スマイルワークスは、マイナンバー制度の施行にともない、従業員やその扶養家族の個人番号の収集・保管・利用・提供・廃棄までをすべてクラウドで実現するマイナンバー収集管理サービス「ClearWorks マイナンバーワークス」の提供を11月27日より開始した。同サービスは従業員・アルバイトなどが自分自身とその扶養家族の個人番号を直接データセンター上のシステムに登録する「『じぶんで登録』機能」が備えられており、誰かを仲介することなく個人番号収集・保管・管理が可能となっている。また、マイナンバーに関連する全ての操作履歴などは自動的に記録される。マイナンバー管理担当者専用の特別権限を付与することも可能となっており、権限者でなければ、社長であっても情報閲覧はできないようになっている。また、特別権限者が閲覧する画面でも、個人番号は全て伏せ字表示となり、画面をのぞかれたり撮影されても個人番号が漏洩しないような仕組みとなっている。さらに、収集・保存している情報のCSV出力も可能で、他システムと連動することも可能。送信時も含めて、すべてのデータは暗号化して通信・保存され、クラウドデータセンターでは24時間365日専門家による監視体制が敷かれるという。さらに、社内PCなどの端末には番号情報を残さないため、漏洩リスクを低減する。オプションの、本人確認書類や個人番号確認書類を画像データで収集・保管する「SECURE FOLDER 1G」は、離れた拠点などにいる従業員のマイナンバー収集管理業務の効率化に役立つものとなっている。2015年12月末までのキャンペーン価格では、マイナンバーワークス(管理者 2ID/じぶんで登録ライセンス 30ID)は、初期費用1万円が5,000円、月額費用3,000円が1,500円、追加IDとなる「じぶんで登録ライセンス」の月額費用は500円/5IDが250円/5IDでの提供となる。「SECURE FOLDER 1G」は、初期費用無料、月額費用500円となっている(価格はいずれも税別)。マイナンバー収集管理に加えて、「給与計算」「賞与計算」「年末調整」「算定基礎届」「月額変更届」などの機能を備えた「給与ワークス」へのアップグレードも可能となっている。
2015年12月01日セガネットワークスは11月25日、O2Oサービスの提供に向け、ソフトバンクとShowcase Gigの2社と協業体制を構築することに合意したことを発表した。今回の協業では、セガネットワークスが広告掲載面の提供を、ソフトバンクがクーポンの利用可能店舗網の提供と広告の販売を、Showcase Gigが新メディアの企画・運営を担当。セガネットワークスが展開するマーケティング支援ツール「Noah Pass」の約1億2,138万件におよぶ累計接触端末に向け広告を掲載し、全国約4万5,000の店舗網への送客を可能にするO2Oサービスネットワークを提供する。これにより広告主は、全国を対象としたプロモーションキャンペーンを一斉展開することができる。セガネットワークスは6月にも、GMOコマースとのO2Oサービスの取り組みを発表した。同サービスでは、ゲームプレイヤーがゲーム画面から特典を受けられる店舗を検索し、店舗を訪れると特典を得られる来店成果型だった。今回の新サービスを加えると、セガネットワークスは2種類のO2Oサービスを展開することになる。セガネットワークスは今回の取り組みを通じ、顧客のニーズやライフスタイルに沿った選択を可能にするサービスを拡充するほか、大規模なO2Oマーケティングの機会を提案していく考えだ。
2015年11月26日セガゲームス セガネットワークス カンパニーとLINEは、ゲーム事業において、マーケティングパートナーとして協業すると発表した。この協業により、セガネットワークスが持つスマートフォンゲームにおける実績と、LINEのスマートフォンユーザー基盤やゲームプラットフォームとしての実績を活かし、良質なスマートフォンゲームコンテンツの開発・展開を実現するという。具体的には、セガネットワークスが発売元となり、開発、企画・運営を担当したコンテンツをLINE GAMEプラットフォーム上で展開し、LINEがマーケティング部分を担当していくという。第一弾タイトルとしては、今冬にアクション共闘RPG「フォルティシア SEGA×LINE」のリリースが決定しており、事前登録を開始している。このタイトルの展開を皮切りに、今後更なる連携強化を推進していくという。
2015年11月18日スマイルワークスは10月15日、マイナンバー制度の施行にともない、従業員やその扶養家族の個人番号の収集・保管・利用・提供などを全てクラウドで実現するマイナンバー収集管理サービス「ClearWorksマイナンバーワークス」の事前予約受付を開始、11月下旬より提供することを発表した。同サービスは、従業員・アルバイトなどが自分自身の番号情報を直接データセンター上のシステムに登録する「自己登録機能」を備えており、データセンターに保存される個人番号は暗号化保存されるため、仮にデータセンターからデータを不正に持ち出された場合でもデータ自体は漏洩しないとしている。また、マイナンバー管理担当者用にマイナンバー専用の権限を付与することで、権限者だけが特定個人情報の管理を行うことが可能な仕組みとなっている。また、権限者であっても画面上では個人番号は全て「伏せ字」で表示されるため、仮に画面をのぞかれたり、携帯などで撮影された場合でも個人番号が漏洩することを防ぐという。さらに、通常の印刷においても個人番号は印字されずに出力されるため、実務担当者が紙の書類で実務的なチェックを行うことが可能となっている。個人番号の印字は、行政手続きに提出する帳票を印刷する時にのみ行われる仕様となっている。さらに、マイナンバーの「取得」「保管」「利用」「提供」の各プロセス全ての操作履歴が自動的に記録・保存される。同サービスは、10月15日より事前の利用登録が受付開始となり、11月末日までに申し込みをするとキャンペーン価格(通常の基本使用料1万円・月額費用3,000円がそれぞれ半額の5,000円・1,500円。価格は税別)が適用される。また、標準で30人分の自己登録IDが付属されているが、扶養家族や代理登録(管理者による一括登録)分は無制限となっている。
