現在開催中のヴェネチア国際映画祭コンペティション部門に出品され、公式上映も話題を呼んだ是枝裕和監督の最新作『三度目の殺人』。本作で『そして父になる』に続いて是枝監督とタッグを組み、裁判に“勝つこと”最優先のクールな弁護士・重盛を演じたのが福山雅治。今回は監督も大絶賛を贈る、福山さんの眼差しの演技に注目した。『そして父になる』から4年、是枝監督とは2度目のタッグとなった福山さん。ミュージシャンや写真家としても活躍しながら、同作では日本アカデミー賞で優秀主演男優賞を受賞するなど、多方面で才能を発揮している。『そして父になる』では、一見、冷徹に見える超エリートの父親・良多を演じていたが、本作でも超エリートで、裁判に勝つためなら真実は二の次と考える弁護士・重盛役を熱演。劇中では、重盛が弁護することになった容疑者の三隅(役所広司)の二転三転する供述に大きく揺さぶられ、真実を求めていくうちに、三隅の深い闇に飲み込まれていく姿を鮮烈に演じている。是枝監督は、今回4年ぶりの再タッグとなった福山さんについて、「『そして父になる』でも思っていたのですが、福山さんはただ“見てる”ときの画がすごく強い人。何かを“見てる眼差し”や“見てる表情”から、いろんな感情が読み取れる。ですから、黙っているシーンをどう魅力的に撮るかということを考えました」と語る。セリフ以外の場面でも感情が滲み出る福山さんの眼差しの演技を大絶賛する是枝監督は、「そんな福山さんを、役所さんの力を借りて、どう揺さぶっていくか、どういじめていくかというのが今回のコンセプトです(笑)」と明かす。最初の本読みの段階から、福山さん演じる重盛と役所さん演じる三隅がガラス越しに会話を交わす接見室のシーンのやりとりを目の当たりにした是枝監督は、身体的な動きが制限される場面にも関わらず、2人がお互いを揺さぶり合い、感情や立場が大きく動いていく様に、圧倒的な面白さを感じ、ゾクゾクしたという。その結果、接見室でのやりとりのシーンを、当初より大幅に増やすことにしたのだとか。是枝監督をも魅了する福山さんの眼差しの演技と、その目で真実を問いかける三隅との接見室のシーンは、必見ポイントの1つといえそうだ。『三度目の殺人』は全国にて公開中。(text:cinemacafe.net)
2017年09月10日是枝裕和監督の最新作『三度目の殺人』の初日舞台挨拶が9月9日(土)、都内で行われ、是枝監督と2度目のタッグを組んだ主演の福山雅治、共演する役所広司、広瀬すず、満島真之介が登壇した。捉え方ひとつで形を変える“真実”の危うさと、それでも何かを信じたい人間の願いを浮き彫りにする、オリジナル脚本の法廷サスペンス。勝ちにこだわるエリート弁護士の重盛を演じた福山さんと、殺人犯・三隅を演じ、是枝組に初参加した役所さんとの“演技バトル”が大きな見どころだ。福山さんは「一般的な謎解きサスペンスとは逆の手法で、最後にたくさんの謎をちりばめたような革新的な作品。ご覧になる皆さんも、翻ろうされる参加型のエンターテインメント」と是枝監督の新境地をアピール。その分、見終わった後に“モヤモヤ”も残るため、福山さんは「監督と役所さんに、『本当のこと、教えてください』ってうかがったんですけど、ふたりとも『福山さん、どう思う?』って、全然教えてくれない」と不服そう。舞台上では劇中の追求シーンを再現する形で、「今日こそ、本当のこと、教えてください」と役所さんに迫った。ところが、当の役所さんは「僕はひとりも殺していないんですよ。まあ、皆さん、判断してください」とつれない返事。福山さんは「今日もまだ、かたくなに教えてくれないんですね。本当は何か、やってるだろ!(笑)」と白旗をあげていた。第74回ベネチア国際映画祭のコンペティション部門へ選出され、9月5日(現地時間)に是枝監督をはじめ、福山さん、役所さん、広瀬さんが現地入り。公式上映後には、満席の会場から割れんばかりの6分間に及ぶスタンディングオーベーションが起こった。是枝作品としては、『幻の光』以来の2度目の受賞に期待がかかるコンペティション部門の結果発表は、日本時間9月10日の1時~2時に行われる。結果発表の約10時間前というドキドキの中、帰国したばかりの福山さんは「手応え?あったと思いますよ」と自信の表情。「ベネチアでは“コウジ”コールがすごかった」と現地の役所さん人気を報告していた。『三度目の殺人』は全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2017年09月09日福山雅治主演、是枝裕和監督のタッグで贈る法廷心理サスペンス『三度目の殺人』の公開を記念して、同じく2人がタッグを組んだ2013年公開の映画『そして父になる』が、9月16日(土)に土曜プレミアムにて放送されることが決定した。大手建設会社に勤め、都心の高級マンションで暮らす野々宮良多(福山雅治)は、成功を自分の能力と努力で培ったと自負していた。そんな良多は6歳になった一人息子慶多(二宮慶多)の優しすぎる性格をもどかしく思っていた。ある日、一本の電話で良多の人生は変わる。妻・みどり(尾野真千子)が慶多を生んだ、出身地・群馬の病院で子どもの取り違えがあったことが発覚したのだ。DNA鑑定の結果、慶多は他人の子だった。みどりは気づかなかった自分を責め、良多は息子に抱いていた不満の意味を知る。良多は、戸惑いながらも相手方の家族と交流を始めるが、群馬で小さな電気屋を営む斎木雄大(リリー・フランキー)とゆかり(真木よう子)夫妻の身なりや粗野な言動に眉をひそめる。過去の取り違え事件では100%血のつながりをとるというが、一心に愛情を注いできたみどりと、温かで賑やかな家庭を築いてきた斎木夫婦は、育てた子を手放すことに苦しむ。早い方が良いという良多の意見でついに“交換”が始まるが、そこから、良多の「父」としての本当の葛藤が始まる――。第66回カンヌ国際映画祭「審査員特別賞」を受賞し話題となった本作は、日本でも昭和40年代までは頻繁にあった「取り違え事件」を丹念にリサーチしたうえ、オリジナルの脚本で贈る衝撃の感動作。福山さんが初の父親役にして人生で初めての壁にぶつかり葛藤する男という難役に挑み、その妻役を尾野真千子が演じるほか、もう一組の夫婦役に真木よう子とリリー・フランキー。さらに、風吹ジュン、國村準、樹木希林、夏八木勲ら豪華ベテラン陣が脇を固めている。土曜プレミアム映画『そして父になる』は9月16日(土)21時~フジテレビにて放送(20分拡大)。※一部地域を除く『三度目の殺人』は9月9日(土)より全国にて公開。(cinemacafe.net)■関連作品:そして父になる 2013年9月24日~27日より全国にて先行公開、9月28日より新宿ピカデリーほか全国にて公開(C) 2013『そして父になる』製作委員会
2017年09月07日『そして父になる』(13)の是枝裕和監督と福山雅治が2度目のタッグを組んだ映画『三度目の殺人』。前作で是枝監督としっかり信頼関係を築いた福山は、本作で俳優としての真価をみごとに発揮しました。その立役者は、名優・役所広司。この映画、個人的な感想を述べると「福山雅治が役所広司に精神的にいたぶられる映画」でした。福山演じる敏腕弁護士・重盛が弁護するのは、殺人の前科がある三隅(役所広司)。彼は今回の事件では犯行を自供し、死刑が確実だと思われましたが、重盛はなんとか無期懲役に持ち込もうとします。その後、被害者の娘・咲江(広瀬すず)が三隅を心から慕い、だれにも言えない秘密を彼にだけ打ち明けていたことが判明。重盛が、三隅は咲江のために殺人を犯したのではないかと思い始めた矢先に、三隅自身が供述を二転三転させていきます。■イケてるはずの福山雅治が役所広司に飲みこまれる!?役所広司はサイコ・スリラー『CURE』(97)の刑事役で、萩原聖人演じる殺人犯に翻弄(ほんろう)されていく役どころを演じたことがありましたが、今回はその報復が福山に向けられたのでしょうか!? 役所は、大ヒット中の『関ヶ原』で演じたタヌキオヤジ家康と同一人物とは到底思えません(笑)。福山は『そして父になる』でも鼻につくようなエリートを演じていましたが、今回も自信たっぷりのクールな弁護士役です。彼は真実よりも依頼人の利益を優先させるリアリスト。そんなイケてる重盛が、三隅によって激しく揺さぶられていきます。『三度目の殺人』の脚本も手がけた是枝監督はトークショーで「福山さんは嫌なセリフを話す時のさげすんだ感じや語尾の雰囲気がうまい」と言っていましたが、本作を見れば納得。ドキュメンタリー出身の是枝監督が捉える役者の表情は毎回リアルです。今回の福山演じる重盛は、役柄上で完全に受け手で、得体の知れないモンスターのような殺人犯と対峙(たいじ)していくという流れです。日本映画界切っての名優・役所広司を敵に回したことで、福山の役者としての潜在能力がぐいぐいと引き出されていきます。それは是枝監督の狙いでもありました。主人公の心の揺れ幅は、『そして父になる』よりも大きく、役者としての深みもさらに増しています。■広瀬すずの目の奥に宿る闇オーラを浴びる福山!被害者の娘・咲江役を演じるのは、『海街diary』(15)に続いて是枝組に参加した広瀬すず。スポ根青春映画や青春ラブコメディでは、持ち前の愛くるしさを炸裂(さくれつ)させている彼女ですが、やはり是枝監督作の彼女はひと味もふた味も違います。咲江の目の奥には、底知れぬ闇が! 彼女は、是枝監督作を経て、渡辺謙らと共演した群像劇『怒り』(16)で李相日監督にも鍛えられ、女優として覚醒した感じを受けました。さらに広瀬のポテンシャルを知り尽くした是枝監督によって、息をのむようなすごみを引き出しています。