東京から直行便で約10時間。オーストラリアの南東に位置するメルボルン。自然と文化が程よく融合するこの街は、「世界で最も暮らしやすい街」ともいわれています。ヨーロッパを思わせる古い街並みと緑あふれる公園、少し郊外に足を延ばせば、美しいワイナリーや手つかずの自然に触れ合うことも――。旅の楽しみが戻ってきた今、時差も少なく、心からリラックスできるこの街の魅力を紹介します。もっとメルボルンが好きになる5つのTO DO1、煌びやか、ロック、ボヘミアン……。通りごとの個性を楽しむ。トラムが行き来するような大きいストリートだけでなく、レーンウェイ(裏通り)、屋根付きのアーケードなど様々な通りがひしめくメルボルン。名店が並ぶ格式高いアーケードから、グラフィティが炸裂するロックな小径、昼夜問わず美味しい香りが漂うグルメストリート……。大小の個性あふれる通りの数々が、メルボルンの魅力を形作っているといえそう。軒を並べるショップやレストランも共通するテイストがあることも多いので、歩いたり、トラムから眺めたりしながら、自分好みの通りを探してみては。Block Arcade(ブロックアーケード)1892年にオープンの歴史的なアーケード。路面に敷き詰めたブロックとビクトリア朝の装飾が美しい。古くから残るブティックやティールームに交じって、フレグランスやスパイスショップなど新しい店も。Centre Place(センタープレイス)フリンダースストリート駅近く、フリンダースストリートとブランドショップが並ぶコリンズストリートを結ぶ小径。通りの左右にはぎっしり飲食店が並ぶ。Hosier Lane(ホージアレーン)メルボルンのおへそ・フリンダースストリートから程近い場所にあるレーン。通りの左右壁面にはこれでもかとグラフィティアートが炸裂。Fitzroy(フィッツロイ)CBDの北、ブランズウィックストリートを中心としたエリアで、メルボルンのボヘミアン文化発祥の地。ギャラリー、雑貨、古着店、飲食店が軒を連ね、歩いているだけで刺激をもらえる。2、川、公園、街路樹…。街の中の自然と触れ合う。市の中心を東西に流れるヤラ川、中心部CBDを囲うように位置する多くの公園…。メルボルンの地図を見ると、この街が自然の中で息づいていることがよくわかる。路地やマーケットの人いきれに疲れたら、トラムに乗って少しだけ中心地を離れてみよう。お気に入りの公園がきっと見つかるはず。ananのおすすめはカールトンガーデンズ。緑あふれる散策路の他、博物館や美術館に足を運んだり、to goのカプチーノ片手にベンチで読書という時間も楽しい。Carlton Gardens(カールトンガーデンズ)中心部の北に位置する。1880年、万博が開催された時に建てられたロイヤルエキシビションビルとともに世界遺産に登録されている。敷地内にメルボルン博物館も。1‐111 Carlton Street, CarltonYarra River(ヤラリバー)川沿いにはカフェやレストランが多く並び憩いのエリアに。フリンダースストリート駅近くに乗り場があるヤラ・リバークルーズで川風に吹かれるのも気持ちいい。3、競技は多彩、一年中盛り上がってます!ファンに交じってスポーツ観戦。メルボルンは知る人ぞ知るスポーツ都市。有名なテニスの全豪オープン以外にも、ラグビー、F1、競馬など競技は様々だが、最も特徴的なのは写真のオーストラリアンフットボール(AFL)。オーストラリア独自の競技で9月後半に行われるリーグの決勝戦前日は国民の祝日に指定されているほど。ルールは意外に簡単なので、パブで老若男女がエキサイトしつつも楽しんでいる中に交じって声を上げるのも楽しそう!AFLの日系選手ミッチー・オーウェンズ(セントキルダ・セインツ)。観戦の機会があれば注目を!4、歴史的建造物に泊まって、古都の魅力に包まれる。歴史的な建造物に泊まるのも古都ならではの楽しみ。インターコンチネンタルホテル&スパは19世紀の建築物を改装したホテル。ビクトリア朝の外観が美しい。多くの受賞歴を誇るスパも併設、旅の疲れを極上のトリートメントで癒したい。