小松菜奈と松田龍平をW主演に迎え、佐渡島に眠る“無宿人”の墓からインスピレーションを得て富名哲也監督がオリジナル脚本を手がけた『わたくしどもは。』が5月31日(金)より公開決定。この度、佐渡島を舞台に現世と来世の狭間で再び出会う男女の行方を描いた本予告、ポスタービジュアルが解禁となった。本作は、ヴェネチア国際映画祭が新鋭監督を支援するプロジェクト「Biennale College Cinema 2018-2019」インターナショナル部門で日本から唯一選出され、第36回東京国際映画祭コンペティション部門にも正式出品された富名監督の長編2作目。本予告は、「生まれ変わったら、今度こそ、一緒になろうね」という、男と女が寺の舞台に並ぶ姿と印象的な台詞から始まる。名前も、過去も覚えていない女(小松菜奈)の目が覚めると清掃員のキイ(大竹しのぶ)に声をかけられ、家へ運ばれる。そこにはアカ、クロと名乗る少女が暮らしており、名前のない女に少女たちは「ミドリ」と名づける。ある日、構内で暮らす男(松田龍平)と出会うと、彼もまた、名前も、過去の記憶がないという。しかし、男は「あなたの声に聞き覚えがあるんです」と打ち明け、2人は言葉を重ねながら、なにかに導かれるように時を過ごすようになる。そしてミドリは、彼を「アオ」と名づけるーー。さらに石橋静河、田中泯、片岡千之助ら、さまざまな分野の表現者たちが、野田洋次郎による劇中音楽と共に観客を神秘の世界へと導いていく。また、解禁されたポスタービジュアルでは、ミドリとアオがトンネルに横たわりどこか遠くを見つめており、現世と来世の狭間で生きるふたりの象徴的な表情を映し出している。彷徨える魂は「何処から来て、何処へ行くのか」。2人の行方が気になる印象的な1枚となっている。『わたくしどもは。』は5月31日(金)より新宿シネマカリテほか全国にて順次公開。(シネマカフェ編集部)■関連作品:わたくしどもは。 2024年公開予定©️TETSUYA to MINA film
2024年03月19日橋本環奈主演の連続テレビ小説「おむすび」に、佐野勇斗、菅生新樹、松本怜生、中村守里、みりちゃむ、谷藤海咲、岡本夏美、田村芽実が出演することが分かった。本作は、「正直不動産」の根本ノンジが、平成時代を大胆かつユーモア盛りだくさんで描く、平成青春グラフィティ。ギャル文化と出会った主人公が、やがて栄養士となり、目には見えない大切なもの(縁・時代・人)を次々と結んでいく。主人公・米田結(橋本さん)が、福岡で青春を謳歌する高校時代からスタートする本作。結に大きな影響を与えるのが、高校生の仲間とギャル軍団の存在。結と同じ糸島で暮らす高校球児役として、“福西のヨン様”こと四ツ木翔也を佐野さん、結の幼なじみ・古賀陽太を菅生さん。結の書道部の先輩で、実は高校野球オタクの風見亮介を松本さん。結のクラスメイトであり、高校での友達第1号となる宮崎恵美を中村さんが演じる。結と青春を共にする“高校生キャスト”4人は、今回が連続テレビ小説初出演。佐野さんは「様々な所で朝ドラに出演したいと言ってきました。応援してくださる皆様のおかげで、また一つ夢が叶いました。すごく嬉しいです」と喜び、「毎朝皆さんに、今日も楽しく頑張ろう!と思ってもらえる作品に仕上がると思います。楽しみにしていてください!!」とメッセージ。菅生さんは「撮影の準備が進むにつれて、素敵なキャストのみなさまとの顔合わせが待ち遠しいです。そして『あーー早くクランクインしたい!』と毎日思っております」と心境を明かす。菅生新樹松本さんは「このご縁を大切に、皆様に明るい朝をお届け出来るよう頑張ります」と意気込み、中村さんも「さまざまなことが初めてですが、このご縁に感謝して沢山のことを吸収出来るよう、役と共に成長していけたらと思います」とコメント。松本怜生中村守里そして、結に大きな影響を与える“ギャル軍団”メンバーとして、博多ギャル連合総代表・真島瑠梨(ルーリー)役でみりちゃむさん、メンバーとして、佐藤珠子(タマッチ)役で谷藤さん、田中鈴音(スズリン)役で岡本さん、クラスメイトでもある柚木理沙(リサポン)役で田村さんが出演。今回、朝ドラならではのフレッシュで魅力的な若手俳優たちを発掘するため、過去最大規模の若手オーディションを開催。女性1,864件、男性391件もの応募の中から、5か月にわたる選考の結果、6人の出演が決定。菅生さん、中村さんに加え、ギャル軍団役の4人はオーディションによる選出となった。みりちゃむさんは「私たち令和ギャルが憧れていた平成ギャルを演じさせてもらえることが、とても嬉しいです」と出演を喜び、谷藤さんは「【こんな朝ドラ初めて観た】と驚きと感動をお届けできるよう、全身全霊頑張ります」とコメント。みりちゃむ岡本さんは「夢だった連続テレビ小説の出演に、心が躍る思いです!軽やかに、そして力強く、楽しく生きていく愛おしいギャルを演じられる事がとても楽しみです」とワクワクしている様子。「らんまん」に出演した田村さんは「平成ギャルとして誇りを持って演じさせていただきます」と語っている。連続テレビ小説「おむすび」は2024年度後期放送予定。(シネマカフェ編集部)
2024年03月05日ミュージカル『この世界の片隅に』の製作発表が20日に都内で行われ、昆夏美、大原櫻子、海宝直人、村井良大、平野綾、桜井玲香、音月桂、上田一豪(脚本・演出)が登場した。同作はこうの史代氏による同名漫画のミュージカル化作。太平洋戦争下の広島県呉市に生きる人々の物語でありながら、つつましくも美しい日々とそこで暮らす人々が淡々と丁寧に描かれ、生きることの美しさが胸に迫る作品となっている。映画化、実写ドラマ化もされ、この度新たにミュージカルとして上演される。○■ミュージカル『この世界の片隅に』製作発表にキャスト陣が登場作品の好きなシーンについて聞かれると、大原は「一個に絞るのが難しいんですけど、すごくグッときたというか突き刺さったのが、すずがリンさん(平野/桜井)に『誰でも何か足らんくてもこの世界に居場所はそうそうのうなりゃせんのよ』と言われるシーン。この作品のテーマだなというか、すごくいい言葉だなと思って、胸に突き刺さりました」と回答。すると、昆も「今、さくちゃん(大原)の好きなシーンを聞いてびっくりしたんですけど、私も本当にそこがすごく印象に残っていて」と興奮。「居場所を見つけざるを得なかった彼女(リン)、が、ずっと居場所を探し続けているすずさんにかける言葉ということで、すずを演じると、そこが印象に残るのかなって。読者の皆様も、そして今回ご覧になる皆様も、すずが一貫して自分の本当の居場所を探すというところに、非常に重きを置いてご覧いただけるのではないかなと思っているので、とても印象に残りました。一緒で嬉しかった」と作品についての思いを確かめ合っていた。作品の魅力、周囲の反響について聞かれると、平野は「この作品はたくさんの方に愛されて、日本だけではなく世界中の方々からも注目されている作品で、しかもそれがストレートプレイではなくミュージカルであるというところが注目していただけるポイントだと思っているので、そういうところにもこだわりながら、進めていきたらいいなと思っています」と意気込む。桜井は何度もメディア化された同作について「今まで作品に関わってきていた方々とお会いする機会も何度かありまして『こんな素晴らしい作品に携わらせてもらえるのは本当に素敵なことだから頑張った方がいい』『リアルすぎてどうやって感情を受け止めたか言語化しにくい作品でもあるから、そういう役を演じることに悩んできたし、頑張って作ってきたけど、やった後にこの作品からかけがえのない財産をもらってきたから、あなたも頑張りなさい』という言葉を、いろんな方からかけていただいたので、しっかり頑張りたいと思います」と決意を表す。音月は「私は最近はミュージカルよりもストレートプレイに出演する機会が多かったので、この作品に出演が決まって情報解禁された時には、周りの方から『えっ、歌うの?』『久しぶりに歌うんだね』と言っていただいて。今回アンジェラ(・アキ)さんの楽曲のデモを聴いた時も、ざわざわと心が動いて心に響いたので、色々な方のお力を皆様の力をお借りしながら、この作品の良いスパイスになれたらいいなと思っております」と周囲の反響を明かしながら語った。○■Wキャストの印象は?すず役の昆&大原、周作役の海宝&村井に対し、Wキャストの印象について質問が及ぶと、村井は「海宝くんとは二度目まして。『これってどういうことなんだろうね』と思った独り言とかを、すぐ『これはね』と教えてくれるんですよ。ミュージカルについてなんでも知ってる人というイメージ」と表し、海宝は「そうだったっけ?」と驚く。逆に海宝は村井について「本当にお芝居に真摯な方という印象がすごく強くて。どなたから聞いたか忘れたんですけど『昔はすっごい尖ってたんだよ』という話を。『丸くなったんだよ』って」と暴露し、村井は爆笑。「そいつの名前を教えてください」という村井に、海宝は「後で裏でちょっと……」と答えていた。大原は「昆さんとは、ミュージカル『ミス・サイゴン』の稽古でずっと一緒で。その時はキム役で一緒に稽古させていただいてたんですけれども、ちょうどコロナ禍になってしまって、本番はご一緒できなかった」と振り返る。「役のこともそうですし、役以外での普段の体調面とかでもいろんなことを聞かせていただいて。喉のこととかも、気づいたら2時間ぐらい相談に乗ってもらったりして、本当に良いお姉ちゃんとのような存在です。お客さんとしてもミュージカル見に行かせていただいたりとかしていて、本当にかっこいいなと、客席からいつも見ているので、一緒にこの役を演じられるっていうのは、本当に本当に嬉しく思っています」と熱弁。昆は「さくちゃん(大原)とは、中止になっちゃったんですけど『ミス・サイゴン』の時にも同じ役、そして今回も同じ役ということで、とてもご縁を感じてます」と和気あいあいとした様子。「皆さんご存知だと思いますが、さくちゃんの人を幸せにするような可愛い笑顔がすずさんにぴったりだなと、同じ役をやらせていただくんですけど、客観的に思っています。いろいろなお話もこれからさらにできると思うので、すずさんを一緒に作っていけたらいいなと思っております」と期待する。また昆は、全国ツアーも行われる同作について、観客に「悲しくて辛いことですけど、戦争が当たり前の日常になってしまっていた中で、人とのつながりとか、ささやかな幸せを細かく丁寧に繊細に描いた作品なので、どうか皆様の心にまっすぐ届く作品になっていけばいいなと思っております」とメッセージを送った。東京公演は日生劇場にて5月9日〜30日、北海道公演は札幌文化芸術劇場 hitaruにて6月6日〜9日、岩手公演はトーサイクラシックホール岩手 大ホールにて6月15日〜16日、新潟公演は新潟県民会館 大ホールにて6月22日〜23日、愛知公演は御園座にて6月28日〜30日、長野公演はまつもと市民芸術館にて7月6日〜7日、茨城公演は水戸市民会館 グロービスホールにて7月13日〜14日、大阪公演はSkyシアターMBSにて7月18日〜21日、広島公演は呉信用金庫ホールにて7月27日〜28日。
2024年02月21日しま夢ジャズ実行委員会は、「しまの持続可能で豊かな成長を通して、島国ニッポンを元気に!」という夢の実現を目指す「しま夢」プロジェクトの第1弾として、佐渡出身の「鼓童」を含め国内外で活躍する豪華アーティスト組を迎えた、佐渡島初の大規模ジャズイベント「しま夢ジャズ・イン・佐渡」を8月26日(土)、27日(日)に、おんでこドーム(新潟県・佐渡)で開催します。■数々のジャズフェスを成功させた居酒屋店主が発起人「しま夢ジャズ・イン・佐渡」は、都心や離島、海外で無料フェスを10年以上にわたって継続開催している居酒屋店主の能厚準(たくみ こうじゅん)さんが手掛ける新プロジェクト。能は、サブプライムの金融危機で世の中が暗く沈む中、子どもたちに明るい未来を残そうと、魚の貿易会社の創業と同時に2010年に「すみだストリートジャズフェスティバル(通称すみジャズ)」(東京都・墨田区)を立ち上げました。「すみジャズ」は2019年には参加バンド数が400を超え、国内有数のジャズフェスと知られるまでに成長。そして今回、「しまの持続可能で豊かな成長を通して、島国ニッポンを元気に!」を目指し、2016年から世界遺産の小笠原諸島で開催しているジャズ・フェスティバルに次ぐプロジェクトとして始動します。■佐渡から日本を元気に! 100人以上の市民ボランティアたちが運営世界遺産に向けて歩む「佐渡」で地域連携と島内外の人々の交流を生み出す全長約18kmの『しま夢ジャズストリート構想』に共感した100人以上の老若男女さまざまな市民ボランティアが島外から参加します。市民ボランティアが中心となり、実行委員会スタッフをはじめ、当日ボランティアや地元住民や企業などと協力しながら、オリジナルシャツの販売、募金、協賛金を主な資金として、東京・墨田区や小笠原同様に入場料無料で開催。■全11組のジャズアーティストが参加! 佐渡が生んだ世界的和太鼓集団「鼓童」とのコラボも日本におけるジャズマヌーシュの第一人者であるギタリスト手島大輔が率いるBimBomBam楽団、元SOIL&”PIMP”SESSIONSの元晴(SAX)をはじめとした全11組のジャズアーティストが登場。佐渡に本拠地をおく世界的和太鼓集団「鼓童」が、ジェンベ・マスターのセネガル人オマール・ゲンデファル率いるアフロビートバンド「Afro Begue」らとコラボレーションするほか、鼓童も参加した特別テーマ曲「シマユメ~Island Dream~」を披露し、ジャンルを超えた多様なステージパフォーマンスを披露します。<出演アーティスト>TOKU & NGT Connection/Spinna B-ILL/Afro Begue feat.鼓童/西藤ヒロノブ/魚返明未&井上銘/徳田雄一郎RALYZZDIG trio/TRI4TH/POLYPLUS/Ruri&GypsyJazzFriends/大竹創作/BimBomBam楽団feat.元晴&別所和洋■イベント概要イベント名:しま夢ジャズ・イン・佐渡日時:2023年8月23日(土)、27日(日)会場:おんでこドーム(新潟県佐渡市両津湊354)料金:入場無料主催:しま夢ジャズ実行委員会共催:アースセレブレーション実行委員会/佐渡市特別協賛:サンフロンティアグループ(サンフロンティア不動産、サンフロンティア佐渡)特別協力:鼓童/みなとオアシス実行委員会/相川車座後援:新潟県