福山演じる重盛は、咲江の発言にも戸惑いを隠せません。福山はここでも、世代は違えどモンスター級の女優・広瀬すずと向き合い、受け手として彼女が放つ暗黒のオーラを浴びました。この相互作用が本作の妙味であり、俳優・福山雅治の吸収力や反射能力にもうなります。■福山雅治の苦渋に満ちた表情がキモ通常の法廷サスペンスで追い求めるのは事件の真相、すなわち真実ですが、『三度目の殺人』では、少し勝手が違います。是枝監督が本作の脚本を手がけるにあたり、何人かの弁護士にリサーチして行き着いたのが「法廷は真実を解明する場所ではない」という着地点でした。重盛自身も、三隅が二度目の殺人を犯したかどうかはわからずに弁護をしていきます。やがて彼は三隅の心情に寄り添おうとし、真実を知りたい、そして彼を死刑にさせたくないと心から思うようになりますが、なぜか三隅はそれを望んでいないようでした。 ここで三隅が、裁判官という職種について「人の命を自由にできる」と語っていたひと言がきいてきます。重盛の心の葛藤は観客にも連鎖し、「人を裁くこととは何ぞや?」という究極の問いをつきつけられることに…。はたして三隅に下された判決とは? そして『三度目の殺人』の意味とは?『三度目の殺人』はジャンルとしては法廷サスペンスというよりはスリラーとか心理ドラマに近い。観終わった後のもやもや感やざわめきも、是枝監督にとっては「してやったり」なんでしょう。とにかく俳優陣の存在感が圧巻です。福山雅治ファンとしては、ドSな視点から彼がメンタル面でいたぶられていく表情を堪能してはいかがでしょうか?『三度目の殺人』9月9日(土)公開公式サイト:
2017年09月06日是枝裕和監督が主演に福山雅治を迎え、法廷心理サスペンスに挑んだ『三度目の殺人』。劇中で得体のしれない殺人犯役を怪演し、弁護士役を演じる福山さんのみならず、初タッグとなった是枝監督までも揺さぶった名優・役所広司について、監督からコメントが到着した。本作で、勝ちにこだわる弁護士・重盛(福山さん)が担当した殺人事件の容疑者・三隅を演じる役所さん。1996年公開の大ヒット作『Shall we ダンス?』をはじめ、『眠る男』『シャブ街道』ではその年の主演男優賞を独占し、翌97年の故・今村昌平監督のカンヌパルム・ドール受賞作『うなぎ』、社会現象となった『失楽園』などで日本映画界を代表する実力派として地位を確立。『SAYURI』(’05)や『バベル』(’07)といったハリウッド映画にも立て続けに出演し、10kgの減量を成功させて挑んだ中島哲也監督の『渇き。』(’14)ではシッチェス・カタロニア国際映画祭で日本人初の最優秀男優賞を受賞するなど、世界中でその実力を見せつけている。そんな役所さんは、意外にも是枝監督作品は本作が初出演。接見のたびに供述を変え、まるで別人のような表情を見せる得体のしれない殺人犯・三隅という男を怪演しており、福山さん演じる弁護士・重盛を事件の真相の闇に呑み込んでいく。今回の豪華タッグが実現した経緯について、「役所さんとはなんとなく将来的に作品をやりたいねっていう話はしていたんですけど、去年役所さんから突然年賀状が来たんですよ。手書きで、“そろそろですね”って書いてあって(笑)。だからそろそろなのかなって。やるからには、演出家として相当覚悟がいる役者なので、本当に胸を借りるつもりで今回は入っていただきました」と、撮影現場でのインタビューでふり返っていた是枝監督。また、劇中で殺人についての供述をコロコロと変えていく役所さんの演技については「役所さんを見ていると、本当にやったんだろうなっていう瞬間と、もしかしたらやってないかもしれないっていう瞬間があって、どちらも本当にそう思うんですよね。すごいなと思って、改めて衝撃を受けました」と、福山さん演じる重盛と同様、監督自身もその演技に揺さぶられていたことを明かしている。脚本を執筆しながら撮影を進行していった是枝監督は、役所さんの圧倒的な演技に物語の結末を書き変えようかと何度も悩んだという。果たして、役所さん演じる殺人犯・三隅はなぜ殺したのか?本当に殺したのか?その結末と共に、監督までをも揺さぶる怪演っぷりをスクリーンで目撃してみて。『三度目の殺人』は9月9日(土)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2017年09月04日主演最新作『三度目の殺人』がベネチア国際映画祭コンペティション部門に正式出品されることになった福山雅治が、NHK総合で平日の朝に放送されている「あさイチ」の9月1日(金)放送回に生出演する。映画祭出席のためイタリアに向かう直前の福山さんが作品への想いを語る。音楽アーティストとして1990年にデビュー。「IT’S ONLY LOVE」「HELLO」「桜坂」などの名曲を世に送り出し、9月には新曲「聖域」のリリースも控える福山さん。俳優としては1993年放送のドラマ「ひとつ屋根の下」の“チイ兄ちゃん”役をはじめ「いつかまた逢える」「パーフェクトラブ!」などで“トレンディ俳優”として人気となり、2007年から始まった「ガリレオ」シリーズは連ドラ2ndシーズンやSPドラマのほか映画化もされ息の長い人気を誇る作品に。また2010年にはNHK大河ドラマ「龍馬伝」で坂本龍馬役を演じて主演。「第19回橋田賞」「第48回ギャラクシー賞」を受賞。2013年の是枝裕和監督作品『そして父になる』では「第37回日本アカデミー賞」をはじめ「第35回ヨコハマ映画祭」「第28回高崎映画祭」で主演男優賞を受賞するなど日本を代表する俳優へと上り詰めた。また歌手、俳優としてだけでなく写真家としての顔も持つなど多彩な活躍をみせる福山さんが、今回「あさイチ」のプレミアムトークに登場。最新作『三度目の殺人』へかける想いから音楽アーティストとして常に新境地に挑み続ける姿勢。そして“アラフィフ”を迎える現在の心境などを、ベネチア行き直前の福山さんに司会のNHKアナウンサー・有働由美子と「V6」井ノ原快彦の2人がとことんインタビューする。福山さんの主演最新作『三度目の殺人』は『そして父になる』の是枝裕和監督と2度目のタッグを組んだ法廷サスペンス。それは、ありふれた裁判のはずだった。殺人の前科がある三隅が解雇された工場の社長を殺し、火をつけた容疑で起訴された。犯行も自供し、死刑はほぼ確実だった。その弁護を担当することになった重盛。裁判をビジネスと割り切る彼は、どうにか無期懲役に持ちこむために調査を始める。だが、何かが、おかしい。調査を進めるにつれ、重盛の中で違和感が生まれていく。三隅の供述は会うたびに変わる。動機さえも…。弁護に真実は必要ない。そう信じていた弁護士が、初めて心の底から真実を知りたいと願い始める。やがて、三隅と被害者の娘・咲江の接点が明らかになり、新たな事実が浮かび上がる――。勝ちにこだわる弁護士・重盛を福山さんが演じ、死刑がほぼ確実な殺人事件の容疑者・三隅には役所広司。『海街diary』に続き是枝作品に出演する広瀬すずのほか斉藤由貴、吉田鋼太郎、満島真之介、市川実日子らが顔をそろえる。『三度目の殺人』は9月9日(土)より全国にて公開。福山さんをゲストに迎える「あさイチ」は9月1日(金)8時15分~NHK総合でオンエア。(笠緒)
2017年08月31日福山雅治を主演に名優・役所広司を迎えた是枝裕和監督の最新作『三度目の殺人』。このほど、同じく是枝監督の『海街diary』でずば抜けた演技力を披露し、女優として大きく注目されることとなった広瀬すずの新たな場面写真が公開された。姉の広瀬アリスとともに雑誌「Seventeen」で人気モデルとして活躍するかたわら、2015年『海街diary』に出演すると、日本アカデミー賞新人賞をはじめとする数々の賞を受賞した広瀬さん。その後、等身大の女子高生を新鮮に演じた『ちはやふる―上の句・下の句―』や、李相日監督の元で体当たりで挑んだ演技が絶賛された『怒り』など、話題作に立て続けに出演し、わずか19歳ながらに着実に女優として進化を遂げている。是枝監督と2度目のタッグとなる本作では、役所さん演じる三隅に父親を殺害された娘の咲江を熱演。公開された場面写真では、『海街diary』で4姉妹の末っ子を演じた初々しい無邪気な姿から一転、決意を持ったような力強い眼差しや、憂いの帯びた表情を見せており、数々の作品を経て成長した広瀬さんによる新境地が感じられる。事件の鍵を握る存在ともいえる咲江が福山さん演じる弁護士の重盛と、三隅の対峙をどのようにかき乱していくのか、物語の展開において目が離せなくなるはずだ。先日、大塚製薬「ファイブミニ」のCMで再タッグを組んだことが話題になったものの、広瀬さんと映画で仕事をするのは約2年ぶりとなる是枝監督は、撮影現場でのインタビューにて「堂々たる役者に成長されていて末恐ろしい感じがします。すごく嬉しいんですけど、短期間の間にこんなに。今回は、事前に脚本を渡していたりと、前作とは撮り方が違うので、『海街』のような関わりとはちょっと違うのですが、ここまでできるのか…と驚いています。役者としてはやっぱり、相当太いんですよね…持っているものが」と激白。広瀬さんの女優としての成長ぶりに驚きを隠さない。また、撮影中の演出については「登場人物が動かないシーンでは、とにかく目線の勝負だと思っているので、どう目線を作るかっていうことだけは指示しようって思っていました。最初指示したときに、目線の動きが速かったので、倍にしようかって言ったんです。すると、ちょっと遅かったので、“1.5”って指示を出したんですよ。言ったことに対する反応が非常に的確なので、そういう意味では指示を間違えたときを考えると逆に怖い。