ヴィヴィアン・ウエストウッド(Vivienne Westwood)が3月2日、阪急うめだ本店3階にインポートコレクションをそろえた新店をオープンする。同店ではメインラインの他、セミクチュールのゴールドレーベルや、ディフュージョンラインのアングロマニアなどを展開。オープンを記念した限定アイテムとして、ゴールドとシルバーのペンダント「PALOMA ORB PENDANT」(4万6,000円)と、シューズ「Melissa ULTRAGIRL」の限定カラーであるブラック(1万9,000円)が販売される。
2016年02月29日ヴィヴィアン・ウエストウッド(Vivienne Westwood)が、ロンドンファッションウィーク期間中の2月22日0時(現地時間21日15時)、16-17AWコレクションを発表した。
2016年02月22日ヴィヴィアン・ウエストウッド(Vivienne Westwood)が2月22日0時(現地時間21日15時)、16-17AWロンドンファッションウィークで開催するランウェイショーを公式サイトなどでライブ配信する。ストリーミング動画URL: (h
2016年02月20日ヴィヴィアン・ウエストウッド(Vivienne Westwood)の初となる自叙伝『VIVIENNE WESTWOOD ヴィヴィアン・ウエストウッド自伝』が発売される。イギリスで勇敢な女性の象徴として国民的人気を誇るヴィヴィアン・ウエストウッド。政治的活動でも有名であり、自由と人権保護団体のリーダーや、環境保護団体グリーンピースのスポークスマンなども努めている。また、収入のほとんどを熱帯雨林と北極圏の保護ために寄付しており、現在は25歳年下の夫、アンドレアスと質素な暮らしを楽しんでいる。74歳にしてリタイアする意思や社会活動を制限しようという考えは全くないという。今回発売される自叙伝では、ヴィヴィアン・ウエストウッド本人によって初めて語られるストーリーを収録。パメラ・アンダーソン、チャールズ皇太子、シャミ・チャクラバティ、ナオミ・キャンベル、ジェリー・ホール、ボブ・ゲルドフ、ジュリアン・アサンジなどの活動家仲間や友人などが寄せたユニークなメッセージも掲載されている。そのうち人権運動家のシャミ・チャクラバティは、「ヴィヴィアンに関してまず知っておくべきことは、彼女の並外れた誠実さと献身です。彼女は知恵のある長老のような一面を持ちながら、もっとたくさんのことを理解するために、未だにハングリー精神を持って社会に問題提議を続け、奮闘しています。ヴィヴィアンはまさにアイコンであり、私が知る限り一番影響力を持つフェミニストです。彼女はひとつの帝国を築き上げました。彼女は愛に満ち溢れていて罪に対しても寛大です。そのうえ素晴らしいルックスを持ちあわせています」と語っている。【書籍情報】『VIVIENNE WESTWOOD ヴィヴィアン・ウエストウッド自伝』著者:ヴィヴィアン・ウエストウッド、イアン・ケリー出版社:DU BOOKS624ページ/B5変型/ハードカバー価格:4,000円
2016年02月19日3.1 フィリップ リム(3.1 Phillip Lim)がアートフォトグラファーのヴィヴィアン・サッセンとのコラボレーション第3弾となるキャンペーンビジュアルを公開した。モデルに起用されたのは、エチオピア出身のモデルであるリヤ・ケベデ。モデルの他、女優や母子保健の活動家という多様な顔を持つケベデをゲリラスタイルで撮影した。サッセンは、3.1 フィリップ リムの10周年のグローバルメッセージ「Stop and Smell the Flowers - 花を愛でるように、この瞬間に感謝しよう」をもとに、ケベデが故郷であるエチオピアのアディスアベバに帰国するのに同行。そこで彼女が家族と触れ合うありのままの姿を写している。
2016年02月14日ヴィヴィアン・ウエストウッド(Vivienne Westwood)が2016春夏広告キャンペーンを公開。ベニスを舞台に、街の美しさとともに、老朽化して存続の危機に迫られているこの街をヴィヴィアンらしく切り取ったビジュアルに仕上がった。同キャンペーンが掲げたテーマは「Mirror the World’-ベニスを救う」。そこには老朽化した街の修繕だけでなく、大量の観光クルーズ船の運行や気候変動による被害の深刻化といった問題もはらんでいる。ビジュアルはベニスを象徴する裏路地や運河、豪華な宮殿といったロケーションで撮影。街の持つ美しさと衰退を映し出すとともに、早急な救済を訴えた。ヴィヴィアン・ウエストウッドは「私たちがベニスすら救えなかったら、一体どうやって世界を守ることができるでしょうか?」とのコメントを寄せている。
2016年01月28日ヴィヴィアン・ウエストウッド マン(Vivienne Westwood MAN)が、1月17日15時(現地時間)、16-17AWコレクションをミラノのパラッツォ邸(Palazzo Serbelloni)で発表した。
2016年01月18日ロサンゼルスで1月9日に開催された第9回HEAVEN GALAにて、ヴィヴィアン・ウエストウッドと夫でありクリエイティブディレクターのアンドレアス・クロンターラーがクリエイティブを指揮した「Visionaries」パーティーが行われた。非営利団体The Art of Elysiumによって開催された第9回「HEAVEN GALA」には、ジョニー・デップ、アンバー・ハード、クリスティーナ・ヘンドリックスや、ケリー・オズボーンをはじめとした多くのハリウッドスターが、ヴィヴィアン・ウエストウッドのドレスを纏って来場。会場では、フィノラ・ヒューズとラッセル・ヤングがその継続的な支援を讃えられSPIRIT OF ELYSIUM賞を授与された他、インスタレーションやライブなどのパフォーマンスも開催された。なお、ヴィヴィアン・ウエストウッドとアンドレアス・クロンターラーは、1月8日に環境保護団体シーシェパードのイベントにも参加。今後同団体の顧問として活動を行っていくことを発表した。ヴィヴィアン・ウエストウッドはシーシェパードと協力し、様々な人々を集めて海洋生物保護やプラスチックゴミの除去、地球温暖化を軽減する施策などに取り組んでいく。
