2022年3月、銀杏BOYZの久しぶりのワンマンツアー「銀杏BOYZアコースティック・ライブツアー2022『僕たちは世界に帰ることができない☆』」が全国6カ所で行われた。銀杏BOYZの有観客ライブとしては2年3カ月ぶりであり、2020年10月にリリースしたアルバム『ねえみんな大好きだよ』以降のワンマンツアーとしても初めてのもの。また、全公演とも新型コロナウイルス感染拡大防止のためにフロアには椅子を並べ全席指定での開催であり、さらにツアータイトルの通り楽曲は「アコースティック・アレンジ」によって演奏されるという過去にないものでもあった。銀杏BOYZの音楽を共有する全ての人たちにとって特別なツアーだったわけだが、全公演を終え、ボーカル・ギターの峯田和伸本人はどのような思いを抱いたのだろうか。そして、次なる未来とは……。3月31日、ツアーファイナルとなった札幌での終演後、峯田本人に話を聞いた。銀杏BOYZの「歌」をきちんと聴いて欲しいと思ったんだよね――ツアーお疲れさまでした。そもそも今回の「アコースティック・ライブツアー」はどのようにして考えられたものだったんですか?峯田一番最初のきっかけは江口くん(マネージャー)からのアイディアだったの。「アコースティック編成でのライブはどうですか?」って言われて。「そうっすかー」みたいに返事をして。コロナ禍になってずっとライブできなかったじゃん。この間に、オンラインライブを2回やったけど、有観客でのライブはずっとできなかった。この間、お客さんから「早くライブをやってください」とか「いや、今はやらないで大丈夫です」とかさ、いろんな意見をもらってたんだけど、従来の銀杏BOYZのライブはバンドもお客さんもグチャグチャで、濃厚接触ありきのものだからね。だから、僕自身が考えていたのは「コロナ禍が落ち着くまでは無理してライブをやることはないな」ってことだった。もちろん、僕だって本音では1日も早くライブでデッカイ音を出したかったよ。2014年に『光のなかに立っていてね』っていうアルバムを出したときは、メンバーが抜けてツアーができなかったし、2020年に『ねえみんな大好きだよ』ってアルバムを出したときは、ツアーの予定がコロナ禍で全部飛んじゃったしね。でも、しょうがない。やるべき時期が来るまでは待つしかないなって思ってたんだ。でも、江口くんがそういうアイディアを出してくれてさ、「それならできるかな?」って思ったのと、僕が好きなニルヴァーナに『MTVアンプラグド・イン・ニューヨーク』っていうアコースティックのライブアルバムがあってさ。あれが僕、すごく好きで。「あの感じでやれるのなら面白いかもな」って思って、それでやってみることにした。銀杏BOYZの曲をできるだけエレキギターを通さないで、アコースティック・アレンジにして。従来のグチャグチャの濃厚接触ありきのライブとは違うけど、それもまた面白いかなって思ってやることにしたんだ。――最初からすんなり取り組むことができたんですか?峯田銀杏BOYZの曲はどれも最初はアコースティック・ギターで作っているから、「弾き語りで歌え」って言われれば別に普通にできるんだ。でも、「それだけじゃ面白くない」っつって、サポートメンバーに入ってもらうことにしたんだけど、音を合わせてみるとこれがもう!本当に楽しかった。ツアーが始まるまで、1カ月くらいメンバーとスタジオに入ってアレンジを変えていったりして。「これはアコギが良いか」「いやエレキのほうが良いね」とか。あと「この曲は速くしよう」「この曲は遅くしよう」みたいなやりとりも、レコーディングのとき以来だしね。――結果的に、ツアーのステージでは大幅に楽曲のアレンジが変わったものもありましたね。峯田でも、曲の骨組みを大幅に変えたのはあんまりなかったかな。いつもなら激しく歌うところを、「しっとり歌おっか」とか「速くやってみよっか」とか「遅くやってみよっか」とか、それくらいで。むしろ、今回の「アコースティック・ライブツアー」では「歌」を最優先に考えた。従来の銀杏BOYZのライブは熱気とかを重視してたけど、銀杏BOYZの「歌」をちゃんと聴いて欲しいし、ここできちんと見せたいなと思ったんだよね。「アコースティック」なのに、ステージにはギターアンプが並んでいる(笑)――「歌を最優先にする」というのはいろんなアーティストが当然掲げていることですが、銀杏BOYZの場合、逆に新鮮だったかもしれないですね(笑)。峯田普段から「歌」を意識していないわけではないけど、やっぱりお客さんの熱気とか「峯田死ねー」とかの声も全部含めてのライブだと思っていたからね。だから、どうしても濃厚接触のグッチャグチャのライブをやることが多かった。でも、今はお客さんも声を出せない中で音楽を楽しまなくちゃならないでしょ。そういう状況からこそ「歌」をちゃんと聴いてもらって楽しんでもらえるライブをやりたいなって思った。ただ、確かにそれまでの銀杏BOYZのライブに慣れているお客さんは最初戸惑ったかもしれないね。僕がステージに出てきて、いきなり椅子に座るし、「アコースティックだ」っつってんのに、ステージにはエレキのギターアンプが並んでるし(笑)。幹宗くん(G)なんかほとんどエレキギターだったしね。――ただ、それでも楽曲のアレンジが全体的にアコースティックで、そのアクセントとしてエレキギターが入ったり、バンドサウンドになったりするのが面白いなと思いました。峯田うん、面白くなったと思う。ただ、正直を言うとやっぱり大変な感じもあったかな。生音だからごまかしがきかないし、荒っぽさが出ちゃう。普段のライブなら、曲と曲の間にノイズとかを入れて空間の雰囲気を作ったりできるけど、そういうのじゃなかったからね。あと、初めての経験だったので、全体の尺がどれくらいになるのかもわからなかったし、曲のセットリストを作ってみても、どういう感じで終わるのかも当初は見えなかった。だから、そこはツアーの序盤は探り探りだったような気もする。従来の銀杏BOYZのステージとの時間の進み方の違い――演奏時間はおおむね2時間半くらいで、普段のライブと変わらないのに、もっと長く感じました。贅沢な時間というか。峯田「時間の進み方が普段のライブとは全然違う」っていうのは僕も感じたけど、ただ僕の場合は逆で、スッゲー早く時間が過ぎるように感じたことがあったかな。本編が終わって一度ステージから引っ込むじゃん。そのときに「ヤッベ。今日は30分くらい早く終わっちゃたかもしれない」と思って時計を見てみると、もう2時間20分くらい演奏し終えていたりとかね。こういうのも僕自身は面白かった。あと、基本はお客さんも椅子に座って観てるじゃん。でも、「BABY BABY」くらいでみんな一斉に立ち上がるんだ。誰かが立ち上がって、そこから広がっていくのかもしれないけど、あれは面白いなと思った。ただ、照明とかのせいもあるかもしれないけど、普段のライブと違って、ステージからだとお客さんの表情が見えなくて、うっすらと白い世界のような感じに見えてたんだけどね。そこも従来のライブと違うところなんだけど、これも僕にとっては幻想的で面白い時間だった。ツアーが終わった今はまず新しい曲を作りたい――アコースティック・アレンジだったので、当初は「もっと昔のフォークっぽくなるのかな」「いやいや、すごい怨念系で重々しいものになるのかな」と思いましたが、実際に観ると、そんなことがなく、逆に重めの曲・悲しい曲でも、キャッチーでポップな印象が際立った気もしました。峯田どうなんだろうね、それは自分ではわからないけど。ただ、今回のツアーでいろんなやり方ができるんだなとも思った。同時に「こんなライブができるなら、『こういう曲も作れるな』『こういう曲をやってみたいな』」みたいなイメージもどんどん浮かんできてもいる。今回のツアーには時間が間に合わなくてできなかったけど、早く新曲をいっぱい作って、もっとライブをやりたいなと思った。――札幌でのツアーファイナルでも「ライブをすると新しい曲を作りたくなる。曲ができるとライブをしたくなる。これの繰り返しだ」と言っていましたね。峯田うん、まさにその感じだし、僕が初めて曲を作ったときから、それの繰り返しだったからね。だからツアーが終わった今は、まず曲を作りたい。新しいタイプの曲とかも面白そうだし、それができたらまたライブをやりに、全国を回ることができたらいいなと思っています。Text:松田義人(deco)Photo:村井香※銀杏BOYZ アコースティック・ライブツアー2022『僕たちは世界に帰ることができない☆』3月31日(木) Zepp Sapporo公演のライブレポートは こちら()関連リンク銀杏BOYZ オフィシャルサイト:銀杏BOYZ YouTube:
2022年04月08日2022年3月、銀杏BOYZが久々にワンマンツアーを行った。「銀杏BOYZ アコースティック・ライブツアー2022『僕たちは世界に帰ることができない☆』」と銘打ったもので、仙台、東京、大阪、福岡、名古屋、札幌の計6公演を敢行した。これだけを聞けば、取り立てて珍しいツアーではないように感じられるが、銀杏BOYZの有観客ライブとしては2年3カ月ぶりであり、2020年10月にリリースしたアルバム『ねえみんな大好きだよ』以降のワンマンツアーとしても初めてのものである。また、新型コロナウイルス感染拡大防止のためにフロアには椅子を並べ全席指定での開催であり、さらにツアータイトルの通り楽曲は「アコースティック・アレンジ」によって演奏されたものでもあった。銀杏BOYZの活動、激しいライブステージを知る人からすれば前例のないツアーであり、かなり特別なツアーだった。ここではファイナルとなった3月31日(木) Zepp Sapporoでの公演をレポートで辿りたいと思う。普段のライブよりも、さらに飾らない剥き出しの峯田がそこにいた3月31日(木)、札幌。日中晴れ間が出ていたものの、夕方前からは雨が降り、やがて激しい雪に変わった。この悪天候にもかかわらず、会場のZepp Sapporo付近には、開場前からたくさんの人たちが集まっており、この光景を前に自ずと筆者も高揚する感じがあった。開場後、チケットを持ち指定された席に着席し、静かに開演を待った。開演までは峯田和伸(銀杏BOYZ)が作った国内外の名曲をまとめたミックステープが、モコモコしたようなアナログ音でかかっている。峯田は過去に銀杏BOYZの公演に対し「自分の部屋に遊びに来たような感じにしたい」と語ったことがあるが、今回もそのような空間になりそうな予感がする。開演時間になると、スクリーンに銀杏BOYZのこれまでの激しいステージやバックステージのオフショット、峯田のプライベートショットなどが雑然とコラージュされた映像作品が流れた。映像作品は激しいものである一方、どこか寂しげで、どこか悲しげな印象もあり観に来た人たちはかたずを呑んでスクリーンを凝視した。やがて映像作品がピタッと止まると、たったひとり、峯田がステージに現れた。普段のライブツアーよりもさらに飾らず、剥き出しのような表情で峯田が椅子に座る。アコースティック・ギターを持ち、おもむろに歌い始めたのは「人間」だった。「人間」は銀杏BOYZの楽曲の中でも、特に人間のエゴと向き合い、人が生きる意味や本質を問うような重要な作品であり、同時にこのステージが特別なものであることが暗に伝わってくる。次に演奏された「NO FUTURE NO CRY」の中盤でサポートメンバーの山本幹宗(G)、加藤綾太(G)、藤原寛(B)、岡山健二(Dr)が静かにステージに現れ、峯田と同じように椅子に座り演奏に加わった。フォーキーなアレンジではあるが、バンド構成でありその音はさらに厚みを増し、「若者たち」、「SEXTEEN」と続き、さらに、夏目漱石の名作『三四郎』からの一節を引用して朗読し、「恋は永遠」と続いた。加藤綾太(G)藤原寛(B)アコースティック・アレンジであるのに、オリジナルより速く感じる楽曲も6曲目の「骨」では、岡山健二(Dr)がメインボーカルを取り、峯田がコーラス的役回りに徹するなどの意外な展開もあった。さらに「夢で逢えたら」、「トラッシュ」、「エンジェルベイビー」、「いちごの唄」が演奏されたが、アコースティックを基調とした編成であるにもかかわらず、オリジナルよりも速く感じる楽曲もあった。