東出昌大の3年ぶり2度目の主演舞台となる『豊饒の海』が11月7日より東京・紀伊國屋サザンシアターTAKASHIMAYAにて開幕した。本作は、三島由紀夫が自決する直前まで書いていた全四部からなる長編小説を、てがみ座・長田育恵が一つの演劇作品として練り直したもの。演出は、ロンドンで活躍するマックス・ウェブスターが担い、三島作品への新たな挑戦として、注目を集めている。ここでは、7日に行われた同劇場にて初日前会見と芝居の一部を披露する公開フォトコールについてレポートする。【チケット情報はこちら】元々、三島由紀夫の作品を愛読していたという東出は、今回は三島作品の「美」の象徴とも言うべき主人公・松枝清顕役に挑戦。公演に向けての意気込みを問われると、「三島作品というものを全く汚すことなく舞台上に表出させることができるという確信がある」と自信を覗かせた。東出演じる清顕の生まれ変わりである飯沼勲役を演じる宮沢氷魚は、「豊饒の海を全て舞台化するという無謀な挑戦ではあったが、稽古を通して素晴らしい作品になり、皆さんにお届けできるのがすごく楽しみになっていたので、初日を迎えられて嬉しい」とし、同じく生まれ変わりの安永透役を演じる上杉柊平は、「この作品は、僕にとっても、観に来られる皆さんにとっても、人生に持って帰っていただけるものと自信を持って言える」と各々作品の仕上がりについてアピールした。また、次々と生まれ変わる清顕の人生を見届ける本多繁邦を、青年期・中年期・老齢期に分けて3人の俳優が演じるのも本作の試みのひとつ。青年期を演ずる大鶴佐助が「興奮と恐怖が入り混じった気分であるが、言葉と頼もしい共演者を信じて、瞬間瞬間を楽しんでいきたい」と語ると、中年期を担う首藤康之も、「ひとつひとつの美しい言葉を、丁寧に喜びを持って発していきたい」と語った。老齢期の本多は、生前の三島と親交があり、実際に三島手ずから演出指導を受けたことがある笈田ヨシが演じる。「三島先生に最後にお会いしたときに、いろいろと先生のご決意などを伺い、それ以来早48年間の年月が流れ、先生の祥月命日である11月にこの芝居をやらせていただくのは、感無量である」と感慨にふけった。マックスの手により、四部作を通して三島が描いた人間の生きていく姿、その崇高さ、美しさが表現されているという本作。東京公演は12月2日(日)まで上演。その後12月8日(土)・9日(日)と大阪・森ノ宮ピロティホールにて上演予定。チケット好評発売中。
2018年11月14日三島由紀夫がその思想と死生観のすべてを注ぎ込んだ長編小説であり、陸上自衛隊市ヶ谷駐屯地で割腹自殺をする直前に、最終巻の原稿を渡したことでも知られる『豊饒の海』。この小説は『春の雪』『奔馬』『暁の寺』『天人五衰』の全4巻から成るが、根底に一貫して流れているテーマは“輪廻”だ。今回の公演では、文学作品の核心をすくいとり、舞台化する手腕に定評のある長田育恵が翻案と脚本を担当。さらに、昨年オールドヴィックシアター(ロンドン)のアソシエイトディレクターに就任したばかりの新鋭、マックス・ウェブスターが演出を手掛ける。長編小説をひとつの舞台作品として再構築するなか、三島の美しく深遠な世界観が、どのように立ち現われているのかに注目だ。いよいよ本日11月7日(水)に初日を迎えた本作で、華族の家に生まれ、幼馴染みの令嬢・聡子を愛しながらも、二十歳で世を去る松枝清顕を演じるのは東出昌大。物語が進むにつれ、清顕が転生する(と思われる)人物は別の役者が演じるが、もちろん東出の登場は序盤だけではないだろう。どういう形で舞台上に存在するのかも見どころだ。清顕の親友で、生涯を通して彼の転生に触れてゆく本多繁邦には、大鶴佐助(青年時代)と首藤康之(中年時代)、そして笈田ヨシ(老齢時代)と魅力的な配役が叶った。他にも、宮沢氷魚、上杉柊平、神野三鈴、初音映莉子ら盤石の役者たちがそろい、舞台を引き締める。本作のポスターには、海でたたずむ東出の写真と共に、「又、会ふぜ。きつと会ふ。」の文字が。その清顕の言葉がどんな意味を持つのか、ぜひ客席から見届けたい。12月2日まで紀伊國屋サザンシアター TAKASHIMAYAまで上演され、12月8日(土)・9日(日) には森ノ宮ピロティホールにて公演を行う。文: 佐藤さくら
2018年11月07日『春の雪』『奔馬』『暁の寺』『天人五衰』の4冊からなる、三島由紀夫の長編小説『豊饒の海』。その舞台化が、てがみ座の長田育恵の脚本、ロンドンを拠点に活躍するマックス・ウェブスターの演出により実現する。そこで美しき夭逝の青年・松枝清顕を東出昌大が、清顕の魂を受け継ぐ若者・飯沼勲を宮沢氷魚が演じる。【チケット情報はこちら】三島作品を愛読するという、三島ファンである東出は『豊饒の海』というタイトルを聞いた時、「その壮大なスケールに戸惑い、恐れのようなものを感じました」と明かす。また宮沢も「4作全部ということで、これをどう舞台化するのか。その疑問はなかなか拭えませんでした」と続ける。だが今ふたりは、不安よりも楽しみの方が大きいのだと言う。その理由が……。ひとつは演出のウェブスターの存在。本稽古前にワークショップを行った際、彼がこう切り出したそう。「僕はみんなよりもちょっと有利な部分がある」と。その時のことを東出は「日本人は“三島”というのを神格化している部分があるけれども、彼はそれを知らずに原作を読み、舞台化出来ると思ったそうなんです。さらに“やることは人間のドラマを描くことだ”と。まさしくそうだと思いますし、血の通った人間のドラマとして描くことで、より生き生きとした『豊饒の海』が出来るのではと思います」と期待する。さらにもうひとつの理由が、大胆に翻案した長田の脚本だ。「長田さんが本当に上手に、4作の素晴らしいところを汲み取ってひとつの作品にしてくださいました。まるで新しい作品にも思えるほどです」と宮沢。さらに東出も「原作は三島の遺作であり最高傑作なので、文学的な表現がブイブイ」と笑い、「ただ今回は舞台だけで絶対に伝わると思いますし、初見の方でも安心して観ていただけると思います」と太鼓判を押す。それぞれ演じる清顕、勲という人物をどう捉えているのか問うと、東出は「4作全部読んでもわからない。それが正直なところです。でもそのわからないってところが、多分に魅力的に映る人物なのだと思います」と、謎めいた清顕像を三島ファンらしく紐解く。また宮沢は、「勲は覚悟がはっきりしていて、ピュアで、正義感に溢れた人物。そういった部分は大事にしていきたいですし、青年から大人になっていく、その変化もうまく表現していけたらなと思います」と難役への意欲を見せた。彼らの肉体を通し、三島の魂がどう体現されるのか。11月の開幕が待ち遠しい。公演は11月3日(土・祝)から12月2日(日)まで、東京・紀伊國屋サザンシアター TAKASHIMAYA、12月8日(土)・9日(日)大阪・森ノ宮ピロティホールにて上演。取材・文:野上瑠美子ヘアメイク(東出):廣瀬瑠美ヘアメイク(宮沢): 川端富生スタイリスト:林 道雄
2018年09月27日タレントの伊集院光が、10日深夜に放送されたTBSラジオ『伊集院光 深夜の馬鹿力』(毎週月曜 深夜1:00~)にて、出川哲朗が"出川イングリッシュ"と呼ばれる拙い英語でロケをする『世界の果てまでイッテQ!』(日本テレビ系)の企画について感想を述べた。番組冒頭、「今週気づいたのは、人の好き嫌いや、得手不得手みたいなことは千差万別だということ」と切り出した伊集院。9日に放送されたテレビ朝日系バラエティ特番『陸海空 地球征服するなんてpresents 大アマゾンSP第四弾 U字工事とナスDの大冒険』の収録を振り返り、「あの番組は部族の人たちが巨大ネズミを獲ってきて、それを食べるためにお腹を割く様子も全部映すわけ。同じ女の子でも違うなと思うのは、元E-girlsのAmiちゃんはそういうのダメなわけ。元乃木坂46の生駒(里奈)ちゃんはそれに目を逸らさない人。そんな生駒ちゃんなのに、U字工事の福田のケツには目を伏せるという(笑)」と語った。その流れで伊集院は、自身が放送で耐えられないダメなことに"口かみ酒"を挙げ、その理由を「あれ見てると、なんか涙目になっちゃう」と明かした。さらに「もう1個アウトなこと」として、『イッテQ!』で出川が拙い英語で行うロケを挙げ、「別に出川さんが恥をかいてることだから、出川さんの問題なのに、『自分だったら』って考えてものすごい恥ずかしくなっちゃう。でもそれをやってのけて、めちゃめちゃ面白くなってる出川さんに対して、すごい自己嫌悪みたいに陥るから」と話していた。
2018年09月11日タレントの伊集院光が、3日深夜に放送されたTBSラジオ『伊集院光 深夜の馬鹿力』(毎週月曜 深夜1:00~)にて、作家の伊集院静氏に間違われたことを明かした。伊集院は番組冒頭、「自分のTwitterにちょこっとだけど、変なコメントが来てて」と明かした。そして「なんだろうなと思って色々見たら、伊集院静先生が書いた文章が軽く炎上したみたい。それを読んだ人がちょっと怒ってコメントしてる」と、勘違いした人が自身のTwitter宛てにリプライ(返信)を送っていると分析した。しかし伊集院は、「それで迷惑というよりも、初めて恩返しができた」と語る。伊集院は「俺、デビューしたときからずーっと迷惑をかけ続けてる」と切り出し、「だって、一番最初に冠番組ができたときもラテ欄に『伊集院静の~』って書かれて」と明かした。そのため今回の一件について、「ちょっと良かったな」と振り返っていた。
2018年09月04日「大阪・光の饗宴2018」が、2018年11月4日(日)から2019年1月31日(木)まで開催される。「大阪・光の饗宴」とは、今回で6年目を迎える大阪の冬の風物詩。「御堂筋イルミネーション」と「OSAKA光のルネサンス」をメインイベントに、大阪がイルミネーションの美しい光に包まれる。御堂筋イルミネーション2018今年で10年目を迎える「御堂筋イルミネーション2018」では、大阪のシンボルストリート・御堂筋のイチョウ並木を中心にインパクトある光空間を創出。枝葉にもイルミネーションを施すことで、例年よりも光の演出をボリュームアップする。梅田から難波までの全長4kmもの区間を、光の川に見立てたイルミネーションで彩る。■御堂筋イルミネーション2018開催期間:11月4日(日)〜12月31日(月)開催場所:御堂筋 (阪神前交差点~難波西口交差点)点灯時間:17:00頃〜23:00北御堂で特別ライトアップ&イベント北御堂では、映像技術と照明デザインを駆使した迫力満点の“光の滝”を再現する「フレームワークライトアップ」を実施。さらに、人の動きに反応して映像や光に変化が起きる参加型のプロジェクションマッピングも導入する。■北御堂 特別ライトアップ&イベント開催期間:11月4日(日)〜12月25日(火)開催場所:北御堂開催時間:17:00〜23:00OSAKA光のルネサンス2018ウォールタペストリー・大阪市中央公会堂開館100周年記念公演「OSAKA光のルネサンス2018」は、光のアートフェスティバル。注目は、開館100周年を迎える大阪市中央公会堂で行われる「ウォールタペストリー・大阪市中央公会堂開館100周年記念公演」だ。伝統的な西洋建築を思わせるクラシックな佇まいの公会堂の壁をキャンバスに、幻想的な光のアートが繰り広げられる。さらに、今回は100周年のアニバーサリーを記念した特別仕様になっている。■ウォールタペストリー・大阪市中央公会堂開館100周年記念公演開催日程:2018年12月14日(金)~12月25日(火)開催場所:大阪市中央公会堂東側正面開催時間:17:00〜21:00 ※1回の公演時間は未定 ※観覧無料 ※雨天決行中之島イルミネーションストリートもう1つの人気プログラム、全長約150mのケヤキ並木のイルミネーションストリート「中之島イルミネーションストリート」も登場する。音楽と光がシンクロして、色とりどりに変化する光のトンネルを通り抜けると、様々なプログラムを回ることができる。■中之島イルミネーションストリート開催日程:2018年12月14日(金)~12月25日(火)開催場所:みおつくしプロムナード開催時間:17:00〜22:00 (演出は17:00~21:30の間、15分に1回約10分程度)※プレビュー点灯:12月1日(土)~12月13日(木) 17:00~23:00(演出は17:00~21:00の間、15分に1回約5分程度)台湾の元宵節を祝う「光の交流プログラム=台南・光の廟埕=」台湾の元宵節を祝うプログラム「光の廟埕」も開催される。色とりどりの絵が描かれたランタン約1,000個が、光のトンネルのように連なり大阪の夜空を彩る。ランタンの温かな光に包まれ、異国情緒あふれるロマンチックなムードに浸ってみては。