2016年01月17日ヴィヴィアン・ウエストウッドが装丁をデザインした『不思議の国のアリス・150周年記念アニバーサリーエディション』の発売を記念したパーティーが11月28日、東京・南青山のIDOLで行われた。会場にはヴィヴィアン本人が好きだという同書・第7章「MAD HATTER’S TEA PARTY」の世界で空間を演出。28日に行われたパーティー会場にはヴィヴィアン・ウエストウッドのヴィンテージドレスと共に、帽子のアーカイブが展示された。招待客も「MAD HATTER」のドレスコードに沿って、ルイス・キャロルの“帽子屋”をそれぞれのヴィヴィンアンのコードで装い、骨董通りにビッグハットが集まった。この「MAD HATTER’S TEA PARTY」をモチーフにしたインストアイベントが、11月29日から12月6 日まで、ヴィヴィアン・ウエストウッド青山店とヴィヴィアン・ウエストウッド マン表参道店で行われる。インストアイベントでは15-16AWコレクションでも発表されたマウンテンハット(ブラック・ボルドー、キャメル 各4万1,000円)、ピルグリムハット(15万円)を数量限定で発売。また、書籍『不思議の国のアリス』150周年記念アニバーサリーエディション(3,600円)も両店舗で扱われる。(ピルグリムハットはヴィヴィアン・ウエストウッド マン表参道店でのみの販売)ヴィヴィアン本人は、この特別エディションに装丁デザインだけではなく、序文も寄稿しており、自分にとって著者のルイス・キャロルとこの物語が、いかに重要な意味を持っているか語っている。そして「子供たちよ!お気楽に生きないようにね。あなたが見ているものは、そう見えているように仕組まれているだけで、それがすべてではないのよ」と、彼女らしいメッセージを贈っている。Text:野田達哉
2015年11月29日ヴィヴィアン・ウエストウッド(Vivienne Westwood)が、クリスマスに向けたチャリティープロジェクトとして、コンテンポラリー・ブリティッシュレストラン・aqua shardとコラボレーションし、クリスマスツリーと限定スイーツを制作した。約5.5メートルの壮大なクリスマスツリーは、ヴィヴィアン・ウエストウッドと夫でありデザインパートナーのアンドレアス・クロンターラーが特別にデザインを手掛けたもの。ふたりが後援者として何年もサポートしてきた、南アメリカやアフリカ、オセアニアの熱帯雨林を現地コミュニティーの管理下に戻すべく活動する熱帯雨林保護団体のCool Earthとの協業の一環として制作された。ツリーには、繊細な豆電球やCool Earthの支援を受けるアワジュン族の女性が作ったビーズ細工などを装飾。ツリーの周りをレースのパッチワークの幕で包むことで熱帯雨林保護の重要性も表現された。同レストランでは、このツリーの他、ペルーのアシャニンカ族によって栽培されたカカオを用いた特別パッケージの限定チョコレート(3.95ユーロ)を、aqua shard及びオンラインで販売。包装紙はヴィヴィアン・ウエストウッドとCool Earthがアシャニンカ族の衣服に用いられる伝統的な模様からインスピレーションを受けてデザインされた。ヴィヴィアン・ウエストウッドのグラフィック“destroy”の格子柄の他、“Time to Act”、“Mirror the World”といった地球と熱帯雨林保護に関連するメッセージもあしらわれている。また、このチョコレートを用いたデザートも提供する。メニューのラインアップは、キャンディーをあしらったチョコレートのムースや、ソフトメレンゲとピスタチオのパルフェ、プラムマシュマロとシャーベット、ワインゼリーとクランベリークリームの盛り合わせなど。バーでは、ウィスキー「Johnnie Walker Blue Label」を使ったチョコレートカクテルも販売する。なお、チョコレートやデザートの収益は、すべてCool Earthの熱帯雨林保護パートナーに寄付される。
2015年11月13日ヴィヴィアン・ウエストウッド アングロマニア(Vivienne Westwood Anglomania)とモーフィー(mophie)のコラボレーションによるモバイルバッテリー(9,500円)が、10月30日に発売される。モーフィーは、アップル社(Apple)認定のアクセサリー製品として、iPhone用のケース一体型バッテリーを世界で初めて開発したパイオニア的なメーカー。今回発売されるモバイルバッテリーは、モーフィーによるライトニングケーブルを内蔵したiPhone・iPodの充電が可能なキーホルダー付きの小型軽量モバイルバッテリー“Power reserve”をベースに製作された。本体はブラックをベースに、表面にはアングロマニアのアイコンであるカットラスとORBを、裏面にはブランドロゴがイエローでプリントされた。取り扱いは、ヴィヴィアン・ ウエストウッド アングロマニアのラフォーレ原宿店、名古屋パルコ店、ルクア大阪店、なんばパークス店、博多阪急店。
2015年10月30日ヴィヴィアン・ウエストウッド・ゴールドレーベル(Vivienne Westwood Gold Label)が16SSコレクションのルックを公開した。同コレクションは、“Mirror the World”と題したショーで発表された。