2015年10月15日クラウド型ビジネス支援サービスを提供するスマイルワークスとブラザー工業は10月8日に、両社共同で会計事務所・社労士事務所などが行う記帳代行や給与計算代行業務の効率化・セキュリティ強化を支援する「専用クラウドスキャナー」を提供開始した。新サービスは、スマイルワークスが提供する企業向けクラウドストレージサービス「SECURE FOLDER」のオプション機能。アルバイトなどの短期雇用者や講師・デザイナーなどの個人事業主のマイナンバー(個人番号)の情報を、スキャナを通じて直接クラウド上にデータを送り暗号化保存することができるという。「パソコンなしでもクラウドにスキャンデータをアップロードできる」という特長を持つブラザー工業製の専用スキャナと組み合わせることにより、個人情報管理を厳格に行える仕組みを提供できるよう機能強化したとしている。新サービスの価格は1台あたり月額800円、初期設定費用は1台あたり3万円となっている。「SECURE FOLDER」は月額3,000円からの価格で提供されている。価格は税別。両社は中堅・中小企業向け市場へ、今回のサービスなどIoTソリューションを提供していく予定としている。また、あわせて会計・社労士事務所などの士業向けにスマイルワークスが展開する「プロフェッショナルパートナープログラム」の一環として同ソリューションを提供することで、各事務所の顧問先である中堅・中小企業へのサービス提供を促進し、各社の生産性向上に貢献していく構えだ。
2015年10月08日米Appleは9月21日(現地時間)、16日に公開したiOSの最新版「iOS 9」のアップデートペースがiOSの過去最速であることを明かした。App Storeの統計によると、9月19日にiOSデバイスの50%を超えた。Appleはまた、9月25日に予定している日本や米国など12市場での「iPhone 6s」と「iPhone 6s Plus」の発売に関して、それぞれの市場の現地時間の午前8時よりApple直営店で販売開始すると発表した。日本、中国、香港、一部の米国の州では予約注文が必要だが、その他の市場では予約注文無しでも購入できる当日販売分を用意する。日本のAppleオンラインストアでは、22日時点でiPhone 6sの出荷予定日が1~2週、iPhone 6s Plusが3~4週になっている。
2015年09月22日スティーヴン・スピルバーグのドリームワークスが、ディズニーとの配給契約を更新しない方針であることがわかった。現在の契約は、来年8月まで。それ以降は、ユニバーサルに配給を委託する可能性が強いと関係者は見ている。その他の情報ディズニーと契約を結んでからも、スピルバーグはユニバーサルのスタジオ内にオフィスを構え続けてきた上、この夏の大ヒット作『ジュラシック・ワールド』をプロデュースしている。ディズニーが配給するドリームワークス作品は、来年7月北米公開の『The BFG』が最後になる模様だ。ドリームワークスと契約を結んだ後、ディズニーは、マーベルやルーカス・フィルムを買収し、もともと主流のアニメに加えて、スーパーヒーロー物やSF大作などに力を入れるようになってきた。そんな中で『ヘルプ~心がつなぐストーリー~』『マダム・マロリーと魔法のスパイス』など、大人向きのドラマを得意とするドリームワークスは、やや浮いた存在になってきたのはたしかだ。ドリームワークス、ディズニー、ユニバーサルは、この件に関してノーコメントを通している。文:猿渡由紀
2015年09月03日RT.ワークスは7月14日、高齢者を中心とした屋外での移動を支援する移動型ロボット「ロボットアシストウォーカー RT.1」を同日より正式販売すると発表。併せて、日本品質保証機構(JQA)より、国際規格ISO13482に基づく安全性評価の結果、認証に値するとして、7月8日付で認証書が発行されたことを受け、授与式が執り行われた。今回、ISO13482の認証の対象となったのは、規定される3タイプのロボット(physical assistant robot、mobile servant、person carrier robot)のうち、mobilie servant robot(移動型ロボット)で、認証式にはRT.ワークスの代表取締役社長である河野誠氏が登場。JQA認証精度開発普及室 専務理事の矢野忠行氏より、認証書を授与された。RT.1は、屋外型の移動支援ロボットとしては初めてのISO13482の認証を取得したロボットとなる。ブラシレスモータを2機搭載しており、上り坂でのパワーアシスト、下り坂での自動減速ならびに坂道での自動ブレーキ機能などを実現する。また、前方のカゴは最大10kgまでの荷物を載せられるほか、休憩椅子として用いる場合は最大100kgまでの体重に対応する。さらに、通信モジュールが搭載されているため、GPSとインターネットを活用した家族などが位置を確認できる「みまもり機能」や、どの程度歩いたかを調べる「ヘルスケア機能」、転倒時などの異常事態を検知して関係者に緊急通知を送信する「緊急通知機能」なども利用することが可能だ(別途、通信契約などが必要)。RT.ワークスの河野社長氏は、「我々は、シニア層が自発的に外に出かけることをサポートすることを目的としている。"健康に年を重ねて第2の人生をより豊かにする"という意味と"シニアが再び積極的に社会とつながっていけるようアンコールを贈る"という意味を持たせたコンセプト『アンコールスマートプロジェクト』を今年度の新プロジェクトとして立ち上げ、ロボットとIoT技術の融合により、RT.1をIT版転ばぬ先の杖として確立することを目指す」とした。また、生活不活化病の第一人者であり、RT.1の認証などにも関わった産業技術総合研究所 ロボットイノベーション研究センターの大川弥生氏も登壇。