その他にも台湾のシンガーが演奏するコンサートや台湾観光PRイベントなど、文化交流の企画をたくさん用意した。■光の交流プログラム「台南・光の廟埕」開催日程:2018年12月14日(金)~12月25日(火)開催場所:中之島公園バラ園(西側一帯)開催時間:17:00〜22:00光のマルシェ寒い冬、身体を温めてくれるグルメやドリンクも目白押しだ。飲食ブース「光のマルシェ」では、クリスマスにぴったりの”赤”をテーマにしたグルメを集めた「RED Christmas PARTY」を開催。料理はもちろん、テントからスタッフまで赤づくしで、クリスマス気分を堪能できる。なお、同期間中「キッチンカーマルシェ」も開催されており、B級グルメを食べながらのイルミネーションの観覧も楽しめる。■光のマルシェ「RED Christmas Party」「キッチンカーマルシェ」開催日程:2018年12月14日(金)~12月25日(火)開催時間:16:00〜22:00開催場所:水上劇場・リバーサイドパーク・阪神高速高架下フランスアベニュー中之島公園のメインストリート「中之島通」のケヤキ並木にシャンパングラスを象った光が装飾される。御堂筋とはまた違う優しい光が、幻想的な空間をつくり出す。■フランスアベニュー開催日程:2018年12月14日(金)~12月25日(火)※12月14日(金)は18時頃点灯予定。開催場所:中之島通(大阪市中央公会堂前)開催時間:17:00〜22:00スノーマンパークin 中之島梅田のあちこちで個性豊かなスノーマン達が出迎える、梅田スノーマンフェスティバルと連携した「スノーマンパークin 中之島」を開催。BIGスノーマンとco-BIGスノーマンの親子が梅田から中之島に現れる。■スノーマンパークin 中之島開催日程:2018年12月14日(金)~12月25日(火)開催場所:中之島公園バラ園(東側)開催時間:17:00~22:00「ぐるなび」とコラボレーションしたミールクーポン「大阪・光の饗宴」と飲食店情報検索サイト「ぐるなび」のコラボによる光ミールクーポンが初登場。大阪市内中心部の10エリア、約100店舗で利用出来るクーポンチケットを使えば、大阪グルメを堪能できる。【詳細】大阪・光の饗宴2018開催期間:2018年11月4日(日)〜2019年1月31日(木)■御堂筋イルミネーション2018開催期間:11月4日(日)〜12月31日(月)開催場所:御堂筋 (阪神前交差点~難波西口交差点)点灯時間:17:00頃〜23:00■OSAKA光のルネサンス2018開催期間:12月14日(金)〜12月25日(火) ※12日間開催場所:大阪市役所周辺〜中之島公園開催時間:17:00〜22:00 ※一部プログラムは16:00〜22:00■OSAKA光の饗宴ミールクーポン2018×ぐるなび開催期間:12月14日(金)〜2019年1月31日(木)価格:前売 2,000円 11月1日(木)〜12月13日(木)当日 2,200円 12月14日(金)〜12月25日(火)後売 2,000円 12月26日(水)〜2019年1月25日(金)※全て税込み
2018年07月12日タレントの伊集院光が、28日に放送されたTBSラジオ『伊集院光とらじおと』(毎週月曜~木曜 8:30~)にて、お笑いコンビ・マシンガンズの滝沢秀一を絶賛した。伊集院光番組では「18年上半期の個人的ブーム」をテーマにリスナーからメールを募集。「お笑いコンビ・マシンガンズ滝沢さんのTwitterが自分の中のブーム」というメールが読み上げられた。滝沢はお笑い芸人として活動しつつ、現在は都内のゴミ収集会社で正社員として働いている。自身のTwitterでは、『ゴミ清掃員の日常』と題して、「・一度くらい皆にも濡れた畳の重さを味わってほしい。」「・鉢がよく出ると花を植え変える最適な季節になったんだなと思う。」といった清掃員ならではの気づきや"あるある"を頻繁に投稿している。番組パーソナリティの伊集院も「これ面白いんだよ」と滝沢のTwitterを評し、「偉いのはゴミ収集の仕事をしっかりやりつつ、Twitterで感じたことを表現者として書くの。これが面白くて」と話した。さらに「文章もちゃんと書いて、いろんなことにチャレンジしてるんですね」と分析し、「偉そうなことは言えないけど、こういう子は売れてほしいし、売れる気がして」と滝沢を絶賛していた。今年の9月には、滝沢のツイートがきっかけとなり、著書『このゴミは収集できません ゴミ清掃員が見たあり得ない光景』(白夜書房)の発売が予定されており、伊集院も「注目ですね」と期待を寄せていた。そして番組エンディングでも、放送の中で最も良かった投稿として、再び滝沢のTwitterについてのメールを紹介。伊集院は「ゲスト来てほしいな。話聞きたいよね」と感想を漏らした。
2018年06月29日俳優・東出昌大が、11月より上演される三島由紀夫原作舞台「豊饒の海」で主演を務めることが決定。若手からベテランまで、東出さんとMISHIMAの世界を共に創りあげる共演者も発表された。本舞台は2018PARCO PRODUCE “三島×MISHIMA”シリーズの第1弾で、この秋、三島氏の絶筆の書である「豊饒の海」と、エンターテインメント性にあふれた「命売ります」の2作品の舞台化に挑む。第1弾を飾る「豊饒の海」は、第一部「春の雪」、第二部「奔馬」、第三部「暁の寺」、第四部「天人五衰」の全四作からなる長編小説だが、今回舞台では、全四作を一つの舞台作品として創作するという、前代未聞の意欲作。てがみ座主宰の長田育恵が脚本を手掛け、ロンドンのオールドヴィック・シアターのアソシエイト・ディレクターで、ロンドンのネクストジェネレーションのトップを走るマックス・ウェブスターが「メアリー・ステュアート」以来、3年ぶりに日本で演出。三島由紀夫文学作品を大胆翻案する。主演を務めるのは、現在主演映画『OVER DRIVE』が公開中、今後も『パンク侍、斬られて候』『菊とギロチン』『寝ても覚めても』など出演作の公開が続々と控えている人気俳優の東出昌大。三島由紀夫の「美」の象徴とも言うべき松枝清顕役という大役に挑む。今回、初舞台となった2015年上演の「夜想曲集」以来、3年ぶり2度目の舞台出演となる東出さんは、「思春期より三島由紀夫の虜になり、その作品の多くを読んできた私は、『豊饒の海』の舞台化を聞き震えました。役者になって最大の試練になると思います」と心境を明かし、「持てる全てを注ぎ込みます。三島世界の再現を、楽しみに待っていて下さい」と力強いメッセージを寄せている。また、清顕の影を追い続ける男・本多繁邦を、本作では青年時代、中年時代、老齢時代と3人の俳優が演じる。まず老齢の本多は、ベテラン俳優の笈田ヨシ。中年時代の本多は、バレエダンサーの首藤康之。そして若年時代の本多は、芥川賞受賞作家・唐十郎を父に持つ若手俳優の大鶴佐助がキャスティング。3つの黒子を持つ清顕の生まれ変わりとして登場するのは、ドラマ「コウノドリ」へに出演が話題となり、今年7月マームとジプシーの新作「BOAT」で初主演&初舞台を踏む宮沢氷魚、『一週間フレンズ。』『リバーズ・エッジ』などに出演する上杉柊平ら若手俳優が抜擢。さらに、神野三鈴、初音映莉子と実力派女優も参加する。第一部から第四部、それぞれが小説として完結しているが、この四作を通して通奏低音のごとく響くのは、「輪廻」という言葉。第一部「春の雪」で、「又、会ふぜ。きつと会ふ。滝の下で」ということばを残し、20歳で生命を落とした男・松枝清顕。彼の影に取り憑かれた男・本多繁邦。本多の人生に松枝清顕の生まれ変わりとして登場する3つの黒子の人々。四作を通して、夢と転生を描く壮大な物語だが、「清顕」を追い求めた本多にとって、彼の存在はなにを象徴していたのか、そしてなぜそこまで清顕に執着したのか――。60年後、晩年の本多は清顕との恋が成就せず、仏門に身をおいた聡子を訪るが、聡子は「清顕など知らない」と言う。全てが夢だったのか?自分のこれまでの清顕への執着は何だったのか?というのが「豊饒の海」の結末。本舞台では、清顕という美に憧れ続け、取り残されてしまった人間、本多繁邦を軸に、三島氏が最後に描いたこの「豊饒の海」という世界を、いまを生きている我々の人生という「普遍」の世界に投じていくという。2018 PARCO PRODUCE “三島 × MISHIMA”「豊饒の海」プレビュー公演は11月3日(土)~5日(月)、本公演は7日(水)~12月2日(日)紀伊國屋サザンシアターTAKASHIMAYAにて上演。12月8日(土)~9日(日)森ノ宮ピロティホールにて上演。(cinemacafe.net)
2018年06月27日光を操ることで、顔全体の立体感や素肌の質感を演出できる優秀なコスメといえば「ハイライト」ですよね。自然光の強さが異なる時間帯によって最適な入れ方をすることで、さらにハイライトの良さを活かすことができるんです!今回は、時間帯に合わせたハイライトの使いこなし方についてご紹介していきます。用途別!ハイライトのタイプを見極めよう出典:byBirthよりハイライトを上手に活用するために、ハイライトのタイプも用途によって選んでいきましょう!ポイント使いしたいとき狙った箇所にポイント的にハイライトを入れたいときは、筆でつけるようなリキッドタイプのハイライトを使ってみてください。使用感がさらりとしていて軽いので、夏でもベタつかなくて使いやすいですよ。広範囲に使いたいとき広い範囲にハイライトをのせたいときには、乳液タイプやジェルタイプのハイライトを使ってみてください。テクスチャーが柔らかい乳液タイプやジェルタイプのハイライトなら、保湿効果も期待ができるので簡単にツヤ感も仕込めますよ。生っぽいツヤが欲しいとき生っぽいツヤ感を演出したいときには、バームタイプのハイライトを使ってみてください。固形バームを選べば、暑い季節でも液漏れの心配もないですし、オイル特有の保湿効果も期待できます。ミニマムメイクをしたいとき小さなバッグでお出かけするときやポーチをかさばらせたくないときには、細かなラメ入りのハイライト効果も備えるチークや、パール入りのリップを使ってみてください。荷物をコンパクトにできるうえに、血色感も光沢感も一気に手に入るので便利でオススメですよ。自然光の強さに合わせてハイライトを選ぼう出典:byBirth太陽光の輝く日中自然光がもっとも輝く日中は、スッピン肌の延長のようなツヤ感を演出できるハイライトがおすすめです。ツヤ感を求めるなら、オイルやグロスを使った生っぽい輝きを目指しましょう。やりすぎるとテカって見えてしまうので、顔の高さが出る部分とへこみの部分に“小さく”ツヤを仕込んでみてください。最後に唇の中央にぽってりグロスをのせれば、女性らしさもツヤも手に入りますよ。太陽の隠れる夜日中に比べて暗くなる夜には、日中で仕込んだオイルのツヤに水っぽさをプラスしてみてください。最近ではオイル入りのミスト化粧水なども発売されているので、メイク直し用に持ち歩いておくと便利でおすすめです。最後に目元にラメのアイシャドウをさらっと重ねて、夜にキラキラ輝く目元を演出してみるのもかわいいですよ。ハイライトだけじゃない!コントロールカラーでメリハリ顔に出典:byBirthピンクがあればふんわり明るいお肌あどけない顔に仕上げたいときは、ピンク下地の出番です。まず最初に、ピンクの化粧下地をまんべんなく顔全体に伸ばしましょう。そこから、粉ハイライトを鼻から頬骨の上にかけて広範囲にふんわりとのせてみてください。ピンクの柔らかさと粉ハイライトのふんわりとした光のヴェールで、シフォンのようなやさしい明るさを纏えますよ。ラベンダーとベージュの透明感ある組み合わせ透明感&血色を補うラベンダーと肌馴染みの良いベージュをポイント使いすることで、骨格の強調された立体感のある顔に仕上がります。ラベンダーは頬骨に沿って斜め三角形になるように入れて、ベージュは上瞼の中央と下瞼の目尻側・鼻筋の真ん中にポイントで入れることで顔中心に立体感が生まれます。よりツヤ感を与えるために、スティックタイプや練りタイプのハイライトがおすすめです!白ハイライトでスポットライト効果を狙う真っ白ハイライトも上手に使いこなせば、何よりも明るいハイライト効果が狙えます。まずベージュのハイライトでツヤを仕込んでから、その内側に白のハイライトを重ねてみてください。ベージュと一緒に使えば、じわっとにじむようなグラデーションハイライトが簡単に手に入ります。まるでスポットライトを浴びているような明るさを体感してみてください。光を操ってメリハリ顔を手に入れよう出典:byBirthせっかく立体感のあるメリハリ顔を作るなら、何も意識せずにおざなりにハイライトを入れるより、自然光や色の特性を知って入れた方がさらに効果的!ますます太陽が輝く夏本番に備えて、光を上手に操りながらツヤ感のあるメリハリ顔を手に入れましょう!