既成概念には全くこだわりがない、自由をどこまでも突き詰める銀杏BOYZならではの表現のように感じた。岡山健二(Dr)中盤、即興か未完成かの歌を冒頭に加えた「新訳 銀河鉄道の夜」、「アーメン・ザーメン・メリーチェイン」と身を削るような楽曲が続いた後、「光」からDr.kyOn(Key)が加わった。演奏される音はさらに厚みを増し、さらに銀杏BOYZの中でも超大作と言って良いであろう「東京」へと続いた。Dr.kyOn(Key)「ライブをすると新しい曲を作りたくなる。曲ができるとライブをしたくなる。これの繰り返しだ」切ない楽曲が続いた後、後半では銀杏BOYZの代表曲「BABY BABY」、「ぽあだむ」といったポップチューンが演奏され、観客は何の申し合わせもないはずなのに、この辺からスタンディングする人が大半となった。最後にメロウでありながら、何もかもが遠くにあるように感じさせる楽曲「僕たちは世界を変えることができない」で本編が終了した。コロナ禍でもあり、観客は声を出せない。観客は「アンコール」を拍手だけで表現し、その音が鳴り止まぬ中、再びステージに照明が灯り峯田とサポートメンバーが登場した。山本幹宗(G)アンコールでは再び切ない楽曲「夜王子と月の姫」、山本幹宗(G)によるアコースティック・ギターのカッティングが象徴的な「GOD SAVE THEわーるど」と続き、最後には銀杏BOYZの最新曲「少年少女」がバンドアレンジで演奏され終了となった。公演中のMCで、峯田は「『どんな環境にいる人でも、この時間だけは全てを忘れて音楽を楽しんで欲しい』……そんなステージができたら良いなと思っている」と語ったが、その言葉がそのまま当てはまるような特別な空間、特別な時間、特別なライブだったように思う。終演後、Zepp Sapporoの外へ出ると雨や雪が降り止んでいた。その代わり冷たい札幌の風が吹き、温かいライブの空間から現実へと引き戻されるような寂しさを覚えた。「ライブをすると新しい曲を作りたくなる。曲ができるとライブをしたくなる。これの繰り返しだ」とも語った峯田だが、今回の「銀杏BOYZ アコースティック・ライブツアー2022『僕たちは世界に帰ることができない☆』」を終え、次なる銀杏BOYZはどこに向かおうとしているのだろうか。この日の終演後、峯田本人に聞いたインタビューを近日中に公開したいと思う。Text:松田義人(deco)Photo:村井香<公演情報>銀杏BOYZ アコースティック・ライブツアー2022『僕たちは世界に帰ることができない☆』3月31日(木) Zepp Sapporoセットリスト人間(弾き語り)NO FUTURE NO CRY若者たちSEXTEEN恋は永遠骨夢で逢えたらトラッシュエンジェルベイビーいちごの唄新訳 銀河鉄道の夜アーメン・ザーメン・メリーチェイン光東京BABY BABYぽあだむ僕たちは世界を変えることでができない-アンコール-夜王子と月の姫GOD SAVE THE わーるど少年少女関連リンク銀杏BOYZ オフィシャルサイト:銀杏BOYZ YouTube:
2022年04月04日三島由紀夫作『薔薇と海賊』が2022年3月4日(金)東京芸術劇場シアターウエストにて開幕した。美しい言葉の応酬と台詞量に、気づけば夢のような世界へと引き込まれているあっという間の3時間だ(休憩2回含)。童話作家・楓阿里子(霧矢大夢)は、娘の千恵子(田村芽実)に自分の童話の登場人物であるニッケル姫の扮装をさせて暮らしていた。ある日、楓家に、自分をその童話の登場人物であるユーカリ少年だと思い込む青年・帝一(多和田任益)が、後見人の額間(大石継太)に連れられてやってくる。白いドレスのニッケル姫/千恵子に会い、帝一は大興奮し、「このお家に住みたいな」と言い出す。はじめはたしなめていた阿里子も、帝一とのめくるめく童話の世界についての会話がはずみ、ふたりは急速に心を通わせていく。霧矢は、純潔を重んじる阿里子の凛とした佇まいで存在感を放つ。対する多和田は、自分を勇気あるユーカリ少年だと信じる無邪気さをまっすぐに演じる。帝一の上下白のスーツは純真さの表れだろうか。三島由紀夫の美しいせりふが、ふたりの童話をめぐる会話の端々から零れ落ち、舞台を彩っていく。しかし楓家にはほかに、朝帰りばかりの夫(須賀貴匡)とその弟(鈴木裕樹)が暮らしており、帝一の登場によってふたりの阿里子への思いも揺らいでいく。この兄弟と、千恵子、額間、手伝いの勘次(飯田邦博)と定代(羽子田洋子)、楓家に出入りするセリ子(篠原初実)とチリ子(松平春香)などが、それぞれの人生観を吐露しながらドタバタと物語を動かしていく。その様子は滑稽で喜劇的だ。客席からは何度も笑い声が起こる。初演は1958年に文学座にて。三島由紀夫の書いた言葉は時代を感じさせるが、童話そのものみたいに彩り豊かだ。そのせりふを誠実に届けようとする俳優達により、言葉の宝石が舞台に散りばめられる。舞台は白い半透明のカーテンで囲まれ、阿里子の純潔の向こう側が見え隠れするようでもある。洗練された衣装、鮮やかで上品な照明、おとぎ話の世界から聞こえてきそうな音楽、目に焼き付く映像……ファンタジックな世界観と、各登場人物の生々しさを両立させる大河内直子の演出が、童話のような独特の世界に観客を誘う。三島自身が中心となり結成した劇団浪曼劇場が1970年に上演した際には、三島自身が客席で涙を流しながら観ていたそうだ。そして全公演が終了した2日後に命を絶った。死の直前にあえてこの喜劇を上演した三島。彼が望んだ「夢の世界」を阿里子と帝一が背負っているのかもしれないとも思える、胸に刺さる幕切れが印象的だった。上演は3月13日(日)まで。チケットぴあにて、各公演3日まで指定席前売券、各公演3時間前まで当日引換券を販売中。3/10(木)はライブ配信もあり、視聴チケット販売中。その後、大阪公演あり。【取材・文】河野桃子
2022年03月08日静岡県三島市のフランス語教室「グランゼトワール」(Les grandes etoiles)(所在地:静岡県三島市文教町/代表:宮沢 美穂)は、2022年よりオンラインレッスンを本格的に開始いたしました。グランゼトワールでは、音の基礎を固める指導を大切にし、お子様には音声学習法(フォニックス)を重視したフランス語のみでのレッスンを、初心者や学び直しの大人の方には、音声学に基づく発音トレーニングを行っています。フランス語通訳・アナウンスの経歴を持つ講師が、マスクなしでのメリットを生かしたオンラインレッスンを強化してまいります。(この企画は三島商工会議所の伴走型小規模事業者支援推進事業により実施しています)グランゼトワール Webサイト グランゼトワール 紹介動画 Les grandes etoiles_トップ◆グランゼトワールとは“etoile”とは、フランス語で「星」「バレエのプリンシパル」を意味します。受講生が人生の大きな夢や、日々の小さな一つひとつの目標に向かい、“grandes etoile”(大きな星、トップスター)として一層輝きを増すようにという願いから、教室名を「グランゼトワール」と名付けました。2018年に開業し、未就学児から社会人まで、幅広い年代の方が主にプライベートレッスンを受講しています。伝わる・聞こえるフランス語を習得するために、音声学習法(フォニックス)を重視し、バレエや料理などの留学準備、海外赴任の準備、高校の授業の補習、仏検やDELF(フランス国民教育省認定フランス語資格試験)などの対策、子供向けや親子で学べるフランス語など、目的に合わせたレッスンをご提供しております。また、通訳、翻訳、店舗での出張レッスンも承っております。◆講師 宮沢 美穂 プロフィール静岡県三島市出身Institut d'Etudes Politiques d'Aix-en-Provence(エクサンプロヴァンス政治学院)協定留学早稲田大学大学院文学研究科仏文フランス語学専攻修士課程修了外資系航空会社通訳・アナウンス工場視察通訳・翻訳、その他アテンド通訳フランステレビ局あらすじ翻訳サッカーW杯日本大会ボランティアフランス語講座講師などLes grandes etoiles_講師◆クラス内容現在、オンラインおよび対面で、下記のクラスをご案内しております。時間やレッスン料などの詳細は、公式Webサイトをご覧ください。(1) プライベートレッスン1. 入門・初級2. 中級3. 高校生4. こどものためのフランス語(入門)5. こどものためのフランス語(ペア)6. 仏検準備7. 渡航前集中レッスン(2) グループレッスンイベントレッスン ※対面市内中心部にあるフレンチレストランLa table de Kudo様にて開催。1月の「ガレット・デ・ロワ」、4月の「フランスのエイプリルフール」、7月の「フランス革命記念日」など、フランスの行事に合わせて現地の文化と語学を学べるイベントレッスン。フランス語初心者の方にも、気軽に現地のお菓子と文化を楽しんでいただける内容となっております。(3) 店舗への出張レッスン市内の清流、源兵衛川沿いにあるレストラン「ディレッタントカフェ&ワルツ」様でのシャンソンのレッスンなど。Les grandes etoiles_レッスン1◆オンラインを活用した今後の活動について既存のオンラインレッスンの一層の充実を図り、新たに受講生とフランス語圏との交流の場も設けてまいります。また、フランス語圏から三島や伊豆へ訪れてもらえるように、動画で地域の特産品や観光資源など、三島や伊豆の魅力をフランス語で紹介していく予定です。Les grandes etoiles_紹介動画◆教室概要グランゼトワール Les grandes etoiles・代表者 : 宮沢 美穂・創立 : 2018年(平成30年)1月・所在地 : 静岡県三島市文教町・事業内容 : フランス語レッスン、英語試験対策レッスン、通訳、翻訳、店舗での出張レッスン・公式サイト : お問い合わせは公式サイトのお問い合わせフォームからお願いいたします。 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2022年02月22日「三島喜美代展」が1月29日(土)~2月8日(火)、銀座 蔦屋書店 GINZA ATRIUM(イベントスペース)で開催される。これに併せて、マルチプル作品のオンラインエントリー販売を特設ページにて開始される。三島は1932年、大阪市生まれ。現在は十三(大阪)と土岐(岐阜)を拠点に制作を行っている。1950年代より一貫して新聞や雑誌、ダンボール、空き缶など日常に身近な“情報”を題材に制作を続けてきた作家だ。1950年代後半から1970年頃までは、新聞や雑誌などをコラージュした油彩画やシルクスクリーン作品を制作し注目される。そして70年代初めからは情報化時代や大量消費社会に潜む不安感や恐怖感を表現するため、新聞をシルクスクリーンで割れる陶に転写した今回のマルチプル作品のような立体作品を手掛けるようになった。三島作品は、日常や旅先の海外で見つけた素材を活用して作られており、一見するとゴミのようなこれらの作品は、陶器という媒体を通じて不思議な存在感を放ち、情報が大量消費される現代に問いかけてくる。本展は、缶かごやダンボールかご、BOX、さらにはマルチプル作品など、三島の代表作を集めた展覧会。卒寿を前にして、とどまることのない三島の情熱あふれる作品に触れてほしい。<マルチプル作品について>作品名:マルチプル作品『Package』『Newspaper』制作数:各30作品サイズ:『Package』:8×8.5×7(h) cm、『Newspaper』:14×11.5×10(h) cm※各作品の平均のサイズ表記となります。作品によって誤差あり。素材:セラミック制作技法:印刷制作年:2021箱素材:桐(桐箱に作家サインプリント入り)箱サイズ:『Package』:15×14.5×10.5(h)cm、『Newspaper』:19×17×13.5(h)cm価格:275,000円(税込)※全て1点ものにつき作品によってサイズが異なります。※作品により柄は異なります。柄は選べません。※送料2,200円(税込)を作品価格と一緒にお支払いいただきます。<オンラインエントリー方法>オンラインエントリーはアートのオンラインマーケットプレイス「OIL by 美術手帖」にてご確認ください。予告ページ: 特設サイト: オンラインエントリー受付期間:1月28日(金)正午~ 2月8日(日)20:00■企画情報「三島喜美代展」1月29日(土)~2月8日(火)11時~20時※最終日のみ18:00終了会場:銀座 蔦屋書店 GINZA ATRIUM(イベントスペース)入場:無料