すごいですね彼女は」と振り返り、細やかな演出も柔軟に適応していく広瀬さんの演技力に大絶賛を贈る。本作は、是枝監督が近年描いてきたホームドラマから一転し、かねてより挑戦したいと考えていた法廷を舞台にした心理サスペンス。是枝監督との再タッグのみならず、福山さんや役所さんとも初共演となる広瀬さん。まさにいま、実力派女優への階段を着実に上りつつある彼女がベテランの2人とどのような演技合戦を繰り広げるのか、期待がかかる。『三度目の殺人』は9月9日(土)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2017年08月22日福山雅治と是枝裕和監督が第66回カンヌ国際映画祭審査員賞を受賞した『そして父になる』以来の再タッグを組む最新作『三度目の殺人』で、「ジョルジオ アルマーニ(GIORGIO ARMANI)」が弁護士役を演じる福山さんの衣装協力をしていることが分かった。是枝監督が近年のホームドラマとは一転、オリジナル脚本で手掛ける本作は、法廷心理サスペンス。主演の弁護士・重盛を演じる福山さん以外にも、“殺人犯”三隅役で役所広司、物語の鍵を握る被害者の娘役に広瀬すず、さらに吉田鋼太郎、斉藤由貴、満島真之介など豪華キャストが出演する。福山さん演じる、真実よりも勝利にこだわる弁護士・重盛は、法廷シーンはじめ、全編において選び抜かれた「ジョルジオ アルマーニ」の衣装を着用。彼のワードローブは、2ボタンのブラックのノッチドラペルスーツ、タイ、カシミアのコート、ネイビーニットなど、映画全編をカバーするバリエーションで構成されている。是枝監督は、「スタイリッシュで、シャープな」という福山さん演じる主人公の弁護士の個性を演出するべく、衣装には「アルマーニ」のスーツがベストと考えたという。「完成した映画を観ていただくと、一目瞭然だと思いますが、今回の映画はクローズアップが多く、福山さんの顔のアップを撮ったときに、スーツは、襟と肩のほんの一部しか映りません。それでも、ほかの弁護士たちとは明らかに違うスーツを着ていることがわかります。長く支持されるブランドの強さ、とはこういうことなのだろう、と深く納得しました」と述べている。また、是枝監督とは2度目のタッグ、役所さんとは初共演となる福山さんは、撮影前「初めてご一緒させていただく役所さんとの読み合わせは、とても緊張感のある時間でした。より深く、さらに研ぎ澄まされた是枝監督の演出に応えられるよう精一杯演じられたらと思っています」と熱意あふれるコメントを寄せていた。「ジョルジオ・アルマーニ」は、1980年に『アメリカン・ジゴロ』でリチャード・ギアの衣装を提供することで映画との関わりをスタートして以来、多くの話題作・ヒット作と衣装のコラボレーションを行ってきた。『バットマン』シリーズをはじめ、『ザ・タキシード』『デ・ラブリー』『オーシャンズ13』『フェア・ゲーム』『ソーシャルネットワーク』『ミッション・インポッシブル/ゴーストプロトコル』『アメリカン・ドリーマー 理想の代償』『ウルフ・オブ・ウォール・ストリート』など、「アルマーニ」の衣装が登場する映画は数えきれない。『三度目の殺人』は9月9日(土)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2017年07月27日これまでに多数映画化やドラマ化されている、“ミステリーの女王”アガサ・クリスティーの小説をベースに描かれる『オリエント急行殺人事件』。この度、“世界一の名探偵”ポアロを演じ、また監督も兼任したケネス・ブラナーが、本作への熱い思いを語ったコメントが到着。さらに、本作のポスタービジュアルが公開された。トルコ発フランス行きの寝台列車オリエント急行で、尊大な富豪ラチェットが刺殺された。車両には教授、執事、伯爵、伯爵夫人、秘書、家庭教師、宣教師、未亡人、セールスマン、メイド、医者、公爵夫人、車掌と共通点といえば目的地のみという様々な境遇の13名が居合わせた。そして、もう一人乗り合わせた“世界一の探偵”エルキュール・ポアロは、列車がユーゴスラビアの雪だまりで立ち往生する中、列車という密室で再び殺人者が人を襲う前に、事件を解決しなければならない。走り続ける密室で、ポアロは犯人に辿りつくことができるのか――?ケネスが名探偵ポアロを演じるほか、事件の被害者となる富豪のラチェット役にジョニー・デップ、乗客役としてペネロペ・クルス、ミシェル・ファイファー、デイジー・リドリー、ジュディ・デンチらと豪華なキャストが集結している。全世界で大ヒットした『シンデレラ』でも、誰もが知る物語に新たな解釈を加えて現代に甦らせたブラナー監督。刺殺された富豪を演じたジョニーを始め豪華キャストを集結させるチャンスに、監督することを即決したというブラナー監督は、「これだけの顔ぶれが勢ぞろいすると考えて、首筋の毛が逆立つような気がした」とそのときのことをふり返る。また今回の映画については、「我々が目指したものは、新たなアプローチを見つけることだった。素晴らしい音楽というのは生涯を通して耳にするものだし、私は個人的に、様々なバージョンの音楽を楽しんでいる。そういう意味でも、私たちは自分たちのバージョンに落ち着きたいと思っていた。だからこそ、一流のストーリーは何度も伝える価値があると思っている」とミステリーの名作が全く新しいエンターテインメントに生まれ変わることを示唆。加えて、「列車はエキサイティングで、魅力に満ち、ロマンがあり、しかも破壊的にもなり得る。速いスピードで移動し、孤立状態を生み、危険な場所でもあるから、閉所恐怖症を引き起こすような閉ざされた環境となり、その中で人々はためされ、神経をすり減らす。そして、良く出来た物語の要素であるドラマや対立が生じる。だから、列車は内側でも外側でも、とても順応性のある環境になった」と列車をキャラクターとして捉えているとも話している。併せて到着したポスターでは、煙を吐きながら走行するオリエント急行とポアロの姿が。そしてその青みがかったポスターには、「その日、一等車両客室は容疑者で満室でした。」という衝撃のコピーも描かれており、本作の展開がより気になる一枚となっている。『オリエント急行殺人事件』は12月8日(金)より全国にて公開。(cinemacafe.net)
2017年07月20日映画『22年目の告白-私が殺人犯です-』(入江悠監督)が人気だ。公開から3週連続で動員ランキング1位となった。私は新宿の劇場に観に行ったが、若い男子や女子がグループでわいわい観に来ていて賑わっていた。95年に起こった連続殺人事件がいよいよ時効を迎えた2017年、「私が殺人犯です」というサブタイトルままに、ぬけぬけと犯人(藤原竜也)が公衆の面前に現れる。一連の殺人事件の手記を書籍化した犯人は、自己プロデュース能力に長け、世間からカリスマのように扱われていく。当時、事件を追っていた刑事(伊藤英明)は、自分の代わりに先輩刑事を殺され、妹まで、事件を機に行方不明になっていた。22年目に表れた犯人に、言いようのない憤りを感じるものの、法の元、手をだすことはできない。そんな時、この事件を追っていたジャーナリスト(仲村トオル)が、犯人を報道番組のゲストに迎えることになった。そこで明かされた意外な真実とは……。○中庸なしに振り切る藤原導入部からラストまで、緊張が途切れることのない117分。95年に起きた殺人事件の謎と、それに巻き込まれたたくさんの人々のやりきれない義憤の作り出す渦に、目がそらせない。なんといっても、「私が犯人です」と大衆の前に悪びれず表れる藤原竜也の圧倒的な、異能感。常軌を逸した存在(殺人の方法も酷い)でありながら、それでも人々が魅入られてしまう、まさに天使と悪魔の両面をもった人物として、彼を追う者たちを翻弄していく様が圧倒的だ。とりわけ、大衆に長いメッセージを語るところなどが、なんとも怜悧で、説得力がある。藤原竜也というと、近年、『カイジ 人生逆転ゲーム』(09年)に代表される、“クズ”キャラ(ちょっとダメな人)が似合うというイメージで、庶民から愛されているが、『I‘M FLASH!』(12年)という映画では、新興宗教の教祖役をやっていたこともあるし、彼の映画での出世作『バトル・ロワイアル』(00年)の続編『バトル・ロワイアルII【鎮魂歌】』(03年)では、革命グループを率いるリーダーを演じていた。また、彼がデビューした舞台の世界では、かの三島由紀夫が能の『弱法師』を下敷きに書いた『近代能楽集~弱法師~』(蜷川幸雄演出)で、戦争によって「この世の終わりを見た」と言い、その炎で目を灼かれて失明した凄絶な半生を生きる少年を演じたとき、クレバーな頭脳で大人を言いくるめる天才の狂気のようなもので観客を圧倒させたこともある。という点から見て、藤原竜也は、天使と悪魔、クズとエリートという、中庸なし、どっちかにとことん振り切るという極端さが、最大の魅力かと思う。その激しさ、勢いについていける者はいない。そんな藤原を、『22年目の告白』では、伊藤英明と仲村トオルが全力で追い詰めていく。『海猿』の伊藤、『あぶない刑事』『ビー・バップ・ハイスクール』の仲村と、愚直なまでに肉体班である彼らが本気出して藤原に挑みかかる三つ巴の闘いが、かなりスリリング。しかも、一見、昭和の刑事もののように、執念と肉体をつかって謎を解決していくのかとおもいきや、巧妙な仕掛けが施されているところが、今日的だ。その展開に生きてくるのが、藤原竜也の、上昇と落下を物凄いスピードで繰り返す絶叫マシーンのような唯一無二の才能だ。藤原竜也とは、凄絶なエンタテインメントマシーンなのだ。○同時期の作品でありながら両極端な『リバース』ところで、『22年目の告白』が公開された時、藤原は、テレビドラマ『リバース』(TBS)に出演中だった。そこでの藤原は、冴えない男の役を、衣裳や髪型だけでなく、顔の肉感や姿勢に至るまで、人に見られることがあまりない地味な男として演じきった。同時期に発表される作品で、これほど極端なのも、さすがである。大学時代に雪山で、友人を亡くした4人の男たちが、数年後、友人の死の真相を突きつけられるという湊かなえのミステリー小説を原作にしたドラマは、藤原演じる主人公の行く末が、心底愕然となるもので、ネタバレ厳重注意。だから、以下は『リバース』の結末を知っている人だけ読んでほしい。○以下、『リバース』ネタバレあり『22年目の告白』のサブタイトル「私が殺人犯です」というのを観ると、『リバース』のネタバレを堂々としているみたいで、ちょっと面白い。偶然、2作が近い時期に発表されたのか、それとも狙ったのか、そう考えることもエンタテインメントとして、ひととき楽しめた。■著者プロフィール木俣冬文筆業。『みんなの朝ドラ』(講談社現代新書)が発売中。ドラマ、映画、演劇などエンタメを中心に取材、執筆。著書『挑戦者たちトップアクターズ・ルポルタージュ』『ケイゾク、SPEC、カイドク』、構成した書籍に『庵野秀明のフタリシバイ』『堤っ』『蜷川幸雄の稽古場から』などがある。最近のテーマは朝ドラと京都のエンタメ。
