圧倒的な迫力が随所に伝わってくる。「運命からは逃れられない」と、父親から息子のシャン・チーへと告げられる言葉に謎が深まる。彼を巻き込む恐ろしい計画の全貌とは、一体…?シャン・チー役に大抜擢されたのは、最注目俳優シム・リウ。さらに、アジアが誇る名優トニー・レオンがシャン・チーの父親役で出演。映像からは、『ラーヤと龍の王国』『フェアウェル』のオークワフィナがスパイスのようなユーモアをもたらすことも分かる。監督は『キャプテン・マーベル』のブリー・ラーソンが主演を務めた『ショート・ターム』や、『ブラックパンサー』のマイケル・B・ジョーダン主演『黒い司法 0%からの奇跡』を手掛けるなど、その作品性が高い評価を得ているデスティン・ダニエル・クレットンが務める。およそ2年ぶりの劇場公開作品となる『ブラック・ウィドウ』を皮切りに、いよいよ本格始動したマーベル・スタジオの新ヒーローに注目だ。『シャン・チー/テン・リングスの伝説』は9月3日(金)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:シャンチー・アンド・レジェンド・オブ・テンリングス(原題) 2021年9月3日より全国にて公開
2021年04月19日世界各国の映画祭で注目された新時代のドイツ映画『ベルリン・アレクサンダープラッツ』と、ベン・スティラーと「プランB」が組んだ『47歳 人生のステータス』がオンラインにて公開されることが決定。オンライン上映に先駆け、2作品のティザー予告と日本版キーアートが解禁された。『ベルリン・アレクサンダープラッツ』現代ドイツ文学の傑作を新進気鋭の若き才能が大胆な解釈とスタイリッシュな映像表現で映画化。第70回ベルリン国際映画祭に正式出品、ドイツ映画賞で作品賞など5部門受賞ほか、国内外の映画祭を席巻した183分の衝撃作。『47歳 人生のステータス』また、『47歳 人生のステータス』は、『ムーンライト』『それでも夜は明ける』など数々のアカデミー賞受賞作を生み出し、本年度は『ミナリ』がノミネートされているブラッド・ピット率いる製作会社「プランBエンターテインメント」と、『スクール・オブ・ロック』脚本のマイク・ホワイト監督がタッグ、ベン・スティラー主演で贈る人生賛歌。申し分ないキャリアと幸せな家庭を手に入れている47歳の中年男性ブラッドは、大学進学を目指す息子と2人でボストンへ向かう。その旅で経済的にも社会的にも成功した旧友たちと再会したブラッドは、次第に自分が築いた家族や仕事が果たして最高のものなのかと疑問を抱き始め、自分の人生を見つめ直していく。『ベルリン・アレクサンダープラッツ』は5月20日(木)より、『47歳 人生のステータス』は6月11日(金)よりMIRAIL(ミレール)、Amazon Prime Video、U-NEXTにてオンライン上映始。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ベルリン・アレクサンダープラッツ 2021年5月20日よりユーロライブ渋谷「ドイツ映画祭 HORIZONTE 2021」にて公開
2021年04月15日インクルーシブ・シアタークリエーション・プロジェクトによる日・英・バングラデシュ3カ国共同事業として舞台『テンペスト~はじめて海を泳ぐには~』が6月1日(火)~6日(日)、東京・あうるすぽっとで開催される。インクルーシブ・シアタークリエーション・プロジェクトは、障がいの有無や国籍、性別、年齢、経験などを超えて人々が共に享受できる良質な舞台芸術の創造を目指す企画。2019年に英国の演出家ジェニー・シーレイの呼びかけのもと日本、英国、バングラデシュの3カ国の障がいのあるアーティストによってスタートした。『テンペスト』はシェイクスピア最後の戯曲で、まるで嵐のあとの風のような透明感が漂う劇世界を持つ。運命や大自然の驚異、神々の導き、時の流れによる和解など、ロマンチックで超自然的な要素が散りばめられ、人間礼賛、人間肯定といったシェイクスピアのメッセージを読み取ることも可能である。この戯曲の時代設定を現代に置き換えた本作は、新型コロナウイルス感染症の影響に見舞われた世界の様子をも反映しながら大胆な新作として昇華させた。本作は当初2020年5月の作品上演を予定していたが、新型コロナウイルス感染症の拡大に伴い延期になっていた。しかしオンラインによるワークショップは継続され今回の上演に至る。総合演出を務めるジェニーは英国からオンラインで日本人アーティストに演出を行い、英国、バングラデシュの役者は映像によって出演。このプロジェクトが目指す「表現する側にとっても鑑賞する側にとってもバリアフリーな作品の創造」は新しい表現領域の挑戦とも言える。それに伴うクリエイティブな形での手話や音声描写の導入に注目したい。