お笑いコンビ・とろサーモンの久保田かずのぶが、「業界悪評の真偽を聞くと激昂」と報じられたことを受け4日、自身のTwitterに「#フェイクニュース」と共に「事実無根のニュースで傷つき不快な気持」と心境をつづった。とろサーモン・久保田かずのぶ久保田がツイートで引用した『週刊女性PRIME』の記事によると、多忙のあまり精神的に追い込まれた久保田は3月に入って番組の打ち合わせを何度か無断欠席。真相を確かめるために本人を直撃取材し、「全部、行ってるよ!」と反論する様子を伝えている。今年2月には『女性自身』に「とろサーモン収録でスベって掟破り要求日テレ"出禁"状態に」と報じられ、インスタに「#夢なのか」「#日テレ出禁にはなってない。謝罪文掲載を求める」「#事実無根でっち上げ」、ツイッターで「僕がトランプ大統領ならフェイクニュース大賞を差し上げます。笑」「事実無根のでっち上げ売れたらこんな事なるんやな」と否定していた久保田。今回の報道を受け「我慢の限界」とツイートし、「事実無根のニュースで傷つき不快な気持」とショックを受けている様子。「この様な雑誌の悪意しかない嘘情報で泣き寝入りしてる芸能人がいるなら先頭に立ち戦う事にした」と宣言し、「芸能人も1人の人間という事忘れるな。嘘の出回りが速くとも真実はこれを追い抜く」と呼びかけている。
2018年04月05日3月6日、お笑いコンビ・とろサーモンの久保田かずのぶ(38)が自身のInstagramを更新。ファンに教えてもらったという“驚愕の出来事”を報告し話題となっている。 久保田はInstagramに「ファンに教えてもらった。」とし、「驚愕。『Kinki メンバー』といれたらこれが出る」と、Googleの検索画面のスクリーンショットを公開。 そこには、「Kinki メンバー」という検索結果に、堂本光一(39)の写真とともに、“堂本剛”として久保田の顔写真が表示されていた。 久保田は「#100年に一度のバズ #m1から3ヶ月 #こういうコンビの形になると誰が予想できた #今年もエントリーか? #ジャニーズやないチャイニーズの顔してる #なんか毎週ニュースになってる気がする」とタグ付けしツッコミを入れるとともに、堂本光一との新コンビで「M-1グランプリ」へ挑戦することをほのめかし、ファンを喜ばせた。 これに対しファンは「知らぬ間にジャニーズ入ってたんですね…笑」「今、確かめてきました!ほんまですね!超面白いです」「ミラクルすぎる!」「結成1年目なんでまたMー1出れますね(笑) 目指せ二連覇」などの反応を見せている。
2018年03月06日漫才の日本一を決める「M-1グランプリ2017」優勝したお笑いコンビ・とろサーモンの久保田かずのぶ(38)が、インスタグラムを更新。優勝後、所属する吉本興業が運営する「よしもと幕張イオンモール劇場」での対応の差を報告した。 久保田は自身のインスタグラムで「こんなにも変わるのか。」とコメントと共に、一枚の写真を投稿。そこには「キングコング、NONSTYLE、とにかく明るい安村」が同室、さらに「ライス、コロコロチキチキペッパーズ、アポロン山崎、竹内健人、LLR」が同室に、個室にはとろサーモンの名前が書かれている楽屋案内の用紙を移した写真が投稿されていた。 さらにハッシュタグで「#今までは若手楽屋 #まるで相撲番付#稀勢の里でありたい #劇場からの最大忖度 #ある意味人間らしい #少しだけ組織に愛を感じた」と明かし、「人間ていいなお笑いていいな正直ていいな」と感想を記した。 これに対しファンは「それが今までのおふたりの努力の結果ですよ~VIP待遇たのしんでくださいませ」「すぐに元に戻るさ」「コロチキやキンコンより上ですね!」「やっぱり王者ってすごいですね」「忖度バンザイ!とろサーモン最高です!」「こういうのインスタに載せる久保田さん好きです」とコメントを寄せている。
2017年12月18日ダウンタウンの松本人志(54)が12月10日放送の「ワイドナショー」(フジテレビ系)に出演。「M-1グランプリ2017」で優勝した、とろサーモン(久保田かずのぶ・38、村田秀亮・38)についてコメントした。 この日の放送ではとろサーモンをゲストに迎え、「M-1グランプリ2017」を振り返った。司会の東野幸治(50)のインタビューに答えていたとろサーモンだが、松本は会話を遮り、「久保田君。今日、面白いことを言わないと決めている?誓ってきた?」と、ボケ担当の久保田に話を振った。 これに久保田は、「松本さんに先日、『女性のことも考えながら喋るように』と言われたので。勇気を出して、ずっとだんまりを決め込もうかと」と返答。これに松本は「とろサーモンは、“F層”というか女性のファンがつきづらいのでは?」と気にかけていることを明かした。それでも、久保田のとった“だんまり”という作戦には「最低やで!どのファンも逃がすわ!」とダメ出しをした。 とろサーモンの先輩にあたる東野も、「(久保田は)ゲスい人間性とボケで生きてきたのに、急に“東京シフト”しているから、『コイツつまんないな』と僕も思っていたんですよ」と痛烈なダメ出し。いっぽうの松本は、久保田がこれまでとは異なるキャラクターを模索している状況に気付き、「そうだよなぁ」と理解を示していた。 当日の優勝発表時は、目を見開いて呆然としていた村田。その心境に話が及ぶと、村田は「発表されたときの、あの僕の顔を見てもらったらわかりますけれど、僕らにはまったく(票が)入っていないと思っていた」と振り返った。松本は、「(票が)ミキか和牛かに分かれると思ってたんや」と聞き入っていた。 久保田は、「嬉しくて。15年やってきたものがあったので、俺、(手を広げて)こうしたんですよ。抱いてほしくて。そしたらコイツ、目をバッキバキにして、警備員みたいに目を”クッ!”としていたんですよ。『なんじゃコイツ!』と思って」とコメントした。松本は「久保田。もっとおもろいこと言うてええねんで。我慢するなよ」と、後輩にアドバイス。東野も「解放していい」と励ました。
2017年12月10日KREVA主催のライブイベント「908 FESTIVAL 2017」の9月8日(金)東京・日本武道館公演に久保田利伸の出演が決定した。【チケット情報はこちら】久保田は2014年KREVAソロデビュー10周年イヤーに行われた「908 FESTIVAL」に出演。その際はKREVAとのコラボも披露しており、今回もどういったライブを見せるのか、期待が高まる。東京公演には久保田のほか、三浦大知、絢香が出演。さらに8月19日(土)に行われる大阪公演には三浦大知、葉加瀬太郎、MIYAVI、AKLOが出演する。チケットは大阪公演が発売中。東京公演が7月31日(月)午前11時まで先行抽選プレリザーブを実施中。■5th Anniversary 908 FESTIVAL in OSAKA 20178月19日(土)大阪城ホール(大阪府)出演: KREVA / 三浦大知 / 葉加瀬太郎 / MIYAVI / AKLO■908 FESTIVAL in TOKYO 20179月8日(金)日本武道館(東京都)出演:KREVA / 三浦大知 / 絢香 / 久保田利伸 / and more
2017年07月28日観客が豪華キャストたちとの共演で映画を作り上げる観客参加型上映プログラム“デルシネ”。今回、宮崎香蓮や久保田悠来、覆面レスラー“エル・シュリケン”、板尾創路、木村祐一らによる『エル・シュリケン vs 新昆虫デスキート』が、大阪・ABCホールにて1週間上映されることになった。新種の蚊「デスキート」を使って、次々と芸人から笑いを奪っていく蜥蜴沢教授の陰謀に気づいた、西ゆりこ(宮崎香蓮)と東浩二(久保田悠来)。彼らは覆面レスラー“エル・シュリケン”の力を借り、悪の組織の壊滅へ乗り出すのだった――。“デルシネ”とは、劇作家・後藤ひろひとが手がける超変化球の観客参加型上映プログラム。宮崎さんや久保田さんほか、エル・シュリケン、板尾さん、木村さん、ほんこん、ケンドーコバヤシら、よしもとの芸人たちによるキャストたちと、映画を見にきた観客が共演し、数時間で完成する作品はアトラクション感覚満載の新しい形が話題を呼んでいる。まず、開演とともに後藤監督が登場し、「本編の未完成部分のエキストラシーンに出演してください」という説明があり、その場で、観客を出演シーンごとにグループ分け。その後すぐに演技指導に入り、撮影開始!撮影したものを編集する間は、芸人たちによるネタや、アイドルたちが登場するトークコーナーを楽しみながら過ごしたら、完成した作品を全員で鑑賞。スクリーンには、よしもとオールスター、アイドルたちと一緒に観客の姿が映し出される、という。当日入場した観客は、この映画に出演することが原則となる。「観るシネマ」から「出るシネマ」=“デルシネ”へ。新しい映画の形を体験してみては?『エル・シュリケン vs 新昆虫デスキート』は6月1日(木)~7日(水)まで大阪・ABCホールにて上映。(text:cinemacafe.net)
2017年05月14日久保田利伸が4月19日(水)に開催された、70年代後半のニューヨークのミュージックシーンを舞台にしたNetflix配信のドラマ「ゲットダウン」パート2の配信開始記念トークイベントに登場!自らのニューヨーク体験や音楽活動への思いを語った。ディスコシーン最盛期のニューヨークで、自己表現にもがきながら青春を送る若者たちの姿を描く、人気ドラマの完結編。久保田さん自身、R&B、ソウル、そしてブラックミュージックに多大な影響を受けただけに、本作を見て感じることも多かったよう。音楽はもちろん、劇中で描かれるブレイクダンス、グラフィティアート、ラップといったカルチャーについて「僕の好きなものばかりが出てきます」と嬉しそうに語る。特に劇中で展開する「ロミオとジュリエット」ばりの禁断の恋愛模様について、司会者から「恋愛ソングのスペシャリストとして」感想を求められると「別に恋愛ソングのスペシャリストじゃないですけど…」と苦笑しつつ「見てて照れくさいけど、青春だなという感じ(笑)。同時に大人たちのドロドロの恋もサイドストーリーとして入ってくるので、ラブストーリーとしても見ごたえがある」と語った。ドラマでは、主人公たちが初めてディスコに足を踏み入れ、ちょっと背伸びするような描写が登場するが、久保田さんのディスコ初体験は?と尋ねられると「ディスコ…まだ“クラブ”なんて呼ばない頃、30年以上前ですね」と懐かしそう。「少なくとも週に1回は必ず行ってました。19時ごろにオープンするんですが、19時半ごろに行って、閉店までいました。19時くらいに行くとフリードリンクで食べ物もケータリングでタダで、そこでご飯を食べて踊ってました」と明かした。さらに、話題はその後、音楽活動のために渡ったニューヨークでの思い出に。現地で危険な目に遭遇したこともあったそうで、ハーレム地区の評判の、医者に赴いた際は「車から降りたら、おまわりと泥棒がチェイシングしてて、足元にピストルが転がってきた」と危険な思い出を明かすが、これはいくつもの経験のごく一部とのこと…。一方で、どんな危険な目に遭っても「ニューヨークが好きだし、そこから生まれた音楽をリスペクトしている気持ちがど真ん中にあれば、大丈夫!」とも。これからニューヨークに渡ろうと考えている若者に、先駆者としての助言を求められると「まずは行くってことでOK!」とニッコリ。自身は、現地でのパーティなどの社交の場に出るのは「めんどくさいのでキライ。居心地が悪い」と言いつつ「もしもっと社交の場に出ていたら、音楽活動ももっとスムーズだった」と語り「そこに何かを見つけに行くことで、出会いや仕事につながる。いろんな人と勇気を持ってコミュニケーションをとること」とアドバイスを送った。「ゲットダウン」はNetflixにて配信中。(text:cinemacafe.net)