2017年07月02日『そして父になる』から4年ぶり、是枝裕和監督と2度目のタッグとなる福山雅治を主演に、是枝組初参加となる名優・役所広司を迎えた『三度目の殺人』。このほど、彼ら2人が演じる弁護士と殺人犯に、広瀬すず演じる被害者の娘が迫真の競演で魅せる本予告、および本ポスターが公開された。それは、ありふれた裁判のはずだった。殺人の前科がある三隅が解雇された工場の社長を殺し、火をつけた容疑で起訴された。犯行も自供し、死刑はほぼ確実だった。その弁護を担当することになった重盛。裁判をビジネスと割り切る彼は、どうにか無期懲役に持ちこむために調査を始める。だが、何かが、おかしい。調査を進めるにつれ、重盛の中で違和感が生まれていく。三隅の供述は会うたびに変わる。動機さえも…。弁護に真実は必要ない。そう信じていた弁護士が、初めて心の底から真実を知りたいと願い始める。やがて、三隅と被害者の娘・咲江(広瀬すず)の接点が明らかになり、新たな事実が浮かび上がる――。是枝監督が近年描き続け、カンヌをはじめ国内外から絶賛を受けた“ホームドラマ”からは一転、かねてより挑戦したいと考えていたという法廷を舞台にした心理サスペンスとなる本作。このたび公開された本予告には、裁判に勝つためには“真実は二の次”と割り切る弁護士・重盛役の福山さん、供述が二転三転する不気味な容疑者・三隅役の役所さんをはじめ、『海街diary』に続く是枝組となった、物語の鍵を握る被害者の娘・咲江役の広瀬さんに、咲江の母で被害者の妻役の斉藤由貴、重盛と事件解明に奔走する司法修習の同期弁護士の吉田鋼太郎、重盛の事務所に所属する若手弁護士の満島真之介、本事件の担当検察官に市川実日子らが揃い踏み。勝ちにこだわる弁護士・重盛(福山さん)は、死刑がほぼ確実な殺人事件の容疑者、二度目の殺人を犯した男・三隅(役所さん)の弁護を担当する。三隅の供述は会うたびに変わり、動機は一向に見えてこない。やがて浮かび上がってきたのは、被害者の娘・咲江(広瀬)の存在だった。彼はなぜ殺したのか?本当に彼が殺したのか?二度の殺人を犯した男の深い闇。その先に待ち受ける三度目の殺人とは?役所さんと福山さんという、圧倒的な2人の演技の化学反応は、本作の最大の見どころとなるはずだ。また、「ここでは誰も本当のことを話さない」「命は選別されてるんですよ…理不尽に!」という咲江と三隅の台詞から想起されるように、「必ずしも法廷は真実を解明する場所ではないという事実」と「人が、人を救うこと、人を裁くこととは何なのか?」を問いかける、観る者の心情を激しく揺さぶる心理サスペンスには期待が膨らむ。さらに、併せて解禁となったのは、真っ白い雪の中、頬に数筋の返り血をまとい、激しさと哀しみを浮かべる3人の表情と、その視線の先が気になる本ポスター。1つの事件がつないだ3人の関係に、注目せずにはいられないビジュアルとなっている。『三度目の殺人』は9月9日(土)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2017年06月30日『そして父になる』の是枝裕和監督のもと、福山雅治と役所広司が弁護士と殺人犯として対峙する『三度目の殺人』。このほど、待望の初映像となる特報と、福山さん、役所さん、さらに広瀬すずの3人の姿を映したティザービジュアルが解禁となった。勝利にこだわる弁護士・重盛が、やむをえず弁護を担当することになったのは、30年前にも殺人の前科がある三隅。解雇された工場の社長を殺し、死体に火をつけた容疑で起訴されたのだ。犯行も自供し、このままだと死刑はまぬがれない。はじめから「負け」が決まったような裁判だったが、三隅に会うたび重盛の中で確信が揺らいでいく。彼はなぜ殺したのか?本当に彼が殺したのか?重盛の視点で絡んだ人間たちの糸を1つ1つ紐解いていくと、それまでみえていた事実が次々と変容していく――。本作は、是枝監督が近年描いてきたホームドラマとは一転、オリジナル脚本で描く心揺さぶる法廷心理ドラマ。真実は必要ないと信じる弁護士・重盛を福山さん、重盛に対峙する殺人犯・三隅を役所さんが演じ、物語の鍵を握る被害者の娘役に『海街diary』以来、是枝作品2作目の出演となる広瀬さん、被害者の妻役に斉藤由貴、重盛と事件解明に奔走する司法修習の同期弁護士に吉田鋼太郎、重盛の事務所に所属する若手弁護士に満島真之介、本事件の担当検察官に市川実日子、重盛の父で30年前に三隅が関わった事件の裁判長を橋爪功が演じている。本作の初の映像となる特報では、「自白してるんだろ?だとしたら間違いなく死刑だろう」と、真実は“いらない”と信じる弁護士・重盛(福山さん)の姿から始まる。だが、「本当のことには興味ないかな、重盛さんは」と語る三隅に、ありふれたはずの裁判が変容していく。取調室で繰り広げられる重盛演じる福山さんと、三隅演じる役所さんの演技は、淡々としていながらもそれぞれが気迫に満ちており、ひとときも目がそらせない緊張感に包まれている。また、併せて解禁となったティザービジュアルで映し出されているのは、解禁された映像とは打って変わり、役所さん演じる三隅と広瀬さん演じる被害者の娘・咲江が、親しげに雪合戦に興じている様子をとらえている。2人に挟まれた福山さん演じる重盛の姿は、彼らとは対象的だ。三隅と少女は、いったいどんな関係なのか?果たして、重盛は真実を掴むことができるのか…?真っ白な雪と鮮烈な赤色に彩られたタイトルとのコントラストが、視線をとらえて離さないビジュアルに、本作への期待は膨らむばかりだ。『三度目の殺人』は9月9日(土)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2017年04月21日中山優馬主演のWOWOWの連続ドラマW「北斗 -ある殺人者の回心-」の完成披露試写会が3月16日(木)に開催。中山さんは殺人犯の青年を演じるにあたり20日間で12kg減量したという過酷な役作りなどについて語った。「池袋ウエストゲートパーク」で知られる石田衣良がデビュー15周年の自らの“結論”として執筆した同名小説を『脳男』、『グラスホッパー』の瀧本智行監督が実写化。親の虐待を受け合いを知らずに育った北斗だったが、里親の綾子と出会い、初めて愛の温かさを知る。そんな彼がなぜ、殺人者となり「僕を、死刑にしてださい」と言うに至ったのか?その残酷な真相を描き出す。この日は会場にレッドカーペットが敷かれ、歓声を浴びながら中山さんたちは壇上へ。会場には原作者の石田さんもおり、映像化スタッフ、キャスト陣の労をねぎらい、作品に称賛を贈った。数年前に偶然、原作を手に取り、引き込まれたという瀧本監督は「最初の10ページくらいで『これは、只事じゃない!』と思い、そのまま一睡もせずに一気読みした」と明かす。自ら企画し、3年半をかけてWOWOWでドラマ化にこぎつけたが、北斗役を演じる俳優に関しては、オーディションを行なった。中山さんはオーディションを述懐し「めちゃめちゃ緊張してました。こんな作品に出会えて絶対にやりたい!という気持ち。勝ちとりたい、負けたくないという思いで身震いして、監督の前で台本のファイルを落としました(苦笑)」と明かした。瀧本監督は中山さんの起用について「ひとつは目の力に惚れたこと!もうひとつは、とにかく中途半端な作品にしたくなかったので、過酷な要求をすることになる。その覚悟!『こいつしかいない』と思った」と説明する。全5話中、宮本信子演じる里親との生活のシーンが描かれる中盤が終わると、終盤にかけてはかなり過酷な日々が続いたよう。中山さんは20日間で12kg体重を落とすべく、その間は「固形物を一切、食べなかった」(瀧本監督)とのこと。さらに瀧本監督は、最後の2日間は法廷の凄まじいシーンであることから「『これは寝れないよな…?』とささやきました」と告白!中山さんは監督の指示ならぬ示唆に「これは眠れん!」と2日間でわずか5分の睡眠で最後の撮影に臨んだという。精神面でも中山さんは、撮影期間中「携帯を使わず、テレビも家に置かず、家には台本と水だけ。愛犬とも別居生活だった」と自らを追い込んでいったと明かした。撮影最終日の翌日のポスター撮影の際に愛犬と再会したそうだが「ポスター撮影で、監督が僕の愛犬を抱っこしてきてくれて、夢を見ているかのようで涙があふれてきました」と監督によるサプライズを明かしたが、瀧本監督は「僕はクランクインで号泣する準備は出来てたのに、ニコニコ笑ってるんですよ!犬を連れてったら号泣した…」と複雑そうに語り、会場は笑いに包まれていた。土曜オリジナルドラマ「連続ドラマW 北斗 -ある殺人者の回心-」は3月25日(土)より毎週土曜日22時~WOWOWにて放送(全5話)。※第1話無料放送(text:cinemacafe.net)
