三谷幸喜と香取慎吾がタッグを組んだAmazon Originalドラマシリーズ「誰かが、見ている」。この度、本作に出演をしている佐藤二朗と宮澤エマが、本作ならではの驚きの撮影スタイルを明かした。穴の向こうの隣人、舎人真一(香取さん)の面白さにとらわれてしまった粕谷次郎役を演じた佐藤さんは、「初の経験といいますか...、もちろん舞台はお客様の前で演じるわけだし、テレビドラマはカメラの前で演じるわけですけど、その中間。お客様の前でもあり、カメラの前でもあるという、本当に初めての経験でした」と、本作の撮影が彼の俳優人生の中でも初めて経験となったことを明かす。さらに、真一の友人・曽我そと子役の宮澤エマも「本当に初めてのことだらけの現場で、舞台と映像の融合というのは、分からないことだらけでした」と、やはり当初は困惑していたそう。佐藤さんも宮澤さんも、これまで数々の舞台や、ドラマ、映画に出演している実力派。そんな多くの現場を経験してきた2人でさえ“初めてだった”という本作の撮影は、テレビドラマでもない、舞台でもない、ライブ感あふれる本作独特のもの。1枚の壁を挟み真一の住む301号室と、粕谷家の住む302号室をメインとし、物語はこの隣り合う二部屋での出来事を中心に展開。301と 302で生まれる物語が、それぞれの部屋に作用することで、全く先の読めないストーリーとユーモアを生み出していく。さらには廊下のセットでの撮影もあり、観客を前にしてセット替えも行われるなど、まさに配信だからこそ実現したかつてないユニークな作品に仕上がっている。こんな初めてなことばかりの現場はさぞ大変だったかと思いきや、「やり直しが効かないし、緊張感もありましたが、それを覆い隠して有り余るほどの楽しさがありました」(佐藤さん)、「回を重ねるにつれて、『あーなるほど、こういうことか!』と三谷監督の世界が見えてきましたし、だんだんわかってくると、終わるのがもったいと思ってしまうくらいです」(宮澤さん)とそれぞれに打ち明けている。数々の作品で日本に“笑い”を届けてきた三谷氏だが、新作は配信という新たなステージで実現した。三谷氏は「今までのどんなドラマとも違うし、もちろん舞台とも違う、まったく新しいジャンルの作品になっていると思います。沢山笑って頂いて、最後は気持ちがホッとなる。そんな作品になりました。ぜひ全話通して観ていただきたいと思っています」と語り、本作の出来栄えに自信を見せている。Amazon Original新ドラマシリーズ「誰かが、見ている」は9月18日(金)よりAmazon Prime Videoにて独占配信。(text:cinemacafe.net)
2020年08月31日7月1日(水)よりPARCO劇場にて開幕した三谷幸喜三作品三連発の一作、『大地(Social Distancing Version)』(以下『大地』)が8月23日に大阪・サンケイホールブリーゼにて大千穐楽を迎えた。未曾有の危機的状況により消えかけた演劇の灯りをつけるため、コロナ禍の7月1日から演劇界の先陣を切って開幕したPARCO劇場の舞台『大地』。大泉洋をはじめ、山本耕史、竜星涼、栗原英雄、藤井隆、濱田龍臣、小澤雄太、まりゑ、相島一之、浅野和之、辻 萬長と三谷作品には欠かせないメンバーから注目を集める実力派まで、個性豊かなキャストが集結。とある共産主義国家の収容所を舞台に、「演じる」行為を禁じられた俳優たちが、演じるとは何か、笑うとは、生きるとは何かを問いかける本作は、“Social Distancing”を強いられるコロナ禍にも繋がる物語となった。PARCO劇場オープニング・シリーズの第一弾として上演した『ビサロ』の公演中止から3カ月を経て、 PARCO劇場再開への第一歩として、稽古を開始したのは緊急事態宣言が解除されてすぐの6月上旬。換気や手指消毒などの新型コロナウイルス対策を徹底し、風通しの良い劇場を使い、稽古を続けた。開幕を10日遅らせ、座席はソーシャルディスタンスを保つため、キャパシティ50パーセント以下で上演。全席即日完売していたチケットを全て払い戻し、再販することになったが、観劇できなくなってしまった方や、劇場に足を運ぶことに不安を感じている方へのサービスとして、初めてオンラインライブ配信にも挑戦し、多くの観客に物語を届けた。劇場では、スタッフ・キャスト一人一人が意識を高め、体調管理・感染予防を徹底し、2カ月間全60ステージを走り抜けた舞台が無事に大千穐楽を終えた。コメントを寄せた三谷は、最後に「やれば出来る、でもやるのは大変」と締めくくっている。そして『大地』の後、PARCO劇場では、本日朗読劇『ラヴ・レターズ』を上演しており、9月4日(金)からは、栗山民也×長田育恵の初タッグとなる『ゲルニカ』が幕を開ける。演出家・栗山民也が、スベイン内戦時のゲルニカ無差別爆撃を描いたビカソの絵画 「ゲルニカ」と出会い、以来20年以上温めてきた構想を基に、劇作家・長田育恵がゲルニカに生きる人々にフォーカスして紡ぐ、珠玉の人間ドラマ。ヒロインに大注目の女優・上白石萌歌を迎え、さらに中山優馬、 勝地涼、早霧せいな、キムラ緑子ら豪華キャストが集結した。私たちと変わらない普通の人々の生活が、突然脅かされ、消えてしまった悲劇。それを乗り超えようと生きる人々の物語をご覧いただきたい。その後もPARCO劇場では、コロナ感染予防対策を徹底し、2021年5月まで継続する“PARCO劇場オープニング・シリーズ”を上演。今後のラインナップにも注目だ。<三谷幸喜コメント>一人の感染者を出すことなくこの日を迎えられました。正直、毎日ひやひやでした。役者の皆さん、ご苦労様でした。舞台スタッフ、劇場スタッフ、本当によく頑張ってくれました。なにより数々の不都合を乗り越えて、観劇して下さったお客様に感謝。やれば出来る、でもやるのは大変。<大泉洋コメント>こんなにも、千穐楽を迎えられた事に安堵した舞台はありません。明日には中止になるかもしれない、大阪への遠征は出来ないのではないかと、常に不安を感じながら、一公演、一公演と積み重ねてきました。我々役者陣も決して自分が感染しないように細心の注意を払って生活してきましたし、同じく舞台スタッフ、劇場スタッフも考えうる全ての感染予防対策をとって公演を続けてまいりました。そして検温や消毒、私語の自粛など、その全ての対策に対応していただいたお客様には感謝しかありません。「大地」が無事に千穐楽を迎えられたことは、今後の演劇界の大きな自信と実績になるでしょう。演劇を含むエンタメは「不急」かもしれませんが決して「不要」ではありません。それは半分しか入っていない客席からの、満席の時にも負けない熱い拍手が教えてくれました。今後、多くの舞台が僕らが出来たように、安全に開催されて行くことを信じています。<PARCO劇場オープニング・シリーズ9月以降上演の作品ラインナップ>●『ゲルニカ』2020年9月4日(金)~9月27日(日)作:長田育恵演出:栗山民也出演:上白石萌歌、中山優馬、勝地涼、早霧せいな、キムラ緑子 ほか※京都、新潟、豊橋、北九州公演あり●ねずみの三銃士”第 4 回企画公演『獣道一直線!!!』2020年10月6日(火)~11月1日(日)作:宮藤官九郎演出:河原雅彦出演:生瀬勝久池田成志古田新太山本美月池谷のぶえ宮藤官九郎※長野、北海道、京都、福岡、高知、沖縄公演あり●『迷子の時間』ー「語る室」2020ー2020年11月作・演出:前川知大出演:亀梨和也 ほか※大阪公演あり●『チョコレートドーナツ』2020年12月作:トラビス・ファイン脚本:谷賢一演出:宮本亞門●『志の輔らくご in PARCO 2021』2021年1月出演:立川志の輔●『ラヴ・レターズ』2021年2月上演作:A.R.ガーニー訳:青井陽治演出:藤田俊太郎●『藪原検校』2021年2~3月作:井上ひさし演出:杉原邦生出演:市川猿之助 ほか●『レディ・マクベス(仮題)』2021年3~4月作:ジュード・クリスチャン演出:ウィル・タケット出演:天海祐希 ほか●『月とシネマ』2021年4~5月演出:G2出演:中井貴一 ほか
2020年08月24日三谷幸喜の描き下ろし新作舞台「大地(Social Distancing version)」の大阪公演が上演中。この度、本作がおうちで観られるライブ配信が決定した。本作は、新型コロナウィルス感染予防策のために客席の配席の見直しを行い、さらに演出面でも密閉・密集・密接の三密を避けた「Social Distancing Version」での上演となる。キャストには、大泉洋をはじめ、山本耕史、竜星涼、栗原英雄、藤井隆、濱田龍臣、小澤雄太、まりゑ、相島一之、浅野和之、辻萬長といった個性豊かなキャストが集結している。「PARCO STAGE@ONLINE」の一環として配信された東京公演に続き、大阪公演のライブ配信も決定。配信されるのは、大千穐楽の8月23日(日)公演を含む限定3公演となっている。なお、視聴チケットは「ぴあ」にて8月15(土)12時~、「e+」にて8月17日(月)18時~発売となる。<三谷幸喜コメント>舞台上での俳優の濃厚接触を限りなく避け、俳優同士は常に距離を取って演技。それによる不都合を不都合に終わらせずに、より豊かな演劇表現に昇華させる。それがSocial Distancing Versionです。要は、面白さのポイントがひとつ増えたとお考え下さい。PARCO劇場オープニング・シリーズ「大地(Social Distancing version)」大阪公演は8月23日(日)までサンケイホールブリーゼにて上演。(cinemacafe.net)