2022年01月18日福島県三島町は、44年前にアジアの歌姫テレサ・テンが新曲「ふるさとはどこですか」のキャンペーンで訪れ、町民と交流を持った「テレサ・テンの日本のふるさと」です。この度、この素晴らしい出会いを記念して、テレサ・テンとコラボした「オリジナルCD」を製作し、11月18日から三島町観光協会及び、ネットにて販売いたします。また、販売を記念して、CDを購入頂いた方限定300名様に、当時の三島町で撮影されたテレサ・テンの貴重な写真を多数掲載した「2022年版テレサ・テンメモリアルカレンダー」をプレゼントするキャンペーンを実施します。【CD販売価格】合計2,020円(税込)内訳:CD定価1,650円(税込)/1枚送料:全国一律370円(税込)【キャンペーン期間】2021年11月18日~2021年12月28日まで【キャンペーン特典】期間中の購入者様に「2022年度版テレサ・テンメモリアルカレンダー」をプレゼント(限定300名)※メモリアルカレンダー300名様分がなくなり次第、本キャンペーンは終了となります。【CD購入方法】(1)ネット販売三島町×テレサ・テン オリジナルCD販売サイトにて、お申込フォームから受付※オリジナルCD販売サイト: (2)三島町観光協会にて直接販売※三島町観光協会〒969-7511 福島県大沼郡三島町大字宮下字宮下214-5「からんころん」内TEL:0241-48-5000【協力】財団法人鄧麗君文教基金會、ユニバーサル ミュージック合同会社三島町×テレサ・テン オリジナルCDテレサ・テン メモリアルカレンダー■三島町×テレサ・テン「オリジナルCD」、「メモリアルカレンダー」について【オリジナルCD】・44年前、三島町でテレサが歌った「ふるさとはどこですか」の他、人気曲を計4曲収録※ご注意:当時の三島町で歌われた音源を使用している訳ではありません。【収録曲】1. ふるさとはどこですか 2. 小村之戀 3. 時の流れに身をまかせ 4. 別れの予感・CDジャケットは、1977年に発売された「ふるさとはどこですか」のレコードジャケットを使用・CD歌詞カードには、44年前に町内で撮影された、テレサの貴重な写真を多数掲載【メモリアルカレンダー】・2022年度版の壁掛カレンダー(A5サイズ/オールカラー)・44年前に町内で撮影された、テレサの貴重な写真を多数掲載■テレサ・テンの日本のふるさと「三島町」1977年、まだ雪の残る3月、新曲「ふるさとはどこですか」のPRキャンペーンのため、若き日のテレサ・テン(当時24歳)が福島県三島町を訪れました。三島町がキャンペーン場所に選ばれた理由は、当時、町が全国に先駆けて実施していた「ふるさと運動」がきっかけで、「ふるさと」という言葉が、彼女と町を結ぶきかっけの言葉となりました。町民は彼女を温かくもてなし、町内ではミニコンサートが開かれ、彼女は特別町民に加入し、互いの心の交流が生まれました。今でも町には、彼女が歌ったミニコンサートの写真や会場、町民との記念写真、記念に植えた「白樺の木」が残されており、町では「テレサ・テンの日本のふるさと三島町」として、この思い出を大切に語り継いでいます。【詳細参考】福島県三島町「テレサ・テン」ゆかりの地マップ テレサ・テン歌姫音路 ミニコンサートで歌うテレサ宮下駅に立つテレサ【CD販売に関するお問い合わせ先】福島県三島町観光協会〒969-7511 福島県大沼郡三島町大字宮下字宮下214-5「からんころん」内TEL : 0241-48-5000FAX : 0241-42-7072メール : mishima@oboe.ocn.ne.jp 受付時間: 9:00~18:00(土日も受付可能) 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2021年11月18日鎌倉ニュージャーマンは、“銀杏紅葉”がモチーフのケーキ「鎌倉もみじ」を2021年11月1日(月)から11月30日(火)まで、鎌倉ニュージャーマン関東の販売店舗および鎌倉本店で発売する。“銀杏紅葉”モチーフのチョコレートケーキ豊かな自然に囲まれた古都・鎌倉に本店を構える、スイーツ店・鎌倉ニュージャーマン。秋が深まる鎌倉の自然に着想を得て、“銀杏紅葉”をモチーフにした秋限定スイーツ「鎌倉もみじ」を展開する。オレンジやイエローのカラフルなチョコレートを薄く削って、“銀杏紅葉”の色づいた樹々を表現。ベースは、しっとりしたチョコレートスポンジ生地で、間にウォールナッツ入りのクリームをサンドすることで濃厚な味わいに仕上げた。鎌倉本店限定では、1人でも食べやすい90mmサイズの「鎌倉もみじ」も用意。こちらは、鎌倉ニュージャーマンを代表するスイーツ「かまくらカスター」をベースにしているので、たっぷりと詰まったとろとろのクリームと、ふんわり柔らかなスポンジのハーモニーを楽しむことができる。【詳細】・鎌倉ニュージャーマン「鎌倉もみじ」130mm 1,296円発売期間:2021年11月1日(月)~11月30日(火)取り扱い店舗:鎌倉ニュージャーマン 関東の販売店舗・「鎌倉もみじ」90㎜ 486円<鎌倉本店限定>取り扱い店舗:鎌倉ニュージャーマン 鎌倉本店住所:神奈川県鎌倉市小町1-5-2 JR鎌倉駅東口前TEL:0467-23-3851
2021年10月29日藤井道人監督、上田慎一郎監督、三島有紀子監督をはじめ12人の監督が描く、12の物語からなる映画『DIVOC-12』。この度、“共有”というテーマで製作する三島監督チームの予告編が到着した。日本映画界を代表する3監督たちそれぞれの元に、9人の監督が集い、3チームごとにテーマを掲げ、映画製作を行っていく本作。藤井監督チームは“成長への気づき”、上田監督チームは“感触”、そして、三島監督チームは“共有”というテーマを掲げた。このテーマについて三島監督は「2020年から、世界中がこんなに同じことに苦しんだり、悲しんだり、少し喜んだり…同じ問題と気持ちを共有したことってないのではないか、と思いました。ある種、救いがないように思えるこの時期を共有したその先に、私たちは何を共有できるのか、できないのか、共有していきたいのか。ということをあらためて、俳優やスタッフを始めチームの監督達といろいろ話しながら作れたらいいな、と思ったことがテーマにした理由の1つです」と語っている。三島監督チームは、まず、75歳の冬海と優しい青年・歩がひょんなことから出会い、お金と安心を得るため背徳的な仕事へと車を走らせる、三島監督が手掛けた『よろこびのうた Ode to Joy』をはじめ、ポラロイドでスナップを撮り、気に入った写真は部屋に飾り、嫌いな同級生の写真などには低額をつけて川に流してストレス発散をして遊ぶ高校生2人を描く『YEN』(山嵜晋平監督)。山嵜晋平監督『YEN』一度も会ったことのない母親を探す少年・海斗と、とある女性・真実を描く『海にそらごと』(齋藤栄美監督)。“睡眠倶楽部”で暮らしている女性を描く『睡眠倶楽部のすすめ』(加藤拓人監督)といった4作。加藤拓人監督『睡眠倶楽部のすすめ』今回到着したのは、そんな4作分の映像を収録した予告編。冬海(富司純子)が歩(藤原季節)からとある仕事に誘われる『よろこびのうた Ode to Joy』の映像から始まり、ポラロイドで写真を撮って遊ぶ高校生(蒔田彩珠&中村守里)たちの姿や、海斗(高田万作)と母・真実(中村ゆり)の関係に秘密があることが感じられる映像が順に映し出される。そして、眠ることが出来なくなった人々が暮らす“睡眠倶楽部”で生活する透子(前田敦子)の行き着く先が気になる『睡眠倶楽部のすすめ』の映像で締めくくられている。併せて、どこか不安げな表情の歩と冬海、ポラロイドを川に流す2人、海斗に愛おしそうに寄り添う真実、そして見上げる透子と、各作品の場面カットも公開された。『DIVOC-12』は10月1日(金)より全国にて公開。(cinemacafe.net)■関連作品:DIVOC-12 2021年10月1日より全国にて公開©2021 Sony Pictures Entertainment (Japan) Inc.
2021年09月02日12人の映像監督による12本の短編映画製作プロジェクト『DIVOC-12』三島有紀子監督チームの予告映像が2日、明らかになった。同プロジェクトは、ソニーグループが新型コロナウイルス感染症により世界各国で影響を受けている人々を支援するために設立した「新型コロナウイルス・ソニーグローバル支援基金」を活用した支援プロジェクト。藤井道人監督チーム(テーマ:成長への気づき 志自岐希生監督、林田浩川監督、廣賢一郎監督)、上田慎一郎監督チーム(テーマ:感触 ふくだみゆき監督、中元雄監督、エバンズ未夜子監督)、三島有紀子監督チーム(テーマ:共有 山嵜晋平監督、齋藤栄美監督、加藤拓人監督)と3チームに分かれた12人のクリエイターたちが作品を制作していく。今回公開されたのは、三島監督チーム4作分の予告映像。三島監督の『よろこびのうた Ode to Joy』から始まり、歩(藤原季節)から「いい仕事あんですけど、一緒にやりませんか?」と東北弁で優しく声をかけられる冬海(富司純子)の姿が描かれ、ベートーヴェンの交響曲第9番「喜びの歌」が高らかと響き渡る中で、2人の人生への不安、そしてよろこびを予感させる映像となっている。続けて、山嵜晋平監督作品『YEN』。ポラロイドで写真を撮って遊ぶ高校生の夏希(蒔田彩珠)と冬美(中村守里)は「あの子たちほんっとうざい! -300万円!」と嫌いな人に低額をつけて仲良く笑い合うが、ある日、冬美から「帰って」という言葉が。女子高生のきらきらした若さと不安定さが感じられる内容となっている。齋藤栄美監督作品の『海にそらごと』では、生まれてから一度も会ったことのない母親の真実(中村ゆり)に会いにいったが、その生活ぶりに戸惑いを隠せない海斗(高田万作)が「恥ずかしくないの? 家族捨てて、こんな生活して」と言い放つ。「なんで嘘ついたの?」という海斗のセリフから、2人の関係に秘密があることが感じられる予告となっている。最後に加藤拓人監督作品『睡眠倶楽部のすすめ』では、「何かを忘れたまま私はここで暮らしている」と透子(前田敦子)が語り始める。透子は、様々なストレスによって眠ることが出来なくなった人々が暮らす、“睡眠倶楽部”で生活している。透子が忘れてしまった大切な何か、そして彼女の行き着く先が気になる映像となっている。各作品の場面カットも到着し、不安げな表情の歩(藤原季節)と冬海(富司純子)の姿や、ポラロイドを川に流す夏希(蒔田彩珠)と冬美(中村守里)のカット、ぎこちない海斗(高田万作)に愛おしそうに寄り添う真実(中村ゆり)の姿、広い部屋の中でどこかを見上げる透子(前田敦子)のカットなど、の不安や寂しさもありながら温もりも感じられるカットとなっている。三島監督は、“共有”というテーマについて「2020年から、世界中がこんなに同じことに苦しんだり、悲しんだり、少し喜んだり……同じ問題と気持ちを共有したことってないのではないか、と思いました。ある種、救いがないように思えるこの時期を共有したその先に、私たちは何を共有できるのか、できないのか、共有していきたいのか。ということをあらためて、俳優やスタッフを始めチームの監督達といろいろ話しながら作れたらいいな、と思ったことがテーマにした理由の1つです。チームでは作る時間を共有し、みなさまには作品を観る時間を共有していただければ幸いです。きっと、みなさまそれぞれに、〝共有〟が見つかると願っています」と語っている。(C)2021 Sony Pictures Entertainment (Japan) Inc. All Rights Reserved.