2017年04月19日シャフリングベビーとは?出典 : シャフリングベビーとは、よつんばいのハイハイの代わりにお座りの姿勢で移動をする赤ちゃんのことです。シャフリングベビーの語源は「足を引きずって歩く」という意味の英語“shuffle”に由来しています。まずは動画でその動きをご覧ください。座ったままの姿勢で移動するというこのユニークな動きは、ハイハイの1種類で「いざりばい*注」「尻ばい」と呼ばれることもあります。シャフリングをする赤ちゃんを「シャッフラー」と呼ぶこともあります。赤ちゃんは生後半年~10ヶ月頃までにずりばい、腰すわり、ハイハイの順で移動手段を獲得するのが一般的ですが、シャフリングベビーはオーソドックスなハイハイをせず、お座り姿勢のハイハイを経てつかまり立ち、一人歩きへと進むことがほとんどだそうです。*「いざる」は現在では差別用語とされていますが、乳幼児の動作を表す言葉として慣習的に使われてきた背景を説明するため、本記事内では部分的に使用しました。参考リンク:一般社団法人 大阪小児医学会いざりっ子(シャフリングベビー)参考書籍:小西行郎/監修 『0~3才 心と脳をすくすく育てる本』(学研パブリッシング,2009)いわゆるよつんばいスタイルのハイハイをしないことに不安をもつ保護者は多いものですが、医学博士で日本子ども学会理事長でもある榊原洋一さんは、チャイルド・リサーチ・ネットのブログで以下のように解説しています。(イギリスの小児科医)ロブソンは、シャッフラーは多くの子どもと異なった筋道で運動発達を示す「正常な子ども」であると結論しています。なぜ、ハイハイをせずに、シャッフルするのかまだその理由は分かっていません。赤ちゃんはだれでもハイハイする、という常識が実はそうではなかったのですね。このように、シャフリングベビーは医学的には一般的ではないが珍しくはなく、個性的ではあるが異常ではない、と考えられています。シャフリングベビーの特徴は?出典 : シャフリングベビーには座った姿勢で移動をしたがる以外にも、以下のような特徴があるそうです。1. 首すわりから腰すわりまでの神経発達は定型的2. 寝返りを始める時期が遅い、もしくは寝返りをしない3. うつぶせの姿勢を嫌う4. 足を床につけるのを嫌がる5. 脇を支えて持ちあげても脚は伸ばさず、お座り姿勢のまま6. 一般的なハイハイはしないシャフリングは腰がすわってからつたい歩きを習得するまでの期間に発生します。シャフリングをしている期間は1~5ヶ月強と赤ちゃんごとに幅があり、短期間のシャフリングの後ハイハイに移行する赤ちゃんと、数ヶ月間のシャフリング後につかまり立ち、つたい歩きに移行する赤ちゃんがいるそうです。シャフリングベビーは歩き始めが生後1歳6~10ヶ月と遅めな傾向があるそうです。1980年代に福岡県で行われた地域調査では、シャフリングベビーの95%以上は2歳頃までには一人歩きを始め、その後の発達は定型発達児と変わらず、成長の遅れも認められないという結果が出たそうです。出典:1歳6カ月児健診におけるshuffling babyの疫学的調査P41より上記論文には夏生まれの赤ちゃんは、他の季節に比べてシャフリングベビーになる率がやや高いという調査結果も掲載されています。夏生まれの赤ちゃんは寝返りからハイハイの時期が冬になるため、厚着で運動遊びがしにくく、そのためシャフリングする赤ちゃんがやや多いのではないか、という推論に言及しています。また、座敷文化の日本より土足文化の欧米に若干シャフリングベビーが多いというデータもあることから、家屋環境の違いもシャフリングベビーの発生に関係があるのではないか、との推測はできるかもしれません。シャフリングベビーになる原因は?出典 : シャフリングベビーになる原因は現在の医学では解明されていませんが、先に紹介した地域調査と愛知県の乳幼児健診の追跡調査から、シャフリングべビーと診断された幼児には以下の所見があったそうです。・シャフリングベビーの親や兄弟姉妹のうち、40%にシャフリングをする/した人がいる・脚の動かし方、手の使い方のバリエーションが少ない・下半身の筋肉の張りが弱く、筋肉量も少なめ出典: あいち小児保健医療総合センター 乳幼児健診の実際P113より上記の所見があっても、ほとんどの赤ちゃんは2歳までに歩き始め、その後の発達は定型発達児と変わりなく成長していくのは前述の通りですが、シャフリングベビーの中には、ごくまれに発達障害や神経系の疾患がシャフリングの原因となっているケースがあります。定型発達のバリエーションとしてシャフリングする赤ちゃんと、障害や疾患を由来としてシャフリングをしている赤ちゃんを見分けるには、まず以下の4点にあてはまるかを観察する必要があります。(1)ミルクの飲みが悪い(2)泣き方が弱い(3)首のすわりが悪く抱っこするとぐらぐらする(4)手指の発達が遅いこれら4つの特徴は「低緊張」と呼ばれる状態の赤ちゃんに見られるものですが、低緊張のためシャフリングをしていると推測される赤ちゃんでも、ただちに疾患や障害があるという診断はできません。なぜなら低緊張の状態は、時間の経過や日々の運動遊びでも改善できることがあり、一過性の場合もあるからです。低緊張と見られる状態でシャフリングをする赤ちゃんは、さらに以下の3点についても注視していきます。・言葉の理解が遅い・手指の発達が遅い・表情の発達が乏しいこの中の1つ以上思い当たることがあれば、ダウン症候群、脳性麻痺(まひ)、自閉症スペクトラム障害などの発達障害や疾患に由来するシャフリングである可能性があります。この場合はまず冷静に専門家に相談し、診断や支援を求めることをおすすめします。受診のきっかけがつかめない場合は、予防接種や乳幼児健診の機会を利用して、まずは小児科医に相談してみてはいかがでしょうか?赤ちゃんの健全な成長を願う親心には不安がつきものですが、素人判断は赤ちゃんのためにはなりません。専門家に診てもらうことで疾患の可能性がないとわかれば安心できるし、仮に障害の可能性があった場合は、早期発見・早期治療につながります。低緊張状態は理学療法で改善する場合もあるので、そのための施設や専門家を紹介してもらえる機会も得られるはずです。専門家の手を借りることは、保護者として赤ちゃんのためにできることの一つなので、上手に利用できるとよいですね。シャフリングベビーの不安を相談するには?出典 : 乳幼児の発達は特に個人差が大きく、スピードも経過も十人十色とはいうものの、ユニークな赤ちゃんの育児に不安を感じるのは親心としては自然なことかもしれません。育児書の目安とは異なるシャフリングベビーとの暮らしに疑問や迷いが生じた時は、以下に紹介する相談窓口を利用してみてはいかがでしょうか?小児科小児科というと子どもの病気を診断、治療をするイメージを持つかもしれませんが、赤ちゃんの発達に関する悩みごとの相談にも乗ってくれます。子どもではなく赤ちゃんを専門とした機関の情報も持っているので、より詳しく赤ちゃんの状態を見てくれる専門機関につなげてもらえることもあります。地域子育て支援センター行政や自治体が主体となって運営している施設です。子育ての不安・悩みに対し専門的なアドバイスをしてくれる保健師が在籍または巡回しています。日時によっては乳幼児の発達相談を無料で行っています。定期的に地域の母子向けに子育てサロンを開催していたり、発達に合わせた無料セミナーを主催していたりすることもあるので、気軽に利用してみてください。児童相談所(こども相談所)育児の相談、健康の相談、発達の相談など、0~17歳の児童を対象としたさまざまな相談を受け付けています。必要に応じて発達検査を行う場合もあり、ほとんどの場合は無料で医師や保健師、臨床心理士などからの支援やアドバイスをもらうことができます。基本的に予約制なので、あらかじめお住まいの市町村のHPなどを見て、スケジュールを確認するようにしましょう。上で紹介した機関は、赤ちゃんの発達相談だけでなく育児全般に関わる情報に出会える場所でもあるので、上手に利用することで育児ストレスの発散にも役立つかもしれません。保健福祉センターこちらも、行政や自治体が主体となって運営している施設です。子育て支援センターは主に母子の悩みに対応してくれる施設ですが、保健福祉センターは地域に住むすべての人を対象としています。乳幼児だけでなく保護者の心身の健康相談にも対応してくれます。保健福祉センターを経由して、相談者ごとの悩みに合わせた診察機関や支援機関を教えてもらえる窓口です。もし住居の近くに上記のような機関があるかわからない、相談するタイミングがつかめないという時は、自治体主催の乳幼児健康診査(乳幼児健診)を利用しても、同様の相談ができます。乳幼児健診は厚生労働省で定める母子保健法に基づき各自治体が実施するものです。3ヶ月、6ヶ月、1歳半といった乳幼児の発達の節目に、出生届を出した自治体から受診票が送付され、指定された日時・場所で集団で受けるケースがほとんですが、事情があれば日付や受診場所の変更も相談にのってもらえます。乳幼児健診は赤ちゃんの発達状況を確認し、病気の早期発見や予防をするために行われます。小児科医師や保健士、栄養士など、様々な乳幼児保育のエキスパートが直接赤ちゃんを診察してくれるので、シャフリングだけでなく子育てのコツやなかなか話す機会がない保護者の心配ごとも相談できます。また、同じ月齢の赤ちゃんを育てるほかの保護者も来ているため、地域の子育て情報を交換する場としても便利なので、上手に活用してください。赤ちゃんにハイハイしてほしい・立ってほしい時の工夫は?出典 : シャフリングをする赤ちゃんの姿はユニークで愛らしいものですが、やはりハイハイする姿を見届けてみたい、つかまり立ちやつたい歩きを心待ちにしている、という方も少なくないと思います。そこで、この章ではハイハイやつかまり立ちを引き出す効果のある親子遊びの方法を3つずつご紹介します。出典 : ハイハイを促したい場合は、事前準備として平らなスペースを確保してください。赤ちゃんがハイハイしやすい環境を整え、ハイハイをする喜びを教えてあげることが初めの一歩です。床の上に細かい物が散らばっていたり不衛生な環境では、誤飲やケガの危険があります。布団の上は足をとられて動きにくいので、畳やクッションフロアのような適度な硬さがある床の上がおすすめです。・うつぶせ姿勢で遊ばせるうつぶせ姿勢を嫌うのはシャフリングベビーの特徴ですが、ハイハイを促すためにうつぶせの姿勢に慣れることは必須です。仰向けで寝転がった大人のお腹の上で赤ちゃんをうつぶせにすると、体が密着していて目が合うので赤ちゃんは安心し、少し長めにうつぶせをしてくれることが多いそうです。落ちないように配慮しながらバランスボールの上でうつぶせにさせてもよいでしょう。この姿勢は頭を支える肩や背中の筋力を鍛えるとともに、うつぶせで重心をとる感覚を強化していくことができます。大人がうつぶせの赤ちゃんを抱えあげて前後に揺らす、飛行機遊びのような動きも赤ちゃんは喜ぶでしょう。・赤ちゃんの背後や左右から呼びかけるシャフリングベビーは、お座り姿勢から別の姿勢になることを避ける傾向があります。正面からの呼び掛けには方向転換の必要がないため赤ちゃんはシャフリングで移動をしますが、背後や左右から呼び掛けた場合はすばやく方向転換をするために手を使う頻度が上がます。この過程で赤ちゃんは自然に重心を左右に傾ける感覚をつかんでいき、いつしかお座りからよつんばい、よつんばいからお座りになることに慣れていきます。・ハイハイを見せる、追いかけっこをする赤ちゃんは真似をすることが大好きなので、保護者や他の赤ちゃんのハイハイ姿をたくさん見せてあげることも刺激になります。シャフリングをする赤ちゃんをハイハイで追いかけたり、ハイハイしながら逃げるそぶりを見せる遊びにより、赤ちゃんが手と脚を連動して動かすことを視覚的に覚え、ハイハイする意欲を引き出せるかもしれません。熊や犬、猫など、四足歩行の動物の出てくる絵本や動画をいっしょに見て、真似をしてみるのもよいでしょう。