2020年08月16日現在、大阪・サンケイホールブリーゼにて上演中の三谷幸喜脚本・演出の舞台『大地(Social Distancing Version)』。舞台、映画、ドラマでさまざまな俳優へセリフを書き下ろしてきた三谷幸喜が、俳優への愛を込めて書き下ろした新作だ。新型コロナウィルス感染予防策のために客席の配席を見直し、演出面でも密閉・密集・密接の“三密”を避けた「Social Distancing Version」で上演されている。「大地」チケット情報舞台はとある共産主義国家の収容施設。そこには、独裁政権が遂行した文化改革の中、反政府主義のレッテルを貼られた俳優たちが収容されている。強制的に集められた彼らは、政府の監視下のもと、広大な荒野を耕し、農場を作り、家畜の世話をして過ごしている。過酷な生活の中、何より彼らを苦しめたのは「演じる」行為を禁じられたこと。役者としてしか生きる術を知らない俳優たちが極限状態の中で織りなす、歴史と芸術を巡る群像劇だ。不都合を不都合に終わらせず、より豊かな演劇表現へと三谷幸喜が俳優陣とともに創作した本作。出演は大泉洋をはじめ、山本耕史、竜星涼、栗原英雄、藤井隆、濱田龍臣、小澤雄太、まりゑ、相島一之、浅野和之、辻萬長と三谷作品には欠かせないメンバーから注目を集める実力派まで一筋縄ではいかない個性豊かなキャストが集結。そんな彼らが、激動の時代に生きる俳優を演じ、極限状態の中、演じるとは何か?笑うとは何か?生きるとは何か?を問いかけている。そして現在開催中の大阪公演で、劇場に足を運ぶのが難しい方々はもちろん、すでに観劇した方も新たな視点で作品を楽しめるようにと、ライブ配信が決定した。配信は大千穐楽の8月23日(日)公演を含む限定3公演。演劇を劇場で観たことのある方もそうでない方も、今だからこそ胸に響く「三谷流俳優論」に期待してほしい。『大地(Social Distancing Version)』劇場公演のチケットは販売中。ライブ配信のチケットは8月15日(土)12:00より発売開始。【配信公演】8月22日(土) 13:008月22日(土) 18:008月23日(日) 13:00
2020年08月14日三谷幸喜脚本・監督×香取慎吾主演によるAmazon Originalドラマシリーズ『誰かが、見ている』の配信開始日が9月18日に決定。香取演じる主人公のユーモアにあふれた愛されキャラの魅力がさく裂する初映像も公開された。Prime Video 5周年記念作品となる本作は、何をやってもドジばかりで予想もしない失敗を繰り返す主人公・舎人真一(香取)と、書斎の壁に偶然発見した“穴”から、そんな真一の生活をのぞき見するのをひそかな楽しみとしている隣人・粕谷次郎(佐藤二朗)を中心に巻き起こるドタバタを描いた“シットコム”(シチュエーションコメディの略)。三谷氏の演出による思いがけない仕掛けの数々と、香取のユーモラスな演技により、全く新しい形のライブ感あふれる新感覚エンターテイメントが誕生する。これまで香取と言えば、“おっはー”で流行語大賞を受賞した慎吾ママやテレビドラマ『西遊記』の孫悟空、『こちら葛飾区亀有公園前派出所』の両津勘吉など、個性豊か且つ強烈なキャラクターを演じてきた。そんな彼が本作では、ありえない失敗ばかりをするけれど憎めない愛されキャラの主人公・舎人真一を演じている。公開された初映像でも、ユーモアたっぷりで一風変わった舎人真一の魅力が伝わる。黄色いつなぎがトレードマークの舎人は、何をやっても失敗ばかり。誰も予想のできない失敗を繰り返す舎人に、ハラハラドキドキ、観てるこちらは気をもみつつ、彼の振る舞いには人間味とユーモアがあふれており、なぜか最後はくすっと笑ってしまう。そんな舎人の面白さに気付いた隣人・粕谷次郎は、舎人の日常をこっそりのぞき見することがひそかな楽しみ。そんなある日、娘のあかね(山本千尋)にのぞき見がバレてしまい慌てふためく次郎。しかし、いつの間にかすっかり舎人の虜になってしまったあかねは、次郎が考えもしなかった、あるとんでもないことを思いつく…。舎人の人生を大きく変えてしまうあかねの思いつき、そしてその先の展開とは。一風変わった魅力があふれるキャラクター・舎人真一を生んだ三谷は「舎人真一君は、ただ生きているだけで面白い。そういうキャラにしたかったのですが、そんな役を演じられる俳優は日本に一体何人いるんだろうと思います。喜劇俳優・香取慎吾の本領発揮です」と香取のユーモアたっぷりの演技を大絶賛。そして香取も「三谷さんの作品だと周りに振り回される役が多かったのですが、今回は舎人がトラブルメーカーみたいな役だったので僕にとっても挑戦でした」と明かしている。
2020年07月31日香取慎吾が主演、三谷幸喜が脚本・演出を務めるAmazon Originalドラマシリーズ『誰かが、見ている』が、9月18日(金)にAmazon Prime Videoにてプライム会員向けに独占配信される。本作は、これまでに『ザ・マジックアワー』『ギャラクシー街道』などでタッグを組んできた香取と三谷のプロジェクトに、Amazonが企画から参加し、製作する日本オリジナルドラマシリーズの記念すべき第一弾。三谷の演出による思いがけない仕掛けの数々と、これまで“おっはーで”で流行語大賞を受賞した慎吾ママや、テレビドラマ『西遊記』の孫悟空など、個性豊かなキャラクターを演じてきた香取のユーモラスな演技による舞台でもない、テレビドラマでもない、全く新しい形のライブ感あふれる新感覚エンタテインメントが誕生する。『誰かが、見ている』は、何をやっても失敗ばかりで予想もしない失敗を繰り返す主人公・舎人真一(香取慎吾)と、書斎の壁に偶然発見した“穴”から、そんな真一の生活をのぞき見するのをひそかな楽しみとしている隣人・粕谷次郎(佐藤二朗)を中心に巻き起こるドタバタを描いたシチュエーションコメディ。香取は本作で、ありえない失敗ばかりをするけれど憎めない愛されキャラの舎人を演じ、今回公開された初映像でも、ユーモア溢れる舎人の姿が垣間見れるので、ぜひチェックしてほしい。舎人を生んだ三谷は「舎人真一君は、ただ生きているだけで面白い。そういうキャラにしたかったのですが、そんな役を演じられる俳優は日本に一体何人いるんだろうと思います。喜劇俳優・香取慎吾の本領発揮です」と香取の演技を大絶賛。そして、香取も「三谷さんの作品だと周りに振り回される役が多かったのですが、今回は舎人がトラブルメーカーみたいな役だったので僕にとっても挑戦でした」と明かしており、香取にとっても演技人生初のキャラクターになったようだ。Amazon Originalドラマシリーズ『誰かが、見ている』9月18日(金)Amazon Prime Video にて独占配信
2020年07月31日7月1日より東京・PARCO劇場にて幕を開けた三谷幸喜脚本・演出の舞台『大地(Social Distancing Version)』が、8月12日(水)より、大阪・サンケイホールブリーゼにて上演される。本公演を上演するにあたり、感染防止対策を徹底。客席の配席はもとより、舞台上での俳優の濃厚接触を限りなく避け、演技中も俳優同士が常に距離を取るように演出されている。「大地(Social Distancing Version)」チケット情報舞台はとある共産主義国家の収容施設。そこには、独裁政権が遂行した文化改革の中、反政府主義のレッテルを貼られた俳優たちが収容されている。強制的に集められた彼らは、政府の監視下のもと、広大な荒野を耕し、農場を作り、家畜の世話をして過ごしている。過酷な生活の中、何より彼らを苦しめたのは「演じる」行為を禁じられたこと。役者としてしか生きる術を知らない俳優たちが極限状態の中で織りなす、歴史と芸術を巡る群像劇。演じるとは何か、笑うとは何か、生きるとは何か…。三谷幸喜が俳優への愛をこめて描く三谷流俳優論だ。出演は、大泉洋、山本耕史、竜星涼、栗原英雄、藤井隆、他。個性あふれる魅力的なキャストに三谷が当て書きして描いているという本作。コロナ禍により、演劇のある日常が当たり前ではなくなった今、感じるものは大きいはず。大阪公演は8月12日(水)から23日(日)まで、大阪・サンケイホールブリーゼにて上演。チケットは8月2日(日)一般発売開始。チケットぴあでは、7月30日(木)18:00より先着先行プリセールを受付。
2020年07月30日俳優の岡宮来夢が25日、webサイト「岡宮来夢project store」を開設し、 OPEN記念特別ドラマ『サナギ』を配信することがわかった。同ドラマは岡宮が出演し、俳優の立花裕大が脚本・監督・撮影・編集を務めた。8月1日より毎週土曜21時に岡宮来夢YouTubeでアップ。全5話を予定している。現在同チャンネルでは予告編が公開されている。また、岡宮作詞による楽曲「親愛なる君に」が使用される。岡宮が演じるのは、大学生の山田隼人。夏休みのある日、神代愛華(石崎日梨)という女性からDMを受け取り、高校時代の同級生である田崎将也(立花)が3週間前から一切連絡が取れないということを知る。山田は友人である柴田教平(沖津海友)に連絡し、柴田は上島幸喜(岩田知樹)へ連絡するが、やがて辻褄が合わなくなっていく。全員が少しずつ嘘をついている若者たちの姿を、各話それぞれの視点で描いていく5話完結のショートドラマとなっている。○岡宮来夢 コメント・企画を聞いたときの感想は_すごく嬉しかったです! 元々知っている方が多かったし、これは間違いなく楽しいなと思っていました。笑案の定現場はすごく暖かく楽しい空気にずっと包まれていました。・撮影中、印象に残っていることは?途中で監督の立花さんの誕生日をみんなでサプライズでお祝いしたことです!撮影中、急に僕がアドリブみたいに喋りだしたときの立花さんの「え?」っていう表情が忘れられないし、サプライズは大成功ですごく楽しかったです!・立花の監督っぷりは?僕は初めにどんなふうに役を作ったらいいのかわからなかったので、家に帰った後立花さんに直接連絡をして少し話をさせていただいたりしました。そういう時の指示もすごく的確でわかりやすかったです。監督としてすごく周りを見て気を配りながら、長時間の撮影をしている姿は後輩から見てもすごくかっこよかったです。・注目シーンそれぞれのキャラクターが存分に出ていると思うので全部のシーン細かく何度でも見ていただきたいです!○立花裕大 コメント・企画を聞いたときの感想は?元々挑戦してみたかった事なので、明確に撮影する目的が出来て一気にやる気になりました。・撮影中、印象に残っていること誕生日を祝ってくれた事です!とあるシーンの撮影をしてる時にいきなり来夢がセリフのようにお祝いをしてくれて、サプライズでケーキを持ってきてくれたんですが、本当にびっくりしましたw嬉しかったですwまた、みんなが服や小物を持ち寄るなど、どんどん自主的に作品づくりをやってくれた事が本当に嬉しかったです。・岡宮の主役っぷりは?撮影の前からどんな風にしたらいいかなど連絡をくれていたので、イメージを台本に書き込んで送ったりしていました。見事にそれを汲み取って立体化してくれたと思います。お互い初めての事も多く探りながらでしたが本当に助かりました!・注目シーン電話での掛け合いがメインですが、各話登場人物ごとの視点で描いているのでリアクションを見比べて欲しいなと思います!