2021年09月02日静岡県の三島スカイウォーク・あじさい散策路のあじさいが、2021年6月中旬から7月中旬頃にかけて見ごろを迎えます。あじさいの名所「三島スカイウォーク」「三島スカイウォーク」は、全長400mを誇る日本一長い歩行者専用吊橋であり、富士山や駿河湾・伊豆の山並みなどを橋の上から一望できる絶景スポット。吊り橋を渡った先の北エリアにある約7,000㎡のあじさい散策路は、あじさいの名所としても知られています。あじさい散策路は、2017年に5,000株を植樹して以降、徐々に株数を増やし、今では205品種13,000株が咲き誇るエリアに。ここでしか見ることができな貴重なオリジナル品種「スカイウォーク」や「覇王」、「夏空」といった品種を観賞することもできます。2021年の見ごろは6月中旬から7月中旬頃。撮影スタンドも複数設置されているので、スマートフォンなどで記念撮影を楽しむこともできます。“空色”濃厚ソフトクリームもまた、5月29日(土)にオープンした新施設「スカイウォーク ソフトクリーム(SKYWALK SOFTCREAM)」では、空色ソフトクリーム「そらソフト」も販売。富士山麓の牧場「いでぼく」の協力のもと、希少価値が高いブラウンスイス種の牛乳を使用したソフトクリームとなっており、ミルクの濃厚な味わいを楽しむことができます。【施設概要】場所:三島スカイウォーク住所:静岡県三島市笹原新田313施設入場料:大人 1,100円、中高生 500円、小学生 200円 ※幼児は無料。営業時間:9:00〜17:00 ※イベントや天候により変更する場合あり。休業日:年中無休※2021年のあじさいの見ごろは、6月中旬~7月中旬頃。【問い合わせ先】三島スカイウォークTEL:055-972-0084
2021年06月20日静岡県の三島スカイウォーク・あじさい散策路のあじさいが、2021年6月中旬から7月中旬頃にかけて見ごろを迎える。あじさいの名所「三島スカイウォーク」「三島スカイウォーク」は、全長400mを誇る日本一長い歩行者専用吊橋であり、富士山や駿河湾・伊豆の山並みなどを橋の上から一望できる絶景スポット。吊り橋を渡った先の北エリアにある約7,000㎡のあじさい散策路は、あじさいの名所としても知られている。あじさい散策路は、2017年に5,000株を植樹して以降、徐々に株数を増やし、今では205品種13,000株が咲き誇るエリアに。ここでしか見ることができな貴重なオリジナル品種「スカイウォーク」や「覇王」、「夏空」といった品種を観賞することもできる。2021年の見ごろは6月中旬から7月中旬頃。撮影スタンドも複数設置されているので、スマートフォンなどで記念撮影を楽しむのも良いかもしれない。“空色”濃厚ソフトクリームもまた、5月29日(土)にオープンした新施設「スカイウォーク ソフトクリーム(SKYWALK SOFTCREAM)」では、空色ソフトクリーム「そらソフト」も販売。富士山麓の牧場「いでぼく」の協力のもと、希少価値が高いブラウンスイス種の牛乳を使用したソフトクリームとなっており、ミルクの濃厚な味わいを楽しむことができる。【施設概要】場所:三島スカイウォーク住所:静岡県三島市笹原新田313施設入場料:大人 1,100円、中高生 500円、小学生 200円 ※幼児は無料。営業時間:9:00〜17:00 ※イベントや天候により変更する場合あり。休業日:年中無休※2021年のあじさいの見ごろは、6月中旬~7月中旬頃。【問い合わせ先】三島スカイウォークTEL:055-972-0084
2021年06月04日12人の映画監督による12本の短編映画製作プロジェクト『DIVOC-12』より、三島有紀子監督チームのキャスト陣が発表。さらに、各作品のタイトルも明らかになった。同プロジェクトは、『新聞記者』の藤井道人監督、『カメラを止めるな!』の上田慎一郎監督、『幼な子われらに生まれ』の三島有紀子監督という3名が中核となって映画製作を牽引していく。“共有”というテーマで製作する三島監督の作品タイトルは『よろこびのうた Ode to Joy』。主演は『椿の庭』で14年ぶりに主演を務めた富司純子、『his』『佐々木、イン、マイマイン』『くれなずめ』に出演する藤原季節の2人が務める。そして、三島監督チームには、山嵜晋平監督、齋藤栄美監督、加藤拓人監督が参加しており、山嵜監督の『YEN』(ワイイーエヌ)では、『朝が来る』で数々の映画賞を受賞した蒔田彩珠が主演し、共演には、『アルプススタンドのはしの方』の中村守里が決定。齋藤監督の『海にそらごと』では、中村ゆりと、オーディションでその座を見事掴み取り本作で銀幕デビューを果たす高田万作が主演。さらに、一般公募から選ばれた加藤監督の『睡眠倶楽部のすすめ』には、前田敦子が主演する。<キャストコメント>●富司純子新型コロナウイルス感染症が蔓延する中、数々の映画製作が延期や中止になり、携わるスタッフ、俳優、関係者の仕事が無くなり生活に困窮しているのが現状です。そんな中、有志が映画製作に取り組むお話を頂き、喜んで参加させて頂きました。三島監督はじめ、スタッフがコロナ感染に神経を使い無事に撮り上がりました作品です。皆、映画が好きな人々が集まりました。皆の映画への情熱を感じて下さればこの上ない喜びです。●藤原季節この作品のことを思い出そうとすると頭が真っ白になります。夢中でした。このコロナ禍において僕たち俳優もまた、とてつもない緊張感に晒されて生きています。いつ仕事がなくなるかわからない。新人が作品にチャレンジ出来る機会も減ってきたように思います。このプロジェクトで三島組に出逢い、頭が真っ白になるような喜びを味わいました。この映画は出逢いの映画でもあります。まさに僕にとっても出逢いとなった、この映画を届けたいです。●蒔田彩珠脚本を読んだ時、短い物語の中にも、沢山の意味が込められていると思いました。どんなに親しい仲でも、共有できない想いがあったり、自分にしか分からない気持ちの整理の仕方があったり。この作品を観てくださった方に、作品を通して伝えたいこと、が少しでも多く伝わったらいいなと思います。●中村守里コロナ禍で世界中が戦っている今ですが、作品作りを通して発信し続けることは大事なことだと、エンターテイメント界の一端にいる私も感じています。このプロジェクトに参加出来ること、感謝いたします。今回起用して下さった関係者の皆様、改めてありがとうございます。山嵜監督の『YEN』は短編映画ならではの洗練された脚本です。そこに自分がどんな風にはまっていけるのか、監督の期待に応えられるのか、楽しみながら試行錯誤して撮影に挑みたいと思っています。楽しみにしていてください!●中村ゆり以前の生活とは変化した昨今、沢山の過去の価値観の見直しを世界中がしている中で、孤独を感じる時も、新たな気付きがあったりする時もあります。こんな今だからこそ、人間のふとした優しさや温もりを感じれるような作品にしたい想いで、監督と沢山のお話をしながら作品に向き合っています。●高田万作初めて映画制作に参加させていただきます。今回の作品は、とても自分らしさを求められる作品だと思っています。立ち居振る舞いや後ろ姿だけで役の生い立ちまでを伝えられるような演技が出来るように、映画の世界の中に入り込みたいと思います。初めての経験ばかりで不安もありますが、とても楽しみです。自分の素を信じて、勝負したいと思います!!!!よろしくお願いします。●前田敦子皆で力を合わせて、一つになって大きな作品を作るということが今、必要なことだと感じているので、このプロジェクトで監督3人がそれぞれチームを作って、新しい世界に導いてくださるのはすごく素敵なことだと思いました。加藤監督の作品に携わらせていただいてとても嬉しいです。『DIVOC-12』は2021年、全国にて公開予定。※高田万作の「高」は、正しくは「はしごだか」(cinemacafe.net)■関連作品:DIVOC-12 2021年公開予定
2021年04月30日高級食パン専門店「嵜本(さきもと)」から、新食感のギフト食パン「半熟ラスク」が再登場。2021年4月29日(木)から5月9日(日)までの期間限定で発売される。高級食パン専門店・嵜本の「半熟ラスク」が再登場2021年2月にバレンタインシーズン限定スイーツとして発売された「嵜本」の「半熟ラスク」が期間限定で復活。バターをたっぷりと染み込ませてからオーブンでしっとりと焼き上げる「半熟ラスク」は、外側はサクッと、中はジュワっと仕上げた新食感のラスク。食パン専門店らしく、食パン1枚を丸ごと使用したインパクトのあるサイズ感もポイントだ。全3種類のフレーバーがラインナップフレーバーは全3種類がラインナップ。最もシンプルに“半熟感”が楽しめる「半熟ラスク‐シュガー」、まろやかなホワイトチョコレートで表面をコーティングし、仕上げにアーモンドとローストピスタチオをトッピングした新作「半熟ラスク‐ホワイトアーモンド」、カカオの風味豊かなスイートチョコレートを塗り、ホワイトチョコのソースとフリーズドライのフランボワーズ、ローストピスタチオをトッピングした「半熟ラスク‐カカオベリーピスタチオ」と、それぞれに個性の異なる味わいが楽しめる商品情報高級食パン専門店・嵜本「半熟ラスク」販売期間:2021年4月29日(木)〜5月9日(日)※オンラインストアでは4月15日(木)より事前予約受付開始。価格:・「半熟ラスク‐ホワイトアーモンド」「半熟ラスク‐カカオベリーピスタチオ」600円(税込)・「半熟ラスク‐シュガー」500円(税込)販売店舗:高級食パン専門店・嵜本 全店舗(下記25店舗)イオンモール札幌発寒店/札幌南13条店/大丸札幌店/東京田園調布店/小田急ハルク新宿店/秋葉原店/ららテラス 武蔵小杉店/たまプラーザ テラス店/静岡三島銀杏並木店/茨城水戸店/名古屋栄店/名古屋サカエチカ店/大阪初號本店/なんばCITY店/大阪梅田茶屋町店/大阪あべの店/京都三条鴨川店/愛媛エミフルMASAKI店/博多駅店/福岡藤崎店/熊本光の森店/ベーカリーカフェ宮崎店/鹿児島金生店/アミュプラザ鹿児島店/鹿児島オプシアミスミ店
2021年04月18日戦後の日本文学界を代表する三島由紀夫没後50年となる今年。9月、日生劇場において4日間限りで『MISHIMA2020』が上演された。彼の人生、作品、思想に刺激を受ける4名の演出家、加藤拓也、熊林弘高、長久允、野上絹代が、それぞれの目線で演出する三島作品をオムニバス形式で上演。2020年に旭日小綬章を受章した麻実れい、世界的ダンサーでありながら本作で圧倒的な芝居を見せつけた菅原小春をはじめとする、日本の第一線で活躍する才能あふれる俳優とクリエイティブスタッフが集結。原作の魅力を受け継ぎながらも、現代の視点で『真夏の死』『班女』『憂国』『橋づくし』の新たな4作品を生み出した。【動画配信】三島由紀夫没後50周年企画「MISHIMA2020」 追加アンコール配信 チケット情報さらに本公演ではライブ配信を実施。クリエイティブディレクターを鈴木健太(劇団ノーミーツ)が務め、劇場の臨場感ともまた違った映像ならではの熱気、スピード感で、三島の世界へと引き込んだ。ライブ配信の好評を得て、公演終了の3日後にはアンコール配信がスピード決定。徐々に『MISHIMA2020』の熱は広がり、そしてこのたび、三島由紀夫の命日となる11月25日より“追加アンコール配信”が2週間限定でスタートした。また、今回の追加アンコール配信は、作品をより深く堪能できるようにと、1作品ごとに視聴可能。 本編終了後、演出家のスペシャルインタビューやWEB上で上演脚本が視聴できる特典付きだ。お得な2本セット、4本セットの販売に加え、 公演プログラム付きのチケットも販売。さらに公演サイトでは、未公開舞台写真も公開。様々な角度から、新たな“三島”を楽しんでほしい。