2015年10月18日ヴィヴィアン・マイヤーという写真家のことは、もちろんご存じありませんよね? 生涯で15万枚以上の作品を残しながら、一度も発表することなく、乳母や家政婦として働き、2007年、オークションで偶然ネガが発見されるまでは、その存在をまったく知られることなく、2009年に83歳でこの世を去った、変わり者の女性のことは。彼女のネガを競り落とした青年が、写真の一部をブログにアップすると爆発的な人気が出て驚き、プリントを売って製作費を稼ぎながら、謎だった彼女を探す旅に出て、彼女を知る人々のインタビューも含め、ドキュメンタリーで描いたのがこの映画。まさに、事実は小説よりも奇なり! 今まで、こんな不思議な魅力の映画は観たことがありません。乳母だった彼女が死後、写真家として脚光を浴びるまでの旅路その青年がシカゴ在住の監督、ジョン・マルーフです。歴史の資料としてシカゴの風景写真を探している時、地元のガラクタや中古家具を扱うオークションハウスで、古い革張りの箱に入ったネガを落札。撮影者はヴィヴィアン・マイヤーとあるけれど、知らない名前で、検索してみても1件もヒットなし。初めてヒットしたのは、それから2年後、彼女がつい数日前に亡くなった、という死亡記事でした。そこから、彼は生前のヴィヴィアンを知る人物を探し当てるのですが、その人はなんと「彼女は僕のナニー(乳母)だった」と…。乳母だった人が、なぜこんなに優れた写真を撮影できたのか? 彼のヴィヴィアンを探す旅が始まります。生涯独身だった彼女の晩年の生活を援助していたのは、かつて彼女が乳母を務めていた家族でした。彼らのおかげで、さらに膨大なネガ、未現像フィルム、8mmや16mmの映像素材、カセットテープ、それどころか、ブラウス、コート、帽子、靴、レシートに書いたメモの類いまでを入手。そして、ジョンの旅はフランスにまで及びます。20世紀最高のストリート写真家の謎めいた数奇な人生彼女を知る人々は、口々に「変り者」「秘密主義」「孤独な人だった」と語りますが、彼女が写真を大量に遺していたことは誰も知りません。フランス訛りから、フランス人だとも思われていたヴィヴィアン。彼女の両親は、彼女が幼い時に離婚しているのですが、ある時期、ヴィヴィアンは母親の母国であるフランスと行き来していたことが判明します。ジョンが南フランスの村を訪ね、彼女が現像屋に「光沢でなくつや消しで」などと、プリントの指示を細かく出していたことを知り、発表するつもりがなかった写真を世に出してしまって悪かったかも… と懸念していた彼が勇気づけられるシーンは印象的でした。プロの写真家たちから「彼女は真の写真家」「驚くべき洞察力」「発表していれば成功できたのに…」と評されるヴィヴィアンの写真。ニューヨーク、ロンドン、パリを始め、世界各地を巡回中の展覧会は、その美術館史上最高の動員となったり、全米での写真集の売り上げNO.1を記録したり。なぜ発表しなかったのか、謎は深まるばかりです。引きこもって溜め込んだ新聞紙に埋もれて暮らした晩年ザンバラ髪に男物のシャツとだぶだぶのコート、足元はアーミーブーツで、愛機ローライフレックスを首から下げ、ファインダーを上から覗き込み、被写体に体当たりで撮影していたヴィヴィアン。彼女が好んで撮るのは、スラム街の人々、泣いている子供、堵殺場など、人間の負の側面を思わせる写真。ただの浮浪者にしか見えない男の写真を購入した、俳優ティム・ロスの「最貧の姿の男なのに幸せそうなんだ」という言葉が刺さります。ハッとさせられる視点や構図は、ダイアン・アーバスやブラッサイを思わせますが、長く住まわせてもらっていた部屋には、美術関係の書籍はなく、足の踏み場もないほど新聞が堆積していたとか。グロテスクで不条理な事件、人間の愚かさが露呈した事件に興味津々だったという彼女には、ジャーナリスティックな感性、作家のカポーティめいた好奇心があったのかもしれない、と思ったり。アーティストとしてはアウトサイダーだったヴィヴィアンの人生が、ミステリアスなまま、心の奥底に沈殿して離れません。作品を公表していたら、20世紀の写真史を変えていたかもしれないヴィヴィアン・マイヤーを、この映画を観て、あなたも探す旅に出てみませんか? 「ヴィヴィアン・マイヤーを探して」▼予告編監督:ジョン・マルーフ、チャーリー・シスケル出演:ヴィヴィン・マイヤー、ジョン・マルーフ、ティム・ロス 他2015年10月10日(土) シアター・イメージ・フォーラムほか全国順次ロードショー
2015年09月29日ヴィヴィアン・ウエストウッド(Vivienne Westwood)が10月24日、新作ウォッチコレクション「ダイヤモンド シェル(Diamond Shell)」(4万6,000円~5万2,000円)を発売する。様々な女性が使いやすいよう、繊細かつクラシックなデザインに仕上げられた同コレクション。ダイヤル中央には、ヴィヴィアン・ウエストウッドを象徴するオーブ(ORB)が柔らかなシェルの色合いで繊細に描かれ、フェイスの4箇所にスワロフスキークリスタルを施すことで、特別な雰囲気が漂う演出がなされている。同コレクションの発売を記念して、ヴィヴィアン・ウエストウッドウォッチの購入者に先着でノベルティをプレゼントするキャンペーンも実施される。