ロボット介護機器の開発について「開発の基本方針としては、その目的と効果を機械としての性能ではなく、人に対する影響として見る必要があり、よく人や物が行う介護を実践するための物的介護手段として位置づける必要がある」とし、人を中心にして考えていく必要性を強調。また、生活不活発病に対して「生活が不活発になる大きな原因の1つは、することが何もない、という点。ここは、歳だから、動いても、といった遠慮の部分があるほか、社会通念として、高齢者は弱者であり、あまり出歩かない方が良いのでは、といったものがある。こうした社会通念から、高齢者の置かれた現状を把握して、それを覆していくことが、生活不活発病の抑止につながり、充実した人生を送ることにつながる」とし、RT.1の存在は、そうした人生の充実させる一助となるとした。なお、RT.1の価格はオープンとしているが、直販価格は機体単体で22万8000円(税別)を予定しているほか、機体に3年間の通信サービスを付与する場合で、24万8000円(同)としている。このほか、3年間の傷害保険や対物保険、修理保証などをオプションで選択することも可能で、オプションをフルに選択した場合、追加費用は3万9000円(同)としている。同社での直販のほか、大手百貨店や介護保険機器販売を手掛ける企業、地域でのネットワークを有するJAなどでの販売も積極的に進めていくとしており、3年間でRT.1ならびに同ロボットのコアである「RT.1エンジン」を用いたシリーズ全体として2万台の販売を目指すとしている。
2015年07月14日ソネット・メディア・ネットワークスは6月16日、ゼータ・ブリッジと業務提携を行うことを発表した。同提携は、DSP「Logicad」をコア・プロダクトとする同社マーケティング・テクノロジー事業の強化を目的としたもの。ゼータ・ブリッジの提供するリアルタイムCM自動認識システムと「Logicad」を連携することで、放映中のテレビCMのメタデータと連動するRTBに対応した広告配信が可能となる。これによりテレビCMを出稿する広告主は、自社のCMが放映されると同時に、地域・性別などでセグメントされた視聴者のスマートフォン等を対象に、テレビCMを補完するような広告を配信することができ、テレビCMとインターネット広告によるクロスメディアでの相乗効果が期待できるという。なお、同サービスは、関東・中部・関西地区を対象に、2015年内の提供開始を予定する。
2015年06月17日クラウド型ビジネス支援サービスを提供するスマイルワークスは、中小企業向けのマイナンバー対策サイトをオープンした。このサイトでは、弁護士・税理士・社労士による実務上の対策の解説や、総務・経理・人事担当者300名へのマイナンバー対策に関するアンケート結果などの調査結果も順次掲載していくという。専門家の解説では、牛島総合法律事務所の影島 広泰弁護士をはじめ、税理士、社労士など専門家それぞれの視点から見たマイナンバー対策に関するコラムを掲載。また、マイナンバー対策実務に関するご質問を受け付け、回答する。
2015年04月21日マクニカネットワークスは4月14日、クラウド・セキュリティ・ソリューションを提供する米Skyhigh Networksと販売代理店契約を締結したと発表した。同社の「Skyhigh Cloud Security Platform」を4月1日から既に販売している。Skyhigh Cloud Security Platformは、企業のクラウド利用状況の全てを可視化するとともに、1万以上のクラウド・サービスの実際の使用状況を元に、クラウド自体のリスクやユーザーのアクティビティのリスクを判定し、企業のクラウド利用リスク状況を把握できるプラットフォーム。判定はクラウド・セキュリティの標準化を目指すCSAのガイドラインに準拠し、クラウド・セキュリティ・ガイドラインを探している企業に適したサービスという。また、アクセスしているクラウド・サービスのリスク状況の把握に加えて、誰が・いつ・どのクラウド・サービスにどの様なアクションをしているかを把握することでシャドーIT対策を実施したり、人為的で不審なアップロードやダウンロードなど、アクションのモニタも可能。同ソリューションの利用により、これまでセキュリティに懸念を持ちクラウド導入を躊躇していた企業も、安心してクラウドを利用できるとしている。
2015年04月14日ワークスアプリケーションズは3月31日、2015年度のワークスグループの採用として、「総合職1,500名超の採用計画」を発表した。同社は、2011年1月にマネジメントバイアウト(MBO)を実施し、世界規模でのビジネス展開を踏まえた研究開発や人材採用の強化、海外拠点の拡大などの様々な成長戦略を行っている。2014年度は、最先端技術を搭載した次世代ERPシステムの新製品「HUE」の開発に成功。インドやアメリカの大学などから優秀な人材を採用するなど、世界規模でのビジネス展開に向け環境を整えてきた。新製品「HUE」は、2015年度に海外市場に向けて本格販売を開始する。それに伴い、世界規模でのビジネス展開を担う人材の積極採用を決定した。2015年度中に、社員数が現在の1.5倍となる1,500名超の優秀な人材を採用することを計画している。同社では、新しい価値を生み出す、問題解決能力の高い人材"クリティカルワーカー"を高く評価し、解答のない問題に精力的に取り組み、革新を起こすことができる人材を募集する。グローバル採用はもとより、テクノロジスペシャリスト採用、キャリア採用などの独自の採用チャネルを通じて、優秀な人材の発掘に取り組んでいくという。※画像は本文と関係ありません