2020年07月25日三谷幸喜の新作舞台『大地(Social Distancing Version)』の東京公演が7月1日(水)からPARCO劇場(東京都渋谷区)で開幕した。新型コロナウイルス感染拡大防止のため、当初予定されていた公演スケジュールや劇場の座席配置が見直され、キャスト同志の接触をなるべく避けた演出や舞台構造になっているという。初日を前に1日、報道陣向けのフォトコールが行われ、序盤の約20分間のシーンが公開された。『出口なし!』(1994年)の書き下ろし以降、同劇場をホームグラウンドとして新作を発表し続けている三谷による新作。とある共産主義国家の独裁政権下で、反政府主義のレッテルを貼られ、「演じる」ことを禁じられた俳優たちが収容されている施設が舞台となっている。俳優たちは、政府の監視下で、広大な荒野を耕し、農場をつくり、家畜の世話をするという過酷な生活を送る。役者としてしか生きる術を知らない俳優たちが極限状態の中で織りなす群像劇だ。この日、前説に登場した三谷は「舞台俳優たちは今、なかなか舞台や演劇に携わることができなくて、演劇関係者はすごく苦労しているところでございますけれども、(この舞台は)それとほぼ同じような設定で、『演じることができない』人たちが集まっている。本を考えたのは去年なのですが、我ながらなんという先見の明なのかと…」と話し、笑いを誘っていた。また三谷は、1924年に誕生した築地小劇場では銅羅の音とともに幕が開けたことを引き合いに出し、「(新型コロナウイルスの感染拡大の影響で)なかなか舞台が、芝居が、できない状況にありますけれども、必ずまた芝居ができるいつもの状態に戻りたいと思っております。僕らがその先陣を切ることになりました。ということで、今回の芝居は、銅羅の音から始まります」とも話していた。東京公演は8月8日(土)まで。大阪公演は8月12日(水)から23日(日)、サンケイホールブリーゼ(大阪市北区)で上演される。出演は大泉洋、山本耕史、竜星涼、栗原英雄、藤井隆、濱田龍臣、小澤雄太、まりゑ、相島一之、浅野和之、辻萬長(※「辻」は一点しんにょう)。なお、PARCO劇場では、本作『大地』に続き、『ショーガール』(2020年7月27日~8月7日)、『其礼成心中』(8月13日~20日)の3作品連続で三谷作品の上演が予定されている。第2クール(公演期間:7月14日(火)~7月26日(日))の一般発売は7月5日(日)より。第3クール(公演期間:7月28日(火)~8月8日(土))は7月11日(土)11:00~7月13日(月)23:59にてプレリザーブを受付、7月19日(日)10時より一般発売予定。取材・文・撮影:五月女菜穂
2020年07月01日三谷幸喜脚本・監督×香取慎吾主演によるAmazon Originalドラマシリーズ『誰かが、見ている』(今秋配信)の追加キャストが12日に発表され、佐藤二朗、山本千尋、長野里美、宮澤エマの出演が明らかになった。Prime Video 5周年記念作品となる本作は、何をやってもドジばかりで予想もしない失敗を繰り返す主人公・舎人真一(香取)と、書斎の壁に偶然発見した“穴”から、そんな真一の生活をのぞき見するのをひそかな楽しみとしている隣人・粕谷次郎を中心に巻き起こるドタバタを描いた“シットコム”(シチュエーションコメディの略)。ひょんなことから、のぞき穴と父・次郎のひそかな楽しみに気付き、最初は否定しながらも真一のドジな魅力の虜となってしまった娘・あかねも加わって、物語は一気に予想もしない方向に進んでいく。穴の向こうの隣人・真一の面白さにとらわれてのぞき見をやめられない粕谷次郎役を演じるのは佐藤二朗、そんな真一の魅力に可能性を感じ、予想もしない計画を思いつく次郎の娘・粕谷あかね役には山本千尋。また、次郎とあかねの計画にも、周りにおこっている異変にも全く気づかず、奔放に生きる二郎の妻・粕谷佳子役は長野里美、そして真一の友人で、図らずも騒動に巻き込まれてしまう曽我そと子役を宮澤エマが演じる。次郎役の佐藤は「ワンシチュエーションで、ほぼ止めずに撮影しています。実際のお客様の笑い声も入っていますし、演者の息遣いまで感じ取ることのできるいい意味で緊張感のある現場でした」と撮影現場の様子を明かし、佳子役の長野も「ノンカットという部分はやっぱり難しかったです。だからその場の空気やノリのようなものをとても大切にしました」と回顧。さらに、あかね役の山本は「普通の映像のお芝居の感覚とは全く違うものがあって、毎日が楽しくてワクワクしていました」と振り返り、そと子役の宮澤エマは「今回の三谷さんのシットコムは、世界初のスタイルだと思います。何重にも喜びと楽しみがある作品になっています」と本作の魅力を語っている。三谷作品ならではの笑いの応酬と、想像の斜め上をいく展開。1話ほぼノンストップ撮影という緊張感あふれる舞台で巻き起こる、香取と4人のユーモラスな化学反応に注目だ。
2020年06月12日三谷幸喜が描き下ろす新作舞台「大地」「ショーガール」「其礼成心中」の公演日程が決定。また「大地」は、「PARCO STAGE @ONLINE」の一環としてライブ配信されることも決定した。1994年からPARCO劇場をホームグラウンドとして、新作を発表し続けている三谷さんが描き下ろす新作舞台「大地」は、7月1日(水)よりPARCO劇場にて上演。これに続き、7月27日(月)から「ショーガール」、8月13日(木)から「其礼成心中」と、3作品連続上演となる。3作品は、新型コロナウィルス感染予防策のために客席の配席と公演スケジュールの見直しが行われ、今回新たな公演日程が決まった。さらに、大泉洋、山本耕史、竜星涼、栗原英雄、藤井隆、濱田龍臣らが出演する「大地」は、ライブ配信も行う。オンラインで演劇の魅力を考えるプロジェクト「PARCO STAGE @ONLINE」で三谷作品が今回初登場。WOWOWメンバーズオンデマンド、イープラス「Streaming+」にてライブ配信される。なお、イープラス「Streaming+」視聴チケットは6月21日(日)10時より受付が順次開始される。三谷幸喜コメント舞台上での俳優の濃厚接触を限りなく避け、俳優同士は常に距離を取って演技。それによる不都合を不都合に終わらせずに、より豊かな演劇表現に昇華させる。それがSocial Distancing Versionです。要は、面白さのポイントがひとつ増えたとお考え下さい。PARCO劇場オープニング・シリーズ「大地(Social Distancing Version)」ライブ配信は7月11日(土)17時開演回からWOWOWメンバーズオンデマンド、7月12日(日)12時開演回からイープラス「Streaming+」にてライブ配信。(cinemacafe.net)
2020年06月11日香取慎吾と三谷幸喜がタッグを組み、Amazon Originalドラマシリーズ「誰かが、見ている」を配信することが決定。初回収録を終えた2人からコメントも到着した。大河ドラマ「新選組!」や『ギャラクシー街道』、舞台「日本の歴史」などでもタッグを組んできた2人。今回配信されるのは、“シットコム”と呼ばれるシチュエーションコメディの略で、海外で親しまれているドラマジャンル。「フルハウス」などがこれにあたり、同じ舞台と主要キャストで繰り広げるコメディドラマの形式だ。三谷監督ならではの洒落た会話や、思いがけない仕掛けの数々が展開され、香取さんがその高い要求に応えていく。「17年前にやはりシットコムの『HR』をやって、またいつか香取さんとこのジャンルに挑戦したい、と思っていました」と語る三谷監督は、本作の初回収録を終え「『日本の歴史』を終えた時、(香取さんに)『次は何をやるんでしたっけ?』と聞かれ『シットコムです!』と答えた。その時の香取さんの嬉しそうな顔が印象的でした。シットコムは俳優としての柔軟性も含め香取さんにぴったりだなと思います。今まで僕の作品では“周りに振り回される香取慎吾”が多かったですが、今回は香取さんの方がみんなを振り回していくパターン」とコメントしている。一方、香取さんは「『どこから見ても、どこを見ても面白い、それがシットコムだ』と三谷さんが教えてくださったとおりの作品になっていると思います」と自信を見せ、「Amazon Prime Video で配信されるので、誰もが観たい時に観られるのはもちろんのこと、ぜひ皆さんに繰り返し何度でも見ていただき、笑顔になっていただけたら僕もうれしいです」と呼びかけている。Amazon Originalドラマシリーズ「誰かが、見ている」は秋、Amazon Prime Videoにて独占配信予定。(cinemacafe.net)