2018年06月17日「老化の原因の80%は光老化」と言われています。光老化とは、太陽光に含まれる光によって、シミ・しわ・たるみなどの老化現象が起こってしまうこと。光老化の原因の一つとしてみなさんが思い浮かぶのは、紫外線ですよね。実際紫外線は百害あって一利なしですが、それだけでなく太陽光に含まれる“ブルーライト”も肌へ悪影響を及ぼすのです。そんな“ブルーライト”の正体やケア方法をご紹介します。若々しい肌を遠ざける要因の一つ、“ブルーライト”ってなに?出典:byBirth太陽光からは波長によってさまざまな光が届きます。この光は波長によって分けられていますが、共通するのが「波長が短いほどエネルギーは大きくて透過率が低い、波長が長いほど小さくて透過率が高い」です。紫外線を例に出すと、波長が短いUVBはUVAよりもエネルギーは大きいですが、透過率は低いため肌の表面である表皮層までしか到達しません。しかし、波長が長いUVAはエネルギーこそ小さいですが、透過率が高いため肌のより奥である真皮層まで到達してしまいます。“ブルーライト”は目に見える光の中で一番波長が短いので、エネルギーが大きいです。また、紫外線に最も近い波長なので透過率が高く、肌の奥までじわじわとダメージを与えてしまいます。私たちの生活に“ブルーライト”は欠かせないもの。だからこそ上手に付き合うためにブルーライトケアが必須なのです。“ブルーライト”が及ぼす悪影響出典:byBirthシミ・しわ・たるみなどのエイジングサインに……ブルーライトを浴びてしまうと、11種ある活性酸素のうち特に反応性が高い「一重項酸素(いちじゅうこうさんそ)」を生成してしまうといわれています。すると、肌のハリや弾力に欠かせないコラーゲン繊維やエラスチン繊維を破壊して、しわやたるみの原因になってしまいます。それだけでなく、メラニンの過剰生成にもつながり、しわや色素沈着の原因ともなってしまうのです。この一重項酸素は体内で除去してくれる酵素が存在しないので、ブルーライトケアをしておくことに越したことはないのです。眼精疲労・生活リズムの乱れにも“ブルーライト”は美容面だけでなく、健康面にも影響を与えます。まず、“ブルーライト”は波長が短く散乱するため、映像がぼやけて見えます。すると、目はピントを合わせようと無意識に働くため、眼精疲労の原因となってしまいます。また人間は朝、太陽光に含まれる“ブルーライト”を浴びることで体内時計をリセットして活動スイッチを入れるため、夜寝る前にスマートフォンを触るなどして多量の“ブルーライト”を浴びてしまうと眠れなくなってしまうのはこのためです。“ブルーライト”はとっても身近な光の一つ出典:byBirth“ブルーライト”は太陽光に含まれているのはもちろん、私たちの身の回りにあるなくてはならないPC、スマートフォン、テレビなどの液晶LEDからも発せられている、非常にありふれた光です。そのため無意識のうちに“ブルーライト”を浴びていて、ダメージを受けてしまうということが多々起きてしまうのです。ブルーライトケアには専用の日焼け止めを活用してブルーライトは紫外線と同じ太陽光の一種ですが、紫外線とは波長が違うため通常の日焼け止めではブルーライトをカットすることができません。ブルーライトケアには、ブルーライトをカットするのが得意な成分が配合されている日焼け止めを選びましょう。今回は、紫外線だけでなくブルーライトもカットしてくれる頼もしい日焼け止めを3つご紹介します。ランコム UV エクスペール トーン アップ 30ml 5,800円(税抜)出典:byBirth紫外線防御指数は、国内最高峰のSPF50+/PA++++ながら、光のヴェールがスキのない美しい肌へと導いてくれます。ブルーライトをカットしてくれるのはもちろん、肌荒れの原因の一つとも言われている大気汚染からも肌を守ってくれます。アムリターラ オールライト サンスクリーン クリーム 40g 3,800円(税抜)出典:byBirth紫外線散乱剤のみを使用したノンケミカルの日焼け止めはよく聞くけれど、こちらの日焼け止めは紫外線散乱剤である酸化チタン・酸化亜鉛を使わずに、美容天然ミネラル「酸化セリウム」で紫外線やブルーライトをブロックする新世代の日焼け止めです。日焼け止めとは思えないクリームのようなみずみずしさと、オーガニック成分が肌に適度なうるおいを与えてくれるので、つけているほうが心地よく、毎日使いたくなります。ヴァントルテ ミネラルCCクリーム30g3,400円(税抜)出典:byBirth6種類の植物エキスとミネラルの力で、紫外線・ブルーライト・外部刺激から肌を守ってくれる石鹸で落とせる日焼け止めです。CCクリームなので、これ1本で気になる色むらや毛穴凹凸をカバーしてくれます。お休みの日のUVケア・ブルーライトケアにおすすめです。ブルーライト対策は早く始めるのが吉!出典:byBirthブルーライトはPCやスマートフォン、テレビなどからも発せられているため、家にいるときも油断できません。ブルーライトフィルムを貼ったり眼鏡を取り入れたりしつつ、今日ご紹介した日焼け止めを塗って光老化を予防しましょう!「エイジングケアはまだ早い」と思っている方もいるかもしれませんが、紫外線やブルーライトのダメージはすぐに出るのではなくじわじわと積もるものなので、早いうちからやっておくことに損はありません!紫外線対策・ブルーライト対策はいくつからでもできるエイジングケアの一つです。今すぐ始めましょう。
2018年05月03日生きていく上でなくてはならない「光」は、疲れた時に効果的に取り入れてみましょう。リラックスさせてくれたり元気を与えてくれる光の力を借りて、毎日をイキイキと過ごしてみませんか?オススメの取り入れ方をご紹介します。「光」の力は癒しの効果が出典:Shutterstock疲れた時に気分転換をすることは、次にまた頑張るための栄養補給のようなもの。そんな気分転換にぜひオススメしたいのが「光」を取り入れたリフレッシュ。光とひとくちに言っても様々なタイプがありますよね。でもその光はどれもリラックス効果があったり、元気をチャージしてくれる不思議なパワーを持っているのです。そこで、光がもたらすリフレッシュ方法を、ジャンル別にご紹介します。キャンドル出典:Shutterstockキャンドルの光を見ていると、なぜだか心地いい気分になるという経験がある方も多いのではないでしょうか?ゆらゆらと揺れる炎の光はリラックス効果がありますよね。そのため、1日の終わりにキャンドルを使って疲れを癒している方もいると思います。キャンドルには、香りのするものやデザインがかわいいものなどいろいろな種類があるので、選ぶ楽しさもあり、コレクションするのも素敵です。使い方としては、部屋を暗くしてキャンドルの光を眺めたり、バスタイムにキャンドルを使うのもオススメ。リラックスしたい時にキャンドルの光の力を借りれば、疲れや悩みも吹き飛んでしまいそうですよね。また、1つだけでなく何個も並べて、キャンドルの光に包まれた空間で過ごすのも、非日常な気分になれて良いですよ。女子力も上がり、手軽に気分転換ができるキャンドルはぜひ持っておきたいアイテムですね。太陽出典:Shutterstock光といえば太陽!健康的に気分転換するなら、太陽の光を浴びることが一番です。通勤では地下しか通らなかったり、夜遅く帰宅する毎日だと太陽の光を感じることが少なくなりがち。それなら休日を利用して太陽を浴びることを心掛けてみてはいかがでしょうか?早起きをして朝日を浴びながらウォーキングをしたり、公園に行って体を動かしてみたり。太陽を感じながら過ごすと、ストレス発散ができ、元気がチャージされます。日光浴という言葉があるように、太陽には人間の力の源になるパワーを秘めているのです。アクティブに体を動かせば運動不足の解消にもなり、また新たな趣味が見つかるきっかけにもなるかもしれませんよね。お金もかからずに健康にもなれる太陽の光は存分に利用しましょう。ただ、紫外線対策はしっかりとしてから、お出かけしてくださいね。夜景出典:Shutterstockロマンチックなリフレッシュをしたいなら、夜景を見に行きましょう。高層階のビルに行って、夜景の見えるレストランやバーで大人な時間の過ごし方をしてみてください。その贅沢な気分に浸ることこそが、最高のリフレッシュになります。夜景を一望できる場所でキラキラ輝く光を見ていると、思わずうっとりしてしまい、いつまでも眺めていたくなりますよね。壮大で無数に輝く夜景の光を見ていると、自分の悩みがちっぽけに感じて、また明日から頑張ろうという気持ちに変換されるでしょう。たまにはリッチなリフレッシュを体感するととても良い刺激になるので、マンネリした日常に飽き飽きしている方はぜひ夜景を見に行ってみるのがオススメです。イルミネーション出典:Shutterstock夜景と同様、イルミネーションの光にも癒しの力があります。人工的に作られたイルミネーションは、美しいと思うように作られているのでまさに光のパワーを感じられる場所。キレイだな、という感動体験をすることで、心が浄化される気がしますよね。イルミネーションは友達同士でも、カップルでも、家族で行っても楽しめます。みんなでワイワイ楽しめるイルミネーションは、見に行くだけでとても思い出に残るものとなりますよね。写真映えもするので、撮った写真を後から見返して思い出に浸ることもできます。一つのイベントとして成り立つくらいの存在感のあるイルミネーションは、テンションを上げたい時にみんなで見に行きたいですね。間接照明出典:Shutterstockインテリアとして置いている方も多い間接照明。メインの照明を点けていると光が強すぎて、リラックスしたい時には不向きだったりします。でも、間接照明はぼんやりと部屋を灯してくれてちょうど良い光加減。そのため寝る前のゆっくりとくつろぐ時間には間接照明に切り替えると良いでしょう。間接照明を使えば、自宅でもムーディーな雰囲気を演出することができます。落ち着く空間作りはリラックスする上でとても重要なこと。その光の中で、マッサージをしたり、映画を見たり、アロマを焚いたりと自分の好きなことをゆっくりと楽しんでみましょう。1日の終わりにこんな至福の時間があれば、毎日頑張れそうな気がしませんか?オシャレな日常を楽しみたい方は、間接照明を取り入れてみてくださいね。光のパワーは絶大!様々なシチュエーションで取り入れよう出典:Shutterstockご紹介した光の取り入れ方を参考にして頂き、自分なりの楽しみ方を見つけてみてください。光を意識してそれをしっかりと感じることが、リラックス効果を生み出してくれます。元気をチャージして、またエネルギッシュに毎日を送れるようにしたいですね!