出典 : 赤ちゃんの足腰の筋力アップとバランス感覚の強化につながる遊びを取り入れることで、つかまり立ちの意欲を引き出すことを狙います。シャフリングベビーは前述の通り下半身の筋力が未熟な傾向があるため、赤ちゃんが不機嫌になるようなら短時間で切り上げ、日や時間を改めて繰り返すことをおすすめします。時に、歩行器を使うご家庭でシャフリングベビーの足腰の発達を促したい場合には使い方を一度考え直してみてください。なぜなら、歩行器は上半身を支える力を補助する効果がある一方で、爪先だけの軽い蹴りでも移動ができてしまうからです。立つ/歩くということは、すなわち自分自身の力で体を支え、腰と足裏でバランスをとって移動できるようになることなので、補助器具を用いた練習はほどほどにしたほうがよいかもしれません。つかまり立ちを始めた頃の赤ちゃんは転びやすく、頭を打つような転び方をすることもあるので注意をしてください。下記の遊びを取り入れる時には、赤ちゃんの後ろにクッションを置くなどの工夫をし、転倒対策や頭の保護を忘れないようにしましょう。・足裏でキックお座り赤ちゃんの足の裏に手のひらや膝(ひざ)を合わせて軽く押します。力をかけることで、足の裏で体重を支える感覚を疑似体験させるとともに、筋肉の発達を促します。保護者の太ももや膝に腰をかけさせ、足裏をしっかり床につけた状態で、赤ちゃんの脇を支えて左右に一緒に揺れる運動おすすめです。・布団などをよじ登らせる少し高さのあるものを乗り越える遊びは、高い位置に手をついて立ち、手と足裏で体を支える練習になります。この遊びは視野が広げる経験が増えるため、立つ・歩く意欲を自然に引き出すことが期待できます。布団がなければ大人がうつぶせになった上を乗り越えさせたり、低めのテーブルを使ったりしてもよいでしょう。転落、転倒防止のため、最初は低い段差から挑戦しましょう。・家具越しに「いないいないばぁ」テーブルやソファ越しに赤ちゃんと「いないいないばぁ」をします。赤ちゃんの座高より高い位置から顔を出すと、赤ちゃんは保護者の顔をのぞきこもうとして手をつき、自然とお尻を浮かせる動作をします。赤ちゃんはこの動作で、腰から膝、足裏に重心を移動しつつバランスをとる感覚を覚えていくそうです。奥行きのあるテーブルの中央にお気に入りのオモチャを置いても同じ効果が狙えます。秋田県理学療法士会子供のリハビリテーション参考書籍:久保田競/著『能力と意欲を伸ばす積極育児法』(主婦の友社,2004)自分の体を自分の力だけで支え、動かす感覚は、歩き始めた後も様々な運動の発達に関係してきます。運動機能の基礎は歩き始めてから鍛えても遅くはありませんが、自力で移動できること自体が赤ちゃんと保護者の喜びや自信につながるのは、乳幼児期ならではの経験です。この時期だけの成長過程を楽しみつつ、その後につながる運動能力をつけてあげられるとよいですね。まとめ出典 : シャフリングベビーとは、お座り姿勢のまま移動する個性的な赤ちゃんの呼び方です。シャフリングベビーは歩き始めるのは遅めでも、その後の発達に問題はないという統計データがあるので、その赤ちゃんなりの運動発達の道筋として温かく見守ってあげてください。もしユニークな移動方法に不安を覚えた場合でも、シャフリングを卒業するためにできる工夫はいろいろあります。赤ちゃんの体の状態や生活環境を理解し、遊びの中でハイハイやつかまり立ちを促すことも工夫の一つですし、小児科医や地域子育てセンターに相談し、支援してもらうのも、保護者だからこそできることではないでしょうか?赤ちゃんはその子らしいペース、方法で必ず成長していくものです。保護者の前向きな言葉かけや笑顔も赤ちゃんのハイハイやつかまり立ちの意欲をひき出します。動作のバリエーションを数多く体験をさせてあげることがシャフリングの卒業につながることもあるようなので、シャフリングベビーの個性を楽しみながら、いろいろな運動遊びを試してみてくださいね。
2017年02月23日ずりばいとは?出典 : ずりばいとは、赤ちゃんの首すわりが安定して、うつぶせや寝返りに慣れたころに始まる移動のための動作です。このほふく前進のような動作が始まると、赤ちゃんは自分の意思で前後左右に自由に方向転換し、移動できるようになります。それまでパパママの抱っこに頼っていた赤ちゃんが自分の力で自由に動き始める姿は、成長を待ちわびるパパママにとっては大きな喜びですが、実はずりばいは赤ちゃんにとって絶対に必要な成長のステップではありません。まずは下の図で赤ちゃんの移動手段がどのように変化していくかを説明したのでご覧下さい。Upload By 発達障害のキホンなお、この記事内では手のひらを「手」、足の裏を「足」と表記し、「腕」は肩下から手首まで、「脚」は脚の付け根から足首までと定義します。1. 寝返り寝返りは首がすわりうつぶせの姿勢に慣れた赤ちゃんに見られる動作です。首すわり完了の目安は、うつぶせの姿勢で自分から首を持ち上げ、左右に動かせること。うつぶせの時期と重なるよう下半身の動きが活発になり、ふとしたきっかけて腰と脚の動きが連動すると、赤ちゃんは寝返りをします。横方向のみではありますが、赤ちゃんにとっては初めて自力で移動する体験です。寝返りをしない赤ちゃんもいますが、その後の育ちが遅れるような影響はないとされています。寝返りに不慣れなうちは仰向けからうつぶせになることができても、うつぶせから仰向けに戻ることができず、もがくこともあります。2. ずりばいお腹をつけたまま腕や脚の力で前後左右に方向転換し、進めるようになった状態が「ずりばい」です。赤ちゃんに動きたい気持ちがありうつぶせに慣れていれば、しっかり腰がすわる前でも始まる動きです。左右の腕の筋力発達が非対称だったり腕と脚の動きを連動させることに慣れていないうちは、後ろに下がったり同じ場所をぐるぐる回ったりすることもあります。ずりばいができるということは、赤ちゃん自身で平面を自由に移動できるようになったことを意味します。赤ちゃんの活動範囲が格段に広がるので、危険物を片づけるなどの安全対策をしておきましょう。ただし「ずりばい」はみんながするわけではなくこのステップをとばす赤ちゃんもいます。3. お座りお座りは移動を伴う動作ではありませんが、歩き始めるまでには欠かせないステップです。最初のうちは背中が丸まっていたり手で上半身を支えたりしますが、次第に支えなしで座れるようになります。この段階から手で上半身を支える動作を徐々に覚え、腰でバランスをとる感覚をつかんでいきます。誰かが支えなくても安定してお座りの姿勢をとれるようになって初めて、腰と下半身を使った移動が可能になるのです。4. ハイハイ両手で上半身を支え、ひざ立ちで腰とお尻を持ち上げられるようになったら、体の重心を移動する練習が始まります。重心をコントロールでき、両手脚を連動して動かせるようになると、いわゆるハイハイの完成です。中には、このステップをとばしてひとりで歩き始める赤ちゃんもいます。ハイハイが始まった後、赤ちゃんはヒザ立ちから足の裏で体重を支える動作を覚えていきます。足の裏でバランスをとる経験を積む過程では、足の裏と手の平をついた姿勢の「高ばい」というハイハイをする赤ちゃんもいます。5. 歩く赤ちゃんが足の裏で体重を支える感覚を覚えるにつれ、手は移動よりも「物をつかむ、つまむ」という動きに使われることが増えていきます。物をつかむことに慣れるに従い、つかまり立ち、つたい歩きが始まり、その後は一人立ち、一人歩きと、順番を前後したりとばしたりしながら二足歩行を体得していきます。参考書籍:細谷良太/監修 『はじめての育児』(学研パブリッシング,2013)参考書籍:小西行郎/監修 『0~3才 心と脳をすくすく育てる本』(学研パブリッシング,2009)ずりばいとハイハイの違いは?出典 : ずりばいとハイハイを厳密に区別する場合、ポイントになるのはお腹をつけたままかどうかです。脳から伸びる運動神経は、頭から首、腕や背中、腰、脚という順で上から下、中央から末端へと発達していきます。そのため、ずりばいは首がすわり、頭と肩から手指までの運動神経がつながれば可能になる動きですが、ハイハイはさらに腰がすわり、腰と脚を使って胴を支えられるようになって初めて可能になる動きです。また、ずりばいは機能的にまだ歩けない時期の赤ちゃんが試みる移動方法で、「移動したい」という意思が先行して体を動かす状態だといわれています。対してハイハイは移動だけでなく、体を自在に動かすこと自体にも喜びを感じている状態だといわれています。参考書籍:小西行郎/監修 『0~3才 心と脳をすくすく育てる本』(学研パブリッシング,2009)ずりばいもハイハイも赤ちゃんの移動手段の1つである点は同じですが、1章の図で説明した通り、赤ちゃんが生まれてから歩き出すまでの移動方法の完成形は二足歩行です。ずりばいでは主に腕と手を使って移動するため、ハイハイやつたい歩きに比べると手と腕の使い方のバリエーションは少なくなります。しかし、腰がすわって下半身でバランスを取りながら移動できるようになるにつれ、腕と手を移動に使う必要性は減っていきます。代わりに手は物をつかむ、つまむといった、道具を扱うための動きを習得する段階に入ります。手指の使い道が増えていく過程で、移動を担う体のパーツが下半身にシフトしていくのです。言いかえれば、ずりばい期は主に上半身の力、ハイハイ期は主に下半身の力で移動をしている状態だといえます。ずりばいはいつごろから始まるの?出典 : 第1章で紹介した赤ちゃんの移動方法の変化を、この章では「時期」という観点から説明していきます。厚生労働省が作成した母子健康手帳の省令様式には生後6~7ヶ月の発達チェックに「寝返りをしますか」、生後9~10ヶ月には「ハイハイをしますか」との問いがあります。ずりばいは寝返りとハイハイの間に出現する移動手段なので、目安は8ヶ月前後と考えられます。出典:厚生労働省、母子健康手帳の様式(省令様式部分)P19,22よりしかし、実際の赤ちゃんの発達は十人十色で個人差がとても大きいもの。ずりばいの始まりを待望するのは親心ですが、神経発達の時期や動きたいという意思は、赤ちゃん自身の個性や成長のスピードにあわせたタイミングで訪れるものです。赤ちゃんの移動方法のステップは、段階を進むと前の姿はあまり見せてくれなくなるものなので、ずりばいの前限定のもごもと動く姿を楽しむことも、赤ちゃんを育てる醍醐味かもしれませんね。それでもずりばいがいつ始まるかが気がかりで、「ずりばいをしないのではなく、もしかしたらできないのでは?」という不安がぬぐえない場合もあるかもしれません。そんな時は、日々の暮らしの中で今その赤ちゃんがどの発達段階なのかをしっかり観察することを意識してください。その赤ちゃんの「今」の状態を理解するには、生後何ヶ月という時期よりも、早産だった、成長曲線のカーブの上がり方がゆるやかだったなど、周産期から現在までにその赤ちゃんにどんな特徴があったかを見直すほうが、その後の見立てに役立ちます。これらの情報は、専門家に相談をする際にも必要で、赤ちゃんの成育歴や発達状況、暮らしぶりについての情報があればあるほど、ずりばい「しない」という現状にどのような理由、問題があるのかを見極める精度とスピードは上がるでしょう。巷で「子育てに正解はない」とよくいわれるように、乳幼児期の発達は、スピードも現れ方も千差万別です。多くの育児情報がある中で何を目安にすればよいかとまどうことも多いかもしれませんが、何よりも理解するべきは、いま目の前にいる赤ちゃんです。育児書通りには進まない赤ちゃんのずりばいも「その子らしさ」の表れだと考え、穏やかに笑顔で過ごせるとよいですね。ずりばいが赤ちゃんにもたらすものは?出典 : 次に、ずりばいをすることが赤ちゃんにとってどんな意味を持つかを解説していきます。1. 運動面上半身の筋肉を使った動きにより、腕の筋肉や体幹、握力などが鍛えられます。また、下半身を動かす練習の手始めにもなるので、ハイハイをスムーズにする準備にもなります。