2015年04月02日米BOX OFFICE MOJOは3月27日~3月29日の北米週末興業成績を発表した。ドリームワークス制作のCGアニメ『Home (2015) (原題)』が初登場1位。2007年に出版されたアダム・レックスによる児童書『ザ・トゥルー・ミーニング・オブ・スメックデイ』を映画化した作品で、舞台はブーヴと呼ばれる異星人に征服された地球。敵に仲間の居場所をうっかり漏らしたことから追放されてしまったブーヴの1人と、捕獲を逃れた聡明な地球人の少女ティップが繰り広げるSFアドベンチャーだ。ティップの声を、グラミー歌手のリアーナが務める他、ジェニファー・ロペス、ジム・パーソンズ、スティーヴ・マーティンらも声優として出演している。2位も初登場の『Get Hard(原題)』。イータン・コーエン監督のコメディ映画で、『俺たちフィギュアスケーター』のウィル・フェレル、『リベンジ・マッチ』のケヴィン・ハートがコンビを組む。詐欺で収監予定の富豪投資家キング(ウィル・フェレル)が、刑務所でのサバイバル術を学ぶため、洗車係のルイス(ケヴィン・ハート)に教えを請うが、ルイスは刑務所経験どころか駐車違反すらしたことのない小心者だった。フェレル作品ならではの下品でおバカな爆笑コメディに仕上がっている。前週トップに立った、“ダイバージェント”シリーズ2作目の『The Divergent Series: Insurgent(原題)』は3位に転落。4位の『シンデレラ』も前週2位から2ランク順位を下げた。5位『It Follows』は、前々週30位、前週19位から徐々に順位を上げ、公開3週目にして初のトップ10入り。10代の少女が恋人とのセックスにより奇妙な呪いに取り憑かれてしまう。呪いを解くには他の男性と性行為をしなければならないという“性病”的な呪いを描いたホラーで、初週は4館限定公開ながら16万ドルの興収を稼ぎ出し、“2015年最恐”との呼び名も高い作品だ。映画レビューサイト「Rotten Tomatoes」での評論家支持率も95%と非常に高い。
2015年03月30日マクニカネットワークスは3月24日、標的型攻撃への対策を検討しているエンドユーザー企業が対象の演習「企業の為のサイバーセキュリティWorkshop」を発表した。会場は同社、参加費は1人あたり10万円、定員は1回につき1社で最大5名。4月1日から提供開始する。標的型攻撃は不特定多数を対象とした一般的な攻撃とは異なり、特定の企業や組織に対して明確な目的を持った攻撃者による攻撃を指す。攻撃者は、攻撃対象の企業が従来のセキュリティ対策製品を導入していることをよく承知しており、それらの検知を回避するためのテクニックを用い、攻撃手法も日々刷新している。同社では標的型攻撃の手法は複雑化・巧妙化しており、対策のスコープを捉えることが難しくなってきているとのこと。攻撃と対策の応酬を繰り返さないためには、本質的な対策のスコープを理解することが重要だとしている。新サービスは、従来のセキュリティ対策製品は既に導入しており、標的型攻撃への対策において自社のセキュリティ対策の弱点を把握したいエンドユーザー企業のセキュリティ対策の企画を担当しているエンジニアに、標的型攻撃の内容、攻撃手法、攻撃者の狙いを理解させ、自社の弱点に気付き、標的型攻撃への本質的な対策スコープを理解させることを目的にしている。同サービスではKill Chainという概念を元に、マルウェアの侵入経路、潜伏や侵入拡大の手口、攻撃者の行動パターンやテクニックなどを解説。また、受信したメールの中から不審なメールを探すなど、具体的な演習も用意しているという。
2015年03月25日筑波大学は3月5日、マウスの脳内に体内時計を調節するペースメーカー細胞が存在することを証明したと発表した。同成果は筑波大学 国際統合睡眠医科学研究機構の柳沢正史 機構長、米テキサス大学サウスウェスタン医学センターのJoseph S. Takahashi 教授らの共同研究によるもので、3月4日付け(現地時間)の米科学誌「Neuron」に掲載された。体内時計は脳の視床下部の視交叉上核にある神経細胞によって調節されていることが知られているが、具体的にどの細胞群が中心的な役割を担っているかはわかっていなかった。研究グループは、視交叉上核のみで作られるニューロメジンS(NMS)という神経ペプチドに注目。マウスを用いた最新の分子遺伝学的手法を組み合わせることで、NMSを産生する神経細胞群の体内時計を任意のタイミングで操作し、行動リズムをリモートコントロールでオン・オフできるシステムを構築した。同システムを用いた研究の結果、NMS細胞群のクロック分子の振動を止めると、視交叉上核全体の行動のリズムもなくなることがわかった。また、NMS細胞群のリズム周期を遅くすると、視交叉上核全体および行動のリズムも遅くなった。さらに、NMS細胞群からの神経伝達を阻害すると、視交叉上核全体および行動のリズムがなくなった。これらの結果から、視交叉上核にある神経細胞の約40%を占めるNMS細胞群が、マスタークロックとして機能していることが示された。ただし、NMSそのものをノックアウトしても何も起きなかったことから、このプロセスにおいて重要な神経伝達物質の正体はわからなかった。今後、NMS細胞群が使っている神経伝達物質の実態をさらに追求していくことで、体内時計の同調現象の全容解明につながる可能性がある。また、この神経細胞群をターゲットとして、概日リズム障害に関連した睡眠障害などの疾患の診断・治療が可能になることも期待される。
2015年03月05日F5ネットワークスは2月25日、イタリア・ミラノにおける「Cisco Live」で、クラウド環境向けアプリケーション配信の管理ソリューションである「F5 BIG-IQ」の新バージョンを発表した。新バージョンでは、アプリケーション・デリバリの集中管理とロールベース・アクセス制御(RBAC)を採用。これにより、ネットワーク・オペレーション・センターとDevOpsチームとの間のより密接な連携が可能になるという。また、運用を簡素化できると同時に効率性を改善し、ネットワーク・チームが個々のアプリケーション・デリバリ・ポリシーを策定する必要が無くなり、柔軟なアクセス制御の維持が可能とのことだ。アプリケーション・デリバリ・サービスの管理では、ソフトウエア定義によるオーケストレーションを通じ、ネットワーク全体のアプリケーション・デリバリ機能をロールベースで集中管理し機動性を向上した。クラウドでのアプリケーション・デリバリのオーケストレーションでは、サードパーティが提供するさまざまなオーケストレータとの連携が可能であり、利用環境に縛られない柔軟なBIG-IPの管理を実現するという。