2017年03月16日福山雅治を始め、役所広司、広瀬すず、吉田鋼太郎ら豪華キャストで贈る『三度目の殺人』。この度、本作の音楽をニーノ・ロータ、モリコーネに続くイタリアの“巨匠”作曲家、ルドヴィコ・エイナウディが担当することが決定。いま世界で最も愛されているクラシック作曲家・エイナウディだが、日本映画の音楽を手掛けるのは今回が初めてとなる。勝利にこだわる弁護士重盛(福山雅治)がやむをえず弁護を担当することになったのは、30年前にも殺人の前科がある三隅(役所広司)。解雇された工場の社長を殺し、死体に火をつけた容疑で起訴されている。犯行も自供し、このままだと死刑はまぬがれない。始めから「負け」が決まったような裁判だったが、三隅に会うたび重盛の中で確信が揺らいでいく。三隅の動機が希薄なのだ。彼はなぜ殺したのか?本当に彼が殺したのか?重盛の視点で絡んだ人間たちの糸をひとつひとつ紐解いていくと、それまでみえていた事実が次々と変容していく――。第66回カンヌ国際映画祭で審査員賞を受賞、2013年に全国公開し、国内興行成績32億円の大ヒットを記録した『そして父になる』の是枝裕和監督と、福山さんの2度目のタッグとなる本作は、是枝監督がオリジナル脚本で描く法廷心理ドラマ。キャストには福山さん演じる弁護士・重盛に対峙する殺人犯・三隅役の役所さんをはじめ、広瀬さん、斉藤由貴、吉田さん、満島真之介、松岡依都美、市川実日子、橋爪功といった豪華なキャスティングも注目を集めている。そして今回、世界でCDセールスが150万枚を突破、さらに楽曲(パソコンを中心としたストリーミング)再生回数がなんと5億4千万回以上を記録する、ヨーロッパではカリスマ的な人気を誇るエイナウディが、是枝監督の熱烈なラブコールににより、本作の音楽を担当することが決定。この半年、脚本を書きながら毎日エイナウディの音楽を聞いていたと言う是枝監督は、「自分が書いたストーリー、撮っている映画と、彼の音楽が自分の中では完全に一体化しています」と明かし、「エイナウディさんの音楽は凄く『映像の浮かぶ音楽』なんですよね。そこが今回選ばせていただいた一番の理由です」と起用理由を語った。また「今回の映画では『人間が人間をさばけるのか』とか、けっこう難しいテーマに取り組んでいるのですが、ビジュアルのイメージとしては“火”だったり、雪の“白”だったり、血の“赤”だったりと、すごく明快に、と思っています。そこにエイナウディさんの音楽がすごくフィットするのではないかな、と思っています」とコメント。一方エイナウディも、「このプロジェクトに関わることができて大変うれしいです。是枝監督のことを尊敬しておりますし、是枝監督の過去の映画もとても素敵だと思っておりましたので非常に光栄です」と喜び、「映画の中には雪のシーンがありましたが、雪の中では周りの音があまり聞こえなくなって、自分の中にある気持ちや感情を感じさせてくれると思いますが、そのような部分を音楽で表現できたらと思っています」と話した。また2人は、2月下旬にエイナウディが来日した際、映画を撮影中の都内のスタジオを訪れ初対面。スタジオ内のモニターで撮影中の映像をエイナウディに見せながら、シーンの意味や、そこに求める音楽の意図を熱く説明するなど、世界的なクリエイター2人はすぐに意気投合し、和やかに語り合っていたそう。さらにスタジオでは主要キャストたちとも対面。約1時間ばかりの短いスタジオ滞在だったが、監督の熱い想いと音楽の役割の説明、そし撮影現場の雰囲気から、エイナウディは確実にたくさんのイメージを受け取ったようだ。今後、エイナウディは4月にコンサートのために再び来日し、その後撮影完了した映像を確認しながらの音楽制作に入る予定だという。監督のイマジネーションと完全に一体化したエイナウディの美しい音楽が、一体どんな風に映画を彩るのか、音楽も含めますます本作の完成が待ち遠しい。『三度目の殺人』は2017年9月、全国にて公開予定。(cinemacafe.net)
2017年03月10日元ビートルズのポール・マッカートニーが、4月25日に東京・日本武道館で公演を行うことが9日、明らかになった。自身にとって2年ぶり3度目の武道館公演となる。ポールは昨年4月より世界ツアー「ワン・オン・ワン」を開催しており、その一環で「ワン・オン・ワンジャパン・ツアー2017」を実施。4月27、29、30日に東京ドーム公演を行うことがすでに発表されているが、このたび日本武道館公演が決定した。ポールは1966年に初めて、ザ・ビートルズとして日本武道館で公演。そして、約半世紀後の2015年4月28日、再び日本武道館のステージに立ち、全28曲中、19曲がザ・ビートルズの楽曲であったことも会場に詰めかけた約1万人のファンを熱狂させた。その最後に「レジェンダリー・ライヴ! マタ、アイマショウ、トーキョー!」とファンにメッセージを送っていたが、2年ぶり3度目の武道館公演が実現することとなった。「ワン・オン・ワンジャパン・ツアー2017」の特設サイトでは、ポールからのメッセージ動画を公開。「東京ドームで公演をすることは知っていると思うんだけど、ここでビッグニュースがあるんだ! 日本武道館でも公演を行うよ!」と発表し、「絶対にすばらしい夜になるからね。とても興奮しているよ!」「日本で“ロックン・ロール”するんだ! みんなで楽しもうね!!」と話している。
2017年03月10日福山雅治が勝利至上主義の弁護士を演じ、是枝裕和監督とタッグを組むことが決定している最新作のタイトルが、この度『三度目の殺人』に決定。また共演に広瀬すず、斉藤由貴、吉田鋼太郎、満島真之介らの出演が決定した。勝利にこだわる弁護士重盛(福山雅治)が、やむをえず弁護を担当することになったのは、30年前にも殺人の前科がある三隅(役所広司)。解雇された工場の社長を殺し、死体に火をつけた容疑で起訴されている。犯行も自供し、このままだと死刑はまぬがれない。はじめから「負け」が決まったような裁判だったが、三隅に会うたび重盛の中で確信が揺らいでいく。三隅の動機が希薄なのだ。彼はなぜ殺したのか?本当に彼が殺したのか?重盛の視点で絡んだ人間たちの糸をひとつひとつ紐解いていくと、それまでみえていた事実が次々と変容していく――。第66回カンヌ国際映画祭で審査員賞を受賞、2013年に全国公開し、国内興行成績32億円の大ヒットを記録した『そして父になる』の是枝監督と福山さんがタッグを組む本作は、是枝監督がオリジナル脚本で描く法廷心理サスペンス。福山さん演じる弁護士・重盛に対峙する殺人犯・三隅には、是枝組初参加の名優・役所広司が演じ、福山さんと役所さんの初共演が実現した。そして今回、新たにキャストが発表!物語の鍵を握る少女で被害者の娘・山中咲江役に、映画やCMなどいま引っ張りだことなっている広瀬さん。『海街diary』以来、是枝作品2作品目の出演となる。また、被害者の妻・山中美津江役に斉藤さん、重盛と事件解明に奔走する司法修習の同期弁護士・摂津大輔役に吉田さん、重盛の事務所に所属する若手弁護士・川島輝役に満島さんが出演。「是枝さんの作品の中で生れる時間が凄く幸せ」と話す広瀬さんは、「どんなシーンでも咲江が見ているもの、感じていることを私と同じ感覚で感じてくださって、言葉をくれる監督はやっぱりとても心強く、凄く気持ちがいい」と語り、「少女だからこそ見える世界を大切に、強く立っていたいです」と意気込んでいる。また斉藤さんは「卑怯と残酷と愛を併せ持つ女性の役で、演じるのがとても難しいです。けれど、是枝監督の静かで穏やかな演出を受けると、沈黙の静謐の中に宿る答えに辿り着けそうに感じることが出来ます」とコメントしている。さらに、重盛の弁護士事務所の事務員・服部亜紀子を松岡依都美、検察官・篠原一葵を市川実日子、重盛の父親で、30年前に三隅が関わった事件の裁判長だった彰久役を橋爪功が演じる。<以下、キャスト陣コメント>■斉藤由貴今回、是枝さんの映画に参加させていただくこと、とても楽しみにしておりました。いただきましたのは、卑怯と残酷と愛を併せ持つ女性の役で、演じるのがとても難しいです。けれど、是枝監督の静かで穏やかな演出を受けると、沈黙の静謐の中に宿る答えに辿り着けそうに感じることが出来ます。得難い演技経験を積めることに感謝しています。■吉田鋼太郎数々の賞を受賞し、国内外で高い評価を得ている是枝監督とご一緒できるという事で大変光栄に感じると同時にどのような現場になるのか多少の緊張を感じつつ撮影に入りました。 作品の世界観が監督の中でしっかりと出来上がっていて、それを的確に役者に演出してくださるので、いつの間にかその世界に引きこまれていました。まだ撮影中ですが、本当に出来上がりの楽しみな作品です。■満島真之介是枝監督の新たな挑戦を直に体感できること。 福山さんはじめ、最高の大先輩方とご一緒させてもらえること。身が引き締まります。 映画の世界にいる喜びと、感じられる人生の大切なこの時を、思い切り楽しみたいと思います。■松岡依都美是枝監督とは『海よりもまだ深く』以来2作品目となります。「是枝作品」に再び出演する事が1つの大事な目標でしたので今回のお話を頂いた時は本当に嬉しかったです。監督と素晴らしいキャスト、スタッフの皆様と共に最高の作品をお届け出来るように楽しみながら頑張りたいです。■市川実日子事件や裁判を、自分とは別世界のことのように思っていたけれど、実は、自分も関係していることなのかもしれない。初の裁判見学へ行った日に、なぜかそう感じました。 初めて参加させて頂く是枝組は、なんというか、とても紳士的な空気が流れています。現場で静かに、じーっと耳を澄ませていらっしゃる是枝監督。是枝監督、事件、裁判。どんな作品になるのか、今、緊張でいっぱいですが、観客としてもたのしみです。■橋爪功是枝監督とは過去に『奇跡』『海よりもまだ深く』でもご一緒させて頂いていますが、今回の現場も静かに進行しながらも、心地の良い緊張感に包まれています。本作の脚本を読んで、法廷心理サスペンスではありつつも、心の奥を垣間見る人間ドラマだと感じました。役柄(主人公・重盛の父親役で元裁判官)も少し難しくあるのですが、演じながら今からとても出来上がりが楽しみな作品です。『三度目の殺人』は9月、全国にて公開予定。(cinemacafe.net)