内部エントランス。館内はモダンなデザインだ。InterContinental Hotel and Botanic Spa495 Collins Street, CBD5、時差はたったの1時間!※メルボルンへは直行便で。時差の少ないメルボルンは体にも優しいディスティネーション。その優しさを最大限に享受するのにおすすめなのは直行便。現在、カンタス航空は羽田―メルボルンの直行便を週に4便運航。11月26日からは成田―メルボルンで毎日運航予定なので、よりメルボルンが近くなりそう。※サマータイム(10月第1日曜日~翌年4月の第1日曜日)期間は2時間になります。カンタス航空では全クラスで1600種類以上の映画、音楽、TV番組が楽しめる。10時間のフライトも苦にならないかも?!※『anan』2023年9月13日号より。写真・黒川ひろみ取材協力・ビクトリア州政府観光局1AUS$は93.87円です(2023年8月23日現在)(by anan編集部)
2023年09月08日新緑のオーストラリアを駆け抜けるオーストラリア国内で最も歴史のあるマラソン大会「メルボルンマラソン」は、2023年10月15日(日)に開催されます。日本事務局でも同大会への参加募集が始まりました。南半球に位置するメルボルンの10月は、春から初夏に向かう季節で最高気温が約20度、最低気温が約9度とマラソンにはベストな季節です。大会時期の時差は2時間で、時差ボケもなく快適に走ることができます。開催概要について競技種目は、フルマラソン、ハーフマラソン、10kmラン、5kmラン、3kmウォークの6種目です。参加費はフルマラソンが16,000円、ハーフマラソンが13,000円、10kmランが7,000円、5kmランが5,500円、3kmウォークが3,500円になります。募集期間は2022年9月24日(日)までです。エントリー方法は、旅行会社を通じて行うツアーエントリーか、直接申し込む個人エントリーとなります。メルボルンを存分に楽しめるコーススタートは、全豪オープンテニスの会場となるメルボルン・パーク・テニスセンター前を出発し、F1レースのコースにもなる湖周回コースを通過し、ポートフィリップ湾の海岸線をさわやかな海風に吹かれながら走り、メルボルン・クリケット・グランドにフィニッシュします。フルマラソンの制限時間は7時間。コース変更の関門がありますが、その他の種目には制限時間はありません。レース後には、ショッピングや食事も楽しむことができます。(画像は公式サイトより)【参考】※メルボルンマラソン2023の日本語公式サイト
2023年03月27日オーストラリア・メルボルン発のインドアプランツショップ「プラントソサエティ(The Plant Society)」が、日本に初上陸。2021年7月10日(土)に東京・清澄白河「トーキョーバイクトーキョー(TOKYOBIKE TOKYO)」内にオープンする。「プラントソサエティ」とは?2016年よりスタートした「プラントソサエティ」は、建築/デザインのバックグラウンドを持つジェイソン・チョングと、ビジネスパートナーのネイソン・スミスによって誕生したプランツクリエイターチーム。“植物のある社会”という意味を持つそのネーミング通り、人気ショップや大型商業施設、個人邸のスタイリングから、植物のメンテナンス、ワークショップに至るまで、植物を使用した幅広い活動を行っている。海外第1号店に清澄白河そんな「プラントソサエティ」は、これまでメルボルン、シドニーのローカルで親しまれてきたが、海外1号店として清澄白河に初出店。店内では、植物はもちろんのこと、オーストラリアの人気デザイナーによる鉢や園芸用品、ホームウェアなど、日本では入手困難なアイテムも取りそろえる。充実のスタイリングサービスまた東京店では、本国と連携したクリエイティブチームによる植物のスタイリングサービスを受けることも可能。植物の選び方や育て方、インテリアにあった植物のスタイリングなど、様々な相談を受け付ける。コーヒーブレイクもなお「プラントソサエティ」がオープンする建物内には、本格派コーヒースタンド「アライズ コーヒー ロースターズ(ARiSE COFFEE ROASTERS)」も併設。店内で買い物を楽しんだ後は、“ホッと一息”コーヒーブレイクを楽しむのもオススメだ。【詳細】「プラントソサエティ 東京」オープンオープン日:2021年7月10日(土)住所:東京都江東区三好 3-7-2「トーキョーバイクトーキョー」2階営業時間:月・火・金 12:00~19:00土・日・祝 10:00~18:00※水・木は定休日。