2020年03月24日三谷幸喜脚本・監督×香取慎吾主演によるAmazon Originalドラマシリーズ『誰かが、見ている』が、2020年秋にAmazon Prime Videoで独占配信されることが決定した。Prime Videoのプライム会員向けサービスが日本で開始して5周年を迎える2020年に配信される本作。三谷氏と香取のプロジェクトにAmazonが企画から参加し、製作する日本オリジナルドラマシリーズの記念すべき第一弾となる。2004年のNHK大河ドラマ『新選組!』をはじめ、2018年に上演された舞台『日本の歴史』など、大きな反響を得た魅力的な作品を創り出してきた2人が今回挑むのは“シットコム”。 “シットコム”とはシチュエーションコメディの略で、海外で親しまれているドラマジャンルであり、同じ舞台と主要キャストで繰り広げるコメディドラマの形式だ。三谷氏ならではの洒落た会話や、思いがけない仕掛けの数々が展開され、香取がその高い要求に応えていく。初回収録を終え、三谷氏は「17年前にやはりシットコムの『HR』をやって、またいつか香取さんとこのジャンルに挑戦したい、と思っていました。『日本の歴史』を終えた時、(香取に)『次は何をやるんでしたっけ?』と聞かれ『シットコムです!』と答えた。その時の香取さんのうれしそうな顔が印象的でした。シットコムは俳優としての柔軟性も含め香取さんにぴったりだなと思います。今まで僕の作品では“周りに振り回される香取慎吾”が多かったですが、今回は香取さんの方がみんなを振り回していくパターン。それもわくわくしています」とコメント。香取は「三谷さんとまたお仕事ができて本当に楽しかったです。難しいことへの挑戦でもありましたが、いつも現場は笑いに包まれていました。『どこから見ても、どこを見ても面白い、それがシットコムだ』と三谷さんが教えてくださったとおりの作品になっていると思います」と手応えを述べ、「Amazon Prime Videoで配信されるので、誰もが観たい時に観られるのはもちろんのこと、ぜひ皆さんに繰り返し何度でも見ていただき、笑顔になっていただけたら僕もうれしいです」とメッセージを寄せた。また、Amazon Prime Videoコンテンツ事業本部長の児玉隆志氏は「脚本家・演出家・映画監督としても幅広く活動されている三谷幸喜氏と、ミュージシャンやアーティスト、そして俳優としても活躍されている香取慎吾氏。そんな才能溢れるお二人と、『フルハウス』や『フレンズ』のような海外で親しまれているシットコムに挑戦できることを心よりうれしく思います」と喜び、「プライム会員の皆様のご愛顧のお陰で、Prime Video のプライム会員向けサービスを日本で開始してから5年を迎えます。2020年という節目の年にプライム会員の皆様に本作品をお届けできることが楽しみでなりません」と語っている。
2020年03月24日脚本家の三谷幸喜氏が15日、東京・渋谷のPARCO劇場で行われた「PARCO劇場お披露目&オープニング・シリーズ記者会見」に出席。生まれ変わったPARCO劇場を饒舌トークでPRした。渋谷PARCO建て替えのため、2016年夏より休館していたPARCO劇場が、1月24日にオープンする。1月24日からのこけら落とし公演『志の輔らくご ~PARCO劇場こけら落とし~』、2月12日からの『ラヴ・レターズ ~こけら落としスペシャル~』に続き、3月13日より2021年5月上旬まで、オープニング・シリーズとして全14作品を上演。この日の会見には、オープニング・シリーズ作品のクリエイターとキャストが集結した。6月中旬から8月下旬にかけては、三谷作品『大地』、『三谷幸喜のショーガール』、三谷文楽『其礼成心中』を3作品連続上演。三谷氏はステージに登壇すると「新しくできたPARCO劇場のシステムについてお伝えしたいと思います」と切り出し、「みなさんが座っている椅子は、本番中に携帯を鳴らした瞬間、8万ボルトが流れます。それから、後方に3つレーザー銃が用意されていて、寝てしまったマスコミ関係者を狙い撃ちするように。そして、緞帳は、必要のないカーテンコールが3回以上続いたときは自動的に降りてくる」と冗談を連発して笑いを誘った。また、1作目の『大地』について、「関係者のみなさんにうれしいニュースがあります。もう本はできています」と発表。会場から拍手が起こる中、三谷氏は「頭の中に。あとは書くだけです」と続け、再び会場から笑いが。さらに、3作品の上演期間が東京オリンピック・パラリンピックとかぶっていることに言及し、「東京オリンピックと丸かぶりですけども、ぜひみなさん、スポーツに興味のない方はこちらに」と呼びかけた。オリンピックに負けないような秘策を聞かれると、「ないですね。相当敵は強大なので」と回答。続けて、「そんなときに上演しようと思ったPARCOさんには信頼を感じたので恩義に応えたい。ただ、出演者の中に、オリンピックの聖火ランナーをやるヤツもいて、そいつはちょっと許せないなと。でも頑張ります」と冗談交じりに意気込みを語った。会見には、渡辺謙、宮沢氷魚、森新太郎、石田明、吉田一輔、大泉洋、山本耕史、竜星涼、長田育恵、宮藤官九郎、河原雅彦、生瀬勝久、池田成志、古田新太、前川知大、杉原邦生、市川猿之助、天海祐希、G2も出席。司会は藤井隆が務めた。
2020年01月15日三谷幸喜が劇団東京ヴォードヴィルショーのために書き下ろしたシチュエーションコメディが、装いも新たにお目見えだ。『「罪のない嘘」~毎日がエイプリルフール~』と題されたその舞台が、本日1月9日に開幕する。物語の舞台は、とあるマンションの一室。以前、この部屋に住んでいた男が、テレビの修理屋を装ってやってくる。離れて暮らす娘が婚約者を連れてくるため、4日前まで住んでいたこの部屋が留守になる日を調べあげ、ひと芝居打とうというのだ。しかし、今の居住者である夫婦が突然の帰宅。さらにはマンション自治会の副会長夫妻や不動産屋、娘の婚約者の両親までが、続々と部屋を訪れる……。同作が初めて上演されたのは1996年。『アパッチ砦の攻防』のタイトルで、喜劇通を大いに唸らせた。今回はモトイキシゲキの演出で、今までとは違った新味あふれる舞台となる。出演は片岡鶴太郎、鈴木杏樹、ふぉ〜ゆ〜の辰巳雄大(1・2月公演)、関西ジャニーズJr.の室龍太(3月公演)らバラエティ豊かな顔ぶれに加え、佐藤B作、あめくみちこ、佐渡稔ら、いつもの東京ヴォードヴィルショーのメンバーも大いに喜劇魂を炸裂させる。喜劇を知り尽くした作家が作った芝居を、喜劇を知り尽くした俳優たちが演じる。嘘をつけばつくほど、ピンチがどんどんふくらんでいく様はまさに圧巻。2020年の初笑いに、おすすめの一本である。1月19日(日)までヒューリックホール東京、1月23日(木)から25日(土)までCOOL JAPAN PARK OSAKA WWホール、2月18日(火)に広島JMSアステールプラザ 大ホール、2月20日(木)に福岡市民会館 大ホール、2月22日(土)に北九州芸術劇場 大ホール、3月27日(金)から29日(日)まで愛知県産業労働センター ウインクあいちで上演される。文:小川志津子
2020年01月09日三谷幸喜と戸田恵子。一人芝居『なにわバタフライ』(2004年初演)でミヤコ蝶々をモデルとした喜劇女王の生涯を描ききり、喝采を浴びた黄金コンビだ。そんなふたりが手を組む舞台『虹のかけら ~もうひとりのジュディ』が、全国ツアーを経て、東京・スパイラルホールにて12月19日(木)から25日(水)まで上演される。この作品で描かれるのは、ジュディ・シルバーマンという名の女性の生涯。映画『オズの魔法使』をはじめとする作品群で子役時代から世界中に知られたジュディ・ガーランドの影となって生き抜いた人物だ。ある時は、付き人として。またある時は、専属の代役として。ジュディ・ガーランドの女優人生とは切っても切れないパートナーである。ガーランドが輝けば輝くほど、誇らしい。そして、それと同じくらい、憎らしい。そんな筆舌に尽くしがたい“もうひとりのジュディ”の心理を、もはや円熟の域に達した三谷の構成・演出、戸田の出演で描いていく。本作は昨年5月、「Keiko Toda 60years Anniversary」として初演されたもの。ピアノやコントラバスの生演奏にのせて、少女のときめきから大人の屈折まで、自在に行き来する戸田の熱演に拍手がはじけた。1年半ぶりとなる今回の再演では、さらに磨きをかけたステージになること必至。私たちがうっとりと見惚れる名作の影には、たくさんの人たちの知られざる心理がうごめいている。それを踏まえて、年末年始、改めてジュディ・ガーランドの出演作を観なおすのも一興かもしれない。文:小川志津子
2019年12月17日ぶっちぎりの1位でJ1昇格を決めた柏レイソルの超期待の新人、上島拓巳選手にお話をうかがいました。ルックスもさることながら、中身もかなり男前! よろめくショットとともにご覧ください。写真・黒川ひろみ 文・伊藤順子J1昇格を決めた柏レイソルのイケメン王子2019シーズンにプロデビューした、中央大卒の超イケメンDF(ディフェンダー)・上島拓巳選手。お会いしてすぐに撮影をお願いしたのですが、すぐにスカッと爽やかスマイルをふりまき、ポージングもとてもスマート。取材陣のうっとり視線をものともせず、テンポよくシューティングをこなしてくれました。–笑顔が太陽のように眩しいです。大学からプロの世界に入られてみていかがですか。厳しいと痛感しています。大学とは違って補強や移籍など選手の入れ替わりが激しいので、なかなか自分のポジションが確約されないですし、ミスをしたり、調子が悪かったりすれば、すぐ他の選手にポジションを取られてしまう。実際に、シーズン前半は試合に出場できていましたが、好不調の波があったので、以降はなかなかうまくいきませんでした。調子の波をなくすことが今後の課題だと思います。–プロの洗礼を浴びられたようですが、もともとは柏レイソルの育成組織ご出身とのこと。ハイレベルな環境でずっとやられてきたわけですよね。エリートオーラを感じます。いや、自分は全然エリートじゃないですよ。レイソルのジュニアユースとユースにいましたけれど、常に上にいたタイプではないです。中学時代は試合にほぼ出られなかったですし、ユースへもギリギリのところで上がれましたけど、試合に出られるようになったのは最後のほうでした。大学でも浮き沈みがありましたし、いろいろな壁にぶち当たっては乗り越えてきたんです。–どうせ自分は…と悲観したり、諦めたりはしなかった?しないです。めっちゃ負けず嫌いなんですよ。絶対に負けたくないんです。だから、大学時代に1年間スランプに陥ったときは、とても苦しかったですね。奪ったボールをどこを見ながらパスを出せばいいのかわからなくなってしまって、中学の頃からつけているサッカーノートを見返したり、DVDを見たりと試行錯誤しながら、脱出するきっかけを模索していました。