2023年08月23日しま夢ジャズ実行委員会(実行委員長:能 厚準)は、新潟県佐渡市のおんでこドームにて入場無料※にて開催の『しま夢ジャズ・イン佐渡2023』が2023年8月26日(土)・27日(日)と迫ってまいりました。今回は、イベント開催の目的の一つでもある環境負荷を減らし関係人口を増やす取り組みにつきまして、詳しくご案内させていただきます。※飲食店は有料となります。また数量限定のスペシャルTシャツの購入特典としてシークレットライブへご招待。しま夢ジャズ・イン佐渡2023 フライヤー表■島内の宿泊キャパシティを押し上げるテント村構想同イベントには佐渡の中央を横切る全長18kmのジャズストリートを創る構想がありますが、佐渡は夏季に観光客が多く訪れるため、島内の宿泊施設は満室になりやすく、イベント参加者や出演者が宿泊する場所に困ることがあり、イベント規模を拡大すると佐渡にあるホテルなど、現在の宿泊所の収容人数では将来的に足りないことが予想されます。今後はイベント期間中、ステージエリアの拡大に伴い、ボランティアや出演者が宿泊するテント村を島内の数カ所に設営していきたいと考えています。そこで、イベント開催初年度の試みとして、両津港近くの広場に100人程度収容のボランティアテント村を設営します。しま夢ジャズ・イン佐渡『全長18kmのジャズストリート構想』■環境負荷を減らし関係人口を増やすこともイベント開催の目的の一つ火力発電に頼った電源構成・温室効果ガスの大量排出は離島特有の構造的課題と言われています。島内の発電割合の94%を火力発電に頼ってきた佐渡市は、新潟県の「新潟県自然エネルギーの島構想」と連動しながら脱炭素先行地域を実現し、その成功モデルを他離島へ水平展開することを目指しています。そこで今回初の試みとして、アンカー・ジャパン株式会社様の製品貸与により、ポータブル電源「Anker 757 Portable Power Station (PowerHouse 1229Wh)」と、ソーラーパネル「Anker 625 Solar Panel (100W)」をボランティアテント村に設置。さらに、2050年までのゼロカーボンアイランドに向けて活動をしている、地元NPO法人『キラッと鬼太鼓島』の協力により、イベントの電源としてEV車も起用することで、スタッフや来場者に環境思考を意識づけるキッカケの場をつくり、これらの実施により持続可能なイベント運営と環境保全に繋がる取り組みを実施することが可能となりました。また、しま夢ジャズ・イン佐渡2023のような大型の音楽イベントが複数日開催されることにより、出演者のファンなどを佐渡に来島させるキッカケとなります。また、宿泊を前提とすることで佐渡ならではの自然や文化、街や人に触れる機会を増やすことにより佐渡の魅力を知っていただき、佐渡の関係人口を増やすことも目的の一つとしています。発起人の1人であり実行委員長でもある能 厚準は、イベントの企画・運営を3~5年と時間をかけて地元の方々主導のイベントとなるように引き継ぎ、しま夢ジャズ・イン佐渡が、今後地元住民にとってなくてはならない佐渡の夏の風物詩とすることを発起人・実行委員長の使命と捉えています。Anker 757 Portable Power Station (PowerHouse 1229Wh)イベントの電源として活用するEV車■佐渡ならではの食を堪能し、島内外の交流をも生み出すテント村このテント村では、イベントの運営や準備に協力するボランティアスタッフが宿泊できるほか、島内で水揚げされる魚介などを、ボランティアの「まかないチーム」が腕を振るって調理し、イベント期間中、ボランティアやミュージシャンの交流、休憩場所となる『道の駅 あいぽーと佐渡』にて佐渡の自然の恵みと食文化を楽しむことができます。また、2024年以降は一般の出演ミュージシャンを公募し、希望者を受け入れるミュージシャンテント村を同じくイベント期間中、佐渡の各所に設営したいと考えています。そして出演者同士が思い思いにセッションするなど、イベント参加者たちが活発に交流し、島内外の人々がつながることを目指します。今回のイベントでは、大型スポーツ専門店スーパースポーツゼビオ、アウトドア用品総合ブランドとして人気の高いキャプテンスタッグ株式会社が『しま夢ジャズ・イン佐渡2023』のこれら主旨に賛同し、しま夢ジャズ実行委員会が目指すテント村構想を全面的に後押しすることが決定しました。【各社からのコメント】・ゼビオホールディングス株式会社「心を動かす体験を一人でも多くの人々に与えたい大型スポーツ専門店スーパースポーツゼビオは「しまの持続可能で豊かな成長を通して、島国ニッポンを元気に!」というコンセプトに賛同し、野外フェスイベント「しま夢ジャズ・イン・佐渡2023」に協賛させていただきます。・キャプテンスタッグ株式会社キャプテンスタッグは、今回のフェスのコンセプトに賛同し、また我々の地元新潟が誇る佐渡島の活性化に寄与すべく、野外フェスイベント「しま夢ジャズ・イン佐渡2023」に協賛させていただきます。しま夢ジャズ・イン佐渡2023 会場イラストMAP■しま夢ジャズ・イン佐渡2023について詳細は公式サイトやSNSサイト、YouTubeなどでご確認ください。・公式サイト : ・X(旧 Twitter): ・Facebook : ・Instagram : ・TikTok : ・YouTube : 《主催》しま夢ジャズ実行委員会《特別協賛》サンフロンティアグループ《協賛企業》佐渡汽船株式会社/株式会社日本旅行/LiTMUS株式会社/アンカー・ジャパン株式会社/合同会社 アトリエかたくりこ/有限会社オフィスホドタ/株式会社やおきん商事/京粕漬 魚久/弓ヶ浜水産株式会社/夕日と湖の宿 あおきや/ゼビオホールディングス株式会社/株式会社太康/海府屋/キャプテンスタッグ株式会社/The360合同会社《特別協力》鼓童/みなとオアシス佐渡両津実行委員会/相川車座/東京富士大学北原ゼミ《共催》アースセレブレーション実行委員会/佐渡市《後援》新潟県 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2023年08月23日昆夏美、大原櫻子がWキャストで主演を務めるミュージカル『この世界の片隅に』が上演されることが22日、明らかになった。同作はこうの史代氏による同名漫画のミュージカル化作。太平洋戦争下の広島県呉市に生きる人々の物語でありながら、つつましくも美しい日々とそこで暮らす人々が淡々と丁寧に描かれ、生きることの美しさが胸に迫る作品となっている。映画化、実写ドラマ化もされ、この度新たにミュージカルとして上演される。脚本・演出は、原作コミック『四月は君の嘘』をミュージカル作品として成功へと導いた実績もある上田一豪が手掛ける。また絵を描くことが大好きな主人公の浦野すず役を、昆夏美と大原櫻子がWキャストで演じる。さらに、すずが嫁ぐ相手の北條周作役に海宝直人と村井良大(Wキャスト)、すずと周作の三角関係となる白木リン役に平野綾と桜井玲香(Wキャスト)、そして周作の姉ですずにとっては義姉の黒村径子役に音月桂と、実力派俳優が勢揃いした。日生劇場で2024年5月に開幕の後、2024年6月〜7月にかけて札幌、松本、水戸、大阪ほかで全国ツアーを展開し、作品の舞台である広島県呉市にて大千穐楽を迎える。○昆夏美 コメント原作漫画から映画化・実写ドラマ化され、様々な形で新しく誕生を続けたこの作品のミュージカル化ということで、今回はどのような『この世界の片隅に』が生まれるのかと期待に胸が膨らみます。初めてこの作品に触れた時、登場人物たちが日々の生活の中でささやかな幸せを見つけながら懸命に生きていた姿が心に残りました。かつてあった日本の日常と歴史をキャスト・スタッフ一同、舞台上で丁寧に描いていければと思います。○大原櫻子 コメント台本を読ませていただいた時、ずっと涙が止まりませんでした。そして、劇中に歌わせていただく音楽を聴いて、改めて、この作品ですずを演じたい、と自分の気持ちが強まりました。アニメーションなどでも、多くの方に愛されている作品でもあり、今作の内容をお客様に届けるには、日本人として、大きな責任感と覚悟を持って臨まなければならない作品だと思っております。子供から大人まで、愛され、心に刻まれる作品にする為、一生懸命演じたいと思います。○海宝直人 コメント今回周作を演じさせていただきます。映画やドラマなど様々な形で愛された不朽の名作のミュージカル化初演に携われることを心から光栄に思います。この作品に初めて触れた時、淡々と描かれる日常の中にある生々しい温度感や息遣いに惹き込まれ胸を打たれました。この物語が伝えるものを自らの肉体を通してしっかりと皆様にお届けできるよう、作品と向き合ってまいります。素晴らしいクリエイター、キャストの皆さんと作るミュージカル『この世界の片隅に』にどうぞご期待ください。○村井良大 コメントこの作品の映画版を祖母と一緒に映画館で観ました。上映後に祖母に色々と質問した事を覚えています。当時の食料不足や生活での知恵、戦争の爪痕…そして当時は何も物が無かった、と言っていました。しかし、作品の中では様々な人間模様が丁寧に描写されていました。生きていく事の愉快さ、賢明さ、日常の中の小さな幸せ、前向きに生きている日本人たち。その細やかさを、心の奥深くに響く素敵な旋律にのせてミュージカルとして創作される事にとても興味が湧いています。忘れてはいけない歴史。心に残る作品を創れるよう懸命に向き合いたいと思います。○平野綾 コメントオーディションで世界観や音楽に初めて触れた時、ストレートプレイではなくミュージカルであることの意味をとても感じ、この作品のメッセージがたくさんの方に優しく降り注げば良いなと思いました。終戦から78年経ち、当時の生活をリアルに伝えることで、過酷な歴史のなかで生きたひとりひとりの人生の喜びや幸せ、葛藤を感じていただけたらと思います。リンとして見えるもの感じるものを大切に、精一杯役として生きていきます。○桜井玲香 コメントこの世に生きる限り、身近な存在であり、決して忘れてはいけない〈戦争〉。その事実を、優しく、静かな厳しさをもって伝えてくれている作品だと感じました。映画、ドラマに続いてのミュージカル化。きっとまた新たなメッセージをこの作品でお届けできるかと思います。○音月桂 コメント多くの方に愛され、これから先もずっとずっと語り継がれていくであろう作品に触れ、携わることができてとても光栄です。激動の時代を強く美しく生き抜いた人々の物語…全身全霊をかけてお届けしたいと思います。皆さまの心に響くぬくもりのある舞台になりますように。(C)こうの史代/コアミックス
2023年08月22日しま夢ジャズ実行委員会(実行委員長:能 厚準)は2023年8月26日(土)・27日(日)、新潟県佐渡市のおんでこドームで、入場無料※の『しま夢ジャズ・イン佐渡2023』を初開催します。このイベントは、世界遺産に向けて歩む佐渡の魅力を発信するとともに、地域連携と島内外の人々の交流を促進し、島民、ミュージシャン、実行委員会が一緒になって、音楽を通じて島の価値、引いては島国ニッポンの魅力を日本だけではなく海外にも発信することを目的としています。※飲食店は有料となります。また数量限定のスペシャルTシャツの購入特典としてシークレットライブへご招待。しま夢ジャズ・イン佐渡2023 フライヤー表■島内の宿泊キャパシティを押し上げるテント村構想『しま夢ジャズ・イン佐渡2023』の特徴のひとつは、ボランティアテント村とミュージシャンテント村の設置構想です。佐渡は夏季に観光客が多く訪れるため、島内の宿泊施設は満室になりやすく、イベント参加者や出演者が宿泊する場所に困ることがあります。そこで、しま夢ジャズ実行委員会は、観光やイベント観覧のために佐渡を訪れる観光客の宿泊キャパシティを圧迫しないよう、イベント開催初年度の試みとして、両津港近くの広場に100人程度のボランティアテント村を設営することにしました。このテント村では、イベントの運営や準備に協力するボランティアスタッフが宿泊できるほか、島内で水揚げされる魚介などを、ボランティアの「まかないチーム」が腕を振るって調理し、イベント期間中、ボランティアやミュージシャンの交流、休憩場所となる『道の駅 あいぽーと佐渡』にて佐渡の自然の恵みと食文化を楽しむことができます。また、来年以降は、出演ミュージシャンを公募し、希望者を受け入れるミュージシャンテント村も佐渡の各所に設営する予定です。このテント村では、音楽家同士が交流したり、セッションしたりすることを想定しています。さらに、テント村からおんでこドームまでの移動手段として、自転車やバスなどのエコな交通手段を提供することも検討しています。これらの取り組みは、佐渡の自然や文化を守りながら、音楽を通じて島内外の人々がつながることを目指しています。■島の魅力とジャズの楽しさを体験できる無料イベントおんでこドームで開催されるイベントは全て入場無料。国内外で活躍する豪華アーティストによる演奏をはじめ、佐渡内外の文化や食を体験できるコーナーや、キッズイベント広場なども設けられ、夏休みの最後に家族全員で楽しめる、魅力いっぱいのイベントになります。■豪華アーティストと鼓童が奇跡のコラボレーションジェンベ・マスターのセネガル人オマール・ゲンデファル率いるアフロビートバンド「Afro Begue」がベーシストにRIZEなどの活動で知られるベースヒーローKenKenを迎え、更に佐渡に本拠地をおく世界的和太鼓集団「鼓童」とコラボレーションします。また、元PE'ZのトランぺッターOhyama“B.M.W.”Wataruと、日本におけるジャズマヌーシュの第一人者であるギタリスト手島大輔が率いるBimBomBam楽団が、元SOIL&“PIMP”SESSIONSの元晴(SAX)、Gentle Forest Jazz BandやSUGIZO主催のSHAGのメンバー、別所和洋(ピアノ)と共に、イベントのために作曲、レコーディングに鼓童も参加した特別テーマ曲「シマユメ~Island Dream~」を披露します。その他にも、TOKU & NGT ConnectionやSpinna B-ILL & the Bwoyz、TRI4TH、西藤ヒロノブ、POLYPLUS、魚返明未&井上銘、徳田雄一郎RALYZZDIG trio、Ruri&GypsyJazzFriends、大竹創作、Kadota“JAW”Kosukeなど、国内外で大活躍するアーティストが集結し、ジャンルを超えた多様なステージパフォーマンスを楽しめます。しま夢ジャズ・イン佐渡2023 フライヤー裏■「しま夢」の想いを共有する地域団体や事業者との共創『しま夢ジャズ・イン佐渡2023』は、サンフロンティアグループ(サンフロンティア不動産、サンフロンティア佐渡)の特別協賛をはじめとする、多くの企業や団体の協力によって実現しました。また、鼓童やみなとオアシス佐渡両津実行員会、相川車座などの地元のアーティストや団体もイベントに協力しています。■しま夢ジャズを締めくくるアフターセッションイベント開催中、5,000円(税込)で販売されるスペシャルTシャツ(限定400枚)購入者には、その特典として、イベント最後に行われるアフターセッションの特別会場にバスにてご案内いたします。