2018年04月15日日本一長い歩行者専用吊橋「三島スカイウォーク」に、新しく自然共生型アウトドアパーク「フォレストアドベンチャー・三島スカイウォーク」が2018年7月26日(木)にオープン。 「フォレストアドベンチャー・三島スカイウォーク」は、全長400m、日本一の吊橋「三島スカイウォーク」ならではの絶景体験を楽しめる施設だ。フランスを発祥とするフォレストアドベンチャーの“自然を活かした、樹上のアウトドアパーク”という理念に基づいた、33のアクティビティを設ける。北エリアの森林で繰り広げられるアドベンチャーコースには、自然の立木の地上2~15mの高さに設置されたプラットフォームから、別の木に移動する樹上体験を用意。長さ300mのロングジップスライドで、一気に地上へ滑り降りるスリルと爽快感が味わえる。このロングジップスライドは、2本のラインで設置されており、カップルやペアの2人1組で同時に滑走が可能。往路では日本一長い吊橋を潜り抜けて着地し、復路は富士山と三島スカイウォークに向かって滑り抜ける“絶景”ジップスライドを堪能できる。その他、森の中で約10メートルのクライミングを満喫できる「クリフチャレンジャー」などが登場し、森の中をセグウェイで駆け抜ける「セグウェイツアー」の全コースも完成。また、新築の受付棟ログハウス「ツリーツリーツリー(tree tree tree)」には、ピクニック気分が味わえるカフェ「Picnic Café」がオープンし、地元食材を使ったホットドッグやサンドイッチ、ドリンク、スイーツなどを提供する。さらに、資料館「スカイウォークミュージアム」やギフトショップを展開する。【詳細】フォレストアドベンチャー・三島スカイウォーク開業日:2018年7月26日(木)営業時間:9:00~17:00(最終受付15:00) ※荒天中止住所:静岡県三島市笹原新田313(三島スカイウォーク内) 三島スカイウォーク 北エリア料金:・アドベンチャーコース+ロングジップスライド 通常料金 3,600円/人・ロングジップスライド 通常料金 1,800円/人・クリフチャレンジャー 1,000円/10分※吊橋入場料別途。利用条件:身長140cmまたは小学4年生以上、体重130kg以下。※18歳未満は、保護者または同等の資格者の同伴が必要。■セグウェイツアー場所:三島スカイウォーク北エリア(吊橋を渡った先)コース長さ:約2.5km(所要時間約60分)料金:4,500円(吊橋料金別・16歳~70歳位までを推奨)※未成年は、 保護者の方の同意が必要。
2018年04月14日太陽の日差しが暖かくなり、春のキラキラと降りそそぐ明るい光に、心もウキウキしてきます!そんな心弾む季節に、子どもと一緒に「光」をめいっぱい感じられる工作&遊びを楽しんでみませんか。光を楽しむための道具を作ろう!光を楽しむための道具作りからスタート!子どもと一緒に楽しみながら作ってみましょう。<台紙の材料>・黒い画用紙・白い画用紙・ペン・ハサミ・のり<台紙の作り方>白い画用紙にペンで絵を描きます。絵はアウトラインのみにします。外側を切り抜きます。「星」などの単純な絵なら、子どもも比較的簡単に切ることができます。直線が多い形だと、ハサミを細かく動かさなくても、ラインに沿って切ることができるので、図形などがオススメです。手始めに「ひし形」などからトライしてみるといいでしょう。最初に、ハサミの刃を入れる位置と向き・角度を紙の上で確認し、大人が紙を持って安定するように固定してあげると、ハサミのもち手を握るだけで、スムーズに真っすぐ切り込みを入れることができます。お子さんの手先のスキルに応じて、フォローの仕方を調整しながら進めていくことで、お子さんからたくさんの「切れたっ!」「できた!」が聞けるといいですね。切り抜いた白い画用紙を、黒い画用紙に貼り付けます。これで台紙は完成です。「魚」「星」の他に「カメレオン」「クジャク」も作ってみました。<カラーシートの材料>・カラーセロファン・B5サイズくらいのOPPバッグ(透明度の高いビニールバッグ)・ハサミ<色素材の準備>OPPバッグの片側の横の辺と、底の辺をハサミで切り、本のように見開きの状態になるようにして、シートを作ります。クリアファイルなどを利用することもできますが、その際はできる限り透明度の高いものを選びましょう(光を透過しやすくするため)。カラーセロファンを好きな形に切ります。ここで切り抜く形は、ランダムなものでOK!細かく切った破片のようなものや、棒状に切っただけでも大丈夫なので、”ハサミでチョキチョキ”が大好きなお子さんなら、好きなだけチョキチョキしてもらいましょう!(細かくしすぎると、扱いにくくなるので適度な大きさまで)先ほど作ったOPPバッグのシートを開き、間に切ったセロファンを好きなように並べます。並べ終わったら、開いているシートを閉じセロファンを挟み込みます。その他、自宅にあるザルや網などを用意します。準備が整ったら、太陽の下にレッツゴー!先ほど作った台紙やカラーシートを使って、日差しを感じながら遊んでみましょう。良く晴れた雲の少ない日が、遊びの絶好のチャンスです!最初に、子どもと太陽の向きを確認するところから始めます。このとき、太陽が昇る方角や、時刻と太陽の位置の関係などについて触れるのもオススメです。目の前の自然を通して得る知識は、子どもに新鮮な発見と学びを与えてくれるはず。太陽の向きが確認できたら、陽が射しているところに台紙を置きます。そして、セロファンのシートを、日差しが直線上に当たるようにして、台紙の上にかざすと、台紙の白い画用紙部分に、カラーセロファンの色が透過され、きれいな模様を作り出してくれます。このとき、自分の身体で日差しを遮ってしまったり、日差しの向きとズレたところにカラーシートをかざしてしまったりすると、うまく透過されないので、立ち位置やカラーシートのポジションに気を付けてセットしましょう。赤いセロファンと青いセロファンが重なりあっている部分は「紫」になっていたり、黄色いセロファンと青いセロファンが重なり合っている部分は「緑」になっていたり、色の変化を見つけるのも遊びのポイントです!カラーシートを動かしたり湾曲させたりすると、台紙に透過されている色や模様も動きます。また、カラーシートと台紙の距離を近づけたり遠ざけたりすることで、透過されている色や模様が、くっきりと鮮明になったりぼんやりしたりするなど、透過の状態を変化させることができます。太陽が雲に隠れることによる変化も楽しめますよ。くっきりと映し出されていた色や模様が、なんだかぼんやりしてきたな、と思ったら、もしかしたら太陽が雲に隠れてしまったからかもしれません。そんなときは、空の様子を確認してみるといいですね。カラーシートの他、グリーンの瓶をかざしてみることにしました。太陽に向けると光を透すことがわかります。筒状の瓶の形によって光が歪められ、グリーンの光に濃淡ができ、綺麗な模様の光が透過されました。瓶を手で握ってかざしたところ、子どもから「あっ!あっ!ワニがいる!」との声が。指差された部分を見てみると、なんとカメレオンの台紙の中に、「ワニ」が現れているではありませんか!グリーンの瓶の色合いと、少しゆがめられた光がちょうどワニの鱗の模様のように見えます。そんな偶然の産物が楽しめるのも、この遊びの大きな魅力の一つです。瓶の他にも、ガラスの器やビー玉(透明容器に入れたり手で持ってかざす)、キャンディーの包み紙など、身近にある光を透過する物を見つけて、いろいろと映し出してみましょう!「光」の次は「影」で遊ぼう!カラーシートや瓶で「光」の遊びを楽しんだら、次はザルや網をかざして「影」を映し出してみましょう。網をかざしてみると星の台紙に、網目模様の影が映し出されました。網を台紙に近づけたり遠ざけたりすることで、網目模様の大きさや輪郭の変化を楽しめます。次に、ザルをかざすと放射状に広がる模様が現れました。予想していたより、とてもきれいな模様でびっくり!こどもからも「すごいー!」という声が上がりました。半球状のザルは、角度を変えることで映し出される模様が大きく変化します。平面の物と比べ、映し出される模様の変化が幅が広いので、おもしろみが増します。他にも、小さな葉っぱや手のひらをかざして、映し出しても楽しめそうです。かざす角度や距離によって影のでき方が変ってくるので、実験感覚で「どんな影ができるか(=模様ができるか)」試してみると、おもしろい発見が待っているかもしれませんね。「なぜ?」「どうして?」を引き出そう!光・影・色などに触れながら、試行錯誤を繰り返し、工夫を加えて遊ぶことで、おもしろみが増していきます。身近なものを使って気軽にできますが、いざ遊び始めてみると案外奥が深い!大人も「あれ?どうしてこう映るんだろう?」と不思議になることがしばしばあり、気づくと子どもより真剣に取り組んでいる、なんてことも。遊びの過程で、子どもから「なぜ?」「どうして?」が出てきたら、遊びは大成功。一緒に遊ぶ大人は、わかることは教えてあげる、わからないことは一緒に調べてみる、そんなスタンスで寄り添えたらいいですね。お子さんの年齢や月齢によって出てくる「はてな」はいろいろ。それぞれの子に芽生えた素敵な「はてな」に、ちょっと向き合ってみることで、大人も新たな知識を得ることができ、親子で楽しみながら学べる機会になると思います。<文・写真:フリーランス記者又多実千恵>
2018年04月12日Panasonicの光美容器「光エステ」ES-WP802018年3月21日、Panasonicから、光美容器「光エステ」ES-WP80が発売される。ES-WP80は、家庭用のむだ毛ケア機器で、ボディにもフェイスにも使うことができる。従来品で1本だったランプを2本に増やし、総光量を2倍に改良。照射面積をこれまでのおよそ1.5倍に広げ、照射間隔を最短約0.7秒短縮したことによって、むだ毛ケアにかかる時間を大幅に短くすることができる。連続使用回数は約600回。ボディ用、フェイス用、ビキニライン用の3つのアタッチメント付きで、アシ、ウデ、ワキ、手、顔、ビキニラインに使用することができる。肌に密着するように当てるだけで照射することができるため、自宅で簡単にむだ毛ケアができそうた。美肌を目指せる光美容器「光エステ」ES-WP80の光刺激は、古い角質を剥がしやすくする効果があるため、むだ毛ケアと美肌ケアを同時に行うことができる。また、使用者の肌色に合わせた、オススメのフラッシュ出力レベルを教えてくれる「肌検知センサー」を新たに搭載。適切な出力レベルで照射することによって、肌を傷めずに、むだ毛ケアが可能。きめの細かい、美肌へと導く。(画像はプレスリリースより)【参考】※Panasonic プレスリリース
2018年02月09日クリスマスと言えば光!!キラキラか輝く街のイルミネーションに負けないくらい、メイクも輝かせたいものです。メイクにプラスする輝きと言えば、ハイライト!!ギラギラと光りすぎない大人のハイライトの入れ方をマスターして、クリスマスに差をつけましょう。ハイライトを駆使して、光のマジシャンを目指しましょう☆「ハイライト」の役割は”光”!!ハイライトの役割は”光”。顔に直接くっついているレフ版のようなものです。なので、ハイライトは光をうまく演出したい時に使う必要があります。めったやたらに顔につけまくっても、サバのように照り輝いてしまい、逆効果。素敵どころかなんだかイロモノっぽい雰囲気になってしまうことでしょう。また、ハイライトにもタイプがあって、マットに高さや品の良さを演出してくれるものと、ラメで光を反射させるタイプのものでは、役割が全く違ってきます。この違いを理解して使いこなすことで、光のマジックの効きが変わって来るのです。うまく使いこなして、光り輝く美貌を手に入れましょう。「ハイライト」はどこに入れると効果的?ハイライトを入れるところは、基本的に1段高く見せたいところです。鼻筋をすっと見せたい場合は、鼻のラインに縦にすっとハイライトを入れましょう。このとき、元から鼻筋が通っていて鼻が高めの人と、丸くて低めの鼻の人とでは、ハイライトの入れ方が変わってきます。鼻の高い人がハイライトを鼻先まで入れてしまうと、やりすぎになってしまい、鼻が強調されすぎてしまいます。なので、鼻の高い人はTゾーンから鼻の中ほどまでハイライトを入れるように加減して入れましょう。逆に鼻の低い人はしっかりと鼻先までハイライトを塗っておくとよいでしょう。また、目の横、こめかみのあたりにハイライトを「くの字」に入れると、顔に立体感が出せます。目の周りのくすみを光で飛ばす効果もありますので、試してみましょう。さらに顔を明るく見せたい時は頬の一番高い位置にほんの少しだけハイライトをのせておきます。そして、あご先にもポンッとハイライトを1点のせておくと、顔全体を明るく見せることができるでしょう。”目で見るとき”と”写真に写るとき”では違う!「ハイライト」の使い方ハイライトには粉質によって、マットな質感のものと、カラーが入ってラメ感のあるものがあり、シーンによって使い分けることで、より上級者な使い方ができるようになります。特に、人の目に映る姿と、カメラのレンズを通して見るときでは、ハイライトの印象はかなり違ってくるのです。どのような違いがあるのか?うまく使い分けて、写真写りも良くしてしまいましょう!!インスタ映えにもおすすめです。パーティー会場編パーティー会場は少し暗めな場合もありますが、基本的には光を反射させて、人の目を惹きつけるハイライトの使い方がおすすめです。ですから、使用するのは、少しカラーが入っていて、キラキラと光を反射するタイプのもの。「ゲラン」の顔全体につけるパウダーのように、いくつかの色が混ざり合って顔全体を明るく見せてくれるものがよいでしょう。こういったタイプは、少々塗りすぎても、妙な照りが出ないのも嬉しいところです。写真撮影編写真に写る際のハイライト選びは実は非常に重要です。実は写真に写るときはカメラのフラッシュなどの効果で、光が乱反射してしまい、ラメ感のあるハイライトは逆効果になってしまうことがあるのです。特に目の上、ラメの強いアイシャドウを眉の下まで入れてしまうと、妙な光方あをしてしまうことがあるので、注意が必要です。写真撮影前に、少し落としておくことをおすすめします。写真に写る際のハイライトはマットな粉状のものを使用し、可能な限りカラーレスなものがよいでしょう。スタイリストさんの間で人気な「ナーズ」のプレストパウダーは写真撮影にはとってもおすすめです。マットな白さが、光を与えたいところだけにうまく効いてくれます。これを特に鼻すじにのせることで、すっと高い鼻を演出し、知的な雰囲気をつくってくれます。妙なギラギラ感がなく、顔の立体感だけをだしてくれる、撮影時にはぴったりのマットなパウダーです。他にも、ラメ感がなく、マットな白のパウダーであれば、OKです。うまく使いこなして、誰よりも綺麗に写真におさまりましょう。ハイライトを使いこなして、クリスマスには光のマジシャンになろう!これから訪れるクリスマスは、ハイライトを使いこなして、光のマジシャンになろう。街のイルミネーションや記念撮影に負けないテクニックを身に着けて、自分をうまくひきたてましょう。ハイライトを武器に、いざ出陣!!