–監督や仲間に相談はしなかったのですか?自分はオープンな性格なので相談することもありますが、基本は自分の問題は自分で解決するスタンスです。この時も、ノートを見返しては、明日はここを見てみようと試し続けました。結果、それでスランプを抜けることができたのですが、ここまでうまくいかないんだ、という感覚をおもしろいとも感じていましたね。自分は一卵性の双子。ずっと弟と競っていました–不屈の精神を持ちながら、ご自分をちょっと俯瞰もできる……素晴らしすぎます。ほかに、ご自身が思う「上島選手の特徴」を教えてください。自己主張が強くて、あまり周りに流されないですね。あと、上下関係を気にしないので、言いたいことや聞きたいことがあれば先輩にどんどん言います。食事に行くときも、上の人たちに「飯行くぞーっ!」って声をかけます(笑)。サッカーでも遠慮をしないので、試合や練習中にケンカに近い言い合いになったり、怒鳴られたり、そもそも激しいスポーツなのでそういう部分も楽しんでいます。目上の人に対しての距離感は、変わっているとも言われますね(笑)。–凛々しいお顔から、芯の強さをうかがえます。その性格は小さい頃からですか。そうですね。一卵性の双子の弟がいるんですよ。双子って何でも競うんです。足の速さとかバレンタインのチョコの数とかご飯の量とかあらゆることを。だから、常に競争していました。こう負けず嫌いなのは、双子のおかげなのかもしれないですね。でも、弟は自分と違って「弟だから(負けても)いいか」という気持ちでいたみたいです。特にご飯の量を競うのは、いやいやおかわりしていたようで、自分が寮生活で家を出ると、「やっとちゃんとご飯を食べられる」と母に言っていたらしいです(笑)。実際、弟のほうが性格がおっとりしていて、ガタイも足の速さも自分のほうが勝っているんですよ。–こんなイケメンが2人も! と思うとお母さまがうらやましいですが、気になるのはバレンタイン。結果はどうだったのですか?小学校の頃のことなので、勝ったり負けたり、6年間のトータルだと引き分けでしょうか。だいたい、ひとりの子が自分と弟の両方にくれるんですよ。でも、なかにはマイルドな性格がウケて弟にだけあげる人もいたり、逆に「力強そうだから」と自分にだけくれる人もいたりで、数に差が出るんです(笑)。–それにしても、お二人揃ってモテモテですねー!この頃って、スポーツができるとクラスの中心になりがちじゃないですか。自分はジュニアユースに入っていましたし、弟はテニスが強かったので、それでみんながくれたんだと思います。–双子ならではのシンクロエピソードはありますか?めちゃくちゃありますね。「さっき(弟も)同じこと言ってたよ」と母に言われることもありますし、好きな人が被ったこともあります。弟に好きな子を取られました–そのお話、聞きたいです!中学の頃、自分がサッカーの大会で海外へ2週間くらい行っていて、帰りの飛行機で映画を観ながらふと、前から気になってた子に告白してみようかな、と思ったんです。それで、帰国したら、弟の様子が変で(笑)。友人に聞いたら、自分が海外へ行っている間に、その子と付き合っていたんですよ。好きな子を取られました(笑)。–いろいろな面で勝ってたのに、そこは負けちゃったんですね(笑)。上島選手の好みの女性はどんなタイプですか?何かに熱中している人がいいですね。それぞれ自分の時間を大切にして、たまに会うのがちょうどいいです。自分がいないとダメとか、依存されるとちょっと困ってしまいます。–かつて何かありました(笑)?サッカーや勉強、筋トレなどをしていると意識がそっちに向いてしまうので、連絡を怠ってしまうというか、返信が遅いと言われることがよくありました。それらに集中していると、彼女には申し訳ないですが、スイッチがオフになってしまうので、そこを理解してもらいたいですね。–ほかに惹かれる要素は?女性らしいタイプの人が好きです。クールビューティというよりは、柔らかい感じの人に惹かれますね。あと、気を遣える女性がすごく素敵だなと思っていて、例えば床などに髪の毛が落ちていたら拾ってくれたり、椅子が出ていたらさりげなく戻したり。できそうでできないことをやってくれるといいなと思います。デートは、まだ行ったことのない箱根がいいですね。そこで最近ハマッているゴルフと温泉を楽しみたいです。彼女とはアクティブなことをしたいですね。でも、最近はないなぁ(笑)。夢はワールドカップ出場! 日本中を熱く沸かせたい–では、最近のオフの日はどう過ごしていますか?英語の勉強やゴルフ、トレーニングなどをしています。自分にとってゴルフは発散の場でありレジャーの面もあるので、楽しんだあとは何かやらなければという切迫感を感じるんですよね。なので、そこから英語の勉強をしたり、ランニングをしたりして、遊んだぶんをチャラにします。それでノルマ達成となって気持ちよく寝られるんです。のんびり、ゆったりと過ごすのではなく、やることを決めて行動するキチキチしたタイプですね。–性格が如実に表れている休日の過ごし方ですが、勉強されているとは驚きです!英語は将来のことを考えて大学の頃から勉強しています。勉強も自分よりできる人がいると勝ちたいと思うので、中学のときはけっこう熱心に取り組んでいました。でも、高校になると授業のペースが少しゆっくりだったのでちょっと物足りなかったんです。それでもっと勉強したい気持ちが膨らんで、大学でその欲求が爆発しましたね。意識の高い人たちも多かったので、ゲームや昼寝より自分に投資しなきゃと思ったんです。その延長で、英語をいまも続けています。–素晴らしい向学心! 取材陣の丸まった背中がピンと伸びました。では、最後に目標や夢を教えてください。今季、チームをいろいろな場面で助けてくれた同クラブの染谷悠太選手という大先輩がいるのですが、同じポジションを争うライバルでもあります。自分は負けたくないですし、必死に努力していつか超えたい。その一心で積極的なプレーをしたいと思います。あと、大学の同期である渡辺剛選手(FC東京)にも負けたくないですね。同じ身長、体重、誕生日と自分と似た部分を持ち合わせているので余計にそう思います。そして、日本代表のユニフォームを着て、ワールドカップに出て、日本中を熱くさせたいですね。「ヘディングや1対1のボール奪取など、あの選手強いな、よく走ってるなと思っていただけたら嬉しいです」と上島選手。曇りのない向上心の塊は、いずれ何かをしてくれるにちがいない、という胸高鳴る予感を覚えずにはいられません。いくつもの空を象った日本代表の新ユニフォームのように、これから上島選手の瞳にはさまざまな景色が映ることでしょう。今後のご活躍を期待しています!
2019年12月15日大泉洋が三谷幸喜とタッグを組むPARCO劇場オープニング・ラインナップ第3弾「大地」に、新たに山本耕史、竜星涼らの出演が決定。さらに続けて上演される三谷さんのライフワーク「ショーガール」、三谷文楽「其礼成心中」についても発表された。1994年「出口なし!」からPARCO劇場をホームグラウンドとして、新作を発表し続けている三谷さん。新生PARCO劇場ではオープニング・シリーズ“夏の陣”として3作品を3か月連続上演。「大地」は舞台、映画、ドラマで様々な俳優へ台詞を書き下ろしてきた三谷さんだからこそ描けるテーマであり、俳優への愛を込めて描く三谷流俳優論。大泉さんに加え、三谷幸喜の「俳優論」に挑むのは山本耕史、三谷作品では「おのれナポレオン」以来7年ぶりの舞台となる。さらに現在放送中のテレビドラマ「同期のサクラ」での好演をはじめ目覚ましい活躍を見せている竜星涼、三谷幸喜が出演を熱く願っていた辻萬長、小澤雄太、まりゑが初参加。オープニング・シリーズ第1弾「ピサロ」に続くPARCO劇場登場の栗原英雄、映画『記憶にございません!』で中井貴一演じる総理大臣の息子をナイーブに演じてみせた濱田龍臣、そして三谷作品に欠かせない藤井隆、相島一之、浅野和之が集結。新たな顔ぶれと“三谷組”が一堂に介する。また、旧PARCO劇場で17年間ロングランした「ショーガール」の故・福田陽一郎へ最大限のリスペクトを持ってDNAを受け継ぎ、2014年からスタートした「三谷幸喜のショーガール」。「いつか自分も福田さんのショーガールのような舞台を」という三谷さんの熱い思いが形になった本作は、新生PARCO劇場で三谷流「ちょっと小洒落た大人のコイバナ」ショーとして渋谷の大人の夜を彩る。第1部が大人のコイバナを三谷さんの書き下ろし脚本とともに荻野清子が作曲し、ちょっとこじゃれたショートミュージカルに、第2部は華やかなショータイム。誰もが聞いたことのあるポピュラーナンバーを、圧倒的な歌唱力を持つ川平慈英とシルビア・グラブが歌い上げる。そして文楽の伝統と技芸を忠実に踏襲し、三谷さんが文楽の魅力を彼の筆と演出で自由に創作した庶民の喜劇「其礼成心中」。「ワインをデキャンティングして美酒にするように僕があらたな器になります」と自ら宣言、三谷流デキャンティングで創作。2012年のPARCO劇場での初演以来、三谷作品として毎年どこかで上演されており、久々のPARCO劇場凱旋公演となる。PARCO劇場オープニング・シリーズ三谷幸喜 三作品三ヶ月公演「大地」は2020年6月20日(土)~8月8日(土)、「三谷幸喜のショーガール」は2020年7月16日(木)~8月7日(金)、三谷文楽「其礼成心中」は2020年8月13日(木)~8月20日(木)PARCO劇場などにて上演。(text:cinemacafe.net)