2日間ステージを熱く盛り上げた出演者たちが集う、しま夢ジャズ・イン佐渡だけでしか体験出来ないスペシャルジャムセッションを是非お楽しみ下さい。『しま夢ジャズ・イン佐渡2023』は、佐渡の音楽と食と人と自然が織りなす夢のようなイベントです。ぜひ、この機会に佐渡を訪れて、佐渡と『しま夢ジャズ・イン佐渡』の魅力を体感してください。詳細は公式サイトやSNSサイト、YouTubeなどでご確認ください。・公式サイト: ・Twitter : ・Facebook : ・Instagram : ・TikTok : ・YouTube : しま夢ジャズ・イン佐渡『全長18kmのジャズストリート構想』【イベント概要】タイトル :しま夢ジャズ・イン佐渡2023日程 :2023年8月26日(土)・27日(日)時間 :12:00~20:00会場 :おんでこドーム(新潟県佐渡市両津湊354)入場料 :無料主催 :しま夢ジャズ実行委員会共催 :アースセレブレーション実行委員会/佐渡市特別協賛 :サンフロンティアグループ(サンフロンティア不動産、サンフロンティア佐渡)特別協力 :鼓童/みなとオアシス佐渡両津実行員会/相川車座問い合わせ先:しま夢ジャズ実行委員会事務局(TEL:080-2061-8611/E-mail: info@shimayume.jp ) 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2023年08月02日海の幸はもちろん、野菜や果物も豊富な“食”の島・佐渡。農家民宿やゲストハウスのレストランなど、島の食材の魅力を体感させてくれる宿を目指したい。海、山、里の食材を丸ごと!ごちそうの島・佐渡へ。葡萄農家の宿 Andante【新潟県/佐渡】ワインの旨味と佐渡の旬の味を、ゆっくり、たっぷり味わおう。ゴーゴーと重低音で吹き荒ぶ寒風や、日本海独特の荒波…。佐渡と聞いて、そんな“荒い”イメージしか湧いてこなかった人にぜひとも知ってほしいのが、島の食の豊かさです。佐渡は東京23区よりも約1.5倍大きい、日本最大の離島。海の幸に目を向ければ、重量級のマグロから、ブリ、イカ、タコ、アワビにサザエ、エビやカニ…。ワカメ、ナガモにモズクなど、海藻類も種類豊富に揃います。里山では、同じく新潟の魚沼産に負けず劣らずの風味を誇るコシヒカリ、さらに栄養たっぷりの野菜が育つ土壌が魅力。佐渡牛や地鶏の畜産、酪農も盛んです。イチゴやスイカ、リンゴに西洋梨、黒イチジクなどが季節ごとに実り、フルーツ好きも魅了します。佐渡は、旅行熱が久しぶりに湧いてきた今、オススメしたいデスティネーション。食を満喫でき、五感をフルに刺激してくれる宿を目指して出かけてみましょう。1軒目は、佐渡でワイン造りを目指す夫婦が営む、1日1組限定の農家民宿。数年前雑誌に掲載されていた、佐渡でゼロからナチュラルワイン造りを始めたフランス人醸造家のジャン=マルク・ブリニョさんの記事を読み、導かれるようにやってきた二人。醸造用のブドウを栽培しながら、かつて、夫婦で巡ったポルトガルやスペイン、フランスのワイナリーや農家民宿で出合った味を宿泊客に提供しています。料理の担当は夫の下川淳也さん。飲食業界に勤めていたものの調理担当ではなく、自分たちが食べたいもの、ワインに合うものを作っているだけ、と謙遜しますが、佐渡の食材の滋味深さを余すところなくいただける料理の数々は、シンプルだけど豊か。「なるべく佐渡の食材を使い、基本地元のスーパーで買えるようなもので作っているのですが、逆にレパートリーが広がっていった気がします」と妻の千里さん。この日のメニューは、庭の山椒の葉をアクセントに入れた、ヒラメとアスパラの春巻きなどのアペリティフから始まり、締めのポルトガル風タコ飯まで…。夫婦の狙い通り、グラスをテーブルに置く暇がないほど食もワインも進みます。しこたま飲食を楽しみ、その後眠りにつくのも、すべてゲスト専用のスペースとなる古民家の離れ。下川夫婦の温かなもてなしで、心地よい時間が流れます。ある日の夕食。前菜の炙り稚鰤のツナ サラダ仕立て。手前のスープは水とギー(バターオイル)で作った新玉ねぎのポタージュ。寝室は2部屋。4人まで泊まれる。ワインと愉しむ夕食から一転、朝食は胃腸に優しい和食スタイル。蒸し野菜、旬魚の昆布締め、しいたけの佃煮などが並んだ。下川千里さんと淳也さん。「ワイン造りは自然との付き合いなので、計画通りには行きませんが、いずれ佐渡らしいオリジナルワインが造りたいです」と語る。佐渡市大倉谷672‐31日1組限定(4名まで宿泊可能)水・木・土・日曜(連泊希望の場合は要相談)1泊2食付きの料金1名¥17,600~。朝食のみや素泊まりプランもある。予約は3か月先まで。チェックイン16:00~21:00チェックアウト7:00~10:00SEISUKE next door一皿一皿に丁寧な仕事が施された、ディナー目当てに訪れたい。海岸線に沈む夕景が美しい、海沿いのゲストハウスの1階には、シェフ・尾﨑邦彰さんのレストランがあり、美しい海と美味しい食事を求め、地元客もやってきます。大阪での割烹料理店からスタートした尾﨑さんの料理人人生。フレンチに転向し、東京の名店やフランスの三つ星レストランで修業し、オーストラリアで3店舗も切り盛りした後、心身のリセットに訪れた佐渡で、土地の魅力と島の食材に強く惹かれ移住を決意。「料理人の想像力を掻き立ててくれる場所ですね。佐渡の海は私にとって市場で、山全体が畑のような感覚。鯵を釣って、ちょっと苦味を足そうかと、山に行ってウドを採ってくるような日々です」この日のディナーは、銀鮭、メジマグロ、新潟和牛がメイン。佐渡に来て、ゼロから料理を作りたい思いに火がつき、醤油や味噌、リコッタチーズなどを自ら造り、食材の魅力をさらに引き立てるレシピを考案しています。レストランのテラスには、ハーブにレモン、ブドウの苗木まで栽培中。「ゆくゆくはワインも造りたいなあ、と思っているんですよ」モダンなデザインのヴィラ。2階には客室だけでなく、共有スペースとして、広々したゲストラウンジとキッチンがある。ディナー¥8,000の一例。メジマグロのタルタル、もろみ醤油やハーブを添えて。朝食は地元で評判のパン、『へんじんもっこ』のソーセージ、佐渡産のジュースや牛乳などを自由にいただける。野菜や卵を近所のスーパーで買い、キッチンで料理。テラスで海を眺めながらいただこう。「その日の食材で内容は日々変わります。旬の味を楽しんでください」とオーナーシェフの尾﨑さん。佐渡市河原田諏訪町207-76TEL:0259・58・7077ディナー¥7,000~ランチ11:30~14:00ディナー18:00~20:00(要予約)水曜休ランチ¥3,500~(テイクアウトメニューもあり)。ゲストハウス「Guest Villa on the 美一」1名1室・1泊朝食付きの料金¥6,000~(ツイン2部屋、ダブル3部屋。1棟貸し切りも可能)チェックイン15:00~22:00チェックアウト11:00カールベンクス 古民家民宿 YOSABEI食べ歩きの後は農家民宿に…。野菜たっぷりの朝食で心身を整えて。尾﨑さんのように、肩に力は入れずに強い思いはある、そんな移住者が活躍できるのも佐渡の魅力。3軒目に紹介する古民家民宿のオーナー・仲塚周子さんは、父親の実家の築200年経つ古民家が解体される話を聞き、夫婦で移住を決め、農業と民宿を始めた一人。「解体するのはもったいない、と夫も賛同してくれ、ダメ元でアプローチした古民家再生の第一人者のカール・ベンクスさんに、リフォームを手がけてもらえました」ヨーロッパでは街道筋で農家民宿がよくあるし、この場所でもやってみたら?と勧められて、旅好きでもある仲塚さんが、旅行者の憩いの場になればと宿を開始。「佐渡はとにかく美味しいものが多いから、いろんな場所に食べ歩いてほしいので、我が家での提供は朝食だけ。外食では不足しやすい野菜をたっぷりと、美味しいお米とともに用意しています」数年前、長屋門を地元の大工たちとリフォームした一棟貸しもあり、好みの泊まり方が選べます。佐渡は、人任せではなく、自分で好きなように回りながら“食”を愉しむ旅が叶う場所なのです。オレンジ色の外壁に黒い屋根のコントラストが美しい、カール・ベンクス氏が手がけた母屋。カフェスペースが1階にあり、2名まで泊まれる客室は2階にある。仲塚さん一家4人もここに暮らす。軒下に干したトウモロコシで、ポップコーンを作る。元気な愛犬・黒丸くんと。色鮮やかな野菜中心の朝食。お米も美味しい。近所の農家さんに教えてもらいながら始めた無農薬栽培の畑。「元気に育っていますね」と仲塚さん。佐渡市三瀬川549TEL:0259・67・7284予約の際に確認を。カール・ベンクス氏が手がけた母屋は1日1組限定(2名まで宿泊可能)。1名1泊朝食付き¥16,500(2名だと1名¥12,100)、1棟貸し切りの「青の家」は、1泊室料¥39,600(8人程度まで)チェックイン16:00~チェックアウト10:00『Hiruma Cafe』火・水曜11:00~15:00新潟県にある2つの港、新潟港、直江津港から船に乗って佐渡の両津港または小木港へ。所要時間2時間30~40分のカーフェリー、1時間7分で結ぶジェットフォイル(新潟港発着便のみ)がある。各宿へのアクセスは、路線バス、タクシー、レンタカーで移動。※『anan』2023年7月5日号より。写真・中村香奈子取材、文・板倉ミキコ(by anan編集部)
2023年06月30日2023年1月19日、「佐渡島(さど)の金山」の推薦書がユネスコへ提出されました。新潟県と佐渡市は「佐渡島の金山」の価値が評価され、世界文化遺産登録が実現するよう、全力で取り組んでまいります。今回は、関係者や地元の方々の熱い思いとともに、まだまだ知られていない「佐渡島の金山」の魅力についてお伝えします。※「佐渡島の金山」は、西三川砂金山と相川鶴子金銀山で構成される世界文化遺産候補です。<調査概要>■調査テーマ:「佐渡島の金山」の魅力/佐渡のおすすめスポット■調査方法 :インターネット■調査対象 :新潟県庁職員/佐渡市役所職員■調査期間 :2023年1月26日~2023年2月8日■回答者数 :102名~新潟県庁&佐渡市役所職員が選んだ「佐渡島の金山」の魅力 Top3~佐渡金山【第1位】金山の坑道や採掘跡などが現在も残されていて、見学できる!「佐渡島の金山」は、16世紀末から19世紀半ばにかけての伝統的手工業による金の生産技術や生産体制を示す遺跡(物証)が良好に残る、世界でも例を見ない大変貴重な遺産です。<おすすめコメント>●坑道を見た時の感動は忘れられません。●歴史的な建物や坑道が残っているので、実物を見ることができ、文字だけで歴史文化を学ぶより面白い。●子どもたちの修学旅行でも、大変よい学びがあり、貴重な経験もできる。etc.【第2位】歴史的な町並みが保存活用され、町歩きを楽しめる!時鐘楼が目印の「京町通り」相川上町地区「時鐘楼(じしょうろう)」から続く坂道を上っていくと、そこには下京町、中京町、そして上京町という町名がついています。かつて鉱山関係者の住居や多くの商店が軒を並べた通りは、細い路地も随所に見られ、往時の名残りを今に留めています。<おすすめコメント>●金山で栄えた当時の佐渡の暮らしぶりを体感できる町並みの跡などが、多数残っている点がホントに魅力だと思う。●京町通りは、施設が充実しており、食べ物が美味しいことも、訪問する魅力を高めている。●相川の地元有志が中心となり、老若男女が足を運べるイベントを企画しており、町が活気づいている。 etc.【第3位】能や鬼太鼓(おんでこ)など「佐渡島の金山」ゆかりの芸能・文化が継承され、今も見ることができる!善知鳥神社祭礼(うとうじんじゃさいれい)「佐渡島の金山」が栄えると、全国各地から人々が集まったため、各地の文化が持ち込まれました。佐渡に伝わり、ほかの場所では見られなくなった芸能などを今も見ることができます。<おすすめコメント>●相川の善知鳥神社祭礼は、佐渡最大の祭りとして400年続いている。一度は見ていただく価値あり。●金山にゆかりのある佐渡固有の文化を多くの人に知っていただきたい。 etc.~「佐渡島の金山」世界文化遺産登録に向けてのメッセージ~『世界文化遺産登録は、新潟県民の悲願です。登録に向けて佐渡市と共に全力で取り組んでまいります!』新潟県 観光文化スポーツ部 文化課 世界遺産登録推進室長 澤田 敦さん「佐渡島の金山」の魅力は、江戸時代からの採掘、精錬など、金を産出する工程を示す遺跡がしっかり残っているところです。加えて金山が栄えたことにより、日本中から多くの人々が集まり、地元の生活文化と融合することで、独特の鉱山文化が育まれていったことにあります。その息吹は「鬼太鼓」「能」などの民俗芸能に色濃く残され、佐渡島独特の文化として今に受け継がれています。これからも世界文化遺産登録を目指し、佐渡市と連携し、遺跡の調査、指定、保存、修理などに取り組んでいくとともに、より多くの皆様へ佐渡島の多様な魅力を発信してまいりますので、引き続き応援のほどよろしくお願いいたします。鬼太鼓(おんでこ)『世界文化遺産登録に備えて、佐渡島全体のおもてなし環境の充実を図っていきます。』佐渡市 観光振興部 世界遺産推進課長 正治 敏さん「佐渡島の金山」が世界文化遺産登録を目指すきっかけとなったのは、佐渡島ご出身の田中 圭一先生(日本近世史研究者)をはじめとする島内研究者による調査がはじまりです。「佐渡島にはすごいものがある」と平成9年(1997年)に「世界文化遺産を考える会」という市民団体が発足し、地元での機運は一気に高まっていきました。これまで佐渡市では、ユネスコへの推薦書作成にあたり、遺跡の調査、研究に取り組み、保存や整備を行ってきました。今後はスマホで見られるセルフガイダンス機能の整備など、「佐渡島の金山」の価値の「見える化」を進めていくと同時に、トキやジオパークといった周辺の観光資源との連携を通して、佐渡島全体のおもてなし環境の充実を図っていきます。新潟県の鳥 トキ『往時の知恵や技術、文化など、価値ある「佐渡島の金山」の魅力をたくさんの方々に知ってもらいたい!』きらりうむ佐渡 石川 喜美子さん「佐渡島の金山」の歴史は古く、平安時代末期(12世紀前半)に書かれた「今昔物語集」に佐渡国で砂金を採るという逸話が紹介されています。最も隆盛を極めたのは、16世紀後半(戦国時代後半)から17世紀前半(江戸時代初期)で、金の採掘のために日本中から多くの人が移り住み、相川の町には最大で5万人もの人が暮らしたと言われています。「佐渡島の金山」のような手作業による採掘や精錬技術が分かる大規模な遺跡は、世界には残されていないようです。金生産の歴史を物語るうえで世界文化遺産に相応しい価値があると言えます。