2020年11月26日筑摩書房が、三島由紀夫没後50年特別企画として、1991年に刊行した『三島由紀夫レター教室』(ちくま文庫)を、小沢健二デザインによる特別帯をつけて販売することを発表した。小沢書下ろしエッセイを両面に掲載した特別帯は、11月11日(水)頃の書店着荷分から本に巻かれて全国順次発売となる。またそれに先がけ、メモリアル・イヤーにちなんだ2020部の限定版帯付き本を、10月31日(土)より全国86店舗の協力書店にて先行発売する。小沢は雑誌『オリーブ』92年9月号で、「私が文を学んだ本」として『三島由紀夫レター教室』を紹介している。当時これをきっかけにして「突然話題沸騰どうやら小沢健二さんのお気に入り本らしい」という帯が巻かれ、大きな話題を呼んだ。小沢健二書下ろしエッセイでは、『三島由紀夫レター教室』が「なんて贅沢な行為。なんと「反社会的」な行為。なんて地下活動的な、秘密裡な行為。編集されて、冷静に、平静に進んでいく世の中の下に、トンネルを掘るような。」と表現された。2020部限定版帯は、壁を破るかのような切り抜き、袖や裏面にまでびっしりと書きこまれたエッセイ、斜めにカットされた変形帯……。文庫版の帯としてはこれまでに見たこともない、異例の仕様となっている。『仮面の告白』『潮騒』『金閣寺』など硬派な純文学作品で知られる三島だが、本作は氏のもう一つの顔、極上エンタメ作家としての代表作のひとつ。1966年に週刊誌『女性自身』に連載されたこの異色小説は、メールやラインが主流となった現代において、さらに光を増すような魅力がつまっている。新たな帯は、この時代の空気の中で新たな価値を発掘し発信するものとなっている。■2020部限定版取り扱い書店(全国86店舗)北海道 紀伊國屋書店札幌本店北海道 MARUZEN&ジュンク堂書店札幌店宮城 丸善仙台アエル店群馬 ブックマンズアカデミー前橋店埼玉 BookDepot書楽千葉 丸善津田沼店東京 紀伊國屋書店新宿本店東京 ジュンク堂書店池袋本店東京 丸善丸の内本店東京 三省堂書店池袋本店東京 三省堂書店神保町本店東京 東京堂書店神田神保町店東京 丸善お茶の水店東京 丸善日本橋店東京 ブックファースト新宿店東京 八重洲ブックセンター本店東京 紀伊國屋書店国分寺店東京 ジュンク堂書店吉祥寺店東京 MARUZEN&ジュンク堂書店渋谷店東京 紀伊國屋書店玉川高島屋店東京 ジュンク堂書店立川高島屋店東京 ブックファーストルミネ町田店東京 有隣堂アトレ目黒店東京 八重洲ブックセンタールミネ荻窪店東京 啓文堂書店吉祥寺店東京 紀伊國屋書店西武渋谷店東京 文教堂書店二子玉川店東京 くまざわ書店調布店東京 TSUTAYA三軒茶屋店東京 大盛堂書店駅前店東京 HMV&BOOKSSHIBUYA東京 タワーレコード新宿店東京 文喫六本木東京 ヴィレッジヴァンガード下北沢東京 HMV&BOOKSSPOT新宿東京 タワーレコード渋谷店東京 スーパーブックスあおい書店春日店神奈川 有隣堂横浜駅西口店神奈川 紀伊國屋書店横浜店神奈川 丸善ラゾーナ川崎店神奈川 八重洲ブックセンター京急上大岡店神奈川 紀伊國屋書店ららぽーと横浜店神奈川 有隣堂ルミネ横浜店神奈川 ACADEMIAくまざわ書店橋本店新潟 知遊堂亀貝店富山 明文堂書店富山新庄経堂店富山 喜久屋書店高岡店富山 BOOKSなかだファボーレ店石川 金沢ビーンズ明文堂石川 うつのみや金沢香林坊店愛知 三省堂書店名古屋本店愛知 ジュンク堂書店名古屋栄店愛知 MARUZEN名古屋本店愛知 TSUTAYAウイングタウン岡崎店愛知 TSUTAYA春日井店京都 MARUZEN京都本店京都 大垣書店イオンモールKYOTO店京都 ふたば書房御池ゼスト店京都 大垣書店烏丸三条店京都 大垣書店イオンモール京都桂川店京都 ふたば書房山科駅前店大阪 紀伊國屋書店梅田本店大阪 ジュンク堂書店大阪本店大阪 MARUZEN&ジュンク堂書店梅田店大阪 ジュンク堂書店近鉄あべのハルカス店大阪 ジュンク堂書店難波店大阪 ブックファースト梅田2階店大阪 梅田蔦屋書店大阪 大垣書店高槻店大阪 田村書店千里中央店大阪 HMV&BOOKS心斎橋大阪 HMV&BOOKSSPOT伊丹空港兵庫 ジュンク堂書店三宮店兵庫 ジュンク堂書店姫路店岡山 喜久屋書店倉敷店岡山 啓文社岡山本店広島 ジュンク堂書店広島駅前店広島 啓文社西条店福岡 ジュンク堂書店福岡店福岡 丸善博多店福岡 喜久屋書店小倉店福岡 HMV&BOOKSHAKATA熊本 蔦屋書店熊本三年坂鹿児島 ブックスミスミオプシア店沖縄 ジュンク堂書店那覇店沖縄 HMV&BOOKSOKINAWA(※在庫状況、販売方法などは各書店にお問い合わせください)■小沢健二デザイン帯付き『三島由紀夫レター教室』(普及版)2020部限定版の見た目そのままに、表紙カバーの一部も印刷して再現した大型の帯(ダブルカバー仕様)となっている。2020年11月11日より全国順次発売(※地域により差があります)■書誌情報タイトル:『三島由紀夫レター教室』ちくま文庫著者:三島由紀夫体裁:文庫判/240ページ本体価格:620 円(税別)
2020年10月23日現在、日生劇場で上演中の三島由紀夫没後50周年企画「MISHIMA2020」。4人の演出家が、異なる三島由紀夫作品で競演するこのシリーズは、今週末9月26日(土)・27日(日)に会期後半戦を迎え、残る2名の演出家が登場する。その2名のうちのひとり、古典戯曲の鋭角的な演出で知られる熊林弘高が取り上げるのは、三島の演劇の仕事を代表する名作短編戯曲集「近代能楽集」から、「班女」。愛した男を待ち続け、精神を病んでしまった女、花子。美しい彼女を引き取り、彼女を独占しようと企む画家の実子。狂女の噂を聞きつけ、ようやく彼女のもとを訪れる不実な恋人・吉雄。三人三様の愛憎が、論理と逆説のセリフの応酬に結晶する。これまでにも何回か、三島作品演出のオファーはあったと熊林弘高。ただし、実際に手がけるのは今回が初。「十代のころ、上京したばかりのときに観た、デヴィッド・ルヴォー演出の「葵上/班女」と、その後に観たイングマール・ベルイマン演出の「サド侯爵夫人」(映像)の衝撃があって、三島由紀夫の戯曲を演出するのは半ば封印していた。でも、今回の企画には、なぜかすんなり、「じゃあ「班女」をやります」と返事をしてしまいました」。コロナ禍に翻弄される演劇主催者たちへのエールもあっただろう。禁断の愛を描いたワーグナーの楽劇「トリスタンとイゾルデ」のピアノ版をポイントで用いる。日生劇場の広い舞台へ、たった3人の登場人物を目いっぱいの間隔で配置。人物と人物の間のディスタンスは大きいのに、戯曲が内蔵する愛と憎しみのマグマは、フルの熱量で伝わってくる。三島のセリフは、言葉のオペラ。「「班女」は一見、とらえどころのない戯曲。でも、俳優たちと稽古しているうちに、この作品が湛える、登場人物たちの思いの濃密さを改めて発見しました」。普段なら、俳優たちを官能的に接触させるのが熊林演出のはずだが、コロナ下の今、それは禁じ手だ。「その分、三島の文体に対峙して、セリフの響かせ方をしっかり磨き込むことに専念しています」。実子の麻実れい、吉雄の中村蒼は熊林演出の常連俳優。そこへ、熊林とは初顔合せとなる花子の橋本愛が絡むトライアングルをお楽しみに。なお、「班女」は、加藤拓也が作・演出する「真夏の死」とともに2作品続けて上演される。オンライン配信、アーカイブ配信もあるので、そちらもぜひチェックしてみてほしい。取材・文:戸塚成
2020年09月25日現在、日生劇場で上演中の三島由紀夫没後50周年企画「MISHIMA2020」。4人の演出家が、それぞれの切り口で三島由紀夫作品を舞台上にアップデートするこのシリーズが、今週末9月26日(土)・27日(日)、いよいよ会期後半戦に突入し、残る2名の演出家が、作品を競う。その2名のうちのひとり、加藤拓也は、三島の短編小説「真夏の死」を舞台版にアダプトする。舞台の作・演出だけでなく、映像作品の監督や脚本提供など、幅広く活躍する気鋭のクリエイターは、なぜ、この作品を選んだのか。答えは明快だった。「三島由紀夫が27歳のときに書いた作品。今の自分と同じ年齢だったからです」。太平洋戦争終戦から7年後の1952年、27歳の三島由紀夫が、その年の終戦記念日に脱稿した心理小説を、平成生まれの26歳が読み解く。海水浴中の事故で、愛児ふたりと子守役の女性の命を奪われた若い夫婦の心理を、ルーペでのぞき、鋭いメスを入れるかのような小説である。不幸のどん底から、次第に平穏な日常を取り戻していく夫婦の虚ろさを冷厳にえぐる、それが、原作「真夏の死」。加藤拓也は、この作品の脚色にあたり、三島由紀夫の重厚華麗な三人称小説の文体を、現代の口語体に変換した。彼が舞台作品を手がけるときには、いつも使っている現代口語のセリフ文体へ。中村ゆりと平原テツが演じる令和の若い夫婦は、自分たちを襲った不幸について、心の内を露わにしながら延々と語り続ける。客席に対峙するふたりの告白を、息を詰めて見届ける舞台と言おうか。「コロナを経験しても、やれることをやろうという、自分の創作のスタンスは変わっていないつもり。ただ、感染拡大とともに、人間の命の価値や死の痛みが、感染者や重傷者や死亡者の数字に置き換わってしまったことへの違和感は、この作品にも共通しています。不幸な海難事故をめぐって、主人公夫婦の悲しみの体験と、彼らを取り巻く周囲の人たちとの関わりの間には、隔たりがある。その無意識な周囲の在り方は、コロナの今にもあるものです」。なお、「真夏の死」は、熊林弘高演出の「班女」とともに2作品続けて上演される。オンライン配信、アーカイブ配信もあるので、そちらもぜひチェックしてみてほしい。取材・文:戸塚成