2017年12月22日「大阪・光の饗宴2017」が2017年11月12日(日)から12月31日(日)まで開催される。「大阪・光の饗宴2017」は「OSAKA光のルネサンス2017〜15周年記念〜」「御堂筋イルミネーション2017」などのコアプログラム、そして大阪の各所で灯される個性あふれる光「エリアプログラム」で構成される。中でもおすすめスポットを紹介。光のアートフェスティバル「OSAKA光のルネサンス」中之島イルミネーションストリート2003年にスタートした「OSAKA光のルネサンス」。水都大阪のシンボル・中之島で繰り広げられる光のアートフェスティバルとして開催され、これまで人気を博してきた。今年は開催15周年を記念し、特別プログラムが実施される。イベントがスタートした2003年から人々を魅了する、全長約150mのケヤキ並木の「中之島イルミネーションストリート」。音楽とシンクロして色とりどりに変化する光のトンネルが、様々な音楽と光で演出される。今回は、ケヤキ並木が音楽に合わせて踊りだすなど、15年の歴史を刻む演出を存分に楽しめる。台湾のランタンが夜空を舞うさらに、台湾の元宵節(げんしょうせつ)を祝う約1,000個のランタンが登場し、大阪の夜空を彩る。ランタンのデザインは、今回のためだけに台南の市民が描いた異国情緒あふれる特別なもの。台南を代表するグルメや工芸、民俗や古跡などがカラフルに描かれている。歴史的建造物にプロジェクションマッピングOSAKA光のルネサンスの人気プログラム「ウォールタペストリー」は、歴史的な近代建築物の壁面をスクリーンに、光の芸術作品を写し出すもの。今年は大阪府立中之島図書館から大阪市中央公会堂へ会場を移し、新しい作品を披露する。「御堂筋イルミネーション2017」梅田から難波までの御堂筋の全長約4kmで開催される「御堂筋イルミネーション」。今年は、淀屋橋から新橋までの区間(中央エリア)に、圧倒的なスケールとインパクトある演出を展開する。なお、開催初日の11月12日(日)は、大阪・光の饗宴2017の開宴式を行い、御堂筋の一部を歩行者に一夜限り開放。いつも見れない車道からのイルミネーションを満喫することができる。【概要】大阪・光の饗宴2017期間:2017年11月12日(日)〜12月31日(日)■OSAKA光のルネサンス2017~15周年記念~・中之島イルミネーションストリート スペシャルプレビュー開催日時:2017年12月1日(金)〜13日(水) 17:00〜23:00(演出は21:00まで)※1時間に4回/1回5分程度開催場所:みおつくしプロムナード・ウォールタペストリー・大阪市中央公会堂特別公演開催場所大阪市中央公会堂正面開催日時:12月14日(木)~25日(月)17:00~21:00※公演スケジュールは調整中*観覧無料*雨天決行・光の交流プログラム=台南・光の廟埕開催日時:12月14日(木)〜25日(月)開催時間:17:00〜22:00■御堂筋イルミネーション2017開催場所:御堂筋(阪神前交差点〜難波西口交差点)開催日時:11月12日(日)〜12月31日(日) 17:00頃〜23:00
2017年10月26日「光で起こしてくれる」光目覚まし時計と、入眠時に心地よく眠りへ導いてくれる睡眠セラピー機能を搭載したアイマスクが登場した。ウェザリー・ジャパン株式会社は、SoundOasis社の光目覚ましスマートアイマスク「illumy/イルミー」を日本全国、オンラインストアで6月23日から販売を開始する。新しい目覚めと入眠の習慣イルミーはアイマスクの中で光を目に当てる事によって、“快適な入眠”と”ストレスのない起床”を促してくれる画期的なアイマスクだ。イルミーは通常の視界の光を遮断して入眠を促すアイマスクでは無く、マスクから日の出と日没の太陽光を再現した2種類の光を照射する事で神経作用に働きかけて入眠と起床をコントロールする。よく言われる事だが、起床時は日光を浴びると自然と目が覚めやすい。起床時は日の出の光を再現した青い光で自然な起床を提供し、入眠時は日没のオレンジの光で副交感神経を刺激して穏やかな入眠へ導いてくれる。また、光のリズムを変化させる事でリラックスした状態のデルタ派で入眠をよりスムーズに行い、ベータ派で自然な目覚めを作ってくれる。宇宙飛行士の体内時計の調整にイルミーは、国際宇宙ステーションで宇宙飛行士の体内時計の調整に使われた技術を使用しており、天候やライフスタイルに左右される事なく体内の調整を行う事が出来る。携帯やPCのアプリケーションで操作を行う事が出来、飛行機でセットすれば時差ボケ対策も可能だ。PCやスマホの影響で入眠や起床に悩みを抱えている人には、ぜひ試してみて欲しい新しいアイテムだ。(画像はプレスリリースより)【参考】※ウェザリー・ジャパン株式会社※ウェザリー・ジャパン株式会社プレスリリース(Value Press)
2017年07月15日1000万色以上の色彩表現ができるLED照明を使い、限りなく自然光に近い光で展望台全体を覆うフレームを内側から照らす光の演出「六甲山光のアートLightscapeinRokko」。7月1日(土)から始まる夏バージョン「夏は夜」では、夏の夜の月が明るい情景の中で、蛍の飛び交う様子や、雨の日の様子を、約7分間の光の演出で表現されます。家族でもカップルでも女子会でも楽しめそうですね♪限りなく自然光に近いLED照明が織りなすアート光のアート「LightscapeinRokko」は、1000万色以上の色彩表現ができる最新のLED照明器具を使って、限りなく自然光に近い光で展望台全体を覆うフレームを内側から照らす光のイベント。約7分間の演出が繰り返し行われ、1日5回のガイドツアー(無料・別途入場料要)ではスタッフの解説付き!六甲山光のアートや阪神間のパノラマ夜景、六甲枝垂れの設計に関して語ってくれますよ♪夏バージョンの「夏は夜」って?「夏は夜」のテーマは…「夏の夜の、月が明るい情景。闇夜に蛍が多く、またはほんの数匹が飛び交ってぼんやりと光って飛んでいく姿や、雨の日の様子」というもの。照明デザイナー・伏見雅之氏の演出によって、六甲山から望む1000万ドルの夜景とともに、季節の移ろいを感じる幻想的な光景が楽しめるんですね。開催日時イベントの開催日時は以下のようになっています。7月1日(土)~9月8日(金)19:00~21:00(20:30受付終了)※天候により変更の場合があります。【入場料金】大人(中学生以上)300円、小人(4歳~小学生)200円伏見雅之氏プロフィール光を通して日常空間や都市空間を彩り、生活を豊かにする表現のツールとして活動しているアーティスト。主な受賞歴は、「1991年卒業制作東京芸術大学買い上げ」「2001年あかりフェスタ2001審査員特別賞」「2006年ジャパンゴルフフェアPRGRブース空間デザイン(東京ビックサイト)JGGA賞第一位」などがあります。2010年、2011年六甲ミーツ・アート芸術散歩招待アーティスト。六甲ガーデンテラス
2017年05月22日●亀梨くんみたいな息子がいたら小説家・三島由紀夫が1962年に発表した「美しい星」が、55年の歳月を経て映画化された。同作は三島作品の中でも異色とされるSF要素を取り入れた作品で、ある日自分たちが宇宙人であると覚醒した家族の姿を通し、宇宙という目線から地球の問題を切り取っていく。『桐島、部活やめるってよ』『紙の月』を手がけた吉田大八監督により舞台を現代に移し、大胆に翻案された形で製作されることになった。今回は一家の父で火星人に目覚めた気象予報士・大杉重一郎を演じるリリー・フランキーと、水星人に目覚めた重一郎の息子・一雄役の亀梨和也の"父子対談"を実施。映画『美しい星』作中で描かれるテーマを紐解いていく。○「面白いものを観たな」という感覚――父子役で初共演とのことですが、まずはお互いの印象を教えてください。リリー:単純に自分がもし親になって、亀梨くんみたいな息子がいたらいいなと思います。亀梨:嬉しいですね。リリー:すごくちゃんとしているんですよ。優しいし、男気があるし。亀梨:今回お仕事させていただく以前に、プライベートでお会いする機会が1~2度あったんです。リリーさんって、圧倒的に"リリーさん"じゃないですか(笑)。お仕事でお会いする時もその雰囲気は変わらず存在感があって、現場で主役の立ち方がすごいな、と思いました。ナチュラルでいながら、強さを持ち合わせるというのはなかなか……僕にはまだまだできないことです。リリー:亀梨くんは男らしい部分もあるし、目ヂカラが強い、初対面だと「強い人なのかな」と誤解されやすいのかもしれないけど、すごくいいお兄さんですよ。僕以外の先輩にも「あいつ元気かなあ」と思い出させる人なんですよね。あと、ちゃんと酔っぱらうところも信用できる(笑)。亀梨:ちゃんと酔っちゃいますね(笑)。1回、P(山下智久)と飲んでいて、リリーさんのお知り合いのお店に2人で行こうと言ったんですが、2人とも酔っ払っているから全然お店の暗証番号が思い出せなくて、リリーさんに電話しました(笑)。リリー:「お父さーん! お父さん!!」と電話が来て、「何があったんだ」と迎えに行ったらもう帰っちゃってた(笑)。亀梨:本当に申し訳ないです(笑)。――今回はかなり原作から翻案されている点もあり、かなり大胆な作品になっていると思いましたが、お二人は観た後にどう受けとられましたか?リリー:取材をたくさん受けているんですが、この映画、しゃべればしゃべるほど、お客さんが来づらくなるんじゃないかと(笑)。あえて言うなら、感動するとか、泣けるとか、すごく笑えるとかではなく、映画を観た後に「面白いもの観たな」という感覚になる作品ですかね。亀梨:「これだけを受け取ってほしい」という答えを提示してるものではないので、僕も監督に身を委ねて、やらせていただきました。僕は完成した作品を観たとき、すごく心拍数が上がったんですよ。脅される演出があるわけでもないのに、詰められているところもあり、映画との距離感がすごく面白かったというか。この感覚、DVDでも楽しんでもらえるとは思いますが、すごく映画館で観てもらうことを意識している作品だと思います。リリー:それは本当にそうだよね。亀梨:映画としての贅沢なものが、すごく詰まっているみたいな感覚がありましたよね。リリー:「イケてるものを観た」みたいな感じだった。亀梨:「俺、観たよ、『美しい星』」と得意げになってしまうみたいな。本当に。●タイムスリップしたのかというくらい、リアリティがある○大きいテーマを扱いながら、家族の問題でもある――今回かなり印象的なリリーさんの「火星人ポーズ」ですが、亀梨さんは最初にどこで見たんですか?亀梨:中華屋でご飯を食べているときに、TVでお父さんの様子を見てしまうシーンだったんですが「これ、こういう映画なの!?」と思いました(笑)。リリー:俺もスタジオで「こういう映画なの!?」と思った(笑)。亀梨:台本から、あそこまで想像できなかったですよね(笑)。リリー:火星人ポーズの最後に「上を向いて、クレーンカメラを指し棒で指してください」と言われて、なぜか俺の中ではセーラームーンがイメージにあった(笑)。何かしら俺の中の宇宙的なものにセーラームーンがあったんだろうね。ただ三島由紀夫のSF的な部分はすごく、お茶の間SFな気がするし、自分の生活に置き換えて考えられることも多いよね。亀梨:それはすごくありますよね。一見すると大きなテーマを扱っているようなんですが、誰しも家族のことは経験するわけじゃないですか。絶対に誰かの息子であり娘なわけだから、みんなが共感できるテーマも含まれている。リリー:本当に、このテーマで映画になるといったら、普通はテアトル単館ですよ(笑)。亀梨:わかります(笑)。リリー:だから志が高いというか、これは配給会社もいい博打を打った(笑)。こういう映画を商業映画として成立させるバランスが良いですよね。――ポーズのお話がありましたが、撮影現場でも他に監督から色々な指示があったんでしょうか。リリー:指示ばかりですよね。語尾の音の抜き方とか、イントネーションとか、そもそも1テイクで終わるなんて思ってないですから。だから逆に1テイク目の力の抜け方はハンパない(笑)。探り探りですよ。亀梨:(笑)リリー:平均で絶対に7~8テイクは撮りますから、もう吉田大八監督の無重力にはまってました。