きらりうむ佐渡は、現地を見学いただく際の拠点として、その魅力を伝える目的で開館した施設です。4つのシアターで歴史や金の生産技術などを分かりやすく紹介するとともに、佐渡島の魅力やまち歩きのための情報も案内しています。多くの皆様からのお越しをお待ちしています。きらりうむ佐渡(佐渡金銀山ガイダンス施設)所在地:佐渡市相川三町目浜町18番地1電話 :0259-74-2215『金山の坑道であふれる水をくみ上げるための技術が佐渡島で暮らす人々の生活を豊かなものに。』新潟大学名誉教授/佐渡博物館 館長 池田 哲夫さん私は昭和57年(1982年)に開館した、合併前の両津市郷土博物館で、資料の収集や調査・研究、その成果を展示や各種事業を通して地域の皆さんへ伝える普及業務に従事していました。とくに生業やそれに深く関わる生活文化に視点をおいた展示を行ってきました。佐渡島の生活文化と「佐渡島の金山」は密接なつながりがあります。例えば、金山の坑道掘りを支えた桶の文化。坑道を見学すると、あふれ出る水をくみ上げる水上輪という道具があります。3mほどの細長い桶の中にらせん状の羽根が組み込まれているもので、桶作りでは最高の技術が必要とされています。博物館には直径3m、高さ3mもある日本一大きな味噌の仕込み桶が展示されています。水上輪や味噌の仕込み桶を作る桶の技術は、人が安心して乗って作業のできるハンギリ(タライブネ)を生み出しました。「佐渡島の金山」で重要な位置を占めてきた桶作りの技術が、人びとの生活をいかに豊かなものにしてきたかをうかがい知ることができます。水上輪(すいしょうりん) 坑道排水用の手動式ポンプは、農家の灌漑用ポンプとしても普及『「史跡 佐渡金山(相川金銀山)」がある相川の町を「エコだっチャリ」でゆったりと散策していただきたい。』佐渡観光交流機構 相川観光案内所 山本 尚代さん「史跡 佐渡金山」がある相川の町を散策するには、レンタル電動自転車「エコだっチャリ」が便利です。電動アシスト付きのクロスバイク「スポーツタイプ」、「スポーツタイプミニ」、手軽にご利用頂ける「シティタイプ」の3タイプがあります。磯の香り、カモメの鳴き声、海と山の間を走り抜ける爽快感、五感で季節を感じながらゆったりと散策を楽しめます。「エコだっチャリ」の貸出をしている「きらりうむ佐渡」から「史跡 佐渡金山」へは20分程度、映えスポットとして話題の「北沢浮遊選鉱場跡」に立ち寄るのもお勧めですよ。エコだっチャリ~佐渡島への移住者も期待しています!~実際に佐渡島に移り住んだ方々からも、島の魅力や世界文化遺産登録についてお話しを聞きました。『「海の美しさ」に一目ぼれして佐渡島へ移住 世界文化遺産登録にむけて「おもてなし」に磨きを』メレパレカイコ 舘 恭志さん・倫子さん ご夫妻2022年4月に新潟市から佐渡市虫崎へ移住し、6月にはウエディングとレストラン事業を通して地域コミュニティーの拠点となる「メレパレカイコ」をオープンしました。店名のメレはハワイ語で音楽、パレカイコは楽園の意味で「海の見えるところでセカンドライフを送りたい」という私たちの願いが詰まっているんです。佐渡島への移住を決めたのは「海の美しさ」で一目ぼれでした。そして何より地域の方々の優しさが後押ししてくれました。皆さんからは「移住してくれてありがとう」と言われますが、「受け入れてくださりありがとう」という思いです。草刈など集落の行事に参加させてもらいながら交流は深まり、一つの家族になれたような気がします。「佐渡島の金山」が世界文化遺産に登録されたあかつきには、多くの方に来島いただけるものと期待しています。ただ一過性の賑わいで終わらせないためにも、訪れた人たちにいかに満足していただけるか、私たちが「おもてなしマインド」を磨いていくことが大切です。金山以外にも魅力がいっぱいの佐渡島です。これからも登録に向けた活動の応援や協力をできる限りさせていただきます。所在地 :佐渡市虫崎213番地電話 :0259-26-2856営業時間:11:00~15:00定休日 :月曜日、火曜日~佐渡島には見どころいっぱい 「ぜひ訪ねてほしい」 スポット Top3~金山はもちろん、それ以外にも数多くある佐渡島の魅力的なスポットをアンケート結果をもとにご紹介!【第1位】史跡 佐渡金山《世界遺産候補「佐渡島の金山」構成資産》史跡 佐渡金山開削された坑道は、アリの巣のように広がり、総延長は約400km。江戸時代の手掘り坑道「宗太夫坑」と、平成元年の休山まで採掘されていた「道遊坑」の2つの見学コースがあります。所在地:佐渡市下相川1305電話 :0259-74-2389時間 :8:00~17:30(4月~10月)/8:30~17:00(11月~3月)定休日:年中無休<おすすめコメント>●世界の宝であり、佐渡の歴史の深さを感じることができる。●佐渡の豊かな大地と自然と文化を満喫できる。●こどもから大人まで興味深く見学できる。 etc.【第2位】北沢浮遊選鉱場跡(きたざわふゆうせんこうばあと)北沢浮遊選鉱場跡あのアニメ映画の世界を彷彿とさせる景観が話題。日本で最初に金銀鉱石に浮遊選鉱法を採用した選鉱場跡です。季節によりライトアップやプロジェクションマッピングが開催され、昼夜問わず神秘的な姿で来た人を魅了する映えスポット。所在地:佐渡市相川北沢町3-2電話 :0259-27-5000(佐渡観光交流機構)<おすすめコメント>●映えスポットとなっている。●佐渡にしかないものでかつての壮大なスケールが伝わる。●廃墟のロマンを感じる。まるで映画のモデルになったようなロケーション。 etc.【第3位】宿根木(しゅくねぎ)の町並み《重要伝統的建造物群保存地区》宿根木の町並み「佐渡島の金山」が栄えた17世紀を経て、北前船の寄港地として発展した小木海岸の入り江の集落。船大工の技術が結集した宿根木の町並みは、人々の暮らしと歴史が交差する静かな時間が流れています。所在地:佐渡市宿根木電話 :0259-86-2604(佐渡国小木民俗博物館)<おすすめコメント>●江戸時代からの特徴的な町並みが残っていて素敵な空間。●町並み、博物館、アクティビティ(たらい舟)がストーリーに沿って集約するユニークなエリア。 etc.【編集部オススメ】~佐渡に来たら「ぜひ食べてほしい」海鮮グルメ 3選~佐渡の魅力を語るうえで欠かすことのできないのが海の幸。「佐渡で食べたあの味が忘れられない」ほど惚れ込んだ編集部オススメのお店から、地元から愛される名店まで、新鮮な魚介を堪能できるお店3選を一挙ご紹介!【第1位】佐渡廻転寿司 弁慶 佐渡本店弁慶 佐渡本店佐渡産の鮮度抜群のネタと、佐渡産のコシヒカリを使用したシャリが自慢。地魚を中心とした、活きのいいネタを目で、舌で、奥深い素材力を堪能できます。所在地:佐渡市東大通833電話 :0259-52-3453時間 :10:30~21:00定休日:火曜日【第2位】海鮮丼 長浜荘 魚道場長浜荘 魚道場真野湾の夕陽と新鮮な魚が自慢。跳ねまわる活きた魚をすくってまな板へ。豪華な海鮮丼をはじめ、タイ、ヒラメ、岩カキなど、佐渡の海の幸を満喫できます。所在地:佐渡市大須1021-1電話 :0259-55-2511時間 :11:00~13:30定休日:不定休【第3位】佐渡前寿司 長三郎長三郎地元ファンと観光客であふれる佐渡前寿司の名店。定食や丼物などのメニューも豊富でブリカツ丼も提供。先代から続くラーメンは秀逸、寿司とのセットが人気。所在地:佐渡市新穂81-4電話 :0259-22-2125時間 :11:00~21:00定休日:第1・3・5日曜日、第2・4月曜日 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2023年03月16日兵庫県立芸術文化センターは7月14日(金)から、佐渡裕芸術監督プロデュースオペラ2023『ドン・ジョヴァンニ』を上演する。同プロデュースオペラがモーツァルトを採り上げるのは2017年の『フィガロの結婚』以来6年ぶり。2014年の『コジ・ファン・トゥッテ』と併せ、モーツァルトオペラの最高峰を形作るいわゆる「ダ・ポンテ三部作」がすべて上演されることになる。世界の第一線で活躍する歌手、そして日本を代表する歌手たちが結集するダブルキャストで全8公演が行われる。佐渡裕芸術監督プロデュースオペラ2023 歌劇「ドン・ジョヴァンニ」チケット情報『ドン・ジョヴァンニ』はスペインの伝説に現れる色事師。放蕩の限りを尽くし、数々の女性を誘惑し、最後は地獄へ落ちる。モーツァルトと脚本家のダ・ポンテはこの物語をもとに喜劇でありながら悲劇の要素も内包し、恋愛心理の機微にも触れる魅力的なオペラを書き上げた。主人公が地獄へ落ちるクライマックスの怪奇な迫力などは、モーツァルトにしか書けなかった場面と言えるだろう。演出は同プロデュースオペラで『コジ・ファン・トゥッテ』『フィガロの結婚』を手掛けた元メトロポリタン歌劇場首席演出家のデヴィッド・ニース、また装置・衣裳をロバート・パージオラが担当。壮麗な美術や20世紀半ばをイメージしたという衣裳デザインの中、正統的で重厚なステージを創り上げる。2月15日には製作発表記者会見が行われ、佐渡裕とタイトルロールを歌うバリトンの大西宇宙、ドンナ・アンナを歌うソプラノの高野百合絵が登壇した。物語の中心となるドン・ジョヴァンニと3人の女性、ドンナ・アンナ、ドンナ・エルヴィーラ、ツェルリーナのとの関わりについて記者から問われた大西は「それぞれがこのオペラの中で現在と過去と未来を表しているようにも思える存在。最後に幸せになるのが誰かを考えてみると、この作品が書かれた時代が見えてくる気がする」と主役ならではの洞察を、また高野はドンナ・アンナの目線から「彼女自身、なぜ自分がドン・ジョヴァンニに惹かれているのか、父の仇でもある彼を憎んでいるのか惹かれているのか最後までわからなかったのではないか」と語り、主人公のミステリアスな魅力に迫った。こうした中、指揮を務める佐渡裕は「『ドン・ジョヴァンニ』はモーツァルトの二面性ともいうべき多彩な表情に溢れた作品。愛を語る甘美な旋律があるかと思えば非常にドラマチックな響きも現れるなど、美しいもの、恐ろしいものほかさまざまな要素が何重にも重なり合って構築されているオペラです。その音楽を劇場空間いっぱいに響かせて皆さまにお届けできることを楽しみにしています」と語り、公演への自信をうかがわせた。チケットは2月26日(日)発売。文:逢坂聖也
2023年02月21日新潟県と佐渡市では、稀有な産業遺産である「佐渡島の金山」のユネスコ世界文化遺産登録を目指しています。2022年2月1日「佐渡島の金山」をユネスコ世界文化遺産へ推薦することが閣議で了解され、今年1月19日に正式な推薦書をユネスコへ提出しました。そこで今回は、世界文化遺産登録に向けた機運向上への期待を込めて「佐渡島の金山」のちょっと深掘りしたトピックスと佐渡島の見どころ・グルメ情報をQ&A形式でご紹介します。ぜひご注目ください!佐渡島は古くから金が採れると知られていました。平安時代末期(12世紀前半)の「今昔物語集」には砂金が採れた話が紹介されています。佐渡金銀山では、16世紀後半からおよそ400年間に金78トン、銀2,330トンを産出。まさに日本の宝島だったのです。その歴史を振り返ると「佐渡島の金山」は、江戸幕府の直接管理の下、高純度の金を産む生産技術や生産体制が整備され、小判の製造も行われ幕府の財政を支えるとともに、世界でも類を見ない大規模な金生産システムへと発展していきました。Topics (1)Q:16世紀末に佐渡を治めていた上杉氏に代わって、佐渡金銀山を天領(直轄地)とし世界最大級の金鉱山に発展させたのは誰か?A:今年のNHK大河ドラマ「どうする家康」の主人公の徳川家康です。家康は、金銀を産出する佐渡を天領に組み込むことで支配力の強化を図りました。側近である大久保長安(おおくぼながやす:1603年~1613年在職)を佐渡代官(のちの奉行)に任命。長安は石見銀山の技術や経営方法を相川金銀山へ取り入れたほか、相川に奉行所を建て、計画的な町づくりを行い、鉱山への道路や港を整備しました。金銀の産出量は世界的にも有数の生産量を誇ることとなり、相川は大変なにぎわいを見せました。大久保長安Topics (2)Q:「佐渡島の金山」が世界文化遺産にふさわしい文化的価値とは?A:江戸幕府の鎖国政策で海外との技術交流が限られる中、機械化が進んだヨーロッパとは異なり、伝統的な手工業のみで大規模かつ長期に継続した金生産システムにより、世界に誇る質・量の金を生産した稀有な産業遺産であることです。金の生産技術に関わる採掘・選鉱・製錬・精錬の遺跡、生産体制に関わる奉行所跡や鉱山集落跡などが残されています。こうした遺跡が良好な状態で残るのは世界的に見ても佐渡だけです。また、幕府が日本各地から集めた労働者たちによって、信仰や芸能、娯楽などの豊かで多様な鉱山由来の文化が育まれ、今に継承されていることも世界文化遺産にふさわしい価値と言えます。「佐渡奉行所跡」金銀を精製する「寄勝場(よせせりば)」の機能を併せ持つ佐渡特有の奉行所の形態を復元〔国史跡〕Topics (3)Q:「佐渡島の金山」の当時の様子を伝える「佐渡金銀山絵巻」は何のために作られたか?A:「佐渡金銀山絵巻」には「佐渡島の金山」の主体であった相川金銀山における採鉱・選鉱・製錬・精錬・小判製造などの一連の作業工程が描かれています。また、中には巻末に西三川砂金山の砂金採掘の様子が描写されたものもあります。「佐渡金銀山絵巻」は、1732年~1736年頃に初めて描かれ、以後、江戸から赴任する佐渡奉行や組頭に提供するのが恒例となっていたようです。いわば人事異動に合わせて作成された報告書(引き継ぎ書)で、レクチャー用の資料としての役割がありました。「佐渡金銀山絵巻」現在、国内外で100点以上の佐渡金銀山絵巻の存在が確認されているTopics (4)Q:「佐渡島の金山」の繁栄で様々な「文化」「芸能」が盛んになり、今日にその素晴らしい伝統を継承しています。どのようなものがありますか?A:「佐渡島の金山」の繁栄に伴い、鉱山の技術者や労働者が日本各地から集まり、様々な地方の文化が持ち込まれました。佐渡では、現在も各地域で「能」が催されていますが、これは大久保長安が能楽師を伴って来島したことがきっかけと言われています。また、鉱山の労働から生まれた神事芸能「やわらぎ」は、鉱山の繁栄や坑内作業の無事を願った鉱夫たちの祈りが込められています。他にも「鬼太鼓」「佐渡おけさ」「善知鳥(うとう)神社祭礼」「文弥人形」など「佐渡島の金山」と結び付く独特の文化・芸能が花開き、今に受け継がれています。「やわらぎ」固い鉱石がやわらかくなるように、山の神様の心がやわらぐようにと、2つの願いが込められている〔画像左〕。