2015年09月16日本年度アカデミー賞長編ドキュメンタリー部門にノミネートされた“発見された”天才写真家に迫るドキュメンタリー『ヴィヴィアン・マイヤーを探して』。この度、本作のメインビジュアルがひと足先に公開された。2007年、シカゴ在住のある青年がオークションで偶然発見し、380ドルで落札した大量のネガ。その一部をブログにアップしたところ、熱狂的な賛辞が次から次へと寄せられる。この奇跡の大発見を世界の主要メディアが絶賛、写真集は全米売り上げNo.1を記録し、NY・パリ・ロンドンでいち早く開かれた展覧会には数多くの人々が押し寄せるほど。その写真の撮影者の名前は、ヴィヴィアン・マイヤー。すでに故人であり、15満点以上の作品を残しながら、生前1枚も作品を公表することはなかった。本作では、彼女のミステリアスな生涯と人物像が、関係者のインタビューや系図学者のリサーチによって徐々に明かされていく。監督を務めるのは、世紀の発見の張本人であるジョン・マルーフと、『ボウリング・フォー・コロンバイン』(マイケル・ムーア監督)のフィールド・プロデューサーを務め、エミー賞ノミネートのテレビドキュメンタリーの脚本家・プロデューサーのチャーリー・シスケル。本作は、世界各国の映画祭で上映され、本年度アカデミー賞長編ドキュメンタリー部門にノミネートされ大きな話題となっている。決して素性を明かさずナニーとして働いてい彼女が、なぜこれほど優れた写真を撮ることができたのか?そしてなぜ誰にも作品を見せなかったのか?作品が発表されていたら、20世紀の写真史は変わっていたかもしれないとも言われる“発見された”天才写真家の生涯を覗いてみて。『ヴィヴィアン・マイヤーを探して』は10月、シアター・イメージ・フォーラムほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2015年08月14日死後、才能が世に認められるということは、アートの世界では時として起こるーー近年、その顕著な人物として挙げるならば、女性写真家ヴィヴィアン・マイヤーだろう。そんな彼女の物語を収め、本年度「アカデミー賞」にて長編ドキュメンタリー部門にノミネートされたアート・ドキュメンタリー映画『ヴィヴィアン・マイヤーを探して』が今秋、日本で公開されることが決定した。物語の発端は、07年、シカゴ在住の青年ジョン・マルーフがオークションで大量の古い写真ネガを購入したことに始まる。その一部をブログにアップしたところ、熱狂的な賛辞が続々と寄せられた。この現象を世界各国のメディアは大々的に報じ、さらにその才能は広く知られるところとなり、その写真をまとめた写真集は全米売り上げでNo.1を記録。ニューヨーク、パリ、ロンドンで展覧会が開かれると人々が押し寄せた。写真の撮影者の名前は、ヴィヴィアン・マイヤー。話題になった当時はすでに故人、生前の職業はナニー(乳母)だった。15万点以上の作品を残しながら、1枚も公表することがなかったという。ヴィヴィアン・マイヤーが大きな注目を集めた理由は、優れた写真の才能の他にもう一つある。不詳であることーー生前、偽名を使って素性を隠していたことで、彼女が何者で、どこから来て、どんな想いでシャッターを切っていたのか、そのミステリアスな人物像も彼女の魅力となっている。「何故、これほど優れた写真を撮ることができたのか?」、「なぜ誰にも作品を見せなかったのか?」、その才能の痕跡だけが現在に残されたのだ。20世紀の写真史を変えていたかもしれない、と言われるヴィヴィアン・マイヤー。本作は、ヴィヴィアンが誰にも見せることが無かった15万枚にもおよぶ、当時のニューヨークを収めた貴重なポートレイトの数々を紹介。さらに彼女のミステリアスな生涯を、関係者のインタビューや系図学者のリサーチによって紐解いていく。監督は、ヴィヴィアン・マイヤーという才能を見つけ出した張本人ジョン・マルーフと、マイケル・ムーア監督作『ボウリング・フォー・コロンバイン』(’02)でフィールド・プロデューサーを務めたチャーリー・シスケルが務めている。映画『ヴィヴィアン・マイヤーを探して』は10月、シアター・イメージ・フォーラムほか全国にて順次公開。
2015年08月14日ヴィヴィアン・ウエストウッド(Vivienne Westwood)のブライダルコレクションが、7月18日より「ロンハーマン(Ron Herman)」逗子マリーナ店で発売されている。ロンドン、アメリカ以外では、ヴィヴィアン・ウエストウッドのブライダルコレクションを本格展開する初の店舗となるロンハーマン逗子マリーナ店。併設するカフェでは、リビエラ東京とコラボレートした「リビエラウェディング ロンハーマン」を展開し、コレクションの中から厳選したアイコニックなブライダルドレス6型を始め、ヴェール、ペチコートなどを取り揃える。ドレスのラインアップは、ウエストにボウをあしらったノンコルセットのストラップレスドレス「Long Cappon」や、18世紀の衣装にインスパイアされた実験的なパターンカッティングを表現した「Bird of Paradise」、特有のドレープと大きく開いた背中、スリットが特徴的な「Long Delicate Drape」、スイートハートネックラインをヴィヴィアン・ウエストウッドらしい解釈で仕上げたミカドシルク素材の「Trinket Corset」など。さらにキャップスリーブ、ストラップレス、アシンメトリー、ホルターネックなど一日を通してシーンごとに様々な着方が出来る「Long Ball Tie」や、ヴィヴィアン・ウエストウッドを象徴する「Long Cocotte」、繊細なアイボリーのチュール製ヴェール「Illusion veil」も揃えられている。
2015年07月21日ヴィヴィアン・ウエストウッドのメンズコレクションは、既にトレンドやスタイルの提案ではなく、彼女の社会的な姿勢のメッセージのための場としての意味合いがシーズン毎に高まっている。22日ミラノで発表された2016春夏メンズコレクションのテーマは「政治家は犯罪者だ!キャンペーン(Politicians are Criminals Campaign)」。おそらく多くのファッションジャーナリストと呼ばれる人達自身は気がついているだろうが(気がついていなければ問題だが)、PRと密接に結びついているファッションメディアにおいて、本来のジャーナリズムは存在しないし、批評は存在するがSNSが主流になった今、さほど必要な存在ではない。ヴィヴィアンはそのことを数シーズン前から逆手に取って、社会的な活動の場として、メンズコレクションの場を活用してきている。