さらに耳の聞こえない人、聞こえにくい人に向けた字幕の投影、劇場案内時からの手話・筆談等での対応が準備され、目の見えない人や見えにくい人へ向けては上演前に舞台セットなどを説明する音声ガイドと東池袋駅から劇場までの送迎も行われるもようだ。また日本人演出家として選ばれた大橋ひろえは、第7回「読売演劇大賞優秀女優賞」を受賞するなど女優として活躍しているが、本プロジェクトで演出家としてのキャリアを本格化。もうひとりの演出家・岡康史は、静岡を拠点に自信も障がいを持ちながら劇団を主宰し活動している演劇人である。キャストとしてはミュージカル『テニスの王子様』初演時に、主役・越前リョーマ役でデビューした柳浩太郎をはじめ、ワークショップで選ばれた日本人4人、英国人3人、バングラデシュ人ふたりの3カ国の障がいを持つアーティスト、そして新たに聴覚障がいのある母親に育てられたコーダの女優・吉冨さくらが出演。個々の様々な障がいやバックグラウンドを持つ出演者たちが、それぞれに異なる表現方法で観客へ、そしてその先の世界へ真っ直ぐに伝えるべく創造していく本作。ぜひ現場で体感してほしい。関係者からのコメントは以下。<総合演出 / 出演:ジェニー・シーレイ>この作品はすでに荒波の中を旅してきました。もう上演できないだろうと、幾度となく思いました。しかし、あうるすぽっと、ブリティッシュ・カウンシル、グレイアイ・シアター・カンパニーのビジョン、熱意、コミットメントに加えて、国際色豊かな素晴らしい俳優たちの「ネバー・ギブ・アップ」の精神により、ついに上演へと漕ぎ着けました。でき上った作品は元々私たちが思い描いていたものとは別のものとなりましたが、このパンデミックと何もかもが全く新しくとらえ直された世界、そして新たな創造の仕方に真摯に向き合ったからこそできあがったものです。この冒険に参加できることを心から嬉しく思っています。<演出 / 出演:大橋ひろえ>『テンペスト』の演出兼出演、大橋ひろえです。この物語はシェイスクピアの最後の作品です。コロナ禍の中で、新しい感覚の演劇が生まれるだろうと予感がします。これは、英国、バングラデシュ、そして日本の多様性を持つ才能の溢れる俳優たちが文化、人種、言語、障害の違いを織り交ぜながら、どのように作品を作り上げていくのか、今から楽しみです。みなさん、素晴らしいカルチャーショックを受ける『テンペスト』の舞台を覗きに来てください。<出演:柳浩太郎>ジェニーのWSで思ったのは「これはスゲーぞ」と。彼女が考えていることを僕たちの芝居を通してお客様に伝えられれば良い作品になるのではないかと、一緒に頑張りたいと思ってます。例えば人が立っていて風に吹かれるというような芝居をしたとき、ジェニーは、風そのものの強さを表現するだけでなく、身の回りにあったモノの位置が変わったり、風の強さが変わったら人間はどうなるかなど、視野の広い捉え方をしたり、面白いアイディアを提案して来ました。彼女のディレクションが僕自身も今から楽しみです。ぜひ劇場に見に来てください。■公演情報インクルーシブ・シアタークリエーション・プロジェクト日・英・バングラデシュ 3 か国共同事業『テンペスト~はじめて海を泳ぐには~』6月1日(火)~6日(日)上演会場:東京・あうるすぽっと<チケット料金(全席指定・税込)>プレビュー(全券種):3,500円、一般:5,000円、U24:2,500円※1、豊島区民割引:4,500 円※2、障害者割引:4,200円※3※1 入場時に学生証・年齢確認証要提示※2 豊島区民割引(在住・在勤・在学)は前売のみ取扱 / 証明書要提示※3 障害者割引は介助者1名まで同額 / 障害者手帳要提示※未就学児のご入場はご遠慮ください※車イスで来場・補助犬同伴の場合は事前にとしまチケットセンターまでチケット一般発売:4月17日(土)10時~
2021年04月14日画像出典:浜田ブリトニーさんのオフィシャルブログより 浜田ブリトニーさんは漫画家として活動する一方で、タレント活動をおこなったり、最近ではYouTube動画を配信するなど、幅広い分野で活躍中しています。そして、今年の1月には待望の男の子を無事出産。2歳の雫ちゃんと0歳の茶蔵(ちゃくら)くんのママになりました!前回の記事では、コロナ禍の妊娠・出産エピソードを中心にお話を伺いましたが、今回は最近生まれた第二子の息子さんについてのお話や、浜田さんにとって「子どもがいる生活」とはどういうものなのか、子育てをするなかで意識していることなどをインタビューさせていただきました! コロナ禍で生まれた新しい命! 第二子、茶蔵(ちゃくら)くん画像出典:浜田ブリトニーさんのオフィシャルブログより ー今年の1月21日に出産した男の子は“茶蔵(ちゃくら)”くんと名付けられましたが、とってもかわいいお名前ですね。