上半身を手で支えられる段階になると手指への刺激が増えるため、お座り以後の、物をつかむ、つまむといった手の繊細な運動と強弱を体験的につかみやすくなるともいわれています。2. 機能面ずりばいによる全身運動をくり返すことで、血流が増えて心肺機能が高まります。また、場所を移動することにより、嗅覚や聴覚、視覚などを司る脳への刺激量が増えます。それに伴い、多くの情報を処理することで脳が活発化します。上半身の動きに連動して下半身が動くことも、腰周辺から脚の筋肉を刺激し、スムーズなハイハイへの移行に役立ちます。3. 精神面まず、自らの意思で移動できるということ自体が赤ちゃんの喜びになるといわれています。行きたいところに行くことで好奇心を満たしたり、愛着のあるオモチャやパパママに近づけるという満足感が持てることで、情緒が安定する時間が増えていきます。社会的な体験が増え、コミュニケーションの意欲や自我を育むきっかけにもなります。4. 生活面ずりばいするようになると、それ以前より運動量も刺激量も増えるため、食欲や睡眠欲を感じることが多くなり、食事や睡眠の時間が規則的になっていきます。一人遊びをする時間が若干増えるので、パパママは直接赤ちゃんのお世話をする負担が軽くなり、その分お出かけや知育遊びに費やせる時間が増えるかもしれません。このように、赤ちゃんとってのずりばいは、大人にとっての運動や勉強のような、「しないよりはしたほうがいい」という位置づけになる動作です。パパママが赤ちゃんの成長段階に合わせて、適度に促してあげることを意識してみてはいかがでしょうか?参考書籍:榊原洋一、小西行郎、開一夫、小林美由紀/監修『赤ちゃんの「脳」がわかる育児BOOK』(成美堂出版,2009)参考リンク:日本赤ちゃん学会ブログCRN参考リンク:Conobie 「うちの子早くたっちしないかな‥」実は“ゆっくり”が育む発達もあるんです。ずりばいしない、ハイハイに進まない……。理由は?出典 : まずは、寝返りはできるのにずりばいしないという赤ちゃんには、どんな理由があるのか考えてみましょう。首がすわった直後の赤ちゃんにとっては、首で頭の重みを支えることは負荷が大きいものです。首だけでなく肩や背中に十分な筋力が備わらないうちに赤ちゃんをうつぶせにすると、頭を持ち上げた姿勢を維持できず、頬や顔面が床についてしまいます。うつぶせによる頭の重みや息苦しさを嫌う赤ちゃんもいるし、うつぶせが苦手なうちは窒息の危険性もあるので、目は絶対に離さないでください。苦しそうに泣く時は無理強いせず、短時間であお向けに戻してあげてください。次に、うつぶせは嫌がらないのにずりばいしない、首がすわっているのにハイハイに進まない、という赤ちゃんについて考えてみましょう。ずりばいは腰がしっかりすわっていなくても始まる動きですが、安定してすわっているほうがより楽にできるそうです。ずりばいからハイハイへの過渡期であれば、誰かの支えがなくても手を使わずにお座りの姿勢がとれ、ぐらぐらしないことを確かめましょう。ぐらぐらする間はハイハイ適齢期ではないので、腰がすわる時期まで見守りましょう。ハイハイは、手をつかずにお座りできるくらい腰が安定して初めて可能になります。ずりばいを嫌がらない赤ちゃんであれば、しっかり腰がすわるにつれ、お腹を持ち上げたよつんばいの体勢をとることが増えていくでしょう。よつんばいのままゆらゆらする姿勢には、重心をコントロールする練習の効果があります。その姿が見られたら、ハイハイはもうすぐです。上半身を肘や腕で支えて移動するずりばいには、首や肩だけでなく腹筋、背筋が必要です。腰すわり同様、ずりばいは下半身の筋力もあるほうがスムーズです。また、腰すわり後の赤ちゃんがハイハイをするにも、全身の適度な筋力発達は欠かせません。筋力は日々の暮らしの中で徐々についていきます。ずりばい前なら、うつぶせの赤ちゃんの背中をマッサージしたり、両腕を前に伸ばして上半身を支える姿勢を促してみたりしてください。この姿勢をとらせる時は肩関節を脱臼する可能性があるので、強く腕をひっぱらないようにご注意ください。赤ちゃんに無理のない範囲で姿勢を援助してあげましょう。背中を反らす姿勢は、赤ちゃんの腕力と背筋が鍛えらます。ハイハイ前で腰すわりが不安定な間は、お座りの赤ちゃんを両脇をしっかり支えて、ゆっくりと左右に傾ける動きを取り入れてみてください。赤ちゃんが背中と腰、お尻でバランスをとる練習になり、腰回りの筋肉を鍛えることもできます。ただしこちらもやりすぎは禁物。未熟な腰の神経や筋肉に負担をかけすぎないよう、赤ちゃんのご機嫌をみながらサポートしてあげてください。神経や筋力が十分に発達していても移動する意欲がないのかもしれません。体を動かしたい、気になるものがある、誰かのそばに行きたいといった気持ちが薄いうちは、自力で移動しようとは思わないものです。好奇心や探究心は心の成長に伴いある程度は自然に現れるものですが、心地よく五感が刺激される働きかけが多いほど意欲は旺盛になります。呼びかけに反応し、近づいてきたらほめてあげる、といった関わりを増やしていくことも、赤ちゃんのずりばいの意欲を促します。参考書籍:久保田競/著『能力と意欲を伸ばす積極育児法』(主婦の友社,2004)赤ちゃんにとっての移動手段はずりばいだけに限りません。移動をしたいだけならパパママに抱っこしてもらう、寝返りをするという方法もあります。赤ちゃんにとってその時にできるいちばん効率のよい移動方法がずりばいでないならば、ずりばいはしないということも十分に考えられます。その場合でもずりばいを促したいのであれば抱っこを控える、うつぶせの時に前後左右から呼ぶなど、各方向に興味を持たせ、自分で動くことの便利さを赤ちゃんに気づかせるような関わり方を増やしてあげましょう。ずりばいやハイハイをしやすい環境とは、安全に動き回れる平らなスペースが十分にある場所です。障害物を片づけること、適度な明るさと温度であること、動きやすい服装にすることも、できる範囲で調整してあげてください。うるさすぎたり不衛生な場所では、パパママもずりばいさせることに抵抗を感じると思います。赤ちゃんの目線で考えた時に不快なものは、取り除くほうがよいでしょう。股関節脱臼の可能性も考えられます。大腿骨の先端が骨盤におさまらず、外れていたり外れかけている状態です。「脚のつけねの皺の数が左右で明らかに違う」「左右の脚の長さが違う」「股関節が開きにくい/開きすぎる」「足を曲げた状態で股を広げるとポキポキ音がする」などの特徴がありますが、ハイハイ前後の時期の乳児の股関節脱臼は発見が難しく、専門家でも診断に時間がかかることもあるそうです。治療方法は確立されているので、まずは最寄りの小児科や整形外科に相談することをお勧めします。参考リンク:先天性股関節脱臼予防パンフレット - 日本小児整形外科学会まれに、聴覚や視覚が弱いケースが考えられます。これらの機能は1ヶ月と3~4ヶ月の乳幼児健診でもチェック項目に入っているので、ずりばいの時期に入る前に経過観察を指示されているなら、これも原因の1つでしょう。医師からの指摘がない場合でも、追視(対象物を目で追うしぐさ)が少ない、呼びかけに対する反応が薄いと感じることがあるなら、専門機関に相談し、医師の診断を必ず受けてください。以上の理由には当てはまらなくてもなお違和感がぬぐえない時は、低緊張である可能性も考えられます。低緊張とは、自分の体を支えるための筋肉の張りが弱い状態のことをいいます。低緊張の赤ちゃんは、体がふにゃふにゃとしていたりするという印象がもたれます。というのも、低緊張の赤ちゃんは体を支え動かすための筋肉の張りが弱く、思うように体の動きをコントロールすることができないためです。低緊張の赤ちゃんは、脳性麻痺(マヒ)、自閉症スペクトラム障害や、筋ジストロフィー、先天性ミオパチーなどの疾患を持っている可能性が出てきます。しかし、赤ちゃんがずりばいやハイハイをしないという点だけで発達障害や疾患があるという自己判断は禁物です。早合点は赤ちゃんのためにならないので、冷静に専門機関に相談し、診断や支援を受けてください。ずりばいもハイハイもしないまま立ってしまうのは問題?出典 : 結論からいうと、ずりばいやハイハイをしないまま一人歩きに移行することは問題はありません。乳児期後半に腰すわりを経て一人歩きへと進んだのであれば、その赤ちゃんにとってはずりばいやハイハイよりも歩くという動作が適していたということなのでしょう。時に、お座りが安定する時期になるまでずりばいをしなかった赤ちゃんの中には、座ったままの姿勢でお尻をズリズリとすりながら移動する赤ちゃんがいます。これは「シャフリング」といわれるユニークな移動手段です。シャフリングをする赤ちゃんには「うつぶせを嫌がる」「寝返りをしない、またはできるのにやらない」「脚を床につけるのを嫌がる」という傾向もあるそうです。そんな赤ちゃんをさらに観察すると、両脇を抱えて抱き上げた時でもひざを曲げたままという特徴もあるそうです。お座り以降の発達が遅れがちになることが多く、歩き始めるのも遅めな傾向ですが、知的な発達は正常だそうです。シャフリングを好む赤ちゃんの4割は、兄弟姉妹や両親のいずれかにシャフリングベビーがいる/いたという統計があります。出典: あいち小児保健医療総合センター 乳幼児健診の実際P113よりシャフリングを好む赤ちゃんはずりばいもハイハイもせずに立つステップに入ることがほとんどですが、歩き始めれば下肢全体の成長もほかの子に徐々に追いつき、その後は正常に発達していくと言われています。ただし、シャフリングをする赤ちゃんが以下の特徴も持っている場合には、神経の病気や発達障害が隠れている可能性があります。1. ミルクののみが悪く、泣き方も弱い2. 首すわりが不安定で抱っこするとぐらぐらする3. 表情の発達が乏しく、言葉の理解も遅い4. 手指の発達が遅いこのような場合は、前述したような疾患、発達障害の早期発見につなげられることもあるので、小児科医の診察を受け障害を心配していると相談してください。参考リンク: 大阪小児科医会 いざりっ子(シャフリングベビー)ずりばいやハイハイの不安を相談するには?出典 : これまでに何度か述べてきたように、赤ちゃんの発達は個人差が大きいため、ふとしたきっかけで急にずりばいを始めることは決して稀なことではありません。しかし、専門家に相談してみることで、療育の機会の提供や、思ってもみなかった子育て情報を得られることもあります。気になることがあるなら、以下の専門機関を訪れてみるとよいでしょう。小児科小児科というと子どもの病気を診断、治療をするイメージをもつかもしれませんが、赤ちゃんの発達に関する悩みごとの相談にも乗ってくれます。子どもではなく赤ちゃんを専門とした機関の情報も持っているので、より詳しく赤ちゃんの状態を見てくれる専門機関につなげてもらえる場合もあります。地域子育て支援センター行政や自治体が主体となって運営している施設です。子育ての不安・悩みに対し専門的なアドバイスをしてくれる保健師が在籍または巡回しています。日時によっては乳幼児の発達相談を無料で行っています。地域の母子向けに子育てサロンを開催や発達に合わせたセミナーを主催していることもあり、気軽に利用できます。児童相談所(こども相談所)育児の相談、健康の相談、発達の相談など、0~17歳の児童を対象としたさまざまな相談を受け付けています。必要に応じて発達検査を行う場合もあり、無料で医師や保健師、理学療法士などからの支援やアドバイスをもらうことができます。基本的に予約制なので、あらかじめお住まいの市町村のHPなどを見て、スケジュールを確認するようにしましょう。乳幼児健康診査乳幼児健康診査は乳児健診とも呼ばれ、母子保健法の定めにより各自治体が実施するものです。各市町村の保健センターなどで行い、赤ちゃんが順調に発達しているかどうかを確認し、病気の予防や早期発見をするための検査です。