2021年06月19日今月のこありっぱー天沼 華恵天沼 華恵/会社員1986年、東京生まれ。1男1女を育てるシングルマザー。子どもたちとの飾らない日常をユーモアたっぷりに綴ったInstagramはフォロワー多数。子どもたちはキッズモデルとしても活躍中。Instagram @arrieirieirie帰郷ついでにメルボルン!子連れ旅にオーストラリアを選んだのは、ずばり家族がいるから。シドニーにはワーキングホリデーで3年半くらい住んだことがあって、前夫ともそこで出会いました。なので、シドニーには子どもたちのおばあちゃんがいるんです。でもメルボルンには行ったことがなかった。日本に帰ってきてからメルボルンの良さをあちこちから聞き、なぜあの時足を運ばなかったのか!と、ずっと悔しく思っていたんです。で、長男の小学校入学前の春休みに「今しかない」と一念発起。ちょうど離婚を決めた時期でしたが(笑)、向こうの家族はウエルカムだし、子どもたちの顔も見せたい。よし、シドニーついでにメルボルン、決まり!メンバーは私、当時6歳の長男、3歳の長女の3名。前夫は残念ながら仕事で不参加。旅程は2017年3月25日〜4月8日で、長男の卒園式後に速攻で出かけて、入学式の前日に帰ってきました。そういうハードな旅程ばかり組むからか、うちの子たちは体調を崩しがち。なるべく長く旅をさせてあげたくて、良かれと思ってやるんですけどね……(汗)。予約していたホテルに泊まれない!?先にメルボルンに3泊、残りがシドニーという計画を立てまして、メルボルンの顔とも言える「フリンダースストリート駅」に降り立った私たち。予約していたホテルに意気揚々と向かったのですが、なんと “キャッシュ(現金)が使えない” “私のカードもなぜか使えない”、つまり“このホテルには泊まれない” という事態に。いきなりこれ!? Oh no!!現金ならあるのにー!でも通用せず、そのホテルはキャンセル。たくさんの荷物とチビ2名を連れて、私は途方に暮れました。しかも子どもたちはお腹が空いたと機嫌が悪くなってくるし……。そんな私を不憫に思ったのか、ホテルマンから「荷物は預かりますよ」と優しい申し出。しかもキャンセル料も要らないと。泣ける……。まずはカフェで子どもたちのお腹を満たし、スマホで必死のホテル探し!どのホテルもWEB上での事前カード決済が当たり前なのですが、私のカードは使用不可(泣)。なので、適当なホテルを見つけたらホテルのフロントで直談判。「カードは使えないけど、(正規料金は高すぎるから)WEB料金で泊まらせてくれ!先に全額キャッシュで払うから!お願いします!」といった具合に(笑)。そして、そんな私を受け入れてくれたのが「Mantra City Central(マントラ・シティ・セントラル)」だったんです。神!それはそれは素晴らしいホテルでした♡「マントラ・シティ・セントラル」は私たちにとってパーフェクトなホテルでした。インテリアはクリーン。メルボルンのど真ん中に位置していて、買い物もしやすいし、駅も近いし、どこにでも行きやすい、至極便利。結果オーライ♡(笑)部屋のカギを開けるとまず階段になっていて、そんな冒険感が子どもたちは楽しかったみたい。荷物を持って上がるのはまあまあ大変だったけど(笑)。安心したのも束の間、長男に魔の手が……翌日の目的地はブライトンビーチ。子どもたちとも「絶対に行こうね」って話していた場所です。