「鬼太鼓」厄を払い、家内安全や豊年を祈る神事〔画像右〕Topics (5)Q:17世紀後半の江戸時代、江戸の町の人口は100万人近くあったことは有名ですが、佐渡の相川エリア・約4キロメートル四方に約5万人もの人が住んでいました。どのような町づくりをしていたのでしょうか?A:相川で金銀が採れるようになると、島外から多くの人々がやって来たため、海辺に十数軒の家しかなかった相川の人口は、最盛期には約5万人にまで増え、巨大な鉱山町へと発展を遂げました。当時としては珍しい3階建ての家屋があったと言われ、その活気に満ちた賑やかな様子は「市蔵建て続き、都をうつせるが如しとして、今も其の所を京町と申せり」(『佐渡風土記』)と記録されています。ちなみに現在の佐渡島の人口は約5万人です。「京町通り 相川上町地区」相川金銀山と奉行所を結ぶメインストリート〔国重要文化的景観〕Topics (6)Q:史跡 佐渡金山を最先端テクノロジーで楽しむことができるサービスは?A:「アイランド・ミラージュ」です。最先端技術が集約された「MRグラス」のメガネをかけ、端末を持って史跡 佐渡金山の坑道を歩きながら体験するウォークスルー型アトラクション。MRグラスとは、Mixed Reality(複合現実)のことで現実空間と仮想空間を融合させ、相互に影響し合うことができる世界を表現する技術です。映像と音楽、プロジェクションマッピングによる空間演出が幻想の世界へと誘います。佐渡金山を知っていただき、足を運んでもらうきっかけとなるアトラクションとして、2022年4月にスタートしました。「ISLAND MIRRORGE」(C)ISLAND MIRRORGETopics (7)Q:佐渡島の価値や魅力は?A:「佐渡島の金山」に加え、佐渡島には、豊かな自然、多様な食文化、伝統文化など、魅力あるコンテンツがたくさんあります。ぜひ多くの方に訪れていただき、佐渡の魅力に触れていただきたく、ご紹介いたします。【データ】佐渡島は国内最大の離島で面積は約855平方キロメートル。東京23区の1.4倍に相当します。人口は約5万2,000人(2020年5月1日現在)です。新潟港~両津港には大型カーフェリーとジェットフォイルが就航しており、所要時間は、大型カーフェリー2時間30分、ジェットフォイル1時間07分です。直江津港~小木港には今春からカーフェリーが就航予定であり、所要時間は2時間40分です。【自然】〇美しい海岸線:佐渡ロングライドや佐渡国際トライアスロンなどで、多くの自転車愛好家を魅了。〇アクティビティ:ダイビングをはじめ、釣りやシーカヤック、サーフィン体験など様々なマリンレジャーが人気。〇トキと共生する佐渡の里山:日本で初めて世界農業遺産に認定。多様な生き物が生息できる環境づくりに島全体で取組む。「佐渡国際トライアスロン」9月第1日曜日開催〔写真左〕。ダイビングなどのマリンアクティビティも満喫できる〔写真中央〕。「トキの森公園」は実際にトキに会えるスポット〔写真右〕【食文化】佐渡の多様な食文化としては、新鮮な魚介、美味しいお米、島内五蔵それぞれに個性的な日本酒、様々な種類の果物などと、枚挙にいとまがありません。スルメイカ、スミイカ、ヤリイカなどが年間を通して獲れる〔写真左〕。佐渡の寒ブリ〔写真中央〕。佐渡の米と清らかな水から生まれる日本酒〔写真右〕【伝統文化】佐渡は400以上の文化財(国・県・市指定文化財、国登録有形文化財)がある「歴史と文化の島」です。外から持ち込まれた文化と、古くからある島の文化が融合して、佐渡独自の文化が形成されました。「無名異焼(むみょういやき)」金山周辺から採れる赤い土“無名異”を使用した陶器〔写真左〕。「文弥人形(ぶんやにんぎょう)」1人で1体の人形を操る人形芝居〔写真中央〕。「佐渡おけさ」江戸時代に佐渡に伝わった北九州のハイヤ節が変化し、おけさ節に〔写真右〕Topics (8)Q:人気のサイクリングコースは?A:「サドイチ」です。島の周りをぐるっとめぐる通称「サドイチ」は、人気のサイクリングコースです。日本海最大の島を自転車で一周、210kmと130kmのコースがあります。ぜひサドイチに挑戦して、佐渡の豊かな自然を体感、満喫してください。また、観光スポットめぐりにオススメなのが、レンタル電動自転車「エコだっチャリ」です。ゆったりとしたスピードで、じっくりと佐渡の自然や文化などをお楽しみください。レンタル電動自転車『エコだっチャリ』。電動アシスト付きのクロスバイク「スポーツタイプ」「スポーツタイプミニ」。手軽に利用できる「シティタイプ」の3種類Topics (9)Q:佐渡島の人気スポットは?A:四季の変化に富んでいる佐渡島。その楽しみ方はいろいろありますが、この島には見るものを魅了するたくさんの風景があふれています。代表的なビュースポットをいくつかご紹介します!◆北沢浮遊選鉱場跡ジブリの世界を彷彿とさせる景観が話題。日本で最初に金銀鉱石に浮遊選鉱法を採用した選鉱場跡です。「北沢浮遊選鉱場跡」夜はライトアップで幻想的な世界へ。ライトアップは2023年2月28日まで◆万畳敷海底が地震によって盛り上がってできた平らな土地(隆起波食台)が広がっています。「万畳敷」風が穏やかな日には、平らな土地に薄く水が張った状態になり、まるで「ウユニ塩湖」のような鏡面の世界を楽しめます◆あめやの桟橋真野湾にいだかれた波穏やかな遠浅の海岸が特徴の佐和田海水浴場にあります。「あめやの桟橋」撮影スポットとして人気ですTopics (10)Q:ご当地グルメは?A:佐渡島の名物・ブリ料理をはじめ、島の食材を生かしたメニューやロケーションが魅力のお店をご案内します。(編集部調べ)◆ぶりしゃぶ鍋旬の寒ぶりを刺身としゃぶしゃぶで堪能。脂ののったぶりの甘味がお口いっぱいに広がります。セリ、白菜、シイタケなど、地元産の野菜たちもまた主役級です。※ぶりしゃぶ鍋の提供は11月~2月の金土日。2日前要予約。・メレパレカイコ所在地 :佐渡市虫崎213番地TEL :0259-26-2856営業時間:10:00~15:00定休日 :月曜日、火曜日※冬季営業は11月~2月。冬季営業期間はディナー予約も可。メレパレカイコ「ぶりしゃぶ鍋」。8,800円(税込)《3人前》◆佐渡天然ブリカツ丼ブリはもちろん、お米や衣に使う米粉、タレまで徹底的に「佐渡産」にこだわったご当地グルメです。天然ブリをコシヒカリの米粉でカラッと揚げ、サクサクの歯ごたえがたまりません。アゴ出汁ベースの醤油ダレが丼全体にしみ込んで、ご飯は進むよどこまでも。・味彩所在地 :佐渡市千種113-12(たびのホテル佐渡1F)TEL :0259-58-8010営業時間:11:30~14:00/18:00~21:00定休日 :水曜日味彩「佐渡天然ブリカツ丼」。1,320円(税込)◆佐渡島黒豚プレミアムハンバーグ地産地消がモットー、2022年7月オープン。自社グループ会社が育てる黒豚をメインとした洋食を提供するレストランです。「北沢浮遊選鉱場跡」の敷地内にあり、店内の大きな窓からは選鉱場の全容を見ることができます。・北沢Terrace所在地 :佐渡市相川北沢町2TEL :0259-58-7085営業時間:10:00~17:00定休日 :火曜日・水曜日北沢Terrace「佐渡島黒豚プレミアムハンバーグ」。1,650円(税込)◆へんじんもっこウインナーのホットドッグ佐渡島の美しい景色としまのかぜ薫るベーカリ&カフェです。自家製酵母でじっくりと醗酵させて焼き上げたパンと、手作りのお菓子など、佐渡産の食材を生かした料理を島の風光明媚な景色のもといただけます。・しまふうみ本店所在地:佐渡市大小105-4TEL :0259-55-4545営業時間 :10:00~16:00定休日 :【3月まで】火曜、水曜、第2・第4木曜日【通年】水曜※「へんじんもっこ」とは、佐渡の方言で「頑固者」の意味。しまふうみ「へんじんもっこウインナーのホットドッグ」。620円(税込)完全版はこちらからご覧ください 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2023年01月23日運が良ければトキの姿が見えるかも第14回佐渡トキマラソン2023は、2023年4月23日に新潟県佐渡市で開催します。佐渡島は、新潟港から高速船で1時間7分、東京から新幹線を使えば最短約4時間で行くことができる、国際保護鳥に指定されたトキと人とが共存する自然豊かな離島です。開催概要について会場は両津港から徒歩5分の「おんでこドーム」。大会種目はフルマラソン、ハーフマラソン、10km、5km、3km、エンジョイ2kmがあります。参加費はフルマラソンが6,000円、ハーフマラソンが5,000円、10km・5kmが3,500円、3km・エンジョイ2kmが1,000円です。表彰では、総合男女上位3位の他に特別賞もあります。はるばる(遠来)賞、最高齢賞、ユーモア賞、ファミリー賞、佐渡賞(総合順位310位の方)などとってもユニーク。大会の特徴大会コースは、ランニングコーチの金哲彦氏が監修しており、佐渡島の雄大な大自然を堪能することができます。大会前日には金氏のランニング教室も予定されています。(画像は公式サイトより)【参考】※「佐渡トキマラソン2023」公式サイト
2022年12月14日ウェットスーツの制作を行う佐渡潜水株式会社(所在地:新潟県佐渡市加茂歌代331番地、代表取締役社長:臼木 昭博)は、ネオプレン生地を使った大容量なのに超軽量の「ネオプレンロングトートバッグ」を、2022年12月1日(木)から発売します。「ネオプレンロングトートバッグ」URL: ネオプレンロングトートバッグ1ネオプレンロングトートバッグ2■開発背景お子様のいる家庭では運動会など様々なイベントで、荷物が多くなった経験があるかと思います。そういったお悩みやお客様の声から、両手がふさがらないよう横に長く、できるだけ収納できるよう大容量なバッグを、ネオプレン生地を使って制作しました。カメラの三脚やランチマットなどもすっぽり収納できます。使用するシーンは様々ですが、いろんな物を収納出来るので非常に使いやすいバッグになっております。ネオプレンロングトートバッグ3■商品の特徴**ネオプレン生地とは?**ネオプレン生地は1930年に初めて、合成ゴムとして作成されるのに成功しました。ウェットスーツに使われているほか、現在ではハイエンドファッションのランウェイにも使われるようになっています。このパッド入りの厚みのある素材は形状とあたたかみを持つことから、近年デザイナーの間で人気が出てきています。柔軟性、伸縮性、撥水性の特徴を持つネオプレン生地はまさにバッグの素材として最適だと考えました。*ネオプレン生地なので急に雨がふって、濡れたとしてもすぐに乾きます*汚れてもその場ですぐ水洗い可能!大容量なうえに超軽量で超便利*沢山の荷物も長尺の荷物も収納可能!荷物が多くても可愛く見せるシルエットにこだわりました。ネオプレンロングトートバッグ4ネオプレンロングトートバッグ5■商品概要商品名 : ネオプレンロングトートバッグ発売日 : 2022年12月1日(木)価格 : 18,700円(税込)内容 : バッグ×1個サイズ : 約 縦28cm×横トップ75cm 横ボトム65cm×奥行20cmカラー : ブラック、カーキ、ターコイズ素材 : ネオプレン販売場所: 佐渡潜水株式会社内 又は インターネットURL : ネオプレンロングトートバッグ6■会社概要商号 : 佐渡潜水株式会社代表者 : 代表取締役社長 臼木 昭博所在地 : 〒952-0028 新潟県佐渡市加茂歌代331番地設立 : 令和2年4月6日事業内容: 潜水工事、潜水調査、ダイビングスーツの製造・販売・修理、ダイビング教室URL : 【本件に関するお客様からのお問い合わせ先】佐渡潜水株式会社 お客様相談窓口TEL : 0259-58-7228お問い合せフォーム: 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2022年11月20日森山直太朗の20thアニバーサリーツアー『素晴らしい世界』<前篇>より、7月に開催された新潟・佐渡中央文化会館公演のライブ&ドキュメント映像が、10月20日22時よりスペースシャワーTVで放送されることが決定した。今年デビュー20周年を迎え、3月に20周年オリジナルアルバム『素晴らしい世界』をリリースし、現在自身最大規模となる20thアニバーサリーツアー『素晴らしい世界』を開催中の森山直太朗。“全国一〇〇本ツアー”と銘打たれた今回のツアーは、<前篇>弾き語り、<中篇>ブルーグラスバンド、<後篇>フルバンドと、公演期間によって異なる演奏形態を楽しめる。森山が佐渡ヶ島でライブを行うのは今回が初で、ライブ前日には島を巡り島の空気感に触れたという。番組では20周年を迎えた心境やツアーへの想いなどがライブ映像とともに届けられる。なお本公演には「人間の森」のMusic Videoや、映画『森山直太朗 人間の森をぬけて』などの監督を務め、本人とも親交が深い映像作家・番場秀一が同行した。また、2023年1月から2月にかけて<前篇>弾き語りの追加5公演が行われることが発表された。チケットは、本日9月15日18時よりファンクラブで先行受付を実施中。<番組情報>『森山直太朗 20th アニバーサリーツアー「素晴らしい世界」in 佐渡ヶ島』初回放送:10月20日(木) 22:00~23:30『森山直太朗 Precious Live in 大阪』放送日程:10月20日(木) 23:30~25:00※2019年大阪で開催されたライブの模様をリピート放送『森山直太朗 MUSIC VIDEO SPECIAL』放送日程:10月20日(木) 25:00~26:00詳細はこちら:<ツアー情報>森山直太朗 20thアニバーサリーツアー『素晴らしい世界』<前篇追加>2023年1月17日(火) 宮城・日立システムズホール仙台 コンサートホール2023年1月21日(土) 福岡・キャナルシティ劇場2023年1月25日(水) 東京・めぐろパーシモンホール2023年2月4日(土) 愛知・三井住友海上しらかわホール2023年2月5日(日) 大阪・住友生命いずみホール※ツアースケジュールは随時更新されますので、ツアー特設サイトをご確認ください。※チケットのお申込み方法・詳細はツアー特設サイトをご覧ください。ツアー特設サイト:<配信情報>森山直太朗「茜」Now On Sale森山直太朗「茜」配信ジャケット配信リンク:森山直太朗「茜」MV<リリース情報>森山直太朗 20周年記念オリジナルアルバム『素晴らしい世界』Now On Sale●初回限定盤(CD+詩歌集):5,500円(税込)・CD(全12曲+ボーナストラック3曲)・『森山直太朗 詩歌集』(全100曲、222ページ)※紙ジャケット&スリーブケース(192mm×141mm)仕様『素晴らしい世界』初回限定盤ジャケット●通常盤初回プレス(CD):3,300円(税込)・CD(全12曲)※ダブル紙ジャケット仕様※初回プレス出荷終了次第、同価格の通常仕様に切り替わります。『素晴らしい世界』通常盤初回プレスジャケット【収録曲】01. カク云ウボクモ ※映画『心の傷を癒すということ 劇場版』主題歌02. 花(二〇二一)※公益社団法人 日本芸能実演家団体協議会 「2021年度 JAPAN LIVE YELL project 」テーマ曲03. 愛してるって言ってみな04. 素晴らしい世界05. boku06. papa07. 落日(Album Ver.)※映画『望み』主題歌08. すぐそこにNEW DAYS09. 最悪な春(Album Ver.)10. さくら(二〇一九)※日本テレビ系水曜ドラマ『同期のサクラ』主題歌11. されど偽りの日々12. それは白くて柔らかい ※テレビ東京系ドラマ24『スナック キズツキ』エンディングテーマ■ボーナストラック13. ありがとうはこっちの言葉 ※アニメ『ソマリと森の神様』オープニング主題歌14. 最悪な春(弾き語り)15. さくら(二〇二〇合唱) ※カロリーメイトCM「見えないもの」篇CMソング※ボーナストラックは初回限定盤とファンクラブ限定盤のみ購入リンク:周年記念特設サイト『素晴らしい世界』:関連リンク森山直太朗 オフィシャルサイト:森山直太朗 Twitter:森山直太朗スタッフ Twitter:森山直太朗 Facebook:森山直太朗 TikTok:森山直太朗 UNIVERSAL MUSIC オフィシャルサイト:森山直太朗 YouTube:森山直太朗のにっぽん百歌:
2022年09月15日ヤマハ作曲事務所に所属し、音楽家・アーティストとして活動するヨシダシゲルは、新潟県佐渡島のブルワリー「t0ki brewery」とコラボレーションした、自身初のインストゥルメンタルアルバム「t0ki sound cruising -Haru 2022-」を2022年8月3日に配信リリースしました。アルバムジャケット本アルバムは、新潟県佐渡島のブルワリー「t0ki brewery」のために書き下ろされた新曲8曲で構成され、ヨシダシゲルが佐渡を実際に訪れ、自然音や環境音をフィールドレコーディングしたサウンドを用い、佐渡島の地名や名所をイメージしたインストゥルメンタル(歌なし)楽曲を制作しました。楽曲タイトルには、そのまま佐渡島の地名や名所が冠されており、世界遺産登録を目指す佐渡島の金山をイメージした楽曲(M5)も含まれています。現地での録音の様子アルバムジャケットはヨシダシゲルによりアクリル画で描かれており、佐渡市の市の鳥である朱鷺(トキ)の羽の色から名付けられた朱鷺色と呼ばれる、淡くやさしい桃色に染まった夕焼けが描かれています。また2022年8月13日~8月21日まで開催されるイベント「トキと酒」の会場BGMとして本アルバムは使用されます。「トキと酒」イベントサイト: 佐渡でのイベントの画像本アルバムは佐渡島の店舗に限り無償配布させていただく予定で、今後はコロナで大きな被害を受けた佐渡島の観光事業の一助となればと考えております。■アルバム情報2022.8.3 New Release各配信サイトへはこちら トレーラー動画はこちら アルバム名「t0ki sound cruising -Haru 2022-」M1. t0kiM2. RyotsuM3. SawadaM4. KotouraM5. KitazawaM6. FutatsugameM7. SyukunegiM8. t1ki■ヨシダシゲルについてアーティスト写真ヤマハ専属作曲家としてアーティスト向けの作詞・作曲や、映像・映画・ゲーム等への楽曲提供しつつ、アーティストとして理系ソロプロジェクトDENSHI JISIONの活動、音楽グループAMARISのプロデュース等活動は多岐に渡る。新潟に魅力を感じており、現在新潟県への移住を計画中。ホームページ : ヨシダシゲル Youtube : ヨシダシゲル Instagram: ヨシダシゲル Twitter : ■t0ki brewery(トキブルワリーについて)クラフトビールを醸造する佐渡島初のマイクロブルワリー。定番を造らず、そのトキに合わせたクラフトビールを醸造。ホームページ : t0ki brewery Instagram: t0ki brewery Twitter : t0ki brewery Facebook : 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2022年08月03日~公式ツイッターでこの商品が当たるキャンペーンもスタート~JA全農は、産地直送通販サイト「JAタウン」に出店する「ハロー!!JA全農にいがた」で、新潟県産佐渡の「ゴーヤー」の販売を開始しました。佐渡は朱鷺との共生を目指し、生態系に配慮した農法や、棚田などの美しい景観、伝統的な農文化が評価され、島全体が「トキと共生する佐渡の里山」として世界農業遺産に認定されています。佐渡のゴーヤーは豊かな環境で2002年頃より佐渡の南部で栽培が始まり、今では佐渡の各地で栽培されています。栽培作業はすべて手作業で、きめ細やかな栽培管理により大きく、また色が濃いゴーヤーになります。生産者は、朝早くから収穫を開始し、曲がり果などを除き、選び抜かれたものだけを出荷しています。佐渡のゴーヤーは比較的苦みが少なく、食べやすいといわれています。生産者のこだわりがつまったゴーヤーをぜひご賞味ください。新潟県産ゴーヤ 1kg(JA佐渡 ゴーヤ倶楽部) : 【JAタウン】JAタウンは、全国農業協同組合連合会(JA全農)が運営する産地直送通販サイトです。「おいしい日本と暮らそう。」をテーマに、「JAタウン」に出店する全国の農協(JA)などが、各産地で育まれた旬の農畜産物や特産品を、インターネットを通じてお客さまに直接お届けし、食を通じて豊かな暮らしの実現を目指しています。JAタウンイメージキャラクターは「じぇー太」。JAタウン公式アンバサダーは石川佳純選手(全農)。URL: 【ツイッターアカウント「JAタウン【公式】」】「JAタウン【公式】」では、全国の産地の旬の農畜産物やお得なキャンペーンの情報を都度発信しています。ツイッターアカウント: 【ツイッタープレゼントキャンペーン概要】応募期間:令和4年6月28日(火)~7月5日(火)応募方法:「JAタウン【公式】」のツイートをフォロー&リツイート内容:「新潟県産ゴーヤー1kg」を1名様にプレゼントU R L: 詳細はこちら プレスリリース提供元:NEWSCAST
2022年06月28日7月14日は「パリ祭」だ。このタイミングに、パリを舞台にしたプッチーニの名作オペラ『ラ・ボエーム』が観られるとしたらなんて素敵なことだろう。2022年の佐渡裕プロデュースオペラは、まさにこの夢を叶えてくれる上演だ(佐渡裕芸術監督プロデュースオペラ2022『ラ・ボエーム』/7月15日〜24日:兵庫県立芸術文化センター)。ここで描かれるのは、19世紀前半のパリに集った“ボヘミアン”=定職を持たない若き芸術家たち。貧しくとも夢を糧に生きる彼らを描いたこのオペラの原作はアンリ・ミュルジェの小説だ。この物語の中からお針子ミミと詩人ロドルフォの出会いを軸にした愛と青春の物語は、まさに永遠不滅のラブストーリー。涙なくしては観られないこの傑作を、「パリ祭」のタイミングで味わいたい。今回の上演において、佐渡裕の指揮とともに注目したいのが、イタリア出身のダンテ・フェレティの演出だ。巨匠ゼッフィレッリやフェリーニの下でキャリアを積み、ハリウッド映画の美術を担当したフェレッティは、アカデミー賞に3度輝く異才。イタリアでのオーディションを経て選抜された旬の歌手たちと日本の実力者を揃えたステージがどのような化学変化を起こすのか、興味津々!■公演概要7月15日(金)、16日(土)、17日(日)、18日(月・祝)、20日(水)、21日(木)、23日(土)、24日(日)兵庫県立芸術文化センター KOBELCO大ホール佐渡裕芸術監督プロデュースオペラ2022 歌劇『ラ・ボエーム』
2022年06月27日2020年にコロナ禍で中止になり、今年再演されるミュージカル『ミス・サイゴン』は、奇しくも日本初演から30周年を迎える。エンジニア役の伊礼彼方と、キム役の昆夏美が大阪市内で開かれた取材会で思いを語った。ミュージカル「ミス・サイゴン」 チケット情報ベトナム戦争末期、エンジニア(伊礼のほか、市村正親、駒田一、東山義久の交互出演)が経営するキャバレーで働くベトナム人の少女キム(昆のほか、高畑充希、屋比久知奈の交互出演)は、アメリカ兵クリスと恋に落ちるが、サイゴン陥落の中、二人は引き離されてしまう…。社会の底辺から這い上がってきたエンジニアは、アメリカン・ドリームを夢見る貪欲なキャラクターだ。今回、初出演となる伊礼は、「オーディションのとき、今の僕は狼で、求めているのはハイエナだと言われた。この2年間で演じる引き出しも増え、ハイエナになる準備ができています」と語る。「エンジニアはフランス系ベトナム人で、僕はハーフ。僕も日本にきた時は、見た目や言語、文化が違い、自分だけが世界から取り残された気分で孤独を感じていた。その孤独を埋めるために悪ガキだった時期があり、エンジニアには同じような部分を感じる。彼は女の子を道具にし、人をモノとしか思わない。そういう接し方をしないと自分が保てないんじゃないかと僕は捉えていて、哀れな悲しい男だなと。その感情を隠し持った上で演じたいですね」と意欲的だ。一方、キムに扮するのは今回が3回目になる昆。「キムという役に出会ったころ私は20代で、パワーや前に向かっていく気持ちが強く、演じるにあたってそれがいい作用を及ぼしていた」と振り返る。若くして母親になるキムだが、「私に子どもはいませんが、友達に子どもが生まれたりして、年齢を重ねてきたぶん、変化が出てきました。少女が必死に生きてきただけではなく、母の面もプラスして見せられたらと思います」と話す。伊礼が、「昆さんが息子タムをどう抱くのか楽しみ。子どもの抱き方で愛情や役者がどこまで役を掘り下げているかが伝わってくるので」と言い、彼女を見つめると、昆は「顔を向けて言われたら怖い(笑)。頑張ります…」とうろたえ気味に応じ、会場は笑いに包まれた。また、お互いの役の印象については、「伊礼さんのエンジニアは本当にカッコよくて、華と色気がある」と昆が語れば、伊礼も「昆さんはキムを演じるのが3回目ですが、今もピュアさがあって素晴らしい」と昆を絶賛。本番でぜひ、確かめてほしい。7月24日(日)から28日(木)までプレビュー公演、7月29日(金)から8月31日(水)まで東京・帝国劇場、9月9日(金)から19日(月)まで大阪・梅田芸術劇場メインホールにて。その後、愛知、長野、北海道、富山、福岡、静岡、埼玉を巡演。チケットは順次発売。6月11日(土)10:00より大阪公演のチケット先行先着プリセールを実施。取材・文:米満ゆう子
2022年06月10日新日本フィル・ミュージックアドヴァイザーに就任した指揮者佐渡裕の、就任第1弾コンサートが開催される(2022年5月21日:すみだトリフォニーホール、23日:サントリーホール)。プログラムには、R.シュトラウスの交響詩『ドン・ファン』を筆頭に、バーンスタインの『前奏曲、フーガとリフス』、そしてベートーヴェンの「交響曲第7番」が並べられ、1989年のブザンソン指揮者コンクール優勝からの凱旋公演として1990年に行われた新日本フィルとの共演がここに再現されることとなった。恩師レナード・バーンスタイン直伝の『前奏曲、フーガとリフス』はもとより、バーンスタインから“凱旋公演に相応しい”として勧められたというベートーヴェンの「交響曲第7番」など、強い思い入れに満ちた作品の数々が、ミュージックアドヴァイザー就任初公演に華を添えるに違いない。公演詳細: ()●佐渡裕(Yutaka Sado)京都市立芸術大学卒業。1987年アメリカのタングルウッド音楽祭に参加。その後、故レナード・バーンスタイン、小澤征爾らに師事。89年新進指揮者の登竜門として権威あるブザンソン国際指揮者コンクールで優勝。95年レナード・バーンスタイン・エルサレム国際指揮者コンクールで優勝し、「レナード・バーンスタイン桂冠指揮者」の称号を授与される。これまでパリ管弦楽団、ベルリン・ドイツ交響楽団、ケルンWDR交響楽団、バイエルン国立歌劇場管弦楽団、ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団、ロンドン交響楽団等欧州の一流オーケストラに多数客演を重ねている。また「エクサンプロヴァンス音楽祭」の『椿姫』(パリ管弦楽団)、「オランジュ音楽祭」のプッチーニ『蝶々夫人』(スイス・ロマンド管弦楽団)、トリノ王立歌劇場では『ピーター・グライムズ』、『カルメン』、『フィガロの結婚』等海外でのオペラ公演も多数指揮。現在はオーストリアで110年以上の歴史を持つトーンキュンストラー管弦楽団音楽監督を務め欧州の拠点をウィーンに置いて活動している。国内では兵庫県立芸術文化センター芸術監督、シエナ・ウインド・オーケストラ首席指揮者、サントリー「1万人の第九」総監督。CDリリースは多数あり、『チャイコフスキー:ピアノ協奏曲第1番(BBCフィルハーモニック/ピアノ辻井伸行)』、『佐渡裕 ベルリン・フィル・デビューLIVE』、『ベートーヴェン【運命】シューベルト【未完成】』(ベルリン・ドイツ交響楽団)などの海外楽団とのCD、シエナ・ウインド・オーケストラを指揮した『ブラスの祭典』シリーズなどが好評を得ている。最新盤はトーンキュンストラー管を指揮した17枚目のCD『ブラームス:交響曲第2番/ハイドンの主題による変奏曲』を2021年8月にリリース。著書に「僕はいかにして指揮者になったのか」(新潮文庫)、「棒を振る人生~指揮者は時間を彫刻する~」(PHP新書)、絵本「はじめてのオーケストラ」(小学館)等がある。2022年4月より新日本フィルハーモニー交響楽団ミュージック・アドバイザーを務めており、23年4月には同楽団音楽監督に就任予定。オフィシャルファンサイト:
2022年04月05日佐渡市と芝浦工業大学(東京都港区)は、包括的な連携のもと、多様な分野で相互に協力し、人口減少・超高齢化等の社会的課題の解決と持続的な地域づくりの創造に向けて、地域社会の発展及び世界貢献に資する人材育成と地域産業の振興に寄与することを目的に、包括連携協定を締結し、以下に掲げる事項について連携・協力して取り組みます。渡辺市長(左)と山田学長(右)(1) 人及び知の交流、情報の交流、技術の交流に関すること(2) 豊かな産業及び地域空間の創造に関すること(3) 脱炭素地域及び地域経済循環の形成に関すること(4) 資源循環の推進及び地域産業の育成に関すること(5) 自然資源・生物多様性の保全による地域活性化に関すること(6) 多様な文化・教育及び人材育成に関すること(7) その他、目的を達成するために必要な事項※芝浦工業大学は、私立理工系大学として唯一、スーパーグローバル大学(Top Global University)に文部科学省から選定されています。〇 協定締結年月日:令和4年3月10日(佐渡の日)※新型コロナウイルス感染症拡大の状況を鑑み、協定締結式は実施いたしません。建築学部建築学科との木育プロジェクトなど、多様な連携に取り組んでまいります。 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2022年03月10日国⽴能楽堂主催による『2月企画公演 【働く貴方の能楽公演】 佐渡狐・花月』が2022年2⽉23日(水)に国⽴能楽堂(東京都渋⾕区千駄ヶ⾕4-18-1)にて上演されます。チケットはカンフェティ(運営:ロングランプランニング株式会社、東京都新宿区、代表取締役:榑松 ⼤剛)にて1⽉8⽇(⼟)より発売開始です。カンフェティにて1月8日(土)よりチケット発売開始 2月企画公演 【働く貴方の能楽公演】 佐渡狐・花月 能・狂言に初めて触れる方にも親しみやすい作品を、芸談を中心としたおはなしとともに御覧いただきます。おはなし 山本 東次郎(狂言方大蔵流・人間国宝)・聞き手大谷節子(成城大学教授)狂言佐渡狐 (さどぎつね)山本 則俊(大蔵流)能花月(かげつ)長島 茂(喜多流)*字幕あり(日本語・英語)【佐渡狐】佐渡に狐はいるのか、佐渡と越後のお百姓が言い争いになります。佐渡のお百姓は奏者(役人)に助けを求め…。【花月】僧が清水寺で出会った少年・花月は、かつて生き別れた我が子でした。満開の桜の下、親子の劇的な再会が叶います。禅的な趣向にも彩られ、花月の芸尽くしも大変に印象的な作品です。公演概要2月企画公演 【働く貴方の能楽公演】 佐渡狐・花月公演期間:2022年2月23日 (水・祝)12:00開場/13:00開演会場:国立能楽堂(東京都渋谷区千駄ヶ谷4-18-1)■出演者山本則俊(大蔵流) / 長島茂(喜多流) / おはなし: 山本東次郎■チケット料金正面席:5,200円脇正面:4,200円(学生2,900円)中正面:3,400円(学生2,400円)(すべて税込) 詳細はこちら プレスリリース提供元:NEWSCAST
2022年01月10日小岩金網株式会社(所在地:東京都台東区、代表取締役:西村 康志)は、早稲田大学 古谷誠章・藤井由理研究室との共同研究成果として、佐渡ヶ島における山の生産システムや佐渡金山の歴史的な繋がりを想起させるアート作品『状景を紡ぐ』を、さどの島銀河芸術祭に出典しております。展示期間は2021年10月2日までです。【作品タイトル】『状景を紡ぐ』『状景を紡ぐ』【作品コンセプト】■佐渡金山から大間港(金の採掘~鉱石の出港)まで発展していった相川町では、400年に亘る先人たちの営み、鉱山技術や生産システムの変遷など、歴史的価値の高い貴重な遺産群が多く残されています。大間港には、かつて鉱石、鉱山資材を運んでいたレール群が巡られていました。欠けてしまった生産システムを繋げて、佐渡金山の歴史的な繋がりを想起させるオブジェクトを考えました。そのオブジェクトは、二つの螺旋コンセプトから構成されます。一つは採掘に欠かせなかった、坑内から湧き出る水の排出で使われた螺旋状の揚水機と大間港の生産システムとして存在した螺旋状のレール群です。これら二つの螺旋を金網のフレームを用いることで表現し、佐渡金山のシルエットに見立てました。大間港に残る遺構すべてが一つの歴史的な繋がりを想起させる作品を想定しています。■ダブルベンチ訪れた人は大間港の風景を眺め、シルエットをベンチから見ることで佐渡金山を彷彿させ、生産システムのトップとボトムを繋げた用水機のイメージとの繋がりを想像されることかと存じます。オブジェの切れ端のコンセプトで作られたダブルベンチは金網の蛇籠に、ソーシャルディスタンスを保ちながら2つの木製の座面を設置しました。間の空間には、ソーラーパネルを設置し、夜には日中に発電した電力で灯りを灯します。■展示場所:旧 大間港跡大間港は、鉱山の資材搬入が行われ、現在においてはその近代産業の遺構が残るサイトスペシフィックな場所です。特に、大島高任らによる佐渡金山の開発によって、近代化したかつての風景を今も尚、感じることができます。歴史的に佐渡ヶ島と本土をつなぐ玄関口であった大間港は、芸術祭において佐渡ヶ島に訪れる人と佐渡ヶ島の人との接点になりうる場所と考えられます。■早稲田大学 古谷誠章・藤井由理研究室との産学協同研究2016年度より、早稲田大学 古谷誠章・藤井由理研究室と産学協同研究を開始。建築の「資材」として考えられている金網を「素材」として見直し、多様な種類と特性を理解することで、金網に対する考え方を拡張し、その価値を再検討、再発見することを目的とし活動中。金網を用いて、家具から建築までの間の身体スケールでの新しい空間デザインについての研究・提案を行っています。■佐渡と釜石の状景を紡ぐ?1826(文政9)年生。盛岡藩出身、日本近代製鉄業の父と称されている「大島高任氏」は、1885年佐渡金山の佐渡鉱山局長を務めました。日本人初となる鉱山の火薬による採掘法に着手、新技術で小坂・阿仁・佐渡などの鉱山を開拓し、金・銀・銅の精錬にも画期的な成果を収め近代化を進めた立役者です。その大島高任と縁が深い岩手県釡石市には、鉄鉱石製錬による出銑に成功した洋式高炉が存在し、近代製鉄産業発祥の地となっています。以上より、大島高任を介した佐渡と釡石市など日本の近代産業の発展の歴史から本芸術祭出展を行うオブジェクトは芸術祭のみに止まらず、地域を超え近代産業を支えた遺産・歴史を紡ぐような作品の制作が多く行われています。■特設サイトサイト名 : 『状景を紡ぐ』特設サイト運営会社名: 小岩金網株式会社所在地 : 〒111-0035 東京都台東区西浅草3丁目20番14号営業時間 : 10:00 - 18:00サイトURL : ■会場情報展示会場 :さどの島銀河芸術祭展示期間 :2021年8月8日~10月2日開催地 :相川地区 大間港(佐渡市相川柴町16)備考 :駐車場:相川体育館裏(徒歩約5分)※大間港構内は私有地ですので、車両は無断で侵入・駐車しないようお気をつけください。【会社概要】社名 : 小岩金網株式会社代表者: 代表取締役 西村 康志所在地: (本社)〒111-0035 東京都台東区西浅草3丁目20番14号URL : 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2021年09月08日新日本フィルハーモニー交響楽団(以下、新日本フィル)の第5代音楽監督に、指揮者 佐渡裕の就任が発表された。任期は2023年4月より2027年3月までの4年間。それに先立ち2022年4月より1年間、ミュージック・アドヴァイザーとして、新日本フィルの演奏会プログラミング等に携わることになる。1961年5月京都市出身の佐渡は、故レナード・バーンスタイン、新日本フィルの創設者で桂冠名誉指揮者でもある小澤征爾に師事。現在オーストリアのトーンキュンストラー管弦楽団音楽監督、兵庫県立芸術文化センター芸術監督、シエナ・ウインド・オーケストラ首席指揮者を務める他、これまでロンドン交響楽団、パリ管弦楽団、ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団、ベルリン・ドイツ交響楽団、ローマ・サンタ・チェチーリア国立管弦楽団等欧州を中心に世界屈指の楽団で客演を重ねてきた。新日本フィルとは1988年2月に初共演し、1989年ブザンソン国際指揮者コンクール優勝後最初の国内デビューコンサートでも共演(1990年1月オーチャードホール)。その後1992年9月より95年7月まで「指揮者」を務め、これまでに90回以上の共演が記録されている。佐渡裕率いる新日本フィルの新たな未来に期待したい。
2021年09月02日ミュージカル『ドッグファイト』の取材会がこのほど行われ、昆夏美がリモートで取材に応じた。同作は1991年に上映されたリバー・フェニックス主演の映画を2012年にオフ・ブロードウェイでミュージカル化した作品で、 2015年、2017年と日本でも上演されている。今回は初演・再演に続き屋良朝幸が主演を務め、東京・日比谷シアタークリエで9月より上演される。物語延田井は、ベトナム戦争出征前のアメリカ・サンフランシスコ。訓練期間を終えた新米兵士・エディ(屋良朝幸)、ボーランド(藤岡正明)、バーンスタイン(大久保祥太郎)の3人が、出征前の最後の夜に、一番イケていない女の子をパーティーに連れてきた者が賞金を得るという最低のゲーム「ドッグ・ファイト」に参加する。昆が演じるのはウェイトレスのローズで、主役のエディはローズをパーティーに誘うが、ローズの純朴さ、心の優しさに触れ心苦しさを感じ始める……という展開だ。主演の屋良とは『ロカビリー☆ジャック』(19年)でも共演している昆は、「私が初めて共演させていただいた時の役柄も外見にあまり自信がない女の子で、実は屋良さんに恋をしていて……というちょっと今回と似ている役だったので、屋良さんからは『昆ちゃんは俺と共演するといつも、自信がない女の子の役だよね』という話にもなりました」と明かす。一方で、今回演じるローズについては「自信はないけれど、弱々しくはない。内面から出ている芯の強さだったり、優しさだったりというのがある子だと思います」と分析。さらに「ローズは自分の殻に閉じこもって食堂から出られなかったところから、どんな理由であれパーティーに誘われて外に行く決心をするとか、どんなパーティーかを知って泣くだけじゃなく一言申してから帰るとか、再度誘われたら自分がどういう人間か証明するために出かけるとか、自分で1つずつ切り拓いて強く成長していく女の子だと思うんです。すごく勇気づけられるし、お客様にも『自分も頑張ろう』と思っていただけたらいいなと思っています」と、演じる役の魅力を表した。また、作品にちなみ「人生において1番戦ったこと」について聞かれると、昆は「1度自分が降板したことがありまして……」と、2016年の『ミス・サイゴン』を声帯結節で休演したことについて触れる。「そこで1回挫折を味わい、2020年に行われる再演に向けてモチベーションを持って生きてきたんですけど、コロナの影響でなくなってしまって……自分の思いと起こる出来事のギャップを埋めること、その中で精神を保つことが、戦いでした」と振り返る。『ミス・サイゴン』は2022年の公演も決定しており、昆も改めて出演する予定。「1回挫折して、そこから頑張ろうと思ったものがまた蓋される。コロナだから戦った、ということよりも、この5年間じわじわ自分と向き合ってきたのが、"戦った"ことだなと思います」と語った。東京公演は東京・日比谷シアタークリエで9月17日~10月4日、愛知公演は日本特殊陶業市民会館 ビレッジホールにて10月6日、大阪公演は梅田芸術劇場シアター・ドラマシティにて10月21日~10月24日。
2021年08月24日女性でも、人によって症状が違う月経痛(以下、生理痛)。grapeで働く女性社員16人に生理についての悩みをアンケート調査したところ、13人が『生理痛』と答えました。しかし、自分の生理痛がほかの人とまったく同じというわけではありません。また、「生理全般についてよく知っていると思うか」という質問に、62%の社員が「いいえ」と答えたのには、他人の生理についてはあまり知識がないからという理由もあるでしょう。そこで、有志の女性社員たちが自身の生理痛を言葉やイラストで表現。一緒に働く上で、生理痛の理解を深めようという企画を実施しました。生理痛の症状をイラストで表現すると…生理痛の症状は人それぞれ。眠気だけという人もいれば、腰をトンカチで叩かれているような痛みと表現する人もいました。いとう舞香さん「子宮をギリギリ…と」ピルを飲んでいるという、いとうさん。ピルを飲む前の症状を書いてもらいました。「子宮がギリギリと搾り取られるような独特な痛みを描きました」というコメントとともに公開されたイラストがこちらです。マッチョの猫が雑巾のように子宮を力強く絞っていて、想像するだけで痛みを感じます!佐渡夏美さん「見舞い客を殴りたい」「痛み止めを飲まないと、鈍痛に襲われ七転八倒です!」と、苦しそうなコメントと一緒に描いたイラストには、言葉の通り七転八倒する女性の姿が!腹部の手術をしたばかりなのにスイカを置いていく見舞い客という、独特な表現をしてくれました。「見舞い客を殴りたいですね!」という佐渡さんからは、生理痛への恨みも感じます…。伊藤ゆいさん「コサックダンスを…」生理中の痛みは、「コサックダンスを踊られているような下腹部の鈍痛」と興味深い表現をしてきた伊藤さん。腰には無数の針がついている剣山が刺さっています。ほかにも、頭痛や腰痛も同時に発症し、とてもつらい状態が伝わりますね。Aさん「股間が重い」ピルを飲んでいて、現在は「比較的生理はラク」というAさん。しかし、ピルを飲む前は生理痛の症状が重かったといいます。当時を思い出して表現してくれた1枚がこちらです。自分でもどのような状態なのかよく分からないほどの痛みだという、Aさんのイラスト。1tの重りがついている身体では、とにかく立っているだけでもツラそうです!Wさん「眠気が…」比較的、症状が軽めだというWさん。生理痛は特になく、ただただ眠気が襲ってくるといいます。痛みはなくてもシンプルなイラストから、酷い眠気が分かります。木ノ葉まきさん『生理1日目』『生理1日目』というタイトルでイラストを描いた木ノ葉さん。生理の1日目と2日目は、起き上がれないほどお腹が痛むといいます。その痛みが伝わる1枚をご覧ください。グラグラしている重い石を『痛み』に例えて、自力ではどかせず、波のある様子を表現したそうです。生理痛は痛みに波がある人もいます。強い痛みが生じる時と、症状が軽くて少しなら動けるという時があるでしょう。そのつらさを重なる石で表現してくれました。Hさん「子宮の中で木が伐採」生理痛と一緒に、『生理あるある』も描いてくれたHさん。まずは1つ目、生理中は前傾姿勢になってしまうという『あるある』です。腰が痛いからか、Hさんはなぜか前傾になってしまうのだとか。この作品に対し、ほかの女性社員からも共感の声が上がりました。続いて、立ち上がる前に勇気がいるという『あるある』。立ち上がる瞬間に、経血がドバっと出る人もいるでしょう。真顔で耐える様子が伝わってきます。そんなHさんの生理痛はというと…。子宮の中で、木の伐採が続いています!木を伐採する時のノコギリの振動がお腹に響いて、とても痛そうですね…。Nさん「骨が抜かれているような」生理中は腰から下に力が入らないというNさん。元から腰痛持ちということもあり、生理中の痛みは特に酷いそうです。腰からは骨が抜かれており、さらに腰周辺をトンカチで叩かれるというダブルの衝撃。魂が飛んでしまうのも分かりますね…。イラスト以外での表現も…「イラストが描けないので言葉で表現します」といった社員もいました。生理痛の症状が重い社員は、「お腹の下の臓器を、包丁で刺されているような痛み。恥骨部分をガンガンと叩かれているよう」と表現。また、「頭痛とめまいだけでもしんどいのに、腰とお腹に重りを取り付けられている感覚」と表現する社員もいました。※写真はイメージ人によって、共感できるものもあれば、ピンとこなかったものなど、さまざまでしょう。grapeの女性社員だけでも、十人十色の表現がありました。生理痛といっても、全員が同じ症状ではないということがよく分かります。「自分の生理痛がこうだから…」「知っている生理痛はこういう症状だから」と決めつけるのではなく、さまざまな症状があることを知っておくだけでも、他者への接し方や社会の意識が変わるかもしれませんね。[文・構成/grape編集部]