ファッションが自己の主張の表現手段であるというパンクの精神から言えば本道だが、着る側ではなく、作る側から明確に言葉として発信し続ける行為は他に例を見ない。それが彼女のビジネスマインドとどう結びついてるのかは、知る由もないが。あえて、今シーズンの傾向を言えば、レーシーなニットを初め、パンキーなニットがアイコンアイテム。アーシーなカラーパレットとプリミティブ柄のニットとフォトコラージュのプリントのシルク素材、スキニータイツに超ワイドウエストのパンツなど対極の提案が目立ち、ジェンダーレスな方向性が強まる一方で、エフォートレスなアイテムも登場と、幅の広いアイテムで構成されたコレクションとなった。今回、コレクションを取材したメディアとして、彼女の署名入りのプレスリリースの全文を以下に掲載する。WEBメディアには文字に制限がないので、載せない意味が見あたらない。載せないということは自主規制しているということで、それがおそらく、彼女の言うゲームなのでは?(以下、和訳済プレスリリース原文ママ)政治家は犯罪者である。“犯罪者”と声に出そう。それが無意識にできるようになるまで言い続けよう。 それは私たちが直面する危機への認識を高める。これらの“犯罪者”が地球温暖化を引き起こすのである。 それは地球における生態系の大規模な消滅を意味する。私たち人類を含めて。そのうち歯止めが効かなくなるだろう。それは急速に起こる。 政治は犯罪者たちに乗っ取られてしまった。政治家たち!さあ彼らを“犯罪者”と呼ぼう。 この運動で、本当の政治家は誰なのか世論を募る。私たちは敬意を持って彼らを政治家と呼ぶだろう。 犯罪者たちは、巨大独占企業や中央銀行と結託してゲームをしている。私たちはそのコマである。彼らは私たちをその他大勢と呼ぶ。私たちは使い捨てである。彼らにとって重要なのは人々ではなく利益である。 彼らは法を超越し、思うがままにルールを変更する。近年、私たちの人権は急速に失われつつある。 主流メディアは政治家が私たちをだますのに一役買っている。例えば、緊縮政策を受け入れる事が貯蓄につながるかのように見せかけている。したがって人々は貯蓄できていると思っている。しかし緊縮政策はただ単に富を貧困層から富裕層へ移転しているだけである。 犯罪者たちは私たちに手の内を見せ、彼らの犯罪者たる立場に非常に満足している。私は彼らがそこまで勝利を確信し得るとは思いもしなかったが、現在の彼らの興味は独占企業と銀行との完全な合体である。そして銀行は勝つようにできている。 もしあなたがまだ知らないなら、Transatlantic Trade and Investment Partnership (TTIP:環大西洋貿易投資パートナーシップ)の犯罪的な工作操作についてインターネットで調べてみよう。これは巨大独占企業に地球を破壊する権利を与え得る。誰も彼らを阻む事はできない。私たちの自由は永遠に失われるだろう。 あなたへの2つのゲーム ルーレット:ディーラーが主流メディアを表すジョーカーである。彼は私たちに何を提示しているだろう。犯罪者と巨大企業と銀行によってプレイされるこのゲームによると、私たちに選択の余地はない。 彼らは同じ種類の人間である。 チェッカー/全滅:顔のない悪魔、つまり中央銀行以外は誰もいない。もしこのゲームで貧困層から富裕層へ送金し続ければ、最後に残るのは顔のない悪魔だけである。開拓する市場も残らない。勝利のために戦おう! 中央銀行がどのように金融政策を実施し世界を支配しているかは、www.climaterevolution.co.uk へtext:ファッションヘッドライン編集顧問 野田達哉
2015年06月23日ヴィヴィアン・ウエストウッド マン(Vivienne Westwood MAN)が6月21日22時(現地時間21日15時)、2016春夏 ミラノファッションウィークで開催するランウエイショーを公式サイトなどでライブ配信する。※会場の都合で遅れる場合あり。
2015年06月19日ヴィヴィアン・ウエストウッド(Vivienne Westwood)とケイト・モス(Kate Moss)、男性ファッション誌『アナザー・マン(Another Man)』が6月15日、「ヴィヴィアン・ウエストウッド」のユニセックスオーダーメイドのローンチと『アナザー・マン』の10周年を記念した、「サイケデリック・ユニセックス」パーティーをロンドンにて開催した。パーティーにはファッション、音楽業界の著名人や過去10年に渡り同誌に貢献してきた人々などが招待された。出席者はケイト・モスやヴィヴィアン・ウエストウッドを始め、アリスター・マッキー(Alister Mackie)、ジャービス・コッカー(Jarvis Cocker)、デヴィッド・シムズ(David Sims)など。さらに、今秋よりロンドンの「ヴィヴィアン・ウエストウッド マン」のショップで展開がスタートする、「ヴィヴィアン・ウエストウッド」のユニセックスオーダーメイドのローンチにあわせ、同コレクションを身にまとったモデルの一団も参加した。会場では、ベルヴェデール・ウォッカによるスペシャルカクテルや、ポーリッシュ・ミュール、ルイナール・シャンパンなどのドリンクが振舞われた。さらにティム・ロッキンスのDJによるロックサウンドや、テレグラム(Telegram)によるサイケデリックなライブ・パフォーマンスも行われ、ハイテンションな一夜となったようだ。