2017年02月21日アーティストで俳優の福山雅治が主演し、是枝裕和監督がメガホンをとる映画『三度目の殺人』(9月公開)の出演者が21日、明らかになった。同作は、第66回カンヌ国際映画祭で審査員賞を受賞した『そして父になる』以来2度目となる福山×是枝監督タッグのオリジナル脚本作品。福山は勝利にこだわる弁護士・重盛を演じ、役所広司演じる殺人犯・三隅と対峙することになる。今回発表された出演者は、広瀬すず、斉藤由貴、吉田鋼太郎、満島真之介、松岡依都美、市川実日子、橋爪功の7名。是枝監督の『海街diary』(2015年公開)で「第39回日本アカデミー賞新人俳優賞」「第89回キネマ旬報ベスト・テン新人女優賞」を受賞した広瀬は、再び是枝作品に出演することとなる。『海街diary』の際、広瀬には台本が渡されず、現場で是枝監督の口述によりセリフを入れるという子供への演技指導の手法がとられたが、今回は女優として台本を持って挑戦する。物語の鍵を握る、被害者の娘・山中咲江という役を演じることとなるが、広瀬は「どんなシーンでも咲江が見ているもの、感じている事を私と同じ感覚で感じてくださって、言葉をくれる監督はやっぱりとても心強く、凄く気持ちがいいです」と語った。一方、是枝監督は広瀬について「女優としての成長を作品ごとに感じているのでもう一度きちんと自分の作品の中で向き合ってみたいと思いました」と起用の理由を明かした。広瀬が演じる咲江は「背負ってるものが多いにも関わらず、人のせいにしない、被害者としてではないあり方をする、今の時代に希有な強さをもった少女」であり、広瀬の「芯の強さ、何者にも寄りかからず自分の足で立っている感じ」に期待を託した。斉藤は、咲江の母親であり被害者の妻である山中美津江を演じる。是枝監督は斉藤について「30年前から部屋にポスター飾るほど憧れた女優さん」と熱い思いを明かした。是枝監督は「念願叶って映画に出演いただきます」と喜び、撮影では斉藤の「役がおりてきたときの入り込み方と、その一方でご自身の演技を冷静にみている姿」にすごみを感じたという。そして「斉藤さんと広瀬さんはよく通る、少し影のある声質が似ていて、母娘役に選んだ理由のひとつです」と2人の共通点を語った。また、吉田は福山演じる重盛と司法修習で同期だった弁護士・摂津大輔役としてともに事件解明に奔走し、満島は重盛の事務所に所属する若手弁護士・川島輝役で福山と初共演する。さらに松岡は重盛の弁護士事務所の事務員・服部亜紀子役、市川は事件の担当検察官・篠原一葵役、橋爪は重盛の父で元裁判官の重盛彰久役に決定した。
2017年02月21日「熱海殺人事件NEW GENERATION」が2月18日に開幕。その前日に公開ゲネプロと囲み取材が行われ、出演者の味方良介、文音、多和田秀弥、黒羽麻璃央、演出を手掛ける岡村俊一が登壇した。舞台「熱海殺人事件NEW GENERATION」チケット情報つかこうへいの代表作であり、“東京の春の風物詩”と呼ばれるほど紀伊國屋ホールで上演され続けた『熱海殺人事件』。2010年につかが亡くなってからも、紀伊國屋ホールで「つかこうへい復活祭」と銘打ち上演し続ける作品だ。そんな本作が今回、“NEW GENERATION”と銘打ち、木村伝兵衛部長刑事を味方、犯人・大山金太郎を黒羽、水野朋子婦人警官を文音、富山から来た田舎の刑事・熊田留吉に多和田という、20代のまったく新しいキャストで上演する。ゲネプロ前の囲み取材では、つかの懐刀としてつかこうへい作品の演出を数多く手がける岡村が「(つかが)お亡くなりになって7年間、紀伊國屋ホールの公演をやらせていただいていますが、今年は初めてつかさんの本も読んだことのないような、そんな人たちが集まって挑戦します。新しい世代が『なんだ、ちゃんとやってるな』という形を残せるようにがんばってみましたので、ぜひご期待ください」と挨拶。味方はNEW GENERATIONとして「口の悪い言い方ですが、僕らが若いからといって舐められたくないなというのはあります。若いからこれくらいできてたらいいよね、とか、これくらいできてすごいねっていうとこで止まりたくない。若さに甘えたくないし、甘く観てほしくない。僕らも役者としてのプライドと魂をかけてこの作品を作っている。それぐらいの覚悟で、“紀伊國屋ホールで『熱海殺人事件』をやる”ということを背負っています」と熱く語った。そんな味方の言葉通り、新たな『熱海殺人事件』は圧倒的な熱を放っていた。岡村が「(初代・木村伝兵衛役の)三浦洋一さんが最初におやりになった頃って21歳くらいで。そういう肉体が一生懸命やるのに一番よくできてるというか、そういう肉体を持った人間がトライする演劇として楽しいから40数年語り継がれているようなものだと思う。彼らの世代でどこまで咀嚼して、“再現”という言葉はちょっと違ってまして、楽しめるか。戯曲というものは役者が楽しむもんだと思っている」と話した通り、キャスト4人が本当に楽しそうに、生き生きと、キッパリとした覚悟も感じさせながら演じる姿は印象的。戯曲の持つ魅力が鮮やかに浮かび上がり、『熱海殺人事件』ファンも今回初めて観る人も楽しめるはずだ。「つかこうへいさんの遺志を継ぐのは簡単なことではないけれど、誠心誠意、魂をこめて一つひとつを大事にやっていく」(味方)という本作。公演は3月6日(月)まで東京・新宿 紀伊國屋ホールにて。取材・文:中川實穗
2017年02月20日俳優・藤原竜也の主演映画『22年目の告白-私が殺人犯です-』(2017年6月10日公開)のスペシャル動画が14日、公開となった。同作は、2012年に韓国で公開され、動員270万人を記録したクライムサスペンス映画『私が殺人犯です』を日本で映画化。1995年に残忍な手口で5人の命を奪った連続殺人から22年後、藤原演じる曾根崎雅人により殺人の告白本が出版される。曾根崎を追う刑事・牧村航を伊藤英明が演じる。動画は「今だから告白できること」という街頭インタビューとして始まり、「妹のプリンを食べてしまった」「彼氏の貯金箱からちょっとお金を借りた」などのたわいない罪の告白をする人々が映し出される。しかし、藤原演じる曾根崎が「初めまして、私が殺人犯です」と告白をすると雰囲気が一変。曾根崎は告白本「私が殺人犯です」を手に会見、握手会、TV出演とキャンペーンを展開し、その美しい容姿に「超タイプ!」「かっこいいと思います」「曾根様!」と、世間の反応が報じられる。
2017年02月14日映画『三度目の殺人』が、2017年9月9日(土)に公開。監督は是枝裕和。福山雅治×役所広司の法廷サスペンス弁護士・重盛の目を通して、弁護を担当する殺人犯・三隅の心の奥に潜む真意を凝視し、心理を想像していく法廷サスペンス『三度目の殺人』。キャストには、是枝監督と2度目のタッグとなる福山雅治が弁護士役に。そして殺人犯は、日本を代表する俳優・役所広司が演じる。さらに、物語の鍵を握る少女で被害者の娘に広瀬すず、重盛の事務所に所属する若手弁護士に満島真之介、そのほか市川実日子や橋爪功など、日本映画界を代表する名優が脇を彩る。次々と変容していく事実に翻弄される弁護士ストーリーは、勝利にこだわる弁護士・重盛(福山)が、やむをえず、30年前にも殺人の前科がある三隅(役所)の弁護を担当するところから始まる。三隅は、解雇された工場の社長を殺し、死体に火をつけた容疑で起訴されていた。犯行も自供し、このままだと死刑はまぬがれない。はじめから「負け」が決まったような裁判だったが、三隅に会うたび重盛の中で確信が揺らいでいく。三隅の動機が希薄なのだ。彼はなぜ殺したのか?本当に彼が殺したのか?重盛の視点で絡んだ人間たちの糸を一つ一つ紐解いていくと、それまでみえていた事実が次々と変容していく。是枝監督は本作品の開発にあたり、入念な準備を行っており、弁護士や検事たちへの取材に加え、実際に作品の設定通りに弁護側、検事側、裁判官、犯人、証人役に分かれて模擬裁判を行っている。さらに、そこで出てきた各立場からのリアルな反応や行動、言葉などの要素を脚本に取り込み、本物さながらの緊張感が伝わる脚本にしあげている。また、『三度目の殺人』への制作にあたって、次のようにコメント。「福山さんにオファーをするにあたり、近年描いてきたホームドラマに一度区切りをつけ、かねてより挑戦したいと考えていた法廷劇を選びました。そして福山さんに対峙する殺人犯役を、監督としてはある種の覚悟が必要な俳優である役所さんにお願いしました。