朝早く起きてカフェに2軒寄り、日本から持参したスケボーを持って、サングラスもかけて、イケイケだったはずの長男……の体調が、電車の中で急変!パッと見たら、もう様子がおかしい!口は不自然に開いていて、顔は土気色、体は硬直、白目。触るとびっくりするくらい熱くて、いわゆる熱性痙攣という症状でした。私は軽くパニック。慌てて彼を抱きかかえて電車を降りました。動揺する私を助けてくれたのは、たまたま近くにいた地元のおばさま。すぐに救急センターに電話してくれて、体温、脈、呼吸の状態まで的確に報告、3分後には駅のホームまで病院の担架が迎えに来てくれました。医療関係者だったのかな。ありがたすぎました……。そう、オーストラリアの人は、本当に優しい。「メルボルン ロイヤル・チルドレン・ホスピタル」へ救急車での移動中、長男の意識は少しずつはっきりし始めました。よかった……。生きた心地がしないとは、まさにこのこと。なんなんだこの旅は……とハプニング体質である自分を恨みつつ、到着したのは「The Royal Children’s Hospital(メルボルン ロイヤル・チルドレン・ホスピタル)」。最初はICUのようなところに入れられました。ここは子ども専門の大きな大きな病院で、通院&入院する子どもたちを楽しませる仕掛けだらけ。至るところに絵やオブジェが飾られ、まるでアートミュージアムといった雰囲気。売店もわくわくするほどカラフル!長男は売店で買った海苔巻きを食べられるほどに回復。そして、ホッとした私を次に襲ってきたのは医療費の心配!(怖)シドニー生まれの長男はメディケア(国民健康保険)に加入してはいるけれど、本当に使えるのか不安。救急車を呼ぶと、相当お金がかかると言われている。しかも「肺炎の恐れがあるから一泊入院させて欲しい」とドクターが。ひぇぇぇぇ……。その上、病院に妹(付き添いの大人以外の人間)が泊まることは不可。つまり、私も付き添えないということ。ものすごく心配だったけど、「一人で泊まれる」という長男を残し、22時頃ホテルに戻りました。もうぐったり。すごい一日でした。そして医療費大丈夫かよ……。長男、奇跡の超回復翌日、けろっと元気な長男。力が抜けました。そして彼のベッドの上にはマクドナルドの箱が。「一人で頑張ってエラい」と主治医の先生が買ってくれたそうなのですが、いいの?病人にマック?(笑)しかもなんと、病室のテレビでゲームができるんですよ。足をバタバタさせながらゲームに興じる長男はものすごく楽しそう。至れり尽くせりの環境にすっかりご満悦。あげく、「帰りたくない」とか言い出して、ムカッ(笑)。まあそれほどに素晴らしい病院だったってことなんです。院内にはミーアキャットもいたし、バザーも開催されていました。せっかくなのでバザーに参加。おばあちゃんが手作りしたというミドリ色のワンピースを購入しました。可愛い♡ この病院にきたことの結果を残せてよかった(笑)。夜とはいえ、ホテルで撮った “いつもの光景” は安堵しかないという感じ。医療費の件も、メディケアが無事使えて大丈夫でした。おかげさまで病院がらみの出費はゼロ! ホテルの延泊料金は、もちろんきっちり取られましたけど(笑)。やっとメルボルン観光!ホントやっとですよ、やっと……(笑)。到着4日目にして、ようやく観光スタートです。最初に向かったのはブライトンビーチ。2日前のリベンジ(笑)。この「ビーチ・ベイジング・ボックス」が見たかったんです。カラフルな小屋がビーチにずらりと100軒近くも。元々はビーチの更衣室で、今は “個人所有の小さな海の家” だそう。ちなみに電気も水道も通っていません。全長は約1km。眺めつつ、お散歩しつつ、海で遊んだりしつつ、でも周囲にはこれ以外は何もないのでサクッと街へ戻りました(笑)。メルボルンは街歩きが最高ですメルボルンといえばグラフィティアート。「フリンダースストリート駅」近辺にはストリートアートスポットが点在していて、5分もあればそのほとんどを見ることができます。大仏さまらしきアートを発見し、拝む二人。そうそう、色々見て吸収してくださいよー。実は長女は “鉄子”。