また、1つのウィンドウ上で複数のBIG-IPデバイスの一括管理を可能とし、セキュリティ・ポリシーの導入・管理・運営の集中化によりファイアウォール・ポリシーの管理を簡素化、簡素化したコンフィギュレーションと複数のデバイスの管理を不要にしたことで安全な変更管理を実現するとしている。新バージョンへのアップデートは、シスコが提唱するACI(Application Centric Infrastructure)のポリシー・コントローラーであるAPIC(Cisco Application Policy Infrastructure Controller)を通じて実行可能。従来のアーキテクチャおよびSDN環境の双方における物理および仮想プラットフォームのオーケストレーションにより、アプリケーション・サービスを初めて扱うネットワーク・エンジニアのラーニングパスを短縮できるという。またレイヤ4-7(L4-7)ファブリック全体にポリシー・ドリブン型アプリケーション・サービスを導入する際、同社製品ではセキュリティや可用性、パフォーマンスを保ちつつ、大幅なコスト削減を可能だとしている。ACIと、プログラム可能なSDNおよびF5 Synthesisアーキテクチャの中核となるBIG-IQソリューションの統合により、シスコのACI環境下でL4-7マルチテナントを実現できるとのこと。
2015年02月26日リアルネットワークスは2月5日、マイナビ運営の総合ニュースサイト「マイナビニュース」のスマートフォン版に動画コンテンツを提供すると発表した。リアルネットワークスは、2014年よりパブリッシャープログラムを提供している。これは、サイト運営者と動画コンテンツ提供者を、動画配信プラットフォームを介して結びつけることで、動画の配信や動画広告の露出、両者への広告収益分配を自動的に行う。同プログラムをスマートフォン向けサイトで導入したケースはマイナビニュースが初。エンターテインメントやライフスタイル、ニュースおよび情報系の動画コンテンツを提供し、近日中に動画広告の配信も開始する予定だ。リアルネットワークスは、スマートデバイスやPC、テレビなどの様々なデバイスで動画を楽しむニーズが拡大していくことから、「動画配信プラットフォームで、利用者の動画視聴体験向上をサポートする」とコメントしている。
2015年02月05日日本ライフラインは2月5日、心臓ペースメーカ「KORA100」の薬事承認を取得し、3月より販売を開始すると発表した。同製品はペースメーカリード「BEFLEX」とともに使用することで、一定の条件下であればMRI検査を受けることができる。また、MRI検査時の強い磁界を検知すると、設定が自動で切り替わり、検査終了後5分以内に通常モードへ復帰する「オートマチックMRIモード」を搭載。検査の前にあらかじめ医師が同モードに設定しておくことで、追加操作なく検査を実施できるため、診療科間におけるスムーズな連携が可能となる。さらに、胸郭インピーダンスのモニタリング機能により、患者の夜間における呼吸の異常を推測することで、心臓ペースメーカが必要な患者の多くに並存するとされる、潜在的な睡眠時無呼吸症候群の早期発見や治療につなげることができるとする。「KORA100」は独自機能を備えながらも、世界最小クラスの本体サイズや長い電池寿命を有し、心臓ペースメーカの植込みによる皮膚の圧迫や、電池寿命に伴う本体交換時の感染リスクの低減などを通じ、患者の負担軽減へ寄与するとしている。
2015年02月05日ワークスアプリケーションズ(ワークス)は11月26日、レジェンド・アプリケーションズ(レジェンド)が開発する企業向けメッセンジャーサービス「LaKeel Messenger by WORKS APPLICATIONS」の販売を開始した。同サービスは、インスタント・メッセンジャーの手軽さ・利便性はそのままに、セキュリティや管理機能の充実などビジネスシーンでの利用を前提に設計・開発された企業向けメッセンジャー。組織の階層管理が可能で、ワークスのERPパッケージ「COMPANY」シリーズとの連携も可能なため、大手企業における大がかりな組織改変や人事異動にも迅速に対応することが可能。セキュリティ面では、企業ごとにOSレベルでデータベースを分離し、万一の場合でも会話ログなどを他社から閲覧されるおそれがないほか、すべての通信の内容の暗号化やアクセス元のIPアドレスの限定により外部からの不正アクセス防止を実現する。また、メール機能の利用可否や添付ファイルの送信可否、禁止ワードなどを設定でき、メッセージの内容で瞬時に検索も可能で、コンプライアンス上問題のあるやり取りが行われていないか同化を確認できる。クラウドサービスとしても提供できるため、導入における情報システム部門への負担が少なく、サーバ監視やセキュリティ維持管理を一貫して提供する。ワークスは、2015年中を目処に、大手企業を中心とした100社への導入を目指す考えだ。
2014年11月27日ドリームワークス・アニメーションと、おもちゃメーカーのハスブロが、合併交渉を進めていることがわかった。もし実現すれば、自社でおもちゃの製造も行う初の映画スタジオが誕生することになる。関連商品の売り上げはスタジオにとって重要な収益源だが、通常はスタジオがライセンス契約をし、おもちゃ会社に作らせている。その他の情報『シュレック』『カンフー・パンダ』などをヒットさせたドリームワークス・アニメーションは近年、不振に悩んでいる。最近のヒットはこの夏の『ヒックとドラゴン2』くらいで、CEOのジェフリー・カッツェンバーグは、ソフトバンクや中国のアリババから投資を受ける話し合いを進めるなど、積極的に打開策を模索してきた。ハスブロのほうが大きな会社だが、合併した場合、カッツェンバーグが新会社のCEOに就任する予定だという。ハスブロは、自社のおもちゃを映画化した『トランスフォーマー』『G.I.ジョー』などでハリウッドに進出している。現在は『Ouija』が北米で上映中。また、『Candy Land』の製作準備も進められている。文:猿渡由紀