名前の由来は何でしょうか? 浜田さん:ありがとうございます! 以前、飼っていた茶色いトイプードルが、“茶衣蔵(ちゃいぞう)”という名前だったんです。茶衣蔵は、今の旦那さんとお付き合いしていたときに、旦那さんのメンタルがちょっと弱ってしまったことがあったんですね。そのとき、元気になるようにとサプライズで飼い始めたんです。彼は茶衣蔵をすごくかわいがっていて、茶衣蔵の散歩のために早寝早起きになり、健康的な生活になったんです。それもあって、どんどんメンタルが復活しました! でも、それと同時にまだ3歳くらいだった茶衣蔵が亡くなってしまったんです。私と旦那さんが溺愛した茶衣蔵も、また家族の一員になれたらいいねという想いもあり、茶以蔵の名前から二文字をとって息子に“茶蔵”という名前を付けました。また、「チャクラ」という言葉はスピリチュアル的な意味も含まれているのですが、私自身スピリチュアルが好きなので、そういう意味も込めて名付けています。エネルギーポイントという意味らしいのですが、エネルギー溢れる人になって欲しいなぁと思って。 ーそうだったんですね。そんな想いのこもった茶蔵くんと一緒にいて癒される瞬間はどんなときですか? 浜田さん:全部かわいいんですが、首をなでるとニッコリするんですよ。もう表情が出て来て、触られるとくすぐったいのか、ニコッてするんですよね。 ーお姉ちゃんの雫ちゃんはもうすぐ3歳になりますが、赤ちゃん返りなどはありましたか? 浜田さん:それが、まったくなかったんです。もちろん、やきもちを焼かないように、雫が第一になるように気を回して接していました。例えば、雫が話かけてきたら雫のことを優先したり、構ってほしそうだったら、茶蔵より雫のほうに行くようにしていましたね。また、夫婦2人で茶蔵くんにつきっきりといった状況にならないよう、どちらかは雫ちゃんに集中するという感じでパパと協力していました。ただ、妊娠中から雫は「お姉ちゃんになるの」とずっと言っていて(笑)。その甲斐もあり、準備は万端だったようで、今は茶蔵のことをずっと抱っこしたり、なでたりといいお姉ちゃんをしています。 子ども優先が当たり前! でも、自分を優先することも大切画像出典:浜田ブリトニーさんのオフィシャルブログより ー子育てをしているなかで、気を付けているところはどんなことでしょうか。 浜田さん:雫はもうすぐ3歳になるので、動きや口グセなどをマネされても大丈夫なように気を付けています(笑)。例えば、物を持っているときにドアを足で閉めたりすると、すぐにマネをするんですよ。すごくよく見ていますし、聞いているので、ちゃんといい見本にならないといけないなと感じています。 ーあはは。人の振り見てわが振り直せ、ではなく、わが子の振り見て~という状態になっているんですね。 浜田さん:その通りです(笑)。あとは、イライラしたとしても、衝動で怒らないように気を付けています。自分の気持ちは怒らずに、ちゃんと伝えるようにしています。そのためには、心に余裕がないと難しいんですけど……。ただ、余裕をもって接するだけで、子どもも言うことをよく聞いてくれるんですよ。 ーそういった気づきがあったのは最近ですか? それとも、もともと肝が据わっているような性格だったのでしょうか。 浜田さん:実は、出産前はあまり子どもが好きではなかったんですよ。というのも、子どもと接すること自体が少なかったので、未知の世界だったんですよね。だからこそ、わからないものを理解するために、一歩距離を置いて接していたのが良かったのかもしれないです。 ー一歩距離を置いて接するとは、例えばどんな風にでしょうか? 浜田さん:そうですね。育児をしながら仕事をしていたことは、すごく良かったのかなと思います。また、雫のときは第一子というのもあり、初めての育児に悩んだり考え込むことも多かったのですが、茶蔵はその経験をもとにある程度しなくちゃいけないラインが分かっていたので、さらに肩の力を抜いて育児ができ気がしています。何でも子ども優先になってしまいがちですが、自分のことも優先するときはしないと、良い子育てってできない気がするんですよ。 ー自分の余裕がやさしさにつながっていくということですね。 浜田さん:そう思います。なので、基本的には子どもが好きなものを食べさせたりするけれど、自分も好きなものを食べたり、自分へのご褒美を買ったりと、子どもだけでなく、自分も甘やかすことも大事にしてます。 日々の成長が愛おしい…子どもがいるから強くなれる! 画像出典:浜田ブリトニーさんのオフィシャルブログより ー浜田さんは、子育てに関するYouTubeも配信されていますが、どんなきっかけだったのでしょうか。 浜田さん:雫のチャンネルは、ブログの読者さんが「動いている雫ちゃんの姿を見たい」というリクエストがあったので、アップをし始めました。