トラムを見ては喜び、地下鉄の駅では、ずっと階段を降りたり登ったり(笑)。メルボルンの街歩き、子連れでもすごく楽しめます。これといったレジャーのないシティを子連れでぶらぶらすることには一抹の不安もあったのですが、カラフルな街並みに子どもたちの目はキラキラ。元々、街歩きが好きな長男は「食べ物が全然違うね」「日本には地震があるから、こんなレンガの建物は無理なんだよね」など、“気付き”をどんどん発表していました。シンプルな長女はお腹さえ満たしてあげれば大丈夫、この笑顔(笑)。足腰は強い方なので、テケテケ付いてきます。「フィッツロイ」散策もマスト事項ですよー今一番イケてる街、フィッツロイ。街全体に漂うヴィンテージ感と、アーティスティックなムードがすごく好きでした。古着屋、ギャラリーや画材屋、雰囲気のいいカフェやバーもたくさんあって、NYのブルックリンみたいなイメージ。ヴィーガンメニューや、ハニー、スーパーフードなど、体にいいシャレた食べ物(笑)も豊富。お土産に最適。行きたいと思って事前に調べておいたレコード屋も、所在地はやはりフィッツロイでした。フィッツロイ、いいです。気分があがる街。頑張ってついて来てくれた子どもたちへのご褒美はアイスクリーム。「GELATO MESSINA(ジェラート・メッシーナ)」は、素材にこだわった無添加のジェラートが食べられる専門店で、何かと安心、まさに子連れ旅のオアシス(笑)。ワンピースが大胆に汚れていますが、いいんです。グズらないでさえいてくれれば!こうやって、子どもたちにとっての “嬉しい楽しい美味しい” をちりばめていくのが、私的子連れ旅成功の極意。みんながゴキゲンな方が、旅は何倍も楽しくなるので。母の趣味 “カフェ巡り” にも付き合ってね私はカフェ巡りが大好き。カフェがその街のムードをつくっている感じがするんですよね。メルボルンはイケてるカフェが多いことでも有名で、その数はパリをも凌ぐらしい!話題のお店は片っ端からチェックです。ここは「ブラザーババブダン(BROTHER BABA BUDAN)」。ホテルから近かったこともあり、何度も足を運びました。路地裏にひっそり佇む名店「Patricia Coffee Brewers(パトリシアコーヒーブルワーズ)」。席はすべてスタンディングなので、子連れな私は今回はテイクアウトだけ。「SEVEN SEEDS(セブンシーズ)」はコーヒー豆に情熱を注ぐカフェで、店内にはロースターもありました。ちなみに子どもたちは、それぞれのカフェで “ベイビーチーノ” を楽しみます。これは、ふわふわのフォームミルクにココアパウダーやマシュマロを加えた飲み物で、なんと無料!子連れでもカフェ巡りが楽しめる理由はこれ。オーストラリアのこういうキッズフレンドリーなところ、最高です。ファーマーズマーケットは効率のいい遊び場野菜はもちろん、デリにジャム、チーズにケーキ、子供服から靴、雑貨、コスメまでなんでも売っています。建物の中に可愛い店舗がひしめくこの「South Melbourne Market(サウス・メルボルン・マーケット)」は、移動しなくてもバリエ豊かに楽しめる。子連れメルボルン旅の聖地に認定(私的に)。そして、庭で売られていたこの「ゴズリム」が最高。薄いパンで具材を挟んだトルコ料理なのですが、最終日にハマッたことを後悔するほど(笑)、好みの味。毎日食べたかった!こんな出会いも旅の醍醐味ということで。結論。3人一緒なら何があっても楽しい!家族経験値が大幅にアップしたメルボルン旅は、(なんとか)無事に幕を閉じました。特に前半はトラブルしかなかったけれど、いい旅だったと胸を張って言えます。色とりどりの街を子どもたちに見せられてよかった。いつもと違うルーティーンで過ごせて、生き生きとした姿を見られてよかった。予想だにしないトラブルをみんなで乗り越えられてよかった。ね、旅って面白いでしょ?そして私たちは、3人一緒なら何をしても楽しい。3人なら、1人に何かあっても助け合える。あの旅で実感した「私たち家族はチームなんだ」という気持ちを、今またちょっと思い出してホンワカしました(笑)。ドタバタな日常生活、手のかかる彼らにキレそうになった時は、このメルボルン旅の想い出を反芻することにします(笑)。Composition&Text:Urara Takahashi