2019年12月10日三谷幸喜の作・演出による新作舞台『愛と哀しみのシャーロック・ホームズ』が9月1日の開幕以来、快走を続けている。シャーロック・ホームズ好きのことを“シャーロッキアン”と呼ぶのね……と今回のプログラムを読んで初めて知った浅学の筆者でも、十二分に楽しめる痛快な舞台が誕生。登場するのはまだ探偵としては駆け出しの青年シャーロック(柿澤勇人)で、推理劇というよりもひとりの青年の成長譚であることは、開幕前の取材で柿澤から聞かされていた。ところが、そこはやっぱり三谷マジック!単なる群像劇で終わらせてはシャーロッキアンの血が許すまじ!?とばかり、シャーロックと彼を取り巻く人々との生き生きとした会話の中に、さまざまな伏線、謎解きを絡ませて、疾走感のある人間ドラマに仕立て上げた。適材適所の配役も心憎い。気分屋で子供染みた振る舞いのシャーロックに的確な助言をし、父親のような慈愛の目を向けるワトスン博士(佐藤二朗)、このふたりの絶妙なバランスが心地良い。佐藤が抑制の利いたコミカルな味わいで、笑いを引き出しながらも頼もしく知的な存在感を見せる。兄マイクロフトを演じる横田栄司は、シャーロックにとって岩のような“永遠のライバル”を見事に体現。弟への微妙な愛憎がにじむ声の深みに魅せられた。謎の女性ヴァイオレット役・広瀬アリスのハツラツとした思い切りのいい演技、ハドスン夫人役・はいだしょうこの涼やかな声と美しい所作にも見惚れるばかり。シャーロックに翻弄されまくりのレストレイド警部・迫田孝也の陽気なダメっぷりが、のちに活きてくる展開には抱腹だ。そしてワトスン夫人、ある意味キーウーマンとなるこの役を、三谷の信頼するコメディエンヌ(と言っていいはず)の八木亜希子が演じている。ワトスン&ワトスン夫人が登場する2幕冒頭、サービスタイムのような愉快な時間を呑気に楽しんでしまったが、これも三谷による周到な仕掛けだったか……と、振り返って味わうのはなぜか嬉しい敗北感である。音楽は、三谷芝居に欠かせないブレーンである荻野清子が担当。荻野のピアノ生演奏で展開する贅沢な舞台、特にカードゲームのシーンで音楽とともに緊迫感が加速する様は出色だ。そこで三谷が「僕のシャーロック」と惚れ込んだ柿澤の、持ち前の茶目っ気と優れた身体能力が炸裂。場の空気を掌握する、実力と華を存分に見せつけた。この愛しいシャーロックがこの後、名探偵の名をほしいままにしていく過程をぜひ見たい! シリーズ化を強く望みつつ、遅まきながらもシャーロッキアンを目指して修行を積まねば、と思った。この舞台、どうやらシャーロッキアンなら見破られるツボがところどころに隠されているらしいのである。腕に覚えのある方は、そんな三谷シャーロックとの謎解き合戦にもぜひ挑んでいただきたい。東京・世田谷パブリックシアターで9月29日(日)まで上演の後、10月3日(木)から6日(日)まで大阪・森ノ宮ピロティホール、10月12日(土)と13日(日)に福岡・久留米シティプラザ ザ・グランドホールで公演を行う。取材・文:上野紀子(演劇ライター)
2019年09月24日先週より三谷幸喜監督作を連続放送中のフジテレビ系「土曜プレミアム」。9月21日(土)今夜は三谷監督が自身の小説を映画化、2013年に公開され大ヒットした『清須会議』を本編ノーカットでオンエアする。舞台演出家、作家、俳優、脚本家、映画監督と様々な顔を持つ三谷氏がメガホンをとった6作目となる本作。公開前年に発表された同名原作の映像化となり、天正10年(1582年)、安土桃山時代に実際にあった史実をベースにした物語となっている。本能寺の変で織田信長(篠井英介)が死に、その後見に名乗りを上げたのが筆頭家老・柴田勝家(役所広司)と、のちの豊臣秀吉である羽柴秀吉(大泉洋)だった。勝家は信長の三男でしっかり者の信孝(坂東巳之助)を、秀吉は次男で大うつけ者とうわさされる信雄(妻夫木聡)をそれぞれ信長の後継者として推す。勝家、秀吉は2人とも信長の妹・お市様(鈴木京香)に思いを寄せていたが、お市は秀吉への恨みから勝家に肩入れする。一方秀吉は、軍師・黒田官兵衛(寺島進)の策で、信長の弟・三十郎信包(伊勢谷友介)を味方につけ、妻・寧(中谷美紀)の内助の功もあり家臣たちの心をつかんでいく。そして勝家、秀吉に加え、勝家の盟友であり参謀的存在の丹羽長秀(小日向文世)、立場をあいまいにして有利な方に着こうと画策する池田恒興(佐藤浩市)も加わり、この4人による清須会議が開かれることに。繰り広げられる一進一退の頭脳戦、取り巻く全ての人々の思惑が猛烈に絡み合うなかで信長の後を継ぐのは勝家派か、秀吉派か――というストーリー。勝家役には『三度目の殺人』『孤狼の血』などで幾度も日本アカデミー賞に輝く役所さん、秀吉役には『探偵はBARにいる』シリーズや先日放送終了した「ノーサイド・ゲーム」も好評だった大泉さん。信孝役には『東京喰種トーキョーグール』シリーズの坂東さん、信雄役には『怒り』『ミュージアム』の妻夫木さん。お市には『ジャッジ!』の鈴木さん、官兵衛役には『エイプリルフールズ』の寺島さん、信包役には『翔んで埼玉』も話題となった伊勢谷さん。長秀役には『アルキメデスの大戦』の小日向さん、恒興役には三谷監督最新作『記憶にございません!』にも出演する佐藤さんといった豪華キャストでお送りする。三谷監督最新作『記憶にございません!』は現在絶賛公開中。土曜プレミアム『清須会議』は9月21日(土)20時~フジテレビ系でオンエア。(笠緒)■関連作品:清須会議 2013年11月9日より全国東宝系にて公開© 2013 フジテレビ 東宝
2019年09月21日9月14日、15日の全国映画動員ランキングは、日本の政界を舞台にした三谷幸喜監督の新作『記憶にございません!』(全国352館)が初登場で首位を飾った。公開2週目の『かぐや様は告らせたい ~天才たちの恋愛頭脳戦~』(全国292館)は先週1位から2位に。公開9週目の『天気の子』(全国365館)は先週2位から3位になった。太宰治の名作が誕生した舞台裏を虚実を交えて描いた蜷川実花監督の『人間失格 太宰治と3人の女たち』(全国320館)は初登場4位。公開6週目の『ライオン・キング』(全国373館)は先週3位から5位になった。公開4週目の『劇場版おっさんずラブ ~LOVE or DEAD~』(全国314館)は先週4位から6位に。そのほか新作では犬と恩人である飼い主の絆を描いた感動作の続編『僕のワンダフル・ジャーニー』(全国254館)が初登場7位に入った。また、公開2週目の『ヴァイオレット・エヴァーガーデン 外伝 - 永遠と自動手記人形 -』(全国83館)は先週6位から8位になった。次週は『アイネクライネナハトムジーク』『アド・アストラ』『アナベル 死霊博物館』『3人の信長』『HELLO WORLD』『見えない目撃者』などが封切られる。全国映画動員ランキングトップ10(興行通信社調べ)1位『記憶にございません!』2位『かぐや様は告らせたい ~天才たちの恋愛頭脳戦~』3位『天気の子』4位『人間失格 太宰治と3人の女たち』5位『ライオン・キング』6位『劇場版おっさんずラブ ~LOVE or DEAD~』7位『僕のワンダフル・ジャーニー』8位『ヴァイオレット・エヴァーガーデン 外伝 - 永遠と自動手記人形 -』9位『劇場版 ONE PIECE STAMPEDE』10位『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』
2019年09月17日三谷幸喜(58)監督4年ぶりの新作映画『記憶にございません!』(9月13日より全国東宝系にて公開)は、中井貴一(57)演じる記憶喪失の総理大臣が主人公。ディーン・フジオカ(39)はじめ、脇を固めるキャストも超豪華な本作について、3人が話してくれました。映画と同じく笑いあふれる鼎談に!三谷「試写を見た安倍首相は、パジャマ姿の中井さんが、警官役の田中圭さんにツンツンされるところがいちばん面白かったそうです」中井「そんなとこかい!(笑)」ディーン「僕も、5分に1回笑わせてもらいました」三谷「ディーンさん、5分に1回って結構、コメディでは少ないですから。1分に1回くらいにしてもらっていいですか」ディーン「じゃあ、(127分の作品なので)127回笑いました(笑)」三谷「安倍首相のSPは全く笑わないで見てましたよ。笑っちゃいけないのかな?」中井「三谷さん、撮影中に軽い熱中症になりましたよね。つらいときくらい、ネクタイを外してもいいんじゃないの」三谷「みなさんがきっちりした格好をされているのに、僕だけラフな格好をしているのは申し訳なくて。あとやっぱり、映画の現場に行くときは勉強をさせてもらっているという気持ちが強いんですよ」ディーン「今思い返すと、ぜいたくな日々だったなあと思います。素晴らしい役者さんとご一緒できて。あと三谷さん、めちゃくちゃ肩が凝ってますよね(笑)」三谷「現場でディーンさんがマッサージをしてくださって。逆に緊張してバリバリになりました(笑)。マッサージが好きなんですか?」ディーン「筋肉とか関節とか、人体のしくみについて考えるのが好きなんですよ」三谷「解剖学が好きなの?」ディーン「膝の下をたたくと、なぜ足が前に跳ね上がるんだろう?とか。面白くないですか?」中井「面白いけど、好き、の意味がわからない(笑)」ディーン「映画だと、もともとオラオラだった人が記憶をなくしてピュアになって。記憶をなくしたら、ああやって赤ちゃんみたいになっちゃうんですかね」三谷「いろいろなケースがあるみたいです。僕も書いていていろいろ調べたんですけど」中井「僕は、逆にオラオラになりたい。(ダミ声で)『なんだよ、ディーン』みたいにさ(笑)。記憶をなくすと、理性で抑えている部分が出てくるんじゃないのかなって」ディーン「え〜っ!今のままでいてください(笑)」三谷「わかります。昨年、人間ドックをやったとき、鎮静剤で意識を低下させて検査をしたんですよ。で、目が覚めたら、『すごく大変だったんですよ』って言われて。自分は全く記憶にないんだけど、ものすごく暴れたらしいんですよ。『やめろ〜!やめろ〜!』って(笑)」中井「嘘!(笑)」三谷「『トラになった』って先生がおっしゃっていました。本来の自分が出たんだとしたら、僕はトラなんだ!って。しばらくそのキャラクターでいきたい気も(笑)」ディーン「トラはカッコいいですね(笑)」中井「でも、ディーンくんはピュアでいいんだよ(笑)」