弁護にあたり真実を知る必要はないと考えていた主人公が、犯人と交流していくうちに事件の真実を知りたいと思うに至る過程を描く心理劇です。役所さんの胸を借りるかたちで、福山さんをいじめ、揺さぶっていきたいと思います。」。福山雅治の衣装はジョルジオ アルマーニなお、今作で福山雅治が着用する衣装は、ジョルジオ アルマーニ(Giorgio Armani)が提供した。2ボタンのノッチドラペルスーツや、タイ、カシミアのコート、ネイビーニットなどのバリエーションが登場する。人物に接近したクローズアップによる撮影も多く、細部までこだわり抜くジョルジオ アルマーニの本領を見て取ることができるだろう。日本アカデミー賞最優秀作品賞など6冠達成「第41回日本アカデミー賞」では、最優秀作品賞を受賞。その他、是枝裕和監督は最優秀監督賞、最優秀脚本賞、最優秀編集賞を獲得し、役所広司、広瀬すずもそれぞれ最優秀助演男優賞、最優秀助演女優賞を受賞した。主要6部門で最優秀賞を受賞した他、音楽賞、撮影賞、照明賞、録音賞では優秀賞を受賞。授賞式において、是枝裕和監督、役所広司はジョルジオ アルマーニのタキシードを着用した。概要『三度目の殺人』公開日:2017年9月9日(土)全国ロードショー監督:是枝裕和出演:福山雅治、役所広司、広瀬すず、斉藤由貴、吉田鋼太郎、満島真之介、松岡依都美、市川実日子、橋爪功製作:フジテレビョン アミューズ アミューズ アミューズ アミューズ ギャガ配給:東宝 ギャガ(C) 2017 フジテレビョン アミューズ ギャガ
2017年01月13日歌手のレディー・ガガが、12日に放送されるフジテレビ系バラエティ番組『SMAP×SMAP』(毎週月曜22:00~22:54)に、3度目の出演を果たす。今回ガガは、SMAPが料理でもてなす「ビストロSMAP」と、一緒にライブパフォーマンスを繰り広げる「S・LIVE」の両コーナーに登場する。薄い桃色の着物姿で来店する「ビストロ」では、中居正広は、ガガのカバンの中に興味津々で早速見せてもらうと、いろいろなグッズに混じって驚くべきものを発見し、感激する。料理の合間には、家で料理をするガガのために、SMAPのメンバーそれぞれがあるものを用意して、プレゼンする。ガガはピザをオーダーし、「イタリアの家庭の味がする」「こんな食べ方は初めて」など、時には懐かしい味に、またある時には斬新さに感激しながら、大いに料理を堪能する。「S・LIVE」では、ガガのニューアルバムから、日本のテレビ初披露となる「ミリオン・リーズンズ」などを歌唱。まるで、ハスの花の中からガガが誕生したかのような幻想的な世界観を演出する。
2016年12月05日『オリエント急行殺人事件』のリメイク『Murder on the Orient Express』に、ペネロペ・クルスが出演することになった。今作には、すでに、ジョニー・デップ、ミシェル・ファイファー、デイジー・リドリー、マイケル・ペーニャ、ジュディ・デンチなどの豪華キャストが揃っている。主演と監督を兼任するのは、ケネス・ブラナー。一時はアンジェリーナ・ジョリーも出演に興味を示していた。その他の情報原作は、1934年に出版されたアガサ・クリスティーによる推理小説。オリエント急行の中でアメリカ人のビジネスマンが殺され、犯人探しが行われるという物語だ。シドニー・ルメットが監督した1974年のバージョンは、6部門でオスカーにノミネートされ、イングリット・バーグマンが助演女優賞を受賞した。クルスの最新作は、スペイン映画『Queen of Spain』。文:猿渡由紀
2016年11月15日モデルのミランダ・カーの自宅に侵入して警備員を刺傷した男が、殺人未遂の罪などで起訴されたことが分かった。今月14日、ナイフを持っていた男がミランダのマリブの自宅のフェンスを乗り越え侵入し、警備員の顔に切りつけたといわれている。事件発生当時、ミランダと元夫オーランド・ブルームとの息子フリン君は不在だった。25日には、現在では名前が明らかになった侵入者ショーン・アントニー・ヘイウッド(29)を検察は殺人未遂、身体傷害罪に問うているという。有罪が確定すれば、終身刑が科される場合もあるようだ。事件当時、警備員は刺傷されたため、ヘイウッドに向かって銃弾を3回打ち返していたが、それが罪に問われるかはまだ分かっていない。ロサンゼルス郡保安官局は「その警備員は武器を取りだして3、4回にわたって発砲し、容疑者の顔と上半身に命中しました」と認めていた。この物件は、ミランダがオーランドと破局した後の2014年に、250万ドル(約2億6,000万円)で購入していたものだが、現在はブレントウッドの物件でスナップチャットの共同創業者で婚約者のエヴァン・シュピーゲルとほぼ生活を共にしているようだ。(C)BANG Media International
2016年10月27日今月14日(現地時間)にカリフォルニア州マリブにあるミランダ・カーの自宅に侵入し、警備員にナイフで重傷を負わせた男が殺人未遂罪で起訴された。事件発生時、ホームレスとされていた男はミランダと同郷のオーストラリア出身の29歳のショーン・アンソニー・ヘイウッド。ミランダが5歳の息子・フリン君と暮らす豪邸のフェンスを越えて侵入したが、すぐに警備員の男性に発見され、警備員の目のすぐ下をナイフで刺した。重傷を負いながらも警備員は銃で応戦、ヘイウッド容疑者は頭を撃たれたが、すぐに病院に搬送された2人とも命に別条はなかった。事件発生時にはミランダもフリン君も不在だった。ヘイウッド容疑者は傷害と武器を用いた暴行、殺人未遂に問われ、有罪になれば終身刑を宣告される可能性もあるという。事件の凶悪性から保釈金は100万ドル以上を設定される見込み。ミランダはオーランド・ブルームと結婚していた時期、2009年と2013年にもそれぞれ違う人物からオーストラリアの自宅付近でストーカー被害に遭っていた。(text:Yuki Tominaga)
2016年10月27日俳優のジョニー・デップが、『オリエント急行殺人事件』リメイク版に出演することが決まった。アンバー・ハードとの離婚騒動でここ最近私生活の方が話題になっていたジョニーだが今回、注目を集める同作品にラチェット役で登場することになった。同作品の監督、さらに探偵エルキュール・ポアロ役を務めるケネス・ブラナーと話し合いを行い、アガサ・クリスティ著作の小説を基にマイケル・グリーンが書き上げた脚本を読んだ後、ジョニーは出演することを決めたのだという。この作品には、ミシェル・ファイファーがハッバード夫人役、デイジー・リドリーがメアリー・デベナム役、ジュディ・デンチがドラゴミロフ公爵夫人役、ルーシー・ボイントンがアンドレニイ伯爵夫人で出演することも決定している。ブラナーはほとんどの出演者を決めたところだが、撮影がスタートするまでにまだいくつかの主要キャラクターをキャスティングしなければならないようだ。1934年発刊の原作『オリエント急行殺人事件』は、探偵のポアロが列車の中で起きた殺人事件の犯人を数多くの容疑者の中から探し出すストーリー。ブラナーはデッドラインのインタビューの中で「クリスティの『オリエント急行殺人事件』はミステリアスで注目せずにはいられない、人の心をざわつかせる作品です」「素晴らしい俳優たちと共に新しい観客たちのためにこのダークな物語に命を吹き込むことができることを誇りに思います」と語った。このたび新しく製作されることになった『オリエント急行殺人事件』は、リドリー・スコット、サイモン・キンバーグ、マーク・ゴードンがブラナーとともにプロデューサーを務め、クリスティのひ孫でアガサ・クリスティLtd.の会長ジェームズ・プリチャードと同社のCEOヒラリー・ストロングがエグゼクティブ・プロデューサーを務めることになっている。1974年作『オリエント急行殺人事件』のリメイク版は今年11月よりロンドンで撮影がスタートする予定だ。(C)BANG Media International
2016年10月01日木村文乃が主演を務め、昨年、大好評を博した本格クライムサスペンス・連続ドラマW「石の繭殺人分析班」。このほど、シリーズの第2弾となる「水晶の鼓動殺人分析班」からポスタービジュアルが解禁となった。警視庁捜査一課十一係の刑事、如月塔子(木村さん)は、日本中を震撼させた連続殺人犯“トレミー”の事件を解決に導いたが、1年たってもそのときの“トラウマ”に苦しんでいた。ある日、深紅に染まった部屋での猟奇殺人事件が発生する。現場に残された手掛かりをもとに捜査を進める塔子や警部補の鷹野秀昭(青木崇高)だが、見知らぬ男に尾行されていることに気付く。その男を捕らえようとした瞬間、近くの建物で爆発が起こる。未曾有の危機に直面する警察。果たして、これは偶然なのか?そして塔子は刑事としての最大の危機を乗り越えられるのか?木村さんが女性刑事に扮した「石の繭」に続く待望の続編となる本作。今回は新たな猟奇殺人事件と連続爆破事件が発生し、シリーズ史上、最も大胆かつ複雑な事件の衝撃の全貌に迫っていく。解禁されたポスタービジュアルでは、今回の事件の鍵となる深紅に染められた部屋を意識した妖艶な色合いに、「その紅い部屋は、何を意味するのか?」とのコピーがあしらわれている。ひび割れたガラスに横たわる木村さん演じる如月塔子の姿も、美しくもシリアスな表情で目を引く。禍々しさを感じさせる本ビジュアルからは、殺人分析班メンバーが直面する、一筋縄ではいかない猟奇殺人事件を連想させ、大好評だった前作にも勝る緊迫感あふれる物語を予感させている。また、前作に引き続き、古川雄輝、神野三鈴、仲村トオルらの続投と、新たに『だれかの木琴』の勝村政信の出演が決定。ポスターにも、それぞれ緊迫の表情が配されている。「石の繭」では“セメント漬けの殺人事件”、そして本作「水晶の鼓動」では“深紅に染められた部屋での殺人事件”と、それぞれ特殊な事件を印象的にビジュアル化した「殺人分析班」シリーズ。今後の続報にも注目していて。日曜オリジナルドラマ 連続ドラマW「水晶の鼓動 殺人分析班」は 11月13日(日)より、毎週日曜22時~放送(全5話、第1話無料放送)。前作「石の繭 殺人分析班」は11月6日(日)18時~一挙放送。(text:cinemacafe.net)