2019年06月07日いまや、ハリー・ポッター・シリーズ第3の故郷となったメルボルン。ハリウッド進出を果たした監督、俳優を多く輩出しているオーストラリアの中でも、エンターテインメント文化が華やかな街だ。実際に訪れてみると、それ以外にもなぜここがクリエイターたちに愛されるのか、その理由が分かってくる。映画の風景に馴染む&美食の街“メルボルン”メルボルン市内では、これまでも数々の映画が撮影されてきた。オ―ストラリア出身のバズ・ラーマン監督による『華麗なるギャツビー』(2013)や、観光客も多く行き交う街の中心部はヤラ川やメルボルン・ジェネラル・セメタリーなどで撮影された『ゴーストライダー』(2007)ほか、世界的ヒットを記録した大作もある。『シャーロットのおくりもの』(2006)では市内を始め郊外のアットウッド、ホーソン、ウィリアムズタウンのネルソンズ・プレイス、牧場シーンはグリーンデールのグリーンデール・ファーム、スポッツウッドのスポッツウッド・パブリック・スクール、グリュイエールといった複数の場所で撮影された。『かいじゅうたちのいるところ』(2009)も市内を含め、ニューポート、ポート・メルボルン、ウィリアムズタウンなどでロケを敢行。最近では『LION/ライオン』(2016)、古くはメル・ギブソンの出世作『マッドマックス』(1979)にも登場している。ヨーロッパの伝統を感じさせる古く美しい街並み、郊外に広がるファンタジックで風光明媚な光景がフィルムメーカーたちに愛されるのだろう。メルボルンにやって来たなら、市内はもちろん、デイトリップでロケ地を訪れるのもいい。そして、すっかり大人になったハリポタファンなら、世界的に熱い視線が注がれている美食の街メルボルンまで来て、ワインと食事を堪能しない手はない。約120か国にも及ぶ多種多様な味がおよそ3000店舗以上もあるというレストランで味わえるのだ。移民大国ならではの、そして固有の食材が豊富な国ならではの、特別な食が楽しめる。映画ファンを魅了する郊外の大自然また、中心部から車で1時間ほど走ったところにもぜひ訪れて欲しい場所が。オーストラリア有数のワイン生産地ヤラ・バレーだ。ここも、まさにシネマティックな風景が広がる地域。日帰りでも楽しめるが、その雄大さを実感するためには宿泊して、翌朝、気球に乗るのがおすすめだ。朝霧に覆われたワイン畑、飛び跳ねるカンガルーの家族など、この国の美しさを違った視点から楽しむことができる。たとえば、こんな1日ツアーはいかがだろう。まずはオーストラリアの代名詞ともいえる固有種の動物たち、コアラやカンガルーに会いにユーカリの林を抜け、車で60分ほどの場所にあるヒールズビル・サンクチュアリーへ。いわゆる動物園ではなく、保護された動物たちを手当したりリハビリさせたり、自然を守るための活動を行う。自然、そして野性の動植物と人間とが共存するための環境づくりに貢献している場所だ。園内を歩き回って喉が渇いたら、ヤラ・バレーのクラフト・ジン醸造所フォー・ピラーズへ。2013年の創業以来、オーストラリア固有のハーブを取り入れた個性的な味わいが世界的に高い評価を受け、早くも多くの受賞歴を持つ。テイスティングの人気は年々高まっている。ワイン地区なので、やはりワイナリー巡りも外せない。質の高いピノ・ノワールとシャルドネで創るワインが愛好家たちを唸らせるタラワラ・エステート、家族経営でフランスの影響が色濃いワインを創り出すドミニク・ポーテッドなど、入場料不要で広い敷地内でゆっくり過ごせるので、ピクニック気分で出かけるのにもぴったり。いずれも、テイスティングが可能。ワインに良く合う料理を提供するレストランも人気だ。道中、フレッシュな手作りチーズに人気が集まる可愛らしいショップ、ヤラバレー・デイリーやチョコレートショップなどに立ち寄るのもいい。