ずりばいのことだけでなく、パパママが普段の子育てで疑問に思っていることや、なかなか話す機会がない不安などを専門家に相談できる場でもあります。乳児健診は同じ月齢の赤ちゃんを育てるほかのパパママも来ており、育児の工夫や悩みを共有したり情報交換したりできる場としても利用できます。3ヶ月、6ヶ月、1歳半といった乳幼児の発達の節目に、出生届を出した自治体から受診票が送付され、指定された日時に集団で受けるケースがほとんですが、事情があれば日付の変更や受診場所の変更は相談にのってもらえるので、上手に活用しましょう。ずりばいをひきだす工夫出典 : ここまで述べてきたように、赤ちゃん自身の体の準備、動きたい気持ち、動きやすい環境が整うと赤ちゃんは「ずりばい適齢期」を迎えます。赤ちゃんはさまざまな動きのパターンを覚えるうちに、より効率的で環境にあった動作を学習していきます。ここでは、赤ちゃんのずりばいを促すための工夫をご提案したいと思います。出典 : うつぶせを嫌がる赤ちゃんには、仰向けで寝転がったパパママのお腹の上に赤ちゃんをうつ伏せで乗せてみてください。パパママと密着していて目が合うので、赤ちゃんは嫌がりにくいはずです。うつぶせにし声をかけつつ見つめると、赤ちゃんも目を合わせようとして少し長めにうつぶせを続けられるそうです。赤ちゃんと目が合う位置に入るのに、テーブルや高脚のベビーベッドを利用するのも便利です。その際は転落防止を忘れないでください。出典 : ずりばいがもう少しで始まりそう、という時期には目線の前方、少し上に興味を持たせるとよいでしょう。ベビージムなどのぶら下がるオモチャが便利です。背筋を鍛え、腕で体を支える筋力がつきます。音のするものや色鮮やかな物も赤ちゃんの興味をひくようです。ボールなどの不規則な動きをする物にもよく反応するので、オモチャ選びの参考にしてください。うまく前に進めない、後ろに下がってしまうという時は、足裏でければ前に進めるという感覚を体感させてあげましょう。壁に足の裏がつく位置でうつぶせにする、足の裏にパパママが手を添えてあげるなどが効果的です。その場で回転する場合は左右の腕の力と使い方が均等でないのかもしれません。回転方向の外側に意識を向けるような声かけ、働きかけをしてみてください。環境面では、第一に平らで安全なスペースを確保してください。柔らかすぎる床は上手に力を伝えにくいので、布団の上より畳やクッションフロアがおすすめです。衣類は上下が分かれたもののほうが動きやすいでしょう。暗い、寒い、うるさいなどで赤ちゃんが怖がって、動く意欲を持てない場合もあるかも知れないので、確認してみてください。赤ちゃんは真似が好きなので、パパママやほかの赤ちゃんがずりばいする姿を見せることが刺激になります。ここにあげた工夫に限らず、前向きな言葉かけやパパママの笑顔も赤ちゃんの動く意欲をひきだします。動作のバリエーションを数多く体験をさせてあげることもずりばいの上達を促します。パパママとの関わりのすべては赤ちゃんの健やかな成長の糧となるので、日々の暮らしの中で赤ちゃんのペースに気を配りながら、自力で移動する喜びを体験させてあげてくださいね。参考書籍:牧田栄子/著、今泉岳雄/監修『赤ちゃんのできること』(岩崎書店刊,2014)参考書籍:瀬戸口清文、藤原明美/著『0歳からのうんどうあそび絵本”わーい!”』(明治図書出版刊,2000)まとめ出典 : ずりばいは、自分の力で好きな方向に移動ができるという体験と喜びを赤ちゃんにもたらします。パパママを見上げながら体を懸命に動かす姿は何ともほほえましく、赤ちゃんの脳と体にも良い刺激が蓄えられてゆきます。ただし、繰り返しになりますが、ずりばいは寝返りから一人歩きに至る過程にある、期間限定の移動手段に過ぎません。ずりばいしないことをほかの赤ちゃんと比べたり焦ったりせず、その赤ちゃんのその時ならではの姿を見守ってあげてくださいね。
2017年02月03日ハイハイとは?出典 : ハイハイは、赤ちゃんの腰がすわり一人で歩き出すまでの間に、移動手段の一つとして出現するものです。ハイハイを心待ちにするパパママはとても多いと思いますが、実はハイハイは赤ちゃんにとって絶対に必要な成長ステップではありません。まずは下の図で赤ちゃんの移動手段がどのように変化していくかをご覧下さい。Upload By 発達障害のキホン1.寝返り寝返りは首がすわりうつぶせの姿勢に慣れた赤ちゃんに見られる動作です。首すわり完了の目安は、うつぶせの姿勢で自分から首を持ち上げ、左右に動かせること。うつぶせの時期と重なるよう下半身の動きが活発になり、ふとしたきっかけて腰と脚の動きが連動すると、赤ちゃんは寝返りをします。横方向のみではありますが、赤ちゃんにとっては初めて自力で移動する体験です。寝返りはしない赤ちゃんもいて、その後の育ちが遅れるような影響はないとされています。寝返りに不慣れなうちは仰向けからうつぶせになることができても、うつぶせから仰向けに戻ることができずもがくこともあります。2:ずりばいお腹をつけたまま腕や脚の力で前後左右に動けるようになった状態が「ずりばい」です。赤ちゃんに動きたい気持ちがありうつぶせに慣れていれば、腰がすわる前やハイハイに必要な筋力が十分でない時期でも始まる動きです。左右の腕の筋力発達が非対称だったり腕と脚の動きを連動させることに慣れていないうちは、後ろに下がったり同じ場所をぐるぐる回ったりすることもあります。ずりばいができるということは、自由に方向転換ができるようになったことを意味します。活動範囲の広がりに合わせて、危険物を片づけるなどの安全対策をしておきましょう。この「ずりばい」のステップはとばす赤ちゃんもいます。3.お座りお座りは移動を伴う動作ではありませんが、ハイハイには欠かせないステップです。お座りは腰のすわり具合を確かめるバロメーターであり、脳が発する電気信号が、神経細胞が発達に伴い延髄から脊椎を通って腰まで届くようになった証です。最初のうちは背中が丸まっていたり手で上半身を支えたりしますが、次第に支えなしで座れるようになります。この段階から手で上半身を支える動作を徐々に覚え、腰でバランスをとる感覚をつかんでいきます。パパママが支えなくても安定してお座りの姿勢をとれるようになって初めて、腰と下半身を使った移動が可能になるのです。4:ハイハイ両手で上半身を支え、ひざ立ちで腰とお尻を持ち上げられるようになったら、手脚でバランスをとり、重心を移動する練習が始まります。よつんばいの姿勢で体を前後にゆらす動きが続いたらハイハイが始まる日も近いでしょう。よつんばいの姿勢で重心をコントロールでき、両手脚を連動して動かせるようになると、いわゆるハイハイの完成です。ハイハイしはじめは動きもぎこちなく、方向転換も移動もおぼつかないでしょうが、上達するのに時間はかかるものです。温かく見守ってあげましょう。5.歩くハイハイが始まった後、赤ちゃんはヒザ立ちから足の裏で体重を支える動作を覚え、つかまり立ち、つたい歩き、一人立ち、一人歩きと、順番を前後したりとばしながら歩き方を体得していきます。足の裏でバランスをとる経験を積む過程では、足の裏と手の平をついた姿勢の「高ばい」というハイハイをする赤ちゃんもいます。立ち始めは、足の裏でバランスをとることが上手にできない少ないうちは赤ちゃんは転びやすいので、後頭部を強く打たないように見守ってあげてください。参考書籍:聖路加国際病院小児科総合医療センター長細谷良太先生/監修 『はじめての育児』(学研,2013)参考書籍:日本赤ちゃん学会理事長同志社大学赤ちゃん学千九センター長小児科医・医学博士小西行郎先生/監修 『0~3才 心と脳をすくすく育てる本』(学研,2009)ハイハイはいつ始まる?出典 : 次に、赤ちゃんの移動方法の変化を、この章では「時期」という観点から説明していきます。厚生労働省が作成した母子健康手帳の省令様式には生後9~10ヶ月の発達チェックに「ハイハイをしますか」の問いがあり、各自治体が運営する母子保健センターの乳児発達相談ガイドラインでも、ハイハイは生後9~10ヵ月の相談内容として紹介をされています。一般的に生後10ヵ月頃の赤ちゃんの発達段階の目安とされていることが多いようです。出典:厚生労働省、母子健康手帳の様式(省令様式部分)P22より参考リンク:長野県大町市母子保健事業のご案内このように、日本国内では生後9~10ヶ月の赤ちゃんが「ハイハイ適齢期」とされているようですが、乳幼児の発達について長年研究を重ねてきた米国の人間能力開発所の研究結果では、赤ちゃんがハイハイできるようになる時期には、生後3.5~14ヶ月の幅があると発表されています。出典:グレン・ドーマン、ダグラス・ドーマン、ブルース・ヘイギー共著 「赤ちゃんの運動能力をどう優秀にするか」(ドーマン研究所刊,2000) 前見返しよりこのように、乳幼児の発達は十人十色で個人差がとても大きいもの。ハイハイを心待ちにするパパママにとってハイハイしないことは大きな気がかりでしょうが、神経発達の時期や動きたいという意思は、赤ちゃん自身の個性にあわせたタイミングで訪れるものなのです。それでもいつハイハイが始まるかが気がかりで、しないのではなくもしかしたらできないのでは?という不安がぬぐえない場合は、日々の暮らしの中で今その赤ちゃんがどの発達段階なのかをしっかり観察することを意識するとよいでしょう。その赤ちゃんらしい発達を考えるなら「今生後何ヶ月」という時期よりも、早産だった、成長曲線のカーブの上がり方がゆるやかだったなど、周産期から現在までにその赤ちゃんにどんな特徴があったか理解することも、ハイハイに至るまでの見通しをつけるのに役立ちます。このような情報は、専門家に相談をする際にも必要とされます。赤ちゃんの成育歴や発達状況、暮らしぶりについての情報があればあるほど、ハイハイ「しない」という現状にどのような理由、問題があるのかを見極める際に役に立ちます。巷で「子育てに正解はない」とよくいわれるように、乳幼児期の発達は、スピードも現れ方も特に千差万別です。多くの育児情報がある中で、何を目安にすればよいかとまどうことも多いかもしれませんが、何よりも理解するべきは今目の前にいる赤ちゃんです。育児書通りには進まない赤ちゃんのハイハイも「その子らしさ」の表れだと考え、穏やかに笑顔で過ごせるとよいですね。ハイハイが赤ちゃんにもたらすものは?出典 : ハイハイが赤ちゃんの発達にもたらす影響にはよいものが多々あります。以下ではその影響を、運動面、機能面、精神面、生活面の4つに分けて解説します。1.運動面全身の筋肉を使った動きにより、手足の筋肉や体幹、握力などが鍛えられます。また、体の2ヶ所以上のパーツを連動して動かす「協応動作」の練習にもなり、一人歩きに移行した以後にもスムーズな動作を可能にするための運動神経が磨かれます。手足への刺激が多いほど、握力は鍛えられ、物をつまんだり、足のふんばりでバランスをとることが上達していきます。2.機能面ハイハイによる全身運動をくり返すことで、血流が増えて心肺機能が高まります。また、場所を移動することにより、嗅覚や聴覚、視覚などを司る脳への刺激量が増えます。それに伴い、多くの情報を処理することで脳が活発化します。自分の体重を支える体勢が骨や関節への負荷となり、骨格の発達を促します。3.精神面まず、自らの意思で移動できるということ自体が赤ちゃんの喜びになるといわれています。行きたいところに行くことで好奇心を満たしたり、愛着のあるオモチャやパパママに近づけるという満足感が持てることで、情緒が安定する時間が増えていきます。社会的な体験が増え、コミュニケーションの意欲や自我を育むきっかけにもなります。4.生活面お座り時期までの生活に比べ運動量も刺激量も増えるため、食欲や睡眠欲を感じることが多くなり、食事や睡眠の時間が規則的になっていきます。パパママにとっては生活サイクルを整えやすくなるため、外出がしやすくなり、家族以外の人との交流が増やせるきっかけになるかも知れません。