今は茶蔵のチャンネルも開設したので、2人の成長する姿をこれからもアップしていこうと思っています。ブログを読んでくれている人はもちろん、離れて暮らしているお祖父ちゃんやお祖母ちゃんに今の姿を見せることができるのもすごくいいですよね。 ー反響はいかがですか? 浜田さん:小さなころから見てくれている人たちは「大きくなったね」とコメントをくれるので、一緒に成長を楽しんでもらえているようなんです。これからもこまめにアップしていきたいですね。 ー子育てをしているなかで、楽しいと思うのはどんなときでしょうか。 浜田さん:子どもって一緒に遊んでいると、どんどん成長しますよね。歩けるようになって、しゃべれるようになって……。その一瞬一瞬がすごくおもしろく感じるんです。スプーンを使えるようになったりとか、そんなちょっとしたことを家族で喜べるのはすごく楽しいですよね。改めて、人間ってすごいなって思います(笑)。 ーママになって変わった点は何かありますか? 浜田さん:より頑張るようになりました。子どもがいると、さらに頑張れちゃうんですよね。ちょっと難しい問題が起きたとしても、子どもの顔を見ると「よし、やってやるか! 」って思うんですよ。そんなときに、強くなったなと感じますね。 ーありがとうございました! 最後にメッセージをお願いします。 浜田さん:こんな時代になってはしまいましたが、だからこそ、応援してくれる人も多いと思うんです。今の時期を乗り越えて出産した母は、より強くなると思うんですよね。そして、この時代だからこその育児もあると思うので、一緒にさまざまな問題を乗り越えて、楽しく育児をしていきましょう! 浜田ブリトニーさん、この度は取材にご協力くださりありがとうございました! インタビューでは終始、明るく笑顔で対応してくださいました。コロナ禍の妊娠・出産は本当に大変なことも多かったと思いますが、無事に乗り越えられて本当に良かったです。これからも雫ちゃんと茶蔵くんの成長過程をYouTube動画を通して、陰ながら見守っていきたいと思います! PROFILE:浜田ブリトニーさん1979年4月7日生まれの千葉県県出身。日本の女性漫画家、タレントとして活動をおこなっている。株式会社PIECE EIGHT(ピース・エイト 個人事務所)に所属。著者:ライター 吉田可奈
2021年03月31日画像出典:浜田ブリトニーさんのオフィシャルブログより 浜田ブリトニーさんは漫画家として活動する一方で、タレント活動をおこなったり、最近ではYouTube動画を配信するなど、幅広い分野で活躍中しています。そして、今年の1月には待望の男の子を無事出産。2歳の雫ちゃんと0歳の茶蔵(ちゃくら)くんのママになりました!第二子となる息子、茶蔵くんの出産は、まさにコロナ禍での出来事だったとのことで、今回はコロナ禍の妊娠・出産についての浜田ブリトニーさんにいろいろとお話を聞かせていただきました! コロナ禍でも「立ち会い出産」で産みたかった画像出典:浜田ブリトニーさんのオフィシャルブログより ー今年の1月21日に男の子を出産されましたが、その後、体調のほうはいかがですか? 浜田さん:実は、ものすごくいいんです! 退院してからすぐに働いてしまうくらい快調でした(笑)。第一子の雫は自然分娩だったんですが、今回は破水から始まってしまったので、急遽帝王切開になったんです。帝王切開については、詳しく勉強をしていなかったので、心の準備がうまくできず、少し慌ててしまいました。 ー帝王切開はどうでしたか? 浜田さん:意識がしっかりとあるなかで、おなかを切っている感覚もわかるので、少し気分が悪くなってしまって……。でも、いざ赤ちゃんを見たらその気持ち悪さも吹っ飛びました! ーコロナ禍でほとんどの病院が立ち会い出産ができないなか、立ち会い出産ができる病院を選んだとお聞きしました。 浜田さん:最初は雫を出産した病院にしようと思っていたんですが、「立ち会いは諦めてください」と言われてしまったんです。少し悩みましたが、後悔のないように立ち会い出産ができる病院を探したところ、残念ながら近所にはなく……。でも、少し遠い場所に見つかり、そこで出産することに決めました。 ーそこまで立ち会い出産にこだわったのはどうしてでしょうか? 浜田さん:雫のときは旦那さんが立ち会って、生まれる瞬間にビデオカメラを回してくれていたんです。そのVTRがあることで、子どもたちが大きくなったときに“こんな風に生まれてきたんだ”と見てもらえたらいいなぁと思って。それに、旦那さんも立ち会いたいと言っていたので、できるなら立ち会い出産を選びたいと思っていたんです。 ー立ち会い出産をおこなう際、何か条件はあったのでしょうか? 浜田さん:病院側が用意した検温表を渡されて、1日1回検温をおこない毎日記入するように言われました。