2021年05月20日ラウール(Snow Man)と吉川愛をはじめ、堀田真由、濱田龍臣、坂東龍汰、岡本夏美ら若手俳優が集結した映画『ハニーレモンソーダ』のイベントが昨日5月18日、ユナイテッド・シネマ豊洲にて無観客で行われた。映画タイトルにちなみ、しゅわしゅわの泡をイメージした風船パネルが飾られた今回のイベント。塩対応でソーダみたいに刺激的だけど、本当は誰よりも優しいレモンソーダ男子・三浦界役のラウールさんは「(単独で)主演の映画は初めてなので、観てくださる方の反応が楽しみです」と期待し、「今日は初めてのことがたくさんで、めちゃくちゃ緊張しています。ガチガチです」と心境を明かすと、ほかのメンバーから笑いが起こった。また「完成した作品を観るときは緊張して、恥ずかしくて仕方がなかったです。客観的に観ても心がぷるぷると潤いました」と感想を述べ、「本編を観たときはちょうどマスクをしていたので、(照れ隠しのため)半分くらい目を隠しながら観ていました」とふり返る。完成した作品を観たときは、ラウールさん、吉川さん、岡本さんの3人が居合わせたそうで、吉川さんは「前の座席に座っているラウールさんが、キュンキュンシーンになると下に消えていくんです」、岡本さんも「あんな大きい人が居なくなれるんだというくらい沈んでいました」と鑑賞中のラウールさんについて明かす場面も。そして、ヒロイン役の吉川さんはラウールさんとの共演をふり返り「最初お会いしたときは全然目が合わなくて、仲良くなるシーンはどうしようと思ったんです。ですが、”三浦界”のスイッチが入るとコロッと変わって、私の目を見てくださるようになって」と話すと、瀬戸悟役の坂東さんが、ラウールさんの人見知りエピソードとして、初対面の本読みの時に小声で挨拶をしたモノマネを披露。一方、界の元カノ・菅野芹奈役の堀田さんは「演じるときは10代の揺れ動く心情を表現するのが難しかったです。また、公開前なので詳しくは言えないのですが、何度もテイクを重ねられないシーンがいくつかあり、そこが精神的に鍛えられました。どのシーンなのか、公開されたらぜひ観て欲しいです」と見どころをアピール。印象的なシーンについて聞かれた、界と羽花のクラスメイト・高嶺友哉役の濱田さんは「印象的なのは…」と言葉が詰まり、すかさず「がんばれ!」(岡本さん)「起きてる?」(坂東さん)とフォローする場面も。続けて「羽花から相談を受けて、友哉なりに受け止めながらも、自分の思いを独り言のように話すシーンです。監督と何度も話し合いながら、探りながら撮影しました」と語った。また、ラウールさんと吉川さんも本作の印象的なシーンについて「学校に羽花ちゃんと手を繋いで入っていくところです。女の子、男の子たちから『キャー』と言われて、撮影していて恥ずかしくなってしまいました。(普段のアイドルとは違い)学校という施設の中で制服ということもあり、非日常体験ができました」(ラウールさん)、「自転車に乗るシーンです。あり得ないくらいの坂を、足を付けずにずっとあがっていかなくてはいけなくて。ものすごく暑くて、倒れてしまうんではないかと思いましたが、カメラも気にせず一生懸命漕ぎました」(吉川さん)とそれぞれコメントしていた。イベント最後には、吉川さんは「この映画はキュンキュンシーンだけではなくて、友情だったり、人間のリアルが描かれている作品です。自分も青春を味わえる素敵な作品になっていますので、一人でも多くの方に観ていただきたいと思います」、ラウールさんも「スクリーンに映し出される映像も、感心できるものになっていると思いますので、ぜひ劇場でご覧ください」と挨拶し、幕を閉じた。『ハニーレモンソーダ』は7月9日(金)より全国にて公開。(cinemacafe.net)■関連作品:ハニーレモンソーダ 2021年7月9日より全国にて公開(c) 2021「ハニーレモンソーダ」製作委員会(c)村田真優/集英社
2021年05月19日今、注目の女の子を紹介する『anan』で連載中の「イットガール」。今回はモデル・女優の岡本夏美さんです。「看護師や弁護士など専門的な役柄にも挑戦してみたいです!」と語る岡本さんの素顔に迫りました。映画、ドラマに引っ張りだこ!清純派から曲者まで演じきる!NHKよるドラ『きれいのくに』に出演中。「見る人によって受ける印象が違う新感覚のドラマです。初めて台本を読んだとき、不思議な気持ちでした。物語にからくりもあって、どんどん面白くなりますよ!」。4月末公開の『映画 賭ケグルイ』にも出演。「ほぼずっと目を閉じているんですが、たまに目が開いたり、表情の変化が面白いので注目してください!」。最近、人生初の陶芸に挑戦。「先生に褒めてもらえたのが嬉しくて、つい何皿も(笑)。他にも塗り絵をしたり夢中になることが好き」プロジェクターで一日中映画観賞!ベッドに寝転んでお菓子をつまみながら(笑)、おうち時間を楽しんでます。家族でドライブを楽しんでいます。昨年免許を取得したので、家族と一緒に自然を見に行ってリフレッシュ!ピピ君が自己肯定感を上げてくれます。教えてないのに「なっちゃん可愛いね」って言ってくれるのが嬉しい~!おかもと・なつみ1998年生まれ。放送中のドラマ『きれいのくに』(NHK総合)に出演中。4月29日から公開の『映画 賭ケグルイ 絶体絶命ロシアンルーレット』では西洞院百合子を怪演。※『anan』2021年5月5日-12日合併号より。写真・土佐麻理子文・松下侑衣花(by anan編集部)
2021年05月04日昆夏美が、谷賢一の作・演出によるKAAT神奈川芸術劇場プロデュース『人類史』に出演する。これまでミュージカルを主戦場としてきた昆にとって初めてとなる、ストレートプレイ作品への挑戦。初日を約2週間後に控えた思いを語ってもらった。KAAT神奈川芸術劇場プロデュース『人類史』公演・チケット情報人類200万年の歴史が、約120分で描かれる本作。ヒトはなぜ他の生物を押しのけ、地球の頂点に君臨することができたのか──。世界1,200万部を突破したベストセラー『サピエンス全史』に着想を得た谷が、二足歩行・言語の獲得・農耕の開始・科学革命といった人類の進化におけるターニングポイントを、無言劇・音楽劇・会話劇をハイブリッドさせながら舞台に立ち上げる。類人猿から天才数学者まで、今回さまざまな役に扮する昆は「新しい自分に出会えそうな予感がしています」とこのチャレンジを前向きに捉え、日々の稽古に取り組む。苦労しているのは、一幕冒頭で描かれる類人猿のリアルな動き。「膝を地面につけず、手と足のみで体を支える四足歩行をやったら……全身筋肉痛で」と苦笑しながら、肩こう骨から腕を回すなどゴリラのような動きを再現してみせた。一転、ガリレオの唱えた地動説が市井の人々に波紋を広げていく二幕は、数式や科学用語がバンバン飛び交う会話劇だ。ここで昆が演じるのは、数学・物理学・天文学の知識に長けた神童アウグスト。宇宙の摂理を数式で解明するシーンでは大量のセリフが待ち受けており、内容の難しさに圧倒されながらも「理解すれば自然と口を突いて出てくるはず」とめげる様子はない。「神や宗教といった“虚構”を信じる力が人類を発展させた」という『サピエンス全史』で提唱されている学説も、本作にはふんだんに盛り込まれる。国家の存在に疑義を唱えた奴隷が殺されてしまう古代エジプトや、行き過ぎた信仰が村八分を生むペスト大流行のエピソード、地球や宇宙についてもっと知りたい、繋げたい、と探求してきた人々の歴史を挙げながら、昆は「こうした歴史を私たち人類の“原点”と俯瞰できるのがこの作品の魅力」とまっすぐに伝えた。数万年単位で時を跳躍しながら進む物語には、どの時代・場所にもなぜか同じ容姿をした若い男(東出昌大)、若い女(昆)、老人(山路和弘)が登場する。この三者がどのように交差してホモ・サピエンスの歴史を紡ぐのか、またKAAT上演の『三文オペラ』(2018年)で谷とタッグを組んだドレスコーズの志磨遼平が手がける音楽にも注目したい。公演は10月23日(金)~11月3日(火・祝)に、神奈川・KAAT神奈川芸術劇場 ホールにて。チケット販売中。取材・文:岡山朋代
2020年10月16日劇作家・演出家の谷賢一作・演出舞台「人類史」に、東出昌大、昆夏美、山路和弘がメインキャストで出演することが決定した。いまから約10万年前。まだサルの一種に過ぎなかった人間は、肉食動物に追い回され、両手両足を使って地べたを這い回り、木の実や虫を食べて暮らしていた。それがあるとき二足歩行を始めたことで道具・言語・火などを手に入れ、またたく間に文明を開花させ動物界の頂点に立つ。やがて高度な社会を形成し、ついには科学の力によって宇宙の仕組みにまで到達することになるが、その驚異の発展を支えたのは「想像力」。物語は、数万年単位で時間を跳躍しながら進んでいき、どの時代・どの場所にも何故か同じ顔・姿をした「若い男」「若い女」「老人」が登場。それらは遠い先祖・子孫の関係のようにも見えるし、生まれ変わりのようにも見える。同じ顔・姿をしたこの三者を中心に10万年の人類史を駆け抜ける――。福島と原発の歴史を問い直した「福島三部作」で社会問題に鋭く切り込み、岸田國士戯曲賞・鶴屋南北戯曲賞をW受賞した谷さんが次に挑戦するのは、人類の歴史。人類が力の強い他の生物を押しのけてこの地球の頂点に君臨できたのはなぜか?その謎をホモ・サピエンスだけが持つ「虚構を信じる」という特殊な能力から読み解いたユニークな学説に着目し、言葉、身体表現、音楽が混然一体となった演劇ならではのアプローチで人類史を描く。音楽は、志磨遼平(ドレスコーズ)が担当し、「三文オペラ」で意気投合した最強コンビが壮大な世界観を表現する。また、音楽と並んで作品の重要な要素となる振付は、森山未來とのコラボレーションなどにも参加しているエラ・ホチルドが担当。物語の中心となる若い男・若い女・老人は、東出昌大、数々のミュージカル作品で活躍中の昆夏美、声優・俳優と幅広く活躍し、谷さんからの信頼も厚い山路和弘が演じる。ほかにも、演劇と身体表現を融合させる試みを体現する重要な役割は、谷さんとエラがオーディションで選んだ16人の俳優・ダンサーが担う。なお、チケット一般発売は9月19日(土)、KAme(かながわメンバーズ)先行発売は9月12日(土)となる。●コメント<谷賢一>怒涛のように、濁流のように通り過ぎる日常を一時停止して、人間について考える。人生について考える。それこそが劇場の意義だ。こうも慌ただしい日々を生きていると考えが及ばないが、「人間とは何だろう?」、そう改めて考えることができる場所が劇場である。劇場は省察の場所であり、哲学の場所であり、祈りの場所だ。本作『人類史』とは大きく出たが、要は人類がどう成長し、繁栄して来たかを描く一つの成長物語である。なぜ人類は他の生物を圧倒し得たか? どのように文化やコミュニケーションを発展させてきたか? その変遷をエラ・ホチルドの振付によるダンスと志磨遼平の作曲による音楽、そして演劇で描き出す。日常を一時停止して、考えてみよう。人類とは一体どのようにして、今日ここまで辿り着いたのか?<東出昌大>初めにお話を伺った際はその壮大なテーマに目を見張りましたが、今は演出の谷さんの向かれている方向を、共に見据えている心持ちです。視線の先にどのような地平が広がっているのか、今から稽古の日々を心待ちにしています。<昆夏美>今回このお話をいただいた時に、我々人類の歴史という、大きなスケールをどのように1つの作品にまとめるのかと興味と期待が膨らみました。演劇という表現の自由の可能性を持ってこそ、体現できる部分もあるのではと思います。難しそうな題材だと思う方もいると思います。でもまずはそれでいいと思っています。正直私も人類がどのように進化したのかと深く考えたことがありませんでした。この舞台で一緒に考えてみませんか?<山路和弘>人類史…。そりゃ毛皮のパンツにモジャモジャ頭、石の貨幣…etc。思い浮かべるのはその辺りか。ポスターを撮るというので髪は切らない様に心掛け、いざ現場へ。え?洋服?それもチョイとおしゃれな…。ハナっから裏切られたこの舞台、稽古場もさぞや気持ち良く裏切ってくれる事だろう。演出家谷賢一。楽しみだ。そしてしばらくひっ込んでろ、腰痛!コロナ!KAAT神奈川芸術劇場プロデュース「人類史」は10月23日(金)~11月3日(火・祝)KAAT神奈川芸術劇場<ホール>にて上演。(cinemacafe.net)
2020年08月31日関西の人気オーケストラ「兵庫県立芸術文化センター管弦楽団(PAC)」による特別演奏会「ベートーヴェン生誕250年佐渡裕音楽の贈りものPAC with ベートーヴェン!」シリーズがスタートする。第1回目となる9月12(土)・13(日)公演では、交響曲第1番&第3番「英雄」を披露。記念すべきシリーズに華を添える。新型コロナウィルスの影響により、2020-21シーズンの定期演奏会開催を当面の間取りやめることを決定している同楽団だけに、定期演奏会に変わる特別なシリーズのスタートは、ファンにとってたまらない贈り物と言えそうだ。指揮はもちろんPAC芸術監督を務める佐渡裕。ベートーヴェンが29歳の時に完成させ、世の中にその才能を知らしめた名作「第1番」と、交響曲の新たな可能性を切り開いた名作「第3番“英雄”」。2曲の間に流れる4年の時間がベートーヴェンに与えた変化と進化とはいったいどのようなものっだったのか。そのあたりの聴き比べも意識しつつ、兵庫県立芸術文化センターに足を運びたい。公演日2020年9月12日(土)・13日(日)開演14:00 (開場13:00)会場芸術文化センターKOBELCO大ホール料金A ¥4,000/B ¥3,000/C ¥2,000/D ¥1,000出演佐渡裕(指揮)、兵庫県立芸術文化センター管弦楽団(PAC)プログラムベートーヴェン:交響曲 第1番ベートーヴェン:交響曲 第3番「英雄」
2020年08月18日