2020年09月25日三島由紀夫、没後50年。1970年に割腹自殺を遂げた三島の生き方、主張、その存在に対し、4人の演出家がそれぞれの視点で三島作品を日生劇場の舞台に乗せた『MISHIMA2020』開幕した。【チケット情報はこちら】上演は前後半にわかれ、9月21日(月)~22日(火)に上演されたのは、野上絹代作・演出『橋づくし』と長久充作・演出『憂国』(『(死なない)憂国』)。それぞれ作家性が強く出た2作を堪能できる二本立てだ。『橋づくし』は、深夜に願掛けをする4人の女性の物語。7つの橋を渡り終えるまで誰とも話さず誰にも話しかけられなければ願いが叶うという。喋ってはいけないので、うち3名(伊原立花、井桁弘恵、野口かおる)それぞれの心の声は録音映像を用い、それに合わせて舞台上を動き回る。ひとつずつ橋を渡っていくうち「願い事がどんどん大切に思えてきた」「いや、そんなに大事じゃないかも」など心情は揺れ動く。しかし東北から東京へ出てきたばかりの女中のみな(高橋努)だけはなにを考えているのかわからず、不気味さが膨らんでいく。一言も交わさないのに変化する心情と関係性がドラマティックに展開。それぞれの佇まいが個性的な4人を、コミカルな振付と台詞で快快(ファイファイ)の野上が演出。願掛けへの切実さを抱えながらも、軽やかに逞しく表現した。『憂国』(『(死なない)憂国』)はライブハウスで知り合った新婚夫婦、信二(東出昌大)と麗子(菅原小春)の話。2020年、コロナウイルスの影響で危機に瀕したライブハウスに仲間達が立てこもるなか、警察官の信二は誘われず、むしろ逮捕する側として現場に召集される。「三島由紀夫の『憂国』と同じ状況だ」。『憂国』では、主人公は仲間や思想の対立に悩んだ末に、妻と心中する。では2020年を生きる自分はどうする……?泣き言をわめき散らす東出からは、自己憐憫、自己愛など弱さが際立つ。しなやかで生命力ある動きと声の菅原は、もがき生きようとする鬱屈さを感じさせた。映像作家として活躍する長久が、映像と舞台を融合させる。劇場がライブハウスのように感じられることもあれば、閉ざされた2人の心象世界のようでもある。しかし、世の中への直接的な訴えや、切り取られた空間や、2人が持つハンドマイクが、コロナ禍で自身を持て余す滑稽さと、閉塞感を増していた。9月26日(土)~27日(日)にかけては『真夏の死』(『summer remimd』)と『班女』を上演。オンライン配信は、『橋づくし』・『憂国』(『(死なない)憂国』)と『真夏の死』(『summer remimd』)・『班女』を発売中。文・取材/河野桃子
2020年09月23日三島由紀夫が残した4作品を、4人の演出家が舞台化する企画公演『MISHIMA2020』が9月21日(月・祝)に開幕する。戦後の日本文学界に鮮烈な爪痕を残した作家、三島由紀夫。壮絶な最期に多くの人が言葉を失った日から、ちょうど50年の月日が流れる。半世紀を経てもなお、多くの読者を魅了してやまない彼の作品を、大いにフィーチャーした企画公演が行われる。タイトルは『MISHIMA2020』。ここに集結したのは、三島作品に影響や刺激を受けながら創作を重ねる新進気鋭の演出家4名だ。全員が、三島の死後に生まれた世代。現代の感受性で三島作品を読み解き、舞台の上でそれを視覚化させる。日程を前後半に分けて、2作品ずつ上演する今回の試み。前半日程では野上絹代が手掛ける『橋づくし』と、長久允が手掛ける『憂国』を上演。後半日程は加藤拓也が手掛ける『真夏の死』と、熊林弘高が手掛ける『班女』を上演する。野上絹代作・演出『橋づくし』出演左から伊原六花井桁弘恵野口かおる高橋努長久允作・演出『憂国』(『(死なない)憂国』) 出演左から東出昌大菅原小春出演陣も実に個性豊かだ。『橋づくし』では、『ウエスト・サイド・ストーリー』でヒロイン・マリア役に抜擢された伊原六花が悲願の舞台に上がる。『憂国』では東出昌大と、NHK大河ドラマ『いだてん』で圧巻の演技を見せたダンサー・菅原小春が共演。『真夏の死』では数多の映画やドラマできらめく存在感を見せる中村ゆりと、劇団「ハイバイ」での怪演が光る平原テツが相まみえ、そして『班女』では、ありとあらゆる劇世界を軽やかに渡ってきた麻実れいと、ジャンルを超えて確かな実力を発揮する橋本愛、NHK朝の連続テレビ小説『エール』でも誠実な演技を見せた中村蒼が顔を揃える。なお、9月21日(月・祝)と27日(日)、PIA LIVE STREAMでのオンライン配信も決定。クリエイティブディレクターの鈴木健太と、アートディレクター・グラフィックデザイナーの田中せりによる、こだわりの映像に期待が集まる。公演は9月27日(日)まで日生劇場にて。加藤拓也作・演出『真夏の死』(『summer remind 』)出演左から中村ゆり平原テツ熊林弘高作・『班女』近代能楽集より 出演左から麻実れい橋本愛中村蒼三島由紀夫没後50周年企画『MISHIMA2020』・『橋づくし』/『憂国』9月21日(月・祝)17:00・22日(火・祝)12:00、16:00・『真夏の死』/『班女』 近代能楽集より9月26 日(土)18:30・27日(日)12:00、16:00会場:日生劇場ライブ配信日程『橋づくし』/『憂国』:9月21日(月)20:00『真夏の死』/『班女』:9月27日(日)16:00PIA LIVE STREAMにて各公演2日後の23:59までアーカイブ配信あり(視聴券は各公演2日後の20:00まで販売)文:小川志津子
2020年09月20日三島由紀夫没後50周年企画『MISHIMA2020』が9月21日(月・祝)から上演される。4人のクリエイターによるオムニバス形式で上演される本企画で、長久允が作・演出する『憂国』(『(死なない)憂国』)に出演する東出昌大に話を聞いた。【チケット情報はこちら】4つの作品がつくられ、2作品ずつ上演される本企画の中で、東出が出演する『(死なない)憂国』は、三島由紀夫の『憂国』を元に、コロナ禍でライブハウス消滅の危機に瀕する夫婦を描く作品。「原作の『憂国』は二・二六事件にまつわる話で、中尉である信二が、仲間を討伐するくらいならと切腹し、妻・麗子も自決する物語、つまり“死”を終着点にしています。今回の僕らの『(死なない)憂国』は、信二と麗子にとって唯一の生き甲斐であるライブハウスを、信二が警察官として取り締まらなければいけなくなり、(原作のように切腹はせず)ライブハウスに向かいます。だけどやっぱりそれでいいのか悩み、生きるとはなんぞや、死ぬとはなんぞや、というところに進んでいくストーリーです」(東出)と、大胆なアレンジが加えられるようだ。東出といえば大の三島ファンだが、台本はどのように受け止めたのか。「すごい台本だと思いました。ぶっ飛んでるのにまとまっていて。『早く稽古場に入りたい!』って心の底から、震えるほどに思いました」。作・演出は、映画監督、映像作家の長久允。「長久さんは舞台初演出なのですが、“感情”や“生きている”ということを大事に演出される方だという印象です。今は、“気持ちのままにお芝居をする”ということが最上なのではないかという話を菅原(小春)さんと3人でしながら稽古しています」。ふたり芝居で、麗子を演じるのは世界的ダンサーの菅原小春だ。「菅原さんは、舞台で台詞のあるお芝居をするのは初めてらしいのですが、こんなに“自分の言葉”として台詞を喋れる女優さんがいるのかと、目を見張るような思いでいます」と絶賛。「毎日稽古が楽しくて」と笑顔を見せる。東出が「稽古初日から3人で、作品について深く掘り下げる議論を重ねてきました。そこで出てきたものを反映したお芝居もあります。だからリアルで生々しい芝居になると思います。」と語る『(死なない)憂国』と、野上絹代 作・演出の『橋づくし』は9月21・22日に、加藤拓也 作・演出の『真夏の死』(『summer remind』)と、熊林弘高 演出「『班女』近代能楽集より」は9月26・27日に、東京・日生劇場にて上演。9月21・27日に配信もある(アーカイブ配信あり)。チケット発売中。取材・文:中川實穗
2020年09月17日8月12日(水)に、銀杏BOYZがスマホ撮影によるライブ配信を行うことを発表。配信を目前に控えたボーカルの峯田和伸に、このライブにかける思いを聞きました。今年の春から夏にかけて予定していたワンマンツアー、横浜アリーナでのコンサートなどが、新型コロナウイルスによって全公演が延期または中止となった銀杏BOYZ。この時期、「人前で演奏をすることができない」というのは、どのアーティスト、舞台関係者にとっても同じ状況ではある。ただし銀杏BOYZの場合、同時期にリリース予定だった6年ぶりのアルバムも延期。さらには前述のワンマンツアーは、顧みると約15年ぶりにもなるアルバムリリースツアーの側面もあり、実に意味深い公演がいったんキャンセルになってしまったということだ。当然、多くのファン、関係者は延期となった先までグッと我慢を強いられる日々だが、ここに来て、ちょっと嬉しいサプライズニュースが入ってきた。8月12日、銀杏BOYZがオンラインでライブを行う。配信はスペースシャワーネットワークが新たに設立したオンラインライブハウス「LIVEWIRE」。すでに多くのアーティストがこの「LIVEWIRE」を介してのライブ配信を行っているが、銀杏BOYZは、なんと前代未聞のスマホ撮影によるライブ配信を行うという。タイトルもそのままLIVEWIRE「銀杏BOYZ スマホライブ2020」である。配信を目前に控えたボーカル・峯田和伸に、このライブにかける思いを聞いた。自粛中は、今までになかった「時間」が作れて良かったーー新型コロナウイルスで予定していたツアーが延期、中止となりましたが、どんな気持ちで受け入れましたか?峯田まぁ、しょうがないよね。だって俺が「ああしろ、こうしろ!」ったって、どうしようもないからね、新型コロナウイルスは。そりゃさ、こっちだって今すぐにでもライブで、大きな音で、演奏したいですよ。でもさ、「絶対にもう2度とアルバムも出せないし、ライブもできない」ってことではないからね。「1日も早くライブをやりたい」と思うんだったら、だからこそ、今はグッと我慢して、本当に感染拡大が収束するようにするしかないじゃん。だから、これはしょうがないことだし、それはただただ普通に受け入れただけだったね。ーー「峯田さん、この時期どうされているのかな?」と思うファンの方も多かったと思いますが……。峯田普通にしてましたから(笑)。逆にさ、「外に出られないなら、なんか他のことやってみよう」みたいに、今までになかった「時間」が作れて良かったとも言える。映画を観たり、曲を作ったりとかね。またさ、この間は「ライブも延期になるし、アルバムの発売日も延期になる。なら、さらにアルバムの音を詰めてみよう」と思ってネバれたのがかなり良かったよ。レコーディングのことで言えば、俺1人でやれることではないんですよ。サポートメンバー、エンジニアさんとかと向き合ってやる作業だから、何度も中断しながら進めてた。でもさ、たとえば打ち込みの曲とかは、協力してくれているUCARYさん(UCARY & THE VALENTINE)とメールだけでやりとりしながら詰めていったりして、これが良かった。こういう時間が取れたことは、実は僕にとってはこの自粛で良かったことですね。普段だったらできないことだし。敷居の低いスマホで何かを感じてもらえたら……ーーそんなアルバム制作時期に、突如発表されたLIVEWIRE「銀杏BOYZスマホライブ2020」。ライブ配信はこの時期珍しくなくなりましたけど、銀杏BOYZはスマホで撮影したものを配信するという。峯田結構いろんなバンドが「どうにしかして、歌を通して気持ちを伝えたい」ってことでライブ配信をやってるじゃないですか。この気持ちはすごくよくわかるし、だから俺もやってみよっかなーと思ったの。たださ、これは俺だけの感覚かもしれないけど、「ライブ」っていうのは、単にステージ側の演奏だけを見せればライブっていうことではないんだよね。やっぱりお客さんとバンドの空間ができてこそライブになると思うの。