このように、赤ちゃんとってのハイハイは、大人にとっての運動や勉強のような、「しないよりはしたほうがいい」という位置づけになる動作です。パパママが赤ちゃんの成長段階に合わせて、適度に促してあげることを意識してみてはいかがでしょうか?参考書籍:榊原洋一、小西行郎、開一夫、小林美由紀/監修『赤ちゃんの「脳」がわかる育児BOOK』(成美堂出版,2009)参考リンク:日本赤ちゃん学会ブログCRN参考リンク:Conobie 「ハイハイをしてないと転ぶ子になる?」ハイハイしない……。その理由と対処法は?出典 : 章で紹介したように、いわゆるハイハイは「腰すわり」という条件をクリアしないうちにはできない動作です。しかし、お座りはできるのにハイハイしない、という赤ちゃんには、どんな理由があるのでしょうか?ここでは考えられる理由と、それぞれの支え方を7つ挙げてみます。赤ちゃんをよく観察し、どの点がポイントなのかを推理し、見通しや支援方法を考える参考にしてみてください。腰すわりが安定しているかどうか、「親が支えなくてもお座りの姿勢を保てること」と、「両手が自由に使えること」をチェックしてください。腰すわりが安定していないうちは、赤ちゃんにお座りの姿勢をさせ過ぎないように注意してください。赤ちゃんが不機嫌になるようならすぐ止めましょう。無理をさせると腰の神経を傷める危険性もあるので、その赤ちゃんにあった発達を見守りましょう。体を両手脚で支える筋肉のほかに、腹筋、背筋、腰やお尻の筋肉がじゅうぶんに発達していないうちは、よつんばいの姿勢を維持できません。筋力に対して体重が重い場合もあります。筋力は日々の暮らしの中で徐々についていくものです。寝かせた赤ちゃんの手や足に手を添え軽く押す、うつぶせの時に音のするオモチャを高めの位置で鳴らし赤ちゃんの気をひくなど、各部位の筋肉に適度な負荷が加わるようなあやし方を工夫してみるのもよいでしょう。神経や筋力が十分に発達していても移動する意欲がないのかもしれません。体を動かしたい、気になるものがある、誰かのそばに行きたいといった気持ちが薄いうちは、自力で移動しようとは思わないものです。好奇心や探究心は心の成長に伴いある程度は自然に現れるものですが、心地よく五感が刺激される働きかけが多いほど意欲は旺盛になります。ボールなどの不規則に動くオモチャを与えたり、呼びかけに反応し近づいてきたらほめてあげる、といった関わりを増やしていくことも、赤ちゃんのハイハイの意欲を促します。参考書籍:久保田競/著『能力と意欲を伸ばす積極育児法』(主婦の友社,2004) 赤ちゃんにとっての移動手段はハイハイだけに限りません。移動をしたいだけならパパママに抱っこしてもらう、歩行器に乗る、つたい歩きするなど、様々な方法があります。赤ちゃんにとって一番効率のよい移動方法がハイハイでないからハイハイをしない、ということも十分に考えられます。その場合でもハイハイを促したいのであれば、抱っこや歩行器の使用を控えたり、模様替えをしてつたい歩きでは移動できないスペースを確保することも検討してみてください。ハイハイしやすい環境とは、安全に動き回れる平らなスペースが十分にあることが重要です。障害物を片づけたり、適度な明るさと温度であること、見てみたい、触ってみたいという意欲を引き出すようなアイテムを用意することも、パパママにできる工夫といえます。動きやすい服装であるかもチェックしてみてください。ハイハイには上下が分かれた服のほうが適しています。赤ちゃんが楽に動き回るれ、動くこと自体を楽しめるようなお部屋作りを意識してみてください。まれに股関節脱臼が考えられます。大腿骨の先端が骨盤におさまらず、外れていたり外れかけている状態です。「脚のつけねの皺の数が左右で明らかに違う」「左右の脚の長さが違う」「股関節が開きにくい/開きすぎる」「足を曲げた状態で股を広げるとポキポキ音がする」などの特徴がありますが、ハイハイ前後の時期の乳児の股関節脱臼は発見が難しく、専門家でも診断に時間がかかることもあるそうです。治療方法は確立されているので、まずは最寄りの小児科や整形外科に相談することをお勧めします。参考リンク:先天性股関節脱臼予防パンフレット - 日本小児整形外科学会まれに、聴覚や視覚が弱いケースが考えられます。これらの機能は1ヶ月と3~4ヶ月の乳児健診でもチェック項目に入っているので、ハイハイの時期に入る前に経過観察を指示されているなら、これも原因でしょう。医師からの指摘がない場合でも、追視(対象物を目で追うしぐさ)が少ない、呼びかけに対する反応が薄いと感じることがある場合は、専門機関に相談し、医師の診断を必ず受けてください。以上の7つに当てはまらないけれども、それでもなお違和感がぬぐえない場合は、低緊張の状態かもしれません。低緊張とは、自分の体を支えるための筋肉の張りが弱い状態のことをいいます。低緊張の子どもは、姿勢がよくなかったり、体がふにゃふにゃとしていたりするという印象がもたれます。というのも、低緊張の子どもは体を支えるための筋肉の張りが弱く、思うように体の動きをコントロールすることができないためです。低緊張の赤ちゃんは、脳性麻痺(マヒ)、自閉症スペクトラム障害や、筋ジストロフィー、先天性ミオパチーなどの疾患を持っている可能性も出てきます。しかし、赤ちゃんがハイハイをしないという点だけで障害や疾患があるという自己判断は禁物です。早合点は赤ちゃんのためにならないので、冷静に専門機関に相談し、診断や支援を受けてください。ハイハイしないまま立ってしまうのは問題?出典 : 結論からいうと、ハイハイをしないまま一人歩きに移行することは問題はありません。乳児期後半に腰すわりを経て一人歩きへと進んだのであれば、その赤ちゃんにとってはハイハイよりも歩くという動作が適していたということなのでしょう。時に、乳児期後半になってもハイハイをしない赤ちゃんの中で、座ったままの姿勢でお尻をズリズリとすりながら移動する赤ちゃんがいます。これは「シャフリング」といわれるユニークな移動手段です。シャフリングをする赤ちゃんには、次のような傾向があるといわれています。・うつぶせの姿勢をいやがる・寝返りがゆっくり、もしくは寝返りをしようとしない・脚を床につけるのを嫌がるこれらの傾向がある赤ちゃんをさらに観察すると、両脇を抱えて抱き上げた時やその後に、床に降ろそうとしても下肢を曲げたままで足を伸ばそうとしないといった特徴もあるそうです。そしてお座り以降の発達が遅れがちになることが多く、歩き始めるのも遅めな傾向です。知能は定型発達と差がないことも特徴です。シャフリングを好む赤ちゃんのうち、4割は兄弟姉妹や両親のいずれかにシャフリングベビーがいる/いたという統計があります。出典: あいち小児保健医療総合センター 乳幼児健診の実際P113よりこの「シャフリング」という移動方法を好む赤ちゃんは、よつんばい姿勢のハイハイはせずに立つステップに入ることがほとんどですが、歩き始めれば下肢全体の成長も他の子に徐々に追いつき、その後は正常に発達していくと言われています。ただし、シャフリングベビーと思える赤ちゃんで、以下の特徴も併せ持っている場合には、神経の病気や発達障害が隠れている可能性があります。1.ミルクののみが悪く、泣き方も弱い2.首のすわりが悪く抱っこするとぐらぐらする3.表情の発達が乏しく、言葉の理解も遅い4.手指の発達が遅いこれらの特徴がみられる場合は、前述したような疾患、発達障害の早期発見につなげられることもあるので、小児科医の診察を受け相談してください。参考リンク: 大阪小児科医会 いざりっ子(シャフリングベビー)ハイハイの不安を相談するには?出典 : これまでに何度か述べてきたように、赤ちゃんの発達は個人差が大きいため、ふとしたきっかけで急にハイハイを始めることは決して稀なことではありません。しかし、専門家に相談してみることで、療育の機会の提供や、思ってもみなかった子育て情報を得られることもあります。気になることがあるなら、以下の専門機関を訪れてみるとよいでしょう。小児科小児科というとでは子どもの病気を診断、治療をするイメージをもつかもしれませんが、赤ちゃんの発達に関する悩みごとの相談にも乗ってくれます。子どもではなく赤ちゃんを専門とした機関の情報も持っているので、より詳しく赤ちゃんの状態を見てくれる専門機関につなげてもらえる場合もあります。地域子育て支援センター行政や自治体が実施主体となって行っている事業です。子育ての不安・悩みに対し専門的なアドバイスをしてくれる保健師が在籍または巡回しています。日時によっては乳幼児の発達相談を無料で行っています。地域の母子向けに子育てサロンを開催したり、発達に合わせたセミナーを主催していることもあり、気軽に利用できます。児童相談所(こども相談所)0~17歳の児童を対象として、育児の相談、健康の相談、発達の相談など、さまざまな相談を受け付けています。必要に応じて発達検査を行う場合もあり、無料で医師や保健師、理学療法士などから支援やアドバイスをもらうことができます。基本的に予約制なので、あらかじめお住まいの市町村のHPなどを見て確認するようにしましょう。乳幼児健康診査乳幼児健康診査は乳児健診とも呼ばれ、母子保健法の定めにより各自治体が実施しするものです。各市町村の保健センターなどで行う、赤ちゃんの病気の早期発見と予防、そして順調に発達しているかどうかを確認するための検査です。ハイハイのことだけでなく、パパママが普段の子育てで疑問に思っていることや、なかなか話す機会がない不安などを専門家に相談できる場でもあります。乳児健診は同じ月齢期の赤ちゃんを育てるほかのパパママも来ており、育児の工夫や悩みを共有したり情報交換できる場としても利用できます。3ヶ月、6ヶ月、1歳半といった乳幼児の発達の節目に、出生届を出した自治体から受診票が送付され、指定された日時に集団で受けるケースがほとんです。事情があれば日付の変更や受診場所の変更は相談にのってもらえるので、上手に活用しましょう。ハイハイをひきだす工夫出典 : ここまで述べてきたように、赤ちゃん自身の体の準備、動きたい気持ち、動きやすい環境が整うと赤ちゃんは「ハイハイ適齢期」を迎えます。赤ちゃんは様々な動きのパターンを覚えるうちに、より効率的で環境にあった動作を学習していきます。ここでは、赤ちゃんのハイハイを促すための工夫をご提案したいと思います。出典 : 首すわりが安定していて、腰もほぼすわっているようでしたら、パパママが立てヒザをして赤ちゃんを乗せ脇を軽く支えてあげると、自分で重心をとる練習になります。お腹だけを支えて抱き上げたり、寝そべってパパママの脚でお腹を支えることで、飛行機のような姿勢をとる遊びをしてあげるのもよいでしょう。出典 : ずりばいの時期は、目線の前方、少し上に興味を持たせるとよいでしょう。ベビージムなどのぶら下がるオモチャが便利です。背筋を鍛え、腕で体を支える筋力がつきます。音のするものや色鮮やかな物も赤ちゃんの興味をひくようです。ボールなどの不規則な動きをする物にもよく反応するので、オモチャ選びの参考にしてください。うまく前に進めない時は、脚で地面を押す動きを練習させてあげましょう。後ろ下がってしまう時は壁に足の裏がつく位置でうつぶせにしたり、足の裏にパパママが手を添えてあげる練習が効果的です。その場で回転する動きは、左右の腕の使い方が均等になる動きを工夫してみましょう。しっかりお座りができ両手が上手に使える時期に入ったら、手を伸ばせば届く位置から少しだけ離れた場所にオモチャを置いてみましょう。手をつく動作を自然に引き出せます。少しずつ距離を離していけば、手を前に出す動きにつなげられます。この方法は、うさぎのように両手足を順番に動かすハイハイをする赤ちゃんにも有効です。左右を交互に動かすことがその赤ちゃんにとって合理的であれば、次第に交互に動かすハイハイをする率が上がっていきます。