でもやっていくうちに、どんどん「監督とはこうあるべき」というのがわかってきました。意外とOKじゃないテイクが使われてることも多いと思うし、撮ったシーンもバッサバサと切っているから、監督には全てが見えてたんでしょうね。亀梨:自分が指示をいただいているときは必死に考えているんですけど、他の方の撮影を客観的に見ると面白くて。中嶋(朋子)さんも監督から「あそこの間が0コンマで、この音が……」と説明されて「ああ~」と頷いている(笑)。リリー:もう、オーケストラのちょっとのピッチを直す指揮者ですよね。だから、すごく音楽的になっていると思います。あと、俺は気象予報士で病気で宇宙人で、と情報が多すぎるくらいの役なのに、クランクインのときに用意されてたのがはバスローブと前貼りだけ(笑)。亀梨:激しいですね(笑)。家族全員に性を感じさせるシーンはありますもんね。リリー:お母さんもぽーっとした顔、してたもんね。亀梨:(佐々木)蔵之介さんに。リリー:あれが1番腹立ちました(笑)。○今に提示するべきテーマ――そうして撮られていたシーンが最後につながって、観られた時に自分の中で覚醒したことはありますか?リリー:よく夕方のニュースでゴミ屋敷の住人を紹介しているじゃないですか。でも、もしかしたら宇宙人みたいな人が本当にいて、ああいう風に俺らからはちょっと変わった人に見えてるだけなのかもしれないと思いました。みんなが想像で書いたSFも、いくつか本当のところはあるかもしれない。亀梨:三島さんが書いた時代も、冷戦を含め政治的な動きがすごく大きい時代じゃないですか。今この時代に、また原作のテーマに近づいているように感じるというか……そういうことを考えないで生きていられた世代だったのに、と思いますよね。タイムスリップしているのかなというくらい。この作品をやらせてもらってから、そういうニュースも自分の中に入ってくるようになりました。リリー:本当に、リアリティがある。亀梨:今に提示するものとして、すごくハマっているテーマのひとつだと思うんです。それを何十年の前に三島さんが書かれていることも、今この作品が公開されるということも、どこかリンクしているようだと、勝手に感じていました。リリー:本当のことを言ってるのにみんなが笑っちゃうという空気になるのは、聞く側にまだ笑うくらいの認識しかないからなのかもしれないし、歴史はそういうことの繰り返しなのかもしれない。全然面白いところでもないのに笑えてしまうのは、こっちにリアリティがないからなんですよね。そこに原作のもともと持っている、皮肉があるのだと思いました。○『美しい星』情報"当たらない"お天気キャスターの父・重一郎(リリー・フランキー)、野心溢れるフリーターの息子・一雄(亀梨和也)、美人すぎて周囲から浮いている女子大生の娘・暁子(橋本愛)、心の空虚をもて余す主婦の母・伊余子(中嶋朋子)。そんな大杉一家が、ある日突然、火星人、水星人、金星人、地球人として覚醒。“美しい星・地球”を救う使命を託される。ひとたび目覚めた彼らは生き生きと奮闘を重ねるが、やがて世間を巻き込む騒動を引き起こし、それぞれに傷ついていく。そんな一家の前に一人の男が現れ、地球に救う価値などあるのかと問いかける。5月26日公開。(C)2017「美しい星」製作委員会
2017年05月20日我が家と同じ!『光とともに…』との出会いこんにちは、モンズ―スーと申します。発達障害の当事者で、発達障害グレーゾーンの子どもの母をしています。みなさんは、戸部けいこさんの『光とともに・・・~自閉症児を抱えて~』を知っていますでしょうか?自閉症児の光くんとお母さんを主人公に、誤解されることの多かった発達障害の親子の成長を描いた作品です。社会的な関心を集め、篠原涼子さん主演のドラマでも話題になったんです。発売してからしばらくたち、知らない方も多いと思いますが、この4月に『光とともに・・・~自閉症児を抱えて~』の新装版が発売されました。私が「光とともに・・・」をはじめて読んだのは、息子が発達の遅れを指摘され、「発達障害」という言葉を始めて聞き、私自身も発達障害の傾向があるのでは・・・と悩んでいた頃でした。そして今また読み返し、改めて感じたことがあります。Upload By モンズースーUpload By モンズースーUpload By モンズースーUpload By モンズースーUpload By モンズースー物語に共感しつつ、「いろんな子がいるんだ」と知るきっかけにもほんの数年前のことなのですが当時は今ほど発達障害の情報が無く、難しい専門書を読んでも知らない単語ばかりで理解できずにいました、しかし『光とともに・・・』は漫画だったのでとても読みやすく、自閉症児のお話を知ることができました。私の息子は『光とともに・・・』の光くんとはまた違った子ですが、共感できるお話も多ありました、その一つが「偏食」です息子は乳児期に白い色の数種類の食べ物しか食べられないという変わったこだわりがありました、食卓に何種類もの料理を並べても、子どもの好きそうなメニューを作ってもけして食べず、毎食同じものを食べていました。最初は私の育児の仕方が原因?うちの子だけ?と悩みましたが、『光とともに・・・』を読んでこれが特性の一つであることを知りました。迷うこともあるけれど、我が家も光くん親子とともに考えていきたい『光とともに・・・』は同じ発達に遅れのある親の間でも多く読まれていて、それまで子どもの事を中々理解してくれなかった家族に勧めて読んでもらったら泣きながらよんでくれた・・・なんてお話も聞きました。今回から、『光とともに・・・~自閉症児を抱えて~』の場面の中から発達障害の事例を取り上げてご紹介していきます。このコラムは秋田書店『フォアミセス』誌でも掲載しています。よかったらお手にとってご覧くださいね!Upload By モンズースー新装版 光とともに・・・~自閉症児を抱えて~Upload By モンズースー新装版 光とともに・・・~自閉症児を抱えて~フォアミセス|秋田書店
2017年05月02日新国立劇場が30代の演出家を迎えて送るシリーズ「かさなる視点―日本の戯曲の力―」。第1弾は、近年高い評価を得てきた演出家・谷賢一が三島由紀夫の長編戯曲『白蟻の巣』に挑む。2月中旬に行われた通し稽古に足を運んだ。【チケット情報はこちら】三島がブラジルを訪れた経験を基に執筆し、昭和30年に刊行された本作。日本で名家に生まれるも没落し、ブラジルのコーヒー農園の経営者に収まった刈屋義郎(平田満)と妙子(安蘭けい)の夫婦、住み込み運転手で過去に妙子と心中未遂事件を起こした百島(石田佳央)とその事件を知りつつも彼と結婚した若き妻・啓子(村川絵梨)、農園の経営を任されている大杉(半海一晃)、女中・きぬ(熊坂理恵子)の6人が表面上は穏やかに暮らす邸宅。啓子のある“企み”に刈屋が乗ったことから、少しずつ屋敷を覆う空気、彼らの関係性が変化してゆく。谷はこの戯曲を選んだ理由として「感情の火柱が非常に太く、それがぶつかり合い、火花を散らしている」とその魅力を語ったが、登場人物たちの会話には表面上、奇妙な静けさが漂っている。この空気を担っているのが、平田演じる“旦那様”刈屋と安蘭が演じる妻の妙子の佇いである。刈屋は、妻と若き運転手の過ちを、彼特有の“寛大さ”で許しており、まるで何事もなかったかの様に、妙子と百島、啓子らとテーブルを囲む。妙子はどこか定まらない視点とじっとりとした口調が特徴的で、自らを「もう死んだ女」と語り、生ける屍のようにただ、そこにいる。妙子は夫の赦しを「寛大さの牢獄」と表現するが、谷は「優しさ、許し、寛大さがもたらす息苦しさ、辛さ、呪縛は、個人主義的に現代を生きる我々に響くテーマになる」と語る。そんなこの家の空気に唯一、まともに刃向かっている存在であり、刈屋をして「あんたは生きているよ」と言われるのが、百島の若き妻・啓子だ。彼女は百島と妙子の間の過去にもがき苦しみ、それを何でもない事の様に笑い話として話す刈屋に激しく詰め寄り、ある“策”を弄する。彼女の激情が、止まっていた時を動かし、少しずつそれぞれの心情、本音が蠢き、“牢獄”を飛び出していくが……。全編を通して印象的なのは俳優陣の声!刈屋の無関心と同義の諦念、妙子の死人の様な口調、啓子の激情、夫・百島の迷い、いつか再び日本の地を踏む事を叶わぬ“夢”として語る大杉…。それぞれの感情が見事なまでに彼らの声に乗せられて、“美しき不協和音”とも言えるような奇妙な音色を奏でる。昭和30年に書かれた戯曲は旧字体で書かれており、会話も決して現代の口語的とは言えないのだが、実際に通し稽古で展開される俳優陣のやり取りは、古臭さも不自然さも全く感じさせず、静かに、しかし、生き生きとした感情が伝わってくる。「三島特有の美しい言葉は魅力ですが、言葉はあくまでも氷山の一角。その裏に漂うドロドロとした感情、ピリピリとした関係性が伝われば」――そんな谷の言葉通り、ブラジルの明るい太陽の下で、たっぷりと湿気を含んだ、べっとりとした感情の戦いが繰り広げられていた。公演は3月2日(木)に開幕。取材・文・撮影:黒豆直樹
2017年02月24日三島由紀夫が残した最高傑作戯曲の一つ「黒蜥蜴」が、来年1月より上演されることが決定。主演“黒蜥蜴”役には中谷美紀、“明智小五郎”役には井上芳雄を迎えることも明らかになった。世界的宝石商・岩瀬庄兵衛は、愛娘・早苗の誘拐と岩瀬家の秘宝「エジプトの星」強奪を予告する女盗賊・黒蜥蜴に怯え、探偵・明智小五郎に警護を依頼した。岩瀬父娘は大阪のホテルに姿を隠したが、隣室には岩瀬の店の顧客、緑川夫人が泊っていた。実は彼女こそ黒蜥蜴だったのだ。黒蜥蜴は部下の雨宮を使って早苗をまんまと誘拐したものの、明智は機敏な処置で早苗を奪い返したのだった。それから半月後、厳重な警備が敷かれた岩瀬邸から、早苗が忽然と姿を消した。黒蜥蜴が家政婦ひなの手引きで、再び早苗を誘拐した。明智が駆けつけたとき、早苗と引換えに、「エジプトの星」を持参せよ、という紙が残っているきりだった。指示通り岩瀬は「エジプトの星」を黒蜥蜴に渡したが、早苗は戻らなかった。黒蜥蜴は早苗の美しさに魅せられていた。一方、そんな黒蜥蜴にひそかに恋焦がれている雨宮は、黒蜥蜴が明智を恋していることに気づき、嫉妬を感じる。その頃明智は、一度は黒蜥蜴の手にかかって殺されたと見せかけ、部下の一人に変装して本拠地に忍び込んでいた。彼もまた、純粋な美に生きる黒蜥蜴に恋していた。黒蜥蜴を捕える自信はあったが、世間の秩序の彼方に己れの倫理と美意識を築きあげている彼女を、一番深く理解し愛しているが故に葛藤する明智。本拠地には人間剥製の美術館があった。早苗もその一つに加えられようとしていた…。「黒蜥蜴」は、美貌の女盗賊“黒蜥蜴”と名探偵“明智小五郎”が繰り広げる耽美と闇の世界。怪奇小説を世に送り出した江戸川乱歩の傑作を、三島由紀夫が戯曲化した究極のエンターテインメントだ。今回主演の“黒蜥蜴”役には「ケイゾク」「私 結婚できないんじゃなくて、しないんです」など様々なドラマや映画に出演する中谷さん、黒蜥蜴の好敵手であり運命の恋人、探偵“明智小五郎”役にミュージカル界で活躍し、「わたしを離さないで」や、大河ドラマ「おんな城主 直虎」などドラマ出演も増えている井上さんが決定。さらに演出は、日本でも「テレーズ・ラカン」や「ナイン」、「ETERNAL CHIKAMATSU」など、数多くの作品を手掛けている英国人演出家・デヴィッド・ルヴォーが担う。今回の出演にあたって中谷さんは、「三島さんが巧みに描かれた文章を表現することは容易なことではないですし、とても大きな劇場で演じるということに恐れを抱き、逡巡もしたのですが、やはり心が動いてしまい、出演させていただくことを決めました」と出演決定理由を語り、ルヴォー氏演出だということで参加を決めたと言う井上さんは、「過去に『ルドルフ ~ザ・ラスト・キス~』での経験が素晴らしかったので、いつかまたご一緒したいという気持ちがあり、来日するたびに顔を見せに行き、『いつかまた一緒にやりたい』と言い続けてきました」と今回は念願の出演だと語っている。ルヴォー氏が1988年の初来日以来、日本で演出をし続けたいと願い、日本に魅了されている理由を、三島由紀夫作品と歌舞伎に出会ったことだと話す。黒蜥蜴についてルヴォー氏は、「まず目を見張るような絶世の美女でなければなりません。同時にある種の緊張感を持ち、何かに駆り立てられている女性で、謎めいており、この人のことを知りたいと、周囲に思わせる磁力の持ち主」、明智小五郎についても「完全にアウトサイダーであり、ハンフリー・ボガードのようなハードボイルドですが、まっとうなモラルも併せ持っています」と語っており、中谷さんと井上さん共に相応しい役どころだとコメントしている。舞台「黒蜥蜴」は2018年1月より日生劇場(東京)、2月上旬より梅田芸術劇場メインホール(大阪)にて上演予定。(cinemacafe.net)