銀杏BOYZで言えば、音だけじゃなくて、お客さんの汗とか、お客さんのヨダレとか、ライブハウスの湿気とか、「峯田ー」っていう声とか、「死ねー」っていう怒号とか。そういうものが全部一緒になって初めてライブになるんだ。これに対して、ライブ配信ってまずお客さんがいないでしょ。だから銀杏BOYZで言うと、配信ライブっていうのは実はありえないことでもあったの。だからと言って「ライブじゃないんだから、練習スタジオでメンバーで音を合わせているところを見せましょう」っていうのもやっぱり違う。でもさ、せっかくの機会でしょ。だったらちゃんとした機材を揃えて配信するんじゃなくて、徹底的に画質を悪くして、徹底的に音も悪くして見せたいと。それにはスマホで録るのが一番だなと思って。それでスマホでやることにしたの。普段皆さんが動画とか写真を観ているようなあの画質ですよ。敷居の低い、あのスマホの感覚で何かを感じてもらえたらいいなと思って。ーースマホは何台使うんですか?峯田今のところ2台。自撮り棒のやつと手持ちのやつ。どうなるかわかんないけど、普段のライブでは味わえない映像になると良いなと思っています。ーー観る人にメッセージはありますか?峯田ない。ーーないんですか?峯田ないよ、そんなもん。だって音楽って、最初は俺が作ったとしてもさ、やっぱり誰かが聴いたり観たりしたら、それはお客さんのものになるわけだから。だから、観てくれる人は、勝手に楽しんでもらうのが一番良いよね。勝手に楽しんでもらって、銀杏BOYZとお客さんの間で何か共有できるものが生まれたら最高。俺はそれをやりたくて、ずっとバンドやってるんだから。だから、スマホでのライブも、家だろうとどこだろうと、好き勝手に自由に楽しんでもらえたらいいなと思っています。Text:松田義人Photo:小境勝巳LIVEWIRE「銀杏BOYZ スマホライブ2020」2020/8/12(水) 20:00 開演 ( 19:00 開場 )~2020/8/18(火)会場:PIA LIVE STREAMチケット購入はコチラ⇒
2020年08月07日銀杏BOYZが、全国6か所をまわるツアー「2020年銀杏BOYZの旅」を行うことが発表され、早くも先行予約がスタートしている。今回のツアーは、約15年ぶりのアルバムリリースワンマンツアーで、6月9日(火)のSENDAI GIGSからスタートして、愛知、福岡、札幌、大阪で公演を行い、7月15日(水)にはバンド史上初の横浜アリーナ公演を行う。明日17日(火)23:59まで先行予約を受付中のuP!!!では、先行チケット購入者にオリジナル特典が予定されている。「2020年銀杏BOYZの旅」6月9日(火)SENDAI GIGS6月15日(月)Zepp Nagoya6月18日(木)Zepp Fukuoka6月26日(金)Zepp Sapporo6月29日(月)Zepp Osaka Bayside7月15日(水)横浜アリーナuP!!!先行受付は3月17日(火)23時59分まで
2020年03月16日さまざまな角度から現代に生きる人々の姿を時に温かく、時々ヒリヒリと描き出す三島監督。最新作は、島本理生の同名小説を映像化した『Red』。主人公・村主塔子は商社勤務の夫・真と幼い娘の翠、真の両親と共に瀟洒な家で不自由なく、しかし夫や姑に気を遣いながら暮らしている。そんな折、かつての恋人・鞍田秋彦と再会。鞍田の勤務する会社に職を得た塔子は、働く喜びに目覚めると同時に、鞍田への思いを再燃させる。だが、鞍田にはある秘密があって…。現代女性の悩みを盛り込みつつ、一人の女性が自分の意思で人生を選択していく姿を描く。心から愛せるものを見つけた時、人は何を捨て、何を選ぶのか。日頃から社会の雰囲気やニュースを見るなか、ひとつ感じていたのが、自分の中に尺度を持てない人が増えていること。自分がどう感じたか、考えるより先にネットで世間の意見を調べて、それから自分はどうかを考える、というのが一般的になっている気がしていました。それとは別に、いつかロマンスを中心に据えた映画を撮らないといけないと感じていたんです。恋愛は、相手を知ると同時に、自分を知る作業にもなる究極のコミュニケーションだから。その話をしたプロデューサーの荒川優美さんから、島本理生さんの小説『Red』を教えてもらい、読んでこれはイプセンの『人形の家』の現代版だと思いました。周囲に合わせていた一人の女性が、自分の中に尺度を持ち始める物語で、日頃から自分が考えていたこととリンクしました。夏帆さんは前にご一緒してお芝居の力は知っていましたし、もっといろんな彼女を見せたかった。鞍田役は、人の人生を変えるほどの男ということで、妻夫木(聡)さんの演技力が必要だと思いました。私の場合、恋人を演じる二人には撮影前に時間を作ります。撮影前に、手を握ったりハグをしてもらったりもしますね。身体的接触があると距離感が全然違うんです。今回は妻夫木さんのアイデアで一緒に料理を作ったりしながら二人で過ごしてもらいました。塔子の母親の「どれだけ惚れて死んでいけるかじゃないの」という台詞は、私が先輩に言われた言葉です。心から愛せる人や仕事に出会った時に、何をどう選択するかは私も大事にしたいと思っています。昔なら人生ゲームのゴールは大金持ちになるとか結婚するなど分かりやすかった。でも今は、何をゴールにするか自分で決めるしかない。ロマンスも人生のすべてではなく、重要なひとつ。恋愛映画も、これまではお互いがお互いを見つめているものが多かったけれど、これからは、その先の「お互いが一緒に何を見たいのか」にスライドしていくんじゃないか。それを意識して作りました。名作映画が多くあるなかで、自分が撮る意味はあるのかと考えると、この時代に生きていることが一番の強みかなと思います。今の人が感じていることを、作品の形にして発信していきたいですね。恋愛にはその人の生き方が透けてくる。撮影は大雪の新潟の場面からスタートしたという。悪天候のために出張先から帰れなくなった塔子。そのことを電話で伝えた時、怒った真の口から飛び出した言葉とは…。原作では鞍田はIT企業勤務だが、映画では建築家に変更。10年前、彼の建築設計事務所でアルバイトしていた頃に塔子が描いた家のデザインが、物語の大切な要素に。間宮祥太朗さん演じる塔子の夫・真は裕福な家庭に育ち、一流商社に勤めるハイスペック男。性格が悪いわけではないけれど、妻に対しては無神経な言動も少なくない。©2020「Red」製作委員会三島有紀子監督1969年生まれ、大阪府出身。NHKでドキュメンタリー作品を企画・監督していたが、劇映画を撮るために退局。再婚者同士の家庭の苦悩を描く『幼な子われらに生まれ』で第41回モントリオール世界映画祭審査員特別大賞、第42回報知映画賞監督賞、第41回山路ふみ子映画賞を受賞。他の作品に、オリジナル脚本の『しあわせのパン』『ぶどうのなみだ』や、『繕い裁つ人』『少女』『ビブリア古書堂の事件手帖』など。今作『Red』は2月21日より公開。※『anan』2020年1月15日号より。写真・野呂知功(TRIVAL)ヘア&メイク・市橋由莉香インタビュー、文・瀧井朝世(by anan編集部)
2020年01月14日伊豆と箱根の中間に位置する、日本最長400mの人道吊橋「三島スカイウォーク」では、2019年6月8日(土)から7月28日(日)までの期間で「あじさい祭」を開催する。6月中旬から、170品種1万株のアジサイが見頃を迎える「三島スカイウォーク」。期間中は、2018年に三島スカイウォークオリジナル品種として植えられた「覇王」や「スカイウォーク」をはじめとする様々な品種のアジサイが楽しめる。また、「三島スカイウォーク」内にある飲食店舗では、アジサイをテーマにした期間限定の和菓子やスイーツを販売。スカイウォーク自慢のソフトクリームに薄紫色の寒天とブルーベリーソースをトッピングした「あじさいサンデー」や、アジサイに見立てた紫色のパンケーキと、ゼリーを入れることで色が変わるマロウブルーがセットになった「あじさいのパンケーキとマロウブルー」など、様々な“アジサイスイーツ”が味わえる。さらに、7月13日(土)と14日(日)には夜間特別営業を実施。竹灯籠の灯りがアジサイを優しく照らす幻想的な景色を、この機会にぜひ楽しんでみてはいかがだろう。【開催概要】「あじさい祭」開催期間:2019年6月8日(土)〜7月28日(日)※、7月13日(土)と14日(日)は夜間特別営業を実施。場所:三島スカイウォーク(静岡県三島市笹原新田313)施設入場料:大人 1,000円、中高生 500円、小学生 200円営業時間:9:00〜17:00※イベントや天候により変更する場合あり。休業日:年中無休【問い合わせ先】三島スカイウォークTEL:055-972-0084
2019年05月20日映画『雪の華』、NHK連続テレビ小説「ひよっこ」などを手掛けてきた脚本家・岡田惠和と、俳優としても活動する「銀杏BOYZ」峯田和伸による同名小説と同時に企画が進行した青春映画『いちごの唄』。この度、主人公を演じる古舘佑太郎、石橋静河ほか「ひよっこ」でもお馴染みの俳優たちが登場する予告編、ポスタービジュアルが解禁となった。主人公の2人を演じるのは、「ひよっこ」にも出演した古舘佑太郎と『きみの鳥はうたえる』『映画 夜空はいつでも最高密度の青色だ』などの石橋静河。共演には宮本信子、和久井映見、光石研と日本映画に欠かせない実力派俳優陣。さらに現在大ブレイク中の清原果耶、『愛がなんだ』「まんぷく」岸井ゆきのをはじめ、蒔田彩珠、泉澤祐希、恒松祐里といった人気若手俳優に、大西利空、小林喜日、しゅはまはるみ、山崎光といったフレッシュな俳優も集結。この度到着した予告編は、主人公・コウタ(古舘さん)が、たったひとりの親友・伸二の命日である7月7日に、同級生の天野千日(石橋さん)と高円寺で偶然再会するシーンから始まる。彼女は、コウタと伸二が“天の川の女神だから、あーちゃん”と呼んでいた憧れの女の子。コウタは千日に勇気を振り絞って提案する。「また会えないかな」「そうしよう。今日会ったところで、来年の今日…また」。そうして一年に一度、親友の命日である七夕に高円寺で再会し、環七通りを散歩する2人の楽しそうな姿。しかしある年、千日は伸二との過去の秘密を告白し…。「僕は幸せだと思うんだよね。片思いだけど恋をしているから」というコウタのセリフから、誰もがいつか経験したことのある、恋した時の喜びと切なさを思い起こさせる予告編が完成。本編には「銀杏BOYZ」の「漂流教室」「ぽあだむ」など恋と友情を歌う名曲たちのほか、峯田さんが本作のために書き下ろした主題歌「いちごの唄」が登場、同楽曲は予告編でも耳にすることができる。また、ポスタービジュアルには、赤い花が咲く野原に横たわるコウタと千日の2人と、「全力で、恋した時間は、永遠なんだ。」というキャッチコピーが。2人の間の絶妙な距離感は、年に一度、親友の命日でもある七夕にしか会えない彼らの関係を表現しているようで、親友といつでも一緒だった頃の無敵な気持ち、恋したときの喜びと切なさ、青春の全てが詰まったかのような甘酸っぱさを象徴するビジュアルとなっている。『いちごの唄』は7月5日(金)より新宿ピカデリーほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:いちごの唄 2019年夏、全国にて公開予定Ⓒ2019『いちごの唄』製作委員会