2014年11月14日ビー・エム・ダブリューはこのほど、「MINI クーパー SD クロスオーバー」「MINI ジョン・クーパー ワークス ペースマン」の両モデルにマットブラックのボディカラー「フローズン・ブラック」を採用した限定車「MINI Black Knight」を発表した。同限定車は、今年4月に45台限定で発売した「MINI Black Knight」が好評のうちに完売したことを受けて発売されるもの。今回の「MINI Black Knight」は、特別なマットブラックのボディカラー「フローズン・ブラック」を採用し、よりスポーティさを強調している。エクステリアは、ルーフやミラーキャップにもフローズン・ブラックを採用し、ブラックリフレクターのキセノンヘッドライト、ピアノブラック仕上げのヘッドライトフレームなどと相まって、唯一無二の存在感を放つ。インテリアはブラックのレザーシート、ダッシュボード、ドアトリムにピアノブラックのフィニッシャーを装備し、エクステリア同様スポーティに仕上げた。「MINI クーパー SD クロスオーバー Black Knight」は、9月にMINIとして初めて採用したディーゼルエンジンを搭載していることも大きな特徴。「MINI ジョン・クーパー ワークス ペースマン Black Knight」の価格は543万円で10台限定、「MINI クーパー SD クロスオーバー Black Knight」は451万円で140台限定の販売となる。
2014年11月12日米Dellは5日(現地時間)、Dell Worldにおいて、プロフェッショナル向けのワークスペースコンセプト「smart desk」を公開、ビジネス向けタブレット「Dell Venue 11 Pro 7000 Series」のアップデートを発表した。smart deskは、Ultra HD 5K(5120×2880)の高解像度ディスプレイ「UltraSharp 27 Monitor」と、水平に広がる大きな液晶タッチスクリーンを組み合わせたデュアルスクリーンのデスクトップPC環境だ。クリエイター、デザイナー、アナリストなどをターゲットにしている。情報やコンテンツの閲覧に適した正面のディスプレイ、手元でコンテンツに触れるように作業できるタッチスクリーンというように、目的に応じてディスプレイとタッチスクリーンを使い分けることでプロダクティビティを引き上げ、また新たなワークフローを可能にする。Dellは水平のスクリーンでデジタルコンテンツを操るための新たなツールも開発し、タッチ操作やジェスチャー、デジタルペンとの組み合わせで、インタラクティブゾーンで自然にコンテンツを扱えるようにした。ワークスペースはクラウドと連携し、増加するコンテンツを効率的に管理でき、また複数のsmart deskのコラボレーションを実現する。Dell Venue 11 Pro 7000 Seriesは、タブレットキーボードを接続したり、タブレットドックやディスプレイとの組み合わせでノートPCやデスクトップPCのようにも使用できるタブレットだ。OSはWindows 8.1。11月11日にDell.comで発売される新モデルは、プロセッサにIntel Core Mを搭載する。ファンレスデザインで本体が15%薄くなり (279.8×176.4×10.75ミリ)、重さは733.4グラムから。ディスプレイは10.8インチ(1920×1080)のIPSパネルで、10点マルチタッチに対応する。メモリは4GB DDR3、ストレージは64GB/128GB。ワイアレス機能はIntel 7265デュアルバンド2x2 802.11ac Wi-Fi、Bluetooth 4.0、NFC。USB3.0ポート、ヘッドフォン/マイクロフォンコンボジャック、micro HDMIポート、microSDカードスロットなどを備える。価格は699.99ドルから。
2014年11月06日リニアテクノロジーは10月17日、2011年12月に買収をしたDust Networks(ダスト・ネットワークス)のワイヤレスセンサネットワーク(WSN)製品「SmartMesh」の国内での普及と深堀を目指したコンソーシアム「ダスト・コンソーシアム」を設立したと発表した。SmartMeshテクノロジーは、業界標準規格であるIEEE 802.15.4(IPでは802.15.4/E)に準拠しており、同社では将来にわたってセンサネットワークの導入が想定されるエネルギー、鉄道、道路、建築、土木、運送、医療、農業、酪農、製造などの分野への適用を目指してる。今回のコンソーシアム設立は、同技術を活用してセンサネットワークビジネスを展開していきたいと考えているソフトウェアベンダ、機器ベンダ、インテグレータ、監視サービスプロバイダなどを対象に、情報交換や技術交流を図り、最終的なビジネスへの展開へと発展させることを目的として行われるもの。リニアテクノロジー代表取締役社長の望月靖志氏は、SmartMeshの最大の特徴は「切れない」という点と、「低消費電力」という点とし、国内でも産業インフラやエネルギーマネジメントなどの状態監視分野から興味を示してもらっており、設立準備を進めてきたこの1カ月あまりで130社以上の会員企業がすでに存在するという。同社が掲げる「無線で確実につなぐ技術により、誰でも簡単にしようできることを目指す。多くの技術を組み合わせた複合技術によるシステムを構築するため業界の壁をとりのぞき、新しいビジネスを提供する」という趣旨に賛同した企業が参加できるということで、センサメーカーやハードウェアベンダのほか、ソリューションベンダなどの幅広い企業が同技術に興味を示し、そうした企業から技術をビジネスに活用したいという要望を受けて、同コンソーシアムが設立されたとする。また、同社ダスト・エバンジェリストで同コンソーシアムの事務局長も務める小林純一氏は、「ダストに注力するのは、日本の抱えているさまざまな問題、設備やインフラの老朽化、人材不足、農業の国際化などの社会問題を解決する上で鍵となる技術であるため」とし、同技術が産業用のワイヤレスセンサネットワークに必要な5個の特性(「接続信頼性」「長期電池駆動」「長期安定性」「セキュリティ」「設置の容易さ=工数の削減」)をすべて兼ね備えている稀有な無線技術であり、その接続性は99.999%+でデータの欠損を抑えることが可能なレベルにあるという。