出典 : 腰がうまく持ち上がらない場合は、小さな段差を利用すると腰と脚で体を支える感覚を身につけられます。カーペットと床くらいの小さな段差から始め、パパママの膝に上らせる、座布団を乗り越えさせるなどで工夫してみてください。ただし、頭から転ぶ危険があるので段差は高すぎないように気をつけてください。環境面では、第一に平らで安全なスペースを確保してください。柔らかすぎる床は上手に力を伝えにくいので、布団の上より畳やクッションフロアがおすすめです。衣類は上下が分かれたもののほうが動きやすいでしょう。歩行器や赤ちゃんチェアを使う時間を減らし、自発的に動くことを見守ることも効果的です。暗い、寒い、うるさいなどで赤ちゃんが動く意欲を持てない場合もあるかも知れないので、一度チェックしてみてください。赤ちゃんはマネが好きなので、パパママや他の赤ちゃんがハイハイする姿を見せることも刺激になります。ここにあげた工夫に限らず、動作のバリエーションをいくつも体験させてあげることがハイハイの上達を促します。パパママとの関わりのすべては赤ちゃんの健やかな成長の糧となるので、日々の暮らしの中で赤ちゃんのペースに気を配りながら、体を動かす喜びを体験させてあげてくださいね。参考書籍:牧田栄子/著、今泉岳雄/監修『赤ちゃんのできること』(岩崎書店刊,2014)参考書籍:瀬戸口清文、藤原明美/著『0歳からのうんどうあそび絵本”わーい!”』(明治図書出版刊,2000)まとめ出典 : ハイハイは、自分の力で移動ができるという大きな喜びを赤ちゃんにもたらし、心身と脳に適度な刺激を与えてくれます。ハイハイに必要な準備が整えば、赤ちゃんは自らいろいろなサインを出してくれるはずです。ただし、繰り返しになりますが、ハイハイはお座りから一人歩きに至る過程での、期間限定の移動手段に過ぎません。ハイハイしないことを他の赤ちゃんと比べたり焦ったりせず、その赤ちゃんのその時ならではの姿を見守ってあげてください。
2017年01月31日ランニングを朝の習慣にしているtwitter創業者のジャック・ドーシーなど、ビジネスで成果を上げている人の中にはランニングを習慣にしている人が多いようです。皇居のランニングコースを走るランナーの54%が年収700万円以上という調査結果もあり、仕事でのパフォーマンスアップに影響するランニングの効果についても注目されるようになっています。ランニングはどんな点で仕事での成果を上げるのに役立つのでしょうか。ストレスが軽減され前向きな気分になる有酸素運動はストレスを緩和させる効果があることがわかっています。ランニングをすると多幸感をもたらすβエンドルフィンや、「幸せホルモン」と呼ばれ心を安定させる効果があるというセロトニンという脳内物質が脳内に分泌されます。これらの物質はリズム運動により分泌が促され、ストレス耐性を高めてくれるそうです。経団連初の女性役員である吉田晴乃さんは週末には40キロのランニングを習慣にしているそう。吉田さんが走る理由は、「脳死したいから」。会社を出ても家に帰っても四六時中仕事のことが頭から離れなかった吉田さんですが、走ることで仕事のことを考えない時間を作り出したそうです。自分なりのストレス解消方法があり、うまく気分の切り替えができるというのもビジネスパーソンに求められる資質ではないでしょうか。発想力がアップする京都大学の久保田競教授によると、ランニングをしているときには判断力や決断力、思考、学習能力などを司る前頭前野が活性化され、発想力が高まると考えられているそうです。TSUTAYAの経営などを手がけるカルチュア・コンビニエンス・クラブ株式会社社長の増田宗昭さんは、渋谷のオフィスから二子玉の蔦屋家電までお店のことなどをイメージしながらランニングするそう。走りながらだとアイデアがどんどん湧いてくるそうです。自分に自信がつくランニングは自己肯定感やセルフイメージのアップにも効果的です。走った後の達成感やランニングを習慣にして継続できているという感覚は、自信につながっていきます。「CYCLE」のインタビューによると、ベネッセホールディングス会長兼社長である原田泳幸さんは毎朝の運動が習慣で、週2日はスイミング、残りの5日は10キロのランニングを欠かさないそうです。また64歳で始めたトライアスロンでは、それを乗り越えたときの達成感や充実感が経営者にとって必要な集中力や持続力にもつながると「日経Goody」で語っています。私も走っていると嫌なことをすっかり忘れているという経験があります。ランニングは気分がすっきりして前向きな気分になるので健康面だけでなく精神的な面でも効果が期待できると思います。お金もかからないし、すぐに始めることができ、ダイエットや美肌効果など女性にとっては嬉しい効果も。何か運動を始めたいと思っている人は、仕事にもいい効果が期待できるランニングを始めてみてはいかがでしょうか?【参考】『ランナーズ2010年9月号』ランナーズ、からだカルテ、ログミー、日経ビジネスオンライン
2016年12月29日わが子の可能性をできるだけ広げてあげたいと思うのが、親心。「でも、わたしも算数は苦手だったし、うちの子にもあんまり期待できないわ……」なんて、最初からあきらめてしまっているママはいませんか?それは大きな勘違い。子どもが暗算や計算を上手に早くできるかどうかは、先天的なものとはまったく関連がないことが最新の脳科学研究で明らかになっています。それどころか、小さいころから「数」を意識した生活を送ることで、子どもの社会性や思いやりといった情緒面の発達も促すことができるというのです。『小学校前にみるみる算数力がつく15の習慣』(久保田カヨ子・久保田競共著、ダイヤモンド社)から、算数力が子どもの発達によい影響を与える理由、そして算数力を伸ばすトレーニング4つをチェックしてみましょう!■数字を教材にすることで「脳」が育つ本書は、脳科学に基づいた独自の育児法が人気の“カヨ子ばあちゃん”こと久保田カヨ子さん、夫で脳科学の権威・久保田競さんの共著。数の概念を扱う力=算数力が脳に与える影響が、最新の脳科学研究に基づいて解説されています。「数字」を扱うことで鍛えられるのは、脳の前頭前野と呼ばれる部分。しかし本書によれば、この前頭前野がよく働くことのメリットは、単に「計算ができるようになる」「算数の成績がよくなる」ことだけにとどまりません。社会性をもったひとりの人間としてバランスよく成長するために、おおいに役立つことがたくさんあるのです。■前頭前野を鍛えてバランスよい人間に前頭前野の働きには、具体的にどんなものがあるのでしょうか。たとえばなにかの作業をする際に、その方法や時間配分を考え、ダンドリよくする能力。おおまかな塊からおよその量の見当をつける「概算」も前頭前野の領域です。寿司職人が手の感覚で正確にシャリの量をつかみ取ることができるのは、この働きによるもの。子ども同士の場面でも、たとえばおやつをみんなで分けるときなどに活きてきます。さらに、美しいものを見て感動する感性が育ちます。脳科学の実験では、優れた数学者が数式や数の配列を見て美しいと感じているとき、前頭前野の前の内側部分が働いていることが判明しました。そして、これは普通の人が美しい芸術作品を見たり、美人の顔を見たりした時に働く場所だったのです。前頭前野がよく働くと社会性が生まれ、人づきあいがうまくなります。相手の気持ちもわかるようになり、情緒や思いやりも生まれます。ひいては就職や結婚もうまくいったり、健康で長生きする傾向もあったりすることが、最新の脳科学研究で裏づけられています。■算数力アップする4つのトレーニングこのように、「算数力」のアップはひいては人間としての成長も大きく促してくれます。本書で紹介する「算数力アップのトレーニング」のなかから、1~3歳ごろから取り入れられる4つのエッセンスを抜き出してみましょう。(1)できるだけ両手を使う手先を使うことは、脳の発達に大きな影響を与えます。1~3歳頃は、利き手を意識せず両手両足を同じように動かすことが重要。両手が十分に使えるようになったあとで、おのずと「使いやすい手」が決まってきます。使いやすい手が決まっている場合も、反対の手をしっかりと使うよう意識してあげましょう。(2)「時計の針」を意識した言葉がけ幼児には、目で見た情報が伝わりやすいもの。リビングなどにアナログ時計を置き、「針がここまできたら、お片付けね」などと語りかけて時間感覚を身につけさせましょう。「もう3時だから、おやつね」「2時から1時間も寝ていたね」など、数字を入れて言葉をかけてあげると、さらに効果的です。(3)「タイマー遊び」で時間感覚を磨く秒針のあるアナログ時計を使い、1分間「アーーー」と声を出し続ける遊びです。日常にあるもっとも身近な数字は「時間」です。1分の長さを体感することで、時間というもの自体の意味をつかむ手助けになります。息が続かなくても大丈夫。「ちょっとお休みして、また声を出してね」と声がけし、親子で楽しく声出し遊びをしてみましょう。(4)ひとケタのたし算・ひき算の「お経式暗算法」ひとケタ同士、答えもひとケタのたし算、ひき算をお経のように唱えるトレーニング。暗算をくりかえすと、神経細胞のつながり(シナプス)ができて関連細胞の数も増え、前頭前野がよく働きます。本書には、おふろに貼ってたのしめる「お経式暗算法」ミラクルシートがついていて、すぐに取り入れることができるのも、うれしいですね。*脳のトレーニングは早いほどいい、ということも、脳の研究から明らかになっています。脳は外からのはたらきかけによって刺激を受け、神経細胞の間にシナプスというつながりができていきます。この刺激への反応がもっとも活発になるのが1~3歳ごろなのです。本書には、すぐに取り入れられる「算数力アップ」の習慣が数多く登場します。すべて著者ご夫婦、競さんの視点から見た脳科学的根拠と、カヨ子ばあちゃんの子育て経験、育児メソッドに裏付けられたもの。わが子の可能性を大きく広げてあげるためにも、手に取ってみたい1冊です。(文/よりみちこ) 【参考】※久保田カヨ子・久保田競(2016)『小学校前にみるみる算数力がつく15の習慣』ダイヤモンド社
2016年08月27日『赤ちゃん教育――頭のいい子は歩くまでに決まる』(久保田競、久保田カヨ子著、ダイヤモンド社)は、脳科学の権威である久保田競さんと、“久保田式育児法(クボタメソッド)”を確立したことでも知られる久保田カヨ子さんによる育児バイブル。もともとは1983年にベストセラーとなったもの。一時期はアマゾンのマーケットプレイスで1万円以上の値がついたという名著を復活させたものです。また久保田カヨ子さんは、2009年に放映された『中居正広の金曜日のスマたちへ』(TBS系)や『エチカの星』(フジテレビ系)で「脳科学おばあちゃん」として取り上げられたので、ご存知の方もいらっしゃるかもしれません。いわば、その原点というべきが本書だというわけです。対象にしているのは、0歳から1歳。激しく成長・発達する赤ちゃんに、脳の発達の時期に応じて「なにを与え、なにをさせればよいか」を、脳研究の専門家ならではの知識、そして実際に子育てをした経験をもとに書かれたものだそうです。育児に役立つ実践的な内容が魅力的ですが、きょうはそのなかから、数字に関係する記述をご紹介したいと思います。■赤ちゃんは育て方ひとつで変わるお父さん、お母さんから受け継いだ遺伝的なものを持っているとはいえ、人間の赤ちゃんは自分ひとりでは生きていけない「たよりない生きもの」。いうまでもなく、他の四足動物のように、生まれたその日から歩いたり、走ったりはできないわけです。しかし、どの赤ちゃんも呼吸して、「泣く子こと」と「吸うこと」はできます。個人によって、働きの差もそれほどありません。でも、外からいろいろな刺激を与えて育てていくことで、いろんな働きをおぼえます。その結果、生後6ヶ月もすると頭の働きには個人差が出てくることに。つまり、頭の働きのよい子に育てるのも、働きの悪い子に育てるのも、育て方次第。こうして、からだの成長と頭の働きの発達も、性格、考え方、知能も違ってくるというわけです。■「三つ子の魂百まで」の本当の意味「三つ子の魂百まで」という格言をご存知だと思います。人間としての頭の働きの基本が3歳ごろまでにほぼできあがってしまい、それがいつまでも残ると、昔の人は考えたということ。しかし、「たしかに、そのとおりなのです」と認めたうえで、著者は次のようにつけ加えてもいます。「ことばがしゃべれるようになり、他人とつきあえるようになって、人間の頭の働きの基本がほぼ決まってしまう、2~3歳のころに教育すればよいということではない」ということ。2~3歳ごろに十分教育できるよう、その前、具体的には「歩きはじめるころまでに教育しておかないといけない」ということなのだそうです。この時期の赤ちゃんの反応は限られていますし、与える刺激も単純。そのぶん苦労は少ないものの、手抜きをすると、よい結果は得られないと著者は断言します。そこでお母さんは、自信を持って育児にあたることが大切だという考え方。*医学的根拠と実体験がミックスされているだけに、とても応用しやすい内容だと思います。赤ちゃんがいる方は、ぜひ手にとってみてください。(文/印南敦史)【参考】※久保田競、久保田カヨ子(2015)『赤ちゃん教育――頭のいい子は歩くまでに決まる』ダイヤモンド社