2015年06月17日デザイナーのヴィヴィアン・ウエストウッド(Vivienne Westwood)が5月28日、児童サポート団体「The Kid’s Company」と「Rays of Sunshine」の子供たちを20人以上招待し、『不思議の国のアリス』の朗読会を開催した。会場となったのは、ロンドン・コンデュイットストリートにある「ヴィヴィアン・ウエストウッド」の旗艦店。当日は会場に白ウサギやマッドハッター、ハートの女王などの置物などが並べられ、作中に登場する“マッドハッターのティーパーティ”を再現した。ヴィヴィアン・ウエストウッドは子供たち全員が座るのを待つと、ルイス・キャロルの物語について熱のこもった説明を始めた。その後、ヴィヴィアン・ウエストウッドが一番好きな章である“マッドなティーパーティ”を朗読。さらに、朗読会と合わせて、『不思議の国のアリス』150周年を祝して制作された同書のスペシャルエディションの発売を記念したインストアティーパーティも実施。ゲストにはミニレモンケーキやミニヴィクトリアスポンジケーキ、レモンとローズのアリスビスケット、などのメニューが提供された。さらに、子供たちにはホームメイドレモネードが、大人たちはティーカップやジャム瓶に入ったモティート(緑茶で作るノンアルコールのモヒート)やベイクウェルタルトカクテルなども振る舞われた。なお、『不思議の国のアリス』のスペシャルエディションは、ヴィヴィアン・ウエストウッドがデザインを担当。カバーデザインには、ハーレクインのひし形模様からインスパイアされたという、ブランドで80年代から使用されてきたプリントが採用された。
2015年06月01日ヴィヴィアン・ウエストウッド(Vivienne Westwood)が今シーズン、バッグとTシャツでコラボアイテムを発表したイタリアのサイケデリックアーティスト、マッテオ・グアルナッチャ(Matteo Guarnaccia)が来日した。ヴィヴィアン・ウエストウッド青山店とヴィヴィアン・ウエストウッド マン表参道店の両店で開催されている自身の作品の特別展に合わせて来日したもので、日本ではあまり知られていないイタリアのヒッピームーブメントを代表する彼の作品を見る貴重な機会となった。ドノバンやバーズなどのアルバムジャケットや、ジミ・へンドリックス、ボブ・ディラン、ジェリー・ガルシアなどのミュージシャンのイラスト、雑誌やポスターなどでサイケな作品を発表し、ヴィヴィアンとはシューズの作品でも知られている。今回はイラスト、コラージュなどの自身のアーカイブを両店舗で展示している。エキジビションは彼の作品をプリントしたクラッチバッグ、ボストンバッグとTシャツのコラボアイテムが9日に発売されるタイミングに合わせ、東京だけで開催。青山店3階では、マッテオがミラノから持ち込んだサイケプリントのクッションや、ヒッピーカルチャーに影響を与えた人物を彼が描いた出版物(非売品)なども展示されている。「ヴィヴィアンと一緒に仕事をするようになったのは今から20年以上前のこと。最初に出会ったのはロンドンだったけれど、それ以来、お互いのアトリエを行き来するようになって、毎回いろんなことを二人で話すんだ。今回、展示している作品もヴィヴィアンが僕のミラノアトリエに来て、アーカイブの中から二人で選んだものなんだ」とマッテオ。「ヴィヴィアンはパンクで、僕はヒッピー。ムーブメントは違っていても、彼女が常に社会に対してキチンと物を発言するという姿勢に共感している。毎シーズン発表されるコレクションのメッセージとともに、アクティビストとして活動している彼女自身それは変わらないし、彼女の作品こそがまさに“ヘリテイジ”。今回描いた絵もそれを表現している」とマッテオが話すそのイラストはニュースペーパー風。世界中を旅したイタリアンヒッピーのレジェンドだが、日本を訪れるのは12年振りで2回目。レセプションに訪れた多くの日本の若いヴィヴィアンファンに囲まれ、楽しそうにサインをする彼に「最も影響を受けたアーティストは?」と質問すると、「うーん。それは難しい。最近は自分がイタリア人ということもあって、ルネッサンスに思いを馳せることが多いんだよ」と笑った。マッテオ・グアルナッチャの特別展はヴィヴィアン・ウエストウッド青山店、ヴィヴィアン・ウエストウッド マン表参道店の両店で5月24日まで開催。
2015年05月12日ヴィヴィアン・ウエストウッド(Vivienne Westwood)は、5月11日から19日まで伊勢丹新宿店で開催される「グローバルグリーンキャンペーン」に参加。新作のEFIアフリカバッグコレクションを発売する。会場は伊勢丹新宿店本館3階センターパークのザ・ステージ#3。EFI(エシカル・ファッション・イニシアティブ)は“Not Charity, Just Work”をスローガンに掲げ、アフリカやハイチ、パレスチナといった貧困地域に暮らす人々の手仕事と、世界のファッションブランドやリテーラーを結びつけるサポートを行う団体。ブランドでは過去10シーズンに渡り、西アフリカでハンドメイドしたバッグをEFIとのコラボレーションで展開してきた。今回はプロジェクトの10周年を記念し、先行販売の2型を含む、15SSシーズンの新作となるEFIアフリカバッグコレクションから全21型をそろえる。ラインアップは「スクイグル・レオパード・トート」(4万2,000円)や「スクイグル・ショッパー」(4万円)など。EFIとのコラボについて、ヴィヴィアン・ウエストウッドは「このプロジェクトが他の慈善事業と異なるのは、世界で最も貧しい人々が収入を得る事で、地域全体の利益につながるという点です。金銭的な利益だけではなく、仕事が彼らに新しく、かつ生涯にわたり有効な技術を与え、彼ら自身で他の仕事やプロジェクトに発展させる能力を身に付けることが出来るのです」と語っている。なお、グローバルグリーンキャンペーンでは毎年伊勢丹で、エコや地域支援、社会貢献に繋がる様々なものを紹介している。13年には「マルニ(MARNI)」とコラボして、ケニアで作られたアイテムの展示や販売を行っている。