ただし、その仕様が36パケット/秒、90バイト/パケット、屋内50m/ホップ、屋外100m/ホップ(最大32ホップ)、約1秒の遅延/ホップ、ネットワーク最適化、というものであるため、「少量データを中距離で転送遅延をあまり気にしないで、かつノードを固定配置して使える分野」には向くものの、動画の送信などの大容量のデータ送信や、リアルタイム性の高いもの、ノードが高速移動するもの、といった分野にはあまり適さないとする。なお、同コンソーシアムは今後も賛同企業を募集しつつ半年に一度程度の頻度でカンファレンスなどを開催していく予定のほか、高頻度でメンバー企業同士の交流を深める場の提供などを行っていきたいとしている。
2014年10月17日ソネット・メディア・ネットワークスは10月9日、インターネット広告に関する技術の精度向上を目的とした研究開発を行うラボを設立したと発表した。このたびのラボの設立は、同社の提供するDSP(Demand Side Platform)「Logicad」にて開発した技術の強化のほか、RTB(Real Time Bidding)に用いる見込み顧客の獲得技術や、ユーザーの態度変容に応じた広告配信制御技術の研究・開発を目的とする。なかでも、ソニーグループとして培ってきた「パーソナライゼーション技術」をインターネット広告に応用したい考えで、広告主サイトを訪問したユーザーや、そのユーザーの閲覧ログなどの分析によって広告配信するだけでなく、ユーザーごとの興味関心や態度変容を捉えることで、広告の配信効果の向上を目指すという。
2014年10月09日ワークスアプリケーションズは10月7日、東京都・六本木のグランドハイアット東京にて開催した「COMPANY Forum 2014」において、次世代ERP(Enterprise Resource Planning)システム「HUE」の製品化に成功したと発表した。同製品の販売は来春を予定し、2015年内には納品を開始する予定だという。「HUE」は、従来製品となる「COMPANYシリーズ」とは異なり、オンプレミスからクラウドネイティブへ製品の機軸を大きく転換。RDB(relational database)から脱却し、分散型データベース・分散処理によって高速化と利便性の向上を実現した次世代ERPシステムだという。
2014年10月08日ライフボートは7日、システム全体のバックアップやリカバリなどが行えるバックアップソフト「LB バックアップワークス11」を発表した。10月24日より発売する。価格はシングルライセンス版で12,000円(税別)。対応OSはWindows XP(SP3) / Vista / 7 / 8。PCのシステムイメージを作成できる「LB イメージバックアップ 11 Pro」と、ドキュメントやメールなどをリアルタイムでバックアップする「LB ファイル バックアップ 4 Pro」という2種類のソフトで構成されたバックアップソフト。この2つを組み合わせることで、データや目的に応じた柔軟なバックアップを実現できる。「LB イメージバックアップ11 Pro」では、HDD全体やパーティションのイメージバックアップ、およびコピーが可能。作成したイメージのマウント機能を搭載し、イメージファイルの内容を閲覧できるビューワ機能も備える。スケジュール実行も可能だ。バックアップ先として、 内蔵/外付け/ネットワークドライブのほか、CD/DVD/BDの光学メディア、FTPも選択できる。対応ドライブはIDE/EIDE/SCSI/SATA/USB接続のHDD/SSDなど。異なるハードウェアのリストアにも対応し、起動CDの作成も行える。「LB ファイルバックアップ4 Pro」では、日々増えていくドキュメントやメールなどを全自動でバックアップ。リアルタイムでバックアップできるほか、スケジュールを決めてバックアップしたり、シャットダウン時にまとめてバックアップを取るように設定できる。複数の場所に同一のバックアップを取ることも可能。独自方式の暗号化機能も搭載する。
2014年10月07日米Evernoteは10月2日(現地時間)、米サンフランシスコで開催中のEvernote Conferenceにおいて、Evernoteをデジタル時代のワークスペースとするビジョンを示し、クラウド時代のプロダクティビティに焦点を当てた新機能「コンテキスト」と「ワークチャット」を発表した。私たちはファイルやドキュメント、スライドなどを当たり前のように受け入れて使っているが、それらはタイプライターやキャビネット、スライドプロジェクターなどを使っていた頃に、仕事にPCをとけ込ませるために生まれたメタファーであるとCEOのPhil Libin氏は指摘した。デジタルに移行し、そうしたモノが主要なビジネスツールではなくなった今、モノを意識したメタファーはむしろプロダクティビティを損なうものになり得る。価値のある情報がキャビネットの奥に仕舞われたまま、誰にも気づかれないのが今日のスタイルではない。効率的に情報を集め、いつでも適切なタイミングで必要な情報にアクセスでき、価値のある情報を効果的に共有できてこそ、今日のプロダクティビティである。Evernoteが考えるデジタル時代のワークフローは「Write」「Collect」「Find」「Present」。そしてEvernoteは、これら4つのアクションを円滑に実行できるワークスペースになる。新機能のコンテキストとワークチャットは、よりスムーズな情報共有と共同作業を実現する機能になる。年内に主要なプラットフォーム(Windows、Mac、Android、iOS)のEvernoteに実装される予定だ。コンテキストは、ユーザーがEvernoteで取り組んでいるプロジェクトに関連する情報をインテリジェントに自動表示する。