期間は出産予定日から逆算して3カ月ほどだったと思います。なので、その期間は毎日検温をおこなっていましたね。また、私が入院した病院では、立ち会う大人は1人までで子どもはダメでした。 手の消毒やマスクは必須! 帰宅後はお風呂へ直行!画像出典:浜田ブリトニーさんのオフィシャルブログより ー 妊活をされていたようですが、どのようにおこなっていたのでしょうか。 浜田さん:私はタイミング法を取り入れていました。あとは、体を冷やさないようにお風呂に入る時間を長くしたり、栄養が偏らないように好きなものをたくさん食べるようにしていましたね。このときだけは、ストレスのない生活を送るようにしていました。 ー無事妊娠したあとも、コロナ禍での妊娠、出産となるからこそ、大変なことも多かったと思います。 浜田さん:妊娠中は、とにかく感染しないように気を付けていました。もし感染してしまったら、今のかかりつけの産婦人科では出産できないと言われていたんです。さらに現実的な問題として、輸送された場合、金額的にも予定していたものよりも高くなると聞いていたので……。ただ、何よりもこれまでの病歴や、経過を知っている先生に見てもらいたいという思いがあったので、今までにないくらい感染には気を遣っていました。 ー1番気を付けていたのはどのようなことでしょうか? 浜田さん:基本的な手指の消毒やマスクはもちろん、家に帰ってきたらすぐにお風呂に直行して、できるだけ菌が入り込まないようにしていました。でも、それくらいかな。あまり根を詰めてもダメな気がしたので、おいしくて栄養のあるものを食べて、健康でいることを第一に考えていました。ちゃんとポイントは押さえるけど、やることをやったらもう気にしない! 悩んでも仕方ないですし。 ー浜田さんのポジティブ思考も、免疫力が上がりそうですよね。 浜田さん:あはは。そうかもしれないですね。妊娠中は“こうでなければいけない”“あまり働かないほうが良い”“突き詰めたら家から出ないほうが良い”と言われることも多いと思うんです。でも私は、ある程度出かけて仕事もして、リフレッシュするようにしていました。実はブログなどで、感染に気を付けすぎて息詰まっている妊婦さんから、相談が来ることも多かったんですよ。そのときは、「感染に気を付けながらも、散歩くらいはしたほうがいいよ」とアドバイスをしていました。 自分が「産みたい」と思ったら、それが産むタイミング!画像出典:浜田ブリトニーさんのオフィシャルブログより ー妊娠中に1番大変だったのはどんなことでしたか? 浜田さん:私の場合はマンガを描くという仕事柄、仕事を休めなかったんです。なので、つわりと戦いながらマンガを書くのはつらかったですね。さらに、締め切りを遅らせるわけにはいかないので、臨月まで仕事をしていたんです。マンガを描くときの体勢は前かがみになるので、同じ体制でいることがすごくつらかったんですよ。その後、「切迫早産になるから横になっていなさい」と言われ、かなり大変でした。 ー「コロナ禍で大変ななかでも妊娠したい!」「子どもを産みたい!」と思った理由を教えていただけますでしょうか。 浜田さん:コロナ禍ということで、やはり感染したらどうしようという心配はありましたが、高齢なのでいつ妊娠できるかわからないじゃないですか。だから、こんな時代でも「とにかく妊娠したい! 」という思いが強かったですね。感染しないように気を遣ったり、立ち会い出産ができる病院を探したりしなければならないといった苦労はありましたが、この状況下で赤ちゃんと、そして家族とともに一丸となって乗り越えられたというのは、良い経験だったと思います。コロナ禍であろうと妊娠して良かったです。 ーそうでしたか。いろいろと大変なこともあったかと思いますが、無事に乗り越えたことで家族の絆はより強まったのかもしれないですね。それでは、コロナ禍だからこそ、妊娠・出産に不安を抱いてしまう人も多いと思うのですが、それを乗り越えた浜田さんから何かメッセージをお願いいたします。 浜田さん:これまでとは違う状況ですが、どの時代も“母は強し”。産みたいと思ったときが産むタイミングだと思うんです。“この時代だからやめよう”“様子を見よう”ということではなく、自分から湧き出る“子どもが欲しい”“産みたい”という気持ちを尊重して、妊娠、出産に挑めば絶対に大丈夫だと思っています。応援していますので、一緒に子育てを頑張りましょう! さて、次回は浜田さんの子育て論についてや、1月に生まれた茶蔵(ちゃくら)くん、第一子の雫ちゃんについてもインタビューさせていただきました! ほかにも、ママになって変わったことについても取材しています。次回もお楽しみください! PROFILE:浜田ブリトニーさん1979年4月7日生まれの千葉県県出身。日本の女性漫画家、タレントとして活動をおこなっている。株式会社PIECE EIGHT(ピース・エイト 個人事務所)に所属。 著者:ライター 吉田可奈