2017年02月06日毎年上演される美輪明宏演出・主演による舞台が、今年は、三島由紀夫作、近代能楽集より『葵上・卒塔婆小町』に決まった。美輪×三島の幽玄的な世界が7年ぶりに立ち上がるとあって早くも期待が膨らむ。しかも、この演目の上演はこれが最後になるかもしれないと美輪は言う。その覚悟と作品への思いを聞いた。【チケット情報はこちら】美輪による『葵上・卒塔婆小町』を、三島は切望していたのだという。実現したのは、三島が亡くなった後の1996年。今度で5度目、7年ぶりの上演となる。不思議なことに、上演を決めた途端、未発表だった三島の肉声テープが見つかるというどこか因縁めいた出来事もあった。「それが亡くなられる9か月前のインタビューを録音したもので、演技論や小説のことなど、私によくおっしゃっていた話がそのまま入っていたんです。この舞台の宣伝のために出てきたとしか思えません(笑)」。そもそも三島が自身の作品を美輪に託したのは、その行間までをも表現し得る稀有な存在として認めたからだ。当初、なかなか当たらなかった三島の芝居は、美輪が『黒蜥蜴』に主演して、大評判を取るようになった。そこで次に三島が美輪に望んだのが、「近代能楽集」である。その短編戯曲集の中から、嫉妬心にかられて生霊となって不倫相手のもとに現れる女を描いた、小野小町と深草少将の伝説をもとに100歳の老婆の哀しい運命を描いた、この2作ならと美輪は答えた。「近代能楽集の中でも、このふたつはいちばん普遍性があると思ったからです。の描く不倫なんて、ギリシャ悲劇の時代から変わりません。美しく生まれついたがゆえに自分を美しいと言った男は死に、100年ごとに生まれ変わるという運命を背負うことになるはまさに“正負の法則”です。両方とも、愛、美、死、無常といったこの世の法則に則ったことが描かれているんです」。では、100歳の老婆から美しい小町へと早替りする美輪の演技術にも驚かされるはずだ。が、「腰を曲げて、歯の抜けたしゃべり方をする老婆からスッと美女になるのは、体力的にも大変なんです。これが最後になるかもしれないと思っています」と美輪。だからこそ、「三島という天才から託されたものを伝えていきたいと思います」と気持ちも募る。恐ろしくも切なく美しくドラマティックに。天才に信頼された美輪だから描けるエンターテインメントである。近代能楽集より『葵上・卒塔婆小町』は、3月26日(日)東京・新国立劇場中劇場より上演。その後各地を周る。取材・文:大内弓子
2017年02月02日「大阪・光の饗宴2016」が、2016年11月20日(日)から2017年1月9日(月・祝)まで大阪市内各所で開催される。「大阪・光の饗宴2016」は、「御堂筋イルミネーション2016」と「OSAKA光のルネサンス2016」の2つを「コアプログラム」、そして大阪の各所で灯される個性あふれる光を「エリアプログラム」として展開される。「大阪の夜を彩る光のミュージアム」をメインテーマに、“おもてなしの心”を込めて幻想的な光の世界を創り上げる。「御堂筋イルミネーション」2014年度「最も多く街路樹にイルミネーションを施した通り」として世界記録に認定された御堂筋イルミネーション。2016年度は、 「大阪を訪れる人々を優しく包み込む光のシンボルストリート」をデザインコンセプトに、今年も梅田からなんばまで全長約4kmを圧倒的な光で彩る。テーマは、「世界でここだけのあかり〜御堂筋でしかできない、御堂筋ならではの上等イルミネーション〜」。御堂筋を8つのエリアに分割し、水都はブルー、北新地はイエローなど、それぞれの街に適した色の電飾が施される。初日の11月20日(日)は、一部区間が歩行者天国に。普段は歩くことのできない車道からイルミネーションを堪能できる。「大阪市中央公会堂・プロジェクションマッピング」「御堂筋イルミネーション2016」のエリア内で行われる「大阪市中央公会堂・プロジェクションマッピング」。演出は2部構成となっており、いずれも大阪芸術大学学生や一般公募で参加した高校生が、ネイキッドを手掛ける村松亮太郎の総合プロデュースのもとゼロから創り出した光のアート作品を上演する。1部では「OSAKA ART CITY 都市とはアートである」をテーマに、都市の情景が移り変わっていく物語を光のアートで表現。一方、第2部「今昔 –Past, Present and then-」では、今と昔、そして未来の大阪という都市を、学生たちのデザイン画(動画)を照射する。「OSAKA光のルネサンス2016」12月14日(水)から12月25日(日)までの間は、水辺に広がる光のアートフェスティバル「OSAKA光のルネサンス2016」を実施。歴史的な近代建築物「大阪府立中之島図書館」の壁面をスクリーンに、光の芸術作品「ウォールタペストリー」を特別公演として発表する。“心にかがやく宝もの”をテーマに、時の流れの中で人々の心の中にある光輝く大切なものを見つめ・感じることができるような、心温まる作品。平日は19時から30分おきに5回公演、土日祝は18時から7回公演の予定。混雑も予想されるので、時間に余裕を持って楽しんでみて。開催概要大阪・光の饗宴2016開催期間:2016年11月20日(日)~2017年1月9日(月・祝)■御堂筋イルミネーション2016期間:2016年11月20日(日)〜2017年1月9日(月・祝)時間:17:00頃〜23:00場所:御堂筋エリア(阪神前交差点〜難波西口交差点)■OSAKA光のルネサンス2016場所:大阪府立中之島図書館住所:大阪府大阪市北区中之島1-2-10開催期間:2016年12月14日(水)〜12月25日(日)平日:19:00~21:15(5回公演)土日祝:17:00~21:15(7回公演)観覧料:無料※雨天決行。※観覧には30~120分程度の待ち時間が発生する場合有り。平日 19:00~21:15(5回公演)、土日祝 18:00~21:15(7回公演)■大阪市中央公会堂・プロジェクションマッピング開催期間:2016年12月14日(水)〜12月25日(日)開催場所:大阪市中央公会堂正面住所:大阪府大阪市北区中之島1-1-27・1部 OSAKA ART CITY 都市とはアートである時間:17:00~21:00※初日はオープニングセレモニー開催のため17:30頃開始予定。※1回約8分程度約15分ごとに1回のループ照射。・2部 今昔 –Past, Present and then-時間:21:00~21:30※1回約5分程度 ループ照射。■中之島スマイルアートプロジェクト ひかりの実 実施期間:2016年12月14日(水)~12月25日(日) 17:00~22:00【問い合わせ先】大阪・光の饗宴実行委員会事務局TEL:06-6910-1156
2016年05月13日アライドテレシスと朝日ネットは、NTT東日本/NTT西日本の「光コラボレーションモデル」を利用した協業に合意し、アライドテレシスは、光アクセス回線サービス「アライド光」の提供を開始したと発表した。アライド光は、光アクセス回線(フレッツ光ネクスト相当)、ISPサービス「ASAHIネット」、アライドテレシスのGW機器(ルーター)を組み合わせてワンストップで提供するインターネット接続サービス。「光アクセス回線とISP+ルーター」または「光アクセス回線とISP」の組み合わせで構成され、インターネット接続を提供する「インターネットプラン」、仮想的な専用線を提供する「VPNプラン」を利用できる。同サービスでは、ルーターを予備機を含め同社のサービス設備として提供するため、顧客が機器購入や保守加入契約をする必要がない。そのため、機能や性能の要件が変わらなければ、5~6年ごとのWAN設備の老朽化に伴う更改が不要となり、設備投資(機器購入費、導入作業費)がなくなるためコスト低減を図ることが可能だという。また、顧客のアライド光回線の接続拠点には設定済みGW予備機を標準で配備している。これにより、万一の故障時にも機器を交換するだけで速やかな復旧を可能としているほか、故障機器は同社負担で修理し、再設定した機器が返送される。参考価格は、回線速度が1GbpsでIP種別が非固定の場合、月額サービス費用が1万750円、転用のDIY初期工事費用が6万7800円から、新規回線のDIY初期工事費用が8万5300円からとなっている(いずれも税別)。
2016年04月05日三島由紀夫の最後の戯曲『ライ王のテラス』が、演出・宮本亜門、主演・鈴木亮平で、47年ぶりに上演されている。世界遺産「バイヨン寺院」を建設したカンボジア王の物語に三島が託したものは何だったのか。3月4日に開幕したばかりの舞台の模様を報告する。舞台『ライ王のテラス』チケット情報この戯曲が誕生したのは、三島がアンコールトムを訪れたことがきっかけだ。カンボジア最強の王と語り継がれるジャヤ・ヴァルマン七世の美しい彫像を目にした三島はすぐに、その完璧な肉体が病に冒されていく物語を着想したという。ゆえに、王を演じる鈴木に求められたのは、まずは肉体の美しさだった。幕が開くと、その期待は否応なく高まる。宮本が自らカンボジアでオーディションをして選んだダンサーたちが民族的な舞踊を見せながら、王が見事に戦勝した様子が影絵を使って語られるのだ。カンボジアの音楽が流れ、劇場が中世のカンボジアの空気に包まれるなか現れる凛々しい王の影。そしていよいよ、第二王妃(倉科カナ)と第一王妃(中村中)が待つところに、彫像のような肉体に仕上げた鈴木が登場する。説得力は十分である。しかし、真骨頂はそこからである。民のためにと「バイヨン寺院」の建設を始めるとともに病魔に冒される王。第二王妃は献身的に支え続けるも、王の美しさが蝕まれていくことに耐えられないと彼を避ける第一王妃が王の苦悩を深くする。舞台ではもちろん肉体自体を変えることはできない。にもかかわらず、その存在に何とも言えない心もとなさがにじむ。健やかで自信にあふれた大きな王から、瞬時に見せた鈴木のその変化。“演じる”ということが見せてくれるものの力を、改めて感じることができる。王の肉体が崩壊していくに従って、観世音菩薩を模したバイヨンが完成していく様を、三島は、自分の全存在を芸術作品に移譲して滅びてゆく芸術家の人生に重ねたのだそうだ。舞台の上で、なぜ自分は病になったのかと自問自答する王の姿は、人は何のために生きるのかと、観客に問いかけてくるようでもある。王の病を利用して国の転覆を目論む宰相(神保悟志)や、愛する息子が苦しむ姿を見ていられないと毒殺を企てる王太后(鳳蘭)の人間の業にも、揺さぶられる。宮本曰く、「人間の本質を見たくないところまでえぐり出す」という三島文学の魅力を、まさにナマの肉体が体現した舞台であった。公演は3月17日(木)まで、東京・赤坂ACTシアターにて。取材・文:大内弓子