ユーザーが入力または収集した情報をEvernoteが開発したアルゴリズムが解析し、過去のノートから現在のプロジェクトに関連した情報を引き出す。Evernote Businessの場合はチームで共有しているノートブックも対象になる。また社内で、その内容に関して詳しいと思われる人物をリストアップするExpertise Discoveryという機能も備える。コンテキストは外部のソースからの関連情報も表示する。例えば、ノートに記された人物をLinkedInで検索して最新の情報をまとめてEvernote内で示す。また、オンライン媒体からも記事やデータを集めて資料として表示する。この連携に関してEvernoteはDow Jonesとパートナーシップを締結。Evernote内からコンテキストで表示されたWall Street JournalやFactiva (Evernote Businessのみ)のコンテンツを読めるようになる (英語ユーザーから提供)。ワークチャットはEvernoteに組み込まれるメッセージ機能である。ノートやノートブックを共有でき、ワークチャットを通じてEvernoteユーザーは考えやアイディア、資料、関連情報などを交換できる。ワークチャットを使ったリアルタイムの共同作業やコミュニケーションを促進するために、共有ノートを開いた時に同時にアクセスしているチームメンバーをそれぞれが把握できるようにする。ワークチャットを活用すれば、メールにファイルを添付してやりとりするよりも効率的かつ直接的に作業を進められる。ワークチャットは古いメタファーの1つである「インボックス」へのユーザーの依存を軽減するソリューションになる。
2014年10月03日ジャパンネット銀行はこのたび、10月8日午前8時より、ローソン・エイティエム・ネットワークス(以下LANs)とATM利用提携を開始すると発表した。これにより、ジャパンネット銀行のキャッシュカードを持っている顧客は、全国のローソンに設置しているLANsのATM(設置台数:10,465台(8月31日現在))を利用できるようになる。○【入出金手数料】3万円未満の取引:162円(消費税含む)3万円以上の取引:無料ローソンATMを含むジャパンネット銀行の提携ATMでは、入金手数料、出金手数料がそれぞれ毎月1回無料となる。取引金額にかかわらずその月の最初の入金・出金に適用する。なお、現在利用できる提携ATMは次のとおり。コンビニATM:セブン銀行ATM、E-net、@BΛNK銀行ATM:三井住友銀行、ゆうちょ銀行今後もジャパンネット銀行は、顧客のニーズに合った利便性の高いサービスの提供に努めていくとしている。
2014年10月02日ワークスアプリケーショズは、新しいキャリア採用プログラムとして、「Global Express」の募集を8月下旬から開始した。○グローバルで活躍できる人材を国内から採用するために同社では、成長戦略のひとつとして組織のグローバル化を努めており、海外市場の開拓・確保のため、2014年度の新卒新入社員の半数以上を海外から採用した。10月の新製品発表に伴い、国内外の企業からさらなる需要拡大を見込むことからも、国外拠点の増設や人材採用の強化を計画している。このような背景を受け、採用施策の一環として、グローバルで活躍できる人材を国内から採用する「Global Express」を開始した。同プログラムは、第二新卒や転職希望者を対象に、入社後の約3カ月間はシンガポールに滞在。ビジネスで通用する英語力と問題解決能力を鍛え、海外でのキャリアパスを獲得できる。プログラム前半では、現地の語学学校で集中的に英語力を習得すると同時に、ビジネス上の問題を解決する思考力や提案力などの問題解決能力を養うプログラムを受ける。後半では、「研究開発エンジニアコース」と、「企画提案営業コース」にわかれ、同社のグローバル社員とともに実務経験を積んでいく。同プログラムの募集開始2週間後には、海外へのキャリアパスを求める応募者総計が約2,000名に達するなど、好調な出だしをみせた。現在も多数の応募が続いている。同社は、2015年6月末までに、「Global Express」を含む独自のキャリア採用プログラムを通じて、600名のキャリア採用を計画している。
2014年10月01日ギャラリーショップ&ワークスペース「エディット・ライフ・トーキョー(EDIT LIFE TOKYO)」(東京都渋谷区神宮前2-27-6)が9月26日、オープンした。ギャラリーショップでは、東京とシンガポールを拠点に活躍するクリエーターの作品が展示される。オープン初日からは、作家・西加奈子による絵画展を開催し、彼女の新刊長編小説「サラバ!」をモチーフとした絵画を公開。さらに、新刊発売日の10月31日には、絵画の販売やトークショーも行われる。また、クリエーターらが愛するライフスタイル雑貨や、「エディット・ライフ」オリジナル商品も販売。白シャツ、チノパン、トートバッグなどのファッションアイテムから、ステーショナリー、マグカップなどの文房具や家具、コーヒーやお米などのフードまでジャンルを問わずに様々な商品がラインアップされる。中でも、注目なのが豊富なバリエーションをそろえたバッグだ。ステンシルアーティストの守矢努によるロゴがプリントされたものや、浅草橋の道具屋「松野屋」で人気のカゴバッグなど、ユニークなアイテムがそろう。「エディット・ライフ」は“立体編集”をテーマとするプロジェクト。雑誌やウェブの編集に関わる松尾仁が東京とシンガポールを拠点に、ライフスタイルやカルチャーを発信していく。8月6日には一足先に「エディット・ライフ・シンガポール(EDIT LIFE SINGAPORE)」をオープンし、写真家の若木信吾、およびニューヨークで活躍するアーティストのマイク・ミンによる企画展などを開催した。インテリアデザインは「SMILIES」の阿部臣吾が担当。その他、ロゴデザインはアートディレクターの峯崎ノリテルが、ウインドーディスプレイはブランド「ツータックス(2-tacs)」をプロデュースするスタイリスト本間良二が手掛けている。
2014年09月26日