2019年09月16日三谷幸喜(58)監督4年ぶりの新作映画『記憶にございません!』(9月13日より全国東宝系にて公開)は、中井貴一(57)演じる記憶喪失の総理大臣が主人公。ディーン・フジオカ(39)はじめ、脇を固めるキャストも超豪華な本作について、3人が話してくれました。映画と同じく笑いあふれる鼎談に!中井「僕たち世代は、総理大臣になりたいという子が必ずクラスに数人いたんです。僕自身はそういう願望はありませんでしたが、総理大臣役で疑似体験ができて、本当に楽しかったです」三谷「僕は、とにかく、中井貴一さんでコメディをやりたかった。だから、まずは、中井さんの演じる総理大臣を真ん中に、彼を取り巻く人たちを考えていきました。そのなかで、首相秘書官はスッとしたカッコよさがあって、人を背後から操るような切れ者。誰に演じてもらおうかなあ?と考えたとき、ディーンさんが適任だ、と」ディーン「最初、僕が演じた井坂という男は、すごい悪いやつだと思っていました。でも、演じてみたら、気持ちが真っすぐすぎてどこかでこじれちゃった人なんだろう、と思うようになりましたね」三谷「ディーンさんとは、クランクイン前にちょっと役について話したいと言われて会ったんです。クランクイン前に役者さんと話し合ったことなんて、昔、真面目だったころの佐藤浩市以来(笑)」中井「ずいぶん前ですね(笑)」三谷「それだけ役に対して、真剣なんだなって感じまして。お会いしてドキドキしました、断られたらどうしようって。でもディーンさんて真面目な方だけど、そこから垣間見られる隙みたいなものがすごく面白いので、そこを生かせたら楽しいだろうな、とも思いました」中井「本当、好青年ですよね」三谷「中井さんは、こんなに動きの面白さがある人はいない。慌てぶりなんてもう、中井さんの真骨頂(笑)。走ったりするだけで面白いので、引きの画を撮りたくなる」中井「三谷さんの脚本に、コメディが書き込まれているから、役者は、ただただ必死にやることが笑いにつながっていくんですよね」
2019年09月16日フジテレビ系「土曜プレミアム」では『記憶にございません!』の公開を記念して三谷幸喜監督作品を連続放送する企画を実施。9月14日(土)今夜は2011年公開の『ステキな金縛り』を三谷監督の再編集による“令和バージョン”でお届けする。本作は2011年の邦画実写興行収入No.1となった大ヒットコメディ。『寄生獣』『岸辺の旅』の深津絵里が失敗続きの三流弁護士を演じ、裁判の証人となる落武者幽霊の六兵衛には『釣りバカ日誌』『アウトレイジ』シリーズの西田敏行、霊の存在など信じない検事・小佐野に『記憶にございません!』でも主演を務めるほか三谷作品の常連でもある中井貴一を迎える。失敗続きで後がない三流弁護士エミ(深津さん)が担当したとある殺人事件。アリバイの内容は事件当夜、旅館の一室で金縛りで動けなかったという本人の証言だけで、無実を証明できるのはこともあろうか一晩中彼の上にのし掛かっていた落ち武者の幽霊だけ。エミはその幽霊・六兵衛(西田さん)に会い、彼を証人として法廷に召喚するのだが、六兵衛は全ての人に姿が見えるとは限らなかった。しかもエミの前には一切の超常現象を信じない、敏腕カタブツ検事・小佐野(中井さん)が立ちはだかる。人生のどん詰まりに立たされたダメダメ弁護士と、421年前に無念の死を迎えた落ち武者幽霊の奇妙な友情。果たして彼らは、真実を導き出すことができるのか…という物語。深津さん、西田さん、中井さんのほか「下町ロケット」『のみとり侍』の阿部寛、「スキャンダル専門弁護士 QUEEN」『長いお別れ』の竹内結子、大河ドラマ「いだてん」『マイティ・ソー』シリーズの浅野忠信、「銭の戦争」『台風家族』の草なぎ剛らも共演する。本作に出演している中井さんが記憶喪失になってしまう総理役で主演する三谷監督最新作『記憶にございません!』は現在絶賛公開中。史上最悪のダメ総理が演説中に投石を受け記憶喪失になってしまう。それを知るのは秘書官3名のみ。部下らしき男から「総理の記憶喪失はトップシークレット、我々だけの秘密です」と告げられた“総理”が他国首脳、政界のライバル、官邸スタッフ、マスコミ、家族、国民を巻き込み、捨て身で自らの夢と理想を取り戻す…というストーリーが展開。中井さんが総理役で主演、佐藤浩市、ディーン・フジオカ、石田ゆり子、草刈正雄、小池栄子、斉藤由貴、木村佳乃、吉田羊らが脇をかためる。土曜プレミアム『ステキな金縛り』令和バージョンは9月14日(土)21時~フジテレビ系で放送。(笠緒)■関連作品:ステキな金縛り 2011年10月29日より全国東宝系にて公開© 2011フジテレビ 東宝
2019年09月14日脚本家で映画監督の三谷幸喜が9月13日(金)今夜のフジテレビ系「ダウンタウンなう」に出演。「本音でハシゴ酒」でダウンタウンと“トークバトル”を繰り広げる。また先日結婚した元AKB48総監督の高橋みなみも登場、新婚エピソードを語る。「古畑任三郎」や大河ドラマ「真田丸」など脚本家として活動する一方、『ザ・マジックアワー』『THE 有頂天ホテル』などの映画では監督としての手腕も発揮。本日最新作『記憶にございません!』が公開になったばかりの三谷さん。店に到着したダウンタウン一行を真顔でじっと見つめるなど、“鬱陶しいキャラ”全開の三谷さんに浜田さんが「待ってる姿がめっちゃ腹立つ」と突っ込むところからトークはスタート。『記憶にございません!』で主演を務めた中井貴一やディーン・フジオカらキャスト陣から寄せられた三谷さんへのクレームが紹介されていく。「台本が届くのが、いつもギリギリすぎる」ゆえ現場からは“稽古にさく時間が十分に確保できない”という声には、かつて三谷さんが手掛けた時代劇ドラマに出演していた浜田さんも同調。台本が届かないゆえに起こった事件についてふり返ると、三谷さんからは「台本があればいい芝居ができるのか?」という反論が。坂上さんが「ちょっと待って、台本がなかったら芝居ができないじゃないですか!」と指摘するも、しばらく黙り込んだ三谷さんは「だいたいどんな感じか(予想すれば)分かるじゃないですか?」と屁理屈で応戦。さらに三谷さんがとある出演者の台本を隠して現場を混乱させたエピソードなどが紹介されると、松本さんが「ことごとく鬱陶しいです」と言い放つ場面も。そのほか以前三谷さんが浜田さんに「殺されかけた」というエピソードも披露される。さらに三谷さんは松本さんを「本当に素晴らしい方。映画も全部拝見してます」と評しつつ「でも役者としては使いたくない」とバッサリ。鬱陶しいキャラ全開で一行に絡みまくる三谷さんと、ヒートアップした松本さんのトークバトルにも注目。続いて今年5月に一般男性との結婚が報じられた高橋さんは夫婦の力関係について「10:0。私が10で旦那が0ですね」と明言。夫からも「自分が正しいと思ったものを曲げないし、否定されると怒ります。怖いです」との情報が寄せられるなど早くも鬼嫁疑惑が。これに高橋さんはどんな反論をするのか?また夫との馴れ初めなども赤裸々にテレビ初告白してくれる。さらに「AKB48」時代に坂上さんを待ち伏せしてまで「飲みに連れて行ってほしい」と頼みこんでいたことが明らかに。さらに「俺、1回タクシーで家まで送っていったことがある」と坂上さんも爆弾発言。浜田さんも思わず疑いの目を向けた2人の関係とは!?また小嶋陽菜、峯岸みなみらAKB時代のメンバーや後輩たちからの“少し恥ずかしい”タレコミも紹介される。今夜のゲストである三谷さんが脚本・監督をつとめた最新作『記憶にございません!』は全国東宝系にて大好評公開中。「ダウンタウンなう」は9月13日(金)今夜21時55分~フジテレビ系でオンエア。(笠緒)
2019年09月13日三谷幸喜が作・演出を手掛け、柿澤勇人が主演を務める舞台『愛と哀しみのシャーロック・ホームズ』が東京・世田谷パブリックシアターにて上演中。その開幕に先駆けフォトコール(マスコミ向け写真撮影会)と囲み取材が行われた。【チケット情報はこちら】本作は、シャーロック・ホームズファンである三谷が「シャーロック・ホームズは如何にして、偉大なる名探偵になったのか?」をテーマに書き下ろした新作。若きホームズとワトソンが、小説シリーズ最初の作品『緋色の研究』で描かれた最初の事件に遭遇するまでの数カ月間を描く。囲み取材にはホームズ役の柿澤、ワトスン役の佐藤二朗、依頼人ヴァイオレット役の広瀬アリス、そして三谷が出席。三谷は「ホームズは子供の頃から大好きだったので、いつか自分のカタチで新しいホームズができないかなと思っていました」と肝いりの作品であることを明かし、「ホームズにも当然若い時代があったわけで。描かれてない、まだ未熟な彼はどんな人だったんだろうと思ったとき、柿澤さんの芝居を観て“あ、ここにホームズがいた”と思いました」と語る。それを受けて柿澤は「稽古最終日にそのような言葉をかけていただいて。泣きそうでした」と笑顔を見せる。三谷とは初タッグとなる3人。佐藤が「三谷さんは憧れに近い存在。でも憧れと言っていても誰のためにもなりませんので、この期間は忘れて“幸喜ちゃん”と呼んでいます」と話すと、三谷は「柿澤さんも廣瀬さんもすごく一生懸命。でも二朗さんがちょっと僕にはめんどくさい」と仕返し(?)し、取材陣を笑わせる。広瀬が「稽古場での三谷さんは母のよう。やさしく見守ってくださって、やさしくいろいろおっしゃってくださる。“そこで変顔して”とか」と話すと、三谷は「彼女は言えばなんでもやってくれるんです。素敵なおもちゃをいただいたみたい」と絶賛した。最後に柿澤が「皆さんご存知のシャーロック・ホームズが誕生する瞬間が見られると思います。ホームズを知らない方でも楽しめます!」と話した。フォトコールでは冒頭15分を公開。三谷が「最高のホームズ」と語った柿澤は、小説のホームズの片鱗も見せつつも子供のような言動が愛らしい。ホームズが甘え放題わがまま放題の同居相手ワトスンは父親のようで、既に名コンビの香りが漂う。そこに依頼に訪れるヴァイオレットは癖が強く、さてどんな展開に…というところでフォトコールは終了した。公演9月29日(日)まで東京・世田谷パブリックシアターにて上演後、10月3日(木)から6日(日)まで大阪・森ノ宮ピロティホール、10月12日(土)13日(日)に福岡・久留米シティプラザ ザ・グランドホールを巡演。9月7日(土)12:00~立見席・見切れS席をチケットぴあにて販売。取材・文:中川實穂