2016年03月08日三島由紀夫の最後の戯曲『ライ王のテラス』が、演出・宮本亜門、主演・鈴木亮平で、47年ぶりに上演されている。世界遺産「バイヨン寺院」を建設したカンボジア王の物語に三島が託したものは何だったのか。3月4日に開幕したばかりの舞台の模様を報告する。舞台『ライ王のテラス』チケット情報この戯曲が誕生したのは、三島がアンコールトムを訪れたことがきっかけだ。カンボジア最強の王と語り継がれるジャヤ・ヴァルマン七世の美しい彫像を目にした三島はすぐに、その完璧な肉体が病に冒されていく物語を着想したという。ゆえに、王を演じる鈴木に求められたのは、まずは肉体の美しさだった。幕が開くと、その期待は否応なく高まる。宮本が自らカンボジアでオーディションをして選んだダンサーたちが民族的な舞踊を見せながら、王が見事に戦勝した様子が影絵を使って語られるのだ。カンボジアの音楽が流れ、劇場が中世のカンボジアの空気に包まれるなか現れる凛々しい王の影。そしていよいよ、第二王妃(倉科カナ)と第一王妃(中村中)が待つところに、彫像のような肉体に仕上げた鈴木が登場する。説得力は十分である。しかし、真骨頂はそこからである。民のためにと「バイヨン寺院」の建設を始めるとともに病魔に冒される王。第二王妃は献身的に支え続けるも、王の美しさが蝕まれていくことに耐えられないと彼を避ける第一王妃が王の苦悩を深くする。舞台ではもちろん肉体自体を変えることはできない。にもかかわらず、その存在に何とも言えない心もとなさがにじむ。健やかで自信にあふれた大きな王から、瞬時に見せた鈴木のその変化。“演じる”ということが見せてくれるものの力を、改めて感じることができる。王の肉体が崩壊していくに従って、観世音菩薩を模したバイヨンが完成していく様を、三島は、自分の全存在を芸術作品に移譲して滅びてゆく芸術家の人生に重ねたのだそうだ。舞台の上で、なぜ自分は病になったのかと自問自答する王の姿は、人は何のために生きるのかと、観客に問いかけてくるようでもある。王の病を利用して国の転覆を目論む宰相(神保悟志)や、愛する息子が苦しむ姿を見ていられないと毒殺を企てる王太后(鳳蘭)の人間の業にも、揺さぶられる。宮本曰く、「人間の本質を見たくないところまでえぐり出す」という三島文学の魅力を、まさにナマの肉体が体現した舞台であった。公演は3月17日(木)まで、東京・赤坂ACTシアターにて。取材・文:大内弓子
2016年03月08日ソフトバンクは、同社提供の光ブロードバンドサービス「SoftBank 光」において、2段階定額制の「SoftBank 光 ファミリー・ライト」を9日より提供する。2年ごとの自動更新ありの場合、月額利用料金は、税別(以下同)3,900円から5,600円。「SoftBank 光 ファミリー・ライト」は、最大通信速度100Mbpsのインターネット通信を2段階定額料金で利用できる戸建て住宅向けの料金プラン。通信容量が毎月3GB未満であれば月額3,900円(2年ごとの自動更新なしの場合5,500円)で、3GB以上9.9GB未満は100MBあたり24円、9.9GB以上10GB未満は100MBあたり44円の従量制。10GB以上は月額5,600円(2年ごとの自動更新なしの場合7,200円)の定額となる。契約期間内に解約した場合は、9,500円の解除料が必要。同サービスは、ソフトバンクのスマートフォンなどとセットで契約すると利用料金が値引きされる「おうち割 光セット」、Y!mobileのスマートフォンなどとセットで契約すると値引きされる「光おトク割」の対象となっている。なお、「SoftBank 光」の戸建て向けプランでは、毎月使用する通信容量に関わらず月額定額5,200円(2年ごとの自動更新ありの場合)の「SoftBank 光 戸建て 定額」が既に提供されている。「SoftBank 光 ファミリー・ライト」の場合、通信容量が8.4GBを超えると月額料金が「SoftBank 光 戸建て 定額」を上回るため割高になる。同プランの契約を検討しているユーザーは、自身の使っている通信容量を確認したうえで申し込みをしたほうがよいだろう。
2016年03月07日『シェル・コレクター』で15年ぶりの映画主演を果たしたリリー・フランキーが、『紙の月』の吉田大八監督のもと、三島由紀夫の異色SF小説「美しい星」の映画化に主演。亀梨和也、橋本愛、中嶋朋子と“宇宙人”家族を演じることが分かった。本作は、“ミシマ文学”の中でも異色作とされている1962年発表のSF小説。核戦争勃発の恐怖に脅える冷戦下を背景に、「自分たちは地球人ではない。宇宙人だ」と突然目覚めたとある家族が、「我々の手で人類を救わねば!」と使命に燃えて奮闘するさまを風刺たっぷりに描いた。戦争や大規模災害など、世界に終末の匂いが色濃く漂う度に版を重ね、2011年の東日本大震災以降も部数を伸ばし、現在54刷45万部のロングセラーとなっている。今回、『腑抜けども、悲しみの愛を見せろ』『クヒオ大佐』から『紙の月』まで、少々思い込みの激しい人々の誠実さと可笑しみを描きつづけてきた吉田監督が、自ら脚本も担当。学生時代に読んで以来、映画化を切望してきた原作の舞台を現代に移して大胆に脚色し、突如、宇宙人に覚醒したある家族が地球を守ろうと奮闘する話を作り上げた。そんな本作で、リリーさんが演じるのは、一家の父である“火星人”大杉重一郎。原作では「ごく短期間教鞭をとった以外は、大学卒業以来働いたことのない資産家で高等遊民」という設定だった中年男は、“当たらない”ことで有名なテレビのお天気キャスターに。家族にそれほど大きな問題もなく、若くて可愛い愛人もいて、ヘラヘラといい加減に生きてきたが、突如、情熱と使命感に燃える火星人に覚醒する。また、現在ドラマ「怪盗 山猫」で主演を務めている亀梨さんが演じるのは、長男・一雄。「モラトリアムを生きるシニカルな学生」という設定から、本作では大学卒業後も定職につかず、暗い野心をたぎらせるフリーターとなり、知性を司る水星人に覚醒。さらに、『シェル・コレクター』でリリーさんと共演している橋本さんは、「純潔に固執する潔癖症の女学生」という設定だった長女・暁子に。自分の美しさが最大のコンプレックスという圧倒的な正統派美人の女子大生に扮し、美を象徴する金星人に覚醒する。そして、山田洋次監督『家族はつらいよ』が控える中嶋さんが演じるのは、「大人しい献身的な専業主婦で木星人」という設定だった母・伊余子。なぜか彼女だけ覚醒せず地球人のままで、退屈と倦怠をもてあまし、怪しい“魔法の水”ビジネスにはまり込んでいくイマドキの主婦となる。地球という“美しい星”を舞台に繰り広げられる、大真面目に世界救済を模索する勘違い家族の珍道中。愛すべき彼らの大奮闘を期待して待っていて。<以下、キャスト&監督コメント>■吉田大八監督原作の精神を尊重しつつ、人類生き残りに有り金まるごと賭けて悔いなし、そんな宇宙レベルのエンターティンメントを目指します。物語の中心、大杉家のメンバーとして最高の4人が集まってくれたので、これからいったいどんな反応が起きて何が生まれるのか、想像するだけで恐怖のあまりワクワクします。公開までそのワクワクを時々思い出していただければ幸いです。あと、空で待ってる“スターマン”にちょっとだけ捧げます。■リリー・フランキー吉田監督作品は全部見ていて、大好きでした。そんな監督に主役のオファーをいただいて、嬉しさと驚きと、爽やかな印象のある気象予報士役が自分で良いのかな?と不安もあります。とはいえ「予報が外れてもアリなキャラクター」なら何とかなるかもしれません。そして何より、吉田監督がどのように映画を撮られるのか、その現場を見ることができるのが最大の楽しみです。学生のころから三島由紀夫のファンでしたが、脚本を読んでみたら原作とは異なる面白さが加わっていて、ワクワクしました。重一郎という役と自分は、思い込みの激しさが似ていると思います。UFOについて真剣に考えたことはありませんが、何かのきっかけで思い込んでしまうような存在な気はします。当然、宇宙人を演じるのは初めてですが、演技をするうちに、宇宙人を信じてしまいそうで怖いです(笑)。■亀梨和也脚本を読んで、いまの時代の問題意識が描かれており、僕自身もまさに実感しているものでした。役柄に関しては、年齢を重ねていく中で生まれていく責任感や何かを背負わないといけないという一雄の葛藤や焦りなどに共感しました。きっと僕だけではなく同世代の共通点なのかもしれません。無限の可能性を感じていた10代から年を重ねていく中で、自分の限界を広げてくれるものは自分の中だけではなく、仕事など巡りあわせによってどこにでもあるものだと感じています。今回は一雄という役に巡り合い、役を通して自分の可能性を広げていくことができたらと思います。そんな等身大(同世代)の役を演じることになりましたが同時に水星人でもありますので、しっかりとした水星人になれるように、もっともっと水星について勉強してみたいと思います(笑)!!■橋本愛吉田監督とは以前ご一緒させていただきましたが、今回は初めましての気持ちで臨みたいと思います。宇宙とか宇宙人とか非現実的なモチーフはあれど、そこからはあまりに現実的な人間臭さを感じました。頭の良い脚本と大胆で鋭利なテーマにくらっときていますが、美の昇華を一心に目指したいと思います。■中嶋朋子監督の『パーマネント野ばら』が好き過ぎます。いつか会えたら、話せたら!と思いつつ、その機会を得たらロクに話も出来なかったーー完全なるファンです。さらには、三島作品の「美しい星」!!!ですよ。まさか、この作品と関わりを持てる人生になろうとは!なんでしょう、大興奮です。あ、でも、私の役目は、地球人だからなぁ、地に足つけないとですね、かなり浮き足立ってますけど、私。“宇宙人”として考えると、合点がいくことって、世の中には結構ある。ちょっと「通じなそう」ってくらい、飄々としてる人。なにをされても、どうしてだか許せちゃう人。逆に、なにをされても腹が立つ人。いやがおうなく、目を奪われる人etc…。そっか、私の周りにいるあの人たちは“宇宙人”だったのだーーって。なんかほっとする。わかり合えないことが前提になると、なぜだか、俄然わかり合える気がしてくる、不思議だけど。ていうか、このキャストの方々は、“宇宙人”ですね。合点がいきます。私は地球人なので、その辺よーくわかります。『美しい星』は2017年5月、全国にて公開予定。(text:cinemacafe.net)
2016年03月01日三島由紀夫の最後の戯曲であり、“幻の名作”と称される『ライ王のテラス』。主人公であるカンボジア最強の王、ジャヤ・ヴァルマン七世王に扮する鈴木亮平を筆頭に力強いキャストが居並ぶ中、爽やかな存在感を放っているのが吉沢亮。『仮面ライダーフォーゼ』で注目を集め、『カノジョは嘘を愛しすぎてる』『アオハライド』等々、話題の映画に次々と出演する若手注目俳優だ。大作に挑む現在の気持ちを「けっこう、不安です」と率直に語る彼に、作品のこと、そして俳優としての自身のこれからを訊いた。チケット情報はこちら最初にこの作品への出演が決まった時の心境を「三島由紀夫さんの戯曲を、宮本亜門さんが演出する。それだけで“すごいな”と思いましたし、僕が出て大丈夫なんだろうか、と不安がよぎりました」と振り返る。「でも間違いなく、今後役者として生きていく上で、絶対に勉強になる。これは挑戦してみようと思ったんです」。三島戯曲も、亜門演出も、初挑戦だ。「亜門さんの演出はすごく豪快で、パワーがある。物語の解釈も亜門さんは色々な角度から見ている。僕なんかの考えが及ばない瞬間ばかり。自分でもたくさん考えていたつもりなのに……って、ヘコみます。普段あまり不安や疑問をそれほど表に出さない方なのですが、今回ばかりは自分で溜め込んで解消できる問題じゃない気がする。亜門さんやまわりの人に助けを求めつつ、頑張ります」。そんな吉沢、もともとこの世界にはいったきっかけは「母親にオーディションを勧められたんです、賞金100万円だからやってみないかって(笑)。そんな始まりです」と笑いながら明かす。ただ、「今はもちろん役者で生きていければと思っています! できれば、この役は吉沢にしか出来ない、この役を吉沢にやってほしい……そういう風に思われる役者になりたいですね。それが難しいことだとは、わかっていますが」とこの道を進む決意を語ってくれた。インタビューの場でも取り繕うことなく、不安な気持ちもさらけ出す。その率直さが逆に魅力だ。今回吉沢が演じるのは、今も世界遺産として広く知られるアンコール・トムのバイヨン寺院を建設する石工役。「先輩の棟梁たちが“自分だったらこう作る”と細かく説明する中、僕の役は「千年のちまで、人があがめ、ひざまづき、涙をながすやうな、気高い美しいものを」と抽象的なんだけれど、大きなことを言うんです。それで王様から棟梁に抜擢される。想像力が豊かで、すごくストレートな青年。頭の中の理想と現実とで葛藤するところもありますが、想像を現実に変えていく役だと思っています」。その姿はどことなく、22歳現在、不安も抱きつつ前を見つめる吉沢の魅力に繋がっていくようにも思えた。公演は3月4日(金)から17日(木)まで、東京・赤坂ACTシアターにて。チケットは発売中。
2016年02月17日