2019年04月12日銀杏BOYZが、本日1月15日に東京・日本武道館にて単独公演『世界がひとつになりませんように』を開催する。2017年2月に銀杏BOYZ初のシングル集『ラストラーダ』を発売し、その後7月に3カ月連続シングルの第1弾として「エンジェルベイビー」、8月に第2弾「骨」、9月に第3弾「恋は永遠」をリリースし話題となった。勢い止まることなく、10月にはキャリア初の日本武道館単独公演『日本の銀杏好きの集まり』を開催し、チケットは見事ソールドアウト。その際に、峯田和伸がMCにて「また武道館でやります」と宣言した通り、今回、2度目の日本武道館単独公演が実現した。また、本日は峯田がメンバーとして以前活動していたバンド・GOING STEADYの解散日でもあり、銀杏BOYZの“誕生日”でもある。そんな特別な日の日本武道館公演ということもあり、銀杏BOYZにとってひとつの節目となるかもしれない。これまでのキャリアの集大成とも言える、いつも以上に熱いライブを見せてくれるのではないだろうか。なお、オープニングアクトとしてペーソスが出演し、すでにチケットは完売。2003年に結成して以降、快進撃を続ける銀杏BOYZは、今年も音楽シーンを盛り上げてくれるに違いない。さらに、峯田は1月6日より放送がスタートした大河ドラマ『いだてん ~東京オリムピック噺~』(NHK総合)にも出演中。峯田は、2003年に公開された主演映画『アイデン&ティティ』以降、映画『少年メリケンサック』や『ピース オブ ケイク』、NHK連続テレビ小説『ひよっこ』、ドラマ『高嶺の花』(日本テレビ系)などに出演し、役者としても活躍の場を広げている。そんな峯田の俳優活動からも目が離せない。公演情報『世界がひとつになりませんように』日時:1月15日(火)場所:日本武道館開場:17:30/開演:18:30
2019年01月15日三島由紀夫の小説を原作にした2018 PARCO PRODUCE 三島×MISHIMA 『命売ります』が東京・サンシャイン劇場にて12月9日(日)まで上演中だ。【チケット情報はこちら】開幕を迎え脚本・演出を手掛けるノゾエ征爾は「三島由紀夫の驚きのパンクな小説。を演劇化したらこんな風になったと、別に奇をてらったようなことは何もしていませんが、ともかく面白な原作に面白な役者が乗っかったらこんなんになりました」、主演の東啓介は「三島由紀夫でありながらノゾエさんの脚本・演出で、とてもエンターテイメントな作品に仕上がっていると思います。山田羽仁男という人物が愛されるよう、僕はひたむきに演じていきます。キャスト、スタッフ全員で作り上げてきましたので、是非劇場でご覧ください!」、上村海成は「『半分、青い。』等、最近やらせていただいた役とかなり違うタイプの役柄で、しかも初のストレートプレイなのでとてもドキドキしていますが精一杯演じます!お客様に観ていただくのがとても楽しみです!」とそれぞれコメントを寄せた。ある日ふと「死のう」と思い立ち「命売ります」という新聞広告を出した羽仁男(はにお)のもとに、訳ありの人々が次々と訪れる物語。原作が「週刊プレイボーイ」に連載されたエンターテインメント小説ということもあってか、羽仁男を取り巻く人物たちはキャラが濃く、それを上村や馬渕英里何、莉奈、樹里咲穂、家納ジュンコ、市川しんぺー、平田敦子、川上友里、町田水城、ノゾエ、不破万作、温水洋一という個性的なキャスト達がより一層ポップに立ち上げる。そんな彼らに命を買われる羽仁男は、若く、“いい生活”をしている、いわゆるエリート。演じる東の抜群のルックスも相まって、登場人物がずらりと並ぶオープニングでも一人浮き上がって見え、そんな彼こそが自分の命を売っているのだという異常さが引き立つ。何度命を買われても生き残ってしまう羽仁男。生きたくないから命を売っているのに、その出会いや体験が彼を変えていくのを観ていると、なんとも言えない気持ちになる。オムニバスのように進んでいく物語は一つひとつが一癖ある展開なのだが、劇中でふと歌われる歌の歌詞がそれとは真逆のストレートさで、目の前の出来事の別の面を見せる。ポップで笑えて楽しい舞台だが、命とは、生きることとはなんだろうかということを考えずにはいられない、ちょっと不思議な感覚が味わえる作品だ。公演は、12月9日(日)まで東京・サンシャイン劇場にて、12月22日(土)に大阪・森ノ宮ピロティホールにて上演。取材・文:中川 實穗
2018年11月27日2018 PARCO PRODUCE “三島×MISHIMA”シリーズの第二弾『命売ります』が11月24日に開幕。原作は三島由紀夫が1968年に「週刊プレイボーイ」に連載したエンターテイメント小説で、ある日ふと「死のう」と思い立った27歳の羽仁男(はにお)が新聞に「命売ります」という広告を出す。すると訳ありげな人間たちが次々現れ――という物語。脚本・演出はノゾエ征爾。その通し稽古に潜入した。【チケット情報はこちら】東啓介が演じる主人公・羽仁男と関わる人々は、上村海成が演じる吸血鬼の母親のために羽仁男の命を買う高校生・薫や、馬渕英里何が演じる間貸しする女・玲子、莉奈が演じる謎の老人の妻・るり子、樹里咲穂が演じる吸血鬼の女、家納ジュンコが演じる図書の貸出係の女など、役柄を並べるだけでも面白そうな本作。さらに、最初に羽仁男に接触する謎の老人を温水洋一、るり子を愛人にしている男を不破万作が演じるほか、市川しんぺー、平田敦子、川上友里、町田水城、ノゾエがさまざまな役柄で登場する。組まれたセットは上下2段で等間隔に並んだ扉と、同じく床に等間隔に並んだ長方形の台で、スーパーマーケットの売り場のようにも見える。オープニングではそこにキャストたちが等間隔に並び、オリジナルの曲を全員で歌った。「妻といい仲になって、嫉妬した愛人から殺されてほしい」など、依頼内容はどれも個性的。羽仁男は毎回命を懸けて遂行するもなぜか生き残ってしまうため、オムニバスのように次々と出来事が描かれていく。命を買いに来る人たちはユーモラスでありながら切実で、依頼のひとつひとつに人間の欲望や業がカラフルに詰まっている。そして個性的なキャストたちの芝居により、そこに人間の持つおかしさや愛おしさ、そして残酷さが感じられた。そのなかで東は、死が迫り妙に生き生きしたり、死にたいのに死ねず苛立ったり、出会いと別れを繰り返すうちにある変化が訪れたりと、あらゆる依頼を渡り歩く姿が危うくセクシーだ。エンタテインメント小説と呼ばれる原作とノゾエによる演出の掛け算で、物語はポップに進んでいく。だからこそ浮き上がってくる三島由紀夫の死生観は、芝居に笑わされながらも心にグイグイと迫ってくるため、観終わった後には何とも言い難い気持ちになった。ぜひ劇場で味わってほしい。公演は12月9日(日)まで東京・サンシャイン劇場、12月22日(土)に大阪・森ノ宮ピロティホールにて上演。取材・文:中川 實穗
2018年11月26日東出昌大の3年ぶり2度目の主演舞台となる『豊饒の海』が11月7日より東京・紀伊國屋サザンシアターTAKASHIMAYAにて開幕した。本作は、三島由紀夫が自決する直前まで書いていた全四部からなる長編小説を、てがみ座・長田育恵が一つの演劇作品として練り直したもの。演出は、ロンドンで活躍するマックス・ウェブスターが担い、三島作品への新たな挑戦として、注目を集めている。ここでは、7日に行われた同劇場にて初日前会見と芝居の一部を披露する公開フォトコールについてレポートする。【チケット情報はこちら】元々、三島由紀夫の作品を愛読していたという東出は、今回は三島作品の「美」の象徴とも言うべき主人公・松枝清顕役に挑戦。公演に向けての意気込みを問われると、「三島作品というものを全く汚すことなく舞台上に表出させることができるという確信がある」と自信を覗かせた。東出演じる清顕の生まれ変わりである飯沼勲役を演じる宮沢氷魚は、「豊饒の海を全て舞台化するという無謀な挑戦ではあったが、稽古を通して素晴らしい作品になり、皆さんにお届けできるのがすごく楽しみになっていたので、初日を迎えられて嬉しい」とし、同じく生まれ変わりの安永透役を演じる上杉柊平は、「この作品は、僕にとっても、観に来られる皆さんにとっても、人生に持って帰っていただけるものと自信を持って言える」と各々作品の仕上がりについてアピールした。また、次々と生まれ変わる清顕の人生を見届ける本多繁邦を、青年期・中年期・老齢期に分けて3人の俳優が演じるのも本作の試みのひとつ。青年期を演ずる大鶴佐助が「興奮と恐怖が入り混じった気分であるが、言葉と頼もしい共演者を信じて、瞬間瞬間を楽しんでいきたい」と語ると、中年期を担う首藤康之も、「ひとつひとつの美しい言葉を、丁寧に喜びを持って発していきたい」と語った。老齢期の本多は、生前の三島と親交があり、実際に三島手ずから演出指導を受けたことがある笈田ヨシが演じる。「三島先生に最後にお会いしたときに、いろいろと先生のご決意などを伺い、それ以来早48年間の年月が流れ、先生の祥月命日である11月にこの芝居をやらせていただくのは、感無量である」と感慨にふけった。マックスの手により、四部作を通して三島が描いた人間の生きていく姿、その崇高さ、美しさが表現されているという本作。東京公演は12月2日(日)まで上演。その後12月8日(土)・9日(日)と大阪・森ノ宮ピロティホールにて上演予定。チケット好評発売中。
2018年11月14日三島由紀夫がその思想と死生観のすべてを注ぎ込んだ長編小説であり、陸上自衛隊市ヶ谷駐屯地で割腹自殺をする直前に、最終巻の原稿を渡したことでも知られる『豊饒の海』。この小説は『春の雪』『奔馬』『暁の寺』『天人五衰』の全4巻から成るが、根底に一貫して流れているテーマは“輪廻”だ。今回の公演では、文学作品の核心をすくいとり、舞台化する手腕に定評のある長田育恵が翻案と脚本を担当。さらに、昨年オールドヴィックシアター(ロンドン)のアソシエイトディレクターに就任したばかりの新鋭、マックス・ウェブスターが演出を手掛ける。長編小説をひとつの舞台作品として再構築するなか、三島の美しく深遠な世界観が、どのように立ち現われているのかに注目だ。いよいよ本日11月7日(水)に初日を迎えた本作で、華族の家に生まれ、幼馴染みの令嬢・聡子を愛しながらも、二十歳で世を去る松枝清顕を演じるのは東出昌大。物語が進むにつれ、清顕が転生する(と思われる)人物は別の役者が演じるが、もちろん東出の登場は序盤だけではないだろう。どういう形で舞台上に存在するのかも見どころだ。清顕の親友で、生涯を通して彼の転生に触れてゆく本多繁邦には、大鶴佐助(青年時代)と首藤康之(中年時代)、そして笈田ヨシ(老齢時代)と魅力的な配役が叶った。他にも、宮沢氷魚、上杉柊平、神野三鈴、初音映莉子ら盤石の役者たちがそろい、舞台を引き締める。本作のポスターには、海でたたずむ東出の写真と共に、「又、会ふぜ。きつと会ふ。」の文字が。その清顕の言葉がどんな意味を持つのか、ぜひ客席から見届けたい。12月2日まで紀伊國屋サザンシアター TAKASHIMAYAまで上演され、12月8日(土)・9日(日) には森ノ宮ピロティホールにて公演を行う。文: 佐藤さくら
2018年11月07日