2021年03月30日『Spencer』(原題)から、ダイアナ妃に扮したクリステン・スチュワートのセカンドルックが公開された。前回公開された画像は顔を斜めに傾け流し目気味なダイアナ妃の姿に、「本当のダイアナ妃の写真かと思った」「思わず2度見した」など2人のそっくりぶりに驚きの声が上がっていた。今回は真正面から撮影した、わずかに笑みを浮かべるクリステン/ダイアナ妃の姿なのだが、2人が似ているかについては、意見が割れている。「そっくり」と言う人もいれば、エマ・ワトソン、エリザベス・バンクス、リース・ウィザースプーン、カミラ夫人などに似ているという人も。共通しているのは「クリステン本人の面影はない」ということ。『Spencer』は、ダイアナ妃がチャールズ皇太子との離婚を決意した1991年のクリスマスの週末について描く作品で、撮影は終盤に差しかかっているという。このたび、チャールズ皇太子を演じる俳優は、ジャック・ファーシング(「風の勇士 ポルダーク」)であることが発表された。そのほか、キャストにはサリー・ホーキンス(『シェイプ・オブ・ウォーター』)、ティモシー・スポール(『ハリー・ポッター』シリーズのピーター・ペティグリュー役)、ショーン・ハリス(『ミッション:インポッシブル/フォールアウト』)ら。(Hiromi Kaku)
2021年03月26日ブリの仲間であるカンパチは、漁獲量や養殖量が少なく、ブリに比べて希少種なため高級なイメージをもっている人も多いのではないでしょうか?また、関東近郊では釣り人に人気がある魚としても知られています。このヒラマサ、出世魚と勘違いされることが多いのですが、実は違います。ぶりが出世魚として有名なので、勘違いされることが多いようです。おいしくて人気もあるのになぜ違うの?そのポイントをまとめてみました。■出世魚とはどんな魚?ヒラマサが出世魚ではないことを説明する前に、まず出世魚というものがどんな魚か説明しましょう。・出世魚とは日本の魚は、成長するにつれて名前が変わるものが多数あります。日本では奈良時代から、武士や学者の男性が成長して元服(成人になる儀式)すると名前が変わる風習がありました。江戸時代までは、出世すると名前をつぎつぎに変えてきた歴史もあります。それにちなんで、名前がかわる魚を出世魚と呼びます。代表的なものは、ブリのほかに、スズキ、マイワシ、ボラなどがあげられますね。ただし、なかには名前が変わっても出世魚と呼ばない魚もあります。・成長によって名前が変わるのはなぜ? 同じ種類の魚なのに、名前が変わるってややこしいですよね。でも、これは昔から伝わる漁師の知恵。同じ魚でも、成長に合わせて大きさや味が変わり「おいしさ」の価値が変わるのです。通常、ほとんどの出世魚は成長するほど、味がよくなるとされていて、同じ魚でも呼び名を変えることで、価値がすぐわかるように区別したのがはじまりとされています。・出世魚として扱うメリット 出世魚は、その名のとおり「大人になって偉くなる」ことにちなんでいるため、縁起のいい魚として扱われています。おめでたい席や門出を祝う席などで食されることが多く、「おいしさ」に太鼓判を押された魚といえるでしょう。「ぶり はまち、元はいなだの出世魚」と古くから川柳に読まれたことがあるぐらい、出世魚は日本の生活に昔から密着してきました。ぶりをお正月に食べるのも、出世魚として一番有名だからなのですね。■どうして、ヒラマサは出世魚ではない? ・ヒラマサは出世魚ではないわけ ヒラマサは、スズキ目アジ科ブリ属の魚で、見た目もかなりブリに似ています。そのため出世魚と思われるのですが、ブリとは違い名前が変わることがありません。そのため、出世魚とはされないのです。・ヒラマサは「平政」 が語源 ヒラマサの名前の由来は、ブリに比べて平べったく、からだの真ん中に黄色い色が一直線(柾:木目がまっすぐ通っている樹木のこと。ここから転用されて、木目がまっすぐに入っていることをまさと呼びます)に、入っているからとされています。ブリ、カンパチの仲間の中で、名前がかわらないのはヒラマサだけで、その理由は諸説あるのですが、昔から漁獲量が少なく珍しい魚だったため、呼び名を変えて味の違いを表す必要がなかったのではないでしょうか。 ■ヒラマサとよく間違われるブリ・カンパチ・いずれもスズキ目アジ科ブリ属に属するヒラマサ、ブリ、カンパチは 一般的に「ブリ3種」と呼ばれ、すべて同じぶり属です。ちなみに、この中で出世魚として扱われているのはブリとカンパチ。ヒラマサだけ名前が変わらず、出世魚ではないのです(一部の地方では、名前が変わるところもあるようですが出世魚としては扱われません)。