宿泊するなら、おすすめはシャトー・イエリング・ヒストリックハウス。250エーカーに以上に及ぶ広大な敷地は、丘陵地に囲まれていて静かなひと時を過ごすのにぴったり。1854年に建てられた母屋を中心に、まるで映画のセットの中にいるよう。日常から逃避してリラックスするのにもってこいだ。各部屋のベッドには猫のぬいぐるみが置かれているのもユニーク。実はこれは、ドアの外に置いておけば、“Do Not Disturb”のサインにもなる。また、朝には部屋から敷地内に遊びにやってくる野生のカンガルーを見られることも多い。クリアな空気、真っ青な空、樹木の爽やかなグリーンに囲まれていると、映画の主人公になったような気分にも浸ることができるメルボルン郊外。大都市のすぐそばにもかかわらず、大自然を感じられる恵まれた環境も、オーストラリアが映画のロケ地として愛されている理由だろう。アジア・パシフィック地域の隣国でありながら、全く異なる文化、風土、環境が楽しめるオーストラリア。カンタスによる成田~メルボルン間直行便の運行により、より便利でより近い国になった。『ハリー・ポッターと呪いの子』は、すでに大評判となりロングラン上演が決定している。すくなくとも年内は公演が続く予定なので、GWや夏休みにハリーたちに会いに出かけてみてはいかがだろうか。協力:オーストラリア政府観光局/ビクトリア州政府観光局(text:June Makiguchi)
2019年04月12日時間に彩りを与えてくれる、豊かな一杯をオーストラリアのカフェ文化を受け継ぐ東京・町田のカフェレストラン「ラテグラフィック」。特にメルボルンは、オーストラリアにおけるカフェ発祥の地として有名で、世界一カフェの多い街としても知られています。ラテグラフィックの店づくりには、そうしたメルボルンのカフェ空間をイメージ。コンクリートの建物に、木の温もりを感じるインテリアを多く使うことで、スタイリッシュだけどリラックスできるステキな雰囲気に仕上がっています。お口の中でシュワッととろける絶品パンケーキ店内はコーヒーにピッタリのスイーツメニューが充実。パンケーキの中でもイチオシが「シトラスフルーツパンケーキ」です。注文が入ってからメレンゲを泡立てて作る、フワフワ食感がたまらないパンケーキ。切っていないにも関わらず、中からメレンゲがシュワシュワとあふれ出してきます。やさしく甘い口どけのパンケーキ生地に、爽やかなシトラスフルーツが混ざり合って絶妙なバランスを実現。ほかのカフェやレストランではあまり味わえない新食感のスイーツです。苦さ控えめで飲みやすいカプチーノおしゃれなラテアートが施された「カプチーノ」。香り高いエスプレッソに、なめらかなスチームミルクとチョコレートパウダーを合わせた、オセアニアスタイルのカプチーノです。豆は、ニュージーランド産の有名なロースターであるAllpress Espresso社のものを使用。オセアニアのカプチーノは苦味が少ないことが特徴です。エスプレッソを使っていても飲みやすく、コーヒーが苦手な方もぜひお試しください。元気になれるおいしさ! 人気のエッグベネディクト軽食やランチにおすすめの「ベーコンエッグベネディクト」。焼きたてのライ麦パンに、グリルしたベーコンとスピナッチをのせ、半熟のポーチドエッグをトッピングした一品です。旨味が凝縮し、塩気とのバランスもちょうどいいベーコンが味の決め手。オリジナルのオランデーズソースとの相性もピッタリです。トロトロの半熟たまごを絡めて、味わいの変化も楽しみましょう。メルボルンを真似して、カフェでゆっくり朝食タイムお客さんの男女比は2:8で、女性客がメイン。20~30代を中心に、ひとりでの利用や友人同士での来店が目立ちます。カフェの街メルボルンでは、朝日を浴びながらゆっくりとカフェで朝食を楽しむことにこだわっています。「ラテグラフィック」でも、朝8時半からモーニングメニューを提供。モーニングセットは、ドリンク付きで480円からとお得な内容になっています。出勤前にもぜひ活用してみてはいかが?「ラテグラフィック」へは、小田急小田原線「町田駅」から徒歩1分。JR横浜線「町田駅」からでも歩いて5分の距離です。一日のはじまりに、お昼の休憩時間に、どんな時でも豊かな時間を演出してくれるカフェに足を運んでみましょう。スポット情報スポット名:ラテグラフィック住所:東京都町田市原町田 6-11-11 T-wing Machida 2F電話番号:042-728-8015