2016年09月24日誤ったスクープをつかんだ記者と、そのスクープの拡大をたくらむ報道局、真実を暴こうとする刑事が交錯する韓国発のサスペンス・スリラー『造られた殺人』。報道の光と闇を、張り詰めた緊張感とユーモアの絶妙な組み合わせで描き出した本作から、予告編映像と場面写真が解禁となった。離婚と解雇の危機に直面していた記者ホ・ムヒョクは、偶然耳にした情報提供の連絡を受け、連続殺人事件に関する一世一代のスクープをつかむ。しかし、入手した連続殺人犯の自筆メモは、実は小説「良辰(リャンチェン)殺人記」の一節であることを知ったムヒョクは、世間を驚かせたスクープが前代未聞の大きな過ちであったことを悟る。自らの誤報という緊急事態に巻き込まれ、不安な日々を送る一方、スクープが誤報であることを知らない報道局の上司に後続報道を迫られ、さらに、連続殺人事件の捜査を続けてきた刑事からは疑われる羽目に。その後、事件の真実を知っているという目撃者まで現れ、事態はますます混乱の中へ。そして、ムヒョクの“誤報どおり”の殺人事件が発生してしまう…。映画は、人生のピンチを救ってくれるかのように転がり込んできたスクープが、実はさらなる奈落の底へと突き落とす誤報だと悟った記者を中心に、そのスクープをさらに掘り下げて世間の話題にしようと目論む報道局と、スクープの真相を暴こうとする刑事たちの対立関係に潜む緊張感を描いたサスペンス・スリラー。記者として致命的なミスを犯したにもかかわらず、彼の人間味あふれる姿もリアルに描き、誤報による事件の広がりがもたらす予測不能のストーリーで観る者を強烈に惹きつける。このたび解禁となった予告編では、一世一代の大スクープが “誤報”という、まさに天国から地獄に落ちる事態に直面したムヒョクが、さまざまな思惑や疑いの目にさらされ、翻弄される姿を不気味な音楽と共に映し出している。疑いの目を向ける刑事や後続報道でさらに騒がせようとする上司、そして「事件の真実を知る」と揺さぶりをかける人物。自らの誤報は世間を大きく騒がせ、そして新たな殺人事件へと発展する、緊張感あふれる映像となっている。誤報をきっかけに窮地に陥る記者のムヒョクを熱演するのは、青春初恋映画『建築学概論』のナプトゥギ役で注目を集め、『王の涙-イ・サンの決断-』やドラマ「ああ、私の幽霊さま」など、数々のヒット作に出演したチョ・ジョンソク。また、報道局のペク局長役には「ラブレイン」などの大女優イ・ミスク、ムヒョクの妻スジン役には3年ぶりにスクリーンに復帰したイ・ハナ、また、『ベテラン』など映画界で縦横無尽に活躍するペ・ソンウがムヒョクに疑いの目を向ける刑事、オ班長に扮する。多彩な豪華ベテラン俳優陣によるアンサンブルも、さらなる相乗シナジー効果をもたらしそうだ。『造られた殺人』は11月19日(土)よりシネマート新宿ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2016年09月15日昨年、大ヒットを記録した本格クライムサスペンス「石の繭 殺人分析班」の待望の続編、「水晶の鼓動 殺人分析班」が放送されることが決定。本ドラマには、木村文乃、青木崇高らお馴染みのキャストが集結することも分かった。警視庁捜査一課十一係の刑事・如月塔子(木村文乃)は、日本中を震撼させた連続殺人犯“トレミー”の事件を解決に導いたが、1年たってもその時に受けた“トラウマ”に苦しんでいた。ある日、真紅に染まった部屋での猟奇殺人事件が発生する。現場に残された手掛かりをもとに捜査を進める塔子や警部補の鷹野秀昭(青木崇高)だが、見知らぬ男に尾行されていることに気付く。その男を捕らえようとした瞬間、近くの建物で爆発が起こる。未曾有の危機に直面する警察。果たして、これは偶然なのか? そして塔子は刑事としての最大の危機を乗り越えられるのか? シリーズ史上最も、大胆かつ複雑な事件の全貌とは? その衝撃のラストへのカウントダウンがいま、始まる――。本ドラマは、作家・麻見和史の描く「警視庁殺人分析班シリーズ」シリーズが原作。昨年放送の「石の繭殺人分析班」に続く第2弾として放たれる本ドラマ「水晶の鼓動殺人分析班」は、原作シリーズの中でも最も大胆かつ複雑な事件に挑む「水晶の鼓動警視庁殺人分析班」を映像化。監督には、前作で緊迫感あふれるサスペンスとリアルな警察描写を演出した内片輝が再び務めている。本作で主演を務める刑事・如月塔子役の木村さんは、「『石の繭』では、役としてちゃんと立っていたい私と、揺れていて欲しい監督、というように、“塔子”は内片監督と一緒に作っていると言う感覚があります」と前作をふり返り、「『水晶の鼓動』は(『石の繭』から)1年後のストーリーになるので、監督との感覚を上手くミックスしてより人間味のある塔子にできたらと思っています」と意気込んだ。また、「全編通して張りつめた緊張感がありつつも、事件が起きて刑事が動くという話だけではなく、そこに関わる人たちの生活や形作るものもしっかり描かれていると思いました。前作として『石の繭』がありますが、『水晶の鼓動』は『水晶の鼓動』としてお楽しみいただけると思います」とメッセージを寄せた。一方、監督は木村さんについて「キャラクターとしては、一生懸命だが不器用な塔子が、前回の事件からの1年間どうやって生きてきたのか。刑事として、またひとりの人間としての成長を見せて欲しい」と話し、「現場としては、今回も『塔子ならできる!』を合言葉に、ほかのキャスト、スタッフとともに大活躍してもらうつもりです。女優“木村文乃”の魅力は、まだまだ底を見せません。だからこそ、本当にご一緒するのが楽しみなんです」と語っていた。日曜オリジナルドラマ連続ドラマW「水晶の鼓動 殺人分析班」は11月13日(日)22時~放送開始(1話無料放送)。(cinemacafe.net)
2016年08月18日アンジェリーナ・ジョリーが『オリエント急行殺人事件』リメイク版への出演を検討しているようだ。どの役かはわかっておらず、まだ話し合いは早期の段階らしい。監督はケネス・ブラナー。ブラナーはエルキュール・ポワロ役で主演も兼任する。その他の情報原作は、アガサ・クリスティによる1934年の推理小説。ベルギー人の刑事ポワロは、車内で起こった殺人事件の犯人を突き止めるため、車掌と、乗客のうち12人に事情を聴く。1974年のオリジナル版では、アルバート・フィニーがポワロを演じた。監督はシドニー・ルメット。6部門でオスカーにノミネートされ、イングリッド・バーグマンが助演女優賞を獲得している。ジョリーの最新作は、昨年秋北米公開された『白い帽子の女』。監督、脚本、主演を兼任し、ブラッド・ピットが夫役で共演した。また『カンフー・パンダ3』に声の出演もしている。文:猿渡由紀
2016年06月13日人気アイドルグループ『SMAP』のメンバーである中居正広さん(43)が、2016年5月15日に熊本へ3度目の訪問をしたことが話題となっています。同日掲載の『スポーツ報知』によると、中居さんは“平成28年熊本地震”の被災地である熊本県御船町に、同じSMAPのメンバーである香取慎吾さん(39)とともに駆けつけ、公園でチャーハンを調理して被災者へ振る舞ったとのこと。二人は避難所の中学校に訪れて気さくに写真撮影に応じたり、笑顔で被災者と触れ合ったりしたそうです。中居さんは同年4月24日に熊本市内の小学校に訪問し、5月7日には笑福亭鶴瓶さん(64)と『ナインティナイン』の岡村隆史さん(45)とともに熊本県南阿蘇村の避難所に訪問しており、今回の熊本訪問は3回目。一度限りの支援ではなく、何度も被災地に赴く中居さんの“本気”とも言える行動力に、ネットでは賞賛の声が上がっています。●SMAP中居が香取と熊本に訪問! ネットでは「最高のスター」「今度はSMAP全員で参加して」と賞賛の嵐『さすが中居くん!香取くんもお疲れさまでした。忙しい中での行動にほんと尊敬です!』『熊本の人たちは絶対に中居くんを忘れません!』『ベッキー謝罪のときも神対応だったし、プライベートでも炊き出しをする中居くんは本当のスター』『売名行為とかいろいろ言われているけど、熊本の皆は喜んでる!それだけで良いじゃん』『中居君は人間味があって大好き!今度はSMAP全員で参加してほしいな』『SMAP内でも問題抱えて大変なのに、本当にすごいと思う。これぞ“心”からの支援だ』『中居君はウソがないのがいい』『最近の中居くん神がかりすぎww』『ジャニーズって本当は写真撮影NGなんだよね?それでも気さくに写真撮らせる二人は最高のスター』『次は中居くんとキムタクのツーショットが見たい』『国民的スターがなかなか出来ることじゃない』などなど、続々と中居さんへの賞賛の声が飛び交っています。同年5月13日放送の『中居正広の金曜日のスマイルたちへ』(TBS)では、タレントのベッキーさん(32)の謝罪に立ち会って”神対応”と絶賛された中居さん。彼の“国民的スター”にふさわしい立ち振る舞いに、今後も注目していきたいですね。(文/パピマミ編集部)
2016年05月16日