2015年04月21日ヴィヴィアン・ウエストウッド(Vivienne Westwood)が5月9日、サイケデリックアーティストのマッテオ・グアルナッチャ(Matteo Guarnaccia)とのコラボアイテムを発売する。マッテオ・グアルナッチャはイタリアのアンダーグラウンドカルチャーを代表するアーティスト。古代文化と近代的なテクニックを融合させることで、これまでの文化を崩壊するような斬新かつ新しい作品を発表してきた。これまでにイタリア国内を中心に、日本を含む世界各地で個展を開催している。今回マッテオはブランドと、そのデザイナーであるヴィヴィアン・ウエストウッドをオマージュした、極めてパーソナルなイラストを製作。パイレーツブーツやボンデージジャケットなどのブランドのアイコニックなアイテム、アクティビストとしてのヴィヴィアンの人生における決定的な瞬間をユニークに描き出した。このイラストがプリントされたアイテムのうち、クラッチバッグ(3万円)はニュースペーパー風の色彩が、まるで本物の新聞のように感じさせる。なめし革とのコントラストも印象的だ。一方、ボストンバッグ(4万円)は世界中を旅してきたマッテオならではの感性が活かされたアイテム。これらはホワイトとライムグリーンの2色で展開される。一方、後ろに機能的なバックポケットがあしらわれたTシャツ(1万7,000円)は、ライトブルー×バーガンディ、グレー×ブラックの2色をそろえた。取り扱い店舗はヴィヴィアン・ウエストウッド マン、及びヴィヴィアン・ウエストウッドレッドレーベルの一部店舗、インポート取扱いショップ限定店など。また、5月8日から24日までの期間中、ヴィヴィアン・ウエストウッド 青山店、ヴィヴィアン・ウエストウッド マン 表参道店では、今回のコラボを記念してマッテオの作品が特別に展示される。
2015年04月20日ロサンゼルスの四つ星ホテル「ロンドン・ウエスト・ハリウッド」が、「ヴィヴィアン・ウエストウッド(Vivienne Westwood)」にインスパイアされた、1万1,000平方フィートの2階建てペントハウスを改装中だ。完成は5月18日を予定。今回の改装ではロサンゼルスでも最大規模となるペントハウスに、ヴィヴィアン・ウエストウッドの装飾品やアートが配置された。2,000平方フィートの広々としたグランドサロンには、ブランドのクッションや装飾品をアクセントにした大きなコーナーソファーをはじめ、特注のキャビネットや高級家具などをレイアウト。中央にはハンドメイドのチベットウールを用いた、特注品の大きなラグが敷かれる。そこには81年のパイレーツコレクションで発表されて以来、ブランドアイコンとなったスクイグル柄がプリントされている。その他、ペントハウスの2階部分に三つ並べて新設された、1,600~2,200平方フィートのメトロポリタンスイートは高級住宅をイメージしたもの。マスターベッドルームには“Adventure”と題したヴィヴィアン・ウエストウッドの壁飾りが配置されている。その他、01SSコレクション「Exploration」のデザインを用いたハンドタペストリーなど、ブランドならではのインテリアを展開。5,000平方フィートの専有ルーフトップテラスからは、眼下にロサンゼルスの眺望を見渡すことが出来る。なお、スイートにはヴィヴィアン・ウエストウッド仕様のアメニティーを用意。宿泊客はウエスト・ハリウッドのヴィヴィアン・ウエストウッドショップにて、全商品スペシャルディスカウントによる1時間のプライベートショッピングが楽しめる。今回の新装オープンについて、ヴィヴィアン・ウエストウッドのデザインパートナーでクリエイティブディレクターのアンドレアス・クロンターラーは「私たちはこのラグジュアリーなアパートメントに、ブランドのエッセンスを与えられるようなラグや壁掛け、カーテンやクッションなどを厳選しました。私たちのデザインがインテリアの一部として生まれ変わるのを見れてとてもエキサイティングでした」と語っている。
2015年04月16日ヴィヴィアン・ウエストウッド マン(Vivienne Westwood MAN)が4月29日に広島店(広島県広島市中区三川町5-10)をオープンする。ヴィヴィアン・ウエストウッドのメンズラインでは国内で2店舗目、西日本では初の路面店となる同ショップ。最新のデザインコンセプトを採用した店内では、インポートコレクションやライセンスラインをはじめ、シューズ、バッグ、アクセサリー雑貨までをフルラインアップで展開する。更に、オープンを記念して、ロンドンのオリジナルブティック「ワールズ・エンド」で展開中の「SAVE THE ARCTIC Tシャツ」(1万4,000円)を限定販売。白を基調としたTシャツには、フラグを突き立てたハート型の地球がでかでかとプリントされている。また、2万円以上の購入者には、ノベルティもプレゼントする予定だ。
2015年04月08日ヴィヴィアン・ウエストウッド(Vivienne Westwood)が15年秋、ニューヨークに初の旗艦店をオープンする。ロサンゼルス、ホノルルに続く、アメリカでは3店舗目となる同ショップ。ラグジュアリーショッピングエリアであるマンハッタン・ミッドタウンの中心に位置し、戦前にはタウンハウスだった建物が使用された。フランス発祥のボザール様式による6階建てとなっており、約4,500平方メートルとブランド史上最大となる売り場面積を誇る。同店ではブランドの新たなデザインコンセプトとなる“独自のブリティッシュスタイルでモダンとクラシックを融合”を表現。店内は3フロアで構成され、「ゴールドレーベル」「レッドレーベル」「アングロマニア」「マン」のレディトゥウエアからアクセサリーラインまでを幅広く展開する。その他、ブライダルコレクションや「ゴールドレーベル」のカプセルコレクションなどのデミクチュールピースを展示。フィッティングのためのイブニングウエアサロンも併設される。更に、通常ロンドンのブティック「ワールズエンド」で限定販売されている、独創性あふれるコレクションの中から、厳選されたアイテムを販売する予定だ。今回のオープンについて、クリエーティブディレクターでデザインパートナーのアンドレアス・クロンターラーは、「ロンドンに次ぐフラッグシップの場所として、私は常にニューヨークを望んでいたので、願いが叶ったというわけです。ニューヨークには壮観な風景があります。メトロポリタン・ミュージアムはまさにその一部でしょう。私たちが出店に選んだ建物は、雰囲気が素晴らしく完璧な場所です」と語っている。