2017年12月29日居心地のいいカフェ空間で過ごすカフェタイム「LATTE GRAPHIC(ラテグラフィック) 自由が丘店」があるのは、東急電鉄自由が丘駅の南口のすぐ傍です。駅の改札口から歩いて1分足らずという、アクセスの良さも魅力のお店は、まさにカフェと生活が融和するメルボルンスタイル。白い壁に設えられた階段を上がると、おしゃれでアートな壁画が出迎えてくれます。また店内には大きな窓と白壁、ナチュラルウッドが映え、まさにカフェタイムを満喫できる居心地のいいカフェ空間が広がっています。メルボルンでカフェといえば、フラットホワイト!メルボルンコーヒーのもっともポピュラーなのが「フラットホワイト」です。オセアニアスタイルといわれるコーヒーはエスプレッソドリンク。イメージはラテですが、スチーミングで引き出されたきめ細かな泡とミルクの優しい甘み、そしてラテアートの美しさが特徴です。エスプレッソとミルク、バリスタの技術のみで作られる味は、シンプルな中にこだわりのおいしさが、ぎゅっと凝縮されています。「ラテグラフィック 自由が丘店」では、世界中のバリスタの支持を集める「LAMARZOCCO」のエスプレッソマシーンと、老舗「ALLPRESS ESPRESSO」の豆を使用しています。可愛いけどヘルシースイーツの「ブリスボール」オーストラリア発祥のブリスボールは、ヴィーガン、シュガーフリー、グルテンフリーの優しいローフードスイーツです。見た目もかわいいボールは、一口サイズ。ラズベリーやクコの実が入った「Red」はREFRESH(フレッシュ)のコンセプト。ココナッツを使った「White」はBEAUTY(ビューティ)、高栄養価穀物のアマランサスが入った「Black」はENERGY(エナジー)というコンセプトで作られています。まさにヘルシースイーツのブリスボールは、嬉しいテイクアウトもできます。お友達へのお土産にもいかがでしょう。朝カフェにおすすめ、人気の朝食「ビックブレッキー」「ラテグラフィック 自由が丘店」の料理メニューには、地域の素材やその組み合わせ、アレンジを工夫するオーストラリアン・キュイジーヌの発想が活かされています。人気の朝食「ビックブレッキー」(980円)は、たまごやベーコン、ソーセージなどを盛り合わせたボリューム満点の朝食メニュー。見た目も色鮮やかなプレートは、1日の始まりの朝食を大切にする、オセアニアならではの朝ごはん。パワーが生まれそうです。ほかにも美味しい季節のパンケーキやアボガドのオープンサンド、アサイーボウルなど、どれもリーズナブルな価格で提供されています。癒しのプレゼントにもどうぞ「コーヒートークン」「ラテグラフィック 自由が丘店」で取り入れられているのは、メルボルン発のコーヒー硬貨「Coffee Token(コーヒートークン)」という制度です。トークンはコーヒー代替硬貨で、この硬貨を使用すると、スペシャリティコーヒーがカフェの半額でテイクアウトできる制度です。見た目も可愛い、コーヒー好きの方へのプレゼントにもおすすめのコーヒートークンはなんと2枚で500円。お店は東急東横線 自由が丘駅南口改札から右手、徒歩1分、階段のある白いビルが目印です。1杯のコーヒーが与えてくれる時間は、大切な癒しの時間です。「ラテグラフィック 自由が丘店」で、異国の食文化を堪能しながら、ゆったりとした時間をすごしてみてはいかがでしょう。スポット情報スポット名:LATTE GRAPHIC 自由が丘店住所:東京都目黒区自由が丘1-8-18 自由が丘ノーブル 2F電話番号:03-6421-2242
2017年08月24日