ただ、どの魚も美味で、日本全国で人気のある魚という点は共通ですね。・ヒラマサ・ブリ・カンパチの見た目について 同じブリ科のため見た目は非常に似ています。共通するのは脂ののった堂々した姿。太平洋を広く回遊する肉食魚のため、広い範囲を泳ぎ切る身と脂がしっかりあり、いずれも古くから日本で食されてきた魚種です。青魚の代表とされ、青味をおびお腹が白い姿も共通です。 ・ヒラマサ・ブリ・カンパチの見分け方 それでは、どう見分ければいいのでしょうか?私たちがよく見かけるのは刺身や切り身。ブリの刺身が赤っぽいのに対し、ヒラマサはやや白身がかっていています。カンパチは、血合いの部分が赤く、白身と非常にくっきり区別できる身になっています。丸ごとの姿で区別するときは、まずからだに入っている黄色いラインを見てみましょう。どれも黄色いラインは入っているのですが、頭にもラインが入っていて、漢字の「八」に見えるのがカンパチです。カンパチの「パチ」は漢数字の八からきています。また、からだが黄色みを帯びているので、カンパチは比較的区別しやすいでしょう。問題は、ブリとヒラマサの見分け方です。漁師でも見間違うことがあるほど似ているとされていますよ。比較的見分けやすいのは上あごのかたち。上あごが丸くなっているのがヒラマサ、ブリは角ばっています。また、目からエラまでの幅が違い、幅が広く顔が大きく見えるのがブリ、小さく見えるのがヒラマサなのです。■ヒラマサの特徴・日本列島以南に生息 日本では伊豆より南側の亜熱帯・温帯地域に生息しますが、夏になると北海道南部の近海にも北上して生活しています。単独か小さな群で行動する回遊魚で、時速50kmほどの速さで泳ぐと活動的な魚です。ブリ属の中では一番大きく、成魚になると体長1mぐらいになります。・漁獲量が少なく高級魚とされる ブリ属の中では、いちばん漁獲量が少なく、養殖されている量もブリに比べると格段に少ないヒラマサ。そのため高級魚とされていて、お店でもお目にかかるチャンスの少ない魚です。ちなみに、関東ではヒラマサと呼ばれていますが、大阪より西日本では、ヒラサ、ヒラソ、九州ではテンコツなどと呼ばれ、どの地域でも高級魚として扱われています。・旬の時期 おいしい時期は夏のころ。産卵は、春から夏とされていて、成魚になる前の小型でもおいしいとされています。ブリは成魚にならないとおいしくならないとされているので、ここでも大きな違いがありますね。・食感 ブリに近い透明感のある白身で、脂ののった甘さとやわらかさが特徴。切り身にして少し寝かせてもおいしく、刺身などで楽しまれることが多い魚です。もちろん焼いても煮てもおいしいのですが、比較的生のままでも日持ちしておいしいため、おつくりや寿司などで食される傾向があります。・漁獲方法 定置網で漁獲されますが、近海に生息するため、釣り人でも釣れる魚です。ただし、大きな魚なので「大物釣り」とされ、それなりのフィッシングキャリアの必要なのだとか。まれに、ブリとヒラマサが交配してできた「ブリマサ」と呼ばれる魚が漁獲されることもあります。■ヒラマサとは違う!代表的な出世魚は?ヒラマサはブリの仲間で、美味にも関わらず出世魚ではない理由は前述しました。それでは、有名な出世魚ってどの魚?まとめてみました。・ブリ ヒラマサと違って生息地域が広く、日本文化に馴染みが深い魚といえるでしょう。群れで泳ぐため漁獲量が多く、どんな調理法でもおいしいため養殖もさかんにおこなわれています。どの地域でも成魚は「ブリ」と呼ばれていますが、稚魚から幼魚、成魚になるまで、各地域によって名前が違い、一番多くの「名前」を持っている魚です。それだけ、日本各地で食べられてきた魚なんですね。・スズキ 関東ではセイゴ→フッコ→スズキ、関西ではセイゴ→ハネ→スズキと名前がかわる出世魚です(一部地域ではほかの名前もあり)。日本各地の沿岸で収穫され、春から秋には湾内や河川でくらす魚です。旬は秋で、白身のあっさりしたくせのない味が人気ですね。・マイワシ ブリやスズキに比べ体長20〜30cmほどの小型魚のマイワシも、出世魚。ただし、ブリやスズキが成魚の呼び方なのと違い、マイワシは成魚の呼び方ではありません。シラス→カエリ→コバ→チュウバ→オオバと名前が変わりますが、マイワシと言う呼び方は成長過程のひとつの呼び方ではなく総称のこと。古くから、漁獲量が多く全国各地で食される人気魚で、食用だけでなく飼料や肥料などに使用されている大衆魚です。■ブリの出世魚名と順番(地方別) 漢字では、魚へんに「師」と書くブリは、師走と呼ばれる12月の寒い時期に一番おいしくなることから、この漢字になったといわれています。体長が80cm以上になると、ブリと呼ばれることは全国共通ですが、それでまでの成長過程の間は各地で呼び方が変わります。具体的に紹介しましょう。