2015年03月26日デザイナーのヴィヴィアン・ウエストウッド(Vivienne Westwood)がデザインを手掛けた、『不思議の国のアリス』の150周年記念スペシャルエディションが発売される。ペンギン・ランダムハウスのヴィンテージクラシックシリーズから発刊されている、ルイス・キャロル(Lewis Carroll)の著作『不思議の国のアリス』。ヴィヴィアンは同書のファンであり、「ヴィヴィアン・ウエストウッド レッドレーベル(Vivienne Westwood Red Label)」の11-12AWコレクションでは、同書にインスパイアされたショーを発表している。ヴィヴィアンは今回、カバーと見返しのデザインを担当。カバーデザインには、ハーレクインのひし形模様からインスパイアされたという、ブランドで80年代から使用されてきたプリントが採用された。なお、ハーレクインとはイタリアの即興喜劇「コメディア・デラルテ」の登場人物。コミカルかつトリックスターで、いたずら好きという彼の性質を象徴した柄が、物語の世界観とマッチしている。前書きにはルイスの作品に対する愛情や、自身の社会活動との関連性などについてつづられた。ヴィヴィアンは、このタイトルについて「ルイス・キャロルは子供たちと素晴らしく親密な関係を築く事が出来た天才だと思います。アリスの本は読むたびとても刺激的です」と語っている。また、同書では『鏡の国のアリス』とデザイナーたっての希望で、ジョン・テニエルによるオリジナルイラストも収録された。そこには髪を後ろに垂らした小さな女の子が、人々が想像するアリスそのままの姿で描かれている。
2015年03月24日3.1フィリップリム(3.1 PhillipLim)が、アートフォトグラファーのヴィヴィアン・サッセン(Viviane Sassen)による15年スプリングコレクションのキャンペーンビジュアルを公開した。今回のビジュアルが目指したのは、見る人が部屋に飾りたくなる、アートとしても楽しめる作品。撮影はモロッコを代表する都市マケラシュの街中で行われた。現場にはヘアスタイリストやメイクアップアーティスト、プロダクションチームを呼ぶことなく、普段彼女が行っている自然なスタイルで被写体の姿が写しだされている。こうして完成した作品はブランドの根源“ロマンシング・リアリティ(Romancing Reality)”、つまりはリアルの中にあるロマンス、現実と夢の狭間を表現している。青山の旗艦店では、キャンペーンビジュアルを使用したインスタレーションを4月より店内に展示する予定だ。
2015年02月24日ヴィヴィアン・ウエストウッド(Vivienne Westwood)は2月9日、「オープニングセレモニー(OPENING CEREMONY)」とのカプセルコレクション「ワールズエンド」を発売する。「ワールズエンド」とは1971年にロンドンでオープンした、ヴィヴィアン・ウエストウッドのオリジナルブティックのこと。この場所でファッションを通じて政治的メッセージを発信していったヴィヴィアンの反骨心、危険を顧みないスローガンを取り入れた「ワールズエンドコレクション」は、これまでロンドンブティック限定で提供されてきた。今回のコラボレーションにあたり、両ブランドはコレクションの価値観を共有。アーカイブを忠実に再現する、ユニセックスな“アーバン・ゲリラ”ルックを完成させた。そのうちの一つ、82SSコレクションの「サベージジャンパー」では、ネイティブアメリカンのサドルバッグを元にしたジオメトリック柄をプリント。83-84AWコレクションで発表された「クリント・イーストウッド ボンバージャケット」は、ミリタリーフライトジャケットとして再構築されている。その他、81年のパイレーツコレクションからは、ウォッシュデニムに17世紀のCamoプリントを施した「アキレスショーツ」、カオスプリントを施した「セックスツイステッドTシャツ」などが復刻。セディショナリーズアイテムからは「アナーキーシャツ」が再提案され、キャットウォークに初登場したスニーカー「タングトレーナー」もリメイクされる。また、“face of war & peace”や“+5degrees & D.I.Y”など、アーカイブを元にしたオリジナルグラフィックを描いたベストやTシャツもフィーチャーされる予定。取り扱いはヴィヴィアン・ウエストウッドワールズエンド、及びオープニングセレモニーのニューヨーク店、ロサンゼルス店のみで行われる。今回のコラボについて、ヴィヴィアン・ウエストウッドは「私達にとってのパンクとは、もともとヒッピールック、50 年代のテディボーイファッションやピンナップマガジンの最終形、もしくは集大成として起こり、その後ロッカーやヘルズ・エンジェルスへと変化したものです。私達がパンクを始めた時、そういったすべてを込めてアーバン・ゲリラ、つまり“抵抗”のルックを完成させました。それは私達のブティックを通して生まれたクリエーションでした」とコメントしている。また、オープニングセレモニーでクリエーティブディレクターを務めるウンベルト・レオン(Humberto Leon)は「ヴィヴィアン・ウエストウッドの影響力はファッションだけにとどまらず、オープニングセレモニー同様、音楽、映画、アートから政治、人権、そして環境問題などあらゆるカルチャーにまで及びます。私たちは彼女のブランドと彼女の反逆精神に賛同し、ワールズエンドからアーカイブピースをセレクトしました」と話している。
2015年02月04日