2015年10月13日6月20日に公開される特撮映画『KIRI -「職業・殺し屋。」外伝-』の完成披露舞台あいさつが9日、池袋・HUMAXシネマズで行われ、釈由美子、久保田悠来、文音が登壇した。『KIRI -「職業・殺し屋。」外伝-』は、漫画誌『ヤングアニマル』(白泉社)で連載中の西川秀明による漫画『職業・殺し屋。』を原案とする特撮映画で、メガホンをとるのは、国内外の特撮・アクション映画界で絶大な支持を誇る坂本浩一監督。古武道の黒帯を持つ釈由美子が主人公・キリとして、『修羅雪姫』以来14年ぶりに本格アクションに挑戦している。キリと対峙する殺し屋役リョウ役は、『仮面ライダー鎧武』の呉島貴虎/仮面ライダー斬月役も記憶に新しい久保田悠来が担当。キリの妹分・ルイを演じる文音は本作が本格アクション映画デビューだが、母親である元祖アクションヒロイン・志穂美悦子の血を受け継ぐ注目株だ。釈は役柄について「キリは幼少の頃にさらわれて、殺し屋として育てられました。心に孤独を抱えていますが、強さの中にも儚さや憂いがある、かっこよさの奥で瞳が濡れているようなキャラクターを目指しました」と説明。キリのアクションの注目は、ナイフを使った殺陣で、釈は「古武道とは型が違うんですが、監督と打ち合わせを重ねながら教えてもらいました。独特の動きがあるんですが、映像の中で見ればちゃんとアクションしていると思います」とアクションにも自信をのぞかせた。久保田が演じるワイヤー使いのリョウは二面性があるキャラクター。久保田は「演じ分けにバイトの掛け持ち感がありましたが、いつでも心は変態サラリーマンのつもりで演じていました。変態サラリーマンは違和感なくできましたよ」と語ると、会場は大爆笑。女性陣が真冬の撮影にも関わらずショートパンツにキャミソールのような衣装だったのは、坂本監督の趣味? と振られた久保田は「間違いないですね」と、ニヤリとしながら断言していた。久保田はワイヤーアクションにも挑戦しており「ワイヤーは絡まりやすいし、扱いを間違えると怪我もすると思うんですが、その努力が画面には全く出ないのがポイントですね」と語るが、共演者たちから「CGでも良かったんじゃ?」というつっこみがあったらしく苦笑いしていた。文音は役柄と撮影の苦労について「撮影が12月の半ば、山梨の山奥だったんです。でも女性陣はショートパンツにキャミソールとかなので、震えながらアクションをしたのをとても覚えています。ルイは怒りと悲しみ、闇を抱えた女の子なので、スクリーンの中で表現できていたらいいなと思いました」と振り返る。普段撮影の際には母・志穂美悦子にアドバイスをもらうこともあるが、今回はその暇もないほどタイトなスケジュールで充実した撮影だったことを明かしていた。舞台あいさつの後半には、釈と久保田のサプライズバースデーも。釈が「(久保田と)誕生日が近いからサプライズがあるんじゃないかと思ってました」と語ると、久保田は花束を受け取りながら「(サプライズに)生まれてきて良かったと思いましたが、この映画が『殺し屋。』なのは皮肉ですね」と大人のコメント。締めのあいさつでは久保田が「映画の中で躍動する女性陣の鍛えられた肉体を見て、会場の女性の皆さんは『キリザップ』で鍛えてもらえたらと思います」と笑わせ、最後は釈が「皆さんも学校や会社、ご家庭で戦っていると思うので、一緒に戦っている気持ちで楽しんでもらえたらと思います」ときっちりと締め、劇中で敵対しているとは思えないコンビネーションを見せていた。映画『KIRI -「職業・殺し屋。」外伝-』は、6月20日より全国公開予定。
2015年06月10日久保田利伸が4月24日(金)神奈川・ハーモニーホール座間大ホールより全国ツアーを開催する。【チケット情報はこちら】同ツアーは3月18日(水)に発売された約3年半振りとなるオリジナルアルバム『L.O.K』を引っ提げて開催。アルバムには、ヨコハマタイヤ ブルーアースCMソングとしてオンエア中の『Loving Power』など13曲を収録。ツアーは10月4日(日)東京・国立代々木競技場第一体育館まで、41公演行なわれる。チケットぴあでは10月3日(土)・4日(日)に行なわれる代々木公演のプレイガイド最速先行を実施中。受付は3月29日(日)午後11時59分まで。■アルバム『L.O.K』3月18日(水)発売【通常盤】(CDのみ)SECL1656/3,100円(税込)【初回生産限定盤】(CD+DVD)SECL1654~1655/3,600円(税込)
2015年03月19日「アナタは何か運動をしていますか?」という質問をすると、半数以上の方が「いいえ」と答えます。中には、「私、身体を動かすことが嫌いなのです。運動なんてもっての他です!」なんていう方もいます。今、この記事を読まれている「アナタ」はどうでしょうか?■【運動するメリット】運動嫌いの方の心が動く「メリット」をお話しします。1プロポーションの維持。2体脂肪が減る。3老化が止まる。4肌が綺麗になる。5頭が良くなる。6ストレス解消等。逆に考えれば、運動していない人は、運動している人と比較して、これらの全てが低下していく、ということです。この中で、1、2、6は納得できても、3、4、5はあまりピンとこないかもしれませんね。一つ一つ説明していきましょう。■【プロポーションを維持し、脂肪燃焼に有効な運動】私は体重を落とすことよりも、綺麗になるための指導をします。体重変化よりも、綺麗になったかどうかが重要なのです。美しい女性の裸体を想像してください。筋骨隆々で腹筋が割れている女性よりも、しなやかで適度に筋肉と脂肪がついた裸体の方に美しさを感じませんか?つまり、マシントレーニングをするよりも、ヨガ・ルーシーダットン等の軽度でかつ、ストレッチを重視した運動をすることで「綺麗」になれます。もちろん有酸素運動ですから、脂肪も燃焼します。スキマ時間エクササイズ=「スキマビクス」をプラスして、週1~2回これらの運動をすることで、綺麗に痩せていくことができます。■【老化が止まる運動】老化するかどうかの鍵を握るホルモンは「成長ホルモン」です。成長ホルモン分泌のタイミングは、運動後と睡眠時。ですから、きちんと運動して快眠できれば老化防止できるのですね。成長ホルモンは、無酸素運動(軽い筋トレ・スロースクワット等)で筋肉細胞を壊すことによって、分泌のスイッチが入ります。成長ホルモンには脂肪燃焼効果があり、ダイエットにもとっても重要なホルモンです。つまり運動をすると、ダイエットしながら若さを維持できるのです。■【肌が綺麗になる理由】運動すると汗がでますね。汗には角質をふやかして剥がしやすくするピーリング効果があります。汗と共に老廃物も排出されて、デトックス効果もあります。さらに、運動している人はしていない人よりもコラーゲンの生成が多いと言われています。血行が促進されて、栄養や酸素が肌細胞に運ばれて美しい肌に生まれ変わっていきます。■【頭が良くなる】運動すると、脳内で大きな変化がおこり、注意力、判断力、決断力、記憶力が向上します。さらに問題解決能力、創造性、人とコミュニケーションをとりながらものごとを実現する能力までもが向上することが、近年の研究で明らかになっています。(「ランニングで頭が良くなる」京都大学久保田競氏)■【ストレス解消】運動によって、ノルアドレナリンやドーパミンなどの脳の神経伝達物質の働きがよくなり、精神的にもリフレッシュすることができます。やけ食いする理由の第一がストレスです。運動でストレスが解消されると、「やけ食い肥満」も防げそうですね。■【最後に】運動嫌いで、ダイエットは「食事制限のみ」とお考えの方も、少しだけ運動しようかな?と思われたのではないでしょうか?私はいつも皆さんに問いかけます。「痩せたいの?」それとも「綺麗になりたいの?」アナタの答えはどちらでしょうか?(林田玲子/ハウコレ)
2015年01月18日久保田利伸が2015年4月24日(金)より神奈川・ハーモニーホール座間大ホールより全国ツアー「TOSHINOBU KUBOTA CONCERT TOUR 2015 “L.O.K"」を開催。同ツアーは7月28日(火) 岡山公演まで、33会場で41公演が行なわれる。ぴあでは、関東公演である4月24日(金)神奈川公演、5月23日(土)・24日(日) 東京公演、6月3日(水)埼玉公演、6月6日(土)神奈川公演のプレイガイド最速先行を実施。受付は12月16日(火)午前11時から24日(水)午前11時まで。
2014年12月15日俳優の山崎賢人が6月28日(土)、7月の“土ドラ”枠で放送される「水球ヤンキース」の放送記念トークショーに出席。自身の競パン一丁の等身大パネルがお披露目されると、「裸より恥ずかしいですね」と思わず赤面。駆けつけたファン約2,000人が黄色い声援を贈った。フジテレビが日本で初となる水球をモチーフとした青春ドラマ。山崎さんを始め、連続ドラマ単独初主演となる「Hey! Say! JUMP」の中島裕翔、同グループの高木雄也、千葉雄大、中川大志、吉沢亮ら人気イケメンが勢揃いし、“水中の格闘技”に青春をぶつけるという夏にぴったりな注目作だ。「バレーボールの水バージョン…みたいに考えていたんですが、いざやってみると本当にキツいです。水の抵抗がすごいし、足がつかない深さのプールなので、常に浮いているのに必死で」と初体験の水球に悪戦苦闘中の山崎さん。日夜、肉体づくりにも励んでいるそうで「プロテインを飲んで、腕立てと腹筋をしている」のだとか。また、“水中の格闘技”という言葉にふさわしく、試合中は水面下で激しい攻防が繰り広げられるそうで「審判には見えない場所で、パンツを引っ張られることも…」と恥ずかしそうに明かすと、再びファンからは悲鳴にも似た歓声が沸き起こった。ちなみに、共演者について話題が及ぶと「裕翔とは前のドラマ(『弱くても勝てます~青志先生とへっぽこ高校球児の野望~』)でも一緒で、今回も変わらず天使のような明るさで、現場を盛り上げてくれる」「高木君とは初めての共演。すっごくいい人で、ゴーグルを忘れたオレに、買ったばかりの新品をくれたんですよ」と声を弾ませていた。関係者によると、会場となった池袋・サンシャインシティ噴水広場には朝早くからファンが集まったそうで、最終的には2,000人がイベントを見守った。山崎さんは主人公・尚弥とぶつかりながらも、徐々に水球部の中心的存在になってゆく水球経験者の三船龍二を演じている。ドラマ「水球ヤンキース」はフジテレビの7月クール・土ドラ枠にて毎週土曜23時10分~23時55分放送。(text:cinemacafe.net)
2014年06月29日