・関東 交通網が発達するまで魚が食されることが少なかった関東地方でも、ぶりは江戸時代の文献に登場するほど長い付き合いの食用魚です。幼魚から順に、モジャコ→ワカシ→イナダ→ワラサ→ブリと名前が変わり、釣り人の間では夏の「ワカシ」釣りから、夏の「イナダ」、秋の「ワラサ」と季節をまたいで人気です。冬には、伊豆地方で「ブリ釣り」が行われます。・関西 兵庫県や京都府の日本海沖、和歌山県太平洋沖などで漁獲されたブリは、関東よりも古い歴史があります。順に、モジャコ→ワカナ(ワカナゴ)→ツバス→ハマチ→メジロ→ブリと呼び名が変わり、地域によっては手のひらサイズのワカナゴのときから調理して食べることがあります。・東北 漁獲量の多い三陸沖を中心に、旬である冬に漁獲されます。「寒ブリ」とよばれる冬のブリは、脂肪がしっかりのっていて風味も高く、焼き物や煮物、鍋物と幅広く食べられる人気の食材。呼び方もほかの地域に比べて数多く、コズクラ(ショッコ)→フクラギ(フクラゲ)→アオブリ→ハナジロ→ガンド→ブリとなります。 ・北陸 ブリは、太平洋側より日本海側で食される傾向があり、北陸では昔から「塩ブリ」と呼ばれるものがありました。ぶりの内臓を取り出して、塩を内臓に塗りこみ3日ほど寝かせた「塩ブリ」は、保存法が未熟な時代から伝わる、おいしくブリを食べる知恵。この「塩ブリ」は長野県など中部地方の方へも運ばれていきました。名前は、ツバス(ツバイソ)→コズクラ→ハマチ→フクラギ→ガンド(ガンドブリ)→ブリと変わっていき、呼び名が多いことも特徴です。・九州 九州は、じつはブリの養殖が盛んな地域です。鹿児島、大分、長崎、熊本は、ブリの養殖収穫量のベスト10には入る養殖場なのです。呼び名は、ワカナゴ(ヤズ)→ハマチ→メジロ→ブリと変わります。 ・瀬戸内地方で人気のハマチブリとよく間違われるハマチは、地域によって成長しきってない50cmぐらいのブリに対して呼ばれる名前ですが、瀬戸内地方では、ブリになる前にあえてこの大きさのものを漁獲し食します。また、流通過程において天然物をブリ、養殖物をハマチと呼んで区別することもあります。■名前が変わるのに出世魚ではない魚呼び名は変わるのに、古くから出世魚されない魚があります。それがマグロとサケ。どうして、出世魚に認められないのでしょうか。・マグロ サバ科マグロ属に属するマグロは日本だけでなく世界各国でも人気の硬骨魚。赤身の魚の代表格といってもいいでしょう。地域にもよりますが、成長にあわせてヨコ→ヒッサゲ→クロマグロなどと名前が変わります。ところが、マグロの赤身は傷みやすく、輸送技術が発達していなかった昔は、すぐに身が痛んで黒くなることから「マグロ」と呼ばれ、今ほど人気がなかったのです。縁起がよいものとして“出世魚”に認定してもらえなかったのは、古い時代の人気の度合いも関係あるのかもしれませんね。・うなぎ うなぎの幼魚は「しらす」とよばれています。しらすうなぎを育てるとうなぎになるため、出世魚のように感じますが、じつは「しらす」とう呼び名はほかの魚でも使用されており、たとえばイワシやあゆの幼魚も「しらす」と呼ばれますよね。うなぎも古くから人気のある食用魚ですが、呼び名の汎用性が高いからか、出世魚とはされないようです。 ■出世魚でなくてもおいしいヒラマサ縁起がいい魚として祝宴やお正月のおせちにも登場する出世魚は、古い時代の価値観に基づくということがわかりました。ヒラマサは、ブリの仲間なのに呼び名も変わらず、出世魚とされませんが、それでも脂ののった身は美味。お祝い膳やお正月には不向きですが、お刺身で楽しみたい高級魚です。さばいてすぐの場合は、少しコリコリとした身のしまったおいしさがあり、熟成させるとねっとりとしたうま味が増します。旬の夏場には、人気の高い寿司ネタにもなります。食べるチャンスができたときには、そのおいしさを楽しんでくださいね。
2021年03月15日2018年、タイでサッカーチームの少年12人とコーチが洞窟に閉じ込められた事故の映画化作品に、ヴィゴ・モーテンセン、コリン・ファレル、ジョエル・エジャートン、トム・ベイトマンらが出演することになった。タイトルは『Thirteen Lives』。監督はロン・ハワード。事故が起きたのはタイ北部のタムルアン洞窟。突然の大雨に襲われて水位が上昇し、少年たちとコーチは奥へ奥へと逃げ、出られなくなった。数日後、13人が洞窟の奥の突き出たところにいるのをイギリス人ダイバーが発見したが、救出が困難な場所で、世界各国の救助チームが救出に当たることになる。モーテンセンは、この救助活動でメダルを授与されたイギリス人リチャード・スタントンを演じる。ファレルが演じるのは、やはりメダルを授与されたダイバーのジョン・ボランセン。撮影はタイとオーストラリアで行われる。文=猿渡由紀
2021年03月12日