2019年09月02日自他ともに認めるシャーロック・ホームズファンである三谷幸喜さんが彼を主人公に書き下ろした、新作舞台『愛と哀しみのシャーロック・ホームズ』が上演される。シリーズ最初の作品『緋色の研究』で、シャーロックが相棒のワトソンと共同生活を始めて最初の事件に遭遇するまでの空白の数か月を描いたものだ。「描かれているのは、みなさんがご存じのシャーロックになる前。推理好きな天才ではあるけれど、まだその才能が開花しきれていない状態で、すぐ拗ねるし、すぐ怒る。三谷さんからは、最初は精神年齢8歳くらいでいてほしいと言われています」そう話すのは、シャーロック役に抜擢された柿澤勇人さん。これが初の三谷作品。「ワトソン役の佐藤二朗さんと共に、稽古場でテンパりながらも楽しんでいます」と話す。「細部まで計算されて脚本を書かれている印象があったんですが、稽古初日からいきなり『まず自由にやってみてください』と言われて戸惑いました。今回は僕以外も三谷さんと初めての方ばかりなので、稽古を見ながら、それぞれどんな人なのかを探っているのかもしれませんね」柿澤さんといえば、もともとミュージカル出身。今回は武器である歌を封印するわけですが…。「歌を自分の武器だと思ってないんです。むしろカラオケは好きだけれど、舞台上で歌うのはプレッシャーでしかなくて。音を外しちゃいけないっていう責任の気持ちのほうが強くて、歌っていて気持ちいいと思うことはほぼないです。ただ、ミュージカルに限らず、役としてのセリフや歌を本当に言えたと思える瞬間がたまにある。その一瞬があるから続けているようなものです。今回のシャーロックに関しては、一幕は完全に推理に没頭して周りのことはまるで気にしてない人なので、まずは三谷さんと僕で作ったものを貫いていけたらと思っています」『愛と哀しみのシャーロック・ホームズ』ベーカー街221bでワトソン(佐藤)との共同生活を始めたシャーロック(柿澤)。まだ20代で探偵としても未完成だった彼が大きな試練に遭遇し…。9月1日(日)~29日(日)三軒茶屋・世田谷パブリックシアター作・演出/三谷幸喜出演/柿澤勇人、佐藤二朗、広瀬アリスほかS席9800円A席7800円(共に税込み)ホリプロチケットセンター TEL:03・3490・4949大阪、福岡公演あり。かきざわ・はやと1987年10月12日生まれ。神奈川県出身。劇団四季を経てミュージカル『メリー・ポピンズ』などの舞台で活躍する一方、ドラマ『TWO WEEKS』など映像作品にも出演。シャツ¥20,000(サイベーシックス/マスターピースショールーム TEL:03・5414・3531)※『anan』2019年9月4日号より。写真・小笠原真紀スタイリスト・椎名宜光へア&メイク・松田蓉子インタビュー、文・望月リサ(by anan編集部)
2019年08月28日映画『記憶にございません!』で主演を務める中井貴一と監督の三谷幸喜がユニットを組み、楽曲「まったく記憶にございません」をリリースすることが分かった。映画公開前にはオリジナル・サウンドトラックがリリースされることも決定しているが、今回中井さんと三谷監督がユニットを組んだ楽曲は、そのサントラのボーナストラック曲。1961年生まれの同い年となる中井さんと三谷監督。本作撮影中もあうんの呼吸で演じ、演出していた2人が今回は音楽でタッグ!サラリーマンあるあるの事柄を三谷監督が作詞し、中井さんは突き抜けた調子のいい爽快な歌声を披露。さらに、三谷監督は合いの手で参加し、思わず口ずさみたくなる新しい音頭が誕生。しかも、このサントラでしか聴けない「まったく記憶にございません」。映画本編には、“まったく”入っていないので要注意だ。「最後から二番目の恋」エンディングテーマ以来の歌唱となる中井さん。「この曲は、映画とはまったく関係ないですけれど、世の中が明るくなるような歌なので、そんな歌が歌えて、夢が叶ったと言えば叶ったのかなと思います」と楽曲について話し、「三谷さんの合いの手は完璧で、まるで谷啓さんが歌っているように聞こえました。歌を聞いていただければ想いは伝わると思いますが、誰でも『記憶にない』と言いたくなるときがありますから、現実と掛け離れているようで、とても身近な歌になっていると思います」とコメントしている。『ステキな金縛り』の主題歌以来の作詞となる三谷監督は「この曲は、実は映画とはまったく関係ありません。劇中にも出て来ません。僕の映画は、いつもはどちらかというと音楽に溢れているのですが、今作はやや少なめ。劇中音楽を集めてみたら、意外にサントラを作るには尺が足りないことがわかって、何か足そうということになり、急きょ作ったのがこの『まったく記憶にございません』です」と最初予定には無かったと明かす。また「予想外のクオリティとなり、びっくりしています」と言い、「植木等さんが歌った人生の応援歌みたいな曲を目指しました。僕は青島幸男さんになりきって詞を書き、中井さんは植木さんになりきって歌いました。極論ですが『記憶にございません!』という映画が後世に残らなくても、この歌は残る、そのくらい素晴らしい曲になったと僕は思っています」と楽曲に自信を見せている。「記憶にございません!」オリジナル・サウンドトラックは9月11日(水)リリース。ボーナストラック曲「まったく記憶にございません」は9月4日(水)先行配信。『記憶にございません!』は9月13日(金)より全国東宝系にて公開。(cinemacafe.net)■関連作品:記憶にございません! 2019年9月13日より全国東宝系にて公開©2019フジテレビ東宝
2019年08月28日“政界”を舞台に、中井貴一、ディーン・フジオカ、石田ゆり子ら豪華俳優陣が出演する三谷幸喜監督最新作『記憶にございません!』。この度、三谷映画初出演となる新たな女性キャストが発表された。今回新たに発表されたのは、ドラマや舞台では三谷作品への出演歴があるものの、三谷映画へは今回が初となる豪華女優4名。首相秘書官・井坂(ディーン・フジオカ)と共に総理を支える“熱い事務秘書官”番場のぞみを、三谷舞台「子供の事情」へ出演した小池栄子。総理官邸で黒田一家に仕える“マイペースな官邸料理人”寿賀さんを、舞台「紫式部ダイアリー」やドラマ「黒井戸殺し」などで三谷作品に出演した斉藤由貴。記憶を失った総理の元にやってくる“アメリカ初の日系女性大統領”スーザン・セントジェームス・ナリカワを、三谷脚本の大河ドラマ「真田丸」に出演した木村佳乃。そして、黒田総理(中井貴一)と敵対する“白いスーツの野党第二党首”山西あかねを、大河ドラマ「真田丸」、舞台「子供の事情」など、舞台やドラマでは多数の三谷作品に出演する吉田羊が演じることが決定。また併せて解禁された両面仕様のティザーチラシビジュアルは、表面は主婦・KEI-COが描くイラスト仕立て。大河ドラマ「真田丸」放映時、ファンの描いたイラストがネット上でブームとなり、中でもKEI-COさんが描く繊細な似顔絵が注目を集め、三谷監督も絶賛。今回の抜擢となった。そして裏面は“記憶喪失の総理大臣”を中心に、クセのありそうなキャラクターたちが再集結。本作の世界観を構築したビジュアルとなっている。なお、本ティザーチラシは4月19日(金)より全国の劇場で掲出される予定だ。『記憶にございません!』は9月13日(金)より全国東宝系にて公開。(cinemacafe.net)■関連作品:記憶にございません! 2019年9月13日より全国東宝系にて公開©2019フジテレビ東宝
2019年04月17日お笑いトリオ・ダチョウ倶楽部の上島竜兵が6日、ラジオ番組『有吉弘行のSUNDAY NIGHT DREAMER』(JFN/毎週日曜20:00~)にゲスト出演し、有吉弘行と出川哲朗の共通点を明かした。「出川さんの大活躍を見て、なにが一番うらやましかったですか?」というリスナーからのメールに対して、上島は「出川は素晴らしかった。よく一緒に飲んだりもするけど、アイツは"売れましたよ感"もないし。それは有吉もそうなんだけどね」と2人が売れた後もおごらずに変わらない姿勢を指摘。これには有吉も「まあ、変わらないわね」と同意していた。さらに上島は、出川のCM出演について「アイツがなんかやっても、笑いとっても、うらやましいと思ったことが何もないのよ。ただ、シャンプーのおしゃれなCMを見た時は、『お前がやる?、これ』ってちょっと思った」と明かし、「人の奥さんの髪なでてさ、『本当だ! えー、こんな綺麗になるの?』って、小奇麗な格好してさ。そこは悔しかった(笑)」と語った。また、有吉が「出川さんもあんだけCMやってたらいろいろ大変でしょうね、規制もいっぱいあるだろうしね。それでよく頑張ってますよね」と漏らすと、上島は「それでバイク旅(テレビ東京系『出川哲朗の充電させてもらえませんか?』)とかね。よくやってると思うわ。大したもんだ」と改めて出川を褒めていた。
2019年01月07日